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ライブ・レポート Feed

2017年5月23日 (火)

牙音 -Act.2-~exist†traceの巻

ヒ~、アブね~!
またやっちゃうところだった…。
こないだっから「layとlie」とか「rawとlaw」とかややこしい英単語の話をしてるけど、実は今日ご登場頂くチームの名前にもややこしい単語が入っている。
exist†trace、久しぶりの登場だ。
イヤ、「ややこしい」と思っているのは自分だけのことだろう。
ナニがややこしいかというと、単に自分がアホなだけなんだけど、いっくらやっても「exist」の綴りが覚えられない。
「exsist」と「x」の後にどうしても「s」を余計に入れてしまうのだ。
exist†traceは「存在の痕跡」という意味でこの「exist」を使っているが、実はこの単語、ビジネス文書などでは比較的よく使うおなじみの単語で、「the existing 〇〇」のように使って「今存在している〇〇」みたいな意味を作る。
現在手元にあるものと未来に入手するものを明確に区別する時にとても便利な表現だ。
ところが、いっつも「s」を入れちゃうんだよね~、「x」の後に…。
でもナンカ、この記事を書いたことによってようやくマスターできそうな気がするな。
ありがとう、exist†trace!
それと、70年代の中頃にRick van der Lindenというキーボーズ奏者が率いるTraceっていうバンドがいてね、「オランダのEmerson, Lake and Palmer」と言われていた。
「クラシックの楽典や楽理とジャズのリズム技法や旋律を同レベルで正式に学んだ人がTraceの音楽を聴くとすさまじくおもしろい」と言われていたらしい。
ジャズもクラシックもずいぶん長いこと聴いてきてはいるものの、その楽理も技法も正式に勉強したことがないせいか、Traceの音楽を「すさまじく」おもしろいと思ったことはない。
でも、結構好きで今でもたまに聴くことがある。
何とかその「すさまじさ」を感じてみたいと思ってるんだけどね~。

Tc_2 ちなみに、オランダ人ってメッチャ英語ウマいんだよね。
ま、オランダ語は英語の祖先みたいなものだからね。でも、同じゲルマン語系の言語を話すドイツ人よりゼンゼンうまい。
あと、北欧の人も英語がうまいナァ。なんでもスウェーデンなんかは政府が発行する公的な刊行物は全部英語だっていうからな。
日本もある日いきなりそれをやってみな…「早期英語教育」なんて騒いでいる政治家先生、みんな目を白黒させらぁ。
日本ではどんなに早くから英語を詰め込んだって受動的に英語をマスターすることは無理でしょうナァ。
生活様式が極端に西欧化されたと言われていても、文化的な思考回路が欧米人とまったく違うからね。
外国の言葉を学ぶのはその国の文化を学ぶことと丸っきりイコールだから。
完璧な英語が話せれば、英語圏の人とスムーズなビジネスをすることは当然期待できるが、「映画も知りません」、「音楽も聴きません」では最終的に相手がその人に興味を持つことはないだろう。「英語がうまい人」で終わってしまう。
でも、英語圏の人と接する時にそれよりマズイのは、やはり「英語ができない」ということだろう。「英語なんてできなくてもハートで通じるよ」とか「ブロークンで十分!」なんてことをよく聞くが、その場は何とかなっても、おそらく最後まで相手と本当の信頼関係を結ぶことはなかなか難しいと思う。
なぜなら、英語圏の人達は、いくら表面上はニコニコつくろっていても、英語をできない相手を「自分たちと同じ人間」とはみなさないのが本当ところだからだ。「英語ができない人」として区別される。
ま、コレは大ゲサではあるし、もちろん例外の人もいくらでもいるだろうが、基本的にはそう思っておいた方がいい。まずこの意識から始めないとダメ。
だから「英単語は100語で十分」なんていうやり方は絶対に止めた方がいい。滅多に使うことのない難しい単語もできるだけ身に付けておいた方がいい。
若い人も「ツーマン」なんてみっともない言葉を使うのは厳に謹んで、正しい英語を学ぶクセをつけた方がいい。
で、自分はやっているかというと「否」。気をつけてはいます。でも、この年だともうこの辺の事情がわかっただけでお腹イッパイだわ。だから若いうちにやっておいた方がいいのよ。
さぁ、脱線はこれぐらいにして、『牙音 -Act.2-』のステージに場所を移そう。

10exist†traceは3番手の登場だ。
会場もいい感じであったまってきたところにさらに煮え湯を注ぎ込んだ!

ジョウ

30vmiko

40v乙魅(おみ)

50v猶人

60vMally

70vmikoちゃんはMarshall。
足、長ェな~。カッコいいな~。
ホント、日本人の体形もヒザから下が長くなってカッコよくなった。
exist†traceはいわゆる「ヴィジュアル系バンド」。
その中にあって女性的キャラがmikoちゃんの役回りだ。
例えそうだとしてもここまで足が長い必要はなかろうて。
昔サ、よせばいいのにThe DarknessのDan Hawkinsと2人で並んで写真を撮ったことがあるんですよ。彼、大のMarshall好きだから。
私もThe Darkness大好きだったからうれしかったんだけど、撮った写真を見てアタシャ驚いたよ。
Danの又下が私の首ぐらいの高さなんだもん。
さすがにそれは大ゲサなんだけど、同じ人間とは思えなかった。私の足なんかないのと同じだ。
だからmikoちゃんには近寄らないようにしている。

80vmikoちゃんの愛器。
JVM410H1960A
もうずいぶん長いこと使ってもらってるんだ~。

90v今日は乙魅ちゃんもMarshall。
JCM900 4100と1960A。

100vオープニングは昨年の3月にリリースしたミニ・アルバム『THIS iS NOW』から「DREAM RIDER」と続けてタイトル・チューンの「THIS IS NOW」。

110vお~!これだこれだ!コレがexist†traceサウンド。
ツイン・ボーカルをフィーチュアしたパワフルなサウンドだ。
歌は楽器の王様…歌えるメンバーが複数いるバンドってのはいいもんだ。
20

MCをはさんでアルバム『WORLD MAKER』から「ダイアモンド」。
そして、最近作から「キミと雨と秘密。」を披露。
140

ここで勝手に驚かせていただきますよ。
この曲が収録されているのが昨年の11月にリリースしたミニ・アルバム、『ROYAL STRAIGHT MAGIC』。
もちろんタイトルはポーカーの「役(ハンド)」のひとつから取られている。
器用に何でもこなしてしまうexist†traceのメンバー5人がそろえば「マジックを起こせるんだ!」という発想からこのタイトルが付けられたそうだ。
コレね。
Cmocd1911
で、ナゼ驚いたのかと言うと、ウチは本当に偶然にも先週Donald Byrdの『Royal Flush』を紹介したばかりだったから。
あるイベントの出演者がMarshallプレイヤーばかりだったので、コチラもポーカーに強いハンドに引っ掛けたのであった。
「Royal Straght」も「Royal Flush」も同じ。
両方我々がよく言うところの最強のハンド、「Royal Straight Flush」を指す。
前回ドナルド・トランプのことも書いてしまったので、今回は「女性とトランプ」というお題で別の情報を…。

RfLady Ga GaがTonny Bennettとのコンビで取り上げてリバイバル・ヒットしたようなのでご存知の方も多いかも知れないが、「The Lady is a Tramp 」という有名なリチャード・ロジャースとロレンツ・ハートの名曲がある。
かつてはフランク・シナトラの愛唱歌だった。
この「トランプ」はいわゆるカードのトランプではなくて「ふしだらな女」とか「売春婦」とかいう意味だが、歌の中に登場する女性は上流階級で「鼻持ちならない」というニュアンスになっている。
このカッコよく軽快なナンバーをゼヒElla Fitzgeraldの歌で聴いてもらいたい。
下がこの曲を収録している1960年の『Mack the Knife-Ella in Berlin』というライブ・アルバム。
ジャズの入門盤の1枚として有名なアルバム。私もジャズを聴き始めの頃よく聴いた。
ロックもいいけど、若いうちにドンドンいろんな音楽を聴いて楽しんでくださいな。
一般的に老若男女を問わず、日本人は音楽を知らなさすぎる!
しかし、Marshallと関係ないな…。
今日はチョット写真が少ないので脱線で紙幅を稼いでおります。

Ef 持ち時間が30分しかないので残り2曲!
ガツンと激しく「BLAST」。

150そして最後は前掲のアルバム『WORLD MAKER』同様「VOICE」で締めくくった。

160v久しぶりのexist†trace。
ま、敢えて「ガール・バンド」と書くが、ツイン・ボーカルをフィーチュアしたパワフルな曲調は他のガール・バンドとは一線を画するもので、相変わらずのexist†traceだけの世界をクリエイトしていた。

120v

さて、exist†traceは『the 19th challenge』と銘打って、4月から12月まで毎月19日にワンマン・ショウを開催している。
何で19日かと言うと、「イグジスト」の「イグ」が「1-9」なんだって!
ま~ホントに皆さん色んなこと考えるわ~。
「古今亭志ん朝を育てる会」みたいな感じだね。
会場は恵比寿club aim。
この一味違うなサウンドをゼヒ体験あれ!

130

exist†traceの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

170(一部敬称略 2017年4月1日 CLUB CITTA'にて撮影)

2017年5月22日 (月)

牙音 -Act.2-~Silexの巻

コレは昭和38年ぐらか…。
だから写真の中で「いい顔」をしている上品そうな子供は、この後登場するSilexのMashaくんではない。
50年以上の前の私だ。
カラー・フィルムが高かったんだろうナ、この時代はモノクロがスタンダードだ。
帽子なんかかぶっちゃって、どこへ行く時だったんだろう?…完全に「よそ行き」の格好だ。
この車…クラシックだナァ。一体何代前のクラウンだろう?
少しはお金持ちのお坊ちゃまに見えるだろうか?
だが、残念ながらこの車はウチのモノではない。運転がキライな父は終生車に興味を示さず、後年、仕事で使う建築資材や残土を積むためのライトバンを1台買っただけだった。
写真の私は十二分に可愛いが、残念ながら一日限りの「天ぷら」のお坊ちゃまというワケ。
ちなみに私は「お坊ちゃん育ち」と言われるのがそうキライではない。お坊ちゃんじゃないから。
「よそ行き」といえば、昭和38年3月、その日に限ってタマタマよそ行きの格好をして公園で遊んでいた当時4歳の男の幼児が裕福な家の子と間違えられ、誘拐されて殺害されてしまうという悲惨な事件があった。
今の若い人は知らないだろうが、世に言う「吉展(よしのぶ)ちゃん事件」だ。
その吉展ちゃんが連れ去られた公園というのが、この写真の場所から歩いて5分もかからないところに今もある。
左の奥に写っているオバさんが立っている通りは江戸時代に将軍様がよく歩いたという道だ。
今は年に一度、七夕の時だけにぎやかになる。普段は寂しい寂しい商店街だ。
終戦からほぼ20年、50年前は東京のド真ん中でもこうして道がロクに舗装されていなかったんだナァ。
でもいいな、昔の東京って…。いつも書いているように関東大震災と東京大空襲で古いモノがなくなってしまったが、今よりはゼンゼン素敵だ。
海外からの観光客の数は増えているようだが、東京の街はドンドン魅力を失っていっているような気がする。
写真に話を戻すと…とてもよく撮れていると思う。
先週三回忌を無事に終えた私の父の撮影。
写真に凝った時期があったワケではないようだが、父は若い頃写真が好きで、コンクールで何度か賞を獲ったこともあると聞いた。
どうしても正面から車全体を収めたかったんだろうな…。
こうしてガツンと画面をワイドに使ってしまうスタイルはどこか私の撮る写真と似ているような気がするな…黒澤明気取りでシャッターを切ったに違いない。
お~い、お父さん!アナタが撮った写真がMarshall Blogに載ってるよ!三回忌記念だぞ!
クレジットもチャンと入れておいた!

10さて、ナンだってこんな写真を載せたのか…。
イヤね、この頃、私が夢中になって見ていたテレビ・マンガが『鉄腕アトム』と『鉄人28号』だったらしい。
アトムは何となく覚えている。
主題歌のイントロのヴァイブのメロディがホール・トーン・スケールだということを知ったのはかなり後になってからのことだ。
一方、『鉄人28号』はほとんど覚えていないんだよね。
ナニこれ、今になって調べてみると、この「鉄人28号」ってのは太平洋戦争の末期に大日本帝国陸軍が起死回生の秘密兵器として開発したロボットなんだって?
で、その秘密兵器の開発は1号から始まって28号機にして完成を見たということらしい。
それが戦後に現れて正太郎少年がラジコンで操作して悪と戦うという。
つまり、もしアレが戦時中に開発されてたら奇跡の戦局逆転を目指して、鉄人28号がアメリカの兵隊さんをブっ殺しまくる…という設定になっていた。
スゲエな。
でも、コレって鉄人28号の形はしていないが、現実になっているんだよね。
つまり遠隔操作によって敵地を攻撃する無人の爆撃機のようなヤツ。
昔の人ってのはホントにスゴイ…イヤ、手塚治虫がやっぱりすごい。
私はマンガを読む習慣が一切ないが、『火の鳥』だけは何年かに一回読み返している。
今回は、ある時は命の価値に開眼する世捨て人、、ある時は生命の滅亡に歯止めをかける未来の科学者に扮して登場する各巻共通のキャラクター「猿田」に関心があって数冊読み返してみた。
もちろんこの我王、あるいは猿田博士は神話に出て来る「猿田毘古神(古事記)」あるいは「猿田彦命(日本書紀)」が元ネタになっている。
特に猿田関係で得たところはなかったが、今回も読んでビックリした。
今の我々が生きる現実の世の中が手塚治虫が50~60年前に描いたマンガの世界にますます近づいてきているからだ。
読んでいて恐ろしくなってくる。
同じマンガでも『ちーちゃんはちょっと足りない』とは大分志向を異にしていますな。
しまった!コリャ大分脱線しちゃったな…。
どうやって話を元にもどそう?
ココは強引に~、鉄人28号。
夢中になって見ていた記憶はないのだが、主題歌は知っていて、「スゴイものがあるな」…と長い間思っていた。
「♪夜の街にガオー 夜のハイウェイにガオー」…ホントはこの先がおもしろいのだが、最近はこういう歌詞の引用もシビアになっているようなのでここで留めておく。興味のある人はインターネットで調べてみて!
「ガオー」だよ、「ガオー」。
おもしろくない?
作詞作曲は三木鶏郎。歌詞だけでなく、シンプルにして勇猛なメロディも素晴らしい。
  
さて、ココまで書いて致命的な誤謬に気がついた。
…というのは、この『鉄人28号』の「ガオー」から今日レポートするイベントのタイトルを導こうと思いついたのだが、一字違っていたのだ!
もう今更引き返せないのでこのまま突っ走ることにする。
そのイベントとは『牙音 GAON』。

20北海道の名門バンド、SABER TIGERが主催するへヴィ・メタル系のイベントが『牙音』だ。
2回目の開催。

30ナント!新日鐵住金(新日本製鐵+住友金属工業)もJFE(川崎製鉄+日本鋼管)もビックリの「キューマン」!
9つのバンドがここCLUC CITTAに集結し、昼の一時半からメタルの祭典が繰り広げられた。
今日から3回にわたってのレポート。
Silexが登場することはもうバレてしまっているが、向こう2日間、誰が登場するかは当日のお楽しみ~!
もちろんMarshallファミリーのバンドにキマってる。

40チッタの大舞台にトップで登場したのは我らがSilex!

50Pete Klassen

60vMasha

70vMashaくんは愛用のJCM800 2203
ホ~ラ、また2203だ!
今日のキャビはJCM900ロゴ時代の1960Bだ。

80v足元のようす。
次回に登場する時はまた変わってるよ。乞うご期待。

90hibiki

100vhibikiくんはEDEN。
今日のヘッドも人気のTERRA NOVA TN501

110キャビネットはD410XLTD115XLT

120vそして、Yosuke。

130v今回もサポートでYosisiがステージに上がった。

140vお、今日のオープニングは「Standing on The Grave of Yesterday」だ!

150ファースト・シングル、『Silent in Exlosion』のリード・チューン。
イヤ、シングルだから「リード・チューン」もクソもないか…。
この「シングル」とか、「ミニ・アルバム」とか。「マキシ・シングル」とか、いまだのコレらの別がわからん!

160今日もクライングなソロでブッチぎるMashaくん。

170ステージ上手ではhibikiくんのベースが大暴れしてる!
アレ?いつも下手なのに今日は上手だな。

180v2曲目もファースト・シングルに収録されている「Cancion De Amor」。

190サビの展開が意外なスピード・チューン。
ココでもMashaくんがクライング!
340

Mashaくんの弾くギターはよく練られていて美しい。
ただやみくもにシュレッドするのではなく、そこに何かこう「思想」のようなモノを感じるんだよね。
それがMashsaくんの言うところの「クライング」なのかどうかは知らんけど、耳をそばだてたくなるソロであることは間違いない。
ただ「速く弾く」ということしか表面に出て来ない若いギタリストも正直見かけるが、やっぱりそういうギター・ソロを聴くのはツライ。「また、ギター・ソロか!もう速いのは十分わかったから!」ということになってしまう。
290v
Mashaくんのギターをそういった魅力的なものにしている要素のひとつは何と言っても音色だ。
それと曲のクォリティ。
「音色」は人間で言えば「声」だ。
声のつまらない人の歌なんて聴きたくないでしょ?
Mashsaくんのギターはいい声をしている。
ハード・ロックやへヴィ・メタルのギターのいい声はMarshallが出しているということだ。
やっぱりこういう音楽を演るには少なくともホンモノの真空管のアンプでなきゃ無茶だよ。
持ち運びはツライけどね…その分いい仕事をしてくれる。

210続けてファースト・シングル収録の「Cry in the Starlight」。
ココのところSilexのステージではオープニングを務めてきたナンバー。

220それだけに気合いの入りやすい重要な曲だ。
人気曲をつなげたところにこのステージへの意気込みを感じる。

230歌だけでなくPeteのステージさばきもSilexの見どころのひとつだ。

240Peteがかき回すとステージが大きくなるような感じがするのだ。
今日のステージは実際に大きいが、それ以上の会場で暴れているイメージを受ける。

250いた~!スモークが濃すぎてなかなか顔がハッキリ見えなかったYosukeくん。
いつもながらの怒涛のドラミング!

260vコチラも「熱演」では絶対負けないYosisi。
グバーっとバンドのアンサンブルを分厚くしていたが…ファンの私としてはもっと徹底的に暴れてもらいたい!

270v5月17日に全国発売されたばっかりのセカンド・シングル『Everlasting Synphony』からタイトル・チューン。

280コレがそのセカンド・シングル『Everlasting Synphony』。

55cd いまにもSilexらしいロマンティックなサビのメロディを持ったドライブング・チューン。
そのメロディをPeteがド迫力で歌い上げる。
300
この曲のソロもテクニカルにしてまったく曲の雰囲気を損なうことのないよく練られたものだ…コレが「クライング」のヤリ方か~!

200v
竿チームの息はピッタリ。
時折hibikiくんがMashaくんにカマすジャブがまたおもしろい。世間一般では「チョッカイ」と呼ばれている行為だ。

310なかよし。

320vきょうだい。

330そして、最後を締めくくったのは同じく『Everlasting Synphony』から「Cry for You」。
このシングルの収録曲の2/3のタイトルに「Cry」という単語が使われてるでね。
実は、最近私腱鞘炎をやってしまいましてね…その激痛にクライングなんですわ。
どうもいい年寄りがカメラとパソコンで右腕を使いすぎたようだ。

350このイベントは1時半に始まり、終演は9時少し前を予定する8時間近くにわたる超ロングランの興業であった。
その滑り出しをSilexが務めたのは完璧は演出だったと言えるのではなかろうか?

360

370

380v

390

400vSilexの詳しい情報はコチラ⇒Silex official website

410vこの日、ライブ会場で先行発売された『Everlasting Synphony』も大好評だった!420(一部敬称略 2017年4月1日 CLUB CITTA'にて撮影)

2017年5月19日 (金)

BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOZE!!

今日は新人さんを紹介する。
札幌出身の23歳のチームで名前をBOOOOZE(ブーズ)という。
もちろん英単語の「booze」からきている。
「booze」というのはスラングで、名詞では「酒」を意味する。「酒」を意味する単語は他にも主に蒸留酒を指す「liquor」だの、ズバリ蒸留酒を表す「spirits」などがあるが、「booze」は「alchohol」同様、種類を問わず酒全般を指す。
でも不思議なことに、日本でいう「酒屋」は英語で「liquor store」とか「liquor shop」という。
イギリスには「corner shop」なる、大抵はイスラム系の人が営んでいる食料品から雑貨を扱うコンビ二のような小さな店がたくさんあって、普通は酒類も置いてある。
そこの看板には必ず「Off License」と記されている。
前にも触れたことがあったかもしれないが、この「Off License」ってのが長い間の謎だった。
こちとら、ライセンスがないなら酒は売れないんじゃないの?…という感覚だ。
で、ある日、この「ライセンス」というのは、「そこで客に酒を飲ませてもいい」ということを意味していることに気付いた。
つまり酒を売るだけ。税金の下限なのか、道徳的な理由なのかはわからないが、酒を売る場所と飲む場所を明確に区別しているんだね。
一方、酒を飲ませてもいい店は「On License」ということになるが、この手のコーナー・ショップでそういうサインを見たことがない。
今では滅多に見かけないけど、日本にも昔は「オン・ライセンス」の酒屋ってそこら中にあったんだよ。つまり、乾きものかなんかを出して、その場で酒を飲ませちゃう酒屋。
実際に私の実家のすぐそばにもそういう酒屋があって、夕方になると日焼けしたオジサンがわんさか集まって来てガヤガヤやっていた。子供ながらにガラが悪いとは思ったが、今にして思うとよき昭和の光景ということになる。
そこがセブンイレブンになってからもう40年は経ったか?もう「いい気分」になっているオジサンはそこにはいない。
お、イカン、「booze」だった!
一方、「booze」には動詞もあって、「大酒を飲む」という意味になる。
ハッキリした語源はわかっていないが、元はオランダ語という説が有力らしい。
そして、これから紹介するこのBOOOOZE、メンバー全員がアルコール好きということからこのバンド名にしたのだが、飲む量がスゴイことから「o」を4コも入れてしまったという。
体力の有り余っている若い連中と飲み比べてもかなうワケがないので、こっちは今日のタイトルには「o」を20コも入れてやったぜ…コレは完璧にワイルドでしょう~?
どこで接点を得たかというと、原田の喧ちゃんの紹介。
そのライブが昨日都内であったので早速お邪魔してきた。

10_2コレがBOOOOZE。
都内でチョコチョコとステージに上がっているのでご覧になったことのあるMarshall Blogの読者もいらっしゃるかも知れない。
では、ご存知ない方に…彼らどういう風に見える?
え、Marshallを使ってるようだって?
そりゃそうだ。
そうでなきゃMarshall Blogに出ることはできない。
パッと見てどんな音楽を演っているように見える?
今時の草食系ロック?
そう見えてもおかしくない。
でもそんな草食系のバンドをMarshall Blogが率先して紹介すると思う?

20コレがライブ会場の物販コーナー。
『GET BACK』というタイトルの5曲入りミニ・アルバム。
アタシャ、驚いたよ~。
コレ聴いて驚いたよ~。
勝手に解釈させてもらえば、この「Get Back」はポールの「Get Back」と同じ意味だろう?
ポールはジョンに向かって歌ったけど、BOOOOZEの「Get Back」はロックに向かって叫ぶ「Get Back」。
すなわち「Get back, Rock!  Get back to where you once belonged! (ロックよ、帰って来い!お前が元いた場所へ帰ってくるんだ!)」ということ。
そう、BOOOOZEの演っている音楽は「草食系ロック」とはかけ離れた70年代初期のサウンドを礎にした今風のロックだったのだ。
またいいのが出て来たよ~!
若いのにも~、オジちゃん、タマりまへんわ!

