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2017年9月14日 (木)

国を挙げてロックを盛り上げるぞ!あ、イギリスの話ね。

  
今日の記事は質問から…。
「音楽に夢中になっていますか?
自分の音楽で成功したいと思いますか?
音楽業界やその筋のエキスパートとお近づきになりたいですか?
自分の音楽を広く聴いてもらいたいですか?
もっとライブの機会を増やしてファンの幅を広げたいと思いますか?」 20 突然ビックリした?
今日の記事は、約1週間前に本国のMarshallのウェブサイトに掲載されたニュースの書き出しでスタートしてみた。
タイトルはコレ。

10 単語はたった4つだけどパッと見るとチョットややこしい。
文章は「BBC INTRODUCING」が「AMPLIFY」を「HOSTS」するということ。
「BBC INTRODUCING」というのは、BBCが放送しているラジオ番組の名前。
まだどことも契約をしていないデビュー前のバンドやアーティストを発掘するプログラムだ。
「HOSTS」はいいでしょう。新宿歌舞伎町のアレとは違いますよ。ま、ココでは「関わる」ぐらいの意味。
そして、「AMPLIFY」。
コレはMarshallのようなの増幅装置のことではなくて、イベントの名前。
Marshallのウェブサイトのニュースは、この記事の冒頭の引用から以下のようにつながっていく。
 
        *          *          *         *  
 
何百ものDJやアーティスト、そして業界のプロたちが、音楽で身を立てる方法をあなたに伝授する機会を見逃す手はありません。
他の人達よりもあなたが目立つように、また自分の曲がプッシュされるように、150にも及ぶ音楽やライフ・スタイルのブランド並びに製品を選択してください。
     
10月6~8日までエクセル・ロンドンにおいて、音楽業界の関係者が一ヶ所に結集して『Amplify(アンプリファイ)』が開催されます。
ユニークなワークショップのプログラムを通じて、一対一で業界のプロから成功のノウハウを学ぶチャンスが到来するのです。
  
DeezerやUrban Development、さらにLiveNationのような団体が担当する100を超える会合に250名を超す講演者を招き、さらに過去10年以上の間にBBC Music Introducingを通じて成功を収めた先輩たちから話を聞くチャンスがあります。
  
すでに一部が発表されている通り、The Libertines、Bugzy Malone、Blossoms and The Courteeners、また、Annie Mac、Huw Stephens、Steve Lamacq、Jo Whiley、MistaJamといったキラ星のような人気DJや業界のエキスパートの参加も決定しています。
    
ミュージシャンがこと細かなアドバイスが得、自分たちの曲が業界のエキスパートに耳に入るよう、BBC Music Introducing Feedback Centreが全面的にAmplifyと絡むこととなりました。

30 チケットの購入はコチラ⇒https://introducingamplify.com/tickets

Amplifyのプログラムの詳しい情報はコチラ⇒https://introducingamplify.com/programme

        *          *          *         *
 
…ってな感じ。
このニュースの原文はコチラ⇒Marshall Amplification Official Web Site

BBC MUSIC INTRODUCINGの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site

 
Deezerとはフランスに拠点を置くストリーミングの会社。
Urban Developmentは音楽事務所っていうことになるのかな?制作会社っていうのかな?Marshall Recordsの事務所も入っているロンドンのKings Crossにほど近いTileyard Studioに居を構えている。
さらにLiveNationは数年前に日本法人も設立したエンタテインメント制作会社。20分に1回、世界のどこかでLiveNationが手掛けるイベントが開催されているという世界的な企業。
 
ExCeはロンドンにあるコンベンションセンター。ロンドンのウォーターフロント再開発地区であるドックランズ内にあり。東京ビッグサイトみたいなイメージだね。
 
そのイベントをMarshallがサポートします…と、マァそういうニュースだったワケ。
ね、ウェブサイトにもガッツリMarshallのロゴが入ってる。

40やっぱりイギリスはスゴイね。
ご存知の通りBBCといえば国営放送。
大ゲサに言えば国を挙げてロックを伝承し、新しい才能を育てている…ことになろうか。
さすがにブリティッシュ・インヴェイジョンからこっち、ロックを重要な外貨獲得のひとつと位置付けているのがよく理解できる。
エリザベス女王がクラプトンやジミー・ペイジやブライアン・メイなんかをバッキンガム宮殿に招いてレセプションをする国だ。
イギリスや16の主権国家の君主(オーストラリアの女王もエリザベス女王なのよ)にしてイギリス国教会の首長(プロテスタントの頂点)がロックくんだりのミュージシャンを家に招いてパーティをするんだよ。
日本で言えば天皇陛下が人間国宝級の歌舞伎役者や雅楽奏者を皇居に呼んで宴席を設けるようなイメージか?
連中はいいよね、言葉のバリアがないので、世界中に儲けの要素が転がっているんだもん。
人口は日本の半分、国土は2/3のイギリスという国が作り出すロックがいまだに世界のトップに君臨しているのは、やはりこういう努力を怠らないからということもあるのか?
同時に、いくらイギリスとはいえ、いかに新しい才能が枯渇して来ているかを表している…と見るのも妥当なのかも知れない。
  
(今日のバナーに写っているのはBBCタワーです)





2017年9月 7日 (木)

50人のロックンロール

  
今年の3月の記事で、Marshallの工場があるミルトン・キーンズがオープンして50年を迎えたことをレポートした。
  
記事はコチラ⇒【イギリス-ロック名所めぐり】 vol.27~Marshallが「Milton Keynes Business Achievement Award 2017」を受賞!

10_2Marshall Amplificationは「ミルトン・キーンズ」という街の発展に貢献した企業として、この記念すべき年に、最も権威のある「Business Achievement Awards」という賞を受賞した。
そのお礼というワケではないんだろうけど、今回Marshallでは「50」にちなんだイベントを開催することにしたそうだ。

20場所は当然ミルトン・キーンズのMarshallの工場。
「シアター」と呼ばれている設備。
この建物がそれ。
これまでにもMarshall Blogに何度か登場しているが、コレを機に思いで写真を撮り混ぜてシッカリと案内しちゃおう。

30「Theater」じゃなくて「Theatre」ね、イギリスだから。
あ、そうそう、Wordでサ、「program」とか「honor」とか、イギリス綴りでタイプすると、ミス・スペリングを知らせる赤い波線が付いちゃんだよね。
「Programme」とか「honour」みたいなヤツね。「favour」もそう。
アレはどうかと思うんだけどナァ。
元はといえばイギリスの言葉じゃんか?こんなところにも「アメリカ病」が入り込んでいるのだと思うよ。
それなのに「シアター」は「theatre」とタイプしても赤い波線は付かないんだゼ。
おかしくない?
何かしらの一定の規則があるんだろうな。

40建物の前に停まっているのはジムが愛用していた「N1 AMP」のナンバー・プレートが付いたVOLVO。
「N1 AMP」とは「ナンバーワン・アンプ」ね。

50vね?
ジムの右にいるおジイちゃんはジョン・ケントといって、長年ジムのショウファーを務めた人。
最初チョットこわかったけど、色々なところで一緒になっているウチに仲良くなり、「シゲ、シゲ」とずいぶん可愛がって頂いた。ご高齢を理由に2005年にMarshallを離れたが、どうしていらっしゃるかな?
ジョンが運転するこの車に私も何回か乗せてもらった。
(写真は『The Father of Loud』より転載しました)

Jj コレがシアターのロビー…といっても2年前のようす。
90こっちはホールへの入り口。
時折模様替えをしているので今はもう写真とは違っているかもね。

60入り口のとなりの壁。
かなりのイメージ・チェンジなのよ。

100かつてはこんな感じで、同じ壁一面にサイン入りのアーティスト写真が飾ってあった。

70コレもかなり前に壁にかかっていたバックステージパスのコレクション。

80vこんな飾りを置いていたこともあった。

Img_0016Zakkのフル・スタックも。

120v中に入る。
どうだろう…スタンディングでギチギチに詰めれば500人以上入るかな?
かなり広い。

130ステージのようす。
基本的には商品のデモンストレーションに使用する。

140コレは2006年秋のVintage ModernとJVMの発表会の時のようす。
DougはVintage Modernを紹介した。

150研修会や展示のスペースとしても活用している。

160コレは上のVintage ModernとJVMの発表会の時のようすだね。
この時は「今話題のバンド」という触れ込みでThe AnswerがOA的に出演した。
出演したのはいいんだけど、The Answerの一番のウリのCormac Neesonのノドの調子が悪いとか言って、インストで演りやんの。
ま、ギター・アンプの発表会だから問題ないといえば問題なんだけどサ。
Cormacメッチャかっこいいからね~。

170こっちはMAシリーズを立ち上げた時か…なつかしいな。
同時にカラーMGもリリースしたんだね。

180またシアターはMarshallを愛用してくれているバンドのリハーサルの場として提供されることもある。
コレはZakk WyldeのBlack Label Societyの時のようす。

190リハなんだから何も壁まで作る必要はないと思うんだけど…。
でも、マイク・スタンドからギター・スタンドまで、何から何まで本番と同じ状態でリハをしている感じだった。
それがプロなんだね~。

200vBLSは何日かこもってミッチリとリハーサルをして、最終日、機材を片付ける前にMarshallの従業員をシアターに招待してその成果を披露した。
私もその一部始終を見せてもらった。
歌は抜きだったが、耳をツン裂くようなモノスゴイ爆音で、はじめは大人数だった従業員も最後の方ではわずかしか残っていなかったナァ。
そして、Zakkはこの後、ロンドンのヴィクトリア・パークで開催されたHigh Voltageにこのバックラインを従えて登場し、UKツアーに出かけた。
その時のようすはコチラ⇒HIGH VOLTAGEの思い出 <その2>210Casabianというレスターのバンドがリハーサルに使う時にカチ合ったこともあった。

220まさに機材が揃ったところというタイミングだったのだろう。
お母さんがコノ状態を見たら「コラ~、片づけなさ~い!」と怒り出しちゃいそう。
コレはアメリカ人から聞いたんだっけな~?
「部屋をキレイに片づけなさい!」とお母さんが叱る時、「Clean up your room, spick-and-span!」なんて言うらしい。
俄然気になるのは「spick-and-span(スピック・アンド・スパン)」でしょ?
そんな名前のバンドもいたよね?
コレは「真新しい」とか「チリひとつない」という問答無用でキレイな状態指す表現。
何でそう言うの?…知りたいでしょ?
16世紀ごろの英語では、「spick」は「釘」のことを、「span」は「木質チップ」という意味を表したそうだ。
当時は航海が盛んな時期で、安全を期して船に使う釘や木材は必ず新品を使っていたのだそうだ。
それが18世紀になると「とてもきれい」という意味に転じたんだって。
私はspick-and spanにするのが苦手な方です。

230新商品のテストやミュージシャンの試奏の場としても使われる。
広規さんもホラ!
同じベーシストの山田直子さんもココでEDENを試したことがあるんよ。
その昔、AC/DCのAngus Youngが試奏した時、通りの向かいの荒物屋まで音が聞こえたというが、シアターで試奏している分にはもうそういうことも起こるまい。
Ritchie Blackmoreもそんな話があったね。ノンちゃんがよく話してくれる。

240vそれから会議にも使われる。
昔は年に一回世界中のディストリビューターが集まって、新商品やプロモーションやマーケット対策等々、ありとあらゆることを話し合って情報を共有したものだ。
たいてい3日間、朝8時から5時近くまでドップリ英語でね~、ま~、疲れることこの上ない。

250英語もシンドイんだけど、寒いのがツラくてね~。
火の気がなくてとてもヒンヤリしてる。
「シゲ、風邪でも引いたのか?」と毎回訊かれたが、5、6月でもこっちは厚手のセーターを着なきゃとてもいられない。ダウン・ジャケットを着て会議に出たこともあった。
でも見て、奥に立っている2人、半袖でしょう?
アレはイギリスとカナダの人。
皆さん寒い国に住んでいらっしゃるんですよ。
オーストラリアも日本ほどは暑くないようなので、ウン、今考えてみると、日本が一番暑い国だったんだね。

260さて、コレでシアターの紹介は終わり。
ミルトン・キーンズの50周年を記念してMarshall Amplificationがココでナニをやるのかというと…コレ。
Led Zeppelinの「Rock and Roll」を50人同時に弾いてしまおう!という企画。

270_epコレに入ってるヤツよ。
CLASSIC ROCK誌によるところのブリティッシュ・ロックの名作第1位のアルバム。
ヨカッタ「B&%n」じゃなくて!
4s で、今、Marshallのウェブサイトでこのイベントへの参加者を募集している。
ご丁寧にMarshallのデモンストレーターのスティーヴがこの先発売されるCODE100Hで弾く教則動画と譜面まで提供してくれているよ。
  

3_2_50  

「50For 50」か…私だったら課題曲にFrank Zappaの「Fifty-Fifty」を選んでいたかも?!
  
ウェブサイトはコチラ⇒50 FOR 50

 で、ですね、このウェブサイトに出ている勧誘文がおもしろかったのでチョット訳出してみた。
こういうのは文化の違いがわかってすごくおもしろい。
コレを読んで「オレも!」、「私も!」というイギリスまで行ける猛者がいらっしゃれば、是非申し込んでみてくだされ!
当然ギャラは出ないけど限定のMS-2ぐらいはもらえるかも?
  
ココから。
------------------------------------------------------------------------
Marshall社はMarshallにしかできない方法でミルトン・キーンズ開設50周年を記念します。
限定生産するMS-2を使って、ひとつの曲をユニゾンで演奏する50人のギタリストをご招待します。
演奏技術は問いません。

その曲とは、レッド・ツェッペリンの「Rock and Roll」です。
  
開演:午後5時

  
<応募条件>
応募をする方は次の条件を承諾頂きます。
●参加者は9月27日(水:現地時間)の午後3時にMarshall本社にお越し頂き、3時45分から始まるリハーサルの準備を完了させておいてください。

  • 参加者は本番の時に譜面を見ることのないよう、予め練習してきてください。
  • 参加者は自分のギターを持参すること。
    3~5mのシールドまたはスクリーンされている良質なケーブルとピックも忘れずに。(註:チッ、ギター・ケーブルを「ギター・リーズ」って言って欲しかったな)
  • 交通費は自己負担です。
  • 参加するために必要とされる練習や教育に要する時間に関してはすべて参加者の責任となります。Marshallはそうした時間のために損失するかもしれない経済的なロスについて一切責任を取ることはありません。
  • 18歳未満の参加者は付き添いが必要です。
    Marshallの設備内で発生する参加者の行動や健康、安全に関してはその付き添いの方に責任を負って頂きます。
  • Marshallの施設内における飲酒、法的に禁止されている物質の摂取は厳禁です。
    疑わしき状態の参加者は演奏する機会を失い、退場して頂きます。違法の物質を発見した場合には警察に通報します。
  • 参加者は収録する映像や音声に関する権利が完全にMarshallに帰属することにご同意頂きます。使用に供される媒体は現存するもの、将来発明されるものを問いません。また、その権利は永久に継続するものとします。
    さらに、それらの素材をMarshallの許可なしに第三者に分配することを禁じます。
  • 参加者はその場にふさわしくない、もしくは他人に不快感を与えると思われる服装を着用しないでください。また、つまづきやすい服装や身体の弱点を露出するような服装の着用も控えてください(靴も同様)。
  • 参加者が直接的、または間接的にこのイベントに関して利潤を得ることを禁止します。

   

<タイム・テーブル>

3:00 – 3:45pm  工場内のシアターで練習

3:45 – 4:45pm  製品デモンスとレーションと展示会(Marshallが担当)

5:00~     50人による「Rock and Roll」パフォーマンス

5:15 – 7:00pm  King Creature(キング・クリーチャー)他によるライブ・ショウ(Marshallが担当)

7:00    終了

  

<場所>
Marshall工場内、シアター

 

★場内の駐車場は無料です。ファースト・アベニューとロマール・コートにも停めることができますがMarshallは駐車に関する責任は負いません。
(註:駐車場はコレね)

280

 <申込書>

名字

名前

年齢

演奏レベル  □ビギナー  □中級  □上級

メール・アドレス

電話番号
------------------------------------------------------------------------

コレ、もし日本の楽器メーカーがやったら曲はナニになるのかね?

290

 

2017年9月 6日 (水)

電波は飛ぶ、飛ぶどこまでも~Marshall HEADPHONESの新商品 <スピーカー編>

  
疲れ目の症状を緩和するための商品のテレビCMをよく見かけるでしょ?
飲み薬もあるよね。「目、肩、腰の疲れに!」みたいなヤツ。
ノドに関する商品も色々出てる。
鼻だってあるじゃんね。息の通りを良くするヤツとか、イビキ防止の絆創膏みたいなヤツとか。
花粉症の季節になると、目と鼻に関するこうした、いわゆる「ケア商品」は大忙しだ。
このあたりの商品の市場たるや相当巨大なモノに違いない。
じゃ耳は?
耳はケアされているのか?
耳栓のコマーシャルなんて見た記憶がないし、耳のケア製品って「耳かき」と「綿棒」ぐらい?
耳だって疲れてるゾ~。
耳は何も文句を言わないけど、クタクタになってるゾ~…と思うワケ。
私の耳は特にヒドイと思う。人一倍使ってきたからナァ。
  
なつかしいナァ。
ナショナルの「スタジオマックff」とかいう下のラジカセ。
1973年の発売だというから…そうそう確かに小学校5年生の時だった。
出てすぐに買ってもらった。
ワイアレス・マイクが内蔵されているのがカッコよかったんだけど、ほとんど使わなかったな。
コレ、調べてみると定価が34,800円だったそう。
1973年の大卒の初任給って80,000~85,000円だったっていうから、オッソロシク高価なものだったのね…天国にいるお父さん、ありがとう!
その頃、国鉄の初乗りは30円。ハガキの送料は5円だって!ダマってりゃ郵便料金ってものすごく高くなってるんだな~。
このラジカセで、FMの映画音楽の番組をエアチェックしてテープが伸びるほど聞いた。
その後、その映画音楽がビートルズに代わる中学1年生の終わりぐらいまでこのラジカセを愛用していた。
起きている間中、コレで音楽を流していた。
昔の電化商品は実にシッカリと作られていて、その間一度も調子が悪くなったことはなかった。
だから、そんな高価なモノではあったけど、オツリは3回ぐらい来てると思う。

Ff_2もうそれから何度も家の中のオーディオ機器は変わっていったが、今の今まで、家にいる間は起きている間中何がしかの音楽が鳴り続けている。
今は珍しくLaurindo AlmeidaとCharie Byrdのデュエット・アルバムを聴いている。
ブラジルもタマにはいいもんだ。
最近は、事務所ではMarshall HEADPHONESのBluetoothスピーカーの最大モデルWOBURNがヴォリューム1以下で音楽を鳴らしてくれている。Marshallらしく超ラウドなのだ。
コレはCDプレイヤーにRCAで直結させて使っている。

50r4a6474倉庫で作業する時も同様に音楽が付いて回る。
コチラはインターネット・ラジオの音源をBluetoothを利用して事務所のコンピュータからSTOCKWELLに送り出している。
おかげで、こうして四六時中音楽に囲まれているというワケ。
だから、耳が働きすぎだ!っていうのよ。
気の毒に、私のミミちゃん…。
Marshall Blogの取材でライブ会場に行けば、撮影場所の関係でドデカイPAスピーカーにさらされる。もちろんガッチリ耳栓はしているが、それでもものすごい負担だろう。
夜はイヤホンを突っ込まれて、寝入るまでジャズを聴かされてる。
真剣な話、耳って休ませなくて大丈夫なのかね?
目はつぶることができるけど、耳と鼻は心臓と同じで24時間働いてら…なんてことは今生まれて初めて気づいた。
ん~、確かに総じてBluetoothってのは便利だな。
ミミちゃんゴメン!

50r4a6469しかし、Bluetoothってなんで「青歯」なの?
昔は「味噌ッ歯」の子がたくさんいたけど最近は見かけなくなったね。しかし、「味噌ッ歯」なんてスゲエ表現がよく思いついたもんだ。見習わなきゃイカン。
「味噌ッ歯」は英語で「Circular Carries」っていうんだって。
今度どう?バンド名に…「サーキュラー・キャリーズ」なんてカッコいいじゃん?
チョット脱線。
子供と言えば…昨日のことなんだけど、遊びながら下校する女の子たちを見かけた。
我々も子供のころやった、ジャンケンの勝敗で歩数をキメて進むヤツだ。
グーで勝てば「グ-リ-コ」で3歩。
パーで勝てば「パ-イ-ナ-ツ-プ-ル」で6歩。
チョキで勝てば「チ-ヨ-コ-レ-イ-ト」でコレも6歩。
やったでしょコレ?
で、その女の子たちもコレをやっていたワケ。
ところがどうも様子がおかしいのよ。
まず、ジャンケンのかけ声は「3時のお~や~つ」ってやる。我々はどうだったっけ?「ジャンケンポン」だっけ?
そういえば、どこかの地方では「ジャンケン」のことを「ジャイケン」って言うでしょ?アレ不思議。
話を戻して…。
見ていると我々のモノとはゼンゼン流儀が違うのね。
グーで勝てば「グ-ミ」で2歩なの。3時のおやつだけにグミを食べるらしい。
で、チョキは「チョコ」なの。だから2歩。ま、コレは歩数の数え方は違えど、我々と同じ。チョコレートはやっぱりお菓子の王様だ。
さて、こうなるとパーが俄然気になってくるじゃん?
なのでしばらく見ていたら、勝負がどうにもグーとチョキで決まり続けている。
つまりグミとチョコよ。
とうとうガマンできなくてその女の子たちに尋ねた。
「オジサンの時はね、あ、オジサンは怪しいモノなんかじゃないんだよ。Marshall Blogっていうのやってるんだけど、見たことある?あ、ない。
イヤ、オジサンの時はグーはグリコで…」と説明た。
まず「グリコ」でポカンとしてるんだよ。
「で、オジサン、さっきから気になっちゃってるんだけど、パーで勝つとどうなるの?」と訊いた。
するとひとりの子が小声で「パフェ」と答えてくれた。
ん~、時代は変わったわ~。
待てよ、「グ-ミ」、「チョ-コ」、「パ-フェ」って全部2歩じゃないの?それじゃおもしろくないじゃん?!
お巡りさんが通りかかって職務質問されてもかなわないんで、お礼を言ってその場を去った。
  
さて、Bluetooth。
この奇妙な名前は「ハーラル・ブロタン(Harald Blåtand)」という10世紀のデンマーク国王に由来しているんだって。
この「ブロタン(Blåtand)」ってのを英語に音訳したものが「Bluetooth」。
「ブロタン」→「ブルタン」→「ブルトゥン」→「ブルートゥーン」→「ブルートゥース」ぐらいか?
古代のデンマーク語では「ブロ」は「浅黒い肌」、「タン」は「英雄」という意味なのだそうだ。
だから、その王様の名前の意味から英語名を決めていたら、「Bluetooth」は「Tanned Hero」かなんかになっていたハズ。
ロゴはその王様の頭文字の「H」と「B」を合体させたモノ。
で、この王様、ナニをやらかしたかというと、ノルウェーとデンマークという異種民族を「交渉」によって無血統合させた人なのだそうだ。
白人は戦争大好きだからね、こうして武力を用いないで国家間でなにかをやり遂げるというのはスゴイことなのだ。
開発者のエリクソン社はスウェーデンの企業で、「多数存在する無線通信規格を統一したい」という願いを、同じ北欧の仲間であるデンマークのブロタン王の偉業に絡めてBluetoothと名付けたのだそうだ。
思った通り味噌ッ歯とは関係なかった。

Bt  
Bluetoothの由来もわかったところで今日の話題。
でも、Bluetoothと関係のない、その先のMarshall HEADPHONESの新商品の話。
下の写真がソレ。
もう、後光がさしちゃってるよ!
何ていうモノかというと「WIRELESS MULTI-ROOM SYSTEM」というシロモノ。

190
見た目は今までのBluetoothスピーカーと何ら変わらない。
「マルチ」という言葉が気になるけど、「リモコンがついたのか?」ってぐらいの感じ?

