【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。

ライブ・レポート Feed

2018年8月21日 (火)

GO!GO! Rock'n'Roll Party! <後編>~BLIZARD 35th

 
ベーシスト寺沢功一の55回目の誕生日とデビュー35周年を記念するイベントもいよいよトリの出番となった。
司会のガリガリガリクソンが声高に紹介するのは…

10v_2皆さんお待ちかねのBLIZARD 35th!

20_2下村誠二郎

30_2村上孝之

40v横関敦

45v山内康雄

55vそして本日の主役、寺沢功一!

60v村上さんはMarshall。

70_2JVM210Hと1960Aの組み合わせ。

80v_2上手のMarshallもJVM210H。
スピーカー・キャビネットは1960BV。

90v_235年目のBLIZARDのオープニングは「Stealer」。

100_2失礼ながら私は現役時代のBLIZARDを全く存じ上げないんだけど、ん~、日本のハードロック臭がプンプンしていてうれしくなるね。

115v続いて「Lady Stardust」。

120v_2何となくジックリ、そして感慨深げに低音を奏でているかのように見える今日の主役。

130v「なんじゃ、平均年齢はマァ…ナンだけど、こんなに暑い中たくさんの人に集まって頂いてとてもうれしいです。
こんな暑い日に誕生日を迎えるってどーゆーことよ!」
まったく、私は11月生まれなので同様に理解できません。
「とてもきれいだった時の心を思い出して急いでいきましょう。
今日は歌詞を忘れた時は皆さんのクチを見るからね…みんな歌ってくれないと困るよ!曲を知らない人も何となく歌ってくれぃ!」

660_s41a0258 …と、そんな歌詞忘れの危険性などゼンゼン感じさせない安定の歌いっぷりで「Shallow Runnner」。

140_2コーラスもバッチリ!
200_2ホントにお客さんもうれしそうに下村さんに合わせて歌っている!

160_2ステージ上手では横関さんのギターが炸裂しまくり!
横関さんもひっさしぶりのご登場。

150vよく抜けるサウンドで横関さんのJetギターが存分に味わえる~。

180vやっぱり真剣な面持ちのてらちん。
昔のことでも思い出してセンチになっているのかな?
でも出て来る音は低音の暴力。

170v「Love Me Tonight」…

190vステージ下手を華やかに彩る村上さん。

220v_2次から次へと密度の濃い演奏が展開していく。

230_3「みんな知ってるよね?気づいた人もいたと思うんですけど、昔NHKの『ロック講座』に出た時、『狂った』とか『イカれた』とか他の言葉に替えろって言われたの。でも2回のウチ、両方とも『狂った』って歌っちゃった!
アレ、自分でもビックリした。『イカしたロックンローラー』って言われていたのに『イカれたロックンローラー』になっちゃった」
イヤイヤ、ロックンローラーはイカれているのが正常だったんです。
今の若い人たちはお行儀が良すぎる…というか、「知性的なロック」は大いに結構だが、「お行儀のよいロック」というのは基本的におかしい。
「お上品なパンク」なんてのは完璧な撞着だ。
「今日集まってくれたみんなのために歌いましょう!」

240v「Show Me the Way」を熱唱。

260ココでメンバー紹介。
「ベース、寺沢功一!おめでとう~!」

250v続いて熱すぎちゃって、熱すぎちゃって、「Over Heat」!

270v_2グワ~っと迫りくる横関さんのソロ。
終始笑顔ひとつ見せず、コワイぐらいギターに没頭しているところに職人感があふれている!

280v_2文字通りオーバーヒートのままステージはクライマックスに突入する。

290v_2「Orion」…

300v_2そして「Boy」…

310v_2こうして35周年のBLIZARDは幕を降ろした。

320_3最後は出演者全員がステージに集まり「Happy Birthday」を歌っててらちんの誕生日を祝った。

330「色んな不安がありました。たくさんの人が集まってくれて本当にありがとうございました!次は5年後かな?…次はチャンチャンコかな?」

340そうか…チャンチャンコか…。
ま、私の方が1年先に着させてもらうワケなんですけどね。
とにかく健康でいましょうね。
齢を重ねて本当に自慢できるのは健康だけです。
金があっても、毛がたくさん生えていても、ハズキルーペが不要でも、健康でなければナ~ンも意味もない。
健康のワリにあまりにも金がないのも困りますけどね。

350てらちん、おめでとうございました~!
これからも元気に低音をブチかましてくだされ!

360 

200_4
(一部敬称略 2018年7月5日 渋谷TSUTAYA O-WESTにて撮影)

2018年8月20日 (月)

GO!GO! Rock'n'Roll Party! <前編>~TAGAWA

  
フェデリコ・フェリーニの『オーケストラ・リハーサル』じゃないけど、やっぱり楽器の性質とそれを演奏する人間のキャラクターにはある程度の相似性があるよね。
ボーカルズっぽい人とか、ドラムスっぽい人ってのはたいてい派手で、ヤンチャな人が多い。
ギターもどちらかといえばその部類だろう。
もちろん例外も少なくはないけど。
私は年上のイトコの影響で中学2年生の時にギターを始めたんだけど、目立ちたがり屋だったので私には「ベース」という楽器が全く目に入らなかった。
もっともその頃はまだまだロック・バンドをやっている人なんてのは猛烈に珍しかったので、自然に耳に入って来る楽器に関する情報も少なく、そもそもベースという楽器がどんな働きをしているのかも知らなかった。
昔はバンド内で担当楽器をキメる時に、家が金持ちだからドラムス、年下で立場が弱いからベース、なんてことがよく言われていたよね。
ところがそのベース、音楽がわかってくれば、わかってくるほど面白い楽器だということに気付いた。
40年にわたって山下達郎さんのベース・パートを務めている伊藤広規さんの『Relaxin' at IWAKi AKIOS』というライブ・アルバムがリリースされる時、ライナーノーツや写真のお仕事の他にキャッチコピーの考案を依頼された。
そこで「いいバンドにはいいベーシストがいる」という惹句を提供したところ、見事ご採用頂いたのだが、コレは本心から出た言葉だった。
そもそもロック・バンドというは、歌とドラムスがシッカリしていて、ギターのチューニングが狂ってさえいなければ、マァ、第一段階は何とか乗り切れるものだ。
反対に歌もドラムスもバッチリ、ギターはバッキングもソロもピカいち!というバンドでベースがイマイチ!…なんて時は、そのマズいベースのプレイが気になっちゃって他の音が耳に入って来なくなっちゃう。
さらに反対に、本当に音楽を知っているベーシストが繰り出すグルーヴっていうのは信じられないぐらい気持ちがいいからね。
そういう時は、反対に耳がベースの音しか受け付けなくなってくる。人間は低音なくしては生きられない。
しかもこの現象は音楽の種類を問わないんだよね。ジャズなんかもモロにそうだもん。
クラシックだって同じ。ベルリン・フィルの出す音がスゴいのは、コントラバスの音を気持ち早く出しているからという説がある。
 
今日はそんな「ベース」という楽器に魅せられた男、「てらちん」こと寺沢功一の55回目の誕生日と35年のキャリアを記念するコンサートのレポート。

10v冒頭、ステージに上がったのはてらちんのお弟子さんだちのコントラバスによるカルテット。
「The Chicken」をオリジナリティあふれるパフォーマンスで披露。
コレがとてもカッコよかった!
そして「もう1曲すごく短い曲を…」と「♪Happy birthday to you」を師匠に捧げた。

20「芸能人ですよ~、芸能人ですよ~!」
司会のガリガリガリクソンが登場。
「『おめでとう!』という言葉と『帰れ!』という言葉をたくさん頂きました~!」
そして次の出演者を紹介する。

30ステージに上がったのはTAGAWA。
 
田川ヒロアキ

40長谷川浩二

50そして…あ、コレは付けてなかったけど…

60s寺沢功一

70オープニングはヘヴィに「Stranger Destroys Arms」。

70v_sdaもちろんヒロアキくんはMarshall。

80v専売特許の美しいトーンを演出しているのは愛用のJVM210Hと今日のキャビネットは1960BV。

90vTAGAWAもスタートして早や3年だよ。
ホントに早い!

1003人の鉄壁の演奏にますます磨きがかかってきた。
やっぱり何でも「継続」が大切なのだ!

110vヒロアキくんがてらちんを紹介。
「寺沢功一~!」

115「まずは一発目、TAGAWAです。
5年前にも同じようなイベントをやりました。このTAGAWAをはじめ、ボクの自慢できる4バンドを揃えました。
TAGAWAでこのステージに立つことができてとてもうれしく思っています」とご挨拶。

120v続いて演奏したのは自慢のポップ・チューン「キミを乗せて」。

130この曲もスッカリおなじみになって久しい。
時折サビのメロディを無意識に歌っちゃうんだよね。

140続いて景気よく「Bound」でドライブ!

150弾きまくるヒロアキくん。
この日は「ノッテる感」がスゴかった。

160フロントの2人を容赦なくバウンドさせる浩二さんのドライビング・ドラムス!

170TAGAWAのステージには欠かせない曲とだけあってバッチリとキメて見せた。

180本日の主役をフィーチュアして「Crazy Gun」。

190熱唱するてらちん!
「いい夢みさせてやるぜ!」
純愛をテーマにしているそうです。

200「ココで強力なボーカリストが迎えます。広島でライブをした時にタマタマその人が来ていたので一緒に歌ってもらいました。
それがすごくヨカッタので今日もお呼びしました」

660_s41a0107_2 ステージに姿を現したのは…

205下山武徳

大分前、Double Dealerのライブには何度かお邪魔したことがあったんだけど、あの頃はまだMarshall Blogを始めていなかった。
よって、下山さんは今回がMarshall Blog初登場。ようこそいらっしゃいました!

220v曲はAC/DCの「Highway to Hell」。

210ノッテる感満点のヒロアキくん、ココでも充実のソロ!

230ふたりのイキもバッチリだ。

240それもそのハズ、呉のライブハウス「CAROUSELAMBRA」の20周年を記念して制作された「酎ハイKING」で下山さん、ヒロアキくん、そしててらちんは共演済なのだ。
過日の豪雨災害では呉も大きな被害を被った。
この場をお借りして謹んで災害のお見舞いを申し上げます。

Sk_2 ヒロアキくんが奏でるおなじみのリフ。
私が中学2年生の時に生まれて初めて外タレのコンサート聞いた最初のギター・リフがコレだった。

260v_ktk曲は「Kill the King」。
ま~、この4人の演奏だからして、すさまじいこととこの上なし!

270v

280v

290v

300vそして、フィニ~ッシュ!

310v大成功!

320こうして会場は一気に盛り上がりの頂点に達したのであった!
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

660_0r4a0736この後、てらちんはOSAMU METAL 80's、RIDER CHIPSのステージを経てトリの出番に臨んだ。
その様子は<後編>で!

330vつづく 

 

200_4
(一部敬称略 2018年7月5日 渋谷TSUTAYA O-WESTにて撮影)

2018年8月10日 (金)

Poundin' Jam with ORIGIN~Masha & Makabe

 

「おぅ…………いいモン見せてやろうか………」
「へッ!」と手もみをしながら調子よく答えるのは沢村いき雄扮する「番太の半助」。そして、その半助に、懐から取り出したピストルを見せて、声を出さずに「バーン」と撃つ仕草だけをしてスゴむのが清兵衛一家の「新田の卯之助」。
何十回観てもこの仲代達也がタマらなくカッコいい。
黒澤明の『用心棒』の中でとても好きなシーンのひとつ。ああ、また観たくなってきた~!
下は『用心棒』のイギリス盤。
ナゼか盤には「棒」という文字があしらってある。
「用」、「心」、「棒」の中で「棒」が一番カッコよく見えるのかな?
あ、「いいモン」ってのはこのDVDではない。A「いいモン」とはコレ。
英エリザベス女王の在位60周年「Diamond Jubilee」記念して作られた£5硬貨。
ホンモノだよ。

B_2中はこうなってる。
見にくいけど、エンボス加工されたホルダーにシッカリと収まっている。
デザインは表が女王が若い時の、ウラは現在のポートレイトとなっている。
表面の「DIR IGE DEVS GRESSVS MEOS」というのは「我が君主が進むべき道を示すであろう」という意味。
「V」は「U」なのね。今でもスコットランドに行くと「U」であるべき表記が「V」になっている現象を見かける。

Cゲイトフォールドを開けるとこう。
いくつ作られたのかはわからないが、材質はCupro Nickel、すなわち白銅。
品質は「Brilliant Uncirculated」というグレード。
「Uncirculated」は文字通り流通していない状態を指していて、完全ではないが、製造時にできた微細なキズはOK…みたいな状態を示す。
そのうち、製造時の光沢(Luster)がそのままの状態で残っているものを特にBrilliant Uncirculatedって言うんだって。

D知ってる?イギリスって世界で最高の硬貨の鋳造技術を持っているんだよ。
私は知ってました。コインには興味はありません。
だからEUのコインもイギリスで作られた。自分たちは「€」を使わなかったクセにね~。
しかもEUを脱退までしようとしてる。
いかにもイギリスらしい。
で、世界で一番美しいと言われているコインがある。
それは1839年に400枚だけ作られた「ウナとライオン(Una and the Lion)」と呼ばれているもので、『何でも鑑定団』では3,500万円の値段が付いたとか…。
絵柄は、今のエリザベス女王に抜かされるまで最長の在位期間を誇ったヴィクトリア女王。
ね、裏面に「DIRIGE DEUS GRESSUS MEOS」がまれている。こっちは「V」じゃなくて普通に「U」になってる。

Vmさらにコレ。
2012年のロンドン・オリンピックを記念して発行された£5硬貨。

Eこちらもグレードは「Brilliant Uncirculated」。
デザインは、表はセントポールやビッグベン等のロンドンのランドマーク。
裏は婆さんバージョンのエリザべス女王だ。
コレで7,000万円…へへへ。

F最後はコレ。
人のことは言えないが、お父さんとお兄さんの頭髪を一手に引き受けるハリー王子の婚約記念硬貨。

Gしかし、カッコいいですな~。
まるで映画だよ。
これで〆て1億と500万円…と。

Hさて、ナンダって記念コインの話なんかを持ち出したのかと言うと、「£」です「ポンド」。
「ポンド」すなわち「pound」で話を持って行きたかったの。
現地の連中はポンドのことを「クイッド(quid)」なんて言うね。ペンスは「p」。
他に、コレは単位ではないけど「英貨」を表す「Stterling」とか、「Great Britain Pound」とかいう呼び名もある
スゴイね、金には。
ポンドは貨幣の単位だけでなく、重量の単位にも適用されるでしょ?
重量のポンドをなぜ「lb」と表記するのかは以前やりましたね。
このパウンドケーキの「パウンド」の重さのポンドから来ている。

40s_2
「My heart is pounding」なんて言うと、「ああ~ドキドキする」なんて意味になる。
「緊張する」なんてのは「I have a butterfly in my stomach(お腹にチョウチョがいるの)」というオモシロイ表現もある。
Peter Gabrielはファースト・アルバムの「」という曲で「my heart going boom, boom, boom」と歌った。

Pgさて、今日はそんな「Pound」をタイトルにあしらったジャム・セッションのレポート。
その名も「poundin' Jam」。
「ドキドキ・セッション」なんてところになるのかな?

50vギター×2にベーとドラムスのカルテット編成。

60Masha

70v真壁雄太

80vZARY

90vZARYくんはEDENを使用。

100Terra Nove TN501とD410XLT。

110vドラムスはBLINDMANの實成峻。
「Pounding Jam」は峻くんがセッション・リーダーを務める企画。
さっき勝手に「Pounding」を「ドキドキ」みたいに解釈してしまったけど、「pound」にはハンマーなんかで何度もブッ叩く、なんて意味もあるので、ドラマーの峻くんのリーダー・セッションゆえ、むしろそっちの意味なのかも知れない。

120v数日前にレポートしたように、予告通りギタリストはふたりとも新商品のORIGINを使用。
MashaくんはORIGIN50C。

13050W、1x12"のコンボがORIGIN50C。

140Mashaくんのセッティングの特徴はGAINがフルでMASTERが「3」ぐらい?そしてBOOSTをON。
TILTは「6」ぐらい。
TILTを操作することによって、1959のような4インプットのモデルのインプット箇所を連続的に変えていくような効果をもたらす。
コレでもクランチにチョット毛が生えたぐらいの歪み。
だから音が太くてヌケがバツグン!

150Mashaくんの足元。
歪みはペダルで色付けする。
コレでいいのだ。

190一方、六郎太、イヤ雄太くん。
こっちはスタック。

160v50WヘッドのORIGIN50Hと自前のJubileeキャビ、2551BVを組み合わせた。

170v雄太くんもGAINをフルにしている。BOOSTもON。TRBLE、MIDDLE、BASSともに「8」ぐらい。TILTは「5」なので1959で言えば、INPUT1とINPUT2の中間ぐらいになろうか?

180雄太くんの足元。

155雄太くんはLOOPのON/OFF用に付属のフットスイッチを使用。

200さぁて開演!
1曲目は古典。Michael Schenkerの「Into the Arena」。
Mashaくんのチョイス。

210vコレね、考えてみると…いや想像の域は出ないんだけど、世界初の「ORIGIN2台を使ったプロ・ギタリスト2人によるライブ・ステージ」なんじゃないかな?
ギネスに載ることはないがな。
少なくとも間違いなく「日本初」は達成したでしょう?
半永久的的にMarshall Blogにその記録が残るぜ!

220v2曲目はTony Macalpineの「Edge of Insanity」。
ゴメンナサイ!早くも知らん!
でも名前は知ってる。トニー・マカパインの教則ビデオって結構売れてたからね。
「Starlicks」なんて懐かしいな…。

210ココでセッション・リーダーである峻くんからご挨拶。
「今日は火曜日にもかかわらず、たくさんおいで頂きありがとうございます!」
峻くんはこの「Poundin' Jam」と「Rock Inst Night」という2つのセッション・ライブを切り回している。
「ココはご飯がおししいですからね。ゼヒ召し上がりながらお楽しみください」
そして、今日のメンバーが紹介された。

225v続いてはEuropeのJohn Norumのナンバーで「Aphasia」。
初めて取り上げた曲だそうだ。

230John Norumって大人しくてスゴく感じのいい人だったな。
YOUNG GUITARさんのDVDの企画で、当時新商品だったMarshall初のデジタル・アンプ、JMD:1を勧めたらすぐに使ってくれてね~。

34841048_1510985712344527_708032915 初めてとは思えない充実感で演奏をこなす若者たち。

240

250余裕シャクシャク。

260続いてはMashaくんの泣きのギターをフィーチュアして「The Loner」。
この曲は人気だね~。
Max Middletonの曲なのか…。
しかしいいナァ、ORIGIN!

270v第1部の締めくくりは「Party in Simon's Pants」。
Steve Lukatherの曲だそう。

280v峻くんの説明通り、なるほど17/2拍子だ。
ルカサーってこんなことやってたの?

460vま~よく弾くこと…。
2人のギターの音が空間を埋め尽くす!

290vま、そのギター・サウンドがMarshallだからタマらない。
ORIGINも絶好調のウチに第1部が終了。

S41a0847
休憩をはさんで第2部がスタート。

320まずは珍しく和モノから。
T-Squareの「Faces」。
340アイルトン・セナのテーマ・ソングなのだそうだ。
そういえば、私が4年生の時に出場した山野楽器のビッグバンド・コンテストは国立音楽大学が優勝したんだけど、その時リード・アルトを吹いていたのがT-Squareの本田さんだった。
ベースの人がアップライト・ベースをエレキベースのように横に抱えて演奏したり、バス・クラリネットを使っていたりとか、圧倒的な演奏だったのを覚えている。

330v続けてシットリと「Last Horizen」という曲。
エエ?Brian Mayの曲?
Brian MayってQueenの?
ハァ~1993年のシングル?よく知ってんな~。
Brian MayはMarshallを使わなかったけど、Water Ratsという団体を通じてジム・マーシャルと仲がヨカッタんだよ。

450MCを挟んでAndy Timmonsの「Super 70's」。
Mashaくん、今回のピートの一時帰国に伴うSilex活動停止のお知らせをしてた。
マァ、バンドってのは大変だよ。
特に最近は簡単に解散しちゃうバンドが多いからね。
みんなで共通の夢を目指して、石にかじりついてでも自分たちの音楽をやり抜くぞ!っていう雰囲気がないもんね。
そんな中でSilexはシッカリした活動が期待できそうだったのでとても残念な話だ。
ガンバレ、Mashaくん!
Marshallが付いてるぞ!

410vこの人はIOSISという自分のバンドを率いている。
人とは違った音楽をガンガン聴いて勉強して、自分だけの音楽を作ってくれい!
Marshallが付いてるぞ!

400v続いて今度はJoe Satriani。
「Summer Song」という曲。

470vSatrianiってのもスゴイ人だと思うんよ。
ギター1本と自分の音楽でさ、ズッとスターの座を守り抜いてるんだもん。
もうこの時代、ギターがウマいとか、速いとか、意味がないような気がしてる。
どうやって人と違う魅力的な音楽をクリエイトするか…コレを追求しなければならない場面でしょう?
音楽界って最早やることがなくなっちゃって、キッズ・ミュージシャンがあふれ出してきたでしょ。
コレを音楽界の「学徒動員」と呼んでいいのではないか?思うんだけど、かなりコワイよね。
音楽は何といっても「曲」であって、技術を競う「万国ビックリショウ」じゃありませんから。
聴衆が確かな耳を持っていることを示す時代でもあると思う。480vMCコーナー。
セッションの経験や楽譜の話や告知の開陳があって、峻くんが「ところで…」とORIGINの話を切り出してくれた。
ったく!峻くんがMarshallを紹介してりゃ世話ねーじゃねーか!
改めまして、峻くんありがとう!

350「ギターというモノはアンプがセットです。
今日はMarshallが並んでいますが、新商品です。

360vロックといえばMarshallです!
こんなにいい音なのに安くて、コンパクト…皆さん買ってください!」
Mashaくんが使っているのがORIGIN50C。

227s_2

「ORIGINは7月25日に発売されました。
今日は50Wのコンボとヘッドを使わせて頂いています!」

380_2雄太君が使っているのはヘッド・バージョンのORIGIN50H。

226ZARYくんにMarshall Blogに出て頂くのは、実は今回が2回目なの。
峻くんが教えてくれたんだけど、以前、TAGAWAの前座のバンドでベースを弾いていたのだそうだ。
2度目まして~!

370v曲のコーナー。
そうだね、峻くんとMashaくんのコンビだもんね。
演奏したのは「Crying Machine」!
私はZappa歴が比較的長いので、Steve Vaiの名前は1980年代初頭から認識していた。
だって「Vai」ってすごくヘンな名前だし、Zappaのアルバムに記してある担当パートが「Stunt Guitar」ってなっていたのでスゴク気になったんだよね。
若い時は私も「テクニック至上主義」だったから。
昔はソロアルバムも買った。LP。『Flexable Leftover』みたいな10インチ盤もあったな。
その後は全く聴いていなかった。
それで時々、この曲を耳にするようになって、なんでみんなクレイジー・ケン・バンドなんて演ってんだ?って結構本気で思っていた。
小野瀬さんの作品なのか?…なんてね。
で、三宅さんから「アレはSteve Vaiの曲なんですよ」ということを告げられてかなりビックリしたのが数年前。
要するに私の勉強不足です、はい。
初期のようにZappaの猿マネをしているよりゼンゼンかっこいい。要するに他の人がやってないから。

390峻くんのドラム・ソロ!

300v全く奇を衒うことのない、トラディショナルかつ音楽的なプレイ。
正しいことがキチっと書かれた教科書に目を通しているようで、聴いていてとても気持ちがいい。

310アンコールは「Rock You Like a Hurricane」。
Scorpionsね。
私にとっては新しいScorpions。
このタイトルだとアタマに浮かぶのは完全にNeil Young。

4904人ともとても一期一会的なセッションとは思えない、完璧なアンサンブルを聞かせてくれた。

510

520

530v

500イヤ~、1年分のギターを2時間で頂戴しました!

535「ORIGIN」なんてチョット風変わりな名前を付けたな…と最初は思った。
しかし、1チャンネルでリバ―ヴすら付いていないシンプルな機能、歪みすぎない図太いトーン、豊かな倍音とサスティン、そして黒、白、金のコントラストが生み出す伝統のルックス…。
「ギター・アンプってコレでいいんじゃないの?」と思った瞬間、Marshallが「ORIGIN」という名前に込めた精神が理解できた。
今日、バンドという実戦の場でのORIGINの活躍を見て、その精神の理解度が更に深まった。
おかげさまでお求め安い価格ということも手伝って、輸入販売会社の担当者から「最初の入荷分は完売した」と聞いた。
うれしいね~。すごくうれしい。
チョット前までは滅多にギターを触らなかったんだけど、私もスッカリ気に入って、20Wのコンボを家で毎日使っている。
フルアコをつなぐとまたいいんだ!

540

200_2  

(一部敬称略 2018年8月7日 四谷Sokeh's Rockにて撮影)

2018年8月 8日 (水)

美女と金髪と野獣2018 <後編>~ TSPとセッション

 
『美女と金髪と野獣2018』のステージ上手のようす。
ステキ…でもチョット変わった光景。
ヘッド+ヘッド+キャビネットの3段積みが並ぶのはそう珍しくないが、真ん中にラック・システムのMarshallが挟まっている所が新鮮だ。
なんかオーディオ・ステレオのセットみたいじゃん?

10_2その『美女と金髪と野獣2018』も早くもトリの登場となる。
TSPの出番だ!

20TSPの総帥にして我が大後輩、Shu。

30v_2HINA

50v_2Marshall Blog初登場のとなるTSPのシンガー、RIKI。

60v_2ウワッ!ベースも替わっちゃったの?と思ったらTHUNDERくんはお休み。
トラで参加したのはそもそもTSPに在籍していたYou+。

70vオープニングは『The Lat Resistance of the Firebird』から「Ash & Rain」。

80_2ん~、Shuちゃんの轟音健在!

90真ん中のセットがShuちゃんのMarshall。
JMP-1+EL34 100/100+MF400Aというコンビネーション。

40v_2
しかし、あの80~90年代にかけてのラック・ブームってのはスゴかったね~。
その頃は私もしきりにバンドをやっていて、やっぱり憧れたもんね。
私が初めて「ラック・システム」なるものを見たのは1980年ごろ、PANTA& HALの長尾行泰さんのアンプだったように思う。
やっぱり世の中でもまだ珍しい部類だったのだろう、何かの雑誌の機材紹介で「このシステムを構築するにはかなりの金額を要したことであろう」と書かれていたのを覚えている。
Marshallも結構色んなラック製品を作ったんだよ。
JMP-1は言うに及ばず、世界的に大ヒットしたSERIES9000、Shuちゃんも使っているパワーアンプEL34 100/100なんてオーディオ・マニアが使っていたりもしたんだから。
VALVESTATEシリーズにもラック・モデルがあったしね。
それからこんなのもあった。
一時期、ジェフ・ベックも使っていたスピーカー・エミュレーター、SE100。
今、こんなのやったた結構ヒットするんじゃないかな~?

660_2se1000_2

マルチ・エフェクターのJFX-1なんてメッチャよかったよ。660_jfx さて、曲はおなじみの「Mad Cluster」に移る。

100さらに「Freeze」。
チョット調べてみたら、2012年の記事にYou+くん出てた。

120v_2MCを挟んで「In You Life」。
前から気になっていたんだけど、このバンドのMCってBGMが流れてるんだよね。コレはこういうモノなの?
140v_2続けて「Break Myself」、「Get High!」、「The Times」。

130v_2このあたりは昨年発表したセルフカバーを含むアルバム『TRIBAL REVOLUTION』からのチョイス。

200cdHINAちゃんのド迫力の歌いっぷりが素晴らしい!

110vしかし、このバンドの盛り上がり方も独特だよな~。

150ナント表現すればいいのか、「お祭り感」がスゴイんだよね。
別に今流行りの和楽器を使っているわけでも、和風のメロディを奏でているワケではないんだけど、私なんか「日本の祭り」を感じ取っちゃうんだよな~。

190_2You+くんはシャープなベース・ソロをタップリとお見舞いしてくれた。

160v_2「Desperate」から…アラ?こんなの演ってんの?というのはT.Rexの「20th Century Boy」。
T.Rexのマーク・ボランの相棒、ミッキー・フィンはNATALのパーカッションを愛用していたんだよ。

170vTSPのステージも最終セクションに入った。
暑い!
お客さんが盛り上がりまくりでどうしようもなく暑い!

