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2019年3月22日 (金)

『ギヴン』のアニメ化決定!~「ヴ」の話

 

何でも4月1日から政府が決めた外国の名前表記に「ヴ」という文字が消えて無くなるそうな。
例えば「セントクリストファー・ネーヴィス」という国の表記は「セントクリストファー・ネービス」、「カーボヴェルディ」は「カーボベルデ」になるんだって!
…って、知らね~わ!
そもそもどこにあんのよ、「カーボベルデ」って?
答えは前者は中南米の島国で、インターネットから写真を拝借すればこんな感じ。
キレイだね~。

Cn 一方、後者は西アフリカの同じく島国だって。
可愛らしい感じの街ですな。
行きたいとは思わないけど。
イヤなのよ、暑いのは!

Cb さて、こうした動きは「在外公館名称位置給与法」という法律によるものなのだそうだ。
関連した文書に目を通すと、2003年にこの法律は「ジョルダン」を「ヨルダン」に、そして「ノールウェー」を「ノルウェー」に改正した…とあった。
ウソこけ!…どんなバックグラウンドがあって、こうすることによって誰の懐にいくら転がり込むのかは知らないけど、こんなの「改正」ではなくて「改悪」ですよ。
「危険な関係のブルース(Les liaisons dangereuses)」っていう曲知ってる?
Djまたは「ジョードゥ(Jordu)」って曲。
コレらの名曲を作ったのは「デューク・ジョーダン(Duke Jordan)」というアメリカの黒人ピアニストなんだけど、この人のことを「デューク・ヨルダン」と読むアメリカのジャズ・ファンはおそらく1人もいないだろう。
もちろん彼らは国名の「Jordan」も「ジョーダン」と発音する。
「ノールウェー」はどうだろう?今まで何度かこの国の名前をMarshall Blogに記してきたが、都度「ノルウェイ」と書いてきた。
コレは、私が母音の後につける「ー(音引き)」がカッコ悪いと思っているのでこうしているのね。それと、勝手な「Shigeルール」で元の単語が「-er-」で綴ってあれば「ー」を、その他の長母音(一文字で長く発音する母音)や「-y」、「-ie」等の綴りが語尾に来た時は「ー」を使わないようにしているのね。
だから、例えばよくやってる「Double Headliner Show」は「ダブル・ヘッドライナー・ショウ」と「ー」と「ウ」を使い分けて書き記したいワケ。
ちなみに「Jordu」という曲は「Jordan」と「Duke」という自分の名前を短縮してくっ付けて出来ている。
日本で言えばSuper Bloodの「オカヒロ」ちゃんみたいなものね。

60v_3 曲に興味のある人は下のClifford Brown=Max Roachの有名なアルバムでお楽しみくだされ。

Cm11

Cm2

今回の政府の改悪案は「ノールウェー」から「ー」を取っ払っちゃおうという話。
ん~、ネイティヴ、イヤ、ネイティブさんは「ノールウェー」と、「ノ」を伸ばして発音してるぜ。
私はそれなら「ノールウェイ」にしてもらいたいね。
中国なんて漢字でコレをやってるんだからスゴイよ。
いっそのこともうコレをマネしちゃったらたらどうかね?今でも「米国」だの「英国」だの言ってるんだからサ。
ちなみに中国語で「セントクリストファー・ネーヴィス」は「圣克里斯托弗和尼维斯联邦」、「カーボヴェルデ」は「佛得角」と書くらしい…カッコいいな。
結局、発音の大系が大きく異なる言語間で表記を近づけようとするところにムリがある。
そんなことより先にやることがあると思うのです。
それは、外国の名前の呼び名を英語式発音に統一するということ。
アメリカの言いなりはまっぴらゴメンだけど、「英語」という長いモノには巻かれまくっておいた方が断然利口だ。
例えば「ドイツ」…もうコレは「ジャーマニー」。現地は「ドイチェ」とか言ってるけどそんなのシカト…イグノア、イグノア!
「イギリス」は主に「イングランド」。相手が明らかにスコットランド人とかだとヤバいので「UK」と呼ぶクセもつけておくべし。
「オランダ」は「ホランド」でもいいし、「ネザーランズ」でもいい。ビーチボーイズが好きなら前者だろう。

Hl この際、「ニュージーランド」の表記も「ニュー・ジーランド」と「・(中黒)」を入れる。
まだある、「キプロス」は「サイプラス」、「シベリア」は「サイベリア」…とかね。
ポルトガルもやっとけ…「ポートグゥル」ぐらいか?
「ジョハネスバーグ」もそうだ。
 
こうして英語と同じ呼び方を身に付けておけば、少しはグローバル化に近づくよ。だって世界がそうなっているんだから。
それに子供の時から親しんでおけば、絶対に英語の勉強の軽減にもなるよ。「ワンツースリー」を覚えるのと一緒だから。
こちとらアータいちいち「そうか、キプロスってサイプラスって言うのか…」と覚え直してるんだから。
同時に正しい発音も覚えさせる。
その後で、「b」が使われていれば「バ行」で綴るし、「v」が使われていれば「ヴァ行」で綴るとか、私がやっているように「er」の時には「ー」を使うとか、ルールをキメればかなり整理される。
まずは発音なんですよ。
単語は発音を記しにしたモノなので、どんな時でも発音が先。
ところが日本人は発音を重きを置かない民族でしょう。
…言いたいところだけど、昔の人は「ジ」と「ヂ」の区別ができたっていうんだよね。
理由は、そういう音を使った「モノ」があったからでしょうね。
「ぢ」は寡聞にして「痔」ぐらいしかサンプルが思い浮かばないけど…。
その代わり、「ディ」とか「ドゥ」という発音ができなかった。
まただから「デズニー・ランド」になっちゃう。
「モノ」が無くなると、「言葉」ってなくなっちゃうだよ。言葉が無くなればもちろん「音」もなくなっちゃう。
「痔」はまだあるけど。

Photo 世界標準から考えて、日本人が言葉の発音に無頓着なのは明らかだ。
元来、音の起伏が少ない大人しくとても上品な言語を使っているからね。
しかし!やめて欲しいこともある!
恐らく世界でMarshallを「マーシャル」、Fenderを「フェンダー」、Guitarを「ギター」、Pickを「ピッ」、ケーブルのことを「シール」と日常的に派手に語尾を強調したり、上げて発音しているのは日本人だけじゃないのかしらん?
そもそも「シールド」というのも日本だけで使われている方言だから。みんな「ギター・ケーブル」とかイギリスでは「ギター・リーズ」と呼んでいるし。
海外に行った時に恥ずかしいので、私は「ケーブル」と言うように矯正した。
また、もちろん「ツーマン」だなんてキテレツな言葉は日本にしか存在しないだろう。
そうそう、不思議なことを思い出した!
みなさん「ツーマン」とか平気で言う割には、どういうワケか「武道館ツーデイズ」と単複の別をつけるんだよね。
決して「Zeppツーデイ」とか言わない。
それだったら少なくとも「ツーメン」にすればいいのにね。
「ツーメン」、「スリーメン」で無罪放免…なんちゃって!
どうもこの「ツーマン」というのはバスから来ているみたいだね。
結論!
「ビ」や「ヴィ」よりも、もう少し国民の生活に直接役に立つことを考えて推進してもらいたいんですよ…なんて思うのは私だけか?

 
ハイ、終わり。
書いてスッキリしたわ。
ココはホントは「イチローの引退」の話だよね~、普通は。
Marshall Blogは基本的にスポーツを取り扱っておりませんので…。
で、何だってこんな話になったのかと言うと、「ヴ」なの。
今日は「ヴ」が入ったタイトルのマンガの話。
 
バンド活動をテーマにした青春ストーリー『ギヴン』。
コレがものスゴイ人気。
単行本が4冊出ていて累計で100万部が発行されているそうだ。
「バンドもの」とだけあって、作品の中にMarshallが登場するのだ!
最近のYmobileで火を吹いている里帆ちゃんといい、ホントにありがたいことです。

Nkcoverマンガがどんな感じかというと…

そして、そのマンガ人気に乗じて『given』としてテレビアニメ化されることになったのだそうだ。
放映はフジテレビ『ノイタミナ』内枠。
コレがそのPRビデオ。
JCM2000 DSL。

考えてみると、Queenのアレもヒットしたことだし、いっそのことアニメで『紫の衝撃ーDeep Purple物語ー』とか『蛇と回転花火ーアリス・クーパーの足跡ー』とか作ったらどうだろう?
そうやって若い人にあの時代のカッコいいロックを知ってもらうのも一つの手じゃないかしら?
戦国モノのアニメみたいにリッチーとかすごい美形で出て来ちゃうワケよ。
音楽の素材としては最高にして最上のモノなんだから言うことなし!
アタシャ、真剣なんですよ。
このままではホントに昔のロックが絶滅しちゃうもん!
 

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2019年3月18日 (月)

【訃報】内田裕也さんのこと


内田裕也さんがご逝去されたことを今朝テレビのニュースで知った。
まさに「ロックの巨星」墜つ。

今月の初めにあるイベントで加納秀人さんとご一緒させて頂いて、楽屋でたまたま外道の「ロックンロール・バカ」の話をした矢先のことであった。
仕方のないことなのかも知れないが、ニュースを見ていて「樹木希林さんの配偶者」や「ロケンローラー」としての「内田裕也」ばかりが喧伝されていることが気になった。
もちろんそうしたプロフィールに間違いはないのであろうが、私としては裕也さんの「日本におけるロックのパイオニア」的な側面に触れてもらいたいのである。

50vたとえば1974年8月に郡山で開催された「ワン・ステップ・フェスティバル」。
「和製ウッドストック」として今でも年配のロック・ファンの口に上ることが少なくない。
私がまだ小学校6年生時分のことなので、残念ながら当時は開催したことすら知らなかったが、コレも裕也さんのご尽力によるもの。
開催から1か月後に出版された『ミュージック・マガジン』に裕也さんの回想録が掲載されていて、今読むとコレがすこぶる面白い。
親身になって協力してくれた出演者やスタッフに対する丁寧なお礼が綴られている反面、ロックに理解を示しているとは到底思えないマスコミや役所や業者に対する不満や怒りを実名で斬りまくっちゃうのだ。
それをそのまま掲載する中村とうようさんがまたスゴイ。
ロックが市民権を得る前の、「ロック」が「ロックだった」時代の話である。
下の写真は『ミュージック・マガジン』のクロニクルで、私もコレで記事を読んだのだが、ページをめくると、とうようさんの連載エッセイ『とうようズトーク』が続いていて、とうようさんもワン・ステップ・フェスティバルについて怒っていらっしゃる。
とうようさんが怒っている相手はそこに来たお客さん。
ゴミを盛大に捨てて帰ってしまったのだ。
フェスティバルが終了した翌朝、とうようさんと裕也さんでゴミ拾いを手伝った…という。
裕也さんもツラかったと思う。
日本でロックを普及させたい一心でやっているのに、ロックを楽しむ連中がそうした不道徳なことをしていたら面目丸つぶれだもんね。
今のロック・フェスはこんなことはないだろう。45年前の話である。

20その翌年の1975年にはジェフ・ベックやニューヨーク・ドールズ、フェリックス・パッパラルディらを招聘し、後楽園球場で『第1回ワールド・ロック・フェスティバル』を開催。

340v 続いて1976年2月の『YUYA PRESENTS 浅草最大のROCK SHOW』。
2年前からコンタクトを取っていたというフランク・ザッパを今はなき浅草国際劇場に呼んでしまった。
サポート・アクトは裕也さんのバンドの他に麻生レミと井上堯之ウォーターバンド、コスモス・ファクトリー、そして四人囃子。
大二さんがエレベーターでフランク・ザッパと2人っきりになってしまって「とてもコワかった」というのは私の好きな話。

150v_2 コレはその時のコンサート・プログラム。
「大入り袋」を模しているのでホンモノは赤い装丁なんだけど、コピーしか持っていない。
袋の宛名が「内田裕也様」になっている。
30年チョット前に京都の「Joe's Garage」というレコード屋さんでコピーしてもらったヤツ。

30「ワールド・ロックが終わってホッと一息という感じでもなくて、ジッとしていては何も残らないんで…」と企画したのだそうだ。
"内田裕也 こんどは浅草に殴り込み"…やっぱりこの公演がニュー・イヤー・ロック・フェスにつながったんだろうね。
昔のロック・ファンにとっては「国際=ニューイヤー」だったからね。
何度か自転車に乗って楽屋口を見に行ったナァ。
ニューイヤーは46回も開催したそうだ。偉業だよね。

40v_2そして裕也さんはザッパの記者会見を国際劇場にほど近い吉原の松葉屋で行った。
やることがイキじゃないか~。
松葉屋はかつては妓楼だったようだが、引手茶屋(お客さんと妓楼の仲介役)として名高く、売春防止法が施行された後、「花魁ショウ」を考案し、それが「はとバス」の見学コースに組み込まれて大当たりした。
下の写真に写っている真ん中のマンションは松葉屋がかつてあった場所。
裕也さんとザッパがココにいたのだ。 

100v_2 「裕也さん」などと馴れ馴れしく書いているが、私はご本人とお話したことすらない。
何度もお行き会いはしているんだけど…。
しかし、1度だけお写真を撮らせて頂いたことがあった。
それが一番最初と下の写真。
2013年8月に渋谷のDUOで開催された『桑名正博さんを偲ぶ会』の時のこと。
カッコよかった。
 
80年代に入りロックという音楽が完全にビジネスと化し、急速に普及した反面、オリジナルのロックが持っていた魅力が薄まって行くのを裕也さんはどうお感じになられていたのか。
今の「ありがとロック」はどうだったんだろう?
そして、アニメーションの女の子たちがバンドをやっている姿をどう思っていらしのだろうか?
やっぱり「俺にはコミック雑誌なんかいらない」かな?
 
偉大なる日本のロックのパイオニアのご冥福を心からお祈り申し上げます。

10v(一部敬称略)
 

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2019年3月15日 (金)

Wチャンスキャンペーンやってるよ!

 
「キーホルダー」って日本語だって知ってる?
世界のどこかではアレを「Key Holder」と呼んでいるところがあるかも知れないけど、少なくともイギリス人は「Key Holder」という言葉を使わない。
彼らはアレをなんて呼んでいるかと言うと、「Key Ring(キーリング)」。
「Key Holder」なんて動作主名詞を使った方が難しい感じがしない?
「Key Ring」の方が単純でわかりやすい。
さて、今Marshallを買うと、キーホルダーがもらえるキャンペーンを実施中だ。

Ak_0r4a0004キャンペーンの対象商品は…
  

①MG10

Ak_mg10_front②MG15

Ak_mg15_front③MG15R

Ak_mg15r_front④MG15FX

Ak_mg15fx_front1

ちなみにD_DriveのYukiちゃんは、家ではMG15FXを愛用してくれていますから。
こんな感じ。
コレはクリーン系のサウンド/

こっちは歪み系のサウンド。
WeROCK誌で公開された動画。
時折聞こえて来る鳥の鳴き声が猛烈な「ホーム感」を醸し出していますな。
鳥がアタマにとまっちゃってるし!
ね、家でもこうやってアンプを使って練習しないとうまくならないよ。
デジタルもいいけど、やる時はやらなきゃ!

…といいつつ対象商品の5番目はデジタル・アンプ。
⑤CODE25…CODEならいいでしょう。
Marshallが作った自分たちのオリジナル・サウンドを詰め込んだモデルだからして。Code25_frontさて、これら5モデルのいずれかを買うと3種類のキーリング…じゃない、3種類のロゴ・キーホルダーのうちのひとつがもらえちゃう。
3種類とは…
チョット写真ではわかりにくいけど、黒ブチ白抜きのパターン。

Ak_0r4a0007かわいいピンク。

Ak_0r4a0006そしてスクリプト・ロゴがはっきりくっきりの黒文字パターン。

Ak_0r4a0010 さらに「Wチャンスキャンペーン」も実施中。
コレがもうIT時代を象徴するかのような抽選方式で豪華賞品が当たるテェやつ。
もうね、スピード三角クジで育ったオジサンには説明することさえムズカシイ!
ってんで、コチラをご覧くだされ!
  ↓    ↓    ↓
『家マーシャルはじめよう!Wチャンスキャンペーン』特設サイト

Ak_0r4a0024 MGまたはCODEをお買い上げ頂いて、奮ってのご応募をお待ちしています。
※本キャンペーンは、Marshall輸入発売元ヤマハミュージックジャパン様のオリジナル企画です。

そして、今日の記事に特別出演してくれたYukiちゃんのD_Drive。もう6月1日にMarshallの地元のMarshall ARENAで開催される『Marshall LIVE』で演奏することはご存知ですよね~。
 
Marshall LIVEのチケットのお求めはコチラ⇒Marshall LIVE特設サイト

1march_9d_drive_social_image_2それに先立って…3月30日はD_Driveの10周年を記念する単独コンサート。
会場は大阪十三のGABU。
この日はですね~、D_Drive史上最初で最後となるであろうことをお見せしますからね。
コチラも奮ってのご参加をお待ちしております!
 
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site
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2019年3月13日 (水)

Marshall LIVEに行く人、行こうかどうしようか迷っている人、たとえ行かないにしても興味がある音楽ファンの皆様へ<その4:最終回>~Marshall Blogで予習!

 
さて、3回にわたって「Marshall LIVEに行く人、行こうかどうしようか迷っている人、たとえ行かないにしても興味がある音楽ファンの皆様」にMarshall周辺とロンドンのガイドをお送りしてきた。
今日はその最終回でロック・ファンに向けての1本。
というのも、長年にわたってMarshall Blogに連載している『イギリス-ロック名所めぐり』のロンドンに関する記事をひとまとめにしてみた。
年老いた私のやって来たことだから、どれもクラシック・ロック・ファン向きの内容だけど、ただロンドンの街をブラブラ歩くのもモッタイないからね。
ゼヒ目を通して頂いて楽しいロンドン旅行をさらに楽しくして頂ければ幸いだ。
尚、写真や内容が前回までのガイドと一部ダブるけど、コチラが元ですから。掘り下げる意味でご高覧くださいまし。
紫色のタイトルをクリックして記事に飛んでね。
では、記念すべき『イギリス-ロック名所めぐり』の第1回目の記事から。
 

★vol.1  マーシャルの生まれ故郷<前編>
Marshallの創始者、ジム・マーシャルの生家を訪ねる。
インターネットで調べて全く行ったことのない観光地でも何でもないエリアを訪れたのはとても楽しかった。

10  
★vol.2  マーシャルの生まれ故郷<後編>
Marshallアンプ生誕の地に赴く…感動。

43  
★vol.3  ピカデリー・サーカス周辺
ビートルズのアップル本社跡(有名なルーフトップ・コンサートを演ったところね)やデビッド・ボウイの『ジギー・スターダスト』のジャケットの撮影現場を訪ねる。

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★vol.4 オックスフォード・サーカス周辺
ブリティッシュ・ロックの隆盛に欠かせなかった「Speakeasy」、つい先日閉店した「HMV」、老舗ライブハウスの「100 Club」、ビートルズの赤盤&青盤の撮影場所などを紹介。

30 
★vol.5 ソーホー周辺 その1

私にしては珍しくOASISの話題、世界的に有名なジャズ・クラブ「Ronnie Scott's」、そしてイギリスのロックンロール発祥の地、「2i's Coffee Bar」を訪問。

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vol.7 ソーホー周辺 その2
レッド・ツェッペリンが初めてリハーサルをした場所、ポール・マッカートニーの音楽事務所、さらにあのトライデント・スタジオを紹介。

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★vol.8 ロンドン・ロック秘宝館?
今となっては行っておいてヨカッタか…。

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★vol.9 バタシー発電所
本当に行っておいてヨカッタと思うのはコレですな。本当に行っておいてヨカッタ!

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★vol.10 ヒースロー空港
コレにはチト無理があったかな?でもどうしてもヒースローのことを書きたかったのだ!

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★vol.11 Earl's Court(アールズ・コート)の見どころ
やっぱり全盛期のブリティッシュ・ロックを聴いて育った世代にはアールズ・コートはハズせないのよ。
フレディのところにも行って来た。

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★vol.12 South Kensington(サウス・ケンジントン)を往く
どうもジミー・ペイジはまだココに住んでいるようですな…。
V&Aはロンドンで一番好きな博物館。だってこんなイカしたものを見せてくれたんだもの。

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★vol.17 ロンドンぶらり途中下車の旅 2015 <前編>
タイトル通りブラブラとロンドンを見て回るよ。
内容はダブりがちですな…。
10ccの『Deceptive Bends』については名古屋でのライブ・レポートに詳しく書いた。

10  

★vol.18 ロンドンぶらり途中下車の旅 2015 <後編>
デンマーク・ストリートと変わりゆくロンドン。
このネオン・パークの発見はうれしかった!

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★vol.19~Marquee物語 <前編>

エリック・クラプトンもジェフ・ベックもジミー・ペイジももみんなMarqueeで大きくなった!

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★vol.20~Marquee物語 <後編>

実際にMarqueeに出演したSHOW-YAのsun-go☆さんのインタビューを掲載。

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★vol.21~メリルボーン周辺
この界隈では新しい発見をしてとてもうれしかったな…。
中近東の美しいおねえさんの写真も撮らせてもらったし。

470 ★vol.22 Jubilee Lineに乗って
この時も楽しかったな…比較的地味めな取材先だったけど収穫はかなり大きかった!
そして、あのラーメン。人生で一番マズいラーメンだった。

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★vol.24~カーナビー・ストリート <前編> Dedicated Follower of Fashion

昔はそれほど注目していなかったカーナビ―・ストリート。ゴメンナサイ、私が間違っていました!

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★vol.25 カーナビー・ストリート <後編> The Lovely Linda
ココにジミ・ヘンドリックスがいたんだよ!
久しぶりにハンド・ジャイブでも踊る?!…踊りません。

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★vol.26 ハイド・パークのカドッコで
ココはかなり強力な観光スポットでしょう?タマには脂っこいモノもよかろうて。

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★vol.27 Marshallが「Milton Keynes Business Achievement Award 2017」を受賞!

ミルトン・キーンズの50周年に関する記事。Marshall LIVEに行く人はゼヒとも読んでおいてくださいませ!

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★vol.32~ハマースミスが好きだった <前編>
映画『ボヘラ』を観て書く気になった記事。どうしてそんな気になったのかは読んでみて!

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★vol.33 ハマースミスが好きだった <後編>

コレもブリティッシュ・ロックの隆盛に欠かすことのできなかったハマースミス・オデオンの話題。

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記事の番号がトビトビなのは、ロンドン以外のロックの名所にも出かけているから。
興味のある人はゼヒ追いかけてみてください。
 
それと、Marshall Blogと並行してMarshallと関係のないことがらを綴ったブログ『Shige Blog』を時々更新しておりますが、そちらにもプライベートな話題で構成したイギリスの旅日記を掲載しております。
ま、旅の思い出として記した私的な紀行文ですが、読み返してみると案外おもしろいな。
アルバムの整理をしていてつい昔の写真に見入って収拾がつかなくなる感じ。
そのイギリスの紀行文をまとめてみたので、コチラもロンドンに行く前に是非どうぞ!
少しぐらいは何かの足しになるかも知れませんゼ!

1march_sb 

イギリス紀行2012(全19本シリーズ)
過去最少の滞英期間だった旅の思い出。
ジム・マーシャルのさよならの会に始まってニューキャッスルやサウスシールズを経てエジンバラまで行って来た!
スコットランドからロンドンに帰ってビックリ。
そこはエリザベス女王の在位60周年に沸く狂熱の街と化していた!

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Relaxin' in London 伊藤広規、ロンドンを往く(3本シリーズ)
上と同じ滞在中にベーシストの伊藤広規さんが訪ねて来てくれた!
一緒にMarshallに行ったり、パブめぐりをしたりでとても楽しかった!

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イギリス紀行2012 秋の陣(8本シリーズ)
Marshall創立50周年記念コンサートに出席した時の旅。
この時もミッチリとロンドンを見て回りました。

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 ★イギリス紀行 2014 (3本シリーズ)
この時はほんの少ししかロンドンに滞在できなかった。
でも例によってロンドンでとてもステキな時間を過ごしたよ。私の中では別名「モニカの旅」。
ああ、またあのオバさんの「モニカ~」の声が聞こえて来る!

60_3_2

イギリス紀行 2015 (19本シリーズ)
一番最近のイギリス旅行。そして初めて家内と訪れたイギリス。
カンタベリーに行ったり、ヘンリー八世の家にお邪魔したり、社長夫妻の結婚記念パーティにお呼ばれしたり、行っている間に私の父が死んでしまったり…一生忘れることができない旅となった。

250_3次の旅はどうなるかな?
それでは皆さん、D_Driveと一緒にMarshall ARENAでお待ちしています!
 
