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2018年7月14日 (土)

夏のポタフェス 2018

 
暑い~!
さぁ、今年も始まりましたMarshall Blogの夏のクレーム。
以前レポートしたように、今年は日本が暖かくなる前の3月にベトナムへ行って来た。
そのレポートにもさんざん「暑い、暑い」と書いた。ホントに驚くべき暑さだったからね。
そんな暑さの洗礼を受けたので、「今年の日本の夏の暑さなんか屁でもねーな、コリャ」なんて思っていたワケ。
何のことはない…日本の方がベトナムより断然暑いんじゃねーの!?
ベトナムは、私が行った3月から4月にかけてが一番暑いと聞いた。6、7月になると雨季に入りラクになるんだとか…。
となると、コリャ完全に日本の方が暑そうだぞ。
それと、最近結構風が強いでしょ?
ホーチミンなんかもそうなの。暑いけど夕方近くになると風がガンガン吹き出して大分ラクになる。
本格的に日本は熱帯性の気候に変わってきている感じがしてコワいわ。
で、今日、東京の中でもとりわけ気温が高いと思われる秋葉原に行ってきた。

20目的は「ポタフェス」。
「ポータブル・オーディオ・フェスティバル 2018」ね。

30_2早いな~。
つい先日冬のポタフェスが開かれたと思ったら、もう夏のポタフェスだよ。

40…ってんでコッチももうスッカリ慣れちゃった。

50今回もいつもと同様、いつかD_DriveのYukiちゃんがゲームのデモ演奏をした秋葉原の展示場での開催(あのゲームって、あの後一体どうなったんだ?)。
会場は地下、1階、2階と数回前に拡張したまま。つまり人気は全く衰えていないということ…イヤ、それどころか熱気は前回より上がってた感じかな?

60ウワサをすれば…Yukiちゃん?!
かと思ってビックリしたけど、コレはパナソニック。
YukiちゃんはSONYだから。「私はXperia」だから。
またあのCMやればいいのにね。今度はMarshallのお供で…。

2_2img_3837 まずは地下。

70相変わらずのにぎわい。

80すごい展示出展社数だよ。
数えて見たら193社!

90v2階のようす。

100ここもたくさんの出展で盛り上がっている。

110そして1階。
タイミング的に終了数分前だったので大分落ち着いているけど、10分ぐらい前まではお客さんでゴッタ返していた。

130信長もポタ?
ナンダ?「DJノブナガ」って?

140さて、その1階の入り口に堂々と出展いるのが…

150わがMarshall HEAADPHONES!

160人気のBluetoothスピーカー。

170vコレはヘヴィ級のWOBURN。
私、コレ大スキ。
今ね、あることにコレを使おうかと研究中。

180しかし暑い…外だからね。
でも外で展示しているのにはワケがある。
こんなヤツを使ってスピーカーを6台接続し、爆音で鳴らすからだ。
今回も行った特に丁度「♪んのーばでぃごな」が鳴り響いていたよ。190他のBluetoothスピーカーも当然ラインナップされていた。
STANMORE…

200ACTON…

220STOCKWELL。

210アラ…携帯電話のLONDONまで!

230LONDONはファンキー末吉さんにご愛用頂いているんだけど、日本では販売していないのであしからず。
ファンキーさんはパリでお求めになったのかな?

130v もちろんヘッドホンもズラリ。

240vイヤホンもね。

250熱心に音を聴き比べするお客さんや、かなり突っ込んだ質問をされるお客さんもいらっしゃって注目度の高さが窺えた。

260vカッコいいカタログを用意してます。
ポタフェスは明日7月15日まで開催。
ご興味のある方はゼヒ足をお運びになってみてください。

270Marshall HEADPHONES製品の詳しい情報はコチラ⇒NAVYS

290

200_2

(2018年7月14日 ベルサール秋葉原にて撮影)

2018年7月12日 (木)

黒、黒、黒!

 
今日は黒い話を…。
 
音楽の関係で「黒」や「Black」と言ったらナニを思い浮かべる?
ロックなら、Black Sabbathがまず出て来るか?

2_0r4a8727_2 ものすごい久しぶりに聴いたけど、なかなかいいもんだナァ。こんなの最初に聴いたイギリス人たちはビックリしただろうナァ。
昔、このジャケットの女性が「ホンモノの幽霊だ!」と騒いだことがあった。
今のジャケットには、写真とデザインで有名な「Marcus Keef」になっているけど、オリジナル盤には「Keith McMillan」という写真家の名前がクレジットされていたそうだ。
写真のタッチからいって、私もキーフかと思っていたけど。
この女性、サバスのコンサートの時に楽屋にフラッと現れ「モデル、女優」と自己紹介をしたそうだ。それがキッカケでジャケットの撮影に採用された。
トニー・アイオミは「eerie(イーリー)」という言葉で彼女を形容しているが、コレは「不気味」とか「ゾッとする」という意味。
もしかしたらホンモノの幽霊だったのかもね。
イカン、イカン!こんな話をするつもりではなかったのだ!
 