180おなじみの「附和雷同」と…

S41a9350 「矛盾」で持ち時間を走り抜けた。

210TSPの詳しい情報はコチラ⇒TSP OFFICIAL WEB SITE

220vさて、全バンドの演奏が終わったところで「ビヤキン」名物のセッション・コーナー。
演奏される曲目によって、イヤが応でも私の世代の違いを感じるコーナー。
1曲目はJourneyの「Separate Ways」。
コレは知ってる。

230_2そして、全員入り乱れての「The Hellion~ Electric Eye」。
コレはJudasu Priestね。
アータ、私が中学生の時にジューダスが出て来たんだから。
君たち生まれてないでしょう?
「ジューダス・プリースト」を知ってる子なんて私の他に全校で数人しかいなかった。
そんなアンコール・セッションでした。

240_2<前編>で触れた通り、今回の『美女と野獣と金髪』は、『美女と野獣と金髪と筋肉』と称した追加公演が催された。
貴イベントの益々のご発展をお祈りしております。
ご発展の際にはMarshallと一緒にお願いしますよ。オイテケボリはイヤだかんね。

250v_2 

200 
(一部敬称略 2018年6月30日 新宿Zirco Tokyoにて撮影)

2018年8月 7日 (火)

美女と金髪と野獣2018 <前編>~ TEARS OF TRAGEDYとD_Drive

 

定着して久しいイベント『美女と野獣と金髪』。
Marshall Blogにも何度かご登場頂いているが…アレ?
今、初めて気がついた。
コレ、『美女と野獣と金髪』だったのね?
イヤみんな「ビジョキン、ビジョキン」って言うからさ、テッキリ「美女と金髪と野獣」かと思っていた。
それじゃ「ビジョヤ」って言ってもらわないと!イヤ「ビヤキン」ですべて収まる。
年々人気がアップしているこのイベント、今年はいよいよ追加公演も実現した。
その名も『美女と野獣と金髪と筋肉』だって。
こうなると「ビヤキキ」ですな。
今日はその「ビヤキキ」の方ではなくてツアー本編千秋楽「ビヤキン」のレポート。

05vまず最初にステージに上がったのはTEARS OF TRAGEDY。
Marshall Blog久しぶりの登場。

10HARUKA

20vTORU30vHAYATO

40vYOHEI

50vHIDEYUKI

60vオープニングは「Beyond the Chaos」。

70相変わらずのTEARS OF TRAGEDY式ドラマチック&ロマンチック・サウンド!

80今日もバリバリやってくれているTORUくんはもちろんMarshall。

90vヘッドは下段のJCM800 2203。

94vMarshallを背中にしてステージ上手で華麗に弾きまくる~!

952曲目は「Void Act」。
1曲目同様アルバム『STATICE』からのレパートリー。
さらに続けて「Rebirth」。

100vヒラヒラと空に浮かぶようにして歌うHARUKAちゃんと攻めまくるTORUくん。

120vその2人を鉄壁なパフォーマンスでバックアップする3人。

130v

140v

150vMCをはさんでシングル・リリースの「Astrea」。

160v「Silence Ocean」、「Blue Lotus」と続けた。

170TORUくんってサ、あまりにも何でもなくギターを弾くんだよね。
この「お茶の子サイサイ感」はTORUくん独特のモノで、クールな「仕事人」を感じさせる。

180vサワリでHARUKAちゃんとHAYATOさんのデュエット・コーナーも。

190HARUKAちゃんは楽屋でモーツァルトのオペラ『魔笛』の中の「夜の女王」で喉のウォーミングアップをしていた。
このアリアは「ハイF」と呼ばれるピアノの真ん中のFの2オクターブ上のFの音を使っていることで有名。
私は大阪の箕面に住んでいた時にクラシック評論家の出谷啓さんによる「西洋音楽史」の講座を受けたことがあるのだが、その時にこのアリアの話が出た。
『魔笛』が作られたのは1791年のことで、当時はひと通り音楽のパターンが出尽くしていて、人間の限界にチャレンジすることが流行っていたのだそうだ。
要するに今のシュレッダーの皆さんが人智を超えてどれだけ速弾きができるか…なんてのと同じこと。
そこでモーツァルトは素晴らしいメロディの中にこの「ハイF」という普通の人間では到底出すことができない高音をブチ込んだ。
さすがモーツァルト。
こうしたアクロバチックことをしても人類史に残る名曲を作り上げた。
ちなみに最も高い声を使った曲は「夜の女王」の半音上をいくリヒャルト・シュトラウスのオペラ『ナクソス島のアリアドネ』という歌劇らしい。
この「ハイ何とか」という表現は日本だけのモノで、海外では意味が通じないらしいよ。
デューク・エリントン楽団のリード・トランぺッターだったキャット・アンダーソンは、ジャズ史上最も有名なハイノート・ヒッターだったが、彼のトレードマークであった3オクターブ上の「C」のことを英語で「Triple C」とは記述されているものの、確かに「ハイC」という風には書いていない。
しかし、人間は「ハイノート」とか「速弾き」とか好きだね~。ようするに曲芸だからね。
音楽で一番ムズカシイのは高さや速さを競うのではなく、誰も思いつかないいいメロディで人の心を揺さぶることだと最近つくづく思う。200vTEARSのステージも終盤に入り「夏」から「It Like Snow...」。

210vMCをはさんで「Another World」、「Accept Yourself」とつなげて出番を終えた。

220TEARS OF TRAGEDYの詳しい情報はコチラ⇒TEARS OF TRAGEDY Official web230続いてはD_Drive。

240Seiji

250vSeijiさんはいつものJCM2000 DSL100ECと1960AX。

260vYuki

S41a8873 YukiちゃんはJCM2000 TSL100と1960A。

280vToshiyuki

290vToshiくんはEDEN。
Terra Nova TN501とWT-800を装備。

300Chiiko

310v今日のオープニングは「Attraction 4D」。

320v2人でリフを引き分けるパターンがカッコいい。

330v続いてD_スタンダード「Cassis Orange」。

340MCを挟んでYukiちゃん作の「Shape of Your Life」。

270v続いてスーパー・ドライビング・チューン「Mr. Rat Boots」。

360v胸のすく快走を見せるリズム隊!

420D_Driveの新しい側面を見せた「Gradation」はSeijiさんの作だ。
夏の海辺を走る車から見る景色のグラデーションをイメージして、完成した時には夏が完全に終わっていたという曲。
いつも笑い話扱いにしているけど、それだけ考えて、そして煮詰めて曲を作っていることに注目すべきだ。

350vそしてYukiちゃんのペンによる自発的ドラゴン・ボールのテーマ、「GEKIRIN」。

390vこの曲のハードさがタマらん。
そういえば、「お母さんが竜を見た」と言っているのを聞いたことがあるというMarshallギタリストがいたナァ。
竜は大丈夫なんだよ。
すごくやさしいんだって…「逆鱗」に触れさえしなければ。

380しかし、「GEKIRIN」の悪徳サウンド、違う、極悪サウンドに大きくひと役買ってるのはToshiくんのベース。
このサウンド、「スゴイ」のひと言に尽きる。

430そしてクライマックス!

440「1,000,000h.p」だ~!

480このイベントに持ってこいのナンバー。

490vSeijiさん、相変わらずの結構なお手前!

500他公演でジョイントした爆弾幸気圧のE-changも!
「爆弾幸気圧」なんていい名前だな。
510v暴れているのはフロントだけじゃないよ。
チーさまも…

520Yukiちゃんも激ハードにSeijiさんの伴奏を務めてる!

530vお客さんも大喜び!
実際、このコーナーは楽しい。

540最後を締めくくったのは…「Screw Driver~!」。

450vイントロで、Seijiさんの独特なリフから他の3人が「♪ゾン」って入るところが気持ちいいよね。
あとはもう「♪ゾンゾンゾゾンゾ」で大盛り上がり。

470しかし、この曲も山あり谷ありのすごいパノラマだよね。
やっぱり、こうして苦心して作り込んだ音楽はよろしいな。

550v

475v

S41a9080

S41a8956 D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site

560<後編>につづく
  

200 
(一部敬称略 2018年6月30日 新宿Zirco Tokyoにて撮影)

2018年8月 3日 (金)

妖怪大戦争 <後編>~ 銀幕一楼とTIMECAFEとフィナーレ

  
さて、小岩。
実際に習ったことはなかったが、私が中学の時「小岩」という理科の先生がいらっしゃった。
私が通っていたのはドロッドロの男子校で、大人しくしていると生徒にナメられてしまうため、若かった小岩先生は生徒にやたらと厳しく、「コイワはコワイ」というキャッチコピーを自分自身に付けていた。
この先生、本当に小岩に住んでいた。

10_5小岩ってこの南口は昔から比較的にぎやかだったけど、反対の北口は今と違って何にもなかった。
で、その南口に3つある商店街の中のこの昭和通り商店街…ココをしばらく行った左側に「珈琲園」というジャズ喫茶がかつてあった。

20v_2コーヒーがものすごく美味しいとてもいいお店だった。
1階は普通の喫茶スペースで、2階が昔のジャズ喫茶によくあった「おしゃべり禁止」の鑑賞スペース。
レコード・コレクションや立派なオーディオ装置(マッキントッシュだったかな?)は階下にあった。店内が吹き抜けになっていて、プレイ中のレコードのジャケットをその吹き抜けの空間に浮かばせているのがそのお店の大きな特徴だった。
どういうことかというと、レコード・ジャケットを収納するフレームに長いヒモをくっつけて、天井に付けられた滑車を使ってそのフレームを上げ下げする仕組みになっていたワケ。
レコード片面が終了すると、レコード係り、あるいはマスターがそのヒモを緩めてフレームを階下に降ろし、次にプレイするレコードのジャケットに入れ替えたらまたヒモを引っ張ってガラガラとそのフレームを空中に浮かべる。
換言すると、今かかっている気になるレコードのジャケットを手にすることができないのだが、それは後で1階に降りて行って、空中から降ろされたジャケットをチェックすれないい。
今では全く行かなくなったけど、私は「ジャズ喫茶」という空間が大好きで、大学生の頃よく通ってジャズの勉強をした。
桜木町のダウンビートなんて丸一日いたことが何回もあったし、その頃は有名な「ちぐさ」のマスターもまだ元気にしていた。
「ちぐさ」は日本のジャズ喫茶の草分け的存在で、まだレコードがベラボウに高価だった時代に、穐吉敏子や渡辺貞夫がお店にやって来てコーヒーを飲みながらスピーカーから流れて来るアドリブのメロディを採譜していたという。
小岩の珈琲園はそんな愛すべきジャズ喫茶の名店のひとつだった。
まだ残っているなんてことを期待せずに近くまで行ってみたが、もうどこにあったかのもサッパリわからなかった。
下の写真は珈琲園のマッチ。
その頃は私もタバコを吸っていたのでこのマッチ箱が家にゴロゴロしていたけど、アレ取っておけばヨカッタな~。
ジャズ喫茶のマッチ箱ってカッコよかったんだよね。
そういえばこのオリジナル・マッチの文化もスッカリなくなったね。それどころか、今の子供たちなんてもう「マッチ」自体を知らないんじゃないか?
少なくとも「燐寸」を読むことはできないかもね。

30_200そして、昭和通り商店街とは反対側の商店街。
パッと見た目は変わらないな…でも、アレはもう無くなっちゃっただろうな…。
と、商店街を進む。

C_2img_6812 失礼をば致しました!
ありました!「音曲堂」というレコード屋さん。
今はわからないけど、以前は楽器も取り扱っていた。

40v_4いいな~、昔の「町のレコード屋さん」風情で。
あ、「楽器」って書いてある。
昔は本屋さんでレコードや楽器を売っているところも普通にあったんだよね。
それで、コチラさんの最上階にはチョットしたホールがあって、私が高校の時にその舞台に立たせて頂いたことがあった。
UFOのコピーを演った。「Shoot Shoot」と「Mother Mary」だったような気がする。
私にだってシェンカーに夢中になった時期があったんですよ!
そして、その時だったと思うけど、生まれて初めてBAD SCENEを見た。
ホンの数曲分の演奏時間だったのに、杉村さんと鴫村さんはMarshallのハーフ・スタックを持ち込んで、三根生さんも自前のツーバスのフル・キットを組み立てた。
たった2、3曲のためにですよ!
転換の時間がどうしようもなく長かったのも覚えている。
ビックリしたね~。「こんなバンドが日本にもいるのかッ?!日本人でもこういうハード・ロックができるのかッ?!」って。
なつかしいな~。40年ぶりに来たよ!

50_2ハイ、北口に移動して京葉道路沿いのライブハウス、オルフェウス。
『妖怪大戦争』もトリの登場となる。
銀幕一楼とTIMECAFEの登場だ。

60_3銀幕一楼

S41a8252 寒河江宏樹(さがえひろき)

80v_4寒河江くんは1959好きのMarshallプレイヤー。

90v_2この日使用したJCM2000 DSL100のハーフスタックの隣に立てられた「銀幕一座」の幟。
「黒・柿色・萌葱」の配色は森田座の定式幕だ。イコール、銀座の歌舞伎座と同じ。
定式幕については犬神さんの記事に書いてあるので興味のある方はゼヒ⇒TOKYO BAKA EXPO 2017:犬神サアカス團単独公演『髑髏城』~私のディープ浅草 <その4>

かつては「江戸四座」と呼ばれた江戸の芝居小屋が後にひとつ減って、ナゼ「江戸三座」になったか、最近その理由を偶然知った。コワいよ、女の闘いは。
この話はまた別の機会に…。

100v_4山下大輔

110v_3松永健太

130v_2瀬間彩娘(せまあやこ)

140v_5犬神の明兄さんからお聞きして以来、観てみたかったチームのひとつ。

150_3銀幕さんのおそろしいまでの存在感にヤラれっぱなし!
初めてのことだったし、そもそも何をするかがわからん!

160v抜刀。

C_0r4a9021 歌舞伎アクション。

180v_3アイドル風コレオグラフ。

190v_2ビシッとキメるポーズ…撮り逃せない!

230_3銀幕さん、動きがオッソロしくシャープでうまく撮影するのが大変なのです。
それとね、こういうタイプの方って「オレってカッコいいだろ?」的なナルシシズムな要素を持っているのが普通だが、銀幕さんからはそういう意向が全く感じられない。
要するにサッパリしていて、メンド臭くないのだ。とてもありがたいことだ。

200_3しかし、銀幕一座を知らない人がこの写真を見て、どういう音楽を演っていると思うだろうか?
いわゆる「ロック寄りの昭和ムード歌謡」っていうのかな?
「昭和歌謡」っていう言葉は好きじゃないけど、音楽自体は好きだ。
日本における大衆音楽の一番の悲劇は、「歌謡曲」と「日本のロック」の両方を大衆から取り上げてしまったことだ。
今、銀幕一座の存在意義はとてつもなく大きい。

270_3寒河江くん、いいね~。
まず音がいい。
実に色気のあるギター・サウンドなのだ。

300v_5実は寒河江君とは以前から面識があって、お父さんの影響で彼のルーツが昔のロックにあることも知っていた。
まさにそんな感じのプレイ。
今の若い人には珍しいスタイルだ。
もう速弾きもタッピングもスッカリ珍しくなくなってしまったからね。
最近はかえってこうした選び抜いたフレーズをいい音でジックリ聴かせるスタイルの方が目立ってきているような気がする。
170v_2時に銀幕さんとユニゾンで舞い、時に単独で客席をあおる健太さんは小岩が地元。
パン屋さんをされているそうだ。
終演後、健太さんが焼いた人間椅子とNazarethのロゴが入ったパンの写真を見せてもらった。
大変おいしいと評判がいいので、今度、父の墓参りで市川に行った時の帰りにでもに寄ってみよう。

210v_2前説、キーボーズ、コーラス、後説と大忙しの山下さん。
銀幕一座の狂言回しといったところか?
顔も忙しい!

240v_3エイトビート、フォービート、なんでもござれの彩娘ちゃん。
コンパクトなドラミングが実に気持ちいい!

260_2「ココ小岩に、ココ小岩に足を運んで頂きありがとうございます。リハからいつもよりソワソワとしています。
終わったら『お疲れさま!』と声をかけてあげてください。きっと喜ぶと思います。
今日の日を祝し、乾杯をしたいと思います。
ある方は手にグラスを、ない方は心のグラスを…出会いを祝して、カンパイ!」

250_4上着を脱ぎ捨ててますますスパークする銀幕さん。
「皆さまと意思を合わせる時が来ました!このままアナタに届け…摩天楼」

290_4「♪まってんろっほ~、キッミッに恋をしった~」
ウワ~、メッチャ耳に残る~!銀幕一座のキラー・チューン。
お客さんとのコール&レスポンスも完璧!

310_3いよいよエンディング!

320_2ワカメダンスから、ナゼか相撲。

330v_3キマった~!
カッチョいい~!

340v銀幕一座はこのステージの後、7月13日に3曲入りシングル『ゾッコン』をリリース。
そのレコ発ワンマンがTSUTAYA O-WESTで開催された。
そちらの模様もMarshall Blogで取材して来たのでお楽しみに!

ところで、銀幕さんがMCで触れていたけど、この日は「ボウリングの日」だったんだって。
長崎に初めてボウリングが伝わったのが1861年6月22日のことだったそうです。

480cd銀幕一楼とTIMECAFEの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

360_3アンコール。
「申し訳ありませんが、代表としてアンコールさせて頂きます!」

0r4a9212 1曲演奏した後、「皆さん、1曲じゃ足りないんじゃないでしょうか?」と、妖怪が全員集合した。
「隣にいると我々がナチュラル・メイクに見えてしまいますね!」

370_7「あなたに届け、ロックンロール!」

380_3スゴイ!

390_2全員でビシっとフリをキメた!

400_2しかし、銀幕さんの迫力がスゴイ!一生懸命のカタマリみたいな?!

410_3何かもうコレを演るためにこの世に存在している感じ…というぐらいそれが板に付いているのだ!

420EXILEのグルグルも!

430_2「ラスト一発!」

450_2チャンと後ろの人たちもやってるから面白い!

460_2「ステキな夜を!」
あ~、オモシロかった!

470 

200  
(一部敬称略 2018年6月22日 小岩オルフェウスにて撮影)

2018年8月 2日 (木)

妖怪大戦争 <前編>~犬神サアカス團と絶叫する60度

  
総武本線の鈍行の起点は御茶ノ水。
秋葉原、浅草橋、両国、錦糸町、亀戸、平井、新小岩ときて、小岩。
「恋が小岩に来いよと乞うわ」…なんてね。
今日は小岩のオルフェウスから。
なかなかにスゴいイベント・タイトルだ…『妖怪大戦争』。

10_4自分が母に感謝することのひとつに、私が小さい頃、ずいぶんたくさんの劇や映画に連れて行ってもらったことがある。
特に怪獣映画には片っ端から連れて行ってくれた。
それが昂じて「映画小僧」になり、ビートルズを聴いて「ロック少年」になり、ロックに飽きて「ジャズ兄ちゃん」になり、普通に会社に勤める「オジさん」になり、その後Marshallと出会って、今「マーシャルジイさん」になっていることを考えれば、母には感謝してもしきれない。
ゴジラやガメラは当然のこと、松竹の『宇宙大怪獣ギララ』、日活の『大巨獣ガッパ』、『恐竜グワンジ』…まだまだ沢山あったハズだが申し訳ないことに記憶が残っていない。
しかし、よく覚えている作品のひとつに『妖怪百物語』がある。
1968年の3月公開だっていうから、私が小学校へ上がる1年前のことになろうか?
併映は『ガメラ対バイラス』だったのか…きっとこっちがお目当てだったんだろうな。バイラスってイカみたいなヤツだっけ?
しかし、『妖怪百物語』はカラ傘オバケとルーキー新一のカラミや、のっぺらぼうやろくろ首など、おなじみのオバケがゾロゾロ出て来てすごく楽しんだように記憶している。
ひとつわからなかったのが、やたらと顔がデカいその名も「大顔(正しくは大首という名前のようだ)」とかいうオバケ。
あのオバケ、小顔がもてはやされる今の時代に出て来ていたら相当イジめられるぜ。
「あぶらすまし」とか「ぬらりひょん」とか「ぬっぺっぽう」とか、子供の頃に覚えたヤツは忘れないナァ。
今では5分前にやったコンピューターの操作方法が思い出せないで四苦八苦することも珍しくない。

30v_280同じ年の年末に公開されたのが続編の『妖怪大戦争』。
もちろん母が観に連れて行ってくれたのだが、併映の『蛇娘と白髪魔』という作品はナニひとつ記憶がない。きっと退屈して見ていなかったのだろう。
この2本、どう考えてもヘッドライナーは『妖怪大戦争』の方で、きっと前作の『妖怪百物語』の評判がヨカッタんだろうね。
実際『妖怪大戦争』はオモシロかったナァ。
「ダイモン」という海外の妖怪が長い眠りから覚めて、どういうワケか来日しちゃって、日本の妖怪チームと一戦交えるんだよね。
ダイモンってのが悪くてさ、すごくコワかった。
昔はヨカッタな~。
CGに慣れきった今の子供たちがこんなの観るとどう思うのかな?
Frank Zappaの「Cheepnis」よろしく、やれ「糸が見えてる」だの「中に人が入ってる」とロマンのないことを訴えるに違いない。
そもそも映画館になんか行かないか…やっぱBlu-rayだよね~。便利だもんね~。
それじゃやっぱり風情がない!
映画館で知らない子と「♪ガンメラ~、ガンメラ~、強いぞガンメラ、強いぞガンメラ」ってやるのがいいじゃないか!
なんてことばかり書いているから若い人がMarshall Blogに寄りつかないんだよな。
言われなくてもよくわかってんだよ。

20v_280さて、こっちの『妖怪大戦争』もオモシロかったよ~!
まずステージに上がったのは「絶叫する60度」。

40_2魁(かい)

50v_4もんてろ

60v_3絶叫さんは昨年の『美女と金髪と野獣』にホンのチョットだけご登場頂いたことがあったが、Marshall Blogへの本格登場はコレは初めて。

70_3以前はカラオケで暴れまくっていたが、今はバンドを引き連れて大騒ぎ。

80この日、ギタリストはお二方ともMarshallを使用。

90_2

100v_3

110v_2知ってはいたけど、イヤ~、スゴイわ。

120_2魁ちゃんと…

130vもんてろちゃんのパワフル極まりない歌声とパフォーマンス!

140コレを年間300回やってるっていうんだから恐ろしい。
こんなに動き回って…運動になっていいどころか、身体に悪いんじゃないか?というぐらいの激烈パフォーマンス!

150_2「♪ポ~ニョポニョポニョ」なんて大人しくやっていたかと思うと…

160_2ブシュッ!!
「三途の川のポニョ」だった。

170_3曲としてはハードでポップな昭和歌謡みたいでいい感じ!

180_2こんなこともやっちゃう!

190_3ルドルフ・シェンカーがコレを見たら自分が若かった頃を思い出すことだろう。

200v_2お客さんたちのノリがまたスゴイのナンのって!

210_4どっちが絶叫してるんだかわかない!

220_2この軍隊のような凄まじいまでの一体感!
コレを見ているだけでも絶叫する価値あり!

240_2リハーサルの時に魁ちゃんが自家製のお立ち台に「Screaming Sixities」とマジックで名前を書いているのを後ろから偶然眺めていた。
「『Screaming Sixities』か。なるほど…ウマいこと言うな」と思っていたら!
この「絶叫する60度」というのは、南極地方の海域のことなんだってね~。
知らなかった~!
「Screaming Sixties」は「Shrieking Sixties('shriek'も'悲鳴を上げる'という意味)」とも呼ばれ、南緯60度から70度の風の強いエリアのことを指すのだそう。
他に「吠える40度(Roaring Fourties)」と「狂う50度(Furious Fifties)」というのがあって、南極に向かう船は南緯40度、50度、60度と猛烈な風の中を進まなければならないのだ。
ま、絶叫ちゃんのステージはコレ3つが合わさって「150度」に到達していたよ!

250_3絶叫する60度の詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEB SITE

2602番目に登場したのは我が、犬神サアカス團!
あ~、静かだ。

270_2犬神凶子

280v_2犬神情次2号

290vジョニーちゃんはいつもと同じくJCM800 2203と1960A。
コレが犬神サアカス團のギター・サウンド。

300v_4Marshallもギターもいつもと同じだけど、それをつないているアイテムがいつもと違う。
いつもはワイアレスを使用しているが、今日はワイアード。
理由は「忘れ」。

310_2犬神ジン

320v_4犬神明

330v_2ますは最近アルバムのタイトル・チューン「新宿ゴーゴー」。

340_sg切れ味のよいエイト・ビート。
耳に残る犬神ならではの歌詞…やっぱり何度聴いてもいいね。

350_4こうした正統なブリティッシュ・ロック・サウンドにはMarshallがベスト・マッチする。
つまり正統派ロック・ギター・サウンドだ。

360v_4「あらためましてこんばんは、犬神サアカス團です。絶叫する60度ファンの皆さん、はじめまして~。銀幕ファンの皆さん、お久しぶり~。オルフェウスさんは2回目なんですが、今日は一番いいところを見せたくてセットリストを作って来ました。最後まで盛り上がっていきたいと思います」

380_tik2曲目は「虎の威を借る狐」。

390v_2アフロ・キューバンっぽいリズムから7/4拍子のリフへ。
いかにも犬神様らしいナンバー。

400v_23曲目は久しぶりに『恐山』から「浅草心中」。

410_as惚れた男に逃げられまいと、「何でもするわ」とすがる女…「ニコヨン、日雇い、運転手、クズ鉄拾いに犬殺し」と色々な職業がこの曲に出てくるけど、昔はね今では考えられないような仕事がたくさんあった。
「犬殺し」っていうのは私が小さい頃見た記憶があるな。
先に縄で作った輪っかがついている長い棒を持っていて、野良犬の首をその輪っかに通し、手元の縄を引っ張ると、その輪っかがギュッと締まって犬はもう逃げることができなくなる。
最近では宮古島で見た。アレは保健所の職員なんだろうな。
私が小さい頃は野良犬って結構見かけたけど、今はまったくいなくなった。
江戸時代は野良犬がたくさんいて、夜は恐ろしくて気軽に出かけられなかったらしい。住居があつまるエリアには野良犬が入って来ないように門を作っていたそうだ。

420v_3「犬神ファンの男性を『犬っさん』っていうんです。以前は『犬っ子』って言ってたんだけど、オジさんたちがドンドン増えて来たので『犬っさん』と呼んでいます」
犬神さんはこの5日後、以前にもMarshall Blogでレポートした『ショート・プレミアム興業』と称したワンマン・ライブを控えていた。
その「予告編」として次の曲に移った。

430v_22007年のシングル「たからもの」。

450_tmやっぱりシングルに仕立てるだけあっていい曲だ。

450v_2ジャケットはこんな感じ。

Tm偶然チョット雰囲気がコレに似てる。
ナゼこの曲が「予告編」なのかは次回の犬神さんのライブ・レポートにて。

Ct続けて犬神さんのライブでは定番の「光と影のトッカータ」。
胸のすくようなドライビング・チューン!

460v_hkt

470v_2

480v

490v「今日はMarshall Blogの取材が入っています」
凶子姉さん、ありがとう!
「あと2曲です」
「エエ~!」
「その力強い思いで私と一緒に歌いませんか?」

500vコール&レスポンス。

510v_arそして歌うはアルバム『新宿ゴーゴー』のリード・チューン、「暗黒礼賛ロックンロール」!

520_2やっぱりコレは盛り上がるね。

530vシンプルでハードでものすごく「ロック」を感じさせてくれる名曲だ。

540そして、最後も定番の「命みぢかし恋せよ人類!」。
なるほど、このあたりのたたみ込むような感じが「一番いいところを見せる」セットリストなのね?
 
今日もソリッドなギターをガンガン奏でてくれた情次兄さん。

0r4a8789ステージせましと暴れまくったジン兄さん。

560vジャケットを脱いで吠えまくる明兄さん!

570v今日も美しい歌声の凶子姉さんなのであった!

580犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

590<後編>につづく 

200  
(一部敬称略 2018年6月22日 小岩オルフェウスにて撮影)

2018年8月 1日 (水)

加納秀人音楽生活50周年&外道結成45周年記念コンサート <後編>

  
「さぁ~、手拍子よろしく!」とハチ切れんばかりの勢いで演奏するのは「ダンスダンスダンス」。
レコードではまだA面。
しかし、会場の熱気は最高潮!

10_ddd加納秀人

20v松本慎二

30vそうる透

40v_3インスパイアし合う2人。

70_2秀人さんのロング・ソロ!

75そして、恒例の「三・三・七拍子」から…・
「ある言葉に乗せてすべての悪いモノを捨てて行ってください!」
「ある言葉」とは「外道」のこと。
「悪いモノはマネージャーが全部持って行ってくれます」…「外道!」
「みんなの未来のために!」…「外道!」
「みんなのシアワセのために!」…「外道!」

60_2そして透さんのソロ!

50この曲のリフも素晴らしい!…「ビュンビュン」。

80v_bb「♪外道のワッペン背中にしょって」
外道のワッペンは物販コーナーにて好評販売中!
ちなみに「ワッペン」はドイツ語。フランス語では「アップリケ」。英語では「パッチ」ね。

90vシンプルにストレートにカッ飛ばす外道。
客席はますますヒートアップするばかり。
え?「ヒートアップ」って、お客さんが座りっぱなしじゃないかって?
いいんですよ。
みんな「外道の音楽」を聴きに来てるんだから…騒ぎに来ているワケじゃない。
コンサートは音楽を聴く場所なのだ。
「音楽は鬱憤晴らしではない - ユーディ・メニューイン」

95いつかのコンサートで、秀人さんはこの曲を演奏する前にひと言こうつぶやいた。
「ブルースを聴かせてあげよう」…コレがエラクかっこよかった。
曲は「いつもの所でブルースを」。

100v_ibそれにしてもナント存在感のあるギター・サウンド!