Marshall LIVEのチケットのお求めはコチラ⇒Marshall LIVE特設サイト

1march_9d_drive_social_image_2その前に…
3月30日はD_Driveの10周年を記念する単独コンサート。
会場は大阪十三のGABU。
この日はですね~、D_Drive史上最初で最後となるであろうことをお見せしますからね。
奮ってのご参加をお待ちしております!
 
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site
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2019年3月12日 (火)

Marshall LIVEに行く人、行こうかどうしようか迷っている人、たとえ行かないにしても興味がある音楽ファンの皆様へ<その3>~ロンドンは街全体がロック博物館!

 
お待たせしました。
D_Driveを観にイギリスくんだりまで足を運ぶ方々は根っからの「ロック・ファン」にキマってる。
今日はロンドンで簡単に訪れることができるブリティッシュ・ロックのランドマークを紹介しちゃうよ。
前回も書いたけど、何しろロンドンは街全体が「ロックの歴史博物館」だからね。
詳しくはこの後にアップする『名所めぐり』で掘り下げてみてください。
 
まずはビートルズでしょう。
ビートルズに関する名所をやりだしたら記事が何本あっても足りないので、今日は有名どころだけ。
…となるとまずはアビィ・ロードですわな~。
「abbey」とは「修道院」のこと。

Img_0292ビートルズ・ファンなら誰しもコレをやりたいことだろうけど、この道って交通量がスゴいのよ。
で、歩道に黄色い先っちょの玉がついたポールが立ってるでしょ?
コレって「Zebra zone(ゼブラ・ゾーン)」といって歩行者最優先の印なのね。
どんな時でもココに歩行者がいたら車は止まって歩行者を先に渡さなければならないの。
もし警察に見つかったら即罰金。
だから、ココを通るドライバーにとってはこの「ビートルズごっこ」は迷惑以外の何物でもない…と思う。
それともロンドンっ子の誇りなのかな?
ココへは「St.John's Wood駅」から歩いて10分もかからないかな?
駅にはビートルズ・グッズの売店もあるよ。
行ったらこの写真の左側にあるEMIの「Abbey Road Studio」のチェックもお忘れなく。
D_Driveもココでレコーディングする日が来るといいね!

480ロンドンにあるビートルズ関連の名所は枚挙にいとまがないんだけど、ココではもうひとつだけわかりやすいヤツ。
ピカデリー・サーカスのすぐそばにあるビートルズのレコード会社Appleの元社屋。
1960年の1月30日、この屋上で演奏してビートルズは解散したんだよ。
この前の通りは洋服の仕立て屋さんが立ち並ぶ「Sevile Row(セヴィル・ロウ)」。
そう、日本語の「背広」の語源となった通り。

481v写真は工事中だけど、今は一般公開されているジミ・ヘンドリックスのアパート(真ん中)。
以前は一般開放されていなかった。
となりの白い部分は「ヘンデルの家」。ヘンデルは英語では「ハンデル」ね。博物館になっていて、信じられないぐらい上品で親切なおジイさんが丁寧に案内してくれる。
元々ハンデルはドイツ人です。
他にもジミ・ヘンドリックスがゲロをノドに詰まらせたホテルなんてのもあるけど今日は割愛。

490デヴィッド・ボウイの『Ziggy Stardust』の裏ジャケに写っている電話ボックス。
あのジャケットはココ、リージェント・ストリートから少し入った「Heddon Street」というところで撮影された。
今はスッカリ様子が変わってしまって、「ココがソコ」と言われなければ絶対にわからない。

491v「Earl's Court駅」から歩いて10分チョットぐらいのフレディ・マーキュリーの家。
あの映画でホーム・パーティが開かれていた場所はココでしょう。

500サウス・ケンジントンにはジミー・ペイジの家。
まだココに住んでいるのかどうかは知りません。

501bv最近テレビのコマーシャルで「Picture Book」が使われているThe Kinks。
彼らの地元はロンドン北部の「Muswell Hill(マスウェル・ヒル)」
最寄り駅はノーザン線の「Archway(アーチウェイ)」。
駅を出たところにあるのが「Archway Tavern(アーチウェイ・タヴァーン)」というパブ。
502_2ココで撮影した写真がジャケットになっているのが1971年の『Muswell Hillbillies』。
バスでMuswell Hillまで行くとKinksの博物館になっているパブがあるとかで、今度行ってみようと思っている。

12mh4ジャケットつながりでコレは?

Mg OASISの『Morning Glory』のジャケットになったソーホーの「Berwick Street(バーウィック通り)」…とかね。

Img_0303 Pink Floydの『Animals』のジャケットは…

Anテムズ川南岸の「Battersea Power Station(バタシー発電所)」。
コレはもうだいぶ前の写真。

505今、このエリアは再開発工事を進めていて3年前でもこんな調子。
現在ではこの発電所の建物もほとんど撤去されて煙突だけになってしまったようだ。

0_img_0487 ロックの歴史の名を残す有名なライブ会場をめぐるのも楽しい。
 
オールド・ファンが泣いてよろこぶ「Finsbury Park(フィンズベリー・パーク)」の旧Rainow Theatre(レインボウ・シアター)。

503The WhoやLed Zeppelinが出演し、ブリティッシュ・ロックの中心地だった「Marquee Club(マーキー・クラブ)の2号店跡。

504「Hammersmith Odeon(ハマースミス・オデオン)」は「eventim apollo」という妙な名前になって現在も大きなコンサート会場のひとつとして稼働している。

650 Led ZeppelinやPink Floyd やSladeが大コンサートを開いたことで有名な「Earl's Court Exhibition Centre(アールズ・コート・エキシビジョン・センター)」。
ゴメン…コレももうないかも。
3年前にココの裏に滞在したんだけど、もう工事をしていたからね。

0_img_0195「Royal Albert Hall(ロイヤル・アルバート・ホール)」も壮観ですよ~!
クラプトンがしょっちゅう出てるところね。
「BBC PROM」の青いフラッグが見えるけど、BBC PROMは世界最大のクラシック音楽のお祭り。
もうね、音楽や芸術に対する接し方が日本人とまったく違う。
まるで大人と子供だよ。
D_Driveが10年間も鳴かず飛ばずだったことを見てもわかる。
それがイギリス人の目に留まった瞬間に契約だよ。
ひと山当てられるかどうかはコレからの話だけど、少なくとも感性がゼンゼン違う。
 
ココの年末の年越しコンサートも有名だよね。
私もいつかイギリス人に混ざって、腰に手を当ててココで「威風堂々」を踊りたいと思っているのだ!

0_img_0595 「ああ~、ココで作られたのか~」とレコーディング・スタジオに赴いて、そこで制作された名盤に思いを馳せるのもよいものだ。

「♪ヘ~イ、ジュード~」と口ずさみながら訪れたいのはソーホーの「Trident Studio(トライデント・スタジオ)」。
若き日のQueenもココでお世話になったよ~。
「Hey Jude」でポールが使ったココのピアノが「Bohemian Rhapsody」にも使われた。

510ココはやっぱり「♪ロンリ、ロンリ」かな?
ノッティング・ヒルに近い「Ladbroke Grove(ラドブローク・グローブ)」というところにある「Salm West Studio(サーム・ウエスト・スタジオ)」とかね。

0_img_0478 モッズの故郷、「Carnby Street(カーナビー・ストリート)」だって行っておかないとマズいでしょう。
チョット前まではこの通りは「ボヘラ」一色になっていたようだ。

510a「Bag O'Nails(バック・オネイルズ)」というクラブはジミ・ヘンドリックスがロンドンで初めて演奏した場所。
ポール・マッカートニーもココへジミヘンを観に来ていた。
そして、ココでリンダと知り合った…っていうんだな~。

510bvロックのランドマークについては、もう1本別の記事を編むので行くまでにゼヒお目を通して頂ければ…と思います。
ロック好きの方々なら旅の楽しさが倍増する…かもよ!

0_img_7886楽器が見たいなら「Denmark Street(デンマーク・ストリート)」…なんだけど、ここの斜陽感というか、さびれ具合というか、今となっては、ホントにココがThe Kinksが歌った「Denmark Street」か?と疑いたくなる。
イヤ、15、16年ぐらい前はもっとゼンゼン賑やかだったんですよ。
それが楽器店がひとつ減り、ふたつ減りしているウチに何とも閑散とした雰囲気になっちゃった。
ここも近くのトッテナム・コートロード地区の再開発のアオリを喰って将来なくなるようなので今のウチに見ておいた方がよいでしょう。

0_img_1152ストラディバリウスだのグァルネリのような億単位のヴァイオリン類やベートーベンが使ったとかいうピアノが飾ってあるのはベイカー・ストリートにある「Royal Academy of Music(王立音楽院)」。
エルトン・ジョンの母校。
チョットした楽器の博物館が併設してあって、結構見応えがあるよ。

512vサッカー好きにもロンドンはそりゃタマらんよね。
一応アーセナルのスタジアムなんてもの行ったことがあるよ。

0_rimg0041推理小説が好きならBaker Street(ベイカー・ストリート)の「シャーロック・ホームズの家」がある。

513それと、ゼ~ッタイに体験して欲しいのはパブね。
たとえお酒を飲まない人でもハーフ・パイントぐらいのグラスで、気分が悪くならないペースでエールをチビチビ舐めながら雰囲気だけでも味わうといい記念になる。
ロンドンに行ってパブに行かないなんてモッタイなさすぎるからね!
で、ロンドンの中心にあるパブは普通食事を出さないので要注意。
下の写真はMarshallの近くにある「Swan」というパブなんだけど、こういうところはレストランも兼ねているので食事もできるけど、繁華街のパブはひたすらエールを飲むだけ。

520コレは上に出て来た「Earl's Court」の駅前のパブ。
この辺りまでくるとパブでも食事を出すところが多い。

530こんな感じ。
ハンバーガーだけどね。
これをLONDON PRIDEで流し込む。
ポテトフライはおいしいね~。
ジャガイモがおいしいの。
ただ、毎日食べるもんだからしまいには見るのもイヤになってくる。
右下のソースはマズかったな~。何の味をしているのかがわからない。
 
★イギリス英語ワンポイント講座:我々が普通に「ポテト・フライ」と呼んでいるモノはアメリカでは「French fry」というでしょ?
アレはイギリスは「Chips(チップス)」。
で、アメリカで「Chips」と呼んでいるポテチのことをイギリスでは「Crisps(クリスプス)」と言います。

570さて、パブ。
見てコレ!
夕方5時を過ぎるとロンドンの中心にあるパブはみんなこんな調子。

Img_8184この文化ってすごく良いと思っているんですよ。
Marshallの友達から聞いた話では、イギリスの家はセマいので、会社の同僚を呼んだりすることがし辛い。
かといって仕事の後にその日一日のことを語らいたい…ということで、イッパイだけパブでエールを流し込んで、家に帰って家族と食事をするのだそうだ。
日本人みたいに居酒屋でヘベレケになるなんてことは普通はまずしない。
日本もこのパブ文化をマネすればいいと思うんだけどナァ。
でも、サラリーマンの勤務体系が全く違うからね。 
向こうの会社は5時1分には誰も事務所にいないからね。ビックリするよ。
シレ~っと、かつサッと全員いなくなっちゃう。
Marshallあたりだと通勤に1時間もかけている人はほとんどいないから、寄り道をしない限り5時半にはもう家に着いちゃう。
長い冬はツライけど、6月の中旬あたりは10時過ぎまで明るいから一日が異常に長い。
見ていると人生をとても楽しんでいる感じがするんだよね。
海外旅行もバンバン行っちゃうし、英語ウマいし!

Img_8186パブでの過ごし方は実に簡単。
「キャッシュ・オン・デリバリー(COD)」だから、商品と引き換えにお金を払えばいいのでチップの心配も要らない。
飲みたいモノとサイズを頼むだけ。エールの場合は1pint(パイント)が主流。1パイントで500mlぐらい。
「サッポロ!」とか「キリン!」なんてワケにはいかないので、最初はまずナニを頼んでよいのかわからない。
チャンとしたパブのカウンターには下のようなサーバーが必ずあるので、レバーについているカッコいいロゴのヤツを指差して「This one please」とオーダーすればOK。
法律でアルコール度数を表示することが義務付けられているので、その数値もひとつの目安にするといいでしょう。
540エールはアメリカや日本で飲むラガー・ビールみたいにサラっと薄くないので、ノドが乾いていてもグバ~っと飲んだりはしない。
キンキンに冷やされていないし、泡もほとんど浮かんでいない。
550銘茶を頂くようにして麦の香りと風味を味わいながら「チビッ」と飲む。
女性はビールよりもジントニックのようなモノをオーダーすることも多いようだ。
でもねビールが好きな女性は、気にしないでガンガンいっちゃいな!

0_img_0305_2コレね、オフィス街にあるパブは、昼は昼で結構混んでるんだよ。
サラリーマンが昼間もコーヒーがわりに軽くやって行くんだね。
どんなに混んでいてもカウンターの中の人に視線を送っておけば、必ず向こうからオーダーを訊いてくれる。
あとは店の中でイスに座って飲もうが、外で現地の人に混ざって飲もうがそれは自由。

0_img_0890 ビターだの、IPAだの、スタウトだの、ひと通り飲んでみるといいでしょう。
ソーホーあたりのパブで1パイント£5.0ぐらいかな?だから800円ぐらい。
コレがブレッチリ―辺りまで行くと£3.0ぐらいになっちゃう。
私が知っている限り、7年前にサウスシールズというイングランド最北の町で飲んだギネスが£1.8で一番安かった。
それだけ都会と田舎では物価が違うのです。

560パブ自体もジックリ味わってくださいね。
100年以上やっている店なんてザラだから。
近代的な店もあるけど、やっぱり博物館のような荘厳な内装の店が魅力的だよね。
それは本なりインターネットなりで調べてみてください。

Img_8172それと、パブに架かっているお店の看板を見て歩くのも楽しいよ。

0_img_0753「DORTY DICKS」はチャールズ・ディケンズにちなんでいるんだろうけど、ヤバい名前だよね。
この店は古い方で開業が1831年。188年も前からやってる…日本で言えば天保年間だよ。

0_img_0657 食べ物のことにも少し触れておきましょうかね。
「イギリスは食事がヒドイ」とよく言われるけど、なんのなんの、アメリカと全く同じよ。
私の結論は「日本人はどこへ行っても自分の国の料理より美味しいモノを食べることはできない」…コレであります。
なので、覚悟していればイギリスの食べ物もゼンゼン平気よ。
まず「ジェリード・イール」とか「ハギス」とか、マズイと言われているモノにワザワザ手を出しなさんな。
それから、安いモノはやっぱりマズイ。
外食に関しては「松屋」とか立ち食いぞばみたいに簡単においしく済ませるみたいなことはできない。
外食は裕福な人のモノだから。
 
しからばイギリスを代表する料理とは何かというと、ステーキ、ローストビーフ?
肉を焼いただけじゃねーか!そんなの料理のウチに入らない!
となるとフィッシュ&チップスか。
コレは必ず「アソコのはおいしい!」と言われている店に行くこと。
そうすればかなりおいしいです。
ヒドイのがタマにあるからね~。
中にはアルコールを出せない店もあるので、揚げたタラでイッパイやろうなんて人は事前にお店のチェックが必要。
590それと、ひとつ経験しておいた方がよいのは「朝食」。
「フル・イングリッシュ・ブレックファスト」っていうヤツ。
「イギリスで一番おいしい料理は朝食」っていうのもどうかと思うけど、一度はこのヘヴィなヤツを体験すると良いでしょう。
下はホテルの朝食なのでまだライトな感じ。

580コレは街中のレストランで出すフル・イングリッシュ・ブレックファスト。
真ん中の丸い黒いヤツは「ブラック・プディング」という豚の血を使って作るソーセージ。
その横のウインナーソーセージはルックスはよいが、噛むと間違いなく「ムニュ」だろう。
ベーコンは厚みがあって、アッという間にカチンカチンになるので注意。
この写真はパンがバゲットになっているけど、イギリスの食パンってすごくおいしいんだよ。
絶対に厚切りにしない。
ペランペランに切ってトーストして食べるんだけど、麦の風味がつよくてとてもウマい。
その代わり、すぐにカビが生えちゃう。
要するに化学薬品が使われていないのだ。だからおいしい。
日本人は今、ナニを喰わされているかもうサッパリわからないからね。

0_slider21_2ゴメンナサイね、いつも1人旅で、誰かと一緒でない時の夕食はスーパーの惣菜と缶エールで済ませてしまうことが多いので小ジャレたレストランの情報なんてありません。
「るるぶ」でも広げて情報を各自集めてください。
 
その代わり…下は「GREGGS(グレッグス)」というパスティ専門店。
Marshallの工場のそばにもコレが数年前にできましてね…うれしい。

600「パスティ」という言葉は日本では耳なじみがないかも知れない。
「ペストリー」ってよく言うでしょ?
パイみたいなパン。
イギリスではアレの層になった生地のことを「ペストリー(正確には'ペイストリー'と発音する)」と呼んで、その中に何がしかの具を入れたモノを「パスティ」と言っている。
「ミート・パイ」みたいなヤツね。
コレが安くてアツアツでおいしいのよ~。
ハンバーガーよりゼンゼンいいよ。
GREGGSにはドーナツみたいなモノもおいてあってコレもバカ甘くなくてとてもおいしい。
日本にもできればいいのにナァ。

610それでもやっぱり恋しいのが日本の食事。
アジの開きに納豆、生卵に味噌汁、炊きたての白いご飯…海外で恋しくなるのは決まって日本の朝ごはんなんだよ。
いくら麦の香りがしておいしくても、パンばっかりそうは食えん。
それにね、米を食べないと力が出ない…というか疲れが取れないんだよね。
そこで行きたくなっちゃうのがソーホーあたりにいくつもある日本料理のレストラン。
ま、どうしても料金は高めになっちゃうけど、おいしく感じるよね。
でも、私はコレをやらないようにしているの。
「郷に入っては郷に従え」にトライしているのです。
持参した日本の食材がなくなったら、もう後はイギリス式にやる。だから身体はクタクタだ!
日本の食材もソーホーあたりに行けば簡単に入手できます。値段は日本で買う3倍ぐらいするけどね。
 
今ではカーナビ―あたりに豚骨ラーメンの店もできた。
ラーメンに餃子にウーロン茶で5,000円ぐらいだって。
それからお好み焼きも人気で、Marshallの友達が先日行ったお店は1枚3,000円だったって。
彼女、ゼンゼン平気な感じだったよ。
ようするに連中に撮って「外食」というのはそういうモノなのだ!
ベトナムほどではないにせよ、日本はまだ物価が安い方だ。

0_img_0566カレーはどうよ、カレー。
インドが植民地だっただけにどこへ行ってもイギリスにはインド料理店がやたらと多い。
コレがおいしいのよ。
ただし、安い店はダメ。
臭くて食えない。
「チョット高いかな?」ぐらいのお店で食べるカレーは絶品です。
アレ、正真正銘のインド人がやってるからかな?
東京にも最近すごくインド料理店が増えたけど、ネパールとかパキスタンの人が多いんでしょ?
下はEarl's Courtで入ったインド料理店。
安くなかったけど、もしかしたら人生で一番おいしかったカレーかも!

620海外の食事で一番こたえるのは、ソバとかラーメンのようなダシを使ったおツユのモノを食べる機会が少ないからなんだよね。
イギリス人が「あ~、ラーメン食べたい」って言っているのを聞いたことがない。
日本の食文化はダシの文化なのだ。
ラーメンならチャイナタウンに行けばいい。
でも、それじゃあんまりおもしろくない。
いつかキルバーンというところでこの世のモノとは思えないほどマズいラーメンに遭遇したこともあったし。

0_img_0242 それで数年前に気付いたのが東南アジアの料理店。
日本食のレストランより安く、おツユの麺類にありつける。
ベトナム料理店にはフォーがあるじゃないか!
下は「Hoxton(ホクストン)」というところに並んでいるベトナム料理店で食べたフォー。
激ウマ。
ただし、パクチーが苦手な人は要注意!
 
★イギリス英語ワンポイント講座:私はも~どうしようもなくパクチーが苦手なのね。
で、レストランでパクチーを入れないように頼むにはどうしたらよいか…。
はじめ「パクチー」で通じるかと思ったら全くダメ。どんなにアクセントの位置を変えても通じない。
そうか!アレ「シャンツァイ(香菜)」とか言うんだよな…と思い出して口にしてもゼンゼン歯が立たない。
すると、ウェイターがこういった「Sir, are you talking about coriander? 」。
「ん、今コリアンダーって言った?」
そうか!!!!!!!!!!
「コリアンダー(coriander)」なのか、パクチーは!
うれしかったね。
「コリアンダー、イヤなんだー!コリャ助かったー!」かんなんか言って難を逃れたとサ!

630コレもおいしかったよ~。
昨日紹介したBorough Market(バラ・マーケット)で食べたコンビーフ・サンドイッチ。
とてもカワイイ店員さんのすさまじい不愛想さにも驚いたけどな。
ま、こうやってナンダカンダで美味しいモノもあるので心配なく。
詳しくは「るるぶ」ね。

640もう少しつきあって!
 
地下鉄の話。
一昨日「Day Travel Card」を紹介したけど、ロンドン観光をするのに一体何回地下鉄を利用することになるかわからない。
なので「地下鉄自体を楽しむ」というやり方もある。

Img_8393ロンドンの地下鉄は無機質な日本のソレと異なり、駅ごとに構造やデザインが違っていたりして実に面白い。

Img_8398日本に比べてモノスゴイ速さで動く長いエスカレーターや巨大なエレベーターで昇降客を運んだり、らせん階段をひたすら降りるなんて駅、トンネルのような通路がどこまでも続く駅や改札がない駅もあった。
Img_0539駅名もどれもステキなんだ。
コレなんか「象と城」だよ…名優マイケル・ケインの地元。
「土手(Embankment)」とか「天使(Angel)」とか「寺(Temple)」なんて駅名もある。

Img_8352スッカリ最後になっちゃったけど、ロンドン最大の繁華街であるウエスト・エンドのシンボルがこのPiccadilly Circus(ピカデリー・サーカス)の「エロスの像」。
渋谷のハチ公前みたいなもんだね。
後ろの広告がTDKとSANYOになっているのは写真が古い証拠。

Img_02183年前でコレ。
SAMSUNGやHYUNDAIになっちゃった。
今はもう変わって中国の企業になったかな?

0_img_1549ココが起点の「Shuftsbury Avenue(シャフツベリー・アヴェニュー)」は劇場街。
ニューヨークで言えばブロードウェイだね。
建物を見ているだけでも楽しい。

Img_0237お芝居は言葉の問題があるのでキツイけど、この近辺でミュージカルを楽しむのも悪くない。

Img_0564この「Palace Theatre(パレス・シアター)」って1回入ってみたいんだよな~。(コレはチャリング・クロス・ロードです)

661「Leicester Square(レスター・スクエア)」には半額チケット屋がゴロゴロしているので、お目当てのショウを安く見られるかも知れない。
ブロードウェイの「tkts」と同じ。
その日の売れ残ったチケットを格安で販売する合理的なシステム。
ただし、ブロードウェイと違って、ロンドンの劇場はバカでかいところが多く、チケット代をケチると席がトコトン後ろで舞台が見えなかったりするので要覚悟。
ああ、『Sunny Afternoon』…観に行っておけばヨカッタ!大後悔!

Img_0571もちろんライブハウスに行くのもよろしいな。
オックスフォード・ストリートの「100 Club」なんてのは超有名なライブハウスだし。

0_img_0293世界でも最も有名なジャズのライブハウス「Ronnie Scott's(ロニー・スコッツ)」なんて前だけでもいいから行っておけば?
MarshallはClass5というモデルの発表会をココでやった。私は後にも先にもココに入ったのはその時だけですけどね。

0_img_0708 もうひとつオマケで日本にないモノ。
「Ladbrokes」…ってな~んだ?
コレ、賭け屋。
ノミ屋っていうのかな?
競馬からクリケットの試合の勝敗は当然のこと、新しく生まれて来るロイヤル・ファミリーの赤ちゃんの性別までも賭けの対象にしてしまうイギリス人だからしてこんなのが街中にゴロゴロしている。
別にコワくないのでチョット覗いてみるといいよ。
中には大抵オジイさんが数人いて、テレビの犬のレースを見てる。
戦争の勝ち負けだけは賭けの対象にはしないそうだ。

Img_0572D_Driveの晴れ姿も見たし、さあ、楽しく過ごしたイギリスともコレでさよなら。
ああ、その前に機内食…トホホ。

670最後に日本に着く前に出される食事って食べたことがないな…たいていオムレツなんだよね。
もう、動かないから胃がもたれちゃってね…。
足はパンパンで靴が入らないし…。
若い時は何でもなかったんだけどな…。
海外への旅行はとにかく少しでも若いうちにしておいた方がいい。

680いかがでしたか?
3回にわたってお送りしたMarshall LIVE&ロンドン観光ガイド。
コレを見て「よっしゃ!行ってみっか!」なんて人がいてくれたら書いた甲斐があったというものです。
Marshall LIVEは6月は1日。
あ、そうだ!
お越しになる方は必ず寒さ対策の用意をして来てくださいね!
私は薄手のダウン・ジャケットを持って行きます。
いくら暖流が流れているとはいえ、何しろ緯度は樺太ぐらいだからね。寒いです。
それと、雨はよく降ります。
6月は1年で一番日が長いシーズン。
夜10時ぐらいまで昼間のように明るいので旅行をするにはお得な時期なのだ!

