Live or Die 2026~ANIMETAL BRAVEHEARTS
「インフルエンザが猛威を振るっています」なんてニュースをテレビで見ると、もうコワくて、コワくて…。
徹底的に手を洗って、うがいをして、ライブの取材がない日にはもう10時に寝ちゃう。
ナンたって早寝早起きが一番の健康対策だからね。
そんな生活をしているせいか、おかげさまで今年もセキひとつしないでココまで来ることができた。
何とかこのまま無事に暖かい季節を迎えたいものですな。
ところが、健康上の理由でヘッドライナーの出演が止むなくキャンセル、そんな逆境に立ち向かい、残されたバンドだけが出演して決行したイベントが1月にあった。
今日はそのレポート。
キャンセルとなったのはヘッドライナーなので出演順の変更はなし。
それで最初にステージに上がったのは「ANIMETAL BRAVEHEARTS(アニメタル・ブレイブハーツ)」というチーム。
1曲目は「宇宙戦艦ヤマト」。
メンバーはFury of Fearの西村直人。
こないだ上野公園のEDGEに行かれなくてゴメンね。
Marshall Blogではおなじみ、Crimson FlareやAnatomy、LuLu等の医療系バンド、そしてユキSESSIONでおなじみのユキ。
ベースのTui。
Marshall Blogには初登場だが、ガルネリウスに在籍した頃にそのプレイは拝見済み。
UndhifeatのIkka。
IkkaさんはFury of Fearのサポート・ドラマーとしてMarshall Blogにご登場頂いたことがあった。
初っ端からギンギンにシュレッディングをキメて見せるユキくん。
今日も当然Marshallだ。
今日はオリジナルの「JCM800 2203」を持ち込んでくれた。
スピーカー・キャビネットは「1960A」。
出演を予定していたヘッドライナーのメンバーから直人くんに出演の依頼があり、「師匠の坂本英三さんのアニメタルをやるんだ!」ということになりこのメンバーが集められたのだそう。
Marshall Blogは基本的にコピーバンドを扱わないのだが、直人くんもユキくんも古い友達だし、ユキくんはいつどこででも自前のMarshallを運び込んで使ってくれる誠実な「マーシャリスト」なので、たまにもアニメもいいか…と思ってご登場頂いた。
この宮川泰さんが作曲した「宇宙戦艦ヤマト」にはちょっとした思い出がありましてネェ。
私がギターをやり始めた頃、当然音楽の知識に乏しく「二拍三連」という言葉がすごく気になっていた。
そこで音楽部の友達に「二拍三連とはナンぞや?」と尋ねた。
彼は少し考えて、「ホラ、あれだよ、『宇宙戦艦ヤマト』のテーマ曲のイントロに出て来るじゃん?ジャ♪ジャジャジャジャジャって」
コレで覚えた。
「四分音符2拍分のスペースに三連符が1コ入る」なんて言われても絶対に理解できていなかったろう。
ところで、宮川さんは「渡辺晋とシックス・ジョーズ」というコンボでプレイしていた一流のジャズ・ピアニストだった。
「渡辺晋」というのは「ナベプロ」を作った人ね。
宮川さんは作曲家として「ふりむかないで」や「恋のバカンス」等、ザ・ピーナッツの大ヒット曲他、数々の名曲を手掛けた。
ピアノを反対側から弾いて見せたり、すごくヒョウキンな人で昔よくテレビに出ていた。
最近はスッカリお見かけしないと思ったら、20年も前にお亡くなりになっていた。
ところで、私のアニメの知識は50年以上前に凍結されているので、この先も演奏曲目に関しては一切気の利いたことは書けませんのであしからず。
続いては「アイアンリーガー〜限りなき使命〜」。
コレはサッパリわからん。
切れのいいドライビング・ナンバー。
ココでもユキくんのギター・ソロがフィーチュアされる。
「水を得た魚」ならぬ「Marshallを得たギター・バカ」(←ホメ言葉ですよ~!)ぶりが炸裂!