200

ところがココにはスゴイ進歩が詰まってるんだって。
それな何かというと、Wi-Fi。
BluetoothではなくてWi-Fiで音源の電波を飛ばすことができるのだ!…って、「オマイさん、それがどういう意味かわかってるのかえ?」ってことでしょ?
そうなの、私はにわかには何のことやらその意味がわからなかったの。
一体どこからこんなにメカ音痴になっちゃったんだろうな~…ってんでMarshall HEADPHONESの方にお願いしてコレについて勉強させて頂いた。

250
結果!
BluetoothではなくWi-Fiを利用することによって、複数台のスピーカーを同時に鳴らすことができるのだそうだ。
そうか、Bluetoothって1回線しか電波を送ることができないもんね。
またSpotifyだのに直結できる利点があるのだそうだ、Wi-Fiだから。
他にもRCAジャック、普通のオーディオ・ミニ・ジャック、もちろん従来通りBluetoothも使用できる。
しか~し!
コレはWi-Fiの環境が整っている場所での話。
大分普及してきたのかも知れないけど、日本の一般家屋でWi-Fiが飛んでいる所なんてまだまだ少ないでしょう?
こんな私でもイギリスに行って帰ってくると、日本のIT環境の僻地っぷりには驚くわな。
決して困りはしないけど。
言い換えると、これだけWi-Fiの環境が異なると海外の人に不親切なんだよね。
一般の日本国民って、私も含めて本当に海外のことを知らないよ。いまだにテレビで喧伝されていることだけしか知らない。
かといってインターネットがあっても同様。
それどころか、インターネットが発達したおかげで、日本がドンドン世界標準から切り離されていってると思う。原因は英語。
英語が苦手なもんだから他の先進国に比べて極端に情報量が少ないのだ。
昔はよく「島国根性」という言葉を耳にしたけど、最近はまったく聞かなくなった。
開き直っちゃったんだね。
J-POPを見ているとそれを一番実感する。
それとね、ウィキペディア。
信頼性の問題は別にして、海外の事柄を調べるときには正直よくウィキを利用するが、海外の事物を調べる時、日本の記事を見ることはほとんどない。95%以上ぐらいは英語版を利用している。
だって情報量が雲泥の差だもん。英語も平易で読みやすいし。
マスコミの閉鎖性の問題もあるけど、その英語版ウィキを使うたびに、海外から取り残されていることを確信するのだ。
ITテクノロジーもそう。
昔、今のMarshallの社長のジョンが社内でITの仕事を担当していた頃…15年ぐらい前の話ね…私が工場に行くたびに「Cutting edge」という言葉を使って、「シゲ、今、日本の最新のIT機器はなんだい?ナニが流行ってるんだい?」と我が国のコンピュータ事情を尋ねてきていたけど、今は全く訊いてこなくなった。
Marshallの社長として時折日本に来るようになって、日本のIT環境のお粗末さを知ったからだ。
新しい携帯電話やゲームソフトが一日中テレビで紹介されていて、いまだに「日本は世界一のIT技術を誇る国」だなんて思っている人…違うんですよ!
こんな商品の出現を目の当たりにすれば、海外のWi-Fi普及の進みっぷりが知れようというものだ。
  
フフフン、こう見えてもウチはバッチリなんだ、Wi-Fi。家中ビュンビュン飛んでるの。
結構便利なもんだよね。
先日Marshallの社長が来日した時も、事務所にWi-Fiが飛んでるもんだからすごく安心していた。
  
で、話題を戻すと、今度はひとつの音源で複数のスピーカーを同時にならせるようになるワケね。
リビングでも、ダイニングでも、トイレでも、倉庫でも、スピーカーが置いてありさえすれば、同時にどこでもThe Shaggsが聴けるということ。もちろんAnthony BraxtonでもシュトックハウゼンでもOK。

210

そして、Wi-Fiを経由することによりBluetoothより音質が向上するそうな。
確かにBluetoothって音量のレベルがチョット低いもんね。

220

プリセット・コントロールがついていて、自分がストアした音源にワンタッチでアクセスすることができる。
何だかCODEみたいだな。

230

最初の写真にあったリモコンは実はスマホ。
「Marshall Multi-Room」というアプリをインストールすれば手元のスマホでスピーカーをコントロールできる。
ってコレ、もう完全にCODEじゃんか!

240

環境に応じて3つのタイプがラインナップされる。
大きい方から、WOBURN、STANMORE、ACTONの3種類。
日本での発売は今のところ未定。

Marshall HEADPHONES製品の詳しい情報はコチラ⇒NAVYS
英語版はコチラ⇒Marshall HEADPHONES Official Web Site

260

しかし、1962年のこのJTM45から55年。
Marshallもずいぶん遠いところまで来たな~。
チョコやグミやパフェで小出しに歩んでいたら到底たどり着けんぞ。

180

(協力:NAVYS INC.

2017年8月24日 (木)

【訃報】 ジョン・アバークロンビーのこと

  
ジャズ・ギタリスト、ジョン・アバークロンビ―(John Abercrombie)が心不全で亡くなった。
享年72歳。
今日は急遽予定を変更してこのジャズ界の大御所ギタリストについて少し書かせていただくことにした。

10_p「少し」というのは、彼について「少し」しか知らないからだ。
それなのにナゼ私がMarshall Blogでこの悲報を取り上げたのかは最後の方でわかる。
  
John AbercrombieはECMレーベルの看板ギタリストとして数々のアルバムを残しているが、私は彼の弾くギターが苦手でしてね~。
フワフワ、何ともつかみどころのないプレイのよさがどうも理解できないでいた。
下の写真はジャズの入門書によく出て来るDave HollandとJack DeJohnetteとのトリオ『Gateway』。
コレですら好んで聴くことはなかった。

2_img_0209 Gil Evansの有名なJimi Hendrix作品集『The Gil Evans Orchestra Plays the Music of Jimi Hendrix』。
1974年の作品。
ギターはアバークロンビ―と川崎燎。
これも名盤の誉れ高いアルバムだ。
私はGilが大スキで、少なくない枚数のアルバムを持っているが、コレが一番苦手。
だってホンモノのJimiを聴いていた方がいいもん。

30_2Gilのアルバムの流れからなのか、約20年後にはこんなアルバムにも参加している。
オルガ二ストのLonnie Smithのトリオ盤。
その名もズバリ『Purple Haze』ときたもんだ。
Lonnie Smithって、インド人みたいな、あのターバンを巻いたオッサンね。
タイトルになっている「Purple Haze」の他にも「Up from the Sklies」とか「Gypsy Eyes」なんかを演ってるんだけど…どこがいいのかサッパリわからん。
「Voodoo Chile」なんてコレ違う曲何じゃないの?というぐらい原型を留めていない。
「Purple Haze」に至ってはレゲエだもん。
  
他にもBilly Cobhamの『Crosswinds』や『Total Eclipse』なんかも聴いてはいるが、どうもシックリこなかった。

40_2私のアバークロンビ―はとにかくコレ。
Lew TackinがプロデュースしたGeorge MrazとPeter Donaldとのギター・トリオ・アルバム。
選曲がいい。
「In Your Own Sweet Way」、「My Foolish Heart」、「There is no Greater Love」、「Beautiful Love」、「Nardis」、そしてColtraneの「Bessie's Blues」。
Peter Donaldは初期の秋吉敏子のオーケストラで活躍したドラマーで、歯切れのようドラミングが快感。
Miroslav Vitous同様、チェコ出身のGeorge Mrazは好きなベーシストのひとり。
彼のコントラバスはヴァイオリンで言うストラディバリウスやガダニー二のような貴重品で、ケースだけで200万円するとかいう話を聞いたことがある。当たり前か。
また、ものスゴイ酒豪で、Thad Jones=Mel Lewis Orchestra(サドメル)の一員で来日した時、公演前日に大量の酒を飲み、翌日重度の二日酔いに陥ってしまった。
サドメルを「ビッグバンドのコルトレーン」と例えたトランぺッターがいたが、それほど困難極まりない音楽の低音部を割れるような頭痛の中でまったくピッチを狂わすこともなく完璧な演奏をしたらしい。
その音源はライブ・アルバムになっていて私も時折聴いているが、そうは思えないナァ。
そんな最高のリズム隊に乗って、フワフワではあるけど、縦横無尽に弾きまくるアバークロンビ―が実にクールでカッコいい。

50_2さて、Marshall Blogがなぜジョン・アバークロンビ―の訃報を掲載しているのかというと、コレ。
HUDSON MUSICというビジュアル・チュートリアル・グッズのレーベルの『The Hudson Project』というCD。
Steve GaddやTerry Bozzioらの教則ビデオを制作し、ビジュアル・チュートリアル・グッズをいち早く世間に定着させたDCIの創設者、ロブ・ウォリスとポール・シーゲルが1998年に立ち上げた教則ビデオ・レーベルがHUDSON MUSICだ。
前に勤めていた会社では、このレーベルがスタートする時からビジネスに関わらせて頂いた。
「日本に既に存在する同名のゲーム会社との商標問題はクリアになっているか?」なんてこともやったっけな。
主宰者のロブとは話もよく合って仲良く、とても楽しく仕事をさせて頂いた。
ロブもポールもドラマーだったので、HUDSON MUSICからはドラム系の作品が多くリリースされたが、アレでずいぶんドラムのことを勉強させて頂いた。
そのことが今のNATALの仕事に少なからず役立っていると思う。
このCDは、レーベル創設時にリリースした同名のビデオが元にあって、その音源だけをまとめた作品。
当時はまだDVDなんてなかったんよ。ビデオだけ。
そのうちDVDが出て来て「ビデオ」というモノが強制的に「VHS」と名前を変更させられ、その姿を消すまでそう時間はかからなかった。
このセッション、Bob Berg、John Patittucci、Peter Erskineというそうそうたるメンバーのアルバムで、色めきだったが、「なんだよ、ギターはアバクロかよ」とチョイとガッカリした…当時はね。

60ところがですよ、ビデオの中身を見てビックリ!
アバークロンビ―がMarshallを使っているじゃないの!
あのフワフワした音ってMarshallで出してたの?というワケ。
ま、いつもMarshallを使っていたのかどうかはわからないが、このセッションではJCM900の2x12"コンボ(2502、4502、4102のどれか)を使用している。
下はCDスリーヴの表4に載っている写真。
遠目だろうが、画像が不鮮明だろうが、ひと目でそれとわかるMarshallのルックスはあまりにもパワフルだ。
このことを知ってかなりアバクロが身近になったような気になった記憶がある。
ちなみに今も販売している1922という2x12"のスピーカー・キャビネットがあるでしょ?1936をひと回り小さくした感じのヤツ。
アレはこのコンボのエクステンション・キャビネットだったんだよ、確か。

70_2このHUDSON PROJECTがキッカケになったというワケでは決してないんだけど、ホント、ここ数年何となくアバクロが気になってチョコチョコと買っては聴いていたりした。
右のヤツは一部でギター・シンセを使っていて「アリャリャ~」という感じだが、普通のギターで弾くストレートアヘッド・ナンバーなんかはトリハダもの。
まぁ、アバクロもさることながら、Peter Erskineのカッコいいこと!
左の白いSteeple Chase盤はAndy LaVerneとのデュエット・アルバムもか~なり素晴らしい。
ウォーキング・ベースでピアノのバッキングを入れたり、ほとんどオーソドックスなギター・ジャズを聴かせてくれている。
『ピーター・パン』の「Never Never Land」なんか演っちゃって…選曲も大変センスがよろしい。
最後の「Softly」なんてめっちゃカッコいいよ。

2_img_0213今になって考えてみると、この人は既成のジャズ・フレーズを単純につなぐようなスタイルを全く採らず、自分だけのオリジナルのフレーズ、言い換えれば自分だけの単語や文章で音楽を綴っていたということなんだなァ。
私のバカ耳は長い間それを理解できなかったのだ。
そして、せっかくその良さがわかって来たというのに…今回の訃報だ。
残念でならない。
偉大なスタイリスト、そしてアーティストのご逝去を心からお悔やみ申し上げる次第である。
  
YouTubeに「The Hudson Project」の動画が上がっていたので紹介しておく。
アバークロンビ―の後ろのMarshallに注目。

(敬称略 ※冒頭の写真はCDのスリーヴから引用させて頂きました)

2017年8月 1日 (火)

松川純一郎 PLAYS ASTORIA

 
ま、言ってみたところでどうにかなるものでもないので、正直言いたくはない。
でも、いつも言っちゃう。
「早い!」
チョット前に108番目の除夜の鐘の音を聞いたかと思ったら、隅田川の花火大会も豪雨のうちに終わって、今日から8月だよ!
8月の浅草はサンバか…。
今年で36回目だって。
始まった時は「一体何じゃらホイ」と思ったけど、スッカリ定着しちゃったね~。
国際通りにまだ本当に国際劇場があった頃でね、キング・クリムゾンの初来日公演を観に行ったな~。
そして、8月といえばお盆だね。
東京は7月だけど。
コレなんで地方とひと月ズレているか知ってる?
アタシャてっきり何がしかの仏教の教えに則ってそう定められているのかと思ったらさにあらず。
東京と地方のお盆をズラすことによって、親戚演者を集まりやすくしているのだそうだ。
何だよ、最近の話なのか?!
…ということで今日は「盆」の話題。
ウソウソ!
さすがにMarshallとお盆は関係ない。
本当は「Vaughan」…すなわち、スティーヴィー・レイ・ヴォーンの話題だ。
ヤングギター誌8月10日売り号のダウンロード・コンテンツのひとつにスティーヴィー・レイ・ヴォーン風のチュートリアルが収録されているという情報。

10lo  
コレがその撮影風景。

20インストラクターはレイ・ヴォーン・スタイル・ギターの第一人者、松川純一郎。
以下、スティーヴィー・レイ・ヴォーンは「SRV」ね。

30vSRV風のプレイをするなら、ギター・アンプはかつてMarshallが手本にしたアメリカ製のブランドと相場がキマっていそうなものだが、松川さんはMarshall ASTORIA CUSTOMをご指名。

40Marshall Blogで何度も紹介した通り、松川さんは伊藤広規さんのKoki Tetragonのライブ・レコーディングでASTORIAを使用しており、大のお気に入りなのだ。

50vコレがそのASTORIAサウンドがテンコ盛りに収録されているKoki Tetragonのライブ・アルバム『The Classy Rock Gig』。

60cd_2ASTORIAにはコンボ・タイプとスタック・タイプがラインナップされているが、上の写真の通り、松川さんはコンボタイプのAST-1Cを愛用している。

70もう音作りはできているので、若干のカメラ・テストをしてすぐ本番。
ゼンゼン緊張していない感じはサスガ!…と思ったら緊張してたんだって!
丸っきりそうは見えない。80ブルージーなフレーズが次々に繰り出されていく。
ク~、わかっちゃいるけどいい音だな~。
SRVは後年、MarshallのMAJORなんかも使っていたんだってね。

90v監督と打ち合わせをしながら演奏するフレーズをキメて収録していく。

100実は私はSRVはゼンゼン門外漢でしてな。
商売柄あんまり言わない方がいいんだろうけど、Marshall Blogで時折触れている通り、私は大学に入った時分、すなわち1980~1981年あたりから急速にロックを聴かなくなり、20歳になると音楽の興味は完全にジャズに移行した。
それでも耳に入って来るロック系ギタリストの名前がふたつあった。つまり世の中がお熱だったギタリストたち。
ひとりは「イングヴェイ・マルムスティーン」。
そして、もうひとりは「スティーヴィー・レイ・ヴォーン」だった。
この2人ってスゴイよね。
アッという間に自分の音楽を広めて世界中に数え切れないぐらいのフォロワーを作ってしまった。
イングヴェイなんかは、そりゃテクニックはすスゴイけど、それよりも本当にスゴイのは、自分の音楽を確立して後進のギタリストに計り知れない影響を与えたことだ。
かつてベンチャーズがそうであったように、今の若手のシュレッド系はすべてイングヴェイの子供といって差し支えないだろう。
そして、ブルース・ロックの分野に目をやると、全く同じことがSRVに言えるのではなかろうか?

110vそれと…イングヴェイの方はわかるんだけど、SRVのようなブルース系のギタリストが大スターになるっていうところがまたおもしろいと思うんだ。
もちろん、コレはアメリカでの話ね。
日本発信でブルース・ギタリストがスター扱いされることはまずあり得ない。
ナゼなら、日本にはブルースのルーツが皆無だからだ。
アメリカもイギリスも「ブルース」を下地にロックを発展させたので、ブルースあるいはブルース・ロック系の音楽、それとそれらとかかわりが深い70年代のハードロックのような音楽が、時代を超えていつでも返り咲く機会がある…という風に私は見ている。
日本のロックのルーツはグループ・サウンズだからね(大二さんの受け売り)。
日本はクラシックもジャズもこれほど盛んなのに、こと軽音楽の分野に関して言えば、一般大衆はブルースに最も距離を置いているように感じる。
ま、私もどちらかと言えばそのクチなんだけどね。

120真剣にフレーズの構想を練る松川さん。
コワイぐらいの迫力だ。

130vホラ!
影がSRVになってる!

75v

冒頭の「お盆」は冗談にしても、「Vaughan」という名前だと誰を思い出す?
私ならSarahとRobert…以上。
この綴り、知らなかったら「ヴォーン」なんて絶対読めないよね。
「ヴォウグハン」か?
「Vaughan」という姓は、元々イギリス南西部の地域、Walesの姓なのだそうだ。
ケルト民族をルーツに持つWalishはケルト語の一派である「ウェールズ語」を長年使って来た。
英語が公用語として定着したのは18世紀のことだというから驚きだ。
それだけに今でもウェールズ語をルーツに持つ単語を交え、独特な英語が使われている…とか。
Marshallにもウェールズ出身の人がいて、「彼の英語が聞き取れない」と第三者に相談したところ「ああ、彼はウェリッシュだからね。オレもわからない時があるよ」…なんてことがあった。
で、「vaughan」というのはウェールズ語で「small」という意味を表すのだそうだ。

140次から次へと紡ぎ出されるSRV風のフレーズ!
この手のギター・スタイルを目指している人のはこの動画が最高の贈り物になることだろう。
  
松川純一郎の詳しい情報はコチラ⇒facebook

150vヤングギター9月号は8月10日の発売です。
  
ヤングギターの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

160

(一部敬称略 シンコーミュージックにて撮影)

2017年7月31日 (月)

岡井大二の青梅はAMAZINGだった!

  

今日の話題はコレ。

20vそう、梅。
同じ梅でも今日登場するのは下の写真の方。
上の梅と下の梅、色以外にどういう風に違うかわかる?
上の黄色い梅はもう熟していて、これから自家製梅干しになる。
梅と塩を広口のビンに入れて重石で漬け込んでやる。色や香りをつけるためにシソを入れることが多いが、ウチは入れない。
頃合いを見計らって漬かった梅を取り出して、しばらくの期間天日干しをする。
ビンの中に残った梅から出た水分は「梅酢」といって「グワシ!」とやる。
それは「楳図」か!
梅酢は除菌作用があって、昔はうがい薬や咳止めとして珍重されたらしい。
他に、漬物に使ったりして何のムダも出さない。昔の人は本当に賢い。
今ではその梅酢を原料に「梅ドレッシング」を作ったりもするそうだ。
取り出した梅は事務所の前の日の当たるところに置いておいて、雨が降ってきたら取り込むのが私の仕事。
Marshall AmplificationのAsia & Oceania Region Managerが製造に関わった梅干しだ…酸っぱさもしょっぱさも超ラウドだぜ!
かなり久しぶりに作るんだけど、化学調味料や添加物を一切入れない梅干しはすごくおいしいんだ。
海外では使用が厳しく禁止されているアミノ酸(グルタミン酸)が入っている食品をできる限り摂らないようにしているしね。
下の青い梅は梅酒になる。
おいしいもんね~、自家製の梅酒は!
もちろん化学系添加物は一切入らない。
実に完成が楽しみだ。
今日の舞台はこの青い方の梅。
つまり青梅ね。

10v_2

私が青梅に足を踏み入れたのは、人生でコレが初めてのこと。
東京の東の住人にとってはかなりの距離。
八王子のチョット先ぐらいに考えていたらトンデモナイのね?
お、目的地が見えてきた。

30ココが目的地。
民家ですな。
同じ「ハウス」でも、ライブハウスはMarshall Blogに数え切れないほど登場しているけど、もしかしたら普通の「ハウス」が舞台になるのはコレがはじめてのことかも知れない。

40コチラは榎本さんのお住まい。
もしくは、ご芳名の下にある通り「studio AMAZING」。

50ご新居で…結構なお住まいですな~。

60風通しのよいベランダでくつろいでいるのは、岡井大二とおなじみのギタリスト、関雅樹

70実は榎本さんは、ドラムスの録音ができるプロフェッショナル・クォリティのスタジオを自宅に作ってしまったのだ!
関ちゃんの手配で大二さんがお見えになり、そのスタジオでレコーディングをしたというワケ。
100v_2自宅のスタジオに「岡井大二」が現れるなんてまさにAMAZING!
セッティングに余念がない大二さん。

90録音に使用したキットはNATALのバーチ。
実際に大二さんがステージで何度か使っているモノだ。

80

セットを終えて軽くウォーミング・アップ。

120え、大二さんが使っているスネア?
気がついちゃった?
さすがお目が高い!
コレはNATALのStave Snare。
シェルが桶状になっている。
大二さんが叩くとスゴイんだわ!
宇宙の果てまで音が届きそうに抜けまくる!

130大二さんは案外慎重にセッティングをするが、自分の出したい音がシッカリと頭の中にあって、また楽器のツボを心得ているので時間はかからない。
一発でキメちゃう。

110

準備万端。
ヘッドホンをつけてイザ本番!

140スゴイ集中力!
コワいぐらいだ。
レンズを向けている私のことなど全く気にしない。

150ミキサー室でも関ちゃんが大二さんのプレイに集中している。
そう、コレは関ちゃんがアレンジとギターを担当した女性歌手の伴奏のレコーディングなのだ。

160まずは一回録ってみて…

170お~っと、関ディレクターがマイク位置の修正に飛び出してきた~!

180もう一回。

190v大二さんのドラミングはいつ見てもサウンド、フレーズともにこの上なく気持ちがいい。
それだけではなく、曲のコンセプトに合わせて当意即妙にプレイを変えて、音楽に当てハメていくクリエイティビティが何とも素晴らしい。
50年以上の音楽キャリアを誇る「歩くポップ・ミュージック辞典」みたいな人だからね、チョコチョコっとロックを聴いてツーバスを無遠慮に踏みまくる若者とは格も、ケタも、音楽への取り組み方も全く違う。
加えて大二さんのスゴイところは、今の若い人たちのロックもチャンと聴いているということだ。
オマケにいつまでもパワフルなのだからケチのつけようがない。

210カメラを持っていつまでもチャラチャラしていても目障りなだけなので、私は早々に現場を失礼させて頂いた。
大二さん、がんばって~!
  
このstudio AMAZING、今のところまだウェブサイトも広告も展開していない状態だけど一般開放している。
ご興味のある方は下記のアドレスへメールでお問い合わせください。
  
studio AMAZINGへのお問い合わせは⇒studio.amazing46@gmail.com

200さて、スタジオを後にして私はというと、青梅の街に散策へと繰り出した。
マーブロ名物「ワガママ観光ガイド」ね。
せっかく(ウチから)遠いところまで行くんだから、とウェブサイトで下調べをしておいた。
「古い映画の看板がたくさん飾っている街」…そうか、アレって青梅だったのか!と実は楽しみにして来たのよ。
それと、榎本さんからも情報を頂いて、まずは裏手の山の上にあるこの「青梅鉄道公園」に立ち寄った。

220私は鉄道には興味がないので中には入らなかったんだけど、こうして屋外に展示してある機関車などを眺めることができる。
「デゴイチ」ね。
一時期蒸気機関車ブームってのがあったよね。
こんなデカい鉄のカタマリが湯気で動くんだからスゴイよな~。
ちなみに蒸気機関を発明したジョージ・スティーブンソンはイギリスのノーサンバーランドの出身だ。
私がなんでこのノーサンバーランドを知っているのかというと、近くまで行ったことがあるから。
「Northumberland」と綴るんだけど、一発で読めなくて、当時Marshallに勤めていたエンジニアのスティーヴに笑われたので、かえって読み方だけは一発で覚えた。
ノーサンバーランドはニューキャッスルのチョット北に位置するイングランド最北の地域。
脱線。
ニューキャッスルのチョット南にサンダーランドというところがあるんだけど、熱心なロックファンの間ではFreeのライブ・アルバム『Free Live!』がこの街にあったホールとロンドンの南のクロイドンで収録されていることが知られている…かどうかは知らない。
で、2、3日前の東京新聞の夕刊に出ていたのがイギリスの特派員の方の話。
新聞社の海外特派員だから当然「英語の達人」なワケ。
ところがサンダーランドに取材に行って腰を抜かしてしまったという。
ナント、英語がゼンゼンわからなかったんだって。
ナゼかというと、訛りが強いことに加え、単語からしてロンドンなんかで使われている英語と全然違っていたのだそうだ。
津軽弁みたいなもんだね。
私もロンドンで乞食の英語がわからなくてホテルの人に標準英語に通訳してもらったことがあったが、それの比ではないようだ。
二ューキャッスル出身の人は「ジョーディ」と呼ばれていて、やはり訛りが強い英語を話すが、ブッ速いだけで、私にはそれほどキテレツなモノには聞こえなかった。
  
イギリス北部の珍道中はコチラ。
興味のある人はおヒマな時にどうぞ!
【イギリス-ロック名所めぐり vol.6】 サウス・シールズ(South Shields)
【イギリス - ロック名所めぐり vol.13】 Newcastle(ニューキャッスル)はよいところ
Shige Blog】イギリス紀行2012 その10~ニューキャッスル
【Shige Blog】イギリス紀行2012 その12~サウス・シールズ

230E10形式タンク蒸気機関車。

240vクモハ40054系。
私がかなり小さい頃、総武線ってこんなヤツが走っていたような記憶があるな。何しろ茶色だった。
「ク」は運転台つき。
「モ」は中間電動車。
「ハ」は普通車。
「4」は交直流。
「0」は通勤型あるいは近郊型の車両。
…とか意味があるんだよね。
昔の仕事で必要だったことがあって、ホ~ンのチョットだけ勉強したけど、「ム」しか覚えてない。
「ム」は無蓋車のこと。
要するに砂利なんかを積む屋根のついていない車両のことだね。

250山から下りて来て街の駐車場へ。

260おお~、さっそく!
『夕日のガンマン』って原題は『For a Few Dollars More』っていうのか…。
駐車場の係りのオバちゃんがまたヤケクソにいい人で色々と情報を提供してくれた。
何でも八王子から青梅にお嫁に来たというのだが、「青梅の方がゼンゼン好き!」とおっしゃっていた。

270駐車場の前のレコード屋さん。280vこっちは『シェーン』だよ。
西部劇が好きなのかな?
以前にも書いたことがあったけど、アラン・ラッド扮するシェーンって、ジャック・パランスとの決闘に勝って少年に別れを告げて去っていくでしょ?その後どうなったか知ってる?って話。
コレはサミュエル・L・ジャクソンとケビン・スペイシーの『交渉人』という映画の受け売りなんだけど、馬に乗ったシェーンが最後のシーンでどう見えるか…。
ご自分で確認してみてくだされ。
私は興味があったので、レンタルしてきて確認したわ。
かなりショックを受けたよ。子供の時に観たときと違う結末がそこにあったから。
しかし「詩情をたたえ秀麗とそびえ立つ名作西部劇の最高峰!」なんて固いコピーだな~。
昔はコレでよかった。

290西部劇だけじゃない。
『シェーン』の上は『ベニイ・グッドマン物語』。
「ベニイ」だからね…「犬神サアカス團」みたいだ。
もちろん観てるけど、私は『グレン・ミラー物語』の方が好き。
でも、コレ、そういえばベニー・グッドマンのお相手役を演じたのはドナ・リードなんだよね。
ジューン・アリソンよりドナ・リードの方が断然いいな。
「グッドマン」とは名ばかりで、結構根性が悪い人だったという話を聞いたことがある。
ちなみに、「チャーリー・クリスチャン」っていう名前を聞いたことがあるでしょ?
ジャズにおいては伴奏楽器だったギターをソロ楽器として使用して見せた大イノベーター。
今、メタルの皆さんがピロピロやっていられのも、もしかしたらチャーリー・クリスチャンがいてくれたからかも知れない。
そのチャーリー・クリスチャンはベニー・グッドマン楽団で有名になった。
この1930年あたりのジャズを「スウィング・ジャズ」という。
その後、1940年代に入って別のチャーリーが出現し、ジャズのすべてを変えてしまう。
チャーリー・パーカーが中心となって巻き起こした「ビ・バップ」のムーブメントだ。
ココからのジャズを「モダン・ジャズ」と呼ぶ。
300さて、街に繰り出すぞ~!