690Marshall LIVEのチケットのお求めはコチラ⇒Marshall LIVE特設サイト

700s<その4:最終回>につづく 

200

2019年3月11日 (月)

Marshall LIVEに行く人、行こうかどうしようか迷っている人、たとえ行かないにしても興味がある音楽ファンの皆様へ<その2>~せっかくの機会だもん、シッカリ観光!

  
"When a man is tired of London, he is tired of life; for there is in London all that life can afford(ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。ロンドンには人生が与えうるもの全てがあるから)"

コレはサミュエル・ジョンソンという18世紀のイギリスの文学者の言葉。
今から200年以上前の言葉だけど、今でもコレは通用するんじゃないかしら?…と思うぐらい私はロンドンが好き。
もう何回行ったかな~?
住んだことがないので、イヤな面や悪い面をほとんど見たことがない。そして、いつでも観光気分だから常に楽しい。
「イヤなこと」と言ったら、せいぜい地下鉄で財布をスラれたことと、フライドチキン屋のカウンターの中でドブネズミが走り回っているのを見たことぐらいか?
ニューヨークも大スキなんだけど、ロンドンの方がシックリ来るんだナァ。
そんな風にして何度も訪れては少しずつ蓄積した経験を元に、今日は「駆け足のロンドン観光ガイド」を編んでみたいと思う。
せっかく地球の裏側まで行くんだもん、Marshall LIVEにいらっしゃる方は シッカリと、タップリとロンドンを楽しんじゃいましょう!
ただし写真はかなり古いモノも混ざっていることを予めご了承願いたい。
 
まずは「Tower of London(ロンドン塔)」。
地下鉄Circle(サークル)線またはDistrict(ディストリクト)線の「Tower Hil(タワー・ヒル)l駅」の改札を出て、左にこの景色が見えた時の感動ったらないよ!
以降「~駅」というのは全て地下鉄の駅名を指します。1march_img_0797紙幅がいくらあっても足りないので、歴史はご自分で調べて頂くこととして…。
要するに、ココは元々は王家の住まいだったんだけど、そのうち刑務所&処刑場となった。
「お前、いっぺんロンドン塔行ってみっか?」と言われるのは「死刑」と同じことを意味した。

390ナタリー・ポートマンがヘンリー八世の2番目の妻、アン・ブーリンを好演した『ブーリン家の姉妹(The Other Boleyn Girl)』ぐらいは観ておいた方がいいでしょう。
とにかくヘンリー八世の時代は、日本の「戦国時代」みたいなイギリス歴史劇のハイライトだから。
皆さんがロンドンに行くまでには「ヘンリー八世」に関する記事を完成させますからね。
それまではコレをご覧になっておいてチョーダイ。
  ↓    ↓    ↓
【イギリス-ロック名所めぐり】vol.28~ヘンリー八世と六人の妻 <前編>

Abアン・ブーリンが斬首された場所なんてのも展示されているけど、こっちの方が怖い。
「Traiter's Gate(裏切者の門)」といって、収監される者たちはテムズ川からこの門を通ってロンドン塔に収容された。
上の映画にも出て来る。
ロンドン塔は霊感の強い人にはチトきつい場所らしい…私はゼンゼン大丈夫。

395でも、イギリス王室の財宝の展示なんかもあるのよ。
ただ、犯罪防止のために動く歩道(Moving Walk)に乗って強制的に移動させられるのでジックリ見ることはできません。
問題はですね~、高い。
とにかく入場料が高額なのだ!
大人1人、インターネットでチケットを買っても£24.7。
聴いて驚け、ナント4,000円弱!

1march_img_0914ロンドンは国営の博物館や美術館といった芸術や科学の振興を推進するような設備はほとんど無料なんだけど、この「ロンドン塔」や「セントポール寺院」のような歴史的な設備は有料であることが多い。
しかも「江戸の敵を長崎で」を気取っているのか、どれもベラボウに高いのよ。
そんな時にはコレ…「LONDON PASS」。
1日、2日、3日、6日、10日というコースがあって、それぞれの期間はLONDON PASSが指定する有料の設備を無料で見て回ることができる。
私は3年前に6日のコースを£116.0(当時のレートで23,800円ぐらい)で買って元を取った。
それがですね、今コレが£169.0…すなわち、26,200円。
最近の円安傾向もあるけど、こうやって平気でガツンと値上げしちゃう。
それでもうまく使えば1つ1つで入場料を払うよりは格段にお得。
ところがコイツには落とし穴があるんだな。
まず…こういうのを買うと元を取りたくなるのが人情だわな。そして、元を取るためにはコレがカバーしている施設を集中的に回ることになり、どうしてもその他のポイントに行きにくくなる。
滞在時間が限られているし、「ホントはこっちに行きたいんだけど、LONDON PASSの元を取る方が先だ!」となってしまい、本来見たかったものを削ったりなんかして…。
それと、それぞれの施設の開館時間がたいてい5時までなので、かなりアップテンポで回らないとお得感が得られない。
「ハイ、見た見た~!」とチラ見で終わらせるのはチト浅ましい。
反対にとてもありがたいのは、LONDON PASSを持っているとウエストミンスター寺院のように優先的に入場が許される施設があって、長い行列(queue)に並ぶ必要がなくなる。
コレすごく便利。
いずれにしても、初めてロンドンに行って、とりあえず有名な観光スポットを片っ端から見ておこう…という人にはもってこいのツール。
日本語のガイドブックとランヤードも付いてるよ。385インターネットで予約してこの「Leicester Square(レスター・スクエア)」にあるカウンターでパスを受け取るのが普通の手順らしいんだけど、いきなりこのカウンターに行っても買えます。
パスは予約の順番で販売していくので、むしろいきなり行って買った方が早いかも…実際に早かった。

210ロンドン塔のすぐお隣はおなじみの「Tower Bridge(タワー・ブリッジ)」。
東京で言えば「勝鬨橋」。
4002つのタワーの中は橋の建設に関する博物館になっていて、タワーを結ぶ渡り廊下を歩けるようになっている。私はメッチャ面白かった。
有料で£9.80だから1,500円ぐらい。
でも、LONDON PASSがあれは支払う必要なし。

Img_1032 傍から見ているのと実際に歩いて渡るのとは大違い。
ケタの切れ目を確認してはいかが?
橋がハネ上がる時間も予め決まっているので、見てみたい人は調べておくといいでしょう。
私は見たことありません。

405コレは3年前に撮った写真だけど、初めて来た時には後に移っている高層ビルなんて全くなかったんだよ。
このタワー・ブリッジを渡ってテムズ川の南岸べりを歩いて回るのが最高に楽しい。
でも、知らないウチに足がガクガクになっちゃうので注意してね。
美しい景色に見とれているウチについつい歩き過ぎちゃうのだ。
今日はそのルートを紹介しましょう。

Img_1102 タワー・ブリッジの次の観光スポットは軽巡洋艦「HMS Belfast」。
「HMS」は「Her Majesty's Ship」ね…女王陛下のお船。
第二次世界大戦で実際に活躍し、終戦直前にはゼロ戦の神風攻撃に対抗する装備を搭載したが、終戦により実際に日本軍と戦うことはなかった。
だからホンモノの巡洋艦なんだけど、帝国戦争博物館の分室扱いになっている。
LONDON PASSが使えたので3年前に初めて入ってみたけど、すごく面白かった。
ただ、船内にはスゲエせまい箇所があるので、そういうのがキライな人はムリかも。

Img_1134 また少し進んで見えて来るのがこの橋。
「♪ロンド橋落ちた~」の歌に出て来るロンドン橋がコレ。名前も「London Bridge」。
橋の向こうに見えるドームはセントポール寺院。 

0_img_1751 このチョット裏に入るとこんなモノがある。
16世紀の戦艦ゴールデン・ハインド号のレプリカ。
ココも博物館になっている。

0_img_1749 夕方になるとこう。
テムズ川の向こうは世界に冠たる金融街、「The City」なので仕事を終えたビジネスマンがスーツ姿で大勢やってくる。
カッコいいんだ、それが!

0_img_0297 シェイクスピアの「グローブ座」を過ぎた隣は巨大な美術館「Tate Modern(テート・モダン)」。
その前からセントポール寺院に向けて渡してある橋は「Milenium Bridge(ミレニアム・ブリッジ)」。
チョット渡ってみましょかね。

Rimg0220コレは橋を渡ってセントポール寺院のテッペンまで上がって撮った写真。
煙突みたいなものが突っ立っているのがテート・モダン。
その向かって左の茶色い建物がグローブ座。

Rimg0232グローブ座は映画『恋に落ちたシェイクスピア』に出て来るでしょ?
この映画はとてもヨカッタ。
特にエリザベス女王一世を演じたジュディ・デンチ。

Kosダイアナ妃が結婚式を挙げたり、『メリー・ポピンズ』の「Feed the Bird」で有名なセントポール寺院は有料だけど、中はスゴいよ。
ナゼかLONDON PASSが使えないんだけど、一度は大枚はたいて見る価値はある。
そして、入ったらこの写真のように一番上まで行くべし。
足はガクガクでヒザが笑っちゃうぐらいキツいけど、この景色を見たらその苦労も少しはスッ飛ぶ。
今、左に見えている観覧車の方面に向かっていますからね。

Rimg0233かつてはゴミの焼却場だったこのテート・モダンは、名前の通り近代美術を中心にコレクションしているけど、印象派の作品もいくつか飾ってあって見応えがあります。
ココは無料。

Rimg0223写真はないけど、美しい「Blackfriars Bridge(ブラックフライアーズ橋)」の次のこのコンクリートの橋が有名な「Waterloo Bridge(ウォータールー橋)」。

Img_0440『哀愁』という古い古い映画の舞台になった。
ナニせこの映画の原題は『Waterloo Bridge』だから。

0_as_2 まだまだ行くよ~。
「National Theatre(国立劇場)」や… Img_0432ロック・コンサートの会場として超有名な「Royal Festival Hall(ロイヤル・フェスティバル・ホール)」などが立ち並んでいる。

Img_0434もう少し行くと公園になっていて…

Img_0429_2大道芸人が出ていてとても楽しい雰囲気。

Img_0431で、ココにあるのがさっきセントポール寺院から見えていた観覧車「London Eye(ロンドン・アイ)」。
コレもLONDON PASSは使えなくて、£27.0っていうから4,200円ぐらいか…高いナァ。
それでも日曜日なんかは観光客でメッチャ長い行列になってる。

0_img_1017でもやっぱり眺めは最高だよね。

0_img_80211周するのに20分ぐらいかな? 

0_img_8031テムズ川ウォークもそろそろ終点。
ずっと川べりを歩いて来たような書き方をしているけど、途中川面から離れて内陸を進まなければならないエリアもあるからね。
対岸の景色の鑑賞もお忘れなく。

Img_1204ウエストミンスター橋からロンドン・アイを望む。
右の立派な建物はかつてのロンドン市庁舎で、今は水族館になっている。
「ダリ博物館」なんてのも入っているけど、どうも怪しそうで一度も入ったことがない。
水族館だけあって「fishy」なんだな。
この水族館の前に絞殺死体が発見させれるところからスタートするのがヒッチコックの『フレンジー(Frenzy)』。

Img_12021972年、ヒッチコック全作品の最後から2つ目の作品。
ロンドン出身のヒッチコックが超久しぶりに地元に帰ってメガホンを取ったクライム・サスペンス。
殺人鬼が「ラブリ~、ラブリ~」と言いいながら自らのネクタイで女性の首を締め上げるシーンはとても恐ろしい。
「frenzy」とは「逆上」という意味。
この映画の原作の原題は「Goodbye Piccadilly, Farewell Leicester Square(さよならピカデリー、さらばレスター・スクエア)」というロンドン好きにはタマらない題名。
この作品は、まだ市場だった頃のコヴェントガーデンでロケをしている。コヴェント・ガーデンは後で出て来ます。

133433_01そして終点!
「Big Ben(ビッグ・ベン)」が目印の「ウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)」というか「英国国会議事堂」。
タワー・ヒル駅からココまで約5.5km。
歩き慣れていないと結構足に来るかも?

410夜ともなるとこんな感じ。

420

Img_8251 残念ながらビッグ・ベンは老朽化により、2021年まで大規模な改修工事が行われている。

Bb 国会議事堂のすぐ裏が「ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)」。
戴冠式等の王室の行事が執り行われ、歴代の王や女王が葬られている。
ダイアナ妃のお葬式もココで執り行われた。
見応え十分だけど有料。
£22.0だから3,400円ぐらい。しっかし高いな~、ただのお寺ですよ~。
でも、LONDON PASS適用スポット。

430国会議事堂とウエストミンスター寺院の間の広場にはウィンストン・チャーチルの像が立っている。
チャーチルの有名な言葉のひとつは「Never give in!(負けないぞ!)」。
第二次世界大戦中の国民を励ますスピーチ。
そのスピーチは日本人にもおなじみの「Never give up!」で締めくくられているが、コレは「あきらめるな!」という意味。

440以前はウエストミンスターから「バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)」に向かうルートがスタンダードな観光コースだった。

450宮殿の前庭の近衛兵の交代式は楽団が入っての見ものだけど、チョット離れたところにはる「Horse Guards(ホース・ガーズ)」というところで毎日開催される申し送りのセレモニーも馬がズラリを並んでなかなかに見ごたえがある。
Img_8173もちろん無料。

1march_img_0109バッキンガム宮殿は絶対にハズせないスポットのひとつだよね。
どうせ行くなら正面からアプローチするのもいいかも…足が大丈夫ならね。
ワールドカップなんかのパブリック・ビューイングで出て来るトラファルガー広場から…

Img_8146このアドミラルティ・アーチをくぐって…

Img_8160ザ・マル(The Mall)と呼ばれるまっすぐの道を行った突き当りがバッキンガム宮殿。
結構歩きでがあるけど楽しい。

Img_8170さて、他の有名な観光スポットもチェックしておきましょかね。
たとえば、ベイカー・ストリートの「マダムタッソー蝋人形館」。
コレ、最近はお台場にもできたんだよね。
私は入ったことがありません。だってタッケーんだもん。£30.0だから4,600円ぐらい。
LONDON PASSも使えません。
でも、いっつもスゲエ混んでるよ。

461大英博物館は当然ハズせないでしょ?
こんなのジックリ見ていたら何日あっても時間が足らないよ。

465でもロゼッタ・ストーンぐらいは見ておきたいじゃんね?

466vそれと、ミイラをはじめとしたエジプト系の展示は圧巻です。

466bv_2もし、美術が好きならロンドンは天国だよ。
さっきのトラファルガー広場にある「National Gallery(ナショナル・ギャラリー)」は何回行ったかわからない。
よくトイレもお借りした。
あ、トイレといえば…
 
★イギリス英語ワンポイント講座:昔、学校の英語の授業で外人は「『トイレット』という言葉を使いません」と習った。
コレはアメリカの話。
イギリスではゼンゼン普通に「toilet」という単語を使います。もちろん「bath room」とか「powder room」という婉曲表現でもOK。
で、よく田舎のパブなんかで出くわすのが、「Drake」とか「Hen」のような男女のトイレの表記。
「drake」というのは「オスの鴨」だから男子用。「hen」は「雌鶏」のことだから女子用。
お間違えなきよう!

465bこんなフェルメールから…

Img_1682有名なホルバインの「大使たち」とか、ゴッホ、マネ、ルソー、なんてのが平気で無料で鑑賞できる。
税金はこうやって使えよ!
宗教画なんていったらすさまじい数ですよ。
肖像画だけを集めたすぐ裏の「National Portrait Gallery」もスゴいよ。

466他にもテート・ブリテンだの、コート―ルドだの、博物館や美術館だけ回っていても何日も楽しめるロンドンなんだけど、案外と人の口に上ることがないのがサウス・ケンジントンにあるコレ…「Victoria and Albert Museum」、通称「V&A」。

Img_2259 ココは人間が作った工芸品だけを展示している博物館なのね。
彫刻はもちろん…

468vこんなドデカイ柱から…

Img_2133楽器や食器、洋服、宝石等々なんでもある。
日本からは刀剣の類や武具の他、根付(ねつけ)のコレクションなんてかなり立派だよ。

Img_2205そしてこの美しい建物。
元々の設備を利用して数年前にオープンしたカフェが人気だそうだ。私はカフェができてからまだ行っていないのでゼヒ次回見てこようと思っている。467今は展示していないのかも知れないけど、ピート・タウンゼンドがぶっ壊したギターやジミー・ペイジの衣装、昔のロック・コンサートのポスターの展示なんかをしていたこともあった。
数年前も「デヴィッド・ボウイ展」とか「ピンク・フロイド展」なんてのをやっていたんじゃないかな?
サウス・ケンジントンには他にも巨大な科学博物館などもあるので、時間があれば覗いてみるといいでしょう。

469vロックの博物館ってのもあるのよ。
North GreenwichにあるThe O2(O2アリーナ)の中にある…

0_img_8258 「Britain's Museum of Popular Music」というのがソレ。
ロック・ミュージシャンのメモラビリアが一番の見モノなんだろうけど、私は大きなイギリスの地図に電光で表示するミュージシャンの出身地一覧がすごく面白かった。
ココ有料です。
この次の回でやるけど、ロンドンは街全体がロックの博物館みたいなものだからね~。
469bそれと、時折見かけるのが戦争に関する博物館。
イギリスは常勝国だからね。自慢してるんだよ。
でも、日本よりはよっぽどチャンと戦争の悲惨さを伝承している。
その戦争関連の博物館で最も大きいのがこの「帝国戦争博物館(Imperial War Museum)」。
さっきの巡洋艦の母屋ね。

0_img_8376まぁ、こういうのが好きな人にはタマらないでしょう。
私がかなりギョっとしたのは「ホロコースト」の展示。
結構ショックですよ。
最寄りの駅は「Elephant & Castle(エレファント&キャッスル)」。無料。

469c博物館とか美術館って知らない間にモノスゴク歩くんだよね。
クタクタになっちゃう。
そんな時はマズいサンドイッチでも買って公園でノンビリ休むのも悪くない。
ロンドンには都会にあるとはにわかには信じられないような美しい公園がたくさんあるから!
Img_8449その代表格はやっぱりハイド・パークでしょうな。

0_img_0557 とにかく広い。
ニューヨークのセントラル・パークもそうんだけど、東京の真ん中にもこういう公園があったらいいのにね~。

462そのハイド・パークのバッキンガム宮殿側の入り口のすぐ近くにあるのがおなじみの「Hard Rock Cafe」。
この店、世界で最初のHard Rock Cafe…つまり第1号店なの。

230となりのショップの地下にはセマい博物館がある。
入れ替え制だけど、時間のある人は行ったついでにご覧になるとよろしいよ。

0_2img_0572 さっき出て来た『フレンジー』の舞台、「Covent Garden(コヴェント・ガーデン)」なんてのも皆さん必ずお寄りになる。

2img_0440ココは大道芸人のメッカでたくさんの人でいつも賑わっている。
『マイ・フェア・レディ』のイライザ・ドゥーリトルが花を売っていたのもココ。0_img_0437近くにはこんなのもあるよ。
興味ある?…フリー・メイソンの本部。

0_img_1440別に観光地ではないんだけど、こんなにステキな商店街もあるよ。
「Leadenhall Market(レドンホール・マーケット)」。
やっぱりショッピングは旅の大きな楽しみのひとつだよね。
私は中古レコードとか本とかにしか興味がないけど…。

470「Knightsbridge(ナイツブリッジ)」にある有名なHarrodsや、ピカデリーの紅茶で有名な「Fortnum & Mason」なんかも当然見て来た方がいいでしょう。
コレはそのFortnum & Masonの階段。
木造でギーギーすごい音!
ココ、トイレが便利です。

0_img_0415 どこもかしこもチャンとしたデパートで売っているモノは高いからネェ~。
その極めつけがリージェント・ストリートからチョイとカーナビ―・ストリートの方に入ったLondon Liberty(ロンドン・リバティ)。

0_img_0721 現地の友人も「Crazy!」と言っていたけど、どこもココの値段にはかなうまい。
「おい、チョット待てよ!コレ一体何の値段だッ?」みたいな。
ビックリするのを通り越して値段を見ただけで笑えます。
ただし、吹き抜け構造の木造風の店内は素晴らしい。
0_img_0318建物の中を見るだけならタダですのでゼヒ。

0_img_0720 ボンド・ストリートとか…

Img_0697オックスフォード・ストリートとか、お店を見て回るのも楽しいけど、こういうところはほとんどがチェーン店だからね。
東京とそう変わらない。

Img_0265それよりも、個人商店が並んでいるこういうアーケードを見て回るのが面白いよ。

0_img_7460それと大通りからチョット入ったところの、何代も続いていそうな小さな商店を見て回るのも面白いね。
肉屋なんてのはすごく興味深い。
何しろ肉屋で買い物ができるようになれば英語をマスターしたも同然…とかいう言うもんね。
それだけ肉へのこだわりが大きいのと、要するに向こうの文化をマスターするという意味なんだな、コレは。

0_img_0715チーズ屋も迫力満点!
私は特段チーズが好きなワケではないので、入って2秒で出て来たけどね…とてもじゃないけどクサくて!

0_img_0314 こんな素敵な本屋さんも!

0_img_0710 本が好きな人はCharring Cross Road(チャリング・クロス・ロード)を見て回るとよいでしょう。
日本で言うところの神保町。
よい古本屋がたくさんあります。

Img_7936若い人向けのキテレツなアイテムを探すなら「Camden Town(カムデン・タウン)」だろう。
アメ横のガード下が巨大になった感じ?