30メンバーは…

ボーカルズ&ギターに佐藤陽(あきら)。

50v_2ギターに伊藤大貴。

60v_2ベースは北川翔太。

Cimg_0076 ドラムは5107010(ごとうなおと)だって…イコール、後藤尚音。
80v
コレ、いつか書こうと思っていたんだけど、ちょうどおあつらえむきの連中が現れたので今書く。
いつの頃からか、フルネームで漢字でキチンと表記するステージネームが姿を消したでしょう?
みんな下の名前のアルファベット表記かアダ名になっちゃった。
ヘタすると長いこと付き合ってて苗字を知らないミュージシャンとかいるもんね。「え!アナタそんな名前だったの?」みたいな。
なんでこんなことになったのかしらん?
それにしても、コレはまさか野球のイチローの影響なのかしらん?
このバンドは古式ゆかしくチャンとフルネームを漢字表記している。
TORNADO-GRENADEなんかもほぼそうだ。すごくいい傾向だと思う。
やっぱり名前だけの芸名では大成した時にものすごく安っぽく聞こえると思うのですよ。
「hibari」じゃ何だかわからん。「美空ひばり」だからスゴイんじゃん?
「サブロー」とか「ハチロー」じゃいかんて。「北島三郎」、「春日八郎」だからカッコいいんだよ。チャンと業績と名前が釣り合ってくる。
外人はよく変名を使うよね。
エルトン・ジョン正体がレジナルド・ドワイトだということはよくココにも書いている。ロバート・ジンママンとかマック・レベナックなんてのは有名だ。
スティーヴ・タラリコって誰だか知ってる?コレはスティーヴン・タイラー。
しからば、ジョセフ・アンソニー・ヤコビ・パッサラクァは?コチラはジャズ・ギターの大家、ジョー・パスの本名。
移民で成り立つアメリカは世界中の名前が集まってるからね。耳なじみのない複雑な名前だと割りを食うことになりかねない。ポーランドの名前なんてサッパリ読めないもんね。
そこへいくとシュワルツェネッガーってのはスゴイ。
しかし、ナンだね、私もよく文句をならべるわナァ。「Marshall Blogは写真と脱線と文句でできている」なんて言われそうだわ…あながち間違いではない。
   
さて、いよいよ私の前に姿を現したBOOOOZE。
1曲目は「GET BACK」。

40

CD1曲目のコレを車の中で聴いてヤラれたんだ。
まず…このイントロのカッコいいことよ!
70年代初頭のロンドンからタイム・スリップしてきたみたいだ。

90v_2そして日本語の歌詞。
私の感覚としては、ロック的にはチョット厳しい語感が耳につくが、コレも彼らの世代の感性なのだろう。よかよか!
むしろ堂々と日本語で勝負しているところに好感が持てる。
聞いた話では、英語詞のバンドは若い人が集まるロック・フェスティバルに極端に出にくくなるそうだ。
そういう世の中だから仕方ない。

100vギター・ソロ。
トラディショナルなテイスト。この曲にシュレッディングは必要ない。

Img_0047 やっぱりこういうロックはチャンとしたバックラインで演ってもらわないとマズイだろう。
大きな「画竜点睛を欠く」ことになってしまう。
まず、少なくともホンモノの真空管のギター・アンプが必要だ。
ブリティッシュ・ロック・サウンドだからして、Marshallでなければ話にならん。

1101987を愛用している大貴くんだが、今日はJVM210Hと1960A。
まずはコレでよし…と。

120v足元のようす。
段ボールに並べたコンパクト・エフェクター。アットホーム感満点だ。
JVM2純正のフット・コントローラーを駆使していた。

130芯の太いベースを弾く翔太くんにはEDENのヌケのよいサウンドがピッタリだ。
Billy Sheehanのファンなのかな?Richどうしてるかな?会いたいな。

140vEDENの三段積み。
キャビはD410XSTが2つ。

150vヘッドはWTP-600。
BOOOOZEのへヴィなサウンドにはもってこいの抜け抜けトーン。

160尚音くんはNATAL。

17012"、13"、16"、22"のメイプル。フィニッシュはブラック・スパークル。

180チョットしか見えないけど、茶色いスネアは14"x5.5"のメイプルのステイヴ・スネア。
大二さんも一発でホレ込んだ名器だ。

190続いての曲は「銃声」。
コレまた胸のすくようなブリティッシュ・テイストのへヴィ・チューン。

200陽くんの声は斯界のフォーク調の草食系シンガーのそれとは一線を画しているものの、ハード・ロック仕様のズ太い声というワケではない。
もちろん志村けんのようなハイトーン・ヴォイスともワケが違う。
私には今風な声に聞こえる。
しかし、とにかく曲調にマッチする声と歌い方なのだ。
コレでもう少し歌詞が聞き取れるようになれば文句なし。
そう、歌は音楽の命。
どんなにいい声でも曲にマッチしていなければ意味がないし、どんなにいい曲でもヘナチョコの声で歌われたら台無しだ。
また、その両方がよくても歌い方や歌詞がヘボかったらやっぱり聴けたものではない。
歌詞を別にすると、このバンドはそのコンビネーションがすごくウマくいっていると思う。

210vこの曲はドへヴィなイントロとコーラスから意外な展開のサビに続くんだな。
その意外性がおもしろい。
コーラスでは翔太くんのベースが大暴れ。

260v_2 そして、例によってトラディショナルなギター・ソロ。コレでいいのだ。

230vCDと同じ曲順で演奏は続く。
3曲目は「ねがい」。

240このあたりは7:3ぐらいで今風のサウンドか?
サビ前のメロディが印象的。大サビの展開もおもしろい。
この曲をそこらの今の若いバンドがやっていたら、普通の今の草食系のロックになってしまうだろう。
そうはさせないのがBOOOOZE。
ハード・ロック・テイストが根底にシッカリと流れているのだ。

250vこんなミディアム・ナンバーだとパワー・ヒッターの尚音くんのドラムが一層へヴィに響くね。
そして、やっぱりNATALって音がいい。
新しくドラム・キットを購入する予定や必要がある、違いのわかるドラマーはゼヒNATALをお試し頂いてからナニをゲットするか決めるべし!

270v「右脳」というCDには収録されていない曲も取り上げられた。
しかし、ナンだってこんなトラディショナル風味のハード・ロックを志向しているのかと思い、終演後陽くんに訊いてみたところ、お父さんの影響が大きいのだそうだ。
お父さんったって、私とほぼ同年齢よ。
その影響でブルースをはじめとした黒人音楽をよく聴いてきたとか。
それなら大丈夫だ。

280ギターのカッティングで始まるのは「Naive」。

290vゴキゲンなファスト・チューン。

300CDで初めてBOOOOZEを聴いた時、イギリスのThe Answerを思い出した。
どこか同じスピリットを感じたのだ。
いつも言っている、本来あるべき姿であって欲しい70年代前半までのロックのテイストが今の若者の感性と融合し、見事によみがえっていると感じた。
ただのクラシック・ロックの模倣とは異なり、自分たちの世代を反映させているので、非常に若々しくもあるのだ。
そして、コレが今のロックに対するひとつの提案であってほしいと思った。

310最後を締めくくったのは「静寂が聞こえるか」。
コレも堂々たるドライビング・チューン。
320

へヴィにへヴィに展開する曲調をドラマチックに演出するリズム隊。

340陽くんのシャウトと…

350v

大貴くんのギター・ソロがより一層伝統的な世界をクリエイトする。

330v

昨日、「最近JCM800の活躍がやたらと目立っているのはその時代のロックが戻ってくる兆候だとうれしい」などと書いたが、BOOOOZEのようなバンドを見ると、その期待が叶えられそうな気がしてくるのだ。

370冒頭のライブハウスの案内にあるように、このライブは一昨日のものだ。
記事のアップがライブの1ヶ月後、2か月後も当たり前のMarshall Blogがこんなに早いペースでレポートをアップするなんて珍しいでしょう?
コレは超法規的措置などでも、ネタがないワケでもゼンゼンなくて、単にタイミングを計ったものなのだ。
…というのは来る27日に目黒の鹿鳴館にて我が里村源太朗のバースデイ・ライブがあって、そこにBOOOOZEが出演することになっているのね。
NAKED MACHINEファンの皆さんにはBOOOOZEの鑑賞ガイドに、まだ行こうかどうか迷っている人には決心の足しに…そんなつもりで超特急で記事を書き上げたとうワケ。
でもね~、先約があって私は当日行かれないの!この日、4つ重なってるのよ!この土日集中を何とかして欲しい!あとライブハウスのホール内完全禁煙ね。
ってんで私の分までシッカリ観て来てね!
NAKEDのギター、源ちゃんも杉浦さんもMarshallだし、ドラムスの達也くんはNATALだし…そのあたりもタップリ楽しんできてよ!

390vそれとコレ。
冒頭で紹介したミニアルバムの『GET BACK』。
このバンドはアレンジも凝っているので、スタジオ録音音源も聴きごたえ満点だよ。アタシャもう何回聴いたことか…。
ライブ会場で売っているので興味のある方はゼヒ。

Gb がんばれ若者!ロックは若いキミたちが作っていくのだ!
  
BOOOOZEの詳しい情報はコチラ⇒Official facebook

Img_00371965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2017年5月17日 目黒LIVE STATIONにて撮影)

2017年5月18日 (木)

No sleep 'til Saitama STSN-9 <後編> Blind Bird番外編3とDisqualia

眞子内親王がご結婚されるとのこと。
今日はいきなり時事ネタ。
こういうことを書いておくと後で見た時の楽しみが広がる。
「内親王」というのは天皇陛下から見て直系で二親等以内の後続に与えられる称号。英語では眞子さまの場合は「Princess」。
ご結婚により眞子さまは皇籍を離れることになるが、コレはどういう感覚なんだろうナァ。
反対に皇室に入るってのはどんなもんなんだろうか?
ク~、入りて~、皇室!
ブログやっちゃうんだよ、皇室で。
「コーブロ」とかいって。
世界中の公務にカメラを持参してバリバリ撮ってアップしちゃう。
ロイヤル・ファミリーとMarshallの話かなんかしちゃって。
アメリカでは当然Zappaの話題よ。
「皇居名所めぐり」なんて絶対見たいじゃん?
お宝のレポートなんて相当見ごたえあるよ。
…なんてバカなことを考えているからドンドン忙しくなっちゃうのだ。
庶民が一番か…。
  
さて、『No sleep 'til Saitama STSN-9』の三番手はBlind Bird。
その番外編。
以前とは異なるラインナップでの演奏を観るのは初めてのことだ。

10桐嶋直志

20v河野充生

30v山口PON昌人
ココまでは以前と変わりなし。

40v4月末のステージを最後にBlind Birdを去った小松優也の代わりに「ゲスト・プレイヤー」という形でギターで参加したのはONOCHIN。
Marshall Blog初登場。

50vさらにBlind Bird初のキーボーズ…盛山こういち。
せいやんはKellyさんのサポートで何度もMarshall Blogにご登場頂いている。

120v

ONOCHINさんはMarshall。
そうさ、ギターがMarshallサウンドでなきゃBlind Birdは成り立たない。
それはBlind Birdが本物のロックだからだ!

160v

JMP時代の2203。
しっかし、ほんとに最近やたら2203なんだよね。

60v直志さんも数年前からずっとMarshall。

70ホ~ラ、直志さんもオリジナルJCM800の2203だ。
ね~、こうしてJMP以前(1975年製)、JMP、オリジナルJCM800、リイシューJCM800を問わず2203がここのところ大爆発なのです。
加えて2555Xの復活でしょ?
コリャ「八百会」かなんか作ったらどうかね?
新旧のJCM800シリーズのモデルのオーナーが集まってイッパイやりながら真空管アンプの素晴しさを語り合うの。
エエイ、そうなりゃVintageのオーナーも、JCM900のオーナーも、JVMのオーナーも、Vintage Modernのオーナーも、SUPER BASSのオーナーも真空管アンプが好きなヤツよって来い!でもMarshallじゃなきゃイヤよ…みたいな。
それにしてもこの800旋風が70年代のような骨太ロックの再興の兆候だったらうれしいな。
最近流行のデジタルのヤツとか新機軸のパーツを使ったギター・アンプとかあるでしょ?
いろいろと私の周りのギタリストに話を聞いてみると、意外なことに若い人たちはあんまり興味を示してないようなんだよね。
かえって経験を積んだベテランさんの方々の方が抵抗がないみたい。
ベテランの方々は真空管アンプの本当のよさを知っているので、最終的にはそんなに心配ない。
世の中うまくできているということか?

80vPONさんはNATAL…じゃない~。
今日は出入りの激しいイベントだでね。ドラム・キットは持ち込めない。

90いつもはこんなだったり…

100こんなだったり…。
ちなみにコレはイギリスのNATALのスタッフがみんな「Super cool!」と大絶賛した写真。
あ、撮ったのは私ですわ。
イエイエ、PONさんとNATALがカッコいいだけの話。

110 オープニングは「Spicy Sweet」。
辛くて甘いOxymoron(撞着)はソリッドなハードロック。

140直志さん、ギターを降ろしての二曲目は「Loser」。

150vこの曲も『Spicy Sweet』から。
ファンクっぽいノリのへヴィ・チューン。
170
コレはBlind Birdの鉄壁のリズム隊の腕の見せ所。
PONさんと…

165v河野さんのコンビネーションのうねりを楽しむ。
こんなの聴くとホントにカッコいいバンドだと思うよ。

190v

「番外編3へようこそ~!」と直志さん。
「ナゼ番外編かと言うと、実は小松優也が脱退します。で、今日はスペシャルゲストを迎えて演っているからです。」と今日の「番外編」の説明があった。
このステージの時は優也くんのBlind Birdの最後のライブがまだ残っていた。
曲は「Keep the Tension」。
早い話が『Spicy Sweet』の曲順で演ってる。

180いいバンドにはブルースやこうした三連のレパートリーがきっとあるもんだ。
しかし、カッコいい曲だ。
「♪キッザテンショ、キッザテンショ」

200せいやんとのリハはたったの一回だったとか…。
いいロックを演る連中はダラダラとリハはやらないってことよ。

220v
バッチリとバンドに溶け込んでいるONOCHINさん。
しっかし細い!うらやましい!
人生、一度でいいからこういう体躯になってみたかったな…。

210vまだCD通りに演っちゃうよ…シットリめに「Bala-Bala」。

S41a0652 再びギターを手にする直志さん。
曲は『Spicy Sweet』のクローザー、「絶叫スパイラル」。

230気分爽快、誰にも止めることのできないドライビング・チューン!

280
この河野さんのベース!
どんなにハードなナンバーでもゲロゲロ弾いたりしない大人のベース。
すなわち、本当にベースらしいベースということ。

260v
もちろんPONさんが後ろから「これでもか!」とあおってる!
こういうロックはいいナァ。

270v
名盤『仮想粒子』から「Still」。

240ONOCHINさんのギターも決してピロピロすることのない従来型のロック・ギター。
ロックはコレでいいのだ!後はMarshallがRock度を倍増してくれる。

250v最後はバンドのテーマソング「Blind Bird」。
やっぱいいナァ、Blind Bird。
優也くんが抜けても絶対にKeep your tension!!

290vBLIND BIRDの詳しい情報はコチラ⇒BLIND BIRD official web site

300vそして、このイベントを締めくくったのはDisqualia。

10 IBUKI

20v成美

30v葉月

40vRISA☆RISA
60v
サポートで参加の大場和香。

50v折に触れて書いているけれども、それにしてもガール・メタルの元気のいいことよ。
今、人前に出ているバンドの男女比率って一体どれぐらいになっているんだろう?
何の論証もなく感覚でモノを言うことはあまり好きではないが、私がロックを聴き出した70年代の中頃は皆無に近かった。イヤ、本当に全くいなかったのではなかろうか。
80年代に入ってThe Runawaysが出て来る前の有名どころといえば、それこそThe Shaggsぐらいだけだったのはないだろうか?それを考えるとThe Shaggsってスゲエな。あの音楽だからか…。
70
それが今では男よりゼンゼン元気がいいもんね。
その第一集団で快進撃を続けているのがDisqualiaだ。
ま、いいロックであれば性別なんて関係ない。
80
そして、いいロックのステージには必ずMarshallが並んでいる。
  
Disqualiaの華やかで熱狂的なステージでイベントは幕を下ろした。
バラエティに富んだ出演者で大変豪華なイベントでした~!

90v Disqualiaの詳しい情報はコチラ⇒Disqualia Official Website

  

(一部敬称略 2017年3月26日 さいたま新都心VJ-3にて撮影)

2017年5月17日 (水)

No sleep 'til Saitama STSN-9 <前編> D_DriveとTORNADO-GRENADE

ストレート・フラッシュかな?
フルハウスよりは上手だろう。
Donald Byrdというトランぺッターに『Royal Flush』というアルバムがある。
マァ、Blue Noteは別格にしても、昔のジャズのレコード・ジャケットってのはホントにオシャレでカッコいいな。
四つあるトランプのマークのうちスペードだけが左上に描かれているでしょう?
スペードは主に「騎士」とか「貴族」を表している。
だからスペードの絵札に描かれている人物は、キング(13)がダビデ王、クイーン(12)がバラス・アテナというギリシャ神話の「戦いの女神」、ジャック(11)はオジェ・ル・ダノワなるカール大帝の騎士を描いているそうだ。
Donald Byrdは『Black Byrd』という1973年のフュージョン系のアルバムで大ヒットを飛ばし大スターになった50年代からのBlue Noteの看板アーティストだった。
だからスペード扱い。
お、「ドナルド」で「トランプ」…どこかで聞いた組み合わせだな。スゴイ偶然だな。
最近、アメリカでは生まれた子供に「Donald」という名前を付ける親が減っているそうだ。

Rf さて、「ストレート・フラッシュ」と言ったのは、今日レポートするイベントの顔ぶれのこと。
Marshall Blogでおなじみのバンドが一堂に会してくれたのだ。
「Marshall Blogでおなじみ」ということはMarshall Blogによく登場するバンド、すなわちMarshallのファミリー製品を愛用してくれているバンドということだ。
『No sleep 'til Saitama STSN-9』というイベント。
タイトルの意味はわからない。
  
まずステージに上がったのはTORNADO-GRENADE!

10…とトップ・バッターのバンドの紹介も終わったところで今日の記事はコレでおしまい!
短かッ!

(一部敬称略 2017年3月26日 さいたま新都心VJ-3にて撮影)

   

   

  

  

  
   
   
   

  

  

   

  

  

  
   

   

   

   

  

  

    

  

  

  

  

  

  

  

  

…というのはウッソ~!
ビックリした?
オレってワルだ。
TORNADO-GRENADEは…  

塚本”JOE”旭

20
松浦カズマ

Img_0051
真壁雄太

40
寺沢リョータ…コワい。

50v
ドラゴンシャドウ村田

60
カズマくんはMarshall。
JCM900 4100と1960A。

70
雄太くんも当然Marshall。

80
愛用の2555X Silver Jubileeと1960Aだ。

90v
今日もスロットル全開のステージ!
オープニングは「LOVE NEVER DIES」。  100v炸裂するツイン・リード。

110疾走感あふれるリズム隊!

120vいい加減若いのにいいバンドだよ!
ワシゃ涙が出て来るよ。

130v続いて「Wings Of Steel」。
来る5月24日に発表するセカンド・ミニ・アルバム『Mighty Flugel』からのチョイスだ。

140vこれがその新作『Mighty Flügel』。
そうか…『LOVERUPTION』からもう1年2ヶ月も経つのか…アレ、とうとうサンプル盤くれなかったな…。

Mf 2曲目の〆にはコイツ!

150ウワッツ!…ノケ反ったら照明がちょうど顔面に!
大変なお仕事です。

160左右から迫りくるシュレッディングの嵐!

170vMarshallサウンドてんこ盛りのギター・スペクタキュラーだ!

180v3曲目はその新作のタイトル・チューン「Mighty Flügel」。
「Flügel(フリューゲル)」とはドイツ語で「翼」という意味。
ハイ、ここから脱線。
「フリューゲル・ホーン」、あるいは「フリューゲル・ホルン」って楽器知ってる?
我々は単に「フリューゲル」って呼んでいるけど、Art Farmerなんて名手もいて、ジャズでよく使われるコルネットみたいなトランペットの兄弟楽器。イヤ、ホルンの仲間か?
昔、フェリーニじゃないけど、ホルンを「オカマの楽器」と言ったヤツがいたな。
その心は…「掘るん」だって。ウマい!かどうかわからない。
フリューゲル・ホーンってのはこういうヤツ。

Fh トランペットみたいなんだけど違う。
管の径が太くて、巻がゆるいことからトランペットよりゼンゼン柔らかい音が出る。
「♪ポロペ~」みたいな。「♪パラパ~」ではない。
ギターで言えばトランペットがリア・ピックアップでボリューム&トーン全開。一方、フリューゲルはフロント・ピックアップってトーン絞り気味って感じかな?
で、コレがナゼ「翼のホルン」なのか?
大昔、この楽器にはバルブが付いてなくて、二人一組になって本体を水平に倒して吹いたそうだ。
その水平にした二本のラッパが翼のようだったから…だってさ。諸説あるようだけど。
トランペットより柔らかい音を出すために深めカップ(凹み)のマウスピースを使うのが普通。結果、素人にも音が出しやすくなる。
へへへ、よく知ってるでしょう?
大学でビッグ・バンドをやっていた時、よくラッパのヤツに借りて遊んでたから。だってトランペットはチョットやソットじゃ音が出ないんだもん!
 
さて、こっちのフリューゲルはTORNADO-GRENADE臭満開のナンバーに仕上がった!

190v相変わらずの「温故知新」サウンド。

200昭和のハードロックの伝統に根差した平成生まれの若者の感性の融合だよ。

210さらにニュー・アルバムから…って、コレ、レコ発みたいじゃないの!
MCで新譜のこと言ってなかったじゃん!
「ワル」ネタばっかりだった。

250でも最後は定番の「SSR」!

255vすなわち「Sex, Spice, Rock 'n Roll」!

256v大分浸透してきたこの曲、最後の合唱のところは盛り上がるね。

260vコレはコール&レスポンスだって。

Img_0199お定まりの脱サングラス!

270今日もカッチリ返還の儀が執り行われた。

280そして、大ジャ~ンプ!
トップバッターとして会場を大いに沸かし、思い切りパワーを発散させてステージを降りて行った。
今回はサンプル盤もらえるかな?
  
TORNADO-GRENADEの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site

290(一部敬称略 2017年3月26日 さいたま新都心VJ-3にて撮影)

   

   

  

  

  
   
   
   

  

  

  
   
   
   

  

  

  
   
   
   

  

  

  

  

  

    
   
    
     
    
    
…というのはウソウソ!
もうしません。
どれぐらい皆さん下までスクロールするのかチョット実験がしてみたかったの。
ココまで下ってこなかった人が「D_Driveなんて出てないじゃん!え、アレまだ先があったの?」と二回見ればアクセス件数が上がるじゃん?
ウソ、これも冗談!
ただのイタズラです。
D_Driveちゃん、ごめんチャイ!
  

で、D_Driveは二番手の登場。
「_」はアンダー・バー、二つの「D」は大文字、後は小文字。
コレが正しい「ディードライブ」の表記法だ。

300Seiji

310vYuki

320vShimataro

330vChiiko

340v今日もSeijiさんのMarshallが暴れてる!

350JCM2000 DSL100ECと1960AX。

360vYukiちゃんのMarshallも猛威を振るってるぞ!

370JCM2000 TSL100と1960A。

380vShimaちゃんの轟音はEDENから。
先代のフラッグシップ・モデルWT-800だ。

390v今日のオープニングは「Advance and Attack」。
チョット前のシリーズでは「Hyper Driving High」をトップに持ってくることが多かった。
そんなフレキシビリティもD_Driveのステージの魅力。
430

続いては定番「M16」。

410v今日も緻密なギター・コンビネーションがスリリングだ。

420二人の掛け合いはこの曲の見せ場!

400

今日は持ち時間が短いでね。
サクサク行っちゃうよ~。

420vココまで続けて「Attraction4D」。

440v「今週三回目のステージ」だというMCをはさんで「Mr.Rat Boots」。
あ、セカンド・アルバムの再々プレスの残りもわずかですってよ!

450「オラオラオラオラ~!」とChiikoちゃんのドラムから突っ走れ!
ちなみに本当に「オラオラ」と言っているワケではありません。
そういう感じ…ということね。
このドライブ感、コリャやっぱり言ってるな?

500

SeijiさんとYukiちゃんの掛け合いのリフがこの曲の二つ目の目印。

460vShimaちゃんのソロ。
イヤ~、スゲエな、EDENの音って!こんなにヌケていいのかしらん?

470

コレはこの曲でのSeijiさんのキメ・ポーズ。
540v
最近作のシングルから「The Last Revenge」。

465これまた幾重にも仕掛けがはりめぐらされたゴージャスな一品。

480美しく完璧にハモるサビの二本のギターが魅力的だ。

490そして最後はD_スタンダードの「Cassis Orange」。

530前回のMarshall Blog登場時は三宅さんとのインスト・タッグだったが、今回は他の三組の出演バンドすべてが歌モノ。
インスト・メタルのカッコよさをバリバリに見せてくれた四人だった!

510v

550v

560v

570vD_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site

580<つづく>

(一部敬称略 2017年3月26日 さいたま新都心VJ-3にて撮影)←コレはホンモノのクレジットです。今日はコレでホントに終わり。その証拠にもうこれ以上下にスクロールしませんから。

2017年5月16日 (火)

Go Go Heroes! Okahiro 55th Birthday Special <後編>

 『Okahiro 55th Birthday Special』、次なるステージはKISS THE WoRLD。

10DIE

20vMAD

40v_2

木村世治

30vそしてOKAHIRO。
例のタスキはかけていないけど、「本日の主役」だ。
お召替えしての登場。
今日もOKAHIROちゃん自身のチョイスによる写真でお送りしますよ~。

50v_2主役がギタリストで筋金入りのロック野郎と来れば、何が何でもMarshallが背後に必要だ。

60v_3フルスタックが2セット。
OKAHIROちゃんが長きにわたって愛用している1975年製の2203のフルスタックは向かって左側だ。詳しくは昨日の記事を見てチョ。

70v_21曲目は「RAINBOW」。
おお!いい感じ!
今回、このバンドを初めて拝見したが、そう、実にいい感じなのだ!

80_2 「理屈抜きの楽しいロック」感満点。
私はゴタゴタとヘリクツを積み重ねた小難しいロックが好きなんですけどね、こういうストレートなものもいいもんですよ。
そもそも「Rock」とはそういう音楽だ。

110v

続けて「SKYLARKING」。
Johnny MercerとHoagy Carmichaelが書いた、「Skylark」というよく知られたジャズのスタンダードがあるが、コレは鳥の「ヒバリ」という意味。
Hoagy Carmichaelは第二のアメリカ国歌と言われる「Stardust」を作った人。「Georgia on my Mind」やあの美しい「The nearmess of You」もCarmichaelの作曲だ。
ちなみに「Stardust」は最も有名なヴァースを持つ曲としても有名だ。私ですらこの曲を口ずさむ時、ヴァースから歌っちゃうもんね。
で、この「skylark」という言葉には動詞もあって、「バカ騒ぎをする」という意味。かたや「ひばり」、かたや「バカ騒ぎ」…この相反する意味はシャレから端を発したのではなかろうか?
こういうところが英語を学ぶひとつの楽しみ。

100_2

「オレ、いいバンドやってるな~。KISS THE WoRLD最高だな。このバンドでギターを弾くことができてうれしいよ!」とOKHIROちゃん。
そして、「ロック・ギタリストはMarshall背負ってナンボでしょ!」…と。コレは私がうれしかった!

