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2021年8月26日 (木)

CASPAの新しいMV「days」

 
今年の4月、『NAONのYAON 2021』のオープニング・アクトで元気バクハツのパーフォーマンスを披露したのはCASPA。

10ギターのNatsumi。

20vドラムスのMisato。30vNatsumiちゃんはいつでも、どこでもMarshallがファースト・チョイスの…40v筋金入りのMarshallプレイヤーなのだ。

660v 昨晩のこと…CASPAの新曲「days」のMVが公開された!
ロケ地は海だよ、海!
もう海水浴もずいぶん長いこと行ってないな。
そして、ビーチには…

50Marshall JVM410Hと1960Aのハーフスタック。60そして、NATALのバーチのキット。
ハードウェアも全部NATAL。

70もちろん弾き手はNatsumiちゃん。
風がスゴかったんだって。80vそして、NATALを叩いてくれるのも、もちろんMisatoちゃん。

90実はCASPAはベーシストが抜けてしまい、今年の1月にドラマーのMisatoちゃんが正式加入したのだ。100v何でベーシストが抜けてドラマーが加入するねん?という感じがしないでもないが、大幅に話を端折っていることご理解あれ。105この話を聞いて思い出したのがウチのREWS。
ギター&ドラムスのガール・デュオ・チームに加えてサポート・ドラムスでバンドがスタートしたんだけど、ココとは反対にドラムスが脱退して、ベーシストが加入した。
そして、そのベーシストもバンドを離れ、今は中心人物のショウナ・トーヒルが1人でやってる。7s41a0728 このショウナが書く曲がすごく良くてね…。
今までに『Pyro』と『Warriors』というアルバムをリリースしていてイギリスで注目を浴びている。

7images

7warriors

さて、CASPAのMV撮影。
段々と日が暮れて来たぞ!
110大変だよね~、鑑真じゃあるまいし、一日中潮風に吹かれて…疲れるゼ~。
若くなきゃとてもできないね。
そして、何回も、何回も、何回も、何回も、何回も同じことをやるんだよ。
コレぞプロ。
プロフェッショナルの定義のひとつは「何回でも同じことをする忍耐力のある人」なんだよ。
他には「文句を言わず何でも食べることができて、どこでもすぐに眠れる人」とかね。
120「薄暮の海辺のMarshall」…絵になるね。
イヤ~、お疲れさまでした。130v…じゃない!
場所を変えて「夜の部」だよ!
大変だな~。140「草むらのNATAL」と…150「草むらのMarshall」…絵になるな。
ホラ、Marshallのカッコよさに惹かれて黒いヘビがニョロニョロ出て来たヨ。
あ、コレ、ギター・ケーブルか…。
「シールド」というのは日本でだけしか通用しない「方言」ですので、海外に行く時に備えて普段から「ギター・ケーブル」と呼ぶクセをつけましょう。
実は最近、調査をしましてね…「Guitar cable」が一番一般的のようです。
イギリス人はよく「Guitar lead」と呼んでいますが、アメリカでは通用しない可能性あり。
ついでに…「ツーマン」という恥ずかしい言葉も使うのを止めましょう(「ツーマン」撲滅委員会より)。

7hebi そうしてボーカルズのMiyuちゃんと3人で苦心惨憺して作り上げたのがこのビデオ!
上手に編集するもんだにゃ~。
CASPAの4枚目のシングル「days」。
The Kinksにも「Days」というバラードの名曲があるが、こっちも負けちゃいまい。
我が方の「days」はCASPAらしさ満点のハツラツ・チューン。
メンバー全員の思い切りのよいパフォーマンスがナント気持ちのよいことよ!
タップリと時間をかけて撮影した甲斐があったってもんですな。
撮影の後の砂のそうじも大変だったらしい。
 
それではCASPAの「days」、お楽しみあれ!
さて、そのCASPA、このシングルのリリースを記念して明日ライブがあるよ。
ЯeaLとのダブル・ヘッドライナー。
Я」…キリル文字ですな。
 
がんばれCASPA!170CASPAの詳しい情報はコチラ⇒CASPAオフィシャルウェブサイト

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2 
本文に出て来たREWSの『Pyro』も取り扱っています!

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200

2021年8月 3日 (火)

ナタール・パーカッションにサワール。そんな企画でゴザール

 
なつかしいね、今日のタイトル。
元々は『ナタール・ドラムにサワール。そんな企画でゴザール』という、お客さんにNATALドラムスを体験して頂く企画のタイトル…アレからもう7年経ったのかよ!
信じられんな…ったく。
その時のレポートコチラ⇒Marshall Blog
  
さて、今度はNATALのパーカッション。
NATALは元々パーカッションからスタートしたブランドなんですね。
創始者のアラン・シャープという自身もパーカッショニストだったアイデア・マンが、素材にファイバーグラスを使ったり、コンガをチューニングできるようにしたり、工夫を凝らした製品を生産してイギリスでは大好評を博したというワケ。
その創業が1965年だというんだからMarshallと3年しか違わない。
1965年といえば、その年の11月にピート・タウンゼンドの発案により、Marshall社が世界で初めての100Wのギター・アンプを発表した年だ。
残念ながらNATALはその後、日本には輸入されなたっかのだろうか、ブランド名は知られていないがイギリスに行けば大抵のミュージシャンが知っているパーカッションのブランドなのだ。
あ、おかげさまで日本でもNATALドラムスはドラマーさんの間ではかなり名前が通るようになってまいりました!As現在ではブラジルのビリンバウやトリニダード・トバゴのスチール・ドラムなど昔では誰も知らなかった打楽器が浸透しているが、パーカッションといえばラテンでしょう。
ラテン・ミュージックとくれば、何といっても主役はパーカッション。
コンガやらボンゴがなければマンボもルンバもチャチャチャもできやしない…といっても、「リズム最貧国」の日本では残念ながらこれらのリズムは最早「死語」ならぬ「死リズム」になってしまった感があるけどね。
ロックの世界では、ラテン・リズムどころかもう若い人はブギやシャッフルを知らないからね。
と、大層なことを申しておりますが、実は私はラテンが苦手なんですよ。
ナンカ踊らされそうな気がしてコワイ。
なんて言っていたら、数年前にとんでもなく魅力的なラテンのアルバムに出くわしましてね。
ローズマリー・クルーニーとマンボの王様ぺレス・プラードの共演盤の『A Touch of Tabasco』。
「タバスコのタッチ」ではなくて、「タバスコを少々」という意味ね。
私、タバスコ大好きなんですわ。
タイトルに惹かれて聴いてみると、コレが何ともチャーミング!
もう自然に体が動いて踊り出しちゃいそうな…(←コレはウソです)。
ロージー(ローズマリー・クルーニー)についてはもう何度もMarshall Blogで書いているので詳しくは書かないけど、俳優のジョージ・クルーニーのお母さんね。
10cdそれからというもの、何となく当のぺレス・プラードだの、ティト・プエンテだのを聴くようになった。
楽しめる音楽の種類が多ければ多いほど人生が豊かになりますからね。
 
しかし、「私とパーカッションとの関係」は実はもっと古く、(←エラそうに書いてスイマセン!)思い起こせば、中学2年生の時に初めて観に行った映画『ウッドストック』のサンタナの「Soul Sacrifice」が最初でしたな。
お客さんの手拍子に乗ってコンガを叩くパーカッショニストの手がいきなりクローズ・アップされるシーンはあまりにもカッコよかった。
この映画の編集を担当したのはマーチン・スコセッシなので、その鋭いセンスが大いに効果を発揮したというところだろう。
マイク・シュリーヴのドラムスも殺人的にカッコよかったもんね。
Ssその翌年かな?
1977年の11月、『Moonflower』をリリースしたサンタナが来日してね、武道館へ観に行った。
心から感動した。
一番印象に残ったのはジノ・ヴァネリやREO Speedwagonでプレイしていたグラハム・リヤーという人のドラム・ソロ。
そして圧倒的なパーカッション・プレイ。
肝心のサンタナのギターの記憶が全くないのが我ながら情けない。
それだけリズム・アンサンブルが強力だった。
この時のパーカッショニストのひとりはラウル・リコーだった。
そして、かつてサンタナに在籍したパーカッショニストもNATALを使っていた。
あの時の武道館のステージに上がっていたパーカッションはNATAL製だったらいいのにナァ。
イヤ、きっとそうだったに違いない。
20そんな私ですが、パーカッショニストについては一時期結構詳しかったんよ。
ジョヴァンニ・イダルゴとか、イグナシオ・ベロ―アとか、チャンギートとかカリスト・オビエドとか…。
そういう人たちは全て教則ビデオの仕事で勉強した。
結構売れていたんですよ~。
YouTubeなんてなかった当時はパーカッションの教則素材が少なく、皆さんそうしたビデオに飛びついて練習に励まれたのだろう。
実になつかしい!
7gh

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7gc  
さて、ここからが本題。
今まで日本においてはドラムス関連の商品のみが扱われてきたNATALですが、このたび輸入代理店のヤマハミュージックジャパンさんが本格的にNATALパーカッションの販売を開始しました。
そして、NATALパーカッションの日本上陸と時を同じくしてロックイン川崎店さんでNATALの「展示試奏フェア」開催頂いております!
で、早速お邪魔してきました。40ロックイン川崎さんは「ラ・チッタデッラ」の心臓部「マッジョーレ」の建物の1階。
50試奏室に並んだNATALパーカッション!60大きいアイテムは…

70ファイバーグラス・コンガ

80ドラム・キットもそうなんだけど、NATALはパーカッションも仕上げが美しい!
コレは「スプラッター・フィニッシュ」といいます。90かのジョン・ボーナムもこの手のコンガを使っていた。
写真の左ね。
130sこれもファイバーグラス・コンガ。
「レッド/ホワイト」というフィニッシュ。100ヘッドにもNATALロゴが入っていていいじゃん。
105NATALのコンガといえばDeep Purpleの『ライブ・イン・ジャパン』の海外盤『Made in Japan』のジャケットに写っていることがよく知られている。
イアン・ギラン御用達。
コレ、なんで海外盤は『Live in Japan』ではなくて『Made in Japan』というタイトルなのか知ってる?
110cdこの写真が撮影されたのはロンドンのフィンズベリー・パークにあった「レインボー・シアター」。
日本のステージではない。
写真は一昨年撮ったもの。
大分前から新興宗教の設備になっている。

115コレはシンガーの赤尾和重さんがインターネット上で発掘してくれたイアン・ギランの写真。
ナ、ナント、NATALのロゴが写っている。
やっぱりホントだったんだ!
Marshallとスッカリ組み合わさっちゃって!
この時からMarshallとNATALがくっつく兆があったというワケ…かどうかは知らん。120vこちらはティンバレス。
写真のモデルのシェルはニッケル。
他にブラスとブロンズがラインナップされている。

160ティンバレスのヘッドにもNATALロゴ。
180スタンドは付属。
スゲェしっかりしてる。170vテッペンにくっついているのはNATALのカウベル。
ブラックニッケル仕上げがかっこいい!

175カウベルのラインアップは3.5"、4.5"、5.5"、6.5"の4種類。176ティンバレスの前にあるのはボンゴと専用スタンドの展示。
コレもビックリするほど頑丈だ。140ボンゴのシェルもファイバーグラス。
ヘッドにはNATALロゴ。150え、ボンゴの語源はナニかって?
私に振る?知らない、知らない!
コレがホントの『Bongo Fury』…ナンちゃって。Bf 小物もズラリと展示して頂いている。190FUEGO(フュエゴ)シリーズのボンゴ。200エントリー・モデルながらサイアム・オークと本革(ナチュラル・ヘッド)を使用した本格的なボンゴ。

220NATALのFuego(フュエゴ)・シリーズはお求めやすい価格のエントリー・モデル。
「fuego」とはスペイン語で「火」という意味。
恐らくちょっとジャズを聴き込んだ人なら大抵は知っているだろう単語。
ドナルド・バードというトランぺッターの代表作のひとつが1960年リリースの『Fuego』というタイトルなのだ。
B面最後の「Amen」というゴスペル調の曲が大好きで学生の頃によく聴いた。
ちなみに『Fuego』にはパーカッションは使われていません。
330cdマラカスはプラスティック・スモール(左)とウッド・ミニ(右)の2種類。
その上の白いマカロンみたいなヤツはトーキング・シェイカー。
木材と革を組み合わせることによって、握り方次第でバラエティに富んだシェイカー音を出すことができる。
小さくてもシッカリ鳴るよ~。
 
ちなみに「皮」と「革」ね。
一応マーブロでは『「太鼓の皮」となる「革」の素材』みたいに、使い分けようかと思っています。

240ウッド・シェイカー色々。
下段の右はウッド・チューブ・シェイカー。250アフリカン・シェイカーの種類は2つ。260黒い唐丸籠みたいのはカシシ。
白い方はガンザというそうです。
カシシは知ってるんだ!270先にご登場頂いた赤尾和重さんがクルベラブリンカのライブで使っていて、「コレね、カシシいうねんよ」とステージで説明してくれたことがあったから。
Cazさんの左手の中にあるのがカシシ。400 同じシャカシャカでもガンザの底面はプラスティックでできているので、また振り音が違うワケ。
そこにもNATALロゴが入っています。280タンバリン各種。
右の赤いのと黄色い小ぶりのヤツはフット・タンバリン。
足にくっつけて使うタイプね。
黒いのもあり〼。290赤はハンド・タンバリン。
青いのはドラム・マウント・タンバリン。
黒、赤、青、黄色をご用意しています。300持ち手にはちゃんとNATALのロゴ入れておきました。310コレはフュエゴ・シリーズのコンガ。
スタンドつき。
フィニッシュは写真のマットハニーの他にマットナチュラル、レッド、ブラックがあります。

320v今ではスッカリおなじみとなったカホン。
私が初めてこの楽器を目にしたのは、四半世紀以上前に長野の岡谷で観たパコ・デ・ルシア六重奏団の演奏会でのことだった。
もちろんパコの演奏もスゴかったけど、カホンの音とコレを演奏する人のフラメンコ・ダンスがベラボーにカッコよかった。
そんな経験をしているので、私はこのカホンという打楽器はスペインが発祥なのかと思っていた。
しかし、この楽器は南米のペルーが発祥のようだ。
でも、スペインもその発祥に大きく関係している。340vチョットだけ歴史を勉強しておきましょう。
1500年代、スペインとポルトガルは南米大陸の植民地化を進めるために現地のインディを片っ端から殺戮して回った。
その犠牲者の数は何と1500万人といわれているのね。
そこへアフリカから連れて来た黒人奴隷を入植させた。
スペインやポルトガルは原住民を殺しまくっただけでなく、言語も奪ったんだね。
だから、ブラジルのポルトガル語を除く南米大陸の国々はスペイン語を話すワケ。
で、スペインの連中は黒人奴隷たちにコミュニケーションの手段となる楽器を取り上げ演奏を禁止した。
そこで黒人奴隷たちは手近にある箱を叩いて楽器の代わりにしたそうだ。
コレがカホンの始まり。
スペイン語で「箱」のことを「カホン(Cajon)」という。
この16世紀に起きたスペインとポルトガルの蛮行を記録した本がある。
先ごろ亡くなった立花隆さんの著書から教わったのだが、その『インディアスの破壊についての簡潔な報告(岩波文庫刊)』という1冊。
スゴイよ。
ホロコーストの2倍半にものぼる世界最大の組織的大量虐殺なのに、このことがあまり知られていないのは犠牲となった人たちが有色人種だからではなかろうか。
ちなみにスペイン人に訊いたところ、この自分たちの祖先がしたことをチャンと学校で教わるそうです。

Ihh
さて、このNATALの「カホンは鳴りとルックスが良い」ということで各所で可愛がってもらっていましてね。
今、グイグイ来ている大山まきちゃんのアコメタルもそう。345まきちゃんがAC/DCの「Back in Black」を激唱しているこのビデオ見てチョーダイ!
叩き手はFate Gearの森はるかちゃん。
はるかちゃんはもちろんドラム・キットもNATALを愛用して頂いている。

346vカホンのフロント・パネルはナチュラルも用意しております。

Cj_2バー・チャイムもやっています。
大きさはバーの数が12、27、54と3種類。350スネア・ドラムも展示して頂いています!

360カタログも制作したけんね。
ゼヒ、皆さん川崎にお出かけ頂いて、ナタール・パーカッションにサワールでゴザール!
 