他の「black」」…Black Oak Arkansas、Black Label Society、The Black Crowes、Black Uhuru…私がチョコッと考えたただけでもこれだけのバンドがいる。
新しいのはゼンゼンわからないので、「black」という単語をバンド名に組み入れたチームはまだまだ沢山いることだろう。
曲もたくさんあるよね。
まずは「Black Night」?
「Paint it Black」、「Black Dog」「Blackbird」、「Black Magic Woman」、「Black Betty(Ram Jam)」…

2_0r4a8728 「Black and White(Todd Rudgren)」、「Black Maria(Todd Rundgren)」、「Starless and Bible Black」、「Black Friday」、「Black Cat Moan」、「Black Star Oblivion」…とキリがない。
おお、ドンズバで「Black Sabbath」という曲もありますな。
さらに10ccのアルバム『The Original Soundtrack 』に「Blackmail」という曲がある。

Ost あ、こっちのジャケット・デザインはヒプノシスね。
この「Blackmail」という曲、邦題は「ゆすり」となっていて、私は10ccのおかげで「ゆすり」の英単語を覚えた。
人の弱みにつけこんで、自分が利益を得ようとする「脅迫」とか「恐喝」のような行為を英語では「blackmail」といって、実際に英語圏の人がこの言葉を使っているのを一度だけ聞いたことがある。
しかし、「black」と「mail」でなんで「ゆすり」になるのか?
「黒い郵便」?…黒ヤギさんのお手紙かな?それじゃ白ヤギさんに食べられて終わっちゃうよ。
でも、「黒い郵便」と聞くと、少なくともいいイメージはないので大よその見当はつくか…。
さにあらず。
この「blackmail」の「mail」は「郵便」ではなくて元々は「male」という「貢ぎ物」を意味する言葉だった。
これはスコットランドの言葉で、「乱暴なことはイヤよ」と侵略を企む山賊だか海賊に渡す、いわゆる「みかじめ料」の役割を果たす貢ぎ物のことを「blackmail」といった。
それが「出すもんを出さないとコワいぞ」という意味に転じて「blackmail」が「恐喝」という意味になったらしい。
ちなみにその「みかじめ料」というか「用心棒代」のことを「protection racket(プロテクション・ラケット)」という。
一方ジャズでもけっこ出て来るよ…「Black Coffee」とか「Black Orpheus」、「Black Beauty」、「Black and Tan Fantasy」、「Black Nile」、「Black Byard」…とか。
と、「Black」は人気がありますな。
 
まだ「黒」で続けますよ~。
「黒」のことわざで「Two BLACKS don't make a white」というのがある。
訳せば「2つの黒から白は作り出せない」ってなとこか?
どういうことかというと、「他人の失敗や悪事を引き合いに出して、自分の正当性を主張することはできない」…という意味。
簡単に言うと…
「お前何で万引きなんかしたんだッ?」
「イヤ、アイツもやってるから」
「Two blacks don't make a white!」という感じかな?
まだある。
「black sheep」は同一のグループ内で他のメンバーとシックリいかない人のことを指す。
また「blackball to~」で「~を追放する」なんていう意味を表す。
なんかあんまりいいイメージがないな…ま、何せ「黒」だからね。
その「black」という言葉はどこから来たか…。
ある説によると「Lack of Brightness」…つまり「明るさの欠如」。
その「不足」を意味する「lack」に「明るさ」を意味する「brightness」の頭文字である「b」をひっ付けて「black」だ…っていうんだよ。
エ~?! 一聴してすぐ眉唾だとはわかるけど、面白くなくなない。
「black」の語源は古いゲルマン語で「焦げた」ということを意味する「blakaz」から来ているそうだ。焦げれば何でもまっ黒になっちゃうでしょ?
ココで面白いことを知ったのは、フランス語で「白」のことを「blanc」っていうじゃない?
似てない?コレ…「black」と。
タイプを打つ時に「スペース」のことを「ブランク」っていうけど、、コレは「空白」ということ。
で、色的に言うと白も黒も色がない状態、つまり同じく「空白」を指すことにより、「black」の語源は「blanc」…すなわち「黒」は「白」から来ているという説もあるらしい。
面白いね~、こういうのは。
  
さて、ナンダってこんなに「黒、黒」やってるのかというと…。
ヘヘヘ…来ちゃった。
黒いASTORIA CLASSIC。

10ク~、カッコいい~!
私は、結果的に自分のアイデアが商品化する際に採用されたこともあって、そもそもASTORIAが好きでしてね。
ASTORIA CLASSICね。30このどこまでも美しいMarshallクリーン・トーンは現在世に出回っているどのギター・アンプよりも勝っていると思う。
私も40年に渡って音楽やら機材やらの傍らにいてよく分かったのは、結局、日本人はエフェクターが大スキで、ペダルで音を変作ってしまうしまうということだった。
「それならば」と、その土台となるクリーン・トーンのシッカリしたコンボを作ったら?というのが私のアイデアだった。

20最近、アメリカの若手バンドでGreta Van Fleetというのがいて、シンガーの声や歌い回しがロバート・プラントに似ていることも手伝ってにわかに注目度が上がっているようだけど…やっぱりいいよね、こういうロックは。
アメリカやイギリスは「ブルース」という確かなロックのルーツを持っているので、突然変異的ではあるかも知れないが、時々こういうシッカリしたロックを演るバンドが出て来る。
そして、そういうバンドはチャンとMarshallを使っている。
そこで、見て頂きたいのがこの動画。
上手にセットしてあるギター・アンプに注目!