90v

「Love Love Motion」…このバンドは可愛らしい感じの曲がすごくいいね。OKAHIROちゃんがギターを弾くのにピッタリのバンドって感じがするぞ。

120DIEさんの歌うバラード「MOTHER HEALING」。
KISS THE WoRLDはDIEさんとMADさんが中心になって結成したバンドとか。
DIEさんも昔のMarshall BlogにはRa:INで何度かご登場頂いているのよ。

130v同じ赤いTシャツだけどMADさんのはSUPERBLOODの時に来ていたモノの色違い。
ウマいこと考えたな…元のデザインはHipgnosisだ。

150v

「次の曲はね…オレが歌います」といよいよ王子の歌の出番!

155歌うは「HURRY GO ROUND」。
ココ、今日の一種のハイライトじゃないの~?

160v最前列、ジックリ。
156
カッコよく歌おうみたいな気負いがまったくない素直な歌い方がいいな。
OKAHIROちゃんって普段話す声がいいんだよね。チョット鼻にかかかった感じで口跡も魅力的だ。

170v_3世治さんはギター/ボーカルズも披露。

140v

「IMAGINARY LAND」、「against」を演奏し、最後は「KISS THE WoRLD」で盛り上がって出番を終えた。
何度か「KISS THE WoRLD」とタイプしているうちに思ったんだけど、この「o」だけが小文字になっているのはもしかして「チューの口の形」を表してるのかしらん?
こんなオッサンにそんな可愛らしいことを想像させてしまうような可愛いステージだった。
  
KISS THE WoRLDの詳しい情報はコチラ⇒facebook

180_2そして、OKAHIROちゃんのお誕生会の最後を飾ったのは「SUPER HARDROCK SESSION」なるワンオフ・バンド。

190二井原実の登場だ!

200_2このセットのメンバーは…OKAHIROちゃん。

210v_2RYUくん

220v亮さん

230v_2そしてMADさんという面々。
MADさんの「MAD co.」シャツ、白→赤ときて、最後のシャツは黒だった。

240vこのセットの幕を開けたのはAerosmithの「What It Takes」。
意外にもバラード。

250_2二井原さんのひと声でステージの雰囲気がガラリと変わる。
すごいミュージシャンってのは楽器の別を問わずみんなこうだ。
「Happy birthday~!Come on guitar!」
260v

2曲目はハードにDIOの「Stand Up And Shout Dio」。
OKAHIROちゃんのギターも二井原さんの声と共に猛り狂う!
280
「どうだ!スゲエだろう!ボリュームは11。スパイナル・タップだぜ!」
270v_2
ご存知ないお客さんが多かったように見受けられたが、『This is Spinal Tap』はMarshall Blogには何度か登場しているイギリスのロック・バンドの架空のアメリカ・ツアーで起こるドタバタを描いた1984年のアメリカ映画。
日本においては劇場では公開されなかった。つまりマニアックな映画。
1984年の日本人のエンタテインメント感覚では、劇場での公開を見送ったのが正解だったであろう。今ならミニ・シアターでイケるか?
でもロック・ミュージシャンはみんなコレが大スキ。
マニアックといっても、『スタンド・バイ・ミー』や『めぐり逢えたら(←クソ邦題。原題は'When Harry Met Sally…'という)』や『ミザリー』を撮ったロブ・ライナーの劇場用映画の処女作ですからね。
もう何回も書いてるけど、OKAHIROちゃんファンの皆さんのためにまた書いちゃえ!
映画には主役のナイジェル・タフネルが機材に関するインタビューを受けるシーンがあって、自分のMarshallのボリュームの目盛りが「11」まで付いていることを自慢する。
自分のMarshallは普通のモノよりより音が大きいということを言いたかったんだけど、そのインタビュアーは何の関心も示さない。
このあたりがギターをやっている連中にとってはタマらなくおもしろいワケ。
OKAHIROちゃんが言っていた「11」とはこのこと。
私はこの映画を30年近く前に衛星放送でたまたま観て一発でハマった。
その時は、まさか後にMarshallの従業員になろうなどとは夢にも思わなかったが、映画の制作にはMarshallも関わっていて、主役のナイジェルは映画の公開から6年後の1990年にスタートしたJCM900シリーズの広告にも登場した。
その広告の中でナイジェルがこう言っている…「今や目盛りは20まで…9も音がデカいじゃねーか!」
いわゆる楽屋落ち。
当時この広告を日本語に置き換えても誰も意味を理解することができなかっただろう。
反対に世界中の人たちはこの映画を観ていたというワケ。それなのに日本では未公開。
日本人が置かれているエンタテインメントの状況がよくわかる話だ。
このナイジェル・タフネルはイギリスの貴族の出身で、女優のジェイミー・リー・カーティス(トニー・カーティスのお嬢さん)はこの映画を観て一目ぼれしてとうとう結婚してしまった。ナイジェルはJim Marshallとも仲がヨカッタらしい。
下は『This is Spinal Tap』の公開25周年を記念した作った「Spinal Tap」仕様のMS-2。
私の宝物だ。
チャンとボリュームの目盛りが11まで付いていることはいう間でもなかろう。

N_img_0004 Ronnie James Dio、2曲目。
Ritchie Blackmore's Rainbowの「Kill the King」。観たな~Rainbow初来日…この曲を初めて聴いたのは14歳の時だった。
Img_0740
もう二井原さんの歌声がタマらんわ~。
もうひとつタマらんのは、見て!二井原さんのリスト・バンド!

290_2
Jon Lordが出てきちゃった!となると…

400v

やっぱり「紫の炎」なんでしょうね~。

Img_0826 さらにJourneyの「Separate Ways」。
申し訳ありませんがJourbeyは一切ノー・コメント…私に振らないで!
Aynsley DumberもSteve Smithも好きです。
Stve SmithのRonnie Scott'sでのライブ盤、『Buddy's Buddies』はSteve Marcusが最高にカッコいいので愛聴盤なのだ。
でも、Joueneyはゴメン。

275vYesterday & Todayの「Forever」。
この曲ってよく取り上げられるね。

295v

ココでLOUDNESSナンバーを2曲。

Img_0905 「アレスの嘆き」…ココでアレスを持ってくるところがスゴイな。
もちろん最後のパートはみんなで大合唱。
シャッターを切りながら私も歌いました、ハイ。

S41a0665 もうひとつは「Crazy Doctor」。

Img_0631 そりゃ盛り上がるにキマってるわな!

Img_0714 もちろん定型ソロをバッチリとキメた!

300

 アンコールではお定まりのバースデイ・ケーキの儀が執り行われたが…

330出て来る、出て来る!

340次々に登場するバースデイ・ケーキ。合計4つ!
OKAHIROちゃんの人望の厚さを物語ってるね。

350そしてRYUくんが持ってきたケーキは…

360二井原さんへ!
そう、二井原さんも3月生まれなのであった!

370最後は全員参加でLOUDNESS!

380曲はわかっていてもうれしい「Crazy Nights」!

390お客さんも「♪M.Z.A.」で大合唱!

410イヤ~、盛りだくさんで実にゴージャスなお誕生会だったよ~。

420最後にOKAHIROちゃんからごあいさつ。
「このメンバーに誕生日を祝ってもらえて最高!(お客さんに)みんなも来てくれてありがとう!今日のことは一生忘れません!
名残惜しいな…ズっとここに居ようかな?
来年もまた祝ってもらえるように一生懸命ギターを弾きます!
応援してください!
あ、バンドも応援してください!」

430OKAHIROちゃん、おめでとうございました!
そして、激演お疲れさまでした!
最近、そこら中でバースデイ・ライブってのをやってるじゃない?
昔はこんなことしなかったんだよ。私が知ってる限りでは、屋根裏やロフトでこんな光景を目の当たりにしたことはない。ケーキが今よりベラボウに高かったのかな?
イヤ、インターネットの出現でミュージシャンがお客さんに身近な存在になったからだと思う。
どこでもケーキをステージに出して、ローソクを消して…と、そんなしょっちゅう出くわしているお誕生会イベントだけど、今日ほどの祝福を受けている人って見たことがないかも知れない。
ファンの方が好きなミュージシャンの誕生日を祝うのは自然のことだろうけど、同業者からこんなに祝福される人は滅多にいないんじゃないかしらん?
OKAHIROちゃんの「人徳」を見た気がするわ。
8ヶ月兄貴!お見それしやしたぜ!

OKAHIROの詳しい情報はコチラ⇒minority

440(一部敬称略 2017年3月25日 代々木Zher the Zoo YOYOGIにて撮影)

2017年5月15日 (月)

Go Go Heroes! Okahiro 55th Birthday Special <前編>

今日は代々木から。
かつて総武線沿線の住人だった私は、毎朝代々木駅を通過して通学していた。
山手線29駅の中で最も昇降客の数が少ないのは鶯谷駅。
鶯谷駅はMarshallのオフィシャル・ライブハウスである「東京キネマ倶楽部」から徒歩2分という素晴らしいロケーションだ。
では、都内の総武線の駅、すなわち小岩~三鷹間(ホントはお茶の水から三鷹間は中央本線の仲間)の中で最も昇降客の少ない駅はどこか知ってる?
答えは平井駅だそうだ。
「平井」といえば。先ごろ亡くなったex.月の家円鏡(橘屋圓蔵)の地元だ。昔ラジオでよく「平井小学校、平井小学校」と騒いでいたのを覚えている。
コレを自分に引き直して考えてみるとどうだろう。
つまり、都内の総武線の駅で最も利用する機会が少ない、あるいは少なかった駅はどこか?
私の場合、代々木のような気がする。
信濃町もかなりいい勝負か…。
そんな代々木は今日もかなり久しぶりだ。
それなのに…。
この日、駅のホームに降りると、向こうから巨大な白人がトボトボ歩いてくるのが見えた。
お互いに近づいてビックリ!
ドイツ人と結婚した家内の友人の家で開かれたホームパーティに招かれた時に私の隣に座ったミヒャエルだった。
彼、その時スッカリ呑み潰れちゃってね、みんなで地下鉄の駅まで肩を貸して歩かせたんだよ。
ヨーロッパ人の中でも特に体格がいいと言われるドイツ人。
女性もスゴくデカいからね。フランクフルトの街なんかを歩いていると、ホントに自分が小人になったような感じになる時があったぐらい。
その人も190cm近い長身である上に、かなりかなり恰幅がよい体型で、そのあまりの重量に驚いた。
日本人と違って骨格がものすごくガッチリしていて、おっそろしく身体の密度が高いんだよね。
アレ、骨自体が重いんだよ。
日本人の体躯と比較すると、まさに石造りの家と木造の家の違いという感じだ。
10vそんな代々木だからして、このライブハウスへ来るのもかなり久しぶりだ。
今日の出演はSUPERBLOOD他…ギタリスト岡田弘、オカヒロのバースデイ・コンサートだ。!

20
開演前に会場に入るとスタッフの皆さんがせわしなく準備に追われていたが、何やらすでにすごくにぎやかで楽しそうな雰囲気!
物販のセットも完成。
ひとつビックリしたことがあった…というのは、オカヒロちゃんのポスター、後ろにNATALのロゴがガッツリ写っていたのよ。うれしいですわ。
おかげさまでドンドン広がってるからね、NATAL。
140
トップでステージに上がったのはSUPERBLOOD。

30RYU

40vRYO

50vMAD大内

60vそして、本日の主役、OKAHIRO!
今日と明日のOKAHIROちゃんのソロ写真はすべて自身のチョイス。
私が選んだ写真は一切ありません。
つまり「こういう風に見られたい」というOKAHIROちゃんの意思表示ですからね~。
ファンの皆さんはそのあたりもお楽しみあれ。

70v今日は特別な日。
だから長年Marshallを愛し続けてくれているOKAHIROちゃんにMarshallの壁。

80

フルスタックを2セットとOKAHIROちゃんの愛器たち。
アレ、あんなにいつも使っていたのに「シュワルツ」っていったっけ?レスポール・カスタムが見えなくなっちゃったね。
それにEagleを使う人なんて久しぶりに見たような気がするぞ。

90

OKAHIROちゃん所有の1975年製の2203。
2203の正式発表は1976年のことだから、コレはかなりレア。
1981年にJCM800シリーズに移行する前の2203はいわゆる「JMP」と呼ばれているスタイルだが、コレはそれよりも前の1959ルックスの2203。
ラージ・ロゴは後から付け替えられたのかな?それにしても信じられないぐらい状態がいい。
40年前のモノですよ!
ちなみにMarshallによる2203の定義は、「100W、マスターボリュームつき、2インプット」ということになっている。

100

足元のようす。
左上のグラフィック・イコライザーなつかしいな~。
Van Halenが使っているってんですぐに買いに行ったことがあった。
私にもそんな時代があったのだよ。

110

RYOさんもMarshall。

120v愛用のMB450H。
コレ、名器なんですよ。
もう製造していないけど、勝った人はラッキー。
ズバ抜けてコスト・パフォーマンスに長けたモデルと言われている。
何せ開発者が来日した時、コレを使っているベーシストのライブに連れて行ったら「アレ?こんなにヨカッタっけ?」と腰を抜かしたぐらいなのだ。
RYOさん、まだPOPステッカーを貼ったまま大切に使ってくれている。うれしいね、こういうのは。

130

さて、SUPERBLOODは、ライブ会場では先行して発売され話題になっているが、この5月24日に『RAISE YOUR HANDS』なるファースト・アルバムをリリースする。
「Raise your hand!」か…中学の英語の先生がよく授業で言ってたな。
この「raise」という単語は「挙げる」という意味の他に、問題や案を「提起する」という意味でよく使われるんだよね。
ここでは「hand」が複数形になっているので、万歳みたいな格好かな?
レコードのスクラッチ・ノイズから始まるストレートでゴキゲンなアルバムだ。
日本だけでなく東南アジアにも活躍の場を広げるSUPERBLOODの勢いを感じざるを得ない。

4ryh_jacketオープニングはファースト・ミニ・アルバムのクローザー「P.A.T.E」。

150イケイケ~!
遠慮会釈の一切ないぶっ飛ばしナンバー!

160OKAHIROCKの誕生会の幕開けににもってこいだ!

170v_2続いては新作『RAISE YOUR HANDS』から「Round and Round」。

180これまた胸のすくようなハード・ブギ。
若いバンドさんの音楽にはこういう三連の曲がほとんどないからね。
そんなところもSUPERBLOODの魅力だ。
190v
OKAHHIROちゃんのシャープなギター・ソロ。
なんだコレ!
後半の転調がメッチャかっこいい!

200

年季の入ったパワフルかつスキルフルなMADさんのドラム!
ホントMADさんっていつでもニコニコしていて素敵だ。
この日、久しぶりにお会いしたが、私を見かけるなり「ウッシ~!」と駆け寄ってくれた。
私はそういう人になりたい。

210v

MBを使いこなして素晴らしい低音でバンドをグルーブさせるRYOさん。
この曲ではコーラスでも大活躍だ。
RYOさんと初めてお会いしたのはヒロアキくんのLOUD PARKの時か。
それ以来、横田基地や富士スピードウェイなんかで色々とお世話になりっぱなしだ。

205

その横田基地で私はOKAHIROちゃんと初めて出会った。
TYOで出演していたのだが、当時ルックスがDoug Aldrichみたいでビックリしたのを覚えている。
実は、学年はひとつ違うのだが私はOKAHIROちゃんと同じ年ということもあって、それからとても仲良くしてもらい、TYOの他、DENIAL、BLUES DETOX等々にお邪魔させて頂いた。
ホントにロックの塊のような人だからして、いつでもMarshallを可愛がってくれてとても感謝している。
お誕生日おめでとう!
8ヶ月ほど弟させて頂きます。
しかし、「オカヒロ」なんて愛称うらやましいよな。
日本人はよく苗字と名前を一文字ずつ取って略称を作るけど、私なんか「ウシシゲ」だもんね。
言いにくいし、カッコ悪いし、ともすれば浅瀬に生息する節足動物の名前みたいだ。
最近は下の名前だけを取って芸名にする人がやたら多いけど、略称をそのまま芸名に使っている人はそんなにいないでしょう。
アメリカのブルース・ミュージシャンで「Keb' Mo'(ケブモ)」という人がいるが、この人の本当の名前は「Kevin Moore(ケヴィン・ムーア)」…略して「ケブモ」。日本だけではない。

220

続いても『RAISE YOUR HANDS』から「WANDERLUST」。
ジャズ・ヴァイブラフォン奏者のMike Mainieriにも同名のアルバム&曲があるが、「Wanderlust」というのは「放浪癖」という意味。
Minieriの「Wanderlust」もフュージョン・ミュージック史に残る名曲だが、SUPERBLOODの「Wanderlust」もカッコいいね!
RYUくんの「♪Do You Wanna Love Me」のリフレインが印象的だ。

230vここでもOKAHIROちゃんのハードなソロがさく裂!

Img_0100 続いては『RAISE YORU HANDS』のオープナー、「IN/OUT」。
CDではレコードのスクラッチ・ノイズから始まるへヴィ・ナンバー。
RYOさんのベースが快感!

240サビはポップな展開となるが、それをハードにそしてドラマチックにまとめ上げちゃうのがSUPERBLOOD流!

270v

そして、タイトル・チューンの「Raise Your Hands」。
紫に煙るチョットファンク調なハード・ナンバー。

250ココで前作から「NO REASON TO CRY」で一旦クールダウンしておいて最後の追い込みに入る。

290
「LOVE IS MYSTERIOUS」も新作から。
そして、続く「Rescue Me」は前作からのチョイス。
このあたりはSUPERBLOODの中でもチョット毛色の変わった、音楽性の幅の広さが垣間見れる曲たちと言って差し支えないだろう。

310

そして、最後は4人が猛スピードで駆け抜ける!
『RAISE YOUR HANDS』の2曲目、「Going Savage」だ。

280v

S41a0302

300v

Img_0298 オイオイオイオイ、ウッソだろ~。
今調べてみたら、前回富士スピードウェイでSUPERBLOODを観た時からもう3年も経ってやがんの!
あの時はまだレパートリーが少なかったのか「The Boys Are Back in Town」なんて演っていたけど、今回はゼンゼン違う。
とんでもなくスケール・アップして、魅力的なハードロックを聴かせてくれた。
何よりも「ノッテる感」がすさまじいね。
調子のノッテいるバンドっていうのは見ていて実に気持ちがいいもんだ!

まだまだ続くOKAHIROちゃんのお誕生会!
 
SUPERBLOODの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site

260

<後編>につづく

(一部敬称略 2017年3月25日 代々木Zher the Zoo YOYOGIにて撮影)

2017年5月12日 (金)

サーキットのギター狼リターンズ!~筑波サーキットのTAGAWA

今日はゴールデン・ウィーク中に開催されたイベントのレポート。
鯉のぼりがが上がっちゃう季節ネタなので、掲載の順番を変えて早めにアップさせて頂く。
真夏の汗ダックダクの中で鯉のぼりが出てるレポートを見るのもイヤなもんでしょ?

10さて、過去二回(かな?)ほどレポートしてきている、筑波つくばサーキットの『オールドナウ・カーフェスティバル(OLD/NOW Car Festival)』。
今頃ナンですが、このイベントはゴールデンウィークの恒例行事として、毎年5月5日に開催される筑波サーキット最大の自動車イベントなのだそうだ。
第一回目はの開催は、ナ、ナント!1986年!
つまり30年以上続いていたのだ。
「いたのだ」と書いたのは、今月の5日、すなわちこのレポートの回をもってこのイベントが終了することになったのだ。
したがって、今回の名称は『OLD/NOW Car Festival Finale』とされた。
同じ「最後」でも「final」は「last」と違って、スッカリ終わっちゃうことを意味するからね。
さびしいね。

20何しろゴールデン・ウィーク中の開催だからして心配なのは高速道路の渋滞。
テレビのニュースでヨソの人の渋滞を見るのは大好きだけど、自分が巻き込まれるのはまっぴらゴメンだ。
なので、かなり余裕を持って家を出て来た。
柏でチョットつまってしまったけど、他はスイスイ。
おかげでエラク早く着いてしまった。よってステージはまだカラの状態。
今年も田川ヒロアキがMarshallとともにこのステージに立つ。
しかも今回は寺沢功一、長谷川浩二とのトリオ、TAGAWAでの登場だ!

30三回目ともなると勝手知ったるところで、スイスイと裏の楽屋テントに向かう。
アレ?まだ11時なのにもうお弁当を食べてる人がいる!
暑いんだよね~、こういうテントの中って…ということもあって、先にイベント会場内の様子を撮影することにした。

40_2 いつも言ってるけど、私は完全に車の門外漢なので、ここから先、何らかの知識を記すことは不可能です。
車好きな人は写真を見て楽しんでくれればよし。
私のように車に興味がない人はチャッチャとスクロールすればよし。
  
ズラリと並んだロータス。

50コレ、パブみたいでカッコいいな。
78万円だって。案外安いんだな。

90
実は!
私はロータスがイギリスの車だってことを知らなかったんよ。

100

そうなると、イギリスってすごいよね。
ロールス・ロイス、ジャギュア、アストン・マーチン、ミニ・クーパー、ベントレー…車に興味がない私でもこれだけ知ってる。
ま、ニューポート・パグネルのアストン・マーチン本社ぐらいは行ったことがあるけどね。
アストンとジャギュアの工場はMarshallに比較的近いんだよ。

6070万円!…コレも安いな。
って、中古車センターじゃないっつーの!
失礼しました…お高いんですよね?こちら。

70チキチキマシンみたいなやつ!
『グレート・レース』っていう映画観たことある?

110ピット建屋の周辺は高級車がズラリ!

120この辺りはポルシェ・コーナーか…。
ああ、コレが全部中古レコードだったらいいのにナァ。

140

こんなカバンみたいなヤツも!

150vこういうタイプも展示されていたけど、実際には使っていないのかな?みんなタイヤがツルツルだったもん。

160これじゃ車検通らないよ、絶対。

170エンジンのようす。

180運転席。
コースをグルグル回るだけなのにカーナビが要るのかね?
しかし、狭いな~。
これじゃMarshallどころかギターも積めないじゃん?

190もう一台の方の運転席。
消火器が足元に備え付けられている車なんてイヤじゃない?

200vおなじみ「サーキットの狼」コーナー。

210ココはフェラーリ・コーナー。
なんつってもイングヴェイを思い出すな~。(イングヴェイは「インギー」と呼ばれることをすごくイヤがっていました)
イングヴェイってフェラーリのロゴ・ステッカーを何枚も持ち歩いてるんだぜ。

230やっぱりカッコいいな。

240車の半分がエンジンじゃん!
これもMarshallが積めないので私は要りませ~ん!

250これからフェラーリのデモ・ランだそうで…。

260ゾロゾロとコースに向かう。
ついて行ってみよう!
ダメダメ、赤いスポーツカーについて行ってはダメ!
皆さん、「赤いフェアレディ殺人事件」って知ってる?
1980年代の初頭、富山と長野で女性が殺害されるという事件があったんだよ。
その犯人が赤いフェアレディZに乗っていてね、当時「赤いスポーツ・カー」の男について行っちゃいけない…と言われたんよ。
その事件の発生から約10年ほどの時が経って…私は以前勤めていた会社で、長野に赴任することになった。
当時は大阪に住んでいて、業務の引き継ぎで長野に出張した時のことだった。
これから赴任する土地なので、右も左もわからなければ、地元の情報などナニもありはしない。
まだインターネットがない時代だからね。
よって現地のスタッフの指示通りに、あるホテルに投宿したのだが、宿泊費が滅法が安いのだ。
ま、地方なんで都会の宿泊費より格安であることは想像に難くないが、それでもどう考えても安すぎた。
二泊ぐらいした後だったろうか、これから同じ釜の飯を食うことになる現地の仲間三人と夜イッパイやった時に何の気なしにこのことを尋ねてみた。
三人ともどうも反応が鈍い。
「おかしいな…」と思ってしつこく尋ねていると、上司となる人物がこう切り出した…。
「お前、『赤いフェアレディ殺人事件』って知ってるか?」
「あ、はい。確か…赤いスポーツ・カーの男にさらわれて若い女の人が富山と長野で殺されてしまった事件ですよね」
「やっぱり知ってるのか…」
「10年ぐらい前ですよね?それと私の泊まっているホテルと何か関係があるんですか?」
「あの事件な…お前が泊まっているホテルで起こったんだよ」
「ヒエ~!」
気の弱い私は、その晩まったく眠れなかったとサ。
今日の脱線でした。

270ピットに並んで出走のタイミングを待つフェラーリ軍団。

180v
コースからは前の出演者(?)、マツダ軍団がハケていく。
290

そしてフェラーリのデモ・ラ~ン!

300やっぱりこの音がスゴイよね!

310しかし、ナンダカンダ言って一番稼いでる車はコイツだろう。
「♪のりもの集まれ 色んな車 ドンドン出てこいはたらく車」…ウチの上の子がよく歌ってたナァ。
知ってるコレ?
「♪ケガ人、病人、急いで救急車」とか「♪ビルの火事にはハシゴ消防車」とかいう歌詞でありとあらゆる実用車が出て来て車のお勉強をしましょう!という歌。
ウチの子、アッという間に歌詞をそらんじましてナァ、天才かと思ったけどゼンゼン違ったわ。
コレを私が「♪棺桶焼き場に運ぶよ霊柩車」とか「♪先っチョ軟球気になるバキューム・カー」とかフザけて歌っていたら家内にものすごく怒られた。
185
グッズ売り場も人気の的だ。

320ミニカー屋さん。

330コレは車のイラストを売ってるお店。

340プラモデル。

350世界中の車のカタログね。

360シート屋さん。
コレは実際に車にくっつけるのかな?
それとも座イスがわり?

370アクセサリー屋さんは定番だね。

380で、ステージがある会場へ戻って来たよ。

390コレも見納めか…。

400食べ物の出店も多数並んでいる。
  

今回はいつもより多くの写真を掲載して詳しく会場のレポートをした。
…というのも冒頭に書いた通り、今回が最後ということなので、このブログに資料的な価値を付加しようと思ったのだ…コレはマジです。

410ステージに上がっているはLily Babies

420すごいハイトーン・ヴォイス!