310おお~、そこら中にあるわ、あるわ!
また西部劇。

320フリッツ・ラングの『メトロポリス』ね。1927年に作られたSF映画。
コレ、大学の時かな?リバイバルで上映されていたけど観なかったな。
私にはBe Bop Deluxeで十分です。

330
コレのことね。
ライブ・アルバムの『Live! in the Air Age』。
高校の頃、よく聴いたわ~。
Bill Nelsonは結構好きだったが、今聴くとギター歪ませすぎでしょう?

1_bbd 邦画もちょくちょく混ざってる。
名作の誉れ高い小津映画だけど、私は苦手。
コレだったかな~?『晩春』っていうヤツだったかな~?
小津作品レギュラーの笠智衆の恩師が東野英治郎で、婚期を逃したその娘が杉村春子というキャストがすさまじかった。
だってみんな同じ年ぐらいでしょう?
…と思って調べてみると、笠智衆が1904年(明治37年)で年長。恩師ゆえズッと年上であるはずの東野英治郎が何と年下で1907年。
その娘役の杉村春子が1906年という強引な配役。
黒澤明だったら絶対にこういうことをしないだろう。リアリズムが一発で消し飛んでしまうからだ。
確か飛行機の中で他に観るモノがなかったんだよな。
ま、悪くはなかったけど、オコチャマな私には向かんわ。

335vん、コレはウマい!

345 傘屋さんに『雨に唄えば』だもん。
以前、水天宮に一階が傘屋さんで、その二階の喫茶店が「シェルブール」っていうのがあったけど、こういうのはよろしいね。
こないだデビ―・レイノルズがお嬢さんのレーア姫(キャリー・フィッシャー)とほぼ同時に亡くなったのには驚いたね。

340青梅駅。
改装中だった。
ソロソロお腹が空いてきたので、駅前に行けば何か食べ物屋があるだろうと思ったが、モス・バーガーが目に入るだけで目立ったお店はなし。
ココまで来てモスというのも芸がないので他を探すことにした。
ま、通りを歩いていればそのうち何かウマいもの屋に出くわすだろう…とタカをくくってしまったのが大きな間違いだった。

350駅前の八百屋さん。
「八百梅」なんていい名前だね。
ちゃんと「おうめ」って入ってるもん。

355vしかし…あまりにも人がいなさすぎる。
こんな光景を見たのは信州の飯山以来かも知れない。
そして、商店のほとんどがシャッターを下ろしている。
商店街が休みの日なのかな?

360あ、そうか!
ココ東京だったんだ。
あんまりノンビリしているもんだから忘れてた。
都議選の宣伝カーで小池さんの顔を目にして自分が東京都内にいることを実感した。
この森村さんという方は現職を破って当選したんだね。
政治のことには触れないでおくけど。

570そこかしこに出て来る映画の看板!
『百万長者と結婚する方法』ね。
マリリン・モンローにローレン・バコール、それにベティ・グレイブル…スゴイ時代だよな。
まだアメリカが、ハリウッドがヨカッタ時代の映画だ。

370コレは…「油屋」ってぐらいだから燃料屋さんだね。

380油だから『モダン・タイムス』。
コレもウマい!

390v薬屋さんには『Gone with the Wind』。
「風邪と共に去りぬ」…か。

395vコレは「青梅市民会館」。
50年の歴史を持っていたが、過日閉館した。
さっきの駐車場のオバちゃんはこのことを大層寂しがっていた。
今、青梅で最もにぎやかなのは、「まちの駅」という地元の特産物を販売しているお店で、何でもバスで乗り付けて来る団体客もいるとのこと。

396お、『グレン・ミラー物語』が出て来たよ。
またジャズの話で恐縮だけど、時代的に仕方ない。
「Moonlight Serenade」とか「String of Pearl」とか「Tuxedo Junction」とか、音楽好きの人なら世代を問わずグレン・ミラーの曲を聴いたことのない人はいまい。
この映画では飛行機の格納庫で演奏される(と思うのだが…)代表曲のひとつ「Chattanooga Choo Choo」は世界最初のゴールド・ディスクを獲得した。
それほど人気があった。
グレンミラー楽団にはその他にも「In the Mood」とか「Pensilvania 65000」なんていうヒット曲があるんだけど、ブルースなんだよ。
正確に言うと「ブルース形式」。
やっぱり日本とは音楽の環境とか下地が全然違うんだよね。
音楽の消費者の耳が肥えていたんだね。
これまで日本で一般の人までが口ずさむようなブルース形式の曲があっただろうか?
ソバ屋の出前までが歌ったという「Moanin'」がソレっぽいが、ブルースではない。
ちなみに、「Moanin'」を歌いながら出前をしているソバ屋を見たことがある人はいないらしい。
     
私はこの映画を何回観たかわからないけど、すべてのシーンが丁寧に、かつ可愛いらしく作られていてすごく好きなんだな。
特にリード・トランぺッターがリハーサル中にソロを終えてイスに座る時に譜面台に楽器をぶつけて唇を切ってしまうシーンがある。
トランぺッターにとって唇はサックスでいうところのマウスピースと同じ。
したがって唇を切ってしまったら吹くことができない。
主旋律を奏でるリード・トランぺッターが演奏できないとなるとバンドは成り立たない。
ところが公演は明日。
さぁ、どうするグレン!
…と、グレンは部屋にひとり閉じこもって五線紙を前にアレンジをし直す。
このシーンがアホほどカッコいい。
この映画の一番の見どころと言ってもいい。
ピアノで音を確かめながらベース・ラインの四分音符をキレイに五線紙に書きつけていく。
実はコレ、薄~く下書きがしてあって、キレイに書けるようになっているんだけどね。
そうして、仕上がったアレンジというのが、クラリネットが主旋律をオクターブ上で奏でるという手法。
コレを「Killer Diller Sound」といった。
「Killer Diller」というのは当時のスラングで「メッチャかっこいいもの」みたいな意味だったらしい。
こうして、グレンは予てからの「何か自分だけの新しいオリジナル・サウンドを確立したい」という夢をかなえ、大ヒットを飛ばしていく。
ああ、また観たくなってきた。
そのグレン・ミラーも第二次大戦中、戦地の慰問に赴く飛行機に乗ったまま行方不明になってしまった。
しかしですよ、いつも思うのは、日本軍がほぼ餓死状態の白兵戦を強いられている一方、アメリカはジャズのビッグ・バンドが戦地や基地を回って兵隊さんの応援をしていたんだからねェ。
余裕だよ。
最後に…「茶色の小瓶」っていう曲があるでしょう?
この映画でもその愛らしいメロディがラスト・シーンに効果的に使われていて観る者の涙を誘う。
で、この曲は19世紀のアメリカ人音楽家の作品なんだけど、元はアルコール中毒の夫妻の歌なんだって。
知らなかった!
 
『荒野の決闘』の原題は「My Darling Clementine」。
日本では「♪雪よ岩よ 我らが宿り」の「雪山賛歌」でおなじみね。 

400vまた小津に西部劇。

410草履屋さんは『哀愁』に『道』か…。
『哀愁』は後で出て来る。
  
「ザンパノが来たよ!」
ジュリエッタ・マシーナ演じるチョイと足りないジェルソミーナが子供ながらに憐れでね、『道』は小学校の時に観たきりだ。
『禁じられた遊び』とか、ああいう貧乏くさい映画がキライなのよ。
でもザンパノを演じたアンソニー・クインはすごく好きな役者。
『アラビアのロレンス』でハウェイタット族の首長、アウダを演じた時はカッコよかった。
他の部族はラクダなのに颯爽と馬に乗ってね。
戦争に翻弄されるドイツ軍の捕虜を演じた『25時』という戦争映画はすごくヨカッタ。
アレはまた観たいナァ。

420ビットリオ・デ・シーカか…このあたりはチト苦手だな。

430「キスする時は鼻が邪魔にならないのね?」…知ったことか!
『誰のために鐘はなる』ね。
それにしてもハラが減った。
誰かのためにラーメン屋のひとつぐらいあってもいいだろうに。

440『第三の男』は中学の時に岩波ホールに観に行ったっけ。

450イギリス映画かと思っていたらアメリカ映画だった『哀愁』。
『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラ、すなわちビビアン・リーはイギリス人で、アメリカの男性は「イギリスにはこんな美人がいるのか!」とブッたまげたという…ということは以前にも書いている。
実は『哀愁』はMarshall Blogでは既に何回か登場している。
というのもこの作品の原題が『The Waterloo Bridge』だから。
テムズ川にかかる大きな橋の名前だ。

460コレがそのWaterloo Bridge。

1_img_0440上から見るとこんな感じ。

6a0163044657d3970d0167692e87da97_2 ま、『哀愁』というより、なんといってもThe Kinksの必殺の名曲「Waterloo Sunset」の方が今やシックリくるか。
「テリーとジュリーは毎週金曜日の夕方にウォータールー駅で落ち合ってデートをしているけど、ボクはめんどくさがり屋だから、テムズ川に沈む美しいウォータールーの夕日を部屋から窓越しに眺めているのがパラダイスなのさ」だとさ。

1_img_0441

中にはかなりアブなそうな看板も混ざっている。
上で紹介している映画の看板は、青梅の街に映画館があった頃、実際にその映画看板を手掛けていた久保板観さんの手によるもの。
1993年に開催された『青梅宿アートフェスティバル』というイベントで約20年ぶりに久保さんが映画看板を制作したのがキッカケとなったのだそうだ。
以来、街興しの一環として久保さんの描く映画看板で町を飾り続けている。
制作には明星大学造形芸術学部の学生も商店街とのコラボで看板づくりに参加しているのだそうだ。
経費も莫大なものになるのであろう、それぞれがかなり汚れてしまっているのだけはチョット残念に思った。

470vバスの停留所には当然『バス停留所』!

480v中はネコだらけ。

490青梅は「ネコの町」でもあったんだね。
でも小津。

500気が付くとそこらじゅうネコが主役の映画の看板がかかってる!
さっき紹介した『シェーン』のコピーが『ニャーン』では「猫をたたえる名作最高峰」になってる。
そういえばネコが主役の映画ってあるかな?
『ハリーとトント』ぐらい?
アレはいい作品だったね。

510v私が子供の頃に飼っていたネコは時々どこからか芋虫を持って帰って来て、それを見つけた母がいつも飛び上がっていたな。
ちなみに私はニョディー・フォスターと生年が一緒で誕生日が一日違いなのよ。

520まぁ、『ニャジラ』は出やすいだろうな。

530こんな電話ボックスとオブジェも。
その向こうは『怪猫二十面相』と『第三の猫』。

535vこんなのもあったよ。
カレーライスを食べているのか…マジでハラ減ったな~。
朝かなり早い時間に高速のPAで食べたきりだもんね。
タマがうらやましい。
でも、見事に食べ物屋がないんだよな~。

540看板の方はもう何でもアリだ。
『Bone with the Cat』だって。
どういうことなんだろう?

550v『用心棒』は『用心猫』にすればよかったのに…。
ちゃんとピストルを持った卯之助猫まで描かれているのがうれしいね。
「空腹はつらいよ」!

560しかし、このネコづくし、東京の東では谷中が有名だけど、押しは青梅の方が断然強いね。
私はネコにナンの興味もないんだけど、facebookなんかを見ているとネコ人気の高いことよ。
皆さんがよろこぶかな?と思って並べてみた。

575青梅にはまだフィーチュアしているモノがあるよ。
それは「昭和」。
アッコちゃんが案内してくれる。
『ひみつのアッコちゃん』で思い出すのはウチの家内。
アレ?コレ以前に書いたかな?
小学校低学年の時の図工の授業で、「母の日にちなんでお母さんの絵を描きましょう」というお題が先生から出された。
すると、ある友達が実に巧みにアッコちゃんの絵を描いた。
ウチの家内は素直なもんだから、その子のお母さんが本当にアッコちゃんみたいにカワイくて、すごくうらやましく思ったらしい。
そんなバカな…。
先生はそれを見てその友達に「ウソを書いてはイケません!」と叱ったという。
ところが、その子はガンとして描き直さなかった。
後日、ウチの家内がその子の家に遊びに行った時、とうとうそのお母さんと対面した。
そこで家内は腰を抜かして驚いた。
ナ、ナント、その友達のお母さんは本当にアッコちゃんソックリだったというのだ!
テレビなどでアッコちゃんが出て来るとウチでは必ずこの話になる。
家内もよっぽどビックリしたのだろう。
ラミパス、ラミパス、ルルルルル。

580世間ではやたらと「昭和の香り」だとか「昭和の雰囲気」とかいう表現を使うけど、一体どういうのが「昭和」なんだ?と私なんかは不思議に思うワケよ。
元号が変わればすぐに文化が変わるワケないんだからさ。
「古臭い」のが「昭和」なのか?
でも、コレを見ると…失敬ながら「昭和の香り」がするわ~。
典型的な金物屋さんのルックスだね。
今はみんなホームセンターへ行っちゃうんだろうけど、昔はこういう金物屋とか荒物屋っていうのが大抵街にあった。

590「染物と洗張」のお店。
コレは昭和だわ。
「洗い張り」って知ってる?
昔、多くの人が普通に着物を着ていた時代の着物の洗濯方法ね。
着物をいったんほどいて、水洗いをし、針の付いた竹ひごや張り板にピンと張り、糊付けしてシワを伸ばしながら乾かしていく方法がそれ…って、私は知りませんでした!
着物ってスゴイよね。
昔の人の知恵や昔のモノっていうのは本当によくできている。
ムダがないんだよ。
冒頭の梅干しだってそうだったでしょ?
600v昔はポストはみんなコレだった。

610vこういう路地はいいね。
「障子紙、千代紙 その他 和紙各種取り揃えています」
千代紙なんて今使う子供いるのかな?

615vこの路地なんか未舗装だよ!
昔はこんなの全く珍しくなかった。
突き当りは蔵だね。
蔵は東京の真ん中にはほとんど残っていない。
誰かさんが焼夷弾を落として全部燃やしちゃった。

630vね、歩いていると時折こうして蔵を見つけるのよ。

640
この二階のデザインはステキだナァ。
でも、いくらステキでもハラの足しにならんわ。
ハラ減った~。
下はカフェなんだけど、もうそんなんじゃガマンできません。
ガッツリ何かを食べないと!

620vこの手の建物がたくさん並んでいる。
千葉の佐原や栃木市の街並みにはかなわないけど、かなり古い建物が残っていてうれしいにゃ~。

650この家なんかスゴイよ。

660文化庁が認めるところの国の有形文化財だもの。
  
さっきの話、「昭和」と「平成」を区別するとしたら、インターネットと携帯電話が「なかった時代」と「ある時代」ということじゃないかな…なんて最近思うんだよね。
もちろん、この違いには利便性やら犯罪やら、色んなものが絡んでくる。
私はそうした機器の出現によってヘンテコな犯罪が増えるよりも、少しぐらい不便だって平和な方がいいいいと思うんだけどね。
だって、元々は携帯電話なんかなくたって何ひとつ困ることはなかったんだから!
でもMarshall Blogはできなかったね。
そうした場合、私は今ナニをやっていたのだろうか?

670こういうのがすごく好きでしてね~、見ていて全く飽きないんだけど、もうハラ減ってガマンできん!
時計を見るともう三時じゃねーか!
誰か助けてくれ~!

680…と苦しんでいたら、お~!「かつ」の文字が目に飛び込んで来た!
やった、天の助けだ。
トンカツだ、トンカツだ、トンカツだ!
ナニ食べようかな~。ヒレか、ロースか、ミックスか!
もうこうなりゃいくらでも払う。
エビフライも付けちゃおうかな~。タルタルソースはかけないようにしてもらわないとイカンぞ。
嗚呼、ここまでガマンした甲斐があった。
ごはんとキャベツがおかわり無料だといいな~。
食うぞ~!

690…と思ったら…。
オイオイオイオイオイオイオイ、「がまかつ」って…。
「釣り針」じゃねーか!
オレは魚じゃね~ッ!
ガックシ。
こうなりゃ「四六のガマ」のカツでもいいんだけど…。

700やれやれ、「青菜に塩」状態でどうしようかと思ってトボトボ歩いていたら、途中に鶏肉屋みたいな店があったのを思い出して行ってみた。
「シカゴチキン」か…そういえば、studio AMAZINGに来ていた人がウマい鶏を食わす店がある…とおっしゃっていたな。
でも、あまりに小さい店なのでよく見落として通り過ぎてしまう…とか。
…ということを思い出した。
チョットのぞき込んでみると、鶏のモモの素揚げみたいのが数本陳列ケースに入っていた。
もう大分前に揚げたモノなんだろう。
きっと冷たくてカチンカチンに違いない。
しかし、こっちはもう本当にお腹と背中がくっつきそうな程のハラの減りようだ。
この先いくら歩いてもナニもないのはわかっている。
そこで、思い切ってそのモモを食べることにした。
薄暗い店内に向かって「このモモ1本くださ~い」と声をかけると、恐ろしく元気のないおジイさんが出て来た。
大病をされたのだろうか…食べた後のモモ肉の骨のように痩せきっている。
ありがとうございます」…と言ったのだろうか?…500円玉を一枚渡してモモ肉と引き換えた際、あまりの小声で聞き取れなかった。

710v白い紙袋に入ったモモを受け取ると、コレが意外にあたたかい…どころか熱い。
予想に反して、ナント揚げたてだったのだ。
要するにモモ肉のから揚げだ。
さっそくかぶり付いてみると…コレが本当に気を失いそうになるぐらいウマかったのだ!
塩が効いていて香ばしく揚った肉はこの上なくジューシーで、通行人の目も気にせず、道端でむさぼるようにして食べてしまった。
イヤ~、おいしかった。
極度な空腹であったことを差し引いても、もしかしたら今年食べたモノの中で一番おいしかったかもしれない。
困ったのは食べた後の骨。
あたりにゴミ箱がないのだ。
次に入る博物館に骨をそのまま持って行って「捨ててください」とお願いしたら、「鶏肉屋に返して来い」と言う。
その指示にしたがって鶏肉屋に引き返し、さっきのおじいさんに骨の処分をお願いしたら快く引き取ってくれた。
「そうだ!」と思って、あまりにもウマかったモモ肉のお礼をそのおじいさんに向かって言った。
「オジさん、メチャクチャおいしかったよ!ありがとう!」
おじいさんは少しだけほほ笑んで何かを口にしたが、その言葉は小声すぎてやはり聞き取れなかった。
コレならまた食べに来てもいいな…と思ったほどだったのだが、店先に近々閉店する旨の張り紙がしてあった。
もったいない。
シカゴチキンのおジイさん、お疲れさまでした!

720骨の処分を断られたのがこの博物館。
立派な土蔵造りのこの建物は元は医院だったらしい。

730平成15年秋にオープンした赤塚不二夫の記念館。
赤塚不二夫自身や親戚は青梅に縁はない。
赤塚さんは新潟で過ごした青春時代に映画館看板の仕事をしていたことがあって、その符合を得てココに開館させたそうだ。

740私の世代は、「おそ松くん」にはチョット早いんだけど、「バカボン」、「ア太郎」、「アッコちゃん」はドンズバ。
「バカボン」は少年マガジンで、残りのふたつはテレビで見ていた。

760館内は一階に作品にまつわるディスプレイがセットされている。

770「レレレのおじさん」の声をテレビで初めて聞いた時って感動しなかった?
ホントにあんな声だったのかな?

780v展示を見ていると、『もーれつア太郎』関連の展示が思いのほか多いことに気付く。
ニャロメとかココロのボスとか脇役がシッカリしてたからね。

790「イヤミ」なんて実にいい名前だね。
そうそう、名作ってのはまず登場人物の名前がいいんだよ。
「シェー!!」はゴジラもやってたもんな。

800v中学の時かな?
約40年前、東京12チャンネルの「モンティ・パイソン」の余りの時間にタモリが出て来た時は驚いた。
こんなのあんの~?みたいな。
タモリが赤塚不二夫の家に居候していた話は有名だ。

810このア太郎のソノシート持ってたよ!
なつかしいな~。
このテーマソング、作曲がいずみたくで、父が感心していたのを覚えている。

820二階はときわ荘の再現や原画が豊富に展示されている。
原画は撮影禁止。
どれもスゴクきれいなのには驚いた。
赤塚不二夫のマンガって、背景が真っ白なコマがやたら多いんだよね。アレは背景を書くのが面倒だったのかな?
私はそうは夢中になったことはないが、スゴク尊敬している。
手塚治虫をビートルズに例えるなら、赤塚不二夫はジミ・ヘンドリックスだと思っている。
そのココロは「誰もやらないことをやった」というオリジナリティへの畏敬の念だ。
今、アニメも音楽も赤塚不二夫ほどにクリエイティブなスタイルを作り上げる人はいまい。

830青梅赤塚不二夫会館のとなりが…

840『昭和レトロ商品博物館』だ。
文字通り昭和に活躍した様々な商品が陳列されている…というんだけど、チョットこわかった。
だって、こちとら昭和の中頃の生まれだからして、そうした人様からは「レトロ」と扱われているアイテムが全然当たり前のモノに感じられるかも知れないじゃん?
それでも忘れていたものがたくさんあって面白かった。

850ハッハ~!
「こうだった、こうだった!」というようなモノがズラリ。

860目に留まったのがコレ。
「昆虫採集セット」ってのはいくつも買ったな~。
考えてみれば残酷な話で、コレのおかげで犠牲になったセミはかなりの数に上るぞ。
この赤だの青だのの怪しい液体。「防腐剤」とかなんとか言ってたけど、一体何が入っていたんだろうか?
そういえば、コウモリって東京では全く見なくなったね。
昔は夕方になるとチラチラと空を飛んでいたんだけどね。
  
それとこの定規のセット!
新しいデザインの入れ物で発売されると毎回欲しくなっちゃってサ。
私はだらしないもんで、分度器とか三角定規とかたいてい何かを失くしてしまって、「セット」になっている期間はいつも短かった。
そういえば、分度器なんてもう何年も使ってないな。

880鉛筆削りなんてものがこの世にあることを忘れていたよ。
このチェックライターも見なくなったね~。

870コレは輸入薬品か。
デザインがカッコいい。

890「ポン」ね、ポン。
若い人は信じられないだろうけど、我々はこの牛乳のフタでずいぶん遊んだよ。
どうやって遊ぶのかというと、自分のポンと相手のポンを二枚重ねて、ヒックリ返した手の人差し指の爪でポンの端を上から押し込むようにしてはじく。
うまくやればポンがひっくり返る。
これを相手と交互に繰り返す。
二枚目をひっくり返した選手は手のひらを広げてその二枚のポンにタッチする。
タッチできれば勝ちで、相手のポンをゲットすることができる。
タッチできなければまた最初から始める。
みんなそれぞれ簡単にはヒックリ返されない強いポンを持っていて、負けが続くとソイツを出して来て勝負をかける。
要するに、フタの端が反り返っていなければなかなかヒックリ返らないワケ。
…ってんで、「修行」とか言って、フタの端を踏んづけてペッチャンコにしたりしてね。
ナンでこんなコトがおもしろかったんだろうな。
でも少なくとも「何とかDS」や携帯電話よりは健康的で経済的だ。
今になって考えてみると、コレってもしかしたら乳製品会社の販売促進策だったんじゃないのかね?
「ドンドン牛乳を飲んでフタを集めましょう」みたいな。
今、ポンどころか牛乳ビン自体見かけないもんね。

900今私にとっての「ポン」はもっぱらこちらのお方!

