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【50 YEARS OF LOUD LIVE】 Feed

2014年6月 1日 (日)

速報!マーシャル創立50周年記念コンサート『50 YEARS OF LOUD LIVE』終了!

2012年9月24日 Shige Blog 初出

マーシャル創立50周年記念コンサート『50 YEARS OF LOUD LIVE』が無事にそして華々しく終了した。

前日のリハーサルが延びに延びてホテルに帰ったのはもう真夜中のこと。もうどこのレストランも開いてなくて、仕方なく仲間とハンバーガー屋へトホホ、よりによってハンバーガーか…。今日、昼もハンバーガーだったんだよね…。

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明けてコンサート当日。ここはイギリスか?ってくらいの快晴!音楽の神様がマーシャルの50周年を祝ってこの晴れ空をプレゼントしてくれたとしか思えない!

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ステージの準備が着々と進む。
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これが完成形。
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開場を待つ客席。

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ロビーにはシグネチャー・モデルでマーシャルの歴史をたどるディスプレイがセットされた。ピート・タウンゼンドが一番最初に来ているところが泣かせるじゃないの!
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開場後の外のようす。
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お客さんがジャンジャン入場してきてアッという間に客席が埋まっていく。

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老若男女を問わず、マーシャルロゴシャツを着ている人がなんと多いことよ!

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後は開演を待つだけ!
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50年…一口に言ってもとてつもなく長い道のりだ。それにしもジム、あなたがいないのはさびしい。
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マーシャルを愛するギタリストたちの饗宴で会場は興奮のるつぼと化した。
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まだまだ先だと思っていたのに、この日が来て、アッという間に終わってしまった…さびしいけど、また次の50年への晴れ晴れしいスタートだ。100周年はとても立ち会えない。一生に一度のこの大イベントにスタッフとして、そして、オフィシャル・フォトグラファー参加させてもらえたことを誇りに思うし、心からマーシャルに感謝している。

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今日はここまで。コンサートの本番のようすは言うに及ばず、前日と当日のリハーサルや会場の設営のようすもバッチリ撮影させてもらった。アーティスト写真使用の許可が出て、近いうちに詳細なレポートを掲載できるようになることを願ってやまない。

やっぱりマーシャル最高!
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(2012年9月22日 ロンドン ウェンブリー・アリーナにて撮影)

マーシャル創立50周年記念コンサートにむけて~その3

2012年9月21日 Shige Blog初出

おっかしいナァ~。毎日いい天気だわ~。ま、いい天気に文句をつける必要は何もないんだけど、あまりにも前回と違うもんだから驚いちゃう。

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イギリスに来て屋外で写真を撮る時は絶対に雲を入れなきゃソン!日本と違って手に取れるようなところに浮かんでいるし、形に恐ろしく多彩なバリエーションがあって実に美しい。

音楽を聴きながら歩いてるでしょ?するとね、面白いことに気が付いた。当たり前かもしれないし、自分だけかもしれないんだけど、やっぱりね、この空にはブリティッシュ・ロックがマッチするの。それもね、プログレ。メタルもいいけど、絶対にプログレ。特にジェネシスあたりがいい。イエスとかジェントル・ジャイアントとかね。不思議なことにピーター・ガブリエルやジョン・アンダーソン、イアン・アンダーソンたちの声が異常に合うんですよ。クリムゾンは何故かちょっと合わない。

ああ、ブリティッシュ・ロックっていいナァ~。そういえば今日ミーティングをしたマーシャルのポールに「最近の日本の若者の間ではどうも『ブリティッシュ・ロック』という言葉は死語になっていて『UKロック』っていうらしいよ…って言ったら仰天してた。

彼から教わった言葉をひとつ…「Jingly Jangly(ジングリー・ジャングリー)」。これはクリーン・トーンのギターをバックに展開するややソフトなロックを指す言葉で、ポールはアークティック・モンキーを例に聴かせてくれた。そこへダニーが入ってきて、彼が例えに出したバンドはThe ByrdsとTom Petty &The Heartbreakersだった。

話は戻って、プログレ以外ならThe Whoかスモール・フェイセズ。The Moveもいいな。いくらアメリカの音楽に感化されてできたロックとはいえ、やっぱり、こういうところだからアメリカとは一線を画したああいう音楽ができたんだろうな~、とひとり悦に浸る。

実際やってみたけど、アレサとかオーティスは合わなかった。ソロモン・バークなんてミス・マッチもいいとこだった。これが一転してセヴンス・アヴェニューなんかをブラブラするならエラとかサラがピッタリ来るに決まってる。音楽の大半はやっぱり空気でできてると感じちゃう。

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これは何でしょう?

コレ、葬儀屋さんなんです。
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今日のランチ。すっかり気に入ってしまったテスコのBritish Ham & English Mustardに日清どん兵衛。もちろんどん兵衛は日本から持ってきたもの。ああ、インスタントでもおいしいナァ~、ダシ。
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土曜日のコンサートに向けて世界中から関係者が集まるので、その前日にTheatreでマーシャルの取り扱い商品のデモンストレーションが行われる。今日はそのリハーサルがあった。
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Marshall、NATAL、EDENのトリオ。そういえば、後ろにデカいザックのパネルが貼ってあるでしょう?昨日、ザック本人が来た時、携帯で写真撮ってたっけ。

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みなさん気になる冷蔵庫もディスプレイされていた。
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EL34号。
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『恐怖の頭脳改革(Brain Salad Surgery)』のデザイン・フレット・クロス。ギーガーですな。
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同じくゲイリーのフル・スタック。
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ポール、ダグ、ザック、イングヴェイ、サトリアー二等々、コンサートにはキラ星のごとくスーパー・ギタリストが集まるワケだけど、みんなアメリカ人。イギリスのギタリストがいないのがチトさびしい…。
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マーシャルの連中に「もしゲイリー(ギャリー)が生きてたらコンサートに出てたと思うか?」と訊くと全員が「当たり前じゃん!」と答えてくれた。ああ、ゲイリー、なんで逝っっちまんだ!

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これはコンサートのチケット。
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AAA(All Area Access)のパス。わつぃは当日プレス用のパスをもらうことになってんだー。
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明日はロンドンまで出向いてリハーサルのようすを撮影してくる予定。そうそう、演奏曲目がもう決まっていて、セットリストをもらったけどすごくいい感じ!楽しみだ。
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今日の一連のゲイリー・モデルの写真、三宅さんとケリーさん、よろこんでくれたかな?
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つづく

2013年7月29日 (月)

マーシャル創立50周年記念コンサートにむけて~その2

2012年9月19日 Shige Blog初出

いよいよ3日後に迫ってきたコンサート!今日、ザック・ワイルドもマーシャル入りして雰囲気が盛り上がってきた!

ザックには3年ぶりぐらいに会ったけど、相変わらずデカくてスゴイ存在感だった。

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エントランスに飾ってある「50周年記念フル・スタック」。
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コチラは美しいステンド・グラス仕様の1960B。

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昔、コレのプラモデル作ったっけナァ~、ダックス・ホンダ。マーシャル仕様のダックスはお弁当のかわりにMS2Cが付いてる!

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今日、コンサートのスタッフ・ユニフォームが配られた。左胸にはスラッシュのロゴ。出ないのに…。右の胸にはスタッフの名前が刺繍してある。
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背中は50周年ロゴ。
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左のソデにはJCMのサイン。
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右腕にはスクリプト・ロゴとキャッチコピーの「50 YEARS OF LOUD」。
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シャツはアメリカのニックが担当してくれたんだけど、見てコレ。「Shige-san TDMF」だって!ニックは私のこといつも「シゲさん」って呼んでくれるんだけど、だからって!TDMFはもちろんザックのSDMFのギャグ。

SDMFは「Society Dwelling Mother F#$*er」の略。私の「T」は「Tokyo」の「T」。意味は敢えて書きません。

ユニフォームは2枚配られて、もう一枚の方はちゃんと自分の名前が刺繍されていた…ヨカッタ~!
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楽しみだナァ~。
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つづく…かどうかはわからない。

2013年7月12日 (金)

マーシャル創立50周年記念コンサートにむけて~その1

2012年9月19日 Shige Blog 初出

で、結局またイギリスに来ているワケ。先週の金曜日に『イギリス紀行2012』を脱稿したばかりなんだけど、また始まっちゃった!イヤでしょう~?ライブ・レポートの方がいいでしょう~?でも今回のレポートは今週の土曜日、9月22日に開催される『マーシャル創立50周年記念コンサート』にむけての、ま、何というか、イントロみたいなものだと思ってくだされ。

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50年…企業が半世紀も持ちこたえるというのはなかなか大変なこと。しかも生き馬の目を抜く楽器業界というか、あまりにも移り変わりが早く激しい音楽業界の中での50年生き残るというのはスゴイことだと思う。例え出発は他社品のコピーであったとしても、結果的に独自のサウンドをクリエイトし、つまりヤケクソに強力なオリジナルな商品を作り出し、発展させ続けてきたことがよかったのだろう。

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玄関は50周年ロゴで飾り立てている。
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…ということで、徐々に土曜日に向けてなにがしかの情報をお届けできたら…と思っとりやす。できるかな~?

今日はマーシャルの工場周辺の情報ね。

これは工場から歩いて10分ぐらいのところにあるサンドイッチ屋さん。4、5年前にスティーヴ・ドーソンに教えてもらった。

こっちでは朝のトースト以外、パンを焼いて食べる習慣がどうもないらしく、カチンカチンに冷たくてヘビーデューティなサンドイッチばかり食べている。アタシャ、これが苦手でね~。だって、もう虫歯でもあろうもんなら飛び上っちゃうほど冷たくて硬いんだから!だから今回も来る前にちゃんと歯医者さんへ行って歯の手入れをしてもらった(これホントです)。それよりも何よりも、温かいものが食べたいですよ。

そんなサンドイッチ環境にあって、ここのお店はベーコンエッグみたいなものを作りたて、焼きたてのまんまパンにはさんで出してくれるのだ。でも残念ながらパンは生なのね。
Sandwich

メニューを見て、パンを選んで具を選ぶシステム。すると係りのオバさんは(3人ぐらいいて、一種のユニフォームなのであろう、なぜかみんな同じカンカン帽をかぶっている)そのオーダーを聞いて紙袋にジャンジャンそのオーダーを書き込んでいく。それでその袋をキッチンのオバさんに渡す。つまり、紙袋が一種の伝票になっているのだ。

それ見てたら昔よくあった駄菓子屋の奥のもんじゃ屋さんを思い出しちゃった。
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今回の具はベーコン&エッグのブラウンソースがけ。これが滅法デカい!そしてうまい!ソースがかかってなければもっとまいう~。パンが焼いてあって少々野菜がはさんであれば完璧よ!って作り直した方が早い。ま、それは冗談でマジで存外においしのですよ。これで300円ちょっとぐらいかな?ベーコンの量が尋常じゃない!
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ホテルから工場までの通勤路。
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途中にこんな立派な教会もある。そういえば葬儀屋もある。で、この教会、失礼なので写真は撮らないが、車通りのメチャ激しい道路沿いに墓地があって、あまりにも環境がよくない。あれらのお墓はおそらく17~18世紀のものなんでしょうな。当然土葬。最近イギリスは火葬が多くなったらしいが、このお墓に眠っている人たちは土葬に決まってる。その横をジャンジャン人やら車が行き交っているんですよ。考えてみりゃ夜はコワイな。でもそんな感じがしないのが不思議。
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昨日入ったThe Chequresというパブ。

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今日はこっちの店に入ってみよう。
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で、入った。当然エール。「The Bitter」とかいう銘柄。ややこしいね。これが£2.70!東京のアイリッシュ・パブなんかの1/3ぐらいかな?安いよ~。
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おなじみテスコ。高円寺や新大久保にもありますな。イギリスで一番大きいスーパーマーケット・チェーン。とにかく海外へきて一番面白いのはスーパーよ、スーパー。ここで今晩のごはんのお買いもの。
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ブーブー言っておきながら結局サンドイッチ。テスコのサンドイッチ、今まで何個食べたかなぁ?ゲンナリするナァ~。と思いつつこの新商品「British Ham & Engish Mustard」ってのを買ってみた。これが実にウマイのよ!思いっきりマスタードがきいてて実にウマイ…というよりも「覚悟」と「あきらめ」と「慣れ」がそうさせてくれたんでしょうね。でもまた食べてもいいわ。
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いわゆるジャケ買い。パッケージに惹かれて買っちまった!これポテチなんだけどね…ズイマ!

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明日ここへ行ってみようかと思ってる。フィッシュ&チップス屋でいいのかな?

