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2019年6月20日 (木)

Camden Rocks Festival <前編>~ King Creature & D_Drive

  

6月2日。
朝9時にMarshall Arenaがあるミルトン・キーンズを出発してロンドンに向かった。
行き先は大英博物館にほど近いRussell Square(ラッセル・スクエア)のホテル。

10到着したのはこれから数日間お世話になるPresident Hotel(プレジデント・ホテル)。
このホテル、何と客室にエアコンが付いていない。
着いた日は結構暑かったけど、窓を開けて風が入って来ればそれなりに涼しい。
で、イギリスの家って網戸がないんだよね。
もっとも真夏でも窓を開けていられないぐらいの冷気になるので夜間に窓を開けておくことはないにしろ、開けておいても平気。
イギリスには蚊がいないから。
Marshallの社長はかつて「地震は経験はない。蚊も見たことがない」と言っていたっけ。
20このホテル、ロビーにビートルズのポートレイトがいくつか飾ってあるんだよね。
私はすぐにピンと来ましたぜ!
詳しくは後日『ロック名所めぐり』で!

Img_9005 Southampton Row(サウザンプトン・ロウ)の向かいにあるのがこのラッセル・スクエア。
いいよね~、街中にこういうのがあるって。
5_img_9561コレで夜8時ぐらいだからね。
明るいウチはこうして公園でくつろいでいる人がいる。

5_img_9564_2最寄りの地下鉄駅はPiccadilly Line(ピカデリー線)、同名のラッセル・スクエア。

5_img_9052 ところでこのSquare(スクエア)ね、イギリスの人は「スクワー」みたいに発音する。アメリカ人みたいに後半の「-are」の部分で舌を巻き上げたりすることはしない。
ウソだと思ったらThe Kinksの「Dedicated Folower of Fashion」という曲を聴いてみて。「In Regent Street and Leicester Square」のところ、「レスター・スクワー」って歌ってるから。
それよりもこの「Leicester」がわからない。
「Leicester」や「Gloucester」をどうして「レスター」とか「グロウスター」って読むんだろう…。 

30自動券売機でOyster Card(オイスター・カード)を買ってチャージする。
私が初めてロンドンに行った時は窓口でオジさん(あるいはオバさん)に口頭でオーダーした。あの頃はコレがイヤでね。
慣れないとこの機械がまたワケがわからん。
この地下鉄の自動券売機で厄介なのが、まず「カードしか使えない」とか「オツリは出ません」とか「£50は受け付けません」とか機械によって違うんだよね。
「Notes」なんて言ってるし…そんな薄い穴にノートなんか入るかよ!…と最初は思ったど(ホントは思っていない)、「Notes」とは「お札」のこと。
アメリカなら「Bill」ですな。
で、案の定使い方がわからずマゴマゴしていたら、この若い黒人の係員が助けてくれた。
愛想は決してよくないんだけど、とても親切なんだよね、こういう所の人って。
最後に「Where are from?」と尋ねてくるので「Tokyo, Japan」と答えると、しきりに「エネミー、エネミー」と言って来る。
「エネミー(enemy)」とは「敵」という意味。
そうかい、そうかい…かつては「鬼畜米英」とか言ってオマエさんとところと大ゲンカしたもんな。
…と思って(ホントは思っていない)、ハッと気が付いたのは、このお兄ちゃん「アニメ、アニメ」って言ってたの。
この後、幾度となく「日本のアニメ」の強さを思い知ることとなった。

40コレが改札。
そういえば地下鉄も国鉄も改札の機械が同じだったな…。
ちなみに地下鉄と国鉄が乗り入れている…なんてことはない。
アレは日本の発明で、国鉄のお師匠さんであるイギリスが日本に視察に来ていると聞いた。
でも日本の地下鉄の師匠はアルゼンチンだからね。イギリスではない。

70「ッシャ~!」
Seijiさん、無事に改札を通過。

50vChiikoちゃんも。

60vコンコースで出くわした広告。
オワ~!
コレ、絶対に見に行かなきゃダメなヤツじゃん!
で、行った…死ぬほどオモシロかった!
全部写真撮って来た。
詳しくは後日Shige Blogで。

65v地下鉄のサインのフォントについてウンチクを固めている私。
オリジナルは20世紀初頭にエドワード・ジョンストンという人が開発した。
2016年に今のこのフォントに更新されるひとつ前のモノは日本人デザイナーの手によるものだ。
興味のある人はコチラをどうぞ⇒【イギリス-ロック名所めぐり】vol.32~ハマースミスが好きだった <前編>

ひとり話を聞かずに写真を撮っている人がいますね…この人、今、人生でひとつ損をしましたね。

80ハイ、電車が来ました。

90Yukiちゃんから質問。
「シゲさん、どうしてロンドンの地下鉄の車両はこんなに狭いんですか?」
「よくぞ訊いてくれました!それは地下鉄の工法によるものなんです。地下鉄のトンネルを掘る方法は…(以下省略)」
人の話を聞くはYukiちゃんは、今では「ロンドンの地下鉄博士」になってます。

100ハイ、お隣の「Kings Cross(キングス・クロス)」で「Northern Line(ノーザン線)」に乗り換えて目的地の「Camden Town(カムデン・タウン)」に着いた。

110そう、今日は『Camden Rocks Festival』なのだ。
あんなに何回も宣伝して来て、まだまだ先だと思っていたけど、アッという間にその日が来ちゃった!

06sすんごい久しぶりに来たぞ、カムデン!
ゼンゼン変わってないな…というか、ゴチャゴチャしすぎていて少しぐらい変化があっても皆目見当がつかん!

150この辺りはまだ人が少ない方。

130「どんなところか」と訊かれて、東京式に説明するば「アメ横と竹下通りを足して100をかけたような所」と言うようにしている。
残念ながら私のような者が欲しいと思うモノはナニひとつないんだよね。

140でも、看板をはスゴイ。
見ているだけでオモシロイ。

145ね~!
アレ?コレは大阪だ!

5_img_4340洋服、アクセサリー、靴、タトゥー等々がギッシリと軒を連ねている。

160このライブハウスは有名ね。
ロンドンはライブハウスとかコンサート会場がドンドン減ってるんだって。この話はまた別途。
180v黒が基調のロンドン・タクシーもこんな具合。
この「Poppies」というのはフィッシュ&チップスのチェーン店。
チップスか…しばらくいいや。

165カムデン・タウンのシンボル…かどうかは知らないけど、有名な高架橋が見えて来た。

170Yukiちゃんのナビゲーションで今晩の会場へ向かう…すぐ着いた。

190写真では見ていたものの、どうも異様な雰囲気。

200vさすが元ゴシック・ライブハウス…「ホーンテッド・マンション」に見えなくもないぞ。

230店の前には迫力のある方々が昼間っからガンガンいっちゃってる。
写真には写っていないけど、イヤもう、入り口で番をしているオジちゃんがコワくて、コワくて…。
完全に「昔ヘルス・エンジェルス」みたいな感じ?
勇気を振り絞って話しかけると、最初はホンのチョットだけ「ナンダてめえは?」感があったけど、ゼンゼンいい人で、「フェスの係りが来るまで待っててチョ」みたいな?
その間、店内を確認しようといち早く中に入ると…ムムム、何とも異様なニオイ。
アレは日本にないニオイだね。
古いパブって必ず共通の独特なニオイがする(いいニオイではない)んだけど、それともまた違ってた。

240店先に貼ってあった香盤表。
え!D_Driveが最初?トリって聞いていたんだけどッ!
と思ったら、コレ、時間の流れと逆さまに書いてある。
D_Driveは予定通り、ヘッドライナーとして夜の10時にステージに上がる。

250v係りの人が車で待つことにする。
すると程なく担当者が現れてパスを持って来てくれた。
マーレコのピーターもやって来た。

260パスは出演ミュージシャンの分しか用意されておらず、スタッフ・パスとプレス・パスをもらいにフェスティバルの本部になっている近くのパブへ。
280チケットは£40か…5,000とチョット。

290見てコレ。
しかしね~、「Physical Ticket」だもんね。
もうイギリスはすべてがインターネットと携帯でコトが済むようになっちゃってる。
展覧会から、電車の座席から、レストランから、何でもかんでもインターネットで予約よ。
私はコレをそれほどいいことだとは思わないけど、もしこの状態が先進国の標準だとしたら、日本はオッソロシク遅れてるとしか思えない。
カード決済も同様。
イギリスの人は£1の買い物でもカードだもんね。「Cash or plastic?」とか言ってお店の人もゼンゼン平気。

300そしてゲットしたのがこのパス。

5_0r4a3114そして、行き先も告げられずピーターの後に付いて移動。
途中でバッタリ出くわしたのがこの人。
サムといって、D_Driveをヨーロッパ中のメディアに紹介してくれている良き協力者。
昨日、またデンマークからのインタビューを持って来てくれた。

310その前はコレ。
ドイツ全土に流通しているオーストリアの『SLAM』という音楽誌。

5_slam タイトルにある「Japanische Gitarrenvirtuosen」というのは「日本のギターの名手」という意味。
後はドイツ語なんでサッパリわかりません。5_slam3 『Maximum Impact』のアルバム・レビューもバッチリとホメてもらっている!…ということにしておこうじゃないか!

5_slam2_2ピーターが連れて行ってくれたのがココ…へ?…教会?
まさか懺悔してってか?

320なんか、「テメエ、放課後、教会の裏で待ってるゾ」…みたいな。
324_1妙なところにイスが置いてある。
「一体、ナ、ナンやねん」不安そうなD_Driveの3人。

325奥の小屋に呼ばれる。
Tシャツにサインをしてくれというのだ。

330メンバー4人全員でサイン。

340向こうの人もこういう時は遠慮するのか、真ん中がボッコリ開いていたので容赦なくD_Driveの4人のサインで埋めてやった。

350サインが済んだらさっきのイスに戻って撮影のテスト。

360そうなの。
Camden Rocks Festivalに出演するアーティストのインタビューの撮影なの。

370v話は聞いていたんだけど、まさかこんな場所とは!

365それがですね~、Yukiちゃんの表情でおわかりでしょう。
答えようがないスゴイ質問ばかりなんですわ。
「アナタにとってカムデンとは?」
「……」
そんな、数分前に生まれてカムデン・タウンに来たばっかりなんだから…知らんがな!

380仕方ないので「They have never been here before and just arrived some minutes ago.  They are finding Canmed from now on」ぐらいに言って乗り切った…イヤ、乗り切らなかったかな?
笑っちゃったのはコーヒーを持ってココに入って来たお兄ちゃん。
「コーヒーいかがですか?」と訊いてくるので、私はココの人かと思って「コーヒーは結構です。水を頂けませんか?」と答えると、「スイマセン、コーヒー屋なんですけど」っていうワケ。
このお兄ちゃん、ココにコーヒーを配達して、ついでに他の人たちからオーダーを取って帰ろうとしてやがんの。
シッカリしてるよ。

385ま、それでも最後は「Camden Rocks yeah!」でキマり!

390せっかくのカムデン・タウンなのでアー写めいたモノを取ろうとしたんだけど…

400暑い上に風が強く、また人が多くてどうにもならんかった。
それに日本より日差しが強いのかな?
メンバーさんたちがまぶしがっちゃって撮影にならん。
失敗でした、ハイ。

410次の集合は機材搬入の夜8時半なので、それまで自由時間とした。
私は夜に備えてホテルに帰ってひと休みすることに…。
その前にハラごしらえ…というのはメッチャいいニオイしてくるんだもん!

420いいニオイの元はコレかな?

430コレはサイクーだった。

440ホットドック…デカいくておいしそうなんだけど、バゲットを焼いていないのと、イギリスのウインナーは信用がおけないのでコレはパス。

450Chiikoちゃんと家内はメキシコ人の売店でブリトーをチョイス。
「Beef or chicken」が聞き取れず。チャンと英語しゃべれ!
私はこのハンバーガー。£10だからコレで約1,500円。高いでしょう?
でも、1個ずつパテを焼いてくれて、チップス(フライド・ポテト)もその場で揚げてくれる。
だからマズいハズはない…と言いたいところだけど、普通だった。
まだこの頃はポテト・フライをおいしく食べることができたな。
何しろしばらくイギリスにいて、日本に帰って食べたくないモノはダントツでポテト・フライよ。
揚げるか茹でて潰すか…ホントにポテトばかりだから。
5_img_8938 モノすごい行列だったのは韓国のBTSというグループのショップ。
この週末、ウェンブリー・アリーナでコンサートがあった。
Yukiちゃんが並んでいる日本人に話を聞いたところ、日本でチケットが取れなかったのでロンドンまで来ちゃったとか…コレこそBlimey!
好きなバンドを追いかけて東京から札幌へ行くのとはワケが違うぞ!

460久しぶりに来たのでホンの少しだけ覗いて行くと…お、Marshall!

470v「Free Photobooth」だって。
Marshallのフル・スタックを背景に記念写真を撮りましょう…というワケ。
とてもいいことですな。

480どこがコレをやっているのかと思ったらクツ屋のDr. Marten'sだった。
Marshallと仲良しなのです。

490一方外では…

500名物「Camden Lock(カムデン・ロック)」が稼働していた!
何度もマーブロで書いているけど、「lock」というのは「閘門(こうもん)」ね。
閘門というのは水位を調節するための堰のこと。

505まずは低い水位にいる観光船を閘門の中に入れる。

525お、今回は2艘同時に通すぞ。
船を閘門に入れると低い水位側の水門を閉じて、徐々に高い水位の方から水を槽に流し込む。

510100%人力。

520槽に水が流れ込んで来ると当然、水位が上がっていく。

530見物客がたくさん!
私もコレが好きなのです。

540ホラ、ドンドン上がって来た!

545水位が同じになると…

550そして高かった水位側の水門を開けて船を通過させる。

546出口側も当然人力。

547もう一艘のナロー・ボートも出て行った。
船が出て行った後は低い水位の方の水門を開けて、槽の中の水を出して次の船に備えというワケ。
パナマ運河やスエズ運河のミニチュア版。
要するに船のエレベーターですな。
コレ、自分で開け閉めしているところを見ると無料なのかな?
少なくともスエズ運河のように1回3千万円近く取られるなんてことはないだろう。

560ホテルへ向かう帰り道、「St. Pan Crass Station(セントパンクラス駅)」の前でSeijiさん、Yukiちゃん、Toshiくんとバッタリ合流!
何たる偶然!
みんなでココからラッセル・スクエアまで歩いて帰ってホテルでひと休み。

580vそして、夜8時半の搬入時間に合わせて会場に再び出向いた。
コレで夜の8時ぐらいですから。

590Marshall Recordsのタネさんも合流!
まだ搬入まで時間があったので、隣のKollisという会場に出ているレーベルメイトのKing Creatureをみんなで観に行くことに。

600Marshall Liveの時に見逃がしてしまったからね。
すごく楽しみにしていた。
コレがKing Creature。

610_2ボーカルズ/ベースのDave Kellaway

620vDave Evans

640vMatt K Vincent
730vJack Sutton-Bassett

660vストラップに隠れてチョットわかりにくいんだけど、デイブの左胸にはEDEN(イードゥン)のアップリケが付いてる。

670この日、デイブはTerra Nova TN-501を使用。

680もうね、期待通りのカッコ良さ!
そして、見た目通りのサウンド!

690v本当に何の飾り気もない「かけハードロック」。

700vどこまでもシンプルに、そしてヘヴィに!
やっぱり3連の曲をよく演るんだよね。
コレが最高にゴキゲン。

710日本からはどうしてもこういうバンドが出て来ないね。
コピーではなくて、自分たちの作った曲で自分たちの世代を表現するハードロック。
これこそが「伝承」と呼べるモノなのではなかろうか?

740vそれはもしかしたらボーカルズの声にあるのかも知れないナァ…なんて気がする。

720このデイブみたいな野太い声で歌うバンドっていなくなったもんね。
いつの頃からか若いバンドさんの歌声がとても中性的になってしまった。
ま、そういうロックを標榜しているので、それはそれでゼンゼン構わないんだけど、我々世代が知っている「ロックの声」とは別の次元であることだけは間違いない。

760そしてやっぱりコーラス。
Mattもいい声!
そんな2人がハモるんだから、そのサウンドの厚さたるや尋常ではない。

650vピックで弾く歯切れのよいデイブのベースのトーンとベストマッチするジャックのドラムスも気持ちいい!

750客席の後ではノリノリのお客さんが肩を組んで大騒ぎ…って、ウチの人たちやんけ!

745もちろんギター・ソロもタップリ。
2人ともレスポールというのも、いかにもハードロックらしくてうれしいじゃん?

780ガンガン活躍してハーロックの再興を実現して欲しい。
がんばれキンクリ!

770vMarshall Recordsからのアルバムは『Volume One』。
よろしくね。

775cd<後編>につづく
 

200 
(一部敬称略 2019年6月2日 ロンドン カムデン・タウンにて撮影)

2019年6月14日 (金)

Marshall Live vol.4 ~ Rews, Keywest and Press to MECO

 
ショウも中盤に入りカイリーが紹介したのは…

10Rews!
コレも観たかったチームのひとつ。

20ギター/ボーカルズのShauna Tohill。

30v新加入のベーシストと…

40vサポート・ドラマー。

50v元々Rewsはギターとドラムスのガール・デュオ・チームだったのだが最近ドラマーのCollette Williamsが脱退し、今度はShaunaの相棒がベースに代わり、今のところサポート・ドラマーを迎えて活動している。

55Shaunaのダイナミックな歌とギター!
カッコいい~。

60この人、またとんでもなく感じのいい人で、楽屋に入って来るなり最高の笑顔で「ハイ!ショーナよ!コンニチハ!」と自己紹介してくれたのがとても印象的だった。
「もうひとつ知っている日本があるの…ドングリ」
と言ったのには日本人チーム一同が驚いた。
何で「ドングリ」?
やっぱりアニメの関係なんだって…トトロかな?
ま、「シチコクヤマ」とか言ったらもっと驚いたけどね。

70vベースの人の(名前がわかったらチャンと訂正するね)コーラスが強力なのだ。

80v曲はMarshall Recordsからリリースされているアルバム『Pyro』から。

96cdやっぱり一緒に歌っているお客さんが結構たくさんいたな。

95音楽は今風のポップなガール・バンド・サウンド。
でもかなり骨太。

100vもちろんインストのパートもエキサイティング!

90Burnsのベースを使っているのはイギリスならではか?
ハンク・マービンも喜んでるぞ!
140_2Shaunaもギター・ソロをハードにキメて見せる。

120板付けが宿命のギター/ボーカルズゆえ、マイクから離れることはあまりできないが…

120vそれでも魅せる、魅せる!

130もちろんベースの人も負けていない。
110vRewsも25分間、徹底的に自分たちの音楽をブチまけた!150

160

170vRewsは11~12月にスペシャル・ゲストとして、The Darknessと国内ツアーに出るそうだ。
ツアー・タイトルは『Easter is Cancelled』だって!いいの、そんなの?
いいな~、観たいな~。
アタシャ、The Darknessのステージの撮影をしたこともあるし、ダン・ホーキンスとのツーショット写真もあるのよ!(自慢)
がんばれRews!

190sアイルランドのインディーズで最も大きな人気を誇るKeywest。

200Andrew Kavanagh

210vAndrew Glover

220vJimi Lock

230vHarry Sullivan

250vベースはサポートなのかな?

240vロック、フォーク、ポップがフュージョンしたような大人のサウンド。

260ギターはやっぱりブルージー。
どんなに若めのバンド・サウンドでも、こういうテイストが全体を引き締めるんだな。

270vコレもバラエティ豊かなMarshall Blogの持ち駒にひとつということよ。

280おお~っと!
転換の時、客席にいたYukiちゃんにうれしい来訪者。
『Maximum Impact』を買ってサインを求めて来てくれたのだ!
295一緒にいたChiikoちゃんもサイン。

290こういうのはうれしいね~!
D_Driveの海外での将来は明るいような気がした。

12300 ショウもいよいよ大詰めになったところでPress to MECOが登場。
もう11時を過ぎていて、かなり身体もマイっていたがコレだけは見ておかないと!

310Luke Caley

320vAdam Roffey

330vLewis Williams

340vコレはいつかMarshall Blogでも紹介したMarshall Recordsからリリースされている『Here's to the Fatigue』。

350_2ステージにはアルバム・ジャケットをイメージしたJVM410Hのスタックと…

360vNATALのドラム・キット…370それにベース・キャビネットがセットされた。

3801曲目…え、誰が歌ってるの?とファインダーを覗いていて一瞬わからなかったのだが、意外にもまずはルイスの歌う曲から。390このバンドは3人とも歌がバッチリなの。

400vプロフィールにGuitar/Vocalistとクレジットしているようにルークのリードの比率が多いのだが、全員「歌がうまい」のを利用したコーラスが圧巻!

410インスト・パートも完璧。
ルークは今回配布したMarshallを特集したGuitarist誌の小冊子でフィーチュアされていた。

420Marshall Recordsのタネさん曰く、この人たちフランク・ザッパが好きだとか…それなら大丈夫だ。

430ルークがお客さんに向かって暴れるように指令を出す!

440演奏はうまいし、曲は熱狂的だし、ま、私にはチョット若すぎるサウンドだけど、実に気持ちのよいステージだった。
楽屋でもやっぱりとても感じのいい連中だった。

460

480

490将来が楽しみな3人だ。
この後ももうひとバンド出演したが、もう限界!
だって明日は早くからロンドンへ移動なんだもん!…ということでこの辺でお開き。
第1回目のMarshall Live、とても盛りだくさんでした!

450終わっちゃった~。
何だか最早コレもなつかしい…。
コレがMarshallのウェブサイトにアップされた時はうれしかたっけナァ。

525sまたの開催を楽しみにしています。
次回のD_Driveはロンドンから!

530<オマケ>
会場を離れる前にMarshall Recordsのピーターにもらったビールを取りに恐る恐る楽屋に行くと…誰もいなかった。
しかし…

510ドワ!
何だこの散らかりようは!
こんな私でもヒドイと思いますよ~。
でも、コレがコッチの人流のやり方なんだよね。
このゴミをキレイに片付けちゃうと、仕事を失っちゃう人が出てきちゃう…ということなんだろうけど、もうチョット何とかしようがあるでしょうに…。
「郷に入っては郷に従え」か。
あ、日本人チームは一切ゴミを残してきませんでしたから。

520<おしまい>
 

200_3 
(一部敬称略 2019年6月1日 Marshall Arenaにて撮影)

Marshall Live vol.3 ~ Bad Touch

 
D_Driveの出番が終わってホッとして、ひと息ついて…まだもうひとつインタビューが残っているんだけど、それまでの間はレーベル・メイトさんたちの演奏を楽しむことに。
どれも観たかったヤツ。

10特に楽しみにしていたのがBad Touch。20Stevie Westwood

30vRob Glendinning

40vDaniel ‘Seeks’ Seekings

50vMichael Bailey

60vGeorge Drewry

70vこのバンドはいいよ。
以前からCDで音楽は聴いていたんだけど、ライブの方がいい。
80それは何と言ってもこのボーカルズのスティーヴィーの存在。
もうね、ナニからナニまで問答無用でカッコいい。

75歌声や歌い回しはもちろん、仕草のひとつひとつがロックになっているんだな~。
マァ、こういう人は日本人では滅多にお目にかかれない。
楽屋で初めて見かけた時から「カッコいい!」と思っていたのよ。
そしたらステージではその何万倍もカッコよかった!