ね、どのモデルかはわからないけど、黒いASTORIAなの。
言っておきますが、この動画を見て黒いASTORIA CLASSICを作ったんじゃないよ。
Marshallはやっぱり「黒と金と白」だから、それに則した自分のASTORIAがズッと欲しかったの。
この「色のイメージ」ってのはモノスゴイ力を持っていてね、「黒、赤、白、ホンの少し黄色」だけでミッキー・マウスが連想されるし、「水色、白、赤、ホンの少し黄色」ならドラえもんだ。
だからあの赤と黄色を混ぜた色のギター・アンプ・ブランドはものすごいアイデンティティを確立してるんだよね。

60プレキシ・ブロック・ロゴ。
栄光のスクリプト・ロゴももちろん大スキだけど、このブロック・ロゴもいいよな~。
他のASTORIA同様ロゴの色はカバリングの色に合わせてある。
それと、パイピングは金にした。
白にしようか一瞬迷ったが、金の方がゴージャスな感じがしていかにもMarshallらしいと思ったし、ビーディングに色を合わせたいという気持ちもあった。

40フレットクロスはExtended Check。
これは問答無用でしょう。80部屋に置いておいて眺めるだけでもありがたい…と言いたいところだけど、結構デカいんだよ。
しかも、重い!コレは100%認めます。
でもコレはスピーカーとトランスの重さ、イコール「音の重さ」だから。
歴史はそうは簡単に覆らない。
そんなね、「軽くて便利で本当に真空管アンプより音のいいアンプ」なんて一種の撞着なのよ。撞着というのはよくMarshall Blogで持ち出すけど、「矛盾」のこと。
「静かなブーム」とか「小さな巨人」とか「優しい悪魔」とか…そんなの「Hell Freezes Over」でしょう?
つまり「あり得ない」ってこと。

70やっぱりMarshallがいいわ~!

90※この黒いASTORIAは一般販売をしていませんことご了承ください。
 
<オマケ>
「ブラック」といえば…この本面白いよ。
永井義男はチョット変わった時代小説書く作家で、吉原の研究もされた方。この人の吉原に関する本を読むと、他とは異なった情報が記されていてとても興味深い。
『算学奇人伝』という作品で1997年に開高健賞を受賞。この本は和算(昔の数学)をテーマにしていて面白そう。既に買い込んであるので近々読む予定。

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2018年7月 5日 (木)

misai Plays NATAL

  

ナンダカンダ言って、アレは野茂から始まったのかね?
優れた野球選手がアメリカへ渡って大リーグでプレイするのがもうそんなに珍しいことではなくなった。
「あ、そう。メジャー?じゃあ日本のチームを辞めじゃーの?」…なんてね。
大谷選手みたいに鳴り物入りで大リーグでデビューするプレッシャーはスゴイものだろうし、かといってインディーズさながら異国の地に赴いてマイナー・リーグで地道に頑張るのも、いくら好きなこととはいえ、さぞかしキツイことだろう。
音楽はどうだろう?
今ではアニメの力も背景にあるせいか、日本のバンドがジャンジャン渡米するようになった。
こんなの70年代なんかでは全く考えられなかった。
それこそフラワー・トラベリン・バンドとサディスティック・ミカ・バンドぐらいしかイメージが浮かばない。
個人では山内テツとかダモ鈴木とかいうことになろうか?
クラシックは別として、そうしたソロのミュージシャンが渡米して活動した(あるいは「する」)最も古いケースは穐吉敏子ではなかろうか?
1956年だからね。
60年以上前、まだ人種差別も盛んだった頃、女性ひとりで言葉も通じない異国の地へ行ってですよ、本当に音楽の力だけで成功したんだから本当にスゴい。
その後といったら、それこそLOUDNESSまで待たなければならないんじゃない?
私なんかサ、イギリスだ~、英語だ~、なんて騒いでるけど、マァ2週間が限度やね。
生活のベースを完全に移せばまた話は違ってくるんだろうけど、まず朝ごはんでムリだわ。
英語だってイヤだぜ~。
今、タマタマ根詰めて厄介な英語の仕事をしてるんだけど、も~イヤ。
そんなことをモノともせず、単身アメリカに渡って早や9年。
以前にも何回かMarshall Blogにご登場頂いているが、ラスベガスを拠点に活動する日本人女性ドラマー、misaiのお話。

