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ライブ・レポート Feed

2019年4月17日 (水)

居酒屋でぃ~どらいぶ<2019年2月の巻:その2 Happy Birthday Seiji>

 

今日の『居酒屋でぃ~どらいぶ』の主役はSeijiさん。
タイトルにある通りD_Driveの親分のお誕生会ライブなのだ。

05vレポートの前に!
昨日のMarshall Blogは見てくれた?
D_Driveの世界デビュー・アルバム『MAXIMUM IMPACT』の情報が解禁となってチョットした「メイキング・オブ」を書いてみた。
ジャケットのデザインに関しては、日本だけでなく、やっぱり海外からの評判がすごくいいみたい。
まずはひと安心。
コレで5月3日に配信リリースされるシングル「Attraction 4D」を聴いて、完全に生まれ変わったD_Drive音源にビックリしてもらって、5月31日のアルバム・リリースにつなげて頂きたい。
その頃、D_Driveはイギリスに行って、世界でお披露目…ということになる。
すべてうまく行きますように!
皆さん、ご支援よろしくお願い申し上げます。

10cd_2_2で、昨日載せなかったんだけど、コレがCDの表面。
もちろん昨日紹介したBAD TOUCHのギタリスト、ダニエル・シーキングスの作品。
ヘヘヘ、わかる?
チャッカリ、Marshall BlogのURLを入れてもらっちゃった!
イヤイヤ、D_DriveとMarshall Blogは一心同体みたいなものだからして、当然の措置なのだ!
ということで、今日もD_Drive!

20cd今回の「居酒屋」は2月22日の分。
「2」ばっかりだね。
トランプの大富豪だったらバッチリの配カードだ。
『Catch22』の話はしたことがあるよね…そうだ、LOUDNESSの記事だ。
高崎さんのお誕生日が2月22日だったのでそんなことを書いたんだ。
GRANRODEOのe-ZUKAさんも2月22日生まれで、お母さんに「高崎晃と同じ誕生日に産んでください!」と頼んだとか…。
Seijiさんはドンズバの2月22日生まれではないけれど、誕生日が極めて近い。
しかし、スゴイな2月生まれは!
何しろ伊藤広規さんをはじめとした2月生まれのミュージシャンが集まった「THE FEB」っていうチームがあるぐらいだからね。
下はそのTHE FEBのライブ・アルバム。
私がライナー・ノーツと写真を担当させて頂いているのでどうぞよろしく。

Feb Seiji

30vYuki

40vToshi

50vChiiko

60vいつもの顔ぶれで始まったのは久しぶりの「Hyper Driving High」。

70_hdhしばらくの間この曲をオープニングに持って来ていた時期があったせいか、何となく「D_Driveのテーマ」という印象が私にはある。

80懐かしくもあり、久しぶりで新鮮でもあり…10年の歴史のなせる業か?

902曲目は「Cassis Orange」。

100v_co伝統のキラー・チューンで一気にブッ飛ばす!

S41a0116 3曲目はYukiちゃんの最近の作品「Begin Again」。

120v_ba印象的なメイン・テーマのメロディと2度出て来るそれを飲み込むような大サビの大仰なメロディの対比がドラマチック。
構成がオモシロイ。
もちろん「D名物」のギター・ソリ(ツイン・リード・ソロ)もすさまじい。
こういうのを副旋律も全部頭に叩き込まなきゃならないんだからな~。
D_Driveは大変だよ。
耳の肥えた世界の音楽ファンはきっとそれをわかってくれると信じている。
130「みなさん、こんばんは!
今日は何と言ってもリーダーSeijiさんの『バースデイライブ<関東編>』ですからね」
実は地元大阪で既に一度開催しているのでコレが2回目となる。
だから<関東編>というのをくっつけた。
でも、Seijiさんがお誕生日公演をやってもらったのは今回が初めてだったんだって。
「Seijiさんのイベントなので、後でお祝いしてもらおうと思っているんじゃないですか~?
ネェ、Seijiさん?」

140「いつもは運転があるのでお酒は飲めませんが、今日はイキますよ~!」
この手の形はコップで日本酒か?!

150ハイ、お楽しみは後にとっておいて「The Lat Revenge」行ってみよう!

160_lrそれこそ「居酒屋甲子園」のテーマ!
お楽しみを控えたSeijiさんの弾くリフにも力が入る!

180vそして、火の玉リズム隊(Fireball Rhythm Section)炸裂!190

170vガラっと変わってユッタリと「The Shape of Your Life」。

200_solYukiちゃんがお姉さんのことをイメージして作った曲。
そのダンサーであり、コレオグラファーであるお姉さんのYukariさんとD_Driveの共演も来年1月に決定した。
この公演のことをMarshallに報告したところ、Yukiちゃん姉妹の才能に驚嘆し、エラく喜んでいた。
ロックバンドでそんなことを演るのは珍しいからね。
当然この曲が取り上げられることだろう。
その共演作『チェリーを三つ、入れてください。』をMarshall Blogの記事にしているので未読の方は是非コチラをご覧あれ!
  ↓ ↓ ↓
Let's Face the Music and Dance!~ 『チェリーを三つ、入れてください。』

Nk0r4a0260 春に向けてのシーズンでしか演らない「どこかで春が」。
間が空くので毎回復習するのが大変だとか…今年はこの時が初めてだったそう。
コレをお披露目したのは2013年の『ライブ六弦心』というイベントだった。
6年前…その時のSeijiさんとYukiちゃんの様子をチョット見てみようか?

220_dh場所は東京キネマ倶楽部。

270 ギターのイベントだったので出演したのはSeijiさんとYukiちゃんだけ。

250vYukiちゃんはズッと青いバラだったんだな~。

260v そして今!
次の曲「Attraction 4D」は5月3日に先行シングル・リリースされるのでよろしくです。

230v_a4そして、「Attraction 4D」が収録されているのはフル・アルバム『MAXIMUM IMPACT』。
こちらは5月31日のリリース!

240cd_2そして「Unkind Rain」。
この曲は『MAXIMUM IMPACT』に収録された唯一のバラードとなる。

S41a0151

『居酒屋でぃ~どらいぶ』名物セッションコーナー!

260_rrSeijiさんパートでのご参加は「さいしょ(税所?しまった!綴りを確認させてもらっておけばヨカッタ)」さん。
Marshall Blogでは昨年10月に「Cassis Orange」でご参加された時のことをレポートしている。

270v今回は「Russian Roulette」をプレイ。
ディ・メオラみたいなレス・ポールでこの曲な華麗なリフをキメてくれた!

280_230分のフリータイムを挟んで、第2部の初めはToshiくんの奏でる「Happy Birthday」でスタート。
コレはずいぶん前に書いたことがあったんだけど、皆さん、このお誕生日のテーマソング、「♪Happy birthday to you」という歌詞以外で歌っているのを聴いたことがありますか?
このパートは世界共通で「♪Happy birthday to you」と歌うモノばかりと思っていたんだけど、ロンドンのホテル内のレストランで若い人がお誕生会をやっていてこの歌を歌ったのを聴いてビックリ仰天!
「♪ヨ~ムホレデ~ットサメアハ~」
ぐらいの歌詞だったのかな?
コレはヘブライ語なんだけど、ニジェールとかコンゴでは「♪ホンゲラ・クワ・スィク・ヤコ・ヤ・クザリワ」とか、モンゴルでは「♪トゥルスン・ウドゥリーン・バヤリン・メンド・フルギー」とかやっている可能性がある。
このモンゴルの歌詞は絶対に歌いにくいぞ!

310v_hbd本日の主役SeijiさんがVで弾くのは「Gradation」。

320v_gdまた余計なことなんだけど、D_Driveのレパートリーの中ではチョット毛色の変わったこの曲。
先日ライブで聴いていてハッと気が付いた。
イントロがThe Kinksの「I'll Remember」という曲によく似てるのだ。
「I'll remember everything you said to me」とRay Daviesがホンワカ歌うこの曲が実にいい曲なんだな。
そう、名曲っていうのはどこか何かに似ているモノなんですよ。
ナゼかというと、人間って全く聴いたことのないモノや見たことのないモノにいきなり迎合する能力に乏しいのね。
だから、どこか、何か自分が知っている点を見つけようとする習性があるらしい。
そして、それを見つけた時にスッポリとハマっちゃうんだな。
もっともイントロが「I'll Remember」に近いことを発見するはるか前に「Gradation」は名曲だと思っていたけど…。

12ftf

お次はChiikoちゃんのドラムから! 360v「GEKIRIN -逆鱗-」だ~!

340v今日もヘヴィに演ってくれました!

350vココでメンバーの皆さんがSeijiさんにナニをプレゼントしたかを披露。
実際にはすでに大阪でプレゼントしているので今日はアイテムの発表だけ。
Chiikoちゃんはホット・アイマスク。

370v_2ToshiくんはSeijiさんから「使いにくい」と評価されたコンピュータのマウス…などなど。

380vYukiちゃんがMarshall RCORDSやMarshall LIVEについて述べた後、この日の1ヶ月後の大阪での10周年記念コンサートで大きなサプライズが控えていることを発表。
ああ、もうそれも終わっちゃったんだ…詳しくは後日マーブロね。

400v

390v

-煽り-

11.Russian Roulette
12.Screw driver
13.Over REV

-en-
14.1,000,000 hp

そして居酒屋は最終セクションへ!
酒場の「最終セクション」なんてチト恐ろしいね。オエエエ~なんつってね。(失礼!)
もう私は深酒に耐えられる歳でもないし…もうチョット飲み過ぎると翌日が恐ろしくてしょうがない。

420_rr何となく久しぶり…あ、さっき'さいしょさん'が弾いてくれたけど…の「Russian Roulette」。
440vこの曲のスリリングな展開はいつ聴いても素晴らしい。
でも『MAXIMUM IMPACT』には入れなかったんだぜ!
もちろん悩んださ~。
でも、色々考えてのことなのさ。

430vそして「Screw Driver」。

450_sdこの曲は実にいいね。
ピョンピョン飛んでいる場合ではないぐらいいい。

460本編を締めくくったのは「Over Rev」。
コレ珍しい。

470v_or今日も大いに盛り上がりました!
ナントまぁ、にぎやかな居酒屋なことよ!

480vアンコール。
「どうもありがとうございます!
ボクは幸せです。とてもうれしいです!
皆さんの熱い応援があるからアンコールもできるのです。
でも、もっと熱くなって欲しいと思います。皆さんスタンダップ!
最後の曲は一体感が必要なんです!
皆さん踊りましょう!」

490皆さん、大好き「1,000,000 hp」をドップリ演ってくれた。
ゴメンね、この時ビデオを撮っていたので写真がないの。

Nk3hpでも、とにかくお客さんがステージと一体になって大騒ぎになっていたよ~!

500_hp今日もMarshallとEDENとNATALがD_Driveの音楽をお届けしました。

510v

520v

530v

540D_Driveの世界デビュー・アルバム『MAMIMUM IMPACT』の詳しい情報はコチラをご覧ください。
↓ ↓ ↓
D_Driveの世界デビュー・アルバム

550cdそして、D_Driveのイギリス公演は…
6月1日がMArshall ARENAでの『Marshall LIVE』。

560_22日がカムデン・タウンの『CAMDEN ROCKS FESTIVAL』。

570_cr_2そして、4日が同じくカムデン・タウンのDr. Martens Boot Room。

Dmbr 「ブライミー!イギリスで待ってまっせ~!」
Seijiさん、お誕生日おめでとう。

580 

200 
(一部敬称略 2019年2月22日 本八幡Route Fourteenにて撮影)

2019年4月11日 (木)

Sound Experience 29 <後編>~ Strange,Beautiful and Loud

 
さて、29回目の『Sound Experience』。
お?…と、ここまで書いて気がついた。
「29」は素数じゃんね。10番目の素数。
「2」と「5」を除く「素数」を逆数…つまり「1/素数」にして、小数で表すと全て循環小数になるんだって。
知ってた?
循環小数って学校で習ったでしょ?
1/3の0.33333みたいに、小数点以下の数字がある区切りで繰り返すヤツ。
素数である「29」も、もちろん例外ではなく、1/29を小数にすると0.034482758620689655172413793103448275862068965517241379310
344827586206896551724137931
...になるんだけど、色分けした数字の列がこの後も永遠に続くワケ。
このひとくくりの数字の列を「循環節」という。
で、この循環節を構成する数字の個数は、29の場合は28個。
29の前の素数の23は22個。
29の2つ後に出て来る素数の37は36個。
そう、つまり素数を逆数にして小数で表した時にできる循環節を構成する数字の個数は、常に当該の素数から1を引いた時の数と等しくなるっていうんだよ。
コレ例外もあって、例えば29の次の素数31の循環節の数字は15個なんだけど、31-1は30でしょ?
その15は30の約数。
同様に13の場合の循環節の数字の個数は6個。ね、13から1を引くと12…そして、6は12の約数。
つまり、「素数-1=循環節の数字の数」が成立しない素数は、その循環節を構成する数字の個数が必ず「素数-1=循環節の数字の数」の約数になるんだって!
メチャクチャおもしろくない?
でも、こうした単純な定理ほど証明するのが厄介らしい。
「フェルマーの定理」なんてのは有名だもんね。
数学はカラっきしダメだけど、こういうのはすごく好き。
だってこんなどうでもいいことに太古の昔から真剣に取り組んでいる人たちがいるワケで…ロマンを感じない?
数字という芸術に対するあまりにも深い愛情とでも言おうか?
この「数字」を「音楽」に置き換えた時に浮かび上がってくるのが三宅さんだ。
果てしなくつづく音楽の循環節。
もちろん三宅さんが取り組んでいるのは「どうでもいいこと」などではなく、今の音楽界に最も必要なモノだと思うのだ。
久しぶりの三軒茶屋!

10三宅庸介

20v今日もJVM210Hと1960BV。

30vね、このポコンと跳ね上がったストラップ・ハンドルが「三宅庸介使用中」の目印。
そういえば、他にもコレをやっている人がいたナァ。誰だったっけかナァ?

35_2河野充生

40v金光健司50v金光さんはPONさんと同じくNATAL Cafe Racerを使用。

6013か月ぶりのSBLの三軒茶屋…オープニング曲のキッカケを出したのは金光さんのスネアドラムだった。

70_if曲は「if」。

80SBLのキラー・チューンのひとつ。
納得のいくスタート!

90そうかな~、アレからそんなに経つかな~?
前回書いた通り、私は「28」にお邪魔できなかったので、SBLのこの景色を見るのは2017年の11月17日以来になる。
ベースは征史さんだった。
すると、私は15ヶ月ぶりになるのか…でもそんな感じもしないナァ。
三宅さんの強靭な音楽は時の流れをも超越してしまうのだ。

1002曲目に人気曲「murt'n akush」を持ってきた。
なんか三宅さんもホームへの帰還をとても楽しんでいるようだ。

110v_mk金光さんも絶対に同じ。

120vこの音色で繰り出されるあのフレーズ!
やはり現場の雰囲気も音楽の一部分だね。

130そのまま続けて「bloom」。

0r4a0352SBLのファースト・アルバム『Lotus and Visceral Songs』に収録されているこの曲のベースを弾いているのは河野さんだ。
勝手知ったるSBLミュージック、何の違和感もない。
ドラムスは金光さんだったので、アルバムの完全再現ということになった。

150v「皆さん、こんばんは~。メッチャ静か…」
久しぶりに接する三宅さんの熱演にお客さんが圧倒されていたのだ。
「ココでは13ヶ月ぶりぐらいですかね?一昨年の12月以来になります。
コチラでお世話になるようになってどれぐらい経つのかな?…2002年か、2003年、ベースの河野くんの紹介で出るようになったんです…だから17年ぐらいになるのかな?
歳も取るよね…ココで自分の音だったり、音楽を作ってきたような気がします。
そんな大事な場所なので死ぬ間際にはココが走馬灯のように回るんでしょうね」
と、復活に際しての感慨を吐露した。

160vそして…
「1年間、出入り禁止だったんですが、こうしてやっと出られるようになりました。
やっぱり音が大きいんですね。
だからまた出られなくなるかもしれない。
やっと戻って来ることができてカッコいいこと言うワケではないんですが、ココに出ることがボクの人生の一部になっているんですね。
チョットずつ音を小さくしていこうかな?
また出られることを祈っていてください」
そしてメンバーを紹介。
「チョット大きな音でお騒がせしますがしばしお付き合いください」

Nk0r4a0343 続けてファースト・アルバムから「Stratify」。
久しぶりだ!

170_stココの話とは別に…
なんだか最近は「爆音」がスミに追いやられている感じがして寂しいね。
あるいは、「爆音」という言葉がギャグになっているように思う。
昔は「爆音」なんて言葉もなかったしね。
ロックはもう姿も形も精神も本当に昔と変わってしまった感じだ。
そして、ベテランまでがその「爆音」を敬遠していることが大変心配なんだな。
演るロックのタイプにもよるんだけど、いくらPAが発達したとしてもやっぱり中音が小さいロックはおもしろくないよ。
外で聞いていて迫力が違うんだよね。

180だからノンちゃんや三宅さんのような、ロックの原形を知っているギタリストに何とか頑張ってもらいたい!
そもそもライブで三宅さんのこの曲をチマチマした音で聴いたって魅力半減でしょう。
Marshall通してこのフレーズが空気を震わすところを味わわなきゃウソだ。

190v_p金光さんはファースト・アルバムでこの曲もプレイしている。
でもベースは河野さんではなくて征史さんだった。

200_2そのまま「petal」へ。

265vいつか三宅さんが「愛奏曲」とMCで語っていたのが忘れられない。
そしてこの曲の独特なメロディは一度聴いたら忘れようにも忘れられない。

0r4a0427 ガツンと「devil」。

210_dv力強いスティックさばきで猛然と切り込んで来る金光さん。

220一心不乱に音に紡ぐ河野さんの達観した感のあるベース・ラインが魅力的だ!

240前回も書いたが、三宅さんが最も気持ちを解放して曲と同化したプレイができるという曲。
今日もバッチリ人間と曲が溶け合っていますな。

230v最後は「virtue」。
この曲もアルバムでは金光さんがドラムスをプレイしている。

260_vt三宅さんのレパートリーの中ではさっき演った「bloom」とともに一番古い部類に入る作品。

280vこの曲を三軒茶屋復活の締めくくりに持って来たのは三宅さんのこの曲への思い入れの大きさがなせる業か…。

290「スリーピースのロックバンドが激しいブルースの演奏の演り方でヴィヴァルディが如く美術的な旋律をプレイする」…というのがこの曲のコンセプトだと三宅さんは言う。

300vそんなオリジナリティあふれる音楽をこうしてキチンとしたロックの音量で聴くことこそ「美徳(virtue)」なのだ!

0r4a0425

320v

330v三宅さん、GRAPEFRUIT MOONでも復活おめでとうございます!
またココでこの姿が見れるようになってうれしいね。
そして次回、5月7日のSound Experience「30」!
お相手はYOUさんの「You-VAL メロン with 淳」。VALさん久しぶりだ!
Marshall Blogでライブ・レポートを掲載する際には、可能な限りさかのぼってその歴史を振り返ってみましょうか…お楽しみに!
 
Strange, Beautiful and Loudの詳しい情報はコチラ⇒facebook

140v_bl_2  

200

 (一部敬称略 2019年2月18日 三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONにて撮影)

2019年4月10日 (水)

Sound Experience 29 <前編>~ Gotwee 3(Pon, Gan & Non)

 
久しぶりの『Sound Experience』のレポート。
前回「28」がココ三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONで開催されたのは2017年12月27日のこと。
私は先約があってお邪魔できなかった。
そして、29回目の開催。
約13ヶ月ぶりにStrange,Beautiful and LoudがGRAPEFRUIT MOONに帰って来たのだ。
今回のお相手は以前Marshall BlogでもレポートしたGotwee 3。

10v_2楽屋のようす…ゴ、ゴツイ!
でも、ロックの香りがプンプンだ。
話題はDeep Purpleを中心に据えたハード・ロックに尽きる。
開宴前も休憩中も終演後もロックか楽器の話。
今までズットそうしてきたし、これからもズットそうしていくに違いない連中。
 
まず、ステージに上がったのは…

20コチラ…あ、間違えた!

30小学校の頃、牛乳ビンのフタを集めなかった?
アレどうして「ポン」って言ったかね?
手の平を上に向けて、人差し指のツメで牛乳ビンのフタのハジッコを押し込んでヒックリ返して遊ぶヤツ。
アレには燃えたな~。
絶対に負けないフタなんてのがあってね。
当時テレビで『タイガーマスク』をやっていて、すぐにひっくり返されちゃうフタは「虎の穴行きだ!」なんて言って、靴の裏で踏んづけて、なるべくペッチャンコにしてヒックリ返されにくくしたもんですよ。
若い人は当然知らないでしょう?…50年も前の話だよ。
そもそも、今は牛乳ビンのフタも見なくなったもんね。
我々の世代はゲームなんかなくても楽しく遊ぶことができたんだよ。
関係ないけど、この「ヒックリ返る」という表現ね、社会人になって富山に赴任した時、会社の先輩が何かを指して「それテックリ返しといてくれ!」とおっしゃったのには驚いた。

Sg_ridさて、ここからが本番。
まずステージに上がったのはロック重機トリオ、Gotwee3。
ゴツイってことね。

40ロードローラー担当の山口PON昌人

50vブルドーザー担当の小笠原OGAN義弘

60vパワーショベル担当の島NON紀史

70vノンちゃんは今日も愛用のMarshall MAJOR 1967とJCM800時代の1960Bを持ち込んだ。

80vオープニングはDeep Purpleの「Wring That Neck」。

90_wtnこのイントロのギターの音一発でノンちゃんワールドが爆発する!
演奏前に「決め事はなし進めていきますので、そのスリルを皆様に楽しんで頂ければと思います」なんて言ってたけど、決め事があってもなくてもスリリングなのだ。

100v2曲目を歌うのはPONさん。
Van Halenの「Somebody Get me a Docter」。
コレはいいんだけど、最近ですね~、Marshallの連中と英語で接触する時、なるべく「get」を使わないようにしているんですよ。
何の映画だったかは忘れちゃったけど、お母さんが子供に向かって「getはなるべく使わないようにしなさい」というシーンがあった。
「お里が知れる」ということらしい。
それと「~がある」という時に「I got~」ってアメリカ人はよく言うでしょ?ガーシュインの「I Got Rhythm」みたいなヤツ。
アレ、イギリス人って必ず「I've got~」って言うんだよね。ウチの社長と話をしていてそれを発見した。
それからなるべく「I've」にしようとしているんだけど、なかなか直らん。
130vPONさんが叩いたNATALのCafe Racer。
「赤と黒」…まるでスタンダール?
「赤と黒」とか「パルムの僧院」とか高校の時に読んだけどサッパリおもしろくなかったな…ということだけ覚えている。

140ノンちゃん同様、歌だけでなくドラミングにも強烈な「PON節」をアッピールしてくれた。
「PON節」…なんか削って食べられそうだな。「

150オガンちゃんもノリノリ!280v「昨晩はひたちなか市まで行ってごっついライブをやって来ました。
『お前ら2人がしゃべり過ぎ!』って山口メンバーに怒られましたので、今日はしゃべらないことにキメました。
今日はタップリと山口メンバーにしゃべってもらおうと思います。
きっとオモシロくなりますよ!」
200「今日は平日なのにこんなに沢山おいで下さいましてありがとうございます!
ちゃんと音楽が届くように頑張ります!」
マジメ。

210今度はノンちゃんの歌で「Mandrake Root」。

160v_mrバツグンのロック・グルーヴを聴かせてくれるオガンちゃん。

170今日もEDEN。
Terra Nova TN501とD410XST。
オガンちゃんが弾くとものすごくふくよかに鳴るんだよね。

180vこの強靭なリズム隊のバックアップを受けて…

190ノンちゃんのソロにも力が入る!