ここで注目してもらいたいのは看板に書いてある英語。「Eat In or Take Away」と書いてある。あのさ、お店で食べるのと持ち帰りは「Here」と「To go」って習うでしょ?「間違っても日本のハンバーガー屋さんみたいに『いーといん』とか『ていくあうと』とは言いません!」とか聞いたことあるでしょ?

「Here」とか「To go」はアメリカの話。ここ英語のふるさとではお店で食べていくことを「Eat In」と言うですよ!でも「テイク・アウト」とは言わない。「テイク・アウェイ」となる。「テイク・アウト」はピクニックみたいに外で摂る場合に使う表現。

そういえば中学の時、「海外ではトイレットとは言いません。バスルームといいます」と習った記憶がある。イギリス人はみんな「トイレット」って呼んでますよ。「バス・ルーム」なんて誰もいわない。せいぜいアタシぐらいかな?だって習っちゃったんだもん!とにかく聞いたことがないのはLavatoryとかいうヤツね。

…なんてエラそうこと言っとりますが、何が言いたいのかというと、学校で教える英語はもうちょっとイギリス英語にするべきだと思うんですよ。英語のふるさとなんだから。アメリカ英語でもいいけど、イギリス英語の単元もあっていいと思う。

ついでに英語で苦労している身としてもうちょっと書かせてもらいますが、藤原正彦先生じゃないけど、小学校に英語の単元を繰り入れるなんてことはヤメろ!もっと国語の勉強もしくは読書をさせろ!人間の知的水準を上げるには読書が一番簡単で一番有益だと思うね。それも小さいうちに読まなきゃダメ。中学校ぐらいまでは世界の名作を徹底的に自分の国の言葉で読ませるだよ。え?自分は読んだのかって?いいえ。だからこんなんなっちゃったんですよ!後悔してます。

友達のノン・ネイティブ・イングリッシュ・スピーカーの連中はみんなホントに英語がウマい。スペイン人の友達なんか何の不自由もなく英語をしゃべるけど、英会話学校なんて行ったことないって言ってる。学校で勉強しただけなんだって。おっかしいナァ~境遇は変わらないんだけどナァ。

やっぱりね、英語のカリキュラムがマズイと思うんですね。もっと中学の時に文法をつめこんで、第5文型とか仮定法までとにかく覚えさせる。で、高校ぐらいから徹底的に会話をやったらどうかね?で、単語は中一から試験のたびに最低500~1000個ぐらいずつ覚えさせる。すると中学三年間で10,000を超える語彙を有することになるでしょ。我々は日常の会話で50,000語使ってるそうだけど、英語の人たちは20,000語しか使わないんだって。だから若い時からやっていれば難なく日常語は制覇できるはずなのよ。

文法は身につけているから高校になって会話の勉強をしたら信じられないぐらいの進歩を見せるって。ネイティブでない人は文法なくしては絶対に上達しない、もしくは上達が遅くなるからね。単語はブロックで文法は設計図。設計図にそってブロックを積んでいけば家が建つっていう寸法なんです。文法がダメなら単語だけでもやらせるこったよ。どんなに発音がうまくても、会話表現を知っていても語彙がなければニッチもサッチもいかないからね。

あ~、イカン!自分が英語で苦労しているからってこんなに書いちまった!スミマセン。

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ホテルの裏ではサッカーを盛んにやってた。

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マーシャル、50周年おめでとう!

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つづく…と思う。



2013年3月19日 (火)

【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.9~感動のフィナーレ

すべてのセットが終わり、いよいよフィナーレを迎える「50 YEARS OF LOUD LIVE」。司会のアルも声に力が入る。

これが最後の1曲。この曲が終われば次は50年後なのだ!

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最後は全員参加の「Smoke on the Water」。

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やっぱりこのギター・リフが「ロック」を象徴しているということなのであろう。

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もちろん会場は究極の盛り上がり状態!

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今日の出演者が全員集まりソロを回す。

イングヴェイ…

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サトリアーニ…

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ダグ、

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ポール…

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ハウスバンドも この難事業を最後までうまくこなした。

グレンの向こうがギターのクリス・ジョージ。このコンサートのプランナーだ。

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ベースのジャズ・ロウクリー

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ドラムのブライアン・ティッシー。

他にキーボードのアダム・ウェイクマンが素晴らしい仕事をしたが、残念ながら完全死角で撮影できず…。

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ボーカル陣も素晴らしかった!

ティム・オーウェンズも立派!

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グレン…

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もうプレス・ピットの中も最後だってーんで興奮&ケイオス状態!少しでもよいショットを撮ろうと場所の取り合い奪い合い!こりゃ、カメラマン入れすぎだ!っちゅーの!

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他にもステージに上がった出演者がいたが、そんな状態だったので撮影範囲もやや限られてしまった。でも、ほぼ全員撮った!コレ全部撮れたカメラマンはいないと思うよ。

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目立つイングヴェイ、渾身のソロ!

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またやってる!

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もう後は、下手なテキストを控えておくので、写真だけでこの雰囲気を存分に味わっていただきたい。

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アンディもステージに上がってる!

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誰?彼はベースのジャズ・ロウクリーの息子さんのベン。15歳のギタリスト。この日、お父さんのローディとして参加していたが、最後はドサクサに紛れてステージに上がっちゃった。クソ、私もステージに上がっちゃえばよかった!

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仕切りはグレンだ。

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フィルの姿も見える。

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司会のアルまでドラムを叩いてる!

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しかし、スゴイ光景だ!もうこんなの生きてる間には見れんな。

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あ~、終わっちゃった~!

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ほぼ4時間半!長いような、短いような…いずれにせよ、とうとう世紀の祭典が終了してしまった。

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最後にニコからこのコンサート企画したマーシャルのクリス・ジョージにマイクが渡された。

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お客さんや参加ミュージシャン、スタッフへの御礼が述べられた。

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そして、もちろんジム・マーシャルにも…。

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お客さんも大満足だ!

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これほどたくさんの世界的ミュージシャンのそばで2日間過ごすなどという経験はもう二度とないかもしれない。この2日間、彼らを見ていてとにかく強く感じたことは、みな自分のイメージを恐ろしく堅固に守っているということだ。

ギタリストなのでギター・プレイに関するオリジナリティは当然のことなのだが、着ているいるものや立ち振る舞い、しゃべり方、笑い方、そうしたすべての所作まで計算されているような印象すら受けた。凄まじいまでの「プロ意識」とでもいうのかな?

こうした不変のスタイルを日本人は簡単に「ワン・パターン」といって敬遠するキライがあるように思うが、向こうの連中は違う。どこをどう切っても、いつでも同じものが出てくることこそが「スタイルを確立する」ということであって、それが尊敬の的なのだ。

そうしたことを思い知らされた2日間でもあった。

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割れんばかりの拍手と歓声を浴びる出演者たち。

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今日、こうしてジムが作ったマーシャル社の最初の50年が締めくくられた。

50年後に開催されるであろう【100 YEARS OF LOUD LIVE】には、今日出演したミュージシャンもスタッフも、マーシャルの社員もお客さんの多くも参加することはできないであろう。歴史の証人としこのて記念すべき祭典に参加できたことはこの上ない幸運であった。しかも、唯一の日本人スタッフとしてコンサートの手伝いができたことは私の一生の思い出となった。

【100 YEARS OF LOUD LIVE】の時にはさらに規模も大きく、ロックが今よりももっと魅力的なものでなっていることであろう。

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ありがとうジム・マーシャル!

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リハーサルと本番ともにドップリとイベントに浸かったが、疲れたな~。米を食べてないから疲れがなかなか取れないのだ。終演後、スタッフの控室で思わず倒れ込んでしまった。すると、目の前に「Red Bull」って缶飲料が目に入った。私はこれまで一度も飲んだことがなかったのだが、スタミナ・ドリンクで飲めば即効性高く、疲れが取れるやに聞いていた。

「こりゃ、助かるわい」と3本ほどイッキに飲み干した。冷えてはいなかったけど、のどが渇いていたのでおいしく感じた。

でも、疲労感はナニひとつ軽減させることはなかった。後で聞いて驚いた。これ一時に1本以上飲むと命取りになるかもしれないんだって?!

何ともなかった。イヤイヤ、私の身体はそんなものを完全にはねつけるほど疲れきっていたのだ。

その後、ホテルに帰ってマーシャルの仲間と今夜のコンサートを反芻しながらみんなでワイワイやりながらエールのグラスを傾けた。これの方がよっぽど回復に効果があったよ。

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こうして、ロック史上まれに見る世紀のギターの祭典が無事に終わり、ギターとマーシャルの魅力を再認識するとてもよい機会となったが、残念こともあった。

ひとつにはジム・マーシャルがいなかったこと。そして、ゲイリー・ムーアが出演できなかったこと。もうひとつは表現の仕方を気をつけなければならないが、登場したギタリストにイギリス人がいなかったこと。

演奏された曲の多くがイギリス産、つまりチャキチャキのブリティッシュ・ロックであったにもかかわらずそれを奏でたのはすべてブリティッシュ・ロックに影響を受けたアメリカ人だった。

私見ではあるが、ロックが面白くなくなったのは、ブリティッシュ・ロック・シーンからギター・ヒーローがいなくなったのが原因だと思う。もしくは、ギター・ヒーローがいないからブリティッシュ・ロックが、いやロック全体が面白くなくなってしまったのかもしれない。

現在でもアメリカのヒットチャートをにぎわしているミュージシャン(アーティストという言葉は使わない)の多くはイギリス人だとイギリスの音楽業界の人たちは胸を張るが、そんなものはロックじゃない。70年代、あれほどクリエイティブで魅力的だったブリティッシュ・ロックはパンク、ニュー・ウェイブ・ムーブメント以降まったくダメになってしまった。

音楽には流行り廃りがあることは百も承知だが、あまりにもヒドくはなかろうか?

いくらイギリスのミュージシャンがアメリカや世界のヒットチャートを賑わしてみたところで、我々は、もしくはマーブロの読者の皆さんは(多分)そんなことどうでもいいのではなかろうか?そんなものより、図太い音色で奏でるカッコいいギター・リフと野太い男性的な声でシャウトしまくるホンモノの「ブリティッシュ・ロック」を期待しているに違いない。今日の「Smoke on the Water」に対する声援がそれを証明していると思う。

そして、そのホンモノのブリティッシュ・ロックがマーシャルの三段積みから発せられることをみな望んでいると信じている。

なぜならばそれがロックだから…。

今回にて【50 YEARS OF LOUD LIVE】のレポートを完了です。長期間にわたりご愛読いただきました読者の皆様に心から御礼申し上げます。

【50 YEARS OF LOUD LIVE】関連のレポートは下記の通り掲載されています。

<Shige Blog>

マーシャル50周年記念コンサートにむけて : 【50 YEARS OF LOUD LIVE】にまつわるイギリス滞在記(その1~その3)

<Marshall Blog>

前日リハーサル : コンサート前日にロンドンのスタジオで行われたリハーサルのレポート(その1~その4)

当日リハーサル : コンサート当日、ウェンブリー・アリーナでの本番直前のリハーサル(その1~その4)

【50 YEARS OF LOUD LIVE】 : コンサート本番のレポート

vol.1 : Opening, House Band and Billy Duffy & Coley Taylor

vol.2 :  Doug Aldrich, Ripper Owens and Nicko McBrain

vol.3 : Paul Gilbert

vol.4 :  Phil Campbell, Kerry King, Coley Taylor & Ripper Owens

vol.5 :  Zakk Wylde

vol.6 :  Yngwie Malmsteen

vol.7 : Joe Satoriani

vol.8 :  Glenn Hughes & Andy Fraser

この他にももう1編あるので、書きも書いたり総勢21本!しつこくてゴメンね、ゴメンね~!でも、この記念行事を具に記しておきたかったのです。

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マーシャル創立50周年を記念して上梓されたシンコーミュージック刊の『Marshall Chronicle ~ 50th Anniversary Edition』も是非ご併読ください。

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おわり

(一部敬称略 2012年9月22日 London Wembley Arenaにて撮影)

2013年3月13日 (水)

【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.8~Glenn Hughes & Andy Fraser

さて、いよいよ大詰めの「50 YEARS OF LOUD LIVE」。フィナーレを除いてはあと1セットを残すのみとなった。

司会のアル・マレイ。

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アルは英国を代表するコメディアンだが、ドラマーとしてもその名を知られており、10代のころからビッグ・バンドでプレイしたり、市民オーケストラでパーカッションを演奏している。また、自身のTVシリーズ『Pub Landlord』の音楽のドラム・パートを自分で演奏しており、同番組にフィル・コリンズが出演した際、ドラムのデュオを披露したというからその腕は本格的だ。

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アルがドラムに座ると会場が大騒ぎ!本当に人気あるんだナァ。しばし、ドコドコ叩いた後、♪ドンドンパッ、ドンドンパッと「We Will Rock You」を快演していた。

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そして、大御所グレン・ヒューズが登場!