ロックイン川崎さんの公式ウェブサイトはコチラでゴザール⇒ロックイン川崎

370「行ってきたよ!」なんて嘘をついちゃイケませんぜ。
「Bocca della Verita(真実の口)」がお見通しだからして。
ちなみにNATALは「ハコアルーゼ」です。

380v

★★★★★★オマケ★★★★★★
 
今年の「ビックリ・ベスト10」に入るのではなかろうか…というぐらい驚くべきことを知った。
下の写真は「鬼子母神」や「朝顔祭り」で知られる入谷の近くの「金美館通り」。
入谷というのは、かつては家具屋が立ち並ぶ「家具の町」だったんだよね。
「1階、家具売り場でございます。2階、家具売り場でございます。3階、家具売り場でございます…アッと、失礼しました」なんて昭和40年代にテレビコマーシャルをガンガン流していた「ハヤミズ家具センター」なんてのはこのすぐ近くにあった。
T2humbnail_img_6061 「金美館」というのは、1922年(大正11年:関東大震災の前年)に今の日暮里に創業した映画館の名前。
その後、千住や川崎に進出し、東京だけでも20の映画館を運営する大映画館チェーンだった。
そのウチのひとつがこの通り沿いにあった。
それゆえ、通りは今でも「金美館通り」と呼ばれている。

Thumbnail_img_6058昭和通りから金美館通りに入ったすぐ右側に「東京菓子会館」という菓子製造業者の寄り合いの本部の建物がある。
Thumbnail_img_6055今、東京菓子会館の建物があるところに金美館があったそうだ。
建物の老朽化が進み、近く解体することになっている。
さて、ココまでが前置き。
そして、いきなりクライマックス…。Thumbnail_img_6062ロックイン川崎さんが入っていらっしゃるこのラ・チッタデッラの前身は何と、「金美館」グループだっていうワケですよ。
コレにはマジで驚いた!
え?ゼンゼン驚かない?
そんな気がしたでゴザール。
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(一部敬称略 2021年8月1日 ロックイン川崎にて撮影)

2021年7月28日 (水)

【訃報】ジョーイ・ジョーディソンのこと

 
Slipknotのジョーイ・ジョーディソンが亡くなったという知らせを目にした。
 
私も歳が歳なだけに、Slipknotあたりの音楽を個人的に聴くことが全くない真正の門外漢なんだけど、コリー・テイラーが来日した時にMarshallでサポートしたことがあった。
確か、撮影の許可が「アタマ3曲」になっていて、コリーが4曲目からギターを弾き始めてズルっとなってしまった記憶がある。
また、Marshallの50周年のコンサートの時には、ロンドンのバーモンジーのリハーサル・スタジオで、彼が失くした携帯電話を一緒に探してあげたこともあった。
一方、ジョーイはSlipknotと並行して活動していたMurderdollsが来日した時に、やはりMarshallでサポートしたことがあった。
忘れもしない2011年3月10日のことだった。
 
その後、イギリスに行った時に偶然手にした音楽雑誌『Kerrang!』に興味深い記事を見つけた。
その記事については以前Marshall Blogで紹介しているのでゼヒご覧頂きたい。
    ↓    ↓    ↓
【Marshall Blog】I Thought I was Going to Die~英音楽誌が伝えた大震災

311_img_4792  
このMurderdollsのライブ・レポートは以前のMarshall Blogに掲載したが、現在では見れなくなっているので、ジョーイに捧げるべく再度写真に手を入れて、記事に大幅な加筆を施したうえでココに再掲することとした。

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
 
2011年5月13日 (金)
Murderdolls Live in Tokyo
 
今日お送りするのはMurderdollsの2回の東京公演のうちの初日のレポート。
公演日は2011年3月10日。
もうひとつの公演はその翌日に開催される予定だった。
ある種、一生忘れることのできないライブになった。
会場は渋谷O-EAST。Img_1664 ナゼなら、今日ココに掲載する写真が今回8年ぶりの来日となったMurderdollsの日本でのステージの雄姿を伝えるほぼ唯一のモノとなってしまったからだ。
Img_1849ステージ上の造作。
コレ置かれちゃうとMarshallが見えないじゃないのよ~!
でも、うっすらと1960が透けて見える。Img_1662 ギター、Roman Surman(ローマン・サーマン)。Img_1858 RomanはJVM210Hを使用。

Img_1647 キャビネットは1960だ。Img_1650 ついたてをハズしたところ。
ごく普通に1960のAとBを積み上げている。Img_1658 ソリッドなギター・プレイと派手なアクションがカッコよかったな。Img_1869 
Img_1878
Img_1888
Joey Jordison(ジョーイ・ジョーディソン)。

Img_1968 スゴイ存在感!

Img_1925 JoeyはDSL100を使用していた。

Img_1653 キャビネットは同じく1960。Img_1652 無心にリフをかき鳴らすJoey。
バチっとキマッたプレイで観客を魅了する。

Img_1967 ベースのJack Tankersley(ジャック・タンカースレイ)。Img_1890 ドラムはJason West(ジェイソン・ウエスト)。Img_1958 Wednesday 13(ウェンズデイ13)…変わった名前ですな。
日本人だったら十三(じゅうぞう)さんだ。
大阪出身だったりして。Img_1934 この人いいネェ~!
この魅力的な声がロックだ!アリス・クーパーみたいで実にスタイリッシュだ!Img_1918 十分にカッコいいんだけど、真っ黒クロスケで顔の形が皆目わからない。
こんな感じ。Img_1985 なんというか…圧倒的な押しの強さでズンズンとショウが進んでいく。Img_1848 サービス満点のJoey!Img_1944 いいバンドだネェ。
Img_1910「ロックらしいロック」のDNAを感じた!

Img_1857(敬称略 2011年3月10日 渋谷O-EASTにて撮影)
 
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ 
終演後、バンドにあいさつに行った時、楽屋のトイレに入ったんだけど、便器が真っ黒になっていたんよ!
このメイクは大変だよね~。
そして、この翌日の2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災が発生した。
それから10年後の今、「復興五輪」を名ばかりに掲げたオリンピックが開催されている。
ジョーイ・ジョーディソン氏のご逝去はそんな中での出来事だった。
「I thought I was going to die」が「I died」になってしまった…。
 
才能ある音楽家の逝去を悼み心からお悔やみ申し上げます
 
 
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2021年7月 7日 (水)

Marshall STUDIO(と言ってもアンプのSTUDIOではありません)

 

Marshallがスタジオを始めました!…と言ってもイギリス本国での話。
5場所はミルトン・キーンズの本社/工場内。
かつて本社社屋の裏に「Theatre(シアター)」と呼ばれるホールがあった。
そのシアターがこのたびMarshall STUDIOとして生まれ変わった。
20再結成したThin Lizzyがココでライブを演ったこともあったし、その名の通り、劇場として地元のイベントなどにも利用されていた。
2011年の東日本大震災の時には、名前は忘れてしまったが、地元の和太鼓のチームがココでチャリティ・コンサートを開催したりした。
元々は新製品なんかを試すための施設でもあったのだろう。
25コレはASTORIAが発売される前だから2015年ぐらいの写真。
シアターのロビー。30コレがシアターの入り口。40中は文字通りのただのホール。
ココで世界のディストリビューターが集められてよく会議が開かれた。
私は何回もその会議に出席させてもらったんだけど、毎回大変だったナァ。
英語がよ!
万が一、質問が聞き取れなかった時のためにいつも席を真ん中にしてもらっていた。
車座に座った各国の代表が順番で意見を言っていくんだけど、真ん中にいれば自分の番が回ってくるまで、皆さんの答えを聞くことができるでしょ?
その答えから質問を類推するワケよ。「生活の知恵」というヤツ。
端っこに座っていて、「はい、じゃまずジャパンさん、どうですか?」とやられて「え、質問、なんスか?」とはできないワケよ。
一応代表だから。
でも、万が一どころか、三が一ぐらいでわからなかったけどね。
ナゼかというと、広いでしょ?
すると英語が反響してしまって聞き取ることが極端に難しくなってしまうんですよ。
我々は会話をする時、無意識に音を聞いているのであって、単語ひとつひとつを聞きとっているワケではないのね。
ところが外国語となると、単語をひとつひとつキャッチしなければならないので、聞こえて来る音声がクリアでないとかなり苦しくなるんですな。
しかも、NHKラジオの『基礎英語』とはワケが違うからね。
チョット触れば指が数本すっ飛ぶような真剣英語だから。
まったく皆さん英語が上手ですよ。
それぞれのお国の違いが出てオモシロかったな。70英語も苦労したけど、寒いのにはとにかく閉口したな。
会議は6月あたりに開かれることが多かったけど、火の気がなくても~、どうにも寒いのよ。
こっちはイギリスがベラボーに寒いのを既に知っているからセーターや薄いダウンジャケットを持って行って、それらを着込むワケ。
そうでなければとてもいられない。
それを見て「シゲ、どうした?具合でも悪いのか?大丈夫か?」と心配してくれるカナダ人の格好を見ると半袖に短パンだったりするからね。
皆さん「寒い国から来た人」たちなんですわ。
 
一度、ある商品が日本ですごく売れて、どうやって売ったのかみんなの前でいきなり講演させられたことがあったっけナァ。
内容よりもとにかく「笑い」を取るのに必死だった。
海外で人を惹きつけるのは「ユーモアのセンス」を見せるのが一番だからね。
結果?
マアマアだったかな?Srimg0002 そうやって寒いもんだからロビーにあるこのトイレの扉は何十回も開け閉めしたわ。
この扉、最後がゴン!と大きな音を立てて急に閉まってしまうので注意が必要だ。
もうこのトイレのことなら何でも知ってる。50v さて、このホールは上に書いた通り、色々な目的に使用された。
時には楽器店を集めての研修会。
約20年前、私が初めてMarshallに行った時、ちょうどそれに当たって(写真は違います)、イギリス各地から集まった10代の若い店員さんに混ざって商品の研修を受けた。
夜、会食があって、当然共通の話題はロックになるワケ。
それがね、さすがイギリスの若い子たちだけあってDeep Purpleの話とかをしてるんよ。
で、話がRainbowの『On Stage』になったのね。
キタキタキタキタキタ~!とばかりに「私はあの時武道館にいたんだよ」と言うと、その若い子たちが本気で「Wow!  Did you see it?」とか言いながら興奮して握手を求めて来るんですよ。
いきなりヒーロー。
まぁ、かなりうれしかったけど、ビックリしたな~。80コレは2006年の秋に開催したJVMとVintageModernの発表会。
模範演奏でThe Answerが演奏したんだけど、ノドの調子が悪いとか言って売り物のボーカルズのコーマック・ニーソンが出なかった。
歌なしのThe Answerなんてエビが乗っていない天丼みたいなもんだゼ。
110下の写真でギターを弾いているのはGrim Reaperの創設者ニック・ボウコット。
ニックはJVMのMIDI機能を使って、一度もスイッチ類をイジることなく音色を変えて30曲ぐらいのリフをメドレーで演奏して見せた。
それより、痩せてたんだなADMFは!
ザック・ワイルドが「SDMF」、ニックは「ADMF」、そしてニックは私のことを「TDMF」と呼びます。

90Vintage Modernのデモを担当したのはダグ・アルドリッチだった。100私はこの時、タバコを止めた。
というか、イギリスのタバコが高すぎて、バカバカしいから買わずにいて、そのまま止めちゃった。
ところが、コレが辛くてね~。
目の裏チカチカ、指先ジンジンでかなりシンドかった。
私が苦しんでいるのを見て、ダグがオモシロがって自分のタバコをシェアしてくれたけど、断固拒否して見事禁煙成功!
この写真はシアターのロビーで撮った。120vザック・ワイルドがイギリス・ツアーのリハーサルに使用していた時にカチあったこともあった。
125確かこの直後に『High Voltage』のステージだったように記憶している。
だから2010年か…。126コレね、リハーサルの最後に「爆音でお騒がせしたお詫びにゼヒ演奏をご覧なってください」と工場の従業員を招待したんだよね。
最初はかなり大勢の従業員が集まっていたんだけど、皆さんあまりの爆音に耐え切れず、ひとり減り、ふたり減り…最後は数人しか残ってなかったな。
自分たちが作っている商品なのにね!
もちろん私は最後まで付き合いました。127…とまぁ、シアターの思い出は尽きないワケです。
それで2年前に工場に行った時にはスタジオ化の工事が始まっていてね、ものすごく寂しい気持ちになっちゃったのです。
ドンドンオミでがなくなっていく~!
下はその時のようす。
D_Drive見学中。128ああ、シアター。
コレがですよ…130こんなんなっちゃったんだって!
コレがMarshall STUDIOの入り口。

140コレが…150コレだぜ、オイ!

160反対から見るとこう。170休憩室なんかもかなり充実しているらしい。180シャワー室なんかも用意されていて至れり尽くせり。
しかし、コレはナンですな。
マンチェスターが地元の10ccはレコーディングをしにロンドンまで行かなくてもいいようにマンチェスターのとなりのストックポートに『ストロベリー・スタジオ』という自分たちのスタジオを作ったみたいなイメージがあるな。
というのはロンドンのスタジオはどこも狭いし、高いし、混んでるしで大変らしい。
ココならロンドンの中心から電車で1時間で来れるし、ゆったりしていて、とてもいい仕事ができそうだ。
バーもあるみたいだからね。
日本のスタジオとはだいぶ様子が異なりますな。

190ミキシング・ルーム。
見学した時、ココはある程度内装が終わっていた。
アレがこんなに立派になったのか…。200レコーディングの機材はビンテージのニーヴなど、貴重なアイテムが豊富に用意されている。
興味のある方はコチラをどうぞ。

210チョットおかしかったのが常設のアンプ類。
だって、ココでMarshallを作ってるんだから、何でもあるのが当たり前なワケで、ワザワザそんな情報を開示しなくてもいいんじゃないの?と思ってサ。

Seql_2 いいよ~、230V。
ゼンゼン違うからね、100Vとは。

220やっぱりギタリストたるもの、イギリスでレコーディングしてみたいんでしょう?
しかもMarshallのスタジオですからね~。
この1960だって隣の建屋で作ってるんだから!230もちろんドラム・キットはNATAL。240Marshall STUDIOの業務内容としては…
*レコーディング
*ミキシング/リアンピング
*音楽制作
*吹き替え録音
*エンジニアリング
*リスニング・パーティ
*ポッドキャスト・スタジオ
*写真スタジオ
*貸会議室
*ビデオ・スタジオ
*新商品発表会
などを挙げている。
 
スタッフの皆さんも気鋭の方々が勢ぞろいしているようだ。250Marshall STUDIOのプロモーション・ビデオが完成しているのでそれを紹介しておきます。

そして、そこで作られた音源のCDやレコードを一部私が販売するワケですよ。
Marshallのレコード屋さん「マーシャル・ミュージック・ストア・ジャパン」営業中です!
よろしくお願いします!
 
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2021年6月30日 (水)

POLYMPIC開催!~山口PON昌人とNATAL

 
今日はPONさん特集。
新しく結成した腹話術のバンド『ポンちゃん一座』の活動も順調のようで……って、コレ違うわ!10こっち、こっち!…山口PON昌人。
PONさん、腹話術はさすがにできそうにないな。
あのデカい声で人形がしゃべり出したら見てる人はビックリしちゃうぜ。
PONさんはやっぱり腹話術よりドラムスがいい。05今日はそんなPONさんの最近の話題を詰め込んだNPC(NATAL POLYMPIC COMITTEE)主催の「POLYMPIC」。
安全に華やかに楽しく開催するよ~!
競技は2つ。
最初の競技は「T-BOLAN」だ。
30v_3PONさんは、先週T-BOLANのサポート4本を終了した。
愛知、宮城、岡山、鳥取と東京公演はなかったので残念ながら取材はできなかったが、PONさんに写真を送って頂いた。20_2PONさんは2016年にT-BOLANの森友嵐士さんのソロ・ライブのサポートをした経緯があって、今回の参加はその流れだろう。
下はその時のようす。
5年前は2バスのアッシュのキットで臨んだ。
115今回のT-BOLANも当然NATALで臨んだ。40_2素材はメイプル。
10"、12"、14"、16"、22"というコンフィギュレーション。
そして、真ん中あたりに写っている昔の銭湯の洗面器みたいなスネア…

50_3コレね。
14"x7"のアルミ・シェル。
コレがいいのよ。
何ともいえない深みのある音。60_3そんなNATALでこなしたT-BOLANのライブ…大盛況だったそうです!
見たかったナ~。70_2POLYMPICの2つ目の競技はボーカリストの「CHIBIさん」。

80_2 
「CHIBI with Friends」のビデオでPONさんが叩くNATALが大活躍したのだ!

90この時に仕様下NATALのキットもメイプル。100v_4スネア・ドラムはもちろんお気に入りの14"x7"のアルミ・スネア。110_2NAKED MACHINEのKANちゃんがコーラスで参加しているのもうれしいね!120_21曲目は「Guide Me」。


いいナァ~、こういうロックは。
100%洋楽で育った私にはタマりません。
「日本のロック」っぽいメロディが全く出てこないので、聴いていてものすごくシックリ来るの。
ロックに夢中になっていた中学生の頃を思い出させてくれるのです。
130v_22曲目は「Double Dealing Woman」。140_3コレもやっぱり濃厚な洋楽のテイストがスゴくいいナァ~。
「70年代のロックのスタイル」と呼んだ方がわかりやすいか…。
160_2コチラもKANちゃんがコーラスで参加している(写真は録音時のモノではありません…見ればわかるか)。Ss41a0944 それでは「Double Dealing Woman」どうぞ!
…ということで「第1回 POLYMPIC」は山口PON昌人選手が金メダル独占!ということで閉会します。
やっぱPON&NATALの組み合わせは素晴らしい!
150v_5次のPONさん系のお楽しみはコレ。

Sso コチラのイベントには同じくナタラーの金光健司さんも出演するので「NATALYMPIC」となります。
楽しみ!
480

■□■□■□■□■□■□お知らせ■□■□■□■□■□■□

洋楽を聴こうじゃないか!

Marshallのレコード屋さん「マーシャル・ミュージック・ストア・ジャパン」営業中です!
Marshall Recordsのバンドの作品を販売するお店。
D_Driveの1枚を除いては取り扱い商品はすべて洋楽です。
よろしくお願いします!
 
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S

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(一部敬称略)

2021年6月23日 (水)

【号外!ってほどではない】Marshall Japanチャンネルのこと

 
標記の件、おかげさまを持ちまして、この度YouTubeの「Marshall Japan」チャンネルの登録者数が1,000名に達しました。
これまで登録にご協力頂きました皆様にこの場をお借りしまして心から感謝申し上げます。
尚、記念すべき1,000人目にご登録いただきましたのはNATALドラマーの大西結也さんでした!
ナニもらえません…ゴメンね。Oy ところで、この「チャンネル登録者数」ってのは一体ナンダ?
…というのはこんなことがあったのです。
 
下は田川ヒロアキさんが出演したEテレ(昔のNHK教育)の「ハートネットTV B面談義」という番組。
この中でもヒロアキ君がギンギンにMarshallをフィーチュアしてくれたんだけど、その時の様子はコチラで確認して頂くとして…。

0r4a0122 この番組の中で若い女性のパネラーが「YouTubeのチャンネルの登録者数が〇〇までに1,000人に達しなかったら引退する」みたいことをおっしゃっていた。
この頃は「Marshall Japan」チャンネルをやっていなくて、「なんだよ、Marshallの名前でやったら1,000人ぐらいチョロいもんだろうが!」と思っていた。
何しろ私は教則ビデオの仕事をしていたからね、チョチョチョと作ってMarshallの名前が付いていればドーンと行くと思っていた。
おう、「虎の威を借るキツネ」よ。
あんまりヤル気はなかったんだけど時代の趨勢には抗えず、やることになってしまった。
そして、やってみた。
テコでも増えネェ。
ちなみに、そのパネラーの女性は期日までに見事目標を達成したそうだ。
マジで感心したわ…イヤ、感心せずにはいられんて!
そのために普段あまりお付き合いをしていない人にもお願いしたとか…。
こうなると選挙か生命保険の勧誘だゼ。
近ごろだと携帯電話会社の低料金のご案内か?
 