0r4a0147「ボク、PONさんのドラム、好きなんですよ」とノンちゃん。
「こんなにヤカマシく、グルーヴィに叩く人っていないでしょ?
コレ、誉め言葉ですよ!
でもヤカマシイでしょ?
このあたりを皆さんに味わって頂きたい」

120「ハハハ!共に難聴になろうぜ!」
ココでPONさんから直志さんのことでひと言。
「この後に出るベースの河野くんとBLIND BIRDというバンドを長い間やってきて、ボーカルズの桐嶋直志が昨年の2月21日に心不全で他界しました。
アレから1年…今日は彼を偲んで演奏しています。
彼は楽しいことが好きな男でした。
今日は衣装も当時のままでこうして出ています。
残されたボクらは命を全うするまでその時間を大切にしていきたいと思っています」S41a0135 「悲しい思いをすることはたくさんあるけど、我々は楽器を弾くことでしか表現をすることができません。
心を込めて弾きますので聴いてください」…と「Parisienne Walkways」。

260v続いてもムーディにCozy Powellの「Sunset」。
しかし、Gary Mooreってのは人気あるね~。

290v最後はRitchie Blackmore's Rainbowのファースト・アルバムから「Still I'm Sad」。
この曲がいつも「You Fool No One」に聞こえてしまうのは私のバカ耳だけなのか?

230Garyもいいけど、やっぱノンちゃんといえばリッチーだわな~。

240v前にも書いた通り、このゴツイ曲がThe Yardbirdsとはね~。

250vしかもこの3人にかかるとますますゴツさが増すぜ!

270v_cpgmま、言っちゃ悪いんだけど、このチームは何と言うか、「気負い」みたいなモノが全くなくて、根っからのロックバカ(失敬!ホメ言葉ですから!)が集まって無責任に演奏している感じがしていいんだよナァ~。

300_sisやっぱりこういうシチュエーションは本当に演奏能力が高くないと観ている方はイヤになっちゃうからね。

310この3人は最高だ!

S41a0033_2 アララ、アッという間に終わっちゃったよ!

320<つづく>
 

200

 (一部敬称略 2019年2月18日 三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONにて撮影)

 

2019年4月 9日 (火)

杉本篤彦~25枚目のアルバム『CLUB DAZZ』発売記念コンサート

 
今日は赤坂のジャズ・クラブ「B flat」から。
以前、Marshallの配達には来たことがあるんだけど、取材でお邪魔するのは今回がはじめて。
ところで、音を半音下げる「フラット」のことを「b」って表記するでしょう?アルファベットの「B」の小文字の「b」みたいな…。
反対に半音上げるのは「#」。
元に戻すのは「♮」。
コレって全部「B」の小文字の「b」が元になってるんだぜ。
ところで、「Bb」ってすごくいいキーだと思わない?
ロック・ギターからジャズ・ギターに転向してブルースを演る時、絶対に「F「より「Bb」の方が弾きやすい。
「A」のすぐお隣りだからロック感覚でフィンガーボードを捉えることができるんだもん。
Joe Passなんかはよく「G」で演るんだけど、アレはなんでかナァ?
もちろん「F」や「B」がダントツの標準キーで、次いで「C」、「Eb」、「Ab」ぐらいの頻度でキーが選ばれるのは管楽器のため。
「管楽器の連中を殺すには刃物は要らぬ、'A'か'E'があればいい」…と言ったのは私だが、管楽器の方々にロック・バンドのフォーマットに参加してもらい、こうしたキーでアドリブ・ソロを演ってもらうとオモシロイぐらい苦労する姿を見ることができる。
ロックで使うキーは管楽器奏者にとって鬼門なのだ。
その最高峰は#が6個つく「F#」だろう。「A」は3個、「E」は4個。
楽器の構造がそうさせるのか、比較的b系は6個必要とするGbの前のDbまでは結構持ちこたえるようだ。

10v今日の出演はおなじみの杉本篤彦。

20v開演時間通りにステージに上がった杉本さん。
相変わらずの名調子でひと言ご挨拶。
「お寒い中今日はありがとうございます。インフルが流行っていますけど、久しぶりにコンピューターのプログラミングでCDを作りました。それを今日初めてバンドで演奏します」
前作の『Tomorrow Land』はカルテット編成の一発撮りのスタジオ・ライブ録音だったからね。

30vこれがその新作の『CLUB DAZZ』。
通算25枚目の杉本さんのリーダー・アルバムだ。

40cdオープニングはアルバム同様に「Winter Sky」。
冬が嫌いな杉本さんが、冬を好きになろうとして作った曲。

50ギターと後で2曲ほど歌を披露する杉本篤彦。

60_ws進藤陽悟

70v平石カツミ

80v板垣正美

90v杉本さんは今日もMarshall。

100vMG100DFXだ!
コレがまた実にいい音!
かのウェス・モンゴメリーもトランジスタ・アンプを愛用していたんだよ。
もうずいぶん古い話になるが、思い返してみるに杉本さんとの出会いもこのMGシリーズを通してだった。
ご存知の通り、MGシリーズはエントリー・レベルのモデルだけど、そんなの関係ない!
このふくよかで澄んだ美しいサウンド。
杉本さんの独特のピッキングとマッチして素晴らしい音を聴かせてくれた。

110MGシリーズは「MG Gold」として昨年のNAMMでリニューアルが発表された。
100Wモデルはもうないけどね。
新しくこの世に出て来るギター・アンプの100W種は絶滅の危機に瀕しているんだよ。
フン、それでいいのかね、ロック・ギターは。
今日はたまたまジャズをやってるけど。Mgg杉本さんは40年ぐらい前の11月にお父様を飛行機事故で亡くしていて、その日は空は晴れていたのにとても寒かったのだそうだ。
その「寒空」に対するトラウマを払拭するためにこの曲を作ったとのこと。
杉本さんらしい温かいフュージョン・ギター・サウンド。
寒い寒い冬空の下から暖房のきいた我が家へ帰って来た感じ?
「冬も悪くないな…」とギターが言っているようだ、

120v
この曲と「冬」で思い出したのはこのアルバム。
Wes MontgomeryとJimmy Smithの『The Dynamic Duo』。
理由はこのアルバムに入っている「Baby, It's Cold Outside(外は寒いよ)」という愛らしい冬の曲が入っているからだ。
でも、このアルバムはナント言っても1曲目の「Down by the Riverside」のWesのソロですよね、杉本さん。
ノッケからカッコいいんだけど、2コーラス目のターンバックで小便チビります。
コレと『Fullhouse』の「Blue'n'Boogie」と『Half Note』の「No Blues」が私にとってのWesのブルースの3大名演。
お、そういえば、この「Down by the Riverside」もキーは「Eb」だ。
コレ、1987年に梅田の第二ビルの地下二階にあった中古レコード屋で買ったんだよな…こんなツマらんことだけはナゼか覚えている。

Dd 「昨年は友人のアイデアで全国の色々なところでディスコ・イベントをやりました。すごく勉強になりました。
ボクもジャズを取り入れてダンス・ミュージックを作ってみたいと思い、友人が『Dazz』という言葉を作ってくれました。
そして、途中でリズムが変わったりするオモシロイ曲ができました」

130アルバムの2番目に収録されているタイトル・チューン「Club Dazz」をプレイ。
杉本さんはいつか是方さんとモロにEarth, Wind & Fireの曲を演ってディスコっていたが、この曲はもっとソフィティケイトされているイメージ。
中間部のキメのメロディがカッコいい!

170v_npng進藤さんのキーボーズ・ソロも大きくフィーチュアされた。

150v「昔、高校から社会人までアメリカン・フットボールを8年ぐらいやっていましてね…去年色々とトラブルがありました」
杉本さんは日大から日産に進まれたのだ!
そして、アメフトの関係の友人から委嘱されて「甲子園ボウル」のテーマ・ソングをお作りになられた。
実際に甲子園ボウルに招待されて甲子園球場にご自身がお作りになった曲が鳴り響いて大いに感動されたという…。

160「No Pain, No Gain」という曲。
ゴンゴンとランで突き進んで何度もファースト・ダウンをゲットしているようなイメージ。
それもそのハズ杉本さんのポジションはランニング・バック。
パスを投げたり、取ったりというプレイではなく、地上戦で足で稼いで勝負するポジションだ。
そして、曲はハードに盛り上がってタッチダウンをキメる。

140v_dzトライフォーポイントをキメてくれたのは平石さんのベース・ソロ!
アレ?よく見ると…

180アンプはEDEN(正しい発音は「イードゥン」)じゃないの~!

190次は杉本さんのボーカルズを味わうコーナー。
曲は「We are all Related」。
「やり取りが盛んなワリには人間同士の関係が薄くなっているように感じます。
孤独を感じている人もいるんではないでしょうか?」
囁くように、また語り掛けるように、シンプルなメロディを歌い上げる杉本さん。

210v進藤さんのピアノが曲全体を優しく包み込む。

220第1部の最後を飾ったのは「Kambi Bolongo」。
アフリカの言葉で「大いなる川」という意味だそうだ。
杉本さんは小さい頃にリンカーンの伝記の舞台で鎖につながれた黒人奴隷の姿を見て衝撃を受け、さらに中学生の時に「ルーツ」を観て、人間の愚かな差別や争いについて考えるようになったという。
「ルーツ」は本当に衝撃的だったよね。
ウチの下の子にDVDを借りて来て見せたところ、やっぱり最後まで夢中になって観ていた。
私は1回目の最初の方を床屋のテレビで観たのを覚えている。
ナゼかというと、その床屋のオバサンが、テレビに映し出されるクンタ・キンテたちのアフリカの生活の様子を見て「ヤダね~、こういう生活はしたくないね~」としきりに言っていたからだ。
見るからにアメリカの歴史には興味などないようなオバサンだったからそんな発言も無理はない。
でも、ITにがんじがらめになって、危険でおかしな食べ物だらけの今の生活もなかなかにヒドイものだと思うけどね。

230_kb黒人奴隷についてはこういう本があるので興味のある方は読んでみるといい…なんてエラそうに言うといかにも私も読んでいるようなんだけど、実は字が小さすぎて最後まで読めな~い!(健さんには内緒だよ)
それと訳文があまりにも堅苦しすぎて何度挑戦しても途中でめげてしまうのだ。
でも、コレによると、黒人だけでなく、当時は白人の奴隷というのが大勢いて、それは悲惨な目に遭わされていたらしい。
アレックス・ヘイリーのおかげもあって「黒人奴隷」といえば北米がすぐに舞台になるけど、南米も相当ヒドかったんだよ。Kt 板垣さんのソロ!
板さんとは2017年7月のアニソンのイベント以来。
あの時は驚いたわ~。

240平石さんのベース・ソロ…

250vそして、杉本さんのソロでアフリカの世界を締めくくった。

260休憩を挟んで第2部は「泥棒の曲を演ります」と、前作『Tomorrow Land』から「怪人二十面相」からスタート。
ココでも進藤さんのピアノ・ソロから始まり、各メンバーがソロを披露した。

280_20

290

300杉本さん、この曲がお気に入りなんだね。
葉山でもたいてい演奏するもんね。

310いつもの杉本さんスタイル。
このオクターブを人差し指と薬指で片づけちゃうところがスゴイのだ。
普通、小指を使うでしょ?

315「ありがとうございます…ふところは大丈夫でしたか?」とお得意のパンチラインもキマった。
江戸川乱歩…いいよね~。
大正って素敵だ。
杉本さんは歴史がお好きで新鮮組の土方歳三をテーマにした「Abordage」という曲を作っている。
「Abordage」についてはコチラに書いておいたので興味のある方はどうぞ。
そして、今回杉本さんは坂本龍馬のテーマをお作りになり、ニューアルバムに収録した。

320vココでスペシャル・ゲスト。
その龍馬のテーマの作曲を委嘱した坂本匡弘(まさひろ)さん。
杉本さん、うれしそう。

340坂本さんはその名の通り郷士坂本家の十代目なのだ。
「ちょうど明治維新150年の去年、杉本さんとヒョンなことからご縁ができて、幕末の話で盛り上がり、龍馬の曲を作りませんか?…という話をして実現しました」

350「(龍馬の妻の)おりょうのお墓も杉本さんのお住まいのエリアにあるので、何か縁があるのかな?と思っています。ということで一緒におりょうのテーマも作ってもらいました」
私はといえば、先月は再び松平容保のひ孫さんとご一緒させてもらった。会津では去年は「戊辰150年」だった。

360まずは龍馬のテーマ「Dragon Horse」。
新選組のだんだら模様の入ったギターで坂本龍馬のテーマを奏でる杉本さん!
コレが本当のフュージョンである!

380_ry龍馬が薩長同盟を結ばんと東奔西走しているイメージか?
サビにキャッチーなメロディを配置して#9のキメでコーラスを締めくくる。
杉本さんのこの曲に込めた気合いがメッチャ伝わって来る。
370_dfそして、続いて「RYO」。
おりょうさんは男勝りだったが曲はメローに仕上がったとのこと。
たしかに…。
ホンワカしたメロディが大変に心地よい。
この2曲は長く演奏していきたいとのこと。
双方、会心の出来だったに違いない。

400vアルバムには重いテーマの曲も収録された。
それが次の「Pacific~太平洋組曲~」だ。
太平洋戦争で命を落としたすべての人を追悼するレクイエム。
「平成は戦争がない時代でした。ボクの音楽のテーマは平和です」
でも、ジャンプする前には必ずかがまなければならないでしょ?
最近の世間の情勢を見ていると、平成の最後半は次の時代でジャンプするための準備の期間だったのではなかろうか?…なんて私は心配している。
ところで、我々って学校で戦争のことをほとんど教わらないでしょう?
英語を勉強するよりよっぽど大切なことだと思うんですけどネェ。

390_pc第2部でも杉本さんのやさしい歌声が披露された。
何となく前作の『Tomorrow Land』と多くの共通項を感じさせる「それでも風は吹く」。
そう、Anyway the Wind blowなのだ!
コレはQueenじゃないよ、Frank Zappaだよ。
杉本さんの「風」は追い風だ!

410v_skf本編最後の曲はアルバムの最後に収録されている「A Peace of Rainbow」。
お友達が「元気を出して!」と送って来た虹の写真にインスパイアされて作った1曲。
「ノスタルジックな曲」という杉本さんの形容はバッチリ。杉本さんや私の世代だと小学校の低学年の自分にテレビから流れてきたようなメロディかな?
なんか目をつぶって聴きたくなるね。

420結局、間に「怪人二十面相」を挟んで、アルバム全曲を収録曲順に演奏して見せてくれた。
レコ発の鏡のようなライブ!

430v

440v

450v

460vアンコールは前作『Tomorrow Land』から。

470v『Tomorrow Land』には東北に向けた作った曲が3編収録されていたが、その中から「遥かなる大地へ」を演奏。

480シェイクのビートに乗ってそよ風のように、杉本さんのギターが赤坂の街をやさしく吹き抜けていった。

490vおお、「DAZZ…」!
帰り道、赤坂の一ツ木通りで発見。
「dazzle」とは「目をくらませる」という意味。
もし、次回作で杉本さんが織田信長にちなんだ曲を演ったら間違いなくこの写真の影響って言われるよ。

500しかし、いい音だった!

杉本篤彦の詳しい情報はコチラ⇒杉本篤彦オフィシャルブログ

510 

200_3 
(一部敬称略 2019年2月14日) 赤坂Bbにて撮影)

 

2019年4月 6日 (土)

和洋折衷 -異国の宴- Vol.2~FATE GEAR

 
本年1月9日にEP『Headless Goddess』をリリースしたFATE GEAR。
EPか…我々が若い頃はLP(Long Play)に対して、シングル盤をEP(Extended Play)としていたように記憶しているが、誰かがシングル盤のことを「EP」と呼んでいるところに出くわした覚えがない。
「ドーナツ盤」っていうのはよく耳にしたけどね。
しからば、いい機会なのでこの場でシッカリと覚えるぞ!
今、「EP」という音楽ソフト用語の定義は「収録時間がLPよりは短いが、シングル盤よりは長い」となっているらしい。
イヤ、英語圏では元々そういう意味ではあったのだが、日本人が勝手に「EP=シングル盤」というふうに誤用していたようだ。
ボーナス・トラックを含む7曲で構成された『Headless Goddess』はまさに「EP」。
ジャケットのデザインは今回も「Haruka画伯」!
とってもいいと思います。

10cdずいぶん先のことだと思っていた、フランス、ベルギー、スイスと回るFATE GEARのヨーロッパ・ツアーがもう終わってしまった。
最後に触れるけど、各地で大ウケだったとMina隊長からお聞きした。
そのツアーのためにFATE GEARはクラウドファンディングを実施した。
感心しちゃったんだけど、何もフランスで良いワインを飲み、ドイツでおししいウインナー・ソーセージを食べるために資金集めをしたワケではない。
どこの会場でも最良の状態でFATE GEARの音楽がアッピールできるように、キチンとした機材を調達するために資金を集めたのだそうだ。
「FAKE GEAR」じゃロクな演奏はできないからね!

70vそのクラウドファンディングの返戻品の一部がコレ。
EPのタイトル曲「Headless Goddess」のMVを撮影した時のスチール写真で構成したフォトブック。

20写真を撮ったのは…オレ。
50この撮影のことはすでにMarshall Blogでレポートしたけど、暗くて大変だった!
60特にErika様の動きが尋常じゃなく速く、そして激しいもんだからよ~。

40でもこうして自分の撮った写真が何かの形になるのはとてもうれしいものです。
苦労した甲斐があったというものです。
隊長、どうもありがとう!
そして、お帰りなさい!
30そして今日のMarshall Blogはヨーロッパに旅立つ約1か月前に開催されたイベントのレポートの後半。
昨日レポートした犬神サアカス團に続いて、いよいよこの日のトリ、FATE GEARがステージに上がった!

80Mina隊長

90v隊長は当然Marshall。

100Yuri

110vErika

120vHaruka

130vHarukaちゃんはNATALね。

140今日の歌の売り組員は…
NANA

150vオープニングは今回の『Headless Goddess』にボーナストラックとして再録された「MEGABULLETS」。

160_mbコレがまたノッケからスゴイのよ!
「ガールズ・スチーム・メタル楽団」と歌ってあるだけあって、生半可な蒸気じゃない!
我々「Steam」といえば、すぐにマイルス・デイヴィスだけど、FATE GEARの方はホントの暴走機関車状態!
「飾りのついた四輪馬車」などお呼びではない!(←マイルスの『Steamin'』というアルバムの1曲目は「Surry with the Fringe on Top(飾りのついた四輪馬車)」というスタンダード・ナンバーなのです)。

170隊長のギター・ソロ!
「待ってました!」とばかりに客席が沸き返る。

180vYuriちゃんのキーボーズのソロも鮮やかにキマった!

190隊長のヘヴィなイントロ・リフから始まる2曲目も新EPから「Lifer」。
電光石火のドライビング・チューンだ。

200v_lfリズム隊がまた気の毒なぐらいに激しい!
どんな感じかというと…

210こんな感じ!
Erikaさまはマジでスゴイよ。その迫力たるや機関車どころじゃない!

220続けて「Chained-Destiny」。

230_cd昨年の4月にリリースしたアルバム『' Years Ago』からの1曲。

240vこの曲も隊長のリフから。
EP収録の「Skykiller」。

250v_skコレまた胸のすくようなスピード・チューン。
「♪Skykiller~」のメロディが耳に残る。

270Harukaちゃん大変なんだよ。
MVの撮影の時も一番出番が多かったからね。
ドラムスはいつも後ろで映っていなければならないので、どうしても参加テイクの数が多くなってしまうのだ。
でもNATALは飛びっきり鳴りがいいからね。
皆さん叩いていてラクだとおっしゃる。もちろん音質もバッチリ!

260v情感豊かに歌い上げる隊長のソロ!

280しかし、スゴイ!
3055曲目は2017年の『OZ -Rebellion-』から「Scars in my Life」。

290おお~!サビのメロディがなつかしい。

300隊長のギターと…

310Yuriちゃんのキーボーズのバトルがスリル満点なのだ。

S41a0666ココでシンガーが交代する。
コレが適材適所で音楽を作っていくユニット制のいいところ。
音楽界の「働き方改革」だ!
320NANAちゃんに替わってステージに上がったのは魔威呼。
曲はシットリと「Romancer」。

330格闘系のハード・チューンだけでなく、こうしたスロー・ナンバーにも的確な演奏を見せてくれるフレキシブルなリズム隊。
350

340v_fw再び『OZ -Rebellion-』から「Farewell -炎の餞-」。

360vチョット変わったメロディのギター・ソロが魅力的。

370v『Headless Goddess』に戻って「Fade Out」。
イントロの隊長のギターに続くのは…

380_foFATE GEARのソフトな一面。
460キャッチーなメロディが聴く者の耳をガッチリと捉えて離さない。

390v隊長のソロ。
このステージでCD通り隊長が弾いたかどうかはさすがに覚えていないが、CDだとソロ7~8小節のメロディがスゴイ。
どうやって考えたんだろう?…普通じゃ絶対に出て来ないであろう音の使い方。
キーがAbmでコードがE→Gbと上がって行くところでGbのブルース・ペンタトニックをガツンと弾いて、コードがAbmに戻ったところでGbブルース・ペンタトニックの3番目の音であるBをヒットして3度解決させている。
ものすごいアウト感があって面白い。

410vそして、ハイライト!

420_hgNANAちゃんがステージに戻り、MV通り魔威呼ちゃんと「Headless Goddess」を共演したのだ!

430ファンの皆さんは予想も期待もしていたことでしょう。

435それだけに皆さん、大喜び!
最高潮に達した客席の雰囲気に6人が一丸となった灼熱の演奏で応えた!

440v

S41a0494

400v

470v

480v

490vこうして全9曲、渡欧前に思う存分FATE GEARの魅力をブチまけた。

500アンコールは出演者が入り混じってのセッション。
「『和洋折衷』ですが、今日は『和』を選んでみました」

5101曲目はFATE GEARの「7 Years Ago」。
そしてもう1曲は初音ミクの「千本桜」をにぎやかに演奏して終了!

520さて、少々FATE GEARの海外での情報を…
Mina隊長が送ってきてくれた3月のヨーロッパ・ツアーの写真。
 
まずコレは3月7日のベルギーのHuyでのようす。
盛り上がってますな~…でも、LEDのスゴイね。こりゃカメラマン泣かせだぞ。
スモークに逆光のLEDライトがベッタリ乗っちゃっうとこうなるんだ。
んなことはどうでもいいか…。
みんなうれしそう!
540一方、コチラは翌日8日~10日までベルギーのブリュッセルで開催された「MADE IN ASIA」というアニメ・マンガ系のコンベンションのようす。
スゴイね。
ペンが剣より強いのは先刻承知だけど、今や「アニメはロックより強し」ですナァ…ホンマ。

530そして、Mina隊長はクラウドファンディングのサポートを活用してツアー中はずっと程度のよいMarshallで演奏することができたそうだ。
コレはJCM2000 DSL100ですな。
パトロンさん、そして隊長、どうもありがとう!

550FATE GEARの海外に関する情報をもうひとつ。
今回のヨーロッパ・ツアーの旅程にはイギリスが入っていなかったのだが、10月の4~5日に行くことが決定した。
Mary's Bloodも出演する『METAL MATSURI』というイベント。
会場はイズリントンのO2アカデミー。
最寄りの駅は「Angel」ですな…ラブリッ!
ロックの本場でガツンとカマしてきてチョーダイ!
隊長、頼みましたゼ!