10v今回、misaiちゃんからお便りがあった。
それは、彼女がゲストで参加したBlack CrystalというLAをベースに活動するバンドのビデオが完成したということだった。
J-ROCKが大好きなシンガーを中心に2013年に結成されたバンド。
マァ、我々の世代からすると「何が悲しゅうてアメリカ人が日本のロックに憧れるのよ」という引っ掛かりは拭えない。
ジジイだからしょうがない…許せ。
やっぱりね、アニメなんですって。
このBlack Crystalもアメリカで盛んに開催されているアニメのイベントに引っ張りダコなんだってサ。
時代は変わったのだ…そして、オレはその「時代」に付いて行くゾ~!
先述の通り、misaiちゃんはラスベガスを拠点に活動しているワケで、一体どうやってBlack Crystalと知り合ったのかを尋ねると…facebookだって。
misaiちゃんのfacebookへの投稿を発見したバンドのシンガーが「フ~ム、ヘビメタが叩ける日本人女性ドラマーか…コイツぁイケるぞ…」と思ってコンタクトして来たそうだ。
時代は変わったのだ。
「メンバー募集!ドラマー急募。当方、プロ志向の4人組。メタル中心。できれば日本人女性。ヤル気のある人求む。まずは一緒に夢を語りましょう!」なんて雑誌の真ん中あたりのページでやり取りしている場合じゃないのだ。
misaiちゃんはあくまでもゲスト。
要するに「トラ」での参加。
20_2misaiちゃんはNATAL…待ち。
今、彼女のキットを作ってもらってるところなのだ。

90_2_2で、今回の撮影に使用したキットはアメリカのディストリビューターから拝借したもの。
Josh, thank you very much!  We really apprciate your generous cooperation!

30v_2で、完成したビデオがコレ。
なるほど、なるほど…「日本のロック」ねぇ。
ナンカ、すごく不思議な感じがするナァ。
同じ日本のロックでもアメリカ人が頭脳警察とか外道を手本にロックを作ったらどうなるんだろう…なんて想像しちゃったよ。
NATAL、アメリカでも活躍中…というお話でした。

して、そのmisaiちゃん。
彼女の話のウマさもあって、音楽の話題もさることながら、英語の苦労話や、文化の違いの話で会うたびに大盛り上がりしちゃうんだよね。

2_img_4042misaiちゃんのホームはラスベガスが拠点のDollfaceというバンド。
日本でいうところの「ハコバン」ということになるのかな?
時代を問わず膨大な数のロックのスタンダードをクラブなどで演奏している。
それも、ラスべガスだけでなく、LAだのシアトルだの、全米各地を回るもんだから大変なんだって。
最近は日本でも週末になると、バンド演奏までいかなくても小編成によるチョットした生演奏を聴かせる店がすごく増えたけど、向こうはそういう生の演奏が当たり前だからね。
もちろんレパートリーは彼らの音楽だからして、懐メロ感覚も手伝ってお客さんは大合唱、あるいは汗ダクになってのダンス大会も珍しいことではない。
イギリスも同じ。
ダンス好きなのよ、みんな。
そんなだから少しも気の抜けない演奏を毎夜強いられるワケ。

40髪の毛が赤くなった。
赤く染めた途端、仕事が増えたそうだ。
つまり、人と同じではダメということなのね。
目だってナンボの世界で9年も過ごしているのだ。

80しかし、こんな濃い人たちの中に入って…大変だろうナァ。
実際、言葉には苦労したようだ。
何しろ最初は「三単現のS」すら知らなかったっていうんだから!
コレ書いていいのかな?
書いちゃえ。misaiちゃん、マズかったら消すね。
まだ英語がゼンゼンできなかった頃、メンバーからスケジュールが知らされず大変困ったことがあったんだって。
身ぶり手ぶりを交えてその理由を尋ねると、「misaiは英語ができないからスケジュールを知らせなかった」と言われたそうだ。
そんな…。
考え方がおかしいでしょ?と思いがちだが、連中って最後の最後は、英語が喋れないヤツは「人間」とは見做さないんだよね。
差別とかそういうことではなくて、イギリスが七つの海を制覇した時から、世界はそういう論理で成り立ってると諦めるしかない。恨むならエリザベス一世を恨んでください。
また、「音楽に国境はない」とか言っても、スタジオから一歩出たらたちまち「英語」だからね。
ナンダカンダ言っても喋べれないとコミュニケーションなんてできない。
文化や考え方が違うんだから正確に意思疎通するには最終的に「言葉」しかないのよ。
だから、日本のように英語のできない政治家が世界の舞台に出て来るなんて、相当キテレツなことと受け止められていると思うよね。
misaiちゃん、そんな苦労の成果もあって、今ではネイティブ同士の会話もバッチリ聞き取れるそう。
私はできません!このままの状態では多分一生ムリでしょう。

