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2021年3月30日 (火)

【訃報】和田アキラさんのこと

 
今朝、フェイスブックを開いて最初に目に止まったのは和田アキラさんの訃報だった。
病床に臥せっていらっしゃったことは存じ上げていたが、ショックだった。
 
和田アキラさんを始めて拝見したのは、1977年にエリック・クラプトンの3回目の来日時、武道館公演でプリズムが前座を務めた時のことだった。
森園さんがプリズムにいらして、当時は「元四人囃子の」ということで森さんの知名度の方が高かったような印象があったように記憶している。
ほとんど記憶していないのは、このコンサートの内容。
私は中学3年生だった。
当時の私はハード・ロックやプログレッシブ・ロックに夢中で、エリック・クラプトンの音楽には興味がなかった。
とにかくロックに貪欲な時期だったので、何でも観に行っていたのだ。
その証拠に先日Shige Blogに書いた『ローリング・ココナッツ・レビュー』もこの年の開催だった。
アキラさんはこの時、21歳だったのか…スゲエな。
このコンサートを観に行ったことを後年アキラさんに伝えると「え、武道館行ったの?みんなアレ観てるんだよね~!」とおっしゃっていた。 10vb_2 次にアキラさんを拝見したのは、日曜日の昼間に東京12チャンネルで放映されていた『ROCKおもしロック』という番組のGRECOギターのコマーシャルだった。
ま~、ビックリしたね。実にカッコよかった。
当時あんなに速くギターを弾ける日本人なんていなくて、「昨日『おもしロック』見た?」と学校で大騒ぎになった。
中には「あの人って和田アキ子の弟なんだってよ!」なんて乱暴なことを言い出すヤツもいて、それを聞いて「道理で音楽の才能がスゴイわけだ!」なんて関心するヤツすらいた…ノンビリした時代だった。
何せ情報の量が少なかったからね。
 
御存知の方も多いと思うが、この番組の目玉のコーナーだったバンド合戦に西山毅さんが「かうんたっく」というバンドで出演して「津軽じょんがら節」を弾き、近田春夫さんに大絶賛された。
ちなみに別の回にBAD SCENEも登場したのだが、「場慣れしすぎている」とか「アンタらプロでしょ?」とかいう理不尽な理由で厳しい評価を受けていたのを覚えている。

20
下は1981年に上梓された『ジャズ批評』誌。
この号では日本を代表するジャズ系ギタリストが、自分に大きな影響を与えたアルバムを2枚ずつ紹介する特集がメインに据えられていた。
香津美さんをはじめ、多くのギタリストがトニー・ウィリアムスの『Emergency!』を挙げていた。
すごく聴きたかったんだけど、当時このアルバムは入手することがまずできなかった。
ところが、ある日数寄屋橋のハンターに行った時、カウンター内側のまだ店頭に出していない商品の山の中にこのアルバムを見つけ、その場で1,400円(2枚組)の値段を付けてもらってマンマと手に入れることができた。
もう、うれしくて、うれしくて…ところが、聴いてガックリ。
全くオモシロくなかった。
当時のギタリストに与えたマクラフリンの影響の大きさが窺い知れるというお話。
 
この雑誌の中で、アキラさんは幼いころ「日本住血吸虫病」という大病を患い、長い入院生活中、他にすることがないのでズッとギターを弾いているうちに上達してしまったということを述べていらした。
30vb_2アキラさんは当然ホールズワース関連の作品をピックアップされていた。
1枚はイギリスのジャズ・トランぺッター、イアン・カーの『Belladonna』。
聴きたかったんだけど、コレも当時は入手することが難しく臍を噛む思いをした。
かなり時間が経ってからようやく手に入れることが出来た。
ゴードン・ベックやロイ・バビントンらが参加していて、プロデュースはジョン・ハイズマンだし、「イギリスのジャズ・ロック」として聴く分には遜色はないアルバムなんだけど、ホールズワースがフィーチュアされる曲が2曲しかないんだよね、コレ。
でも、あのホールズワース・トーンを確立する前の粗削りの音で、ココぞとばかりに弾く独特なソロはすこぶるカッコいい。 40_cd_2もう1枚アキラさんが選ばれていたのは'Igginbottomの唯一のアルバム『'Igginbottom's Wrench』だったような気がする。
コレも手に入らなくてね~。
やっぱり大分後になって聴くことができたんだけど、はじめはピンと来なかったナァ。
まだホールズワースがあのスタイルを確立する前で、クリーン・トーンでジャズ・フレーズをエイト・ビートに無理矢理乗せて弾いている感じ…とでも言えばよいのだろうか。
ま、今となっては聴き方によっては結構オモシロイ。
アキラさんは、UKなんかで名前が知れ渡り出だしたホールズワースのことを「自分は昔から知ってんだぞ」ということが言いたくてこの2枚を選んだような気がしなくもないのだが、その気持ちならメチャクチャよくわかります。Ibw さて、時代は下って2001年。
この年の楽器フェアの際に『マーシャル祭り』の第2回目を開催することになった。
20年前、当時は私のアーティストのネットワークがまだゼンゼン貧弱で、出演者選びに困っていた時にハッと思い出したのが、いつか見た何かの雑誌に出ていたアキラさんの写真。
60v下はソレそのものではないんだけど、こんな感じでアキラさんがMarshallと写っている写真だった。
「アキラさんはMarshallが大好きに違いない!そもそもホールズワースもMarshallだったし…」と勝手に思い込んで、誰かにご紹介頂いた。
電話でかくかくしかじかとMarshall祭りの出演をお願いすると、「うん、いいよ」といとも簡単に承諾して頂いた。50vb選曲をどうするか…ということになって、「ジェフ・ベックの 'Space Boogie'でいい?」というアイデアを出して頂いた。
実はアキラさんは、当日別に出演してELPで有名な「Howedown」を弾いて頂いた大高清美さんも同じバンドにご参加されると思い込んでいたのだ。
「え~、大高さんは違うの?そんじゃキーボードなしか…でもいいか!」ということになった。70vこの時はまだ出演者を増やす必要があって、「アキラさんが声をかけたら問答無用で出演を承諾してくれるギタリストってどなたかいらっしゃいませんか?」とお願いしてみた。
すると、「ウン、西山毅」と即座にお答え頂いた。
「え~ッとね」とか「そうだな~」とか一切なし。
それじゃ、ということですぐに西山さんに連絡してみると、本当に即決だった。
まるで、『七人の侍』の勘兵衛(志村喬)と七郎次(加藤大介)のようだった。
 
コンサートでは西山さんにはジョー・サトリアーニの「Satch Boogie」をご披露頂いた。
今、考えてみると2人は「Boogie」つながりだったんだね。
この時のことが縁で、今でも西山さんと仲良くお付き合いさせて頂いている。
実は、3月3日に開催された『スピンオフ四人囃子』のリハーサルの時にも「アキラさんどうしていらっしゃいますかね?」なんて話を2人でしたばかりだった。80v『Marshall祭り2』のようす。
アキラさんにはトリをお願いした。
ベースは櫻井哲夫さん。
ドラムスは菅沼孝三さん。90元々あまり画質の良くないVHSのテレビ画面をカメラで撮影した画像なので見苦しくてゴメンなさいね。
 
使用するMarshallを試奏するために、コンサートに先立ち、このギターをご持参のうえスタジオにお越し頂いた。
その時、図々しくも「ギターに触ってもいいですか?」とお伺いを立てると、やはり「うん、いいよ!」と実にフレンドリーなご反応。
私もせっかくなので、Soft Machineの「Hazard Profile, Pt.1」のリフを弾いてお見せした。
すると「おおッ?知ってるね~!」とアキラさん大よろこび。
こっちも調子にのってTempestの「Foyers of Fun」を続けて弾くと「先生ッ!知ってますね~!」と更によろこんで頂いた。
その後、アキラさんもTempestの「Gorgon」のリフを弾いていらした。
ものすごく弦高が低くて左手の指が指板に吸い込まれていくような感じ?
でも、弦にはテンション感がシッカリあって、ピッキングが大変しやすい。
タマにあるでしょ?「1弾くと10鳴ってくれる」…みたいな。
そんなギターだった、
130画質は良くないけど、演奏はあまりにもスゴイ!
このビデオを観る限り、ペンタトニック主体のフレーズの組み立てからすると、ホールズワースというよりフランク・ザッパのギター・ソロに近いようなイメージ。
ソロの間中、音の隙間は一切なし。
そういう意味ではまさに「Sheets of Sound」!
100この後、アキラさんはコルトレーンの『Ballads』のカバー・アルバムをリリースした。
アキラさんにこのアルバムのことを尋ねると「持ち込まれた企画」とおっしゃっていたが、プロデューサーがコルトレーンの「Sheets of Sound」を鍵にしたうえでアキラさんに『Ballads』の話を持ち込んだとしたらスゴイな。
私がプロデューサーだったら間違いなく「Countdown」とか「Russian Lullaby」とか急速調な曲をお願いしちゃうもんね。

Wb

Jc 今、世の中のギターは速く弾くスタイルが全く珍しくも何ともなくなってしまったけど、そういうのとは全く違う次元の「速弾き」。
何と説得力のある音とプレイだろう。
若い人たちにはこういうモノを見てもらいたいよナァ。
あまりにも素晴らしい!
ああ、皆さんにお見せしたいナァ。
120演奏後の飄々としたインタビューの受け答えがまたいいんだ。
司会の王様が「好きなギタリストとか憧れのギタリストは誰ですか」と尋ねると、ココでも何のためらいもなく即座に「王様」と答えるアキラさん。
「こないだ、その格好で新宿から西荻まで電車で行ったでしょう?」なんて話も。
王様は『笑っていいとも!』の収録の後だったそうだ。140このコンサートを制作するためにしばらくの間、毎日徹夜をした。
全部自分でやりたかったのね。
櫻井さんの譜面まで書いた。
私も30代の後半でまだ若かったんだね。
ツライこともあって大変だったけど、「音楽に携わっている」という感覚がとてもうれしかった。
それもこれもアキラさんのような方々の絶大なるご協力があってこそのモノだった。
ま、今も『Marshall GALA』で同じことをやってるんだけどね…。
145vこの後、今は無き六本木のピットインにお邪魔したりもしたっけ。
ピットイン、なつかしいナァ。
この時、アキラさんのマイク・スタンドにタバコの灰皿が装着してあったのには驚いた。
プリズムの「MCなし」なんていうライブにもお邪魔したことがあった。150それからしばらくして、お身体を壊して入院されているということをお聞きし、入院先の東京女子医大までお見舞いに伺ったこともあった。
症状が決して軽微ではないと事前にお聞きしていたのでとても心配だったが、とてもお元気そうでお見舞いの品のMarshallのミニ・アンプMS-2をお渡しすると、大層よろこんで頂き、「ナニ?ギター弾けってか?」と冗談を飛ばされた。

160その後は基本的にMarshallをお使い頂いていなかったので、それ以来お会いする機会もなく、スッカリ疎遠になってしまったが、数年前に横浜のSTORMY MONDAYにお邪魔した時、かずきさんがご親切にアキラさんに電話をしてくださり、久しぶりに少しおしゃべりをさせて頂いた。
コレがアキラさんの声を聴いた最後の機会となってしまった。
 
下は、「先生の名前を入れておいたよ!」とアキラさんから頂戴したCD。
「last resort」は「最後の楽園」だが、「最後の手段」という意味だ。
ホンモノを知る真の音楽家たちが次々と旅立ってしまう。
何とかこの先達たちの業績を次の世代に的確に伝承するLast Resortはないものか…。 

 
偉大なる音楽家のご逝去を悼み心からお悔やみ申し上げます。 

0r4a0204

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2021年2月25日 (木)

D_Drive「Begin Again」のビデオが公開されました!


へへへ、オトっつあん、今日は朝から機嫌がいい、てぇヤツだよ。
理由のひとつはD_Driveの「Begin Again」のビデオが出来上がったってこと。12baアビィ・ロード・スタジオでマスタリングした音源は昨秋にリリースされ、それから少々時間が経ってしまったけど、ビデオは初めてだからして十分に楽しめると思うのです。
ビデオの制作にあたっては、D_Driveのご厚意で編集作業を私に任せてもらった。
私はこの仕事が存外に好きなのです。
素材は「Marshall GALA2」と「10周年記念」のコンサート。
この2つを組み合わせて編集したんだけど、コレがマァ~、予想をはるかに超えてかなり手ごわい仕事だった。
何が大変だったって、動作を音源にシンクロさせる作業ね。
こういう作業に携わるとD_Driveの演奏能力がベラボーに高いことを知るんだけど、それでも方やスタジオで作り込んだ音源、方やワイルドなライブの演奏でしょ?
どうしても後半になるとズレが激しくなってくる。
アレンジも大幅に変わっているしね。
当然演奏している内容も違う。
そこで、ビデオの各トラックをチェックして、画像をところどころバラバラにして、それらのタイミングを合わせて組み直す作業に挑戦してみた。
膨大な時間がかかったわ~。
でもオモシロかった!
12begin_again_2そして、私の機嫌がいい理由の一番は、昨日インターネット・ミーティングをした時に頂戴したMarshall Recordsの親分、スティーブ・タネット(タネさん)のコメントなのだ。
外人はクチがうまいからね…全般的にホメておいて、「あの『ウッドストック』みたいなタッチもいいね~」と来たもんだ。
も~コレはうれしかったよ。
『七人の侍』の次ぐらいに何回も観ている大好きな映画が引き合いに出されたんだからうれしいにキマってる。120r4a0195それは何のことかと言うと、映画『ウッドストック』の中で使われている「スプリット・スクリーン」という手法ね。
タネさんは「Double frame」と呼んでいた。
映画の中ではThe WhoやSantanaのシーンで超カッコよく使われていた、画面を分割して見せるやり方。
私がコレを最初に知ったのはスティーブ・マックイーンとフェイ・ダナウェイが主演した『華麗なる賭け』という1968年のアメリカ映画だった。
映画は観ていなくてもミシェル・ルグランが書いた主題歌「風のささやき(The Windmills of Your Mind)」を知る人は多いだろう。
あんまり頻繁にやられるとイライラしてくるけど、さすが巨匠だけあってノーマン・ジュイソンはコレを実にうまく使っていた。

Kk そして、この手法を音楽に取り入れたのが『ウッドストック』。
多分、マーチン・スコセッシの仕事だろう。
例えばThe Whoの「Summertime Blues」。
ストップ・モーションで飛び上がっているピート・タウンゼントを画面に出しておいて、曲のキメに合わせて動かすシーンなんてタマらないよね。
実はこのシーンを思い浮かべて編集したのが、Yukiちゃんの弾くテーマに重なってSeijiさんのソロが入ってくるシーンなのです。
我ながら「やった!」って思ったよ。
しかし、この『ウッドストック』という映画は編集が素晴らしいね。12dfということで、D_DriveのYouTubeチャンネルで公開された「Begin Again」、仕上がりの巧拙は抜きにしてゼヒお楽しみあれ!