560vFATE GEARの詳しい情報はコチラ⇒FATE GEAR official site

570

200

(一部敬称略 2019年2月9日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2019年4月 5日 (金)

和洋折衷 -異国の宴- Vol.2~犬神サアカス團

 
今日と明日でレポートするイベントはMarshallが結んだ縁で実現した…ハズ。
…というのは、昨年5月にMarshallの社長が来日した時に開いたパーティで、FATE GEARのMina隊長が同席した犬神サアカス團の情次さんをお誘いしたことに端を発しているのが今日の企画…のハズ。

Nkgp『和洋折衷 -異国の宴-』と題されたこのイベントには3つのバンドが出演した。
犬神サアカス團は2番目の登場。
最近作『東京2060』の冒頭の口上とともにステージに現れた4人。

10円陣を組む…最近作『東京2060』リリース後のライブでのルーティン。

20犬神明
 
明兄さんのドライブ感あふれるエイト・ビート。

25v使用しているドラムスはNATALだ!

90犬神凶子
 
明さんの小気味よいドラムスにセリフを乗せる。
「♪歌詞を間違えれりゃ叩かれる
ピッチが悪けりゃ叩かれる
元気に歌えばマジメにやれって叩かれる
マジメに歌えばノリが悪いって叩かれる」
ホントだよね~。

26v「盛り上がっていくぜ~!」
犬神サアカス團の「The Show Must Go On」がこの「ロックンロールを唄いきれ」。
『東京2060』のリード・チューン。
勘違いしている人が多いようなので言っておきますけど、有名なレオ・セイヤーの「The Show Must Go On」は「それでもショウは続くけど、負けずにガンバルぞ」という芸人魂の歌ではありませんからね。
アレは「それでもショウは続くけど、もうこれ以上できません」という敗者の歌なのよ。

「ロックンロールを唄いきれ」は歌詞と曲と演者がいい具合に組み合わさった犬神さんにしか作れないロック芸人讃歌だ。30犬神情次2号
 
ハード・ロック・ギターのお手本のようなサウンド!

50vもちろんそのギター・サウンドはMarshallあっての話。
今日も愛用のJCM800 2203でゴキゲンなプレイを聴かせてくれる。

60犬神ジン
 
今日もオープニングからテンションの高いプレイでブッチぎる!

70v「♪ワンツー!」
2曲目はグイと時間軸を過去に戻して「たからもの」。

100_tmこの曲は昨年の『ショートプレミアム興行』以来かな?
ハードなGSみたいな雰囲気がタマらん!

110「今日のお客さんは私たちのことを知らない人ばかりだと思います。
今年25周年を迎えました新人の犬神サアカス團です。
最近女の子のバンドさんからよく誘われて困っています…会場が男の人ばかりだから。
男は疲れてるのかな~…私は今日も元気イッパイがんばりたいと思います!」
190_mc次も明さんのドラムスがリードしてスタートするアルバムのタイトル・チューン「東京2060」。

130_2060情次さんのギターと…140凶子さんの3人が奏でる導入部のカッコよさったらないぜ!

150続いても『東京2060』から「牢獄」。

160_rgこうして聴いてみると、この曲も「ハードボイルドGS」って感じだな。

170GSは日本のロックのルーツなんだよ。
だから犬神のロックはとても心地よい。
日本のロックがオリジナリティを見せたのはGSからなのだ。
イギリスのロックの歴史と大きく異なり、幸か不幸か英語ができない日本人が自然にたどり着いたロックへの入り口がGSだったのだ。

180「他の2つのグループがお耽美かな?と思ったので、私たちもお耽美な感じの曲を持ってきました!」

120v_mcナニを演るのかと思ったら、『東京2060』から離れて『ここから何かが始まる』から「黒い花が嗤う」。
なるほどコイツァ、オタンビーだ!

200v_khwえ~、『ここ何』からもう4年も経っちゃったのッ?
始めてこの曲を聴いた時にはこのイントロ・リフというか、キメというか、トゥッティというか、その長さに驚いたものだった。

220vジャケットを脱いだ明兄さん。

230vこの曲ってマイナー・ブルースなんだよね。
「ブルース」に聞こえない犬神のブルース。
こうしたベーシックな要素をガッチリ取り込んでいるところがステキ。

240vおなじみ「光と影のトッカータ」。

250_hkt典型的な犬神のドライビング・チューン。

260ジン兄さんの暴れようがスゴイ!

270ココで大盛況だった単独公演の告知をして…
「楽しい時間はアッという間です。残り4曲!」
「エエ~!」
「"後見えてるよ~!" コレ、ひとつめのバンドさんが言ってたの。いいな~、と思ってやってみました。マネしていこう!

280_mc『東京2060』から「おやすみ」。

290_oyん~、どうしても亀有を思い出してしまう!
犬神レパートリーの中にあってはやや異色の一作。
前作『新宿ゴーゴー』の「マクンバの夜」では「2・3クラーベ」を聴かせてくれたけど、こういう毛色の変わったのを演るなら、今度は「火葬場ルンバ」とか「マンボ絶望」とか「詐欺師のフラメンコ~オレオレ!」とか、大胆にロック以外のリズムを取り入れてみてはいかがかしら?

300「さ~、せっかくだから私たちと歌おう!」
コレはもう定番でしょう。

310_arrコール&レスポンスから「暗黒礼賛ロックンロール」。

320vこの曲ってドアタマを派手に「食う」でしょ?
そこがミソなんですよ。

330vシンプルにして味わい深い「日本のハード・ロック」。

340いつも言っているけど、こういう曲を演るバンドの再興を切に願っています。

350v続けて前作『新宿ゴーゴー』から「栄光の日々」。

360_ehそして、最後は「最後のアイドル」…略して「最アイ」。
犬っ子さん達が手にしたポンポンで客席の最前列はまるで一気に花が咲いたようだ。
写真はないけど。

370v_hy今日、犬神サアカス團は「ロックンロールを唄いきれ」と「暗黒礼賛ロックンロール」の2曲を演奏した。
「ロックンロール」という単語が入った2曲だ。

380v凶子さんがその「ロックンロールを唄いきれ」で「♪斜陽の音楽産業に 明日がないの知ってるさ それでもコレしか出来ることがない」と歌う。
そして、数日前に内田裕也さんが亡くなった。
「ロックンロール」という言葉って、今後はもう犬神サアカス團しか使わないのではないか…なんて考えてしまった。
ナゼかというと、いつも書いているように、「言葉」というものはそれに該当する「物」が無くなると消滅してしまうからだ。

400v一方では裕也さんの訃報に際して「ロック魂」という言葉がやたらと耳に入ってきたが、一体「ロック魂」ってなんだろう。
すごく不思議な言葉に聞こえるんだよね。
回転レシーブをしながら歌ったり、大きな古タイヤを腰につけてギターを弾いたり、うさぎ跳びをしながらベースを弾いたり(ジン兄さんはコレに近い)、鉄ゲタをはいてバスドラムのペダルを踏んでいるバンドというのが私のイメージかな?
まさか…。
やっぱりロックのルーツをたどればわかるように「反骨精神」ということでしょうな。
しからば、今テレビに出ているような「ありがとロック」の若いバンドさんには「ロック魂」が宿っているって言えるのかな?
彼らにはそんなの必要ないか…。
ロックがまだマイナーな時代には「ロック魂」なんて言葉はなかったように思うんだけど、いつからこんな言葉が使われるようになったんだろう…AC/DCから始まったのかな?
『ロック魂』と邦題が付けられたAC/DCの1977年の4枚目のアルバム(日本ではデビュー・アルバムだったのかな?)の原題は「Let There Be Rock」ですからね。
この使役の「let」と「There is/There are構文」を組み合わせた文章は一瞬わかりにくいけど「ロックをあらしめよ」という意味で、「Let there b light(光よあれ)」という聖書の一文の転用だ。
聖書を読んだことのない私は、フランク・ザッパのライブ盤を聴いていてコレに気が付いた。
当時の日本のレコード会社の宣伝担当の人は「ロック魂」という邦題が浮かんで「やった!」と思っただろうな~。
実はこういうことこそが日本のロック・リスナーを「本来のあるべきロックの姿」から遠ざけている遠因のひとつだと思うんですよね。
私がとにかくこの4人に「犬神魂」を継続していってもらいたいと強く希望するばかりだ。

390vん?最後まで書いて気が付いた…鹿鳴館で犬神サアカス團を観たのは初めてのことだった!
 

「お父さん、お母さん、ヒットもないまま25周年を迎えてしまいました…。」
インディーズに返り咲いた犬神サアカス團の暗黒ロックを網羅した最新ベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ -GOLD-』が6月5日にリリースされるのが待ちきれない!
25周年おめでとうございます!
 
犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

410v<つづく>
 
※今回は『私のディープ浅草』はお休みさせて頂きます。ネタは用意できているんだけど書く時間がないの!次回ゼヒ読んでやってください!

200

(一部敬称略 2019年2月9日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2019年3月23日 (土)

居酒屋でぃ~どらいぶ <2019年2月の巻:その1 ヘンなの出て来るヨ>

 

何度もココに書いているように、私が生まれて初めて観に行った外タレのコンサートはRainbowの1976年の武道館公演で、また初めて行ったライブハウスは渋谷の屋根裏で、それは1978年のことだった。
だからRainbowのコンサートからカレコレ43年の歳月が流れ、その間に一体何回ホールやライブハウスで開かれるライブに通ったことか考えるのも厄介よ。
あ、でも以前の仕事で東京から離れていた間は滅多に行かなかったな。
何しろ30年以上前に富山にいた時、東京から来るバンドの扱いがほとんど東京における来日アーティストの扱いに等しいのには驚いた。
まだインターネットがなくて音源や情報を地方に送り出すことをできなければ、高速道路網も今ほどは整備されていない時代だから、「ツアー」と称して現在のようにサクサクッと全国を回るなんてことはそう簡単にできなかったからね。
で、そんだけ長い間そういうコンサートやらライブやらに通っていても、何かこうスゴイ災厄に巡り合うということはなかったナ。
強引に結びつけるのであれば、2004年の10月23日に発生した「新潟県中越地震」…といっても新潟や震源地に近いところにいたワケではなくて、渋谷のO-EASTにいたのね。
それでも客席から悲鳴が聞こえて、PAスピーカーがグイングインと盛大にスイングして2階席にいてもコワかったよね。
誰だったかはサッパリ覚えていないけど、演奏していたバンドは地震に全く気がつかず、その悲鳴が自分たちに向けられた歓声だと勘違いしていたらしい。
それと、2011年3月10日、すなわち「東日本大震災」の前日。
この時もO-EASTにいて、SlipknotのJoey JordisonがやっているMurderdollsというバンドの撮影をしていた。
震災の前日だったので、何ひとつ大変な目に遭ったワケではないが、後から考えてまたO-EASTがらみだったという符合に少し驚いたね。
次の日にも予定されていた公演は当然中止。
プレスは中止となった2日目のライブをレポートすることになっていたので、果たしてその時のMurderdollsの来日公演を撮影したのは私だけになった。
そして、Murderdolls他、ちょうどこの時ライにしていたイギリスのミュージシャンの地震の経験を述べた記事がイギリスの人気音楽誌「Kerrang!」に掲載された。
その記事のタイトルが「I thought I was going to die…(死ぬかと思った…)」。

311_img_4792この辺りのことは以前にも書いたのでご記憶の読者もいらっしゃることだろう。
結論としては私はライブ中に大きなトラブルに見舞われたことはコレまでの人生では全くないと言っていい。
さて、「地震」と来れば「雷」。
「雷」をとばすと「火事」。
数日前、神戸のライブハウスでD_Driveの演奏中、同じビルの高層階で火事が発生したという。
こんなの滅多にない…どころの話じゃないよ。
私がMarshall RECORDSに提出するD_Driveのプロフィールに「Fireball Rhythm Section(火の玉リズム隊)」なんて書いたからナァ?…そんなことはない。
高速道路でタイヤがバーストしたり、大雪で渋滞の国道から2日間動けなくなったり、イギリスのレコード会社と契約したり…コレはいいのか。
そして、今度の火事。
とにかくケガ人が出なかったのはヨカッタ。
こうした災難に出くわすのは、いかにD_Driveが活発に活動しているかの証拠。
スタジオでジッとしていたらこんな目に遭うことはないからね。
D_Driveは本当にアクティブなバンドなのだ。
 
ということで本八幡はRoute Fourteenで開催されるおなじみの『居酒屋でぃ~どらいぶ』。
2月は2回あったの。
で、今日はその1回目の『居酒屋』のレポートだよ。
今日も~…

10Seiji…と、

20vMarshall…Blimey!

30vYuki…と、

40vMarshall…Lovely!

50vToshi…と、

60vイードゥン、That's right!, you heard it right!

70vChiiko…と、

80vNATAL、Take it away!

90今日のオープニングは久しぶりに「Advance and Attach」。

110アタシャ「Advance」と来るとどうしても次に「Romance」とつなげたくなっちゃうのはこのアルバムのせい。
Terry Bozzioの初Frank Zappa作品。
ココから1977年の『Zappa in New York』を経て1978年のThe Brecker Brothersの『Heavy Metal Bebop』までがドラマーとしてのTerryのピークだ。

NkbfYukiちゃんの表情が厳しい!

130v_baそう、アグレッシブな曲調に会場の雰囲気が引き締まるのだ!

120v2曲目はYukiちゃん作の新曲「Begin again」。

S41a0175さらにSeijiさんの必殺リフで「Attraction 4D」。

140_4dそして、ココでヘンなのが登場。

150この日はD_DriveとMarshall RECORDSの契約発表から中一日のことだったので、私がMarshallの名代としていつもD_Driveを応援して頂いている皆さんにひと言お礼のご挨拶と倍旧のお引き立てをお願いさせて頂いたのです。

155vつまらん挨拶の後は「Peach Fizz」。

160_pf人気曲、m9thが冴える「Runaway Boy」。

170rbコチラがウワサの「Fireball Rhythm Section」。

180v_lb今日もゴキゲンなリズムをたたき出してくれよる。

190「火曜日だというのにこんなにたくさんの方にお集まりいただいてメッチャうれしいです!
ありがとうございます。
あと3曲演ったらセッション・コーナーに入ります。
今日もアッという間ですけど、皆さんでワイワイやってお帰りくださいませ!」

200vYukiちゃんフィーチュアで「Unkind Rain」。

211v_urそして「The Last Revenge」。

212_lrこの曲のテーマはいつ聴いてもいいね~。
勇気が湧いてくる…と言ったらオーバーか?でもそんな感じ。

213『トムとジェリー』の「Mr. Rat Boots」。

214_mrb今日もToshiくんが思いっきりフィーチュアされる。

215いつも通りのSeijiさんのワウ踏みとのコラボレーションがキマった!

216そして、恒例のセッション・コーナー。

200_2今日もSeijiさんパートでのご参加。
ギタリストは南川さん。
曲は「Attraction 4D」。

210v南川さんが使っているギターはかつてSeijiさんが愛用していたのと丸っきり同じモノなのだそうだ。
それだけじゃないよ!
ストラップをお揃いの「なりきりSeiji」さんなのだ!
プレイもスッカリSeijiさんで完奏!

22030分のフリータイムでD_Driveメンバーとワイワイやって今日の『居酒屋でぃ~どらいぶ』を大詰め。
その前に機材自慢コ~ナ~!
このコーナー、好きです。
 
まずはChiikoちゃんがNATALを紹介してくれた、
ワーゲン・バスのNATAL Cafe Racerね。
「NATALドラムスをよろしくお願いします!」とChiikoちゃん。
もうおかげさまでどこへ出してもNATALは評判がよろしゅうございまして、とてもうれしいです。

230Marshall RECORDSとの契約を機に「Toshiyuki」から「Toshi」に改名したことを発表。
そして、Toshiくんはいつも「イードゥン」と「EDEN」の正しい発音を普及してくれるのだ。
15歳の人生初ライブの時のベースアンプがイードゥンだったとか。
いつもToshiくんが使っているアンプ・ヘッドはWT-800というモデル。
「WT」というのは「World Tour」の頭文字。

240「『ワールド・ツアー』って書いてありまんがな!」…すかさずそれを指摘するYukiちゃん。
「ワールド・ツアーがきるバンドになりたい!その夢が一歩近づいたのでこの勢いでワールド・ツアーをしたいと思います!」

250Yukiちゃんが言っているのはコレね。
6月1日にイギリスのMarshall ARENAで開催される『Marshall LIVE』。
「ワールド」の前にまずはイギリスとヨーロッパを制覇しよう!

280sSeijiさんも愛用のアンプ・ヘッドを説明。
「Shigeさんがデザインしたモデルで、50台日本に入ってい来たウチの1台なんですよ!」
ま、デザインと言ったらおこがましいけど、ヨーロッパのどこかの国から特注されたモデルを参考に私がパーツの選択をして組み合わせてMarshallに発注したのね。
こんなに長いこと大事に使って頂いてうれしいです。

Nks41a0472 「D_Driveは活動し出してから10年経ちますけど、私は最初はアンプを持っていなかったんです。しかも最初に買ったヤツはMarshallじゃなかったんです。
でもそれでは音抜けが悪くてMarshallに換えたんです。
それからずっとこのJCM2000を使っています。
それが、まさかMarshallのレコード・レーベルと契約をするとはその時は夢にも思いませんでしたね~!
全部つながっているんだと思います。本当にハッピーです!みんなワクワクしていますので応援よろしくお願いします!」

270「そうなんですよ!
シゲさんとはとても長い付き合いなんですけど、Marshall RECORDSと契約することになって…つくづく『縁』ってスゴイと思いますね。
ホント、ブライミーです。ラブリーです!」 
S41a0471イヤイヤ、私だってあの松下IMPホールで初めてお会いした時はまさかこんなんなるなんて思いもよりませんでしたがな。
このSeijiさんが言っている「ブライミー」だの「ラブリー」というのはコレね。
この「Marshall LIVE出演決定」のアナウンス・ビデオ。
私がそのSeijiさんの「ブライミー」や「ラブリー」というセリフが入った台本を書いたのね。
で、イザ撮影するとSeijiさんが予想をはるかに上回る大熱演だったのです。
それで「ブライミー」や「ラブリー」のシーンでYukiちゃんも他のメンバーも笑っちゃって、笑っちゃって…。
290vおもしろすぎて撮影がうまく行かないので、かなりSeijiさんに抑えてもらって撮ったのがこのビデオなのです。
みんなで「ブライミー!」と「ラブリー!」を流行らせよう!
ちなみにまた説明しておくと、「ブライミー(Blimey)」は「アッと驚くタメゴロー」、「ラブリー」は「お、いいじゃん!(関西では『ええがな!」)」です。

ラブリーなトーク・コーナ-の後は最後の演奏コーナー。
Vに持ち替えて、まずは「Gradation」。

300_gdChiikoちゃんのドラムから「Mystery Zone」。

310v_mz最後は「1,000,000hp」。

320vしかし、この曲のギター・チームのパフォーマンスは聴けば聴くほどアクロバチックだよね。

330vまさにJaw-dripping。

340海外でウケるかナァ?

S41a0068 今日は「ミリ音頭」はなし。

350アンコール。
「ありがとうございます!次の本八幡は22日。
『Seijiさんのバースデイ・ライブという名の居酒屋でぃ~どらいぶ関東編」です」
コレがライブのタイトル。タイトルに「Seijiバースデイ」が謳い込まれるのはコレが初めてのことなんだって。

360vそしてもう1曲。
ナニかを演奏してすべてのプログラムを終了した。

370

380v

390v

400

410

420「ありがとうございました!22日にお会いしましょう!」

430さて、3月30日はD_Driveの10周年を記念する単独コンサート。
会場は大阪十三のGABU。
この日はD_Drive史上最初で最後となるであろうことをお見せしますからね。
奮ってのご参集をお待ちしております!
  
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site

3_302

  Slogo2
(一部敬称略 2019年2月5日 本八幡Route Fourteenにて撮影)

2019年3月20日 (水)

SOUL OF ROCK Vol.37 <後編>~ Strange,Beautiful and LoudとHARD ROCK SYNDICATE

 
♪The boys are back in town!
おおよそ「boys」という年齢ではないけれど、13ヶ月の沈黙を破ってStrange,Beautiful and Loudがステージの上に戻って来た!

10三宅庸介

20v金光健司

30vメンバーに変更があってベースは河野充生。

40v三宅機材ファミリーにはメンバーの変更はなし。
ストラトキャスターと…

Marshall JVM210Hと1960BV。
今回はヒロアキくんとギター・アンプを共用したのだが、同じMarshallでも大きな違いがひとつ。
わかる?
ヘッドのハンドルを見てみて。
ポコッっとハネ上がっているでしょう?
コレは三宅さんのMarshallに対するひとつのこだわりなの。
こうなっていないとイヤなんだって。
私はコレが好きではなくて、最近はやらなくなったけど三宅さんが見ていない時にワザとこのハンドルをへっこましておくのね。
気が付くと、またいつの間にか写真のようにポコってなってるんだぜ!

60v金光さんもNATAL…使い回してるんだから当たり前か。

Nk0r4a0728 バーチのキット。
金光さんは12"のワンタムだけどね。

0r4a0008 さて、復活の第一声をどう出して来るのか…。

90bloom」だった。
「bloom」をジックリと演奏したのだ。
私なんか三宅さんが「三宅さんの音楽」を奏でる姿を久しぶりに見て、ちょっとホロっと来たね。

100v三宅さんがギターの音を出した瞬間、一番前に座っていた女性のお客さんが飛び上がった。
慌ててカバンからティッシュを取り出し、小さく切って丸め、それを両耳に押し込んでいるのが目に入った。
当然でしょう。
三宅さんの1960の真正面なんだから!
このお客さんの反応は極めて正しいと思う。

110でもね、コレがロックのサウンドなんですよ。
ここ30年ぐらいの間にPAの技術が飛躍的に進歩して、ステージの中音(なかおと)が小さくなって、それに連れてギターアンプもやたらと小ぶりになっちゃったでしょ?ウチも先日STUDIOという小さいモデルを発表したけどサ…。
コレね、演るロックの種類にもよるけど、やっぱりウマくないね。
若い人たちが聴いている「ありがとロック」だったらゼンゼン問題ない。
でも、70年代のハードロックのようなトラディショナルなロックは、ステージの中音をガツンと出して演らないと聞いていて面白くないということがわかった。
もっともコレはベテランのPAのエンジニアがおっしゃっていたことの受け売りでもあるんだけどね。
小さい中音は、バンド・アンサンブルの時はいい。
そうそう、ひとつ思い出したので脱線。
確かディオンヌ・ワーウィックだったと思うけど、知り合いのギタリストがテレビの仕事でバック・バンドを務めた時のこと。
リハーサルの時、彼女はとにかく「バンドの音を小さくしてくれ」って言うんだって。
で、ギター・アンプのボリュームを下げに下げ、大きな音が出ないようにおっかなビックリ弾いていると、彼女の指示で曲が途中で中断され、「Too loud.....」と言う。
これが何度も繰り返されて、バンドの音は蚊の鳴くような音。
演奏するのがとても難しかったという。
でも私が言っているのはガチンコで演るトラディショナルなロックのことよ!
バンド・アンサンブルの時はいいんだけど、小さい音だとどうしてもギター単独で弾くリフがダメなんですよ。
家で練習しているようなサウンドで、まったく迫力が伝わってこない。
いいですか、Jeff Beckに端を発してJimmy Pageを経由して、Deep Purpleに行く着くようなギター・リフで聴かせるカッコいいハードロックはMarshallがあったからこそ発達したんですよ。
Marshallと言えば爆音…伊達や酔狂でMarshallはバカでかい音をだしているワケじゃないんだね。
そして、ロックってのはバンド自体が大きな音で演って当たり前の音楽なんですよ。
やっぱり人間は歴史を勉強しないとダメなんだな。
言い換えると、「歴史を勉強できるのが人間」なんですよ。
だから巷のロックが「ありがと賛歌」あるいは「がんばれ小唄」になっちゃった。
ま、実際…この日の三宅さんのギターの音はチョット音は大き目だったけど、バンド名に「Loud」が入っているんだから仕方ない。
「Loud」が「Beautiful」なんです。
爆音浴もまたよき哉…え、オマエ現場では耳栓しているクセにエラそうなこと書くな!って?ハハハ、ごもっとも!

