【NAONのYAON 2016】 vol.2:Gacharic Spin、BAND-MAID & Cyntia登場!
オープニング・アクトが終了する頃にはすべての客席が埋まり、熱気が一気に高まる。
すると聞き慣れた声が!
「みんな楽しんでる~?NAONのYAONへようこそ~!今年も野音に戻って来たぞ!」
恵子さんの登場!
「今年もみんなで楽しもうと内容テンコ盛りにしちゃいました。今年はオリンピックがあるので後半はそのあたりもテーマに入れてあります。」とご挨拶。
カンカンカンカンカン、いつも通りこの辺りで聞こえて来るゴングの音。
今年もおなじみの「時の番人」が参加してくれた。こういう長尺のイベントは時間が「命」だでね。
LLPW-X(Ladys Legendary Professional Wrestling )の神取忍。
神取さんもさそり座なのね?
「今日もビシビシ仕切っていくのでよろしく!」
井上貴子。
「時間厳守でいきますよ~!」
あ、貴子さんもさそり座だ!
そして、遠藤美月。
アッレ~、美月さんもさそり座だ~!
…と騒いでいるのは当然私がさそり座だからなのです。sun-goさんもさそり座ね。
「時間厳守」といえば…NAONのYAONのいいところは、ステージ転換への気遣いなんだな。
私もMarshall他のイベントで何回も台本を書いているけど、一番頭をヒネるのは「転換」の部分なのね。
出演者が多いイベントは、どうしてもステージ上のセットを何回も換える必要が出て来るからね。その準備の時間、いかにお客さんを飽きさせないようにするか?…ということ。
25分演奏して20分転換なんてイベントあるもんね。「転換の間はお客さんの放置プレーをお楽しみください」…みたいの。
何のことはない、イベントの半分は転換で、セッティングを観に行っているようなもんだ。
だから、こないだのMarshall GALAも考えに考えた。台本を何回も書き替えてとにかくお客さんを飽きさせないように構成した。
結果、おかげさまで皆さんから大絶賛を頂戴することができてうれしかった。
NAONのYAONもそういう配慮が十二分になされていて、転換の間もショウの一部になっている。写真を撮っている私には休憩が一切なくなるという難点もあるが、転換の間ボーっとしているよりははるかにいい。
…ということで、コレで今回もテキパキとしたイベントになることは間違いなし。
いよいよ始まるよ!
恵子さんの音頭でみんなでカウントダウン。
「5、4、3、2、1!」
最初に本編のステージに上がったのは、GACHARIC SPINとSHOW-YAが合体したスペシャル・バンド。
そこに中村あゆみ、杏子、相川七瀬が加わった。
sun-goさんのMarshall。
ヘッドはJVM410H。
キャビネットは1960BDM。
2013年にNAONがYAONが復活した時からズッと同じ。
その安定のMarshallサウンドが今年も日比谷の街にこだました。
そして、Gacharic Spin。
曲は「BOMBER GIRLS」。いつもとは異なる演出に冒頭から盛り上がる!
そして、恵子さんが次の演目を紹介する。
「次はGacharic Spin!よろしく!」
1号 まい(左)と3号ねんね。
ドラムとボーカルはもちろんはなだ。
1曲目は、NAONのYAONの10日後にリリースされたシングルCDから「アルプスの少女」。
前回は1曲5分の間、まったく間断なく走り続けるという荒行を見せてくれたパフォーマーの2人。
今回も人間の肉体の能力の限界に挑戦しているかのような暴れようだ!
2曲目は同じく先のシングルに収録されている「シャキシャキして!」。
ボーカルはドラムのはなちゃん。
ノッケから観客をあおりまくったKOGAちゃんの暴れようも素晴らしい!
この曲でもチョッパー・サウンドが鳴り響いた。
「チョッパー」って懐かしい響きだな。
Brothers Johnsonか…。当時、ファンクなんてまったく関係のないヤツもLouis Johnsonだけは知ってたもんね。それにしても昭和が遠くなったナァ。
いつでもどこでもニコニコ。TOMO-ZOちゃんのギター・プレイも華麗にブッ飛んだ!
5人が一丸となった火の玉のようなパフォーマンス…まるで台風!
今年もドーっとやって来て、暴れるだけ暴れてくれた!
最後はおなじみのけん玉パフォーマンス。
今回はねんねちゃんがチャレンジ。
もちろん一発でキメた!
あ~、ハナっからスゴかった!
終演後は恵子さんとのトーク。
これもNAONのYAONの楽しみのひとつ。
Gacharic Spinの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site
モノクロの衣装に包まれてステージに後ろ向きで立つ4人。
「お給仕、始めます!」
ナンダ、ナンダ、今度はッ?!
NAONのYAON初登場のBAND-MAIDだ!
「いそうでなかった、メイドのバンドのガチロック」を標榜し、2013年7月に結成された5人組。
大人気。
しかし、「メイド」に人気が集まるとは想像だにしなかったね~。
もう大分前の話になるけど、イギリスの友人を秋葉原に連れて行ったら、メイドの格好をして喫茶店のチラシを配っている女の子を見て飛び上がって驚いていた。
「おいおいシゲ!彼女たちは一体何をしているんだっ?! どうしてああいう格好をしているんだ?!」と興味津々で尋ねてきた。
一応説明をしておいて、「Seeing is believeing!行ってみればわかるよ」と勧めたけど行かなかった。
1曲目は「REAL EXSISTENCE」。
ルックスはメイドさんでもサウンドはへヴィネスの権化。
彩姫ちゃんと…
ミクちゃんのツイン・ボーカルが魅力的だ。
2曲目は「Thrill」という曲。
ギター・ソロにつなぐところがまさにスリリング!
しかし、へヴィだわ~。
そのサウンドに圧倒されてせっかくのメイド・ルックスの印象が薄まってしまうくらい!
BAND-MAIDの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site
3番目に登場したのはNAONのYAONではもうおなじみのCyntia!
それでもバンドとしての出演は一昨年以来かな?
SAKIちゃん、YUIちゃん…メンバーに変化なく順調に快進撃を続けている。
ベースのAzu。
Azuちゃんとは長いんだ~。LAZYgunsBRISKYの頃からの付き合い。
とても気立てのいい娘でね~…って、オレはオヤジか!?
愛用のMarshall VBC412。
今はもう生産していない4x12"のベース・キャビネットの名器だ。
「暁の華」、「リックリリック」の2曲を披露。
キーボードのAYANOちゃんは例年通りこの後も随所でキーボードをプレイしてくれた。
余裕シャクシャクのパフォーマンスに観客から大喝采を浴びた。
Cyntiaの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site
(一部敬称略 2016年6月12日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)