Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。
【マー索くん(Marshall Blog の索引)】
【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
【CODE/GATEWAYの通信トラブルを解決するには】

チャンネルMarshall Japan Feed

2024年2月15日 (木)

金光健司とNATAL ~ZENITHの魅力~

 
【お詫び】
今日はまずお詫びから。
過日、NATALから『ZENITH』という新商品が発売されたお知らせをMarshall Blogに掲載した。
その際に「ZENITH」は「ゼニス」ではなく「ズィーニス」と発音するべき…と書いた。
このことは「ウスウス」ではなく「ハッキリ」と覚えている。
ところが!
コレがすっかり「ゼニス」だったんですわ。
「頂点」とか「最高点」とかを意味する「zenith」という英単語を「ズィーニス」と発音することは確認していたんだけど、このNATALの「ZENITH」を紹介する海外のビデオを見ると、皆さん「ゼニス」と発音していたのだ。
コレにはマイッた!
そして考えた…意地と根性で私だけこのまま「ズィーニス」で通そうか…?
イヤイヤ、それでは夜郎自大のそしりも免れないので、今後この商品は「ゼニス」と潔く改称する決心をした。
となると「ズィーニスである」と言い張った記事はどうするのか?
また考えた…記事にドリルで穴を開けるワケにもいかないのでシレッと消しちまおうか?
イヤイヤ、ココは記事を撤回しないことにした。
あのままにしておき、ココで説明責任を果たして終わり。
そして、今後は与えられた職務をまっとうし、残された職責を果たすことに邁進致します…なんて書くといかにも軽いか?
ということでお詫びして訂正し、これからは「ゼニス」という呼称を使用致しますことどうぞよろしくお願いします。Nz さて、そのゼニスのリリースに合わせて金光健司によるNATALドラムスのビデオを作りました!
初めてのNATALのビデオ。
10ドラマーとしての金光さんについては改めて説明するまでもないでしょう。
金光さんにはNATALが初めて日本に入って来た11年前からずっとNATALを愛用して頂いているのだ。
 
MOONSHINEでも… 
20Strange,Beautiful and Loudでも…30はたまたJill's Projectでも…
 
金光健司とNATALは一心同体なのだ。40今回のビデオではゼニスを使った実演を交えてタップリとNATALについて語って頂いた。50ライブではいつもステージの後方に陣取ってモクモクとリズムをジェネレイトすることに専念しているが、実は金光さんってベラボーにトークがお上手なのです。
「こういうことについてしゃべってください」と、トークの内容について前もってお願いをしていたのだが、この日も期待をはるかに超えるパフォーマンスを披露して頂いた。
カンペはおろかメモも一切使わず、すべてアタマの中にあることを澱みなくしゃべった頂いてのオール・ワン・テイク。
一度もやり直しなし!
こんなこと…本当に思っていることでなければこんなに「立て板に水」でしゃべることは絶対に不可能だ。
つまり金光さんの本心が語られているというワケ。
10_kt2 内容はまさに百戦錬磨のドラマーならでは。
その金光さんの理論的にして簡潔な言葉を通し、間違いなくNATALの魅力が伝わると思う。
10_kt3 「NATALドラムスとの出会い」、「ナゼNATALドラムスを気に入っているか」から始まって…
130「ゼニスの魅力」まで、長い間第一線で活躍して来たドラマーの目と耳と手足でシッカリと洞察して頂いたのだ。
140vもちろんドラミングも見逃すことはできない。
金光さんのドラミングには決して彼にしか生み出すことのできない独特のグルーヴがあって、私はMarshall Blog内で勝手に「金光ビート」と呼んでいるが、その魅力もタップリ味わって頂けるビデオになったと思う。150「ドシャメシャと音数が多ければいい」式のドラミングとは全く異なる大人のドラムス。
ライブの場で金光さんのドラミングを単独で聴ける機会はまずないであろうから、そういう意味でも貴重なビデオになったのではなかろうか?0r4a0069四の五の言っても、私としては金光さんがとてもNATALを好いていてくだることがよ~くわかったのが一番の収穫だったし、何よりもうれしかった!
次回、ゼニスでのステージを楽しみにしております。170v今回公開した当該のビデオはコチラ。
金光さんがビデオの中で紹介してくれている「レトロ・リヴァイバル」を標榜したゼニスはビンテージ・テイストタップリ!
110

1205種類のフィニッシュをご用意しております。
 
Forge Black(フォージ・ブラック)
「forge」とは「鍛造」という意味。
すなわち、金属を叩いて圧力を加えて強度を高め目的の形状に成型すること。
もちろん名前はイメージで、シェルが金属製というワケではありません。
シェルは「メイプル+アッシュ+メイプル」の3プライ構造です。60

Forge Blue(フォージ・ブルー)70 Forge Red(フォージ・レッド)
90Pink Frost(ピンク・フロスト)
「frost」は「霜」ね。
もちろん「霜」と言ってもイメージで、シェルが凍ったりしているワケではありません。
シェルは「メイプル+アッシュ+メイプル」の3プライ構造です。

80Silver Frost(シルバー・フロスト)100ゼニスの詳しい情報はコチラ⇒日本語版NATAL公式ウェブサイト 

 
☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
 
骨太なロックがスキ!という方におススメなのはBAD TOUCH!
筋金入りのブリティッシュ・ハード・ロックをお楽しみアレ! 
 
<Lift Your Head Up>

<Skyman>


Marshall Recordsからのファースト・アルバム『Shake a Leg』絶賛発売中!

7bad_touch Marshall Music Store Japanでお買い上げのお客様にはMarshall特製スクエア・ロゴ・ステッカーを3枚プレゼント!
 
お求めはコチラ⇒Marshall Music Store Japan9img_9727 

200 (一部敬称略)

2023年12月21日 (木)

Aahum(アウン)の単独公演

  
今回はチョイとオシャレなところへやって来たよ。
場所は六本木。
「キーストンクラブ東京」というジャズのライブのお店。
プログラムはRED ORCAのギタリスト、同道公祐が今年5月に立ち上げたAahn(アウン)の単独公演。10開演時間になって公祐くんが1人でステージに姿を現した。70ピックを口にくわえ、シャンソンのスタンダート「La Mer」を想起させる美しいメロディのバラードをア・カペラ披露。
何とキレイなクリーン・トーン!
80そして、弾き語りで「太陽」を演奏。
90vそして、リズム隊の2人が合流する。100_ms後藤マサヒロ120v高浦”suzzy”充孝130vAahumのメンバーが揃ったところで演奏したのは「Mistake Shot」。140ギター・ソロになると猛烈にテンポがアクセルレイトして強い熱気を放出した!150vところで、今日はジャズのお店ではあるけれど、ステージにはMarshallが2台もセットされているのです。170しかもSTUDIO JTM!10_0r4a0208公祐くんが使ったのは1x12"コンボのST20C。
やっぱりメチャクチャ音がいいな~。180ジャンプ(=リンク)を施してバランスの良いサウンドを作り出した。190ところで公祐くんがMarshall Blogに登場するのはコレで3回目。
スカイツリーの下のミズマチ内にある「Lattest Sports」というお店で月に1回開催している、現在では「Guitar Canvas」と名称を替えたイベントのレポートに過去2回登場して頂いているのだ。
200「いつもとは雰囲気の違うオシャレなお店でヤバいですね!
皆さん、ココはご存知でしたか?…キーストンクラブ東京」210イヤ、東京のお店は存じ上げなかったが、サンフランシスコにあった「Keyston Korner(キーストン・コーナー)」というジャズのハコはもちろん知ってた。
行ったことはないけど(今は閉店してボルティモアで営業している)。
元はバーで、そこをライブハウスに改造。
その当時はエルヴィン・ビショップ、ボズ・スキャッグス、ポインター・シスターズらが出演していたらしい。
後にジャズのライブハウスに転身。
初期の頃はソニー・ロリンズやアート・ブレイキーが出演し、マッコイ・タイナーやビル・エヴァンス、ベティ・カーターやスタン・ゲッツも出るようになった。
だって下の看板を見なよ。
デクスター・ゴードンのカルテットにブレイキー、マイルス、それにジョージ・ベンソンだぜ!
コレは夢かッ?
でもね、コレは時代のせいだと思う。
開店が1979年と遅く、「ジャズ」という音楽が時代遅れになっていたため、こうしたレジェンド級のミュージシャンでも演奏する場が極端に少なくなっていたのではなかろうか?
東京のジャズのライブハウスと同じ状況よ。220この店は音響がヨカッタのか、ものスゴいたくさんのライブ・レコーディングをしているんだよね。
さっそくウチには何があるかな?…とレコード/CD棚をまさぐってみると…。
下の4枚ぐらいしか見つからなかったわ。