0r4a0769 そのラウドなギターの向こうを張るドラムス。
迫力のインタープレイも大音量があっての話。
チマチマ演っていたんじゃ「音楽の化学反応」だって起きやしない。

1202曲目は「devil」。

130v三宅さん自身のお気に入りで、最も気持ちを解放して曲と同化したプレイできる1曲かも知れないという。

140_2そんな三宅さんを新しい低音でインスパイアする河野さん。
河野さんはBlind Bird他でMarshall Blogでもおなじみの音楽性豊かな辣腕ベーシスト。
三宅さんのファースト・アルバム『Lotus and Visceral Songs』にも参加しているだけあってイキもピッタリ。
ナントこの日、当日にリハーサルをしただけのブッツケ本番だったという。

150v続いてはおなじみの「murt'n akush」から…

160「if」へとキラー・チューンを続けた。

170v音といい、プレイといい、金光さんのドラムスは三宅さんの音楽に欠かせない重要な個性だ。

180_2コレも三宅さんの愛奏曲「petal」。

190v三宅さんの愛奏曲だけあってよく耳にする曲だが、おもしろいね~、ベースが替わると曲の表情がガラリと変わるもんね。
ベースってのはホントに力のある楽器だ。

200_2 そして最後は「virtue」。

210昨日TAGAWAの3人をヘビとナメクジとカエルの「三すくみ」状態に例えたが、この3人のバランスも素晴らしい。

230vでもこのチームは全員がヘビであり、ナメクジであり、カエルであり…つまり、TAGAWAとの3人とは異なる仕組みでバランスを保っているんだな~。

220vCreamであったり、Scott LaFaroとPaul Motianを擁したBill Evans Trioであったり、インプロビゼーションの魅力を前面に押し出す音楽はこうでないとウマくいかないんだな…なんて考えている。
久しぶりに『Portrait in Jazz』が聴きたくなったぞ!

240v深遠に…しかし激しく13か月ぶりのStarange, Beautiful and Loudの音楽が空気を揺さぶった夜となった。
祝SBL復活!
  
Strange, Beautiful and Loudの詳しい情報はコチラ⇒facebook

250_2この日のトリを飾ったのはHARD ROCK SYNDICATE。260Ray

270v芦萱 "ハンペン" 正博

280vハンペンさんはMarshall。
JCM900 4100と1960Aを使用。

290v日下部 "バーニー" 正則

300v関 "アニかつ" 勝美

310v 前田卓生

320vバーニーの弾くリフで始まったのは「Rock the Nation」。
 
みなさん、Montrose好きね。
Ronnie Montroseもとっくの昔に死んじゃったもんね~。
私はMontroseにもEdgar Winterにも夢中になったことはないけど『Jump on It』のHignosisのジャケット・デザインが好きだった。音はチョット当時の私にはアメリカ過ぎちゃって苦手だったな。
1971年のVan Morriosonの人気作『Tupelo Honey』のギターってRonnie Montroseなんだよね。
あの「Wild Night」のイントロのストラミングはRonnieなのかと思うとおもしろい。
それとこの人、1978年に『Live Under the Sky』にTony Williamsのクインテットで出てるんだよね。
メンバーがスゴかった。
トニーにナゼかコブハム…やかましそ~!
それにロニーに、これまたナゼかBrian Auger。ベースはHuey Lewis and the NewsのMario Chipollinaだった。

330vしかし、「シンジケート」なんて名前…いいね。
「コーザ・ノストラ」とか「エスピオナージ」とか、70年代の男の映画のニオイ。
そう、ロックは70年代なのだ!

340続いては「What You're Doing」…コレはRush?
ゴメンナサイ、私、Rushって見事に全く通ってないのです。

360スゴイよ、セトリ。
だって次「Tie Your Mother Down」だもん。
皆さん楽しそう!

370_2そして、Aerosmithの「Back in the Saddle」。
『Rocks』が出た時、私はロックに狂い始めた中学2年生だった。
お兄さんがいるおマセなクラスメートの大鹿くんが『Rocks』を学校に持って来て騒いでいたな。
でも、普通の子はまだみんな歌謡曲に夢中で誰も相手にしていなかったけど、大鹿くんに頼んでその『Rocks』を貸してもらった。その1曲目がこの曲だった。
あの金色の帯が印象的だったよね。
名盤ちゅうの名盤の1曲目ですよ。

380続いて「Forever」。
特に何も書かない時は「コイツ知らねえんだな…」と思ってもらってOkですから。
しかしバーニーのギターはいいの~。
本当に「ロック・ギターの憲法」を聴いているようだ。

390v「Another Piece of Meat」はScorpions。
コレは知ってんだよ。
Scorpionsは『Love Drive』までは聴いたし、1979年の2回目の来日公演は中野サンプラザに観に行ったのサ。
でも、この曲名が「Another Piece of my Heart」に引っ掛けてあったことは気が付かなかった。
420前田さん、私のことを存じ上げていらした。
誰がどこで見ているかわかりませんからね…とにかく外でハナクソをほじるのだけはしないように心がけています。

400_2Ani-Katsuさん、久しぶりのMarshall Blogご登場!

410vん!次の曲は奇しくも今日の記事の書き出しと重なった!
「The Boys Are Back in Town」だ!

コレはさ、「♪When I say she was cool, she was red hot」っていうところがカッコいいの。
ビートルズの曲と同じで、多分Phil Lynottが書く歌詞って。ネイティブさんの口には気持ちいいんじゃないかって思うのです。
あ、「三つ子の魂百まで」で、私は最後まで「フィル・リノット」で通すと思います。「ピーター・ガブリエル」も同様。

440当然、ギター2人の美しいツイン・リードのメロディが鳴り響く!

450v

430本編の最後を締めくくったのはAC/DCの「Dirty Deeds Done Dirt Cheap」。
コレ、AC/DCなんて知るワケがないウチの下の子がこの「Dirty Deeds Done Dirt Cheap」を知っいて、「ナンでそんなこと知ってんの?」と東急リバブルのぐっさんみたいになってしまったことがあった。
「D4Cでしょ?」とか言うワケ。
そしたら何かのマンガに出て来るんだってね。
Rayさんは今日もまるで高校野球のピッチャーのような、一瞬たりとも手を抜かない激唱を聴かせてくれた!

460vアンコールはKissの「Shout it out Loud」。
コレも中学生の時に流行って、みんな「♪シャ~リ、シャ~リ、シャリラッラ~」とやってたけど、本当は「♪Shout it, shout it, shout it loud」と歌っていることを知っていた子は当時ひとりもいなかったハズ。
 
この時代のロックはいいね。
やっぱりロックは60年代と70年代に限るわ。

470_2最後は出演者全員で記念撮影をしました!
楽しかった~!
はらやん、そして出演者の皆さま、お疲れさまでした!

480_2

200_3 
(一部敬称略 2019年1月19日 吉祥寺シルバーエレファントにて撮影)

2019年3月19日 (火)

SOUL OF ROCK Vol.37 <前編>~ D_DriveとTAGAWA


今日は1月に開催したシリーズ・イベント『SOUL OF ROCK』のレポート。
Marshall Blogでレポートするのは今回で2回目。
まさにMarshall Blogの譜代大名のようなバンドがゾロリと登場する楽しみなステージ。

10vもちろんバックラインもMarshallファミリーが勢揃い。

20会場はもうパンパン!
まずは主催者の'はらやん'からご挨拶。

30一番上の看板の写真…『SOUL OF ROCK vol.3☆』とボードが反射してしまっていて「31」か「37」か読み取れないでいた。
調べてみると、答えは「vol.37」。
前回Marshall Blogでレポートしたのは「vol.23」で、開催は2017年6月のこと。
すると、18ヶ月の間にこのイベントを14回も開催しているのだ!
スゴイな~、はらやん。
何事も続けるってことは大変だからね~。
40さて、「vol.37」のオープナーはD_Drive。

50Seiji

60vいつものDSL100ECと1960AX。

70vYuki

80vいつものTSL100と1960A。

90vToshi

100vいつものEDEN…じゃなくてイードゥンのWT-800とキャビネットはD210XSTとD410XSTのワンハーフ。

110vChiiko

120vいつもと同じではないけど、NATALは同じ。
今回はバーチのキットを皆さんで使い回して頂いた。

1301曲目は珍しく「M16」。
ちなみにヒースロー空港からMarshallの工場に行く時は「M1」というフリーウェイを使う。

140何と言っても「M16」の見せどころはSeijiさんと…

150Yukiちゃんのコール&レスポンスと一糸乱れぬギター・アンサンブル。

160v今日もバッチリとキマりました~!

2002曲目は「Cassis Orange」。
D_Driveのキラーチューン。

190ブッチギリの「Fireball Rhythm Section(←D_Driveを紹介する海外のウェブサイトでも採用されこの表現を我ながらとても気に入っているのだ)」!

180MCをはさんでYukiちゃんフィーチュアのバラード「Unkind Rain」。

210vそして新曲の「Begin Again」。

170このバンドは新曲を下ろすのが大変だからね~。
360v曲を作って、アレンジして、練習して…ココまではどのバンドでも同じだけど、D_Driveは歌詞に頼ることが一切できないからね~。
その分、「仕掛け」に頼ることになる。

230vその「仕掛け」を作るのがヤケクソにムズカシイと来てる。
それでもこうしてシレっと演奏しちゃうところがクールなのだ。

240v5曲目はChiikoちゃんのドラムスがリードして…
220v「Lost Block」。
D_Driveのヘヴィ・ワルツ。

250ん?コレ、Yukiちゃんのソロのパートは4/4と5/4のコンビネーションになっているのか…。

260vスケールの大きなテーマのサウンドを分厚くするToshiくんのベース!
イードゥンとの相性もバッチリだ!

280「Drive in the Starry Night」が続く。S41a0140 フォーメーションもバッチリだ~!

165最後はSeijiさんのシンプルながら印象的なリフでスタートして…

300「The Last Revenge」!

310うん、今日は珍しい曲順ですな。

320全7曲と短い持ち時間ではあったがD_DriveとMarshallファミリー・プロダクツの魅力が爆発した!

330v

340v

350v_2

290vさて、3月30日はD_Driveの10周年を記念する単独コンサート。
会場は大阪十三のGABU。
この日はですね~、D_Drive史上最初で最後となるであろうことをお見せしますからね。
奮ってのご参集をお待ちしております!
 
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site

3_30今ね、海外からまたおもしろそうな話が来てるんですよ、まだチョット秘密…。
おっとその前に6月1日のMarshall LIVE!!
D_Driveと一緒にMarshall ARENAでお待ちしています!
 
Marshall LIVEのチケットのお求めはコチラ⇒Marshall LIVE特設サイト

1d_drive_social_image続いてはTAGAWA。

370田川ヒロアキ

380v寺沢功一

390v長谷川浩二S41a0467 ヒロアキくんはMarshall JVM210Hと今日のキャビネットは1960BV。

400いつもはバッキングトラックを使った「Seascape」のギター・ソロでスタートするTAGAWAのステージだけど、今回は完全にア・カペラのソロで爆発!
爆発してもきれいな音だニャ~。

0r4a0427 そしてドヘヴィなリフから「Stranger Destroys Arms」。

450「三すくみ」って知ってる?
ヘビとナメクジとカエルの関係を「三すくみ」なんて言うんだけど、ヘビはカエルをひと飲みにすることができる。一方、カエルはナメクジをひと舐めにすることができる。さらにナメクジにはヘビが持っている毒が効かず、身体についているネバネバでヘビを溶かしてしまう。
でもそのナメクジはカエルには弱い、そのカエルはヘビには弱い、そのヘビはナメクジに弱い…と、グルグル回っちゃって、結局三者ともお互いに手を出すことができないワケ。

460vTAGAWAを見ると時々この「三すくみ」を思い出してしまうのね。
もちろん、誰がヘビで誰がナメクジか…なんて話ではないよ。

470壊れそうで絶対に壊れない絶妙なバランスを三者が保っている…ということ。
そしてそのバランスが大きな緊張感を生むのだ。

480続いてはヒロアキくんのテーマ・ソング「My Eternal Dream」。

490vやっぱりTAGWAのステージでもこの曲はハズせない!

500続いては浩二さんの作品「Running Light」

S41a0366 やっぱりいい音!
ヒロアキくんは歪み系のエフェクターを一切使わない、空間系だけ。
つまりディストーション・サウンドは100%Marshallで作られているのだ。Marshallが聞いたら喜ぶぞ!

510v続いて「Spacecraft」。

520vTAGAWAのステージの見せどころのひとつ「That's Over」。

Img_0048 てらちんのソロ!

540vタッピングからスラップから、盛りだくさんのプレイ!

530低音暴力団の組長として思う存分暴れて頂きました。

550続いては浩二さんのソロ。580vこの音!
デカいけど全くうるさくない。
コレぞ達人のワザ!

570vお客さんの目と耳を釘づけにするエキサイティングなソロだった!

560v続いてもてらちんフィーチュアで「Crazy Gun」。

590_2当然のことながらココも盛り上がったね~。

600ガラっと雰囲気が変わってヒロアキくんのバラード「平和の風」。

S41a0480 最後を「キミを乗せて」で締めくくった。

620ご存知の方も多いであろうが、ヒロアキくんはオリンピック/パラリンピックのウエルカム・ソングを現地のミュージシャンを起用してLAで制作することになり、クラウドファンディングでその資金を募った。
支援者も多く、今日現在で募集終了まで12日を残し目標金額を大きく上回ることができた。
しかし、あり過ぎても困らないのは資金ちゃん。
ご興味のある方は専用ウェブサイトをご覧のうえ、奮ってご参加くださいますようマーブロからもお願い申し上げます。
 
詳しくはコチラ⇒全盲のギタリスト田川ヒロアキ 2020年に向けてロサンジェルスレコーディングへ!

Nkimg_3218 田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

630v<後編>につづく

200_3 

(一部敬称略 2019年1月19日 吉祥寺シルバーエレファントにて撮影)

2019年3月14日 (木)

Fury of Fear~One Man Live

 
チョット遅くなってしまって恐縮だが…
Fury of Fear念願のワンマン・コンサートが過日開催された。

10vファン・クラブ「FOF団」から送られた祝い花が会場の入り口を華やかに彩る。

20v場内にはMarshall GALAのTシャツをまとったお客さんが!
うれしいね~。

25v「ワンマン・ライブ」と謳ってはいるが、まずはオープニング・アクトでDamon's Eyeがステージに上がった。
大阪からの参加だ!

30西村歩

40vTakuya50vTakt

60v西村守

70v上原晃

80vオープニングは「Fire Woman」。

90「爆音で聴いてくださいよ!」と指令つきで歩くんが私に渡してくれたCD。
向かって右の2017年にリリースされたファーストアルバムのオープナーが「Fire Woman」。
典型的なハード・ロック・テイスト。

155この手の音楽にはMarshallが欠かせない。
だから歩くんはMarshallを弾く。

100JCM900 2100。
900というとまず4100が定番だが2100とは珍しい。

110v続いてもファースト・アルバムから「Judegment Day」。

120v歩くんの華麗なギター・ソロ!

130守くんとはFOFがLOUD PARKに出演した時に初めてお会いして、日がな一日楽屋で楽しくおしゃべりさせてもらった。
その後もFOFのステージで行き会っているが、いつもベースを弾く歩くんだった。
そして、今日ついに本職のギターの歩くんに接したのであった!

140「大阪からやって来ましたDemon's Eyeです。Fury of Fearのワンマン・ライブ開催おめでとうございます。
いつも弟がお世話になっております!
次は大好きな曲です」

150v…と、「Remember the Sky」をプレイ。

160メロディアスなマイナー・チューン。
CDではマモちゃんとの兄弟ギター・バトルがフィーチュアされていたが、今日は歩くんがひとりで心ゆくまで単独でソロをプレイ。
しかし、兄弟で家の中でこんなことやっていた頃はにぎやかだっただろうな~。

170vTaktくんのキーボーズからスタートするのは新しい3曲入りシングル『Into the Fire』からタイトル・チューン。

210ミディアム・ヘヴィなこの曲はDeep Purpleのソレとは同名異曲。
キーボーズのソロもフィーチュアされてジックリと聴かせてくれた1曲。

200「今日はボクが主役ですよね?しっかし古い音楽演ってんな~。」と弟くん。

180「アイスクリームのバニラが好きで、ダブルで頼んで、オマケもう一玉もらえるとなったら、それもバニラにしちゃう人なんです。
ボクにはそんな兄と同じ血が流れているんです!」
コレはわかるような気がします。
要するに凝り性なんだよね。
何はともあれ、兄弟っていいもんだね。

190「あと2曲…まずボクの音楽のルーツを演ります」
と「Burn」をプレイ。

S41a0004そして、またファースト・アルバムから「Pigeon」を取り上げて約1時間のステージの幕を降ろした。
230v

S41a0052

220

240vDamon's Eyeの詳しい情報はコチラ⇒Demon's Eye Official Site

250v続いての出番はFOFのボーカルズ、西村直人が所属する「東京浅草剣舞会エッジ」。

260キリリと剣舞をキメる直人くん!

270v殺陣やら忍者やら盛りだくさんの演舞。

280私は以前、散歩で通りかかった上野恩賜公園で、偶然エッジの演技を見たことがある。
やっぱり剣劇だからね、かなりの人数で派手に暴れまくる芸のスタイルなワケ。
このスペースでどうやってアレを演じるのかと思っていたら色々と普段の演舞とは異なるアレンジを施して、その魅力を余すことなく伝えていた。

290直人くん危機一髪!
昔はね、こうした刀剣による競り合いがあると、辺りには耳や鼻や指がゴロゴロ落ちていたんだって。
よく時代劇で刀を交えて押したり引いたりするでしょ?
アレで刃先が鼻なんかにチョットでも触れると、スパっと切れ落ちてしまうのだそうだ。

300充実した演技に大きな喝采が浴びせられた!
 
東京浅草剣舞会エッジの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

310そして、トリはもちろんFury of Fear。
イギリス第2の国歌と言われるエルガーの「威風堂々」に乗って登場。「いいや、そうじゃネェ、イギリスの第2の国歌はウィリアム・ブレイクの『エルサレム』じゃい」という話もあるが。
「待ってました!」感満点の客席のパワーを浴びてノッケからブッ飛ばす!

320西村守

330vマモちゃんはワザワザこの日のためにMarahall 1959のフル・スタックを用意してくれた!

335西村直人

340vRYO

350v西村歩

360vそして、上原晃再登場!

370vオープニングは「Beyond the Gate」。

380「Evading heart」から「Savior never die」…

390「みんなに歌ってもらうぜ!」と「Crest」。
冒頭4曲立て続けのメタル・パフォーマンス!

400v「平成最後の最後のワンマンになるかも知れないけど、『平成』の時代にワンマンができてヨカッタと思っています!
いつもは4曲演ってもう後半に入るんですけど、今日はこれからです!」
…と声高らかに「ワンマン宣言!」

395次のセクションも怒涛の4曲ぶっ通し!
このチームはレパートリーが豊富だナァ。
まずは「Unlimited Fall」。410v客席は大盛り上がり!
ココまで既に2時間ぐらい経ってるのよ!

420「No Direction」…

440兄弟っていいな!
430「Till the End of Time」

450「Lost Innocence」から「歌うとお腹が減る」いうMCと物販の紹介を挟んで「World on Fire」。

460「今日の素晴らしいゲスト!」と紹介されステージに上がった人…
「どうもピコ太郎です」
違いますよ~、Kelly SIMONZですよ~。
「ボクと守くんは20歳年が離れていて、彼が18歳の時に出会ったんだよね。
Fury of Fearのためにお集まり頂いてありがとうございます。
この光景はキネマ倶楽部を思い出しますね」

470…と、ケリーさんのご挨拶をはさんで2人が敬愛するイングヴェイ・ナンバーを…。

480まずはアルバム『Trilogy』から「Trilogy」。

490_2そう、ケリーさんがおっしゃったように、この光景はキネマ倶楽部で見たシーン。

5102人と遠慮なく弾きなくるんだけど、師弟愛が作り出しているのであろう、どこかホンワカした優しい雰囲気がいいんだな~。
520このマモちゃんが着ている衣装もケリーさんからのおさがりなのだそうだ。

500もう1曲イングヴェイ・ナンバーで「Liar」。

530イングヴェイ愛も相まってハードながらも心温まるパフォーマンスだ。

540最後は師弟で固い握手を交わした。

550ケリーさんはそのイングヴェイの代表作『Trilogy』をアルバムに参加したシンガーMark Boalsと共に完全再現をするコンサートを5月に開催する。
詳しくはコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website

 

あ、ホントだ!ケリーさん、今日マモちゃんが身に付けているジャケットを着てる!

Photo ショウは何とココが折り返し。
ココに来て最新のアルバム『Fury of Fear』からのレパートリーを披露。
余裕ですよ、余裕のレパートリー!

415cdアルバム通りにまずは2曲「Garden of Eeden」。
お、「イードゥン」ですな?
続けて「Unleash the Ffury」、そして「Destruction」。

560「Flash Back」と「Time of the Rust」

570次のセクションでも5曲を立て続けにプレイ。

580「Kill me to Awake」、「Time Has Come」、「Hunting Blood」、「Hunger Never Filled」、「Tales of the End of the World」。

590そしていよいよ最後のセクション!

600本編最後はニューアルバムからの曲で〆た!

610「Deep Slumber」と…

455「Look for the Freedom」だ!

660アンコールは『Fury of Fear』から「Magic of Love」。

670FOFだけで2時間半。
全部で4時間を超す長尺のコンサートとなった。
 
あのねマモちゃん、長い。長すぎだよ。
初ワンマンがうれしいし楽しいのはわかるけど、2時間半も演奏するなら単独の出演にするべきだと思うし、他のバンドを出したいのであれば、自分たちの持ち時間を削るべきだ。
今の若い人たちのコンサートって思慮なくして長いコンサートが多い。
もっと短い時間で自分たちの音楽の魅力を伝えることを考えるべきだと思う。
そりゃ昔からLed ZeppelinやBruce Springsteenみたいに3、4時間も演るのもいたけど、やっぱり「もうチョット見たいな」ぐらいに止めておくのがウマいやり方だと私は思う。
だからブライアン・エプスタインは偉大だった。
マモちゃんは若手メタル界きっての論客で、いつもヘヴィメタル再興のチャンスを窺っているのをよくわかっています。
だからこそ、マモちゃんのサポーターのひとりとして、そして、40年以上コンサートに通っているガンコジジイとして心を鬼にして書かせてもらいました。
 
とにかく初ワンマンおめでとう!
このままメタル道を爆進してくだされ…Marshallと一緒にね!

690さて、FOFの2人はこの後も予定がツマっているのでウェブサイトを要チェック!
 
