1st0~GRAND FINAL Presents Enchanting Melody vol.2
今日のレポートの主役はGRAND FINALE主催『Enchanting Melody vol.2』に出演した1st0。
「GRAND FINALE、グランド・フィナーレ、ぐらんど・ふぃなーれ、具蘭度不意成」…ウ~ム、Marshall Blogにはご登場頂いたことはないのだが、身近で耳にしたことがあるバンド名だ。
でもそれがいつ、どこで、誰とだかがわからない。
そのナゾはこの公演の数日前に氷解した。
そのタネ明かしは巻末にて。
この日の1st0の出番はトリ前の3番手。
Marshall Blogへは2回目のご登場だ。
キーボーズのバッキング・トラックに合わせた「東京Dream」のいきなりの独唱からスタート。
「イチゼロ、行くぞ~!」
1st0は…
YUHYA
LEA
TAKAAKI
RYO…の4人。
RYOくんはMarshall。
この日は「JCM2000 DSL100」と「1960A」を使用。
ノッケからドラマティックなパフォーマンスを披露し、一発で会場の雰囲気を1st0テイストに染め上げた。
再びキーボーズのバッキング・トラックのピアノに導かれてスタートするのはTAKAAKIさん作の「不夜城Fake Love」。
1st0のセカンド・アルバム『Second Chapter』からのチョイス。
転調して飛び出してくるサビのメロディにグッとくる。
LEAさんのバスドラムは当然のごとく全開!
TAKAAKIさんのベースソロとバンド・アンサンブルの掛け合いから…
「♪ウォ~ウォ~ウォウォ」
勇ましいコーラスが爆発!
そしてRYOくんがドラマティックなギター・ソロをブチかまして曲を締めくくった。
「皆さん、こんばんは。1st0です。
我々は『ドラマティック・ロックバンド』として2023年から活動しております。
知らない方のためにチョット曲の解説をしたいと思います。
1曲目の『東京Dream』は我々が東京で夢をつかむために、そして新しい星になるために作った曲でございます」
「ちなみに東京を目指してどこから来たんですか?」とのTAKAAKIさんの質問に「え?私はアレですよ…埼玉ですよ」と答えるYUHYAさん。
「ナンダ、隣じゃね~か!」
ギャハハ!
「お気付きかもしれませんけど、今日のイベントはみんな華麗な女性メンバーがバンドにいらっしゃるんですよ…1st0はいない。全部男。
暑苦しくないですか?大丈夫ですか、後ろの方?
『イチ、ゼロ』…コレで覚えて下さいね。
逆はダメですよ!『ゼロ、ワン』になっちゃうんで。
『イチ、ゼロ』でどうぞよろしくお願いします」
と、TAKAAKIさんの指導で「イチゼロ」のハンドサインをおさらい。
「我々、ドラマティック・ロックバンドと謳ってはいるんですが、実は恋愛ソングにも長けておりまして…隣の人と手をつないで歩いてしまうような曲を持って来ました!
何を隠そうコノ曲の歌詞は私が書いたんですが、あまりにも糖度が高すぎたのでRYOくんがリメイクしてくれました」
RYOくんのギターから「Everlasting Shine」。
『Second Chapter』のクローザーだ。
ラブ・ソングなのだから甘い歌詞は大いに結構!
その甘い歌詞を切れ味鋭く演出するドライブ感満点の曲調がうれしい。
ポジションを入れ替えて…と。
中間部のTAKAAKIさんのベースのアルペジオでYUHYAさんが歌うパートが印象的だ。
この曲も最後はRYOくんのギター・ソロで締めくくられる。
続いて「我々のスタートとなった2曲」と紹介してファースト・アルバム収録の「Tragedy」と「Revolution」を連続で演奏した。
スケールの大きなバッキング・トラックの前奏からハードなワルツ「Tragedy」へ。
YUHYAさんの澄んだ声が曲にベスト・マッチする。
中盤の緊張感みなぎるバンド・アンサンブルは聴き応えタップリ!
それにもましてスゴイのがYUHYAさんのココでの大熱唱!
「Everlasting Shine」作詞の2人のコンビネーションはバッチリ!
続く「Revolution」は攻めまくりのハード・ドライビング・チューン!
これだけ手足を高速で動かすのだから、LEAさんはさぞかし運動神経が発達しているんでしょう?…と時折言われるそうだ。
ところが学校に行っていた頃に体育の成績は決して良くなかった。
しかし、訓練次第でメタル・ドラミングは演奏できるようになる。…と、SNSに投稿していた。
この後の一言にグっと来た…「でも楽な道はありません」。
まったくです。
やっぱり音楽でも文学でも、生きているウチにナニかを成し遂げようとした時に一番大きなカギとなるのは「仕込みの早さ」だね。
いかに脳ミソが柔らかいウチにナニかを始めるか…にかかっている。
つまり「時間」なんですよ。
それと「環境」だね。
このことは歳を取った時に猛烈に実感します。
この曲もオモシロイぐらいの音圧で攻めて来るぞ!