そして、音源を購入ご希望の方はコチラのサブスクをご利用ください⇒fanlink

12bafl

 

200

2021年1月12日 (火)

創作の時、それは今!~お友達の力作を味わう

 
写真はロンドンの北部の丘陵地、マズウェル・ヒル。
『Muswell Hillbillies』でおなじみのThe Kinksの地元だ。
この町は「Harringay(ハリンゲイ)」という自治区(Borough=バラ)に属していて、その人口は23万人弱というから厚木市とかつくば市ぐらいの規模になる。
そのマズウェル・ヒルに住むイギリス人の友人からのメールを見て驚いた。
10しばらく前にその友人からメールがあった時、「ハリンゲイでは毎日1,300人ほどの感染者が出ている」と知ったからだ。
それからまた2週間ほど経ってから受け取ったメールには「感染の勢いが止まる気配がなく、毎日2,000人が新たに感染している」書かれていた。
スゴイ…と思うよね?
だって人口が23万人程度のエリアで感染者が毎日2,000人も増えているなんて、今のところの日本では考えられないでしょ?
ところが、それからしばらくして昨年末に受け取ったメールによれば、その数がナント4,000にも達していた。
ほんのわずかの間に感染者が3倍!
こんなことをしたところで意味はないのだが、「自治体」ということで、ハリンゲイの状況を東京都に置き換えて計算してみた。
今、東京都の人口は1,400万人らしい。
コレにハリンゲイの感染者の割合を単純に当てはめると…24.3万人!
24万を超える感染者が毎日東京で出ていたらどうなのよ?
イギリスがどんな状況にあるか、コレでおわかり頂けたのではないだろうか?
日本とイギリスとでは検査の実施率がケタ違いに違うだろう。
東京でも欧米諸国のように多くの人が制限なく検査を受けられる態勢になっていたら24万ぐらいなっちゃうんじゃないの?
20日本にいると実感が湧かないが、イギリスでは時間や観客数の制限もナニも関係なく、とにかくコンサート、リサイタル、ミュージカル、オペラ、演劇といった類のナマのエンターテインメントを開くことが全くできないらしい。
ゼロですよ、ゼロ。
それだけに「配信ライブ」の人気が衰えないらしい。
 
隔週でやっているMarshall Recordsとのインターネット・ミーティングの冒頭では、こうしていつもお互いの国のエンターテインメント事情を報告し合っている。
そうしてイギリスではライブが全くできない状況ゆえ、プロデューサーはレーベル所属のミュージシャンたちにこう言っているそうだ…「今は創造の時。とにかく曲を作るべし!創作に集中できるチャンスだぞ!」
こんな話を友人のミュージシャンに伝えると、「シゲさん、それもわかりますけど…そんな気になれるワケないじゃないですか~」なんて言われちゃう。
そんな気持ちもわからないでもないわな~。
でも、昨年の後半、我がMarshall/NATAL/EDENがらみのバンドがゾロゾロと新作を完成させて送って来てくれた。
普段、Marshall Blogではディスク・レビューだけの記事はアップしないんだけど、レコ発ライブも思う通りできない状況なので、今回まとめてココにご紹介させて頂くこととした。
だってどれも力作なんだもん!
ダマって見過ごすワケにはいかないよ。30まずは…
 
ハイダンシークドロシー
2019年末を以って25年在籍した犬神サアカス團を脱退した情次2号(g)とジン(b)が新しく結成した4人組。
「ハイダンシーク」って最初字面だけでは何のことかピンと来なかったんだけど、声に出してみてわかった、
「Hide and seek」…つまり「かくれんぼ」のことね。
ま、ジャンルで言うとビジュアル系ということになるんだけど、すごくシアトリカルな感じがしてスッカリ気に入ってしまった。11下は9月にリリースした初のフル・アルバム『ヒトリランド』。
私がシアトリカルなイメージを持つ要因は圧倒的に谷琢磨の歌唱。
色んな声色を使って独特の世界を作り出している。
コレ、ライブでアルバム通りのパフォーマンスを聴くことができれば相当スゴイと思うよ。
きっとそれを演じてくれるのだろう。
Marshallのクランチ・トーンでズカーンと全部の弦をかき鳴らすパワフルなギターはジョニーちゃんならではのもの。
ジン兄の低音がグイグイ引っ張っていくリズム隊も魅力的だ。

12_cdコレはアルバムのリード・チューン、シングルとしてリリースされた「メーズ」。
ライブが楽しみだ!…と思ったら1月17日の 『@-streaming-LIVE2021』という配信イベントに出演するそうだ。
観たいな~。

ハイダンシークドロシーの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャルウェブサイト

 
BLINDMAN

35中村達也

50vRay

60戸田達也

70v松井博樹80v實成峻

90前作『Reach for the Sky』から2年。
11枚目のアルバムは『EXPANSION』。
ん~、タイトル通り「拡張」しとる!
上のメンバーになっていかにも「絶好調!」という感じ。
コ~レ、1曲目…一番最初に聴いた時は3/4+2/4の変拍子かと思ったんだけど、ワルツなのね?
こんなの初めて聴いた。
前作の「Da Doo Ron Ron」のような「大リーグボール2号」はないけれど、全曲まっすぐの剛速球。
やっぱロックはこうでなきゃいけネェ。
そして、ギターの音はこうやってMarshallで出さなきゃいけネェ。
5曲目のインストね、メロディもさることながらギリギリと粗い砂を噛むようなギター・サウンドが素晴らしい。
泣きに泣いてピカルディ・ケイデンス…いいね~。
その他の曲もすべて聴きごたえ十分!
毎回こうして実に密度の濃い正統派ハードロック・サウンドを送り出してくれるBLINDMANに快哉の声を上げたい。
そして、このままどんどん「Expand」していって頂きたい。
 
1月29日に『LIVE EXPANSION Vol.2 -ZERO RANGE IMPACT-』と銘打った2回目のレコ発ライブが配信されるそうだ。
観たいな~。
 
BLINDMANの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL SITE
40cd 

amber lumber

95森永JUDYアキラと…

110v山本征史のデュオ・チーム。
ココはまるでコロナなんかこの世に存在しないような絶好調ぶり…に見える。
もちろんライブの運営等、苦労は絶えないことと思うが、いつもナニかを作っていて立ち止まっていることが全くないように感じるのだ。120そうして11月の下旬に発表したのが3枚目のフル・アルバム『Hundred Suns』。
『運命の輪っか』で「初会」、『Mother Moon』で「裏を返し」て、このアルバムで完全に「馴染み」となったamber lumberの音楽世界(この辺、何のことかは五代目古今亭志ん生あたりの廓話を聞いて調べてください)。
アキラさんのウイスキー・ボイスと征史さんの分厚いベースが絡み合って深い世界を演出するスタイルは唯一無二のモノ。
いいんだよ、潮騒から始まって日が昇るこのアルバム。
「ランデブー」のアキラさんの声には感動ものだし、出るべくして出た感じの沖縄テイスト、「ウートートゥー」もジックリ聴き込んでしまう。
「I Wanna be Your Blood」のカッコよさは一体ナンダ?
歌の文句で心臓だの、腎臓だの臓器の名前を聴いたのは、なぞなぞ商会が『Rocky Horror Show』の「Time Warp」を改作したヤツ以来か?
「ヨルノガッコウ」では征史さんのメルヘン・テイスト爆発!
amber lumberの個性と魅力がギンギンに詰め込まれた1枚。
征史さんの筆によるジャケットのイラストも毎回いいね。
タロット・カードをモチーフにしているのだそうだ。
100cdamber lumberは音だけでなく、ビジュアルにも力を注いでいるのが大きな特徴。
やっぱり目に見えるモノは印象を強くするからね。
征史さんの作品はamber lumberの音楽の一部なっていることは間違いない。
フランク・ザッパは幼い頃、絵が楽譜だと思っていたんだって。
つまり、「音楽」を記録している媒体が「絵」ということね。
そして、大人になって音楽で身を立てるようになり、ある日オーケストラの団員に同じ絵を見せて感じるままにそれぞれの楽器を演奏させた。
結果…出て来る音はあまりにも全員バラバラで失望したそうだ。
この征史さんの描くイラストね…コレは誰が見てもamber lumberの音楽を演奏する気がする。
   
amber lumberの最新情報はコチラ⇒Official Twitter
125 
CONCERTO MOON

126ついに出た現在のメンバーによるオリジナル・アルバム。
通算13枚目!130cd現在のメンバーとは…
 
島紀史140芳賀亘

150v中易繁治160v三宅亮

170v河塚篤史

180すごくオモシロかったの、このアルバム。
まだ完成する前に「途中経過」ということで、車の中でノンちゃんに少し聴かせてもらったの。
今となってはどの曲かはわからないけど、「アレ、いつになくポップだね~」と私が言うと「そうでしょ!」なんて言ってた。
イヤイヤ、出来上がって全編を通して聴いてみると、「ポップ」なんていう印象は全くなかったわ。
確かにいわゆる「耳なじみの良い曲」のようなイメージはあるんだけど、巷間で「ポップ」という言葉で表現される音楽のように全く甘くない。
どの曲も、「新しい声」を得て、「新しいCONCERTO MOONの音」を作り上げた「歓喜の歌」に私には聞こえる。
ノンちゃんの信念は岩をも貫き通すのだ。
8曲目の「Rise and Fall」ね。
王道ハード・ロックのリフから歌が入って「お!変形マイナー・ブルースか!」と驚いているウチに場面がコロコロ変わっていくこのスリル!
今までのCONCERTO MOONのレパートリーにこういうのはなかったんじゃん?
とにかく全編を通して素晴らしいのはノンちゃんのギターの音。
やっぱりチャンとスタジオで4x12"キャビネットを思いっきり鳴らして録るギターの音はいいね。
天然マグロだよ。机の上で育てる養殖マグロとはワケが違う。
昔はみんなこうやってたんだよ。
インストの9曲目を聴いてごらんなさい!
便利なだけがいいワケじゃ決してないということを島紀史が泣きながらギターで訴えかけているようではないか。
最後は笑うんだけどね…あ、コレもピカルディ・ケイデンスだわ。
 
下はデラックス・エディションの様子。
ボーナスCDには芳賀ちゃんの歌と亮くんのキーボーズで取り直した「Between Life and Death」、「Struggle to the Death」、「Life on the Edge」の3曲を収録している。
買うなら「デラックス」だ!

120r4a0506ところで、ノンちゃんのCODEのデモ動画『BREAk the CODE』は観てくれた?
アタシャ、も~うれしくてね~…というのはその再生回数。
ま、コレには拘泥しないようにしているんだけど、私も人の子、回数が増えればうれしいにキマってる。
でも単純に回数だけのことを言っているんじゃありません。
テレビ・タレントの動画のようの「何万回」には及びもつかないけど、こうしたチャンとしたギターをまじめに弾く動画を視聴してくれる人が日本にまだそこそこ残っていた…ということがうれしいのだ。「音楽の正義」を見たような気がするワケ。
わっかるかな~、わっかんネェだろうな~。
とにかく、「演奏がスゴイ」、「音がいい」、「オモシロイ」と、ご覧になった方からはすごく高い評価を頂戴したこともうれしかった。
ハイ、まだご覧になってない方はコチラからどうぞ。
このシリーズ、強力なヤツがまだ残っているので、チャンネル登録して待っててね。
 
さて、『Rain Fire』をお聴きになられた方、ノンちゃんがビデオの中で言っているCODEで録音したパートはおわかりになられたかな?
当たれば本人からピックもらえるからね~。
え、私?わかったっかて?
ゼンゼンわかりません!…と言っておかないと商売に差し控えるでしょ?
 
CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒Official Site
Npick
FATE GEAR
 
先日のオンラインの楽器フェアで大熱演してくれたFATE GEARもニュー・アルバムをリリースした…と言いたいところだけど、製造サイドのミスが見つかり、作り直しで已む無く発売を延期。
そして、明日(1月13日)発売される!190FATE GEAR、4枚目のフル・アルバム『The Sky Prison』は、「メアリーとアン」という実在した女海賊をモチーフにしたコンセプト・アルバム。
今作でも曲によって異なるシンガーを起用するスタイルを採用。
9曲中5曲をNANAちゃんが担当。
そして大山まきちゃんが2曲でド迫力のノドをブチかましてくれている。
「歌入りの音楽」と言うのは最終的には「歌手の声」を聞かせるためのモノなので、歌い手が変わると音楽が変わってしまうのが必定だ。
このバンドはそれを実にうまく利用しているんだな。
もちろんその「声」に呼応する曲もバラエティに富んでいて聴くものを飽きさせない。
今回も出て来たケルト風味っていうのかな?最後の曲みたいなのはオモシロイね。
こういうテイストをドンドン取り入れて他のガール・メタル・バンドとの差別化を図ってもらいたいと私なんかは思いますね。
プロジェクト制度を活用してもっともっと色んなことにトライしてみればいいと思う。
そうそう、リード・チューンの「The Sky Pirate」のJillさんのヴァイオリンがメッチャかっこいいのだ!
200さて、毎度お楽しみのFATE GEARの特典コーナー。
10月下旬にレポートした通り、今回のアーティスト写真は私が撮らせて頂いていて、それらの写真を使った特典アイテムをたくさん制作して頂きました。
ん~、うまいこと使うもんですな~。
この日蒸し暑くてね~、でも苦労して遠くまでお邪魔した甲斐があったというモノです。
隊長、どうもありがとう!220CD屋さんによって扱っているアイテムが異なるので、FATE GEARのウェブサイトで確認してCDをお買い求めくださいまし。
卓上カレンダーや…

230 
ホログラムのトレーディング・カードが2種…

240

250 
そして、おなじみフォト・ブック。
なんかもう、撮影したのがなつかしいな。260それから1月27日には「Scars in my Life」のシングルが発売される。
コチラも私めの写真で特典グッズを作ってもらいっています。
 
FATE GEARのこの辺りの詳しい情報はコチラ⇒FATE GEAR Official Website

210v
 
  
さて、我がMarshall Recordsも海の向こうからガンバってます。
Marshall Recordsは流行りすたりに捕らわれないコアな音楽を送り届けることを目的として設立されたレーベルですからね。
ガッツのある音源がゾロゾロ出て来てる。
…ということで最近作をご紹介。

270
GRAND SLAM

 
大分時間が経ってしまったけど…ローレンス・アーチャー率いるGRAND SLAMMの『Hit the Ground』。
私はこの辺りとなるとゼンゼン通ってないので、余計ことは書かないようにしよう。
言えることは「ロック」です。
私が知っている「ロック」とは基本的にこういう音楽を指す。
Thin Lizzyは『Bad Reputation』からリアルタイムで聴いていたけど、なんかあの時あたりの自分を思い出すわ~。280cdモロにThin Lizzyなヤツを聴いてみて!

REWS
 
元はギターとドラムスの女子2人のチームだったRews。
今ではボーカルズ/ギターのショーナ・トーヒルだけになっちゃった…でもRewsというグループ。
日本で言うとスーパーフライとかTMレボリューションみたいなものか?
またショーナが快活で魅力的な人なんだ。
ココは若いだけあってパンキッシュな要素が強い今風のサウンドを作っているけど、日本のそれとは全然違って、やっぱりロックの本場の国の雰囲気が強く漂っているんだな~。
ハードでストレートだけどチョット捻った感じのサウンドが聴いていてとても気持ちがいい。290cdニュー・アルバムの『Worriors』からリード・チューンの「Today We're Warriors」をどうぞ。
我々の世代は「Warrior」といったらWishbone Ashと相場はキマっていたんだけどね。

BAD TOUCH
 
昨年、イギリスのライブハウスを救済するキャンペーンが張られた時、キキ・ディーの「I've Got Music in me」で参加したバンド。
もうこのバンドも70年代丸出しでサ…いいんですわ~。
とりあえずイギリスからこういうバンドが出て来る限り、地球上からロックがなくなることはないだろう。
日本はもう風前の灯だもんね。
このバンドはまず、ひたすらシンガーのスティーヴィー・ウエストウッドのカッコよさを楽しむ。
Marshall Liveで観た髪を振り乱し、ステージを執拗に踏みつける彼のカッコよさといったら!

300cd最新アルバム『Kiss the Sky』から「Strut」という曲をどうぞ。

 
KING CREATURE
 
コチラはもっともハードめなKING CREATUREがチョット前にリリースした『Set the World on Fire』。
今回もヘヴィなナンバーをゾロリと揃えてMarshall Recordsのメタル方面を堅持してくれている。
そんなメタルメタルはしてないけどね。310cdニューアルバムからは1曲目と2曲目のビデオが制作されているようだけど、2曲目の「Cptives」をどうぞ。
コワモテだけど、実際は会ってすぐに自分からfacebookの友達申請をしてくるような気さくな方々です。


…と、日本より厳しいコロナ環境にあるイギリスでも皆さんガンバっていらっしゃいます。
ちなみに未着のKING CREATUREの盤を除いてた3枚はすべてカラー・レコード。
普通の黒い盤に比べてカラーレコードは音が良くない…なんて話を聞いたこともあるけど、とりあえずカラーはうれしい。
なんでだろうね?315まだまだコロナは続きそうだ。
今は創造の時…アーティストの皆さん、力作を楽しみにしています! 

 

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2021年1月 5日 (火)

新年のごあいさつ

 

明けましておめでとうございます
 
年末に好き勝手なことをズラズラを書かせてもらったので特にありません。
今日から2021年のMarshall Blogをスタートします。
年明け早々また大変なことになりそうですが、今年もみんなで元気に楽しくやっていきましょう!
今年もMarshall Blogをご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
 

 

Simg_8213 (写真は「ロンドンの初日の出」のつもり。早くロンドンに行けるようになるといいな~)
 

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2020年12月22日 (火)

【お知らせ】Marshall MG&CODEキャンペーン開催中!

 
まずはCODE関連のお知らせ。
今年の7月末、D_DriveのYukiちゃんを皮切りにスタートしたCODE25のデモ動画シリーズ、『BREAK the CODE』もおかげさまで15本を数えるようになりました~!
コレを機に日本語版のMarshallの公式ウェブサイトで「まとめページ」を制作したのでゼヒご覧くださいまし。
コチラからどうぞ~⇒日本語版Marshall公式ウェブサイト 
 
『BREAK the CODE』はコレで終わりじゃありませんからね。
他のギター関連動画では見ることができないであろう、強力なヤツがまだまだ残っているので『Marshall Japan』チャンネルを登録して待っててね!
 