「SEO対策」っていうの?
まあ、色々なテクニックがあるんだろうけどサ、とにかく「打てど響かず」。
正直、コレはジジイにはムリですわ。
若い人が若い人の作ったモノしか反応しない「おとぎの国のシステム」なんだな…ということがわかった。
お婆さんのユーチューバーでスゴイ人もいるようだけどね。
とにかくドカーンはあきらめた。
あ~あ、パソコンのない時代に戻りて~な~。
レコードとカセットテープで音楽を聴いた時代よ。
 
でね、もうキメたの。
視聴回数には拘泥しない…つまり気にしない。
もう不戦敗でいいです。
それよりもMarshallが好きで、私に協力してくれる人と楽しく好き勝手に動画を作ることにした。
正直、このビデオの編集仕事って結構好きなんです。
今も2本ほど作っています。
他にも1年がかりの超大作が1本。
出演者の都合によりしばらく中断しているのが2本。
そうしたMarshallの商品のデモ系のモノと本国で作ったビデオの日本版をやっていきます。
しかし、Marshallが作ったロビン・トロワーがMarshallを語るビデオの再生回数が1年経っても200回チョットしかいかない国ですからね。
いかにコレが若い人のモノかが窺い知れる。
ま、いいか。Srt  

そんな感じでノンビリ自分にとっていいと思うモノを続けていくつもりですので今後ともよろしくお願い申し上げます。
 
YouTube「Marshall Japan」チャンネルはコチラ⇒Marshall Japan

Logo_on_white

200_2







2021年6月 6日 (日)

【お知らせ】Marshallが日本でレコード屋さんを始めました!

そうなんです。
今日の記事のタイトルの通り、Marshallが日本でレコード屋さんを始めちゃいました!
名前は『Marshall Music Store Japan』。
ーシャル・ュージック・トア・ャパン』…頭文字をつなげて「マミスジ」と覚えてくだい。
イヤ、ウソウソ!…「Marshallのレコード屋」の方がいいな。
店主は私。
番頭は家内。
100%ファミリー・ビジネス…と言ってもインターネットの話ね。
 
このことを仲良しのミュージシャン数人に伝えると、みんなギョッとして、口を揃えてこう言うんだゼ。
「エエエッ?! シゲさんがレコード屋をやるんですか?あ~、ムリムリ!シゲさんが選んだマニアックな変態品揃えじゃひと月も店が続きませんよ!」って。
まぁ、そうでしょう。
そんなこと私が一番よくわかってますって!
だから、私は「ジャズ喫茶をやりたい」と真剣に考えたことはあったけど、「レコード屋をやりたい」と思ったことがないのね。
それがこんな形でレコードやCDの販売に携わるようになろうとはチョット前までは夢にも思わなかった。
Marshall Music Store Japanが取り扱う商品は『Marshall Records』のCDとLPレコードのみ。
言い換えると「Marshall Recordsの商品を専門に販売するお店」なのですわ。
だからヘンにマニアックなモノは置いていません。

Marshall_records_logo_square_black  ストアのURLは…
https://marshallmsj.official.ec

になります。

取り揃える商品はD_Driveを除いてすべて洋楽。
ジジイのボヤキで「♪うっせーうっせー」と言われそうだが、洋楽をナントカして復権させたいな~、と思うのですよ。
正直、「洋楽専門のレコード屋」なんて無理にキマってんじゃんね?
私だって当初はそう思いましたよ。
S
数年前、Marshall Recordsを立ち上げた時、ちょうどMarshallのジョン社長が来日して車の中でこんな会話をしたことがあった。
「何だってレコード・レーベルなんて始めたんすか?」
「〇〇とか、XXとか、世の中はもうそんな音楽ばかりになってしまっただろ?そういうのとは違うチャンとしたロックのバンドを世の中に送り出したいと思ったんだよ」
と、マァ少々の意訳は交えてはいるが、そんなようなことを言っていた。
「〇〇」とか「XX」に入るアーティスト名は想像にお任せするよ。
その後、Marshall Recordsがリリースする作品を聴いて来て、ジョンの言葉を思い出したところ、何となく闘志が湧いちゃったんですな。
Marshall Recordsの作品がどんな風に聞えたのかというと、いつもマーシャル・ブログに書いているように、ロックの黄金時代の伝統と今に生きる若い人たちの感性がうまい具合にミックスされた私にとっての「理想のロック」だったワケ。
イギリス人は古いモノをとても大切にして、新しいモノと融合させてしまうのが天才的にウマく、他にはないモノを作り上げようとする精神が旺盛だからね。
ハードロックもプログレッシブ・ロックもそんな精神の所産でしょう。
D_Driveが契約できたのも彼らがそんな感性を持ち合わせていたからだと思う。
要するにBAD TOUCHやKING CREATUREやREWS等、契約バンドたちの音楽が気に入ってしまったのです。
ナンたってMarshallやNATALを使っているしね!
 
商品はすべて輸入盤で日本語の情報はありません。
そこでストアの商品紹介には簡単なライナー・ノーツのつもりで「SHIGE'S VOICE」と題した私の感想文を付けておきました。
また、コレもよくマーシャル・ブログで騒いでいますが、レコード会社の担当者になったつもりで邦題を勝手に付けちゃいました。
大変だったけど、この作業はすごくオモシロいね~。病みつきになるわ。
 
商品はCDだけのアルバムもあるけど、基本的にはCDとLPレコードの2種を用意しました。
お買い上げの商品1点につき1枚、Marshallスクエアロゴ・ステッカー(6.5cmx6.5cm)を商品に同梱致します。
2点買うと6枚、3点買うと9枚もらえちゃう。Simg_9727ということで、Marshall Music Store Japan、本日オープンです!
どうぞよろしくお願いします!
 
Marshall Music Store Japanはコチラ⇒店舗サイト

 

200


 

2021年6月 5日 (土)

ビールを飲もう!~LOUDNESSビールとMarshallビール

昨日、Zepp東京のLOUDNESSにお邪魔して来た。
ナンカ始まった瞬間にどうしようもなく感動しちゃってサ…。
私は通常、一番最初に引きの写真を撮るようにしているんだけど、ステージと客席が一体になっている姿を後ろから見ていて、昔の自分…つまりロックに夢中になっている頃を思い出しちゃって涙が出て来ちゃったんだわ。
私の青春のロックは99%「洋楽」でしてね、やっぱりLOUDNESSはケタが違うと思ったわ。
コンサートの模様はまたMarshall Blogでジックリとレポートさせて頂くのでよろしくお願いします。

10コレはその昨日の物販。
予約が必要な40周年を記念したアイテムもあるのでファンの皆さんは要注意…みんなよく知ってるか。
ん、こんなんもあった?

30…というのはLOUDNESSビール。
コイツぁ見るからにウマそうだ。40ラベルがカッコいいわ~。

50v「40周年記念ロゴ」もバッチリ入ってる。

55s種類は3つ。
向かって左から…
『RED ALE(レッド・エール)』は麦芽のコクと甘みにホップの苦みが調和したジャーマン・スタイルのゴールド・エール。
真ん中の『WHITE ALE(ホワイト・エール)』は小麦麦芽のやさしい味わいと柑橘系ホップのフルーティーな香りと爽やかな苦みが調和した軽やかなホワイト・エール。
コレはバイツェンみたいな感じかな?
最後の『GOLDEN ALE(ゴールデン・エール)』は柑橘系ホップのフルーティーな香りが特徴。爽やかな苦みがさわやかなアメリカンスタイルゴールドエール。

60高崎さんが手にしているのはホワイトとゴールデン。
お気に入りのようすだ!

70vそして今、発売を記念して『Drink Beer, Get T Shirts』と銘打ったキャンペーンを開催している。
ラベルと同じ絵柄のTシャツがもらえちゃうかも知れない!…というヤツ。
3通りのラベルのデザインと4色のシャツが組み合わさって3×4の12種類が用意された。
いいな~、コレは欲しいな~。
 
詳しくはコチラ⇒Drink Beer, Get T Shirtsキャンペーン特設サイト

80s_2

90s

100s

110sそして、LOUDNESSのグッズ情報はコチラ⇒オフィシャル・グッズショップ
 
Marshall Blogのライブ・レポートもお楽しみに!
それまでの間、LOUDNESSビールを飲んで待っていてチョーダイ!25 さて、折角の機会なのでチョットお酒にまつわる名言なるものを探してみた。
さすがに色々あるようだけど、プラトンやらフォークナーやらの言葉を引いてみてもオモシロくないのでコレ行ってみよう。
大好きなサミー・デイヴィスJr.。

Alcohol gives you infinite patience for stupidity. (酒は愚かさに対する無限の忍耐を与えてくれる)
  
ま、飲まなきゃやってらんね~よ!ということか。
今の世の中、全くだぜ…ダ~イナマイト!

「stupidity(愚かさ)」はDeep Purpleの「Mary Long」に出て来て、「virginity(純潔)」と言う言葉と対をなして使われているのが印象的だった。
34年前の新婚旅行の時にラスベガスでサミーのショウを観たのは本当にラッキーだった。自慢です、ハイ。115vついでにサミーの相棒のひとり、フランク・シナトラから。
 
Alcohol may be man’s worst enemy, but the bible says love your enemy. (酒は人類にとって最強の敵かも知れない。でも清書は「汝の敵を愛せよ」って言ってるよな)
 
ハハハ、飲みたいがゆえに「新約聖書マタイ伝」まで引っ張り出してきちゃう!116v…ということで、もう少し飲みましょう!
 
今度はMarshallビール。
数か月前に出回ってアッという間に完売して姿を消しちゃった!
それが、7月にまた入ってくるんだって!
前回買い逃した人=飲み逃した人は是非この機会にどうぞ~。

 だいぶ前にMarshall Blogでゴチョゴチョと3種類ほど紹介したけど、結局今はもうコレだけ。
コレでいいのだ。
それが色んなパッケージに包まれて販売される。
120vコレは3本入りのセット。130_2
コレは8本入り。
この画面だと大きさがわかりにくいけど、ノブの数が違う。
140_2よくできてるな…。156_2 こっちはホンモノね。
STUDIOシリーズのCLASSICのヘッド。

155
1960風のパッケージには16本収容される。150_2

157_2 そして、ヘッドを積むとこんな感じ。
コレで24本だから、1ケース分ということか…。
いいケースですな。160_2Marshallビール、おいしいですよ。
以前もビールはあったんだけど、アルコール度数が9%でね。
社長の家にお邪魔した時に飲ませてもらったんだけど、ニガすぎちゃって、小瓶を1本空けるのにエラく苦労したことがあった。
日本酒やワインならいいけど、ビールのアルコール度数が必要以上に高いのはウマくないよ。
それが姿を消してコレになった…めでたし、めでたし。170v できればこんなカウンターで出してもらってサ。
コレはMarshallの本社のすぐそばにあるMarshallアリーナのドリンク・カウンター。

1802019年のMarshall Liveの時の話ね。190楽屋のようす。

200v チョット失礼して冷蔵庫の中を拝見~。
今晩のおかずはナニかな?
ビールが冷えていれば万事OK。
でもね、イギリスのエールは常温で飲んでもおいしいのよ。
Marshallビールはラガーなので冷やした方がいいです。

210v 出演が終わったD_Driveも…

220Bad TouchもみんなMarshallビールを楽しんだとさ…。
あ~、イギリスのパブ行きてェ~!
 
Marshallビールの詳しい情報はコチラ⇒MIYAKO WEB CHANNEL230 ※明日もチョットしたお知らせがありますので皆さんよろしくお願いしま~す!
 

200

2021年6月 2日 (水)

新生HELL FREEZES OVERとNATAL

 
2019年11月の『Marshall GALA2』では2番手でステージに上がったHELL FREEZES OVER。
若さ溢れる爆発的な演奏で自慢の4曲を披露してくれた。
このパフォーマンスを目の当たりにしてこのチームがお気に入りのひとつになったメタル好きの方も少なからずいらっしゃったのでは?

10私も自信を持って皆さんにお送りした。
幕間のバンドへのインタビューでは「今時、こんな音楽を演っているなんて小野田さんみたいだ」とか「メンバー全員が同じ方向を向いている」とか私も語らせて頂いた…ハイ、覚えてますよ。

30その後、最初のフル・アルバム『Hellraisers』をリリース。
オッと、コレじゃない…似てるけど。40cdコレがHELL FREEZES OVERのファースト・フル・アルバム『Hellraisers』。
デジタル機器を一切使用しないフル・アナログ・レコーディングが一部では話題になった。
ま、CDなんで最後はデジタルになっちゃうけど、やっぱり音の太さが違った。50cd…と、順風満帆に見えたHELL FREEZES OVERだったが、ベースのTakuyaくんが脱退してしまった。
私の印象ではもっともHELL FREEZES OVERっぽい感じがしていたんだけど、わからないものである。
結論としては、私の目は節穴で「メンバー全員が同じ方向を向いていなかった」ということになろうが、ワリィ…カンベンしちくりぃ!
バンドは残っているし、コロナ禍の中フル回転で活動を再開しているのだから!20すでにメンバーの顔触れは発表になっているが、コレがその新生HELL FREEZES OVER。60TREBLE "GAINER" AIDYSHO

80vRYOTO

90vHIROTOMO

100vTOM LEAPER

110vそして、新加入のベーシスト、RAY。
オイオイオイオイ、1995年の生まれだってか?
ついこないだじゃん!
私が初めてニューヨークに単身で行った年で、昨日のことのように覚えているよ。
120vこの通り、いい感じ。
メンバー全員が同じ方向を向いている…かどうかは私には語る資格はないが、波長がバッチリのようだ。
計算してしてみるとバンドの平均年齢は28歳。
まだ、この世にたった28年しか生きていないヤツら。130で、どんな様子かと思ってリハーサルにお邪魔させてもらった。140この日は新曲の仕込みをしていて、RYOTOくんの指示にしたがって徐々にアレンジを進めているところだった。150もちろんMarshallしか出せないギター・サウンド満載の曲。

160もちろん、HELL FREEZES OVERテイストもテンコ盛りだ。170v新しいリズム隊のコンビネーションもピッタシ!

180RAYくんはピック弾き。

190そして、GAINERちゃんも元気いっぱいに声を張り上げていた。200v新生HELL FREEZES OVERには一転の曇りもないわ。
ヨカッタ、ヨカッタ。

210ところで気が付いた?…Tomくんのドラムス。
新しいNATALのツーバス・キットなのです。

290気持ちよさそうに叩きまくるトムくん。

300vそれもそのハズ、モノスゴイ鳴り!310トムくんのNATALは「本邦初」づくしなのだ。320vまずは26"のバスドラム。
これまで24”はいくつかあったんだけど、26"は初めて。
エラく深い音がするもんですナァ。33010"、12"、13"というトリプル・ラック・タムのコンフィギュレーションのオーダーも日本で初めて。340そして、この純白のフィニッシュ。
「ピアノ・ホワイト」といいます。
ナニ色かというと、その名の通りピアノをネガポジ反転させたような「白」。
まぶしいわ~!350コレを思う存分叩きまくっていた。
そりゃ本人はキモチいいでしょいけど、見ている方も気持ちよかったわ。360vこのNATALがステージに上がるHELL FREEZES OVERのライブが楽しみだ!
と思っていたら…

370あるじゃないの!
『The New Beginning of H.F.O. 2021』と銘打った単独公演。
6月26日、新宿のWild Side Tokyo。
コレは楽しみだゾ~!375vおお、やっぱり同じ方向を向いているわ!
 
HELL FREEZES OVERの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAl WEBSITE

390それと、『Marshall GALA2』のビデオ、ご覧頂いていない方は是非コチラをうぞ!

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(一部敬称略)

2021年5月 8日 (土)

NATALのデモンストレーション動画

 
NATAL Drumsの輸入販売代理店をお任せしているヤマハミュージックジャパンさんがNATALのデモンストレーション動画を作ってくれました!
デモンストレーターは人気インスト・バンドのfox capture planの井上司さん。09_banner 
ドラム・キットはウォルナット・オリジナルとカフェ・レーサーの2種類。09_kits 
スネア・ドラムはスゴイよ。
材質やらサイズ違いの6種類のモデルをデモンストレートして頂いた。
わかっちゃいるけど…こうしてみると、ずいぶん音って違うもんですナァ。
コレはオモシロイわい!

09_snare

コチラからご覧ください!⇒日本版NATAL公式ウェブサイト アーティストデモ

 

200_2

2021年4月30日 (金)

ゴールデンウィークには2012 楽器フェアオンライン Special Liveをどうぞ!

 
しかし…。
隔年で開かれる楽器フェアが、昨年はコロナのおかげでオンラインでのヴァーチャル開催となったのが12月のはじめ。
あれから丸4か月になるのに、コロナが収束するどころか、ますますおかしなことになって来ちゃったね~。
こんなことってあるのかよ~!と驚きを隠せませんな。
結果、今年のゴールデンウイークも家でおとなしくしている方がよさそうだ。
さて、そんなゴールデンウイークを少しでも彩って頂こうと、以前Marshall Blogでレポートしたその楽器フェアの時のビデオ…動画っていうのか?…を公開する運びとなりました。
ゼヒお楽しみくださいませ!
 
まずは…
  
FATE GEAR

S0r4a0840 冒頭に起こった配信のトラブルも何のその、最後まで思いっきり熱のこもった演奏を聴かせてくれた!