100_2misaiちゃんが単身がんばっていられるのも、この相棒がいてからこそ。
「ジャックでしゅ」
ジャックくんは反対に日本語が得意でね~。
misaiちゃんがツアーに出かける時に預けられてしまうキャット・ホテルが苦手なんだって。

90vラスベガスは今、もう気温40度だって!
ヤダね~、行きたくないね~。
世間話の脱線になるけど、昨日Marshallの経理の女性とメールでやりとりをしていたんだけど、イギリスも相当暑いんだって。
以前はこれほど暑くならなかったし、夏が短いので、一般の家庭エアコンがついていることはまずあり得ない。
ロンドンでも古い建物にはエアコンが設置してなくて、テナントのお店も同様。営業中にも関わらず、信じられないぐらい店内が暑かったりする。暑いのがキライな私なんか、デンマーク・ストリートのギター・ショップに入れなかったもんね。
ちなみに古いダブルデッカーの2階はエアコンが効いていないので要注意。
あ、そうそう、Marshallの本社の事務所にもエアコンがついていない。暑いときは窓を開て外の空気を入れるだけ。
それで、その女性に夜はどうしてるのかと思って尋ねてみた。
さすがに夜は気温が下がるのでエアコンは全く必要ないようだ。
そして、こう説明をつけ加えてくれた「それでも、ひと夏に何日かは気温が20℃を下回らない夜があるの。そういう時は天井に設置されているファンを回してしのぐのよ」
ハァ?…何日かは20℃を下回らない?
アータ、コッチはもうすぐ毎晩熱帯夜ですよ~。
ああ、早く秋にならないかナァ。
110smisaiちゃん!とにかく身体にだけは気をつけてがんばってくだされ!NATALでがんばってください。
 
misaiの詳しい情報はコチラ⇒facebook
DOLLFACEの詳しい情報はコチラ⇒DOLLFACE Official Web Site

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※Instagramのフォローもよろしくね!Marshall Blogに未掲載の写真もチラホラ!⇒marshallamps_shige 

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(一部敬称略 写真提供:misai)

2018年6月18日 (月)

映画『スパイナル・タップ』を11倍楽しむ

 
大阪の皆さん、どうかご無事で!
  
私が中学2年生の時、ビートルズのロックンロールのレパートリーをコンパイルした2枚組のアルバムがリリースされた。
その名も『Rock'n'Roll』。
さすがビートルズ、当時のレコード会社、東芝EMIは購入特典としてレコードを買った人にもれなく緑色の表紙の小冊子を配布した(あるいは初回プレス分だけだったのかも知れない)。
その小冊子には各ページの欄外にメンバー4人へのミニ・インタビューが掲載されていて、その中のひとつに「あなたの星座は?」という設問があった。
コレを英語で言うと「What's your sign?」と表現することは以前ココに書いた。
その質問に対する4人の答えはこうだった。
ジョン「てんびん座だよ」
ポール「ボクはふたご座」
ジョージ「うお座です」
リンゴ「かに座なのよ」
40年以上前のことなのでもちろん正確な字句は覚えていないが、リンゴのセリフだけは正しく記憶している。
「なのよ」…?
リンゴ・スターってそういう人なのか?と子供心に驚いたからだ。
それからしばらくというモノ、「かに座」は12星座で最も印象の強い星座となった。
お、今日6月18日はポールの誕生日のようだ。76歳だって。
でも、「蟹」ってヘンだと思わない?
星座を分類してみると、「ひつじ」や「おうし」の動物類が4つと最多のエントリー数を誇り、ついで「ふたご」や「おとめ」の人間類が3つ。
「てんびん」と「みずがめ」の道具が2つ。
単独で業界を代表してエントリーしているのは虫界から「さそり」、魚類で「うお」。「かに」はこのチームに加えてもいいような気もするが、「魚」ではないので甲殻類として単独でエントリーさせる。
ん~、甲殻類はやっぱり異質だろう。我が「さそり」もチョット引っ掛かるが…。
そこで、ナゼ「かに」が星座にエントリーされているのか調べてみた。
答えは「食べるとウマいから」…では当然ない。
起源はギリシア神話。
当時、ヒドラという頭が9つある怪物がいた。キングギドラの名前の由来とされているヤツ。
コイツが泉に毒を流して困るということで、ヘラクレスが立ち上がった。
ところがヒドラは頭が9つもある上に、切っても切っても頭が生えて来てなかなかに手ごわい。
コレが髪の毛ならうらやましい限りだ。
ヘラクレスがヒドラに手こずっていると、さらにヒドラに加勢するヤツが出て来る。
それが「かに」だ。
ところが、その「かに」は滅法弱くてヘラクレスにブチッと踏んづけられて一発でヤラれてしまった。
すると全能の神であるゼウスの奥方のヘラってのが、その「かに」の勇気を称えて、「弱いのにエラかったね~。『がんばりましたで賞』として、アナタを12の星座の中にエントリーしてあげましょね~」となったのだそうだ。
それを聞いたヘラクレスはこう言った。
「カンニンしてよ~」
お後はよろしいか?
 