90vスティーヴィーをバックアップするバンド陣がまたいい。
上手のダニエルは『Maximum Impact』のジャケット・デザインをしてくれた人ね。

100ソロ・パートが多かったロブ。
奇を衒うことのないロック・ギターの王道フレーズが勇ましい。

110vサウンドは「70年代ブリティッシュ・ハードロック」の文法をそのまま借用して、単語を今風にして書き上げた文章…というところか?

0r4a0442_2 The DarknessにしてもThe Answerにしてもココ(あ、まだイギリスにいるもんですから)の人たちがこういう音楽を演ると自動的に「ホンモノ」になるからうらやましいよね。

120でもやっぱりジャスティン・ホーキンスにしても、コーマック・ニーソンにしても、カッコいいシンガーがいないとこういう音楽は成立しませんな。

130v「Let hear the noise!」
ク~、カッコいい~!

140勉強不足で曲を判別することはできないが、アルバムからの曲なんでしょうな…多くの人が一緒に歌っていた。

150「歌う」といえば、コレコレ。
やっぱりコーラスがスゴイんだよね。
ダニエルはどちらかというとギターはバッキングの役回りだったけど、強力な「声」でスティーヴィーにハモリをつけていた。

160v音楽の種類を問わず、海外のロック・バンドの演る曲はコーラス・パートがあって当たり前だもんね。
そもそもみんな歌がうまい!

170vギターの聞かせ所、見せ所ももちろん満載。

180やっぱりロックはこうでありたいものです。
というか、こういうのが私にとっての「ロック」。
190そしてやっぱりスティーヴィー。

200vシャッターを切りながら、新しいバンドのサウンドをこんなに楽しんだは久しぶりのことだった。

220コレがMrshall RecordsからリリースされているBad Touchの『Shake a Leg』。
70年代ブリティッシュ・ハードロックがお好きな方におススメ。
でも、70年代のバンドのサウンドと比べて「あーだ、こーだ」と言うのはヤボですからね。
コレはコレ。
ノーフォーク出身の今の若者が自分たちのフィーリングで伝統的なブリティッシュ・ハードロックをコネ回しているところを楽しまなきゃ!
そして、日本の若いバンドとのあまりにも大きな違いに驚嘆する…という楽しみ方もあるにはある。

225cd早く日本へ来るといいのにナァ。
 
Bad Touchの詳しい情報はコチラ⇒Official Website(英語版)

0r4a0550 さて、次の出番はこれまた楽しみにしていたKing Creature。
…とココで日本のロックに焦点を当てたイギリスのウェブサイト『KAKKOII CLUB』のインタビュー取材となった。
よし、転換の間にインタビューを済ませてしまおう!…と思ったら、このウォーレンという担当者が存外に感じのいい人で、よしゃいいのについつい余計なことまでベラベラやってしまった!

240ということで大サービス!

250ウォーレン、メッチャうれしそうだな~。
ホントに感じのいい人だった。

260そしてKAKKOII CLUBに掲載されたインタビューがコレ。
録音したインタビュー音源を聞くのは苦痛だったろうにナァ。
辛抱強く私の通訳をうまくまとめてくれたよ。
 
記事はコチラ⇒KAKKOII CLUB [Blogs and Interviews]

12kc 
さてさて「お次はKing Creature!、キンクリ、キンクリ!」と急いで会場に戻ったら!
ドワッ!最後のかき回し~。
残念無念~。観たかったのに~、撮りたかったのに~!
でも諦めないぞ。
明日のCamden Rocks Festivalがある!

270出番を終えたスティーヴィーとマイケルと…。

280<つづく>
 

200_3 
(一部敬称略 2019年6月1日 Marshall Arenaにて撮影)

2019年6月13日 (木)

Marshall Live vol.2 ~ D_Drive<後編>

 
いよいよ午後2:30になり、メイン・ステージが動き出した!
D_Driveはこれから10時間近くに及ぶ長い長いショウのオープナーだ。10_2そのD_Driveを紹介したのはプレゼンター、ミュージック・ジャーナリストのカイリー・オルソン(Kylie Olsson)。
カイリー、スゴイんだよ。
チャンとD_Driveのプロフィールを調べて原稿を書いてきていて、それを全く見ずに威勢よく一気にD_Driveを紹介した。

20「D_Drive!」

30v_2いつも通り後ろ向きでスタート。
1曲目は「M16」。

40_2Seiji

50vYuki

60vToshi

70vChiiko

80v銃撃戦のパート。
イギリスのお客さんにもこのスリル感がバッチリ伝わったことだろう。90_2Seijiさん、張り切っていつもより多くドンパチしております!

100v怒涛のアンサンブルでイギリスでの1曲目を完璧に仕上げると…

110_2「Cassis Orange」をつなげた。

120_co持ち時間は何せ25分しかない。
その間に「Driving Rock」の魅力を全開させなきゃならないからね。
「25分は短い!」とお思いになる方もいらっしゃるかもしれないが、一部のバンドを除いてみんな25分。20分というバンドもあったんだから!

130_2「火の玉リズム隊」も絶好調!

140_2Toshiくんもいきなりスロットル全開だった。
しかし、よかったね~、名前を「Toshi」と短くして!みんなに覚えてもらえたよ。

150_2D_Driveの最も古いレパートリー。それだけに最も思い入れのある曲。
イギリス/ヨーロッパで演奏するのはどういう気持ちだったろう?
私はチョットだけグッと来ちゃったよ。

160_2最初と最後のピックアップ・ソロ回しがMarshall Arenaに響き渡った!

170v

180v

190v

200v「みなさんこんにちは~!D_Driveで~す!名前だけでも覚えて帰ってくださ~い!」とやっているわけではない。
ちなみに、いまやMarshallの工場で「D_Drive」の名前を知らない人は多分いないと思うよ。

220v今回の渡英に備えて英語を勉強した効果大。
キチンと英語で挨拶してみせたYukiちゃん!
立派でした。

230続いては「Atraction 4D」。
小柄な女性がパワフルでスキルフルなドラミングをしている!…みんなビックリしたハズだ。
280vSeijiさんのリフがArenaを切り裂く

240v_4dアルバム『Maximum Impact』からシングル・カットされただけあってヤッパリ人気のある曲。

250大きな会場で聴く「Attraction 4D」…やっぱり鳴り響くサウンドもスケールがデカい!

260_2暴れまくるToshiくん。
スラップがすごくウケるということが今回わかったね。

0r4a0291キマった~!

290_2もうこの曲で最後!

300_lrSeijiさんのディレイ・トリックで始まる「The Last Revenge」。

310v_2Yukiちゃんの弾くリフがいつもより勇ましく聞こえる!

320一糸乱れぬスリリングなギター・ソリ!

330_2持ち得る力とD魂を極限まで出し切った4人なのであった!

340v

350v

360v

370v25分の持ち時間をオーバーすることなく最大限使い切ったステージマナーも立派だった。
お客さんはホント、みんなJaw-droppingになってたよ。

380_2MarshallがそんなMarshall Liveのステージの様子を伝えるビデオを作ってくれた。
あ~、終わっちゃった。
あんなに「まだ大分先のこと」と思っていたのに…寂しいナァ。
でもロンドンでまだ2回のギクが残ってるからね。
そちらもMarshall Blogでバッチリとレポートします。
その前にまずは楽屋の外でMarshall Beerをグイっとどうぞ!

400_2あ~、とりあえずはホッとした。
私もイッパイ頂きます。
3種類あるMarshall Beerのウチ、缶で提供しているのはこの「The Rock Star of Lager」。
要するにラガー・ビール。
私はイギリスに来ると、ビターとかIPAとかスタウトを飲むことにしていて、まずラガーとかピルスナーは飲まない。
だってそんなの日本でいくらでも飲めるでしょ?
あ、チョット脱線。
私はもうアメリカのビールはもうカラっきしダメで、Budwiserあたりはまず手を出さない。
そしたら、昨日Marshallの古い友達に教えてもらったんだけど、Budwiserというのは元々チェコのプラハなんだってね?
それでその友達の弟がプラハにいるんだけど、アメリカのBudwiserとは似ても似つかないシロモノでメチャクチャ美味しいんだって!
ビールの国のイギリス人が言うのだから間違いないだろう。
で、この「The Rock Star of Lager」、全然ラガーっぽくない。
濃厚な味で苦味が強く、むしろIPAに近い。
やっとありつけたMarshall Beer…やっぱりウマかった!

410vさてさて、6月16日の新横浜で発売開始になる『Maximum Impact』の国内盤の用意ができたようだよ。

420sこの特製国内盤には帯とブックレットが付いてるの。
コレはそのブックレット。
20ページだぜ!

62492354_2455686791149976_784938853このアルバムの制作過程と各メンバーから集めたコメントを基にした収録曲の解説を私が描かせて頂きました。

62548565_404676713467928_9173669498はじめ6,000字ぐらいの予定だったんだけど、アレよアレよという間に8,300字!
でも書いていて楽しかったナ。
ほぼ1日で書いちゃった。

64274915_1570488483082452_534039025写真もタップリ!
デザインは「下町のひとりヒプノシス」でおなじみの梅村デザイン研究所。

62631871_462821941212513_8340277587CDとLP共通のブックレットなので、LPに収めると当然こんな感じ。

64516771_2256308234465239_880042732 こっちはCD。
Marshall Records商品共通のデジパック仕様。

430sクドイようだけど、発売は6月16日の新横浜での10周年記念公演から!
 
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Website

480<つづく>
 

200_3 
(一部敬称略 2019年6月1日 Marshall Arenaにて撮影)

Marshall Live vol.1~ D_Drive<前編>

 
マァ、長いといえば長かった…Marshall Arenaへの道。

10一体何回Marshall Blogで宣伝したのかわからないけど、こんなことをやっていたのが100万年前ぐらいのような感じがするわ。

そして、とうとうD_Driveがイギリスに渡って、Marshall Liveやロンドンのライブ・パブで演奏してアッという間に終わっちゃったよ!
正直、この一連のイベントに向けて、数か月間信じられないほど忙しかった~。
私は絶対に徹夜で仕事しないようにしているのね。一発で身体がガタガタになっちゃうから。だから11時になったらPCの電源を落として寝る準備に入る。
どうせ朝早く目が覚めちゃうんだから、朝5時からまた取り掛かればいい。
…とそんな調子で対応して来た数か月間だったけど、本当にやった甲斐がある仕事になったと思う。
20vそれでは早速Marshall Arenaへ!
コレはミルトン・キーンズのフランチャイズ・フットボール・チーム、MK DONSの本拠地。

40それに隣接しているのがMarshall Arena。

50いわゆる「ネーミング・ライト」ってヤツだわね。
「CCレモン・ホール」みたいなヤツ。

60Marshall Arenaの壁に付いていたポスター・パネル。
1日にはチャンと「Marshall Live」が載っている…って当たり前か。
その3日後はロッド・スチュアートだよ!

30vそして、いよいよその日がやって来た!
天気は最高。
後は仕上げをごろうじろ!ってか?

70入り口のようす。
案外控えめなMarshallのディスプレイ。

802:30がメイン・ステージのスタート。
それにかなり先んじて12:00から開場した。

90ズラリと並んだSTUDIOレンジが表紙の小冊子。

100イギリスのギター雑誌、「Guitarist」のオマケ。
昔はこういうことをよくやっていたのを思い出した。

110会場の後方に設けられているバー・コーナー。

120どっかで見たことがあるような…。130オイちょっと待てよ!
東京キネマ倶楽部じゃねーか!

135もちろんMarshall Fridgeが設置されていて…

140レジもMarshall Arena仕様。

150ドカ~ン!広ッ!

160キャパは4,000人。

170後ろの片隅には物販コーナー。

180と言っても…

190Marshall Recordsの商品だけね。

210前日にリリースされたばかりの『Maximum Impact』。

200ステージはこんな感じ。
案外アッサリしてた。

220上手にはJVM410HとDSL100と1960BXで作ったフル・スタックが2セット。

230v下手のMarshallはJVM410Hと1960Bのフル・スタックが2セット。
ナンだよ、こういうときは壁にしろよ。
工場まで車で3分じゃないの!

240vベース・アンプはラックに入ったイードゥン(EDEN)のWTP-900が3台とD610XST。
コレがドラムスを挟んで上下にセットされた。

250vドラム・キットはいくつか用意されたがD_Driveはこのキット。

260コンフィギュレーションはバッチリ。
アーティスト担当のジョージが、Chiikoちゃんのいつも使っているNATALにイメージを合わせてブルー系のキットにしてくれた。

270さて、コチラは楽屋のようす。

280テーブルの上に用意された飲み物や食べ物。
外タレの契約書なんかだと、楽屋に用意しておかなければならないモノが実に細かく指定されていて、「板チョコが3枚。味はミルク」とか、「リンゴ4個、オレンジ3個」とか書きこまれているんだよね。

290さっそくWi-Fiの設定をしなきゃ!

300ようやくめぐり合ったMarshall Beer。

310v冷蔵庫の中にもバッチリ!
飲んだら冷やしておけよ‼

320v楽屋に入った時にはもうKing Creatureがいて…マァ、コワいよね。
でもたいていは「ヤアヤア」と気軽に握手の手を差し出しながら自分の名前を名乗って来る。
そういうことをほとんどしない大人しい人もいるけどね。
で、少し時間が経てばこの通り。
バッチンバッチン始まった。

330Toshiくんのツーショット相手はKing Creatureのボーカルズ/ベースのデイヴ・ケラウェイ。

340この通りやたらと愛想のいい人で、次の日には私や家内にまでfacebookのお友達リクエストが来てた。

350しばらくして楽屋に入って来たのはBad Touch。
さっそくダニエルにお礼を伝え方々、お願いして写真を一緒に撮ってもらった。

360Bad Touchのギタリスト、ダニエル・シーキングスは『Maxumum Impact』のジャケットのデザインをしてくれた人。

370sそして、D_Driveのメンバー間で曲の最終確認。

380ロビーに設置された小さなステージでは、明日のスターを夢見る新人、もしくはアマチュアのバンドの演奏が始まり腕を競った。

390このステージでの演奏の評判が良かった2チームがメイン・ステージで演奏できるとあって真剣。

400みんな相当若い。
スター気取りでステージを切り回しているところがナントモほほえましい。

410メイン・ステージのトップバッターであるD_Driveにお声がかかり、セッティングとサウンド・チェックが始まった。
真ん中にいるのがMarshall Recordsのピーターと私。
ペダル用の電源を確認しているところ。

420ギター・チームは早速Marshallのセッティング。

430vJVMは勝手知ったるところだからラ~クラク。

440vドラムスのセッティングはジョージが懇切丁寧に手伝ってくれた。

450Marshallのアーティスト担当のジョールとオープニングの段取りの確認中。
はじめジョールは私に呼び出しのMCをやれって言うんだよ。
「ヤダよ!」って言ったんだけど、そしたらチャンと専門の女性が待機していてくれた。
チッ、ホントはやりたかったんよ!

460vやっぱりね、中の音を小さくしろって言うんだよね。
私がメンバーとモニター・マンの間に入ってモニターの調節をする。
470ステージが広いもんだから、大声でモニター・マンに連絡をしなくちゃならない。
当然のことながら全部英語…こういう時はチト恥ずかしいね。
私も一生懸命働いているところをフィーチュアして…と。

465「It's show time!」と言ったとか、言わなかったとか…。
480vとにかく無事に準備完了。
後は出番の時間が来るのを待つだけ。

490<後編>につづく

200_3 
(一部敬称略 2019年6月1日 Marshall Arenaにて撮影)

2019年5月30日 (木)

D_Drive 10th Anniversary Live!<後編>

 

やっぱり「10年」という月日は決して短いモノではないからね。
メンバーたちの思い出話は尽きることがない。
10年前か…自分はナニをやってたかな?
あ、Marshallだ。
それとMarshall Blogだわ。
コレを「進歩なし」と見るか、「継続は力なり」と見るか…私は「力」になっていると思いたい。
そして、このロックが質的にどん底にある国で10年もの間バンドを継続させたことはあまりにも素晴らしいと思う。
いい加減、「タマには歌でも入れてみようか?Yukiちゃん、歌いなよ」なんて場面があったかもしれない…イヤ、ないと思うけど。
とにかく特異なスタイルを全く変えることなく、自分たちの音楽を追求し続けたことが苦しくもあり、強くもあり。
コレが凡百のロックだったら却って10年も持ちこたえられなかったのではなかろうか?
いつもMarshall Blogに書いているけど、若い人のバンドの短命さには呆れてしまう。
ナニかサポートしてあげようとしても、「アラ?もう止めちゃったの?」なんてことが珍しくない。
バンドが「音楽を作る」ということに主眼を置いていないからだと私は思っている。
ただ、人前で演奏をしたいとか、客数が増えて大きな会場で演奏していく人生ゲームを楽しんでいるようにしか見えない。私はコレを「バンド双六」と呼んでいることを以前にも書いた。
ナゼなら、みんな同じことをやっていてとても「音楽を作り出す」という意識が音楽から聞こえてこないから。
コレがですね~、驚いたことに日本だけじゃないらしい。
今、Marshallへ来ているんだけど、昨日アーティスト担当のジョエル(Joel:本当は「ジョール」と発音します)と話していたら全く同じことを言っていた。
私としてはこの状況を説明するに「双六」や「人生ゲーム」をどう表現しようかと考え「モノポリー」と伝えたけど、あんまりピンと来ていない様子だった。ちなみに昔夢中になって遊んだ「人生ゲーム」はアメリカがオリジナルで「The Game of Life」という。
やっぱりダメなんだって。
チョットいいバンドを見つけても、すぐ止めちゃうんだって。
それと、楽器をチャンと弾ける若いミュージシャンがメッキリ減ってしまってデモンストレーションのような仕事がしづらくなったという。
そして、プロモーションといえば、ひたすらSNS(イギリスではSocial mediaという)。
どんな音楽であれ、演奏であれ、ビデオがウケればそれでよし。
後はアクセス数を競うだけ。誰がこんな世の中にした?
ビルか?マイケルか?
イギリスもこういう状況なのだそうだ。ビートルズやツェッペリンの国なのにね。
私なんかが思うに、このアクセス数の多寡というのは決して内容の良し悪しを指しているものではない…と思うんだよね。
コレは昔からのことだけど、流行しているモノやウケているモノだけが良いモノとは限らない。
やっぱり色んな音楽をたくさん聴く旅に出て、自分の本当の好みを発見して、アクセス数なんて気にしない音楽の楽しみ方をしてもらいたいと思います。
フランク・ザッパが言いました…民衆が本当に必要とするモノは決して与えられることはない。
自分で探しに行かなきゃ!
イカンイカン、例によってつい筆が滑ってしまった!

49010周年を迎えたD_Drive!
Seiji

500vギターを持ち替えて「Gradation」。

490_gd続いてYukiちゃん作の「GEKIRIN -逆鱗-」。

510v_grこの曲は「とにかくヘヴィに!」のリズム隊はToshiと…

520vChiiko

530vそのまま「けてしてYukiちゃんのこのポーズ。
ナンカ久しぶりじゃない、「Russian Roulette」?

535この曲は『Maximum Impact』に入れようか、入れまいか比較的最後まで迷った1曲。
結果的にまた次回ということになったが、他の収録曲に一歩も引けを取らない佳曲だ。
ところで、江戸時代に日本にも「ロシアンルーレット」ってあったの知ってる?
当然日本にはリボルバーのピストルなんてないから、火縄銃でやった。
コレは薩摩藩で行われた一種の度胸だめしで、その名も「試魂会」といった。
どうやってやるのかというと、天井から銃口を下向けにして火縄銃を吊るし、その周りに車座になって座る。
そして、導火線に火を点けて火縄銃を勢いよく回す。
グルグル回る火縄銃の銃口は車座に座っている参加者の前を次々と通り過ぎ、いつかは発砲しちゃう。
さ~て、誰のところで弾が飛び出すのかな~…こうやって肝っ玉を試したらしい。
コレで大怪我をした侍もいたそうだ。
ヘタしたら死ぬからね。

0r4a0687 加入から1年経ったToshiくんからご挨拶。
「この1年間で80本ぐらいライブをやらせて頂いています。ボクはこの10年間に20ぐらいのバンドを経験しました。
この後のD_Driveの10年間はどんどんボク色に染めていこうと頑張っております!」

565vSeijiさんからもひと言。
「この10年間、移送は99.6%ボクひとりで運転しました。地球7周半(コレ、もっとじゃなかったけ?)。」
スゴイな~。
私なんかすぐ眠くなっちゃうので車の運転が好きではないからホント感心しちゃう。
最近はYukiちゃんが免許を取ってハンドルを握ってくれているのでSeijiさんの運転苦労も軽減しているという。
そうだよね、東京の大雪で国道246号線で丸1日以上立ち往生した…なんてこともあったもんね。
捻挫、尿管結石…そんな10年間の積りに積もった苦労話。高速道路でタイヤがバーストしたこともあったんじゃない?

566そんな苦難の人生の形を表している…ワケではなく、Yukiちゃんがお姉さんをイメージして作った「The Shape of Your Life」が続く。

560_soyYukiちゃんのお姉さんのYukariさんはニューヨークを拠点に活動する舞踏家。
そのYukariさんとD_Driveが組んで作り上げる舞台『チェリーを三つ、入れてください』が来年1月に開催される。
コレ観たいんだよね~。
詳しくはコチラ⇒【Marshall Blog】Let's Face the Music and Dance!

50s アララ、ココで「Hyper Driving High」というのもオモシロい!

570_hdh途中で挟み込まれたメンバー紹介。

580「Yuki、Yuki、Yuk、Yuki!」ってヤツね。
Seijiさんのリードに合わせてみんなとても楽しそうにメンバーの名前を連呼していた。

590v続けて「Over Rev」。

600_orもうショウも後半。
「Mr. Rat Boots」で盛り上がれ!
最近、この曲がスゴくよくて…。
後半のリズムが変わるところが実に気持ちいいのだ!

620v_mrb中間部では思いっきりToshiくんをフィーチュア。

640_2<前編>に書いた通り、GABUはステージの取り回しの設計がすごく良く出来ていて、舞台からミキサー卓がセットされている会場の最後部まで廊下を使って一気に行くことができる。
「今日のRatのソロはやっぱり客席の一番後ろまで行っちゃうんでしょ?」とToshiくんに尋ねると「どうですかね~、やりたいですね~」なんて言っていたけど、今回はパス。

630v_2その代わりステージで燃え上がるようなベース・ソロを披露して盛大に喝采を浴びていた。

660_2本編最後のMCでは6月1~2日のロンドン最大のロック・フェス『カムデン・ロックス・フェスティバル』に出演することを告知。

670更に世界最大になろうとしている10月10~13日に上海で開催される『Music China』のMarshallのブースでデモンストレーションをすることにも触れた。

680D_Driveの10周年を記念するコンサートもいよいよ最後のセクションに突入する。

690_baまずはYukiちゃん作の新曲「Begin Again」。
スケールの大きな曲。

700v_2結成から10年を迎えた節目に、初心に帰ったつもりで前進する気持ちが曲のタイトルになっている。

710おなじみ「The Last Revenge」。

720v_lrそういえば10年の歴史の中に「居酒屋甲子園」ってのもありましたな~…って最近の話だけど。

730_2そして、本編の最後を締めくくったのはコレ。

740_co記念すべきD_Driveのスタートとなった曲だ!