MarshallのYouTubeチャンネルはコチラ⇒Marshall Japan

10今日の本題。
今、MarshallのMarshallのキャンペーンやってます!
MGシリーズかCODEシリーズの対象商品をお買い上げ頂くとその場で「特製カラビナ」がもらえるてェヤツ…って、カラビナってナニ?
「カラパナ」っていうハワイのバンドがいて、一時期すごく人気があったけどね。20「カラビナ」とはこういうヤツ。
山登り(岩登り)をする時にザイルを通すための金具。
コレ、カラビナっていうのか~。
 
30s

今日はチョット「山」で脱線しましょうか?
マーブロ史上初の「山」での脱線…「脱線」というより「遭難」か?
ナゼ、今まで山について書いたことがなかったかというと、私が山登りに興味がないから。
新田次郎は大好きだけどね。
実際、山の上には行ってみたいと思うんだけど、登るのがシンドイ。
ヒザの軟骨のスリ減りの心配だしよ。
ま、登ってせいぜい讃岐は金刀比羅さまの…

S0r4a1719本宮までかな?
イヤ、まだまだイケる。S0r4a1807槍だ、穂高だ、なんてのはとてもじゃないけど…S0r4a1846 奥社までならナントカ…。
私の「山登り」はこんなところです。
コレは「登山」じゃないか。
「こんぴら」の語源って古代インドのバラモン教の神様「クンピーラ」だって知ってた?
S0r4a1856 さて、登山というとナゼか用語はドイツ語なんだよね。
スポーツ感覚で高い山に登ることを「アルピニズム」といって、コレは英語。
イギリスが発祥だったから。
ドイツ語では「アルペン」という。
用具の名前はもうほとんどドイツ語。
ザイル、アイゼン、コッヘル、ピッケル、シュラフ、ヒュッテ…等々。
リュックサックはドイツ語の「Rucken(背中)」と「Sack(袋)」をくっつけた言葉だったりする。

Rs

もちろんハーケンもそう。
ハーケンというのは「鉤(かぎ)」のこと。

Haken だから「ハーケンクロイツ」っていうでしょ?
「Haken(鉤)」と「Kreuz(クロス)」で「鉤十字」になる。40_2山登りは全くしないけど、山の映画で大好きな作品がありましてね…。
1956年のスペンサー・トレイシー、ロバート・ワグナー主演の、その名も『山(The Mountain)』。
アルプスの山の中に落ちた旅客機の乗客を救うために何十年ぶりかに山に登るおジイさんとその息子。
ところが、ワグナー演ずるその息子は亡くなった乗客の金品が目当てだったんだな。
父の薦めで私がこの映画を観たのは小学生の時で、おおよそその後に観た記憶がない。
でも、ものスゴく印象に残るシーンがある。
上方が死角になっている難所に差し掛かったところ。
岩にへばり付いているおジイさんが、下から見上げている息子向かって何かをまさぐるように手を伸ばしながらこう言う…「おい、確かこの辺に何十年前に打ったハーケンがあるハズだ。どこにあるか下から見てくれ!」って。
「何十年」が何年だったかはさすがに記憶していないが、山を登る人ってそんなことを覚えているのか!と子供ながらにビックリしてしまったのだ。
飛行機の乗客はほとんど全滅で、ひとりだけ生き残ったインド人の少女をおジイさんが抱いて下山する。
息子は金やらナニから盗りたい放題のウハウハ状態。
しかし、ウマくいったのもつかの間…というヤツ。
オモシロイ映画だったな。
ちなみにロバート・ワグナーは『ウエストサイド物語』のマリアを演じたナタリー・ウッドと2回結婚した人。
名優スペンサー・トレイシーの『花嫁の父』は必見!
「ハーケン」のことを書きたくて脱線させて頂きました。50m さて、Marshallキャンペーン。
キャンペーン対象のモデルはMGシリーズが…
MG10、MG15、MG15R、MG15FX、MG30FXのいずれか。
130CODEシリーズは…
CODE25とCODE50。140『特製カラビナ』のデザインはJVM410と1960Aのハーフ・スタック。70v_2レア・デザインとして1959と1960AXのハーフ・スタックもあるんだって。80v もうひとつ…さらに激レアデザイン!
コレはナンだろうな~。
スラッシュかジョン・フルシアンテにでも見てもらおうか?

90v B面は共通でMarshallのスクリプトロゴ。100どうやって使うのかというと、例えばキーリングとして…。110あるいはアクセサリーとして…。
間違えてもザイルを通してブラ下がったりしてはイケませんよ~!120コレらのアイテムは初めから商品の箱の中に封入されているので、何が出て来るかはMGやCODEを買ってのお楽しみ!

60_2キャンペーンはプレゼントがなくなった時点で終了だそうです。
すなわち「早い者勝ち」!
よろしくお願いします!

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2020年12月 7日 (月)

2020楽器フェア オンライン情報!

 
今年もあとわずか…も~、ご多分に漏れず私も今年はコロナのおかげでメチャクチャだったよ。
イベント関係では上海にも行けず、来年のことではあるにしてもNAMMも中止。
そういえば…行かれないことが判明した時からスッカリ忘れちゃったけど、結局、上海のMusic Chinaは開催したんだね?
そして、今年は2年に一度の『楽器フェア』の年だった。
残念ながら中止。
しかし!
オンラインを使って開催することが決定した。
しかも今週末だよ、今週末!
時間がないので緊急告知!
 
我がMarshall/NATAL/EDENはディストリビューターであるヤマハミュージックジャパンさんの枠をお借りしての出展となる。
出展といっても、「展示」を気取って商品をゾロゾロ並べてみたところで、それじゃ普通のウェブサイトと変わりないのでイベント企画に参加させて頂いた。
まずは配信ライブ。
 
<Special Live vol.1 : FATE GEAR>
12月12日(土)12:00~13:00
 
Marshall Blogでも紹介したけど、来る23日にニューアルバム『The Sky Prison』をリリースする
FATE GEAR。
何たるタイミング!
世の中こんな状況で「レコ発ライブ」なんたって簡単にはできないからね。
ここぞとばかりに、気合の入った演奏を披露してくれると思うワケです。
FATE GEARならではの世界をお楽しみあれ!20出演は…
Mina隊長…当然Marshall。30v今回の歌い手さんはニューアルバムでも活躍しているNANAちゃん。40vキーボーズにYuriちゃん。

50vベースは栃木のマドンナ、Erikaさま。
当然EDENでプレイ。70vドラムスはNATALでおなじみのHarukaちゃん。80vFATE GEARの詳しい情報はコチラ⇒FATE GEAR Official Website

430

<Special Live vol.2 : MUTANT MONSTER>
12月12日(土)14:00~15:00
 
「ミュータントモンスターヲ、シッテマスカ?」と若い外人の子に声をかけられたのはロンドンのカムデン・タウンのライブハウスでのこと。
それで知ったのがMUTANT MONSTER。
接近してみると共通の知り合いがゾロゾロ出て来て運命的なモノを感じてるのね。
そんなサダメで今回ご出演をお願いしました。
私にしてはかなり珍しいパンク系チーム。
コレがね、曲といい、パフォーマンスといい、可愛くてパワフルで、とてもいいんですわ。
ナント、今回が生まれて初めてのライブ配信の出演となるんだって!
コイツァ楽しみだゼ!
90出演はギター/ボーカルズのMEANA(ミーナ)ちゃん。
MEANAちゃんのギターの音作りは個性的だよ。100vベース/ボーカルズのBE(ベー)ちゃん。
姉妹とだけあってMEANAちゃんとのコーラスのマッチ具合が素晴らしい。110vドラムス/コーラスのCHADちゃん。
NATALでバッチリと暴れまわってくれることでしょう!120vMUTANT MONSTERの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAl WEBSITE

130日にち変わって12月13日。
 
<Special Live vol.3 : Silex featuring Masha>
12月13日(日)13:00~14:00
 
新しい布陣で再スタートを切ったSilex。
コロナ禍で残念ながら思い切った活動が展開できず、Mashaくんはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろう。
今回はそんな悔しさブッ飛ばすべく、思いのすべてをギターに込めるインスト・スタイルのSilexで登場して頂くことになった。
名付けて「Silex featuring Masha」。
コレは弾くぞ~。アホほど弾くに違いない。
シェレッド・ギター・ファンは絶対に見逃さないようにね!
140出演はMashaくん。150vSilexのベーシスト、Hayateくん。
Hayateくんは実はMashaくんと一緒に『Marshall GALA2』に出る予定だったんよ。
ところが手に大ケガを負ってしまって出演を断念せざるを得なかった。
Hayateくんにはその悔しさをEDENと一緒にココで晴らしてもらいましょう。160vドラムスはNATALアーティストのTatsuyaくん。
Tatsuyaくんとはナンダカンダで付き合いが長いんだけど、一度もSilexでの姿を見てないからな~。
インストという形とはいえ、今回とても楽しみなのです。170vSilexの詳しい情報はコチラ⇒Silex Official Website

180以上がライブ配信。
 
2020楽器フェア オンラインでは他のイベントも盛りだくさん!
Marshall Blogファミリー(みたいな?)からはKelly SIMIMONZも出演するよ!
200vKellyさんは…
 
<Kelly SIMONZギターセミナー
12月13日(日)15:00~16:00
 
もうコレは今の時点では「ギター・セミナー」としか説明のしようがない!
ギタリストとしてだけでなく、クリニシャンとしても膨大なキャリアを持つKellyさんのこと、充実したセミナーになることは間違いないであろう!190その他のMarshall関連のイベントは…
  
<NATAL>
ドラムサウンドメイク・ワンポイントアドバイス講座:有松
益男
12月12日(土) 17:00~

<Marshall>
Break the CODE "Extra" feat. 亀本寛貴(GLIM SPANKY)

12月12日(土) 19:00~

<Marshall>
アーティスト・トークセッション:Kuboty、小野武正、渡邊幸一 

12月13日(日) 17:00~

などなど。

2020楽器フェアオンラインの詳しい情報はコチラ⇒公式ウエブサイト

10  

200
(一部敬称略)

2020年10月23日 (金)

ファースト・アルバムをアナログ録音でリリース!~HELL FREEZES OVERにエールを!


昨年の11月、『Marshall GALA2』で爆発的な演奏を聴かせてくれたHELL FREEZES OVER。

10そのHELL FREEZES OVER(以下、「HFO」)が満を持して8月末にファースト・フル・アルバムをリリースした。
その名も『Hellraiser』。
同名のホラー映画もあったが、英語としては「いつまでもうるさくしてる人」とか「やんちゃっ子」という意味。
まさにHFOのことじゃん!
ま、いつもうるさいのは私も同じだけど。
それと、HFOの世界ではファンのことを「Hellraisers」と呼んでいる。
Grateful Deadなら「Deadhead」、リヒャルト・ワーグナーなら「ワグネリアン」。
デューク・エリントンなら「エリントニアン」…コレはウソ。
「エリントニアン」というのは、デューク・エリントンの楽団員だけに与えられるアメリカ音楽界最高の称号だ。
 
どこを切っても胸のすくようなメタル・サウンド。
もちろんMarshallテイスト全面炸裂。
バラードなしの全10曲。
「おおっと!コレは!」とオールド・ファンがドキッとさせられる場面(2曲目ね)もあるが、そんなのカンケーねぇ。
誰?コレ「ギター」って囁いてるの…いいね~。
とにかくどの曲も聴いていて気持ちがいいのよ!
「Burn Your Life」、「Hawkeye」、「Overwhelm」等、前作『SPEED METAL ASSAULT』収録曲の再演もうれしい。
ジャケットもいいじゃない!
前作ではMarshallを吹っ飛ばしたけど、こんどはスカイ・ツリーをやっちまった!

20cd前作に収録された曲を再演した理由は今作の録音方法によるところだろう。
裏ジャケに入っている「AAD」の3文字。
なるほどHFOらしい。
アナログ録音だ。
私は完全に「AAA」世代だからうれしいね。
「AAD」は、アナログのテープに音源を録音して、アナログ・テープで編集して、デジタルで媒体に記録しました…ということ。
だからレコードからCD化された昔のアルバムのたいていは「ADD」になることが多い。

S0r4a0002他にも完全デジタルの「DDD」ってのがあるけど、もうコレが当たり前になって来たせいか、あるいは誰も気にしなくなってしまったからなのか、以前はCDの裏ジャケットで見かけたコレらの3つのアルファベットもあんまり見かけなくなってきたね。
結構探しちゃったよ。
一番上の「AAD」はフランク・ザッパの『Roxy and Elsewhere』から。
1974年の作品だからアナログしかない時代。
アナログ・テープで録音して、それを編集して、デジタルでCDにしたから「AAD」。
下の2枚はスウェーデンのジャズのレーベル「Steeplechase」からのDave Strykerというギタリストの2枚。

S0r4a0010_2 最近、世界的にレコードの人気が復活して、今年はCDの売り上げを抜かしそうだとか…。
それってCDの売れ行きがますます悪くなっているだけのような気がしますがね。
いつも書いていることだけど、CDが現れた時の世間の騒ぎようね…コレを忘れちゃイカン。
みんな「音がいいし、小さくて場所を取らないし、軽いし」と涙を流して喜んだ。
各地でLPとCDの聴き比べなんてイベントが催されて、みんなこぞってレコードを攻撃したことをよもや忘れたとは言わせないよ。
それを今になって「レコードの音が良い」だなんて。
私はレコードで育ったけど、転勤族時代の度重なる引っ越しで、CDにはずいぶん助けられた。
なので両方の味方だし、「音の良し悪しよりも、音楽の良し悪しにこだわる」派だ。
でもね…。 
先日、このMarshall Blogにも書いたばかりなんだけど、ジム・マーシャルのツテでフランク・ザッパのイギリスのオリジナル盤を12枚ほど手に入れた。
カッティング技術に長けているイギリスのオリジナル・プレス盤。
何しろ音が太くて前にガンガン出て来る感じ。悪く言えば荒々しい。
CDの音はいかにもか細くて、薄いガラス板のようだ。よく言えば繊細だ。別に悪くはない。
ウチではいまだにデジタルを一切介さずにレコードを再生することができるんだけど、その程度のオーディオ装置で聴いている分にはCDを否定することはできないと思う。
本当にレコードの音のスゴさを知るには数百万円かけたオーディオ機器じゃなきゃわからないって!
「やっぱアナログですよ、ヴァイナルですよ!」とか言って、レコード・プレイヤーをパソコン等のデジタル機器につないで悦に浸っている若い人を見かけるけど、それ…デジタルですから!残念!
でもね、やっぱりアナログは大切だよ。
そして音楽はアナログで作って楽しむものですよ。
だって人間はデジタルでできていないんだもん。
120HFOが今度のアルバムのブックレットでこう呼びかけている。
(このアルバムは)アナログ・テープで録音しました。
ベーシック・トラックは一発録りです。
コンピューターによる編集は一切施していません。
 
この便利な世の中、本当に大切なモノとは何だと思いますか?
一言で言えば、単純性?容易性?
考えてみてください。
このアルバムはそんな世の中へのアンチテーゼであり、この世界の基本的なことについて質問を投げかけるためのモノなのです
ってとこかな?
 
丁寧な文体で書いたけど、Gainerくんが実際にコレを言うとしたら、そうだな…
オマエら、コレはアナログ録音だ!
ほとんど一発録りだぞ!
パソコンでヘタに手を加えたりしてねーんだよ!
 
オマエら、本当に大切なモノってナンだと思う?
Marshallか?おお、アレはメチャクチャ大切だ!
考えみてろ…シンプルってことか?簡単にできるってことか?
オレたちはこういうことを考えてもらうためにこのアルバムを作った。
この音で本当のロックを楽しんでくれ!イエ~!

たのもしい!
ひとつ残念なのは記録媒体がCDということか?
コレは味の素を盛大に入れた醤油で「海のダイアモンド」と言われる天然のクロマグロの刺身を食べるようなものなんだ。
でもコレは仕方がない。そういう時代の作品だから。
でもね、ウチのアナログ・オーディオセットで聴くと、やっぱり元の音が太い分、そこらのデジタル録音の音源より格段にガッツのある音がしてる。
アナログで意地を張った甲斐はバッチリあります。
そのあたりにも注目して『Hellraiser』を楽しんで頂きたい。Ss41a0537さて、しばらく以前に「コロナ禍における東京都の文化芸術応援」というで『アートにエールを!』という企画があって田川ヒロアキさんが登場しているレポートをお送りした。
40その企画にHELL FREEZES OVERも参加するというので、そのビデオ撮影現場にお邪魔してきた。

30まさにHFOにピッタリの雰囲気!

50もちろんドッカ~ンと一発どり。
イヤ~、爆音から遠ざかっていたのでスゴイわ!

70TREBLE "GAINER" AIDYSHO80vRYOTO

90vHIROTOMO

100vTAKUYA

110vTOM LEAPER

120vこの数日前、事務所にCDをワザワザ持ってきてくれた時にRYOTOくんとTAKUYAくんには会っているんだけど、他の皆さんはほぼ10か月ぶり!
みんな元気でヨカッタ。
撮影はお客さんのいないミニ・ライブ形式とでも言おうか、6曲を用意して演奏した。

130オープニングはアルバムのオープナーにしてタイトル曲の「Hellraiser」。

140vもちろんギターの2人は1959。

160vMarshallがなければ成り立たないピュアなロック!

170v続いてアルバム通りに「Roadkill」。180上にも書いた通り、耳なじみのいいドライヴィング・ナンバー。

190まぁ、皆さんスゴい気合です。

2003曲目は「End the Breath of the Night」。210コレはMarshall GALA2でも演奏してくれた。

220v一回区切って「Grant You Metal」。

230ん、リッケンじゃないTAKUYAくんって初めて見た。240続けて「The Last Frontier」。
150この日は違ったけど、TOMくん、NATALのウェブサイトのアーティストのページに登場して頂いています!⇒日本語版NATAL公式ウェブサイト
250vやっぱりいいね、真空管アンプで鳴らすギターの音ってものは!
タップリ楽しませて頂きました。

260さらにキラー・チューン「Overwhelm」でプログラムを締めくくった。
270…ということで、『アートにエールを!』のHELL FREEZES OVERをご覧あれ!

もうね、頼みますよ!
HFOは平均年齢26歳。
みんなでこういうバンドを応援してあげないとヘビメタが本当に絶滅しちゃう!
HELL FREEZES OVERにエールを!60最後に…昨年11月9日に開催された『Marshall GALA2』の演奏をどうぞ。

Smarshall_gala_2_logo なんでまたコレを引っ張り出してきたかというと、ひとりでも多くの人に観てもらいたいから。
そりゃ、当たり前か…。
イヤ、この時『Hellraiser』からの曲ばっかりだんですよ。
だからライブが自由にできない昨今、このGALA2のビデオをライブに行ったつもりで楽しんでもらいたいと思ったのです!
チャンネル登録もよろしく!
HELL FREEZES OVERのファースト・フル・アルバム『Hellraiser』をよろしく!
ア、コレは違った!280sコレが『Hellraiser』の正しいジャケットです。
HFOはギリシャのレーベルとの契約に成功し、この『Hellraiser』が世界で発売されるそうだ。
おめでとうHELL FREEZES OVER!
この調子で地獄を凍らせろ!
 