ギリシアと日本の神話について少し勉強したいと思ってるんだけど、両方とも登場人物の名前が覚えられなくてね~。
特に日本の神様は「天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命」とか、「宇摩志阿斯訶備比古遅神」とか、まず読めん。
読めないモノは覚えられないと相場がキマってる。
で、いまだに取り掛かっていない。
 
と、直前まで「かに」で話を始めようとは思っていなかったのだが、ついやってしまったのは、この看板があまりにも「カニ」をアッピールしていたからだ。
そういえばアート・カーニーなんて役者もいたな。
アカデミー主演男優賞を獲った『ハリーとトント』はヨカッタ。
昔はこの映画の良さがあんまりわからなかったけど、今では涙なくして観ることはまず不可能だろう。
特に若い頃のガールフレンドに会うために老人ホームを訪れるとろ。
ダンスをするんだっけ?
あの「ダンス」というのは日本人にない感覚なんだよね。
そこへ行くと欧米の人はダンスを本当に大事にする。
何かあるとダンス。マァ、見目麗しい白色人種の方々がおやりになるので、それがとても美しくカッコよろしい。
『セント・オブ・ウーマン/夢の香り(原題: Scent of a Woman)』でアル・パチーノが扮する盲目の退役軍人のダンスはあまりにもカッコよかった。
映画のダンス・シークエンスについて語り出したらとてもキリがないのでこれ以上は書かない。
そして、話は横の建物に移動する。
カニだけにね。

10新宿武蔵野館。
私が子供の頃からある老舗映画館だけど、初めて来た。
そしたらアータ、「子供の頃から」どころじゃない、「新宿武蔵野館」って1920年の開業なんだって!
関東大震災より前だぜ。
場所は何度か移転しているけど、新宿三丁目にあった頃は1,500席の規模を誇ったらしい。
昔の映画館は立派だったからね。
私の場合、家が東京の東のエリアだったので映画を観るのはもっぱら日比谷だった。
日比谷映画、有楽座、スカラ座、みゆき座、丸の内ピカデリー、東劇、松竹セントラル、丸の内東宝、スバル座…それぞれ何回行ったかわからない。この内、まだ原形をとどめているのは東劇だけかな?
東劇は40年ぐらい前に立て直しているので老朽にはまだ早いのだ。
浅草の映画館も、それはそれは立派な出で立ちをしていたが、取り壊されてもうスッカリなくなっちゃった。

20しかし、1,500席ってスゴイよ。
中野サンプラザで2,200だからね。
一度に1,500人が同じ場所で、同じ空気を吸いながら、同じ映画を観るなんて若い人には考えられないでしょう?
映画が娯楽の王様として君臨していたかを如実に表す数字だ。
海外はもっとスゴくて、例えば下の写真のロンドンのキルバーンにあるGaumont State Cinema(ゴーモン・ステイト・シネマ)なんてのは4,000席だからね。別名「The State Theatre」。
Gaumontというのは、今もあるフランスの大手映画制作会社。

180v_2 テレビの出現により映画産業が縮退を余儀なくされてからはコンサート・ホールとして利用されていた。
ジョン・ロードが「Rick Emerson」と自己紹介していることで知られる下のDeep Purpleの1974年のライブ盤『Live in London』はこのThe State Theatreで収録されたモノ。
今はフィンズベリー・パークのRainbow Theatre同様、新興宗教の施設になっている。

108_lil さて、今日、2018年6月16日…どうして新宿にやって来たか…。
下の左端の「オレンジ色のニクイやつ」…『スパイナル・タップ』の日本劇場初公開の初日に立ち会って来たのだ!
「オレンジ色のニクイやつ」…なんて若い人は誰も知らないか…。

301984年全米公開のこの映画、ナント日本の劇場で公開されるのは今回が初めてのことなのだ!
私が初めてこの映画を観たのは、ホントにホントに偶然のことで、風呂上がりに何の気なしにテレビをつけて、衛星放送にチャンネルを合わせた時だった。
何の予備知識も全くなく、そもそもこの映画の存在すら知らなかった。
もう何年前のことだろう?
四半世紀は経ってるかな?
マァ、ビックリしたよね…あんまり面白くて。
まさに「ナンじゃ、コリャ~!」状態だった。
当時私はまだMarshallとの関わりなど全くなかったが、「11」のくだりは大笑いした。
もう一度観たいと思い、レンタル・ビデオ屋に探しに行ったが、当然そんなもんありゃせん。
周りの人は当然誰も知らん。
こんなに面白いのにナゼ日本では公開されなかったんだろう?と不思議に思った。
日本の音楽シーンってまだまだ歌謡曲の時代で、当時の興業システムを鑑みると、劇場で公開してもとてもリクープは望めなかったんだろうな~。
私はといえば、まだインターネットもない時分だったので、何の情報も得られなかったが、オーバーに言えばそれ以来ひと時も忘れたことがなかった。