910vゴミ箱。
こんなものが懐かしく思えるようになるとはナァ。
小さいね。
使い捨ての現在、これじゃ小さくてとても間に合うまい。

920ウワ~!
コレ、大キライだった!
「吸入器」っていうんだっけ?
風邪を引くとコレをやらされてね~。
何やらクスリを温めて蒸気にして、それを吸ってノドに送り込む。
それほどやった記憶はないんだけど、ナゼかその薬の味は覚えてるぞ。
クスリを飲み込むワケでなし、ズッと口をあけっぱなしにしているもんだからビチャビチャになっちゃってね。
アレ、果たして効果のほどはどうだったかな?
でも何となく真空管に共通項を見出せる感じの前時代的なデザインがカッコいいな。

930少し離れたところにあるのが『昭和幻燈館』。
「幻燈」なんて死語だよね。
『青梅赤塚不二夫会館』、『昭和レトロ商品博物館』とこの『昭和幻燈館』、それぞれ入館料を取るんだけど、3館共通券というのがあって、800円で全部回れるようになってる。

940ホラここにもネコ。

950ココは「レトロ」の別館で2015年に展示を新しくして生まれ変わったのだそうだ。
入って右側に展示しているのが青梅の街のジオラマ。
コレは駅前の夜景。

960コレはネコの街だけど、昔はこんな雰囲気だったのかしらん?

970昔の映画館って立派だったんだよね。
アールデコ調の建物が多く、ロンドンなんかは今でも営業している映画館があるよ。
浅草はもう何もなくなっちゃった。

980その他、「Q工房」という墨絵画家の有田ひろみさんとぬいぐるみ製作家のちゃぼさんの作品が展示されている。

990モチーフはネコ。
愛猫家にはタマらないんじゃないの?ネコだけに。

1000イヤ~、結構歩いたな。
ま、結果おいしいものも食べたし、久しぶりに激古い映画も思い出したし、充実の一日だった。
駐車場に戻って来ると、さっきとは違う年配の女性が係りをしていて、また少し話し込んだ。
昔は青梅もにぎやかだった…なんて話から、「この先を左に曲がった路地には映画館が三軒もあったんですよ」と聞いて驚いた。
そこを通りかかった時にそれっぽい雰囲気が全くなかったので、ワザワザ見に行ってみた。
それが下の写真。
信じられん!
でも、私が小さい頃はそこらの商店街の中に平気で映画館があったもんですよ。
駅前のデパートの中に映画館が三つも入っていたりとかね。

1010そして、最初に戻って…大二さんのドラム。
やっぱり好きだ~。
三日前にクレイジーケンバンドの小野瀬さんと四人囃子の曲だけを演奏するライブに行ってきたけど、最高だった。
やっぱり、大二さんは四人囃子の曲を演奏している時が一番楽しそうだな。
そのドラミングは本当に歌を歌っているようなのだ。
私もずいぶんたくさんのドラマーを見て来たけど、こんなに音楽を感じさせるドラマーって他にいないと思うんだよね。
若いドラマーはゼヒ参考にして欲しいと思うよ。
あ、ドラムはNATALね。
  
ところで今日の記事、期せずしてMarshall Blog史上最多の写真掲載数となった。

1_img_0330

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

  
(一部敬称略 2017年6月20日 青梅にて撮影)



2017年7月28日 (金)

Marshall EYEWARE~サングラスの新しいラインナップ

   
Marshallのメガネとサングラス、大のお気に入りで大切にいつも使っている。
そのMarshall EYEWEARが新作を発表しているので、今日はそのラインナップを紹介しちゃう。
しかし…私は生業としてこうしたファッション関係の仕事に関わったことはないけど、大変だよね~。
いつも「早い、早い」と騒いでいるけど、次から次へと新しいデザインの商品を市場に投入していかなければならないファッション関係の方々が感じる「時の早さ」は私の比ではないだろう。
かつて私が従事していたセメントなんて、紀元前3000年の古代エジプトの時代に発見されてからというもの、ほとんど変わってないんだから!

今回発表されたサングラスは16種類。
Marshall EYEWEARの魅力といえば、洗練されたデザインと高位な品質、そして、Marshallのスクリプト・ロゴ。それに加えてミュージシャンにちなんで付けられるモデル名だ。
今までのモデル名を踏襲したものある一方、今回は新しい仲間も加わった。
それではひとつずつお目にかけよう。

10まずは「BOB」。
Bob Dylanにちなんで付けられた名前ね。
内側の模様がイキだね。
見えないところのオシャレに気を遣う江戸っ子タイプ。
Bobblackconfetti_side_result台形で上の辺が下より長いく、手がレンズ・フレームの一番上についているデザインのことを「ウェリントン・タイプ」っていうんだって。
名前の由来はニュー・ジーランドのウェリントンにちなんでいる説があるが、他の説もいくつかあって正確なところは不明らしい。
ジョニー・デップがかけていたことで人気が再燃した。

Bobblackconfetti_result美人がかけるとこうなる。
アッタマちっちぇーなー。

Bob続いては「BRYAN」。
こういうのは見た目通りで、「ラウンド・タイプ」と呼ぶそうだ。
John Lennonをはじめ、マハトマ・ガンジー、島崎藤村、井上ひさし、笑福亭鶴瓶…丸メガネを愛用している人って結構多いよね。
でも、このタイプって似合う人と極端に似合わない人がハッキリしちゃう気がする。
私は全くダメ!
明治の文豪みたいな人の写真にやたらと丸メガネを見かけるのは、昔はコレがスタンダードなシェイプだったんだろうね。
江戸時代なんかの映画やドラマに出て来るメガも必ず丸い。
これは当時四角いレンズを作る技術がなかったからだろうか?

Bryanmattehavana_resultBRYANも上のBOB同様、前のモデル名の継続組。
Bryan Ferryの「Bryan」。
以前紹介した時に「Brian」と「Bryan」の違いについて触れた。
イングランド北部に「y」のブライアンが多いようなことを書いたが、あながちそうでもないようだ。
「Stacy」と「Staci」とか「Jeff」と「Geoff」のように、特段綴りの違いに意味がないようだが、「Bryan」というのは元々アイルランドのSurname、つまり、「姓」だったようだ。
それが派生してGiven name、すなわち「名前」に使われるようになったらしい。
ちなみに「John」と「Jon」は「h」の有無で意味が違うので要注意。
JohnはJohn、JonはJonathan。
ついでにJimはJames、JoeはJoseph。JackはJacobまたはJohn。
こういう愛称のことを「Diminutive」という。

Bryanmattehavana_side_result今度は「DEBBIE」。
当然BlondieのDeborah Harryから。

Debbieamber_resultコレもウェリントン・タイプ。
大き目のレンズとフレームでとてもかけやすいとのこと。
見るからに顔がスッポリ収まる感じだもんね。

Debbieamber_side_resultコレは大胆だな…ギザギザが。
「スタッド」って言うんだって。
このモデルは「FIONA」。
Fiona Apple Maggartというアメリカのシンガーソングライターにちなんでいる。

Fionared_leo_black_resultサングラスだけ見るとギョッとするようなインパクトだけど、こうして似合う人がかけるとカッコいいね~。
こんなのが似合う日本人はなかなかいないだろうな~。
頭が小さくて、細面で、鼻筋が通っていて、そして、背が高くないと、アニメに出て来る意地悪女子キャラみたいになっちゃいそう。

Fionaこういう吊り目っぽいデザインを「フォックス・タイプ」というそうだ。
よく「キツネ目」とかいうけど、実際のキツネの目って別に吊り上がってないと思わない?
西洋の童話でズル賢い役柄が多いからああいうイメージになっちゃったようだ?
日本は違う。新見南吉の「ごんぎつね」なんかは泣ける話だよね~。

Fionared_leo_black_side_resultコレも大胆だな~。
「GRACE」というモデル。
私が付けたら完全に溶接工員になっちゃうな~。

Gracesilver_on_silver_resultと~ころが、ホラこの通り!
コレも似合う人にはバッチリとハマる。
当然、Grace Jonesがモデル名の元。

Grace特徴は一枚もののレンズだそうです。
なるほど。
Marshallのロコは耳に引っ掛ける部分に入ってる。
Marshall EYEWEARの中でもハイエンド・モデルのひとつ。

Gracesilver_on_silver_side_result

Jack Whiteから名前がついた「JACK」。
フレームの上部分のみが眉毛のように太いのが特徴。
この手のデザインは「サーモント・タイプ」と呼ばれ、丸顔や四角顔の人にハマるそうだ。
Jackmatte_black_result

「サーモント(Sirmont)」ってなんじゃらホイ?と思って調べてみると…1950年代、アメリカ軍の将校にモントという人がいた。
このお方、眉毛が非常に薄く、ルックスに威厳が無いことにとても悩んでいたんだって。
昔、〚傷だらけの天使〛というテレビ・ドラマで、「眉毛のハゲ!」というセリフがあって大笑いしたが、まぁ、それに近かったんだろう。
それで、フレームに意匠を凝らして、モントさんの顔に威厳が出るようなメガネを作った。
そうして生まれたのが、このあたかも眉毛が濃いように見えるデザインのフレーム。
そこから「Sir Mont」という名前がついたんだって。
じゃ、メガネをハズした時どうすんだよ?
ズルっときちゃうじゃんね。
だからマジックで眉毛を書いちゃえばヨカッタんだよ。今なら入れ墨か?
でも、コレのおかげで、現在おしゃれを楽しんでいる人がたくさんいるというワケ。
アメリカの「眉毛のハゲ」に感謝だね?

Jackmatte_black_side_result

コレはそのサーモント・タイプと人気のラウンド・タイプを合体させたデザインの「HENRY」。

Henryred_leo_resultRollins BandのHenry Rollinsにちなんだ…と言ってもアタシャ全然知らないんだけど。
その代わりSonny Rollinsだったらいくらでも語れるぜ!
Henryred_leo_side_result

これも前ラインナップから引き継がれた「JIMI」。
「Jimi」という名前に説明は要らないだろう。

Jimiblack_leather_resultGRACE同様、ラインナップの中でもハイエンドのモデル。Jimiblack_leather_side_result

Joey Ramoneの「JOEY」。
こういうタイプのデザインを「ボストン・タイプ」という。
何で「ボストン」かというとTom Scholzが愛用していたから…ではない。
ゴメン!RamonesもBostonも全然知らないのです!

Joeymatte_havana_resultマサチューセッツのボストンで流行したためこの名前が付いたそうだ。
ボストンってハーバード大学やマサチューセッツ工科大なんがあるでしょ?
だから、アメリカの中でもエリート色が強く、知的なイメージがボストンにはあるんだって。
結果、このボストン・タイプには優しくて柔らかで、知的な雰囲気があって、ジョニー・デップがこのタイプのアイウェアを身に付けたことにより流行したらしい。
スゲエな、デップ。
ウェリントンとボストンの「トン2階級」制覇だ。

Joeymatte_havana_side_resultま、この写真では知的というより…どっちかっていうと、コエーな。

JoeyMarshall Blogらしく、「ボストン」で全然関係ない方へ脱線しておこう。
「ボストン」で私がおなじみなのは「Boston Tea Party」。
日本語では「ボストン茶会事件」なんて妙な訳が充てられているが、これはアメリカの独立直前にボストンで発生した暴動事件だ。
当時の植民地人が宗主国であるイギリスのヒドイ統治政策、すなわち、ビートルズの「Taxman」よろしく何でもかんでも税金をかけてしまうやり方に反抗して、港に停泊してあった船から積み荷の紅茶を海に投げ捨ててしまったという出来事。
「party」というのは、「パリ―ピーポー」のパーティではなくて、「党」という意味ね。
…ということにはさして興味がなくて、私がコレになじみがあるのは、The Sensational Alex Harvey Band(以下SAHB)に「Boston Tea Party」という曲があるからなのだ。
それがコレ。
歌詞を読むと、チャンとこの事件について歌っている。

カッコいいな~。
数年前にMichael Schenker Groupの前座として日本で演奏したと聞いたが、やっぱり、アータ、Alex Harveyがいなけりゃ残念ながら意味がない。
メッチャかっこいい声!ちょっと俳優のジョー・ペシみたいな。
Alexは47歳の若さで亡くなった。
死因は心臓発作だったが、グラスゴーの出身ゆえイギリス人の間では酒の飲み過ぎで死んだと思われているようだ。ま、酒も十分に関係していたんだろうけど…。
「スコットランドの出身」というだけで、イギリス人の間でも「大酒のみ」を意味するからね。
この人は元々R&Bの歌手で、私もその時代の音源を集めたコンピレーションCDを持っているが、タマらんよ!
そして、ピエロみたいな格好をしたギタリストはZal Cleminson。
MarshallとSGの組み合わせで独特のクランチ・サウンドを奏でた。
この人は1977年にSAHBが解散すると、自分のバンドを経てNazarethに加入した。
そして、1979年4月にNazarethが来日。
渋谷公会堂へ観に行ったけどカッコよかったな~。
Manny Charltonが下手、Zalが上手に立っていた。私の席は前から2列目のMannyの真ん前だったのでよく覚えている。
Nazarethは観に行っておいてヨカッタと思うロック・バンドのひとつだ。
でも、できればAlex HarveyのSAHBが観たかったな…。
   
次はもう大好きな「JOHNNY」!
なぜ大スキかというと、自分が愛用してるから。
ホントにかけやすくて、車を運転する時はい~っつもかけてる。
Johnnyblack_wood_side_resultコレもウェリントン・タイプの仲間。
ま、名前の由来がJohn Rydomというところが私には馴染まないが…。
しかし、この人、Jonny Rottenなんてステージ・ネームをよくつけたな~。
私は、パンクは大の苦手だけど、デビューアルバムのタイトルの「Bollocks」なんてのはいいね。
「bollocks」はイギリス英語で「最低のもの」を表すと同時に「最高のもの」を表す。
アメリカに住むイギリス人が車のナンバーの登録に「B.O.L.L.O.X」なんで申請してよろこぶらしい。
映画なんかの影響か、イギリス人はアメリカのスラングや変わった表現を容易に理解するが、反対にアメリカ人はイギリス人のスラングとか特殊な表現がわからないことが多いようだ。
かつてアメリカのスラングの本をMarshallの副社長に見せたところ、「普段は絶対に使わないけど、意味は全部わかる」と言っていた。
反対に、Marshallの若い連中に教わったスラング的な表現をアメリカ人に使うと、「?????」の嵐だったことがあった。Johnnyblack_wood_result次は「JUNE」。
何でいきなりJune Cater Cash?
Juneはシンガーソングライターで、Johnny Cashの奥さん。
あ、要するに上のJONNYとツガイになってるのか…。

Junered_glitter_side_resultなんかこう、ペネロープ号に乗っている淑女がかけていそうな…。
これは新入りさんかな?


Junered_glitter_result
モデルさんかけるとカッコいいな~。

Juneこれは初登場の「LEE」。
あ~、David Lee Rothね。
わかるような気がするな。

Leematte_havana_resultこうして実際にかけているところを見ると案外レンズが大きいね。
私には無理だ。

Leeこの「マット・ハバナ」というフレームは高級感があってステキだな。

Leematte_havana_side_resultこれも新しい「LIAM」。
こういうシェイプは「ティアドロップ」というそうだ。
ピックみたいだね。
LIAMは当然OASISのLian Gallagherから。

Liammatte_black_resultこのメタリックな感じは他のモデルと一線を画しますな。

Liammatte_black_side_result「MICK」も従来からのラインナップ。
まぁ、説明するまでもないだろう。
このMickはMott the Hoople、Bad CompanyのMick Ralphsから…んなワケない。
前回はMick Taylorでボケたんだっけね。
当然Mick Jagger。Mickolive_turtle_result

コレもティアドロップ・タイプ。
この形はアメリカ空軍にも正式採用されているパイロットの定番サングラスなんだって。
Mick元々は飛行中に太陽光線から来る眼球疲労を軽減させるために考案されたもの。
だからこの形のレンズは人間の眼球軌道を全てフォローするようになっているのだそうだ。
また、パイロット用のマスクを着用しても邪魔にならない形になっていて、ヘルメットを被ったままでも着用することが出来るまっすぐなテンプル(上の差し渡し)がこのシェイプの特徴だ。
しかしサ、骨格の違いからか、日差しの違いからか、白人はサングラスというものを洋服のように着用しているという感じだよね。
アメリカやイギリスに行って車に乗せてもらうと、必ずと言っていいほどみんなごく当たり前にサングラスをかける。
またソレがどんな冴えないオッサンでもよく似合うんだよね~。
昔はこういうの「トンボ・メガネ」とか呼んでた。
コレ、日本のメーカーが作ったら名前は「HIROKI」かな?

Mickolive_turtle_side_resultラウンド・タイプの「NICO」も既存のラインナップだ。

Nicosilver_crystal_resultシンプルで飽きの来ない落ち着いたデザインがいいね。

Nicosilver_crystal_side_result最後に紹介するのは「ROBERT」…Plantだ!

Roberthavana_resultウェリントン・タイプですな。
写真のカラーは「ハバナ」。
このカラー、ゴージャスでカッコいいんだけど私には似合わないんだよな~。
憧れのモデル?

Roberthavana_side_result以上の16種類。
今日ココで紹介したそれぞれのカラーはMarshall EYEWEARの輸入代理店のエムズ・プラスさんのおススメのモデルだ。
ラインナップはココに挙げただけでなく、それぞれのモデルごとにフレームとレンズのカラー・バリエーションがいくつかあるのでMarshall EYEWAREのウェブサイトをご参照頂きたい。
  
サングラスが大活躍する夏本番はこれからだからね。
Marshall EYEWAREでバッチリきめて夏をエンジョイしよう!←おおよそマーブロらしくないセリフですな。
  
Marshall EYEWAREの新しいラインナップの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

Marshalleyewear(敬称略)

2017年7月24日 (月)

MASHA & MY MARSHALL~CODEの魅力

  
おかげさまで絶好調のCODEシリーズ。
忠実にモデリングした歴代のMarshallサウンドを、アッと驚くリーズナブルな価格で提供するとあれば…そりゃうれしいよね。
それにしてもJTM45だの、1959だの、歴代のJCMシリーズだの…我ながらMarshallってつくづくスゴイと思う。
だってアータ、コレらのMarshallが作り出したサウンドってMarshallのオリジナルだよ。
時代の音楽のニーズを先取りして、研究に研究を重ねて自分たちだけのオリジナル・サウンドを作って来たのです。
そりゃ、最初はアメリカのアンプのコピーだったかも知れない。
でもサウンドは結果的に一番最初からオリジナルだったんだから!
そんなだからMarshallは人様が苦労して作り上げたサウンドをパクッとやっちゃうようなマネはしない。グレートブリテン及び北アイルランド連合王国のプライドが許さない。
そして、こうした自社のサウンドだけをモデリングして商品が成立するところがスゴイ。
しかも、モデリングの元となっているのはサウンドは「ロックの歴史」を作って来たサウンドだ。
ま、55年もやってるからね…。
すなわちCODEを弾くことは「ロックの歴史」を弾くことなのさ。
ヨソさんからまったく同じようなコンセプトのギター・アンプが既に出て来ちゃったのには驚いたが、ウチもかつては、そのブランドの商品を手本にしたのでおあいこか…。
で、Marshallの場合、歴代シリーズ毎のサウンドのキャラクターに大きな差があるので、余計にこの手の商品に価値が出るんだよね。
要するにロックの進化とディストーション・サウンドの変遷があるからこそ実現したモデルと言えるだろう。
コレ、世の中のエレクトリック・ギターの音がズ~っとクリーンだけだったらどう考えてもおもしろくないんじゃない?
「歪み」に感謝しなくちゃいけないな。
もはや世の中には歴代のMarshallをリアルタイムで体験したことのない若い世代のギタリストが多くなったと思うが、そういう人たちはCODEでそれらの未知のアンプを色々試してみて、気に入ったモデルのホンモノ、すなわちホンモノの真空管アンプにグレードアップしてみてはいかがだろうか?
きっともっとMarshallが好きになると思うよ。
やっぱり真空管アンプで鳴らすのがロック・ギターを弾く一番の愉しみだからね。
今日はそのCODEの最新情報。

05

   
まずは、SilexのMashaがサウンドを作って、デモ演奏してくれた動画がコレ。
かつてマーブロで「ヤングギター誌付録DVDに収録されている」…なんて紹介しちゃったけど、実際にはDVDはついていなかったの。
今はもうこうしてSNSで見て頂くことになっているのだそうだ。
そりゃそうだよね、考えてみればどうせ皆さんパソコンでDVDを見るなら配信しちゃった方が手っ取り早いにキマってる。
チョット余談だけど、私なんかあまりにも古式ゆかしくて、LPやらCDを何千枚も買い込んでるでしょ?
社会的には価値がなくても、中にはもう手に入れることはできないようなアイテム、あるいはこれからゲットするには精神的、肉体的にも、そして経済的にもかなりの労苦をともなうようなモノが多数あるワケ。
それで、「大地震は必ず起こる」って言ってるでしょ?
「どのLPやCDを持って行くか…」ってマジで悩んだりするんだよね。
でも、この配信だとかYouTubeがあれば、そんなことに悩む必要なんかほとんどないもんね。
私の場合は、かなりヘンテコな音楽が多いので、自分でそうした音源をキープしておかなければならない場合も結構あるんだけど、世間一般の音楽であれば、確かにLPやCDなどのフィジカル・プロダクツなんで不要だわな~。
にもかかわらずソニーがまたLPを作り出すとかいうのはどうなのよ?
「音があたたかい!」とか言って、レコードをパソコンやイヤホンで聴くの?
そんなの目もくらむような最上級の食材を使って「もんじゃ焼き」をするようなもんだよ。(もんじゃさん、ゴメンなさい。あなたは日本のジャンク・フードの王族の一員です)
話を戻して…コレがヤングギター6月号で登場した<前編>。

コチラが同誌7月号で紹介された<後編>。

   
CODEの醍醐味は、モノマネも楽しいけど、歴代のMarshallの名器を自由に使って自分だけのサウンドをクリエイトすることだ。
でもそれだけではない。
インターネットを通じてそれらのサウンドを世界中の人と共有できるということだ。
そこでズズイとフィーチャされるべくは本国Marshallのオフィシャル・ウェブサイト内にあるCODEのコミュニティ・ページ「MY MARSHALL」。

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この中に「PRESETS」というページがあって、世界中のCODEユーザーやMarshallが作ったプリセットが紹介されていて、もちろんダウンロードもできるようになっている。
画面はこんな感じ。

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皆さん、色んなプリセットを投稿されていて、特定のアーティストのギター・サウンドを模写したモノについて、ホンモノに似ているかどうか信じるのはアナタ次第なんだけど、まぁ、とにかく世界中のギター・プレイヤーが楽しんでることだけは確かなようだ。
実際、Marshallはこの機能を存分に楽しんでもらいたいと、MY MARSHALLを活用することをプッシュしている。
MY MARSHALLを利用するには本国Marshallの英語版ウェブサイトへの登録が必要だが、日本の輸入販売代理店のヤマハミュージックジャパンがその方法を説明しているのでご参照頂きたい。
  
詳しくはコチラ⇒CODEをフル活用するなら、MYMARSHALLへ登録!

1_2mm3   
上の動画で紹介したMASHAくんのプリセットもズラリとMY MARSHALLで公開されている。
こういう世界レベルで展開しているプロジェクトを見ていて「おもしろいな」と感じるのは国民性。
このMASHAくんのプリセットで参考にしているギタリストはJimi HendrixからBilly Joe Armstrongまで徹頭徹尾Marshallのギタリストたち。
ま、元々そういう企画だからコレは当たり前のことなんだけど、私なんか「当然でしょ!」と思っちゃうのね。
だって、Marshallが作ったサウンドなんだもん、Marshallを使っているギタリストのサウンドで固めなきゃおかしいでしょ…コレが我々の国民性。
ところが、ヨソの国の人たちが作ったプリセットを見るとそんなことは一切お構いなしなんだよね。
「コイツ、Marshallじゃないじゃん!」というギタリストのサウンドを平気で投稿しちゃう。
Marshallの方でも何ら分け隔てをすることはしない。
ポジティブに考えれば、「CODEがあればヨソのメーカーのアンプの音も出まんがな」ということか…。
  
MASHAくんのプリセットのページはコチラ⇒MY MARSHALL

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他にもKelly SIMONZのプリセットもアップされているので要注目!
  
Kellyさんのプリセットのページはコチラ⇒MY MARSHALL

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さらに…ヤングギター誌に掲載された記事のリーフレットが出来した。
雑誌の記事をそのまま印刷して他へ転用することを「抜き刷り(ぬきずり)」っていうんだけど、コレがそのCODEの特集の抜き刷り。
カラー見開きの4ページ。
コレは何Kgかな?チャンといい紙を使っとる!