HELL FREEZES OVERの詳しい情報はコチラ⇒Official web site

290cd

200_2 
(一部敬称略)

2020年10月22日 (木)

FATE GEARのニューアルバム『The Sky Prison』~メイキング・オブ・「The Sky Pirates」」

 
スッカリ日も短くなって朝晩が寒くなりましたな~。
私は冬生まれのせいか、暑いより寒い方がゼンゼンいいんだけどね。
今日のスタートはひと月前のまだ暑い頃の某田舎エリアから。
暑いことには違いないんだけど、東京のソレとは明らかに違って気持ちがヨカッタ。
空気のせいなんだろうネェ。
タマには田舎もいいもんですな。10向かったのは採石場。
なつかしいナァ。
というのは、昔務めていた会社で関係会社の管理を担当していたことがあったんだけど、その中に砂利屋が2社あった。
「砂利屋」というのがナニをやっているのかというと、まさに砂利や砂を採掘して、サイズに分けて、あるいは特定のサイズにあてはまるように砕いてそれらを販売する仕事。
「骨材屋」なんて呼ばれたりもする。
主な売り先は生コン屋か道路工事屋だね。
20皆さんの生活の中で「砂利屋」なんて職業について考えたことは一度だってないでしょう?
それが当たり前だと思う。
私だって仕事で関わるまで知らなかった。
でも、岡林信康の「山谷ブルース」ではないが、砂利屋がないとビルも道路も作ることができない。
この曲を中学2年生で初めて聴いた時にはかなりショックを受けた。

Sb もっと大きなショックだった曲が同じ岡林信康の「チューリップのアップリケ」。
ビートルズよりゼンゼン衝撃的だったもんね。
こんなにも悲しく悲惨な歌が世の中にあることが信じられなかった。
これらの曲に出会ったことは、私の45年に及ぶ音楽人生の中でも最も大きな出来事のひとつだったと思う。 

Ta さてこの業種、原材料がタダみたいなものだから、潤沢に原石が取れされすれば大変に分のいい商売だ。
ところが、この原石を確保するのがなかなかに大変なケースがありましてね。
私が担当していた会社のひとつは山奥にあって、「川砂利/川砂」と呼ばれる川に集まる砂利や砂を原材料にしていた。
しかし、それらが少なくなってしまうと県から採掘ストップの命が下ってしまい、商売ができなくなってしまう。
あんまり川の石や砂を取ると水害が起きやすくなっちゃうのね。
だからいつも「人災のない台風」を待ち望んでいたな…上流から大量の土砂が流れ出てくるから。
もうひとつの会社は平地にある砂利屋だった。
こっちは「岡堀り」といって、地面に埋まっている砂利を採集する。
地主と契約を交わしてお金を払い、地面を掘って、砂利を採って、また元通りに埋め戻して地主にお返しする。
生コンの品質の良し悪しはこの砂利や砂によるところが大きく、良質なそれらの原材料を確保するのが難しくなって久しいはず。
特に私が関わっていた2社は砂の確保に苦心していた。
「砂なんて海に行けばいくらでもあるじゃないか」と思うでしょう?
残念ながら海の砂はそのまま使うことができない。
海の砂は塩分を含んでいるので、生コンにして打設すると鉄骨を腐食させてしまうからだ。
塩分を取り除くために洗浄するコストがかかってしまう。
30訊くと、訪れた骨材屋さんは砂が主な商品で、その辺りの山には良質な砂が豊富に埋蔵されているのだとか…。
うらやましい。
それじゃココの砂を、砂のないところへ持っていけばいいじゃん?となるんだけど、そうはいかない。
セメントとか骨材というのは「自己輸送負担能力」とかナントカいって、値段の割には輸送コストがベラボーにかかる商品なので、「採れた場所で使う」という商売の鉄則がある。
「地産地消」のチャンピオンみたいな商品なのです。
はい、ココで今日のマーブロの脱線の第1部が終了。40ココから脱線の第2部。
ナニせ今日は記事の主役の方から「脱線」の許可を頂戴しておりますから。
もちろんいつも許可を取って「脱線」しているワケではないんだけど、今日は「脱線」のネタを半ばご指定頂いているのだ…こういうのはうれしいね!
その脱線のお題は「海賊」。
 
私の「海賊」はEmerson Lake & Palmeの『Works, vol.1』。
中3か高1の時にこの3年ぶりのELPの新作が出るといって期待して買ったけど、ガッカリだった。
感動したのはリード・チューンに据えたアーロン・コープランドの「Fanfare for the Common Man」ぐらいだったかな。
コレは今聴いてもいいアイデアだったと思うんだけど、このクラシックからの素材拝借の手法もこのあたりが限界だったのではなかろうか?
後期にプロコフィエフとかも演ってたけど、クリエイティビティがゼンゼン感じられなくなってたもんね。
そんなことをするもんだから、この頃はハード・ロックもプログレッシブ・ロックも一般大衆から飽きられてしまってヘロヘロになっていたんだね。
一方、ヴァン・ヘイレンの登場によりロック・ギターのテクニックが一気に頂点に上り詰めてしまい、凡百のフォロワーが登場し、完全に速弾きの金太郎飴になってニッチもサッチもいかなくなり、やはり一般大衆から飽きられてしまった。
そこへパンクだのニューウェイブだのが入ってきて、みんなそれらが「新鮮」と思い込んでしまったところに今のロックの不幸のひとつがあると私は思っている。
そんな時代のアルバムだった。
ほとんど聴かなかったアルバムだけど、後年、最後に入っている曲がメッチャかっこいいことに気が付いた。
その曲のタイトルが「Pirates(海賊)」だ。60_elpいつも「音楽変態」とか「へそ曲がり」とか「アマノジャク」と自分で言っている私でもELPを盛んに聴いた頃があったのよ。
何しろ数寄屋橋のハンターで、14歳の時に生まれて初めて買った中古レコードは『Tarkus』だったからね。
そのELPを10年前にロンドンで観ることができたことは私のロック人生の中の自慢のひとつなのだ。
その後、3人のメンバーのうち、2人が亡くなってしまったので、もう永久に再結成はあり得ないから。

70さて、その「海賊」。
日本では「ヴァイキング」と完全にゴッチャになっている感じがするけど、それは違う。
「海賊(pirate)」は、文字通り絶海で悪事をする「賊」のこと。
一方、「ヴァイキング(Viking)」は、海賊等の武闘行為もしたが、スカンジナビア半島付近に住んでいた農民や漁師たちの種族の名前。
いわゆる「海賊」をテーマにしている類の話とはそもそも時代が違う。
ヴァイキングは10世紀あたり。
海賊は16世紀ごろ。
600年も時代が違う。
だからビッケはタイトルの通りヴァイキングだね。

75よくホテルの朝食なんかで「バイキング」っていうのを見かけるでしょ?
アレは日本語だから海外で使っても通じませんからね。
そもそも何であのスタイルを「バイキング」というか…。
その昔、帝国ホテルの支配人がデンマークに行った時に「スモーガスボード(smörgåsbord)」と呼ばれる食べ放題の食事形式を目にした。
「コイツぁイケる!」と踏んだ支配人が日本に持ち帰って、さっそく帝国ホテルでやってみることになったが、どうも名前がよくない。
「朝食スモーガスボード」じゃ言いにくいし、なんか爆発しちゃいそうな名前だもんね。
そこで社内で名称を公募したところ、デンマークといえば北欧⇒北欧といえばバイキング…コレで決まったのだそうだ。
当時、リチャード・フライシャーの『ヴァイキング』という映画がすぐ近くの日比谷映画でかかっていたことも命名の後押しになったらしい。
しからば「バイキング」は英語でどう表現するかというと…そう「ビュッフェ」ですね。
でも、「ビュッフェ」と発音したらなかなか通じにくいかも知れない。
「バフェ」と「フェ」にストレスを置いて発音しましょう。
下はインターネットで拾ったどこかのホテルの掲示板だけど、海外の宿泊者向けに「MORNING VIKING」というアルファベット表記を加えたのであろう。
「『朝のヴァイキング族』って一体何のことだ?」と海外の人には何の意味もなさないハズ。
感覚としては「Two Man Live」のように間違えた英語表現をわざわざアルファベット表記する知性の無さを強く感じさせる光景だ?
もうひとつ言うと、「¥1.000」となっているけど正しくは「¥1,000」と千のくらいには「.(ピリオド)」ではなく「,(カンマ)」を使ってね。
ところがこのホテルの主人がドイツ系の人だとコレは一気に正しくなる。
ドイツは「€12.345,60」と「.」と「,」を反対に使うんだよね。
チョットしたことなんだけど慣れないとすごく気持ち悪い。76イケね、海賊、海賊。
「海賊」といえば、この骸骨の下に大腿骨が交わっているフラッグ。
実にカッコいいデザインだと思う。
欧米ではこの旗のことを「Jolly Roger(ジョリー・ロジャー)」と呼ぶ。

80_skull骸骨がらみのデザイン…ということであればGratful Deadの「Skull and Roses」と…
95cd『Steal Your Face』もカッコいい。
私はDeadの音楽はどうしても苦手だったけど、ジャケットは比較的どれもヨカッタ。

Gd いかにも不吉なシャレコウベのデザインは何のためかというと、もちろん海賊であることを示すためのモノ。
「このジョリー・ロジャーが目に入らぬか!」と相手をビビらせるためのモノなんだね。
ジョリー・ロジャーではなく、無印の黒旗を掲げている海賊船もあった。
当時、「暗黙の海のエチケット」みたいなものがあって、この黒い無印の旗はその主が海賊であることを示すだけではなくて、「抵抗せずにおとなしく降参すれば積み荷の1/4は見逃してあげるよ!」というサインだった…っていうんだよね。

Bkackj
「冗談じゃねーぜ!」とばかりに逃げたり、交戦の意思を見せると今度は海賊船に赤い旗が上がる。
コレは「あ、そう?いいのね?容赦なくイジめちゃうからね!」というサインだった。
海賊にしてみると、黒旗を上げている間におとなしく降参してもらった方が手間が省けて助かるということと、反抗すると「ホラ、こんなヒドイ目に遭っちゃうんだからね」という他への見せしめのために、赤い旗を上げた際には相当むごたらしいことをしたらしい。

Red_2あの、読者の中にはどこかで『パイレーツ・オブ・カリビアン』が出て来るだろうと想像している方もいらっしゃるかも知れませんが、私、まったく観たことがないのでこの先も出て来ることはありませんのであしからず。
 
コレね、海賊のことも調べ出したらオモシロそうな話がゾロゾロ出て来ちゃって、それを取り上げ出したらまったくキリがないことがわかった。
ひとつ、我がイギリスがらみで「ハハン」と思った話があったのでそれを脱線の第2部の最後に記しておく。
それは「私掠船(しりゃくせん)」という制度。
 
話はいきなりロンドンへ飛ぶ。
写真はマザー・グースの「♪ロンドン橋落ちる、落ちる」でおなじみの「ロンドン橋」。
こういう子供向けの言葉遊びの歌を「nursery rhyme(ナーザリー・ライム=子供部屋の韻)」という。
「ずいずいずっころばし」みたいな日本で言う「わらべ歌」ですな。
Simg_0296コレをモジったのが「プログレッシブ・ロックの名盤」の誉れ高い、Genesisの1971年の『Nursery Crime(ナーザリー・ライム)』ね。
日本語ではできない、英語の「音のシャレ」。
意味は「わらべ歌」から一転して「子供部屋の犯罪」となる。
オモシロイね~。
関係ないか…イヤ、昔のGenesisが大好きなもんだから…つい。

Nc ロンドン橋を渡ってチョット行くと「Borough Market(バラ・マーケット)」という1,000年以上続く市場がある。

Simg_0257その裏手にあるテムズ川に面したパブ。
夕方になるとこうして仕事帰りのサラリーマンでゴッタ返すのはココの店も同じ。
コレは5年前の写真ね。
数日前の規制強化でロンドンっ子もこんなことができないのが現状だけど、彼らからパブを取り上げるのは酷だと思うよ。
規制強化に反対してデモをする気持ちもわからなくはないが、しょうがねーじゃねーか!
そしてグレーター・マンチェスター(マンチェスター周辺の大都市圏。ロンドンは「グレーター・ロンドン」という)が国が定めた規制に反対声明を出したもんね。
スゴイなぁイギリスは。
 
この写真の奥の方に注目。
船が見えるでしょ?
Simg_0297「Golden Hinde」というガレオン船のレプリカ。
エリザベス1世の時代にこの船で、サー・フランシス・ドレイクという人がイギリス人で初めて世界一周を成し遂げた。
なんて言うとドレイクがただの冒険家のように聞こえるが、実は海賊だった。
今も昔も海事には大変金がかかることに変わりなく、その当時は国が「私掠船免状(Letter of Marque)」というものを海賊に発行して海軍として国が使役していたというんだな。
1588年、有名な「アルマダの海戦」でドレークは指揮を執り、スペインの無敵艦隊を破った。
そして、当時三流国家だったイギリスは世界最強のスペイン海軍を撃破したことにより世界の第一等国に躍り出たワケだ。
そこからはやりたい放題なのね。
ちなみにこの「無敵艦隊(Spanish invincible Armada)」という名前はスペインではなく、イギリスが付けた名前だったという話を聞いたことがある。
「invincible」というのは「征服できない、無敵の」という意味。
自分たちが勝っちゃったもんだから、その偉業をグレードアップするために、相手の地位を上げちゃおうというセコい手法。
ホントかどうかは知りませんけど。
Simg_1749「Marylebone(マリルボン)」にあるフィッシュ&チップス屋さん。
この店、名前を「The Golden Hind」という。

Simg_4913 ココはフィッシュとチップスのオーダーを別にするスタイル。
コレは「Haddock」だったかな?小型のタラ。
油っこそうでしょう?
でも食べると全くしつこくない。
パブなんかで食べる冷凍を揚げるフィッシュ&チップスはひたすらコロモがバカでかくて、とても最後まで食べられたものではないけど、ココのは見るからに薄いでしょ。
ペロっとイケちゃう。
Marshall Recordsのヘッドのスティーブ・タネットも偶然この店の常連だった。
ロンドン生まれ&ロンドン育ちのタネさんが好んで行く店だからして間違いない。
ロンドンへ行ってフィッシュ&チップスを食べる機会があればおススメです。Simg_4917 この映画にしきりに海賊が登場するのはこういう背景があったということ…を今回知りましたとさ。Sege さて、本題。 
2020年に2度目のヨーロッパ・ツアーを成功させたFATE GEARが12月23日に4枚目のフルアルバムをリリースする。
付けられたタイトルは『The Sky Prison』。
実在した女海賊、アン・ボニーとメアリー・リードを題材に「空の牢獄」と名付けられた。
今回もジャケットがいい。130cdそして、今日の記事のコアがコレ。
アルバム・リードチューンの「The Sky Pirates」のMV撮影にお邪魔してきたのだ!
その撮影現場が冒頭でゴチャゴチャ言ってたヤツ。150Mina隊長

160vErika
350Yuri

190vHaruka

200ゲスト・シンガーとしてこの撮影航海に搭乗したのはTHEO NOVAのNANA。

210そして同じくゲストで登場したヴァイオリニストは、Unlucky MorpheusのJill。
「Seven Years」に続いてのMV登場だ。220vこれまでビデオの撮影にはMarshall/NATAL/EDENを登場させてくれてきたFATE GEARだが、今回は撮影場所の環境が環境だけにNATALだけを設置。
バーチの3タム仕様。
フィニッシュはタバコ・フェイド。

230NATALドラマーのHarukaちゃん、NATALのウェブサイトにご登場頂いております。
 ↓   ↓   ↓
NATAL日本版公式ウェブサイト

240vさて、脱線の第3部。
もうひとつ「海賊旗」を。
こういうのを観たことがあるでしょ?
ガイコツは同じだけど、大腿骨の代わりにカットラスと呼ばれる刀剣を交えた図案。
剣の部分だけ見る祖開成中学みたいだけど、ドクロが付くと話は別だ。
これは「ジョン・ラカム(John Rackham)」というジョン・ラカムという18世紀にカリブ海で活動していたイギリスの海賊のオリジナル・ロゴ
ホネのバッテンよりこっちの方が「海賊」っぽい。Jr下がそのジョン・ラカム。
当時イギリスで人気のあった薄手のインド綿「キャラコ」で作った帽子や衣服をいつも身にまとっていたことより「キャラコ・ジャック」の名前で知られていた。
要するにものすごいオシャレだったということ。
そして、「他人を傷つけたことはない」と公言する海賊としてはとても良心的なキャラだった。
当時はまだ空はないから、海の安全を確保することが国の安泰を確保することであり、どこの国も私掠戦を雇って海賊の取り締まりに力を入れていた。
ラカムは零細な海賊だったため、そうした状況では海賊の商売にウマ味が見出せないとして足を洗う決心をする。
その頃、「海賊を辞めてマジメに働きます」という誓書を入れると、それまでの悪事が不問に付される海賊に対する「恩赦」のシステムが時折発令された。
莫大な金をかけて海賊を取り締まるより、こっちの方が安全で安上がりだっただろうからね。
ラカムはバハマでこのシステムに応じ、堅気の人になった。
エラい、エラい。
こうしてバハマでおとなしく暮らしていたラカムだったが…。
運命の女性に出会ってしまうんだな~。
その女性が今回のFATE GEARの『The Sky Prison』の題材になっている女海賊のひとり、アン・ボニー(Anne Bonny)。
悪事で「ボニー」なんて名前を聞くと「ボニーとクライド」の「ボニー・パーカー」を思い浮かべちゃうね。