50vそして、初めてロンドンに行ったのは2003年かな?
「ロンドンに行ったら必ず『スパイナル・タップ』のDVDをゲットする」と心に決めていた。
ところが、オックスフォード・ストリートのHMVで探したんだけど、見つからない。
その店は普通にアルファベット順に映画のタイトルに沿って商品が陳列されていて、「S」のコーナーを見ても置いていなかったのだ。
「アッレ~、イギリスでは今でも人気って聞いていたんだけどな~」とガッカリして、諦めかけていた時に思いついた。
「そうだ!この映画の原題は『This is Spnal Tap』で、「T」で探さなければダメなんだ!」
この時の邦題の身勝手さを恨んだね。『愛と青春の腹立ち』だよ。
さっそく「T」のコーナーに移動して探すと、すぐ出て来た。
そう、イギリスのテレビの規格はPAL方式なので、日本のテレビでそのままDVDを観ることはできない。
でも、そんなことはお構いなしだった。
大好きな『スパイナル・タップ』のDVDが手に入るだけでうれしかった。テレビで観れなくてもパソコンでなら観れるからね。
しかも、そのDVDには本編の他にNGテイク集やインタビューを収録したボーナス・ディスクが付いていたのでうれしさ倍増。
結局観てないんだけど…。

190こんな本も見つけた。
定価は£16.99。
当時の為替レートだと3,800円ぐらいかな?1ポンドが220~230円だったからね。
それが売れ残りの新古書籍だったので1,000円もしなかったように記憶している。
映画の台本や挿入歌の歌詞、スパイナル・タップのA-Zなんかが載っている。

230それから数年…2006年には国内盤のDVDが発売された。
私はこういうことにはとても悠長なんだけど、コレに限っては発売日にレコード屋に買いに行った。
すると、どこへ行ってももう売り切れで手に入らない…ヤ、ヤバい。
そこで、当時の会社の大阪支店の同僚に頼んで現地で買ってもらって、東京へ送ってもらったとう次第。
どうなんだろう?
衛星放送で放映してから10数年、この映画の評判が口コミで広がっていたのかしらん?
その後、ブックオフで500円で見つけたけどね。また買っといた。

Stvまた映画館の話になるけど、一番最近映画館で映画をみたのは3年前のこと。
家内とロンドンに行く前の予習にと、ナショナル・ギャラリーのドキュメンタリーを観に行った。
アレも新宿だったナァ。
小さな映画館のフカフカした椅子で3時間半…内容は申し分なく、アッという間だった。
その前はドラえもんか?アンパンマンか?
ずいぶん映画の興業の方法も変わったね~。
「シネマ・コンプレックス」とか言うのかな?
同じホールで違う映画を交代に上映してるんだよ。
まだ映画が娯楽の主役だった頃に育った私としてはショックだったわ。
無料化やアニメの台頭…文化の「衰退」という意味では音楽も映画とまったく同じ構図と運命にあるね。

40映画の内容については、ココに書いてあるのをはじめ、もう何度もMarshall Blogで触れているので今日はゴチャゴチャ書かない。
「あの世界的なロックバンドの重鎮、≪スパイナルタップ≫伝説の全米ツアーに完全密着 全人類必見の映像が、なぜかようやく今ごろ解禁!!」と惹句にある通り。
65vさて、今日はココからが本題。
この記事では映画の公開に関することと、久しぶりに観て気が付いた細かいことをツラツラを書いて行こうと思う。
これからご覧になる方のトリビアになれば幸いだ。
映画館のロビーでは、公開を記念してチョットしたディスプレイが設置されている。

60vひと際目を惹くのが我がMarshallだろう。
1959のフル・スタック(三段積み)。

70映画で使われているのは1975~1981年の間の「JMP期」と呼ばれている時代の1959なので、このディスプレイとはルックスが異なる。
この時代から以降のJCM800時代には1969も目まぐるしく姿を変えたが、「100W、4インプット、マスター・ボリュームなし」という「1959」の定義はブレていない。

80映画とMarshallの関わりについての解説。
映画の主人公のひとりであるナイジェル・タフネルが、「Marshall Law」という宣伝小冊子に登場した時の記事が展示されている。
90そして、JCM900シリーズの発表時にはナイジェルがMarshallの宣伝大使を務めたことはファンならご存知であろう。
コレね。