♪ホイッホイッ!
直人くんの強力なアオりで雰囲気はグングン盛り上がる!
「ありがとうございます
今日が今年初めてのメタルのライブだという方はどれ位いらっしゃいますか?
(たくさんのお客さんの手が上がる)
多くの方が今年初めてのメタルのライブをアニメタルで堪能して頂くワケですね。
改めまして、明けましておめでとうございます。
新年早々ではございますが、年末ぐらいの気持ちで演らせていただきます!
最後までこぶしを振り上げたり、一緒に歌ったりして頂くと大変楽しいかと思います。
どうぞよろしく!」
「今回、アニメタルを演ってみようかな?と思い、師匠の坂本英三さんにご報告しましたところ『バンバンやっちゃって!』との言葉を頂きました。
ボクはアニメタルに憧れて歌を始めたようなところもあるんです、
今日ボクらを観て頂いて良かったナァと思ったら各メンバーの活動をゼヒともチェックして頂きたいと思います!」
続いては「宇宙刑事ギャバン」。
フ~ム、「ギャバン」といえば「ジャン」か「コショウ」と相場はキマっているんだがな…「宇宙刑事」なのか。
豪快なキメのイントロからスタートするドライビング・チューン。
演歌っぽいサビが意外。
ヘビメタだろうが演歌だろうが、日本の歌ってのはこういうもんだ。
そのままIkkaさんのドラム・ソロへ。
鮮やかなスティックさばきでド迫力のドラミングを見せてくれた。
「ギャァォ~!OK!行っちゃおうぜ!」
ココはこのステージのハイライト「マジンガーZ」。
「♪空にそびえる黒鉄の城」…1番だけなら実は私も全部歌えます。
「マジンガーZ」は私が小学校4年生の時。
まぁ、あの「兜甲児」が操縦する赤いヤツがマジンガーZの頭にスッポリと収まって動き出すというアイデアには驚かされた。
主人公の名前もスゴい。
調べてみると「兜」さんというのは日本橋が発祥の名字らしい。
そうか、証券取引所があるところは「日本橋兜町」だもんね。
全国に280人しかいない珍名さん…私の名字とドッコイだ。
「兜」さんと来れば「鎧(よろい)」さん。
こちらは全国で100人。
それでは「兜」さんの仲間に思われる「冠」さんとどちらが多いか?
答えは630人で冠さんの方が断然ポピュラーであることがわかった。
Tsuiさんがドライブ感満点の低音を繰り出して…
ココでもユキくんがハツラツとしたソロを聞かせた。
やっぱり真空管アンプが出す音はヌケが違う!
曲の途中では「マジンゴー!」のコール&レスポンス。
♪マジンゴー!マジンゴー!
最後は「ゼ~ット」でみんなで飛び上がった!
「みんなまだまだイケますかぁ~。
まだまだイケるか!まだまだイクぜ!」
心配するな!
チケット代を払っていいるんだから必ず最後までついて来てくれる!
続いては「ゲッターロボ」。
コレは1974年、もう私は海外の映画に夢中になっていたので見ていなかった。
ん?でもこの曲は知ってるな。
「♪三つの心がひとつになれば」という「毛利元就」みたいな歌詞で思い出した。
「バロムワン」なんかもそうだったね。
友情が失われると変身できないの…「ガッチャマン」も「ゴレンジャー」もそうだけど日本人ってのはつくづく団体行動が好きなんだナァ。
アメリカなんかでは「スーパーマン」も「スパイダーマン」も「アティカス・フィンチ」もみんなソロ活動だ。
「アティカス・フィンチ」というのは『アラバマ物語(To Kill the Mockingbird)』という小説の主人公の正義感溢れる弁護士の名前。
アメリカが長年にわたって「スーパーマン」などより上の「真のヒーロー」とされていた。
1963年に映画化されてアティカスを演じた「グレゴリー・ペック」はアカデミー主演男優賞を獲得した。
ちなみにフランク・ザッパには「グレッガリー・ペッカリー(The Adventure of Greggery Peccary)」という21分に及ぶ大作があるよ。
それにしても直人くんのハチ切れ具合がスゴイ!
