ケロQ&枕25th ANNIVERSARY LIVE~ショボンPLAYS ZENITH
今日は有楽町から。
映画が大好きでこの辺りに足繁く通った50年前、この地にはまだ「日劇」が屹立していて、その地下のいくつかの映画館をよく訪れたものだった。
その後同地に下の写真の「有楽町マリオン」が建てられたが、コレもナント…今年で40周年だって!
オープン当時、今日レポートするコンサートのほとんどすべてのお客さんはまだ生まれていなかったことでしょう。 今日の現場はそのマリオンの中にある「ヒューリックホール」。
オープンした頃に一度来て以来なのでかなり久しぶり。
今日はゲーム音楽のライブなのだ。先に申し上げておきますが私の場合、コンピュータ・ゲーム(←こういう言い方はまだ存在しているのかしらん?)といえば、せいぜい「スーパー・マリオ」どまり。
要するにゲームのことはナニも知りません。
なのでこの世に「美少女ゲーム・ブランド」というモノがあるということも今回初めて知った次第。
今日はそのエリアの雄『ケロQ』と、その姉妹ブランドである『枕』の音楽を演奏するコンサート。
「ゲーム音楽のライブ」には時々お邪魔することがあるのだが、この手のモノは初体験なのでとても楽しみ。
下は会場のロビーに展示されていたファンからのお祝いのアイテム。
そう、この『ケロQ』は今年で25周年を迎えるのだそうだ。
生き馬の目を抜くような入れ替わりの激しいビジネスにあって、そんなに長い間人気を保ち続けるということはまさにお祝いに値する出来事であろう。
訊けば同様のコンサートは7年ぶりとのこと。
今回は『ケロQ』だけでなく、『枕』の曲も演目に組み込まれるということで、ファン垂涎の催しとなった。何しろチケットの抽選倍率が大変に高く、ココに来られるお客さんは超ラッキー状態だったのだ。コレはゲームの登場人物が身につけているコスチュームの実物かな?
もちろんファンの皆さんは喜々として写真を撮っていた。さて、今日ココにお邪魔した理由はこの人…伊藤ショボン太一。
Marshallのドラム・ブランド「NATAL(ナタール)」が初めて日本に入って来た時から愛用してくれている名ドラマー。
今回ショボンちゃんが使ったドラム・キットはNATALの新商品「ZENITH(ゼニス)」。
1950~1960年代のヴィンテージ・ドラムスのサウンドと雰囲気を醸し出す12"、16"、22"のキット。
そうした昔のドラム・キットを忠実に再現しているため、ZENITHの標準品にはタムタムがひとつしか用意されていない。
昔はタムタムをひとつしか使わなかったのです。
そこで今回ショボンちゃんは13"(写真の向かって左の大きい方)のタムタムを他のキットから調達してZENITHに組み込んだ。根っからのNATALドラマーであるショボンちゃんはもちろんバスドラム・ペダルもNATAL。
ところで、ショボンちゃんはすでにレコーディングでZENITHを使っている。
その時、スッカリZENITHのサウンドと叩き心地にハマってしまい、「次回はぜひライブでZENITHを使いたい!」ということになっていた。
そして、とうとうその日が来た!
実はこのZENITHはそのルックスの良さもあってミュージック・ビデオの収録などに何度か使われて来たのだが、実際のライブ・ステージでお披露目するのはこの日が初めてだった。
さてその結果はいかに!?
ショウが定刻通りに始まった。
まずステージに姿を現したのは「はな」さんと…ピアノの「おはる」さんの2人。
デュエットで「空気力学少女と少年の詩 -Piano Vocal Ver.-」、「呪われた生/祝福された生」等を演奏。そして、バンドが加わって「虚無の先で愛を見つける」。バンドのメンバーはkensei ogataさん。itohさん吉野薫さんギターが3人なんてスゲエな。
まるでレーナ―ド・スキナードみたいじゃんね…と言ったところで誰も知らないか?
開演前にこの若きギタリストさんたちとおしゃべりをさせてもらったがとても楽しかったナ。
3人のうち吉野さんはMarahall。
いつもMarshallを愛用してくれているそうだ。
この日吉野さんが使用したのは「JCM900 4100」と「1960A」のハーフ・スタックだ。
ベースはhitana tomiokaさん。そしてドラムスがショボンちゃん。 ウ~ン、やっぱりZENITHって音がいいナァ~。
ま、叩き手が良いせいなんだけど。続いては「viewtorino」というチーム名義でogataさんが「幾望‐既望‐希望」他で歌声を披露。吉野さんはMarshallの魅力を発揮するべくバシッとソロをキメた。
続いてステージに上がったシンガーはlunaさん。
「在りし日のために」、「登れない坂道」、「ナグルファルの船上にて」を熱唱。するとココで雰囲気が替わってロック色が濃厚に。
ロック色を濃くしたのは狩野七夏さん。ショボンちゃんのドラミングもグッとワイルドになる。「神と旋律」、「鏡ノ世界ニハ私シカイナイ」、「光差す世界」、「鏡の世界には私しかいない」等をカッコよく歌いまくって会場を大いに盛り上げてくれた。冒頭ではなさんとデュエットで登場したおはるさんのソロ・ピアノが続いた。
盛りだくさんだわ~、このコンサート。「夏の夜の展覧会は」、「夜の向日葵」、「天球の奇蹟」を演奏。
おはるさんのピアノ、タッチがものすごくシャープで聴いていて実に気持ちが良い!ショウは終盤に突入。
はなさんが再びステージに立つ。
MCでよくやる「〇〇地方から来た人~?」というアンケートをすると、全国津々浦々からはもちろんのこと、海外からのお客さんもいらっしゃってケロQの人気のほどを窺わせた。このセットでは作曲者の松本文紀さんもギターで参加した。「Dear my friend」と「さくらとことり」を披露。そして本編を締めくくったのは2度目に登場したlunaさん。9月にコロナに罹患して声が出なくなり、このコンサートへの出演も危ぶまれたが、見事「刻ト詩」と「Mon Panache!」を激唱した。会場が盛り上がりに盛り上がって本編を終了。ものすごい「アンコール!」の掛け声。
まぁ当然でしょう!アンコールで登場したのははなさん。 客席の強力極まりない熱気を相手に「空気力学少女と少年の詩」他3曲を披露した。最後の最後までどの曲にもマッチするZENITHのドラム・サウンド…我ながらお見それしました。
ショボンちゃんの腕前のおかげです。最後は統括者の「すかぢ」さんも加わってステージに全員集合。
「全部~?」「すかぢが悪い~!」のコール&レスポンスで華やかにコンサートの幕を降ろした。
楽しかった~。
ケロQの詳しい情報はコチラ⇒ケロQ&枕 official site
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