Marshall Blogの記事がコチラ
  ↓   ↓   ↓
2020楽器フェア オンラインのFATE GEAR

S0r4a0984続きましては~
 
MUTANT MONSTER
S0r4a1357シンプルでストレートなサウンドはまさにOK! OK!
明るく陽気にいきましょう!(ぴろきか!)

Marshall Blogの記事がコチラ
  ↓   ↓   ↓
2020楽器フェア オンラインのMUTANT MONSTERS0r4a1312※Marshall Blogの中でレポートしている内容と動画の間に齟齬があってもカンベンしてください。アーカイブってコレがコワイんだよな。

以上が1日目のようす。
2日目は…
 
SILEX featuring Masha

2日目は先約があって私は現場にお邪魔することができなかったのです。
残念ながらボーカルズのダンがいない3人編成のインストSilexだけど、達也くんと颯くんのSilexは初めてなのでこの動画を楽しみにしていたのだ!
なのでMarshall Blogの現場レポートはなし。
その代わり、MashaくんがMarshall CODEをデモンストレーションしたビデオ『Break the CODE』をどうぞ!

それとMarshall GALA2のビデオもお忘れなく!

今回、ナマ演奏ではなく、ビデオで出演して頂いたのは…
 
亀本寛貴(GLIM SPANKY)
亀本さんも『BREAK the CODE』に出演して頂いていて、コレはその拡大版。
そのオリジナル版がコチラ。


そして、最後にご紹介するのは…
 
Kelly SIMONZ
Kellyさんのギター・セミナーをどうぞ~!
kellyさんのMarshall GALA2のビデオもお楽しみくださいましね。

次回はリアルで開催されますように…。

 

200

2021年3月30日 (火)

【訃報】和田アキラさんのこと

 
今朝、フェイスブックを開いて最初に目に止まったのは和田アキラさんの訃報だった。
病床に臥せっていらっしゃったことは存じ上げていたが、ショックだった。
 
和田アキラさんを始めて拝見したのは、1977年にエリック・クラプトンの3回目の来日時、武道館公演でプリズムが前座を務めた時のことだった。
森園さんがプリズムにいらして、当時は「元四人囃子の」ということで森さんの知名度の方が高かったような印象があったように記憶している。
ほとんど記憶していないのは、このコンサートの内容。
私は中学3年生だった。
当時の私はハード・ロックやプログレッシブ・ロックに夢中で、エリック・クラプトンの音楽には興味がなかった。
とにかくロックに貪欲な時期だったので、何でも観に行っていたのだ。
その証拠に先日Shige Blogに書いた『ローリング・ココナッツ・レビュー』もこの年の開催だった。
アキラさんはこの時、21歳だったのか…スゲエな。
このコンサートを観に行ったことを後年アキラさんに伝えると「え、武道館行ったの?みんなアレ観てるんだよね~!」とおっしゃっていた。 10vb_2 次にアキラさんを拝見したのは、日曜日の昼間に東京12チャンネルで放映されていた『ROCKおもしロック』という番組のGRECOギターのコマーシャルだった。
ま~、ビックリしたね。実にカッコよかった。
当時あんなに速くギターを弾ける日本人なんていなくて、「昨日『おもしロック』見た?」と学校で大騒ぎになった。
中には「あの人って和田アキ子の弟なんだってよ!」なんて乱暴なことを言い出すヤツもいて、それを聞いて「道理で音楽の才能がスゴイわけだ!」なんて関心するヤツすらいた…ノンビリした時代だった。
何せ情報の量が少なかったからね。
 
御存知の方も多いと思うが、この番組の目玉のコーナーだったバンド合戦に西山毅さんが「かうんたっく」というバンドで出演して「津軽じょんがら節」を弾き、近田春夫さんに大絶賛された。
ちなみに別の回にBAD SCENEも登場したのだが、「場慣れしすぎている」とか「アンタらプロでしょ?」とかいう理不尽な理由で厳しい評価を受けていたのを覚えている。

20
下は1981年に上梓された『ジャズ批評』誌。
この号では日本を代表するジャズ系ギタリストが、自分に大きな影響を与えたアルバムを2枚ずつ紹介する特集がメインに据えられていた。
香津美さんをはじめ、多くのギタリストがトニー・ウィリアムスの『Emergency!』を挙げていた。
すごく聴きたかったんだけど、当時このアルバムは入手することがまずできなかった。
ところが、ある日数寄屋橋のハンターに行った時、カウンター内側のまだ店頭に出していない商品の山の中にこのアルバムを見つけ、その場で1,400円(2枚組)の値段を付けてもらってマンマと手に入れることができた。
もう、うれしくて、うれしくて…ところが、聴いてガックリ。
全くオモシロくなかった。
当時のギタリストに与えたマクラフリンの影響の大きさが窺い知れるというお話。
 
この雑誌の中で、アキラさんは幼いころ「日本住血吸虫病」という大病を患い、長い入院生活中、他にすることがないのでズッとギターを弾いているうちに上達してしまったということを述べていらした。
30vb_2アキラさんは当然ホールズワース関連の作品をピックアップされていた。
1枚はイギリスのジャズ・トランぺッター、イアン・カーの『Belladonna』。
聴きたかったんだけど、コレも当時は入手することが難しく臍を噛む思いをした。
かなり時間が経ってからようやく手に入れることが出来た。
ゴードン・ベックやロイ・バビントンらが参加していて、プロデュースはジョン・ハイズマンだし、「イギリスのジャズ・ロック」として聴く分には遜色はないアルバムなんだけど、ホールズワースがフィーチュアされる曲が2曲しかないんだよね、コレ。
でも、あのホールズワース・トーンを確立する前の粗削りの音で、ココぞとばかりに弾く独特なソロはすこぶるカッコいい。 40_cd_2もう1枚アキラさんが選ばれていたのは'Igginbottomの唯一のアルバム『'Igginbottom's Wrench』だったような気がする。
コレも手に入らなくてね~。
やっぱり大分後になって聴くことができたんだけど、はじめはピンと来なかったナァ。
まだホールズワースがあのスタイルを確立する前で、クリーン・トーンでジャズ・フレーズをエイト・ビートに無理矢理乗せて弾いている感じ…とでも言えばよいのだろうか。
ま、今となっては聴き方によっては結構オモシロイ。
アキラさんは、UKなんかで名前が知れ渡り出だしたホールズワースのことを「自分は昔から知ってんだぞ」ということが言いたくてこの2枚を選んだような気がしなくもないのだが、その気持ちならメチャクチャよくわかります。Ibw さて、時代は下って2001年。
この年の楽器フェアの際に『マーシャル祭り』の第2回目を開催することになった。
20年前、当時は私のアーティストのネットワークがまだゼンゼン貧弱で、出演者選びに困っていた時にハッと思い出したのが、いつか見た何かの雑誌に出ていたアキラさんの写真。
60v下はソレそのものではないんだけど、こんな感じでアキラさんがMarshallと写っている写真だった。
「アキラさんはMarshallが大好きに違いない!そもそもホールズワースもMarshallだったし…」と勝手に思い込んで、誰かにご紹介頂いた。
電話でかくかくしかじかとMarshall祭りの出演をお願いすると、「うん、いいよ」といとも簡単に承諾して頂いた。50vb選曲をどうするか…ということになって、「ジェフ・ベックの 'Space Boogie'でいい?」というアイデアを出して頂いた。
実はアキラさんは、当日別に出演してELPで有名な「Howedown」を弾いて頂いた大高清美さんも同じバンドにご参加されると思い込んでいたのだ。
「え~、大高さんは違うの?そんじゃキーボードなしか…でもいいか!」ということになった。70vこの時はまだ出演者を増やす必要があって、「アキラさんが声をかけたら問答無用で出演を承諾してくれるギタリストってどなたかいらっしゃいませんか?」とお願いしてみた。
すると、「ウン、西山毅」と即座にお答え頂いた。
「え~ッとね」とか「そうだな~」とか一切なし。
それじゃ、ということですぐに西山さんに連絡してみると、本当に即決だった。
まるで、『七人の侍』の勘兵衛(志村喬)と七郎次(加藤大介)のようだった。
 
コンサートでは西山さんにはジョー・サトリアーニの「Satch Boogie」をご披露頂いた。
今、考えてみると2人は「Boogie」つながりだったんだね。
この時のことが縁で、今でも西山さんと仲良くお付き合いさせて頂いている。
実は、3月3日に開催された『スピンオフ四人囃子』のリハーサルの時にも「アキラさんどうしていらっしゃいますかね?」なんて話を2人でしたばかりだった。80v『Marshall祭り2』のようす。
アキラさんにはトリをお願いした。
ベースは櫻井哲夫さん。
ドラムスは菅沼孝三さん。90元々あまり画質の良くないVHSのテレビ画面をカメラで撮影した画像なので見苦しくてゴメンなさいね。
 
使用するMarshallを試奏するために、コンサートに先立ち、このギターをご持参のうえスタジオにお越し頂いた。
その時、図々しくも「ギターに触ってもいいですか?」とお伺いを立てると、やはり「うん、いいよ!」と実にフレンドリーなご反応。
私もせっかくなので、Soft Machineの「Hazard Profile, Pt.1」のリフを弾いてお見せした。
すると「おおッ?知ってるね~!」とアキラさん大よろこび。
こっちも調子にのってTempestの「Foyers of Fun」を続けて弾くと「先生ッ!知ってますね~!」と更によろこんで頂いた。
その後、アキラさんもTempestの「Gorgon」のリフを弾いていらした。
ものすごく弦高が低くて左手の指が指板に吸い込まれていくような感じ?
でも、弦にはテンション感がシッカリあって、ピッキングが大変しやすい。
タマにあるでしょ?「1弾くと10鳴ってくれる」…みたいな。
そんなギターだった、
130画質は良くないけど、演奏はあまりにもスゴイ!
このビデオを観る限り、ペンタトニック主体のフレーズの組み立てからすると、ホールズワースというよりフランク・ザッパのギター・ソロに近いようなイメージ。
ソロの間中、音の隙間は一切なし。
そういう意味ではまさに「Sheets of Sound」!
100この後、アキラさんはコルトレーンの『Ballads』のカバー・アルバムをリリースした。
アキラさんにこのアルバムのことを尋ねると「持ち込まれた企画」とおっしゃっていたが、プロデューサーがコルトレーンの「Sheets of Sound」を鍵にしたうえでアキラさんに『Ballads』の話を持ち込んだとしたらスゴイな。
私がプロデューサーだったら間違いなく「Countdown」とか「Russian Lullaby」とか急速調な曲をお願いしちゃうもんね。

Wb

Jc 今、世の中のギターは速く弾くスタイルが全く珍しくも何ともなくなってしまったけど、そういうのとは全く違う次元の「速弾き」。
何と説得力のある音とプレイだろう。
若い人たちにはこういうモノを見てもらいたいよナァ。
あまりにも素晴らしい!
ああ、皆さんにお見せしたいナァ。
120演奏後の飄々としたインタビューの受け答えがまたいいんだ。
司会の王様が「好きなギタリストとか憧れのギタリストは誰ですか」と尋ねると、ココでも何のためらいもなく即座に「王様」と答えるアキラさん。
「こないだ、その格好で新宿から西荻まで電車で行ったでしょう?」なんて話も。
王様は『笑っていいとも!』の収録の後だったそうだ。140このコンサートを制作するためにしばらくの間、毎日徹夜をした。
全部自分でやりたかったのね。
櫻井さんの譜面まで書いた。
私も30代の後半でまだ若かったんだね。
ツライこともあって大変だったけど、「音楽に携わっている」という感覚がとてもうれしかった。
それもこれもアキラさんのような方々の絶大なるご協力があってこそのモノだった。
ま、今も『Marshall GALA』で同じことをやってるんだけどね…。
145vこの後、今は無き六本木のピットインにお邪魔したりもしたっけ。
ピットイン、なつかしいナァ。
この時、アキラさんのマイク・スタンドにタバコの灰皿が装着してあったのには驚いた。
プリズムの「MCなし」なんていうライブにもお邪魔したことがあった。150それからしばらくして、お身体を壊して入院されているということをお聞きし、入院先の東京女子医大までお見舞いに伺ったこともあった。
症状が決して軽微ではないと事前にお聞きしていたのでとても心配だったが、とてもお元気そうでお見舞いの品のMarshallのミニ・アンプMS-2をお渡しすると、大層よろこんで頂き、「ナニ?ギター弾けってか?」と冗談を飛ばされた。

160その後は基本的にMarshallをお使い頂いていなかったので、それ以来お会いする機会もなく、スッカリ疎遠になってしまったが、数年前に横浜のSTORMY MONDAYにお邪魔した時、かずきさんがご親切にアキラさんに電話をしてくださり、久しぶりに少しおしゃべりをさせて頂いた。
コレがアキラさんの声を聴いた最後の機会となってしまった。
 
下は、「先生の名前を入れておいたよ!」とアキラさんから頂戴したCD。
「last resort」は「最後の楽園」だが、「最後の手段」という意味だ。
ホンモノを知る真の音楽家たちが次々と旅立ってしまう。
何とかこの先達たちの業績を次の世代に的確に伝承するLast Resortはないものか…。 

 
偉大なる音楽家のご逝去を悼み心からお悔やみ申し上げます。 

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2021年2月25日 (木)

D_Drive「Begin Again」のビデオが公開されました!


へへへ、オトっつあん、今日は朝から機嫌がいい、てぇヤツだよ。
理由のひとつはD_Driveの「Begin Again」のビデオが出来上がったってこと。12baアビィ・ロード・スタジオでマスタリングした音源は昨秋にリリースされ、それから少々時間が経ってしまったけど、ビデオは初めてだからして十分に楽しめると思うのです。
ビデオの制作にあたっては、D_Driveのご厚意で編集作業を私に任せてもらった。
私はこの仕事が存外に好きなのです。
素材は「Marshall GALA2」と「10周年記念」のコンサート。
この2つを組み合わせて編集したんだけど、コレがマァ~、予想をはるかに超えてかなり手ごわい仕事だった。
何が大変だったって、動作を音源にシンクロさせる作業ね。
こういう作業に携わるとD_Driveの演奏能力がベラボーに高いことを知るんだけど、それでも方やスタジオで作り込んだ音源、方やワイルドなライブの演奏でしょ?
どうしても後半になるとズレが激しくなってくる。
アレンジも大幅に変わっているしね。
当然演奏している内容も違う。
そこで、ビデオの各トラックをチェックして、画像をところどころバラバラにして、それらのタイミングを合わせて組み直す作業に挑戦してみた。
膨大な時間がかかったわ~。
でもオモシロかった!
12begin_again_2そして、私の機嫌がいい理由の一番は、昨日インターネット・ミーティングをした時に頂戴したMarshall Recordsの親分、スティーブ・タネット(タネさん)のコメントなのだ。
外人はクチがうまいからね…全般的にホメておいて、「あの『ウッドストック』みたいなタッチもいいね~」と来たもんだ。
も~コレはうれしかったよ。
『七人の侍』の次ぐらいに何回も観ている大好きな映画が引き合いに出されたんだからうれしいにキマってる。120r4a0195それは何のことかと言うと、映画『ウッドストック』の中で使われている「スプリット・スクリーン」という手法ね。
タネさんは「Double frame」と呼んでいた。
映画の中ではThe WhoやSantanaのシーンで超カッコよく使われていた、画面を分割して見せるやり方。
私がコレを最初に知ったのはスティーブ・マックイーンとフェイ・ダナウェイが主演した『華麗なる賭け』という1968年のアメリカ映画だった。
映画は観ていなくてもミシェル・ルグランが書いた主題歌「風のささやき(The Windmills of Your Mind)」を知る人は多いだろう。
あんまり頻繁にやられるとイライラしてくるけど、さすが巨匠だけあってノーマン・ジュイソンはコレを実にうまく使っていた。

Kk そして、この手法を音楽に取り入れたのが『ウッドストック』。
多分、マーチン・スコセッシの仕事だろう。
例えばThe Whoの「Summertime Blues」。
ストップ・モーションで飛び上がっているピート・タウンゼントを画面に出しておいて、曲のキメに合わせて動かすシーンなんてタマらないよね。
実はこのシーンを思い浮かべて編集したのが、Yukiちゃんの弾くテーマに重なってSeijiさんのソロが入ってくるシーンなのです。
我ながら「やった!」って思ったよ。
しかし、この『ウッドストック』という映画は編集が素晴らしいね。12dfということで、D_DriveのYouTubeチャンネルで公開された「Begin Again」、仕上がりの巧拙は抜きにしてゼヒお楽しみあれ!


