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2018年4月19日 (木)

NATALでストライク!

 
場所は渋谷の宮益坂付近の明治通り沿い。
昔からボーリング場があるのは知っていたけど、今回初めてお邪魔したのがその「シブヤボウリング」。
1965年の開業なんだね~。ビックリ!
でも、ボウリングをしに行ったワケではなくて、実際にお邪魔したのは「シブヤボウリングカフェ」という地下にある喫茶店。
「ボウリング」ってどうして「ボウリング」っていうのかナゾだったのでこれを機に調べてみた。
だって、「bowl」じゃない?
いわゆる料理なんかで使う「ボウル」…ビートルズなんかで有名な「ハリウッド・ボウル」の「ボウル」ね。
アレは劇場の形がお椀みたいになっているからそう名付けられていて、アメフトの「スーパー・ボウル」なんかも同じ。
それがナゼ、球で棒を倒すゲームの名前に使われているのか…?
  
コレね、語源は英語の「bowl」じゃないんだって。
元は「球」を意味する「boule(ブール)」というフランス語なんだと。
フランス語でパン屋さんのことを「boulangerie(ブーランジェリー)」と言うけど、フランスパンって丸いじゃん?
なるほど、フランスではパンというモノは丸くてしかるべきモノなんですな。
赤ちゃんが食べる「卵ボーロ」の「ボーロ」なんてのも同じ。
よって「四角い卵ボーロ」なんてのは撞着になる。
もうチョット調べて見てわかったんだけど、この言葉スゴイな~。
ドンドン派生していって、我々が普段の生活の中で使っているたくさんの言葉になってる。
またいつか触れたいと思う。その時には「ボロ」がでないようにしないと!

10若い人は想像もつかないだろうけど、ボーリングって昔ものすごく流行ったんだぜ~。
私が小学校の低学年ぐらいの時のことだから45年以上も前の話。
友達と何回か行ったナァ。
全盛期には3時間待ちなんてのはザラだったらしいが、確かにいつボウリング場に行ってもものすごくにぎやかだった。
そこら中にボウリング場ができて、ブームが去り、アッという間に潰れて行った。
知ってる?
ボウリング場がたくさんツブれると、いいギターが増えるんだって。
というのはあのレーン、あれにはメイプルが使われていて、しかも重い球をガンガン受け止められるぐらいの良質なメイプルなんだって。
ボウリング場が解体されると、あのレーンを分解して、ネック材に使うという話を聞いたことがある。
下は「シブヤボウリングカフェ」の入り口に飾ってあったボード。
「BITTER VALLEY」…最初ナニかと思ったけど「渋谷」か!

20私はこんな雑な性格なもんで、若い頃はボウリングをどちらかというと「力を競う競技」と捉えていた。
点数なんかはどうでもよくて、どれだけ速く球を投げて、豪快にピンをスッ飛ばす。またそれによって見ている人の笑いを取る競技だったのね。
湯河原のボウリング場では、思いっきり投げた球がハネて、隣のレーンに入っちゃったこともあった。
隣のお客さんは若い男性で「マズい!怒られる!」と思ったけど、もうその人も大笑いしちゃって、「イヤ~、ありがとうございます。あんなの生まれて初めて見ましたよ!」なんてお礼を言われたこともある。
でもね、ピンをニラんでただひたすら思いっきり力を入れて投げるだけだと、腕の動きがブレてしまって全く思うように当たらないんだよね。
レーンに打たれている点を見て球を投げる…なんてことを知ったのはかなり後になってからのこと。
知ったところで球を回転させて、曲げてピンに当てるなんて芸当ができるワケがない。
それである時、試しに腕をホンの少しだけ後に引いて、狙った場所に置き届けるようにして優しく投げてみた。
ゴルフのフォロースルーよろしく、球を離した後もそのまま投げた方向に腕を残しておいてやる。
電光石火でレーンの上を暴れまくっていた今までの私の球とは異なり、「ゴロリン、ゴロリン」と悠長に転がる球はほぼ100%狙ったところに行くようになった。
豪快感はゼロ。
しかし、スペアなどまず取ることができない第2投はことごとくウマくいくようになり、スコアには黒い直角三角形が並んで、オープン・フレームがなくなった。
それを試した会社のボウリング大会では2位になったのかな?
どちらかというと、やっぱり点数がいい方が面白いということも併せて知った。
 
コレは「シブヤボウリングカフェ」の店内のようす。

30大きな喫茶店の横にレーンが3本横たわっている。
昔は全部レーンだったんだろうね。

40以前の職場に「プロ・ボウラ―を目指していた」という人がいた。
当然、社内のボウリング大会では軽く優勝してしまうので、いつも模範演技というか、別枠で出場させられて気の毒だった。
そういえば、吉村昭を知ったのはこの方が『高熱隧道』を読んでいたのがキッカケだった。
で、話を聞いて驚いたのがボウリングのプロ・テストの内容。
実技のテストは2回あって、第一次で男子は1日15ゲーム×4日間、合計60ゲーム投げたアベレージが195以上でなければならないっていうんだよね。(女子は48ゲームで185以上)
必要とされるスコアの高さも厳しいけど、15ゲーム投げるって…。
もちろんプロを目指す人は、毎日何十ゲームと投げる訓練をしているのだろうから「1日15ゲーム」ぐらいへのカッパなんだろうけど、それを聞いただけでも右手の腱鞘炎が疼くわ!
第二次のテストでも同じことをやるのだそうだ。
第一次を通過すれば第二次も同じだと思うのは素人らしい。そううまく行くとは限らないらしくて、第二次で落ちる人も少なくないらしい。
そういう受験者は次回の第一次テストは免除される。
ちなみに両方のテストを通じて、ゲーム毎に異なるレーンで投球するのだそう。
もちろん、受験者がレーンのクセを知って有利になることを防ぐためだ。
そして、筆記テストを研修会を受けて全テストを終える。
合格率は男子で22%だって。
「個人タクシー」を開業するのも大変だということを知って驚いたこともあったが、プロ・ボウラーもなかなかじゃない?

50vアレ?
レーンの傍らに白いドラム・キットが!

55vそうなの、NATALなの。

60「SHIBUYA BOWLING CAFE NIGHT LIVE」と銘打って、時折バンドの生演奏をお送りしている。
「バンドの生演奏」っての古い表現か…。
ま、我々の言い方をすると「ハコバンが入る」ぐらいの感じかな?

70そこでこの晩はNATALのアッシュ・キットが使われた…というワケ。

80使い手はこの人。
NATAL大スキ!

90定刻通りにショウはスタート。
ひと晩に2セットだ。
バンドは「house shoes」。100ボーカルズは池真衣。

110vギターが酒井俊光。

120vベースがTOME。

130vそしてドラムスがヨコピーTHEグルーブマスター。

140vご覧の通りのルックスでオールディーズを演るのかな?と思ったら…

1501曲目は「ルージュの伝言」。
なるほど、オールディーズといえばオールディーズっぽい。
1975年の曲だから…オイオイ、40年前かよ!
あ、今の人はジブリで知ってるのかな?

160いつもは気が狂ったような激しいドラミングを見せるヨコピーだが、今日はヒッソリとおとなしめ。
まさかこんな場所でドシャメシャできないからね。
そういう時のヨコピーを「若き日本のキース・ムーン」とホメ過ぎを承知で形容している。
でも、彼が事務所に来た時、The Shaggsを聴かせたところ、一発で気に入ってしまって自分でCDを買いに行ったっていうのよ。
The Shaggsを「コピーしようと思ってる」とも言ってた。
音楽への探求心が旺盛なのだ。
そんな話を聞くと、返す返すもメランコリック写楽の解散はモッタイなかった!

1702曲目はドリカムの「IT'S SO DELICIOUS」という曲。
ゴメンナサイ!もうわかりません!
でもね、真衣ちゃんの声がすごくいいの。
変にカッコをつけず、スコーンと声を出す民謡にも似たストレートな歌い方は聴いていて実に気持ちがいい。

180v続いてはS.O.S. Bandの「Take Your Time」という曲。
コレも知らないナァ~…と思ったら1980年にヒットしたディスコ・ナンバーだって。

190こうした曲ならヨコピーに任せておけ!何しろ「グルーブ・マスター」だからね…と言いたいところだけど、力を入れて叩くことができない!
苦しいヨコピー。

200vソロリソロリとなでるようにしてプレイしていたが、ココはさすがNATAL!
例えどんなにソフトに叩いてもガッツリと芯のあるクリアなサウンドを出してくれる。
やっぱりいいな、NATALは。

210v続いてもソウルのナンバー。
ダメなんだって、だから私は!ソウルやらR&Bは全くの門外漢なの。
「ソウル・セダカ」とか「アンカ・グルーヴ」なんてのだったらわかるかも…そんなのない!
でもオールディーズについてはいつかジックリ書きたいナァ。
X最後締めくくったのは、ナント、マリさんの曲!
金子マリとバッグスバニーで「或る時」。

220最後まで律儀にバックに徹するヨコピー・ドラミング!
ま、タマにはいいでしょう、こういうのも。

230vこういう選曲でいいの?みたいな意外展開が面白かったナァ。
今度はボウリングも絡めて遊びに行こうかな?
でも2ゲームまでね。
それ以上やると腕の腱鞘炎と腰、それに3日後ぐらい後にナゼか内股に発症する筋肉痛がツライので…。
ボロボロじゃんか!

240

200 
(一部敬称略 2018年3月29日 シブヤボウリングカフェにて撮影)

2018年4月17日 (火)

LAZY 40th Anniversary Special Live Slow and Steady supported by Rock Beats Cancer <後編>

 
ゲスト・コーナーも終了し、ショウは後半に突入。
まだまだテンションが上がりそうなステージと観客席!
何しろ曲は1998年の再結成時のヒット曲、「ULTRA HIGH」。
 
影山ヒロノブ

10v高崎晃

20v井上俊次

30v_2高崎さんの「♪ウルトラ~」も聴きどころ!

50v_2「ULTRA HIGH」が収録されたLAZYの17年ぶりのアルバム『Happy Time』から「My Rest Pose」。40v_2MCでは「LAZY昔ばなし」で盛り上がった。
デパートの屋上でよく演奏したとか…。
ベイ・シティ・ローラーズの映像の後に登場して客席からおにぎりが飛んできたこともあったとか…。
ナンてことをするんだッ!…というか、そういうモノを観に行く時、その時代はお客さんがおにぎりを持って行ってたんだね。映画館に冷やしトマトを持って行った人は知ってる。
「フィルム・コンサート」ってヤツですな…私もよく行きました。
タマ~にテレビで放映させる以外に動いている外国のロック・バンドを見るには、ホンモノの来日公演に行くか、フィルム・コンサートに行くしかなかった。
YouTubeもDVDもビデオすら珍しい時代だからね。
中学3年生の時にお金持ちの友人の家がナショナルのビデオ・デッキを買ったというので、みんなで見せてもらいに行った時代だった。
フィルムコンサートといえば…その中学時代のこと…今にして思うとアレはかなりプライベートな企画だったんだろうナァ。
客席が盛り上がっていないことに主催者が業を煮やし、「こっちはせっかくやってるんだからもっと盛り上がれよ!そんなにツマらないんだったらこの場で中止するぞ!」とお客さんに向かって怒声を浴びせかけたフィルム・コンサートがあったっけ…お客さんはお金を払って行ってたのに。
仕方ないのでお客さんは1曲終わるごとに小さなスクリーンに向かって渋々拍手してた。
私は子供ながら「何じゃ、この空間は?」と思ったわ。
    
コチラはホンモノ中のホンモノ!
割れんばかりの歓声の中から飛び出す重厚なギター・イントロ。
しっかし、いい音だな~。

60v_mmwそう、高崎さんの背後にはMarshall!

70曲は2002年の『宇宙船地球号II』から高崎さんの歌で「Make me Wonder」。

2_img_0390 『宇宙船地球号II』を制作する際には合宿レコーディングを敢行。
その時、毎晩樋口さんがお好み焼きを作ってくれたのだそうだ。

90 同アルバムから影山さんがシットリと歌い上げる「Young & Innocent」。

70vそして、超ドラマチックな泣きのギタ~!
タマりまへんな~。

80vいよいよショウも最後のセクション。
昨年の12月、すなわちこのコンサートが開催された月の初めにリリースしたニュー・シングル、『Slow and Steady』からの曲を披露した。

100_1977曲はまず「1977」。
「16歳に戻ったつもりで聴いてください」
<前編>に書いた通り、1977年は「Hey! I Love You!」でLAZYがデビューした年。
40年か~。
スゴイな~。

110v今回のシングル盤には3曲が収められているが、3人のメンバーがそれぞれ1曲ずつ作曲している。
この「1977」は高崎さんの作品。
高崎さんのメッチャ幅広い音楽性を思い知らされる1曲!

120v_2続けて「Wandering Soul」。

130_3バラードの導入部からスタートして、力強いビートを刻む壮大なこの曲は井上さんの作品。

180ギター・ソロも大爆発!

140v「1曲じゃナンだから2曲。せっかくやるなら3曲…。10曲集まればアルバムが作れるじゃん!」と、3曲が作られたとか…。

150_2その3曲の最後は影山さん作の「Happiness~二人ですごすX'mas~」。
コレまたちょっと意外な雰囲気な16ビート・チューン。

160v40年というと、翌年還暦を迎える人が白寿を迎えるという年月だからね…スゴイ歴史ですよ。
こうして1977年のデビュー曲からズラ~っとレパートリーを並べてもらうと、どうしても途中トビトビになっている部分もあるかもしれないが、日本のポップ・ミュージックの歴史そのものを見るような気になった。
考えてみると、歌謡曲全盛時代からハードロックの隆盛期を経て、現在に至っても活動しているバンドって他にないんじゃないのかしら?
LAZYは「歴史」なのだ。

190そしてアンコール。

200「♪S-A-T-U-R-D-A-Y Night!」
ドワ!おにぎりへのリベンジかしら?

210ベイ・シティ・ローラーズの「Saturday Night」をホントに演っちゃった!

215vコレには私も一緒に歌ってしまったよ。
この曲が大流行したのは私が中学2年の時かな?
硬派な私はベイ・シティ・ローラーズなんて絶対に聴いたりしなかったけど、メロディはチャンと歌える。
「きんざNOW!」のおかげかね?
でも、昔のヒット曲ってそうだったんだよね。
ヒット曲の定義は「年寄りから子供までみんなが歌える曲」だと思う。
ウチの事務所に若いミュージシャンが入れ代わり立ち代わりしょっちゅう遊びに来てくれて、色んな音楽を聴かせてあげてるんだけど、ベイ・シティ・ローラーズに感激している子がいたよ…「曲がいい!」って。

220最後のMCを挟んでおなじみのリフ!
「Burn」だ~。

230v_2LAZYとDeep Purpleは切っても切れない関係。
それこそ燃え上がる!
ベースは柴田さん。

240当然柴田さんも完全燃焼。
井上さんのキーボーズのソロではお定まりのアクション!

250そして、完璧なギター・ソロ。
それにしもいい音~。

260vやっぱり名曲は盛り上がりますな。

270vもうひとつ名曲!

280盛り上がりのクライマックスを演出したのは「感じてKnight」!

290本当にバラエティに富んだセットリストで40年分のLAZYの魅力を披露してくれた3人!

295

310v

2_img_0651コレはベテランのファンも新しいファンも大満足の「LAZYショウ」だったに違いない!
今後もあるようなのでその活動が楽しみだ!

320LAZY40周年の詳しい情報はコチラ⇒40th Anniversary Site
高崎晃の詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website
影山ヒロノブの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL SITE

330_2  

200

(一部敬称略 2017年12月27日 六本木EXシアターにて撮影)

2018年4月16日 (月)

LAZY 40th Anniversary Special Live Slow and Steady supported by Rock Beats Cancer <前編>

 
昨年末、デビュー40周年を記念して新しいシングルをリリースしてファンを狂喜させたLAZY。
Marshall Blogでもレポートし、想像をはるかに超える大きな反響を頂戴した一昨年の公演に引き続き、昨年末もそのニュー・シングルの発売に合わせて「Rock Beats Cancer」のサポートの元、LAZYは再びEXシアターの舞台にその雄姿を現した。

10今回は前回と異なる単独の公演だ。
大阪、東京ともにチケットは完売!
ふたたびその人気の根強さを見せつけてくれた。

1_img_0029 影山ヒロノブ

30v高崎晃

40v井上俊次

50vそして、リズム隊はベースに山本直哉、ドラムスに村石雅行という布陣。

1_img_0015 高崎さんの背後には…

60vMarshall!
やっぱりコレに尽きますな…ロックのステージは!

70対してステージ下手。
井上さんの背後もMarshallに引けを取らない!

80レスリー・スピーカーをズラリと4台もセットしたのだ!
こんなの初めて見た!

90気になるオープニングは1977年のデビュー曲、「Hey! I Love you」。

1_img_01651977年…私は中学校3年生だったか…。
リアル・タイムでは曲を存じ上げないが、思いっきり素直にポップでいいナァ。

110キチンと盛り込まれるギター・ソロ!

120v2曲目はガラっと変わって「フルカウント」。

140堰を切ったような勢いのある滑り出しにステージの皆さん全員、ノリノリだ~!

130続けて1979年のシングル、「愛には愛を」。

160今、こういう曲って本当になくなっちゃったね。
このサビ!一度耳にしたら忘れないような、いかにも「歌謡曲」という風情が私はスキ。

150アタマ3曲、ケタはずれの歓声に応える高崎さん!
その熱気にあおられてジャケットが暑そう!

170v「再結成をしてから20年経ちました!今日はほぼ時系列に沿ったセットリストでお送りします」と影山さんからご挨拶があり、次のセクションへとコマを進める。
曲は1980年のシングル「Midnight Boxer」。
「横須賀」という言葉に「日本の歌」として歌詞にパワーを感じるナァ。
「横浜」、「長崎」、「札幌」、そして「横須賀」…歌謡曲が盛んなりしころの強力なキーワード。
「浅草」とか「上野」は出て来ない。

180_mbファンキーな高崎さんのギターもまたよき哉。
ね、すぐにジャケットを脱いじゃった。
場内はそれほどの熱気なのだ。

200v「地獄の天使」が続く。

190vこの曲は昨年のステージでも演奏したね。
歌詞がすごく印象に残ってる。
コレもシングル。1978年のリリースだった。

230v「ベイビー・アイ・メイク・ア・モーション」も1979年のシングル。
LAZYってやっぱりこういうポップ・チューンがいいナァ。
今、こういう曲を演るバンドがいないもんね。
当時高校生だった私が、今聴いてものすごく新鮮。

290v1979年となると私は高校生。Marshall Blogで時折触れる機会があるが、奇しくも高崎さんと同じ高校に通っていた。

260名盤の誉れ高い1980年の『宇宙船地球号』から「僕らの国でも」。
このあたりから『宇宙船地球号』コーナーに入った。

270_bk続けて同作から「EARTH ARK」をハードにブチかます!

1_img_0338ココでベースにANTHEMの柴田直人が加わる。

300_dr柴田さんの強力な低音を得て「DREAMER」!

300vロック魂あふれるドライビング・チューンで高崎さんと柴田さんの絶妙のコンビ―ネーションが編まれまくる!
340そして、オープニングSEに使用されていたLAZY唯一のインストゥルメンタル・チューン、「遥かなるマザーランド」。
330タップリと情感が注がれた高崎さんのギターにみんなウットリ!

320v柴田さんを迎えての3曲目は「LONELY STAR」。

340vこれまたノリノリのハード・チューンでお客さんのボルテージは上がるばかり!

360vLAZY40周年の詳しい情報はコチラ⇒40th Anniversary Site
高崎晃の詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website
影山ヒロノブの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL SITE

350<後編>につづく
 

200 

(一部敬称略 2017年12月27日 六本木EXシアターにて撮影)

2018年4月12日 (木)

犬神サアカス團ワンマン『新宿ゴーゴー』レコ発巡業千秋楽~私のディープ浅草<その6>

  

大分遅くなってしまってかたじけない。
ナ、ナ、ナント4ヶ月も前の犬神サアカス團のライブ。
でも、それはそれは…内容の濃い素晴らしいモノだった。
しかし、最近は「イベントよりワンマンの方がお客さんの入りが良い」なんてことが当たり前のように言われるようになったじゃない?
我々が若い頃はライブハウスなんかホントに少なかったし、高価だったレコードを自由に買い込むなんてことはできなかったし、ましてやYouTubeなんてモノは当然あるワケないしで、対バンイベントで知らないグループを観たり聴いたりできるのはすごく得な感じがしたモノだったですよ。
逆にひとつのバンドしか出ないライブの方が当たり前だったからね。
つまり、音楽が無料ではなかった時代の話ね。
もう何回もこんなことを書いているけど、やっぱりあの時代はヨカッタと思うよね。
今では「CDを売っていることが信じられない」ぐらいのことが言われているけど、いいじゃないのCDぐらい。
買いなよ。
CDを買ってステレオで音楽を聴きなよ。
音楽ってそういうもんだよ。
確かに私も調べごとをする時にインターネットの力を借りて音を確かめたりはしますよ。
でも好きな音楽ぐらい「形のあるモノ」で持っておきたいとは思わないかね?
ハイハイ、若い人はそうは思いませんよね~。
生まれた時から音楽はコンピューターで聴くのが当たり前なんだから。
「レコード・ブーム再燃」なんて言われているけど、マァ、長続きはしないんじゃないかしら。
そもそもブームになっているようには見えないし。
「ブーム」なんてのは、「流行の終着駅」の私みたいな人間に「お~、ハヤってんね~」と言わせてこそ「ブーム」って言えるんだよ。
で、話を戻してそのイベントについて…今回はみんなが言っていることもわかるような気がしたわ。
イヤ、正直わかったわ。
ワンマンでなければ絶対に実現できないような最高に充実したレコ発ライブのプログラムを組んでくれたのだ。
マァ、これも肝心の新しいアルバムの内容がよいからこそそうなったんだけどね。
そこは犬神、過去の代表曲にしがみつくなんてことはしません。

10…ということで今日は最近作『新宿ゴーゴー』レコ発ツアーの千秋楽のレポート。

20cdステージにはデーンと「暗黒礼賛ロックンロール」のバックドロップ。

100幟も用意しちゃってヤル気満々!

25vそして、ズラリと並んだゴーゴー・グッズ。

30この時はまだ旧年中だったので今年の手帳もシッカリと用意されていた。
去年は「その日暮らしの手帳」だったんだよね。
後のMCでミスプリントが発表されたけど。

40ウワ!お数珠まで始めたのか!と思ったら「念じょいブレスレット」。
前からあるね。

50ベイビー缶バッジも大好評。
さて、誰でしょう?

60犬神印のハイテク・アイテム、携帯充電用バッテリー。

70コレはチェキ・アルバム。
名刺ホルダーにも使えるそうだ。

80犬神さんのグッズはよくできていて大変おもしろうございますな。

90ほぼ定刻通りに客電が落ち、「マクンバの夜」のオープニングSEに乗ってメンバーがステージに現れる。
呪殺魔術、マクンバ。

110オープニングは早速アルバムのタイトルチューン「新宿ゴーゴー」。

120犬神凶子

130v犬神情次2号

140vジョニーちゃんは今日も愛器を携えての登場。
JCM800 2203と1960A。

150vお足元のようす。

160犬神ジン

170vジン兄さんはEDEN。

180v人気のちっちゃいヘッド、Terra Nova TN501と4x10"キャビネットD410XSTが2台。

190お足元のようす。

200犬神明

210v明兄さんもいつものNATALのアッシュ。

220切れ味鋭いソリッドなナンバーで一気に会場の熱気が上がる!

230「犬神サアカス團です!今日は『新宿ゴーゴー』のレコ発ツアーのファイナルだぜ~!最後まで盛り上がっていくぜ~!」

2402曲目も『新宿ゴーゴー』から「毒虫」。

250_dm情次兄さんのギター・ソロ炸裂!そう、この曲はジョニーちゃんの作品。

260v先日、文豪・島崎藤村の出身地として有名な中山道第42番目の宿場、馬籠に行って来た。
藤村の実家は馬籠宿の本陣で、お母さんの生家がそのひとつ手前の妻籠宿の本陣の出だ。
この家屋はレプリカで、有料で開放されているが、見学時には注意が必要だ。

1_0r4a7743「カメムシ」が出るらしい。
…といってもカメムシって、どういうヤツ?屁をこくヤツだっけ?
ヤダな~、虫は苦手だ。
でも「毒虫」よりはマシか?
当日は4月にも関わらず雪がガンガン降るような寒い日だったせいか、幸いカメムシは出なかった。
カメムシ、出て来いや~!
屁なら負けんぞ!
木曽のお話の詳しくは後日Shige Blogで…。

1_0r4a7748 「今、ワタシ、できてた?歌詞は間違えなかったけど、わかんなくなっちゃった…。みんながワ~って言うからです」
そう、スゴイ盛り上がりようだったの。
「ファイナルっていうことでワタシ緊張してるのかな?ココに来て前髪を切ろうと思っていたんだけど忘れちゃった!
今日は元気よくがんばります!」

270v_mc3曲目は『地獄の子守唄』から「夜が終わっちまう前に…」。

280_yo_ud曲の舞台が新宿だからね。
私はこの曲が大スキなの。

300v数ある犬神さんのお気に入りの中でもベスト5に入るな。

310このどうしようもない絶望的でシアトリカルな展開がタマらないのよ!

320v「元気よくがんばります」という凶子姉さんの言葉じゃないけど、ホントにこの日は4人とも実に滑らかでノリノリの演奏を見せてくれた…と思う。
続けて「鬱病の道化師」。

290v「皆さん、『新宿ゴーゴー』聴いてくれたでしょうか?ミディアム・テンポの曲があっていい気分なんだけど、よく動くので大変なの!
でも売り上げ1位になったでしょ?もう、うれしくて!皆さんのおかげです!」
ヨカッタ!
実際内容がいいからね。
「アタイら20年以上もバンドやってんだよ。
筋金入りよ。
そんじょそこらのバンドとは違うのよ!
カッコいいだけの雑魚いバンドとは違うのよ!
アタイらのロックはね…
アタイらのロックはね…
アタイらのロックはね…
ガキの遊びじゃないのよ!」

330v_mcと、『新宿ゴーゴー』からこれまたソリッドに「昔みたいに」。

340_mm他のバンドとは違うことはよくわかってますから!
だからライブ会場に来るファンも若い人が少なくないのよ。
最近ね、音楽だけでなくどの分野も同じモノばかりになってしまって、消費者の一部はそういう状況に気付いて、他にはないオリジナリティを持っている事物を求めているのではないか?…と私は思っているのです。
まさに「♪昔みたいにドキドキしないの」だ。
このパートの凶子姉さんがいいんだ~。

350まだまだ続くニュー・アルバムからのレパートリー。
これでいいのだ!レコ発なんだから。
今度は「白昼夢」。

360v_hjm今度はチョット時間をさかのぼって『玉椿姫』から「邂逅」。

370_kk上っ張りを脱ぎ捨てた明兄さん。
ん~、やっぱりNATALのアッシュってのは気風のいい音がするね。
イナセなドラムスだ。

380『新宿ゴーゴー』に戻って「あだうち」。

390_auしょっちゅうMarshall Blogに出て来る私の大スキな吉村昭に「敵討」と「最後の仇討ち」という短編が収められた『敵討』という本がある。
また内容に及ぶと長くなっちゃうので今日は「作品がある」というだけに止める。
「仇討」と「敵討」は同じ。
「仇討」や「敵討」は江戸時代には制度として合法だった。
ヨーロッパの「決闘」みたいなイメージだよね。

Au キューブリックの『バリー・リンドン』にその決闘のシーンが3回ぐらい出て来る。
この映画、私が中学2年生ぐらいの時に封切られて映画館へ観に行ったけど、長くて辛かった。
でも、今観るとヤケクソに面白い。
ストーリーも、演技も、映像も、音楽も、衣装もすべてが素晴らしい。
さすがキューブリック!

Blまだまだ続く「ゴーゴー」レパートリー。
今度は「侮辱の傷」。

400_bk「さぁ~、身体も温まってきたところでもっと機敏に動いていきたいとおもいます!」

430_vaタンバリンを手にした凶子姉さんが歌いしは「ビバ!アメリカ」。
アメリカ、シリアでまたやりそうだね~。またロシアとおかしくなっちゃうんだろうか?
アメリカってのはホントに戦争で成り立っている国なんですな~。

435v続けておなじみ「平成デモクラシー」。
あと数年で「平成」も終わっちゃう。
その時、また何か新しく犬神さんの名曲が生まれてくるといいね!

440v_hd空間を切り裂く鋭いトーン。「音ヌケがいい」というヤツ。
コレはやっぱり真空管のアンプでないとムリ。
決裁書の改ざん、自衛隊日報の隠蔽…もうまやかしだらけの世の中じゃないか!
デジタル・テクノロジーへの要らぬ忖度など抜きにしてギターぐらいはホンモノの真空管が入ったアンプで弾こうじゃないか!

450やっぱりこのあたりはギンギンに盛り上がるね。

460『ゴーゴー』から「栄光の日々」。

470_eh80年代を話題にしたMCがはさまれた。
世良公則や沢田研二、荻野目ちゃんの名前が挙がっていたけど、レコード大賞受賞曲だけで探ると、80年代ってのはまだ「歌謡曲」が健在だったんだね。
90年代に入ると「レコード大賞」の形態が時代にそぐわなくなったのか、「演歌部門」と「ポップス部門」に細分化して、ポップスの方は「おどるポンポコリン」が大賞を獲得している。
ハヤったもんね~。
そして、このあたりからバンド形態あるいはロック系バンドを従えた歌手が興隆して一気に歌謡曲が駆逐されている。
そして、また93年から賞は一本化されてロック系の歌手しか受賞しなくなっているんだね。
私なんかはこのあたりからの曲は全くわからないわ。
言い換えると、コレって若者から年寄りまでが歌えるヒット曲ってのが消滅した瞬間なんだよね。
昔はね、お父さんやお母さんが口ずさむ歌は幼稚園生も大抵歌えたもんですよ。
「この先どうなっちゃうの?」なんて心配は無用。
時代が変わって、ゲームやパソコンの出現で、かつてはエンタテインメントの王者だった「音楽」の地位が格段に下がっただけの話。
または、「世代を超えたヒット曲」なんてものの存在を知らない世代が増えてそういう音楽が必要なくなっただけの話。
実はエンタテインメントの主役は「演じる方」ではなくて、お金を払って「楽しむ方」なんですな。
だから、作る方は映画でも音楽でも色んなモノを送り出して、楽しみ方の幅を広げて消費者の数を増やすべきなんだけど、何とかラクして儲けようとするもんだから同じようなモノばかりになってしまう。
こうなるとナニが起きるかというと、消費者の音楽を聴いたり楽しんだりする能力が衰えちゃうんだよ。
実はコレが一番怖い。
耳が貧しくなってしまうんだね。
「他とは違うモノ」…だから私は犬神さんをプッシュしてるワケ。
日本のロックに関して言えば、犬神さんみたいなのを聴いていればまず間違いないって。
凶子姉さんが…
「アタイら20年以上もバンドやってんだよ。
筋金入りよ。
そんじょそこらのバンドとは違うのよ!
カッコいいだけの雑魚いバンドとは違うのよ!
アタイらのロックはガキの遊びじゃないのよ!」
…と言っているのは当然なワケ。
アメリカみたいにロックがヒップホップにヤラれちまう前に何とかしなければ!…ということでその見本のような「暗黒礼賛ロックンロール」。
『新宿ゴーゴー』のリード・チューンだ。

490伝統的なリフ。

480シンプルなエイトビート。

520サラ・ヴォーンで有名な「Black Coffee」にも似た重くブルージーな歌メロ。

500_arrもちろんギター・ソロもカッチリとキメる。
アタシャやっぱりこういうロックが好きだナァ。
お客さんも一緒に歌って楽しかったね!