430v両端のボーカルさんはヒロアキくんのソロ・コンサートに出演してくれたことがあって、Marshall Blogにも一度ご登場頂いている

440その時もこの筑波サーキットが縁で出演と相成ったそうだ。

45060&70年代の洋楽のスタンダードを次々に演奏するステージ。
このポーズ…The Supremesの「Stop! In the Name of Love」ですわな。
長野でハコバンやってた時、よく演奏したっけな~。

460ヒロアキくんは楽屋で準備万端。

465「何とかジャー・ショウ」は子供たちに大人気。
てらちんも見に出て来てたな。戦隊モノ好きだからね。
コレは「何レンジャー」なんだろう?
ことの起こりはやっぱり「秘密戦隊ゴレンジャー」か。
調べてみると、このシリーズ、1975年からだって!スゲエな、40年以上「レンジャー」してる!
我々の時は「マン」だったね。

470ヒロアキくん、ペダルのセッティング中。
何とかレンジャーが悪を退治してくれたので安心して作業ができるね。

480簡単なサウンド・チェックの後は司会のおねえさんが登場。

490ヒロアキくんとTAGAWAを紹介。

500そしてTAGAWAのステージが始まった!

510田川ヒロアキ

520v寺沢功一

530v長谷川浩二

540vヒロアキくんはMarshall。
愛用のJVM210H1960A
Marshallのスタックって見た目が野外の現場にすごくマッチしてると思う。
Jimi HendrixやAlvin Leeのウッドストックをはじめ、世界中の空の下で轟音を出し続けてきた実績の賜物だ。
今、最早ギターの世界は、利便性を追求するあまり、音だけでなく、ステージ上の見た目も度外視されてしまうようになってきてしまった。
屋根があってもなくても、ロック・ギタリストの背後にはMarshallのスタック・アンプがベスト・マッチするものなのだ。

550一曲目はバッキングトラックを使ったソロ、「Seascape」。

560v耳慣れたメロディが今年も筑波の青空にこだました。

570そして、最強のリズム隊がなだれ込んで来て「My Eternal Dream」。

580_medヒロアキくんのテーマ・ソングというか、キラー・チューンというか、レース・サーキットという舞台にふさわしいスリリングな曲。
Marshall GALAでも演奏してくれた…私がリクエストしてくれたんだけど。

590v猛烈にドライブするてらちんの低音!
「低音暴力団」の組長ならではド迫力の演奏だ。

600目の覚めるような疾走感。
やっぱり音の押し出し感がハンパではない浩二ドラミング。

610vMCをはさんで次の曲のイントロ的に短いギター・ソロをプレイ。
やっぱりMarshallすごいね…野外でもギンギンに音が抜けて来る。
「音の抜け」のことを向こうの連中は「cut through」って表現するんだけど、まさにソレ。

620_sgs続けてプレイしたのは「Stranger Destroys Arms」。
ヒロアキくんのメタル版反戦曲。

630_da楽屋ではしきりに「野外は好きじゃないんだよね~」とこぼしていた浩二さん。
とてもそういう風には思えない入魂のドラミング。

640お得意のメタル・テイスト。
左手の指が縦横無尽にフレットボードの上を駆け巡る…弾き方間違えてるけど。
でもね、見た目ではどうしても左手に注目してしまうけど、ヒロアキくんのギター・サウンドのカギは右手のピッキング握っている、と私は思っている。
アップかダウンか、強くか弱くか、弦に対して平行に弾くか角度をつけるか…ものすごいバリエーションを使い分けて音を変えているのがよくわかる。

4img_0245 ココで歌モノ。
サーキットでのイベントでは大抵演奏されるビートルズの「Drive My Car」。
もちろんTAGAWAバージョン。

660てらちんもコーラスを担当。
てらちんはTAGAWAのセカンド・アルバム『Wind』では歌でも暴れてるからね~。
  
本家ビートルズの「Drive My Car」のコーラスは大変気になる箇所があって、コレはJohn Lennonなんだろうな~。
セカンド・コーラスの最後の「♪But I show you a better time」の「time」の声が裏返っちゃってる。
コレ、子供の頃から気になってた。
ポールがドスのきいた声とベースでカッコよく演っているのに、「画竜点睛を欠く」というか、どうしてGeorge Martinもポールも録り直させなかったんだろう?
チャンネルの関係でがんじがらめになっていたのかな?
でさ、フト思ったんだけど、ビートルズが車をテーマにしている曲って、もしかしたらこの曲だけなんじゃない?
電車は「Ticket to Ride」や「One after 909」か?
潜水艦まで出て来るのに、車の曲が見当たらない。
「Magical Mystery Tour」?ま、アレも映画としてはバスが主役かもしれないけど、曲としては車とかドライブをテーマに据えたモノではない。
  
その正反対がThe Beach Boys。
海、サーフィン、太陽、車…ああ、能天気なビーチ・ボーイズ。「Little Deuce Coupe に」「Little Honda(コレはバイク)」だもんね。
ココでロンドンとロサンゼルスの差が出る。
私は断然ロンドン派だけど、Brian Wilsonはやっぱり好き。
そこへいくと「女の子」ってのは共通のテーマだ。

670v最後を締めくくったのはMAZDAファンフェスタの公式テーマ・ソング「キミを乗せて」。

4img_0250 この曲もMarshall GALAで演ってくれた。
「車」を取り除いたら何も残らないような車が主役の曲。
「OLD/NOW Car Festival」ファイナルのステージをポップなメロディで飾った。

680短いながらも壮絶なドラム・ソロで会場に来ていた大勢の家族連れのお客さんの度肝を抜いた浩二さん。
それを見ていた子供たちが終演後に浩二さんのことを「ドラムレンジャー」と呼んでいた…という情報は入って来ていない。

690今日も「てらちん低音節」がさく裂!
さすが日本を代表するロック・ベーシストのプレイだった!

700vこのフェスティバルは今回までのような形としての開催は今年が最後となるが、また形を変えて来年もこの姿が見れるとうれしいね!

710v30分と短い持ち時間だったがTAGAWAの魅力が爆発!
てらちん、ガッツ・ポーズ!

720ヒロアキくんも得意のポーズでお客さんの歓声に応えた。

730v後はレースをチョット見ておこう。

740難しいね、この流し撮りってヤツは。

750富士スピードウェイの時もそうなんだけど、このカー・レースってのは何をやっているんだかいつもサッパリわからないんだよね~。

760さかんに場内アナウンスで解説をしてくれているんだけど、誰がトップでレースの状況がどうなっているのかがわからないの。
…ということで高速道路が混む前に早々に会場を後にしたのであった。

770さて、最新の田川ヒロアキ情報をふたつ。
まずは、「Neo Glee Ensemble Project」というチームの『Winds and Waves』という5曲入りのアルバム。
「よさこい」の作曲なども手掛けているヒロアキくんの他流試合シリーズと呼んでもいいのだろうか…「筑波山麓合唱団」とのコラボレーション。
あ、ちがう、つい筑波に引っ張られてしまった!
でも、四六時中こんなこと考えてるんですわ(←コレ、軽いシャレになっています)。
では、Take2。
兵庫は灘高校のグリー・クラブとの共演盤。
参加しているのは他に….島田聖子(key)、西尾Bun博文(b)、岡野リキ(ds)、織谷ひろこ(per)…といつもとは異なる面々。
田川ヒロアキくんはギターと歌、加えてバンド・アレンジで参加している。
コレがね、いいんですよ~。
おもしろいんですよ~。
私は結構コーラスものが好きで、ジャズでもCount BasieとThe Mills Brothersの『The Board of Directions』だとかFour Freshmenだとか、Lambert, Hendricks and Rossとか、思い出しては聴くことがあるんよ。

780cdそんなこともあってとても楽しめた一枚なのだが、収録曲になかなかのインパクトがあるのも魅力のひとつ。
だって、
1. Ride the Chariot
2. おてもやん
3. 平和の風
4. Ave Maria
5. 坂本九メドレー(上を向いて歩こう/涙くんさよなら/見上げてごらん夜の星を)
だもん。
「Ride the Chariot」はいわゆる二グロ・スピリチュアルズ。現在では白人の合唱団も取り上げているスタンダード曲になっているようだが、成り立ちは間違いなく「線路は続くよ」系のヤツ。
ここからブルースやジャズが生まれた。
ま、そんな堅っ苦しい話は抜きに軽快なリズムに乗ったコーラスとヒロアキくんのギターを十分に楽しむことができる。
続く「おてもやん」も強烈。
こうした大胆なアレンジを施した曲がとても魅力的だ。
ヒロアキくんの愛奏曲も二曲。
感情豊かに歌い上げる「平和の風」は灘校の皆さんのおかげでいつになく荘厳な仕上がりになっているし、「Ave Maria」もいつもとはまったく異なる気持ちでメロディを奏でているのが手に取るようにわかる。
最後の灘校グリー・クラブの十八番の「坂本九メドレー」も面白かった。
メドレーといってもストレートに名曲を三つ並べた構成になっているが、タップリとヒロアキくんのギターがフィーチュアされてとてもゴキゲン!
しかし、この歌詞!「涙くんさよなら」ね。聴いてるこっちが「涙くん」だわ。
ナニナニ、、「悲しいことばっかりだったけど、ステキな恋を見つけたので、しばらく涙は流さない」だ?
コレ、失恋した時の涙くんの猛威と来たらすさまじいものがあるよ。
でもさ、「振り向かないで」なんて曲もそうだけど、昔の歌は本当に可愛いよ。
何だ?今の歌は「ありがとう、ありがとう」って。ロック・バンドまでお礼ばっかり言ってやがる。
あ、イカンイカン、またいつもの悪いクセが…。
ところで、このアルバム、全編にわたってヒロアキくんのソロが実によくできてるんですよ。
「上を向いて歩こう」のギター・ソロなんてどうしちゃっやの?
コレ、アドリブなのかな~…だとしたら相当スゴイな。
別に作り込みであっても何ら問題ないんだけどね。
チョットホメすぎかもしれないけど、ハードロック版のLarry Carltonとでも言おうか、フレーズ、音色、構成ともに完璧と言って差し支えないのではなかろうか?
そう、その音色!
ラインでチャチャチャと済ませるのではなく、JVM210Hと1936の音をマイキングして録ったそうだ。
聴いてすぐにわかった。やっぱり面倒がらずにチャンと作り込むといいものができますな。
やっぱりアナログにはかなわないんですよ、楽器は。
ナゼか?人間の耳がアナログだから。
このアルバム、難を言えば…もうチョット聴いてみたい感じ?
790_cdもうひとつのニュース。
八王子のLive Bar X.Y.Z.→Aで8年(!)にわたってシリーズで展開してきた『田川ナイト』が同店の閉鎖にともない、一旦終了することとなった。
毎回楽しみにしていた方も多数おいでのことと思うが、心配はご無用!
現在、場所を変えての開催を準備している。
詳細は明後日のX.Y.Z.→A最後の『田川ナイト』で発表されるとのことだ。
お楽しみに!
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano

800vそれにしてもこの日は暑かった!
帽子かぶってるもんだから、またスッカリ顔が二色になっちまった!
イヤだな~、暑いの。

43me

(一部敬称略 2017年5月5日 筑波サーキットにて撮影)

2017年5月11日 (木)

Strange,Beautiful and LoudとD_Driveのダブル・ヘッドライナー<高円寺編>~SBLの巻

もし…。
ジミヘンじゃないけど「もしも、もしも」ですよ、あの時代に今みたいなSNSがあったらどうなっていたかね?
こんな感じかな?
1967年7月の投稿。

4img_3712

この後、ドカンと「いいね!」が押されてくる。
ナニせビートルズの新譜だ。もうみんな買ってビロテしているにキマってる。
当時は「ヘビロテ」なんて言葉はないが…。
…とか、こんなの。

42jh2正直、コレには無理がある。
『Are You Experienced?』の発表は英米ともに1967年だが、日本では同時期に発売されたのであろうか?日本はまだこの頃GSブームの真っ最中だ(筆者は幼稚園生)。
この辺りは三宅さんにお訊きした方が時間のムダにならないのであろうが、タイトルや「日本発売」等のキーワードをいくつか放り込んでインターネットで調べたところ手がかりがつかめなかった。
私の調べ方が悪いせいも多分にあるのであろうが、このあたりに日本のロック文化の貧弱性を見出さざるを得ないんだよね~。
実は今コレを書いているのも、そのあたりのことを述べたいから。
しかし、コレも67年…岡井大二さんのインタビューにあるように1967年ってのはロックにとってホントにスゴイ年だ。

もうひとつやってみようか?

Kc
…なんてね。
この投稿は大枚をはたいて発売直後のイギリス盤を個人輸入した私という設定。
というのは、アルバムの本国でのリリースは1969年だが、日本では2年後の1971年に発売されたようなのだ。
私が初めて聴いたのは1974年か75年のことだった。
  
さて、facebookを見ていて思うんだけど、日本人のあの「一局集中性」とには恐るべきものがあるように思う。
Deep Purple、Led Zeppelin、Rainbow、Whitesnake、Yngwie Malmsteen等々への変わらない執着度高さには驚くばかりだ。
それと40年前に比べるとドメスティック度の高さが尋常じゃなく高くなった。
私の「友達」の地域性もあるだろうし、それらの人気者が人気者たる由縁も理解しているし、それが決して悪いことではないとも思っている。
こちらは生まれつき大の「アマノジャク」ゆえ、流行は追わず、特に音楽に関するものは人様が「よし」とするモノに反目し続けてきた。で、ブームが去った頃、隠れて夢中になったりして…Queenがそうだった。
私もロックを聴き始めの頃は、そりゃDeep Purpleのような超メインストリームのバンドに夢中になったもんですよ。
でも、猫も杓子も騒ぐもんだからひと通り聴いて失礼しちゃった。
こんなことを子供の頃からやってきて知ったことは、「世界の音楽の幅広さと深さ」だ。
音楽は知れば知るほどおもしろい。
しかし、その「知る」機会が問題でしてね。
私みたいにワガママに音楽の刺激を求めていつもヨダレを垂れ流している「音楽変態」は別にして、普通の人はそう熱心にアチコチ嗅ぎまわるなんてことはしないでしょう。
それが普通の生活だもん。
だから、あの時代にインターネットがあって、様々な新しい音楽の情報が万人に広く行きわたったとしたら、今の音楽界は違うモノになっていたかな?と思って冒頭のオフザケをやってみたというワケ。
  
そして、特殊扱いされて、一般大衆に浸透していない…と思わざるを得ないロックのジャンルがある。
それは、歌なしのロック。
いわゆる「インストゥルメンタル・ミュージック」。
あんなにみんなギターが好きなのに、ギター主役の歌なしの音楽になるとナゼか二の足を踏んでしまうのがすごく不思議なんだよね。
それに、器楽演奏が主体となるプログレッシブ・ロックがいまだに日本では人気があるのに、インストゥルメンタル・ミュージックとなると話が別になってしまう。
音楽の精神が違うせいももちろんあるけどね。
本当の意味でこの分野で成功したのヴェンチャーズだけでしょう。
ナニが言いたいのかというと、Strange,Beautiful and LoudやD_Driveのようなインストルメンタル・ロックもたくさんの人に聴かれるべきものだと思っているのですよ。
あのね、こういう音楽をヨーロッパに持っていくと向こうの人たちってすごくよろこぶと思うんだよね。アメリカよりもクラシック音楽の土台がシッカリしているヨーロッパの方がウケるんじゃないかな?
以上、今日も変なオープニング・トークになっちゃった。
  
今日のダブル・ヘッドライナー、後攻でステージに上がったのはStrange,Beautiful and Loud。

10三宅庸介

30v山本征史

190v

金光健司

50v三宅さんはいつものJVM210Hと1960BV。

60金光さんはNATAL。

80vSBLのセカンド・アルバム『Orchestral Supreme』で実際に使用されたバーチのキット。

90オープニングはその『Orchestral Supreme』から安定の「if」。
ク~、この音!
こういう音を出したいなら真空管のアンプよ。
似てるヤツとか似せてるヤツでは無理よ。
「似てる」ということは「違う」ということだから。

100v耳なじんだコーラスのテーマ・メロディ。

110v徐々に燃え上がっていく征史さんのベース。

S41a0324 力いっぱいに、でも繊細なタッチでリズムを送り出すKK。

130そして、思わず一緒に口ずさんでしまいたくなるサビのメロディから灼熱のギター・ソロへ。
やっぱりこの曲は問答無用でカッコいい。
今日の記事の書き出しが「if」だったの気が付いた?

140「bloom」の2曲目は珍しい?
このテーマもスゴイね。
いつか田川ヒロアキくんとハモって弾いた時はトリハダが立った。
そういえばあの時もココだった。
「bloom」っていうのは「花」という意味。特に観賞用の花のことを「bloom」という。
せっかくだからまたアレやってみようか?
「lay/lie」のシリーズ。
まず「bloom」からアタマの「b」を取ると「loom」。「loom」とは織機のこと。糸を織物に加工する機械のことね。
で、「l」を「r」に変える。するとコレはおなじみの「room」になる。英語圏の人はこの言葉を「部屋」だけでなく「空間」という意味で使うことがやたら多いのを知っておくべき。
「loom」と「room」…これが基本形。
そこで、「loom」に「b」をくっつけると三宅さんの「bloom」。今やったヤツね。
今度は「room」に同じ「b」をくっつけると「broom」となって「ほうき」になる。あの棒状の床を掃く道具ね。
では、今度は「g」でやってみる。
「gloom」は「薄暗」がりとか「陰気」という意味。
一方、「groom」は「花婿」さんだね。
こうやって英単語の語彙を増やしていくとよい…ワケがない。かえってややこしくなる。
でも、「loom」と「room」の両方のアタマにくっついて意味のある言葉を作るアルファベットは「b」と「g」しかない…ということをたった今発見した。
勉強になった!ありがとう、Marshall Blog!

150v_b…なんていうことを考えているとはツユ知らず魂の塊のようなソロを展開する三宅さん。
この後のD_Driveとの出会いについて語ったMCではMarshall GALAのことに触れてくれた。

160最近のスタンダードが3曲目。
それは「devil」。

S41a0515 ハード・ロック・テイストのリフを持つこの曲はこの3人にとてもマッチする。

180v曲が始まった途端ステージの温度が何度か上昇するのだ。
いつも一番前にいるから私にはそれを肌で感じることができるのだ。

40v_2 そして金光さんのスネア・ドラムの轟音でから「murt'n akush」。

200v_nこの「devil」から「murt'n akush」へのくだりは最近の流行り。
ガッツのあるハード・チューンの連続は聴くものの手に汗を握らせる。
270
それにしても征史さんの音、いいナァ。
SBLの時はコレ以外は考えられない。この音がSBLの音楽の一部になっちゃってるから。
ヘッドは1992 SUPER BASS。キャビネットは型番不明の4x12"。

70v
「petal」とは「花びら」のこと。
三宅さんの愛奏曲。

230_p今日も最後の2曲で燃え尽きる。
このあたりから三宅さんが薄皮を剥ぎ、命を縮めていくような演奏を展開するのだ。

240演奏するのは「virtue」。
どのシーンも一切の甘えがない厳格なパフォーマンスだがやはりクローサーとなると意気込みが違う。
この迫力が写真から伝わるだろうか。
うん、コレなら伝わるでしょう。
でも実際はこんなもんじゃない。

Img_0225

290

310v

全6曲、ひとりでも多くの音楽好きに聴いて頂きたい素晴らしい演奏だった。

210
Strange,Beautiful and Loudの詳しい情報はコチラ⇒三宅庸介facebook

320vさて、アンコールのセッション・コーナー。

330前回とは逆にSBLにSeijiさんとYukiちゃんが加わった。

340曲は同じくSteve Vaiの「The Crying Machine」。
私にはクレイジー・ケン・バンドにしか聴こえません。

400
え、「どうせジジイはSteve Vaiなんか知らないんだろう」って?
冗談言っちゃイケね~よ。
こちとら大のZappaフリークだぜ。
Steve VaiがZappaのところでStunt Guitarやってる時から知ってんだい!
『Shut Up 'n Play Yer Guitar』の頃だから1981年ぐらいだな。
私がSteve Vaiの名前を知った頃にまだ生まれていないマーブロ・読者もいるんじゃない?
その後すっかりスターになっちゃって…。
一応こんなのも持ってるんだよ。
10インチ盤って持ってるだけでナンカうれしいよね。
でもこの曲は知らなかったので大いに驚いた。
こういう感覚がまたすごく受けるんだろうね。30年以上聴いていないけど、確か下のアルバムでは必死にZappaのマネッコをしているんだよね。
…と、前回書いたことをコピペしてやったぜ~、ワイルドだろう?
30r4a2375
ステージの上はもうノリノリ状態。

350もちろんギター・ソロのリレーもタップリ。

360vリズム隊が異なるので前回とはまたゼンゼン変わった雰囲気だった。

370征史さんのベースも暴れてたな~。

X 短くもなく長くもなく、ちょうどいい頃合いの、実に中身の充実したダブル・ヘッドライナーだった。
ツーマンではない。

D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site

390

今はこうだもんね~。

410v

  

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2017年3月24日 高円寺SHOWBOATにて撮影)

2017年5月10日 (水)

Strange,Beautiful and LoudとD_Driveのダブル・ヘッドライナー<高円寺編>~D_Driveの巻

今日の舞台は高円寺。
時折ココに書いているように、各地のライブハウスの近くにお気に入りの食べ物屋を見つけておくことはとても重要なことだ。
楽しみが倍増すらぁな。
高円寺でよく来るのはココ。
天ぷらの「天すけ」。
最近はテレビで紹介される機会もあるのでご存知の方も多いかもしれない。
名物はご主人が直々揚げてくれる「卵の天ぷら」だろう。
ミスター・マリックよろしく、卵をお客さんに見せておいて、手際よくカラを割り、揚げ油の中に中身を落とす。
もちろん片手だ。
そのカラを背後のゴミ箱に投げ捨てるのだが、そのゴミ箱に目をやらないところがミソ。
決して小さくないゴミ箱なので、見ないでその中にカラを投げ入れることはそれほど造作のないことだとも思うのだが、カラが入った瞬間、ご主人は最上級のドヤ顔でお客さんの顔を見やる。
この時小声で、「おお~!」と言ってあげるのがエチケットというものだ。
頃合いを見計らって油から取り出し、卵をタレに浸して、丼のごはんに乗せて頂く。卵は半熟状態に揚がっているので、半分に割ると黄金色に輝くの黄身が炊き立てのご飯の上に広がる。
ココからが私のこだわり…私は白いご飯を極力白いまま頂きたいので、一切コレをかき混ぜない。
衣の香ばしさ、タレのうまみ、そして卵の芳醇な風味が絡み合いウマいことこの上なし。
もちろん普通の天ぷらもひとつひとつ目の前で上げてくれるのでマズイわけがない。
ただ、いつも機材を運ぶ車で行くので、飲めないのが残念至極!
天ぷらって信じられないぐらい高いじゃない?
大分前に結婚記念日に両親からプレゼントしてもらった一流ホテルのクーポン券を使って、家内と天ぷらを食べたことがあった。
新鮮な魚介類や獲れたての野菜…次々に出される揚げたての高級店の天ぷらのお味はそれは素晴らしいものだった。
食後、二人で「どれが一番おいしかった?」なんて話になった。
結局、二人の共通の答えは「エビの足」だった!本体じゃなくて足!
ま、そんなもんですわ。
ココは1,500円ぐらいの定食でバッチリ天ぷらの魅力を味あわせてくれる。
私なんかは天すけで十分!値段は高級店の十分の一!

10でも、頻繁に行くのはコッチなの。
そう天ぷらばっかりは食えんからね。
煮干しラーメンの「太陽」。
大スキなの、ココのラーメン。
もうさ、最近のラーメンってスープがドロッドロしてるヤツばっかりじゃない?
アレが苦手でしてね~。よっぽど空腹の時でない限りはおいしいとは思えない。
やっぱり「中華そば」然としたアッサリしたヤツが好き。
ココは餃子もおいしい。ジャンボより小ぶりの方がいいな。
うれしいのは、このスープの量。
タ~ップリと注がれているでしょう?気前いいでしょう?
煮干し丸出しの風味がタマらなくおいしい。
しょっぱくないし…近頃は塩っ辛いラーメン屋が多すぎるよ。
麺の量もタップリでうれしい。
コレで470円…だったかな?(下の写真の煮卵はトッピングで別料金のハズ)
支店だか姉妹店だか知らないけど、江古田でも同じお店を発見。だからマーキーの取材もOKだ。
私が一番好きなラーメンは浅草「十八番」のニラそばで、太陽は二位に着けてる。
40年食べ続けているニラそばの地位は死ぬまで揺らぐことはなく別格とすれば、いつでも行けるラーメン屋の範疇においては、私の中ではこの太陽のラーメンが第1位ということになる。

20vご存知の通り、高円寺には何軒かのライブハウスがあるが、今日はSHOWBOAT。
3月のライブのレポート。
この月はD_DriveとStrange,Beautiful and Loudの当たり月だった。
約2週間前には本八幡でSBLがD_Driveに合流する形でのダブル・ヘッドライナー・ショウがあった。
今回の高円寺はSBLのライブにD_Driveが合流するスタイルで開催された。

30v最初にステージに上がったのはD_Drive。
Seiji

40vYuki

50vShimataro

60vChiiko
今日はドラムではなくヒモがついた棒を振り回している…って、コレ違うヤツじゃん!
メッチャ古い写真!
もう一回やり直しね。

70v Seiji

72v_2

Yuki

72v_1Shimataro

73vChiiko

74v アレ?
コレも違う!
  
実は、コレらの写真はD_Driveが初めてMarshall Blogに登場した記事に使用されたモノなのだ。
途中に空白期間があるものの、最初のMarshall Blogは2008年4月にスタートしたので、先月で9年目を迎えたというワケ。
しまった!コレ、10周年記念企画にとっておけばヨカッタ!
バンドとしてD_Driveが2011年5月16日にMarshall Blogに登場する前に、あるイベントに出演したYukiちゃんだけが単独で二月前に登場してくれている。
Seijiさんとのお付き合いはもっと前からだが、マーブロ・デビューは案外遅かったんだナァ。まだ6年しか経っていない。
でもD_Driveは今年で8年目。
まだこの頃は今みたいに頻繁に上京していなかったのかもしれない。
今ではアチコチで引っ張りダコだ!

