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2018年11月10日 (土)

Marshallだより~Marshall LIVEほか

 
ときどきやってる『Marshallだより』。
最近のMarshall関連のニュースをお送りします。
 
 
THE LONDON DRUM SHOW 
まずは今日&明日で開催される『THE LONDON DRUM SHOW』。
詳しい内容については、写真が追って送られてくることになっているので、その時またレポートさせて頂く。
イギリスではかなりNATALが伸びてきているのでどんな感じかとても楽しみだ。

91051894_0_londondrumshow_400その『ザ・ロンドン・ドラム・ショウ』の目玉イベントが現地時間の今晩開催される。
それはThe Whoのキース・ムーンの追悼コンサート。
観たい!
出演は、JR Robinson、Adam Marko、Ronn Dunnett、Danny Farrant、Chris Mansbridge、Pete Cater、Jonathon Rodney、Steve White、Gabor Dornyei、Pick Withersら…と言ってもJRしか知らんが、何せ「My Generation」やら「Baba O'Riley」やら「The Seeker」やら、The Whoの名曲をズラリと演奏するらしい。
観たい!
The Whoのトリビュートものなんていかにもイギリスっぽくてうらやましいよね。
こういうところに日本のロック界と大きな違いを感じる。
ところで、1978年に亡くなったキースがもし健在だったらNATALを使っていたかもね。
だって、キース・ムーンは短期間だったらしいが、ジム・マーシャルのドラム教室に通ったというし、MarshallはThe Whoの音楽を作った重要な要素でもあり、ピート・タウンゼンドのおかげでMarshallが生まれたと言っても過言ではないのだから。
それに今Marshallで製造部門のトップを務めているバリーはキース・ムーンのイトコだからね。
バリーもこのコンサートを観に行くそうだ。
そんな関係があってかなくてか知らないが、ステージではNATALのドラム・キットがフィーチュアされるらしい。

9kmt_1  
  

Marshall LIVE
チョット前にMarshallがミルトン・キーンズの工場の近くにあった「MK Arena」を「Marshal Arena」という名称で再スタートさせることをレポートした。

Ma下はMarshallの本社/工場があるミルトン・キーンズのフランチャイズ・チーム、MK Donsの会長ピート・ウィンケルマンと我が社長ジョナサン・エラリー。
Marshall Arenaのオープンに際してこんなことを語っている。

1maj_2ピート:Marshall社は我々がミルトン・キーンズに来る前から(MK Donsはミルトン・キーンズとウィンブルドンのチームが合併してできたサッカー・チームで、合併を機に本拠地をウィンブルドンからミルトン・キーンズに移した)、地元の歴史の重要な位置を占めています。ジョン・エラリーさんのご厚意により、Marshall社からMK Donsシャツを寄贈して頂いたのは我々の誇りです。
そして今また「Arena MK」を引き継いで頂くことによってミルトン・キーンズとタッグを組んでくれました。Marshall社はその新生アリーナを通じて地元における音楽的財産を形成することができるでしょう。
 
ジョン:Marshallは音楽を愛する人たちの「ホーム」です。皆さんがプロ・ミュージシャンであろうと、カジュアルな一般のプレイヤーであろうとMarshallブランドはあなたのモノです。
「Arena MK」を「Marshall Arena」にすることは、音楽業界の中で我々の根深い関係を一層強固にすることに他なりません。
 
そうした中で飛び出してきたのがこの企画、「Marshall LIVE」。

9logo「Discover Tomorrows Headliners」…「Marshallが未来のアーティストを作ります」の旗印のもと、来年の6月1日、このMarshall Arenaにおいて『Marshall LIVE』というコンサートを開催することになった。
司会はBBC Radio1の「Rock Show」の人気パーソナリティDaniel P Cater。
以下はこのイベントに関するMarshallの説明。
 

『Marshall LIVE』はイギリスで開催されている他のロック・フェスとは趣を異にすることでしょう。Marshall Arenaの中で10時間にわたってロックやその周辺の音楽が3,500人の人々に供されるのです。
メイン・ステージのバンドとは別に「Discovery Stage」ではMarshallがインターネットで公募して審査を通過した8つのバンドがショウケース・ライブを展開します。
そして、実際にそれらのバンドの演奏を見た来場者の間で人気投票を行い、上位2つのバンドは当夜、メイン・ステージで演奏することになります。
 
すでにレポートしているように、Marshall Arenaのコケラ落としがヒップホップのBlack Eyed Peasということを聞いてチョット驚いたんだよね。だってMarshall使わないんじゃん?
…と最初は思ったが、後にMarshallがやろうとしていることを理解した。
 
Marshallは楽器メーカーだが、ギター・アンプやドラムスを作って販売するだけでなく、こうした活動を通じて、今の世の中で「音楽そのもの」を作ることに乗り出したのだ。
コレには新しい音楽を作ろうと奮闘する若いミュージシャンの要望を聞き入れてMarshallを開発・進化させたジム・マーシャルの精神が息づいているように思う。
手前ミソながら、Marshallの情報だけではなく、音楽全般の話題を提供しているMarshall BlogがMarshall社に評価されているのはこういう精神に共通項を見出しているからなのかも知れない。
そして、こんなことを10年もやってきた自分としても、Marshall Blogの方向性に間違いがなかったと思いたい。
ちなみに彼らね、Marshall Blogに「脱線」がたくさん含まれていることを知っているんだよ。
 
明日のヘッドライナーは誰だ⁈

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MarshallビールはMarshallグラスで!
Marshallビールのレポートには大きな反響を頂いた。
早く飲みたいよね~!

A飲むとしたら何を聴きながら飲む?
やっぱりMarshallサウンドの音源がいいよね。
The Who?、Small Faces?、Cream?、Jimi Hendrix?、Jeff Beck?、Free?、Deep Purple?、Led Zeppelin?、UFO?、Gary Moore?、Thin Lizzy?…どれもいいナァ。
Marshallビールにピッタリだ。

Bステレオ・タイプということなかれ。
これらこそが誰も変えることができない歴史であり、永久に聞き継がれ、語り継がれる正統なロックそのものなのだから。

Cそんな時には正当な態勢で飲もうではないか。
…ということで、イギリスからMarshallビール周辺グッズが送られてきた。
 
まずはコースター。
ところが、実はコレはコースターではない…んだって。
紙で出来てるでしょ?
こういうのは「ビア・マット」っていうそうです。
つまり、水分を吸収してくれるので、水滴リッチな冷たいビールが入ったグラスなどに使うそうだ。
そういえばイギリス人がやっている行きつけの浅草の地ビール屋「Campion」のコースターも紙だわ。

Dそれに対してはコレ。
コレはプラスティックがコーティングされているいわゆる「コースター」。
こういうのにはマグカップなどを置くのが正式な使い方なんだって。

Eそして、グラス。
やっぱりココでバッチリとキメたいじゃん?
伝統のMarshallスクリプト・ロゴに「ROCK 'N' ROLL CRAFT BEER」のロゴ。
これにビールを注ぐとどうなるか…トクトクトクトクトク。

Fこうなる。
いいね~!
教わった通りビア・マットを敷いてみた。

H琥珀色をバックにしたMarshalロゴ。
これで容量が2/3パイント。
缶なんかじゃなくてチャンとしたグラスで飲むビールは一層おいしいよね。
ま、残念なのは中身がMarshallビールじゃないってこと。
中身も早く送って来い!

Iそれと、こんなモノも送られてきた。
野外フェスなんかには持ってこいのビニール・カップ。
こっちはコースターを敷いた。JMarshallビールの詳しい情報はコチラ⇒【Marshall Blog】Marshallのビール

※Marshallビールの日本上陸については現在のところ未定です。

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200 
(一部敬称略)

2018年11月 9日 (金)

THE METAL BRIDE FROM GOD DOOR~神戸のメタル花嫁

 
今日の話題は神戸。
英訳すると「God Door」か…。
神戸ってのはキレイな街だよね。
今から30年チョット前のこと、仕事の関係でウチは大阪の箕面にしばらく住んでいたことがあって、頻繁ではないにせよ神戸には何度か訪れた。
ウチは母と家内が生粋のハマッコで、私も幼い時から横浜にはとても慣れ親しんでいた。
そんなだから、神戸に初めて行く前までは「神戸ったって、マァ、同じ港町だし、横浜みたいなもんだろう」と家内と話をしていたのだが、行ってみてビックリ。
2人とも「横浜よりゼンゼン美しい!」と感動してしまったのだ。
ま、中華街は勝つけど。
横浜も神戸も海と山が近い地形だけど、神戸の方がよりその距離が短いため、立体的な美しさが際立っているのだ。
その後、上の子を連れて王子動物園にも行ったっけナァ。
そしてもうひとつ神戸に良い印象を持っている理由がある。
それは、当時あまり出回っていなかったレアなフランク・ザッパのレコードが比較的安価で入手できたから。
色々買ったので、どれがどれだったのかはもう思い出せないが、ひとつ確実に覚えているのは下の『20 Years of Frank Zappa』という海賊盤。
盤の色が全部グレイなんだぜ。
12枚組ということで買うのにはチョット勇気が要ったけど、東京で買うよりははるかに安かったハズだ。
今にしてみると「買っておいてヨカッタ」と思うわ…ほとんど中身を聴いたことがないけど。
要するに神戸に限らず、「いいレコードがお手頃なお値段で手に入る」のは私にとっていい土地になってしまうのだ。
90r4a9873_2ところで、外人と話をする時に決まって出て来る話題は何と言っても天気と食べ物のことだろう。
無難だからね。
それで、食べ物の話になるとかなりの確率で連中の口から出て来る言葉が「コービービ-フ」なんだよね。
彼らは見慣れない英語の表記を目にすると、まずスンナリ読める部分を自分たち流に自分たちが持っている音で読んでしまうクセがあるので、「神戸」をアルファベットで表記した「Kobe」の場合、「be」だけを取り出して「ビー」と発音してしまう。
だから「Kobe Beef」が「コービービーフ」となる(コレは私の勝手な解釈なのであまりアテにしないように)。
それと最後に「エ段」の音で終わる言葉の発音が相当苦手みたいなんだよね。
20年近く付き合っているMarshallの友人もいまだに私のことを「シギィ」と呼んでくる。
「シゲ」って言えないの。
で、みんな食べたがるんよ、コービービーフを。
でもね、ダメ。
イギリス人なんかは、結局よく火を通した肉じゃないと食べない。
だから焼肉に行っても、カラッカラになるまで焼いてから食べないと気が済まない。
それでも日本の肉はおいしいらしくて、「シギィ、コレって一体何の肉なの?」と以前驚くべき質問をされたこともあった。
ちなみにその彼はデモンストレーションの仕事でインドに行って、正体不明の肉を口にし、危うく命を落としかねないような猛烈な食中毒に襲われたがあったんだよね。
ま、この話はまた今度。
 
さて、本題。
その神戸のPR大使を務めているのがD_DriveのYuki。

90r4a0762一昨日、神戸市役所である記者会見が開かれ、Yukiちゃんが出席した。

20神戸市のPRビデオの完成記者会見だったのだ。
左からビデオを監督した牧さん、神戸市広報戦略室の林さん、そしてYuki宣伝大使。

30vコレが今回のPRビデオの中のYukiちゃんの役どころ。
花嫁さん!

42vそして、Yukiちゃんのお供をするのは愛用のギターとMarshall。
Yukiちゃんはワザワザこの撮影のためにMG15FXを用意してくれた。
ロケはあの有名な「神戸北野ホテル」。

50vま、ナニはよもあれ、ご覧になって頂きましょうか!

「The Metal Bride」…何回観てもおもしろい!
もう完全に「女優Yuki」じゃんね~。
誰が考えたのか「シアワセなら手をたたこう」のところがタマらん。
楽しそうで実に素晴らしいですな。
「Xperia」、「焼きキムチーズ焼売」に次いでまたまたYukiちゃんの名仕事が増えたというモノでしょう。

60vやっぱり結婚式でもMarshallだね~。
この優雅な出で立ち。そこに置いてあるだけで「末永くお幸せに」感が醸し出されるじゃんね。

70vコレからも色んな事をやってそうだな~。
Marshallもお供するのを楽しみにしていま~す!

90r4a0969さて、D_Driveは相変わらずのドライブぶりを展開している…と思ったら今週は特にライブがありませんな…珍しい。
今月は23日から関東出張で、それ以降また猛烈に忙しくなるようだ。
ファンが増えてるね~!
で、12月7日は高田馬場DXでYukiちゃんのバースデイ・ライブ。
まぁ、この神戸のビデオのナマ再現は免れないだろうな。
絶対観に行こッ!
  

D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEBSITE

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(一部敬称略 写真提供:Yuki)

2018年11月 8日 (木)

田川ヒロアキの心意気

 
自分の身銭を切って人のために何かをしてあげる…なんて、イザとなるとなかなかできないもんですよ。
Marshallという会社は、伝統的にチャリティ活動にとても積極的で、「ジム・マーシャルの生涯を祝う会」に出席した時、そうしたチャリティ関係の出席者の数が、音楽関係のそれより多いことにかなり驚いた。
医療関係やスポーツ関係の団体に至るまで、さまざまな方面で「Marshall」という会社、あるいは「ジム・マーシャル」の篤志ぶりが広がっていたのだ。
コレはジム自身が裕福でない家庭に生まれ、幼少時に重い病に苛まれていた時に、施しを受けたからかも知れないし、元より西洋では「Noblesse oblige(ノブレス・オブリージュ)」という概念が発達していて、富める者が貧しい者を助けたり、地位の高い人が進んで人のイヤがる仕事をしたりする「慈愛と奉仕の精神」が息づいているからかも知れない。
ジム・マーシャル亡き今もMarshall社は様々なチャリティ活動に積極的に参加している。
 
さて、我らが田川ヒロアキ。
今日お邪魔しているのは日本赤十字社の本部。

10しばらく前に毎日新聞社の主催する西日本の豪雨災害支援のチャリティ・コンサートの時にレポートしたように、ヒロアキくんは7月以降にライブ会場で販売した『THEME PARK』のすべての収益金をプールしてきた。
20cd
その収益金に関連企業さんからの支援金を合わせ、今回それを西日本豪雨と北海道震災への「義援金」として日本赤十字社に収めに赴いたのだ。
写真は贈呈式の様子。ご担当の高橋課長と。

40ヒロアキくんは、今年の初夏から立て続けに発生した災害に対し、自分たちにも何か出来ないかと考え、西日本地域のテーマ曲も沢山収録されているアルバム『THEME PARK』から被災地へ義援金を送ることを決心。
そのことをライブ会場やウェブサイト上で発信してきたところ、ファンや周囲の方々からたくさん気持ちを寄せてもらった。
はじめは「西日本の豪雨災害への義援金」ということで活動を展開していたが、9月に入り「北海道胆振東部地震」が発生。
結果、双方の災害に対する義援金というスタイルで日赤に預かって頂くことになった。
ヒロアキくんは震災発生直後に初の札幌ライブを演ったこともあり、被災地に向けた思いも大きかったようだ。
ヒロアキくん、エライ!
 
ところで、「義援金」と「支援金」の違いとはナニか?
高橋課長からの説明によると、日赤の場合、「義援金」は全額を被災地に送られる。
一方、「支援金」は日赤の活動資金として活用される…のだそうだ。
このことがわかっていないと、寄付が被災地に届いていないのでは?という疑義が生じることもあるのでご注意頂きたいとのこと。
30最近は東南アジアへの活動の場を広げているヒロアキくん。
今後も世界を視野に入れた活発な行動が計画されている。
Marshallがそんなヒロアキくんをサポートしています。
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano

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(一部敬称略 2018年11月6日 日本赤十字社にて撮影 ※写真提供:吉岡美瑞穂)

2018年10月24日 (水)

Headless Goddess~FATE GEARの新しいMV「Headless Goddes」」

 
ガールズ・スチームメタル楽団、FATE GEARが新しいミュージック・ビデオを発表した。

10「Headless Goddess」というMina隊長の過去の作品のセルフ・カバーだ。
「頭のない女神」か…隊長はBlack SabbatheのHeadless Crossにインスパイアされてこの曲を作ったというが、何かありそうだな?と思って調べてみたら…

20…あった。
それはヒンドゥー教。
Marshall Blogには英語の語源のウンチクに関連してギリシア神話やローマ神話を引き合いに出すことが多いが、インド神話ってのは初めてだな。
チョット関連するサイトを見てみると、スゴイね。
やっぱりインドはスゴイ。
で、その頭のない女神というのが下のお方。
お名前を「チンナマスタ(Chinnamasta)」とおっしゃる。
コレ、自らの首をチョン斬ることで「自我の切断」を表しているのだそう。
ナニも首まで斬らなくても…死んでまうぞ!
両脇の人がブッチュ~と噴き出している血をゴクゴク飲んでる。
コレで他人を養っちゃう。
アンパンマンの頭と同じだ。
それから下の方を見て…男女がイチャイチャと絡み合っているところをグイと踏んづけてるでしょう?
コレは愛欲の超越をあらわしているのだそうです。
インドの神様ってのはダイナミックな方々が何柱もいらっしゃって実に面白い。

Cnm さて、FATE GEAR。
かつての固定のバンド形態を改め、適材を適所に都度採用する人事システムとなった。

0r4a2998Mina隊長

30vHaruka
60vErica
50vYuri

40v以上のコア・メンバーに加え、今回アウトソーシングで参加したのが…
My Comlex of Academyの舞子。

9s41a3040 ReasteriskのNANA。

9s41a2945 「エ、なんでいるの?」とお互いに顔を合わせた瞬間に思わず吹き出してしまったYASHIRO。

90vこの7人の体制で撮影がスタート。
ココ、エラい住宅地の中の元工場なんだけど、向かっている時、近くに「徳川記念財団」という施設を見つけて驚いちゃった。
今年は「維新150年」ではなくて「戊辰150年」ですからね。江戸っ子は「維新」なんて言わない。

100v今回も撮影に用意されたのはこのトリオ。

110JVM210Hのフル・スタック。

120vそれが2セット。
やっぱりロックはコレに限る。

130vEDENはヘッドがWT-600。スピーカー・キャビネットはD410XSTの「2台積み」。
(※「2台積み」という表現に違和感を覚える方はコチラをご覧ください)

140vドラムスは前回同様、NATALアッシュのツーバス・キット。

150スネア・ドラムは「ビーデッド/ハンマード・スチール・スネア」。サイズは14"×7"。

160ビデオには写らないけど、ドラム・スローンもNATAL。

170ペダルもNATAL。
こうして目に見えない所にも凝るのが黒澤流だ…ナンノこっちゃ?
知ってるでしょ?
『赤ひげ』で、絶対に写らないにもかかわらず、診療室の薬を入れる箪笥の引き出しの中すべてに実際に薬を入れさせて撮影したという話。
映画の舞台となった小石川診療所は8代将軍吉宗のキモ入りでスタートして市民に大変喜ばれたが、最後の方は汚職といい加減な運営で惨憺たるものだったらしい。

180出た!
FATE GEAR名物のアクセサリーの数々。
今回も大活躍だ!

