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ライブ・レポート Feed

2018年10月21日 (日)

【LOUD & METALLIC WEEK】Red Bull Music Festival TOKYO 2018 METAL MANIA <後編>~LOUDNESS

 

さて、早くも『Red Bull Music Festival TOKYO 2018 METAL MANIA』のトリの登場と相成る。
そして、先週の月曜日からスタートした【LOUD & METALLIC WEEK】の最終回となるのが今日の記事。

400双方の最後を締めくくるのはもちろんLOUDNESS!
オープニングのSEは『Rise to Groly』の「8118」。

10二井原実

20v高崎晃

30v山下昌良

40v西田竜一

50v高崎さんはいつものバックライン。

60客席に向けられたMarshall JMP-1を搭載したおなじみのラック・セット。
そういえばロジャー・メイヤーさん、今回の楽器フェアにも元気に参加なされていた。

70v1曲目は「Soul on Fire」。
この7日間Marshall Blogでご覧頂いた通り、1週間のウチに3回LOUDNESSのステージに接するという僥倖に恵まれた。
それに合わせて記事を編んだワケだが、一体何回「スゴイ」と書いたことか…。
コレは私の貧弱な語彙によるせいだけではない。
実際にスゴかったのだ。
スゴいものは「スゴい」と書くのが一番いいのだ。
「ゴイス~」だなんてフザけて書けたものではない。

80vそして、もう1回書く。
スゴかった!
一体この日は何だったのだろう?

90もうステージの上も下も手のつけようがないぐらいの盛り上がりと熱気だったのだ。
やっぱりこの雰囲気はLOUDNESSだけが作り出せるモノだし、「スゴい」としか書きようがない。

1002曲目も『Rise to Groly』 から「I'm Still Alive」。

110v_isaこの嵐のような雰囲気にLOUDNESSの皆さんもとても楽しそうだ。

130vそうか!
お客さんみんなRED BULLを飲んでるんだな?

300v「こんばんは!LOUDNESSです。
今日はお招き頂きましてありがとうございます!
とても短い時間ではありますが楽しんで、ハジけて帰ってください!
Say Yhah!」
「YEAH~!!」×100

ドワ~!超特大のレスポンス!

145火に油を注ぐように「Crazy Nights」。

150しかし、ギター・ソロのこの1小節ほどのアウト・フレーズはいつ聴いてもカッコいいよね。
高崎さんがこの手法を使うのはこの曲だけではないけれど、どれも大変効果的で何度聴いてもハッとさせられる。
ソロの組み立て方が秀逸なのだ。

190v続けて「Crazy Doctor」。
ドンドンいくよ~!

180今日もあの名ソロ・フレーズに歓声と喝采が浴びせかけられる。

S41a7354歴史に残る名曲を自分のモノとして演奏する姿というのは何とも言えない迫力があるものだ。
舟木一夫の「高校三年生」だってそうだ。
そういう曲が何かひとつあれば歴史に残る。
200LOUDNESSはそういうロック史に残る曲がいくつもあるんだから偉大だ。
次の曲もそう。

210高崎さんがステージ中央に歩み出て大きな歓声を浴びたのは「In the Mirror」。

220_itmホントに今日は、天ぷらとすき焼きとステーキとカツ丼とハンバーグをいっぺんに食べたようなボリューム感だ!

230vいつも演奏している曲なのだが、雰囲気が違う。
「ノリ急ごう」なんて言うと感じ悪いけど、とにかくお客さんが「ノッタもん勝ち」みたいな勢いなのね。
そしてノッテいるお客さん全員が「これ以上ない!」という位、最高にうれしそうな顔をしていた。

240高崎さんのソロにも気合いが入る。

0r4a4607 お客さんは1音としてそれを聞き逃さない。

250最後は「S.D.I.」。

260_sdi「♪S.D.I.」!

S41a7304 最後にもう1回書いちゃうけど、ヤキを入れに入れたタングステン製の6曲…「スゴかった」。
やっぱり曲だよ!音楽は!

285METAL WEEKENDの4連チャンに続いてのこのステージ。
今日はホントに楽しそうに演奏していた4人。

270v

S41a7359

290v

S41a7262もう最初から最後の最後までこの調子。
終わらせたくないけどコレで終わり!
次の機会が待ち遠しいぞ!

305高崎さんはこの後、セッションのコーナーで演奏したBlack Sabbathの「Paranoid」に参加された。
 
毎回書いているけど、LOUDNESSは年末にまだ企画が残されているそうなので、それを楽しみに待っていましょう。
そして、その時またお会いしましょう!

0r4a4525 LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒-Official Website-

320全7回にわたって連載した【LOUD & METALLIC WEEK】はこれにて終了です。
毎日ご高覧頂きました皆様、どうもありがとうございます。
そしてLOUDNESSの皆さま、ご関係の皆さまご協力ありがとうございました。

330 

<オマケ>
東京ビッグサイトにて、今日まで『楽器フェア』が開催されていんだけど、昨日と一昨日お邪魔して来た。
ESPさんのブースにて…ホラ。

90r4a0772  

200_2 
(一部敬称略 2018年9月28日 渋谷TSUTAYA O-EASTにて撮影)

2018年10月20日 (土)

【LOUD & METALLIC WEEK】RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2018 METAL MANIA <前編>~HELL FREEZES OVER

 
東京の街全体を舞台にした都市型音楽イベント『RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO』が去る9月22日から10月12日まで約1か月間にわたって開催された。
「RED BULL」…私は強烈な思い出があるんですよ~。

10それはココ。
渋谷からいきなりロンドンのウェンブリー・アリーナに飛ぶ。
Marshallの「50周年記念コンサート」の時の話だから2012年の9月のこと。
もう6年も経ってしまって、Marshallももう50周年より60周年の方が近くなって来た。
50周年は「ゴールド・ジュビリー」、60周年は「ダイアモンド・ジュビリー」だからね。
また楽しみだ。
この時、ただでさえ時差ボケでヘロヘロでクタクタになっているところへ持って来て、前日は朝から夜10時までビッシリとリハーサルが入っていてそれにガッツリ付き合った。
ザックだの、イングヴェイだの、ケリーだののリハーサルだからして10時間以上爆音に浸かっていたのね。
もう身体ボロボロ。
そして翌日のコンサート本番。

15カメラを3台を首からブラ下げて、大勢の屈強な外人のフォトグラファーの中にアジア人がたった1人混ざってプレスピットで4時間半。(みんなやさしかったけどね)
もう、「コレが自分の身体か?」というぐらい疲れ切ってしまって、終演後、さすがにスタッフの控室でヘタリこんでしまった。
その時、フト部屋の隅に目をやると、RED BULLが山積みになっているではないか。
私はその手のものを普段一切口にしないのだが、「コレって疲れが取れるヤツじゃん?」と思い、缶のサイズも小さかったので3本たて続けに飲んでみた。
3本の空き缶をひとっ所に集めておいたのだが、後から部屋に入って来たMarshallのスタッフがそれを見つけてやや驚き気味にこう訊いた。
「誰だ?コレ飲んだのは誰だ?」
それが勝手に手を付けてはいけないモノだったのかと思い、私は恐る恐る名乗り出た。
「シゲか?オマエ、3本いっぺんに飲んだのか?」
「そうだよ。あんまり疲れていたから」
「ダメだよ~!飲むのはいいけど、3本はダメ、ダメダメ!」
「え、ナニ?ナンなのッ?」
後で理由を聞いて驚いたけど、効果が絶大なので「過ぎたるは及ばざるがごとし」…ということなんだってね。
幸か不幸か、私の疲れの方が勝っていたらしく、全く何事も起こらなかったです。

16渋谷に戻る。
今日はそのフェスの中のプログラムのひとつ『METAL MANIA』。
LOUDNESSをヘッドライナーに迎え4つのバンドが出演した。
会場のO-EASTのロビーにはこんな写真撮影コーナーが設置されていた。

20Marshall Blogでレポートするステージは2つ。
当然ひとつはトリのLOUDNESS。
そしてもうひとつは3番手、トリ前にステージに上がったHELL FREEZES OVER。
いいね~、このドライアイス!カ~ッコいい~!
やっぱり化学薬品でモクモクと捻り出したそこら辺のスモークとはワケが違う。
昔のスモークはみんなこうだったんだよ。

40この平均年齢25歳の若きメタル・チーム、Marshall Blogには早くも2度目の登場となる。

50TREBLE "GAINER" AIDYSHO

70vRYOTO

80vHIROTOMO

90vTAKUYA MASHIKO

100vTom Leaper

110v1曲目は「OVERWHELM」。
先ごろリリースされた彼らのファーストミニ・アルバム『SPEED METAL ASSAULT』のリード・チューンだ。

120見てよ、この景色!
HIROTOMOくんの背後には1959のフルスタック。

130vああ、凛々しいナァ。
やっぱりロックはコレだよね。

140vRYOTOくんも同様。
ありがとうヘルフリ!

150vRYOTOくんの「マーシャル2台積み」。
あ、私じゃないよ!
このMarshallを指して「2台積み」と表記しているライブ・レポートを目にした…きっと若いライターさんなのだろう。
「2台積み」…ある意味、新鮮な表現だナァ。でもどこをどう数えて「2台」なんだろう?
1960のことを指しているんだろうね?
それともキャビは1960が2台が合体していて、ヘッドとキャビで「2台」ということなのかな?
そんな…ピート・タウンゼンドじゃないんだから。
ひとつ確実に言えることは、残念ながらMarshall Blogをお読み頂いていないということだろう。
ま、そんなことは構わない。
でも、音楽に関係したプロのライターさんだったら例えハードなロックを専門としていなくてもMarshallの数え方ぐらいは知っておこうよ。ロックの歴史の一部を作った楽器なんだから。
我々の世代なら笑って済ますことができるけど、若い人がその文章を読んで覚えてしまったらマズイんだよね。歴史が書き換えられてしまう。

160vヘルフリのみんなはこんなこと百も承知なので申し訳ないけど、せっかくの機会なので、ココでスタック・タイプ(積み上げ式)Marshallの数え方を勉強しておこう。
ムズカシイことはひとつもない。
ただヘッドとスピーカー・キャビネットの数を上から数えればOK。下から数えても答えは同じだ。
ちなみに、ギター・アンプに「Stack(スタック)」という言葉を使ったのはMarshallの創始者、ジム・マーシャルだと言われている…というより、実際にジムが私にそう言っていたので間違いないだろう。
「シゲ、スタックという言葉はね、私は最初に浸かったんじゃよ、フォッフォッフォッ」って。
ハイ、やってみましょうか?
下の写真は、ヘッドはJVM410H、それにスピーカー・キャビネットの1960A、それに1960B。
ヘッドで1、Aキャビネットで2、Bキャビネットで3。
だからコレで「3段積み」。
Aは前面に角度がついているのでAngled、Bは下に使うことが多いのでBaseという名前がついていて、それぞれ「A」、「B」と表記される。
この3段積みのスタイルを英語で「Full Stack(フル・スタック)」と呼んでいる。
昔は、ヘッドが今で言うビンテージ・タイプのものしかなくて、100W出力の1959のヘッドに、これまた今で言う1960AXと1960BXというキャビネットを組み合わせて「UNIT3」と呼んだ。
ヘッドがベース用の1992になると「UNIT22」とかね。
とにかく「2台積み」ではないことは私の家内でもよく知っている。

Jvm4fs_2一方、下の写真のようにヘッドとキャビネット1台ずつのパターンを「2台積み」といいます。
ウソウソ!
Marshallに「2台積み」という言葉など断じてありません。
「2段積み」です。英語では「Half Stack(ハーフ・スタック)」。
100Wヘッドと1959の2段積みは「UNIT17」。
対して50Wヘッドである1987との2段積みは「UNIT15」だった。
あ、こんなの覚えなくでもいいですからね。試験には出ません。
モデル名に使われている数字に全く意味がなくてヤヤこしいったらありゃしない。
でもこの時使ったヘルフリのMarshallが「2台積み」ではないことはもうご理解いただけたであろう。
「2台積み」を書いたライターさんには災難だったが、イヤミっぽく詳しくやらせて頂いた。
やはり言葉は正しく使わないと。
おそらく昔のロックを聴く機会などなく、仕方のないことなのかも知れない。
でも文章を書くことを生業としている以上は歴史が育んだ言葉は正しく使って頂きたい。
「ツーマン」とかおかしな言葉が跋扈している時代だ。
こういうことを看過していると、まずますロックがおかしくなってしまう気がしてならないのだ。

Jvm4hsもうこのパワーと勢い!
本当に曲の題名通り「圧倒」されるわ!

170vリフがあって…

180ギターのアンサンブルがあって…

190ソロがあって…

200v後は爆音で暴れるだけ。

220v今の巷間の若いバンドさんたちにない「ロック」の宝物がココに詰まっている。

230続けて「HAWKEYE」。

210v今日、このバンドを見るのが初めてなお客さんがほとんどだったハズ。
にもかかわらず、ものすごく盛り上がっているんですよ。
まるで昔からのファンが集まっているかのよう。

240みんなこういうロックに餓えてるんだね~。
デジタル・アンプなんかではなくて、真空管がウナリを上げるMarshallでギターを鳴らすロック。
そういえば、始めた見た時の会場でもこうして盛り上がっていたっけ。
初登場なのにも大盛り上がり…曲は知らなくてもビビビと伝わるのだ。
そう!
このバンドが作る曲は、若い割にサビのメロディが「アレ」じゃないんですよ。
だから「ロック感」に満ち溢れている。
よく「メロディアスなんとか」っていう言葉を使うでしょう?
「メロディアス」というのは、旋律が歌謡曲っぽいという意味ではありませんからね。
優れた魅力的な旋律のことを「メロディアス」という。250vMCを挟んで「BURN YOUR LIFE」。

260前回見た時にはオープナーを務めていたこの曲。
つまりインパクトが最大級ということだ。

270そしてこのアクション!
今日の会場は広いので心おきなく暴れろ!

280チョットしたドラムスのソロがあって…

S41a7078 「WRITING ON THE WALL」につなげて…

300さらに「END THE BREATH OF THE NIGHT」と、大熱演が続く。

310v「サンキュー!
どうだい?最高かい?
オレたちのファンになっちゃったか?」
この自信がまたいいじゃないの。コレぐらいでなきゃ!
お客さん間違いなく全員年上だぜ。
「あと1曲になっちまった!力尽きるまでたのしんでくれよ!」

290最後は「HELLRAISER」。
ね、どう見てもお客さんが初めてこのバンドに接している光景には見えないでしょ?

320最後の1曲…ステージの上も必死!

330v

S41a7005

340v

350v

370v大歓声に包まれながら持ち時間イッパイに6曲を披露した。

360演奏した曲はすべて先ごろリリースされたミニ・アルバム『SPEED METAL ASSAULT』から。
HELL FREEZES OVERのエネルギーでガラガラと崩れ落ちる1960のジャケットが目印だ!

30cd 演奏が終了してプレスピットから出る時、「コレ、いいネェ!」なんて声が客席から聞こえて来た。
そのお客さんだけでなく、もう会場全体の雰囲気がHELL FREEZES OVERの登場を歓迎しているようだった。
うれしかったね。
近頃この他にも本来のロック・テイストを持った骨のある音楽を演る若いチームが出て来ていてね。
最近の若いバンドは他と同じことをやることに一生懸命になってるでしょ?
タオルを回したり、「ホイッ、ホイッ」ってお客さんに叫ばしたり、歌い方がミスチルとソックリだったり、歌詞が「ありがとう」と「ごめんね」と「がんばろう」だったり…。
そういう時代にソロソロお別れをする時が来たのではないか?と淡い期待を持ってはいるけど、現実はそうではないことも知っている。
若いお客さんがいないんだよ。
コレじゃダメなの。
次の世代への伝承ができず、いずれ絶滅してしまう。
エンタテインメントの主役はステージの上の人たちではなくて、客席にいる人たちだからね。
ナントカこの手の音楽に若い人たちを取り込む方策はないものか…。
アニメの主題歌にガンガン採用してもらうというのはどうだろう。無理か…。
とにかく、まずは続けなければなるまい。
がんばれHELL FREEZES OVER、地獄が凍りつくまで!

380HELL FREEZES OVERの詳しい情報はコチラ⇒Official website

390<【LOUD & METALLIC WEEK】最終回につづく>

 

200_2 
(一部敬称略 2018年9月28日 渋谷TSUTAYA O-EASTにて撮影)

2018年10月19日 (金)

【LOUD & METALLIC WEEK】METAL WEEKEND 第3弾~LOUDNESS <後編>

 

『METAL WEEKEND』の3日目の後半。
「Ares' Lament」の大合唱で感動した後は…

10_2♪ダカダカダカダカ…

20v_df♪ダカダカダカダカ…

30v_2♪ダカダカダカダカ…

40v♪ダカダカダカダカ…

50v_2「Dream Fantasy」!

66目の覚めるようなスピード・チューン!
コーラスの最後の「♪世界、Fantasy」のところが大スキ。

60_2「すさまじい」としか形容のしようがないギター・ソロ!
汗が!

65v続けても究極のスピード・チューン。
Go ahead,竜さん!

70v_es「Esper」久しぶり!

75圧倒的な「♪Esper」の絶叫!
3日連チャンでもビクともしない二井原さんのメタル・スロート。

95ベストの前身頃には「東北魂」のワッペン。

96とにかくホレボレするような高崎さんのギター・ソロがココでも大爆発!
90v_2高崎さんが全身全霊を傾けて弾いていると…

100ああ~!
二井原さんダメよ、ダメダメ!
アンプを勝手にイジっちゃマズイってば!
ちゃんと左手でマイクを背中に持って来ている。
二井原さんのマイクが1960の音を拾っちゃったらマズイからね。
ナンチャッテ…。

110v_2ココでメンバー紹介があって新しいアルバムに触れ、「ボクの大好きな曲です」と次のセクションへとコマを進めた。
すなわちココから数曲は『Rise to Groly』コーナーとなる。

130v当たって砕けて「Go for Btoke」。
「Go for Broke」といえば、数日前に『ベスト・キッド』のことを書いたでしょう?
一昨日、事務所に若い連中が来て、その辺りのことを話してビックリ。
4人とも全員が『ベスト・キッド』といえばジャッキー・チェンなのだそうだ。
だから当然「ダニエルさん」のことも「ミヤギさん」のことも知らない。
こうして古いモノがドンドン忘れ去れていくんですな~。
かといって若い人たちに古いモノすべてを吸収してもらうことも不可能だし…。
時の流れは残酷だ…どんなにいいモノでも容赦なく抹殺してしまう。
だからLOUDNESSには一日でも長く元気に活動を続けて頂きたいのだ。

120_gfb第1日目にも披露したアコースティックのシーンがそれに続いた。

140_uisl曲は「Until I See the Light」。
デューク・エリントンに「I'll Beginning to see the Light」という曲があるんですよ。
「光を見はじめて」→「光を見るまで」…名曲どうしでストーリーがつながりそうだ。

150v高崎さんの美しいアコースティック・ギター・プレイから…

160v_2後半のヘヴィ・パートへ。
やはりグリーンのPrime Signature。
ココから最後までこのギターとMarshallのコンビネーションで極上のギター・サウンドを炸裂させた。

170v梵鐘が2つ。
「The Sun will Rise Again」だ!

180_swra今日も「♪The sun will rise again」の絶叫が会場の隅々にまで響き渡る。

190v誰にも止められることのできない、まさに灼熱の太陽のようなパフォーマンス!

210そして4人がひとつになって本編を締めくくったのは「S.D.I.」。

240v

200v

260v

S41a6682この盛り上がり方は「クライマックスの権化」!230その様子をステージそでから見守るRiotのMike。

280こうして3日目の本編のプログラム全14曲を完走したのであった。
スゴい歓声だったナ~。

300_2そして、アンコールにはさっきとは反対にRiotのメンバーがLOUDNESSに合流した。
曲は「Crazy Nights」。

310さっきステージそでからLOUDNESSの演奏を観ていたMikeがはじめはステージ下手に陣取っていたのだが、高崎さんの横に移動して来た!
370_2まずはMikeのソロ。

340v「Akira!」

350_2高崎さんがそれを受けてバッチリとギター・ソロをキメてくれた!360vコチラは山下さんとDonのベース・チーム。

330ボーカル・パートは二井原さんとToddで分け合った。

380固い握手を交わすボーカルズ・チーム。

390こうして3日目のRiotとのダブル・ヘッドライナー・ショウも大歓声に包まれて終了した。
イベントはもう1日あったのだが、残念ながら私は先約があって不参加。
あんぱんさんが登壇し、元気な姿を見せてくれたと後に聞いてうれしくなった。
LOUDNESSは年末にまだお楽しみが残っているそうなので、それまで皆で楽しみに待つことにしよう!

410LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒-Official Website-

420<オマケ>
見て!
終演後の高崎さんのギター。
汗がしたたり落ちている!

430v <『METAL WEEKEND』のレポートはコレでおしまい。RED BULL主催『METAL MANIA』につづく>

 

200
(一部敬称略 2018年9月23日 ZEPP DIVERCITYにて撮影)

2018年10月18日 (木)

【LOUD & METALLIC WEEK】METAL WEEKEND 第3弾~LOUDNESS <前編>

 
ホラ、見てごらん…下のサインボード。
さすが世界のLOUDNESS。
「LOUDNESS/RIOT ダブル・ヘッドライナー・ショウ」って書いてあるしょ。
どんなことがあったって「ツーマン」なんてみっともない言葉を使ったりしない。
しつこいか…。
それにしても一体誰が「ツーマン」だなんてキテレツな言葉を最初に使い出したのだろうか?
きっと冗談のつもりで口にしたのがナニかの拍子で広まっちゃったんだろうね。

10私はこの日が『METAL WEEKEND』の最終日だったので、記念にメタっておいた。
どうだい、ジジインスタ映えするだろ?
30v会場のロビーには全日程を通してRock Beats Cancerでおなじみの「樋口宗孝がん研究基金」のブースが設置され多くの人が立ち寄っていた。

20さて、『METAL WEEKEND』第3日のダブル・ヘッドライナー・ショウもRIOTの熱演が終わりLOUDNESSの出番となる。
ステージ上手にはMarshall。

40そしてアンプはおなじみのJMP-1セット。

50vそして、高崎さんの今日の愛器たち。

55v実は、LOUDNESSはこの夏にドイツで開催された『Headbangers Open Air』において、昨日レポートしたRiotとヘッドライナーの座をシェアしている。
その共演を東京で再現したのが『METAL WEEKEND』の3日目のステージ。
LOUDNESSのステージは、『Headbangers Open Air』と同じ内容を演じた。
つまり『THE LAW OF DEVIL'S LAND~魔界典章』と『DISILLUSION~撃剣霊化』の初期のアルバムからの曲を中心としたセットリストだ。
…と来れば、デビルのバックドロップの出番だ。

60目ツブシが炸裂し、いよいよスタート!

70イヤ~、今日もいきなりアクセルとスロットルが全開した演者と観客!

80二井原実

90v高崎晃

100v山下昌良

110v西田竜一

120v1曲目は「In the Mirror」!