230cd240cd

250cd_2

260cd そして、東京のキーストン。
演奏はベースからスタートしたキーを「Bm」に据えたファンキーなジャム。290リズム隊の2人のソロをタップリとフィーチュア。300そして、公祐くんが暴れ回るという寸法。280v
突然場所は替わってココは長崎。
こんな会話が聞こえて来る。
「コレ、使っとるの?」
「使っとる…バッテン、持ってってよかとよ」0r4a0068 ということで、続けて「Scuttle Buttin'」。
みんなコレ好きね~。
私はレイ・ヴォーンが出て来た時にはもうロック系の音楽を聴いていなかったので、彼については全くの門外漢なんだけどこの曲だけは知ってる。
270ところで、以前から「Scuttle Buttin'」とはナンじゃろな?と思っていたんだよね。
「スカットル・バッティン」なんてヘンな言葉じゃん?
スラングで「Scuttle Butt」という名詞が元になっている…意味は「ウワサ」。
コレはどういうことか?
「scuttle」というのは「フタのついた小窓」のこと。
「butt」は「尻」ではなくて500ℓの容量の大樽を指す。酒樽だわね。
昔、アメリカの船乗りはこの大樽に水を蓄えて航海に出ていた。
そして、水を取りに集まる船乗りたちはこの樽の周りでするウワサ話で盛り上がった。
そこから「scuttle butt」が「ウワサ」という意味に転じたらしい。
320「水を得た魚」にように公祐くんは楽しそうに弾いとったよ!
310v_sb「改めましてこんばんは!
『Aahum』です。皆さん、楽しんでますか?
こんなオシャレなところでこんな爆音出してていいんですかね?
お店の方に『こんなの初めてです』って言われました!」Img_5999_2 ココで最初のゲストが登場してカルテットに。
曲は「Dear K.C.」。330_dkc土橋くん。
公祐くんのお弟子さんで、どうしてもこの日のライブに連れて来たかったのだそうだ。340v土橋君はSTUDIO JTMのヘッド「ST20H」と2x12"キャビネットの「ST212」を使用。350vさらに次の曲ではピアノのガクちゃんが加わってクインテット体制に。360_rb小気味よいファンク・ビートに乗って思い思いのソロが飛び交った。380ガラッと変わって公祐くんの歌を交えた「プルースト」。
今風のサウンドやね。390v_pltそして、ゲストを交えた演奏の最後はハードなジャム!
400ガクちゃんはア・カペラでソロ。410vもちろん公祐くんんもエキサイト!420_emコレぞジャム・セッションの醍醐味。
楽器同士の当意即妙な会話が展開し、バツグンの盛り上がりを見せた。430Aahumの3人に戻ってジミ・ヘンドリックスの「Voodoo Chile」。
コレは御茶ノ水の野外イベントでも演奏した公祐くんのオハコ。440v続けて「Doping Brain」。440本番の最終セクションは、飛び入りのゲストを迎えて「Wanderwall」…450v「Error Number 402」で本編を締めくくった。460そして、アンコール。
飛び入りゲストを迎えたまま、現在進行中のオリジナル・ギターのプロト・タイプを提げて1曲演奏してこの日のプログラムを終了した。
満席のお客さんは大よろこびの様子だった!
480vで、ですね。
公祐くんがこの日に使用したSTUDIO JTMのデモ・ビデオに登場してくれました。
上手にSTUDIO JTMを使ってくれています。
是非ご覧くださいまし!

200_3 (一部敬称略 2023年11月16日 六本木キーストンクラブ東京にて撮影)

2023年12月 6日 (水)

松浦和亦 PLAYS Vintage Reissue PEDALS


今回は「Damian Hamada's Creatures」や「伝々夢史」で活躍中の松浦和亦によるビンテージ・リイシュー・ペダルのデモ・ビデオのご紹介。
 
しかし…このビデオの仕事ってのはホントに手がかかるわ~。
コレが正真正銘「Time-consuming job」ってヤツだな。

ビデオ1本作るのにマーシャル・ブログを20本書くぐらいの労力が要るわ。
内容を考えて、台本みたいなモノをまとめて、デモンストレーターに説明して、アンプを並べて、照明をセットして、マイクと録音機材を準備して、撮影して、録音して、スチール写真を撮って、録音した音声を書き出して、録った動画をチェックして、動画編集ソフトに取り込んで、動画や音声をチョキチョキ&ペタペタ切ったりハッタリして、外部の画像を取り込んで、字幕を動画に貼り付けて、何度も何度も何度もビデオをチェックして、出力して、YouTubeに投稿して、Marshall Blog書いて、SNSで告知して…コレを1人でやってるんだけど………コレが存外にオモシロイな。
一旦、この作業に取り掛かってしまうと何しろ他の仕事ができなくなってしまうのが大きな難点だわ。
正直、もう少し多くの人に見てもらえると張り合いが出て来るんだけど、私の作品は時代にそぐわないんでしょうナ。
でも、私はこの路線を崩すことはないでしょう。
こういう商品の紹介を専門にやっている若い人たちが世の中にはたくさんいるようだけど、古い人間の私はナゼそれらがウケるのかが皆目わからない。
このビデオの仕事は商品の魅力を伝えるのが一番の目的なので、誰がデモをしても構わないとは思うけど、楽器というのは音楽を創る道具なんだから、やっぱり実際の現場で自分たちの音楽をクリエイトしているミュージシャンが紹介するのが一番だと考えるワケ。
ミュージシャンではない人が商品の説明をするだけなら楽器屋さんに行きなさいよ!と言いたいワケね。
ああ、私ってナンて古いんだろう。10さて、今回も4つのリイシュー・ペダルが登場するよ。
 
まずはBLUES BREAKER。20vDRIVE MASTER…カズマくん、エラく気に入ってたわ。30vそして、実際のステージでも使用しているThe Guv'nor。40vMarshall歪みペダルの「ラスボス」と形容したSHRED MASTER。50vこの4種類を「はじめクリーン、あと歪み」という段取りでデモしてもらった。60v前回はSTUDIO JTMのデモを担当して頂いたが、今回はそれを使わずORIGINにご登場願った。701×12"、20Wのフルバルブ・コンボ「ORIGIN20C」だ。
さて、カズマくんの評価はいかに?

80今回も最後にスペシャル持って来た。
カズマくんがD.H.C.の傍ら取り組んでいる、日本の寓話・説話をヘヴィメタルで表現するバンド「伝々夢史」のキラー・チューン「キミカヅク」をインスト・アレンジで1曲演奏してもらったのだ。100s動画やら音源やら字幕やら、今回も8分のビデオに100ケ近くの素材を使ったよ~。
私も凝り出すと徹底的にやりたくなっちゃう方なんで…。
コレがそのビデオ。

松浦和亦、Marshallビンテージ・リイシュー・ペダルともによろしくお願いします。
 
Damian Hamada's Creaturesの詳しい情報はコチラ⇒Official Website
伝々夢史の詳しい情報はコチラ⇒Official Website

90
 

200 (一部敬称略 Marshigeスタジオにて撮影)

2023年11月29日 (水)

【BREAK the CODE】vol.23~NERVOUS BREAKDOWN/SHINJI

 
久しぶりの『BREAK the CODE』。
2020年夏、コロナ真っ盛りの頃、D_DriveのYukiちゃんでスタートして今回で23本目。
ナンダカンダこの3年でずいぶん色んな変化があったナァ。
10s「BREAK the CODE=その暗号を解読せよ」ということで、その周辺に目を当てると…。
イギリスの最高額紙幣である50ポンド札の図柄が、第二次大戦中のドイツの難攻不落の暗号「ENIGMA(エニグマ)」を解読することに成功した数学者、アラン・チューリングになった。
長年にわたるイギリス政府の同性愛者への贖罪のひとつ。
イヤ、それどころか紙幣と言えば、エリザベス女王が亡くなったもんね。
もう脱退してしまったけど、イギリスが「ユーロ」を受け付けなかった理由のひとつは「女王陛下が載っていない紙幣なんか使えるかよ!」だったらしいが、今どうなってるんだろう。
チャールズじゃちょっとピンと来ないだろうナァ。
ちなみに、実はエニグマを最初に解読したのはチューリングではなくて、ポーランドのレイエフスキという人だった。
ポーランドは昔から色んな国にイジめられて来たので、防衛本能が大変に発達していて、そうした「暗号解読」のような頭を使った戦いが得意ば国なのだそうだ。
チューリングはむしろエニグマを駆逐したことよりも、「Bombe(ボンべ)」と呼ばれる自動暗号解読装置をそのために開発してコンピュータの礎を築いたことで評価されている。
だからAppleのリンゴのロゴはひとかじりしてあるんだよ。
写真ではわかりにくいが、このお札の背景に描かれているゴチャゴチャした機会がそのボンベ。
50q 別に今回の記事を書くに当たって思い立ったワケではないのだが、『エニグマ』という映画のDVDを買って来たことを思い出して観てみた。
タイトルの通り、当然「エニグマ解読」周辺の話。
だから舞台はイギリスの「暗号解読部隊」の本拠地が置かれていたブレッチリー。
すなわちMarshallの本社があるところ。
Eni 冒頭からMarshallの工場の近くにある「ブレッチリー・パーク」が出て来て興奮してしまった…のも束の間。203映画の中のブレッチリー・パークの様子が実物とは大分違っているし、マァ、とにかく話が複雑で最後まで観るのに結構な忍耐を要した。
話が複雑なら複雑なほど、映画は簡単に作らなきゃダメなんだよ。
この映画はある程度「エニグマ vs. ボンベ」の話を知らないとチンプンカンプンなんじゃないかしら?
ただ、実際にエニグマ暗号機を使ってその機能を説明するシーンはオモシロかった。
私は知っていたけどね。
ナゼかと言うとこの『BREAK the CODE』シリーズを始める前に何冊かの本を読んで勉強したのさ!
ところで、エルガーの変奏曲でもおなじみの「エニグマ」というのは「謎」を意味する言葉だけど、私にとってこの映画の一番のエニグマは「ナンだってミック・ジャガーが製作したのよ?!」ということだったワ。
 
