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2025年11月17日 (月)

THE ROCKS HEAVEN vol.17:OZMA-X~私の両国

 
今日は両国から。
小学生の時、何でも顕微鏡で見てみることが流行って「隅田川の水の中にいるプランクトンを調べてみよう」とワザワザ実際の隅田川の川の水を採取しに友人4、5人が集まり、当時住んでいた新小岩から電車に乗って両国まで行ったことがあった。
持参したファンタの空き瓶にヒモを括り付け、堤防からソロリソロリとそれを垂らし、苦心惨憺、何とか本物の隅田川の水を採取することに成功した。
当時の東京都知事は有名な「天皇機関説」を唱えた政治学者、美濃部達吉の息子の美濃部亮吉で、「隅田川の水が浄化されてサケが遡上した」というニュースが喧伝されていた時代で、そのことも手伝って川水の採取を決意したのかも知れない。
その時、私が全員の電車賃を預かっていて、ナニをどう勘違いしたのかその中からジュースを買ってみんなに配ったところ、帰りの電車賃が足りなくなってしまい、泣く泣く国鉄4駅分の距離を歩くことになってしまった。
ジュースを配った時には「ヨォ!さすが名リーダー!」ぐらいのことを言っていた連中が歩いて帰らなくてはならなくなったことを知ると怒る、怒る。
仕方がなかったとはいえ、8kmもの距離をよくも小学生が歩いたと思う。
平井大橋を渡る頃にはみんな半ベソをかいていた。
そして、ファンタの空き瓶イッパイに詰めた水は家に着いた時にはほとんど無くなっていた。
今にして思えばこのチョットした『スタンド・バイ・ミー』のラスト・シーンはまるでジョン・ヒューストンの『黄金(The Tresure of the Sierra Madre)』だったね。
下はその隅田川にかかる「両国橋」。
「千住大橋」に次いで2番目に大川(隅田川)に架けられた橋だ。
落語の「たがや」は花火大会の日にこの橋の上で起こった侍と庶民との出来事を題材にしている。50両国橋の東詰め。
丸い大きな橋燈はこの橋のシンボルだ。
コレを目にすると必ず…30コレを思い出してしまうのは決して私だけではあるまい。
ヴァン・ヘイレンの方はギリシア神話の「アトラス」なんだね。
天空を支える巨神、アトラスは火の神様の「プロメテウス」の兄弟。
地図を意味する「atlas」はこの神様が語源。
ちなみに「プロメテウス」は英語圏では「プロミッシュース」と発音する。
「プロメテウス」には先を見通す能力があって、「プロローグ」とか「プロトタイプ」とか「プロ」という接頭辞がついて「先の」的な意味を表す単語がたくさんあるでしょ?
アレは「プロメテウス」の「プロ」が語源なんだそうだ。
40cdその両国橋東詰のすぐ近くにあるのが10代も続いているという有名な「もゝんじや」。
看板に「やまくじら」とあるのは、見ての通りの「ぼたん肉」のこと。
元々、江戸の昔は「ももんじ屋や」というと今でいうジビエ肉店やジビエ料理店を指す一般名詞だったらしい。
私はコレがニガテでしてね。
昔勤めていた会社の社内旅行で兵庫の三田に行った時に初めて「ぼたん鍋」を食べたんだけど、アレってクセのある臭いを消すために味噌と山椒を大量に使うでしょ?
あの味がキツすぎて…。
それから何年か経って、やはりその昔の仕事で信州飯田の山奥にある南信濃村に行った時、クマ鍋やシカの刺身を出す名物の山肉料理店…「山肉」というのはジビエのことね…に連れていかれていよいよNGになった。
というのは、そのお店の前にイノシシの死骸が山と積まれていて、そのどれもが口から長い舌をダラリと垂らし、半分ほど開いている目が恨めしそうにこっちをニラんでいたのだ。
その様子を見たらとても山肉どころではなくなって、山奥にも関わらずエビフライを注文したわ。
ま、そういうクセのある食べ物は一度好きになってしまえばそう簡単にヤメられない…というところまでは理解します。
イギリスの郊外の肉屋へ行くと今でもウサギとかハトとか売っているからね。
Mmj2さて、両国。
私が小学生の頃は「両国駅」が国鉄総武線のターミナル駅だった。
6年生の時に両国駅始発の房総線で富津へ行ったことをよく覚えている。
10「両国駅」ができたのは明治37年というから日露戦争が始まった年で、元々は「両国橋」という名前だった。
当時、今でいうJRの総武本線は「本所駅」から「銚子」までを走る「総武鉄道」という私鉄だった。
「本所駅」というのは今の「錦糸町駅」のこと。
そこから都心までは大分距離があるので、路線を延伸して利便性を高めようとしたが、隅田川がその手前に立ちはだかっていたための両国駅の場所までということになった。
そこから先へは路面電車だって…いい時代だナァ。
その後、お茶の水まで延伸することになったが、従来の低いホームの先端には既にターミナル駅としての駅舎を建ててしまっていたので、仕方なく高架のホームを建造したのが今に続くスタイルなのだそうです。
下はまだ房総本線が発着していた頃の両国駅。
黄色い総武線車輛が懐かしい!…というか、私なんかには全然見慣れた光景ですわ。
富津へはまさに左の低いホームからこのオレンジと緑の電車に乗って行った。
ちなみに私が幼稚園ぐらいの時分、総武線の上にはどこかのお古の茶色い車輛が走っていた。
20私が小学校2年生の時に「総武快速線」が開通した。
まだその頃は東京までしかつながっておらず、横須賀線と相互乗り入れをするようになったのはまだ大分後の話。
そうして東京と千葉方面のアクセスが飛躍的に便利になり、両国駅は昭和63年に「房総線」のターミナル駅の役割を終了した。Sk駅から離れて…「両国」というと今では何と言っても両国国技館だろうネェ。
昔は「日大講堂」というのがあって「蔵前国技館」が出来る前はそれが「国技館」だった。60講堂といえば…両国には「安田庭園」という安田財閥の庭園があって(現在は墨田区が運営)、そこに安田財閥の開祖「安田善次郎」の寄付によって1926年に建てられた「両国公会堂」というホールがあった。
私は中学生の時、フィルム・コンサートを観にココに入ったことがあった。
まだ動くロック・バンドを目にすることが極端にムズカシかった時代の話。
しかし、老朽化を理由に2015年に解体してしまった。
バカだね。
今は「刀剣博物館」という施設になっているが、一度見に行って入場料が想像を超える値段だったので入るのを止めちゃった。
ゼンゼン「安田」じゃなくて「高田」だった。
70講堂の話が続くが、東京大学の「安田講堂」ね。
コレも「安田」っていうぐらいだから、当然安田善次郎が寄付をして建てられた。
しかし、善次郎が「匿名でなら寄付をする」という条件を付けたため、「安田講堂」と呼ばれるようになったのは大正11年(1921年)に善次郎が亡くなってからの話。
つまり「安田講堂」は通称で、最近ではメッキリ人の口に上らなくなった「樺美智子」さんの悲劇を生んだこの講堂の正式名称は「東京大学大講堂」という。Ykところで…むかしむかし、イギリスに「ザ・ビートルズ」というとても人気の高いバンドがあったんだけど、そこのギター/ボーカルの人の奥さんは日本人で、その人の母方のヒイおじいちゃんがその安田善次郎なんだよ。0r4a0190ついでにやっておくと、母方のおジイちゃんは「日本興業銀行」の総裁だった小野英二郎。
その息子、つまり母方のお父さんは小野英輔というピアニストだったが、転身して「横浜正金銀行(よこはましょうきんぎんこう)」のサンフランシスコ支店に勤めていた。
アハハハ!一体どれぐらいお金持ちの家なんだろうね?
「正金」というのは「現金」のこと。
「横浜正金銀行」は大隈重信が福沢諭吉に相談を持ち掛けて創立した国立銀行で、外国為替のシステムが確立していなかった時代に海外との貿易で日本が不利益を被らないように現金で決済を行うことを主な目的としていた。
コレが「東京銀行」を経て、今の「三菱UFJ銀行」となった。
下は横浜にある「神奈川県立歴史博物館」。
コレが横浜正金銀行の本店だった。
もうひとつ…そのギター/ボーカルの奥さんの最初のダンナ様は3年前に亡くなった現代音楽の大作曲家の「一柳慧(いちやなぎとし)」だった。

Img_0519 そして両国で有名なモノと言えば、『忠臣蔵』の「吉良上野介邸」と1657年の「明暦の大火(振袖火事)」の犠牲者を弔うために第4第将軍が建立した「回向院」がある。
南千住にも「回向院」があるが、それは小塚原刑場の刑死者を弔う寺院。
こっちの回向院の話をし出すととても止まらなくなるので今回はパス。Spot_ekouin011そしてもうひとつ。
横網公園にある…そういえば時々「両国=相撲」のイメージからか「横網」を「よこづな」って読む人がいますがコレは「よこあみ」ですからね…「東京都慰霊堂」。
ココにはかつて軍隊の制服を製造する「被服廠」という旧日本陸軍の設備があった。
関東大震災の時、付近の住民が猛火から逃れるためにこの被服廠の空き地に逃げ込んだところ、そこに炎を伴った強い風が入り込み、避難した住民のほとんどが犠牲になった。
女性は当時日本髪を結っていて木蝋から作った整髪油を塗っていたが、その油に引火してみんな頭が燃えてしまったという。
関東大震災の東京の犠牲者は6万人といわれているが、なんと、この被服廠でそのウチの3万人が命を落としたという記録が残っている。
それゆえこの設備では「関東大震災」の身元不明者と、後に1945年3月10日未明の「東京大空襲」で犠牲となった身元不明者の遺骨16万3千柱を納め慰霊している。
園内には「東京都復興記念館」という資料館が併設してあって、関東大震災と東京大空襲に関する資料や写真がドバっと展示されている。
かなり見応えがあるよ。
「江戸東京博物館」もオモシロいけど、皆さんも一度横網公園に足を向けてみるとよろしい。Ireiということで、今回は超久しぶりにお邪魔する「両国SUNRIZE」からOZMAさん主催のイベントのレポートをお送りする。07vまずはOZMAさんご自身による「前説」。
この日も開演時間の前に姿を現してサササっとOZMAさん独特の雰囲気を作り上げてしまった。
「『Welcome to THE ROCKS HEAVEV vol.17』ですね。
自分が主催の場合は必ず私が前説をやってしまいます。
『前説がメイン』とさえ言われております。
ですからこの前説を聞いたら帰ってもらっても大丈夫です。
OZMA-Xを観なくてもいいです。
本日でOZMA-Xは年内の東京のラストなんですが、そんなことはマァさておいて…」
80「暑い中よくこの両国SUNRIZEまでお越しくださって感謝でございます。ありがとうございます。
本日、出て来るバンドは4つです。
アレ?コノ反応の薄さからすると4つじゃ少なかったですか?
15バンドぐらい出た方がヨカッタですか?
あまりの反応の薄さに急遽、募集しようかと思ったりもしましたけど今日は4バンドでございます」
90v_2「『ナンやったらOZMA-Xだけでエエ』っていう拍手があればOZMA-Xだけで終りますよ…そんなことないがな…今、楽屋で大騒ぎになってるよ。
そして今日のホストを務めますバンドは我がOZMA-Xでございます。
昨日は富士のアニマル・ネストで外タレと演らせて頂きまして心がズタズタになっております。
もう日本人をやめようかと思いましたがそれは仕方がないですね。
日本人は日本人…このフィリピン系の顔でこれから日本人としてバンドを続けていこうかと思っております」
こうしてOZMAさんがこの日に出演するバンドをひとつずつ紹介した。
110vそしてこの日のトリを務めるCODExo13の成二郎さんが合流。
「ど~も、ど~もです。成二郎でございます。よろしくお願いします」
「デカい!キミ、デカい。デカいって言うか声が高い!」
40数年前、OZMAさんがX-RAYをやっていた頃、お2人は同じ事務所に属していたそうだ。
120「成二郎さんは、ニューバンドでございます。アレは『CODEバツマル13』ですか?」
「違います…『エックスオー』です。
それから『13』は震災から『13年経って』…ということです。
「梅田の十三やと思いました…大阪の時は『CODExo十三』にしらエエんちゃいますか?
阪急に乗ったら必ずアナウンスしてくれますから沿線では有名なバンドになりますよ!」
「十三」は「中津」の次、梅田から2つ目の駅ね。
38年前、箕面に住んでいた頃の私の通勤路でしたわ…阪急箕面線。
130「今日も1番目立つところは私がやらせて頂きます。
目立つようにして端っこにいる…陰になってる所の光に、アナタの光になろうとしてるんですよ!」
「イヤ~、その優しさ!みんながOZMAさんに惚れちゃう理由がわかりましたよ」
「ということでその4バンドが織りなすハードロックをズイ、ズイ、ズイと骨の髄まで楽しんで頂きます。
じゃあ皆さん、準備はよろしいでしょうか?
『Welcome to THE ROCKS HEAVEN vol.17』!ロックするゾ~!」140そして5時…定刻通りにOZMA-Xが舞台に現れ演奏をスタートした。
190さっそくガンガン飛び出してくる貫井義正のドラマティックなギターに…150vバッキングをつけるキーボーズはakko。160v村中♪ろまん♪暁生のフィルが入って…170vabu-chanがひと叫び!180vそして早速臼井'OZMA'孝文のベースが唸りを上げる!200vそんな1曲目は「S.O.S.」。
サビのメロディが実に魅力的でOZMA-Xのステージを一番最初に観た時に「Do You Miss Me」と共にとても印象に残った1曲。210「エイエイエイエイ!
みなさま大声でよろしくお願いしま~す」220vへヴィなグルーヴがゴキゲンな「Who Do You Love」。
ボ・ディドリーの同名の曲とは似ても似つかない楽しいナンバー。
230「♪Who, who who, who do you love」というシンプルなコーラス・パートが楽しくも勇ましい。
240vabu-chanがパワフルな歌声をヒネリ出すと…290vググイとステージ中央に歩み出て奏でる貫井さんのギターが大活躍。250貫井さんはもちろんMarshall。
「JCM800 2203」と「1960A」のハーフスタック。260v遠路はるばるいつもこの愛用の「2203」を持参してくれるのがうれしいのだ!270その2203の図太い音色で今日もガンガン弾いちゃうゼ!280v「ア~~~!今日はMCもハイトーンでいこうと思います。
OZMAさんから他のバンドのボーカルの方がハイトーンだからよう聴いとけよ!って言われて、チョット負けてはいられんなと思って、今日はいつもよりハイトーン多めでイカしてもらいますのでよろしくお願いします!」
ここのところテレビで某党党首を見かけるといつもabu-chanを思い出していたのだが…やっぱりこれからも思い出しそうだ。
300v3曲目は「OZMA-Xの中で1番カッコよくて皆さんで叫べるヤツ」と紹介した「Shake Your Body」。
ろまんさんのドラミングが冴えわたるドライビング・チューン!310vそれに付けるOZMAさんのベースラインのナント凶暴なことよ!320vするとリズムが一変。330みんなで「♪Shake your body!」の大合唱。340vそこへすさまじい単音ピッキングで貫井さんのソロが突っ込んで来た!350vabu-chanは約束通りのハイトーンで叫びまくった!360みんなのコーラスで始まる「Do You Miss Me」。
さっき書いた通り、初めてOZMA-Xを観た時にとても印象に残ったポップ色が濃い1曲。370Akkoさんのシンセサイザーが大活躍!380vコレ、ホントにいい曲だと思うナァ。390v曲の途中で出て来るOZMAさんのコーナー。
「皆さんは両腕を高く上げて感謝をして…ハイ、両手をハンズ・アップ!
オーイエイ!久しぶりに揺れちゃおうかな」400v「オーイエイ!そうそうそう…気持ち悪いネェ~。
どっから見ても気持ち悪いし。
ハイ、なかなか教祖様になった気持ちになれました。
皆さんはこの時だけはOZMA-Xの信者なのです。
他の曲がドンドン続いていきますが、皆さんのフリはそのままであと30分揺れててもらっていいですかね?」580「オーイエイ!
じゃあ一旦降ろしてもらっていいですよ。
今ので相当疲れたでしょ?…我々、そういう年齢になってきていますからね。
この後はabu-chanの声に合わせて声を上げてもらえればと思います」410v「そしたらみなさんも大きな声でファイ!ファイ!」
「ファイ!ファイ!」
…と、大盛り上がり!008a0336 「それでは皆さん、次の曲も一緒に盛り上がっていきたいので、サビのところでボクが『自分次第』と言ったら手を左右に一緒に振ってください!
OZMA-Xのライブはほぼ全曲がお客さん参加型になっております。
皆さん、ゼヒ参加して楽しんで帰ってくださいね!」430vろまんさんが叩くハイハットのリズムから…440vちょっとディスコっぽいノリを聞かせてくれるのは「Jibunshidai」。450v「♪自分次第~」460vハイ、皆さんどうぞ!420コレもその後に続くサビのパートがすごく印象的なんだよね。480v適度なポップ具合で問答無用に楽しいのがOZMA-X。
しかし「ロックの芯」みたいなものに貫かれているハードな感触がとても好ましい。470「素晴らしい絶叫のお客さま。
皆さん、プロのお客様でいらっしゃいますね。
今日も皆さんのおかげで楽しく演らせて頂いております!」
「ネェ、やっぱり高いお金払っているだけのことはありますね。
それでいてグッズまで買って頂けるなんて本当にありがとうございます…先に感謝しておきます」とOZMAさん。
490「昨日の富士の話…外国の歌い手の方が大勢いらしていたワケですよ。
アメリカから1つ、オーストラリアから2つ。
普通に見ているとスタッフかメンバーかようわからんようなヤツがステージに上がるとスゴイことになるんです。
そういうのが総勢15~20人くらいはいたかな?
OZMA-Xの出番が3番目か4番目くらいだったんですが、後からネジ込んでもらったのでもうペーペーなんですよ」
500v「で最初、その異邦人たちの時はガラガラやったんです。
OZMA-Xが始まったら『なんやコイツラ?わかりやすい曲を演っとるな~』みたいな感じになった。
我々はわかりやすいジャパメタじゃないですか?
超日本語やし、1番、2番演ったら普通にギター・ソロになって、サビが来て…途中に変拍子が入ったりとか転調したりとか滅多にそんなことをしないですよ。
凝ったコトはしない。
ところがヤツらにはそのジャパメタが妙に刺さったみたいで、さっきの『Jibunshidai』の時なんか『メッチャ楽しいな!エンジョイ、エンジョイ!』とか『コレ楽しない?オーストラリアこんなんないで!』みたいになりましてん。
だからジャパメタもオージーで意外とイケルんちゃう?」008a0328 「ねぇ~、OZMA-Xも世界を股にかけるバンドになりましたね。
510「もうオーストラリアに行って、オーストラリア人に手を振らして、ナンならカンガルーやコアラまで手を振らして…振らんかぁ、ヤツラは。
オーストラリア人やアメリカ人がノレるぐらいですから、日本人の皆さんは必ずノラなくてはならない…マストですよ。
ココで先ほどと同じ教祖様と化すワケです。
後ろの方にいる皆さん、手を振っても見えないと思ってるでしょ?見えてますよ!」
520と、最後のMCを終えて残り3曲。
キタキタキタキタ~!530痛快なブギのリズムは「Keep on Loving Me」…590v「you」じゃなくて「me」と押し付けちゃっているところがオモシロイ。600vイキの合ったサオ・チームのフォーメーションも飛び出した。610豪快なギター・ソロ!
やっぱり真空管アンプで鳴らすギターの音っては最強だね。
同じことを毎回書いているけど、Marshallとは関係なく「本物のロック・ギター・サウンド」が絶滅しないようにズッと言い続けるぞ!620v続けてコレも切れ味鋭いドライビング・チューン「Over & Over」。540v_2ハイトーン・ボーカルズ炸裂!550再び上手に移動して来たOZMAさんと貫井さんが合体!560尻上がりにソロのテンションを高めていく貫井さん。570v「OK!OZMA-Xラストの曲です。
この曲もみんなと一緒に盛り上がっていきましょう!
ボクが『ライ、ライ、ライ』と言ったら皆さまも後に続いて『ライ、ライ、ライ』と言ってください!」
チョット予行演習をしてから最後の曲へ突入した。640v楽しそうな皆さん。660そうOZMA-Xの皆さんって…670vいつもニコニコしていて見ているこっちも楽しくなるよね。
690「ライ、ライ、ライ」680「ライ、ライ、ライ」008a0081最初のバンドでこんなに盛り上がっちゃって!
この後、どうなっても知りませんよ!700バキューン!
OZMAさんの激低音ならクマも一目散に逃げだすぞ!
710v「ありがとうございました~!」

OZMA-Xの詳しい情報はコチラ⇒OZMA-X Official website720この日のOZMA-Xの屋台村のようす。730Tシャツも大好評!740v<つづく>
 

200(一部敬称略 2025年9月21日 両国SUNRIZEにて撮影)

2025年11月14日 (金)

KAZUMANIA~松浦和亦の初ワンマン・ライブ!

 
伝々夢史、Damian Hamada's Creaturesで活躍中の「松浦和亦(かずま、以下「カズマくん」)が満を持して『KAZUMANIA』とタイトルした初のワンマン・ライブを開催した。
最近は長年の間抱き続けて来たトラックへの愛情を活かし、関連雑誌のコラムニストとして健筆をも揮っている。
そんな現在ノリにノッているMarshallギタリストのソロ・コンサートのもようをレポートする。10vDamian Hamada's Creaturesから会場に届けられた「呪い花」。25当日の屋台村のようす。30この日にリリースしたCDや伝々夢史グッズがズラリ。40「和亦」の「亦」をモチーフにしたKAZUMAロゴTシャツも販売。50vこの日ステージに上がったのは…
 
松浦和亦80v寺沢リョータ90v村田彼方(以下「シャドウ」)
 
TORNADO-GRENADE時代の盟友をリズム隊に迎えたギター・トリオ編成だ。
100vカズマくんのハードなリフから1曲目がスタート。
その名もこの日のために書き下ろして来た「KAZUMANIA」!
何やらウォンバットやカモノハシでも出て来そうな曲名だけど、パワーみなぎるドライブ感が迫力満点!110ワウワウ・ペダルを踏み、和風のメロディを組み込んだソロがイカしてる!120v続いてもオリジナル曲の「From Here On」。
リョータくんと…130シャドウの気心知れたタイトなリズム・コンビネーションが実に頼もしい。140vドラマティックなサビのメロディが耳を惹くぞ!150そして、グワ~っと前に出てくるギターの音が素晴らしいではあるまいか!
もちろんカズマくんが出すギターの音はMarshall製だ。160愛用のバックライン。
キャビネットは「1960BV」がお気に入りなのだが、今日は「1960A」で。170vアンプはプリ・アンプが「JMP-1」、パワー・アンプが100W+100Wステレオの「9200」。
そうだ!せっかくのステレオ構造なんだから、今度は「1912」を左右のチャンネルにそれぞれつないでみないか?
絶対いい音になると思うよ。180「皆さん、KAZUMANIAにようこそお越しくださいました!
こんなにたくさんの人に来てもらえてうれしいです!
お客さんが集まらなかったらどうしようかと思っていました」
ココで2人のメンバーを紹介。190v3曲目は「ジョーが来ているのに歌なし」と紹介したカズマくんがブレイズブリンガーに提供した「Voices from the Storm」。200v元が「歌もの」だけあってココは甘~くやっておいて…2104曲目の「Blue Blues」につなげる。
「ブルー・ブルース」か…フザけてんな。
コレは楽しみだぞ!
カズマくんが曲を説明。
「タイトル通り、メンバーのブルーな体験をブルースに乗せて語ってもらう」という趣向だ。230TORNADO-GRENADE時代の「悪だ!」みたいなヤツをブルースでやっちゃおう!というワケ。
もうシャドウも…240リョータくんも完全に手慣れたもので、「立て板に水」のごとくブルーな体験を語り…250v〆はカズマくん。260「弁当のフタについていた焼きそばを食べたらそれが輪ゴムだった」という話。
コレ、私も小学校の時に実際にやったことがある。
イヤ、正確に言えば「人にやった」ことがある。
釣り堀に一緒に行った大場くんが釣りに夢中になっている間、彼が食べていた焼きそばの中に何本か輪ゴムを忍び込ませてみたのだ。
口に入れた時点ですぐに気がつくと思っていたら…オイオイ!、何の抵抗もなくペロっとすべて平らげてしまったではないか!。
焼きそばと輪ゴムって味が似ているのかしらん?驚いたわ。
でも実際、総菜のパッケージに使われている緑や赤の輪ゴムって誤って口に入れないように色をつけているんだよね…ということは、やっぱり食べても気が付かない人が多いということか?
大場くんは赤だろうが緑だろうが食べちゃうと思うけどね。
270v「ブルーな気持ちをひたすらギター・ソロでブッ飛ばしたいと思います!」と前置きしてバリバリとブルースを弾きまくって曲を締めくくった。280vガラっと雰囲気を変えてゲイリー・ムーアの「Sunset」。
この曲とか「Loner」とか皆さん本当に大好きね~。
私なんかゲイリー・ムーアといえば、「ギャリー・ムーア」と呼ばれていた「ColosseumII」の世代ですからね。古いよ。
ちなみに…「ギャリー」で嗤うことなかれ。
イギリスでは「Gary」を「ギャリー」に近い発音をするのです。290vゲイリーもMarshallだったからして、カズマくんも思い入れタップリに美しいメロディを歌い上げた。300オリジナル曲に戻って「Rainy Monday」。310この曲ではシャドウが叩き出す軽快なビートに合わせて…320リョータくんが豪壮な低音を突き立てて爽快なグルーヴを生み出した。330vそこへカズマくんがテーマを流麗に奏で…340v縦横無尽なソロを展開した。
なかなかにハードな「雨の月曜日」でございます。350vココでトラック雑誌「カミオン」の話。
このうれしそうな顔を見てチョーダイ。0r4a0123 冒頭に書いたように念願かなってカズマくんはこのトラックの雑誌『カミオン』に毎号『アックスKAZUMAのデコトラメタル!』と題したコラムを連載している。
もちろん私も読んだけど、シッカリした文章を書いていらっしゃるわ。
370bこのコラムの連載を実現させるために多くの皆さんにご尽力頂いたということで、感激の言葉とともにそのよろこびをトクと語ってくれた。
何しろギタリストにならなかったら、もしくはギタリストを辞めたら「トラックの運転手になりたい」というカズマくん。
ゼンゼン関係ないけど、そういえばフランク・ザッパに「Track Driver's Divorce(トラック運転手の離婚)」なんて曲もあったけな。
そんなカズマくんは菅原文太と愛川欽也の『トラック野郎』シリーズも大好きだという。
ココで本格的に脱線。360下は有楽町の外堀通り沿いにある「東映会館」という東映の本社社屋。
かつてココには東映系の作品を上映する映画館がいくつか入っていた。
私は今でも東映系の映画を観ることはなくて、せいぜいこれまでに観た作品といえば「東映まんがまつり」の『長靴をはいたネコ』ぐらいか?…そんなことはないか?
だから、中学1、2年生の頃は誰にも負けない映画狂だった私は毎週のように有楽町や日比谷に通っていたがこのビルの映画館には一度も入ったことがなかった。
1975年、その中学1年生だったある日、このビルの前を通り過ぎようとすると、1階の「丸の内東映」という映画館の前に長い行列ができていた。
行列どころか角刈りやら(今でいう)パンチパーマの風体のオジさんたちが歩道を埋め尽くしていた。
そのいかつい人ごみを目にした私はビックリして「このオジちゃんたちは一体ナンの映画を観に来たんだ?」と映画館の入り口まで行って上映している作品を確認した。Toeiそれが『トラック野郎』の第1作「御意見無用」だった。
今にして思えばこの時が封切りの初日だったんだね。
もちろん私は観ませんでしたよ。
トラックにも東映映画にも興味はなかったからね。
で、今回このMCでカズマくんが言及してくれたおかげで『トラック野郎シリーズ』についてチョット調べてみた。
そして驚いた。
このシリーズの音楽を担当していたのがナント!…木下恵介監督の実弟の木下忠司だっていうじゃないのよ!
アータ、木下恵介といえば『カルメン故郷に帰る』、『二十四の瞳』、『楢山節考』などなど代表作を上げればキリがない日本映画界の大巨匠ですよ。
「トラック野郎」についてはムリでも、木下さんの映画についてなら私はいくらでも語ることができます。
その作品のほとんどに音楽をつけていたのが実弟の忠司さんなワケ。
でも話はココからだ。
カズマくんがMCで触れたのは、この作品の主題歌を作った宇崎竜童のこと。
何でも菅原文太が直接宇崎さんに電話をして曲作りを依頼したらしい。
そうして出来上がったのが「一番星ブルース」という曲。
そして、この脱線は「宇崎さん」で更に深みにハマる。Ty実は宇崎さんは私の中学、高校、そして大学の先輩なんですわ。
下はその中学&高校の創立50周年を記念して1979年に制作された校歌のレコード。
宇崎さんも絶対に今でも歌えると思うよ…やたらと歌わされたから。
このレコードは宇崎さんが歌っているワケではなくて、1841年に結成したウィーンの名門楽団「ザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団」ってのが演奏している。
このオケ、一度学校へ来て講堂で演奏してくれたことがあったのだが生徒はみんな寝ていたナァ。
で、宇崎さんはその50周年記念の大式典にご出演されてナニかを演奏された。
超人的な記憶力を誇る私(ウソ)ともあろう者がナゼ宇崎さんが演奏した内容を覚えていないのか?というと…私はそれを観ていないから。
まだオープンしてさほど時間が経っていなかった吉祥寺のシルバーエレファントに出演できる日と重なってしまい、ウソをついてその式典をサボったのです。
今はナンでもないけど、まだロックが一般的でなかった昔は「高校生がライブハウスに出る」ということはかなりスゴイことだったからね。
後にそれがバレて罰としてアタマを丸めさせられました。
しつこいようだけど…ダウン・タウン・ブギウギ・バンドって「スモーキン・ブギ」で私が小学校6年生の時に出て来たんだけど、子供ながらに大きな衝撃を受けたよね。
同級生でとても背が高かった野村くんはすぐにあの白いツナギを買って、自分の下の名前の1字である「光」という字をマジックで胸に書いていたっけ。
あの頃は無邪気で楽しかったナァ。50年以上前の話。
脱線終わり。
9_img_50142その宇崎竜童さんを引き合いに出してカズマくんはこう言い放った。
「カッコいい男とはどういうモノかこれからオマエたちに教えてやろうと思う…あ!『オマエたち』だなんて言ってゴメンなさい!」380vまずはルックスから。
リョータくんにサングラスをかけるカズマくん。
んんん?コレはどこかで何度も見たシーンだな。390こうしてメンバー全員がサングラスをかけて…400vカズマニア・ブギウギ・トリオが結成された。420v演奏したのは「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」。440ユーモアを交えてカズマくんが「カッコいい男とは?」をタップリと語ってくれた。
さっき演った「Blue Blues」なんかもそうなんだけど、こうしたユーモアをステージに盛り込むカズマくんの諧謔精神を私はすごく尊重するべきだと思う。
その内容がオモシロイかどうかは別の話よ。
もうナンもカンも出尽くしちゃんてるんだからカッコつけてもしょうがないんよ。
意図的にカッコつければつけるほど滑稽に見えてくるからオモシロい。
それよりこうして知恵を使ってお客さんを楽しませようとする姿勢の方がよっぽど魅力的だ。
430vでもギター・ソロはカッコよかったよ!450本編最後のMC。
まずリョータくんとシャドウからのカズマくんに賛辞が贈られ、カズマくんはお客さんに感謝の言葉を述べた。
「人前でギターを止めようと思った時期もあったが、今日はこんなにたくさんの人に集まってもらってギターを続けていて本当にヨカッタです。
これからもガンバっていきますのでよろしくお願いします!」
と締めくくった。460「時間と内容のバランスがおかしい」と自分でも言っていたけど、なるほど…タップリ見たような気もするし、まだ何も見ていないような気もする不思議な時間だったが残すところあと2曲!
まずはTORNADE-GRENADOのファースト・アルバムに収録されていたインストゥルメンタル・チューン「Time and Love」。470思い入れタップリに泣きのギターを聴かせたカズマくん。480vそして本編を「Only See the Future」でエキサイティングに締めくくった3人。540v_2 510v 520v「オレがカズマだぁ~!」
わかってますって。
ナニはともあれ松浦和亦のはじめてのソロ・コンサートはこうして大成功を収めたのであった!550vさて、今回のソロ・コンサートの好評を得て、『KAZUMANIA -誕生前夜-』と銘打った第2弾のソロ・コンサートが開催されることが早くも決定した!
来年の6月26日(金)、場所は大塚Hearts+。
詳細は後日発表。9_k2「皆さん、アンコールありがとうございます!」
580アンコールでは3人ともカズマTシャツを身にまとっての登場。620 まずは春畑道哉さんのカバーで「Jaguar'08」。
イギリスでは「Jaguar」を「ジャガー」ではなく「ジャギュア」と読みます。565最後の曲ではカズマくんから写真&動画撮影OKの高札が掲げられた!570曲はオリジナルの「The Wind Blows」。
最後の最後までパワフルな演奏と愉快なおしゃべりを聴かせてくれた3人!
590v 600v 610v盛りだくさんだったプログラムの後は記念撮影。
来年の2回目のソロ・コンサートもよろしくね!