130_itm二井原さんは、チョット前にステージに上がったテンションをそのまま持ち込んだ。

140v3日目でも高崎さんのギター・ソロが容赦なく切り込んでくる!
ああ、今日もこの音、このプレイ!
シアワセだ~。

160vガンガン観客をアオる二井原さん。
もうRiotが温めておいてくれたからね~、客席は導火線のない爆弾のようだ。

165タイトル・チューン、「The Law of Devil's Land」。

170_lod「Black Wall」へと続く。

190_bwドクロを背にして弾きまくる高崎さん。
すべてのソロが真剣での斬り合いのようだ。
でも実際には映画やテレビのようにつばぜり合いをしたり、刀を振り回して派手にチャンチャンバラバラやるようなことはなかったらしいね。
刀は重いし、極度に緊張するしで、チョット動くとみんな疲れてヘロヘロになっちゃったとか…。
でも吉村昭の『桜田門外の変』なんかを読むと、あの事件の後、現場には鼻や耳や指の先がたくさん落ちていたらしい。
水戸藩士の士気は映画以上だったのだろう。
ちなみにその後始末は町民がしたらしい。
ヤダね、落ちている人の鼻をつまんでゴミ袋に入れる作業なんて…。地面の血を洗い去るのも相当大変だったようだ。

195v高崎さん、今日は珍しく何回もお立ち台に乗ってのプレイ。
普段あまり乗らないからね。
225コレも珍しいショット。
私は過去幾度となくLOUDNESSさんのステージの写真撮影をお任せ頂き、これまで万単位の写真を撮ってきた。
そのことを大きな誇りに思っているのだが、私の記憶ではこのフォーメーションで4人をフレームに収めた記憶がない。
もちろん何枚もこのシーンを撮ったんだけど、どれも気に入っている。200「凄まじい演奏と歌声で楽屋で凍り付いていました!」
Riotのことね。
「でもみんなの歓声に勇気を頂いて出てきました!
ドイツのフェス3日間の2日目に出たんですが、3枚目と4枚目を中心に演ってくれ…というリクエストが具体的にありました。
今日はそのなつかしい曲を中心に演ります。
その時代に青春を過ごした人は存分に楽しんで行ってください!そして、そうでない人もそれなりに楽しんで行ってください!」
という二井原さんのMCに続けて…
220『THE LAW OF DEVIL'S LAND~魔界典章』から「Sleepless Night」。

210v_snもうスゴイ汗!
熱演ぶりが伝わることと思う。

230vもうイッチョ『魔界典章』から「Speed」!

240_spこの曲のリフが何とも好きでしてね~。

150猛然とドライブするLOUDNESS!

250竜さん、今日も大熱演!
竜さんは今年3月の『Rise to Glory』のレコ発ツアーの時からだけど、考えてみるとスゴいレパートリーの数だよな~。
長い歴史と大きな実績のあるバンドをサポートするっていうのは大変ことだ。
フランク・ザッパのところなんかも、メンバーはツアーに出る前の半年間のリハーサルで200曲以上完全に暗譜させられたとか。

260今日は1日目に使用しなかったギターを使用している高崎さん。
どれを弾いても「世界の高崎サウンド」なんだけどね。

270ウワッ!こんな高崎さん、初めて見た!
白衣。

275当然、曲は「Crazy Doctor」。

276vココからは『DISILLUSION~撃剣霊化』のコーナーだ。

280v例の名ソロ・フレーズが3日目の『METAL WEEKEND』の空間に響き渡る。
一音一音に魂がこもっているようだ。

290vこんな鬼気迫ったお医者さんがいたらコワイって!

300竜さんのドラムスから「Milky Way」。

310v_mw白衣を脱いだ高崎さん。
またこの汗!
相当暑かったことでしょう。

320v「Ares' Lament」では照明が落とされ2つのミラー・ボールが幻想的な空間を演出。

330_alやっぱり名曲ですな。
どんなにハードな曲を演奏するバンドでも、いいチームのレパートリーには必ずバラードの名曲があるものだ。

340お客さんの大合唱を浴びながら前半が終了した。

360LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒-Official Website-

370 <3日目のレポートはつづく>

 

200
(一部敬称略 2018年9月23日 ZEPP DIVERCITYにて撮影)

2018年10月17日 (水)

【LOUD & METALLIC WEEK】METAL WEEKEND 第3弾~RIOT

 

Marshall Blogの【LOUD & METALLIC WEEK】はまだまだ続くよ~!
今日は『METAL WEEKEND』の3日目。
LOUDNESSとRIOTの出番だ。
ホラ、見てごらん、下のサインボード。
さすが世界のLOUDNESS。
「LOUDNESS/RIOT ダブル・ヘッドライナー・ショウ」って書いてあるしょ。
どんなことがあったって「ツーマン」なんてみっともない言葉を使ったりしない。
想像してもごらんなさいよ。
「METAL WEEKEND 第3弾 LOUDNESS/RIOT ツーマン」…ガクっと来ない?
LOUDNESSとRIOTの「ツーマン」だってサ!
いつも書いてるけどあんまりヒドイよ、この「ツーマン」とか「スリーマン」とかってのは。
いつかD_Driveが出演するイベントで9バンドが登場するということで「キューマン」ってのがあったけど、それは面白いじゃねーか。
そんなの「9バンド」って言えばいいんですよ。本当は「9バンズ」だけど、それはマァいいことにしよう。
「ハチマン」とかね…神社じゃん、それじゃ。
出演バンドがもっと増えるとどうなるか…「ジュウゴマン」、「ジュウロクマン」…ニューヨークまでの飛行機のエコノミー席料金かッ!?つーの!

10_2そう、RIOTはこの日のためだけに、はるばるニューヨークからやって来てくれたのだ。
それだけに気合いの入ったステージの造作がうれしい。
下手のMarshallの壁。40_2上手のMarshallの壁。
まるで神社の狛犬のようにステージの両側を陣取っている。
30_2知ってるでしょ?
神社の狛犬って左右で口の形が違うんだよ。
向かって右は口を開いて「あ」。
左が口を結んで「ん」。
五十音の始まりと終わりの文字を表しているのね。
つまり、ココにはすべて詰まっているというワケ…的な?
阿形(あぎょう)&吽形(うんぎょう)といって合わせて「阿吽(あうん)」…いずれにしても宇宙のすべてを包含しているという意味なのです。
Ki何が言いたいのかというと、「阿Marshall」と「吽Marshall」で、ココにロック・ギターのすべてが詰まっているということよ。

20_2Sunday I watched the riot…ホントはWednesdayなんだけどね。
ザッパ・ファンならニヤっとしてくれたことでしょう。
Riotのショウの始まりだ。
開演時間となり、場内に流れるSEに乗って表れたのは5体の着ぐるみの皆さん。

60_2手に物騒なモノを持って音楽に合わせて観客をアオるフクロウたち。

80_2フクロウじゃない?
エ、アザラシ?
ゴメンなさい!
調べてみるに「Johnny」という名前のマスコット・アザラシなのね?
正直に言いますが、私、Riotって全く存じ上げないのです。
でも、この着ぐるみの中には存じ上げている人がお2人入っています!ご苦労様です。
見てますか~?Marshall Blogに出て頂いていますよ~!

70_3そして、バンドが登場!

90_2ブォォォォォォっとCO2をカマす景気のいいオープニング!

100_2Todd Michael Hall

100vMike Flyntz

110v_2Nick Lee

120vDon Van Stavern

130vFrank Gilchriest

140v1曲目は「Victory」。
もう一度言っておきますが、私、Riotさんを全く存じ上げないので、以下はセットリストに毛が生えたようなレポートになってしまうこと、予めご容赦頂きたい。
写真は気に入ったのが撮れた。
全部ココに載せたいぐらい。
ということで、ファンの方には申し訳ないが、写真集をご覧になるつもりで画面をスクロールしてくだされ。

150_2「Fight of the Warrior」
スゲエ声!
何もココまで高い声を出す必要ななかろうに!と驚いちゃう。
でも驚いたのは声だけでなく、その若い頃のTodd Rundgrenのようなマスク。
さらに驚いたのは、この方、ファースト・ネームがToddだったのね⁈

160v「On Your Needs」

170vやっぱりこの光景だよね、ロックは!
使用しているヘッドはJCM800 2203。

180「Ride Hard Live Free」

190vNickも2203だった。

200スゴイ歓声!

210「Johnny's Back」

220_2「Outlaw」

230「Road Racin'」

240「ニュー・アルバムから」…と紹介したのは「Caught in the Witch's Eye」。

250vところどころに挟まれるツインリードが素晴らしい!
何でもこの2人は師弟関係だとか…。
一糸乱れぬアンサンブルの源はそこかな?

260「Angel Eyes」
Nickのアクションがあまりにも激しい!
最初から最後まで一時としてジッとしていない…コレは私の小学校の時の通信簿の先生のお言葉だ!

270vコーラスがまたスゴイのよ。
主にMikeがToddの歌にハモりをつけるんだけど、とても2人だけで歌っているようには聞こえない。
向こうのバンドはどんなタイプのロックでもハーモニーを取り入れるよね。
そこが日本のロックとの大きな違いだ。
こういうところにもロックのルーツが異なることが感じ取れる。

280竿チーム、3人揃い踏みも壮観だった。
430「Tokyo Rose」から…
420v…「Rock City」のメドレー。
私が中学の時分にリリースされたファースト・アルバムからのチョイス。
その頃私はプログレッシブ・ロックに興味が移っていたせいで残念ながら聴かなかったんだよね。
でもジャケットは知っていて、その時からJohnnyはフクロウだと思っていた。
290v「Angel's Thunder, Devil's Reign」もニューアルバムから。

300vコワモテのFrank。
終演後、少しおしゃべりをしたんだけど、実は物静かな人で、真剣にアメリカの楽器店の話をしていた。
ところでバスドラムが小さすぎね?
20インチ?まさかの18?

310「Bloodstreets」

320いよいよショウも後半!
「Take me Back」

340vまたニュー・アルバムから「Heart of Lion」。

350vToddが「次はニュー・アルバムから」と紹介する曲がどれもすごくいいんだよね~。
全曲初めての私には、多様性に富んだテイストの新曲の方が面白かった。
コレがそのニュー・アルバム『Armor of Light』。

Aor 終盤になっても暴れまくるNick。
終演後、Nickとも話をした。
こんな激しいステージでのアクションとは縁も所縁も感じられないおとなしい人だった。
当然Marshallの話になって、「今流行っているデジタル・アンプは使わないの?」とイジワルで尋ねたところ、「オイオイ、悪い冗談は止めてくれよ!」みたいな表情をして「オレは2203があれば他に何もいらないよ!」って!
加えて「Mikeも同じだよ」と言ってくれた。
このバンドは大丈夫だ!

360v本編最後の曲の前にDonからご挨拶。
手にしているのはテキーラだ。

370Don自ら説明したのはこのバックドロップ。

380ハハハ!
Donは右手に剣(sword)、左手にテキーラのボトルを持ってる!
トレード・マークなのね?

390vそして曲は「Swords and Tequila」!
「sword」は発音注意ね。
「スウォード」みたいに「w」を発音してはダメよ。
「サード」と「ソード」の中間みたいに読む。
「Throw Down the Sword」なんて名曲を知っている人は、年配かよっぽど熱心にロックを勉強している若い人。

400最後の最後まで緻密なギター・アンサンブルは見応え満点だった。

410アンコールはまず「Land of the Rising Sun」。
「日出る国」…

330ということで次の曲にLOUDNESS合流!

440さすがにスゴイ歓声だったな~。

450LOUDNESSからの参加は二井原さんと…

460山下さん!

465v曲は「Warrior」。

470LOUDNESSとRIOTは海外のフェスでも度々一緒になる仲良しバンド。
冒頭に書いたように、このLOUDNESSのイベントのためだけに来日してくれたのだ!

480そして最後にブッたまげた!
だってお客さんが大合唱なんだもん!
50_2曲は「Thundersteel」。
メンバー5人のテンションの高さがそのまま伝わってくるような熱演!

500v

510v

520v

530

540Donはまたテキーラでカンパイ!
Mikeも演奏中同じボトルを手に取ってグイっとやっていたけど、よくこんな強い酒をそのままグビグビできるな~。
やっぱり白人の臓器の強さは尋常ではない。

570一方、NickはYONA YONA。
おいしいもんね。
次回はMarshall Beerかな?
 
Marshall Beerの詳しい情報はコチラ⇒THE ROCK 'N' ROLL CRAFT BEER~Marshallのビール!

560爽快感あふれる充実したパフォーマンスだった!
やっぱりMarshallで奏でるロックはホンモノだ。

580RIOTの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site(英語版)

590<3日目のレポートはつづく>

 

200
(一部敬称略 2018年9月23日 ZEPP DIVERCITYにて撮影)

2018年10月16日 (火)

【LOUD & METALLIC WEEK】METAL WEEKEND~LOUDNESS World Tour 2018 RISE TO GLORY 凱旋公演 <後編>

  
『METAL WEEKEND』のイベントTシャツ。
やっぱり「METAL」と来ればこういうデザインになるってことよ。実績が作るイメージというのはとてつもなく強力なモノですな。
ヘッドの部分には「Metalheadz」と入っている。

92jmwf背面には参加バンドのロゴ・マークがあしらわれている。

92jmwr開演前の高崎さんの楽屋をパパラッチ!
はしたなくてスミマセン。
でも、見えちゃったんだもん…CODEが!
高崎さん、CODE25でウオーミングアップされているのです。

9img_7463 さて、『METAL WEEKEND』の初日、『LOUDNESS World Tour 2018 RISE TO GLORY 凱旋公演 』も後半に入る。
ステージにはアコギを提げた二井原さん。
「誰が長渕やねん。『乾杯』演ろうかと思ったけど、時間がなかったわ。明後日演ろうかな?」370要するにアコースティック・セットだわね。

375v高崎さんもアコギで加わって、曲は『Rise to Groly』から「Until I see the lIght」。

380アコースティック・パートからヘヴィ・パートへ。

390ココでもメロディを重視したギター・ソロがタップリ味わえる。
二井原さんの歌をそのままギターが引き継いでいるかのようだ。

0r4a9136 好きなんだ~「Kama Sutra」。
3+3+2のパートから…

400v_ksヘヴィなリフ・パートに入るところがトリハダものなのだ。

410タップリと盛り込まれたキメのひとつひとつが最高にカッコいい!

420vそして、そのままドラム・ソロへ!

430「竜」というよりドラムスの「鬼」と化す竜さん!
いつも通り普通にシェルを使ったソロから…

450vシンバルのソロへ。

460そして、スティックを投げ出し、拳で美しいブリリアント仕上げのシンバルたちをボッコボコにしちゃう。

S41a4691 お客さんとのコール&レスポンスもバッチリ!
竜さんの大熱演に大きな歓声が飛び交った!

470v竜さん以外のメンバーがステージに戻り、また『Rise to Groly』から強烈な一発をお見舞い!
490v「Massive Tornado」だ!
この二井原さんの「♪Massive tornado」のシャウトはスゴイな~。
殺人的だわ!
今からこんなに叫んでしまって向こう3日間大丈夫なのだろうか?…大丈夫なのだ!

480v_mtマッシヴなのは二井原さんのシャウトだけじゃないからね。
LOUDNESSが一丸となったマッシヴだから相当マッシヴだ。
この「massive」という言葉、初めて耳にしたのはダムのコンクリートについて勉強した時だったナァ。「RCD工法」って言ってね。

485場内が暗転してミラー・ボールが灯される。

500_raこのイントロ!
このメロディをCDで初めて聴いた時はチョット驚いたね。
一体ココからどう展開するんだ?って。
高崎さんの音楽的な柔軟性ってスゴイよ。

515ヘビーなスロー・チューン。
この曲も「So Lonely」と並んでLOUDNESSの叙情面をアッピールする代表曲になるのではなかろうか?

510vミラー・ボールが2つになり演出効果も抜群。
お客さん、ジ~ックリ聴いちゃってるもん。
コレいい曲だな~。
そして、あのイントロのメロディが効果的であることを確信する。

520最後のMCをはさんでいよいよ『METAL WEEKEND』の初日も最後のセクションに差しかかった。
イヤ~、それにしても皆さんよくノッていらっしゃる!

530_tlhココからは『Rise to Groly』から離れて、LOUDNESSスタンダードが連続する。
550まずは『Hurricane Eyes』から「This Lonely Heart」。

540このセクション、ヨーロッパの人たちの反応はどうだったのだろうか?
さぞかし盛り上がったんだろうな~。

590_cd_2続いて「Crazy Doctor」。

555定番中の定番。
何度接しても飽きないモノが定番だ。
つまり名曲中の名曲ということ。

595vおなじみのギター・ソロでも大きな歓声が上がった。
そんな、弾き始めに歓声が上がるギター・ソロなんてのは、日本には他にないんじゃないの?
名フレーズの証だ。

600そんな魅力的なフレーズはコレを使って練習しよう!
ちなみに表紙の高崎さんのお姿は私がお撮りしていおります。

92book さらに「In the Mirror」だ!

610v_itmコレもLOUDNESSスタンダードの人気上位をマークする曲。

620vZEPP DIVERCITYは興奮のるつぼ。熱気でお客さんが溶けちゃってる。
ヨーロッパでも客席はきっと同じ光景だったに違いない。
チェコの60℃の中でコレはタマらないぞ~!630_sdiそして、最後は「S.D.I.」!

680完全燃焼間近の4人!
まさに「ラウド」の宴!

670v

675v

650v

660v「8118」ロゴが刻印された緑のPrime Signature。
高崎さんはコレを15曲中、10曲で使用した。
いい音だった~。
どんなに爆音でもうるさくない。
640vエンディングではその爆音を出し続けたMarshallと格闘!

676そして、終了!
終わっちゃった~。

690アンコールはなし。
カッコいい。絶対カッコいい。
LOUDNESSが徹底的に演ってくれたんだもん、アンコールなんてなくていい。
ファンの皆さんもその辺りをよくわかっていて「アンコ~ル、アンコ~ル」なんてやらない。
そんなお客さんもカッコいいよ。
昔はそんなことしなかったよ。
まるでタチの悪いヨッパライが、看板後の飲み屋で「もうイッパイ飲ませろ!」とクダを巻いているようだ。
最近は客電が点いて、BGMが流れているのにいつまでも「アンコ~ル、アンコ~ル」ってやってるライブがあるでしょ。
よしゃいいのに、バンドもそれに応えて、予定外に追加で演奏したりするからみっともない。
アンコールが悪いって言っているんじゃありませんよ。
ヤッパリ演る方にステージマナーというモノがあるように、観る側にもエチケットというモノがあるんですよ。
もう少し観たかったらお友達を誘って次回のコンサートに行けばいい。
バンドもお客さんに「もう少し観たかった!」と思わせるように「寸止め」するべきだ。
いいコンサートはね、例え上演時間が短くても「楽しかったね、また来ようね」となるモノです。
そもそも最近のライブ・コンサートはどう考えても長すぎだって!
ツェッペリンやスプリングスティーンじゃないんだから…。
やっぱりブライアン・エプスタインは正しかったのだ。

700ってんで、またすぐ観たくなっちゃうLOUDNESS、まだ詳細は秘密だけど、年末にもナニかありそうなので乞うご期待!
 
LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒-Official Website-

720明日も『METAL WEEKEND』だよ。
 

200
(一部敬称略 2018年9月21日 ZEPP DIVERCITYにて撮影)

2018年10月15日 (月)

【LOUD & METALLIC WEEK】METAL WEEKEND~LOUDNESS World Tour 2018 RISE TO GLORY 凱旋公演 <前編>

 
ラウドに行こうよ!ロックじゃないか!
9月の後半はLOUDNESSづくしだった。
下旬に開催されたLOUDNESSのイベント『METAL WEEKEND』が4日間!
そしてその翌週にはエナジー・ドリンクのRED BULLが主催した『METAL MANIA』というイベントに出演したのだ。
Marshall Blogでは『METAL WEEKEND』に2回と『METAL MANIA』の取材にお邪魔させて頂いた。
ってんで、Marshall Blogも負けじと、今日から『LOUD & METALLIC WEEK』と題してブっ続けでこのあたりのレポートを掲載する。
向こう1週間とチョット…Marshall Blogのラウドでメタルなウィークをお楽しみあれ!
 
まずは『METAL WEEKEND』。
先を急ぎたいのはヤマヤマだけど、いい機会なのでチョット「週末」について調べてみた。
よく外人とメールのやり取りとしていると、金曜日の最後の通信には「Have a great weekend!」とか「Enjoy your weekend!」なんて書いてその週の仕事を締めくくるんだけど…そもそも「週末」とはいつぞや?
金曜日と土曜日?
土曜と日曜?
でも、1週間の初めは日曜日なんだぜ。それで「週末は」おがしくね?
あ、昨日、山形の人と一緒だったのでうつっちゃった。山形弁は実にチャーミングである。
そもそも、明治に入るまで、日本にはこの「曜日」という感覚はなくて、文明開化によって西洋から輸入されたモノなのね。
するとそういうモノには宗教が絡んできて話が長くなるし、ボロが出るのでカット。
ただひとつとてもオモシロい話を発見したので、それについて触れておくことにするね。
この「weekend」という言葉。
日本では何の抵抗も疑いもなく「週末」という風に訳されるけど、コレは誤訳なんだそうですよ。
確かに「end」は「おしまい」という意味だけど、「ハジッコ」という意味もあるでしょ?
ギタリストには「ボールエンド」とか「エンドピン」なんて言葉でおなじみのアレね。
それで「週末」ということを忘れて考えてみると、週の始まりは日曜日、そして終わりは土曜日…コレ両方とも週のハジッコにでしょ?
だから「weekend」は「週端」と訳すべきであって、「週の終わりがいつ」ということには関係なく、結果的に「日曜と土曜」が「weekend」だというワケ。
でも、コレは伝統的な話。
現在ではヨーロッパは月曜日を週の始まりとしているので、この解釈で「weekend」というと「月曜日と日曜日」がお休みになっちゃう。
「情けは人のためならず」みたいに、言葉の意味というモノはこうして変わっていくんですな。
 
4日間にわたって開催された『METAL WEEKEND』…初日はLOUDNESSの単独公演となった。

10今年1月に発表したアルバム『RISE TO GLORY』を引っ提げての夏のヨーロッパ・ツアーの凱旋コンサートだ。

20cdステージにはMarshallフルスタックの壁!

40アンプ陣はMarshallのプリアンプJMP-1を組み込んだいつものラック・システム。
世界がうらやむ「高崎サウンド」の製造元。

50v今回の足元のようす。

60そしてステージのそでにセットされた出番を待つ愛器たち。
コレでロックの準備は万端!

70『RISE TO GLORY』の冒頭に収録されている「8118」が場内に流れる中、メンバーが登場した。

80高崎晃

90v二井原実

110v山下昌良

120v西田竜一

130v「8118」からアルバム通りそのままリード・チューンの「Soul on Fire」に突入。
モノスゴイ歓声!
お客さんがみんなうれしそうにニコニコしてるんだよね。
え?ファインダーを覗きながら私もニコニコしてるって?
そりゃそうよ、LOUDNESSだもの!
この音、曲、雰囲気に囲まれてゴキゲンじゃないロック好きなんてこの世にいなかろうて。

140高崎さんの背後にはMarshallの壁。
やっぱりMarshallがよく似合う!
今日は珍しくサングラスをかけての登場だ。

100今日も冒頭からハイ・テンションの二井原さん。

150v二井原さんの背面には竜。後にはホンモノの竜さんがいるんだけどね。
そして「SOUL ON FIRE」!

115v燃えたぎるソロをタップリと盛り込んで、これから4日間にわたる『METAL WEEKEND』の1曲目が終了した。

160そして、ココもアルバム通りに「I'm Still Alive」をつなげた。

287 まずは新しいレパートリーに会場は大盛り上がりだ。

170「ラウドネスです!どーも!
『METAL WEEKEND』という乱暴な企画です…4連チャンです!」
4連チャンはスゴイ。
しかも、そこら辺のJ-POPみたいな軟弱な歌じゃないからね~。
二井原さんは鉄人だ。
「今日はヨーロッパでやったライブをそのまま皆さんにお届けするという企画です。いいですか~、トーキョー!」
おお~、東京にいながらにしてヨーロピアン・ラウドネス!
コレはタマりませんな。
このLOUDNESSの激演がどういう風にヨーロッパの人たちに響いたのか想像しながら聴くのが楽しい。
そういう時って絶対に自慢している気分になるんだよね。
だってLOUDNESSなんだもん!

180二井原さんのご挨拶の後は…

190_cnいきなり「Crazy Nights」!