750vSeijiさんとYukiちゃんの共作ナンバー「Cassis Orange」。

760vそう来ると思ったよ!

780vメンバーの思い入れがひときわ大きな曲なのだ。
770v大興奮のウチに本編が終了。

790アンコールはまず担当のChiikoちゃんから物販の紹介。

785v10周年記念のアンコール、まずはやっぱりコレから…「1,000,000 hp」。

800_hp待ってました!の「ミリ音頭」!

810_2Seijiさんの意気込みはいつも以上!

820v右へ左へ…盛り上がったね~。

830_2いつから始めたのかは知らないけど、とにかく10年目のミリ音頭も大成功。

840…と、どうしてもミリ音頭に気を取られてしまうけど、私が思うにこの曲はD_Driveのレパートリーの中で一、二を争うアクロバット・ナンバーだと思うんだよね。

850_2「みなさんありがとうございます!アッという間の10年でもありますが、とても濃い10年でした。
皆さまのおかげです。皆さんがいなかったらココまで続けて来れなかった!
サポートしてくれる方々や楽器があるからこそです!
これからもよろしくお願いします!」

855最後を締めくくったのは「Screw Driver」だった!

860_sd

870v

880v_2

890v_2D_Drive、10周年おめでとう!

0r4a0041…なんてやってたら、D_Driveご一行様、宿泊先のDouble Treeホテルにご到着!
長旅お疲れさまでした。ようこそイギリスへ!
明日は朝一番でMarshallの本社にご挨拶に行って、その後早速リハーサルで~す。
230VのMarshallとEDENのD_Drive、一体どんなかな?

12ar2そして、いよいよ2日後(現地時間)にはMarshall Live!
本番の前にイギリスのメディアからまたひとつインタビューのオファーが来ていますのでよろしく。

1d_drive_social_image明けて2日はさっきYukiちゃんが紹介した『カムデン・ロックス・フェスティバル』。

890sD_Driveは「ザ・デヴォンシャー・アームズ」という会場のトリを務める。
4日には同じカムデン・タウンにある靴屋の「Dr. Marten's」のフラッグシップ店でショウケース・ライブが開催される予定であったが、ナント、急に店内のライブ・スペースを閉じることが決まり、残念ながらキャンセル…。

900sしかし!
Marshall Recordsスタッフの尽力により、場所を変えて復活!
日本でも映画でその名が知られた西ロンドンのノッティング・ヒルにあるPIRATE STUDIOというところで音楽関係者を集めてお披露目公演をすることになった。
ヨカッタ~、ヨカッタ~。

Nhそして、5月31日は『Maximum Impact』の発売日!
皆さんよろしくお願いします。

920s尚、以前からお伝えしているライブ会場限定販売のD_Drive特製国内盤ね…へへへ、メッチャかっこよくて読み応えのあるブックレットができちゃったよ!
その国内盤は6月16日の新横浜での10周年記念公演から販売する予定です。

D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Website

480 ※今回「私の大阪」をくっつけたかったんだけど、あまりにも1本が長くなってしまうので諦めた。
その内Shige Blogにその記事を書こうと思っているので、大阪の皆さん、お楽しみに…というほどの内容ではありません。

200_3 

 (一部敬称略 2019年3月30日 大阪十三GABUにて撮影)

2019年5月29日 (水)

D_Drive 10th Anniversary Live!<前編>

 
来た~!
十三なんていったい何年ぶりよ!
私が箕面に住んでいた頃以来だから32年ぶりぐらいか…。
今回フト思ったんだけど、「十三」というのは画数の少ない地名の「漢字2文字部門」のかなり上位に食い込むんじゃないかね?
たったの5画だし、ヨコ棒4本にタテ1本なんて成り立ちもスゴイ。斜めが一切ない。
タテにすれば「十川」。
ムリしてファッショナルに読めば「XE」か?

12240ウワ~、駅前はゼンゼン変わってないな~…とか言いたいところだけど、ホンの数回しかこの駅で降りたことがないのでわからない。
スゴイな~、駅のすぐ横が飲み屋だもんな~。
ま、鶯谷の北口あたりもほぼ同じっちゃ同じか?

250_3駅前のアーケード「トミータウン」。
変わった名前だナァ。

260_3お好み焼きの本場なのに広島風か…やっぱり好きなのか。
この「粉もん」という表現は関西風だよね。
東京の人は言わないような気がするが…。やはり大阪は粉もんの本場だからか?

270_4「ダシの効いたおいしいうどんが食べたいな~」と思っていたらうどん屋に遭遇。
「うどんばか」だって…コリャ名前からしてウマそうじゃない?
早速入ってみた。
「ばかうどん」だったら入らないけどね。

280_3コレは肉うどんにとろろ昆布をトッピングしたもの。
麺は細目。
おいしかった…とにかく、ひたすらおいしかった。
大阪はこういう昆布ダシのモノが本当においしいね。
帰りがけにお店の人に「東京に出店してください!」と頼んでみたけど、「ん~、ま、ムリやろな~」みたいな。ナンやねん!
マジで開業して欲しいわ…鶯谷あたりで。
本当は大阪駅前第二ビルの地下にある「四国屋」という店のカレーうどんを楽しみにしていたんだけど、もういいや。
「ばか」で満足。

290駅前に戻る。
十三駅を背にしてすぐの右側。
「喜八洲(きやす)総本舗」というみたらし団子屋さん。

300_2ネギを焼いているのではない。
筒状になった団子を炙っているところ。

310_2ほどよく焦げ目が付いたところで…

320_2タレにダイブ!

340_3しっかり浸ける。
まるで『犬神家の一族』みたいじゃないか!

350タレを切る…なんてケチなマネはしない。
容器に移すように豪快に取り出す。
イヤ~、コレもホントおいしかったな~。

360_2さて、今日の現場へ向かおう。
ミュージック・ホールへ!

370賑やかなんだか、閑散としているんだか、にわかにはわからない通り。
ねぎ焼きの「やまもと」っていうのが有名なんですってね~。
混んでいたので諦めた。
結果、さっきの「うどんばか」…結果オーライ!
380_2今日の現場はこの中。

390_2GABUで開催されたD_Driveの10周年記念コンサート。

410v_4会場の入り口には祝い花が…。

420_3「祝10周年! Marshall RECORDS契約」ですって!
D_DriveRの皆さん、ありがとうございます。

430このライブハウスはまだ新しいんだけど、実によくできている。

440_3楽屋はタップリとしているし、ステージの取り回しがいいのだ。
470_2人気の物販。

45010周年記念Tシャツが好評だ。

460_3楽屋にはこんな親切なアイテムが!

490_2そして「13」キャンディ。
コレを知ったら、東郷さん欲しがるぞ~。

480ショウは定刻にスタート。
客電が落ちて、会場の右側にかかっているスクリーンに映し出されたのはD_Driveの10年にわたる堂々たる活動の記録。
コレはSeijiさんの労作。Marshall Blogに掲載されたことまでこと細かに記録している。

500では、Marshall BlogでもD_Driveの10年の歴史を振り返ってみよう!
…と言っても、ドンズバで10年前の写真が出て来たワケではない。
Marshall Blogも今年で10周年なんだけど、どうもD_Driveは2011年あたりから頻繁にご登場頂くようになったようだ。
以下の写真はその頃にようす。

20v_2

30v_2

40v

 


そういえば、こんなこともあったネェ。

50コレは新宿の楽器屋さんでのギターのデモンストレーション。
ギターの2人のみの出演だったので、Chiikoちゃんは写真撮影に回った。

60v_2

70v_2

80v 
コレは当時の新商品…Marshall初のデジタル・アンプ、JMD:1の試奏。

90

100

110vコレは秋葉原の楽器屋さんでもデモンストレーション。

120そうそう、こういうギターを使っていた。

130v

140v

150v 
東京での初の単独公演。

160_2この時、プレスピットに入ったのはいいんだけど、お腹が痛くなっちゃってね~。
会場は超満員。
お客さんをかき分けてトイレに行って、また帰って来るのもな~…と思って、脂汗を垂らしながら根性で乗り切った!

170v

180v

190v 
こっちは2回目の東京での単独公演。

200v_4

210v_4

220v_3 
この時の模様がDVDになった。

225dvdね?
今回の世界デビューにあたって、何か国からかのインタビューに答えたんだけど、どのインタビュワーもこのDVDを観て勉強していたのには驚いた。

226昔の写真ってのは照れ臭いもんだよね。
「あ~、ボクのはなくてヨカッタ」なんて安心しているんじゃないの、Toshiくん。
アナタにもあるんだよ、昔の写真が!
この頃はMarshallのベース・アンプ、VBAを使ってくれていたんだよね~。

230v

240v

と、活動の記録はMarshall Recordsと契約し、世界の話題になっているところあたりで終わる。
Seijiさん、ご苦労さまでした。

510そこへ替わって登場したのが…ワタシ。

520せっかくの機会だったので、前説代わりにMarshall Recordsとの契約の成り行きや…
540v世界デビュー・アルバムの制作過程についてしゃべらせて頂いた。

530そして我が社長、ジョナサン・エラリーからのメッセージ・ビデオを公開!
わかっちゃいたんだけど、ものすごい早口なモノだから、字幕をいれるのが大変だった!

普段は「ボヘラ」のことを良く言わない私ですが…スミマセン…やってしまいました。
♪デ~オッって。
そして、しゃべりすぎの前説も終わり、いよいよD_Driveの呼び込み!

560v緞帳が開き、まずお客さんの目に入ったのは、例の新しい機材。
「おお~!」と大きな歓声を頂きました。
そして、メンバーが登場。

5701曲はYukiちゃん作の「Drive in the Starry Night」。
コレは想定外だった!

630vもちろん10周年でもこのキメ!

640続けて「M16」。

650_m今日の銃撃戦もハードなことこの上なし!

660もう1曲続けたのは「Attraction 4D」。
4つの「D」が一丸となった完璧なパフォーマンス!

680v 

0r4a0524

690v

700v「ありがとうございます!
10thアニバーサリー。10年です!結成した2009年には10年後のことなんて想像できませんでした。
今日はこんなにたくさんの方に集まって頂き、ありがとうございます!」

710vココでいきなり機材の紹介。
まずはToshiくんから。

720v「私のイードゥン、この度ナント光りました!」

725コレ。
キャビネットの下の部分が光ってる。
そして、控えめすぎてなかなか写真には写らないんだけど、同じくキャビネットのメタルグリルに模様が入った。730「チョット見て!
いよいよツーバスになってしまった!」と紹介したChiikoちゃんのNATAL。

740バスドラムのサイズが22"と24"で構成されている、本人曰く「マニアックなサイズ」。

760

770フィニッシュはイメージカラーのスカイ・ブルー!

750「ボクのはジミですけど、前に使っていたDSLと同じフレットクロスをあしらった世界に1台しかないJVM410Hとそれにマッチングさせたキャビネットです」

780地味とはいえ「ゼッタイ」級のこだわりがいくつか含まれている。

790vそのひとつがこのオールドタイプのブロックロゴ。
もうひとつはコーナーガードを点けないこと。
バッチリとリクエスト通りに仕上がった!

800「ギターについている『Y』が『Marshall』に代わった白いMarshallにしたかったんです」とYukiちゃん。
ずっとMarshallを使ってきたけど、私たちオリジナルのMarshallが使えるなんてすごく感動しました!」

810これらは初のイギリス人以外のアーティストとして、Marshall Recordsと契約したことを記念して用意されたもの。ジョンのはからいにより実現した。

820v_2そして、Marshall Liveの告知がされた。
ずいぶん先のことかと思っていたけど、もう3日後だよ!
お越しになる皆さん、どうぞお気をつけて!
コチラは思っていたより寒くないけど、風がやっぱり冷たい。
お日様が沈むと、我々が言う「冬」になります。

830私のD_Driveの原点「Runaway Boy」と「Peach Fizz」を続けてプレイ。

850数々の告知ビデオでもずいぶん活躍してくれた曲。

870v_pf今日もドライブしまくっております!

880v当然、みんなの10年間の思い出話にも花が咲いた。

890vYukiちゃんフィーチュアで「Unkind Rain」。
910vこの曲がね~、そんなにヘヴィな出来事をテーマにしていたなんて知らなんだ。
何のことかわからない人はD_Driveの世界デビュー盤『Maximum Impact』の会場限定発売される国内盤のブックレットを読んでみてね!

860ルックスも音もバッチリのJVM!

900v_urコチラもシリアスな内容がテーマの「Lost Block」。

920_lb独特なリフの6/8。
D_Driveのワルツは超ヘヴィだ!

930Toshiくんのべースもフィーチュア。
もちろんまた後でガンガンやってくれます。

940vさて、いよいよ発売となるD_Driveの世界デビュー・アルバム『Maximum Impact』!

950cd私はひと足先にレコードを手にしたけど、やっぱりいいね、レコードは。
ジャケットもスゴイ迫力だよ。
コレも会場限定販売の国内盤をやりますからね。

12lp2さて、いよいよD_Driveの世界デビューだ!

970s_2Marshall Arenaでお会いしましょう!
 
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Website

980<つづく>

200_3 

 (一部敬称略 2019年3月30日 大阪十三GABUにて撮影)

2019年5月20日 (月)

NK. Feelgood<後編>~エルフリーデ & D_Drive


今回のNK.Feelgoodも早くも後半だよ。

10v_23番手に登場したのはエルフリーデ!

20_2みくる

30v_2山吹りょう

40v_2星野李奈

50vゆーやん

60vエルフリーデもMarshall Blog初登場!

70エルフリーデは2017年8月結成。
みるみるうちに人気と注目を集めキングレコードよりメジャー・デビュー。

80そして本年4月、ファースト・フルアルバムをリリースした。

S41a0608コレがそのアルバム「real-lze」。
おお!一瞬アルチンボルドを思わせるジャケットがいいな~。

4_realize モデルとしても大活躍のギターのりょうちゃんはMarshall。
JCM800 2203がお気に入りなのだそうだ。
いいね~、うれしいね~!

90サウンドはもうはじけんばかりのジャパニーズ・ガール・ロック!

110_2盛り上がっちゃって、盛り上がってもう大変よ!

120ゆーやんちゃんはNATAL…って今日は使いまわしているので当たり前なんだけど、彼女のルックスからは想像できないダイナミックなドラミングにNATALがピッタリなのよ!

130v_2今日のNATALはCafe Racerシリーズ。
Cafe Racerの素材はチューリップウッド。可愛いパステルのフィニッシュは「シー・フォーム・グリーン(Sea Foam Green)」といいま~す。

140_2キャッチーな部分はとことんキャッチー。
でも、ハードな部分はバッチリとハードなんだな。

150v可憐なルックスからは想像できない骨太のサウンドがジャンジャカ飛び出して来て気持ちいいの。

160_2今日は、歌謡ロックのVelatria、古き良き日本のロックのWHY SO NERVOUS、そして日本独特の文化のガールバンドが登場する「ジャパニーズ・ロック」のいい部分の見本市みたいじゃんね~。
ちなみにMarshallの故郷、イギリスにはガール・バンドがもちろんいるにはいるけど、日本のように盛んではない。
そんな話をMarshallの社長と話していたんだけど、彼が「ゴーバン、ゴーバン」って言うワケよ。
「GO-BANG'S」っていうガールバンドがいるでしょ?
「社長GO-BANG'Sのことなんてよく知ってるな~。まさか、この後『I need you!』なんて言うんじゃないだろうな~」と期待していたのだが、社長が言っていた「ゴーバン」というのは「Girl band」のことだった。
20年近く付き合っている社長のイギリス英語がまだわからない私なのでした。
そんなイギリス英語に憧れています!
 
何しろ会場を盛り上げまくったエルフリーデの4人なのでした~!

170v_2

180_2

190v

200v_2エルフリーデの詳しい情報はコチラ⇒エルフリーデofficial Website

210_2さて、今回の『NK. Feelgood』もトリの出番となる。
チョット~、いよいよ迫って来たよ~、6月1日のMarshall Live!
アタシャ、D_Driveのパフォーマンスは何ら心配していないんだけど、イギリスはまだメッチャ寒いらしい。
昨日もイギリス人同士のメールで「Have a good chilly Sunday!」なんてやってた。
Marshallの事務の女性もD_Driveが来る頃にはいくらかはマシじゃないかしら…なんて脅しやがる!
でも、天気予報を見るとロンドンの最高気温が18℃、最低が12℃になってる。
それなら大したことないじゃん?
ところが、数日前の現地の通行人の様子を見ると、ニット帽にマフラーにダウンコートだからね。
もちろん8月でも朝晩は暖房を入れるような土地柄で、6月だって寒いのはわかっているけど、今年はかなり寒いみたい。
Marshall Liveまであと10日!
やっぱり緊張して来た!WHY SO NERVOUS?

215sMarshall Liveの前日に発売となるD_Driveの世界デビュー・アルバム『Maximum Impact』。
前評判が想像以上に高く、イギリス、フランス、スロヴァキアからインタビューの依頼が寄せられている。
大変なの翻訳が!
も~やることが多すぎちゃって自分があと2人ぐらい欲しい。でもそうなると間違いなくケンカになるから自分ひとりで頑張ろう!
Marshall Liveの会場でバカスカ売れたらうれしいな~。
大丈夫でしょう!
シッカリと頼んだぞ、D_Drive!

216cd今日のオープニングは「The Last Revenge」。
最近では珍しいんじゃない?…コレをアタマに持って来るのは。

220Seiji

230vSeijiさんのMarshall。
これまで一体何回この写真を撮ったことか…。

0r4a0252Yuki

240vYukiちゃんのMarshall。
よく目に焼き付けておこう!

100vToshi

250vToshiくんのEDEN(イードゥン)。

0r4a0250Chiiko

260vChiikoちゃんの今日のNATAL。
さっきからズット同じだけど。

0r4a0241

続いて「Attraction 4D」。
そう来たか…。

270_2すき焼きの次に焼肉…ということね?

280vそれともカツカレー(厚切りロース、ライス大盛り)の後に大海老天丼(三尾、ごはん大盛り)みたいなものか…。
もう食えないな~。
この人はきっとヘッチャラだよ。

310と、とにかく濃いナンバーを並べて徹底的に密度の高いパフォーマンスをブチかましてくれた。
あ~、曲を知っていると文章を書くのがラクなこと!

330_2「ありがとうございます!D_Driveです。
私たちD_DriveはイギリスのMarshall Recordsと契約して世界デビューすることになりました!」
E~~~!ドコドン。
「6月1日、MArshall aRENAでライブをやってきます。是非チケットをチェックしてみてください!」
A~~~!ドコドン。
「今日、ココに来る途中で卒業証書を持った女の子を見かけました。それでは、春にしか演らない限定曲を演奏します」

346v_mc 曲は「どこかで春が」。
そう、この時期にしか演らないので、思い出すのがホネらしい。 370v_2「よくそんなに曲を覚えていますね~」と感心されることが多いらしい。私もそう思う。
このバンドは「コード進行を覚えておけばいい」なんてのとはワケが違うからね。
D_Driveの曲って実はアドリブ・パートが少ないんだよね。協奏曲のソリストのように細かいフレーズをいつでもチャンと頭の中に刻み込んでおかなければ演奏できない。
Seijiさんに言わせると、「イエイエ、曲を作っている時から何度も同じフレーズ弾くので知らない間に覚えちゃうんですよ」
何かをコピーする時って、何度も繰り返し聴いて弾くのでどんなに複雑なフレーズでもガッチリ覚えてしまうものだ。それと同じこと。
ところが、今度はそれを頭の中にキープしておくのが至難のワザだ。
いつかヴァイオリニストのエネスコの話を書いたことがあったが、音楽もやっぱり記憶力が勝負なんだよね~。
もちろん、この人たちはチョットやれば冬でも「どこかに春」を呼ぶことができる。

360続けてYukiちゃん作の新曲「Begin Again」。

S41a0845この曲は大きく分けて2つのテーマ・メロディで成り立っていて、その対比がオモシロイ。400vまだ音源になってはいないけど、セカンド・アルバムの『Medium Impact』には間違いなく収録されるだろう。
アルバム名は冗談ですよ~!

410v_2「コレから夏に向かっていくこの季節にピッタリの曲をお届けします!」

420_3 「D_Driveの夏」といえばコレ…「Gradation」!
夏の海にSeijiさんが作曲のインスピレーションを受けて冬に完成したという問題作!

430_gdギターを持ち替えて今日もさわやかに~!

440_2ガラリと変わって「GEKIRIN ー逆鱗ー」。

440v_gkリズム隊はひたすらヘヴィに!

450v_2どこまでもヘヴィに!

460_2…なんてやってたら本編終わっちゃったよ!
6曲のコンパクトなステージ。
もっと聴きたい人は6月1日、Marshall Arenaにおいで!

470vアンコールは「Screw Driver」だった。

490ジェットコースターのようなこの曲、やっぱり人気抜群!
コレをイギリスでやったら大英帝国の民衆はみんな飛んでくれるかな?

500今後のこの4人の活躍に期待~!

510v

520

540v

530D_Driveの世界デビュー・アルバムは5月31日発売(直輸入盤)。

550cdそれに先行して「Attraction 4D」がシングルカットされてSpotifyとかで配信しているのでどうぞよろしく。
応援してチョーダイ!

2a4 尚、CD、LP共にD_Drive特製国内盤がライブ会場限定で販売される。
写真と私が書かせて頂いた7,300字を超えるライナー・ノーツが載ったブックレットが付いてくるよ~!
その国内盤は、6月16日に新横浜で開催される10周年記念コンサートから販売開始となる予定。
こっちもよろしくね!

560<おわり>

 

200_2 
(一部敬称略 2019年3月15日 西川口Heartsにて撮影 ※原畠さん、ご協力ありがとうございました)

NK. Feelgood<前編>~Velatria & WHY SO NERVOUS

 
「ハーツ・カレー」と並ぶ西川口Heartsの名物「NK. Feelgood」。
マーブロ的に取材のし甲斐のあるブッキングじゃないですか~、ええ?

10vまずステージに上がったのはVelatoria。
Marshall Blog初登場!

20Halu

30vKABAYA

40vKABAちゃんはMarshall。

50今日はDSL100と1960AXを使っているけど、ORIGINも使ってくれているんだぜ。

55vそれだけじゃないよ。
ペダル・ボードにはGuv'norII(GV2)が入ってる!