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実質的にはこの一大イベントのトリということになる。やっぱり存在感がスゴイね。

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ギターはソレン・アンダーセン。

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ドラムはブライアン・ティッシー。

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1曲目はジョー・ボナマッサとのBlack Country Communionのデビュー・アルバムと同名の「Black Country」。

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まぁ、スゴイ声ですよ。まったくスゴイ。一体どっからそんなデカイ声が出るんじゃろ?ってくらいスゴイ。

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前日だったか前々日だったかBBCの朝のワイドショー「Breakfast」に出演してこのイベントに対する意気込みを語っていたグレン。ちょっと待てよ…。グレン・ヒューズってマーシャルのベース・アンプだったの?とかいう声も聴こえて来たりもするが、まぁ、いいじゃないの。何よりもこの声がマーシャルだってば!

それにですよ、やっぱりマーシャルなくしてはあり得なかったディープ・パープルのフロント・マンですからね。(マーシャルもパープルにはお世話になっている)このイベントで暴れまわっていただく権利は十二分にあるのだ!

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渋いわ~、この人。ゴチャゴチャ弾かない、ジックリとフレーズを聴かせるタイプやね。

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騒々しいわ~、この人。またね、ベースの音がとびきっりゴツイんよ~。当日はVBA400 とVBC810 を使ったんだけど、VBC412 を積み上げた方がよかったんじゃないかな?

こんな声を出すベースがいてですよ、あのギターにキーボート、それにあのドラムにあの声を出すリード・シンガーがいたバンドってどんなよ。観たかったな。結局パープルもMKIIIは日本に来なかったからね。やっぱこの時代のバンドはケタが違うわ。

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昨日のリハーサルでもおとなしかったけど、本番でも落ち着いてるわ~。

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2曲目は2005年発表のグレンのアルバム『Soul Mover』 からタイトル曲。このアルバム、ドラムがレッチリのチャド・スミスなんだよね。

2005年より前のNAMMにて…エエイまた書いちゃえ!

私はチャドのお兄さんととても親しくしていて、お兄さんが日本に来ると息子さんたちへのお土産を買いに(ウチの)家族総出でいっしょに京橋のポケモン・センターへ行ったりしたもんよ。

大分前にチャドが出演する、Sabianが主催するコンサートがNAMMであって、「チャドが出るからおいでよ」とそのお兄さんが招待してくれたので遊びに行った。楽屋に行くとチャドもお兄さんもいて、首から下げていた私のカメラを見つけて「シゲ、写真撮って!撮って!」というので撮った。チャドとお兄さんと知らないおじちゃん。

それからしばらくして、私はその写真のことをすっかり忘れていた。するとお兄さんからメールが来た。「ヘイ、シゲ!あの時の写真はまだかい?早く送ってくり~!あれはチャドとグレン・ヒューズと3人で撮った貴重な写真なんだぜ!」って…。

おいおい、はじめに言ってくれよ、あれグレン・ヒューズだったのかよ!だったら私も一緒に撮ってもらえばよかった!こちとらグレン・ヒューズといえば挑発で白いヒラヒラした衣装を着た印象しかなかったからね。

で、あの時のコンサートが縁でこの『Soul Mover』ができたんじゃないの?

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とにかく密度が濃い!堂々たる演奏だ。これぞロック!これがロック!

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「この人がいなければベースをやっていなかった」と紹介されたフリーのベース、アンディ・フレイザー!

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街ですれ違ったらまさかこの人が『Fire and Water』のジャケットの左端の人だとはまずわかるまい。どう見てもラーメン屋のオヤジさんっぽい!

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ところがですよ、ひとたびベースを弾くと完全にあの音なのだ! それを聴いた瞬間、激トリハダ!

アンディはしばらく第一線から退いていたが、このコンサートを機に復帰したという。

曲は「Mr. Big」。

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またブライアンのドラムがいいんだよね~。完璧にサイモン・カーク!

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歌もアンディが歌った。

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セカンド・コーラスはグレン。雄叫び炸裂!

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この曲でソレンも爆発的なソロを披露。

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他の曲同様、音数の少ない渋いソロだが、こうした曲にはピッタリだ。

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それにしてもスゴイ声だ!

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クリス・スペディングとやっていた「Sharks」というバンドがありましてね。猛烈に聴きたかったんだけど、アルバムがどうしても手に入らなくてね…。結局、聴かずじまいになってしまったな。

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マーシャルの50周年を祝うコンサート、やっぱりフリーの曲が聴きたかったとこなのよ!

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ギター・アンプもベース・アンプもマーシャルだったからね。創立40周年の記念式典の時にはポール・ロジャースから祝辞も来ていた。

210

終始パワフルなグレン、1951年生まれ。まだ若いヤツらには負けない。

235

最後にグレンはアンディを「My teacher!!」と紹介していた。

250

そして、もう1曲。

260

イングヴェイも交えての1曲。

270

お待ちかねのパープル・ナンバー…

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「Mistreated」。

子供のころはカッタルイ曲だナァ~と思っていたけどトンデモナイ!ノンちゃんすみません。

290

もう破天荒にカッコいい!いい曲だナァ~。

この曲はリッチー・ブラックモアの作曲。もともとは『Machine Head』に収録する予定であったが、リッチーがそうさせず、結果『Burn』に収められた。これはアルバム中、唯一カヴァーデイルがすべての歌詞を書いた曲だそうだ。

もうすっかりこの曲が耳慣れた我々には「ディープ・パープルの代表曲のひとつ」的な存在でしかないが、当時はパープルの「ブルース・ロック」として他の曲と一線を画していた。そして、そのブルース・ロック・フィーリングをバンドにもたらしたのがデヴィッドとこのグレン・ヒューズとされているのである。

もちろんカヴァーディルの歌は最高だけど、グレンのノビノビとした「Mistreated」も素晴らしい!

310v

どちらかといえばツェッペリン派のブライアンであろうが、やっぱり本物のディープ・パープルのメンバーと演奏するとなれば気合も入ろうというものだ。って考えてみればいつも演っていたのか…。

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執拗に絡み合ってお互いを鼓舞するグレンとイングヴェイ。(ちなみにイングヴェイは自分のことを「インギー」と呼んで欲しくない的なことを以前に私に言っていました)

330

まるで自分の曲のように自在に弾きまくる!

300v

イングヴェイからキツイ右フック一発!たまらず吹っ飛ぶグレン!

340

そして続けてヘッドバット!

…というのはもちろんウソだけど、熱演のほどがうかがえよう。本当にいいコンビネーションで演奏していたのが印象的であった。

350

エンディングは当然来ると思ってた。「I've been losing my mind」の「my mind」の大絶叫。やっぱりキタ~、♪ママ~イって!

360

やっぱりこうして本当のロック黄金時代を築いてきた人たちを抱えているMarshallというブランドは素晴らしい!

いつまでも元気にスーパー・ボイスを炸裂させて欲しいグレンなのであった!

370

次回いよいよ最終回!

(敬称略 2012年9月22日 ロンドン ウェンブリー・アリーナにて撮影)

 

2013年3月 6日 (水)

【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.7~Joe Satriani

再びニコがMCで登場。ニコは本当におしゃべりが上手。ステージでもオフステージもまったく変わりなく人を惹きつける魅力を持っている。

10年以上前、初めてニコに会った時、その強いコックニー訛りで(ニコはロンドンはハックニーの生まれ)何を言っているのか理解するのにかなり苦労したが、フランクフルトの展示会で一緒にドラムを組み立てたり、来日公演に遊びに行ったり、色々な機会で顔を合わせているうちに仲良くなった。すると、訛りの問題なんかウソのように吹っ飛んでしまうんだな…。コミュニケーションって実に不思議なもんだ。

10

そして、紹介される7番目のギタリストは…

20v

ジョー・サトリアーニ!

30

ものスゴイ歓声!驚くべき人気の高さ!

40v

演奏の前にジムへの弔辞と50周年への祝辞を述べるジョー。

50v

ハウス・バンドのギタリストとしてクリス・ジョージも出ずっぱりだ。

60v

ベースのジャズ・ロウクリーも出ずっぱりだ。

70v

♪チーチッキ、チーチッキ…ハイハットのレガートで始まるこの曲… 「Satch Boogie」!

80v

いきなりの代表曲にものスゴイ歓声が送られる!

116v

それにしてもものすごいテクニックと歌心!

90

昨日のリハーサルで十二分にブッ飛んだけど、こうして本番で見るとこれまたスゴイ。

100v

真ん中のタッピングのパート。

110

この曲を聴くとね、西山毅さんを思い出すんだ~。2001年に開催した『マーシャル祭り2』の時に西山さんはこの曲を選んだ。そのプレイが最高にカッコよくてね~。ドラムは菅沼孝三、ベースは櫻井哲夫だったからね。スゴイに決まってるでしょ?

今回、ホンモノを見ていて思い出しちゃった!

115v

さて、今日のイベントにはシグネチャー・モデルを出しているギタリストが多く出演しているが、ジョーもそのうちのひとり。

JVM410Hにノイズ・ゲートを組み入れたJVM410HJSを 使用していた。 下の写真でいえば向かって左で並んでいるJVMだ。この人もやっぱりBキャビなんだね~。

向かって右はニック・ボウコットのDSL100Hと1960A。このジョーのセットではおやすみしている。

140

本番直前にステージ横に準備されていたジョーのJVMのフット・コントローラー。JVM最大のウリ、CLEAN、CRUNCH、OD1、OD2と4つのチャンネルすべてを使用しているのがわかる。

150

ナンダカンダ言ってもですよ、こうしてジョー・サトリアーニのようなあまりにもすごいギタリストが無条件に認めているJVMはすごいと思いますよ。

こんなスーパー・プレイを見れば、何のヒイキ目もなしに素直にそう思っちゃうよ。

160

「ウマイ」の種類にもいろいろあるし、昨日も書いたけどプロに対して「ウマイ」なんて表現は失礼だとも思う。でも、「ギター」という楽器をひとつの「音楽作るための単なる道具」としてとらえた場合、その道具を使いこなすことにおいては、もしかしたらこの人が一番「ウマイ」んじゃないかな?…という気がした。

170

これまで40年近い間にずいぶんといろんなギタリストを見てきた。ジェフ・ベックやゲイリー・ムーア、イングヴェイ、ザック・ワイルド、ウルリッヒ・ジョン・ロート、パット・マルティーノなんかはすぐ目の前で見たし、昔のサンタナもヴァン・ヘイレンもルカサーもリッチーも、ロバート・フリップもヤン・アッカーマンもフランク・マリノもフランコ・ムッシーダもドイル・ダイクスもローレンス・ジューバーもマーチン・テイラーもパット・メセニーも、レス・ポールもロイ・ブキャナンもローウェル・ジョージも…ありとあらゆるタイプの名手を見てきて、その誰もが「スゴイ」と思った。でも、「ウマイ」というキーワードが与えられたら…ん~、やっぱりこの人を推すかも。

130

2曲目は「Always with me, Always with you」。この愛くるしい旋律!

180

曲の良さが彼のプレイのウマさを引き立てていることも間違いない。

180v

またね、たたずまいがいいんだ。落ち着いていて、すごく大人の感じがする。

この日、ジョーはポールと楽屋がいっしょだった。で、ポールに用事があったので楽屋を訪ねると中からギターの練習をしている音がする。ドアをノックすると、そのギターの音が止み、中からドアを開けてくれたのはジョーだった。「あ、練習の邪魔をしてスミマセン」というと「ゼ~ンゼン、平気さ!」とニコニコ答えてくれた。こういうちょっとしたことでますますファンになっちゃうんだよね~!

120v

ジョーのコーナーの3曲目にはポールさんがジョインした。

190

曲は「Goin' Down」。

200

向こうの人、この曲好きだよね~。何かというとコレ。でもカッコいいから大歓迎だ。

210

ドラムはブライアンからニコにスイッチ。

210v

歌も披露したジョー。

220

ニコのこの表情がまた素晴らしい!

225

もちろん、この2人が揃えばお約束のギター・バトル!

230

2人ともテクニックに頼らない濃いフレーズの応酬で聴衆をまったく飽きさせない!

260

「あ、そう来る~?、じゃこっちは…」みたいな…。

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ジョーが歯で弾けば…

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当然、ポールも!

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名手同士のバトルは素晴らしい~!