20  
さて、この抜き刷りがどこでゲットできるかというと…コレが目印。

30vいわゆるPOPね。
紫の方がCODE50。

40緑の方がCODE25の両A面。
写真はアンプがCODE25なのに紫が表を向いてしまっているので、「悪い使い方」のいい例だ。
このCODEのPOPを施してある全国のMarshall Shopまたは楽器店でゲットしてね。

50こういうセットね。

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ヤマハミュージックジャパンではこういうこともしている。
コレはTwitterね。
  
詳しくはコチラ⇒Yamaha Guitar Japan Twitter

1_2mt     
まだある。
MASHAくんのCODEのデモがあるそうだ。
開催は8月6日。
「このMarshall CODEのモデリングクォリティ、かなり高度だ…」だって!
Marshall Blog読み過ぎなんじゃないの?
どうこう言うつもりはないけれど、子供みたいな行動はつつしまないと!ナンチャッテ。
シャレついでに言うと、黒澤明の『七人の侍』で村の長老の役を演っていたおじいさんいるでしょ?
「さむれーを雇うだ!」っていうシーンは有名。
あのおじいさん、お名前を高堂国典(こうどうこくてん)とおっしゃった。初期の黒澤映画の常連だった。
ご存命ならCODEの広告に出て頂きたかったな。
「高堂のCODE!」とかいって。
しかし、明治20年のお生まれだというから…遅かった!
明治20年というと、総理大臣が誰だったか知ってる?
そう、伊藤博文。
第一期の伊藤内閣。
高堂さんって、日本で一番最初の内閣ができた頃にお生まれになってる。スゲエ!
だからハラの減った侍を7人雇うぐらいなんでもない。
もっとも『七人の侍』が公開されたのが1954年というから、もう63年も前のこと。
この60年間で映画ってのはオッソロシク退化して幼稚になったもんだな~。

Kk イカン、イカン、MASHAくんが「高度」なんて言うもんだから、つい燃えちまった!
話を元に戻してもう一回。
MASHAくんのCODEのデモがあるそうだ。
開催は8月6日。
場所はイシバシ楽器さんの梅田店。
コレは「うめだみせ」って読むのかな?
なつかしいナァ、私も昔、島ノンちゃんなんかと何回かコチラでMarshall Roadshowを開いて頂き、司会を務めさせて頂いた。
ナント、そのウチの一回をMASHAくんは見ているっていうんだよね…恥ずかしい~!
何年か前に東京キネマ倶楽部で初めてMASHAくんに会った時、「Marshall Roadshowを拝見しました」なんて言われてビックリした。
でも、今度はデモンストレーターでの参加だ。
近かったら観に行っちゃうんだけどね~。
デモ、アタシ…客席でダマっていられないからな~。

Silexの詳しい情報はコチラ⇒Silex official website

1_masha_code_event0806  
ってんで、私はといえば、8月3日、八王子のMatch Voxで「グッドモーニングアメリカのペギちゃんとMagic of Lifeの翔太朗くんのNATALショウ」が開催されるんだけど、ご親切にもステージに上げてくれるっていうんでソコでしゃべりまくってこようと思ってるんですわ。

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しっかしですね~。
私が初めてMarshallなんてのを知ってから40数年。
そして、Marshallに仕事で関わり出してほど20年。
ずいぶん変わりましたわ~。

CODEに関するウンチクはコチラ。おもしろいよ!⇒BREAK THE CODE!~その暗号を解け!<前編>

70(一部敬称略 協力:株式会社ヤマハミュージックジャパン)

2017年7月13日 (木)

Go! NATAL! Go!

 

今日の記事のタイトルは『フォレスト・ガンプ』から。アッチは「Run! Forest run!」だけどね。
  
さて、1965年の創業にもかかわらず、日本に入って来なかったがために見事に日本人の間には馴染みのないブランドだったNATAL。
でも、創業はMarshallよりたった3年後輩なだけなのよ。
Marshall傘下に入った後、日本に上陸した4年前、その名を知る者はMarshallの関係者とウチの家内ぐらいのものだったと言っても過言ではないであろう。
後はカルト的なT-Rexファンぐらいだったろうか?
しかし、最近大分認知度が上がって来た。
「石の上にも三年」、日本語版のウェブサイトもなしに、ココまでやって来れたのもNATALドラムにご理解を頂き、ブランドの普及に惜しみないご協力を頂いているドラマーや関係者の方々おかげ。
この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
…なんて改まった挨拶からおっぱじめると、「ああ!NATALもいよいよ店じまいか!」なんて思われそうだけど、ゼンゼン違うゼ!
その反対だゼ!
おかげさまでNATALドラムスはどこへ出してもホントに高いご評価を頂戴していて、ドラマーだけでなく、PAやレコーディング・エンジニアの人たちから評判がいいのが実にうれしい。
NATALをライブハウスを持ち込むと、「コレは一体なんですか?どこのドラムですか?」と興奮交じりの質問を頂くことが多いのだ。
…ということはまだまだ知られていないということなんだけど、ま、仕方ない。
「継続は力なり」を信じるしかない。
継続しま~す!
ところで、もう一回言っておきますけどね、NATALは「ナタル」ではないからね…コロコロチキチキペッパーズじゃないんだから。
「ナール」と「タ」にアクセントを置いて発音してくださいね。

10さて、今日のMarshall Blogは、新しいNATALの仲間を紹介する。
いずれも日本のロックを背負っていくであろうバンドのリズムやグルーヴを支えるドラマーたちだ。
つまりNATALの良さがわかる腕利きたちってことよ。

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さてさてさてさてさて、初めに登場するのは、「メランコリック写楽」。
まずこの名前にヤラれる。
「メランコリック写楽」だぜ!
姉妹バンドに「ダイナミック北斎」と「エキセントリック広重」がいる…ワケない!
女性ボーカルを擁するギター、ベース、ドラムというカルテット。

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コレは今年の1月にリリースした最近作。
4曲入りのシングル『地球でねむらせて』。
まぁ、ユニークよ。
切れ味の鋭いハードなギター・トリオの演奏を従えて、ボーカルスのももすちゃんがホンワカというか、フワフワというか、独特の歌声を聴かせてくれる。
ま、私は後藤まりこちゃん以降、こういうのには驚かないけれど、間違いなく我々が育った時代にはありえなかったロックの形態だ
歌詞がまたスゴイ。やりたい放題。
さすがにこうなると70年代の初頭に「日本語がロックのリズムに乗るとか乗らない」とか、そんなことはあまりにもバカバカしい論争に思えるし、その血脈は完全に途切れていると思う。
やっぱりロックはその時代、その時代の若い人たちの間で進化を遂げていることを認めざるを得ない。
聴き出すとコレがなかなかハマるんですわ。
私もまだまだ若いってか!(ウソこけ!)

30cdメラシャラのドラマーはヨコピーTHEグルーヴマスター。
NATALのブビンガを使用しているが、今年ブビンガはローズウッドとともにのワシントン条約の輸出入規制品の対象になってしまったので、NATALはブビンガのキットの製造を終了した。
ヨコピーはこのブビンガのキットで「THEグルーヴマスター」の名に恥じないゴキゲンなドラミングを聴かせてくれる。
余談だが、よくMarshall Blogで「私の虫の知らせがスゴイ」って時々書いてるでしょ?
今回のもスゴかった。
ヨコピーと電話で話をしていた時のこと。
齢を重ねて来ると記憶力が著しく劣化してくるのは皆さんもご承知の通り。
私もその例にもれず、このメラシャラのアルバムのタイトルが咄嗟に思い出せずに、「アルバムのタイトルって『涅槃で待つ』だっけ?」と半ば悪フザケ、半ば当て推量でヨコピーに言うと、彼は「イエ、『地球でねむらせて』です」と言ったきり会話が止まり、二の句が継げないでいる。
私は彼が怒ってしまったのかと思い、沖雅也の「涅槃で待つ」にまつわる話をして失礼を詫びた。
すると、ヨコピーは「でも、なんで知ってるんですか?」と反対に私に質問を投げかけて来た。
「え、『知ってる』ってナニを?ただちょっとフザけただけなんだけど…」と私が答えると、「違います。そうではなくて、『地球でねむらせて』のジャケットのイラストを描いた米沢チャイナという人のツイッターのアカウントが、『涅槃で待ってる』っていうんですよ!今、死ぬほどビックリしました!」
あやうく私より先にヨコピーが涅槃に入るとこだった。
ま、単なる偶然ですよ。
ちなみに「涅槃」を英語で言うと、皆さんお好きな「Nirvana」ですな。

40vメラシャラは8月2日にミニ・アルバム『月夜の超特急』をリリースする。
それに先駆けてリード・チューンの「ムーンレフト伝説」のミュージック・ビデオが公開された。
チョット見てみて!
特に!2:00以降をお見逃しなく!
しかし、この曲、サビの「♪渋っているのよ…」のあたりがエラク耳につくわ!

メランコリック写楽の詳しい情報はコチラ⇒メランコリック写楽-official-

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次はOZ RAM INDIOというバンド。
コチラはボーカルスとベースが女性、ギターとドラムスが男性の男女混成の4人組。

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ドラムはRin。

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実はRinくんは3年前の秋にMarshall Blogに登場したことがあるのですよ!
Rinくんの過去を見てみたい人はコチラ

55v3年の時を経て今NATALを使ってくれているというワケ。
100コレは『NAKED』という5月にリリースしたばかりの9曲入りのアルバム。
またスゴクいいんですわ。
ナニ?ドラマーがNATALを使ってくるからヒイキ目に言ってるんだろうって?
イヤイヤイヤイヤイヤ、確かにNATALがキッカケにはなっているけど、それは関係ない。
あのね、どれも曲にシッカリしたフックがあって、聴いていて実に気持ちがいい。
さりげないキメなんかがすごくカッコいい。
こういうの「エモーショナル・ロック」っていうのね?
何なのエモーショナルって?
んなことはどうでもいい。
若い人達がやっていることに伝統的な要素を求めることなく、自分が今の世代の若者になったような、すなわち40年ぐらい若返って聴いているような自然な感じを受ける。
小気味よく言葉をリズムに乗せるMegちゃんの声と歌い回しがいい。素直にロックを楽しんでいる感じ?
Rinくんとベースのrhythmちゃん(っていうのかな?)のがクリエイトするリズムも実にダイナミックでスケールが大きい。
そして、ギターのKaeDeくん。
実は彼とは以前一度イッパイやったことがあるんだけど、こんなギターを弾くとは思わなんだ。
「Larry Carltonが好き」と言っていた。その影響なのか、すごくフレーズを大切にしながらソロを弾いているのが伝わってくる。しかし、その切り口は非常にスリリングだ。
シュレッド系ではない、今のロックに溶け込みながらもガッツのあるソロを聴かせてくれる若きギタリストの出現だ。
また少しギターのトレンドが変わってくるのかな?
もちろんアンプはMarshall。
そうでなきゃウソだ。
正直に言おうか!若い人たちのロックもいいもんだ!

90cdRinくんが使っているのはアッシュのキット。
アッシュはこういう音楽にバッチリだよね。
ソリッドを絵にしたようなサウンド。しかし、どこまでもそのトーンは音楽的だ。
それがNATAL Drums!

110OZ RAM INDIOの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

(photo by Ryon)

T 今日最後に紹介するのはvistlip。
先週Zepp Tokyoで単独コンサートを開催し結成10周年を迎えた。
この写真はその時のもよう。

130残念ながら先約があり、コンサートにはお邪魔することができなかったが、エライ盛り上がりようだ!
ステージに寄って行くと…

140オワ~、NATAL!
そう、ドラムスのTohyaさんはアッシュのホワイト・スウォールを使用。
某ライブハウスのNATALアッシュを叩いて一発でお気に召して頂いたとのこと。
NATAL、やるな~。
vistlipは来る7月24日に新宿BLAZEでワンマン・コンサートがあるので楽しみにしているところなのだ!

150vvistlipの詳しい情報はコチラ⇒vistlip official website

(photo by @tk_nonseptic)

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1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト



(一部敬称略 ※Special Thanks:真壁雄太)

2017年6月11日 (日)

【号外】 Masha-Marshaller-Marshalist~CODEデモンストレーション動画

  
Marshall Blogを書く時に、いいタイトルが思いつく時はだいたい記事がスラスラ書ける。
イヤ、どうしても記事が書けない!なんて困ったことは今までほとんどないんだけど、気に入ったタイトルを付けることができた記事は尚一層筆が進むんだな。
今日のなんかメッチャよくない?
「Masha-Marshaller-Marshalist」だよ。
こんなの出て来るなんて天才だよ。
「自分で言うか?」と、呆れられてもいいわ。
明日のイベントで使うNATALを車に積み込んでいて急に思いついた。
「Masha」くんは、Marshallを途方もなく愛するギタリストだからして、原級では収まらない。
そこで、よく巷間でよく見かける「~ラー」に引っ掛けて比較級として「Marshaller」にするワケね。
「マーシャラー」…ホラ、これだけで「Marshall好きの人」という意味になるし、Mashaの比較級っぽくなる。
ま、そもそも「Masha」は固有名詞で形容詞じゃないんだけどね。
だったら最上級も欲しいじゃない?
最上級なら語尾に「-est」でしょう?
ま、シャレでやってるんだからココは「-ist」にしてしまって「Marshallist」にする。
「マーシャリスト」…ウワ~!もうMarshallと一心同体じゃ~ん?
そして、「Masha-Marshaller-Marshalist」となるワケだ。
え?アタマおかしいじゃないかって?
そう思う?
イヤ~、最近自分でもおかしんじゃないかと思ってるのよ。
あんまりいつもMarshallのことばっかり考えてるからアタマがおかしくなっちゃったんじゃ!
  
さて、私のアタマがおかしいということがわかったところで本題。
去る4月18日にそのMashaくんがヤングギター誌でCODEのデモ動画を撮ってくれた…という記事をMarshall Blogに掲載した。
まず、ココでお詫び。
その記事内で「付録のDVD」という表現をしたが、DVDは付いていない。
もうそういうのは時代遅れなんだって。
で、よろこんでいいんだか悪いんだか知らないけど、誰でも見れちゃう仕様だった。
「誌面連動動画」みたいなヤツ。
なので、今日はそれを紹介する。
この企画は、歴代のMarshallのサウンドを詰め込んだCODEで、古今東西のギタリストのサウンドをMashaくんが再現しちゃおう!というもの。
時代順に前後編に分かれての連載となった。
まず<前編>が掲載されたのはYoung Guitar誌の6月号。

June ナンカ、このGENERATION AXEってのもずいぶん前のことのようだね。
で、この6月号と連動しているのがこの動画。

そして、<後編>が一昨日発売されたYoung Guitar誌7月号に登場している。
ポールもスッカリお父さんだな~。マーロンくん、大きくなったろうな~。

July その動画がコレ。

前にも書いた通り、このデモは歴史順に構成されているので、Mashaくんからしたらはるか昔のサウンドを網羅している<前編>よりも、コンテンポラリーな<後編>の方がシックリいっているかもしれない。
しかし、いずれにしても、CODEをよく研究して練り上げ、弾ききってくれた。
さすが注目の若手ナンバーワン・ギタリストの所業だ。
Young Guitar誌面にはMashaくんが作ったセッティングや「My Marshall」などの情報が丁寧に掲載されている。
  
ヤングギターの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

50_2 動画の最後にはシッカリとSilexの新しいシングル『Everlasting Symphony』を紹介しているところがおもしろい。
真剣な話、他の若手メタル・バンドとはひと味違ったサウンドを皆さんにも是非楽しんで頂きたい。

55cd ところで!
おかげさまで、世界中でCODEが大ヒットしました!
お買い上げいただきました違いのわかるギタリストの皆さま、どうもありがとうございます。
そして、これからご購入を検討されている耳のよいギタリストの皆さま是非よろしくお願いします。
Marshallの歴代のサウンドが詰まっている…という魅力もさることながら、それらのサウンドがすべてMarshallが自分で作り出したオリジナル・サウンドであるということをご理解いただいてのヒットだと信じている。
JTM45、Bluesbreaker、1959、JCM800、JCM2000、JVM、それに1960、1936等のいくかのキャビネット…すべてMarshallが作ったオリジナルのサウンドなのだ!
CODEもモデリング・アンプではあるが、人様が苦心惨憺して作ったサウンドをパクッ!なんてやるのとは意味も次元も違う。
そもそも「モデリング」なんて言葉がおかしい。
ナニが言いたいのかはMarshallerやMarshalistの皆さんにはよくお分かりだと思う。

20

この人もそれをよ~くわかってる。
だからステージでは真空管のアンプしか使わない。
Mashaくんありがとう!
お疲れさまでした。
  
Silexの詳しい情報はコチラ⇒Silex official website

130v私はMarshall Blogにご登場頂いているたくさんの素晴らしいMarshallerやMarshalistに囲まれて本当にシアワセなのだ!

2017年6月 7日 (水)

電波は飛ぶ、飛ぶどこまでも~Marshall HEADPHONESの新商品 <ヘッドホン編>

今日はある事情により『NAONのYAON 2017』のレポートはお休み。またすぐに再開するのでお楽しみに!
  
さて、恵比寿のおしゃれなバーへ行ってきた。
「バー」なんていうと私なんかのイメージでは…
年季の入った重厚な扉を開けると薄暗い中に高椅子のカウンターがあって、太宰かなんかがタバコの煙をくゆらしながらウヰスキーをダブルで、そしてストレートでチビチビ舐めている。
当然BGMはジャズ。
そうだナァ、ここはMilesにするか…。『Cookin'』の最後、それこそ「When Lights Are Low(灯りほのかに)」かなんかがかかってる。
今日はチョットだけいいことがあったから、このBenny Carterの愛らしいメロディが実に心地よいのだ。
間違っても『Bitches Blew』はかからないし、ましてや『On the Corner』など置いているワケがない。
バーテンダーも結構ジャズに詳しくて、Milesがかかったところで、Thelonious Monkとのケンカ・セッションの話になる。
「イヤ、お客さん、アレ実は作り話で、大先輩のモンクに向かって『オレのバックでピアノを弾くな!』なんてこと、マイルスは絶対に言えなかったらしいですよ。実際には『弾かないでください』とお願いしたらしいんです」…声が小さくてよく聞こえない。Milesのソロが流れているからだ。Milesのミュート・トランペットは恐ろしく音がヌケるのだ。
そもそも、そんな話は昔から知ってる。
…とマァ、こんなイメージが私の「バー」ですな。
実際には私はひとりでバーに行くことなんてことはほとんどないんだけどね。
若い頃から夜間に外で出歩くのは好きではないのだ。
もう家が一番!
ジャズのレコードなら売るほどある。
酒が飲みたくなったら、好きなジャズを聴きながら、あるいはお気に入りの古い映画を観ながら、チビチビと頂きモノのウイスキーで唇を湿らせるぐらいでちょうどいい。
読みかけの吉村昭など読みだしたら一発で眠くなる。そして、眠くなったチャッチャと寝ればいい。
外へ出てしまうと、帰るのが億劫で仕方ない。
たまに誰かとおしゃべりがしたければ、とにかく家に来てもらう。
子供の頃からデブ性…なんだこの変換ミスは!目立って太ったのは最近じゃい!
何しろ出かけるのが面倒な「出無精」なんですわ。
ところが今日はバー。
こんな機会は滅多にないので、せっかくだからバーで少し脱線してみるか…。

10場所は変わって、ココは浅草。
雷門通りと江戸通りの交差点。
写真の向かって右が浅草松屋。左が神谷バー。
この「松屋」のことを「つ」にアクセントを乗せて呼んでいる人にタマに出くわすけど、それじゃ牛丼だ。この松屋はやや語尾を上げ気味にフラットに発音する。
浅草松屋は1931年の開業。日本最古の屋上遊園地がかつてあった。

11そして、神谷バーも最古。
日本で一番古いバーなのだそうだ。
創業が明治13年というから1880年。
コレは相当古い。
イギリスはヴィクトリア女王の時代。総理大臣が『フレッシュ・クリーム』でおなじみのディスラエリの頃だ。
日本の総理大臣は誰だったか?
いなかった。
伊藤博文が初代内閣総理大臣に就任するのは1885年のことだから、神谷バーは日本に内閣ができる前から飲み屋をやっていることになる。
ビルの中ほどに付いている看板が「ーバ谷神」になってる。
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この建物も「国民的財産」ってなことになってる。
でも、当然創業当時のモノではない。
それでも竣工は1921年だそうだ。
もうソロソロで100年。東京ではまず珍しい。

13浅草もアメリカによる1945年の東京大空襲で焼け野原にされてしまったが、この建物は損壊を免れた歴史の証人なのだ。
昔の鉄筋コンクリートの建物というのはホントに頑丈にできている。何でか知ってる?
今みたいにポンプで生コンを流し込んだりすることなどができなかったので、人海戦術でコンクリートを締め固めたハンドメイド製品だったからだ。
ようするに丁寧に作ってあるということ。だからこうして手を入れながら大事に使えば100年は軽くもつ。
良質な骨材の枯渇など、工法の変化以外にも要因はあるが、現在の鉄筋コンクリートの建物の耐用年数はたった50年といわれている。
この建物は清水建設の作品らしい。

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入り口看板の下に景気よく書かれた番地。
「浅草一丁目一番一号」…コレとよく似た有名な番地で「千代田区千代田1丁目1番地」というのがあるんだけど、コレはど~こだ?
そう、皇居。
この神谷バーの番地、ナンだってこんな風にフィーチュアしてると思う?

15コレは私の推測だけど、浅草は昔、日本はおろか、東洋で一番の繁華街だった。(それ以前は神田の須田町だったというから驚く)
その当時の番地がどうなっていたのかはわからないが、その大繁華街の地名の付いた一番最初の番地を持っているのを誇りとしているのはなかろうか。

16vもちろん名物は「デンキブラン」。
飲むとビリビリしびれちゃうような酒かと思っていたらさにあらず。
昔は「デンキ」という言葉をつけて新しいものを表現したらしい。
「ブラン」はブランデーから。
要するにブランデー・ベースのカクテルなのだが、コレが滅法甘い!
大正時代は浅草六区で活動写真を見て、一杯十銭のデンキブランを引っ掛けるのが当時の一般庶民のナウい楽しみだったという。
いい時代だナァ。
その東洋一の繁華街だった浅草も、今じゃ夜はゴーストタウンだぜ。

17v雷門通りに面したスペースではデンキブランのボトルの販売コーナーも設置されていて、看板の文字が右から読むようになっている。コレは意地か。

19

今ではレギュラーのボトルだけではなく、こうしたお土産用の小さなボトルも発売されている。
一度コレをお土産でMarshallの連中に持って行ったことがあるんだけど…そういえば誰もナニも感想を言ってなかったな…。
彼ら甘いものが好きなので口には合うハズなんだけど…。

18vそしてデンキ・ブランからいきなり話はバーボンに飛ぶ。
脱線が終わったのだ。
アメリカの老舗ブランド、Maker's Mark。

 30
「原料にライ麦ではなく冬小麦を使用しているため独特の柔らかい口当たりがある」…って、チョット!
バーボンの原材料ってトウモロコシなんじゃないの?
…と思っていたら、ケンタッキーを中心に作られているウイスキーのことを「バーボン」って呼ぶんだって?
知らなかった。
夜飲み歩かないから。
「bourbon」ってのはアメリカ式にやると発音が難しい単語だ。「ブアブン」みたいな。

20vさて、バーの店内に入ると、いきなり1959が!
あ、バーといっても、冒頭に書いた「太宰系のバー」とは全く違うからね。
若い人たちが集ってガヤガヤやるスペース。
奥にはホールもあるような大きな空間だ。
壁のメタルっぽい飾りつけはお店の方がこの日のために特別にしつらえたそうだ。

40「この日」が何の日かというと、Marshall HEADPHONESの新商品をお披露目する日。
海外ではすでに発売されていたのだが、それがいよいよ日本に上陸したのだ。
それで、その発表会をMaker's Markさんからご後援を頂き、こうしてイベントに仕立てたというワケ。

50コレがその新商品。
写真ではケーブルが付いているけど、コレは着脱可能。
すなわち、Bluetoothヘッドホン。
Marshall HEADPHONESでは予てからBluetoothヘッドホンを取り扱っていたが、よりソフィスティケイトされたルックスを持つモデルがラインナップに加わった。
名前を「MID BLUETOOTH」という。
音質が一段と向上。
一回の充電で30時間使用可能。
携帯でコントロール可能なノイズリダクション搭載…等々、機能がますます充実した。
何よりルックスがいいね。

詳しい情報はコチラに出ていないけど、そのうちにアップされると思います⇒NAVYS
英語版でゴメンね、ゴメンね~はコチラ⇒Marshall HEADPHONES Official Web Site

60さて、もう少しイベントを紹介しましょうね。
ラウンジの壁には人気デザイナーの作品が展示されていた。
テーブルには「MID」のパネル。

70コチラはホール。
ね、「バー」なんて感じじゃないでしょ?

80奥の小部屋には壁一面にレコードが。
コレがすごい雑多な趣味。
Marvin GayeからThe Beatles、Boz Scaggsまで。
お~、なんでCharles Lloydの『Love-In』まであるの?!
1967年のFillmore Westでのライブ盤。(『HELP』の向かって左斜め下の赤っぽいヤツ。
この時期のCharles Lloydの作品はKeith JarrettのピアノとJack DeJohnetteのドラムスを聴くためのようなモノだけど、コレもそう。まぁ、DeJohnetteのカッコいいことよ!

90こっちの壁にはColtraneも。
Steve Millerの『Fly Like an Eagle』まで飾ってある。

100ホールの壁にも様々なイラストが…。

110もちろん「MID BLUETOOTH」も。

120vちょっとスケジュールが合わなくて観ては来れなかったんだけど、ライブ演奏も催された。

130お~、ステージのDJテーブルにもMarshallのロゴが!
ナニ、「ただバナーをくっつけただけじゃないか」って?
冗談言っちゃイケませんぜ。
さてはMarshallとDJの古い関係をご存知ありませんな?