そして、音源を購入ご希望の方はコチラのサブスクをご利用ください⇒fanlink

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2021年1月12日 (火)

創作の時、それは今!~お友達の力作を味わう

 
写真はロンドンの北部の丘陵地、マズウェル・ヒル。
『Muswell Hillbillies』でおなじみのThe Kinksの地元だ。
この町は「Harringay(ハリンゲイ)」という自治区(Borough=バラ)に属していて、その人口は23万人弱というから厚木市とかつくば市ぐらいの規模になる。
そのマズウェル・ヒルに住むイギリス人の友人からのメールを見て驚いた。
10しばらく前にその友人からメールがあった時、「ハリンゲイでは毎日1,300人ほどの感染者が出ている」と知ったからだ。
それからまた2週間ほど経ってから受け取ったメールには「感染の勢いが止まる気配がなく、毎日2,000人が新たに感染している」書かれていた。
スゴイ…と思うよね?
だって人口が23万人程度のエリアで感染者が毎日2,000人も増えているなんて、今のところの日本では考えられないでしょ?
ところが、それからしばらくして昨年末に受け取ったメールによれば、その数がナント4,000にも達していた。
ほんのわずかの間に感染者が3倍!
こんなことをしたところで意味はないのだが、「自治体」ということで、ハリンゲイの状況を東京都に置き換えて計算してみた。
今、東京都の人口は1,400万人らしい。
コレにハリンゲイの感染者の割合を単純に当てはめると…24.3万人!
24万を超える感染者が毎日東京で出ていたらどうなのよ?
イギリスがどんな状況にあるか、コレでおわかり頂けたのではないだろうか?
日本とイギリスとでは検査の実施率がケタ違いに違うだろう。
東京でも欧米諸国のように多くの人が制限なく検査を受けられる態勢になっていたら24万ぐらいなっちゃうんじゃないの?
20日本にいると実感が湧かないが、イギリスでは時間や観客数の制限もナニも関係なく、とにかくコンサート、リサイタル、ミュージカル、オペラ、演劇といった類のナマのエンターテインメントを開くことが全くできないらしい。
ゼロですよ、ゼロ。
それだけに「配信ライブ」の人気が衰えないらしい。
 
隔週でやっているMarshall Recordsとのインターネット・ミーティングの冒頭では、こうしていつもお互いの国のエンターテインメント事情を報告し合っている。
そうしてイギリスではライブが全くできない状況ゆえ、プロデューサーはレーベル所属のミュージシャンたちにこう言っているそうだ…「今は創造の時。とにかく曲を作るべし!創作に集中できるチャンスだぞ!」
こんな話を友人のミュージシャンに伝えると、「シゲさん、それもわかりますけど…そんな気になれるワケないじゃないですか~」なんて言われちゃう。
そんな気持ちもわからないでもないわな~。
でも、昨年の後半、我がMarshall/NATAL/EDENがらみのバンドがゾロゾロと新作を完成させて送って来てくれた。
普段、Marshall Blogではディスク・レビューだけの記事はアップしないんだけど、レコ発ライブも思う通りできない状況なので、今回まとめてココにご紹介させて頂くこととした。
だってどれも力作なんだもん!
ダマって見過ごすワケにはいかないよ。30まずは…
 
ハイダンシークドロシー
2019年末を以って25年在籍した犬神サアカス團を脱退した情次2号(g)とジン(b)が新しく結成した4人組。
「ハイダンシーク」って最初字面だけでは何のことかピンと来なかったんだけど、声に出してみてわかった、
「Hide and seek」…つまり「かくれんぼ」のことね。
ま、ジャンルで言うとビジュアル系ということになるんだけど、すごくシアトリカルな感じがしてスッカリ気に入ってしまった。11下は9月にリリースした初のフル・アルバム『ヒトリランド』。
私がシアトリカルなイメージを持つ要因は圧倒的に谷琢磨の歌唱。
色んな声色を使って独特の世界を作り出している。
コレ、ライブでアルバム通りのパフォーマンスを聴くことができれば相当スゴイと思うよ。
きっとそれを演じてくれるのだろう。
Marshallのクランチ・トーンでズカーンと全部の弦をかき鳴らすパワフルなギターはジョニーちゃんならではのもの。
ジン兄の低音がグイグイ引っ張っていくリズム隊も魅力的だ。

12_cdコレはアルバムのリード・チューン、シングルとしてリリースされた「メーズ」。
ライブが楽しみだ!…と思ったら1月17日の 『@-streaming-LIVE2021』という配信イベントに出演するそうだ。
観たいな~。

ハイダンシークドロシーの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャルウェブサイト

 
BLINDMAN

35中村達也

50vRay

60戸田達也

70v松井博樹80v實成峻

90前作『Reach for the Sky』から2年。
11枚目のアルバムは『EXPANSION』。
ん~、タイトル通り「拡張」しとる!
上のメンバーになっていかにも「絶好調!」という感じ。
コ~レ、1曲目…一番最初に聴いた時は3/4+2/4の変拍子かと思ったんだけど、ワルツなのね?
こんなの初めて聴いた。
前作の「Da Doo Ron Ron」のような「大リーグボール2号」はないけれど、全曲まっすぐの剛速球。
やっぱロックはこうでなきゃいけネェ。
そして、ギターの音はこうやってMarshallで出さなきゃいけネェ。
5曲目のインストね、メロディもさることながらギリギリと粗い砂を噛むようなギター・サウンドが素晴らしい。
泣きに泣いてピカルディ・ケイデンス…いいね~。
その他の曲もすべて聴きごたえ十分!
毎回こうして実に密度の濃い正統派ハードロック・サウンドを送り出してくれるBLINDMANに快哉の声を上げたい。
そして、このままどんどん「Expand」していって頂きたい。
 
1月29日に『LIVE EXPANSION Vol.2 -ZERO RANGE IMPACT-』と銘打った2回目のレコ発ライブが配信されるそうだ。
観たいな~。
 
BLINDMANの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL SITE
40cd 

amber lumber

95森永JUDYアキラと…

110v山本征史のデュオ・チーム。
ココはまるでコロナなんかこの世に存在しないような絶好調ぶり…に見える。
もちろんライブの運営等、苦労は絶えないことと思うが、いつもナニかを作っていて立ち止まっていることが全くないように感じるのだ。120そうして11月の下旬に発表したのが3枚目のフル・アルバム『Hundred Suns』。
『運命の輪っか』で「初会」、『Mother Moon』で「裏を返し」て、このアルバムで完全に「馴染み」となったamber lumberの音楽世界(この辺、何のことかは五代目古今亭志ん生あたりの廓話を聞いて調べてください)。
アキラさんのウイスキー・ボイスと征史さんの分厚いベースが絡み合って深い世界を演出するスタイルは唯一無二のモノ。
いいんだよ、潮騒から始まって日が昇るこのアルバム。
「ランデブー」のアキラさんの声には感動ものだし、出るべくして出た感じの沖縄テイスト、「ウートートゥー」もジックリ聴き込んでしまう。
「I Wanna be Your Blood」のカッコよさは一体ナンダ?
歌の文句で心臓だの、腎臓だの臓器の名前を聴いたのは、なぞなぞ商会が『Rocky Horror Show』の「Time Warp」を改作したヤツ以来か?
「ヨルノガッコウ」では征史さんのメルヘン・テイスト爆発!
amber lumberの個性と魅力がギンギンに詰め込まれた1枚。
征史さんの筆によるジャケットのイラストも毎回いいね。
タロット・カードをモチーフにしているのだそうだ。
100cdamber lumberは音だけでなく、ビジュアルにも力を注いでいるのが大きな特徴。
やっぱり目に見えるモノは印象を強くするからね。
征史さんの作品はamber lumberの音楽の一部なっていることは間違いない。
フランク・ザッパは幼い頃、絵が楽譜だと思っていたんだって。
つまり、「音楽」を記録している媒体が「絵」ということね。
そして、大人になって音楽で身を立てるようになり、ある日オーケストラの団員に同じ絵を見せて感じるままにそれぞれの楽器を演奏させた。
結果…出て来る音はあまりにも全員バラバラで失望したそうだ。
この征史さんの描くイラストね…コレは誰が見てもamber lumberの音楽を演奏する気がする。
   
amber lumberの最新情報はコチラ⇒Official Twitter
125 
CONCERTO MOON

126ついに出た現在のメンバーによるオリジナル・アルバム。
通算13枚目!130cd現在のメンバーとは…
 
島紀史140芳賀亘

150v中易繁治160v三宅亮

170v河塚篤史

180すごくオモシロかったの、このアルバム。
まだ完成する前に「途中経過」ということで、車の中でノンちゃんに少し聴かせてもらったの。
今となってはどの曲かはわからないけど、「アレ、いつになくポップだね~」と私が言うと「そうでしょ!」なんて言ってた。
イヤイヤ、出来上がって全編を通して聴いてみると、「ポップ」なんていう印象は全くなかったわ。
確かにいわゆる「耳なじみの良い曲」のようなイメージはあるんだけど、巷間で「ポップ」という言葉で表現される音楽のように全く甘くない。
どの曲も、「新しい声」を得て、「新しいCONCERTO MOONの音」を作り上げた「歓喜の歌」に私には聞こえる。
ノンちゃんの信念は岩をも貫き通すのだ。
8曲目の「Rise and Fall」ね。
王道ハード・ロックのリフから歌が入って「お!変形マイナー・ブルースか!」と驚いているウチに場面がコロコロ変わっていくこのスリル!
今までのCONCERTO MOONのレパートリーにこういうのはなかったんじゃん?
とにかく全編を通して素晴らしいのはノンちゃんのギターの音。
やっぱりチャンとスタジオで4x12"キャビネットを思いっきり鳴らして録るギターの音はいいね。
天然マグロだよ。机の上で育てる養殖マグロとはワケが違う。
昔はみんなこうやってたんだよ。
インストの9曲目を聴いてごらんなさい!
便利なだけがいいワケじゃ決してないということを島紀史が泣きながらギターで訴えかけているようではないか。
最後は笑うんだけどね…あ、コレもピカルディ・ケイデンスだわ。
 
下はデラックス・エディションの様子。
ボーナスCDには芳賀ちゃんの歌と亮くんのキーボーズで取り直した「Between Life and Death」、「Struggle to the Death」、「Life on the Edge」の3曲を収録している。
買うなら「デラックス」だ!

120r4a0506ところで、ノンちゃんのCODEのデモ動画『BREAk the CODE』は観てくれた?
アタシャ、も~うれしくてね~…というのはその再生回数。
ま、コレには拘泥しないようにしているんだけど、私も人の子、回数が増えればうれしいにキマってる。
でも単純に回数だけのことを言っているんじゃありません。
テレビ・タレントの動画のようの「何万回」には及びもつかないけど、こうしたチャンとしたギターをまじめに弾く動画を視聴してくれる人が日本にまだそこそこ残っていた…ということがうれしいのだ。「音楽の正義」を見たような気がするワケ。
わっかるかな~、わっかんネェだろうな~。
とにかく、「演奏がスゴイ」、「音がいい」、「オモシロイ」と、ご覧になった方からはすごく高い評価を頂戴したこともうれしかった。
ハイ、まだご覧になってない方はコチラからどうぞ。
このシリーズ、強力なヤツがまだ残っているので、チャンネル登録して待っててね。
 
さて、『Rain Fire』をお聴きになられた方、ノンちゃんがビデオの中で言っているCODEで録音したパートはおわかりになられたかな?
当たれば本人からピックもらえるからね~。
え、私?わかったっかて?
ゼンゼンわかりません!…と言っておかないと商売に差し控えるでしょ?
 
CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒Official Site
Npick
FATE GEAR
 
先日のオンラインの楽器フェアで大熱演してくれたFATE GEARもニュー・アルバムをリリースした…と言いたいところだけど、製造サイドのミスが見つかり、作り直しで已む無く発売を延期。
そして、明日(1月13日)発売される!190FATE GEAR、4枚目のフル・アルバム『The Sky Prison』は、「メアリーとアン」という実在した女海賊をモチーフにしたコンセプト・アルバム。
今作でも曲によって異なるシンガーを起用するスタイルを採用。
9曲中5曲をNANAちゃんが担当。
そして大山まきちゃんが2曲でド迫力のノドをブチかましてくれている。
「歌入りの音楽」と言うのは最終的には「歌手の声」を聞かせるためのモノなので、歌い手が変わると音楽が変わってしまうのが必定だ。
このバンドはそれを実にうまく利用しているんだな。
もちろんその「声」に呼応する曲もバラエティに富んでいて聴くものを飽きさせない。
今回も出て来たケルト風味っていうのかな?最後の曲みたいなのはオモシロイね。
こういうテイストをドンドン取り入れて他のガール・メタル・バンドとの差別化を図ってもらいたいと私なんかは思いますね。
プロジェクト制度を活用してもっともっと色んなことにトライしてみればいいと思う。
そうそう、リード・チューンの「The Sky Pirate」のJillさんのヴァイオリンがメッチャかっこいいのだ!
200さて、毎度お楽しみのFATE GEARの特典コーナー。
10月下旬にレポートした通り、今回のアーティスト写真は私が撮らせて頂いていて、それらの写真を使った特典アイテムをたくさん制作して頂きました。
ん~、うまいこと使うもんですな~。
この日蒸し暑くてね~、でも苦労して遠くまでお邪魔した甲斐があったというモノです。
隊長、どうもありがとう!220CD屋さんによって扱っているアイテムが異なるので、FATE GEARのウェブサイトで確認してCDをお買い求めくださいまし。
卓上カレンダーや…

230 
ホログラムのトレーディング・カードが2種…

240

250 
そして、おなじみフォト・ブック。
なんかもう、撮影したのがなつかしいな。260それから1月27日には「Scars in my Life」のシングルが発売される。
コチラも私めの写真で特典グッズを作ってもらいっています。
 
FATE GEARのこの辺りの詳しい情報はコチラ⇒FATE GEAR Official Website

210v
 
  
さて、我がMarshall Recordsも海の向こうからガンバってます。
Marshall Recordsは流行りすたりに捕らわれないコアな音楽を送り届けることを目的として設立されたレーベルですからね。
ガッツのある音源がゾロゾロ出て来てる。
…ということで最近作をご紹介。

270
GRAND SLAM

 
大分時間が経ってしまったけど…ローレンス・アーチャー率いるGRAND SLAMMの『Hit the Ground』。
私はこの辺りとなるとゼンゼン通ってないので、余計ことは書かないようにしよう。
言えることは「ロック」です。
私が知っている「ロック」とは基本的にこういう音楽を指す。
Thin Lizzyは『Bad Reputation』からリアルタイムで聴いていたけど、なんかあの時あたりの自分を思い出すわ~。280cdモロにThin Lizzyなヤツを聴いてみて!

REWS
 
元はギターとドラムスの女子2人のチームだったRews。
今ではボーカルズ/ギターのショーナ・トーヒルだけになっちゃった…でもRewsというグループ。
日本で言うとスーパーフライとかTMレボリューションみたいなものか?
またショーナが快活で魅力的な人なんだ。
ココは若いだけあってパンキッシュな要素が強い今風のサウンドを作っているけど、日本のそれとは全然違って、やっぱりロックの本場の国の雰囲気が強く漂っているんだな~。
ハードでストレートだけどチョット捻った感じのサウンドが聴いていてとても気持ちがいい。290cdニュー・アルバムの『Worriors』からリード・チューンの「Today We're Warriors」をどうぞ。
我々の世代は「Warrior」といったらWishbone Ashと相場はキマっていたんだけどね。

BAD TOUCH
 
昨年、イギリスのライブハウスを救済するキャンペーンが張られた時、キキ・ディーの「I've Got Music in me」で参加したバンド。
もうこのバンドも70年代丸出しでサ…いいんですわ~。
とりあえずイギリスからこういうバンドが出て来る限り、地球上からロックがなくなることはないだろう。
日本はもう風前の灯だもんね。
このバンドはまず、ひたすらシンガーのスティーヴィー・ウエストウッドのカッコよさを楽しむ。
Marshall Liveで観た髪を振り乱し、ステージを執拗に踏みつける彼のカッコよさといったら!

300cd最新アルバム『Kiss the Sky』から「Strut」という曲をどうぞ。

 
KING CREATURE
 
コチラはもっともハードめなKING CREATUREがチョット前にリリースした『Set the World on Fire』。
今回もヘヴィなナンバーをゾロリと揃えてMarshall Recordsのメタル方面を堅持してくれている。
そんなメタルメタルはしてないけどね。310cdニューアルバムからは1曲目と2曲目のビデオが制作されているようだけど、2曲目の「Cptives」をどうぞ。
コワモテだけど、実際は会ってすぐに自分からfacebookの友達申請をしてくるような気さくな方々です。


…と、日本より厳しいコロナ環境にあるイギリスでも皆さんガンバっていらっしゃいます。
ちなみに未着のKING CREATUREの盤を除いてた3枚はすべてカラー・レコード。
普通の黒い盤に比べてカラーレコードは音が良くない…なんて話を聞いたこともあるけど、とりあえずカラーはうれしい。
なんでだろうね?315まだまだコロナは続きそうだ。
今は創造の時…アーティストの皆さん、力作を楽しみにしています! 

 

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2021年1月 5日 (火)

新年のごあいさつ

 

明けましておめでとうございます
 
年末に好き勝手なことをズラズラを書かせてもらったので特にありません。
今日から2021年のMarshall Blogをスタートします。
年明け早々また大変なことになりそうですが、今年もみんなで元気に楽しくやっていきましょう!
今年もMarshall Blogをご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
 

 

Simg_8213 (写真は「ロンドンの初日の出」のつもり。早くロンドンに行けるようになるといいな~)
 

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2020年12月22日 (火)

【お知らせ】Marshall MG&CODEキャンペーン開催中!

 
まずはCODE関連のお知らせ。
今年の7月末、D_DriveのYukiちゃんを皮切りにスタートしたCODE25のデモ動画シリーズ、『BREAK the CODE』もおかげさまで15本を数えるようになりました~!
コレを機に日本語版のMarshallの公式ウェブサイトで「まとめページ」を制作したのでゼヒご覧くださいまし。
コチラからどうぞ~⇒日本語版Marshall公式ウェブサイト 
 
『BREAK the CODE』はコレで終わりじゃありませんからね。
他のギター関連動画では見ることができないであろう、強力なヤツがまだまだ残っているので『Marshall Japan』チャンネルを登録して待っててね!
 