290

技術の粋を尽くしてスリリングに速く弾くギターと数少ない音でエモーショナルに弾くギターとどちらが難しいか…なんてことを昔はよく考えたものだ。昔、マーブロに書いたこともある。

以前は私は「速弾き至上主義」で圧倒的に「速弾き」の方が難しいと確信していた。とにもかくにも脳ミソと指を超人的になスピードで自由にリンクさせる至るまでには呆れるほど時間のかかる鍛錬と努力が必要だし、それらの音をひとつひとつ美しく出すことは最高の難関だ。

しかしですよ、数少ない音で人を感動させるというのも同じぐらい難しいということが段々わかってきた。それはビブラートのかけ方がどうとか、音色がどうとかいうことではないしに、やはり音楽の神様に選ばれた者だけがなし得る所業で(ナンカ、「下司の極み!」みたいになってきたな…)、一般人が努力しただけではどうにもならないエリアのような気がしている。森園さんのギターなんかを見ているとそう思うね。

ジャズとロックのバンドをバックにソロを弾くスタイルのギターを対象に、弾いているフレーズの難易度や音楽性を考慮して個人的に選ぶとすれば、タル・ファーロウあたりが頂点だと思うな。味わい深い複雑なフレーズを、速く、そして誰よりもうまく弾いているように思う。私くんだりじゃまったくコピーできないし、コピーする気にもならんわ。

300v

で、私なりの結論は、ギターという楽器は、早く弾くのも、ゆっくりいい音色で弾くのも難しい。引き分け。どちらとも言えないんだけど、ひとつ言えるのは、すべての楽器がそうであるように、もっともいいギターというのは、「歌っている」かどうか、つまり「音楽的」か否かに収斂されるではなかろうか?当たり前のことなんだけど、ギターはロックにおいてはファッション性の強い楽器なのでこのことがすぐに忘れられてしまう。

やっぱり「歌」は音楽の頂点にあるものだからね。これが「オペラが音楽芸術の頂点」といわれている所以だ。

そうしたことを煮詰めたギタリストって似て来てしまう、ということも今回発見した。ロンドンのスタジオでジョーが新しいモデルの試奏をしているのを見て本当に驚いた。土方隆行にソックリなのだ。私は仕事柄ずいぶんオフ・ステージの土方さんのギターと接してきたが、なんというか、リズムの感覚とかアーティキュレーションとか、呼吸のタイミングとか、もちろん弾くフレーズもどことなく似ている。とにかく「正統派達人の域」に届いてしまうと、ああして同じになっちゃうんだね~。

落ち着いていて、とてもやさしい物腰もよく似ていると思った。

ああ、いいものを見せていただきやした!地球の裏側まで行った甲斐は十二分にありましたわ!

後日、チャリング・クロス・ロードのCD屋でジョーのパリの2枚組のライブ盤を買った。

310

つづく

(一部敬称略 2012年9月22日 London Wembley Arenaにて撮影)

2013年2月25日 (月)

【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.6~Yngwie Malmsteen

早くも前半戦が終了した「50 YEARS OF LOUD LIVE」。後半戦に入る前にしばしの休憩。

10

ロビーの展示コーナーはたくさんの人でにぎわっていた。

20

プレス・ピット内のようす。これ全員カメラマン。トイレに行っている人や外で休憩している人もいるので、実際にはこんなものでは済まない。今にして思うと、いくら好きとはいえ私もよくがんばった~。

30

一旦自分の出番を終えてエミさんとステージ袖に遊びに来たポールをパパラッチ!

40

総合司会のアル・マレイが登場して後半がスタート!アルの絶叫で紹介されたのは…

60

イングヴェイ・マルムスティーン!!

70

足早に逃げ去るアル!

80

ここへ来て今日初めての大スモーク!スゲェ、ウルトラマンも到底かなわない無敵の怪獣でも出てくるような迫力だ。

90

1曲目は「Baroque & Roll」。

100v

仕事柄 ずいぶんイングヴェイを見てきたけど、今日は一段とスゴイにゃ~!

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やはりイングヴェイの体の一部、Marshallのお祭りとあって気合が入っていたに違いない。

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昨日のリハーサルから張り切っていたもんナァ。(イングヴェイのリハーサルの画像はありません)

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それにガップリ四つに応えるブライアン。昨日のあるドラマーと話しをしていたんだけど、やっぱりプロ・ドラマーの間でもブライアンの評価はズバ抜けて高いようだ。久しぶりに現れたロック・ドラムのスターだ。ホワイトスネイクやめなきゃよかったのにナァ~。

125v

この時は私の位置からはどうしても死角でイングヴェイのバックラインが撮れなかった。

140v

もちろん使用マーシャルはYJM100だ。YJM100を2台に1960AとBを組み合わせてイングヴェイのシンボルの4段積みを作っていた。写真は前日、リハーサルを終えたイングヴェイの機材。

126

ちなみにこの日、ステージのレイアウトの下限もあったのだろう、みんなハーフ・スタックにしていたが…

150v

3段積み以上にしたのは見事にイングヴェイだけ。もちろんイングヴェイのリクエストだろう。

160v

「エ?ハーフ・スタックだ?んじゃ俺ゃ弾かねーぞ!」と言っているようではないの?

170v

それにしてもスゴイよ。ドッカーンっと現れて何が何だかわからないような大騒ぎなのだ。

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そ、それにしても写真が撮りにくい!キツイ色の照明のすさまじい点滅、スモーク!これがイングヴェイのステージ演出。

190

さすが、イングヴェイ、すべての観客の目をくぎ付けにし、一挙一動に大歓声を集める。

230

2曲目は「Evil Eyes」。

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みんなイングヴェイの演奏だけでなくイングヴェイのイメージを楽しんでいる!イメージというものは作るよりもかたくなに守り通す方が難しい。

210v

それは「スタイル」という言葉に置き換えられるかもしれないが、こういう人の場合、イメージという言葉のほうがシックリくるような気がする。

330v

メイプル指板の白いストラトキャスターを4段に積まれたマーシャル・スタック…。ロングヘアにぴったりの黒いパンツ…

200v

世界のどこへ行ってもこの様式を崩さない姿勢はとにかく立派だと思う。プロ中のプロだ。

240

以前にも書いたことがあるが、前回の来日時(ディープ・パープルとのダブル・フィーチュア)に設計者のサンチャゴ・アルヴァレスとともにYJM100の最初のプロトタイプをイングヴェイに見せに行ったことがあった。楽屋を訪ねようとした時、ちょうどイングヴェイが廊下に出てきて、我々が裸のアンプ・ヘッドを手にしているのを見つけ、あいさつもそこそこに「お、それか!すぐに試そう!」とステージへそのプロトタイプを持ち込んだ。

250

その時、ステージではドラム等のサウンド・チェックの真っ最中だったが、イングヴェイは「ハイハイ、ちょっとやめて~」みたいな調子でそのプロトタイプをセットしていきなり爆音で弾き出した。目の前30cmの距離でだ。

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スゴかった。もちろん本番だけでなく何度かリハーサルのイングヴェイも見たことがあったが、さすがに本当に目の前でアレをやられたらひとたまりもない!でも、圧倒されたのはその技術だけでなく、その存在感も同様であった。存在感がギターを弾いているとでも言おうか…。

300v

そして、そのプロトタイプをエフェクターのつなぎ方を変えたりしていろいろと試す姿は、まるで小さい子がミニカーのセットをプレゼントしてもらいイジくり回す姿と同じだった。思い通りの音が出るとコチラを見てニヤリとする仕草などはたまらくキュートだったね。

いい迷惑だったのはサウンド・チェックを中断させられた音響のスタッフだったのは言うまでもない。

340v

その時、楽屋で半日ほどイングヴェイ一家といっしょの時間を過ごしたが、いろいろな話が聴けて実に楽しかった。また、その話が音楽から政治から経済から話題が飛ぶ飛ぶ!よ~く話を聞いていないといつ矛先がこっちに向いてくるかわからんからこっちも必至だったけどね。

そして、程なくしてそのプロト・タイプがYJM100へと昇華したのだった。

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イングヴェイの持ち時間最後の曲は「Far Beyond the Sun」。

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この日も当然イングヴェイ式マーシャル・サウンドが炸裂!

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どんなに激しく弾いても、決して汚くは弾かない。普通にギターを使う範囲においては、一流の人はみんなそうだ。いつでも美しく弾く。

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もうやりたい放題!

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持ち時間がたった3曲分しかないのでイングヴェイもその魅力を爆破すべくもうダッシュなのだ!

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これらは撮りたかったアングル!

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フィン・コステロっていう人が撮った有名なリッチーの写真もあるよね。へへへ、それをやりたかったの。

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アッという間に3曲終了!王者の風格を見せつけられた!

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しかし、「50周年」とか関係ないステージだったような気もする…。

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でもこれでいいのだ!なぜならイングヴェイ・マルムスティーンだから!

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イッチョあがり~!

ものすごい喝采!

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つづく

(一部敬称略 2012年9月22日 London Wembley Arenaにて撮影)

 

2013年2月15日 (金)

【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.5~Zakk Wylde

前半戦の最後に登場したのはZakk Wylde!

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まずはステージに残ったKerryと1曲。

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Black Sabbathの「Fairies Wear Boots」だ。
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もちろんボーカルもザック自身。

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まるでオジーが乗り移ったかのような演奏。あたかもザックのオリジナル曲のようだ。
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ケリーも極自然にバンドの演奏に溶け込んでいる!
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ケリー流ソロを思いっきりブッ込む!!

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受けて立つザック。

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まるでボクシングのへヴィ級のタイトル・マッチを目の前で見ているようなド迫力!やっぱ外人はスゴイよ。

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一心不乱にギターに入り込むザック。
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ドラムはおなじみブライアン・ティッシー。

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2曲目もブラック・サバスの「Into the Void」。

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元々重苦しい曲だが、ザックが弾くとその重みは極限にまで達する。

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これらの選曲はやはりオジーへのリスペクトということなのであろう。

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ザックとはオフ・ステージでも何回も会っているが、普段から迫力というか、圧迫感というか、ケリーとはまたどこか違った近寄りがたい雰囲気がある。

それでも、このコンサートの数日前に、私に見せるためにマーシャルの友達が生後数か月の女の赤ちゃんを工場に連れてきた。ちょうどザックがそこに通りかかった。ザックはその赤ちゃんを見てニッコリ…さすがに「ピーカブー」とかはやらなかったが、そのザックの顔が至極かわいく魅力的であったのを私は見逃さなかった。そういうところがまた、この人の魅力なんだよね。

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それにしてもスゴイ爆音!

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Nick Bowcottがバンドに加わる。

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ナンダカンダいってニックも何度も登場して大活躍なのだ!

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ニックはNew Wave of British Heavy Metal時代に活躍したへヴィ・メタル・バンド、Grim Reaperの創設者でありギタリストだ。

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ニックは新しいDSL、DSL100Hを使用していた。

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さすが、今日はBlack Label Societyのシャツを着てる!

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ザックの持ち時間最後の曲はBlack Label Societyの「Stillborn」。

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いかにもザックらしいへヴィ・チューン・昨日のリハでも最後に演奏していた。

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しかし、素晴らしいトーンだ。
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延々と続く凄まじいカデンツァ。
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ザックの今回のバックライン。

もちろんアンプは2203ZW。

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足元のようす。

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キャビネットはメタルグリルのBキャビ。スピーカーの種類は不明。以前はECフレットのキャビネットを積んでいたが、2年前のHigh Voltageの時にはすでにこのメタルグリル仕様のものを使っていた。

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確かに音はバカでかい。しかし、トコトン美しい。一音一音がクリアで図太い。どんなに早く弾こうが、ロングトーンをかまそうが、ゆったりしていて、音のひとつひとつがひどく音楽的なのだ。こういう感覚のギターを弾く人ってなかなか日本にはいない。

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何人も侵害することのできない確固たる自分だけのスタイル!

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根っからのマーシャルリスト、ザック・ワイルドのステージ完結!

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再び司会のアル・マレイが登場して紹介されたのは…

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Jesse Hughes(ジェシ・ヒューズ)。
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この人はカリフォルニアをベースに活動をするEagles of Death Metalというバンドのフロント・マンだ。

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これにて前半終了。後半に入る前に休憩がはさまれた。

つづく

(一部敬称略 2012年9月22日 London Wembley Arenaにて撮影)

2013年2月 7日 (木)

【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.4~Phil Campbell, Kerry King, Coley Taylor and Ripper Owens

さて、「50 YEARS OF LOUD LIVE」の4人目に登場したギタリストはMotorheadのPhil Campbell。

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この日のために製作された世界に2本しかないアニバーサリー・ギターを引っ提げての登場。数日前に工場に配達されてきたのを見たぞ!