200vさっそく…ヨーロッパの人たちもこの展開に興奮しただろうナァ~。

210v続けてもLOUDNESSスタンダード「Like Hell」。

230vこの重厚なリズム・セクション!
鋼鉄なんて形容では追いつかない。
まるでタングステンだ。

240vタングステンは全元素の中で最も比重が大きいと言われるオスミウム級の金属で、その比重は19.3!
一般的な鉄の比重が8なのでその倍をはるかに超える。
水の重さの約20倍ですからね。
タングステンはたった3.8cmの立法体で1kgもあるんだって!
ホンモノのヘヴィ・メタルだ。
その重さを利用してF1マシンのバランスを取るための重りに使われるのだそうだ。
まさにそんなタングステンのようなベースとドラムのアンサンブルだ。

250vお客さんの「♪Like Hell」の大合唱に呼応するかような炎のギター・ソロ。
そう、クリスチャンにとっての「地獄」は「炎」なのだ。

255vもう1曲、スタンダード・ナンバー。
久しぶりじゃない?
「Heavy Chains」、大好きな曲。

260_hc多分日本で最も重く激しく美しいトリプレット・チューン。
私はこういう曲にLOUDNESSの「日本人離れテイスト」を感じるんだよね。
280v最もカッコよかった時代の西洋のロックに薫陶を受けたことの賜物だ。
今の若いバンドさんたちはいいお手本がなくて気の毒だ。

270鐘の音が2つ…「The Sun Will Rise Again」だ!
コレね~、カリヨンなんかではなく、梵鐘の音色っていうのがいいんですよ。
でも、すごく曲にマッチしていると思わない?
この曲を知らないヨーロッパ人がこの梵鐘の音を耳にしてこんなドハードな曲が始まったらどう印象を受けるんだろう?
興奮していてそれどころじゃないか?

290_swr前アルバムからのタイトル&リード・チューン。

300v時折Marshallの壁に背中を寄せる高崎さん。
そんなシャッター・チャンスは逃しません。
コレがロック・ギタリストの正しい風景だ。
それにしてもこのギターの音!
フォトグラファー特権でナマの「高崎音」をタップリ頂戴しております。

310水を打ったような静かな客席に向かって放つ「♪The Sun Will~」…もうこんなスゴいカデンツァは日本人では二井原さん以外には不可能でしょう。
350「こんなもんでカンベンしといたろか?」って感じ?
二井原さんの声に負けないぐらいの大きな歓声!

320v_2今回のツアーは3週間で10本というツアーで移動が大変だったとか。
陸路で一日800kmの移動なんてのがあったらしい。
日本換算で東京から広島までの距離…それを聞いただけで腰が痛い。
移動して次の日が演奏ということもあるが、移動したその日に演奏などということもあるのだそう。
ステージでは疲れた顔なんて絶対に見せられないからね~。
大変な仕事ですよ。
「療養中のアンパンさんに代わってそのツアーに参加してくれたドラマー」と、改めて竜さんを紹介。
竜さんは初めてのヨーロッパ・ツアーでチェコでデビューされたそうだ。
20,000人ぐらいの会場で気温が60℃ぐらいあったとか…60℃は冗談だけど、相当暑かったんでしょうね。
日本もヒドかったけど、今年のヨーロッパの気候はメチャクチャだったらしい。
イギリスのMarshallの連中も暑さにヒーヒー言っていた。
だって、事務所にエアコンが付いていないのよ。

Z3 『Rise to Groly』に戻って「Go for Broke」。

330_gfbハードロックのお手本のようなリフ・チューン。
展開部が実にゴージャスだ。

340vサビの「♪We can break out, break out and go for broke」がメッチャ印象的なんだ。
どんなに間違えても、今風メタルのサビのような惨事にはならない。
 
ところで、この「go for break」という表現。
「当たって砕けろ!」という意味。
第二次世界大戦中、士官を除き、日系人だけで編成されてドイツ軍と戦った第442連隊戦闘団(442nd Regimental Combat Team)のスローガンが「Go for broke!」だった。
この部隊の死傷率は314%だったという。
第二次世界大戦のアメリカ兵の死傷率は1.8%。100人のうち2人弱が命を落としたことになる。
対して日本兵はケタ違いの26%。
死傷率が314%とはどういうことか…。
例えば100人の部隊が全滅して兵の補充をしなければ死傷率は100%となる。コレが314%ということは、442部隊の兵隊が全員死んで兵を補充して、3回以上入れ替わっているということ。
敵性国民としてアメリカ人に散々イジめられた日系人が見返してやろうと「大和魂」を見せた結果だろう。
この442部隊は結果、アメリカ合衆国史上最も多くの勲章を受けた部隊として知られていて、1951年に「Go for Break(邦題:二世舞台)」というタイトルで映画化もされている。
『ベストキッド』の「ミヤギさん」もこの第442連隊戦闘団の出身という設定だというので、DVDを観て実際に調べてみた。
在米日系人の強制収容所で医者が面倒を看なかったことによって奥さんと生まれてくるお腹の赤ちゃんを失くしたミヤギさんが偲んで酒を飲み、ヘベレケになっているシーン。
ちょうどダニエルさんがミヤギさんを訪ねてくると、上官に戦果を報告する追想の芝居をしてこういう。
「I kill many Jerry German, Sir!」
「Jerry」というのはイギリス英語で「ドイツ兵」のこと。
「442nd」という言葉自体は出て来ないが、多分コレがその「442部隊出身」ということを仄めかしているのだろう。
コレを確認するのに映画1本を観てしまった!だからマーブロ書きは時間がかかるのだ。
せっかくなので、脱線ついでにひとつ気が付いたことを書いておくと、ダニエルさんが引っ越して来て盆栽に初めて触るシーン。
お母さんが「コレはナニ?」とダニエルさんに訊くと「Baby tree」と答える。
するとミヤギさんは「ボンサイ」と正しい名称を教える。
ダニエルさんは初めて耳にする単語なので「バンザイ」と言い直すが、ミヤギさんはそれを聞いてイヤな顔をして「ボンサイ」ともう一度教える。
ミヤギさんは「バンザイ」という言葉がキライなのだ。
もちろんサイパンの「Banzai Cliff」のように犬死した日本人を慮ってのことだ。
不思議でしょ?
戦争が大好きな国がこういう映画にそういうシーンを盛り込んでくるんだから。
また、こういう緻密なシーケンスが盛り込んであるのでこの映画は面白いんです。
要するに脚本がよく書けているということ。
余計なことだけど、「go broke」だと「一文無しになる」という意味なので気を付けて!

295このギター・ソロ!
まるでよい脚本の映画のようにドラマチックだ。
「Crazy Doctor」なんかもそうだけど、一度聞けば口ずさめるようなメロディから泣く子もダマるハードなプレイへとつなげる…このコントラストが高崎さんならではなんだよね。
プレイに良質な「歌」があるの。

355濃密なパフォーマンスで前半の最後に到達。

356右手を高々と上げて当たって砕けた二井原さん。
おお~!竜と竜さんのユニゾン!

365vLOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒-Official Website-

730<後編>につづく 

200
(一部敬称略 2018年9月21日 ZEPP DIVERCITYにて撮影)

2018年10月11日 (木)

THE GOOD-BYE ANNIVERSARY CONCERT~35周年はじめちゃいます~

 
お客さんが長い入場の列を作っているのは中野サンプラザ。
2024年前後には解体することがとうとうキマったんだってね。
築45年だって。
一体何回外タレのコンサートに来たかナァ。
今は無き新宿厚生年金会館と合わせれば私の青春の30ページ以上になっていると思う。

10まだまだ全然キレイじゃない?
地震が皆無とは言え、19世紀につくられた劇場を今でも大切に使っているロンドンあたりの事情を見て知っているコッチとしては、「ナンだって何でもブッ壊しちゃうのよ!」とハラ立たしく思ったりもするが、中野サンプラザは大赤字なんだって。
何でも借入金が44億円あって、現在の純利益は2.2億円。で、コレをあと15年継続させるには32億円の費用がかかるそうだ。
このホールのキャパは2,200席。
今となってはZeppやBLITZのような大型のライブハウスが林立して、それ以上になると万単位のアリーナかフェス。
コンサートの在り方も45年のウチにだいぶ変わっちゃったからね。
色々と複合的な事情があるんでしょう。

20開場の時間となり、自分の席へと向かうお客さん。
「どんな席かナァ?」なんてね、心ときめかせたものですよ。
私はこの業界に入ってこの感激を完全に失った。
いつも楽屋口から入れてもらうからね。
Marshall Blogの取材なんかだと、そもそも席もないのが普通だし、カメラを提げて動き回るので、席をご用意頂いても意味がない。

30スゲエ人!
そんなワクワク感でお越し頂いたのはTHE GOOD-BYEのコンサ―ト。
1983年デビューだからして、今年で35周年となるのだ。
その記念すべき年のキックオフがこのコンサート。
いいね~、ファンの皆さん。今年1年楽しみで!

40The Beach Boysの「Good Vibrations」に乗ってステージに現れたのは…
 
曾我泰久

50v衛藤浩一

60vそして、野村義男さんの3人に加えて…
当時のTHE GOOD-BYEのサポート・キーボーズ・プレイヤー、小野澤篤。

70v和佐田達彦80v 和佐田さんはEDEN。
WT-800とD410XSTが2台というお気に入りの組み合わせ。

90ステージ下手を固めるsourcesの面々。

100野津永恒

110v加賀谷綾太郎

120v日髙隼人

130v鍬田修一
…という35周年イヤーの冒頭を飾る豪華な布陣。

140v ヤッチンの背後に控えしは…

150Marshall~!
JVM410Hと1960Aのハーフ・スタック。

160v 今日もゴキゲンなギター・サウンドで始まったのは「You惑 May惑」。

170「にくめないのがニクいのサ」、「1999」…180v 「Midnght Train」、「涙のティーンエイジブルース」。

190ナント、アタマ5曲ブっ続け!
しかも人気曲で固めちゃった…密度濃し!
ステージに向かってスゴイ歓声が浴びせられる。

200v冒頭から5曲も連続して演ることなどなかったそうで…
「往年の曲をすごくたくさん連れて来ました。最初の5曲ぐらい演らないと演りきれません。
最後まで目一杯楽しんで帰ってください」
270v「ペパーミント・パティ― Telephone」…

220「TWO NIGHTS」

230v「8月31日、月末の金曜日のお忙しい時間にありがとうございます!ワザワザお休みを取って来てくださった方々はあらゆる手段を使って頂いたことと思います。
明日から35周年目に入ります。
デビューした時は35周年を迎えられるだなんて思ってもいませんでした」
「明日から35周年」…じゃ、翌日にコンサートを開けばヨカッタのに!と思うのが人情でしょう?
すると…
「実は明日の9月1日はベンチャーズにこの会場を取られちゃっていたんですよ!」
残念!
ま、ベンチャーズなら仕方ない。
72回目のご来日だったそうです。

240vココでバンド・メンバーを紹介。
「どうにもナマにこだわりたい。ナマでTHE GOOD-BYEを再生したい」という希望で。ヤッチンのソロ活動でご一緒されている和佐田さんにご出演を依頼したのだが、一旦は断られたのだそうだ。
最終的にはこうしてステージに立った和佐田さんだが、この日、加賀さんの墓参をし、残っていた最後の加賀さんの弦を張って臨んだそうだ。

S41a02041984年のファースト・アルバム『HELLO THE GOOD-BYE』から3曲。
「イマジネーション・ブルー」、「Shock Me」…

250vそして「想い出のロングバケーション」。

260v_10B面の曲順通りに演奏。
このアルバム、amazonでスゴイ値段になってます。

9hgTHE GOOD-BYEの「秘密兵器」とか「隠し玉」とか紹介されて衛藤さんのコーナーに突入。
衛藤さん目立ってて別に秘密でも隠れているワケでもないような気がしますが、とにかく「花のお江戸は花盛り」!

S41a0306 イヨ~、風流だったわ~!
290v「新しいアルバムには必ず収録されるだろう」という自信作「LOVE」。

280v実は「LOVE」は3年前のコンサートでも披露していた。
そして次は誰にも聞かせたことがないという「宇宙初公開」の曲「今を生きよう」。
大人のラブソングということだが、新しいアルバムの断片が着々と作られているようだ。
ファンの皆さん、楽しみですね~!

S41a0419 舞台は様子を変えてアコースティックのコーナーに。
「Don't Make Me Blue」…

300v「僕色に染めて」から「Hey, Girl!」。

320vそして「Going Home」へとつなげた。

330ショウはいよいよ後半に移る。

340vお揃いのジャケットに着替えたTHE GOOD-BYEの面々。

350v「Another World」からの~!

360ヤッチンのアコギ・ソロ!

370丸っきりアコギ1本!

380v力強いストラミングで満員の会場を魅了した!
カッコよかった!

390次回はMarshallのアコースティックギター・アンプAS100Dを使って是非!
音のパンチ力がラインとはゼンゼン違いますから!

9as2後半はスゴかったね~。
冒頭の5曲連続に呼応するかのように、本編の最後を9曲ほぼつなげて演奏した!
「Presentにはハムスター」、「白夜のREVOLUTION」…

400「浪漫幻夢」、「アカン Be Love」…

410vお客さんへの質問コーナーも盛り上がったよ~!
「女性の方、自分を女性だと思ってる方?」
「今日はチラチラお見かけしますね~、男性の方?」
「35周年になるTHE GOOD-BYEを今日初めて観た方?」
「何十年かぶりに駆けつけてくれた方?」
「THE GOOD-BYEと再会してから5割以上の確率でライブに来てるぞ!という方?」
「人には言えない理由をつけて私はココにやって来たという方?」
「親戚に不幸ができた、ママ友の集まりがあると理由をつけて来た方?」
細かいな~。
「海外から来てくれた方?」
コレがいらっしゃったのよ。
「ドラム、うるさいな~。もうチョット大人しくしてて!」
そんな!
「デビュー・コンサートのよみうりランドEASTに来てくれた方?」
「京都の円山公園のコンサートに来てくれた方?」
「やっぱりギター・アンプはMarshallに限ると思っている方?」
コレはウソです。ヤッチン、言ってない。
「毎日Marshall Blogを読んでいる方?」
ココの反応が一番大きかったな…ウソこけ!
「35周年とは言わず、私は死ぬまでTHE GOOD-BYEを応援するという方」

440vイヤ~、盛り上がりましたね~!

420まだ曲は続く。
「Go to the ぱらだいす」、「祭り気分でTake a Chance」…

450「悲しきRadio Girl」から…

460本編の最後を締めくくったのはヤッチンのソロ・コンサートでもおなじみ「YES! YES!! YES!!!」
タオルの準備はいいかな~?

470ホイッ!

480ホイッ!

490ホイッ!
3カ所で撮った!

500もう後は突っ走るだけ!

510v大歓声に包まれて本編を終了したのであった!

520アンコールは2回。
まずは「Forever friends」と「昨日まではFunky boy」。

530v2回目は「Hong Kong Blues」と「赤いポルシェ」から…

540vヤッチンの「♪It's my life」の声が耳に残る「TAKE OFF」ですべてのプログラムを終了した。
3時間半という長丁場だけど、曲がいいから飽きないね。
とても素晴らしいショウだった!
35周年おめでとうございます!

ヤッチン、またお正月楽しみにしています!
 
曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒soga21.com

560v

200
(一部敬称略 2018年8月31日 中野サンプラザホールにて撮影)

2018年10月10日 (水)

Yuki Plays ORIGIN


今日はD_DriveのYukiちゃんのソロ活動のレポート。
「ソロ活動」ったって、D_Driveと並行して何かやってるワケじゃないけどね。
いわゆる「ショクナイ」っていうヤツ。
D_Driveあってのyukiちゃんだし、D_Driveは4人でD_Driveだからして。
そして、その傍らにはいつでもMarshall!

10v場所は汐留のコンラッド・ホテル東京。
このホテルって確か受付がスゲエ上の階なんだよね。
大分前にアメリカから来た取引先の人と受付で待ち合わせしようとしてビックリした記憶がある。
調べて見たら正解。
28階だった。
しかし、この辺りも築地市場がなくなっちゃって様子が変わったろうね。
まだそうでもないか?
近くには浜離宮恩賜庭園があるわね。
アソコって元は甲府藩の下屋敷の庭だったというのだから驚く。
アレで下屋敷?そしたら上屋敷はどうなっちゃうの?
ま、甲斐甲府藩は三代将軍家光の三男である綱重が藩主を務めた有力チームだったからね。
綱重が正室を娶る直前に身分の低い女中に産ませた子供が、紆余曲折を経て徳川宗家に入り、六代将軍となった。徳川家宣である。

Chtさて、今日のYukiちゃんの舞台は1階の大きなバンケット・ルーム。

20お手伝いするのはコイツ…ORIGIN50C。
ORIGINシリーズの50Wコンボね。

30おかげさまでORIGINが大好評ですよ。
人様のアンプの音を出すこともできない、いまだに真空管で稼働させる「起源」という名前の通りの原始的なモデルだけど、「こういうモノが『ギター・アンプ』ってヤツなんじゃないスか?」というMarshallからの改めての問いかけに賛同の答えを頂いたかのような反応なのだ。
ありがとうございます、ありがとうございます…と新小岩の名トンカツ店、「竹家」の女将さんのように感謝の心を込めて「ありがとうございます」を2回言いたくなるような気持なのです。

10今日はYukiちゃんがそのORIGINとタッグを組んでくれた。
実はYukiちゃん、この日がORIGIN初体験!

90r4a1112 現場のようす。
研究会というか、研修会というか、その後の会食の場ですね。
お客様は日本を代表する一流企業のIT部門のトップの方々。
Yukiちゃんが主催社の方に「どういうお客様がお見えになるのですか?」と問うた答えが「極めてエクゼキュティブな方々です」。
「極めてエクゼキュティブな方々」…何ともヘヴィな表現。緊張するじゃんね~。
私が緊張する必要はナニもないんだけど。
かつては「マグロの解体ショウ」なんかも企画されたことがあったらしいが、今日は「Yukiちゃん+Marshall」でお楽しみ頂きます。
要するに「余興」というヤツ。
ビックリしたのは、主催スタッフのボスが20年ぐらい前に仕事でご一緒させて頂いた方だったのよ!
ズッ~とお会いしていなくて、昔話しに花が咲きましたわ。
やっぱり同じことを長年やっていると、こんな私でも少しは顔が広くなるってもんです。

40バッキングトラックを使っての演奏。

50v1曲目は例のXperiaの「Voices」。
コレはリクエストによるチョイス。

60さすがYukiちゃん!
ORIGIN初体験ながらバッチリ使いこなしてる!

70この曲はクリーン・トーンも多用するからね。ORIGINの太いクリーン・トーンがベスト・マッチするわい。

80v「皆さん、こんばんは!D_DriveのYukiで~す!」
MCもお手のモノなことは先刻承知。

90「次の曲はジェフ・ベックの『Led Boots』という曲です」
とアナウンスすると、客席からは「オオ~!」という歓声が上がった。
「フッフッフッ⤵…世代ですか⤴?」というYukiちゃんのクールなコメントが妙に面白かった。

100v…ってんで「Led Boots」。
このバッキング・トラックは私が用意したモノ。
昔、Marshallのクリニックでよく使ったんだ。

110v皆さん喜んでいらっしゃいます。

120本人も事前に少し心配していたんだけど、サビのところで少しはリズムが突っかかるかと思ったけどゼンゼン問題なし。
立て板に水の「Led Boots」でした。
だからこのドヤ顔!
Yukiちゃんのメガデスは見たことあるけど、ジェフ・ベックは初めて見た。

130v「最後の曲です」
「エエ~!」
YukiちゃんはD_Driveの説明をした上で次の曲を紹介した。

140vD_Driveのキラー・チューン「Cassis Orange」。

160v地球7周半分移動して弾き慣れた曲だけに鬼気迫る演奏だ!

170客席の雰囲気を見て取って即座にお客様をアオるYukiちゃん。

150vご本人も存外にノリノリでございます。

180v「皆さん、ありがとうございました!」
スゲエ拍手と歓声!
Yukiちゃんもいい仕事だったけどORIGINもヨカッタ!
ハイ、それでは今日のお仕事終わり~…ではない。

190舞台にズラリと並べられた豪華景品。
そうね、こういう会合はやはりクジ引きがないと寂しい。
ビンゴじゃ時間もかかるし、一発勝負のクジ引きがいいね。

200当然、クジ弾きガールはYukiちゃん。
残業ごくろうさまです。

220「コレ当たりましたよ~!」

230まず最初の景品はYukiちゃんの実家で採れたシャイン・マスカット!
私、時々家内から「バカじゃないの?」とあきれ返られてしまうことがあるんだけど、コレもそう。
恥ずかしながら「社員マスカット」かと思っていたの。
社員の皆さんが手塩にかけて育てたブドウだと思うじゃんよ!
そしたら「Shine」だって!
ジョージ・デュークか?ピンク・フロイドか?
はたまたジャック・トランスか?…「All work and no play makes Jack a dull boy」ってね。
コレがわからない人はキューブリックの映画を観てください。
 
アレ?「長野県産」って書いてある。
Yukiちゃんのウチのブドウではありませんでした!
何だよ~!と怒りながらジョン・スタインベックが言ったとか、言わないとか…。

210ご当選者に目録をプレゼント。

240そして記念撮影。
モザイクかけて記念撮影もヘンだけど…一応。
「極めてエクゼキュティブ」な方に失礼があってはならないからね。
社員マスカットご獲得、おめでとうございます!

250「バイバ~イ!」
任務完了。

260v今日もMarshallの魅力をバッチリ引き出してくれたYukiちゃんでした。

270vさて、D_Drive。
今週末の末のご予定;
12日(金):居酒屋でぃ~どらいぶ @本八幡 Route14
13日(土):月夜の演奏旅客団2018 @厚木 Thunder Snake
です。
そして翌週;
19日(金):楽器フェア @東京ビッグサイト⇒18:00からヤマハミュージックジャパンのブースにてMarshallのデモ他。
さらに…
24日(水):単独公演 @十三 GABU⇒先日の台風によるナミダナミダの振替公演。
 
相変わらず忙しいD_Drive…みんな、応援してね!
 
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEBSITE

90r4a9626

 

200_2 
(一部敬称略 2018年9月5日 汐留コンラッド・ホテル東京にて撮影)

2018年10月 9日 (火)

座・犬神サアカス團~鬼畜暗黒編&悲哀叙情編

 
今年もやってきました、南青山のおしゃれな犬神サアカス團、『座・犬神サアカス團』。
座ってユックリ犬神さんを鑑賞しようてぇ企画。
しかし、あの青山ベルコモンズの跡地はなかなか建物ができないネェ。
遺跡でも出ちゃったのかね?
あの遺跡というのは、出て来ちゃったら発掘する義務があり、その費用はお施主さんが負担しなければならないという話を聞いたことがある。
そんな、工事は遅れるは、金はかかるわで、タマったもんじゃないから、縄文土器だろうが、徳川家康の遺骨だろうが、出て来ると即座に埋め戻して無かったことにしちゃうとか…。
ま、世の中ってのはそんなもんだ。
学問ではハラが膨れない。

10_2今回もこの日だけの特別メニューが用意された。

30v物販も新しいアイテムが仲間入り。
こういうビニールのバッグ、プールや海は必ずコレだったよね。ナンでだったんだろう?
あと、デパートの店員さんはこういう透明のビニール・バッグに財布とかを入れさせられてお昼休憩に出かけるよね。
やっぱりお店の物を持ち出しちゃう不道徳な輩がいるのかね?
自分の勤め先の売り物を盗んでいて会社が潰れでもしたら元も子もないジャンね。

40ステージは上手にMarshall ASTORIA CUSTOM。
去年は緑のASTORIA CLASSICだった…私が間違えて持って行っちゃったんだけど…。50下手のベース・アンプはEDENのTerra Nova TN501とスピーカー・キャビネットD410XST。

60v今日のNATALはウォルナット。

70クルミね。
すんばらしい音だわ。

80昨年の『座』はマチネーとソワレに分けた2回興行だったが、今回はヘヴィな曲中心の「鬼畜暗黒編」とバラードをフィーチュアした「悲哀叙情編」の2部制となった。
スクリーミング・ジェイ・ホーキンスの「I Put a Spell on You」に導かれて登場。
オープ二ングは2000年の『蛇神姫』から「鬼畜」。

90犬神凶子

90v犬神情次2号

100v犬神ジン
370v_kh犬神明120v「こんばんは。犬神サアカス團です。
今回は2部に分けて、第1部が『鬼畜暗黒編』なので『鬼畜』から演ってみた次第です。
みんないつもよりオシャレして来ていると聞きました。ココはご飯もおいしいので食べたり、飲んだり最後まで楽しんで行ってください!」
そう、浴衣姿の犬っ子さんが多かった。

130v_mc『形而上のエロス』から「海の底」。

140_us犬っ子さんたちにはおなじみなのかも知れないが、私はコレが初めてかな~?