510vメンバーの皆さんのMC。
お題は「ツアーを振り返って」。
「ツアーでは美味しいモノを食べて楽しかったですね。でも今年、胃カメラを2回飲みました。十二指腸潰瘍の手前…食道もやっちゃいまして、1週間で体重が8kg落ちました。
その時に撮った写真が『新宿ゴーゴー』のジャケットです。

Img_0129ん~、そう言われてみると…。
20年前、初めて犬神のメンバーと出会った頃の貴重なショットが収められたとのこと。
でも、1ヶ月で8kg戻ったそうです。
ヨカッタ、ヨカッタ!

1_jin_ 情次にいさん。
「ツアー楽しかった!今年は色々あって胃の調子があまり良くなくて、胃カメラ飲みたくて飲みたくて!…で、胃カメラやったんだけど、チョット荒れていたぐらいでした。
犬フェスやったのはヨカッタね!
来年は戌年だし、ナニかやりたいですね!」
私はこれまでの人生で3回ぐらい胃カメラ飲んだかな?
大キライなの。
ま、胃カメラ好きなのはジョニーちゃんぐらいなもんか?
でも、バリウムが大好きっていう人いるよね。
「バリウムならいっくらでも飲めちゃう」ってヤツいたもん。
胃カメラを2回目にやった時かな?
長野の病院で、軽い麻酔をして、寝ている間にカメラを突っ込んじゃうっていうのをやったのよ。
ところが、麻酔が効かなくてゼンゼン眠くならないのよ。
どうするのかと思ったら先生が「仕方ないのでこのままカメラを飲んで頂きます」って言うワケ。
「チョチョチョ、それじゃこの病院に来た意味がないじゃないですか!」
「大丈夫、すぐ終わりますから!」
と言われて泣く泣く素の状態でカメラを飲んだ。
相変わらず辛かった。
「ハイ、お疲れさまでした。少し休んでいってくださいね」…と言われ、ベッドで横になっていたら麻酔が効いてきたのが、ガーガー寝込んでしまった。
次…。
3回目の胃カメラ。
ラクだというので、鼻から入れるヤツをやってみた。
コレは真っ向から口に入れるのより確かにラクですよ。
以前に比べてカメラの直径が格段に小さくなったこともある。
ところが、鼻からズズイとカメラが入り込んでくるのはいいんだけど、当然ノドを通過させなければならない。
この時、「タイミングを合わせてゴクンと唾を飲むようにカメラを飲み込んでください」って言うワケ。
「エ~、唾とカメラじゃ大分違うじゃないの~!」なんてことはカメラが鼻に突き刺さっているので口にすることはできない。
で、「セ~ノ」でゴクンとやると、カメラがメリッとノドを通過していく。
アッという間なんだけど、コレがメッチャ辛い。
おかげさまで毎回大した異状は見つからなくてヨカッタんだけどね。
私はバリウムを飲まないようにしているの。
ナゼかというと、大学の時に大きな病院でバイトをしていたんだけど、医者も看護婦も絶対にアレをやらないってその時聞いたから。
あの放射線が相当身体に良くないんだって。
だから私ももし検査をしなければならない時は胃カメラにしてる。
でも情次兄さんのように「飲みたい」と思ったことはないよ!

420v胃カメラファンの皆さんにもう1冊吉村昭の本を紹介しておこう。
胃カメラはオリンパスの発明品なんだけど、その開発ストーリー。
小型のカメラを作って、それをどうやって実験に供したのか?
犬に麻酔をかけて、コンドームに入れたカメラを寝ている間に口から突っ込んだっていうんだよね。
そうか…考えてみると、あの時の私は犬だったのか…。
犬とカメラを使ってこの世にないモノを作り出すという、サーカスのようにナニが起こるかわからない手探り状態。
すなわち「犬カメサアカス團」だったのだ。
これから読む人のためにこれ以上は書かないけど、メッチャおもしろいよ。

Hh「ツアー楽しかった!『次はアレをやらなきゃ!』と思いながらやっているので、あまり振り返ることができなかった。アッという間に終わっちゃいました!」
そして、『新宿ゴーゴー』に関しては…
「今までと違う感じにしたかったんだよね。衣装もパーッといこうと思って…。いろんなことがエスカレートしたね!」

426v凶子姉さんもツアーが楽しかったそう。
「久しぶりに広島にも行ったけどお客さんがたくさんでビックリした!」
やっぱりマーブロ効果かね?…んなことないかな?
「来年は健康に気を付けたいですね。差し入れを頂けるようであれば健康のヤツをお願いします!」

410いよいよ終盤。
ココもスゴかった!

530_sbrだってまず「スケ番ロック」じゃん?

540大好きな「ドグマの呪い」じゃん?

550vそして、最後に「命みぢかし恋せよ人類!」だもん。

560v代表曲の連続に大盛り上がりだった!

570v明兄さんのスティック・ベロンチョもバッチリ!

580vアンコールでは担当のジン兄さんがグッズを紹介。
内容は今日の記事の冒頭のアイテムね。

560この日はアンコールもスゴかった。
まず「運命のカルマ」と「Sleeping Beauty」を演奏。

Img_0348 でもそれだけでは収まらなくて2回目のアンコールで「死ぬまでROCK!」。

Img_0408 ココでこの日予定していたすべてのプログラムを演奏し終わったんだけど、ナント、もう一度アンコールに応えたのだ!
曲は「最後のアイドル」!

610

620v

630v

640v新譜の魅力を十分に伝え、さらにヒット・パレードを織り込む非の打ちどころのない最高の内容だった。
だから、最初にあんなことを書きたくなっちゃったのよ!
今週末から『ゴーゴー!ゴールデンウイーク!』と題した8本のツアーが始まる。
5月19日のココ高田馬場CLUB PHASEでの千秋楽では、約束通り『犬フェス』のコピーバンド大会で優勝した「犬っ子サーカス團」も登場するんだって!
楽しみだ!

660v見て、終演後の物販の行列!
書き入れ時ですナァ~!(「掻き入れ時」は誤り)

670犬っ子さんもこの通り。
690vカ~ッコいい~!
680v犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

700
(一部敬称略 2017年12月2日 高田馬場CLUB PHASEにて撮影)
  

さてさて、犬神サアカス團の「女火箸殺人地獄」に触発されて前回からスタートした「私のディープ浅草」シリーズ。
そう、まだやってるの。
アレから吉原に関する色んな本をチョコチョコ読んでるんだけど、やっぱり本によってずいぶん言ってることが違うんよ。
この先どうしようかと思ったけど、都度考えて書き進めることにした。
興味のない人はココでサヨナラ。
興味をお持ちの方は、下で切り離して前回の分と合わせて保存していつでも読めるようにしておいてくださいな。
--------------------------きりとりせん------------------------

さて、フランク・ザッパが吉原にやってきたことを前回お伝えした。
フランク・ザッパが記者会見を行ったのが下の写真の左側に写っている場所にあった「松葉屋」というかつての引き手茶屋。
そのすぐ横の通り。

1_0r4a4815この通りは吉原があった頃、「お歯黒どぶ」と呼ばれる堀だった。
幅は最大のところで9mmあったらしい。
もう一度書くと、下の写真で自転車に乗っているオジちゃんやおバアさんが歩いている場所はかつて水の中だった。
まっ黒の水。
「お歯黒どぶ」と呼ばれたように、お歯黒をするための溶液をそのまま流していたので水がまっ黒だったらしい。
信じられないよな~、ココにお堀があったなんて。

1_0r4a4819何がしかの痕跡が残ってはいないか?…と思っていたら本シリーズの第1回目に登場した「一葉記念館」の受付の方が教えてくれた。
堀の石垣のごく一部が残っているというのだ。
場所は上の写真の道をホンの少し行った左側。

570 コレ。
まず、マンションの建っている場所が階段6段分ほど高くなっているでしょ?
これは堀を掘った土砂で嵩上げされているかららしい。
そして、右下の石垣に注目。

1_0r4a4822_2この大谷石の部分はどう見ても新しいモノとすぐにわかる。
その下の黒い石の部分がその名残りで、お歯黒の溶液の黒い成分で石が黒くなっているっていうワケ。
エ~ッ?と半信半疑だったのは、新吉原が出来たのは1657年のことだからね。
今から361年前のことでしょう。
素人の私が見てもコレがそんなに古いモノとは思えない。
後に改修しているのかもしれないけど、それじゃ意味がない。

190…と、感動半分、疑惑半分で写真を撮っていたらアッと驚くタメゴロー!
昔、一緒にお仕事をさせて頂いた方にバッタリ出くわした。
その方は近くに倉庫を持っていて、タマタマそこを訪れたというのだ。
コレは千載一遇のチャンス!と思って、この石垣について尋ねてみた。
普段は「吉原見学ツアー」でチラホラ観光客も訪れるらしいのだが、答えは「否」らしい。
ナゼなら、古くからココに住むオバサンがいて、「アレは戦前はなかった」と明言しているのだそうだ。
浪漫失われたり~!
ま、仕方ない。
しかし、ココがお歯黒どぶであったことは間違いないのだ。
親切な私はワザワザ一葉記念館まで戻ってこのことを伝えた。
記念館の人は惜しげもなく大きな驚きと絶望の声を上げていた。
「もう一度調べてみます」ということだった。
どこかのテレビ番組で取り上げてくれないかな?

180_2同じ通りをそのまま進む。
ここもズ~っと堀だった。
ハイ、右。

170「カストリ」って言葉を最初に聞いた時、何とも変な印象を持った。
「カストロ」なら将軍なんだけど、「カストリ」ね~…カストリ後を濁さず、ナンチャッテ。
「カストリ」というのは、終戦直後に出回った粗悪な密造焼酎のこと。
元は酒粕が原料だったことから、「粕から取る」焼酎で「カストリ焼酎」といったのだそうだ。
酒粕から作るちゃんとした焼酎とはまた別のモノということになる。
そして、やはり戦後「カストリ雑誌」という大衆向けの娯楽雑誌が出回った。娯楽雑誌と言っても内容はエログロが中心で、赤線の情報などを掲載していたらしい。
で、そうした雑誌は刊行が長続きせず、3号も出したらコロっと潰れてしまうことが多かった。
つまり、「カストリ雑誌」という名称は「3合飲むとつぶれる」と言われた品質のよくないカストリ焼酎に引っ掛けたワケだ。
誰だ?こんなウマいことを言ったのは?
ちなみに、このカストリ雑誌の前の時代、つまり大正から昭和の初期にかけての「カフェー文化」と言われる時代が盛んなりし頃に出版された『グロテスク』とか『犯罪科学』なんてエログロ雑誌は、宮武外骨のような教養の高い筆者が揃っていてすこぶる面白いらしい。
読んでみたい。
この宮武外骨という人は『滑稽新聞』という刊行物を通じて政府批判や風刺を行った著作家・歴史家。
著作物を直接読んだことはないが、『府藩県政史』という本の中で、面白いことを指摘していることを知った。
というのは、今、県名と県庁所在が異なる県が東京と沖縄を除いて全国で17あるらしんだけど、そのうち14の県は明治維新の時に幕府を味方した藩が勢力を持っていた県である…ということを指摘いているのだそうだ。
今の総理大臣は?私にも山口県や鹿児島県出身の親友がいるのでこの先のことは書くまい。

200_2このカストリ書房さんは別に焼酎を作っているワケでも、雑誌の出版をしているワケでもない。
看板にあるように遊郭に関する書籍を専門に扱っている本屋さんなのだ。
見ての通り普通の家屋で、中に入ってみても普通の家屋。
そこにありとあらゆる遊郭に関する本が展示してある。
確かチョット前まで違う場所にあったよね。
興味のある方はゼヒ。

205さっきの道路を進んで突き当たった道。
ココもかつては堀だった。
この左側、すなわち吉原遊郭の中と通りの右側のエリアは通りの向きがズレていることがすぐにわかる。
それは碁盤の目状に作られた吉原遊郭へ来たお客さんや住人たちが、床に入った時に北枕にならないように方位を考慮しているからだ。

210v今、お歯黒どぶがあった場所をグルリと一周しようとしているのね。
遊郭の入り口である大門の方と両サイドはどこが堀だったかすぐにわかるんだけど、反対側がわからない。
この左手にある吉原神社のロケーションを考えると、多分この細い道がそれに当たるのではないか?と思うのだ。
この遊郭の突き当りを「水道尻」といって、「秋葉常灯明」という常夜灯が建っていた。
「秋葉権現」はいつか『私の秋葉原』で説明したように火除けの神様だ。
井上ひさしの『四千万歩の男』に出て来るように何度も火事に遭っている吉原だけど、やっぱり火事がコワかったんだね~。

220大門から見て左側の堀はここを通っていた。
見てみたかったな~。
ところでこの堀を作ったのは、もちろん遊女たちが脱走するのを防ぐためだったのだが、反対に外部から不審者が入って来るのを防ぐ役割も果たしていた。
いくつかのハネ橋は設置してあったが、もちろん一般の人は使うことができなかった。
前回紹介した『吉原はこんな所でございました』の著者であり、吉原で育った福田利子さんは、そのハネ橋を渡って学校に通った…ということを述べている。

1_0r4a4814また樋口一葉の『たけくらべ』を引用すると…書き出しはこうある。
「廻れば大門の見返り柳いと長けれど、お歯ぐろ溝(ドブ)に燈火うつる三階の騒ぎも手に取るごとく…」
コレは、お歯黒どぶがあるためにグルリと回り道をしなければならないから、見返り柳まで結構距離がある。
そして、「三階の騒ぎ」というのは、一葉がこの作品を著した明治時代の遊郭の建物は3階建てだったということが示されている。

240お歯黒どぶを1周して吉原大門に戻って来た。
ココがお歯黒どぶに囲まれた吉原遊郭の唯一の入り口だった。
この先はどんなにエライ人でも帯刀は許されず、医者以外は駕籠で入ることができなかった。
どんな様子だったかは、江戸時代、明治時代、大正時代とさまざまで、インターネットで調べれば錦絵や写真などでその姿が確認できる。
ま、今のコレは当時の影も形もござんせん。

250コレが吉原のメインストリートだった「仲之町通り」。

260現在は「台東区千束4丁目」。
色気もナニもあったもんじゃない。

270次回からは吉原の中に入っていくよ。

280<まだまだ続く>
 

200

2018年4月 5日 (木)

事務員G Birthday Live 2018 ~ じむいんさん、いろいろと大変ねぇ~

  
今の若い人は「驚き、桃の木、山椒の木」なんてこと言わないでしょ?
一応、説明しておくと、私のようなジーさんはビックリした時に「ええ~?それは驚き、桃の木、山椒の木だね~」なんて表現を使う。
イヤ、最近はトンと口にしなくなったか…。
こうして「踏韻(とういん)」することを別の言葉では「地口(ぢぐち)」という。
実はこの「驚き、桃の木、山椒の木」には、まだ「き」で韻を踏んだ続きがあって、「ブリキに、狸に、蓄音機」…というそうだ。
「蓄音機」を「洗濯機」と置き換えることもあるところから察するに、そう表現でないことがわかる。
調べてみると、案の定コレは『男はつらいよ』で広まったセリフらしい。
寅さんが的屋(てきや)仕事をする時に、こうした「地口」をふんだんに盛り込んだ口上を披露するでしょ?
ああして、見事な語り口でお客さんを惹きつけてモノを売る商法を「啖呵売(たんかばい)」という。啖呵売には地口が欠かせないんだね。
ついでに書くと、「子供のミルク代がないんです…買ってください」と泣き落としでモノ売りつけるのは文字通り「泣き売」と呼ばれる。
さて、もちろん英語でも踏韻は古くから盛んで、詩や歌詞にこの手法を取り入れることを「rhyming(ライミング)」といって、作者の知性や力量を表すバロメーターにもなっていた。
そして、この「地口」も日本語の大きな魅力のひとつだと思う。
ナンで、こんな話になった?
あ、それは私があることでビックリ仰天したからだった。
  
先日、Marshallのドラム・ブランド、NATALを使ってくれているドラマー、伊藤ショボン太一から連絡があって、あるライブへのお誘いを頂戴した。
ところが、会場の名前を尋ねるとまったく聞いたことがない。
ウェブサイトに載っている地図で場所を確認してみると、どうも以前よくお邪魔していた建物に近いようだ。
しかし、私が知っている限り、その建物や周辺にはコンサートを開くためのホールやライブハウスのような施設あったようには記憶していない。
「その場所」とは港区は白金のDHCの本社ビルの交差点を入ったところ。
ちなみに、化粧品なんかでその名を知られる「DHC」って何の略か知ってる?
「Daigaku Honyaku Center」…つまり「大学翻訳センター」!
「NHK」みたいに、ナント日本語だったんですね~。
コレを知った時も結構「驚き、桃の木、山椒の木」だったな。

10で、携帯に表示された地図に導かれてやってきたのがココ。
エ~~~、ココなの~?
やはり、私が10年ぐらい前にしょっちゅう来ていた建物だった!
でも、おかしいな…ココにはそんなホールなんてものは断じてない!
20「SELENE b2」…間違いなくココだわ。
ココは以前「三田スタジオ」といって、録音や映像関連の作業を行う施設だったの。
一体、何回ココへ来たかな?…輸入の楽器教則ビデオに日本語の字幕を入れる仕事をココでしてたんですよ!
それが、コンサート・ホールになっちゃって…コレが正真正銘の「驚き、桃の木、山椒の木」だったのです。
コレが書きたくて寅さんまで引っ張り出した!

30さて、いきなり4年前の3月に時間を戻す。
場所は横須賀芸術劇場。
「虹色オーケストラ」の『少年と魔法のロボット』という大コンサートがあり、その時に初めて本日のレポートの主役である事務員Gにお目にかかった。(実際にはその前のリハーサルの時)
私はその時まで「ニコニコ動画」の音楽の活動なるモノを全く知りませんでしてね。
何しろこっちは1970年代のロックで青春を過ごした文字通りの「ジーさん」だから…。
そういう世界があるということを初めて知って、結構「驚き、桃の木、山椒の木」だった。

50この時もショボンちゃんからのお誘いだった。
下はその時のショボンちゃん。2014年型。60その後、2016年の3月にはMarshallのコンサート、Marshall GALAにNeo-Zonkというプログレッシブ・ロック・トリオでご出演頂いた。

380ハイ、ココからが本題。
今日ココで開催されるのは『BirthdayLive 2018~じむいんさん、いろいろと大変ねぇ~』と題したピアニスト事務員Gさんのお誕生日コンサ―ト。
『ジブリな昼』と『ジャズな夜』の昼夜2回の公演が開催された。
ジャズ・マニアの私のこと、本当は夜の公演が観たかったんだけどスケジュールが合わず、昼の「地口」じゃない、「ジブリ」の方にお邪魔してきた。

40定刻通りに客電が落ち、ファンキーなサウンドに乗ってステージに現れた事務員Gさん。
オープニングは「Dirty Work」って…アレじゃん!

70まずはブルゾン式に上演中の注意事項をアナウンスして笑いを取る。
「始まりました!今日はマジメじゃないです。生放送のノリです。いっぱい楽しんでください」
とご挨拶。

80vさて、Gさんをサポートするバンドのメンバーは:
ギターは[TEST]。

100v[TEST]さんはMarshall派だ。
今日はJCM2000 DSL100と1960Aのハーフスタックを使用。
他にもビンテージ・モデルの1987Xもレコーディングなどでご愛用頂いている。

110vコレは「虹色オーケストラ」の時の[TEST]さん。
Marshallを愛するギタリストと再会できてうれしいわん!

120vベースは二村学。
曲によってアップライト・ベースを使い分けた。

130vサキソフォン各種は丹澤誠二。
ソプラノ、アルト、テナーを持ち替えて大活躍。

140vそして、我らが伊藤ショボン太一。

150vコレが2018年型。
メッチャ細くなった。

160ショボンちゃんはNATAL。

170コレはウォルナットのキット。
「ウォルナット」とはクルミの木ね。
まだ日本に1台しか入って来ていない。

180スネア・ドラムもNATALのウォルナット。
ショボンちゃんはNATALのバーチのキットを所有していて、仕事によって使い分けている。

190叩き手が良いせいも大きいんだけど、まぁ~、素晴らしいサウンドよ。
自分で言うのもナンだけど、言わなきゃ気が済まない…マジでいい音です。

200おなじみ、星野源の「恋」。

1_img_0064 「生放送でいつもやってるネタです。星野源とマツコ・デラックスの『オールナイトニッポン』!」
曲はハーブ・アルバート&ザ・ティファナ・ブラスの「Bittersweet Samba」…と言ってもほとんどの人がわからないでしょう。
でも、聞けば誰もが知っている…そう、「オールナイトニッポン」のテーマ曲ね。
Gさん、星野源どころかマツコ・デラックスのモノマネまでやっちゃう!
しかし、「オールナイトニッポン」なんて懐かしいな。
土曜日だったかな?…中学生の頃、笑福亭鶴光なんかはずいぶんと学校で話題になってた。
私は宵っ張りではないので、生で聞いたことはほとんどなかったけど、大学の頃、水曜日のタモリと木曜日のビートたけしは録音して翌日夢中になって聞いていた時期があった。
たけしがまだ若くて全盛の頃でね…確かに面白かった。

210「『ジブリな昼』なのにジブリの曲をまだひとつも演っていません。
今日は誕生日なんですが、遊べるようなライブにしようと思ってやってみました。今演ったのはいわゆる前説です」とアタマの3曲に解説を加え、その後のトークでは「楽器別疲れる身体のパーツ」で盛り上がった。
ミュージシャンって案外「腰」なんだよね。
重いギターを提げて何時間も突っ立っているのも大変だけど、イスに座って不安定な姿勢でドラムスを叩き続けるのも腰にいいワケがない。
それと、サックスは絶対に「首」。
重いサキソフォンをあんな細いストラップ1本で首からブラ提げてるんだもん。首が悲鳴を上げるにキマってる。
私は大学の時にジャズのビッグ・バンドに入っていたんだけど、もうバリトン・サックスのヤツなんか気の毒だったもんね。
ピッコロと比べてごらんよ。
  
そして、いよいよココでジブる。
曲は『魔女の宅急便』から「海の見える街」。
90ガラリと雰囲気が変わってGさんのピアノ独奏コーナー。
まずは『もののけ姫』から「アシタカとサン」。

220続いて『千と千尋の神隠し』より「ふたたび」。
私が子供の頃は、言うことを聞かずに遅くまで外で遊んでいると「神隠しに遭う」とお母さんに脅かされたものだった。
「かみかくし」っていう言葉の音が子供ながらにスゴク恐かったのを覚えている。
280『紅の豚』の「il porco rosso」とつなげた。
どの曲もGさんの歌うような、そして聴く者にやさしく語り掛けるような、感情がタップリと込められた演奏で曲を知らない私でも初めて耳にする「器楽曲」として十分に楽しむことができた。
320続けてバンドが加わって「風の通り道」…『トトロ』だよね。
コレは知ってる。
撒いた種が夜中に芽を出して、木になって、さつきちゃんとメイちゃんがトトロたちと至福の時を過ごすシーン。
『トトロ』だけはよく知ってるんだ。
ナゼかと言うと、ウチの下の子が小さい時に熱を出すと、毎回必ず『となりのトトロ』を見ていたから。
私にとって最も印象に残っているシーンは、行方不明になったメイちゃんを捜索している時にサンダルが見つかって、近所のバアさんがさつきちゃんにそのサンダルを見せると、彼女が「ちがう、メイんじゃない!」とキッパリ言うところ。
実にカッコいい。
そして、バアさんが安心しきって、力が抜けて「よがっだ~」って言うところね。
今頃さつきちゃんは絶対にいいお母さんになっていることだろう。
  
ところでこの曲、メッチャいい曲だよね。
映画では画面と音楽がチョット対位法的に組み合わされていて、うれしくもあり、悲しくもあり、懐かしくもあり…音楽が画面を一層引き立てた名シーンだと思う。
この後、もう1曲『トトロ』から「ねこバス」を演奏した。

240続くトークではジブリの作品に出て来る食べ物の話題となった。
ジブリ美術館でそういう特別展展示を開催していたとか。
Gさんがバンドの各メンバーにジブリの作品で印象に残った食べ物を尋ねたんだけど、スミマセン、私ゼンゼンわかりませんでした。
ナンでかって?
ジブリの作品で観たことがあるのは『トトロ』だけなのよ!スミマセン!
  
2年ほど前にMarshallの社長ご夫妻の結婚10周年記念パーティにお呼ばれされて家内とイギリスに行って来たの。
社長のお姉さんはスウェーデンに嫁いでいて、その関係でストックホルムから何人か親戚がお越しになっていた。
その中に若いお嬢ちゃんがいて満を持して我々に話かけて来た。
我々が日本から来ていることを知って、どうしても話がしたかったというのだ。
何の話かと思ったら、ジブリ。
彼女はジブリの大ファンで、本場からやって来た私も当然ジブリ作品を観ていると思い込んでいたんだね。
「トト~ロ」とか「ナウシ~カ」とか作品の名前を片っ端から挙げての一生懸命説明してくれるんだけど。私はこんな調子でしょ?ホンモノの「ジーさん」だから世代が完全に違うワケ。
ゼンゼン話し相手になってあげられなくて大変申し訳ないことをしたと同時に、スカンジナビア半島までその名を轟かせているジブリってスゲエな~って思ったよ。

230『トトロ』の中でさつきちゃんたちが湧き水で冷やしたキュウリやトマトにカジりつくシーンが実に美味しそうだった…という話題から期せずしてショボンちゃんの秋田の実家の話に…。
農家なのだそうだ。
「キュウリはうまぐね」と完璧な秋田弁を披露してくれたショボンちゃん。
でも、『トトロ』のあの場面は確かに魅力的だったよね。
実は私も経験したことがあったのです。
以前に勤めていた会社で、長野に転勤して間もない時。
東京生まれ東京育ちの私は、トウモロコシがどういう風に成っているのかも長野に行くまで知らなかった。
だって見たことがないんだもん。
先っチョに生えてる穂がトウモロコシの実になるのかと思っていて、まさかアレが根元に生えるとは想像だにしなかった。
その長野の黒姫で、道端で売っていた、まさに冷たい湧き水で冷やしたトマトを頂いた。
またまた「驚き、桃の木、山椒の木」…野菜が好きな方ではない私も、あの果物のように甘く、みずみずしいおいしさに大感動した。
ま、ショボンちゃんの言うようにキュウリではチョット…かな?
それと、「日本で一番甘い」と言われる黒姫のトウモロコシのおいしさは格別だった。
ハイ…「だからナンだ?」という話しでした。

2_img_0098 「ものまねコーナー」もあるよ。
お客さんからリクエストを募ると、山崎まさよし、福山雅治、桑田佳祐の3人の名前が挙がった。
すると、即座に「針すなお」張りの3人の似顔絵が後方のスクリーンに映し出される。
スゴイ!すぐに似顔絵が出て来た!(ナンチャッテ!)
イヤ、スゴイと言ったのは似顔絵のこと。
コレらの似顔絵もGさんの作品なんですってね~。
なんて器用な人なんだろう。

310そしてまたジブリにもどって『千と千尋の神隠し』から「あの夏へ」。

290次の曲でGさんはアコーディオンを取り上げた。
曲はアコーディオン奏者、桑山哲也の「哀愁のミュゼット」。

335いいね、こういう音楽は。
こうしたい~か~に~もヨーロッパ調のアコーディオンを使用した音楽を「ミュゼット」という。
こうした音楽に使用するアコーディオンはホンの少し調律を狂わせておいてやる。するとビブラート効果が出て何とも言えない哀愁含みの音色になる。
この調律法を「ミュゼット・チューニング」という。

340ミュゼットなんかを聴いてしまうと、アコーディオンってのはモロにフランスの楽器のように思えちゃうけど、この楽器が盛んなのはフランスだけではない。
イタリアなんかも盛んだけど、「驚き、桃の木、山椒の木」だったのはドイツよ。
ドイツにはHOHNERというアコーディオンのブランドがあって、日本ではハーモニカの名門ブランドとしても名前が通ってるのね。
で、たまたまドイツのMarshallのディストリビューターはHOHNERを取り扱っていてこの辺りの話になった。
彼が言うにはアコーディオンというのはドイツの国民楽器で、何かというとすぐにアコーディオンに合わせてみんなで歌う習慣があるのだそうだ。
こっちは「HOHNER」といえば即座にハーモニカを思い浮かべるけど、トンデモナイ!その売り上げの違いたるやケタ違いにアコーディオンの方が多いらしい。
「バンド・ネオン」なんて似ているヤツもあるけど、極端にムズカシイ楽器だからね~。
もちろんGさんは完璧に「ミュゼ」っていらっしゃいました。

330ショウも終盤。
『天空の城ラピュタ』から「シャルル」。
350そして、恒例となっているというボカロ曲、「Summer Rain」で本編の幕を降ろした。
どの曲もナチュラルな演奏で聴きどころが満載だった!

410アンコールを待つ時間がモッタイナイ…ということで本編を終了してピアノに戻ったGさん。
前半にバンドで演奏した「海の見える街」をピアノ・ソロで…。

420さらに『ハウルの動く城』から「人生のメリーゴーランド」。
Gさんの万感を込めた感動的な演奏!

430本当は今日のプログラムはココまでだったのだが大サービス!
バンド・メンバーをステージに呼び戻してもう1曲演奏した。
曲は『もののけ姫』から「アシタカせっ記」
400「これでもか!」とお客さんを喜ばせるためにキチっと作り込まれたこういうショウはいいもんだよね。
Gさんの美しいピアノをバックアップする4人の演奏の密度の濃さが素晴らしい!
「ジャズな夜」の方も観たかった!

250

360

380

390すべての曲を演奏し終わった後。こんな企画が発表された。
Gさん、麻婆豆腐がお好きなんですか?

440しかし、いいね…ショボンちゃんのドラムは。
何でも完璧に叩いて見せてくれるけど、私なんかには特に4ビートに魅力を感じるね。
もうシンバル・レガートだけでギンギンにスイングしちゃう。
なかなかこういう風には叩けませんよ…特に若いドラマーさんは。

450そんなショボンちゃんが「ヒロコマンBIG BAND」というオーケストラでジャズを演るっていうんだからコレは見逃せませんよ。
しかも、ドラムスはNATAL。

460メンバーを見ると、トランペットに「佐久間勲」の名前が!
一緒に演った時期はないんだけど、学校の後輩なのです。
4月16日、場所は高円寺のHIGH。
楽しみだ~。
ちなみにウチのこの日の夕食は「太陽」の煮干しラーメンか「天助」の天ぷら定食になる予定です。

470このチーム、まだまだ面白いことがありそうだ!

