【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.3~Paul Gilbert
Billy Duffy、Doug Aldrichに次いで登場したのは我らがPaul Gilbert!
ポールは仲良くしてもらっているし、何年も前から撮らせてもらっているので、何かとってもホームな気分!開演前にもケータリングでおしゃべりしてたばっかりだし…。このマーブロのオープニングにもメッセージを寄せてくれた。
今日は「50」のロゴを背負っているだけにいつもより張り切っているように見受けられる!
バンドのメンバーは、Pual Gilbert。
キーボードにEmi Gilbert。
ドラムはMike Portnoy!
曲は、まずZZ Topの「Cheap Sunglasses」。
ストレートなロック・チューンはまさにポールにピッタリ!
今回ポールはJVM410Hと1960Aのコンビネーションを使用した。
そういえば、2010年のロンドンで開催されたHigh Voltage Festivalの1日目のトリがZZ Topで、ステージ裏にセットされたマーシャルのブースにBilly GibbonsとDustyが訪れてくれた。ビリーは1974Xを熱心に見入り、色々と質問をしていた。ビリーはとても物静かな人で、私が紹介されると「日本に行ったらよろしく頼むよ」なんて声をかけてくれた。
以前にもレポートしたようにポールは2061Xがお気に入り。ビリーと同じハンドワイアードがお好みなのは何かの偶然か…偶然だ。
エミさんのエキサイティングなキーボード・プレイ!
マイクはポールの他、Spck's BeardのNeal Morse、元UtopiaのKasim SultonとYellow Matter Custardというバンドでビートルズのカバーを演っている。それだけにイキもポールとピッタリだ!
2曲目はJimiHendrixの「Manic Depression」。
ポールがナニを選曲するのかも楽しみのひとつ。
イントロの「♪ダ~ダ~ダッ」だけでトリハダ!
もちろん歌もポールの大きな魅力。メッチャうまい!
ポールも大観衆を前にこの世紀の祭典を心から楽しんでいたようだ。
いつも通りのダイナミック・レンジが広く、とことんドラマチックなギター・プレイ!
むやみやたらとシュレッドしないところがまたニクイ。ここぞ!というところで閃光一発、めくるめくテクニックで自分の音楽を練り上げるのだ!
ジミヘンへのリスペクト?!もちろんジミヘン・ナンバーを選んだのはマーシャルへのリスペクトであろう。
ここまで出ずっぱりで大忙しのジャズ!
ところで、もうひとつ素晴らしいのはポール+シングルコイル+マーシャルのコンビ―ネーション。
ギターのボリュームを縦横無尽にコントロールし、千変万化のサウンドをクリエイトする。マーシャルならではテクニック。さすがポール!
もちろんエミさんとのコンビネーションもバッチリだ!
ポールのバンド、最後に持ってきたのはJoe Walshの「Rocky Mountain Way」。そういえば、この曲もポールにピッタリだナァ~。
いよいよバンド一丸となってポールを盛り上げる!
へヴィなベースがモノをいうこの曲、ジャズのプレイもピッタリではないか!
もちろんマイクも最高のグルーヴでポールをサポート!
短い時間ながらドッシリと腰を据えた素晴らしい演奏で観客を魅了したポール。見るたびに彼が真のエンターティナーであることを実感する。
さて、今日ポールの記事を持ってきたのにはワケがある。昨年発表したニュー・アルバム『VIBRATO』を引っ提げて、今晩と明日(1月15&16日)、それぞれ7時から東京は赤坂BLITZで、18日は大阪IMPホール(ここよく行ったんだ~、昔)にてコンサートが開催されるのだ!東京は雪の影響大丈夫かな~?もちろん、マーブロも駆けつけます!
今回の公演ではJVM410H+1960Aの組み合わせでステージに上がるポール。ん~楽しみだ!
2月にはニューヨークのThe Iruidiumにも出演が決まっている。生前、レス・ポールが毎週月曜日に出演していたことで知られるジ・イリジウムはリンカーン・センターの前にある名門ジャズ・クラブだ。観たいなァ~。
ますます今後のポールの活動に目が離せない!
ポール・ギルバートの詳しい情報はコチラ⇒PAUL GILBERT.com (英語版:今、ここを開けるとポールが主宰するギター・キャンプ『GREAT GUITAR ESCAPE』のお知らせでどっかで見た写真が!)
つづく
(一部敬称略 2012年9月22日 London Wembley Arenaにて撮影)