60颯(はやて)

70v颯くんはEDEN。

80vWTDIも愛用してくれている。

12wtdi ルキ

90v今日は皆さんNATALのCafe Racerを使ってもらっています。

1001曲目はファースト・シングルの『Dorothy』から「蝶」。

110「蝶」!
そうなの…タイトルからしてメッチャ和風。
実はKABAちゃんと颯くんのことは以前からよく知っていて、この曲が入っている会場限定発売のシングル盤も聴いてはいたんだけど、こうして生でVelatriaのサウンドを耳にすると和風が際立つね。
和風と言うのは歌謡曲歌風ってことね。

120vそしたらアータ、この人たち、自分で「歌謡ハードロック・バンド」を標榜しているじゃないの。
それゆえ随所にシャープなギター・プレイが飛び出してくる。

130v2曲目は「ダリアの涙」。
コレの曲いいね。
サビの歌メロとバッキングのコンビネーションがメッチャかっこいい。
そしてHaluちゃんの声がとても魅力的だ。140平均年齢20歳だっていうからね。
歌謡曲がない世代に生まれて育って来た人たちだよ。

150今演奏した2曲は普通流通版ファースト・シングル『Before the Moon』に収録されている。
コレね。
この日は演奏しなかったけど「xxLove」なんてブギまで収録されている。
こんな若い人たちが珍しい…オジちゃん、うれしいよ。

136cdCDのクレジットをチェックしてみると…Haluちゃんの作曲なのか~。
大したもんだな~。

S41a0043続いてはCDに収録されていない「Down」という曲。

160切れ味鋭いドラムスが猛烈にバンドを律動させる。
NATAL、今日もやっぱりいいナァ~。
バスドラムのヌケ具合が尋常じゃない。

180そしてKABAちゃんのソロ。

170v続いては「Dorothy」。
「ドロシー」といえば『オズの魔法使い』。
かかとを3回鳴らしてトトと一緒に「黄色いレンガの道(Yellow Brick Road)」を歩いてカンザスに帰ってね…ということとは一切関係ないVelatriaのキラーチューン。

190会場限定盤にも、『Before the Moon』にも収録されている自信作。

200v中間部の転調を交えたキメから続くギター・ソロ。
こんなパートなんかは、今歌謡ハードロックの中にいることを忘れさせられちゃう。

210続いてシングルには収録されていない「拝啓」。220vそして「女郎花」という曲が続いた。
「女郎花(おみなえし)」の由来って知ってる?
諸説あるようだが、細長い茎に黄色く小さい愛らしい花を咲かす姿がナイーヴで女性のようだから…らしい。
だから花言葉は「美人、親切、優しさ、はかない恋」。
それじゃどうして「女郎」なんて言葉が名前についているの?と思う人もいるかも知れない。
Marshall Blogをよくご覧頂いている方ならご存知だと思うけど、昔は「女郎」という言葉は蔑称ではなかったのです。

S41a0027 出番を締めくくったのは『Before the Moon』から「Deceive Moon」。
チョット、コレは…もう完全に歌謡曲。
それも60年代後半~70年代前半ぐらいの雰囲気?
演奏は違うよ、ハードロック。
でも完全に歌謡曲。
メロディがいかに力を持っているかを思い知る。
もうココまでズップリやっちゃうVelatoriaには今後の活躍を期待するしかない!
そのためにはジャンジャン昔のいい曲を聴いて勉強してください。
大変かもしれないけど、オールディーズと呼ばれている60年代のアメリカン・ポップスまでさかのぼって流行した歌謡曲やGSをガ~っと聴いてみるとすごくいいと思う。
今の音楽を聴く必要なんでナニもない。
皆さんの未来は間違いなく過去にあります。
その前に…とにかく続けてね。
230

240

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260Velatoriaの詳しい情報はコチラ⇒Velatoria official site

270続いてはWHY SO NERVOUS。
イヤ~、そうなんだよ。
アタシャすごい「緊張しい」でしてね~。
何か重大なことを目の前にするとものすごくドキドキしちゃう。
イベントでの司会だとか挨拶なんてのは苦手なんだけど、やりたいんだナァ~。
…というより、他に人には任せておけない…という始末の悪さ。
すいませんネェ。性分だから直りません。
でもね、アラン・ホールズワースがそうだったっていうんだよね。
超人的なギターをあんなに自信たっぷりに演奏しているように見えるのに、本番前には「こんな仕事に就かなければヨカッタ」といつも後悔していたらしい。
名前は挙げないけど、私の周りにもダマってはいるけど「緊張しい」さんが結構いらっしゃる。
いつもすごく優しいのに、本番前になると急に愛想が悪くなる。で、本番が終わるとまたいつもの優しい人に戻る。
はじめのウチは気が付かなかったんだけど、緊張されていることがわかって、そういうミュージシャンには本番前に近づかないように気を遣うようになった。
イヤ、皆さんプロ中のプロが多いので、緊張なんてしないと思っていたのよ。

280WHY SO NERVOUSもMarshall Blog初登場…ああ、緊張する。
メンバーは、ベース/ボーカルズで寺沢リョータ。

290v赤間岬

300v岬くんもMarshall。
Marshallと335の組み合わせの人がホントに多くなったね。
まさかアルヴィン・リーや昔のリッチー・ブラックモアの影響じゃあるまい。
世間一般的には生ちゃんの影響が大きいと聞いた。

305v藤岡久瑠実

310v村田彼方

320v1曲目は「Escape to the sun」。

330イヤ、こっちも超和風でビックリ!
…といっても、歌謡曲風の和風ではなくて、'はっぴいえんど'の系譜っていうのかな?
日本語をロックに乗せるとこうなります…とやっていた時代の雰囲気。
音を聴いた瞬間、私はトーベンさんや永井ルイさんがやっているFOLKROCKSを思い出してしまった。
この場をお借りして中野督夫さんの一日も早いご回復をお祈り申し上げております。

3402曲目は「Automatic Arcade」。

350v続けて3曲目は「Day After Tomorrow Never Knows」。
スゲえタイトルだな。
でもワンコードではない。
でも「Tomorrow Never Knows」って強引にワンコードにしちゃってると思うんだけどいかがでしょう。
ところで、我々は「明後日」のことを「the day after tomorrow」とか「一昨日」のことを「the day before yesterday」と学校で教わるけど、実際に外人がコレを使っているのを聞いたことがほほとんどないような気がするナァ。
どういう風に表現するかというと、未来のことはひたすら曜日。近い過去のことは「~days ago」って言っていると思う。
一昨日の場合は「the day before yesterday」とは言わず「two days ago」ってやっちゃう…知らんけど。

360vシャドウ、久しぶり!
Tornado Grenade時代、「Rise up to the Win」という曲のレコーディングの時、NATALで演ってくれたんだよね。
その時からの友達。
PVも獲った。
夜中でな~。
あの翌日、個人的なことをだけど、腰を抜かすほどの驚くべきことを知ったんだよ。長くなるから書かないけど…だからあの時の撮影のことをすごくよく覚えているの。

370v「ありがとうございます!はじめまして。
このステージに立つのは2年半ぶりぐらいです。
こんなにたくさんのお客さんに来て頂いてありがとうございます!他のバンドとは雰囲気が違うな~と思うかもしれませんがゼヒ楽しんで行ってください。
次はオリジナルとコピーを演ります…去年結成したバンドなので曲数が少ないんです。
ドラムスがそのオリジナル曲を歌ってくれます。
この季節寒暖差が激しいので気をつけてね!…という曲です」

355v曲は「Sick Again」。
リョータくんが「オリジナル」と紹介した通り、Zeppelinとは同名異曲。

380キーボーズ・ソロ!
久瑠実ちゃんとはFate GearやRieちゃんのセッション・バン等で幾度となくご一緒させて頂いているが、チック・コリアみたいにカッコいいフレーズをお弾きになる。
でも、今日はリョータくんの音楽に合わせてホンワカ系のプレイを披露。

390v続いてのコピー曲は「Helter Skelter」。

430v「U2バージョン」って聞いたんだけど、U2ってこんなん演ってるの?
チャールズ・マンソンって死んだんだってね。
「死刑」が執行されたのかと思ったら、カリフォルニア州は死刑が廃止されて、マンソンは「終身刑」に原形されていた。
一昨年、病死したそうだ。
マンソンはロマン・ポランスキーの妻で女優のシャロン・テート殺しでよく知られているけど、コレは人違いの殺人事件だったんだってね…知らなかった。
チョット前に歌手で女優のドリス・デイが亡くなったでしょ?
ドリス・デイの息子さんはブライアン・ウィルソンらブルース・ジョンストンらと60年代のウエストコースト・サウンドをクリエイトした有名なミュージシャン/プロデューサーのテリー・メルチャー。
で、テリー・メルチャーはポランスキー夫妻の家の以前の住人で、ミュージシャンを目指していたマンソンが自分をデビューさせなかったことでテリーを逆恨みして、テリーがまだ住んでいると思っていたその家に押し入りシャロンをメッタ刺しにした(実行犯はマンソンではない)。
「Helter Skelter」はマンソンがこの曲に触発されて付けた自分のカルト教団の名前。
マンソンはマンソンで売春婦だった母親から育児放棄され、生まれて数か月は戸籍も名前もなかったらしい。そんな幼少期だったゆえ、犯罪を重ね、人生の大半は刑務所で過ごした。
シャロン・テートってとてもキレイな女優さんでね、夫のポランスキーは監督/主演した『吸血鬼』という映画はとても面白かった。
事件の時、映画好きの父は「モッタイない、モッタイない」と嘆いていたのを何となく覚えている。

440さっきリョータくんがMCで紹介したように次の「Gray world」を歌ったのは彼方くん。
要するにシャドウ熱唱!

450v「最後まで見てくれてありがとう!
ライブが決まりそうで決まらないんです…。
それでは最後の曲を聴いてください」…と「Pour Spice on me」を演奏。
Spice好きだナァ。

460アメリカ人が聴くGreatful Deadってこういう感じに聴こえるのかな?…なんかそんなことを思ってしまった。
「日本のロック」をとてもいい感じで演奏する4人。
とにかく続けてね!

410v

480v

490v

500vWHY SO NERVOUSの詳しい情報はコチラ⇒公式Twitter

0r4a0119<後編>につづく 

  

200_2 
(一部敬称略 2019年3月15日 西川口Heartsにて撮影)

2019年5月18日 (土)

薔薇色☆摩天楼サアカス<後編>~銀幕一楼とTIMECAFE

 
『薔薇色☆摩天楼サアカス』を締めくくったのはイベントのプレゼンター、銀幕一楼とTIMECAFE。

10v_2会場の雰囲気がガラリと変わった。
今日の出演者は猛烈に三者三様だ。
それぞれが別々の世界を展開し、とてもひとつのイベントではない感じ!

20_3銀幕一楼

30v寒河江宏樹

40v_2山下大輔

50v松永健太

60v瀬間詢子

70v_2オープニングは「はじまりはトワイライト」。

80もちろん寒河江くんは今日もMarshall。
ん~、いい音出すわ~。

90「今日は最後の最後まで楽しんでいってください!」と次の曲につなげる。

95_gs2曲目は2012年のセカンド・アルバムから「月食」。

100v_gsココで早くも抜刀!

110銀幕さん、鏡を見て練習されるんでしょうな。
表情もポーズもあまりにもカッキリとキマってる!

120アナタに届け!「ネオンサイン」!

140v_nsん?この曲は既発のCDに収録されていないのね?

150_2アタマ3曲で汗ダクダクの大熱演!
上着を付けてこれだけ動いて動けば大汗も已む無し。
この銀幕さんの激演がタマらないのだ。

160_2寒河江くんのギター・ソロ。
いい音なんだよな~。実にうまくMarshallを使っとる!
そして決して弾きすぎたりはしないツボを得たフレーズが曲の密度を濃くする。

165随所で絶妙なフレーズを切り出してくる松永さん。

240_2ホラホラホラホラ!
アンプヘッドはEDENなんだぜ!Traveler400という今はないモデル。
松永さんとEDENのお付き合いは長いのだ!

4_img_8476「サンキュー!脱いでいいかしら…」
さすがの暑さに上着をハズす。
「皆さん、ご機嫌うるわしゅう。舞ってますね…花粉。
チョット風邪気味なものですから薬がよく効くの。するとノドが乾きますよね~。
イヤ、1ステージぐらい水なんか飲まなくてもゼンゼン平気!
ドンドン行きましょう!」

170v_mc続いては「無口な夜」という曲。

180_myココでも寒河江くんのギター・ソロに観客の注目が集まった。

190v_2しかし、瀬間ちゃんのドラミングはカッコいい。
うん、ナント言うの? スケールが大きいと言うか、とにかく醸し出すグルーヴ感が実に気持ちよいのだ。
手数もツーバス連打も関係ない、ドラムスという楽器の役割とカッコよさをさりげなく教えてくれているようだ。
そして、フフフ…NATALの鳴りの良さが瀬間ちゃんのスタイルにバッチリとマッチしているの。

200次の「池袋デエト」はその瀬間ちゃんのドラムスから。

220v_idメローでウォームなロッカ・バラード。
銀幕さんの甘い歌声にみんなウットリ。

230v山下さんのキーボーズが池袋のデートを雰囲気タップリに演出するよ。

280vステージの雰囲気はガラリと変わり「わからずや」が爆発する。
このイントロの激しいフリに客席は大興奮!
コレ、CDに合わせて見よう見まねで家でやってみたけどゼンゼンできませんでした!
銀幕さんスゴイ。

250_wkMarshall Blogの記事用に写真を撮るでしょ?
やっぱりシンガーとギタリストの写真の枚数がどうしても多めになっちゃうのね。
結果的に「照明が当っている時間が長い」というのがその一番の理由。
だから照明が当たりにくいドラマーさんの写真が少なくなってしまうのが普通なの。スモークがキツい時なんかは全く撮れないんだから!そこにLEDライトが当たってごらん?アレはノーマン・シーフでもセシル・ビートンでもキレイに撮るのは物理的にムリ。
でも銀幕一座の場合、照明は関係なくして銀幕さんの写真がダントツに多くなっちゃうんだよね。
モノスゴイ求心力で照明が当たっていようがいまいが、つい銀幕さんに向けてシャッターを切りたくなっちゃう。
「あ、こういうのはさっき何枚も撮ったわ」とわかっていても、つい撮っちゃうし、撮りたくなっちゃう。
やっぱりキメのポーズをイッパイ持っていて、見せるタイミングが圧倒的に上手なんだろうね。

260_2この曲のソロの中間部もいいね。
とても印象的で効果バツグン!

270vキラー・チューンのひとつだけあってバンド・メンバーの気迫もひとしお!

250v

290_2

300_2大きな歓声に包まれてキメのポーズ!
そしてまたシャッターを切っちゃう。

310本編を締めくくったのは「臨時ニュース」。
お別れは名残惜しいけど、楽しいクロージング・チューン!

330この曲のギター・ソロはスキルフルでアグレッシブだ!

S41a0968 全7曲。コンパクトながら大変密度の濃いパフォーマンスで観客を魅了した!

340_2銀幕一楼とTIMECAFEの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

350vアンコールは全員集合。
ステージ下手にはザ・キャプテンズ…アレ、何かひとりおかしい!
明兄さん~、ヤルんじゃないかと思ったよ~。

360_2上手には犬神さん。

370_2みんなで傘をさして共演するのは「わるくない」。

380_2自身は雨がキライでも、雨が自分を好いているという雨男の歌。

385楽しい曲だな~。
「連続乾燥注意報を止めたのはアナタ」…この「わるくない」はダブル・ミーニングになっているんでしょ?
①雨を降らせたのは私じゃない…だから私は「悪くない」
②感想注意報を止めたアナタが愛、自由、希望をくれた…だから「まんざら雨も悪くない」
違うかしら?

390みんな楽しそうでしょ?

400しかし、衣装ホントにほとんど同じですな~。

410情次兄さん、傘の代わりに抜刀!

415盛り上がって~、盛り上がって~…

430最後はみんなで…

450_2ドスコイ!

460「アナタにステキな夜を!」
とても楽しいイベントでした~!

470_3<おわり> 

 

200 
(一部敬称略 2019年3月17日 西川口Heartsにて撮影)

2019年5月17日 (金)

薔薇色☆摩天楼サアカス<中編>~犬神サアカス團

 
変わっての出番は犬神サアカス團。
お揃いの法被を着てステージ前を陣取る「犬っ子」のみなさん。
壮観である!

350_2ステージに登場した4人。
まずはルーティンからスタート。

360円陣を組んで…エイエイ…

370オー!
って、コレさっきやらなかったっけ?
気のせいか?デジャヴか?

380今日のオープニングは最近作『東京2060』のリード・チューン、「ロックンロールを唄いきれ」。

390_rru犬神凶子

400v犬神情次2号

410v情次兄さんは愛用のJCM800 2203と1960Aを使用。

420v犬神ジン

440vジン兄さんはEDEN。
お気に入りのTerra Nova TN501。

450犬神明

460v明兄さんはNATAL…って、今日は使いまわしているから当たり前なんだけど、明兄さんはいつもNATAL。
コレはCafe Racerというシリーズです。

470「すべてのガールに捧げます…」と、「ロク唄」でスカっと演った後は「命みぢかし恋せよ人類」。
黒澤明の「生きる」で有名な「♪命みぢかし恋せよ乙女」ってやるヤツは「ゴンドラの唄」といいますからね。
曲名は「命みぢかし」でも「恋せよ乙女」でもありませんから。

480_im犬神スタンダードの1曲。
加速度的に盛り上がる!

490ジョニーちゃんのギターも絶好調!

500v「こんばんは。犬神サアカス團です。
今日は銀幕さんに声をかけて頂いて、友達だから和気あいあいとしています。
ザ・キャプテンズさんは同じ赤い衣装だから入れ替わってもわからないでしょうね!」

510_mc続いては2006年の『待ちわびた日~形而上のエロス外伝』から「小悪魔エレジー」。

520v_keコレは珍しいんじゃないの?
ひと公演で大抵知らない曲がいくつか出て来る。
私の勉強不足もあるけど、この大海ようなレパートリーには本当に恐れ入る。

590vコレも…2004年のマキシ・シングル、「都合のいい女」。

540_tyoFrank Zappaの1984年の『Them or Us』というLP2枚組のアルバムに「Be in my Video」という曲があるのね。

Tou 歌い出しが「♪バンバンバ ビンボー、バンバンバ ビンボー」って演るの。
この「ビンボー」って「貧乏」という意味ではなくて、「bimbo」という英単語が本当にあるのよ。
歌詞カードには出ていないんだけど、この曲の「ビンボー」が「bimbo」を指しているのかわからないんだけど、意味は「美人だけど頭が空っぽの女」とかいう意味があって、要するに「バカ」とか「うすのろ」とかいうお行儀の悪い言葉。
で、「都合のいい女」というのを英語で表現する時、この「bimbo」という言葉がどうもふさわしいらしい。
「A bimbo girl」ということね…コレ、こんなようなのテレビでやってない?あったとしても、それとは関係ありません。

550次は病気の歌。
私は治したけどね…「アメリカ病」。
Marshallの仕事をするようになってからというもの、代わりに「イギリス病」に罹ったわ。
決して不景気なワケではありません。
文化が好きなだけ。

570_vaアメリカを盲信する人たちを嘲るように演奏する4人が痛快だ。

580vしかし、ホントにアメリカのおかげで世界がスッカリおかしくなっちゃったね~。

530日本は大丈夫なのかね~(おっと、政治的的なことを書くのはガマン、ガマン)。

540この4人にナントカしてもらいたわ~…ロックンロールで!

560ココで告知タイム。
「今年は25周年なのでライブがイッパイあるの。あと残り3曲です!」
「エ~!」
「その思いを込めてあたい達と歌おうじゃないか!」
昔は自分のことを「あたい」って呼ぶ女の子いたよね。
元々花柳界の言葉らしい。

600v_mcコール「ロックンロール」&レスポンス「ロックンロール」と練習しておいて…

610_arr痛快にクイの入りがキマ決まった「暗黒礼賛ロックンロール」!

620コレももうスッカリ犬神スタンダードだね!

620v続けて「自殺の唄」。

630_iu「死ね、死ね、死んじまえ!」
コレ、物騒だけどいい曲なんだよな。
「ダイナマイト」や「ガソリン」はヤメましょうね。

640出番を締めくくったのはもう写真を見れば一目瞭然…「最後のアイドル」。

650_sa「I・N・U・G・A・M・I」!
実は私はまだコレが言えません。

660今日もMarshallサウンドで魅惑のギターを聴かせてくれたジョニーちゃん!

670EDENのヘヴィ・サウンドを轟かせて暴れまくったジン兄。

680vNATALはやっぱり音がいい!使うドラマーさんの腕がいいから…。
ペロリンチョとスティックを頂いて終わり。

710v犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

700さて、犬神サアカス團の25周年を記念して6月5日に最新のベスト・アルバムがリリースされるよ。
その名も『GOLD』…アレ?普通25周年は「SILVER」なんですけどね。
エエイ!その倍も価値があるってことで。
リリースに合わせたレコ発ツアーも6月15日からスタートするよ。

Na ミュージック・ビデオも公開!
NATALドォォォンがうれしいね。イギリスへ送っておかなきゃ!
これからも頑張って「暗黒」してください!

<後編>につづく
 
※今日はイベントなので「私のディープ浅草」はお休みします。
 

200 
(一部敬称略 2019年3月17日 西川口Heartsにて撮影)

2019年5月11日 (土)

美食 de ROCK!~MASHAとMAKABEとMVPとMarshall

 

いきなり汚いモノをお見せしますが…下の写真は事務所のレコード棚。
ま、大した枚数ではない。以前はこの倍ぐらいあったんだけど、転勤族をやっている時に、あまりにも引っ越しの時に大変だから2,000枚以上売ってCDに買い替えた。別に後悔はしてませんよ~だ。
だってCDは小さいし、ノイズはないし、手入れはラクだし…便利じゃないか。CDが出て来た時に人類がどれだけ感動してありがたがったかをオレは決して忘れないゼ。
で、処分して枚数は減っても、思い出はちっとも減っていない。
奥がロックで手前がジャズ。
この中には、45年以上前にお小遣いを貯めて買ったアルバムや、有楽町のハンターに毎週出かけて少しでも安く買い求めたアルバムがゴロゴロしている。
配信だ、ストリーミングだ…って今の子は気の毒だ。
私たち世代はこうして思い出を物質として保存しておくことが出来るんだからスゴイ。
ま、こうして13、14歳の頃から音楽に夢中になったワケで、やっぱりいつかはレコードを制作する仕事に携わってみたいと思って来たものですよ。
それが期せずしてこの年でD_Driveと通じてMarshall Recordsの仕事を始めたでしょ?
いいわ…もう。メッチャ大変なんだもん。
忙しくて「10連休」も「平成最後」も「令和初」もゼンゼン関係なかったわ!
そりゃ仕事自体はオモシロイけど、やることが多すぎて、ここのところ身体がいくつあっても足りない感じだった。
アーティストひとり面倒をみるのがこれほど大変だとは思わなかったよ。
でも、私なんかがまだ好きなバンドを扱っているんだから全然マシで、これがアータ、「何でもいいから売れるモノを作れ!」なんて会社でゴリゴリやられた日にゃタマらんぜよ!
音楽なんて絶対にキライになるな。
やっぱり好きなコトやモノを仕事にするのはかなりリスキーだ。
こうして好きなモノを通して思い出を眺めておくのが一番幸せだ。
ああ、それと大変なのはITよ、IT。
一緒に仕事をしているのはイギリス人でしょ?
連中、ITだかSNS(イギリスでは「Social media」といいます)だかの活用度合いが凄まじく進んでいて、メールで指示が来ると、その英語は問題なくわかるんだけど、出て来るIT単語の意味がわからずに四苦八苦しちゃうのよ。
「ハァ、なんスかそれ?」の連続。
もちろんこっちがジジイということもあるよ。ツライ渡世だぜ。
…とマァ、そんな具合なもんだからMarshall Blogの更新もとんとご無沙汰してしまったのです。
それが、ようやく少し落ち着いての投稿だ!