松浦和亦の詳しい情報はコチラ
  ↓   ↓   ↓
Kazuma Matsuura Official Website
Kazuma Matsuura Official X630 200(一部敬称略 2025年9月25日 四ツ谷HONEY BURSTにて撮影)

2025年11月12日 (水)

NAKED MACHINE 10th Anniversary~ROCKMAYKAN FINAL SPECIAL GIG<後編>

 
さて、NAKED MACHINEの10周年を記念した目黒鹿鳴館での最後のステージも後半に入る。
本間さんのドラム・ソロ。10v啓祐さんのベース・ソロが続く。118a0619 本間さんと啓祐さんの緊張感あふれるコンビネーション・プレイ。30そして、2人が丁々発止とせめぎ合う…50スリル満点のコール&レスポンス!40リズム隊の演奏に続いて源ちゃんのワウワウ・ペダルを使ったア・カペラのソロに入る。60vピックを口にくわえて…65無伴奏ソロの時の源ちゃんのトレードマーク。
右手で弦をミュートしての大トリルだ。
70延々と続くこのプレイを観ていると、ギターの心得のある人は漏れなく左手の甲の筋が重くなることだろう。80vそこから猛烈なシュレッディング。
ただ速く弾くだけでは決してない。
源ちゃんのソロはいつでもフレーズの組み立てが巧妙で実にメロディアスなのだ。90加えて素晴らしいのは、容赦なくガシガシとピッキングの音を発しながら飛び出してくるギターの音。
非の打ちどころのないロック・ギター・サウンドだ。
どんなギター・アンプを使っているのかと思ったら…やっぱりMarshallだった!
なんてシラジラしいことを書いてスミマセン。100源ちゃんが使っているのは「JCM2000 Dual Super Lead 100」と「1960A」。
「Lead」っていうのは「ギター用」という意味なんだよ。
完全なアナログ・サウンド。
これこそが「真に魅力的なギターの音」なのだ。110vそして啓祐さんと本間さんが加わって「ATTACK OF THE ALIENS」。120遠慮無用、愉快痛快、融通無碍、勇猛果敢、電光石火、疾風怒濤!
源ちゃんソロのレパートリーだけあって弾くわ、弾くわ!130v大胆にして緻密な鉄壁のプレイにお客さんも大よろこび!140お召し替えをしてきたKANちゃんがメンバーを紹介。
「スゴかったでしょ?みんなのソロ。
啓祐さんは以前、『オレはいいよ』とか言っていたのに、今はちゃんと演奏を録音してきて『こんな感じで演りたいです』って言ってくれるんだよ。ナンカうれしいよね!」
さすが啓祐さん!
145「今日のライブも真ん中あたりまで来ましたが、皆さん楽しんでますか?
疲れちゃったら水分を摂ったり、おトイレに行ったり、自由に過ごしてね。
無理のないように楽しんでください。
私たちもメチャメチャ楽しんでいます。
今日という日が来るまで、みんながいっぱい応援してくれていたのがすごく身に染みました。
SNSで宣伝をしてくれたり、どこかでお会いすると『楽しみだね!』って言ってくれたり、そういうことがすごく力になった10ケ月でした。
今日を迎えられることができて本当にうれしいです。
ありがとうございます」
150v「本間さんがこうやって元気に戻って来られたのも本当にうれしい限りです。
皆さんご存じの通り、我々は本間さんがいらっしゃった『EZO』の曲をいつもうれしく演奏させてもらっています。
実はEZOって日本でツアーをやっていないんですよね。
それならNAKED MACHINEでEZOの曲を演奏したらいいんじゃないか?ということでいつも次の曲を演らせて頂いております」160本間さんとEZOに尊崇の念を込めて…170v「Fire Fire」180超重量級のビートに乗ってKANちゃんが「♪Fire, fire」と歌うと…190v源ちゃんがまさに炎のようなソロでどこまでもハードに、そしてヘヴィに曲を仕上げた。200続けて「TRUST ME」。
ギターを持ち替えた源ちゃんのアルペジオで…
210vKANちゃんが哀愁のメロディを歌い上げると…220v世界は一変!230vいかにもNAKED MACHINEらしいドライビング・チューンと化して爆走する!240そしてもう1曲、「TRAITOR'S GATE」につなげた。245KANちゃんが歌う歌詞と…250ワルツのリズムに乗った…260vおどろおどろしい曲の雰囲気がベスト・マッチする!270その雰囲気を更に色濃くする源ちゃんのギター・ソロは途中の転調も効果抜群だ!
290
「地獄の時間が終わりました。
今の曲はどうしても心が熱くなってしまって頭を振り上げてしまうんです。
『TRAITOR'S GATE』というのはイギリスの『ロンドン塔』にありますね。
前にも説明したので知っている人もいらっしゃると思いますが、アン(・ブーリン=ヘンリー8世の2番目のお妃)という首を斬られて処刑された王女様のお話です。
私たちもよく取り上げて頂いているMarshall Blogがもうすぐ2,500回更新というおめでたい日を迎えるんですが、それを書いている牛澤さんが、一緒にお食事した時に『TRAITOR'S  GATE』のお話をしてくれたんです。
それで『あ~、コレはイメージの沸くお話だナァ』と思ったところ、源ちゃんがちょうどこういう感じの曲を作ってくれたんですね。
NAKED MACHINEの場合、だいたい曲が出来た時にはまだ題名がなくて、私が歌詞を作ってから題名が付けられるんですが、この曲だけは最初から『曲名はTRAITOR'S GATEにしてください!』というオーラを持っていたんです。
色んな本を読んだり、映画を観たりして、ドラマチックな曲にしたのですけれども、この曲は好きな曲のウチの1つです。(筆者註:「traitor」は「裏切り者」という意味ですが、夏目漱石は1905年の短編『倫敦塔』も中で「逆賊門」という訳語を当てています)
ご紹介ありがとうございます。

アン・ブーリンについてはココに詳しく書いておいたので興味のある方はゼヒどうぞ。
KANちゃんはもちろん既に読んでくれているとは思うけど、今回大分加筆をしたのでもう一度読んでみて!
  ↓   ↓   ↓
【イギリス-ロック名所めぐり】vol.63~ヘンリー八世と六人の妻 <その3:アン・ブーリン>118a0726 「これからもたくさんの曲が生まれてくると思うのですが、今、観てくれているみんながいないと私たちはドンドン前に進むことができません。
今日は来てくれて本当にありがとうございます」118a0723_2曲が出来したとしてもボツになることも多く、次の曲を「今のところ公の場で演奏できる一番新しい曲」と紹介した。330アルバム未収録の「勿忘草」。
コレは昨年の6月、同じ目黒鹿鳴館での『SPECIAL GIG』の際、第1部の「Meet & Greet」に参加したお客さんに配布されたCD。340曲はしめやかに始まる…が、バラードと思ったらトンデモナイ!350すぐに大爆発!
その正体はまるで高速道路を測定不能の速度でスッ飛んでいく重装甲車のようなドライビング・ナンバーなのだ!360この疾走感!
スカッとしたゼ!365続けて「MONOCHROME HEART」。370マシンガンから放たれた無数の弾丸のようなリフ!380v提示されたギター・リフを驀進させるストレートなリズム!390そこへKANちゃんがひと節唸る!400vこの演奏を聴いて快感に思わないロック・ファンはまさかこの世にはいまい!410「ノッてるかい!?
私たち、元気はとてもいいんですがそろそろお別れの時間が近づいてまいりました。
アハハハ!楽しい時間はあっという間だね。
開演前はずいぶんお待たせしちゃったけど、始まってしまうとアッという間です。
前回もココでも同じことを言いましたが、ワンマンをやるたび度に『1日持つのであろうか?』とすごく不安な気持ちになります、
でも、こうして演ってみるとまだまだ歌い続けたいくらいの元気が残っています!
それはすべて皆さんのおかげです!」
430v「15:30からミニ・ライブから始まってココまで演ってきましたが『NAKED MACHINE10周年ライブ』、そして『鹿鳴館ラスト』…皆さま、今日は最後までありがとうございました!
また新しい鹿鳴館になったら、そして他のハコでもNAKED MACHINEとココにいる人たちがまた同じ時間を過ごせたら幸せです。
これからもゼヒよろしくお願い致します!
私たちはドンドン前に突き進んでいきましょう!」420残り2曲のウチ、まずは「VANITY OF THE WORLD」。440これまたNAKED MACHINEのキラー・チューンのひとつ。450もう盛り上がりに歯止めがきかない!460そして、いよいよ本編最後の曲。008a0338 「GLORY DAYS」をバシっとキメて有終の美を飾った!
480 490v 500 510vこうして客席からの大きな大きな歓声を後にしてひとまず4人はステージを後にした。
520アンコール。
「僭越ながらアンコールにお応えしたいと思います」
メンバーを紹介してから本間さんにひと言求めた。
530v「みんな、本当にどうもありがとう!」と感謝の言葉と腰痛で延期になったお詫びを述べ、作品作りにかける思いの丈を語った。118a0950 アンコールの1曲目はDIOの「WE ROCK」。550この曲、昔ナニかのイベントでKANちゃんが歌っているのを聴いた記憶があるような気がしないでもないような気がする。
だから余裕のメロイック!555「今、カバーを演ったからね。これだけじゃ終わらないよ。
もう1曲、スペシャルゲストをお呼びしたいと思います。
みねちゃーん!」560vNAKED MACHINEのオリジナル・メンバーでこの日DJを担当した峯村""Ruzer"武憲登場!570「本当に次の曲で終ろうと思っておりますが、皆さん長い時間立っていて疲れたと思います。
本当にありがとうございます。
ユックリではありますが、NAKED MACHINEは皆さんの応援があればこれからもドンドン前に進めると思いますのでどうぞよろしくお願い致します。
もっともっと応援してくれるかいッ!」
客席から盛大な賛同を得て…
118a0982 代表曲のひとつ「FIGHT TO SURVIVE」でNAKED MACHINEの10周年を記念するステージの最後の最後を飾った。580BC RICHを下げた峯村さんの雄姿、なつかしい!590v「マー索くん」で調べてみると、峯村さんが参加しているNAKED MACHINEの記事が最後にMarshall Blogに掲載されたのは2017年8月29日のこと。
だから8年以上ぶりのご登場だ。600「みんなで一緒に!」610「♪Fight」620v 「♪Survive」630v「♪Alive」640vとても楽しそうなKANちゃん。660啓祐さんはドラム・ライザーに上がって迫力の低音を叩き出した。650まさに佳境。
盛り上がりに盛り上がって~…670v終了!
NAKED MACHINE、10周年おめでとうございます!
そして、こうして目黒鹿鳴館の舞台に別れを告げた。680「どうもありがとうございました!」
 
NAKED MACHINEの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEBSITE690NAKED MACHINEは今週の土曜日、RAZOR HIGHWAYやてらちんらと共に新宿のステージに姿を現す。
コチラもどうぞよろしく!Mqs <おしまい>

200_2(一部敬称略 2025年9月20日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2025年11月10日 (月)

NAKED MACHINE 10th Anniversary~ROCKMAYKAN FINAL SPECIAL GIG<前編>

 
昨年の12月21日、「最後の目黒鹿鳴館」と銘打って臨んだNAKED MACHINEの単独公演が本間さんの腰痛を理由に変則的な内容になったことはMarshall Blogでもレポートした。
それから9ケ月…満を持してNAKED MACHINEの4人が帰って来た。
本当に最後の目黒鹿鳴館の舞台を踏むために!10v入り口に飾られた祝い花。20何せ10周年ですからね。30今回のショウは2部構成で、第1部を『Meet&Greet プレミアムライブ』とした。
開演時間となりDJが一旦
終了。
舞台のスクリーンに「MONOCHROME HEART」のビデオが流れる。
80そしてNAKED MACHINE登場。
「皆さ~ん、ありがとうございます!
お足元のチョットだけ悪い中、ご来場頂きましてありがとうございます。
今日は約1年ぶりぐらいの『リベンジ・ワンマン』です。
みんな揃ってる?
だいたいみんな知ってるから…あっ!いないと思った人がいたわ。
でもいない人もいるナァ…ま、そのうち現れるでしょう」
…とまずは出欠確認。
90「みんな、DVDもらいました?
さっき『MONOCHROME HEART』がかかっていたでしょ?
『モノクローム』だからビデオは白黒なんですけど、アレのカラー・バージョンを私がお作り致しました。
業者に頼んで1回目失敗して…自腹を切って制作したんです。
プレーヤーとパソコン、どちらでも観ることができますのでどうぞお楽しみになってください」110vひと通りご挨拶が済んで…
「それでは、まず1曲目は本間さんのチョイスです」
第1部はメンバーがリクエストした曲を取り上げるという趣向だ。100vこの曲を選んだ理由を語る本間さん。
ギターのスタイルが源ちゃんとゼンゼン違うという曲。
本来とは異なるスタイルのギターを源ちゃんに弾いてもらいたくてリクエストしたものの、ドラムスのスタイルも本間さんのテイストと違うため演奏がムズカシイという。110KANちゃんは高校生の時に演ったことがあるというのはビリー・アイドルの「Rebel Yell」。120続いて源ちゃんのリクエスト曲は、中学生の頃から大好きだったというDIOの曲。
中学生の時にはブルース・リーやジャッキー・チェンにも憧れていた源ちゃん。
ジャッキー・チェンにファン・レターを出したところ直筆ではなかったものの、チャンと返事が送られて来たそうだ。
ハード・ロックが好きになったのは中学2、3年生の頃だった。130演奏したのは「The Last in Line」。008a0027KANちゃんのリクエストは彼女が常日頃から「歌いたい!」と思っていた曲。
「源ちゃんのギターを聴かせたかった」というそのチョイスは…。118a0041イングヴェイ・マルムスティーンの「I’ll See the Light Tonight」。
源ちゃんがマルムスったのを初めて観た。
140富士山頂の本間さ~ん、そちらはどんな具合ですか~?!
大分霧が濃くなって来たので第1部の最後の曲にいきましょう!150v第1部を締めくくった啓祐さんのリクエストは「セシナハ―」。160v正確にはボン・ジョビの「You Give Love a Bad Name」。
人気曲をビシっと演奏してファンの皆さんを大いに楽しませた。
170その後はご来場のお客さんひとりひとりと記念撮影。
もう目黒鹿鳴館の舞台で写真を撮ることなんてないでしょうから、コレは強力な記念になりますな。
あ~、私も撮っておけばヨカッタ!180この日の屋台村のようす。190いつになく品数の多い屋台。210セール品も展示され、多くのお客さんで賑わった。200DJを担当したのは元NAKED MACHINEのベーシスト、峯村"Ruzer"武憲。40そして、いよいよ第2部の『単独ライブ』がスタートした!
今回のオープニングは「EVIL EYES」。
10KAN118a0132里村源多朗30v岡本啓祐40v本間大嗣50vこの時を待ちに待っていたファンからさっそく激烈な歓声が浴びせられた!60矢継ぎ早に閃光のような本間さんのフィルから…70v源ちゃんのギターへ。
2曲目は「GO TO THE TOP」だ!
80_2源ちゃんはもちろんMarshall。
「JCM2000 DSL100」と「1960A」の組み合わせ。
やっぱり真空管アンプによるアナログづくしのギター・サウンドは素晴らしい。90vノリにノったKANちゃんの歌声が激しくもみずみずしい。100切れ味鋭いドライビング・チューンから…110_2啓祐さんのベースがモノを言う3曲目の「Walk Don't Run」へ。120vNAKED MACHINEの特徴ひとつである転調づくしのスリリングな1曲。130vそして源ちゃんの華麗極まりないソロ!
快調、快調!140v_2「『NAKED MACHINE 10th Anniversary FINAL ROCKMAYKAN SPECIAL GIG』にようこそお越しくださいました。
ありがとうございま~す。
お足元がチョットだけ悪かった中、よくぞこんなに集まってくださいました。
『プレミアムライブ』からの皆さん、今年もたくさん待たせちゃってゴメンね。
峯ちゃんのDJがあったから楽しく過ごせたかな?
楽屋の方でも音が出ていたんだけどズっと一緒に歌っていたんだよ。
前にいたメンバーとこうして一緒にワンマンを盛り上げられるなんて今日はとてもいい日だと思います。
うれしいです!」
150v_2「『峯ちゃんもいるなんていいな~、ナンカいいな~NAKED』と初代のボーカルの藤重さんからも連絡を頂きました。
『大阪にいるから応援に行かれないけどガンバってね!おめでとう!」と言ってくれました。
良い人達に出会えていてホントにありがたい」
160「今日は色んなところでライブを演っていますが、ココに来てくれてありがとうございます。
9ヶ月ぶりに鹿鳴館に戻って来ました。
そして先ほども言いましたが、本間さん、お帰りなさい!
もうドラムスの音が大きくて前の3人はすでに死にそうになっています。
今日はワンマンですから最後まで全力を出し切りますので皆さんには楽しい1日を過ごして頂きたい思っています。
最後までついて来れるか!」
大丈夫です。
皆さん入場料を支払っているのでどんなことがあっても最後までついて来てくれます!170_22019年発表のフル・アルバムのタイトル・チューン「TURN ON THE IGNITION」。180_2「ウッ!」
190v転調からの源ちゃんのソロ。
ソロの最中に2回転調するトリッキーなパートをお聴き逃しなく!200vキラー・チューンのひとつだけあってKANちゃんの歌にも熱がこもる!118a0178本間さんのタイトなドラムスと…220啓祐さんのヘヴィな低音がカラミ合って抜群のロック・グルーブをクリエイトするのは…230「WING OF TOMORROW」240v立体的なフレーズでソロを組み立てていく源ちゃん。250ステージ下手ではKANちゃんと啓佑さんがイキの合ったフォーメーションをキメ込んだ!118a0312後半はみんなで手をフリフリして…260KANちゃんと一緒に歌ったよ。270間髪を入れず7/4と4/4拍子を組み合わせたベースのリフでスタートするのは最近作『MONOCHROME HEART』から「THE DEVIL OF THE HATRED」。280vコレはハードな中にロマンティックな要素をふんだんに盛り込んだ「隠れた名曲」なのよ。
ウソウソ、全然「隠れて」なんていません。
思いっきり前に出ています。
ただ「隠れた名曲」って表現を一度使ってみたかったの。008a0062 美しい源ちゃんのソロ。
コレを「美しい」という表現して何の異論もあるまい?300「♪生まれたことさえ罪なのか?」
情感をタップリと込めたKANちゃんの熱唱がまた素晴らしい。
310ああ、いいナァ、ハードロックって。
中間部の不気味なメロディをフィーチュアした器楽パートもタマらん!
私はコレを聴くといつもトム・ハンクスの映画『ビッグ』を思い出してしまうのだ。008a0188 さらに続けて「CHAINED MYSTERY」。
この曲は珍しい。
前曲と同じテイストの1曲。
340コレは源ちゃんのDio愛を表出した1曲なのかしらん?…ってなことを勝手に想像して聴くと、後半のソロがなおさら劇的に聞こえてくる。350v「メチャメチャ久しぶりに『CHAINED MYSTERY』を聴いたろう?
この曲だけは初代ボーカルの藤重さんの歌詞をそのままイジらずに歌っております。
メロディもその通り歌っておりますので大変に難しい曲です。
色んな歌い方を試してやっと最近歌えるようになってきたと思っております。
今日は単独公演ですので普段聴けない曲や、『アレも好きだな、コレも好きだな』っていう曲をすべて出しますので準備しておいてください!」
360v「10周年ということですが、私はこのバンドは2016年の4月からなんです。
その年の4月にココで『NAKED with KAN』っていうライブに出演したんだよね。
その後、クレッシェンドのライブで『入ります。加入します』って言って、本間さんが2018年の4月に加入された。
コレは大ニュースになりまして、それからもう7年も続けてくださっています。
腰も悪くしちゃって、還暦も過ぎちゃって…ありがとうございます。
これからも若々しく、耳がつぶれそうなドラムを弾いてくださいね」
370「そして啓祐さんが2021年。
『1回ライブしよう!』なんて言っていたらコロナになってしまって…。
それでも辞めることのないようにしたかったので細々とライブをやって来ました。
昔の曲を弾いてくれたり、啓祐さんのカラーではない曲も作っちゃったりして、色々とありがとうございます。
色んな曲が生まれるのも源ちゃんの作曲能力の高さだと思うんです。
みんなそれぞれ好きな曲があると思うのですが、私も時期によって色々と変化します。
ライブで演った時にお客さんがノッてくれたらその曲がもっと好きになっちゃたりするとかね。
色んなことがある中で、次はファンが多い曲を演りたいと思います」
と、KANちゃんがNAKED MACHINEの10年を総括。
118a0271KANちゃんと源ちゃんの2人で奏でる切ないメロディ。390一転して源ちゃんが弾くシャープなリフから…400vゴキゲンなドライビング・ナンバーと化す「Eternal Moon」。
「人気がある曲」というのはよくわかります。008a0073 一度聴いたら忘れない印象的なサビのメロディ。
だから私もこのメロディは一度で覚えました。118a0390啓祐さんのベース・ソロが曲が持つドラマをふくよかに演出して…430vコンパクトながら濃密な内容がギューギューに詰まったソロを源ちゃんが放り込む。440続けて本間さんのツーバスが炸裂する「DON'T SAY ANYTHING」。450v啓祐さんのベースとガッチリ噛み合って最強のロック・グルーヴが押し寄せてくる。460vそんなリズムに乗ってKANちゃんが力強く叫ぶのだ!118a0432源ちゃんのソロもバッチリとキマって…118a0162前半終了。490NAKED MACHINEの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEBSITE500<後編>につづく

200_2(一部敬称略 2025年9月20日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2025年11月 7日 (金)

クレイジー★フェストー EXTRA-17ー~ユキSESSION

  
さぁて、『クレイジー★フェストー EXTRA-17ー』のレポートも今回が最終回。
昼の11時20分にスタートしたステージは夜の8時を20分チョットほど回っていよいよトリの登場となる。10vこの日のトリは『ユキSESSION』。
総勢7人、本日一番の大所帯だ。20_3セッション・リーダーのユキ・ストラト。30vシンガーはIBUKI。50vヴァイオリンにかみじょー。Img_0924キーボーズはKohta。70vベースは坂下昌宏。80vドラムスはMarshall Blog久々の登場となるかんちゃん。90vそしてスペシャル・ゲストでKelly SIMONZを迎えた濃厚なラインナップ。
Img_11411曲目はイングヴェイ・マルムスティーンの「Rising Force」。
だから当然こういうシーンが出てくる。90ギター好きにはタマらない、こういうシーンづくしだよ~!
それにしてもユキくんうれしそうだな~。110vノッケから7人が一丸となって猛然とドライブしまくった!0r4a06352曲目もイングヴェイ。
せっかくだから今日も書いておくか…。
イングヴェイは「インギー」と呼ばれるのがすごくイヤなのだそうです。
コレは人から聞いた話ではなく、今はなき新宿厚生年金会館の楽屋で本人から私が直接聞いた話。
私が「インギーと呼んでいいんギー?」ぐらいのことを尋ねると「オレの名前は『イングヴェイ』だ。『インギー』なんて呼ばないでくれ!」と少々の怒気を含んでハッキリそうおっしゃっていました。
だから街でイングヴェイにバッタリ出くわしても「インギー!」なんて声をかけないほうがいいよ。
 
まずはギター2人のアンサンブルから。130v2人のイキはピッタリ。140v曲はアルバム『Trilogy』から「Liar」。150当然2人のギターの音を出しているのはMarshall。
Marshallはウソをつきません。
ユキくんは今日も愛用のMarshallを持ち込んでくれた。155v「JCM800 2203」だ。
実は…先月末、1960のスピーカー・ユニットを急遽交換する必要が出て来て、その作業に夢中になっていたところ、すぐ横にあった2203が倒れて来るのに気づかず「倒してはマズイ!」と瞬間的に思い、つい足を出してしまった。
計算ではシッカリと私の右足がその2203を受け止めるハズだったのだが…20.5kgの重量に全く抗えずそのまま甲の上にズドン!
「目から火が出る」とはまさにこのことよ。
皮がムケて出血、大きなアザを伴って思いっきり腫れ上がってしまった。
幸い骨には異常がないようだったので病院には行かなかったが、27年Marshallの仕事をして来てこんなことは初めてだったわ。
10日以上経った今でもヒーヒー言っています…コレ、骨をやっちゃったのかな?
皆さんもMarshallの取り扱いには十分気をつけてくださいね。
スピーカー・キャビネットは「1960A」。160vユキくんの2203は「オリジナルの2203」だ。
当時のフレット・クロスは難燃剤が入っていない純の布地を適用していたので黒い色が飛んで茶色くなっている。
この風格がよい。
170一方のKellyさんも当然Marshall。180v「DSL100H」と「1960A」のコンビネーション。
ヘッドの上に置いてあるMarshallのポーチが目印。
Kellyさん、長年のご愛用ありがとうございます。
ピュアなMarshallトーンでKellyさんのプレイが会場の隅々まで行きわたっていた。
やっぱり真空管のアンプが出すリッチなアナログ・トーンは何物にも代えがきかない贅沢なシロモノだ。
190vそしてギターに被さるヴァイオリン。
ん~、いい感じ。
かみじょーちゃん、Marshall Blogは初登場かと思ったらそうではなかった。
所属しているJADE FOREST COMPANYでコロナの頃に一度出てもらっていたのだ。
楽屋で「はじめまして!」なんて挨拶してしまって失礼しました。
JADE FOREST COMPANY @ streaming-LIVE-2021~翡翠の森を訪ねて』という記事。
コレね、我ながら前書きがとても気に入っているのです。
良かったらチラリと覗いてみてくだされ。
Img_1064壮絶なソロの応酬!210「♪Liar!」…220サオものだけじゃない、IBUKIちゃんのド迫力の歌が勇ましく会場に響き渡った!225「こんばんは~!赤羽ReNYに来てくれてありがとう。
盛り上がっていますか~!
今日は『ユキSESSION』…ユキさんとゆかいな仲間?
『クレイジー★フェスト』ということで気合を入れています。
そして、スペシャルゲストをお呼びしております」
とKellyさんを紹介。
230v客席にピックを投げて声援に応えるKellyさん。Img_0973_2セッション・リーダーのユキくんからひと言ごあいさつ。
「ありがとうございます!『ユキSESSION』と言います。
私…ユキと申します。
よろしくお願いします。
次の曲は去年末に出した私のソロ・アルバムからの曲をひとつ演奏します」
ココからインストゥルメンタル曲が続くのでIBUKIちゃんはステージから離れた。
240vKohtaくんの物悲しいピアノに…
Img_0984かみじょーちゃんの美しいヴァイオリンの音色が重なってスタートするのは…Img_0983_2 ユキくんのオリジナル・バラード曲「IHATOV」。
ん、コレは宮沢賢治ですか?
賢治はエスペラントの影響を受けてこの「イーハトーヴ」という言葉を作ったんですってね。
昔、イギリスに「Esperanto」というバンドがいたけど、この人工言語を考案したのは「ザメンホフ」というポーランド人。
「ヘンな名前~」だと思って私はこの名を中学生の時に記憶したのだが、ザメンホフのファースト・ネームが「ルドヴィコ」というのを知ったのはここ数年のことだった。
それもスタンリー・キューブリックの『時計仕掛けのオレンジ(The Clockwork Orange)』を観ていて気がついたのだった。
あ~、どうでもいい。ユキくん、ゴメン。
脱線終わり。
280ワーミー・バーを駆使してドラマティックにテーマを奏でるユキくん。290vKellyさんの怒涛のソロから…300vギター・アンサンブル。
ユッタリとしたテンポに乗せてジックリと聴かせるよ~。310坂下さんのベース・ソロから…320ヴァイオリンのソロへとつながり…330v最後は作曲者であるユキくんの情念のソロで締めくくった。
340v見せどころ&聴かせどころタップリのバラードだった。Img_1105 続いて一大スペクタクルなキメで始まった「Opus 1」。350Kellyさんのおなじみのキラー・チューンのひとつ。360vこのアタマのリフ…2人で弾くとスゲエな。370私もKellyさんの写真を長いこと撮らせて頂いているので、この曲はもちろん何度も何度も耳にしているが、ツイン・ギターでガッツリ演ったのを聴いたのは初めてのこと。380v弾くわ、弾くわ!
も~阿鼻叫喚のシュレッディング地獄!…じゃない、天国!
好きな人はおかず抜きでコレで向こう1週間3食米が喰えるだろう。
イヤ、今は米が高いのでパンでやってみてもOKだ。390vKellyさんのキラー・チューンのひとつだけあって聴く者を終始圧倒する濃密なパフォーマンスだった。Img_1164 間髪入れずにイングヴェイの代表曲「Far Beyond the Sun」。
この曲、今だから言うけど『Marshall GALA2』の時にイングヴェイ・バカ(←コレはホメ言葉です)を何人も集めて「イングヴェイ・ギター・オーケストラ」とか言って、「セーノ!」で大ユニゾン大会をやるアイデアがあったんよ。400仲良くイングヴェる2人。
楽しそうだな~。410Kohtaくんのシンセサイザー・ソロが2人を迎え撃つ!420vリズム隊の2人も気合の入れようが生半可じゃない!430v終演後、かんちゃんは「緊張しちゃってゼンゼン余裕がなかったっスよ!」なんて私に言っていたけど、全然そうは見えなかったな。
いつも通りのパワフルなかんちゃんだった。440vギャハハ!どんだけ~!
もう2人とも弾きすぎだってば!450「アハハ、すごい熱量!
残り2曲なのですが、ボクはKelly SIMOINZさんのマジ・ファンでございまして…。
今回、是非ケリーさんの曲を一緒に演奏させてもらいませんか?とお願いしたところ、快くOKを頂きました。
これからその曲を2つ演奏しようと思います。
みなさん準備はよろしいですか?」
460vKohtaくんのピアノとともに始まるKellyさんフィーチュア・コーナーの1曲目は「Stay in my Heart」。260_2自身の歌モノの代表曲をドラマティックに歌うKellyさん。480vKellyさんの歌をやさしく包み込むヴァイオリンの伴奏。490vステージに戻って来ていたIBUKIちゃんとKellyさんのデュエット。0r4a0889 IBUKIちゃんも曲の中に入り込み、情感溢れる歌を聴かせてくれた。510v曲は憂いを増していき…
500パッヘルベルの「カノン」で締めくくられる。520本編の最後を締めくくったのもkellyさんの曲で「Eternal Flame」。530vギター2人の掛け合いから…540v焼けつくようなドライビング・チューンが展開した。545ステージ上の全員がまさに燃え尽きてしまうようなパフォーマンスで本編の幕を下ろした。550v Img_1047  
570v 580v 590v客席からの大歓声を浴びるユキSESSIONの7人。
これにて本編終了。
600ユキSESSIONの屋台村ではユキくんのソロ・アルバムを販売した。610そしてアンコール。
「皆さまの熱い声援で帰って来ました!ありがとうございます!」620アンコールは出番の冒頭で演奏した「Rising Force」を再演。
660力の限りを尽くした熱演に…650客席から大きな声援が送られ…640v感動のエンディングを迎えた!0r4a0920 「どうもありがとうございました!」