MarshallのYouTubeチャンネルはコチラ⇒Marshall Japan

10今日の本題。
今、MarshallのMarshallのキャンペーンやってます!
MGシリーズかCODEシリーズの対象商品をお買い上げ頂くとその場で「特製カラビナ」がもらえるてェヤツ…って、カラビナってナニ?
「カラパナ」っていうハワイのバンドがいて、一時期すごく人気があったけどね。20「カラビナ」とはこういうヤツ。
山登り(岩登り)をする時にザイルを通すための金具。
コレ、カラビナっていうのか~。
 
30s

今日はチョット「山」で脱線しましょうか?
マーブロ史上初の「山」での脱線…「脱線」というより「遭難」か?
ナゼ、今まで山について書いたことがなかったかというと、私が山登りに興味がないから。
新田次郎は大好きだけどね。
実際、山の上には行ってみたいと思うんだけど、登るのがシンドイ。
ヒザの軟骨のスリ減りの心配だしよ。
ま、登ってせいぜい讃岐は金刀比羅さまの…

S0r4a1719本宮までかな?
イヤ、まだまだイケる。S0r4a1807槍だ、穂高だ、なんてのはとてもじゃないけど…S0r4a1846 奥社までならナントカ…。
私の「山登り」はこんなところです。
コレは「登山」じゃないか。
「こんぴら」の語源って古代インドのバラモン教の神様「クンピーラ」だって知ってた?
S0r4a1856 さて、登山というとナゼか用語はドイツ語なんだよね。
スポーツ感覚で高い山に登ることを「アルピニズム」といって、コレは英語。
イギリスが発祥だったから。
ドイツ語では「アルペン」という。
用具の名前はもうほとんどドイツ語。
ザイル、アイゼン、コッヘル、ピッケル、シュラフ、ヒュッテ…等々。
リュックサックはドイツ語の「Rucken(背中)」と「Sack(袋)」をくっつけた言葉だったりする。

Rs

もちろんハーケンもそう。
ハーケンというのは「鉤(かぎ)」のこと。

Haken だから「ハーケンクロイツ」っていうでしょ?
「Haken(鉤)」と「Kreuz(クロス)」で「鉤十字」になる。40_2山登りは全くしないけど、山の映画で大好きな作品がありましてね…。
1956年のスペンサー・トレイシー、ロバート・ワグナー主演の、その名も『山(The Mountain)』。
アルプスの山の中に落ちた旅客機の乗客を救うために何十年ぶりかに山に登るおジイさんとその息子。
ところが、ワグナー演ずるその息子は亡くなった乗客の金品が目当てだったんだな。
父の薦めで私がこの映画を観たのは小学生の時で、おおよそその後に観た記憶がない。
でも、ものスゴく印象に残るシーンがある。
上方が死角になっている難所に差し掛かったところ。
岩にへばり付いているおジイさんが、下から見上げている息子向かって何かをまさぐるように手を伸ばしながらこう言う…「おい、確かこの辺に何十年前に打ったハーケンがあるハズだ。どこにあるか下から見てくれ!」って。
「何十年」が何年だったかはさすがに記憶していないが、山を登る人ってそんなことを覚えているのか!と子供ながらにビックリしてしまったのだ。
飛行機の乗客はほとんど全滅で、ひとりだけ生き残ったインド人の少女をおジイさんが抱いて下山する。
息子は金やらナニから盗りたい放題のウハウハ状態。
しかし、ウマくいったのもつかの間…というヤツ。
オモシロイ映画だったな。
ちなみにロバート・ワグナーは『ウエストサイド物語』のマリアを演じたナタリー・ウッドと2回結婚した人。
名優スペンサー・トレイシーの『花嫁の父』は必見!
「ハーケン」のことを書きたくて脱線させて頂きました。50m さて、Marshallキャンペーン。
キャンペーン対象のモデルはMGシリーズが…
MG10、MG15、MG15R、MG15FX、MG30FXのいずれか。
130CODEシリーズは…
CODE25とCODE50。140『特製カラビナ』のデザインはJVM410と1960Aのハーフ・スタック。70v_2レア・デザインとして1959と1960AXのハーフ・スタックもあるんだって。80v もうひとつ…さらに激レアデザイン!
コレはナンだろうな~。
スラッシュかジョン・フルシアンテにでも見てもらおうか?

90v B面は共通でMarshallのスクリプトロゴ。100どうやって使うのかというと、例えばキーリングとして…。110あるいはアクセサリーとして…。
間違えてもザイルを通してブラ下がったりしてはイケませんよ~!120コレらのアイテムは初めから商品の箱の中に封入されているので、何が出て来るかはMGやCODEを買ってのお楽しみ!

60_2キャンペーンはプレゼントがなくなった時点で終了だそうです。
すなわち「早い者勝ち」!
よろしくお願いします!

20_2 

200 

2020年12月 7日 (月)

2020楽器フェア オンライン情報!

 
今年もあとわずか…も~、ご多分に漏れず私も今年はコロナのおかげでメチャクチャだったよ。
イベント関係では上海にも行けず、来年のことではあるにしてもNAMMも中止。
そういえば…行かれないことが判明した時からスッカリ忘れちゃったけど、結局、上海のMusic Chinaは開催したんだね?
そして、今年は2年に一度の『楽器フェア』の年だった。
残念ながら中止。
しかし!
オンラインを使って開催することが決定した。
しかも今週末だよ、今週末!
時間がないので緊急告知!
 
我がMarshall/NATAL/EDENはディストリビューターであるヤマハミュージックジャパンさんの枠をお借りしての出展となる。
出展といっても、「展示」を気取って商品をゾロゾロ並べてみたところで、それじゃ普通のウェブサイトと変わりないのでイベント企画に参加させて頂いた。
まずは配信ライブ。
 
<Special Live vol.1 : FATE GEAR>
12月12日(土)12:00~13:00
 
Marshall Blogでも紹介したけど、来る23日にニューアルバム『The Sky Prison』をリリースする
FATE GEAR。
何たるタイミング!
世の中こんな状況で「レコ発ライブ」なんたって簡単にはできないからね。
ここぞとばかりに、気合の入った演奏を披露してくれると思うワケです。
FATE GEARならではの世界をお楽しみあれ!20出演は…
Mina隊長…当然Marshall。30v今回の歌い手さんはニューアルバムでも活躍しているNANAちゃん。40vキーボーズにYuriちゃん。

50vベースは栃木のマドンナ、Erikaさま。
当然EDENでプレイ。70vドラムスはNATALでおなじみのHarukaちゃん。80vFATE GEARの詳しい情報はコチラ⇒FATE GEAR Official Website

430

<Special Live vol.2 : MUTANT MONSTER>
12月12日(土)14:00~15:00
 
「ミュータントモンスターヲ、シッテマスカ?」と若い外人の子に声をかけられたのはロンドンのカムデン・タウンのライブハウスでのこと。
それで知ったのがMUTANT MONSTER。
接近してみると共通の知り合いがゾロゾロ出て来て運命的なモノを感じてるのね。
そんなサダメで今回ご出演をお願いしました。
私にしてはかなり珍しいパンク系チーム。
コレがね、曲といい、パフォーマンスといい、可愛くてパワフルで、とてもいいんですわ。
ナント、今回が生まれて初めてのライブ配信の出演となるんだって!
コイツァ楽しみだゼ!
90出演はギター/ボーカルズのMEANA(ミーナ)ちゃん。
MEANAちゃんのギターの音作りは個性的だよ。100vベース/ボーカルズのBE(ベー)ちゃん。
姉妹とだけあってMEANAちゃんとのコーラスのマッチ具合が素晴らしい。110vドラムス/コーラスのCHADちゃん。
NATALでバッチリと暴れまわってくれることでしょう!120vMUTANT MONSTERの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAl WEBSITE

130日にち変わって12月13日。
 
<Special Live vol.3 : Silex featuring Masha>
12月13日(日)13:00~14:00
 
新しい布陣で再スタートを切ったSilex。
コロナ禍で残念ながら思い切った活動が展開できず、Mashaくんはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろう。
今回はそんな悔しさブッ飛ばすべく、思いのすべてをギターに込めるインスト・スタイルのSilexで登場して頂くことになった。
名付けて「Silex featuring Masha」。
コレは弾くぞ~。アホほど弾くに違いない。
シェレッド・ギター・ファンは絶対に見逃さないようにね!
140出演はMashaくん。150vSilexのベーシスト、Hayateくん。
Hayateくんは実はMashaくんと一緒に『Marshall GALA2』に出る予定だったんよ。
ところが手に大ケガを負ってしまって出演を断念せざるを得なかった。
Hayateくんにはその悔しさをEDENと一緒にココで晴らしてもらいましょう。160vドラムスはNATALアーティストのTatsuyaくん。
Tatsuyaくんとはナンダカンダで付き合いが長いんだけど、一度もSilexでの姿を見てないからな~。
インストという形とはいえ、今回とても楽しみなのです。170vSilexの詳しい情報はコチラ⇒Silex Official Website

180以上がライブ配信。
 
2020楽器フェア オンラインでは他のイベントも盛りだくさん!
Marshall Blogファミリー(みたいな?)からはKelly SIMIMONZも出演するよ!
200vKellyさんは…
 
<Kelly SIMONZギターセミナー
12月13日(日)15:00~16:00
 
もうコレは今の時点では「ギター・セミナー」としか説明のしようがない!
ギタリストとしてだけでなく、クリニシャンとしても膨大なキャリアを持つKellyさんのこと、充実したセミナーになることは間違いないであろう!190その他のMarshall関連のイベントは…
  
<NATAL>
ドラムサウンドメイク・ワンポイントアドバイス講座:有松
益男
12月12日(土) 17:00~

<Marshall>
Break the CODE "Extra" feat. 亀本寛貴(GLIM SPANKY)

12月12日(土) 19:00~

<Marshall>
アーティスト・トークセッション:Kuboty、小野武正、渡邊幸一 

12月13日(日) 17:00~

などなど。

2020楽器フェアオンラインの詳しい情報はコチラ⇒公式ウエブサイト

10  

200
(一部敬称略)

2020年10月23日 (金)

ファースト・アルバムをアナログ録音でリリース!~HELL FREEZES OVERにエールを!


昨年の11月、『Marshall GALA2』で爆発的な演奏を聴かせてくれたHELL FREEZES OVER。

10そのHELL FREEZES OVER(以下、「HFO」)が満を持して8月末にファースト・フル・アルバムをリリースした。
その名も『Hellraiser』。
同名のホラー映画もあったが、英語としては「いつまでもうるさくしてる人」とか「やんちゃっ子」という意味。
まさにHFOのことじゃん!
ま、いつもうるさいのは私も同じだけど。
それと、HFOの世界ではファンのことを「Hellraisers」と呼んでいる。
Grateful Deadなら「Deadhead」、リヒャルト・ワーグナーなら「ワグネリアン」。
デューク・エリントンなら「エリントニアン」…コレはウソ。
「エリントニアン」というのは、デューク・エリントンの楽団員だけに与えられるアメリカ音楽界最高の称号だ。
 
どこを切っても胸のすくようなメタル・サウンド。
もちろんMarshallテイスト全面炸裂。
バラードなしの全10曲。
「おおっと!コレは!」とオールド・ファンがドキッとさせられる場面(2曲目ね)もあるが、そんなのカンケーねぇ。
誰?コレ「ギター」って囁いてるの…いいね~。
とにかくどの曲も聴いていて気持ちがいいのよ!
「Burn Your Life」、「Hawkeye」、「Overwhelm」等、前作『SPEED METAL ASSAULT』収録曲の再演もうれしい。
ジャケットもいいじゃない!
前作ではMarshallを吹っ飛ばしたけど、こんどはスカイ・ツリーをやっちまった!

20cd前作に収録された曲を再演した理由は今作の録音方法によるところだろう。
裏ジャケに入っている「AAD」の3文字。
なるほどHFOらしい。
アナログ録音だ。
私は完全に「AAA」世代だからうれしいね。
「AAD」は、アナログのテープに音源を録音して、アナログ・テープで編集して、デジタルで媒体に記録しました…ということ。
だからレコードからCD化された昔のアルバムのたいていは「ADD」になることが多い。

S0r4a0002他にも完全デジタルの「DDD」ってのがあるけど、もうコレが当たり前になって来たせいか、あるいは誰も気にしなくなってしまったからなのか、以前はCDの裏ジャケットで見かけたコレらの3つのアルファベットもあんまり見かけなくなってきたね。
結構探しちゃったよ。
一番上の「AAD」はフランク・ザッパの『Roxy and Elsewhere』から。
1974年の作品だからアナログしかない時代。
アナログ・テープで録音して、それを編集して、デジタルでCDにしたから「AAD」。
下の2枚はスウェーデンのジャズのレーベル「Steeplechase」からのDave Strykerというギタリストの2枚。

S0r4a0010_2 最近、世界的にレコードの人気が復活して、今年はCDの売り上げを抜かしそうだとか…。
それってCDの売れ行きがますます悪くなっているだけのような気がしますがね。
いつも書いていることだけど、CDが現れた時の世間の騒ぎようね…コレを忘れちゃイカン。
みんな「音がいいし、小さくて場所を取らないし、軽いし」と涙を流して喜んだ。
各地でLPとCDの聴き比べなんてイベントが催されて、みんなこぞってレコードを攻撃したことをよもや忘れたとは言わせないよ。
それを今になって「レコードの音が良い」だなんて。
私はレコードで育ったけど、転勤族時代の度重なる引っ越しで、CDにはずいぶん助けられた。
なので両方の味方だし、「音の良し悪しよりも、音楽の良し悪しにこだわる」派だ。
でもね…。 
先日、このMarshall Blogにも書いたばかりなんだけど、ジム・マーシャルのツテでフランク・ザッパのイギリスのオリジナル盤を12枚ほど手に入れた。
カッティング技術に長けているイギリスのオリジナル・プレス盤。
何しろ音が太くて前にガンガン出て来る感じ。悪く言えば荒々しい。
CDの音はいかにもか細くて、薄いガラス板のようだ。よく言えば繊細だ。別に悪くはない。
ウチではいまだにデジタルを一切介さずにレコードを再生することができるんだけど、その程度のオーディオ装置で聴いている分にはCDを否定することはできないと思う。
本当にレコードの音のスゴさを知るには数百万円かけたオーディオ機器じゃなきゃわからないって!
「やっぱアナログですよ、ヴァイナルですよ!」とか言って、レコード・プレイヤーをパソコン等のデジタル機器につないで悦に浸っている若い人を見かけるけど、それ…デジタルですから!残念!
でもね、やっぱりアナログは大切だよ。
そして音楽はアナログで作って楽しむものですよ。
だって人間はデジタルでできていないんだもん。
120HFOが今度のアルバムのブックレットでこう呼びかけている。
(このアルバムは)アナログ・テープで録音しました。
ベーシック・トラックは一発録りです。
コンピューターによる編集は一切施していません。
 
この便利な世の中、本当に大切なモノとは何だと思いますか?
一言で言えば、単純性?容易性?
考えてみてください。
このアルバムはそんな世の中へのアンチテーゼであり、この世界の基本的なことについて質問を投げかけるためのモノなのです
ってとこかな?
 
丁寧な文体で書いたけど、Gainerくんが実際にコレを言うとしたら、そうだな…
オマエら、コレはアナログ録音だ!
ほとんど一発録りだぞ!
パソコンでヘタに手を加えたりしてねーんだよ!
 
オマエら、本当に大切なモノってナンだと思う?
Marshallか?おお、アレはメチャクチャ大切だ!
考えみてろ…シンプルってことか?簡単にできるってことか?
オレたちはこういうことを考えてもらうためにこのアルバムを作った。
この音で本当のロックを楽しんでくれ!イエ~!

たのもしい!
ひとつ残念なのは記録媒体がCDということか?
コレは味の素を盛大に入れた醤油で「海のダイアモンド」と言われる天然のクロマグロの刺身を食べるようなものなんだ。
でもコレは仕方がない。そういう時代の作品だから。
でもね、ウチのアナログ・オーディオセットで聴くと、やっぱり元の音が太い分、そこらのデジタル録音の音源より格段にガッツのある音がしてる。
アナログで意地を張った甲斐はバッチリあります。
そのあたりにも注目して『Hellraiser』を楽しんで頂きたい。Ss41a0537さて、しばらく以前に「コロナ禍における東京都の文化芸術応援」というで『アートにエールを!』という企画があって田川ヒロアキさんが登場しているレポートをお送りした。
40その企画にHELL FREEZES OVERも参加するというので、そのビデオ撮影現場にお邪魔してきた。

30まさにHFOにピッタリの雰囲気!

50もちろんドッカ~ンと一発どり。
イヤ~、爆音から遠ざかっていたのでスゴイわ!

70TREBLE "GAINER" AIDYSHO80vRYOTO

90vHIROTOMO

100vTAKUYA

110vTOM LEAPER

120vこの数日前、事務所にCDをワザワザ持ってきてくれた時にRYOTOくんとTAKUYAくんには会っているんだけど、他の皆さんはほぼ10か月ぶり!
みんな元気でヨカッタ。
撮影はお客さんのいないミニ・ライブ形式とでも言おうか、6曲を用意して演奏した。

130オープニングはアルバムのオープナーにしてタイトル曲の「Hellraiser」。

140vもちろんギターの2人は1959。

160vMarshallがなければ成り立たないピュアなロック!

170v続いてアルバム通りに「Roadkill」。180上にも書いた通り、耳なじみのいいドライヴィング・ナンバー。

190まぁ、皆さんスゴい気合です。

2003曲目は「End the Breath of the Night」。210コレはMarshall GALA2でも演奏してくれた。

220v一回区切って「Grant You Metal」。

230ん、リッケンじゃないTAKUYAくんって初めて見た。240続けて「The Last Frontier」。
150この日は違ったけど、TOMくん、NATALのウェブサイトのアーティストのページに登場して頂いています!⇒日本語版NATAL公式ウェブサイト
250vやっぱりいいね、真空管アンプで鳴らすギターの音ってものは!
タップリ楽しませて頂きました。

260さらにキラー・チューン「Overwhelm」でプログラムを締めくくった。
270…ということで、『アートにエールを!』のHELL FREEZES OVERをご覧あれ!

もうね、頼みますよ!
HFOは平均年齢26歳。
みんなでこういうバンドを応援してあげないとヘビメタが本当に絶滅しちゃう!
HELL FREEZES OVERにエールを!60最後に…昨年11月9日に開催された『Marshall GALA2』の演奏をどうぞ。

Smarshall_gala_2_logo なんでまたコレを引っ張り出してきたかというと、ひとりでも多くの人に観てもらいたいから。
そりゃ、当たり前か…。
イヤ、この時『Hellraiser』からの曲ばっかりだんですよ。
だからライブが自由にできない昨今、このGALA2のビデオをライブに行ったつもりで楽しんでもらいたいと思ったのです!
チャンネル登録もよろしく!
HELL FREEZES OVERのファースト・フル・アルバム『Hellraiser』をよろしく!
ア、コレは違った!280sコレが『Hellraiser』の正しいジャケットです。
HFOはギリシャのレーベルとの契約に成功し、この『Hellraiser』が世界で発売されるそうだ。
おめでとうHELL FREEZES OVER!
この調子で地獄を凍らせろ!
 