480事務員Gの詳しい情報はコチラ⇒事務員G Official Web Site

490 

200_2  
(一部敬称略 2018年3月31日 三田SELENE b2にて撮影)

2018年4月 4日 (水)

曾我泰久 Special Birthday LIVE~Let's GO! GO! <後編>

  
にぎやかなゲスト・コーナーが終わるとステージはガラリと様相を変えた。

10_df事務所のヤッチンの後輩、sourcesのメンバー、野津永恒のピアノと…

20_2加賀谷綾太郎と日高隼人のヴァイオリンに包まれて…

30ヤッチンがシットリと歌い込む「Dear Friend」。

40vジ~ックリとヤッチンの歌声に耳をそばだてているお客さんたちに向かってもう1曲バラード「ALUBUM」を…。
背後のスクリーンには数々の思い出の写真が映し出された。

50_ab甘く切ないギター・ソロ。
ん~、いい音!

2_s41a0584 ていねいに、ていねいに心を込めて歌った2曲のバラード。

60v_2そこからストリングスでつないで演奏したのは「Carry On」。

70Aのペダルトーンのイントロから展開していくこの曲もサビが素晴らしい。
いつもモーリス・ジャールの『アラビアのロレンス』を思い出しちゃうんだよね。
そういえば、いつかのライブのオープニングSEに『南太平洋』の「バリ・ハイ」が使われていたことがあったけど、ヤッチンはこういうクロマチック(半音)のメロディがお好みなのかな?
そうだとしたら同感。
音楽が人を感動させるひとつのカギはクロマチックのメロディにあると思ってるから。
80アコースティック・ギターで演奏している印象が私には強い「約束の場所で」。
あ、そういえば、今回アコギはまったく使われなかったね。
徹頭徹尾「エレキでGo! Go!」だったのだ!

90v_ngsヤッチンのハードなギター・ソロ!

100素晴らしい音を出すお手伝いをしているのはMarshallです!
現在のフラッグシップ・モデルのJVM410H。スピーカー・キャビネットは4x12"の世界一のシェアを誇る1960A。

110リズムと共に切り込んでくるのは田川ヒロアキのギター。

120v_2おなじみヒロアキくんのアンプもMarshall。
ヤッチンと同じJVMを愛用して頂いているが、こちら2チャンネルの100Wモデル、JVM210H。ヤッチンのは4チャンネルね。
スピーカー・キャビネットは1960BVといって少々お値段がお高いスピーカーが入ってるの。
ま、ナニを使っても結局は「田川ヒロアキの音」なんだけどね。
でもMarshallじゃないとこの音にはならないの!

130この曲のサビも知らず知らずのウチに口ずさんじゃうヤツだ。
それはどこかで聞いたことがあるなじみやすいメロディだからということもある…それでいい。
芸能ごとはいつの世も「売れ線狙い」が当たり前。
ところが、今の世の中に出て来ている音楽って、売れ線を狙い過ぎちゃって、サビで始まって、サビが続いて、ようやくサビが来て、結局どこがサビだかわからないような曲ばかり。
要するに聴きどころがないのだ。
だから夜中に「J-POPの曲がいかに素晴らしいか」なんて番組をやるようになっちゃう。
「題名のない音楽界」みたいなクラシックを解説するんだったらいいですよ。「シュトックハウゼンの創作の秘密」なんていったら私も興味津々だわ。
しかし、どうしてそんなポピュラー音楽に解説を加える必要があるのよ?
解説しなきゃ良さやスゴさがわからないポピュラー音楽なんておかしいでしょう?
ああ、このことは「書くまい、書くまい」と思っていたんだけど、ヤッチンの曲を聴いているウチにどうしても書かなきゃ気が済まなくなってしまった!
もう書かない…イヤ、またどこかで書いちゃうかも?…ということはあの番組を見てるってことか?
イヤ、見てません。
タマタマ前回の放送を見てあまりの異常さにブッタマげちゃったのよ。とても最後まで見ていられなかったけど。

140v少しボルテージを上げて「21st Century」。
コレもいいわ~。
150_21もちろん元のアイデアは瞬時にしてわかる。でもガッチリとヤッチンの音楽になってる。
私もずいぶん色んな音楽を聴いているし、聴いてきたけど、ナンダカンダ言って累計で一番聴いている時間が長いのはビートルズかも知れんな。
いつでも、今でも戻って行っちゃう。
170_2ヒロアキくんのテクニック爆発!
ちなみにピッキングはいつもアップから始めます。

160vファンキー末吉のドラムがリードするのは「流されて」。

180v_ngファンキーさんは携帯がMarshallなの。

190v_2切れ味鋭いファンキーさんのドラムスに絡むのは和佐田達彦のベース。

210v和佐田さんはEDEN。
ヘッドはWTP-600。キャビネットはD410XSTが2台。
和佐田さんの弾くベースっていい音なんだよな~。
何というか「ベースらしい音」なの。
キチッとしたテクニックに裏打ちされた王道スタイルがそうさせるんだと思う。
やっぱり奇を衒ったスタイルは奇を衒った音になるんよ。

220vさらにヒロアキくんが加わって…

230テナー・サックスの鍬田修一がジョイン。
スペクタクルなサウンドが飛び出した!

240v_pbm「流されて」は他の曲とチョット趣を変えた昭和風の雰囲気がいいんだよね。

200vしかし…和佐田さんのベース、スゲエな。
すごいグルーヴ感なのよ!

2_s41a0473 さぁ~、盛り上がって来たよ~!
曲は「Please Believe Me」。

250v中間部のヒロアキくんとのツイン・リード!
しかし、ヤッチンは余計なギターは絶対に弾かないからね。
曲全体を俯瞰して、必要な箇所に必要な分だけ弾く。
ギタリストってついピラピラ弾きたくなっちゃうもんだけどね。
ヤッチンは「ギタリスト」というより「音楽家」ということだ。

2_s41a0329 曲の最後にフィーチュアされるヒロアキくんのソロ。
ヒロアキくんもそうなの。
ソロの内容がド派手なもんだからいつでも弾き倒しているようなイメージが無きにしもあらずなんだけど、インプロヴィゼーションの音楽とそうでない歌モノの音楽をクッキリと仕分けしてスタイルを使い分けている。
ヒロアキくんも「ギタリスト」というより「総合音楽家」のひとりだ。

260vオラオラオラオラ、(←ヤッチンは絶対にこんなこと言いません)ギンギンに盛り上がって来たぜ~!

270_yeコレはさすがに終盤戦の曲だわね。
「Yes! Yes!! Yes!!!」だ!
ハイ、皆さんアレを用意して!

280_2ホイッ!

290「待ってました」感満載のお客さんのハートを直撃!

300v_2もうね、このシーンは撮り逃さないよ。
でも一応、お客さんに「タオルはこの曲ですよね?」と確認してる。
すると、面白いことに訊かれたお客さんは「ハイ、3回やりますからね、3回!」と3回タオルをなげることを強調して教えてくれる。
「3回とも撮り逃すんじゃねーぞ!」という意味なのかな?
2回目まではバッチリ。

310ヒロアキくんのコーラスがまた強力なこと!

320ヤッチンのノリも最高潮!

330v_2ホイッ!
そして3回目。
最後はステージ横から。
見たか!
3回とも全部違うアングルだぞ!

340_2そして、エンディング!

350_2コレで終わりかと言うとそではない。
「こんなにシアワセでいいんだろうか」…とヤッチンからお礼の挨拶があって本編最後の曲。

360v_sa「Stand Alone」を大熱唱!

370_2やりたいことはすべてやり尽くした感じのヤッチン。
熱演は言うに及ばず、選曲も構成もとても見ごたえのあるショウだった!

380_2アンコールは赤いイベントTシャツにお色直ししての登場。
「今日はありがとうございました。日本一、世界一、宇宙一幸せでした!この時間がズッと続けばいいと思っています」

390_2そして、オール・キャストがステージに登場。
衛藤さんからはお誕生日恒例の花キャベツのプレゼント。

395全員で演奏したのは「愛を育てよう」。

400_2衛藤さん、声大丈夫だったかのかな?
最後まで激演を見せてくれた。

410vこういうみんなで歌える曲があるってのはいいよね~。
出演者全員と観客全員がひとつになった。

420v「もう1曲だけお付き合いください!」とアンコールの2曲目には「ハダカノココロ」を持って来た。

430_hkストレートなエイトビートに極上のメロディ、観てる方も演ってる方も楽しいにキマってる。
ヤッチンのこの表情を見ればすぐにわかる!

440v_2ヒロアキくんのギターソロをフィーチュアするヤッチン。
こうして2曲を演奏してステージを降りたが…

450_2「せっかくだからもう少し演りましょうかね!」と再び舞台に上がり「アポロでドライヴ」をプレイ。

460v_adヒロアキくんのハーモニカ。
恐ろしく便利な人です。

470v最後の最後!
曾我泰久55歳の誕生日を記念するライブ・コンサートは「Round & Around」で締めくくられた。

480v終始気合いの入った最高の演奏でヤッチンの熱唱を支えたコア・メンバーの4人!
やっぱいいな~。

490v

500v

510v

2_s41a0959 そして、極上の素材を最上の演奏とステージマナーで丹念に練り上げたヤッチン!

520お疲れさまでした~!

530_2あ、そうそう…「忘れてはいけないTHE GOOD-BYEの35周年は私が責任を持ってまとめます!今年もこのまま最後まで突っ走っていきますのでお力をお貸しください!」と宣言されておりました。
ファンの皆さん、ヨカッタね!

535v曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒【Soga21.com】

540…ということがDVDのDisc02に収録されています。

550_2DVDの発売は4月7日。
ヤッチンのオフィシャル・サイトとライブ会場で販売される。
ウェブサイトからのご購入はコチラ⇒公式オンラインショップ

 
ギターを嗜む人もそうでない人もDVDを観る時は「ギター・アンプはMarshall。ベース・アンプはEDEN」と意識してお楽しみください…そんなことしないか?

560dv

200_2 
(一部敬称略 2018年1月7日 日本橋三井ホールにて撮影)

2018年4月 3日 (火)

曾我泰久 Special Birthday LIVE~Let's GO! GO! <前編>

 
恐らく…ここ数年、年が明けて一番最初にお会いして「明けましておめでとうございます」とご挨拶させて頂く回数が一番多かったミュージシャンは曾我さんになるだろう。
年末のニュー・イヤー・コンサートなんかに行っていれば話は別だが、ああいうのはもう身体がもたん。
新しい年が来て、挨拶回りなどをしていると、アッという間に三ケ日が終わり、皆さんが会社に戻り始めた頃にやってくるのがヤッチンのバースデイ・コンサートなワケ。
今年はもう完全にこのパターンで、スッカリ「明けましておめでとう」させて頂いたのは1月7日のこと。
55歳…ヤッチンは若いな~。
いつかMarshall Blogに書いたことがあったと思うけど、11月生まれの私とは3ヶ月違いで同じ学年。
しかも同じ東京生まれの東京育ち。
音楽好きのギター好き。
傘直しだの、チクロだの、万博だの、光化学スモッグだの…「同世代あるある話」で盛り上がってみたいところだけど、今のところそういったチャンスはまだない。もしそういう機会があったらしっかりとMarshall Blogでレポートしたいと思っている。

10さて、今回のバースデイ・コンサートは『Special Birthday LIVE~Let's GO! GO! 』と銘打って、「55歳」の誕生日を記念すべく、ライブの様子がDVDに収められた。

20それがコレ。
何と2枚組のゴージャス盤!
実はもっと早くこのレポートを掲載しようと思っていたんだけど、このDVDの発売のタイミングを待っていたのさ。

40dv発売はもうすぐ。4月7日だ。
ヤッチンのオフィシャル・サイトとライブ会場にて販売される。
私はといえば、今回はこのDVDのジャケット用の写真を撮らせて頂きました。
ファンの皆さんは、発売となるまでの間、今日&明日のMarshall BlogでDVDへの期待を膨らまてドップリ「曾我浴」してくだされ!

50dv曾我泰久

60v大きい会場御用達のMarshall JVM410Hと1960A。

70vヤッチンをバックアップするのは…
ギターに田川ヒロアキ80vヒロアキくんは同じくJVMの2チャンネル・モデル、JVM210Hと1960BV。

90vベースは和佐田達彦

100v和佐田さんはEDEN。
ヘッドはWTP-600。キャビネットはD410XSTが2台の強力な布陣。

110vドラムはファンキー末吉
ファンキーさんはMarshall系の機材をお使いになっていない…って思うでしょ?

120vところがドッコイ~!
ファンキーさんのスマホはMarshall製なのだ。
コレ、スマホのケースにMarshallのロゴが付いている…なんてシロモノじゃないからね。
Marshallのスマートホンは「LONDON」というモデル名で、ファンキーさんは通信機器としてだけでなく、ステージでの音源再生などに活用して頂いている。
自分以外に日本でLONDONを持っている方に初めてお会いした。それがファンキーさんでうれしいわ!
LONDONの詳しい情報はコチラ⇒【Marshall Blog】LONDON ARRIVES IN TOKYO

130v「新年明けましておめでとうございました!本日めでたく55歳になりました~!年はじめの、一発目のライブ、思い切り楽しんでください!」…というヤッチンの挨拶の後…
150vファンキーさんの疾駆するエイト・ビート!

160v_up「UP BEAT」でショウは幕を開けた。

140いつもは後半で演奏する盛り上がり必死のナンバー。
それを最初に演っちゃうなんてヤッチンの気合いの入りようが窺い知れるというもの。
テンポも心なしかいつもより速いかな?

170ヒロアキくんのギターが切り込んで来る!

180vものスゴいテンションの幕開け。
いつも明るく楽しいヤッチンのステージだけど、今日は尚一層その魅力が爆発しそうだ!

190v間髪入れず「45RPM」。

200_45コレもいつもは後半に持って来て盛り上げを担当している曲。
210ココでサックスの鍬田修一と…

220v_lgtキーボーズの野津永恒が加わる。
野津さんはヤッチンの事務所の後輩、sourcesからの参加。
あ、Marshall Blogではパート名を表す「ボーカル」と「キーボード」という言葉は常に「ボーカルズ」、「キーボーズ」と複数形で書き表しています。なんでかっつーと、それが普通の英語の用法だから。

230v曲はコレまたゴキゲンの「LETS'S GET TOGETHER」。

240v観客をあおるヤッチン。
もちろん客席の感度は良好!

250今回の会場となった日本橋の三井ホールは50歳のバースデイ・コンサートを開催した場所。
この舞台はそれ以来なのだそうだ。
アレ?私はあの時が「初ヤッチン」だったのかな?
その時のレポートもあるよ。
コチラをご覧あれ⇒曾我泰久Special LIVE! LIVE! LIVE! <前編><後編>
でも、あんまりジックリ見ないでね…Marshall Blogはまったく進歩していないから。
「改めまして明けましておめでとうございます!2018年はバースデイ・ライブから始まってうれしい限りです。
あわただしい年末年始を迎えました。今日のライブにはビデオ・カメラが入るのでとても気を遣いました。
そして、2kgのダイエットに成功しました!」
ヤッチン曰く「たなぼたダイエット」なんだって。
どういうことかと言うと…
「年末の28日と29日、何やら熱っぽかったんですが、『ショウ・マスト・ゴー・オン』でナニがあってもライブはこなそうとしていました。
そして、29日のライブが終わって、身体が火照ってると思い病院に行ったら見事インフルエンザに罹っていて、その結果、2kg体重が落ちてしまいました」
大丈夫です。
そういうのはすぐにチャンと体重が元に戻りますから。
それより我々のお年頃にムリは禁物です。
ちなみにレオ・セイヤーのヒット曲、『ショウ・マスト・ゴー・オン』は「ナニがなんでもショウを続けなくては!」という「根性物語」ではなく、「もうシンドくてショウを続けることはできないよ!」という「泣き」の歌ですから!
それをアメリカのスリー・ドッグ・ナイトが勝手に「ショウは続けなければならない!」と歌詞を変えて演ったもんだからレオは大層怒ったそうだ。
ま、そうはいかないこともよく存じ上げておりますが…。

260_omkテナー・サックスとキーボーズが加わっての4曲目は「One more kiss you!」。

270vク~、和佐田さんのベース、タマらんわ。
音も最高。
でもね和佐田さんのスゴさが出るのはアップテンポの曲でのランニング・ベースなの。

280前曲までとはガラリと変わった「メジャー・セブンス系大人のおしゃれサウンド」にファンの皆さんはウットリ。

280vそして、またしても雰囲気を変えたのはビート・ナンバー「お気楽にいこう!」。

290_oki「親しみやすいメロディの権化」のような曲だよね。
実に楽しい!

300vsourcesからのメンバーをさらに迎える。
加賀谷綾太郎と…

310v日高隼人。
いい名前だな~。変身する前のヒーローみたい?

320vそして、待ってましたの~…

330v衛藤浩一

350vいや~、相変わらずのすさまじいパワー…なんだけど、どうしたの衛藤さん?!
声が出ない!
出番を待っている間にノドがおかしくなっちゃったんだって!

340フル・メンバーで伴奏を努める曲は当然「花のお江戸は華盛り」!

350何たって今日はこの曲の地元「日本橋」だからね。
気合いの入りようがハンパじゃない!

360バック陣は地道に演ってます。370衛藤さんが「ゴキゲ~ン!」と合いの手をいれたヤッチンのギター・ソロが炸裂!

2_s41a0705 またヤッチンのハモリがカッコいいんだよ。

380「あ、風流だ…ねぇぇぇ!」からの締め!
キマった~。

390「オイオイ、忘れ物~!」
まさに「台風一過」。
この後がやりにくい…

400なんてことは全くなく、またしても紙袋をかぶった人がヤッチンへのバースデイ・プレゼントを携えてステージに現れた。

410プレゼントは2枚のTシャツ。
しゃれたデザインにヤッチンもすぐにお気に召したよう。

420もちろん紙袋のお方は野村義男
となれば当然THE GOOD-BYEナンバーだ!

430_mtまずはストレート・アヘッドなドライビング・チューン「Midnight Train」。

440v野村さんとヒロアキくんのギター・バトル!

450ヒロアキくんは時計をハズして得意のスライド・ウォッチで応戦。
見ごたえ満点!

460続いては「いいんじゃない?」。
コレは野村さんとヤッチンのON&OFFのレパートリー。

470_iijココで衛藤さんがドラムスで登場!

480v_hkb曲は「Hong Kong Blues」。

490「夢のHong Kong」、「愛のHong Kong」ってどうして香港がこんなに崇め奉られているのかしらん。この時香港に何かあったの?
実際にこのパートのメロディが聴いてて実に気持ちいい。
この曲が収録されているアルバム『Revolution No.9』がリリースされた1989年当時って、まだ香港はイギリスだったんだよね。
ココで脱線。
「アメリカの第二の国歌」と言われている「Stardust」を作ったホーギー・カーマイケルにも「Hong Kong Blues」という曲があって、ジョージ・ハリスンがカバーしている。
チョット前に話題になった『ラ・ラ・ランド』ってミュージカル映画観た人いる?
あのジャズ・マニアの主人公が知り合ったばかりのガールフレンドを部屋に迎えるシーンがあったでしょ?
彼女は何も知らずにテーブルに組み合わさっているイスに座る。
すると主人公が「オイ、そのイスに座るな!それはホーギー・カーマイケルが座ったイスなんだぞ!」と言う。
こういうディテイルにこだわったエンターテインメントがスゴク好き。
この映画って大上段に構えて言えば、実は「アメリカ賛歌」なんだよね。「アメリカっていいだろう~?」っていう。(ま、私はそんな手には乗らんが…)
だから、「第二の国歌」を作ったホーギー・カーマイケルの名前を出したのではないか?…と。
この映画については、現在で連載している「私のホーチミン」と題したベトナムの紀行文の中で詳しく触れる予定。

500v_rgまだまだ続くTHE GOOD-BYEコーナー。
お次は「浪漫幻夢(Romantic Game)」。
この曲のサビ…いいナァ~。スキ。

510「衛藤浩一=秘密兵器」をめぐって衛藤さんの「アンタたちが勝手に言ってんじゃねーか!」で大笑いした後は…。
フザけてすぐにステージを降りようとする野村さんに向かって「この曲を演らないと帰れないでしょう!」…と「TAKE OFF」。
この曲から月を経て後半戦につながれる構成。

520_to2人のツイン・リード・パートは前半のクライマックスだ!

525ヤッチンも実に楽しそう!
素晴らしいお誕生日ですな~。

530徹底的に盛り上がりに上がって前半終了。

540v…ということがDVDのDisc01に収録されています。

550曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒【Soga21.com】

<後編>につづく

200
(一部敬称略 2018年1月7日 日本橋三井ホールにて撮影)

2018年4月 2日 (月)

D_Drive ワンマン・ライブ in 横浜

   
前回も書いたが、ホント、何でもなくシレっと単独でライブを演るようになったD_Drive。
今日は2月の16日の新横浜のワンマン公演のレポート。

10転換の要のないワンマンだからしてステージはガッツリとMarshall!
やっぱりMarshallに埋め尽くされた舞台ってのはいいね。

20今日のオープニングは「Cassis Orange」。

30Seiji

40vSeijiさんは愛用のJCM2000 DSL100EC…でも今日はフル・スタック仕様だ!
しかし、1960AXのフレット・クロスに年季が入りすぎていてBXを足してもお揃いには見えないな。50v足元のようす。

60Yuki

70vYukiちゃん愛用のJCM2000 TSL100。
こちらもフル・スタック!

80v足元のようす。

90Shimataro

100Shimaちゃんも愛用のEDEN WT-800。
今日はキャビネットもEDEN。D410XSTが2台。

120v足元のようす。

130そして、Chiiko。
いつもの4人、いつものD_Drive。

140v曲は「Attraction 4D」へと続く。

150ギター・チームの一糸乱れぬアンサンブルもいつも通り。

160

170vさらに「M16」。

180vギター陣を猛烈にプッシュするリズム隊もいつものD_Driveだ!
あ~、安心するわ~。

190「M16」の見せ場のギターの掛け合いもバッチリとキマった!

200「皆さん、こんばんは!平日なのに集まってくれてありがとう!突然言われた感じのワンマンによく来てくれました。今日はタップリとお届けしますよ~!
皆さんの終電に間に合うように空気読みますからね!」
そう、令文さんや三宅さんと新横浜でイッパイやって、終電に乗ったまではヨカッタけど、途中でトイレに行きたくなっちゃって…止むを得ず田町で途中下車して、その後タクシーで家に帰ったのは私です。

210v_mc次のセクションはまず、「Escape from...」
珍しい?

210私の思い出の曲、「Runaway Boy」。

230vもう一発「Peach Fizz」!

240vD_Driveも今年で9年目。来年10周年だよ。
「今日初めて来た人?」
手が結構上がった。間違いなくお客さんが増えているのだ。
「私がD_DriveのYukiといいます!」
それは間違い。

250vYukiちゃんのバラード「Unkind Rain」。

260v_ur「Advance and Attack」が続く。

270ココで場面は一変して、Yukiちゃんひとりがステージに残ってスポット・ライトを浴びる。

280弾いたフレーズは宮城道夫の「春の海」。
まだ正月気分ってか?
クリーン・トーンでおしとやかに弾いてから、ドッカ~ン!

2_img_0252D_Driveファンならすぐにピンと来たことだろう。
そう、Yukiちゃんが岐阜のショッピング・センターのテレビ・コマーシャルで演ってみせたヤツね。

Img_6127 そして、谷原章介さんもブッタマげたシュレッディングでソロを締めくくった。

290vこのフォーメーションは「Drive in the Starry Night」。
コラ~!Seijiさんだけやってない!

310ココでXperiaコーナー。
この時はまだ谷原さんの番組がオンエアされていなくて、まずはその告知。
収録の日、Marshallの用意をしたりしてお手伝いをさせてもたったのだが、YukiちゃんはステージでそのエピソードとMarshall Blogの記事を紹介してくれた。
  
関連の記事はコチラ  ↓  ↓  ↓
八面六臂のD_Drive~ランボッギーニと深夜食
謎の"美女"ギタリスト Plays Marshall and Enjoyed 焼売!!

  
ちなみに上の①に登場してきたランボルギーニは5,000万円。ベトナムなら10兆ドン弱だ。
ベトナムドンだとそんなに高くないような気がするな…。
でも、触らせてももらえなかったんだって!

4_img_0119 ココで演奏するのは当然XperiaのCM曲「Voice」。
今、ハーモニカのアレンジになっちゃったね。
私はこの曲の演奏を前回の高田馬場DXでのワンマンの時にも聴いたんだけど、正直言ってあの時は「ただパーツをくっつけただけ」という感じのプラモデルみたいな演奏に感じた…ゴメンね、D_Driveぅ。
しかし!
今回は自家薬籠中のモノにしたことがありありとわかるゴージャスな演奏だった!

320_vYukiちゃんのマイク・スタンドに装着したあるスマートホン。
もちろんXperiaだ!

325グッと時間をさかのぼらせて「Champagne」。

330_cYukiちゃん作の「Shape of Your Life」が連なる。

340v_sol前回のワンマン・ライブの時はYukiちゃんの誕生日だったが、今日はSeijiさん。
ということでメンバーから誕生プレゼントが贈られた。
ナニが贈られたか記録しておこう。
あ、そうそう、あのネ、Marshall Blogってズッと残るんよ。
私がやっている限りは(多分)続いていて、いつでもどこでも過去のライブの内容を調べることができる。
つまり、ミュージシャンの方々はポートフォリオとして使えるし、ファンの皆さんは思い出をいつでも検索することができるのです…と思ってやってください、
まず…
Chiikoちゃんからは温湿布とアイマスク。
Shimaちゃんからは祝儀袋に入ったアマゾン・カード。
Yukiちゃんからは腰に巻くとジンワリと温かくなるベルト。
おめでとうございました。385ココでSeijiさんのギター・ソロ。

350青いライトに照らされて緩急自在なフレーズが飛び出す。

360v予め内容は何も考えていなかったそうだが、スリリングなプレイとよくまとまった構成はサスガのひと言!

370「美味しかったより楽しかったを!」の居酒屋甲子園のテーマ・ソング「The Lat Revenge」!
何のことやらわからない人はコチラ ↓  ↓  ↓
だから私は、Marshall。~私の居酒屋について来れる?

380_lr今日は各メンバーのソロをフィーチュアするコーナーがハサミ込まれているんだぜ!
お次はChiikoちゃん!

390暴れろ、暴れろ!

400…と思う存分暴れてくれたChiikoちゃんだが、実によく計算されたドラム・ソロだった。

410vそのままソロ・コーナーはShimaちゃんへと引き継がれた。

420相変わらず豪放磊落なプレイ!

430vベースの可能性を色々と教えてくれるようなソロ!
ゴメン、Shimaちゃん!…LED照明でどうにもウマく撮れない!
イヤ~、LED照明のおかげで今回は肌色に撮れたのはMCの時の写真だけだったよ。

440v4人のソロが出そろったところで「Mr. Rat Boots」。

450_mrb続いてはニュー・シングルのコーナー。
しかし、ホントに今日は盛りだくさんだな。
去年の内から耳にしているのでもうずいぶん以前にリリースしたような気がしてしょうがないんだけど、正式な発売日は3月18日。
まだ2週間しか経っていない新曲なのよ。

460cdまずはSeijiさんがVan HalenのようなLAメタルをイメージして作ったという「Gradation」。

470_dgもう1曲はYukiちゃんの「GEKIRIN -逆鱗-」。
「ドラゴンボール」にちなんだ曲。
悟空だのべジータだの説明してくれたんだけど、Yukiちゃんゴメンね~、サッパリわからんわ。
ノーマン・ジュイソンの『ローラーボール』なら観に行ったけどナァ。
ライブでこの曲を演奏するのはこの日が初めてだったのだそうだ。
Yukiちゃん得意の極悪系ナンバー!
ド迫力!

480_g大阪のワンマンのの告知があって最後のセクション。
まずは「Russian Roulette」。

490_rr先月ベトナムへ行って来たじゃん?
それで日本に帰って来て『ディア・ハンター』をまた観たのよ。
考えさせられちゃって…「戦争って一体何だ?」って。
普段ナニをやっていてもいいけど、とにかく「日本が戦争参加しそう」という時だけは、みんなで一致団結して止めなきゃイカン。

320つい曲のタイトルに誘われて余計なことを書いてしまった!
そんなこととは関係なくリズム隊絶賛激演中!

500そしてクライマックスに向かう。

510vSeijiさん式メンバー紹介。
ユキユキ、シマシマ、チーコチーコのヤツね。
皆さん元気にご唱和して頂きました。

515本編の最後は「1,000,000hp」。

520出た~!
540コレって、スゴイと思った。
というのは、このSeijiさんのダンスのパフォーマンスを強引に曲にくっ付けた感じがまったくしないんだよね。
本当に盛り上がりが頂点に達し、もう「踊らなきゃどうにもおさまりがつかない!」という流れを感じさせる。

530またSeijiさんの芸の達者なこと!
ギターを弾いている時より明らかに楽しそうだ!

550「D_Driveの音楽や曲を好きなってくれてありがとう!」
アンコールで「Screw Driver」を演奏して新横浜のワンマン・ライブの幕を降ろした。

560v最後は記念撮影。

570え~、撮影コーナーもあんの?

580ありがとうございました~!

590さて、もう皆さんご存知のこととは思うが、3月31日をもって、D_Drive結成当初から活躍していたベースのShimatatoがバンドを脱退することになった。
つまり、次回のMarshall BlogにD_Driveが登場する時は、これまでの「いつものD_Drive」ではなくなる。
Shimaちゃんには長い間EDENのベース・アンプをご愛用頂き、その魅力を十分にアッピールしてもらった。
でも、アンプの話よりビールの話をすることの方が多かったかな?
もちろんShimaちゃんは音楽活動から退くワケではないので、ズバ抜けたテクニックや音楽性を持つベーシストとして益々のご活躍を期待申し上げている。
Shimaちゃん、長い間どうもありがとう!

600v替わってD_Driveの低域を受け持つのはToshiyuki。
CONCERTO MOONのベーシストだった彼とは8年ぐらい前に知り合ったのかな?
当時はMarshallの名ベース・アンプVBA400とVBC412で轟音をブっぱなしてくれていたけど、現在はEDENプレイヤーだ。
Marshall社的にはうまいこといった…とMarshallへ毎月送っている活動レポートに書いておきます。
Toshiくん、またよろしくお願いします!