ユキの詳しい情報はコチラ
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690こうして『クレイジー★フェストー EXTRA-17ー』はすべてのプログラムを終了して長い一日を締めくくった。
でも結構アッという間だったわ!
新しいお友達もできて楽しかった!
700v<おしまい>
  200(一部敬称略 2025年9月14日 赤羽ReNYにて撮影)

2025年11月 5日 (水)

クレイジー★フェストー EXTRA-17ー~ValhallA

 
『クレイジー★フェストー EXTRA-17ー~ValhallA』の第3弾は7番目に登場したValhallA。
Marshall Blogには今年の6月に続いて早くも2回目のご登場となる。10vステージに4人が上がり、「V-a-l-h-a-l-l-A」とバンド名のスペリングを読み上げるアナウンスで演奏がスタートした。
20VanillAImg_0654 ITARU
50vRUI60v今回のドラムスはMAKI。70v1曲目は「DARK SPIDER」。
爆発的なドライビング・ナンバーだ。
RUIさんのゴリゴリのベース・ソロに…80MAKIさんの疾走感溢れるドラムスが重なって…100ITARUさんのソロが続く!110クールなVanillAさんの熱唱で…120v早速にValhallAの世界を作り上げた。130「ValhallAです!
熱い夜にしようぜ!お前らイケるか!
イケるかッ!
赤羽、ブッ飛ばしていくぞ~!」140vと、VanillAさんの喝が入ったところで2曲目はドアタマからITARUさんのギターの轟音が鳴り響く。150vこれまた炎のドライビング・チューン「MARIA」。160サビのメロディがとても印象的な1曲。Img_0606 「ギター、ITARU!」
VanillAさんの掛け声を伴ってギンギンなソロを展開するITARUさん。
ITARUさんのギターに張られている8本の弦をどれもバランスよく鳴らしているのはもちろんMarshallだ。180「DSL100H」と「1960A」の組み合わせ。190vITARUさんは「いつもできればギターは直でMarshallにつなぎたい」と言ってくれるほどの「音質ファースト」のギタリストだ。
今日もチャンとフロント・パネルにギターをインプットして最高のサウンドを聴かせてくれた。200vこの曲、エンディングの直前に一度だけ出てくるパート、つまりコーダのパートがあって、それが曲を大変ドラマティックに仕上げている。
とてもいいアイデアだ。210矢継ぎ早に次の曲。
同期のサウンドをバックにVanillaさんがジックリと歌い込む。220vすると曲は一転。
怒涛のメタル・ナンバーと化すのは「RED TEARS」。230ココでもITARUさんの必殺のギター・ソロ!240ステージ中央で思う存分弾き狂ってくれた。やっぱりこうしてチョイと低めにギターを提げて、長髪を振り乱して弾く姿ってのはいいもんだね。
問答無用でカッコいい。
ステレオタイプでもなんでもない…コレが「ロック」という音楽の「定理」のひとつだと思うから。9_0r4a0552 それをバック・アップするリズム隊の2人。260vまるで急坂を猛スピードで転がり落ちていく巨大な岩石のかたまりのようだ!270曲はクライマックスに向かって突っ走り、意表をつくエンディングで幕を下ろす。280「明日のことは考えるな~。
オマエラ全員、アタマ振れ~!」290当然のごとくまたしても疾風迅雷ナンバーの「月桜」。300「ベース、RUI!」315「ギター、ITARU!」470v_2「ドンドン、アタマ触れ~い!」
自分はほぼ不動のままにもかかわらず、やたらとお客さんに頭を振らせる。
そんなクールなところがまたカッコいいのだ。330「11月15日、ValhallA周年ワンマンを高田馬場CLUB PHASEで開催します。
配信ライブになると思うのでみんなよろしく!」
と、単独公演『序章の夜』を告知して…
「イケるか!
イケるか!
イケるか!
アタマ吹っ飛ばせ~!」
340vと、強力なアオリが入った次の曲は「FEATHER」。
「アタマ振れ~!後ろも振れ~!」
もちろん客席の皆さんは歯を食いしばってグルグルと頭を回していらっしゃいます。
350ITARUさんの弾くリフと…360MAKIさんのツーバスが粒立ち良くキレイにシンクロする様が何とも気持ちよい。370熱唱の合間にメンバーの名前を叫ぶVanillAさん。
「ギター、ITARU!ベース、RUI!」380vするとITARUさんのソロが炸裂!390vRUIさんがヘヴィな低音でバックをつけた。400意外な「ピカーディ・ケイデンス」…マイナー調の曲がメジャーの和声で締めくくられる手法ね。
このチームにはエンディングが凝っている曲が多く、まさにどれの曲も最後まで聴き逃すことができない…って感じ。
「終わりよければすべてよし」なんだけど、「最初もよいから全部よし」だな。0r4a0615 残すところあと2曲。
「♪燃やせ~!燃やせ~!」とVanillAさんが歌う「FIRE EYES」。420v抜けまくるMarshallと8弦ギターを武器にトコトン攻めまくるITARUさん。
やっぱりチャンとフロント・パネルにケーブルを挿して使ったMarshallは無敵だわ。Img_0660 ITARUさんやRUIさんとは対照的に激しいアクションをするでもなく、マイクを握ってまるで司祭が説諭を説くようにひたすら歌い続けるVanillAさんもスゴイ個性の持ち主だ。440オラオラオラオラ~!ナンカますますパワー・アップして来たぞ!
「ラスト行けるかい!ラスト行けるかッ!かかって来い!」
450最後の1曲は「REQUIEM」。
4人が重戦車のように客席に向かって爆音を発し続けはハードに出番を締めくくった。460v Img_0910 480v 490v ValhallAの詳しい情報はコチラ⇒Official Xまたは NML.japan official500vValhallAの屋台村のよす。
ん?「無償配布」?
チッ!もらい忘れた!510<つづく>
  

200 (一部敬称略 2025年9月14日 赤羽ReNYにて撮影)

2025年11月 3日 (月)

クレイジー★フェストー EXTRA-17ー~4xxERRORCODE


さて、Marshall Blogの『クレフェスーEXTRA-17』レポートの第2弾は、当日の5番目に登場した4xxERRORCODE。
「10マン」の大イベントの前半の最後を締めくくる楽しく、そしてイキのいいステージとなった。10v背中を見せてステージに並んだ4xxERRORCODEのメンバー。20曲が始まると…
「みんな~、1曲目からブッ飛ばしていくよ~!」
…言葉通りブッ飛ばしたオープニング・ナンバーは「カラクリHUMANITY」。30今回も遠路はるばる秋田から来てくれた6人。
 
Yui40v_2 kobb50vRuu60vRyo70vSeiya80vM@Miko90vノッケから4xxテイストがテンコ盛りの1曲で観客をステージに釘付けにした。0r4a0282ヘヴィなリズムに乗ってギターの2人でスタートする2曲目は「斬撃パラサイト」。
上手のRyoさんはMarshall。110v「DSL100H」と「1960A」のコンビネーションだ。120v下手は7弦ギターを操るRuuさん。
もちろんMarshall。130v同じく「DSL100H」と「1960A」の組み合わせだ。140vまずはkobbさんが唸る。150vそしてリズムが変わって…160Yuiちゃんの「和」テイストの歌が飛び出してくる!170vRyoさんのディレイ・トリックのバッキングが冴えわたって…。180中間部でスリリングなバンド・アンサンブルが展開していく。190v意外な曲展開が大きな聴きどころの1曲だ。200v「ありがとうございます!
秋田から来ました4XX ERRORCODEです。
よろしく~!」
0r4a0356「ヤバイ!楽しい!
まずこのステージがキラキラしててサ。テンションがブチぶち上がってます。
今日は皆さんにこのナゲェ~ナゲェ~バンド名を覚えて頂きたくて…『フォー・ダブルクロス・エラーコード』です。
よろしく!イエイ!」210「次の東京のライブが11月の23日、『イイ夫婦の日』の次の日です。
吉祥寺のクレッシェンドで演りますのでゼヒいらしてください。
バンド名は4XX ERRORCODEです…覚えたかな~?」
客席から「覚えた!」のリアクション。
「優秀!優秀!じゃあ最後までその優秀な感じで付いて来てください!」
0r4a03583曲目は「ドレス」。
ココでも抜群のロック・グルーヴを聴かせてくれるリズム隊の2人。
ひたすらシンプルに、そしてストレートに疾駆するM@Mikoさんのドラムスに…230vSeiyaさんのヘヴィで歯切れの良い低音がガッチリと乗っかって来る。240vそんなゴキゲンなビートで快調に熱唱するYuiちゃん。Img_0341 そして、それにからむkobbさんの迫力のデス・ヴォイス。260vRyoさんのワウワウ・ペダルを使ったソロを経て…270v最後はYuiちゃんの大フェルマータで曲は幕を下ろした。280vところで今日4xxが演奏している曲はすべて今年4月にリリースしたアルバム『ツキガキレイデスネ』からのチョイスだ。
私はゼンゼン競馬のことは知らないんだけど、「ツキガキレイデスネ」という名前の牝馬がいるんですってネ。
テッキリ秋田の馬かと思ったら北海道産だった。290cd今、秋田ではクマが大変なことになってしまいましたネェ。
映画『七人の侍』で野武士に襲われる貧村の農民が侍を雇って村を守ってもらおうとするが、「百姓に雇われる侍なんているのか?」と心配になってしまう。
すると高堂国典扮する村の長老が「ハラ減りゃクマだって山ぁ下りるだ。ハラ減ったさむれぇ探すだヨォ」とやる場面がある。
まさにそういうことなんだろうけど、ああ街中に出て来られたのではタマッタものではあるまい。
4xxのメンバー、ショボンちゃん、小松さん…秋田の皆さん、十分に気をつけてくださいね。
そして、こんな本があることを紹介しておく。
私が敬愛して止まない吉村昭先生の『熊撃ち』と『羆嵐(くまあらし)』というクマ退治の小説。
もう1冊『羆(ひぐま)』という作品もある。
クマの生態についても詳しく書いてあるので少しは参考になるかも?300次の曲も『ツキガキレイデスネ』から「クマ」…じゃない「蜘蛛」。
長いフィードバックからRyoさんがリフをブチかます。320v「この曲、みんなでジャンプするよ~!」
明るくて楽しいナァ~。330ラップ調のkobbさんのボーカルズ。340Yuiちゃんはステージ前でしゃがんでお客さんに向かって歌いかけた。250Ruuさんがお立ち台に上がって…0r4a03987弦ギターでガッチリとソロを弾きまとめた。
今日のRuuさんはDSL100Hを使ってくれているけど、JVMの歪みチャンネルって7弦にすごくいいんですよ。
キレ~イな低音を出してくれる。
Ruuさん、機会を見つけてゼヒお試しあれ!
360v「さぁ~みんな、バンド名を覚えてますか?
フォーダブルクロス~…?」
とkobbさんが振ると客席から「エラーコード!」と確かな答えが返ってきた!
ヨカッタ!実は私も最初のウチは少々苦しんだものですから…。
そして上で紹介したアルバム『ツキガキレイデスネ』について説明した。
「最初から最後まで秋田で作りました!新秋田名物です!
次ももちろんそのアルバムに入っている曲を演ります。
アタマ、振りましょう!」370v演奏したのはアルバムのキラー・チューン「本能 THE インフェルノ」。0r4a0425ココでもRyoさんのディレイ・トリックのバッキングが実に鮮やか!400v一方、RuuさんはMarshallのディストーション・サウンドでアンサンブルを分厚く演出する。410vSeiyaさんの低音もダイナミックにウネリ…430v扇子を手にしたYuiちゃんが「ダンス、ダンス」と暴れまくると…390vkobbさんの歌がゴリゴリと押し寄せてくる!Img_0489 4xxのキラー・チューンだけある気合の入ったパフォーマンスに大いに盛り上がった。440「トーキョー、もっと、もっと~!」4504xxERRORCODEのステージの最後を締めくくったのは「kaguya」。460v最後の最後までオリジナリティあふれるサウンドをタップリとパワフルに聴かせてくれた!470v 480v 490v 500v 520v4xxERRORCODEの激演で『クレフェス EXTRA-17』の前半終了!
 
4xxERRORCODEの詳しい情報はコチラ⇒Official Website530屋台村のようすはこんな感じ。
よく片付いています。540<つづく>
  200(一部敬称略 2025年9月14日 赤羽ReNYにて撮影)

2025年10月31日 (金)

クレイジー★フェストー EXTRA-17ー~QUEEN RABBIT

 
またまたお邪魔させて頂いたのは『クレイジー★フェスト EXTRA』。
その第17回目。
今回も11:20にスタートして最後のバンドが20:20に登場するという「10マン」の盛りだくさん企画!
レポートはまず3番目に登場したMarshall Blog初登場のQUEEN RABBITから。10v「アカバネ~!ブチ上がってるかいッ!」
景気のいい第一声で幕が上がった!20QUEEN RABBITの今日のメンバーは…

Misaco30vShinji40vRyo50vてつを60vオープニングはビデオにもなっているQUEEN RABBITのキラー・チューン「月下美人」。70ギターの「Shinji」くんはそう、ウチのShinjiくん。
「ウチの」というのは「Marshallの」という意味ね。
そしてもちろん日本のロック界の重鎮、臼井OZMA孝文率いる「NERVOUS BREAKDOWN」のShinjiくんだ。0r4a0056 この日は「DSL100H」と「1960A」の組み合わせ。90v当然チャンとフロント・パネルにギター・ケーブルを接続していつも通りのヌケヌケの素晴らしいサウンドを聴かせてくれた。
こうして普通に使うのが間違いなく一番太くヌケの良い音になるのだ。
80ステージの方はいきなり繰り出した鉄壁の爆裂チューンでツカミはバッチリ!Img_0037 続いての曲は「Dolce Vita」。『甘い生活』?
フェデリコ・フェリーニはニガテなんだよだナァ。
Shinjiくんが弾くリフで曲はスタート。0r4a0054 「♪ッホイッ、ッホイッ!」
Misacoちゃんのパワフルなアオリがすでに盛り上がっている客席に熱湯を注ぐ。110勇猛に驀進する…120リズム隊が心地よい!
130「コブシを突き上げて!」、「皆さんの出番です!」とお客さんを鼓舞しまくりながら熱唱を展開するMisacoちゃん。
「♪Dolce vita」のパートのメロディがとても印象的だ。Img_0047 「おはようございます、赤羽ReNYの皆さん!
みんな朝早いのにスゴイねぇ~。
私はメチャクチャ夜行性だからさ。
今朝は8時半ぐらいに起きて、もうメチャクチャ眠くて…声出せるか~?って思ったんですけど、リハの時点で他のバンドのみんながすっんごい突き刺すような声だったんですよ。
だからこっちも『負けてらんねぇ!』と思って、リハーサルですでに結果を見せて体力を使い果たしてしまいましたぁ!
メッチャ楽しいです!」
Img_0069「改めましてありがとうございます。QUEEN RABBITです!
1曲目に歌った曲は『月下美人』です。
皆さんが知ってくれていると信じているんですが、この曲は5月に発表してから現在8.3万回再生まで来ました。
どうもありがとうございます!
それでファーストとセカンド・シングルをサブスクにも出しました。
ゼヒ大文字で『QUEEN RABBIT』サブスクを検索して聴いてください。
よろしくお願いします!」
「今日、初めての人はいらっしゃいますか?…あ、結構いらっしゃる。
はじめまして!よろしくお願いします。
色々とお伝えしましたが、ナニよりも楽しむことが1番だと思っていますので、今日はバツンとQUEEN RABBITの世界をブツけていきたいと思います。
150v皆、その世界を受け止める準備は出来ていますかッ?」壮大な同期サウンドとともにスタートする「DOOMSDAY」。170Misacoちゃんがパワフルなシャウトをブチかます!
コリャとてもリハでパワーを使い尽くしたなんて思えんな。180vShinjiくんのソロ。
いつものことではあるが、Shinjiくんが出すサウンドは「ああ、Marshallの音だナァ」と実感させてくれる実にピュアなMarshallのサウンドなのだ。190そして、持てるテクニックをひけらかすようなことを絶対にしないのがShinji流。
いつでも「曲調ファースト」でソロを組み立てる。200vこのバンドはMisacoちゃんの声が曲や曲想にものすごくマッチしていて実にいい感じですな。
カッコいいわ。210vダークな世界からガラリと雰囲気を変えてバラードの「Reincarnation」。0r4a0219前の曲とは一変してやさしい歌声でMisacoちゃんが情感を込めて歌うと…Img_0145Shinjiくんが乾いた音色で泣きのフレーズを奏でて見せた。Img_0233 「私たちの世界観をゴリゴリに受け付けてもらいました。
今、披露したバラードは去年QUEEN RABBITが始動してからずっと大切にしてきた曲です。
チョットずつ芽が大きくなって、輪が広がっていきますように…という思いを込めた1曲です。
いつもの方、そして新しい方もいらっしゃるということで、皆さんの声があって完成する曲を次に演りたいと思います。
みなさん、力を貸してくれますか?」
「オオオオ~!」
客席から威勢の良い反応が返ってくると…
220「最高!もう1回やらせてください!
みなさん、声出してくれますか?」
「オオオオ~!」
客席との相性もバツグンに良いようだ。230v次の曲。
おお!このスネアは「水戸黄門」?…なワケない!240vShinjiくんのトリルがからむ。270vコレは何とも思いきったパターン!250vこのイントロからどう展開すのかと思ったら…おお!ヘヴィな3連のグルーヴになった!260曲は「My Servant」。270Shinjiくんのソロが大爆発!0r4a0049Ryoさんが入れる合いの手もド迫力だ。290vこのチームの魅力がとてもよく表れた1曲なのでは?Img_0201 「かかって来いよッ~!」
Misacoちゃんの凶暴なまでに激しいアオリから…330v「LOVE SPIDER」でガツンと盛り上がる!
疾走感に満ち溢れた真性ドライビング・ナンバーだ!340_2Misacoちゃんはステージの端まで足を延ばしての大熱唱。
下手から…300上手まで、サービス満点のステージング。
ハイ、カメラ目線ありがとう!
310vそして、お立ち台に戻って炎のようなシャウトを聴かせる。330ナンノ、ナンノ、Shinjiくんのギターも炎だぞ!370驚いたのはMisacoちゃんのエンディングの大絶叫。
このスゴさは一体何に例えられようか?360spareまだ昼の2時ぐらいなんだけど、ココは完全に別世界だわ。
そんな雰囲気の中、QUEEN RABBITは最後の曲「OCEANUS」に取り掛かった。
ギリシア神話に出てくる「ocean」の語源にもなった「Oceanus(オーケアノス)」は「大洋の神」。
日本で言えば「金毘羅さま」というところか?380最後まで熱のこもった激唱がスゴかったMisacoちゃん。Img_0316その熱演を完璧にサポートした3人。400v Img_0126   420v短い時間ながらQUEEN RABBITの魅力がよく伝わった充実のステージだった!450v「ありがとうReNY最高でした!
またライブハウスでお会いしましょう!」430この日のQUEEN RABBITの屋台村のようす。
 
QUEEN RABBITの詳しい情報はコチラ⇒QUEEN RABBIT Official X440<つづく>
  200(一部敬称略 2025年9月14日 赤羽ReNYにて撮影)

2025年10月29日 (水)