コレはマちゃん単独の出演。
710vこっちはFOFでの出演。
 
Fury of Fearの詳しい情報はコチラ⇒Fury of Fear Official Website

700v

200_2

2019年2月27日 (水)

激突!!SAITAMMER SLAM 第47戦 ~ 新生IOSIS登場


先日、埼玉へ行った際に氷川神社を参詣した。
どうせなら晴れた日にお邪魔したいところなんだけど、滅多に来るチャンスがないので仕方ない。
でもね、雨の日の参拝は「洗い清める」と言って悪いことではない…ともされているんよ。
この大宮の氷川神社は武蔵国の「一宮(いちのみや)」なのね。
いつかもやったように、一宮というのはその地域で最も格の高い神社のことで、国司というエライ人が一番先に巡拝する先なんだね。
「〇〇国一宮」という言い方をして「あ、ウチ、一宮ですから」と、その格式の高さを表す。
ご存知の通り、東京は昔「武蔵の国」といってたでしょ?だから東京の一宮はこの大宮の氷川神社ということになる。
そんな大きなお宮があるところだから「大宮」…氷川神社の門前町として栄え、中山道69次の5番目の宿場町としてさらに繁栄を続けたのが大宮という街。
それと、武蔵の国に関しては多摩の「小野神社」というのも一宮になってるな。
なんで2つあるのかは知りません。
同じように他の有名な一宮を見てみると…
例えば安芸国(広島)はやっぱり厳島神社じゃん?ココは何度行っても素晴らしい。牡蠣は苦手だけど。
信濃国(長野)は御柱祭りで有名な諏訪大社ですよ。
相模国(神奈川)は交通安全で名高い寒川神社。アソコ、行くの大変なんだよね。
出雲国(島根)は当然、出雲大社。高校の修学旅行で行った。
伊勢国(三重)はダントツで伊勢神宮だと思うでしょう?ところがドッコイ、鈴鹿の椿大神社(つばきおおがみやしろ)なんだな。ココは全国にある猿田彦神社の「元祖」を伊勢の当の「猿田彦神社」と争っている…ということをご存知の方は相当Marshall Blogを熱心にお読み頂いている方に違いない。

10境内でこんなものを発見。
「戦艦武蔵の碑」…埼玉には海も無いのにナンでやねん?
先に理由を書いておくとですナァ、戦艦武蔵の「武蔵」は「武蔵一宮」の「武蔵」で、艦内の神社は「氷川神社」の分社だったそうだ。
碑によると、「広島の呉で就航式が行われ、氷川神社から6人の神職が出向き、式が執り行われた」とある。
アレ?
武蔵は大和と基本的に同じ戦艦だけど、呉の海軍工廠で作られたのは大和では?
そして、武蔵は三菱重工業長崎造船所で建造されたハズ…と思ったんだけど、竣工式だけは海軍の施設ということで海軍工廠があった呉でやったんだね、きっと。

20ちなみに、横浜港の山下公園の傍らに浮かんでいる氷川丸ね。知ってるでしょ?
昭和5年に建造された氷川丸は、唯一現存する戦前の貨客船として国の重要文化財になっているですよ。
戦時中には病院船として運用されて幾多の危機を乗り越え、終戦直後は引き揚げ船として活躍。
昭和35年まで北太平洋航路で運航を続け、ナント、238回も太平洋を横断した超働き者なのです。
で、この「氷川丸」という名前もこの大宮の氷川神社に由来しているそうだ。
ブリッジの神棚には氷川神社の祭神が勧請されているんだって。
子供の頃は何回も中へ入ったものだけど、もうずいぶんご無沙汰だナァ。
こういう歴史を知ると俄然、興味津々。
今度、横浜に行った時にこのあたりを踏まえてジックリ見てこようかな。

1hmさて、戦艦武蔵。
下がありし日の武蔵…か、大和か…。
インターネットなんかでは同じ写真で武蔵だったり大和だったり。基本的に同じ戦艦だったのでムリもないが、双方、連合艦隊の旗艦(これがホントのフラッグシップ)で世界最大級の超弩級戦艦だった。
当時の日本の科学技術の粋を結集した鉄壁の設計で、「絶対に沈まない不沈艦」というのが最大の特徴だった。
攻撃力に関しても世界最大にして最強の46cm砲を3基備えていた。
コレ、どれぐらいの威力だったかというと、子供の体重ほどの爆薬を積んだ普通車が40km先の標的まで正確にスッ飛んで行くイメージだとか。
何しろ砲弾を撃つ瞬間、何かの物陰に隠れずに傍にいると、爆音で内臓が破裂してしまうというのだから、Marshallの爆音など可愛いものだ。
しかし、武蔵や大和に搭載された46cmは、「軍艦vs.軍艦」を想定したもので、射程距離の長い大砲を積んで、なるべく遠くから敵艦を攻めるというのが有効な兵法だった。
しかし結局、武蔵は軍艦に対しては1発も砲弾を撃ち放つことがなかったらしい。
また、大和も砲弾を敵艦に当てたことがなく、司令官が「ナゼ、命中しないのだ?!」と部下を叱責すると、部下が「敵艦が動くからであります」という信じられない言い訳をした…という話を何かで読んだことがある。

30武蔵は国家的な機密で、三菱重工業の長崎造船所で秘密裡に建造された。
何しろ全長が263mもあって、ジャンボジェット機を3機並べたのと同じぐらいの大きさで、作っている時は誰も全体の姿を見たことがなかったという。
また他で作ればいいのに、長崎にはアメリカやイギリスの領事館があったため、棕櫚(ヤシの木の葉っぱみたいなヤツね)で作ったムシロで製作現場をスッポリと覆い隠した。
何しろ巨大な艦船ゆえ、そのムシロに使われる棕櫚の量も膨大で、一時期には日本にあった棕櫚のすべてが長崎に集中したという。
それだけデカい施設ゆえ、地元の人たちはそのムシロの中で「バケモノを作っている」と言っていたそうだ。
ハイ、また得意の吉村昭先生。
戦艦武蔵についても書いていらっしゃるので興味のある方はどうぞ。

40b吉村さんでもう1冊。
小説は「取材7割、書くは3割」なんて言われているでしょ?Marshall Blogですらそれに近いことをやっている。
寿司じゃないけど、何せいい内容はネタが命なのだ。
で、吉村先生は小説の下地となった取材の内容も何冊かの本にしていて、コレがまた滅法面白い。
下の『戦史の証言者たち』というのもその内の1冊で、『戦艦武蔵』を書く時に取材した武蔵の進水式の時の様子が、「進水の神様」の異名を取った大宮さんという方へのインタビュー形式で収録されている。
とにかく前例のないデカさだし、秘密にしなきゃいけないし…で苦労が絶えず、武蔵が長崎港に浮いた瞬間、みんな感激の涙を流したのだそうだ。50チョットここで脱線。
前の文章で「超弩級」という言葉を使った。
下は1906年に進水したイギリスの軍艦。
名前を「ドレッドノート」という。
英名は「HMS Dreadnaught」というが、いつかもやったけど、「HMS」は「His(またはHer) Majesty's Ship」の略。
「His Majesty」の「His」とは、この時のイングランドの君主ジョージ5世のこと。
今なら『Abbey Road』でおなじみの「Her Majesty Ship」となり、当然エリザベス2世女王のことを指す。
で、「Dreadnaught」というのは「Dread=恐れ」が「naught=ゼロ」、すなわち「恐れ知らず」という意味で、実際に当時は世界で最も強力な軍艦だった。
その強さたるや「超弩級」!
そう、この「超弩級」の「弩」はカタカナで「ド」と書くこともあるけど、この「ド」は「ドレッドノート艦」のことなんだね。
すなわち、「ドレッドノートよりマジでスゲえ!」というのが「超弩級」の意味。
まさに大和や武蔵は「超弩級」だったワケ。

Dnそして取り出したはこの形のアコースティック・ギター。
CF Martin社が開発した「D」と呼ばれるこういうボディ・シェイプことを「ドレッドノート」って言うでしょ。
「D」は「ドレッドノート」の「D」だから。
上のドレッドノート艦をタテに輪切りにするとこういう形になるんだってよ。
だからこの形のことを「ドレッドノート」というのだそう。
あ~あ、ドレッドノート艦が輪切りになっているところを見てみたかったな~。

Dngさて、もう一度戦艦武蔵に話を戻して今日のオープニング・トークを締めくくることにしよう。
超弩級の不沈艦武蔵は昭和19年10月にフィリピンのシブヤン海というところで、5度にわたるアメリカ戦闘機の猛攻撃を受け、発された1発の魚雷がドテっ腹に命中した。
それぐらいでは何でもなかったハズだったのだが、艦の重要機能を守っていた装甲板がめくりあがり、海水の抵抗を受けスピードも出せず、大海原の真ん中で逃げも隠れもできず、さりとて自慢の46cm砲は戦艦を責める時に使うモノなので役にも立たない。
4度目の攻撃に米軍は100機もの戦闘機を送り込んだそうだ。
そうして武蔵は海のサンドバッグと化した。
戦争はもう完全に飛行機でする時代に変わっていたのだ。皮肉にもこのことを教えたのは真珠湾を空爆した日本海軍だったという。
かくして2,399人を乗せた武蔵は大きく艦体を傾けフィリピンの海の暗闇に消えて行った。
泣いて騒ぐ者、お母さんの名前を呼んで助けを求める者でそれはそれは悲惨な最後だった。
そうして生還した者は全部で430人。
その後、彼らは陸上線に送り込まれて結局ほとんどの人が命を落としたのだそうだ。
そんなバカな!せっかく命拾いしたのに…丸っきりの犬死だ。
 
今日のような若いバンドさんを扱う記事は若い人が見る機会もあるだろうと、故意に戦争に関する文章を掲載した。
ひとりでも多くの若者が戦争の悲惨さや愚かさを知って、日本では学校で戦争のことを教えないので、興味を持ったら自発的に勉強し、同じ過ちを犯さないようにひとりひとりが意識を高めてくれることを期待する。
まずは必ず選挙に行きましょう。

60そしてやってきたのはおなじみ西川口Hearts!

70今日は『激突!!SAITAMMER SLAM 第47戦』というハード&メタル系のバンドが集まるイベントなのだ!

80vトップで登場したは4人組のガール・バンド、Olivia Sugar。

100_osLISA

110vmia

120vEli

130vRay

140vガッツのあるハードロック・サウンドでドカンとイベントの滑り出しを盛り上げた!

Olivia Sugarの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEBSITE

150続いては静岡から参加のBOOTS WALKER。

160_bw前のバンドとはガラリと変わって…

170男のニオイがプンプンの…

180vトリオ・ハードロック・ミュージック!

190vやっぱりロックは肉食でいい!
 
BOOTS WALKERの詳しい情報はコチラ⇒Official Twitter

2003番手はCerveteri。
「チェルヴェーテリ」というのはイタリアの地名か…。

210_cerveteriHina

220vIsao

230vhiro

240vkazuma

250v2018年1月結成という新しいチームながら、絶妙のアンサンブルでハードなサウンドを聴かせてくれた。
 
Cerveteriの詳しい情報はコチラ⇒official website

260続いてはHeaven's Crow。

270HINA

1s41a0198 SHUN

290GAKU

300vKusama

310vkaito

320v偶然ながらもMarshall Blogには2回目の登場となるHeaven's Crow。
こうなるとすごく親近感が湧くから不思議なものだ。

330相変わらずの小気味のよいストレ―トなロックンロール。
先日D_Driveのインタビューが出ていたので「Burrn!」の姉妹誌「METALLION」をめくっていたらHeaven's Crowが紹介されていてチトうれしかった。

280HEAVEN'S CROWの詳しい情報はコチラ⇒official website

350さて、今日の記事のタイトルにある、生まれ変わったIOSISがステージに上がった。

360鷲塚真志

370v真壁雄太

380v雄太くんのシンボル、Marshall Silver Jubileeのハーフ・スタック。

390v颯(はやて)

400v颯くんはEDEN(イードゥン)のTerra Nova TN501を使用。

410同じくEDENのプリアンプDI、WTDIも愛用している。

420瀧村 和也

430v和也くんはNATAL。
アッシュのホワイト・スワール。

440今日のバンドさん全員に使ってもらったキット。

450さて、新生IOSISはどんなかな?

460オープニングは以前のメンバーと吹き込んだデビュー盤に収録されていた「Never Look Back」。

470v雄太くんのソロ炸裂。

4752曲目もかッ飛ばして「Freesia」。

530先回のベーシストはトラだったけど颯くんは正式メンバーとして参加している。
19歳か?今年20歳か?
いわゆる「若さあふれるプレイ」。若いってのはヤッパリいいもんだね。

500v今回初めて拝見した和也くんのドラミング。
思った以上に折り目正しいプレイ。
素早い手の動きが素晴らしい。

510コチラ、相変わらずのシュレッディング三昧!
まぁ、指がよく回ること、回ること!

550v「改めまして明けましておめでとうございます!IOSISです!
久しぶりのHeartsです。前回とはメンバーは替わりました」…と、ココでメンバー紹介。
おう、そういえばギターも換わったな。
三宅庸介、島紀史と同じ黒いストラト…お、おい!まさか大谷一門に入ろうとしているんじゃないだろうなッ!?

5703曲目もCDに収録されている「Cold Dusk」。

485コレもまた聞く者に息をつかせぬスピード・チューン。

520拓也くんの素早いストロークがモノを言う!

S41a0317この2人のコンビもバッチリだ。
可愛がってるんだネェ。
何しろ同じ学校の先輩後輩だからね。

540とにかく弾きまくる雄太くん。
新しいメンバーでの再スタートをとても楽しんでいるようだ。

4804曲目は「Love Bite」。

580短い挨拶を挟んで「Forever」で持ち時間を使いきった。

600vま、ハッキリ言ってしまうと、昨年の5月4日に同じ場所でお披露目した内容とほぼ同じだったのだが、ガラっと変わったね~。
リズム隊が変わるとこんなにも違うなんだね~。わかっちゃいるけどね。

610今後もいいオリジナル曲をジャンジャン作って仲良くガンバってください。
 

IOSISの詳しい情報はコチラ⇒Official Twitter

620SAITAMMER SLAMもいよいよトリを迎える。
しかし、47回ってスゴイよ。
いつも言っているけど、何事も「始める」のはそうムズカシイことではない。
「続ける」のは「始める」の何十倍もムズカシイからね。
このステッカーを見ると「10TH ANNIVERSARY」とある。
10年続けるってのは並大抵のことではないですよ。
ま、我がMarshall Blogも昨年丸10年を迎えましたけどね。

90_2『激突!!SAITAMMER SLAM 第47戦』のトリを飾ったのは…

630HELLHOUND!

640Crossfire

650vLucifer's Heritage

660Blackwind

670Mountain King

680十字砲火、魔王の遺産、黒風、山王…皆さん、スゴイお名前だな~。
どれもバンド名かアルバム・タイトルみたいだ。
2002年結成の大ベテラン。
昨年の6月にリリースした『THE OATH OF ALLEGIANCE TO THE KINGS OF HEAVY METAL / 鋼鉄の軍団』も大好評だ。

685cdCrossfireさん曰く、「メタル鏡開き」!
まさに鋼鉄の餅が粉々に飛び散るかのようなメタル・パフォーマンス。

700やっぱりこういうロックとMarshall…人類にはコレが必要なんだ!

710vリリースした全アルバムがワールドワイド・ディストリビューションされている。
スゴイことだ。

720そして、2004年と2008年にはドイツのメタル・フェスティバルの舞台に上がっているだけあって、奥の奥までキチっとした演奏が実に気持ちいい!

770Crossfireさんの「コレでもか!」とばかりの至れり尽くせりのステージングが深く印象に残った。
またヘビメタ・ブームが来るといいですな~。

0r4a0474 5バンド出演とだけあって、「コリャ長くて年寄りにはシンドいぞ~」と正直思ったけど、アッという間に終わっちゃった楽しいイベントだった! 
 
HELLHOUNDの詳しい情報はコチラ⇒HELLHOUND OFFICIAL SITE

780

200_2
(一部敬称略 2019年1月12日 西川口HEARTSにて撮影)

2019年2月26日 (火)

曾我泰久 Special Birthday LIVE~GO! ROCK! <後編>

 
お正月恒例「曾我泰久バースデイ・ライブ」のレポートの<後編>。
ショウは中盤に入り、後はもうとにかくヤッチンに合わせて最後まで思いっきりノッて楽しんじゃえばいいだけ。
それではイってみよう~!…と思ったけど、止めた。
少しだけ水を差してみましょう。

10_2放っておけば一日中座っていることも珍しくない仕事の環境ゆえ、今に始まったことではないんだけど天気さえ良ければなるべく歩くように努めている。
もちろん足腰が弱らないようにと、健康のためなのだが、大好きなロンドンの街を自由に、そして楽に自分の足で見て回りたいがための鍛錬でもあるんだよね。
片道約3.5kmをトボトボと歩いて行って、折り返し地点のブックオフで古本を見て帰って来るのが好きなコースのひとつ。
チェックするコーナーは「映画」と「音楽」と「歴史」と新書。特に探しているモノでもない限り、文学作品は吉村昭以外は滅多にチェックしない。もちろん100円のコーナー優先だ。
そして、ある日のこと…「音楽」のコーナーで下の雑誌を見つけて買って来た。
「Key Station #」という初めてお目にかかる日本のロックに関する音楽誌。
奥付けを見ると、2004年の10 月にこの創刊号が発売されいて、次号は翌年の1月発行予定というから季刊誌なのか…。
私は仕事の関係がない限り、新しい日本のロック系の音楽を自発的に聴くことは100%ないので、パラパラとめくって中身をサラっと見ても海から来たミュージシャンか、山にお住いのバンドかもよくわからない。
「新しい日本のロック系の音楽」と言っても15年も前の雑誌なのだが、私の場合、80年代のロックも新しい部類に入れいるので仕方がない。
それにもかかわらず買ってみたのは、何しろ表紙の「総力特集ザ・グッバイ (ナント20ページ!)」という表記が目についたからだ。

20_2表紙をめくると「グッバイでいっぱい!!」なんてカラー・ページが出て来て、若き日のヤッチンの姿をタップリ拝見させて頂こう…と思ったら写真はココだけ。

3020ページの特集は業界のファンや関係者が対談形式でTHE GOOD-BYEの魅力を分析する…というものなんだけど……。
"字が小さすぎて読めな~い!ってヤツね。ヤッチンにはナイショだよ"
このフォント、雑誌にはあるまじき低い級数でしょう。
それでも老眼鏡をかけて、歯を食いしばって読んでみると…本秀康さんと当該誌の編集長さんの対談。
この本さん(以下敬称略)という人はレコードコレクター誌で「レコスケくん」を描いている人だね?
『ALBUM』という作品について語っている部分をチョット抜粋させて頂くと…
 
本:そう、いい曲が多いでしょ?あと洋楽マニアが喜びそうなアイデアがコンセプトから曲作りにまでふんだんに盛り込まれてる。
スズキ:なんか一人一人もう音楽性が決まっちゃってて、やる曲もカラーが決まっているんだけど、それぞれが完成されているじゃない。
本:そうそう。
スズキ:特にヤッチンとか。
本:そうだね。ヤッチンがやっていることはアレはもうね、あそこまでやったらもう日本では受け入れられないよ。「Good Lovin'」とかあんなの洋楽でしょ、完全に。「Do you know my name?」と「FLUFFY DAYS」のメドレーのあの感じは今までなかったと思うんだよね。洋楽的すぎるというか、日本では。
 
この『ALBUM』というアルバムがリリースされたのは1988年のことで、その頃から日本の一般大衆はもう完全に「洋楽を聴かない」のが当たり前になっちゃっていたことがわかる。
アノね、言っておきますけど、日本人のポピュラー音楽は10000%洋楽に教わったんですよ。

40こんなに難しいことを考えてTHE GOOD-BYEの音楽を聴いている人がいることにも驚かされるが、なるほど…という部分もあるな…。
「なるほど」と思うのは「だから私もヤッチンの曲が好きなのか…」ということ。
私の人生、自分の趣味で聴いて来た音楽は、クラシックやジャズも含めて90%ぐらい洋楽なの。
イヤ、もっとかも知れないな。
ショウの後半は、そんな私が好きなヤッチンの曲が目白押しなのだ!

50今年のバースデイ・ライブのメンバーは…
曾我泰久

60v_2田川ヒロアキ。ガワタ~!

70v和佐田達彦

80v_2ファンキー末吉

90v_2sourcesから…
野津永恒

100_2加賀谷綾太郎と日高隼人

110_2ギターを降ろしてシットリと歌った後は「Over the blue」。

120_otb続けて「愛を育てよう」。

130_asyこの曲、今日はずいぶんと浅いところでの登場だ。いつもはアンコールとかもっと後半に出て来るもんね。
145お客さんはホッコリ・ムードでヤッチンを盛り立てる。

140ガラっと変わって「OH MY GOD!」。

150_omgヒロアキくんのギター・ソロもバッチリきまりました!

160_2ヒロアキくんのMarshallはJVM210Hと1960A。
"大きく見える!お、新色?"
"いつものブラック"

170vファンキーさんの歯切れのよいドラミングからスタートしたのは…

180v定番「流されて」。

190_nsこの曲の和佐田さんのベースもタマりまへんナァ~。

200vその低音サウンドを支えているのはEDEN。
WT-600とD410XSTが2台の組み合わせ。

210vしかし、この曲でのお2人のコンビネーションは素晴らしすぎる。
安心してノッていられるって感じ?

220ヤッチンも気持ちよさそうだ!

230vファンキーさんの「♪タンタンタタタンタツツタツタタン」のパターンが聞こえて来た!
あ、言っておきますが、私チャンと譜面を書くことができるし、結構書くのもスキですから。
でも反対に読むのは大キライなのです。
コレは譜面を書くのと読むのとでは使う脳ミソの場所が違うかららしい…なんて話を聞いたことがある。

240_add「♪子供のころは~」…「アポロでドライヴ」はとても好きな曲。

250vヒロアキくんのコーラスがまたいいんだよ。

260いよいよ本番もクライマックスに差しかかる!

270あ、とうとうギンギラのジャケットを脱いだ!
「やっと脱げるタイミングが来た!」
中盤から7曲ブっ通しだったからね!
「ソロソロ終わりに近づいてきました!皆さん、タオルの準備はできていますか?着てるモノでもいいですよ!投げた時に隣の人に当たらないように!」
さすがヤッチン!気配りがスゴイ!

280_yyyもちろん曲は「Yes! Yes!! Yes!!!」。290_21回目の「ナイス!」
実は「ナイス」の写真を撮るのはムズカシイんですよ。
ナゼかと言うと、皆さんがタオルを投げた瞬間に必ず照明を明るくするでしょ?
暗くても明るすぎてもウマく撮れない。その光の量を予想するのがムズカシイ。

300v_2やっぱりこうしたお客さんと息の合ったパフォーマンスが期待できる曲は楽しいね!

310vレンズを換えて2回目の「ナイス!」
はい、またうまく行った~!

320_2ヒロアキくんのハードなギター・ソロも挟まれて…

330_2最後の「ナイス!」。
回数を重ねるにしたがって、投げるタオルの高さが増していくのは人情というモノか?

340ファンキーさんのドライブ満点のドラミングと…

350v和佐田さんのウネるベースで始まったのは「UP BEAT」。

360v去年はオープニングだったこの曲。
今年は本編の最後に持って来たよ!…「ナイス!」

370vココでもヒロアキくんの必殺のソロ!
ファンキーさんが向こうから見てる。

380和佐田さんとのカラミは欠かせません!

390最高に盛り上がって本番の幕を降ろした!

400vヤッチンのお供をしたのはMarshall。
"大きく見えるね、Marshallは…ココ、ヤッチンが生まれる1年前からギター・アンプを作ってるんだね"

410vアンコールは今日のイベントTシャツに着替えての登場。
「皆さま、ありがとうございました。去年も楽しかったけど、今年は本当に最高のスタートとなりました。
去年の『55』のように、今回は特に節目の年ではありませんでしたが、明日からは『GO! ROCK!』でいきます!
型にはハマらず、やりたいことをやります。
たった一度の人生、人のためでなくて、自分のために楽しみたい。
『GO! ROCK!』の一歩が踏み出せました!」

415vアンコールの1曲目はヤッチンのギターから始まった。

420v_ybコレもとても好きな曲、「約束の場所で」。

425この曲なんかは今日の記事の冒頭の対談の「洋楽云々」という部分が実にうまく出ていると思う。
私世代で『Rubber Soul』なんかも含めて比較的に熱心にビートルズを聴いている人なんかは、このコーラスとサビの対比なんかはすごおもしろく感じると思うんだよね。
ヤッチンの音楽的センスのスゴイところでしょう。

430ヒロアキくん、LAにこのTシャツを持って行って「I LOVEヤッチン!」ってやってくるそうです。

440v_2もちろん全員オソロ!

450v_2

460

470vココでもう一度sourcesのヴァイオリンの2人が登場して最後のフル・メンバー。

480_rg曲は「ロマンティックゲーム」。
コレもサビがいいんだよ。
楽しいな~!