エニグマやブレッチリ―・パークに興味のある方はコチラをどうぞ。
   ↓    ↓    ↓
【イギリス-ロック名所めぐり】vol. 45 ~ ブレッチリー・パーク <その1>
【イギリス-ロック名所めぐり】vol. 46 ~ ブレッチリー・パーク <その2>

420 さて、そのMarshall CODEの魅力を探るシリーズの今回の「CODEBREAKER(暗号解読者)」は…

20NERVOUS BREAKDOWNのSHINJI!30SHINJIくんはココのところSTUDIO JTM、ビンテージ・リイシュー・ペダルと、立て続けにご登場願っているが、実はこの『BREAK the CODE』から話が始まっているんですわ。
そんなワケで大変気合の入ったデモンストレーションを披露してくれた。
40まずはNERVOUS BREAKDOWNの曲から。
60sライブでも欠かすことのできない重要なナンバー「Don't Let Me Get Down」だ。50この曲では専用フットコントローラーを使って曲の途中で音色を変えて見せる。
実は…フットコントローラーを使うのはこのシリーズで初めてのことなのです。70m続いてはSHINJIくんのオリジナル曲「Morning」。
ココはシンプルにギター1本で自作したバッキングに合わせて印象的なメロディを乗せた。
いかにも「小品」というイメージだけど、すごくいい曲!80vそして、最後もNERVOUS BREAKDOWNのファースト・アルバム『GET NERVOUS』から。
95cdバンドの名前を冠したキラー・チューン「Nervous Breakdown」をCODEで弾いて見せてくれた。90SHINJIくんは、もちろん完璧なシュレッディング・テクニックを誇る巧者だけど、意味なくピロピロと演ることを絶対にヨシとしない。
そんなミュージシャンシップが実にいいんだナ。
平たく言うと音楽の「ツボを得ている」という感じか?110vそんなSHINJIくんがCODEの魅力をお伝えするビデオがコレ。
もちろんCODEの操作もバッチリ!


今後の活躍がとても楽しみなギタリストのひとりだ。
 
NERVOUS BREAKDOWNの詳しい情報はコチラ⇒Official Website120v 

☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
 
カッコいいシンガーの骨太なロックがスキ!という方におススメなのはBAD TOUCH!
筋金入りのブリティッシュ・ハード・ロックをお楽しみアレ! 
 
<Lift Your Head Up>


<Skyman>


Marshall Recordsからのファースト・アルバム『Shake a Leg』絶賛発売中!

7bad_touch Marshall Music Store Japanでお買い上げのお客様にはMarshall特製スクエア・ロゴ・ステッカーを3枚プレゼント!
 
お求めはコチラ⇒Marshall Music Store Japan9img_9727 

200 (一部敬称略 Marshige Studioにて撮影)

2023年11月22日 (水)

MASHA PLAYS VINTAGE REISSUE PEDALS

  
SilexのMashaによるビンテージ・リイシュー・ペダルのデモンストレーション・ビデオ出来!10例の4種類のエフェクト・ペダルね。
そういえば、最近はこうした類のモノを単に「ペダル」って呼ぶようになって来たね。
こうして私が「ペダル」と呼んでいるのは本家Marshallの影響なんだけど、かつては「エフェクター」と言うのが常だった。
ず~っと昔は「アタッチメント」なんて呼び名もよく耳にした。
海外では「Stomp Box(ストンプ・ボックス)」なんて言っていたようだけど、コレは日本では全く定着しなかった。
「Stomp」というのは「踏みつける」という意味ね。
ザッパに「Carolina Hard Core Ecstasy(1975年『Bongo Fury』収録)」というSMをテーマにした名曲があって、その中で「Now darling, stomp all over me(さぁ、私を踏けまくって!)」という歌詞が出て来る。
ナンでこんなことを書くかというと…
05私は、かつて名古屋のなぞなぞ商会もレパートリーに取り入れていたこの美しい曲が大好きで、イントロの弾き方をザッパの生前最後のツアーに参加したマイク・ケネリー(Mike Keneally)からフランクフルトで直接教わったことがある…という自慢話がしたかっただけ。
残念ながらこの曲はそのツアーのレパートリーに入っていなかったんだけどね。
下はその時のようす。
ナンダナンだ、私、デレデレだな。
マイクはこの後のステージで、ベースのブライアン・ベラーと「Inca Roads」をデュエットで完璧に再現した…アタシャ、それを見て腰を抜かしたわ。
二度と経験できないいい思い出。
Mike さて、Mashaくん。
まずはBLUES BREAKERから…

25sMashaくんは1998年にMarshallが当時新たに発売したペダル・シリーズの「Blues BreakerII」を使ってくれていたこともあって、モノは異なれど操作はお手の物。380 クリーン⇒クランチとサウンドを変化させて魅力を弾き出してくれた。
20続いてはThe Guv'nor…26sMashaくんが学生の頃に大ヒットしていたというシロモノだけあって、これまた水を得た魚のようなデモンストレーション!
30このプレイもさることながら、解説が実にうまい。
やっぱり機材を知り尽くして第一線で弾きまくっている人だけに、その説明も実に的確だ。10_ex_guv ところで今回のデモンストレーションに当たってはSTUDIOシリーズから「SC20C」を使用してもらった。
Mashaくんは実際にJCM800 2203を使っていたからね。
これまた勝手知ったるところ。

35sさらにDRIVE MASTER…30sDRIVE MASTERは、お試しになった皆さんが口を揃えて…と言いたいところだけど揃わないのよ。
チョット独特なサウンドをとてもお気に召して頂けるんだけど、何とも説明がしにくいらしい。
若い人がやたらと口にする「ん~~~、ナンだろ」ってヤツ。
でも、Mashaくんはスパっとやってくれた。
さすがです。
もちろんデモ演奏も完璧にクライング!Ex そして、SHRED MASTER…40s 「ハイ、シュレッドさせて頂きました」…と、ビデオには収録できなかったが、コレはMashaくんが撮影の時に実際に発したコメント。
そんな胸のすくような美しいシュレッディングを収録した。
コレも説明もすごくヨカッタ。33で、このデモ・ビデオはココからがまたスゴイ。
MashaくんがMarshall GALAのために作曲してくれた「Got A Large Ambition」を私のワガママなアイデアに沿ってイヤな顔ひとつ見せず演奏してくれたのだ。
自分で言い出したこととはいえ、撮影の後の編集作業で私は地獄を見たけどよ。
そんな内容ゆえ、最後までご覧くだされ!
はい、お楽しみ頂けましたでしょうか?
Marshallのビンテージ・リイシュー・ペダル、よろしくお願いします。10_0r4a0150 さて、MashaくんのSilex。
来る12月3日、新宿のWild Side Tokyoで新メンバーによる単独公演を開催する。
楽しみですわ~!10_wstSilexの詳しい情報はコチラ⇒Silex Official Website50

200 (一部敬称略  Marshige Studioにて撮影)

2023年11月11日 (土)

NERVOUS BREAKDOWN PLAYS Vintage Reissue PEDALS

 
前回はSTUDIO JTMのデモ・ビデオに登場してくれたNERVOUS BREAKDOWNのSHINJI。10v今回は今年リイシューされた4種類のビンテージ・ペダルのデモンストレーション。20初めて手にする機種ばかりではあったが、そこはさすがShinjiくんのこと、モデルの性格や機能を即座に察知して音を作ってくれた。
80sMarshallのエフェクト・ペダルの歴史とリイシューされた4種類のモデルについてはすでにMarshall Blogで詳述した通り。
 
すなわち…BLUES BREAKER
40sSHRED MASTER70sDRIVE MASTER50sThe Guv'nor
 
…の4兄弟。60s_2Shinjiくんは1993年の生まれ。
一方、4兄弟の中で一番古いThe Guv'norが発売されたのが1988年。
Shijiくんが生まれる5年も前のことなのだ。
私なんかMarshallの第1号機のJTM45が発売された年に生まれているからね…自分のビンテージ加減に呆れてしまうわ。
The Guv'nor以外の機種も1990年代の初頭の発売だからして、いずれにしてもShijiくんより歴史があるというシロモノたち。 80vShijiくんはそれを自在に操ってくれた。
これこそが「伝統」のなせるワザなんだろう。
「伝統」になったモノにはブレが一切ないから。100今回もアンプはSTUDIO JTMを使用。
コンボの「ST20C」で弾いてもらった。
すべて初めは「アンプ直」、途中からペダルを稼働させてそれぞれの特徴を出してもらった。90コレがそのデモ・ビデオ。
Shinjiくんのテクニカルにしてハートフルなギターと併せてお楽しみあれ!
NERVOUS BREAKDOWNの詳しい情報はコチラ⇒Official Website550_syp Marshallペダルの詳しい情報はコチラ⇒THE LEGENDS ARE BCAK~伝説のペダル復活!110 

☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
 
イギリス南西部のコーニッシュ出身のキング・クリーチャー。
本場のブリティッシュ・ハードロックを存分にお楽しみあれ!

<Lowlife>

<Can You Forgive Me>


Marshall Recordsからのファースト・アルバム『ヴォリューム・ワン』絶賛発売中!
 
お求めはコチラ⇒Marshall Music Store Japan
7king_creature レコードもあり〼。
 
お求めはコチラ⇒Marshall Music Store Japan

9king_creature_volume_one_vinyl_moc Marshall Music Store Japanでお買い上げのお客様にはMarshall特製スクエア・ロゴ・ステッカーを3枚プレゼント!