HELL FREEZES OVERの詳しい情報はコチラ⇒Official web site

290cd

200_2 
(一部敬称略)

2020年10月22日 (木)

FATE GEARのニューアルバム『The Sky Prison』~メイキング・オブ・「The Sky Pirates」」

 
スッカリ日も短くなって朝晩が寒くなりましたな~。
私は冬生まれのせいか、暑いより寒い方がゼンゼンいいんだけどね。
今日のスタートはひと月前のまだ暑い頃の某田舎エリアから。
暑いことには違いないんだけど、東京のソレとは明らかに違って気持ちがヨカッタ。
空気のせいなんだろうネェ。
タマには田舎もいいもんですな。10向かったのは採石場。
なつかしいナァ。
というのは、昔務めていた会社で関係会社の管理を担当していたことがあったんだけど、その中に砂利屋が2社あった。
「砂利屋」というのがナニをやっているのかというと、まさに砂利や砂を採掘して、サイズに分けて、あるいは特定のサイズにあてはまるように砕いてそれらを販売する仕事。
「骨材屋」なんて呼ばれたりもする。
主な売り先は生コン屋か道路工事屋だね。
20皆さんの生活の中で「砂利屋」なんて職業について考えたことは一度だってないでしょう?
それが当たり前だと思う。
私だって仕事で関わるまで知らなかった。
でも、岡林信康の「山谷ブルース」ではないが、砂利屋がないとビルも道路も作ることができない。
この曲を中学2年生で初めて聴いた時にはかなりショックを受けた。

Sb もっと大きなショックだった曲が同じ岡林信康の「チューリップのアップリケ」。
ビートルズよりゼンゼン衝撃的だったもんね。
こんなにも悲しく悲惨な歌が世の中にあることが信じられなかった。
これらの曲に出会ったことは、私の45年に及ぶ音楽人生の中でも最も大きな出来事のひとつだったと思う。 

Ta さてこの業種、原材料がタダみたいなものだから、潤沢に原石が取れされすれば大変に分のいい商売だ。
ところが、この原石を確保するのがなかなかに大変なケースがありましてね。
私が担当していた会社のひとつは山奥にあって、「川砂利/川砂」と呼ばれる川に集まる砂利や砂を原材料にしていた。
しかし、それらが少なくなってしまうと県から採掘ストップの命が下ってしまい、商売ができなくなってしまう。
あんまり川の石や砂を取ると水害が起きやすくなっちゃうのね。
だからいつも「人災のない台風」を待ち望んでいたな…上流から大量の土砂が流れ出てくるから。
もうひとつの会社は平地にある砂利屋だった。
こっちは「岡堀り」といって、地面に埋まっている砂利を採集する。
地主と契約を交わしてお金を払い、地面を掘って、砂利を採って、また元通りに埋め戻して地主にお返しする。
生コンの品質の良し悪しはこの砂利や砂によるところが大きく、良質なそれらの原材料を確保するのが難しくなって久しいはず。
特に私が関わっていた2社は砂の確保に苦心していた。
「砂なんて海に行けばいくらでもあるじゃないか」と思うでしょう?
残念ながら海の砂はそのまま使うことができない。
海の砂は塩分を含んでいるので、生コンにして打設すると鉄骨を腐食させてしまうからだ。
塩分を取り除くために洗浄するコストがかかってしまう。
30訊くと、訪れた骨材屋さんは砂が主な商品で、その辺りの山には良質な砂が豊富に埋蔵されているのだとか…。
うらやましい。
それじゃココの砂を、砂のないところへ持っていけばいいじゃん?となるんだけど、そうはいかない。
セメントとか骨材というのは「自己輸送負担能力」とかナントカいって、値段の割には輸送コストがベラボーにかかる商品なので、「採れた場所で使う」という商売の鉄則がある。
「地産地消」のチャンピオンみたいな商品なのです。
はい、ココで今日のマーブロの脱線の第1部が終了。40ココから脱線の第2部。
ナニせ今日は記事の主役の方から「脱線」の許可を頂戴しておりますから。
もちろんいつも許可を取って「脱線」しているワケではないんだけど、今日は「脱線」のネタを半ばご指定頂いているのだ…こういうのはうれしいね!
その脱線のお題は「海賊」。
 
私の「海賊」はEmerson Lake & Palmeの『Works, vol.1』。
中3か高1の時にこの3年ぶりのELPの新作が出るといって期待して買ったけど、ガッカリだった。
感動したのはリード・チューンに据えたアーロン・コープランドの「Fanfare for the Common Man」ぐらいだったかな。
コレは今聴いてもいいアイデアだったと思うんだけど、このクラシックからの素材拝借の手法もこのあたりが限界だったのではなかろうか?
後期にプロコフィエフとかも演ってたけど、クリエイティビティがゼンゼン感じられなくなってたもんね。
そんなことをするもんだから、この頃はハード・ロックもプログレッシブ・ロックも一般大衆から飽きられてしまってヘロヘロになっていたんだね。
一方、ヴァン・ヘイレンの登場によりロック・ギターのテクニックが一気に頂点に上り詰めてしまい、凡百のフォロワーが登場し、完全に速弾きの金太郎飴になってニッチもサッチもいかなくなり、やはり一般大衆から飽きられてしまった。
そこへパンクだのニューウェイブだのが入ってきて、みんなそれらが「新鮮」と思い込んでしまったところに今のロックの不幸のひとつがあると私は思っている。
そんな時代のアルバムだった。
ほとんど聴かなかったアルバムだけど、後年、最後に入っている曲がメッチャかっこいいことに気が付いた。
その曲のタイトルが「Pirates(海賊)」だ。60_elpいつも「音楽変態」とか「へそ曲がり」とか「アマノジャク」と自分で言っている私でもELPを盛んに聴いた頃があったのよ。
何しろ数寄屋橋のハンターで、14歳の時に生まれて初めて買った中古レコードは『Tarkus』だったからね。
そのELPを10年前にロンドンで観ることができたことは私のロック人生の中の自慢のひとつなのだ。
その後、3人のメンバーのうち、2人が亡くなってしまったので、もう永久に再結成はあり得ないから。

70さて、その「海賊」。
日本では「ヴァイキング」と完全にゴッチャになっている感じがするけど、それは違う。
「海賊(pirate)」は、文字通り絶海で悪事をする「賊」のこと。
一方、「ヴァイキング(Viking)」は、海賊等の武闘行為もしたが、スカンジナビア半島付近に住んでいた農民や漁師たちの種族の名前。
いわゆる「海賊」をテーマにしている類の話とはそもそも時代が違う。
ヴァイキングは10世紀あたり。
海賊は16世紀ごろ。
600年も時代が違う。
だからビッケはタイトルの通りヴァイキングだね。

75よくホテルの朝食なんかで「バイキング」っていうのを見かけるでしょ?
アレは日本語だから海外で使っても通じませんからね。
そもそも何であのスタイルを「バイキング」というか…。
その昔、帝国ホテルの支配人がデンマークに行った時に「スモーガスボード(smörgåsbord)」と呼ばれる食べ放題の食事形式を目にした。
「コイツぁイケる!」と踏んだ支配人が日本に持ち帰って、さっそく帝国ホテルでやってみることになったが、どうも名前がよくない。
「朝食スモーガスボード」じゃ言いにくいし、なんか爆発しちゃいそうな名前だもんね。
そこで社内で名称を公募したところ、デンマークといえば北欧⇒北欧といえばバイキング…コレで決まったのだそうだ。
当時、リチャード・フライシャーの『ヴァイキング』という映画がすぐ近くの日比谷映画でかかっていたことも命名の後押しになったらしい。
しからば「バイキング」は英語でどう表現するかというと…そう「ビュッフェ」ですね。
でも、「ビュッフェ」と発音したらなかなか通じにくいかも知れない。
「バフェ」と「フェ」にストレスを置いて発音しましょう。
下はインターネットで拾ったどこかのホテルの掲示板だけど、海外の宿泊者向けに「MORNING VIKING」というアルファベット表記を加えたのであろう。
「『朝のヴァイキング族』って一体何のことだ?」と海外の人には何の意味もなさないハズ。
感覚としては「Two Man Live」のように間違えた英語表現をわざわざアルファベット表記する知性の無さを強く感じさせる光景だ?
もうひとつ言うと、「¥1.000」となっているけど正しくは「¥1,000」と千のくらいには「.(ピリオド)」ではなく「,(カンマ)」を使ってね。
ところがこのホテルの主人がドイツ系の人だとコレは一気に正しくなる。
ドイツは「€12.345,60」と「.」と「,」を反対に使うんだよね。
チョットしたことなんだけど慣れないとすごく気持ち悪い。76イケね、海賊、海賊。
「海賊」といえば、この骸骨の下に大腿骨が交わっているフラッグ。
実にカッコいいデザインだと思う。
欧米ではこの旗のことを「Jolly Roger(ジョリー・ロジャー)」と呼ぶ。

80_skull骸骨がらみのデザイン…ということであればGratful Deadの「Skull and Roses」と…
95cd『Steal Your Face』もカッコいい。
私はDeadの音楽はどうしても苦手だったけど、ジャケットは比較的どれもヨカッタ。

Gd いかにも不吉なシャレコウベのデザインは何のためかというと、もちろん海賊であることを示すためのモノ。
「このジョリー・ロジャーが目に入らぬか!」と相手をビビらせるためのモノなんだね。
ジョリー・ロジャーではなく、無印の黒旗を掲げている海賊船もあった。
当時、「暗黙の海のエチケット」みたいなものがあって、この黒い無印の旗はその主が海賊であることを示すだけではなくて、「抵抗せずにおとなしく降参すれば積み荷の1/4は見逃してあげるよ!」というサインだった…っていうんだよね。

Bkackj
「冗談じゃねーぜ!」とばかりに逃げたり、交戦の意思を見せると今度は海賊船に赤い旗が上がる。
コレは「あ、そう?いいのね?容赦なくイジめちゃうからね!」というサインだった。
海賊にしてみると、黒旗を上げている間におとなしく降参してもらった方が手間が省けて助かるということと、反抗すると「ホラ、こんなヒドイ目に遭っちゃうんだからね」という他への見せしめのために、赤い旗を上げた際には相当むごたらしいことをしたらしい。

Red_2あの、読者の中にはどこかで『パイレーツ・オブ・カリビアン』が出て来るだろうと想像している方もいらっしゃるかも知れませんが、私、まったく観たことがないのでこの先も出て来ることはありませんのであしからず。
 
コレね、海賊のことも調べ出したらオモシロそうな話がゾロゾロ出て来ちゃって、それを取り上げ出したらまったくキリがないことがわかった。
ひとつ、我がイギリスがらみで「ハハン」と思った話があったのでそれを脱線の第2部の最後に記しておく。
それは「私掠船(しりゃくせん)」という制度。
 
話はいきなりロンドンへ飛ぶ。
写真はマザー・グースの「♪ロンドン橋落ちる、落ちる」でおなじみの「ロンドン橋」。
こういう子供向けの言葉遊びの歌を「nursery rhyme(ナーザリー・ライム=子供部屋の韻)」という。
「ずいずいずっころばし」みたいな日本で言う「わらべ歌」ですな。
Simg_0296コレをモジったのが「プログレッシブ・ロックの名盤」の誉れ高い、Genesisの1971年の『Nursery Crime(ナーザリー・ライム)』ね。
日本語ではできない、英語の「音のシャレ」。
意味は「わらべ歌」から一転して「子供部屋の犯罪」となる。
オモシロイね~。
関係ないか…イヤ、昔のGenesisが大好きなもんだから…つい。

Nc ロンドン橋を渡ってチョット行くと「Borough Market(バラ・マーケット)」という1,000年以上続く市場がある。

Simg_0257その裏手にあるテムズ川に面したパブ。
夕方になるとこうして仕事帰りのサラリーマンでゴッタ返すのはココの店も同じ。
コレは5年前の写真ね。
数日前の規制強化でロンドンっ子もこんなことができないのが現状だけど、彼らからパブを取り上げるのは酷だと思うよ。
規制強化に反対してデモをする気持ちもわからなくはないが、しょうがねーじゃねーか!
そしてグレーター・マンチェスター(マンチェスター周辺の大都市圏。ロンドンは「グレーター・ロンドン」という)が国が定めた規制に反対声明を出したもんね。
スゴイなぁイギリスは。
 
この写真の奥の方に注目。
船が見えるでしょ?
Simg_0297「Golden Hinde」というガレオン船のレプリカ。
エリザベス1世の時代にこの船で、サー・フランシス・ドレイクという人がイギリス人で初めて世界一周を成し遂げた。
なんて言うとドレイクがただの冒険家のように聞こえるが、実は海賊だった。
今も昔も海事には大変金がかかることに変わりなく、その当時は国が「私掠船免状(Letter of Marque)」というものを海賊に発行して海軍として国が使役していたというんだな。
1588年、有名な「アルマダの海戦」でドレークは指揮を執り、スペインの無敵艦隊を破った。
そして、当時三流国家だったイギリスは世界最強のスペイン海軍を撃破したことにより世界の第一等国に躍り出たワケだ。
そこからはやりたい放題なのね。
ちなみにこの「無敵艦隊(Spanish invincible Armada)」という名前はスペインではなく、イギリスが付けた名前だったという話を聞いたことがある。
「invincible」というのは「征服できない、無敵の」という意味。
自分たちが勝っちゃったもんだから、その偉業をグレードアップするために、相手の地位を上げちゃおうというセコい手法。
ホントかどうかは知りませんけど。
Simg_1749「Marylebone(マリルボン)」にあるフィッシュ&チップス屋さん。
この店、名前を「The Golden Hind」という。

Simg_4913 ココはフィッシュとチップスのオーダーを別にするスタイル。
コレは「Haddock」だったかな?小型のタラ。
油っこそうでしょう?
でも食べると全くしつこくない。
パブなんかで食べる冷凍を揚げるフィッシュ&チップスはひたすらコロモがバカでかくて、とても最後まで食べられたものではないけど、ココのは見るからに薄いでしょ。
ペロっとイケちゃう。
Marshall Recordsのヘッドのスティーブ・タネットも偶然この店の常連だった。
ロンドン生まれ&ロンドン育ちのタネさんが好んで行く店だからして間違いない。
ロンドンへ行ってフィッシュ&チップスを食べる機会があればおススメです。Simg_4917 この映画にしきりに海賊が登場するのはこういう背景があったということ…を今回知りましたとさ。Sege さて、本題。 
2020年に2度目のヨーロッパ・ツアーを成功させたFATE GEARが12月23日に4枚目のフルアルバムをリリースする。
付けられたタイトルは『The Sky Prison』。
実在した女海賊、アン・ボニーとメアリー・リードを題材に「空の牢獄」と名付けられた。
今回もジャケットがいい。130cdそして、今日の記事のコアがコレ。
アルバム・リードチューンの「The Sky Pirates」のMV撮影にお邪魔してきたのだ!
その撮影現場が冒頭でゴチャゴチャ言ってたヤツ。150Mina隊長

160vErika
350Yuri

190vHaruka

200ゲスト・シンガーとしてこの撮影航海に搭乗したのはTHEO NOVAのNANA。

210そして同じくゲストで登場したヴァイオリニストは、Unlucky MorpheusのJill。
「Seven Years」に続いてのMV登場だ。220vこれまでビデオの撮影にはMarshall/NATAL/EDENを登場させてくれてきたFATE GEARだが、今回は撮影場所の環境が環境だけにNATALだけを設置。
バーチの3タム仕様。
フィニッシュはタバコ・フェイド。

230NATALドラマーのHarukaちゃん、NATALのウェブサイトにご登場頂いております。
 ↓   ↓   ↓
NATAL日本版公式ウェブサイト

240vさて、脱線の第3部。
もうひとつ「海賊旗」を。
こういうのを観たことがあるでしょ?
ガイコツは同じだけど、大腿骨の代わりにカットラスと呼ばれる刀剣を交えた図案。
剣の部分だけ見る祖開成中学みたいだけど、ドクロが付くと話は別だ。
これは「ジョン・ラカム(John Rackham)」というジョン・ラカムという18世紀にカリブ海で活動していたイギリスの海賊のオリジナル・ロゴ
ホネのバッテンよりこっちの方が「海賊」っぽい。Jr下がそのジョン・ラカム。
当時イギリスで人気のあった薄手のインド綿「キャラコ」で作った帽子や衣服をいつも身にまとっていたことより「キャラコ・ジャック」の名前で知られていた。
要するにものすごいオシャレだったということ。
そして、「他人を傷つけたことはない」と公言する海賊としてはとても良心的なキャラだった。
当時はまだ空はないから、海の安全を確保することが国の安泰を確保することであり、どこの国も私掠戦を雇って海賊の取り締まりに力を入れていた。
ラカムは零細な海賊だったため、そうした状況では海賊の商売にウマ味が見出せないとして足を洗う決心をする。
その頃、「海賊を辞めてマジメに働きます」という誓書を入れると、それまでの悪事が不問に付される海賊に対する「恩赦」のシステムが時折発令された。
莫大な金をかけて海賊を取り締まるより、こっちの方が安全で安上がりだっただろうからね。
ラカムはバハマでこのシステムに応じ、堅気の人になった。
エラい、エラい。
こうしてバハマでおとなしく暮らしていたラカムだったが…。
運命の女性に出会ってしまうんだな~。
その女性が今回のFATE GEARの『The Sky Prison』の題材になっている女海賊のひとり、アン・ボニー(Anne Bonny)。
悪事で「ボニー」なんて名前を聞くと「ボニーとクライド」の「ボニー・パーカー」を思い浮かべちゃうね。

90v アンはアイルランド生まれの私生児で、経済的には困らない環境に育ったが、気性が荒く、癇癪を起して使用人をナイフ刺殺したことあった。
アンには海賊出身の旦那がいたが、バハマでラカムに出会い、駆け落ち。
そして、ラカムはせっかく恩赦を受けて堅気に戻ったのにまた海賊になっちゃった。
アンは男としてラカムの海賊船に乗り込み活躍する。

