もちろんD_Driveは4人で出演するが、ココでの主役はYukiちゃんChiikoちゃん…ということになるだろう。 楽しみだ~! 17日6:30からNAMM会場近くのライブハウス「House of Blues」にて。 コレだけかと思っていたら、もうひとつ演奏の機会が舞い込んで来た。 それはロンドンでもやったんだけど、マスコミ関連の人たちの前で演奏する「Showcase Live」というモノ。 こちらはSHE ROCKSの前日の7:30からハリウッドの「The House of Machines」というところで。 アナハイムからハリウッドまで結構あるんだよね~。 時差ボケの老体にはキツイ仕事になることは間違いないけどカメラを持って頑張って来る!
出演はD_Driveの他にMarshall Liveでもご一緒させて頂いたレーベル・メイトのPress to MECO。 コチラも楽しみだ。
この『SHE ROCKS AWARD』は「The Women’s International Music Network (略称the WiMN)」という文化団体が運営していて、音楽産業の発展に貢献した女性に与えられる賞で今回で8回目を数える。 開催は2020年1月17日。NAMMの会場の近くの「House of Blues Anaheim」。 ヨカッタね近くて。 ハリウッドなんていったら大変だからね。もう移動するだけで眠くなっちゃうよ。 ライブ演奏、感動のスピーチ、スターの登場、オークション等々盛りだくさんの内容になるようだ。 今回の受賞者の中にはスージー・クアトロの名前も見える。
このウェブサイトの中のD_Driveの紹介文がまたいいのいよ! 「This year’s opening performers will be Japanese act D_Drive, hosted by Marshall Amplification. Consisting of Seiji and Yuki on guitar, Toshi on bass and Chiiko on drums, they play high energy, instrumental rock music with a combination of jaw-dropping guitars and a fireball rhythm section delivering a unique sound.」 とある。 チョットやってみようか? 「今回のオープニング・パフォーマーはMarshall Amplificationの招聘によりD_Driveが務めるでしょう。 ギターにSeijiとYuki、ベースにToshi、そしてドラムスにChiiko。開いた口がふさがらないギター・プレイ、そして火の玉のようなリズム・セクションからなるハイ・エナジーなインストルメンタル・ロックでユニークなサウンドをお届けします」
いいね~。 ナゼいいのかと言うと、文中の「開いた口がふさがらないギター・プレイ、そして火の玉のようなリズム・セクション(jaw-dropping guitars and a fireball rhythm section)」というのは私が考えた表現なのだ! ネイティブさんが私ごときの英語をそのまま使ってくれるなんてうれしいじゃんよ!
もうひとつテンション上がったのはGenesis。 仕事柄、私もずいぶんたくさんのイギリス人と付き合っているけど、インタビューにもあるように、「Genesisがスキ」というイギリス人に会ったのはもしかしたらスティーヴが初めてかも知れない。 「Afterglow」のチェスター・トンプソンのフィル(ザッパの「More Trouble Everyday」)の話で盛り上がっちゃったりして! 私が観た1978年の『And Then There Were Three』ツアーの東京公演のプログラムを見せるとスティーヴは大興奮。 その時に撮影したのが下の写真。 納豆以外は何でも大丈夫だそうで、家内の手料理をとても美味しそうに食べてくれた。 ホント、楽しかったナ~。
そして今、GRAND SLAM。 時空を超えてそのデビュー・アルバムがMarshall Recordsからリリースされる! タイトルは『Hit the Ground』。 収録曲は全部で10曲。 1. Gone Are The Days 2. 19 3. Hit The Ground 4. Military Man 5. Crazy 6. Dedication 7. Long Road 8. Sisters Of Mercy 9. Crime Rate 10. Grand Slam
それに先立ってアルバㇺ・オープナーの「Gone Are the Days」が9月6日に先行配信された。 「Gone are the days」…思いっきり倒置が起こっていますな。 でも、コレは文法の理屈を勉強するより決まり文句として覚えた方がよさそう。 「Gone are the days when~」と「when節」をともなって「~は遠い昔になってしまった」という昔日を振り返る時にピッタリの表現。 「Gone are the days when the prog rock was going around」ってか? コレに続けたくなるのはデューク・エリントンの超名曲「Things Ain't What They Used to Be」。 「物事は元のままにあらず」という意味から「昔はヨカッタね」という訳が当てられる。 けだし名訳!
そして、GRAND SLAM。 この「Gone Are the Days」を聴いてみる。 イヤイヤ、昔のままじゃないか! もしフィル・リノットが歌っていたらThin Lizyyと言っても何の違和感もない。 この曲が『Bad Reputation』あたりに入っていても何らおかしくない。 そりゃ本人がいたバンドなんだから当然なんだけど。 とにかく、遠い昔になってしまったアレは、元のままだった!
私は1977年の『Bad Reputation』からThin Lizzyをリアルタイムで聴いたんだけど、ものスゴく好きだったな~。 今でこそ、リノットだ、ライノットだってやってるけど、その頃、私の周りではThin Lizzyを聴いているヤツなんて1人もいなかったよ。 ピンク・レディとかキャンディーズばっかりだった。 ロックと歌謡曲が分かれていて、共にクォリティが滅法高い音楽をクリエイトしていた時代。 これこそ私の「Gone are the Days」。
前回来た時、地下のトイレのカギが壊れていて、閉じ込められちゃったのね。 トイレの中から「Somebody help me out!」と大声を出したところ、誰かが外からドアを開けてくれたの。 ドアが開いた時、開けてくれた人にお礼を言おうと思ったのに誰もいなかった。 アレは幽霊が助けてくれたのかも知れない。
そう、ロンドンって「London Town」っていう言い方をするでしょ? コレがまたステキだ。 私が自分の街を「Tokyo City」なんて呼んだところでバカ丸出しだ。 「ロンドン・タウン」…The Kinksのヒット曲「Dedicated Follower of Fashion」にも「♪'Round the boutiques in London Town」なんて出て来るわネェ。
ま、極めつけはそのものズバリのポールかな? このアルバムのタイトル曲、とてもいい曲なんだけど特にロンドンの魅力を歌っているワケではないようだ。 それにしてもこの曲のMV、呆れるほどカッコ悪いな。 ちなみに、ニューヨークのマンハッタンには「Big Apple」っていうニックネームが付いてるでしょ? ロンドンのアダ名は何ていうか知ってる? 「Big Smoke」っていうんだって。 私が滞在していることを知っていて、たまたまロンドンに用事を足しに出て来たMarshallの仲良しが後にこういうメールをくれた。 「We were in Big Smoke yeasterday!」 私も彼がロンドンに来ていたことを知っていたのでそのメールを見て、てっきりロンドンで大火事でもあったのかと思い、インターネットでニュースを見て調べちゃったよ! もちろんコレは「霧のロンドン」時代の名残り。 アレ、「霧」っていうのは暖炉の煙ですからね。 実際、ホンの少しロンドンの中心から離れた住宅街に立ち並ぶ無数の煙突を見ると、昔はさぞかしスゴイ煙だったことが容易に想像できる。 『メリー・」ポピンズ』の「Step in Time」みたいなヤツね。 それらの暖炉はもう今では全く使われていないので、私は「霧のロンドン」を見たことがない。 「霧の甲府」なら知ってるけど。 アレは路面の凍結予防に古タイヤかんなんかを燃やした煙だったんだよね? とにかく「Big Smoke」も知らない私の「ロンドン道」はまだまだ序の口ということよ!