10場所は池袋の要町。

20「TOKYO美食伝説 PapiPopi」というレストラン。

30ココで食事をしながらMASHAと真壁雄太の演奏を楽しもうという企画…名付けて『美食 de ROCK』。

40sお邪魔したのは3月に開催した3日間のウチの初日。
毎日変わるメニュー。
コレがその初日の美食。

50冒頭はこのレストラン、PapiPopiのオーナーシェフ、橋本徹さんのご挨拶。60v橋本さんはかつてはZERO Corporationの主宰者で、MVPレーベルのもと、1999年に事業解散するまで8年の間、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルのアルバムを制作し続けた。
今年はその解散から数えてちょうど20年目となることよりこの企画が実行された。

70s橋本さんとは数年前に、まだウリがMarshallを使っていた頃、中野サンプラザの楽屋でご一緒させて頂いた。
あの時は令文さん、中間さん、ルークさん、ノンちゃんなんかがいらしていて、客席はMarshall祭りになっていたっけ。
アレから何年経ったのかな?…と思って調べると、2008年11月の来日時のことだった。
エ~~~、11年も経ったのかよッ!
それなのに橋本さんはお店に入って来た私の顔をご覧になるなり「お久しぶり!」とご挨拶してくださった。

0r4a0095 そして、この後のライブ・コーナーに出演するHIKOを交えてのトーク。
チョット、橋本さんの後を見て!
JVMのフルスタックが置いてあるレストランなんて普通ないぜ!

80トークの間、厨房で待機するMarshallボーイズ。

90トークは橋本さんとMVPレーベルの歴史。
冒頭に書いたように私なんかチョコチョコっとアルバムの制作を手伝わせてもらっているだけなのにヘロヘロになっているというのに…橋本さんは8年間に100を超すアーティストによる300枚を超えるアルバムを制作した。
しかし、ZEROコーポレーションが「公文」の完全子会社だったとは知らなんだ。
そして、プロデューサーから転身して現在はこのレストランで「食うもん」をお作りになられている。
何とも派手なキャリアをお持ちなのだ。

100お待ちかねのライブ・コーナーがスタート。110メンバーは…
最近Silexの再スタートを発表したMASHA。

120v真壁雄太130そして、YUKO。
リズム隊はなし。

140vMASHAくんはJCM2000 DSL40Cを使用。

150v雄太くんは見えていないけど、真後ろに置いたMGを鳴らしていた。

160vオープニング・ナンバーはMichel Schenker Groupの「Into the Arena」。

170HIKOさんが加わってTalismanの「I'll Be Waiting」。

200ナント、ギター・チームはアコギに持ち替え!
 
スウェーデンのバンドなのね?
「talisman(タリスマン)」は魔除け、とかお守りという意味。「amulet(アミュレット)」なんてのもお守り。「♪She had a snake for a pet and an amulet」なんてザッパの歌で知った…ぐらいしか書くことがなくてスミマセン。

2102人がアコギを人前に弾くのを初めて見た。
予想以上にソフトな雰囲気にチョットびっくり。
続けてGlenn Hughesの「From Now On」。

220「え~、この曲はですね…」
1曲終わるごとに橋本さんがお出ましになられて解説をして、曲に関する思い出を語ってくれる。
その気持ち、わかりますよ~!

340MASHAくんがエレクトリックに戻って「Star Right」。
コレはUli Jon Roth。

230_sl「次はキャッチーな曲を演ります」とプレイしたのはDa Vinciの「Looking For Love」。
コレはノルウェイ?

240_lfl確かにキャッチーな曲だね。

250黙々とアコギでバッキングに徹する雄太くん。

260vまたアコギのセットに戻って「Virtual Reality」。tenというイギリスのバンド…え、知らないのは私だけ?
こりゃまった失礼致しました~。
どんな曲を演ったか…ということをレポートしていますんで、そこんとこ4649。
ちなみにこの日の料金は3,969円…「Thank you rock」だった。

270_vrコレは知ってんだよ。
Riotの「Worriar」。280_w去年、LOUDNESSのイベントで来日して写真を撮らせて頂いた。
その時の様子がコレ⇒METAL WEEKEND 第3弾~RIOT
やっぱりこの曲でメッチャ盛り上がっていた。
300vそして、今日もやっぱり盛り上がる!290v

320v

310最後はMASHAくんが敬愛するZenoの「Meet Me At The Rainbow」で幕を降ろした。

330次回の『美食 デRock』は6月の6日から4日間!
 
詳しい情報はコチラ⇒PapiPopi公式ウェブサイト

350s 

200_2 
(一部敬称略 2019年3月14日 池袋要町TOKYO美食伝説 PapiPopiにて撮影)

2019年4月25日 (木)

The Road from Honky Tokyo vol.2~Luther Smoke Dokeyes登場!

 
今日はまたクイズから。
「信天翁」と書いてナンと読む?
 
答えは「アホウドリ」。
天に信(まか)せて、同じ場所で魚が来るのを一日中ジッ~待っている翁(おきな=ご老人)のような白い鳥という意味なのだそうだ。
イヤ、鳥のことはどうでもいい。
「ネコの町」で知られる谷中に「信天翁」という古本屋があった。結構マニアックな品揃えが気に入っていたんだけど2か月前に閉店しちゃった。
店主は比較的若い方だったけど、もう古本屋を廃業してしまうのだそうだ。
一方、高円寺で40年続いた中古レコード屋が今月で閉店するという投稿をfacebookにしたところ存外にたくさんの反応を皆さまから頂戴した。
こういうのはホントにイヤだね。
すごく寂しくなる。
私のような古い人間には、本もレコードもITに蹂躙され続けているようにしか見えない。
やぱり音楽は記録媒体が回って再現するものだし、本は紙で味わうものだと私は確信している。
「本」と言うものは、手に紙の重みを感じ、インクのニオイを味わい(古本の場合はカビのニオイ)、目で追い終わったページを繰るモノとキマっているのである。
日本はイギリスと並ぶ世界に冠たる文学王国だ。
それがナニが悲しくてディスプレイの本なんぞを読む必要があるのだ。
「電子書籍化を望む」なんていうことが信じられないワケ。
ITは便利なモノだし、使い方によってはとても合理的なモノでもあるけど、ITの進出によって失うモノも少ないくないことを意識してやって欲しいと思うんだよね。
金儲けばっかりじゃダメなのよ。
そして、それらは一旦失うと二度と取り戻せないモノであることが多いということも意識して然るべきだと思う。
で、その信天翁が閉店する間際にやっていた処分セールで手に入れたのが下のアイテム。
「黒門町」の10枚組CD&ブック・ボックスセット。
いつも書いているように、志ん生はジャズ・ギターで言えばウェス・モンゴメリー、黒門町の師匠、桂文楽はパット・マルティーノ。「黒門町」は今の上野広小路とか御徒町のあたりね。
ジャズの方はナンダカンダでウェスに軍配が上がり、落語も八代目文楽より五代目志ん生を聴く機会の方がはるかに多い。
ところが黒門町の噺を無性に聴きたくなる時も少なくない。
そこで圧倒的に良心的な値段が付いていたので何の迷いもなくこのセットを買い込んだ。
ちなみに「黒門」というのは徳川家の菩提寺である寛永寺の入り口にあった門のことで、今の上野恩賜公園(春は阿鼻叫喚のヨッパライ地獄になるエリアね)の入り口辺りにあった。
上野戦争で薩長軍にボッコボコにされたが、オリジナルが南千住の方に移設されて残っている。
鉄砲の弾の穴だらけよ。
今度また『私のディープ浅草』で紹介するので覚悟しておいてチョーダイ。
10さて、ココまではイントロのイントロ。
落語を引き合いに出したくて、強引にアホウドリまで引っ張り出した。
実にゴージャスな構成でなかろうか?
ナゼならこの記事がMarshall Blogの12年目の最初記事だからであ~る。
さて、落語。
別の記事でも書いたが、落語が今また元気なのだそうだ。
若手の噺家が出現し、それを観に若者が積極的に寄席に足を運んでいるらしい。
そして、そこで出演していたベテランの噺家にも興味が広がっているとか…。
つまり、「落語」という古典芸能がキチンと若い世代に伝承されているのだ。
ナゼ、ロックにコレができない!?
熊さんや八っつあんや横丁の凸凹やアンニャモンニャの舞台は100年も前なんだぞ!
なのに今のロックはクリエイテビティという面においては、たった50年前のロックの足元にも及ばないじゃないか!
ロックのベテランの世代と若い世代の交流は演る側にも楽しむ側にも大きなメリットがあると思うのだが…この2つの世代の間にできた無意味な溝が埋まる気配は一向になさそうだ。
今日はそんな時代を背景に現れた、若きロックの伝道者のライブ・レポート。

D_aeh3 そのバンドの名前はLuther Smoke Dokeyes(ルーサー・スモーク・ドゥーキーズ)。
頭文字を並べて「LSD」。
今日のレポートはLSDのホーム、神田淡路町のTHE SHOJIMARUから。
「淡路町」については以前やったね…アレも調べていてすごくおもしろかったっけ。
興味のある人はコチラをどうぞ。

20vところで、どうやってLSDとお近づきになったのかと言うと、以前からTHE SHOUJIMARUに出演しているamber lumberのおススメがあったのがひとつ。
そして、NATALアーティストの石川達也くんが渋谷でドラムのクリニックを開催した時にLSDのJohnnyくんが来て、達也くんが紹介してれたのがキッカケだった。

25vこの3人がLuther Smoke Dokeyes。
Jonny

30v伴航平

40v山口翔也

50v全員が平成8年(1996年)生まれの23歳。
そんな3人が集まってサザン・ロックやカントリー・テイストの音楽をコピーではなく自分たちのオリジナル曲で追及しているのである。

501曲目は「Far East Cowboy」。
「デモCD」という形で、手売りだけで流通させた曲。

60続けて「Win, Lose or Draw」じゃなくて、「Win, Lose or Honky Tonk」。こんなタイトルを見せられちゃうと桃が食べたくなっちゃう?
サウンドもごっきげん!
コレも「Far East Cowboy」と同時に発表された。
実はこの日に初めてLSDのサウンドを耳にしたのだが、それまでに会ったJohnnyくんとステージの上のJohnnyくんがゼンゼン別人でビックリ仰天!
私が知っていた、腰が低くてとても静かなJohnnyくんがアメリカ南部からやって来た若いミュージシャンになっていたからだ!
声がいいのよ。

80_wlh23歳の若者が、こんな曲を作って、そしてサラっと演奏しちゃうだなんて、ここ35年ぐらいの間に誰が一体期待し、想像していただろうか?

100v勝っても負けても、私にとっての「Honky Tonk」はカントリーでもなければ、ストーンズでもなけれし、キース・エマーソンでもない…絶対的に的にコレなんですけどね。

110cdカントリー調に「One More Scotch, One More Bourbon, One More Beer」。
このタイトル、イギリス、フランス、ドイツってところか?
スコッチはスコットランド、バーボンはフランスの「ブルボン王朝」が語源、そしてドイツで飲むバイツェン・ビヤはすこぶるウマい。
「One More Scotch, One More Bourbon, One More Beer」と来て、最後は「One for the road」と締めくくろう!
しかし、3人とも演奏している姿が実に楽しそうなんだな~。
このご時世にJ-POPに目もくれないこんな若者がよく3人も揃ったもんだよ。

125テンガロン・ハットをかぶったJohnnyくん。
「ありがとうございます!」
大きな歓声。
「XXちゃ~ん!」と呼び声がかかる。
「チョット!オレ、このバンドでは『Johnny』って呼ばれてるんだから!本名で呼ばないでよ!」
しゃべるといつものJohnnyくんになる。
「新曲を演りたいと思います」

130テンガロン・ハットとMarshall…いいね。
実際にその2つを結び付けているのは白いカール・コードだけ。
Marshallにレスポールを直つなぎしているのだ。

150v曲は「The Sunset」。

140_ss落ち着いてユッタリとした雰囲気の曲がまたよく似合う。
160_otb短いMCを挟んで「On the Border」。

D_0r4a0103 まるであったかいスープを飲んでいるかのようなウォーム・サウンド。

155しかし、ギター・ソロは「ウォーム」というより「ホット」なのだ!
135vどうでもいい話なんだけど、ベースの航平くんが、私が大学を出て就職した会社の同期のヤツにウリふたつで驚いたんよ。
しかも、ソイツに会ったのは22歳の時だから年恰好もドンズバ!
体育会系枠で入社した彼は、サウナ風呂に1時間以上入っていてもヘッチャラだった。
また、みんなで戸隠に行った時は、折悪く視界が1mもないほどの猛吹雪でリフトが止まっていた。しかし彼は「せっかく来たんだから」と、スキー板を担いで自力ではるか彼方のゲレンデのテッペンまで歩いて上がり、それを3回ほど繰り返した。宿に帰って来た時、眉毛もまつ毛も完全に凍っていたが、ニコニコとまるで意に介さないようすだった。
そんな彼も大盛の豚骨ラーメンの「コッテリ・スープ」を最後の一滴まで飲み干した時はゲロを吐いたらしい。
失敬、失敬!
あまりにも似ているのでついこんなことを思い出してしまったのよ。
 
もちろん航平くんはそんな私の同期とは関係なく、芯を喰ったベースらしいベースサウンドを聞かせてくれる。

170コーラスもバッチリ!

120_oms6曲目は「Keep On Hankin'」。
「Keep on Hangin'(ガンバっていけ!)」のシャレですな?
しかし、ハンク・ウィリアムスは聴かないよ~!
レオン・ラッセルの『Hank』は持っているけど、果たしてどんな曲が入っていたのかまったく記憶にない。

180_koh歌詞もオモシロイね。
「基本HANK忘れるべからずです」…スイマセン。
ハンク・ウィリアムスに「♪ナッシュビルまでは遠いの?」みたいな曲でもあるのだろうか?
知らないよ、そんなこと…私には訊かないで!

190vコレはね「やったね!」って言ってあげたい。イヤ、実際に電話でJohnnyくんに言ったんだけどね。
7曲目に演奏した「Drinkin' Whiskey With Dad」という曲。

200_dwwdチョットLynard Skynardの「Don't Ask me Questions」を思わせるイントロに続く歌詞がスゴい。
「♪時は平成 場所はお江戸 台東区南側」…こんな歌詞見たことない。
…と思ったらちゃんと「Sweet Home Alabama」が出て来るヨ。でも気分はナゼかフロリダ。
どうなってんだッ?
でもお父さんと飲んでいるのは台東区。いいね~。

240vサウンドは何の飾りもないエイト・ビートのストレート・チューン。コレでいい。
ナゼ、私がこの歌詞がスゴいと思うかと言うと、「台東区南側」という地名が入っているから。
「続東京ワッショイ」みたいな曲は別にして、日本のロックの歌詞って固有名詞が出て来ることが洋楽に比べて圧倒的に少ないんだよね。
特にサザン・ロックは地名がやたらと出て来るでしょ?
The Kinksだって「Denmark Street」とか「Waterloo Station」とかロンドンの地名がバンバン出て来る。
日本の音楽でコレに相当するのは民謡か浪曲か演歌ぐらいだよね。
人名もそう。
ポールなんてすごくウマいよね。
「Vera, Chuck and Dave」とか「Sister Susie, Brother John, Martin Luther(←偶然!), Phil and Don」なんて名前だけ並べて歌詞にしちゃう。
コレを日本がやるとどうしても「お富さん」とか「サチコ」とか「そんな夕子のほれました」とかになっちゃう。
もちろん「いとしのエリー」とか例外も多いけどね。

220v地名はムズカシイよね。特にサザン・ロックでよく見る旅をテーマにした「ロード・ソング」みたいなヤツ。
メンフィスとかアラバマとかメイコンとかスパータンバーグ(←ヘヘヘ、コレはサウス・キャロライナのThe Marshall Tucker Bandの地元)みたいな地名が出て来るからカッコいいワケで…。
これを日本風にやると…

諏訪湖を超えて来たぜ辰野まで
ココで飯田線にtransfer
飯田ラインのdestination
Just like 両国 Old房総、not 妄想
飯田ライン 駅間very close
やたらと止まってlonly heart
伊那北、沢渡、駒ケ根カツどん
ソース not エッグ、ベイベ~

ようやく座光寺、元善光寺

こっちがOriginal善光寺
短い回廊、もう帰ろう

みたいなことをサザン・ロックはやってるハズなんですよ。
「Rumblin' Man」にしたって、あんな状況日本じゃ考えられないもんね。
それをJohnnyくんが「台東区の南側」でやってくれたように感じるワケ。
 
とにかく、酒が飲めてお父さんと仲がいい人は、元気なウチに一緒にイッパイやっておくといい。
私も実家に帰るたびに付き合った。
それでも映画の話や昔の浅草の話をもっと聞いておけばヨカッタと大後悔している。
今の今でもMarshall Blogを書いていて「あ~!お父さんがいれば訊けたのにナァ!」ということがよくあるんだよ。

230v「今日は発表がありまして…ナント、4月3日に我々のファースト・ミニ・アルバムが全国流通することになりました!」

250v航平くんが手にしているのがそのミニ・アルバム。

260コレ…『The Jukebox is Playin'』。
レコーディングでは1959SLPが使用された…直結。
現場は大変だったらしい。そりゃそうだ。
このMCの前に演奏した3曲はこのアルバムからのチョイス。
ジャケットのWurlitzerのアイデアはJohnnyが敬愛するジョージ・ジョーンズの曲の歌い出しから思いついたそうだ。
ジョージ・ジョーンズって誰やねん?270cdそして、この日使用したMarshallの紹介もしてくれた。
このコンボは昨年のNAMMで発表したORIGINの50W 1x12"コンボのORIGIN50C。
さっきも書いた通り、コレにレスポールを直つなぎ。コレがホントの「オリジン」だってばよ!
それはそれは素晴らしいサウンドで、スッカリORIGINを見直してしまったよ。
やっぱり直はいいね。
「男らしい」とかよく言うけど、男も女も関係ない。
ギターとアンプの間に何にもないんだもん、音が良くなるにキマってるわ。トラブルも起きないしね。
カール・コードでハイが大人しくなったのもヨカッタのかも。
再興に太く、ヌケつサウンドだった。
値段もお手ごろだし…恐るべし、ORIGIN!

280「オレ、いつもより汗をかいてる…」とジャケットを脱ぐと、その下にはこんなTシャツ。

90私のHonky Tonkはコレ。
もういいか。
110cdカウベルを叩くJohnnyくんと航平くん。
♪ガツツガツツガツツツガツガツ…

290リズムはセカンド・ライン。
でも雰囲気は今にも「♪Spotcheck Billy got down on his hands & knees」と始まっちゃいそう!
メッチャごきげん!

300曲は『The Jukebox is Playin'』収録の「Ramblin' Rider」。

310歌詞に「Dr. John」と「Littele Feat」が出てくる。
アタシャ、サンプラザで観ましたからね、ローウェル・ジョージ。
歌詞には「ガルシア」なんて人名も出て来る。
サム・ペキンパーかと思ったらDeadの方。
Greatful Deadはとうとう日本に来なかった。Steve Miller BandとVan Morrisonももう来ないだろうね。
「♪70's年代にひとっとび」か…。
世の中で「クラシック」として扱っているロックとか「古き良きわが青春のロック」って80年代が主流なんだよね。
そういうのに接するたびに自分の古さに愕然とする。70年代ロックで育った私は原始人で言えばミンガスもビックリの直立猿人ぐらいだよな~。
60年代中盤から75年ぐらいまでが私にとっての「ロック」。今でもそれ以降のロックをプライベートで聴く機会はない。
でもLSDのサウンドは何の抵抗もなく私の脳ミソに入り込んでくる。
そんなチームなのだ。

320vジョニーくん、コレね、電話で話した『Sailin' Shoes』。
ロンドンはウォレス・コレクションという博物館に飾ってあるジャン・オノレ・フラグナールというフランスの画家の「ブランコ(The Swing)」という作品。

330こんな風にしちゃうネオン・パークがいい加減スゴイわ。
ちなみにウォレス・コレクションの隣はEMIの元本社ビル。ビートルズの赤盤と青盤のジャケ写を撮ったところね。

12ssあの2枚のジャケット写真はアンガス・マクビーンというフォトグラファーが撮影したんだけど、その時の様子が、こんなビートルズにまつわるロンドンの名所を紹介している本に簡単に書いてあって、読むと実にオモシロイ。
この手の本をかき集めては、ロンドンに行く度にシラミ潰しに現場を訪れているのだ。
ロンドンは狭いからこんなことができる。
サザン・ロックの名所めぐりなんてそう簡単にはできないよ。

D_ba2 LSDのステージも大詰め。
残すは2曲。
まずはミニ・アルバム収録の「Jukebox Blues」。
こんな曲!…今の若い人を10,000人集めて逆さにしても絶対に出て来ないぞ!

340_jbb「♪大音量のGeorge Jones」…だからジョージ・ジョーンズって一体誰なのサ…と思ってYouTubeを見て納得。
ドカントリー。
ジョージ・ジョーンズなんて日本で言うと「山田太郎」みたいな名前だけど、カントリーの大御所なのだ。
道理で知らないワケだ。
私、ジャズやロックだけでなく、現代音楽も民族音楽も大好きなんだけど、人生でカントリーだけはまったく聴いてこなかったのです。
多分なんですが…コレからも一生カントリー聴かないまま人生を終わらせると思う。
もうチョット言うと、サザン・ロックもあんまり得意ではなくて、中学から高校にかけて、本当に有名どころをツラっと聴いただけなんです。
そんな私に「大丈夫ですか?」と心配してくれるJohnnyくんなのだが、とにかくLSDは私をゴキゲンにしてくれる…なんて書くとアブナイか?
サザンロックで好きなのはThe Marshall Tucker BandとBlack Oak Arkansas。
Toy Coldwellなんていいよね。Marshallじゃないけど…Marshall Tuckerのクセに。「This ol' Cowboy」なんて死ぬほど聴いたわ。
ちなみにLuther Smoke Dokeyesというバンド名に意味はないのだそうだ。
でも、サザロックのバンド名は「3ワーズ」という印象がJohnnyくんにはあって、それに合致している。
冠詞は無視して…今上げたBlack Oak Arkansas、Marshall Tucker Band。なるほど。
Allman Brothers Band、Charlie Daniels Band…人名+Bandというだけの感じもするが…。

350v本編を締めくくったのはアルバムのオープナーの「Last Train To Memphis」。
先日、事務所に長い付き合いのベテラン・ギタリストが来てくれて『The Jukebox is Playin'』を聴かせてみた。
イントロの2拍目ぐらいで彼はこう言った「お、サザンロックじゃん!」
LSD恐るべし!