90v アンはアイルランド生まれの私生児で、経済的には困らない環境に育ったが、気性が荒く、癇癪を起して使用人をナイフ刺殺したことあった。
アンには海賊出身の旦那がいたが、バハマでラカムに出会い、駆け落ち。
そして、ラカムはせっかく恩赦を受けて堅気に戻ったのにまた海賊になっちゃった。
アンは男としてラカムの海賊船に乗り込み活躍する。

Ab_2 その後、ラカムが襲った客船に乗っていたのがロンドン出身のメアリー・リード。
メアリーの母親は夫と幼い息子を亡くしたが、元夫の母親に養育費を出させるために、元夫とは別の男との間に生まれた娘のメアリーを少年として育てた。
みんなたくましい。
そしてメアリーはそのまま男として成長し、軍艦に乗り込むようになるが、除隊して女性として結婚するが夫を亡くし、失意のうちに再び男となりオランダの兵士となる(どんな女なんだ!)。
それもうまくいかず、アメリカを目指して客船に乗った。
その客船をラカムが襲撃したワケ。Mr_2 そのラカムの船で出会ったアンとメアリーは男同士なのに恋仲になってしまうんだな。
本当は女同士なのに…一体コレはどういう話なんだ!
アンが「自分が女性であること」を打ち明けるとメアリーは「イヤ、実は自分も」と2人はビックリ仰天。
「へ?じゃ、ダメじゃん!」ということになるんだけど、2人は大の親友になり、どんな時でも一緒に勇敢に戦った。
メッチャ強かったらしい。
ラカムたちは1720年、ジャマイカの港に酒盛りをしている最中にジャマイカの総督から命を受けた私掠船に踏み込まれてしまう。
ヘベレケになっている男たちが逃げ惑うばかりの中、アンとメアリーの2人は最後まで勇猛に戦ったが、結局はお縄と相成った。
ラカムは死刑。
アンとメアリーも死刑を宣告されたが妊娠していたので当時の取り決めにより出産が終わるまで猶予が認められた。
妊婦を殺すと罪もないお腹の子の命まで奪うことになるからだ。
最後の最後までギンギンに戦った海賊が女性だったことに当局はヒックリ返って驚いたらしい。
またスゴイのが、アンはラカムの死刑が執行される時にこう言ったという。
「あの時アンタらがちゃんと男らしく戦っていたら、犬のように吊るされずに済んだんだよ!」
まだ怒ってたのね。
メアリーは出産する前に獄中死。
アンは監獄で出産した後、幼児の母親を死刑にするのは哀れだということで刑の執行を何度か延期しているうちに姿を消してしまったとさ。

270_2…と、Mina隊長はこんなストーリーの女性2人を今回のアルバムの題材に選んだ。
アンとメアリーの話は紙幅の都合もあって大分端折ってますからね。
興味のある人は各自調べてみてください。
 
…ということで乗組員はみな海賊の装束というワケ。

250vこの日、撮影の間はカンカン照りを免れて、ほぼ曇天だったのは助かったんだけど、それはそれで雨が心配でね~。
何回かポツリポツリと来たものの、ナントカ最後までもった。
その代わり蒸し暑いのなんのって!50_2そんな環境の中、6人の女海賊たちはアンとメアリーに負けない熱演を見せてくれた。280隊長は崖の上まで登っての演奏。
その姿は縦横無尽に飛行するドローンによって捉えられた。290撮影した曲は「The Sky Pirates」。

310v「我ら、空の海賊」と歌い出す歌詞は海外マーケットを意識して前半は英語、後半は日本語という構成。
330いいんだわ~、Jillちゃんのヴァイオリンが!
私はヴァイオリンの入ったロックはすべてウェルカムなのです。

320コンパクトにまとめた隊長のギター・ソロもバッチリ!

360vこの曲を聴いた人が「洋楽かと思いました」と言っていたようだが、そうなの。
その方は前半の英語の歌詞のパートを耳にしてそうおっしゃったのかも知れないのだが、私が思うには、日本の若いメタル・バンドの曲のサビにありがちな過度にキャッチーでおおよそロックらしからぬ幼稚なメロディが出て来ないことがこの曲を邦楽らしからぬモノに仕上げているのではないか。

300どこまでもダークでヘヴィな仕上がりがストレートで聴いていてとても気持ちが良い。
260vということで、『The Sky Prison』のリードチューン「The Sky Pirates」をご覧あれ!


今回もビデオ撮影のスチール写真だけでなく、各女海賊の皆さんのアーティスト写真も撮らせて頂いたので、お気に召して頂いていればどこかでご覧頂けるだろう。370

380v

390v

400v

410v

420vアルバムにはNANAちゃんとJillちゃんの他に大山まき(vo)、RAMI (vo)も参加している。
そして翌月、1月27日にはシングル「Scars in my Life -English edition-」をリリースすることが決定している。
2か月連続リリースね。
ノリにノッてるFATE GEARなのだ!
 
あ、下の「♪Bon voyage」のアイデアはベリー・ナイス!
こうやって使ったのね?

尚、『The Sky Prison』にはお楽しみの特典も用意されているそうなのでFATE GEARのウェブサイトをチェック!⇒FATE GEAR official site

430最後にオマケの「プリズン」脱線。
「geol」という英単語がある。
なんて読むと思う?
コレ、「ジェイル」と発音して「監獄」を意味するイギリス英語。
要するに「jail」と同じ。
さて、アルバムのタイトルは「The Sky Prison」。
「prison」はご存知「刑務所」という意味。
そして「The Sky Pirates」の歌詞の中には「jail」という言葉も出て来る。
この「prison」と「jail」どう違うか?
「prison」は長期にわたって収監されるところ。
そして、「jail」は拘置所のように短期間に収監する施設のことを指す。
海外で被告人として裁判に出廷する時はこの違いに注意しよう!
 
それと吉村先生の「巣鴨プリズン」を題材にした『プリズンの満月』。
「巣鴨プリズン」は今のサンシャイン60の場所にあった太平洋線の戦犯たちを収容するための刑務所。
もう最後の方はダラダラになって囚人たちは家から刑務所に通っていたとか…。Sp 

200_2 
(一部敬称略)

2020年10月 7日 (水)

【追悼】エドワード・ヴァン・ヘイレンのこと

 
我々はよく「三大XXXX」というヤツをよくやるでしょ?
「三大秘湯」とか「三大珍味」とか。
そして、「三大ギタリスト」というと、必ず「クラプトン、ベック、ペイジ」。
誰が言い出したのかは知らないが、その昔「イヤイヤ、どうも本場のイギリスではクリス・スぺディングを入れるらしいゼ」…なんてことを聞いたことがある。
確かにクリス・スぺディングはオッソロしく腕の立つギタリストなので私は異論を唱えないが、少なくともイギリス人がそんなことを言っていたとは信じがたい。
ナゼならあの「三大」は日本人独特のモノで、海外で「Three biggest XXXX」なんてやっているのを聞いたことがないし、ココ20年以上の間にMarshallに勤めているイギリス人が「The three biggest British guitarists are…」なんてことを口にしている現場に立ち会った記憶がない。
ところが、普通の「三大」だけでは飽き足らず、ギター関連の「三大」にはまだネタあって、それは「三大ギター・イノベーター」というヤツ。
「ギター演奏を革新した3人の偉大なギタリストは誰か?」という意味。
もちろん日本人の誰かが考えたんだろうけど、模範解答はこういうことになっていた。
「ザッパ、ホールズワース、ヴァン・ヘイレン」…ホンマかいな?
  
今朝、エドワード・ヴァン・ヘイレンがガンで亡くなったと聞いて驚いた。
一時期、健康を害ていたものの、数年前に復活を成し遂げていたという認識だったので尚更のこと。
65歳はあまりにも若い。
 
Van Halenが出てきた時のことはとてもよく覚えている。
中学校3年の時で、その前年ぐらいからギターを始めていた私は「誰かすごいギタリストはいないかな?」と手当たり次第にロックを聴いていた時分だった。
私だって80年代に入る前は、乾ききったスポンジが猛烈に水を吸収するようにロックを聴き漁っていた。
も~、来る日も来る日も、起きている間中、ロックのことしか考えていない時期がワタシにだってあったのですよ。
そんなある日、石丸電気のレコード・センターの2階のロック売り場が「Van Halen」一色になった(下の写真は現在の姿。石丸電気3号館レコード・センターは2010年に閉店…どころか、石丸電気は2012年にエディオンに吸収されて商標は消滅した)。

Id 「ヴァン・ヘイレン、ヴァン・ヘイレン」……「ココアみたいだな?」とは思ったけど、とてもいい響きだと思った。
その時、東南アジア系の色の浅黒い、自分よりおそらくは3歳ぐらいは幼い男の子が、レジで壁にかかっているVan Halenのデビュー・アルバムを指さして注文をし、ポケットに手を突っ込んで千円札を取り出してカウンターに置いた。
その何枚かの千円札は、伊藤博文か、高杉晋作か、久坂玄端かの見分けがつかないぐらいクシャクシャだった。
イメージとしては『真夜中のカウボーイ』でラッツォ(ダスティン・ホフマン)がタバコの吸い殻と一緒に小銭をポケットから取り出すシーンだ。
どう見ても自分よりはお小遣いをもらっていなさそうだった。
その様子を見て瞬間的にこう思った。
「こんな子が好きな駄菓子を買うのをガマンして貯めたお小遣いで買うレコードなんだから、バンヘーレンというのは相当スゴイに違いない」

でも、私はその後も含めてvan Halenのアルバムを買うことはなかった。
ナゼか?
人気が出たから。 
エドワード・ヴァン・ヘイレンがかけ幕も畏き新しギター・ヒーローとして崇め奉られるまではとにかくアッという間だった印象がある。
その人気者を避ける私のアマノジャク精神とは別にプログレッシブ・ロックへの興味の方が大きかったこともあったかな。
 
でも、1978年の初来日公演には行った。10まだアルバムが1枚しかリリースされておらず、上演時間が短いことから、その頃でもう珍しくなっていた前座が付くことになった。
私が行った東京公演では「レッドショック」というバンドが登場した。
日本もこの「前座制度」を復活させればいいのにナァ。
Marshall Blogに出ているような、ホントにちゃんとしたロックを演っているバンドを出して知らない人たちに紹介してやればいいんだよ。
最もいまや日本のリスナーに対する外タレの影響力がドン底にまで落ちてしまったので、やるとすると日本の人気バンドの前座を欧米のバンドが務めるスタイルの方が自然か…。

201978年…まだ「ロック」が従来の「ロック」の体をなしていたいい時代だった。

30プログラム内に出ている別公演の広告。

Little Featは行った。
人生で印象に残るコンサートのひとつだった。
 
The Bay City Rollersも人気があったネェ。
あんな時代がウソみたいだ…Queen、KISS、The Bay City Rollersが毎日テレビに出ていたんだから。
もちろん私は全く興味がなかったけど。
先日イアン・ミッチェルという元メンバーが亡くなったね。
 
スージー・クアトロは去年、NAMMでのイベントでご一緒させて頂いた。
まさかこのプログラムに出ていた人と同じ現場で仕事をさせてもらえるとは!
まさにWild One!!

50私が行ったのは初日か2日目の新宿厚生年金会館大ホール。
厚生年金もなくなっちゃった。
行かなかったけど、2回目の来日公演は日本武道館だった。
40もう時効だと思うし、門外不出のモノなので書いちゃうけど、当日の公演を録音した。(以前にも書いたか?)
このレーベル。
スコッチのカセットテープの販促品だな。60演奏曲目まで記録してる。
バカが…「Atomic」の「o」が抜けてら!
12曲、しかもVan Halenの曲は短いし、特にインプロヴィゼーションのコーナーもなかったので、相当短い上演時間だった。
「Eruption」で今でいう「ライトハンド」…いや、今は「タッピング」っていうのか。
とにかくあのピロピロのパートで大きな歓声が上がって感動したのをよく覚えている。
おおよそロックなんかに興味のないハズの一緒に行った不良の飯塚くんもそのシーンでは「アレってやり方がが違うんでしょ?やり方が違うんでしょ?」と知性のカケラも感じられない騒ぎ方をしていた。
「やり方」と言ったのをハッキリ覚えている。
そんなことよりナゼ飯塚くんが一緒にコンサートに行ったのかが不思議でならない。
70落語の音源をデジタル化するために買ったラジカセを引っ張り出してきて聴いてみた。
ちょっとヒヤヒヤだったけど何の問題もなく聴くことができた。
どうだったか…まず、メッチャ演奏がうまい!
楽器の演奏は何をかいわんや。
デヴィッド・リー・ロスの歌も完璧だし、マイケル・アンソニーのコーラスは一体どこからあんな声を出してるんだ?
そしてエディ。
もうね、こんな音源でもギターの音が素晴らしいのがよくわかる。
真空管アンプだけが出すことができる音色だ。
パッと聴くと、高崎さんが弾くMarshallの音に共通点があるようなイメージかな?
とにかくカッコいい音。
ちゃんとした真空管のアンプが出すこんなギターの音を聴くことができる時代に生まれたことに感謝する。

80そういえば、大分前の話になるけど、Marshallの世界のディストリビューターが集う会議にまだオランダが出席していた時のこと。
休憩時間にそのオランダの担当者が意気揚々と、そして自慢げに「Eruption」を弾いていた。
その姿を見て、オランダの人にとってエディは国民的なヒーローなんだろうな…と思った。
ジャン・アッカーマンとエドワード・ヴァン・ヘイレンはオランダのギタリストたちにとっては美空ひばりと春日八郎以上の存在に違いない。
それとあのトレード・マークのガラもスゴかったね…白黒のと赤いのと。
「あの白いストラト・モデルに付いている黒い模様はビニール・テープなんだってよ!」と当時のギター小僧の間では話題になったし、ヘッドの「Gibson」のロゴも衝撃だった。
でも、べっ甲アメみたいな仕上げの大きなシグネチャー・モデルは評判が悪かったナァ。
 
こうしてみると、上に書いたように私は他の人が騒いでいるモノに同調することが苦手なので、Van Halenの音楽はファースト・アルバムだけの思い出しかないが、バンド周辺の思い出が残っているのはその影響力によるところだろう。
 
最初に出てきた「三大ギター・イノベーター」ね。
スタイルは異なれど、確固たる共通点がある。
それは音を聞いただけで瞬時にしてその人とわかる独自のギター・トーンを持っているということ。
例えば、ザッパ。
後半はそうでもなかったけど『Hot Rats』だとか『Chunga's Revenge』の頃って誰にもマネできない弾き方で、誰にもマネできないサウンドをクリエイトした。
その結果誰にもマネできない音楽を作った。
「Tarasylvania Boogie」なんてとてもいい例ではなかろうか?

Cr ホールズワースのギター・サウンドについては何も言うことないでしょう。
私も高校の頃、まだ有名になる前は参加している作品を探して、買い漁ってよく聴いた。
時々、このJohn Stevensのアルバムを引っ張り出して聴くんだけど、コレって国内盤が出ていたのね?
私のレコードはオリジナル盤なんだけどね…全く大した自慢ではないが。
やっぱりホールズワースはジャズのフォーマットの方がいいな。
最近気づいたんだけど、例えばこのアルバムのホールズワースのソロを切り取って、ロック系のアルバム、『Bundles』でも『Expresso II』でもなんでもいい…何なら『Tempest』でもいいや、そのソロをボコっとそれらに被せてみたらどうだろう。
まったく何の変化もなく音楽が機能するのではないか?
同じことをインパルス時代のコルトレーンのアルバムでやってもオモシロイだろう。
つまり、この人のギターはロックでもジャズでもなく「100%純粋なホールズワースの音楽」をたまたまギターという楽器を使って表現していたということに他ならない。
恐らくオーネット・コールマンあたりの音楽に注ぎ込んでもオモシロいのではないか?
日本には最後までこういう人は出てこなかったネェ。
Js そして、エドワード・ヴァン・ヘイレン。
まずは稀代の名作に『炎の導火線』などというマヌケな邦題がつけられたことをとても気の毒に思う。
「悪魔のハイウェイ」?「暗闇の爆撃」?「叶わぬ賭け」?
なんじゃらホイ?
レコード会社の担当の方もラジオのこと等、何がしかのバックグラウンドがあって仕方なくそんな曲名を付けたんだろうけど、アンマリではなかろうか。
 
高校1年の時、いくつか年上の人が早速コピーバンドをやっていたけど、その人、このアルバムが出て初めて聴いた時、あまりの衝撃にB面に行く前にA面だけを連続して5回聴いたっていうんだよね。
もうあまりに良すぎてB面に進むことができなかったんだって…そんなバカな。
でもうらやましい。
 
「イノベーターとしてのエドワード・ヴァン・ヘイレン」…当時の様子を実際に体験して思うことは、「エディの前にエディなし。そして、エディの後にエディなし」。
ホントにギターの世界を変えてしまったことは論を俟たないでしょう。
結局、何をしたのかというと永六輔でしょう。
ギターの「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く」やって見せてくれたのではなかろうか?
それを実現する極めてクォリティの高い曲があったということも忘れてならない。
コレを考えた時、今のロックって「どうでもいいことを難しく、難しいことを浅く、浅いことをツマらなく」やっているように思えてならない。
ゴメンね、悪口ばかり言って…でも作る方も聴く方もそれに気づいて欲しいんだもん。
 
エドワード・ヴァン・ヘイレンに功罪の「罪」があるとすれば、ロック・ギターの可能性を頂点まで極めたことにより、ロック・ギターが将来的にやるべきことを一気にやり尽くしてしまったことぐらいか?
チャーリー・パーカーやビートルズのようなもんだね。
そのあまりにも魅力的なプレイが凡庸なフォロワーを激増させてしまった結果、ギター・ソロが「金太郎アメ」状態となり、最終的に飽きられてしまい、一般的なロックからギター・ソロを抹殺してしまったことか?
コレは結果論であって、もちろんエディのせいではないんだけどね。
でも、あの「カッコよさをマネするな」という方が無理だろう。
Vhこの3人、みんなMarshallを使っていたんだよね。
改造していようがいまいがそんなことは関係ない。
Marshallという楽器が彼ら「創造へのインスピレーション」を与えていたことが重要なのだ。
そして、みんないなくなっちゃった…。
エディの音楽とMarshallは生き続けます。
 
偉大なるギター・イノベーターのご逝去を悼み心からお悔やみ申し上げます

200_3

2020年9月29日 (火)

NATAL in 川崎、そして新しいNATALの動画

 
久しぶりに川崎。
ま、何ヶ月も方々へ出かけていないので、渋谷へ行こうと、新宿へ行こうと、全部「久しぶり」なんだけどね。

10_2この広場でSHOW-YAがニュー・アルバムのリリース・イベントを開催したのはもう3年も前のことさ。

200今日はその広場の奥の1階、「ロックイン川崎」さんにお邪魔したのだ!20_2かつては「ギタースポット」という店名であったが、店名の変更にともない、ギターだけでなくドラムスの展示もされることになった。
パワーアップなのだ!