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ここはエンディングを除きもっとも登場アーティストが膨らんだパートになった。後ろに見える若い男の子はフィルの息子さん。いいナァ~、出れて!でも、お父さんがモーターヘッドってどんなかね?就職の面接かなんかで「お父さんのご職業は?」と訊かれて「イヤ、モーターヘッドのギターなんスよ」と答える。さぁ、面接の結果はいかに?「ベースでなくてヨカッタ~」なんて言われたりして…。

でも、実際のフィルはとても愛想がよくて感じのいい人なんよ。

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ボーカルはおなじみCorey Taylor。

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選曲は意外にもThin Lizzyの「Still in Love with You」。アルバム『Night Life(1974)』に収録されたThin Lizzyの曲の中でもっともロマンチックとされるバラードだ。

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バラードでも絶唱のコリィ。本当に大活躍だ。昨日ずいぶん練習したもんね~。

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延々と続くエンディングのソロ。レコードではゲイリー・ムーアが弾いた。作曲のクレジットはフィル・リノットになっているが、もともとはゲイリーが1969年に書いたという。アルバム『Night Life』録音時(1974年)、ゲイリーはシン・リジーを離れていたが、この曲のソロのパートはゲイリーがすでにレコーディングしていた。このアルバムから加入したブライアン・ロバートソンがギターを録音し直したが、ゲイリーのソロの部分を録り直すことを断ったという。

ゲイリーに捧げるかのようなフィルの渾身のソロ!

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マーシャルの連中は「ゲイリーが生きていればこのコンサートによろこんで参加してくれたに違いない」と口をそろえて言っていた。コリィもフィル・リノットへのリスペクトを込めての熱唱だったか。

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会心のプレイに満足げなフィル・キャンベル!

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そこへ、Kerry Kingが合流。
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考えてみるとケリー・キング・モデルは何度もマーブロに登場しているが、本人が現れるのはこれが初めてかも?!

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曲はMotorheadの「Ace of Spades」!

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オリャ~!いったらんかい~!

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ま~、さっきのバラードとエライ違いだこと!

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ドラムはハウス・バンドのブライアン・ティッシー。ちなみに先のシン・リジーのドラマー、ブライアン・ダウニーもNATALを使っている。
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全員が一丸となった火の玉のような演奏!

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存在感抜群のケリー!
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撮りやすいわ~、ケリーは!

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どう撮っても絵になる!ある意味ものすごいフォトジェニックな人だ。

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続いての曲はPanteraの「Mouth for War」。

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ここからニック・ボウコットが加わる。ニックはダイムバッグ・ダレルの親友だった。昔はよくパンテラのシャツを着ていたものだ。

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ここでもケリーの存在感は何ひとつ緩むことなし!

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ステージの最前まででてきて一心不乱にソロを弾きまくる!

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コリィの出番はここで終了。初めから大フィーチュアで、期待に応える最高のステージを見せてくれた。個人的には「Ace of Spades」が一番ヨカッタな。リフレインの絶叫が最高にカッコよかった!

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替わってRipper Owensが加わる。
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曲はJudas Priestの「Hell Bent for Leather」。
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ジューダス1978年のアルバム『Killing Machine』からの選曲だ。
200

リッパー在籍時の曲を演らないところがまたシブイ。
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ケリーが使用しているマーシャルはもちろん自身のシグネチャー・モデル、2203KKだ。

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ふたりのイキもピッタリだ。やはりジューダスは人気が高いね!渋谷陽一氏がFMの番組で「ジューダス・プリストのニュー・アルバムから…」と「The Ripper」を紹介して、イントロでぶっ飛んだのも今でも覚えている。

240

にぎやかなセットで楽しいパートだった!

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つづく

(一部敬称略 2012年9月22日 London Wembley Arenaにて撮影)

 

2013年1月15日 (火)

【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.3~Paul Gilbert

Billy Duffy、Doug Aldrichに次いで登場したのは我らがPaul Gilbert!

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ポールは仲良くしてもらっているし、何年も前から撮らせてもらっているので、何かとってもホームな気分!開演前にもケータリングでおしゃべりしてたばっかりだし…。このマーブロのオープニングにもメッセージを寄せてくれた。

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今日は「50」のロゴを背負っているだけにいつもより張り切っているように見受けられる!

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バンドのメンバーは、Pual Gilbert。

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キーボードにEmi Gilbert。

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ドラムはMike Portnoy!

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ベースはハウス・バンドからJaz Lochrie。

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曲は、まずZZ Topの「Cheap Sunglasses」。

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ストレートなロック・チューンはまさにポールにピッタリ!

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今回ポールはJVM410Hと1960Aのコンビネーションを使用した。

そういえば、2010年のロンドンで開催されたHigh Voltage Festivalの1日目のトリがZZ Topで、ステージ裏にセットされたマーシャルのブースにBilly GibbonsとDustyが訪れてくれた。ビリーは1974Xを熱心に見入り、色々と質問をしていた。ビリーはとても物静かな人で、私が紹介されると「日本に行ったらよろしく頼むよ」なんて声をかけてくれた。

以前にもレポートしたようにポールは2061Xがお気に入り。ビリーと同じハンドワイアードがお好みなのは何かの偶然か…偶然だ。

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エミさんのエキサイティングなキーボード・プレイ!

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マイクはポールの他、Spck's BeardのNeal Morse、元UtopiaのKasim SultonとYellow Matter Custardというバンドでビートルズのカバーを演っている。それだけにイキもポールとピッタリだ!

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2曲目はJimiHendrixの「Manic Depression」。

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ポールがナニを選曲するのかも楽しみのひとつ。

イントロの「♪ダ~ダ~ダッ」だけでトリハダ!

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もちろん歌もポールの大きな魅力。メッチャうまい!

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ポールも大観衆を前にこの世紀の祭典を心から楽しんでいたようだ。

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いつも通りのダイナミック・レンジが広く、とことんドラマチックなギター・プレイ!

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むやみやたらとシュレッドしないところがまたニクイ。ここぞ!というところで閃光一発、めくるめくテクニックで自分の音楽を練り上げるのだ!

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ジミヘンへのリスペクト?!もちろんジミヘン・ナンバーを選んだのはマーシャルへのリスペクトであろう。

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ここまで出ずっぱりで大忙しのジャズ!

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ところで、もうひとつ素晴らしいのはポール+シングルコイル+マーシャルのコンビ―ネーション。

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ギターのボリュームを縦横無尽にコントロールし、千変万化のサウンドをクリエイトする。マーシャルならではテクニック。さすがポール!

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もちろんエミさんとのコンビネーションもバッチリだ!

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ポールのバンド、最後に持ってきたのはJoe Walshの「Rocky Mountain Way」。そういえば、この曲もポールにピッタリだナァ~。

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いよいよバンド一丸となってポールを盛り上げる!

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へヴィなベースがモノをいうこの曲、ジャズのプレイもピッタリではないか!

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もちろんマイクも最高のグルーヴでポールをサポート!

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短い時間ながらドッシリと腰を据えた素晴らしい演奏で観客を魅了したポール。見るたびに彼が真のエンターティナーであることを実感する。

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さて、今日ポールの記事を持ってきたのにはワケがある。昨年発表したニュー・アルバム『VIBRATO』を引っ提げて、今晩と明日(1月15&16日)、それぞれ7時から東京は赤坂BLITZで、18日は大阪IMPホール(ここよく行ったんだ~、昔)にてコンサートが開催されるのだ!東京は雪の影響大丈夫かな~?もちろん、マーブロも駆けつけます!

今回の公演ではJVM410H+1960Aの組み合わせでステージに上がるポール。ん~楽しみだ!

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2月にはニューヨークのThe Iruidiumにも出演が決まっている。生前、レス・ポールが毎週月曜日に出演していたことで知られるジ・イリジウムはリンカーン・センターの前にある名門ジャズ・クラブだ。観たいなァ~。

ますます今後のポールの活動に目が離せない!

ポール・ギルバートの詳しい情報はコチラ⇒PAUL GILBERT.com (英語版:今、ここを開けるとポールが主宰するギター・キャンプ『GREAT GUITAR ESCAPE』のお知らせでどっかで見た写真が!)

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つづく

(一部敬称略 2012年9月22日 London Wembley Arenaにて撮影)

2012年12月26日 (水)

【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.2~Doug Aldrich, Tim "Ripper" Owens, Nicko McBrain

Vol.1よりつづく>

2番手のギタリストはDoug Aldrich!ハウス・バンドはそのまま居残りでフロントが入れ替わる「マーシャル祭り方式」。(あ、この名称は勝手に自分で言っているだけです…。知ってる人にはこの方が早い)

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Doug Aldrich(ダグ・アルドリッチ)

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ボーカルはTim "Ripper" Owens(ティム・リッパー・オーウェンズ)。
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やっぱりカッコいいダグ!
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もちろん、出演するギタリスト全員がこのコンサートに一方ならぬ思い入れがあるハズだが、ダグのそれは特に熱いものだったようだ。

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以前マーブロで紹介した、このコンサートに寄せたダグの言葉を見るとそう思わざるにはいられない。
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ダグのマーシャル。キャビネットは両方1960BX。ヘッドはYJM100とJVM410H。主にYJM100を使用していたようだ。

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1曲目はBlack Sabbathの「Heaven and Hell」。

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「♪Sing me a song, you're a singer」…以前にも書いたけど、昨日のリハーサルで聴いた時からこれがもう頭にコビリ付いちゃって!

リハをいっしょに見ていたサンチャゴも同様で、気が付いてみるとお互いコレを歌っている。何とか断ち切ろうとして歌わないようにして忘れていると、サンチャゴが歌っていてまたこっちも歌いだす…というピンポン感染状態で、もう苦しいやら、おかしいやら…。やっぱり名曲というものは恐ろしいパワーを持っているものだ。

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実は私はブラック・サバスに夢中になったことがなくて、極初期の作品しか耳にしたことがなかった。

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恥ずかしながら初めて聴いたのが2010年にロンドンで開催された「High Voltage」というロック・フェスでのこと。すでにハイ・ボルテージのことは新旧マーブロで何回か触れているが、これは初めて書く。

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このフェスは「ロニー・ジェイムス・ディオに捧げる」と副題され、出演したHeaven & Hellが大きな喝采を浴びていた。

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そこでこの曲が演奏されたのだが、会場にいた数万人の観客があのリフを大合唱したのだ。それが印象的でまずはリフが頭に叩き込まれてしまったというワケ。

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もちろん、ダグも当のロニーとこの曲を演奏していたワケだから、感情の込め方たるや尋常ではなかろう。

そういえば、来日したZappa Plays Zappaの女性マネージャーが「この日本のツアーでZPZは終わりなの。次はHeaven & Hellにつくのよ」なんて話していたのを思い出すな。
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相変わらず素晴らしいダグの情感豊かなプレイ。

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感極まってブチかますオーバーベンドがタマらない。

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「I can't hear you!!」と観客をあおるリッパー。

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普段着姿の昨日のリハとはエライ違いだ!ものスゴイ声!

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2曲目はWhitesnakeの「Slide it in」。
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ノリのいいストレートな曲調で会場も一層盛り上がる!
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ここでドラムがニコに替わる。
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3曲目はIron Maidenの「Flight of Icarus」。ホンモノのドラムだ~!1983年のシングル。PVではニコが顔を青く塗ったグリム・リーパー(死神)に扮している。

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演奏に加わるNick Bowcott。こっちはホンモノのグリム・リーパーだ!

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ハウス・バンドとして、ステージ総監督としてほとんど出ずっぱりのChris George。
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ここに再びCorey Taylorが登場!

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4曲目がJudas Priestの「Living After Midnight」。

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こちらもホンモノのジューダス!

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もくもくと仕事をこなすマーシャル・ギター陣。

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やっぱダグってストラトよりレス・ポールの方がいいね。音もそうだけど、見た目もダグにシックリくる。
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盛り上がる観客を目の前に楽しそうなふたり。そう、全員がこのお祭りを心から楽しんでいる!
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それにしても完璧なダグのプレイ。歌を歌うかのようなフレーズと独特な美しいフィンガリング・フォーム、図太いマーシャル+レス・ポール・サウンドでロック・ギターかくあるべし!を見せてくれた。

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今後のダグの活動がますます楽しみになった!

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つづく

(敬称略 2012年9月22日London Wembley Arenaにて撮影)

2012年12月20日 (木)

【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.1~Opening, House Band and Billy Duffy & Coley Taylor

意地と根性と性格でどうでもいいことまで書きに書いてきたマーシャル創立50周年記念コンサート『50 YEARS OF LOUD』のレポートもいよいよ本番に突入する!