360_lttm

370サザンロックにボトルネックは欠かせない。
もちろんJohnnyくんはボトルネックもバッチリ!
これがレスポールと直につないだORIGINと組み合わさって信じられない位いい音なんだよ!

380奇を衒うことなくJohnnyくんの作品を通じて「いい音楽を作ろう!」という気概が伝わって来るリズム隊も素晴らしい。

390vとにかくナニがあっても続けて欲しい。まずはそこから。

400vココで今日の記事の冒頭に戻る。
とにかく、オジさんたちだけでなくバンドのメンバーと同世代の若者にLSDが出演するライブハウスに来てもらって、観て、聴いて、感じて欲しいと思うのだ。

410アンコールはLSDの前に出演した日暮士歳朗さんがLSDに加わって1曲演奏した。

450曲は「Shake Hands Blues」。

4602人のギター・バトル!

480vココも見応え十分だった!

490vまたのLSDのステージを楽しみにしている。
それまでにジョージ・ジョーンズを勉強しておかなきゃ!…ヤ~ダよ。
 
Luther Smoke Dokeyesの詳しい情報はコチラ⇒facebook

500もうやらなきゃならないことがイッパイありすぎて、毎日更新が困難になっちゃったけど、12年目に入ったMarshall Blog…毎日チェックしてね。
LSDともどもこれからもよろしくお願いします。
 
あ、このアルバム、最後にブルーグラス調の「Luther's Breakdown」という曲が入っているんだけど、「Foggy Mountain Breakdown」みたいにどうしてこういう曲は「Breakdown」なのかね?

510cd<オマケ>
その有名な「Foggy Moutain Breakdown」を作曲したのがブルー・グラス・バンジョーの大御所、アール・スクラッグス。
「カントリーは聴かない」と言っても何枚かは私も持っていてね(友達からもらったんだけど)。
で、スクラッグスのバンド、The Earl Scruggs Revueのこの1975年のアルバム『Anniversary Special Volume One』にまだブレイクする前のビリー・ジョエルの名前を発見して驚いたのは34年ぐらい前の話。
当時、ビリー・ジョエルは飛ぶ鳥を落とす勢いだったからね。「こんな仕事をしてたのか…」と感心した。
もうひとつは、ナゼかアルヴィン・リーが参加している。
オイちょっと待てよ!
アルバート・リーの間違いじゃないのか?カントリーだぞ!
アルヴィン・リーなの。
チャンとカントリーっぽく弾いていてなかなかにカッコいい。ビリー・ジョエルのピアノもテクニカルで最高。
なんだ、いいじゃん、カントリー。

でも、カントリーのギターの人ってホントすごいよね…超絶。
あの世界もイングヴェイ派よろしく、ブレント・メイスンとかジョニー・ハイランドとか後継者がシッカリしている感じがする。
一度、ロンドンのギターの展示会でスゴいプレイを見ちゃってさ。
誰かと思ったらジェリー・ドナヒューだったの。
あまりのオリジナリティと技術に圧倒されて結構腰が抜けたな。

Esr
 

200 

(一部敬称略 2019年3月9日 神田THE SHOJIMARUにて撮影)

2019年4月22日 (月)

大山まき Presents Howling Night


時々「~をするために生まれて来たような人」っているじゃない?
職人、芸人、スポーツ選手、医師、教師、公務員、サラリーマン、無職…「無職」は仕事じゃないか。職業に貴賤はないワケで、自分の仕事を愛し、とにかく夢中になって働くことができるのはとても幸せなことだ。
「~をするために生まれて来たような人」なんて呼ばれるシチュエーションに収まるのはとりわけ幸せなことではなかろうか?
今日の記事の主役、「大山まき」はまさにそんな人だと思う。
すなわち「ロックを歌うために生まれて来た人」だ。
Marshall Blogへは2017年5月以来、2回目のご登場。
あれからもう2年か~。
ドラムのPONさんに誘われてチッタ川崎で初めて観た時は感動したね~。
イギリス人なら間違いなく「Blimey!(ブライミー!=アッと驚くタメ五郎!)」と言うところだった。
それ以降、まきちゃんの歌声を聴くチャンスをズッと窺っていたのだが、なかなかそのチャンスがなかった。
しかし、ついにチャンス到来!
明後日の24日にリリースされるニュー・アルバム『MONSTER』のレコ発ライブにお邪魔してきたのだ。
10v開催は3月2日。
ずいぶん前からレコ発をやっていたんだね~。
少しでも早くみんなに聴かせたくなるような満足のいく出来、ということだったのだろう。
実際、その通りなのだ!

20vコレがそのニュー・アルバム『MONSTER』。
まきちゃんのロックの魅力がタップリ詰め込まれた8曲入りのフル・アルバムだ。

40cdこの日、昼の部はまきちゃんが長い間取り組んでいる「アコメタル」のワンマン。
そしてこれからレポートする夜の部は、Rie a.k.a. Suzakuとのダブル・ヘッドライナーという企画。
昼間の熱演の疲れなどおくびにも出さずステージに登場した夜のまきちゃん。

50大山まき

0r4a0846 斉田和典60v志太郎

70v佐野優

80そして、山口PON昌人!

90v今日もNATALを従えての登板。
110遠慮なくにパワフルに演って頂きました。

1001曲目は『MOSTER』のクローザー「Pair Letter」。

120_plコレコレコレコレコレコレ~!
ノッケから「まきちゃん節」が大炸裂。
2年前、この歌いっぷりにヤラれたのだ!

130vギター・チーム2人の華麗なソロ!

140v

150vそして灼熱のビートを送り込む強靭なリズム隊!

D_s41a0832

160v昼間の「アコメタル」から連続でご覧になっている方も多かったハズ。
しかし、そんな客席に「疲労感」はまったくなし。
まきちゃんのパワーに真っ向からブツかり合う高テンションで臨んだ!

1702曲目も『MONSTER』から「Karma」。

180_kmこれまた胸のすくドライビング・チューン。

190v草食系ロックに喝を入れているかのようなまきちゃんの絶唱があまりにも素晴らしい!

200vさらに『MONSTER』から「Survivor」。

210_svそうそう!やっぱりまきちゃんはヨソとは違う…こういうヘヴィなシャッフルなんて今、他では聴けないよ。

210vこの手の真のロック・ボイスでなきゃたとえ演ったとしても聴いていられないけどね。

220「どうもありがとう!
みんな良い顔してる!ナゼなら…ってか?
私のレコ発なのだ~」
♪ドコドン、ジャ~~~ン(E)。
「最後まで楽しんでいってください!
さて、ロック好きのみんなはマジメでいい人にキマっています。
私のルーツの音楽を演ります」

230mcナニかと思ったら「Stormbringer」。

240_sbDeep Purpleの1974年のアルバム『Stormbringer』のタイトル・チューン。
250vこの辺りのDeep Purpleはリフ・ロックの最高地点だよね。
またこういうロックの時代に戻ってきてもらいたい…と思っている人は日本に相当いることでしょうな。
イギリスはこういうタイプのオリジナル曲を演る若いバンドが絶え間なく出て来るんだよね。
280まきちゃんがせっかく機会を作ってくれたのでチョットやっておくと、『Stormbringer』のジャケットはコレ。
「嵐の使者」だからして、竜巻の上をペガサスが降りて来てる絵。
コレは元々は1927年にルシール・ハンドバーグという女性がミネソタで撮った写真が元になっている。

Sb その写真がコレ。
なるほど。Lh そして、この写真を使ったジャケットがもうひとつ。
世紀の問題作、名作として名高いMiles Davisの『Bitches Brew』がソレ。
こっちはマティ・クラーワインという人の作品。
マティは以前、他の記事でも紹介したが、ジャズやロックのアルバム・ジャケットをたくさん手掛けたドイツの画家。
このアルバムが出てこないジャズの指南書はまずないというぐらいの名盤選の常連で、ジャズを聴き始めの頃にどうしても聴いてしまうんね。
でもこんなの聴いたらジャズなんか好きにはならんて。
ナニを演っているのかサッパリわからないし、Bennie Maupinのバス・クラリネットがやたらと薄気味悪いし…。
ところが、ガマンして何度も何度も聴いていると、ある時から「アララ!カッコいいじゃん!」ということになる。
要するに他にない音楽なので、最初のウチは耳や脳が音楽に着いていかないんだね。知らない音楽を聴くのはツライものだ。
そんな音楽をクリエイトしたMiles Davisはやっぱりエライ。

12bb_2そしてエライのはまきちゃん。
こういうトラディショナルなハードロックを勉強しているからこそ、こうしたシッカリしたロックが演れるワケだ。

260続いてもDeep Purpleで「Space Truckin'」。
フ~ン、こんなん好きなのか~。
30v以前、チッタで観た時のJanisの「Move Over」のイメージが強かったものだからチョット意外。
Deep Purpleのコピーバンドは今でもたくさんあるけれど、レパートリーは大抵MKIIIじゃない?演っている人にその理由を尋ねたことがあった。
そしたら、イアン・ギランを歌える人がいない…とか言ってた。
まきちゃん、出番です。
まきちゃんの歌で『Who Do WE Think We Are(紫の肖像)』の全曲実演…なんて聴いてみたいナァ。

D_s41a0639 ギター・バトル。
0r4a0761審判はまきちゃん。

0r4a0759 どっちが勝ったのかな~?
引き分け~!
ナゼなら2人ともMarshallだから。
Marshallプレイヤーはみんな同じファミリーのメンバーなのだ。

0r4a0763 コール&レスポンスも交えて大盛り上がり!

300「どうもありがとう!
私、この日に賭けていました。この3月2日を『レコ発』にしたくてレコーディングをガンバったんです!生で聴いてもらいたかったから!」
そして、メンバー紹介。
「PONさんはどうしても参加したい!と今日来てくれました。歌うドラムスを披露してくれます」
下手のギターの志太郎さんを除いて今日ステージに上がっているのは全員『MONSTER』のレコーディング・メンバーなのだ。
「生の演奏をみなさんにお聴かせしたかったんです!」

310_teココで1曲『MONSTER』から離れて「手の鳴るほうへ」。
女子ハンドボール・チーム「大阪ラヴィッツ」の公式タイアップ・ソング。

340v_sdd_2 そしてまた『MONSTER』から「Swingout」。

330タイトル通りの4ビート。
でも「Swingout」は「空振り」という意味ね。
4ビートはムズカシイね。

355続けて2013年のファースト・ミニ・アルバム『愛すべきけものたちへ』から「修羅場 de ダンス?」。

360_stf#9thが効いたソリッドなナンバー。
まきちゃんって声の質は言うに及ばず、その声をうまく使った歌い回しがやたらとカッコいいんだよね。
いわゆるロックの歌い方。
ポール・ロジャースとかスティーヴ・マリオットとかレイ・デイヴィスとか、もっと言うとポール・チャップマンとかディメトリオ・ストラトスとか…みんな自分だけの歌い方のスタイルってあるじゃない?
ああいうのを確立している。だから他のシンガーとはチト違う。

370vPONさん、絶好調!
後の方で暴れまくっております!

380「ココはお風呂ですか?暑いね~!すっぴんに近くなって来たよ」
とにかくスゴイ汗!

395vまさに激演の証。
その清々しい汗はコレぐらい気持ちよい!

396そして、最後のセクション。
「自分の中に生まれたモンスターをもっともっと大きく育てたい。ロックやライブハウスを喰らい尽くしたいんですよ!
いい景色を見せられると思うのでみんなも付いてきてください!
新しい曲を演ります。今日はありがとう!」

S41a0991『MONSTER』から2曲目の「Satisfaction」。

400_monコレはいかにも「まきちゃん」っぽいナンバーだね。
節々の締めくくり方がメッチャかっこいい。
普通の人はなかなかこうは歌えない。

365vうん、この曲、すごくいいわ~。

410そして、本編の最後はタイトル・チューンの「MONSTER」。
サビのメロディがとても印象的だ。

S41a0979まきちゃんだけでなく、バンドもモンスター級のパフォーマンスで本編を締めくくった。

420v

430v

440v

450vやっぱNATAL、音いい~。
この音抜けの良さはまきちゃんのパワフルな声には持って来いだ。

460しかし…今でも方々で引っ張りダコのまきちゃんだけど、コレ、もう少ししたらこのあたりの世界は「まきちゃんの声一色」になっちゃうんじゃないの?
イヤ、もうなってるか?
問答無用でカッコいいわ。
未体験の人は「ロックを歌うために生まれて来た人」のライブにゼヒお出かけください。
 
大山まきの詳しい情報はコチラ⇒Oyama Maki official website

465アンコールは「♪ロンリ、ロンリ」の「Rock'n'Roll」。

4706月26日、『Top Runner』でメジャー・デビューを果たすRie a.k.a. Suzakuが加わる。

480vRieちゃんの登場にお客さんも大喜び!

490最後もビシっとキメて…

500『MONSTER』発日記念ライブの幕を降ろした。
あ~、カッコよかった。
アタシャ、帰りの車の中でも興奮しっぱなしだったわ!

510v終演後のPONさん。
リクエストにより、FEEL SO BADのTシャツ姿のPONさんをパチリ。
ナントならば、前回PONさんがココCrescendoに出演した時は冬樹さんと一緒だったのだ。
それを思い出しての1枚。
 
その時のようすはコチラ⇒FSB presents "LIVE PENTAGON vol.01 ~TOKYO~" <後編>

520v大山まきニュー・アルバム『MONSTER』は4月24日リリース!

40cd

200

(一部敬称略 2019年3月2日 吉祥寺CRESCENDOにて撮影 ※Thank you very much for your cooperation on the backline and the desirable lighting, Maki and Crescendo!)

2019年4月17日 (水)

居酒屋でぃ~どらいぶ<2019年2月の巻:その2 Happy Birthday Seiji>

 

今日の『居酒屋でぃ~どらいぶ』の主役はSeijiさん。
タイトルにある通りD_Driveの親分のお誕生会ライブなのだ。

05vレポートの前に!
昨日のMarshall Blogは見てくれた?
D_Driveの世界デビュー・アルバム『MAXIMUM IMPACT』の情報が解禁となってチョットした「メイキング・オブ」を書いてみた。
ジャケットのデザインに関しては、日本だけでなく、やっぱり海外からの評判がすごくいいみたい。
まずはひと安心。
コレで5月3日に配信リリースされるシングル「Attraction 4D」を聴いて、完全に生まれ変わったD_Drive音源にビックリしてもらって、5月31日のアルバム・リリースにつなげて頂きたい。
その頃、D_Driveはイギリスに行って、世界でお披露目…ということになる。
すべてうまく行きますように!
皆さん、ご支援よろしくお願い申し上げます。

10cd_2_2で、昨日載せなかったんだけど、コレがCDの表面。
もちろん昨日紹介したBAD TOUCHのギタリスト、ダニエル・シーキングスの作品。
ヘヘヘ、わかる?
チャッカリ、Marshall BlogのURLを入れてもらっちゃった!
イヤイヤ、D_DriveとMarshall Blogは一心同体みたいなものだからして、当然の措置なのだ!
ということで、今日もD_Drive!

20cd今回の「居酒屋」は2月22日の分。
「2」ばっかりだね。
トランプの大富豪だったらバッチリの配カードだ。
『Catch22』の話はしたことがあるよね…そうだ、LOUDNESSの記事だ。
高崎さんのお誕生日が2月22日だったのでそんなことを書いたんだ。
GRANRODEOのe-ZUKAさんも2月22日生まれで、お母さんに「高崎晃と同じ誕生日に産んでください!」と頼んだとか…。
Seijiさんはドンズバの2月22日生まれではないけれど、誕生日が極めて近い。
しかし、スゴイな2月生まれは!
何しろ伊藤広規さんをはじめとした2月生まれのミュージシャンが集まった「THE FEB」っていうチームがあるぐらいだからね。
下はそのTHE FEBのライブ・アルバム。
私がライナー・ノーツと写真を担当させて頂いているのでどうぞよろしく。

Feb Seiji

30vYuki

40vToshi

50vChiiko

60vいつもの顔ぶれで始まったのは久しぶりの「Hyper Driving High」。

70_hdhしばらくの間この曲をオープニングに持って来ていた時期があったせいか、何となく「D_Driveのテーマ」という印象が私にはある。

80懐かしくもあり、久しぶりで新鮮でもあり…10年の歴史のなせる業か?

902曲目は「Cassis Orange」。

100v_co伝統のキラー・チューンで一気にブッ飛ばす!

S41a0116 3曲目はYukiちゃんの最近の作品「Begin Again」。

120v_ba印象的なメイン・テーマのメロディと2度出て来るそれを飲み込むような大サビの大仰なメロディの対比がドラマチック。
構成がオモシロイ。
もちろん「D名物」のギター・ソリ(ツイン・リード・ソロ)もすさまじい。
こういうのを副旋律も全部頭に叩き込まなきゃならないんだからな~。
D_Driveは大変だよ。
耳の肥えた世界の音楽ファンはきっとそれをわかってくれると信じている。
130「みなさん、こんばんは!
今日は何と言ってもリーダーSeijiさんの『バースデイライブ<関東編>』ですからね」
実は地元大阪で既に一度開催しているのでコレが2回目となる。
だから<関東編>というのをくっつけた。
でも、Seijiさんがお誕生日公演をやってもらったのは今回が初めてだったんだって。
「Seijiさんのイベントなので、後でお祝いしてもらおうと思っているんじゃないですか~?
ネェ、Seijiさん?」

140「いつもは運転があるのでお酒は飲めませんが、今日はイキますよ~!」
この手の形はコップで日本酒か?!

150ハイ、お楽しみは後にとっておいて「The Lat Revenge」行ってみよう!

160_lrそれこそ「居酒屋甲子園」のテーマ!
お楽しみを控えたSeijiさんの弾くリフにも力が入る!

180vそして、火の玉リズム隊(Fireball Rhythm Section)炸裂!190

170vガラっと変わってユッタリと「The Shape of Your Life」。

200_solYukiちゃんがお姉さんのことをイメージして作った曲。
そのダンサーであり、コレオグラファーであるお姉さんのYukariさんとD_Driveの共演も来年1月に決定した。
この公演のことをMarshallに報告したところ、Yukiちゃん姉妹の才能に驚嘆し、エラく喜んでいた。
ロックバンドでそんなことを演るのは珍しいからね。
当然この曲が取り上げられることだろう。
その共演作『チェリーを三つ、入れてください。』をMarshall Blogの記事にしているので未読の方は是非コチラをご覧あれ!
  ↓ ↓ ↓
Let's Face the Music and Dance!~ 『チェリーを三つ、入れてください。』

Nk0r4a0260 春に向けてのシーズンでしか演らない「どこかで春が」。
間が空くので毎回復習するのが大変だとか…今年はこの時が初めてだったそう。
コレをお披露目したのは2013年の『ライブ六弦心』というイベントだった。
6年前…その時のSeijiさんとYukiちゃんの様子をチョット見てみようか?

220_dh場所は東京キネマ倶楽部。

270 ギターのイベントだったので出演したのはSeijiさんとYukiちゃんだけ。

250vYukiちゃんはズッと青いバラだったんだな~。

260v そして今!
次の曲「Attraction 4D」は5月3日に先行シングル・リリースされるのでよろしくです。

230v_a4そして、「Attraction 4D」が収録されているのはフル・アルバム『MAXIMUM IMPACT』。
こちらは5月31日のリリース!

240cd_2そして「Unkind Rain」。
この曲は『MAXIMUM IMPACT』に収録された唯一のバラードとなる。

S41a0151

『居酒屋でぃ~どらいぶ』名物セッションコーナー!

260_rrSeijiさんパートでのご参加は「さいしょ(税所?しまった!綴りを確認させてもらっておけばヨカッタ)」さん。
Marshall Blogでは昨年10月に「Cassis Orange」でご参加された時のことをレポートしている。

270v今回は「Russian Roulette」をプレイ。
ディ・メオラみたいなレス・ポールでこの曲な華麗なリフをキメてくれた!

280_230分のフリータイムを挟んで、第2部の初めはToshiくんの奏でる「Happy Birthday」でスタート。
コレはずいぶん前に書いたことがあったんだけど、皆さん、このお誕生日のテーマソング、「♪Happy birthday to you」という歌詞以外で歌っているのを聴いたことがありますか?
このパートは世界共通で「♪Happy birthday to you」と歌うモノばかりと思っていたんだけど、ロンドンのホテル内のレストランで若い人がお誕生会をやっていてこの歌を歌ったのを聴いてビックリ仰天!
「♪ヨ~ムホレデ~ットサメアハ~」
ぐらいの歌詞だったのかな?
コレはヘブライ語なんだけど、ニジェールとかコンゴでは「♪ホンゲラ・クワ・スィク・ヤコ・ヤ・クザリワ」とか、モンゴルでは「♪トゥルスン・ウドゥリーン・バヤリン・メンド・フルギー」とかやっている可能性がある。
このモンゴルの歌詞は絶対に歌いにくいぞ!

310v_hbd本日の主役SeijiさんがVで弾くのは「Gradation」。

320v_gdまた余計なことなんだけど、D_Driveのレパートリーの中ではチョット毛色の変わったこの曲。
先日ライブで聴いていてハッと気が付いた。
イントロがThe Kinksの「I'll Remember」という曲によく似てるのだ。
「I'll remember everything you said to me」とRay Daviesがホンワカ歌うこの曲が実にいい曲なんだな。
そう、名曲っていうのはどこか何かに似ているモノなんですよ。
ナゼかというと、人間って全く聴いたことのないモノや見たことのないモノにいきなり迎合する能力に乏しいのね。
だから、どこか、何か自分が知っている点を見つけようとする習性があるらしい。
そして、それを見つけた時にスッポリとハマっちゃうんだな。
もっともイントロが「I'll Remember」に近いことを発見するはるか前に「Gradation」は名曲だと思っていたけど…。

12ftf

お次はChiikoちゃんのドラムから! 360v「GEKIRIN -逆鱗-」だ~!

340v今日もヘヴィに演ってくれました!

350vココでメンバーの皆さんがSeijiさんにナニをプレゼントしたかを披露。
実際にはすでに大阪でプレゼントしているので今日はアイテムの発表だけ。
Chiikoちゃんはホット・アイマスク。

370v_2ToshiくんはSeijiさんから「使いにくい」と評価されたコンピュータのマウス…などなど。

380vYukiちゃんがMarshall RCORDSやMarshall LIVEについて述べた後、この日の1ヶ月後の大阪での10周年記念コンサートで大きなサプライズが控えていることを発表。
ああ、もうそれも終わっちゃったんだ…詳しくは後日マーブロね。

400v

390v

-煽り-

11.Russian Roulette
12.Screw driver
13.Over REV

-en-
14.1,000,000 hp

そして居酒屋は最終セクションへ!
酒場の「最終セクション」なんてチト恐ろしいね。オエエエ~なんつってね。(失礼!)
もう私は深酒に耐えられる歳でもないし…もうチョット飲み過ぎると翌日が恐ろしくてしょうがない。

420_rr何となく久しぶり…あ、さっき'さいしょさん'が弾いてくれたけど…の「Russian Roulette」。
440vこの曲のスリリングな展開はいつ聴いても素晴らしい。
でも『MAXIMUM IMPACT』には入れなかったんだぜ!
もちろん悩んださ~。
でも、色々考えてのことなのさ。

430vそして「Screw Driver」。

450_sdこの曲は実にいいね。
ピョンピョン飛んでいる場合ではないぐらいいい。

460本編を締めくくったのは「Over Rev」。
コレ珍しい。

470v_or今日も大いに盛り上がりました!
ナントまぁ、にぎやかな居酒屋なことよ!