476ココには「Camden Lock」という「閘門」がある。
運河の水位を調節して船を低いところから高いところで持ち上げる設備ね。
タイミングがよければその作業を見ることができるかも知れない。
休憩がてらにボーっと見てると面白いよ。

477カムデンにはライブハウスもたくさんあって、D_Driveも出演するかも知れません。
情報が入り次第Marshall Blog他のSNSでお知らせします。

478vそれと、買い物といえばマーケット。
コレも面白いよ。
下は1,000年の歴史を持つ「Borough Market(バラ・マーケット)」。
美味しいモノを色々売ってるよ。
他にもノッティング・ヒルで開催する「Portobello Marsket(ポートベロー・マーケット)」は有名だけど、週末しかやってないのかな?
マーケットは開催している日をインターネットで確認してから行ってくださいね。

0_img_0257まだつづく。次はいよいよ<ロック編>。

200




2019年3月10日 (日)

Marshall LIVEに行く人、行こうかどうしようか迷っている人、たとえ行かないにしても興味がある音楽ファンの皆様へ<その1>~Marshall ARENAへの道

 
去る2月3日にMarshall RECORDSと契約したことを発表したD_Drive。
ウェブマガジンなどを通じて、今やMarshall RECORDSの本拠地のイギリスだけでなく、ドイツ、フランス、ベルギーでもそのニュースが報じられ、世界デビューの範囲がドンドン広がっている実感が沸いてきた。
そして、6月1日にMarshall ARENAで開催されるMarshall LIVEへの出演が決定したことはMarshall Blogの読者の方はご存知のことと思う。
早くもMarshall LIVEのチケットを買って頂いた熱心なD_Driveファンの方もいらっしゃることを知ってビックリやら、うれしいやら。
「どうしようかな~。行こうかな~…止めとこうかな~」と迷っていらっしゃる方もいらっしゃると聞いた。
そりゃ、Marshallが初めて企画するMarshall ARENAでのコンサートに、イギリスの人気バンドに混ざって出演するD_Driveを観るだけでもファンにとっては渡英する価値があるでしょう。
でも、せっかくイギリスまで行くんだったら観光を絡めて思いっきり楽しんで頂きたいと思うワケ。
そこで、もう渡英を決めた方には旅程のご参考に、そしてこれから決心しようという方にはその「後押し」となるように、数回にわたって「旅のガイド記事」を編むことにした。
30回以上の私の渡英経験に基づく、いつものMarshall Blog流のワガママ・ガイド。
私はイギリスに住んだことがないので、渡英旅行はいつでも新鮮で興味津々。
毎回の短い滞在時間で興味のあることについて貪欲にゆかりの地を訪れてきた。
皆さんの旅の何らかの足しになれば幸いである。

10_2それでは、Marshall ARENAへの行き方とMarshall LIVEに関する注意事項から…
Marshall LIVEに行かない方にも是非読んで頂いて、雰囲気だけでも楽しんで頂けたらうれしいです。

まず、旅の拠点は成田国際空港とさせて頂く。
マーブロ読者の方ならおわかりだと思うが、私の性分としてはココから始めないと気が済まない。
国内の航空会社の国際便は羽田発着が中心になってきているらしけど、私は慣れた成田の方が好き。
いずれにしても空港へは時間の余裕を持って行きましょうね。
というのも…

25いつか、Marshallの社長の見送りで車で成田へ行った時、酒々井(しすい)まではそれこそスイスイ行ったんだけど、事故があって東関東自動車道が大渋滞。
もうチョットで成田なのに…。
まだまだ時間はタップリある…と全く動く気配がない高速を降りて国道を進んだ。
はじめはヨカッタんだけど、しばらく行ったら国道もピタリと止まってしまった。
それでもまだフライトまで大分時間がある…とイヤな予感はしつつも大船に乗ったつもりでいた。
ところがこの国道も全く動かなくなってしまった。
こっちでも大事故が起こっていたのだ!
社長はイギリスに帰ってからの予定が詰まっているのでどうしても予定していた便に乗らなければならない。
空港に電話して、航空会社に「離陸をチョット待ってて!」と頼もうにもこういう時はアイツら電話に出やがらない。
しだいに社長も心配になって来て、スマホでイギリス行きの他の便を調べながら…「ん~、ヘルシンキ経由で行くか…」とか言い出してるし…。
ヘルシンキとくれば、Frank Zappaの『You Can't Do That On Stage Anymore vol.2』となるワケだけど…とてもそんなこと言っていられない!
フライトの時間が刻々と迫って来る!
「I'm sorry, we should've left the hotel earlier」なんて仮定法過去完了の例文みないなことを言ってみたところでどうにもならない。今まで毎回同じ時間に出発して来てこんなことは一度もなかったからね。
「No problem.  It's not your fault, Shige.  No worries!」と言ってくれる。
ジョンはそんな人なんだ。
ホントに車をどこかに停めて最寄りの駅から電車で成田空港へ行こうかと思ったけど、その電車の駅までが行かれない。
もう生きた心地がしなかったけど、ついに工事の地点を通過…あとはもうただただ走るのみ!
空港のターミナルについたのがフライトの15分前!
荷物を降ろして、お別れの挨拶もそこそこにジョンは荷物を引いて建物の中に入って行った。
後にも先にも走っているジョンの姿を見たのはアレが初めてだったわ。
下は帰りに寄ったPAで撮った写真。
結果的に下道を選んだのは正解だったようだ。

H1w仕事でもプライベートでもこのカウンターへ来るとやっぱりチョットはワクワクするよね。
一度だけどうしても行きたくない海外出張っていうのがあったけど…。
それと、あるミュージシャンとココで落ち合ってチケットを渡す段取りになっていて、旅行代理店のミスでそのチケットが使えないことがあった。
ビックリしちゃったけど、仕方がないのでカウンターの窓口で「すいませ~ん、ロサンゼルスまで大人1枚くださ~い」とやったよ。
アレ、パスポートさえあれば電車みたいにその場で航空券が買えるんだよ。

26在りし日のヴァージン・アトランティック航空機。

31私の場合、大抵はANAを使って来ていて、数えるほどしかヴァージンを利用したことはなかったが、やっぱり乗る時は必ず「Tubular Bells」のメロディがアタマの中に鳴ってたな。
12年前に私がタバコを止めることができたのもヴァージンのおかげでしてね。
成田空港の免税店で自分が吸うためのタバコを買おうとしていたんだけど、チェック・インにものすごく時間がかかってしまって、出国審査を過ぎたところで待機していたヴァージンの係りの人にそのまま機内に連れていかれてタバコを買うことができなかった。
その時は1ポンドが236円とかで、ロンドンでタバコを買うとひと箱1,500円ぐらいについた。
それでバカバカしいので止めた。

Tb上に「数えるほどしかヴァージンを利用したことはなかった」と過去形で書いたのは、ヴァージンの東京ーロンドン航路が2015年に廃止になってしまったから。
赤字ではない優良路線だった東京ーロンドン航路が廃止になってしまったのは、ヴァージンの大株主がデルタ航空になって、ロンドンーアメリカ東海岸航路を増強したためワリを食ってしまったのだそうだ。
今やJALやANAのロンドン便は羽田発着のみとなり、成田ーヒースロー間を直接飛んでいるのはブリティッシュ・エアウェイズだけになってしまった。
成田空港はMarshallからの来訪者を送り迎えに行くだけの場所になってしまった。
今朝、たまたまテレビで見たんだけど、ヴァージンってフライト・アテンダントの化粧の有無や、スカートかズボンの選択を自由にしたんだってね~。
もう日本に飛んで来ないから関係ないけど。

30東京からヒースローまでの直行便のフライトは12時間半。
召し上がってください、機内食。
昔は楽しみだったんだけどね~。
もう今はチト…。
ビジネスならいいけど。
この間はカツカレーが売り切れで魚になっちゃったんだっけ。

35着陸前の最後の食事…食えんよな~。
しかもまた魚!

36食事をして、映画を見て、本を読んで、寝て…ようやくロンドン市街の上まで来たヨ。
緑が多くて東京とは大違いだね~。
38ルートによってはウェンブリー・アリーナが見えたりするんだよね。

37ヒースローに着きました!
改装しちゃってスッカリきれいになっちゃった…といっても3年前の写真だけど。
イギリスの入国審査は世界で一番厳しいとかいうからね。
「旅行の目的は?」
「滞在日数は?」
「目的は?」
「どこに泊まるの?」
ロックが大切な輸出産業の国だけに「『Abbey Road』の中で一番好きな曲は?」ぐらいの質問は即座に答えられるようにしておきたい…コレはウソです。
でも、入国審査の想定問答集に出ていそうなことはシッカリ訊いてくるので用意をしておきましょう。
若い女性の審査官に「職業は?」と訊かれて、私は調子に乗ってMarshallについて詳しい説明をしたことがあるよ。
「ステキな仕事ね。うらやましいわ!」って言われた。
 
★ワンポイントイギリス英語講座:イギリス英語では列のことを「queue」と言います。
The Kinksの曲に「Who'll be the Next in Line」という曲もあるけど、普通「列」というと「queue」という単語を使います。
発音は「クエウエ」ではなくて「キュー」。

40この入国審査、運が悪いとやたらと待たされる。
私の場合、最長で2時間以上列に並ばされたことがあった。
シッカリ見ちゃったんだけど、某政治家と同じ飛行機に乗り合わせたんだけど、ああいう人たちは列に並ばないんだぜ。
シレ~っと別のゲートから出て行ったよ。
 
終わって外に出てきたら地下鉄の駅を目指してね。
詳しく説明してあげたいんだけど、大改装してしまってから1回しか行っていないので詳しくありません。
でも、すぐにわかるよ。

50この黄色い看板が目印。
右にある「Underground」ってのを目指す。
このロゴはおなじみでしょ?

12underground  
ヒースロー空港はピカデリー線の終着駅なのでどれに乗っても大丈夫。
ちなみに「Underground」は地下鉄、地上を走っている日本でいうとJRみたいのは「Overground」。

60コレはヒースロー駅に設置してあるものではないけど、この銀行のATMみたいな大層な装置が地下鉄の切符の自動販売機。
ロンドンの地下鉄はゾーン別に料金が分かれていてとてもシンプル。
今回はヒースロー空港があるZone5から、Euston Square(ユーストン・スクエア)という駅があるZone1までの切符を買ってください。
 
★ワンポイントイギリス英語講座:紙幣のことをイギリスでは「note」と言います。「bill」とは言いません。
だから紙幣を入れる薄い穴にノートを入れてはいけません…入らないけど。
61コレが地下鉄の自動改札。
日本と同じで、矢印が指している溝に切符を入れると、やや乱暴にバッコン!とゲートが開く。

62ロンドンの地下鉄は一見するとハラが立つほど高い。
あるいは笑っちゃうほど高すぎる。
何しろ初乗りが4.9ポンドだから、今なら750円ぐらいか。
ま、乗る人はいないとは思うけど、呼べば聞こえるような距離の隣の駅まで、地下鉄で行くと750円もかかる。
私が初めてロンドンに行った17年ぐらい前は確か2ポンドだったような…それでも当時の為替レートで500円近くだったのでかなりビックリした記憶がある。
もちろんこんな調子で地下鉄に乗っていたら、お金がいくらあっても足りなくなるで、住人には日本の定期券のようにそれなりの優遇措置というか救済措置がある。
じゃ旅行者は地下鉄に乗るたびに莫大な運賃を払わなければならないのかというと、そうではない。「Day Travel Card」を買えばよい。
コレは一定期間、決まった範囲、ラッシュアワーの時間外であれば何度乗り降りしても料金は同じというシステム。
以前はそういうカードを発行してくれたんだけど、3年前に行った時にはシステムが変わっていた。
いくらかを支払って「Oyster Card」というのを買う。
コレは関東で言えばSUICA、関西はICOCAみたいなヤツで、このカードに「Day Travel」のデータを入れてもらうワケ。
それで改札でピッとやる。
ロンドンの地下鉄は東京に比べてケタ違いに便利だし、楽しいし、観光で数日間滞在するのであればイヤでも相当な回数を乗ることになるので、コレはハズせない…というか、ないとマイっちゃうよ。

63「Tube」と呼ばれているぐらいなので、ロンドンの地下鉄車両は狭い。
しかも端っこが曲がっているのでヘタにドアの近くに立ってしまうと、満員の時なんかすごくツライ。
ヒースローから乗る乗客はたいてい大きな荷物を持っているので、遠慮なくグイグイ乗り込んじゃってください。

70_2まずはヒースロー空港駅からピカデリー線でHammersmith(ハマースミス)駅まで行きます。

80『ボヘミアン・ラプソディ』のロケもしたし、Marshall Blogには面白そうなことが書いてあったし…でもハマースミスには後日戻って来ることにして、今日のところはハマースミス&シティ線に乗り換えるだけ。
ハマースミス&シティ線はロンドンで一番古い路線。路線図ではピンクの線ね。
「Eastbound」というホームに入って来る電車ならどれでもOK。
コレに乗れば放っておいてもEuston Square駅まで行く。
ロンドンの地下鉄は実にわかりやすくて、「西に行くか(Westbound)」か「東に行くか(Eastbound)」。
路線によっては同じように「Northbound」か「Sounthbound」しかない。
「Sounthbound」に乗るときは必ずThin Lizzyの曲を口ずさむわね。
基本的に行き先はコレらしかないので実に簡単。
ただ終点は色々あるので注意は必要だけどね。途中で枝分かれして「アララ!どうしましょう!」なんてこともあるから。

90目指す地下鉄の駅は「Euston Square」。
そのまま地上に上がってくれば下の写真のOvergroundの「Euston Station駅」になります。
ロンドンのターミナル駅のひとつ。
 
★ワンポイントイギリス英語講座:イギリスでは駅などで「EXIT」という表示を見かけません。その代わりに「WAY OUT」という表示が使われます。意味は字面を見ればわかるでしょうけど。
ついでに街中で「TO LET」という看板がよくかかっているんだけど、コレは「トイレ」の「TOILET」ではないので、どんなにガマンできなくても駈け込まないように!
アメリカだと「FOR RENT」っていうのかな?
要するに「空室あり」ということ。

100まず構内の電光掲示板を見て、行き先はどこでもいいから、時間的に余裕を持って乗れそうなヤツで、とにかく「Milton Keynes Central(ミルトンキーンズ・セントラル:以下「MKC」)」という駅に停車する電車を探す。
MKCは大きな駅なので、ほとんどすべての電車が停まるハズ。
そして、自動販売機で切符を買えばよい。
電車はすべて指定席ではないので、もちろん先に切符を買ってから電車を決めてもOK。
チョットごめんなさい、最後にココで自販機で切符を買って電車に乗ったのは7年も前のことなので販売機がどんなヤツだったか忘れちゃった。
あの時はベーシストの伊藤広規さんと一緒で、とにかく時間がなくて慌てて全力疾走したことだけ覚えている。
 
★ワンポイントイギリス英語講座:イギリスの列車の切符は、片道切符を「Single」、往復切符を「Return」と言います。
変なところがすごく丁寧にできていて、一般的にSingleよりReturnの方が割安になります。

12es2 Euston駅というのはモノの本によると、ビートルズの最初の映画『ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!(原題は「A Hard Days Night」ですからね)』に出てくるらしいんだけど、サッパリ覚えていないナァ。
近くにあるMarylebone駅が出てくるのはイメージで覚えているんだけど…。

110せっかくだからEuston駅の近隣を紹介しちゃおうかな~。
隣りは「The British Library」…つまり「大英図書館」。
「ナンでイギリスまで行って図書館なんか行かなきゃならんのよ!」とお思いかもしれないが、ビートルズ好きにはタマらないロンドンのロック・ランドマークのひとつ。
立派な展示室があって、ジョンやポールが書き記した「Ticket to Ride」や「A Hard Days Night」や「Michelle」他の歌詞のメモが展示されている。
他にも世界史の授業で習った立憲主義の原点と言われている「マグナカルタ(大憲章)」なんかも飾ってあるけど、展示品は複製だったような気がする。
でもイギリスって憲法がないんだよね。
残念ながら展示品の撮影はNG。
昔、知らないでバンバン撮っていたら奥からドデカイ黒人の係員が出て来て「ダメよ、ダメダメ」と言われた。
館内ではモノスゴイ蔵書を見ることができて、それはそれは圧巻ですよ。

120下の写真の手前が大英図書館。
その向こうのお城みたいなのが…

130ゴシックの香り溢れる「St. Pancras International Station(セント・パンクラス国際駅)」。
アタシャ、この建物を初めて見た時ものすごく感動したな~。
街中にこの美しいゴシック建築がいきなりド~ンだもん。
ま、長い間工事中だったけどね。
というのは、かつてテムズ川南岸のウォータールー駅だったユーロスターのイギリス側の発着駅に改装するための準備の工事をしていたのね。

140ココから電車でパリへ行けちゃうなんてステキじゃない?
これがホントの「ロンパリ」よ。

150その隣は上野駅に似ている「King's Cross Station(キングス・クロス駅)」。
ココで2005年にテロ事件が起こった。
今ではハリー・ポッターに出てくる9 3/4番線のレプリカがあって「ポタリアン」の皆さんが嬉々として写真を撮ってるよ。
ちなみにリヒャルト・ワーグナーの熱心なファンは「ワグネリアン」。
デューク・エリントン楽団のメンバーは「エリントニアン」。
シカゴ生まれの人は「シカゴアン」。
粒餡を裏ごしすれば「こしあん」。
何年か前にニューキャッスルからロンドンに帰って来た時はココに着いたっけ。

160コレは「London Victoria Station」。
プログレ・ファンの聖地、カンタベリーに行く時はココからオーバーグラウンドに乗る。
ブライトンへの旅もココが起点となる。

170コレはCharring Cross Station。
KentのSevenoaksというところに行く時に利用した。
このようにイギリスの鉄道は行く方面によってターミナル駅が分かれている…のは日本も同じか。
東海道方面は東京駅、東北&上信越方面は上野駅、甲州道は新宿、房総は両国…みたいのと同じ。
それもそのハズ、日本の鉄道のお手本はイギリスだから。
ところが日本の地下鉄のお手本はロンドンじゃないんだよね。
何とアルゼンチンだっていうから驚きよ。

171名前がカワイイ「パディントン駅」。

Img_8037 コレはThe kinksの大名曲「Waterloo Sunset」に出て来るWaterloo駅。
Eric ClaptonやJeff Beckの地元、サーリーにあるヘンリー八世の家、「Hampton Court Palace」に行くにはココから電車に乗ります。
上に書いたように、かつてはユーロスターが発着する国際駅だった。

1march_img_0445_2コレはLiverpool Street駅。
私は決して「鉄」ではないが、こうした立派な駅舎を見るのは大好きだ。

10_3 ハイ、Eustonに戻って…。
こういう電車に乗って来てください…と言いたいところだけど、イギリスの国鉄は線路だけを所有していて、民間に貸す「上下分離方式」を採っているので、車両のルックスが統一されておらず、コレと同じヤツになるかどうかはわからない。
この車両はヴァージンかな?
日本みたいに発着番線がズッと固定されているワケではなく、同じ行き先の電車でもコロコロとホームが替わるので、入場口の掲示板でホームの番号をシッカリと確認してね。

180スゲエ飛ばすんよ、イギリスの鉄道って。
Eustonを出て20分もするともうこんな景色になっちゃうよ。

190ま~、とにかくイギリスの郊外ってのは美しいですよ。
世界中に植民地を作って現地の富を吸い上げておいて、自分の国はこんなに美しく整えてきたんだね。
中東のように、そもそも世界の紛争の元のほとんどがイギリスがらみだもんね。
今のBREXITだってそうじゃん?

200コレが「Milton Keynes Central Station(ミルトンキーンズ・セントラル駅)」。
ロンドンで見たあの古式ゆかしい建物なんざ全く見当たらない。
何しろ以前に別の記事で紹介した通り、まだできて50年しか経っていないイギリスで一番新しい街だからね。
210で、Marshallアリーナへは駅前からタクシーを使ってください…というか、シャトル・バスも走らないので、タクシーで行くより他に方法がないのです。
車で飛ばしても20分ぐらいかかるので、とても歩ける距離ではない。
道中はYesを思う浮かべながら、ミルトンキーンズ名物の「Roundabout(ラウンドアバウト)」をご堪能あれ!

220上の写真の左端に写っているように、ミルトンキーンズには下のようなロンドン・タクシーは残念ながら走っていない。
チョット先のバーミンガムまで行くと見かけるんだけどね。
ミルトンキーンズに走っているタクシーは普通の乗用車で、1人で乗る時は助手席に座る…らしい。
「らしい」というのは、私は助手席にも、後の座席にも座ったことがあるけど、特に何も言われなかった。

215下のスタジアムの向かって右どなりがMarshall Arena。

Marshall Liveの開演は12時。
そして、終わるのも12時。
すなわち、昼から夜中までの12時間にわたる長尺コンサートです。
D_Driveの出番は早い方なので、D_Driveだけ観て帰るという人はロンドンに戻れるけど、他のバンドも観て遅くまで会場に残ろうとしている人は、電車がなくなってロンドンに帰れなくなる恐れがあるので要注意。
会場にユックリして行く人は必ずミルトンキーンズのホテルを予約してくださいませね。

230ミルトンキーンズ・セントラル駅、あるいはホテルへ戻るときもタクシーを利用して頂くことになる。
ミルトンキーンズ名物の広大なショッピング・センターの周辺に大きなホテルがいくつもあるが、このエリアには企業も多く、何かのイベントがあるとホテルがすぐに足りなくなってしまうらしいので、早めの予約をおススメする。

240Marshall Arenaのエントランス…じゃない!
コレは東京キネマ倶楽部だ!

250私もMarshall Arenaには入ったことがないのでリアルな様子はまだわかりかねることお許し頂きたい。

260スタジアムやアリーナにはASDAという巨大なスーパーマーケットが隣接している。
せっかくの機会だからして観光スポットを見て回るのもいいけど、実は各国のスーパーマーケットめぐりも同じ位オモシロイ。
ガイドブックでは紹介されることのない、その国の生活が見えて来るからね。

1212img_1987下は缶ビールのコーナー。
ビール好きの人なんかは日本で見たことがないヤツがズラリと並んでいてウハウハなんじゃないかしら?
ワインのついでに輸出されることが多いビールは、ワインの生産国ではないイギリスからはコストが見合わず日本に入って来にくいらしい。
現地では値段も安いし、どれも美味しいのに!
私はイギリスに行くとラガー・ビールは絶対に飲まない。
だって、日本でいつでも飲めるでし?
イギリスではひたすらエールとスタウトのみ。
最近は日本でもエールが大分普及してきたけど、やっぱりイギリスで飲むエールにはゼンゼンかなわないな。
「気持ちはわかるんだけど…チガウ」みたいな。
 
★ワンポイントイギリス英語講座:ナゼか知らないけど、普通我々が「ポンド」と呼んでいるイギリスの貨幣は「Great Britain Pound(GBP)」とか「Sterling Pound(STG)」とか呼び名が何種類もある。記号は「」。
補助貨幣は「Penny(ペニー)」。ただし、複数形は「pence(ペンス)」。
現地の人は「ポンド」のことを「quid(クイッド)」とか「ペンス」のことを「p(ピー)」と呼ぶので知っておいた方がよいかも。

266実は、Marshall ARENAに一番近いのはミルトン・キーンズ・セントラル駅のひとつ手前のBletchley(ブレッチリ―)駅なのね。
あのMarshallのリアパネルに印刷してある工場の住所に出て来るヤツね。
こういうヤツ。

1march_2rp 下がその「Bletchley(ブレッチリ―)駅」。
Marshall ARENAまでチョット距離はあるけど、ゼンゼン歩けない距離ではない。
私なんかはロンドンから電車でMarshallに行く時はブレッチリ―に停まる電車を選んで、荷物がなければ駅から歩いちゃう。
荷物が多い時は駅から電話でタクシーを呼んで来てもらう。
だからココからタクシーを呼んでARENAに行く手もあることはある。

270ところがですね~、ブレッチリ―は小さい駅なものだから停まる電車がやたらと少ないの。
それに何かイベントがあると、タクシーを呼べないこともあるので、ミルトンキーンズ・セントラル駅を使ってください…とのこと。
 
コレは余談だけど、いつかブレッチリ―駅から乗ったタクシーが目的地のホテルに着く直前、運転手が「今晩はどうするの?ひとり?よかったら夜の町を案内するよ…もちろんタダでいいよ」…と言ってきたことがあった。
「疲れているからまた今度ね」と言って断ったが、もちろんコレが正解。
Marshallの連中にこのことを話したら「絶対にダメ!」とのこと。
わかってますって!

275ココからは脱線というか、オマケ。
Marshallの工場はブレッチリ―駅から車で10分もかからないところにある。
そして、工場から歩いて10分ぐらいのところにあるのがMarshall ARENA。
Marshallの真ん前にはIKEAがある。
昔はなかったんよ。

280工場は、土日はもちろん閉まっているけど、外から写真を撮るぐらいはゼンゼンできます。
実際、この写真も5時を過ぎて、事務所が締まってから撮ったモノ。
みんな帰っちゃって車がゼンゼン停まってない。

290もひとつ…実は、ブレッチリ―よりもっと近いところに駅があるんですわ。
コレがその「Fenny Stratford」という駅の入り口。
公園の入り口みたいでしょ?

300v無人駅で思いっきり単線。
ブレッチリ―駅は複々線だからね。

310コレはブレッチリー駅から出てベドフォードに向かう支線で、ロンドン・ユーストンとはつながっていないので使い道がない…残念!
でも、途中Marshall HEADPHONESのBluetoothスピーカーのモデルにある「Woburn」を通るんだよ。

320vCODEを発売した時にもやったけど、Marshallのホームタウン、ブレッチリ―をまたチョットだけ紹介をしておきましょう。
まずは、ブレッチリ―は「暗号解読のホーム」なのだ。
360第二次大戦中にどうしても解読できなかったドイツ軍の暗号「Enigma」を解くための研究所がブレッチリ―にあった。
その研究所があった場所は今ではブレッチリ―・パーク(Bletchley Park)という公園になっていて、暗号解読機などを展示した博物館が設置されている。
この暗号解読のストーリーは、ベネディクト・カンバーバッチ主演で『イミテーション・ゲーム』という映画になって2014年に公開された。
下の写真はその翌年にブレッチリ―・パークを訪れた時に撮ったもの。
興味のある方は博物館に入るとよろしい…が、メッチャ入場料高いから!
私はすごく見たかったんだけど、その入場料にめげて断念。
いつか見れるようにMarshallの連中にタダ券をゲットするように頼んでおいた。
370イギリスの郊外に行くときっとあるCanalと呼ばれている運河。
ブレッチリ―にもいい感じのカナルが流れている。
行き交うこのナロー・ボート(Narrow Boat)を眺めるのが好き。

330ブレッチリ―の中心地。

350チョットした商店街になっているけど、アッという間に終わっちゃう。

355ミルトン・キーンズ/ブレッチリ―は超人気の観光エリア、コッツウォルズにもほど近い。

380また、リバプールにも電車1本で行かれるのです。

381ま、リバプールまではかなり遠いけどね。
正直、まったくリクライニングしない直角の座席に4時間近く乗っているのはかなりシンドかった!