さて、時を今に合わせて…

80Seiji

90vYuki

100Shimataro

110vChiiko
6年ぐらいじゃあんまり変わらないか?

120vそして、もうひとつ変わらないのはMarshall。

130SeijiさんはJCM2000 DSL100ECと1960AX。

140v足元はしょっちゅう変わってる。

150Yukiちゃんも変わらずMarshall。

160vJCM2000 TSL100と1960A。

170足元のようす。
あ~あ、Marshall純正のTSL用のフットコントローラーがなくなっちゃった!

180ShimaちゃんはEDENに切り替わった。

190先代のフラッグシップ・モデル、WT-800…轟音。

200今日のオープニングは「Hyper Driving High」。

210初めてのSHOWBOATに響き渡るD_Driveサウンド!

220v初めての場所でも安定のドライビング・パフォーマンスは不動。

230v続いてもドライビング・チューンで「Drive in the Starry Night」。
240リズム隊のドライブ感も健在。
食らえ!ドライブづくし!

250v2週間前にも観たばっかりなのにまた観てバッチリ楽しめるぅ!

260v続いては定番「M16」。

270この切れ味の鋭さはゴルゴ13の仕事級だ。

280v新しいギターももう完全に2人の身体の一部になってるね。

290押したり引いたり…この曲のクライマックス。
SeijiさんとYukiちゃんの掛け合い「♪タラリラリ~ン」。
ちなみに私、関西のMBSラジオの人気番組『押尾コータローの押しても弾いても』に、ナッシュビルの世界的フィンガー・ピッカーDoyle Dykesの通訳として出演したことがあるんよ。
収録だったけど、結構緊張したな。
でも、北海道のFM局で、同じDoyleの通訳をしたことがあったんだけど、生放送だったので小便チビりそうになったわ。

300MCをはさんで「Attraction 4D」。
Yukiちゃん渾身のプレイ!

305vSeijiさんも「完璧」なプレイを惜しげもなく披露する。
やっぱり、正真正銘の真空管ギター・アンプは音がいいね。
やっぱりホンモノは違う。
「似てる」ということは「違う」ということを覚えておこう。

310vさらに続けて演奏したのは「Now or Never」。

320「SBLとダブル・ヘッドライナーをさせて頂けるのは光栄です」
ね~、ちゃんとYukiちゃんは「ダブル・ヘッドライナー」って言ってるでしょう?
「ダブヘ」でいいんだから…とにかく「ツーマン」はやめましょうよ。
D_Driveもチョット気を許すとSeijiさんが「ツーマン」って言うからな~。
でも、先日滋賀で9つのバンドが集まる「キューマン」ってのがあったんだって。
麻雀か?
もうそれは「キューマン」でいいじゃないですか?

325春ですからね。
Seijiさんのオリジナル・アレンジの「どこかで春が」をプレイ。

330チャンと変拍子も再現している。

340v「おかあさんといっしょ」っていう幼児向けの番組あるでしょ?
ウチの上の子が小さい時によく挿入歌を聴いていたんだけど、それに収録されていた「透明人間」という曲が変拍子であることに気付いた。
「カッコいいな~」と思ってクレジットをチェックしたら作曲者がジャズ・ピアニストの渋谷毅さんだった。
童謡ってスゴイよね。
そんな変拍子もChiikoちゃんにかかればお茶の子Silent Sirenだ。イヤ、最近野音で撮らせてもらったもんだから…。

350最後を締めくくったのは最近作から「Shape of Your Life」。
4人がガツンとカマしてくれた!

360v

370v

380v

390vウン、コレを最後に持ってくるのはいい構成ですな。
エラく華やかな終幕となるよ。
今日もカッコよかった!

400D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site

410v<つづく>

(一部敬称略 2017年3月24日 高円寺SHOWBOATにて撮影)

2017年5月 9日 (火)

川島だりあ LIVE SHOWCASE 3・2・1 GO!~の巻

私は一切できませんが、ARESZの音楽に合わせてみんなで頭を振り狂った後は、いよいよヘッド・ライナーの登場だ。

06川島だりあバンドだ。

10コレが3月15日、すなわちこのライブの二日前に発売となった川島だりあのソロ・アルバム『LIFE=NOW』。
2016年4月に配信でリリースされた同名のサード・ソロ・アルバムにボーナス・トラックを追加。
さらに全曲のベース・パートをFEEL SO BADの新メンバーであるSYOIが差し替え。
加えて数曲のギター・ソロを新しく取り直した強力盤。
地球がサッカー・ボールになってるのね?

30cdアルバムの4曲目に収録されている「Introduction Goal」のSEが流れる中、メンバーが登場。
だりあさんを支えるメンバーは…

50vARESZから那都己<なつき>。

60vFEEL SO BADからCHRIS。

80v
その両方から翔己<しょうい>。

70vドラムスは、ひこ。

90vそして、一曲目は「Goal」。

100コレがまた実に独特なんだよね~。
20
パワフルなこのライブ・バージョンも結構だけど、CDの方のこの曲のアレンジはスゴイよ。こんなの他にない!

110vショッパナっから一発でだりあムード!

120v続けてはアルバム二曲目の「Judgment Day」で突っ走る!

130ドライブ感満点のCHRISのギターもMarshallが鳴らしてる!

140vヘッドはJVM410H、キャビネットは1960Bだ。

145v那都己くんももちろんARESZから引き続きMarshall。
JCM2000 TSL100と1960A。

150続いて「Dive Into Myself」。

Img_0352翔己くんの鍵盤のようなベースが面白い。

S41a0231へヴィにしてシットリ感濃厚の印象的な一曲だ。

170ここで、だりあさん、Chris、那都己くんの三人がステージを降りる。
そして代わって登場したのがFEEL SO BADの倉田冬樹!

180vそう、冬樹さんもインストゥルメンタルのソロ・アルバムをリリースしたのだ。
タイトルは『Tyrannosaurus The Guitar World with SYOI』。
だりあさんの『LIFE=NOW』同様、配信でリリースしていた『Tyrannosaurus』のインスト曲に新曲を二つ追加。
さらにだりあさんの『LIFE=NOW』に収録されている「Going My Way」とさっきオープニングで実際に演奏した「Goal」のインストゥルメンタル・ヴァージョンを収録した。
そして、タイトルにあるように、コチラでも全編で翔己くんの六弦ベースが大活躍している。

190cdまずはアルバムから「Journey to the Planet」をプレイ。

200今回、冬樹さんは那都己くんのTSLを使用した。

210vアルバムではMichael Schenkerに捧げた曲も収録されているが、今日はSatriani。

270

先日の来日公演でも演奏していた「Surfin' with the Alien」をカッコよくキメでくれた。

Img_0404 冬樹さんと翔己くんのスリリングにして濃密な演奏が続く。

230

ちなみにひこくんが叩いているドラム・キットはNATALのアッシュね。

220翔己くんの六弦ベースをフィーチュアして一曲。
ココでの前回のステージでも披露した「6弦Bassの為の超絶技巧曲1番 ロ短調」だ。

250
フィンガーボードの上を縦横無尽に両手の指が舞う!

260
この冬樹さんが奏でる奇抜なフレーズがタマりませんな。
自身のアルバムだけでなくだりあさんの『LIFE=NOW』でもその奇天烈感が大爆発している。

240v

冬樹さんのセットを締めっくくったのは、もちろんアルバム収録曲の「火の鳥」。
コレも前回このステージで演奏され喝采を浴びた一編だ。

290しかし、今日は盛りだくさんだね~。
今度はだりあさんとCHRISがステージに戻ってZARDのカバーを一曲。
『LIFE=NOW』の最後に収録されている「あの微笑みを忘れないで」。

300vだりあさんが作曲してZARDに提供した曲。
ZARDの中でも最も人気のある曲だ。
最前列には、曲を始める前から落涙する熱心な女性ファンの姿もあった。

310vだりあさんも感極まってこの通り。
バック陣の優しくあたたかい演奏が感動を際立てた。

320ステージはさらに転換を重ねる。
冬樹さんが退場し、那都己くんが戻る。
スタート時の状態に戻り、FEEL SO BADのレパートリーを二曲プレイした。

330まずは1995年の四枚目のシングル「憂鬱な快楽」。

340vお客さんは勝手知ったるところで大騒ぎ!

350もう一曲は1994年の「BACK YARD RAISE MAN」。

360シャープな演奏でだりあさんをガッチリとサポートするバック陣!

370vエネルギッシュなパフォーマンスも大きな見どころだった。

380v本編の最後を飾ったのは『LIFE=NOW』のリード・チューン、「譲れない場所~Hometown~」。

390思い入れタップリに熱唱するだりあさん。
ハードな曲もいいけど、こういうタイプの曲がすごくよく似合うね。

400vまぁ、とにかく「FSB TURBO DREAMS祭り」とでも形容したくなるような盛りだくさんのレコ発ライブだった。

410そしてアンコール。
今日の出演者が全員集合!

420遊びに来ていたPONさんがNATALの前に座った!

430v曲はだりあさんの右手が示してる!
もちろん「バリバリ最強NO.1」!

440やっぱコレは死ぬほど盛り上がるわな~!

450PONさんの切れ味鋭いドラミングが大爆発。
NATALのアッシュ…いい音するわ~。
イヤ、さすがPONさん、いい音出してくれるわ~!

460ナンダカンダで一番目立ってます!

465…とみんなで大騒ぎして、ライブは終了したとさ…。
おもしろかった~!

470だりあさん、冬樹さん、ソロ・アルバム発売おめでとうございます。
ふたりはソロだけでなく、FEEL SO BADとしても動き出してますからね~。
今後の活動に大注目!

FEEL SO BADの詳しい情報はコチラ⇒FSB TURBO DREAMS Official Website

ARESZの詳しい情報はコチラ⇒official website of ARESZ

10_2 1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2017年3月17日 六本木新世界にて撮影)

2017年5月 8日 (月)

川島だりあ LIVE SHOWCASE 3・2・1 GO!~ARESZの巻

終わっちゃったね~、ゴールデン・ウィーク。
今年は1日と2日を休まなくても、後半がガツンと4連休でうれしかったね~…と、いっても私は休みも週末も関係ないんだけどね。
いつもは大抵どこにも出かけないで、テレビで高速道路の渋滞情報を見て連休気分に浸っているんだけど、今年は観光というか、勉強というか、仕事というか、二か所ほどお出かけをしてきた。
ひとつは千葉の香取市の佐原というところ。
かつてMarshall Blogで栃木市や松阪を仔細に紹介したことがあるように、ロンドンを訪れて以来、古い町並みにすごく興味があって、この佐原はその手の格好の観光スポットなのです。
ユックリお邪魔できて大満足。
ココで何度も書いているように、わが街だって「東京大空襲」さえなければ、残っている古い建造物を修繕&補強して、いくらでも昔の街並みを存続することができた。そして、世界に冠たる一大観光都市になっていたハズだ…なんて話を百年以上続いているという佐原の荒物屋のおジイさんとしていたら、「水戸がそうなんですよ」とおっしゃっていた。
おジイさんは続けて…都心部の空襲を終えたアメリカの爆撃機が、余らせておいても帰路の燃料を食うだけ、と必要もないのに残った爆弾を水戸に落として行ったのだそうだ。
水戸は尾張、紀州と並ぶ徳川家の一角であり(異説あり)、戦前は昔の風情をそのまま残す、それはそれは魅力的な街だったと聞いた…ヒデエ話だよナァ。
戦時中、「あの美しい街を壊してはいけない」とルーズベルトだかトルーマンが京都への爆撃を禁止した…とかいう話があるが、これは作り話らしいね。
で、ここ佐原はさしたる工業がなかったので空襲を免れ、こうして古い町並み残すこととなった。(註:「街」と「町」は使い分けています。表記ユレではござらん)

40r4a5120でもね、この佐原を訪れたのは、古い町並みを見に行きたかっただけではない。
また、BAD SCENEが好きだったからではない。(「佐原」は「さわら」と読むのであって、「サハラ」とは読まない)
一番の理由は、佐原がチョット前まで一番興味のあった歴史上の人物の出身地だからということ。
その辺りのことはあまりにも音楽とは関係ないのでMarshall Blogで触れるワケにはいかないが、佐原が期待通り色々と興味深い町だったので、時間がある時にShige Blogで一作編みたいと思っている。
シーボルトとか間宮林蔵も関係しちゃうよ。

40r4a5091もう一か所は車。
何かと茨城がらみっぽいが、「つくばサーキット」へ行ってきた。

4img_0064こっちは仕事なので、後日Marshall Blogでレポートすることになる。
双方、道中さしたる渋滞もなかったし、結果、近年まれに見るいいゴールデン・ウィークになったかな?

4img_0393さて、本題。
時は3月にさかのぼる。
遅くなっちゃってゴメンちゃい。
再活動を始めたFEEL SO BADの川島だりあと倉田冬樹がそれぞれソロ・アルバムをリリースし、記念のライブが開催された。
今日&明日はそのもようをお届けする。

10その記念ライブの冒頭に登場したのは、FEEL SO BAD の倉田冬樹が最近作『Skill』をプロデュースしているARESZ。
Marshall Blogでももうおなじみの顔ぶれだろう。

20瑠海狐<るみこ>

30v那都己<なつき>

40v雅己<まさみ>

50v翔己<しょうい>

60vサポート・ドラムの鉄兵。

70ドラム・キットはNATALアッシュだ。

75この五人が奏でた最初の曲は「BATTLE MODE」。

80ノッケから瑠海狐さんのMarshallボイス炸裂!
ニコニコしながらこの声を出すところが恐ろしくもスゴイ!

90「♪ホイホイホイ」のデス声が瑠海狐さんの後を追う。
240v

那都己くんのコンパクトなギター・ソロ。まずは小手調べ。

100v小手調べにしろ、取り調べにしろ那都己くんはMarshall。
JCM2000 TSL100と1960Aだ。

110v「♪ロックロックロック」と続くのは「Come on baby☆ロック魂」。
「今日は精一杯キャッチーな曲を演奏している」のだそうだ…どこがやねん!

180

ARESZの大きな魅力のひとつはやはりこのふたりのツイン・ベース。

165
六弦ベースを使い、ソロの他、両手を使ってARESZのアンサンブルを分厚くするのが翔己くんの仕事。
150

音作りの基本はMarshall 3560。
パワー・アンプはEDEN等を使用。
キャビネットは1960を使うことが多いが、この日はキャビネットもEDENのD410XSTだ。
それらを併用して爆音を轟かせることもあり。

140vそれ以外の普通のベース的なパートは雅己くんが受け持つ。

160v「あのだりあ様のソロ・ライブです!光栄です。体重も、顔の大きさも3倍ある私が同じステージに立てるなんて光栄です!」とやっておいて、ダイエット中の進捗状況を報告。
ダイエットか…そういえばそんなのあったね~。

120

三曲目は三々七拍子を取り入れたという「神いづる國の祝い囃子」。

170三々七拍子はいいよね。
やっぱり運動会だな。小学生の時、先輩の応援団の演技にあこがれたもんだ。
昔、日野皓正も思いっきり三々七拍子を突っ込んだ曲をやってたっけね。
ちなみに「三々七拍子」は4/4拍子だ。

190那都己くんは七弦プレイヤー。
曲を追うごとに激しくなるソロ・プレイが小気味よい。

200v対する翔己くんもギターばりのシュレッディングで対抗する。
ギター、キーボーズ、ベース(当たり前か)の役割を六弦ベース一本でこなしている感覚か。
昔はこういうことができる楽器と言えば鍵盤楽器と相場がキマっていたんだけどね。
ベースでやっちゃうところがヘソ曲がりだ…イヤイヤ、ユニークだ。

210vそして、雅己くんは本来のベースらしいベースで着実にバンドをプッシュする。

230vお!ETとエリオット君!?
違うか…。

280v あ、片方は合ってた。

Y「だりあ様からの命令に対する答えは二文字のみ。『御意』でございます」と、だりあさんからのリクエストに応えて「闘争本能」。

220v

この和風のメロディが何ともいえんのよ~!
そこに楔を打ち込むかのようなシャープなギター・ソロ。
その楔は当然Marshall製だ!

260v

そして、瑠海狐さんの「クラ~ッシュ!」の掛け声でお客さんがジェスチャーで曲に参加。
たこ焼き、グリコ、さくら、大阪城、人形焼…と瑠海狐さんから指示が下る。
写真は「たこ焼き(ひとつ)」楽しいね~。
この日は他に、ミトコンドリアやインドイボイノシシをはじめ、ニューギニアヒメテングフルーツコウモリ、リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシなどの指示が出た(ウソです)。

290ポジションの関係でチョットうまく撮れなんだが、ベースふたりがお互いにネックをこすり合わせるという荒技も!

Img_0167 「♪ひらり、ひらり」と闘争本能をムキ出しにした後は早くもこの日最後の曲。
「血のつながらない暗黙の同志の皆さんに捧げます…Soldiers Of Cause!!」。

250v

スゴイな~。
コレだけは絶対にマネできないな。

270

「もっと~!」と猛り狂いながら客席をあおる瑠海狐さんをすさまじいパワーでバックアップする4人!

300

310v

320v

330v

340vそして~、キメのポーズへ。

350キマった~!
今日もとにかくスゴかった。

360v<お知らせ>
さて、今日も六弦ベースとMarshall、EDENを使って華麗なプレイを見せてくれた翔己くん。

130v

「特別音楽セミナー」と題して、来る5月22日、ベース・クリニックを開催するそうだ。
実はこの企画、ARESZのメンバーが順番で講師を務めていて、前回は雅己くんが担当した。
今後も続いていく予定なのでお楽しみに!
もちろん、ARESZのライブのスケジュールも相変わらずギッチギチに組まれていることはいう間でもないよね。

  
ARESZの詳しい情報はコチラ⇒official website of ARESZ

380v<つづく>

(一部敬称略 2017年3月17日 六本木新世界にて撮影)

2017年5月 2日 (火)

2017 春の魔界都市めぐりツアー <後編>~Silex & セッション編

昨日、今日と仕事が休みで9連休を取っているみなさん、いかがお過ごしですか~?
そろそろ会社へ戻りたいんじゃないですか~?!
仕事の合間にMarshall Blog読みたいんじゃないですか~?!
ま、たまには家でゴロゴロしながらスマートホンでマーブロ読んでやってくださいな。
  
『2017 春の魔界都市めぐりツアー 』の柏公演、昨日もお伝えした通り、実際の出番とは順番を変えてレポートを編んどります。
今日は二番手で登場したSilexから。

10Pete Klassen

190_2

MASHA

30vhibiki

40v_2Yosuke Yamada

50v_2サポート・キーボーズはYOSISI。

60v_2MASHAくんはもちろんMarshall。

70v_2昨日もチョイと触れたがヘッドはJCM800 2203
スピーカー・キャビネットはSilver Jubileeシリーズから2551BV
搭載されているスピーカー・ユニットはCelestion Vintage30だ。

80v_2hibikiくんはEDEN。

90v_2スピーカー・キャビネット昨日も紹介したD410XLTD115XLT

100vアンプ・ヘッドはTERRA NOVA TN501だ。

110_2しかし、Silex人気はスゴイね。
MASHAくんには失礼だけど、想像をはるかに上回る評判の良さとファンの皆さんの熱狂ぶりだ。
ヨカッタよ~、滅多なこと言わないで。
まさに「絶好調」!
Marshall GALAの時のTHE SHRED MASTERSの人気ぶりが納得できるというモノだ。

120オープニングは今日もファースト・シングル収録の「Cry in the Starlight」。

130MASHAくんのCrying Machine時代のドライビング・チューン。
後半の「青い影」のメロディはいつ聴いても「うまいことやったな~」と思っちゃう。
Procol Harumも50周年。
Gary Brookerは72歳。それでもニューアルバムを出して大規模なツアーをやってるって!

140vこの日、Mardelasから連続で登板したhibikiくん。
頭の中はすでに完璧にSilexミュージックになっている。

150v_2今回のSilexのステージでうれしかったことのひとつはこの人の登場。。
Crying Machineで初めてYOSISIを見た時の衝撃は忘れられない。
本当に弾いているのか、弾く気があるのか、はたまた本当に弾けるのか、暴れたいだけなのか…?
あまりのアクションのすさまじさに、私は以前のMarshall Blogのライブ・レポートの中で「まるでふなっしーのような動き」と形容した。
当時、まだふなっしーは関東エリアのローカルな存在で、西方のCrying Machineのメンバーたちはふなっしーを知らないようだった。
YOSISIはMarshall Blogを読んで自分のブログに「『ふなっしー』と言われた。ふなっしーがどんなものかは知らないが、知るのがコワい」…みたいなことを書いてくれたのがおかしくて、おかしくて!
そのふなっしーもゼンゼン見かけなくなっちゃったね。
今日もすさまじいアクションを期待しています!
もちろん、派手なアクションにマッチしたダイナミックな鍵盤さばきはSilexのサウンドを極限まで重厚なモノにする。

160_2Yosukeくんは安定のドラミングでバンドを容赦なく猛プッシュする。

170_2二曲目もファースト・シングル『Silent in Explosion』に収録されている「Cancion de Amor」。
このタイトルについてはかつてゴチャゴチャ書いた。

180v_2三曲目は「Metal Nation」。

210_2

クライ~ング!
感情タップリのソロがさく裂。これぞMASHA節。
「マシャ節」なんていうと本当にそういうのありそうだな…サバ節、マシャ節、カツオ節みたいな。

200vhibikiくんも余裕シャクシャクの激演で、時折くれるカメラ目線が楽しい。

220v前半ショルキーで気炎を吐いたYOSISI。
まだまだ序の口だ!

230v続いて「Cry For The Moon」。
曲を追うごとに熱を帯びて来るPeteの歌声が響き渡る!235vMASHAくんもノリノリだ~!

240_2「きょうだい」っていいな…。

245こちらは双子のように息の合ったアンサンブル。

265
Peteがお召替えをして「Cry For You」。

250ひとつ前の「Cry for the Moon」とこの「Cry for You」は4月1日に先行リリースされたセカンド・シングル『Everlasting Synphony』からのチョイス。
着々と前進するSilex。
なんかすごく丁寧にやってる感じがしていいね。
しかし、「cry」のオンパレードですな。
最近、ありがたいことに悲しいことでは泣いてないな~。
でも年取ってくると変なところで感動して涙が出ちゃうんだよね。
私に「木綿のハンカチーフ」を聞かせてごらんなさい。セカンド・コーラスの終わりには涙を出して、最後には「オエオエ」ってなってみせるから!
若い人にはわかんねーんだろーなー。
もちろんこの「Cry for You」は太田裕美ちゃんとは縁もゆかりもないバリバリのSilexテイストだ!
20v

これがそのセカンド・シングルの『Everlasting Synphony』。
全国発売は5月17日だ。
前掲の二曲とタイトル・チューンが収録されている。

335
言ってるそばからそのタイトル曲「Everlasting Synphony」をお見舞いしてくれた!
Img_0484
最後を締めくくったのは…
270v_2
Silexのキラー・チューン「Standing on The Grave of Yesterday」。
290_2
全員が一丸となった火の玉のようなパフォーマンス!
歌におしゃべりにと圧倒的存在感のPete。

 260v_2
最後まで怒涛のドラミングを見せてくれたYosukeくん。

280v_2hibikiくんは2バンド連続でテクニック全開のスリリングなプレイを披露!

300v_2とてもサポート・メンバーとは思えないYOSISI!
でも、アクションは比較的おとなしかったな…後で訊いたら、暴れる余裕がなかったとか!
お疲れさまでした。

310vそして、随所にクライングなソロをちりばめ観客を魅了したMASHAくん。

320vよく練られたフレーズと美しくも力強いトーン。
や~っぱりMarshallでないとこうはならないよね~。
真空管のアンプってやっぱり素晴らしい。
しかし、今日はホントにJCM800づくしのコンサートだったね。

330Silexの詳しい情報はコチラ⇒Silex official website

340アンコールは出演者全員参加の大セッション!

350_2曲はマリナちゃんの「Sward of Avenger」。
370
MASHAくんもTORUさんも、別の時期にMardelasのサポートを務めたことがあって、それが礎で今回のイベントになったとのこと。
まさにその最後を飾るにふさわしい曲。

360_2みんな楽しそうだ。
そう、若い人たちが力を合わせて肉食系ロックを受け継いでいってもらいたい。
そうしないとハードなロックが本当に絶滅しちゃうぞ!

380お疲れさま~!

390_2(一部敬称略 2017年2月19日 柏PALOOZAにて撮影)

2017年5月 1日 (月)

2017 春の魔界都市めぐりツアー <前編>~Mardelas & TEARS OF TRAGEDY編

世の中ゴールデン・ウィークなのね?!
今年は今日と明日を休めば9連休だって?
ああ、またテレビで高速道路の渋滞のニュースを見るのが楽しみだナァ~。
Marshall Blogは今年もカレンダー通りに動かします。
  
Mardelas、Silex、TEARS OF TRAGEDYという若手個性派メタル・バンドが結集して各地を回る『魔界都市めぐりツアー』。
4月中旬の名古屋ですべての公演を完了した。
「魔界都市」か…。
何となく耳にする言葉だけど、自分では生まれてこの方、一度も口にしたことのない言葉だな…「歳」は魔界の域に達してきたんだけどね。
…と思って調べるに、ナニナニ、菊池秀行という人の空想小説のタイトルなのか。
私はそういうの一切読まないからナァ。
菊池秀行…どこかで聞いたことあると思ったら、菊池成孔のお兄さんね。
昔のMarshall Blogにはよく菊池さんにもご登場頂いたんよ。
  
さて、少々時間が経ってしまったが、今日はその『魔界都市めぐりツアー』の柏公演のもようをお送りする。
ショウは。各バンドを代表してひとりずつメンバーがステージに上がり、前説からスタートした。

10_2Silexからは真壁雄太…って、メンバーじゃないっつーの!
よく出てくるな~。
この人はTORNADO-GRENADEのギタリストね。
Silexのデビュー・ステージにはサポート・ギタリストとしてステージに上がった。

20 会場が暖まったところでトップ・バッターの登場。
Mardelasだ!