150v続けて「大地に死す」。

160_ds♪ドンドンパッ、ドンドンパッって…こんな曲あったのッ?
2001年の『暗黒残酷物語』からか…コレも初めて聴いた。

170ジョニーちゃんのギター・ソロにも気合いが入る!

180v『暗黒残酷物語』で思い出した。
昔さ、ヤコペッティというイタリアの映画監督がいて、『世界残酷物語』とか『残酷大陸』とか『大残酷』とか、「残酷」シリーズみたいな映画が流行った時期があったんだよね。
「モア」という曲(Earthshakerじゃないよ)の美しいことこの上ないメロディをを知っている人は多いと思うけど、この曲は『世界残酷物語』の主題歌だから。
マァ、「残酷」ったって、今ならYouTubeにアップしても誰も興味を示さないような、世界の野蛮な奇習を集めた陳腐なドキュメンタリー映画なワケ。
中学生の時に『ヤコペッティの大残酷』なんてのを実際に観に行ったけど面白くも何ともなかったナァ。
下のチラシにある通り日比谷映画でかかっていたんだよね。懐かしいナ、このチラシ。
日比谷映画といえば、有楽座やスカラ座等、有名な映画館が立ち並ぶ日本の映画文化のメッカ、有楽町(日比谷)の中にあって、一番話題となる作品がロードショウ公開させる一流の映画館だったからね…
「残酷」の人気のほどがうかがえるってもんだ。

Dz でコレ…今になって原題を調べるてみると「Monde cane」とか「Mondo candido」とか「La Donna nel mondo」とか、「mondo」という単語が使われている。
いわゆる「モンド映画」っていうヤツね。
「猟奇系ドキュメンタリー映画」と形容されるらしいんだけど、そもそもこの「mondo」というのはイタリア語で「世界」という意味だから。
一体どうして「残酷」になっちゃったのかというと、このシリーズの最初の作品『世界残酷物語』が公開されるチョット前に大島渚の『青春残酷物語』がヒットしたので、映画会社の宣伝マンがそれをそのまま頂いちゃったんだって!
私が中学生ぐらいの時は「愛と青春の〇×」だった。それと同じ。
ヒドイ話だよナァ。
本当に日本人ってのはこういうことに関しては、先進国の中で最も民度が低いと思うわ。
でも、この映画の方も「ドキュメンタリー」を謳っておきながら内容はかなりヤラセといういい加減なシロモノだったらしい。
だからその程度の邦題でちょうどいいのかも知れない。
 
この曲、こんなフリつきなんだもん!楽しいじゃんね、コレ。
いつも演ればいいのに!

190_2「今日の第一部は『鬼畜暗黒編』なんですけど、意外に選曲が難しかった。入れたい曲がイッパイあったんです。明兄さんが選んでくれたんです」
「そうだねぇ。
確かに演りたい曲がイッパイあったんだけど、もう『コレだ~!』ってキメちゃったね。今日演らない曲は来年に持ち越そう!」

200_mc次の曲はビザール。

210_bzコレも普段演らない曲だよね。

220v「ビザール」か…。
「Bizarre」と言えば、犬神さんには申し訳ないけど、もう私にはコレしかない。
1967年にフランク・ザッパがVerveレコード傘下で興したレコード・レーベル。

Bizarre初期のフランク・ザッパのアルバムはBIZARREレーベルからリリースされているので、ウチにはBIZZAREの名盤がたくさんあるんだけど、その中でこの1枚はチョットした思い出がある。
といってもごく単純な話で、このアルバムはそのBIZZAREのサンプラー、今で言うコンピレーション・アルバムで、40年近く前はなかなか中古レコード店に出て来なかった。
ものすごくマニアックな店でタマに見かけても、たいてい10,000円の値段がついていて、貧乏な学生にはとても手が出るシロモノではなかった。
しかも、収録されているお目当てのザッパの音源はすでに持っているモノだったしね。
でもジャケットがカッコよくてどうしても欲しかった。
結局、何年も経ってからジャケットの汚れで安くなっている盤を発見して、即買ったのが下のヤツ。
うれしかったな~。
いくらで買ったのかは覚えていないが、1万円にはほど遠い値札が付いていたように思う。
ジャケット違いの盤があるのも知っているけど、コレがあれば別に欲しくはない。
しかしですね~、今またLPレコードの値段が上がって、CDが益々ダメになってるんだってね~。
コレには言いたいことがたくさんあるんだけど今日のところはヤメておく。

922zappedj 次いで2003年の『神の犬』から「早死にするのはスターの運命」。

240vあなたを愛しています…
月が真っ赤な光を放ち
むせかえるような混沌が私を支配しようとひっそりと潜んでいる
そんな夜に気づきました
鼻から脳味噌が溶け出してかんでもかんでも止まりません
涙がかれた後
あなたを想うあまり目から白いネバネバが止まりません
全てが、あなた以外全てのものが歪んで見えます
「基準停止装置」からのモノローグ。

230v_hsu曲は「常世の蟲」。
「日本書紀」か…よく勉強してるナァ。

260_tm644年、富士川近辺の大生部多(おおうべのおお)という呪術師が「コレは常世神(とこよのかみ)である。この神を祀れば富と長寿が手に入る」と言って一大ブームを巻き起こした。
その「コレ」というのがイモ虫。
アゲハ蝶の幼虫と言われているらしいが、そのイモ虫を「常世の虫」として大衆が崇め奉ったという。
人間って昔からこうなのね。
「冨と長寿」とまではいかなくても、紅茶キノコとかさ、ノストラダムスとかさ…民衆というモノのはナント単純にできているものよ。
私は死んだ父が強力な「アンチ流行りモノ」のアマノジャクだったので、人が夢中になっているものをいつも避けてきたのね。QueenもKISSですらそう。
安室ちゃんに夢中になっているご夫婦とかさ、高校野球のヒーローに会いに行ったりとかさ、ああいう人たちをうらやましく思う時があるんですよ。
だってラクじゃん。
みんなと同じことをやっていればいいんだもん。
でも、そういう人たちが経済を形成していて、そういうモノを作り出すことこそが「本当の仕事」ということも知っているのサ。
今の世の中、よっぽどの研究者以外は、「マニアック」が「仕事」になることはそうないでしょう。

270v灼熱のギター・ソロで真っ赤に燃え上がるジョニーちゃん。
この日、ナゼかギター・ソロになると照明が真っ赤になった。
赤い照明はSNSの写真に不向きなのです。

280v「壁に頭をブチ当てろ!
壁に頭をブチ当てろ!
壁に頭をブチ当てろ!
壁に頭をブチ当てろ!
壁に頭をブチ当てろ!
壁に頭をブチ当てろ!
壁に頭をブチ当てろ!」
 
イヤです!
「基準停止線の網目」から…

290_kta「地獄の子守唄」へ。
 3曲続けてアルバム『地獄の子守唄』からのチョイスになった。

300『地獄の子守唄』といえば…。
Shige Blogでもレポートしたんだけど、先週、藤田嗣治を観て来たんよ。
前から観たかったので、もう素晴らしくてサ。
あんなに混んでいなければまた観に行きたいぐらい。
昨日で終わっちゃったけど。

10_2_2 それで、初期の作品を見て驚いた。
自分のスタイルを確立するまではピカソのキュビズムを模してみたり、親友のモジリアニの作風を取り入れたりしてるんだけど、この下の写真もその時代の作品のひとつ。
「二人の少女」というタイトルが付けられていて、私は思ったね…日野日出志さんは絶対に藤田を勉強しているって!

Fk 聴きなじみのある曲が出てホッとしたところで第1部の『鬼畜暗黒編』は終了。

310v「1部はコレで終了です。
20分ぐらい休憩します。
その間、飲んだり、食べたり、タバコを吸ったり(タバコは止めよう!)、トイレに行ったりしてください。
20分ぐらいしたらヌル~っと出てきます」

320_mc休憩の間にCM。
犬神サアカス團は9月26日にニューアルバム『東京2060』をリリース。
スゴイね~。
1年に1枚。
アルバムを出して、ツアーをしているウチに次のアルバムの制作に入って…そして、またニューアルバム。
曲を作って、アルバムを出す…これこそが音楽家の仕事なのだ。
ライブはその次。
先日音楽業界のベテランの旧友と話をしていたんだけど、近い将来、ライブもなくなるのではないか?とおっしゃっていた。
それはVR。
もうコンサート会場やライブハウスへ行かなくても、アレをポコッとハメて家でヘドバンする。
いいぞ~、楽で。
エンタテインメントに関わる科学技術はドンドン進歩していくけど、中身はドンドン酷くなっていきますね~!…と話が盛り上がった。
イヤ、盛り上がっちゃイケないんだ。
そもそもロック・コンサートで真空管のアンプを使わないでギターを鳴らすなんてこと自体おかしいと思う…というか、ホンモノから遠ざかっていると思うよ。
ホントに何とかしてほしいよ。
こんな時こそ犬神様に頼むしかない!

330cdさて、近未来をテーマにした今回のアルバムも犬神節炸裂のゴキゲン盤だ。
リード・チューンの「ロックロールを唄いきれ」のビデオが公開されているので見てチョーダイ。
明兄さんのドラム・キットに注目してね!

「また逢う日まで」に乗ってヌル~っと出て来て第2部の『悲哀叙情編』がスタート。
この「また逢う日まで」って私の中では「歌謡曲No.1」なんだよね。
一番いい曲という意味ではなくて、「もっとも歌謡曲らしい曲」という位置づけなの。
「さっきとは違うことを演ります。こっちの方が久々の曲が多いと思います」

340_kk1曲目は「神の子」。
初めて聴いた。
ピカーディ・ケーデンス(短調の曲において強引にメジャー・コードで締めくくる手法)が効いてるね。

350「何のアルバムに入ってるんですかね?去年ココでリクエストが入ってできなかったフリをしたんですもんね」
そんな久しぶりなのッ?
するとジョニーちゃん、「知らない曲だもんね」だって!
「今回も選曲に苦労しました。『悲哀叙情編』ということで、そういう曲を選びました」
ちなみに「神の子」は『セタカムイ』に入っていました。

360「僕たちの曲の9割方はそれに入るんじゃないですかね~」
まったくだ!

S41a9772「屈辱の悲哀歌」…

380v_org「オルゴール」…

110vこのあたりの曲は知らないお客さんもチラホラのようす。
凶子姉さんが作者の明兄さんにそれぞれの曲に思い出があるかと尋ねると「そりゃあるよ!ひとつひとつがいい思い出でイッパイだよ!」
ん~、そう来なくちゃ!
400v_mc続いたのは明兄さんのいい思い出がイッパイ詰まっているという「レクイエム」。
0r4a8573「去年来た人は知ってるかもしれませんが、ココからは前回好評だったセクションです。
犬神サアカス團の曲をアレンジしてお届けするっていうヤツ!
知らない曲はアレンジしても皆目わからないのでよく知っている曲を題材に選びました。
今回はジャズ・ロック風のアレンジです!
ジャズ・ロックってどんな感じ?」

410_mc「そうだね、はずんだ感じだね~」

420vあ~、やっちゃったか…。
「ジャズ・ロック」なんて聞いたらダマってらんないじゃん、オレ。
こんな本も読んでるし。
当然ココでガツンと大型脱線!…しようと思ったんだけど、他の脱線で結構エネルギーを使ってしまったので大人しくやっておきます。
さて、凶子姉さんは「ジャズ・ロックってどんなの?」と明兄さんに訊いていたが、その名の通り、ジャズとロックがくっついた音楽が「ジャズ・ロック」ということになります。
ところが、この言葉ってすごく変で、「ジャズ・ロック」というからには「ロック」ということになるワケでしょう。
でも、このタイプの音楽をおっぱじめたのはジャズ・ミュージシャンなのね。

430v_bkその元祖はジャズ史的には1962年のリー・モーガンの「The Sindewinder」ということになっている。
時折テレビなんかでも使われている有名な曲なので、きっと皆さんも聴けば「あ、コレね」となると思う。
ジャズも長年色々とイジくっているウチにアイデアが枯渇してきて、「今、流行ってるロックってのとくっつけてみようか?」ってな具合に8ビートのリズムを取り入れたんだね。
「ウワ!コイツァおもしろい!」ってんで一気に流行り出したんだけど、私が思うにコレはロックではなくて完全にジャズなんだよね。
ナゼかというと、リズムはどうあれジャズの言葉(メロディ)でおしゃべりをしているから。
だから、「ロック・ジャズ」であるべきなのです。
ジャズはこのようにして、色んな音楽を吸収して発展したきたワケで、他にもソウル・ジャズとかファンキー・ジャズとかいう種類もあるんだけど、ナゼかこのジャズ・ロックだけは「ロック・ジャズ」と言わない。
コレが不思議なんだよね。

9swその2年後、ラムゼイ・ルイスというピアニストの『The In Crowd』というアルバムが大ヒットして「ジャズ・ロック」の人気が定着する。
Earth, Wind & Fireってあるでしょ?あのバンドの創始者のモーリス・ホワイトはラムゼイ・ルイスのところでドラムを叩いていたんだよ。
この「The In Crowd」というタイトル・チューン、コレとて「ファンキーなジャズ」ぐらいでとてもロックには聴こえない。

9ticこのムーブメント、ジャズの人たちは長年ストレスがタマっていたんだか、「ロックで暴れようぜ!」とばかりに、その後も「ジャズ・ロック」の名盤と呼ばれることになるアルバムをドバ―っと繰り出してくる。
スティーブ・マーカスの『Count's Rock Band』なんてのは定番だよね。

Crbゲイリー・バートンの『Duster』もジャズ・ロックと言えば必ず出て来る。
ラリー・コリエルのファズファズのギターなんて今聴けたもんじゃないけど、アルバム全体としては、なるほど名盤と言われる所以が伝わってくる。
でも、こういうヤツはみ~んなジャズだよ。
もう一度書くけど、ジャズの言葉と思想で音楽を演っているからなのね。

9dustar一方、今度はロック・サイドから「ジャズ・ロックの名盤」と言われているアルバムを聴くと、この反対のことが起こっているからおもしろい。
バラカンさんも上の本の中で挙げているが、フランク・ザッパの「Hot Rats」。
もちろん私も大スキなアルバムだけど、全くジャズには聞こえない。

9hr

もう1枚、グレイトフル・デッドの名盤の誉れ高い『Live Dead』。
バラカンさんはコレも挙げているのだが、全くジャズには聞こえない。
どこを切ってもロックそのもの。

Ldイギリスもジョン・サーマンとイアン・カーとかマイク・ウエストブルックとか、ジャズ・ロックを志向したジャズミュージシャンが多いが、それに近い存在としてプログレッシブ・ロックにもくくられる「カンタベリー派」なんて音楽がある。
ソフト・マシーンというバンドなんかはその代表なんだけど、やっぱりジャズには全く聞こえないんだよね。
ナゼか…「ジャズの言葉」がほとんどと言っていいほど見つからないからなの。
しからばジャズの言葉ってナニかと言うと、チャーリー・パーカーらが作ったビ・バップのフレーズに他ならない…と、私は思っているのです。
ロックの人はこのバップ・フレーズを知らないのでどんなに4ビートで演奏しようと絶対にジャズにならない。
反対にジャズの人がどんなに「ロケンロー」と叫んだり、メロイック・サインを掲げてみたりしても、ロックにはならない。「キー」という大問題もあって、土台管楽器にロックはムリだ。
要するに、音楽の融合というのは最終的にはムリだということなんよ。

9sm3ココで凶子姉さんの質問に答えて「ジャズ・ロックとは何ぞや」を強引にまとめると、ジャズでもなくロックでもなく、はたまたジャズでありロックでもあり…そういう中途半端なジャズ、あるいはロックは「ジャズ・ロック」。
そして、バラカンさんのチョイスに見られるように、人それぞれによって捉え方があまりにも違う音楽…ということも言えるのではないかしら?
私は好きです。
ひとつ言えるのは、音楽の種類をキメるのは、音楽の言葉である「メロディ」だということ。
 
ところでナニをジャズ・ロック風に演ったのかというと「新宿ゴーゴー」。440_sg(コレが「ジャズロック」ってヤツか…)
という表情かどうかは知らない。

460vナニはともあれ、元の曲自体がいいのでどうやっても結果オーライとなる。

450vこのコーナーではもう1曲、「平成デモクラシー」をR&Bアレンジで披露した。

480_hd「平成デモクラシーは若干ダサさがあっていいんだよね。今のアレンジだとオシャレっぽくなっちゃう。チョイ、ダサさがないとダメだね。
ギリギリですよ、我々の曲は。
一歩間違えるとオシャレになっちゃう!」
ウソおっしゃい!

490v_mc…と「もしもあの曲がこんな風だったら」を楽しく締めくくった後は本編最後の曲。
バラードで「陽炎」。

500vアンコールも珍しい曲。
「おやすみ」。

510_krやっぱり「おやすみなさい」では終われず、もう一度アンコール。
ココはデーハにいこうではないかということになったが、イスで「白痴」もないもので、「栄光の日々」を取り上げた。

520_eh

530v

540v

550v最後の最後にこの凶子さんのボックスが見れて犬っ子さんたちも大喜び。

560犬神様ご一行は10月20日の札幌を皮切りにチョコチョコとイベントへの出演を挟み込みながら『東京2060』のレコ発ツアーに出かけるが、その前にコレ。
10月10日、下北沢の「東京バカエクスポ」。
もうアレから1年だよ。このイベントはホントにすぐやってくる。
私はね、最早正月よりこのイベントの方が「1年」を感じるわ。
バカスポがあって1年が終わり、また1年始まるワケ。
今回の単毒公演は『ケルベロスの狂宴』と銘打たれた。
タイトルと中身は関係ないと思うけど。
明日、下北沢でお会いしましょう。

580犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

570『私のディープ浅草』はまたいつかやります。
ネタは「赤線時代」まで揃ってるんだけど、書いてる時間がない! 

200_2 
(一部敬称略 2018年8月26日 南青山Mandalaにて撮影)

2018年10月 6日 (土)

Day Of Salvation Tour 2018 ツアーファイナル~THOUSAND EYES

 
ステージの上下に2台ずつのMarshallハーフ・スタック…いい光景だ。
もうコレだけでロック極まりない。
今日はMarshall Blog初登場のTHOUSAND EYES。

10開演を待つお客さんを楽しませるのは…

13エキサイティングなDJ。

16vTHOUSANAD EYES…「千の眼」。

20ココで「千の眼」で思いっきり脱線させて頂きます。
またしてもジャズ・ネタで恐縮なんスけど…。
  
「よるせん」って知ってる?
「夜専門に遊び歩く人」のことではないよ。
ちょっとジャズを聴きこんでいる人なら間違いなく知っていると思うけど、コレは「夜は千の眼を持つ」というジャズのスタンダード曲のタイトルを略したモノ
「夜は千の眼を持つ」を略して「よるせん」。
とってもいい曲なのにリスペクト感ゼロだな。
そんな略称が存在するぐらいなので、たくさんのミュージシャンが取り上げてきた。
コレを挙げる人はほとんどいないと思うけど、私は案外このフレディ・ハバードの演奏が好き。1983年の『Sweet Return』というアルバム。女流ピア二ストのジョアン・ブラッキーンのプレイもいい。

Sr マーブロらしくギターで攻めるなら断然コレ。
ジョー・パスの『Joy Spring』。
今、ジャケットが変わってジョーの写真になったけど、私はこの変な鳥のジャケットのバージョンでよく聴いた。もちろんレコードの時代ね。あ、上のフレディもレコードだった。

J2p2 しかし、素直なジャズ・ファンにとっての「よるせん」はナント言ってもコルトレーンだろう。
『Coltrane's Sound』という1964年の発表音源アルバムには『夜は千の眼を持つ』という邦題まで付けられちゃってるぐらいだから。
「夜」のついでに「昼」もやっておくと、このアルバムには「Equinox(イクイノックス)」とうオリジナルのマイナー・ブルースが収録されているんだけど、この「Equinox」というのは、日本でいう「春分の日」と「秋分の日」みたいなもの。
つまり昼と夜の長さが同じ状態を指す。

30cdで、この「よるせん」は原題を「The Night Has a Thousand Eyes」という。
出てきました、THOUSAND EYES!
でもどういう意味なのか長年不思議に思っていた。
まず、このタイトル…少しアレ?っと思ってしまうのは、「a thousand eyes」と「眼が千個」で複数形なのに「ひとつ」を意味する不定冠詞の「a」がつく。
おかしいと思わない?
理由は簡単。
この「a」は今日の記事の一番最後に出て来るけど、「one」を意味している。要するに「一千個の眼」ということ。
曲の出自は同名の映画の主題歌。でも映画の中でこの曲は使われていないとか…。
それにしても変じゃない?…何で夜が眼を千個も持ってるの?
そこで、いい機会なので調べてみた。私もこの曲が好きだでね。
この曲の歌詞は;
心にもないことを囁かないで…
心の奥底にある言葉なんて夜にはお見通しよ
夜は千の目を持っているの
そして夜は本当の心か嘘なのかをわかっているのよ
…ってなところ。
だから「千里眼」ということだね。やっぱり「1,000」だ。
ところが!
この歌詞も引用だということがわかった。
オリジナルはイギリスの詩人のフランシス・ウィリアム・ボーディロンという人による1873年の「Light」という一編。
内容は;
夜は千の目を持つ
そして昼はたったひとつ
太陽が死にかけて、今なお世界の明かりが死んでいる
…何やら天照大神みたいな感じ?
コレで「thousand eyes」の身元がわかった。
あ、コレは私が勝手に調べたことで、今日の主役のTHOUSAND EYESがコレにちなんでいるかどうかは全く存じ上げません。
でも長い間抱えていた謎を解く機会になってヨカッタ…興味のない人にはゴメンナサイ。

Nhteところで、上掲のコルトレーンの『Coltrane's Sound』ね。
同じようなジャケットがあるので要注意だ。
このデザインはAtlanticレコードのアートワークを担当していたマーヴィン・イスラエルという人の仕事。
その似ているジャケットのひとつがコレ。
ソニー・スティットの『Stitt Plays Bird』。
私の愛聴盤。
スティットの華麗なソロも爽快だが、ギンギンにスイングするバックのジム・ホールのギターがゾクゾクするほどにカッコいい。超絶だ。

40cdチャールズ・ミンガスの『Tonight at Noon』。
大好きなラサーン・ローランド・カークが参加しているんだけど、どうも面白くない苦手な1枚。

50cdそれとミルト・ジャクソンの『Vibrations』というアルバム。
コレは聴いたことがない。
この時代のAtlanticのジャズ系のアルバム・ジャケットはメッチャかっこいい。

60cdそして、このジャケットもカッコいいぞ!
今年2月にTHOUSAND EYESがリリースした『Days of Salvation』。

125cd_280今日の記事はそのニューアルバム『Days of Salvation』の発売を記念したツアーの千秋楽のレポートだ。

70DOUGEN

80vAKIRA

85vFUMIYA

86vKOUTA

90v今晩のKOUTAさんのサポーター。

100TORU

110vTORUくんはこんな感じ。
やっぱりいいね、Marshallは。
問答無用でカッコいいってば!

1201曲目はそのニュー・アルバム『Days of Salvation』のオープナー「Dawn of Despair」。
「絶望の夜明け」かよ~、そんな日はヤダな~。
確かに「salvation」してもらいたい。
でも、あるよね~。「あ~、とうとう今日になっちゃった!」みたいの。
そしてアルバムの曲順通りにタイトル・チューンの「Days of Salvation」、「Dead Again」とつなげた。130ステージから飛び出してくるのは「絶望」など軽く吹き飛んでしまうような超過激サウンド!

140vKOUTAさんと…

150vTORUくんのギターがくっついたり離れたり、縦横無尽に空間を駆け巡る!

160vこの手のサウンドは「メロディック・デスメタル」というそうな…。
でも、聴いている限り、「メロディック」と呼べるような歌の旋律は出て来ないんだな。
で、後で教えてもらったんだけど、「メロディック」というのは、ギターのプレイのことを指すんだってね。

170そんな強力なギター・チームをドライブさせるリズム隊も超重量級でなければならない。

180vイヤ~とにかくスゴイわ!