140コレコレ。
1970年代の初めにMarshallが作っていたDJのターンテーブルセット。
ご丁寧にアンプとスピーカーもセットで販売していた。
写真はMarshall Museum Japan収蔵のモノ。実際にはコレとは異なるスピーカーが組みになっていた。

141ね~。
あったのですよ、こういうのが。
どうやらJim Marshallのアイデアだったらしい。
ところが、1970年代初頭、時はブリティッシュ・ハードロックの全盛期。
ギター・アンプを作るのに忙しくて、ターンテーブルなんかやってる場合じゃない!ってんで、このアイデアはアメリカの電気機器メーカーに売ってしまったらしい。
そんな状況だったので、生産台数も極端に少ないようで、Marshallの工場にも実物は置いていない。
先日、このターンテーブルの詳細が知りたいとのことで、写真の提出の協力を求められた。
あのね、困るとすぐ「シゲ、シゲ」って言ってくるんだよ…ナンチャッテ!
ちなみにこのターンテーブルの所有者であるMarshall Museum Japanの竹谷館長にはJTM45/ 100のリイシューの時にも写真でご協力を頂いた。
リイシューの際、やはりMarshallは実物を保有しておらず、細部の仕様がわからなかったためホンモノを所有していた竹谷氏に写真の提供を依頼してきたのだ。同品の取扱説明書に氏の名前が掲載されているのはそのため。
JTM45/100の取説には私の名前も載っているが、そのお手伝いをしただけなのさ。
Marshallは「コレじゃイカン」ということで、過去の商品のコレクションの充実を図り、JTM45/100に関して言えば、今は工場の博物館に実物が収まっている。

142ね、「Marshall Disco」って書いてある。
ターンテーブルは左右で仕様が異なるところを見るとどちらかを載せ換えたのだろう。
つまり、どこかで相当活躍していたということだ。
銀色の方はイギリスはスウィンドンの有名なターンテーブル・メーカーGARRARD製だ。

143話を戻して…
そして、ステージにはJVM210Hと1960Aのハーフスタックが!
気ィ遣ってくれたんじゃないの~。

150コレはライブのコーナーで出演した「Otogivanashi」のアルバム。
どっかでみたような…どころじゃなくて、実はこの翌日のMarshall Blogの記事に使うので、当日の昼間にホンモノの写真を撮ったばっかりだったのですよ!
こういう「虫の知らせ」みたいなことがやたら起こることは時々書いている通り。

160これがその昼間に撮っていた写真。
ま、偶然には違いないんだけど、普通『Earthbound』でダブるか?
『宮殿』だったらまだわかるけど。
気味悪いでしょ。
昨日も飛び切りスゴイ「虫」が飛んできたんだよ。コレはまた別の機会に書かせて!

170Marshall HEADPHONESはライセンス商品であり、本業のギター・アンプの方とはビジネス的には全く交流がないのね。
生産しているところも違うし、輸入販売元もまったく別。
ところがですね、このMarshall HEADPHONESを配給して頂いているNAVYSさんの「Marshallブランド」の普及に関する熱意は生半可ではなく、本当に頼もしく、アタマの下がる思いだ。

180先日の髙島屋さんもそう。
伊勢丹さんの時もそう。
今回もそう。
いつもありがとうございます!
やっぱりそういう熱心な方々と仕事をするのは楽しいものです。
Marshallブランドはこの他にもEYEWEARがありますからね。
そちら共々ご愛顧のほど、引き続きどうぞよろしくおねがい申し上げます!

270v_2
(一部敬称略 2017年5月30日 恵比寿NOSにて撮影 ※写真協力:Marshall Museum Japan)

2017年5月31日 (水)

CROSSWINDの未発表ライブ音源とLo-Dプラザの思い出

よくMarshall Blogに書いていることだが、「虫の知らせ」的な現象がやたらと身の回りで起こる。
別段困ることは何もないのだが、あんまり手の込んだヤツになるとさすがにうす気味悪くなる。
コレがラッキーな知らせだったら大いにありがたいのだが、そういうのはほとんどやって来ないね。
何かがキッカケで普段はまったく興味がない宝くじを買ったら大当たりしちゃった!…「ああ、アレは虫の知らせだったんだね~」みたいなヤツ。
来いよ、虫!
寄ってくるのはハエか蚊ばっかりじゃんか!
イヤ、知らず知らずのウチに「ラッキー虫の知らせ」も受けているのかも知れなくて、それに気が付いていないだけなのかもしれない。
また、人間はどちらかというとアンラッキーな事象に「虫の知らせ」を当てはめたがる習性があるのかも知れない。
今日の話はラッキーな部類に入るだろう。
それはこういうことだ。
私はよくジャズのピアノ・トリオを聴くのだが、好きなピアニストのひとりにKenny Barronという人がいる。
先日中古CD屋で目に留まったBilly Cobhamがリーダー名義のピアノ・トリオ盤『The Art of Three』に参加しているピアニストがKenny Barronだったので早速買ってみた。ベースはRon Carter。
コレが存外によくて、時々CD棚から引っ張り出しては聴いている。
で、数日前もこのCDを聴いていたのだが、その日は何となくBilly Conhamのドラミングがすごく気になった。
バックをやっている時は、何とも言えない硬質なスウィング感がとても気持ち良いのだが、ひとたびソロになると、やかましいというか、落ち着かないというか、場所違いというか、「コブさん、今演ってんのマハビシュヌではありませんよ!」と横から耳打ちしたくなるような感じ?
ま、それもこの人ならではのスタイルなんだけどね。
そこから、ますます気になり出して他のBilly CobhamのCDに乗り換えた。  

A3_2耳タコの「Stratus」を聴くのが辛いので、ファースト・ソロ・アルバムであるところの『Spectrum』は今回敬遠させていただいて、メッチャ久しぶりに2枚目のソロ・アルバムなんぞを聴いてみた。普段はまず聴くことのないアルバムだ。
その翌日のことだった。
ある友人から連絡があり、故小川銀次さんのバンド、CROSSWINDの未発表音源をクラウドファウンディングで制作することになったというのだ。
チョット、ビックリでしょ!
なぜなら、Billy Cobhamの2枚目のソロアルバムのタイトルが『Crosswinds』だからだ。

Cw2その新譜の音源というのは、かつて有楽町にあったLo-Dプラザでのライブ演奏を収録したものだ。
Lo-Dプラザは過去何回かMarshall Blogに登場しているので、熱心なマーブロ読者(そんなのいるのか?ありがたいことにいるんです!)は実際に行ったことはないにしても、名前を耳にしたことがあるかも知れない。
今日はそのLo-Dプラザのお話から。
チっ!こんなことになるなら今までチビチビ書くんじゃなかったよ…ということで、もう一回ちゃんとおさらいしておこう。
なんとならば、その連絡をくれた友人というのは、このLo-Dプラザでエンジニアをされていた方なのだ。
  
何か月か前に「ポタフェス」というポータブル・オーディオの展示会のレポートを掲載したでしょ?
なんとマァ、音楽やギター・アンプだけでなく、オーディオ機器のスタイルもデジタル・テクノロジーの革命を経て、すっかり変わり果ててしまったことに私は驚いてしまったワケだけど、40年ぐらい前は音楽を聴く時はチャンとしたオーディオ装置、いわゆる「ステレオ」で鑑賞するのが普通だった。
それがウォークマンの登場以来、アレよアレよと小型化が進んで、今では何もかも「こんなに小っちゃくなっちゃった!」状態になってしまったのはある意味残念なことだと思っている。
私も初代のウォークマンを手に入れて以来、40年近くの間その手のポータブル・オーディオの恩恵を受けているので、決して悪く言うつもりはないのだが、せめて家で音楽を聴く時は大きなスピーカーを鳴らす正式な再生装置を使うべきだと思っている。
時代が変わったといえばそれまでなのだが、昔はオーディオ機器もひとつのステイタスだったんだろうね。居間にステレオがあるのが当たり前の時代。だから50年ぐらい前のステレオは家具調だった。
こんなヤツ。
この電話器!ウチもコレだった。
でも、何もステレオの上に電話器を置くことはないと思うのだが…。
ウチは違ったけど、昔は玄関に電話器が設置してあった家をよく見かけた。アレはどういう理由からだったんだろう?

Cst そういう時代だったので、各家電メーカーがそれぞれ独自のオーディオ機器ブランドを持っていた。
コレも以前にも書いたけどね。忘れていませんよ。
三菱はダイアトーン(スリー・ダイヤだからね。岩崎弥太郎のステレオだ)
松下はテクニクス(当時は「松下電工」だった。雷門の提灯をありがとう!)
東芝はオーレックス(東芝にもそんな時代があった。毎年武道館でジャズ・フェスまでやってたんだから!)
サンヨーはオットー(親亀コケすぎ。三洋電気もろともなくなってしまった)
シャープはオプトニカ(ココも目の付けどころがちょっとマズかったか?)
…ってな具合。
DENONは「デンオン」と読んだし、KENWOODはTRIOという名前だった。
TRIOなんてレコードもやっていて、一時ECMを配給していたもんだから私が持っている『Travels』ぐらいまでのPat Methenyの初期のLPは全部トリオ・レコード製よ。
そして、日立。
日立のオーディオ機器ブランドは「Lo-D(ローディ)」という名前だった。
すごいよね、発電所のタービンやジェネレーターやエキサイターを作るメーカーがステレオのブランドを持っていたんだから。
こうした高速回転する重量のある発電機器を設置する時には「グラウト材」という特殊なセメントを使うんだ。
どうする?「セメント」で脱線する?それとも「発電所」?いくらでもできるよ。
でも、今日はやめておこう。
さて、Lo-D。
名前の由来は「Low Distortion」なのだそう。
ASTORIA CLASSICみたいなもんだね。ASTORIA CUSTOMは当たらない。
それで、各メーカーはそうしたオーディオ機器のデモンストレーションをするために、大都市にショウ・ルームを展開したんだね。
SONYビルなんてのはそれの親玉みたいなもんだ。
で、日立は有楽町のフードセンター(現銀座インズ)という高速道路の高架下に「Lo-Dプラザ」というショウルームを設置したというワケ。
コレがいつ始まったのかはわからないんだけど、クラスメイトの安藤君に教わって私が初めて行ったのは1976年ぐらいのことだったと思う。
私は最初映画キチガイだったので、有楽町にはなじみがあり、とても行きやすかったのだ。
ずいぶん通ったよ。
当時は土曜日にも学校があったので、日曜日になると毎週有楽町に足を向けた。
ナゼかというと、Lo-Dプラザには、オーディオ機器の視聴用に無料で聴けるレコードがたくさんあったからなのだ。
当時はLPレコードが一枚2,500円。
2,500円といえば子供にとっては大金だ。
大人になった今でも大金なのが情けなくもあり、不思議でもあり…。
当然YouTubeなんてあるワケがないので、今みたいに聴きたい音楽を無料で聴くなんてことは一切できなかった。
「もっと色んなレコードを聴きたい!」という欲望はもちろん激烈に強かったが、「不便」だと思ったことは一度もなかったし、音楽はお金を出して手に入れることに何の違和感もなかった。今でもそれが当り前だと思っている。
時代はまだCDが一般化するより十年も前の話で、「レンタル・レコード」なんていうのが登場するのはそれから四年ぐらい後のことだ。
だから、Lo-Dプラザに行って、レコードをそこで借りて、まったく買う気のないオーディオ機器を試すふりをして、次に買うべきレコードの下調べやロックの勉強をしたワケだ。
今にしてみると、何に興味を持って聴きに行っていたのかはほとんど覚えていないのだが、一枚だけハッキリと記憶しているのはサディスティック・ミカ・バンドの『ライブ・イン・ロンドン』だったが、何回か貸してもらって聴いたものの結局LPは買わずじまいだったな。
そうやって買った一枚のLPを大事に大事に何回も聴いたものだった。
不幸にして買ったLPが気に食わない内容だったとしても、ひたすら聴き込んで強引にお気に入りにした。
Cld
Lo-Dプラザにはスピーカーから盛大に音を出して聴く小部屋があって、日曜日はいつも満室で順番待ちだった。
一方、ヘッドホンを使って聴く装置が何台も並んでいて、私はいつもこっちだった。
他にもラジカセ等の小型オーディオ機器をディスプレイするコーナーや高級オーディオを体験するリスニング・ルームがあったのを覚えている。
…と、こんな説明をするより、その友人から写真をお借しりて、ココでお見せすればどんな様子だったかが一目瞭然なのだが、奇妙なことに写真がまったく残っていないらしいのだ。
今ならチョチョイとスマホで撮って残しておくところだろうが、昔は写真一枚撮るにしても、カメラを持って行って、撮影して、写真屋にフィルムを持って行って現像してもらわねばならなかったのだから大事だ。だからそう簡単に写真に残しておくなんてことなどできなかったんだね。
  
チョット脱線になるが、このLo-Dプラザの奥に「モーニング・サン」という輸入&中古レコード屋があった。
今はもう見る影もないが、昔は数寄屋橋の西銀座デパートとSONYビルの地下にハンターがあって、レコード好きにとっては有楽町も捨てたモノではなかった。
数寄屋橋のハンターは私が学校を出て就職した頃でもまだ残っていたな…と言っても1985~1986年ぐらいの話だからもう30年も経ってるか。
下の写真は数寄屋橋のハンターがあった場所。
私は14歳か15歳の時にココで生まれて初めて中古レコードというものを買った。ELPの『Tarkus』だった。
昔はこんなにきれいな内装ではなかった。

C2img_2499 ハンターは規模を拡大し、上の写真から50mほど離れた場所にもう一軒店を構えた。
そこで手に入れたのが下のTony Williams Lifetimeの『Energency!』。
大学の頃、どうしてもコレが手に入らなくてネェ。聴きたくて、聴きたくて…まんじりともしない日々を送っていた。
それがある日、その新しい方のハンターで発見したのだ。
まだカウンターの中にあって、値札も付いていない状態だったのだが、頼み込んで何とか売ってもらった。
当時は万単位のプレミアが付いていたやに聞いていたが、1,400円だった。
「へへへ、コレだから中古レコードはやめられまへんナァ」とか何とか言いながら家に持ち帰ったのではなかろうか?
で、聴いてガックシ。期待しずぎちゃったんだね。
今ではCDで簡単に手に入るが、コレはまだCDが世に現れる前の話。

C0r4a5836 まだ脱線中ね。
さて、そのLo-Dプラザの奥にあった「モーニング・サン」というレコード屋、いつまで営業していたんだろうか?
気が付いてみるとなくなっていて、洋品店になったのかな?
それでも二枚ほどその店でレコードを買ったことがあった。
一枚はコレ。
King Crimsonの『Earthbound』。
やっぱり15、16歳の時だった。
コレも以前に書いたことがあったが、当時このアルバムは音質が劣悪ということで国内盤が制作されておらず、聴くためには輸入盤を手に入れるしかなかった。
どうしても聴きたくて、Lo-Dプラザに行ったついでに、多分このお店で探したんだろうね。
店員さんが「ボク、何を探してるの?」…ま、本当に「ボク」と呼ばれたのかどうかは定かではないんだけど、とにかく店員さんに話しかけられて、「あ、キング・クリムゾンの『アースバウンド』です」と答えると、「あ~、今ないな~。イギリスから取り寄せてあげるよ!」と言うではないの。
「イ、イギリスから!?」とかなりビビった。
だって、コストがどれだけかかるかわからないじゃない?…と心配していたら「値段は普通のレコードと同じ」だというのでお願いすることにした。
すると今度は「やっぱりIsland盤がいいんでしょ?」と来た。
「あ、あいらんどぉ?」
こっちはロックを聴き始めて数年の15、16歳の子供だ。何のことかサッパリわからなかったが、「ええ、マァ…」と答えておいた。
そして、数か月後に「入荷した」という連絡を受けて手に入れたのが下のIsland盤の『Earthbound』。
2,000円だった。消費税などない時代のお話し。
Cimg_0096

もう一枚はKevin Ayers他の『JUNE1,1974』。
コレも聴きたかったのだが、当時国内盤は廃盤になっていてどうにも手に入らなかった。
それで、もう勝手がわかっていたので、コレは「モーニング・サン」にこちらからお願いしたような記憶がある。
私はこのアルバムでPeter Ollie Halsallという素晴らしいギタリストを知った。やはり15、16歳の頃。
世間的には決して貴重品というワケではあるまいがそれぞれ青春の思い出のアイテムとして今でも大切に保管してある。
私の青春はロックだったから。

Cimg_0097

話をLo-Dプラザに戻す。
そのオーディオ機器ブランドの戦国時代、Lo-Dプラザが他のブランドのショウルームと大きく異なっていたのは、今でいう「ライブ・スペース」があって、歌謡曲からロックまで広範囲なジャンルにわたるアーティストが頻繁に出演していたことだろう。
当時私は国内のアーティストにほとんど興味がなかったので、満員になっているそのスペースを横目に見て、「ああ、また今日も誰か出ているのか…」程度のものだった。
それよりも自分の聴きたいレコードの方が優先だった。
当時はこんなプログラムを発行していたそうなのだが、見事に記憶がない。
「ヤングと音楽のふれあう広場」だもんね。
「ヤング」か…。
名実ともに「ヤング」もずいぶん遠くなったもんだ。
人間、ヤングよりオールドの時期の方がはるかに長いということを知るのは、オールドになってからなんだよな~。
右は1981年8月の発行。表紙の人…有名な方なのかな?こんな二重アゴの写真、今なら絶対NGでしょう。ノンビリしてたナァ。
左の人が肩からブラ下げているのは日立製のウォークマンか?
ヤケにデカいな。
あ!今気が付いた!
このお姉さんが右手をかけている白い複数の板!
このケースにレコード・ジャケットが入っていたの。
コレをめくっていって気に入ったレコードを探す。ケースには番号が付いていて、その番号を受け付けのお姉さんに伝えると当該のレコードを出して来てくれる…というシステムだった。
Cpg
さらにLo-Dプラザがスゴかったのは、抽選で当たった10人のお客さんに16チャンネルのミキサーが設置された客席に座ってもらい、目の前の生の演奏をマルチで録音させていたのだ。(ミキサーを8チャンネルで使う時は20名)
録音媒体はカセット・テープ。
当然、そこで売っている日立Maxellのモノを使用する。
私は高校の時にコレを二度ほどやらせて頂いた。
ひとつはPANTA&HAL。
実はこの時は生の演奏ではなくて、卓に8チャンネル分の音源が送られてきて、それをミキシングして、その場で2チャンネルにトラックダウンするというものだった。
正確な演奏日時はわからないが、まだ『マラッカ』をリリースする前だったのだろうか?「マラッカ」の歌詞がレコードとは異なっている。
まだ今さんがHALにいた頃で、卒倒もののすさまじいギター・ソロを聴かせてくれている。
特に「マーラーズ・パーラー」のオブリガードは人間ワザとは思えないほどの出来で、ずいぶんコピーさせて頂いた。
もう一回はBAD SCENEだった。
この時は本当の生の演奏で、3曲演奏した後、BAD SCENEに銀次さんがジョインして更に3曲を演奏した。
どの曲も銀次さんらしいプレイにあふれていて、とりわけ「Rising Dream」のソロはあまりにも素晴らしい。Maj7thのアルペジオがクロマチックで上がっていくアイデアがカッコよくてね、コレも高校の時にコピーさせて頂いた。
下がその時のカセット・テープ。
アレ?富士フィルムのテープだね。
ったく、エチケットを知らねーな、若いヤツは!って、私ですわ。
とにかく大切な宝物のひとつ。
しかし不思議なのは、実施日が異なるのにどうして同じテープに音源が収まっているんだろう?
二回分を考慮して初めから90分テープを用意していたワケはないので、「PANTA&HALのテープにまだ空きがあったな…」とワザワザ家から持って行ったのだろうか?
あの頃はカセット・テープだってそう安くはなかったからね。

50

これでLo-Dプラザがわかった。
そして、今回のCROSSWINDの未発表音源は、1981年9月13日、1982年1月30日と5月15日にLo-Dプラザに出演した時のモノが収録されているのだそうだ。
私の友人がその音源を蔵出しし、ナント35年ぶりに陽の目を見ることになる。
下はLo-Dプラザのステージで演奏するCROSSWIND。
こんなだったかな~。もっと広い感じがしたんだけど。
そうそう、各ミキサー卓に「録音中」っていうサインがついていたな。

Ccw4 下の写真は渋谷の屋根裏ね。
しかし、こうしてみると屋根裏もいい加減小さかったな~。
でも、そんな感じはまったくしなかった。
私は高校二年の時にこのステージで銀次さんを観たことがあった。
RCサクセションで活動していた時のことだ。
大ブレイク寸前で、当時屋根裏でもっとも集客力の大きい二大バンドのウチのひとつだっただけに息もできないほどの超満員だった。
もうひとつの人気バンドはPANTA& HALだった。

Yu_2

持っているクラスメイトにカセットに録音してもらってよく聴いていたので、私はCROSSWINDのレコードはとうとう買わずじまいだった。
銀次さんのギターが殺人的にカッコよくてね~。
2001年の『マーシャル祭り2』にご出演頂いたのも、その時分のあこがれ感によるものだった。
結局大分後になってCDを買い込んだ。
「フュージョン」と形容するにはあまりにもハードなサウンで、当時の日本のロック・シーンでは他に類を見ないバンドだった。
日本人ばなれしていてジャケットもいいよね。真ん中のセカンド・アルバムなんてまるでフランスのAngeのアルバム・ジャケットのようだ。

60そして、今回のアルバムは今はやりのクラウド・ファンディングでの制作となる。
クラウドファンディングっていうのも私のような古い人間から見るとナンカ違和感のカタマリなんだよね~。
この手法について深い知識を持ち合わせているワケではないので大言は控えるべきだが、要するに「カンパ」っていうことなんでしょ?
私なんかが思うには、本当にいい音楽なら、やっぱりレコード会社が率先して作るべきだと思うんですよ。
そんなにね、誰も彼もが音楽をやったって、いいモノができる可能性なんか万にひとつもありゃせんって。
コレね、音楽だけじゃなくて、今の世の中何でも同じで、食べ物なんかもそうなんだけど、いいモノを教えないからドンドンおかしなモノばかりになってるんだよ。
それで、そのおかしなものばかりの中でラクして商売をしようとするから、ますます状況が悪くなっているんだと思う。
音楽に関して言うと、傍で見ていて今の若い人は本当に憐れだと思いますよ。
いい音楽を厳選して、レコード会社がコッテリと金をかけていいモノを作るだよ。
とにかくミュージシャンがタオルやシャツやチェキを売らなければ生活できないような状況を打破してやらないと!
「ミュージシャン」という職業は自分たちだけのいい音楽を作ってそれを形にすることなんだから。
断じてタオルやシャツを作って売るのが仕事ではない。
ま、古いと思ってもらって結構。
とにかくコンピュータの利便性が「無償」を武器に、「風情」どころか「芸術」までも壊滅的な状態に追い込んだことを人類はよく見つめ直すことですな。
私は「CD」というフィジカルな製品がある限り、それを支持します。
お、ナニが言いたかったかというと、小川銀次のような不世出のギタリストが作った音楽をナニが悲しくてカンパで形にしなきゃならないのか?ってことよ。
久しぶりに毒づいてみたけど、逆らったところで時代の趨勢にかなうワケがないこともわかってる。
結果、形はどうあれCROSSWINDの新しい音源が世の中に出て来ることは大歓迎であることは間違いない。
私は内容を耳にしているワケではないが、この時点で既にひとつ言いたいのは、「若い人」、特にひとりでもの若いギタリストやギターの勉強をしている人たちに聴いてもらいたいということだ。
銀次さんのギターを通じて「オリジナリティ」という言葉の意味を自分なりに分析してもらいたいと思う。
Cwc
さて、そのクラウドファンディングの案内がこの動画だ。
6月2日から出資者を募るそうだ。
興味のある人はゼヒご参加あれ。

今年の8月で三回忌を迎える銀次さん。
このプロジェクトがその三回忌に合わせた動きであることは言うまでもない。
また、「CROSSWIND」という唯一無二のバンドの名前を後世に残すことを目的にもしている。
さらに、経費を差し引いた売上金はすべて銀次さんの奥様のご遺族に贈られるとのことだ。
  
今日は過去の記事と内容が重複してしまうので銀次さん自身のことについてはほとんど触れなかった。
代わりに銀次さんの思い出や関連情報を掲載した過去のMarshall Blogの記事を紹介しておく。
★【訃報】 小川銀次さんのこと

★Ginji Lives!~小川銀次、新譜をリリース!

10v_2※今日のバナーは、銀次さんが2001年の『マーシャル祭り2』にご出演された際、JCM2000 DSL50をステレオでお使いになられたことより現行のDSL100の図柄を採用しました。

(Marshall並びにMarshall Blogは記事内のクラウドファンディング事業には関わってはおりません。ご質問他、いかなるトラブルも関知いたしませんこと予めご了承ください)

2017年4月25日 (火)

BLIMEY!!~GRANRODEO飯塚昌明のBIRTHDAY PARTY

タイトルの「Blimey!」はイギリスの「オーマイガッ!」。
「ブライミー」と読むんだけど、イギリス人はコレをよく使う。
「コイツぁスゲエ!」とか「ビックリしたナァもう!」みたいな場面に出くわすと「ブライミ~!」とやるワケ。
さて、ステージにはMarshallの壁。
Marshall GALA他でおなじみの光景は東京キネマ倶楽部のステージ。

10_2でも、今日はいつもとチト様子が違うよ。

20_2テーブルにはシャンパンが置かれちゃって…。

30v奥のMarshallロゴのカウンターにはおいしそうな料理がズラリ…。

40v そして、ステージに現れたのは今日のイベントの司会を務めるジョイマックスさん。

50_2ジョイマックスさんが手にしているのは携帯電話。
「え、今どこですか?」とこと細かに相手の状況をチェックする。
電話の相手はGRANRODEOのe-ZUKAさん、すなわち、飯塚昌明さんだ。
「皆さ~ん、もうすぐ着きますよ~!」
つまり、ほどなく飯塚さんがキネマ倶楽部にお越しになるということ。

55v ステージは飯塚さんを迎える準備も万端。
そう、タイトルにあるようにこのイベントは飯塚さんの誕生パーティで、本人にはこのことを知らせていない。
「キネマ倶楽部に来てください」ということだけを伝えている正真正銘のサプライズ・パーティなのだ。

60_2そして、何も知らずに飯塚さんがキネマ倶楽部に到着。
二階から会場を見下ろして…飯塚さんビックリ!
もうマジでお顔がブライミーになってる!

70v ステージでは飯塚さんを迎える一曲、「Can do」!

80_2演奏するのはKISHOWさんと…

90v FLOWの皆さん!