110やはり秀人さんにはMarshallが一番お似合いだ。

120v_3秀人さんもソロを弾いていてとても気持ちよさそう!今夜は気持ちいいね!

180v_2いよいよコンサートも終盤に入る。
270次から次へと息もつかせぬ展開で外道ワールドが炸裂!

140v_4「腐った命」

160_kr弾きまくる秀人さん!

150vそして、本編最後は「人間わずか50年」の「完了」。
コレでMarshall Blogの冒頭につながるというワケ。Marshall Blogってよくできてるナァ…んなこたぁないか。

C_s41a7706 客席を練り歩く秀人さん。
今日はワイアレスだけど、以前は比較的広い会場でも頑固にケーブルを使ってコレをやっていたんだよね~。

190_2お客さんもうれしそう!

200_2自撮り派のお客さんもたくさん!

210_3ノッシノッシと歩を進める秀人さん。
指は猛然と動いたままだ。

220vステージの上のリズム隊のハードなドライブも聴き逃せないぞ。

250v

260v_4大きく会場内を一周してステージに向かう。

230_2そして「完了」!
アルバム『外道』収録の9曲と他4曲で構成された興奮のステージが完結した。
やっぱ、いいな~。

275すかざずアンコールの呼び声。

280_2アンコールはATOMIC外道。いわゆる「アトゲー」。
360_2曲は「悪魔のベイビー」。

300まずは透さんが歌う。
透さん歌お上手だからね~。
透さんが歌った東京おとぼけCatsの「ドアをあけて」は大好きな曲のひとつ。

310そして公太さんも熱唱!
ナンカこの曲を聴いてて、昔を思い出したのか、少しホロっと来ちゃったナァ。
一緒に歌いたかったけど、感激で「オエッ」ってなっちゃって歌えなかった。

320続けてゴキゲンなロックンロール「愛の寝台車」。
いわゆる「Freight Train Song」というヤツ。今、こういう曲はなくなったね。
やっぱり風情がなくなったよ。

330_as松本さんは「タオル・ベース!」。

350_3鉄壁のノリを見せるベース・チーム!

340_2いつの間にかお客さんは総立ちになっていた。

370_6バンドのメンバーがステージを降り、秀人さんひとりが残る。

380_2そしてスペシャル・ゲストとしてピアノで加わったのがエルトン永田。
エルトンさん、出番まで9時間待ちだったそう。

390v「やさしい裏切りの果てに」をシットリと…。
これまた感動の瞬間なのであった。

400かくして『加納秀人音楽生活50周年&外道結成45周年記念コンサート』はニギニギしく幕を降ろした。

410_2お疲れさまでした~!

420v_2秀人さん、そして外道、おめでとうございます!
50周年の野音が楽しみですな!
Marshallの壁でやりましょう!

430あまりにもめでたい機会だったので、終演後私も楽屋で1枚。

450vさて、<前編>の冒頭で紹介した通り、現在外道は2枚組のアルバムを制作中だ。
その内容に関する情報を頂いたのでお知らせしておく。

 
【外道結成45周年記念作品】
『外道参上』
★Disc-1 「外道LIVE !」
松本さんがMCでおっしゃっていたように、この日の外道のステージを完全収録。
アルバム『外道』発表から45年後の再演!
Marshall Blogのレポートを読みながらこのCDを聴いたらどうなのよ!
★Disc-2 「外道STUDIO !」
平成外道の新曲とセルフカバーで構成したアルバム。スタジオ・アナログ・レコーディングだそうだ。
やっぱ行きつくところはアナログか!
だって、人間ってアナログでできてるからね。
 
★加えて、3種類の特典が用意されているそうだ。
①タワーレコード・オリジナル特典:当コンサートの音源1曲
②ディスクユニオン・オリジナル特典:当コンサートのエキストラ・ライブ音源1曲
③ライブ会場販売オリジナル特典:当コンサートのエキストラ・ライブ音源1曲
「何だよ、全部同じじゃねーか!」って?
そんならこうしてワザワザ3行も使いません。
この3つの「エキストラ・ライブ音源」というのは全部違う曲なのよ。
そして、3枚すべてお買い上げいただくと、さらに3曲入りのエキストラ・エキストラ音源がもらえる…という仕組み。
レコードやライブ会場で「待ち伏せしてんだよ…卑怯だろ~」。蚊じゃない。
でも聴きたいよね~。楽しみだよね~。
発売は10月17日を予定している。
 
さらに外道は明日に向かってギンギンにライブの予定を入れているので、そちらも要注目だ。
10月末には原宿クロコダイルを皮切りに全国12カ所を巡るレコ発ツアーも予定されている。
 
ニューアルバムやツアーについてのお問い合わせはコチラ⇒Goodstock Tokyo

90加納秀人の最新情報はコチラ⇒facebook
外道の最新情報はコチラ⇒facebook

460v 

200 

(一部敬称略 2018年6月17日 新宿スペースゼロにて撮影)

2018年7月31日 (火)

加納秀人音楽生活50周年&外道結成45周年記念コンサート <中編>

 
15分の休憩の後、デーモン閣下から寄せられたビデオ・メッセージで外道のステージは始まった。

「ガハハハハハ、沖縄のライブハウスのこけら落しでATOMIC POODLEと一緒になってからもう10年も経ってしまった…月日が経つのは早い。
加納さんは吾輩の同じ学校の先輩。
ドラムの五十嵐くんも同じ学校の同級生。
ベースの庄太郎くんと松本さんをウチの学校に入れて…だな、OBバンドを組んで学校に乗り込もうではないか!
ところで、ウチの高校の新校長はナント2学年下の後輩ですよ。
後輩が校長をやっているので、乗っ取りは容易である。
近々一緒に演りたいと思う。
来週のお誕生日も楽しく迎えられるように…ガハハハハハ!」
さすが閣下、ギャグだけでなく、秀人さんのお誕生日についても言及された。
そういえば秀人さん、庄太郎ちゃんのお誕生祝いはしても、翌週のご自分のお誕生日には全く触れていらっしゃらなかった。
 
しかしいいね、先輩後輩ってのは。
自分の高校の場合はどうだろうか?
音楽業界で言うと、先輩では宇崎竜童さん、高崎晃さん。後輩で犬神サアカス團の犬神情次2号、TSPの山岸秀治、某人気ベテランメタルバンドでMarshallを使っていないギタリスト…ぐらいか。
角界なら若貴兄弟がいるんだけど、まさかMarshallは使わないだろうからナァ。
Marshallはギター・アンプ界の横綱なんだけどナァ。10_3秀人さんのインストの名曲「龍神」に乗ってステージに現れた外道。 
高校の時、『In the Heat』を聴いて興奮したもんですよ。

20_4加納秀人

30v_bk_2松本慎二

40v_2そうる透

50v_3ココから秀人さんのお供をするのはMarshall。
グワ$%&'#~!1曲目はナント「ぶっ込んでやれ」!

55v私は残念ならオリジナル・メンバーの、すなわち『拾得』の布陣の外道は見たことがないのね。
2003年、Marshallが下のMODE FOURというシリーズを発売した時、秀人さんにずいぶんお世話になって、それから何度も外道を拝見させて頂いてきた。
でも、演んないのよ、「ぶっ込んでやれ」。
私がお邪魔をしなかった時に取り上げていらしたのかも知れないが、ナマの「ぶっ込んでやれ」を聴いた記憶がない。

2mf その念願がかなった瞬間だった。
私は「ぶっ込んでやれ」は日本のロックの中で最もカッコいいギター・リフだと思っているのです。
他に「香り」は当然のこととして、「黒い影」とか、後で出て来る「逃げるな」とか、秀人さんってリフづくりの名人だと思う。
かのリッチー・ブラックモアでさえ「いいリフを作るのはムズカシイだでな~」と何かのインタビューでコボしていたぐらいだからね。 

60v_22曲目は「I can't Shout」。

70_icsシンプルにして深い。
コレが名曲のキモなんだよね。
秀人さんが長年演奏し続けている曲はすべてそういう曲だ。

80v_3続いて「アロハ・ババア」。
外道の2つのアロハ・ナンバーのうちのひとつ。
外道のレパートリーだからしてクチは悪いけど、実にカワイイ歌だよね。
昔は「Too Many Rules」とか「Like I Do」とか、甘酸っぱい青春の名曲ってたくさんあったんだよね。どれもいい曲なんだな~…あ、私、オールディーズ好きです。
この彼氏の電話を取り次がないアロハババア、今の時代なら、ヘタをすると彼にブスリとやられちゃうかもしれない。
あ、最もその前に今は「電話の取次ぎ」なんてことはしないんだよね…みんな携帯だから。
面白くないね~。
だからいつも言ってるでしょ?「利便性は風情を殺した(Taste no more!  Convenience do murder taste!)」って(ハイ、コレは先日勉強した『マクベス』ですね)
私も若い頃、今の家内に電話するのがコワくてネェ。大正生まれの厳しいお婆ちゃんが電話に出ちゃうんだよ。
すると知ってるクセに「何の用件ですか?」なんて言われてね~。
風情があったよ。

90_abこうしたユーモラスな曲も外道の魅力のひとつ。
でも、ベースになっているのはシッカリとしたルーツ・ロックだ。

100v_2本題に入る前に早くもひとつのクライマックスを迎えたのが次の「何?」。
コレも『Just Gedo』からのチョイス。

110_nn松本さんのピックを使った歯切れのよいベース・ラインがゲンゲロゲンゲロと暴れ回る。

120v_2疾駆する透さんのドラムス!
今週末、またよろしくお願いします。

130_2「何?」と来ればアレ。
「全員、外道に向かって礼!」…はなかったけど「外道ダンス」はバッチリ。
「ハイ、両手を上げて!いい感じですよ!1970年代に戻りますよ!タイムスリップです!」
ロックに関してはホントに戻りた~い!

135リアルタイムで「外道ダンス」をご経験されていらっしゃるお客さんも多かったのではなかろうか?
皆さん、何の迷いもなくビシっと「外道ダンス」をキメられていた。

136ココで一旦ステージに区切りをつける。
舞台は暗転。

140v_3はい、ココでクイズ。
私考案の「外道歴史クイズ」ね。
まず、この3人の共通点は何でしょう?
誰かがわからない人のために一応名前を記しておきましょう。
 
織田信長

150_280豊臣秀吉

160_250_2徳川家康

170_2エ、答えは全員右を向いてるって?
チガウ。
でも確かにそうだな。
なぜかこういう肖像画の中の偉人ってみんな右を向いてるんだよね。
多分正面より絵が描きやすいから斜めにしてるんだろうけど、何で右向きなんだろう?
と不思議に思い調べてみると、やはり鼻の形や高さなど、顔の特徴を出すために少し横を向いた構図にしたのだそうだ。でもナゼ右なのかはわからなかった。
でも、こういうのもある。
第17代島津藩主の島津義弘。
この時代、正面から描いた肖像画は大変珍しいそうだ。

Ys じゃ次。
コレは?
 
京都の二条城。

180奈良の東大寺。
共通項は何でしょう?
上の偉人たちとも共通してる。

190最後…。
 
杉田玄白の「解体新書」…ターヘル・アナトミア。
杉田玄白ってコレを出して億万長者になったんだぜ。
ちなみコレの翻訳を手伝った前野良沢は努力と苦労の割には冷や飯を食わされた。(吉村昭『冬の鷹』より)

200v_250あるいはコレ。
葛飾北斎「富嶽三十六景 波間の富士」。
さあ、どうよ。
全部に共通することがある。

210_2答えはね、全部必ず歴史の教科書に出て来る…ということ。コレが共通点。
間違いないでしょ?
そこでだ。
もし、「日本ロック史」という教科書があれば、「徳川家康」や「解体新書」のように絶対に出て来ることが間違いないのがこの外道のファースト・アルバムだ。
コレが言いたくて小1時間かけてこのくだりを書いた!
秀人さんの音楽生活50周年、外道の結成45周年を記念するコンサートとはココから「第4部」とも言うべき新たな展開を見せる。
このファースト・アルバムを最初から最後まで再現するという企画を実現させたのだ!

220_lp「ハハハハハハハハハッハッハッハッ」
暗転した会場に響きわたる笑い声。
Bonzo Dog Bandの『Let's Make up and Be Friendly』の「Slush」だ。
ココで「メカゴジラ!」と叫びたくなるのは決して私だけではあるまい。

230そして、コレまた日本のロック史に残る名リフ「香り」。

240v_2コレを初めて聴いた時にはそのカッコ良さにオシッコちびったっけナァ、少しだけ。

250_2「♪ゲ~ゲ~ゲ~ゲ~ゲゲゲゲゲゲゲ、ゲ~ゲ~ゲ~、ゲド~」
秀人さん、この曲を作る時ナニを考えてこういう譜割りにしたんだろうナァ?
時々コレを「ゲロゲロ」って歌う人がいるんだけど私にはそうは聞こえない。
また、「外道のテーマ」とか呼ぶ人もタマにいるけど、違うから。
シンプリシティこそが生み出すパワー。
コレを聴いて「カッコいい」と思えなければロックを楽しむことは到底ムリ。

260v_3その最高のカッコよさを演出したのがMarshallだ。
秀人さんは1974年8月20日、横浜野外音楽堂ロック・フェスティバルでこのMarshallを使って「香り」を弾いた。
1971年製の1959。
大事に大事にお使いになられて来たのであろう、メチャクチャきれいだ。
秀人さんによると、日本に初めて入って来たMarshallの内の1台だという。
1971年製といえば、1959が発売されてからまだ5年しか経っていない時代のシロモノだ。
当然、ハンドワイアードで4アウトプット。
インピーダンスの切り替えスイッチは更新されていたが、マスターボリュームの改造なども施していないフル・オリジナルの47年前のMarshall。
やっぱりいいな、Marshallって。
デザインや音だけではなくて、ロックの夢がたくさん詰まってる。

56v_2足元のようす。

57実は、今日Marshallを使い始めたのは外道のステージから。
今更ながらなんだけど、ビックリしちゃった。
だって、ノイズも含めてゼンゼンギターの音が違うんだもん。
それと不思議なことに、「ロック度が増す」っていうのかな?迫力がゼンゼン違うんだよね。
秀人さんは大きな会場でしかもうMarshallをご使用にならないが、やっぱり秀人さんのギターはコレですよ。
日本のロックの歴史にもMarshallが大きく関わっていることに私は誇りを感じる。
もうひとつ。
Marshallを鳴らして中音(PAではなくステージの中の音)が大きくなることによって、やっぱりバンドの鳴りみたいなモノがゼンゼン変わってくることを思い知った。
ちなみに秀人さんがセットしているボリュームの目盛りは「2」だ。
270v_3印象的なオクターブのイントロは「逃げるな」。

280v_ng_2サビなしのリフ曲。
やはりこのシンプリシティがハードさとパワーを生み出している。

290_2コレもシンプルの極致…「外道」。

310v_gd_2百戦錬磨のリズム隊が作り出すウネリがタマらない!

300v_3

320v_3「♪外道は行く 未来のない明日へ」…問答無用でカッコいいわ。

330「皆さん、こんばんは。やっとMCのお許しが出ました」
松本さんのMCコーナー。
「加納秀人音楽生活50周年並びに外道結成45周年記念にようこそご来場頂きました!
皆様のおかげで加納秀人が元気でありますこと感謝します。
外道の50周年は野音を目指しております。というのは、その年、日比谷野音は100周年なんですよ!」
今から5年後といえば2013年。
そう、日比谷野外音楽堂は1923年(大正12年)の開業。
すなわちジム・マーシャルと同じ年なの。つまり関東大震災があった年。野音がオープンした2か月後に発生した。
「外道はまだまだ途中の段階です。健康である限り外道として恥ずかしくない活動をしていきたいと思います!」
『外道』として恥ずかしくない…というのは面白い。一種の撞着ですな。
さらに「今日はライブ・レコーディングをしています。お客様の声も漏れなく収録されたCDが10月にリリースされる予定です。
今日は最後まで楽しんでいってください!」

335v_2そして「ロックンロールバカ?」。

340v_rrb_2スゲエ歌詞だよナァ~。
今の若い人たちにはとてもできまい。

350_2「♪ワンモー」
ジャン!

360「♪ツーモー」
ジャンジャン!

360v_3「♪スリーモー」
ジャンジャンジャン!0r4a8115 「♪どうも」
カン!
あ~楽しい!
 
加納秀人の最新情報はコチラ⇒facebook
外道の最新情報はコチラ⇒facebook

280<後編>につづく

 

200

(一部敬称略 2018年6月17日 新宿スペースゼロにて撮影)

2018年7月30日 (月)

加納秀人音楽生活50周年&外道結成45周年記念コンサート <前編>

  
「人間わずか50年 下天のうちを比ぶれば 夢まぼろしのごとくなり」
コレは室町時代に流行した「幸若舞(こうわかまい)」という舞曲の、「敦盛」という演目に登場する一節…らしい。
「人の世の50年間なんてものは、天界の時間と比べれば幻ようなモノだってばよ」と人間の人生の儚さを謳っている。
織田信長が桶狭間の戦いでコレを舞って出陣したことで知られていてる…らしいが、私はその昔、外道の「完了」という曲で知った。
その外道の加納秀人がただの「人間」どころか「音楽生活」の50年を迎えた。
そして、同時に外道の結成45周年に当たるという。
めでたいじゃないか!
秀人さんからお誘いを頂戴し、その記念コンサートにお邪魔してきた。
ところで、昔の人はそんなに50歳になるとバッタバッタと斃れていたのだろうか?…と不思議に思い、以前調べたことがあった。
想像通りさすがにセミやウスバカゲロウの一生じゃあるまいし、全くそんなことはなく、たとえ昔とはいえ寿命が70歳、80歳という人もごく普通にたくさん存在した。
ところが、子供の生存率が極端に低かったため、平均すると50年ほどの寿命ということになっていたのだそうだ。
秀人さんの50周年はホンマもんの50年だからね。
それは「日本のロック」の50年でもあるのだ。

10_2ロビーにズラリと並んだグッズの数々。

40当日購入されるCDや…

60Tシャツやバッグにはサイン色紙やサイン入り写真の特典が付けられた。

70鳥居の前に詰まれているのは、50周年を記念するソロ・アルバム『Thank Youk~Hideto Kanoh 50th Anniversatry~』や昨年リリースしたアコースティック・ライブアルバム『旅人』。

50v鳥居ピックも販売。

30さらに外道の40周年を記念したグッズも並べられた。

80v鳥居ペンダントやお守りなど豪華!
 
40周年記念コンサートはMarshall Blogでレポートしているので未読の人はゼヒ!
コチラ⇒外道結成40周年&レコ発LIVE

20そして、今、外道は2枚組のニュー・アルバムを制作中だ。
途中で何度かの空白期間があったにしても、結成45年を経た今も持続しているこの推進力!
私も見習わなければ!

90「ファンの皆さま、スタッフ並びにミュージシャンの皆さま、本当にありがとうございます。思い出話をするとトークだけでおわってしまいそうなんですが、16歳の時に内田裕也さんの元でプロになり、ミッキー・カーティスさん、小野洋子さん、篠山紀信さん、田原総一朗さん、アントニオ猪木さん、福田一郎さん、湯川れい子さん…にお世話になり、ありがとうございました」
…と50年の感謝の言葉が秀人さんの影アナで述べられた。
「今夜の演奏はレコーディングします。スッカリ楽しんでください。さぁ!ショウを始めましょう!」
この公演がライブ・レコーディングされることがアナウンスされた。

460v_2まず第1部はソロ。

100バッキング・トラックに合わせての秀人さんの歌とギターを楽しむ。
1曲目は「D3」。
いきなり得意のボトルネック。
110v50周年記念アルバム『Thank You』からのインスト・ナンバーだ。

120続いて1996年発表の『Sweet Misery』からタイトル曲。

130初めて聴いた秀人さんの声は『外道』だったけど、変わらないね。
私は昔から秀人さんの声を日本のロックを代表する声のひとつだと思っている。

140v「ナンでひとりで演ってんだって?結構ひとりで歩いてるのよ。人生ひとりで歩かなきゃいけない時があるものです。
これからバンドのみんなが出て来て『バンドっていいな』って思ってくれるといいな…あと数曲聴いてください」
そんな!

1503曲目は今回の『Thank You』に収録された「淋しすぎる夜」。

160以前はかなりハードなアレンジで演奏していたが、時を経てジックリしたアレンジに。
ココでもボトルネックが活躍。

170続けて「Life and Death そして運命」。
コレは外道の2015年のアルバム『Rocking the Blues』から。

S41a7053 秀人さんらしいセンチメンタルなギター・バラード。
こういう一面がまた素晴らしい。

200v5曲目は「One More Chance」。

180vコレも秀人さんらしいロマンティックなロッカ・バラード。
『Thank You』の収録曲だ。

190v「最近メガネをかけないとダメですね。大きく見えるメガネを買いましょう」なんておっしゃってたけど、今からメガネならなんら問題ないでしょう!
TAKEさんじゃないけど、譜面を読むことが避けられないミュージシャンは、ハズキルーペの上得意さんであると私は睨んでいる。
 
絞り出すようなギター・トーンで始まった次の曲も大人のシットリ・ナンバー。
「新たなる孤独への出発」だ。

220そしてソロ・ステージの最後はまたガラリと曲調が変わった。

210v一瞬ジェフ・リンかと思っちゃいそうな軽快な3連。
「長い旅~そして君に乾杯」で第1部が締めくくられたのだ。
ク~!コレ、アタマのコード、どうして7thなんだろう
D|D|A|A/Bbdim|Bm|Bm|G|G|D|D|Gb7|G/A| ときて、この次… D7|D7|G|G|EmEm|A|Aとなっている(ハズ)。どうして7th?
このD7をGへのドミナントモーションとするならここだけキーがDからGに転調しているってことのなるのかしら。
メッチャかっこいい。

230v全7曲、秀人さんの音楽生活50周年を記念した最新ソロ・アルバム『Thank You』からの曲をメインにソロ・コーナーの幕を降ろした。

240コレがそのアルバム、『Thank You』。

H50そして、さほど間を開けずにステージに上がった3人。
秀人さんのMC…「ジョニーが生きているウチにもう一度バンドを組もうと思って結成したのがJFK。
たった1枚のアルバムを残しただけで終わってしまいました。
その後のつながりやクラシック・ロック・ジャムや学校の先輩後輩などの縁もあって結成したのがこのバンドです。
久しぶりのATOMIC POODLEです!」

250加納秀人

260v満園庄太郎

270v五十嵐公太

280v1曲目はゴキゲンなドライビング・チューン「弾丸ベイべー」。

290いきなりこのテンション!

300v「こんにちは。加納さんおめでとうございます!…先輩、おめでとうございます!」
そう、公太さんやデーモン閣下、さらには以前Marshall Blogでレポートしたこともある、公太さんと庄太郎ちゃんが出演した福島応援イベントの主宰者の浅野さんも秀人さんの学校の後輩なのだ。

310v「おめでとうございます!加納さん、ホントにひとりで演ってましたね~!
10年前に加入してココではとても言えないようなことを楽しんできました」
…と2人からの祝辞があって…
S41a7155秀人さんのシンプルなリフから…

350「♪ベイビ、ベイビ」と公太さんが歌うのはこれまたゴキゲンな自作の「SUPER NICE DAYS」。
この曲ってCDではスゴイんだよ。
秀人さんのソロが始まって、コレから!っていう時にフェイドアウトして曲が終わっちゃうの。

330v「メインと小鉢みたいなもんですから…我々は箸休めだから」
メインは外道、ATOMIC POODLEが小鉢ということを言っている。
F1の時期になって松本さんの都合がつかない時には庄太郎ちゃんに外道の出番が回ってくる…なんて話が出ていたけど、それにしては随分存在感のある小鉢だこと!
「ボクたちも外道ファミリーで~す!切り干し大根みたいなもんで~す!」
ずいぶん豪華な切り干し大根があったものですナァ~!

320vサード・アルバムから「Love is just a memory」。

340『Thank You』収録の秀人さんのロックンロール「連れてかれちまうぜ!」。
Xコレも最高に気持ちいい~!
小鉢感、全くなし!

390続けてセカンド・アルバムのオープナー「君の瞳に映る世界、僕の瞳に映る世界」。

370ギター・リフやサビの展開のノスタルジックな雰囲気がタマりまへんナァ~!

380雷鳴のようなドラムスでスタートする「不良侍」。

400v「にっぽん讃歌」を連想させる外道ムード?

410ドンガラドンガラとシンプルな中にも深い味わいを見せるパワー・チューン!
3人の一丸となった演奏が快感!

420v

430v

440「今日は庄太郎の誕生日なんですよ。このままチョット待っててください」

360v_5 …とバースデイ・ケーキが運ばれて来た!

460「エッ?!この感じ悪くない!」 
庄太郎ちゃん、いくつになったんだろう。
私が初めて会った時から確実に20歳は齢を重ねたハズだ。庄太郎ちゃんは私にとって最も付き合いの長いミュージシャンの内のひとりなのだ。

470v取りあえず記念撮影。
さすが秀人さん、ご自分の記念コンサートに庄太郎ちゃんのお誕生会を組み入れちゃった!太っ腹です。

490そして、秀人さんから庄太郎ちゃんに向けてもう1曲。

500公太さんの歌詞カードのサポートつきの「Happy Birthday」。

510公太さんも庄太郎ちゃんもコーラスで参加!

520最高級のビーフステーキがテンコ盛りの小鉢でした!
 
加納秀人の最新情報はコチラ⇒facebook

530<中編>つづく

200

(一部敬称略 2018年6月17日 新宿スペースゼロにて撮影)

2018年7月20日 (金)

GRANRODEO LIVE 2018 『e-ZUKA 十日町凱旋ロデオごったく:あさささ、ごーぎだども あちこたねぇすけこらっしゃい』<後編>

 

さあ、楽しい時間が過ぎるのは早いもので…『e-ZUKA 十日町凱旋ロデオごったく:あさささ、ごーぎだども あちこたねぇすけこらっしゃい』のレポートも今日で最後です!
「エエ~!」
…と、Marshall Blogの読者が言ったとか言わないとか。
 
コレはMarshall的に心温まる光景。
タテ書きの「あさささ、ごーぎだども あちこたねぇすけこらっしゃい!」Tシャツに挟まれて…

20横書きのMarshall GALAシャツ!
他にもこのTシャツを着てくれているお客さんがいらっしゃった。うれしかった。
Marshall GALAでのe-ZUKAさんの演奏もヨカッタからナァ~。

30レポートの<後編>と言っても、実はショウはまだ中盤に差しかかるところなのです。
だからまだまだコレから!
 
中盤に差し挟まれたアコースティックの1曲。
イヤ~、ココでのMC、面白かったな~。40「さっきから目がかすんでて…オレ、泣いてるのかな?と思ったら目に汗が入ってたのね」
イヤイヤ、実はウルウル来てたんじゃないんですか~?
…と、ココで驚くべきことがッ!
e-ZUKAさんがこうおっしゃったのだ。
「今日、会場の入り口のところでMarshallの人にバッタリ出くわしてビックリしちゃった!
Marshall Blogというのがあるんですけど、その取材に来てくれたんです。
十日町にMarshallの人が来るなんてビックリですよ!」
デへへ、私のことです。
一瞬、「じゃ、ちょっとステージに上がってもらってひとこと挨拶させましょう」なんてことになったらどうしよう!と思ったけど、まぁそんなことあるワケないわね。
e-ZUKAさん、ありがとうございました。最高にうれしかったです!
トンデモナイんですよ。
e-ZUKAさんの記念すべき凱旋コンサートと聞いて「コレはMarshall Blogで絶対レポートしなきゃ!」と矢も楯もタマらず勝手にスッ飛んで来たんですから!