382さらにラグビー発祥の地とされるイギリスで最も有名で最も古いパブリック・スクールの「Rugby School(ラグビー校)」があるその名も「Rugby」はミルトンキーンズの先だし、もう少しバーミンガムの方に向かうと高級車Jaguar(ジャギュア)の本拠地Coventry(コヴェントリー)があるよ。
次回は駆け足でロンドンの観光スポットを紹介します。
 
さて、もう一度今日のポイントをまとめておくと…
★Marshall  LIVEは昼12時スタート、夜スタート終演予定のスーパー長尺のコンサートです。
★D_Driveの出番は早い時間だけど、遅くまでコンサートを観る人はミルトンキーンズに宿を取ること。
★ロンドンから電車で来る人は、ロンドン・ユーストンからミルトンキーンズ・セントラル駅まで来て、Marshall ARENAまではタクシーを使いましょう。
 
Marshall LIVEの開催は6月1日!

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200

2019年3月 8日 (金)

我が青春の数十ページに会ってきた!<下巻>~ウドー音楽事務所『海外アーティスト招聘の軌跡』

1978年、私は高校1年生。
ますます私はロックにノメリ込んでいってた時期。

450Genesisは新宿の厚生年金だった。
確か中間試験の最中だったんだよね。
友達は誰も行かないので私1人で行った…というか、私は1人だけでコンサートに行くことが多かった。
でもこの時は試験期間中にコンサートに行ったことが親にバレで怒られちゃった。
Phil Collinsがタンバリンのソロを演ってね、メチャクチャかっこよかった。
この時のドラマーはChester Thompsonで、数年前にNAMMでお見かけした時、このコンサートに行ったことを話すと、「あ、そう。サンキュー」って答えてスタスタ向こうへ歩いて行っちゃった。
写真は撮らせてもらったけどね。

455Ted Nugentは面白かったな~。
ナニが面白かったかって、アリーナで警備員と外人のお客さんが取っ組み合いのケンカをしちゃってね。
加勢が入ってケンカがドンドン大きくなっちゃった。
当時は保安にうるさくて、上演中にイスから立ち上がることすら禁止されていた。
それを不満に思った外人の客とうるさく注意する警備員が激突しちゃったワケ。
「Hammerdown」だとか「Cat Scratch Fever」とか演ってたけどケンカの方が面白かった。
ところでこの人、スゴイ人種差別主義者なんだってね。
「ジャップの作ったギターなんかでブルースが弾けるかよ!」とかおっしゃったそうで。

456コレはヨカッタよ~。
The Bandなんて全く聴いていなかったんだけど、ナゼか行ったね。
学校では誰もRick Dankoなんて知らなかった。
友達から「誰のコンサートに行くの?」と訊かれ「リック・ダンコっていう人」と答えると「え、肉だんご?」ってな調子だった。

460vこの時は、Jay Fergusonというアメリカのミュージシャンが前座で出演したんだけど、それが滅法よくて、「前座がこんなに良くて果たして肉だんごは大丈夫なんだろうか?」と心配したのは大きなお世話で、ナント素晴らしいコンサートだったか!
曲なんて全く知らなかったんじゃないかしら?
でも、とにかくヨカッタ。
「音楽の力」というのはスゴイもんだ。
Rock Dankoも死んじゃったもんね。
最近Spotifyで大好きなギタリストのLenny BreauがRick DankoとLevon Helmのリズム隊と吹き込んでいるアルバムを発見してビックリ仰天。
なかなかヨカッタ。

465Littel Featはサンプラザの2階席の1列目で観た。

470v『Waiting for Columbus』のレコ発ツアーだった。
このライブアルバムが好きで聴き込んでコンサートに臨んだ私は、テッキリ「Fat Man in the Bathtub」を一番最初に演るのかと思ったらゼンゼン違うのでビックリしちゃった。
Lowell Georgeももういない。
観ておいてよかったコンサートのひとつ。
数年前、Neon Parkの「Sailin' Shoes」の元ネタをロンドンの博物館で発見して大よろこびしたことは以前『名所めぐり』で書いた。

475コレは友達大勢で行った珍しいコンサートのひとつ。
『Front Page News』をリリースした後で、サンプラザの前から7列目を陣取って大騒ぎして楽しかったな。
コレって『Argus』の曲をたくさん演るみたいな触れ込みだったんだっけかナァ。
何せその一緒に行った友達とWishbone Ashのコピーをやっていたもんだから、「The King Will Come」のイントロを弾き始めただけでみんな大興奮だった。

480vこの後、Wishbone Ashはお家騒動があってAndy Powell派とMartin Turner派に分かれちゃうんだっけ?
私、ナゼから両方観てるんだ~。
だから、ホンモノのWishbone Ashを1+0.5+0.5で丸々2回観た計算になる…ならないか!
Laurie WisefieldはロンドンでロングランになったQueenのミュージカル『We Will Rock You』でギターを弾いていたよ。

485アルバム全曲をシレっと演奏してアッという間に終わっちゃったVan Halenの初来日公演。
上演時間が短いので、この頃にしては珍しく前座が付いた。
東京はRed Shockというバンドだった。

490vしばらく新しいギター・ヒーローがいないところに颯爽と現れたEdward Van Halenは一発でギター・キッズの心を捉えて離さなっかったね。
私は違ったけど。
ところで今、「ギター・キッズ」という言葉はあるのかしら?
新宿厚生年金でのコンサートが終わった後、一緒に行った友達が「次に来た時は間違いなく武道館だな」と言ったのを覚えている。
そして、本当にそうなった。
Van Halenのデビュー・アルバムが石丸電気のレコード館に並んだ時のことを覚えているが、ナンカもう最初からスターだったよ。

495Frank Marinoの東京公演の会場のひとつは後楽園ホールだった。
後楽園ホールへ行ったのは、後にも先にもFrank MarinoとRoy Buchananと「底抜け脱線ゲーム」だけだ。
確かFrankのSGの調子が悪くなったとかで、開演が40分ぐらい押したんだよね。
ステージにはズラ~とエフェクターが並んでいて、ギター・キッズがヨダレを垂らしながら熱心に見入っていた。
私はというと、紙テープを投げたところFrankの右肩に当たってしまい、ギロっとニラまれてしまった。
客席でアタマを下げたところ、許してくれた感じだった。

4961979年、これがその2回目の来日を果たしたVan Halen。
会場は「武道館大ホール」。
Earthなんかもスゴイ話題になってたな~。

500でも、私は相変わらずコッチだった。
このUFOでもMichael Schenkerが来なくて、あるいは脱退した直後とかだったのかな?元Lone StarのPaul Chapmanがやって来た。
前から2列目の席で、目の前で「Natural Thing」のリフを弾いて見せてくれたよ…って、別に私に向かって弾いたワケじゃないけど。
どうでもいい話なんだけど、この「Chapman」という名字(surname)は、アメリカ人からすると、ものすごくイギリスっぽい名前なんだって。
同じように「Muller」という名前はものすごくドイツっぽいのだそうだ。

506コレよ、コレコレ。
Blue Oyster Cultもヨカッタな~。

510ファイブ・リード・ギターなんていってね。
「Godzilla」ではやっぱり盛り上がったけど、このバンド「(Don't Fear) the Reaper」とか「Astronomy」とか、いい曲がたくさんあるんだよね。
MC5の「Kick Out the Jams」とかThe Animalsの「We Gotta Get Out of This Place」のカバーもヨカッタ。
またギスギスに痩せたEric Bloomがカッコよくてね、あのロゴのカギ十字の形をしたギターを銃に見立ててポーズを取ると、それに合わせてストロボがたかれたりして、視覚的にもとても優れたコンサートだった。

515そして、Nazareth。
コレはプログラムを作らなかったのかな?私も持ってないんだよね。
『No Mean City』のレコ発ツアーで、元The Sensational Alex Harvey BandのCrazy 'Zal' Cleminsonが参加した。
全盛期のDan McCaffertyの生声を聴けたことはラッキーだったね。
「Hair of the Dog」の「♪Son of a bitch」のところをお客さんに歌わせたりしてね。こっちも若かったので恥ずかしげもなく大声を張り上げましたわ。
ちなみに「Hair of the Dog」は「迎え酒」という意味だよ。

520Utpiaの2回目の来日公演。
『Ra』のレコ発だったのかな?
コレは私の人生のベスト3に入るコンサートだった。
Toddがサービス超満点で、サックスを吹いたりドラムを叩いたり、マイクを鼻から出すトリックを見せてみたり…サックスはヘタだったけど。
ま、「Hiroshima」問題はあるにしてもとにかく素晴らしいコンサートだった。

505私は中学2年生の頃、といっても『viva! Roxy Music』がリリースされた時だったので、もう最後の方だったんだけど、Roxy Musicが大好きだった。
で、その『Viva!』で活動を休止してしまい残念に思っていたところ、しばらくして『Manifesto』という新作を発表して来日までするという。
その前にBryan Ferryが、Chris Spedding、John Wetton、Mel Collins、RoxyサイドからはPhil Manzanera、Paul Thompsonというメンバーでソロで来日したことがあったのは、調べてみると1977年か。
中野サンプラザだったかな?
それがすごく良くて、Roxyの再結成来日公演にも大きな期待を寄せつつ武道館に観に行った。
私はゼンゼンがっかりだったな。
上演時間もものすごく短かったような記憶がある。
私にとってのRoxy Musicは『For Your Pleasure』であり、『Country Life』であり、『Siren』であって、いずれにしても再結成後のヘンにオシャレっぽいサウンドは私の好みではなかった。
コレで私のRoxyは終った。

5222回目のScorpionsの来日公演。
ホラ、例のSchenkerが来なかったヤツ。
UFOでもSchenkerは観れなかった。
今ではしょっちゅう来日しているけど、私はMichael Schenkerを見ずして人生を終わるな、コリャ。
この時のScorpionsは『Love Drive』のレコ発で、Uliの後任のMatthias Jabsが加入して間もない頃の来日だった。
何かの雑誌にMatthiasがScorpionsのローディをやっていて、メンバーに大抜擢された…という記事が載っていて、「イヤ~、Matthiasがあんなにスゴいギターを弾くとは知らなかったよ~」とRudolfだかKlausが感心していた…ということまで書いてあった。
このことを先日亡くなったZeno Rothに話すと、「そんな失礼な!MatthiasがScorpionsのローディだったことは断じてない!」みたいになっちゃって…。
「イヤイヤ、私が言ったワケじゃないから!何もそんなに不機嫌にならなくても!」と説明しても「」Matthiasがローディだなんて…」とすごく納得がいかないようだった。
格は違えど私もそんな経験があったからいい意味で言ったんだけどね。
雑誌の言うことはアテにならんと思ったよ。
Zenoにも驚いた。
残念なことをした。

525しかし、こうしてみると私のロック熱のピークってのは1978年と79年だったんだな~。
行ったコンサートで観ると1976から1979年。
よくもこんな短期間にロックを詰め込んだもんだ。
1980年になると急ピッチでジャズに傾倒し出しちゃったのです。
 
さあ、その80年代に入るよ~。

530…と言ってもFrank Zappaはズッと聴き続けていたし…

540この『TOTO IV』のレコ発来日の時は今の家内と2人で武道館へ観に行った。
「St.George」やら「Elenore」やら「Georgy Porgy」やらの大ヒットパレードでスゴくいいコンサートだった。
Jeff Porcaroも元気だったし。
Lukatherがステージの前ッ面に腰をかけてギター・ソロを演ったのもとても印象的だった。

55080年代はチョット飛ばしますよ。
会場で確認してください。
1985年…もうこの辺りはわかりません。

560しかし、スゴイよね、この業績!

570

580そして、平成。

59090年代になってもウドーさんの猛進は続く!

610そして21世紀。

620この辺になってくるとですね、Marshallのお仕事でお手伝いさせて頂いているんですわ。
特にJeff Beckは2000年ぐらいの来日(Jeniffer Battenと来た時)から1度だけを除いてズッとサポートをさせてもらっている。
Marshallに帰って来てくれてからはPaulも同様。

640Gary Mooreの1959の修理をして、お駄賃でピックをもらったのも今となってはとてもいい思い出だ。

630この時のJeffは途中でモデルが変わって、テンヤワンヤの騒ぎになった。

650このYngwieの時はちょうど彼のシグネチャー・モデルのプロトタイプが出来上がって、Marshallのエンジニアと2人でそれを本人に見せに行った。
そんな関係で日がな1日イングヴェイと一緒にいたんだけど、この時も面白かった。

660The Whoはウドーさんの『Rock Odyssey』で初めて観たというか、アレが初来日だったからね。
1曲目が「Can't Explain」でサ…ワタシはちょっとウルルと来てしまったよ。
コレは2回目の来日の時。
Marqueeのポスターを使っている所がいいね。
The Whoはその昔、毎週木曜日にロンドンのMarqueeに出ていたんだよ。
この来日公演の時はRogerとPeteが使うアコースティックギター・アンプでサポートさせて頂いた。
友人にチケットを渡すためだったんだろうけど、関係者入り口にベースのPino Palladinoがいてビックリした。身長203cmだって。

670他の皆さんも熱心にひとつひとつご覧になっていらっしゃる。

680とにかくスゴイ実績だ!

690クロニクルの他にもスタッフのジャンパーや…

700ピック…

710バックステージパスなども展示されている。

715こんなモノが手に入るのはやっぱり招聘元さんがゴミに出した時のクズ屋さんぐらいだからね。

720コレはさっきの2度目の来日でRogerが武道館で使ったマイク。

730半券ももちろん。
私もイッパイ持っていたけど、引っ越しの時に父が捨てちゃった。
悔しかったけど諦めた。

740こんな幻のポスターも。
他にサイン入りの色紙なんかもドッサリ展示しているよ。

0r4a0257こういう展示に服飾関連のメモラビリアは欠かせないよね。

750ウドーさんの社史。
読みたい!
昔は毎朝新聞で来日ミュージシャンの情報をチェックしてね、チケットの発売日にはウドーさんの青山の事務所に朝から並んだものですよ。
もちろん学校がない時ね。
ところで、「ウドー」というのは「有働」と書くのを知ったのはかなり後になってからだった。

760そして、今回の展覧会のハイライトはナント言ってもこれでしょう!

7701959のフルスタックをバックに並んだギターの数々。

780例えば…
Rotchie Blackmoreから寄贈されたストラトキャスターや…

790vEric Claptonが薬物治療設備の「クロスロード・センター」の運営のためにクリスティーズで競売にかけた1956年のストラトキャスター。
ウドーさんがEricの主旨に賛同し競り落としたのだそうだ。
来日の回数も突出して多いせいかClapton関連の展示物が豊富だ。

800v他にもウドーさんと日本の洋楽の歴史が詰まったアイテムがズラリ。

810展示会場の向かいには特設ミュージアム・ショップも設置されている。

830コチラにも貴重なアイテムが展示されているのでお見逃しなく!

840

850そしてウドー音楽事務所は前進を続ける!

860vおもしろかった~!なつかしかった~!
会期は今日3月8日から3月31日まで。
音楽好きの方はゼヒ足をお運びください。
 
詳しい情報はコチラ⇒特設ウェブサイト

870

200 

(一部敬称略 2019年3月7日 有楽町丸井8階特設会場にて撮影)

我が青春の数十ページに会ってきた!<上巻>~ウドー音楽事務所『海外アーティスト招聘の軌跡』

 
雨の夜の有楽町。
駅を背中にして見るこの光景が跡形もなく昔と変わってしまったことは以前に書いた。
今は改札を出ると丸井がドーン。
そういえば以前、上野で中国から来た観光客に「Zero One Zero Oneにはどうやって行けばよいですか?」と訊かれ、一瞬わからなかったことがあった。
今日は私もそのZero One Zero Oneにやって来たのだ。

10それはこの展示を見るため。

20入り口のロビーには看板が出ていて、その傍らには…

30Steve Lukatherのギター。
好きな人にはもうタマらない。

40 会場がある8階へ上がる。

50コレが入り口。

60ウドー音楽事務所の海外アーティスト招聘の50年の歴史を振り返る展覧会。
すごく楽しみにしていたのだ!

70ナントならばウドーさんが招聘した海外のバンドの思い出は私の青春のかなりページを占めているからね。

80開催は本日、3月8日からだが、Marshallとして少しばかりお手伝いをさせて頂いた関係で、前日の内覧会にご招待頂いた。

85あの頃は本当にロックを聴くのがうれしくて、楽しくてね~。
すべてのお小遣いと時間をロックに注いだよ。

90会場は関係者の方々でかなりの賑わいを見せていた。

110その50年の招聘の歴史に照らし合わせ、新聞を使って当時ナニが世の中で起こっていたのかを掲示していたのも面白かった。
 
ウドーさんの設立は1967年。
いつかやった「三億円事件」は1968年、アポロ11号の月面着陸は1969年。
私は小学校2、3年生だったけど、とにかく両方ともエライ騒ぎだったのを覚えている。
今では「あの月面着陸の映像はキューブリックが撮った」なんて話の方がゼンゼン興味があるけどね。アレは絶対にキューブリックだよ。

120年毎にウドーさんが招聘したアーティトのチラシやプログラムでクロニクルが綴られる。
130ボードの下部には、誰が、いつ、どこでコンサートを開催したかという詳しい情報が表示されている。
コレは貴重な情報だからして、後の調べごとに使えるように全部写真を撮ってきた。

140設立して間もない頃はサッチモや… 

150サラ等のジャズ・ミュージシャンを呼んでいたのね。
Quincy Jonesと組んだSarahの『You're Mine You』は1962年のアルバム。
ゴージャスなQuincyのオーケストレーションとまだ若き日のSarahの図太い声が絡んだ佳作ですよ…あ、そんなことはどうでもいい。
隣りはGlen Campbellですな?
この人、カントリーの歌手や俳優でよく知られているけど、アホほどギターがウマくて、Ovationからシグネチャー・モデルが出てたんだよね。

1601972年にもなると堰を切ったようにロックのビッグ・ネームが押し寄せて来る。
ロックの一番ヨカッタ時代。
私ももう10年、イヤ、5年でいいや、早く生まれていたらナァ…と今でも思わされるのがこのあたりの来日ミュージシャン。
全部ウドーさんが呼んでくれていたんだね。
 
後楽園球場のEmerson, Lake & Palmer。
ELPは2010年にロンドンで観る機会があって本当に救われた。
160v_21972年のTen Years Afterはprocol Harumとのダブル・ヘッドライナーだったんだね。
当時は「ツーマン」なんてみっともない言葉は当然使われていなかった。
この次に来日した時のことだと思うんだけど、Alvin Leeに向かって紙テープがわりにトイレットペーパーを投げつけた客がいたという記事を読んだ記憶がある。
そんなことをしては絶対にイケません。
Alvin Leeも死んじゃったもんな~。
まだ始まったばかりだけど、この2バンドのメンバー合計4人のウチ3人がもうこの世にいないんだからイヤになっちゃう。

165v_21972年のLed Zeppelin。

170v_22回目の来日だね。
大阪のフェスティバルホールのS席で2,600円だって。

180v_2観ることができず、私の人生の中で最も悔しい思いをしているのがコレ。
Jethro Tull初来日時の新宿厚生年金。
まだ、私は小学校4年生だったからね~、行かないわナァ。
岡井大二さんをはじめ、このコンサートを観た人は口をそろえて「本当に素晴らしかった」とおっしゃる。
『Thick as a Brick』を出したところで、Tullの一番いい時だもんな~。
後年、渋谷公会堂で『Aqualung』を全曲演奏するコンサートを観たけど、ま、それはそれでいいんだけど、やっぱり若くてピチピチしたIan Andersonを観てみたかった!
そういえば、会場で小川銀次さんにバッタリお会いしたんだっけ。
もう渋谷公会堂もなければ銀次さんも天国へ行ってしまった。

150v_2河合楽器の軽井沢の保養所に押し入った過激派が警察と銃撃戦を交えた「あさま山荘事件」は1972年2月のこと。
私はまだ小学校3年生だったかな?
父がテレビにかじりついて観ていた記憶がある。
その後、「総括」という言葉と共に、世にも凄惨な連合赤軍のリンチ事件が明るみに出てみんなビックリした。
私は高校の時…だから、この事件の7年後ぐらいか…頭脳警察の音楽を聴いて、当時の学生運動に興味を持った。
イヤ、「興味を持った」と言っても「思想がどうの」じゃありませんよ。アリャ難しくてナニを言っているんだか今でもサッパリわからん。
どうして、同世代の若者がそういうことをやったのか…ということがすごく不思議になって、角間隆の『赤い雪』だとか高木彬光の『神曲地獄篇』なんてのを読んだりした…とにかく「時代」ということなんでしょうナァ。
私は、学生運動盛んなりし頃にキャンパス内で殺人事件が発生した「某治大学」へ通っていたんだけど、まだあの独特な文字で書かれた檄文のパネルがそこら中に掲げられていた。

3001973~74年にかけてもタメ息が出るようなラインナップ。

190Three Dog Nightに夢中になったことは一度もないけど、今こそ観てみたい。

200v_2Mahavishunu Orchestraもウドーさんが呼んでいたのか…。
1973年は『Birds of Fire』をリリースした年。
McLaughlinはMarshallで演ったのかな?
ちなみに「マクラフリン」と呼んでいるけど、英語圏では「マクラッグリン」のように発音します。

210v_2「Mountainを観た」という人に不思議と会ったことないな。
コレは再結成のMountainだね。

230v_21974年のレジは2回目の来日。
前年に『Goodbye Yellow Brick Road』を出したところに『Caribou』のレパートリーが混ざったショウだったのかしら?
いずれにしてもElton Johnも才気が溢れる一番いい時でしょ。
でも、私もイギリスでDavey JohnstonやNigel OlssonにTwo Cellosが加わったコンサートを観たけんね。
ナニせ1曲目が「Funeral for a Friend/Love Lies Bleeding」だったもんでナミダが出たわ。

240コレも「観た」っていう人に会ったことがない。
来日メンバーのギターがBill Connorsのところを見ると、『Hymn of the Seventh Galaxy』の曲をタップリ演ったんだろうな~。
いいな~。
ジャズ評論家の故中山康樹さんが「最近はChick Coreaの劣化が問題になっている」みたいなことを書いた文章があったが、この頃のChickはスゴかっただろうね。
うやりたい放題やった結果が最もクリエイティブだった時期だからね。

250vロンドンでは軽くEarl's Courtを2万人でイッパイにするSladeも日本では厚生年金とサンプラか…。
Noddy Holderの声ってのもホンモノで一度聴いてみたかった。

260vアラ、Tullって1973年に引退表明をしたのか…知らなかった。
「日本のために」甦って来日したのがこの1974年の公演だったようだ。
「引退」もウソだったんじゃないの?
それにダマされる方が「Thick as a brick」ということだった…とか?

270v「ギッタ~」なんて、このコンサートは楽しかったんだろね~。
メンバーの皆さん、飲む酒の量が尋常ではなかったとか。
私はヘソ曲がりなもんだから、例によって人気者のRodを好きになったことがないんだけど、The Facesあたり、今聴くと問答無用でカッコいいわな。Steampacketもいい。280v1975年。
まだまだロックが「ロック、ロック」していた時代だよ。

2901975年のFocusの2度目の来日の大阪公演の宣材物。
この頃ってミュージックライフ誌のリーダーズ・ポールでFocusってベスト10圏内にいたんだよね。
1位がELPだったりする頃。
いい時代だ。
Focusはベルギーのジャズ・ギタリストPhilp CatherineやJourneyのSteve Smithをメンバーに加えて来日したこともあるハズ。
だからこの頃3回来日したのか…。
Focusも8年前にロンドンで観た。タイスしかいなかった。
Janとはフランクフルトで写真を一緒に撮らせてもらって今も大切に保管してあるよ。
ちなみに…Jan Akkermanは向こうの人は「ジャナッカーマン」みたいに発音します。

310vGrand Funk Railroadの2回目の来日公演。
前座がカルメン・マキ&OZだって!