190撮影はまずソロから…。
トップバッターはYASHIROちゃんだった。

200続いて隊長。

210ギター・チームのデュエット映像も。

220v続いてボーカルズ。

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9s41a3012

250v続いてリズム隊。
ココはスゴかった!
ナニがスゴイって…

250「栃木のマドンナ」Erikaさまよ!

260見ての通り、かなり暗いでしょ?
あまりの激しい動きに絞りを開放にしてもシャッター速度が追いつかず、マジで写真が撮れないかと思った。

270v1回終わるごとに汗まみれのErikaさま。
どうせやるならコレぐらいやらないと!…というのをシカと拝見させて頂きました、ハイ。

280Harukaちゃんもハードだった。
一体何回演技したんだろう?
一番大変なパートが一番数多く演らされるのだから大変だ。

290vHarukaちゃんは髪の毛がドバって前に下がっちゃうのでこれまた撮影がムズカシイ。

300Mina隊長とYuriちゃん。

310このチームは比較的おとなしい。

320v

330vしかし、「ここぞ!」という場面では隊長がキリリと燃え上がるんだな。

340vキマった~!

360全メンバーで!

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375v

9s41a4028

390v

400v

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425フィニ~ッシュ!

440そして、完成したビデオがコレ!

お疲れさま~!
この「Headless Goddess」を収録したミニ・アルバムが1月にリリースされる予定。
お楽しみに!
 
着実のキャリアを積み続けるFATE GEAR。
Marshallも積み上げてがんばれ!
 
FATE GEARの詳しい情報はコチラ⇒FATE GEAR official site

450 
<オマケ>
ところで、MarshallやNATALを使ったFATE GEARのビデオはコレばっかりじゃありませんからね。
コチラも是非お楽しみあれ!
 
アルバム『7 Years Ago』から…

Fg2_1 「7 years ago -refrain-」

『OZ -Rebellion-』から

Fg2_2 「Scars in my Life」

 

200 
(一部敬称略 2018年9月 都内某スタジオでにて撮影)

2018年10月 5日 (金)

THE ROCK 'N' ROLL CRAFT BEER~Marshallのビール!

 
日本のことが好きな外人は少しでも日本の文化を吸収しようとしてか、簡単な日本語を覚えようとする。
ま、我々も海外へ行くとよくそんなことをするよね。
そういうシーンによく出くわすのが、食べ物屋さんだったりする。
その目的は、食べ物の名前を現地の言葉で覚えようとするのがひとつ。
もうひとつは、自分でオーダーをしたがるんだよね。
で、男性の場合に必ず必要な表現として「Can I have a beer?」がある。
つまり「すみません、ビールください」ね。
この時肝要なのは、「beer」を「ビヤ」とは発音させずに「ビール」と言わせる。
コレが結構おもしろい。
どうなるかというと、必ず「スミマセ~ン、ビールウくらっさい!」となる。
英語を話す連中は、最後の母音をハッキリ発音する単語がないので「ビール」の「ル」をハッキリ発音しようとすると「ルウ」と長母音になってしまう。
そういえば、レッチリのチャド・スミスには音楽出版社に勤めるブラッドというお兄さんがいて、よくふたりで食事をしたり、飲みに行ったりした。
そのブラッドが勤める会社は、日本語の勉強に熱心な人が何人かいて、東京に来るとブラッドも必ずコレをやっていた。
歩み寄るウェイトレスを捕まえて、「シゲ、聞いてて、聞いてて!『スミマセ~ン、ビールウくらっさい!』」って。
それとブラッドはトンカツが大好きで、「いもや」でもやってたな。
「スミマセ~ン、トンキャチュくらっさい!」
「ウィーッス」
ってな具合。
 
で、この日本語の「ビール」という言葉。
元はオランダ語の「bier」で、その元は「飲む」を意味するラテン語の「bibere」なのだそうだ。
でも「ビヤホール」とか「ビヤガーデン」って言うじゃない?
この「ビヤ」は英語なのよ。
ここでも外来語が変なことになってる。
コレは明治時代にはビールを英語の「ビヤ」で呼ぶことがあったからなのだそうだ。
その名残りが「ビヤホール」とか「ビヤガーデン」という言葉なんだって。
ところで、明治元年に「商品」として初めて日本に入って来たビールはイギリス製だったそうだよ。
「日本最初のビールはイギリス」とつなげたところで…。
 
オイ、ちょっと待てよ!
 
…と、キムタク風にそうも言いたくなるのが今日の話題。
イングリッシュ・エールの大ファンの私としてはそうも言いたくなる情報なのだ。
あ、ちなみにイギリスの人たちは「ビール」のことを「ビヤ」というより「エール」って呼ぶんよ。
イヤ、そうじゃないな…それよりも、いきなりビールの種類を名指しすることが多いということか。
「ラガー」とか「ビター」とか「スタウト」とか「IPA」とか…さすが!
イギリスはビールの国なのだ。
だからこないだのNAMMの時に、入ったレストランに瓶ビールしか置いていないのを知ったウチの社長がいつもの冷静さを失い、あからさまにイヤな顔をして、「コレはないのか?コレはッ?」とハンドパンプのバーを押し下げる仕草を数回して見せたのもうなずける。
アレは実に面白かった。
イカン!前置きが必要以上に長くなってしまった。
 
エエイ!
ハッキリ言って、Marshallがビールを始めちゃったのよ!
ま、冷蔵庫があるんで中に入れるモノも作っちゃいました…ってなところか?
イヤ、そんなことはない。
以前にもMarshallビールがあって紹介したことがあった。
あの時はフランスのビール業者の製品だったが、今回は違う。
GenuineなMarshallのビールなのだ!

10 以下は公式ウェブサイトから訳者註を交えて…
 
 
THE ROCK 'N' ROLL CRAFT BEER

優れたギタリストが舞台の中央に立つことができるようにしたギター・アンプを作り出し、1962年に音楽の世界を変えたMarshall。
ロックの誕生です。
それからというもの、ミュージシャンたちは観客を楽しませるために自らの血と汗と涙を流し続けて来ました。
ソロソロその努力に感謝の意を表す時が来たのでは?
そこで生み出されたのが音楽とともに楽しむ我々のクラフト・ビールです。
ライブの最中でも、爆音の演奏中でも、はたまた仲のよい友達とお気に入りの音楽を聴いている時でも…Marshallクラフト・ビールは我々のアンプのようにラウドでどんなシーンにもマッチします。
 
Marshall Rock'n'Roll ビールが音楽好きの皆さんのことを念頭に置いて作られているのは、私たちのアンプと同じです。
強力な3種類を用意しました。
AMPED UP LAGER、FULL STACK IPA、そしてJIM'S TREBLEの3種類です。
すべてシグネチャー級のスグレモノです。
(訳者註:ココの原文は「signature attitude」という表現が使われているんだけど、向こうの人はサインが命でしょ?我々の実印みたいなもので、他に2つとないことを示す証なワケ。そんな大切なサインを入れるぐらい他とは違ったモノですよ!ということを言っています。
判子の文化の日本では、ホイホイと簡単にミュージシャンのシグネチャー・モデルを作っちゃうけど、向こうではトンデモナイ話なんです)

音楽と飲み、友達と飲み、責任を持って飲み、そしてラウドに飲もうじゃないか!

80 そして、その3種類のビールが紹介されている。
まずはラガーの「AMPED UP LAGER」。 

9rrc クラシック、クリスプ、そしてクリーン。
4種類のホップがステージ・フロント、そしてステージ・センターにあなたを押し出すのを待っています。
それらと天翔けるシトラスのリフとのコンビネーションがひと口でアナタをROCKします。
 
完璧なバランスのラガー。ピリっとしたアメリカとドイツのホップ、シトラスのデリケートなフィニッシュで唯一無二のリズム・セクションを形成します。
これぞラガーのロック・スター!
20<醸造に関するデータ>
★原材料
 ●内容物:水、麦芽、ホップ、イースト菌
 ●モルト:ラガー・モルト
 ●ホップ:マグナム、シトラ、イクアノット、カスケイド
 ●アルコール度数:4.6%
 
<お味>
 ●色:金麦色(訳者註:=Golden straw。そうか、日本の「アレ」はココから来ているのか…)
 ●香り:フルーティでフレッシュ。シトラス(柑橘系)・ホップの香り。
 ●風味:クリスプ(切れ味よし)、ドライな仕上がりでフレッシュな柑橘系。
 ●IBU:33 (訳者註:「IBU」は「International Bitterness Units」の略で「国際苦み単位」という、「そのビールがどれだけ苦いか」を表す数値。 ASAHIのスーパードライは16だそうだ。だからアレより倍が苦いということ。コレが苦いビールの代名詞の「IPA」になるとどれだけの数値になるか楽しみだ)
------------------------------------------------------------------- 
  
スゴイね。ホップのことまで詳しく表記されている。
また、こういうチャートでビールの味を可視化しているとことろがあまりにもアッパレだ。それだけ消費者がビールに関する共通項を持っているということ。
ただ飲んでオシッコをしてればいい…というのとはワケが違う。
日本と比べるとビール文化においては雲泥差だね。
あの昼間っからパブでたむろしているおジイさんたちもこのあたりのことを知ったうえでチビチビやってるんだな~。
 
イギリスのパブに行くと、必ずエール毎にアルコール度数が表示されているのね。コレは法律でキマっているらしい。
それと同様に、「ビール」と名の付くモノの商品の成分表示はココまで明記することがキマっているのかも知れない。
それだけ彼らにとって大切な飲み物なのよ。
だから、発泡酒とか第三のビールなんてのは、連中には奇形にしか見えないと思う。
あ、ちなみに私はド平民だけど、そういう「ビールもどき」は一切止めた。
昔は「ビールより安い!」と喜んでいたけどね。自発的には絶対に飲まないようにしている。
また、彼らの食品に対する意識の高さね。オーガニックの本場のひとつであるイギリスは、アミノ酸がどうのというレベルではなくて(日本のスーパーやコンビニに置いてある食品のほぼすべてに盛大に使われているグルタミン酸ナトリウムの使用は国で厳禁している)、土から健全にしなければならないという意識を持っている。
でも、そうした完全なオーガニック食品は高価なので、結局は平民には手が届かない局面が多いみたい)
 
ハイ、2番目。
「FULL STACK IPA」…出た!
IPAは「Indian Pale Ale」の略ね。 

50お味のほうはこれ以上ラウドになりません。爆音をスタックしたフルーティなダブルIPAのパワーを感じでください。
完璧な自己主張の強さ、3種類のモルトと5種類のホップが完璧な苦みのシンフォニーを奏で、トッフィのような後味を残します。(訳者註:「トッフィ」はあの食べたら一発で虫歯になりそうな硬いキャラメルみたいなお菓子)
思い切りボリュームを上げてオバードライブさせてください。そして、リラックスしてホップの苦みがフィーシュアされたIPAの三段積みを楽しむのです。

40
 
<醸造に関するデータ>
★原材料
 ●内容物:水、麦芽、ホップ、イースト菌
 ●モルト:ペール、ヴィエナ、ライト・クリスタル
 ●ホップ:センティニアル、シトラ、モザイク、ギャラクシー
 ●アルコール度数:6.8%
 
<お味>
 ●色:金銅色
 ●香り:桃と柑橘系に若干のキャラメルの風味
 ●風味:フルーツサラダ、中庸の苦さにトッフィの風味
 ●IBU:52
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ん~、ECフレットのラベル!
カッコいいな~。
IBUが52か…それほど苦くないのかな?
よなよなの姉妹品の「インドの青鬼」というIPAのIBUが56だって。飲んだことがあるけど、大した苦さではなかったので、52ならマァそれほどではない…ということか?
大好きな浅草のCAMPOINという地ビール屋で飲んだIPAは強力だったナァ~。IBUが2000ぐらいあったんじゃないの?
アルコール度数も高く、最後まで飲むのは完全に「苦行」だったわ。
でもIPA好きです。
 
そして最後はJIM'S TREBLE。

9guv ガヴァナー(ジム・マーシャルのニックネーム=オヤっさん)だけの一品。このトリプル・ブロンド・ビター(ビールの種類のひとつ)は、あなたの味蕾をジラすMarshallの特有のトーンで醸造する、究極の強打者の組み合わせでできています。
並外れた醸造技法が深い金色を演出します。
JIM'S TREBLEは、臆面もないほど大胆で、そしてこの上なく満足な風味を生み出す新しいホップのバリエーションを使用しています。
オーツ麦と小麦の調和…パンチの効いたシトラスとウォームなスパイスの音色をあなたに。
コレはコワがり屋さんのためのモノではありません。
コレは強く、ジム・マーシャルのような唯一無二で創造性に富んだトリプル・ブロンドなのです。
この上なく「Rock 'n' Roll」なのです!

60<醸造に関するデータ>
★原材料
 ●内容物:水、麦芽、砂糖、オーツ麦、小麦、パクチー(やめて!)、陳皮、イースト菌
 ●モルト:ペール、オーツ麦、小麦
 ●ホップ:マグナム、シチリアン・ウルフ、ヒュール・メロン、ハラタウ・ブラン
 ●アルコール度数:8.6%
 
<お味>
 ●色:深みのある金色
 ●香り:キャンディ、スパイス風味、シトラスが見え隠れ。
 ●風味:モルトの甘さ、オレンジ、スパイスの隠し味。
 ●IBU:25

------------------------------------------------------------------

どうして「Treble」なのか…。
我々、音楽に携わっていると「treble」と聞くと即座に「高音域」のことを連想してしまうが、「treble」は「3重の」とか「3倍の」とかいう意味。「triple」といっしょ。
で、「Triple Blonde」とというビールの名前の「triple」と、音楽の「高音域」を意味する「treble」を引っ掛けてあるんだね。


以上。
今、晩酌を止めてるんだけど、これならただひたすら飲んでみたい。
ラガーはだけ缶なんだね。
やっぱりエールってのは瓶詰めに向いていないのかな?
イギリスのビールってあまりお店でみかけないでしょ?
あってもすごく高い。イギリスでの値段を知っているこっちとしてはやっぱり躊躇しちゃう。
ドンドン入れて安くして欲しんだけど、なかなか入ってこないよね?
不思議に思って輸入ビールを扱っている店のスタッフに尋ねてみた。
どうもワインとの兼ね合いらしい。
ワインの輸出が盛んな国は、単価の高いワインを中心に、荷物の隙間にビールを突っ込んで送り出してくる。
「イギリス・ワイン」なんて聞いたことないでしょ?
あそこは寒すぎてブドウが植生しないのかな?
それでイギリスからはワインの輸出がないため、それにつられてビールも入ってこないんだとか…。
ホントかどうかは知らないよ。
でもそう聞いた。
だったらスコッチと抱き合わせで、あるいはジンでもいいわ、イングリッシュ・エールをドンドン入れて欲しんだよな~。
賞味期限の問題もあるんだろうな。
 
さて、この3種類のMarshallのビールを味わえる日が来るかな?
今のところ情報はありません。
Marshallの冷蔵庫で冷やしてさ、おいしいヤツを頂きましょうよ!
 

200




2018年9月29日 (土)

Marshall ARENA

 
ナンダ、ナンダ、イギリスは~…日本のマネッコしちゃって~!
ナンチャッテ。
…というのはコレ。
東京鶯谷の東京キネマ倶楽部。

60h東京キネマ倶楽部はMarshallの壁が組めるということで、Marshall社公認のライブハウスになっていることは皆さんもご存知の通り。

Default その公認化を記念して開催されたのが2016年のMarshall GALAだった。
来年の秋に『Marshall GALA2』を開催しますからね。
皆さんどうぞよろしく!

K_marshall_gala_emblemで、この記事はナニが言いたいのかというとコレ。
Marshallが現地時間の9月29日にウェブサイトで取り扱ったニュースが…
 
MARSHALL AMPLIFICATION WORKING IN PARTNERSHIP WITH ARENA MK
 
Marshallが満を持して発表したのは、地元ミルトンキーンズにあるArena MKと提携し、ライブ・ミュージック専門のアリーナ・ホールをオープンするということ。
つまり「Marshall Arena(マーシャル・アリーナ)」だ。
規模は違えど東京キネマ倶楽部のあり方に近いか?
そのイメージ・ビデオがコレ。


下の写真の「ARENAMK」というのがソレ。
このサインが近いうちに「Marshall Area」となるハズ。
隣りは度々Marshall Blogでも紹介している2007年にオープンしたキャパ30,000人のMikton Keynes DONSのホーム、「STADIUM MK」。
だからMarshallの工場から歩いても10分ぐらいのロケーションだ。
スタジアムの方は、ロッド・スチュアートやリック・アストリーをサポートに据えたTake Thatの30周年を記念するコンサートが開かれることを最近発表したそうだ。

AmARENA MKは2014年の開業。
コレがその内部、
デカッ! Inside2Marshall Arenaになったアカツキには4,000席のホールとなるそうだ。
Marshall絶好調です。
近頃、デジタル系の新しい技術のギター・アンプや相変わらずのコピー商品がゴロゴロ出てきているが、Marshallはビクともしないのよ!
やっぱり「ホンモノはいつの時代も強い」ということだ。

92inside1以前、『名所めぐり』でもお伝えした通り、ミルトン・キーンズは、長い歴史を持つイギリスで、1960年代にできたとても新しい街だ。
ロンドンから電車で1時間という立地ながら、独立したエンターテインメント供給体制ができていて、ロンドンで終了したミュージカルを上演していたり、大きなコンサートが開催されることが珍しくない。
Queenの1982年のライブ・アルバム『Queen on Fire/Live at the Bowl』がいい例だろう。
ちなみにEnoに「Baby's on Fire」という曲があったが、「on fire」というのは一般的には「ノッてる~」という意味。

Qmkそんなエンターテインメントが盛んな土地にあって、Marshall Arenaはすでにミルトン・キーンズの音楽の中心になろうとしている。
来る11月3日にアメリカの人気ヒップホップ・チームBLACK EYED PEASが出演。
個人的にはMarshallの名の下で「ヒップホップ」というのが気にかかるが、ま、コレも時代か?
それ以降も魅力的なヘッドライナーのアナウンスが期待されている。

それにしてもコンサート・ホールネエ。

ン?ハハン、読めたぞ!あ、こっちの話、こっちの話…。
 
ところで、日本人で最初にMarshall Arenaのステージを踏むのは誰だ?!