効果的にタッピングを取り入れたメロディアスなRYOくんのソロ。
超強力な演奏を得てノビノビと歌いまくるYUHYAさん。
実に濃い~2曲を連発した。
ココで物販と今後のライブに関するお知らせ。
しかし、このコーナーには笑ったわ~。
このチーム、「ドラマティック・ロックバンド」なんてことを標榜しているけど、このユーモアのセンスもうれしいんだよね。
YUHYAさんが手にしているのは5月10日に今日と同じこの吉祥寺CRESCENDOで開催する1st0の単独公演のチラシ。
そのチラシを裏返すと…
そこにはこう刷り込まれている。
「HALLOWEEN来日と日程被っているじゃん!! 大丈夫です!! 17時開演だよ」
そしてご親切にも吉祥寺からハロウィンのコンサート会場である「東京ガーデンシアター」に行くための時刻表が載っているのだ。
ギャハハ!
2006年5月10日、1st0の単独公演をユックリと楽しんだ後、吉祥寺駅で15:27の中央線に乗って新宿で埼京線に乗り換えれば16:14にガーデンシアターの最寄りの国際展示場駅に到着する。
そこからガーデンシアターまで歩いて6分。
これでハロウィンの来日公演にも遅刻せずに臨めるというワケ。
そんな話を聞いたもんだから、どこかでこんなチラシをもらって来た。
ホントだ…5月10日だ。
このバンド、40年もやってんのッ!?
この日の1st0のライブは元々夕方に始まる「ソワレ」だった。
ところが、ハロウィンの公演に重ならないように、自分たちのライブの開始時間を大幅に変更して「マチネー」にしたっていうんですよ。
私は世代がゼンゼン違うのでサッパリわからないんだけど、ハロウィンってそんなに人気があるの?…と訝しんでいたら、友達のバンドもハロウィンの公演とブツからないように既にブッキングしてあった自分のライブの日程をライブハウスに頼んで変更してもらったそうだ。
恐るべしハロウィン!
「お知らせが長くなりましたが、みんなでこの曲を歌って1st0のフィナーレを飾り、グランド・フィナーレにつなげたいと思います。
準備はよろしいですか!」
ステージを締めくくったのは1st0一番のキラー・チューン「PLANETARY NEBULA」。
サングラスをハズして最後の激唱をキメ込むYUHYAさん。
この曲はこの声でないと絶対ダメね。
その絶唱を3人がドラマティックにバックアップした。
やっぱりこの曲は1st0の「第9」だね。
チャイコフスキーなら「6番」、マーラーなら「1番」、ショスタコーヴィチなら「7番」か?
でも1st0の曲は『Second Chapter』を聴くに、どれもとても丁寧に作り込んであって実に聴き応えがある。
そして、ライブでは4人の個性をいい具合にぶつけ合ってそれらの曲を徹底的にドラマティックに演奏して見せてくれる。
「ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします!」
LEAさんの〆の挨拶があって…
1st0のメンバーがステージを後にした。
下はこの日の1st0の屋台村のようす。
1st0の詳しい情報はコチラ⇒1st0 Official
この日のトリは主催のGRAND FINALE。
シンガーのYOKOさんの歌声が抜けわたるメロディック・メタル・バンド。
アレ?
鍵盤を叩いているのは先日『ユキSESSION』でMarshall Blogにご登場頂いたAOIちゃんだわ!
直前には気が付いたものの一番驚いたのはこのバンドのドラマーさん。
記事の冒頭に書いた「ナニか」というのはこのKENSHOくんのことだ。
実はKENSHOくんとは10年近い付き合いがあるのだ。
もちろん何度もMarshall Blogにもご登場頂いている。
彼が「グランド・フィナーレ」と言っていたのでそのバンド名になじみがあったんだわ。
知り合った時は「メランコリック写楽」というバンドで「ヨコピーTHEグルーヴマスター」を名乗っていた。
そして、下の写真のようにNATALドラムスを愛用してくれていた。
このバンド、なかなかのオリジナリティを持っていてとてもいいバンドだったんだけどね~。
スパっと解散しちゃった。
もちろん今でもKENSHOくんはNATALのエンドーサーとしてバシバシと気持ちの良いグルーヴを聴かせてくれている。
この日はイベントだったのでキットを持ち込まなかったが、スネアはホラ…愛用のメイプルを使っていた。
KENSHOくんが使っている上の写真のNATALは今時そこらでは見かけない特殊なサイズのキットなのね。
またこのキットで暴れ回ってくれることを楽しみにしている。
最後まで盛り上がって『Enchant Melody vol.2』は幕を下ろした。