Ab_2 その後、ラカムが襲った客船に乗っていたのがロンドン出身のメアリー・リード。
メアリーの母親は夫と幼い息子を亡くしたが、元夫の母親に養育費を出させるために、元夫とは別の男との間に生まれた娘のメアリーを少年として育てた。
みんなたくましい。
そしてメアリーはそのまま男として成長し、軍艦に乗り込むようになるが、除隊して女性として結婚するが夫を亡くし、失意のうちに再び男となりオランダの兵士となる(どんな女なんだ!)。
それもうまくいかず、アメリカを目指して客船に乗った。
その客船をラカムが襲撃したワケ。Mr_2 そのラカムの船で出会ったアンとメアリーは男同士なのに恋仲になってしまうんだな。
本当は女同士なのに…一体コレはどういう話なんだ!
アンが「自分が女性であること」を打ち明けるとメアリーは「イヤ、実は自分も」と2人はビックリ仰天。
「へ?じゃ、ダメじゃん!」ということになるんだけど、2人は大の親友になり、どんな時でも一緒に勇敢に戦った。
メッチャ強かったらしい。
ラカムたちは1720年、ジャマイカの港に酒盛りをしている最中にジャマイカの総督から命を受けた私掠船に踏み込まれてしまう。
ヘベレケになっている男たちが逃げ惑うばかりの中、アンとメアリーの2人は最後まで勇猛に戦ったが、結局はお縄と相成った。
ラカムは死刑。
アンとメアリーも死刑を宣告されたが妊娠していたので当時の取り決めにより出産が終わるまで猶予が認められた。
妊婦を殺すと罪もないお腹の子の命まで奪うことになるからだ。
最後の最後までギンギンに戦った海賊が女性だったことに当局はヒックリ返って驚いたらしい。
またスゴイのが、アンはラカムの死刑が執行される時にこう言ったという。
「あの時アンタらがちゃんと男らしく戦っていたら、犬のように吊るされずに済んだんだよ!」
まだ怒ってたのね。
メアリーは出産する前に獄中死。
アンは監獄で出産した後、幼児の母親を死刑にするのは哀れだということで刑の執行を何度か延期しているうちに姿を消してしまったとさ。

270_2…と、Mina隊長はこんなストーリーの女性2人を今回のアルバムの題材に選んだ。
アンとメアリーの話は紙幅の都合もあって大分端折ってますからね。
興味のある人は各自調べてみてください。
 
…ということで乗組員はみな海賊の装束というワケ。

250vこの日、撮影の間はカンカン照りを免れて、ほぼ曇天だったのは助かったんだけど、それはそれで雨が心配でね~。
何回かポツリポツリと来たものの、ナントカ最後までもった。
その代わり蒸し暑いのなんのって!50_2そんな環境の中、6人の女海賊たちはアンとメアリーに負けない熱演を見せてくれた。280隊長は崖の上まで登っての演奏。
その姿は縦横無尽に飛行するドローンによって捉えられた。290撮影した曲は「The Sky Pirates」。

310v「我ら、空の海賊」と歌い出す歌詞は海外マーケットを意識して前半は英語、後半は日本語という構成。
330いいんだわ~、Jillちゃんのヴァイオリンが!
私はヴァイオリンの入ったロックはすべてウェルカムなのです。

320コンパクトにまとめた隊長のギター・ソロもバッチリ!

360vこの曲を聴いた人が「洋楽かと思いました」と言っていたようだが、そうなの。
その方は前半の英語の歌詞のパートを耳にしてそうおっしゃったのかも知れないのだが、私が思うには、日本の若いメタル・バンドの曲のサビにありがちな過度にキャッチーでおおよそロックらしからぬ幼稚なメロディが出て来ないことがこの曲を邦楽らしからぬモノに仕上げているのではないか。

300どこまでもダークでヘヴィな仕上がりがストレートで聴いていてとても気持ちが良い。
260vということで、『The Sky Prison』のリードチューン「The Sky Pirates」をご覧あれ!


今回もビデオ撮影のスチール写真だけでなく、各女海賊の皆さんのアーティスト写真も撮らせて頂いたので、お気に召して頂いていればどこかでご覧頂けるだろう。370

380v

390v

400v

410v

420vアルバムにはNANAちゃんとJillちゃんの他に大山まき(vo)、RAMI (vo)も参加している。
そして翌月、1月27日にはシングル「Scars in my Life -English edition-」をリリースすることが決定している。
2か月連続リリースね。
ノリにノッてるFATE GEARなのだ!
 
あ、下の「♪Bon voyage」のアイデアはベリー・ナイス!
こうやって使ったのね?

尚、『The Sky Prison』にはお楽しみの特典も用意されているそうなのでFATE GEARのウェブサイトをチェック!⇒FATE GEAR official site

430最後にオマケの「プリズン」脱線。
「geol」という英単語がある。
なんて読むと思う?
コレ、「ジェイル」と発音して「監獄」を意味するイギリス英語。
要するに「jail」と同じ。
さて、アルバムのタイトルは「The Sky Prison」。
「prison」はご存知「刑務所」という意味。
そして「The Sky Pirates」の歌詞の中には「jail」という言葉も出て来る。
この「prison」と「jail」どう違うか?
「prison」は長期にわたって収監されるところ。
そして、「jail」は拘置所のように短期間に収監する施設のことを指す。
海外で被告人として裁判に出廷する時はこの違いに注意しよう!
 
それと吉村先生の「巣鴨プリズン」を題材にした『プリズンの満月』。
「巣鴨プリズン」は今のサンシャイン60の場所にあった太平洋線の戦犯たちを収容するための刑務所。
もう最後の方はダラダラになって囚人たちは家から刑務所に通っていたとか…。Sp 

200_2 
(一部敬称略)

2020年10月 7日 (水)

【追悼】エドワード・ヴァン・ヘイレンのこと

 
我々はよく「三大XXXX」というヤツをよくやるでしょ?
「三大秘湯」とか「三大珍味」とか。
そして、「三大ギタリスト」というと、必ず「クラプトン、ベック、ペイジ」。
誰が言い出したのかは知らないが、その昔「イヤイヤ、どうも本場のイギリスではクリス・スぺディングを入れるらしいゼ」…なんてことを聞いたことがある。
確かにクリス・スぺディングはオッソロしく腕の立つギタリストなので私は異論を唱えないが、少なくともイギリス人がそんなことを言っていたとは信じがたい。
ナゼならあの「三大」は日本人独特のモノで、海外で「Three biggest XXXX」なんてやっているのを聞いたことがないし、ココ20年以上の間にMarshallに勤めているイギリス人が「The three biggest British guitarists are…」なんてことを口にしている現場に立ち会った記憶がない。
ところが、普通の「三大」だけでは飽き足らず、ギター関連の「三大」にはまだネタあって、それは「三大ギター・イノベーター」というヤツ。
「ギター演奏を革新した3人の偉大なギタリストは誰か?」という意味。
もちろん日本人の誰かが考えたんだろうけど、模範解答はこういうことになっていた。
「ザッパ、ホールズワース、ヴァン・ヘイレン」…ホンマかいな?
  
今朝、エドワード・ヴァン・ヘイレンがガンで亡くなったと聞いて驚いた。
一時期、健康を害ていたものの、数年前に復活を成し遂げていたという認識だったので尚更のこと。
65歳はあまりにも若い。
 
Van Halenが出てきた時のことはとてもよく覚えている。
中学校3年の時で、その前年ぐらいからギターを始めていた私は「誰かすごいギタリストはいないかな?」と手当たり次第にロックを聴いていた時分だった。
私だって80年代に入る前は、乾ききったスポンジが猛烈に水を吸収するようにロックを聴き漁っていた。
も~、来る日も来る日も、起きている間中、ロックのことしか考えていない時期がワタシにだってあったのですよ。
そんなある日、石丸電気のレコード・センターの2階のロック売り場が「Van Halen」一色になった(下の写真は現在の姿。石丸電気3号館レコード・センターは2010年に閉店…どころか、石丸電気は2012年にエディオンに吸収されて商標は消滅した)。

Id 「ヴァン・ヘイレン、ヴァン・ヘイレン」……「ココアみたいだな?」とは思ったけど、とてもいい響きだと思った。
その時、東南アジア系の色の浅黒い、自分よりおそらくは3歳ぐらいは幼い男の子が、レジで壁にかかっているVan Halenのデビュー・アルバムを指さして注文をし、ポケットに手を突っ込んで千円札を取り出してカウンターに置いた。
その何枚かの千円札は、伊藤博文か、高杉晋作か、久坂玄端かの見分けがつかないぐらいクシャクシャだった。
イメージとしては『真夜中のカウボーイ』でラッツォ(ダスティン・ホフマン)がタバコの吸い殻と一緒に小銭をポケットから取り出すシーンだ。
どう見ても自分よりはお小遣いをもらっていなさそうだった。
その様子を見て瞬間的にこう思った。
「こんな子が好きな駄菓子を買うのをガマンして貯めたお小遣いで買うレコードなんだから、バンヘーレンというのは相当スゴイに違いない」

でも、私はその後も含めてvan Halenのアルバムを買うことはなかった。
ナゼか?
人気が出たから。 
エドワード・ヴァン・ヘイレンがかけ幕も畏き新しギター・ヒーローとして崇め奉られるまではとにかくアッという間だった印象がある。
その人気者を避ける私のアマノジャク精神とは別にプログレッシブ・ロックへの興味の方が大きかったこともあったかな。
 
でも、1978年の初来日公演には行った。10まだアルバムが1枚しかリリースされておらず、上演時間が短いことから、その頃でもう珍しくなっていた前座が付くことになった。
私が行った東京公演では「レッドショック」というバンドが登場した。
日本もこの「前座制度」を復活させればいいのにナァ。
Marshall Blogに出ているような、ホントにちゃんとしたロックを演っているバンドを出して知らない人たちに紹介してやればいいんだよ。
最もいまや日本のリスナーに対する外タレの影響力がドン底にまで落ちてしまったので、やるとすると日本の人気バンドの前座を欧米のバンドが務めるスタイルの方が自然か…。

201978年…まだ「ロック」が従来の「ロック」の体をなしていたいい時代だった。

30プログラム内に出ている別公演の広告。

Little Featは行った。
人生で印象に残るコンサートのひとつだった。
 
The Bay City Rollersも人気があったネェ。
あんな時代がウソみたいだ…Queen、KISS、The Bay City Rollersが毎日テレビに出ていたんだから。
もちろん私は全く興味がなかったけど。
先日イアン・ミッチェルという元メンバーが亡くなったね。
 
スージー・クアトロは去年、NAMMでのイベントでご一緒させて頂いた。
まさかこのプログラムに出ていた人と同じ現場で仕事をさせてもらえるとは!
まさにWild One!!

50私が行ったのは初日か2日目の新宿厚生年金会館大ホール。
厚生年金もなくなっちゃった。
行かなかったけど、2回目の来日公演は日本武道館だった。
40もう時効だと思うし、門外不出のモノなので書いちゃうけど、当日の公演を録音した。(以前にも書いたか?)
このレーベル。
スコッチのカセットテープの販促品だな。60演奏曲目まで記録してる。
バカが…「Atomic」の「o」が抜けてら!
12曲、しかもVan Halenの曲は短いし、特にインプロヴィゼーションのコーナーもなかったので、相当短い上演時間だった。
「Eruption」で今でいう「ライトハンド」…いや、今は「タッピング」っていうのか。
とにかくあのピロピロのパートで大きな歓声が上がって感動したのをよく覚えている。
おおよそロックなんかに興味のないハズの一緒に行った不良の飯塚くんもそのシーンでは「アレってやり方がが違うんでしょ?やり方が違うんでしょ?」と知性のカケラも感じられない騒ぎ方をしていた。
「やり方」と言ったのをハッキリ覚えている。
そんなことよりナゼ飯塚くんが一緒にコンサートに行ったのかが不思議でならない。
70落語の音源をデジタル化するために買ったラジカセを引っ張り出してきて聴いてみた。
ちょっとヒヤヒヤだったけど何の問題もなく聴くことができた。
どうだったか…まず、メッチャ演奏がうまい!
楽器の演奏は何をかいわんや。
デヴィッド・リー・ロスの歌も完璧だし、マイケル・アンソニーのコーラスは一体どこからあんな声を出してるんだ?
そしてエディ。
もうね、こんな音源でもギターの音が素晴らしいのがよくわかる。
真空管アンプだけが出すことができる音色だ。
パッと聴くと、高崎さんが弾くMarshallの音に共通点があるようなイメージかな?
とにかくカッコいい音。
ちゃんとした真空管のアンプが出すこんなギターの音を聴くことができる時代に生まれたことに感謝する。

80そういえば、大分前の話になるけど、Marshallの世界のディストリビューターが集う会議にまだオランダが出席していた時のこと。
休憩時間にそのオランダの担当者が意気揚々と、そして自慢げに「Eruption」を弾いていた。
その姿を見て、オランダの人にとってエディは国民的なヒーローなんだろうな…と思った。
ジャン・アッカーマンとエドワード・ヴァン・ヘイレンはオランダのギタリストたちにとっては美空ひばりと春日八郎以上の存在に違いない。
それとあのトレード・マークのガラもスゴかったね…白黒のと赤いのと。
「あの白いストラト・モデルに付いている黒い模様はビニール・テープなんだってよ!」と当時のギター小僧の間では話題になったし、ヘッドの「Gibson」のロゴも衝撃だった。
でも、べっ甲アメみたいな仕上げの大きなシグネチャー・モデルは評判が悪かったナァ。
 
こうしてみると、上に書いたように私は他の人が騒いでいるモノに同調することが苦手なので、Van Halenの音楽はファースト・アルバムだけの思い出しかないが、バンド周辺の思い出が残っているのはその影響力によるところだろう。
 
最初に出てきた「三大ギター・イノベーター」ね。
スタイルは異なれど、確固たる共通点がある。
それは音を聞いただけで瞬時にしてその人とわかる独自のギター・トーンを持っているということ。
例えば、ザッパ。
後半はそうでもなかったけど『Hot Rats』だとか『Chunga's Revenge』の頃って誰にもマネできない弾き方で、誰にもマネできないサウンドをクリエイトした。
その結果誰にもマネできない音楽を作った。
「Tarasylvania Boogie」なんてとてもいい例ではなかろうか?

Cr ホールズワースのギター・サウンドについては何も言うことないでしょう。
私も高校の頃、まだ有名になる前は参加している作品を探して、買い漁ってよく聴いた。
時々、このJohn Stevensのアルバムを引っ張り出して聴くんだけど、コレって国内盤が出ていたのね?
私のレコードはオリジナル盤なんだけどね…全く大した自慢ではないが。
やっぱりホールズワースはジャズのフォーマットの方がいいな。
最近気づいたんだけど、例えばこのアルバムのホールズワースのソロを切り取って、ロック系のアルバム、『Bundles』でも『Expresso II』でもなんでもいい…何なら『Tempest』でもいいや、そのソロをボコっとそれらに被せてみたらどうだろう。
まったく何の変化もなく音楽が機能するのではないか?
同じことをインパルス時代のコルトレーンのアルバムでやってもオモシロイだろう。
つまり、この人のギターはロックでもジャズでもなく「100%純粋なホールズワースの音楽」をたまたまギターという楽器を使って表現していたということに他ならない。
恐らくオーネット・コールマンあたりの音楽に注ぎ込んでもオモシロいのではないか?
日本には最後までこういう人は出てこなかったネェ。
Js そして、エドワード・ヴァン・ヘイレン。
まずは稀代の名作に『炎の導火線』などというマヌケな邦題がつけられたことをとても気の毒に思う。
「悪魔のハイウェイ」?「暗闇の爆撃」?「叶わぬ賭け」?
なんじゃらホイ?
レコード会社の担当の方もラジオのこと等、何がしかのバックグラウンドがあって仕方なくそんな曲名を付けたんだろうけど、アンマリではなかろうか。
 
高校1年の時、いくつか年上の人が早速コピーバンドをやっていたけど、その人、このアルバムが出て初めて聴いた時、あまりの衝撃にB面に行く前にA面だけを連続して5回聴いたっていうんだよね。
もうあまりに良すぎてB面に進むことができなかったんだって…そんなバカな。
でもうらやましい。
 
「イノベーターとしてのエドワード・ヴァン・ヘイレン」…当時の様子を実際に体験して思うことは、「エディの前にエディなし。そして、エディの後にエディなし」。
ホントにギターの世界を変えてしまったことは論を俟たないでしょう。
結局、何をしたのかというと永六輔でしょう。
ギターの「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く」やって見せてくれたのではなかろうか?
それを実現する極めてクォリティの高い曲があったということも忘れてならない。
コレを考えた時、今のロックって「どうでもいいことを難しく、難しいことを浅く、浅いことをツマらなく」やっているように思えてならない。
ゴメンね、悪口ばかり言って…でも作る方も聴く方もそれに気づいて欲しいんだもん。
 
エドワード・ヴァン・ヘイレンに功罪の「罪」があるとすれば、ロック・ギターの可能性を頂点まで極めたことにより、ロック・ギターが将来的にやるべきことを一気にやり尽くしてしまったことぐらいか?
チャーリー・パーカーやビートルズのようなもんだね。
そのあまりにも魅力的なプレイが凡庸なフォロワーを激増させてしまった結果、ギター・ソロが「金太郎アメ」状態となり、最終的に飽きられてしまい、一般的なロックからギター・ソロを抹殺してしまったことか?
コレは結果論であって、もちろんエディのせいではないんだけどね。
でも、あの「カッコよさをマネするな」という方が無理だろう。
Vhこの3人、みんなMarshallを使っていたんだよね。
改造していようがいまいがそんなことは関係ない。
Marshallという楽器が彼ら「創造へのインスピレーション」を与えていたことが重要なのだ。
そして、みんないなくなっちゃった…。
エディの音楽とMarshallは生き続けます。
 
偉大なるギター・イノベーターのご逝去を悼み心からお悔やみ申し上げます

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