Ma  

200 
※昨日一旦公開した『諸星和己 BIRTHDAY LIVE Volt-age 48』は諸事情により現在取り下げておりますが、準備が整い次第再掲致します。
また、付随する五十嵐sun-go☆美貴さんの記事も追って公開致しますのでどうぞお楽しみに!

2018年9月10日 (月)

Masha Plays Guitars(って当たり前か…)~ YOUNG GUITAR最新号より

 
9月10日発売のYOUNG GUITAR最新号はSlashが表紙。
ヨシヨシ。
『Living the Dream』なるニュー・アルバムが21日に発売となるそのSlashがガツンと濃密に特集されている。
レスポール・スタンダードだけでなく、2555 Silver Jubilee他のMarshallも紹介されているところがうれしいですな。

10bその巻末に『個性派USAギター・エキシビジョン』という特集が組まれている。
タイトル通りオリジナリティあふれるコンテンポラリーなギターを動画と連動して紹介するという企画。
同号前半の超王道ギター・ブランドの特集と見事に対をなす格好となっている。

1_yg その個性的なギターを試すのはSilexのMasha。

1_0r4a8482 そして、試奏のお供をしたのはMarshall ORIGIN。
Mashaくんはすでに実戦のステージでORIGINを使用している
ORIGINのそのサウンド・クォリティを評価しての登板だ。
要されたのはORIGIN50CとORIGIN20C。

20今回はORIGIN20Cを採用。

30前回のライブで使ったのは50Cだったが、もう使い方はバッチリ。
「勝手知ったる」ところでチョイチョイとノブを回してORIGIN20Cを理想の音に仕上げた。

40vギターはMashaくんも全くこの日に初めて手にするモノばかり。
最近はズッとストラトキャスターを使用しているが、さすが百戦錬磨のギタリストらしく、未知の蟻田でもたちどころにその魅力と特徴を見抜く。

50そして私は大発見!
この写真を見てその私の「発見」がわかる人は年季の入ったMarshall Blogリーダーじゃない?

60v_3そう、その「発見」とはこの足!
Mashaくんもギターに集中すると足がこうやって重なっちゃうんだって!

70コレはCONCERTO MOONの島紀史の足。
ノンちゃんもこうなっちゃう。
その辺りのことはコチラの記事で!⇒マーシャル・ブログを語る <後編>
グワッ!この記事を書いてからもう6年も経っちゃったよ!

Rtt_img_0460次々と繰り出されるギター。
なかなかこういう仕事もムズカシイよね。

80vなんてことは全く関係なしに弾き出したら止まらないMashaくんなのであった。
そのあたりは動画でご確認あれ!
ORIGINはと言えば…ん~、やっぱりいい音!

90YOUNG GUITA10月号絶賛発売中!

100<オマケ>
一昨日、名古屋は新栄のSPADE BOXというライブハウスでMashaくんと雄太くんにバッタリ!
実際は私が押し掛けたんだけど…。
Mashaくんは本城未沙子さんのサポートでステージに上がったのです。

1_2img_4214 

200 
(一部敬称略)

2018年8月18日 (土)

GRANRODEO e-ZUKA~Marshallコンボで大ごったく!

 

8月10日発売の最新YOUNG GUITAR誌。
表紙の「THE 速弾き」という文字を目にして色めき立ったギター・ファンも多かったのでは?
しかし、この「速弾き」という言葉は「携帯」のように最後まで「速弾き」だったナァ。
大分前、Marshallの会議に出席した時に英語圏の連中が「shred」とか「shredding」という言葉を盛んに口にしていて、「シュレッドってな~に?」と尋ねたことがあった。
今でこそそれらの言葉が定着した感がなくもないけど、ナントいっても「速弾き」だ。いいことだ。
「速く弾く」んだから「速弾き」で十分だ。わざわざ英語に言い直す必要なんてコレっぽっちもありはしない…国内にいるウチは。
他方、日本では「チョーキング」と呼ばれている「ベンド」なんかはまだ馴染みがないギター用語のウチのひとつだろう。
「ヴァイブラート」、「ケイポゥ」と発音が異なる言葉や、「ワーミーバー」、「マシンヘッド」、「フレットボード」等々、呼び名が習慣的に異なる単語も少なくない。
「チャンク(chunk)」なんて言葉は日本では絶対に聞かないでしょ?私も知らなくてタマタマ日本に遊びに来ていたオーストラリア人に意味を教えてもらった。
しかし、この「用語のズレ問題」の代表的なモノは「シールド」だろうナァ。
「線」とか「コード」とか呼ぶより聞こえが良いということなのか、日本では「シールド」という言葉を使う人がナント多いことよ。「シールド線」を指しているので決して間違いではないんだけど、コレが世界の方言であることは間違いない。海外では通用しない…というか、ギターの話をしていてこの言葉を耳にした試しがない。
ま、私も昔はそのクチだったんだけど止めた。だってカッコ悪いんだもん。「ツーマン」、「スリーマン」ぐらいカッコ悪い。
イギリスでは「ギター・リーズ(Guitar leads)」と呼んでいる。「郷に入れば郷にしたがえ」で、現地に行けば私もそう呼んでいるが、日本ではチョット気恥ずかしいので「ギター・ケーブル」という表現を使っている。コレはイギリスでもアメリカでも普通に通じる。
付け加えるならば、イギリスの人たちは「ピック」のことを「プレクトラム(Plectrum)」と呼ぶ。弦楽器の弦を弾く「爪」のことですな。
さらに付け加えるならば、日本では若い人を中心によく「ピック」を「ピック⤵」ではなく「ピック⤴」と発音するでしょう。アレは気持ち悪いな~。「ギター⤴」もそうなんだけどね。
ま、発音は仕方ないにしても、この用語のズレっていうのはどこから生まれて来るんだろう?
こうしたアイテムは基本的には欧米から入って来るモノなのだから、初めから素直に同じ言葉を使っていればいいと思うんだけどナァ。
いつも騒いでいる映画や曲の邦題と同じ。
本は世界に冠たる「文学国」ゆえ、我々はこうした言葉イジりや表現の創作が元々好きなのかも知れないな。
 
さて、速弾き。
私も若い頃は夢中になったナァ…。
「Highway Star」のソロが「人間の限界を超えた速弾き」ぐらいに扱われていた頃よ。
この速弾きも丸っきりスポーツと同じで、食べ物の質の向上や練習メソッドの発達で、目まぐるしくレベルが向上した。誌面から一節拝借すると「ギター史は"速さ"の歴史である」…けだし的確な分析であろう。
今、ロック・ギターを志す人たちは大変だよ。コレがスタート・ラインだもんね。
「速くて当たり前」…まるでピザの宅配だ。
昔は速いだけでスターになれた向きもあったが、やっぱり「速弾き」は「技術」という手法ではあっても「音楽」という最終目標ではないからね。
速弾きをマスターして自分のスタイルを確立して、そこからいかに人とは違う魅力的な音楽を作り出さなければならないのだからタマったモノではない。
それを成し遂げたギタリストこそがこの分野の音楽の将来を担っていくんだろうね。

10vしかしね、「速弾き」ってのは今に始まったことではなくて、昔からあったんよ。
例えばこの下のアルバム。
コレはジャズ・ギタリストのロイド・エリスという人の『The Fastest Guiar in the World』というアルバム。
ウソこけ。
買って聴いてみるとまったく大したことない。古めのジャズ・フレーズをよどみなくペラペラと弾いているだけ。
でも、このアルバムが発表された1958年当時は「アラ、速い!」ということだったんだろうね。
コレだったらタル・ファーロウやバーニー・ケッセルの方がゼンゼンすごいんだけど、こんなアルバムを作ってしまったところが何ともノンビリしていて微笑ましい。
やっぱり、人間は強くて、大きくて、速いものが好きなのか?
でも、ドラムスの「速叩き」やサックスの「速吹き」、ヴァイオリンの「速擦り」なんて聴いたことないもんナァ。

Le ロック系の速弾きギタリストはYOUNG GUITAR本誌の詳しいので、ココでチョットだけ「Jazz Shredder」を紹介しておくことにしよう。
 
1. Jack Wilkins:知人のツテでマンハッタンの家まで遊びに行かせて頂いた大好きなギタリスト。

Jw 2. Billy Rogers:一時期The Crusadersに在籍した名手。ドラック禍で早逝。まぁ、弾くわ弾くわ。渡辺香津美さんはこの人と共演されたことがあって、「とにかく弾きまくりでスゴかった」とおっしゃっていた。

Br 3. Tony Purrone:いまだに名前の読み方がわからん。ややスペイシーにとめどもなくジャズ・フレーズをシュレッディングするスタイル。ココではリーダー・アルバムの1枚を挙げたが、ドラマーのEd Thigpenのアルバム『Mr. Tastte』でのプレイはスゴイ。

Tp もう少し…。
私はカントリー方面は完全な門外漢だけど、アチラの方にもまさにジョウドロッピングな速弾きギタリストが掃いて捨てるほどいるでしょう?
Johnny Hilandなんてアホほどカッコいいもんね。
でも、「速弾き」がどうの、なんてことは聞かない。
ナゼでしょう?
私が考えるにジャズもカントリーも「ギター」という楽器が花形ではないからではなかろうかね?
反対に「ロックといえばギター」、「ギターをやるならロック」ってなもんで、ロックはギターがなければ始まらない。
その花形楽器を操る人たちが「オレが、オレが」と華麗なテクニックに磨きをかけ、ロック・フレーズは「速度」を求めて行ったのではなかろうか?
そして、見逃してはならない歴史的な事実は、そこにMarshallがあったってことなのよ。
Marshallがなければ実現しなかった音楽があったからこそ、「速弾き」が発展したワケ。
さっきのヤンギさんのお言葉を再度借りれば、「速弾き史は"Marshall"の歴史である」であって、このことは何人も否定できまい。
ま、つべこべ言っても、とどのつまりは「カッコよかった」ってことだわね。
20…と、ずいぶん「速弾き」で紙幅を割いてしまったが、ここまでが前置き…というか脱線。
今日の話題はMarshallの現行の小型コンボ・モデル。
Marshallのコンボといえば何といっても1962 Bluesbreaker。
エリック・クラプトンが車のトランクに入るような小型のアンプを開発して欲しい…とジムにリクエストして誕生した初のMarshallのコンボ…と言われているが、コレは西ロンドンの都市伝説。
1962が「Marshall初のコンボアンプ」であることは間違いないが、クラプトンのリクエスト云々の前から存在していた。
そんな逸話も残っている名器だけに「Marshall初のコンボの物語」として、こんなBluesbreakerの本まで出てる。

Bbbさて、そのMarshallのコンボ。
時代と音楽のトレンドが大きく変わり、かつてはMarshallの三段積みが所狭しと並べられていた大きな舞台ににコンボ・アンプがチョコン…なんてコンサートも珍しくなくなった。
昔を知っている私なんかには、あの光景は商売を抜きにしてとても寂しく映る。
ま、その話は置いておいて、Marshallも56年の長き歴史において色んなコンボ・アンプを販売してきた。
意外と知られていないところでは、1959や1987のコンボだってあったんだから。
当時は「19」アタマはヘッド、「21」アタマはコンボという採番手法が採られていて、それぞれ「2159」と「2187」という型番がついていた。
7、8年ぐらい前に「2187X」の型番のもと、日本だけ50台限定で販売したが、アレを買った人はラッキーだったね。
だって1987のコンボなんて、とにかくスゲエじゃん?
ココで話はYOUNG GUITARの今月売り号に話は戻る。
雑誌の後半でMarshallの現行コンボモデルのデモンストレーションが特集されているのだ!
新発売のORIGIN、Mini Jubilee、DSL、CODE、MG…しかし、ホントに多彩になったな~。
コレらのモデルを試奏して頂いた。

660_0r4a8395弾き手はGRANRODEOのe-ZUKAさん。
いつも1959の三段積みを後ろにズラリと従えているe-ZUKAさん。



だが、この時はその正反対の小型コンボたちで大ったくして頂いた。
しかもe-ZUKAさん、首周辺をカスタマイズした自前のMarshallユニオンジャックTシャツをお召になられてのご登場!

S41a5117e-ZUKAさんがプレイしいる様子はYOUNG GUITARさんのウェブサイトで見れますからね~。
本誌⇔動画⇔Marshall Blog…何たる立体企画!
ロック・ファンも、ギター・ファンも、ロデオ・ボーイも、ロデオ・ガールも、Marshallファンも、コンボアンプ・ファンも、ゼヒ存分にお楽しみ頂きたいのであ~る!
 
動画はコチラ⇒マーシャル・コンボ・アンプ徹底試奏!

660_2ygc以下、Marshallの仕様などはYOUNG GUITAR本誌に詳しいので当記事内では触れませんことあしからず。
 

まずはMini Jubileeから。
Jubileeというのは1987年にMarshallの創立25周年を記念してリリースされたシリーズ。
25周年は「Silver Jubilee」…だから銀色なのね。
Mini Jubileeのラインナップは20Wのヘッドとコンボ。
コレらは25周年の時にはなかったモデルで、Marshallのスタック誕生50周年を記念して企画製作され、2015年に復刻されたSilver Jubileeに彩を添えた。

30真剣な面持ちで音を出してみるe-ZUKAさん。
このモデルを弾くのは初めてのことだ。

40チョコチョコっとEQを調節して…

50ニンマリ。
ウン、Jubileeがe-ZUKAさん好みの音だとは前から想像していた。
動画の1:34から1:40あたりのフレーズがタマらんね。
60続いてはリニューアルを施したDSLシリーズから…

70DSL20Cにトライ。

80e-ZUKAさんが普段GRANRODEOのステージで愛用しているMarshallはJCM2000シリーズの50Wヘッド、DSL50なのね。

90vなのでコレもシックリ。

100お次はついに7月25日に日本でも発売となった新シリーズORIGIN。

110まずは20WのORIGIN20C。
ムウゥゥゥ…1:16~1:28に注目。
今、自然発生的にこういうフレーズを繰り出すロック・ギタリストってe-ZUKAさんぐらいなんじゃないかしら?
指ならしに「Billie's Bounce」とか「Bright Size Life」とかバリバリ弾いてたからね。

120同じくORIGINから5WのORIGIN5。
ココはギターを持ち替えてシングルコイル・サウンドを当てはめてみた。
いい感じですな~。

130bムムム…「太陽から3番目の石」をグッと押しとどめた!
ORIGIN5だけはパワー管が他のモデルに搭載されている「EL34」とは異なり、弟分の「EL84」が採用されている。
よって、他のORIGINとは弾き心地もサウンドも違うイメージがあったんだけど、e-ZUKAさんが弾いている音を聴くとどうもそんなことはないね。

130v続いてMG。
「Gold」となってまた生まれ変わった。
昔はね、このシリーズはMarshallじゃなかったんだよ。
「Park by Marshall」というサブ・ブランド名義でラインナップされていた。
今回でどうも第6世代になったようだ。
徳川で言えば「家宜」だね。
徳川家宣の将軍在位期間は3年5か月と15将軍の中で3番目の短さだった。
即位後1年で大政奉還を実施し、徳川幕府の幕を引いた最後の将軍、慶喜。
5歳で即位した7代将軍家継(3年1か月)が第1位と2位。
しかし、家宜は猛烈に勉強熱心で、間部詮房(まなべあきふさ)や新井白石といった優れたな人材に恵まれ、「正徳の治」と呼ばれる善政を布いた、徳川将軍15人のうちでも最も優秀な部類に入る名将だった。
MGも先代のシルバーからまたゴールドに戻ってギター・アンプ界で善政を治めていってくれることだろう。

150試奏はMG15FXで。

160おなじみのMGトーン。
15Wのモデルは昔はG15CDRとかG15RCDとかいってたんだよな~。なつかしい。
「CD」はCDプレイヤーが接続できるということ。「R」はリバーブね。

170vそれが4つのチャンネルと各種エフェクター等、至れり尽くせりの仕様になって早9年!
「いいものをより安く」、「お値段以上」のJim Marshallの良心のようなシリーズだ。

180e-ZUKAさんの緩急自在な右手の動きが美しいんだよね~。
一見華やかに見える左手より、ギター演奏を見る分には右手の方が圧倒的に面白い。

210最後はMarshall初のモデリング・アンプ、CODE。
CODEとは「暗号」のことね。
なんでそんな名前なのかはコチラをご覧くだされ。

190そういえばe-ZUKAさんにもご出演頂いた2016年3月のMarshall GALAの時、日本で初めてその姿とサウンドを披露したんだけど、おかげさまでその後もよく売れています。

200しかし、e-ZUKAさんが弾き続けるフレーズがナント多彩で音楽的なことよ!
いろんな音楽を聴きこんでいることが瞬時にしてわかる。
こうしたヴァーサタイルな音楽性がGRANRODEOの曲のクォリティを思いっきり押し上げているのだ。

215vん~、ナチュラルでいい音だ~。

220最後にスピンオフでORIGINの50Wヘッド、ORIGIN50Hと1960Aを組み合わせて試奏して頂いた。

230コンボ・アンプにはコンボ・アンプの鳴り方というものがあって、それが魅力なのだが、やっぱりスタックもいいね。
もう実際にORIGIN50CもORIGIN50Hも実際のステージで使って素晴らしい働きをすることが実証されている。
復刻シリーズやMODE FOURのような特殊なケースを除いて、このORIGINは、Marshall史上初めて100Wモデルを含まないシリーズなんだよね。
ま、音量的にはコレで十分なんだけど、時代の変化を猛烈に感じるわ。

240vスタック派にとっては、やっぱりこの4x12"キャビネットが繰り出すサウンドの爽快感は何モノにも替えられない。
それはこのe-ZUKAさんの表情を見ればわか~る。

250e-ZUKAさん、YOUNG GUITARさん、ありがとうございました!
さぁ、まだYOUNG GUITARを買っていない人は書店へ急げ!…なんてのも古いか。
さぁ、まだYOUNG GUITARを買っていない人はポチれ!…ってか?
 
GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

YOUNG GUITARのの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

260v

200_3

 
(一部敬称略)

2018年8月13日 (月)

夏休み中

 
Marshall Blogは夏休みを頂いております。
…といっても例によってユックリ休んでなんかいられないんですけどねー。
ナントならば!
世間的にはとっても古いけど、今、オッサン的にはチョット新しいことに取り組んでおりまして…ボケてるヒマはありません。
Marshall Blogはまたすぐに再開しますので、よろしくお願いします!
 
コレで終わっちゃうのもナンなのでひとつ「ビックリ」を。
先週、スピンオフ四人囃子の記事でレーザーディスクについて少し触れたでしょ?
私も結構ソフトを買い込んでいたんだけど、再生機器がないのでもう見ることができないかも…とやっておいて、観たいソフトとしてジョニー・グリフィンやリッチー・コールの名前を挙げた。
双方、ニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードのライブ盤。
 
それがですよ!
今日、島忠ホームセンターへ行ってビックリ。
入り口で廉価DVDのワゴン・セールをやっていた。
よくあるヤツね。
ワゴンの中には、ジョン・フォードあたりの超クラシックな映画がゴロゴロしていて、中に音楽モノがチラホラと紛れ込んでいた。
いつもだったら全くの素通りなんだけど、フト目をやると下のDVDが目に付いた。
マジかよ…。
もう一生観ることができないかも知れない…と書いたヤツがカップリングされてたの!
つまり、私が観たがっていたそのレーザーディスクのジョニー・グリフィンとリッチー・コールのダイジェスト映像が1枚のDVDになっていたんですよ。
しかも、1枚255円…。オイオイ。
レーザーディスクって、昔は1枚5000円ぐらいしたんじゃなかった?
ああ、「小さな巨人」、偉大なるジョニー・グリフィンも今や島忠のワゴンの中かよ…。
こうして、今年の夏休みはチンケな衝撃と共に始まったのでありました。
あ、比較的よろこんで買って来ましたけど…。

660_img_7259コレで終わっちゃあまりにもツマらないので、上のDVDにちなんだ話題をくっ付けてさらにツマらなくしてみよう。
それは、上でリッチー・コールのコンボに参加しているブルース・フォアマン(Bruce Forman)というギタリストについて。
ゼンゼンMarshallじゃなくてゴメン。
でも「色んなギターを聴いてみたい」とか、「ジャズ・ギターをもっと知りたい」なんて人にはもって来いだよ。
この人、「正統派」が服を着てギターを弾いているようなモノで、学生の頃は次から次へ流麗に繰り出してくるスリリングなビバップ・フレーズにノケ反ったもんです。
でね、ウェスとはまたゼンゼン違ったL-5の音がいいんだわ。もちろん正統派サウンド。
もう31のアイスクリームで言ったら「バニラ」か「オレンジ」。
フレーズ、サウンド共に、どこをどう間違えても「チョコミント」や「ロッキーロード」なんてのは出て来ない。
「ピロピロにもチョット飽きたな…」なんて人かにはかなり良い刺激になるのでは?
私もこの人のアルバムを全部聴いたワケではないんだけど、何枚か持っているウチからチョコッとおススメもアルバムを見繕ってみたよ。
 
 
1. Coast to Coast (1980)
初リーダー・アルバム。「On a Slow Boat to China」がうれしい。あのフュージョン真っ盛りのタイミングによくもこんなにコテコテのビバップ・アルバムを出したもんだよナァ。

660_1980
2. River Journey (1981)

このセカンド・アルバムからリアル・タイムで聴いた。ジャズにのめり込み出した時期で、「友&愛」で借りて来て、ダビングしたカセット・テープを擦り切れるほど聴いたわ。
時代に押されて少しフュージョンがかっているけど、ナンノナンノ、ガッツあふれる正統派バップ・ギターがタップリ楽しめる。「St. Thomas」を7/8拍子で演ったりしてる。

660_1981
3. There Are Times (1986)

コレは後追いで聴いた。ゲストでヴァイブのボビー・ハッチャーソンが参加しているんだっけかな?
「The Nearness of You」「Strike up the Band」「Con Alma」とか、選曲がいい。
極めつけはモンクの「Little Rootie Tootie」…大スキ。

660_1986<Spin off>
Alive! at the Village Vanguard/Richie Cole (1981)
上のDVD、あるいは件のレーザーディスクのライブ音源。
人はリッチー・コールのことを「ニセモノ」とあまりよくは言わないけど、わかりやすくて私は好きだった。ま、それもこのアルバムに参加していたブルース・フォアマンがいたからかも知れない。
ピアニストがボビー・エンリケスというフィリピンはミンダナオ島出身のオッサンで、山下さんばりに拳骨で鍵盤を叩く奏法が話題になっていた。このアルバムではかなりの好演をしていて、後に自身のアダ名を冠したデビュー・ソロ・アルバム『The Wild Man』を買って聴いてみたけど、面白くなかった。1996年に亡くなってたのか…ゴメンなさい、悪口言って。

660_a19841 私がコレらのレコードに夢中になっていたのは1981年のことだけど、こうして音楽を通じて当時の思い出に浸っていると、あの頃は今と違ってずいぶん平和だったナァと思うよネェ。
世の中、ゼンゼン変わっちゃった。
 
皆様もよい夏休みをお過ごしください。

200

2018年8月 6日 (月)

Masha、Makabe & Marshall…ORIGINの魅力

 
発売前から話題になり、先月25日に国内でも発売となった新シリーズORIGIN。
「いよいよMarshallも弁当か?両方入れ物が四角いからな!」なんて言われたりもしたが(ホントは不思議なぐらい誰も言っていない)、おかげさまで発売後の評判も上々のようだ。
私のところにも全機種送られてきて試してみたけど、実際いいのよ~。見た目もいいし!
「デジタルだ!」、「真空管の代用品だ!」と騒いでいるこの時代にこんなオール・バルブの1チャンネルのギター・アンプ・シリーズを出すMarshallが私は好きだ。
イヤ、誇りを感じるね。
また、CODEの後にコレを出すところがオモシロイ。
やっぱりギター・アンプはいい音を出してナンボ。
「真空管アンプにソックリ!」だなんてやってるぐらいなら、ホンモノの真空管アンプを作ればいいじゃないか!しかも誰もが求めやすい価格でな!フォッフォッフォッ!」と天国のジムが言ったような気がするわ。10今日はそのORIGINシリーズをこの若きシュレッダー2人に試して頂いた。
SilexのMASHAくんとIOSISの真壁六郎太(別名:真壁雄太)。

20もう会うなり機材の話ばっかり…。
「今度のがまかつ、いいですよ!」
「そういえばあのシマノのリールどうだった?」
みたいな。

130試奏をお願いしたのは2機種。
いずれも50Wモデルだ。
ひとつはアンプ・ヘッドのORIGIN50H。

30もうひとつはコンボ・バージョンのORIGIN50C。

40_sまずはMashaくんがORIGIN50Cにトライ。
Mashaくんは完全にORIGIN初体験。
ギターをプラグ・インして♪ジャランと鳴らした後のひと言を私は聞き逃さなかった。
「ン?コレはいい…」

660_s41a0118 「ウン、各ノブの効きが良い意味で落ち着いていますね。デフォルメ感が全くなく自然です。それでいてかなり思い切ったセッティングにしても最終的なまとまりがあって使いやすいですね!」

50しばらく弾いて…
「もう少し派手に…と思った時にTILTつまみをグイッとあげるとシャープな音抜けが得られました。ピッキングのアタックにフォーカスしてくれるという感じですかね?ココだ!というポイントがあります。
至ってシンプルなコントロールパネルなんですけど、このTILTツマミがギタリストの個性を引き出してくれる鍵かと思います」

660_s41a0109 一方、雄太くんのは方は前からジックリ触りたかったASTORIA CUSTOMを弾き狂っている。

70…となると早速セッションになるよね~。
Steve Vaiの「♪オレの話を聞け」とか演ってたよ。

80雄太くんは先日の尚美ミュージックカレッジのMarshallの授業のデモンストレーションの時、自作の「Apocalypse」をORIGIN50Hを使って弾いてくれたのでヘッドはもう体験済み。

660_0r4a0085 そこで今日は未体験のコンボ、ORIGIN50Cにトライ。

「やっぱりEQの効きがいいですね~。スイッチが少なくてとてもシンプルですし。こういうアンプは直感的に音が作りやすいですよね。ざっくりと音を作ってもキッチリまとまります。それと、自分が使うペダルのカラーが間違いなくモロに出ますね」
ギターやペダル、そして弾きての指の音を忠実に出すのがいいアンプの条件。
ORIGINもその例外ではない。

660_s41a0160 「サウンドとしては1959や2203を彷彿とさせるオールドスクールなサウンドですね…かと言って、古すぎるということもなく、とにかくシンプルで扱いやすい『これぞマーシャル!』といった突き抜けるサウンドが最高です!」

100v「あ!こんなに小さくなるんだ?」とMarshallが今回採用した「Powerstem」と呼ばれるパワー・リダクション機能にビックリ。
「これは、HIGHとLOWを切り替えた時にはEQのセッティングをする必要がありますね」
それほどリダクション効果がハッキリしているのだ。

110v今日はココで脱線。
「Powerstem」の「stem」というのは「~の流れを止める」とか「~に逆らって進む」みたいな意味。
スキーで「シュテム・ターン」ってあるでしょう。
ターンをする時に少しだけ足を開いて体重移動をするワザ。パラレル・ターンの前の段階ね。
あの「シュテム」っていうのがこの「stem」のこと。
ハイ、コレで英語の語彙がひとつ増えましたね。
英単語って、単語だけを覚えるのはなかなかシンドイけど、こういう付帯する情報がからむとグッと覚えやすくなるんだよね。
残念ながらこの「stem」という単語を外人が口にしているのを聞いたことは一度もないけど。
それなのにもうチョットやると、かのデューク・エリントンのブルースに「Main Stem」という曲がある。
この「stem」は、音符の玉と旗をつなぐタテの棒のこと。
さらに脱線。
ベースの巨人のチャールズ・ミンガスに、自らが崇拝するエリントンのこの曲をセロニアス・モンクの「Straight No Chaser」と同時に演奏している曲がある。違う曲を一辺に弾いちゃうの。
『Mingus』というアルバムに収録された「MDM」というのがソレで、「Monk, Duke and Mingus」の略。
コレが滅法カッコよくて学生の頃よく聴いた…それだけ。

660_d0027243_174149 ヘッドを4x12"キャビで弾き続けるMashaくん。
しかし、スゲエな、キャビの力って!
ORIGIN50Cは当然のことながらコンボ感タップリのサウンドで、コンボ派には相当シックリ来ると思うが、パワーを求めるなら断然スタックだね。
がまかつだのシマノだのツベコベ言ったって、やっぱりキャビだよ。
だって音を出してる部分なんだもん。
今回のORIGINシリーズはキャビの併売はなし。
スタック派の皆さんは1960AでもBでも、1936でも、MFキャビでも好きなヤツにつないでこのサウンドを楽しんでくだされ。

1202人の演奏を聞いていて思ったんだけど、相性のいいペダルでラウドに鳴らすと、JCM2000 DSL100の音像に似ているような印象を受けた。
ハイ、ありがとうございました。

140さて、今2人が楽しそうに話しているのは機材の話ではない。

155実はコレについて。
明日7日、KRUBERABLINKAでおなじみの四谷三丁目のSOKEH'S ROCKで2人は同じステージに立つことになっているのだ。
ヘヘヘ、そして、このライブで2人ともORIGINを弾くことになっているのですよ!
ドラムスはCrying Machine時代からの盟友、實成峻、ベースは雄太くんのOB尚美ミュージックカレッジの講師のZARYという布陣。
楽しみ~!
まだ、席が残っているのかな?
Masha&六郎太の奏でるORIGINサウンドにも注目してゼヒお出かけくだされ。

160最後に2人からORIGINについてひと言。
「自分好みに染められますよ。
そういった意味では、普段ボクが使っているJCM800よりもよっぽど使いやすいです(笑)」

170v「アンプを初めて買う人にも、ベテランにももってこいのお手軽真空管アンプです。コスパの良さが半端じゃない!マジで値段に驚きました。
とにかく誰にでもラクに使えるオールラウンダーです!
そして、自分の個性を出しやすいアンプだと思います」

180v

200_3 
(一部敬称略 2018年8月4日 都内スタジオでにて撮影)

2018年7月25日 (水)

シャンプーはお湯に溶かして使え!~『メタルマクベス』より

 

"Sleep no more! Macbeth does murther sleep"
 
「眠りはないぞ!マクベスは眠りを殺した」…シェイクスピアの『マクベス』の中の有名なセリフ。(「murther」は「murder」の古風用法)
 
こちとら、やらなきゃならない事が山積みなのに眠くて、眠くて…。チョットの間ジッとしてるとすぐ眠くなっちゃう。
"More sleep!  Shige does murther work(もっと眠れ!シゲは仕事を殺した)"で、少しマクベスが羨ましかったりして…。

アレ、もしかしてウィリアムはMarshall Blog初登場かな?
私は家の近くまで行ったんだけどな…。(「【イギリス-ロック名所めぐり】vol.28~ヘンリー八世と六人の妻 <前編>」参照←この記事は我ながらよく書けてるナァ。早く続編を書かなきゃ!)
 
なんて書くといかにもシェイクスピアを読んでいる感じだけど、ゼ~ンゼン。
大学の英文学の授業で、先生がお世辞にも上手とは言えない発音でウットリしながら『テンペスト』かなんかを朗読していたのを思い出す。
シェイクスピアは古語なのでとても原文は読めない。
福田恒存翻訳でも、一語一語ジックリ読まないと意味がないので、当然そんなことをしていたらすぐに眠くなるのは必定。
いつか読もうと思ってこうして文庫本を買い込んではいるのだが、正直読んでいません、ハイ。

10思い出してみるに、中学生の時にひとりでローレンス・オリビエの映画『ハムレット』を駒込の三百人劇場に観に行ったナァ。
調べてみると、1976年5月のことで、『ハムレット』が映画館として三百人劇場のこけら落としだったようだ。
今なら絶対に行かない。よくそんな子供がひとりで観に行ったもんだと我ながら感心するわ。
 
シェイクスピアって登場人物の名前がカッコいいんだよね。
オフィーリア、クローディアス、ホレイショー(「ハムレット」)、バンクォー(「マクベス」)、デスデモーナにイアーゴー(オセロー)、マキューシオ(ロミオとジュリエット」)、シャイロック(「ヴェニスの商人」)、ジュノー(「テンペスト」)等々…実際にはひとりも会ったことないけど。
まぁ、それも一番有名なのは「ハムレット」と「ロミオとジュリエット」でしょうな。
ロミオ・モンタギューとジュリエット・キャピュレット…いい名前だナァ。
モンタギューさんもキャピュレットさんも13世紀に実在した政治派閥の名前なのだそうだ。
それにしても「おお、ロミオ、ロミオ!あなたはなぜロミオなの?」だなんて、よくもこんな甘ったるいセリフを考え付いたもんだよね。
原文は「O Romeo, Romeo! Wherefore art thou Romeo? 」と言っている。
「wherefore」は「why」、「art」は「are」、「thou」は「you」ね。「Thou Swell」なんてジャズのスタンダードになった曲もあるよね。
だから直訳。
考えたのはこの人。
中身はゼンゼン異なれど、頭の見た目はとても自分と他人とは思えん。

C_ws The Kiksの「Dedicated Follower of Fashion」でおなじみのロンドンのカーナビ―・ストリートにはその名も「Shakespeare's Head」という名のパブもある。
アタマのことはほっとけ!
 
カーナビ―・ストリートについてはコチラ⇒【イギリス-ロック名所めぐり】 vol.24~カーナビー・ストリート <前編> Dedicated Follower of Fashion

280 そういえば、『恋に落ちたシェイクスピア』っての脚本がシッカリ書けていてすごくおもしろかったな。
エリザべス1世を演じるジュディ・デンチが中途半端ではなくカッコいいんだよね。
マンガとヒーローだけじゃなく、ハリウッドだって本気になればまだできる。

Kj ハイ、脱線。
ま、今回は全編脱線みたいなモノだけど…。
音楽でも「ロミオとジュリエット」は色々と盛んだよね。
チャイコフスキーにプロコフィエフ、ロックでもこの戯曲を題材にした曲がたくさんあるでしょう。
そのウチのひとつが、MR BIGのその名も「Romeo」。
ポールやビリーのMr. BIGじゃないよ。
70年代後半のイギリスのMR BIG。
1977年に本国でトップ5のヒットとなったこの「Romeo」がすごくいい曲でね。
ROLLYさんはこのバンドの音楽を「中華ロック」と形容していたけど、まさにその通り。
他のバンドにはない独特の魅力があったけど、大成はしなかった。
でも、このLPを買うと石丸電気ではMR BIGのポスターがオマケに付いて来たんだよね。
それほどの鳴り物入りだったのか?…と今になって驚くわ。いい時代だったよ。
ああいう販促物は保管しておくべきだよね。もう絶対に2度と手に入らない。

20cdそして、そのROLLYさんがすかんち時代にやってくれたのが「恋は最後のフェアリー・テール」という曲。
そういう風に「やってくれた」のかはこの曲と「Romeo」の両方を聴いて頂くしかない。
私はね、コレでいいと思っている。
シャバシャバに薄いオリジナル曲やコピーを演るより、昔Led Zeppelinがブルースを題材にやったように、こういう手法の方がよっぽどいいモノができると思っている。
数日前も気に入っている若いバンドが1曲目にコピーを演っていてガッカリした。
理由を聴いたら「ツカミとして」ということだったけど、せっかくいい曲を持っているバンドだけに実にモッタイない。ドンドン自分たちの曲を演るべきだって!

30scd さぁ、段々と本題に近づいて参りました!
今日の本題は「マクベス」だからね。
私的に日本風に言えば『蜘蛛巣城』。
『侍』や『用心棒』ほどではないけど、コレや『どん底』もよく観た。
レディ・マクベスの役を演じる山田五十鈴がいいんだよね~。
そういえば、「レディ・マクベス」は特に名前が出て来なくて「マクベス夫人」なんだよね。
アレ、どうしてなんだろうか?

40そして、話は一気に劇団☆新感線に飛ぶ。
ウチに『メタルマクベス』という舞台のアイテムがある。
コレは2006年に劇団☆新幹線が松本、東京、大阪で公演した際のプログラムとDVDがセットになったモノ。
ヘヴィメタルが大きく関わっている題材だけに、Marshallとして協力させて頂いた際の記念の品だ。

50その『メタルマクベス』が12年ぶりに装いも新たに帰って来た!