9img_9727 

200 (一部敬称略 Marshige Studioにて撮影)

2023年11月 4日 (土)

松浦和亦 PLAYS STUDIO JTM

 
大人気のSTUDIOシリーズ。
また新しいデモ・ビデオを作ったよ。10今回のデモンストレーターは、現在Damian Hamada's Creaturesで大活躍中の松浦和亦(かずま)。20一方で和亦くんは「伝承系ヘビィメタル・バンド」を自称する伝々夢史(でんでんむし)というチームで日本各地に伝わる「昔話」をテーマした曲を自作して演奏している。Ddm ズ~っとMarshallを愛用して来てくれているが、少し前に念願のMarshallの真空管パワー・アンプ「9200」の導入に成功し、JMP-1と組み合わせてバツグンのギター・サウンドを手に入れた。30vそして、今回はSTUDIO JTM。
Marshallが最初のギター・アンプ「JTM45」のサウンドを20Wの出力で再現したモデルにカズマくんがどう挑んだか…。
そして、その評価はいかに…。
オープンMarshall!
40まずはヘッドの「ST20H」と2x12"キャビネットの「ST212」の組み合わせから。50vカズマくんは、もう全くの最初から「水を得た魚」のように驚くほど自在に弾き始めた。
「ハイがどうの、ローがどうの」とかは一切なし。
もうプラグを突っ込んで、ピックをもって即ピロピロ…みたいな。60カズマくんがギターを弾くのはどんなことがあってもヘビィメタルの場面に決まっているので、今回の撮影に当たっては全てのシチュエーションにおいて、はじめはクリーンで途中からThe Guv'norで歪ませて弾いてもらうことにした。
カズマくんは以前からThe Guv'norも愛用して来ているので、使い方もバッチリ…というより、そういえばこっちもほとんど何の調整もせずに弾き始めていたような気がするナ。

70s次にヘッドは全くそのままにキャビネットをx12"の「ST112」に差し替え。0r4a0246やっぱりこのキャビってすごくいいんだよ。
カズマくんはST212の時とは異なる表情で気持ちよさそうに弾いていた。80STUDIOシリーズの1x12"キャビがスゴイと思ったのは今回が初めてのことではなくて、STDUIO VINTAGEやCLASSICが出た時からそう思っていた。
今回のJTMには先行しているモデルとは異なりCelestionのクリーム・バックが搭載されているが、やっぱりSTUDIOシリーズの1×12"特有のサウンドがあるんだな。
他のヘッドと組み合わせるとどうなるかはわからないけど、とにかくこのキャビだけにしか出すことが出来ない固有のサウンドを持っているんだな。0r4a0353 そして最後は1x12"コンボの「ST20C」。0r4a0245フーム…意外な結果が出たナ。
それがナニかはビデオをご覧頂くとして…。
カズマくんがビデオの中で2度ほど触れているけど、オープンバックのコンボは後ろから出る音も当然そのアンプが出している「音」なので、壁にくっつけたり離したりしてその音の出方を調整してやると聞こえ方が変わってきてとてもオモシロイのです。90そうして出来上がったデモ・ビデオがコチラ。
Damian Hamada's Creaturesの詳しい情報はコチラ⇒Official Website
伝々夢史の詳しい情報はコチラ⇒伝々夢史公式ウェブサイト

100 

☆☆☆Marshall Blogからのお知らせ☆☆☆

Marshall Blogの索引『Marshall Blog INDEX』を作りました。
通称「マー索くん」。
過去2,200本に上る記事のタイトルすべてをアーティスト順やカテゴリー順に並べ、リンクを施しました。
調べごとに利用するもよし、マーブロ・サーフィンするもよし、ゼヒご活用ください!
 
マー索くんはコチラからどうぞ⇒Marshall Blog INDEX 

1_3_index 
このMarshall Blogからも直接移動できます。
左の列から行~っちゃって。

Kk1   
☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆

大人気!イギリスの音楽賞総ナメのガール・チームはNOVA TWINS!
 
<K.B.B.>

<Choose Your Fighter>


Marshall Recordsからのファースト・アルバム『スーパーノヴァ』絶賛発売中!
 
お求めはコチラ⇒Marshall Music Store Japan9novatwinscd レコードもあり〼。(盤面の仕様は写真と異なる場合があります)
 
お求めはコチラ⇒Marshall Music Store Japan
9ntv Marshall Music Store Japanでお買い上げのお客様にはMarshall特製スクエア・ロゴ・ステッカーを3枚プレゼント!

9img_9727 

200 (一部敬称略 ビデオはMarshige Studioにて撮影)

2023年11月 2日 (木)

関雅樹 PLAYS STUDIO JTM

 
世界中で大人気のSTUDIOシリーズ。
そして新しく仲間に加わったのがSTUDIO JTM。
今日はそのデモ・ビデオの第2弾をご紹介。
デモンストレーターは関雅樹。10Marshall Blogではsimoでおなじみの関ちゃん。
「simoの関」だから「下関」だ。
残念ながら山口県のご出身ではない。
20関ちゃんは長年にわたって様々な現場でギターを弾いて来た。
電気にとても明るく、エフェクターのチョットした改造などはお手の物。
そんな知識を活かした機材に関する膨大なノウハウも持ち合わせている。
そして、長いキャリアを通じてMarshallを愛用し続けて来てくれているのだ。
したがって、これまでありとあらゆるMarshallを使って来たことになるのだが、STUDIO VINTAGEのヘッド「SV20H」を手に入れてからコッチ…もうズッ~とソレばっかり。
通常は2x12"のキャビネット、1922と組み合わせて使っている。0r4a0002 simoがホームにしている「銀座LOUNGE ZERO」ではもちろんのこと…30v所沢のお祭りでも…40豪雨の野外コンサートでも…50ドイツでも(正確には南麻布)…とにかく関ちゃんの現場には最早SV20Hが不可欠のアイテムとなっている。
要するにSV20Hを知り尽くしているワケ…仕事で使っているから。60そこで!
歴史的にはSV20Hの元である1959の先輩格に当たるJTM45のSTUDIOバージョンはどうなのよ?…ということでSTUDIO JTMのデモ・ビデオのインストラクターをお願いした。
75これまでの「Marshallのデモ・ビデオ」というと、どうしても火花を散らすようなプレイが身上のシュレッダーたちにご登場頂き、ギターをアンプに直結してその技術の粋を通じて商品の魅力をアッピールするケースが多かった…私がそういうの好きなもんだからね。
しかし、今回は趣向をガラリと替えてギンギンの歪みサウンドではなく、思う存分エフェクターを使い、Marshallのいわゆる「ヴァ―サティリティ」…すなわち多用途性をお見せすることにした。80ということで、今回は関ちゃんの演奏を通じて最高に美しいMarshallのサウンドをお楽しみ頂きたい…というこういう趣向。90デモンストレーションは3通り。
まずはヘッドのST20Hとタテ型1x12"キャビネットのST212の組み合わせ。100v関ちゃんはループのエフェクターを使って即興で1人多重奏をして見せてくれた。110次はヘッドとそのセッティングをそのままにキャビネットを1x12"のST112に入れ替えてブルースを少々。
120vキャビネットの音色の違いを体験して頂きたい…と言いたいところだが、ビデオではマァ…わからんわな。
ましてやこういうモノは携帯で見られていることが多いんだろうから。
そういう行き届かないところは関ちゃんが言葉でその違いを補ってくれた。
130もうひとつは1x12"コンボのST20C。140これだけジャンプ(リンク)を施した。
その理由は関ちゃんがビデオの中で詳しく解説してくれています。10_0r4a0007 ココでもコンボの長所を活かしたスペイシーな演奏を披露。150そして、最後に「まとめ」として、昨年simoがリリースした5曲入りのアルバム『ROCK EXTRA』からリード・チューンの「Pinky」を披露してくれた。160cdもちろんこのアルバムのレコーディングの時にもSV20Hが大活躍したことは言うまでもない。35v_3「Pinky」に使用したJTMはST20HとST112。
この組み合わせを大変お気に召して頂いた。170そうして完成したのがこのビデオ『関雅樹 PLAYS STUDIO JTM』だ!
演奏だけでなく含蓄に富んだトークも併せてお楽しみ頂きたい。

「チャンネル登録、高評価お願いしま~す!」とは特に言っていなかったけどよろしくお願いします!
 
関雅樹の詳しい情報はコチラ⇒the Seki's Web

0r4a0064 

☆☆☆Marshall Blogからのお知らせ☆☆☆

Marshall Blogの索引『Marshall Blog INDEX』を作りました。
通称「マー索くん」。
過去2,200本に上る記事のタイトルすべてをアーティスト順やカテゴリー順に並べ、リンクを施しました。
調べごとに利用するもよし、マーブロ・サーフィンするもよし、ゼヒご活用ください!
 
マー索くんはコチラからどうぞ⇒Marshall Blog INDEX 

1_3_index 
このMarshall Blogからも直接移動できます。
左の列から行~っちゃって。

Kk1   
☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
 
バディ・ガイに認められた実力派ギタリスト/シンガー、ローレンス・ジョーンズ。
 
<Anywhere With Me>

コチラはMarshallのアーティスト紹介ビデオ<Artist Spotlight>。

アルバム『ディスティネーション・アンノウン』好評発売中!
  