田川ヒロアキ in EXPO2025<後編>~私の万博2025

 
さて、大阪・関西万博の「スポーツ・オブ・ハート」の開会式も滞りなく終了し、ステージ中央にMarshall「JVM210H」と「1960A」のハーフ・スタックが再びセットされる。
10例の「OCEAN」の衣装を身にまとったヒロアキくんがスタンバイ状態に入る。
おお~!チョットこのスクリーンの写真を見てよ!
今まで自分が撮った写真が大きなポスターになったり、機材車の側面にプリントされたりなんてことは幾度となくあったけど、ここまで巨大に引き延ばして使ってもらったのはコレが初めてだな。
うれしいけど、少し照れちゃうナァ…。20司会のルーシー・ケントさんと「ぶらっくさむらい」さんがこれから展開するヒロアキくんのステージの内容を紹介する。
今回ははるばるカナダから海を渡ってやって来たよさこいチームとの共演が実現されることより…
25まずはカナダ・パヴィリオンから駆けつけてくれたバンクーバー出身のSeijiさんから英語でメッセージが送られた。
もちろんルーシーさんの通訳つき。
「本日のパフォーマンスは単なるエンターテインメントではありません。
カナダと日本の長年の友情を祝う場であり、共により豊かなモノを作り出すというメッセージでもあります」という言葉で締めくくられた。
30vぶらっくさむらいさんが「皆さん、出来ればぜひカナダ・パヴィリオンもチェックしてくださいね!」とお客さんをお誘い。
後で行ってみるか!…と、この時は私も思ったんよ。118a0241いよいよマイクがヒロアキくんに渡される。
50「皆さん、こんにちは!
万博のスポーツ・オブ・ハートのステージにようこそお越しくださいました。
ココからはよさこいのチームと三味線の匹田さんのパフォーマンスとともに私のライブをお届けしますので最後まで楽しんでいってください!」40♪グワアァァァァン、ギョエェェェェン、キュイィィィィン!
ハーモニクスを発しながらワーミー・バーを上下させて…さぁ離陸だ!60v勇猛なバッキング・トラックが流れ出す。
008a0165曲はアルバム『FACE』から「White Arrows」。
ヒロアキくんの故郷である下関の海上自衛隊のアクロバット飛行チーム「White Arrows」のテーマ曲だ。80v左手を上げ…85vそして両腕を広げて飛行するヒロアキくん。
100アクションをタップリと交えて壮大なメロディやスリリングなソロを奏でる。
110vMarshallに搭載された真空管が実現する高馬力のサウンドで豪快に大空を舞った!90「Matsuri」の大きな舞台にふさわしいパフォーマンスに客席から大きな歓声が沸きあがり、ヒロアキくんのパフォーマンスは快調にスタート!120そのままア・カペラのギター・ソロへ。130vココでもヒロアキくんとMarshallのコンビネーションが爆発的なサウンドをブッぱなした!140_solo煙の出るようなシュレッディングから…150v再びワーミー・バーを駆使したダイナミックなプレイへと続く。
そういえば、エアロスミスやフォリナーが出演した1978年の野外コンサート『California Jam2』では、ジミ・ヘンドリックスのフォロワーであるフランク・マリノ(偶然にもカナダのギタリストだ!)がヒロアキくんが今演っているワーミー・バーで音を大きく上げ下げするギター・ソロを披露した。
その時会場にいたお客さんの頭上では、ギターが出す音程の上下に合わせてセスナ機が上昇したり下降したりするアクロバット飛行をやって見せて観客を圧倒したそうだ。
160ま、強いて見せればこんな感じ?
飛んでいるのはこの日実際に現場の上空を飛んでいたヘリコプター。
今回、White Arrowsにお願いしてコレをやればヨカッタね!
55年後の「下関万博」の時にはゼヒ!9_marino するといつの間にかステージに現れていた(ウソ、カメラのファインダー越しにズッと見ていました)匹田さんが…170v猛烈な三味線シュレッディングでヒロアキくんにカラミ出した!180鬼気迫るバチさばき!
コレがカッコいいのなんのって!
やってみたいなナァ、津軽三味線。
200vバッキングに回ったヒロアキくんが匹田さんを紹介してそのまま次の曲へ。118a0453 マイコーの「Beat It」だ!
230昨年10月、上で紹介した『THE ROAD SEEKER』のレコ発ライブでも取り上げた1曲。
だから呼吸はピッタリ!118a0296 リフと歌メロを交代で弾き分けてから…
240ヒロアキくんのソロ。250オリジナルのエディ・ヴァン・ヘイレンばりのトリッキーなプレイが炸裂。118a0418 2人で匕首を突き合せたかのような緊張感あふれる演奏。265v再び客席から大きな歓声が沸き上がった。210「私はこの『スポーツ・オブ・ハート』に参加して10年になるんですが、東京や大分等のステージを経てようやく万博のステージに来ることができました」
<前編>で詳しく紹介したヒロアキくんが身につけている衣装についても説明。280vさて、続いてはいよいよこのステージのハイライト。
カナダのよさこいチーム「Appare Yosakoi Vancouver(あっぱれよさこいバンクーバー)」との共演だ。
まずはカナダから送られて来たそのメンバーのビデオ・メッセージが披露された。300ところで、これから演奏するヒロアキくんが「Appare Yosakoi Vancouver(あっぱれよさこいバンクーバー)」に提供した曲は、自身のライブでも演奏してきた通り以前から存在していた。
ところが万博と曲は全く無関係だった。
それを結びつけたのはヒロアキくんのマネージャーで細君の美瑞穂さんだったという。
「この曲を使って万博のステージでヒロアキくんとカナダのよさこいチームが共演したらどうかしら?」という企画を美瑞穂さんが提案したのだ。
当初はカナダと中継で共演する計画であったが時差の問題があって断念。
しからばカナダ・サイドでビデオを撮ってもらい、それを舞台のスクリーンに投影して一緒に演奏をするというアイデアが浮かんだ。
ところが、カナダのメンバーはよさこいの本場である日本に来てライブで演舞したいワケよ。
しかもこの「万博」という大舞台で…。
そこから話が大きくふくらみ「Why don't we go to Japan!(みんなで日本に行ってまえ!)」…ということになった。
総勢50名、自腹!
いくら円安の環境下とはいえアッパレ!310迎え撃つのは下関市のよさこいチーム「馬関奇兵隊」と「菊川よさこい蓮合」。
下は大舞台を前にして気合を入れる「馬関奇兵隊」の皆さん。330そして本番。
「Appare Yosakoi Vancouverがカナダから来日してくれました~!
さらに私の郷里から『馬関奇兵隊』と『菊川よさこい蓮合』」も応援に駆けつけてくれました!」
320いよいよ演奏に入る。
「構え!」118a0509ヒロアキくんの号令一下、よさこいのメンバー全員がビシっと姿勢を正し…350_kme演奏が始まった!360「♪弾むビートを打ち鳴らせ!」370vヒロアキくんの歌に合わせて一糸乱れぬ演舞が華麗に展開する!
観ていて実に気持ちがいい!380しかも今日は匹田さんの三味線が加わった特別バージョンなのだ!390v「♪笑え!」400_wre「♪スマイル!」
490
「♪叫べ!」
440_odr「♪シャウト!」
410
「♪踊れ!」
420v_skb「♪デァンス!」
ヒロアキくんとよさこいチームの掛け合い。
これだけの人数で叫ぶものだからスゴイ迫力なのよ!
トリハダが立ってしまった。
440下はカナダ・チームのキー・パーソンの嶋田裕平さん。
彼は6月末から日本に滞在し、リーダーとなってアッパレ、馬関奇兵隊、菊川よさこい連合の3つのチームの演舞をまとめ上げた。
裕平さんと奥さんのAZUKIさんがメンバー1人1人に振り付けの動画をLINEで送り、細かい動きまで指導したのだ。
そして、日本でも合同練習を重ね、観る者全てに感動を与えるクォリティまで練り上げた。
とにかく日本で演舞することが夢だった裕平さんのその「夢」が海を越えてこの万博のステージで叶ったのだ。
これぞ「人類の進歩と調和」!
008a0250_3一心不乱に連旗を振り回す翻す旗手の皆さん。
コレもよさこいに欠かすことのできない光景だ。
495琴の音色とともに場面が変わり落ち着いたムードになるが…445「さぁ手拍子を頂きましょうか!」とヒロアキくんが音頭を取ると観客が一斉に手を叩き出した。450「♪鳴子両手によう踊る」455「アップ・テンポだ~!
大阪万博、スポーツ・オブ・ハート!」
460ヒロアキくんが鬨の声を上げると曲は再びエキサイティングなパートへと突入する。
510曲が転調し、ヒロアキくんの歌詞も英語に替わる。
劇的な演出!
475vどれだけの人数で一斉に踊っているのかは知らないが、エンディングに向けて全員が一丸となって身体の動きを激しくしていく光景が何とも美しい。500そして、最後の最後まで熱のこもった演舞を披露した。008a0221 「どうもありがとうございました!」
530ヒロアキくんが、あっぱれよさこいヴァンクーバー、馬関奇兵隊、菊川よさこい連合の皆さんを紹介し…
520_2_2「そして匹田大智さんでした!」540v「どうもありがとうございました!」
最後にヒロアキくんは翌日のSOHのステージの閉会式で新しい曲を披露することを案内して初日のライブ・パフォーマンスの幕をおろした。
550v翌日…。
アナウンス通り、SOHの閉会式のフィナーレではヒロアキくんが作詞作曲を手掛けたこの日のための新曲「VOICE」が披露された。
「1人ではできないことも、2人、そして大勢で声を合わせることで想いが叶う」という気持ちを込めて作られた曲と演奏に満員の客席から大きな歓声が浴びせられた。560ヒロアキくんは今回の経験をこうまとめ上げている。
「万博の国際的大舞台で得た感動を、次のステージへ繋ぎ、音楽を通じて、今後も幅広い層へ夢と希望を届けていきたいと思います」570今回のこの万博への参画は4年前のパラリンピックの後に美瑞穂さんとともに目標を定め、種々の努力を経て叶えた夢の大舞台だった。
普段のライブでも美瑞穂さんのアイデアを取り込みながら企画を立て、微に入り細に穿った準備に徹するヒロアキくんだが、今回の万博のステージは構成や演出、大スクリーンに映し出す映像の演出、衣装のアイデア、メンバーの召集等々、特に美瑞穂さんのアイデアが多分に詰め込まれた。
その仕事ぶりはもはや「演出家」と呼ぶにふさわしいモノだったとか。
その演出に沿ってヒロアキくんが熱演を披露する…というまさに夫婦の「二人三脚」が夢を実現させたワケだ。
終演後、SOHのヘッドから「万博の会場らしい、ダイナミックな演出を考えて頂きまして感謝しています。
オープニングからフィナーレまでとっても素敵なステージでした!」という旨のメッセージが贈られ、それまでの苦労も吹き飛んだ…とはヒロアキくんの弁。
お疲れさまでした!
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano
Couple実は私も美瑞穂さんのキメ細かい助力がなければこのレポートを書くことは出来なかった。
「田川の写真を撮ってください」というオファーを頂戴して、みどりの窓口へ行って(お年寄ばっかりだった!)新幹線の切符を取ったところまではよかった。
ところがテレビで喧伝していたように最寄り駅から会場に行く手段がどうしても見つからない。
シャトルバスが色々なところから出ているものの、予約など到底出来るハズもなく、インターネットもつながらないような状態で、気が短い私は「会場まで行かれそうもないので新幹線の切符は払い戻しした方がいいのでは?」と提案したほどだった。
ところが美瑞穂さんは一歩も引かず!
幾通りものルートを調べ出して、あの手この手で私を会場に導いてくれた。
結果、何の問題もなく会場にたどり着くことが出来たというワケ。
この場をお借りして美瑞穂さんに心から御礼申し上げます。
118a0021失敬ながら2人にダマって1枚写真を掲載させてもらう。
下はリハーサルの時のようす。
ご覧の通りヒロアキくんの機材まわりのことも担当している。
美瑞穂さん初めて会ったのは2009年の日比谷野音でのこと。
元テレビ局のアナウンサーとはいえ、その時は音楽業界のことなどナニも知らなかったであろう彼女はいかにも右も左もわかっていない様子で「ずいぶんポ~っとしたマネージャーだな」と思ったものだった。
ところは今ではアータ、Marshallのヘッドとキャビネットのインピーダンス・マッチングまでやってくれますからね。
人間やればできる!私もガンバらねば!
美瑞穂さん、この場を借りて今回の万博の案件に関し厚く御礼申し上げます。118a0004 ところで、ヒロアキくんと美瑞穂さんのお2人は会場に滞在している間はステージと楽屋に張り付いていなければならず、外部のようすに接することがほとんどできなかった(ハズ)。
2人が「万博で見たモノ」といえば客席と楽屋の壁だけなのだ。
そこで…私が2人の代理で見て来た大阪・関西万博のようすをザっとお届けして今回のレポートを締めくくりたいと思う。
レポートすべき内容はカンタン…一にも二にも人、人、人!60何度も書くけどこの日はとにかく暑熱がヒドかった。
それはこの人いきれのせいもあったろう。70_2種類や場所を問わず、売店の類の行列が凄まじかった。
建物の際の人たちは入店を待っている皆さん。
80ココでは入店まで3時間待ちというアナウンスが聞こえて来た。
コレ…どうしてもココで買わなきゃダメなの?
きっと行列も「思い出」のウチなのね?
ん?待てよ…<前編>でやった「私の万博1975」ね。
今考えてみると、ウチは万博でナニひとつ買い物しなかった!
新幹線の切符と入場券の半券しか残っていないわ。
きっとあの時もこんな様子だったんだろうね。
日本人の行列好きに「進歩」はなく、その血統はミャクミャクと続いている。
でもこんなにキレイに並んでいるのは「調和」がなければムリだな。90_2今、ココはヒロアキくんが出演した「Matsuri」がある大屋根リングの外側の西ゲート近く。120_2ガンダムのパヴィリオン。140みんなが立ち止まって写真を撮るから渋滞がますますヒドくなります。
人の流れがガンとして動かないのはダムのごとしってか?
150v_2向かいのこの巻貝みたいなやつは「パソナ」のパヴィリオン。
「鉄腕アトム」が先っちょに乗っかっている。
160_2隣りは吉本興業。130大屋根リングの下に入る。180_2ま~、ココもスゴイ人よ。190vなるほどテレビなんかで見るよりかなりデカイ。210_2リングの内側のエリアに入ると…
220_2ク~!混雑ぶりがますます冴えわたるゼ!
とても日本の人口が減っているとは思えん!110最初に目に入って来たのはベルギー・パヴィリオン。230_2こっちは三軒長屋のパヴィリオンになっていたが、その中にバングラデシュが入居していた。
55年前はとても万博どころではなかった。
ジョージ・ハリソンがラヴィ・シャンカールとともにバングラデシュの救済コンサートを開催したのは万博の翌年だった。240_2そのお隣はセネガルにエジプト。
セネガルといえば「ユッスー・ンドゥール」か…55年前は不参加だった。
260アルジェリア、カンボジア、チュニジア、チリの長屋。
チュニジア以外は1970年にもパヴィリオンを出していた。
やっぱりチュニジア館のテーマ曲は「A Night in Tunisia」なんだろうナァ。250_2これも「コモンズ」という雑居パヴィリオン。275タジキスタン共和国、ブータン王国、カメルーン共和国等25か国が雑居している。
サントメ・プリンシペ民主共和国やブルキナファソもココだ…って、知らんがな。
前者はかつてポルトガル領だったアフリカ中部太西洋に浮かぶ島国。
後者は西アフリカのかつてのフランスの植民地で、国情が不安定で大変なところらしい。270_2ブルキナファソでいいからナニか見てみたいとも思ったんだけど、この通りどこへ行っても長蛇の列で時間的にも体力的にもとてもムリ。280コレは立派だね。
アゼルバイジャンのパヴィリオン。
55年前はソヴィエト連邦の構成国のひとつだった。
この国は「テュルクソイ」というテュルク語属の言語を話す民族が集まる団体の活発なメンバーなのね。
で、この民族の音楽が実に魅力的なのです。2907年ほど前に「テュルクソイ」のコンサートを観に行ったのだが、本当に素晴らしかった。
でもパヴィリオンには入れません。
75せっかくだから大屋根リングに上がってみようとエスカレーターに乗ろうとしたら「アンちゃん、アカンがな!後ろに並んでや~!」と係のオジさん(といっても私より年下かも)に注意されてしまった。
もちろんエスカレーターに乗るにも長~い行列が必要です。300_2上がってみると存外にいい眺め!310_2しばらく歩いてみる。320_2やっぱり上から見てもスゴイ人だわ。
トルコに…330_2ドイツ…。340_2リングの上もスゴイ人だよ~!350リングは一部が2階建ての構造になっている。
暑熱でかなりヘロヘロになっていたので、ココはチョット迷ったけど…360_2せっかくなので2階のルートを進んでみた。
おお!どこの山だか知らんがいい絶景哉!
370反対側では「鉄火場」の建設が鋭意進められているようだ。380_2ほほう、コレがカナダ・パヴィリオンか…。
さっきSOHの開会式でぶらっくさむらいさんが「ゼヒ、パヴィリオンに寄ってください」と誘ってくれたがココまで。
中に入れる道理がない。
410_2ポルトガルもスゴイよ。
こりゃフランシスコ・ザビエルもルイス・フロイスもビックリだ!
420脱線。
ルイス・フロイスは信長や秀吉にも会見したポルトガルのイエズス会の宣教師で、『日本史』という歴史書を著したことでよく知られている。
長崎の官庁街には「フロイス通り」という道路がある。
「rua」というのはポルトガル語で「道」という意味。どうもコレは「フーア」と発音する要だ。
008a0010コレがフロイス通り。008a0009この通りに坂本龍馬の奥さんの「お龍さん」が住んでいた。
そこでその居宅跡には月琴を弾くお龍さんの像が立っている。008a0016一方、これは長崎駅前の丘にある「日本二十六聖人記念館」。
語り出せばものすごく長くなってしまうので今回はヤメておくが…
008a0604 ココにはルイス・フロイスの業績を称える碑が設置されている。
脱線終わり。
短いけどいい脱線だったね。
008a0624 こちらは東ゲート方面。
来る時に東ゲートの前の陸橋の上をタクシーで通り過ぎたのだが、朝一番にもかかわらず入場待ちの人でゴッタ返していた。
まるで「万博状態」としか言いようがない。
飛行機に乗る時に手荷物の検査をするでしょ?
アレをやっているのでどうしても時間がかかるのね。
390タクシーの運転手によると、シビレを切らした来場者が少しでも空いている西ゲートに歩いて回るのだそうだ。
普通であれば徒歩で20分ほどらしいのだが、混んでいる時は西ゲートに行く歩道が人であふれて全く動かなくなってしまうのだとか…スゲエな。
まぁ、この「阿鼻叫喚の人地獄」を目にすればその話しも十分に頷ける。
400とてもリングを一周する体力はないのでソロソロ下に降りてヒロアキくんたちのところに戻ろう。008a0376とにかくスゴイ人!
ゴメンね、何度も書いて。
でも見たモノといえば「人」だけなものだからどうしてもレポートはこうなっちゃう。440_2トゥルクメニスタンのパヴィリオン。
もちろんその名前が示す通り「テュルク語系」民族。
犬神サアカス團の明兄さんから「できれば中を見て来てください」と頼まれたのだが、近くまでは行ったものの到底中になんか入ることはできません。
そもそも入り口が見えないのよ!460_2マルタのパヴィリオン。
マルタはダシール・ハメットの『マルタの鷹(The Maltese Falcon)』のマルタね。008a0396このヤケに簡素なパヴィリオンはドラキュラとコマネチのルーマニア。
この2つのパヴィリオンには共通点がある。
それはナニかと言うと、先週の新聞報道によればコレらのパヴィリオンは工事代金の支払いが滞っていて訴訟沙汰になっていること。008a0413こんなオモシロいパヴィリオンも。470やっぱりMarshallとしてはコレに行っておかないと!480_2もちろん外だけね。490_2でも今はコッチか。500_2皆さん夕方ともなるともうトコトン疲れ切っているご様子。
540だからベンチというベンチはすべて満席。510_2コレはセブンイレブンのパヴィリオン…じゃなくて店舗だわ。
ご覧の通りの大行列。
聞えて来たのは店員の声…「ハイ、それでは次の30名様!ユックリ進んで店内にお入りください!ハイ、押さないで!押さないで!」。
コンビ二の「完全入れ替え制」ってのは初めて見た。520_255年前、私が浸かったような池が今回も作られていた。
コレは海か?
リングの上に等間隔で植木が並んでいる…と思ったらビックリ!
コレは人だ!
夜になると何やらこの辺りで花火を上げるそうで場所取りをしているらしい。
さ、西ゲートに戻ろう。
530_2お!ブルガリア・パヴィリオンの前で民族舞踊を演っている!
でも人垣で見えはしない。
ブルガリアの音楽もいいからね~。
560ようやく西ゲートに戻って来た!
疲れた~。550この日食べたのは「Maturi」に設営していた屋台村の「ハラミ丼」。
1,500円でそれほど高い感覚はない。
猛烈に空腹だったのでとてもおいしかった。
570そして、新幹線で東京に戻って来ました。
アララ、こんなに若返っちゃった!
今回の万博もとても良い思い出になりました。
6002,500回更新ご初のライ・レポートとなった今回の記事は記事1本あたりマーブロ史上最高の写真枚数126枚を掲載してお送りしました(前編+後編合計で197枚)。
ご覧頂きました皆さん、画面スクロールお疲れさまでした。
<おしまい>
 

200(一部敬称略 2025年9月27日 大阪・関西万博会場にて撮影)

2025年10月27日 (月)

田川ヒロアキ in EXPO2025<前編>~私の万博1970

 
しょうわ45年9月10日、ぼくは朝早くおきて万博に行きました。

下はその時にお父さんがとってくれたしゃしんのアルバムです。Album 新かん線にはじめてのりました。
とてもうれしかったです。
これが新かん線のきっぷです。
20_3ぼくは前から万博に行きたくて、行きたくて、ずっとお父さんとお母さんにおねがいをしていたのです。
でも、万博はすごくこんでいるので、休みの日や夏休みにはとても行かれないというのです。
すると2学きに入ってすぐにお母さんが、たんにんの佐久間先生にそうだんをしてくれました。
先生は「一生に一どあるかないかのできごとなので、どうぞ学校を休んでつれて行ってあげてください」とおっしゃったそうです。
なんていい先生なんでしょう!
そうして万博がもうすぐおわるという時に1日だけ万博へ行ったのです。
ぼくはお父さんが買ってくれたガイドブックを見て会場にあるパビリオンをすべてあん記していました。
形を見ただけでどこの国のパビリオンかを当てることができるのです。
それぐらいあこがれていた万博だったのです。
55_2はじめての新かん線、うれしいな!30_2まどのけしきとお母さんのあいだにはさまれてごきげんなぼく。
これから新大さかまで4時間の長たびです。
食どう車に行ってみたいな。
40_3新大さかえきから地下てつで万博の会場に行きました。
地下てつの中から「太陽の塔」が見えた時、ぼくはとてもうれしくてお父さんにホッペタをつねるようにおねがいしました。
ぼくがすごくよろこんでいるようすを見てお父さんはとてもうれしそうでした。
そして会場につきました。
「バンザ~イ!ゆめにまで見た万博へ来たよ!」
このバンザイのポーズはお父さんが「やれ」って言ったんです。
はずかしくてぼくはとてもイヤだったんだけど、お父さんをガッカリさせたくなかったのでがまんして両手を上げました。
おやこうこうのひとつです。50本当にどこへ行ってもすごい人でした。
ぎょうれつの大きらいなお父さんは人気のあるパビリオンには近よろうともしません。
でも、きねんにこれだけは見ておこうと太陽の塔に入るための長い長いぎょうれつにならびました。
中に入るまですごく時間がかかって足が少しいたくなりましたが、がまんしてよかったです。
「生めいのしんか」って言うのかな?
エスカレーターで下からドンドン上がって行って、塔のうでの中にも入った時はとてもおもしろかったです。60v_2お気に入りのブルーの水とうをかかえて古河グループの七重の塔のパビリオンの前に立つぼく。
もちろん中を見たわけではありません。
古河は日本の15ざいばつのうちのひとつです。
こうざんかいはつでざいをなし、一大コンツェルンを作り上げました。
古河でんこう、ふじでんき、ふじつう、よこはまゴム、あさひでんか、日本けいきんぞく、みずほぎん行、大せい火さい、たくさんの大きな会社が古河のさんかに入っています。70v_2ひと休み、ひと休み。
パビリオンをたいして見てもいないくせにクタクタです。
それでもうれしかったし、楽しかった!80_2ふじつうのパビリオンをバックにぼくがお父さんとお母さんのしゃしんをとりました。
お父さんは大工さんです。2s けっきょく、太陽の塔をのぞけば、タンザニアとか、ガーナとか、ニュージーランドとか、行列ができていないパビリオンだけを見学しました。
ガーナ館で飲んだカカオののみものや、ニュージーランド館のヒツジの肉はとてもおいしかったです。
今考えてみると、万博で何かを食べたきおくはこれだけです。
レストランがどこもまんいんで入れなかったのでしょう。
でも、ひもじかったきおくもありません。
きっとこうふんしていたからですね。
人気のあるアメリカ館やソ連館も少しは見たいと思いましたが、ぼくも長いぎょうれつにならぶのはウンザリでした。
90v_2アッという間に夕方になってしまいました。
とてもあつかったのかな?池に入ってすずんでしまいました。
ヘンなところを押さえていますが、おもらしをしてしまったわけではありません。
そして、新かん線にまた4時間乗って東京へ帰ったのです。
まだからだの小さなぼくは、ざせきのゆかにしいた新聞紙の上でよこになってグッスリ眠ってしまいました。
だから帰りはアッという間でした。
本当に行ってよかったと思います。
お父さん、お母さん、佐久間先生、どうもありがとうございました!
100_2ちょうど同じころ、イタリア館でしゃしんをとっていた同じ年の女の子がいました。
へいたいさんのよこで妹の手をにぎっているかみの毛が短い女の子です。
この時から16年後、ぼくたちはけっこんしました。
110vあ~、クタびれた。
一応、「小学校2年生の子が書いた作文」という設定にしてみた。
コレが存外に厄介で、リアリティを表出するために下の一覧表と首っ引きで実際に小学2年生までに習う漢字を調べながら書いてみたというワケ。
今、漢字が自由に使えるって何てステキなことなんだろう!
2kanjiもちろん作文中の「ぼく」とは私のこと。
1970年(昭和45年)、小学校2年生の時、閉幕のたった3日前に「日本万国博覧会」を訪れたことは私の人生の中でもとてもラッキーな出来事だった。
マーブロで万博を取り上げたことはこれまでなかったので少し調べてみた。
 
数週間前に閉幕した今回の大阪・関西万博の入場者数は2,558万人だったそうだ。
一方、1970年の時は6,422万人。
コレがどれぐらいの数字かと言うと、ディズニーランドとディズニーシーの来場者2年分に相当するそうだ。
驚くのは来場者の1割が農協の団体旅行客だったという。
会場の面積も今回の155haに対して330haと倍以上の規模だった。
そして、1970年の「日本万国博覧会」は万博史上初めて黒字になった会で、その来場者数は2010年の「上海万博」までトップをキープし続けたという。
キャッチ・コピーは「人類の進歩と調和」…恐らく当時は意味もわからず幼稚園生までこの文句を知っていたのではなかろうか?
しかしこの時から55年、結果として科学は進歩したかも知れないが、人類は進歩も調和もしていないように思う。
下はウチで保管している小人の入場券。
大人800円、小人400円。
私の記憶では小学校2年生の時、近所の「つばめ軒」のラーメンの値段が確か80円だった(チャーハンは100円)。
今のラーメンってだいたい800円ぐらい?…となると55年の間に物価が10倍になったと考えて大丈夫かな?
イヤ、「ラーメン」という食べ物の価値が呆れるほど変化してしまった現在、単純にラーメンの値段の変化で貨幣価値を換算することは危険だろう。
そこで他の信頼のおけるデータを参照すると1970年の100円は今の550円に相当するそうだ。
ということは大人の入場料800円は4,400円ということになる。
決して高くない。
Ticket6 コレはMarshall Blogですでに何度か紹介している1970年の山田洋次の松竹映画『家族』。
長崎の伊王島の炭鉱夫の一家が酪農に転業するためにはるばる北海道を目指すロードムービー。
松竹は歌舞伎や演劇の部門は安定していたものの、映画部門がかなり左前になっていた。
それを『男はつらいよ』で救ったのが山田洋次だった。
そこで松竹が論功行賞で山田監督のリクエストを聞き入れて制作した1本。
さすがの山田作品だけあって1970年のキネマ旬報では見事第1位を獲得。
ところが興行的には全く成功しなかったという。
イエイエ、本当に素晴らしい映画です。
私は小学生の時に初めて観て感動し、今でもDVDで時々観ている。
作品はオールロケで、山田さんは万博でもカメラを回し、会場のケイオスぶりがお得意のドキュメンタリー・タッチで実にうまく描かれている。
「チョット万博でも見ていくか?」と軽い気持ちで見に寄った万博が後に取り返しのつかない悲劇を呼んでしまう。
昔の万博の雰囲気が知りたい人は観てみるとよいだろう。9_kzkさて、ところ替わってココは谷中。
その名も「EXPO」という骨董品店がある。
それこそ「ケイオス」としか形容のしようがない品揃えがとてもオモシロく、店名が示す通り1970年の万博のグッズを色々と取り扱っている。
オーナーはココから歩いて5分もかからない「東京藝術大学」の絵画科で日本画を専攻されていた方で、話をうかがうとやはり小学校3年生の時に体験した万博の感動を忘れることができず「EXPO」という店名にしたのだそうだ。
Expo_shop今回の記事を書くに当たって冒頭で若き日の私が触れた万博のガイドブックが置いてあったことを思い出しEXPOに買いに行った。
少々値段が張ったがもう表紙を目にした途端どうしても欲しくなり、当時の定価300円の約13倍の値段でゲットした。
実行委員の名簿、万博の歴史、来日したアーティストのリストやレストランのメニューなど、子供の頃には興味を示すことがなかったページが実に興味深い。
内容の充実ぶりは驚異に値する…コレで300円、今なら1,650円。
メチャクチャお得だと思う。
発行元は「電通」。
9_bk2奥付を見ると発売されたのが昭和45年3月10日。
つまり開催の5日前。
もちろんかなり前、すなわち施設が完成する前に編んでいるためか、パヴィリオンの写真は一切載っておらず、すべてイラストで表示されているのがチト残念といえば残念。
しかし、私は穴のあくほど掲載されたイラストの数々を見ていたので、現場でホンモノを目にした時の感動たるや生半可なものではなかった。118a0029一方、挿絵には東山魁夷や平山郁夫(下の水墨画)の作品が使われていてビックリ!
写真も銀座「ルパン」の太宰治の写真を撮ったことで知られる昭和の大写真家、林忠彦の作品が使われたりしている。118a0026ガイドブックには会期中の様々なイベントの予定が掲載されている。
1970年はベートーヴェンの生誕200年に当たる年ということもあってか、特にクラッシック系のラインアップがアホほどスゴイ。
カラヤン率いるベルリン・フィル、ムラヴィンスキーのレニングラード・フィル、バーンスタインと小澤征爾のニューヨーク・フィル、さらにボリショイ・オペラ、ピアニストのリヒテルなどがリスト・アップされている。
ポップスではサミー・デイヴィスJr.やアンディ・ウィリアムス、メリー・ホプキン、フィフス・ディメンション、セルジオ・メンデス、ジルベール・ベコーなど。
1970年というとレッド・ツェッペリンやピンク・フロイドが来日した年なのだが、まだまだ「ロック」という音楽が一般大衆が楽しむモノではなかったということか?
カナダからゲス・フーが来る予定だったらしいが、ライトハウスというブラス・ロックのバンドが代りにやって来たという記述も目にした。
ジャズはどうだったんだろう?
「万博ジャズ祭」というのが開かれたらしく、目玉はヨーロッパのミュージシャンたちだったという。
コレがまた実にエグイ顔ぶれ!
ジョン・サーマン、アルバート・マンゲルスドルフ、ジャン・リュック・ポンティ、エディ・ルイス、ニールス・ぺデルセン、ダニエル・ユメールにカーリン・クローグ…。
コレは観たかった!9_118a0019下のページにはレストランや売店のメニューと値段が掲載されている。
それらをさっきの5.5倍を使って現在の値段に換算すると…
 ハンバーガー  1,375円(日本ハム)
 万博ずし           1,000円(京樽)
 サンドイッチ  1,500円(日東紅茶)
 うどんすき         4,400円(美々卯)
 ホットドッグ         825円(各所)
と、そう高い印象はないが、各国のパビリオンに併設されているレストランなどはこの限りではなかったようだ。
上で「万博の会場でちゃんとした食事を摂った記憶がない」旨のことを書いた。
母に確認してみると、どうも本当にナニも食べなかったようだった。
それは経済的な理由ではなく、どのレストランもモノスゴイ人ごみで、列に並んでいるウチに1日が終わってしまうような状況だったらしい。
日帰り旅行だったので「団子」より「花」を取ったというワケだ。
9_118a0016普段、買った古本に書き込みでもしてあろうものなら頭から湯気を出して怒り狂ってしまう私だが、コレはオモシロかった。
この本の前の持ち主が、訪ねたパヴィリオンでスタンプを押し、日付を記録しているのだ。
どうもこの方は7月4日と13日に訪れているようで、その内容がソ連、ドイツ、カナダ、オーストラリア、日本他に加えマイナーな国々のパヴィリオンと日本企業のそれを数多く見て回ったようだ。
あの混雑の中、たった2日間でこんなに見て回れるものであろうか?
この人も食事はパスしてるな…。
コレだけ見ることができたらさぞかし楽しかったことであろう。
ちなみに最も入館者数の多かったパヴィリオンのベスト3は…
 ①ソ連館
 ②アメリカ館
 ③日本館
だったそうだ。
30もうひとつ。コレも谷中。
第11第将軍徳川家斉の時代、「日潤」という超ハンサムな住職が女犯(にょぼん)事件を犯したことで知られる「延命院」。
その日潤のアヴァンチュールの相手の中に大奥の女性が含まれていたことより江戸中が大騒ぎになり、最終的に日潤は斬首された。
植松三十里が『大奥延命院醜聞 美僧の寺』なんて小説に書いている。
下がその事件の舞台となった「寶珠山 延命院」。
とっても良いお寺です。
Img_4237その延命院では定期的に結構規模の大きい骨董市が開かれている。Img_4238そこで見つけたのがコレ。
当時150円だった「サンデー毎日」の別冊の万博特集。
1,000円も出した。40_2コレがまたバカバカしくもオモシロイ。
この万博見物の「七ツ道具」なんてのはスゴイよ。
帽子、サングラス、小銭、簡易イス、ズック靴、ビニール風呂敷(雨合羽代り)、そして方位磁石。
会場が広いので磁石を持って行けば安心なのだそうだ…ジャングルじゃないっつーの!
実際にコレを見て7ツ道具を用意した人がいたのであろうか?
ノンビリした時代だったね。
50_2万博のテーマ曲がまたヨカッタ。
「♪こんにちは~ こんにちは~ 世界の国から~」
コレ、サビの歌詞に「♪1970年のこんにちは」と年号を入れたところが何ともカッコいいよね。
作詞は島田陽子(女優ではない人)。
そして、幼稚園生から横丁のご隠居さんまでが口ずさんだ偉大なメロディを作ったのは中村八大だった。
三波春夫の歌もヨカッタ。
56cdこの曲、今回調べてビックリしたんだけど、吉永小百合、九ちゃん、倍賞美津子他、こんなにたくさんの人たちが歌っていたとは知らなんだ。
Q太郎まで万博に行ったんだね。
とにかくこの頃からバブルの前ぐらいまでが日本の一番良い時代だったのではなかろうか?
つくづくそう思うし、その時代に生きて来られて本当にヨカッタ。55さて、小学校2年生の時から55年後。
6:30の新幹線に乗って私はまた日帰りで万博へ行くことになった。
さすがに今回は新幹線と一緒に写真は撮りません。
Img_4687佐久間先生は「一生に一度」とおっしゃっていたが、ナンノナンノ!…全く期せずして2回目の万博がやって来たのだ!
万博の大ステージに出演する田川ヒロアキのチームが写真撮影とMarshall Blogの取材で私を招いてくれたというワケ。
コレで「万博の田川ヒロアキ」の全貌が「ひとつのメディア」であるMarshall Blogに残る…という寸法だ。
今次の万博滞在記は<後編>の後半でやることにする。10テレビでさんざん報道していた通り、とにかくまずは行くのが大変なのよ。
新幹線の切符はいくらでも取れるんだけど、何しろ最寄りの駅からの交通手段がないときてる。
最後は駅から歩いて行く覚悟までしたが、徒歩で行くことは禁止しているっていうんだよ。
20それでも首尾よく「西ゲート」の関係者出入り口に到着して中へ入ると…恥ずかしながら結構ウキウキするじゃんね。Img_4688ヒロアキくんが出演するのは西口ゲートのすぐ近くにある万博会場内最大のイベント・ステージ「EXPOアリーナ Matsuri」。
『スポーツ・オブ・ハート in 2025大阪・関西万博』というイベントだ。
これまで様々なシチュエーションでヒロアキくんが出演する『スポーツ・オブ・ハート(以下「SOH」)』をMarshall Blogでレポートしてきたが、一番最初の「代々木体育館」から数えてナント11年が経過した!
早いナァ~。25vSOHはスポーツや音楽、ダンスやアート、そしてファッションやお笑いなど様々な文化が、国籍や人種の違い、障害の有無を超えて調和する一大祭典だ。
今回のSOHは大阪・関西万博に舞台を定め、ヒロアキくんはオープニングと自身のライブ・ステージ、そしてフィナーレで大活躍した。
008a0007コレが「Matsuri」のステージ。
デカイ!
ただ今リハーサル中。
30ステージの前には芝生の客席がガバっと広がっていて、その背後には食べ物を販売する屋台村とテントの下で食事をするスペースが設営されている。
40まずはステージ裏の楽屋村へ。
楽屋でご挨拶を済ませて軽く近所を見て回ろうと思ったが、この日はまるで真夏のような暑さでとてもそんな気にはならなかった。
ヘタに外に出て仕事の前にバテちゃったらマズイからね。
ま、ヒロアキくんとの仕事で「暑熱」といえば2015年8月の「世界ボーイスカウトジャンボリー」が無敵のチャンピオンだけけどね。
でも、今回も仕事が終わって会場をひと回りして楽屋村に帰って来たらシッカリと腕時計の後がついていたわ。
それぐらい日差しが強かった。
0r4a0002ヒロアキくんの最初のステージは『スポーツ・オブ・ハート in 2025大阪・関西万博』の開会式。
ステージのソデで出番を待つMarshall。
ヒロアキくん愛用の「JVM210H」と「1960A」だ。
008a0002定刻となりSOHのイベントのオープニングには欠かせない国家の演奏が始まった。
ステージ後方のスクリーンに映された合唱隊の映像と音声をバックにステージに姿を現した3人。
20_2スクリーンの映像が替わりもう1人加わる。008a0090_2まず最初に出て来た音は三味線。 
弾き手は匹田大智。30vシャープなバチさばきで津軽スタイルのプレイを華麗にキメて見せた。40_2続いて穴澤雄介のヴァイオリンのフラジオレットの音色が続く。50v穴澤さんもピチカートを交えながらダブルストップを多用したメロディアスなプレイで「君が代」のメロディを奏でる。55そして田川ヒロアキの番になるとおなじみの「Seascape」のバッキング・トラックが流れ出る。60もちろん演奏するのはヒロアキくんがアレンジした「君が代」とオリジナル曲「Seascape」のミックス・バージョン。70vウ~ム、やっぱりヒロアキくんが弾くMarshallの音はとびっきり美しい。118a0330メロディアスにそしてドラマティックに「君が代」のメロディを歌い上げた。118a0407すると匹田さんの三味線が加わって来て…Vv ヒロアキくんとのデュエットでヘヴィなパートに発展する。
このあたりは万博のステージのためのスペシャル・バージョン。80強力なディストーション・サウンドのパワー・コードでさらに「君が代」のメロディの断片を弾くと…118a0217ディストーションとは縁もゆかりもない歌声が流れ出る。 
佐藤ひらりが歌う正調「君が代」。
このコントラストがスゴイ!90v全ての観客の耳を惹きつけて放さない美しい歌声。110そしてバッキングトラックに合わせて4人アンサンブルが万博会場に鳴り響いた。120こうして『スポーツ・オブ・ハート in 2025大阪・関西万博』がスタートした。
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano
130vところでヒロアキくんが身にまとっている衣装…。
下関出身で海に囲まれて育ったヒロアキくんだからして、「海=平和」のイメージのもと「Ocean」をコンセプトに定めた。10v手で触ってさまざまな波の表情がイメージできるようにとファッション・ブランド「tenbo」代表の「鶴田能史(たかふみ)」さんがプロデュース。
演奏中の動きや風向きにより裾に隠れた生地が波のように舞い上がるような様々な工夫が凝らされているそうだ。
30v_2コレは後ろ見頃の裏地。
553053706_2019319162193573_61336729見えないところにオシャレをするのが「鯔背(イナセ)」だって言うじゃないか。
コレがまさにそれよ。
イラストとともに…
40v私が撮った写真をカッコよく2か所に刷り込んでくれた。
私が着たいわ!…とても入らないか?75衣装についての解説はコチラ⇒tenboオフィシャル・ウェブサイト73さて、ステージはスッカリ場面が替わり、SOHの関係者のお歴々がズラリと並ぶ。140司会はルーシー・ケントさんとお笑い芸人の「ぶらっくさむらい」さん。150ミャクミャクも登場してご挨拶。160vSOHではおなじみの高橋尚子さん…170はるな愛さんも列席している。180vそれと、今年4月に銀座で開催した『ダイバーシティ駅伝 in Tokyo』でも気炎を吐いていた団平オッちゃっんが今回も南千住から駆けつけてくれた。190コレは開会式典の中のワン・シーン。
イギリスに本部を置く「LOANI(Leaders of All Nations International)」という国際福祉団体の創設者であるキャロライン・マカカ教授が「Champion of Diversity」という賞をSOHに授与した。
SOHを代表してハート型のトロフィを受け取るSOH理事の廣道純さん。200_3「『ゴチャ混ぜ』をモットーに、障害の有無、国籍、年齢、性別の分け隔てなく、誰もがスポーツ、ファッション、音楽、アートを通して輝けるイベントを2012年から続けて来たことが認められて大変うれしい」旨のご挨拶をされた。210vそして賑やかに開会式が締めくくられ、大阪・関西万博でのSOHがスタートした。220<後編>につづく
 