190vこの手のロックが出て来たのはいつぐらいからなんだろう?
私が子供のころから慣れ親しんで来たロックと地続きなのはよくわかるし、若い子の草食系バンドよりは絶対にロックの王道に位置していることも感じ取れる。
でも、申し訳ないんだけど、鑑賞の仕方が皆目わからない!
考えてみると、こうしたデスメタルのような音楽を身上としているバンドのソロ・コンサートにお邪魔したのはコレが初めてかも。
200_2鑑賞の仕方がわからないのは多分に年齢のせいであろうが、たとえ世代が違ってもMarshallのサウンドがキモになっていることは間違いなく理解できる。
どんなに激しい局面でもバッチリ音が抜けて来る。
このサウンドが、そしてこの音圧がロックを作り、THOUSAND EYESまでつながっている。
275ニューアルバムの曲がジャンジャン続く。
お、トルーマン・カポーティ?「Cold Blood」。カポーティの「冷血」の原題は「In Cold Blood」か。

230「Lost Forever」からMCを挟んで「Dread my Brain」と「Astral Skies」。
「astral」というのは「星空の」とか「星型の」という意味。
我々世代にはヴァン・モリソンの超名盤『Astral Weeks』が思い浮かぶ。
240vで、ビックリしたのは、ショウの途中でステージから誰もいなくなっちゃったの。
何の説明もないので、ヘタをすると終わっちゃったのかと思うわね。

210で、また何の前触れも解説もなく、ステージに現れ、あたかも何事もなかったかのようにガンガン演っちゃう。
こんなの初めて見た!

220セットリストはニューアルバムの曲を交えながら、既存の人気曲が中心となっていく。

250「Black Son」、「Suicide Machine」…

260v「Endless Nightmare」、「Final Reign」。

270vもう客席はスゴイ騒ぎよ!

280「Sign」…

290v「Dead Night, Moonlight」…

300v「Dead Sorrow of Me」…
320このDOUGENさんの右手のマイク・ケーブルの巻き付け方が気になっちゃった。

310TORUくんはTears of Tragedyの時と弾いている姿が同じワリには、あまりにも演ってる音楽が違うのでエラく不思議な感じがした。
330vそして本編はアルバムと同じく「Rampage Tyrant」と「Devastated Moment」で締めくくられた。

340『Day of Salvation』から「Death Illusion」を除く全曲を演奏するセット・リストだった。

125cd_280アンコールで取り上げられたのは「Eternal Flame」、「Last Rebellion」。

350さらに「Bloody Empire」と「One Thousand Eyes」を演奏した。
 
しかし、このバンドの曲のタイトルって「D」始まりが多いナァ。
今日のセットリストを見渡しても、「Dead」が3曲。
他に「Dawn」、「Day」、「Dread」、「Devastated」等々。
「devastate」なんて単語、知ってはいるけど使ったことないわ。

360vアンコールを含めて全21曲。
はじめてのメロディック・デスメタルのワンマン…ナンカ不思議な爽快感が残ったわ!
 
THOUSAND EYESの詳しい情報はコチラ⇒-Official web site-

370

200_3 
(一部敬称略 2018年8月16日 TSUTAYA O-WESTにて撮影)

2018年10月 2日 (火)

HIGH VOLTAGE of sun-go☆

 
みんな大好きsun-go☆さん。
問答無用でカッコいいもんね~。
プレイよし、音よし、そしてアクションよし…考えてみるに、五十嵐さんは世界の女性ギタリストの中で一番カッコいいと言っても過言ではないんじゃん?
そんなカッコいいギタリストの姿を我が手で写真に収めることができるのは無上のよろこびなのだ。
しかし考えてみると、根っからのsun-go☆さんファンやSHOW-YAファンが聞いたら噴飯モノなんだろうけど、実はsun-go☆さんとのお付き合いは、それほど古いモノではないんだよね。
それも仕方ない、その前まではMarshallじゃなかったんだから!
2009年のmintmintsから始まったんだよね…それでも9年か…。
初めてお会いしたのは、沼袋のライブハウスでmintmintsがリハーサルをしている時だった。
SHARAさんのご紹介だった。
sun-go☆さんは初対面にもかかわらず、驚くほど気さくに、まるで竹馬の友のように接してくれた。
後でわかったんだけど、どうもsun-go☆さんはこの時、すでに以前に何度もお互いに顔を合わせていたと勘違いされていたそうだ。
そんな勘違いする人滅多にいるもんじゃない!
まったくダイナミックな人だ。
しかし、この時のことが転じてSHOW-YAのステージを撮影させて頂くようになったんだから人生ナニが起こるかわからない。
SHOW-YAのステージをズッ~と撮らせて頂いていることは私にとって大きな誇りであり自慢のタネなのであ~る。
しかし、 あの頃、我々は今より確実に9つも若かったんだナァ。
何せ、私がひとつ歳を取ったすぐ翌日にはsun-go☆さんもひとつ齢を重ねるからネェ。お互いサソリちゃんだから。
今日はそんなsun-go☆さんのプチ特集。
別の言い方をすると、かーくんのバースデー・ライブ『Volt-age 48』で撮影したsun-go☆さんの未発表写真集。
かーくんのステージの時は、SHOW-YAの時とは異なり、sun-go☆さんはサポートに徹するのでなかなか写真が撮りづらい。
つまりsun-go☆さんにスポットが当たる時間が短い。
私なんぞは「夏の夜の蛾」と同じでしてね…カメラのファインダーを覗くとどうしても明るいところに寄ってしまう。
だからかーくんのステージでは、そうしたsun-go☆さんにスポットライトが当たる貴重な時間を細大漏らさず利用してシャッターを切る。
そうして撮った写真の中から頭の中にあるライブ・レポートにマッチする写真を後に選ぶワケなんだけど、この作業が一番ツライ。
いい写真が極端に少ない時は当然シンドイんだけど、いいのがイッパイ撮れた時がこれまたツライ。
「コレもいいナァ、アラ~、こっちもみんな喜ぶだろうナァ。グワァァぁ、どうしたらいいんだ~!」という具合ね。
特にSHOW-YAファンの皆さんはライブ会場で「写真楽しみにしています!」なんて私に声をかけてくださる方が多いもんだから、みんなの顔がアタマに思い浮かんでしまって尚更悩むことが多い。
一方では、記事の構成との兼ね合いもあって、主役を差し置いてサポートの人ばかりフィーチュアするワケにもいかないのです。
自分ちの子供の運動会やおゆうぎ会じゃないんだから。
そんな事情があって、かーくんの『Volt-age 48』から今回の「プチsun-go☆特集」を編んでみた。
要するに、本編以外にも皆さんに見せたいsun-go☆さんの写真があるってことよ!
そして、sun-go☆さんの傍らにはMarshall。
コレを忘れてはイケません。
それではどうぞ!570vSHOW-YAの撮影の時は曲がほぼアタマに入っているので、イントロやソロなど、どこでsun-go☆さんがガツンと来るかわかってる。

20かーくんの時はそうもいかない。

25v急に舞台の前に出て来てドバ~っと演るもんだからいつも慌てちゃう。
もちろん事前にフィーチュア箇所を教えてもらっておくんだけど、夢中になってシャッターを切っているウチに忘れちゃうんだよね。

ステージの前に出て来ようが、後に引っ込んでいようが、ドップリとsun-go☆さんをサポートしているのがMarshall。
ステージの前(私のこと)と後ろでMarshallのハサミ打ちだ~、ナンチャッテ。

70vおなじみのsun-go☆さんのMarshallね。
JVM410Hと1960BDM。

30v「Volt-age」は毎回照明の趣向に変化があっておもしろい。

10vただ、スモークを多用するので、照明によっては時折撮影が実にシンドイのです。

60
480vこういう照明は気をつけないとマズイのだ。

90v「Volt-age」ではコーラスのシーンも少なくない。
sun-go☆さんが担当するハモリ・パートがよ~く聞こえてくる。

80今回は「おみ足ショット」が少なかったかな?

50vソロに集中するsun-go☆さん。
その集中具合はなおみちゃんに勝るとも劣らない。

100「オリャ~!」

110vここで今日のハイライト!
サオ回し。
「Volt-age 48」レポートにも掲載したが、こちらは完全版。
コレも「アララ、そこでやっちゃうのッ?!」って、実は焦ったんだよね~。
そこでいつもとはゼンゼン違う場所で無我夢中でシャッターを切ることになった。
SHOW-YAの時はさとみさんとユニゾンでサオを回すので必ず正面から撮るようにしているが、コレはそんな事情で結果的にそれとは違う構図になった。
コレもいいよね?
いくよ~、セ~ノ~!

500vこの眼光鋭いsun-go☆さんの眼差しに注目!

510vその視線の先はナンだッ?

520vクルッ…

530vリンッ…

540vパッ…と!

550vキマった~!
最近、よくfacebookにこのサオ回しの失敗の動画が上がっているけどアレおもしろいよね~。
このサオ回しも右回しと左回しがあるって西山毅さんから教わってビックリ。
全く気にしていなかった。
sun-go☆さんによると、男性は力があるのでギターのボディを掴んでグイッっと左側(お客さんが見て右側)に向けて飛ばして回すことが容易だが、女性は一般的に非力なので、ネックを握って、右の方に送り出す。
そうしてギターの重さが生み出す遠心力で回しきるのがラクなのだそうだ。
なんかその女性式の方がアクションで派手でカッコいいよね。

560v今回もカッコよかった~!
40v
sun-go☆の詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・ブログ

580vハイ、ココで話題はガラリと変わるよ。
引っ張り出してきたのはヤケに額の広いオジちゃんのジャケットのCD。
コレはいくら熱心なSHOW-YAファンでも知る人はいまい。
デイヴ・マーディというカリフォルニアのジャズ・ギタリスト。
別に聴きたくて聴くワケでもなく、ランダムに棚から取り出したCDがコレだったので超久しぶりに聴いてみた。
ウェスの「The Thumb」、パーカー・スタンダードの「Confirmation」、ショーターの「Yes or No」、コルトレーンの「Giant Steps」等の合間にオリジナル曲を散りばめた、ま、趣味のアルバムみたいなイメージ。
ギターの音が細いのとオリジナル曲があまりにもツマらない以外には可も不可もない凡庸な1枚。
救いと言えばチック・コリアのところのアルト、エリック・マリエンサルが全編に参加していてサスガ立派なソロを聴かせることぐらいか。
イヤイヤ、そんなことでココに紹介なんかするワケない。
1990年のこのアルバム、一体いつどこで買ったのか微塵も覚えていなくて、今回引っ張り出してタイトルを見て驚いた!
「That Goes to Show Ya!」という。
「Show Ya」ですよ。
 
コレは残念ながら我らがSHOW-YAのことを指しているワケではなくて、「Ya」は「you」のことね。
「goes to show~」で「~だということがよくわかる」とか「~だということを証明する」という意味。
例えば「It goes to show you can play guitar」なんていうと「アナタがギターを弾けることがわかったよ」なんて風に使うようだ。
でも、この場合は「ya」は目的格で、「このアルバムがオジちゃんがスゴイということをアナタに証明してまっせ」ぐらいの意味なんでしょう。知らんけど。9dm2そして、我々は「We'll go to Show-YA」なのだ!
来る10月21日、有楽町のヒューリックホール東京における『REVENGE TOUR』の千秋楽。
「REVENGE」か…ナニがrevengeなのかはファンの皆さんなら百も二百も承知のことでしょう。
調べてみて驚いた。
さとみさんが手に大ケガをする前、SHOW-YAの5人が揃って単独公演をしたのは、2017年7月30日のCLUB CITTAにおける『GET YOUR SHOW-YA』なんだよね。
この後、アコースティック・ミニ・ライブや『NAONのYAON』はあったにせよ、東京では1年以上ぶりの5人揃っての単独公演となる。
コレは見逃せませんな~!
 
SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA オフィシャルサイト

440 

200_2 

(一部敬称略 2018年8月12日 ZEPP Divercityにて撮影)

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2018年10月 1日 (月)

諸星和己 BIRTHDAY LIVE Volt-age 48

 

おかげさまでこのMarshall Blogもずいぶんと長いことやらせて頂いていて、「シリーズ」でというか、「レギュラー」というか、「アニュアル(annual=年1回の、例年の)」でレポートしているコンサートがいくつかある。
そのウチのひとつが今日お送りする諸星和己、かーくんのバースデイ・コンサートだ。
今年で6回目…すなわち6年目!
そんなもんだから、「Marshall ブログ」名義で控室までご用意頂き恐縮千万!
ありがとうございます。

92hm オープニングSEとともに客席が暗転。
そして、いつも通りの華やかな照明の中、かーくんが下手から登場した。
1曲目は「B.C.物語」。

10_2諸星和己

20v今回かーくんをサポートするバンドは…

30_2五十嵐sun-go☆美貴

40v_2下手のギターに土屋 浩一。

50vキーボーズに佐藤真吾。

60v_2ベースは中村泰造。
時折メンバーが替わるバック・バンド。ギターの土屋さんと中村さんは私は初めて。

70cパーカッションの中村順一。

80vドラムスは吉田太郎

90vsun-go☆さんは当然Marshall。

100_2SHOW-YAの時と同じJVM410Hと1960BDMのコンビだ。

110v足元のようす。

120_2スルリとつなげた2曲目は「VibesXXX」。

130v「パラダイス銀河」や「スターライト」等のヒット曲のメドレーに客席は大爆発。

S41a7977 sun-go☆さんもノリノリだよ。

155ギターを手にして「Take off」。

140v_toかーくんはステージ下手に移動してベースの中村さんと背中合わせのフォーメーション。

160_2さらに続けて「I am SAMURAI」。

170v_2sun-go☆さんはアコースティックにギターを持ち替えた。

170v_iasギターを置いたかーくん。

180vマイク・スタンド・アクションがバッチリとキマったゼ!

190v「どうも、こんちは!ナンダ、お前たちのこの盛り下がりは!」
いきなりコレ!
「せっかくスタッフがGENJIの曲を用意してくれたのに…かかったらそういう気持ちになるでしょ?
お前たちはそういう気持ちがなくなったのですか?」
ハハハ、始まった、始まった!
やっぱりかーくんのMCはこうじゃないとね。
「EXILEにも行かず(となりで野外イベントが開催されていた)、アニソンにも行かず、間違わずZepp Divercityに来てくれてありがとう」

200v_2「2階もすごい満員なんですよ!」

210_2「光GENJI30周年の最後のライブなんですが、特別なモノはありません…私の誕生日ですから。
めでたく48歳。
気づけば48歳。
48グループに入れます」
「30周年イヤー最後のライブ…新たに飛び立つ日でもあります。
皆さまの大好きな曲、皆さまがどうでもいいと思っている曲、色々織り交ぜて用意しておりますので楽しんで行ってください!」

S41a8113 CO2が派手に噴き出してスぺクタキュラー感満点!

210_cb曲は「Can-na-bis」。

220vお立ち台に座るかーくん。
250_2sun-go☆さんはガツンとステージ前方へ歩み出る。

230vそしてかーくんと背中合わせ!

240_2ん?コレは初めて見た。
かーくんがヘッドホンを付けてる。

260v_nguそのまま歌うのは「Never give up」。

270v今度はキャップをかぶって「Back off」。
かーくんのステージは小道具をウマく使うからね。
一時も目を離すことができない。

280v_bo黒いカーディガンを脱いで「Photograph」。

290_pgもう汗ビッショリの大熱唱!

300v「どうでもいい曲が続いただろう?オレはオマエ達を見ていられなかった!
よしわかった!
ココからは皆さんが好きであろう曲を演りますよ…ユル~い曲を!」

330_2カバサを手にした太郎さんとやり取りがあって…

370_2「Walk away」をプレイ。

320この曲は東京公演だけで演奏された。

350_2なるほど、ユル~い、イヤ、リラックスした雰囲気でsun-go☆さんもイスに座ってプレイ。

340_waそして、佐藤さんは鍵盤ハーモニカを披露した。
この楽器の音色っていいんだよね~。

360v「ブ~ブ~!」
タンバリンをハンドルに見立ててドライブ。
ウケる客席。
「ナンダ、お前ら!こんなの好きなのか!?」
このあたりの長尺MCは会場でお楽しみアレ。

380v_2次に歌ったのは「adios」。

380アコギに持ち替えたsun-go☆さん。
ショウの中盤のホッコリ・タイム。

390_adホッコリはいいけど、かーくん、お立ち台の上で横になっちゃたよ!

400「2017年8月19日…光GENJIの30周年イヤーが始まって何かしようと取り組んで来ましたけど、結果できないことが色々ありました。
ウチのメンバーも残念がっています。
先日、大雨の日、我々の歌の師匠でありプロデューサーでもあるASKAさんの家に行ったんですよ。
ある曲を作って頂く打ち合わせをした。
家に以前プロモーション・ビデオで使ったローラー・スケートが片方だけ飾ってあるんですよ。
もう片方はボクが持ってる。
いつかこのスケート靴が合体できるようにもう少しガンバって行け…というお言葉を頂戴しました」

410v_2ということで次に選んだバラードはASKAさんの「はじまりはいつも雨」。

S41a8340 更にかーくんはハーモニカを手にして自分で「♪Happy birthday」のメロディをプレイ!

430v_2トレードマークの白いモサモサつきのマイクスタンドでもう1曲続けたのは「Sometimes Love Hurts…like now」。

440_slh次の曲はsun-go☆さんのギターでスタート。

450v_2「Loving'you」!

460vガラリと雰囲気が変わってイケイケ状態!

470v_lyかーくんとsun-go☆さんの呼吸はピッタリ。

485そのシーンのひとつがコレ。
2人が右手を高々と上げて…

490さぁ、行きますよ~!

500v_2クルッ…

540vリンパッ…と!
大成功!
そう、sun-go☆さんが右回し。
反対側に回すのはすごく力が要るそうだ。

560v_2いよいよかーくんもHigh Voltageに差しかかった!
見てよ、ステージの右ハジ…水の入ったペットボトル。
このあたりから少し後ろに下がっておかないと、私の商売道具がアブナイ。

570_wr曲は「Whiskly's Rock」。

580v_2自らペットボトルの水を頭にかけた後…

590客席に水分補給!

600_2ノリの良いエキサイティングな曲だけにそちらに気を取られているとビショビショになる。

610vもちろんファンの皆さんはそれでバッチリ!

620以前は口に含んだ水を吹いていたんだけど、今回はペットボトルが大量に用意された。
この分だと記念すべきVolt-age 50の時には巨大なタライでやるかも知れないな…。

630v_2会場に投げ込まれたペットボトルから漏れた水滴に照明が当たる様が美しい。
かーくんのショウのハイライト・シーンのひとつ。

630もう本編も終盤。
またサングラスをかけたかーくん。

640_hg曲は「HIKARU現実」。

650v_3sun-go☆さんもセンターで大フィーチュアされたのは本編を締めくくった「CountDown」。

670v_2本編全16曲の大熱唱!

660v_cdアンコールで登場したかーくんの手にはバースデーケーキが。
そして、みんなで「♪Happy birthday to you」を歌ったんだよね。
かーくんのバースデー・セレモニーはサッパリしていて実に気持ちがいい。

680_2「ありがとう!この気持ちは歌で返していきます。
今日の私はこんな気持ち…」

690v…と、大ジャンプ!

S41a8550 そしてギターを手にして歌のコーナーに移った。

700vsun-go☆さんもアコギ。
そして、この手拍子。

710v…となると曲は「Try Again」。

720vココもかーくんのショウの大きな見せどころ。

730サオのメンバー全員が揃い踏むシーンが圧巻なのだ。
このシーンを撮り逃すまいと、正面でカメラを構えていたのだが、このシーンになっていきなり大スモーク+ピンクのLED照明攻撃!
これじゃ全く撮れん!…と大急ぎで上手側に移動して夢中でシャッターを切った!
コレでも結構考えて撮ってるんですよ~!

740もう一度バンドのメンバーを紹介。
「お待たせしました!ギター、sun-go☆!
その衣装はナニをイメージしたんですか?」

750「誕生日を祝うお店のお姉さんです!」
sun-go☆さんと私は生年が同じで、誕生日が1日違いなの。
我々はあと2ヶ月弱で「Volt-age〇〇」!「

760v「捨てきれない自分のプライドがあります。2018年のツアーのテーマでもあります。聴いてください

770ジックリ歌い込んだ「It's my PRIDE」。

780_impさらに「俺の手にSay Goodbye」でプログラムを終了した。

780vこの後、大阪公演を開催した。

800メンバー全員がステージから降りたが、アンコールが鳴りやまず、かーくんがひとりで再登場。
「普段ダブル・アンコールなんてないんですけどね…。ライブが終わるとチョット寂しい気持ちになるんです。
そんな気持ちを歌にしました。変なシャベリよりも皆さんに伝えたい曲です。
ステージを去る時はこんな曲を歌うんだろうな…と思ったらこんな曲になりました」
感動的なMCを加えて「Last Song」を歌って『Volt-age 48』の幕を降ろした。

810諸星和己の詳しい情報はコチラ⇒KAZUMI MOROHOSHI Official Website

0r4a7711 sun-go☆の詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・ブログ

0r4a8051 

200_2 

(一部敬称略 2018年8月12日 ZEPP Divercityにて撮影)

2018年9月27日 (木)

真夏のJazz葉山 2018~杉本篤彦BAND featuring そうる透

 
寒い!
ナンダこの寒さは…冬じゃん?
あんな狂ったように暑かったのにもうコレだもんね。
そりゃ「暑いより寒い方がいい」とは何度もココに書いているけど、こんなに急に寒くはしてもらいたくないもんですな。
残暑と秋をスキップした感じだね。
「朝晩はラクになったね~」なんてセリフが出て来る場面がゼンゼンなかった。
それなのにまだデカい台風が接近しているとか…。

10なんて毎年同じことを書いているが、同じ人間が書いているので仕方ない。

20今年も8月の上旬は葉山。
今回で5回目。

30
早稲田、慶応、日大、独協、中央、成蹊、東海…日本のヨットの発祥地とだけあって、葉山を拠点としている大学のヨット部が多く、合宿所がひしめいている。
40v 我が母校もドカっと中心地に合宿所を構えている。50ヨットか~。
やってみたいと思ったことないな。
乗ったことすらないわ。
吉村昭ファンの私のせいでMarshall Blogには漂流した人の話が出て来るが、今朝そんなニュースをやっていたね。
夜間、魚を獲るために海面に光を当てる仕事をしていた18歳のインドネシアの青年が乗ったイカダが突風で流されて漂流。
49日後、2,500km離れたグアム島沖で日本の船に発見されて一命を取り留めたという。
そもそもインドネシアの125km沖でひとりでこの漁をしていたのいうのだからスゴい。イカダには動力が付いておらず、もはやこの時点で漂流しているように思えるが…。
イカダには数日分かの少量しかなかったが、さすがプロだけあって青年は自力で魚を取って食料を確保。
漂流中、雨が降ったのだろうか、シャツを絞って水分を摂ったという。
しかしね、この話で一番驚くのは、この青年はこの漂流は3度目だったんだって!
学習しろよ!と言いたいところだが、こうでもしなければ生計が建てられない事情があるのだろう。
救出後、「もうこの仕事はしたくない…」と言ったそうだ。
そりゃそうでしょ。

60vそんな場所だから朝はヨットの練習に出向く学生さんでにぎやかだ。

45みんなで協力して船艇を海に繰り出す。

70vコレがこの後どうなるのかは知らない。

80ドンドン難民も押し寄せて来る…ウソ。

90蜘蛛を発見。
朝の蜘蛛はナゼ殺してはいけないか」についてはいつか書いた。

65そして、葉山のお楽しみ…

100鐙摺港の朝市。

1155回目ともなると、もうスッカリ勝手知ったるところ。
年々にぎやかになってきている。

120少しずつ出店も変わっている。

130しかし、変わらないのはこの行列。
パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤという地元のケーキ屋さんのタルトを買い求める人の列。

1408時半から販売を開始するのだが、予め並んだ人の分だけで完売してしまう。
以前はひとりで複数枚変えたが、今はひとり1枚限定になってしまった。
ま、確かにおいしくてホールで1,000円はお買い得だろう。
それとケーキのハジッコの切り落とし部分を100円で売っているのも人気の理由。
150いつもこの朝市に十分間に合うぐらいの時間に来ているのは高速道路の渋滞を避けるため。
でも、盛大に時間を持て余してしまう。
そういう時はココ。
葉山御用邸の跡地に作られた「葉山しおさい公園」の中にある「葉山しおさい博物館」。

160御用邸の跡地だけあって今上天皇の即位記念碑も建っている。

170v中は冷房がキンキンに効いているし、人は滅多に入って来ないのでリラックスし放題。
館内には昭和天皇が寄贈(御下賜)された標本や葉山の海の生物に関する展示が施されている。
下は昭和25年に日本ヨット教会が当時皇太子だった今上天皇に献上した「オリンピア・ヨーレ」という形式のヨット。
美智子妃殿下とお乗りになったそうですよ。

180この時は特別展として化石の展示をしていた。

210 ダイオウグソクムシもいたよ。
コイツ、5年ぐらい食事をしなくてもいいんでしょ?
痩せるだろうナァ、5年も食わないと。

200vしかし、ナント言ってもココの魅力はコレ。

220素晴らしい庭園。

230PCを持ち込んで、時間が来るまでこの景色を前にしてMarshall Blogを書くのが実に気持ちいいのだ!