60初日は今週の月曜日の7月23日。
今回もMarshallでお手伝いさせて頂いているので、その初日公演に先立ってゲネプロの様子を拝見させて頂いた。
場所は豊洲。
市場のすぐ近く。豊洲PITの並び。

70IHI STAGE AROUND TOKYOという劇場。
お固い石川島播磨重工業もこんなことをお始めになったんですナァ。
IHIの前身は「石川島造船所」。
サディスティック・ミカ・バンドじゃないけど、嘉永6年、ペルリが来航した年に幕命を受けた水戸藩主の徳川斉昭が隅田川河口の佃島の一角の石川島に作った造船所だ。
だからこの辺りはIHIにとって「ゆかりの地」ということになる…のかな?

80今回の『メタルマクベス』はトリプル・キャスト。
disc1からdisc3とディスクごとにキャストが変化するという趣向。

100v <観劇中>

110あ~、面白かった!
休憩をはさんで4時間チョットという超大作。
ネタバレを防ぐため、SNSで内容に触れることは禁じられているので詳しくは書かないが、今回もMarshallが大活躍!
バンド・メンバーの岡崎さん、高井さん、いつもありがとうございます!JVMだよ。
コチラも登場人物の名前がいい!
そして舞台他でもアチコチでMarshallがチラリチラリと登場するのはMarshall屋冥利に尽きるというモノです。
あのね、ナント言っても驚いたのはこの劇場よ。
「STAGE AROUND」というぐらいで、客席がガンガン回っちゃうのよ!
タテじゃいよ、ヨコにだよ。
「回り舞台」なんてのは一般的だけど、「回り客席」ってのは初めて。「キャプテンEO」か?…みたいな。
コレはステージの転換の手間を省くことができるということで、それだけ多彩なセットを組むことができる。
ブロードウェイのミュージカルなんかもセットの転換にはアッと驚かせるアイデアに出くわすことがあるけど、ココはもう土木的発想でダイナミックな舞台転換と仕掛けがふんだんに盛り込まれている。
屈指の人気劇団だけのホット・チケットだけにまだゲットできるかどうかわからないが、おススメ。

120 ちなみに…ネイティブさんの「マクベス」の発音は我々が普通に口にしている「クベス」ではなくて「マクス」になります。最後の「ス」は下を歯の間に挟む「th」です。
 
メタルマクベスの詳しい情報はコチラ⇒劇団☆新感線Official Web Site

130P.S. 今日の記事のタイトルは『メタルマクベス』の中の一節。
そうそう、昔はリンスは洗面器に溜めたお湯に溶かして使っていたよね。もちろん「ヘア・コンディショナー」などというモノが現れる前の話だ!
 

200

2018年7月14日 (土)

夏のポタフェス 2018

 
暑い~!
さぁ、今年も始まりましたMarshall Blogの夏のクレーム。
以前レポートしたように、今年は日本が暖かくなる前の3月にベトナムへ行って来た。
そのレポートにもさんざん「暑い、暑い」と書いた。ホントに驚くべき暑さだったからね。
そんな暑さの洗礼を受けたので、「今年の日本の夏の暑さなんか屁でもねーな、コリャ」なんて思っていたワケ。
何のことはない…日本の方がベトナムより断然暑いんじゃねーの!?
ベトナムは、私が行った3月から4月にかけてが一番暑いと聞いた。6、7月になると雨季に入りラクになるんだとか…。
となると、コリャ完全に日本の方が暑そうだぞ。
それと、最近結構風が強いでしょ?
ホーチミンなんかもそうなの。暑いけど夕方近くになると風がガンガン吹き出して大分ラクになる。
本格的に日本は熱帯性の気候に変わってきている感じがしてコワいわ。
で、今日、東京の中でもとりわけ気温が高いと思われる秋葉原に行ってきた。

20目的は「ポタフェス」。
「ポータブル・オーディオ・フェスティバル 2018」ね。

30_2早いな~。
つい先日冬のポタフェスが開かれたと思ったら、もう夏のポタフェスだよ。

40…ってんでコッチももうスッカリ慣れちゃった。

50今回もいつもと同様、いつかD_DriveのYukiちゃんがゲームのデモ演奏をした秋葉原の展示場での開催(あのゲームって、あの後一体どうなったんだ?)。
会場は地下、1階、2階と数回前に拡張したまま。つまり人気は全く衰えていないということ…イヤ、それどころか熱気は前回より上がってた感じかな?

60ウワサをすれば…Yukiちゃん?!
かと思ってビックリしたけど、コレはパナソニック。
YukiちゃんはSONYだから。「私はXperia」だから。
またあのCMやればいいのにね。今度はMarshallのお供で…。

2_2img_3837 まずは地下。

70相変わらずのにぎわい。

80すごい展示出展社数だよ。
数えて見たら193社!

90v2階のようす。

100ここもたくさんの出展で盛り上がっている。

110そして1階。
タイミング的に終了数分前だったので大分落ち着いているけど、10分ぐらい前まではお客さんでゴッタ返していた。

130信長もポタ?
ナンダ?「DJノブナガ」って?

140さて、その1階の入り口に堂々と出展いるのが…

150わがMarshall HEAADPHONES!

160人気のBluetoothスピーカー。

170vコレはヘヴィ級のWOBURN。
私、コレ大スキ。
今ね、あることにコレを使おうかと研究中。

180しかし暑い…外だからね。
でも外で展示しているのにはワケがある。
こんなヤツを使ってスピーカーを6台接続し、爆音で鳴らすからだ。
今回も行った特に丁度「♪んのーばでぃごな」が鳴り響いていたよ。190他のBluetoothスピーカーも当然ラインナップされていた。
STANMORE…

200ACTON…

220STOCKWELL。

210アラ…携帯電話のLONDONまで!

230LONDONはファンキー末吉さんにご愛用頂いているんだけど、日本では販売していないのであしからず。
ファンキーさんはパリでお求めになったのかな?

130v もちろんヘッドホンもズラリ。

240vイヤホンもね。

250熱心に音を聴き比べするお客さんや、かなり突っ込んだ質問をされるお客さんもいらっしゃって注目度の高さが窺えた。

260vカッコいいカタログを用意してます。
ポタフェスは明日7月15日まで開催。
ご興味のある方はゼヒ足をお運びになってみてください。

270Marshall HEADPHONES製品の詳しい情報はコチラ⇒NAVYS

290

200_2

(2018年7月14日 ベルサール秋葉原にて撮影)

2018年7月12日 (木)

黒、黒、黒!

 
今日は黒い話を…。
 
音楽の関係で「黒」や「Black」と言ったらナニを思い浮かべる?
ロックなら、Black Sabbathがまず出て来るか?

2_0r4a8727_2 ものすごい久しぶりに聴いたけど、なかなかいいもんだナァ。こんなの最初に聴いたイギリス人たちはビックリしただろうナァ。
昔、このジャケットの女性が「ホンモノの幽霊だ!」と騒いだことがあった。
今のジャケットには、写真とデザインで有名な「Marcus Keef」になっているけど、オリジナル盤には「Keith McMillan」という写真家の名前がクレジットされていたそうだ。
写真のタッチからいって、私もキーフかと思っていたけど。
この女性、サバスのコンサートの時に楽屋にフラッと現れ「モデル、女優」と自己紹介をしたそうだ。それがキッカケでジャケットの撮影に採用された。
トニー・アイオミは「eerie(イーリー)」という言葉で彼女を形容しているが、コレは「不気味」とか「ゾッとする」という意味。
もしかしたらホンモノの幽霊だったのかもね。
イカン、イカン!こんな話をするつもりではなかったのだ!
 
他の「black」」…Black Oak Arkansas、Black Label Society、The Black Crowes、Black Uhuru…私がチョコッと考えたただけでもこれだけのバンドがいる。
新しいのはゼンゼンわからないので、「black」という単語をバンド名に組み入れたチームはまだまだ沢山いることだろう。
曲もたくさんあるよね。
まずは「Black Night」?
「Paint it Black」、「Black Dog」「Blackbird」、「Black Magic Woman」、「Black Betty(Ram Jam)」…

2_0r4a8728 「Black and White(Todd Rudgren)」、「Black Maria(Todd Rundgren)」、「Starless and Bible Black」、「Black Friday」、「Black Cat Moan」、「Black Star Oblivion」…とキリがない。
おお、ドンズバで「Black Sabbath」という曲もありますな。
さらに10ccのアルバム『The Original Soundtrack 』に「Blackmail」という曲がある。

Ost あ、こっちのジャケット・デザインはヒプノシスね。
この「Blackmail」という曲、邦題は「ゆすり」となっていて、私は10ccのおかげで「ゆすり」の英単語を覚えた。
人の弱みにつけこんで、自分が利益を得ようとする「脅迫」とか「恐喝」のような行為を英語では「blackmail」といって、実際に英語圏の人がこの言葉を使っているのを一度だけ聞いたことがある。
しかし、「black」と「mail」でなんで「ゆすり」になるのか?
「黒い郵便」?…黒ヤギさんのお手紙かな?それじゃ白ヤギさんに食べられて終わっちゃうよ。
でも、「黒い郵便」と聞くと、少なくともいいイメージはないので大よその見当はつくか…。
さにあらず。
この「blackmail」の「mail」は「郵便」ではなくて元々は「male」という「貢ぎ物」を意味する言葉だった。
これはスコットランドの言葉で、「乱暴なことはイヤよ」と侵略を企む山賊だか海賊に渡す、いわゆる「みかじめ料」の役割を果たす貢ぎ物のことを「blackmail」といった。
それが「出すもんを出さないとコワいぞ」という意味に転じて「blackmail」が「恐喝」という意味になったらしい。
ちなみにその「みかじめ料」というか「用心棒代」のことを「protection racket(プロテクション・ラケット)」という。
一方ジャズでもけっこ出て来るよ…「Black Coffee」とか「Black Orpheus」、「Black Beauty」、「Black and Tan Fantasy」、「Black Nile」、「Black Byard」…とか。
と、「Black」は人気がありますな。
 
まだ「黒」で続けますよ~。
「黒」のことわざで「Two BLACKS don't make a white」というのがある。
訳せば「2つの黒から白は作り出せない」ってなとこか?
どういうことかというと、「他人の失敗や悪事を引き合いに出して、自分の正当性を主張することはできない」…という意味。
簡単に言うと…
「お前何で万引きなんかしたんだッ?」
「イヤ、アイツもやってるから」
「Two blacks don't make a white!」という感じかな?
まだある。
「black sheep」は同一のグループ内で他のメンバーとシックリいかない人のことを指す。
また「blackball to~」で「~を追放する」なんていう意味を表す。
なんかあんまりいいイメージがないな…ま、何せ「黒」だからね。
その「black」という言葉はどこから来たか…。
ある説によると「Lack of Brightness」…つまり「明るさの欠如」。
その「不足」を意味する「lack」に「明るさ」を意味する「brightness」の頭文字である「b」をひっ付けて「black」だ…っていうんだよ。
エ~?! 一聴してすぐ眉唾だとはわかるけど、面白くなくなない。
「black」の語源は古いゲルマン語で「焦げた」ということを意味する「blakaz」から来ているそうだ。焦げれば何でもまっ黒になっちゃうでしょ?
ココで面白いことを知ったのは、フランス語で「白」のことを「blanc」っていうじゃない?
似てない?コレ…「black」と。
タイプを打つ時に「スペース」のことを「ブランク」っていうけど、、コレは「空白」ということ。
で、色的に言うと白も黒も色がない状態、つまり同じく「空白」を指すことにより、「black」の語源は「blanc」…すなわち「黒」は「白」から来ているという説もあるらしい。
面白いね~、こういうのは。
  
さて、ナンダってこんなに「黒、黒」やってるのかというと…。
ヘヘヘ…来ちゃった。
黒いASTORIA CLASSIC。

10ク~、カッコいい~!
私は、結果的に自分のアイデアが商品化する際に採用されたこともあって、そもそもASTORIAが好きでしてね。
ASTORIA CLASSICね。30このどこまでも美しいMarshallクリーン・トーンは現在世に出回っているどのギター・アンプよりも勝っていると思う。
私も40年に渡って音楽やら機材やらの傍らにいてよく分かったのは、結局、日本人はエフェクターが大スキで、ペダルで音を変作ってしまうしまうということだった。
「それならば」と、その土台となるクリーン・トーンのシッカリしたコンボを作ったら?というのが私のアイデアだった。

20最近、アメリカの若手バンドでGreta Van Fleetというのがいて、シンガーの声や歌い回しがロバート・プラントに似ていることも手伝ってにわかに注目度が上がっているようだけど…やっぱりいいよね、こういうロックは。
アメリカやイギリスは「ブルース」という確かなロックのルーツを持っているので、突然変異的ではあるかも知れないが、時々こういうシッカリしたロックを演るバンドが出て来る。
そして、そういうバンドはチャンとMarshallを使っている。
そこで、見て頂きたいのがこの動画。
上手にセットしてあるギター・アンプに注目!

ね、どのモデルかはわからないけど、黒いASTORIAなの。
言っておきますが、この動画を見て黒いASTORIA CLASSICを作ったんじゃないよ。
Marshallはやっぱり「黒と金と白」だから、それに則した自分のASTORIAがズッと欲しかったの。
この「色のイメージ」ってのはモノスゴイ力を持っていてね、「黒、赤、白、ホンの少し黄色」だけでミッキー・マウスが連想されるし、「水色、白、赤、ホンの少し黄色」ならドラえもんだ。
だからあの赤と黄色を混ぜた色のギター・アンプ・ブランドはものすごいアイデンティティを確立してるんだよね。

60プレキシ・ブロック・ロゴ。
栄光のスクリプト・ロゴももちろん大スキだけど、このブロック・ロゴもいいよな~。
他のASTORIA同様ロゴの色はカバリングの色に合わせてある。
それと、パイピングは金にした。
白にしようか一瞬迷ったが、金の方がゴージャスな感じがしていかにもMarshallらしいと思ったし、ビーディングに色を合わせたいという気持ちもあった。

40フレットクロスはExtended Check。
これは問答無用でしょう。80部屋に置いておいて眺めるだけでもありがたい…と言いたいところだけど、結構デカいんだよ。
しかも、重い!コレは100%認めます。
でもコレはスピーカーとトランスの重さ、イコール「音の重さ」だから。
歴史はそうは簡単に覆らない。
そんなね、「軽くて便利で本当に真空管アンプより音のいいアンプ」なんて一種の撞着なのよ。撞着というのはよくMarshall Blogで持ち出すけど、「矛盾」のこと。
「静かなブーム」とか「小さな巨人」とか「優しい悪魔」とか…そんなの「Hell Freezes Over」でしょう?
つまり「あり得ない」ってこと。

70やっぱりMarshallがいいわ~!

90※この黒いASTORIAは一般販売をしていませんことご了承ください。
 
<オマケ>
「ブラック」といえば…この本面白いよ。
永井義男はチョット変わった時代小説書く作家で、吉原の研究もされた方。この人の吉原に関する本を読むと、他とは異なった情報が記されていてとても興味深い。
『算学奇人伝』という作品で1997年に開高健賞を受賞。この本は和算(昔の数学)をテーマにしていて面白そう。既に買い込んであるので近々読む予定。

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2018年7月 5日 (木)

misai Plays NATAL

  

ナンダカンダ言って、アレは野茂から始まったのかね?
優れた野球選手がアメリカへ渡って大リーグでプレイするのがもうそんなに珍しいことではなくなった。
「あ、そう。メジャー?じゃあ日本のチームを辞めじゃーの?」…なんてね。
大谷選手みたいに鳴り物入りで大リーグでデビューするプレッシャーはスゴイものだろうし、かといってインディーズさながら異国の地に赴いてマイナー・リーグで地道に頑張るのも、いくら好きなこととはいえ、さぞかしキツイことだろう。
音楽はどうだろう?
今ではアニメの力も背景にあるせいか、日本のバンドがジャンジャン渡米するようになった。
こんなの70年代なんかでは全く考えられなかった。
それこそフラワー・トラベリン・バンドとサディスティック・ミカ・バンドぐらいしかイメージが浮かばない。
個人では山内テツとかダモ鈴木とかいうことになろうか?
クラシックは別として、そうしたソロのミュージシャンが渡米して活動した(あるいは「する」)最も古いケースは穐吉敏子ではなかろうか?
1956年だからね。
60年以上前、まだ人種差別も盛んだった頃、女性ひとりで言葉も通じない異国の地へ行ってですよ、本当に音楽の力だけで成功したんだから本当にスゴい。
その後といったら、それこそLOUDNESSまで待たなければならないんじゃない?
私なんかサ、イギリスだ~、英語だ~、なんて騒いでるけど、マァ2週間が限度やね。
生活のベースを完全に移せばまた話は違ってくるんだろうけど、まず朝ごはんでムリだわ。
英語だってイヤだぜ~。
今、タマタマ根詰めて厄介な英語の仕事をしてるんだけど、も~イヤ。
そんなことをモノともせず、単身アメリカに渡って早や9年。
以前にも何回かMarshall Blogにご登場頂いているが、ラスベガスを拠点に活動する日本人女性ドラマー、misaiのお話。

10v今回、misaiちゃんからお便りがあった。
それは、彼女がゲストで参加したBlack CrystalというLAをベースに活動するバンドのビデオが完成したということだった。
J-ROCKが大好きなシンガーを中心に2013年に結成されたバンド。
マァ、我々の世代からすると「何が悲しゅうてアメリカ人が日本のロックに憧れるのよ」という引っ掛かりは拭えない。
ジジイだからしょうがない…許せ。
やっぱりね、アニメなんですって。
このBlack Crystalもアメリカで盛んに開催されているアニメのイベントに引っ張りダコなんだってサ。
時代は変わったのだ…そして、オレはその「時代」に付いて行くゾ~!
先述の通り、misaiちゃんはラスベガスを拠点に活動しているワケで、一体どうやってBlack Crystalと知り合ったのかを尋ねると…facebookだって。
misaiちゃんのfacebookへの投稿を発見したバンドのシンガーが「フ~ム、ヘビメタが叩ける日本人女性ドラマーか…コイツぁイケるぞ…」と思ってコンタクトして来たそうだ。
時代は変わったのだ。
「メンバー募集!ドラマー急募。当方、プロ志向の4人組。メタル中心。できれば日本人女性。ヤル気のある人求む。まずは一緒に夢を語りましょう!」なんて雑誌の真ん中あたりのページでやり取りしている場合じゃないのだ。
misaiちゃんはあくまでもゲスト。
要するに「トラ」での参加。
20_2misaiちゃんはNATAL…待ち。
今、彼女のキットを作ってもらってるところなのだ。

90_2_2で、今回の撮影に使用したキットはアメリカのディストリビューターから拝借したもの。
Josh, thank you very much!  We really apprciate your generous cooperation!