少しでも皆さんに観客席のひとりになっていただいたような気分に浸っていただければうれしいことこの上ない。

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観客席の最後尾。ロビーには夥しい数の観客が入場の列を作っている。すべての観客を収容するのにもう少し時間がかかるようだ。

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プレスピットに結集するフォトグラファーたち。ものすごい数!首にかけたパスがNMEだのUNCUTだの国内の人気音楽誌や、外国の出版社から派遣された連中であることを示している。

マーシャルからは、この写真に偶然写っているアメリカ人のマット(デカいヤツ)とマーシャル社の地元のフォトグラファー、ロブと私の3人が参加した。

ヘタすりゃマットと私だけで好き勝手に撮影できるかと思っていたらトンデモナイ!50人以上のフォトグラファーが2台も3台もガチャガチャとカメラをぶら下げて、すこしでもいい写真を撮ろうと殺気だっているのだ。コエ~!緊張するナァ。それだけに、プレス・ピットの中にも屈強な黒人のセキュリティが何人も配置されている。

しかし、イザ始まってみると、自分が撮った後は、案外「ドーゾ、ドーゾ」と場所を譲り合っていた。それでも、みんな興奮するとガッツリ立ち上がって撮影してしまう。観客の邪魔になってしまうのでセキュリティがすっ飛んできて「座れ」と指示をする。私も何回か怒られちゃった!

何しろ、大型スクリーン用の映像を撮るビデオカメラのためにステージの前にはバカデカいサブ・ステージが組まれていて、座っていようものなら思いっきりステージに立つミュージシャンが死角に入ってしまうのだ。かといって立てば叱られる…。どうしたかというと中腰よ、中腰!アータ、普通にしてても中腰のポジションなんてシンドイお年頃なのに、首からクソ重いカメラを3台もブラ下げてりゃどうなるか?ってことよ。も~、泣きたいぐらいシンドかった。しかも時差ボケ(私は時差ボケがドイヒー)と昨日からのリハ疲れや寝不足で体力がいつもの何分の一かに弱まっていたからね。マジで最後までもたないかと怖かった。ヘタすりゃ日本へ帰れなくなるかも…なんて心配もしたぐらい。でも何とか乗り切ったというワケ。

ま、それでもみんなバリバリ動いて撮影したがるのは最初のウチだけでしてね。1時間半もすればくたびれちゃって、写真にあるように柵に腰かけて自分の視界に入ってきたものだけ望遠で撮るという手法になるんだな。

海外のコンサート、しかもこれほど大きい会場でオフィシャルで写真を撮ったことなんてなかったので、とにかくいい勉強になった。

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プレスピットでマーシャルのゲイリーと話をしていたらゲイリーの携帯が鳴った。電話の主はステージに近いスタンド席に座っていたジョン・エラリー社長から!「調子はどうだい?」ってな具合。となりが奥様のエリー。ジョンの前はグラハム・ヤング重役とその奥方、その前がデヴィッド・コール重役。デヴィッドはなにやら難しい顔をしているが、仕事中かな?みんなとてもやさしい人たちだ。

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さあ会場も埋まった!いよいよスタートだ!

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最初の出番は、今日出演するギタリストたちのバックを務めるハウス・バンドの演奏。曲はEdgar Winterの「Franstein」。このリフはロックだよね~!いきなり大興奮!

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ドラムはWhitesnakeのBrian Tichy。叩いているドラムはマーシャルのドラム・ブランド、NATALのジム・マーシャル仕様のスペシャル・バージョンだ!

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ベースはJaz Lochrie(ジャズ・ロウクリー)。

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キーボードはAdam Wakeman。この写真だけはリハーサルの時に撮ったもの。

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ギター、そしてこのコンサートの総合監督を務めたChris George。

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そして総合司会が登場。イギリスでは知らない者がいない超人気コメディアンのAl Murray。

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彼が登場するショウはいつもソールド・アウトとなり、数々の賞を手にしている。また、作家としても有能で「Book of British Common Sense」「Think Yourself British」「Great British Pub Quiz Book(これ面白そうだな~)」などイギリスをテーマにした著作を発表している。こうした純粋なイギリス指向が、純イギリス企業を標榜するマーシャル社の方向性と一致したためアルが総合司会に選ばれたらしい。

また、アルはドラマーとしても有名で、実際に「The Pub Band International」というコミック・バンドの一員であった。また、2010年にはイギリス三大ロック・イベントのひとつDownload Festivalにも出演している。

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そして、アルが最初のゲスト・プレイヤーを紹介する。

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The CultのBilly Duffy!

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そしてStone Sour、SlipknotのCorey Taylor!

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1曲目はThe Cultの「Lil' Devil」。

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ストレート極まりないロック・チューンで会場は一気にヒート・アップ!

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ノビノビと歌うコリィ。まるで自分の曲を歌っているかのようだ!

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コンビネーションもバッチリ!マーシャルの50周年を祝い、イベントを楽しんでいることがよくわかるような演奏だ。

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2曲目もザ・カルトで「Love Removal Machine」。

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他のシュレッダーたちとはまったく違うスタイルのギター・ソロ。ロック・ギターの原点を見せてくれたかのようだ。

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この日、コリィはこの後のセットでも幅広いレパートリーを見事にこなし、八面六臂の活躍を見せた。

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気合の入った歌いっぷり!そういえば、以前に赤坂で観た時、MCではバリバリに日本語を駆使していたっけナァ。あの時も開演前にワザワザ楽屋から出てきてくれてマーシャル・ブログのために色々とポーズをとりながら撮影に協力してくれた。こっちは忙しいところ申し訳ないと思ってチャッチャと済ませたら「もういいの?いくらでも付き合うぜ」みたいに言ってくれた。ちょっと見るとすごく危ない感じのする人だが、実はすごくまじめであるに違いない。カッコいい人だ。

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ビリーは昨日のリハーサルに来なかったのでどんな具合にステージが進行するのかわからなかったが、スカッとする演奏で気持ちがヨカッタ!トップ・バッターの重責をイキのいいナンバーで見事果たしたビリー・ダフィであった!

今回のコンサート、実はゲスト・ギタリスト(ベーシスト除く)の中でイギリス人はこのビリー・ダフィとPhil Campbellだけである。後はアメリカ人とスウェーデン人が2人。ギター・ヒーロー完全不在の現在のブリティッシュ・ロック・シーンにあってビリーをトップ・バッターに持って来たのは大英帝国人の意地なのか?とにかくイギリスからギター・ヒーローをジャンジャン出してもらいたいものだ。そうしないとロック界は絶対におもしろくならない!

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ここでNicko McBrainが登場。Jim Marshllの思い出を優しく楽しく語ってくれた。

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ジムは大マーシャル・バンドIron Maidenのドラマーということだけでなく、同じPremierドラムのエンドーサーということもある、生粋のロンドナー同士ということもあってか、ニコと大変仲がよかった。そしてニコもジムを大層尊敬していた。

ジムがOBEを受賞した時かどうかはちょっと定かではないが、いずれの祝い事の時にロンドンの老舗の時計屋に特注の高級腕時計を発注しジムにプレゼントし友情を誓ったという話を聞いたことがある。

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少々長いが、プログラムに掲載されているニコのジムの思い出の言葉を引用しよう。

『ジムに初めて会ったのは1978年の9月、美しい夏の日でした。

ベッドフォードのゴルフ場のクラブハウスでミーティングを兼ねてランチをしたのです。私はその当時Staccatoドラムに関係していて、ジムを仲間に引き込みたいと思っていました。それが私の人生の大切な部分を占めるジムとの友情の始まりだったのです。

ジムはいつも私の心の中にいて、これからも居続けてくれるでしょう。それから数年経ち、展示会などでますますジムに会う機会が増えました。(サイン会をいっしょにて楽しんだものです) 

ジムはある時、フランクフルトのMusik MESSEのマーシャルのブースで演奏してくれないかと私に依頼してきました。「もちろんやらせてくだい!」と答えました。それから6年の間、マーシャルの仕事をさせていただきました。

そうしたイベントでの仕事、ディナーや夜更かし、伝説的な話を聞くこと…最高に楽しい時を過ごしました。ジムは完璧なホストであり、本物の紳士であり、偉大な歌手にして素晴らしいドラマーで、最良のアンプやスピーカー・キャビネットの製作者だったのです。でも、私にとってはもっとも親愛な友人でした。ジムの思いやりや音楽に対する愛情に触れることができた我々は幸せなのです。

 ”ジム、愛しています。また逢う日まで…”』

Jim

この6年間のフランクフルトでのニコの仕事を私も何回か手伝わせてもらったが、私にとってもとてもいい思い出である。

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ニコはこの後、ドラマーとしてコンサートに大輪を添えた。

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つづく

(敬称略 2012年9月22日London Wembley Arenaにて撮影)

2012年11月30日 (金)

【50 YEARS OF LOUD LIVE REPORT】当日リハーサル~その4

お昼ぐらいから始まったリハーサル。もう外も大分暗くなってきた。

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ステージではジョー・サトリアーニのリハーサルがスタート。
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ジョーも張り切ってる!

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しっかし、素晴らしいプレイだわ~!こんな間近でこのすごいプレイを観れるなんてシ・ア・ワ・セ…

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サトリアーニのJVMのフットコントローラー。アンプはジョーのシグネチャー、JVM410HJSだ。
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しかし、ハウス・バンドも大変だ。「マーシャル祭り」を思い出すナァ。

ドラムはホワイトスネイクのブライアン・ティッシー。バスドラ・ヘッドにあるロゴ、NATAL(ナタール)はマーシャルのドラム/パーカッション・ブランドだ。

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ベースはジャズ・ロウクリー。
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キーボードはアダム・ウェイクマン。リック・ウェイクマンの息子さん。
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ジョーはもともと30th Anniversaryモデル6100のプレイヤーだった。しばらくの間マーシャルを離れていたが、こうして50周年の年に帰ってきてくれたのは大変喜ばしい。

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ニコも忙しい!

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ジムがドラムの中から見守ってくれてる!
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開場時間が近くなり、かなりせわしなくなってきたロビーまわり。Graceも大忙しで行ったり来たり!

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ステージには最後のセット、グレン・ヒューズが上がった。
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ベースはフリーのアンディ・フレイザー!
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ギターはソレン・アンダーソン。
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すると、ステージ上手ソデから4段スタックが!ダ~レのだ?

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もちろん、この人!イングヴェイもグレンのバンドに加わった!

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グレンのセットで1曲。

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しっかし、フザけてるのかと思うくらいスゴイ声だニャ~!

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フィナーレのリハーサル。

グレンから指示が出る。

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こうした光景はイベントならでは!

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こっちはG3以来かな?

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リハとはいえ最後の一音までシッカリ処理するダグ!

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これは昨日のリハでも見れなかったからね。楽しみ~!

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物販の準備は終わったか~?!

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シャツだけでなくありとあらゆるものがズラリと並ぶ!
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中2階のコンコースでは最後の追い込み!スタックひとつひとつに付ける説明板がまだできていない!Steveがんばれ!

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すでに開場してお客さんが大分会場に入った。

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いろんな国から来てくれたお客さん。ロビーではバラエティに富んだ言語が飛び交っていた。

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開演前にはステージ左右のスクリーンにミュージシャンからのメッセージやマーシャルの歴史のビデオが放映された。

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入ったね~!

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後は開演を待つのみ!

ここまでグダグダ、こと細かに書いて来たけど、次回からいよいよ本番のレポートに入ります。

実は、この「マーブロのリハーサル・レポート」以前のレポートというのがあって、そちらも是非ご覧いただきたいです。ま、ほとんどマーシャルとは関係ないことですけどね…。

それがコレ⇒マーシャル創立50周年記念コンサートにむけて~その1 と その2

それと、その時のイギリス滞在記もよろしければヒマな時に目を通してやってください⇒イギリス紀行2012 秋の陣

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(敬称略 2012年9月22日 London Wembley Arenaにて撮影) 25

2012年11月29日 (木)

【50 YEARS OF LOUD LIVE REPORT】当日リハーサル~その3

さて、開演にむけてサクサクとリハーサルは進む。

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ニコもMCにドラムにと大忙しだ。

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ザックの番が回って来た。

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昨日のスタジオでのサウンドと丸っきり同じ。しかし、音量は断然LOUDER!
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歌もギターに負けないぐらいパワフル!
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それにしても美しいギター・サウンド!

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ニックがサイド・ギターを担当する。

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ニックは新DSLを使用。

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元グリム・リーパー!
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ブライアンのドラミングも力が入る!気合を入れて叩かないとザックの迫力に押されてしまう!

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さてさて、ロビーの方はどうかな?

物販の準備が整えられていく。

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これはグッズの空き箱のホンノ一部!

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廊下にセットされたスタックたち。

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ロビーの展示もほぼ完了。

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アーティストの関連モデルやシグネチャー・モデルでマーシャルの歴史をつづるという趣向だ。

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シリアル#1も工場から持って来て展示された。そういえばここの従業員や大工さんたちも記念撮影してた!