200_2(一部敬称略 2025年9月27日 大阪・関西万博会場にて撮影)

2025年10月10日 (金)

DEALS at Crawdaddy Club Liveshow vol.4

 
新宿の「Craw Daddy Club」で開催しているDEALSのシリーズ企画の第4弾。10この日の屋台村のようす。
好評の3枚のCDとシンプルなデザインが目を惹くバンド・ロゴTシャツ、プレクトラム(=ピック)など。
20「オーライ!We are DEALS!」のTAKAさんの雄叫びでショウはスタート!40_2雨宮敬義(=TAKAさん)50v吉永GOKI訓春60v横山壮五70vshu-ya80v1曲目から爽快にブッ飛ばしたナンバーは「Are You Ready?」。90_2GOKIさんのボトルネックが最高にアーシーな「Dance with the Devils」が続く。
100v_2GOKIさんはMarshall。
ヘッドは「JVM410H」。
110_2キャビネットはステージ最深部に設置してある「1960BV」。
120vしかし、TAKAさんの歌はいつ聴いてもカッコいい。
「ロックのカタマリ」だよ。130ギター・ソロもバッチリとキメて見せてくれた!140vもちろんTAKAさんもMarshall。
「JVM210H」と「1936」のコンビネーションだ。
150v「♪Ah, ah ,ah, are you ready?」
全員参加のコーラスもDEALSサウンドの要のひとつだ。160ココでTAKAさん、曲順を間違えて堂々と次の曲のタイトルをコールしちゃった!
ところが少しも慌てず口にしたのは…「そうか?こういう時に使うんだよ!『さーせん』って!」170vそしてコレがDEALS名物の「サーセン・ピック」だ!
屋台村で売ってるよ。
少しヘリが削れているのは、実際にTAKAさんが使ったモノだから。
30_2横山さんが出すズシリとした低音と…180shu-yaさんのヘヴィなビートのコンビネーションがヒネリ出すグルーヴがゴキゲンな「Wasted」。190shu-yaさんはNATAL(ナタール)。
シェルはバーチ。
20010"、12"、13"で組んだトリプル・タムのシステムがshu-yaさんのお好みだ。210その2人がクリエイトする快適なリズムに乗ってTAKAさんの歌声が一段と心地よく響く。220vハードにキメたGOKIさんのソロも曲調にピッタリだった。230「こんにちは!…ア、こんばんは!か。マイケルジャクソンです。
オレたちも音がデカイのでヤバかったら耳栓した方がいい。
オレらにとってはそんなに大きい音じゃないんだけどね」240MCをしている間にTAKAさんのフワフワを拝借するGOKIさん。250v「あとボクの担任の先生の話とかね。
その先生が次の曲の歌詞の元なの。
オレ、学校にもギターしか持って行かなかったんだよ。
その先生がテストの問題を教えてくれるんだけど全然ダメだった。
で、魚屋だったお父さんが『まかしとけ!』って、先生に新巻鮭を贈ってくれたおかげで卒業できたんだわ!」008a0086そうとは知らなんだ!
その次の曲とはDEALSのキラーチューンのひとつ「Candy Color Maker」。260vまさに「ロックンロールの神様」が降りて来たかのようなTAKAさんの歌いっぷり!
GOKIさんと横山さんはポジションを入れ替わるサービス。270そしてGOKIさんのソロからの~…280vサービス・ショット!290TAKAさんキックをお見舞いした5曲目は「Rescue Me」。300軽快なテンポに乗って…0r4a0166 これまた問答無用で楽しい1曲!310v今日も横山さんのコーラスが大活躍だ。320vDEALSはその華麗なギター・アンサンブルも見どころのひとつ。
こういうバンドってホントになくなったからね~。
古い?トンデモナイ!
良いモノは古くならないのよ。
330v物販の告知にお得意の「自画自賛」や「暗中模索」の話。
「そんなことわからなくても何10年もROCKできるんだぜ!大丈夫なんだよ。
いい人生でした。まだ続きますけど」0r4a0124 続いての「傷と裏切り恋焦がれ」はTAKAさんの独壇場。
情感豊かな大熱唱に…350v泣きのギターをタップリと披露した。3602人ともやっぱりギターの音がいいね。
370v真空管アンプはプレイヤーの感情を裏切らないのだ!0r4a0227「いつもお世話になってるんですけど、今日Marshall Blogが取材に来てくれています。
私たち、Marshallでございます」
380ショウは早くも後半に入ってTAKAさんがシャウトしまくるのは「Flashback」。390直前のMCではNATAL(ナタール)を紹介してくれたshu-yaさん。
そのNATALを思いっきり鳴らしてくれた!400「♪Flashback!」008a0043 レスポールに持ち替えたGOKIさんのソロ。410vフロント陣が肩を寄せ合って激演を繰り広げた!420続いての「Bad Temtation」はギター2人がリフを奏でるAC/DCタイプのストレート・アヘッドなナンバー。430後半に入ってますますパワフルになって行くTAKAさんの歌声。440vスリリングなソロのリレーも飛び出した!450「SNSでイギリスの特殊工作部隊のヤツを観てるんだけどハマっちゃってね~。
ナニがいいって兵士同士の恋愛がオモシロいんだけど知ってる?
今日も暑い中働いていらした方もいらっしゃるかと思います。
エブリディ・ハード・ワォーキングってね。
今日の私は車の運転とライブだけでした」008a0091 ということで、TAKAさんが弾くシンプルなリフから、これまた楽しい「Everyday Hard Working Man」
このシンプリシティこそがロックなんだよな~。470v「♪Everyday hard working man」
さぁ、みんなで歌うよ~!480「♪Everyday hard working man」
マイクを持って客席に入り込むTAKAさん。490「♪Everyday hard working man.
おいおい、どこまで行くん?」500「♪Everyday hard working man」
今日もハードに働いてます~!
あ、藤井さんが写ってる。
510額に汗して働いた後は早くも最後の曲…「Please」だ。
今回もそのMOONSHINEの藤井重樹さんが飛び入り参加!520藤井さんのこの楽しそうな楽しそうな表情!
530しかし、どんなに楽しくてもキチッと歌うのが藤重流。540v藤井さん、DEALSが大好きなんだそうです。550サオ・チームもエキサイト!555息の合った2人のトリック・プレイから…556客席まで出て行った~!560vこうして大いに盛り上がって本編終了!570アンコールは「さよなら」。580今日もゴキゲンなオリジナルの「日本のロックンロール」を聴かせてくれた4人!590v_3 600v 610v 620v今回も最高だったゼイ!630最後はこの日最初に出演したSHOTGUN GROOVEを交えて記念撮影。
このシリーズ、次回の11月8日はDEALSの単独公演だってよ~!
DEALSはフル・アルバムを制作中。
そのリリースに先行して、今回も演奏した「Bad Temptation」と再録した「傷と裏切り恋焦がれの」の2曲をカップリングしたCDを11月8日に販売するそうだ。
コレがナント限定20枚。
すぐなくなっちゃうじゃん?!
何としてでもゲットしなければ!という方、気合入れて準備しておいてくだされ!

DEALSの詳しい情報はコチラ⇒Official X640 200_2(2005年9月6日 新宿Crawdaddy Clubにて撮影)

2025年10月 9日 (木)

金属恵比須『後藤マスヒロ還暦記念ライヴ』<後編>~私の漱石

<前編>の最後で那由他計画の塚田さんをゲストに迎えて演奏していた「彼岸過迄」。
胸のすくようなこのドライビング・チューンはいつ聴いてもカッコいい。
ところで、「彼岸過迄」といえば「夏目漱石」。
せっかくの文学色濃いレパートリーを抱える金属恵比須の記事なので、<後編>の冒頭は漱石で脱線してみようと思う。
期せずしてマッシブになってしまったので、興味のない方は遠慮なくグバ~っと下までスクロールしちゃってください。008a0078 さて『彼岸過迄』は1912年、『三四郎』、『それから』、『門』からなる「初期三部作」の次に発表された作品。
私も漱石の小説は全て読んだけど、結構「玉石混交」なイメージがあって、『彼岸過迄』は「玉」と「石」の中間ってところか?
要するに理解できていない…ということなんでしょうな。
しかし、有吉佐和子なんかは小学生の時に漱石はおろか、鴎外、有島武郎、菊池寛、吉川英治らの全作品を読んだというのだから恐れ入る。
私なんかせいぜい筒井康隆だったもんナァ。
それなのに最も影響を受けたのが、岡本太郎のお母さんの「岡本かの子」の作品だっていうんだから頭の良い人が感じることはサッパリわからない。
井上ひさしも「漱石全集」を繰り返し読んだという。
とりわけ『坊ちゃん』は50回以上読んで戯曲の構想を練ったらしい。
008a0052ウチには上の漱石自身の著書の他に漱石の家族が書いた本がたくさん集まっている。
奥さんの鏡子さん、息子の伸六さん、孫の茉莉子さんとその夫の一利さんの半藤夫妻らの本だ。
大半は私の家内の蔵書。
これらの本に書いてある内容を家内から聞くたびに、漱石が書いた小説の内容が自分の身の周りに起こったことばかりであることに驚かされる。
40例えば『猫』に出てくる苦沙弥先生の奥さん。
ハゲがあることを隠して嫁入りしたことが夫にバレて怒られる爆笑シーンが出て来るが、コレって溝口健二の『西鶴一代女』に似ているシーンがあるんだよね。
ハゲを隠しているのが沢村貞子で、それを見てしまった奉公人の田中絹代扮する「お春」が追い出されてしまうところ。
漱石はやっぱり西鶴を読んでいたということなのかしらん?…と思っていたら、漱石の奥さんの鏡子さんには本当にハゲがあったらしい。
それを黙って漱石と結婚したのだ。
漱石の作品の内容について書いたりするとすぐにメッキが剥がれてしまうので、場所を変えていわゆる「聖地巡礼」で話頭を転じることにする。
ちなみに「話頭を転ずる」というのは漱石がよく使う表現。
そういえば、どの作品だったか「ラ抜き言葉」があったな。
Skココは早稲田。
役人だった漱石の父が勝手に名前をつけた「夏目坂」。50そこにある「やよい軒」の軒先に立っているのが「夏目漱石誕生之地」の碑。
「金之助(漱石の本名)」は養子に出されて、また戻されて…と、なかなか複雑な生い立ちだった。
55vその近くの漱石の自宅跡にあるのが「新宿区立漱石山房記念館」。
ココに「山房」と呼ばれた漱石の終の棲家があった。
60_2記念館の裏がチョットした公園になっていて、その入り口に立っているのがこの漱石の胸像。Img_3087その公園で目を惹くのがこの石塔。
コレは「猫塚」といって漱石の愛猫の「塚」の二代目。
「悪妻」として知られた漱石の奥さんの鏡子さんはネコが嫌いであったが、ある日迷い込んだネコのことをある人に相談すると「それは福を呼び込むネコ」と言われそのネコを飼うことにした。
すると、不思議なことに漱石の仕事が増え、運が向いて来たため夏目家ではそのネコを「福猫」と称して可愛がった。
言う間でもなくこのネコこそがまだ名前もついていない『吾輩』だ。
そのネコの十三回忌の折に建てたのが猫塚だったが、そのオリジナルは空襲で山房もろとも燃失してしまった。
鏡子さんは父が「帝大出の相手でなければ結婚は許さない(漱石は東大の英文科卒)」とやったほどの良家の出身で、サッパリとした性格ではあったものの、決して悪妻ではなく、むしろ鏡子さんのおかげで漱石はあれだけの作品を生み出すことができた…とウチの鏡子さんがそう言っている。
Img_3197記念館の中は正直言って見るに値するものは少ないかな?
というか山房に関するモノが残っていないのよ。
そんな中でひとつオモシロかったのは、印税の入金状況を記録したノート。
ココでクイズ。
古今の日本の小説で一番読まれた作品ってナニか知ってる?
残念ながら「春樹」でも「東野」でもないよ。
それは夏目漱石の『こころ』なのだそうだ。
ブックオフへ行って書架の「夏目漱石」のところを見てごらん。
どこの店舗へ行っても『こころ』が7割、『坊ちゃん』が2割、『その他』が1割だよ。
大変に重苦しいけど、実に良い作品だと思う。
1955年の市川崑の映画もヨカッタ。
やっぱり森雅之の演技がスゴくてね。
ちなみに森雅之は有島武郎の息子さん。
で、その印税のノートには毎日のように『こころ』の印税が入金していた様が克明に記されているワケ。
やっぱ文豪は稼ぐわ~…
Kkrと思ったら、『昭和史』のベストセラーで知られる作家で元文藝春秋の編集長、そして漱石の長女・筆子さんの娘の茉莉子さんの御主人である半藤一利さんの『続・漱石先生ぞなもし(文藝春秋刊)』という著書にこんなことが書いてあった。
「漱石が11年の作家生活の間に売れた本の数はザッと10万冊以下。
その印税額は総額25,000円ほど…白米の価格を基準に計算すると現在の価値で8,800万円ほど」だったらしい。
30年ほど前の本なので今の米の値段で計算すればドカッと数値が上がるかもしれないけど、それでも大変に少ない印象を受ける。
だって絵本の『いないいないばぁ』なんてアータ、ザっと計算すると、定価がずっと880円として×10%×757万部で6億7千万円だからね。
既に漱石の作品はすべてPDになっているのでもう取り返しようがありませぬ。008a0056 記念館の2階の廊下を進むとイスに座ったオジさんに出くわす。70v_2やっぱり漱石先生ぞなもし!
漱石が笑っているところって見たことがないでしょう?
写真を撮る時に笑うのをすごくイヤがったらしい。
「笑ってください」とカメラマンが頼むと、「私が笑ったらキミたちはきっとその写真を使うだろう」と言って笑顔の写真が使われることを好まなかったようだ。
実際、家族と撮った写真でもムッとしている。
だからこの人形もしかめっ面をしている。
80漱石の書斎の再現。
森田草平、岩波茂雄、内田百閒、寺田寅彦、和辻哲郎、後に芥川龍之介などなど、「木曜会」と称して毎週木曜日に漱石を慕う文筆家らがココに集まって漱石の指導を受けたり、語り合ったりしたらしい。
中にはメシを喰いにくるだけのヤツもいたそうだ。
多分金を借りに来るヤツも大勢いたでしょう?
漱石が胃潰瘍で余命いくばくもなくなった時、木曜会のメンバーが交代でお世話をしたそうだが、今わの際に立ち会ったのは内田百閒だった。
85修学旅行以来47年ぶりに道後温泉にも行って来た。
下は有名な『坊ちゃん列車』。
もっともコレを見に愛媛まで行ったのではありませんよ。
幕末の蘭方医「高野長英」の逃避行先を見学しに行ったのです。
86コレは鎌倉の円覚寺にある「居士林」という漱石が座禅を組んだ座禅道場。
その経験は『門』に出てくる。
山岡鉄舟や鈴木大拙もココに参禅したそうだ。87鈴木大拙は1963年に「ノーベル平和賞」にノミネートされた明治初期生まれの仏教学者/文学博士。
規格外の英語の達人で、世界に禅の思想を広めた人。
奥さんもアメリカの外交官のお嬢さんだった。
1893年、シカゴで開催された宗教の世界大会で使われる「仏教大意」という論文を英訳した大拙は、その英文の連作を漱石にお願いしたそうだ。
スゲエな、漱石!
しかし、漱石はその後2年間のロンドン生活で精神を病み、英語にも自信を失い、英語に関する地位は大拙と逆転してしまった。
このことよ…私の人生の大後悔のウチのひとつはロンドンの漱石の下宿先を訪れなかったことなのだ。
クッソ~、ロンドンには30回以上も行っていたのに!
「いつかそのうちに…」と思っている間の行かずじまい。よくある話。
下が鈴木大拙。
問答無用でスゴイ眉毛である。Sd 一方、こちらは建長寺の鐘楼。
漱石は「鐘つけば銀杏散るなり建長寺」とこの鐘で一句詠んだ。
どっかで聞いたことがあるでしょ?
「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」
漱石の親友の正岡子規は上の漱石の句を参考にしたのだそうだ…って完全にパクリじゃね~か!88東京に戻って、ココは千駄木の「日本医科大学」の真裏にある漱石の旧居跡。
「中島襄吉(じょうきち)」という医学博士が建てた新居を、後に鴎外や漱石が借りて住んだ。
漱石はココで『吾輩は猫である』を執筆した。
だから福猫がウロチョロしている。90碑にある「夏目漱石旧居跡」という題字はナント「川端康成」の筆によるもの。100vで、この旧居跡には日本医科大学の前身である「濟生學舎(済生学舎)」の自治会館が建っていて、そこに同舎に関連する歴史的なアイテムを展示しているギャラリーが設置されている。110コレもそのウチのひとつ。
上に出て来た川端康成の書のオリジナル。
上手だネェ。
やっぱりノーベル賞をゲットしただけのことはある。120ココで川端康成でサブ脱線。
読みたかったんだけどなかなか見つからなかった川端康成の『浅草紅團』という本を先日高円寺の古本屋で発見。
「大正ロマン」っぽい、初版本を復元した装丁がうれしさに輪をかけた。008a0046この小説が映画化されていることをその直後に知り、早速DVDを探して買ってみた。
久松譲児監督の作品にしては雑な作りが頂けなかったが、好きな京マチ子と乙羽信子を観るための1本と考えればマァいいか…ぐらいのヤツだった。0r0会館の入り口には、向かって右が済生学舎を創設した「長谷川泰」、左にはOBの「野口英世」の胸像が飾られている。
もちろん野口英世に関するアイテムもいくつか展示されている。
実は今回、漱石に関することの他に書きたかったのはこの先なのだ。130_2ナニ?漱石と英世は何の関係もないって?
あるある、2人は千円札の先輩&後輩なのだ。9_1000さて、ココに1974年の下半期の直木賞を獲った井出孫六の『アトラス伝説』という本がある。
私は「日本初の洋画家」と言われる川上冬崖という人のことが知りたくてこの本を買って読んだのだが、併載されている「非英雄伝」という短編が実にオモシロかった。
自らをも犠牲にした黄熱病の研究により医学の発展に大きな功績を与えた「N博士」の話。
もちろん「N博士」とは「野口英世博士」のこと。
「野口英世」といえば「偉人」の代名詞。
小学校の時に伝記を読まされた人も多かろう。
私なんか切手まで買ったわ。
そして、そうした伝記の中では必ず野口博士を「偉人」として崇め奉っている。
でも本当に立派な人だったのか?…と、真の野口英世像を探る内容。
スゴかったらしいよ、金に関して。
手紙や電報はいつも「金送れ」。誰に対しても「金送れ」。
とにかく知り合いに無心しまくっては遊興費に充てていたらしい。
アメリカで名声を確立した後、故郷の猪苗代に錦を飾ったが、そこで旧知の人々から受けた仕打ちがショッキングだった。
でも野口博士はケタ違いに頭が良く、特に語学に関しては、英語の他に中国語、ドイツ語、フランス語、デンマーク語、ポルトガル語、オランダ語を自由に使えたそうだ。
収録されているもう一遍は「太陽の葬送」という作品。
明治20年に大出版社「博文館(現「博文館新社」)」を創設した「大橋佐平」なる人の話。
コレもとてもオモシロかった。140_2今の千円札の北里さん、財布の中をチラっと見た時に「5千円札が入っていた!」とぬか喜びさせるのをヤメてもらえませんか?
ちなみに新渡戸稲造も英語の大達人で、有名な『武士道』は英語で書かれているんだよね。
それゆえ必ず『武士道』には「訳:ダレダレ」というクレジットが入っている。
 
ところで高木さんに伺うと、金属恵比須の「彼岸過迄」は漱石とは何の関係もないそうだ…ズルッ!
ココまで読んでくださった皆さん、ゴメンちゃい!
9_5000_2さ~てさて、金属恵比須の後藤マスヒロさんの還暦を記念するコンサートのレポートの<後編>。
10v警察から祝い花が届けられていた。
「警察」といっても「頭脳警察」ね。20_2「皆さん、暑い夏…元気されていました?夏バテしちゃいますよね~。
次はこのメンバーで演奏するのは初めてかな?」
150ココで新加入のキーボーズ担当「香珀」が紹介された。
私は前回の東京でのライブにお邪魔できなかったので香珀ちゃんとは今回が初めて。
160v「弱冠20?…22歳?
ロクロウくんよりさらにヤング。
プログレも代変わりしてきたということでしょうか。
ロクロウくん、15年後にはウチらの還暦を祝ってくれ!
その頃はこのアンプを持ち歩けないな…ロクロウくん、運んでね!」
ま、大丈夫ですよ。
還暦を3年も過ぎた私がやっているんだから。
それより15年後も高木さんがMarshallを愛用してくれているであろうことはうれしいね!170v人気ナンバー「紅葉狩り」。180高木さんのワルツのアルペジオに合わせて独特なメロディを稲益さんが切々と歌い上げる。190v早速、琥珀さんの分厚いキーボーズが大活躍。200そして緊迫のインストゥルメンタル・パートへ!220プロッグ・ロック・ファンなら誰しもが喜ぶであろう7/4拍子のリフが飛び出す。230ロクロウくんのベースも大暴れ!210v5人で壮大な音のドラマを作り上げて曲はリタルダントして儚く幕を下ろす。
今年もソロソロ紅葉のシーズンになるけど春秋がなくなったと言われている昨今、大丈夫なのか?
『金色夜叉』でも読んでガマンしろってか?240再びゲストの登場。
「マスヒロさん、おめでとうございます!」
プロッグ・ロックの名曲を中心に演奏する「XOXO EXTREME(キス&ハグ・エクストリーム)」。
私は寡聞にして存じ上げなかったけど、色んなチームがあるもんですナァ。
ま、CaravanとかSebastian Hardieとか、実際プロッグ・ロックには誰もが歌えるようないい曲がたくさんあるからね。
放っておいたのはモッタイなかったかも知れない。
Quella Vecchia LocandaやらLatte e Mieleやらのイタリアン・プロッグ・ロックまで幅を広げると更にいいメロディがたくさん日の目を見ることになることでしょう。
「音楽の最高峰」であるオペラを抱えるイタリアはナンといっても「世界一の音楽王国」と言われていますからね。
イタリアン・プロッグ・ロックは宝の山だと思う。
250衣装の色が同じ…ということでマスヒロさんも一緒に並んでみることに。260そして、マスヒロさんも一緒にポーズ!
「私たちプログレッシブ・アイドルXOXO EXTREMEです!」
うれしそうだナァ、マスヒロさん。280ということで、マスヒロさんからキスエクの皆さんにスティックのプレゼント。290そして1曲。
高木さん曰く、プログレっぽくない岩崎宏美みたいな曲…「Hibernation」。300一色萌310v小日向まお320v小嶋りん00118a0488 桃瀬せな
340v普段はもうひとり「横山陽依」というメンバーを加えた5人組なのだが、今回は陽依ちゃんがどうしても参加できないということで4人体制で駆けつけてくれた。008a0222 稲益さんも後ろでひとううなり。360_2 なるほど高木さんが岩崎宏美になぞらえたのもわかるような気がするナ。
でも香珀ちゃんのメロトロンがグバ~っとかぶさったりしてプロッグ・ロックの雰囲気はバッチリ!350「hibernation」か…この単語には思い出があるナァ。
コレは「冬眠」という意味なのね。
以前、楽器の輸入商社に勤めていた時、どうにも食指の動かないギターを取り扱って欲しいという申し入れを受けたことがあった。
それはオリジナリティも皆無の安易なコピー商品でお世辞にもホメられたモノではなかった。
そこで、申し入れを断るために「日本のギター・マーケットが大変停滞しているので、引き受けても範囲する自信がない」という論陣を張ることにした。
私はその「マーケットが停滞している」という部分に「hibernation」という言葉を適用したワケだ。
我ながら詩的で良い表現だと思った。
そんな調子でミーティングに臨み、一応スムースに説明をしたのだが、先方はどうも合点がいかないようで、クチを開いてこう言った。
「What do you mean by the hibernation?(冬眠ってどういうこと?)」
ガックシ…まったく意図が通じなかった。
それでも最後まで断り通したわ。118a0301 「ということでマスヒロさん、アイドルになれた?
マスヒロさんのチャンチャンコは材料をユザワヤで買って私が作ったんですよ。
驚くぐらいキスエクさんの衣装の色が一緒でヨカッタです!」
稲益さん、スゴイ!370_2しばし稲益さんのチャンチャンコ製作秘話。
「バックプリントも見てください。
我ながらなかなかよくできたな…と」
380内側はドラム・スティックを入れられるようにしたんですよ。
チャンと裏地がマスヒロさんのトレードマークの迷彩柄になっている。
365v「ベレー帽みたいにしたくて…大黒帽のイメージで作ったんです。
1番困ったことのは赤い迷彩柄がなかったんです。でもメルカリで見つけました。
よくお似合いです。ヨカッタ!」118a0511「赤を着るっていうのは、もう1回赤子に戻るって言う意味で赤を着るワケ?」
赤は魔除けです。
それで医療が未熟だった昔は新生児や子供が簡単に死んでしまっていたから、新生児に赤いモノを着せて験を担いだ。
そこから「赤ちゃん」になったんだね。
「人間わずか50年」と云われていた頃、60歳まで生きることはとてもおめでたかった。
それで「十干十二支」を経て振り出しの赤ちゃんに戻るということで還暦のお祝いには赤いモノを身に着ける習慣が根付いた…ってとこでしょう、確か。
ただひとつ、外道の秀人さんが「完了」という曲で歌っているけど、「人間わずか50年」と言っても、50歳になるとバタバタ死んでいくワケではないのよ。
コレは平均値であって、昔も70歳、80歳まで元気な老人はいくらでもいた。
ところが、上に書いたように子供の寿命がやたらと短かったので、単純平均して「50歳ぐらい」と目されていた。
390v高木さんから年内にCDを出すことが発表された。
『武田家滅亡』のリマスター版だ。
東京でのライブは来年の4月18日のシルエレが決定しているとのこと。400v_2 アッという間に最後の曲で「邪神覚醒」。
ノッケから5/4のヘヴィなリフが迫りくる!410「♪安らぎを奪う者 私は許さない」
金属恵比須ならでは歌詞とメロディを力強く吟ずる稲益さん。
420SGモデルに持ち替えてのギター・ソロも曲の魅力を引き立てる密度の濃いモノだった。450最後の最後まで…118a0531 緻密でスリリングなアンサンブルで…118a0097 満員の観客を大いに楽しませた5人。118a0150 客席から惜しみない盛大な拍手と歓声が沸き上がっていた。
460アンコールはマスヒロさんのご挨拶から。
「身の丈に合わない企画にお集まりいただきまして本当にありがとうございます。
恐縮です」
高木さんのリードでマスヒロさんの生い立ちが紹介された。
お生まれは1965年8月29日。
「母の故郷である群馬県安中市で生まれ、その後のお父さんの転勤で点々とする引っ越し族でした。
所沢在住の時、パンタさんの家の近くだった。
今は千葉在住です」
470vキスエクの皆さんからお祝いの花束のプレゼント。
500「お花までいただいて本当にありがとうございます!
次の曲はプログレとは縁もゆかりもないしょうもないパンクの曲なんですけど、まさかこんな曲にプログレ・アイドルのみなさんが付き合ってくれるとは思いませんでした。
それが今日1番うれしいかな…」505vトットと次の曲に移ろうとするマスヒロさん。
「マスヒロさん、待ってください!
マスヒロさんにピッタリのプレゼントをご用意しているんですよ!」
自宅で楽しむ「天下一品ラーメンこってりセット」の目録。
510続いて稲益さんが寄せられたお祝いのメッセージを披露した。
520まずはDamian Hamada's Creaturesの魔王ダミアン浜田陛下から。
マスヒロ・バトラー後藤よ、私だ。
そう、魔王ダミアン浜田である。
そなた、還暦を迎えたそうだな。なんともめでTiger。
思い起こせば、私も今から10万4年前に還暦を迎えた。
あの頃はまだ人間の文明のかけらもなく地球が本当に美しかった…私も若かった。
人間も人生100年時代に投入しておる。
そう考えたらそなたは還暦と言えどもまだ6割しか生きていないこととなる。
まだまだ現役で音楽活動を続けてほしい。
と言うかお互い死ぬまで現役でありたいものだな。
まだ6割と言ったが、地獄には昔から『針の山の上にも6年』と言うことわざがある。
それをじっくり繰り返したのだからそなたの力は相当みなぎっているはずだ。
60年生きて得たことをこれからドンドン出力していかねばな。
カップ麺の食べ過ぎに注意しつつ、健康に留意し、生涯現役を目指してくれたまえ。
魔歴27年8月30日 魔王ダミアン浜田
270vちなみにマスヒロさんはラーメンが好きであることは浜田さんに話したことはあるが、カップ麺は食べないそうだ。
次、先週も『GENKI SESSION』のレポートでMarshall Blogにご登場頂いた難波弘之さん。
ヤッタ~。還暦おめでとうございます。
日本のプログレ界もついに古希や還暦の世界に突入しました。
頑張れ!金属恵比須!
118a0132「そしてもう1通!ナント、頭脳警察のトシ(石塚俊明)さんからです!」
118a0613マスヒロ、還暦おめでとうございます。
90年、頭脳警察再結成の時からの付き合い。
抜きに出たテクニシャン・ドラマーとして再結成した頭脳警察にパワーとエネルギーを隅々にまで与えてくれた感謝の気持ちは今でも変わらず。
真新しい鋼のようなマスヒロが還暦という年齢に。
ココ数年会えていなく、その鋼のような姿でしかワタシの中では止まっている。
まだまだただの60歳。身体に気を付けてまた会いましょう
390v_2「皆さま、本当にありがとうございました。
あと何年ガンバれるかわかんないけど、ナンとか頑張っていければと思います。
今日は本当にありがとうございます。
アンコールは『マスヒロ白書』というアルバムに入っている曲で、コレをまさかアイドルに歌わせるとは…ホントに恐縮です。
遠慮なく演らせて頂きましょう」007 アンコールはキスエクとともに。
まずは「嗚呼!哀愁の通勤電車」。
電車の遅延や運休等、脆弱な電車の運行態勢に対するプロテスト・ソング。
540コレ、俎上に上がっているのは「昔の京葉線」だそうです。
そういえば、海の近くを走っているせいで強風でよく止まるという話しを聞いた記憶がある。
でも強風どころか、私が中学生ぐらいの時までは、春になるとストライキで全面的に国鉄が止まっていたからネェ。
フランスじゃあるまいし、よくあんなことをしていたものだ。
辛辣な歌詞の内容をヨソにステージはとても楽しそうだ。550高木さんのソロに…560マスヒロさんの〆のドラム・ソロ。
観ている方も楽しいぞ!570「♪労働者ナメんじゃネェ~!」
自慢じゃありませんけど、私、25年のサラリーマン生活において定期券を持っていたのは、つまり電車通勤をしていたのはたったの4年だけなんです。
珍しいでしょ?
徒歩か自転車の通勤でした。
118a0558
そして、残す2つは以前共演したことがある曲を選んだ。
まずはAnekdotenの「Nucleus」。
008a0190 Anekdotenの「Nucleus」。
キスエクが10月4日にAnekdotenと共演されるというので、終演後本場の「Anekdoten」の発音の仕方を教えて差し上げた。
コレは「エイニクドウクン」みたいに発音します。
かつてMarshallの本社で開かれる会議の時にいつも隣に座るスウェーデン人のエリックから直接教わったので間違いない。
590そして最後をエイジアの「Daylight」で締めくくった。600私はエイジアって全く知らないんだけど、完全に日本の曲みたいで驚いたわ~。620〆のドラム・ソロ!
「マスヒロさんおめでとうございま~す!」630「皆さん、今日は本当にありがとうございました!
お気をつけてお帰り下さい」
マスヒロさん、おめでとうございました!
640最後はみんなでお祝いの記念撮影。650_2那由他計画の詳しい情報はコチラ⇒Official X
XOXO EXTREMEの詳しい情報はコチラ⇒XOXO EXTREME Official Site
金属恵比須の詳しい情報はコチラ⇒Kinzoku-Yebis Official Web118a0611<おしまい>
 