100_2「『キネマ倶楽部に来てください』しか言わないからおかしいな~と思ってたんだよね~!」とまずは飯塚さんのご挨拶。
本当に知らなかったんだ?!
ご挨拶の中ではMarshall GALAや東京キネマ倶楽部がMarshallのオフィシャル・ライブハウスであることにも触れて頂いた。
この日で50歳。
若いな~。

105v階下に降りステージに向かう飯塚さん。

110vそして、KISHOWさんと合流。

120_2FLOWの皆さんから誕生プレゼントが贈られる。

130_2GRANRODEOの抱き枕!

140_2飯塚さんはサブ・ステージに上がり…

150_2正式にご挨拶。

180vそして、カンパイ~。

190v_2 KISHOWさんやFLOWの皆さんと乾杯の記念撮影。

200_2

205こんなビデオも放映された。
GRANRODEOの二人が十日町の飯塚さんのご実家を訪れる。
さすが日本有数の豪雪地帯。スゴイ雪だ!何もこんな時に行かなくても…。
へぎそばだよね、十日町といえば。
私は信州に住んでいた時、その手前の津南には紅葉を見に何度か行ったな~。

210_2次のパーフォーマンスをジックリと見守る飯塚さん。

220v登場したのは…
プロデューサーの伊藤さん。

240vminamiさんは二回目のMarshall Blog。
前回の記事はコチラ

250vベースに滝田イサムさん。

260vチョット前にLAZYでMarshall Blogにご登場頂いた岩田ガンタ康彦さんがドラムス。
S41a0112

ギターはFo'xTailsの鳴風さん。

Img_0135 曲はアニメ『君が望む永遠』から「Rumbling hearts」。
minamiさんが作詞で作編曲は飯塚さんだ。

230

バースデイ・パーティとくれば「ケーキ」だよね~。
スペシャルなヤツが用意されていた!

280飯塚さんんシグネチャー・モデル、RODEOholic仕様!
弦がチャンと六本になってる。
ホンモノはスワンプ・アッシュ・トップにマホガニー・バックだけど、コチラはクリーム・トップにスポンジ・バック…ってとこかな?
飯塚さんの名前が「晶明」になっちゃってるけど、「日」が一個多い分だけ明るいってことよ!

290ローソクも無事にひと吹きで消えました。

300歓談タイムも飯塚さんはご来場のお客さんへのご挨拶や記念撮影で大忙し。

310人気声優の森川智之さんも駆けつけてくれた。

320下はGRANRODEOのコンサートでホーン・セクションを担当しているファイヤー・ホーンズの皆さんと。
ところで、音楽関係のお客様では私も存じ上げている方がたくさんいらしていて私もブライミー!
「ナニやってんですか?」なんて訊かれちゃったけど、仕事です。
「アレ?ウッシーじゃないの?!」とひときわ大きな声をかけてくれたのはSATOKOちゃん!
ウワ~、ひっさしぶりだな!
FUZZY CONTROL時代は毎月のように顔を合わせていたんだけどね~。

330そして、クライマックス。
飯塚さんが深々と頭を下げているのは…
360

恩師、つのだ☆ひろさん。
お出になられただけでスゲエ迫力!

350v「マチャアキ、誕生日おめでとう!」と歌い出したのは…

340

もちろん「メリー・ジェーン」。

370vバンド・メンバーは滝田さん、

380v岩田ガンタ康彦さん
270v

鳴風さん…と先ほどと同じメンバー。
鳴風さんはギター・ソロでが華麗なテクニックを披露。

390イヤ~、しかしスゴイ。
もう、つのださんが歌い出した瞬間、すなわち「♪メリジェ~ン」の歌いだしの「」のところでもう空気がガラリと変わってしまう。

 S41a0298

恩師の熱唱を起立したままで聴き入る飯塚さん。
そりゃ、座ってふんぞり返ってなんて聴けるワケがないですよね~。

405ジャズ・ドラマー時代のつのださんのことをかつてほんの少しだけコチラに書いたことがあった。
  
もう何しろこの「生メリー・ジェーン」は大感動。
本当に「音楽の塊」のような人だと思った。

400
「あのナァ~、オレはこの曲のギター・ソロだけは原曲通りに弾いたんだよ!ダメだよ、勝手に弾いちゃ!」
…と鳴風さんへのツッコミで笑いを誘っておいて、Marshallをバックに飯塚さんの最後のご挨拶。

420それをジックリ聴き入るKISHOWさん(?)。

430v飯塚さんが普段から思っていることや感謝の言葉が、ご自身の口から丁寧に綴られていった。

440vそして、最後はご参加いただいたお客さんと記念撮影。
450
笑いと音楽に満ちたミュージシャンのそれらしいブライミーなお誕生会だった。
楽しかった~!
飯塚さん、お誕生日おめでとうございました!
明日もGRANRODEO!  

GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

Img_0180 (2017年2月22日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2017年4月24日 (月)

Marshall EYEWEAR~SLiT 2017より

「カツ丼」と聞いたら、卵のヤツとソースカツ丼のどちらを思い浮かべる?
あるいは、どちらが好き?
私は卵の方。
ソースカツ丼なんてモノがあるなんて「ヨーロッパ軒」に行くまで知らなかった。
もう30年以上前の話になってしまうが、当時勤めていた会社で、北陸三県と飛騨の高山をテリトリーとしていた富山の事業所にいた時、石川県と福井県の担当をしていた。
担当が決まるやいなや、「福井といえばヨーロッパ軒だがやっちゃ!」と地元出身の先輩従業員に教わった。
「よーろっぱけん?」と聞きなれない名前の正体をその先輩に尋ねると、それは福井と敦賀にあるレストランだという。
そして「ジクセリ、パリ丼…名物が色々あるが。でもワシはソースカツ丼が一番好きだがやっちゃ!」とその先輩は続けた。
この時点で初めて「ソースカツ丼」というモノを知った。
ちなみに「ジクセリ」というのはピカタのような料理だが由来はわからず。
で、「パリ丼」というのはソースカツ丼のソースのカツの代わりにメンチカツが乗っかっているというもの。
「パリ丼」なんていい名前だ。
この記事を書くに当たってヨーロッパ軒のウェブサイトを拝見したが、「シュニッツェル」なんてやっていて驚いた。
「シュニッツェル」というのはドイツの代表的な料理のひとつで、トンカツに限りなく近い…というより、ま、トンカツ。
フランクフルトに行っていた時は滞在中にたいてい一回以上は口にする日本人好みの料理。
このヨーロッパ軒、ネーミングというか、プレゼンテーションに長けているな~。
で、先輩のおススメにしたがってヨーロッパ軒ではもちろんソースカツ丼を何度か頂いた。
名前通り、見た目通りの味で一発で好きになった。
それから何年かして今度は長野に赴任することになり、そこでは松本を中心とした「中信地区」と飯田や伊那。諏訪を中心とした「南信地区」、さらに山梨の北部を担当することになった。
その伊那の駒ケ根で発見したのが「元祖ソースカツ丼の町」の触れ込み。
驚きもしない、ひよこになったこともないけど、ヒナ鳥が最初に見たものを親と思い込むような気持で「え?ソースカツ丼ってヨーロッパ軒が元祖じゃないの~?」と訝しんだものだった。
話としてはコレだけなんだけど、コレじゃここまで読んでくださった方々に申し訳ないので、おもしろい話をひとつ。
「Left Alone」という曲ご存知だろうか?
ビリー・ホリディが作詞をし、レディ・デイの伴奏を務めていた黒人ピアニスト、マル・ウォルドロンが作曲したジャズのスタンダード。
昔、サキソフォニストが主人公の日本の映画に使われてあの頃はそこら中で流れていたので耳にしている人も多いハズだ。
このマル・ウォルドロン(2002年没)、チャールズ・ミンガスやエリック・ドルフィーといったジャズの巨人との共演も多いことから日本にも何度も来ていた。
そうして来日しているウチにカツ丼のおいしさを発見し、ツアーの先々でおいしいカツ丼を探し歩き、しまいにはカツ丼の大家になってしまったということなのだ。
え、どっちのカツ丼かって?
もちろん卵の方だよ。
マル・ウォルドロンがソースカツ丼をどう思っているのかは残念ながら情報がない。
さて、こうして30年チョット前にソースカツ丼を福井で知ったワケだが、その時にもうひとつ福井に関して知ったことと言えば「メガネ」。
北陸道を西進して福井市を少し超えた右側に見える建物を見て驚いた。
建物がメガネをかけている!と興味深そうにその建物を見ている私に同行した先輩社員が教えてくれた。
「アレはな…『めがね会館』や。ココは『鯖江』いうてな…」
そもそも「鯖江」なんていう地名も知らなかった。聞けば日本のメガネのフレームはほとんど鯖江で作られているという。
私はメガネには無縁だったので考えたこともなかったので結構驚いた。
今、調べてみると、日本のメガネ・フレームの96%が鯖江製だそうだ。
鯖江のメガネ・フレームづくりは1905年に農家の副業としてスタートしたらしい・
今ではマリンバなどの打楽器の製造も鯖江の主な産業のひとつになっているとのこと。
Ruyh UnderwoodとかEd Manが見学に来ればいいのにね。
「めがね会館」は現在「めがねミュージアム」という名称になっているようだ。
…ということで、今日の話題はメガネ。
Marshall EYEWEAR、久しぶりの登場!

Marshalleyewearblack2501

Marshall EYEWEARの輸入販売代理店のエムズプラスさんから情報を頂戴し、先日『2017年ワールドオプチカルフェア』というイベントにお邪魔してきた。
早い話が「メガネ展」。
まぁね、先日レポートした「ポタフェス」を経験した私だからしてチョットやそっとの「~展」ではビビらんぜよ。
「メガネの展示会」なんて、あってトーゼン。至極まっとうだ。
老眼が進む一方の私にもってこいじゃないか…と足取りも軽く高田馬場の会場に向かった。

10ドワッ!
会場に入ってやっぱり驚いた。

20スゲエな、「たかがメガネ」などとは決して言わないが、まぁスゴイ迫力!

30ん~、さすが「紺屋の白袴」か「医者の不養生」か、はたまた「易者の身の上知らず」に注意をはらっているのか、係の方々が全員と言っていいほどメガネをかけている!
「な~んだオマエ。メガネかけてねーじゃねーか。帰んな、帰んな、ココはオマエさんのくるところじゃねェ!」なんて言われてしまって…。
もちろんコレは冗談だけど、メガネをかけていないとチョット恥ずかしいぐらい。
ク~、愛用のJAMESかけて来ればヨカッタ!

40お手入れセットやケースといった周辺グッズの展示ももちろんにぎやか!
この緋毛氈というか、赤い造作は目立つね~。赤が「パール」さんのブランド・カラーなんだろうか…コレはいい作戦だ。
80
メガネに関する書籍も。
70
この辺りはメガネの工作機械の展示。
楽器フェアでいえばギター・ボディの削りだし機を展示している感じか?

50レンズを削り出すときは「etch」という言葉を使うんだね~。
そうそう、以前から「optical」という言葉がどうしてメガネに関連しているのか不思議に思っていたんだけど、コレを機に調べてみると、「目の、視力の」という意味の「optic」」という形容詞があって、語源はギリシャ語の「optikos」。
「see=見る」という意味なんだって。
コレを同じ形容詞で「optical」にすると「視力を助ける」とか「光学の」という意味になる…ようだ。
よく楽観的な人を指して「オプティミスト」なんていうでしょ?
コチラはラテン語の「optimum」から来ていて意味は「最高の」。
反対は「pessimus」で「最低の」という意味。
やっぱ楽観的にいこう!

60さて、会場の奥のスペースを陣取って併催されていたのが『SLiT 2017』。
「SLiT」は「Salon de Lunetterie International Tokyo」の頭文字を並べたもの。
「Lunetterie」というのはフランス語で「メガネ産業」という意味…だと思う。
90SLiTは、毎年イタリアのミラノで開催されるMIDOというイベントで発表されるヨーロッパ・ブランドのニュー・コレクションをいち早く一度に目にすることができる展示会だ。

100今年で10回目を迎えたそうだ。

110当然、Marshall EYEWEARはSLiTでの展示。

130となりで売っているポップコーンの香りが印象的だ。

140SLiTの主旨通り、Marshall EYEWEARも新しいアイテムを存分に展示していた。

150カッコいいのやら斬新なイメージのやらが色々出て来てるよ。

170私はオプティカルはJAMES、サングラスはJOHNNYを愛用しているんだけど、こんなの見るとまた欲しくなっちゃうね!

180え、オマエさっき「メガネをかけない」って言ってたじゃないか?って?

190vイエイエ、もう本を読むときや観劇する時はもう中近両用がないとどうにもならんのです。
Marshall EYEWEARはかけ心地も最高なのだ。

200外箱(右)のデザインも一新されてよりゴージャスになった。

210残念ながら細かい資料がこの記事に間に合わなかったので、今回は個々のモデルの紹介はパスさせて頂くが、また別の機会に取り上げることができるよう楽しみにしている。

220Marshall EYEWEARの詳しい情報はコチラ⇒Offciial Web Site

120

※SLiT 2017は4月11日と12日の開催です。

(2017年4月12日 ベルサール高田馬場にて撮影)

2017年4月20日 (木)

Marshall HEADPHONES~音のあるくらし

新宿通りの四谷四丁目から新宿四丁目へ抜ける、あの新宿御苑の下を通ってるトンネル…昼間はいっつも混んでるんだよな~。
チンタラチンタラ動いてトンネルを出て、陸橋に上がると新宿駅の南口。
「バスタ新宿」とかいう大きなバス・ターミナルができてすっかり雰囲気が変わっちゃった。
アレもずいぶん長いこと工事してたもんね。
しかし、「バスタ」なんて名前、英語圏の人が聞いたらビックリする人もいるんじゃないのかしらん?

10 ま、ナニはともあれ、あのバス・ターミナルができたおかげで、新宿駅と髙島屋さん(以下敬称略)がくっついて利用客にはとても便利になった。
天保年間、飯田新七という人が京都で古着・木綿商を開店。その義理のお父さんが高島(現滋賀県高島市)の出身であったことからそれに「髙島屋」と名付けたんだって。
コレが髙島屋のことの起こり。
大正時代に髙島屋呉服店を大阪で興し、昭和7年には今の難波のあの店舗ができて、翌年には日本橋に進出している。
日本橋には大伝馬町や小網町など、木綿問屋や呉服問屋が多かったんだよね。松阪から出てきた三越も同じ。
植草甚一の実家は日本橋小網町で、実際に木綿問屋を営んでいたそうだ。
余談になるが、明治41年生まれの植草さんは、関東大震災が起こった時は学生で、ちょうど通学で市電(路面電車)に乗っていたそうだ。
そして、地震が起こった時、突然電車が回転したらしい。ナニが起こったのかサッパリわからなかったという。コワいな~。
関東大震災は1923年、大正12年のこと。Jim Marshallが生まれた年だ。
へ~、横浜の髙島屋は相鉄との合弁なのか…知らなかった。道理でホームがデパートの中にガッツリ入り込んでるワケだ。
さて、そのバスタを通って(コレがホントの「バスタ道」。あ、わかる人だけ呆れてください)駅から来るとこんな感じで髙島屋に通じている。

20この下の階はMarshall BlogでもおなじみのMusic Jacket Galleryの会場になるところだ。
下の写真ね。
今はやってないよ。

30そして、髙島屋に入る。

40おお~!いきなりMarshallのスクリプト・ロゴ!

50コレはね、結構興奮するよ。
ホントに入って真正面のロケーションだからね。

60入り口に左手にはローズちゃんがお出迎え。
ローズちゃん、私より年上だでね。
そして、この新宿店は今年で開店から21年目に入っている。
このあたりの詳しいことは上にリンクしておいた「Music Jacket Gallery 2016」に書いておいたので未読の方はゼヒご覧頂きたい。

65さて、なんだってMarshallのロゴがこんなところで威張っているのかというと、今髙島屋新宿店では「Sit Back and Relax」をテーマに『モノとオト』というフェアを開催していて、Marshall HEADPHONESでポップ・アップ・ストアを設置させて頂いているのだ。
「sit back」というのは「Sgt. Peppers」にも出てくるけど、英語らしい面白い表現だ。実際によく使われる表現。

70前回よそのデパートでのポップ・アップ・ストアをMarshall Blogで紹介したところ、驚くほどの反響を得て、多くの方に足を運んで頂いた。
そこで、今回もこうしてご紹介させて頂いたというワケ。
そうだね~、味をしめちゃったんだね~。

30r4a2327 で、今回の展示はこんな感じ。

30r4a2339しかしね~、ヘッドホンからケーブルがなくなるなんてね~。
大人気のBluetoothヘッドホン。

75Bluetoothスピーカーがスゴイ人気なんだって。

90以前紹介した通り、私はWOBURNとSTOCKWELLを使っているんだけど、Bluetoothの使い方の妙を知ってしまうと、なるほどコレはやめられんわ。

100もちろん従来型のヘッドホンの人気も衰え知らずだ。

110お、コレはウチと同じ組み合わせ…WOBURN(白い方)とSTOCKWELL。
私はやっていないが、デジタル・レコード・プレイヤーと併用している人も多いと聴いた。

120Marshall EYEWEARも展示されている。
EYEWEARも新しいモデルが出てきたので、近いうちにMarshall Blogで紹介したいと思っている。

140展示は25日(火)が最終日。
夜は8時閉店。金曜日と土曜日は8時半まで開いている。

150ローズちゃんがお待ちしています!

160vMarshall HEADPHONESの詳しい情報はコチラ⇒NAVYS INC Official Website

170s(髙島屋新宿店にて撮影)

2017年4月18日 (火)

暗号は「C-R-Y-I-N-G」~Masha Plays CODE

Marshallのフル・スタック生誕50周年を記念してリイシューした2555X Silver Jubileeが世界中で大ヒットした傍ら、ほぼ時を同じくして発表されたMarshall初のフル・デジタル・アンプ・シリーズ、CODEがこれまた大ヒット!
うれしいね~。
「トラディショナルくん」と「カッティング・エッジくん」のその両者の年齢の差たるや約30歳。
車だったらこんなこと絶対にあり得ない。
自動運転装置搭載の最新鋭の車と1987年に新しく発売された…と、自動車に例えようとしたけど、そっちの方面はサッパリわからん。
ただ、30年前というと、アサヒのスーパードライが発売された年なんだね。
そのころ私は大阪にいて、同じビルにアサヒビールの支社だか支店が入っていて、毎日遅くまでメチャクチャ忙しそうにしていた。
人づてに聞いた話では、スーパードライの超大ヒットで息をつくヒマもないとのことだった。
アレは今でも姿を変えずに店頭に並んでいるもんね。スゴイことだ。
Marshallで言えば1959ってとこか?…ヘッヘッヘッ、1959は発売からもう52年経ってるけどね。
それは、ロックという音楽の進化を実現させた自分だけのオリジナル・サウンドを持ったMarshallだからこそあり得た話なのだと思う。
そして、JubileeやCODEへの好反応は、Marshallというホンモノを選んだギタリストの皆さんのご慧眼の賜物だと感謝している。

10さて、そのCODE、現在までに25Wと50Wの2種類が発売されていることは皆さんもご存じの通り。
100Wモデルの登場が待ち遠しいところだ。

20そして、ところ変わって…あるDVDの撮影現場。
CODE50がビデオカメラの標的になっている。

30CODE50の上に置いた携帯電話を操作するギタリスト…

40vSilexのMasha!

50Silexは4月1日にセカンド・シングル『Everlasting Symphony』が好評だ。
群雄割拠が続く若手メタル界にあって目立って勢いがあるのがSilex。
他のメタル・バンドとは一味違ったSilexサウンドをクリエイトしているのがこのMashaくんだ。

55cdMardelas、TEARS OF TRAGEDYと組んだ『2017 春の魔界都市めぐりツアー』の大阪&名古屋公演を前にMashaくんがヤング・ギター誌の付録DVDの収録に出演してくれたのだ。
このツアーの柏公演の模様は近々Marshall Blogでレポートするのでお楽しみにね!

Syg
まずはサウンドのチェックから。

60v

この企画は偉大なMarshallギタリストたちのサウンドをCODE一台で再現してみようという壮大かつ無謀なもの。
言い換えるとMarshallサウンド・クロニクルということにもなってくる。

80もちろん予め念入りに音作りをして来てくれてはいるが、撮影の前に最終なサウンド・チェック!

70v
GATEWAYを起動して微調整を加えていく。
Mashaくん、サスガもう手慣れたものだ。
かつては1987と1960BがMashaくんのステージでのトレードマークであったが、最近はJCM800 2203を使用している。
Jubilee効果かどうかは知らんけど、近頃若手ギタリストの間で2203が広がっているんだよね~。
いいの、いいの、1987でも2203でもJVMでも、Marshallでありさえすればいいの。それだけでホンモノを使っている…ということなのだから。

90まだイジってる…あ、コレは誰かにメールしてるのか。

100いよいよ撮影スタート!
さぁCODEでも思いっきりクライングして頂きましょう。

110かなり振り幅の広いギタリストたちのサウンドを狙うので、音作りも、演奏もかなり大変な作業だ。

120「シゲさん!やっぱりこうなりますね」…何のことかと思ったらMashaくんの足!
ノンちゃん足になってる!
Mashaくんがナニを言っているのかわからない人はコチラ

130vこりゃ時間がかかりそうだ!…というのは最初の印象だけ。
さすが若手トップギタリスト。
サクサクと作業は進んでいった。

140vここのところ、しばらくCODE50と首っ引きだったというMASHAくん。
なかなかにシンドイ作業で結構クライングだったようだ。
その甲斐あってか大変興味深いサウンド・メイキングになっていた。

150このもようはヤングギター誌6月号(5月10日発売)と7月号(6月10日発売)の付録DVDに収録される予定だ。
Mashaくんのサウンド・メイキングで歴代の偉大なギタリストのサウンドをゲットしてクライングしてもらいたい。
皆さん、お楽しみに!
  
Silexの詳しい情報はコチラ⇒Official facebook

ヤングギターの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

160ところで皆さんは「MY MARSHALL」への登録はお済みかしらん?
MY MARSHALLはイギリスのMarshallが展開しているCODEのコミュニティね。
せっかくCODEを買ったのであればMY MARSHALLに登録しなきゃソンソン!
世界中のMarshallフレンズが編み出したプリセットがアップされている他、CODEの情報が満載だ。

170いきなり英Marshallのウェブサイトにアクセスして、「え~、アレ英語なんだもん!」…と、英語を理由に敬遠している人もいるんじゃない?
その割には「lol」とか「OMG」とか「R.I.P.」とかをSNSで使ってる人…あ、コレは大きなお世話か。
「ダブル・ヘッドライナー」と言わず、「ツーマン」とか言っている人…コレは気をつけましょう。
ま、そうはいっても不慣れな場合は英語も実に面倒なモノ。
そんな時はコチラをご覧あれ!⇒CODEをフル活用するなら、MY MARSHALLへ登録!
日本語でMY MARSHALLの説明をしてくれている。
そんなこんなでCODEを使いこなして、Marshallの歴代の名器で楽しくギターを弾いちゃって!