60v「さっき『Y.M.C.A.』やったのわかった?」
やっぱりそうだったのね?
ココからはe-ZUKAさんのトークったく。
ギターや音楽に関する青少年時代の美しきメモリーが出で来るわ、出て来るわ!
ドラムをやってるイトコのヒデちゃんとベンチャーズを演った話、お兄さんの同級生とKISSのコピーをやった話、レッド・ツェッペリン、BOW WOW…我々世代では超スタンダードな名前がゾロゾロ。
「アレ、誰に向かって話してるんだかわからなくなってきた!」と自分でおっしゃるほどローカル色の濃い内容。

50客席には若い人が多いので、e-ZUKAさんも最初は「レッド・ツェッペリンって知ってる?」なんて少々遠慮がちにしゃべってはいたものの、興が乗って来ると、ドラムの橋本さん、清水さん、佐藤さん、ディープ・パープルのリッチー長谷川さん、スタッカー橋本さん、BOW WOWのコピーをやっていた五人囃子(なんでやねん)等々、ツェッペリンどころか、誰も知らない名前が続々登場した。
あの頃のロックは本当にバラエティに富んでいたからね。
夢中になってロックを聴いて、ギターの練習をして…そんな青春時代をとても楽しそうにお話するe-ZUKAさんがとても微笑ましかった。
私とか十高の同級生の皆さんはe-ZUKAさんのお話にすごくよろこんだのではなかろうか?
そして、ジミー桜井さんの話になった。
そうだ!桜井さんも十日町なんだよね。
桜井さんは長年にわたってMR.JIMMYというレッド・ツェッペリンのコピー・バンドをされていたんだけど、アメリカのレッド・ツェッパゲン(Led Zepagain)というバンドに加入するために、数年前に一大決心をして50歳の時に会社を辞めて単身渡米した。
その後、キャリアを積んで、今ではホンモノのレッド・ツェッペリンのドラマーだったジョン・ボーナムの息子さんとJohn Bonham's Led Zeppelin Eveningというレッド・ツェッペリンのコピーバンドに参加して世界中で活躍をしている…という立身出世の人。
最近、自叙伝まで上梓されちゃった(私が撮った写真も使われています)。

Js 桜井さんはe-ZUKAさんとは違う高校なんだけど、十日町のご出身。e-ZUKAさんのお兄さんと同級生なんだって。
飯塚昌明とジミー桜井…恐るべし十日町。
もちろん桜井さんもドップリMarshall。ジミー・ペイジのクローンだからね。
桜井さんは元々細身なんだけど、アメリカに渡ってしばらくして日本に帰って来た時、さらに細くなられていて驚いた。
やはり食事がツライのではないかと思ってお尋ねすると、「そうなんです。へぎそばが食べたくなるんですよ~」とおっしゃっていた。
アメリカで「へぎそば」はどうあがいてもムリだろうからね~。
 
せっかくなのでe-ZUKAさんの先輩が出ている記事をリンクしておこう⇒LED ZEPAGAIN AGAIN~『Live at Earl's Court』 40周年記念 <前編>

70「さださんがしゃべるみたいにしゃべったね~。色んなことがあって飯塚昌明も大人になって今があります。
ココでアコースティックを聴いてください」…と演奏のコーナーに戻った。

80ve-ZUKAさんのアコースティック・ギターに乗ってKISHOWさんが歌った曲は「少年の果て」だった。

90「十日町高校校歌」が流れる中、ショウは後半に突入した。
曲は「Deadly Drive」。コレも『文豪ストレイドッグス』なのね?

1105/4に3/4…クインシー・ジョーンズですな。
KISHOWさんの歌と絡み合って実にいい感じ。

100v_dl客席の脇まで出て来たe-ZUKAさんにお客さんも大興奮!

115瀧田さんも大ったく!

150vもうこの辺りは容赦なくガンガンいっちゃうから。
1日目は「RIMFIRE」だったココが今日は「メモリーズ」。
赤の7弦のVは初めて?

120v_mm後半に入ってますます激唱を聴かせてくれるKISHOWさん!

130vん~、このコロコロと転調を重ねていく作曲手法…スキです。

140v「No Place Like a Stage!」が続く。

170_npl7弦がはじき出すヘヴィな低音!

180v空間を埋め尽くすSHiNくんのバスドラム!
160vNo! Place! Like a Stage!!

220この盛り上がりも「想定内」だ~!

190v_cn続いて「カナリヤ」。

210ココも前日は「ROSE HIP BULLET」を演奏したところ。
240v_msc双方GRANRODEOのステージには欠かせない人気曲だ。

230v「新潟カモン、十日町カモン、いくぜ十日町!飛んでくれ!歌ってくれ!」
2_s41a4671この怒涛の後半のブロックの最後を飾ったのは「modern strange cowboy」。

3_img_3080 ドライブに次ぐドライブ!
も~、日頃のメンド臭いことすべてを忘れさせてくれるような爽快感!260ソロでもリムスキー・コルサコフもビックリのクロマチック・パッセージが素晴らしい!

250vMarshallの壁を飛び越してきたかのようなKISHOWさんのジャンプもバッチリ~!
390ve-ZUKAさんは凱旋バッチリ~!

280v「今日はどうもありがとう!昨日今日と最高の時間をココ十日町で過ごさせて頂いております。また、4年に1回、イヤ、2年に1回、イヤ、毎年毎月来れたらいいな…と。ごはんも美味しいし!春日屋さんに美味しいモノを頂きに通いたい!ありがとう十日町!」
春日屋さんからは祝い花が届いていたね。

400v「さっきしゃべり過ぎちゃって…。ナンカ今でも信じられない。18で高校を出て、東京の音楽専門学校に行かせてくれた両親にとても感謝しております」
当時は今とは違って音楽の専門学校は珍しかったからね。もちろんそれ相応に行く人も少なかった。コレはコレで大きな決心だったに違いない。
「家を出たまま実家のことなんて何も考えないで来てしまいましたが、家業を継いでくれた兄にも感謝しています。
こんな風にいつもと同じようにステージを作ってくれたスタッフにも本当に感謝しています。
あの牛はダンサーじゃなくてウチのスタッフです。ヘタだったでしょう?」
あ、バラしちゃった!秘密にしてたのに!
「そして、メンバーの瀧田さん、SHINくん、ありがとう!」

410vその2人からもひと言ずつご挨拶。
「ナニかの芽がおいしかったです(タラの芽かな?)。あとおそばが美味しくて!タレかつ丼が好きです。新潟に来ると必ずタレかつ丼を食べるんです。
それとケータリングの野菜がウマい!
新潟に来るたびに健康になるんじゃないかと思います」
SHINくんは好きな自転車でも新潟に来るのだそうだ。

420v「散歩をしたんですけど、川があって、山があって、本当にいいところです。おそばは美味しいし。
お母さまのカレーが楽屋にありましてね…ひと口目が甘くて、2口目がチョット辛い。スパイスが効いていてすごく美味しかった!ありがとうございました!」
皆さん食べ物の話ばっかり?

430vさらにe-ZUKAさんがこう付け加えた。
「アニメの業界に入って、KISHOWに出会って…12、13年前ですかね?そのおかげで十日町に来れたワケです。KISHOWのおかげです!その位感謝しています!」
このe-ZUKAさんの言葉を受けて…
「2人合わせてGRANRODEOです。ボクひとりでココまで来れたか?って言ったらそんなことはない。2人合わせてGRANRODEOです!」とKISHOWさん。
「すごくうれしくて…楽しいので次の曲を歌います!」

440本編最後の曲は「delight song」…「よろこびの歌」。
460v

470v

480v

490vよろこびに満ちた17曲で十日町をったくさせた4人なのであった!

500「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」…。

510アンコール。
まずはTシャツに着替えたe-ZUKAさんがソロで登場。
520そして、ギターを手にする。
「昨日も演りましたが、今日も演ります。皆さん、耳をふさいでいてください。そして、あたたかい目で見守っていてください」
そ、そんな!

530凱旋スペシャルでe-ZUKAさんの弾き語り。
この照明!前後左右上下からe-ZUKAさんをフィーチュア…してるのはいいんだけど光輝きすぎちゃって写真が撮れない!。

540ve-ZUKAさんは「iffinite love」を熱唱!
歌い終わった後に「お耳汚しを失礼しました」なんておっしゃっていたが、イヤ~、いいもんですよ。心が込められていることがヒシヒシと伝わってきた。
「さ、ゆかいな仲間たち、出ておいで!」とバンド・メンバーをステージに迎え入れる。

550早速ステージに上がったKISHOWさん、出て来ていきなり「1、2を争う恥ずかしい曲を歌うなんて、十日町愛を感じますね~」ですって!
「アンコールありがとうございます!みんなに声を出して頂きたいのであと何曲か演らせて頂きます!」

2_s41a5057 まずは「Punky Funky Love」!

550_os最高にポップなドライビング・チューン。

560v何だかとてもアンコールとは思えない、今からシヨウが始まるかのようなエネルギッシュなパフォーマンスだ!

570盛り上がって、盛り上がって、盛り上がって~…

580クライマ~ックスでドーン!

585「ありがとう!あ~楽しい曲!あ、チョットお知らせがあります!」
告知コーナー。
12月8&9日に大阪城ホールで開催されるナンバー・ロックシヨウ。
「13」ね。
それに先立ち、今度はKISHOWさんの凱旋コンサート、『GRANRODEO LIVE 2018 KISHOW 宇部凱旋 ロデオぶるとっぴん 〜暑ぅてわやになりそうじゃけえ皆でぶち盛り上がろうや〜』。
タイトルは十日町より宇部の方がわかりやすいね。
KISHOWさん、宇部なのか~。
山口県って県庁所在は山口市、人口が一番多いのは下関人口が多いんだけど、空港は宇部にあるんだよね。
山口市に県庁があるのは、周防と長門の国に領主である毛利氏の地元が山口市だかららしいのだが、空港はナンで宇部なんだろうね?
万を超す従業員を抱える大企業、「宇部興産」の力なのでしょうか?
宇部の空港には何回も行ったナァ。
その宇部興産の工場見学に行ったことがあるし、Mashall Museum Japanに何度か行った時も宇部空港だったし、一番最近では2015年に「世界ボーイスカウト・ジャンボリー」を取材しに行く時に利用した。あの時も暑かったナァ。アレは我が人生で一番暑い一日だったかも知れない。
しかし「ぶるとっぴん」っていうのが気になるな…「ったく」という意味なんだろうけど。まさか「ぶるっぴん」じゃなくて「ぶるとっん」だなんてことはないでしょう

575v「皆さまの人生がバラ色になりますように!」

590_rlもう1曲「バラライ」いってみましょうかッ!

600vいつも終盤に組み込まれるさわやかナンバー。
GRANRODEOでかいた今までの汗をGRANRODEOが洗い流してくれる…みたいな。

710ve-ZUKAさんはまだまだ燃えとる!

720vあ~、楽しかったね~!

730…と思ったら!
「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「もう1回」「もう1回」、「もう1回」「もう1回」、「もう1回」「もう1回」…「もう半分」なんて怪談噺があるけどね。

740圧倒的なアンコールに応えて登場したe-ZUKAさんはナント、この出で立ち!
しかし、色々やるナァ。

750vu-ZUKAさんが身にまとっているのは新潟県立十日町高等学校のジャージ。
凱旋ならではの企画。

760v「みんなが来てくれたので十日町も活性化されました。十日町もがんばって!
そういう『ガンバレ!』って英語で何て言うんだっけ?」
「Hang in there!」かな?

770_gfiんなワケない!
「Go For It!」だ~!

780v予想していなかった…と言えばウソになるだろうけど、本当のクライマックスはこの先にあったのだ!

790vま、私はGRANRODEOさんとのお付き合いはたかだか7年程度の新参者ですが~、今までの中で最もエキサイティングにして個人的な「IGPX」だった。
もうコレがおかしくて、おかしくて!
「ロデオ・ガール(ボーイ)のみなさん」、「(一階席)二階席のみなさん」からはじまって、マァ「十日町の人!」なんてのも想定内。

850十日町高校の人!
十日町高校に行っている人!
川西高校だよっていう人!
南中学だよっていう人!
親子で来たよっていう人!
十日町中学だよっていう人!
西小だよっていう人!
十日町小学校だよっていう人!
…それでも大勢の人が「ハ~イ」ってやってる。ウッソだろ~。高校ふたつ行っちゃってる人もいたりして。

I_img_3126ネタ切れ。

810「愛宕幼稚園っていう人!」
いるの~?幼稚園が続いていれば別におかしくないか…?
エエイ、とにかく「ア~イジ~ピーエックス!!」。

Img_3122そしエンディングに向けてまっしぐら!

825

830v

840v

860v

1_0r4a5436最後はe-ZUKAさんの大ジャンプ~!

870こうして感動の『e-ZUKA 十日町凱旋ロデオごったく:あさささ、ごーぎだども あちこたねぇすけこらっしゃい』はニギニギしく幕を降ろしたのであった。

880さらに、さらに『飯塚昌明 十日町凱旋歌謡シヨウ』!

890ポーズだけでした~。
e-ZUKAさん、歌い足りなかったんだね!

900GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

920あ~、楽しかった!
行ってヨカッタ~!
しかし、日帰りで東京~十日町間を往復したワケなんだけど、「行きはヨイヨイ、帰りはコワイ」でさ…帰りの運転がシンドイのなんのって!
前の週の名古屋往復+αの720kmが楽勝だったのは、現地で2泊したからということに途中で気がついた。
十日町への往復460kmをナメてました。
関越自動車道を走っても、走っても練馬が近づいて来ない。
年寄りの日帰りの長距離運転は禁物ですな。
それでも休み休み運転して、私も無事に東京へ凱旋~!…お後がよろしいようで。

<おしまい>

 

※Instagramのフォローもよろしくね!Marshall Blogに未掲載の写真もチラホラ!⇒marshallamps_shige 

200  
(一部敬称略 2018年5月20日 新潟県十日町市越後妻有文化ホール・段十ろうにて撮影)

2018年7月19日 (木)

GRANRODEO LIVE 2018 『e-ZUKA 十日町凱旋ロデオごったく:あさささ、ごーぎだども あちこたねぇすけこらっしゃい』~私の新潟<中編>

 
さて、今日はe-ZUKAさんの地元、十日町の駅から…。
そもそも、六日町とか八日町とか、「x日」という地名はどこから来ているのか?
これはその昔(鎌倉~室町あたりとされている)、その地名になっている数字がつく日に「市」が立っていたということらしい。
だから六日町は6日、16日、26日。十日町は10日、20日、30日。
当然「八日市」とか「廿日市」とかいう地名も同じ由来。

10_2周辺の路線図を見て少しビックリ。
イヤ、自分の認識が浅かっただけなんだけど…。
まず、十日町駅が飯山線で、飯山、豊野を経て直接長野につながっていたこと。
前回も書いたように、私は以前の会社に勤めている時、7年半の間長野に住んでいたので、こういう関係を発見すると、十日町が大変身近に感じてしまう。
また、この「北越急行ほくほく線」というのは、確か通過する山々の状態が悪く、トンネル工事に大変難航したのではなかったか?
「山の状態が悪い」というのは、「出水が多い」ということ。山というのは「水の塊」で、現在主流となっている掘削したそばからコンクリートを吹き付けていくNATMという工法は、出水が多いと大変工事がしづらいのだ。
さらに津南町が隣りとは気付かなんだ…というのは年金福祉事業団が運営していたリゾート施設「グリーンピア津南」に2度ほど遊びに行ったことがある。
…なんてことを知った。

20なんだ、この有名な土器、十日町博物館にあったのか!
見逃した!
笹山遺跡というところから出土した5,000年前の土器。
新潟県で唯一の国宝。

30vお昼はへぎそばを頂きました。

130どこへ行っていいのかわからないので、取りあえず皇室に献上しているという「元祖」の店へ。

140生地につなぎとして布海苔(ふのり)が練り込まれているのが特徴。
ちょっとヌルっとしてて、美味しいね~。

150_2「へぎ」というのは「片木」と書く。
木片で作った入れ物のことらしい。

160「へぎそば」って上に書いたようにつなぎに海藻を入れているそばのことかと思っていたらさにあらず。
コレは山形で食べたそば。
やっぱり「へぎ」に入っているので「へぎそば」と呼ばれていた。
名前は同じでもこの山形のそばと十日町のへぎそばはゼンゼン別物だった。

170_2さて、たとえ火焔型土器を見逃したとしても絶対に見逃すワケには行かなかったのが、目抜き通りにある町の電器屋さん「飯塚テレビ電化」。

40_2GRANRODEOファンなら知らぬ者はいない聖地、すなわちe-ZUKAさんのご実家だ。
店先にはLED電球と並んでコンサートの告知パネルが!

50_2お邪魔しま~す。
早速、店内には数人のGRANRODEOファンが…。
e-ZUKAさんのお母さまがご丁寧に対応していらっしゃる。

60_2店内はGRANRODEO一色!
イヤ、本職の家電製品と二色!
110_2新潟のロデオ・ガールとロデオ・ボーイから贈られたウェルカムボード。

65親ってありがたいナァ。
私の母なんか自分と違って断捨離の鬼みたいな人で、以前実家に帰った時、封筒をいくつか私に渡しながらこう言った「コレ要るんなら持って行きなさい、要らないんなら捨てちゃうから」。
中を見ると、ナント50年以上前に撮った私が幼い頃の写真…ビックリしたわ。
いくらなんでも断捨離が過ぎるだろうがッ!
もちろん1枚残らず持って帰って来た。

80_2ポスターや写真だけでなく、e-ZUKAさんが出ている雑誌もコレクト。

90_2右はe-ZUKAさんのお母さまの手。
ファンの人にサイン入りのドラム・ヘッドの説明をされているところ。

110v「思い出ノート」にメッセージを書き込むファンも後を絶たない。

120お母さまは私が首から下げていた大きなカメラを見つけて「カメラマンの方ですか?」とお尋ねになられた。
「イエ、あ、はい。でも…」とテレビに目をやると丁度Marshallを背にしたe-ZUKAさんが出てるじゃないの!
そこで「e-ZUKAさんにご愛用頂いているギター・アンプのメーカーのモノです」と自己紹介をさせて頂いた。
「それはそれは、息子がお世話になっております」と丁重にお礼を頂戴した。
「トンデモありません!いつも舞台にズラリと並べて頂いて、お世話になっているのは私の方なんです!」とご挨拶させて頂いた。
e-ZUKAさんのお誕生日イベントで上映されて知って一度は訪れてみたかった「飯塚テレビ電化」…念願がかなった。
実はですね、私が学校を出て最初に勤めた会社の略号が「電化」といいましてね。
しかも同じ糸魚川の隣の「青海(おうみ)」というところに同社が保有する日本海側最大の工場があったのですわ(今もあります)。
この符合も面白いな…と思って。

100_2さて、最初のセクションが終わった『e-ZUKA 十日町凱旋ロデオごったく:あさささ、ごーぎだども あちこたねぇすけこらっしゃい』…今日はその続きから!
今回のレポートは回が進むにつれてGRANRODEO色が濃くなるからね。最後まで見ないとソンソン!180_2「へぎそばをイッパイ食べてゴキゲンなKISHOWです!海藻が練り込んであるから痛風にもいいんですよ。
今日は十日町の2日目…昨日は雨だったけど、今日は晴れてヨカッタ!」
そうだ、e-ZUKAさんのお母さまが「昨日は天気が悪かったんですよ~」っておっしゃっていたっけ。
「ココに来るのは2回目なんですが、十日町には『白』しかないと思っていました」
さっきチョコっと触れたe-ZUKAさんのバースデイ・イベントの時に放映したKISHOWさんが冬に訪れた十日町のビデオのことね?
「(鼻の辺りを指で指して)この位まで雪があってビックリしました。息ができないと思いましたよ!」
日本一の豪雪地帯ですからね~。

190vさぁて、e-ZUKAさんのご挨拶!
「十日町出身のe-ZUKAです!専門店会の皆さん、ありがとうございます!スタッフの皆さま、町の皆さま、ありがとうございました!
昨日チケットがないのに来てくれた人がいて、『グッズだけ買って帰ろうと思った』なんておっしゃるので、機材を置いておくための席も開放しました!
ロデオ・ボーイ、ロデオ・ガール…ボクはシアワセです!」

200_2「春日屋さんでへぎそば食べてはらくっちゃい!」
そうか、地元の人は「春日屋」さんというところへ行くのか…そういえばロビーに春日屋さんから贈られた祝い花が飾ってあったもんね。
次にe-ZUKAさんが凱旋される時は「春日屋」でへぎそばを食べよう。
「諏訪山も登ったし、飯塚テレビにも行ったし、木村屋でシュークリーム食べて…。
GRANRODEOのシャツを着た若い子がたくさん十日町を歩いてるってみんなビックリしてたよ!」
e-ZUKAさん、怒涛のトーク!

210v「あのね『ごったく』じゃなくて『ったく』だよ…ってイトコに言われました。ボクもいつの間にかシティ・ボーイになってました。
ホントに十日町に来たんだね~。
地元の人?(手が上がる)
十高の人?(少し手が上がる)
お花に『昭和60年卒業有志一同』ってありましたもんね。
最初に流れていた『十日町小唄』ね、十日町では子供の頃から全員踊れるんですよ。学校でやらされるから…。
ボクなんてシティ・ボーイだから忘れちゃった!
…といっても練馬で関越のすぐそばだけど…」

230_2KISHOWさんが「ココからしゃべらず続けて演ります!ライブ・モードに切り替えて行きましょう!」と締めくくって演奏のコーナーに戻った。

220_2このイントロ!
260v_3もうココで「Can Do」を出しちゃう。

240_cd人気ナンバーの早々の出番に客席は激ったく!

250v必殺のギター・ソロにマイクをあてがうKISHOWさん。

270まだやってる!
コレは何なのですか?

280_2グア~!
ますますやってる!

290_2スゲエ歓声~!
ああ、生演奏っていいナァ。

300_2KISHOWさんの言葉通り矢継ぎ早に「move on! イバラミチ」。

310_moi前日はここが「Once & Forever」だった。

330vこの曲もサビのパートへの転調がスゴイね。ハッとしちゃう。

340vそしてコンパクトなソロ。
余計なことは言わず、必要なことだけ主張するのがe-ZUKA流。

350_2もはや息継ぎもしていないのではないか?と思いたくなる密度の濃いリズム隊のパフォーマンス!
ベースは瀧田イサム。

360_2ドラムスはSHiN。

370_2KISHOWさんが扇子を手にするのは「Y.W.F」。

380_2お客さんも扇子を取り出してと…。

460_2ノリノリ大会の権化のような曲もさることながら、ココの見どころは皆さんの「舞い」でしょう。

400vん、「Y.M.C.A.」?

410SHINくんも。

410ve-ZUKAさんも。
430vもちろんお客さんもステージ上のメンバーとイキの合った舞いを見せてくれた。

425オマケでもう1枚…凱旋だから!
420vそして、燃え盛る炎のようなギター・ソロ!
コレもいいソロだにゃ~。
e-ZUKAさんのソロってやたらとピロピロ速く弾いたりしないでしょ?
曲の雰囲気を優先して、必要な時に、必要なだけ速く弾いているだけ。
Mr.BIGのポール・ギルバートも数年前に会った時、自分もそうしていると言ってた。
どんな楽器にでも「超絶技巧」と呼ばれる曲はあるけど、こんなに速く弾くことだけを「超絶」と謳っている楽器ってギターだけなんだよね。
そりゃギターを正確に速く弾くには大変な鍛錬を必要とするけど、決して「速弾き」だけがギターの超絶技巧ではない。
今の若い人は、もう速弾きをマスターした時点で疲れ切っているように見える。「音楽をやっている」、というより「ギターをやっている」という感じ。
大切なことは、速弾きをマスターしたなら、その技術を使って自分だけの音楽をクリエイトすることなのに…。
実は音楽家の仕事としては、そこからが本当にムズカシイところなのだ。
だからイングヴェイ・マルムスティーンはスゴイかった。
イングヴェイの偉大さはギターを速く弾いたことよりも、ナンダカンダ言ってそのプレイング・スタイルで「自分だけの音楽」を確立したことだと思う。
e-ZUKAさんやポールもそんなことを目指しているに違いない。

450vイヤ~、盛り上がる、盛り上がる!

470_2「どう?イケてる?ノレてる?
じゃあ、新しい曲を聴いてもらいましょう。
昨日初めて演ったんだけど…カワイイ曲を聴いてもらうね!」

480_2曲は「マジカルストーリー」。

490v_msコレでしょ?

140音数が少ない印象的なイントロのギターが、中間部の歌のバッキングにそのまま転用されている所が面白い。
よくある手法だけど、この音数の少ないギターのパターンでやるところが快感だ。
「カワイイ曲」というより「大人っぽい」?

500_2私は次がメッチャよかった!
SHINくんのドラムスが切り込んできて…
520ve-ZUKAさんと…
530v瀧田さんのオクターブ・ユニゾンがそのドラムにカラミ付く!
535vそしてKISHOWさんの声…コレもカッコいいわ~「Urban Sweet」。
「ロック」って音楽はこうあるべきでしょうよ~!
タマらんわ!
昼飯を抜いてでもお金を貯めて1枚1枚ロックのレコードを買い集めていた頃の自分を思い出させてくれる。

510vコレね、中間の「トゥッティ」というか、みんなでユニゾるパートね。
15小節目はバップ・フレーズ、16小節目はコルトレーン。「Giant Steps」ですな…サスガe-ZUKAさん!

2_s41a4539 観客席のペンライトの色が白に変わる。

540_sp曲はホッコリと「Snow Pallet」。
「♪雪化粧美しく 君の頬を染めてゆく」…十日町へのトリビュートかな?

550vおお~、ダンサー登場!
牛装束がカワイイ~!

560_2よく見るとすごくおなじみの牛さんたちのような気もしますが…。
何しろ楽しそう!

570_2ハード一辺倒ではなく、こうした優しい曲もGRANRODEOの魅力のひとつだよね。
KISHOW=e-ZUKAが一流のソングライティング・チームであることを証明している。

580美しいキルテッド・メイプルのギターに持ち替えてもう1曲心あたたまる系ソング。
595v「HAPPY LIFE」。

590v_hlお客さんと「♪ウォ~ウォ~ウォ~」。

600正しくこんな瞬間が「HAPPY LIFE」。

610GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

620<後編>につづく

※Instagramのフォローもよろしくね!Marshall Blogに未掲載の写真もチラホラ!⇒marshallamps_shige 

200  
(一部敬称略 2018年5月20日 新潟県十日町市越後妻有文化ホール・段十ろうにて撮影)

2018年7月18日 (水)

GRANRODEO LIVE 2018 『e-ZUKA 十日町凱旋ロデオごったく:あさささ、ごーぎだども あちこたねぇすけこらっしゃい』~私の新潟<前編>

  
今日の記事はMarshall Blog史上最長のタイトルかも…。
「ごったく」というのは「大騒ぎ」みたいな意味なのね?
GRANRODEOのe-ZUKAさんが、故郷である新潟県十日町市に錦を飾ったコンサートのレポート。
そりゃ大騒ぎになるにキマってる!
Marshall Blog、初の新潟遠征。

10ところで、「凱旋」という言葉を耳にしたロック・ファンが放っておけないのが下のアルバムでしょう。
若いロデオ・ガールやロデオ・ボーイのために少しだけウンチクを固めさせてね。
下のアルバムはジェフ・ベックというイギリスのギタリストのインスト・アルバム(歌なし)の名作で、ギター・キッズなら間違いなく通っているレコードだったのね。
もちろんe-ZUKAさんも散々お聴きになっているハズ。
プロデューサーはジョージ・マーチン…ビートルズを育てた人ね。
このアルバム、元々のタイトルは『Blow by Blow』というんだけど、昔、このアルバムには『ギター殺人者の凱旋』という邦題が付いていた。
変でしょう?
「blow by blow」というのはボクシングから来た慣用表現で、直訳すれば「一発ずつ」ということなんだけど、「具に(つぶさに)」という意味。ま、「細かく丁寧に」というか…。
選手が繰り出すパンチ一発ずつを細かく実況する…みたいなところから定着した表現なのだそうだ。
私はこのレコードを今から40年以上前、13、14歳の頃に聴いた。
そんな子供でも『ギター殺人者の凱旋』という題名は「おかしいんじゃね?」と思った。
だって、元のタイトルの『Blow by Blow』には「ギター」といういう言葉も、「殺人者」という言葉も入っていないことが一目瞭然でしょ?

20cdそれが何だって『ギター殺人者の凱旋』などというキテレツなタイトルになったのかを大分後になって知った。
コレはアメリカのレコード会社が宣伝のために考えた「The Return of the Axe Murderer」というキャッチ・コピーを、日本のレコード会社が律儀に直訳してアルバムのタイトルにしちゃったんだね。
ちなみに「axe(アックス)」というのは、「斧(おの)」という意味。昔のジャズのスラングで「楽器」という意味を表す。
サキソフォンも「アックス」、ギターも「アックス」。まぁ、そのミュージシャンの「武器」みたいなイメージなんだろうね。
コレが私の「凱旋」。
パリに行ったこともなければ、年上の友人もいない…あ、コレは「パイセン」か?

30adということで、今日から3日間にわたってBlow by Blowでe-ZUKAさんの凱旋コンサートをレポートします。
行かれなかったお友達のロデオ・ガール、ロデオ・ボーイにもこのレポートのことを教えてあげてくださいね!要するに拡散して、みんなで「ごったく」してね…ということです。

C_gottaku 私がコンサートにお邪魔したのは、2日目の5月20日の日曜日。
朝早く東京を発って関越自動車道をまっしぐら!
快調、快調!

C_d4ああ~、いい天気だ~!気分がいい~!新緑が美しい~!
普段東京にいると気がつかないんだけど、「遠くが見える」ってのは実に気持ちのいいことだ。
自分の目がよろこんでいるのがわかる。
そして、空気!
この歳になるとね、「空気のウマさ」ってのが本当によくわかるんですよ。
コレのちょうど1週間前にはやっぱりMarshall Blogの取材で名古屋へ行ったんだけど、車の運転が好きではない私でもそれほどシンドくなかった。今回は十日町まで片道230km…それなら楽勝、楽勝!

C_d2せっかくの出張取材なので、いつも通りチョイと寄り道。
例によって「古い町並み」を探して訪ねてみた。

40ココは湯沢の先、目的地の十日町の隣の南魚沼市六日町。
高崎から長岡の寺泊に抜ける三国街道、29番目の宿場町だったところ。

50「古い町並み」と言っても、古いモノがそのまま残っているというワケではない。
街おこしで昔風の新しい建物が並んでいるということ。
郵便局もこの通り。

60コレは信用金庫かな?

70コレらが大層よくできていて実におもしろいのよ。
100建物だけでなく、ディテイルにもこだわっていて安っぽい感じが全くない。

80公衆トイレだってこんな具合。

90建物の間から姿をのぞかせる山々のナント美しいことよ!