490ココからは2回目のアンコール。

500_pbmコレも定番「Please Believe Me」。

510ヤッチンとヒロアキくんのツイン・リード!

520いよいよ最後の最後!

530最後もビートルズ好きにはこのサウンドの雰囲気がタマらない「21st Century」!

540v最後までゴキゲンなステージ。
その大きなカギのひとつを握っているのが和佐田さんベース!

550ギターだけでなく多くのコーラス・パートを完璧にこなしたヒロアキくん。
自分のコンサートでコーラスを演ることはまずないからね。
スゴイ活躍ぶりなのだ。

560vスネア・ドラムのバッター・ヘッドが破れてしまったファンキーさん。
誰にもわからないように最後まで叩き切ったのは百戦錬磨の超ベテランのなせるワザ!

570「ありがとうございます!今日皆さんから頂いたパワーを小出しにして行きたいと思います。
お忙しい中お越し頂きありがとうございます!ボクはシアワセ者です!」

590また来年も「明けましておめでとう!」でお会いしましょう!
 
曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒soga21.com

600 

200
(一部敬称略 2019年1月6日 渋谷ストリーム・ホールにて撮影)

2019年2月25日 (月)

曾我泰久 Special Birthday LIVE~GO! ROCK! <前編>

 
「新年明けましておめでとうございま~す!今年もよろしくお願いしま~す!」
ここ数年、コレで私の向こう1年の仕事が始まっている。
そう、ヤッチンのバースデイ・コンサートの第一声だ。

10曾我泰久

20田川ヒロアキ

30v野津永恒

35和佐田達彦

40vファンキー末吉

50v…という、仕事始めにはおなじめのお歴々。
親戚ですらこうしてお正月にキマって顔を合わせるなんてことはないからね。
そして、このコンサートがアッという間にやって来るんだよ。
「GO! GO!」をやったかと思ったら本当にアッという間に「GO! ROCK!」になっちゃったよ!
私はヤッチンと学年が一緒だでね、一緒に「GO! ROCK!」させて頂いた1日だった。
 
さて、今年もいつもと変わらないのはヤッチンとMarshall。
ありがたいこってす。

55JVM410Hと1960A。
60vヒロアキくんも当然Marshall。70コチラはJVM210Hと1960A。
アンプ・ヘッドの1台はスペア。

80v足元のようす。
JVMの売りのひとつであるフットコントローラーを大変うまく使っていらっしゃる。

90v2人のMarshallを並べるとこんな感じ。
いい眺めだ。

最近はワイモバイルのテレビCMがうれしいマーシャルなのでア~~~~~~ル。
Marshallの伸びやかなサウンドに感謝して「ア~ル」を長くしてみました。

100和佐田さんはEDEN。

110D410XSTという4×10"スピーカー・キャビネットが2台と…

120vアンプ・ヘッドはWT-600。
 
EDENは日本では「エデン」と読んだり書いたりしているけど、本当の発音は「イードゥン」といいます。
今、コレをMarshall RECORDSから世界デビューを果たしたD_DriveのベーシストToshiくんが広めてくれているんだけど、浸透したらおもしろいな。

130今年のオープニングは「ハダカノココロ」。

140_hkカメラのシャッターを切りながらこの歌声を耳にした瞬間、「今年も1年ガンバルぞ~!」となる。

150vそんな気持ちに拍車をかけてくれるかのようなエキサイティングなプレイ。

160ヒロアキくんと…

170ヤッチンの…

180白熱のギター・バトル!

190「さぁ~、ますます盛り上がって行くよ!準備はいいかい?」
ファンキーさんのドラムをバックに客席をあおるヤッチン。
そのまま2曲目の「Round & Around」へとつなげる。

S41a0106 さらにもう1曲…「45rpm」。
今回もとても気持ちのよいノリノリのオープニングだ!

210v_45「2019年が始まりました。今回のバースデイ・ライブは1日前倒ししました。いつも応援してくださっている方々にチョットでも恩返しできるように頑張ります!」
何でも大みそかには86歳になられるお父様の具合が悪くなって病院にお連れしたとか…。
アレ?昭和7年のお生まれ?8年かしら?
昭和8年なら私の父と同じですわ。
ココまでのノリノリ・ムードはどこへやら、病院でお父さんの服を着替えさせてあげたらお身体が細くなってて…なんて話をされていたけど、そうなんだよね。
ウチはもう4年前から着替えさせることもできなくなっちゃったけど、お父さんというのはやっぱり「逞しい」というイメージがあるからね。
検査の結果、お父様はA型のインフルエンザで大事には至らなかったとのことでヨカッタ。
しかし、今度はヤッチン自身がインフルエンザに罹っているのではないか?…と、かなりビビったが、ご本人もセーフ。
そしてこの日に臨んだ。
インフルエンザをブッ飛ばしたオープニングだったのだ。

220_mc次は「Midnight Train」。
アラ~、ココで演っちゃう?

230_mt「私自ら輝いています!」という、浅草の伝法院通りでも見かけないギンギラのジャケット!…「暑いけど行けるところまで着ます!」
ノリノリの曲で攻めているから大変だ!

240v続けて「XYZ」。

250v_xyzココでTHE GOOD-BYEのニューアルバム制作の進捗状況が報告された。
「何曲かはできていますが、それを超える曲を作っていきます。
そして、8月31日までに頑張って自分たちの納得のいく曲を仕上げます。
THE GOOD-BYEの35周年イヤー真っただ中なので応援よろしくお願いします!」

260_mcsourcesのヴァイオリン2人が加わって「Virgin Snow」。

260_vs加賀谷綾太郎

270v日高隼人

280v弦の2人が加わってよりふくよかになったサウンドをバックに歌い込むヤッチン。

290ヒロアキくんのギター・ソロ。
いい音だ~。
実に美しい。
ヤッチンが今回のLAレコーディングのプロジェクトを紹介して観客に応援を乞うてくれたんだよね。

300v続いては「僕の月面計画」。

310_bgゴキゲンな和佐田さんのベース!

315v_2野津さんのキーボーズ・ソロと…

320ヤッチンのギター・ソロもフィーチュアされる。
曲のバランスを第一に考えて、やたらめったらギター・ソロで出て来ないのがヤッチン流。
もっとバンバン弾いちゃえばいいのに!といつも思うのよ。

330「今日は新しい試みということで、グッズを買って頂いたお客様におみくじを引いてもらいました。
おめでたい年のはじめなので何かが当たる『曾我おみくじ』」S41a0091コレが物販コーナーに建立された「曾我おみくじ」コーナー。

0r4a0562「極超々大吉」を引くと、ヤッチンのサインが入ったこの今回のTシャツが頂けます。

0r4a0568「曾我大吉」はこのサイン入りパネル…といった具合。

0r4a0563物販コーナーではカレンダーや昨年のバースディ・ライブを収録したDVD等が並べられた。
ん~、どれもいい写真だ!…ナンチャッテ。0r4a0565「曾我泰久誕生ストーリー」を語ってから、アコースティック・ギターを手にしての「愛はひらめきの中に」。

340v_ahそして、「お気楽にいこう!」。

350_okri最上のリズム隊がバツグンに楽しい瞬間を演出する。

410ん~、考えて見ると衛藤さんの歌以外でこの曲を聴いたのは初めてかも…。
こういう曲だったのか…。

420v「2曲続けて聴いて頂きました。
歌詞の中に色んなヒントが含まれています。
悩んだって始まらない…あと何回ライブが出来るかと言ったら、もう1回1回のライブを楽しむしかない。
自分が変わらなければ何も変わらない。
ここから先は好きなことしかやりたくない…」

430mc「好きな音楽を好きな人と演って、好きな歌を歌って、ライブをやって、おいしいものを食べて、そんな時間を過ごしたいと思うようになりました。
ポール・マッカートニーとまではとても言えませんが…でもあと20年ですよ。
そんな幸せな時間を作ってくれた皆様に感謝の気持ちを込めて次の曲を歌ってみたいと思います」

S41a0211ギターを降ろしたヤッチンがマイクを手にして歌ったのは…「Melodies for You」。440vそして「Dear Friend」。

450vつづきは<後編>で…
 
曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒soga21.com
 

200
(一部敬称略 2019年1月6日 渋谷ストリーム・ホールにて撮影)

2019年2月19日 (火)

LOUDNESS World Tour 2018 "RISE TO GLORY" RELOADED <後編>

 
昨年末に開催されたLOUDNESSの単独公演、『LOUDNESS World Tour 2018 "RISE TO GLORY" RELOADED 』レポートの<後編>。
ここまでのセットリストは脇目もふらず最近作『RISE TO GLORY』の収録曲。
どれもがステキだ!

10cd「まだまだ大丈夫ですか~?アタマ振れますか~?速いのいきますよ~!」

20_2ドワ~!
アルバム中最もハードな「Massive Tornado」だ!
まさに4人が竜巻となってすべてを破壊し尽くしてしまうかのようなパフォーマンス!

30_mt二井原実

S41a0535高崎晃

50v山下昌良

60v西田竜一

70_2この曲も中間部のキメがいいんだよね。
LOUDNESSのキメってどれもシンプルなのに実に味わい深いんだよね。
80_2ギター・ソロ…これまた竜巻以上の暴れよう!
  
調べてみるとアメリカで竜巻の発生頻度が高いのはカンザス、オクラホマ、フロリダらしい。
60年以上前にアメリカ人と結婚して彼の地に渡った私の母方の叔母から聞いた話…彼女はケンタッキーに長く住んでいて竜巻の被害には遭ったことはないそうだが、アメリカで発生する天災でダントツで恐ろしいのは「竜巻」だそうだ。
ま、日本みたいに地震はほとんどないからね。
何しろ、特大サイズのアメリカの竜巻は一瞬にしてすべてを根こそぎ破壊して持ち去ってしまうのだそうだ。
これで高崎さんのソロのスゴさが想像できよう。

90そして、二井原さんの「♪Massive tonado~」の絶叫。
CDでも十分スゴイけど、ナマで聴いてみな…ブッ飛ぶこと請け合いだぜ!

100続けて「Why and for Whom」。
ク~、コレも「いかにもLOUDNESS!」の1曲。
110_2この曲も今回が初ナマ。
アルバム中で最も長尺のナンバー。
次々と変化を見せる曲の展開がスリリングだ。
英語圏の人と接していると目的格関係代名詞の「whom」ってまず見たり聞いたりすることがないんだよね。
みんな省略するか、口語では「who」で代用しちゃう。
「whom」ってカッコいいと思うんだけどな…。「The Who」とヴァン・モリソンの「Them」を合体させたみたいでしょ?

130vさらにアルバムの最後に収録されている「Rain」。

140_raコレは以前からコンサートで取り上げられている。
CDで初めて聴いた時、このイントロにはビックリした。

150ところが曲の重さとこのイントロ&エンディングのメロディの対比がおもしろくてね…すごく好きな曲。

160v高崎さんのソロも最高にドラマチック。

180_2二井原さんの情感豊かな歌い回しも感動モノ。
「みんなで大切にしている曲」って感じがするのです。

170_2「以上で緊張の時間がおわりました!」
そう、コレでアルバム冒頭のインスト曲「8118」を除いて『RISE TO GLORY』収録の全曲をナマ演奏したことになる。
「今年の大みそかはRISE TO GLORY』を聴きながらイッパイやりながら新年を迎えてくださいね!
さて、次いきますよ~!」

190「♪ゴーン、ゴーン」…といってもカルロスではないよ!
鐘の音ふたつ。

200_swra梵鐘の音、高崎さんのギターに続いてドバ~っとブっぱなしたのは…
240_2「The Sun Will Rise Again」だ!
それにしても、スゴイ声!

210スカっとするよね~。

220vどこを切ってもLOUDNESS節が飛び出してくる!

230この曲のギター・ソロなんかはもう「ゴージャス」という言葉しか出て来ないわ。
やっぱり曲がスゴイのね!だからギター・ソロもスゴくなる。

275vそして、聴かせどころは二井原さんのカデンツァ(歌も「カデンツァ」というのかどうかは知りません)。
「♪The su~n~…will rise~…a…ga~in~」と声を振り絞る二井原さんに観客全員の目と耳が集まった。

S41a0134 ハードなドラムスのイントロ。

250v_kop最近では珍しい「King of Pain」だ!

260これまた手に汗握るスピード・チューン。

270客席をアオる二井原さん。
ものスゴい歓声!

0r4a0354というのも次がみんな大好き「In the Mirror」だから!

290v凄まじいまでの盛り上がりようだった。
これ以上の盛り上がりがあれば「教えてよ」って感じ。

300「LOUDNESSはもう30何年やってますけど、今日初めて開演前に円陣を組んだんですよ。
ホラ、よく外タレがやってるじゃないですか。
円陣組んじゃいました…夢が叶いました」
え、二井原さん、円陣組みたかったんですか?
確かにステージに上がる直前に裏で「エイエイオー」とやっていらっしゃるのを見かけたことがありませんが…。
「外タレ」か…我々世代の言葉ですね。
多分今の若い人たちは使わない言葉…ということに先日気がついた。
「来年もたくさんライブをやる予定です。結構ガッツリやりますよ!近いうちに発表がありますので楽しみに待っていてください!」
と、この後に発表されたのが『JEALOUSY』と『HURRICANE EYES』収録の曲を中心としたプログラムを引っ提げてのツアー。
この時は二井原さん、「『JELOUSY』を30年ぶりに聴いてみたんですけどね、いいですわ~!」とだけ口にした。
それを聞いた高崎さんがすかさず…
「そんなに聴いてなかったんかいッ!」

310_mcこうしてショウは最後のセクションに突入した。320_ldlまずは「Long Distance Love」。

330vまさにアルバム『JELOUSY』からの1曲。

340_tlh…とくれば『HURRICANE EYES』からも1曲ということで「This Lonly Heart」を演奏した。
サービス満点のLOUDNESSからの「予告編」っていうことね。

350v楽しい時間は過ぎるのが早いわ。
次で本編最後。

360_cd「Crazy Doctor」を持って来た!
この4人の手からは誰も逃げられない!

370

380v

390v

400vそして、いよいよエンディング!

S41a1032 もう客席は大騒ぎ!
今回も全員大満足だったことは間違いないだろう。

410_2今日も素晴らしいプレイで満員のお客さんを魅了した高崎さん。

420vその「世界がうらやむ高崎サウンド」Marshallがサポートさせて頂いております。

100v_2 110_2_2アンコールは"あんぱん"さんの登場から!

430_2会場が「あんぱ~ん!」の掛け声に溢れてしまう。
480_2高崎さんが弾き始めたリフは「Loudness」。

440_lnそう、LOUDNESSなのだ!

450とても療養していたとは思えないパワフルでワイルドなドラミング!

460vやっぱりココは感動のシーンだったね。
実は私もホロっと来てしまったよ。

470_2「もうひとりドラマーがいます!」
竜さんが呼びこまれた。

480v当然ココはドラム・バトルとなる。

490

500_2あーすればこーする、こーすればあーするのガチンコ勝負!

510

520_2そしてお互いを称え合った。

530ふたりとも世界のLOUDNESSのドラムスを支えているのだ。

540_2「みなさ~ん!聞こえますか?
元気な声を出してください!
いきますよ~!」

550「イエ~イ!」

560何のことはない、"あんぱん"さんが一番元気なのだ!

570「イエ~イ!」

580激しいながらも心温まるドラムス演奏に続いて演奏したのは「S.D.I.」。

590_sdi猛然と突き進むLOUDNESSの4人…イヤ、5人!
ツイン・ドラムスの「S.D.I.」なのだ!

600

610

620

630v

640vお疲れさまでした!
"あんぱん"さん、うれしそう!

660竜さんにお礼を伝える"あんぱん"さん。
終演後、"あんぱん"さんは私にまでご挨拶してくれた…恐縮しちゃいますよ。

670高崎さんからお客さんにピックのプレゼント。

680二井原さんはファンの皆さんと握手。
ヨカッタね~!

690ステージを去る間際にハグる2人。
二井原さんの顔!

700v割れんばかりの拍手と歓声に包まれてLOUDNESSはステージを降りた。

710さて、『Rock Beats Cancer Fes』のレポートでも触れたように、昨年末にリリースされた『JEALOUSY』の30周年記念限定アルバムが注目されている中、同アルバムと『HURRICANE EYES』収録の曲を中心とした日本のファンのための特別なライブが決定している。
この2019年最初となる国内ツアーは5月15日の名古屋を皮切りに、5月31日の東京までの7本。
見逃せないね~!
LOUDNESSファンは企画がテンコ盛りでうらやましいね…それこそ「Jealousy」じゃない?
でも、それだけの財産と足跡を作って来たということなのだ。
 
LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website

2cds

 

200_2 
(一部敬称略 2018年12月30日 六本木EXシアターにて撮影)

2019年2月18日 (月)

LOUDNESS World Tour 2018 "RISE TO GLORY" -RELOADED- <前編>

 

朝から晩まで事務所にこもっていることが多いので、ここ数年はテレビを見る時間がそれ以前に比べて極端に少なくなった。
私は連続ドラマの類を観ることは全くないし、テレビで映画を観ることもなくなったし、音楽番組を見たところでMarshallがどれぐらい出ているかをチェックするだけだし…いつの間にか興味を持って見るモノと言えば報道系の番組とコマーシャルぐらいになってしまった。
そこで……いいね~、アレ。
吉岡里帆ちゃんや芦田愛菜ちゃんや猫がバンドをやる移動通信会社のCM。
「食べてミルフィーユ」だの、「シャケナベイビー」だの、「しょうがないわね」だの、ダジャレを連発してお弁当自慢をする出演者の背後にはMGやDSLのハーフスタックが思いっきり映り込んでいるではないの!
コレはうれしかった。もちろんイギリスの本社にも報告した。
プロデューサーさん、Marshallがお好きなのかしら?
おもしろいお話があれば喜んで協力しますよ~!
連絡待ってま~シャル…ナンチャッテ!
 
反対に愕然としたのは、大手動画サイトのコマーシャル。
人気のバンドが出ていてこう言う…
「音楽はいい映像やミュージック・ビデオがなければ活きてこないし…」
ハァァァァァァァァ?
キミ、それは断じて違う。
「音楽」ってそんなもんじゃないよ。
そんな映像やらビデオなんかなくたって、音だけで人の心を揺さぶることができる芸術のことを「音楽」っていうんだよ。
もっと古今東西の色んな音楽を聴いてチャンと勉強してごらん?
…と、はじめは思ったけど、私の考え違いではないか…ということに気がついた。
コレは動画配信会社のCM用の宣伝惹句だもんね。
「せっかくいい音楽を作っても埋もれてしまっては意味がない。そして今のIT時代、その作った音楽を世間一般に広めるためには、ビデオを作って動画サイトを通じて世間に広めるのが一番手っ取り早い」…ということをアッピールするための発言なのだろう。
先日もココにも書いたように、確かに今の若いバンドさんは音源より先に動画を作るらしいからナァ。
でも、ロックの黄金時代を体験した我々世代には、こうした言動は「ロックの斜陽感」を自らさらけ出しているように見えるのはないであろうか?
ミュージック・ビデオの開祖といわれるLol CremeやKevin Godleyがコレを聞いたら「こんなハズじゃなかった…」って言うと思うのです。
だから順番がおかしくなっちゃってるんだよね。
「いい音楽を作ろう」ということよりも、有名になりたいとか、少しでも大きな会場で演奏をしたい…とか、そればっかりが先に来てしまっているの。
「音楽」もひとつの仕事だからして、それでひと山当てようというのは一向に構わない。
誰だって自分のやっている仕事に夢を求めるものだ。
しかし、そうして時代の手法に則って一時的には人様の注目を浴びることができても、その音楽が後世に残ることはほとんどあり得ない。
「音楽家の仕事」というものは、孫子の代まで歌われるような聴く人の心を揺さぶる音楽を作って、それを形にしてお客さんに買ってもらって、その曲をナマの演奏で披露して、そしてまた次の音楽を作る…コレの繰り返しこそが音楽家の生業だと思うんですよ。
本当は「カッコいいビデオ」なんて作っている時間があれば「人を感動させるいい曲」を作るべきなんですよ。
そして、その音楽家の生業を世界レベルで40年近くにわたって続けているのがLOUDNESSというワケ。
LOUDNESSは昨年も1月に『RISE TO GLORY』という新しいアルバムを発表してワールド・ツアーを実現した。

45cdツアーは3月から始まった国内での巡業を経て、チェコ、ドイツ、オランダ、ベルギー、スロヴァキア等のヨーロッパ諸国を巡った。

10r4a1108そして、2018年もホントに最後…『Rock Beats Cancer Fes』の翌日、12月30日に『RELOADED』と副題された単独公演が開催された。

10「reloaded」というのは「再び荷物を積む」とか「再び弾丸を込める」なんてのが普通の意味。
「load」ってのは、出荷の積み込みを頼む時なんかによく使うね。
では反対に荷物を降ろすのはナンと言うか…コレは簡単、「unload」と言ってやればいい。
ちなみに、よく言う「ローディ」というのは、荷物を積み降ろしするのでこの言葉と関係がありそうだけど、そうではありませんからね。
あっちは「roadie」だから。
ローディは「地方公演のマネージャー」というのが本来の意味。向こうの人はツアーをすることを「on the road」と言うからね。
で、こういう風にして公演や映画に使われる「reloaded」と言うのは「続」という意味。
『マトリックス リローデッド』なんてのがそれ。

20今日のステージはガッツリとMarshallが並んでいる。
LOUDNESSのステージにはやっぱりこの光景がピッタリだ。
コレが「ロック」なのだ!

30客電が落ち、ものスゴイ歓声の中に姿を現したLOUDNESSの面々。

40二井原実

50高崎晃

60山下昌良

70西田竜一

80サングラス姿で登場した高崎さん。

90v今日も高崎さんのお供はMarshall JMP-1を含む…

100v世界がうらやむ「高崎セット」。

110足元のようすはこう。

120高崎さんは2月13日発売のギター・マガジン内のマーシャル特集のインタビューにご登場頂き、このバックラインを紹介されている。

130オープニングは『RISE TO GLORY』の2曲目「Soul on Fire」。

140_sofこの1年LOUDNESSのステージを拝見して来たが、早くも重要なレパートリーのひとつになった感がある曲。
ハードな中に適度なポップ感を込めているサジ加減が素晴らしい。

150v中間部のキメからのギター・ソロ。

160ノッケから炸裂する高崎さんのソロに、LOUDNESSサウンドに…

170お客さん、大よろこび~!
私もハナタカダカな気分になってしまってスミマセン。
でも、現場でこういう大歓声に包まれてカメラを手にしていると、このエキサイティングな瞬間を少しでもうまく記録しよう!と、気合は入りまくるね。

180アルバム通りに曲を進めて「I'm Still Alive」で猛突進!