480vアンコール。
「どうもありがとうございます!
ボクは幸せです。とてもうれしいです!
皆さんの熱い応援があるからアンコールもできるのです。
でも、もっと熱くなって欲しいと思います。皆さんスタンダップ!
最後の曲は一体感が必要なんです!
皆さん踊りましょう!」

490皆さん、大好き「1,000,000 hp」をドップリ演ってくれた。
ゴメンね、この時ビデオを撮っていたので写真がないの。

Nk3hpでも、とにかくお客さんがステージと一体になって大騒ぎになっていたよ~!

500_hp今日もMarshallとEDENとNATALがD_Driveの音楽をお届けしました。

510v

520v

530v

540D_Driveの世界デビュー・アルバム『MAMIMUM IMPACT』の詳しい情報はコチラをご覧ください。
↓ ↓ ↓
D_Driveの世界デビュー・アルバム

550cdそして、D_Driveのイギリス公演は…
6月1日がMArshall ARENAでの『Marshall LIVE』。

560_22日がカムデン・タウンの『CAMDEN ROCKS FESTIVAL』。

570_cr_2そして、4日が同じくカムデン・タウンのDr. Martens Boot Room。

Dmbr 「ブライミー!イギリスで待ってまっせ~!」
Seijiさん、お誕生日おめでとう。

580 

200 
(一部敬称略 2019年2月22日 本八幡Route Fourteenにて撮影)

2019年4月11日 (木)

Sound Experience 29 <後編>~ Strange,Beautiful and Loud

 
さて、29回目の『Sound Experience』。
お?…と、ここまで書いて気がついた。
「29」は素数じゃんね。10番目の素数。
「2」と「5」を除く「素数」を逆数…つまり「1/素数」にして、小数で表すと全て循環小数になるんだって。
知ってた?
循環小数って学校で習ったでしょ?
1/3の0.33333みたいに、小数点以下の数字がある区切りで繰り返すヤツ。
素数である「29」も、もちろん例外ではなく、1/29を小数にすると0.034482758620689655172413793103448275862068965517241379310
344827586206896551724137931
...になるんだけど、色分けした数字の列がこの後も永遠に続くワケ。
このひとくくりの数字の列を「循環節」という。
で、この循環節を構成する数字の個数は、29の場合は28個。
29の前の素数の23は22個。
29の2つ後に出て来る素数の37は36個。
そう、つまり素数を逆数にして小数で表した時にできる循環節を構成する数字の個数は、常に当該の素数から1を引いた時の数と等しくなるっていうんだよ。
コレ例外もあって、例えば29の次の素数31の循環節の数字は15個なんだけど、31-1は30でしょ?
その15は30の約数。
同様に13の場合の循環節の数字の個数は6個。ね、13から1を引くと12…そして、6は12の約数。
つまり、「素数-1=循環節の数字の数」が成立しない素数は、その循環節を構成する数字の個数が必ず「素数-1=循環節の数字の数」の約数になるんだって!
メチャクチャおもしろくない?
でも、こうした単純な定理ほど証明するのが厄介らしい。
「フェルマーの定理」なんてのは有名だもんね。
数学はカラっきしダメだけど、こういうのはすごく好き。
だってこんなどうでもいいことに太古の昔から真剣に取り組んでいる人たちがいるワケで…ロマンを感じない?
数字という芸術に対するあまりにも深い愛情とでも言おうか?
この「数字」を「音楽」に置き換えた時に浮かび上がってくるのが三宅さんだ。
果てしなくつづく音楽の循環節。
もちろん三宅さんが取り組んでいるのは「どうでもいいこと」などではなく、今の音楽界に最も必要なモノだと思うのだ。
久しぶりの三軒茶屋!

10三宅庸介

20v今日もJVM210Hと1960BV。

30vね、このポコンと跳ね上がったストラップ・ハンドルが「三宅庸介使用中」の目印。
そういえば、他にもコレをやっている人がいたナァ。誰だったっけかナァ?

35_2河野充生

40v金光健司50v金光さんはPONさんと同じくNATAL Cafe Racerを使用。

6013か月ぶりのSBLの三軒茶屋…オープニング曲のキッカケを出したのは金光さんのスネアドラムだった。

70_if曲は「if」。

80SBLのキラー・チューンのひとつ。
納得のいくスタート!

90そうかな~、アレからそんなに経つかな~?
前回書いた通り、私は「28」にお邪魔できなかったので、SBLのこの景色を見るのは2017年の11月17日以来になる。
ベースは征史さんだった。
すると、私は15ヶ月ぶりになるのか…でもそんな感じもしないナァ。
三宅さんの強靭な音楽は時の流れをも超越してしまうのだ。

1002曲目に人気曲「murt'n akush」を持ってきた。
なんか三宅さんもホームへの帰還をとても楽しんでいるようだ。

110v_mk金光さんも絶対に同じ。

120vこの音色で繰り出されるあのフレーズ!
やはり現場の雰囲気も音楽の一部分だね。

130そのまま続けて「bloom」。

0r4a0352SBLのファースト・アルバム『Lotus and Visceral Songs』に収録されているこの曲のベースを弾いているのは河野さんだ。
勝手知ったるSBLミュージック、何の違和感もない。
ドラムスは金光さんだったので、アルバムの完全再現ということになった。

150v「皆さん、こんばんは~。メッチャ静か…」
久しぶりに接する三宅さんの熱演にお客さんが圧倒されていたのだ。
「ココでは13ヶ月ぶりぐらいですかね?一昨年の12月以来になります。
コチラでお世話になるようになってどれぐらい経つのかな?…2002年か、2003年、ベースの河野くんの紹介で出るようになったんです…だから17年ぐらいになるのかな?
歳も取るよね…ココで自分の音だったり、音楽を作ってきたような気がします。
そんな大事な場所なので死ぬ間際にはココが走馬灯のように回るんでしょうね」
と、復活に際しての感慨を吐露した。

160vそして…
「1年間、出入り禁止だったんですが、こうしてやっと出られるようになりました。
やっぱり音が大きいんですね。
だからまた出られなくなるかもしれない。
やっと戻って来ることができてカッコいいこと言うワケではないんですが、ココに出ることがボクの人生の一部になっているんですね。
チョットずつ音を小さくしていこうかな?
また出られることを祈っていてください」
そしてメンバーを紹介。
「チョット大きな音でお騒がせしますがしばしお付き合いください」

Nk0r4a0343 続けてファースト・アルバムから「Stratify」。
久しぶりだ!

170_stココの話とは別に…
なんだか最近は「爆音」がスミに追いやられている感じがして寂しいね。
あるいは、「爆音」という言葉がギャグになっているように思う。
昔は「爆音」なんて言葉もなかったしね。
ロックはもう姿も形も精神も本当に昔と変わってしまった感じだ。
そして、ベテランまでがその「爆音」を敬遠していることが大変心配なんだな。
演るロックのタイプにもよるんだけど、いくらPAが発達したとしてもやっぱり中音が小さいロックはおもしろくないよ。
外で聞いていて迫力が違うんだよね。

180だからノンちゃんや三宅さんのような、ロックの原形を知っているギタリストに何とか頑張ってもらいたい!
そもそもライブで三宅さんのこの曲をチマチマした音で聴いたって魅力半減でしょう。
Marshall通してこのフレーズが空気を震わすところを味わわなきゃウソだ。

190v_p金光さんはファースト・アルバムでこの曲もプレイしている。
でもベースは河野さんではなくて征史さんだった。

200_2そのまま「petal」へ。

265vいつか三宅さんが「愛奏曲」とMCで語っていたのが忘れられない。
そしてこの曲の独特なメロディは一度聴いたら忘れようにも忘れられない。

0r4a0427 ガツンと「devil」。

210_dv力強いスティックさばきで猛然と切り込んで来る金光さん。

220一心不乱に音に紡ぐ河野さんの達観した感のあるベース・ラインが魅力的だ!

240前回も書いたが、三宅さんが最も気持ちを解放して曲と同化したプレイができるという曲。
今日もバッチリ人間と曲が溶け合っていますな。

230v最後は「virtue」。
この曲もアルバムでは金光さんがドラムスをプレイしている。

260_vt三宅さんのレパートリーの中ではさっき演った「bloom」とともに一番古い部類に入る作品。

280vこの曲を三軒茶屋復活の締めくくりに持って来たのは三宅さんのこの曲への思い入れの大きさがなせる業か…。

290「スリーピースのロックバンドが激しいブルースの演奏の演り方でヴィヴァルディが如く美術的な旋律をプレイする」…というのがこの曲のコンセプトだと三宅さんは言う。

300vそんなオリジナリティあふれる音楽をこうしてキチンとしたロックの音量で聴くことこそ「美徳(virtue)」なのだ!

0r4a0425

320v

330v三宅さん、GRAPEFRUIT MOONでも復活おめでとうございます!
またココでこの姿が見れるようになってうれしいね。
そして次回、5月7日のSound Experience「30」!
お相手はYOUさんの「You-VAL メロン with 淳」。VALさん久しぶりだ!
Marshall Blogでライブ・レポートを掲載する際には、可能な限りさかのぼってその歴史を振り返ってみましょうか…お楽しみに!
 
Strange, Beautiful and Loudの詳しい情報はコチラ⇒facebook

140v_bl_2  

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 (一部敬称略 2019年2月18日 三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONにて撮影)

2019年4月10日 (水)

Sound Experience 29 <前編>~ Gotwee 3(Pon, Gan & Non)

 
久しぶりの『Sound Experience』のレポート。
前回「28」がココ三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONで開催されたのは2017年12月27日のこと。
私は先約があってお邪魔できなかった。
そして、29回目の開催。
約13ヶ月ぶりにStrange,Beautiful and LoudがGRAPEFRUIT MOONに帰って来たのだ。
今回のお相手は以前Marshall BlogでもレポートしたGotwee 3。

10v_2楽屋のようす…ゴ、ゴツイ!
でも、ロックの香りがプンプンだ。
話題はDeep Purpleを中心に据えたハード・ロックに尽きる。
開宴前も休憩中も終演後もロックか楽器の話。
今までズットそうしてきたし、これからもズットそうしていくに違いない連中。
 
まず、ステージに上がったのは…

20コチラ…あ、間違えた!

30小学校の頃、牛乳ビンのフタを集めなかった?
アレどうして「ポン」って言ったかね?
手の平を上に向けて、人差し指のツメで牛乳ビンのフタのハジッコを押し込んでヒックリ返して遊ぶヤツ。
アレには燃えたな~。
絶対に負けないフタなんてのがあってね。
当時テレビで『タイガーマスク』をやっていて、すぐにひっくり返されちゃうフタは「虎の穴行きだ!」なんて言って、靴の裏で踏んづけて、なるべくペッチャンコにしてヒックリ返されにくくしたもんですよ。
若い人は当然知らないでしょう?…50年も前の話だよ。
そもそも、今は牛乳ビンのフタも見なくなったもんね。
我々の世代はゲームなんかなくても楽しく遊ぶことができたんだよ。
関係ないけど、この「ヒックリ返る」という表現ね、社会人になって富山に赴任した時、会社の先輩が何かを指して「それテックリ返しといてくれ!」とおっしゃったのには驚いた。

Sg_ridさて、ここからが本番。
まずステージに上がったのはロック重機トリオ、Gotwee3。
ゴツイってことね。

40ロードローラー担当の山口PON昌人

50vブルドーザー担当の小笠原OGAN義弘

60vパワーショベル担当の島NON紀史

70vノンちゃんは今日も愛用のMarshall MAJOR 1967とJCM800時代の1960Bを持ち込んだ。

80vオープニングはDeep Purpleの「Wring That Neck」。

90_wtnこのイントロのギターの音一発でノンちゃんワールドが爆発する!
演奏前に「決め事はなし進めていきますので、そのスリルを皆様に楽しんで頂ければと思います」なんて言ってたけど、決め事があってもなくてもスリリングなのだ。

100v2曲目を歌うのはPONさん。
Van Halenの「Somebody Get me a Docter」。
コレはいいんだけど、最近ですね~、Marshallの連中と英語で接触する時、なるべく「get」を使わないようにしているんですよ。
何の映画だったかは忘れちゃったけど、お母さんが子供に向かって「getはなるべく使わないようにしなさい」というシーンがあった。
「お里が知れる」ということらしい。
それと「~がある」という時に「I got~」ってアメリカ人はよく言うでしょ?ガーシュインの「I Got Rhythm」みたいなヤツ。
アレ、イギリス人って必ず「I've got~」って言うんだよね。ウチの社長と話をしていてそれを発見した。
それからなるべく「I've」にしようとしているんだけど、なかなか直らん。
130vPONさんが叩いたNATALのCafe Racer。
「赤と黒」…まるでスタンダール?
「赤と黒」とか「パルムの僧院」とか高校の時に読んだけどサッパリおもしろくなかったな…ということだけ覚えている。

140ノンちゃん同様、歌だけでなくドラミングにも強烈な「PON節」をアッピールしてくれた。
「PON節」…なんか削って食べられそうだな。「

150オガンちゃんもノリノリ!280v「昨晩はひたちなか市まで行ってごっついライブをやって来ました。
『お前ら2人がしゃべり過ぎ!』って山口メンバーに怒られましたので、今日はしゃべらないことにキメました。
今日はタップリと山口メンバーにしゃべってもらおうと思います。
きっとオモシロくなりますよ!」
200「今日は平日なのにこんなに沢山おいで下さいましてありがとうございます!
ちゃんと音楽が届くように頑張ります!」
マジメ。

210今度はノンちゃんの歌で「Mandrake Root」。

160v_mrバツグンのロック・グルーヴを聴かせてくれるオガンちゃん。

170今日もEDEN。
Terra Nova TN501とD410XST。
オガンちゃんが弾くとものすごくふくよかに鳴るんだよね。

180vこの強靭なリズム隊のバックアップを受けて…

190ノンちゃんのソロにも力が入る!

0r4a0147「ボク、PONさんのドラム、好きなんですよ」とノンちゃん。
「こんなにヤカマシく、グルーヴィに叩く人っていないでしょ?
コレ、誉め言葉ですよ!
でもヤカマシイでしょ?
このあたりを皆さんに味わって頂きたい」

120「ハハハ!共に難聴になろうぜ!」
ココでPONさんから直志さんのことでひと言。
「この後に出るベースの河野くんとBLIND BIRDというバンドを長い間やってきて、ボーカルズの桐嶋直志が昨年の2月21日に心不全で他界しました。
アレから1年…今日は彼を偲んで演奏しています。
彼は楽しいことが好きな男でした。
今日は衣装も当時のままでこうして出ています。
残されたボクらは命を全うするまでその時間を大切にしていきたいと思っています」S41a0135 「悲しい思いをすることはたくさんあるけど、我々は楽器を弾くことでしか表現をすることができません。
心を込めて弾きますので聴いてください」…と「Parisienne Walkways」。

260v続いてもムーディにCozy Powellの「Sunset」。
しかし、Gary Mooreってのは人気あるね~。

290v最後はRitchie Blackmore's Rainbowのファースト・アルバムから「Still I'm Sad」。
この曲がいつも「You Fool No One」に聞こえてしまうのは私のバカ耳だけなのか?

230Garyもいいけど、やっぱノンちゃんといえばリッチーだわな~。

240v前にも書いた通り、このゴツイ曲がThe Yardbirdsとはね~。

250vしかもこの3人にかかるとますますゴツさが増すぜ!

270v_cpgmま、言っちゃ悪いんだけど、このチームは何と言うか、「気負い」みたいなモノが全くなくて、根っからのロックバカ(失敬!ホメ言葉ですから!)が集まって無責任に演奏している感じがしていいんだよナァ~。

300_sisやっぱりこういうシチュエーションは本当に演奏能力が高くないと観ている方はイヤになっちゃうからね。

310この3人は最高だ!

S41a0033_2 アララ、アッという間に終わっちゃったよ!

320<つづく>
 

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 (一部敬称略 2019年2月18日 三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONにて撮影)

 

2019年4月 9日 (火)

杉本篤彦~25枚目のアルバム『CLUB DAZZ』発売記念コンサート

 
今日は赤坂のジャズ・クラブ「B flat」から。
以前、Marshallの配達には来たことがあるんだけど、取材でお邪魔するのは今回がはじめて。
ところで、音を半音下げる「フラット」のことを「b」って表記するでしょう?アルファベットの「B」の小文字の「b」みたいな…。
反対に半音上げるのは「#」。
元に戻すのは「♮」。
コレって全部「B」の小文字の「b」が元になってるんだぜ。
ところで、「Bb」ってすごくいいキーだと思わない?
ロック・ギターからジャズ・ギターに転向してブルースを演る時、絶対に「F「より「Bb」の方が弾きやすい。
「A」のすぐお隣りだからロック感覚でフィンガーボードを捉えることができるんだもん。
Joe Passなんかはよく「G」で演るんだけど、アレはなんでかナァ?
もちろん「F」や「B」がダントツの標準キーで、次いで「C」、「Eb」、「Ab」ぐらいの頻度でキーが選ばれるのは管楽器のため。
「管楽器の連中を殺すには刃物は要らぬ、'A'か'E'があればいい」…と言ったのは私だが、管楽器の方々にロック・バンドのフォーマットに参加してもらい、こうしたキーでアドリブ・ソロを演ってもらうとオモシロイぐらい苦労する姿を見ることができる。
ロックで使うキーは管楽器奏者にとって鬼門なのだ。
その最高峰は#が6個つく「F#」だろう。「A」は3個、「E」は4個。
楽器の構造がそうさせるのか、比較的b系は6個必要とするGbの前のDbまでは結構持ちこたえるようだ。

10v今日の出演はおなじみの杉本篤彦。

20v開演時間通りにステージに上がった杉本さん。
相変わらずの名調子でひと言ご挨拶。
「お寒い中今日はありがとうございます。インフルが流行っていますけど、久しぶりにコンピューターのプログラミングでCDを作りました。それを今日初めてバンドで演奏します」
前作の『Tomorrow Land』はカルテット編成の一発撮りのスタジオ・ライブ録音だったからね。

30vこれがその新作の『CLUB DAZZ』。
通算25枚目の杉本さんのリーダー・アルバムだ。

40cdオープニングはアルバム同様に「Winter Sky」。
冬が嫌いな杉本さんが、冬を好きになろうとして作った曲。

50ギターと後で2曲ほど歌を披露する杉本篤彦。

60_ws進藤陽悟

70v平石カツミ

80v板垣正美

90v杉本さんは今日もMarshall。

100vMG100DFXだ!
コレがまた実にいい音!
かのウェス・モンゴメリーもトランジスタ・アンプを愛用していたんだよ。
もうずいぶん古い話になるが、思い返してみるに杉本さんとの出会いもこのMGシリーズを通してだった。
ご存知の通り、MGシリーズはエントリー・レベルのモデルだけど、そんなの関係ない!
このふくよかで澄んだ美しいサウンド。
杉本さんの独特のピッキングとマッチして素晴らしい音を聴かせてくれた。

110MGシリーズは「MG Gold」として昨年のNAMMでリニューアルが発表された。
100Wモデルはもうないけどね。
新しくこの世に出て来るギター・アンプの100W種は絶滅の危機に瀕しているんだよ。
フン、それでいいのかね、ロック・ギターは。
今日はたまたまジャズをやってるけど。Mgg杉本さんは40年ぐらい前の11月にお父様を飛行機事故で亡くしていて、その日は空は晴れていたのにとても寒かったのだそうだ。
その「寒空」に対するトラウマを払拭するためにこの曲を作ったとのこと。
杉本さんらしい温かいフュージョン・ギター・サウンド。
寒い寒い冬空の下から暖房のきいた我が家へ帰って来た感じ?
「冬も悪くないな…」とギターが言っているようだ、

120v
この曲と「冬」で思い出したのはこのアルバム。
Wes MontgomeryとJimmy Smithの『The Dynamic Duo』。
理由はこのアルバムに入っている「Baby, It's Cold Outside(外は寒いよ)」という愛らしい冬の曲が入っているからだ。
でも、このアルバムはナント言っても1曲目の「Down by the Riverside」のWesのソロですよね、杉本さん。
ノッケからカッコいいんだけど、2コーラス目のターンバックで小便チビります。
コレと『Fullhouse』の「Blue'n'Boogie」と『Half Note』の「No Blues」が私にとってのWesのブルースの3大名演。
お、そういえば、この「Down by the Riverside」もキーは「Eb」だ。
コレ、1987年に梅田の第二ビルの地下二階にあった中古レコード屋で買ったんだよな…こんなツマらんことだけはナゼか覚えている。

Dd 「昨年は友人のアイデアで全国の色々なところでディスコ・イベントをやりました。すごく勉強になりました。
ボクもジャズを取り入れてダンス・ミュージックを作ってみたいと思い、友人が『Dazz』という言葉を作ってくれました。
そして、途中でリズムが変わったりするオモシロイ曲ができました」

130アルバムの2番目に収録されているタイトル・チューン「Club Dazz」をプレイ。
杉本さんはいつか是方さんとモロにEarth, Wind & Fireの曲を演ってディスコっていたが、この曲はもっとソフィティケイトされているイメージ。
中間部のキメのメロディがカッコいい!

170v_npng進藤さんのキーボーズ・ソロも大きくフィーチュアされた。

150v「昔、高校から社会人までアメリカン・フットボールを8年ぐらいやっていましてね…去年色々とトラブルがありました」
杉本さんは日大から日産に進まれたのだ!
そして、アメフトの関係の友人から委嘱されて「甲子園ボウル」のテーマ・ソングをお作りになられた。
実際に甲子園ボウルに招待されて甲子園球場にご自身がお作りになった曲が鳴り響いて大いに感動されたという…。

160「No Pain, No Gain」という曲。
ゴンゴンとランで突き進んで何度もファースト・ダウンをゲットしているようなイメージ。
それもそのハズ杉本さんのポジションはランニング・バック。
パスを投げたり、取ったりというプレイではなく、地上戦で足で稼いで勝負するポジションだ。
そして、曲はハードに盛り上がってタッチダウンをキメる。

140v_dzトライフォーポイントをキメてくれたのは平石さんのベース・ソロ!
アレ?よく見ると…

180アンプはEDEN(正しい発音は「イードゥン」)じゃないの~!