110コレはバッタか?キリギリスかな?
かつては雪がココまで積もった…という記録を記したポール。
スゴイよ!
このポールの一番上の線昭和58年の3.7mという記録。
私も富山や長野に住んでいたことがあって、当然雪もガンガン降った。でもそんなのはカワイイ部類だわね。

115v雪国のアーケード、がんぎ。
コレは小学校の社会科で習った。

120v_2この看板がすごくいいよね。

130v_2がんぎは長野の飯山なんかでも見たことがあるけど、昔はスゴかったろうね。
この左側が雪で真っ白い壁になっちゃうんだからね。

140v_2消雪パイプは富山で初めて体験した。
富山では「融雪パイプ」って呼んでたような気がするな。
初め「あ~、あ~、グシャグシャになっちゃって!」なんて思ったけど、ひとたび消雪パイプのないところへ行くと、コレのありがたさがすぐにわかったわ。

150古い消雪パイプはスチールで作ってあるため、サビが出てこうして道が赤く染まってしまう。
なんかいい風合いだけどね。
今ではステンレスや塩ビ管を埋設しているそうだ。
長野は消雪パイプがなかった。
どんなに雪が降っても、翌朝ひとたび太陽が昇ると雪はすぐに溶けてしまうから。

160v_2ウワ~「磐城セメント」か…住友セメント系ですな。
同時に肥料を取り扱っている。
地方へ行くと、こうしてセメントと肥料の販売を兼業しているお店が多かった。
昔はセメントは国土を作り、肥料は食物を作る社会的にとても重要なアイテムで、そう簡単に誰でも取り扱うことが出来なかった。
だからこういう「〇〇特約店」なんて看板を掲げるのはとてつもなく大きな名誉なことであり、コレらを「金看板」と呼んだ。
実際、文字に金箔が施されていたこともあったのかも知れない。

180どんなのかは見て来なかったけど、「江戸時代の風景を楽しめます」なんてのもあった。

190色々なお店があって、それらを見て回るのも興味深い。

200通りかかった「食料品、酒、土産物、荒物、雑貨 in ワン・ショップ」に足を止める。
この手のアイテムは東京では見かけない。
「着ござ」なんて言葉は初めて聞いた。

210気になって「着ござ」を調べてみた。
夏場にこうやって背中に装着して、日光や雨露を遮る。
太陽に背中を向けて農作業をするのはさぞかし辛かったのだろう。
きっと涼しんだよ。
コレ、東京でも今が使い時だよね…950円なら買ってくればヨカッタ。今日、渋谷に行くときに使えたのにナァ…。
昔のモノってのは本当によくできていてムダがない。

C_kgzコレは「袖カバー」。
畑のおバアちゃんたちって大抵この花柄のカバーをお揃いで付けてる。
こういうところで買うのか…。

220しかし…人がいない。車も走らない。
清々しててすご~く気持ちがいい!

230さっきから私が上ったり下ったりしている目抜き通りを「牧之通り」という。
「牧之(ぼくし)」というのは、鈴木牧之という明和7年(1770年)にこの地に生まれた商人にして随筆家のこと。

240牧之は19歳の時に縮織物を売りに江戸に出たところ、あまりにも江戸の人たちが雪国の生活を知らなかったことに大層驚いた。
そりゃそうですよ。インターネットどころか本だってロクにない時代、イヤ、字が読めない人が多かった時代なんだから。
それで牧之は一念発起して山東京伝らの助けを得て『北越雪譜(ほくえつせっぷ)』という随筆を著した。
内容は雪国に暮らす人々の生活や悲喜劇をオムニバスで綴ったモノで、バカ受けして当時の超ベストセラーになったそうだ。
私も読んでみようと思って既に買ってある。
270bk牧之は絵も得意で、滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』の挿絵を描いたり、山水画が良寛和尚から絶賛されたというのだからスゴい才能の持ち主だ。
その鈴木牧之の記念館が牧之通りからチョット入ったところにあったので入ってみた。
「北越雪譜」の執筆に関わる資料や、昔の六日町の生活用具や写真が飾ってあってなかなか面白かった。

250牧之の句碑。
「そっと置く ものに音あり 夜の雪」
わかるナァ~。
雪が降るとすべての音を雪が吸ってしまって反響がなくなるでしょ?いわゆる「デッド」な状態。
そうすると辺りが静まり返ってしまい、どんな小さな物音でも聞こえてしまうという雪の夜の静けさを謳った句…だと思うんですけど。
当然、当時の江戸の人たちはそんな経験がないので、『北越雪譜』を読んで感動していたんでしょうな。
260v_2そして、ひと山越えてお隣の十日町へ!
e-ZUKAさんの故郷。
今日のコンサート会場はココ、「十日町市越後妻有文化ホール・段十ろう」。

290開場時間にはまだ間があるけど、すでに大勢のロデオ・ガールやロデオ・ボーイで大賑わい。

300そして、会場の前にはテントがゾロゾロと並んでいる。

310チョット覗いてみるよ~。

320「e-ZUKさんのお母さんカレー」!
「我が子を思う母の優しさタップリのレシピ」だって!
だから毎日カレーでもいいのか~。

330こっちはGRANRODEグッズの販売。

340コチラは…またカレー!

350「チャーキカレー」が大好評!

360ナント、「チャーキカレー」を買うとGRANRODEOのロゴ入りの「十日町専門店会協同組合」さんの茶封筒に入れてくれる!

370水もGRANRODEO!

380イヤ~、賑やかで楽しいわ~。

390館内では丁度パッチワーク展を開催していた。

400私、パッチワークって好きなのよ。
もちろん眺めるだけね。

450コレはGRANRODEOには全く関係ありません。

460こっち、こっち!
凱旋コンサートだけあって、ロビーには地元の皆さんからの祝い花がドッサリ!
せっかくだからご芳名を挙げておきましょう。
「十日町そば 春日屋」さま、「十日町高校音楽部ギター班OB」さま、「十日町高校昭和60年卒業生有志一同」さま、「南中学校昭和57年卒業生有志一同」さま…

470「十日町高校昭和60年卒業生有志一同」さま2基目、「十日町専門店会協同組合」さま、ファンのみなさま。

480ファンから送られた祝い花がまた凝ってること!
ビールにギター。

490「飯塚酒」も!
ビンが指板になってる。これがホントの「ボトルネック」!

500そして楽屋に飾ってあった鉢植。
e-ZUKAさんのご兄妹の皆様から…感動的。

520さて、ステージの方はというと…

530やった~!
いつも通りのMarshallの壁。
やっぱりGRANRODEOのステージはコレでないと!

540e-ZUKAさんご愛用のJCM2000 DSL50。

550足元のようす。

560さてさてお待たせしました!
いよいよ『e-ZUKA 十日町凱旋ロデオごったく:あさささ、ごーぎだども あちこたねぇすけこらっしゃい』の始まり始まり~!
「十日町小唄」とそれ合わせた手拍子に包まれてステージに上がるGRANRODEO!

565オープニングは「SEED BLASTER」!

570KISHOW(谷山紀章)

580ve-ZUKA(飯塚昌明)

590vそしてベースは瀧田イサム。

600vドラムスにSHiN。

610vん~、このエキサイトメント!
やっぱり新潟で観てもGRANRODEOはGRANRODEO!

620_sb「いくぞ十日町!」

625vおかえりなさ~い!

630vGRANRODEOのコンサートがスタートした時につい口にしてしまう「独りごと」が私にはある。
今回もやっぱり言ってしまった…「カッコいい~!」って。

63470年代からロック・コンサートを観続けているこのオッサンが何の違和感もなく入り込めるコンサートがGRANRODEOのシヨウなのだ!

635そう思わせるひとつの理由はこの景色。
「e-ZUKAさん+Marshallフル・スタックの壁」なんだよね。
どんなに会場の音響設備が進化しても「ロックのコンサート」っていうのはこうあるべきなんですよ。

640_sn2曲目は「SUPERNOVA」。

660この曲のイントロのギターの5~6小節目がカッコいいんだよね~。
「え、そっち?」みたいな。
710そして、切れ味鋭いe-ZUKAさんのソロ。
音にムダがないのだ!
720vもう1曲いっちゃうよ!
KISHOWさんのア・カペラで始まるのは「Pierrot Dancin'」。

700vしかし…この曲もカッコいいナァ。
730トリッキーなキメからギター・ソロへ行くところなんてトリハダもんですわ。
私がハードロックで演ってもらいたいことが沢山詰め込まれているのです!
670vやっぱり「張り切ってる感」がガンガン出ているe-ZUKAさん!
「錦を飾る」ってどういう気持ちなんだろうナァ?
うれしいんだろナァ。

690GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

3_img_2986<中編>につづく

※Instagramのフォローもよろしくね!Marshall Blogに未掲載の写真もチラホラ!⇒marshallamps_shige 

200  
(一部敬称略 2018年5月20日 新潟県十日町市越後妻有文化ホール・段十ろうにて撮影)

2018年7月17日 (火)

犬神サアカス團~ゴーゴー!ゴールデンウィーク!

 

今頃ゴールデン・ウィークの話題なのよ。
遅くなってスマンね。
しかし暑い…ゴールデン・ウィークの頃、一体誰がこんなに暑くなるって想像したかね?
そういえば、今年のゴールデン・ウィークの翌週はヤケクソに寒くなって北の方では雪が降ったんじゃなかったっけ?
いいナァ、雪。
ちょうどその時、ウチの社長夫妻がイギリスから来てね…イギリスはその前の週、激暑だったせいもあって、あんな寒い国の人たちですら「寒い、寒い」と驚いていた。
イギリスも相当天気がおかしいらしい。
なんて話をしてたら幾分涼しくなって来たね~…なんねーか。
今日はそんなゴールデン・ウィークの頃の犬神サアカス團のライブ・レポート。

C_3fl 『ゴーゴー!ゴールデンウィーク』と銘打ったツアーの千秋楽。

10ステージみはおなじみの幟(のぼり)の間にMarshall JCM800 2203と1960A、それに今日はJCM2000 DSL100のハーフ・スタックも並んでる。

20_2ステージ下手にはEDEN Yerra Nova TN-501とD410XSTのフル・スタック。

30vそして中央にはこれまたおなじみのNATALのアッシュのキット。

40_2「うぇいうぇいうぇいうぇいうぇい!千葉県市川市の魔界から来ました~!」
司会はおなじみ魔将軍チャッキー!
私も市川の魔界には2年ほど住んでいたことがあるぞ!…と、前回も書いたか?
早速、今日のオープニング・アクトを紹介する。

50_2犬っ子サーカス團!

60ゆら

70vこうた

80v_2そういち

90vあやた

100v犬っ子サーカス團は福島県いわき市からやって来た犬神サアカス團のコピー・バンド。
昨年10月にココで開催された犬神サアカス團のコピー・バンド・コンテスト『犬フェス』で優勝したチーム。
約束だった優勝のご褒美のオープニング・アクトとしての出演が今日実現したのだ!

110_2まずは…おお!いきなり「暗黒礼賛ロックンロール」!
130v_2さすが犬フェス・グランプリ・バンド、堂々たるパフォーマンス!

1302曲目は「夜行列車」。

A_img_0469 「ココに戻って来て歌うことができてうれしいです!最後は盛り上がる曲を持ってきました!」

120v「一生懸命練習してきました!」…と3曲目に「需要供給の法則」を演奏。

140「出だしから楽しすぎてブッ倒れそうです!」と、そういちくん。

150v_2「観客の前で演奏できるのがうれしいです!」と挨拶したあやたくん。

160v_2若さあふれる犬神さんたちでした~!

B_img_0054「うぇいうぇいうぇいうぇいうぇい!千葉県市川市の魔界から来ました~!…あ、コレはもう言ったか?」
魔将軍は今回のツアーで司会とオープニング・アクトを担当してくれた。
そして、この千秋楽でも一発カマしてもらえるというワケ。
「貴様ら!2.5次元魔界力を~!ミュージック、スタートッ!」

170サンバで始まるノリノリのナンバーはUNITED MONSTERSの「THNDERBIRD」。

C_190v2次元の方には犬神サアカス團が登場。
しかし、イラスト上手だな~。
もちろん魔将軍チャッキー。

180_2…というのも作詞曲が犬神情次2号。
そして、コーラスとプロデュースが犬神サアカス團なのだ!

200cdコレがね、いいんですよ。
聴いてて安心のディスコ・チューンってのかな?
もちろん、お客さんは2.5次元で大騒ぎ~!

C_img_0529今日限定のオリジナル・カクテルも販売された。

220vそして、犬神サアカス團の登場!

230犬神凶子

240v犬神情次2号

250v_2犬神ジン

260v犬神明

270v今日のオープナーは『死ぬまでロック』から「桜散る中」…珍しい。

280_scnロックの王道的なギターリフでスタートするドライビング・チューン。
いつも言っているようにこういう曲はMarshallで弾かなきゃダメだ。

300v実によろしいな~!

290v続けて『ビバ!アメリカ』から「生霊」。
『源氏物語』ですな?

310v_irん~、「ヌケのいい音」ってのはこういう音を指すのだろう。
キレのいい8分で凶子姉さんの語りをサポートするジン兄さん。

320v「こんばんは!年老いた方の犬神サアカス團です!」

330v_mc3曲目は…コレ私、はじめて。
「ほんとにほんとにご苦労さん」か~!

340_hhg私はこの曲、ドリフ・バージョンはリアルタイムです。
でも元は昭和14年に発表された戦時歌謡曲の「ほんとにほんとに御苦労ね」。
犬神バージョンは、4番目の「ほんとに」の音階がオリジナルはオクターブであるのに対し、短6度にアレンジしてある。

350続けて「怪談!首つりの森」。
この曲は「ショート・プレミアム興行」でミッチリ取り上げたもんね。

360v_kkiさらに「ほんとに御苦労さん」とのシングル・カップリング曲「都合のいい女」を熱唱。

370vナンカ今日のセットリストはいつもとはひと味違う感じがするぞ。

390v_2「このツアーは『ゴーゴー!ゴールデンウィーク』っていうんだけど、ゴールデン・ウィークは終わっちゃいました」
しかし、犬神さんもそうだろうけど、ゴールデン・ウィークが特段うれしくなくなって、一体何年経つかナァ。
あ、休みがない…ってことね。私なんかは勝手に好きで仕事してるだけなんだけど。
「辛い人生を送っている皆さんのために私たちは存在しているのです。パーっとした曲を演ります。そら、皆さん!手を出して!この宗教感!
次の曲は歌って踊る曲です!」

400mcタンバリンを手にした凶子姉さん。

410_tpc2010年のシングルで「天変地異」。440v_nmセカンド・ラインにディストーション・ギターというナイスなアイデアのイントロ。
なかなかこんなサウンド他では聴けない。
本当に犬神さんは色んな音楽を聴いてらっしゃる。

430ジャケットを脱いだ明兄さん。
続いての「猫町」は『夜行列車極楽行』から…珍しい!
こういうところが犬神さんのスゴイところ。
コア・ナンバー以外にもレアなナンバーをガンガン入れて来る。普段演っていない曲を組み込むのは面倒なことだからね。
長い歴史がなければ決して出来ないことだ。

P 「色に狂わせ夢に憑りついて 魂吸い上げましょう 狂わせてあげる 愛し麗し夜の街」…「猫町」は情次兄さんの作品。
2008年の発表。
もうこの頃からジョニーちゃんは「IRナントカ」のカジノの危険性を予見していたんだね~…チガウカ?

480「どうもありがとう!楽屋で犬っ子サーカス團を観ていて4人で『ウン、ウン』って。どうやったら初々しさってでるんだろう?って頷いてた。
私たち来年25周年です。心機一転、初々しいバンドになります!」

460v_mc初々しく最近作から「朽ちたブルース」。

A_img_0702 ジョニーちゃんのギターが泣き叫ぶ!

C_img_0162 「今の曲はこのツアーで初出しです。今日来たお客さんはラッキーです。
ところで、今日初めて来た人っている?」
何人かいらっしゃる。
「(犬神の曲は)ちょうどいいテンポでポップかな?ってノッテればナニをやっても大丈夫なの。ほぼそういう曲でできていますので楽しんでいって欲しいと思います!」
590v_mc2014年の『玉椿姫』から「突発性行動障害」。
コレも珍しいんじゃん?
500vナント言ってもサビのメロディがいいんだよね…なんてやってると痛い目に遭う。
ドンドン曲が展開して予想外のパノラマを作っていくのだ。
まさに突発性行動障害!
490_ths「赤痣の娼婦」が続く。

510v_aas「暑くない?何か飲んだ方がいいよ。倒れたらイケないからね。
ここのところズーッとお家にいたの。ナニやってたのか聞きたいかい?
ネットフリックスに登録したの。
誰とも喋っていないから声がよく出ます。
『ゴーゴー・ツアー』です…なので『新宿ゴーゴー』からも演りたいと思います」
490_ncコレね。

530cd昨年の10月に発表したこのアルバムは、ジョニーちゃんから5月に来日したMarshall社社長夫妻の手に直々に渡され、海を越えて大英帝国へと運ばれた。
英国ゴーゴー!

540まずはタイトル・チューンの「新宿ゴーゴー」。

550v「栄光の日々」…

560v_2「怪我する前に」…

570v8曲目に取り上げた「朽ちたブルース」と合わせて、この日は『新宿ゴーゴー』から4曲を演奏した。

580v「今日はツアー・ファイナルです。兄さん達にツアーがどうだったか、そしてコレからどうするか訊きたいと思います」
520_sgg「4月から北海道、東京、京都、大阪、福岡、広島、名古屋を回って来ました。丸々ゴールデン・ウィークとかぶってどこへ行っても渋滞に巻き込まれました。
来年のゴールデン・ウィークは10連休になるのかな?来年どうしましょう?」
ツアーは止めた方がいいと思います。

Mcj「疲れたよ~!こんなに疲れるなんて『身体重い病』になったんだよ。だからオレはやるよ!疲れにくい身体づくり。歯磨きする時はスクワットするとか…。そういう感じで少しずつやってみたいね。
ウン、次のツアーに向けてオレはやる!」
今は知らないけど、レッチリのFleaって「万年疲れ病」みたいな病気に罹っていたらしい。
ものすごくツライんだって。
私はウォーキングをやってます。なるべく毎日1.5~2時間。しかし、この暑さじゃな~。
早く秋になって欲しい。

Mcg「どうも!犬神明です!そうだね~、ツアー楽しかったよ!セットリストがアゲアゲでね!
そうだね~、ジョニーちゃんみたいに疲れたけど、気持ちはおちこまなかったね。ハイでいられたね。
そうだね~、オチはないよ。これからは我々の明るい面を出していきたいね」

Mca凶子姉さんも「楽しかった!」というツアーの最終日もいよいよ最後のセクションに差しかかる!

600「運命のカルマ」…

600v_2「自殺の唄」…

610v「最後のアイドル」…

630v…と3曲続けて演奏し、本編16曲の幕を降ろした。

640vそして、アンコール。

645まずは恒例のジンにいの物販アイテム紹介、販売促進、活動告知のコーナー。

650v今回のTシャルはコレだって。
ココのグッズはいいよね。
犬っこ、犬っさん達も投資のしがいがあるってもんでしょ。

655アンコールの1曲目は『新宿ゴーゴー』のリード・チューン、「暗黒礼賛ロックンロール」。

660そして「残酷楽園」!

670vしかし、今回はセットリストといい、演奏といい、何となくいつもとは雰囲気が違っていた感じがしたナァ。

680vそれにしても、恐るべきは犬神レパートリーの奥の深さだよね。
毎回毎回趣向を凝らしてくる。
エンターテインメントの基本は「観客を飽きさせない」ことだからね。
犬神さんはまさにソレ。
そして、お客さんが曲をよ~知っとること!

690vもうひとつ、スゴイのは「作り続けている」ということ。
今頃もう次のアルバムづくりに精を出していることだろう。
音楽家たるものこうでなくちゃ!

700v本来であればココでショウは終了する予定であったが、再度のアンコールに応えた。
曲を決めていなかったので選曲会議。

710結局「白痴」炸裂!

720犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

730_2例によって終演後の物販は大行列~!
ホントいつもスゴイ人気だわ~!

740_2※あまりにも長くなってしまったので「私のディープ浅草」はお休みします。

200_2 
(一部敬称略 2018年5月19日 高田馬場Club PHASEにて収録)

2018年7月11日 (水)

スピンオフ四人囃子 #3 <後編>:スピンオフ四人囃子~私の光太夫

 
ことあるごとに「吉村昭が好き」とMarshall Blogに書いてきた。
どれぐらい読んだかナァ…と思って手近にあった文庫本を並べてみた。
この他にも何冊かあって、またはハードカバーなども加えるとちょうど100冊ぐらいか?
私は本はハードカバーで読んでキチンと蔵書しておくのが正しい読書の作法だと思っているのだが、吉村作品の場合はいつでも、どこでも読みたいので、持ち運びに便利な文庫で集めた。
正直言うと下の写真の蔵書の中にはまだ読んでいない作品もいくつかあるのだが、もう吉村さんが亡くなってカレコレ12年…当然二度と新作は出て来ないので大事に大事に読み進めているのだ。
吉村昭の作品は徹底した取材と史実に基づく「記録文学」といわれるモノ。
エッセイや若干の創作が混ざっている作品もあるにはあるが、どの作品もが重厚で、とても読みごたえがある。
この歳になると、フィクションを読んでいる時間がモッタイなくなるのよ。
ま、どちらかといえば男性が好む小説だよね。
最近読んだ全く別の分野の本に「松本良順」という江戸後期の奥医師のことが書いてあって、とても興味を持った。
ハテ、どこかで見た名前だな…と思って調べてみると、あったあった、吉村先生の『暁の旅人』という作品。
次はコレを読むのを楽しみにしている。

10そして、大分前に買ってはいたものの、まだ読んでいなかった作品に『大黒屋光太夫』という文庫で2巻組の作品があった。
何の気なしに読み出したら、アータ、最後まで止まりゃしませんよ…おもしろすぎちゃって!
吉村作品は圧倒的に長編がおもしろい。
「磔」などという隠れキリシタンが、処刑されるために長崎へ向かう行程を描いた優れた短編などもあるにはあるが、やっぱり長編がいい。
実際一番おもしろかったのは、吉川栄治文学賞を獲った文庫の上下巻合計で1,300ページを超す大著『ふぉんしいほるとの娘』だな。
コレも読みだしたら全く止まらなくなっちゃって一気に読み抜いた(シーボルト関連についてはコチラに書いたことがある)。
さて、この『大黒屋光太夫』、吉村先生お得意の「漂流もの」。
1782年に伊勢白子浦を出帆した回米船、神昌丸が江戸に向かう途中遠州灘で時化に合い、17人の乗組員がロシアに漂流し、10年ぶりに日本へ帰って来る…という実話。
ストーリーを書けばそれだけの話なんだけど、極寒地での苦労は想像を絶するものであり、また光太夫の賢明かつ勇気ある行動がこと細かく記録されており、読む者の感動を誘わずにはいられない…って新潮社の宣伝惹句みたいなことを書いているけど、そういうことです。
私も-50℃の冷凍庫の経験があるからね…10秒しかもたなかったけど。そのスゴさは知ってる。
ウチの家内も読書が好きで、山岡荘八の『徳川家康』を完全読破しているのが自慢なんだけど、吉村作品は固すぎて苦手だと言う。
その家内が2、3日で読み終えてしまったのがこの上下巻。
それだけ魅力的だったのです。

20実はこの光太夫の物語は井上靖も文藝春秋に連載小説で発表していて、1992年には緒方拳の主演で『おろしや国酔夢譚』という同じタイトルで映画化もされている。
ところが井上靖が執筆したのは1966~1968年のこと。
当時は光太夫の行動についてわからないことが多かったらしい。
対して吉村作品の発表は光太夫の研究が進んだ後の2003年のことで、以前は不明だった部分が数多く明らかになってからの執筆だ。
なので井上作品より緻密な内容となっているのだそうだ…「だそうだ」というのは井上作品は読んでないから。
でも、映画はDVDを借りて観てみた。
ま、こんなもんでしょうな。光太夫の苦難の10年を2時間で描くんだから、こういうダイジェスト的な脚本になってしまうのは避けられまい。つまり黒澤明なら絶対に題材にしない小説ということだ。
映画を観ていて、こっちの教科書は微に入り細にうがち光太夫を書き表した吉村作品でしょ?「ああ、そうじゃない!」とか「イヤ、こんなもんじゃない!」とか、大騒ぎしながら鑑賞させて頂いた。
結果、ナンダカンダで結構楽しませて頂いた。
ちなみに光太夫たちが7ヶ月の漂流の末に到着したアムチトカ島はアリューシャン列島の西に位置し、アメリカが1867年にアラスカを買った際に米国領に組み入れられた。
その後、アメリカはこの島で3回も核実験を行っている。

2_ で、今回名古屋に車で行くなら、おお!光太夫のところまでいってみようじゃねーか!
ということになった。
実は以前、光太夫のことをMarshall Blogに書いた時、誤謬を指摘してくださった方がいらっしゃった。その方から「大黒屋光太夫の記念館がある」という情報をありがたくも頂戴していたのだ。 
そして、やって来た!
場所は三重県鈴鹿市若松というところ。大黒屋光太夫の故郷。
「郷土の偉人」ですよ。
この記事に触発されて、もしかしたらこれから本を読む人がいるかもしれないので詳述は避けるが、光
太夫がナゼ偉人なのかというと…日本に帰って来たからなのね。
当時、時化によって内航船がロシアに漂着した漁師は過去にもたくさんいた。
「種痘」ってあるでしょ?天然痘の予防接種。
今、天然痘は絶滅して種痘はしなくなったけど、私が子供の頃は種痘とか結核の予防接種BCGとか、そういうのがまだあった。
この種痘を日本に持ち込んだのも確かロシアに漂流した漁師だったハズ。
吉村昭の『花渡る海』という作品がこの話だったように記憶している。
ちなみの「日本の新聞の父」とされる「アメリカ彦蔵」こと浜田彦蔵も2ヶ月の漂流の末、アメリカの商船に救助されにサンフランシスコに渡り、当時まだ日本には存在しなかった「新聞」を持ち帰った。私はこのことも吉村昭の『アメリカ彦蔵』で知った。
話を元に戻すと、光太夫より以前、ロシアに漂着した日本人で祖国へ帰って来た者はいなかった。
光太夫は何とか日本へ帰還しようとロシア人支援者の力を借りて、時のロシアの君主エカテリーナ2世に何千キロもの旅を経て謁見し、彼女に直訴したんだね。
そして女王の憐憫の情を買い、見事OKをもらって帰って来た。
その時、一緒に日本にきたのが有名なラクスマンなんだな。

30vまず訪れたのは若松町公民館敷地内にある「開国曙光」という光太夫の顕彰碑。
この「開国曙光」の書は第16代徳川宗家当主、徳川家達(いえさと)によるもの。
家達は田安家の徳川慶頼の三男。
その慶頼は14代将軍徳川家茂の後見職で、幕府の要職に就いていた。
家達は家茂および13代将軍の家定の従弟にあたる人。 

40v1976年に立てられたこの石碑は3代目なのだそうだ。
光太夫の生涯がガーッっと書かれている。

50コレが大黒屋光太夫記念館。
入場は無料だけど、展示物の撮影はNG。

60コレが光太夫。

70v光太夫はエカテリーナ2世からたくさんのお土産をもらって来た。
そういうモノが飾ってあるのかと思いきや、ほとんどなし。

2_img_6971 でも、光太夫に関するさまざまな資料が展示してあって、小説を読んだ人ならば、かなり興味深く見学することができるであろう。

80せっかくだから光ちゃんとツーショット。
小説を読んでいると、漂流中に始まり、ロシアに渡ってからも光太夫のリーダーシップとその聡明な頭脳に感心せざるを得ない。
そのウチの際たるモノが「言葉」だ。
光太夫は最初に漂着したアムチトカ島に来ていたロシア人に遭遇した時点でロシア語を学習し出した。現地の人間と言葉でコミュニケーションすることが自分たちの命を救うと直感したのだろう。
やっぱり「言葉」なんですよ。音楽に国境がないのは音楽をやっている時だけです。
加えて光太夫はロシア語の読み書きも習得した。
また、ロシア滞在中の記録を残したことが幕府の取り調べに役立ち、『北槎聞略〛という書物になって家斉に献上された。
そして、光太夫はロシア文化のエキスパートとして幕府に重用され、厚遇を受けた。

90v光太夫は16名の乗組員とともにロシアに流れつき、10年の歳月を彼の地で過ごしたワケだが、病気で死んでしまう者、寂しさや不安に耐え切れず現地で改宗してキリシタンになってしまった者等を除き、日本に帰って来れたのはわずかに3人だけだった。
そのウチのひとりが磯吉という船乗りで、この寺が菩提寺なのだそうだ。
100

110小市もそのウチの1人だったが、気の毒なことに蝦夷に帰って来て亡くなってしまった。
せっかく祖国にたどり着いたのに…。
コレがその小市の菩提寺の宝祥寺。
140ココには小市の供養碑が立っていた。

120残された小市の妻は、光太夫たちがロシアから持ち帰った小市の分のお宝を譲り受け、人のススメでそのお宝の展示会を開いた。
その会場のひとつがココ。

160大須にある「大須観音」の境内。
展示会は爆発的な人気を呼び、小市の奥さんは大儲けしたらしい。

170ところが、「死んだ夫の形見で商売をするなんて!」という非難も少なくなく、良心の呵責に大層悩み苦しんだそうだ。
このことがあったもんだから、ELLやell.SIZEに行くついでに大須観音にお邪魔したというワケ。
もちろん何度も大須には行っているが、大須観音の境内に入るのは初めて。

175同時に大須の商店街もブラリと見て回ったが、世界の料理屋が揃っていて驚いたわ。
それとコレ。

180大須ってのはスカジャンの聖地かなんかなのかしらん?