240そして、時間がくると今度は山へ。
葉山福祉文化会館へと移動する。

250今年もコレ!

260v今年のトップ・バッターは若きピアノとパーカッションのデュオ・チーム「Wataru y Takumi」。

270相澤亙
290vひごたくみ

280vたくみくんは以前に8回もこの舞台に立っている若きベテラン・パーカッショニスト。

300コルトレーンでおなじみのモンゴ・サンタマリアの「Afro Blue」。

310v定番「Spain」。
Ss41a0317もう1曲演奏したのはラファエル・エルナンデスのラテンの大スタンダード「エル・クンバンチェロ」。
ロック・ファンにはリック・ウェイクマンの『ヘンリー八世』の2曲目「Anne of Cleves」でおなじみのメロディだろう。

330たくみくんを見てて「パーカッションもカッコいいもんだナァ」と思ってしまった。 320vNATALもパーカッションやってますからね
…というよりも元々はパーカッションのブランドだから。

Snc5続いては常連のVakeneco。

Ss41a0404田近香子

340中島道博

350今までは元ミドリのベース、岩見のとっつぁんを交えたトリオ編成だが、今回はデュオで臨んだ。
オリジナル曲の他に「Danny Boy」などを取り入れ、フレームの大きなパフォーマンスを聴かせてくれた。

Ss41a0409 ステージにMarshallが登場。

370このイベントには付き物の司会者、晋道はるみさんのが紹介するのは…

380v杉本篤彦BAND featuring そうる透

390杉本篤彦

400v藤原美恵

Ss41a0620江口弘史

420vそうる透

430v杉本さんはMarshall。

440vココ数回お供をしているMarshallはJVM210Hと1936。
クリーン・チャンネルだけを使用。
Marshallの美しくパンチの効いたクリーン・トーンは杉本さんの強い味方だ。

450vオープニングは「Abordage~宮古湾海戦~」。

460スリリングなブッ速い4ビート!470杉本さんに続いて各人のソロがフィーチュアされた。

480v

490v

500v「宮古湾海戦」とは戊辰戦争の最後の戦いとなった、盛岡藩宮古村沖で発生した明治2年(1869年)の箱館戦争のうちの戦闘のひとつ。
劣勢に立たされていた旧幕府軍は新政府軍の主力艦に乗り込んでダッシュする作戦、すなわち「Abordage(アボルダージュ:英語ではBoarding=乗ること)」を決行したが失敗に終わった。
近代では世界でも稀に見る戦闘事例だったそうだ。
その新政府軍の艦隊を襲った旧幕府軍の軍艦が「回天」だった。
第二次世界大戦末期に決行した悪名高き海の特攻隊「回天」の名称はココから転用されている。
またしても吉村先生で恐縮だが、ホラ…ちゃんと書いていらっしゃる。
私の書架には入っているのだがまだ読んでいない。
今読んでいるのが終わったら次はコレを読むことにしよう。

Kaiten_3 「こんにちは!いつも出させてもらっています。暑いので休憩がてら聴いて下さい。
今のは土方歳三をテーマにした曲です」
歳三は宮古湾海戦に参加はしたが、生還し、その3か月後五稜郭の戦いで新政府軍に狙撃されて命を失った。
杉本さんは坂本龍馬のテーマにした曲にとりくんでいらっしゃる。龍馬の末裔の方と仲良くされているとか。
でもいいんですか?
佐幕派と討幕派の両方やっちゃって…。
私は江戸っ子なので佐幕派です。

510v次は杉本さんが「わかったよ!という曲」と紹介した「I Got It」。
550デューク・エリントンに「I Got It Bad」という曲があるが、それとは関係なし。
ゼンゼンGoodである。530v_igiこの曲も「Abordage」も最近作、『Tomorrow Land』に収録されている。
アルバムに収められたギターのサウンドはしすべてMarshallによるものだ。
いい音なのよ!

520その「いい音」を出している要素のひとつが杉本さん独特のツー・フィンガー・ピッキング。

535そしてこのシンプルな足元。
ケーブルだけ。
アンプのリバーブは使用するがエフェクターは一切なし。

540「学位を返そうかと思ってるんですよ…」
ココで日大のアメフト部事件についてひと言。
杉本さんは事件を起こしたクラブとは関係ないが、優れたアメリカン・フットボールの選手で、日大のOBなのだ。
「次の曲は怪人二十面相をテーマにした曲です。すごくいい曲なので聴き入らないでくださいね…大事に身に付けている貴金属が盗まれないように。
女性のハートも盗んじゃったりして!」
ナニ言ってんスか!

560v曲のタイトルはドンズバで「怪人二十面相」。

560v_tlシンプルだがタイトル通り怪しげなメロディを持ったテーマが印象的なワルツ。

570本気で女性のハートを盗もうとしているのか、よく取り上げる杉本さんの愛奏曲だけに、内容の濃いソロが展開する。

580v美恵さん、ピアノを弾き出すと感情移入が生半可でなくて、これはキースもビックリでしょう!

Ss41a0540ピアノの素晴らしさだけでなく、ピアニストにしておくのはモッタイナイぐらいの顔弾きが素晴らしい。
やっぱりこうでなきゃ!

Ss41a0449 ココでバラード。
『Tomorrow Land』を締めくくっているエリック・クラプトンの「Wonderful Tonight」。

590_wtハートウォーミングなんだよネェ、杉本さんのギターって。
この杉本さんのギターとシュレッド・ギターが「ギター」という地面でつながっているとは思えないよ。
そういえば、あの「♪あったかいんだから」っていうの見なくなったネェ。そろそろシーズンなんじゃないの?

600お客さんの中にスッカリ出来上がっちゃってる人がいて、杉本さんとのやりとりが面白かったんよ。

610最後も『Tomorrow Land』から「涙の向こうに」。

620_nm手拍子を交えたノリノリの雰囲気が楽しい!
いつもより盛り上がっていた感じがしたネェ。

630vコレいい曲なんだよ~。

640v今回は杉本さんのセリフ入りバージョン。
680途中で「Take the A Train」が引用され、各人の感情豊かなソロが交えられた。

650v

660

670v今年もウチの葉山はコレにて楽しく終了。
また来年楽しみにしています!
 
杉本篤彦の詳しい情報はコチラ⇒杉本篤彦オフィシャルブログ

690

200 

(一部敬称略 2018年8月5日 神奈川県葉山町福祉文化ホールにて撮影)

2018年9月26日 (水)

黒門町のNATAL~Haruka Plays NATAL

 
今日は最寄りのJRの駅で言うと「御徒町」にある「JAM SESSION」というライブハウスから。
お隣の上野駅周辺も含めて、このあたりもライブハウスがずいぶん増えた。
子供の頃の御徒町というと、ナント言ってもモデルガンの「MGC」を指した。
「御徒町」の「徒(かち)」というのは、乗り物を使わないで歩くこと。つまり徒歩のこと。
江戸時代、江戸城や将軍の護衛をする、馬に乗ることが許されない下っ端の武士を徒(あるいは徒士)と呼んだ。
その徒に「御」がくっついて「御徒」。
今で言う御徒町駅のあたちにはその徒がたくさん住んでいたことから「御徒町」という地名になった。
だからこの地名は城下町であれば、何も東京だけでなくどこにでもある地名なのだそうだ。
でも、このお店の付近は御徒町ではなく、昔は「黒門町」といった。

10東京の花見の名所、上野恩賜公園。
元々この辺りは増上寺と並ぶ徳川家の菩提寺、東叡山寛永寺の境内だった。

30コレが今の寛永寺。
こんなに小っちゃくなっちゃった。
芝の増上寺と並ぶ徳川家の菩提寺の東叡山寛永寺は、3代将軍家光が江戸城の鬼門となる丑寅(北東)の方角を封じるために建てられた。
東の比叡山で「東叡山」だ。

40非公開ではあるが、4代家綱、5代綱吉、8代吉宗、10代家治、11代家治、13代家定が寛永寺に墓所を構えている。
最後の将軍慶喜はお隣の谷中霊園で一般に公開されている。

50その寛永寺の総門を「黒門」と呼んだ。
下は昇斎一景という歌川広重の門人が明治4年に描いた「東京名所四十八景」のうちの「上野黒門前花見連」という浮世絵。
奥に見えるゲートが「黒門」だ。
コレ、今で言うと上の広小路付近。
いいね~。見てみたかったナァ。
このあたりで彰義隊とフェイクの錦の御旗を掲げた薩長軍が壮絶な戦いをしたんだネェ。
もしタイムマシンがあれば、未来なんかどうだっていい。江戸時代の吉原や江戸の町の方々を見て歩くね。
でもデロリアンもプルトニウムも持ってないならな~。

60v_2コレは上野恩賜公園の入り口にある水のオブジェ。
黒門をイメージしているのだそうだ。
上野戦争で焼け残った黒門は明治40年に荒川区の円通寺に移築された。
坂上田村麻呂が開祖といわれる円通寺には彰義隊の墓所があるともことで、近々訪れてみようと思っている。

70しかし!
「黒門町」といえば!
このお方なのであ~る!
「黒門町の師匠」、8代目桂文楽。(ちなみに9代目はペヤング)
もう大スキ。
5代目古今亭志ん生がウェス・モンゴメリーなら、8代目桂文楽はパット・マルティーノ。
演目が少ない代わりに、何度演っても数秒しか違わなかったという練りに練り込んだ緻密な噺っぷりは天下一品。
文楽が高座で甘納豆を食べる芝居をすると、寄席の売店では甘納豆が飛ぶように売れたという。
しかし後年、高座での本番中、登場人物の名前が出て来ず絶句。
「台詞を忘れてしまいました…申し訳ありません。もう一度…勉強をし直してまいります」と深々と頭を下げて挨拶をし、噺の途中で高座を降りた。
そして、その後二度と高座に上がることなく「昭和の大名人」の生涯を終えた。
芸に対する何たる真摯な姿勢!
昔の芸人は本当にスゴかった。
でもね、芸人がスゴかったばかりではなくて、お客さんの質も高かったんだよ。80vそんな黒門町からお送りするのは『Instrumental Summit Vol.16 Ladies Night』という女性バンドのセッション・ライブ。

90v超満員の店内。

110ステージに立ったのは…
 
セッションリーダーのRie a.k.a. Suzaku

120vキーボーズに藤岡久瑠美実。

130vベースに芹田ジュナ。

140vドラムスはFate Gearの森はるか。

150vはるかちゃんはNATAL。
アッシュのホワイト・スワールのキットを持ち込んだ。

100今回で16回目となるシリーズ・ライブ。
Rieちゃんの人気のほどがうかがえるというものだ。

160ショウは2部構成で、第1部のオープニングは「Southern Wind」。

170vはるかちゃんとNATALは今回が初めての参加。

180v涼し気でオシャレなナンバーのリズムを軽快に奏でる。
やっぱいいね、NATALの音は…ナニをやってもカッチリとキマる。

190Fate Gearつながりの久留実ちゃん。
この人、チック・コリアみたいなフレーズを弾くんだよね。

200お客さんとの一体感バリバリのMCが楽しい。
Rieちゃんの名前にある「a.k.a.」というのは「also known as」の略で「またの名を」という意味であることは皆さんもご存知でしょう。
コレはまだ英語だから覚えやすい。
このほかネイティブさんがよく使う略語に「i.e.」とか「e.g.」とかいうのがあって、元がラテン語だけあって、コレがなかなか覚えられない。
i.eは「id est」の略で「すなわち」とか「言い換えれば」という意味。
また、e.g.は「exempli gratia」の略で「たとえば」ということ。
自分で使えば覚えるんだけど、覚えていないから使えない。i.e. 覚えられないでいる。

210v「初登場」ということではるかちゃんもご挨拶。

220vこのセッションでは、オリジナル曲だけでなく、セットリストにコピー曲を盛り込むことになっていて、この日はゲイリー・ムーアの「Parisienne Walkways」を披露。

230vジュナちゃんはテクニカルかつド迫力のベース・ソロをお見舞いしてくれた!

240バッキングにソロにと大活躍の久瑠実ちゃん。
こういうフュージョニーな音楽にはやっぱりキーボーズは欠かせない。

250vそして、はるかちゃんのタイトなドラミング!

260vそして、ギターにおしゃべりにとファンを魅了したRieちゃん。

270v1部2部とも6曲ずつの構成。
アンコールに「Across the Sky」を演奏して黒門町のライブは盛大に幕を閉じたのであった。

280 

200_2 
(一部敬称略 2018年8月11日 御徒町JAM SESSIONにて撮影)

2018年9月25日 (火)

西日本豪雨災害被災者支援 田川ヒロアキの緊急チャリティーコンサート~田川ヒロアキ

 
今日は竹橋から。
竹橋は北の丸公園と一ツ橋1丁目の間に横たわる清水堀にかかる橋で、徳川が江戸に入る前からあった、東京の中でも特に古い歴史を持った橋のひとつらしい。
私たちが小学生の頃は「竹橋」と、隣の北の丸公園の中にある様々な科学遊具で丸一日無料で遊べる「科学技術館」は同義語だった。
ちなみに田安、清水と並ぶ徳川御三卿の「ひとつばし」は「一橋」と綴る。
最後の将軍、慶喜が水戸徳川から婿入りした先ね。
一橋家は8代将軍吉宗が、四男坊の吉尹(よしただ)に一橋門内の屋敷を与えたところからスタートした。
この御三家とか御三卿なんてのはスゴいシステムだよナァ。
家康ってのはホントに頭が切れる。
というよりも、この時代のお家継承問題ってのにはすさまじいモノがある。今、サボってしまっているヘンリー八世もそうだけど、「お世継ぎできればすべてよし」なのだ。
こりゃウチのお世継ぎたちもせいぜい大切にしておかないとイカンな。
 
そして、竹橋と言えば、日本の三大新聞の一角、毎日新聞の東京本社があるところ。
三大新聞は朝日、読売、毎日とされるが、毎日が最古。
うち朝日と毎日は大阪が発祥だ。
1872年、浅草で創刊された「東京日日新聞」が1911年に大阪毎日新聞社に併合され、戦中の1943年に題号を「毎日新聞」に統一した。
なんて、知ったようなことを書くといかにも毎日新聞の熱心な読者のように見えるかもしれないが…違うの。
でも、今の国情を鑑みるに、毎日さんにカッコいい報道姿勢を見せてくれることに期待している1人ではある。
政治とは一線を画してしるMarshall Blogゆえコレ以上は突っ込まないが、我々の子供や孫や子孫が生を営むこの国の将来を左右するカギを握っているひとつの大きな要素は、今の局面、「メディア」であることは間違いないと思っている。

10_2さて、話が「新聞」ということになると、私はコレ。
またしても吉村昭。
私の雑学のほとんどが吉村昭の小説に根差している。
『アメリカ彦三』は1850年、ペリーが来航する3年前、播磨の船乗り「彦太郎」が初めての航海で遭難する話。
吉村先生お得意の一連の漂流モノ。
その後、アメリカの船に救助された彦太郎は当時の幕府の鎖国政策により日本に帰ることができず、「ジョセフ・ヒコ」として洗礼を受け、アメリカに帰化する。
マァ、こういうの読んでいると、今とは大違いのこの時代のアメリカの寛大さに感動してしまうね。
そして、彦太郎は明治維新後、日本に帰国する。
その際日本にアメリカから持ち帰ったもののひとつが「新聞」だったワケ。
おもしろいんだゼ~、コレ。
文庫で550ページ程度の長中編だけど、例によって一気に読み通してしまった。
それこそNAMMへ行く飛行機の中で読んだんじゃなかったかな?
先日、「私の光太夫」で江戸時代にロシアに10年間抑留した大黒屋光太夫に触れたが、私は自分が英語で苦労してるせいか、こうした言葉のわからない地で苦労した人の話に大変興味があるんだな。
だから杉田玄白の「ターヘル・アナトミア」、すなわち「解体新書」の翻訳を手伝った前野良沢の偉業を綴った『冬の鷹』なんてのも夢中になって読んだ。

20bこの彦太郎は1859年に帰国した後、浜田彦蔵と名乗り、米国領事館の通訳として日米交渉にも活躍。
伊藤博文や木戸孝允らとも交わり、1872年大蔵省に入り渋沢栄一の下で国立銀行条例を編纂したというのだから、とても一介の船乗りとは思えない優秀さだ。
そんなことが綴った自叙伝が現代語に翻訳されて上梓されている。
私は偶然それを高田馬場のブックオフで見つけて2冊600円で買った。
奥付を見てみると、初版第1刷が1964年の2月。
私が持っているのは1987年4月の初版第10刷。
つまり、27年の間に1回も改訂されていない。非の打ちどころがない完璧な書物か、あるいはどうでもよい忘れ去られた書物ということになる。
イヤ、10刷ということはそれなりの部数が販売されてきたワケで、一体誰が買って読んでいるのか実に興味があるな。
私は買っただけでまだ読んでいないんだけど、いずれはジックリ読んでみたい。
読書は楽しい。
電子書籍は絶対イヤ。
何度も書いているけど、「読書」というモノは、活字を目で追うだけでなく、本の重さを感じ、インクと紙のニオイを嗅ぎ、指先でページを繰ることまでが「読書」なのだから。

2ahjその毎日新聞社の地下街。
なつかしいな。
隔年で開催される楽器フェアの合間に、科学技術館で「大楽器祭」という展示イベントを開いていた時期がかつてあった。
その時、ココに入っている飲食店で打ち上げをやったのよ。
30その地下街の突き当りにあるのが毎日ホール。
今日のレポートはココから。
我が田川ヒロアキによる西日本豪雨災害者支援のチャリティ・コンサートが開催されたのだ。

40入り口には酒樽。
コレが募金箱として活躍した。

50まずは主催者方々からのご挨拶。

60v本コンサートの主旨などが述べられる。

70そして、「がんばっぺ福島」でおなじみの株式会社無洲の浅野社長も急遽駆けつけてくれて、ご挨拶にマイクを握った。

80vそして、ヒロアキくん登場!

90今日はバッキング・トラックを使ったソロ・パフォーマンス。

100_ssお供は愛用のJVM210Hと今日のキャビネットは1960A。
JVMが2台積んであるのは「景気づけ」だ。
黒、白、金…しかし、Marshallってのはキレイだね~。
何も足したり引いたりする必要のない完璧なデザインだと手前ミソながら思うわ。

100vオープニングはおなじみの「Seascape」。
時に「君が代」と合体したして数々のステージの冒頭に置かれるヒロアキくんの挨拶曲。

110v続いては軽快な「Dear Heart」。
2011年、「田川プロジェクト」の発足を記念して制作された限定シングルCDに収録された曲。
CDの売上の全額を東日本大震災の被災地へ寄贈した。

120_dhパッヘルベル!
コレ前から演ってたっけ?
要するに「カノン」。
「アヴェ・マリア」もそうだけど、ヒロアキくんはこうしたユッタリとしたメロディを歌わせるのが実にウマい。
きっと自分で歌い上げている気分で弦をハジいているのだろう。

130v_cmまずはご挨拶。
同じ西日本出身として、急遽ではあったがこのチャリティ・コンサートの申し入れを受け、このステージに立ったことに触れた。
そういえば、ヒロアキくんも件の豪雨の被災者だったんだ。
というのは丁度西へ向かっている時に災害が発生し、新大阪駅でいつ解放されるともわからない足止めを喰らい、マンジリともしない時間を過ごさざるを得なかったのだ。

140ココから先は昨年10月に発表したフル・アルバム『Theme Park』からの選曲を中心にプログラムが組まれた。
もう1年かよ!
このアルバムの制作にあたっては、タイトルから、写真から、チョットしたことまで色々とお手伝いさせて頂いたが、楽しかったナ。
ジャケットが少しずつ出来上がっていくプロセスにとてもワクワクした。
このアルバムの詳細についてはコチラをクリック!
  ↓    ↓    ↓
『THEME PARK』を100倍、イヤ10倍、イヤイヤ1.5倍ぐらい楽しむ <前編>
『THEME PARK』を100倍、イヤ10倍、イヤイヤ1.5倍ぐらい楽しむ <後編>

しっかし、この記事…我ながらスゲエ大作を編んだものだな~。自分で言うのもナンだけど、今読んでも十分に面白いわ。

150cdまずは「府中に夢中」。
上で紹介した記事をお読みいただければそれぞれの曲の解説は要らないだろう。

160_fm続いては「酎HIGH KING」。

170_skヒロアキくんも当日のMCで触れていたが、「酎HIGH KING」は広島県呉市にあるライブハウス「ケラウスランブラ」の20周年を記念してヒロアキくんが作ったお店のテーマ曲。

180cdコレがそのケラウスランブラの店内。
オーナーのNaoさんはてらちん、向山テツさん、下山武徳さんSHOW-CHU-ROCK(焼酎ロック)というンドのギタリスト。
もちろん頭に「バカ」がつくMarshall好きだ。
どんなにデジタル・アンプが跋扈しようとも微動だにしない、Marshall一筋のありがたいお店。

42303206_267831950513595_4049376899この人がその「Marshallバカ」…イヤイヤ、オーナーのNaoさん。
上で紹介した『Theme Park』の記事にも書いたが、Naoさんの酒豪ぶりをMarshallで表現したら1959の三段積みが5セットぐらいになろうか?
ヒロアキくんの結婚式にも出席された。
そのケラウスランブラも今回の豪雨で被害を受けてしまい、一時休業を余儀なくされてしまった。
その被害は甚大で、当初は年内の再開は絶望視されていたが、今では状況が好転し、ライブやイベントについては10月12日より開催できる運びとなった。
ただし、通常のショット・バー営業の再開は来年になる見通しだそうだ。
Naoさん、ひとまずおめでとうございます。
これからもMarshallバカぶりを存分に発揮して頑張ってください!
Nao2_1気合いの入った正統派ロック・ナンバーから…

190v雰囲気がガラリと変わって民謡調に。
下関のよさこいチーム「馬関奇兵隊」のために書いた演舞曲。
コロコロと変わる曲調が楽しい。

200_ikそして、「カラムーチョZ」。
横浜のライブ・ハウスにヒロアキくんが出演した時、近くのコンビニにこのお菓子を買いに行ったっけナァ。

210v今日は久しぶりの「お尻が痛い!」だった。

220v「秋ですね~」…と、秋の新ネタ。
「秋童謡」と題し、「虫の声」や「夕焼け小焼け」を大胆に料理。

230_adコレが容赦無用のドヘヴィ・アレンジ!
よ~やるわ!
そういえば、昔はどこの家でも鈴虫を飼っていたものだった。
子供の頃、翅をコスることによってあの音を出しているって知った時、驚かなかった?
だから鳴き声ではないんだよね。

240vハイ、それではここでマーブロ・クイズ。
当たってもMarshallはもらえません。
 
問題です。
下のそれぞれの写真の虫の名前と鳴き声を答えてください。 
 
紙幅が嵩むのでいきなり答え! 
まず、コレが松虫。
高校の時に松川さんという現国の先生がいらっしゃって、アダ名が「松虫」だった。
この虫、「チンチロ、チンチロ、チンチロリン」と鳴く。
ホンマかいな?
今戸の鉄火場じゃあるまいし。
英語では「pine cricket」。
ハハン、コレを直訳したな?
別名が「bell cricket」…いいね、どうにも。
英語圏のベルはチンチロチンチロ鳴るらしい。