620vD_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site

1_img_0039 

200_2
(一部敬称略 2018年2月16日 新横浜New Side Beachにて撮影)

2018年3月29日 (木)

Mary's Blood~Supporter's Club限定LIVE「A Night at the KINEMA CLUB」

  
もう一発Mary's Blood!
今回は東京キネマ倶楽部から。
Mary's Bloodとしては初めてのキネマだったのかな?
2016年3月、SAKIちゃんにはMarshall GALAでこの舞台を踏んでもらっている

10今日レポートするステージは昨年末に開催したMary's Bloodファンのための特別イベント。
すなわち「Supporter's Club」の会員だけが参加できるライブ・イベントなのだ。
90EYE

30vSAKI

40vね~、SAKIちゃん、メバチコが治ってめでたくアイパッチがハズれました。

50vMarshallはもちろんそのまま。
JVM410Hと1960AのTattooモデル。
Mary's Bloodのギタリストのトレード・マークだ。

60v_3RIO

70vMARI

80v_2そして、もちろん-yashiro-もステージに上がっている。
20「今日はSupporter's Club限定です。身内の集まりだから打ち上げのノリでやっていこうと思います!」
いいネ、いいネ!
しかしEYEちゃんの衣装はとても打ち上げ向けには見えないと思うんですけど…。
Marshall公認のライブハウスである東京キネマ倶楽部のオシャレな雰囲気に合わせてくれたんだって!
どうもありがとう!

100どんなシチュエーションでもシャープなギター・ソロを聴かせてくれるSAKIちゃん。
今日は視界も広がって、思う存分ダイナミックに弾きこんでる~!

110v_2「紅」なんか取り上げちゃって、普段Maryのステージでは聴けない曲を盛り込んで確かにいつもとは違う雰囲気だ。
2_img_0001「普段聴けない曲」といえばこのコーナー。
アミダクジで選ばれた3曲をその場で演奏しよう…というワケ。

130_2選ばれたのは…と言うより、当たったのは…

1402012年の『Scarlet』から「Ms. Carrie」。
120続いて、2013年の『Azure』から「Blue Heaven」。
(この時点で)一昨年に演奏して以来だとか…。

2_img_0304 最後に2016年の『FATE』から「Chateau de Sable」。

1_img_0030ソロもバッチリ。

2_img_0268 「心臓に悪いな~」…なんて言ってたワリには難なく当選した3曲をプレイしたのでございました。
アミダクジには50曲から絞った18曲をエントリーしたそうだ。
古い曲を聴いてもらうタイミングをMaryサイドで作らなければ…という思いで3~4年の間ゼンゼン演っていない曲を選んだ。
これはまたいつも応援してくれるサポーターさんへの恩返しでもあったんだって。

1_img_0359 「次からは飛ばす曲ばかりを演ります!ついて来てね!アキレス腱とか気をつけてね~!」
ア、アキレス腱?
誰かナンカあったのッ?

1_img_0094 3曲のドライビング・ナンバーが飛び出した!

160_2今日も息の合ったプレイで魅せるSAKI&-yashiro-のギター・コンビ。

170_2EYEちゃんはRIOちゃんのサポート?

2_img_0375 火の玉のようなスピード・チューンでキネマ倶楽部が煮えたぎる~!

180アンコールでは冒頭にニュー・アルバムのレコーディングの進捗状況がレポートされた。

1_img_0323 そこでこの特別イベントならではの特別企画。
ニュー・アルバムに収録される曲のコーラス・パートをサポーターの皆さんにこの場で歌ってもらって録音し、うまくいけば採用しちゃおうというのだ。
早速その場でパートワケをして練習。
そして、すぐ本場。
とてもいい感じだったけど、結果はどうだったのかしらん?
この場に居合わせたファンの皆さんはニュー・アルバムのリリースが待ちきれない?

155コーラスのレコーディングも終わって後は派手にイベントの幕を降ろすだけ!
EYEちゃんはサブ・ステージに上がって観客をあおる。

150_2SAKIちゃんは今日も最後までバリバリのギター・プレイを聴かせてくれました。
やっぱりハードなギターを弾くならMarshallやね~!

2_img_0151Mary's Bloodの詳しい情報はコチラ⇒Mary's Blood Official Site

190コレが来る4月18日にリリースされる4枚目のアルバム『Revenant』の初回限定盤。

10cd_2こちらは通常盤。
リリースが待ち遠しいね!

1_mbcdMary's Bloodの詳しい情報はコチラ⇒Mary's Blood Official Site
 

200 (一部敬称略 2017年12月26日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2018年3月26日 (月)

Mary's Blood "Flag of the Queendom" ~Premium Night~

 
来る4月18日に4枚目のアルバム『Revenant』を発表するMary's Blood。
コレが初回限定盤。

10cdこちらは通常盤。
「revenant」というのは「戻ってくる」、「帰ってきた人」、「亡霊」、「幽霊」という意味。
基本的に「長い間留守にしていた状態から戻って来る」ような意味合いを持つ単語だが、Maryの場合は前作の『FATE』のリリースが2016年の10月。
1年半ぶりのMaryのアルバムでの「revenant」はファンを狂喜乱舞させるに違いない。

1_mbcd さて、今日は今からさかのぼること4ヶ月。
昨年の11月に開催された『"Flag of the Queendom" ~Premium Night~』のようすをレポートする。
前回のツアーの千秋楽だ。
チョット時間が経っちゃったけど、Marshall Blogではリック・ウェイクマンの『ヘンリー八世の六人の妻』に関する記事を連載しているところなので丁度いい。
Maryとはヘンリー八世と最初の奥さんであるキャサリン・オブ・アラゴンのお嬢ちゃんね。
コレが有名な「ブラディ・メアリー」のMary。
実はヘンリー八世の2番目の奥さんとの娘、エリザベス一世が統治していたテューダー王朝期の後期にもうひとりの「Mary」がいた。
スコットランド女王のメアリー・スチュアート。
コレがまた悲惨!
この辺りも書いていくつもりなので、そちらの記事もお楽しみに。
「ヘンリー八世」の第1回目の記事はコチラ⇒【イギリス-ロック名所めぐり】vol.28~ヘンリー八世と六人の妻 <前編>

30cd_2 ところで…。
カミラってゼンゼン見かけなくなったな…カミラとはエリザベス女王が大キライなあの「カミラ」。
つまり、チャールズ皇太子の今の奥さん。
カミラは以前、アンドリュー・パーカー・ボウルズという社交界の人気者の奥さんで、そのアンドリューはアン王女と交際していた。
アンはMarshallの工場に遊びに来てくれたチャールズ皇太子の妹ね。
ややこしい…それがロイヤル・ファミリー。
で、エリザベス女王は王位をチャールズに譲らないようなことを言っているようだけど、もし、そうなるとしたら次のイギリスの王位はケンブリッジ公ウィリアム王子ということになる。
先日の「Knight(ナイト)」の叙勲式で、リンゴ・スターの肩に剣を当てる立派な様子を見ていると、「もうウィリアムでいいじゃん」と思っちゃう。
ちょっとアタマが気の毒だけど…。
髪の毛がみんな弟のヘンリーの方に行っちゃった…私はウィリアムの気持ちがわかるゼイ。
いずれにしても、次のイギリスの君主はQueenではなく、Kingになることは確実だ。
すると、現在のイギリスの国家「God Save the Queen」は「God Save the King」に変わる。
印刷屋は大忙しだ。
ここで気になるのが、イギリスの正式な国名。
イギリスのことを「イギリス」と呼んでいるのは(多分)世界で日本だけで、連中は自分の国がそんな名前で呼ばれているなどとは夢にも思っていない。
実際にイギリス人にこのことを話すと「ハァァァ?…『イギリス』ってナニよ?!」と大いに不思議がる。
イギリスの正式な国名は皆さんもよくご存知の通り「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」という。
おかしいと思わない?
君主が「女王様」から「王様」に変わる時は国歌が「Queen」から「King」に変わるのに、エリザべス二世という女王が統治しているにもかかわらず、国名が「Queendom」にならず、ずっと「Kingdom」のままだった。
気にならない?
私はとても気になるので調べてみた。
コレはどうも正式国名が表す通り、我々が「イギリス」と読んでいる国はイングランド、スコットランド、ウェールズ、そして北アイルランドの4つの王国が連合して(実際は合併)できているので、イングランドの都合だけで名称を変えることはできないかららしい。
ここ品川インターシティホールはもう完全にメアリー女王の「Queendom」!

30暗転したステージに浮かび上がる5人のシルエット。

35轟音一発!
「Bite the Bullet」で幕を開けた!

40EYE

50SAKI

60v_2RIO

70MARI

80v-yashiro-

90vもちろんSAKIちゃんのお供はMarshall。

100vSAKIちゃんのトレードマーク、JVM410Hと1960AのTattooモデル。

110vそして、今回もうひとつSAKIちゃんのお供をしたのは、ファンの方からプレゼントだというアイパッチ。
モノモライに罹っちゃったんだって。
SAKiちゃんが付けるとこのギンギラのアイパッチもスゲエ自然だナァ。
関西では「モノモライ」のことを「メバチコ」って言うじゃない?
昔勤めていた会社で大阪に赴任した時にコレを地元育ちの同期のヤツに教えてもらって大笑いした記憶がある。
「メバチコ」とか「サブイボ」とか実に面白い表現である。
しかし、「ちくわぶ」を売っていないのはマズイ。

120vいつも通りの豪放なサウンドで「XOXO -kiss & hug-」…

130「Paranoid Delusion」とつなげる。

140v今日もSAKIちゃんの燃えたぎるギターが観客を直撃!

150アタマ3曲ブッ続けにカマす。
「初のインターシティホール!後ろも見えるぜ!今日はファイナル。皆さんの全力を見せてくれますよね!…

160
…タオル持ってる?」
と、続けて「Ready to Go」。

1_0r4a6105 もちろん客席はバッチリとタオルが用意されていて大盛り上がり!

3_img_0026 『FATE』から「HANABI」。

170アップテンポのメジャー・チューンが楽しいなったら楽しいな!

180v短いMCを挟んで『Bloody Palace』から「Song for You」。

190v『Countdown to Evolution』から「I, Lament」が続く。

210vEYEちゃんが「今回の17本のツアーをこなしてきてひと皮剥けた」とMCで言っていた通り、濃厚かつ流麗なパフォーマンスが続いた。

220v「Infinite Love」と「Campanula」を経て…

3_img_0062 SAKIちゃんのギター・ソロ。
ひときわ大きな歓声が上がるMaryのライブの人気コーナーだ。

245お~、ビデオカメラを持ち出してお客さんを撮影し出した!

250あ~、自撮りまで~!

260もちろんギターも思う存分弾くまくり!

240v「ちゃっき~」の大きな歓声に包まれてソロ・コーナー終了!

270この後新曲を披露した後、「Burning Blaze」をプレイ。

300そして、ショウは最終セクションに突入する。
「一緒に行こうかッ!」
290vEYEちゃんが旗を振り回すのは「Coronation Day」。

280そして5人が一丸となって「Mebius Loop」から「Promised Land」へ怒涛のパフォーマンスをつなげた!

310v

320v

340v

330

360SAKIちゃんと-yashiro-ちゃんのスリリングなツイン・ギターのパートもバッチリ~!

305本編14曲。
爆音のQueendomは一旦幕を降ろした。

370お色直しして登場したアンコールは新作に収録されている「Halcyon Days」で始まった。
つまり、この時はまだ未発表曲…あ、今でもそうか。

1_0r4a6542 そしてEYEちゃんはMCでこう言った。
「徳間ジャパンに移籍してニュー・アルバムを持ってまた戻ってまいります!」
お~、だから今回のアルバムのタイトルが『Revenant』なのか~。
スゲエな、この伏線の張り方!

2_s41a0904 「旗を持っている人は今出してくださいね~!」とこれまた『Revenant』から「It's Alright 」。

390みんなで旗をフリフリ盛り上がった~!

400

410

420

430

440さらにもう1曲。
おなじみの「Marionette」でステージでのすべてのプログラムを終了した。
「ステージでの」というのはこのもうひと盛り上がりあったんだよね~。

4_img_0215 終演後、品川インターシティホールのロビーを埋め尽くすファンの皆さん!

460ここでMary's Bloodの4人とファンへの懇親会が開かれたのだ。

470リラックスした雰囲気で楽しいトークが進む。

480

490

500

510プレゼント・コーナーも盛り上がったよ~。

520MARIちゃんはスティック。

530SAKIちゃんはお手製のメッセージカードに当選者のお名前を添えて…。

540最後はメンバーがファンの皆さんに名刺をプレゼントして終了。
何とマァ盛りだくさんの一日だったこと!
 
Mary's Bloodの詳しい情報はコチラ⇒Mary's Blood Official Site

550 

200  

(一部敬称略 2017年11月19日 品川インターシティホールにて撮影)

2018年3月 9日 (金)

ヤバイTシャツ屋さん "Galaxy of the Tank-top” TOUR 2018

  

ココは映画『マイ・フェア・レディ』の舞台となったロンドンのコヴェント・ガーデン。

1_img_04391980年に観光客を対象としたショッピング・センターに生まれ変る前は映画にあるように大きな食料品の市場だった。
1_2rimg0472ネクタイを使った連続殺人事件を描いた晩年のヒッチコックの傑作サスペンス『フレンジ―』で、その殺人鬼が普段働いている職場もこのどこかにあった青果店だ。

1_img_1207辺りにはこうしたストリート・パフォーマーがアチコチで自分の芸を披露している。

1_img_0436最近では日本でもよくこういうのを見かけるようになったね。

1_img_0437ショッピング・センターの正面でのパフォーマンスともなるともう大変な騒ぎ。
いつもたくさんの観光客でゴッタ返している。
最寄りの地下鉄の駅は「コヴェント・ガーデン駅」だが、曜日と時間によっては昇降客を捌ききれず、隣の「レスター・スクエア駅」を使ってくれ!という利用制限が発せられる。
「隣の駅」と言っても呼べば聞こえるような距離なので、何ら問題はないのだが。ロンドンの地下鉄の料金は普通に乗ると殺人的に高額で、そんな距離の1駅間乗るだけで800円近く取られるんよ。
もちろんそんな人はいないけどね。
1_img_0446大道芸はといえば、それほどビックリするような芸ではないんだけど、何しろ客さばきがメッチャうまい!
ロンドンなんていうと、何となくこうした大道芸の類が街中で見れると思うでしょ?
ところが驚いたことに、ロンドン市内で大道芸をやっていいのはこのコヴェント・ガーデンだけ。
そう言われてみると、確かに他でこんなことをやっているのを見たことがない。
ロンドンは観光客の数がハンパでなはいので、交通の妨げにならないように気を配っているのだろう。
地下鉄のコンコースで演っているパフォーマンスは管轄が別。
アレも厳しいオーディションを通らなければならない。

1_img_0447マーケットの中は衣料やオシャレな日常品を扱う店が軒を連ねている。

1_img_0442コレは2012年の6月のようす。
ユニオン・ジャックがスゴイでしょ?
この時、ロンドン中がこうだった…というのは、エリザベス女王の在位60周年のイベントをやっていたのね。
それはそれは見事だったけど、寒かった!
その時の様子は ↓ ↓ ↓ にレポートしているので興味のある人はどうぞ!
★イギリス紀行2012 その16~ロンドン2 <女王陛下のロンドン 前編>
★イギリス紀行2012 その17~ロンドン3 <女王陛下のロンドン 後編>
1_img_7643世界中から観光客が集まる人気スポットというだけあって、やっぱり有名ブランドのショップも少なくない。
おもしろくないね、そういうのは。
でも、そうではなくてフリマ的にハンドメイドのオリジナル商品を扱っている小さな出店も結構あってね…コレを見て歩くのが存外におもしろい。

1_img_0443で、ひとつ見つけたのが、Tシャツを扱う店。
ニコニコ、ニコニコ、上品で見るからに優しそうなオジさんが店番をしている。
チラっと商品に目をやると、そのオジさんの雰囲気にふさわしく、どれもメルヘンチックで可愛らしい。
全部そのオジさんが作っているオリジナル商品ということなんだけど、それらをよく見て絶句!
どれもがデザインがエグイのだ。

1_img_0445でもおもしろいので、一番無難なヤツを1枚買った。
下の息子へのお土産だ。
それが下の写真。
「PEE & POO」…すなわち「オシッコとウンコ」。
セガレも「珍しい」と喜ぶかと思ったら、ナンだよ…「さすがにウンコはヤバい!」と言って、息子は3年経った今も着ることはない。
イヤ~、アレ、ホントに「ヤバいTシャツ屋さん」だった!
  
コレが言いたくてココまで引っ張った。

1_img_0001さて、ロケーションはコヴェント・ガーデンからいきなりお台場。
開場直後のZepp Tokyoには若い人たちでイッパイ!

10そうそう、コレコレ、この格好。
Tシャツ、スパッツにヒザ丈の短パン、そして首からタオル。
「若さ」の象徴だぜ!
今度どこかの現場へ行ってこの格好で撮影してみようかな?
オッサンには似合わないぞ~!

20会場は立錐の余地まったくなしの超満員!30Marshall Blog初登場の「ヤバいTシャツ屋さん」だ!

40こやまたくや

50vたくやさんはMarshall。

60正面を向いているのはタオル掛け(正体はJCM900 4100だったかな?)と1960A。

70実際に音を作っているのは横っチョを向いているDSL100H。

80ベースは、しばたありぼぼ。

90vドラムスは、もりもりもと。

100vコレは1月10日にリリースされたセカンド・アルバム『Galaxy of the Tank-top』の初回限定版。CD+DVDの2枚組。

Cdんで、こっちはCDだけの通常盤初回プレス。
我々が子供の頃は、今「タンクトップ」と呼ばれているシャツは「ランニング」と呼ばれていた。
ところで、ノースリーブの肩が丸出しになっているシャツのことを総称して「タンクトップ」というらしい。
昔、水着のことを「タンクスーツ」といって、肩が丸出しのデザインだった。それの上半身の部分だけだから「タンクトップ」。
ちなみに「タンク」とはプールのこと。当時は「海水浴」という習慣がなかったからね。
「ランニング」は同じタンクトップでも、ガバチョと首の部分が空いている形をしているモノ。
要するに運動しやすくなっているワケ。
一応「Tシャツ」の方もやっておくと、もちろんアルファベットの「T」の形をしているからそう名付けられたという説が有力だが、「Training Shirt」の「T」という説もあるらしい。
元はアメリカ海軍の船乗りたちが下着として愛用していたモノで、色は白。
船内でキツイ仕事をする上で着やすく、洗えばすぐ乾くし、タオルにも使えるわ、もし敵に降参する時には白旗にもなった。
第二次世界大戦中、撃ち落とした敵機のパイロットがTシャツを着ていて、それを見た日本軍の兵士は「ウワ!アメ公のヤツらは下着で戦っているのか!?」とビックリ仰天したのは有名な話。
今日の記事は若い人たちも読んでくれていると思うので書いておこう。
ところで、73年前の今日の夜中、つまり1945年3月10日に「東京大空襲」があって、2時間半も立たないウチに10万人の東京の一般市民が犠牲になったことを知っておくこと。
そして、もうひとつ「平和でなければ音楽もできない」ということも知っておくべき。
 
しかし、このジャケット、可愛いデザインだね。

105cdこのZepp Tokyoでのライブは上のアルバムのリリースを記念するツアーの千秋楽で、ダブルヘッドライナー公演を2日間開催した。
両日とも完全ソールド・アウト。
この日の対バンはKANA-BOON。
あ、初めてMarshall Blogを見る人に言っておかなきゃ!
Marshall Blogでは「ツーマン、スリーマン」という言葉は絶対に使いません。
「ダブル・ヘッドライナー、トリプルヘッドライナー」と正しい英語で表現しています。
だっておかしいでしょ…「ツーマン」なんて英語はありません。
せいぜい「ツーメン」。
そうですよね、ありぼぼちゃん?!

110オープニングはいきなりニュー・アルバムのオープナー「Tank-top in your heart」。
120オワ~、コレぞ若い人のロックだぜ~!

130シンプルでストレート、パワフルでアグレッシブ!そして何よりも「自由」で「愉快」!
私たち世代が若い時に聴いたロックとは全く違うモノだけど、「ロック」としての根本は変わらんのだ。

1401曲ごとに沸き上がる耳がツン裂けんばかりの歓声。
この感動→トリハダ!
ん~、若い頃を思い出す~!
よくマンガであるじゃない?若い人たちが楽しそうにしているのを見ておジイさんが「ワシだって若い頃は!見てろよ!(グキッ)アイテテテ!」みたいの…アレです。
そうなんです、波平さんは私より年下です。

1_img_0237「DANCE ON TANSU」、「メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲」とニュー・アルバムからのナンバーが続く。

190vメロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲がどういう曲がわからないので、この「メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲」という曲がメロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲ぽいのかどうかわからないけど、アルバムでは10曲目に入っているという撞着が面白いね。
しかし、長いタイトルだな。
頭脳警察というバンドに「指名手配された犯人は殺人許可証を持っていた」という長いタイトルの曲があるがかなわないな…。
でもネ、この曲、日本のロック史に残る短い曲で、ディミニッシュ・コードに合わせてタイトルを1回言うだけ。その間、15秒。
そんなやり方もあります。

200「今日、最初に出てくれたKANA-BOONとヤバTは大阪の三国ヶ丘にあるFUZZというライブハウスの出身で、その2つのバンドでこうしてZepp Tokyoという大きなステージに立つことができてとてもうれしいです!」
そんな感動的な挨拶をして大歓声に包まれたたくやさん。

150ガンガンいきます。
スカで「Tank-top of the world」。
関西弁でやっちゃうところがまたいいね。
もちろん、カレン・カーペンターズの2人も、Creamの3人もビックリしているだろう。(Creamが演奏した「Sitting on Top of the World」はWalter VinsonとLonnie Chatmonという人の作品)

240チョット落ち着いて「眠いオブザイヤー受賞」。160v「♪敷布団 on 俺 on 掛け布団」ね。
ホントこのバンドは言葉の使い方がおもしろい。
大丈夫ですよ~…歳を取って来ればヒツジなんて10匹も数えれば難なくコテンとイケます。
それで、すぐに目が覚めます。
そして、またすぐ眠くなります。
「眠いオブザイヤー」は簡単に獲得できます!

170ニュー・アルバムからドカンと「Universal Serial Bus」。
20年前なら何の意味かサッパリわからないであろう歌詞。
とてもいいアイデアだと思う。
そう!アレって裏表がわかりにくいよね。
絶対に会ってると思ってブスっとやると刺さらない。
向きがさかさまのヤツもあるじゃない?
ホント、1回じゃ刺さらない。

180ありぼぼちゃんの歌で「ベストジーニスト賞」。
ヘヴィで勇猛果敢なベース・プレイもさることながら、よく抜ける歌声とツボを得たトークが素晴らしいありぼぼちゃん。
たくやさんとのコンビネーションは絶妙だ。
さすが大阪や!

330vケーブルもこんなに長い!
今時ワイアレスを使わないなんて…スキ!

300「無線LANばり便利」、「I wanna go home」、「ウェイウェイ大学生」とファースト・アルバムからのナンバーが続く。
チョット拝見しましたが、「流行りのバンドのボーカルの男みんな声高い」なんて曲、バリスゴいね。
この歌詞!
若い人が見たらナンてことないんだろうけど、コレが今のロックなんだよね。
バリ勉強になるわ~!
ヤバTゼンゼン、ヤバくない。バリありがたいわ!

210vそして、この「I wanna go home」ってのはいい曲だよね~。

220vコレもおもしろかった…「L・O・V・Eタオル」!
「♪タオル~!」ってところでは吹き出しちゃったよ!235ところで、このセキュリティ態勢。
朝礼か?
開宴直前にゾロゾロと柔道部、空手部、レスリング部、アメフト部の方々がゾロゾロ入って来てプレスピットに並んだ時、写真部&新聞部としては正直ビビったわ。
「ああ、そういうヤツか!」って…。
あのネ、若い人たちィ、今でこそクラウド・サーフィンなんてやってるけど、私が若い頃は公演中イスから立ち上がっただけで警備のお兄ちゃんがスッ飛んで来て怒られたもんだったんですよ。

230ダラダラとカメラのファインダーを覗いていたらマジでケガするからネェ。
こっちも真剣ですよ。
もちろん「おケガなくっておめでたい」だったけどね。(Kさん、ありがとうございました!)
ところで、この靴。
脱げちゃうのはわかるけど、気がつくといつの間にかなくなってるんだよね。
コレ、本人がまた前の方へ送られて来て回収して帰るのかね?
1曲終わるごとに客席で靴を拾った人が「コレ誰の~?」ってやって、みんなで助け合ってんの。
そういえば以前、「下敷きを失くした」というお客さんがいて、みんなで探したライブがあったっけ。
ナンだってこんな所へ下敷きなんか持って来るのか。

250ツイン・ボーカルズが魅力的な「とりあえず噛む」。
あ、「ボーカル」という言葉、この単語と「キーボード」は常に複数形で使うのが正しい使い方です。(例外あり)

Tk さらに「サークルバンドに光を」とニュー・アルバムからナンバーを固める。

270「ネコ飼いたい」…マァ、よく盛り上がること!
ネコ飼ってください!

380ショウも終盤!
「スプラッピ・スプラッパ」で容赦なくたたみかけて来るよ~!

260たくみさんのガッツあふれるギター・プレイ!
DSLの音だ~!
やっぱりいいロックはMarhallが出すギター・サウンドが不可欠なのだ!

290v「ヤバみ」~!
この曲いいな~。
3人ともバリカッコいいわ!

Ybm2 本編を締めくくったのは「ハッピーウェディング前ソング」。
コレも楽しいね~。
とにかく最高にハッピーなフィーリングで本編の幕を降ろした。

320v

280

340アンコール、アンコール、アンコール…。
  
コレは人気が出るのは当然ですよ。
歌詞といい、曲といい、MCを含めたパフォーマンスといい、お客さんが喜びそうなこと、好きそうなこと、楽しめそうなことが全部入ってるもん。
とにかく、曲が魅力的だよね。
人を惹きつけるエキスをガッチリと吸収してる。

360アンコールの1曲目は「ドローン買ったのに」。
せっかくドローンを買ったのに法律が変わってしまって使えなくなっちゃうという悲劇。

370ギャハハハ!
肩幅の広い人の方が、狭い人より発言に説得力が増すって!
そんな曲が「肩 have a good day -2018 ver.-」。
私は子供の頃ズット水泳をやっていたので肩幅は広い方だが説得力はない。
収入もヤバい。
2_img_0011それじゃコレはどうだ!
肩幅メッチャ広かろう?
収入は16世紀初頭、イギリスではダントツでトップ!
誰かって?
ヘンリー八世じゃ!
ウチでは「八ッつあん」と呼ばれてる。
1533年にローマ教皇から破門されて、翌年勝手にオリジナルでイギリス国教会、すなわちプロテスタントを始めたんじゃ!
この肩幅だからな~…確かに説得力あるわ~。

40vアンコールの最後は「喜志駅周辺なんもない」。
近鉄長野線…乗ったことないな。
富田林なのね?
ホントだ…ストリート・ビューで見てみると、確かになんもありませんな~。
そんな情景がとてもよく表現されていますな…ホンマか?

2_img_0108アンコール3曲を演奏してフィニッシュ!

350でもコレだけじゃ終われない…ということで衣装を替えてステージに姿を現した!
着て来たTシャツが盟友KANA-BOONからのプレゼントだそうだ。

400もう1曲!
「♪シャシャシャ」と始まったのは「あつまれ!パーティーピーポー」。

410コレもいい曲なんだよね~。
サビの展開で感動してしまうよ。

Ppp もりもとさんの口笛もフィーチュア。
スゲェうまい!

415こんなシーンも!

420しかし、うれしいね。
世代を超えてこうしてMarshallが今のロックをサポートしているということが!
Marshallはヤバくないのでガンガンやっちゃってくだされ!
450イヤ~、おもしろかったな~。
アッという間に終わっちゃったよ!
また観たいな!…と思っていたら、東名阪でこのツアーの追加公演が決定しているそうだ。
ドレドレ…東京は3月14日のZepp Diver City。
やった、すぐじゃん!と思ったら出張で行かれね~!
残念!
また別の機会を楽しみにすることにしよう。

440ヤバいTシャツ屋さんの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEB SITE

460(一部敬称略 2018年2月23日 Zepp Tokyoにて撮影)

2018年3月 7日 (水)

STARMARIE 単独公演 FANTASY CORCUS~第四幕 悪魔、はじめます~

  
Marshall Blogへは2度目の登場となるSTARMARIE。
前回、☆sun-go☆さんの紹介で初めて拝見してスッカリ気に入っちゃった。
だから今回の公演もとても楽しみにしていた。

10会場は前回同様、中野サンプラザホール。
前回はファンからの寄せ書きや、音楽関係者の方々からのメッセージがホワイエに飾られていたが、今回はメンバーのサイン入りポスターが貼られていた。

20夥しい数の祝い花。
お、「NAONYAON SHOW-YA」賛から!…ということは~、そう、今年も4月29日に開催されるNAONのYAONにSTARMARIEが出演することがキマっているのだ。
おめでとうSTARMARIE!

30コレは2月14日にリリースされたばかりのニュー・アルバム『FANTASY WORLD IV』。
今回のショウはこのアルバムに収録されている曲をタップリと交えて進行した。

40cd紗幕が上がってステージに姿を現したSTARMARIEの5人!

50木下望

60v高森紫乃

70v中根もにゃ

80v松崎博香

90v渡辺楓

100v今回はニューアルバムのビジュアルに合わせて全員おそろいの衣装。

110そして、今回も五十嵐☆sun-go☆美貴!

120vそして、背後には2台のMarshall。
JVMのフル・スタックだ!

130v実際に☆sun-go☆さんのギターを出しているのは、このステージそでにセットされたJVM410H。
いつもと一緒。

140出番を待つ愛器。
こっちは見慣れないヤツが入っとるな。

150v足元のようす。

160ベースは梅田潤

170vそしてドラムスに吉田太郎

180vそう、今回のステージはバンドを従えての登場なのだ!
しかも、メンバーはMarahall Blogではおなじみ、諸星カーくんの「Volt-ageバンド」。
コレはうれしいですよ。

190オープニングは早速ニューアルバムから「悪魔、はじめます。」。
できれば「悪魔」ははじめてもらいたくないけど、この発想というか、言語感覚というか、コレがナントもタマらないのね。
そういえば、若い頃、通っていた自動車教習所の教官が「飽くまでも」という表現を「悪魔までも」と間違えて覚えてしまっていて、「悪魔までも車線を変える3秒前にウインカーを出す」とか「悪魔までも一時停止する」とか説明するもんだから、そのたびに吹き出しそうになった。
悪魔まで笑うのをコラえたけど、ハンコもらえなかったよ。

200_3続いて「三ツ星レストラン・ポールからの招待状」。

230相川らず元気に歌って、激しく踊るエキサイティングなステージ!

220v観客をアオっておいて…

240「屋上から見える銀河 君も見た景色」へと続けた。

210スポットを浴びる☆sun-go☆さん。
上手がエラくゴージャスだ~!

250「スペル・オブ・ザ・ブック」…「人生があらかじめ書かれた本」ね。「アカシック・レコーズ」ってヤツ。
強引に落語で言えば「死神」だ。
そして「サーカスを殺したのは誰だ」を演奏。

260ハイ、☆sun-go☆ファン&SHOW-YAファンの皆さんお待ちどうさまでした!

270五十嵐美貴をタップリとフィーチュアしたコーナー。

280v照明を一身に浴びて客席を見下ろす☆sun-go☆さん!

290vこれまで何回☆sun-go☆のステージを観て、何千回シャッターを切ってきたかわからないけど、このシーンは「いがら史」に残るカッコ良さだったんじゃない?