330vそうか、コレもウドーさんだったんだ。
スゴイよな~、大二さん、コレに出てるんだもんな~。
Jeff Beck Group、New York Dolls、Phelix Pappalardi、内田裕也クリエイション、四人囃子、マキOZが出て2,800円!

340vStatus Quoの初来日。
Quoは今でもイギリスではドーム級の人気だからね。
死ぬまでに一度観てみたいバンドだ…♪ザッカザッカって。

360v1975年にはPFMも来日して4公演を開催した。
『Chocolate Kings』の頃だね。

370vWishbone Ashの初来日。
当時「世界で一番美しい音を出すロック・バンド」なんて言われていたんだよね。
Ashはこの翌年にも来日している。

380vそうか…Bad Companyの来日公演は武道館で1回だけだったのか…。
アルバムを1枚だけしかリリースしていなかったにもかかわらず、武道館は満員になったそう。
やはり「Freeの再来」という期待が大きかったのだそうだ。
しかし1時間ぐらいしか演らなかったんだって。
390v1975年は3度目の来日。
MKIII?
昔のDeep Purpleって2回しか来日していないのかと思ってた。
…思ったら友人から助け船。
Tommy BolinのMK IVだよね。
酔っ払って腕を下にして寝てしまいギターが弾けなくなってしまったとかいう。
あのライブ盤って聴いたことは聴いたけど、何も覚えていないな。
でも『Come Taste the Band』はライザ・ミネリもビックリのすごくいいアルバムだよね。

400vQuoがまた来たよ~!75、76年と連チャンだったんだ。

410vハイ~、待ってました!
ようやく来ました、私の時代が!
コレが生まれて初めて言った外タレのコンサ―ト!
コンサートで日本武道館へ行ったのは「ケロヨン」以来だぜ!
前座は安全バンド。
もう、とにかく音がデカいのにビックリしたよ。
それまで人生であれほどデカい音って聞いたことがなかったんじゃないかな?
それが今ではMarshallの仕事をしているんだもんな~。

420v会場では「あ、コレ行った!」、「コレも行った!」、「なつかしいな~!」なんて声がアチコチ飛び交っている。
ま、私もその内の1人なんだけど。
Rainbowを皮切りにAerosmith、KISSと行ったよ。
武道館のテッペンから見下ろすSteven Tylerは小豆より小さかった。
私はKISSに夢中になったことは一度もなくて、その証拠にウチのレコード&CD棚にはKISSのアルバムが1枚もないどころか、1回も入ったことがない。
要するに、KISSのレコードやCDを人生で買ったことが一度もないのだ。
キライなワケではないんですよ。
でもね、この初来日のコンサートは本当に素晴らしかったし、美しかったし、何より楽しかった。
前座で登場したBOW WOWの恭司さんがまた最高にカッコよかった。
このコンサート・プログラムも現場では「ウワ!高い!」と思っちゃうけど、買っておいてヨカッタと思っている。
私はウエストエンドやブロードウェイでミュージカルなんかを観ると、例え高価でも必ずプログラムを買うようにしている。
その始まりはこのRainbowだったのです。

425ロッキードね~。
コレ当時はよくわからなかったけど、前の総理大臣が逮捕されたんだからスゴイ…と言いたいところだけど、今だったらナニが起こってもそうおかしくない世の中になっちゃったところがコワイわ。
下の新聞。
そういえば毎週金曜日の夕刊にはこうして翌日から封切られる映画の広告がドカドカ出てたよね。
コレは忘れていた。なつかしいな~。

430vRobin Trowerは行っておけばヨカッタと後悔しているコンサートのひとつ。
Robinは今でも熱心なMarshallプレイヤーで、15年以上前にMarshallに頼んでこっちのイベントに呼ぼうとしたことがあった。
ギャラが折り合わず諦めたが、その時のMarshallから寄せられた代案はMick TaylorとAlvin Leeだった。
実現はしなかったけどね。

435v私、もしかしたらFrank Zappaの次に好きなロック系のアーティストって10ccかも知れないんだけど(ただし『Deceptive Bends』まで)、コレ行ってないんだよね。
コレは15ccになってからの初来日。
そして、この何年後かにも来日が決まって、それは中野サンプラザの前から2列目の席をゲットした。
ところが、直前になってEric Stewartが事故を起こして急遽来日は中止!そ、そんな~!
それから何年経ったかな…最近だよ?
今はなき原宿のアストロホールでとうとう10ccを観た。
Graham GouldmanにRick FennとPaul Bergessがいたから7.5ccか?
メチャクチャ楽しかったな。
後にも先にも全演奏曲目を完全に知り尽くしていたコンサートってこの10ccとZappa Plays Zappaぐらいだよ。

440v1977年はこんなのにも行った。
Santanaは『Moonflower』のレコ発ツアー。
この時のドラムスはGino VannelliのところにいたGraham Learで、ドラム・ソロが途轍もなくスゴかった。
私が人生で観てきたドラム・ソロのベスト3に入る。他は順不同でJack DeJohnetteとUKで来日した時のTerry Bozzio。
Ian Gillan Bandはナンで行ったんだろうね?
とにかく「My Woman from Tokyo」を演ったことしか覚えていない。
このバンドはスター・ギタリストがいればもっと人気が出ていたと思うんだよね。
Ray Fenwickったってね~。
もったいないバンドだった。
だって、今聴くと滅法カッコいいんだもん!

445プログラムの中に挟んであった会場でもらったチラシ。
こういうのこそもっと保管しておけばヨカッタよ。
スコーピオンズね。
「マイケル・シェンカーがやって来る!」って書いてあるんだけど…スッカリやって来なかった。
憂歌団…「生聞」ですよ。コレ観たかったな。
アータ、前売り1,200円だって!

446<下巻>につづく
 
(一部敬称略 2019年3月7日 有楽町丸井8階特設会場にて撮影)

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2019年3月 5日 (火)

Kelly SIMONZ Plays STUDIO VINTAGE for YJM

 
今日はKelly SIMONZの話題。

10全国のケリー・ファンの皆さんは5月が来るのを猛烈に楽しみされていることと思う。
『トリロジー完全再現ライブジャパンツアー』と題して、Yngwie Malmsteenの名作『Trilogy』のシンガー、Mark Boalsを引っ張り出してアルバムを再現しちゃうからだ。

20v 『Trilogy』か…私はこのアルバムにはチョットした思い出がありましてね。
「内容がない」思い出なんだけど、それだけに覚えていたりしちゃう。
リリースが1986年でしょ。
私はもう就職していて富山に赴任していた時分で、東京に帰って来た時に今の家内が「ギターをやっている職場のお友達の彼氏がアナタに聴いて欲しいんですって」と、カセットテープだかMDを渡してくれた。
その中にこのアルバムが入っていたのです。
私はもうその5年前以上前からジャズ一辺倒だったけど、「イングヴェイ・マルムスティーン」の名前は知っていたし、「速弾きのスゴイ人」という情報も持っていた。
でもチャンと音源を聴いたのはこの時が初めてだった。
その頃はまだ私も一生懸命ギターをやっていたので、すぐ思ったね…「ああ、ジャズに転向しておいてヨカッタ。今のロックの人はコレをやらなければならないんだから大変だナァ~」って。
それが今ではMarshallを通じて何度もご本人とご一緒させて頂いたりして…こんなこと想像したこともなかった。
しかし、ナンですな…曲のせいか今聴くと大分アッサリしていますナァ。とてもいい感じ。
収録曲のタイトルを見ると「Crying」だの「Fury」だの、ニヤっとさせられちゃう。
5月、楽しみだね。こんな声を間近で聴けるなんて。
ケリーさんのギターもさぞかし燃え上がることだろう。

25cd そして、今日の本題。
それに先立って、YOUNG GUITARが3月29日にニュー・アルバムをリリースするイングヴェイの特集を組んだ。
そして、イングヴェイ奏法をケリーさんが動画で解説しているのだ。

30bk 過日、その撮影現場にお邪魔して来た。

40出演はKelly SIMONZとMarshall他機材。

0r4a0048 せっかくだから…ということで今回はケリーさんに新発売のSTUDIOシリーズからVINTAGEのコンボ、SV20Cを中心に弾いて頂いた。

60コレがSTUDIO VINTAGEシリーズね。

70動画の撮影はお手のモノのケリーさん。
余裕の表情!

90内容は、イングヴェイ式ピックの持ち方からピッキングのスタイルまで、ケリーさんのイングヴェイ研究の成果を惜しげもなく披露してくれた。

100トークのパートはシャッター音が入ってしまうので写真が撮れないのだが、もちろんトークもバッチリ。
ほとんどワンテイクでスイスイ。
慣れてるな~。

110せっかくなのでSTUDIO CLASSICのコンボ、SC20Cも弾いてもらうことにした。

130アレ~、コレすごいな。

140すごくナチュラルなサウンド。
本当に2203が20Wになってコンボに詰まっています…みたいな。
当たり前なんだけど、モデルとしての意義が完全に確立されているとでも言えばいいのかしらん?

150ケリーさんも弾いていてとても気持ちよさそうだ。

160「こんなのを待っていたゼ!」と、おかげさまで大評判のSTUDIOシリーズ。
出力は20W/5Wだけど、音デカいです。
「音がデカすぎて使えな~い!」なんて言わないで。
気にしない、気にしない…ロック演るんだから、デカい音でやりなさいよ!
土台蚊の鳴くような音でいい音なんか出やせんて。
ピート・タウンゼンドが泣いてるぞ!
新色かって?ん~ん、Jubileeのシルバー・カラー。
実際、名前はSTUDIOなのに、皆さん「LIVEで使いたい!」とおっしゃてる。
じゃ、名前は「LIVEシリーズ」の方がヨカッタんじゃないの?と、私が言ったことは謙さんとMarshallにはナイショだよ。
ハイ、ハズキルーペのCM大好きなんです。

810 ちなみにケリーさんはSV20Cの4つのインプットのうち、Hiの2をお使いになりました。
リンクはなし。
1959同様、Hi 1よりボトムがリッチだけど、ハイが実にちょうどいい感じだった。
もうひとつちなみに…「1959」というのは「100W、マスターボリュームなし、4インプット」の3つの条件を満たしているモデルを指します。
この3つが備わっていれば赤かろうと、三角だろうと、基本的には「1959」になるワケ。
2159という「1959のコンボ」っていうのもあったのよ。
 
このあたりのことを詳しく知りたい方はコチラをどうぞ⇒フィル・ウェルズ・インタビュー~その3

0r4a0143ケリーさんが出ているYOUNG GUITAR最新号は3月10日発売。

30bkKelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website

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(一部敬称略)

2019年2月28日 (木)

【訃報】倉田冬樹さんのこと


昨日の朝、当日掲載するMarshall Blogの原稿の推敲をしている時に鳴った電話の声の主は山口PON昌人さんだった。
「ど~も~、PONで~す」
という第一声に変わりはないが、いつもに比べてずいぶんと大人しい。
そして、次にPONさんが口にした言葉でナニが起こったのかがすぐにわかった。
「良くない報せなんですよ」
ちょうど1年前、BLIND BIRDの直志さんが急逝した時と同じだった。
「倉田冬樹が亡くなりました」
 
予てから療養中ということは存じ上げていたがあまりにも突然の訃報に絶句した。
チョット前に写真のことで病床からメールが送られて来たばかりだったのに…。
2月21日にお亡くなりになったと聞いた。
まだ52歳だったそうだ。
 
私はこんな年齢なので、FEEL SO BADといえば上の子が幼い時に夢中になって見ていた「『地獄先生ぬ~べ~』の主題歌のバンド」ということぐらいしか知らなかった。
上の子は当時ピアノをやっていて、頼まれて「バリバリ最強No.1」の譜面起こしをやったこともあった。
ギタリストの三宅庸介さん→ドラマーの金光健司さんというルートでPONさんとお近づきになった時は、その人が「バリバリ」のドラマーであることすら知らなかった。
やがてFEEL SO BADが再結成し、新しくレーベルを立ち上げ、『FSB TURBO DREAMS NIGHT』というイベント・タイトルでそのお披露目をしたのが2016年の12月16日のこと。

10この時初めてFEEL SO BADのステージを拝見した。

25 当然のことながら使用するJVM410Hのことで冬樹さんとはそれ以前にお会いして何度かやり取りはしていたが生演奏はこの時が初めてだった。

40「バリバリ」しか知らなかった私には、披露する再結成後の曲がどれもも存外に楽しく、ARESZと出会うキッカケともなったこのイベントの収穫は大きかった。

30その後、お互いを知るために交わした冬樹さんとの音楽に関するメールは楽しかったな。
ロックのことよりもストラヴィンスキー等の近代クラシックの話題で盛り上がった。

50vコレは2017年3月17日に開催されただりあさんのソロ・プロジェクトのライブに冬樹さんがゲスト出演した時のようす。
70vARESZとFEEL SO BADのベースの翔己くんとドラムスと硬派なインスト曲を元気に演奏して見せてくれた。

60翌年の7月には『美女と金髪と野獣』にも出演。

80冬樹さんと楽屋でモデリング・アンプの是非や功罪についておしゃべりをしたことを覚えている。

90vこのイベントは主催がTSPとD_Driveなので、仲の良いミュージシャンが集った格好になり、とても楽しかった。

100その6日後の2017年7月7日にはFEEl SO BAD主催のイベントが吉祥寺で開催された。

110ARESZやNAKED MACHINEを伴った『LIVE PENTAGON』と銘打ったレコ発ライブ。

120vレコ発ライブではあったんだけど、アルバムにしゅうろくされていない昔の曲も演奏して大層盛り上がった!

130そして、2017年10年21日。
FEEL SO BADの25周年イヤーのキックオフのイベント。

140私にはコレが最後のFEEL SO BADであり、冬樹さんだった。
ライブ以外にも、落花生をお土産にMarshallの事務所にお越し頂いたことも何度かあったが、ライブは後にも先にもコレだけ。

150v冬樹さんが私のために作ってくれた「FSB CREW」のネーム・タグは一生の宝物だ。
ご丁寧に私の生年を会員番号に刻んでくれた。

160こうして思い返して見ると、冬樹さんには10回もお会いしていないのかも知れない。
冒頭に書いたように、失礼ながら私は昔のFEEL SO BADを今でもほとんど知らないが、この事務所に来る私よりひと回り以上若い子たちはよく「FEEL SO BADに大きな影響を受けた」ということを口にする。
冬樹さんはお会いするたびに音楽や楽器のことを語ってくれた「音楽の熱血漢」だった。
そして、言葉の端々に「人のやらないことをしたい」という強い独創精神が感じられた。
そのウチに来る若い子たちは、FEEL SO BADのそういうところに惹かれたのだろうと思う。
日本のロック界はまたひとつ強力なオリジナリティを失ったのだ。
 
冬樹さん、Marahallを弾いてくれてありがとうございました。
どうぞ安らかにお眠りください。

170v
<Marshall BlogのFEEL SO BAD>
◎2016年12月16日
I FEEL SO GOOD!~FEEL SO BADのレーベル発足! <前編>
I FEEL SO GOOD!~FEEL SO BADのレーベル発足! <後編>
 
◎2017年3月17日
LIVE SHOWCASE 3・2・1 GO!~川島だりあバンドの巻
 
◎2017年7月1日
美女と金髪と野獣 2017 <前編>~FEEL SO BADとD_Drive
 
◎2017年7月7日
FSB presents "LIVE PENTAGON vol.01 ~TOKYO~" <後編> : FEEL SO BAD
 
◎2017年10月21日
FEEL SO BAD~25th Anniversary Kickoff Party
 

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2019年2月21日 (木)

アゴが落ちるぞ、D_Drive!

 
食べ物や言葉は違っても、そこは同じ人間だからしてモノの捉え方が共通しているのがオモシロイ。
例えばアンプなんかの底面についている、私たちが「足」と呼んでいるゴムやプラスチックでできたパーツね…アレ英語で「feet」って言うのね。つまり「足」。
また、ラック式アンプでラックに取り付けるための出っ張りがあるでしょ?普通我々は「耳」って呼んでいるけど、アレは英語でも「ear」っていうの。つまり「耳」。
この手のモノで驚いたのは、下の写真みたいなヤツ。
我々はこういう独立してナニかがひとカタマリに集まっている状態のモノを指して「島」って言うでしょ?
コレ、英語でも「island」って言うんですよ。
だからこのポールが写っているVintage Modernの展示のコーナーを「Vintage Modern island」って呼ぶワケ。
海外で生活したことがない私はこうしてひとつひとつ体験しながら英語を勉強しているのです。
だって、「足」も「耳」も「島」も『出る単』に出て来ないもんね。
だから学習に膨大な時間がかかりますな。

280 そこで、今日の記事のタイトル。
コレを見てニヤリとする人は、エンタテインメント英語によく接している人。
「アゴが落ちる」を英語で言うと「jaw-dropping」。
メチャクチャ驚くと、我々は上品に「開いた口がふさがらない」と言うけど、英語ではダイナミックに「アゴが落っこちゃう」と言う。
アングリ…ってヤツね。
コレは「島=island」みたいに双方向ではないけれど、イメージは十分に伝わる。
チョット脱線で…しからば美味しものを食べた時の「ほっぺが落ちる」というのを英語でどう言うのがふさわしいか…。
残念ながら「cheek-dropping」ではなくて、「mouth watering」…つまり「ヨダレが止まらい」になるそうだ。
今日は「jaw-dropping」な演奏が「mouth watering」なD_Driveのその後の話題。

10r4a0033 2月3日の夜、Marshall ROCORDSとの契約を発表した直後にMETALTALKというイギリスのウエブ・マガジンにそのことが掲載されたことは既に報告した。
コレがさ~、大変だったんだよね~、D_Driveぅ!
今だから言うけど、情報解禁より先に下の記事が出てしまって上へ下への大騒ぎ。
その騒ぎたるや、新しい元号「光文」を東京日日新聞(今の毎日新聞)にスッパ抜かれてしまったので急遽予定を変えて「昭和」にした…どころじゃない。
危うく「D_Drive」というバンド名を変えて「Go_Picnic」かなんかにしなきゃ収まらないところだった!
朝5時すぎに東京に向かう車の中のYukiちゃんから「シゲさん!エライことになってますがな!」という電話をもらって、眠い目をこすりながら何度もイギリスとメールのやりとりをし続けて、どうにか引っ込めてもらった。
だから記事の日付が「2月1日」になってるでしょ?
情報の解禁に関しては、私自らが厳しい箝口令(かんこうれい)を敷いていただけに示しがつかないからね。
その記事はコチラ⇒METALTALK

1mtl  
そんな甲斐もあってか、正式に発表した後にはD_DriveとMarshall RECORDSの契約の情報がアッという間に広がり、注目を浴びてひと安心。
しかし、今の世の中、恐ろしいもんだね。
2月3日の午前11時(現地時間=グリニッジ標準時)までは、おそらくは誰もその名を知らなかったであろう、日本のインスト・ロック・バンド「D_Drive」のSeiji、Yuki、Toshi、Chiiko名前が瞬時にして地球の裏側に人たちに広まってしまうんだから…。
やはり、「日本のバンドが海外に行って演奏する」というのではなく、イギリスの音楽ファンで知らぬ者はまずいない「Marshall」の名を冠したレコード・レーベルが日本の名も知らぬバンドと正式に契約をした…ということは最大級のインパクトであったようだ。

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10r4a0331_1

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1s41a0107_1そしてまた今回、イギリスの総合音楽系ウェブマガジン「DISTROLUTION」で取り上げて頂いた。
 
記事はコチラ⇒DISTROLUTION
 
上の「METALTALK」もそうなんだけど、実はコレらの記事にはD_Driveが世界デビューしたことが報道されているということの他にも大きな個人的な喜びが含まれていましてね…それが今日のオープニング・トークの英語の学習の話題につながって来る。
というのは、記事内のD_Driveのプロフィール関連の英文は私が書いたものをそのまま使ってくれているの。
特にうれしかったのが、その「jaw-dropping guitar」や「fireball rhythm section(火の玉のようなリズム隊)」というチョット変わった英語表現。
「jaw-dropping」というのは輸入教則ビデオの仕事をしていた時に覚えた表現。
「fireball」はDeep Purpleではなくて、Jerry Lee Lewisから。

1dst「DISTROLUTION」の方にはMarshall RECORDSのプロデューサー、スティーブ・タネットのインタビューが掲載されている。
こんな感じ…
「Marshall RECORDSは常に'卓越'と'音楽的才能'を探しています。その点、日本で最も爆発的なインストゥルメンタル・バンドとされるD_Driveは完璧なクォリティを実現しているんです」
なるほど…。
そしてタネさんのインタビューに続いてSeijiさんへのインタビューも掲載されている。
もちろん英語。
どんなことを言っているのかと言うと…
「Marshall RECORDSと契約できてメッチャうれしいです。そして、我々の音楽が海外の人たちに認められたことを大変うれしく思います。私たちの音楽はインストルメンタルですので言葉の壁がありません。世界中の音楽好きを我々の『ドライビング・ロック』でノックアウトします!」
Seijiさんもイギリス英語をしゃべらせたら「Blimey!」とか「Lovely!」とかバッチリなんだけど、コレは一応私が英訳させて頂いた。
そして、jaw-droppingだったのは、私が書いた英文は原文のままでほぼ訂正なし。
またまたうれしかった。
「出る単」の一番最初に出ている「intellect」すら知らなかった「英語オンチ」がコツコツと独学で勉強して書いたそのままの英文を本場の人たちが読んでくれているんだもの。
まさに自分も世界デビューした感じですよ。

10r4a0027と、私のことなんかどうでもいいんだけど、英語といえばYukiちゃん。
もうご覧になった方も多いと思うけど、その2月3日に契約を発表した時の動画をもう一度ココに掲載しておこう。
長年海外に住んでいた英語の達人がこのビデオを見て「アラ~、この子英語上手ね~」と感心していた…と聞いた。

そして、来る6月1日に開催される「Marshall LIVE」の告知ビデオも。
コチラはSeijiさんのセリフも素晴らしい!

コレらだけじゃござんせんよ。
Marshall RECORDSのオフィシャル・ウェブサイトにも…

Logo「Introducing D_Drive」として契約のニュースが掲載されている。
 
コチラ⇒Marshall RECORDS Official Website/NEWS

1mar1ARTISTSのページにも他のイギリスのバンドに混ざってD_Driveが!
何せイギリス以外では初めての海外アーティストだからね。
 
コチラ⇒Marshall RECORDS Official Website/ARTISTS

1mar4

さらに今度はドイツでも!
読めないけどリンクしておくね…コチラ

1ger 以前は、いつも忙しそうにしているレコード会社の人を見ていて「ナニがそんなに忙しいんだろう?」なんて思ったこともあったけど…とにかくやらなきゃならないことが山積みで忙しいわ!
「アーティストひとり世に出す」というのがこんなに大変なこととは知らなんだ。
10r4a9625でも、アゴが落ちるような活躍を期待しつつ、矢吹丈を見つけた丹下段平にでもなったつもりで私も世界の裏方でガンバります。
次はMarshall LIVEとCDのリリース。
現在、契約の都合でインターネットでD_Driveの音源が聴けなくなっているけどCDのリリースまでもうチョット待っててね!

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2019年2月15日 (金)

【号外的に】D_Driveからのお知らせ…というか、マーレコからのお知らせ

 
Marshall RECORDSと契約を果たしたD_Drive。

10r4a3540 2月3日の夜8時にそのニュースを流した(もうこの瞬間までの2日間はハラホロヒレハラだったのよ!)途端、D_Driveサイドに「どこでD_Driveの音楽が聴けるのか?」という問い合わせが殺到し、その後も「聴かせろ~、聴かせろ~!」とパニック状態に陥っていると聞いた。
ま、さすがにそこまで言うと「オーバー」のそしりは免れないけど、でも、世界中からかなりの反響があって今日まで続いているそうだ。
Yukiちゃんも英語の練習の甲斐があったというモノです。
で、そんなD_Driveの音源を聴きたい方々にはご迷惑をおかけしてしまっているんだけど、レーベルとの契約の関係で今一時的にインターネットでは聴けなくなっているのね。
そんな状況を鑑み、Marshall RECORDSのプロデューサーからこんなメッセージが届いた。


そうなのです。
タネさんが「もうすぐ!」って言っているのは、今現在D_DriveはMarshall RECORDSからのデビュー・アルバムを制作中ということなのです。
あ~、どんなんか言いたいな~、ダメよダメダメ!
Yukiちゃんもビデオの中で言っているように、近いうちにスゴイ一撃をカマしますので少しの間待っててくださいね~!
お小遣い貯めておいてね~!
ラブリッ!