30v_2で、完成したビデオがコレ。
なるほど、なるほど…「日本のロック」ねぇ。
ナンカ、すごく不思議な感じがするナァ。
同じ日本のロックでもアメリカ人が頭脳警察とか外道を手本にロックを作ったらどうなるんだろう…なんて想像しちゃったよ。
NATAL、アメリカでも活躍中…というお話でした。

して、そのmisaiちゃん。
彼女の話のウマさもあって、音楽の話題もさることながら、英語の苦労話や、文化の違いの話で会うたびに大盛り上がりしちゃうんだよね。

2_img_4042misaiちゃんのホームはラスベガスが拠点のDollfaceというバンド。
日本でいうところの「ハコバン」ということになるのかな?
時代を問わず膨大な数のロックのスタンダードをクラブなどで演奏している。
それも、ラスべガスだけでなく、LAだのシアトルだの、全米各地を回るもんだから大変なんだって。
最近は日本でも週末になると、バンド演奏までいかなくても小編成によるチョットした生演奏を聴かせる店がすごく増えたけど、向こうはそういう生の演奏が当たり前だからね。
もちろんレパートリーは彼らの音楽だからして、懐メロ感覚も手伝ってお客さんは大合唱、あるいは汗ダクになってのダンス大会も珍しいことではない。
イギリスも同じ。
ダンス好きなのよ、みんな。
そんなだから少しも気の抜けない演奏を毎夜強いられるワケ。

40髪の毛が赤くなった。
赤く染めた途端、仕事が増えたそうだ。
つまり、人と同じではダメということなのね。
目だってナンボの世界で9年も過ごしているのだ。

80しかし、こんな濃い人たちの中に入って…大変だろうナァ。
実際、言葉には苦労したようだ。
何しろ最初は「三単現のS」すら知らなかったっていうんだから!
コレ書いていいのかな?
書いちゃえ。misaiちゃん、マズかったら消すね。
まだ英語がゼンゼンできなかった頃、メンバーからスケジュールが知らされず大変困ったことがあったんだって。
身ぶり手ぶりを交えてその理由を尋ねると、「misaiは英語ができないからスケジュールを知らせなかった」と言われたそうだ。
そんな…。
考え方がおかしいでしょ?と思いがちだが、連中って最後の最後は、英語が喋れないヤツは「人間」とは見做さないんだよね。
差別とかそういうことではなくて、イギリスが七つの海を制覇した時から、世界はそういう論理で成り立ってると諦めるしかない。恨むならエリザベス一世を恨んでください。
また、「音楽に国境はない」とか言っても、スタジオから一歩出たらたちまち「英語」だからね。
ナンダカンダ言っても喋べれないとコミュニケーションなんてできない。
文化や考え方が違うんだから正確に意思疎通するには最終的に「言葉」しかないのよ。
だから、日本のように英語のできない政治家が世界の舞台に出て来るなんて、相当キテレツなことと受け止められていると思うよね。
misaiちゃん、そんな苦労の成果もあって、今ではネイティブ同士の会話もバッチリ聞き取れるそう。
私はできません!このままの状態では多分一生ムリでしょう。

100_2misaiちゃんが単身がんばっていられるのも、この相棒がいてからこそ。
「ジャックでしゅ」
ジャックくんは反対に日本語が得意でね~。
misaiちゃんがツアーに出かける時に預けられてしまうキャット・ホテルが苦手なんだって。

90vラスベガスは今、もう気温40度だって!
ヤダね~、行きたくないね~。
世間話の脱線になるけど、昨日Marshallの経理の女性とメールでやりとりをしていたんだけど、イギリスも相当暑いんだって。
以前はこれほど暑くならなかったし、夏が短いので、一般の家庭エアコンがついていることはまずあり得ない。
ロンドンでも古い建物にはエアコンが設置してなくて、テナントのお店も同様。営業中にも関わらず、信じられないぐらい店内が暑かったりする。暑いのがキライな私なんか、デンマーク・ストリートのギター・ショップに入れなかったもんね。
ちなみに古いダブルデッカーの2階はエアコンが効いていないので要注意。
あ、そうそう、Marshallの本社の事務所にもエアコンがついていない。暑いときは窓を開て外の空気を入れるだけ。
それで、その女性に夜はどうしてるのかと思って尋ねてみた。
さすがに夜は気温が下がるのでエアコンは全く必要ないようだ。
そして、こう説明をつけ加えてくれた「それでも、ひと夏に何日かは気温が20℃を下回らない夜があるの。そういう時は天井に設置されているファンを回してしのぐのよ」
ハァ?…何日かは20℃を下回らない?
アータ、コッチはもうすぐ毎晩熱帯夜ですよ~。
ああ、早く秋にならないかナァ。
110smisaiちゃん!とにかく身体にだけは気をつけてがんばってくだされ!NATALでがんばってください。
 
misaiの詳しい情報はコチラ⇒facebook
DOLLFACEの詳しい情報はコチラ⇒DOLLFACE Official Web Site

70s

※Instagramのフォローもよろしくね!Marshall Blogに未掲載の写真もチラホラ!⇒marshallamps_shige 

200

(一部敬称略 写真提供:misai)

2018年6月18日 (月)

映画『スパイナル・タップ』を11倍楽しむ

 
大阪の皆さん、どうかご無事で!
  
私が中学2年生の時、ビートルズのロックンロールのレパートリーをコンパイルした2枚組のアルバムがリリースされた。
その名も『Rock'n'Roll』。
さすがビートルズ、当時のレコード会社、東芝EMIは購入特典としてレコードを買った人にもれなく緑色の表紙の小冊子を配布した(あるいは初回プレス分だけだったのかも知れない)。
その小冊子には各ページの欄外にメンバー4人へのミニ・インタビューが掲載されていて、その中のひとつに「あなたの星座は?」という設問があった。
コレを英語で言うと「What's your sign?」と表現することは以前ココに書いた。
その質問に対する4人の答えはこうだった。
ジョン「てんびん座だよ」
ポール「ボクはふたご座」
ジョージ「うお座です」
リンゴ「かに座なのよ」
40年以上前のことなのでもちろん正確な字句は覚えていないが、リンゴのセリフだけは正しく記憶している。
「なのよ」…?
リンゴ・スターってそういう人なのか?と子供心に驚いたからだ。
それからしばらくというモノ、「かに座」は12星座で最も印象の強い星座となった。
お、今日6月18日はポールの誕生日のようだ。76歳だって。
でも、「蟹」ってヘンだと思わない?
星座を分類してみると、「ひつじ」や「おうし」の動物類が4つと最多のエントリー数を誇り、ついで「ふたご」や「おとめ」の人間類が3つ。
「てんびん」と「みずがめ」の道具が2つ。
単独で業界を代表してエントリーしているのは虫界から「さそり」、魚類で「うお」。「かに」はこのチームに加えてもいいような気もするが、「魚」ではないので甲殻類として単独でエントリーさせる。
ん~、甲殻類はやっぱり異質だろう。我が「さそり」もチョット引っ掛かるが…。
そこで、ナゼ「かに」が星座にエントリーされているのか調べてみた。
答えは「食べるとウマいから」…では当然ない。
起源はギリシア神話。
当時、ヒドラという頭が9つある怪物がいた。キングギドラの名前の由来とされているヤツ。
コイツが泉に毒を流して困るということで、ヘラクレスが立ち上がった。
ところがヒドラは頭が9つもある上に、切っても切っても頭が生えて来てなかなかに手ごわい。
コレが髪の毛ならうらやましい限りだ。
ヘラクレスがヒドラに手こずっていると、さらにヒドラに加勢するヤツが出て来る。
それが「かに」だ。
ところが、その「かに」は滅法弱くてヘラクレスにブチッと踏んづけられて一発でヤラれてしまった。
すると全能の神であるゼウスの奥方のヘラってのが、その「かに」の勇気を称えて、「弱いのにエラかったね~。『がんばりましたで賞』として、アナタを12の星座の中にエントリーしてあげましょね~」となったのだそうだ。
それを聞いたヘラクレスはこう言った。
「カンニンしてよ~」
お後はよろしいか?
 
ギリシアと日本の神話について少し勉強したいと思ってるんだけど、両方とも登場人物の名前が覚えられなくてね~。
特に日本の神様は「天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命」とか、「宇摩志阿斯訶備比古遅神」とか、まず読めん。
読めないモノは覚えられないと相場がキマってる。
で、いまだに取り掛かっていない。
 
と、直前まで「かに」で話を始めようとは思っていなかったのだが、ついやってしまったのは、この看板があまりにも「カニ」をアッピールしていたからだ。
そういえばアート・カーニーなんて役者もいたな。
アカデミー主演男優賞を獲った『ハリーとトント』はヨカッタ。
昔はこの映画の良さがあんまりわからなかったけど、今では涙なくして観ることはまず不可能だろう。
特に若い頃のガールフレンドに会うために老人ホームを訪れるとろ。
ダンスをするんだっけ?
あの「ダンス」というのは日本人にない感覚なんだよね。
そこへ行くと欧米の人はダンスを本当に大事にする。
何かあるとダンス。マァ、見目麗しい白色人種の方々がおやりになるので、それがとても美しくカッコよろしい。
『セント・オブ・ウーマン/夢の香り(原題: Scent of a Woman)』でアル・パチーノが扮する盲目の退役軍人のダンスはあまりにもカッコよかった。
映画のダンス・シークエンスについて語り出したらとてもキリがないのでこれ以上は書かない。
そして、話は横の建物に移動する。
カニだけにね。

10新宿武蔵野館。
私が子供の頃からある老舗映画館だけど、初めて来た。
そしたらアータ、「子供の頃から」どころじゃない、「新宿武蔵野館」って1920年の開業なんだって!
関東大震災より前だぜ。
場所は何度か移転しているけど、新宿三丁目にあった頃は1,500席の規模を誇ったらしい。
昔の映画館は立派だったからね。
私の場合、家が東京の東のエリアだったので映画を観るのはもっぱら日比谷だった。
日比谷映画、有楽座、スカラ座、みゆき座、丸の内ピカデリー、東劇、松竹セントラル、丸の内東宝、スバル座…それぞれ何回行ったかわからない。この内、まだ原形をとどめているのは東劇だけかな?
東劇は40年ぐらい前に立て直しているので老朽にはまだ早いのだ。
浅草の映画館も、それはそれは立派な出で立ちをしていたが、取り壊されてもうスッカリなくなっちゃった。

20しかし、1,500席ってスゴイよ。
中野サンプラザで2,200だからね。
一度に1,500人が同じ場所で、同じ空気を吸いながら、同じ映画を観るなんて若い人には考えられないでしょう?
映画が娯楽の王様として君臨していたかを如実に表す数字だ。
海外はもっとスゴくて、例えば下の写真のロンドンのキルバーンにあるGaumont State Cinema(ゴーモン・ステイト・シネマ)なんてのは4,000席だからね。別名「The State Theatre」。
Gaumontというのは、今もあるフランスの大手映画制作会社。

180v_2 テレビの出現により映画産業が縮退を余儀なくされてからはコンサート・ホールとして利用されていた。
ジョン・ロードが「Rick Emerson」と自己紹介していることで知られる下のDeep Purpleの1974年のライブ盤『Live in London』はこのThe State Theatreで収録されたモノ。
今はフィンズベリー・パークのRainbow Theatre同様、新興宗教の施設になっている。

108_lil さて、今日、2018年6月16日…どうして新宿にやって来たか…。
下の左端の「オレンジ色のニクイやつ」…『スパイナル・タップ』の日本劇場初公開の初日に立ち会って来たのだ!
「オレンジ色のニクイやつ」…なんて若い人は誰も知らないか…。

301984年全米公開のこの映画、ナント日本の劇場で公開されるのは今回が初めてのことなのだ!
私が初めてこの映画を観たのは、ホントにホントに偶然のことで、風呂上がりに何の気なしにテレビをつけて、衛星放送にチャンネルを合わせた時だった。
何の予備知識も全くなく、そもそもこの映画の存在すら知らなかった。
もう何年前のことだろう?
四半世紀は経ってるかな?
マァ、ビックリしたよね…あんまり面白くて。
まさに「ナンじゃ、コリャ~!」状態だった。
当時私はまだMarshallとの関わりなど全くなかったが、「11」のくだりは大笑いした。
もう一度観たいと思い、レンタル・ビデオ屋に探しに行ったが、当然そんなもんありゃせん。
周りの人は当然誰も知らん。
こんなに面白いのにナゼ日本では公開されなかったんだろう?と不思議に思った。
日本の音楽シーンってまだまだ歌謡曲の時代で、当時の興業システムを鑑みると、劇場で公開してもとてもリクープは望めなかったんだろうな~。
私はといえば、まだインターネットもない時分だったので、何の情報も得られなかったが、オーバーに言えばそれ以来ひと時も忘れたことがなかった。

50vそして、初めてロンドンに行ったのは2003年かな?
「ロンドンに行ったら必ず『スパイナル・タップ』のDVDをゲットする」と心に決めていた。
ところが、オックスフォード・ストリートのHMVで探したんだけど、見つからない。
その店は普通にアルファベット順に映画のタイトルに沿って商品が陳列されていて、「S」のコーナーを見ても置いていなかったのだ。
「アッレ~、イギリスでは今でも人気って聞いていたんだけどな~」とガッカリして、諦めかけていた時に思いついた。
「そうだ!この映画の原題は『This is Spnal Tap』で、「T」で探さなければダメなんだ!」
この時の邦題の身勝手さを恨んだね。『愛と青春の腹立ち』だよ。
さっそく「T」のコーナーに移動して探すと、すぐ出て来た。
そう、イギリスのテレビの規格はPAL方式なので、日本のテレビでそのままDVDを観ることはできない。
でも、そんなことはお構いなしだった。
大好きな『スパイナル・タップ』のDVDが手に入るだけでうれしかった。テレビで観れなくてもパソコンでなら観れるからね。
しかも、そのDVDには本編の他にNGテイク集やインタビューを収録したボーナス・ディスクが付いていたのでうれしさ倍増。
結局観てないんだけど…。

190こんな本も見つけた。
定価は£16.99。
当時の為替レートだと3,800円ぐらいかな?1ポンドが220~230円だったからね。
それが売れ残りの新古書籍だったので1,000円もしなかったように記憶している。
映画の台本や挿入歌の歌詞、スパイナル・タップのA-Zなんかが載っている。

230それから数年…2006年には国内盤のDVDが発売された。
私はこういうことにはとても悠長なんだけど、コレに限っては発売日にレコード屋に買いに行った。
すると、どこへ行ってももう売り切れで手に入らない…ヤ、ヤバい。
そこで、当時の会社の大阪支店の同僚に頼んで現地で買ってもらって、東京へ送ってもらったとう次第。
どうなんだろう?
衛星放送で放映してから10数年、この映画の評判が口コミで広がっていたのかしらん?
その後、ブックオフで500円で見つけたけどね。また買っといた。

Stvまた映画館の話になるけど、一番最近映画館で映画をみたのは3年前のこと。
家内とロンドンに行く前の予習にと、ナショナル・ギャラリーのドキュメンタリーを観に行った。
アレも新宿だったナァ。
小さな映画館のフカフカした椅子で3時間半…内容は申し分なく、アッという間だった。
その前はドラえもんか?アンパンマンか?
ずいぶん映画の興業の方法も変わったね~。
「シネマ・コンプレックス」とか言うのかな?
同じホールで違う映画を交代に上映してるんだよ。
まだ映画が娯楽の主役だった頃に育った私としてはショックだったわ。
無料化やアニメの台頭…文化の「衰退」という意味では音楽も映画とまったく同じ構図と運命にあるね。

40映画の内容については、ココに書いてあるのをはじめ、もう何度もMarshall Blogで触れているので今日はゴチャゴチャ書かない。
「あの世界的なロックバンドの重鎮、≪スパイナルタップ≫伝説の全米ツアーに完全密着 全人類必見の映像が、なぜかようやく今ごろ解禁!!」と惹句にある通り。
65vさて、今日はココからが本題。
この記事では映画の公開に関することと、久しぶりに観て気が付いた細かいことをツラツラを書いて行こうと思う。
これからご覧になる方のトリビアになれば幸いだ。
映画館のロビーでは、公開を記念してチョットしたディスプレイが設置されている。

60vひと際目を惹くのが我がMarshallだろう。
1959のフル・スタック(三段積み)。

70映画で使われているのは1975~1981年の間の「JMP期」と呼ばれている時代の1959なので、このディスプレイとはルックスが異なる。
この時代から以降のJCM800時代には1969も目まぐるしく姿を変えたが、「100W、4インプット、マスター・ボリュームなし」という「1959」の定義はブレていない。

80映画とMarshallの関わりについての解説。
映画の主人公のひとりであるナイジェル・タフネルが、「Marshall Law」という宣伝小冊子に登場した時の記事が展示されている。
90そして、JCM900シリーズの発表時にはナイジェルがMarshallの宣伝大使を務めたことはファンならご存知であろう。
コレね。

108_2nt この主演のナイジェル・タフネルについて少し。
この人、本名をクリストファー・ゲストという。
イヤ、本当の本名は「クリストファー・ヘイデン-ゲスト、第5代ヘイデン-ゲスト男爵」という。
以前から家柄が良いということは聞いていたけど、この人、ホンモノの貴族なの。
「ホンモノ」というのは先祖代々「貴族」ということ。
今はポール・マッカートニーも、エルトン・ジョンも、アンドリュー・ロイド・ウェーバーもみんな頭に「Sir(サー)」がついてるけど、コレらは一代限りで終わりの「にわか貴族」。
このゲストさんのような男爵(Baron、女性はBaroness)以上になることは、普通できない。
「ヘイデン-ゲスト」というのは連合王国の爵位で、ナイジェル…じゃない、クリストファーは現在でもそこの第5代の当主を務めていて、ブレア政権の時までイギリス上院に議席を持っていたっていうんだからスゴイ。
「オレのサイロ」がどうのなってやってる場合じゃない。
ジム・マーシャルはクリストファーと仲良しだったそうで、よく「トニー、トニー」と言っていたけど、こういう関係があったのかも知れんな。
私も仕事柄イギリス関連の本を読むことが少なくなく、そこでよく出くわすのが貴族に関する記述。
貴族にも色々あるにしても、イギリスの貴族ってのはマァ、スゴいよ。
普通の人類じゃないからね。ビックリするとうな話がゴマンとある。コレはまた別の機会に…。
ジェイミー・リー・カーティスがクリストファーにホレるのもムリはない。
下はヘイデン-ゲスト家の家紋だそうです。

Fe さぁ、現実に戻って。
スパイナル・タップの25周年を記念して2009年にMarshallが製作したロゴ入りのアンプの写真なんてのも飾ってある。
モデルは1959とJCM900 4100。

100vもちろん1959のノブの目盛りは「11」まである。
本当は実物が展示できればヨカッタんだけど、私が工場で撮ってきた写真でガマンしてください。

110映画に関する古今東西のスクラップ記事。

115vおお~!
ストーンヘンジまで!