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エントランスの冷蔵庫のディスプレイ。
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10月にはアリス・クーパーが出たのね~。観たかったナァ~。アリス・クーパーは一昨年、ロンドンのChalk FarmにあるRoundhouseで開催されたマーシャルのイベントの司会をやったんよ~。行きたかったナァ~。Oxford Streetにある有名な100Club(元のオーナーはVincor Feldmanのお父さん!)にも出演してた。観たかったけど完全ソールドアウトだった。だからアリス・クーパーはまだ観たことない。

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リハをすでに終えたケリー・キング。
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そして、イングヴェイ!
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イヤ~、スゲエ、スゲエ!

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やっぱりイングヴェイ・マルムスティーンは何回見てもスゴイ!早弾きとかそういう次元の話ではなくて、当たり前だけど「イングヴェイの塊」なのだ!

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で、もうひとつイングヴェイが素敵なのは、ギター弾いてて実に楽しそうなんだよね~。ま、これだけ自在に暴れればそりゃ楽しいだろうけどね!

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リハーサルも終盤にさしかかりいよいよ本番が近付いて来る!

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(敬称略 2012年9月22日 London Wembley Arenaにて撮影) 24

2012年11月22日 (木)

【50 YEARS OF LOUD LIVE REPORT】当日リハーサル~その2

やっぱり、どんな形にせよ、こうして記録を残しておくのは大変いいことだ…と昨日のレポが思いのほか好評でございやして…。日本だけだよ、こんなのあるの!自信を持って当日リハーサルのレポート、第2回目いっちゃいます。

ミキサー卓からステージを望む。遠い~。照明の人も黄色いベストを着ている。多分、シューティングの調整でバトンに上がったりするからでしょう。

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ノーウィッチのクリニックに行くため、前日に行われたMUSIC BANKでのリハーサルに参加できなかったポール・ギルバート!

新しいソロ・アルバムも好評だ!

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実は昨日、川崎でポールのクリニックがあって会ってきた。

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今日の記事の下書きを見せて「明日のマーブロに出るよ!」というと大層よろこんでくれた。そのクリニックのレポートはまた別に機会にね!

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モニターのバランスを調整するポール。かなりシビア!

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ポールのバックを務めるはベースのジャズ・ロウクリー、ドラムはマイク・ポートノイ。そしてキーボードは細君のエミ・ギルバート。本番のレポートの時には写真をアップします。

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今回もポールらしい楽しい選曲だ。

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アンプはJVM410Hを使用していた。

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アンプが変わろうと、最近のポールのトレードマークであるシングルコイル・ピックアップとマーシャルの組み合わせサウンドはまったくいつもと同じだった。
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ニコによるMCのリハーサル。
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ジムへの心温まる言葉がつづられる。

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さて、ところ変わって、ここはケイタリング・ルーム。飲み物、食べ物自由自在!写真はこれまた私の仲良しのサンチャゴとジョール。

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この日ここでいただいたのは、ペンネ・アラビアータ。おいしかった~。外のそこら辺のレストランで食べるよりよっぽど、マイウ~!

これを食べていたらリハを終えたポールがエミさんと入って来て、「Shige-san!  Let me join you?!」。しばしの間おしゃべりを楽しんだ。

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エントランスの準備も着々と進んでいく。

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「1934年2月15日、このコンクリートスラブは紛れもなくダービー伯爵によって建造された」とある。スラブとは床板のこと。そうだ、スッカリ忘れていた!ポルトランド・セメントはイギリス人の発明だ。

皆さんが一般に「セメント」と呼んでいるものの正式名称は「普通ポルトランド・セメント」といいます。普通というのは、普通でないセメントもあるからで…ア、こんなこと書いてていいですか?「コンクリート・スラブ」って見て俄然燃え(萌え)出してしまいましたよ…普通でないセメントというのは銑鉄を作る際に排出される産業廃棄物、高炉スラグをポルトランド・セメントに混ぜた高炉セメント。早く固まる早強セメントなんていうものがある。他に石炭の煤を混ぜたフライアッシュ・セメント、油井掘削に使うオイル・ウェルセメントなんあてものもありましてな…。

で、その昔、リーズの煉瓦積み職人、ジョセフ・アスプジンが作ったセメントがイギリスのどこかにある(どこかは私は知らない)ポルトランド岬の色ににていることから「ポルトランド・セメント」と命名されたのですよ。セメントにはチョイとうるさいよ、アタシャ!
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MP3プレイヤー用アンプ、「Hanewell」。マーシャルの商品じゃないけどね。ハンウェルというのはジムの生地の名前だ。
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会場から出ている注意書き。細かいな~、どれどれ、「この公演では次のようなステージの特殊演出をすることがあります:ストロボ、花火、爆発音、スモーク、炎、レーザー、85デシベルを超える爆音。防音には…要請により、クロークやレセプションで耳栓が入手できます」。こういうこと書いておかないと万が一の時面倒なことになっちゃうワケね?
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この張り紙がいたるところで目に入った。「爆音になります!!!!!…遠慮せずに耳栓を頼んでください。プロダクション・オフィスにおいてあります」 なんとマァおやさしいこと!

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ハウス・バンド大忙し!

キーボードのアダム・ウェイクマン。

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前出のジャズ・ロウクリー。あ、ジャズのラスト・ネームは以前「ロッホリー」とか書かれたり、「ロックリー」とも書かれたりするけど、本人は誰かに電話する時、「ジャズ・ロークリー」って自分のこと呼んでたよ。
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ブライアン・ティッシー。
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そして、次の刺客はモーターヘッドのフィル・キャンベル。

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フィルは2203を使っていた。

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ボーカルはコリー・テイラー。
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コリーも出ずっぱりだった。
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昨日さんざんリハやったからね~!

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今日はバッチリ!
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フィルの息子さんも登場!

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リッパーも加わる。

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リハはまだまだ続く。

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(敬称略 2012年9月22日 ロンドン ウェンブリー・アリーナにて撮影) 20

つづく

2012年11月21日 (水)

【50 YEARS OF LOUD LIVE REPORT】当日リハーサル~その1

今日から『50 YEARS OF LOUD LIVE』のリハーサルのようすをお届けします。

「オ~イ~、またリハーサルかよ!『ドカベン』じゃあるまいし、一体いつまでコンサートやってんだよ~」という声が聞こえて来そうね。ハイハイ、本当ですね。ゴメンナサイね。

でも、これは絶対にやりたかった企画なのですよ。日本人でひとりだけスタッフとして参加しているという使命感に燃えて、この一大イベントを具に(これテレビの漢字のクイズによく出るヤツね。漢検一級か?準一級か?「つぶさ」ね)レポートしなければ気が済まないのだ!

実は、今日から始まるレポートは将来スゴイことになるよ。だってサ、ライブ・コンサート自体はビデオにも収録されていくらでも後で観ることができるけど、アータ、今日みたいな搬入の場面とか、今後ゼッタイ見れないけんね。そんなとこビデオに撮るヤツなんかいないもんね。ここが写真の強みなのだ!

また、その時は覚えていても時間が経つと忘れちゃうもんですよ。「あ~あ~、こうだった、こうだった」なんて一枚の写真がキッカケになってたくさんのことを思い出すなんてことはしょっちゅうあるじゃんね。

そうした記録として、このマーシャル・ブログはマーシャルを未来につなげるのだ!ナンチャッテ!

ま、早い話し、シゲ・ブログを見ておわかりのように、徹底的にやらないと気が済まないのですよ。では…みなさんを『50 YEARS OF LOUD LIVE』の舞台裏にお連れしましょう。

コンサート当日の朝、起きると大快晴!こんなの珍しい!私の経験では、この時期のロンドン、早朝からアホみたいに晴れることは珍しい。朝は必ず曇っているか薄曇りで寒々しい。時間が経つにつれて「晴れ」の日は晴れて来る。途中、「シャワー」とか呼んでるけど、無遠慮に雨が降って夕方からまた晴れだすというパターンが多い。朝から雨の日はもう重苦しいのなんのって!

とにかく、このマーシャルにとって「晴れの日」は最高の晴れの日になった。天国のジムが天気の神様に頼んだとしか思えないぐらい!
ニックやサンチャゴ、アメリカのフォトグラファー、マットと4人でホテルを後にする。ホテルはウェンブリ―・アリーナのほぼとなり。ガラガラ撮影機材を運びながらアリーナの入り口を探すが、開いているところがない。

私は事前にバックステージ・パスをもらっていたので、中に先に入って持っていない人のパスを取ってくることになった。荷物をニックに預けて、サンチャゴと大分歩いて見つけた入口には黒人のガードマンがいて、メッチャこわい。しかも、今朝家でカミサンとお金のことでケンカしてきたとしか思えないぐらいに機嫌と愛想が悪い。マジでコワイよね~。

サンチャゴと二人で事情を説明してとにかく中に入ってパスをもらって来た。

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これがパス。

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このトラックで昨日のリハーサル会場から機材がヨコ持ちされた。

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外で開梱してキャビだけを持ちこむって作戦だな?

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他にもゾロリと機材が搬入される。

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マーシャル・スタッフの部屋は左。こちらはステージ下手側で、上手側には小さい部屋がたくさんあって、アーティストの控室に充てられていた。

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ウワ!角を曲がるとバカ長い廊下!すると誰かがすかざず「スパイナル・タップみたいじゃん!」、「違う会場へ行っちゃうんじゃないの?」と冗談を飛ばす。みんなタップ大好きだから。

これが有名なウェンブリ―・アリーナの廊下。あ、廊下が有名なワケではありませんよ。ウェンブリー・アリーナの廊下なんか写真に撮るヤツはいないだろうし、滅多に見れないと思って…。

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ステージはもう大分出来上がっていて、ビデオ用のサブステージが組み上げられようとしていた。

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このレイアウト!ま~、我々の感覚とは大分違うよね!

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張り切るゲイリー!いつもニコニコだ。

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こっちはカール。2人とも私の仲良し!

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黄色いジャケットを着ているのは設営スタッフ。もちろん蛍光カラーで注意を引き不意の事故を防ぐようにしている。

「イヤ~、スゲェ数のマーシャルだべ~」「アレ、片づけんのかと思うとゾッとすっべな~。」と話している…ワケない。

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ステージから客席を見渡す。8,000席。ココ、こないだオリンピックでバドミントンやったとこだから。

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反対に客席の最後尾からステージを見る。ちっちゃ~!

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ステージの裏側。そこに立ってるのは我が友サンチャゴ・アルヴァレス。日本のギター誌にもちょくちょく出てる人ね。

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だんだんできてきた~!ジムのポートレイト入りNATALのドラムセットを組み立て中!

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ロゴもバッチリ!デカイ!

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シューティングを確認して…と。

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ハウス・バンドのリハが始まった!そういえば「キックくださ~い」とかやってなかったような気がするな。

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ノリノリのブライアン!今日は体力勝負の大仕事だよ~!

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ベースはジャズ・ロウクリー。
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VBA400とVBC810を使用した。
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キーボードはアダム・ウェイクマン。寅年。ご想像の通り、リック・ウェイクマンのご子息でオジー・バンドのキーボード・プレイヤーだ。ちなみにリック・ウェイクマンはウォーター・ラッツのメンバーでジムの知り合いだった。大分前、ジムが元気だったころにマーシャルに行った時、ジムがこう言ったことがあった…「シゲ、いつ帰るんだい」 、私が「明日です」と答えると、そうか、「明後日、リック・ウェイクマンが工場に来るんだけど会えないな…」…と。会いたかったのに~、言わないで~!

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ドラムはブライアン・ティッシー。ホワイトスネイク。いいよね~、この人のドラム!

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一方、ロビーでは…。

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ディスプレイの準備が着々と進められていた。スティーヴ大活躍!

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「あ~あ、マーシャルを足げにしていいのかね~」とカールがスティーヴをからかっているところ。

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へっちゃら、へっちゃら!フランクフルトの展示会の準備や解体でもそうだけど、ま~、この人たちはナニをやるんでも、いつもケタケタケタケタ笑いながら楽しそうにやるんよね~。
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こうしてみるとデカイな~。

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入口中二階のディスプレイ。

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これをドーンと張ってお客さんを迎えるワケ。

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中ではハウスバンドのリハが終わったようだ。

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リハの一番手はダグ。

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もちろん文句なしのカッコよさ!

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今日はJVM410HとYJM100を1960BXに組み合わせた。

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カフェインも満タンでヤル気マンマン!

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ボーカルはティム・リッパー・オーウェンズ。

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なんかリハだけで満足できそうな気合の入れっぷりだ!

 

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もうここのセットは1曲目が鳥肌大会でしてね…。

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足が長い!

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本番に向けてドンドンとヒートアップしていく!