30蛇石マリナ

40v及川樹京

50v樹京さんの背後にはMarshall。

60v珍しい!JCM800 2210だ。そのパワー・アンプだけを使っている。
キャビは1960A。
2210は1983年に発売されたJCM800シリーズの「Split Channel」と呼ばれるモデル。
2203の2チャンネル・モデルと思えばよいだろう。
当時を知るMarshallの友人に話を聞くと、その頃「マスターつき2チャンネル」という回路はかなり先進的な技術で、製造するのが結構大変だったらしい。
50Wは2205。
Michael Schenkerが長年愛用していることで有名だ。
また、2210は日下部BURNY正則も長いことステージで使い、素晴らしいサウンドを出していた。
このシリーズはリイシューのリクエストも多いファン垂涎のモデルだ。

70vhibiki

80vhibikiくんはEDEN。

90vキャビネットはD410XLTD115XLT

100ヘッドはTERRA NOVA TN501
この図体で500W。そして、驚異的なパワフル・サウンド!
売れています。
しかし…何でもかんでも小さくなっていくね~。
1981年、MarshallのTHE 2000というベース・アンプのラインナップに375W出力の2001というヘッドがあった。
大きさは普通の100Wヘッドと同じなんだけど、中身の半分ぐらいがトランスで、もう近寄っただけで腰が痛くなるような代物だった。
それに比べたらこのTN501、大きさは1/4以下、重さは多分1/20ぐらいじゃないの?イヤ、もっとかな?
それでいてワッテージは2001より大きいと来てる。
小さくなっているのはベース・アンプだけじゃないもんね。シューマイ弁当のシューマイのタマのサイズも昔に比べて小さくなったような気がする。昔直径を測っておけばヨカッタな。
まったく「エール・チョコレート」がなつかしいよ。

110して、hibikiくんのEDENへの信頼度は…ホレ、この通り。

120v

ドラムスは弓田"Yumi"秀明。

130v

「待ってました!」的な滑りだしで、会場は最初っから最高潮!

140マリナちゃん、久しぶりだね~。
相変わらずの爆発的な歌声で観客を圧倒する。

150vテクニカルでエモーショナルな樹京さんのギター。

160曲を追うごとにヒート・アップするマリナちゃんのパフォーマンス。

170こんなシーンも。

S41a0203 hibikiくんもノリノリだ!
ちなみにhibikiくんはこのシリーズのオーガナイザーを務めている。

180vパワフルなボーカルズとシャープでハードなギター…

190そして、へヴィな鉄壁のリズム隊。

200へヴィ・メタルの憲法を遵守する姿は凛々しくも美しい!

Img_0162 見て、コレ!
マリナちゃんの一挙手一投足に歓声が上がる盛り上がりよう!

210Mardelasは『Premium One-man Show 2017』と銘打って5月6日に表参道GROUNDにて単独公演を開催する。
その会場で第二弾シングルとなる『Snake to Metamorphose』を緊急発売するそうだ。
ファンは待ちきれないね!
でも、もうすぐじゃん?!

215cdこのイベント、もうノッケからこんなに盛り上がっちゃって…。

Mardelas Officialの詳しい情報はコチラ⇒Mardelas Official Website

220実際の出演順とはチョット順番を変えてレポートさせて頂く。
展開の間、毎回例のMCチームがステージ上がって間をつないだのだが、トリの前に現れたのはまた雄太。
とうとう歌まで歌っちゃった!
今度はアクセル・ローズだって。

230 当日、実際にはトリでステージに上がったTEARS OF TRAGEDY。

240HARUKA

250vTORU

260vYOHEI

290vHAYATO

295vHIDEYUKI

300vTORUさんはMarshall。

270v
JCM800 2203と1960A。

280v
一体、どうしたっていうんだ!
明日登場するSilexのMASHAくんもJCM800 2203。
若者がズズズと2203に傾いている!
「デジタルだ~」、「モデリングだ~」と、ギター・アンプの多様化が進む中、ホンモノを見極める目を持った若手ギタリストが増えてきた…ということだろうか?
そう思っておく。
「新しいもの=いいモノ」の公式が成り立つのは日本人の間だけだ。
古かろうが、代わり映えがしなかろうが、いいモノはいい。
1959がいい例だ。50年以上変わらない工業製品なんて珍しい。
ギターの二大名器もそう。
手を変え、品を変え、ナンダカンダ色んなものを世に問うけど、基本的にはオリジナルのままだ。
それなのにギター・アンプだけがコロコロとスタイルを変えるのはどういうことか…。
テクノロジーの変化や進化を吸収し、変容してくのは電気機器の宿命であるけれど、コレ、考えてみるとやっぱりギター・サウンドのカギっていうのは、最終的にはアンプが握っているっていうことじゃん?
それを知ってか知らいでか、こうして若い世代の人たちが40年も前に生まれ出た電気機器を愛用しているなんてうれしいことだわね。

290
昨年の12月にリリースした『STATICE』も好評と聞くTEARS OF TRAGEDYだけど…私は今回丸っきり初めて拝見しました。
310
他の若いバンドさんにも「スターチス」という曲があって、意味を知らなかった。
「スターチ(starch)」が「デンプン」だったり洗濯用の「のり」を指すこと知っているんだけど…。
「スターチス(statice)」というのは花の名前なのね?
語源はギリシア語の「statizo(止める)」。
スターチスが古くは薬草として下痢止めに用いられてきたことに由来しているらしい。
現代なら「正露丸」か?イヤ、「ストッパ」か…。
スターチスは今では「リモニウム」と呼ばれているらしいが、全般の花言葉は、「変わらぬ心」、「途絶えぬ記憶」だそうだ。
そして、スターチスは花の色ごとに花言葉が定められていて…
紫は「しとやか」、「上品」。
ピンクは「永久不変」。
黄色は「愛の喜び」、「誠実」。
道理で紫のスターチスが自分に似合うと思っていた。
あ、勝手に書き進めておりますが、TEARS OF TRAGEDYの「Statice」が上記と関連しているかどうかは未確認ですから。
でもせっかくだからマーブロを読んでくれた人は何かひとつでも知識が増えればいいと思っております。
ちなみに花の「statice」の英語式発音は「スタティス」。

315cdさて、コチラも女性ボーカルズと…

320猛烈なギター・シュレッディングをフィーチュアしたサウンドがウリのチーム。
340v
コレがですね~、実に新鮮というか、ビックリというか…。
サウンドはもうバリンバリンにしてゴテゴテの伝統的メタル系。
そういったメタル系の女性シンガーといえば、Marshallのようなブッとい声で地獄の底から絶叫するのが、ま、当たり前といえば当たり前。
ブッとい声でなくとも、命をかけて絶唱するスタイルの歌い手さんがバンドにいるのが定石でしょう。

345v
ところがこのバンド、そのハード極まりないバンド・サウンドに乗って、HARUKAちゃんが女性的な声で歌い、そしてヒラヒラと舞うというなかなかに珍なるもの。
私も勉強不足なので、鬼の首を取った風には決していえないが、実によろしいな。
360

もちろんそのハードなメタル・サウンドにはパワフルなベースと…

370vドラムスをタッグを組んでいる。

380vドラマチックに展開する曲たち。
しかし何度も言うがその音像はどこまでもメタリック!

350HARUKAちゃんとTORUさんのコントラストも絶妙だ。

330v
ハード一辺倒かといえばそうではなく。

384キーボーズという利点を活かしたバラードも披露。
(註:Marshallでは正式な英語用法にのっとり、「ボーカル」と「キーボード」、「ドラム」は常に複数形で表記しています。
また、「ツーマン」、「スリーマン」という言葉は絶対に使いません。今日のイベントは「トリプル・ヘッドライナー」です。「トリへ」でいい。「スリーマン」なんて変な言葉より「トリへ」の方がはるかにカッコいい)

385シットリと歌いあげるHARUKAちゃんの歌声を固唾を呑んで聴き入るお客さんの姿が印象的だった。

386vそして、また~、ハード路線に!

390弾きまくるTORUさん。
やっぱりMarshallじゃないとイカンな…こういう音楽は!

400熱狂的なステージでトリをバッチリ務め上げたTEARS OF TRAGEDYなのであった。

410TEARS OF TRAGEDYの詳しい情報はコチラ⇒TEARS OF TRAGEDY Official web

420<つづく>

(一部敬称略 2017年2月19日 柏PALOOZAにて撮影)

2017年4月28日 (金)

【祝!】 Sound ExperienceのSilver Jubilee ~ Strange,Beautiful and Loud

日本人の感覚で、最も重用している数字といえば間違いなく「3」と「5」だろう。

長嶋茂雄の影響なのかどうかは知らないが(今の若い人は「4番、サード、長嶋」という成句を当然のことく知らない)、「三大〇〇〇」が大好きだし、「五刻み」という感覚は当たりすぎるモノだ。
海外ではどうか…。
私の経験では何といっても「12」と「25」だと思う。
「dozen」という言葉があったり、1から12までの数字には個別に名前をつけたりと、頭の中には必ず「12」がある。
そして、「25」。
Marshallもそうだったように、「〇周年」といった何かのお祝いごとは「5年」、「10年」と「5単位」で刻んでいくが、25周年は「Silver Jubilee」、50周年は「Golden Jubilee」として盛大に祝うことからしても「25」や「50」は重みが違う。
アメリカでは「Quarter」と呼ばれる25¢硬貨もあるしね。イギリスにはないんだけどね。
50周年の次のデカいお祝いは当然75周年となり、それは「Diamond Jubilee」と呼ばれる。
ところが、イギリスにおいて1897年にヴィクトリア女王が在位60周年を迎えた時にDiamond Jubileeを当ててしまった。
私は2012年に現エリザベス女王が在位60周年を迎えた時に幸運にもちょうどロンドンにいて、その熱狂ぶりを目の当たりにしたが、どうして「Diamond Jubileeが60周年なんだろうな~」と不思議に思った。
調べてみると、案の定「Diamond Jubilee」は75周年を称える表現だった。
コレ、「ヴィクリア女王はとても75周年までもたないから、60周年をDiamondにしちゃおうぜ!」と、25年刻みで祝ってきたものを、いきなり10年刻みに変更してしまったのではないかしらん?
そうなると、エリザベス女王だってそうしてやらなきゃ不公平だ…ってんで2012年に盛大にDiamond Jubileeのお祝いをしたんじゃないのですかね?
ま、おかげさまであの時のロンドンでは貴重な体験をさせてもらったけど…。
では、75周年は「ナニJubilee」か?
答えは、同じ「Diamond Jubilee」なんだって。え~?
エリザベス女王は今月91歳の誕生日を迎えたそうだ。
75周年まであと10年。
その時女王陛下は101歳。
ハッピーにもそこまで女王がご存命だとしたらどうするんだ?
もう一回「Diamond Jubuilee」をやるのか?「Diamond Jubiee 2」なのか?
どうするイギリス?!
国民性からして、コレはヘタをするとBrexitよりモメるかもしらんぞ!
  
さて、またまたやってきましたSound Experience。
今回で25回目を迎えた!Silver Jubileeだ!
だからこんな話を冒頭に持ってきたよ。

10v25回…なかなか偉業ですよ。

20三宅庸介

30v山本征史

40v金光健司

50vせっかくの機会なので、ここでチョット三宅さんと私の関係の歴史を振り返ってみたいと思う。
  
初めて三宅さんのパフォーマンスを拝見したのは、2009年の3月。高円寺ショウボートでのことだった。
この日は、東京から地元の大阪に帰る板倉じゅんぺーさんをみんなで送り出すという大谷令文さんの仕切りの「音楽送別会」だった。
三宅さんのセットはトップ・バッターで登場した。
Marshall Blogでつとに触れているように私は80年代の前半からジャズに狂ってしまったので、「ジャパメタ・ブーム」なるものを通過しておらず、この時は「Terra Rosa」も「三宅庸介」も名前すら知らなかった。

60この時の三宅さん。

70vベースは征史さんだったのね。

80vドラムスはこの日の主役、じゅんぺーさん。

90v三宅さんはこの時、JCM900 4100を鳴らしたのかな?
その正統派Marshallサウンドに度肝を抜かれた。

100イヤ、でも本当は、「今時こんなことを演っている人がいるのか?!」とその音楽に驚いてしまった。

110v出演者も多彩で、このイベントはすごく楽しかったな。

120どうやってつながったのかは覚えていないが、それから7ヶ月後には三軒茶屋のGrapefruit Moonに取材に出かけたようだ。
この時の対バンは藤岡幹大くんのバンドだった。
このライブを「Sound Experience」と呼んだかどうかは定かではない。
ベースが河野さんだったんだね。

130三宅さんはJCM2000 DSLと1936Vを使っていた。

140vドラムは金光さん。
8年前…ゼンゼン変わらないな~。
まだNATALが日本に入ってくる前。

150v翌年の6月には「Tokyo Guitar Show」に出演。

180

この時が今のStrange,Beautiful and Loudを観た一番最初だったのかな?

190v

征史さんと…

200v

金光さん。
7年ぐらいじゃゼンゼン変わってないか。

210

このイベントは競合ブランドの代理店が主催していたものだったが、「Strange, Beautiful and LoudのサウンドはアンプがMarshallでないと作れない」と主催者にかけ合って三宅さんも征史さんもMarshallを持ち込んでくれた。(主催者さん、ありがとうございました)
この時の三宅さんはVintage Modern 2466を使った。

220v

旧Marshall Blogの取材で2010年2月には新発売のJMD:1を試奏。
この試奏にあたって、三宅さんはご丁寧にも自分なりの「Marshall考」をまとめて、論文を持参してくれた。
ず~っとMarshallを爆音で鳴らして来てくれた人の考察だけに、内容がすごくおもしろかったし、何よりもそのMarshallへの愛情や熱意がすごくうれしかったのを覚えている。
もちろんJMD:1もシビアな目と愛情で具に分析した頂いた。
170
コレは2010年11月。

260
もう今と同じSBLとしてガッチリ活動し出していた頃か…。

270v
初々しい感じがまだしてるようなしていないような…。

280v

このころもまだNATALが日本に入って来ていなかった。

290

この日のお相手は令文さん。
令文さんはゲストとして、また対バンとして複数回ご出演頂いている。
この時はバンドを従えてのご登場で、アンコールでSBLに令文さんが加わった。
コレもスゴイ演奏だった。

300
コレはその翌年の2011年8月。
240v
これまでも色んな方々に出演して頂いたが、この日のゲストは田川ヒロアキさんだった。
250

三宅さんとヒロアキくんの共演はこれきりではないが、自分だけのMarshallサウンドを持ったふたりの共演はいつもスリリングだ。
150
この時は河野さんのベースに下田さんのドラムスなので「Sound Experience」名義ではなかったかも知れない。
あ、そうだ、この時は「Orchestra Four」というセッション・バンドでの出演だったんだ!

230そして今!
2017年3月…ゼンゼン変わりませんな。

310変わったのはバックライン。

320三宅さんはJVM210Hに1960BV。
足元はある時からガツンとシンプルになった。それで薄皮が2、3枚ムケたように音がよくなった。

330v征史さんは安定の1992。

340vSUPER BASS 1992と中身が何かわからない1960A。
このリグが出す低音がないとSBLサウンドにならない。

350vもうひとつSBLに欠かせないのはNATAL。

360vセカンド・アルバム『Orchestral Supreme』のレコーディングでも使われたNATALのバーチ。
NATALは2013年の秋頃からボチボチ日本に入り出したが、金光さんにはその初期からご愛用頂いている。
コレもSBLサウンドの一部。

370今回は25回目という節目の大切なステージだ…ということとは一切関係ないかのような平生と変わらぬ展開。
ただし、ゲストも対バンもないStrange,Beautiful and Loud単独のステージだ。

380_rオープニングは珍しく「ring」。

390v金光さんのスネアのフィルから果敢に突っ走るのは「if」。

400v_i相変わらずのSBL節でショウはスタート。

410サビの征史さんの命がけのプレイに一気に目を奪われる。
このSUPER BASSとプレシジョン・ベースの組み合わせによる征史さんのサウンドはワン&オンリーだね。

420vサクサクと「murt' n akush」。

430_mkここで場面が変わって「mani」。

440v_mn最近のステージには欠かせない「devil」。
反対に「fantasia」が全く出て来なくなったのはナゼでしょう。
好きなんですけど、アレ。

450_d人気曲「stratify」。
コレのアンサー・ソング、「marshallify」もしくは「marshallogy」がなかなか発表されないのはどうしたワケか?

460v_stしかし、この金光さんの音もタマらんな~。
音といい、間といい、SBLの曲を歌うドラミングだ。

470v そして、後半は重苦しいまでにシリアスなシーンが続く。
コレがSBL流。
まずは「bloom」。

480_blこのバンドは速い曲もスローな曲もテンションが全く同じなんだよね。

490v「垣根」の名で親しまれている「solitry past」。

500v私、20世紀のクラシックとかフリーがかったジャズとか、日頃から一般的には「変な音楽」とされているモノに親しんでいるんだけど、正直、この曲をはじめて聴いた頃は「何て変わった曲だろう」と思ったね。
ま、この曲だけじゃないけど。

510この三宅さんが愛奏曲に挙げる次の「petal」もそう。
それが今では、もう自分には当たり前すぎる音楽になってるんだよね。
三宅さんの音楽は一回や二回聴いたぐらいじゃゼンゼンダメ。
何回も観るたび、聴くたびに発見があって、いつのまにか自家薬籠中のモノになるんだな。
三宅さんの音楽を一回だけ聴いて「わかった」風なことを言うのはウソだと思う。
一回聴いただけで誰もが口ずさむことのできる曲も音楽の魅力のウチであることは間違いないんだけど、そんなの飽きるって。ビートルズとかはそういう凡百の素になっているオリジナルな音楽は話は別ですよ。
そういう親しみやすい音楽とは反対に、「何回聴いてもわからん!」という難関を突破するのも音楽を聴く大きな楽しみだと思っている。私はそれを子供の頃からやってきて、今最大の難関は「オペラ」なの。どうもイカン。
プッチーニの『ラ・ボエーム』なんてメッチャかっこいいんだけど、途中で苦しくなって、フト気が付くと全く聴いていない自分を発見したりする。
注意しなければいけないのは、「つまらない音楽」はジャンルはどうあれ「つまらない音楽」だということ。
「わからない音楽」と「つまらない音楽」はゼンゼン違うということだ。
ココで引用すべきはデューク・エリントンの言葉。
「音楽に種類は二つしかない。『いい音楽』と『よくない音楽』だ」
言ってみたいよね~。
チョット脱線で…最近気が付いたんだけど、私はジャズ、クラシック、ロック、民族音楽をいつも楽しんでいるんだけど、やっぱりロックは好きで、クラシックや民族音楽を聴く時は頭のチャンネルが「ロック」になっているんだよね。
例えばストラヴィンスキーやショスタコーヴィチやドビュッシーを聴いてそこにKing Crimsonを聴いた時と同じ愉しみを見出すんですわ。ショスタコーヴィチの弦カルなんてどれもロック的にカッコいい。
バルトークの音楽なんかはChick Coreaなんかも感じるし。
でも、ジャズからはジャズしか聴こえてこないし、頭の中が完全に「ジャズ」のチャンネルになるんだよね。
Chick Coreaからはバルトークは聴こえてこない。Chick Coreaのジャズにしか聴こえない。
この現象おもしろくない?
私だけかな、こんなこと感じるていのは?

520_p話を元に戻して言い換えると、三宅さんの音楽は難解な推理小説を読み解くようなモノ。
ただ問題は、一度この世界に入り込んでしまうと、抜け出れなくなっちゃう。
え、そんなこと書くのは「営業妨害」だって?
トンデモナイ!
私は皆さんに色んな音楽を幅広く聴くことをおススメしているのです。
いい加減「Burn」ばっかりじゃ飽きるでしょうに…と思ってサ。

530v記念すべき25回目のSound Experienceの本編の最後を飾ったのは「virtue」。
いつもと同じです。

540_vBarney Kesselのオリジナル変形ブルースに「Slow Burn」という曲があるがまさにそれ。

Img_0118 ジワジワと熱を帯びていって…

560vまだまだ上がる。
命を削るようにして、まだまだ熱を上げる。

570vそして爆発!

550v

毎回こんなことを演って25回。
大変な仕事だっての。
こっちは好きなシャッター切って、好きなこと書いて…何だかだんだん申し訳なくなってくるね。
イヤイヤ、一人でも多くの人にこういう誰も演らない替えのきかない音楽を聴いてもらうぞ!

575アンコールはSilver Jubileeをまとめ上げる意味でか、敬愛するJimiの「Purple Haze」。
やたらと「♪パロへッ」などとガナリ立てるのではなく、大好きなJimiに吹きかけるようなやさしい「紫のカスミ」だった。

580vギターはガツンといったけどね。
Sound Experienceの25回目達成おめでとうございます!

Strange,Beautiful and Loudの詳しい情報はコチラ⇒三宅庸介facebook

590v1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2017年3月6日 三軒茶屋GRAPEFUIT MOONにて撮影)

2017年4月27日 (木)

衝撃の一夜、再び…今宵、あなたが目撃者になる~SUPER GUITAR SESSION

今日はすごいタイトルでしょう?
「一体どんな事件が起こってるんだッ!」って感じじゃん?
事件は会議室ではなくて、ライブハウスで起こった。
湯島というか、御徒町というか、上野広小路というか…「ファビュラス・ギターズ」というお店。
外人と話していて何かを褒めたたえる時、「magnificent」とか「splendid」とか「marvelous」とか「terrific」とか、なかなかナチュラルに口にできないよね。ノン・ネイティヴの英語学習者にとってはどうも大ゲサっぽくて恥ずかしい。
「fabulous」もそのうちのひとつ。
外人相手に一回も言ったことないな。
以前、ニューヨークのバードランドで敏子さんのオーケストラを観に行った時、Lew Tabackinのおっそろしく長いカデンツァがあった…いつものことだが。
真っ赤になって吹ききったLewに向かってひとりのお客さんが「Sensational!!」とたたえた。
カッコいいな~、こういう時に「sensational」という言葉を使うのか…と、私にとってはLewのカデンツァよりもそのお客さんの方がよっぽど「センセーショナル」だった。
こうして、英語圏に生まれた二歳児のように、ひとつひとつ英語を勉強しているんですわ。エライ時間がかかるわい。
そんなだから、私の場合、こういう類の言葉は相手がアメリカ人なら「great」一発。
イギリス人なら「lovely」か「brilliant」でだいたい済ませちゃう。その前に「bloody」を付ければ尚一層可愛がってもらえる。
さて、その「fabulous」。
ビートルズが「The Fab Four」、すなわち「fabulous four(メッチャすごい四人)」と呼ばれていたことをだいぶ後になって知った。「ゴレンジャー」みたい。
昔の職場の取り扱い商品のひとつに、ビートルズの曲のギターを教える輸入教則ビデオがあった。
不思議なことに、そのビデオのジャケットの解説には一切「The Beatles」という名前が出ていなかった。
代わりに「The Beatles」とするべきところの表記がすべて「The Fab Four」という言葉になっていた。
不思議に思って、このビデオを制作したアメリカの音楽出版社に確認したところ、権利関係の問題があって「The Beatles」という名前が使えないということだった。(ちなみにこの問い合わせ先はRed Hot Chilli PeppersのChad Smithのお兄さん。この関係でウチの家族はレッチリの来日公演はいつでもどこでもVIP待遇だった。いい時代だった)
アメリカでは「The Fab Four」という言葉が一般的で、誰でもそれがビートルズのアダ名だということを知っているので何ら問題はないという。
ハテ、日本はどうしたものか?
私はこの時はもちろん、今の今までビートルズのことを「ファブ・フォー」と呼ぶ日本人に出会ったことがない。これだけドップリ音楽関係の人たちと仕事をしていても、ただの一度もない。
そのビデオの宣材物に果たして「ファブ・フォー」などと記していいものかどうか…コレには悩んだ。
どういう風にしたのかは残念ながら記憶にないが、それなりの忖度を図ったことは間違いない。
確か本国の意向に沿い「The Fab Four」という言葉を生かしたように思う。
他の「fabulous」といえば、後は「The Fabulous Thunderbirds」ぐらい?
ちなみに映画『荒野の七人』の原題は「The Magnificent Seven」だ。

10このお店には今日のライブで初めてお邪魔させて頂いた。
お店の触れ込みは「Live Bar & Total Music Shop」。
そして売りはコレ…「お昼からお酒が呑める」って!
「誰でも気軽に演れる」って!
「夜でも楽器が買える」って!
店内では中古CDなんかも扱っていて「トータル・ミュージック・ショップ」の名に恥じない内容になっているのだ。

20このあたりを眺めながら昼間っからイッパイやるってワケ。
展示品の前に柵がセットされているのは夜のライブハウス態勢に入っているから。

30そして、今日の出し物はコレ。

40今日のタイトルはこのライブのキャッチだったです!

是方博邦

60v杉本篤彦

70v田中晋吾

80vそうる透
透さん、お久しぶり!