200_2(一部敬称略 2025年8月30日 高円寺HIGHにて撮影)

2025年10月 7日 (火)

金属恵比須『後藤マスヒロ還暦記念ライヴ』<前編>

 
先日、FEEL SO BADのドラマー「山口PON昌人」が還暦を迎え、60回目の誕生日当日に記念コンサートを開催した。
それから19日後、今度は金属恵比須がドラマーの「後藤マスヒロ」の還暦をお祝いするコンサートを開いた。
こんな偶然ってあるのかネェ?…だって同じ月に2人のNATALのドラマーが還暦を迎えたんですよ!
お2人の還暦もおめでたいけど、コリャNATALにとっても大いにめでたいわ!10sコンサートの会場は高円寺の「HIGH」。
初めて金属恵比須のライブにお邪魔して高木さんにお会いしたのがココだった。
2022年4月30日のことだった…アレからもう3年半も経ったのかよッ!
開演前、BGMでマスヒロさんのCDが場内に流れる中、まずはおなじみの高木さんの前説。20「本日は『後藤マスヒロ還暦記念コンサート』にお越し頂きありがとうございます」
いつも通り、上演中の注意事項が述べられる。
「自分だけで楽しまないで拡散するなら撮影OK」ってヤツね。
他に配信や物販についての説明があった。30「あともう少しで始まりますんで、もうしばしご歓談を…よろしくお願いします」40v定刻となり金属恵比須のメンバーがステージに現れた。
おお!いきなりマスヒロさんが背中で「60」のアッピール!45そして正面を向いて前見頃を開くと、ダイナマイトじゃない…内側にはスティックがズラリ!60本日の主役、後藤マスヒロのフィルでショウはスタ―ト。70v曲はマスヒロさんが2017年に発表したソロ・アルバム『INTENTION』から「That」。
マスヒロさんからこのアルバムを預かった時「ウェザー・リポートみたいなことがしたかったんです」と言葉を添えていらしたが、確かにその手の音楽が好きな人にシックリくるバラエティに富んだ曲が詰まった好盤だ。320 高木大地がギターで奏でる民謡っぽいメロディが被さり…
80v稲益宏美の歌が加わり…90v埜咲ロクロウのベースが早速ゴリゴリとうねりを上げる。100vオルガンの分厚いサウンドでバンド全体を覆うのは香珀(こはく)。110v鮮やかなドラムスのピックアップ・ソロ!
「本日の大主役」のスティックさばきが冴えたる。
120vマスヒロさんはNATAL。130素材はウォルナット。
マスヒロさんは10"、12"、14"、16"、22"とすべて偶数のシェルでキットを組み上げる。140一方、高木さんはMarshall。150「1959SLP」と「1960」のフル・スタック。
やっぱりいいね~。
コレが当たり前だった時代はヨカッタなぁ。
「ロック」が本当に「ロック」だった時代だ。 160vそのMarshallから高木さんが繰り出すおなじみのギター・リフは…
170「武田家滅亡」!180「♪武田家!」190v「♪滅亡!」200v今更なんだけど、この曲はどのパートもバッキングが猛々しくてカッコいいな。
MCで「武田さんに失礼」なんて言っていたけど、武田さんが聞くと実際どう感じるんだろうね。
昔ジャズの連中の間で「『食用ガエル』が自分がそう呼ばれていることを知ったらイヤな気がするだろね」というジョークがあったが、それと同じか?…チガウか。210コージー・パウエル的な壮大なドラム・フィル。
マスヒロさん作曲の「う・ら・め・し・や」が続く。220v香珀さんが奏でる「うらめし」というより「ねこめし」的なピアノが素晴らしい!230ワウワウ・ペダルを効果的に使ったギター・ソロが炸裂!250v何度聴いても「♪Yeah Yeah 嫌な予感」、「♪嗚呼 嗚呼 赤い鳥居」のパートがやたらと耳に残る。
この曲はイナマスさんとマスヒロさんの「マス・コミュニケーション」による作品。
240v「今日は後藤マスヒロ60歳の還暦パーチィにお越し頂きありがとうございます!
実は昨日が誕生日だったんですよね。
おめでとうございま~す!」
260v「夕方6時半くらいに生まれたらしい。
同級生はいますか?」
ココでマスヒロさんが客勢調査を実施して客席の年齢層を確認。
「ちゃんと払ってればあと5年で年金もらえるんだぜ!
すみませんね…この身の丈に合わないようなイベントにお集まりいただきまして誠に感謝しております。どうもありがとうございます!」
300v「ドラマー生活35年です。
アマチュアの時代を入れたら40数年ぐらい経ってるんです。
今日はバンドの持ち曲じゃない曲をワリと多めに盛り込んだ構成でお送りいたします。
で、次も『INTENTION』に入っている普段はまず演ることのない曲です。
アルバム・バージョンと丸っきりアレンジを変えてあるんですけど、この曲を作った時の初期のデモテープ3曲入をパッケージにして今日持って来ました」
118a0277
稲益さんが紹介しているのがその3曲入りCD。
『INTENTION』の元だから『MOTHERS OF INTENTION』だって!
ウマい!310プロッグ・ロック・バンドが「ファンク」にチャレンジしたというコンセプトの「White Refrain」。330マスヒロさんの重いファンク・ビート。360そこにロクロウくんが「♪ゴリッ、ゴリッ」とゴキゲンな低音をからませてくる。118a0089 テーマを提示するのは高木さんのギター。350vコンパクトに仕上げたファンキーめのインスト・ナンバー。
なるほど「いつもの金属恵比須と違う感」を大いに醸し出した。370v香珀さんがメロディを奏でるバンド・アンサンブルで次の曲がスタート。118a0074 やがてステージに姿を現したのは「箱男」。390「♪死ね!死ね!」400箱男が姿を消すと替わりに現れたのが高木さん。410ステージ中央で存分にソロをお見舞いした!
やっぱり真空管アンプが出すギターのサウンドはどんなデジタル機器にも負けん。
「真空管アンプしか勝たん」というヤツだ。420v「今、チョット思ったんだけど『箱男』のお着換え…普通はオレがやるよね?
それと還暦の祝いとか言いながら『♪死ね、死ね』って失礼じゃない?って思ったんだけど…」
アハハハ!「レインボーマン」だったかな?「死ね死ね団」という悪党のチームがあったね。430v「ちなみにコノ曲を選んだのは埜咲ロクロウなんで」
450v「へへへ」
460「リハーサルを演っている時にオレが『箱男』を演って、稲益さんにドラムスを叩いてもらおうかなってことを一瞬考えてたんだよね。
でも、ドンドンややこしくなっていって失敗すると思って黙っといた。
稲益さんはきっとドラム叩きたいんだろうなって言うのはいつも思ってる。
今日どっかで叩いてみれば?」
470v「今日?私、下駄だし!あははは!」
440次もマスヒロさん作の新しい曲。
題名はまだない。
強くトレモロをかけたギター・リフでスタート。
ミディアム・ファストのストレート・アヘッドなロック・ビート・チューンだ。480まだ歌詞がついていないので稲益さんはスキャットで歌のメロディをなぞるに留まった。490歌と高木さんのソロが交互に繰り返されながら曲は一旦締めくくられるが、香珀さんがシンセサイザーで息を吹き返させる。118a0213 そしてハードなバンド・アンサンブルが再展開するのだ。
520随所に挟み込まれるマスヒロさんのフィルが素晴らしい!
それこそフランク・ザッパ&ザ・マザーズのチェスター・トンプソンみたいでエラくカッコいいのだ。
530vココでゲストの登場。
那由他計画の「塚田円」。
「60歳になるまでに6.8%の男性が亡くなるんですよね。
なぜか男性が亡くなるんですよね」
540「3年前に塚田さんが還暦をお迎えになった時、記念の還暦ライブにゲストで参加させて頂いて『ハリガネムシ』を一緒に演りましたよね?
面白かったですね。
塚田さんが完全コピーされててすごくビックリした…CDのまんまでした」550さて、そんな塚田さんを交えての1曲では「彼岸過迄」。560_2ロクロウくんと…575vマスヒロさんの鉄壁のコンビネーションがバンドを快適にドライブさせる。570vこの曲のリード・ボーカルズは高木さん。
気合のこもった絶唱だ。
580v塚田さんはワイルドなオルガンのサウンドで曲をハードに演出する。590「♪彼岸過ぎまで歩き続ける」…600v♪彼岸過ぎまで歩き続ける
塚田さんがボコーダーで追いかける!
コレが実にいいのよ~。610vふくらはぎの下の方にピリリと傷みが走るようなシャープなギター・ソロ。118a0309 そして高木さんが塚田さんに接近して2人のハーモニー・パートが始まった!118a0396_2 曲は様々な表情を見せてクライマックスに突入する。
「暑さ寒さも彼岸まで」…ようやく涼しい日を迎えられるようになりましたな。
640この曲は金属恵比須と塚田さんの共演で昨年発表した『邪神<ライヴ>覚醒』に収録されているのでゼヒ聴いてみてください。
 
那由他計画の詳しい情報はコチラ⇒Official X
金属恵比須の詳しい情報はコチラ⇒Kinzoku-Yebis Official Web
650_2<後編>につづく
 

200_2(一部敬称略 2025年8月30日 高円寺HIGHにて撮影)

2025年10月 6日 (月)

東京ネイルキャッツ~Rock 'n' Roll舞踏会2025

 
今日は目黒鹿鳴館から。
移転に伴い昨年末に『目黒鹿鳴館物語』と称した連載記事を公開した。
その後、再び閉店の延期が決まったのは喜ばしいことだが、あの時から不思議とお邪魔する機会がピタリとなくなってしまい、今回はナント約9か月ぶりの往訪となった。
しばらくお邪魔しなかった間にこんなイラストが階段に施されていた。
上手いこと描くネェ~。
最近、絵心が豊かな人にとても憧れているのよ。10vさて、9か月ぶりの鹿鳴館は東京ネイルキャッツ主催のイベント『Rock 'n' Roll舞踏会』。
いかにもネイルキャッツのイベントらしいタイトルではあるまいか!20vこの日のネイルキャッツの屋台村。30このTシャツは初めて見た。
「ロックンロール」というより「トロピカル」じゃん?40v当然トリでステージに上がった東京ネイルキャッツ。
1曲目に持って来たのは「恋のパスポート」。
思わず身体を動かしたくなっちゃうようなゴキゲンなロックンロール・ビートの1曲。50東京ネイルキャッツは…

高橋諄至(あつし)60v徳留羊亮(以下「德さん」)70v黒井伸明80v袴田敏考90v今日も徳さんの後ろにはMarshallのハーフ・スタックが2セット。100愛用の特注の「JCM800 2203」。110v外側は「JCM2000 DSL00」。120vスピーカー・キャビネットは双方「1960A」。
生粋の「ロックンロール」だでね、もちろん「リターン挿し」なんてことはしない。130袴田さんはNATAL。140メイプルのキットに自身で持ち込んだロート・タムを組み合わせた。
いつも通りの黒装束にとてもよくマッチしていた。
15021年間不動のメンバー。
そんな4人のロックンロール・タイムがスタートした!1602曲目はタイトなビートに乗って女性とのスリリングな関係を歌う「LOVE SONG」。170v徳さんのハードなギター・ソロが炸裂!180v黒井さんが出すシンプルで重い低音がとても心地よい。190v再び徳さんにソロが回ってきて…210「♪死にたいだけ~」
「死ぬの大好き」の山本夏彦じゃないんだからダメダメ、死んだらダメです。全部終わりです。
キミたちももう少ししたら「生きているウチが花」ということを実感するようになるよ。
ちなみに山本さんには『一寸先はヤミがいい』なんて著書もある。
200袴田さんのシンバル・レガートに…220黒井さんのウォーキング・ベースが絡む。230vそこにギターが加わって…240v3曲目の「陽炎」が始まる。250vこんなスイング・ビートの曲がレパートリーにあるのもネイルキャッツの魅力のひとつ。
ただの「ロケンロー・バンド」とは違うのだ。
ビートがどうあれ、ガツンとソロをキメるトクさん。260と思ったら曲調が6/8拍子に…オモシロイ展開だ。270vギターを提げた諄至さん。
「グレッチ…良い色。(拍手)
そんなんで拍手って…キミら楽勝だな。
ダメよ、バンドマンを甘やかしたら。
今日はオープニングからいくつかバンドが出てウォーミングアップできてるはずなんだけど…ライブってそう簡単じゃないよね。
次は季節的に合ってる曲を演りたいと思います」2804曲目は「別れの部屋」。290ミディアム・テンポのリズムに合わせて諄至さん魅力的なメロディでお別れの歌を明るめに歌う。300vテリーに持ち替えた徳さんのソロ。
20年近く前に知り合った時、徳さんはテレキャスターを弾いていたので私にはこの姿がシックリくるのです。310v続いた曲はストレートなロック・ビート・チューン「Say Again」。
袴田さんのドラムスと…320v黒井さんのシンプルなベース・ラインが疾走感を鮮やかに演出する。
330vパワフルにストラミングをしながら猛然とシャウトする諄至さん。340vそのバックに徳さんがギンギンなソロを流し込んだ~!350「すごくサクッと言うんだけど、サクッと言った分の100倍くらい感謝してると思って聞いてください」
諄至さんから共演者の皆さんとお客さんに感謝の言葉が述べられた。
「そういうワケで今日はもう21年目の活動に入っているんだけど、21年間ずっと演り続けてる曲を演奏します。
バカでも歌える曲なんで一緒に歌ってくれるとうれしい」
諄至さんはなかなかクチが悪くていいゾ。360v「♪ゲジゲジ」と黒井さんのベースが暴れ出す。380vネイルキャッツのキラー・チューンのひとつ「ビューティフル・ウェンズデイ」。
私が小学生の頃、「ビューティフル・サンデー」という曲が猛烈にハヤってね~。
「素晴らしいサンデー」を「♪すば、すば、すば、すばらしいサンデー」と歌う日本語版の歌詞を子供ながらに「コレ、絶対ヘンだろ?」と思っていた。390_2ネイルキャッツの「水曜日」は諄至さんのドスのきいた歌声が「素晴らしい」!400「♪ビューティフル・ウェンズデイ!」のリフレインがすごく気持ちいいのよ!410続けてパンキッシュにドライブする「Breath」。
ギター2人のウチ、片方がギッチョだと絵になるね。
2本のサオの位置が10時10分みたいで美しい!
諄至さんのラメラメのヤツは「DUO JET」っていうのかな?
私も若い頃はギターに夢中でカレコレ30本以上は買ったけど、グレッチのギターってのは一度も持っていたことがなかった。
それで大分前、NAMMでグレッチの社長と面会する機会があったんだけど、そのことは口が裂けても言わないように心掛けました。
今なら「NASHVILLE」とか「COUNTRY GENTLEMAN」とかが欲しいな。
430随所でコーラスをキメる黒井さん。
すごい重要なパートをシレっとこなしている。440v徳さんも絶好調のソロをブチかまして…450v大いに盛り上がっておいて…460v矢継ぎ早に袴田さんが次の曲のパターンを提示する。
早くも最後の曲だ。470ドライブ感満点のバッキングにユッタリとした歌のメロディを乗せた「Salvia」。480ココでも黒井さんのコーラスが大活躍。0r4a0283 諄至さんのストラミングをバックに…490情感を込めたソロをバッチリとキメて見せた徳さん。500締めくくりは「サンキュー!」連発のルーティン!520そして諄至さんのジャンプで本編を締めくくった。
530vそしてアンコール。
「今日は10時までにココを空にしなきゃいけないんだ。
わかっとるか?キミら。
このままオールナイトで演るか?…みんな協力してや。
今日はアンコールを用意してなかったんだけど…。
本当に最後の1曲なんで持ち帰ってください」540v諄至さんがお土産に持たせてくれたアンコールの1曲は、コレもネイルキャッツのキラー・チューン「Brand New Day」。550最後の目黒鹿鳴館の舞台をエネルギッシュに締めくくった4人であった!580v 570v 590v 600v22年目もガンバれ!
 
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610 

200(一部敬称略 2025年8月29日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2025年10月 3日 (金)

GENKI SESSION 2025<後編>

 
20分の休憩をはさんで『GENKI SESSION 2025』の第2部がスタートした。
オープニングは難波さんをフィーチュアするコーナー。20美しくもの悲しいピアノに続いて難波さんが歌うのは「PYG」の「花、太陽、雨」。
10v難波さんの歌にピタリとコーラスをつけるGENKIさん。30やがてバンド・アンサンブルが入って来る。
第2部でドラムスを担当するのは佐野康夫。
100v松本さんのベース・ソロ。40今回松本さんは全くタイプの異なる大きなソロを合計3回プレイした。
ココではユッタリとしたリズムで低音で彩るドラマをタップリと聴かせてくれた。50vそして難波さんの重厚なオルガンのソロが続く。60v一糸乱れぬインストゥルメンタル・パートからバーニーの熱血ソロへ!70vこうして正統派プロッグ・ロック・スタイルの雄大な1曲で第2部はスタートした。90「イヤ~、ステキですね…自分に言っちゃイケないね。
いいナァ、名曲に名演。
難波弘之!」
続けて第2部のメンバーを紹介。110v「いくつか暗い曲を…」の言葉通りダークな雰囲気で1971年のビル・ウィザーズの「Ain't No Sunshine」。
フーム、コレには「消えゆく太陽」という邦題が付けられていたのか。
120vディレイを利かせたバーニーのブルージーなソロをタップリと。130vフレーズがフレーズを呼んで、後半は凄まじい様相を呈した。
問答無用で素晴らしい!140_2その激演をサポートしているのはMarshall。
バーニーのMarshallは愛用のSTUDIOシリーズ「SV20H」とCelestion「クリームバック」を搭載した「1936」キャビネットだ。150難波さんもイスから立ち上がって濃密なソロを披露。160v「そういうことで暗い曲がいいですね。
暗い曲ばっかり聞いているとどうですかね?…大丈夫ですか?
一般的に言うと、世の中的にはナンカ…♪手のひらに~太陽を~じゃないですけどね、普通は歌を聞いて元気になるとか、明日への希望が湧くとか、そういうことなんですけどネェ。
個人的に言うとそうではなかったんですね。
バーニーは暗い曲どうですか?」170「根が暗いので…」
ウソこけ!
いつもニコニコのバーニーに限って「根が暗い」などということは断じてないでしょう。
もう25年も付き合っているんだからそれぐらいのことは知ってるよ!
でもね、バーニーの笑顔を本当に見習わなければならないと思っているんです。
考えてみると、GENKIさんも、難波さんも、松本さんも、このチームの皆さんはいつもニコニコされているわ。
 
しかし、暗い系のエンターテインメントというモノは落ち込んだ気持ちを和らげてくれる働きがあるらしいよ。
映画なんかも「ああ、マイッタな…」とふさいだ気分の時には悲惨なストーリーの作品を観るといいそうだ。
自分よりヒドイ目に遭っている人を見ると元気が湧いてくるというのがその理屈。
人間って残酷だな。
そんな話を耳にして気分が冴えない時に一度コレを試してみたことがあった。
インターネットで「最も悲惨な話の映画」かなんかで検索すると『マッチ工場の少女』という1990年のフィンランド映画が出て来たので、早速DVDを借りに行って観てみた。
すると悲惨どころか、映画があまりにもツマらなくてベラボーにハラが立ってしまった。
そしてフト気が付いてみると、アラ不思議…あの「冴えない気分」が見事にスッ飛んでいた!
なるほど、確かに効果があったわい!
180「私なんかはブルースとかが心にガツ~ンと来たワケですよ。
どっちかと言うとこの会はだいたい暗い曲なんですよ。
暗い曲とか、ヤクザな曲とか。
本当のことを言うと、明るい曲とか楽しい曲はなかなかロックにはなんないんだよね。
どうなんですかね?よくわかんないですけど」
我々の世代のロックはまさにその通り。
マディ・ウォータースが歌った通り、「ブルースから生まれた子供がロック」。
そのマディ・ウォーターズがナニを歌っていたか?
このことである。
今では「ありがとう」と「ガンバろう」がロックですから。
190v難波さんのピアノをバックにジックリと歌い込む「Cry me a River」。200GENKI SESSIONバラード部門の親玉的ナンバー。
220vバンド・アンサンブルが入ってガラリと雰囲気が変わり、持ち替えたレスポールをバーニーが非の打ちどころがないギター・サウンド存分に泣かせてしまう!
230佐野さんのヘヴィな三連のビートで…240最後まで思う存分GENKIさんがシャウトする。
やっぱりコレはハイライトのひとつだね。
最初からカデンツァまで「川一本分」、イヤそれ以上泣いて頂きました。
210「サンキュ~!
なんつ~んですかねコレ?なかなかいい歌詞なんです。
とは言いつつも、みたいな…そういうアレですね。
考えると次の曲ももしかしたらそういう…直接的に好きとか嫌いとかそういうことじゃないワケですね。皆さんも色んないろんな人生を歩んできているんでね、そういうことはあります」250「Cry me a river」といえば、やたらと下のジュリー・ロンドンのバージョンが有名だけど、この録音でギターを弾いているのもバーニーなんだよ…バーニー・ケッセル(Bernie Kessel)。
以前、渡辺香津美さんはMarshallの「1974X」という30Wのコンボ・アンプにギターをダイレクトにつないでア・カペラでこの曲を弾いてくれたことがあった。
さて、この「Cry me a river」という慣用句には「人前で過剰に泣く人」に対する皮肉の意味があるようで、それを踏まえて歌詞を見てみると、「アンタよう泣けるわね」と「アタシャ川1本分泣いたわ」と、2通りの意味でこの文句が使われているのではないか?と思えて大変にオモシロイのである。9_cmr 「Won't you move over!(チョットどいてよ!)」とGENKIさんの一喝で待ってましたの「Move Over」!260_moジャニスの祈りをも吹き飛ばしかねない自家薬籠中の最深部にある1曲118a0777 ピッタリとイキを合わせてプレイするバーニーとのユニゾン・パート。
2人とも実に楽しそう!300vバーニーもステージ前面に歩み出てエキサイティングなソロを客席に撃ち込んだ!280続いてはザ・カーナビーツの「好きさ好きさ好きさ」。290_sss元はイギリスのザ・ゾンビーズの「I Love You」。
前にも書いたかな?…The Zombiesって今では誰もクチにすることのないバンド名だけど、ロッド・アージェントとコリン・ブランストーンという優れたソングライターを擁してしただけにいい曲がイッパイあるんだよね。
私はロッド・アージェントが書いた「The Way I Feel Inside」という2分にも満たない小曲が大好きで「人生の100曲」に選んでもいいと思っている。
でも「I Love You」の作者はベースのクリス・ホワイト。
1965年にリリースされたがイギリスでは売れなかったらしい…というかシングルにすらなっていない。
そんな曲に目をつけてGSで大ヒットさせた当時の制作者のセンスがスゴイね。
310多分この日の夜中、お客さんの半分ぐらいは「♪お前のすべ~て~」のGENKIさんの声が夢に出て来てニヤリとしたことであろう。
ちなみこのパート、オリジナルでは「♪And I don't know what to say(なんつったらいいのよ?)」と歌っている。
320vさぁて、この辺りからいつも通りの興奮の展開となるよ~!
でもGENKIさんは「オマエら最後までイケんのか~!」なんてはしたないことは絶対に言いません。
若いバンドはよくコレをやってるけど、そもそも入場料を払っているんだから最後まで見ていくにキマっているワケよ。
代りに「30 Days in the Hole」とバンド全員でコーラスをキメた。330_30以前、ジョー・サトリアーニが来日した時、Marshall Blogで取材をさせてもらったことがあった。
挨拶をするためにマネージャーを訪ねると、かなり年配の方で少々驚いた。
ナゼそんな話になったのかは覚えていないのだが、そのマネージャーがこんなことを言っていた。
「私が70年代のはじめにこの業界に入った時、最初に面倒をみたバンドはハンブル・パイだったんだよ」「スゲエ!」と思ったわ。
本場の業界人の歴史に感動してしまったというワケ。
あの人比較的コワモテだったけど、ヘタをするとドン・アーデンみたいな人だったりして?
写真のチェックは結構シビアでした。
ところで、スティーブ・マリオットの歌はGENKIさんにピッタリだよね。340v難波さんのエレピのソロ。
おいしいフレーズ満載!350vいいナァ、こういうギター・プレイは今時タマらんよ。
真空管アンプの図太いサウンドでロックのカタマリのようなフレーズを次々とつなげていく。
自分の「ロック心」が浄化されるようだわ。360「♪Thirty days~!」370「♪ティラティラ~」
(歌とギターで掛け合いを表現しているつもり)
緊張感あふれるこのシーンも盛り上がっておいて…380フィニッシュ!Xxxxx すかさず佐野さんのドラムスが先行して雰囲気を盛り上げる。
400v続いて出て来たのはGENKI SESSION後半の定番曲のひとつ、スペンサー・デイヴィス・グループの「Gimmie Some Lovin'」。
コレ、「愛しておくれ」という邦題が付いていたのか!知らなかった。
ファンキーなアレンジがゴキゲン!410vワーミーバーを上下させてダイナミックにギターを操るバーニー。420v難波さんのスペイシーなシンセサイザー・ソロ。430松本さんの3回目のソロはファンキーなビートで!440v「カモン佐野康夫!」
佐野さんがド迫力のドラム・ソロをタ~ップリと披露。450全員をフィーチュアした規格をはるかに上回る灼熱の演奏だった!460本編も残すところ1曲。
それに取り掛かる前にもう一度メンバー紹介。
「お馴染みの曲で『全てか無しか』」と曲を紹介すると客席から「おお~!」と歓声が上がった。
まさに「キタキタ~」という感じ?470バーニーのギターがGENKIさんを導いてスタート。480_aon「♪All or nothing」…この曲ってもちろん「All or nothing」というパンチラインが一番重要なワケだけど、聴くたびにヴァース(Aメロ)のメロディがすごくいいと思うんですよね。
スモール・フェイセズっていいバンドだったよナァ…見たことはないけど。
Marshallの大のお得意さんだったし。
118a0531 もちろんこの曲では「♪All or nothing」と歌って頂く「お客さん参加コーナー」がつきものである。490それを先刻ご承知の客席の皆さん。
会場を練り歩いてそんなお客さんにGENKIさんがマイクを向ける。500「♪All or nothing」
ホントに皆さんお上手なんですよ。
まさかこのコーナーのために練習をして来ているんじゃなかろうな?
510そしてお別れ。520ステージ下手の階段を上って…
530v
「バイバ~イ!」540vと、終わるワケがない!…You ain't heard nothin' yet! お楽しみはこれからだ!(アル・ジョルソン)Tttエネルギッシュに再登場!560vこのルーティンを今回も三度ほど繰り返して「All or nothing」のクライマックスに到達した!580カデンツァは「♪All or nothing」でするGENKIさんとバーニーの掛け合い。008a0279締めくくりはもちろん大ジャ~ンプ!
コレにて本編終了。008a0286 そしてアンコール。
まずは難波さんと2人でシットリと「Imagine」。600会場の隅々に行きわたる平和の願いを歌うGENKIさんの声。
とても感動的だった。610v「時間との戦いになりますね。
あと2曲演っちゃおうかな…いいっスか?」
大歓声!今日はこれまでより開演時間が30分早いからね。
お客さんはナニを演奏するのかもうお見通しなんだけど、それが聴きたいのだ!620まずは「Goin' Down」。630ステージに跪いての力唱!640v「everybody…なんか突然everybodyだけ英語っていうのは、そういうことだな。
みんな今日はどうもありがとう!
今日も残り少なくなってきまして、みんなで歌ちゃおうぜ!」118a1086 GENKIさんが「♪Goin' down」と歌うと本当に自然にお客さんが「♪down, down,down」。
それを聞いたGENKIさん…「さすが常連だネェ!」660そしていよいよ感動のフィナーレ!
GENKIさんの誘いでお客さんがイスから立ち上がる。670_3タンバリンを手にした阿部さんもステージに上がって…「アッコちゃん」だ!680「スキだ~、アッコちゃ~ん!」と絶叫するGENKIさんがスキ。
毎回書いているけど、井上先生が書いた歌詞のオリジナルは「庄内おばこ」という秋田民謡ね。690ステージのヘリに腰をかけて「スキ、スキ」。
この後、もちろん客席に入ってお客さんに歌って頂いたことは言うまでもない。700今回も良質の素材と最高のパーフォーマンスで3時間半以上タップリと楽しませてくれた6人!710 720v 010 740v 715 750vもうGENKI SESSIONにお邪魔すると「あ~、音楽を聴いたナァ」という気持ちになるんだよね~。
今回も全くその通りだった!750最後もジャンプして…760vキマった!770v「どうもありがとうございました!」
大歓声!
780もう一度バンドのメンバーを紹介して割れんばかりの拍手を浴びながらGENKIさんと5人のバンドマンはステージを後にした。790今年もアッという間に終わっちゃった。
でもきっとすぐに「夏は来ぬ」ですな。
来年も楽しみにしています!
118a0098 <おしまい>
 200(一部敬称略 2025年8月27日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2025年10月 2日 (木)