30v_2そして、今、NATALのフェアを開催して頂いている。40_2現在はキットが2つ。
好評のCafe Racer。

50_2ペダル等のハードウェアもあるよ!

60コチラはウォルナット。

70_2

80_2

90スネア・ドラム・スタンドも。

100vそして、ズラリと並んだスネア・ドラムの数々!11_0r4a0038オリジナルを始め…

11_0r4a0030四人囃子の岡井大二さんが愛用しているビーデッド/ハンマード・スネアやハンドハンマード…

11_0r4a0036チューリップ・ウッドやマッパ・バール…色々ご用意して頂きました!

11_0r4a0032もちろん音だしOK。
この機会にゼヒ、NATALサウンドをご体験してくだされ~!

150さて、先日NATALの日本語版ウェブサイトに国内のNATALドラマーのページが公開されたことをレポートした。
コレがね、すごく評判がよくて…もっと早くやって差し上げればヨカッタよ…。
 
NATAL国内アーティストのページはコチラ⇒国内版NATAK公式ウェブサイト

160_2そして、D_DriveのChiikoちゃん!
NATALブランドのイメージ・ビデオに登場しちゃった!170v_2先日、新曲「Begin Again」をリリースしたばかりのグッド・タイミング!

180cd短いPRビデオなのでよ~く注意してご覧あれ!

 

200_2

2020年9月18日 (金)

もう一度始めよう!~D_DriveのBegin Again

 

ジョン・レノンに「(Just Like )Starting Over」という曲があるでしょう?
「start over」で「やり直す」と言う意味ね。
この曲は、1980年の『アウト・オブ・タウナーズ』というニール・サイモン脚本の『おかしな夫婦(The Out-of-Towners)』のリメイク版の冒頭に使われていて、すごくいい雰囲気を出していた。
ゴールディ・ホーンが最高にお茶目で楽しい1本。おススメです。Oot 何だってこんな話から始めたのかというと、本日世界配信リリースされたD_Driveの新曲のタイトルが「Begin Again(もう一度始めよう)」だから。
「start」と「begin」をどう使い分けるか…。
時々悩むんだよね。
ちょうどいい機会なので調べておくとするか。
ナニナニ…。
「begin」は動作をするのが自分であることを暗示させるのに対し、「start」は第三者的なのだそうだ。
だから自分でナニかをおっぱじめる時は「begin」を使う。
そういえば、『飛び出せ青春!』の河野先生のアダ名は「ビギン」だった。
ちなみにあのドラマで柴田を演じたのは黒澤明の『赤ひげ』の「チョー坊」や『どですかでん』の「六ちゃん」ですからね。
 
下が「Begin Again」のイメージ。
作は「下町のひとりヒプノシス」こと梅村昇史さん。
 
作曲はYukiちゃん。
曲に関するコメントを海外のプレス向けにYukiちゃんが発表しているのでその内紹介することができるだろう。
今はまだ秘密。12thumbnail_begin_again_text_2「Begin Again」は2019年11月9日の『Marshall GALA2』でも演奏していた。
ハードでドラマチックな曲rと演奏が大きな喝采を浴びた!100もう入手できます。
ナニはともあれ聴いてみてくだされ!

サブスクはコチラ⇒fanlink

12bafl先日リリースした「Thumbs Up」も大好評!
併せてよろしくお願いします!12thumbnail_thumbs_up_textしかし!
クッソ~、コロナのバカ野郎!
来月はこの「Begin Again」と「Thumbs Up」を引っ提げて上海でひと暴れしようと思っていたのによ…。
しかも今年は野外のステージに上がる予定だったんだぜ!
行かれね~!
でも、航空会社に聞いて驚いたよ。
今、日本から上海に飛んでいる飛行機は各航空会社あたり週1便だけなんだって!
…と思ったら、コレ、上海の話じゃなくて、ナント、中国全土で週1便しか飛べないのだそうだ。
コレじゃ行かれないよね。
110オイ、コロナ、ついでに言わせてもらうけど、来年1月のNAMMだってキマってたんだぞ!
せっかく軌道に乗って来たっていうのによ~! 

0r4a0939でもまた世の中が落ち着いたら「Begin Again」すればいいじゃないか!
ねぇ、D_Driveぅ?
 
それまで、まずはコレ。

1214 ★今晩 18日【オンライン 裏D_Drive】
★明日 19日【オンライン Night Drive】
★明後日20日【オンライン Day Drive】
本八幡「Route Fourteen」からの配信ライブでお楽しみあれ!
  
詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEB SITE

200_3

2020年9月17日 (木)

NATALのウェブサイトにて国内のドラマーさんをご紹介!

 
今日はNATALの話題。

Natal_v1_letter

 NATAL Drumsのディストリビューター、ヤマハミュージックジャパンさんが日本語版ウェブサイトに我がNATALドラマーさんたちを紹介するページを作ってくれました!
こんな感じ。

11_natalナニ?モザイクがかかってる?
しからば、コチラをご覧くだされ!
  ↓   ↓   ↓

NATAL Drums日本語版公式ウェブサイト

 

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2020年9月14日 (月)

田川ヒロアキにエールを!

 
若いウチは何でも「知ってる、知ってる」と言いたがるモノよ。
例え知らないことでもサ。
それでも、人間、歳を取って来ると「アラ~、知らなかったわ~」と、意地を張らず、自分に正直になることがとても気持ちよく感じられるようになるモノでしてな。
コレも身をキレイにしてあの世に旅立つ準備のひとつなのかしらん?
イヤイヤ、さすがに「ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる」わね。
 
今日はギタリストとしてだけでなく、作曲家として超多忙な毎日を送っている田川ヒロアキの話題。

11_0r4a0093『ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる(Too Old to Rock'n'Roll : Too Young to Die)』はJethro Tullの1976年のアルバムね。
「too…to~」構文は中学2年ぐらいで習うんだっけ?
「トゥー・トゥー」で「…すぎて~できない」ってヤツね。
テストの最中にヨコの席のヤツに「どっちのトゥーが前だか教えろ!」なんて小声で訊いているヤツがいたっけ。
「ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる」なんて言ってるけど、それじゃこのアルバムを出した時、Jethro Tullのフロント・マン、イアン・アンダーソンは一体いくつだったのか…。
調べたところ…まだ29歳だった!
昔のロック界は29歳でもう「老」だったんだね。
実際、私が高校生の頃は確かにそうだった。
70年代の終わりごろね。
「30過ぎてバンドなんかやっているヤツはバカだ」って言われていた。
コレ本当の話。
「ロック」という音楽自体の年齢がまだ低かったから。
今では30歳台ってヘタをすりゃまだ若手だもんね。
Jtさて、まだ本線にも入っていないが、ココから本格的な脱線。
このJethro Tull、バンド自体は社交ダンスの世界選手権が開催される有名なイギリスのリゾート地、ブラックプールの出身。
リバプールの近くね。
でも、イアン・アンダーソンはスコティッシュなのね。
「Dunfermline(ダンファームリン)」という町の出で、「鉄鋼王」で知られるアンドリュー・カーネギーもこの町の出だそうだ。
「カーネギー・ホール」の「カーネギー」ね。
イギリス人だったのね?
で、このダンファームリンという町がどこにあるのか調べているウチに興味深いことを発見した。
 
ダンファームリンは、「Firth of Forth(フォース湾)」を挟んだエジンバラの北方にある町。
ピーター・ガブリエル在籍時代の最後のGenesisのアルバム『Selling England by the Pound(月影の騎士)』に収録されている名曲「Firth of Fifth」はその「フォース湾」のもじりであることは既に何回か書いている。
ちなみにこのアルバムはイギリスの『Classic Rock Magazine』の姉妹誌『Prog Rock Magazine』のアルバム選で第1位を獲得している。
11_sebpで、そのフォース湾にかかっている1890年に竣工した鉄道橋が「Forth Bridge(フォース橋)」。
世界遺産。
8年前にエジンバラに行った時に見てくればよかったんだけど、見逃した。
死ぬまでに実物をこの目で見てみたいと思っている。
いつか行くぞ!Fb_2 特にどこにも書いていないんだけど、この「Forth Bridge」は絶対に映画『The Bridge over River Kwai(戦場にかける橋)』の橋のモデルになっていると思うんだよね。
下がその映画のワンシーン。
映画はタイとミャンマーを結ぶ泰緬鉄道の建設現場が舞台となっている。
1944年の「インパール作戦」に備え、突貫工事が行われ、多くの犠牲者を出し、「死の鉄道」と呼ばれた軍用鉄道。
「史上最悪の作戦」と言われるインパール作戦は、イギリス軍が駐屯するインド北東部のインパール攻略を企てた無謀な作戦。
牟田口廉也中将指揮の元、参戦した兵士のほとんどが犠牲となった。
しかも、戦死ではなく飢えと病気で絶命した。
作戦は中止となったが、その退路は、連なるは日本兵の死骸から「白骨街道」と呼ばれた。
この牟田口っていうの、自分は最前線から何百キロも離れた安全なところにいて、こんなことを側近に漏らしたという。
「そうさナァ、5,000も殺せばインパールは取れるだろう」
側近が「イギリス兵を5,000人倒せばですか?」と訊くと、「バカ、わが軍が5,000人も死ねば何とかなるだろう…と言っとるんだ!」
まったくヒドい話よ。
もっと他にもあるんだけどココでは今は書かないでおく。
  
いくらやっても使えやしない英語なんかを子供たちに教えるより、こうした「過去、日本人がいかにバカなことをしたか」を学校で教えるべきだと思うんですけどネェ。Rq 脱線の方向が変わって来たので軌道修正していくと…
上の写真に写っているのはデヴィッド・ニーブンと早川雪舟。
いつかどこかに書いたけど、早川雪舟はアメリカで史上最も人気の高かった日本人俳優ね。
ビバリーヒルズの自宅で毎晩酒池肉林の宴を開くほどの大スターだった。
業界用語で何かをカマせて丈を稼ぐことを「セッシュウする」と言うが、語源はこの早川雪舟。
でも、実際の雪舟の身長は170cmほどで、そんなに小柄ではなかったらしい。
何せハンフリー・ボガートと共演した唯一の日本人だからね。
 
さて、そのフォース橋の建設現場。
そこに日本人の現場監督がいたと知って驚いた。
グラスゴー大学で土木工学を修めた「日本土木の父」と呼ばれる渡辺嘉一という人。
スゴイね~、驚きついでに…この渡辺さんという人、ナント、大阪フィルハーモニー交響楽団の音楽監督を務め、「ブルックナーの名手」として知られる日本を代表する指揮者、朝比奈隆の実のお父さんだっていうんだよね~。
もうビックリ続きよ。
 
フォース橋とクワイ川の橋はともに「カンチレバー」という構造が同じなだけで、実際には映画のモデル云々ということではないのかも知れない。
いいの、いいの、こういうのはロマンだから。
下の写真はそのカンチレバー構造を説明している写真。
真ん中のオジちゃんがその渡辺嘉一さん。
ココでもう1回驚きたいんだけど、この写真、スコットランドの20ポンド札に使われていたんだよ。
イギリスの紙幣に登場した唯一の日本人がその渡辺さんというワケ。
ちなみにスコットランドは自治政府もあるぐらいで、イングランドとは別の貨幣が流通している。
スコットランドから帰って来た時、イングランドでその紙幣が使えるかエラく心配だったのをよく覚えている。
もちろん問題なく使えます。Photo「脱線」ファンの皆さま、お楽しみ頂けましたでしょうか?

さてさて、今日の本題。
コロナで活動を自粛せざるを得ないアーティストが制作したビデオ作品をウェブサイトに掲載して活動を支援するイベント、『アートにエールを!』がインターネット上で開催されている。。
主催は東京都。
少額ではありますが、私が納める都民税が少しでもアートに役立ってうれしいなったら、うれしいな。

Ya_2 ココから第2脱線。
 
この「エール」って言葉ね。
今日の記事の一番最初の部分はココにつながっているのね。
そこに書いた通り白状すると、結構最近までこの「エール」が「大声を上げる」という意味の「yell」のことだとは知らなんだ。
大好きなビールの「ale」じゃないことはわかっていたし、もちろん大作曲家コール・ポーターの母校である「エール大学」の「Yale」とも違うことは知っていたけど…。
そして、我々世代で「エール」といえばチョコレートだろう。
「♪大きいことはいいことだ!」ってね。
あの頃は重厚長大の景気がいい活力に満ちた時代だったハズ…というのは、エール・チョコレートが発売されたのは昭和42年(1967年)だというから、私はまだ5歳だった。
景気がヨカッタかどうかまではわからない。
 
1967年といえば、ビートルズの『サージェント・ペッパーズ』が発表された年。
「『サージェント・ペッパーズ』ですべてが変わってしまった」とは岡井大二さんのご発言。
この時代を「お年頃」で体験してみたかったナァ。
一方、ジャズ界においては、マイルスは『Miles Smiles』と『Sorcerer』をリリース。
コルトレーンは「♪クルセ…………ママ」を出した年だ。
歌謡曲では「ブルー・シャトー」や「帰って来たヨッパライ」がヒットした年。
「赤影」に「キャプテン・ウルトラ」。
 
あのCMは1968年から放映されたようだ。
それにしても、6歳で見たにしては、あまりにも記憶がハッキリしてる。
かなりのロングランだったのかな?  
いい時代だった…今ではナンでもカンでも小さくなりやがってよ…。
デジタル、デジタルと便利になった気になってるけど、実は失ったモノがたくさんあるということを知っておくべきだと思うんだよね。
モノがなくなると言葉がなくなるのね。
そして、新しく生まれて来るのはキマって英語とも日本ともつかない奇形の和製英語ばかり。
日本政府はフランスや北欧の国々のように「母国語の保護」に乗り出すべきと思う…やるワケないけどね。

Yell_2 
ところで、この「エールを送る」の「エール」も和製英語で、残念ながらネイティブさんには通用しないので注意が必要だ。
じゃ、どういう単語を使えばいいかと考えてみるに…「cheer」かな?
チア・ガールの「チア」ね。
「元気づける」という意味。
で、調べてみたらそれでいいみたい。
動詞も名詞もあるので使いやすい単語でしょう。
と、思ったら『アートにエールを!』の公式ウエブサイトのURLも「cheer for art」になってた。
 
今、NHKの朝のドラマで『エール!』というのをやってるんだって?
それにちなんでるのかな?
自慢じゃないけど、私、これまで生きてきて「NHKの朝ドラ」とかいうのをただの1回も見たことがないんです。
別に主義主張があるワケでは決してないんですよ。
ただ単にそれを見ない家庭に育った…というだけの話。
父が職人で朝がかなり早かったからね。
大工が朝の8時に家にいるようじゃ仕事にはならないもんね。
 
はい、第2脱線が終わってココからが本当の本題。
田川ヒロアキの作品がその『アートにエールを!』の審査を通過して公開されている。
「ニジノート」という、もちろんオリジナルの曲。
その中でバッチリMarshallをフィーチャしてくれている。11_tagawa_1曲は「♪ドレミファソラシ」の7つの音列をそのまま大胆に導入したヒロアキくんらしいやさしく可愛いミディアム・スロー・ナンバー。
「♪ドレミファソラシド」をそのまま引用した曲というと、私はすぐにソニー・ロリンズの『No Problem』というアルバムの最終曲「Joyous Lake」がアタマに浮かぶ。
このアルバムに参加しているボビー・ブルームというギタリストが滅法カッコよくてね、大学時代によく聴いた。
ロリンズももう90歳だからね。

11_sr
そういう曲がマーラーの交響曲にもあったような気がして、最近買ったクラウス・テンシュテットの16枚組の交響曲全集をドバ~っと聴いてみたけどわからなかった。
ナゼかと言うと、聴いてて途中で寝ちゃうからなんだね。
でも今、グスタフ・マーラーの音楽が聴いていて一番オモシロい。

11_ktm_2ビデオの中でヒロアキくんが1人で何種類もの楽器を演奏するマルチっぷりをフィーチュアしているのも楽しい。
 
日本ではあまりなじみがないけど、英語で「音」のことを「note」というでしょ?
「ニジノート」というタイトルはそれを使ったシャレになっている…ハズ。
本人に確かめたワケじゃないけど、ひとつはその「Niji Note」。
もうひとつは「ニジノオト」、すなわち「虹の音」…ということだろう。
そして、虹は7色。
ヒロアキくんの「ニジノート」も「ド」から「シ」までの7つの音しか使っていない。
その「ドレミファソラシ」のバッキングのコードがタマらん!
で、「シ」で終わるでしょ?
この曲のキーはCで、そのメジャー・スケールの第7音のシのダイアトニックセブンス・コードは「Bm7-5」。
機能は「ドミナント」だから半音上昇したがって、「ナニが起こるんだろう?」と期待させる不安定な感じがいいんだな。
なんて知った風なことを書いていますが、私は音楽理論に詳しいワケではありません。
それより、ヒロアキくんが自身のブログで「ニジノート」に作曲に関する思いのたけを記しているのでご覧あれ。
そっちの方が全然オモシロイ。
 
コチラです⇒田川ヒロアキブログ

11_htそれでは田川ヒロアキの『アートにエールを!』への参加作品、「ニジノート」をお楽しみあれ!