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つづく 19

2012年11月16日 (金)

【50 YEARS OF LOUD LIVE REPORT】前日リハーサル~その4

前日リハもいよいよ大詰め!それにしても疲れた~!

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6時に終わる予定が9時近くになっても終わらん!もうリハを終えてスタジオをでてしまった人たちも多いってのに…。みんなスゴイ熱の入れようなのだ!

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ジム・マーシャル仕様のドラムセット。

 

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それでもクリスはまだまだ元気に楽しそうにプレイしてる!

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打ち合わせも真剣だ。何せ明日は一生に一度あるかないかの大イベントだからね。

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フィル親子とコリーが抜けてザックが加わる…。

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しまった!忘れてた!まだザックのセットが残っていた!これで今日のリハは最後…しかし、最後がよりによってザックの大爆音とは!

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ケリー+ザックで爆音度は危険領域に!

 

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大爆音の中、もくもくとリハを進めるザックたち。

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最後のセットにもニックが加わる。ニックとも長い付き合いで今まで結構写真を一緒に撮ったけど、普通の顔をしている写真がただの一枚もない!私が前の会社を辞めるときに忘れ形見に送ってきた自分の写真は、巨大なマーシャルの壁の前に舌を出して立っている姿で、ナント、ズボンを下ろしていた!

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ザック+ケリー、爆音の打ち合わせ。

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確かに音はデカいが、ステレオで鳴らすザックのギター・サウンドはこの上なく美しい。

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しかし、ものスゴイ音だなぁ~。おととし、ロンドンの「High Voltage Festival」というフェスの前にマーシャルでリハーサルをするBlack Label Societyを見たが、あの時より一段とギターのサウンドに深みが増したような感じがする。

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独特の歌が自作の曲にピッタリとマッチするね。

 

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朝はあんなににぎやかだったのに、スタジオの中はもう大分閑散としてきた。

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ニックは普通のギターは使わず、いつも「●●モデル」のようなギターを弾く。ニック流のロックへのオマージュなのであろう。

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最初から最後までパワー全開のブライアン。ニコが叩く時以外、ずっとプレイしっぱなしだった。NATALの音抜けも素晴らしくよく、プレイするすべてのバンドを完璧にドライブさせた。

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この人も明るくてとても感じがよい。去年のラウド・パークのドラム・ソロはカッコよかった…と話すと大層よろこんでいた。

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ツインリード・パートも盛り込み、ふたりのコンビネーションはバッチリ!

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すさまじいカデンツァ!音の説得力がスゴイ!

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長い長い一日だったが、それでももうリハーサルが終わろうとしている…。

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ブライアンが使うジムのポートレイトが描かれたNATALのドラム・セット。

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バーモンジーからウェンブリーに戻ったのは11時を過ぎたころ…。ニックやサンチャゴらと食事をしようとしたが、もうやっている店はほとんどなし。フライド・チキンかハンバーガー屋ぐらいしか空いていない。それでもマゴマゴしてると閉まっちゃうってんで、ハンバーガー屋に駆け込む。エールを楽しみにしていたんだけど、ハンバーガー屋でそんなもんあるわけない、トホホ。仕方なしにまたクォーター・パウンダーをダイエット・コーラで流し込んで終了。

一日のうちに2回もクォーター・パウンダーとチップスの食事をしたのははじめて。お腹空いてておいしいかったと思う?イヤイヤ、さすがゲンナリですわ~。イギリスから帰るとしばらくはフレンチ・フライ・ポテトは食べれなくなる。

ホテルの部屋からウェンブリー・アリーナを眼下に見下ろす。明日も晴れるといいナァ~。マーシャルの世紀のイベント…楽しみだ!

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<前日リハーサル・シリーズ>おわり 16

2012年11月15日 (木)

【50 YEARS OF LOUD LIVE REPORT】前日リハーサル~その3

大分時間が経ったナァ~。さすがに爆音の嵐に疲れてきた…。今日はポール・ギルバートがノーウィッチのクリニックの仕事で欠席しているので、それでも1セット少ない。

場面変わってモーターヘッドのフィル・キャンベルたちのセット。

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フィルは明日のコンサート用に作った50th Anniversaryギターを持ち出してきた!工場のレセプションに何かLAGから荷物が届けられてるな…と思っていたら中身はコレだったんだな?

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ボーカルはコリー・テイラー。コリー、スタジオの中で携帯をなくしたって真っ青になってたけど出てきたのかな?

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このハウス・バンドの3人はほとんど出ズッパ!

マーシャルのクリス・ジョージ。

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ジャズ・ロウクリー。

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ホワイトスネイクのブライアン・ティッシー。NATAL、音イイなぁ。太くて抜けがいい。

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みんな大分疲れて来たからね、休憩しつつリハは進む…一体終わりはいつになるんだろう…。予定では6:00とか言ってたけど、もうとっくに過ぎてる…。

背中はニコ。朗らかなニコの周りにはいつも笑い声があふれている。

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シン・リジーのバラードを延々と繰り返し練習する。どこが悪いんだかサッパリわからんナァ~。

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モーターヘッドの時とはまったく違ったシットリとしたプレイを見せてくれるフィル。

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息子さんも参加!お父さんがモーターヘッドってどういう感じなんだろうね?レミよりはいいか?レミがお父さんだったらコワイな。でも戦車に乗せてもらえるか?

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コリーも大熱唱の連続でまったく疲れを見せない。

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ケリー・キングの出番。

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もちろん使用するマーシャルは2203KKとMFキャビ!

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ケリーにはもう何度も何度も会ってるんだけど、ほんの少ししかしゃべったことがあない。このお方、見かけによるんだかよらないんだか、ものすごくシャイで、用のない時以外は自分からは絶対に人に話しかけない…という感じ。

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でもおとなしくて感じのいい人なのですよ。よく見るとつぶらな瞳がかわいらしいの。今回初めてケリーを撮った。

 

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ジャズも大奮戦!

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ドワ~!音デカ~!

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ニックも加わってケリー・コーナーが続く。

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ん~、これだけバカデカイ音で何の遠慮もなく弾かれるとむしろ気持ちいいね。いい湯だ。爆音浴!もちっとぬるくして欲しいような気もいたしますが…。
まだまだ爆音浴は続くのであった!ハラ減った~。

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つづく

(敬称略 2012年9月21日 London, Bermondsey, MUSIC BANKにて撮影) 15

2012年11月13日 (火)

【50 YEARS OF LOUD LIVE REPORT】前日リハーサル~その2

本番前日のリハーサルに使われた南ロンドンにあるMUSIK BANKというスタジオの廊下。ここを使ったミュージシャンたちのサインが額に入れられて飾ってある。レディ・ガガ、アデル、スーザン・ボイルなどのポップ・スターは当然のこと、ジェフ・ベック、ブライアン・フェリー、デヴィッド・ボウイ、ポール・マッカートニーからメタル系のビッグなバンドまでゴロゴロしている、さすが、ロンドン!

もちろん今日のリハーサルに来ているギタリストたちも求められてサインを残していた。

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これはFestinhoというイベントに協力したこのスタジオへのジミー・ペイジからの感謝状だ。Festinhoというのはボランティアによって支えられているフェスティバル・タイプの音楽イベント。ジミー・ペイジがこのイベントの後見人を務めている。

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スタジオのエレベーター。階段もあるが、ほとんどの人たちがこのエレベーターを使用している…ということはポール・マッカートニーも今、私が立っている場所に立っていたかも知れないんだゼ。ま、マーシャルの連中には「シゲがエレベーターの写真と撮ってた!」ってかなり笑われたけどよ!いいの、いいの、海外へ出たらミーハー根性出さないともらいが少なくなるゼイ~!

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オレンジ色の線が入った建物は食堂、キャンティーン。ここへついて一番最初に行ったのがここのトイレ!

マーシャルのサンチャゴとお昼を食べに出てきた。なかなか値段もよくてイイ感じ。サンチャゴはオムレツをたのみ、私は、そういえば今回ハンバーガーを食べていないことに気づき、「クォーター・パウンダー」を注文。なかなかの美味!

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中にはビスケット工場だったころの古い写真が飾ってある。他にもMusic Bankに来たミュージシャンたちの写真が山ほど飾ってある。それらが誰かはほとんどわからなかったが…。

よく見ると!この写真、上段の右の写真の真ん中の人はブライアン・メイ!下段左のオジちゃんはジミー・ペイジだった。最近ジミー・ペイジも日本にドップリ来ちゃったからこんな写真はもう珍しくないか…。何しろ今朝、日本テレビの「スッキリ!!」に出てたかんね。「頁」と筆で書かれた半紙をもらって喜んでた。そして、三味線を弾かされてた…ジミー・ペイジがネェ…。宣伝で来日しているんだからもちろんこういう番組にでるのもいんだけど、ちょっと複雑な気持ちがしないでもない。

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さてさて、リハの方はというと…。

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ダグ・アルドリッチの番になっていた。リハーサルではYJM100と1960Bを使用。

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ん~、相変わらず問答無用でカッコいい~!

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今回はティム・リッパー・オーウェンズとのコンビだ。

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リハーサルでも大熱演!トコトン弾いちゃう!

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時々、打ち合わせ。

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それにしてもカッコいいダグ。いつも会うなりニコニコとハグハグしてくれる。
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ニコとも共演。

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ベースはジャズ・ロウクリー。ハウス・バンドのユニット2。

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これはジャズと息子さんのベンのツーショット。実はですね~、私、このベンがまだ10歳の頃から知ってるんですよ…。っていってもベンはまだ18歳ぐらいかな?今回はお父さんのベース・テクとして参加。ベン自身もギタリストだ。

8年位前、まだあったロンドンのギター・ショウに楽器屋さんの皆さんをお連れした時のことだ。あれもウェンブリ―だったな、そういえば。いっしょにロンドン・ギター・ショウに行ったみなさん!みんなでステージで記念撮影した時にいた小さい子がこんなんなっちゃった!

その時に、マーシャル・バンドと称してショウのイベントに出ていたのがジャズ、ドラムがニコ、ギターがジェフ・ホワイトホーン(年末にプロコル・ハルムが来ますな!なんでユーミンと一緒なんだか知らないけど…。)とフィル・ヒルボーン、そしてボーカルがブルース・ディッキンソンたち。まだ10歳ぐらいだったベンがお父さんにくっついて遊びに来てたのだ。

その後もジャズとはフランクフルトの展示会でよく一緒になった。この人、矢沢栄吉のバックもやっていたもんだから、ほんの少し日本語を知っているの。「オツカレサマデス」と「メッソウモゴザイマセン」が彼のペット・フレーズ。今回も何回も私に言ってたな。

ちなみにジャズはGo Westとかポール・ロジャース、日本で有名なところではCharさんのサイケデリックスだよね。歌が滅法うまくて、フランクフルトの展示会では彼とジェフが歌っていた。ところが、ジャズも例にもれず大の酒好きなもんだから、いつも展示会の後半では声を潰してしまう。するとどうするかというと、マーシャルの社員やアルバイトで来ているドイツ語の通訳のきれいなお姉さん(Stephanyさん)らの歌自慢の人がステージに出て行って「Smoke on the Water」とか歌っちゃうの。仲間のみんなで「ヒュー、ヒュー」冷やかしたりして…あれは実に楽しかった。

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だからジャズとニコのリズム・コンビは完璧なのです。

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ダグはおとなしくてマジメだナァ。やさしいし。こういう大人になりたかったですよ…。ダグと話していると、ナント自分が軽いことか!また、自分の知ったかぶり英語のいい加減さも手伝って話しているうちに軽いめまいがしてくるわ。

やさしいダグのお話しはコチラ⇒ダグ・アルドリッチからのメッセージ

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愛用のゴールド・トップ。ダグによく似合いますな。それとこの革のケースがいい。そういえば外でダグと会うときって、いつもギターを肩から提げているような気がするな。いつも自分で運んで人には触らせないのかな?今度訊いてみよう。

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すいやせん、ミーハーで。でも、こういう写真はリハーサルの時しか撮れないからね。シャツの刺繍までカッコいいっての!私もダグとお揃いのシャツをもっているけど、名前の字面がカッコ悪いんだよね~。

今回も名前が入ったシャツがユニフォームで配られたんだけど、アメリカのニックがイキなことをしてくれましてね…気に入っとるんですわ。50周年の間はそれを来て現場に顔を出してます。来年着れなくなっちゃうから…。

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ローディ、ギター・テクも大忙し!

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主人の出番を待つギターたち。ザックのギターと…

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アンプ類。

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こちらはケリーのギターですな。

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お、ザックが入って来た!

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つづく

(敬称略 2012年9月21日 London, Bermondsey, MUSIC BANKにて撮影) 13