お求めはコチラ⇒Marshall Music Store Japan

Lj3 レコードもあり〼。
  
お求めはコチラ⇒Marshall Music Store Japan

9thumbnail_vinyl_record_psd_mockup_ Marshall Music Store Japanでお買い上げのお客様にはMarshall特製スクエア・ロゴ・ステッカーを3枚プレゼント!
9img_9727 200 (一部敬称略 ビデオはMarshige Studioにて撮影)


 

2021年11月22日 (月)

今一度マーシャル・スタジオ:ビデオに字幕を入れて思い出しちゃった!

 
以前にMarshall Blogでご紹介したMarshall本社に隣接するスタジオのビデオに字幕を入れたのでゼヒご覧くださいまし!

今日の本編はコレでおしまい。
後は<オマケ>というか、<脱線>。
 
ところで、この字幕ね…。
作業をしていて昔携わっていた楽器の教則ビデオの仕事のことをスッカリ思い出してしまった。
昔はビデオに字幕ひとつ入れるのも大変な作業だった。
「昔」ったって本の20年ぐらい前のこと。
字幕を入れたビデオを紹介するだけじゃMarshall Blogの名がすたるので、昔を懐かしむ思いでどんなことをしていたがココに書き記しておくことにしよう。
あんな仕事をした人はそうは多くないであろうし…。

7subt12 このビデオなんか、Marshallに頼んでオリジナルの素材をデータ転送サービスで送ってもらって、字幕の原稿を作って、それらを組み合わせて、YouTubeにアップロードして「ハイ終わり」でしょ?
ま、実は今回のヤツはニーヴの人の英語が難しくて翻訳原稿を作るのに少々頭をヒネらされたんだけど…いずれにしてもさほどの大事ではない。
しかも一番の難関の英語の聞き取りも、最近では字幕が出ちゃうもんね。
でもね、あの字幕は決して正確ではないので、一旦捕らわれてしまうとドツボにはまったりもするので要注意。
やっぱり自分の耳が一番。
 

 昔はというと…
(Time warp! ♪Way back when in 1998←Steely Danの「Hey Nineteen」の節でどうぞ!字余り)
 

まず、字幕を入れたいと思う、つまりそれなりに売れそうな作品のビデオを作品をアメリカのビデオの制作会社あるいは音楽出版社に頼んで送ってもらい、それを翻訳家に転送する。
ひと月ぐらいするとビデオの中のセリフを翻訳した字幕の原稿が出来上がってくる。
仕事の一番のキモとなるのは、やはり元となるこの字幕原稿だ。
その内容を私がチェックする。
今では今回みたいに私が好きなように翻訳して「読みやすい長さかどうか」だけを考えて字幕にしているだけだけど、プロの仕事は違う。
日本語の場合、一般の人が1秒間に読むことができる文字の数は「6文字」とされていて、それを考慮すると、概ね字幕1枚に入れられることができる文字の数が14文字になるらしい。
プロの翻訳者はそれを常に頭に入れながら字幕の文章を書くワケだ。
7subt1それと、この仕事の場合、つまり「教則ビデオ」にはセリフの原稿、いわゆる「ドラフト」が存在しない。
言い換えると、映画の字幕は脚本家が書いた元の言語のセリフ原稿があるので、それを読みながらジックリと訳文を考えることができる。
ところが、教則ビデオの場合はデモンストレーターがしゃべっていることを一言一句漏らさずすべて聴き取る必要がある。
外国の言葉を正確に聴くのはしゃべるよりムズカシイでのう。
しかも、ビデオの中には一般の人が口にしないような音楽の専門用語がジャンジャン出て来るでしょう?
例えばギターの場合、「クランク・アップ」だとか「チャンク」だとか。
また「チョーキング」だとか「シールド」なんていうのは日本の方言だからその辺りのことも知っておかなければならない。
いつもお願いしていた翻訳家の女性は帰国子女で、一度そんな情報を伝えると二度と間違いを起こすことのない大変に頭脳明晰な方だった。
私はその方と映画や英語についてのおしゃべりをするのが大好きだった。
映画の知識に関しては私の方が断然上だったけどね。
そんな方でも専門用語にはお手上げになっちゃう…そこで登場するのが私なワケよ。
要するに「監修」が私の仕事…英語で言えば「スーパーバイザー」よ。
 
そして並行してアメリカから字幕を入れるためのマスター・テープを送ってもらう。
コレが「ベータカムD2」とかいう規格のテープで、下の写真ではわからないだろうけど「VHSの大魔王」みたいな出で立ちで、ベラボーにデカくて重いときてる。
で、コレを持って字幕を入れるスタジオに行く。
何本もある時は重くても~大変。
もちろんスタジオは予約しておかないといきなりは対応してくれない。72d2 スタジオにある専用の機材で持参したテープに制作した翻訳の原稿データを流し込んでもらう。
原稿の訳文には「〇分X秒」という字幕を入れるタイミングの目安が書いてあって、ビデオを流しながらリアルタイムで映像の内容と字幕が合致しているかどうかを厳しくチェックする。
それ以前はもっと手間のかかる方法を採っていたのだが、私が無理をお願いしてこうして作業を簡略化してもらった。
とにかく、こうして指定したタイミングで字幕がキチンとマスター・テープに入れられるかどうかを日がな1日チェックする。
も~、コレが忍耐のいる仕事でね~。
私は横でウツラウツラしているだけだったけど…。
で、こうしてマスター・テープに字幕が入ればこっちの作業は完了。
7d1 今度はジャケット。
元々英語で表記されている部分を日本語に置き換える作業がまた面倒な作業なのだ。
「今に比べると…」という意味ね…当時はこうした作業が当たり前だったから何とも思っていなかったけど。
このアートワークも今みたいにパソコンだけで完結するのとは違って、「版下フィルム」というモノを作らなければならなかった。
「Lay over」とか言ったっけかナァ?
Tt3やはりアメリカから素材のデータを送ってもらって、コチラで作った日本語の原稿と組み合わせて、版下を制作してオリジナルと同じ体裁に仕上げるワケ。
私はこの日本語にする作業やジャケットに入れる解説文を書いていた。
コレも基本はビデオのパッケージに書いてある元の英文を翻訳するのが基本なんだけど、それが一本調子でツマんない不愛想な文章なのよ。
それで、結構アレンジさせてもらったナァ。

73spine_2

 このジミヘンのビデオの時は、お店の棚に収めた時に目立つように、背表紙にこのJimi Hendrix Experienceの3人がロンドンのキュー・ガーデンズで撮った「ジャケット用の写真を入れたい」と申し入れた。
すると、出版社の方から「いいアイデアだけど、ヘンドリックス家の許可を取らなければならないので少し時間をください」という返事があってビックリしたことがあった。
結果OKが出て、その後のNAMMでその出版社の担当者(レッチリのチャド・スミスのお兄さん)からジミの妹さんのジェイニーを紹介された時は「フジヤマ、テンプラ!ああ、アノ時の!アレはアナタだったのねッ?」ということになった。
まさか、かのジミ・ヘンドリックスの家の人と関われるなんてそのデザインの申し入れをした時は夢にも思わなんだよ。Hal コレは脱線の脱線だけど、他に書く機会がないだろうから記しておこう。
こんな本知ってる?
パット・メセニーのソング・ブック。
パットとライル・メイズが作った167曲が載っている。
この本も同じ出版社から上梓されているんだけど、パットがスゴったらしい。
パットはもう殺人的に忙しくて、こんな本に携わっている時間が全くなくて、「採譜してくれれば2日でチェックする」ということになった。
それで、パットはミルウォーキーのこの会社に来て一室に閉じこもりその作業に取り組んだ。
パットは2日間、食事とトイレ以外は一度も部屋から出てこなかったらしい。
ものスゴイ集中力なんだって。
やっぱ人間、集中欲と記憶力だナァ。70r4a0757 さて、ジャケットの日本語の版下が出来上がったら、字幕の入ったマスターテープと一緒にアメリカの出版社に送り返し、後は商品になって出荷されてくるのを待つだけ…なんてことをやっていた。
このビデオを送る運賃だけで数万円よ。
懐かしいナァ。
今となってはこの一連の作業がパソコンの前に座ってひとりでチャチャチャと出来ちゃうんだから恐ろしい。
反対に…考えてみるとこの一連の作業を完遂するのに、テープや字幕入れのためのデッキやスタジオが必要だったり、版下のフィルム等の材料や機材が必要で、今ではそれがすべて不要になってしまった。
つまりこれらのモノを作っていた人の日ごとが消滅しちゃった。
それだけじゃない。
材料を入れる容器を作っている業者、それを販売している商社、運送屋なんかも一蓮托生でみんな仕事が減ってしまった。
モノが動けば必ず伝票が必要になって来る。
その伝票を作る紙屋、印刷屋、インク屋、そしてそれには必ず運送屋と商社が絡んでくる。
まだあるよ。
素材をアメリカに送る業者、スタジオに行くための交通費、スタジオに出前してもらう弁当等にかかる支出も消滅した。
もっと言うと、スタジオのトイレットペーパーも減らない、電気代や水道代もかからない、靴も減らない…パソコンでひとつナニかができるようになるとこれだけ経済に影響を及ぼすことになる。
儲かるようになったのはパソコン屋とインターネットのプロヴァイダーだけか?
取りあえずひとつだけ変えることができないのは、翻訳業者の仕事だ。

7r1536113315903040192393jpeg

でも、これとてAIに置き換わろうとしているでしょ?
今のところはビジネス・レベルでは全然使い物にならないみたいだけど、近い将来それも克服することだろう。
スゴイね。

 ■□■□■□■□■□お知らせ■□■□■□■□■□■□
Marshall Music Store Japan

Marshallのレコード屋さん「マーシャル・ミュージック・ストア・ジャパン」営業中です!
Marshall Recordsのバンドの作品を販売するお店。
こんな商品を扱っています。

Bad_touch今日のビデオに出ていたBAD TOUCH!