『アートにエールを!』の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

11_tagawa2もうひとつ。
今度は「結人祭」。
「けつじんまつり」じゃないよ。
「きゅっとさい」と読むそうだ。
 副題を「学生と地域の人々を繋ぐお祭り」としている山口県山口市のお祭り。
今年で9回目を迎えるそうなのだが、今年は残念ながらオンラインでの開催。
昨日無事に終えたようだ。
そのテーマ曲「きゅっと」をヒロアキくんが作曲。
先般ウチのスタジオでそのビデオを撮影していった。
それがこのビデオ。
ヒロアキくんの登場は31:47あたりから。

 
結人祭の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

「♪キュッと、キュッと」はいいけど、コリャまた、ずいぶん小っちゃくなっちゃったな~!
ビデオはチラリとしか見えないけど、撮影時の実際のセットはこんな感じだったんよ!

11_0r4a0077…ということで近々田川ヒロアキが『BREAK the CODE』に登場します。
あ、「ニジノート」も「きゅっと」もギターの録音にはCODE25を使用しています。
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

Btc

200_2

(一部敬称略)

2020年7月25日 (土)

イギリスのライブハウス救済策

イギリス政府と日本政府のロックに対する姿勢が全く異なることを記録しておこうと思い、2020年7月25日のBBCのウェブサイト・ニュースを翻訳してココに掲載しておくことにした。
 
 
イギリス政府が国内のライブハウスに1.4億円の緊急経済支援
 

Bbc_news_2

 
政府は、4ヶ月間にわたる休業によって廃業の危機に瀕しているイギリス国内のライブハウス最大150軒に合計1.4億円の緊急経済支援を実施。
 
これは政府が打ち出した2,200億円の芸術救済のための経済対策の第一弾。
Music Venues Trustはコレを「応急処置」として歓迎している。
※MVTについてはコチラ⇒【Marshall Blog】I've Got Music in Me~MVT:イギリス版「ライブハウスを救え!」
 
今月はじめ、リーアム・ギャラガー(元OASIS)やデュア・リパ(イギリスで人気のシンガーソングライター)からサー・ポール・マッカートニーに至る1,500のアーティスト連盟がミュージック・シーンをサポートするための公開状にサインをした。
※サー・ポール・マッカートニーは60年代に活躍したザ・ビートルズというバンドのベース/ボーカルズ…知ってるか。
  
もし150のライブハウスが救われるとなると、各店は平均で210万円ずつの支給をうけることになり、最大1,120万円までの支援金を受け取るケースも出て来る。
  
ライブハウスを代表してMVT曰く、「今回の支援はとてもありがたいこと。最近政府が発表した『芸術保護のための2,200億円の経済対策』がどのように運用され、配分されるのかをノドから手が出るほど知りたかった」
 
主幹のマーク・デイビッドはこう付け加える、「このとりあえずの救援は応急処置として廃業の危機に瀕している店に支給されるだろう。
しかし、我々はそうしたライブハウスの将来が保証されるために極めて重要な更なる救済措置がいつ、どのように実施されるかの情報や手法を大至急知らされる必要がある」
  
オリバー・ドウデン文化大臣は…「そうしたライブハウスやコンサート会場は、ほとんどすべてのアーティスト並びに世界的に成功を収めている我々のスター達の原点である。
我々はCOVIDの嵐からそれらを守り抜かなければならない。
今、我々は2,200億円の残りを出来る限り速やかにお届けするように動いている。
ナンとならば、我々の次の世代に引き継ぐべき大切な文化的財産を守り抜かなければならないからだ」
 
コロナ禍で発動するイギリス全体の経済支援額の700分の1がライブハウスに配分されることになり、それらの支援金は家賃、メンテナンス費用や他の支払いに充当されることになる。
 
支援金は「イギリス芸術評議会」が数週間以内に支払うことになっているが、通常ではこの団体が普通のライブハウスに資金供与をすることはない。
 
2週間の間に、マンチェスターの人気ライブハウス、「Gorilla」と「The Deaf Institute」は閉店の危機からナントカ持ちこたえたが、ハル(Hull:イングランド北東部の町)の「The Welly」と「The Polar Bear」は破産申告をしてしまった。
 
2,200億円のこれ以外の使い道は近日中に発表される。

ドウデンさんは以前にこう言っていた、「支援は国の『Crown Jewel(王様の宝石)』と国中のライブハウスを守ることになるだろう」

 
※「Crown Jewel」とは「企業の収益性の高い事業部門」のこと。つまりブリティッシュロックはイギリスの大切な商品であり、それを継続するためにはライブハウスを守らなければならないと言っている…のだと思います。
 
※本文中では「venue」という言葉が使われていますが、あえて「ライブハウス」と言い換えました。

2020年7月24日 (金)

D_Driveの新曲「Thumbs Up」いよいよ発売!

突然ですが…。
D_Driveのニュー・シングル「Thumbs Up(サムズ・アップ)」がMarshall Recordsから世界に向けて発売されました!

11_d_art「Thumbs Up」は昨年11月9日の『Marshall GALA2』で初演。
その後、D_Driveのライブで演奏されてきた。
作曲者のSeijiさん曰く、「他にはない曲」、「D_Drive以外では聴けない曲」を標榜したオリジナリティあふれる1曲。

100 今回もニューヨークで活躍するAkihiro Nishimuraさんの手によってミキシングが施された音源がロンドンのアビィ・ロード・スタジオに転送され、『Maximum Impact』を手掛けたクリスチャン・ライトがマスタリングを担当した。
イギリスの連中もこんな曲を聴いたことはないハズだよ。

11_0r4a0030 Spotify、Apple Music、amazon music…等々でお求めください!

お求めの窓口はコチラ⇒fanlink

11_fanlink_2 どうせまた「ビデオはないのか?」とかいうことになるんでしょ?、今の世の中。
字を読まないでビデオばっかり見てるとバカになっちゃうよ!
でもあるんです。
詳しくは今晩発表しま~す!
みんなでビデオを見て「Thumbs Up」をダウンロードしよう!

D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Website

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2020年7月 2日 (木)

Marshallのジュークボックス

  
昨年の6月にMarshallの本社/工場に行った時のこと。

10その前に行った時と変わらない正面玄関。

20エントランスに展示されているアイテムはチョコチョコ変わる。
昔は日本から送った浅草の職人が作ったMarshallのロゴが入った小さな凧が飾ってあった。
その後、「マー凧」はジムの家に移って行ったが、それからアレはどうなったであろう?30そのエントランスで見かけないものが!
コレは誰がどう見てもMarshall印のジュークボックス。

40v今の若い人は「ジュークボックス」というモノは知っていてもが実際にそれが活躍しているのを見たことがないのではなかろうか?
ウーリッツァーのように半ば飾りとしての役割ではなく、「音楽の自動販売機」としてのジュークボックスね。
私が子供の頃…ウソ、結構大きくなってからもよく見かけたジュークボックスは下の写真のタイプだった。
最後にこういうのを見たのは、以前勤めていた会社の新潟の山の中にあった保養所だったろうか?
大浴場の横の娯楽室のピンポン台の横にあった。
その保養所も平成7年の姫川の大水害で流失してしまったので、あのジュークボックスも日本海の藻屑と化してしまった。
ジュークボックスってのは、昔はどこにでもあったんよ。
音楽がタダでなかった時代。
一流の作編曲家が丹精込めて曲を作り、腕の立つ演奏家がそれを吹き込む「歌謡曲」が存在した時代。
それを「1曲いくら」と売っていたワケ。
でも、「1曲いくら」なんてやっていたことを考えると今の配信と変わらないような気もするな。
イヤ、支払いのシステムは似通っていても、ジュークボックスは公の場を盛り上げるのが一番の仕事だったんだね。
ヒット曲は何回もかかっちゃっったりしてね。
「チッ、またこの曲かよ!誰がリクエストしたんだ?」なんてね…テメエは一銭も出さないクセに文句を言ったりなんかして。
ちなみにゲームの「セガ」とか「タイトー」っていうのはジュークボックスの輸入商社が前身だったんだぜ。
それぐらい盛んだった。
でもジュークボックスはイギリスではなく、アメリカ発祥のモノ。
調べてみると「juke」というのはサウスカロライナやジョージアあたりのアフリカ系アメリカ人のクレオール語(部族間だけで独自に発展を遂げるオリジナルの言葉)で「騒々しい」とかいう意味があるらしい。

80MarshallのジュークボックスはもちろんMarshall仕様だった。

50カッコいい!

60そして今!
このMarshallジュークボックスが正式に販売することが昨日の午後2時、本国で発表された。

90まずはそのビデオ。


もうナニでもかんでも、ナニはなくても、ナニはともあれ、とにかく世の中ビデオですな。
ナゼが横文字化せず、かたくなに「動画」と呼び親しんでいるところがオモシロイね。
「携帯」みたいだ。
「ムービング・ピクチャー」って言わないと現東京都知事はヘソを曲げるぞ…それじゃ「活動写真」か!
イヤ、「東京アラート」よりは明らかにカッコいいじゃないか。
 
ま、Marshall感満載でとにかくいい感じ。

110_2Marshallのパーツがふんだんに採用されている。
ロッカー・スイッチにゴールド・トップ/ブラック・ボディのノブ。

120スクリプトロゴにレヴァントのカバリング。

135ECフレット・クロスにホワイト・パイピング。

150しかし、このブラック/ゴールドのコーディネーションは無敵だね。
マネッコしてるアンプ・メーカーがゴチョゴチョあるけど、Marshallがやらないと意味も風格も出て来ない。

130細部もゴージャスな作り。
しかし、フト思ったんだけど、ジムはこのブラック/ゴールドの組み合わせのアイデアをロンドンのパブから借用したのではなかろうか?

140vジュークボックスって、真空管やメロトロンみたいに前時代的な雰囲気が色濃くてカッコいいんだよね。

160シングル盤を70枚収納。

170そのA/B面を再生するので140曲をストックすることができる。

190アンプ回路はD4で出力はステレオ各60W。
スピーカーは3ウェイ。
マイクロフォン端子つき…まさかカラオケ用か?
Bluetoothつき。
サイズは1410x780v700mm、重量は120kg。
メーカー希望小売価格は9,495ポンドだから今の為替レートでザッと130万円。
感覚的に高いんだか安いんだかよくわからないが…安いらしい。
ただし、この金額には輸送料は含まれていないので要注意。
ウチの事務所にも1台欲しいけど、完全に置き場所がないので諦めざるを得ない。

100v_2Marshallとタッグを組んだのは1978年創立のリーズのジュークボックス・メーカー「Sound Leisure(サウンド・レジャー)」。
これまでに10万台以上のジュークボックスを製造/販売してきた、今ではイギリスのハンドメイド魂を代表するブランドのひとつになっている。

95_27月1日からヴィクトリア・ゲート・ショッピング・センターでSound Leisureのポップアップ・ストアが開設されるので、実際のルックスやサウンドはそこで体験して頂きたい…リーズだけど。
 
Marshallジュークボックスのお求めは⇒Sound Leisure公式ウェブサイト
VgscThe Whoファンはゼヒ!Lal

 

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2020年6月30日 (火)

I've Got Music in Me~MVT:イギリス版「ライブハウスを救え!」

 

人の迷惑顧みず、Marshall BlogやShige Blogでしつこいほどレポートさせてもらっているけど、去年の6月は3週間ほどロンドンで過ごした。
その前にロンドンを訪れた時も6月で、4年前のことだった。
その4年の間に様子が大きく変わっていたことがあった。
それは「キャッシュレス化」。
元々、日本に比べればはるかにキャッシュレス化が進んでいたイギリスだったけど、今回はその差が格段に広がっていることを目の当たりにした。
中国も「キャッシュレス化がスゴく進んでいる」なんて聞いていたけど、上海なんかはゼンゼンそんなことなかった。
ロンドンはもうとにかく何がしかのカード。
パブなんかは、以前は圧倒的に現金派が多かったが、今はもうレジでカードを差し出す人の方が圧倒的に多いし、お店の方もそれが完全に当たり前になっていて、カードの読み取り機がカウンターの上で威張っていた。
私は「キャッシュレス化推進派」では全くないが、店側の受け入れ態勢さえシッカリしていれば…便利だネェ。
そんなイギリスでキャッシュレス化に際して大きな問題が発生しているという。
多分、日本は問題にはなることはないであろう問題。
それは、Donationについて…つまり「寄付」。
キャッシュレス化が進んでしまって小銭を手にする機会が激減してしまい、募金やホームレスの人たちへの施しがしにくくなっているというのだ。
コレ、良いとか悪いとかは別にして、土台日本人と精神性が違いますからね。
元々「Nobless Oblige(ノブレス・オブリージュ:地位や権利を持つものは義務を負うという精神)」という精神が根付いているし、連中は子供の頃から「貧しい人を助けてあげなさい」、「困っている人に手を貸してあげなさい」と徹底的に教育される。
実際、去年もトッテナム・コートロードのパブでD_Driveの女子会と家内とでエールを楽しんでいたら、こっちで言う小学校2年生ぐらいの子がテーブルにやって来て、なにやらボードを見せて「寄付をしろ」と言う。
そのボードに何が書いてあったのかはサッパリ覚えていないが、「ゴメンね、オジちゃんたちは旅行者で英語がわからないんだよ~」とその子に伝えると、ウンでもなきゃスンでもない、ニコリともせず次のテーブルに移って行った。
そんな調子。
寄付が生活の一部になっている感じ。
この「キャッシュレス vs. ホームレス」の話はMarshall Rocordsの若いスタッフから聞いたんだけど、もう彼なんかも寄付したくてウズウズするって言うのよ。
Jim Marhallだってヘタをすると「Marshallブランドの創設者」というより「篤志家」としての方が有名だったかも知れないからね。
実際、慈善活動には熱心だったし…。
今でもMarshall社はそうした活動に頻繁に関わっている。
…と、こんな話を聞いた直後、テレビを見てまた驚いた。
確かにロンドンではそういう問題があって、ストリート・ミュージシャンへの投げ銭なんかにはカードが使えるようになって来たというのだ!
ミュージシャンがカードの読み取り機を持って歩いているワケ。
オモシロいな~、イギリスは。

610 さて、そのイギリスはヨーロッパにおけるコロナ大国になってしまって、多くのライブハウスが休業に追い込まれ廃業の危機に瀕している。
イギリスはロックダウンの処置も日本とは比べ物にならないぐらい厳しいからね。
それでも7月4日からレストランやパブなんかの営業は再開できることになった。
連中からあんまり長い間パブを取り上げたらアタマがおかしくなっちゃうからね。
しかし、チョット前に書いた通り、世界のエンターテイメントの中心地であるウエスト・エンドの全劇場は年内の全公演をキャンセルすることを打ち出した。
あまりにも恐ろしいことだ。
そんな状況だからして、ライブハウスの再開など全く目途が立っていない状態だ。
そこで立ち上がった団体のひとつがMarshall。
MarshallはMUSIC VENUE TRUST(以下「MVT」)とタッグを組んで、寄付を募るためのTシャツを新しく制作し、「#saveourvenues」というキャンペーンに乗り出したのだ。
#saveourvenuesは、数か月前から休業を余儀なくされているイギリス中のライブハウスが、コロナ禍の後に営業を再開するための資金を集めるMVTによる活動。
イギリス国内中のアーティストや周辺の関係者は、ライブ音楽産業の重要な部分を占めるライブハウスを救済するためにインターネットを通して寄付をし続け、4月27日にキャンペーンを開始して以来、その寄付額は2百万ポンド(約2億8千万円)に到達した。
 
Logo2ところで、MVTは長い歴史を持つライブハウスによって伝承され続けているイギリスの音楽をさらに発展させるべく、将来の経済的保証を担保することを目的に2014年に設立されたチャリティ団体だ。
その「長い歴史を持つライブハウス」の名前が例として挙がっていたのでいい機会なので調べてみた。
 