190 若松町に戻って…。
若松東墓地というところにある光太夫他の供養碑。
光太夫たちが姿を消してから3回忌に当たる年に立てられた。
それから7年後、本人が生きて帰ってきたもんだからハラホロヒレハラ!

150千代崎という港。
200防波堤には光太夫のロシアへの漂流記の壁画が飾ってある。

210

230ココから光太夫たちは江戸を目指し、ロシアに流れ着き、シベリア大陸を横断し、7,500km離れたペテルブルグ(現在の「サンクトペテルブルグ」、ソ連時代の「レニングラード」。ロシア第2の都市)まで行って、日本に帰って来た…のかと思うと感動的よ。
興味のある人はゼヒ『大黒屋光太夫』を読んでみてくだされ。

240さて、アッと言う間に『スピンオフ四人囃子』のステージも後半になってしまう。

Fl 最良の素材に最高の演奏…イヤ、それだけではなくて、根本さんのMCがこれまた絶品でしてね~。
どのMCも見もの、聴きものだった。
以前、佐橋佳幸さんのコンサートに根本さんがゲストでご出演された時にそのMCに接して仰天したね。
何やら変な装置でも身体に付けているのではないか?と思うくらいの爆笑MC。
アレ、どうやってるんだろう?
あのケタ外れの「フラ」こそ持って生まれた才能なんでしょうネェ。
「フラ」というのは落語用語で、「独特の面白み」とか「何もしなくても面白い」みたいな、人を笑わせる特殊なエキスですな。
五代目古今亭志ん生は高座に上がっただけで笑いを取った。そして「アタシャ、まだナニも言ってないんで…」と言うとまた大爆笑。
根本さんはコレに似たフラをお持ちの稀有な方だ。
 
根本さんの四人囃子の思い出話。
「高校生の時、郡山ワンステップ・フェスティバルで四人囃子を観ました。日本初のロックフェスで世界からバンドが来て演奏したんですね。
2日目の最後に出演したのが四人囃子で、初日はジュリーでした」
…と、野田さんのMCを丸っきり聴いていなかったかの内容。
アレは根本さん一流のギャグだったのかナァ?きっとそうに違いない。
「チャーさんは直前にバンドを解散していたので出なかったんですよね。四人囃子はステージの上からゼンゼンお客さんを相手にしてなかった感じでした。
ボクは気持ちが空を飛んでいましたね。小鳥がエサをもらうようにボクは四人囃子から全てをもらいました」

250v西山さんとのカラミも楽しかった。
「西山さん、そんなにシッカリとムズカシイ曲を完璧に覚えたって1度しか演らないんですよ!」
「イヤ、ボクは1度きりとは思ってないんで…」
「一度きりって言ってたよ!」
「もう『スピンオフ四人囃子』という名前で、このメンバーでやればいいんじゃないですか~」
西山さんに賛成!

260さて、後半。
「昼下がりの熱い日」が終わって…。
「聴いて頂きました。喜びがあふれていたと思います。ココで喜びがあふれると、ウチのメンバーに悪い気がするんですけどね。
四人囃子は1974年にデビューしたんですよね?…『一触即発』で。熊谷ではなるべく四人囃子のことは言わないようにしていました。
『一触即発』を出した東宝レコードはロックのレコード会社ではありませんでしたよね?」

2_s41a3276「そう、他には研ナオコさんとか中日ドラゴンズとか…。中日ドラゴンズが優勝して応援歌を出したの」と大二さん。

2_s41a3694「その頃から名古屋に縁があったんですね?野球はトンチンカンなんですが、今日1日はドラゴンズ・ファンでいます。
さて、私は個人的には『ゴールデン・ピクニックス』までシッカリ聴いています。その後、自分たちのデビューが決まったので、急に四人囃子がライバルになったんです。
だからライブは3、4回、アルバムは2枚しか買ってなくてスミマセン!」

2_s41a3433_2曲のコーナーに行ってみましょう!
「昼下がりの熱い日」に続いてもう1曲『Printed Jelly』から…。

Jelly 「ハレソラ」!

270_hsオリジナルのマンドリンのイントロは、ライブでは坂下さんのキーボーズが奏でているのだが…

280今日は西山さんがそれにハーモニーをつけた。
オオ~!
レコードみたい!

290vそして、大二さんのドラムスと…

300v山崎さんのベースが圧倒的なドライブ感を演出する。

310v根本さんの歌が加わる。
タマりまへんナァ~。

320v中間のギター・バトルもスリル満点!

330次々とシーンが移り行く音のパノラマ!
360コレコレ!
最後のリフレインのところのオブリガード。
さすが西山さん、バッチリ完コピでキメてくれた。コレ、絶対演ってくれると思ってたんだ!
このパートって歌いながら弾くのはサスガにシンドイいからね。
今日は五人囃子でいつもよりゴージャスに空が晴れてる!

340v西山さんは今日はMarshall ASTORIA CLASSICを使用。

350ASTORIA CLASSICは極上のクリーン・トーンを出すのが仕事のアンプ。
だから歪みはエフェクターで作る。
コレが西山さんのこの日の足元のセッティング。
キチ~っとした美しいロックギター・サウンドとなった。
やっぱASTORIAはスキ。410_2 そして、大二さんはNATAL。

370v愛用のバーチ・キット。

380キットとお揃いの14"x5.5"スネア。
文句のつけようがないドラム・サウンドだ。

385「恐らく日本のロックバンドは音楽を作りながら自分たちの思いを伝えられたら…と考えて演っていると思うんですけど、四人囃子は一生懸命世の中に出ようとしているようには見えなかったんです。
その点ご両親はどう思っていらっしゃったんでしょう?ウチは随分心配されましたけど…」
今から40年も前の話だからね。
Marshall Blogでしょっちゅう書いているように、その時代はまだロック文化はマイノリティで、売れもしないのに30歳を過ぎてもバンドをやっているのはかなり奇異なこととされていた。
今、「若手」と呼ばれているバンドでも平気で30歳を越しているでしょう?
私が若い頃にも当然そういうバンドはいたけど、やっぱり少数派だったハズ。売れていればもちろん話は別ですよ。
そして、ココで話題は坂下さんに…。
このプロジェクトに関して3人で酒席を設けたのだが「酒の席で坂下をキライにならないでくれよ!」と、大二さん言われたそうだ。
「お2人の行きつけの店だったんですが、お店の人がコチラを見るなり3人なのに『一升ビンありますよ!』って言うんですよ。焼酎のお湯割りを飲むと、一番年下のボクが作るんですけど、坂下さんのお湯割りを作って、しゃべると無くなってる。
作る、しゃべる、ない…作る、しゃべる、ない…の繰り返しで、ボクが2、3杯飲む間に焼酎のボトルが3本空いてたんですよ!ビックリです!」

2_s41a3437苦笑いの坂下さん。
坂下さん、大きいからね~。そりゃ酒量もそれなりに嵩むことでしょう。
2_s41a3542また曲のコーナーへ行ってみましょう。
「次の曲は日本で第1位か2位の難易度の曲だと思います。インスト曲なんですが、コレに歌が入ったら死ぬね。
やることなくてディープ・パープルのイアン・ギランみたいにコンガを叩いちゃう」
ハイハイハイハイ、「ディープ・パープルのコンガ」というのはコレですね。
海外仕様の『ライブ・イン・ジャパン』、すなわち『Made in Japan』のジャケット。
内容は日本でのライブだけど、ジャケットの写真はロンドンはフィンズベリー・パークにある「レインボウ・シアター」で撮影したモノが使われている。
イアン・ギランがコンガを叩いてるでしょ?

Dp ガラは違うけど、このイアン・ギランが叩いている黒いコンガこそ、大二さんが愛用しているドラム・キットを作っているNATAL製。
ローリング・ストーンズもレッド・ツェッペリンも、Tレックスもフリートウッド・マックもみんなNATALのパーカッションを使っていたんだよ。

Conga さぁて、根本さんのおっしゃる通り、ココでウルトラG難度の曲の出番。
アレ、今日『ゴールデン・ピクニックス』から初めての曲になるのか…。

Picnics 「なすのちゃわんやき」!

390_ncこの曲を聴くといつも思うことがあるの。
それは、日本のプログレッシブ・ロック・シーンのことなのね。
コレも何度もMarshall Blogに書いていることなんだけど、日本はプログレッシブ・ロック大国で、御茶ノ水の明治大学の向かいにあったレコード屋が世界で一番『クリムゾン・キングの宮殿』を売った店だったんだって。

420vマァ、色んな数え方があるんでしょうし、シャレで言っているのかもしれないけど、とにかく日本人は本場のイギリス人やイタリア人すら忘れかけているこの音楽がいまだに大スキであることは間違いない。
それなのに、日本ではプログレッシブ・ロックのバンドってのが驚くほど出て来なかったよね。
コレ、何でだったんだろう?

410日本人ミュージシャンの器楽演奏技術はピカいちだし、プログレ消費大国だけあってプログレッシブ・ロックの情報も比較的沢山入って来ていたし…それなのにナゼか大成したバンドが極端に少なかった。
プログレッシブ・ロックの大ファンである私としては実に残念なことなのだ。
四人囃子がいたからみんなビビっちゃったのかしら?
この「なすのちゃわんやき」は「日本のバンドにもこういう音楽を作って欲かった!」という私にとっては最良のお手本の曲なのね。
だからMarshall GALAでも演奏して頂いた。

2_s41a3289それと、プログレッシブ・ロックはLPレコードの特長をフルに活かした音楽だとも思っている。
ジャケットが作り出す30cm四方の視覚的な魅力、コンセプト・アルバムというドラマチックな舞台。
コレラのすべてをインターネットがブッ壊しちゃった。

430この日、ボトムラインに集まった満員のお客さんは「なすのちゃわんやき」のパフォーマンスを固唾を飲んで観ていたと思う。
演奏が終わった後、「フ~…」という緊張がほぐれるような雰囲気がヒシヒシと伝わってきた。
そして、大きな拍手と歓声。
正真正銘、鬼気迫るパフォーマンスだった。

440「スゴイ曲を作っちゃったのね。こういう曲を作って普通にライブでやっていたんだから、この人たちは本当に変ですよね」
「なすのちゃわんやき」を作ったのは四人囃子の初代ベーシストの中村真一。
「こんな曲作っちゃった~!」と四人囃子が合宿しているところに持っていらっしゃたとか。
その中村さんも2011年5月、くも膜下出血で帰らぬ人となってしまった。
その追悼コンサートの模様を旧Marshall Blogでレポートしたが、残念ながらブログごと消滅してしまって今はもう見ることができない。
ただし、記事の元データは私が保管しているのでいつか「Marshall Blog Archive」で復活させたいと思っている。
 
「最後の曲になりました」
お客さんの「エ~!」。
「スゲエむずかしくて覚えるの大変なんだよ!今日は1曲につき1本ずつ毛が抜けて行きましたよ!」
ココまで7曲で7本?
ゼンゼン大丈夫ですから。
「この機会を作って頂いて本当にうれしいです。岡井さん、坂下さんに大きな拍手を!」

450「最後は『一触即発』を!」

Sokuhatsu 問答無用の四人囃子の代表曲。
「ウシさん、せっかくだから…」と大二さんからのご提案でMarshall GALAでも演奏してくれた。

460_is歌詞と曲とインスト・パートの見事な融合。

470vコレぞ四人囃子の世界。

480v一糸乱れぬ中間のインスト・パート!
スゴイ緊張感!

510この日初めてこの曲をお聴きになられた方も多かったと思うが、一体どうお感じになられたのか…出口調査をしたいぐらいだった…

500イヤイヤ、そんなことをするまでもない。
演奏後の大きな大きな拍手と喝采ですべてがわかった。

520アンコール。
「皆さん、トイレに行っています。あんまりお待たせしてはイケないので、私と坂下さんで出てきました」
初めて根本さんがこの曲を聴いた時、とても荘厳な気持ちになったという。
「あまりライブでは演らないそうですが、坂下さんに『歌わせてください』とお願いしました」

530v曲は『ゴールデン・ピクニックス』収録の対策「泳ぐなネッシー」。
坂下さんの作品。

Picnics実は当初のセットリストには入っていなかった曲。
540確かにこれまでのスピヨンでは取り上げられて来なかった。
オリジナル・バージョンを知っているればそれも無理からぬことだとは思うが…。

540vもちろんココでは水のようにやさしい坂下さんのピアノをバックに歌のパートだけがしっとりと演奏された。

550v「このライブを主催してくれた野田さんを紹介します」
The BECK'sの野田さん再登場!
「欣ちゃん、こんなキッカケを作ってくれてありがとう」と、大二さんからもお礼のお言葉。
野田さんもそれに応えてこのコンサートに注いだ情熱を言葉にした。

560野田さんを交えての1曲は『ゴールデン・ピクニックス』から。
Picnicsこれまた日本のロック史に燦然と輝く名曲「Lady Violetta」。

570v四人囃子+ジェフ・ベック!
こんなのココでしか観れないよ~!

580ジェフ・ベック・スタイルで歌い上げる名旋律。
どこでこの曲が出てくるのかと思っていたらジェフ・ベックが弾くとは!
野田さん、夢のひととき。

590vそして、いよいよ最後の曲。
私は中学生の時、ハンターで買った中古の『ゴールデン・ピクニックス』でこの曲を聴いてブッ飛んだ。
実はこの曲ではもう1回ブッ飛んだことがあった。
高校の時に渋谷の屋根裏でその音源を聴いた時だった。
もちろんこの曲はよく知っていたんだけど、その演奏があまりにもスゴかったのだ。
それはミツルさん時代の四人囃子が屋根裏に出演した時に録音された演奏だった。
ミツルさんには2000年に開催された『マーシャル祭り』にご出演頂いたことがあったんだぜ。
曲は「カーニバルがやってくるぞ」。
Picnicsこれこそ、シャッターを切りながら思いっきり歌ってしまったよ!

600_carどんなに演奏の技術が向上しても、オーディオ・テクノロジーが進化しても、もうこんなバンドは二度と出てこないだろうナァ。
そして、こうして楽器やブログを通じて日本のロックを永遠に代表し続けるであろう名門バンドと一緒にお仕事をさせて頂けることを誇りに思っている。

610v私は根本さんや野田さんのように当時の四人囃子を見たことはなかったが、それでもほぼ同じ時代に生まれてヨカッタと思っている。

620その最高のロックをこうして楽しめるのもこの3人の名手がいてくれたからこそ!

630v西山さんがおっしゃった通り、このメンバーで東京や他の街で再演されることを望む。

640vそのためにも根本さんは十分にご自愛くださいまし!

650v エ~!まさかの「Smoke on the Water」終わり?
そんな大二さんがス・テ・キ!

660今回も各曲ごとに収録アルバムのジャケットを掲載した。
もちろんコレは昔のロックはジャケットも最高だった…ということが言いたかったから。
 
四人囃子の詳しい情報はコチラ⇒①Official Web Site ②facebook

670 
<オマケ>
ほんの少しだけ打ち上げの様子を…。
乾杯の音頭は大二さん!

680v「カンパ~イ!」
楽しいひと時だった~!

690今回の名古屋への旅は耳や目だけでなく、舌も大いに楽しませて頂いた。
まずはコレ。
うなぎヤケクソに高いじゃん?
ひっさしぶりに頂いた。
今池のひつまぶし屋、「白河」。

695私は大盛り。
イヤ~、うなぎってこういう味だったっけか?
おいしいね~、おいしいね~、おいしいね~。

700このお店、リーズナブルなこともあって開店時から大行列。
店の前の廊下のイスに腰を下ろしてフト前に並んでいる人を見ると…ウワッ!元センチメンタルシティロマンスの本多taco-bow正典さん!
ビックリしたわ~!
久しぶりにお会いできてうれしかった。
 
この場をお借りして…中野督夫さんの1日も早いご回復をお祈りしています。

710味噌煮込みうどんは何軒か行ったことがあるのだが、今回は「山本屋本店 大門本店」ってのにした。
私は絶対にうどんをフタに移して食べたりはしない。
Marshallじゃないけど「直」で頂きます。
そっちの方が激熱でおいしいじゃん?身体に悪いことはわかってます。
心を鬼にしてご飯は止めておいた。
今年から「炭水化物 on 炭水化物」はしないようにキメたのだ。

720この食べ放題のお新香もおいしいね~。

2_36968069_1648735135237927_4568329 それから天むすも行っといた。
ジム・マーシャルと名古屋にお邪魔したのはもう20年も前のことか…。
名古屋へは仕事で相当な回数行っているけどこんなフルコースは初めて。
おいしいかった~。
あ、きしめんが抜けてた。

730イヤ~、今回書いたわ~。
そんな入魂の一編を天むすの写真で締めくくるのもナンなので、このコンサートにお誘い頂いた大二さんにもう一度ご登場頂くことにしよう。
大二さん、ありがとうございました!

740v  

200_2 

※Instagramのフォローもよろしくね!Marshall Blogに未掲載の写真もチラホラ!⇒marshallamps_shige 

 
(一部敬称略 2018年5月12日 名古屋Bottom Line他にて撮影)

2018年7月10日 (火)

スピンオフ四人囃子 #3 <中編>:スピンオフ四人囃子~私の猿田彦様

  
せっかく車で名古屋まで来たんだから…ということで、空き時間を利用して興味のある場所にチョコチョコと足を延ばしてきた。
そのひとつがココ。
三重県は鈴鹿市にある「椿大神社」。
コレ、「つばき だいじんじゃ」じゃないからね。「つばき おおかみやしろ」と、神道だけに思いっきり訓読みをする。
私は信心はしないんだけど、何千年にもわたって民衆から支持されてきた神事にはそれなりの畏敬の念を持っていて、日本人である以上は神道、仏教、ともにある程度の知識と作法だけは身に付けておきたいと思っている。
そう思うようになったのも比較的最近のことで、海外の人とお付き合いすることが多くなってからの話。
海外の人はみんな宗教に熱心で、日曜日には必ず家族で教会に行って…なんてイメージがあるからね。
それなら私も自分の国の宗教ぐらい知っておかないと…ということで少しは勉強する気になった…なんてのはお門違い。
あのね、外人が映画やドラマで、食事の前に手を合わせて「天にまします我らの父よ…」ってお祈りするシーンに今でも時々出くわすでしょ?
私もアメリカ人やイギリス人の家庭にお呼ばれされて食事をごちそうになったり、レストランで一緒に食事をしたりすることがよくあるけど、今までああいうのをやっている人を見たことがないんだよね。
ただ1人の例外は、アイアン・メイデンのニコ・マクブレイン。
ニコとはフランクフルトやロンドンのレストラン、ジム・マーシャルの家などで何回か食事をご一緒させて頂いたが、周りの連中が早速ガバガバ飲み食いしてる中、いつでもどこでも必ず手をキチンと合わせ、うつむいて祈りの言葉を囁き、胸の前で十字架を切ってからフォークとナイフを手にしていた。
この間ほんの数十秒…他の皆さんは全く気にしていなかったけど、私はそれを見ていてすごくいい気分になったね。
あ、それとナッシュビルの偉大なるフィンガーピッカー、ドイル・ダイクスもやっていたかも知れない。
話が飛んだな。
昨日の記事を書くのに半日以上かかっちゃって、今日の前置きは簡単にしようと思っていたのだが…。
 
とにかく、神社仏閣などにも興味が出てきたというワケ。

10_2門柱に「伊勢一之宮」ってあるでしょう。
コレ、スゴイんだよ。
まず…伊勢神宮っていうのは全国8万社あるといわれている神社の中て一番尊いとされているのね。
かつてMarshall Blogでもお邪魔した。
そもそも「神宮」と「神社」ってのはアホほど格が違うもので、しかも「神宮」というのは元々お伊勢さま専用の言葉だったらしい。(「今は諏訪大社とかもあるけど「大社」というのは出雲を指す言葉だったらしいッス)
で、「一之宮」というのはナニか?
律令国家時代(10世紀ごろ)、日本は国内が「国」という行政区画に分かれていて、その国の親分を「国司」といった。
そして、それぞれの国は『延喜式(えんぎしき)』という法制書によって「大、上、中、下」と等級が定められていて、伊勢神宮のある「伊勢国」は大和、河内、武蔵等と並び、13しかない「大国」の一角を占めていた。
だからそこの国司っつったらメッチャ偉いワケ。
で、その国司が変わった時に、地元の神社に赴いて神様にご挨拶をして回る。その参拝して回る神社の順番が厳格にキマっていたんだね。
もちろん、重要なところから訪れるのは言うまでもない。
その順番で一番最初に訪れる神社のことを「一之宮」という。
つまり、ココはかなり位の高い神社なんです。

20_2そして、この椿大神社は猿田彦大神を祀っている神社で、全国に2,000あると言われている「猿田彦神社」の総本社とされている。
伊勢市にも「猿田彦神社」があるが、「どっちが総本社か」ということに関しては意見が分れるところらしい。

30v猿田彦大神は「導きの神様」といって、大変重要な神様の一柱。
鼻がやたらと大きく、七咫(あた)あったという。「咫」というのは手のひらを広げた時の中指の先から親指の先までの長さだというから尋常な大きさの鼻ではない。
手塚治虫の『火の鳥』に出て来る猿田博士は猿田彦大神をモデルとしていることはよく知られている。
手前はムーピーの「タマミ」。
この『火の鳥<未来篇>』は衝撃的だったね。
話の最初の方で大国のコンピューター同士がケンカして核戦争が起こるでしょ。
コレ、まんざら空想ではなくなって来てるよね、最近。「ITと核」。
ホントにコンピューターもいい加減にした方がいいと思うよ。
コンピューターに話しかけて選曲の依頼なんかをしているCMを見かけるけど。大変ゾッとする。
自分の聴きたい音楽ぐらい自分で探して自分でかけろよ。
人間がドンドン、しかもものスゴイ早さでバカになってるとしか思えない。
大ゲサだけど、あのCMを見るたびに『火の鳥<未来篇>』を思い出す。

Sh 中に入ってみる。
神社に入る時はお辞儀をして、参道の左側を静かに歩く。

40vいいね~、この雰囲気。
こんな私ですらスガスガしい気分になる。

50本殿。
『火の鳥<鳳凰編>』の我王という主人公も猿田彦大神がモデル。
猿田彦大神は「道の神様」とも言われ、中世には「道祖神」とされた。
我王は道端の石に仏像を彫りながら日本国中を旅して歩くでしょう。それが道祖神になったんだろうね。
手塚治虫はそこまで考えてキャラクター設定をしているワケですな。
『火の鳥<鳳凰編>』には、その我王の支持者として吉備真備(きびのまきび)が登場する。
この神社にはその吉備真備が奉納したとされる獅子頭があって、獅子舞発祥の地とされているのだそうだ。
こういうつながりを考えたり想像したりするのは歴史を勉強する醍醐味。この上なく面白い。

60_2二礼二拍一礼…実は今我々が行っている神社の作法は明治時代にできたもので、古式ゆかしいモノではない。
本来は鈴も賽銭箱もなかった。
だからこうした由緒正しい神社にはそうしたものが設置していない。あ、賽銭箱はあるな。
驚いちゃったのは、この神社、ロケーションはお世辞にも良いとは言えないんだけど、三重県では伊勢神宮、二見興玉神社に次い3番目に参拝客が多いのだとか。
その数たるや年間150万人弱!ウッドストック3回分だぜ!

70_3屋根は銅板だ。
コレが何十年かすると、緑青が生えて見事な緑に変色し、貫禄と風合いを蓄える。

80_2結婚式をやっていた。
こういう祝儀に出くわすのは縁起がいいんだよ。

90_2続いてそのお隣…

100_2コチラは椿岸神社。

105v天之鈿女命(アメノウズメミコト)を祀っている神社。
アメノウズメは皆さんもよくご存知も通り、天照大神が天岩戸に隠れてしまった時に、外で裸になって舞い、八百万の神様に「ヤンヤ、ヤンヤ」と言わせ、「外はヤケに楽しそう…」と見事天照大神を天岩戸からおびき出した大功労者。
日本で最初のダンサーともストリッパーとも言われている芸能の神様。
その時に伴奏をしたのが「弦」という楽器。恐らくギターみたいなヤツでしょう。
世が世ならMarshallでその「弦」とやらを鳴らしていたところだろう。

110_2で、アメノウズメというのは猿田彦大神の奥様なんだね。
天宇受賣命を祀っている神社はたくさんあって、ココもそのうちのひとつ…ということになる。
120本殿の傍らにある「扇塚」。

130_2儀式や舞などに用いる扇は、古来神様を招き、奉るものとして芸道を志す者の心の寄りどころとされ。芸を磨いていく過程には欠かせないアイテムだった。
芸の道に終わりはなく、その扇に感謝と慰霊の気持ちを込めてこの塚が作られたのだそうだ。
芸の道を志す者は常に新たな気持ちで芸の修行や恵子に励み、感謝の気持ちを込めて古くなった扇子をココに納めるというワケ。

140_2しからば、ウチは塚ではないけど、エンタテインメントの世界が活発にになって、またロックが以前のようなクリエイティビティを取り戻し、ギター・ヒーローが生まれ、Marshallがよく売れますように…と…。
見たか、ブレッチリー!こっちはもはや神だのみだぞ!

2_2img_6949 境内にはカワイイ滝も。
「かなえ滝」といって、椿大神社にある滝から流れを引いているのだそうだ。
つまり夫婦でお揃いの滝なんだって。
今日の「私の〇〇」は以上。

150_3さて、帰ってきたぞ今池へ!

700_2 ∞Z、The BECK'sの気合いの入ったパフォーマンスに続いてステージに現れた4人。
いよいよ「スピンオフ四人囃子 #3」のスタートだ!