Marshall Music Store Japanはコチラ
  ↓   ↓   ↓
Marshall Music Store Japan

 200

2020年9月 8日 (火)

Fury of Fear 西村守 Plays STUDIO VINTAGE <私的YouTube考をチョイと交えて 2>

 
しかし、ナンだね。
増えないもんだね…このYouTubeのチャンネル登録者数ってのは。
「Marshall」だぜ~?
オフィシャルだぜ~?
「Marshall」の名前がついてりゃチョロいもんだと思っていたけどトンデモナイわコリャ!
内容が悪いのか、やり方が悪いのか?
ハハハ、テコでも増えネェ。
なんだか全ての皆さんに申し訳ないような気になってくるわ。
 
ま、コレで一攫千金を狙っているワケではないので、チャンネル登録者数や視聴回数に拘泥せず、一時的な盛り上がりを重視することなく、将来にわたってロック好き、Marshall好きの皆さんに愛でて頂けるようなモノを自分なりに作っていきたいと思うことにしたの。
将来的には、「Marshall Japan」のチャンネルで、もっとMarshallのことを取り上げていきたいし、せっかくブリティッシュ・ロックの本場と付き合っているんだから、その辺りのことも取り扱いたいし、たとえ名前は知られてはいなくても、オリジナリティあふれるカッコいい音楽をMarshallで作っているチームを紹介していきたいなんて思うんですわ。
考えてみりゃ、コレってMarshall Blogの動画版じゃんね?
進歩がないけど、コレしかない。
YouTubeの「Marshall Japan」チャンネル、Marshall Blogともども今後ともよろしくお願い申し上げます。
まずはチャンネル登録お願いします!ってか?

コチラからどうぞ!⇒YouTube

コレ ↑ ↑ ↑ ってFrank Zappaの「Register to vote(投票権の登録をお願いします)」みたいでカッコよくね?
Marshall Japanチャンネルの出張登録所…。
アメリカは選挙ができる年齢に達しても、日本のように自動的に選挙権が付与されるワケではなく、意志のある人は「選挙人登録」をしないと投票することができない。
アメリカ人の友達にこのことを尋ねると、登録自体はごくごく簡単にできると言っていた。
そこで、ザッパは「もっと政治に関心を持って、アメリカをよくしよう!」という思想のもと、自分のコンサート会場に出張登録所を設けることを常としていた。
このことを言ってるワケ。
 
ロックへの「納得」と「共感」を得るために、また、若者とベテラン・リスナーの「分断から協調へ」を目指し、本当のロックの「自助・共助・公助」を実現するために清き1クリックをお願いします!
  
ということで、Fury of FearのまもちゃんのSTUDIOシリーズの<VINTAGE編>を公開しました!
コレも以前にMarshallブログで一度お見せしたモノだけど、今一度、チャンネルをご登録のうえお楽しみください!

Fury of Fearの詳しい情報はコチラ⇒official website

 

200

2020年9月 1日 (火)

Fury of Fear 西村守 Plays STUDIO CLASSIC <私的YouTube考をチョイと交えて>

 
YouTubeってのは2005年、今から15年前に設立されたそうで…。
その後、いつ日本に広まったのかは知らないが、昔は「ウワ~、ジミヘンのこんな映像があったんだ~」なんて、ビデオがなかった時代に育った我々には、そうした存在すら知らなかった動画を無料で見れることが大きな驚きだったのを覚えている。
それでも、私には「エンターテイメントは無料ではない」という確固たる信念と、いいモノが見たければお金を出してパッケージを所有すべしという思いがあって、YouTubeの視聴に夢中になったことは一度もない。
何でも見れちゃうから飽きちゃうんだよね。
「見て楽しむ」ということより、「次のモノを探すのがツラい」…みたいな。
しかし、珍妙な音源がアップロードされているのは正直助かりますな。
残念ながらお金を払っているSpotifyなんかは有名なアイテムばかりで、ゼンゼン頼りない。
私のような音楽変態が調べものをする時には、キテレツなアイテムを驚くほど収容しているYouTubeの方がゼンゼン有用だったりする。
でもその「レアなビデオや音源に接するモノ」と思い込んでいたYouTubeの在り方が今では大きく変化して、最近では「憧れの職業はユーチューバー」なんてことを言う若者が増えているじゃない?
公序良俗に反しない限りYouTubeの使い方に規定があるワケではないだろうし、閲覧だけでなく自由にビデオを投稿できるのが大きな魅力なのでしょうから、今の状態に至ったのは当然のことなんでしょう。
テレビもオモシロくないしね。
ところが、この動画の視聴回数への拘泥し具合が尋常ではないように思うんだよね。
視聴回数を増やすためなら何でもする…という風潮が実際に犯罪を誘発しているワケだし。
でも何よりも気がかりなのは、「視聴回数が多いモノは良いモノだ」とか「人気の動画は正しい」と勘違いしている視聴者の姿勢だと思うのです。
「良いモノ」だから人気が出るのは当然という面はあるんだけど、それは受け取り手に良いモノを判断する能力があっての話。
今、そんなんじゃないでしょう?
音楽のヒットチャートを覗いてみれば一目瞭然なように4つか5つのバンドやミュージシャンの名前が独占しているでしょう?
こんなの異常だと思わない?
ビートルズの時代だったら話はわかるよ。
情報が氾濫し過ぎていて、消費者がどうしていいのかわからず、とにかく流行りのモノに乗っておこうという危険な発想の賜物でしょう。
「この動画は視聴回数も高評価かも少ないからダメだ」と決めるのは愚の骨頂。
その動画に良いかどうかの判断を下すのは視聴者本人の感性でしょう。
私はYouTubeのようなモノがもっと日本人のエンターテイメントに対する間口を広げ、芸術面での民度やを少しでも上げるためのツールに使われることを切に願う。
日がな一日YouTubeを見ていて、「こんなカッコ音楽を演っているバンドを見つけた!」とか「こんないい音楽がこの世にあったのか!」と未知の世界を広げて欲しいワケ。
それにしてもビデオ、ビデオ…すべての面において「音楽はSNSに殺された」としか言いようがない。
現時点においては、SNSはライブ配信で活躍して、少しでも音楽に罪滅ぼしをしてもらいたいと思うわ。
  
と、つべこべ言ってみたころで時代の趨勢には抗えないので、Marshall Blogもビデオをゴチャゴチャやるようになったけど、「視聴回数」や「チャンネル登録」の数というのはテコでも伸びないもんですな~。
ま、ビデオの内容やサムネイルの良し悪しはさておいて、「Marshall」の名前(オフィシャルですよ!)がついていてもゼンゼンだわ。
チャンネル登録者を多く抱えていて、視聴回数を稼ぐミュージシャンのアカウントから動画をアップしてもらうという手もあるらしく、実際にそういう手法で商品の宣伝をしているブランドもある…なんて話も聞いた。
「PRの仕事」という観点から見れば、それも確かにひとつの手なんだけど、Marshallはそんなことは絶対にしたくない。
MarshallはMarshallでやる。
コアなヤツをやっていく。
でもさ、コレ存外に制作するのがオモシロくてさ…結構夢中になっちゃうんだよね。
撮影するのも素材を集めるのもかなり苦労するんだけど、編集作業が実に楽しいのです。
反面、ブログの存在価値がドンドン薄れてしまっているのが気になるが、Marshall Blogはブログでしかできないことを続けて行こうと思っています。
だから「Marshall Japan」のチャンネル登録をよろしくお願いします。
 
ということで、今回は約1年前にMarshall Blog上で公開したFury of Fearの西村守が弾くSTUDIO CLASSICのデモ動画を1本にまとめてYouTubeにアップロードしました。
動画自体の内容は以前と同じですけど、チョット見てみて!

 

200

2020年8月25日 (火)

スタジオ・ジョニー~Jonny Plays Studio <STUDIO VINTAGE編>…いいこと教えてあげる!