例えばハルの「Adelphi(アデルファイ)」。

Adelphiターンブリッジ・ウェルズの「The Forum」。

Tunbridgewellsforum サウザンプトンの「The Joiners」。

Southampton マンチェスターの「Band on the Wall」。

Bow そして、ロンドンはおなじみオックスフォード・ストリートの「100Club」。
Img_9965エクセターの「Cavern」。
さすがブリティッシュ・ロックの本場、どれも貫禄タップリのライブハウスではあるまいか。CvMVTのCEO、Mark Davydの言葉…「業界でよく知られるブラント(Marshallのこと)と関係を構築し、募金活動をより一層前進させることがきてとてもうれしく思っています。
しばらくすれば、皆さんもまたライブハウスに行くことが出来るかもしれませんが、その前にキャンペーンTシャツをゲットして#saveourvenuesの活動を支援してください」

Logo1 
そのキャンペーンTシャツがコレ。11_mvtshirt続いては『Marshall GALA2』のシャツを着てるけど、Marshall社の社長、ジョナサン・エラリーの言葉…「私たちがMarshallやMarshall Recordsで取り組んでいることはすべてライブ・ミュージックに関係しています。
そして、我々はMVTの#saveourmusic活動に敬服しています。
MVTとタッグを組んでライブハウスがライブ・ミュージックを発展させ続けるための寄付を募るお手伝いを出来ることに興奮しています」

11_dsc_4994 ココに載せている文章の大半はこのキャンペーンのプレスリリースの和訳なんだけど、「ライブハウス」としているのは意訳。
「ライブハウス」という言葉は和製英語なので英語圏にで存在しない。
彼らはライブハウスのことを単に「club」と呼んでいるけど、このプレスリリースの中では「grassroots music venue」という言葉を使っている。
直訳すれば「草の根ライブハウス」ということになるが、上の写真にあるように、小規模な「町のライブハウス」を救援しようとしているワケ。
 
プレスリリースにはこんなことも書いてあった…「バッキンガムシャーに本拠地を構えるMarshall社のMarshallやNATALといった製品は「MK11」や「The Craufurd Arms」といった地元のライブハウスだけでなく、全国のライブハウスのステージで活躍している」
その通り。
今や消滅の危機に瀕しているそれらのステージに救済の手を差し伸べるのは、ジムから受け継いだMarshall社の本質的な精神なのだ。
 
「MK11」はミルトンキーンズにあるっていうんだけど、そんなの知らなかった。
こんな感じ。

11_mk11_2

11_mk112_2  一方の「The Craufurd Arms」 はよく知ってる。

11_0r4a0303昨年D_Driveとお邪魔したのです。

11_0r4a0327『Marshall Live』の前々日、230Vに電圧に慣れておくためにD_Driveがココでリハーサルをしたのだ。

11_0r4a0497バー・コーナーもこんな感じでとっても素敵なの。
ガンバって欲しいな~。11_0r4a0217そして、キャンペーン。
Marshallが動画制作したのでまずコレを…。


Tシャツは着るとこんな感じ。
モデルがヒドくて悪かったナ。
これじゃ売れるもんも売れなくなる…ってか?0r4a0391背中はこう。

0r4a0426今回は現場への浸透度を考慮してEDENはお休み。

0r4a0436A面は終始線のついた五線に「I've got the music in me.」のデザイン。
「私の中には音楽がある」って。
ガーシュインの代表作に「リズム・チェンジ」で有名な「I Got Rhythm」ってあるでしょ?
アレと同じ。
イギリス人は「~がある」という時、ちゃんと「have got」と言う。
ジョンも「I have got a.....」ってよくやってる。
私もそのマネをするように努めているんだけど、つい「アイガッタ~」とか言ってしまう。
イギリス英語はムズカシイ。

0r4a0433「I've got the music in me」はこのキャンペーンのテーマソング。
1974年のKiki Deeのヒット曲だ…といっても私は知らなかったんだけどね。
こういう曲。

Kiki DeeというとElton Johnと共演したヤツぐらいしか知らなんだ。
「Don't Go Breaking my Heart(恋のデュエット)」ってのが70年代にヒットしていた。
上の曲のプロデューサーがGus Dudgeonだった関係で共演したんだろう。
90年代にはこの2人、「True Love」で再共演してるのね?
コレはゼンゼン知らなかった。


この曲のオリジナルは1956年の『Hgh Society(上流社会)』の挿入歌。
申し訳ないけど、コッチの方が格段にいいんだよナァ。

Hs_2 それがコレ。
Grace Kellyってのは本当に美しい。こういうのを「美人」って言うんだよ。
大海原の船上で2人、こんなシチュエーションなら歌のひとつも歌いたくなるよナァ。
何せBing Crosbyのビロードより滑らかな声だ。
そして、素材はCole Porterの魅惑の旋律。
ああ、男の私でもウットリすらぁ。


余談ながらGeorge Harrisonも『33 1/3』でこの曲を取り上げているのも全く知らなかった。
試しに聴いてみると…ディミニッシュ、ド~ンのハリソン節でかなり笑けた。

33 さて、軌道を元に戻して…上のMarshallのビデオでキャンペーンのテーマソングの「I've Got the Music in Me」を演奏しているのはD_Driveのレーベル・メイトのBad Touch。
そのビデオがコレ。

カッコいいナァ~、ボーカルズのStevie Westwood!
まずは髪の毛が羨ましい。
最近こういう「ロック・スター丸出し」のシンガーがいなくなったじゃない?
特に日本ではまったく見かけなくなった。
Excuse me…そのBad Touchの最新アルバムが下の『Kiss the Sky』。
実はまだ聴けていないのだが、チョコチョコ出ているビデオを見るに…いいネェ~。
いいバンドだよ。Bt Tシャツは日本からもお求めになれるようです。
お求め先をリンクしておきますが、販売、発送の際に撮ら売るが発生した場合、当方は一切の責任を負いかねますこと予めご了承ください。
 
お求めは⇒Marshall公式t特設サイト(英語版)

11_mvtshirtおっかしいな~、もっと簡単にやるつもりだったのに大作になってしまった。
 

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2020年6月29日 (月)

Brooks BrothersとMarshall

 
時折Marshall Blogに書いているように、私は「清潔にしていたい」とは思うけど、「オシャレをしていたい」とはほとんど思わないんだよね。
「シャレっかまわない」ってヤツ。
家にいるときはとにかくラクな格好がいいし、外に出る時は「Marshall」のロゴが入ったポロシャツにジーパンがあればもうそれで満足。
だいたい「ジーンズ」なんて言わないもんね…いまだに「ジーパン」。
コレで私のオシャレ度が計り知れるでしょう?
 
話は34年前にさかのぼって、新婚旅行で家内とアメリカの西海岸に行った時のこと。
パック・ツアーだよ、パック。
新婚さんが何組か集まって行動するヤツね。
今にして思うと、「よくあんなので行ったナァ」と自分でも笑っちゃうゼ。
それでも生まれて初めてのアメリカだったのでメチャクチャうれしかったナァ。
で、サンフランシスコの自由時間に家内と2人で街をブラブラしていて「ブルックス・ブラザーズ」に出くわした。
当時はまだネクタイを締めなければならない仕事に就いていたので、「オシャレ」ということではなく「コチラのビジネスマンはどんなモノを着ているんかいな?」と思い、エレベーターに乗って4階あたりのスーツ売り場に行ってみた。
4階に着いてエレベーターの扉が開き、中にいる私たちを見つけた店員がエレベーターを降りようとしている私たちのところに駆け寄って来た。
そしてナニを言うのかと思ったら「失礼ですが、ココはアナタ方が来るようなところではありません。下の階へ行ってください」…当時英語はサッパリできなかったが、言っていることは間違いなくわかった。
とても紳士的な口ぶりでイヤな感じは全くしなかったが、とても印象に残る出来事だった。
もしかしたらビスポーク専門のフロアで、一見して旅行者とわかる我々とは無縁だと思ったのだろうか?
イヤ、きっと「コイツぁ、オシャレじゃないな」ってひと目でバレちゃんたんだね。
それにしても見るぐらいいいじゃんね~。
あのハゲた年配の店員さんの顔、今でも覚えてるわ。
下はインターネットから拝借したそのサンフランシスコのお店。
コレは全く覚えていない。
夕方、日が落ちて暗くなって来ると、通りから白人の姿が消え失せ、街の雰囲気が一変したのには驚いた。

20コチラは表参道の「ブルックス・ブラザーズ」さん。
建物を取り壊すことになり、現店舗は8月末までの営業になると聞いた。
失礼ながら、洋服でお世話になったことはないんだけど、Marshallでお世話になったことがあるのだ。

30クリスマスの季節にお店をロックっぽく飾りたい⇒ロックの雰囲気と言えばMarshall…ということでお声をかけて頂いたのだ。
コレは上の写真の中のショウウインドウのひとつ。
いつのことだったかは記憶にないが、1959のハンドワイアードのフルスタックが飾られているところを見ると2005年以降のことだったのだろう。

40s コレも表のショウウインドウの中のディスプレイ。

50s コレは店内。
ナント、MODE FOURのフルスタックが飾られている。
なつかしいな。
 
そういえば今でも生産しているHANDWIREDシリーズの発表会は明治通り沿いのアストロ・ホールで開催した。
FUZZY CONTROLに演奏をお願いしたんだよ。
そのアストロ・ホールも何年か前になくなっちゃった。
こうして少しずつ思い出の場所が無くなっていくのは寂しいモノだ。60 

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2020年6月24日 (水)

今日は少しNATALの話でもしようか

  

今日のタイトルは植草仁一を気取ったつもり。
好きでね、滅多に見かけないんだけど、ブックオフで『植草甚一スクラップ・ブック』を見つけては買って帰って来て拾い読みをするのが好きだ。
このシリーズ、定価が1,200円なんだけど、不思議なことに、税抜き/税込みの別はあっても、どこのブックオフでも必ず700円で出されている。
バーゲンのアイテム以外は「定価の半額+アルファ」というのがこの店の値付けのポリシーなのは承知しているが、700円以外で売られているのを一度も見たことがない。 
植草さんのことはまたどこかで触れたいと思っている。
もちろん植草さんとNATALには何の関係もない。

11_0r4a0312そこで、今日はNATALの話題をふたつほど…。
全国にその名を轟かす大阪のドラム・ショップ「ACT」さん。

 

Actlogo 

残念、かつ失礼ながらお邪魔したことがないのだが、NATALをお取り扱い頂いていて、この度スネア・ドラムの動画を制作して頂いた。
 
まずは「Beaded/Hammered Steel(ビーデッド・ハンマード・スティール)」。
続いては「Handhammered(ハンドハンマード)」。

さらにはウッドで「Walnut(ウォルナット)」。

やっぱりいいね~、NATALのスネアは!
 
コレは一番上の「Beaded/Hammered Steel」の14"×7"。

0r4a9885使い手は四人囃子の岡井大二!

0r4a9969あるレコーディングでのワンシーン。
キットは大二さん愛用のバーチ。
フィニッシュはグロス・バーガンディ、Marshallステッカー添え。0r4a9945昨年11月の『Marshall GALA2』でも「ビーデッド・ハンマード」をお使いになられていた。

Img_0123そして、山口PON昌人。

0r4a3464PONさんも時と場合に合わせて「ビーデッド・ハンマード」をお使い頂いている。

0r4a3553『Marshall GALA2』ではMETAシリーズの14"×8"のスティールをブッ叩いていらした。

Img_0082 
Drum Shop ACTの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト
スゲエ、ACTさんのドメイン名って「drums」だ!…URLが「www.drums.co.jp」ですって!
まるで国会議員の名刺みたいだ。
老舗感がハンパではありませんな。
どうもありがとうございました!

Actlogo

次は若きナタラーの近況報告。
久しぶりのMarshall Blogへの登場となる横田拳章。
現在はGRAND FINALEというバンドで活躍している。
「NATAL大好き!」と言ってはばからない拳章くん、最新のミュージック・ビデオでもNATALのツーバスのキットで暴れ狂ってくれた。

Dsc_89542_2 曲は8月19日にリリースが予定されているセカンド・アルバム『Quantum Moment』 から「World of Glory」。
暗くてチョットわかりにくいけど、NATALです!

GRAND FINALEの詳しい情報はコチラ⇒GRAND FINALE OFFICIAL WBSITE

  

200_3 
(一部敬称略)

 

2020年6月22日 (月)

CODEをBREAKして、CRASHして、そしてDECODEする! <動画つき>

 
我々にとっては「see」も「watch」も「look」も「見る」で同じじゃない?
でも「単語が違えば意味やニュアンスが違う」のが当然で、同じ意味の「見る」をそれぞれの状況によって使い分けなければならない…と教わる。
そうでなければ「see」一発で事足りるにキマってる。
こういうところが海外での生活経験のない英語学習者にとってはなかなかの難関なんだよね。
「hear」や「listen」の「聞く」系も厄介だし、もっと悩ましいのは「言う・しゃべる」系で、「say」、「talk」、「speak」、「tell」等の正確な使い分けは、実戦では結構難しかったりする。「mention」とか、使ったことはないけど「utter」なんてのもあるわね。
でも、こうした基本動作を示す単語はどれを使っても通じないことは全くないので心配も無用。
ネイティブの人が正しく使っている場面に接して、密かに「なるほど…」と感心することはしょっちゅうだわね。
こうした単語の使い分けに関してはアメリカ英語よりイギリス英語の方が断然バラエティに富んでいてオモシロイしムズカシイね。
 
さて、いきなり場面転換してMarshallのCODEシリーズ。
おかげさまで世界的に大ヒットしております。
もう何回もやってるけど、「code」というのは「暗号」のことね。
それで、このCODEの魅力を日本でももっともっと広めたいと思い、この度Marshallの輸入販売元のヤマハミュージックジャパンさんのご協力を得て、『BREAK the CODE!~アーティスト直伝CODEサウンドメイキング術をマスターしよう!』と銘打って、Marshall達人によるデモンストレーション・ビデオをというシリーズでお届けすることにした。
今日はその予告編みたいな感じ。
Code_familyそこで脱線。
今日の記事は全部脱線みたいなもんだ。
Marshallの本社があるイギリスのブレッチリーには、その名も「ブレッチリー・パーク」という公園があって、第二次世界大戦中に連合軍を苦しませた「エニグマ」というドイツ軍の難攻不落の暗号はそこで解読された。
そこで、Marshallは地元の誇りという意味合いで「CODE」という商品名をつけたというワケ。Code_logo_negaちなみに日本ではよく「電源コード」みたいに「電線」のことを「コード」っていうでしょ?
言葉としては間違いではないんだけど、この「コード」という言葉、イギリスではこう使う。
下の写真はキングスクロスにある「カナル博物館」のトイレで撮ったモノ。
「緊急時にはコードを引っ張ってください」と「Emergency Alarm」という札がついたヒモを「コード」と呼んでいる。
オモシロいでしょ?
え?こんなことオモシロがってるのは私だけだってかッ?…マァな。
ちなみに…イギリス人はギターとアンプをつなぐ電線を「ギター・リーズ」、電源を供給する電線を「メイン・リーズ」と呼ぶ。
ギター用の電線を指して「シールド」と言っているのは私が知る限り日本人だけ。
「シールド」は日本の方言。
恥ずかしいのでやったことはないけど、海外ではまず通じないのではなかろうか。
「ギター・ケーブル」という表現が世界標準と私は見ている。
コレは私の経験だけど、昔々、年上の人たちが「シールド」という言葉を使っているのを耳にしてすぐに取り入れた。
なんか、こう、プロっぽい感じがして、それだけでギターがウマくなったような気になったたんだね。
あの頃が懐かしいわ。
どうでもいい些細なことに心血を注ぎたがる私は、Marshallに行けば「Guitar leads」という言葉を使い、NAMMに行くと「Guitar cable」という言葉を使うようにしている。11_0r4a0166ココで話が冒頭に戻る。
「Break the code」は「暗号を解読せよ」という意味になるんだけど、この「break」という言葉は「crash」という言葉にも置き換えることができる。
「Crash the code」でも「暗号を解読せよ」になる。
どっちにしようか迷った。
というのは、『イミテーション・ゲーム』というブレッチリー・パークを舞台にした映画でしきりに「crash」という言葉を使っていたからだ。
そこで、このシリーズのタイトルをつける時に冒頭に書いたことを同時に考えた。
この場合、「break」も「crash」も「壊す」という意味から「解読する」ということになるのはわかるけど、単語が違う以上、何かしら意味の違いがあるハズだ…と。
他に「decode」なんて単語もあるんだけどね。
で、考えていても答えが出て来るワケないのでMarshallの女性の友達に訊いてみた。
「"暗号を解く"という意味の動詞として、"break"と"crash"はどう違うの?」
答えイッパツ!
「おんなじよ~」
それだけ…。
そして、このCODEのビデオのシリーズのことを伝えると「"Break the CODE!"の方がいいわ。だってブレッチリーは"Codebreakers"のホームだから」ということになったとさ。05_2CODEはエニグマみたいにムズカシイことは一切ありませんからね~。
ビデオでは家でもガンガンならせるようにと、ギタリストの皆さんにはシリーズ最小の「CODE25」でお願いしました。

Code25_frontそれではデモンストレーターのウチのひとりである真壁雄太くんに、「予告編」ではないんだけど、「予告編」的に登場してもらいましょう!

雄太くんがビデオの中で触れている「CODEとGATEWAYがうまくつながらない時」はこのブログの左側からヤマハミュージックジャパンさんが作ってくれた取説に飛んでくださいね。

11_codegateさて、もうひとつ…。
とうとう行ってきたんですよ…念願のブレッチリー・パーク。

03『BREAK the CODE!~アーティスト直伝CODEサウンドメイキング術をマスターしよう!』連載記念に『イギリス-ロック名所めぐり』でレポートをお送りしたいと思っております…イヤだろうけど。
もうね、私、コレ大好きなのよ!05 

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