2コレは有名ですな…コオロギ。「蟋蟀」という漢字は書けんな。
「キリキリキリキリ」鳴くのか…。
コオロギはディズニーの『ピノキオ』にも出て来るので、英語の名前は比較的知られているだろう。
そう「cricket」。
ピノキオを製作するゼペットっていうジイさんがいるでしょ?
あのゼペットって「Geppetto」って綴るんだぜ。
そう、ピノキオってイタリアなんだよね。

Photoちなみにマイルス・デイヴィスの「Picocchio」が収録されているのは1967年の名盤『Neferttiti』だ。
ゴメン、2、3日前に久しぶりにアルバムを通して聴いたらあまりのカッコよさに感動してしまってつい「ちなんで」しまった。

Nf ハイ、「虫」に戻る。
この曲の「コオロギ」の部分はキリギリスに置き換えられるらしい。
私はどっちで覚えたかな?
他のヤツらが「ナニ虫」、「カニ虫」と言っているのにコイツだけは「キリギリス」なんておかしくない?
ギリシア人みたいな名前だ。
「チャキリス」とか「デュカキス」とか「カサベテス」とかバキバキした名前がおおいんだよね、ギリシア人って。
コレ、鳴き声からきてるんだってサ。
で、YouTubeでその鳴き声を確認してみると、「ビュイー、ビュイー」っていってるだけ。
私にはとても「キリキリキリギリス」なんて聞こえません。
キリギリスは英語で「katydid」。

Photo_3ハイ、その通り。
年季の入ったロックファンならビビビと来るでしょう。
Steely Danの『katy Lied』のジャケットのヤツね。
コレについては以前にも書いたが、あまりにもタイムリーなことが書いてあるのでそのまま引用させて頂く。
 
1975年の『Katy Lied』。
「Rose Darling」「Daddy Don't Live in That NYC no More」、「Everyone's Gone to the Movies」、「Your Gold Teeth II」、「Chain Lightning」…名曲そろいの傑作だと思う。
特に「Doctor Wu」のPhil Woodsのソロが好きだった。
そういえば日本でもおなじみになったんだか、なじまなかったんだか知らないが、「Black Friday」なんてブギも入っていた。
この『うそつきケイティ』という邦題はなかなか良いセンスだと思ってる。
ところで、アルバムのジャケットがなぜバッタだか知ってる?
コレ、実はバッタではなくて「Katydid」というキリギリスの仲間なんだって。
イギリスでは「Bush Cricket」というらしい。

それでアメリカではこの虫が鳴くと「katy did, Katy didn't(ケイティ・ディド、ケイティ・ディドゥント)」と聞こえるんだって。
それで「Katydid」という名前になった。
命名のされ方としては
「ツクツクボーシ」みたいなもんだね。
で、さっきの「Doctor Wu」。
「Katy tried」と「Katy lies」という歌詞が出て来る。
この虫をその歌詞に引っ掛けたんだって。
 
ウォルター・ベッカーが亡くなった時にこの記事を書いたのだが、他にもSteely Danについて書いておいたので興味のある方はコチラをどうぞ。私がスゴイ発見をしたあたりをゼヒご覧頂きたい⇒【訃報】ウォルター・ベッカーのこと

Kl_2続いては「ガチャガチャ」とくつわ虫。漢字では「轡虫」ね。
轡とはあの馬の口にくっつけるヤツね。
ハハハ!英語では「noisy cricket」だって。
コレもYouTubeで鳴き声を確認してみると、確かにウルセ~!
こんなもんが一晩中聞こえたら「おもしろい」どころか「大迷惑」だわ。

1最後は馬追虫。
なるほど!
コレを「スーイッチョン」と表現したセンスは素晴らしい。
この虫を指す英単語はないらしく、「hexacentrus japonicus(ヘクサセントラス・ジャポニカス)」となるらしい。
「centrus」というのは「トゲ」という意味。「hexa」は「6」だからトゲのようなものが6本生えてるのかな?
以上、「虫の声クイズ」でした!

Photo_2「虫」でエラく脱線しちまった。
ゴメン、でもどうしても「無視」できなかったの。
今回の記事を書くのにこの箇所が一番時間がかかったわ。
 
さて、私が虫に夢中になっている間にヒロアキくんはアコギに持ち替え。
皆さん、気が付いた?下の写真。
今初めての上手側からのショットなんだよ。
立奏すると光がまったく当たらないため、コチラ側からは一切写真が撮れなかったのです。
コレ、フリオ・イグレシアスやスタン・ゲッツだったら大変なことになっていた。

250曲は「たんぽぽと風」。
260v
冒頭にご挨拶をされた浅野社長の株式会社無洲の社歌だ。
ヒロアキくんの「やさしさ」と「あたたかさ」がふんだんに盛り込まれた愛らしい一編。
もちろん『Theme Park』収録。

270そしてソロ・コンサートでは時折取り上げられるビートルズ・ナンバーから「All my Loving」。
「自分で書いた曲でないのが悔しい!」とジョンに言わせしめた初期のポールの代表作。
移動の最中に歌詞を書き、公演会場の楽屋のピアノで曲を付けたという。
曲に歌詞をつけるのがポールの通常の作曲手法だったが、コレはその反対の順序で作られた珍しい1曲。
1964年2月、エド・サリバン・ショウに出演した時、一番最初に演奏した曲としても知られている。
つまり、この曲からビートルズのアメリカ制覇がスタートしたのだ。

280エレキに戻って「平和の風」。
ジェスチャーを交えて熱唱するヒロアキくんの姿が感動的だ。
いい曲だよネェ。
コレはやや上手から撮ってるナァ。

290その感動を盛り上げるのが後半に出て来るギターでメロディをナゾるパート。
美しいヒロアキ・ギターの魅力が満載だ。
それを演出しているのがアータ、Marshallですよ。

300vそして、コンサートの本編を締めくくったのは「アヴェ・マリア」。

310vこのアルバム『Ave Maria 』をリリースしてから6年か!
コレのジャケット撮影の時も楽しかったな。
デザインは『Theme Park』を手掛けた梅村デザイン研究所。

320cdコレも曲・演奏・音色が三位一体となった美しいヒロアキ・ギターの格好のショウケースと言えよう。

330こうしてジックリとギターを聴かせて本編を締めくくった。

340v客席からは花束が贈呈された。

350アンコールはガツンとカマしたよ。
ココ最近のキラー・チューン、MAZDAファン・フェスタのテーマ・ソング「君を乗せて」。

360vコレもよく書けた曲。
スポーツカーが疾駆していくような中間部のギター・ソロがスリリングだ!

370vこのコンサートで販売したCDの売り上げはすべて西日本豪雨災害被災者への義援金に充てられた。
また、このコンサートのレポートが9月22日の毎日新聞の東京版の朝刊に掲載された。
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano

380v

200 
(一部敬称略 2018年9月10日 毎日ホールにて撮影)

2018年9月21日 (金)

SPEED METAL ASSAULT~HELL FREEZES OVER

 
今日はドメタル。
ああいうのはいつの頃からなんだろう?
ロックからチョット目を離しているスキに「何とかメタル」ってのがウジャウジャ出て来て、私にはサッパリわからんのよ。
私が若かった頃、ロックのカテゴリーといえば「ハード・ロック」、「プログレッシブ・ロック」、「ブルース・ロック」、「ジャズ・ロック」とか、せいぜいそんなもんで、その下は階層はなかったように記憶している。
でも、そういう細かいジャンル分けというか、やや流行りの表現で言えば「レッテル張り」を私はキライではない。(←この文章はジャズ評論家&ジャズ喫茶「メグ」の寺島靖国さんの言い回しを拝借しています。間違いではありません)
だって「エ~、そんなメタルあんの~?!」なんておもしろいじゃん?便利だし。
それに、それだけジャンルが分かれるということは、「人とは違うことをやって、何とかオリジナリティを出そう!」というアーティストの姿勢が見て取れるからね。
ところで、「レッテル」ってなんだ?
少なくても英語ではない。
調べてみると…オランダ語だってよ。
英語では当然「label」。
ご存知の通り、日本は「蘭学」といって、江戸末期までは従順にオランダをフォローしていたので、今でも我々は驚くほどたくさんのオランダ語を語源とする単語を日常的に使っている。
「エレキ」、「オルゴール」、「ガラス」、「コック」…等々。
「おてんば」も元は「otembaar」というオランダ語なんだって!
オランダ語はゲルマン語系言語なので英語と兄妹みたいなものだからして、「ガラス」や「コック」なんてのは同じようなものだが、もし、それらの単語がイギリスから入って来ていたとしたら、「グラース」とか「クック」と呼んでいるハズ。
「今年は大掃除で徹底的にグラースを磨くぞ!」とか、「オイ、この料理はなんだ?クックを呼べ!」なんてことになってた。
ナンカしまらない。
でも、長州藩や薩摩藩がイギリスとケンカなんかしないでイギリスがもっと早く深く日本に接近していたら、今の我々の英語の勉強も少しはラクになっていたかも知れない…なんてノンキなことは言っていられない。
間違いなく植民地にされてたな。
ところで、北欧の人たちってメッチャ英語ウマいじゃない?
それもそのはず、スウェーデンなんかは政府刊行物が英語だっていうからね。
でもね、私の経験から言って、第二母国語として英語を最もうまく自然に話すのはオランダ人だと思う。
ドイツ人よりゼンゼンうまい。
前に勤めていた会社でオランダ人からの電話を取って、あまりのネイティブさに驚いたことがあったし、Marshallのオランダのディストリビューターも同様だった。
多分、イギリス人の英語を「標準語」とするなら、オランダ人の英語は「関西弁」になるぐらいの違いなんじゃないかね?
イヤ、我々はあんなに上手に関西弁をしゃべりよらん。
で、「レッテル」。
コレは英語では「letter」に相当する言葉なので、「ラベル」の他に「文字」という意味もあるようだ。
英語の「letter」は「手紙」という意味だけじゃなくて「文字」という意味があるからね。
ホーソンの『緋文字』という小説があるでしょ?
アレは原題を『A Scarlet Letter』というし、楽譜でパートの冒頭につける四角で囲ったアルファベットがあるでしょ?
あれを外人に向かって読む時は「Letter B」とか「Letter F」と読む。
あ~、またずいぶん脱線しちゃったナァ。
もう少しいい?
 
どこでだったかはどうしても思い出せないんだけど、「平山秀山堂」という会社があって、中学の頃、通学の途中に毎日その看板を目にしていた。
そこに「シタダシレッテル」という文字がデカデカと出ていた。
こっちはまだ子供だから、コレが「下田シレッテル」か「舌出しレッテル」かわからなかったのだが、ある日、ロゴに使われていた子供のイラストがベロを出していることに気づき、「舌出し」が正しいことを知った。
それから40年以上経った今ッ!
今回のこの脱線のためにッ!
「シタダシレッテル」を調べてみた。
ゴメン…まだ本題まで大分あるぞ~。
この「平山秀山堂」という会社、創業は太平洋戦争真っただ中の1942年。
それに先立つこと46年、1896年(明治29年)から「シタダシレッテル」を製造販売していたという。
19世紀ですよ!
この「シタダシレッテル」って何のことかと言うと、かつては「値札」のことだったそうだ。
今ではBOOK OFFみたいに、ペロっとシール状の値札を商品に貼るだけだが、昔はシタダシレッテルの裏に塗布してあるアラビア糊をベロンチョと舐めては商品に貼り付けていた。
不衛生と言えば不衛生。
何が優れていたのかはわからないが、その需要たるや凄まじかったらしく、日本全国に流通していただけでなく、海外に輸出もしていたらしい。
レッテルを貼られるのが極端におキライの御仁はこのことをご存知かな?
創始者の平山秀雄さんの墓が谷中の墓地にあるらしいので今度訪ねてみるか…。
色んなことが知りたくてさ…今度はドライクリーニングの歴史の本を読んでみようかと思ってる。
 
さて、メタルに来た。
今日の主役が何メタルかはわからないけど、ヘッドライナーは「LECHERY(レチェリー)」というスウェーデンのバンド。
お目当てはトップに出演したHELL FREEZES OVERという若いヘヴィメタル・チームだ。

10v下はこの公演の2週間チョット前にリリースされた4曲入りミニ・アルバム『Speed Metal Assault』。
見てよ、このジャケット!
炎にたかれて今にも崩れ落ちそうな1960の壁!
いいね、ジャケットにMarshallが出てるってのは。
もうそれだけでロックの香りがプンプンじゃないか!
実はこのバンドさんはNATALでおなじみのBAZOOKA STUDIOさんの紹介で数年前に接触があったんだけど、メンバーが交代するかなんかしてずっと没交渉でいた。
そこへMarshallの本社から連絡が入って、「ある日本のバンドがCDジャケットにMarshallを登場させたいと言っているがどうしましょ?」と私に相談して来た。
それがHELL FREEZES OVERだったというワケ。
「あ~、このバンドは知ってるよ」ということで話がトントン拍子に進んだ。

30cdMarshallが登場するアルバム・ジャケットってのは、おかげさまでたくさんあるけど、私はコレが好きなの。
カナダのパット・トラヴァースの『Putting it Strait』。
1959、1987、1960Aが写ってる。
ジャケットは表裏でストーリー仕立てになっていて、パットがMarshallを持ち込んでオーディションを受けに来たって想定なのかな?
面接官のオジさんの背後に壁には、ハンフリー・ボガート、グレタ・ガルボ、ケーリー・グラント、マリリン・モンローら往年のハリウッドの大スターのポートレイトがかかっている
要するに猛烈なオールド・スクールだ。
そこへパットがブチかま~す!
曲は「Gettin' Betta」かな?「Snortin' Whisky」かな?

Ptaジャケットの裏面。
オトっつぁん、ブッたまげ!
そりゃそうだ、Marshallだもの!
私なんか、完全にこのオジさんの方の部類なんだけど、ロックのギターってやっぱりこうであって欲しいと思うよね。
最近はとうとうキャビネットもステージに持ち込まないで、足元のペダルから卓へ信号を渡して、PAのスピーカーでギターを鳴らすっていうじゃない?
ま、Marshallが将来この分野に進出するかわからないので、あんまりキツイことは言えないけど、ヤッパリいい加減にして欲しいと思うわ。
ま、大きなコンサート会場にいるお客さんは、最終的にはPAから出て来るギターの音を聞いているので、「中間を省略した」といえばそれまでだけど、あんまりじゃない?
またロックが明後日の方向へ遠のいてガッカリするわ。
ジミ・ヘンドリックスやゲイリー・ムーアなんかがこの有様を見たら何って言うだろう?
「こんなのオレら知ってるロックのサウンドじゃない」ってキッパリ言うにキマってる。
そして自分の1959を引っ張り出して来るよ。
それにAC/DCをご覧なさい…やっぱり、ロックという音楽はステージの中も大きな音で演るべきだと思うよ。
だって外に出て来る音がゼンゼン違うもん。
やっぱり「なければない」で乗り切れるような利便性は風情を殺すだけだね。
 
そんなパットもスッカリとオジちゃんサイドになっちゃったもんナァ。64歳だって。

Ptbもう1枚は、そのゲイリー。
ジミ・ヘンのポスター。
そしてMarshallにレスポール。
ココに写っているコンボはBluesbreakerではなくてオリジナルの1974。
Marshallはかつてタイトル曲の「Still Got the Blues」を2245で録音したとしたが、真相は1974。
この1974については過去何回も書いているので今日は割愛するが、実際にこの写真に写っている1974のオーナーから話を聞いた時は興奮したナァ。

Gma裏面はコレ…ゲイリーがツアー先のホテルの一室でギターを弾いている。
コレはマズイ。
だって、たとえ18Wでもホテルの部屋で1974を鳴らしたらイカンがな。
…ということはない。
マズイのは時代考証。
「Still Got the Blues」と言っても、表の少年はゲイリーではない…と思わざるを得ない。
ナゼならこの少年は、マァ8歳ぐらいか?
ゲイリーは1952年の生まれなので、8歳というと1960年。
ジミがイギリスに渡って脚光を浴びたのは1966年。
合わない。
となると、この部屋はこの子のお兄さんの部屋だったのかも知れない。よく「隠れてお兄さんのギターを弾いていた」なんて話があるじゃない?
なんてことを考えてジャケットを眺めるのは楽しい。
だからITで聴く音楽はツマらないんだよ、ジャケットがないから!
正直、あまり聴くことのないアルバムなので気が付かなかったんだけど、Guv'norを使ってるんだね。
それに『Beno』アルバムに『A Hard Road』。
まだジョン・メイオールを聴いてるんだね~。
イギリス人にブルースが与えた影響がいかに大きいかがわかる。
だから日本とは丸っきり違って、イギリスにはMarshall RECORDSが取り組んでいるようなシリアスなロック・バンドがいつでも出て来れるマーケットがある。
ジョン・メイオールって今年で85歳だって!

Gmbさて、HELl FREEZES OVERに戻って…。
ジャケットにはこんな断り書きがしてある。 
「私たちのギター・サウンドは、エフェクターを一切使わず、昔よく使われたMarshallのアンプを最大のボリュームで鳴らしているものです。どうぞ爆音で聴いてください!」
コレでいいのだ。
でも、よくエフェクターを使わずギターとアンプを直結することを「男らしい」と形容するけど、実は私はそうは思わないのね。
「シンプル」なばかりが何も「男」ではあるまい。
直でつなぐのが音が一番良いことは間違いないのだが、無理して歪み系のエフェクターを使わないで直結にして、ギターが弾きにくくなったりしたら元も子もなかろう。
「楽器は音楽を作るための道具」だから…。
職人は使えない道具を選んだり、使いにくい状態にしておいてはならない。
ウチの父は大工だったが、飛び切り自分の道具を大切にするタイプではなかったものの、いつも自分が使いやすいように道具をモディファイしていた。
HELL FREEZES OVERの場合はムリをしているワケではなく、自分たちの音楽を作るために、Marshallとギターを直接つないで弾くのが一番好ましい結果になったのだろう。
音は良くなるし、言うことなしじゃん?

40cdさて、ステージの方はというと…オープ二ングSEの後、メンバーがステージに現れた瞬間から大騒ぎ!

50TREBLE "GAINER" AIDYSHO

60vRYOTO

70vHIROTOMO

80vTAKUYA MASHIKO

90vTom Leaper

100v1曲目は「BURN YOUR LIFE」。

05_2イケイケ~!
問答無用のスピードチューン。
ギャハハ、何だか気持ちいいな~!

110vもちろんギター・ソロ炸裂!
こういう曲でシュレッド・タイプではないギターを耳にするのは久しぶりだナァ。

120スゲエ歓声!

130みんな前から知ってたの?って感じ。

140下手からもHIROTOMOくんのギターがガンガン聞こえて来る。
もちろんMarshall!

150vいいね~、うれしいね~、上下で1959!
まるで70年代の屋根裏やロフトにタイムスリップしたようだ!
彼ら自身は80年代のヘヴィメタルを標榜しているようだが、もっとトラディショナルな響きを感じる。
シュレッド・オリエンテッド以前のへヴィメタル。

160cまた一心不乱にバンドをドライブさせるリズム隊がいい。

170汗みどろのドラミング!
Tomくんはこの時はサポートでの参加だったが、9月8日にめでたく正式メンバーに迎えられた。
こうして見ると刃の和太鼓の茂戸藤さんに似てるんだよナァ。
そういえば、ロックの人は「トラ」という言葉を使わないね。普通「サポート」って言う。

180v2曲目は「HAWKEYE」。

185コレまた火花を散らすドライビング・ナンバー。
冒頭の転調がカッコいいね。
225いかにも!いかにも!のGAINERくん。
ステージさばきもバッチリなのよ!

190曲間には仕掛けも用意されていて、ただただブッ飛ばすだけのナンバーとは一線を画している。

200vMCをはさんで「END THE BREATH OF THE NIGHT」。
コレは『SPEED METAL ASSAULT』には入っていない曲。
220vドラムとベースリフからスタートするのは「WRITING ON THE WALL」。
このタイトルにはちょっとタートルズの「Tears Began to Fall」を思い出しちゃった…我が中学時代の青春の1曲なの。
気持ちイイね~。このぐらいのテンポもとてもいい。

200出番の最後を締めくくったのは「OVERWHELM」。
この曲はメッチャ印象に残ったナ。
「Overwhelming」が「Jaw-dropping」か…タイトル通りのド迫力の1曲。

230全5曲。
『SPEED METAL ASSAULT』の全収録+1曲という構成でまとめ上げた。
ナンカ久しぶりにメンバー全員が寸分の狂いもなく同じ目標に向かっている若いバンドに出くわした感じがするな。

240vところで「Hell Freezes Over」とは何ぞや?
そう、彼らは本当は隠れイーグルス・ファンなのです…なワケない!
コレは正式な英語の慣用句で、言葉としては「地獄が氷つく」ということ。
転じて「想像が付かないぐらい途方もなく長い時間」みたいな意味になる。

250v何でか?
我々が地獄をイメージする時、針の山とか血の池とかを初めとして、色んな現場を思い浮かべるでしょう?
実際に行ったことのある人はいないと思うけど。

260vところがクリスチャンの人たちは「地獄」といえば、もっぱら「火」なんだって。
ズッと燃えてる阿鼻叫喚の焦熱地獄。
そんだけアッチッチなので、その地獄を凍りつかせるとしたら相当な時間がかかるでしょ?
そこから来ているんだそうです。

270vまた、そんな火の地獄を凍らせることは不可能でしょう。
そこで、このバンドは「不可能なことを可能にして見せましょう!」という意気込みをバンド名に込めたのだそうだ。

280v終演後の5人。
短い時間だったとはいえ、会心の出来を示すいい笑顔!
まだ平均年齢が25歳だからね。
このまま続けて頑張っていって欲しい!
絶対に簡単に止めちゃダメだぜ!
ちなみにいつもは盛大にスモークをたくらしいのだが、「初めなのでクリアな写真が撮りたい」という私のリクエストを聞き入れてノンスモークにしてくれた。
RYOTOくん、ありがとう!
うれしいことにRYOTOくんが中学の時からのMarshall Blogの愛読者なんだって!
290ところでHELL FREEZES OVERは来る9月28日に渋谷TSUTAYA O-EASTで開催される『RedBull Music Festival "METAL MANIA"』への出演が決定している。
LOUDNESSと同じステージ。
楽しみだ~!

Mm しかし、このチーム、絶望的なメタル少子化の環境下にあって、まるで宝石のような存在ではなかろうか?
『SPEED METAL ASSAULT』、HELL FREEZES OVERのメンバーと同世代の若い人たちにもジャンジャン聴いてもらいたいね。
今、もう若いメタラーは、自分たち自身の力で、自分たちの世代の人たちに、自分たちが作った音楽をコマメに広めないとダメだ。
がんばれ!Marshallがついてるぞ!
 
HELL FREEZES OVERの詳しい情報はコチラ⇒Official website

300cd 

200_2 
(一部敬称略 2018年7月27日 新宿ZIRCO TOKYOにて撮影)

2018年9月20日 (木)

ハートにグサリ!<後編>~ D_Drive

 
イヤ、違う!
私もアホだな~。
今、フト気が付いた。
<前編>で「straight」について書いたけど、そうかこのイベントのタイトルは「ライブハウスのHeartsに直行だ!」という意味だったのね?
「heart」に「s」が付いていることに気が付いたのだ。
ヤボなことを書いちゃったけどイジらないでおこう、別に間違いじゃないから。
それより、我ながら締めくくりがウマかったと思うね。
「ストレート」に「ロック」…ク~、ここのところピタリとアルコールを止めているせいかサエてるナァ~。
自分の文才に酔ってしまいそうだ…ナンチャッテ。(ココも引っ掛けになってるんですね)
その『Straight for the Hearts』のヘッドライナーはD_Drive!