  

60年になんなんとするMarshallの歴史の中心に君臨する1959とJCM800 2203。
それらが数々の名演/名盤誕生の瞬間に立ち会い、ロック・ギターの発展に計り知れない業績を残してきたことに異論を唱えるロック・ギタリストはいないだろう。
しかし、そのサウンドはとにかくラウド!
「♪大きいことはいいことだ」の時代はいずこへ…今ではスッカリちいさいものばかりがもてはやされるコンパクトな時代になってしまった。
ってんで、Marshallも時代のニーズに呼応するべくリリースしたのがSTUDIOシリーズ。
1959と2203、加えて2555Jubileeの3つの100Wモデルを20Wにパワー・リデュースしたモデル。
おかげさまで世界中で好評を頂戴しております。

10そのSTUDIOシリーズの1959の方、つまりSTUDIO VINTAGEシリーズを若きギター・ヒーロー、Johnny Yoshi Hiroにデモンストレーションにお願いし、その動画を公開した。
Johnnyくんは今年2月に解散したLuther Smoke Dokeyes時代に何度かMarshall Blogにご登場頂いている。
とにかく若い。
24歳になったか、ならないか…それなのこのTシャツ。
よくこんなの売ってるな。
JohnnyくんはチャンとTシャツのオジちゃんの顔が見えるように撮影時にわざわざギターを掛け直してくれた。
誰かこのオジちゃんを知ってる人いますか?
05この人は、Little Jimmy Dickens(リトル・ジミー・ディケンズ)というカントリーの大御所。
「Little」というぐらいで、150cmの伸長を活かし(?)、ギランギランのスパンコールの衣装をまとって人気を集め、1983年にカントリーの殿堂入りを果たした。
え?私は知ってるのかって?
現代音楽から民族音楽まで、「音楽」とあれば何でも楽しむ私だけど、自慢じゃないがジャズ以外の黒人音楽とカントリー・ウェスタンだけはダメだ。
他にも苦手な音楽はあるけれど、ソウルとカントリーは私の二大天敵なのだ。
ブルーグラスはまだいんだけど、どうしてもカントリー&ウエスタンは受け付けない。
やっぱり私はレッドネックからはほど遠い、根っからのイギリス紳士なんだな。(ウソこけ!)
だからこのお方を知るワケがない。
でも、「Grand Ole rpry(グランド・オール・オープリー)」に参加してたのね?
「Grand Ole Opry」だけはDoyle Dylesのおかげでかろうじて知ってる。11_ljd2 この1965年の「May the Bird of Paradise Fly up Your Nose」という曲が最大のヒット曲なのだそうだ。
聴いてみるとスゴいのよ…ギターが。
もうさすがにコレはフザけているんじゃないか?と思うぐらい威勢の良いディレイのかけっぷり!
そのギターはGrady Matinという人。
ハハハ!やっぱりな…エコープレックスがちょうど発売された頃だったんだって!
誰でもこうやりたくなる気持ちはわかる!
Jdsグラディ・マーチンは、ロニー・ホーキンス、ロイ・オービソン、エルヴィス、レオン・ラッセル、ジョーン・バエズ、J.J.ケールなんかとも共演している人。
写真だけ見るとひと昔前まで浅草演芸ホールに出ていたようなイメージだ。
マルベル堂でブロマイドを売っていそう?
この人、カイ・ウィンディングの『Modern Cowboy』というアルバムに参加しているのには驚いた。
トロンボーンでカントリー?
さすがに気になって聴いてみたが、ま、トロンボーンのイージー・リスニング・ミュージックみたいな?
悪くはないけど、やっぱりJay & Kaiの方がケタ違いにカッコいい。

Gm カントリーの脱線ついでに…。
あったんですよ、Marshallにも。
「4140 Club & Counry」というカントリー用のモデル。
ゼンゼン歪まなかったらしい。11_cc お、それと、今日の記事のタイトル。
「スタジオ・ジョニー」というのは、ブレヒト=ワイルの「Surabaya Johnny(スラバヤ・ジョニー)」という曲のシャレ。
私はワイルが大好きなので、Johnnyくんに許可をもらった上でこういうタイトルにさせてもらった。
Johnnyくんはワイルを知らなかった。
ヒヒヒ、コレでおあいこね。11_kw こんな具合で、Johnnyくんがウチに来るとそっち方面の音楽の話で盛り上がる。
「リッチー」や「イングヴェイ」の名前はただの1回も出て来ない。
何となく方向性がピッタリだったのは、オーネット・コールマンの『Dancing in Your Head』ぐらいか?
Johnnyくんはサザン・ロックにも造詣が深くてね。
Marshall Tucker BandだのBlack Oak Arkansasとかいう名前が毎回出て来る。
こないだはHydraの話もしたな。
私はサザン・ロックはそれほど聴いていないんだけどね。
一方、彼はプログレのようなヨーロッパ然とした類の音楽がカラッきしダメ。
こうしてゼンゼン話が合わないようだけど、だからこそ実に面白い。
24歳とは全く思えん。
この動画を撮影の後、お疲れさん会で酔っぱらって、Status QuoやFoghatを一緒に弾かせてもらったの実に楽しかった。
ウチのセガレより全然若いんだよ。
こんな若い人と楽しく仕事ができるなんて、私はなんてシアワセなんだ!20さて、Johnnyくんにデモをしてもらったのは、20WヘッドのSV20H。

30それを2x12"のSV212と…

401x12"に組合わせる。

50そして、同じく20Wのコンボ、SV20Cも弾いてもらった。

60STUDIOシリーズは完全真空管仕様。
ECC83が3本と…

70EL34が2本搭載されている。

80やっぱりね…真空管アンプですよ。
タイトルにある「いいこと」とはこのことなの。
ご存知のようにMarshallはCODEというデジタル・アンプをやっているでしょ?
おかげさまでコチラも好評で、本当にレコーディングで使っているプロ・ギタリストがいるぐらいのサウンド・クォリティなワケ。
それで今頃それのデモ動画をセッセと作っていることもご存知でしょう?
CODEもSTUDIOも同じ場所で撮影しているんだけど、特に防音の処理をしていない部屋なので、外には丸聞といえば丸聞こえなの。
ところが!
同じような音量にしているつもりでも、外へ漏れ聞こえて来る音の大きさが真空管アンプとデジタル・アンプとではゼンゼン違うのよ!
コレが「音のヌケ」というヤツなのね。
真空管アンプは文字通りジャンジャン音が外へ抜けていってしまう。
長いコトやっていたら間違いなく「オワマリさんコース」だろう。
こんなにも違うモノかと今更ながら驚いた。
道理でデジタル・アンプのギターの音が、大きな会場では後ろまで届かないことがよくわかった。
もうひとつ…。
ビデオ・カメラに収録される音が全く違う。
機械はしょうじきだよ~。
コレも同じ音量でやってても、真空管アンプの方は収録している音が簡単に割れてしまうんよ。
音の周波数の加減なのかナァ?
そこでその場でビデオ・カメラのメーカーに電話して、音声入力の調整の仕方を教えてもらい、最小にセットして試してみた。
結果…ダメ。
どうしても音が割れちゃうの。
こんなことを体験したら、いくらPAの技術が進化しても大きなコンサート会場では真空管アンプを選ぶべきということがわかりますね。
「ギター・アンプはやっぱり真空管に限る」ということへの理解が深まったのはとても「いいこと」でした。
CODEのコスパも素晴らしいけどね。
一応、両方立てておかないと…。
でも、とにかくアレにはビックリした。
そんなことがあって、実は今回の撮影は3回目のチャレンジだったのよ!
毎回、事後の「音楽飲み会」の方が楽しみだったりして…。
90STUDIOシリーズは元のモデルのルックスも忠実に再現しているところがうれしい。110この黒と金と白のカラー・コーディネーションはジム・マーシャルの偉大な発明だと思うよ。

120
160

130リア・パネルは今風にアレンジされている。

125SV212のハンドルはこれまたうれしいメタル仕様。

140vこの1x12"がまたいいんだ~。

150それでは、Johnnyくんの新曲「Daydream Waltz」をフィーチャしてお送りしましょう!

Ddw『スタジオ・ジョニー <STUDIO VINTAGE編>』をどうぞ~!

Johnny Yoshi Hiroの詳しい情報はコチラ⇒Twitter と Instagram

170v今日はココまで。
<STUDIO CLASSIC編>につづく。
 

「Marshall Japan」チャンネルの登録をお願いします!⇒YouTube

180 

200

2019年11月18日 (月)

【チャンネルMarshall Japan】Marshall2019

8_2019

『Marshall GALA2』の開演前の最後に上映したのがこのビデオ。
数回前の記事で触れたマーケティング・チームのフィリッパが『Marshall GALA2』のためにワザワザ制作してくれた、今年前半のMarshallの歳時記。
音楽はMarshall Recordsアーティスト、D_Driveの「Attraction 4D」。
「Marshall GALA」も「Marshall Blog」も、そして「D_Drive」も…イギリスのMarshallではスッカリおなじみなんですよ~。
 
ハイ、どうぞ~。

コレがこのビデオで流れている「Attraction 4D」を収録しているD_Driveの世界デビューアルバム『Maximum Impact』。

Mi  
…以上、この4本を『Marshall GALA2』の開演前に上映しましたことレポートしておきます。
 
 
YouTubeのチャンネルはコチラ⇒Marshal Japan

Mblogo_2

【チャンネルMarshall Japan】アーティスト・スポットライト~ロビン・トロワー

8_rt  

 『Marshall GALA2』の開演前、3本目に上映したビデオはロビン・トロワーのインタビュー。
以前、Marshllのウェブサイトに登場していたので翻訳してMarshall Blogに掲載したことがあった。
 
その記事がコレ⇒ロビン・トロワー・インタビュー (オマケつき)
 
この記事を書いた時、「サッパリしている」と内容の簡素さに触れた。
でも、STUDIOシリーズのリリースに合わせてこんなインタビューをしていてくれたのね?…うれしいです。
 
ビデオの中でロビンは1987XとSV20Hのスタックを弾いているけど、スゴイね。
どっちのアンプで弾いても、もう聞いた瞬間に「ロビン・トロワ―の音」ってわかる。
言い方を変えれば「ロビン・トロワ―にしか出せない音」だ。
 
若い人なんかも「いい音、いい音」って騒いているのをよく見かけるけど、本当の意味で「いい音」というのは、リッチーに似ている音でも、イングヴェイに似ている音でもなくて、「その人にしか出すことのできない音」のことなんじゃないかな?
ロビンがインタビューの中でいいことを言っている。
やっぱりコピーはどんなにうまくコピーしたところで、音楽的な価値という面においてはホンモノを超えることは絶対にできないワケで、「自分だけの音」を作るにはやっぱり「自分だけの音楽」、「自分にしかできない音楽」が必要なのではなかろうか?
「作ること」こそ尊い…私はそれができそうにないので早々に音楽から足を洗ったわい。
でもコピー・バンドは楽しいね。
コピー・バンドはアマチュアの特権だからね…でもお金は取れない。
「自分だけの音楽を作る」のがプロ…大いにお金を取るべきだし、もしいい音楽を提供されたのならお客さんは気持ちよくお金を支払うし。
この年になって、こういうことがようやくわかるようになったわ。
 
しかしね~、Marshallで鳴らすロビン・トロワ―のギターの音を死ぬまでに一度聴いておきたいな~。
中学の時、サンプラザに行っておけばヨカッタなぁ。
今度チャンスがあったらMarshallに頼んでイギリスまで押しかけさせてもらっちゃおうかな~?
では、お楽しみアレ!