300ア・カペラでゴリンゴリンと弾いておいて…

310vポーズ!
キマったわ。
マジで☆sun-go☆さんってカッコいいわ~。
誕生日が一日違いでうれしいわ~。

320v曲は「ママは天才ギタリスト」へ。

330「ギタリストの☆sun-go☆」が自分のバンド、もしくは関わったユニット以外で全面リアレンジした曲をCDとして初めてリリースしたのがこの曲。
すなわち、ギタリスト生活40周年で初めてのこと。

340v前回に引き続いて『ワイドル(Wildなidol)』として、STARMARIEとバッチリ共演した!

370☆sun-go☆さんフィーチュアでもう1曲。

360v「姫は乱気流☆御一行様」だ!

400ノリのいい和風ドライブング・チューン(?)。
☆sun-go☆さんにピッタリ!

380v2回目とだけあってSTARMARIEのお嬢さん方もまるで6人目のメンバーのように☆sun-go☆さんを盛り立てる!

350何か、もう☆sun-go☆さんはSTARMARIEのステージには不可欠だね~、Marshallとセットで!
あ~、マジでカッコよかった。夢見そうだわ。
この日、このステージを観た☆sun-go☆ファンはラッキー!

410v☆sun-go☆さんが定位置に戻って、MCが挟み込まれた。
「ついにやってきました単独公演!」
バンドのメンバーとニューアルバムが紹介された。
前回は本編にMCが全く入らなったからね。

1_img_0180 そのニューアルバムから「妻はハイドに会ってはいけない」。
コレもスゴイ歌詞だな。
スティーブンソンもビックリだよ。

420ココでも「悪魔、はじめます」。

425ステージ中央にギターの悪魔が出て来た!

426お、そのポーズは~…

427クル…

1_img_0207_2リン…

428パッと~!
この望ちゃんと博香ちゃんの得意げな表情がかわいい。

429☆sun-go☆さんの「悪魔コーナー」はこれで終わり…ホントはそんなコーナーはありません。

4295ステージはサクサクと進む。
ひとり純白のロングドレスに着替えて登場したのは柴乃ちゃん。
前回に引き続いてピアノの腕前を披露した。
そして、MCでは「今回は生バンド。そのバンド・メンバーとして参加しています」と自分のポジションについて触れ、「これからも成長して大きなSTARMARIEになって行かれるようにガンバっていきます!目標のためなら悪魔にもなって進んで行きたいと思います」
STARMARIEの目標は武道館でのコンサートだ。

430v「次の曲のテーマは『強さ』です。弱さを知っている人間が一番強いんじゃないかという思いを込めて演奏します」
…とニューアルバムから「ラ・カンパネラ 君に贈る」を披露。

440続いて「さよならお弁当」。
コレはね~…何ともショッキングな曲だよね。
前回のコンサートのレポート記事にも書いたけどエラい衝撃を受けたわ。

450続けて「星祭りの夜、君を殺しに行く」で柴乃ちゃんのピアノ・コーナーは一旦終了。

460v盛りだくさん!
今度はもにゃちゃんと楓ちゃんがイスに座りながらややシットリと1曲。

470「賢者のローブ」だ。
いい曲だ。

480ショウは終盤に入るよ。

490「狂おしき月下の舞踏会」…

500「かけおちしようよ」…
520「涙のパン工場『コンセル・カマタ』」…と続く。
535vしかし、今頃ナンですが、よくこうしてフリを覚えてスラスラと踊れるよナァ。
仕事とはいえ感心しちゃう。

550STARMARIEはそのフリが独特なんだよね。
コレオグラファーの人を尊敬しちゃうわ。
手を交差させてジクジク動かしたり、ハンドルを握るところを演出したり、加えて複雑なフォーメーション、見ていて全く飽きない。

555本編で2曲を残してMC。
ひと言ずつご挨拶。
みんな感激してホロホロになっちゃった。

560それでも曲は続く。

530v「私の居ない世界で君は明日を迎えられる?」

510vドワ!博香ちゃん号泣!
人のMCの時には元気だったのに、自分がしゃべる番になったら感極まって大泣きしちゃったの。

580もにゃちゃん、やさしいんだね~。
曲の間中ズッと博香ちゃんの方を抱いてサポートしてた。

2_img_0527 本編の最後はニューアルバムから「ドント・ルッキン・フォー・ミー」。

570イヤ~、STARMARIEファンはもちろん☆sun-go☆さんファンにも十分楽しめる盛りだくさんな内容だったわ~!

590vアンコールの1曲目もニューアルバムから「星の旅人たち~明日、世界がなくなるとしたら~」。

600お客さんとの別れを惜しみつつ、さっきまでの感動の涙を引っ込めて元気に歌って踊った5人。

610

630v

640v

660v

2_img_0622

670v最後にもう一度バンド・メンバーが紹介される。
「私たちのママ!本当にカッコいい~!」って。
「ママ」!…確かにパパではない。

680vそして、最後の曲。
「名もなき星のマイホーム」を演奏。

715息の合ったバンドのパフォーマンスも素晴らしかったね~。

690

700

710v最後は「いい?飛ぶよ!せーの!」でジャ~ンプ!
タイミング合わね~!
今年は全国ツアーが組まれ、マレーシアにも出張するそうだ。
武道館の舞台を目指してガンバレ!

720STARMARIEの詳しい情報はコチラ⇒STARMARIE OFFICIAL WEBSITE

730五十嵐☆sun-go☆美貴の詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・ブログ

740

200_2(一部敬称略 2018年2月4日 中野サンプラザホールにて撮影)

2018年2月28日 (水)

MAYO FEST 2017 -The Final- <DAY2>

 
尻の痛さもそのままに『Mayo Fest 2017 -The Final-』の第2日目に突撃~!
「Sold Out」だって!
スゴイなMayoおじさん!

10_2今日もアクロバチックな祝い花が届いてる!
ちなみにCRESCENDOの並びの自然食品のお店ね、スゴイよ。
置いてあるのはすべてアミノ酸(MSG)抜きの商品だからね。
まるで海外のスーパー・マーケットみたい。
「摂りすぎるとアタマがおかしくなっちゃう」という理由で欧米ではアミノ酸(MSG)の使用が厳しく禁止されているんですよ。
日本に来たドイツ人もイギリス人もビックリしてた。
MSGというのは「うま味調味料」のことね。
発明したのは日本人。
先進国では政府が使用を禁止しているのが普通で、市販している食べ物にアミノ酸をガンガン入れているのは日本だけだ…ということを若い人にも伝えておこう。

20vさて、Mayo Fest、主役のMayoちゃんのお供を務めているのはNATALのドラム・キット。

40v今日も<DAY1>と同じバーチのキットで暴れて頂く。

50そして、今日も出演バンドの各ドラマーさんがどんな音を出してくれるのか楽しみ!

60_2今日のオープナーは、まるで昨日の続きのような、「M.A.D.A.Z.E.L.」と銘打ったAZAZELにM.D.M.Sのメンバーがジョインしたチーム。

70_2MIYABI

70vMAMIYA

80v空也

90vyuri

100vMamiyaちゃん以外のM.D.M.SからはDaibon。

110v_2そしてShin。

1_img_0020 ドラムスはもちろんMayoちゃん。

120v_2オープニングはガガさまの「Born This Way」。
何かピッタリやね。

130あ、客席で発見!
ちゃんと応援してる…いい人だ~。

140v_2昨日の疲れなどまったく見せずに力いっぱいNATALを叩きまくるMayoちゃん。

150v他にLinkin ParkやLimp Bizkit、Bon Jovi等の曲をプレイして出番を終えた。
今日もノリノリの『Mayo Fest』!

160_2「結構ベテランですけど2番目というラインナップです!」と登場したのはHERNIA 44。

170_2THUNDER

180_2SUGAR

190vCROCO

200_3そして昨日からやってる「おっとビックリ in Mayo Fest」の第2弾はドラムスのTAKAYUKI!
ARESZで何度もMarshall Blogに登場してもらってるけんね。

210v_2「ヘルニア」か…。
私はね、重度の椎間板ヘルニアをやっちゃったんですよ…アレはね、今まで私が生きて来た中で一番痛い病気というか、怪我というか…罹患中は思い出しだくもない地獄の日々だったよ。
1ヶ月寝たきりだった。
でもこのヘルニアは愉快痛快!
  
ちなみに「椎間板ヘルニア」を医学用の正式な英語で言うと「lumber vertebrae herniated disk(ランバー・ヴァーティブレ・ヘルニエイテッド・ディスク)」という。
入院中、担当の先生に教わったけど、とうとう覚えられなかった。
「lumber vertebrae」で「腰椎」、「heria」とは何かが飛び出した状態を指す。
そして「disc」は「椎間板」のこと。

220おかしいことを真剣にやることのおかしさ…コレですよ。
私はこういうの大スキなの。

240タイトでハードなアンサンブルがまた小気味よい!

250v_2このキャノン・タムの音がまたとても新鮮なんですわ。
こんなの他で聴いたことない。

260_2TAKAYUKIさんのドラムともガッチリ組み合って分厚いリズムをコーディネイトしていた。

270_2「全部右!」

275「汚くしてるとキラわれちゃうぞ~」なんてのもとてもヨカッタ。

280もっと聴きたい感じだったけど、5曲アッという間に終わっちゃった!
しかし、THUNDERさん、スゲエでかいな~!

300_2HERNIA 44の詳しい情報はコチラ⇒HERNIA 44 Official Web Site

230ものスゴいホーム感!
初めて訪れた国で町内の知り合いにバッタリ出くわしたような感覚か?
JEKYLL★RONOVEだ!

310Jekyll

320v_2N★OTO

330SEI

340キャプテン★いえっち

350_2オープニングはアルバム『E=mc2』から「Guilt or Innocence」 。

360 N★OTOくんはシッカリ自前のMarshallを持ち込んでJEKYLL★RONOVEのギター・サウンドを聴かせてくれた。

380_2別の時に撮った写真だけど、コレが愛用のSilver Jubilee 2555Xと1960BV。

290続いて「人間」。

400_211月にMarshall Blogでレポートしたテレビ・ドラマの挿入歌「Always~The answer is blowin' in the wind~」も大好評!

370_2「次の曲でMayoに泣いてもらいましょう。
最近殺人や自殺みたいなニュースばかりで、何かできることがないかな…と思って考えると、無力で何も考えられないのが悔しいです。
神様がそばにいて、救って欲しい…そんな気持ちを歌にしました」

410曲は「Stay with Me」。
しかし、このバンドは「Always」の副題にしてもそうなんだけど、古いロックのタイトルを転用するのが得意なのね。
メンバーに誰か古い人がいるのかな?
1971年のFacesの大ヒット曲にこの「Stay with Me」というのがあった。
Rod StewardがRon Woodのギター・ソロの前で「ギッタ~」と言うのが有名。
アチラの能天気なロッド節と異なり、こちらはシットリとしたJEKYLL節を聴かせてくれた。

2_img_0317 愛器Les Paulから7弦ギターに持ち替えたN★OTOくん。

420曲はジキロノの代表曲、「Helter Skelter」。
ね、この曲のタイトルもそう。

430やっぱこういうピュアなハード・ロックはいいね。
NATALがこれまたピッタリとハマるというもんですよ。

440…と思ったらアラララララララ?
曲が「Mayoがおばさんになっても」になっちゃった。
カッコいい!
実際、曲が移るパートのアレンジが秀逸だったのよ!

1_img_0148 「♪Mayoがオバさんにな~っても~」

390客席で聴いていたMayoちゃんおおよろこび!

405そして、元に戻ってクールにキメて出番を終わらせましたとさ!
  

JEKYLL★RONOVEの詳しい情報はコチラ⇒official site

450_2続いてはVagu*Project。

460YuI

470Crazy-Boy-Ryo

480_2オッ、カンちゃんココでも出てる!
サポートで参加。

485実はVaguさんは大分前に一度Marshall Blogにご登場頂いたことがあるんだよね。
アレはハロウィンの時で、モノスゴいゴージャスな仮装が素晴らしかった。

490_2今回はノーマルな衣装でガッツリとハードでワイルドなパフォーマンを見せてくれた。
そして、やっぱりMarshallサウンドが気持ちいい。

500_2ファンの皆さんも大喜びでしたな。
カンちゃんのポジションが完全に死角で写真が撮れませなんだ、ゴメン。

510Vagu*Projectの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site

520この後、REASTERISKが登場したのだが、ゴメンナサイ。
ジイさん、残念ながら体力の限界で一時退場させて頂きました。
  
で、『Mayo Fest 2017<DAY2>』のトリ!
M.D.M.Sの登場だ。

530前日からずいぶん何回も出て来たような感じがするが、Mamiyaちゃんがココが本籍。

540Shin

550_2Daibon

560_2そして、Mayoちゃん。
いよいよ最後だよ~。

570_2ココもスゴイのね~。
「ワル」とはまたチョット違う感じで、言っちゃ悪いけど「下品」を正当化しているっていうのかな?
こういうのはある意味、ロックの芯を喰っていると思うよ。
ナニかの覚悟をキメたかのようなバンド・サウンド。
あ、Mamiyaちゃんの手の先はチョット、ウチのイメージにそぐわないのでモザイクをかけさせてもらいました。
Marshal Blogはイギリスの連中が見てるからサ。
見えなくてもこうしておけばナニをやっているか彼らにはすぐにわかるでしょ。

580_2Mayoちゃんのドラミングはそんなバンド・サウンドの要だわね。
ホント、シンプルでシャープでカッコいいわ。

590今度はAZAZELのメンバーが飛び入りだ~!

5952日間の最後を飾るにふさわしい盛り上がりだ!

600前日寝ていないとか言ってたけど、まだ20ステージぐらい叩けるんじゃん?

610_2一糸乱れぬ演奏がM.D.M.Sの底知れぬワイルド感を誘発する!

620_2Mamiyaちゃんのエンターティナーがスゴイから!
よかったら吉村昭の『間宮林蔵(講談社文庫刊)』読んでみてください。

625Mayoちゃんも汗みどろの大熱演!

630_2終わった~!
  
M.D.M.Sの詳しい情報はコチラ⇒M.D.M.S official web

640アンコールはクリスマス一色!650THUNDERさんの頭についているヤツ、蛾かと思ったらトナカイでした!
失礼しました!

660JEKYLLちゃんは赤い帽子がよく似合うな~。
曲は「きよしこの夜」かな?

670カンちゃんがドラムスを叩いてみんなで演奏したのは…

675「ジングル・ベル」…そのままかい!
リコーダーなんかを持ち寄って楽しかったね。
風船は昨日使ったヤツの残り。

680_2最後にMayoちゃんからひと言お礼のご挨拶。
「ありがとうございました!」

690_2この2日間、初めてのバンドをたくさん拝見させて頂いた。
どのチームもと~てもヨカッタ。
でも思った。
今、日本のロック界も社会の動静に引きずられているのか、ものスゴイ格差社会になっているような気がするんだよね。
ホ~ンのひと握りのバンドやミュージシャンに人気と富が集中してしまって、その他の連中はどんなにあがいても、もがいても陽の目を見ることができない。
もちろんロック・ミュージシャンなんてのは水商売の極致だからして、当たるも当たらないも才能と運次第なのは昔から変わっていないことはよくわかっている。
それでももう少し何とかならないもんかね~。
ロックの歴史もだいぶ長くなってきて、演る方も、聴く方も年齢の幅が広がった。
私が若い頃は30歳を越してライブハウスに出ているミュージシャンなんてのはほとんど常識外だった。
みんな20代のウチに見切りをつけて堅気の世界に戻って行ったからね。
でも今はそうじゃない。
30歳代のミュージシャンは若手で、還暦を過ぎたミュージシャンなんてもう全く珍しくなくなった。私を含めて高齢の方がライブハウスに行くのは当たり前になった。
ところが、お客さんの年齢が出し物によってあまりにもハッキリと別れてしまっているのはどうにもウマくない。
アリーナに集まるようなお客さんは完全に中学生か高校生だけだし、若いガール・バンドはほとんどがオジサンのお客さんだ。
コレがもう少しクロスオーバーできないもんかと思うワケ。
昔は外タレのコンサートで武道館に集まったお客さんの年齢層はもっとバラエティに富んでいたような気がするのね。
マァ、考えてみると我々の世代、年配の方々は演歌を聴くのが普通で、その演歌が今ではロックに取って代わったというだけのことなんだけどね。
ただ「順番」が変わっただけで実は何も変わっていないこともわかってる。
でも、ロックと演歌は別なものだし、今回2日間レポートした比較的トラディショナルでヘヴィなロックと今の若い人たちのロックは少なくと「地続き」なハズなのよ。
だからもっともっと老若男女が交錯して色んなロックを聴くようになってもいいのにな~…2日間、脚立の上で尻の痛みに耐えながらステージを観ていてそんなことをしきりに考えてしまった。
そういう意味では、私にとって、Mayo Festは社会派のライブだったと感じたよ。
Mayoちゃん、これからもガンバレ!

700_2ところで、今回副題に「-The Final-」と付けたのはもうMayo Festやらないからなのかしらん?
それじゃダメじゃん?
またやりなさい!
…ということで、その時まで昨日出来上がったという『Mayo Fest 2017 -The Final-』のダイジェスト・ムービーをご覧になって待っててチョーダイ!

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
ドラマーの皆さん「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。

 

200_4(一部敬称略 2017年12月23日 吉祥寺CRESCENDOにて撮影)

2018年2月27日 (火)

MAYO FEST 2017 -The Final- <DAY1>


『Mayo Fest 2017 -The Final-』というイベントにお邪魔して来たのはクリスマスの頃だからもう2ヶ月前のこと。
いまだに関係者がSNS上で喧伝しているほど強力なイベントだった。

10贈られた祝い花に「Mayoおじさん」とあるが「Mayo」とは川崎麻世のことでも、マヨネーズのことでもない。
私はマヨネーズが苦手だ。

20「Mayo」はM.D.M.S、AZAZELの女性ドラマー、Mayoちゃんのこと。
そう、こんなルックスをしている…

30…ワケはない。
「シゲさん、日本で1番音がデカいガール・ドラマーです。NATALにピッタリだと思いますよ!」と
ほぼ1年前に、近くNAKED MACHINEを離れる石川達也くんに紹介してもらった。
「ウィッス!」と言ってその場にあった達也くんのNATALをMayoちゃんが叩くと…なるほどパワフル!
Mayoちゃんも「何スか、コレッ?!」と、とてもNATALをお気に召して頂いたようで、ステージで使える機会をお互いに窺っていた。
そして、その日がやって来たというワケ。
それがMayoちゃんの誕生日をコッテリと祝うイベント、『Mayo Fest 2017 -The Final-』。
Mayoちゃん、Marshall Blog初登場!

50v当日使用したNATAL。
バーチの12"、13"、16"、22"のキット。
70マッチドのスネア・ドラムも大層お気に召して頂いた。

60会場の物販コーナーには「しめ縄」?
安全祈願か?
まさか、物騒なライブなんじゃないだろうな?
でも、コレ、向きが左右逆です。
上下もさかさま。
今、右に来ているピロピロしている部分が左にきて、上を向いているのが正しい取り付け方。

80まずステージに上がったのはAKKO MACHINE。

90M.D.M.SのMamiya

110vギターのJK AKKO。
DAY2に登場したREASTERISK Gt.atsusixの双子の妹。

120vベースのY.O.U.子 はこの後にステージに上がったe:choのベースのY.O.U.の双子の姉だそうです。

130vそして、この日の主役Mayoちゃんがドラムスをプレイ。

140vノッケからゴリンゴリンのヘヴィなサウンドが容赦なく身体にのしかかって来るゼ!

150今回初めてお会いした「MAMIYA」ちゃん。
「まみや」って言うから私はテッキリ「間宮」かと思って…だって、そんなにない名字じゃん?
アタマの中で完全に「間宮林蔵」の子孫かなんかと思い込んじゃってサ、すっかり興奮して「間宮海峡」の話をしてしまったよ。
「中国大陸と樺太が陸続きか否か?」という当時の「世界の七不思議」のひとつを現地に赴いて解明したのが間宮林蔵。
それほどの偉業を成し遂げておきながら、いまだにその生涯にはナゾの部分が多いらしい。
ところがMamiyaちゃんときたら…「イヤ、『間宮』じゃないんスよ」と言われてガックシ。
しかし、この人のキャラクターには間宮林蔵もビックリすることだろう。

160MAMIYAちゃんにMCでイジられるMayoちゃん。
表情がわかりやすいのはとても良いことだ。

155vダイナミック極まりないドラミングは、なるほど達也くんが推薦した通り!
コレぞ女の中の男!
メッチャかっこいいわ!

170AKKO MACHINEはShinedownやレッチリ、Avril Lavigneなどのナンバーを艶やかにプレイしてステージを降りた。
しかし、AKKO MACHINEなんていい名前だな。

180…ということでMayo Festはじまりはじまり~!
Mayo Festは昨年に引き続いての開催となるが、今年は色々な事情と勢いが重なり、期せずして2日間の開催となったそうだ。
2日とも満員だったよ。
人気あるナァ~、Mayoちゃん。

190さて、続いて登場したのは愛沢絢夏。

200愛沢絢夏

210vバックを務めるのは…
Zakk

220v煉(れん)

230vmiyou

240vMAR

250vハチ切れんばかりのイキのいいボーカルズ!
だれでも身体を動かしたくなってしまうような躍動感が素晴らしい!

260おっとビックリ!
実は、この方はかなり前からの知り合いでしてね。
この日バッタリ会ってビックリした。
百戦錬磨のプレイヤーだけあって、影に日向にしなやかなギター・プレイを聴かせてくれた。

270煉ちゃんはつい先日別の現場でバッタリ!
この日は夢中になってソロを弾く姿が印象的だった。

280v曲のクォリティも申し分ないし、カッチリしたサウンドがメッチャ気持ちヨカッタ~!
 
愛沢絢夏の詳しい情報はコチラ⇒公式ホームページ

290お次はVELVET CHERRY。

300Akane

310vShinichi

320vHayato330v「おっとビックリ in Mayo Fest」第2弾はドラムスのカンちゃん!

340vアタシャこのバンドには驚いたよ。
大ゲサに言えば、「我が耳を疑う」てぇヤツだ。

350何せ「ロックンロール・サウンド」がテンコ盛りなのだ!
「ロックンロール」と言ってもFats DominoやらBuddy HollyとかChuck Berryとかのサウンドとかいう意味ではないよ。
もっともっとソフィスティケイトされたサウンドの中にそうしたエキスがハッキリ見て取れるということ。

360v「♪チャララ、チャラら」とやるギター・ソロなんかもかなりクラシックなスタイルだし、何ともいいですよ。
いつもMarshall Blogに書いているような、トラディショナルを若い感性で煮込んだ感じ。

380そんなサウンドにもNATALはベスト・マッチ。
カンちゃんはもう何度も使ってもらってるからね…NATALのツボを心得でますな。
あ~、ソコソコ…気持ちいい!

370VELVET★CHERRYの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャルホームページ

390v今回は背の高い脚立の上に座布団を敷いて、その上に乗って写真を撮ってる。
つまり丸っきり移動不可。
段々尻が痛くなって来た。
いつか新宿のライブハウスで初めてこの作戦を導入した時、座布団なしで脚立に上がったんよ。
そしたらどうなったか…ケツ死んだわ。
尻の骨が削れたのかと思うぐらい痛かった。
そんな経験をふまえて今日は座布団を2枚重ねてみたんだけど、それでも痛い!
 
まだまだ出て来るMayoちゃんの誕生日を祝うバンドさん。
お次はe:cho。

400Haruka

410v884

420vY.O.U.

430vYAGGY

440vここのチームもパワーのカタマリのようなHarukaちゃんのボーカルズを中心にしたダイナミックなサウンドが身上だ。

450884は「ハバシ」と読む…違う!
「バヤシ」と読むそうだ。本名は「林」さんかな?
それをMayoちゃんが間違えて「ハバシ」って言っちゃった。
「ハバシ」ってナ二よ?
ま、我々世代で「バヤシ」と言えば1000%「四人囃子」を指すがね。
お立ち台に上がって若さあふれるプレイを聴かせてくれた。

460vベースのY.O.U.くんは冒頭に登場したAKKO MACHINEのベースのY.O.U.子ちゃんの双子の弟。
やっぱりよく似てるね!
フレットレス・ベースを使った縦横無尽なベース・プレイがスゴかった!

470vますます調子を上げるNATAL。
e:choサウンドをギンギンに演出していた。

480e:choの詳しい情報はコチラ⇒e:cho official web site

490あ、初めに書くの忘れた。
この日、撮影場所からは死角になってしまって全然写真には写ってこないけど、NATALだけでなくMarshallも大活躍してますからね~!
やっぱりこういうヘヴィなサウンドにはMarshallはどうしたって不可欠だし、どんなタイプのロックでもMarshallが出すの歪みのサウンドっていうのは美しい。
それにしても尻イテ~!…なんて言っていても、アッという間にトリの登場だよ。
  
『Mayo Fest 2017 -The Final-』<DAY1>の本編最後を飾るのはAZAZEL!

500MIYABI

510v空也

520vyuri

530vで、ドラムはMayo。

540vスタンダールを思い出させる色合い。
こんなヒラヒラしたルックスだけど、AZAZELもマァ~、その音の強烈なこと!

550やっぱカッコいいね、この人。
シンプルでストレートで…ドライブ感がタマらんわ!
叩いている姿も魅力的だわ~。

560ステージ上手でモクモクとギターを弾く空也ちゃんはMarshallをいつも愛用してくれている。

570さすがトリだけあってお客さんの「待ってました感」も強く、爆発的な盛り上がりが圧巻!

580とりわけガーリーなルックスのMIYABIちゃんも猛烈なエネルギーでお客さんをアオりまくっていた。

590vMayoちゃんもドラム席からひと言ご挨拶。
「何だか知らないけど、〇〇のせいで2DAYSになってしまった!」みたいなことを言ってたのかな?

600vそこへRinzo登場!
あ、違う、Mamiyaちゃんが登場して1曲。

610他に類を見ない独特のキャラクターで雰囲気をガラリと変えちゃうところがスゴイ。

620チュッ!

630こうして『Mayo Fest 2017』の第1日目のトリ、AZAZELのステージは熱狂のウチに幕を降ろした。
AZAZELは来る7月7日、同じ場所でのワンマン・コンサートが決定している。

610v

650v

660v

370vMayoちゃんの誕生日は翌日の12月23日なんだけど、アンコールにはお定まりのバースデイケーキが入場!
カンちゃんはこの日がドンズバでお誕生日なので一緒にお祝い。

Img_0158 そして、<DAY1>の出演者たちを迎えて1曲。

680ナゼか曲はBlack Sabbathの「Paranoid」!

690本日の主役、Mayoちゃんからお礼のひと言。

700そして、Mayoおじさんに変身。

710お誕生日おめでと~!

720「明日も来てくれるかな~?」

730<DAY2>に続く。

740v 

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
ドラマーの皆さん「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。

  

200_2(一部敬称略 2017年12月22日 吉祥寺CRESCENDOにて撮影)

2018年2月26日 (月)

THE ELECT HORROR PICTURE SHOWの犬神サアカス團~私のディープ浅草<その5>

    
久しぶりにキネマ倶楽部から…。

10なかなかに濃い~バンドがたくさん出演した11月初旬に開催された『THE ELECT HORROR PICTURE SHOW』というイベントに出演したのは…

20犬神サアカス團だ!

40犬神凶子

50v犬神情次2号

60v犬神ジン

70v犬神明

80vオープニングはもうスッカリおなじみの「暗黒礼賛ロックンロール」。

90飾り気のないソリッドな70年代ハードロックの和風テイスト。
やっぱいいね~。

100そういうロックには必ずMarshall。
こないだからやたらと「イメージ・チェンジ」なんて騒いでいるけど、Marshallは伝統のロックを切り捨てるようなことは一切しないからね。
だって、それらはMarshallがなければできなかった音楽だから。

110ジョニちゃんは愛用のJCM800 2203。
ロックの歴史を作ったMarshallの名器のうちのひとつだ。

115vキョンちゃんのMC。
「キネマ倶楽部で演るのは初めてです」
アレ?そうだっけ?
「楽屋のケータリングのカルパス…初めて食べました。すっごく美味しくて3個食べました!
おいしい!みんなも食べた方がいいよ!
それと、いいこと教えてあげようか?
10月25日に新しいアルバムを発表しました!」
130v_m_2「10月25日」というのは、このイベントの10日ほど前のことだったのですわ。
ということで『新宿ゴーゴー』の中から…

120cd_2タイトルチューンの「新宿ゴーゴー」。
コレがまたいい。

140_sggタイトなエイト・ビート。

150ストレートなこのバンドのリズム隊の独壇場だ!

160v続いてもニュー・アルバムから「昔みたいに」。
曲の形式はマイナー・ブルース。
そのサウンドは「ハード・ゴーゴー」とでも例えようか?

170v_mm炸裂するギター・ソロ!
180ジン兄さんのベースのピックアップに続いて…

R_0r4a4579_2 「アンタのロックはプライドとともに地に落ちた…」
凶子姉さんのモノローグが乗って来る。
ジョニちゃんのE7+9のアルペジオが実に効果的だ。
すなわち犬神度満点!

R_0r4a4502凶子さんが部長を務めるという「露出クラブ」の話があってあと2曲。
まずは「花嫁」。

190_hyこの曲はよくかかるね~。
実際いい曲だもんね。
中間の凶子さんのセリフのパートに展開するくだりはいつ聴いてもカッコいい!
一番最初にこの曲を聴いた時「骨壺」っていうタイトルかと勝手に思っていた。

200出番の最後を飾ったのは「命みぢかし恋せよ人類!」。
突っ走る4人!

210

220v

230v

240v誰か絶対にコレをやると思っていた。
「誰か」って絶対ジンちゃんだと思ってた。

250v明兄さんのスティック・ベロンチョもカッチリとキマって出番は終了。
ドッシリと安定したパフォーマンスはサスガ!
やっぱりもうチョット観たいよね…ということで、次回は『新宿ゴーゴー』のレコ発ワンマンになるよ。
お楽しみに!
その前に…次のコーナーよろしく!
  
犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

260v 
(一部敬称略 2017年11月日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

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犬神さんには申し訳なかったのだが、こっちのパートの筆が進まず、レポートのアップが大分遅くなってしまった。
というのは、この吉原関係のことを書くにあたって、何冊もの関連する書籍に目を通したのだが、どうもそれぞれ言っていることがホンの少しずつ違っていて、それを体よくまとめるのがチト面倒くさくなっちゃったのね。
ようやくメインのパートに差し掛かって来たというのにね…。
でも、そもそも今の吉原の前身である「元吉原」があった人形町の場所もおぼつかないぐらいなのだから。
ナンだってそんなことになってしまっているのかというと、度重なる火事や地震、そして空襲などで資料のほとんどを焼失してしまったことが大きな原因のようだ。
  
いきなり脱線するが、ウチは初代まで家系をさかのぼることができたのね。
ひとつは家柄がいいということ…ま、コレはもちろん冗談だけど、それでもウチは「源ー新田ー里見」の血脈で、その里見家の分家として当家初代の「牛澤次郎重基」という人物が新田次郎の『新田義貞』に登場している。
このヘンテコな名前も調べをつけやすい大きな理由で、佐藤、鈴木、田中だったらどうにもならなかったハズ。
さらに副脱線。
今でも「家系図作ります」なんて商売があるでしょ?
古くは江戸時代、番傘の紙を貼る内職と同じように食うに困った貧乏武士が、町人からお金を取ってその家の家系図を作成していたそうだ。
しかし、名字もないような町人の血筋など調べる術がないため、どこかの両家の家系図を引っ張って来て、適当にその依頼人の家にちなんだ名前に書き換えて作成していた。
ようするに根も葉もないインチキ家系図だよね。
ところが、そこは腐っても武士。
そうした歴史を改ざんするようなイカサマをするのはさすがに心が痛んだ。
そこで、後でコレが贋作であることがひと目でわかるように、作るニセの家系図の中にある印を忍び込ませたのだそうだ。
私はそれがどんなモノかは知らないが、その印は今でも効力を発揮していて、骨董品鑑定士の仕事を確かなモノにしているんだって。
  
話を戻して、家系がたどりやすかった今ひとつの理由…。
当家の元々の出身が群馬や長野の田舎だったということ。
どういうことかと言うと、地震や戦争による火災から免れたため、過去帳が残っていたのだ。
家系を調べているウチに耳にしたところでは、東京に累々と戸籍を残しているような家は、やはり関東大震災と東京大空襲ですべての記録が灰燼と化してしまったそうだ。
ちなみに家系をオリジナルまで調べることができたのは、私ではなく、家内の偉業なんだけどね。
こんな一市井でも、昔のことを知らべると、自分の家のことだけでなく、当時の文化のようなモノが生々しく伝わってきて実に面白い。
家内に大感謝なのだ。
コレだもん、オノヨーコさんのような財閥や政治家を何人も輩出している家系なんかは調べていて相当スリリングだと思うね。
  
それで、吉原に関しては、特に関東大震災の時のダメージが相当ヒドかったらしい。
実際にこの震災では多くの遊女が亡くなる大悲劇が起こっている。
このことは大分後に出すつもり。
結果、残された文物が少なく、確固たるよりどころがないため、本によって記述されている内容に微妙な差異が生じてくるのではないか…と思った次第。
もうひとつ苦しんことがあった。
それは、あまりにも色々な情報を一度に蓄えたため、どこからどうやって書き進めようかと途方に暮れてしまっていたのだ。
でも、このままでは終われないし、私は学者でもないので、ナントいうか…吉原を通じてこの「江戸文化のイキ」みたいなものが伝わればいいな…と考え直し、思いつくことをランダムに書き連ねて筆を進めることにした。
それと、本だけでなく落語からも多くの情報をシェアしてもらった。落語に出て来る話はいい加減な部分もあろうが、江戸の文化を伝える口伝えの貴重な資料なのだ。
コレを機に落語に興味を持つ人が増えてくれるとうれしく思う。
それではイザ『私のディープ浅草』の第5回目のはじまり~。
  
さて、徒歩やら、舟やらでいよいよ吉原に近づいて来た。
今、歩いているのは日本堤。
背中は馬道、前方は南千住だ。
江戸時代、この道の部分は堤防で高くなっていた。

1_0r4a4811こんな感じ。
当時は大川(現隅田川)がこの辺りでやたらと氾濫したため、堤防を2本作った。
つまり「2本の堤」ということ。
そのうち片方なくなり、残った方をいつの間にやら「日本堤」と呼ぶようになったそう。
何でも日本中から人夫を集めて猛烈な突貫工事でアッと作り上げたことから「日本堤」と呼ばれるという説もあるようだが、「2本堤」の方がおもしろいね。
しかし、夜だてぇのににぎやかですナァ。
元吉原の頃は昼間だけの営業だったが、幕府から移転の命令が出された時、カウンターオファーとして新吉原では夜間営業の許可を取り付けた。
コレによって、昼間に時間を持て余している侍やエライ人たちだけでなく、一般の町民も吉原に行けるようになり、ますますにぎやかになった。

1_nd3もう何度も出て来ている「吉原大門」の交差点。
「おおもん」と読む。
コレは勝手にこの交差点にそういう名前を付けているだけで、実際の「大門」はもっと中にあった。
以前にも書いたが、このエリアの正式な住所は「台東区千束」で、現在「吉原」の名前が正式に採用されている公的な施設は「吉原神社」、「浅草警察署吉原新吉原交番」、「吉原公園」、この「吉原大門交差点」等、ほんのわずかになってしまったそうだ。20_2日本堤から吉原方面を眺める。
このガソリン・スタンド、私が知る限り、この辺りでは一番安い。
右の「武蔵」は手打ちラーメンがウリの店。
一度食べたことがあって、おいしかったけど今は営業してるのかな?
ガソリンスタンドの「セルフ」の看板に向かって左に柳の木が見えるでしょう?30_2コレが有名な「見返り柳」。
もちろんオリジナルではなくて6代目とか言ってたかな?
吉原で遊んで、「あ~楽しかった~。また来たいな~」と登楼したお客さんたちがココで振り返って名残を惜しんだ。
「また来るぞ、仕事ガンバルぞ!」と生活に張りが出るなら吉原も有益だが、反対に遊女とねんごろとなってしまい、吉原に通う金欲しさに辻斬りで130人も殺した「平井権八」というヒデエ野郎もいた。
「お若えの、お待ちなせえやし」なんて芝居のセリフ聞いたことあるでしょ?
コレは『浮世柄比翼稲妻(うきよづかひよくのいなずま)』という歌舞伎の中に出て来るセリフで、有名な侠客(きょうかく)、幡随院長兵衛が権八に話しかけるシーン。
その後、権八が長兵衛の居候になることから、昔は「居候」のことを「権八さん」などと呼んだそうだ。私は聞いたことがない。
それほど人気のある歌舞伎の演目だったということだ。
幡随院長兵衛の墓所は何回か前に紹介した
しかし、「見返り柳」なんてシャレたこと言うよな~。
 
もう少し「見返り柳」の話。
実は、ココに柳が植わっているのにはとてつもない長い歴史が絡んでいるのだそうだ。
コレはね、私が読んだ吉原の専門書にはどこにも書いていなかった。
「じゃ、どこで知ったんだ?」という話になるけど、それは秘密。
その話とは…そもそも、吉原というのは中国の長安の「平康里(ぴんかんりー)」という遊郭をマネして作られたモノで、唐や宋の時代の遊郭は柳の木に囲まれていたらしい。
あ~、だからココにも柳が植わってるのね?…と思い込むのはチト早い。
それで、柳の木に囲まれていたので中国では遊郭のことを別名で「柳巷(りゅうこう)」と呼んだ。
そして、そこには花が植わっていたことから「花柳巷(かりゅうこう)」と言われるようになった(中国で花といえば「牡丹」を指すらしい)。
ココから日本の「花街」とか「花柳界」という言葉が生まれたんだって。
一方、日本で最初の遊郭は京都の柳馬場(やなぎのばんば)で、作られた時には周辺が応仁の乱の時に焼けただれたままのノッパラだったので、平康里のマネをして遊郭を柳の木で囲むことができた。
ところがそのわずか13年後の慶長7年(1602年)、柳馬場の遊郭も移転を命じられ、六条三筋町へ場所を移す。
ところが移転先にはもう住居が立ち並んでいて遊郭を柳の木で囲うことができなかった。
そこで仕方がないので、柳馬場に生えていた柳の木を1本だけ新しい遊郭の出入り口に植えて昔を偲ぶためのアイコンとした。
それを「出口の柳」と呼び、別名「見返り柳」とされたんだな。
さらにその柳の木を植える風習は島原から元吉原へ伝えられ、ココ新吉原にも柳が植えられたというワケ。
だから、いくら6代目とはいえ、この柳は430年にわたる伝統を持っているのだ。
そうは見えんな~。
この季節、すべての葉が落ちてスッカスカになってるよ。

40vこの見返り柳、江戸の当時は日本堤から降りて来る坂の途中にあった。
この坂を「衣紋坂(えもんざか)」といって、吉原に入る前、坂を下っている時に身なりを整えたことよりその名前が付いたのだそうだ。
吉原で楽しむ前にエリをただしたというワケね。
まるで道場に入るみたいだ。
下の絵を見ると確かにカゴがたくさん行き来いるね。
歩いている人はみんな「ほっかむり」をしている。

1_2emz上の写真のガソリン・スタンドのすぐ裏には最近こんなものができた。

50「くわまんカレー」というラッツ&スターの桑野信義のカレー屋さん。

60甘いんだか、辛いんだかわからない系の味で、とてもおいしい。

70ココから先が新吉原。
大門はまだもう少し中に入ったところにあった。
下の写真のあたりを「五十間道(ごじっけんみち)」と言って、「編笠茶屋」が並んでいた。
「編笠茶屋」というのはその名の通り、編笠を売る店。
身分の高い人たち、あるいは吉原に来ていることがバレてはマズイような人たちがココで編笠を買ってかぶり、顔を隠して吉原に入って行った。
編笠をかぶるのは、どうも顔を隠すためだけの理由ではないようだ。
コレは古今亭志ん朝の『付き馬』の枕に出て来るのだが、昔の人はとても奥ゆかしくて、編笠でワザと顔を隠して張見世の遊女を冷やかしたのだそうだ。
「張見世(はりみせ)」とは遊女が自分の姿を格子の中から見せて客を待つこと。
つまり、編笠をかぶらず、顔丸出しで直接冷やかすのは遊女に失礼だというワケ。
イキだ~!
ワザワザ編笠を買うのがモッタイナイと思う町人などは、持っている扇子の中骨を口に当てがって、その隙間から遊女に声をかけたとか…マァ、コレは冗談でしょう。
  
「冷やかし」の語源は前回説明したが、この行為は吉原通いをする連中にはタマらない楽しみだったようで、登楼しなくても冷やかしだけで吉原に通う客も多かったらしい。
登楼しないのだから本当は「客」ではないんだけど…。
そして、吉原があんまり好きなもんだから、自分の家の2階に吉原を作ってしまう『二階ぞめき』なんていう爆笑噺もある。
「ぞめき」は「冷やかし」という意味。
他に文字通り「素見(すけん)」なんていう言い方もある。
  
現在はこの道は通り抜けることができて、ズッと進んで行くと国際通りに当たる。
基本的に吉原への入り口はココ1か所だけで、この道を通過して大門をくぐった。
周囲は塀と堀に囲まれて、この正面以外からは進入できなかったのだ。
 
道がギュインと曲がっていて先が見通せなくなくなっているでしょう?
コレはワザと道を湾曲させているのね。
つまり江戸時代からこのまま。
理由は、ひとつは幕府や藩のお偉いさんたちがココを通りかかった時に中が見えないようにした…という説。
でも、吉原は幕府公認の遊郭なので、中を隠したところで意味がないような気もする。
それよりも、日本堤から吉原の中が見通すせてしまうとお客さんが興ざめしてしまうので、「お楽しみは取っておけ」的な発想でワザと道を曲げて目隠しをした…という説。
こっちかね?
もしそうだとしたら、何というお客さんへの心配り!
やっぱりイキだね~!

75もうチョット進むと道沿いに大きなマンションが立っている。

80コレね。
1階は交番。
一度このすぐ近くで宅急便の業者とお客さんが取っ組み合いのケンカをしていたので、お巡りさんに知らせに飛び込んだことがある。
165このマンションのロケーション、以前この場所には「松葉屋」という「引手茶屋」があった。
「引手茶屋」というのは、遊女屋とお客さんの間を取り持つお店のこと。
吉原ではお店の格が明確に分かれていて、高級な方から大見世、中見世、小見世とあって、表通りに居を構える一方、裏通りにはその下の切見世という最下級の見世があった。
そして、大見世にはお客さんは直接入ることができず、登楼するには引手茶屋を介さねばならなかった。
お客さんはまず引手茶屋に寄って、自分が来たことを馴染み(もちろん一見は受け付けてもらえない)の見世に伝えてもらう。
もちろん「茶屋」と言っても、引手茶屋では一席設けるのが当たり前で、コレだけでも費用がかさんだ。
引手茶屋から遊女屋に連絡が行くと、その馴染みの見世から花魁が見習いの「新造(しんぞ)」と「禿(かむろ。ハゲではない)」という若いお嬢さんたちと、見世のアンちゃんを引き連れて、目抜き通りを練り歩いて引手茶屋にやってくる。
これが「花魁道中」。
志ん生の落語なんかを聞くと、有名な花魁が出てくると「おお!高尾が出て来た!」とか「薄雲が歩いているぞ!」と言ってみんな夢中になってその美しい姿に目をやったそうだ。
今なら写メでインスタ映え間違いなし。
ちなみに当時の花魁のルックスはファッションの最先端で、一般の町の娘たちがこぞってそのエキスを吸収しようとしていたそうだ。

100v志ん生の有名な『お直し』という噺には、最下級の「切見世」のさらに下の階層に位置する「ケコロ」という見世が出て来る。
「ケコロ」とは「蹴転」という意味で、「蹴って、転がしてでも引っ張り込んじゃう」という性質の悪い見世のこと。
この名前が面白いと思って調べて見ると「ケコロ」は吉原にはなく、上野にあった私娼を指すようだ。
  
「お直し」は吉原を舞台にしたチョットした人情噺で、古今亭志ん生はこの噺を演じて昭和31年の文部省芸術祭賞を獲得した。
私が持っている下のCDは受賞後の同年の録音だが、志ん生は元よりこうした表彰ごとがキライで、枕で「(相手が文部省だから)女郎買いの話をすればいくらなんでも賞はもらえないと思っていたら、くれちゃった…世の中おかしくなったもんだ」と言っている。
ココでひとつ不思議なのは「女郎」という言葉。
もちろん「女郎」は「じょろう」と読む。
ところが、噺家の皆さんは「じょうろう」って言うんだよね。
「女郎屋(じょうろうや)」、「女郎買い(じょうろうかい)」のように、志ん生も、文楽も、志ん朝も、廓噺をするときは必ず「じょうろう」って読む。
コレ、ずっと不思議に思っていた。
「女郎」を「じょうろ」と読むということもあるが、中世には遊女のことを「上臈(じょうろう)」とも呼んでいたらしい。
「上臈」とはとても身分の高い女性のこと。
吉原では昔、「八朔の雪(はっさくのゆき)」として、8月1日に白無垢を着る慣習があった。
これは上臈、すなわち身分の高い人たちのならわしをカバーしたモノだったそうだ。
「八朔」の「朔」は「朔日」の「朔」。「1日」のことね。「四月朔日(わたぬき)さん」や「八月朔日(ほづみ)さん」のアレ。
で、その「上臈」がナマッて「女郎」になったらしい。
ところで、この志ん生の「お直し」、吉原の仕組みをわかりやすく説明してくれる枕が実にいい。
古今亭志ん生(本名:美濃部孝蔵)は明治23年(1890年)の生まれで、10代の時から吉原に通っていたと言う。
つまり、明治の吉原を本当に体験しているだけに、昔を懐かしむような口調がタマらなくいいんだよね。
ところが、志ん生さん、モノスゴく大きな間違いをココでやっちゃってる。
私はすぐに気がついた。
最初「熊さん」だった主人公が噺の途中でいつの間にか「八っつぁん」に変わってしまうなんてことなどザラな豪放磊落な志ん生の落語だが、ココで「吉原は平賀源内の発案だった」とあまりにもバシっとやってしまっているのだ。
コレは間違い。
そうではなくて、吉原は「庄司甚内」という人の発案だった。
つい言っちゃったんだろうね。でも平賀源内は関係ない。
しかし、吉原を作った目的の説明などはシッカリしていて、モノの本と寸分たがわぬ完璧な解説をしている。
やっぱり経験者の話は違うね。
志ん生自身は、後年「正成楼(まさしげろう)」という見世を馴染みにしていたという。
どこにあったのか行ってみようとしたが、記録に残っておらずどうしても場所がわからなかった。
1_img_4838ちなみにあの女郎蜘蛛っているでしょう?
黄色と黒の足のヤツ。
コレ、見るからに「妖しい」ということで「女郎蜘蛛」って言うのかと思ったら正反対。
あのルックスがとてもゴージャスということで、元々は「上臈蜘蛛」だったらしいよ。
ところで、「朝に出てくる蜘蛛は縁起が良いから、殺してはいけない」って言うでしょ?
反対に「夜の蜘蛛は親の顔でも殺せ」って言うらしいんだけど、コレは知らないナァ。そもそも蜘蛛の顔が親の顔しているなんて気色悪いわ。
しからば、朝の蜘蛛を殺してはいけない理由ってなんだろう?
「朝の蜘蛛」は福を持って来たり、お客さんがやって来る前触れなんだって。
反対に「夜の蜘蛛」は盗人や泥棒が来る前触れって言われているのだそうだ。くわばら、くわばら。
まだある。
蜘蛛っていうのは、晴天の日にしか巣を作らないんだって。
つまり、朝のうちに蜘蛛が巣を作っている時は、その日一日良い天気である可能性が高いのだそうだ。トッド・ラングレンの『Ra』じゃないけど、昔はお日様と一緒に生活をしていたので、晴れの日は大変ありがたいとされていた。
まだ理由があって、陰陽道に元づいて、朝は「陽」、蜘蛛は「陰」なのでバランスがいい。
さらに、蜘蛛はダニや蚊やゴキブリを食べるそうで、タランチュラみたいのは別にして、蜘蛛は概して益虫なのだそうだ。
昔の人は本当にスゴイね。
コンピューターなんかを学ぶより、みんなで昔のことをドンドン勉強してそれを子孫に伝えましょうよ。

Sp_2
これが在りし日の松葉屋。
上のマンションが建つ前はこうなっていた。
ちなみに明治に入るとかつての女郎屋、あるいは遊女屋は「貸座敷」と呼ばれるようになった。
松葉屋はお客さんと貸座敷の間を取り持つことを生業としていたが、昭和33年に売春防止法が施行されてからは「花魁ショウ」を考案し、はとバスの観光ルートにも食い込み、また吉原芸者を抱え(遊女と芸者は全く別物)、「国際観光料亭」の触れ込みで大層繁盛したが、1998年に看板を下ろして現在のマンションになってしまった。

1_2mbyこの本は、この松葉屋の養女で、後年女将となった福田利子さんという方の本。
最高におもしろくて、ほとんどノンストップで最後まで読んでしまった。
オビ(腰巻)に「"吉原の女たち"の昭和史」なんてツマらないキャッチコピーがついているが、そんなもんじゃない。
時代は大正に下るものの、以前に紹介した喜熨斗古登子さんの『吉原夜話』のように、実際に吉原でビジネスをしていた人の筆記だけに説得力が生半可ではない。
また、関東大震災、東京大空襲、売春防止法施行後という吉原が被った大災難の数々を乗り越えて来た波乱の物語としても大いに楽しめる。

120古本で購入したのだが、初版でもないのに私が持っているのは「よし原仲之町 松葉屋 福田利子」とサインが入っているのがうれしい。
奥付を見ると、昭和61年(1986年)3月の上梓で、3年後の昭和64年で22刷というからかなりの人気書籍だったようだ。
福田さんは平成17年に85歳で亡くなっている。

130さて、ナゼにこの本を紹介したのかと言うと、面白いからなんだけど、もうひとつ大きな理由がある。
それはフランク・ザッパに関すること。
「吉原とザッパ」?
昔からザッパを聴き込んでいる人はもうこの時点ですべてわかってしまうかな?
 
フランク・ザッパは生前一度だけ来日した。
1976年のことだ。
2月1日が浅草の国際劇場、その後、大阪の厚生年金会館、京都の西部講堂、日本青年館の追加公演をこなして離日した。
国際劇場の公演は内田裕也さんが企画した「浅草最大のROCK SHOW」というタイトルの今で言うフェスティバル・タイプのイベントで、フランク・ザッパとともに四人囃子やコスモス・ファクトリーなどが出演したことはよく知られている。
Marshall Blogの岡井大二さんのインタビューでもこのことについて触れて頂いている。
他の出演者に「SKD」が入っているのもスゴイな。
それと「浅草最大の」というのが気になる。
裕也さんで国際劇場といえば「NEW YEAR ROCK FESTIVAL」。
既にこのザッパの公演より以前に「NEW YEAR」が開催されていて、「それよりスゴイから『浅草最大』だよ!」と言う意味かと想像した。
そこで記録を見てみると、裕也さんが国際劇場で初めて『ASAKUSA NEW YEAR ROCK FESTIVAL』の名義でコンサートを開いたのは1978年の年末のこと。
その前、1976年に『浅草ROCK 'N' ROLL VOLUNTEER』と称して年越しコンサートを開催している。
となると、ザッパの公演は同年の2月なのでつじつまが合わない。
不思議だ。
でも実際「最大」か。

150vそして、裕也さんはザッパの記者会見をこの松葉屋で開催したのだ。
つまり、あの上の写真のマンションの場所にザッパとバンド・メンバーが来たということ。
1976年4月号のニュー・ミュージック・マガジンに来日時のインタビューが掲載されていて、読み直してみた。
「好きなクラシックの作曲家」としてヴァレーズ、ストラヴィンスキーの他にクシシュトフ・ペンデレツキの名前が挙がっていた。趣味が合うナァ。
ストラヴィンスキーもペンデレツキも大スキ!
他にも武満や黛の名を口にしている。
さらに怪獣映画への興味やシンセサイザーやベイシティローラーズを引き合いに出したポップ・ミュージックについて語っている。
最後に「ココ(松葉屋)がかつてはどんな場所だったか知っていますか?」というとうようさんの質問にザッパは「No」と答え、裕也さんが「歌で説明します」と言って、アニマルズの「The House of Rising Sun(朝日のあたる家)」を歌う。
するとそれを聞いたザッパが「女郎屋!」と答える。
ブ~!
歌に対する答えは正解。「The House of Rising Sun」は19世紀にアメリカに実在した娼館のことを歌った曲だからね。
しかし、松葉屋については違う。
ザッパのせいではないんだけどね。
この記者会見の会場となった松葉屋は「引手茶屋」であって、女郎屋とは職種が全く違う。引手茶屋には芸者はいても女郎はいなかった。
どうも1700年代の後半には「松葉屋」という見世もあったようだが、ココの松葉屋はズット引手茶屋のハズだ。
 
この時のようすが下の写真。
1日が国際、3日が大阪、4日が京都、東京に戻って、5日が青年館というスケジュールだったので、この吉原でのひとコマは1976年2月2日のことだったのかしら?
ザッパに酌をしているのは芸者さん。
ザッパのアグラがスゴイな…コレじゃ座禅だよl
半跏趺坐(はんかふざ)っていうヤツね。

160こっちは花魁。
ザッパが実に興味深そうに見てるね。
着用している法被の柄に注目してくだされ。

161下はさっき紹介した福田さんの本の現在の装丁。
ね、柄が同じでしょ?
この鎖のようなデザインは「吉原つなぎ」または「廓つなぎ(くるわつなぎ)」と呼ばれているモノ。
カッコいいよね。
江戸の文化を代表するデザインで正式な名称を「子持吉原」というそうだ。
このデザインの意味は吉原の世界に入ってしまうと鎖でつながれたようにそこから抜け出せないことを表しているとか…。
この場合、抜け出られないのは登楼する客ではなくて遊女の方を指している。
反対に、四角い模様が結びついているサマは、人と人を結ぶ良縁を意味していて、人間関係を豊かにするという想いも込められているらしい。
元は引手茶屋の暖簾にあしらわれた文様で、だからザッパはこの法被を着ているワケ。つまり、松葉屋は女郎屋ではないということ。
それにしてもこの時代のこうしたグラフィック・デザインのカッコのよさは一体なんだ?
家紋にしても、こうしたパターンにしても、シンプルなのに奥が深くて、とてもソフィスティケイトされている。
スコットランドのタータンのように世界に誇れる意匠だと思うよ。

140v花魁の姿は映画なんかで皆さんもとてもおなじみでしょう。
上のザッパの給仕をしている花魁役のいでたちはなかなかうまくできているように見える。
黒澤明の『用心棒』や『赤ひげ』に出て来る遊女なんかはゾッとしないけど、実際には「100人にひとりいるかいないか」ぐらいの器量よしが揃っていたらしい。
また後で出て来るが、遊女はみんな自分から進んでなるのではなくて、ご存知の通り、貧しい農家の娘が売られて来てなるモノだった。
「女衒(ぜげん)」と呼ばれる蛇蝎のような遊女のスカウトが全国の貧しい農村を回って少女を買って歩いた。
当然ヒドイ話がいっぱいあった。
誘拐さながらのこともしたらしい…この辺りの話はまだ別に機会に譲ることにする。
すなわち吉原に集まって来た女の子たちは出身地が別々で、言葉の訛りがすさまじかった。
今と違ってテレビもインターネットもない時代だから「標準語」なんてものは存在せず、全員お国言葉丸出し。
垢抜けした場所であるハズの吉原の遊女がズーズー弁じゃお客さんが興ざめしてイカン!…ということで編み出されたのが「あちき」とか「ありんす」とかいう廓言葉(くるわことば)だったんだね。
ところが、一晩に100万円も200万円もの大金をはたいて大見世の有名な花魁を相手にするような超大金持ちは別にして、いくら言葉がきれいでも、見た目が美しくても、結局一番人気があったのは気立てが良くて、本当にお客さんの気持ちを察して相手をしてくれる優しい遊女だったそうだ。
  

そういえば、『赤ひげ』で、「赤ひげ」こと三船敏郎扮する新出去定(きょじょう)先生が、保本という加山雄三が演ずる若き医師にこう尋ねる場面がある、
シーンは赤ひげ先生が時折パトロールに訪れている町の遊郭。
「保本はこういった岡場所に足を踏み入れたことがあるか?」
保本はエリートの医家の出身だし、「長崎に留学していたのでありません」と答える。
映画はこの後、「遣り手(やりて)」に扮する杉村春子が登場し、赤ひげと遊郭の用心棒との間の痛快極まる乱闘シーンになるのだが、この「岡場所」という言葉。
コレは幕府が公認していない遊郭すべてを指す言葉だった。
つまり、吉原以外のそうした場所は深川だろうが品川だろうが、千住だろうが、すべて「岡場所」と呼ばれた。
コレがですね~、調べて見ると、江戸の昔はアキれるぐらいそこら中に岡場所があったことがわかる。
実際、知らなかったのだが、ウチの近所にもあった。
言って見れば布団1枚あれば参入できる産業だし、昔は他に楽しみがないしで、人が集まるところには必ず岡場所ができたのだ。
しかし、面白いことに岡場所というのはある一定の数以上には増えなかったらしい。
今のライブハウスとはワケが違う。
理由は簡単。
岡場所が増えすぎたり、繁盛しすぎたりすると、吉原の連中が幕府に泣きを入れて強引にそれらをブッ潰させたのだそうだ。
すると、岡場所で働いていた遊女たちはどうなるか?
コレがまたなかなかにヒドイ話で、彼女たちは吉原に売られて行った。
さらに厳しいのは、その値段が年齢によって定められていて、20歳の遊女と最高齢の遊女とでは10倍以上の根差がついたのだそうだ。
ちなみに「遣り手」というのは遊女の監視をする立場の役職で、一般的には遊女のOGがその職務に就いた。
年季が明けても故郷に帰ることができなかったり、他に行く場所がない遊女は吉原に残って、今度は遊女を監督する側に回ったのだ。
よく商売を切り回すのが上手なベテランの女性を指して「やりてババア」なんて言うけど、コレがその語源。
この遣り手は「おばさん」とも呼ばれた。
今、我々が平気で「おばさん」と使っているこの言葉も遊郭から出て来た言葉らしい。
遊女を監視する仕事なので、押しなべてイジワルな立場だったが、そこは自分も経験者ゆえ、親身になって遊女の面倒を看たおばさんもいたらしい。
反対に吉原の男の職員は年を取っていても「若い衆(わけえし、わかいし)」と呼ばれた。
また、見世で客引き担当している若い衆は「牛太郎」といい、略して「牛(ぎゅう)」と呼ばれた。
 
「夕べ格子で勧めた牛(ぎゅう)が 今日はノコノコ馬になる」

 
面白いね。
落語を聴かない人には何のことかわからないかな?
チョット長くなるけど、説明させてチョ。
遊郭でひと晩遊んだ客が翌朝になって支払いできない…なんてことになると、昔はそのお客さんを馬で家まで帰らせる方々、見世の集金をその馬子に頼んでいた。
大門でお客さんを馬に乗せて、家まで付いて行って、足りない料金をその場で取りたてて来るワケね。
コレを「馬を引っ張って来る」と言った。
その時、まさか馬をお客さんの家の中に入れるワケにはいかないので、外に馬をつないでおく。
すると、それを見た近所の人からは「お、アイツまた馬を引っ張て来やがった!」と言われて恥ずかしい思いをすることになる。
ところが、その取り立ての額が大きくなったりすると、変な気を起こして、客から取り立てた金を持ち逃げしてしまう馬子も少なくなかったことより、見世の牛太郎がその馬子の役をやることになっていった。
だから、上の川柳は、昨晩は見世の格子のところで「遊んで行ってくださいよ!」としきりに登楼を勧めた「牛太郎」が、翌朝には借金取りの「馬」に早変わりしたと詠んでいるワケ。
ね、面白いでしょ?
「牛太郎」の元の意味は「妓夫太郎」だ。
 
しかしね、衣装といえば、紺だの茶色だの灰色だの渋々で地味だった時代、この色とりどりの衣装を身にまとった花魁というのは信じられないぐらいキレイだったんだと思うよ。
身に付けているモノはすべの最高のモノだったんだから。
いつかもやったけど、下の絵で花魁の頭に刺さっているのは櫛、簪(かんざし)、そして横にズドンと貫いているヤツを笄(こうがい)といった。
コレ全部ホンモノのべっ甲だからね。それはそれは豪華だったことだろう。
こうした自分が身に付ける装飾品は花魁が自腹で買っていた。
このヘアスタイルもスゴイね!

164v下は花魁道中のようす。
上に書いたように、子供は禿(かむろ)といって、もうすでにこの歳で吉原に売られて来てしまっている。
しかし、まだ幼くて客を取ることができないので、こうして見習いをしているのね。
一番右の若い女性も「新造(しんぞ)」という見習い。禿が13~16歳になると新造になる。
普通、遊女は10年で年季が明ける(契約終了)が、この禿や新造の時代はその契約期間にカウントされない。
客を取れるようになって初めてそこから10年の計算がスタートするワケ。
そのツライ10年を「苦界十年(くがいじゅうねん)」といった。
幼い頃に吉原に売られてきた娘などは、吉原から一歩も外へ出ることがないので、大人になるまでお金を一度も見たことがない…なんてのがザラだったらしい。
実際には10年経って年季が明けても「お礼奉公」といって、お世話になった見世に感謝の気持ちを示すために無料で2年ほど働くエキストラ期間があった。なんでやねん?!
 