160_2岡井大二

170v坂下秀実

180v山崎洋

190vそして、根本要。
コレまで「スピンオフ四人囃子」は稲葉政裕、小野瀬雅生とフロントを迎えて来て、根本さんが3人目なので今回は「#3」となる。

200v大二さんのドラムでスタートする1曲目。
「♪ドゴストタン、ドコストタン」と大二さんがNATALで叩きだすヘヴィなワルツのリズム。
350「円盤」だ~!
Seしかし、何だろうね、この世界は。
いつも言ってるけど、音楽ってのは、シンガーの甲高い声でも、ギターの速弾きでもなく、バスドラムを踏むスピードでもなく、最終的には「曲」のクォリティに尽きるね~。
曲があってのテクニック。
いくら楽器がウマくても曲が良くなければ音楽としての価値はないでしょう。音楽は「万国ビックリショウ」でもなければ「ウップン晴らし」でもないんだから。
そういえば最近は「ヘタウマ」という言葉を耳にしなくなったね。
お金を取って人に聴かせる以上は「ウマく」なきゃダメ…だと私は思ってる。
「ヘタウマ」ってのは「ウマい」ということだからね。

330_ufこのイントロのギターのメロディだって日本のロック史に残しておかなければならないモノだぜ。

340v根本さんと一緒に歌っちゃった人が多いんじゃないかな?
ハイ、私はシャッターを切りながらシッカリと歌わせて頂きました。
周囲の人、ゴメンナサイ。
でも、こんなコンサートは1年に何回もないんよ。今年はこの後、外道があった。

360vステージ上手でもの静かに鍵盤をたたく坂下さん。
出している音は重要で味わい深いモノだ。

370v根本さんからご挨拶。
「皆さん、よくいらっしゃいました。普段はスターダスト☆レビューというバンドをやっている者ですけど…大先輩の大二さんと坂下さんに誘われました。普段は『ガンバって演奏する』だなんて絶対に言いませんが、今日は『ガンバって演りたい』と思います」

1_0r4a2829続いてはこのアルバム…『一触即発』から。

Sokuhatsu 日本で一番有名なシンバル・レガート…「おまつり」だ。
海外には1小節にも満たないドラムスの音で曲名を当てられるナンバーがあるでしょ。
ビートルズの「She Loves You」や「Birthday」、Steely Danの「I Got News」とか…。ヘタすると「Hey Nineteen」なんてスネア一発でわかるもんね。
「おまつり」の大二さんのドラムスはまさにソレ。
日本にはそういう曲がほとんどないんだよね。
PANTA & HALの「ナイフ」なんかはそれに当てはまるな。
210vそしてこれまた日本のロック史に残るギターのメロディ。

230_2眼前に広がるこの四人囃子の音楽!
ドバ~っと知的に、上品に四人囃子の世界になった。
ロックを聴いてて「日本人に生まれてヨカッタな~」と思うことができる数少ない機会だ。

220「♪何もすることがなくて 何もすることがなくて…」
どうしても一緒に歌っちゃうナァ。
バラ色のシャツも着ていなければ、本当はやらなきゃいけない仕事が山積みなんだけど…。
根本さんはチャンと赤いカーディガンを身につけていらっしゃる。

240v坂下さんのエレピの音がまた素晴らしい。コレじゃないとダメ。

250_2中間のハードなパートもバッチリ!キマった。

260_2そして根本さんの歌。
声質がバッチリですな。安心して、イヤ、ウットリして聴いていられる。
ところで、つい先日脳に小さな血栓が見つかり緊急入院が報じられ、ファンをヒヤっとさせた根本さん。
このコンサートからさほど時間が経っていない時期での出来事だったので私もメチャクチャ驚いた。
だって、あの打ち上げの時の元気で楽しそうな根本さんの姿と声が瞼と耳にこびりついていたんだもん!
でも、心配はご無用。
スターダスト☆レビューとして、6月27日には4年ぶりとなる39枚目のアルバム「還暦少年」をリリースし、7日に沖縄宜野湾からスタートした開催した野外ライブツアー『楽園音楽祭2018(全11公
演)』で本格復帰を果たされた。
また10月からは、そのニュー・アルバム「還暦少年」の全国ツアーが開催される…というバリバリのスケジュール。
とにかくお身体だけはご自愛頂きたいものです。

270v_2大二さんはNATAL。

280_2愛用のバーチ。フィニッシュはグロス・バーガンディ。

290_2スネアは曲に合わせて使分けていらして、今日は3曲目からNATALになった。

300山崎さんは稲葉さんとMarshall GALAに登場してくれた、このプロジェクトには欠かせないベーシスト。

310_2EDEN WTP-600とD410XSTを使って頂いた。

320v根本さんの四人囃子の思い出。
「高校生の時に初めて四人囃子を観ました。ミュージシャンにはとても評判がヨカッタけど、一般人には知られていなかったんですね。
そこで、コピーして熊谷で演奏していたんです。
みんな知らなかったので、ボクらのオリジナル曲だと思って聴いていてくれたと思います」
ズルだ~!
でもどれだけロックがまだ一般大衆に浸透していなかったを証明する話だ。
「四人囃子の曲は複雑です。覚えるのに苦労します。でもスターダストではそんなことはありません。必ずや演奏に不備が出るということで、助っ人を呼んでいます。
私の素晴らしき相棒を紹介します。私がガンバるのは、ココまでです」

2_s41a3699「西山毅!」

375v根本さんから「1978年の『包』のA面の1曲目」という曲の紹介。
「A面」という言葉で会場から笑い声が漏れていたが、「A面&B面」は大切です。
今となっては「面」どころか、CDやらジャケットまでなくなろうとしているんだから恐ろしい。
新しいモノが「すべて良い」とは限らないんですよ~!
Bao 『包』のA面の1曲目は「眠たそうな朝には」。
そう、スピヨンのいいところは森さん期とミツルさん期の曲の両方が楽しめることなの。

380_na西山さん、お久しぶり~!
西山さんは2001年に開催された『マーシャル祭り2』にご出演して頂いたり、楽器屋さんやスタジオ主催のMarshallのセミナーなんかでよくご一緒させて頂いたんです。

390v今日の西山さん、ASTORIA CLASSIC他をお弾き頂いております。

400_2足元の様子。
右端のヤツなつかしいね。私、コレのスイッチ・ボックスを持ってますわ。

410これまた根本さんの声が曲にピッタリなんですよ。

420この曲って歌のパートが14小節でできているんだよね。
「歌」としてはシンプルなんだけど、恐ろしくドラマ性が強い。
コーラスとコーラスをつなぐ器楽のパートがバラエティに富んでいるからだろう。
まるでミュージカルを観ているみたいに舞台と物語が変わって行く。
あ、コレも大二さんの冒頭の「♪ドコドン」というドラム・フィルで曲がわかるわ。

430ギターのかけ合いパート…

1_0r4a2779今回の楽しみのひとつ…西山さんの完コピ具合。
西山さんは覚えていらっしゃらないだろうけど、ずいぶん前にどこかの楽屋で「哀しみの恋人たち」の弾き方を教えてくださったことがありましてね。
もうスゴイからね、几帳面で、正確で。
でも、コレぐらいじゃなきゃプロは務まらんよ。
そして、今日は四人囃子の音楽のギターのパートをどれだけホンモノと同じに、あるいはそれ以上に弾いてくれるか!…シカと楽しんでおります。

440vそれとベース・ラインがヤケクソにカッコいいんだよね。

2_s41a3242 「私は一部間違えてしまいました。西山君はどうでしたか?完璧でしたね~!」
イエイエ、根本さんもバッチリ!
「60を過ぎた頃からかなり得意分野でも物忘れが出て来ましてね…お客さんに指を差されないようにしようと思っています」
そう、得意の分野でも固有名詞が出て来ないことがあるんですよね~。昔はこんなこと絶対になかったのに~!

1_0r4a2724更に次の曲を根本さんが紹介する。
「次の曲はまたアルバム『包』からです。お気に入りのアルバムってことではないですか?
あ、今日のセットリストは岡井大二さんがキメてくれました。ボクはそのセットリスト通りに紹介しているだけです。」

Bao_2 実はね、このアルバムってライナーノーツに「Marshall」がクレジットされてるんだよ。
ヘヘヘ、一番上だぜ。
そして、このアルバムの2曲目の「君はeasy」の作者は大二さん、
大二さんのポップ感覚が窺えてすごく興味深いな。

2_2img_6951 さて、印象的な坂下さんのキーボーズから始まるのは「機械じかけのラム」。
私も大スキな曲で、Marshall GALAの時にリクエストさせてもらいました。

460v_lmこの曲も大二さんのシンバル・レガートがカッコよくてね~。

470vホントにコレなんか日本のロックにごくごく稀にしか誕生しない破天荒にカッコよい曲だと思うんだけど。
歌詞もいいよね。
1978年時点でコンピューターをテーマにしてる。
Pantaさんも1977年当時、「HALのテーマ」でコンピューターを題材にしてるんだよね。
やっぱりミュージシャンはこの頃から時代を先取りしてそうしたテクノロジーが気になっていたんだろうな。

490_2ホントだ。
西山さんが説明してくれたんだけど、この曲のイントロ。
AのペダルトーンでG69とBb69かな?
基本はこの2つのコードの繰り返しになってるんだ。
コード自体の音程が上がって行くのかとばかり思っていたけど、ドンドン音が積み重なっていくだけだったのね。

480_2「Machine Work 'RAM'」なんてタイトルもいいよね。
「時計じかけ」は「オレンジ」。「機械じかけ」は「ラム」。もちろん「Random Access memory」の「RAM」に引っ掛けている。イヤ、反対か?
果物の「rum」を引っ掛けてるんだね…お酒もあるだけに?(←「ラム酒を引っ掛ける」というシャレになっています)
今日の前半に手塚治虫が出て来たのでもうひとつ、「機械仕掛けのりんご」という社会派のマンガがあった。アレも面白かった。

500ココで『Printed Jelly』から1曲。

Jellyミツルさんのプレをイ完コピされている西山さんのギターがまず耳を惹きつける「昼下がりの熱い日」。510v_hsコレもいい曲だよね~。
坂下さんの作品。
560_2根本さんの歌が最高に映える。

520v「♪時計を遅く進ませて」とか「♪雨の音 遠くで緑に聞こえたら」なんて面白い表現だ。
でも昔から「♪空の中から落っこちて」の「落っこちて」という言葉のリズムがモノスゴク耳に残るのです。

530この曲の聴きどころのひとつは最後に出て来るミツルさんのギター・ソロ。
スタジオ・バージョンもかなり凄まじいんだけど、この『From the Vaults』に収録されている1977年のFM東京でのプレイが輪をかけて凄まじいと来てる。

2_img_6957 そして、西山さんのソロ!
新宿のリハーサルでお会いした時「あのソロは完コピでやるんですか?」と尋ねた。
「イヤ~、やろうかとも思ったんだけど…」なんておっしゃっていたけど、結果はモロに西山さん。
新東名を突っ走るスーパーカーのようなシャープなソロでゴキゲン極まりなし!

540vこうしたミディアム・テンポの曲でもバツグンのロック・グルーヴを聴かせてくれる大二さん。
やっぱり最高のドラムスだ。
大二さんがNATALを叩いていらっしゃることを誇りに思う。イヤ、自慢かな?

570_2四人囃子の詳しい情報はコチラ⇒①Official Web Site ②facebook

580<後編>につづく

 

200_2

(一部敬称略 2018年5月12日 名古屋Bottom Line他にて撮影)

2018年7月 9日 (月)

スピンオフ四人囃子 #3 <前編>:The BECK's と∞Z~私の有松

 
今日は新記録出しちゃいます。
 
チョットいくらなんでもこんな入り方はどうかと思ったんだけど、「もうココに載せるしかない!」と思って、出だしはまさかの成田空港。

10到着ゲートのところにいつも必ずいる『YOUは何しに日本へ』のスタッフの方々。
大変なんだってね~。アレ、取材がOKになる人を捕まえることができる確率の低さと言ったら中途半端ではないとか…。100人単位に1人いるかいないか以下らしい。
ナニを基準に声をかけているのかは知らないけれど、この日も彼らをしばらく見ていたけど、適当なターゲットすら見当たらないらしく、ゲートから出て来る客の姿をボーっと見ているだけの感じだった。
そんだったら私に訊いて欲しいね…「Youは何しに成田空港へ?」って。

20「あ、私はイギリスへ帰る社長夫妻のお見送りに来たんです」ってのが質問の答え。
かつてウチの社長はVirgin Atlanticを使っていたんだけど、日本航路から撤退してしまったのでイギリスの航空会社のチョイスはもうBritish Airwaysしかない。
このBritish Airwaysの日本からの出発時間が朝の9時なもんだから、いつも6時にホテルへ迎えに行って成田へ送り届けている。
2時間前のチェックインを目指すとなると、時間の余裕が皆無となる。
コレがいつも心配なのよ。
もし京葉道路で何かがあって、大渋滞なんてことがあったら、飛行機に間に合わなくなっちゃうからね。
かといって、安全を見てあんまり早く迎えにいくワケにもいかないし…。
車だと結構あるよね~、成田空港って。
おかげさまでこの日も何事もなく無事に社長夫妻をお見送りして、「さぁ、行こう」と駐車場への渡り廊下があるターミナルビルの2階に上がってコレがあることに気が付いた。
「Anime Tourisum」という展示。

30ナニかと思ったら、要するに私が『イギリス-ロック名所めぐり』でやっていることと全く同じ。
アニメに出て来るスポットを実際に訪れてみよう!という観光案内。

60どこが何のアニメに出て来るのかはサッパリわからないけど、この「アニメ名所探索の旅」のスタートはココ、成田空港。
ナンカやることがウマいね。

65v「札所ポイント0」だから。
まずはココで記念のスタンプを押すワケよ。

50vそれがコレ。
「名所」じゃなくて「アニメ聖地」だった。
完全にお遍路さん状態。

55それぞれの聖地へのルートが示してある。
コレは空港や千葉近辺の案内。

70コレは神田明神だって。

80コレは横須賀。
面白いのは起点が全部秋葉原になってんのよ!
つまり「秋葉原からどう行くか」…ということが記してある。
スゲエな、秋葉原。聖地どころの話じゃない。『私の秋葉原』とは似ても似つかない。

90聖地の写真もそれぞれ飾ってある。
コレ、つい自分の知ってるエリアを探しちゃうね。

110神田明神の写真。
一体何というアニメに出て来るんだろう。皆目見当がつなないな…。全部「セーラー・ムーン」に見える。
ちなみにウチの両親は神田明神で結婚式を挙げた。

100パンフレットも立派。
日本語、英語、中国語で用意されている。
よくテレビのCMなんかで「英語が話せれば〇億人とコミュニケートできる」なんてやってるでしょ?
母国語として世界で最も離されている言語って「何語」だか知ってる?
中国語なんだよね。
次いで英語、スペイン語、ヒンドゥー語と続く。
中国語は国連でも公式の原語に定められているし、コレからは中国語ですよ。
私は英語をマスターしたら中国語をやろうかな…イヤ、もう私の人生内では間に合わないな。

56当然フィギュアの展示もある。

120v『ラブライブ!』は知ってますよ。

130主役の声優さんのライブではショボンちゃんがNATALを叩いてるからね。

120_2 『文豪ストレイドッグス』も知ってる。
GRANRODEOだもん。

140それとガチャガチャが完備している。
コレもいいアイデアだよね。
普通はコインは母国にに帰っても両替することができないので、日本から離れる前にアニメ・ファンの観光客は硬貨を全部コレにつぎ込んじゃうらしい。
我々にしてみれば、コインをかき集めて飲むヒースロー空港のエールみたいなもんよ。
まぁ、ホントにアニメの力ってのはスゴイよ。
 
…とイントロはここまで。
この話題をどこで出していいのか考えていたんだけど、今日の記事に載せるのが一番いいと決断した。
この後にどうつながるかというと、社長夫妻に別れを告げて、その足で成田空港から今日の記事の舞台となる名古屋へ向かったのだ! 40行くぞ名古屋~!…と張り切って京葉道路から新東名をブッ飛ばしたのはいいんだけど、エラく遠い。
決して走り慣れていたりするワケではなないが、「遠い」感が中途半端でなはい。
考えてみたら「成田⇒東京」間の80kmが加算されてたのね。調べてみると「東京~彦根」間か…。井伊さんのとこだな。

2_drive 名古屋に向かっている途中、Concerto Moonがell.SIZEに出演する情報をキャッチ。
ELLの平野さんともずいぶんご無沙汰していたので、ノンちゃんに会うためにまずは大須へ向かった。
ま、大須に向かったのにはもうひとつ理由があったんだけどね。
その理由は今シリーズの<後編>で解明する。

150ノンちゃんと1枚。
ホントはライブを観て行きたかったんだけど先約があったので断念。
前の会社を辞める時にELLにお邪魔して以来だから、平野さんにも6年ぶりぐらいにお会いしてご挨拶させて頂いた。

160実は、大須へ行く前にもう1ヶ所立ち寄ったところがあった。
「有松」というところ。
ココは名古屋市の南東になるのかな?
1560年、戦国時代の転機ともなった、織田信長と今川義元が一戦交えた桶狭間のすぐ近くというロケーション。
なんでそんなころへ行ったのかというと…。

170コレ。
古い町並み。

180ココは「有松しぼり」で有名なところね。

185スゴイんだわ~。
重要文化財級の古民家がゴロゴロしてる。
しかも、訪れた時間がチョット遅かったせいか観光客はゼロ。

190コレは有松絞りの開祖といわれている竹田家の住宅。

210何でも14代将軍、家茂がココの「裁松庵」と呼ばれる茶室を訪ねたとか。
江戸末期の1862年(私が生まれるたった100年前!)、「公武合体」ムーブメントの中で和宮親子内親王が家茂に降嫁し、翌1963年、家茂は3,000人を率いて229年ぶりに上洛した。つまり徳川将軍が229年ぶりに京都へ行ったっていうことね。
その時にココに寄ったのだろう。
ナニせ、この前の道は東海道だからして。

230チョット脱線。
一方、その前年に将軍家へ嫁いだ和宮様は京都から江戸へ引っ越す際、中山道を進んだ。
中山道は大井川のような大きな川を渡る危険個所が少なく、かつ外敵に狙われにくいというのがその理由だった。
下の写真の山道を30,000人で行列したという。(コレは人間椅子さんの回でやりましたね)

430v_2こんな山道を30,000人がいっぺんに歩いてごらんなさいよ。行列は50kmに及んだという。
和宮様は有栖川宮熾仁親王との結婚が決まっていたんだけど、岩倉具視らの「公武合体(朝廷と幕府が仲良しになること)」派の動きで身を挺して幕府に嫁いだ。
でも家茂と和宮様はすごく仲がヨカッタらしいね。

2_0r4a7713 しかし、竹田さんち、できゃー!
この塀見てよ!
ズッと向こうまで竹さんの家だよ。

240岡さんの家。
江戸末期の有松絞り問屋の典型的なつくりらしい。
かなり当時のまま残されている。

260小塚さんの家。
コレも典型的な有松絞り問屋の形式なのだそうだ。
卯建(うだつ)が付いているところがカッコいい。

280ん~、どの家も素晴らしい。

250郵便受けだってシャレてるよ。

270vこの松の木もスゴイ。

290傍らに「東海道五十三次二代目松」という碑が立っている。
何でもこの松は、東海道が開かれた当時からここに生えていた樹齢300年の松…からエキスを採取して育てた松なのだそうだ。
要するにクローン。

300v松のすぐそばに立てられている梅屋鶴壽という人の歌碑。
「あり松の 柳しぼりの 見世にこそ しばしと人の たちとまりけれ」
「あり松」の「松」はこの松に引っ掛けてあって、柳と対になってるんだね。
行き交う人がお店に飾ってある有松絞りの美しさに目を奪われて立ち止まってしまう。有松はそんなステキなところさ…ぐらいの意味かしら?
この梅屋鶴壽という歌人は神田佐久間町の出身なんだそう。
神田佐久間町は今の秋葉原のイケベ楽器さんがあるあたりね。

310イヤ、とにかく見ごたえがありますよ。
ガラガラだし。

320お、銅板。

330東京に残る銅板建築は関東大震災の火事に凝りて、防火を目的に木材を薄い銅板で覆っているんだけど、この銅板建築って、地方ではまず見かけないんだよ。
ナゼって家屋が密集している東京とは火事のコワさの度合いが全く違うから。
多分ココも同様で、飾りで戸袋に銅板を貼り付けただけなのではなかろうか。
今は緑青が生えて緑色だけど、取り付けた当初はゴージャスな赤銅色をしていて相当目立ったに違いない。

340見て、この雨樋(あまどい)。
古い家屋って、こういうディテールがいいんですよ。

350v瓦のデザインなんかも実に味わい深い。

360コレはなんだろね?
1_0r4a2088コレが今歩いて来た旧東海道ね。

370上の写真の左側の茶色いトタンの家屋がコレ。
昔は薬屋さんだった。

371今は有松絞りのショウルームみたいになっている。
チョット覗いてみた。

372藍だね。
以前、チョット書いたけど、藍に携わる仕事は極めて過酷で、「藍百姓」といって年貢にあえぐ一般の農家ですら「セーフ!藍じゃなくてヨカッタ」と思わせたらしい。
チョットその仕事の内容を見てみると…。
2月上旬に苗床を作って種をまく。それから何回も何回も間引きをし、施肥をする。虫よけのためにタバコの茎の汁で苗を撫でて歩くという単調極まりない仕事を繰り返す。
苗がある程度育ったら、本畑へ苗を移植しなければならない。その前の本畑を整備する作業がツライらしい。
本畑に移植した後、3回根踏みをし、畑に水を引いたり、何度も施肥を繰り返さなければならない。
そして害虫駆除に当たっては、ホウキを使って葉の1枚1枚を撫で払う必要があり、コレが気が遠くなるほど根気の要る作業だった。
また搗(つ)いたタバコの葉の粉を撒いて害獣駆除をする方法もあったが、タバコの粉は鼻や喉をひどく痛めるので、これも相当ツライ仕事だったのだそうだ。
刈り取った藍はその日のうちに茎や葉をナタで同じ長さで細かく刻み、翌朝からはその細かい藍を打ちほぐさなければならず、この間しばらくは不眠不休で作業をしなければならない。
要するにヤケクソに手がかかる商品だったということ。
デューク・エリントンはこのことを知っていたのであろうか?とても「Mood Indigo」なんて言ってる場合じゃないのだ。
…とそんな話をこのギャラリーの女性店長に話すと、さすが、よくご存じだった。
それどころか、その方は邦楽とロックを合体させた音楽をクリエイトしている集団との関わりがあって、私がMarshallの人間であることを告げるといよいよ話に花が咲いてしまった!

373ギャラリーの内部はまだ薬屋の造作を保存していて、コレがまたエラくカッコよかった。

374昔の薬屋ってこうだったよね。

375今度は駅前の道をはさんで反対側に旧東海道を進んでみる。
1_0r4a2110コチラ側も負けてはいない。

390この家はかなり立派ですよ。

400なんとならば、卯建が付いているから。

410vよく「ウダツの上がらない男」とか言うでしょ?
この屋根に垂直に設置されている小さな壁のことを「卯建(うだつ)」といって、ある程度の財力がある家にしかコレが付いていなかった。
だから、甲斐性のない輩のことを「卯建が上がらない」と表現した。
コレ、何のために付いているかというと、延焼を防ぐための火除けだったのね。一種の防火設備。
この屋根がカッコいいよね。

420v服部さんの家。
「服部」さんというぐらいだから元々服の職人だったんだろうけど、ココでは屋号を「井桁屋」といい、やはり絞り問屋だった。
見事な蔵だネェ。
470壁の下の方が海鼠壁になっているのも防火対策のひとつ。
蔵に関する落語に「鼠穴」という人情噺があるんだけど、チャンスがあれば是非聴いてくだされ。
「夢は土蔵の疲れなり」なんてね。スゴクいい噺です。

440鬼瓦も立派!

430v「井桁屋」だけあって、瓦には「#」のような井桁の紋がついている。
この服部さんの家は有松を代表する建築物とされているのだそうだ。

480反対側も大変立派な建物ばかりでどこもかしこも見ごたえ十分!

450

460

490ここにも銅板。
やっぱり戸袋だけだ。

520この道が東海道であったことを示す碑。
でも有松は宿場ではなかった。
有松は東海道39番目の宿場、池鯉鮒(ちりゅうじゅく)と40番目の鳴海宿の間にあった「間宿(あいのしゅく)」と呼ばれる集落で、宿場と異なり間宿には宿泊することが許されず、旅人が休憩をしていくエリアだった。

530v 有松絞会館の裏手にあるかなり立派な碑。

500c有松絞りの開祖といわれている竹田庄九郎の碑ですって。

510v マンホールのフタも絞り風だよ。

550コレは「きょうか」という駄菓子屋さん。

560ウインドウには何やら懐かし気なモノが並んでいる。

570ウインドウにあった張り紙。
「ばっちゃんは、しばらくお休みをさせてもらっていましたが、体が悪くなってしまい、お店を続けていくことができなくなってしまいました。
今までしんせつにしてくれたみんなに会えなくなってしまいさみしいですが、駄菓子きょうかを閉店することにしました」
チョット~、ヤメてよ~。ホロっと来ちゃうじゃんか!
駄菓子屋って必ずバアさんなんだよね。
私は小さい頃、実家の近所の「金子」と呼ばれる駄菓子屋によく通った。
別に看板が出ているワケではなくて、普通の家の一角で営業していたので、表札を見た誰かが「カネコ」と呼びだしたんだろうね。
金子のバアさんも江戸時代に生まれているんじゃないか?と思うぐらいシワクチャだったナァ。
当時、まだ1円とか2円の商品がゴロゴロしていて、アンズの甘露煮が3つ刺さっていた串が最初の頃は1本2円だった。
私はコレが大スキで、2円ずつ払って食べていたら、そういうことにはダイナミックな母が「そんなチビチビ買って食べるのはみっともないからヤメなさい。箱ごと買っといで!」と数百円渡してくれた。
早速カネコへ箱入りのアンズを買いに行くと、そんなことをする子は他に全くいないので、バアさん、「いいのかい?」なんて目をシロクロさせてブッたまげていた。
50年も前の話…こういうことはよく覚えているんだよな~。
もうカネコはとっくの昔になくなっちゃったけど、あのバアさん、今生きていれば130歳ぐらいかな?まだ顔も店の様子もハッキリ覚えてるわ。

590vソロソロ有松の町に別れを告げようかと思っていたところ…

600良さげなパン屋を発見。
パンもさることながら、家の中が見てみたくて買いに入ってみた。

610おお~。

620v雰囲気満点!

625v多分ここはお屋敷の下働きをする人たちの居住スペースだったんだろうね。
かまど…こっちでは「へっつい」かな?…があったり…

630井戸があったりいい感じ。
「へっつい幽霊」はメチャクチャ面白い噺だよね。

640店の奥にある窯。

650「どうぞ、どうぞ」と中を見せてくれた。

660v屋根にはこの窯に直結した煙突が飛び出していた。

670vあ~、堪能した!
最高に面白い町でありまつた!380以上で『私の有松』は終了。
ココから本題だでね。
やって来たのは今池のライブハウス、THE BOTTOM LINE。
久しぶり~。
2015年の1月以来。
ココはいいよね~。
とても好きなハコ。

700_22階に上がる階段の壁に飾ってある、ここで演奏したジャズ・ミュージシャンの写真がまずうれしい。
そして2階の楽屋…面白い話を聞いちゃったんだ~。
ソロモン・バークって知ってる?
「The King of Rock & Soul」の異名を取る、ミック・ジャガーやヴァン・モリソンに大きな影響を与えたR&Bの超大御所黒人歌手。
2010年に日比谷野音で開催された『ジャパン・ブルース&ソウル・カーニバル』に出演するために初来日した。
この時、私はシーナ&ロケッツの取材でお邪魔していたのだが、いつもMarshall Blogに書いているように、私はジャズ以外の黒人音楽をほとんど聴かないので「キング・ソロモン」と名前を知っているものの、シーナ&ロケッツの出番が終わったところで失礼しようと思っていた。
ところが、鮎川誠さんが「絶対に観ておいた方がいい」と博多弁で猛烈に勧めてくださり、最後まで残ることにした。
スゴかったね。
コレが人間の声かッ?というぐらいの圧倒的な歌唱力と説得力、そして最高のショウマンシップ…最後まで鳥肌が止まらなかった。
それで、キングは野音の後、大阪と名古屋を回った。
名古屋公演の会場はココ、THE BOTTOM LINE。
キングは一時期は体重が180kgを越したこともある巨漢で、晩年のチャールズ・ミンガスのようにもう自分の足では歩行することが難しく、車椅子を使っていた。
そんな巨漢だからして、当然使用する車椅子も規格外にデカい。
そこで、プロモーターのスタッフは車椅子のサイズの情報を得て、キングが不自由を被らないように行く先々のエレベーターや出入り口の寸法を前もって測ったっていうんだよね。
すごいナァ、プロは!
大きな車椅子といえども、意外にどこでも通過できることがわかったのだが、ただ1カ所だけどうしても通り抜けることができないポイントがあった。
それが下の写真。
ボトムラインの楽屋の入り口。
ドアの部分自体は通過できるのだが、内側の作り付けのテーブル(写真左)とソファの間隔が狭く、ナニをどうやっても車椅子が通過できないことがわかった。
作り付けのテーブルを壊して取り除いてしまえば通行に関する問題はすべて解消するのだが、まさかソレ1回だけのためにそうするワケにもいかず…。
で、どうしたか…。
「The King of Rock & Soul」は出番の時以外、ズット楽屋の外にいたんだそうだ。
知らない人はビックリしただろうナァ。バカでかい黒人が車椅子に座ってエレベーターホールにいるんだから。
キング・ソロモンは2010年、オランダのスキポール空港に向かう飛行機の中で亡くなってしまった。
結果、ソロモン・バークはロイ・ブキャナンやローウェル・ジョージ、リック・ダンコと並んで私の「観ておいてヨカッタ!」リストの上位に入っている。
鮎川さんにはホントに感謝している。

710さて今回、新東名をブッ飛ばしてはるばる名古屋にやって来た用向きは昨年1月にリリースしたアンソロジー『錯』も大好評だった四人囃子。
名古屋在住のある人の熱意でココTHE BOTTOM LINEで四人囃子がよみがえったのだ。
タイトルにある最近よく聞く「スピンオフ」というのは「副産物」という意味。
「番外編」みたいな意味で解釈されることが多いみたいね。
会社がある部門を独立させて子会社にすることなんかを英語で「spin off」という。
もちろん「spin」というぐらいだから、グルグル回って、その遠心力に耐え切れなくなってブチッと本体から切り離されちゃうイメージが語源だそうだ。

Sk定刻になりステージに登場したのがその「ある人」、野田欣志。
「こんばんは!スピンオフ四人囃子のライブにおいで頂きありがとうございます。
2014年、4年前に四人囃子はデビュー40周年を迎え、東京と大阪で記念ライブをする計画がありました。その時、ゼヒ名古屋でも演ってください!とお願いしたんですが、佐久間さんが亡くなって、結局そのプラン全体がなくなってしまい、そのまま現在に至っています」

720「しかし、今回そのライブが実現することになりました。サポート・フロントで根本要さんが参加され、西山毅さんも来てくれました。
リハを拝見したんですが震えるぐらいスゴかった!
その震える思いは最後にとっておきましょう!」
野田さんの四人囃子への情熱で実現したコンサート。
会場は超満員!ご盛会おめでとうございます。
まず、最初にステージに上がったのは…

730東北出身の3人によるトリオ、∞Z(ゼロゼロゼット)。
福島で2016年に開催したワンマン・コンサートでは1,700人を動員したという人気チーム。
1976年、四人囃子が出演した郡山で開催された伝説のロック・フェスティバル、『ワンステップ・フェスティバル』にちなんで福島から招聘したのだそうだ。
17歳の時にそのフェスに参加した野田さんの計らいだ。

740ボーカルズ/ギターのERIKA。

750vベースのKenji Sato。

760vドラムスはShingo Katagiri。

770v「フュージョン・ポップ・パワー・トリオ・バンド」というスタイルを標榜するこのバンド、確かにそんなサウンド。
え~、このタイプの音楽を3人で演っちゃうの?って感じ。
「こんなタイプの音楽」っていうのは、いわゆる「シティ・ポップス」っていうのかな?
普通だったらキーボーズがいるのが当たり前という雰囲気の音楽とでも言おうか?
それを緩急自在にギター・トリオで演っちゃう。

790ERIKAちゃんの個性的な声。

800高度な技術を駆使した厚みのある演奏。

810そう、アンサンブルが強力なんだよね。
とても3人演奏している感じがしない。

820MCでも大いに笑いをゲットして、この記念すべきコンサートの幕を華々しく切って落としたのであった!
ちなみにドイツ人は「0 0 Z」を「ぬるぬるツェット」と発音するハズ。

∞Zの詳しい情報はコチラ⇒The Official Website ゼロゼトゼット

830続いてステージに上がったのはThe BECK's。
名前の通り、ジェフ・ベックの音楽を追求するバンドだ。

840ギターというか、ジェフ・ベック担当は冒頭にご挨拶をされたこのコンサ―トの主催者、野田欣志。

850v今日は1959と1960BX。
そう、ジェフはBキャビしか使わないからね。
野田さんはClass5なんかも愛用してくださっている。
おお~っと!それと、いつもMarshall Blogを応援してくださってるのだ。

860v足元のようす。

870ドラムスは古山哲。

920v使用するNATALは大二さんのバーチのキット。

1_0r4a2523 サイド・ギターの宮脇貴博。

880v宮脇さんはDSL20Hと1960A。
ハイ、宮脇さん座布団1枚。
Marshall BlogにDSL20Hを持ち込んだのは宮脇さんが初めてです。

890vベースはサポート参加の河童。
あ、チガウ!