180<オマケのクライング>
この日、次の撮影の仕事が入っていたため収録現場を途中で失礼したのだが、駐車場に着く寸前で駐車券がないことに気が付いた!
ヤバい!と思って、スタジオに急いで引き返したところ、見事駐車券を発見(Kさんありがとう!)。
イヤ~、危うくこっちがクライングになるとこだった。
…ってんでこういうバンド知ってる?
After Cryingというハンガリーのプログレッシブ・ロック・バンド。
このアルバムはKeith Emersonが大好きなピアニストが自分好みのバンドを作って好き勝手にやっちゃってる感じだが、プログレ・ファンには聴きごたえは十分でしょう。
ハンガリーはおもしろいよ。
バルトーク、コダーイ、リスト、リゲティ、コズマ(枯葉)、ガボール・ザボ、アッティラ・ゾラー等の個性はぞろいだからして。
残念ながら行ったことはないんだけど、聞いた風なことを言えば、ハンガリーは名前を表す時、日本と同じに姓・名という順番で言うんだって。
だから、よくベラ・バルトークとかゾルタン・コダーイとかモノの本に出てくるけど、これは西欧式の呼び名で、本国ではバルトーク・ベラだったり、コダーイ・ゾルタンになるのだそうだ。
ゾラー・アッティラなんて宗教っぽい名前だ。
アッティラ・ザ・フンっていうのもいるけど、この人はトリニダード・ドバゴのカリプソ・ミュージシャン。
このカリプソがまたおもしろいんだよ!
ま、この話はまた別の機会に…。
で、このAfter Crying、Zappaへのオマージュ曲を書いたりしているらしいが、King Crimsonへの傾倒ぶりがハンパではなくて、「精神異常者」を複数のサックスを加えて完コピで演奏したり、ホンモノのJohn Wettonを呼んで「Starless」を一緒に演奏したりと、その筋では世界的に有名なバンドなんだって。
試しにYouTubeで画像をチェックしてみたら…ギャハハ!笑った!!
ELPで有名になったアーロン・コープランドの「Fanfare for the Common Man」を本当にオーケストラを入れて演奏している!バッカだな~!
ウワ!途中でホルストになった。どうしてもやりたかったんだろうね~。
こういうタイプの「バカ」は大歓迎!こういうバンドは日本からは出てこないね。

AcSilexの詳しい情報はコチラ⇒Official facebook


CODEのロマンに関する長い長いお話に興味のある方はコチラ(私のお気に入りの記事なのです)⇒BREAK THE CODE!~その暗号を解け!<前編>

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2017年4月17日 (月)

【訃報】 アラン・ホールズワースのこと

まぁこんなこと…大きなお世話だし、年寄りがキラわれる理由のひとつでもあることはよくわかっているんだけど…。
SNS(イギリスではSNM=Social Network Mediaという)の発展に伴い、有名人の訃報が瞬時にして届けられるようになった。
ロックがまだ比較的マイナーなものであった時代、新聞の死亡覧でロック・ミュージシャンの不幸が伝えられることもなく、翌月のミュージック・ライフの雑記事の中でヒイキのミュージシャンの名前を発見して驚く…なんてことが何回かあった。
さすがにマーク・ボランとかジョン・ボーナムなどは新聞に出たが、マイナーなミュージシャンの急逝をリアルタイムに知ることはできなかった。
それで今、facebookなどでそうした不幸なニュースが伝播されるや否や、お悔やみの言葉やチョットした思い出を綴ったコメントがウワッと寄せられるようになったワケなんだけど、傍で見ていて「?」と思うことがよくある。
それを一段と強く感じたのはデヴィッド・ボウイが逝った時のこと。
ホントにこんなにたくさんの人が好きだったの~?…と、かなり驚いてしまった。
こんなにファンが多いんだったら、生前にもっと盛り上げてあげればよかったのに~、なんて思っちゃうワケ。
思い入れの強弱はともあれ、故人を偲ぶことは決して悪いことではないが、チョット滑稽に見えてしまう。
え?大きなお世話だって?
だから初めにそう言ったでしょ。
  
そんなワケでMarshall Blogでも(特に最近は頻繁に)訃報を掲載しているが、本当にノメリ込んだアーティストでない限り、大ゲサに文章書くことを控えるようにしている。恥ずかしいから。
Jim Hallの時も、Larry Coryellの時もそう。
でも、今朝接した訃報はちょっと重みが違う。
2017年4月16日、Allan Holdsworthが70歳で他界した。
コレを書いている時点では死因は伝えられていないようだ。
以前のMarshall Blogでも一度Holdsworthについて書いたことがあったが、私は昔かなり夢中になった時期があった。
後にも先にも、好きで好きで、自身の作品や客演作を追い求めてLPやCDを買い漁ったアーティストはFrank ZappaとHoldworth、Philip Catherineと渡辺香津美ぐらいのものだ。
Holdsworthの名前を知ったのは1977年ぐらいかな~。
中学校三年の時だったと思う。
ハード・ロックに飽きて、プログレッシブ・ロックに夢中になっていた頃、ある日、「今度、John WettonとBill Bruford、それにEddie Jobsonで『U.K.』というバンドを始める」という情報をキャッチした。
当時は「U.K.」が「United Kingdom」の略称だなんてことは知らなかったし、まさか将来そのU.K.から給料を送って頂くことになるだなんて想像したこともなかった。
でも、King Crimsonが大好きだったのでこのニュースにものすごく興奮したのを覚えている。
Eddie Jonsonについても、Roxy Musicがメチャクチャ好きだったのでCurved Airの『Air Cut』まで手を伸ばしてその名前も演奏を知っていた。
ところが、ギターが誰なのかがわからない。
今考えてみると、のちのU.K.がそうであったように、ギターレスでも何ら問題はないのだが、ロック・バンドにはギターがいて当たり前だと思っていたから…。
だから、一番最初、「ウェザー・リポートというバンドにギターがいない」…と聞いて結構驚いた記憶がある。
毎度おなじみのフレーズで恐縮だが、「インターネットなんてない時代」、どうやってU.K.というバンドのギタリストを調べたのかというと、レコード会社に電話して訊いたの。
まだノンビリしていた時代だよね。確か女性が応対してくれたと思うのだが、「こんど~、ジョン・ウェットンとかビル・ブラッフォードとかが始めるグループで~、『ユーケー』っていうのがあると思うんですけど~、ギタリストは誰ですか~?」と尋ねると、「アラン・ホールズワースですよ~」と教えてくれた。
知らない名前だったが、とにかくその名前をメモして頭に叩き込んだ。
コレが「Allan Holdsworth」との最初の出会いだった。まだ、音は聴いていない。
私の学校にはロック・ファンが少なく、若い子は歌謡曲を聴いているのがまだ当たり前の時代だった。
ま、自分で言うのもナンだが、多分私が学校で一番ロックに詳しかったのではないかと思う。
よって、誰かに尋ねることもできず、それからどうやったのかは覚えていないが、とにかく参加作を調べて聴き漁った。
そんな自分のHoldworth史とわがままディスク・ガイドを記して偉大なるギター・イノベーターへの追悼の気持ちを表したいと思う。
そもそも昔、すなわちMarshallしかなかった時代はMarshallユーザーだったしね。
  
1969年の『Igginbottom's Wrench』と1972年のIan Carrの『Belladonna』。
この2枚は手に入らなくてね~。
ゼンゼン最近になって初めて聴いた。
Igginbottomの方は、4ビートを交えたジャズ・ロックというかロック・ジャズというか、Steve Marcusの『Count's Rock Band』とかGary Burtonの『Dustar』あたりを連想させる雰囲気。
チラリチラリと出ては来るが、ほとんどロック・フレーズを排除したジャズ寄りのプレイは当時かなり珍しいものだったのではないだろうか?
ただ、何をやりたいのかサッパリわからない冗長な作りなのがツライ。
一方、右のIan Carr。
Ian Carrはイギリスの名門ジャズ・ロック・バンド、Nucleusを率いた名トランぺッター。よってかなりしまった作りなのだが、ホールズワースの出番が少ないのが残念。
ただ2曲ぐらいで与えられているソロ・スペースでは大爆発。
最近とは似ても似つかない粗削りなギタートーンであのフレーズを炸裂させている。

10コレはよく聴いた…Tempest。
恐らく上に記したレコード会社への電話でAllan Holdsworthの名前を知って最初に買ったLPが『Tempest』だったような気がする。
右はBBCの発掘音源で二代目ギタリスト、Peter 'Ollie' Halsallとのバトルがタップリ聴ける。
私の持っているのは海賊盤だが、このCDの存在は故小川銀次さんに教えて頂いた。
私は今ではOllieの方が好きなので、このCDを聴くとついOllieを応援したくなっちゃうんだけど、。Holdworthの方がチョイと上手なんだよな~。
この音源はのちにオフィシャルで発売されたハズだ。
ドラムがJon Hasemanだし、このバンドはいかにもイギリスのロックらしい、いいバンドだったよね。Paul Williamsがチト苦手だったんだけど。

20私が持っているLPは再発盤でジャケットがギミック仕様になっていなかった。
でもCDはホレ、この通り…ああ、やっぱりLPの方がいいな~。
呆れたことに高校一年の時にこのアルバムに収録されている「Foyers of Fun」をコピーして友達とチャレンジしたことがある。
私は何とかソロをコピーしようと近所の質屋で質流れのオープン・リール・デッキを買い込んできて、Allanの弾くメロディを半分の速さにして聴いてみたが、サッパリわからなかった。

30Allan Holdsworthというとヤッパリ一般的にはこのあたりなんでしょうな~。
なんかSoft Machineなんてどちらかというと「Allan Holdsworthがいたバンド」として名前が通っているんじゃないの?
皆さん、違いますからね~。
Allanが残したスタジオアルバムはこの1975年の『Bundles』だけですよ~。
確かにこのアルバムでのプレイはカッコいいけど、Soft Machineは他にもいいのがイッパイありますからね~。
前の会社で、「Marshall祭り2」の打ち合わせでスタジオに和田アキラをお迎えした時、どうしてもアキラさんのギターが触りたくなって、お願いしてイジらせて頂いた。
コチラはアキラさんがHoldsworthフリークなのを先刻承知だったので、私がこのアルバムの1曲目の「Hazrd Profile Part1」のリフを弾くとアキラさんは、「おお~、知ってるね~!」とニコやかに反応してくれた。
そして、私がギターをお返ししてアキラさんが最初に弾いたのはTempestの「Gorgon」だった!
右のCDはElton Dean、Hugh Hopper、John MarshallらのSoft Machineメンバーとの再演を記録した2003年の『abracadabra』というアルバム。
酸いも甘いも知り尽くした孤高のギタリストの古巣での演奏はなかなかに良いものですわ。
滅多に聴かないけど、聴き出すとつい聴いちゃう一枚。
Hugh Hopperも死んじゃったもんナァ。40それとコレでしょうな…Gong。
76年の『Gazeuse!』。コレ、昔「ガズーズ!」っていっていたけど今は「ゲイズユース!」って呼んでるようだ。
フランス語で「Sparkling!」という意味らしい。
そして、78年の『Expresso II』。
Daevid Allen期のGongはもちろんなんだけど、このあたりのGongも殺人的にカッコいいよね。
ラテン・ロック以外でこんな打楽器が3人も入ってるロック・バンドなんて前代未聞だもん。
それに呼応するような形のAllanのシャープなギター・プレイは素晴らしいのひとことに尽きる。
私的にはAllanの一番良い時期だったと思う。
この時期はGongじゃなくてPierre Moerlen's Gongっていうんだっけか。
そうそう、この「Moerlen」の発音こそわからん!
これまで「モエルラン」とか「ミューレン」とか日本語で表記されてきたけど、真相はいかに…?
で、ちょうどいいチャンスだと思い、年に一度だけ東京で会うフランス人の兄弟に訊いてみた。
「Moerlen」というのはフランス人にもなじみのない名前で、どこかある地方にしかない名前だとか言っていた。
発音は「モエルラン」に近く、「ミューレン」という発音はあり得ないと言っていた…コレで解決。

50「ほほう、ソロ・アルバムも出しているのか」…と飛びついたのが1976年の『Velvet Darkness』。
まだ子供だったからかナァ…コレにはガックリ来た。
今なら「ほほう、CTIか、Creed Taylorか」なんてことになるけど、初めて聴いた時はサッパリわからなかった。
ドラムがスゴイと思った記憶がある。
ん~、考えてみるとあの当時からこの約40年、一回も聴いていないかもしれない。CDも持っていない。
大学の時に「へ~、こんなのあるのか…たまにはHoldworthでも聴いてみるか…」と渋谷の公園通りにあったディスク・ユニオンで見つけて買ったのが1982年の『i.o.u.』。
その頃はもうあまりロックを聴かなくなっていていたが、VocalsにPaul Williamsのクレジットを見つけて懐かして買ったのかも知れない。

60_3 コレが自主制作でリリースされたということは買った後に知った。
「i.o.u.」の意味は大分後になって知った。
コレはどうなんだろう、オリジナル盤なのかしらん?

70世間では人気の高いLifetimeはあまり聴かなかったな。75~76年。
Jean Luc Pontyの『Enigmatic Ocean』も持っていたハズなんだけど、みつからなかった。
『Individual Choice』は出てきたけど、どんなんか全く記憶にない。

80そして、1978年、U.K.!
コレがスベった。
期待しすぎちゃったんだろうね。
パンク/ニューウェイブの嵐が吹きすさぶ中、満を持して切り込んだ「憂国の四士」だったけど、プロッグ・ロックの老いさらばえた醜態を露呈することになった…と私は思っている。
今だからこんな言い方をしているけど、ま、「Alaska」以外の曲はおもしろいと思わなかったのですわ。
「In the Dead of Night」にしたって、Allanのソロが恐ろしく不似合に聞こえる。
ファンの人ゴメンなさいね。
でも、来日公演は日本青年館に観に行ったから。
先日、若いギタリストが事務所へ来て、「シゲさん、U.K.の『Presto Vivace and Reprise』という曲を聴かせてください」ってんで聴かせてあげたところ、「カッコいい!」と大いに感動してくれたのはうれしかった。

90こんなのも当然聴いた。

100Marshall Blogにしょっちゅう書いている通り、80年代の初頭から時のロックを聴かなくなってしまったが、それでも比較的最近に買ったアルバムのうちのいくつかがコレ。
Chad Wackermanのソロ・アルバム。
Zappaファミリーということもあったが、「Holdworth、久しぶりの弾きまくり」みたいな惹句をどこかで読んだからであった。
確かにギターはバリバリ弾いているけど、曲がシンドイわ。

130

Tubby HayesのカルテットやPhil WoodsのEuropean Rhythm Machineに在籍したイギリスのジャズ・ピアニスト、Gordon Beckとは何枚かのアルバムを残しているが、コレは1979年のGordon Beckのカルテットへの参加作品。
コレがなかなかにいいんよ。
急速調の曲でGordon BeckとHoldsworthがバトルをやっているんだけど、ギターの方がゼンゼンすごくて、Holdworthの弾くフレーズをかのGordon Beckが必死になって追いかけているサマは痛快。
残念ながらギターの音がよくない。イヤ、ギター自身の音はいいんだけど、ギターのパートだけ録音が遠くてチョット不満が残る。
Gordon Beckとの作品は他にも『The Things You See』というのと『Coversation Piece』ってのがあったハズなんだけど、探し出せなかった。あるいは売っちゃったのかもしれない。
あればまた忘れたころ出てくるでしょう。

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結局、『i.o.u.』からこっち、Van Halenがテコ入れしてから『Road Games』以降、順調にアルバムをリリースし、来日公演まで果たしたからね~。
すっかり「Allan Holdsworth」の名前が知れ渡っちゃって、ヘソ曲がりな私としては追いかけるのをやめた。
こうした才能豊かな芸術家が有名になることはよいことなのだが、根っからのファンとしてはどうもね~。
それでも下のアルバムを買った。
真ん中の『None Too Soon』は先週、Koki Tetragonの記事でJoe Hendersonのことを書く時に引っ張り出してきたばかり。
アレも虫の知らせだったのかもしれない。

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Allan Holdworthの魅力はナンだったのだろう?
私は今の若い子たちがYngiweにシビれるように、あの速いフレーズに魅力を感じて喰いついた。私も若かったからね~。
でも、今こうして振り返ってみると、やっぱりあのギターの言葉と声だよね。
ウットリするような美声で誰も使わない言語を聴かせてくれた。
昔、本当のギター演奏のイノヴェーターはFrank ZappaとEdward Van HalenとAllan Holdsworthだと言っていた評論家かギタリストがいたが、まさにその通りだと思うし、面白いことにEddie Van Halenは影響を受けたギタリストとしてZappaとHoldsworthの名前を挙げているようだ。
ひとつ残念なのは、Holdworthは曲がシンドかったように思うな。
失礼ながら言わせてもらえば「名演あれど名曲なし」というヤツ。
その代わり、シチュエーションが合ってさえいれば例えようのない素晴らしい演奏を聴かせてくれた。
そう、誰かをHoldsworthに例えることはたやすくても、Holdsworthを誰かに例えることは難しい。
なぜなら、奏法でなく、音楽で「ギター」という楽器の枠をブチ破ったからだと思う。
Allan Holdsworthの前にも後にもAllan Holdsworthはいないということだ。

さて、最後にもう一枚参加作を紹介させて頂く。
それはJohn Stevensというのはイギリスのジャズ・ドラマーの『Touching On』という1977年の作品。
この人は、Tubby Hayes&Ronnie Scottのところでオーソドックスなジャズをやっていたが60年代にフリーに転向した人。
コレも内容は無調の音楽だが、緩急取り交ぜたリズムに乗ってHoldworthが自由自在に即興演奏を繰り広げている。
B面はちょっとシンドイが、A面でのプレイはあまりにも素晴らしい。
音色、フレーズともに絶対に誰にもマネできないギターを聴かせてくれる。
色々なことにチャレンジしたHoldsworthだが、最もやりたかった音楽はこの手のモノだったのではないであろうか?
ジャズだけどジャズのフレーズでもない。また当然ロックのフレーズでもない。
そこにあるのはAllan Holdsworthという人の「音楽」なのだ。
  
本当の意味での唯一無二のギタリストの逝去を悼み心からご冥福をお祈り申し上げます。

110
※今日のバナーはAllan Holdworthが大好きだったというビールのハンドポンプを選びました。

(一部敬称略)

2017年4月 6日 (木)

FATHER OF LOUD DAY!~その2

4月5日はDr. Jim Marshall OBEの命日という記事をMarshall Blogに投稿したが、Marshallの友人からこんな写真をもらったので紹介しておこう。
下はいつかレポートしたMilton KeynesのMK Rose Campbell Park(キャンベル公園)というところにあるJimの記念碑。

10v昨日はJimの命日とあって、その記念碑の傍らにJCM800 2203のフル・スタックが設置された。

20vそして、Jimへの追悼の演奏が行われた。

30v彼はデモンストレーターのSteveだね。

40

ガッツリとフル装備で演っているところがおもしろい。
イギリス人って、ま、こう言っちゃナンだけど、案外変なところにビックリするほど全力投球するところがあるんだよね。
JVM210Hまで持ってきてる。
この向いはショッピング・センターなんだけど、コ~レ、音大丈夫だったのかしらん。

50vそんなイギリスやイギリス人が好き。
 
改めまして、Jim、安らかにお眠りください。

60v_2 (写真提供:Steve Hill   Thanks for your cooperation bro!!)

2017年3月21日 (火)

GENERATION AXE~A NIGHT OF GUITARS

私もMarshallのイベントを何回も企画してきたけど、いつも考えているのは、「観ているお客さんが飽きないようにギターのゲップを出して頂く」ということ。
去年の『Marshall GALA』も昔三回開催した『Marshall祭り』もその点ではうまく行ったと思っている…つもり。
出演者が多いコンサートってのは演者の知名度ももちろん大切だけど、映画と同じで、一番大切なのはやっぱり脚本なんだよね。
いかにすごいパフォーマーが出て来てもショウに何の工夫もなければやっぱり観ていておもしろくないもん。
さて、そこへ行くとこのコンサートはスゴイんじゃない?
少なくとも脚本の良し悪いを気にする必要がないほどの顔ぶれ!
私が説明するまでもないでしょう。
昔、こうした「オールスターもの」のコンサートが海の向こうで開催されるのを音楽雑誌なんかで見てずいぶん悔しがったものだ。
それが、今では日本で観れるんだもんネェ。
信じられんわ!
それにしてもギターって楽器はスゴイね。
ジャズではそう珍しくないことけど、同じ種類が集まって大コンサートが開ける楽器なんてロックにはそうないじゃん?
お見逃しなく!
  
<脱線>ちなみに「axe」というのは「斧」という意味だけど、コレは元はジャズ用語で「楽器」を意味する。
Charlie Parkerの伝記『バードは生きている(ロス・ラッセル著)』に「オレのアックス(=サキソフォン)を取ってくれ!」というシーンが出てくる。
また、26歳で早逝した天才トランぺッター、Clifford Brownに「Clifford's Axe」という曲がある。
カッコいいね。

1_generationaxejapan

2017年3月 8日 (水)

Marshall Records続報!

「Marshall Records」というレーベルが立ち上がって、最初のアーティストと契約して…なんてレポートしたのはつい先日のことだった。
その後、Marshall Recordsは続々とアーティストを獲得して気炎を吐いている。
今日なそんな話題。

Image001

ロンドンに事務所も構え、引っ越しも終えたそうだ。
場所はロンドン・キングス・クロスから少し北に行ったところにある「Tileyard Studio」というところ。

1_20

スタジオや事務所やチョットしたイベント・スペースが詰まった音楽関連の複合総合施設ってところかな?
朝晩、キングス・クロス駅との間を往復するシャトル・バスが出ているそうだ。
朝は8:30~10:00の間、ダニエルに連絡してくれればキングス・クロス駅まで迎えに来てくれる。夕方はカフェの前から17時以降15分毎に出発だ。
キングス・クロス駅のことはShige Blogの記事に書いておいた。

1_10そして、Marshall Recordsのウェブサイトも立ち上がった。
その内容を紹介しておこう。
まずはスタッフの紹介。
    

St_4ディレクター
Steve Tannett(スティーヴ・タネット)
この道40年の大ベテラン。I.R.S. Records時代に培った経験と隅から隅まで知り尽くしたショウ・ビジネスのノウハウをMarshallのレーベルに注ぎ込んでくれている。
スティーヴのMarshall Recordsに対するヴィジョンは、高度に洗練された音楽とトップ・クラスのパフォーマーを発掘し、音楽ファンに紹介するということ。
   

Rcディレクター/プロデューサー
Rob Cass(ロブ・キャス)
音楽制作のあらゆる場面で活躍した世界的プロデューサー。アビィ・ロード・スタジオでの勤務を経て現在はタイルヤード・スタジオで自分のスタジオを構えている。
業界で超売れっ子のロブはレコーディング、ミキシング、マスタリングのスキルだけでなく陰に陽に様々ノウハウをMarshall Recordsにシェアしてくれる。

 
Marshallから役員として参画するスタッフは…

Bm_2Barry Moon(バリー・ムーン)
バリーは過去20年にわたってMarshall製品の品質管理の業務に専念してきた。その能力がMarshall Records周辺におき得る事象を的確に処理するであろう。
「ムーンさん」なんて変わった苗字でしょう?どこかにそういう名前の有名人がいたでしょ?イトコだそうです。
元々そのことを知っていたんだけど、15年以上前にバリーに初めて会った時、もうそれが気になって気になって…似てるし…ガマンできなくて本当かどうか尋ねてしまったよ。
「そうだよ~」なんてゼンゼン普通に答えてくれた。似ていないのは身長。バリーは2m近い長身なのです。
   

Lg_2Luke Green(ルーク・グリーン)
地元での音楽関係の仕事を経てMarshallに合流。MarshallとEDENの業務に携わってきた。彼の音楽への情熱はプレイヤーやテック、制作者の関わりをスムースかつ有機的に深めてくれるであろう。
ルークに初めて会ったのは2007年のフランクフルトだった。ナゼ正確に覚えているかと言うと、展示会のミーティング・ルームにVintage ModernとJVMは「秘密の新商品」として置いてあったから。その頃からの付き合い。
最近はEDENの仕事で寛大なる協力をしてくれていた。
以前、伊藤広規さんと工場に行った時、広規さんが何色かのiPhoneのストラップをお土産のひとつとして持って来てくださった。「何色でもお好きなヤツをどうぞ」と言うと、ルークはお礼を言いながら、緑のヤツを手にして、彼自慢のバリトン・ヴォイスでこう言った、「Because I'm Green」…カッコいい~。
ちなみに彼の名前はルーク・スカイウォーカーから。ご両親が『スター・ウォーズ』の大ファンだったんだって!
  

Dc_2David Cole(デヴィッド・コール)
2004年よりMarshall社の経理部門の業務に携わり、6年前に役人に就任。彼も音楽への熱意を活かし、Marshall Recordsだけでなく音楽業界全体への発展に力を注いでくれるであろう。
デヴィッドはキーボーズ・プレイヤーだ。ジム・マーシャルの家で開かれたパーティで同じテーブルになり、音楽の話で仲良くなった。まだジムがゼンゼン元気な頃だったのでずいぶん昔の話。なぜかあの時ニコ・マクブレインがパーティの司会みたいなことをしていたっけな。
デヴィッドの息子さんのパートナーの名前がウチの家内と同じで、一昨年、イギリスで家内と一緒になった時、それでエラク盛り上がった。
  
そして、最新のMarshall Recordsと契約しているアーティストの情報をお伝えする。

  
THE DIRTY YOUTH
先日紹介したMarshall Records第1号アーティスト。
2009年結成の南ウェールズのチーム。
シンガーの声がいいね。
女性ボーカルズのバンドは日本にもたくさんいるけど、職業柄か、最近はメタル系が多く、それより緩いこんな感じのバンドがあまりないような気がするな…。
私が知らないだけなんだろうけど。

THE DIRTY YOUTHの詳しい情報はコチラ⇒Official Website(英語版、工事中)

  

Rews
ロンドンとベルファストを拠点に活動する女性2人組。「リューズ」なんて時計みたいだけど、「竜頭」なんて言葉は最近聞かないね。
「ハイ・エナジー・オルタナティヴ・ロック・ポップ・フィメール・デュオ」を標榜しているらしい。
昔、兄妹でギター/ボーカルズとドラムスのデュオってのがあったけど、その女の子がDSL50と1960TVを組み合わせてモノスゴイ音を出していてなかなかイケてた。名前は忘れちゃった。
このバンドも適度にポップで適度にエネルギッシュでいい感じゃん?

Rewsの詳しい情報はコチラ⇒Official Website(英語版)

KING CREATURE
ようやくMarshallっぽいのが出て来た。
セント・アイヴスとかイングランド南西部の先っちょのコーンウォールで2008年に結成されたバンド。
コレは文句ないでしょ。何せボーカルズがいい!チョットBlind Birdを思い出させるな。
何だ、何だ!途中の展開には驚くぞ!
ギター・ソロもトラディショナルでいいね。落ち着くわい。2人ともレス・ポールってのも近頃珍しい。
ベース・アンプがMBだね。このアンプ、すごくよくできてたんだぜ。買った人、ラッキー。
しっかし狭いところで撮影したな。

KING CREATUREの詳しい情報はコチラ⇒Official Website(英語版)

REIGNING DYAS
「reign」っていうのは「統治する」っていう意味。
ん…このバンドはいいぞ。
私がいつも言っている、トラディショナルと新しい感性がミックスしている感じを受ける…と思って他の曲を聴いてみると…お~、なかなかですよ。
チャンとギター・リフがあるもんね。
さっき出たコーンウォールの手前のデヴォン出身の3人組だそうだ。
やっぱりイギリスっていうのはこういうどこかクラシック・ロックの香りがするバンドが出てくるところがいいよナァ。
どんなにロックが変容しようとも、流行りに浮かれているだけではないシッカリした音楽の流れみたいなものを感じさせてくれるバンドがウジャウジャいる…んじゃないの?

REIGNING DYASの詳しい情報はコチラ⇒Official Website(英語版)

 

…と、現在Marshall Recordsと契約が完了している4つのバンドを紹介してみた。
ああ、私もMarshall Blogに出ているようないいバンドを、レーベルを通じて日本から送り出して世界をアッと言わせてみたいナァ。
ガンバラねば!

Marshall Recordsのオフィシャル・ウェブサイトはコチラ