敬愛する師匠のえいぞうさんになり切っているのか?
イヤ、きっとえいぞうさんを越えようとしているのだ!
「どうもありがとうございます。
皆さん、楽しんで頂いていますか?
あの頃を懐かしんでいただいてますか?
ナンカあの頃のことはあんまり覚えてないよ…という感じでしたね?」
知らないんじゃないの?
マジンガーZとかをリアルタイムで知っているのは60歳以上だぞ。
演奏したいアニメタルのレパートリーが無限にあったが、今日は7曲に収め込んだという話。
ひとつネタの提案。
「花のピュンピュン丸」はどうかね?
私は子供の頃、コレが好きでよくテレビで見ていたんだけど、テーマ曲のリズムが「ドドンパ」なの。
ドドンパというのは「都都逸」と「サンバ」を合体させた日本が生んだオリジナルのリズムと言われていたらしいんだけど、1小節に四分音符が2つと三連符が2つ。
1960年代に猛烈に流行ったことがあった。
このリズムでヘビメタ風のリフを作るのよ。
ダメか…?
ユキくん、ちょっとチャレンジしてみて!
不吉なベースの音から「あなたの心に」。
一変して爆発的なスピード・チューンに!
コレ「タッチ」じゃん?
錦糸町の剣道道場のお嬢さんが歌ったヤツ。
アニメは全く知らない。
サングラスをハズして華麗にスウィープをキメまくるユキくん。
ナンカあまりにも原曲と違うメタルっぷりで、カッコイイというよりどちらかというとオモシロかった。
ココで颯爽と登場するのがユキくん。
ア・カペラのソロ。
さっきのIkkaさんのドラム・ソロもそうだが、ヘッドライナーのキャンセルで出演バンドがひとつ減った分だけ持ち時間が延びることとなった。
そこで我が意を得たり!と徹底的にユキくんがシュレッディングを披露してくれたというワケ。
ディレイを少し深めにかけてMarshallが出す最上のロックギター・トーンで遠慮なく弾きまくる!
弾いて、弾いて、弾いて、弾いて、弾いたユキくん。
満足のいく出来に両手が上がった!
「楽しい時間が過ぎるのは早いもので…」で最後の曲。
私が小学校1年生か2年生の時に強力なプレロス・ブームがあった。1969~1970年ぐらい?
そのせいもあって私は『タイガーマスク』が大好きで、毎週テレビの放映が待ち遠しくて仕方がなかった。
もちろん欠かさず観ていたんだけど、楽しすぎてアッという間に終わってしまう。
どうも合点がいかない私は「どうして『タイガーマスク』の時は早く終わっちゃうんだろう?」と父に尋ねたことがあったのを覚えている。
多分父は「楽しい時間が過ぎるのは早いもので…」とは答えなかったと思うが、同じようなことを言っていたハズだ。
反対に『巨人の星』はニガテだった。
ナゼなら父がガッチガチのアンチ巨人だったので、どうも「星飛雄馬」の印象がよくなかったんだな。
反対に大洋の「左門豊作」と中日の「オズマ」は好きだった。
最後に演奏したのは「ペガサス・ファンタジー」。
「ムリすんなよ!」と声をかけてあげたくなるぐらいのハイテンションで歌いきった直人くん!
そしてその直人くんを支えた3人の激演!
会場の雰囲気を思い切り盛り上げてイベントのトップバッターとしての重責を見事に果たした!
ユキの詳しい情報はコチラ
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①Official X
②Official Instagram
③Official YouTube
<つづく>
(一部敬称略 2026年1月11日 吉祥寺CRESCENDOにて撮影)