120ちなみにストーン・ヘンジをテーマにしたロック・アルバムってのが太古の昔にあった。
それはTen Years Afterの作品で、タイトルはドンズバの『Stonehenge』。
ウッドストックでアルヴィン・リーを知ってブッ飛んで買ってみたけど、中学生の子供にはまったく面白くなくてすぐに誰かに売ってしまった。
それ以来聴いたことがない。

130cdついでに…ストーンヘンジがあるのはロンドンから西へ200km行ったソールズベリーの近く。
ピーター・ガブリエルの最初のソロ・アルバムにその名も「Salisbury(ソールズベリー)」という曲があってね。
コレが大スキだった。
ソールズベリー大聖堂というのも有名だし、一度はストーンヘンジを見てみたいとも思うんだけど、遠いからな~。

140cdハハハ!
注意書きも凝ってる。

150「"指さし"もOK」の意味は映画を観ればわかる。
ちなみにあのシーン、ズラリと並んだナイジェルの愛器はLAの「Norman's Rare Guitars」というビンテージ楽器店からの借用品。
L-5がすごく良さそうで気になる。

160あ~あ~、「タイアップ TO 11 メニュー」だって!
ようやるわ~。

165このギターはナイジェル・タフネル・モデルだそう。
そして、右下。170v私の宝物、「Spinal Tap」のロゴ入りのMS-2も展示して頂いている。

180して、いよいよ上映。
記念すべき『スパイナル・タップ』日本劇場初公開の2回目上映。
初日来場特典ということでMarshallのランヤードをもらっちゃった!
隣に座っていた女性のお客さん、このランヤードがすごくお気に召したようで「コレ、かわいい。こっちの替えよう」なんて声が聞こえてくる。
うれしんだけど、「コレ」呼ばわりか…。
やっぱり「まーしゃる」の名前は出て来んか~。

108_img_6785やっぱりミュージシャンはこの映画を観ている方が多く、時々『スパイナル・タップ』の話になると「11」の話が大抵出て来る。

でも、CONCDERTO MOONの島ノンちゃんはサスガ違うことを言っていたな。
「Dmは最も悲しい響きのキーだ」と、ナイジェルが創作中のマイナー・ソングをロブ・ライナーにピアノを弾いて聞かせるシーン。
ノンちゃんはココがお気に入りのようだ。
Ns考えてみればノンちゃんが愛用しているMarshallは1967 MAJORといって、「ボリュームが11」どころか出力が200Wと、ナイジェルのMarshallの倍ほど音が大きいからね。

Mjこの映画って「ロック・バンドのあるある」を徹底的にリアルに追求しているワケなんだけど、今回久しぶりに観て、若い人には理解できない部分がたくさんあるんじゃないかと思った。
例えば、そのボリューム「11」のくだり。
今は大音量の代名詞である「Marshallの壁」を作りたがる若いギタリストはほぼいない。
「作りたがらない」というより知らないのだ。
The WhoとThe Small Facesが爆音合戦を展開したように、 そもそもロックバンドが「大音量であるべき」という哲学を若い人たちは持ち合わせていない。
だから、どうしてボリュームを「11」にまでして大きな音を出す必要性があるのかを理解できないのではないか?
それからジャケット。
映画では新作『Smell the Gloves』のジャケットで大モメにモメるが、ジャケットを必要としない配信が当たり前となった昨今、なぜスパイナル・タップのメンバーとマネージャーがムキになってジャケットのデザインでモメているのかわからないだろう。
ま、時代だから仕方ない…で片づけちゃえばいいんだろうけど…。
 
他にロックや欧米の文化の知識が豊富であれば豊富であるほど楽しめるようにできているんだよね。
例えば、ドラマーの相次ぐ死。
コレはキース・ムーンとジョン・ボーナムのパロディでしょう?
下は先に紹介したイギリス盤のDVDに入っているリーフレットと盤。
200リーフレットにはメンバー紹介が載っているんだけど、ドラマーのところは「NECROLOGY」となっている。
「necrology」というのは「死亡者名簿」のこと。
2台目のドラマー、Eric 'Stumpy Joe' Childsというのが映画の中に出て来るが、スパイナル・タップの以前のビデオでは西海岸の名セッションドラマー、ラス・カンケルが演じたらしい。
このスタンピー・ジョーは他人のゲロを喉に詰まらせて窒息死した、というシーンが出て来るが、コレはジミ・ヘンドリックスだよね。
このリーフレットの右ページにあるキャストの一覧表がMarshallのコンボ・アンプになってる。
しかも、アンプとキャビネットが上下逆さま。コントロールのノブもおかしい。
でも、キャビネットについているプラークには「VERY LOUD」と刻まれていて、フォントもホンモノっぽいところが面白い。

210また、ボーナス・ディスクのチャプターの扉はこんな風になっている。
1959のコントロール・パネル。
当然目盛りは11まで。

108_cp他にもいろいろある。
インタビューでナイジェルとデヴィッドは「スキッフルのバンドをやっていた」というくだりがあり。
スキッフルというのはロニー・ドネガンの1955年の「Rock Island Line」という曲に代表されるイギリスにおけるロックの前身の音楽。
つまりこの2人のキャリアが相当に古いということがわかる。
ロックンロール誕生の瞬間とされるビル・ヘイリーの「Rock 'round the Clock」も1955年のなので、ロニー・ドネガンも負けずに古い。
この「スキッフル」とか「ロニー・ドネガン」という名前を知っている人は日本ではそう多くないのではないか?
ところがイギリスへ行けば、オバサンでも知っている可能性がかなり高い。
どういうことかというと、彼らの「ロック」というのはスキッフルやブルースが確固たる礎になっていて、GSが起源となっている日本のロックとは成り立ちが全く違うということなんだな。
だから、今Greta Van Fleetなんてアメリカのバンドが話題になっているけど、イギリスではかつてのThe DarknessやThe Answerみたいなトラディショナルのテイストを持った若いバンドが「先祖返り的」にポコっと出て来るんだよね。
日本はコレができない。先祖に帰ることができない。ロックの下地がないから。

映画の冒頭でロブ・ライナーが「Let's boogie!」って言う。
アレ、向こうの人って言うんだよね、「boogie」って。
私のBoogie体験記はコチラをご覧アレ。
 
次、ナイジェルが自分のギターを自慢する時に、「このギターのサスティンがスゴイ」と説明しながら「ヒィ~~」とギターの音の口マネをするでしょ?
外人って本当にああやってやるんだよね。
1974Xを発売した時、仲良しのカナダのディストリビューターがしきりに同じことをしていたのを思い出した。

それからホテルで人気バンドにバッタリ出くわすシーンがある。
人気バンドのマネージャーはタップのマネージャーの名前を忘れて「リーアム…」と間違えた名前で呼びかける。

アレ、ワザとやってる。
大変失礼な話で、「リーアム」というのはイギリスに多い名前で、つまり弱小バンドのマネージャーの名前なんて覚えているワケがないということ。「佐藤さん」と呼んでおけば当たるかも知らないということ。
 
それに、シナトラの話をするリムジンの運転手が、運転席と客席の間の窓を閉めるナイジェルに向かって「Limey!(ライミ―)」と言う場面。
字幕では「クソイギリス野郎!」ぐらいになってたかな?
この「lime」というのはあの柑橘系のライム。
昔、イギリスの水兵はオレンジやらライムを大量に船に積み込んで航海した。
ナゼかというと、長い航海では新鮮な野菜を摂取することができず、壊血病で命を落とす人が多かったから。
壊血病はビタミンCの不足により罹患することがわかっていたので、柑橘系の食品とともに大航海時代を乗り切った。
そこから転じてイギリスの水兵を「Limey」と呼ぶようになり、イギリス人の蔑称として定着した…が、今はほとんど使われない言葉らしい。
イギリス人の「オーマイガー」の「Blimey(ブライミー)」と字面は似ているが関係ない。
ちなみに冬季には野菜がなくなるエスキモーの人たちは、ビタミンCを摂取するためにアザラシの内臓を生で食べる。
今はどうか知らないけど、その辺りのことを記した新田次郎の『アラスカ物語』はヤケクソに面白かった。

215v_bプログラムはこんな感じ。コレも「11」でカッコいい!
日本劇場初公開ということは史上初の日本語のプログラムとなる。
『スパイナル・タップ』のトリビアなんてのも載ってるんだけど、「プログラム」ってのは内容なんてどうだっていい。
一般的には、そもそも「あらすじ」なんてのが載っていること自体おかしい。
だって実物を観てるワケだから。
それに今ではウィキペディアなんかで、スタッフやキャスト等の細かい情報も無料でゲットできちゃうじゃん?
私も小学生の時から集めたプログラムが本棚イッパイぐらいあった。
でも引っ越しの時にオヤジが全部捨てちゃったんだよね~。
その頃にはもう音楽にドップリ浸かっていたので、さほどハラは立たなかったけど、思い出がスッ飛んじゃったな~。
ようするにプログラムは記念と証拠なんですよ。
だから私は特に海外で観たミュージカルのプログラムなんかは、どんなに高くてバカバカしくても買ってコレクションするようにしている。
ということで、このプログラムもお買い求めになることをおススメします。

2_0r4a8480 あ、最後にもうひとつ。
映画の中で、ステージに行くときに通路で迷っちゃう場面があるでしょ?
アレとは別に、ステージに行く時、普段はガヤガヤと賑わっている客席からナゼかモノ音が聞こえて来ない。
メンバーは怪訝に思うのだが、「イヤイヤ、オレたちがステージに現れればドッカーン間違いないよ!」なんて言っていて、イザステージに上がると客席には誰もいなくて、公演がキャンセルになったか、公演日を間違えてアララ…みたいなシーンがあったように記憶しているんだけど、今回観たところそういうシーンはなし。
それこそ怪訝に思ってDVDを観たけど、やっぱりなし(おかげでこの映画、2日間で3回も観るハメになったわ)。
私の思い違いなんだろうけど、どなたか私に同意してくれる古いタップ・ファンはいない?

エンドロールにはドラム・キットの提供者としてLudwigの名前が、そして協力者としてB.C. RichとZildjianのクレジットが入っているが、Marshallはなし。
今、ワタシが協力していますから!

  
私がお邪魔した回は満席。
この調子でひとりでも多くの人にこの映画を観てもらいたいものだ。
まだ細かいスケジュールは決定していないようだが、新宿武蔵野館を皮切りに全国をブギして回る予定なのでお見逃しなく!
やっぱり映画は映画館で観るもんですな。
 
映画『スパイナル・タップ』の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

240v

200_2 
(敬称略 2018年6月16日 新宿武蔵野館にて撮影)

2018年4月18日 (水)

創造と革新の週~Hiroaki Tagawa in WCIW 2018

  
もう過ぎちゃったけど、「4月15日」ってなんの日だか知ってる?
1900年にパリ万博が開幕した日?
1912年にタイタニックが沈没した日?
1929年に阪急百貨店が開店した日?
1983年に東京ディズニーランドが開園した日?
どれも4月15日に起きた出来事かも知れないけど、今日のこの記事には関係ない。
「4月15日」は今から566年前の1452年、レオナルド・ダ・ヴィンチが生まれた日なのだ。

S1_leo_2 そして、「4月21日」。
この日は国連が定めた「創造と革新の日(World Creativity and Innovation Day)」。
よって国際連合では4月15日から21日までを「創造と革新の週(World Creativity nd Innovation Week)」と定め、世界規模のキャンペーンを展開している。

Sslogo2相手は国連だし、ナンカものすごく仰々しい感じがするけど、家や職場や学校や地元のコミュニティにおいて思い浮かんだ新しいアイデアを出し合って、世界を良くしていきましょう…というキャンペーンなのね。
何のために?かというと…貧困や飢餓の撲滅、健康の増進、教育の品質向上、男女平等、安全な水と衛生の普及、新エネルギーの獲得、労働時間の短縮と経済の成長、様々なインフラの整備、格差社会の根絶、大都市一極化の防止と地方の活性化、食糧需給の適正化、地球温暖化や海洋汚染、砂漠化の抑制と森林の保護、平和と正義と順法精神の強化…等を目標に掲げている。
やっぱり固いけど、すべて我が日本でも普段から問題視していることばかり。
世界中がこういう状態に陥っていることがよく認識できるね。
ただし「水と衛星」に関しては日本はバッチリだ。
ベトナム帰りなのでよくわかる!
 
そして、「創造と革新」と来ればダマっちゃいられないのがMarshall。
1962年、独創的なギター・サウンドを「創造」し、当時の、そして未来のロックに「革新」をもたらしたギター・アンプ・ブランドなのだから。
そこでMarshallもこのキャンペーンに一枚加わった!

1_img_5980_2MarshallではWorld Creativity and Innovation Weekの間、世界のギタリスト/シュレッダーから腕自慢のビデオを募集し、コンテストを開催することにしたのだ。
お題は「あなたのベスト・リフを見せてください」。
そして、最も優秀だった応募者2名には、賞品としてCODE50がプレゼントされる。
発表は金曜日…GMT、グリニッジ世界標準時。要するにイギリス現地時間。

1_mcode50さて、ここからが2つめの本題。
Marshall Blogにしょっちゅう出てくれている田川ヒロアキ。
今回のキャンペーンでMarshallがヒロアキくんに目をつけた。
Marshallの本社では毎日Marshall Blogをチェックしてるからね…好き嫌いは別にして。

1_20r4a8077上の写真にあるようにヒロアキくんは普段のステージではJVMを使っている。
一方、家での練習やチョットした録音にはMGシリーズの一番小さいヤツ、MG2FXを長~い間愛用してくれていた。
そして、最近「CODEとどんなモンじゃろかいな?」ということを思い立ちさっそくウチの事務所で試してみることになった。
CODE25だ。
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ご存知の通り、CODEの大きな特長はGATEWAYというアプリを使ってスマホでアンプのセッティングが出来るし、そのセッティングのデータを持ち歩くことができるということ。
ところが、目の不自由な方にとってスマホのようなタッチパネルは厄介なシロモノ。
それだけでなく、最大の問題は「読み上げソフト」といって、掲載の画面の内容を音声に変換するアプリがGATEWAYに対応できるかということだった。
残念ながらコレはNG。
ま、ヒロアキくんはそんな状況をとっくに見越していたのでへのカッパ。
そういえば「へのカッパ」ってのも最近聞かなくなったな…。
で、課題がCODEのパネルで不自由なく操作ができるかということに代わった。
何しろスマホで視覚的に操作できるのがウリの商品なワケだから、私はこのフロント・パネルでの操作に究極的に疎かった。
それでもプロ・ギタリストに失礼があってはマズイと思って、慌てて操作の方法をおさらいしたのです。
その甲斐あって、スラスラっと操作方法をヒロアキくんに説明しようと思ったらトンデモナイ!
1_2img_6078私がフロント・パネル上のノブの位置とその機能だけ説明したら、もう勝手にスイスイかつラクラクとイジり出しやがんの!
しかも1回で全部覚えちゃう。
しまいにゃアベコベにこっちが教わる始末!
長い付き合いで、こんなこと今に始まったワケじゃないんだけど、驚いたね。
この人アタマの中は一体どういう風になってるんだろう?

1_mhc それどころか、見ている前でジャンジャンとカッコいいプリセットを作っちゃう。
これにもビックリ、ドイツでバッタリ。
反対に操作法を教えてもらっちゃったりなんかして。
でも、もっと驚いたのは、ヒロアキくんのCODEの気に入りよう。
ほぼ即決で導入決定! 
で、商品が集いた翌日、頼みもしないのにCODEのデモンストレーション音源を作って送ってくれた。
本当に気に入ってくれたのが一聴瞭然な仕上がり。
音質だけでなく、CODEのバーサタイルな魅力を余すところなく伝えてくれていると思ったので、その音源をイギリスに送っておいた。
1_2img_6081すると、今度はMarshallの本社の連中がビックリ仰天!
Marshall Blogでこの姿はおなじみでも音を聴く機会はなかった。
「そうだHiroaki TagawaをWorld Creativity and Innovation Weekでフィーチュアしよう!」ということになって、動画の作成依頼が来た。
今時こんな弾き方をしている人は見かけない独創性があるし、CODEの革新性もバッチリとアッピールしてるし…ということね。
そして、尺に収まるようにヒロアキくんが動画を作り直してくれた。
その動画が今朝(日本時間)アップされたのだ!

1_thm2 動画を見るにはMarshallのfacebookのアカウントへアクセスしてくださいまし。
ココをクリック⇒Marshall Amplification Offcial facebook

 
田川ヒロアキ、シレっと世界デビュー。
朝起きたらアララ!のシンデレラ・ボーイ(「ボーイ」という年齢ではない)って感じ?
ヒロアキくんのガラスの靴はCODEだったというワケ!