2019年2月12日 (火)

D_Driveからの重大発表! その2

 
9日前にMarshall RECORDSと契約したことを発表したD_Driveからもうイッチョ重大なお知らせ…。
今日もツベコベ言うのは後にして、まずはコレをご覧くだされ。

もうひとつ、こっちは英語版。
D_Driveには海外のファンもたくさんいるからね。
Yukiちゃんだけでなく、Seijiさんの流暢な英語にご注目!

…ということで、6月1日に開催されるMarshall LIVEにD_Driveがお呼ばれしちゃったのです!
ブライミ~!
ああ、本当に世界に行っちゃうのね…D_Drive。
さようなら…チガウチガウ!
とにかく、おめでとう!

1d_drive_social_image さて、気になるのはYukiちゃんがビデオの中で言っていた、Marshall LIVEの会場となるMarshall ARENA。

90s以前にMarshall Blogでゴチャゴチャと説明したことがあったけど、もう1回おさらいしておこう。
まずはMarshallのビデオから…。


Marahall ARENAがあるStadium MKの紹介ビデオもなかなかにスゴイ…大ゲサで!
ビデオの中にある「Arena MK」というのがMarshall ARENAのこと。
あのね~、この辺りってMarshallの工場から歩いて10分ぐらいのロケーションなんだけど、15年ぐらい前まではホントに何もなかったんよ。
昔からあった古いサッカー場がポコンとあるだけで、後はただの野ッパラだった。

ん~、「ロンドンから電車で30分」にはムリがあるような気もするが…。
コレが外観。

20_2車の展示会から国際レベルのスポーツの試合等、色々な用途に供されるアリーナ。
コンサートとなるとこんな感じになるようだ。
50_2このステージにD_Driveの4人が立つことになるのだ。
キャパは4,000人。

40_2ステージから客席を見るとこんな感じ。
60_2お客さんが入っていないとこんな感じ。
やっぱ広いわ~。

70_3こんな感じでチョット大掛かりな「居酒屋でぃ~どらいぶ」もできる。
コレはダーツの選手権のようす。
クリケットは当然のこととして、イギリスではテレビでダーツや「スヌーカー」と呼ばれるビリヤードにアニキみたいなゲームの試合を中継するからね。
こんなに遠くからダーツなんか見てておもしろいのかね?
長くて寒いイギリスの冬を少しでも楽しく過ごそうと、読書の他にこういう屋内ゲームが発達したんだろうね。

Darts ロビーはこんな感じらしい…って、オイちょっと、待てよ!
コレ、東京キネマ倶楽部のマネッコじゃねーか!
BETVICTORというのはイギリスの大手ブックメーカー。
ブックメーカーというのは、「賭け屋」のこと。
BETVICTORは私営なので、日本風に言うと仕組みとしては「ノミ屋」ということになろうか?
Ladbrokesなんてブックメーカーはロンドンを歩いてるとそこら中で見かける。
中に入るとよく犬のレースの中継をやってるよね。
ロイヤル・ファミリーの赤ちゃんの名前までを対象にしちゃう賭け事好きのイギリスだけど、戦争だけは賭けの対象にはしないルールになっているそうだ。
不謹慎だからか?それとも常勝国ゆえ賭けが成り立たないのか?…さすがにそれはないか。

80_4それでは、6月1日に開催される新しい1日限りのフェスティバル、Marshall Liveでお会いしましょう。Marshall.comでフル・ラインナップをチェックしてチケットをゲットしてね!
 
チケットはコチラ⇒Marshall本国ウェブサイト内Marshall Live特設ページ10_2

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2019年2月11日 (月)

マーシャル現場主義。

 
明後日、2月13日発売のギターマガジン3月号。
『マーシャル現場主義。』と題してついにMarshall特集がやって来た!
表紙はCream時代のEric Clapton。
1959とSuper TREMOLOを背にレスポールを弾く有名な写真。

10r4a0397 「歴史的なお勉強はほどほどに…」
そう!もうそれでいいの。
時代は変わったのだ。若い人は歴史などに興味なないのよ。
いいの、いいの。
Marshallが音楽の現場で愛され続けてくれれば、それでいいのだ!

20でもやっぱり欠かせないのは「Marshallの歴史」を作ったレジェンドたち。

30商品の時系列に沿ってレジェンドたちがシッカリ紹介されている。

40そして、Marshallで音楽を作っている皆さんのインタビューや音作りのお話。
もちろん高崎さんもガッツリご登場して頂いている。

50Marshall BlogではもうすぐLOUDNESS特集をやるからね!
もうチョット待ってて!

51先日のNAMMで発表されたSTUDIOシリーズの生ちゃんによる試奏も掲載。

55おかげさまでメッチャ前評判がよいSTUDIOシリーズ。
イギリス製とあって皆さん、お値段をずいぶん気にしているようだけど…誌面にはお値段も載ってるよ。

56「新提案!家マーシャル」と題した小型コンボを紹介したページもあるよ。
「家マーシャル」か…。
大学の時の私の「家マーシャル」なんて1959と1960AXだったからね。
部屋に入れるとMarshallってメッチャでかいんだよね。
しかし、今から50年前は「いかにデカい音を出すか」に腐心していたのに、今ではPAの発達かなんか知らんけど、「いかに小さい音で鳴らすか」みたいなことになっちゃったもんね。
でもね、どんなにスゴいPAシステムが用意されていても、ステージの中音が大きくないとサマにならない音楽ってあることを知っておいてもらいたいね。
それはやっぱりMarshallがなければ実現しなかったであろう、カッコいいギター・リフやソロを盛り込んだ黄金時代のロックのことだ。
もちろん家では「家マーシャル」でいいんですよ。
この特集を読んで家でもステージでもMarahallでギターを楽しんでくださいまし。
 
ハイ、書店へGO!…イヤ、「カートに入れる」をクリック!…か。
輸入販売元のヤマハミュージックジャパンさん、リットーミュージックさん、どうもありがとうございました。

60 はじめに「歴史はもういい」みたいなことを書いたけど、もちろん興味のある人は遠慮なくMarshallの57年をさかのぼって欲しい。
その時の手引きになるのが、他社の書籍で恐縮なんだけど、コレ…『アンプ大名鑑[Marshall編](株式会社スペースシャワーネットワーク社刊)』。

70_2 そして、もう1冊がMarshall社の創立50周年を記念して刊行されたこの『Marshall Chronicle』。
この本では、Marshallの歴史を「The History of "The Father of LOUD"」と題して私が書き下ろさせて頂いたが…メッチャ気に入っているし、自信作なの。
工場やロンドンで撮った写真を散りばめてサ…。不明なところはMarshallに連絡して教えてもらったり。
また文章がいいんだ~、我ながら「愛」を感じるね。
大変だったけど、取り組んでいてすごく楽しかった。

80_3   

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2019年2月 4日 (月)

実録!D_DriveがMarshall RECORDSと契約!


この洗いざらしでクタクタのTシャツ。
思い起こすと、このTシャツこそがD_Driveとの出会いになった。
90r4a0871コレはイギリスからホンの数枚だけ日本に送られて来たHANDWIREDシリーズのTシャツだから……2004年のことになる。
そのウチの1枚を、商品のデモンストレーションをして頂いた大阪のギタリストに差し上げた。
それからしばらくして、大阪の楽器店が主催する高校生のバンド・コンテストに私が審査員としてお呼ばれした時のことだ。
会場に着くと「審査員の先生(私のことね)はコチラの控室でしばらくお待ち頂いております」と主催のスタッフの女性が案内してくれた。
「ご親切にありがとうございます」とお礼を伝えて控室に入り、イスに腰かけて正面に座っていた人の姿を見てビックリ!
このTシャツを着ていたのだ。
上で触れた通り、このTシャツは数枚しか日本に入って来ていなかったので、私のルート以外には国内には出回っていないハズだった。
驚いた私はその人の名前を伺う前に「チョチョチョ、チョットすみません!そのTシャツ一体どうしたんですか?」と尋ねた。
早くもパチモンが出回っているのか、はたまたその人が私の知らないマーシャルの関係者かと思ったのだ。
「ハァ?…ギタリストの〇〇さんにもろたんですワ」
「〇〇さん?それ私のところから出したTシャツなんですよ!」
「あ、ホンマですか~」
このTシャツを着ていた人こそD_DriveのSeijiさんだったのだ。
イヤ、この時はまだD_Driveは結成されていなかった。
細身の〇〇さんにはサイズが大きすぎたため、Seijiさんに譲ったのだそうだ。
そうして、会話の口火が切られ、聞けばSeijiさんもギタリストでMarshallが大好きだとおっしゃってくれた…それならいい人にキマっている。
 
その後、毎年開催されるそのコンテストで数回顔を合わせているウチにとても近しくなった。
そしてある時、「こんなバンドを始めたんですわ…ディードライブっていいますねん」。
「エ?イードライブ」
「ちゃいますがな。ディードライブ!」
「あ、シードライブですか?」
「耳、悪いんとちゃいますか?シーとイーの間のディーですがな!」
「そうか、失礼しました!きードライブですね?」
「それ、ひらがなでっしゃろ!そう言われてみると、確かに’きィ’はイ段では’いィ’と’しィ’の間やナァ…」
お後がよろしいようで…。
ま、コレは冗談だけどね。
ちなみに噺家がやるこの「お後がよろしいようで…」の本当の意味を知っていますか?
コレはまた別の機会にやることにして、D_Driveの話を進めよう。
そうしてSeijiさんから頂いたアルバム『Something to Drink?』の1曲目の「Runaway Boy」を聴いてビックリ仰天!
「ナンやコレ?!…あ、関西弁がウツっちゃった。あの人、こんなことやってたの?!」
 
その後はD_Driveが東京に来る度に頻繁にライブにお邪魔させてもらうようになったんだね~。
このMarshall Blogを始めた時にも、一番最初の時から積極的に協力してくれた。
Seijiさんと出会って15年。
D_Driveが今年で結成10年。
思い返すと結構色んなことがあったし、やったな。
しかし、D_DriveとMarshallの間の10年で最大の出来事と言えば、ナントいっても昨日の夜8時に発表したMarshall RECORDSとの正式契約であろう。
ま、正直に言うと私もこんなことになるだろうなんて数年前までは想像すらしなかったし、プロジェクトが始まった時も、果たしてココまでたどり着けるかどうか半信半疑だったんですよ。
海外へ行って演奏して帰ってくるのではなく、レコード業界では新参者とはいえ、世界の音楽業界で50年以上のキャリアを持つ会社が運営するレーベルのアーティストとして世界にデビューするワケだから…。
だから今、とりあえず大きな重荷がようやくひとつ下りたような感覚でもあるです。
マーレコ・ロス?
今日はそんな契約まわりのお話を…。

05コレは契約書にサインをする時のようす。
「コレが契約書で~す!これからサインしちゃいま~す!」

10まずはリーダーのSeijiさんから。

20vSeijiさん「ただ今、サインの真っ最中で~す!」
Chiikoちゃん「シッカリやりなはれや!」

30実はこの契約の発端はナンだったかと言うと、Marshall Blogだったのです。
書いているのは私でも、Marshall BlogはMarshall社が運営しているブログだからして、イギリスでも見ている人が多く、ある時D_Driveの記事がMarshall RECORDSのプロデューサーの目に留まったのだ。
そして、彼はYouTubeでD_Driveのライブ動画をチェックしてビックリ!
「Blimey!(ブライミー!:'コイツぁ驚いた!'という意味のイギリス英語)この人たち、こんなことやってんのッ?ラブリーじゃない?」…ということで、すぐに私のところに連絡が来たワケ。
私が売り込んだワケではないのだ。
連絡を受けた私も驚いたよ~!
いつもマーブロに書いている通り、私は子供のころからレコード一本槍だったでしょ?
一生のうちで一度でいいからレコードに関する仕事がしてみたかったの。
だから、Marshall RECORDSが発足した時「自分だったら誰をプロデュースするかナァ」なんて、夢想にふけっていたのですよ。
もしそんなチャンスがあったとしたら、他のバンドがやっていないことに取り組んでいる、替えのきかないオリジナリティ豊かなバンドにするゾ!とキメていた。
そうして頭の中に思い浮かべたバンドのウチのひとつがD_Driveだった。
そしたらアータ、向こうから話が来たじゃないの!
 
ハイ、サインした?

40じゃ、次はYukiちゃん。
70v_2「今、2部目にサインしていま~す」
 
数日前の記事に記した通り、Marshall RECORDS所属のアーティストはイギリスの歌モノのバンドばかりだったので、東洋の…インストの…そしてバリバリと激しく楽器を弾きまくるD_Driveというチームが彼らには途轍もなく新鮮に映ったようだ。
とにかく欧米人は何よりもアーティストの個性を重んじるので「コレだ!」と思ったらしい。
やっぱり、プロの音楽家たるもの、人を同じことをやっていては絶対ダメなんだね。

60「コレでよし!…と」

90r4a3487 ハイ、次はToshiくん。
「オラオラ、借用書にチャッチャとサインせんかい!」…Marshallの取り立てはキツイぞ~。ウソウソ!

90大分前にレコード会社の友達から聞いた話では、日本はクラシックやジャズ、はたまたヒーリング系の音楽を除いてはインスト・バンド、つまり「歌なし」の音楽はとにかく当たらない…と相場がキマっているのだそうだ。
それを聞いて思ったのは、しからばクラシックの故郷であり、器楽演奏の長い受容史を持つヨーロッパだったらD_Driveの音楽にはどういう反応が来るのかしらん?
でもね、日本にも「歌なしポピュラー音楽」のブームってあったんだよ。
ひとつはポール・モーリア系のイージー・リスニング。
そして何と言ってもベンチャーズだよね。
コレも別のレコード会社の年配の方からお聞きした話なんだけど、当時のレコード会社ので洋楽部門で利益が出せていたバンドってベンチャーズだけだったんだって。
ビートルズですら、はじめのうちはベンチャーズの足元にも及ばなかったとか。
ちなみにストーンズは今でこそあんなだけど、日本でようやく利益が出せるようになったのはワーナーに移籍した後からで、LONDONレーベルの頃は事業的にはどうにもならなかったのだそうだ。
日本のリスナーにロックを聴く力がなかったんだよね。今またそうなっちゃったように見えるけどね。
で、ベンチャーズのブームは「エレキギターのブーム」という側面ももちろんあるけれど、間違いなくエレキギターを使った「音楽のブーム」だったんだよね。
楽器単体でブームが起こるってのはほとんどあり得ないと思う。
なぜならコンピューターがソフトなしでは動かないのと同じで、楽器には音楽が必要なの。
当時最高のソフトとそれを活かすハードがうまい具合に組み合わさったのがベンチャーズのブームだったワケですよ。
その証拠にベンチャーズのやった音楽っていまだに残ってるでしょ?「音楽」にこそ力があったのだ。
だからD_Driveには「21世紀のベンチャーズを目指せ!」って言ってるの。
器楽演奏がウマいのはよくわかったから、とにかくいい曲を作ることに情熱を傾けるべき…とSeijiさんと時折話をしているのね。
100v_2ハイ、最後の契約書にサインしてToshiくん契約完了。
Seijiさん「サインしよったで、コイツ。返済は来月の10日からやぞ!」…ウソですよ~。

105最後はChiikoちゃん。
しかし、みんなうれしそうだ。
そりゃそうだよね~、10年だもん。
その間、地球7周半ほどの距離を機材車で走り回って、800回を優に超すライブをこなして来たんだから。
こういう人たちはただ演奏してるだけじゃないからね。
自分たちで(Seijiさん)車を運転して移動して、機材を下ろして、セットして、サウンドチェックして、リハーサルして、本番やって、片づけて、次の場所に移動して…。
移動するにも晴れの日ばかりじゃないからね。
大雪で国道に2日間足止めをくらったこともあったし、避難勧告が出そうな大雨のエリアにも向かわなければならない。
ライブがない時は新しいネタを仕込んで、リハーサルをして、楽器の練習や手入れもしなければならないし、今となっては数々のSNSの更新は不可避だもんね。
しかも、D_Driveのような音楽は、「詞を書いてメロディを付けてイッチョ上がり!」なんてことが一切できないからね。
1曲作り上げるのが生半可な苦労ではない。
アマデウスじゃないんだから、人を感動させる「いいメロディ」なんてそう簡単に作れるモノじゃない…となると聴いている人を飽きさせないようにするスリリングな「仕掛け」を考えることになる。
コレがまた破天荒に大変なことなのだ。
いくら好きでやっていることとはいえ、「将来の保証が全くない」と言ってもよい労働環境下で10年の月日を費やすのは並大抵の努力と度胸がなくては乗り切れんよ。
普通、大学を卒業して就職して10年も経てば、会社の規模にもよるけど主任以上の何がしかの役職にもついて、給料もかなり上がる頃だ。
私だったらムリだわ…サラリーマンもムリだっただけど。
でも、10年ならまだ短い方かも知れない。
苦節25年なんていうバンドだっているからね。
とにかく日本は音楽の種類を問わず、音楽家が音楽で喰って行こうとする時の環境があまりにも厳しすぎるんではなかろうか?
とにかく10年諦めずによく頑張ったと思う。
若干の課外活動があったにせよ、メンバー全員が「D_Drive」という夢を追い続けて来たから続いたのだろう。
そして、その「夢」がひとつの大きな形になったのがこの瞬間だった。
結成しては1年も経たないで解散しちゃうような若いバンドはD_Driveを見習うべきだよ。

110_2Marshall RECORDSには先日紹介したようにREWSという女子ギター+女子ドラムスというデュオ・チームがすでにいて評判を呼んでいるのね。
そして、また奇しくも女子ギター&女子ドラムス!
イギリスは日本のようにガール・バンドが盛んではない。
だからD_Driveの女子チームのテクニカルな演奏にBlimey!だった…というのもお声がかかった理由のひとつだろう。
そして、Chiikoちゃんはコレにて正式にNATALエンドーサーになった。

120vコレにて4人のサインが完了。
お疲れさまでした!

130この後、私はコレらの書類をイギリスに送って、Marshall RECORDSサイドがそれにサインをして、D_Driveは正式に「Marshall RECORDSアーティスト」になった。
 
おめでとう、D_Drive!

140現在Marshall RECORDSからリリースされるファースト・アルバムを制作中。
これからD_Driveに関連する色んなニュースがジャンジャン飛び出してくることでしょう。
D_DriveメンバーのSNSやMarshall Blogをチェックしてね!
 
最後はプロデューサー気取りのオッサンと記念に1枚。
イヤ~、正直ココまで大変だったわ。
でもコレがゴールじゃない…ココからがスタートだから!
皆さん、D_Driveの応援をよろしくお願いします!
 
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEBSITE

160_2お!イギリスのメタル系ウェブ・マガジン、METALTALKで取り上げられている! 
詳しくはコチラ⇒METALTAL

9mt

200_2

2019年2月 3日 (日)

D_Driveからの重大発表!

 
2019年2月3日午後8時…とうとうこの時がやって来た~!
  
結成10周年を迎えたD_Drive…

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今日はツベコベ言いません。
とにかくコレをご覧くだされ!

そう、Yukiちゃんが発表した通り、D_Driveが…

D_drive_negaイギリスのMarshall RECORDSと契約をして世界に向けてデビューすることになったのです!9mr…というワケで、英語でもごあいさつ。

今日はもうコレだけで十分。

おめでとうD_Drive!
自慢の「Driving Rock」で世界中の音楽ファンの心を揺さぶってやれ…Marshall、NATAL、EDENと一緒にね!
何だってこうなったのかは明日のMarshall Blogをお楽しみに!

Group 

200

2019年1月25日 (金)

Marshallの新商品~NAMM2019から

 
アッソレ!♪か~もん べいべ~ あめりか~…ってか?
アナハイムは今日もいい天気だわい。

10_2今年もNAMMショウは大盛況。
初日、開場を待つ人たちでゴッタ返している。

20な~んてウッソで~す!
事務所でコレ書いてます…。
寒いね~、東京は。

30いつか書いたような気もするが、ここ数年のfacebookを見ていると「NAMMへ行って来ま~す!」とか「NAMMに来ていま~す!」という投稿がガクっと減ったような気がするんだけどどうだろう?
以前は皆さんからNAMMへ行く、もしくは行った歓喜の投稿が飛び交っていたでしょう?
なんか景気の悪さを思い知らされるような気がして少しコワイんだよね。
それとも、みんな飽きちゃったのかな?
あるいはインフルエンザで多くの人が行かれなくなっちゃったとか?
私もいつか「NAMM風邪」とかいうのに感染して、日本に帰って来てブッ倒れたことあったからナァ。
去年は「marshall.com」がスタートするということで、私も呼ばれて参加したんだよ。
それで、その時のレポートを一応読み返してみたんだけど…自分で言うのもナンだけど、Marshall Blogってスゲエな。
コレ読んでいたら、もう音楽全般やその周辺の無責任な色んな知識が飛躍的に増えるだろうにナァ…なんて思ったわ。
こんなの世界に2つとなかろうに…。
あるかナァ?…こんなヘンなブログ…と思って読んでいたのはこの去年のNAMMレポートの番外編4つ。
つれづれNAMMままに <その1>
★つれづれNAMMままに <その2>
★つれづれNAMMままに <その3>
★つれづれNAMMままに <その4>

40さて、今年のNAMMのMarshall。
去年のORIGINに引き続いて強力な新商品が発表されたわ!

月並みだけど、名付けて「STUDIO」シリーズ。
全体としてはこんな感じ。


しかし…Marshallも変わりましたナァ。
イヤ、基本はそのままに、よくぞ時代に迎合してイメージを変えて来たと思うよ。
 
今回のSTUDIOシリーズ、新しく出たのは2つのライン。
双方、イギリスはミルトン・キーンズ/ブレッチリ―の本社工場で生産している。
なんか、イギリス製って久しぶりのような感じがするな…ASTORIA以来かな?

Svsc_img_7759 ひとつはJCM800系のSTUDIO CLASSIC。
もうひとつは1959系のSTUDIO VINTAGE。
ああ、おなじみの単語が並んでいてありがたいわ。
またコレか?…ではない。
コレこそがロック・ギター・アンプのサウンドなのさ。
アナタ、世の中に1959とJCM800がなかったらどうやってロック・ギターをやるつもりなの?…というぐらいの人類になくてなならないアイテムを「Modernize」したのがSTUDIOシリーズ。
「modernize」は「現代かする」とか「最新式にする」とかいう意味の単語だけど、「時代のニーズに合わせて使いやすくした」とご理解いただければよろしいかと…。
最近、PAシステムが進化してドンドン舞台のギターアンプが小さくなってるでしょ?
それでもチャンとしたロックを知っているギタリストは、みんな1959や2203を使いたくてしょうがないんだよ。
結局みんな1959や2203が好きなのね。
それで「20Wぐらいの1959があれば大ヒットするよ!」なんて、実は先週、あるベテラン人気ギタリストとそんな話をしたばっかりだったのです。
もちろん私はこのSTUDIOシリーズのことを知っていたけどダマってた…ゴメンね。
で、今回はそのCLASSICとVINTAGEにMINI JUBILEEと呼ばれていたシリーズが戸籍を入れ替えて「STUDIO3兄弟」となった。

…ということで、しつこく写真を載せながら、ひとつずつSTUDIOシリーズの面々を紹介しましょう。

50まずは2203ベースのSTUDIO CLASIC。
コンボ、ヘッド、そして専用スピーカー・キャビネットという布陣。

60まずはコンボのSC20C。
いいね、まずこのツラがまえ。
出力はその名が示す通り20W。
もちろんフル・バルブ。
プリ菅はECC83が3本、パワー管はEL34が2本。
やっぱりこの名コンビだよね、Marshallは。もう「やすし」と「きよし」みたいなもんだ。

70ハイ、右向いて。

80次は左。

90コントロール・パネルのようす。
向かって左からPRE-AMP、VOLUME、TREBLE、MIDDLE、BASS、PRESENCE…おお、2203だ!って当たり前なんだけど。

100リアのようす。
ハーフ・オープンになっている。
スピーカーはオフセット。110スピーカー・アウトは16Ω、8Ω、4Ω。
FX LOOPとそのオン/オフ・スイッチ、DI OUTを搭載。
170スピーカーは1×10"。
CELESTIONのG12 V-type10"というヤツ。16Ωで入力は50W。
下の写真は「70W」の表記になっているけど、コレはエクステンション・キャビネットのスピーカー。まぎらわしくてゴメンナサイね。
ツラ構えを見せたかったの。

130入力はHIGHとLOWの2種類。
そう、JCM800ではINPUTという表記ではなくて「SENSITIVITY」だったよね。

140ストラップ・ハンドルもゴールドのクラシック仕様。
重量は14.55kg。

150今回も20Wと5Wの出力の切り替えが可能。
だからチャンとアンプを鳴らして宅録もできるんじゃいない?