花魁の帯に注目。
後ろではなく前で締めているでしょう?
コレが吉原スタイル。
一般の町娘もこぞってマネをしたらしい。
今、「締めている」と書いたが、実は締めてはいても、ギュッと結んではいなかった。
理由は護身。
…というのは、中には花魁や遊女に狂ってしまって、無理心中を迫る客が結構いたらしい。
身請けをしてやりたいけど、そんな経済力はない…しかし、一緒になりたい…でもなれない。
すると「オレと死んで一緒になってくれい!」となる。
こんなのが現れた日にゃ遊女もタマったもんじゃないよ。
帯でもガッツリと掴まれて逃げられないようにしておいて、首を絞められたりでもしたら取り返しのつかないことになる。
それで、帯は結ばないで、巻いた部分に橋をはさんでおくだけにしていた。
訊くと凶子さんもそうしているとのこと。
ファンに捕まらないようにしているのだろう。
しかし、そんな状態にしていると、中には道中の時に腰巻を落としてしまう花魁もいたそうだ。「腰巻高尾」なんてのが有名だったらしい。
それと、花魁は冬でも足袋を履くことは許されず、どんなに寒くても素足だった。
コレも一種の安全対策で、舐めても平気なぐらいピッカピカに磨き上げられた見世の床を歩く時に、足袋をはいていると滑って転ぶ危険があったからだ。
花魁はそれほど大事な商品だったのだ。
ちなみに、「身請け」というのは、遊女の年季の残額に将来稼ぐであろう売り上げを上乗せした金額を身請け人が肩代わりして見世に支払い、その遊女を自由の身にすることを意味するが、莫大な費用がかかった。
そもそもみなしの稼ぎなどは楼主の言い値だったし、上の他にもご祝儀やらお祝いやらで、人気の花魁の身請けともなると、その費用は今の金額で「億」を軽く越えたらしい。

1_march話はチョット戻って…下は在りし日の浅草国際劇場。
コレは相当古い絵ハガキ。
新しめの写真が見つからないんだよね。
私の国際劇場の最大思い出は、1981年にキング・クリムゾンの初来日公演を観たことかな?
以前にも書いているけど、当時、大学生でお金がなかったので、自転車で国際劇場まで行って、中から漏れ聞こえて来る音だけでも聴いておこうと思い立った。
で、開場の時刻に入り口の外で立っていると、私と同じ年頃の男性がニュッと近寄って来て、「あの~、チケットが余っているんですけど、もし、お入用でしたら買っていただけませんか?」と言う。
そうしたいのはヤマヤマだけど、お金がないので外で盗み聞きしようと思っている…ということを伝えると、「2,000円でいいんです」と言うではないか。
幸い2,000円程度はポケットに入っていたので、そのチケットを買わせてもらうことにした。
2階席の一番前だった。
商談が成立すると、その彼は「ヨカッタ!あの人たちには売りたくなかったので…」と言いながら、小さくある方向を指さした。
その先にはその筋の方々が立っていた。
『Discipline』のナンバーをふんだんに演奏し、「Red」ではエイドリアン・ブリューが「アカ」と曲紹介をするなど、2,000円で最高に幸せなひと時を過ごしたのであった。
アレから30年近く経ってエイドリアン・ブリューやトニー・レヴィンのステージの写真を仕事で撮るだなんてあの時には夢にも思わなかったナァ。
人生ナニが起こるかわかりません。

1_2kg国際劇場の写真をインターネットで探していたらこんなモノが目についた。
昔の浅草六区の映画館。
私が子供の頃…イヤイヤ、大学の時に黒澤明の映画を観に来たので、ホンの40年弱前はこうした古い映画館が立ち並んでいた。
チョット待て…アレはもう40年も前だったのかッ?!

1_2tkね~、こうして見ると、チョットしたシャフツベリー・アベニューじゃんね。
シャフツベリーはロンドンのウエスト・エンドの中心で、劇場が今でもたくさん並んでいて夜ごとに劇やミュージカルが上演されている観劇街ね。

1_se確かに私が大学生の頃でもクタクタに古くなっていたけど、モッタイないよな~。
みんなコワしてつまらない商業ビルになっちゃった。
地震の有無はとても大きな差だけど、日本人のやっぱりこういう歴史や文化の保存になんかに対する認識はイギリス人の足元にも及ばないナァ。

1_roxy下は最近リリースされた、1973年のROXYの全公演を収録したFrank Zappaの7枚組CDボックスセット。
ザッパとROXY…今回は何たる符合!

Indexチョット今回は文章が長くなってしまったのでコレで終わり。

<つづく>

200_3

2018年2月23日 (金)

LOUDNESS Special Live 2017~ATLANTIC YEARS~"MILESTONE" <後編>

  
ステージも客席も、尋常ではないほどの熱気をはらんだままショウは後半に突入する。
『Thunder in the East』、『Shadows of War』とレパートリーを進めて来て、ここからは…

10_2『Lightning Strikes』のセクションとなる。

20cd曲は「Who Knows」。

30この曲いいナァ~。
LOUDNESSのスケールの大きさをまざまざと見せつけてくれるようなナンバーだ。
最初から最後まで、そして隅々に至るまでカッコいいわ。

40v_2アンパンさんからのドラムスでスタートするのは「Face to Face」。

50v_ftfこれまた息もつかせぬスピード・チューン。

60どの曲もそうなんだけどまるでハード・ロックのお手本みたいな曲。
こういうタイプのロックがまた帰って来てくれるとうれしいナァ。

70v『Lightning Strike』に関しては、リリースの30周年を記念して昨年の春にマッシブなツアーをやったので、今回は2曲で終わり。
続いて1987年発表の『Hurricane Eyes』にセットリストを進めた。

80cdまずは「This Lonely Heart」。

90v_tlh私みたいなにわかファンとは違って、ずっとLOUDNESSを追いかけて来ている人たちには今日のショウはタマらんだろうな~。
そういう人ガ実にうらやましい!

100_2メンバーの皆さんも歴史をなぞることが楽しそうだ。
そりゃ栄光極まりない日本のロックの頂点の歴史だからね!

110一音入魂!
どんなに速いフレーズでも、高崎さんの計算されつくしたソロのひとつひとつの音には魂がこもっているのだ。

120v_2「Crazy Nights」で幕を開けたこのスペシャル・ライブ。
ここまで猛然とダッシュして来たが、この本編最終セクションでスローを持って来た。

130_imdそろそろスロー・ナンバーが聴きたかったのよ!
曲は「In my Dreams」。
お客さんたちはジ~ックリと二井原さんの歌声に耳を傾けていた。

140vそして、終盤に差し掛かって再び大爆発!

150_rtw思い切りヘヴィにブチかますのは「Rock This Way」。

205「♪Rock this way!」のパートはもちろん大合唱。
そうなんだよね、「Like Hell」、「Let it go」、「Black Star Oblivion」、「S.D.I.」等々、LOUDNESSの曲って一緒に叫べる曲が少なくないんだよね。
やっぱりロックの曲作りの妙がギッチリ詰まっていると思う。
こういうことをひとつひとつチェックしていくと、今の若いバンドのメタルとどこがどう違うかがよく見えて来る。
いつかポール・ギルバートと話をした時に「LOUDNESSの音楽は本当にメロディアスだ」と大変感慨深く私に言っていたことがあった。
この「メロディアス」という表現の意味が今と昔で大きく異なって来ちゃった…と思っているベテラン・リスナーは多いハズだ。

160この曲のソロのタッピングのパートもカッコいいね~!

170「Say, yeah!  This one is called Rock'n Roll Gypsy!」

180_rrgいいハードロック・バンドってのはバラードとポップ・チューンの出来が素晴らしいんだよ。
この曲とか「Let it go」なんてメッチャいいでしょ?
結局、お客さんを楽しませる方法をいくつも持ってるってことなんだよね。

190この曲のソロも歌い上げるパートとハードなパートの対比とサジ加減が完璧だ。
ずっと聴いていたいソロだ。

200v_2「キマッタ!」

210この盛り上がり方で本編を終えるのかと思ったらさにあらず。
「So Lonely」を持って来た。

220_areグワ~、何たる分厚いギターの音!
230_2そして、感動の大合唱。

235二井原さんの絶唱をタップリと浴びて本編は終了した。
イヤ~、何から何までスゴかったな。

240vメンバーがステージを降りるとすぐさまアンコール。

245色とりどりのLOUDNESSロゴ。

04_img_0139観客の全員の目がこのロゴに集中しているのだ。

04_img_0140 ほどなくしてステージに姿を現した4人!

260_sof二井原さん、カッチョええ~!

270_2ココでLOUDNESSからの大サービス。
このコンサートのほぼ1か月後にリリースされたニューアルバム『Rise to Glory』から1曲演奏したのだ。

250cd演奏したのはリード・チューンの「Soul on Fire」。

280v_2私みたいに40年以上にわたって万単位でレコードやらCDやらを買って聴いていると、もうね、歌い出しのメロディを聴いただけで「コレはイケる!」ってわかっちゃうんだな…ナンて生意気なことは口が裂けても言わないけど、でも、この時本当に「ウワ!こりゃニュー・アルバムが楽しみだ!」と思ったよ。
LOUDNESSのニュー・アルバムは、若い頃に聴いた海外のハードロック・バンドの新譜を聴くようにいつも楽しみなんだけどね。
そして、実際に聴いてみて…大満足だったのだ!

290v_2アンコールはまだ続く!
LOUDNESSはアンコールない時があるからね。
それがまたカッコいいんだけど。

295次に持って来たのは「In the Mirror」。
お客さん、よろこんでたナァ~。

330vそう、まだ演奏していない人気曲がココでズラリと並んだ!

300「まだまだイケますか~?!」

305続けて「Crazy Doctor」!

04_img_0152 この熱気、伝わるだろうか?
私はと言えば、ド迫力のシーンの連続にシャッターを切りっぱなしだ!

340_2サングラスを取って歓声に応える二井原さん。

350v最後を締めくくったのは…もうおわかりですな?

360v_2「S.D.I.」だ!

02_s41a0815「燃えたぎるギター」とはこのことだ!

370vコレがホントの「Too hot to handle」!

365_2LOUDNESSが「Milestone」を置き終えた瞬間。
怒号にも似たモノスゴイ歓声だった。

380二井原さんのいつのもステージからのショット。

390ありがとうLOUDNESS!
3月のツアーが楽しみ!

410LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website

415v

200_2(一部敬称略 2017年12月28日 六本木EXシアターにて撮影)

2018年2月22日 (木)

LOUDNESS Special Live 2017~ATLANTIC YEARS~"MILESTONE" <前編>

 
「騒然としている」っていうのはこういう時に使う表現なんだろうな…。
LOUDNESSがニュー・アルバムを発表して日本のロック界が騒然とさせているのだ。
いくつかのロック雑誌では、メンバーへのインタビューなどは当然のこととして、いち早くニュー・アルバムでの高崎さんのギター・プレイを解析したり、全収録曲に関するアンケートをメンバーから答えてもらったりと、もうメディアも「お祭り騒ぎの様相を呈している」と言っても過言ではなかろう。
そりゃLOUDNESSだからね。
私事ながら、YOUNG GUITARさんの誌面では、私が昨年末に撮影したライブ写真を多数ご使用頂いており、鼻タ~カダカなのだ。

01 そして、ギターも!
最近あまりにもショックなニュースがギター界を駆け巡っていて暗澹たる気分になってしまうが、やっぱりナニがどうなってもギターはカッコいいものだよ。
一体どこからリフやギターソロがなくなってしまい、ジャンジャカやるだけの楽器になってしまったのかは知らないが、ギターはロックバンドの花形楽器でいなければならないし、「カッコいいモノ」と相場が決まっている。
そのカッコよさを高崎さんやLOUDNESSの音楽を通して体感してもらい、ギター人口が増えることを願って止みませんよ。
そして、ロック・ギターを志すからには必ず真空管のアンプを使って演奏して欲しい。
つまりMarshallでギターでギターを弾こうよ!…ということ。
高崎さんご愛用のギター、Killerさんの雑誌広告。
う~ん、この高崎さんもいい写真だ!ご採用ありがとうございます。

1_2img_2892 コレがそのニュー・アルバムの『Rise to Glory -8118-』。
今回、レコードも含めて色々な仕様でリリースされたが、私が持っているのはCDとDVDのセット。
CDの方にははもちろん皆が待ちに待った新曲がズラリと並べられている。
一方、DVDの方は2016年の年末に開催されたファンの人気曲で構成したコンサート『FAN's BEST SELLECTION~We are the LOUDNESS~』の模様が収められている。
この時もオフィシャル・フォトグラファーとして参加させて頂いたので、チラリチラリと私が映っちゃっているけどゴメンなさい。
私は光栄です。
オープニングのイメージ映像を経て「Ghetto Machine」から「Crazy Doctor」まで人気曲がウハウハのテンコ盛り。
その時のMarshall Blogの記事はコチラ<前編>とコチラ<後編>。
02そして、『Rise to Glory -8118-』。
このアルバムは2014年の『The Sun will Rise Again』以来、4年ぶりのオリジナル・アルバムとなるそうで、間に『Samsara Flight』他の記念アルバムのリリースはあったにせよ、4年のインターバルというのはLOUDNESS史上最長なのだそうだ。
アレから4年も経ったのか…ゼンゼンそんな感じがしないな。
  
まずジャケットを見る。
雷光を蓄えたLOUDNESSロゴの暗雲の下に浮かぶ世界のランドマークのシルエット。
シドニーのオペラハウス、シンガポールのマリーナベイサンズ、タージ・マハール、ピザの斜塔、北京の天壇公園、富士山に東京タワー、凱旋門にアンコールワット、自由の女神、ロンドンの国会議事堂にピラミッド。
雷門も入れて欲しかったけど、背が低いからムリですね?
そして、タイトル・チューンで二井原さんが歌う。
「♪From the Far East, we came to conquer across the seven seas」…もうジャケットとこの一節でこのアルバムを説明しきっているでしょう。
03LOUDNESSのアルバムを聴くと、新旧を問わず、やっぱり海外のバンドの香りがするんだよね。
私なんかには14歳の時に聴いたイギリスのハードロックたちと共通のものを感じる。
今回もそう。
「日本人離れしている」とかいう言い古された形容では決してなくて、LOUDNESSの中から自然に出て来るモノが世界が求めているモノということなんだね。
でもね、私は勝手ながら「Speed」だとか「S.D.I.」スタイルのモノスゴくハードな曲が詰まったアルバムになることを想像していた。
イヤ、何の根拠もない、オッサンのただの想像ですよ。
ところが、聴いた途端その想像が正しいモノだったことを知った。
わかりやすくて、聴きやすくて、やたらと楽しかったのだ。
しかし、楽しいだけではなくて、威厳に満ち溢れているのだ。
続けて3回聴いたわ。
とにかく曲がいい。
種類で分ければ同じ「ヘビィメタル」ということになるのかも知れないが、今の若い人たちが演っている類のモノとは全く別のモノ。
それにしても高崎さんのギターのスゴイこと!ソロもテンコ盛りで聴きどころばかりなのは当然なのだが、バッキングがまたスゴイんだよね。
まるで歌を歌っているようなのだ。
高崎晃信奉者にもタマらない作品になったことだろう。
そうそう、ひとつ不思議だったのは3曲目の「I'm Still Alive」のエンディング。意表を突くフェイドアウトには驚いた!
もちろん今回も二井原さんのスーパー・ヴォイスは絶好調なんだけど、最初と真ん中に差し込まれた2つのインスト曲もスゴク好き!
3月には国内でにツアーが予定されているが、これらの曲を生で聴くのが楽しみだね~。
ところで、聞けば今回のアルバムは世界同時発売で、Deep Purpleとレーベル・メイトになられたとか!

1_rtg 「8118」という新メトリックな数字はデビューの1981年から現在の2018年ということね?
この数字については少し後でもう一度触れる。

1_img_2887_2さて、時間軸を少し戻す。
LOUDNESSの4人は、前年に引き続いて2017年も最後の最後に六本木のEXシアターのステージに立った。
『LOUDNESS Special Live 2017~ATLANTIC YEARS~"MILESTONE"』と銘打ったプログラム。

10「Milestone」と聞くとどうしてもね~…コレです。
Miles Davisの『Milestones』。
で、ですね、面白いことに気がついた。

1_51vuw8ty3ylメッチャどうでもいいことなんだけど、Miles Daivsは1968年ぐらいから急速にロックに傾倒し出して、1969年の『Bitches Blew』というアルバムで今で言うフュージョンの基礎のようなモノを作り、70年代に入るとギンギンのロックを演るようになった。
Blood Sweat & TearsやGreatful Deadの前座をやっていたんだから。
そのロック分野への移行の先駆けとなったのが下のアルバムに入っている、Ron Carter作の8ピートのブルース。
Milesはこの曲で生まれて初めて8ビートの曲を録音した。
曲のタイトルを「81」という。
ね、「8118」と絡んでくる。
「81」、メッチャかっこいい曲です。
そしてアルバムのタイトルは「E.S.P.」。
この符合、おもしろいね~。
「18はどうなんだ」って?
もちろんAlice Cooperでしょう。
まったくどうでもいい話だけど、私はこういうことを考えるのが大好きでしてね。

Espさて、今回は1985年発表の『Thunder in the East』、1986年の『Shadows of War』と『Lightning Strikes』、さらに1987年の『Hurricane Eyes』から選んだ曲を演奏するというゴージャズなショウ。
歴史がなければできませんからね、こういうのは。
また歴史ばっかり長くてもどうにもならない。
「充実した歴史」があるからこそ実現するコンサートなのだ。
20ステージ脇で出番を待つ高崎さんの愛器たち。

30v今回、一番多く使用頻度が高かったのがコチラ。

40vステージにはMarshallの壁!
LOUDNESSのライジング・サン・ロゴが実にシックリ来る。
双方世界のロック・ステージでよく知られた顔だ。

50vジトッ…開宴時間が近づき、会場内の空気の温度が少し上がった音。

1_img_0060 そしてオープニンSEに包まれてLOUDNESSがステージに登場した!

90二井原実

100高崎晃

110v高崎さんのお供。
世界がうらやむ高崎サウンドの発信源。
JMP-1ってのは世界的な大ヒット商品になったけど、日本ではナンダカンダ言って、「高崎晃の音がJMP-1」という向きがあまりにも強いよね。
こないだのNAMMでもどこかの外人に訊かれたわ。
高崎さん音が出るんであれば、ロックギターを志す人であれば誰でも欲しくなっちゃうよね。
ゴメンね、もうとっくの昔に生産終了してるの。

120v足元のようす。
右上に初代Gun'norの姿が見える。

130背後にはMarshallの壁だ。

140山下昌良

150v鈴木政行

160vまずは『Thunder in the East』のセクション。

175cdいきなり「Crazy Nights」!

01_0r4a2627 そりゃノッケから盛り上がるにキマってるのヤツ。

180アオる二井原さんに反応しないお客さんは皆無だったハズだ。

190vそして、高崎さんのソロ!
何回観ても気分爽快ですな。

200vこのイントロのメロディの1小節だけでドカンですわナァ。

220そのまま続けて演奏したのは「Like Hell」。

210_lhステージの下手からは山下さんの重低音が会場を征服しようとしてるし…

230後ろの方ではアンパンさんが猛プッシュしてくる!

250もちろん「Like hell」のところは大合唱ね。

01_0r4a1982 次の曲もイントロで「ガッチリ!」の1曲。
高崎さんの美しいアルペジオに…

260_hc二井原さんの歌がもの悲し気にかぶさってくる。

280v「Heavy Chains」だ!
ヘヴィ12ビートの極致。01_0r4a2380私はこの曲がすごく好きなんだけど、ファンの人気投票には入ってこなかったんだよね。
こんな曲、普通日本人は作らないでしょう?
文句のつけようがない歌のメロディ。

270そして、パート、パートにあまりにもピタリとハマる高崎さんのギター。

01_0r4a2626 最高にカッコいい。
ここのところしばらく取り上げられなかったので今回「Heavy Chains」が取り上げられてうれしかった。

01_0r4a2066 MCを挟んでまだ続く『Thunder in the East』セクション。

300_wcbtあと2曲選ばれたのは…まず「We could be Together」。
ん~、ナント内容の詰まったソロよ!
こんなにハードなのにメロディアス。
でもメロディアスなのに甘くない。
360v『Thunder』からのもう1曲は「Clockwork Toy」。

320v_cwt疾駆するストレートなドライビング・チューン。

330そして、煙の出るような高崎さんのソロ。
ゴメン、曲といい演奏といい、やっぱり日本人離れしてるわ。

365ココからは『Shadows of War』のセクション。

366cdステージの照明が落ちて、ドラムスのライザーに腰をかける高崎さんが浮かび上がる。

370v_sow美しいタッピングの音色。

380v曲はタイトル・チューンの「Shdows of War」。

390v続けて「Let it go」。

400前曲とは雰囲気がガラリと変わる。
みんな大好きな「let it go」だからね。

410_ligココなんだよねLOUDNESSのスゴイところって。
つまり…

446_bso曲のクォリティが高いのは毎回書いてる通り。
自分が作ったワケでもないのにエラそうに書いちゃって恐縮なんですけど…。

430で、LOUDNESSって「これさっきと同じ曲じゃないの?」とか「コレさっき演らなかった?」なんて曲がないでしょ?
それぞれの曲すべてが強い個性と存在感を持っているの。
2時間なら2時間、ずっと同じ曲を演っているように聴こえるバンドってあるからね。
特に若いメタル系のバンドさんを見ているとそういうことが起こりやすいように思う。340LOUDNESSの場合は、それぞれの曲が丸っきり異なる顔や身体をしているんだけど、曲についている名札がすべてLOUDNESSというところがスゴイのね。
こういう所が海外のバンドっぽいワケよ。
「Let it go」も「」In the Mirror」も「Speed」も「So Lonely」もLOUNDNESSという地続きの大陸にあるんだけど、異なる文化を持った国々なんですよ。
だからLOUDNESSの旅は飽きない。

447そんなつまらない理屈こそ「Let it go」か…。

170_cn「速い曲を演りますよ!」と『Shadows of War』のセクションを締めくくったのは「Black Star Oblivion」。

02_s41a0560 ね、イントロといい、中間部のキメといい、他の曲とはまた違う雰囲気なんだよね。
そして、この「♪Black star oblivion」のリフレインは一度聴いたら忘れない。

1_s41a0162ところで…
 
高崎さん、お誕生日おめでとうございます!

あたかも狙ったかのように今日LOUDNESSの記事をアップしたけど、高崎さんのお誕生日だと気がついたのは数十分前のことで、丸っきりの偶然なのです。
2月22日…そういえば大分前に高崎さんと「CATCH-22」の話を昔したことがあった。
久しぶりだからやっておくと、「CATCH-22」というのは、ジョセフ・ヒラ―というアメリカ人が書いた小説ね。
アメリカ空軍の軍規の第22項に「頭が狂ってしまった者は自らが請願すれば除隊することができる」とあるが、「頭が狂ったと自分から言い出す者は、頭が狂っていない証拠」とされていて、つまりは軍隊を永久に辞めることができないというパラドックスを表現する言葉。
まだアメリカに徴兵制度があった1961年の小説だからね。
この小説の評判がよく、アメリカでは「矛盾している状態」を指す時に「Oh, it's a catch22, right?(アレ、それって矛盾してるじゃん?)」などと日常会話のひとつの表現として定着したらしい。
私が英語で説明する話はいつも矛盾だらけのハズなんだけど、不思議と外人がコレを口にするのを聞いたことはない…もう今は使われない表現なのかな?
今度Marshallの誰かに試してみようかと思ってる。
残念ながら私は観てないのだが、「CATCH-22」は映画化もされていて、私が小学生の頃に名画座でかかっていたのを覚えている。今クレジットを見ると、その超豪華キャストに驚くよ。監督はマイク・ニコルズだし…ということでAmazonにお願いしました。
しかし、高崎さんも2月生まれだもんな~。
昨日までMarshall Blogでレポートしていた2月生まれのミュージシャンが集まるチーム、THE FEBに参加したら面白いだろうなナァ。

310LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website

460<後編>につづく
 

200 (一部敬称略 2017年12月28日 六本木EXシアターにて撮影)

2018年2月21日 (水)

2月生まれ 考えあまいが演奏うまい ~ THE FEBの20周年!<後編>

 
さて、休憩をはさんだ後は、THE FEBの20周年を記念するライブも最後のセットに突入する。
ココで今までのブルース三昧と雰囲気がガラリと変わる。

10小川美潮の登場だ!
そもそも、今回のCDやDVD制作のアイデアは美潮さんのご発案だったそうだ。

20v美潮さんのバックを務めるのは…
森園勝敏

30v松川純一郎

40v伊藤広規

50v杉山卓夫

60v西本明

70v小森啓資
…という面々。
2月生まれが4人、それ以外が3人。

80vアレ?そうか…今日は2月生まれの方は山ほどいても、ステージに上がった女性は美潮さんひとりだけだったんだ!
コレは時代を表している感じがするナァ。
今、若いミュージシャンでこの手のセッション・コンサートを開いたら、間違いなく半数は女性になるだろう。
  
さて、実はですね、今日のこの時を首を長くして待っていたのですわ。
そう、私は美潮さんのファンなのだ。
私の友人にも美潮さんの大ファンがいて、ソイツは娘さんに「美汐ちゃん」という名前をつけた。
ウチはセガレが2人なんだけど、今にして思えば「美志夫くん」とヤル手もあるにはあったな。
高校の時に聴いたチャクラのサウンドがとにかく魅力的だった。
私がデビュー・アルバムを買ったのは、新小岩の「ヤマサトーホー堂」だった。
「この店先でプロモーションをすれば売れる」と、後に全国的に有名な演歌の聖地となったこのお店は完全にファミリー・ビジネスで、お嬢さんが店番をやっている時を狙って買いに行ったような気がする…もちろんカワイコちゃんだったからだ。
アレは1980年のことだったのか…もうチョット前のような気もしていたんだけど。
その頃、パンクだ、ニューウェイブだ、テクノだ…と、斯界のロックにウンザリし出した頃で、チャクラもピコピコとテクノポップの要素はあったにせよ、「福の種」のような「和」のテイストがものすごく新鮮で、すごく気に入ってしまった。
少しエッチな歌詞にドキドキしたりしてね。
そして、ナニよりも、カニよりもシビれてしまったのが、美潮さんの歌声と歌い方。
それ以前には恐らく一度も耳にしたことがないタイプのモノだった。
ある時、何かの雑誌に「中学生の時にひとりでフランク・ザッパを観にくような変な少女でした」という美潮さんのインタビューが掲載されていて余計に好きになった。
私は残念ながらフランク・ザッパを観ることはかなわなかったが、私も中学3年生の時からザッパが大好きだったので「やっぱり!」というような印象を覚えた。
偶然のことではあったが、『8時だよ!全員集合』に出演したチャクラも見た。
FM東京でオンエアされたスタジオライブの音源は今でも大切に保管している。
チャクラのファースト・アルバムには、沖縄のメロディをレゲエのリズムに乗せた「島の娘」という曲が収録されていて、そのスタジオ・ライブでも取り上げていた。
コレがもう最高にカッコよかった。もちろんコピーした。
ギターの板倉さんが短いソロの中で正統的なバップ・フレーズを弾いてみせたのだ。
『夜のヒットスタジオ』の「せんせい」も衝撃的だったナァ。リアルタイムで観たわ。
ところが、肝心のナマのチャクラは最後まで観ずじまいだった。
当時一緒にやっていたバンドのドラマーが「昨日、新宿ロフトにチャクラを観に行って来たけど、すごく楽しかった!」と言っていたのを思い出す。
あの時彼にくっついて行けばヨカッタなぁ。
フランク・ザッパはまだ年齢的に行くキッカケがなかったので仕方ないが、チャクラを見逃したのは一生の不覚だわ。
そんなに好きなら後からでも美潮さんのライブに観に行きゃいいじゃんよ!…と言われそうだけど、大学に入るとロックからスッカリ遠ざかってしまったのでその機会がなかった。
そして、とうとう数年前に渋谷のジアンジアンのウラのライブハウスでホッピーさんのライブにご出演された時にキャッチした。
ドラムスがポンタさんで、坂田明さんを交え、ホッピーさんを中心に、4人でコッテコテのフリー・ジャズを演ってらした。
今回は「調性のある音楽」ということでありがたいと言えばありがたい。

90v美潮さんのセットの1曲目は「犬の日々」。
ミュージカルの『キャッツ』ってあるでしょ?「ジェリクル・キャッツ」だの「メモリー」だのの『キャッツ』。
アレはイギリスの劇作家のT.S.エリオットの子供向けの詩集『キャッツ - ポッサムおじさんの猫とつき合う法(The Old Possum's Book of Practical Cats )』を元にアンドリュー・ロイド・ウェーバーが曲を付けてミュージカルに仕立て上げたモノ。
Rum Tum Tugger、Mungojerrie、Rumpelteazer、Old Deuteronomy、Mr.Mistoffelees、Macavity、Skimbleshanks…なんてね、私はゼンゼン猫好きなワケではないけど、この作品は信じられないぐらいの名曲揃いでブロードウェイで通算3回観た。
で、そのエリオットの原作を共訳詩をしたのが北村太郎さんという方。
この方の家は関東大震災の混乱の後、合羽橋に移り住んで「小松庵」というソバ屋さんを営んでいたんですってネェ。
合羽橋といえば、厨房器具店が集まる世界的に有名なエリア。
ココの厨房器具店と神保町の古本店の集まりようは世界一なのだそうだ。
実は合羽橋はそれだけではない。
徳川家の菩提寺である上野の東叡山寛永寺と浅草の金龍山浅草寺を結ぶもっとも近い道が走っていて、江戸時代には将軍がそこを行き来していたという。
その通りは、今ではサビれにサビれた商店街だが、奇跡的に障害物がなく、スカイツリーが根元まで見える珍しい通りとしても知られている。
で、寛永寺の山主だった輪王寺宮(りんのうじのみや)、後の北白川宮能久親王(きたしらかわのみやよしひさしんのう)は、上野戦争の際同じ皇族であったにもかかわらず、長州藩が作ったインチキ「錦の御旗」の元、倒幕に迫る薩長の朝廷軍に追い立てられ、尾久や三河島を逃げ回った後、この合羽橋の東光院にかくまわれた…っていうんだよね~。
アータ、輪王寺宮っていうのは「もうひとりの天皇」と言われたぐらい地位が高い人だったんですよ。
そして、幸宥(こうゆう)というこの寺の当時の住職は宮を追って一緒に東北地方の逃避行を続けた。
コレが今も合羽橋に残る東光院(移転後らしい)。

1_2img_5645 イカンイカン、こんなに脱線するつもりはなかったのに!
「犬の日々」は、その北村さんが書いたオリジナルの歌詞にベーシストの山村哲也さんが曲をつけた作品。

110_lwk森さんがメロディを弾くイントロに導かれて、美潮さんがひと声発するだけで独特の世界ができあがってしまう。
「声」の力っていうのは本当にスゴイ。

100v「次は英語の歌を歌っちゃいます」
美潮さんが取り上げたのはMichael Franksの「The Lady Wants to Know」。

120ギターが耳元で囁いているような森さんのあまりにも繊細な間奏。

140vこの曲が収録されているMichael Franksの『Sleeping Gypsy』ってのは一時期流行ったよね~。
1977年か…。
私なんかはまだ中学生でハードロックに狂っていた頃だけど、このアルバムのジャケットはよく目にした。
もしかしたら「ラリー・カールトン」なんて名前はコレで初めて耳にしたのかも知れないナァ。
Michaek Franksの曲は多分これからも聴かないと思うけど、美潮さんの歌だったら聴きたいな。

130vしかし、失礼ながら演奏ウマいナァ。
まるでCDを聴いているようだった。

150前回、KOKI Tetragonの時に松川さんの選曲で「Lady Day and John Coltrane」という曲を教わった。
先日、川崎のチッタに行った時に入った近所の喫茶店でこの曲が流れていて驚いたんだけど、私が勉強不足なだけで、さほど珍しい曲でもないのかな?
例の「落ち込んだ時はビリー・ホリディやジョン・コルトレーンを聴いて元気をだそうぜ!」みたいな歌ね。
で、この「The Lady Wants to Know」にもコルトレーンが出て来るんだよね。
「パパはコルトレーンみたい、ベイビーはマイルスみたい」って。
どうしてコルトレーンがこうやって出て来るんだろうネェ。
すごい不思議。
同じテナーでデクスター・ゴードンとかコールマン・ホーキンスとか、ベン・ウェブスターじゃイヤなのかな?
私だったらジョニー・グリフィンとかスティーブ・マーカスとかタビー・ヘイズがいいな。
それでですよ、こういうところに出て来るコルトレーンはいつのコルトレーンを指しているのか知りたいナァ。
ご存知の通り、ジョン・コルトレーンは音楽のスタイルを常に変え続けつつ、41年という短い生涯を音楽に捧げた修行僧のような音楽家だ。
「私の人生にレジャーはなかった」というセリフが有名なぐらいの音楽の化身だ。
パパはいつのコルトレーンみたいなんだろう?
若きPrestige時代かな?充実のAtlantic時代かな?自己の音楽道を極限まで追求して燃え尽きるImpulse時代かな?それとも『Blue Train』狙いかな?
この曲調から察するに『Expression』や『Meditation』なんかは除外されるんだろうな~。
『Ascention』はOK。
え、コレって「Coltrane」じゃなくて「cold train」って歌ってるの?