GENKI SESSION 2025<前編>

 
卯の花の 匂う垣根に

時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

今、コレをご覧の方々は恐らくこの歌詞をご存知であろう。
国民唱歌「夏は来ぬ」。
この曲を出版したのは、現在も心斎橋他に店舗を構える大阪の老舗楽器店「三木楽器」だった。
鉄壁のこの唱歌がたった8小節で作られていることに今更ながら驚いてしまうが何しろ歌詞がいい。
作詞は「佐佐木信綱」。
「万葉集」の研究で名高く、皇室の歌会の撰者も務めていた明治から昭和の長きにかけて活躍した歌人であり国学者だった人。
作曲は小山作之助という人で「夏は来ぬ」の人気があまりにも高かったので、「ナンダナンダ、何なら歌詞もオレが書いてやろうじゃないか!」と言ったかどうかは知らないが、オリジナルの歌詞を用いて改作したが世間からは歯牙にもかけられなかったという。
「歌詞」というのはげに大切なモノということだ。
そんな夏が来てドッカリと居座り、ようやく過ぎ去っていく風情になってきた。
今年も日本のロックの夏の風物詩である「GENKI SESSION」を2本立てでレポートする。
会場はいつもの「東京キネマ倶楽部」。
今回の開宴はいつもより30分早い6時半。
10vドラムスが打ち出すゴキゲンなビートに乗ってステージに姿を現したGENKIさん。
まずはレイ・チャールズの「Hallelujah I Love Her so」から。
20「Everybody clap your hands!」30v今年の「GENKI SESSION」のメンバーは…
 
人見元基(以下「GENKIさん」)80v難波弘之
さっそくのピアノ・ソロ!118a0646 日下部BURNY正則(以下「バーニー」)118a0079松本慎二60v療養中のロジャーさんに替わって(現在は活動再開中)ドラムスを担当したのは阿部薫。
以上の5人。
70バーニーのソロ。90バーニーはもちろんMarshall。
愛用のSTUDIOシリーズ「SV20H」とCELESTIONの「G12M-65」、通称「クリーム・バック」を搭載した2x12"スピーカー・キャビネットの「1936」のコンビネーション。
100v「♪ハレル~ヤ~」
1曲目からお客さんと大合唱。
もうお客さんも勝手がわかっているので、いちいち説明をしなくてもビシっとキマっちゃうところがスゴい。
110_cr「ヘイ!久しぶりだぜ。
ようこそ鶯谷へ。
みんなも知っていると思うけど、ドラムスのロジャーの入院治療がもうチョットかかるということで今回はドラムスをナント豪華2本立てにしてお送りします。
その前にまず入院しているロジャーにガンバレ・コールいくか?
みんなの声が届くようにね!」
230v「じゃあ…ロジャー、ガンバれ~!」
早く戻って来いよ~!」
GENKIさんのリードでお客さんも大声で「ロジャー、ガンバレ~!」とエールを送った。
110そして今回第1部でドラムスを担当した阿部さんを中心にバンド・メンバーを紹介。
阿部さんはかつて「NOIZ」のメンバーだったので「ノイズの曲を結構演ろうと思って…」というGENKIさんの言葉に客席から歓声が送られた。118a0169 2曲目はバーニーが弾くリフからモントローズの「I Got the Fire」。140_igfストレート・アヘッドなロック・ビートに乗ってGENKIさんが猛シャウト。
この曲を歌ったサミー・へイガーの声は大変にキーが高いんですってネェ。
「ディオよりずっと高い」…ということを先日ロニー・ジェイムス・ディオ研究家から聞きました。150ココでもバーニーのワイルドなソロが炸裂!
私の中の「ロック七不思議」にロニー・モントローズがどうしてトニー・ウィリアムスのグループにいたのか?…というのがある。
ま、ハービー・ハンコックのつながりだったのでしょうけど、1978年、まだ「田園コロシアム」でやっていた頃の『Live Under the Sky』にトニーのグループで出演しているんだよね。
観に行けばヨカッタ…。160v「『灼熱の大彗星』でした…邦題ね。
皆さんはロックとかの音楽を聴いてもう数十年…30年?経ちますか?
オレ達の方が長いかもしれない。
まだ20代前半の頃にNOIZって感じだったからね。
今演ると『速い~!』って感じの曲を作っていたんですよ。
なんでこんな曲作ったのかなぁ~。
アっという間に終わりますよ。(笑)
ウッカリしていると瞬きをしている間に終わっちゃいますから。
違う?」
曲順を勘違いしていたGENKIさん、ココで軌道修正して…170いつもこのあたりで出てくるツェッペリン・ナンバー。
では、バーニーお願いします!180v_wll知らぬ者などいない(今は結構いるか?)ロック史に残る名リフとGENKIさんの歌声による魅惑のアンサンブル!
「Whole Lotta Love」だ。190v中間部の幻想的なパートはバーニーがボトルネックをハメて巧みに演出する。200vそして誰もが演りたい見せどころ&弾きどころのソロ・パート!
♪ジャン、ジャン!
我々の世代のロック・ギター・バカはみんなコレで育ったのだ。
イヤ~、しかしいい音だナァ。
さすが根っからのレス・ポーラー。
25年ぐらい前、私はレス・ポール以外のギターを弾くバーニーの姿を一度も見たことがなかったぞよ。
210「♪Way down inside…」
つづくGENKIさんの際限のない伸びやな歌声のソロ・パートにすべての観客が耳をそばだてた。220「レッド・ツェッペリンの曲でしたね。
この曲は『胸いっぱいの愛を』という邦題が付けられて最初はモノラルだったんですけどね…なんてどうでもいい話ですね。
シングル盤はモノラルだったんですよ。
ワーナーじゃないどっかから出ていて、途中でのギュインギュインギュインってなるところがないんですよ。
持ってる人はお宝ですよ。
コレは毎回言っているんですけど、『70年代ロック』って言いますが、ウチら『70代ロック』ですからね… 難波さん1人」
345v「みんなも早くこっちへ来て!」118a0132ココからはおなじみの「NOIZコーナー」。
GENKIさんが「ガンガンガン!」と大声で曲名を叫ぶ。240_ggg飛び出してくるのは猛烈なドライブビング・リズム!
さっきのMCでGENKIさんが「瞬きをしている間に終わっちゃう」と言っていた曲がコレ。250v阿部さんのシャープでパワフルなドラムに…260v高速の4分で重なる松本さんのベース・ラインがすこぶるカッコいい!270vそして「グバ~!」っと難波さんのオルガンが全体を包み込む。280「♪ガンガンガン」と、それこそガンガンとシャウトするGENKIさんが最高!008a0089 大熱演なのだ!
でも本当にすぐ終わっちゃうの。
ん~、もっと聴きたい~!290続いてはバーニーがダイナミックに「#9thコード」をストラミングしてから…300_hbそのままソロへと突入。
タップリと弾いて曲が始まる。
このストラトキャスターもいい音だな。太い。310vゴキゲンなロック・ビート・チューンは、同じくNOIZの「Hey Bro.」。320曲はうなりを上げてどこまでも突き進み…330GENKIさんのキックも飛び出した!
470v「イヤ~、若いバンドで…。
皆さんが聴いていて、歌詞的な部分とかネェ…。
屋根裏っぽいですよ。ライブハウスの『屋根裏』。
メジャーじゃない。
メジャーになりようがない…そんな曲ばっかりでしたよ。
でも、そんな曲ばっかじゃないんですよ。
チョット優しい曲もあったりとかね…よろしく」
私なんか「屋根裏」大好きでしたよ。
高校生だったので2階の「ロンドン」を通過する時は少しドキドキしたりして…。
あの名刺大の見開きの月間スケジュール表を1枚ぐらい取っておけばヨカッタなぁ。
左のページが「昼の部」で、右が「夜の部」だった。
大学の時に何度か出させてもらったけど、私なんかスターになった気分でしたよ。
アソコで観て特に印象に残っているバンドは銀次さんがいた頃のRCサクセション、東京おとぼけキャッツ、ウシャコダ、それになぞなぞ商会ってところかな?
当時一番お客さんが入るブッキングがRCサクセションとPANTA&HALと言っていた。
PANTA&HALは新宿ロフトで観た。
なつかしいナァ。
今はもう街が変わってしまって、新宿ロフトがどこにあったのか皆目わからないし、屋根裏が西武の裏にあったことも夢の中の出来事のようだ。118a0125続いてのNOIZ曲はバーニーのギターをバックに「樹のうた」。350_knuジックリ&シットリと歌うGENKIさんがまた素晴らしい。360vバッキングに徹するバーニー。
そしてクリーンなサウンドも素晴らしいMarshall SV20H。370v情感をタップリと込めた歌声を聴き逃すまいと客席は水を打ったような静けさとなった。380そのままア・カペラで「♪いつものように」と張りのある歌声が会場に響き渡る。390_imyそして最強のバンド・アンサンブルが加わる。400もちろん曲は「いつものように」。
こうして第1部はNOIZナンバーで締めくくられた。118a0164バーニーのソロが猛り狂い…
450v松本さんのスケールの大きなベース・ソロも飛び出した!118a0317_2しかもタ~ップリ!
440vシーケンサー、オルガンとバラエティに富んだサウンドで曲をドラマチックに演出する難波さん。430v猛然とドライブする阿部さん。420vそして~…460v〆のジャ~ンプ!
コレにて第1部終了。
この後、20分の休憩に入った。
340v<つづく>
 200(一部敬称略 2025年8月27日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2025年9月26日 (金)

はじめてのジョーセッション~Vintage ModernとJVM

 
つい先日、FEEL SO BADの山口"PON"昌人さんの還暦を記念するイベントが開催され、そこに出演した「ユキSESSION」というチームのステージのもようをレポートした。
今日は「ジョーセッション」。
フ~ム…この「ナンジャラ・セッション」っていうのはいつ、誰が始めたのかネェ?
チョット私はニガテなんだけど、「ロック史に残る名盤」の誉れ高いマイク・ブルームフィールドやアル・クーパーの『Super Session』がリリースされたのは1968年のこと。
「スーパー」ならわかるけど、そこにセッション・リーダーの名前を最初に入れたのは一体誰なんだろう?
今となっては調べる術すら思い浮かばないが、Marshall Blogとしては菅沼孝三、江川ほーじん、田川ヒロアキの「手数セッション」なんてのがとても懐かしい。10ということで今日は塚本"JOE"旭による『ジョーセッション~ひとりでできるもん~』のレポート。
会場は初めてお邪魔する新宿の「MERRY-GO-ROUND」。20vオープニング・アクトのステージが終了し、すぐにステージに姿を現した6人。30セッション・リーダーのジョー。40ユキ
60vJien Takahashi50vRyO70vOllie Bernstein80vLouis90vジョーくんが冒頭に絶叫したのは「♪バ~ン」。
100v続けてギターの2人が奏でるこの有名なリフは「Black Night」。
冒頭2曲をディープ・パープルで固めて来た。
ということは当然Marshallの出番だわね。
ユキくんもJienくんもいつもMarshallを使ってくれているんだけど、今日はどうなっているのかな?
ちょっとジョーくん、待っててね。
130_bnまずユキくんのMarshall…S41a1163今日は「Vintage Modern 2466」を持って来てくれた。140v写真ではわかりにくいけどオリジナルのVintage Modernは紫色だった。
このモデルのために新しく調合した濃い紫の下地に少量の黒いインクをマブした色合いのカバリングだった。
設計したのは我が親友、スティーブ・ドーソン。
地元ニューカッスルでレッド・ツェッペリンやディープ・パープルの一番いい時を見ているスティーブはMarshallサウンドの本当の魅力を知り尽くしていた。
で、彼がMarshallの第1号機の「JTM45」のサウンドを現代の使い勝手の良さで甦らせたモデルがVintage Modernだった。
150一方、Jienくんのこの日のMarshallは…S41a1256「JVM410HJS」と愛用のスピーカー・キャビネット「MF400B」。160vJienくんのJVMはノイズ・ゲイトを搭載したジョー・サトリアーニのシグネチャーJVMだ。
サンチャゴ・アルヴァレスが設計してケリー・キングのシグネチャー「2203KK」に搭載したノイズ・ゲイトがあまりにも優秀だったのでこのモデルにも採用されたんだね。
私も仕事がらずいぶんたくさんのギタリストを目の前で見て来たけど、「ああ、ウマいナァ~」と心底感心したギタリストのひとりはジョー・サトリアーニだった。170今回ユキくんからリクエストを頂戴した。
ユキくんはVintage ModernとJVMが同時期に発売されたことを知っていて、「ジョーセッション」はせっかくその2モデルが揃うライブなのだから、レポートを制作する時にはこの2つのモデルについてナニか書いて欲しい…というのだ。
デジタル機器などに目もくれず、日ごろから自力で持って歩いてMarshallを愛用してくれているユキくんの頼みとあれば断るワケにもいくまい。
…ということで、2つのモデルを発売する時のことを少し書いてみることにする。S41a12132003年のMODE FOUR、2004&2005年のハンドワイアード・シリーズに続いて投入されたVintage ModernとJVMは開発した時期が重なる親違いの双子だった。
ん?…親が違えば「アカの他人」か?ま、いいや。
それぞれ2006年末と2007年に発売されたこの2つのシリーズは2006年の冬には既に完成していて、私はフランクフルトの展示会でいち早く両方のモデルを弾かせてもらった。
今ではナンでもないが、この時はJVMの多機能ぶりに圧倒されてしまい、短い時間内の説明では正直ナニがナンだかよくわからなかった。
それよりもシンプルなVintage Modernの方に親近感が湧いたことを覚えているし、音も素晴らしく感じた。
下はその2006年の3月末のフランクフルトの展示会の時のようす。
写真の真ん中で立って話をしているのがVintage Modernを設計したスティーブ・ドーソン。
話し相手はドイツのディストリビューターの担当者。
私がタクシーのトランクにスーツケースを置き忘れてしまった時、警察まで一緒に行ってくれて英語⇔ドイツ語の通訳をしてくれた恩人。
Rimg0004この時、ブースのスタジオでデモ演奏をしてくれたギタリストの1人は、今日これからジョーくんが歌うホワイトスネイクのギタリスト、故バーニー・マースデンだった。
控室にいる時はアイスクリームばっかり食べていた。
何年か一緒になっているうちにとても気安くなり、「シゲ、ちょっとこのアイス持っていてくれる?」なんてやったものだった。
ホワイトスネイクのギタリストのアイスクリームを預かったことがある日本人は多分私だけであろう。
バーニー、スゴイよ。
ブルースなんかを演らせたらそこら辺の日本人は誰も敵わんだろうね。
やっぱり本場の人が現地で出すギターの音はナンというか…「音の骨格」が違うんよ。Rimg0030下は発売に合わせて作られた英語版のブロシュア2種。
スゴく良質な紙で作られていて、手にすると力の入れ具合が即座にわかろうというシロモノだ。
180こんなマルチ・ステッカーも制作していた。190vジムをフィーチュアしたポスターも作った。
不幸にしてこの撮影の数日前にジムは倒れてしまった。
ところが予定に穴を開けてはマズかろうと、持ち前の不屈の精神で復活してジムは撮影に臨んだ。
そしてこのポスターが出来上がった。
9_jjnm22006年10月25日、世界中のディストリビューターを招待し、Marshallの本社にてVintage ModernとJVMの発表会が開催された。
この日は確か雨が降っていたナァ。
コチラはJVM一家。
210コチラはVintage Modern。
この時デモンストレーターにひとりとして、当時イギリスで話題になっていた「The Answer」というバンドが登場し、「ポール・マホン」というギタリストがVintage Modernを弾いて見せたのだが、残念ながらノドの不調を理由にシンガーが姿を見せず、インストゥルメンタルでのデモンストレーションとなってしまった。
このThe Answerというバンドは、「コーマック・ニーソン」というシンガーがウリのバンドだったのでとても残念だった。
それからしばらくして来日し、私は挨拶を兼ねて渋谷のクアトロにショウを観に行ったが、それはそれは素晴らしいステージだった。
The Answerはブリティッシュ・ロックの伝統を踏まえた本当にいいバンドだった。
今もやっているのかな?
200_2そして商品ごとのデモンストレーションではNWOBHMの雄「グリム・リーパー」の創設者の1人である「ニック・ボウコット」が実演を交えてJVMの機能を説明した。
この頃、ニックはアメリカのMarshallに勤めていたのだ。
多彩なJVMのサウンドを聴かせるために、彼は搭載されたMIDIの機能を利用して、予めJVMのチャンネルの情報を組み込んだバッキング・トラックに合わせ、ロックの古今の人気曲のリフを31曲、まったくフットスイッチにもコントロール・パネルにも触れずに音色を次々と替えて演奏して見せた。
コレは本当にオモシロかった。
JVMは真空管のアンプしか出せないサウンドをまったく犠牲にすることなく、ギタリストにとって有益な考えうるすべての機能を搭載したギター・アンプということをニックはこの演奏を通して教えてくれた。
220一方のVintage Modernのデモンストレーションを担当したのはダグ・アルドリッチだった。
バッキング・トラックに合わせて、あるいは無伴奏でトコトン弾きまくってくれた。230下はこの時に会場のロビーで撮った写真。
この数日前、成田空港で免税のタバコを買おうとしたが時間がなくて買うことができなかった。
それまでも何度もイギリスには行っていたがタバコを買ったことは一度もなかった。
だから簡単に「イギリスに行って何かしら買えばいいや」…と思ったのだが行ってビックリ!
ひと箱1,500円もしたのだ。
道理で私が行く時にマーシャルの連中が「タバコを買って来てくれ」と頼むワケだわ。
結局、1,500円も出すのはどう考えてもバカバカしいてので丸々喫煙ごとヤメちゃった。
私は決してヘヴィ・スモーカーではなかったが、イザ止めてみると目の裏チカチカ、指先ジンジンでもうツラいのなんのって!
みんなで行ったインド料理店でその様子を見たダグが「おいシゲ、身体の調子でも悪いのか?大丈夫か?」と気遣ってくれた。
時のMarshallの副社長が、私が禁断症状に陥っていることを伝えるとダグは「ナ~ンダ、そんなことか!」と自分のタバコを差し出してくれた。
だから「ガマンしている!」って言ってんだよ!
結果…ダグの誘惑に目もくれず禁煙成功。以来19年、現在に至っている。
身体もステージもノン・スモークが一番だ!
240vさてジョーくん、お待たせ!
今日のMarshallがわかったところで聴く「Black Night」は一層味わい深い!…そうでもないか?
250客席のほとんどは若者。
世代を超えて客席が盛り上がる!
うれしいね。260「『JOE SESSION』です。よろしく~!
今日は最高なクラシック・ロックをお届けしまぁ~す!」
そう、「ジョーセッション」はジョーくんが選んだ「ロックが最もロックだった時代のロック」を若い人たちに知らしめる啓蒙イベントなのだ。
よくやったジョーくん!
270vココで「オン〇〇」と担当楽器を交えてジョーくんがメンバーを紹介。
ユキくんの番では「オン・ギター」ではなく「オン・ストラトキャスター!」とやった。
280するとユキくん…
「なんか『オン・ストラトキャスター』っていうのもチョット恥ずかしいですね。
色んな感じで怒られそうな気がする」
じゃ私が怒りましょう。
「マーシャル」はどこへ行ったッ?!
次回からは「オン・ストラトキャスター&マーシャル…ユキ!」にして頂きましょう。290v今度はレインボーの「Long Live Rock 'n' Roll」。300_llrコレもノリノリのわかりやすいハード・ロック・チューン。
こうして若い人たちが演奏して、若いお客さんが楽しんでくれればロックも少しはLong Liveするってものだ。
310続いてもレインボーで「Spotlight Kid」。
ジョーくんの汗ダクの熱唱が続く。320v_slk若きシュレッダーを両脇に抱えてギンギンにクラシック・ロックするジョーくん!330RyOくんのキーボードのソロもバッチリとフィーチュア!340v「♪デンジャッ、デンジャッ」
続けてもレインボーの「Kill the King」。
S41a1027_2 今月この曲がMarshall Blogに登場するのは先週に続いてコレが2回目。
前回は「ユキSESSION」だった。350_ktkオリーの重量感溢れる低音と…360vLouisちゃんのシャープなドラミングのコンビネーションがゴキゲンなドライブ感を生み出した。370v「初の『ジョーセッション』…2、3か月前、ユキさんに『ユキSESSION』に誘って頂いて『セッションというモノは楽しいな、うらやましいな』と思ってオレも主催してみることにしたんダァ!
だからオレはすごく楽しい!みんなも楽しいかッ?」
客席から盛大な「イエ~!」の反応。390v次にジョーくんが取り上げたクラシック・ロックはホワイトスネイク。
さっき出したヤツね。
何でもデビッド・カヴァーデイルがジョーくんの一番好きなシンガーなのだそうだ。
390v_cir曲は定番の「Crying in the Rain」。
ハードでヘヴィでドラマチックなロッカ・バラード。
400vギター2人のアンサンブルがビシっとキマった!
410vスゴく気安くて感じのいい人ですよ、カヴァーデイルさん。
一度も会ったことがないのにサンプラザの楽屋の通路で、いきなり後ろからガバっと私の方に手を回して「ヘイ、ブラザー!」って。
誰かと思って顔を見たら、その人がディープ・パープルMKIIIのシンガー「デヴィッド・カヴァーデイル」だったのでアタシャ死ぬほど驚いたわ。
 
その時のコンサートのようすはコチラ⇒WHITESNAKE Live in Japan280ジョーくん、こうして見るとデビッドにソックリだな…ウソこけ!S41a1194 「ココで、ココで、ココで、オレの大親友を呼んじゃおうかな?
オン・ボーカルズ、アキト!」←こういうパート名を表す時、正しい英語では必ず「vocal」に「s」を付けて「vocals」と表現します。
420「今日は珍しいアキトくんのハードロックが聴けますよ!と皆さんに触れ込んでおきました」
「不安でしかたねぇ。不安でしかたねぇぞ!
今日もギリギリまで練習してきた!」430ブレイズブリンガーの2人が歌ったのはコレもホワイトスネイクの「Still of the Night」。
ジャズには「In the Still of the Night」っていうスタンダード曲があるよ。440_son「不安」などオクビにも出さないアキトくんの堂々たる歌いっぷり!450vベテラン・クラシック・ロッカーのジョーくんも安定のシャウトっぷりでエキサイティングなツイン・ボーカルズのパフォーマンスとなった。460_2「ハァ~ハァ~…アキトもちゃんとハードロックしてたよな?
ヨカッタね!」
「ハモれた、ハモれた!」S41a1347_2 「ボクは普段『ブレイズブリンガー』というバンドでボーカルをしていまして、その相方がアキトなんでございます。
そんなブレイズブリンガーに曲を提供をしてくれたJien Takahashiがいますので、今日はその曲をジックリと披露して終わりたいと思います!」
470最後に演奏したのはそのブレイズブリンガーのキラー・チューン「菫色の肖像」。480_ssステージ上の全員が持てるエネルギーをすべて出し切り、どこまでもパワフルにショウの最後を飾って見せてくれた!490v 500v 510v 520v 530v S41a0051 550vこうしてジョーくんの「はじめてのセッション」は華々しく幕を下ろしたのであった。560 

200(2025年8月25日 新宿MERRY-GO-ROUNDにて撮影)

2025年9月22日 (月)

instgram vol.2~D_Drive Seiji and 原田喧太

 
今回のライブ・レポートは新横浜の「Strage」からお送りします…というと「D_Drive Seijiソロ・ライブ」だと思うでしょ?
ま、ソロはソロなんだけど、今日のステージはダブル・ヘッドライナーの「instgram」というイベントの第2回目。
お相手は最近のMarshall Blogでは「デーモン閣下」のコンサートや『がんばっぺ福島』で登場してくれる原田喧太(以下「喧ちゃん」)。
喧ちゃんとは今はなき六本木の「スイート・ベイジル」で2001年に開催されたジルジャンのイベントからのお付き合いですからね、長いよ~。
その2人がソロでステージをこなすギター・インストのイベントが『instgram』。
「Instagram」ではありませんからね…インストグラムね。10vまずステージに上がったのはSeijiさん。
今日はステージの上。
この姿、久しぶりに見たな~。
20_4dまずは手堅いところで「Attraction 4D」。30v続けて「Red Light, Green Light」。40_rlgl今回のSeijiさんのMarshallは「JVM410H」と「1960TV」。
前回1960TVを試しに使ってみたところ、Seijiさんが弾くJVMとの相性がとてつもなく良くて今回もその組み合わせで臨んだ。
50v1960TVは普通の「1960A」よりも2インチ背が高いキャビネットにCelestionのGreenbackを4ケ搭載した仕様だ。
2インチといえば5.08cm。
これだけで音がガラリと変わるからキャビネットはオモシロイ。
ああ、私も2インチ背が高かったら少しはいい声が出ていたのかも知れないナァ。
でもこればかりはスピーカー・キャビネットのようにはいきませんな。60vこうしてシャープなD_Driveの2曲のキラー・チューンをまずはブッ込んだ!0r4a0013今日は喧ちゃんファンのお客さんもお見えになっているので、最初のMCはSeijiさんの自己紹介。
そして、ここ数年『フロア・ライブ』と称してStrageでは舞台に上がらないで演奏してきたが、今日は久ビルりに高いところで演奏するのがとても新鮮だという感想。
また「インスタグラム」ではなく、「インストグラム」と銘打ったこのインストゥルメンタル・ミュージックをフィーチュアしたイベントについて語った。70MCに続いては「Runaway Boy」。80v_rwbストレート・アヘッドなロック・ビートに広がるインストゥルメンタル・ミュージックならではストーリー展開。90_lbところでD_Driveファンの皆さん、今日Seijiさんが弾いているのはこれまで見かけたことがないギターだとは思いませんか?
そう、Seijiさんはギターのブランドを替えたんですよ。
タマタマこの新しいギターを作っている会社に友人がいるので、このモデルについて話を伺ったところ、ギタリストの間でとても高い評価を受けているのだそうだ。
さすが音にうるさいSeijiさん、お目が高い!
100vその音は実際に太く、とてもヌケのよいサウンドで、私の耳には今までに比べるとより落ち着いた重厚な感じに響いた。
そんなサウンドで弾いた「Lost Block」は超バッチリでした。0r4a00212回目のMCで喧ちゃんとの出会いについて語るSeijiさん。
それは2013年9月に東京キネマ倶楽部で開催されたイベント『六弦心』の時だったのだそうだ。
110vその時のようすはコチラ⇒LIVE ROKUGENSHIN~ROCK DAY <前編>
コレ…もう12年も前かよ!
早いな~。
ということは、この時のD_Driveって活動を始めてからまだ3年ぐらいしか経っていなかったのか!
この時はそんなイメージはゼンゼンなかったナ。250vワザと似ている写真を並べてみる。
なんかSeijiさん、若くなったんじゃないの?
紀州の梅かなんかを食べて…。
ということで「U-Me」。130v_umコレは本当にいい曲だと思う。
よく「曲が育つ」とか言うけど、まさにコレがそれに当たると思う。
正直最初は「ナンじゃコレは?」っぽい感じがしたけど、聴いているウチに良さがジワリジワリと滲み出て来て、今ではD_Driveの音楽性を語る代表曲だとすら思っていますよ。140続けては楽しい楽しい「Thumbs Up」。150_tuホールトーン。ディミニッシュ、ミクソリディアン等のスケールを巧みに組み合わせて作られたこの曲もSeijiさんの「作曲家」としての才を示す最良のショウケースといえよう。160vココでオリジナル・グッズのPR。
170vこの日のSeijiさんの屋台村。
今回は新しくメロイック・サインのグッズが加わった。
ギターやエフェクターの他にこれだけ持ってくるのは大変なことですよ。
120残すところ3曲。
そのウチのひとつはSeijiさんが新しく作った「TSURUGIー剣ー」。
基本的に振り払って使う「刀」と異なり、「剣」は突き刺して使うモノ…それでチャンチャンバラバラやるイメージをSeijiさんが曲にした。180v_trg細かくハードな音符が飛び交うサマはまさに「項羽と劉邦」の戦いのようだ…司馬遼太郎の本を何十年も前に読んだんだけどスッカリ忘れたな。合ってるかな?
気になるのはSeijiさんの「つるぎ」の発音。
るぎ」って言うんだけどそれだと、富山に住んでいた私には石川県の「鶴来(つるき)」になっちゃうんだよな~。
で、富山警察の裏手に「鶴来」というとてもおいしくて盛りの良いうどん屋があって、それを思い出しちゃうんですよ。
ま、うどんを刻むアレも「剣」の一種か?
190v続いて「The Last Revenge」。200v_rl闘いに破れ臥薪嘗胆、捲土重来の気持ちをこの切れ味鋭い剣のようなドライビング・チューンにした。210今回の「ソロSeiji(「ソーセージ」みたいでいいね)」の出番の最後を飾ったのは「Gradation」。240_grd美しいメロディをつないでハードめに展開するポップ・チューン。250v最後の最後まで素晴らしいギター・サウンドで名曲の数々を奏でてくれた。
ホント、新しいギターとの相性もバッチリ!
そして、やっぱりギターを鳴らすなら真空管アンプに限るネェ。
260「どうもありがとうございました。
引き続き原田喧太さんの演奏をお楽しみください」
 