160つづいてヘッドのSC20H。
出力や回路はSC20Cと同じ。

180ハイ、右向いて。

190今度は左。

200コントロール・パネルのようす。
当然コンボとまったく同じ。
レイアウトが逆さになっただけ。

210リアはこう。

220コチラもコンボと同じスペック。

230ヘッドも同様に出力の切り替えスイッチを搭載。

240ハンドル・ストラップもコンボと同じ。
重量は9.4kg。
どうよ。100Wの2203ヘッドは20.5kgだよ。出力は1/5だけど、重量は半分以下。

250スピーカー・アウトプットのコンフィギュレーションもコンボと同様です。

260コレさ、パネルの表記に使われている文字のフォントが2203と同じでうれしいんですけど…そう思わない?

270次はヘッドの相棒のスピーカー・キャビネット。
種類は2つ。
まずは1×12"のSC112。

280ま、当然のルックス。

290

300こちらはコンボと違って、真ん中に12"スピーカーがガツンとインストールされている。

310スピーカーは1×10"。
CELESTIONのG12 V-typeというヤツ。16Ωで入力は70W。

320もうひとつは2×12"のSC212。

321タテ長のアングルド・タイプ。

322身長は75cmだよ。
重さは22.7kg。
BMIは40.36。肥満度は4。
でもキャビネット業界では標準なのさ。

323こちらはクローズドバック。
Celestion V-Typeが2つロードされているので入力は140W、8Ω。

324STUDIO CLASSICのデモ動画はコチラ。


次はSTUDIO3兄弟の長兄、STUDIO VINTAGE。
く~、もうこのルックスだけでシアワセ。
Marshallのルックスってなんて魅力的なんだろう。
手前ミソながら、間違いなくこの世で一番カッコいいギター・アンプのデザインだと思う。330じゃ、またコンボから。
こういう記事を書いていると、だいたいこの辺で飽きて来る。
こんどはVINTAGEなのでSV20Cというのが型番。
回路は当然フル・バルブ。
プリ菅がECC83×3、パワー管はEL34×2。

340右向き。

350左向き。

355上から見るとこう。
いいね~、いいわ。

360リアはこの通り。
やはり10"スピーカーが1つオフセットでロードされている。

370スピーカーはCLASSICのコンボと同じく、CelestionのV-type10"。
写真はさっきからズッと使いまわしているので12”、70Wになっているけど、実際に搭載されているスピーカー・ユニットは10"で50W、16Ω。

380コントロールは向かって左から、LOUDNESS2/NORMAL、LOUDNESS1/HIGH TREBLE、TREBLE、MIDDLE、BASS、PRESENCEとなっている。
「NORMAL」なんて表記が付いているところが1959とチョイと違うね。385パワー・スイッチはちゃんとピン様式になっとる。
内側のスイッチは、1959ではSTAND BYだけど、STUDIO VINTAGEでは例のパワーリダクション・スイッチになっていて20W/5Wの出力の切り替えができる。

390そうか…フレット・クロスはSalt&Pepperにしたか…CLASS5と同じヤツね。
ECがよく似合うと思うんだけどORIGINで使っちゃったからナァ。
LCのも見てみたい。

400インプットは伝統の4穴。
"Lead and Bass"ということになっている。

410次にヘッドのSV20H。

420ゴールドのロゴにパイピングにビーディング。
ホントに素晴らしいデザインだ。

430ハイ、左を向いても美しい。

440コントロール・パネルのようす。

450リアはこう。

460リア・パネルの昨日はSTUDIO CLASSICと同じ。

465当然ヘッドも20W/5Wのリダクション機能を搭載している。

470レバンドのカバリングっていいよね~。

480コチラも1959のフォントを踏襲していてうれしいなったら、うれしいな!

490コチラはスピーカー・キャビネット。

500このフル・フェイスのフレット・クロスがタマりまへん!

510重量は12.25kgだから、ヘッドのSV20Hと組み合わせても21.5kg。
それが重くてイヤだったら、もうホンモノの「いい音」はあきらめてデジタル装置でギターを楽しんでくださいな。

520もうひとつのキャビネットは2×12"のSV212。

530コチラもタテ長、アングルド。

540搭載しているスピーカーは同じなので、簡単に言えばSC212のルックス違い。
ビーディングが入っている分、こっちの方が手が込んでいるといえば、言えなくもない。

550コチラもクローズド・バック。
570
STUDIO VINTAGEのスピーカー・キャビネットもCLASSIC同様、Celestion V-typeなのね。
12"、70W、16Ω。
だから、CLASSICとVINTAGEの組み合わせは自由ということになる。
カバリングはエレファント・グレインとレヴァントで異なるけど、ルックスで選べちゃう。

560STUDIO VINTAGEのデモ動画はコチラ。

STUDIOシリーズの最後。
前述の通り、Mini Jubileeシリーズとして予てよりご好評を頂いていた20WのJubilleたちがSTUDIOシリーズの一員として生まれ変わった。

580まずはコンボの2525C。

590右左、どっちから見ても…

600…Jubilee。

610コントロール・パネルのようす。

620リアはこう。

630スイッチの隣に「STUDIO」の表示が加わった。

65020W⇒5Wのリダクション機能もそのまま。

660コチラはヘッドの2525H。

670コレも従前のMini Jubileeシリーズのヘッドと同じ。

680

690リアも変わりない。

720ECC83×3、EL34×2という仕様もMini Jubileeから変更なし。

730スピーカー・キャビネットが新しくお目見えした。

760Mini Jubileeの2×12"、2536とは異なり、1×12"の2512となった。

770

780リアはハーフ・オープン。

790スピーカーはCLASSICやVINTAGEのスピーカー・キャビネットと同様、CelestionのV-typeを搭載。
800STUDIO JUBILEEのデモ動画はコチラ。

以上がSTUDIOシリーズのラインナップ。
まだ実機が届いていないので音質は動画に頼るしかないが、モノが手元に届き次第ひとりでも多くのMarshallプレイヤーに試奏してもらってMarshall Blogでその様子をレポートしていきたいと思う。
皆さん、Marshallの新しい仲間をどうぞよろしく!

810ああ、もうNAMMも2日目が終わっちゃった!…だから行ってないってば!

820

200_2

2019年1月17日 (木)

田川ヒロアキLAプロジェクト


今お邪魔しているのは渋谷の「CAMPFIRE」というクラウド・ファンディング・プラットフォームを営む会社さん。
今、もうどこもかしこもこの「クラウド・ファンディング」だね~。
今日もクイズやってみようか?

質問:日本で最初にクラウド・ファウンディングをやったのはダ~レだ?
答え:坂本龍馬!
 
違うかな?
この聴き慣れなかった言葉、はじめはナニかと思ったけど、コレってシステムとしては「株式会社」だもんね。
見ず知らずの人がみんなで出資して、利潤を分け合うんだから。
よって元治2年、もしくは慶応元年(1865年)に龍馬が作った「亀山社中」が日本で最初のクラウド・ファウンディングということになるんじゃん?
だから今はインターネットという時代の利器を導入しているものの、大変古いシステムということが言えるのではなかろうか。
使い方と規模によってはとても合理的なシステムだと思う。
10そうした時代の先端の事業に取り組む会社だけあって、事務所がオサレ!
ネズミ色の事務机とイスでサラリーマン時代を過ごした私なんかは一体どうしていいのかわからない雰囲気よ。
おもしろいのは下の写真のように、個室のそれぞれのドアにスローガンのような自己啓発の言葉が記してあるのね。
奥には「CURIOSITY」つまり「好奇心」だね。
ネコで言えば「The Rum Tum Tugger」←コレ、わかる人いますか?
その「CURIOSITY」に「問い続けろ。」と標語が振ってある。
なるほど。
コレは私のことだ。問い続けて「脱線」する。
そして、写真の中の向かって右のドアには「LOUDNESS」だよ。
残念ながら当てられた標語は「狂った医者」でも「狂った夜」でも、はたまた「鏡の中」でもない。
「声をあげろ。」となっている。

20そのLOUDNESSルームにMarshallが持ち込まれた。
壁面に投影されたスライドは「田川ヒロアキアメリカレコーディングに向けて」。
…そういうことなのである。

30「田川ヒロアキLAプロジェクト」は、来年開催されるオリンピック/パラリンピックの際に日本に渡航して来る人たちを迎えるための曲を、ヒロアキくんがLAに渡り現地のミュージシャンと制作するプロジェクト。
そのための資金はクラウド・ファンディングのシステムを活用するというワケ。
マスコミや一部のファンを招き、そのプロジェクトを正式に発表する記者会見のレポートが今日のMarshall Blog。

50v_2冒頭、このプロジェクトの仕掛人であり、「Sports of Heart」でおなじみの演出家、門田頼枚さんからご挨拶。

70v_2出番を待つヒロアキくん。
まさに「LOUDNESS」に入る直前。
彼自身が挨拶の中でも触れていたが、ヒロアキくんが世に出ることになったキッカケも二井原さんからの突然のラブコールだったからねェ。
この符合はおもしろい。

80vそして、マネージャーでありパートナーである美瑞穂さんに導かれて登場した。
 
2人の結婚式のようすはコチラ ↓  ↓  ↓
【田川ヒロアキ結婚スペシャル】Will You Marry Me? <披露宴:前編>
【田川ヒロアキ結婚スペシャル】Will You Marry Me? <披露宴:後編>
【田川ヒロアキ結婚スペシャル】Will You Marry Me? <ウェディング・ライブ・パーティ編>

コレからもう1年以上経ったのか…。
しかし、今にしてみると我ながらこんな記事よ~書いたと思うわ。書いていてとても楽しかったけどね。

90席について早速ごあいさつ。

100ヒロアキくんの来歴とこのプロジェクトについての想いが語られる。

110アレ?
珍しい。

120vアタマのいいヒロアキくんのこと。
いつもは話す内容をすべて完璧に記憶して来るんだけど、今日は点字のカンペを用意している。
「点字は苦手」と言っていたのに…それだけ真剣に取り組んでいるということだ。
あ、カンペがない時はどうでもいい…というワケでは決してありませんからね。

130ちなみに、缶ビールの上面に打たれている点字があるでしょう?
どっちから読むのかはわからないけど、コレは「おさけ」って言ってるんだって。
大分前にヒロアキくんに教えてもらった。
ヒロアキくんと知り合ってカレコレ10年になるけど、普段我々が全く思いもよらなかったことをたくさん教わってきた。

9img_4216 「田川くん、少ししゃべろうか…」
門田さんとの会話形式でも意気込みが語られた。

140プロジェクトに関わるスタッフの紹介。
クラウド・ファンディングのエリアを担当するCAMPFIREの奥村郁耶さん。

150v現地のプロデューサーを務める國井大河さん。

160v國井さんからは、現地サイドの制作チームや起用ミュージシャンに関する現在の構想について説明があった。

170やっぱり違うよね~。
ヒロアキくんでしょう?ギターでしょう?Marshallでしょう?ロスでしょう?
私だったら、「よし、まずポールとダグに連絡だな」とやっちゃうところだけど、それじゃダメなんだよね~。
もうそういうのはあまりにも前時代的なんだな。要するに古い。
いつまでたっても私はそういう「ロック」しか頭の中にない「グラミーの極北男」なのです。
だからヒロアキくんには思いっきり時代の音楽に浸かってもらって……後で色々教えてもらう。
行ってこい、LA!

180もちろんリターンについても丁寧な説明がなされた。

185そして美瑞穂さんからはこのプロジェクトへの協力者の発表があった。
美瑞穂さんは元テレビ局のアナウンサーだから話すのが上手なのだ。

190vしっかりMarshallも入り込ませて頂いております。
200そして…お待ちかねのデモ演奏コーナー。

220演奏する曲名を告げて…

230まずはお得意のア・カペラのギター・ソロ。

240vお供は愛用のJVM210Hと1960A。
CAMPFIREさんにMarshallが持ち込まれたのはコレが初めてのことだそうです。
ま、普通そうだわな。
ご存知の通り、ヒロアキくんの演奏場所は普通のミュージシャンよりバラエティに富んでいるため、現場にはじめてMarshallが設置される機会が多い。
だからヒロアキくんは「ギター・アンプの三浦按針」という異名を取っている。ウソこけ!
でも、先日の毎日新聞社のホールもMarshallはじめてだったもんナァ?
三浦按針(みうらあんじん)はウィリアム・アダムスという江戸時代初期に日本にやって来た初めてのイギリス人とされる人。
英語や数学の学問から造船技術の伝授まで、色々なことで徳川家に貢献したということで「旗本」にまでになった。
60v_2部屋の名前が「LOUDNESS」でもさすがにガツンとはできないので、音量的にはこぢんまりした感じで弾いてもらった。

250でもその分、絶対いつもより弾いていたゾ。

260その流れでバッキング・トラックを伴った「My Eternal Dreams」へ!
270vノリノリの演奏で、あ~、スライドの光の中にまで入り込んで来た!

280「よろしくお願いします!」と言っているワケではないんだけど、そんな熱意が伝わって来るというもの。

290vコレにて演奏は終了。
アメリカに行くのが夢だったというヒロアキくん。
演奏は終了したが、ヒロアキくんの「Eternal Dream」は始まったばかりだ。

300そして、最後にもう一度ごあいさつ。

320vそして、入って来た時と同様、美瑞穂さんに導かれて会場を後にした。

330記者会見終了後もテレビ局のカコミや個々の取材で大忙し。

340メッチャ真剣なヒロアキくん!
心意気がバッチリ伝わったハズだ。

350プロジェクトのクラウド・ファンディングに関する詳しい情報はコチラ⇒全盲のギタリスト田川ヒロアキ 2020年に向けてロサンジェルスレコーディングへ!
ファウンディングの期間は1月21日正午から3月30日まで。
今日のこの記事には故意に書かなかったんだけど、記者会見でヒロアキくんがしゃべったことをこのサイトで詳述しているのでゼヒご覧あれ。
また、「田川ヒロアキ FretPiano」というオフィシャル・アカウントをfacebookでオープンしたのでこちらもどうぞよろしく!
オフィシャルfacebookアカウントはコチラ⇒田川ヒロアキ FretPiano
 
昨日、本件をイギリスのMarshallへ報告したところ、「ガンバレ!成功を祈る!」との激励のメッセージが送られて来た。
去年Marshallがヒロアキくんの動画をSNSに投稿したところ、予想をはるかに上回るレスポンスが世界中からあった。
それでMarshall社の中でも「Hiroaki Tagawa」の名前はよく知られているのだ。
だからガンバってちょーだい!

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(一部敬称略 2019年1月15日 渋谷CAMPFIRE社にて撮影)

2019年1月16日 (水)

D_Drive~4つの「D」


今日は久しぶりにクイズから…。

問題:「一口坂」と書いて何と読むでしょう?
答え:「いもあらいざか」と読みます。
 
もうなくなっちゃったど、市ヶ谷駅と靖国神社の中間ぐらいに「一口坂スタジオ」という有名なレコーディング・スタジオがあったでしょ?
このスタジオは「ひとくちざか」って呼ばれていたけど、この「一口」は正しくは「いもあらい」と読む…なんて言うといかにも以前から知っていたようだけど、知らなかった。
 
今の若い人は知らないだろうけど、我々が幼い頃は「ほうそう」とか「しゅとう」とか呼ばれるワクチン接種をさせられた。
「疱瘡(ほうそう)」というのは「天然痘」のことで、昔は「イモ」と言われていた。
罹患したらまず命が助からない恐ろしい伝染病と恐れられていたが、当時の治療法といえば、神仏に願をかけて水で洗い流すのが一般的だった。
この疱瘡という死の病は、「疱瘡伸」という文字通りの疫病神がいて、それを祀った神社のそばにある坂を「芋洗坂」と呼んだ。
六本木のアマンドの裏にも「芋洗坂」ってあるでしょ。アレも同じ。
まずコレが「いもあらい」の由来。
しからば、ナゼ「一口」を「いもあらい」と読むか…。
オリジナルは京都。
諸説あるらしいが、三方を川に囲まれていた地区があって、出入り口は西側に一箇所しかなかった。それで「一口」という地名が当てられるようになった。
そして、病気が村に入り込まないように、そのひとつしかない村の出入り口に神様が祀られた。
コレはよくある話。
ところで、神社でお参りをする前に口をゆすいで手を洗うでしょう?あの水は飲んじゃダメなのよ。
あの「洗う」という行為は「祈る」という意味なんだって。
それで、病気、すなわち「イモ」の村への侵入を防ぐために「あらう=祈る」というところから「いもあらい」という読みが当てられるようになった…。
コレが「一口=いもあらい」の由来。
さて、ココからが脱線。
牛から採取した病原菌で天然痘のワクチンを開発したのはイギリスのジェンナーという人。
コレ、昔は学校で教わったよね?
だから私はこの「ジェンナー」という名前を小学生の時から知っていた。
子供を膝の上に乗せて、オジさんがその子に注射をしている挿絵があって、「我が子に天然痘ワクチンを注射するジェンナー」というキャプションが付いていたハズ。ヒデエことをするオヤジだな…と思ったものだ。
要するに逆『華岡青洲の妻』みたいなもんですな。
いわゆる「種痘」。
このジェンナーの開発した原理を利用したワクチンを我々も接種していたワケですよ。
日本にこのワクチンが入って来たのは江戸時代の話。
誰がその痘苗を持って来たかと言うと、漂流してロシアに抑留していた漁師だったっていうんだよね。
もちろん、「芋洗い」で治癒を望む江戸時代の民衆に牛が持っていた病原菌を摂取させるなんてことが受け入れられるワケない。
「モロコ」と言って、牛乳すら飲むことが異常だった時代だからね。
さて、この種痘というキテレツな医療行為がどうやって当時の日本人の生活に入り込んで行ったのか…。
その辺りの物語を吉村昭(出た!)が『花渡る海』と『雪の花』という2編に著しているので、興味のある人は読んでみるがいい。
私はメッチャおもしろかった。

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その後、1980年にWHOが絶滅宣言をして、天然痘は地球上からなくなったことになっている。
疱瘡の「瘡」とは「かさ」ということね。
「瘡かきの病」なんていうと、昔は「梅毒」のこと指した。江戸時代は梅毒が当たり前の病気だった。
コレはまた別のところでやります…犬神さんのところね。
「瘡」に似た字で「瘧(ぎゃく)」というのがある。
「瘧」というのは、マラリアのこと。
マラリアを治す医者のことを江戸の昔には「瘧師(ぎゃくし)」と言った。
以前入った大戸屋のウエイトレスさんの胸に付けていた名札に「瘧師」さんとあって、こっちはビックリ仰天!
その女性は富山の方だそう…珍名好きの私としては、尋ねずにはおけなかったのだ。
 
一体ナンの話だ?
神田だ、神田。
ココからが今日のお話のスタートです。
Marshall Blogに幾度となく書いてきたが、私は昔の町名を改訂することは本当に悪行だと思っているのね。
たとえば「吉原」を「千束四丁目」にするとか、「東なんとか」とか「西なんとか」とか…ああいうヤツ。
で、神田というエリアは、昔からの町の名前がたくさん残っていてカッコいいのよ。
紺屋町、練塀町、多町(たちょう)、猿楽町、司町、鍛冶町…なんてね。
でも「神田」という単独の地名がないんだよね。コレがまたおもしろいじゃないか。
そのかわり、1947年に神田区と麹町区が合併した時に、旧神田区の地名すべてのアタマに「神田」とつけた。
神田紺屋町、神田練塀町ってな具合ね。
きっと江戸の中の江戸である「神田」という名前が誇りだったんだろうね。
いつか『私の秋葉原』でやったけど、江戸時代までさかのぼらなくたって、神田須田町なんてのはかつては東洋でも一、二を争う賑やかな街だったワケだからね。
一番はどこかって?
そりゃ「浅草」にキマってるじゃねーか!ヤボなことは訊くない、ベラボーめ!
そして、神田淡路町。
淡路町は、江戸時代は武家地で近くに鈴木淡路守の屋敷があったことから名づけられた「淡路坂」が名前の由来になっている。
その淡路坂の別名が「一口坂(いもあらいざか)」なんだね~。
ココで話がアタマにもどる。
この構成力がMarshall Blogの魅力よ。まるで『生きる』みたいな黒澤映画を観ているみたいでしょ?
下はその淡路町にある「Studio Bpm Kanda」というスタジオ。
このビルには地ビールのお店が入っているようだね。
ナゼかは知らないけど、この辺りってブリュワリーを擁して地ビールを飲ませるお店が多いんだよね。10スゴイよ~、今のスタジオってオシャレだよね~。
楽器屋さんに付属しているスタジオはまだしも、昔は強烈なスタジオ屋さんってのがゴロゴロしていたからね。
駅から遠くて機材は最低限、壁は落書きだらけ、なんてのはザラだった。
こっちも血気盛んな高校生だったので、アンサンブルもへったくれもなくて、とにかく爆音で楽器を鳴らしたい。
そんなだからボーカルズの歌声がシッカリ聞こえてくるスタジオなんてまずなかった。
でも、ギターを長いことやっていて、あの頃が一番楽しかったような気もするな。
1970年代後半の話。
それから40年経つとこうなる。
見てよ!このスタジオさん。

20オサレなレストランと見紛うような待合室の雰囲気!
まずはワインとチーズから…みたいな?

30淡路町という土地柄、学生の集客を期待されていたらしいが、会社帰りのサラリーマンがフラっと寄って楽器の練習をしていくことが多いのだそう。
それも従来型の「ギターやドラムの爆音練習」ということではなくて、ピアノやサックスの練習に利用される方が多いと聞いた。

40うれしかったのはコレ。
ORIGIN50Hがレンタル機材で常備されているの。
音の評判がすごくいいのだそうだ。

50そんなオシャレなスタジオにナニをしに来たのかと言うと…動画撮影の取材。
背中は昔よくお世話になったカメラマンの方。
Marshallの販促品を身に付けたIn FlamesのBjörn Gelotteの写真を撮りに、赤坂のホテルのBjörnの部屋に2人でお邪魔したこともあったっけ。
超久しぶりの再会でうれしかった。

60vそして、レンズの向こうにはこの2人。

70D_DriveのSeijiと…

80vYuki。

90v今日はD_Driveのギター・チームが愛用するESP社のハイエンド・モデルを試奏する動画の撮影なのだ。

100見事な装飾を施した美しいギター。

110v「ホレ、Yukiちゃん、見てみぃ。ココこんなんなっとるやんけ」
「ホンマや!ごっつぅキッレイやナァ~」

120「ホレ、Seijiはん、コレかてせやがな。木ィや、木ィ」。
※実際のYukiちゃんはこんなに関西弁がキツぅあらへんで。
関西弁って一文字の単語を伸ばして発音するでしょ?
「木」は「き」でいいのに「きィ」って。
「絵」は「えェ」。
「蚊」は「かァ」。
「子」は「こォ」…みたいな。
コレは一体どうした音便変化なんだろう?「長母音化」とでもいうのかしらん?
やっぱりリズムなんだろうね。
標準語より関西弁の方がはるかに英語っぽいのだ。

130お、撮影が始まった!
今時の携帯電話の内蔵ビデオカメラの性能はバツグンだからね。
もう動画撮影はコレでバッチリ!…ウソですよ~!

135ハイ、スチールの仕上がりをチェック。

136vさて、ココからがホントの本番。

140機材をガッチリとキメこんでのデモンストレーション。

145当然SeijiさんはMarshall。

150vいつものJCM2000 DSL100ECと1960AX。

160vYukiちゃんも同様。
結局、最終的に音を出しているのはギター・アンプだからね。いつもの安定した機材じゃないと、ギターのサウンドの違いがハッキリわからないし、良さも評価しにくい。

170vYukiちゃんもいつものJCM2000 TSL100と1960A。

180vデモ曲に選ばれたのは「Attraction 4D」だった。

190監督さんの指示に聴き入る2人。

220さすが超ハイエンド・ギターとD_Driveはん!

2002人ともさっそく自家薬籠中のギターにしてしまったよ!

210その動画がコレ。

デジマートの記事はコチラ

9dm「D_Drive」と「Digimart」…「D」が3つも入ったこの企画。
でもね、「D_Drive」には更にもうひとつの「D」があるの。
それは「Decade」の「D」。
「decade」というのは「10年間」という意味。
この年明けから、すでにその記念ライブを開催し始めているが、2019年はD_Driveの「10周年イヤー」なのだ!
最近ココへ来て、実力も知名度も評判もグイグイ上げて来たD_Drive。
「ギターの上にも10年」…今年は大きな飛躍を期待している。

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(一部敬称略 2018年12月 神田淡路町Bpm Studio Kandaにて撮影)