YouTubeのチャンネルはコチラ⇒Marshal Japan

Mblogo

2019年11月17日 (日)

【チャンネルMarshall Japan】思い出のMarshall

Tvs


2002年に初めてMarshallの工場に行った時は感動したナァ。
ジムもまだ全然元気で、家にお呼ばれしてエラく緊張したっけ。
アレからもう数えきれないほど工場を訪れ、ドアの鍵の暗証番号を知るまでになってしまい、今では別段感動することがなくなってしまった。
それどころか、ジムと初めて仕事をさせて頂いてから21年…アータ、周りの人が物故したり、転職したりして行くウチに私もスッカリ古株になってしまったよ。
初めて行った時に驚いたのは、あのMarshallがほとんど手作りで生産されていたことだった。
今でも変わりはないが、基板周りを除いては工員さんがひとつひとつ丁寧にハンドメイドしていたのだ。
で、とりわけ目を惹いたのがカバリングのセクションで、木製のキャビネットにかぶせられたカバリング素材を切って、貼って、形を美しく整えていくサマはとても魅力的だった。
このカバリングのセクションが全ての工程の中で最も技術を要する…とその時聞いた。
今日はそんなカバリングのセクションを60年代に担当した人が語るMarshallの思い出。
Jim Nairnというお方。
このNairnという苗字の読み方がわからなくて困った。
ちょうど、GALA2でMarshallご一行と一緒だったので尋ねてみたのだが、「ネイルン」とも「ネイリン」とも…「ナーン」と読むのではないか?という説まで飛び出した。
取りあえずビデオの中では「ネイリン」さんとさせて頂いた。

ナーンかよくわからなかったんだけど、このお方、スゴイよね。
ハンウェルのジムの楽器店の頃からMarshallに勤めていたというんだから。
この赤い看板の床屋さんがそのジム・マーシャルの第1号店があったところ。
かつてはフィッシュ&チップス屋さんだったのだそうだ。
ココへ行った時も感動したわ~。
 
その時の様子はコチラ⇒【イギリス‐ロック名所めぐり vol.2】 マーシャルの生まれ故郷<後編>

39 そして、コッチのジムは1965年、1959発表の瞬間に立ち会う。
 
そのあたりのことを語っているのが『Marshall GALA2』の開演前、2番目に上映したビデオ。
いいね~。
初めて見た瞬間から字幕を入れて一人でも多くに人に見てもらいたいと思った。
この手のMarshallの歴史を記録するビデオなんてモノは作れるウチに作っておいて欲しい。
ところが!
おジイちゃん、すごいコックニー訛り!
しゃべっていることの意味はほぼ全部わかるのだが、字幕にするとなると正確を期さざるを得ない。
そこで、前回の記事に登場したフィリッパ姐さんにお願いしてトランスクライブ(文字起こし)してもらった。
それで何とか乗り切ることができた。 
でもひとつ…うまく訳せなかった箇所があった。
それはジムが「And they announced the…who」というところ。
ココ、「(自分たちが)誰かを告げた」という意味と「The Who」というバンド名がシャレになっているワケ。
コレを何とか処理したかったんだけど時間切れ。
そんなこともありつつ字幕を完成させたのがこのビデオ。
お楽しみあれ!

YouTubeのチャンネルはコチラ⇒Marshal Japan 
 

200_3_2

【チャンネルMarshall Japan】Marshallの工場を見学しよう!

 

Tvイヤ、私はね、考えていなかったんですよ…『Marshall GALA2』の開演前にMarshallに関するビデオを上演するなんてことは。
内容はチョット言えないけど、1回目の時は確かにとてもいいビデオを上映したよ。
でも、今回は全く考えていなかった…というより、全く思いもよらなかった。
ところが、今年の6月にMarshallの工場に出張して社長や今回来てくれたアレックスやマーケティングのスタッフと会議をした時のことだった。
社長がこう切りだした。
「エ~、ナンだいオマイさん、その~ビデオて~ヤツは今回はやらないつもりなのかい?しょっちゅうあることじゃあるまいに…演奏が始まる前にナンカお客さんに見てもらったらどうだい?」
「へぇ、親方。イヤね、アッシもそれを考えていたんですが、何分にもお客様に見て頂く適当なモノが見当たらねェんですゼ」と私。
「それじゃ、フィリッパの姐さん、シゲのために何かビデオを作ってやんな」と親方…イヤ、社長。
フィリッパ姐さんはマーケティング組の番頭さんだ。
「ガッテンだよ親方。シゲ、安心しな!オマエさんとガラのためにこの姐さんが何かいいビデオを作ってやるからサ!」ととても頼もしいフィリッパ姐さん。
「姐さん、ありがてぇ。恩にきるゼイ」
(Marshallの連中がこの辺りのところを自動翻訳ソフトで英語にして読んだらどうなるんだろうな?翻訳ソフトはこの江戸っ子弁を正確に訳すことができるのかな?できるもんならやってみたまえ!)
と、会議は順調に進み、GALA2の開演前にMarshallに関するビデオを上映することになった。
すると程なくしてフィリッパ姐さん、イヤ、フィリッパから今年の前半のMarshall歳時記的なビデオが送られて来た。
 
こうなると蠢きだすのが私のアイデアの虫。クタクタに弱った虫だけどよ。
そのビデオだけじゃ寂しかろうと、Marshallが制作した既存のビデオを併映することにした。
それもそのまま上映するのではなく、チョット前に導入した動画編集ソフトを使って字幕を入れることにしたのだ。
ヘヘヘ、字幕の入れ方がわかったので、やりたくなっちゃったんだね。
もはや清水俊二か戸田奈津子気分よ。
 
そこでまず最初に手を付けたのが工場を紹介するビデオ。
中に登場するジョンのセリフを翻訳したまではヨカッタんだけど、イザ字幕を入れようとすると、メチャクチャ難しいことがわかった。
私は以前、教則ビデオの仕事をしていて、もう数え切れないぐらい多くの作品の字幕の監修をやらせてもらった。
こういうヤツね…ビデオ。まだDVDの「デ」の字もなかった時代。

Mp

Bd

Mdf 聞き取り&翻訳はとてもできないよ。そういうのは帰国子女のプロの通訳/翻訳家が担当して、音楽的な箇所を私がチェックする…というシステム。
そうしたプロの翻訳家と付き合っているウチに知った字幕のノウハウというのが、
①日本人が1秒間に目で終える文字は平均で6文字まで。
②ビデオの場合、横組みで日本語字幕にできるのは14文字まで。
…ということだった。
なまじこんなことを知っていたもんだから、最初のウチはチョット悩んだね。
ナゼ悩んだのかというと、ジョンの話す英語がヤケクソに速くて、どんなに翻訳文を簡素にしてもとても上のルールに収まりきらなかったのだ。
面と向かって話していると、もうそういう「速いモノ」だと思ってさほど困らないが、イザ文字にするとなると大変であることがわかった。
それでも大した量ではないので何とか収めきった(つもり)。
 
ジョンはこのビデオの中でイギリスとべトナムの工場は全く同じ…と説いているが、それはホントにその通り。
実際に私も初めてべトナムの工場を見学した時一番最初に思ったのは「なんだ、ブレッチリーと全く同じじゃん!」っだった。
しかし!…しかし、しかし、しかし、しかし!ゼンゼン違うことがある!
それは「暑さ」。
もうヴェトナム暑かった~。
私は暑いのが滅法苦手でしてね。
ジョンは偉いよ。
日本の人が行ってもべトナムの湿気と気温にはかなりヤラれる。イギリスの人が行ったら尚更だと思うよ。
それなのに、仕事とはいえしょっちゅう行ってるからね。
…とそんなべトナムの旅と工場見学を綴ったMarshall Blogの記事はコチラ。
【工場見学編】
ベトナムに行ってきた! vol.5 ~ MAV見学 <前編>
ベトナムに行ってきた! vol.6 ~ MAV見学 <後編>
【驚きと感動と最後は下痢の観光編】
ベトナムへ行ってきた!~私のホーチミン vol.1
べトナムへ行ってきた!~私のホーチミン vol.2
ベトナムへ行ってきた!~私のホーチミン vol.3
ベトナムへ行ってきた!~私のホーチミン vol.4
ベトナムに行ってきた!~私のホーチミン vol.7
ベトナムに行ってきた!~私のホーチミン <最終回>


この一連のベトナムの記事の中でも同じビデオを紹介しているけど、今度は字幕入りだよ。
是非、今一度ご覧あれ。
このビデオが『Marshall GALA2』の開演前の一番最初に上映されました。

YouTubeのチャンネルはコチラ⇒Marshal Japan 
まださびしいよ!

200_3