90v是方さんはMarshall ASTORIA CLASSIC

100v普段はJVM410Cをお使い頂くことが多いが、田川ヒロアキとの「これかたがわ」でASTORIA CLASSICを試して頂いて一発でお気に召して頂いた。
後ろに見えるのは1987X1960AX
Fabulous Guitarsの機材。
渋い…そして、わかっていらっしゃる!
他にも1962Bluesbreakerをご用意頂いている。
あ、これからさんも1987Xのオーナーです。

110v杉本さんもMarshall。

120vJVM410Hと2x12"のキャビネットは1936

130ショウは是方さんのギターでスタート。
50
アレ?どっかで聴いた曲!
ホラ言わないこっちゃない!
The Fab Fourの「Here, There and Evrywhere」じゃないの。
大胆なアレンジ。

150続いては杉本さんの曲。
Marshall Blogで何度も紹介している杉本さんの最近作『Tomorrow Land』から「Mark the Mobster」。
コレは「~the…」の用法。「…の~」を表す。
「Jack the ripper(切り裂きジャック)」、「Mack the knife(匕首マッキー)」とかあるでしょ。
「mobster」はいわゆる「そっち系の人」という意味。このあたり詳しく説明したいんだけどやめとく。この単語は辞書に出ているので興味のある人は調べてアル・カポネの生涯でも研究してください。
ちなみに「アル・カポネ」はそのまま発音しても絶対に英語圏に人には通じません。「アル・キャポーン」が正しい発音。
で、杉本さんは「マーク」さんというそっち系の人から「ワシのために一曲作ってくれんかいの~」と頼まれて書き上げたのがこの曲。だから「Marh the Mobster」。意味は「そっち系のマーク」。
『仁義なき戦い』のテーマとはほど遠い横乗りのゴキゲンな16ビート・ナンバー。

160個性的な二人のギタリストを支えるリズム隊。
田中さんはT-SQUAREのサポート・ベーシストを務めている。

170完璧なバックアップ。
曲の主旨を的確にくみ取って物語を編んでいく。

180続いては是方さんの作品で「Pricia」。
Jeff Beckファンの是方さんらしい、ギター以外の楽器でテーマを弾くことが考えられないようなギター好きにはタマらないラブリーなナンバー。
今日はこうして杉本さんの作品と交互にチョイスしていく趣向だ。
それにしてもピッキングが個性的なお二人!
190v是方さんならではのサム・ピック。
弾きにくいそうだ…でも、コレが是方さんが確立した是方さんのスタイル。
コレで16ビートのカッティングもこなしちゃう。

200杉本さんも独特なのは皆さんもうご存知の通り。

210vピックを使わない「ツー・フィンガー・ストローク」というオリジナル奏法。
弦を指板と平行にはじいて、アルアイレ奏法と同じ効果を作り出す。
実にウォームなサウンドだ。

220このセッションは今回で二回目。
半年ほど前に杉本さんが是方さんをお誘いしたとのこと。
290v
知らなかったんだけど、このお二人、十年ぐらい前はよくデュエットで一緒に舞台に上がっていたそうな。
今度は杉本曲。同じく『Tomorrow Land』から「はるかなる大地へ」。
240v
一部の最後はBob Dylanの1971年のシングル「Watching the River Flow」。
私はこの曲を1978年にJoe Cockerのアルバム「Luxuary You Can Afford」で知った。
その後、Steve Gaddが『The Gadd Gang』というアルバムでこの曲を取り上げていて、Ronnie Cuberのバリトン・ソロが好きだった。
ちなみに『Luxuary You Can Afford』でドラムスを叩いているのはSteve Gaddだ。ギターもCornell Dupreeがかぶっている。
ところでこの曲、どうしても頭の中でThe Manhattan Transferの十八番「The Operator」とゴッチャになっちゃうんだよね。
コチラはSister Wynona Carrという人の1954年の「Operator,Operator」という曲がオリジナル。ゴスペル調の魅力的な曲だ。
Dylanは間違いなくこのWynonaの演奏を聴いていると思う。

230v昔、東京おとぼけキャッツでSteve Gaddのモノマネをされていた透さん!
「ガッド!ガッド!ガッド!ガッド!ガッド!」と乱れ打ちするのがカッコよくも面白かった。
おとぼけキャッツのものまねコーナーは「ジェフ・ベック先生」とか「クイーン」とかだけではなくてThe Crusadersとか、あの時代にBrecker Brothers Bandの「Some Skunk Funk」とか演ってたからね。
全部透さんがドラムスを叩いてた。カッコよかった。

 360v
休憩をはさんで第二部は驚きの展開となった。
衝撃の一夜とはこのことか?
私は目撃者になった!

140

それは杉本さんの掛け声で始まった。
「ディスコ・タ~イム!」
突然Earth, Wind & Fireの「September」等のディスコの古典をメドレーで演奏し出したのだ!

300v
この四人が演奏するもんだからコレがめっちゃカッコいいんですわ!
310v
ディスコ・ブーム…なつかしいね。
いつかSHOW-YAの記事にも書いた通り、私はディスコには無関係だったけど、音楽的にはかなり大きな財産を残したことは認める。
「新宿ディスコ・ボーイ」なんて曲あったナァ。
田中さんは体験されていないでしょう、さすがに。
260
杉本さんなんかコレもんだもん。
でも、考えてみるに今の時代は一体ナンなんだ?
チョット前までは戦争の心配なんて全くしていなかったのに…まったく信じられん。
このディスコ・ブームの頃が健全な平和の時代の最後だったような気がするのだ。
「平和でなければ音楽もできない」…この山下達郎さんの至言を音楽家も音楽ファンも今こそ噛みしめるべきだと思う。
320v
ディスコで大暴れした後は杉本さんの「Your Breath」。
ソロではお得意のダブル・オクターブ奏法を組み込んだ。
それにしてもMarshallのクリーンっていいナァ。
280v
「ボクがギターを弾き始めた頃、まだJimi Hendrixが生きていたんですよ。子供ながらに衝撃的でしたね」…話はCreamやLed Zeppelinにまで及んだ。
いいナァ~。
十年はチョット遠慮しておくけど、少なくとも五年は早く生まれたかった。
ちなみに、いつも書いているようにMCの内容は私のパートナー、すなわち家内がメモしてくれているんだけど、ナゼかLed Zeppelinを「レッド・チェッペリン」って書くんですよ。
おかげさまで昨日結婚三十周年の「真珠婚」を迎えさせて頂きましたが、付き合い出したまだ我々が十代の時から、いっくら注意してもナゼか「チェッペリン、チェッペリン」って言うんだよね。
もう直らないな、コリャ。ちなみに今はThe Kinksにご執心です。
ところがコレは家内だけでなく、我々も間違えていて、「Zeppelin」は「ゼペリン」と発音するのが一番ネイティブに近くて、ネイティブの人達は「Led Zeppelin」を「レッゼペリン」と呼んでいる。
で、是方さんがココで取り上げたのはチェッペリンではなくて、Jimiの「Little Wing」。
ん~、やっぱりASTORIAは素晴らしい。

270杉本さんの『Tomorrow Land』から「I got It」。

340v

最後は是方さんの曲で楽しくソロを回して本編を終了。

330v

S41a0122

350v

250v

アンコールは是方さんの十八番「Mo Better Blues」をプレイしてすべてのプログラムを終了した。
名手ぞろいだけに見ごたえのあるショウだった。
周りは楽器だらけだし、雰囲気も抜群!
次回はアナタが目撃者だ!

370是方博邦の詳しい情報はコチラ⇒是方博邦Official HP
杉本篤彦の詳しい情報はコチラ⇒杉本篤彦オフィシャルブログ

C(一部敬称略 2017年2月24日 湯島Fabulous Guitarsにて撮影)

2017年4月26日 (水)

J:COM PRESENTS GRANRODEO limited SHOW

2月に7枚目のアルバム『Pierrot Dancin'』をリリースしたGRANRODEO。
発売記念のミニ・ライブとJ:COM主催のコンサートが開かれ、後者にお邪魔させて頂いた。
今日はそのレポート。
ところで、「ピエロ」という言葉は英語圏では通じないって知ってた?
イヤ、正確に言うと、外人と「ピエロ」の話などしたことがないので「通じないらしい」ということになるんだけど、英語には「clown」という言葉があるのでフランス語の「pierrot」は使われないらしい。
同じ「クラウン」でも王冠の方は「crown」ね、「r」。
ジャズでは『The Clown』なんてCharles Mingusの名盤があるので、気になる人は『Pierrot Damcin'』の後の聴いてみて!
ハード・ロックの本当の原型をそこで聴くことができる。

10cdこのコンサートが開催されたのは3月1日のこと。
昨日Marshall Blogでレポートした通り、この日はe-ZUKAさんの誕生日が近いことから、ロビーにはファンから贈られた誕生日を祝う凝った装飾が施された花が飾られていた。

20vスゲエ!
見て、このプレート…DSLになってる。GRANRODEOだけに「モウたまらん!」
れいなちゃん、よしのちゃん、この記事見てくれてるかな?

30さて、今回のステージ。

40当然、Marshallがズラリ。

50コチラ上手のMarshall。
e-ZUKAさんが一番奥のMarshallを使っている。JCM2000 DSL50だ。

60足元のようす。
Marshall純正のフットスイッチPEDL-10001が入っているところがうれしかったりする。

70出番を待つe-ZUKAさんの愛器たち。
全部使われるでね。

80冒頭に書いたように、この日は『「Pierrot Dancin'」リリース記念ミニライブ』というマチネーがあった。
そちらは同アルバムの曲だけを7つ演奏するというショウケース・ステージだった。
夜はJ:COMが主催する『GRANRODEO limited SHOW』。コチラは新旧の曲を取り交ぜてのコンサートだ。

90KISHOW(谷山紀章)100ve-ZUKA(飯塚昌明)

110v瀧田イサム

120vそして、新サポート・メンバーのSHiN

130v会場のZepp Diver Cityはチョー満員。

140ものすごい熱気の中で最初に飛び出した曲は「TRASH CANDY」。

150タイトなドライビング・チューン。
アニメ『文豪ストレイドックス』の主題歌。
セカンド・コーラスの前でバキっと転調しているように聞こえるが、ファースト・コーラスのサビで知らない間に転調していて、実はキーを元に戻しているというトリック。
「ストレイ・ドック」といえば、1973年にデビューした英米混合のトリオ・バンドでStray Dogというのがいてね、「Fasten your seat belt!」と大ゲサに始まるハードなロックがメッチャかっこよかった。
このコンサートもまさに「Fasten your seat belt」級の滑り出しだ。

160v_sm見て、この盛り上がりよう!

170vそれもそのはず、矢継ぎ早に飛び出してきたのは「シャニムニ」!

180さらに「Can Do」をカマしてきた!

190vホップ・ステップ・ジャンプなんてもんじゃなくて、完全にジャンプ・ジャンプ・ジャンプだ~!

200vアタマっからコレもん!!

185

3曲終えたところでステージ下手からJ:COMのイメージ・キャラクター、ZAQ(ざっくぅ)が登場!

210「デカくてコワい」とか「実は中に人が入っていない」とか、GRANRODEOの二人にイジられまくられていたげど大丈夫。
だってZAQはずっと(Z)、安心(A)の、クォリティ(Q)だから。
大学翻訳センター(DHC)みたいやね。

220MCでは昨日レポートしたサプライズ・バースデー・パーティのことにも触れたe-ZUKAさん。
爆笑トークで今日も舌好調!

225vギターを持ち替えて(ココですでに三本目)、ニューアルバムのタイトル・チューン「Pierrot Dancin'」。
カッコいい~!
ホントにStray Dogみたいだな~。
「♪ワッハッハ」がメッチャ印象的!

S41a0274 同じくニュー・アルバムから「ナミダバナ」。
和風で始まるスピード・チューン。こういう「和」のテイストもGRANRODEOの特徴だ。

240_nbMCをはさんで『Pierrot Dancin'』から「キミにone way love」。

250_kowlミディアム・テンポのポップ・チューン。
いい曲だな。
それでも7/4拍子を差し込んだりして工夫を凝らしているところがe-ZUKAさんらしい。
それとAb7のガツンとした響き…いいんだよな~、こういうのって。

260vここのセクションではニュー・アルバムのレパートリーに旧作をシレっとハサミ込んで来た。
「SUPERNOVA」。

270勝手知ったるナンバーで尚一層盛り上がっちゃうの。

280vところどころに登場するe-ZUKAさんのツボを得たソロが心地よい。
もっと聴きたいんだけど、弾かない。
余計なソロは一切弾かない。
「何も足さない、何も引かない」…まるで良質のウイスキーだ。
本当に何も弾かないジョン・ケージの「4分33秒」という曲もあるにはあるが…。

290リズム隊も絶好調!

300v新ドラマーのSHiNさんも早くもバンドに溶け込み自然体で大熱演!

310v続けて「Passion」。

320でもね、言おうか?
実は新旧関係なく、ニュー・アルバムの曲も大合唱だったのよ。コレには結構驚いた。
『Pierrot Dancin'』がリリースされてからひと月弱の間、皆さんヘビロテだったに違いない。

330で、また新作から「Fake lover's true heart」。

340vそしてもう一発「FAT SHAPER」。
ホント、皆さん新しい曲でもイントロだけで大歓声。ロデオ組の予習のスゴさったらない。
小学校の時、「予習と復習、どっちが大事か?」なんてよく聞いたな~。
答えは「予習」だという。
自分で予め勉強して、わからなかったところを授業で理解する…そんなヤツいないって!
少なくとも自分はやったことないし、周りにもそんなヤツはいなかったよ。
授業なんて聴かないのが当たり前だったもん。
だから今マーブロ書いてる。もし予習して、授業をチャンと聴いていたら今頃は……どうなってただろうね?
とにかく今日のお客さんはGRAN優等生だ!
430v
そして、最終セクションに差し掛かる。
MCで「今日はアコースティック・セットがないから休めないね!」なんて言っていたが、ま、アレも休んでいるワケではないんでしょうが、今回のスピード感はホントにスゴイ。

350v最初っから最後まで全力疾走だもん!
370v
これまたイントロのSEで客席が大爆発!
「ROSE HIP-BULLET」だ!
360v
自分で自分の頭が少しおかしいんじゃないかと思うんだけど、この曲のイントロを聴くとPat Methenyの「Phase Dance」を思い出す。
でもDeep Purpleの「Burn」の名リフのヒントがGeorge Gershwinの「Fascinating Rhythm」だとかいうからね。
e-ZUKAさんのことだからPat Methenyもありかも…。
だからGRANRODEOはおもしろい!

S41a0359 この最後のセクションではおなじみの人気ノリノリ・ナンバーで構成され、みんなで真っ白な灰になろうという趣向だからもう大騒ぎ!

380v「カナリヤ」が続いて…
420v

「日常ホライズン」。

400そして「modern strange cowboy」で本編の幕を閉じた…といつもなら〆るところところだけど、もう一曲。

410昨年の11月にリリースしたシングル、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期エンディング主題歌「少年の果て」で本編の幕を下ろした。

390v

好調にブッ飛ばすGRANRODEO。
3月22日にも『劇場版 黒子のバスケ LAST GAME』主題歌の「Glorious days」をシングル・リリースした。
左がDVDが付いた初回限定盤。右がCDだけの通常盤。

Original

Standardさて、お待ちかねのアンコール。

440まずは「Once & Forever」。
455
アンコールとは思えないみなぎるパワー!
450v
もう一曲は「Punky  Funky Love」。

460

全編17曲。
ホント、アッという間だったな~。

480vどの場面も見逃すことのできない「ロック・シーン」の連続。

490今回はダンサーもファイヤー・ホーンズもなし。
ZAQくん(ちゃん?)が出てきたぐらい。
Gナンバーものの豪華絢爛さとは違った味わいの、ピュアなGRANRODEOのステージとなった。
今の時代にあって、「音楽を聴かせるロック・コンサート」としては最高峰のモノであると断言したい。
446
そして最後。
KISHOWさん、〆のひとっ飛びお願いします!
キマった~!

500

GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

510(一部敬称略 2017年3月1日 Zepp Diver Cityにて撮影)

2017年4月21日 (金)

Loud Vibration~D_DriveとStrange,Beautiful and Loudのダブル・ヘッドライナー

D_Driveと…

10_2

Strange,Beautiful and Loudのダブル・ヘッドライナー。

15いきなり場面が変わって登場した冴えないオッサンはワタシ。
向かって右の信号の後方の馬に乗った銅像に注目。
場所は、ロンドンはトラファルガー広場。

20vそしてコチラはマンハッタンはコロンバス・サークル。
私が手を振っているのが見えるかな?←ああ、探さない、探さない…ウソです。
セントラルパークの南端の59丁目とブロードウェイが交差しているところ。
ああ、久しぶりにニューヨーク行きたいな~。
この二つの共通点は何か…。

30答えはコレ。

40今ならコレ。
ロンドンやニューヨークや東京からの距離程の起点となる場所だ。

50そして、この日本橋から千葉市中央区を結ぶ道路が国道14号線。
今日はその「国道14号線」を店名にした本八幡のライブハウス「ROUTE FOURTEEN」からお送りする。
Marshall Blogで取り扱うのは二回目のライブハウス。
小田原に国道1号線にちなんだ「ROUTE 1」というお店があるので、いつかそこで取材をするようなことになれば同じことをやるので、マーブロ読者の皆様は覚悟しておいて頂きたい。

60_14最初にステージに上がったのはStrange,Beautiful and Loud(以下、「SBL」))の三人。
三宅庸介

70v三宅さんはいつものJVM210Hと1960BV。

80v山本征史

90vヘッドは1992 SUPER BASS。
キャビネットは型番不明。

100v征史さん、今回はこんなモノを用意。
昔はこういうのゴロゴロしてたんだけどね~。
今の若い人たちは想像もできないだろうけど、私が若い頃はディレイなんてなかった。
もっと言うと、「ディレイ」なんていう言葉も一般的ではなかった。
そういったエコー系のエフェクターはせいぜい「リバーブ」ぐらい。それもアンプに内蔵されているヤツね。
やまびこ効果を得るにはこうしたテープ・エコーをゲットするしかなかった。
コレが高くてね~。
とても高校生なんかが気軽に買えるシロモノではなかった。
そこへ出てきたのが「アナログ・ディレイ」っていったっけか?テープの入っていないエコー。
アレはビックリしたナァ。
その頃はまだサイズが結構デカくて、音もすこぶる悪かった。
それが今ではスッカリ小さく安くなっちゃって…。
私は下の写真の上の機種を持っていて、自転車の荷台にくくり付けてスタジオへ運んだものだった。
40年近く前の話。「若い」ってのはすごいバイタリティだよね。

110金光健司

120v今日のNATALはブビンガ。
残念ながらブビンガのキットはもう製造していない。
狙っていた方、ゴメンなさい!
ウォルナットの製造は継続しています。

130一曲目は「mani」。
あらま、珍しい。

140vドッシリとしたへヴィ・ワルツでまずは雰囲気を作る。

150ウワ~、輪郭のハッキリしたブビンガのサウンドが聴いていてとても気持ちがよい。
ただし、SBLのセカンド・アルバム、『Orchestral Supreme』の中でこの曲のレコーディングで使われているのはバーチのキットだ。

160征史さんの1992とプレシジョンの組み合わせによるベース・サウンドもSBLの魅力のひとつ。

170vギター・ソロ。
まずは小手調べといったところか…ま、三宅さんの小手調べは他の人のハイライトぐらいの凄みがあるけどね。
190v
SBLにとって千葉での演奏は初めてとのこと。
三宅さん個人は25年前にcircusmindというバンドで出演したことがあるのだそうだ。
「Little Wing」か…。
「circus mind」はいいけど、あるパフォーマンスを指して「circus production」なんて言うのは大変な侮辱になるので要注意。
ちなみにPiccadilly CircusとかOxford Circusとか、ロンドンの地名に出てくるcircusはcircleということ。
25年ぶりということで、三宅さんすごくなつかしそうに…特にしてはいなかった。
この日、マイっちゃったんだよね…というのは、カメラ一式家に置いて出てきちゃったのですよ。
「あ!カメラ忘れちゃった!」と現場で三宅さんに告げると、「いいですよ、いいですよ、タマにはユックリ観るだけでもいいじゃないですか」と優しく言ってくれるかと思ったらさにあらず…。
「帰って取って来ます…」と言うと、「ハイ」とのお答え。
そして、私はこうして撮影したんだとサ。
あ~あ~、おかげさまでいいのが撮れましたよ~だ!
ま、自分が悪いんだけど。

180二曲目は「devil」。

200まだレコーディングされていない新しめの曲だが最近の三宅さんのステージでは欠かすことのできない人気曲。

210v続けていつもはオープニングに配置されることが多い人気曲の「if」。
前半のクライマックス。

220vやっぱこの曲は聴いてる方も燃えるね!そういう意味ではアタマではなくてこうして真ん中で演るのもいいかも?
Marshall GALAの時も大好評だった。

230vさらに「murt'n akush」。
アラアラ、「devil」、「if」、「murt'n akush」と来たら、天ぷら(エビ)にトンカツ(ロース)、続けて焼肉(カルビ中心)を頂くようなものです。

240後半は「bloom」、「petal」、「virtue」と大人タイム。
コレが三宅さんのやり方だ。
始めチョロチョロと出ていた火が徐々に大火事になっているくような…最後の「virtue」の後半のギター・ソロはショウの中での最大の聴きどころだろう。
こんなの他に演っている人は日本で他にいないんじゃない?
先ごろAllan Holdworthが亡くなり、Marshall Blogで追悼文を掲載した。そこに書いた通り、私は中学生の時からHoldsworthが好きでずいぶん追いかけた。
始めはあの速弾きにあこがれたが、段々音楽がわかるようになってくると、Holdsworthの本当のスゴさはギターを演奏する技術にあるのではなく、彼の音楽の独自性にあるということに気が付いた。
ギターのテクニックはその音楽のためのモノであることも後になって理解した。
音楽は曲芸や鬱憤晴らしをするものではないのだ。
日本にはHoldsworthのようなタイプのアーティストってのが出て来にくいね~。
三宅さんは間違いなくご謙遜するであろうが、「誰も演らない自分だけの音楽づくりに身を捧げる」という姿勢で音楽に取り組んでいるということに関してはHoldsworthと相通ずるところを感じる。
だからしょっちゅうMarshall Blogにご登場いただいている。
曲に関して言えば、正直、Holdsworthのモノより三宅さんの曲の方がカッコいいと思ってる。

250vStrange,Beautiful and Loudの詳しい情報はコチラ⇒三宅庸介facebook

260続いて…「Hyper Driving High」でD_Driveがステージに上がる。

270Seiji

280vSeijiさんはJCM2000 DSL100ECと1960AX。
このキャビ、中身は違うスピーカーが入っているのかとも思っていたが、正真正銘のCelestion G12M-25 Greenbackだったことが判明。
すなわち1960AX。

290Yuki

300vYukiちゃんもいつものJCM2000 TSL100と1960A。

310Shimataro

320vShimaちゃんも愛用のEDEN WT-800を持ち込んだ。

330ドラムはChiiko。

340vD_Driveはもうこのお店の常連さんだからして勝手知ったるところですわな。

350Seijiさんがハデに足をクジいたのもココ。
お立ち台から降りるときにグキってやっちゃったんだって。
その足もよくなったと思ったら、今はアバラ骨と格闘中だそうだ。
アレ、痛ぇんだよね~。
私も酔っぱらってイスのヒジ掛けに脇腹を強打してヒビを入れてみたことがあるけど、何せもうクシャミなんか出ようもんなら一大決心をしてからでないとマズイ。
しかもアレって治療のしようがないんだよね。とにかく骨がくっつくのを待つより仕方ない。
がんばれSeijiさん!

360vSBLもそうだけど、このD_Driveも替えのきかない稀有なチームだ。
男女二人ずつ混合のインストゥルメンタル・へヴィ・メタル・バンドなんて世界のどこを探しても他にないだろう。
そりゃ世界中くまなく探せば出てくるかも知れないけど、珍しいことだけは確か。
とにかくミュージシャンの方々には誰ももやらないことにドンドン挑戦してもらいたいナァ。
「コレは!」と思えばMarshall Blogは応援しますよ~。
あ、もちろんMarshallのファミリー商品を使ってきゃダメよ。
「結局それじゃん!」って?そりゃそうだよ~、宣伝だもん。
でも、ウチはちょいと違うよ、私みたいな音楽バカがやってるから。

370vリズム隊の二人に注目!
この写真、すごく気に入ってるのだ。
うまく撮れた。
カメラを取りに帰った甲斐があったというものだ。

380続いてアルバム『R』から「Advance and Attack」。

390「M16」でアタマ三曲を続けてぶっ放す!

400MCをはさんで新しいシングルから「Shape of Your Life」。
Yukiちゃんがお姉さんに捧げた作品。

410「Runaway Boy」が好き。
一番最初に聴いたD_Driveの曲だから。

420ガンガン行っちゃう今日のステージ。
その新しいシングルから「The Lat Revenge」。

430v何となくどのハコにも「攻略法」みたいなものがあって、ココに出慣れているD_Driveはその攻略法をガッチリ実践しているような感じがする。
私にはその攻略法はわからないが、よく行くライブハウスの照明、それと近隣の駐車場とうまいもの屋はバッチリと攻略してるぞ!(ココはまだ2回目なので無案内)
皆さん、うまいもの屋がないところのハコにはあんまり出演しないようにしてくださいね。

440「Mr. Rat Boots」…
490v
「Attraction 4D」…

470v
「Cassis Orange」…と新旧を取り交ぜたD_Numberが怒涛のように押し寄せる~!
480v
しかし、NATALって音がいいな~。
上に書いたように残念ながらこのブビンガは今のところもう入手できないが、音の傾向はメイプル、バーチ、アッシュと共通だ。
とにかくよ~鳴る!
ドラム・キットを買い換え、買い増しご検討中の方にはこの大英帝国が誇るドラム・ブランド、NATALを選択肢のひとつに加えて頂くことをおススメする。

510v
D_Driveの持ち時間もいよいよ残りわずか!

460きっと後半のクライマックスで出てくる「Russian Roulette」。

500v

Seijiさんの弾くリフが鮮やかにキマる!
この時はアバラ折れてないから!
でもまだ足がしんどかった。

520v「Screw Driver」…

530v「Over REV」ときて終わり!
12曲…スゲエ勢いだったな~。
しかし、どうでもいいけど、ココ、ものすごく音がデカいな~。
こんなにデカかったかな?
Marqueeみたいに建物が動いちゃいそうだよ。

540vD_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site

550アンコールのセッションはD_Driveに単身三宅さんが加わるスタイル。
ところで、三宅さんがMCで触れてくれたんだけど、SBLとD_Driveが同じステージに立つのはMarshall GALAが初めてのことだったのね。
そのMarshall GALAは2016年の3月6日の開催。
そして、このライブが2017年3月5日の開催。
スゴクね?