190_isaこのギター・ソロもスゴイよね。

200v必ず耳に残るメロディを挟み込むのが高崎さん流のギター・ソロ。
この曲もそんなメロディが組み込まれている。

210v「トリハダが立っています。この年末の30日にこんなにたくさん集まってくれてありがとう!
恒例になったEXシアターのライブですが、今年出したアルバム『RISE TO GLORY』で今日、本邦初公開する曲があります。
(ライブで披露するのは)みんなも初めて、ボクらも初めてとなります。
初めて同士よろしくお願いします!」

220v_mc続いてもアルバム通りの展開で「Go for Broke」。
高崎さんのヘヴィなリフでスタート。
しかし、いい音だニャ~。230v_gfbおお~っと!
LOUDNESSにしてはコレは珍しい。
途中でやり直し。
しかし、そこはLOUDNES…ニコニコ動画の生放送が入っていてもヘッチャラ。
納得のいくように演らせてもらうぜ!
250この曲のソロもいいんだ。
出だしのメロディでガツンとポップなメロディで惹きつけておいて最後のディミニッシュのアルペジオまで一気にハードに弾き切る。
たった20秒チョットなのにキチンとした物語が作られている。
私が40歳ぐらい若かったらコピーにチャレンジしているところなんだがな…もう耳も指もボロボロなので止めておきます。

240アコギを手にして二井原さんが弾き語るのは「Ares' Lament」。
お客さんと大合唱。

270_uisそして高崎さんのアコギが絡んで…

270v『RISE TO GLORY』から「Until I See the Light」。

290アコギでセンシティブなフレーズを奏でてから…

300vヘヴィなバラード・パートに突入。

310そして高崎さんのメランコリックなギター・ソロで曲は幕を降ろす。

320まだアルバム通りに曲は続くよ…「The Voice」。
340vこの曲はハードなリフでスタートするけど、曲自体はとても聴きやすい仕上がりなんだよね。
つまり、ハードさとポップさのミックス具合が実に自然なのだ。
でも、いくらポップな部分があっても甘くはならない。
そこがカッコいいんだな。
ポール・ギルバートが私に「LOUDNESSの曲はとてもメロディアスだ」と言っていたのを思い出す。
ポールが言っている「メロディアス」というのは、「ロックのメロディアスさ」なんだよね。
今の若いバンドさんの言う「メロディアス」とは感覚が違う。

330_voハードロックのお手本のようなギター・リフで始まるのは「No Limit」。
ここへ来てアルバムの曲順から離れる。

350_nlこういうミディアム・ファストのヘヴィ・チューンとなるともう独壇場ですな。
それもこのリズム隊がバンドを完璧に律動させるから。

360v

370vク~、同じことばっかり書いて申し訳ないんだけど、このギター・ソロが何とも素晴らしい。
開放弦やスウィープで組み立てた、これまた20秒の高崎ワールド。
20秒じゃ短すぎる!
こういう風に「もっと弾いて!」…って思わせなきゃダメね。

380ココのセクション、すなわち「The Voice」と「No Limits」はさっき二井原さんがおっしゃった「初めて」シリーズ。
今まで1年もの間、演ってこなかったのが不思議なぐらいの完璧なパフォーマンスですよ。
しかも、「No Limits」は二井原さんが今回のアルバムで一番お好きな曲なのだとか…。

390二井原さんがステージから降りる。

400_ksステージに残った3人で演奏するのは「KAMA SUTRA」。

410『RISE TO GLORY』は「8118」というインストゥルメンタル曲で幕を開け、また中間にこの「KAMA SUTRA」が挟み込まれアルバム全体のインタールードの役割を果たしている。

420ナニせ、曲自体がカッコいいよね。
こんなにシンプルなのに聴きごたえ満点だ。
こういう音楽に動画なんぞいらん!音だけで十二分にカッコいい。

430そのまま竜さんのドラム・ソロへ。
スティックで思う存分叩きまくった後は…

440v素手でシンバルをメッタ打ち!

Rそしてお客さんとのコール&レスポンス。

S41a0510 また乱打!

S41a0514イエイ!
今日も全科目バッチリとキメてくれた竜さん!

470「西田竜一~!"あんぱん"が今年の2月に脳梗塞で倒れて史上最悪なことになってしまいましたが、西田くんのおかげで何とか2018年を乗り切ることができたました!
もう一度西田竜一に大きな拍手を!」
惜しみない拍手と歓声が竜さんに送られた。
「"あんぱん"は昨日5曲ほど叩いてくれましたからね。あともう少しです。このバンドのメンバーはアスリートなんでね。あんぱんにも大きな拍手をお願いします!
ところで、ニュー・アルバムはどうですか?楽しんでくれていますか?
いい緊張感の中で演っております!」

480高崎さんがドラムスのライザーに座る。

0r4a0195印象的なタッピングのイントロ!
曲はアルバム・タイトル曲の「Rise to Glory」。

490v_rtg目も覚めるドライビング・チューンをお見舞いして前半を終了した。

500

510v

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530vLOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website

540

200 
(一部敬称略 2018年12月30日 六本木EXシアターにて撮影)

2019年2月16日 (土)

【Rock Beats Cancer Fes vol.6<DAY4:最終回>】~高崎セッション&感動のフィナーレ!

 
さて、6回目の『Rock Beats Cancer Fes』もいよいよ最後のセクションに差しかかる。
今回トリを飾ったのは「高崎セッション」と銘打った高崎晃を中心にしたジャム・セッションだ。
ココでしか見ることができない異色の顔合わせがバカスカ実現しちゃうというワケ。
最初のセットは…

270_whenボーカルズにJAM Projectから遠藤正明。

280vギターはMR.JIMMYの、そして世界のジミー桜井。

290_2そしてドラムスは…え?…高崎晃!

300vベースは桜井さんの盟友、MR.JIMMYからジョンジー大塚。

310_4Led Zeppelinだからね、ブリッティッシュ・ハードだからね、そして最高のロック・ミュージックだからね…当然Marshallの出番となるワケよ。
何時間も前から出ずっぱりだけど…。

320v_3さて、ナニを演るんだろう?
気合いの入った高崎さんのヘヴィなドラムで始まったのは…

390「When the Levee Breaks」。
超久しぶりに聴いた~。
この曲ってLed Zeppelinの純粋なオリジナル曲ではなくて、カバーなんだよね。
アルバム・クレジットにあるメンバーの4人以外の名前がその元の作者で、Menphis Minnieという女性黒人ブルース奏者。
作者といっても、もうこの曲はPD(パブリック・ドメイン)になっているぐらい古い曲。
どれぐらい古いのかというと1929年…昭和4年。
「levee」というのは「堤防」のことね…アメリカの英語。
で、この曲は「もしこのまま雨が降り続いたら堤防が壊れてしまう…堤防が壊れてしまったら私たちには行くところがない」という悲惨な歌。
最初のコーラスが終わったところでロバート・プラントが何度か「Oh well」と言うんだけど、この曲が最後に収められているアルバム『(通称)Led Zeppelin IV』の一番最初の曲は大人気曲の「Black Dog」。「♪ヘヘイマ~マ」ね。
この「Black Dog」の元になっているのはFleetwood Macの「Oh Well」だと云われているんだよね。
勝手な想像をすれば、アルバムの最後でプラントが一番最初の曲のタネ明かしをしたのでは…なんてね。
イギリスでは「堤防」のことを普通「bank」って言うハズ。「bank」と言っても「銀行」じゃないよ。競輪なんかで出て来る「バンク」ね。
ロンドンの地下鉄でテムズ川沿いに「Enbankment(土手)」っていう名前の駅があるぐらい。

330v_3しかし、ロバート・プラントがこんな古い(当時で約40年前)ブルースを聴いていて、それを題材に選んでいる…というのがスゴいと思う。
ちゃ~んと過去の偉大な音楽を熱心に聴いて勉強しているということよ。
ロックにおいては、こういうところに欧米のミュージシャンと日本人のミュージシャンのルーツの違いを感じるね。
音楽のスタート・ラインがゼンゼン違うのよ。
とにかく今、音楽は先祖返りするしか生き残る術はないと思っているのです。

10r4a0041 ところでこの曲、オリジナルを聴いて、Led Zeppelinが演った「When the Levee Breaks」だって気が付く人はいないんじゃないかな?
ハーモニカとボトルネックが大きなアクセントとなっているこの曲。
遠藤さんのハーモニカも桜井さんのボトルネックも完璧だった!
0r4a0051それと、この曲を今回のレパートリーに選らんだ人もスゴいな。
高崎さんかな?
桜井さんかな?
340_2ちなみにイギリス人が『Four Stickers』と呼んでいるその4枚目のLed Zeppelinのアルバムは、数年前イギリスの『Classic Rock』誌で有識者が選ぶ「Best British Rock Album」の第1位に選ばれていた。
さらにちなみに、それのプログレッシブ・ロック部門ではGenesisの『Selling England by the Pound』が一等賞だった。
こういうイギリス人の感覚もまた、日本人とのロックの文化や歴史の違いを感じさせる。0r4a0034高崎さんからご挨拶。
「『Rock Beats Cancer Fes』にたくさんご来場頂きありがとうございます。
引き続き『樋口宗孝がん研究基金』へのご支援をよろしくお願いします」
そして、セッションのメンバーを紹介した。
「ソックリでしょう、ジミー・ペイジに~。
桜井くんとは80年代からよく顔を合わせていたんやけど、4年半前に渡米したんよね。勇気あるよね。
それで本家のジミーさんにも認められたんやから!」

S41a1242私は桜井さんと知り合ってから20年弱になるかしら?
実は、桜井さんに初めてお目にかかったのって、池袋の楽器店で開催された高崎さんのイベントの時だったんだよね。
何たる偶然!
「レッド・ツェッペリンを追求しているんですよ」と、桜井さん自らご丁寧に挨拶をして頂いたのをよく覚えている。
その後、何度もMR.JIMMYのステージにお邪魔したり、Led Zeppagainではオフィシャルで写真を撮らせて頂いたりもした。
下の写真は最近のモノです。

1jimmy おもしろかったのは、2010年に桜井さんとほぼ1週間違いで同じ舞台に上がったことだ。
場所は福島の郡山美術館。
『スウィンギン・ロンドン50's-60's』という特別展で、私は鮎川誠さんとシーナさんとの鼎談にご招待頂き、桜井さんはその翌週に同じ会場でギターをお弾きになられたのだ。
アレから9年かよ!
その時の様子はコチラ

1london さて、高崎さんの紹介でステージに姿を現したのは2番目のシンガー、福山芳樹。
「ジミー・ペイジってホンモノはこんなに痩せてるんですね!」
そう、その郡山の時にジミー・ペイジの衣装の実物が展示されていたんだけど、「子供のズボンか?!」というぐらい細いのよ!
桜井さんはそこまでコピーしてるからね。
「イエイエ、でも日本へ帰って来て10日で3kg増えました」
以前桜井さん、アメリカぐらしは「食べ物がツライ…」っておっしゃってた。
そうだと思うよ~。若い時ならまだしも、齢を重ねてからのアメリカの食事はさぞかしツライと思う。
私なんざ2、3日で音を上げちゃう。
桜井さんの場合、恋しくなるのは「へぎそば」だとか。
「へぎそば」といえば十日町!「へぎそば」はアメリカじゃ無理でしょうからね~。
コレはまた後で。

350_2「メジャーな曲じゃないけど」と前置きして演奏したのは『Led Zeppelin III』から「Ont on the Tiles」。

360v「Black Dog」のイントロとしてはおなじみだけど、この曲自体を選ぶ人って見たことなかった。
さすが高崎セッション!

370_2プラントばりの福山さんの歌声があまりにもエキサイティング!

380_2高崎さんのドラムスがまた絶好調と来てる!
430v_fb「Immigrant Song」とか「Whole Lotta Love」とか「Stairway to Heaven」とか「Heartbreaker」などを演らずしてスッカリLed Zeppelin色の染めた桜井さん…サスガ!
そして、私はいつかノン・スモークのステージの桜井さんを撮らせて頂きたいのであった。
 
ジミー桜井の詳しい情報はコチラ⇒MR.JIMMY OFFICIAL WEBSITE

410v_2ココで新しく加わるゲストを紹介して、猛然とドラムスを叩き出す高崎さん。
私たち世代には一聴してそれとわかるドラミング・フレーズ。
コレが後で大変なことに…。

295メンバーは…影山さんにe-ZUKAさん。

440_3そしてANTHEMから柴田直人。

450v沖縄から駆けつけて頂いたジョージ紫!

460_3もうココでLed Zeppelinから一気にDeep Purpleに空気が変わった!
曲は「Fireball」!

470vそれにしてもこの鬼のような高崎さんのドラミング一体なんだ!?
あまりにも激しい!

475v「Fireball」といえばベース・ソロ。
柴田さんのダイナミックなプレイが圧巻。

480ve-ZUKAさんもは絶妙のバッキングでバンドをドライブさせる。
ココでも変則的に高崎さんとの共演となった。

490v_3影山さんの完璧な激唱が気持ちよい!
600まさに客席に突っ込む「火の玉」のような演奏だった!

500_2大きな歓声に応えるドラマー高崎晃!

510v_3高崎さんがドラム席を離れ、Marshallを背後にギターを手にする。
奏でるのは名リフ…「Burn」だ。

520_2そして…コレは写真の配置ミスではない。
チューニングが安定せずギターを交換したのだ。珍しい。
しかし、この時の高崎さんにはチューニングよりも大変なことが起こっていたそうだ。
翌日、開演前の楽屋でお聞きした話…
「昨日、ドラムスすごかったですね~!」と私。
「せやろ」と高崎さん。
「特にFireball!バリバリでしたね!」
「ガハハハハ!死ぬかとかと思たわ。チョットやりすぎたな…。やりすぎて手がおかしなってしもたな。Burnがエラく弾きにくかったわ」
「高崎さんでもそんなことがあるんですか?」
「あるある~!やっぱりドラムスとギターでは使っている筋肉が違うんやナァ。ガハハハハ!」
いやいや、ギターはトラブっちゃったけど、プレイはいつも通り完璧でございました。

530_2ドラムスは西田竜一。

560v影山さんの歌でしょ…

540_2高崎さんのギター…

580v柴田さんのベースじゃん?

550vそれにLOUDNESSと海外を回って来た竜さんでしょ?

610加えて「紫」からジョージさんだからね~…コレ、今考えられる日本一の「Burn」じゃないの?

570_2こんな光景が見れたお客さん超ラッキ~!

590そんなこと言われなくてもわかっていらっしゃるお客様の皆さん、いいように盛り上がっております。
4時間以上立ちっぱなし!

620そしていよいよフィナーレ!
630高崎さんからお客様へご来場の御礼と『樋口宗孝がん研究基金』への支援のお願いが述べられた。

640出演者の皆さんも口々にご挨拶。
二井原さん「お疲れさまでした!ちなみに"あんぱん"くんは療養で先に帰りました。"あんぱん"にも拍手してやってください!
タッカン、お疲れさまです!」
増子さん「呼んで頂いてありがとうございます!かなり勉強させて頂きました。スゴイですね~、ハイ・トーン!」

650影山さん「どうでした?今日は?」
KISHOWさん「今日、ボク、ギャラ要らないです!仕事納めがこのステージでヨカッタと思います!」

660オールスター・キャストの1曲は…

670Led Zeppelinで「Rock 'n' Roll」。

680マイクに徹する高崎さん。
歌がとても上手だからね。いつかナニかのイベントで高崎さんがBoz Scaggsの「We Are All Alone」を聴いたことがあったけどすごくヨカッタ。

690大活躍だったJAM Project!

700この手のオールスター・セッションのお楽しみ、同じパートの共演。
キーボーズ・チームは双方大ベテランのツーショット。

710ベース・パートも同様。
日本を代表する2大ハード・ロック・ベーシスト!720vギター・パートは…

150_2あ、コレ、十日町のへぎそばだ!
ちょっとヌルヌルしていて、すごくおいしいの。
 
ギター・チームは新潟県は十日町の奇跡。イヤ、日本ギター界の奇跡!
十日町が生んだ2大ギタリストの共演だ!
ふたりともデカい!
「e-ZUKAさん、桜井さんを語る」はコチラのGANRODEOのライブ・レポートをご覧くだされ。
そして、e-ZUKAさんのお兄さんと同じ年で仲良しだった桜井さんから今回お聞きした話…

730v「飯塚くんの家に遊びに行きますでしょ?
で、e-ZUKAさんの家に遊びに行くと、弟の昌明くんがギターを弾いているワケですよ。
それが、まだ小学生なのに、バリバリ弾けていて、もうウマいのなんのって!」
なんだ、子供の頃からウマかったんじゃん、e-ZUKAさん。
しかし、世界のジミー桜井とGRANRODEOのe-ZUKAさんがこの「飯塚テレビ電化」で同じ時間を過ごしていたなんて…やっぱり「十日町の奇跡」だね~。

40_2 ステージへ戻って…
センターではKISHOWさんんも「♪ロンリ、ロンリ」と大盛り上がり!

740イケイケ~、竜さんのピックアップ・ソロ!

750終了~!
「よいお年を!」
高崎さん、お疲れさまでした!

760最後はみんなで記念撮影。

7704時間半の大イベント。
お客さんもお疲れさまでした~!
また次回、楽しみにしております!

790樋口宗孝がん研究基金(MHF)の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

800

200

(一部敬称略 2018年12月29日 六本木EXシアターにて撮影)

2019年2月15日 (金)

【Rock Beats Cancer Fes vol.6<DAY3>】~怒髪天、JAM Project、LAZY、GRANRODEO

 
怒髪天のステージの続きから…。
2曲を演奏し終わったところでステージが一気ににぎやかになる。
JAM Projectの面々が怒髪天にジョイントしたのだ。

360影山ヒロノブ

370v遠藤正明

380奥井雅美

390v_2きただにひろし

400v福山芳樹

410曲はド派手に「限界バトル」。

440_2『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』のエンディング・テーマ。

430_2さっきまでの怒髪天単独のステージと曲調がガラリと変わり異色感満点!
そのまま『激闘!クラッシュギアTURBO』から「Crush Gear Fight!!」へ。

420歌のうまい方々がいっぺんに4人も加わって熱唱するなんてのはモノすごい迫力ですな~。
興奮の2曲だった!

450増子さん、「JAM Projectの曲で試練を受けたので、次はボクたちの曲で試練をうけてもらいます。
大丈夫です。酔っ払っても歌える曲ですから!」
…とステージに居残った”きただに”さんと「酒燃料爆進曲」を演奏。
コレまたにぎやかな曲だナァ~。

460_2最後はまたプレーンの怒髪天に戻って「オトナノススメ」と「雪割り桜」を演奏して4人はステージを降りた。
Img_0072シンプルでストレート。そして何よりも楽しい!ロックの原点を見たような気がしたわ。
35周年おめでとうございます!

470_2

480_2

490

500怒髪天の詳しい情報はコチラ⇒怒髪天オフィシャルウェブサイト

510v_24番手はLAZY。
このステージを楽しみに会場へ足を運んだお客さんも多かったハズ。

10_3影山ヒロノブ

20_2高崎晃

30_2井上俊次

40vリズム隊のサポートは山本直哉と…

50v村石雅行

60_31曲目は「Wandering Soul」。

70_19772017年の12月にリリースされたシングル『Slow and Steady』のオープナー。

Ldv_2 印象的なサビのメロディが耳に残る。

80v作曲を担当したのは井上さん。
120もちろん高崎さんのギター・ソロもバッチリとフィーチュア。

90v素晴らしいギター・サウンドはもちろんMarshallから!
97LAZYのステージの高崎さんは、影山さんと微笑みあったり…

95井上さんに歩み寄ったり…とホッコリ・ムード。
コレがまたいいんだな~。

96この曲でも極上のギター・ソロで観客の耳を惹きつけた。
1352曲目も同シングルから。
高崎さんの作曲による「1977」。
1977年はLAZYが最初のシングル盤をリリースした年だ。

130v「『Rock Beats Cancer Fes』にお越し頂きありがとうございます!
LAZYは年に1度、この12月に演奏するのがイッパイイッパイっていう感じなんですが、樋口さんの命日も過ぎて、こうしてまた12月にLAZYが出来てとてもうれしいです!
毎年12月になると思うのは、肉体がなくなったとしても、オレたちの魂はシッカリと音楽の中に生きているということです」

100_mc「もう過ぎてしまいましたが、皆さんにクリスマスの歌をお送りします」
と影山さんがギターを手にした歌ったのは「Happiness」。
同じくシングルに収録された影山さんの作品。
こうしてメンバー各自が1曲ずつ作曲を手がけたシングル収録曲をすべて演奏した。

110v_2続いては1978年のシングル「地獄の天使」。

S41a1032影山さんがMCでおっしゃっていたが、歌詞がホントにスゴい!
「♪白い女のまぼろし抱いて ぼくはケモノになるよ」
「♪嘘でかためた吐息の中で ぼくは腐っていくよ」
「♪糸をひくよなくちづけかわし チーズみたいに溶けていく」
作詞はなかにし礼さん。
この頃はテレビで放映されるような曲もこうして限りなく濃密だったんだね。
今の「草食ロック」の何とサラっとしたことよ!

0r4a0908 「LAZYもコラボを演ります!」と影山さんのMCに導かれてステージに姿を現したのは…

140この日、2度目の登場となる奥井雅美。
曲は1979年のシングル、「BABY I MAKE A MOTION」。

150_2「♪I make a motion」の振り付けもバッチリ!
楽しいね~。

160_2再びギターを手にした影山さんが次の曲を説明する。
「LAZYの曲って、あまりハモらないじゃないですか。今日はこの曲をハモったらキレイなんじゃないかと思って…」と、JAM Projectの中間を迎え入れた。

170_2ベースの故田中宏幸さんの作品でリード・ボーカルズも担当した、名盤の誉れ高い『宇宙船地球号』からの1曲…「ロンリースター」。
今日は影山さんのリードに…

180JAM Projectの4人のコーラスが合体して感動的な演奏を聴かせてくれた。

190_3LAZYのコラボは続く。
今度はGRANRODEOだ!
影山さん「GRANRODEOさん、今日のイベントで最年少ですよ!」
KISHOWさん「緊張してます!先輩たちが元気すぎて腰が痛いなんて言っていられませんね!」

250e-ZUKAさん「大好きなんです!これからもよろしくお願いします!」
高崎さんがe-ZUKAさんの誕生日が自分と同じであることに触れると…
「そうなんです!母ちゃんにあの人と同じ日に産んでくれ!ってお願いしていたんです!」
だから同じ誕生日だったのか~。

260_2演奏したのは前曲に引き続いて『宇宙船地球号』から「DREAMER」。

200_4前回はフィナーレで全員参加したセッションの「Crazy Nights」で高崎さんと共演したe-ZUKAさん。
今回はKISHOWさんと2人きりでLAZYにジョイントし、ファンをよろこばせた。

210e-ZUKAさん、ニコニコでとてもうれしそう!

220_2そうそう、その前回の「Crazy Nights」でも影山さん+KISHOWさんのデュット・シーンがあったんだよね。

230ギター・チームも当然こういうシーンになる。
大きな歓声が2人に浴びせかけられた。
ココも今回のLAZYのステージの大きな見せどころだった。

240_2演奏後、e-ZUKAさんは高崎さんと固い握手を交わした。
『Rock Beats Cancer Fes vol.6』はまだまだ見どころを残して続きます。

0r4a0009さて、LAZYでもうひとつ…2017年12月に開催された『LAZY 40th Anniversary Special Live "Slow and Steady"』がDVD化された。
LAZYの40年分の思い詰め込まれた1枚。
そのDVDがこの日数量限定で販売されたことを申し添えておく。
 
詳しい情報はコチラ⇒LAZY 40th Anniversary Site

Ldv_1 <つづく>
 

200

(一部敬称略 2018年12月29日 六本木EXシアターにて撮影)

2019年2月14日 (木)

【Rock Beats Cancer Fes vol.6<DAY2>】~GRANRODEO&怒髪天


第6回目の『Rock Beats Cancer Fes』…2番目にステージに上がったのはGRANRODEO。

10_2KISHOW(谷山紀章)

20ve-ZUKA(飯塚昌明)

30vそしてリズム隊はベースの瀧田イサムと…

40_2ドラムスのSHIN。

50_2「Pierrot Dancin'」で幕を開けたGRANRODEOのステージ。
2曲目は「ROSE HIP-BULLET」。
今日もイントロドンで客席は大爆発だ!
ロデオボーイズやロデオガールズに「イントロドン」は古すぎるか?

70v_rhb普段のコンサートでも人気のこの曲、今日もイントロの最初の音コンマ数秒で大盛り上がりということよ!