10今日は「Attraction 4D」で幕を開けた。

20Seiji

30vSeijiさんはいつものMarshall JCM2000 DSL100SEと1960AXの組み合わせ。

40vYuki
バックドロップの2つの「D」が髪の毛みたいになっちゃった。

50vYukiちゃんはMarshall JCM2000 TSL100と1960A。

60vToshiyuki

70vEDENのベース・アンプヘッド。
WT-800(大)とTerra Nova TN501(小)の2台がステージにセットされたが、WT-800を使用。

80Chiiko
Ss41a5480D_Driveならではのシンプルにして深いリフ・メロディ。

100v_a4そのリフの2人の弾き分けがおもしろい。

110vそして魅惑のツイン・リード。
この曲のサビのメロディは素晴らしい。

120続いてはYukiちゃん作の「Now or Never」。
林先生のテーマ…チガウチガウ!

130v_nすごくカッコイイ曲なんだけど、あんまりステージで演奏されないでしょ?
な~んでか?
ムズカシイんだって。

150vこのメンバーでも「ムズカシイ」なんてことがあるのかね?
イヤ、ないな。

160v「こんばんは!D_Driveです!
2週間空いてしまい、すごく久しぶりな感じがします!」
完全にステージ中毒ですな。
関西が拠点で、東京での演奏が2週間空いただけで「久しぶり」なんてどないやネン?
さすが地球7周半を走り回ったバンド!

170vSeijiさんが弾くおなじみのリフは「The Last Revenge」。

190vそう、いつも言ってる通り「居酒屋甲子園のテーマ」。
SeijiさんとYukiちゃんが5,000人の居酒屋の店員さんを前にして弾いた曲。あの時は2人ともASTORIAだったんだよね。
居酒屋の店員さんが5,000人も集まってみな。
スゴイよ、酒臭くて!…というのは真っ赤なウソで、居酒屋さんのクォリティを競う大会なのね。
エントリーした居酒屋さんが本番前に廊下でプレゼンの練習しているのを聞いた時に忘れられないそのお店のモットー。
「『美味しかった』より『楽しかった』を!」…っての。
同じことを何回も書いているけど、スゴくない?
こんなモットー、鈴本や末広でも聞けないぜ。

S0r4a9533Yukiちゃんが手拍子で客席をアオるのは隠れた名曲「Mr. Rat Boots」。
イヤ、特段「隠れ」てないか…しょっちゅう演ってるもんね。
「隠れた名曲」というフレーズが使ってみたかっただけ。

210v_mrb「Rat」というのは「Rugged All Terrain」の略。だから本当は「RAT」と大文字にする。
意味は「すべての凸凹地」ということ。

180_lrこういうのが「ラット・ブーツ」。
靴底が厚くて、頑丈にできているからどんな悪路でもヘッチャラで歩けるというワケ。
つまり軍靴の一種なんだね。

Rat 一方「Rat」といえばAerosmithでおなじみの「ネズミ」。
ポッポ、ポッポとコマネズミが走り回るようにして展開する曲調が楽しい。

220v下手に移動してToshiくんの後に回り込んだSeijiさん。

230Toshiくんのソロ炸裂!

240vイケイケ~!
しかし、スゲエ音だな。
さすがEDEN!!
キャビもEDENだともっとスゴくなる。

S0r4a9581_2 客席はもう熱気ムンムンよ!

200「みなさん、楽しくやれてますか?」
ココで単独公演や直近のライブの告知などを。

250vサオを持ち替えたフロント陣。
260_gd曲はSeijiさんがヒネり出したD_Driveの新機軸曲「Gradation」。
そうね、私なんかはこういうのは大歓迎。
もっともっと色んなタイプの曲を演って聴衆を楽しませてもらいたい。

270次の「GEKIRIN-逆鱗-」はYukiちゃん作のヘヴィ・チューン。
S0r4a9669プライベートな「ドラゴン・ボールのテーマ」であることはファンの間でよく知られている。
「♪探そうぜ!逆さのウロコ!」っていうヤツ。

290v締めくくりはSeijiさんのこのポーズ。
そう、「Russian Roulette」ね。マウ!

300_rrコレもね、聴けば聴くほどカッコいい曲なのよ。

280v_gr本編を7曲で締めくくった。

310アンコールは「Screw Driver」。
時間はそう長くなかったけど、ま~、よく盛り上がったわ~。

330さて、YukiちゃんがMCで告知していた通り、D_Driveの4人はもうすぐ単独公演に臨む。

340v

350v

360v

90vまずは今週末の新横浜。
そして、来週末の大阪。
みんな、遊びに来てね~!

DomD_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEBSITE

380

200 
(一部敬称略 2018年7月20日 西川口Heartsにて撮影)

2018年9月19日 (水)

ハートにグサリ!<前編>~ BOOOOZE

 
今日は前置きは抜きだ。
イヤ、チョットだけ書こう。
今日のタイトル…「heart」を入れようと思ったんだけど、どうもタイトルのところには絵文字が入らないようなので諦めた。
さて、そのタイトルは今日レポートするイベントの名前をちょっとイジったものにした。
イベントのタイトルは『Straight for the Hearts』という。
「straight for ~」は「head」を伴って「~へ直行する」という意味。だから「ハートにグサリheart!」だ。
「for」か…「to」としたいところだが、「head」と「for」は組だから。
「straight」ね。
セロニアス・モンクの代表作のひとつに「Straight, No Chaser」というにFのブルースがある。
無限にあるブルース曲の中でもAクラスにランクインする有名曲だけにご存知の方も多いだろう。
フランク・ザッパ・ファンなら『Roxy & Elsewhere』の「Be Bop Tango」でジョージ・デュークがスキャットして、バンドが猛然とスイングするシーンでおなじみのハズ。
あのジョージが歌っているのが「Straight, No Chaser」。

Sre 今では「チェイサー」なんて言葉の意味は誰でも知っているだろうけど、昔はコレがわからなくて翻訳家を困らせたらしい。
「まっすぐ行け!追手は来ない」
なんて珍訳もあったとか…ホントかな?コレじゃ「胡椒軍曹の寂しい心楽団」だ(←コレはビデオの翻訳で実際にあった)。
もちろん、本当の意味は「追い水なしのストレート」というスコッチの飲み方だわね。
マァね、結局、日本人はそんなスコッチ・ウイスキーのような強い酒を全く薄めないで飲むなんてことは普通じゃなかっただろうしね。
昔、ロサンゼルスの空港のバーのカウンターに立ったすごくキチっとした身なりの男性が、「キュ~!」っとバーボンのダブルを2杯続けてあおったのには驚いた。
イヤ、私だってやればできるけど、まず「ガッハ~!」っとムセることは間違いない。それと後で胃がね…コワイじゃん?
その男性はホントにグラス2杯の麦茶を飲み干したような風情でバーを後にしたよ。
カッコいいわ~。
あ~、ゴメン!
またこんなに書いちまった!
さて、今日のイベント・レポートのトップ・バッターはBOOOOZE。
Marshall Blogには2回目の登場となる。
メンバー全員がアルコール好きということからこのバンド名にしたのだが、飲む量がスゴイことから「o」を4コも入れてしまったという。
ウイスキーを飲む時は間違いなく「Straight, No Chaser」だな?

10佐藤陽(あきら)

20v伊藤大貴

30v大貴くんはMarshall!

40北川翔太

50v後藤尚音
コード・ナンバーは5107010。

60vオ―プ二ングは「Hush」。
Deep Purpleのはカバーね。
元はジョー・サウスという人の作品。
知らなかったんだけど、時の話題として…アレサの代表曲「A Cahin of Fools」のイントロはこのジョー・サウスが弾いているらしい。
また、この人、ディランの『Blonde on Blonde』にベースとギターで参加しているとか。
カッコいい曲だよね。
で、この曲が収録されている『Shades of Deep Purple』。
私はニック・シンパーに会ったことがあるのがチョットした自慢でしてね。
だって普通絶対会えないでしょ?
もっとも、その人がニック・シンパーって教えてもらわなければ、誰かはわからなかったんだけど…。
ジムのお別れの会に列席していたのだ。

70_h2曲目は「右脳」という曲。
以前にも演奏していたクラシック・ロック風味のナンバー。

80v_unギター・ソロ炸裂!

90v胸のすくようなヘヴィ・チューンは「銃声」。

100_jsヘヴィなリズム隊はこうしたヘヴィなナンバーにベスト・マッチする。

110v

120「Tell me why」というバラードが続く。

130vワイルドでハードなギターは心地よい。
やっぱこうしたチャンとしたロックはMarshallがクリエイトするギター・サウンドが不可欠なのだ。

140vギターのカッティングから「Naive」。

150_nvこの辺りも以前からステージで演奏されているBOOOZEのスタンダード・ナンバー。

160そして、出番を締めくくったのはデビュー・シングルのタイトル・ナンバーにしてBOOOOZEのキラー・チューン「Get Back」。

180ハードでスケールの大きなイントロを陽くんの熱唱が引き継ぐ。

190vココでもワイルドな大貴くんのギターが大活躍だ。

200vバンドを徹底的にうねらせる翔太くんの低音。

220vそして容赦なくバンドをドライブさせる尚音くんのドラミング。

230v久しぶりに観たBOOOOZE…やっぱり「ロック」だ!
イヤ、この人達は「ストレート」だな。
お後がよろしいようで…。
 
BOOOOZEの詳しい情報はコチラ⇒Official facebook

240<つづく>
 

200 
(一部敬称略 2018年7月20日 西川口Heartsにて撮影)

2018年9月18日 (火)

銀幕一楼とTIMECAFE企画 レコ発ワンマン公演 〜ゾッコンな夜に恋して〜

 
長いこと生きていると世の中の移り変わりに驚く機会が少なくありませんな。
一番驚いたのは10年続けて来たMarshall Blogの毎日更新がシレっと終わってしまったこと…んなことはないか。
ゴメン!
掛かりっきりにならないとやり切れない仕事がいくつも重なってしまって、とうとう音を上げちゃった。
コレを機にチョット方針を変えようと思ってます。
で、方針を変えようにも、それに取り掛かる時間がなくて随分間が空いてしまいました。

で、その変化。
テレビを見ていてフト気づくと…
●酒類のテレビ・コマーシャルの主役が完全に女性になった。
  -----昔は「男はダマってサッポロ・ビール」だった。
●同じようにゲームのコマーシャルが大人が主役になった。
  -----昔は大人はグラブらなかった。「ドンキ―コング」は子供のモノだった。大人がゲームで遊ぶことに抵抗がないのは、昭和40年代後半生まれの世代ぐらいからかしらん?
●さらに、同じくTVCMで『ドラえもん』を観て泣いている人が大人になった。
  -----ま、『ドラえもん』もいいけど、アノね、世の中には感動で言葉が出ないような素晴らしい映画が他にいくらでもあるから!子供の楽しみを盗るんじゃない!
 
ま、こんなことやっているとキリがないんだけど、お酒のCMの件を除いては『人類の幼児化』が恐るべき早さで、かつ着実に進行していることは間違いない。
加えてアレね…電気やエアコンぐらい自分で消しなさいよ。
でもコレって、寝たきりのご老人なんかにはとても有益だとは思うんだけど、大枚はたいてパソコンが仕事をしてくれる環境に家中を作り変えなければならないワケでしょう?
ウチなんかいくら頼んだって今のままでは豆電球のひとつもつけられないもんね。ゼンゼン「OK」じゃない。
需要や消費を捻りだす次元がドンドン低くなっていくのは仕方のないことか。
 
久しぶりに書いたもんで筆が止まらんわ。
もうチョットいい?
携帯電話が普及して何年経つのかは知らないけど、当然その昔はそんなものがなくても生活の何の支障もきたさなかった。
最初はせいぜい出先の営業マンを捕まえるのにポケベルより便利…ぐらいだったんじゃないかしら?
それがアッという間に「なくては困るもの」の筆頭になっちゃった。
若い人たちなんか。「生活の一部」どころか「生活のすべて」だもんね。
細かい説明を一切省いて一足飛びに言うと若いギタリストたちなんか「Marshallを携帯の中に入れて欲しい」って言うんだよ。
 
でね、20年後、今の状況がどう変わっているか?
つまり、20年後にナニが懐かしくなっているか?
コレを想像するのがおもしろい。
「知ってる、知ってる!オレも聞いたことあるよ、『パソコン』とかいうヤツ。オヤジが夢中になってイジってた!」…なんてね。
私なんかはIT技術なんてのはもう今のレベルで十分すぎると思うわ
 
さて、もうひとつの大きな変化。
昭和に入ってから今まで、こんな時代ってなかったんじゃないかね?
どんな時代かというと、「流行歌が存在しない時代」ね。
一部にはあるのかも知れないけど、私が言っているのは「子供から年寄りまで幅広い範囲の一般大衆が知っていて、ある程度口ずさむことができる歌」ということ。
要するに「歌謡曲」ですな。
今なんてレコード大賞受賞曲を一度も耳にしたことがなく、一体どこで流行していたのか?不思議に思う時代だもんね。。
私の世代はスゴイよ。
個人的に印象に残っている流行歌と言ったらナンだろう?
「ブルー・シャトー」、「帰って来たヨッパライ」、「黒猫のタンゴ」、「ブルー・ライト・ヨコハマ」、「また逢う日まで」、天地真理ちゃんブーム、花の中3トリオの時代…と、完全に枚挙に暇がない。
いつも書いているように私は歌謡曲に夢中になったことはただの一度もないけど、とにかく幼稚園生からジーさんバーさんまで、みんな知っている曲がウジャウジャあった。
そして、コレらの曲は今でもよく耳にしたり、歌われたりするワケで、カレコレ50年の風雪に耐えて来た名曲ばかりだ。
すごいパワーだよね。
ナゼかというとバツグンに曲がよくて、シッカリした演奏で隅々までキチっと作り上げているから。
それもそのハズ、一流の作詞&作曲家が曲を作って、チャンと音楽の勉強した編曲家がアレンジをして、優れたスタジオ・ミュージシャンが腕によりを利かせて演奏してるんだもん。
悪いワケがない。
出がらしのロックをチョコチョコっと聴いて、「オレにもできる」と試しに作った曲がタマタマ何かの拍子にウケて名を売ることになる今のそこら辺の若いバンドとはワケが違う。
下は私のレコード棚に入っているほぼ唯一の歌謡曲のLP。
岩崎宏美ちゃんの3枚組ボックスセット。
いいんだ、コレが。
どの曲もクォリティが破天荒に高くて、チャンとしたホンモノの楽器の音が聞こえて来る。
それに加えて宏美ちゃんの美しい声と歌い回し。
タマらんよ!
何で日本人は「歌謡曲」という自分たちのオリジナルの音楽を切り捨てちゃったのかね~。
時代が変わって飽きられてしまったということなんだろうけど、あまりにもモッタイない。
やっぱりテレビなんかで流される曲は専門家に任せたらどうかね?
音楽の「大政奉還」。
チャンと音楽を勉強した才人に作詞作曲をお願いして、DTMではなくてホンモノの楽器を奏でて録音する。
ミュージシャンの皆さんはいいぞ~。仕事増えるぞ~!
要するに、コレは30年ぐらい前に時間をさかのぼるに過ぎないことなんだけど、そんな動きがあったらいいな~。
考えてみると、音楽の贅を最高に尽くした時代に私は生きたんだナァなんて思うわ。

12img_7382さて、今日のMarshall Blogはそんな「音楽の時代」だった「昭和」のテイストをフィーチュアしたチーム、銀幕一楼とTIMECAFE。
Marshall Blogには2回目の登場となる。
前回、イベントで拝見してスッカリ気に入ってしまい、今回は『ゾッコンな夜に恋して』と題した単独の公演と聞いて、足取りも軽やかに渋谷TSUTAYA O-WESTに向かった。

10まずは前説を務める「アナタの男爵」こと山下さんが登場。

20「ワンマン・ライブは去年の4月19日以来、1年3か月ぶりでございます。
人って変わるもんですね。
私もチョット前まではそちらにいたんですが、今はこうしてステージの上にいるワケでございます」

30vそしてバンド・メンバーをステージに迎えてショウがスタートした。

40銀幕一楼

50v寒河江宏樹

60v寒河江くんは先日の若手ギタリストの座談会の通りいつもMarshallね。

70松永健太

90v瀬間詢子

120v1年3か月ぶりのワンマン・ショウのオープナーに選ばれたのはセカンド「胸中」。

130v寒河江くんがメロディを奏でるイントロ。
この人、いい音出すんだよね~。

140スラブの雰囲気漂う魅力的なナンバー。
いいね、こういうのは。

150続いて2012年のセカンド・アルバム『銀幕ギャラクシー』から「月食」。

160vここでも寒河江君のギターが大活躍!

170vおお~っと!
ステージ下手では銀幕さんが抜刀!
平井権八かッ?!
権八は江戸時代、惚れた「小紫」という吉原の遊女に会いにいくための金欲しさに130人も辻斬りをしたという実在の人物。
その辻斬りの悪行とは関係ないが、「お若えの、お待ちなせえやし」とその権八に声をかけたのが有名な幡随院長兵衛。
「待てとお止めなされしは、拙者がことでござるかな」と答える権八。
有名な歌舞伎の一場面。
イヤ、最近「♪よう、そこの若エの」っていう歌が生命保険のCMでやたら流れていたから書いておいた。

180コレは台東区は浅草と上野の中間ぐらいにある源空寺という浄土宗の寺。

S0r4a8925ココに幡随院長兵衛が眠っている。
この向かって右側には伊能忠敬の先生である高橋至時の墓、そして推歩先生、つまり伊能忠敬の墓がさらに連なり、その2つの墓は国の史跡に認定されている…ということは以前詳しく書いた。

S0r4a8935_2 こういう演出が楽しんだよね~!
木馬亭か!

190vそして、ご本人自ら「一度聴いたら忘れないこのナンバー」と紹介するのは…

210_mtr銀幕一座のキラー・チューン、「摩天楼」。

220もうすでに雰囲気は最高潮!

230v確かに「♪ま~てんろ~お~」はやたらと耳に残るんだよね~。
銀幕さんの歌い方が、曲に輪をかけて印象的なのだ!
「恋をした…」の「た」スタッカートがステキなの。

240vお客さんも大合唱で楽しさ満点!

430「皆さま…ド平日の、週の真ん中の水曜日にたくさんお越しくださいましてありがとうございます。
帰ってから『行ってヨカッタ~』と思って頂けるように演ってまいります。
パッとやってパッと帰ります。早いからね!
さぁ、ミュージック!」

250v_mcMCを挟んでの4曲目は「無口な夜」。

290_niアダルトなムードの「音色」。

390v「音を選ぶギター」っていうのかな?
寒河江くんはお父さんの影響でクラシック・ロックをよく聴いたという。
クラプトンのアコースティック・ナンバーを聴いて音楽の道に入ったというが、そのことがよくわかるような気がするプレイだ。

270v場内が暗転。
嵐の音。
ステージ上に数個のローソクの明かりが灯る。

300ピアノの音色…。
400v不幸な物語を綴る銀幕さんのナレーションから「枕営業」。

3802011年の『銀幕イリュージョン』からの「孤独」へと続けた。

410v雰囲気がガラリと変わって「熱帯夜」。
この銀幕さんと松永さんのさりげないフォーメーションが気持ちいい。

420「あらためまして銀幕一楼とTIMECAFEです。
やってまいりましたこのコーナー…今日のこの日を祝してカンパイしたいと思います!
ある方は手にグラスを…。
ない方は心のグラスを…。
この会場にいるということは皆様お知り合いということですから…ご来場の皆様、カンパイ!」

440実はこの日のショウは久しぶりの単独公演というだけではなく、当日発売となったシングルの発売記念ライブだった。

450yfその中新しいシングルから「よふかし」。
480vディストーション・ギターがモノを言うハード歌謡チューン。
このソロもカッコいいね。

470v「急にオマエどうしたんだ?…という感じの歌ですが、『表銀幕』と『裏銀幕』があります」
メンバー同士の長電話の話があって…「早いもので後半戦に入ります。料理のフルコースでいきなりメインは出て来ないでしょ?
盛り上がる準備は出来ていますか!?
アナタに届け…アナタに届け…」

200v_mc「わがままルージュ」。
ジャケットを脱いで更にハッスル!
「ハッスル」なんて今は言わないか?
ここまでジャケットを着ているところがスゴイ。こういうところにプロ根性を感じちゃうんだよね。
490そして、同じく当日発売のシングルから「リップサービス」。

490wr絢子ちゃんのビートが気持ちいいノリノリ・チューン!

500vコレ大スキ。

510右へ左へ…みんなで楽しくワカメ・ダンス!

660_0r4a8872 まぁ、最初っから大いに盛り上がっていたけど、なるほどショウが終盤に差し掛かっての盛り上がり方が素晴らしい!

530v客先に飛び降りての「わからずや」。

540下手でモクモクとギターを弾いていた寒河江くんもステージを横断してのエキサイトメント!

550そして、ショウは最後のセクションに突入する。
「コレ何だかわかる?そう、アンブレラ!
私が歌うのは、雨だ!」

560みんなに届けられたレイン・ソング…コレはいい曲だな~。
傘を持っての歌といったら、もっぱらジーン・ケリーだけど、銀幕一楼も"わるくない"。
歌詞には「マンボ」、「ルンバ」なんて言葉が出て来る。
昔ハヤったラテンのリズム。
日本は、消費量から見れば音楽の豊かな国だが、その割には驚異的なリズム貧乏国だと思う。
チョット飽きて売れなくなるとドンドン切り捨てちゃうんだよね。
銀幕さんなんかにこうした昭和に流行したリズムを取り戻してもらいたい。
ドドンパをハード・ロックで演ったらカッコよかったりすると思うんだけどな~。
四分音符と三連がそれぞれ2ケずつ…こんなリズム恐らく他にないから!

570ウン、このソロもいい。
コンパクトながらとても美しいメロディで歌に寄り添っている。
ウチに来た時、彼がこんなギターを弾くとは思ってもいなかったナァ。
正直、お見それいたしました。
やぱりね、チャンとしたオリジナルに近い音楽を聴いていると違うんだよね…このことを寒河江くんが証明してくれた気がする。

660_0r4a8915本編を締めくくったのは、さっきから触れているこの日発売となった最新シングル『ゾッコン』のタイトル・チューン。

Zl コレまたいかにも銀幕一座らしいドライブング歌謡チューン!
「♪素数の秘密も割り切れない」…うまいな。
素数とは、1とその数字自身でしか割り切ることのできない数。
加減乗除の「割り切る」と気持ちの「割り切り」のダブル・ミーニング。
「素数」については何度かMarshall Blogで触れているので興味のある方は「Marshall Blog 素数」で検索してみてくだされ!
ちなみに、今わかっている最も大きな素数は「2の74,207,281乗-1」だって。
2013年に発見された素数を500万ケタも更新したのだそうだ。1日24時間飲まず食わずでその数字を読み続ければ、127日で読破できるらしい。

590vわざわざテーブルを用意しての紙吹雪アクション!
至れり尽くせりだ。

600v最後は定番の歌舞伎+相撲アクションだ!

620vドスコイ~、ドスコイ。

630vキマった~!

640アンコール。

6461曲目は「サタデーナイト」。

650またまた客席に降りて、今度は…コレセグウェイっていうんだっけ?…で行ったり来たり。

670vさらに脚立によじ登って…

680_2くす玉割り!

690まったくひと時も目を離せない銀幕さん。
写真撮るの大変なんだわ!

660_img_8781『ゾッコンな夜に恋して』の最後は『銀幕ポップコーン』収録の「臨時ニュース」で締めくくられた。

700ココでもまたブリッジ紙吹雪!

710そしてドスコイ!

720あまりにも個性の強い歌い手をガッチリとサポートした4人。

730v

740v_2

750v

760v以前にも書いたけど、銀幕さんってナルシスティックなところが皆無でいいんだよね。
すごくサッパリしてる。
そして、メロディと歌詞を大切にして、とても丁寧に歌うところが好き。
昔の「歌手」ってのはみんなそうだった。

770あ~、おもしろかった!
大変に熱気のこもった歌謡ロック・ショウだった。

780最後は冒頭と同じく山下さんがひとりステージに残りご挨拶。
そして完結。

660_s41a5088銀幕一楼とTIMECAFEの詳しい情報はコチラ⇒新公式ウェブサイト

790

200_2 
(一部敬称略 2018年7月18日 渋谷TSUTAYA O-WESTにて撮影)