560ナニを演るのかと思ったら、ナゼかクレイジー・ケン・バンドの「泣き虫装置」って曲。
え、違うの?

570ナニ?…コレSteve Vaiの曲なの?
しかも本当の曲名は「The Crying Machine」っていうの?どっかで聴いた名前だ。
え、「ジジイはSteve Vaiなんか知らないんだろう」って?
580
冗談言っちゃイケね~よ。
こちとら大のZappaフリークだぜ。
Steve VaiがZappaのところでStunt Guitarやってる時から知ってんだい!
『Shut Up 'n Play Yer Guitar』の頃だから1981年ぐらいだな。
私がSteve Vaiの名前を知った頃にまだ生まれていないマーブロ・読者もいるんじゃない?
その後すっかりスターになっちゃって…。
一応こんなのも持ってるんだよ。
10インチ盤って持ってるだけでナンカうれしいよね。
でもこの曲は知らなかったので大いに驚いた。
こういう感覚がまたすごく受けるんだろうね。30年以上聴いていないけど、確か下のアルバムでは必死にZappaのマネッコをしているんだよね。

30r4a2375ソロ回しの儀が盛大に執り行われたことに触れるまでもない。590v

600v

610超大爆音の中、すべてのプログラムが終了。
楽しかったね~!
ああ、耳がチョットCryingだわ。

620<オマケ>
D_Driveも愛用しているMarshall HEADPHONES。

2img_0752そのポップ・アップ・ストアが今新宿髙島屋に設置されている。
新宿にお越しの際にはゼヒお寄り下され!


詳しくはコチラ⇒Marshall HEADPHONES~音のあるくらし

0r4a23221965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2017年3月5日 本八幡ROUTE FOURTEENにて撮影)

2017年4月19日 (水)

WITHIN~NAKED MACHINE、KRUSHGROOVE、YouRaw

自分のアタマが悪いことは百も二百も承知した上での話。
でも、誰しもどうしても覚えられないことってあるじゃない?
私の場合、英語に関して言うと、ひとつは「lay」という単語。
意味は「横たえる」という他動詞。コレがlay-laid-laidと時制変化をして、現在分詞がlaying。
これだけなら何ら問題はない。
不規則に時制変化する動詞にビビっていたら英語なんて到底勉強できない。
厄介なのは、相棒に「lie」なる「横たわる」という意味の自動詞があって、コイツがlie-lay-leinと変化して、現在分詞がlyingとなりやがる。
さらにArgentやThree Dog NightやQueenの「Lier」という曲でおなじみの、「ウソをつく」という動詞の「lie」という裏ワザまで持っていやがる。Steely Danにもいあるね。
こちらはlie-lied-liedと規則変化する。
この中で一番使うのは「横たわる」の「lie」かナァ?
何しろ頭がこんがらがっちゃって、いつまでたっても正しく使うことができない。
さ、今日のMarshall Blog、間違いなくこのあたりで読者が半分になったな。
でも、もう一個やるよ。
それはね、「ロー」なんですよ、「ロー」。
日本語で書くとせいぜい「ロー」か「ロウ」の二通りだけど、英語の「ロー」はすこぶる厄介なんだな~。
こちらは名詞か形容詞なので覚えやすそうなんだけど、それがなかなか覚えられないときてる。
やってみようか?
まずは<L>チーム。
law : 法律
low : 低い
次に<R>チーム。
raw : 生の 
row : 列 
ま、本当のことを言うと、「low」と「law」は確実に覚えているのね。
で、「連続で」という意味の熟語に「in a row」というのがあって、結構よく使うんだけど、「生」か「列」かでいつも悩んでしまうのですよ。
ちなみに同じ音で「roe」というのもあって、コレは「魚の卵」という意味。
厄介なのは発音。
会話の前後があるので意味を取り違えることは実戦の会話の中ではあり得ないんだけど、我々英語学習者の耳にはよっぽど意識をしていないとすべて「ロー」と同じに聞こえる。
ネイティブさんは三歳の子供でももちろんこれらをすべて正確に聞き分けることができる。
日本人も昔は「じ」と「ぢ」の発音を使い分けることができたというが、今コレができるのはヒサヤ大黒堂の社員の方々だけだ…ウソです。
ちなみに「row」は映画『ウッドストック』にも出てくる通り、「漕ぐ」という動詞や、「騒々しいケンカ」という意味もある。
あ~、ややこしい~!
ココまで完全に今日は読者を失ったかも知れんな。
  
さて、なんだってこんなややこしい話をしたのかというと、目黒鹿鳴館でシリーズで展開しているイベント、『WITHIN』に登場したバンドさんのひとつがこの話題に大きく関わっているからなのだ。
この日、三つのバンドが登場したが、そのトップバッターがYouRaw。
ハイ、上を見てください、。
「R」チームの「a」の「raw」は「生の」という意味。
バンド名の由来は存じ上げませんが、こういうことがあると今までどうしても入ってこなかったことがスンナリ頭に刻まれて覚えることができたりしちゃうんだよね。

10シンガーのMasa Oryu

20vギターはH TsunagaとT Nakata。

30

40vベースはShogo Kimura。

50vドラムのRyu Usuki。

60vこういうロックはいいナァ。

70AOM(Adult Oriented Metal)を標榜するツイン・リードを前面に押し出したハードロック。

80やっぱりこういうロックにはMarshallのギター・サウンドが欠かせませんな。

3img_0298 そして、You Raw恐るべし!ものスゴイ動員力でフロアはパンパン!

100v飛び切りイキの良い正統派ハードロックで冒頭からイベントを盛り上げた

S41a0044 リズム隊の二人がかなりお若いようだったが、新旧の交流は大歓迎だ。
若い人たちをジャンジャン取り込んで正統なロックを確実に次世代伝承していって頂きたいと願っている。
  
YouRawの詳しい情報はコチラ⇒Official facebook

110続いての登場はKrushgroove。

120Tetsuya Horie

130vKoutarou "TOMMY" Tominaga
220v
Etsuo Ishikawa

150vYasuo Nagai

160vところで、今日ステージに上がっているMarshall。
時々こうしてAキャビを横にして「Bキャビもどき」で使う人がいるが、二つ積んでいるのは初めて見たな。
コレも日本人の生活の知恵でしてね。
海外のミュージシャンがやっているのを私は見たことがない。この写真をMarshallの連中に見せたらビックリしていた。
AキャビとBキャビの音の違いは、形やスピーカーの取り付けの向きもさることながら、質量の違いが大きい。

180vそして、この上に載っている2203のオーナーはTominagaさん。

3s41a0159
シリアルを見ると1977年製のもの。
JCM800シリーズ以前、いわゆるJMP時代の2203。
「2203」の定義は「100Wのマスター・ボリュームつき、2インプット」。
裏ブタは自家製。
本当に最近まで知らなかったんだけど、2203はこのJMPスタイル、すなわちセンター・コントロール・パネルにフロント・パネルを横切るホワイト・パイピングのモデルが最初かと思っていたら違うのね。
つまり一番最初、マスター・ボリュームのモデルを開発した1976年にはビンテージ・コスメティック(今の1959SLPみたいなヤツ)の2203を作っていたのだ。

190コレがその実物。コレで2203。

3s41a0009 Krushgrooveは今年で結成26年!
ハードでグルービーなロックサウンドをクリエイトすることを是としているが、まさにその通り。

3img_0325 Tetsuyaさんの歌を前面に押し出したメンバー全員が一丸となった演奏は実に気持ちの良い、楽しいものだった。
26年…スゴイ!
210v
Krushgrooveの詳しい情報はコチラ⇒Official facebook

230そしてヘッドライナーが登場。

240_2NAKED MACHINE!

250KAN

260v里村 源多朗

270v杉浦智和

280v峯村武憲

290v石川達也

300vオープニングは「Evil eyes」。

310堰を切ったように一気に押し寄せてくるメタルの土石流!

S41a0225 その響きはあくまでも「正統派」…しれがネイキッド流!

330二曲目は「To the Top」。

340一曲目同様にまっすぐの剛速球。
投げた音玉が曲がる気配が全くない。曲がりもしなければ落ちもしない。

350源ちゃんのソロが冴えわたる。
厳格なソロだ。
そう、源ちゃんのプレイには他人の意見など絶対に寄せ付けない孤高の厳しさを感じる。

360vその源ちゃんのプレイを下手で支えているギター・サウンドもMarshall。
杉浦さんはリズム・ギターでガッチリ!
380v
続けて「Chained Mystery」。
「待ってました」感のテンションが落ちない客席。すごい盛り上がりようだ!

370そして、NAKED MACHINEのステージの見せ場のひとつ…源ちゃんのア・カペラ・ギター・ソロ。

400v_2 出す音ひとつひとつに重みを感じさせるプレイだ。

Img_0465 今年2月に7年半ぶりにリリースしたセカンド・ソロ・アルバム『PAIN OF CREATION』も大好評だ。
415cd
トリッキーなワザを組み込むワケでもなく、ここでも源ちゃんの質実剛健さが発揮されたプレイを見せてくれた。
もちろん割れんばかりの喝采!

410v持ち時間が少ないのでサッサとセットリストの駒を進めるよ…「Standing alone」。

430v半分ネイキッドで熱演を繰り広げている達也くん。
460v
ドラムはNATAL。
おかげさまで「NATAL」の名もだいぶ浸透してきましたよ~!
日本語のウェブサイトもありゃせんのに本当にありがたいことで…。
それもこれも達也くんのようなNATALアンバサダー、すなわちNATALをお使い頂いているドラマーの皆さんのおかげ。
450v
こんなに後からやって来て、どこへ出しても「音がいい!」とホメられて…幸せなヤツですNATALは。
Marshallファミリーのドラ息子、焦らずジックリ取り組んでいきたいと思っている。
ドラム・キットの買い替え、買い増しをご検討のドラマーさんには選択肢のひとつにゼヒ加えて頂きたいと思う。
200
今月はじめにNAKED MACHINEも出演した自身のバースデイ・コンサートで32曲を叩ききった達也くん。
もちろんドラム・キットはNATALだったワケだが、終演後こんなことを言ってくれた。
「NATALでなければ32曲、とてももちませんでした!」
NATALのキットはとてもよく鳴ってくれるので力を入れる必要がなかったというのだ。
ま、下の写真はどう見ても力が入っているようだけど…もちろん力を入れたら入れたなりのパフォーマンスを返してくれる。
440v
名曲「Eternal Moon」。
この曲、一度聴いただけでバッチリ頭に入った。上に記した達也くんのコンサートでも演奏したんだけど、もうメロディが頭の中から出てきたんよ。
こんなことを思うのは私だけだろうから無視してもらって構わないんだけど、Al Di Meolaの「Race with Devil on Spanish Highway」のメロディを感じてしまうんだな。
それもあって、ものスゴく親近感を覚えるのだ。
そういうのを「名曲」と呼ぶ。
またね、魅力的な声でカッチリと歌うKANちゃんがいいんだ~。
420
源ちゃんはいつもは1959派。
普段から寡黙な源ちゃんにはやはり硬派な魅力に横溢しているな。
「言いたいことはオレの指が言ってくれる」…コレはリッチーのセリフだっけ?それが源ちゃん。

470v本編を締めくくったのは「Fight to Survive」。

480全部で6曲と短いステージではあったが、写真を見ての通り…

490「五人六脚」とでも言いたくなるような完璧なまでの一体感が素晴らしい!

500vハードロック、へヴィメタルのコアの部分を受け継いでいってくれるチームであることは間違いない。

510vアンコールに応えて「Walk Don't Run」ですべての演目を終了した。

520v来る5月27日には同じくココ目黒鹿鳴館で『NAKED MACHINE presents 源多朗生誕祭』なるイベントが開催されるのでそれも楽しみだ!

NAKED NACHINEの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIALWEBSITE

5301965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2017年3月4日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2017年4月11日 (火)

【春のオガンちゃん祭り 2017】 Tomi-Iso Blues Dogs 士農工商犬ブルースマン

【春のオガンちゃんまつり 2017】の最終回は久々の高円寺JIROKICHI。
在米ブルース・シンガー/ギタリスト、Tomi Isobeの登場だ。
JIROKICHIは1975年のオープン。
創業40余年の老舗ライブハウスだ。
ところが私はほとんど来たことがなくて、初めてお邪魔したのはChris DuarteのバックをSavoy Truffleが務めた時のことだから、さほど昔ではない。
考えてみると、初めての時もオガンちゃんだったんだな。
Marshallという商品のキャラクターから、この仕事についてからもお邪魔することがなかった。
正直、今回が人生で3回目か4回目…多分3回目。

10…ってんで、以前は楽屋にも入ったことがなかった。
そして、今回楽屋にお邪魔させてもらって「おお~!」ということになった。
それは壁に飾ってある歴史的なポスターたち。
『生聞』!
残念ながらポスターには開催年が記していないので、いつのコンサートなのかは正確にはわからないが、憂歌団の名ライブ盤、『生聞59分』がリリースされたのが1977年のことだからその近辺だったのだろう。
ちなみにこのアルバムをリリースしたレーベルはSHOWBOAT。おもしろくない?東京エリアの人以外にはピンとこないか…。
高円寺つながりね。そして、高円寺といえば、ウチは「太陽」の煮干しラーメンか「天すけ」の天ぷら定食卵つき。
最近は「セルフ焼肉」とかいうのも登場して話題を呼んでいるようだ。
「渡辺貞夫とのクロス・サウンド!」なんて書いてある。
4:30開場で6:00開演っていうのがスゴイな。
不幸にも塩次さんは亡くなられてしまったが、他は今でもバリバリと精力的に活動を続けている方々ばかり。
その40年前の演奏…さぞかしスゴかっただろうな。

20vこんな憂歌団のパネルも。京都のサーカス・サーカスの時の写真なのかな?
調べてみるとサーカス・サーカスも1975年のオープンだったそうだ。
まだお店がある時分に二度ほどバンドで京都へ行ったが残念ながらお邪魔したことはなかった。
で、ヨソさんのウェブサイトを拝見すると、このい店は終演後「反省会」というものがあって、お店のマスターからバンドの演奏に関して気になるところをズバズバ注意されていたらしい。
つまり、お店の人も真剣にバンドの演奏を見ていたんだろうね。
とにかく今はライブハウスが多すぎるって!
私の感覚では1/50ぐらいに減らしていいのではないかと思っている。
そうすればチョットやそっとじゃライブハウスに出れなくなって「すこしでもいい音楽を作ろう」とか「他のバンドと違うことをやろう」とかいう風潮が強まって音楽がよりよいモノになるのではなかろうか?
そうすればミュージシャンの地位も上がるし。
我々が高校の頃はライブハウスに出演できるなんていうのは、「成功」の部類だったからね。
今は「どこそこに出ている」なんて聞いても何の驚きもないし、そもそも毎日のようにライブハウスができるのでもうサッパリわからん!
ヘタすりゃ武道館で演奏することもさして凄みがなくなって来てるような気がするもんね。
以前にも書いたけど、ラジオを聴いていてブッたまげたことがあった。
バンドは誰だったか忘れてしまったが、ひと通り成功を収めているようで、こんなことを言っていた。
「ボクらがココまでこれたのは、まだロクに演奏できないうちからステージに上がらせてくれた○○というライブハウスのおかげです」
ハ?
The Shaggsか?
「演奏できないうちからステージに上がる」って一体どういうことなのでしょうかッ?
ま、私はそんなのおかしいと思うけどね。観客からお金を取るんでしょうに…。
いくら成功したとしてもそんなの一時的なもので、ナニひとつ音楽的な業績を残すことはないでしょう。

80
このポスターも年が載っていないのでいつのものかわからないが、この年の3月に出演者していたのは…
鈴木茂グループ/エド+シバ/ミッキー吉野グループ/水橋孝/友部正人/渡辺貞夫/金子マリ/
上田正樹とサウス・トゥ・サウス(3日)/大友義雄/本田竹広
…となっている。
ジャズの人が多かったんだね~。

40v20周年記念月間のポスター。1994年とある。
上に記した通り、モノの本によると、オープンは1975年2月となっているので、少し早めに記念したのかな?
ボ・ガンボスに始まって、金子マリ、ムッシュかまやつ、上々颱風、峰厚介、木村充輝+渋谷毅、シナロケ、増尾好秋、山下洋輔、ウエストロード、香津美さんも出演している。
そして締めくくりはNATIVE SONというすごいラインナップ!
このまだ音楽が熱かった時代は一体どこへ行ったんだ?

30v

2000年2月の25周年記念月間。
20周年の時と比較的似たラインナップ。

70v

30周年記念月間。

50v35周年記念月間。
マリさんとか木村さんとかズ~っと参加し続けている方が少なからずいらっしゃるところがスゴイね。

60vそして、今日のポスターがコレ。
「士農工商犬ブルースマン」だって!
ブルースマンの地位は犬より低いということらしい…そんな!
あ、Marshall Blogでは「ブルーズ」という表記を使いません。ミスタイプではないのであしからず。
最近、井上ひさしの本で読んだのだが、「士農工商」といったって、江戸時代のお百姓さんのイジメられようたるや、それはそれは悲惨なモノだったらしい。
なんだかんだ言っては厳しい年貢を課し、そこからまた搾取が繰り返されるという…ま、今も似たようなことが一般市民に向けて形を変えて行われているワケだけど、時に名前は忘れちゃったけど、将軍様に収める米を作る天領の農家は地獄だったという。
何しろ、規定があって、米一俵の中に傷んだコメが数粒以上入っていたらハイもうおしまい。
コレは持ち回り制になっているが、当番に当たった天領の農家は、村人が総出で米を一粒ずつチェックしたというのだ。
でも、こうした米農家より悲惨なお百姓さんがいたのだそうだ。
それは「藍百姓(あいびゃくしょう)」といって、あの青い染料を作る農家のこと。
英語で言えば「インディゴ」なんてカッコいいけど、あの藍を作る農家の生活の辛さは米農家をしのぐ想像を絶するものだったらしい。
興味のある人は井上ひさしの伊能忠敬の伝記『四千万歩の男』をご一読あれ。

90vハワイ在住の日本人ブルース・マン、Tomi Isobeの日本ツアー16本。
その前半の東京公演のうちのひとつのレポートが今日のMarshall Blogだ。

100Tomi Isobe

110小笠原義弘
230v
Marshall Blogでは珍しいリハーサル時のショット。
2img_0019 オガンちゃんの後ろはEDEN。

120先代のフラッグシップ・モデル、WT-800と4x12"キャビネット、D410XST。

130v足元のようす。

140小野秀夫
ツアー中、ドラムスは公演によってはロジャーさんが担当した。

150v稲葉政裕

160vコレもリハーサル時のショット。

2img_0018 稲葉さんが使用するMarshallはASTORIA CLASSIC。抹茶くん。
ASTORIA CLASSICは「私がいい音を出しますから、お好きなエフェクターで安心してギター・サウンドをアナタ色に染めてくださらないこと?」。
そんな高貴なマダムがASTORIA CLASSIC。

170今日、稲葉さん色にASTORIAを染め上げるツールはコレ。

180アメリカ在住のIsobeさんの人生を音楽で語り上げていこうというご自身でも初の試み。
スタートは寒い寒いシカゴ。
シカゴと言えば『お熱いのがお好き(Some Like It Hot)』。もう死ぬほど好きな映画。
あれは殺人事件を目撃したミュージシャン、ベーシストのジャック・レモンとサキソフォニストのトニー・カーティスが女装をしてフロリダへ逃げる話。モンローがメチャクチャ可愛かった。
「Nobody's perfect」という最後のセリフはアメリカ映画の名セリフ100選の48位に選ばれているらしい。
挿入歌「Bye Bye Baby」はジャズ・スタンダードにもなっているし、Barney Kesselは『Some Like It Hot』というジャズ・アルバムを作っている。
「Windy City」の愛称で知られるシカゴってのは寒いんだってね~。
しばらく住んでいた家内の友人から聞いた話では、厳冬期には外出禁止令が出るとか…。無防備に外に出て冷気を吸い込むと肺が凍って死んじゃうんだって!
私は暑いところだったら寒いところの方がいいけど、さすがにそれはチョット…。

190TomiさんのシカゴはLAに向かう国道66号線の起点。
そう、歌うは「Route66」。

200vTomiさんが向かうのはココ。
サンタモニカにあるRoute66の西の終点だ。
以前『名所めぐり』で紹介したので興味のある方はコチラをどうぞ⇒【イギリス-ロック名所めぐり <番外編>】マーブロ聖林へ行く~Mar-Blo Goes to Hollywood <後編>

800 今日の稲葉さんはES-335。
ASTORIA CLASSICとES-175の組み合わせは試したことがあるが、セミアコの音は初めて耳にする。
ん~、「メッチャいい音!」とか言いようがないわ、こりゃ!

210v「シカゴからカリフォルニアに行ったんですが、遊びすぎて奥さんに怒られてブルースに入ります。僕の人生そのものです。『ちょっとヤバくなって来たな~』という歌」

220Lightnin' Hopkinsの「Trouble in Mind」。
Tomiさんの歌声はのびやかでとても味わい深いものだが、ギター・プレイもウォームで実にいい感じだ。

240vピックを使わない指弾きスタイル。
これで16分音符のカッティングを演っちゃう。

2s41a0177 稲葉さんのソロ。
このプレイあってのASTORIAサウンドだな~。
ところで、多分なんだけど、今稲葉さんでMarshall Blog史上初めてのことが起こっている。
ナンだと思う?
同じ週内ではないんだけど、7日間、すなわち一週間のうち、プロのギタリストが親子でMarshall Blogにご登場いただくのは初めてのことではないかしらん?
稲葉さんのご子息は喬之くんといって、先週の金曜日【オガンちゃん祭り】の一本目にご登場頂いた。
ご協力ありがとうございます!

250v「自分の人生にトラブルが入って来た!でも、まだあきらめない。今はダメだけどまた朝日が必ず上ってくる…と思っていた頃の曲」
オリジナルの「I'm Messed Up」。

260vこの曲のオガンちゃんのランニング・ベースがあまりにもスゴかった!
もうトリハダ立ちっぱなし。
オガンちゃんの中でも私が最も好きな類のプレイ。

280

この右手。
何かこう豆をつまむような動きとでも言おうか…チョットぎこちないように見えるんだけど。

290この右手が呆れるほどすさまじいグルーヴを出すんだな~。
フト気が付くと、Art Taylorのプレイとか、右手のシンバル・レガートの「♪チンチキチンチキ」だけ聴いていて1曲終わっちゃったりすることがあるんだけど、このオガンちゃんもそう。
ベース・ラインだけで一曲聴けちゃう。

300「引きこもりになってしまった…昼間からカーテンを閉めてバーボンを飲んで…」
曲は有名な「Woke up This Morning」…「朝起きたらオレのベイビーがいなくなってた」というブルースの基本にして古典的ナンバーをルンバで。
ウシャコダも昔よく演ってたな~。

2img_0052 稲葉さんとの掛け合いが楽しい!

310続けてブルースのスタンダード、「Thrill is Gone」…ウワ!コレも偶然金曜日に出たばかり!
奥さんがいなくなってオレは自由だ!
ということで、Tomiさんはシングル・ファザーになった。
オリジナルで「Single Daddy Blues」。
と、こんな調子でブルースでTomiさんの半生がつづられていく。
第一部を締めくくったのは最後はBilly Paulという人の「Me and Mrs. Jones」という曲だった。

380 
休憩をはさんで始まった第二部もTomiさんのオリジナル曲とブルースのスタンダード曲でショウは展開した。

2img_0045 Freddie Kingの「Sugar Sweet」ではまたしてもオガンちゃんのスーパー・プレイが!
ク~、タマらんぜよ!
360
小野さんとのコンビネーションも最高!
330
そして、この曲での稲葉さんのソロが本当にスゴかった。
フレーズ、構成、音色…どれを取っても完璧以上に完璧!
あまりにもすごいソロに客席から大きな拍手が浴びせかけられた。当然です。

320vイヤ~、この2人、わかっちゃいるけど恐るべし!
アレ?MarshallにEDENじゃん!偶然だな~。

270

Ray Charlesの「Unchain my Heart」。

340v歌にギターにとTomiさんの熱演もすさまじい!

400v
その熱演を支える完璧なバック陣。
370v

390v
「Unchain my Heart」ではバップ・フレーズがガンガン飛び出して来て気持ちいことこの上なし。
これが「イナバップ」か!←コレは私が勝手に言っているだけです。
410v
Tomiさんは21歳ぐらいまで六本木や赤坂のクラブのハコバンをされていたそう。
黒人と自分の声のどちらが大きいか比べたくて何もわからずにジョージアへ行ってしまったという。
そんなバカな!
最後の曲は稲葉さんのルバートのソロで始まった。
350「Georgia on my Mind」
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アンコールでは飛び入りゲストをお迎えした。

420シカゴ時代からの盟友、菊田俊介!
菊田さんとは以前Marshall Blogでもレポートした教則DVDの撮影の時以来。
4年ぶりにお会いしたんだけど、一発で思い出してくださってビックリ!
さっそくASTORIA CLASSICにご興味を持って頂いた。

430v菊田さんを迎えてのJunior Wellsの「She Wanna Sell my Monkey」!

440v
ソロが全員に回される!
460v

470v

450v

そして、また菊田さん!

1s41a0236 イヤ、もう演奏もショウの構成も最高に楽しめる素晴らしいライブだった!
  
Tomi Isobeの詳しい情報はコチラ⇒Tomi Isobe Music

小笠原義弘の詳しい情報はコチラ⇒DANCIN' FUNKY BASS!!!

480【春のオガンちゃん祭り 2017】はコレで終了。
また来年!
オガンちゃん、ありがとう!

490(一部敬称略 2017年3月23日 高円寺JIROKICHIにて撮影)