2_2kappa ベースは藤田亜沙子。
ニックネームが「Kappa」さん。

900vEDEN WTP-600とD410XSTを使用。

910vそして、ゲストで参加したのは松川純一郎。

930vオープニングはおなじみ「Superstition」。

940ノッケから野田さんのジェフ節炸裂!

960v「ジェフ・ベックはインストゥルメンタル曲が多いが、そればっかり演っちゃうとお客さんが引いてしまう…」ということで今回はすべて歌モノのジェフ・ベックでセットリストを構成したという。
そこで松川さんのボーカルズが大活躍!
2曲目は「Drifftin'」。

950vココでいかに私がジェフ・ベックに疎いかが自分の中で露見するのだ。
この曲のレコーディングではウィル・リーと共演してるのね?
作曲はジミ・ヘンドリックス。

990続いては、ジミつながりでおなじみ「Little Wing」。

970v「Little Wing」はジェフのライブの重要なをレパートリーだ。
そんなジェフの愛奏曲を歌うように弾きまくる野田さん。
以前、広規さんのkoki Tetragonがツアーを終えて、そのレポートを兼ねたライブをやったんだけど、MCで窪田晴男さんが「名古屋にジェフ・ベックそっくりな人がいて驚いた」なんておっしゃっていた。
それが野田さん。

980ココで野田さんが四人囃子の思い出について語る。
「ボクが高校生の時にレコード・デビューを果たし、四人囃子が今はなき勤労会館にやって来ました。東京の大学に行っていた友達のお兄さんが『観た方がいい!』と勧めてくれて観に行きました」
インターネットなんてない時代だからね、年上の人からの情報はとても貴重だったんでしょう。
当時は神様のような存在だったそうしたミュージシャンたちは当時20歳ぐらいで、野田さんは17歳。もっと年上だと思っていたという。
わかります。ソレ、すごくよくわかる。

1050そして、郡山で『ワンステップ・フェスティバル』が開催されることを知り、当時のロックを演っている人たちが全部出てるな…と思って観に行ったという。
コレもわかる。
当時、ロックはまだマニアックな音楽でバンドの数もそう多くなかったからね。大人の趣味のひとつだった。
パンク/ニューウェイブの後、80年代に入ってロックがビジネスになり出すと様子がガラっと変わってしまった。
若い人はこのワンステップ・フェスティバルに出演したバンドの音楽を聴き比べてみるといい。今、いい感じで音源がリリースされてるでしょ?
若い人たちはそれを聴いて、どのバンドも替えのきかないオリジナリティのカタマリであることを知るだろう。
海外のロックに追いつけとばかりに、人がやらないことを考えて独自性を競った時代のロックだ。
今の若いバンドさんを見てると、「人と同じこと」をやるのに必死になっているとしか思えない。そして、武道館が上がりの「バンド双六」をやってる。
野田さんの思い出話は続く…。
フェスティバルの初日のトリがジュリー。
2日目が四人囃子だったそうだ。
宿泊ってどうなってたんだろう?テント?
ロックのコンサート・イベントとしては「日本のウッドストック」みたいなものだからネェ、うらやましいね。私は生まれて来るのが5年遅かった。
そして、ナント同じ時間、同じ場所にこの後に登場する根本要さんもいらっしゃったというのだ。
「このことが自慢です。今日、このイベントを開催することができて本当にうれしくて…。
リハーサルを見ていてうれしくて泣いてしまいました。皆さんも泣きますよ!」
感動のMC!

1060vドラムからスタートしたのは「Rough Boy」。

1150vコレはZZ Topの曲なのか!
自慢じゃないけどゼンゼンわからないな。
でも、ビリー・ギボンズにはロンドンで1回会ったことがあるんだけど、私なんかにも気軽に声をかけて来てくれるすごく感じのいいおジイさんだったよ。ダスティもとても気さくな方だった。

1000もちろん野田さんと松川さんのギター・バトルもバッチリ。
ベックとSRVの共演か?それともジェフとビリーの共演か?
いずれにしてもゴージャスな組み合わせではあるまいか!

1070野田さん、楽しそう!

1100イヤ、2人ともギターを弾く楽しみを存分に味わってる!
2_s41a3204その2人を安定した低音で支える亜沙子さん。
コレを機にfacebookで友達になって頂き、やりとりをしてビックリ。
ジャズを大変よく聴いていらして、今般発売になったジョン・コルトレーンの未発表音源はCDもLPもゲットされたという。

1010_2それだけではなくて、彼女はKYOW-YAというSHOW-YAのコピー・バンドをされていて、10月20日にはell.FITS ALLで『NAONのNAGOYA』という一大イベントを今年も開催する。
おもしろいな~。
「尾張名古屋は芸どころ」っていってね。とてもお盛んでよろしいな。
 
NAONのNAGOYA 2018の詳しい情報はコチラ⇒facebook

1020vキタキタ~!定番の「Going Down」!
イケイケ、宮脇く~ん!Marshallがついてるぞ!

1040ココはもう皆さんに弾きまくっていただかないと!

1080いつかも書いたけど、ジャムセッション最強の曲のひとつだからね。

1090The BECKSのステージを締めくくったのは「Purple Rain」。
1110vこの曲はKoki Tetragonでも取り上げている松川さんの自家薬籠中の曲。
それだけに実にシットリと滑らかな演奏が展開した。

1120v

1130v

2_s41a3217

1045v思い入れタップリの舞台で充実の6曲を演奏した野田さん。
そして、この後はスピンオフ四人囃子。
1160v_2今日は最高の1日ですね~!…ニンマリ。

2_s41a2983 The BECK'sの詳しい情報はコチラ⇒The BECK's - JEFF BECK BOOTLEG NAGOYA - 

 
さて、冒頭でチョット触れた「新記録」ね。
何のことかおわかりになりましたか?
「いつになく長い記事だな…」とお思いになられた方、ほぼ正解。
本日掲載した写真の数は131枚。
80枚台は過去に何回もあるんだけど、100超えは今回が初めてのことだったのです。
最後までご高覧ありがとうございました!…イヤイヤ、このシリーズまだこれからですから!
 
四人囃子の詳しい情報はコチラ⇒①Official Web Site ②facebook

1170<中編>につづく

 

200_2

(一部敬称略 2018年5月12日 名古屋Bottom Line他にて撮影)

2018年7月 4日 (水)

【NAONのYAON 2018】vol.8 : SHOW-YA<後編>、フィナーレ

 

ド~ンといったね~!
そして、奪ったね~!
強大な岩石が急坂を転がり落ちて行くような、中途半端でない圧倒的なパフォーマンスをお見舞いしてくれたSHOW-YA。
まだまだ『NAONのYAON』は終わらない!
恵子さんのMC。
「皆さん…ココは大きな大きなカラオケ・ボックスです」…ってことはみんなで歌うということか?

10vそして、ステージに呼び込まれたのが相田翔子20v_4さらに早見優!

30v_4「それでは、大先輩のアンさんの80年代のヒット曲を演りたいと思います。アンさんも『NAONのYAON』に2回出てくれました」…と3人が歌ったのは「あぁ無情」。

40激唱のお三方を前にしてこんなことを言っていいのかどうかわからないけど…も~、おかしくて、おかしくて!

50v_3というのは、お客さんの間の手。
あの「ホッホッ~!」とか「プワップワッ!」っていうヤツね。
アレ、誰がやり始めたんだか知らないけど、笑っちゃうぐらい美しく曲に溶け込んでいたのだ。
もはや歌詞の一部になっちゃってる。

60v_3さすがに掛け声だけで、全国各地で色々なバージョンがあるせいか、文章系の間の手は入らない。
こういうの、カラオケを媒体にして広まったのはわかりきってるんだけど、インターネットがなかった時代、どうやって全国津々浦々に伝播していったんだろうね。
口づてか?
サラリーマンが出張先の各地の飲み屋で「こんなん知ってるか?」なんてやったのかしら?

70v_3恵子さん、しきりにこのジェスチャーをやってくれたんだけど、ゴメンナサイ!どういう意味だったんだろう?
左手の薬指?

15_0r4a1644 とにもかくにも、恵子さんが言ったように日比谷野音が巨大なカラオケ・ボックスになった!
♪プワップワップワップワッ!

80_3翔子ちゃんも…

90優ちゃんも…

100SHOW-YAメンバーとガッチリからみ合って演奏を盛り上げる。

110_3翌朝のスポーツ新聞によれば、何でもこの3人でチームを組むとか?

120イヤ~、すさまじい盛り上がりようだったね~。

160そして、最後。
コレが『NAONのYAON 2018』の本編のエンディング。
『NAONのYAON 2018』のスタンダードで演奏していない曲といえば…まだ「限界LOVERS」が残っている。
最後もコラボレーションだ。
して、その共演相手は…?
「次はいよいよ最後の曲です。この曲はやはりこの人と一緒に歌いたいと思います…椿鬼奴!」

170v_3「寺田恵子です!」

175v去年の秋にものまね番組で共演したことがあったとか…。
奴さん、恵子さんの衣装を身にまとって気合い十分。
なんたって『NAONのYAON』のトリだからね~!
初出演にしてトリ!

180恵子さん、熱唱!

360v奴さん、完全に恵子さんに成りきって絶唱!

15_s41a2766 ダブル恵子で限界まで燃え尽きる!

210_3このステージに立てて本当にうれしそうな「恵子奴」さん。

220恵子さんに成り替わっての大ハッスル!

230v_3大騒ぎしているフロント陣をガッチリとサポートするキャプテンと…

240v_3mittan!

250sun-goさん、本編最後のソロ!
イケイケ~!

260v_3もうコレもんですから!
ナンカ練習したかのようにキッチリとキマってる。

270いよいよエンディングだ!

280_3もちろんエンディングはこのルーティンで〆る。

290クルリン…

300_3…パッと!
見慣れているシーンだけに、向こうに恵子さん以外に誰か立っていると変な感じがする~!

310_3終わっっちゃった~!

315v最後はジャ~ンプ!

320野音は時間に厳しいからね。
恵子さんが出演者を呼び込んでこのままアンコールに突入!
340もちろん曲は『NAONのYAON』のテーマ曲、「Rock Love」!

330お客さんは総立ち。
「とっくに」だけど。

350今回も色々あったね~。
時の番人が登場したのは5時間以上前だからね!
何か前日のことのようだよ。

360STARMARIE、うれしそうだな~!

380みんな楽しそう!

370そしてお定まりのギター・ソロまわし。
まずはYASHIROちゃんから。

410最後まで顔で弾いてくれた初登場のHAL-CAちゃん!

420_3NAGISAちゃんも初めてのソロまわし!

430_3ベテランの茉凛ちゃんもシッカリとソロを聴かせる。

440今回は大忙しだったTOMO-ZOちゃん。

450_3WGGCで大活躍してくれたAYUMIちゃん。

460泣いてるヒマなんて全くないほどSAKIちゃんも大忙しだった。

480そしてシンガリはsun-goさん!

390_3ドラムス・チームも後ろで盛り上がってたよ~!

470

500

510「Rock Love!」

530

540そして、全プログラムが終了した。

520恵子さんから、来年も4月29日に『NAONのYAON』が開催されることが発表された。

2_0r4a1855 「おお~!」
会場から大きな歓声と拍手が沸き上がったことは言うまでもあるまい。

555「みんなありがとう~!」

560そしてSHOW-YAの5人がステージに残り…

570最後は恵子さんただひとりに…。
「みんな…愛してるよ~!」

580v_2そして、ステージを降りた。

世界でも他に類を見ない、大イベントに今年も参加することができて光栄でした。
また、来年もMarshall Blogでレポートできたらうれしいなッ!

590SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YAオフィシャルサイト

8回にもわたる長期連載を最後までご覧頂きましてありがとうございました!
SHOW-YAと真空管アンプは不滅です!

600<おしまい>

※Instagramのフォローもよろしくね!Marshall Blogに未掲載の写真もチラホラ!⇒marshallamps_shige 

200

(一部敬称略 2018年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

2018年7月 3日 (火)

【NAONのYAON 2018】vol.7 : 小柳ゆき、SHOW-YA<前編>

  
さて、さてさて、いよいよ『NAONのYAON 2018』も最後のゲストの登場だよ~。
七瀬ちゃんに紹介されてステージに姿を現したのは…

10小柳ゆき!

20v一方、もうここまで来ちゃうとバンドは完全にSHOW-YAの皆さんですな。
この「いよいよ感」もファンにはうれしい限りでしょ~?
 
五十嵐sungo美貴

30v仙波さとみ
さとさん、手は大丈夫かナァ…コレばっかし。でも心配なんだもん。

40v中村美紀

50v角田mittan美喜

60vそして、ヴァイオリンの末延麻裕子が加わる。

70vまずは大ヒット曲「あなたのキスを数えましょう」を…。

80こうしたノリが命のイベントでジックリとバラードを聴かせるなんてのはスゴイね。
いわゆる「ハンパない」歌唱力と声があっての話。
そして、ナントいっても曲のクォリティがモノを言うってことよ。
ちなみに「ハンパない」なんて言葉を使うのはヤメましょうね。
「中途半端ではない」とチャンと言いましょう。

90v音楽が人の心を動かす。
ジッ~っと聴き込んだ大観衆から中途半端ではない大きな歓声がゆきさんに浴びせかけられた!

100vそして、ゆきさんもコラボレーション。
「今回、はじめて『NAONのYAON』に参加させて頂きましたので、私もこの方とコラボしたいと思います。」
と呼びこまれたのは中村あゆみ!

120vあゆみさんを迎えての2曲目は「愛情」。
ヒット曲の連続に会場は大騒ぎ!

110ゆきさんとあゆみさんの中途半端ではなく魅力的な声のコラボレーション!
歌は声だよ、声!

130そして、歌うようなヴァイオリンの音色で2人に寄り添う麻裕子さん。
ロックにヴァイオリンっていいんだよね。
私が最初にこのコンビネーションでナミダしたのはボブ・ディランの「Hurricane」だった。
1976年、まだ13歳の時かな?アルバム『Desire』がリリースされたと同時に聴いた。
それ以来ヴァイオリンが入っているロックってのが好きになって、チョット中途半端ではあるが、知らないグループでもヴァイオリニストが参加しているプログレッシブ・ロックなら今でも問答無用でCDを買っちゃう確率が高い。

140vそして3曲目…。
コレにはビックリ!

150ナント、ゆきさんのチョイスは光GENJIの「STAR LIGHT」!

160vとくればsun-goさん!

170v「とても大スキでよく歌っていた曲」だったそう。
いい曲だもんね。
この光GENJIのデビュー・シングルって、作詞曲はCHAGE&飛鳥でアンドリュー・ロイド・ウェーバーのミュージカル、『Starlight Express』が下敷きになっているワケでしょ?
ローラースケートだし。
で、このシングルのB面は「Rolling Stock」という『Starlight Express』の中の1曲なのね。ウェーバーに対するリスペクトだったのかな?お礼?
早速、オリジナル・バージョンを聴いてみると、コレが変形ブルースの類なんだな。
ウェーバーってシンプルなんだけど、中途半端ではない深い世界を作り出すのが実にウマいんだよね…というか、いい曲ってのはいつでもシンプルにできてるモノなのね。

180vココでも麻裕子さんのヴァイオリンが妖艶に曲にカラんでいく。

190こういう予想外のレパートリーが飛び出してくるのも『NAONのYAON』の楽しみのひとつ。
「小柳ゆきの光GENJI」なんて他では聴くことができないでしょう?
ド迫力の「STAR LIGHT」でカッコよかった!

200v小柳ゆきの詳しい情報はコチラ⇒UNIVERSAL MUSIC JAPANウェブサイト

そして、ゆきさんが最後の演者を紹介する…

210「SHOW-YAぁぁぁぁ!」

220v「欲しいモノは~」…キタキタキタ~!…「奪いとれ~!」

230vそして発される5人の中途半端ではない轟音!
 
エエイ!もう1回メンバー紹介だ!
五十嵐sun-go美貴

240v中村美紀

250v仙波さとみ
さとさん、手は大丈夫かな?最後だからがんばって!

260v角田mittan美喜
 
メンバー紹介はラクに紙幅を割くことができる……ウソウソ、写真を楽しんで頂くコーナーです。

270v「お天気に恵まれて…アタマ振って帰れよ~!」
恵子さん、いつも天気のことを心配してくれいるからね。
雨の心配がなかった今回は相当な暴れ具合が期待できそうだぞ!

300sun-goさんのソロ!
日比谷の夜空を切り裂くロック・ギター・サウンド!

290vその出しているのはコイツら。
「マーなんとか」のアンプヘッドJVM410H。
「マーライオン」じゃないよ。

380 「なんとかシャル」の1960BDM。
そう、忙しくてもきれいになりたいあなたに「エッセンシャル」…チガウチガウ!シャンプーは関係ない!

2_0r4a0533 やっぱりSHOW-YAのイベントだけあって、ご本尊が出て来ると会場の雰囲気がまた変わるね。
310空気が違うの。
気を引き締めてないと恵子さんの吹っ飛ばされちゃうからね。

2802曲目は「Fairy」~~!

580vん~、このイントロ。

330v_fそして、この歌!

340v何回も聴いてる曲だけど、野音で聴くと…イヤ、『NAONのYAON』で聴くと、味わいがまた違うんだよね~。

350vかきあげる濡れた髪もまた違って見える。

2_s41a2588さとさんはあの事件以来のSHOW-YAのステージだからね…気合いがスゴい。
手は大丈夫なのかナァ?

380v「奪いとれ」から「Fairy」へと続いたドライビング・チューン。
今回、最もハードなパートだったのではなかろうか?
そのカギを握っていたのがmittanのドラミングだ。

390「Fairy」ポーズもバッチリ。

400もちろんギター・ソロ炸裂~。
今回もメンバーはSHOW-YA以外のアクトに、時に一緒に、時に別々に登場したワケなんだけど、誰が一番ステージに上がったのか?…と思って数えると、4人とも4回ずつなの。
うまく組むな~。
そういうのを考えて組み立てていく仕事はおもしろいんだよ。
私も来年の秋に開催する予定でいる『Marshall GALA 2』の脚本を考えるのを今から楽しみにしてるのさ!

410v3役そろい踏み!
見所です!

420ヨッシャ―!
「Fairy」のルーティンもいつも通りスムーズにキマった!

430アラ~、この写真、ウマい具合にMarshallのヘッドが写ってるわ~。
次で『NAONのYAON 2018』のレポートもいよいよ最終回!
最後まで盛り上がっていくぞ~!

450SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YAオフィシャルサイト

440v<最終回につづく>

※Instagramのフォローもよろしくね!Marshall Blogに未掲載の写真もチラホラ!⇒marshallamps_shige 

200

(一部敬称略 2018年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

2018年7月 2日 (月)

【NAONのYAON 2018】vol.6 : 早見優、中村あゆみ他

   
「80年代のアイドル」がテーマの今回の『NAONのYAON』。
今度は早見優の登場だ!

20v赤い衣装に身を包んではつらつとステージに現れた優ちゃん!
まずは「夏色のナンシー」。
70ココまで何回も「歌謡曲はほとんど聴かなかった」と書いてきたのにはワケがある。
真理ちゃん、百恵ちゃん、淳子ちゃん…昔はアイドルの下敷きってのがあったでしょ?
あるいは「平凡」やら「明星」から切り抜いた好きなアイドルの写真を薄いプラスティックのケースに挟んで下敷き代わりにしている子がクラスにたくさんいたんだよね。
ここのところ、ついぞ「下敷き」なんて言葉を耳にしないけど、まだあるのかな?
それはともかく、私は一そういうことを一切しなかった。
ズッ~とロックバカで、またその前は映画狂だったので、何回も書いてきたように歌謡曲やアイドルに夢中になった経験がない。
40年以上音楽を聴いて来て、盲信的に好きなのはフランク・ザッパぐらいかな?
でも、いくつかの例外はある。
そのひとつが優ちゃんなの。
恐らくテレビで観たんだろうけど、優ちゃんのデビュー曲、「急いで!初恋」を聴いた瞬間にビビビと来ちゃった!
そして、翌日急いでレコードを買いに行った。
1982年のリリースだというから、私が大学生の時の話ね。
もう「♪君の香り深呼吸」のメロディがヤケクソに気に入っちゃったのね。
歌謡曲のレコードを買うなんてこと、「帰って来たヨッパライ」か「黒猫のタンゴ」かモップスの「月光仮面」ぐらいしかなかったんだから。
この曲を書いた小杉保夫さんという方は「お嫁サンバ」を作曲した人。
優ちゃんの初々しい歌い方がすごく可愛らしくて、聞けばハワイ育ちで英語がバッチリっていうじゃない?
優ちゃんの「♪diary」の発音に憧れちゃいましたよ。
私は当時、英文科の学生でありながら英語はカラっきしダメで、今ごろ大きなツケを払っております。
今日、優ちゃん、歌ってくれるかな?

40epそれにしも、そんな私の思い出の人がカメラのファインダーの向こうに立っているんだから感動だってばよ!
しかし、「夏色のナンシー」なんてステキな文句じゃない?

50sun-goさんとのカラミもあったりしてうれしいわん。

60当然「♪恋じゃない」の「Yes」のところは大合唱です。
 
続けて優ちゃんがバンドのメンバーを紹介。

30vこのセットはSHOW-YA+αが担当した。
ファンにとっては、最後の方に近づくにつれてSHOW-YAの出番が多くなってくるのも『NAONのYAON』大きな楽しみ方だよね。
 
五十嵐sun-go美貴

80v仙波さとみ
さとさん、手は大丈夫かな?もう心配で…。

90v_2中村キャプテン美紀

100v_2角田mittan美貴

15_img_0060そして、+αでGacharic Spinからレオナちゃん!

110v_2続いては1985年のリリースの「PASSION」。

130_2「ナンシー」とはガラッと変わってロックっぽい曲調。

150v_2この曲もサビのメロディが魅力的ですな。
作曲は中原めいこさんか…あの頃、みんなカラオケで「♪きみたっちキウイ、パッパイヤ」ってやってたな。
私は80年代ってすごく最近に感じるんだけど、もうかなり遠いところへ来たんだね。
なんてったって「30年前」だもんな~。
元ゾンビーズのコリン・ブランストーンに「1年間(One Year)」というソロ・アルバムがあるけど、それの30枚分だもんね。

140_2SHOW-YA+レオナちゃんの伴奏も相まってエキサイティングなシーンとなった。

160v_2「では、私も恵子さんと一緒に歌いたいと思います!恵子さ~ん!」
恵子さん、本日4回目のコラボレーション。

170今日の恵子さんの衣装は一貫して黒ベース。
優ちゃんの赤と並んでスタンダール状態。

180ナニを2人で演るのかと思ったら…ナント、「ローリング・ストーンズ・メドレー」!

200v_2「ガスガスガス」と「Jumpin' Jack Flash」からスタート。

210_2恵子さんは完全に自家薬籠中のナンバーでしょう。

210vもう1曲は「♪アライキ、アライキ」と「It's Only Rock'n'Roll」。
優ちゃんもギンギンのロック・パフォーマンス!

220_2「急いで!初恋」は個人的に残念ながら聴けなかったけど…このアクトも盛り上がったよね~!
2人ともとても楽しそうだ!
この雰囲気を深呼吸!

230_380年代のアイドル話で盛り上がって優ちゃんの出番は終了。

早見優の詳しい情報はコチラ⇒早見優Official Website

240続いてはおなじみさんの登場!

260中村あゆみ!

270v_2このイントロ!
もはや「NAONのYAONのスタンダード・ナンバー」の感もある「翼の折れたエンジェル」。

280_2一緒に歌っているお客さんがたくさんいたナァ。

290v_2あゆみさんがバンドのメンバーを紹介する。
このセットはおもしろくて、全パートがダブル・キャストになってるの。
ドラムスが富田京子と…

300vむらたたむ。

310v_2ベースがAZUと…

320v_2仙波さとみ。
この写真はタンバリンをブンブン振り回してるけど。

330v_2そして、ギターは宮沢茉凛と…

340v_2SAKI。

350vSAKIちゃんは例のTattoo Marshallね!

360「皆さん、こんばんは!さぁ、ココからはステージと客席がひとつになるロック・ステージになります!」
お客さんと一緒に歌おうということ。
「『Come on! come on!』…これだけ。サビは♪ララララ」とMCで説明しておいてイザ本番。370v_2ハイ、ここ!
「♪Come on! Come on!」…大合唱!

380vSAKIちゃんのソロ。
ボトルネックを披露。

390vやっぱりお客さん参加ナンバーは盛り上がるね~!
スッカリ日も落ちて、雰囲気も満点!
この曲を作曲したのは鎌田ジョージさんなんだね。
鎌田さんはあゆみさんのサポートをされていたのか…。
大分前に鎌田さんが福山雅治のサポートをしている時にご本人とご一緒させて頂いたことがあったんだけど、アタシャ驚いたよ。
楽屋でズ~~~~~~っとギターの練習してるの。息をするのと同じようにズ~っと。
その雰囲気が尋常じゃなくて、ま、実際には見たことがないけど、武士が剣の修行をしているような感じ?
コワくて近寄りがたいものがあった。そうまるで『七人の侍』の宮口精二扮する「久蔵」みたいな雰囲気。
それでもMarshallの話で「お近づき」というか「お近寄り」させて頂くと、勉強不足で恐縮ではあったが、鎌田さんが「ZERO」の方だったことを知った。
ZEROって昔、「毒蛾」っていうバンドだったんだよね。
近田春夫が司会をやっていた『ロックおもしロック』というテレビ番組のバンド・コンテストに毒蛾が出場して「うわ~、ウマい人がいるもんだな~」と、高校生の私はひどく驚いたことがあって覚えている。
どなたかからだったかまでは覚えていないが、番組の中で「演奏は最高。でもバンド名は変えた方がいいんじゃない?」みたいな寸評があって、次に毒蛾を見た時にはZEROというバンド名に変わっていた。
「ああ、あの時のアドバイスを実行したんだナァ」と感心した。
まぁ、40年も前の話だからして、違っていたらゴメンなさい。

400_3デビュー当時は歌番組でよく一緒になったという京子さんとのやり取り。
学校も同じだったとか。
「今日はキョンちゃんと一緒ということで、『キョンキョン』の歌にチャレンジしようかと思います。その前に一緒に歌ってくれる若い人を呼ばなくちゃ!」

410v_2…と、登場したのは LoVendoЯの岡田万里奈。
本日2回目の登板。

420曲は「なんてったってアイドル」。

430_2コレも絶対盛り上がるヤツじゃん!…イヤ、それでいいんだけど。

440この曲も流行ったよね~。
1985年のヒット曲だそうです。
ドワ!33年も前の歌なのかッ?!
520vあゆみさんのおっしゃる通り、ギンギンのロック・ステージ!
ダブル・キャストのバックバンドも見ごたえタップリのド迫力のセットだった!

470v

480v

490v

500v

510v_2 

12_s41a1976 中村あゆみの詳しい情報はコチラ⇒中村あゆみオフィシャルサイト

530_2続いても常連さん。
相川七瀬ちゃんの出番。
これまた「NAONのYAONスタンダード」の「夢見る少女じゃいられない」でまずは大盛り上がり!
続いて自身が大好きな曲だと言う「恋心」を熱唱。
バンドのメンバーはSAKIちゃん。

560vYashiroちゃん

570v渡辺敦子さん

580mittan

590そして、3曲目ではSTARMARIEの5人を迎えてナント百恵ちゃんの「ロックンロール・ウィドウ」を演奏した。
540_2まだまだ盛り上がる『NAONのYAON 2018』!

600<つづく>

※Instagramのフォローもよろしくね!Marshall Blogに未掲載の写真もチラホラ!⇒marshallamps_shige 

200

(一部敬称略 2018年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)