80_2e-ZUKAさんがMarshallのDSLにプラグ・インするところから始まるMVには感動したよね。
あのカッコよさは相変わらずだ。

90非の打ちどころがないギター・ソロ!
マイクをe-ZUKAさんのギターに向けるKISHOWさん、お定まりのポーズ。

60_2「こんばんは!2年ぶり3回目のGRANRODEOです!戻ってまいりました~!
いつもは最年長なんですが、ココでは最年少ということで、14年目となるGRANRODEO…ゼヒ名前だけでも覚えて帰ってください。
今日が今年の歌い納めです!最後までお付き合いください」とKISHOWさんからまずはご挨拶。

100v_mcそしてe-ZUKAさん。
「『Rock Beats Cancer』ベイベー!ありがとうございます!
今日はですね、ジミー桜井さん…ボクの田舎の先輩と一緒ですからね~。
38年前に隠し録りしたモノを見せて『この時からずっと憧れていました!』と伝えました。
…というワケで桜井さんに恥ずかしくない演奏したいのですが…すでに限界ですッ!」

0r4a01503曲目も景気よく「BEASTFUL」。

120v_2ステージ中央で寄り添う2人に大きな歓声が上がる!

130_27弦のVから繰り出される極上のフレーズたち。

110v_bf力唱に次ぐ力唱はいつもの通り。
KISHOWさんのほとばしる汗がステージの熱気の証!

0r4a0145続いては昨年10月にリリースしたミニ・アルバム『M・S COWBOYの逆襲』から「Imaginary Song」。

140_isコレまたKISHOWさんのハイテンションな歌声がタップリ味わえるハード・チューン。
ああ、やっぱり「ハードロック」はいいナァ。
ね、ロデオ・ボーイやロデオ・ガールの皆さん、いいでしょう?
こういう肉汁がしたたるような、熱のある激しい音楽を「ロック」っていうんだよ。

150v「ココでスペシャル・ゲスト…一緒にGRANRODEOの曲を歌ってくれるという先輩…」

170_cd…と紹介されたのは、JAM Projectから、きただにひろし。
選んだ曲は「Can Do」。180v_2"きただに"さんもどうにもならないぐらいテンション高し!
猛烈に元気のよい「Can Do」でキャンドゥしちゃった!(ココ、「感動」のダシャレになってます)

190_2この曲でもツボを得た中身の濃いギター・ソロをサラリと聴かせてくれる。
「もっと弾いて!」と思わせるソロ。
音楽優先でギターを弾く人のソロはこうなる。
聴いててゲップが出るような長いギター・ソロはイカンよ。

200_3「ここら辺で盛り上がるヤツを演りたいと思います!」と「NO PLACE LIKE A STAGE」!
エ~、盛り上がり過ぎちゃうんじゃないスか!?
220v7弦の特長を活かしたリフが暴れまくる!
「Can Do」のソロなんかもそうなんだけど、e-ZUKAさんのピッキングって手首を軸にして精密機械のように正確に手の甲を動かすサマがとても美しい。
今月発売のYOUNG GUITARのコラムに「1996年にピッキングのスランプに陥った」と書いていらっしゃる。信じられん。
ギターを始めて数年というのなら話はわかるが、1996年って結構最近じゃない?
やっぱり「名手」と言われる人たちは「悩み」から解放されることはないのか?

210vnplsそのe-ZUKAさんのコラムにPaul GilbertからJoe Passまで教則ビデオをよく見て勉強した…という話が書いてある。
一時期、その辺の教則ビデオの仕事をしていたのが私なんですわ。
e-ZUKAさんご愛用ありがとうございます。
そして、布川さんのビデオの話まで出て来て思わず笑ってしまった…結果は全く異なれど、私と同じことをされていたことを知ったから。
布川さんのビデオもおもしろかったけど、この本もおもしろかった。
e-ZUKAさんがコラムで書いていらっしゃることの他に「ジャズを演りたければ理論を覚えるよりフレーズをそのまま覚えちゃえ」という破天荒なやり方が痛快だった。
後に矢堀孝一さんのご紹介で一度だけ布川さんにお会いしたことがあるんだけど、もうビデオや本からそのまま出てきたような気さくな方だった。
この本、つい最近上梓されたような感じがするんだけど、本屋で買ってからもう26年も経ってた!
考えてみりゃ、この出版社自体がなくなっちゃったもんね。

10r4a1105 「NO PLACE LIKE A STAGE」に戻って…この曲のソロは絶品ですな。
アタマの開放弦を使ったフレーズが最高にカッコいい。
そこからクロマチックを含んだペンタトニック・フレーズを通過してチョットしたバップ・フレーズが組み合わされている。
ロックだけを勉強しているギタリストにはどう逆立ちしても出て来ないフレーズの組み立てだ。
エヘン!ココで例のジャズの教則ビデオの効果が出てるってもんよ。
私なんかはReturn to Foreverの「No Mystery」のChick Coreaを連想しちゃう。
思わず巻き戻して繰り返して聴いちゃうね。
あ、今は「巻き戻す」なんて言葉を使わないか?ナンて言うんだ?「引き返す」?
それとCDだと2:58のフレーズは高崎さんへのオマージでしょ…「Crazy Nights」。
問答無用でカッコいいわ。
そして、お2人の共通項は…そうMarshall!

S41a0535出番の最後を飾ったのは『Pierrot Dancin'』から「ナミダバナ」。

230_nbパワー全開!
全7曲でGRANRODEOの魅力を爆発させた4人だった!240

250v_2

260v

50_27月には全国ツアー『GRANRODEO LIVE TOUR 2019 "FAB LOVE"』も決定していて楽しみだね!
 
ところで、今回会場内を歩いていると、たくさんのロデオ・ガールに声をかけて頂いた。
「ブログ楽しみにしています!」とか「Marshall Blogいつも読んでいますよ!」とか…。
それにMarshall GALAのTシャツを着て来てくれたお嬢さんも2人いらっしゃった。
うれしいもんです。
本当にありがたいし、励みになります。
会場で私を見かけたらジャンジャン声をかけてください。そして、おだててください。
バカだからドンドンがんばっちゃいますんで!

270_2GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEo Official Website

2803番目に登場したのはガラリと雰囲気が変わって怒髪天。

290増子直純

300_2上原子友康

310_3清水泰次

320v_2坂詰克彦

330v_2私は怒髪天はコレが初体験。
「怒髪天」なんていい名前だ。
もうこっちはどんなに怒ったところで天を衝く髪の毛なんてありゃしないがな…。
オープニングは「セイノワ」。
いい曲だな。

340v若い人は知らないだろうけど、私が小学校5年生の時、少年マガジンに『愛と誠』というマンガの掲載が始まった。
今にして思うとナンだってあんな純愛物語が少年漫画誌に掲載されたのかすごく不思議なんだけど、その中に岩清水という秀才タイプの男の子がヒロインの早乙女愛に向かってこう告白する場面があった。
「早乙女愛…ボクはキミのためなら死ねる…」
子供心にこのセリフはショックだったね。
世の中には「こういうのがあるのか…」と思ってサ。
でもマンガの設定は高校生だぜ。そんなこと言うか?
でもね、50年近く経ってその時よりはるかに墓場が近くなった昨今思うのは、「人間死んだらおしまい」ということよ。
350好きな人のために死ぬよりも、増子さんが歌う通り「愛のために共に生きる」ほうがはるかにいい。
ああ、オレも枯れてきたナァ。
 
続けて昨年7月リリースの『夷曲一揆(ひなぶりいっき)』から「HONKAI」。
言ってくれましたね、歌ってくれましたね!
草食ロックの若者にゼヒ聴いてもらいたい1曲!

0r4a0809怒髪天の詳しい情報はコチラ⇒怒髪天オフィシャルウェブサイト

0r4a0813この続きは<DAY3>で!
 

200

(一部敬称略 2018年12月29日 六本木EXシアターにて撮影)

2019年2月13日 (水)

【Rock Beats Cancer Fes vol.6<DAY1>】~オープニング&LOUDNESS

 
昨年の末を締めくくったのもLOUDNESSだった。
2日間にわたっての一大イベント。

10まずはおなじみ『Rock Beats Cancer』。
前回は2016年…今度で6度目の開催となった。

20開場時、ロビーは会場へ少しでも早く入らんとするファンの皆さんでスゴイ熱気。

30ズラリ並んだ物販コーナーも…35アッという間の大行列。

40もちろん『樋口宗孝がん研究基金』のブースも設置。

50多くの人の注目を集めた。

60客席は超満員!70開演前には『樋口宗孝がん研究基金』や『Rock Beats Cancer Fes』の主旨説明や活動内容スクリーンに投影された。

80開演時間になり、まずステージに上がったのはカラーボールのKazuna。

100「よろしくお願いします。歌う前に自己紹介をさせてください。
私は、23歳の大学生の時に胃がんになり、手術で胃の2/3を摘出しました。
再発予防のため、抗がん剤治療を受けました。
ナンで自分だけ?と思っていましたが、若年性がんになった『スタンドアップ』のメンバーと出会い、支えられて、辛いのは自分だけでなないと思いました。今度は自分ががんで苦しんでいる人たちを支えたいと思い、カラーボールを立ち上げました…
140vがんを経験した私たちだからこそ伝えられることがあるのではないかと思いました。
自分たちががんになった時、全く情報がなかったのです。
がんを経験した仲間たちに感謝の気持ちを込めて演奏します」
160こうしてKazunaちゃんが歌ったのは「for my」という曲。

125伴奏のギターを務めるのはタクミマサノリ。120vタクミさんの爪弾くギターの音色に乗って…

150澄んだKazunaちゃんの歌声が、満員の会場に響き渡る。

110v「心を込めた歌唱」とはまさにこういうことを指すのであろう。
1曲だけのステージではあったが、飾り気のない素直な歌が聴く者の心を揺さぶった。

130続いて…。
一礼をしてからドラム・キットの向こうに姿を現したのは…。

S41a0039 おお~、鈴木"あんぱん"政行!
380v少しドラムスを叩いて…

S41a0044 LOUDNESSのメンバー登場!
え、もう?

190しかも、高崎さんが奏でるこのリフでスタート。
「Crazy Nights」だ!

200観客をアオる二井原さん!

210v前回はトリでの登場だった…それが今回はトップバッターだ!
そこへ「Crazy Nights」だもん、盛り上がるにキマってるわね。

220怒涛の歓声を浴びてウネりまくるリズム隊。
絶好調な山下さんのベースと絡み合う…

230vダイナミックなドラムス!
"あんぱん"さんが帰って来たのだ!

240v9月に開催されたイベント『METAL WEEKEND』で既に”あんぱん”さんはプレイを披露しているが、私はお邪魔できなかったので、復帰後の"あんぱん"さんを目にするのはコレが初めて。
4人が揃った時の特別なパワーに接した感じがしてとてもうれしかった!

250v必殺のギター・ソロはいつもの「世界がうらやむ高崎トーン」で!

260高崎さんの背後はこんな感じ。
今日のMarshallは低層構造だ…ジミー・ペイジ風建築?

270ク~、やっぱこの音、このプレイですよ!
今日は持ち時間が少ないので1曲ずつ大切に聴かなきゃ!

270v「Say yeah~!
どうもLOUDNESSです!
今日はとっても短い時間です。でもこのイベントはタップリと続きますからね、最後まで楽しんで行ってください!」

280_mcもの悲しいアルペジオから、あのメロディに導かれて…

290v_hc二井原さんの歌が絡む。
0r4a0126そして、荒れ狂う三連のビート。

310曲はもちろん「Heavy Chains」。

320vついつい"あんぱん"さんに目が行ってしまうが、何の心配も必要としない完璧なドラミングだ。

330vビートがエイトに変わり炸裂するギター・ソロ。

340最後のアーム・ダウンの咆哮まで無駄な音がひとつもない!

350v加えて二井原さんの熱唱!
イカンイカン、つい力が入ってしまった。だってこの曲大好きなんだもん!
最近はこういうビートのロックを耳にしなくなった。
今、日本のロックからシャッフルやブギのような3連のビートが消えようとしているんですよ。
少なくとも若いバンドさんでブギを演っているところなんて見たことないでしょう?
ベテランのロックンローラーが引退したら、間違いなく日本のブギやシャッフルは絶滅するよ。
ナゼかというと、それらは日本人のルーツにないビートだから外国のロックをお手本にしないと出来ないリズムなんですよ。
その点、エイト・ビートはそうでもない。お経や祝詞はエイト・ビートだからね。
そういう意味でも私はこの曲を支持するのだ。

300「"あんぱん"が1年ぶりにステージに帰って来てくれました。1曲以上ステージでドラムスが叩けるまでに回復しました!」

360v_mc「あんぱ~ん!」
客席からの大きな声援に応える。

370「彼の様子を見ながら演っています。
大丈夫?」…と二井原さんの保護の下でのドラミング。
1月末発売の『Burrn!』誌のインタビューにも登場し、さっそく大忙しだ!390v続いては「Let It Go」。

400v_lig当然ココで一段と盛り上がる!

410v「♪Leit it go, let it go!」
会場は「レリゴ」の大合唱。

420v元気イッパイの"あんぱん"さん!完全にLet him go!440そしてコレ!

450_itm「In the Mirror」行くぞ~!

460完全にヒットパレード状態!
こういう出し惜しみをしない、LOUDNESSの気前のいいところが好き。
持ち時間が長くないのにマニアックな曲をワザと並べてイジワルするバンドって時々いるんだよ。
ダメダメ、そんなのドカ~ン!といかなきゃ!
ライブなんだから…フェスなんだから!

470しかし、この曲のベースって何度聴いてもメッチャかっこいい。

430ココでもドッカーンといったのは高崎さんのソロ。

480でも、どんなに盛り上がっていても絶対に乱暴なプレイはしない。
どんな時でも高崎さんのギター・ソロは美しい。

490v_2「次で最後の曲です」→「エ~!」…二井原さんがやらないので、自分でやっておいた。
そうなんですよ「エ~!」なんです。

「さて、次はイベントならではの曲です。ゲストが来てくれます。
怒髪天の上原子くん!」

495vステージに姿を見せた上原子友康。
まずは高崎さんと握手。
スゴイ緊張の表情!
上原子さんは留萌のご出身か…"あんぱん"さんとは北海道つながりだ。

500_cdヒット・パレードでまだ演っていない曲といえばまずはコレ…当然「Crazy Doctor」となる。

510vギターのゲストが入ってこの曲と来れば、見どころは当然アソコ。

520中間部のキメ!
寸分の狂いもなくハモった!

530緊張はされていたようではあったが、危なげないプレイで憧れの高崎さんとの共演を果たした上原子さん! 0r4a0313クライマックスに向けて猛然とドライブするリズム隊。

S41a0361

570さすがに5曲となると「モノ足りない感」は否めないけど、明日の単独公演もあるからね!

580いきなりLOUDNESSが出てくればそりゃ盛り上がるにキマっているけど、もう出て来ない…という寂しさもあるな。
でも、この日は後半で高崎さんが八面六臂の大活躍で観客を大いに喜ばせてくれたのだ。
その辺りは数日後のこのレポートで!

590v昨年末にリリースされた『JEALOUSY』の30周年記念限定アルバムが注目されている中、同アルバムと『HURRICANE EYES』収録の曲を中心とした日本のファンのための特別なライブが決定している。
この2019年最初となる国内ツアーは5月15日の名古屋を皮切りに、5月31日の東京までの7本。
見逃せないね~!
LOUDNESSファンは企画がテンコ盛りでうらやましいね…それこそ「Jealousy」じゃない?
でも、それだけの財産と足跡を作って来たということなのだ。
 
LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website

2cds

 

200_2 
(一部敬称略 2018年12月29日 六本木EXシアターにて撮影)

2019年2月 2日 (土)

BLINDMAN~新作『REACH FOR THE SKY』リリース記念ライブ

 
久しぶりのBLINDMAN。

20中村達也

30vRay

40v戸田達也

50v松井博樹

60v實成峻

70v達也さんはもちろんMarshall。

80JCM800 2203と1960Aのハーフスタック。

100v足元のようす。

110今日のレポートするライブに先立つとこと約ひと月。
BLINDMANはニューアルバムをリリースした。
コレがそのニューアルバム『REACH FOR THE SKY』。
ゴキゲンの仕上がりである。

120cdアートワークを手がけたのはFATE GEARのドラマー、森はるか。
はるかちゃんはもちろんFATE GEARのアルバムのアートワークを手がけていて、大好評の最新作『Headless Goddess』のアートワークもはるかちゃんの作品だ。
アレ、MVの写真もヨカッタでしょ?
そして、はるかちゃんはNATALドラマー。

130vBLINDMANの新譜はいつも楽しみだ。
よってこのレコ発ライブもとても楽しみにしていた。
で、注目のオープニングは「Now or Never」。

140_バンド全体がガッチリひとつになったイントロ。

150オルガンの音が効果的なんだ~。

160いいようにドライブしまくるリズム隊!

180v
190そして、この大サビのメロディ!
はじめて聴いた時、「ドワ~!そう来たか!」って思ったね。
そして、うれしいのはこの曲をアルバムの2曲目に持って来たこと。
さすが達也さん!
意識されてのことなのか、Marshall Blogをいつも読んでくれているのか…アルバムでもコンサートでも2曲目が重要なんですよ。
でもサ、この曲、もっと後で演って欲しかったナ…ニューアルバムの中で一番好きな曲なんだもん。
もうチョット取っておいてもらいたかった。
ま、ゼイタクは言うまい。170続けて前作『To the Light』のオープナー「Rising Sun」。

200_rs「ワンマン・ライブへようこそ!
東京でやるのは半年ぶりですかね?
今日のレコ発ライブ、我々も楽しみにしていました。最後までユックリとお楽しみください!
じゃ、新しいヤツいってみようか!」
おう!

210v_mc達也さんのズ太いギター・リフからスタートしたのは新作のオープナー「Strangers in the Night」。

220v_sitn私みたいなヤツだと、このタイトルを聞けばすぐフランク・シナトラを思い出しちゃうんだけど、当然違う。
一度聴いたら忘れないようなステキなメロディのサビを持った曲。

230『Evergreen』から「The Way to the Hill」。

240_wthまたニューアルバムから「The End of my Dream」。

250_eomd作曲したかのような実に密度の濃いギター・ソロ!

260続けても新作から「Roll the Dice」。

270_rtdこうしたミディアム・テンポのヘヴィ・ナンバーにもRayさんの声がピッタリだ。

280vココでも充実のギター・ソロ!
一段と大きな歓声が上がる。

285オラオラオラオラ~!
打って変わって目も覚めるようなドライビング・チューン「Survive」。
まずイントロのキメがカッコいい!

290_svこの「♪ゾンゾゾンゾゾン、ゾンゾゾンゾゾン」が気持ちいいぞ!

300MCをはさんでいよいよアレ。
チョット小耳にはさんだ話では、この「Da Doo Ron Ron」が賛否両論だったとか…。
私は断然「賛」ですよ。「賛」×∞。
コピーバンドではない、こういうベテランのバンドが自慢のオリジナル曲の合間にこうした名曲を取り込んで、その魅力を伝えることはとてもいいことだと思う。
CDを初めて聴いた時、曲名を見ないで1曲目、2曲目とゴキゲンに聴き進んで、コレが出て来た時は正直ヒックリ返って驚いたけどね。

310_drrそんなだから、どうしても気になって、達也さんにこの曲を取り上げたいきさつを尋ねてみた。
すると…
この曲に出会ったのはそれほど昔のことではなくて、フィル・スペクターのトリビュート盤で知ったそうだ。
自分が作る曲はどうしても凝ってしまいがちなので、以前のアルバムを作る時に何かシンプルなモノを収録したいと考え、カバー曲の候補を2つ選んだ。
そのうちの1曲がこの「Da Doo Ron Ron」。
そして、当時のバンド・メンバーに諮ったところ意見が合わず断念。
それから時が経って、再度取り組もうとしたが、前作はメンバーが替わったばかりだったので控えておいた。
そして、今回見事にご開帳と相成った…とのこと。
原曲のイメージをまったく損なうことなくBLINDMANタッチで仕上げたのはサスガ!
私は大好きです。
ちなみにThe Carpentersの『Now &Then』が好きです。320vこの辺りも盛り上がったよ~!
みんなで歌った「Why Did You Come Back」。

330wdcbそして、そのまま峻くんのドラム・ソロへ。

350v_ds全く気をてらうことのないベーシックかつストレートなソロ。
いかにも「ドラム~!」という感じのプレイがすがすがしい。

360メンバーがステージに戻り「Blazing Crisis」。

370_bc松井さんは白いシャツにお召替えだ。

380_alその松井さんのキーボーズに乗ってRayさんが感情を込めて歌い上げるバラード「Angels Ladder」。
この曲はニューアルバムのクローザー。

390v達也さんのMC。
「ライブハウスでロックバンドを観る…という文化を絶やしてはいけないと思います。だからBLINDMANはこれからもガンガンやっていきますのでよろしくお願いします!」
いいこと言うわ~!

S41a0459ショウはまだやっと前半が終わったところ!
ドンドン盛り上がって来る!

400_tbコレも『Evergreen』から「Turning Back」。

410vそして、今度は達也さんのソロ・コーナー。

420gsすごく短かったけど、言いたいことは言い切った。
説得力のあるいい音!
最近はPAが発達したからとか言って、ロック・バンドのステージの中音がドンドン小さくなっていってるけど、アレはダメだね。
中音がある程度大きくないと、こっちで聴いていて迫力が伝わって来ない。
やっぱり100Wのギター・アンプってのがロックには必要なんだ。
やっぱりロックは肉食がいいでしょ?
Marshallは最上ランクの肉なんだぜ!

S41a0508お、Rayさんも着替えて来た。
スゴイ汗だったからね!
『Blazing Crisis』のオープナー「The Tears of God」。

470togそして、ニューアルバムからボサノバの「Blue Moon」。
コレも最初聴いた時はビックリしたナァ。タイトルも驚いたけど。
イヤ、「Blue Moon」というジャズのスタンダード曲があるんですよ。480v_bmまたガラっと替わってニューアルバムのタイトル・チューン「Reach for the Sky」。
UFOの「Lights OUt」を思い出させてくれる極上のハードロック・ナンバー!

490_rfsそして、MCをはさんで最後のセクション。
会場はスゴい熱気よ!
それに応えるようにドド~っと行ったよ!

500_tog「The Touch of Gray」…

510v_bh「Being Human」…

520v_itd「…in the Dark」…

520v_rwそして「Running Wild」。

530v4曲ブッ続けでドライブしまくって本編の幕を下ろした。

540vスゴイ歓声!
5人のこの熱演に歓声を惜しむ客は1人としてあるまい。

550アンコール。
「待たせてゴメンね。オッサンだから楽屋でひと息ついて来ちゃった。
今日はまだまだガンバらないといけない…と思わせてくれてありがとう!」
メンバーを紹介。
「このメンバーでアルバムを2枚出したことになります。
新しい歴史はココから始まりますので!」

555お揃いのTシャツに着替えた5人はアンコールで「To the Light」、「Waiting for the Day」、そして「Living a Lie」の3曲を演奏した。

560_en

570v

580v

590v

600v

610vイヤ~、ほんと充実のハードロック・ショウだった!

決してカッコつけるわけじゃないんだけど、最近ストラヴィンスキーとかショスタコーヴィチみたいな現代クラシックをやたらとよく聴くようになったでしょう?
すると、あんなに好きだったプログレッシブ・ロックがウソみたいにツマらなくなっちゃって…。
私、ロックの中でプログレが一番好きだったのに~!
反面、こうしたBLINDMANみたいな70年代のハードロック・サウンドってのはナンダカンダ言って無敵で唯一無二の音楽なんじゃないかな?…なんて思ってるんですよ。
すなわち、カッコいいリフとギターソロ、野太い声のボーカルズ、重くて頑丈なリズム隊、コレが「ロックの定義」なのではないか…と。
とりもなおさず「Marshallで演るロック」だよね。
ま、考えや感じ方は人それぞれですけど。
これからも、ガンバレBLINDMAN!
 
BLINDMANの詳しい情報はコチラ⇒BLINDMAN OFFICIAL SITE

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(一部敬称略 2018年12月23日 目黒鹿鳴館にて撮影)