Seijiの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive offcial website270vこういうライブは転換がほとんどなくていいね。
下は入り口に飾られた2人のサインが入った掲示板。280コレは喧ちゃんの屋台村。
最新作のソロ・アルバムだ。290原田喧太登場!3001曲目は「Shake Your Hip」。
ウワ~、なつかしいナァ。
310v歌にギターにとハナからスロットル全開!320喧ちゃんも「JVM410H」。
ちなみに喧ちゃんは最も早い時期からJVMを愛用してくれているギタリストの1人なのだ。
だからJVMのことはよ~くわかっていて、アータ、「リターン挿し」なんてトンデモナイ!
喧ちゃんのJVMの使い方は、島崎藤村の『夜明け前』風に言えば「歪みはすべてアンプの中である」である。
330こうなると並べてみたくなるのは男の心理?
JVM410Hが4台!
コレは初めての景観だ。340続いてはその新しいアルバム『Addiction』から「It's Show Time」。330_istゴキゲンなハード・ツイスト!360vそれに賑やかなカデンツァが付いて、そのままア・カペラでブルースに。370「はい、指から出まかせのコーナーでした」
イヤイヤ、全然そんなことありません!
この前日の晩の11時頃、住まいの近くまで帰って来たところで車にトラブルが発生。
レッカー車を呼んだりしてすべて片付いたのが午前3時!
ヒエ~!
この手の人が悲惨な目に遭う話は盛り上がるのが常ですな。
380vコレが『Addiction』。
喧ちゃんのソロ・アルバムは『心の音』以来かな?
バラエティに富んだ曲が詰まった意欲作。
この日はこのアルバムから4曲を取り上げた。350耳馴染みの良いメロディが魅力の「白い雨」が続く。390v_ia喧ちゃんはこうして華麗にメロディを歌わせるのが実にウマい。400vループを使ったソロ。410_lp_cgamf「C|G|Am|F」とコードを循環させて鬼のように弾きまくる!
やっぱり真空管アンプが出すギターの音は素晴らしい!420v『Addiction』のオープナー「Going Home」。430v_ghおお!ドヴォルザークもビックリの壮大な頌歌風のワルツ。
スケールの大きな曲調も素晴らしいが、コレをアルバムの冒頭に持ってきたところがスゴイと思う。
440本人から『Addiction』の説明。
昨年ソロ活動30周年を迎えた喧ちゃんだが、このアルバムが初めてのインストゥルメンタルのアルバムとなった。
そして、来年は「ギタリスト」として40周年を迎える。
私なんかね、テレビのワイドショウでお父さんが「息子がギタリストでデビューするんだよ」と喧ちゃんを紹介していたのを覚えていますよ。
「『ケンタ』の『ケン』は『喧嘩』の『喧』だ!」ともおっしゃっていた。
あの時から40年か…。
俳優として大注目されている息子さんの活動についても触れた。
そういえば彼がまだ赤ちゃんだった時に三宿のライブハウスで写真を撮ったっけネェ。
450冒頭に書いたように喧ちゃんとのお付き合いは24年になるんだけど、一番最初の本格的な仕事はMarshallが2003年に発売した「MODE FOUR」だった。
この時も出たばかりのMODE FOURを大変気に気に入ってくれてすぐに使ってくれたんだよね。
それで作ったMODE FOURの宣伝ポスターがコレ。
このポスターがもう残っていなくて長年探していたのです。
それがある時、某音楽学校の壁に貼ってあってラッキー!だったのです。
実になつかしい!22年前かな?9_mf さて、続いて演奏したのはアルバムのタイトル・チューン『Addiction』。
喧ちゃんらしいトリッキーな1曲。470_add昔は上のMODE FOURのプロモーションで喧ちゃんとよくデモンストレーション・イベントをやったものだった。
そのショウの中でいつも演奏する複雑な自作曲があった。
クロマチックを多用した妙なメロディでね、私はそういう曲が好きなのでいつも楽しみにしていた。
で、確かその曲には曲名が付いておらず、私は「The March of Centipede」としたらどうか?と提案しようと思っていた。
この「Addiction」も同じタイプのスリリングな曲だ。
ちなみに「centi」は「100」、「pede」は「足」、すなわち「centipede」とは「ムカデ」のこと。
要するに「ムカデの行進」みたいにウネウネとメロディの曲なワケですよ。
ま、「ムカデの行進」なんて実際には見たことないけどね。
480vココでもまずア・カペラでソロを爆発させて「Running Out」へ。490_roファンキーに、ヘヴィに、メロディアスに突き進むダンサブルなナンバーに会場も盛り上がる!500v「じゃあ最後の曲です。
これは三本締めで、チャチャチャ、チャチャチャ、チャチャチャンチャン。
コレを曲にしたらどうなの?って思って作ってみた。
三本締めで〆たいと思います」510vコレはウマいことやりましたな!
曲は『Addiction』のクローザー「Sanbonjime」。
昔、日野皓正さんが「三三七拍子」を取り入れた曲を演っていたが、浅草の大工のセガレの私としてはコッチの方がシックリくる。
私にとっては小さな頃父に連れられて何度もお邪魔した「建前」で耳にしたリズム・パターン。
それを何度も曲の中に埋め込んだ!530v_sbjソロではワーミー・バーをワイルドに使って大暴れ!
コレが喧太流!
お祭り気分でハッピーに本編を締めくくった。
 
原田喧太の詳しい情報はコチラ⇒喧太の一言いわして
540そしてアンコール。
「ありがとうございます。
楽しんで頂けたでしょうか?
せっかくSeijiくんもいるので、今日、最後は2人でナニも考えずに遊んでみたいと思います」550アンコールでは特に曲を決めず、喧ちゃんがその場で作ったループのバッキングを用いた大インプロビゼーション大会となった。560とは言ってもライバル感剥き出しの速弾き大会などではなく、2人でいい感じでソロを渡し合ってギターの魅力を存分に伝えてくれる内容となった。570特筆すべきはチャンとMarshallを使って、真空管アンプしか実現し得ない最上のギター・サウンドを聴かせてくれたことであろう。
会場の隅々までミッチリと行きわたった2人が出したギター・サウンドはとても見事だった!580「どうもありがとう!」
お互いに名を呼んでその好演を称え合い『instgram』の第2回目は終了した。590 

200(一部敬称略 2025年8月24日 新横浜Strageにて撮影)

2025年9月19日 (金)

山口"PON"昌人 還暦祭!<後編>~ユキSESSION & EARLYSNAKE


『山口"PON"昌人還暦祭り!』レポートの最終回。
いよいよご本人の登場だ!
と、その前に…以前PONさんがやっていて2019年の『Marshall GALA2』にもご出演頂いた「Gotwee3」というチームのライブ・レポートを書いた時に「ポン」を話題にしたことがあった。
「ポン」というのは牛乳ビンのフタを使って遊ぶ対戦型ゲームのこと。
私が小学校の低学年だった時にコレが猛烈に流行した。
そのレポートに少々詳しく書いたので今回は内容については触れないが、コレが地方によって「ポッコン」とか「キャッポン」とか呼ばれていることを最近知って笑った。
もうひとつ知ったのは、地域によって遊び方に決定的な違いがあって、フタをヒックリ返す際、我々は手の平を裏返し、人差し指の爪をフタの淵に押し当てて転覆させていたが、拍手の風圧や吐息でヒックリ返して遊んでいた子供たちもいたということ。
ナント素朴な遊びだったことか。
ところが、今年の3月を最後にガラスビンの牛乳の製造を終了したんですってネェ。
つまりあの牛乳ビンのフタの絶滅とともに「ポン」というゲームも消滅してしまったことになる。
寂しいね…そうでもないか?10こちらのポンは絶好調!20vこの日のPONさんのNATAL。
10"、12"、13"、16"、24"×2のコンフィギュレーション。
30スネアは愛用の14"×8"のアルミ・シェルだ。40さて、ステージの方は4番手のユキSESSION。60Yuki70vDio Ken80vAoi90v臼井"OZMA"孝文100vそして本日の主役、山口"PON"昌人。120vオープニングはRainbowの「Kill the King」。
セッション・リーダーのYukiくんが冒頭から大ハッスル!
130「Kill the King」か…1976年12月、私が中学2年生の時、武道館で生まれて初めて耳にした外タレが生で演奏した曲がコレだった。
その前に武道館で聴いた音楽と言えば母に連れられて観に行った「ケロヨン」ということになろうか?140誰もが知るハード・ロックのスタンダードで会場は大盛り上がり!
ナニを演るのか先刻お見通しでも盛り上がっちゃう。1502曲目はAoiちゃんのスケールの大きいキーボード・ソロから。160v_gobエキゾチックなメロディがトコトンかっこいい「Gates of Babylon」。170PONさんと…180vOZMAさんのコンビネーション「POZMA」。
この組み合わせって過去のMarshall Blogにあったかな?
パットンとロンメルが握手をしたかのようなゴキゲンなハードロック・グルーブが押し寄せて来る。190v気分良さそうにその鉄壁のリズム隊に乗せて来るKenちゃんの張りのある声。
いつも思うけど、この曲ってカッコいいね。
ゴメンね、Rainbowって『Rising』までしか聴いていないの。
だから今、楽しんでいます。
220vそしてYukiくんがステージ中央に歩み寄ってバリバリ弾きまくる。200ワーミー・バーを大胆に揺さぶる激演!210vYukiくんのストラトキャスターを図太い音で鳴らしているのは<前編>で詳しく紹介した1999年製の「1959SLP」と「1960A」だ。120v 「『PON祭り』ですよ!
でもこの曲順だと半分『Dio Ken』祭りになってるんですよ。
大丈夫です!ちゃんとコレでPON祭りになりますから!
イヤ~、しかしPONさん…還暦ですよ。
どんだけデビューが早かったんだって話ですよね?
ところで、今日はオリジナルのバンドが出て来て、ナンでその後にカバーのセッションが出なきゃいけないのか?と思ったんですけど、2番目のARESZのベースがFEEL SO BADだったり、MOONSHINEは以前一緒にやっていたBLIND BIRDのベースだったりしてちゃんと『PON祭り』になっているんですよね」
230「楽しいね!
そもそもは、CRIMZON FLAREのYukliくんから『今度PONさん、セッションしましょうよ!』って言われて『いいよ、いつやる?』って答えたら『8月11日が空いてるんですけど…』と言うワケ。
その日が自分の誕生日だということを言ったら『ア~、ちょうどいいじゃないですか!』ってなって決まったんですよ。
ありがとうYuki!」
240vYukiくんの名前が出るとすかさずKenちゃんが…
「コレ、Yukiくんのアームを見てください。
コレね、若い子たち…若い子はそんなにいないけど。
ボクらの年代で言うと『リッチー・アーム』っていって、普通のよりチョット太くてね、それでこのカックン、グニューンって曲がって…も~リッチー・アームなんですよ!
我々の世代ではコレを使っている人がいなくなってるから一周回ってうれしいね!」
270「ありがとうございます!
初めてMCで突っ込まれたのでチョット恥ずかしいです!」260v「Yukiくんはさっき最初のCRIMZON FLAREでもギターを弾いていましたけど、どれも曲がメチャ速かったんですね!
しかし、我々も速い曲を用意してきましたよ!…またチョット『Dio Ken祭り』になっちゃう気がするんですけどPONさんの選曲ですからね!
ココの3人(PONさん、Kenちゃん、OZMAさんのこと)の精一杯の速さです。
CRIMZON FLAREを見ちゃった人はミディアム・テンポだと思うかもしれないけど、私たちにとっては最速の曲…しかもまたDIO!」280v勇猛なPONさんのドラムスに続いて…
310vYukiくんが力強くリフを奏でるナンバーは「I Speed at Night」。
290vOZMAさんの低音が暴れまくって…300vKenちゃんが猛シャウト!
「好き」を貫き通すということはナント美しいことか。
「♪I speed at night!」のパンチ・ラインはロニーが乗り移っているとしか思えん!320続いてAoiちゃんが愛らしいフレーズを奏でて始まるヴァン・ヘイレンの「Dreams」。330_drこの曲はよく耳にするけどヴァン・ヘイレンの曲だったのか。
350ギター・ソロはユキくん流で!340vPONさんは「PON HALEN」というヴァン・ヘイレンのトリビュート・バンドをやっているからね、もうお手の物です。370「この曲、高いんですよ…ロニーより全然声が高いんです、サミー・ヘイガーは。
疲れましたけど皆さんが手を叩いてくれていたのが見えたのでボクも余計に跳ねちゃいました。
ピョンピョンやりすぎて無駄に疲れましたね。
こんなに楽しいのもPONさんのおかげでございます。
ところでPONさんと言えば、最近は吉川晃司さんと奥田民生さんとの還暦スーパー広島トリオじゃないですか…」
380v「皆さんからすると、吉川晃司、奥田民生って言ったら芸能人でしょうけど、広島の同級生なんですよ。
ボクの実家に集まって来てたの。
『メシ食わしてくれや』みたいな。で、ご飯食べながら練習。
割と吉川と奥田は共通点がなかった。
たまたまオレの中でプランはあったんだけどね。
でも、今回のをキッカケに将来みんなが死ぬまでにはナンかやろうや!みたいな」
390vココでKenちゃんのリードでPONさんと吉川さんの「幻のバンド」の話が飛び出した。
PONさんが渡米している時に撮影でアメリカに来た吉川さんがPONさんを訪ねて「ドラムを叩いてくんねぇかな?バンドやりてぇんだよ」と提案した。
するとPONさんは「今、ワシはこうしてアメリカに来てるんよ。オリコンじゃなくてビルボードを目指しているんだ。だから吉川、ゴメン…今はできんわ」と吉川さんの申し入れを断った。
吉川さんは「ホォ~かぁ。オマエのドラムで演ってみたかったんだけどな」とPONさんとバンドを組むことを潔く諦めた。
そして「お互いにガンバろう!」って言って別れたのだそうだ。
PONさん曰く「それからボクは、アメリカに打ち砕かれて…コテンパンにやられて…日本に帰ることになっちゃたんですけどね」
その吉川さんがPONさんを誘ったバンドは「COMPLEX」だった。
400そしてPONさんがユキSESSIONのメンバーを紹介した。
コレ、「ポンSESSION」にした方がヨカッタんじゃないの?…とお思いになったお客さんもいらしたかも知れない。
イヤイヤ、誘ったのはYukiくんだし、「ココは若い人に花を持たせて」…というPONさんの先輩としての心意気なのであろう。
「ユキSESSION」でいいのだ。
118a0836さぁPONさんのツーバスが炸裂!
イケイケ~!
曲はモトリー・クルーの「Red Hot」。410v_rh「Kenちゃんがモトリー?」と一瞬不思議な感じがしたが、20年ぐらい前は米軍基地でよく歌っていたのだそうだ。
超久しぶりとのことだったが、ナンノナンノ、その歌いっぷりはスッカリ板についていた。430OZMAさんのモトリーもチョット意外だな。
もちろんギンギンギラギラのベース・サウンドをブッ放していた。
360v新旧肩を寄せ合うエキサイティングな演奏。
Yukiくんもうれしそうだ!
440ココでもしっかりギター・ソロをブチ込んでセッション・リーダーの存在感を示した。450私はモトリー・クルー世代ではないので、一度も通っていない(最近通ってる)のだが、「ピュアなロックのエキス」だけで成り立っているチームであることはわかっているつもり。
そのカッコよさをこの5人の演奏がバッチリ表出してくれた。460さて、ユキSESSIONもいよいよ大詰め。
「もう帰ってイイですか?…ダメですか?
じゃ、ココでちょっとレアな曲を演りましょう。
齢を取ってからこういうテイストも好きになりましたね。
ちょっとグッとくる感じ。
Dio Kenの歌をしっかりとサポートしていくっていう感じの楽しみ方でいきたいですね」490この曲もAoiちゃんのキーボーズから始まる。
曲はRainbowに戻って「Can't Let Go」。
ここまで6曲中3曲がキーボーズでスタートする曲だ。
80年代はこうスタイルがよっぽど流行っていたんだネェ。
あ、「キーボーズ」と「キーボード」の違いが気になっているんでしょ?
「キーボーズ」はパート名、「キーボード」は楽器…という風になるべく使い分けるようにしております。
500vロニーが歌っていないRainbowの曲。
Rainbowってこんなに普通のポップ・チューンを演っていたのか…。
520もちろんこうした曲でもLynn Kenちゃんが熱のこもった歌声を聴かせてくれる。
どうでもいいことだけど、この曲が収録されているのは『ストリート・オブ・ドリームス』という1983年のアルバム。
原題は『Bent Out of Shapes』で。コレは「メッチャ怒る」とか「屈辱を感じる」とかいう意味。
ちなみに「屈辱」といえば、「humble pie」も「屈辱」みたいな意味で「eat humble pie」で「不本意なことを甘んじて受け入れる」という意味合いになる。
510で、今訴えたいのはその邦題の方。
コレね、同名の曲がアルバムにも収録されているけど、「Street of Dreams」っていう古いジャズのスタンダード曲があるんですよ。
ホッコリとしたとても良い曲です。
ココで思い出すのが、「Deep Purple」というのも同じ時代に作られたジャズ・スタンダードということなのね。
もしかしてリッチーってジャズがとても好きなのでは?…コレはあまりにも邪推の域を出ないか?

9_dp そして最後!
PONさんとOZMAさんがファンキーなビートを打ち出して…
「OK!ゴキゲンなパワフル・ナンバーでいくぜ!」
530vナント最後はPONさんの歌でスティービー・サラスの「Tell Your Story Walkin'」。540今日2度目のボーカルズ。
気合が十分に入った歌声は迫力満点!
コレが還暦パワー!
550v最後にこれまでとはまったく毛色の異なる曲が出て来てビックリしたが、難なく演奏をこなすユキSESSIONの皆さん!560
118a0729
 590v全編を通してKenちゃんの熱唱はPONさんへの強力な祝福となった。580そんな仲間に囲まれて最後までアクセル全開の今日の主役!600バラエティに富んだレパートリーで盛大に盛り上がった~!610最後…この日を締めくくったのは1978~1984年までのWHITESNAKEのトリビュート・バンド「Earlysnake」。620Ray630v木下秀幸640v芦萓ハンペン正博720vギター2人の背後には「JCM2000 DSL100」と「1960A」のハーフスタックが2セット。660Toshi Shimada670vNamie118a0941そしてシンバル暖簾を持ちあげて「毎度!」…山口"PON"昌人。
008a0020 コレがこの日PONさんが使用したNATAL(ナタール)。6901曲目は「Come on」。
008a0031ハナから聞き慣れたRayさんの歌声が爆発!A30 2曲目には「Sweet Talker」が続いた。730
118a1053RayさんのMCではまず還暦のお祝いの言葉がPONさんに贈られた。
そして、Earlysnaleはメンバーをチェンジすることなく、結成して11年が経過したことを述べた。
それはスゴイですよ!
またバーニー・マースデンと共演したことはとても感慨深かったとのこと。
曲は「Walking in the Shadow」が続いた。
740Rayさんの説明によると、Earlysnakeは66歳が2人、62歳が1人、そして今回PONさんが還暦を迎えてメンバーの2/3が60歳以上になったそうだ。
ますます誰かに似て来たといわれていたハンペンさんからひと言…バーニーでしょ?
「今日8月11日は世間では『山の日』なんですよ。でもココは『山口の日』なんです。
ちなみに一昨日はオレの誕生日だったんです!
そんなんで今日は山口くんを大いに盛り上げてあの世に送り出しましょう!」118a1052続いて「Ready An'Willing」。710_st11年もの長きにわたってホワイトスネイクの音楽に対する愛情を注ぎ続けるメンバーの熱演が続く!750v 760vそしてこの日初めてのPONさんのドラム・ソロ!780ココまでソロというソロがなかったPONさん。
790vなるほどこういう演出だったのか!
118a1074 いよいよ最後で一気に大爆発というワケだ。
しかし、改めて思ったけど、この歯切れの良いNATALの音はPONさんのゴージャスなドラミングにピッタリだね!
810vホワイトスネイクにこんなドラマーがいたのか!…と思ったらミュートに使っていた黒いビニール・テープが剥がれてしまったのでとりあえず鼻の下に貼ってみたんだって!
スパークスの「ロン・メイル」かと思ったわ!118a1058いつものPON節で思う存分ハデハデに叩きまくった見事なソロだった!
PONさん還暦、お客さん感激!830vそして「Fool for Your Loving」で出番を締めくくった!770_rawこれにて本編終了。
PONさん、お疲れさまでした~!860アンコール。
巨大な機材を携えて越中富山からお越し頂いたShimadaさんの労をねぎらおうとキーボード・ソロをお願いした。
景気よく、いかにもハードロック盛んなりし頃のドラマティックなサウンドをタップリと聴かせてくれた。
いいね、やっぱりこういうのは。
ああ、それにしても「糸庄」の「もつ煮込みうどん」が食べたい…。
そしてソロの最後を締めくくったメロディは「♪ハッピバ~スデ~トゥ~ユ~」。
870v前に出てくるように促されたPONさんにサプライズでバースデイ・ケーキのプレゼント。
ケーキを持って来てくれたのは、先日Marshall Blogでレポートした『おれたの』というイベントを企画&上演したAyaさん。
もちろんPONさんもそのイベントに出演した。
880早速フゥ~。890vそしてもうひとつのサプライズ。
ステージのスクリーンに現れたのは…900爆発する「バリバリ最強No.1!!」。
ということは…008a0061FEEL SO BADの川島だりあさんからのビデオ・メッセージだ!
♪ハッピバ~スデ~PONちゃ~ん!
還暦おめでとう!
だりあももうすぐ還暦の『あら還』です。
PONちゃん、これからもずっとカッコいいドラマーでいてくださいね!
920「だりあ、クリス、ありがとう!
そしてEarlysnakeのみんなもありがとう!
今日は本当にたくさんの人が来てくれて最後までいてくれてありがとうございました!…うれっしいっスね!」
008a0079 「皆さん、ホント長生きするもんだわ。
配信の皆さんもお身体に気を付けて、ストレスを溜めないように…ボクみたいにこうやって発散していけば悪い病気に罹らないから!
だから楽しんで、元気に、ハッピーに、みんなと仲良く過ごしていきましょう!」
930最後の最後にもう1曲…「Don't Break my Heart Again」を演奏してPONさんの還暦をお祝いする長い1日が終了した。
850_fflPONさん、おめでとうございました!
これからもNATALでバリバリ最強No.1で暴れまくってください!118a0975<おしまい> 

200(一部敬称略 2025年8月11日 吉祥寺CRESCENDOにて撮影)

2025年9月17日 (水)

山口"PON"昌人 還暦祭!<中編>~MOONSHINE

 
山口"PON"昌人の還暦をお祝いするイベントのレポートの第2弾。103番手に登場するのはMOONSHINEだ。
コレはMOONSHNEの屋台村。
3枚の3曲入りCDとオリジナルTシャツ。
期せずしてずいぶんと「3」が並んだナ。
ベージュ色のCDはチャーリーの「梵天」のアルバム。
中身もさることながら、篆刻のようなジャケット・デザインがとてもステキ。
20「MOONSHINE」のロゴが入ったTシャツの前面と…30背面はコチラ…でもコレは特別仕様。
一般の商品には図柄は入っていません。
40vさぁ、MOONSHINEのステージが始まった!
1曲目は「引き裂かれた絆」。
上の3枚のCDに収録されていないヤツ。
50藤井重樹60vCharlie Tanaka(=「チャーリー」)70v河野充生80v金光健司90vココからこのイベントのドラム・キットはNATALとなる。
100金光さんは12"、16"、24"のシングル・タムのコンフィギュレーション。
シェルの素材はメイプルだ。110vこの曲の後半でリズム・パターンが変わるパートがアホほどカッコいい!
140そのパートに続くギター・ソロ。120チャーリーの背後にはMarshall。
愛用の「JCM2000 DSL100EC」と、キャビネットは「1960BV」。
このコンビネーションによって出される真空管アンプ特有の図太くヌケのよいサウンドでチャーリーならではのギター・プレイを聴かせてくれるのだ。130v早速会場はMOONSHINEの世界一色に塗り替えられた!008a0498 「ヘーイ、ヘーイ、ヘーイ、クレッシェンド!
MOONSHINEです!」150v藤井さんのひと言挨拶にすかさず河野さんのベースが連なる。
コレコレコレコレコレ!
待ってましたの「まがいもの」。190チャーリーのアルペジオが重なって…170v藤井さんの歌が入り込む。180そして金光さんが思いっきりヘヴィなグルーヴを流し込む。
こんな曲他にあるかァ?
200vチャーリーのハードなギターが容赦なく炸裂!210vナンのまだまだ。
この曲も後半で意外な展開を見せる。220藤井さんの凄まじいまでのシャウトが存分に味わえるのだ。008a0658聴きどころの多い1曲だけど、やっぱりココは作曲者である河野さんのベースに注目してもらいたい。
どのパートでも河野さんがベースという楽器の魅力を教えてくれるわ。
どうよ、コレだけ書いたらMOONSHINEを観てみたくなるでしょ?
008a0623 「改めましてこんばんはMOONSHINEです。
今日はみんな大好き『山口“PON”昌人還暦祭』!
おめでとうございます。
今日出演される皆さんはそれぞれPONさんとゆかりの深い、馴染みある方たちばかりだと思いますが、我々も馴染みが深いと言えば深そうで、深くないのかも知れない?…と」230「イヤイヤ、オレは深いですよ。
10年ぐらいBLIND BIRDというバンドを一緒にやっていましたからね」240v「オレはPONさんが大阪でまだ『FORT$KNOX』をやっていた頃からだから…40年ぐらいの付き合いです」250v「オレが知らないだけですごく馴染みが深かったね。
いかに自分が新参者だってことを思い知らされたわ!
山口“PON”昌人のバースデイ・パーティー…この後もブチかましてくれると思います。
その前にMOONSHINEを楽しんでいってください。
よろしくお願いします」260v開放弦を使った独特のギター・リフから始まるのは「嘆きと嘘」。
最初のCDに収録されたチャーリー作曲のMOONSHINEスタンダードのひとつ。008a0596藤井さんのウソ偽りのない力強い歌唱が素晴らしい。
「楷書」の歌だ。
実際に藤井さんは絶対にフェイクしないからね。
どんな曲でもキチンと丁寧に歌う姿が美しい。280シットリとした曲調は途中でガラリと様相を変え、4人が一枚岩と化してハードに迫りくる!290毎回書いているけど書かないではいられないのがチャーリーのチャーリーだけの言葉によるソロ。
真空管アンプがそのオリジナリティを忠実に増幅する。
やっぱりどこをどう聴いても真空管アンプしか勝たん!
重量部門も優勝だ!
118a0336「誰にだって決して捨てきれない夢がある…」という藤井さんのセリフ付きでスタートしたのは「くすんだダイヤモンド」。
この曲もCDにはまだ収録されていない。
118a0314 どこまでも重厚な「金光ビート」。310vそこへ河野さんがローB弦の低~いところを乗せて来る。
そう来りゃ2人のコンビネーションは重いにキマってる!
320そんなヘヴィなリズムにピッタリとマッチするメロディをナゾる藤井さんとトライトーン含みの和音で合いの手を入れるチャーリーのギターがまたイカしてるんだよ。
008a0473ナンと言ってもこの曲のチャーム・ポイントはみんなで4分で歌うサビの「♪く・す・み・か・け・て・る」のパート。
以前にも書いたことはわかってる。
でも何度も書きたくなっちゃう。330そんな「♪ひ・け・ら・か・す・よ・な」輝きを放つ魅力的な1曲。345チャーリーのソロはこの曲においてもすこぶるクリエイティブ。
008a0666このソロ・パ―トでの河野さんのベースも決してお聴き逃しなく!008a0462 「いかがですか、MOONSHINEは?
美味しい?…チガウ、チガウ!
マズくないだろ?…チガウ、チガウ!
ここまで4曲演奏したんですが、我々は『デモCD』という形で3曲入りのシングルを3枚リリースしています。
全9曲…全部お買い上げ頂くとアルバムになります。
それとTシャツをご用意しましたのでよろしくお願いします。
今、我々はレコーディングの最中なので、この後しばらくライブの予定を入れておりません。
なので今日は存分に楽しんでいってください。
11月24日にはライブがありますのでよろしくお願いします」350vそう、MOONSHINEは長い長いレコーディングに臨んでいる。
私もその現場に一度お邪魔したが、細部にまでこだわった創作に対する4人の姿勢には畏敬の念を抱かざるを得なかった。0r4a0054そしてレコーディングは残すところ藤井さんの歌入れだけとなった。
ところが、昨日SNSでご自身が発表した通り、藤井さんはノドの具合を気遣い、大事を取りながら進めているため時間がかかっているとのこと。
そうよ、ムリ&ムチャは絶対にダメ。
私もいつか冗談で「東海さんの墓普請」なんてことを書いたが、「せっかちの安普請」をしたところでそうは良いモノなんてできゃしませんよ。
それに藤井さんのノドにもしものことがあったら元も子もないじゃないの?
大人しく待ってます。0r4a0282そしたら藤井さん、ウマいコト言ったね~!
「3曲入りCDが3枚集まればアルバム1枚分」って。
そういうやり方があったのか!
レコーディングが完了するまではこの「複合アルバム」でMONNSHINEの音楽を楽しむことにしましょう!008a0601 チャーリーが弾くアルペジオから「過ぎゆく時を」。370_syt藤井さんが丹精込めて歌い上げるミディアム・スローの1曲。
コレもまだCDには収められていない。
380激しく重いばかりではない金光さんのビートが曲を柔らか~く膨らませていく。
390vMOONSHINEにしてはとても素直なナンバー。
これもまたとても良き哉。400金光さんのシンバルが導く「ひび割れた記憶」。
2枚目のCDに収録された1曲…「複合アルバム」で言えば真ん中あたり。
410_hwk大人しいパートから…420ガツンとハードなパートへ幾度となく繰り返されるパターン。430このハードなロック・ビートに変わるところがトリハダもの。
このチームはこの手の仕掛けの曲を自然に、かつドラマティックの聴かせるのが実にウマい。440息詰まるようなスリル満点のチャーリーのソロ!450vそしてテンションのカタマリのような藤井さんの歌声が全編を貫き通して聴く者に「ロックの感動」を与える。460「早いもので我々の出番ももう少しで終わりです。
ありがとうございます。
また別の機会にお目にかかることがあったら、是非ともMOONSHINEを楽しんでください。
よろしくお願いします」
470バンドの中でPONさんとの付き合いが一番長い金光さんからもひと言。
「今日はPONちゃんの誕生日ということでおめでとう!
今日も相変わらずの暴れ太鼓をPONちゃんがブチかましてくれると思います。
オレは、PONちゃんと出会ったのが17歳ぐらいの時で、とっても大きな影響を受けました。
こういうことしたりとか(スティックくるくる)、こういう顔したりとか(ギューの顔)、ワァ~って言ったり…大きく影響を受けてます、オレ。
今日もPONちゃんの素敵な勇姿を拝みたいと思います。
みんなでお祝いしましょうね!」
ご存知の通り金光さんもPONさんもNATALを愛用して頂いているけど、PONさんを紹介してくれたのは実は金光さんなんです。475v「じゃあ、ボクらからの最後のメッセージ。
『明日へと続く道』を歌っております」480v曲は1枚目のCD収録の「明日が壊れても」。490_akt「♪明日が壊れても 昨日がウソでも この道は続く」…と、藤井さんの言葉でPONさんにエールを送った4人。
520v 490v 500v 510vホントにこのバンドはカッコいいと思うんですよ。
ロックが大人のモノだった時代のロック。
今となってはひとりでも多くの老若男女に聴いてもらいたい。
どうかライブ会場に足を運んでください。530短いながらも充実したMOONSHINEのステージが終わりイベントも後半に突入する。540<後編>につづく
 

200(一部敬称略 2025年8月11日 吉祥寺CRESCENDOにて撮影)