160美潮さんの「♪エンヤ~コラヤット」のフリつきで始まったのは「南の花嫁さん」。

170_mnhこの曲は知らなかった。
1942年だから、戦中の高峰三枝子のヒット曲。
「♪おみやげはナ~ニ」でグッとこない人はいないだろう。
本当に可愛い曲だ。
昔はいい曲がたくさんあった。
ライナーノーツに詳述した通りこの曲は元は中国の曲なのだが、海外から入った来た曲といえば、「ブンガワン・ソロ」なんかも実によろしいな。
今って、比較的年配の方から子供までが歌えるヒット曲ってまったくないんだよね。
我々の頃は山ほどあった。
「懐かしの昭和メロディ」のような番組をよく東京12チャンネル(現テレビ東京)でやってるでしょ?
あそこで出て来る古い歌って、正確に歌詞を吟じれるワケではなないにしろ、ほとんど知ってるんだよね。
え、「人間が古いから」だって?
チガウチガウ!
それらは我々が子供の頃に流行っていた曲なんだって!
それなのに知ってる。
どうだろう、そういうのはピンクレディぐらいまでかねェ?
パソコンやらゲームやら他に楽しみが増えたのでヒット曲がなくなってしまったのか、ヒット曲がないからみんな音楽から離れてしまったのか…きっとその両方なんだと思う。
ゴメンナサイ…ここから先はまた別の機会に別の記事内で書くことにします。
今の日本の音楽界で最近ものすごく気になっていることがあるのです。

180vさて、絶対に聴き逃してはならないのはこのアレンジ。
じ~つ~に、カッコいい!
原曲のメロディをバッチリと活かしつつ、極めてコンテンポラリーな仕上がりになった。
こういう仕事ってとても素晴らしいと思う。

190その秀逸なアレンジを忠実にこなす皆さんの腕前がまた見事ときてる。

200vで、結局最終的には美潮さんワールド。
「チャクラの新曲」と言われて聴かされたら私なんか「やった!」なんて喜んじゃうね、きっと。
それだけ美潮さんの持つ個性ってのは強力なのだ。
ク~、楽しいな~、THE FEB!
210vでも、次で最後の曲なの。
皆さんは温泉に行くと何回お風呂に入りますか?
私はいつも4回を目標にしているの。
宿に到着する時間にもよるけど、着いてすぐ1回。
夕食の前に1回。
寝る前に1回。
そして、翌日の朝に1回。
マァ、大抵3回止まりになっちゃうんだけどね。
決して欲張っているワケではなくて、大好きなの…温泉が。
信州に8年近く住んでいた時にガッチリとハマったね。
だから、いい湯であればリュックを背負って山の上まで行っちゃうよ…というのが最後の曲。

220軽快なスカのリズムに乗って展開する楽しいナンバーは「山登り銭湯」。
260美潮さんがチャクラの後に結成した「美潮バンド」時代のレパートリー。

225岡沢さんのパワフルなコーラスがメッチャ印象的!

230vこの曲でも美潮さんのカワイさ全開!
他の人が歌ったところで意味はないだろうし、歌って欲しくない。

240vTAKEさんのソロ。
起伏に富んだ濃い内容がうれしい。
美潮さんが指摘されていたが、TAKEさんがかけているのは本当に「ハズキ・ルーぺ」なのかッ?
あの舘ひろしのCMはいいナァ。
かつて老眼鏡の宣伝をアレほどまでにスタイリッシュに仕上げたことはなかろう。
女の子のお父さんは、ああして娘とデートするモノなのか?
私なんか、おかげさまでだいぶ膝が回復して来た長男とオリジン弁当を食べるのが関の山だ。
しかし、「舘ひろし」とくれば「猫ひろし」。「タチ」に「ネコ」。
このネーミングのセンスもハズキルーペのCMほどに素晴らしいとは思わない?

250vコレもカワイイ曲だなァ。
みんな銭湯好きなのね~。
そういえば「私の秋葉原」という記事で紹介した燕湯という銭湯、誰か行ったかな?

255イヤ~、恐るべし2月生まれ!
誰か「THE NOV」やって~…そう、私は11月生まれなのです。

270vアンコールは出演者全員でにぎやかに演ったよ。

280_hc「奴らとお嬢さん」という曲。
コレはDVDだけに収録されているからね。

290カリプソ。
コレも楽しかった。
ライナーノーツでも触れたんだけど、日本ではカリプソってほとんど耳にしないよね。
ジャズ・ファンの間ではソニー・ロリンズの「St. Thomas」や「Don't Stop the Carnival」なんてカリプソ曲は良く知られているだろう。後年、トニー・ウィリアムスと演った『No problem』に収録されている「Coconut Bread」なんて実にいい曲だ。
他にもフレディ・ハバードの「Breaking Point」なんて意表をつく展開ということもあってカッコいいことこの上ない。
日本ではどうだろう?
荒井由実の「避暑地の出来事」ぐらい?
私が知らないだけなんだろうけど、寂しいね。
今の日本のミュージシャンたちはもっと色んなリズムを取り入れるべきだと思う。
昔の方がはるかににぎやかだった。
カリプソについてはかつてヴァン・ダイク・パークスを引き合いに出して【Music Jacket Gallery】の「乗り物ジャケット特集<前編>」で解説したことがあるので是非ご覧頂きたい。

300どんなリズムでも自家薬籠中の小森さん。
メリハリの効いたスティックさばきが快感だ。

310vソロで、時にはツインで分厚いサウンドを奏でたキーボーズ・チーム。

340タイトルにあるように、曲中の「奴ら」と「お嬢さん」のコール&レスポンスが楽しい!

320

350皆さんから「OS、OS」と呼ばれていた岡沢さん、ナニをやっても破壊力がハンパじゃなかった!

360あ~楽しかった!

370vダルセーニョして…2月生まれのスゴ腕ミュージシャンが集まったチーム、THE FEB。
その結成20周年を記念したコンサートを3日間にわたってレポートした。

380その模様を収めたCD&DVDが『THE FEB』。
一部先行発売もしているようだが、正式なリリースは2月28日。

400それに先立って2月23日にはアルバムの収録場所となった横浜STORMY MONDAY。
そして、その5日後、27日には原宿クロコダイルでそれぞれ発売記念ライブが開催される。

410v最後の最後になるが、予告編が仕上がっているので紹介しておこう。

「23日と27日、2月生まれの我々(一部を除く)がお待ちしていま~す!」

420伊藤広規の詳しい情報はコチラ⇒ITO KOKI official web site

Sm 

200
(一部敬称略 2017年11月2日 LIVE CAFE STORMY MONDAY YOKOHAMAにて撮影)
 

2018年2月20日 (火)

2月生まれ 考えあまいが演奏うまい ~ THE FEBの20周年!<中編>

 
森さんの歌で「Suzy Q」。
むかしむかし、この曲のことを完全にスージー・クアトロのことだと思ったよね。
違いますよ。
しからば「Suzy Q」あるいは「Susie Q」とは一体誰のことか…。
私は曲は知っていても、周辺ことは何も知らなんだ。
で、今回のアルバムのライナーノーツを書くにあたって色々と調べてみたんだけど、とてもおもしろかった。
知らないことを学ぶのは大変楽しい。
子供の頃からこの精神が旺盛だったら東大のひとつやふたつは軽かったかも?…イヤ、無理か?
「Suzy Q」の詳しいことについては『THE FEB』のライナーノーツを見てね!

520v_sqウネウネとダイナミックにトレモロアームを揺さぶる森さんのソロ。
いい音だにゃ~。
そして、森さんより若干深めのクランチ・サウンドで松川さんがソロをブチかます。

530しかし…今更だけど、感心するほどシンプルな音楽だナァ。
それがこんなに魅力的に響くのだから昔のロックってのはスゴイ。
エンディングのデクレッシェンドが意外。

540vココでTraffic。
ボーカルズが松川さんに替わってファースト・アルバムから『Dear Mr. Fantasy』。

550_dmfココでも森さんは大胆にトレモロ・アームを上げ下げしてボトルネックの効果を醸し出しす。

2_s41a0096 杉本さんのオルガン・ソロ。

570曲に鋭い刃物を突き立てるような広規さんのプレイがとてもスリリングだ!
560そして、松川さんが華麗にソロをキメて曲はエンディングを迎える。
  
Trafficもイギリスの名門バンドのひとつと言えよう。
『Mr. Fantasy』、『Traffic』、『Last Exit』、『John Barleycorn Must Die』、『The Low Spark of High Heeled Boys』、『Shoot Out at the Fantasy Factory』、『When the Eagle Flies』、そして『Far from Home』…全部ウチにあるんだけどサ…聴かないんだよね。
キライじゃないんだけど聴かない。
実はStevie Winwoodのソロ・アルバムもゴロゴロしてるんだけどサ、聴かないんだよね。
何でなんだろう…。
でも、このTHE FEBの演奏で聴きたくなったのよ。
こういうこともある。
コレも音楽の面白いところだ。
THE FEBの「Dear Mr. Fantasy」は本家より少しハードな演奏だった。

555THE FEB20周年記念ライブの最初のセットはココまで。
ブルースを中心とした渋~いレパートリーでジックリと聴かせてくれた。

5802番目のセットに移る。
ギター&ボーカルズに横内健亨。

590ライナーノーツに名簿が掲載されているのだが、過去2月生まれではない大二さんなども参加していることからわかるように、THE FEBは20年の間に2月生まれ以外の助っ人ミュージシャンも何人か登場している。
TAKEさんはTHE FEBの発起人のひとりで、当然ながら2月の生まれ。

600vTAKEさんはASTORIA CLASSIC。

610ベースには岡沢茂を迎える。
岡沢さんも2月生まれ。

620v最初に演奏したのは、TAKEさんの4つ切りでスタートする完全4ビート・ナンバー。
650まずはニューオリンズのシンボル的なシンガー、Lee Dorseyの「Get out of my Life」。
小野さんも2月生まれ。
655vこの曲のタイトル…「~の外へ」とか「~の中から」という意味を表す「out of」ってイヤだよね。
どうしても「out from」って言いたくなっちゃう。コレぞ日本人の英語オンチ的発想なんだろうな…イヤ、私の英語オンチ的感覚か。

630v_gomTAKEさんと松川さんのソロで転調するところがトリハダもの。
松川さんはトーン、フレーズともにハードになって来た!
ジャンジャンいっちゃってください。

650v続いてはRay Charlesのヒットで知られるミディアム・スローの「I Don't Need no Doctor」。

660「♪アドニーノ」…TAKEさんのドスの効いた歌いっぷりが何とも痛快。

700岡沢さんが入れるノリよい合いの手がまたいい感じ!
710今度はコーラスを効かせてガツンと弾きまくる松川さん。
やっぱりASTORIA CUSTOMの出す音が気持ちいいに違いない!

680v西本さんのオルガンがソロを引き継ぐ。
ココのパートの盛り上がり方が実に気持ちいい!
ウ~ン、不思議。
キーボーズはナゼか2月生まれ以外の方が多かったようだ。
今日ご出演されている西本さん&杉本さんも2月生まれではないし、かつてご出演された関雅樹のコンボでMarshall Blogによくご登場頂く石井為人さんも同様。
で、ホッピーさんが2月生まれなんだって。

690vメンバー全員の熱演に応えるかのようなTAKEさんのガッツに満ちたソロ。
ちなみにドミナントのパートはRay Charlesの原曲をリハーモナイズしての演奏。
John Mayerバージョンかな?

720v2番目のセットの最終曲。
コレがまたヨカッタ!730ドラムスは小森啓資にスイッチ。

740v_gjCD収録曲ベースで言えば、この日唯一のインスト曲にしてオリジナル曲(この日演奏した他のインスト曲は「Albatross」)。
TAKEさんの「Gang Jam」だ。

750キメの連続で作られているようなスリリングなナンバー。
どういう展開をするのか想像できない。
まるで組曲のようだ。

760リハの時に初めて聴いて一発でこの曲が気に入ってしまった!
切れ味鋭い小森さんのドラムスがまた実にピッタリとハマるんだな~。

780v西本さんはこの曲ではオルガンから離れてピアノでソロを披露。

2_s41a0348 そして全編を通じて暴れ狂うTAKEさんのギター。
ココでもドスが効きまくり!

790v文句なしの快演!

800ココで休憩。
広規さんのライブといえば南阿蘇の「キャラメル・プディング」。

801もちろんこの日も南阿蘇から送られて来て、みんなで究極のプリンの味に舌鼓を打った。
ちなみに「舌鼓」は「したづつみ」ではなく、「したつづみ」と読む。
アレ!
広規さんが持ってるヤツ!

802vそう、伊藤広規音楽生活40周年記念仕様なのだ!
広規さんの大好物である「ラーメン味」に仕上がっている…んなワケない!

803どうでもいいことですが…。
この赤いハートが付いた紙箱。
先週のバレンタインデーでの家内からのプレゼント。

Vdキヒヒヒヒ!
キャラメル・プディングの詰め合わせなのだ!お取り寄せ~!
ダメ、いくつあっても食べ足りない。
できれば南阿蘇とパイプでつないで、蛇口をひねるといつでもプリンが出てくるようにしたい…というぐらいおいしい。
 
キャラメル・プディングの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・ブログ

Pd今レポートしているTHE FEBのライブCD&DVDは2月28日の発売です。

 

伊藤広規の詳しい情報はコチラ⇒ITO KOKI official web site

820<後編>につづく
 

200_2  
(一部敬称略 2017年11月2日 LIVE CAFE STORMY MONDAY YOKOHAMAにて撮影)

2018年2月19日 (月)

2月生まれ 考えあまいが演奏うまい ~ THE FEBの20周年!<前編>


2月生まれのスゴ腕ミュージシャンたちが集うチームがTHE FEB。
今年で結成20周年を迎えた。
それを記念してライブCDやDVDを制作しようという計画が持ち上がり、本当にやっちゃった!
発売は2月28日。
28日か…しかし、ナンだって2月だけひと月の日数が少ないんだろう…と思ったことある?
暦、すなわちカレンダーの元はローマ帝国だよね。
ジュリアスがJulyになったり、アウグストゥヌスがAugustになったり、この2人が乱入して来たので、ラテン語で「7番目」を表す「sept」がついて、本来であれば7月になるハズのSeptemberが9月になったり、同じく8月がOctober(「oct-」は「8」。「オクターブ」とか「オクトパス」とか)と10月にさせられたり、とカレンダーには結構面白い話が詰まっている。
2月の「February」は、「Februus(フェブルウス)」というローマ神話に登場する「月の神様」の名前に由来していて、ラテン語では「厄払いの儀式の月」なのだそうだ。
で、この「February」ね、日本人は「フェブラリー」って発音したり、書いたりすると思うんだけど、いつか「日本人の『February』の発音はおかしい」…って言ってた外人がいた。
「フェブラリー」ではなくて、「フェブリュアリー」って発音するのが正しいとかいうことだったが、確かに私のバカ耳にですらMarshallの連中も「フェブリュアリー」と言っているように聴こえる。
で、28日しかない理由。
これには2つワケがあるとされているようだ。
ひとつは日数の調整に使われてしまったという話。
元々は1年は3月から始まって12月で終わっていた。
だからNovemberとDcemberは、それぞれラテン語で9番目を表す「Novemr」と「Decem」が語源になっている。(ギリシア語では「ノナ」と「デカ」)
「10」の方の「deci-」は「デシリットル」なんかでおなじみでしょ?
「dB(デシベル)」の「d」も10を表している…対数関数かナンカでサッパリわからないけど。
当時、暦というものは農耕のために作られたものなので、畑仕事がない冬場は暦なんでどうでもヨカッタ。
しかし。1年は365日であることがわかっていて、10番目の月の後、すなわち新しい年が始まる3月1日までの間、60日も空白じゃマズイんじゃん?ということで1月と2月を作った。
一方では、コレはよく知られている話だけど、7月と8月が連続して31日ある理由。
元々8月は30日で構成されていた。
ところが、上で触れた8月生まれのアウグストゥヌスが「あ、ナンやねん!カエサルの7月は31日なのにオレの月は30日やねん!アカンがな!」ということで8月も31日になってしまった。
…となると、「どこかの月の日数を1日削らなアカンがな。さもないと1年が366日になってまうで!」
というワケで、そうなると、どうしても1年の一番最後の2月が狙われるわナァ。
それでヤラれた。
つまり、アウグストゥヌスのワガママと調整が一番しやすかったため2月の日数が他の月に比べてすくないというワケ。
それでもFebruaryは耐え抜いた。
だから2月生まれの人は辛抱強いのだ…なんて話は聞いたことがないか?

10v「THE FEB」の名前をはじめて耳にした時のことを思い出した。
それは2011年5月22日、広規さんと森さんがデュオのライブをやるというので、横浜の石川町の「ZAIM」というお店まで遊びに行った時のこと。

20vこの時、会場のスペースが小さいから…とMG15DFXとMB30を使ったんだ。
60森さんは2月18日生まれ。

40v広規さんは2月19日生まれ。

50お2人は生年が一緒で誕生日が1日違い。
「へ~、偶然ですね~!」なんて話をしていると、「アノね、2月生まれのミュージシャンだけで集まる『THE FEB』っていうグループがあるんだよ」
その時、ツラ―っと考えてみて私の周囲で2月生まれの人が思い浮かばなかったので「『2月生まれの人の集い』なんてずいぶん珍しいナァ…」と思った。
その後、広規さんとはロンドンでご一緒させて頂いたり、他でもしょっちゅうお会いしていながらTHE FEBに話題が及ぶことはなかった…ように記憶している。
しかし、私の頭には「ざふぇぶ」という響きがシッカリと刻み込まれたのであった。
だから今回のプロジェクトが持ち上がり、お話しを伺った時には「はいはい、THE FEBですな?」ってなもんだったですよ。

30そういえばこの時、広規さんのベースの調子が悪くなっちゃったんだよね。
それで、森さんのギターを借りて急遽ギタリストに転向。

70広規さんぐらいのミュージシャンともなればベースとギターの区別なんてないようなもの。
弦の数と太さの違いぐらいのもんだ。
「天国への階段」のジミー・ペイジのソロをステージで完コピで弾かれているのを見たこともある。

80すると、親切なお客さんがワザワザ自分の家にベースを取りに行ってくれて、それを広規さんに貸与するという展開となった。
そんな感動的な場面を交えてこの日のステージは幕を下ろしたのであった。
懐かしいナァ。

90vそして、それから7年後…いよいよTHE FEBと遭遇する日がやって来た。
会場は関内のSTORMY MONDAY。
おお~、また横浜だ。

95伊藤広規⇒横浜⇒STORMY MONDAY⇒ライブ・レコーディング…とくればアータ、KOKI Tetragonの『The Classy Rock GIG at Yokohama STORMY MONDAY』でしょうよ、どうしたって。
『The Classy Rock GIG』のリリースが2017年の4月5日。

96cdこの時から1年も経たずして今回登場するのが…コレ。
『THE FEB』と冠したCDとDVDで構成する豪華ライブ・アルバム。
ジャケットは広規さん作品には欠かすことのできない「やましたみか」さんのデザイン。
いいよね~。好き。
あることがキッカケで「星と月とFEBのタイポグラフィでレイアウトしたバースデイケーキを作る」というアイデアがみかさんの頭の中に浮かんだ。
それは、20年も続いているTHE FEBに関わってきた全てのミュージシャンの方々のお誕生日をお祝いするような気持ちだったという。
ローソクの数やケーキに付いている星の数には特に意味はないそうだ。
そして、そのデザインもさることながら、このオレンジがいいんですよ~。
色もデザインのウチだね。
と~ころがですね~、この色を正確に写真に収めるのが実にムズカシイ!
最近、止む無く事務所の照明をLEDに換えたのよ。
あんなにライブの撮影で苦しめられているLEDの室内照明具なんで使いたくなかったんだけど、「もう蛍光灯の室内照明器具なんてありませんよ」ってお店の人が言うので止む無くそれに従った…安かったし。
案の定、この照明器具がブツ撮りをする時の大きな苦労のタネになっちゃって…。
やっぱり色が正確に出ない。
下の写真も、はじめは事務所の中で撮影してみたんだけど、このオレンジの色がどうにも出ない。
「こんな色じゃみかさんに申し訳ないな…」と情けなくなった。
で、どうしたかというと、太陽光を使った。
つまり、屋外で撮るということ。
事務所の前の道路に黒い布を敷いて撮ったのが下の写真。
ま~、通りがかりの人が見るわ、見るわ。
あの人たち、全員このアルバムを買うだろうな…「ああ、あのオジさん、このCDのジャケットを撮影していたのか~!」って。
それでもホンモノはもっといい感じのオレンジだよ。
事実、制作の方々はチラシ等の色校でも結構苦労をされたと聞いた。

100ついでに表4も道路で撮った。
コレも実にいいデザインだよね。
おしゃれで上品でやさしい。
そもそも、この「THE FEB」のフォントが素晴らしい。

110装丁はCDとDVDを収納する紙ジャケ・トリプル・ゲイトフォールド仕様。
ん~、真ん中のライブの写真がまたいいね~!

120右側を閉じると、収録曲と演奏メンバーのクレジット。
STORMY MONDAYの常連さんならこのデザインが何かは一目でわかるハズ。
このアイデアも秀逸だ。

130レーベルはこんな感じ。
CDはオレンジ、DVDが紫。

140帯も大切。
私は柔道をやっていたワケでもないのに帯が大スキなのです。
キャッチコピーは今日のタイトルで借用した「考えあまいが演奏うまい」。
いいこと言うわ~。
コレ、反対だったら大変だよ。
「考えシビアで演奏マズい」…コレじゃ聴けたもんじゃない。
もちろん、THE FEBは考えも演奏もシッカリしてますから!

150そして、今回もステージの撮影だけでなく、ライナー・ノーツも担当させてもらったのです。
『Relaxin' at Iwaki ALIOS』、『A*I』から始まってコレで7作目。
まったく光栄でございます。

160今回も書いた~!
ブルース門外漢の私じゃない?
正直、どうしようかと思っていたんだけど、書き出したら止まらない。
「アラアラ、困りますね…コレはマーブロではないんですよ!」なんてお小言もガマンして頂き、最初5,000という文字制限を大幅に振り切って7,000字にナンナンとしてしまった。
だって、色々と調べているウチに面白いことを発見して止まらなくなっちゃったんだもん!
あ、言っておきますけど、5,000なら5,000でビシっと抑えることもできますからね。
そういう字数が厳格に決まっている仕事で最も燃えたのがギター・マガジンさんに寄稿したジム・マーシャルの追悼文だったな。
広規さんの作品のライナーはいつも文字数の目安だけご指定頂いて、好きに書かせて頂いて何とか収めこんでもらっちゃう。
おかげで今回もライナーのレイアウトが、当初と比べて大きく変更してしまい、みかさんにご迷惑をおかけしてしまった。
呆れもせず最後までお付き合いくださったみかさんにこの場をお借りして御礼を申し上げます。
   
以上が2月28日にリリースされるTHE FEBのアルバムの情報。
…ということで、今日からTHE FEBの20周年を記念するそのレコーディング・ライブの模様を3回にわたってお送りする。

170今回は出演者も多いので設営が大変!
楽器や撮影の機材で店内がゴッタ返しちゃってる。

190それでも「演奏うまい」方々は「片づけもうまい」ので徐々に収まって来た。

200楽器のケースなんかもうトイレよ。

210vそして、後は開演を待つばかりとなった。

220ライナーノーツでもご紹介した頂いた通り、今回もMarshallとEDENがステージをサポートした。

230まず、最初のセットの出演は…森園勝敏。
森さんはMarshall Blogにはモノスゴイ久しぶりのご登場!
昨日が森さんのお誕生日!
おめでとうございます。

240v今回はASTORIAのDUALを使用。
最近は歪みにご執心だとか…。

250松川純一郎
松川さんは今日がお誕生日!
おめでとうございます。

260v松川さんはKOKI Tetragonに引き続いてATORIA CUSTOM。

270伊藤広規
広規さんも今日がお誕生日!
おめでとうございます。
それにしてもこのバンドは2月生まれが多いな…あ、そういうのをやってるんだった!

270vKOKI Tetragonの時はMarshallだったが、今回はEDEN。
WTP-600を使用した。

280キーボーズ・チームは西本明と…

290v杉山卓夫

300vドラムスは小野秀夫。

310vココからライブのレポートになるワケなんだけど、ココまで書いてフト気がついた。
とてもやりにくいことに気がついたのだ。
だってDVDが付いてるワケじゃん?
私がいくら解説してみたところで、そんなヘタな文章を読むよりDVDを見ればいいんだもんね。
しからば、曲の解説をば…と、いきたいところだけど、おいしいパートやキモとなる部分は全部ライナーノーツに詰め込んじゃったんだよね~…コレは困った。
でも、マーブロはマーブロなりにいつもの調子でやっていくことにした。

320まずは松川さんのボーカルズで「Talk to me Baby」。

330v_ttbWillie Dixon作のブルース。
森さんがトレモロ・アームとクライ・ベイビーでボトルネックのような雰囲気を醸し出す。

340vレイドバック&ホンワカした雰囲気郡息で滑り出した20年目のTHE FEB。 
410次もWillie Dixonとブルース・ピアニストのEddie Boydの共作で「Third Degree」。

370v_3d森さんの歌から…

380杉山さんのエレピのソロ。

390vそれを受け継いでの松川さんのソロ。

1_0r4a3944_2 森さんの「ゴーアヘ、ゴーアヘ(Go ahead)」に押されてフロント・ピックアップで歌いまくる。

400「タラ~っとした感じだね~。レコーディングしています」と言う松川さんが大スキだというT-Bone Walker。
ドンズバで「T-Bone Shuffle」。

420vこの曲でも杉山さんのソロがジックリとフィーチュアされた。
ライナーにも書いたんだけど、ピアノとオルガンのツイン・キーボーズってのはいいもんですな。

425ファンキーに「Big Legged Woman」。
森さんはFreddie Kingの曲をよく取り上げるね。
460v「マツ!」のかけ声に応えて…

430v松川さんがハードにソロをキメる!
490しかし…こういう曲での広規さんのバッキングはホントにスゴイ。
ベース・ラインだけでご飯が3回おかわりできる。

1_0r4a3913 何でもなく弾いているように見えるんだけどね~。
ウネってんだよね~。ウズ巻いてんだよね~。
ラーメン好きの広規さんだけあってそのウズ巻き加減はナルトそのもの。
こういうのは、Count Basie OrchestraのFreddie Greenのギターと種類が同じなんだよ、きっと。
周囲の音の隙間を縫って弾いているってイメージ。
475キーボーズもフィーチュアされて…

440ソロのバトンはリズム隊へ…。
まずはダイナミックに広規さん。

470vそして、小野さん。
キメ細かいビロードのようなドラム・ソロ!
コレは完全に私の私見だけど、レギュラー・グリップのドラマーの方って絶対にマジメな人だ。
イヤ、マッチド・グリップの人が不真面目というワケでは決してござらんよ。

480v実はCDやDVDに収録されなかった曲もあった。
次はそんな曲。

450小野さんがマレットに持ち帰って演奏したのはFleetwood Macの1968年のシングル「Albatross」。

1_s41a0359 間違いなく森さんの選曲でしょう。
だってこの曲、Peter Greenが「Sleepwalk」の影響を受けて作ったと言われているんでしょう?
森さん「Sleepwalk」が大スキ…なハズ。
大分前に森さんと音楽の話をしている時、「Macってさ~、『Future Games』とかホントにいいんだよね~」としみじみおっしゃっていたのを覚えている。
私も『Bare Trees』とか『Mystery to me』とか『Penguin』とか、Bob Welch時代のMacが一番好きだった。
やっぱり怪物アルバム『Rumours』はどうしたって素晴らしいと思うんだけど、反対にPeter Green時代のアルバムって持ってはいたものの、ほとんど聴かなかったナ。
あ、ちなみにこの辺りでMic Fleetwoodが使っているパーカッションはNATAL製ですからね。
それとMacといえば、Christine MacVieの声。
メッチャいいと思わない?
今ではスッカリ英米混成のチャンポン・バンドになっちゃったけど(当のBob Welchはアメリカ人)、Fleetwood Macやっぱりイギリスが生んだ大名門バンドだよな~。
数年前にハマースミス・オデオンでMacのコンサートがあって、Marshallの社長ご夫妻がそれを観に行くといって楽しみにしていた。
それとKate Bushね。Kateのコンサートはホントに素晴らしかったと言っていたナ。
いいな~。
私はやっぱりイギリスがいい。
この「Albatross」、すごくヨカッタんだけど、残念ながらアルバムには収録されなかった。

2_s41a0062 松川さんのボーカルズでNeil Youngの「Cinamon Girl」も演奏された。
スミマセン…私、Neil Youngについてはナニも書けません…本当にナニも知らないんです。

1_s41a0404 考えはちっとも甘くないし、演奏もウマいままライブはズンズン進行していく。

500THE FEBの詳しい情報はコチラ⇒伊藤広規 公式サイト

Y<中編>につづく
 

200_3

 
(一部敬称略 2017年11月2日 LIVE CAFE STORMY MONDAY YOKOHAMAにて撮影)