190次は杉本さんのボーカルズを味わうコーナー。
曲は「We are all Related」。
「やり取りが盛んなワリには人間同士の関係が薄くなっているように感じます。
孤独を感じている人もいるんではないでしょうか?」
囁くように、また語り掛けるように、シンプルなメロディを歌い上げる杉本さん。

210v進藤さんのピアノが曲全体を優しく包み込む。

220第1部の最後を飾ったのは「Kambi Bolongo」。
アフリカの言葉で「大いなる川」という意味だそうだ。
杉本さんは小さい頃にリンカーンの伝記の舞台で鎖につながれた黒人奴隷の姿を見て衝撃を受け、さらに中学生の時に「ルーツ」を観て、人間の愚かな差別や争いについて考えるようになったという。
「ルーツ」は本当に衝撃的だったよね。
ウチの下の子にDVDを借りて来て見せたところ、やっぱり最後まで夢中になって観ていた。
私は1回目の最初の方を床屋のテレビで観たのを覚えている。
ナゼかというと、その床屋のオバサンが、テレビに映し出されるクンタ・キンテたちのアフリカの生活の様子を見て「ヤダね~、こういう生活はしたくないね~」としきりに言っていたからだ。
見るからにアメリカの歴史には興味などないようなオバサンだったからそんな発言も無理はない。
でも、ITにがんじがらめになって、危険でおかしな食べ物だらけの今の生活もなかなかにヒドイものだと思うけどね。

230_kb黒人奴隷についてはこういう本があるので興味のある方は読んでみるといい…なんてエラそうに言うといかにも私も読んでいるようなんだけど、実は字が小さすぎて最後まで読めな~い!(健さんには内緒だよ)
それと訳文があまりにも堅苦しすぎて何度挑戦しても途中でめげてしまうのだ。
でも、コレによると、黒人だけでなく、当時は白人の奴隷というのが大勢いて、それは悲惨な目に遭わされていたらしい。
アレックス・ヘイリーのおかげもあって「黒人奴隷」といえば北米がすぐに舞台になるけど、南米も相当ヒドかったんだよ。Kt 板垣さんのソロ!
板さんとは2017年7月のアニソンのイベント以来。
あの時は驚いたわ~。

240平石さんのベース・ソロ…

250vそして、杉本さんのソロでアフリカの世界を締めくくった。

260休憩を挟んで第2部は「泥棒の曲を演ります」と、前作『Tomorrow Land』から「怪人二十面相」からスタート。
ココでも進藤さんのピアノ・ソロから始まり、各メンバーがソロを披露した。

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290

300杉本さん、この曲がお気に入りなんだね。
葉山でもたいてい演奏するもんね。

310いつもの杉本さんスタイル。
このオクターブを人差し指と薬指で片づけちゃうところがスゴイのだ。
普通、小指を使うでしょ?

315「ありがとうございます…ふところは大丈夫でしたか?」とお得意のパンチラインもキマった。
江戸川乱歩…いいよね~。
大正って素敵だ。
杉本さんは歴史がお好きで新鮮組の土方歳三をテーマにした「Abordage」という曲を作っている。
「Abordage」についてはコチラに書いておいたので興味のある方はどうぞ。
そして、今回杉本さんは坂本龍馬のテーマをお作りになり、ニューアルバムに収録した。

320vココでスペシャル・ゲスト。
その龍馬のテーマの作曲を委嘱した坂本匡弘(まさひろ)さん。
杉本さん、うれしそう。

340坂本さんはその名の通り郷士坂本家の十代目なのだ。
「ちょうど明治維新150年の去年、杉本さんとヒョンなことからご縁ができて、幕末の話で盛り上がり、龍馬の曲を作りませんか?…という話をして実現しました」

350「(龍馬の妻の)おりょうのお墓も杉本さんのお住まいのエリアにあるので、何か縁があるのかな?と思っています。ということで一緒におりょうのテーマも作ってもらいました」
私はといえば、先月は再び松平容保のひ孫さんとご一緒させてもらった。会津では去年は「戊辰150年」だった。

360まずは龍馬のテーマ「Dragon Horse」。
新選組のだんだら模様の入ったギターで坂本龍馬のテーマを奏でる杉本さん!
コレが本当のフュージョンである!

380_ry龍馬が薩長同盟を結ばんと東奔西走しているイメージか?
サビにキャッチーなメロディを配置して#9のキメでコーラスを締めくくる。
杉本さんのこの曲に込めた気合いがメッチャ伝わって来る。
370_dfそして、続いて「RYO」。
おりょうさんは男勝りだったが曲はメローに仕上がったとのこと。
たしかに…。
ホンワカしたメロディが大変に心地よい。
この2曲は長く演奏していきたいとのこと。
双方、会心の出来だったに違いない。

400vアルバムには重いテーマの曲も収録された。
それが次の「Pacific~太平洋組曲~」だ。
太平洋戦争で命を落としたすべての人を追悼するレクイエム。
「平成は戦争がない時代でした。ボクの音楽のテーマは平和です」
でも、ジャンプする前には必ずかがまなければならないでしょ?
最近の世間の情勢を見ていると、平成の最後半は次の時代でジャンプするための準備の期間だったのではなかろうか?…なんて私は心配している。
ところで、我々って学校で戦争のことをほとんど教わらないでしょう?
英語を勉強するよりよっぽど大切なことだと思うんですけどネェ。

390_pc第2部でも杉本さんのやさしい歌声が披露された。
何となく前作の『Tomorrow Land』と多くの共通項を感じさせる「それでも風は吹く」。
そう、Anyway the Wind blowなのだ!
コレはQueenじゃないよ、Frank Zappaだよ。
杉本さんの「風」は追い風だ!

410v_skf本編最後の曲はアルバムの最後に収録されている「A Peace of Rainbow」。
お友達が「元気を出して!」と送って来た虹の写真にインスパイアされて作った1曲。
「ノスタルジックな曲」という杉本さんの形容はバッチリ。杉本さんや私の世代だと小学校の低学年の自分にテレビから流れてきたようなメロディかな?
なんか目をつぶって聴きたくなるね。

420結局、間に「怪人二十面相」を挟んで、アルバム全曲を収録曲順に演奏して見せてくれた。
レコ発の鏡のようなライブ!

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460vアンコールは前作『Tomorrow Land』から。

470v『Tomorrow Land』には東北に向けた作った曲が3編収録されていたが、その中から「遥かなる大地へ」を演奏。

480シェイクのビートに乗ってそよ風のように、杉本さんのギターが赤坂の街をやさしく吹き抜けていった。

490vおお、「DAZZ…」!
帰り道、赤坂の一ツ木通りで発見。
「dazzle」とは「目をくらませる」という意味。
もし、次回作で杉本さんが織田信長にちなんだ曲を演ったら間違いなくこの写真の影響って言われるよ。

500しかし、いい音だった!

杉本篤彦の詳しい情報はコチラ⇒杉本篤彦オフィシャルブログ

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(一部敬称略 2019年2月14日) 赤坂Bbにて撮影)

 

2019年4月 6日 (土)

和洋折衷 -異国の宴- Vol.2~FATE GEAR

 
本年1月9日にEP『Headless Goddess』をリリースしたFATE GEAR。
EPか…我々が若い頃はLP(Long Play)に対して、シングル盤をEP(Extended Play)としていたように記憶しているが、誰かがシングル盤のことを「EP」と呼んでいるところに出くわした覚えがない。
「ドーナツ盤」っていうのはよく耳にしたけどね。
しからば、いい機会なのでこの場でシッカリと覚えるぞ!
今、「EP」という音楽ソフト用語の定義は「収録時間がLPよりは短いが、シングル盤よりは長い」となっているらしい。
イヤ、英語圏では元々そういう意味ではあったのだが、日本人が勝手に「EP=シングル盤」というふうに誤用していたようだ。
ボーナス・トラックを含む7曲で構成された『Headless Goddess』はまさに「EP」。
ジャケットのデザインは今回も「Haruka画伯」!
とってもいいと思います。

10cdずいぶん先のことだと思っていた、フランス、ベルギー、スイスと回るFATE GEARのヨーロッパ・ツアーがもう終わってしまった。
最後に触れるけど、各地で大ウケだったとMina隊長からお聞きした。
そのツアーのためにFATE GEARはクラウドファンディングを実施した。
感心しちゃったんだけど、何もフランスで良いワインを飲み、ドイツでおししいウインナー・ソーセージを食べるために資金集めをしたワケではない。
どこの会場でも最良の状態でFATE GEARの音楽がアッピールできるように、キチンとした機材を調達するために資金を集めたのだそうだ。
「FAKE GEAR」じゃロクな演奏はできないからね!

70vそのクラウドファンディングの返戻品の一部がコレ。
EPのタイトル曲「Headless Goddess」のMVを撮影した時のスチール写真で構成したフォトブック。

20写真を撮ったのは…オレ。
50この撮影のことはすでにMarshall Blogでレポートしたけど、暗くて大変だった!
60特にErika様の動きが尋常じゃなく速く、そして激しいもんだからよ~。

40でもこうして自分の撮った写真が何かの形になるのはとてもうれしいものです。
苦労した甲斐があったというものです。
隊長、どうもありがとう!
そして、お帰りなさい!
30そして今日のMarshall Blogはヨーロッパに旅立つ約1か月前に開催されたイベントのレポートの後半。
昨日レポートした犬神サアカス團に続いて、いよいよこの日のトリ、FATE GEARがステージに上がった!

80Mina隊長

90v隊長は当然Marshall。

100Yuri

110vErika

120vHaruka

130vHarukaちゃんはNATALね。

140今日の歌の売り組員は…
NANA

150vオープニングは今回の『Headless Goddess』にボーナストラックとして再録された「MEGABULLETS」。

160_mbコレがまたノッケからスゴイのよ!
「ガールズ・スチーム・メタル楽団」と歌ってあるだけあって、生半可な蒸気じゃない!
我々「Steam」といえば、すぐにマイルス・デイヴィスだけど、FATE GEARの方はホントの暴走機関車状態!
「飾りのついた四輪馬車」などお呼びではない!(←マイルスの『Steamin'』というアルバムの1曲目は「Surry with the Fringe on Top(飾りのついた四輪馬車)」というスタンダード・ナンバーなのです)。

170隊長のギター・ソロ!
「待ってました!」とばかりに客席が沸き返る。

180vYuriちゃんのキーボーズのソロも鮮やかにキマった!

190隊長のヘヴィなイントロ・リフから始まる2曲目も新EPから「Lifer」。
電光石火のドライビング・チューンだ。

200v_lfリズム隊がまた気の毒なぐらいに激しい!
どんな感じかというと…

210こんな感じ!
Erikaさまはマジでスゴイよ。その迫力たるや機関車どころじゃない!

220続けて「Chained-Destiny」。

230_cd昨年の4月にリリースしたアルバム『' Years Ago』からの1曲。

240vこの曲も隊長のリフから。
EP収録の「Skykiller」。

250v_skコレまた胸のすくようなスピード・チューン。
「♪Skykiller~」のメロディが耳に残る。

270Harukaちゃん大変なんだよ。
MVの撮影の時も一番出番が多かったからね。
ドラムスはいつも後ろで映っていなければならないので、どうしても参加テイクの数が多くなってしまうのだ。
でもNATALは飛びっきり鳴りがいいからね。
皆さん叩いていてラクだとおっしゃる。もちろん音質もバッチリ!

260v情感豊かに歌い上げる隊長のソロ!

280しかし、スゴイ!
3055曲目は2017年の『OZ -Rebellion-』から「Scars in my Life」。

290おお~!サビのメロディがなつかしい。

300隊長のギターと…

310Yuriちゃんのキーボーズのバトルがスリル満点なのだ。

S41a0666ココでシンガーが交代する。
コレが適材適所で音楽を作っていくユニット制のいいところ。
音楽界の「働き方改革」だ!
320NANAちゃんに替わってステージに上がったのは魔威呼。
曲はシットリと「Romancer」。

330格闘系のハード・チューンだけでなく、こうしたスロー・ナンバーにも的確な演奏を見せてくれるフレキシブルなリズム隊。
350

340v_fw再び『OZ -Rebellion-』から「Farewell -炎の餞-」。

360vチョット変わったメロディのギター・ソロが魅力的。

370v『Headless Goddess』に戻って「Fade Out」。
イントロの隊長のギターに続くのは…

380_foFATE GEARのソフトな一面。
460キャッチーなメロディが聴く者の耳をガッチリと捉えて離さない。

390v隊長のソロ。
このステージでCD通り隊長が弾いたかどうかはさすがに覚えていないが、CDだとソロ7~8小節のメロディがスゴイ。
どうやって考えたんだろう?…普通じゃ絶対に出て来ないであろう音の使い方。
キーがAbmでコードがE→Gbと上がって行くところでGbのブルース・ペンタトニックをガツンと弾いて、コードがAbmに戻ったところでGbブルース・ペンタトニックの3番目の音であるBをヒットして3度解決させている。
ものすごいアウト感があって面白い。

410vそして、ハイライト!

420_hgNANAちゃんがステージに戻り、MV通り魔威呼ちゃんと「Headless Goddess」を共演したのだ!

430ファンの皆さんは予想も期待もしていたことでしょう。

435それだけに皆さん、大喜び!
最高潮に達した客席の雰囲気に6人が一丸となった灼熱の演奏で応えた!

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490vこうして全9曲、渡欧前に思う存分FATE GEARの魅力をブチまけた。

500アンコールは出演者が入り混じってのセッション。
「『和洋折衷』ですが、今日は『和』を選んでみました」

5101曲目はFATE GEARの「7 Years Ago」。
そしてもう1曲は初音ミクの「千本桜」をにぎやかに演奏して終了!

520さて、少々FATE GEARの海外での情報を…
Mina隊長が送ってきてくれた3月のヨーロッパ・ツアーの写真。
 
まずコレは3月7日のベルギーのHuyでのようす。
盛り上がってますな~…でも、LEDのスゴイね。こりゃカメラマン泣かせだぞ。
スモークに逆光のLEDライトがベッタリ乗っちゃっうとこうなるんだ。
んなことはどうでもいいか…。
みんなうれしそう!
540一方、コチラは翌日8日~10日までベルギーのブリュッセルで開催された「MADE IN ASIA」というアニメ・マンガ系のコンベンションのようす。
スゴイね。
ペンが剣より強いのは先刻承知だけど、今や「アニメはロックより強し」ですナァ…ホンマ。

530そして、Mina隊長はクラウドファンディングのサポートを活用してツアー中はずっと程度のよいMarshallで演奏することができたそうだ。
コレはJCM2000 DSL100ですな。
パトロンさん、そして隊長、どうもありがとう!

550FATE GEARの海外に関する情報をもうひとつ。
今回のヨーロッパ・ツアーの旅程にはイギリスが入っていなかったのだが、10月の4~5日に行くことが決定した。
Mary's Bloodも出演する『METAL MATSURI』というイベント。
会場はイズリントンのO2アカデミー。
最寄りの駅は「Angel」ですな…ラブリッ!
ロックの本場でガツンとカマしてきてチョーダイ!
隊長、頼みましたゼ!

560vFATE GEARの詳しい情報はコチラ⇒FATE GEAR official site

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(一部敬称略 2019年2月9日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2019年4月 5日 (金)

和洋折衷 -異国の宴- Vol.2~犬神サアカス團

 
今日と明日でレポートするイベントはMarshallが結んだ縁で実現した…ハズ。
…というのは、昨年5月にMarshallの社長が来日した時に開いたパーティで、FATE GEARのMina隊長が同席した犬神サアカス團の情次さんをお誘いしたことに端を発しているのが今日の企画…のハズ。

Nkgp『和洋折衷 -異国の宴-』と題されたこのイベントには3つのバンドが出演した。
犬神サアカス團は2番目の登場。
最近作『東京2060』の冒頭の口上とともにステージに現れた4人。

10円陣を組む…最近作『東京2060』リリース後のライブでのルーティン。

20犬神明
 
明兄さんのドライブ感あふれるエイト・ビート。

25v使用しているドラムスはNATALだ!

90犬神凶子
 
明さんの小気味よいドラムスにセリフを乗せる。
「♪歌詞を間違えれりゃ叩かれる
ピッチが悪けりゃ叩かれる
元気に歌えばマジメにやれって叩かれる
マジメに歌えばノリが悪いって叩かれる」
ホントだよね~。

26v「盛り上がっていくぜ~!」
犬神サアカス團の「The Show Must Go On」がこの「ロックンロールを唄いきれ」。
『東京2060』のリード・チューン。
勘違いしている人が多いようなので言っておきますけど、有名なレオ・セイヤーの「The Show Must Go On」は「それでもショウは続くけど、負けずにガンバルぞ」という芸人魂の歌ではありませんからね。
アレは「それでもショウは続くけど、もうこれ以上できません」という敗者の歌なのよ。

「ロックンロールを唄いきれ」は歌詞と曲と演者がいい具合に組み合わさった犬神さんにしか作れないロック芸人讃歌だ。30犬神情次2号
 
ハード・ロック・ギターのお手本のようなサウンド!

50vもちろんそのギター・サウンドはMarshallあっての話。
今日も愛用のJCM800 2203でゴキゲンなプレイを聴かせてくれる。

60犬神ジン
 
今日もオープニングからテンションの高いプレイでブッチぎる!

70v「♪ワンツー!」
2曲目はグイと時間軸を過去に戻して「たからもの」。

100_tmこの曲は昨年の『ショートプレミアム興行』以来かな?
ハードなGSみたいな雰囲気がタマらん!

110「今日のお客さんは私たちのことを知らない人ばかりだと思います。
今年25周年を迎えました新人の犬神サアカス團です。
最近女の子のバンドさんからよく誘われて困っています…会場が男の人ばかりだから。
男は疲れてるのかな~…私は今日も元気イッパイがんばりたいと思います!」
190_mc次も明さんのドラムスがリードしてスタートするアルバムのタイトル・チューン「東京2060」。

130_2060情次さんのギターと…140凶子さんの3人が奏でる導入部のカッコよさったらないぜ!

150続いても『東京2060』から「牢獄」。

160_rgこうして聴いてみると、この曲も「ハードボイルドGS」って感じだな。

170GSは日本のロックのルーツなんだよ。
だから犬神のロックはとても心地よい。
日本のロックがオリジナリティを見せたのはGSからなのだ。
イギリスのロックの歴史と大きく異なり、幸か不幸か英語ができない日本人が自然にたどり着いたロックへの入り口がGSだったのだ。

180「他の2つのグループがお耽美かな?と思ったので、私たちもお耽美な感じの曲を持ってきました!」

120v_mcナニを演るのかと思ったら、『東京2060』から離れて『ここから何かが始まる』から「黒い花が嗤う」。
なるほどコイツァ、オタンビーだ!

200v_khwえ~、『ここ何』からもう4年も経っちゃったのッ?
始めてこの曲を聴いた時にはこのイントロ・リフというか、キメというか、トゥッティというか、その長さに驚いたものだった。

220vジャケットを脱いだ明兄さん。

230vこの曲ってマイナー・ブルースなんだよね。
「ブルース」に聞こえない犬神のブルース。
こうしたベーシックな要素をガッチリ取り込んでいるところがステキ。

240vおなじみ「光と影のトッカータ」。

250_hkt典型的な犬神のドライビング・チューン。

260ジン兄さんの暴れようがスゴイ!

270ココで大盛況だった単独公演の告知をして…
「楽しい時間はアッという間です。残り4曲!」
「エエ~!」
「"後見えてるよ~!" コレ、ひとつめのバンドさんが言ってたの。いいな~、と思ってやってみました。マネしていこう!

280_mc『東京2060』から「おやすみ」。

290_oyん~、どうしても亀有を思い出してしまう!
犬神レパートリーの中にあってはやや異色の一作。
前作『新宿ゴーゴー』の「マクンバの夜」では「2・3クラーベ」を聴かせてくれたけど、こういう毛色の変わったのを演るなら、今度は「火葬場ルンバ」とか「マンボ絶望」とか「詐欺師のフラメンコ~オレオレ!」とか、大胆にロック以外のリズムを取り入れてみてはいかがかしら?

300「さ~、せっかくだから私たちと歌おう!」
コレはもう定番でしょう。

310_arrコール&レスポンスから「暗黒礼賛ロックンロール」。

320vこの曲ってドアタマを派手に「食う」でしょ?
そこがミソなんですよ。

330vシンプルにして味わい深い「日本のハード・ロック」。

340いつも言っているけど、こういう曲を演るバンドの再興を切に願っています。

350v続けて前作『新宿ゴーゴー』から「栄光の日々」。

360_ehそして、最後は「最後のアイドル」…略して「最アイ」。
犬っ子さん達が手にしたポンポンで客席の最前列はまるで一気に花が咲いたようだ。
写真はないけど。

370v_hy今日、犬神サアカス團は「ロックンロールを唄いきれ」と「暗黒礼賛ロックンロール」の2曲を演奏した。
「ロックンロール」という単語が入った2曲だ。

380v凶子さんがその「ロックンロールを唄いきれ」で「♪斜陽の音楽産業に 明日がないの知ってるさ それでもコレしか出来ることがない」と歌う。
そして、数日前に内田裕也さんが亡くなった。
「ロックンロール」という言葉って、今後はもう犬神サアカス團しか使わないのではないか…なんて考えてしまった。
ナゼかというと、いつも書いているように、「言葉」というものはそれに該当する「物」が無くなると消滅してしまうからだ。

400v一方では裕也さんの訃報に際して「ロック魂」という言葉がやたらと耳に入ってきたが、一体「ロック魂」ってなんだろう。
すごく不思議な言葉に聞こえるんだよね。
回転レシーブをしながら歌ったり、大きな古タイヤを腰につけてギターを弾いたり、うさぎ跳びをしながらベースを弾いたり(ジン兄さんはコレに近い)、鉄ゲタをはいてバスドラムのペダルを踏んでいるバンドというのが私のイメージかな?
まさか…。
やっぱりロックのルーツをたどればわかるように「反骨精神」ということでしょうな。
しからば、今テレビに出ているような「ありがとロック」の若いバンドさんには「ロック魂」が宿っているって言えるのかな?
彼らにはそんなの必要ないか…。
ロックがまだマイナーな時代には「ロック魂」なんて言葉はなかったように思うんだけど、いつからこんな言葉が使われるようになったんだろう…AC/DCから始まったのかな?
『ロック魂』と邦題が付けられたAC/DCの1977年の4枚目のアルバム(日本ではデビュー・アルバムだったのかな?)の原題は「Let There Be Rock」ですからね。
この使役の「let」と「There is/There are構文」を組み合わせた文章は一瞬わかりにくいけど「ロックをあらしめよ」という意味で、「Let there b light(光よあれ)」という聖書の一文の転用だ。
聖書を読んだことのない私は、フランク・ザッパのライブ盤を聴いていてコレに気が付いた。
当時の日本のレコード会社の宣伝担当の人は「ロック魂」という邦題が浮かんで「やった!」と思っただろうな~。
実はこういうことこそが日本のロック・リスナーを「本来のあるべきロックの姿」から遠ざけている遠因のひとつだと思うんですよね。
私がとにかくこの4人に「犬神魂」を継続していってもらいたいと強く希望するばかりだ。

390vん?最後まで書いて気が付いた…鹿鳴館で犬神サアカス團を観たのは初めてのことだった!
 

「お父さん、お母さん、ヒットもないまま25周年を迎えてしまいました…。」
インディーズに返り咲いた犬神サアカス團の暗黒ロックを網羅した最新ベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ -GOLD-』が6月5日にリリースされるのが待ちきれない!
25周年おめでとうございます!
 
犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

410v<つづく>
 
※今回は『私のディープ浅草』はお休みさせて頂きます。ネタは用意できているんだけど書く時間がないの!次回ゼヒ読んでやってください!

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(一部敬称略 2019年2月9日 目黒鹿鳴館にて撮影)