1_mfb2 しかし、この「世界」の規模ってのはスゴイもんだね。
ジャンジャンとアクセス数が上がっていく。地球の裏側のギター好きがヒョンなことから「Hiroaki Tagawa」の存在を知る…。
コメントも面白い。
はじめは「ジェフ・ヒーリーじゃん?」ってな調子。
んなこと言われんのはこちとら百も二百も承知だよ。
ところが、段々風向きが変わって来て「感動した!」とか、「日本のウリ!」とか、「サトリアー二はこのギタリストをG3に入れるべき」とか好意的なモノに変化していく。
面白いな~。
でも、やっぱり考えさせられるのは、海外の芸能というのは、いかにオリジナリティを重視しているかってこと。
「誰もやらないこと」、「他にないモノ」で勝負するか?ということを痛感した思いですわ。
やっぱり人と同じことをやっていては認められないんだな。
そういう観点からもヒロアキくんは「World Creativity and Innovation Week」のMarshallからの大使としてふさわしかったのではなかろうか?
それと!
どうしてもヒロアキくんのプレイに目や耳が集まりがちだけど、忘れて頂きたくないのはCODEのヴァーサティリティとプレイアビリティね。
CODEには人様が作ったモノではなく、長い年月をかけてMarshallが自分で作り出してきた独創的なサウンドが詰まってるのだ。
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

Logo1World Creativity and Innovation Weekの詳しい情報はコチラ(英語版)⇒Official Website

2018年4月 6日 (金)

まぼろしのHANWELL!

 
イギリス本国のMarshallのウェブサイトはご覧頂いたかしら?
以前は別々だったMarshall、NATAL、EDENといったMarshallのコア商品を「MARSHALL.COM」のドメインの下、ひとっ所に集結させたのね。
それだけではなくて、他のMarshallファミリー商品も同じサイトに掲載している。
実にいいことだと私は思っている。
「他のMarshallファミリー」のメンバーとは、ひとつが「Marshall RECORDS」。
そしてもうひとつは「LIFESTYLE」といカテゴリーで、スピーカーやヘッドホン、そして冷蔵庫などを指す。
今回はその中からスピーカーの話題。10ご存知の通り、Marshall HEADPHONESはその名の通り、ヘッドホンやイヤホンの他に…

15Bluetoothスピーカーを取り扱っている。
街でMarshallのヘッドホンを付けて歩いている人をチョクチョク見かけるせいもあって(ナゼか女性が多い)、私はスピーカーよりヘッドホンの方が人気が高いのかと思っていた。
ところが…Marshall HEADPHONESを輸入販売してくれているNAVYSに状況をお聞きすると、ヘッドホンの類よりスピーカーの方がどうもウケがいいらしいのだ。

16私もWOBOURN、STANMORE、STOCKWELLと大中小のスピーカーを使っているが、なるほど見た目といい、使い勝手といい、音といい、人気が集まることが容易に理解できる。
ま、大きな声じゃ言えないけどサ…他のブランドのヤツよりケタ違いにカッコいいもんね。

17ってんで、先日のNAMMでも新商品が展示されていたのは既報の通り

18もはやBluetoothの枠を超えてWi-Fiの域に突入した。

20ところで、この辺りの商品の歴史はどうなっているか?
ヘッドホン類が先に発売されていたんだよね。
2010年ぐらいに発売になったのかな?
理由は書かないけど、その頃の私は自分のMarshall人生の中で最も沈んでいた時期だったのでどうにも確かな記憶がない。
しかし、スピーカーに関しては覚えている。
2012年にロンドンのウェンブリー・アリーナで開かれたMarshallの50周年記念コンサートの頃だ。
あの時は私のMarshall人生で最もいい時のひとつだったから確かに記憶している。
下はその時のウェンブリー・アリーナのロビーの柱に掲げられていたスピーカー展示の告知パネル。
転換や休憩の時にもステージ両脇に取り付けられた巨大なスクリーンでガンガン宣伝していた。
そのスピーカーモデルは「HANEWELL(ハンウェル)」だった。1_img_8596 このスピーカーのシリーズにはそれぞれのモデルにイギリスの地名が付けられていて、第1号はMarshall発祥の地の名前が与えられた。
それがHANWELL。
ロンドン・パディントンからチョット行ったロンドンの西のはずれだ。
そのHANWELL駅からあるいて20分ぐらいかな?…Uxbridge Roadという通りに当たる。
50Marshallの歴史はジム・マーシャルがそこに開いたドラム・ショップから始まった。
今は床屋になってる。

55そして、その栄えある名前を背負ったスピーカーがこのHANWELLというワケ。
今はもう製造をしていない。
全世界に向けて10,000台限定で製造され、日本には300台が輸入された。
価格は税抜きで100,000円で、めでたく完売。
以上がHANWELLとともに始まったスピーカーの歴史。

40そして、今日紹介するスピーカーが…
ダララララララララララララララララ(NATALドラムスによるロール)…30ジャーン!
HANWELL!
ヘヘヘ…どういうことかというと、NAVYSさんがある取引先に預けてあった未使用の新品が戻って来たというのだ。
要するにスッカリ忘れていた「デッドストック」の権化!

40当時はまだBluetoothがなくてミニ・プラグだけの入力だった。
ギター・アンプ的に言えば、1959みたいなもので、余計な機能が何にもついていないので、音もいいし、Bluetoothのバージョン・アップなどにも気を遣う必要がない。

60台数はたった4台。
価格はアウトレット扱いで50,000円(税抜き)だそうです。
早いもの勝ち!
 
商品に関する詳しい情報はコチラ⇒モノとオト

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2018年3月28日 (水)

【訃報】さようなら、ケン・ブラン!

 
3月25日、ケン・ブランが永眠した。
熱心なMarshallファンの皆さんには「Ken Bran」の名前はよく知られているところであろう。
今日は急遽予定を変更して、Marshallの技術面を支えた創設メンバーの1人を偲ぶ。

10ジム・マーシャル、ダッドリー・クレイヴン、そして、ケン・ブランの3人の奇跡の邂逅がなければ、ロックの歴史を強烈に彩った「Marshall」という名のギター・アンプはこの世に生まれてこなかった。
そして、我々はあの歪みでギターを弾くことができなかったのだ。

20ケンは最初、ジムの楽器店にリペア・マンとして雇われた。
その後、ジムがロックの将来性に目をつけ、世界に通用する「ロックンロールのためのギター・アンプ」を開発するアイデアをケンに持ち掛ける。
そのアイデアに同調したケンは、すぐさま当時EMIに勤めていた天才エンジニア、ダッドリー・クレイヴンの引き抜きを提案し、ジムはそれを受け、ダッドリーの採用に成功。
ここから最初のMarshallアンプの開発が始まった。
下はそのMarshall発祥の地、ロンドンの西、Uxbridgeにあるジムの最初の楽器店の跡。
今は床屋になっている。
試行錯誤の末、3人はココでまずプロトタイプを5台製作。
しかし、評価は…「Close, but no cigar」。
つまり、「当たらずとも遠からず」というヤツ。(この英語表現は、「惜しいけど、賞品の葉巻は差し上げられない」…というタモリ倶楽部の「空耳」のTシャツみたいなモノ)
30そして、もう1台、すなわち6台目のプロトタイプの製作に踏み切った。
コレがバッチリとハマって、「Marshall」というギター・アンプのサウンドが決定した。
一般的な歴史ではこのサウンドを選んだのがピート・タウンゼンドということになっている。
1962年のこと。
コレがその時に制作された最初のMarshall、JTM45。

50この写真はイギリスのMarshallの工場にある、ミュージアムで撮影したもの。

60真空管がキレイなことでわかるように、現在でも立派に稼働し、リファレンス機として利用されている。
Marshallサウンドの原点が詰め込まれているからだ。

70「ロックンロール」という時代のニーズに見事に答えたJTM45に端を発し、1965年には世界で最初の100Wのギター・アンプ、「1959」を発表。
Marshallは快進撃を続けた。

8070年代のなかば、ロンドンのある楽器店から「Marshallと同一仕様の商品を別のブランドで販売したい」というリクエストを受け、実行に移したのが下の「NARB」。
ナゼ、こんなことをしたのかは、当時のMarshallの配給態勢が背後にある。その頃、Marshallは自分で自分の商品を販売することができなかったのだ。

90さて、ブランド名をどうするか…ということになって、「BRAN(ブラン)」とするのが何といっても手っ取り早い。
しかし、マズイ。
ナゼなら同名のシリアルが流通していたから。
「BRAN」というブランド名の採用は見送られた。

Serial その代案として採用されたのが「NARB(ナーブ)」。
「BRAN」の綴りを逆さにしたモノだ。

2100 ケンの記憶によると、NARBはたった24台しか製造されなかったそうだ。

140vモデルも1種類のみ。
コントロールにはトレモロが搭載されている。110リアパネルには「MADE IN ENGLAND BY NARB ELECTRONICS」と謳ってあるが、回路はJMP時代の1959のトレモロつきと同一だった。

120「Marshallと同じ仕様で…」というリクエストだったのだから問題はない。

130コレらの写真のNARBは山口県のMarshall Museum Japanに所蔵されている、世界的に大変珍しいモノだ。

135また、ケンの伝説として、The Guv'norがある。
80年代終盤に来日した際、秋葉原のラジオ・デパートに出向き、何やら電気パーツをバッグいっぱいに買い込み帰国した、
それからしばらくして、長い間封印していた「歪み系ペダルの製造を再開する」と日本に送られて来たのが初代のThe Guv'norのプロトタイプ。
その送られて来たサンプル中身を見ると、秋葉原で買ったパーツがふんだんに使われていた…という。
このことはもう何度もMarshall Blogに書いたが、コレが最後になるかもしれないな。
この話を教えてくれた、ケンを秋葉原に連れて行った方も先日若くしてお亡くなりになってしまった。

150私はケンに一度もお目にかかったことがなく、この伝説のMarshallの創始者の一角にどうしてもお会いしたいと常々願っていた。
Marshallの古株のスタッフにケンの所在を尋ねても誰も知らず、「ジムしか知らない」という話だった。今回わかったことなのだが、ケンはMarshallをリタイアした後は、ビジネスから退き、隠居生活を送っていたらしい。
ところが、チャンス到来!
2012年に開かれた「ジムの生涯を祝う会」にケンが出席されたのだ。
この時、「シゲはケンを知ってるだろ?」と、アメリカの年配の友人が私をケンにこう紹介してくれた。
「シゲはかつて日本でMarshallのディストリビューションをしていたんだ」…そう、この時が人生初の浪人期だったのです。
「お会いできる日を長い間待っていました」と自己紹介をする私の目をジっと見て、ケンは「そうか、そうか」とニコニコしながら私の話を聞いてくれた。
本当にうれしかった。
この写真は私の宝物のひとつだ。

170ダッドリー・クレイヴンも既にこの世におらず、これで「Three Wise Men」と呼ばれるジム、ケン、ダッドリーの3人すべてが鬼籍に入ってしまった。
 
このジムやケンを中心にしたMarshall黎明期のストーリーは、「音楽を作るための独自の道具」の開発物語であり、誰も、そして何も知らない「無」の段階から作り上げたところがあまりに偉大だと思うのだ。実際には、上で紹介した最初のMarshallは他社の商品をお手本にしたモノだが、目の付け所を大きく変えて、オリジナル商品に仕立て変えたと言えるだろう。
時代が時代だけに仕方のないことではあろうが、テクノロジーの進化を吸収して世に出て来る新しい楽器は、「技術」はオリジナルかも知れないが、「音楽を作る道具」としては、どこか違う方向へ進んでいるような気がしてならないのだ。
そう、Marshallはアンプという道具を通じて「ギターのサウンド」そのものを作ったのだ。
こんな時代だからこそ、弾き手の方々には「ホンモノ」の、あるいは「オリジナル」の素晴らしさと優位性を十分に知っておいて頂きたいと感じる。
  

下の写真は50周年の時、工場に訪れたケンをキャッチしたモノ。
アメリカのニック・ボウコットからお借りした。
偉大なるエンジニアのご冥福を心からお祈り申し上げ、最後にニックの言葉をそのまま転用してケンにお別れ告げたいと思う。
ケン、どうもありがとう!
  
REST IN PEACE, KEN, AND THANK YOU, SIR: THE ROCK WORLD LITERALLY WOULDN'T BE THE SAME WITHOUT YOU - Nick Bowcott
(安らかにお眠りください、ケン。ありがとうございました:文字通り、アナタがいなければ今のロックの世界は別のモノになっていたことでしょう - ニック・ボウコット)

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(一部敬称略  ※写真提供:Mr. Nick Bowcott - Thank you very much, ADMF!、Marshall Museum Japan

2018年3月27日 (火)

Spring Has Come With Good News

  
ようやく暖かくなって来ましたな~。
私が通っていた高校が採用していた英語のリーダーの教科書…一年生の一番最初の単元のタイトルが「Spring has come with Easter」だった。
それは覚えているんだけど、英語圏の人に向かって「Hey! Spring has come with Easter!」とやったことはただの一度もないな。
「Easter」とは「復活祭」のこと。
イエス・キリストの復活を祝うお祭りですな。
神の預言者であるイエスが十字架にかけられて処刑されたことはよく知られているが、その処刑後に復活、すなわち生き返っていることを知らない人は多いかもしれない。
メル・ギブソンが制作した『パッション』なんて映画の最後でも、ややオカルチックにこの復活のシーンが描かれていたよね。
その復活を祝うのが、この「イースター」というイベント。
「父の日」や「母の日」なんかもそうだけど、このイースターというお祭りは開催日が固定されていない。
どういうわけか欧米はこういう祭日が多いね。
いつやるかと言うと、キリストが復活したのが「日曜日」だったということで、「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」ということになっている。
わからんね。
満月なんて、いつも気が付いた時に満月になってるもんね。
ちなみに「春分の日」は英語で「Spring equinox day」という。(「秋分の日」は「Autumn equinox day」)
Equinox(イクイノックス)…何となくカッコよくね?
ハイ、ジャズが好きな人はジョン・コルトレーンを思い浮かべることでしょうな。
『Coltrane's Sound』に収録されているマイナー・ブルースが「Equinox」。

Csギター関連ではラリーコリエルのジョン・スコフィールドとジョー・ベックと組んだギター・トリオ・アルバム『Tributaries』で取り上げていた。
「equinox」というのは「昼夜平分時」、すなわち「昼と夜の長さが同じ」という意味。

Lc で、今年のイースターはいつかと言うと、4月1日。
来年は4月21日なんだって。
ナニをするのかと言うと、クリスマスと同じように、家族でご馳走を食べて過ごす(らしい)。
クリスマスと違うのは、イースターならではの遊びがあること。
例の「卵」ね。
色を付けた卵を家の中に隠して見つけてみたり、スプーンに乗せた卵を持って競争したり、卵を割らないように転がしたり…実に素朴である。
でもね、まだ小さい子供がいるイギリスの家族を見ていると、こうした質素で伝統的な行事をすごく大切にしている感じがするんだよね。
言い換えると、ムヤミにお金を使うことなく、家族と一緒の時間を楽しみつつ文化の伝承に取り組んでいる…というか。
慣習でも建造物でも、とにかく先人が作り上げて来たモノを大切にしているように思える。
このイースター、まさかマネしないとは思うけど、日本人がやると卵にパソコン入れちゃったりするんだろうな~。
宗教的背景が全くないにも関わらず、何でもかんでも商売に結びつけて外国の文化のマネをすることは厳に慎んでもらいたいと思うのよ。
それより我々は、これまたもうすぐやって来る4月8日が何の日かを知っておいた方がいい。
とにかく春は縁起のいいイベントが多くていいね。…ということで、今日のマーブロは春のおめでたい話題をいくつかお送りする。
要するに宣伝ですわ。

  

★布袋寅泰とNATAL

 
去る3月24日「新体感ライブ」と銘打って、布袋さんがロンドンで60分のスタジオ・ライブを行った。

10実は布袋さんとは、大分前にアコギのお仕事でご一緒させて頂いたことがあった。
その時からしばらくして、Marshallに出張した時にヒースロー空港でお見かけしてご挨拶させて頂いた。
「ああ、あの時の!今日はどうしたんですか?」
「これからMarshallで会議なんです」
なんてお話をさせて頂いた。

20s その今回の布袋さんのライブをサポートしたのがスティーブ・バーニー(Steve Barney)というドラマー。
NATALのエンドーサーなのだ。
つまり布袋さんのコンサートでNATALサウンドが鳴り響いた!というワケ。

30コレがその時のSteveのNATALキット。

40アメリカで人気急上昇中のシリーズ、Cafe Racer。

50ペダルもNATALですな。

60SteveはEurythmicsのAnnie Lennoxの片腕ドラマー。
シンプルで深みのあるロック・ドラミングがカッコいい!

70 演奏のもようが配信されたが、残念ながら私はまだ聴いていない…聴いてみたい。
 
詳しい情報はコチラ⇒布袋寅泰新体感ライブ特設サイト

80s   
 

★中村パーキング
 
中村パーキングは2012年結成の愛知出身のチーム。

1_np 1月に4曲入りミニ・アルバム『Lauren e.p.』をリリースした。

Npcd そのリード・チューン「回想ライダー」のMVがコチラ。

ドラムスは久田将也。
NATALだ~!
将也くんが使っているNATALはメイプル。フィニッシュはタバコ・フェイドだ。
NATALのドラム・サウンドに乗ってガンガン前進して欲しい!

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中村パーキングの詳しい情報はコチラ⇒-official web site-

★INTERAGE
 
コチラはMArshallとEDEN。
INTERAGE(インテレイジ)はまっさらのバンド。
ドラムスの大野Dewey卓郎くんとは以前からの知り合いで、今回のこの新しいバンドの情報を頂戴した。

H_s__876547 コレがINTERAGEのトレイラー。
MarshallとEDENを使っているということは…正統派にして本格派にして硬派ということよ!
ドラムスがNATALじゃないところが残念だが、ま、「おいおい」お願いします。
そのデビュー・ライブが7月7日に決定した。
場所は渋谷のMilkyway。
こちらも楽しみだ!

 

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(一部敬称略 ※Steve BarneyのNATALの写真提供:George Frederick)

2018年3月13日 (火)

チョットおやすみ…

  
事前に何の断りもなしにスミマセン!
今週から来週にかけてMarshall Bogの更新をお休みさせて頂きます。
…と言うのも、実はこういうところへ来ておりまして…

0r4a5903 いわゆる「ベトナム」です。
  
旅先で「私の~」シリーズを書こうかと思ったんだけど…ダメ。
生まれて初めての東南アジアでおもしろいこと多すぎ!
つまり、良いことも悪いことも書きたいことがテンコ盛り!
それゆえ、東京へ帰ってジックリと筆を取りたいと思います。

0r4a5867 でもひとつだけ…暑い!
アツイアツイアツイアツイアツイ!
そして、信じられないほどの湿気。
そうだナァ…日本の梅雨の一番シンドイ時の9掛けぐらい?
もう汗が出て出て止まりゃしない!

0r4a5853 「私の」ファンの皆さん(そんなのいるのかっ!?)、お楽しみに!
あ、コレもちろん仕事で来てます。

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