108_2nt この主演のナイジェル・タフネルについて少し。
この人、本名をクリストファー・ゲストという。
イヤ、本当の本名は「クリストファー・ヘイデン-ゲスト、第5代ヘイデン-ゲスト男爵」という。
以前から家柄が良いということは聞いていたけど、この人、ホンモノの貴族なの。
「ホンモノ」というのは先祖代々「貴族」ということ。
今はポール・マッカートニーも、エルトン・ジョンも、アンドリュー・ロイド・ウェーバーもみんな頭に「Sir(サー)」がついてるけど、コレらは一代限りで終わりの「にわか貴族」。
このゲストさんのような男爵(Baron、女性はBaroness)以上になることは、普通できない。
「ヘイデン-ゲスト」というのは連合王国の爵位で、ナイジェル…じゃない、クリストファーは現在でもそこの第5代の当主を務めていて、ブレア政権の時までイギリス上院に議席を持っていたっていうんだからスゴイ。
「オレのサイロ」がどうのなってやってる場合じゃない。
ジム・マーシャルはクリストファーと仲良しだったそうで、よく「トニー、トニー」と言っていたけど、こういう関係があったのかも知れんな。
私も仕事柄イギリス関連の本を読むことが少なくなく、そこでよく出くわすのが貴族に関する記述。
貴族にも色々あるにしても、イギリスの貴族ってのはマァ、スゴいよ。
普通の人類じゃないからね。ビックリするとうな話がゴマンとある。コレはまた別の機会に…。
ジェイミー・リー・カーティスがクリストファーにホレるのもムリはない。
下はヘイデン-ゲスト家の家紋だそうです。

Fe さぁ、現実に戻って。
スパイナル・タップの25周年を記念して2009年にMarshallが製作したロゴ入りのアンプの写真なんてのも飾ってある。
モデルは1959とJCM900 4100。

100vもちろん1959のノブの目盛りは「11」まである。
本当は実物が展示できればヨカッタんだけど、私が工場で撮ってきた写真でガマンしてください。

110映画に関する古今東西のスクラップ記事。

115vおお~!
ストーンヘンジまで!

120ちなみにストーン・ヘンジをテーマにしたロック・アルバムってのが太古の昔にあった。
それはTen Years Afterの作品で、タイトルはドンズバの『Stonehenge』。
ウッドストックでアルヴィン・リーを知ってブッ飛んで買ってみたけど、中学生の子供にはまったく面白くなくてすぐに誰かに売ってしまった。
それ以来聴いたことがない。

130cdついでに…ストーンヘンジがあるのはロンドンから西へ200km行ったソールズベリーの近く。
ピーター・ガブリエルの最初のソロ・アルバムにその名も「Salisbury(ソールズベリー)」という曲があってね。
コレが大スキだった。
ソールズベリー大聖堂というのも有名だし、一度はストーンヘンジを見てみたいとも思うんだけど、遠いからな~。

140cdハハハ!
注意書きも凝ってる。

150「"指さし"もOK」の意味は映画を観ればわかる。
ちなみにあのシーン、ズラリと並んだナイジェルの愛器はLAの「Norman's Rare Guitars」というビンテージ楽器店からの借用品。
L-5がすごく良さそうで気になる。

160あ~あ~、「タイアップ TO 11 メニュー」だって!
ようやるわ~。

165このギターはナイジェル・タフネル・モデルだそう。
そして、右下。170v私の宝物、「Spinal Tap」のロゴ入りのMS-2も展示して頂いている。

180して、いよいよ上映。
記念すべき『スパイナル・タップ』日本劇場初公開の2回目上映。
初日来場特典ということでMarshallのランヤードをもらっちゃった!
隣に座っていた女性のお客さん、このランヤードがすごくお気に召したようで「コレ、かわいい。こっちの替えよう」なんて声が聞こえてくる。
うれしんだけど、「コレ」呼ばわりか…。
やっぱり「まーしゃる」の名前は出て来んか~。

108_img_6785やっぱりミュージシャンはこの映画を観ている方が多く、時々『スパイナル・タップ』の話になると「11」の話が大抵出て来る。

でも、CONCDERTO MOONの島ノンちゃんはサスガ違うことを言っていたな。
「Dmは最も悲しい響きのキーだ」と、ナイジェルが創作中のマイナー・ソングをロブ・ライナーにピアノを弾いて聞かせるシーン。
ノンちゃんはココがお気に入りのようだ。
Ns考えてみればノンちゃんが愛用しているMarshallは1967 MAJORといって、「ボリュームが11」どころか出力が200Wと、ナイジェルのMarshallの倍ほど音が大きいからね。

Mjこの映画って「ロック・バンドのあるある」を徹底的にリアルに追求しているワケなんだけど、今回久しぶりに観て、若い人には理解できない部分がたくさんあるんじゃないかと思った。
例えば、そのボリューム「11」のくだり。
今は大音量の代名詞である「Marshallの壁」を作りたがる若いギタリストはほぼいない。
「作りたがらない」というより知らないのだ。
The WhoとThe Small Facesが爆音合戦を展開したように、 そもそもロックバンドが「大音量であるべき」という哲学を若い人たちは持ち合わせていない。
だから、どうしてボリュームを「11」にまでして大きな音を出す必要性があるのかを理解できないのではないか?
それからジャケット。
映画では新作『Smell the Gloves』のジャケットで大モメにモメるが、ジャケットを必要としない配信が当たり前となった昨今、なぜスパイナル・タップのメンバーとマネージャーがムキになってジャケットのデザインでモメているのかわからないだろう。
ま、時代だから仕方ない…で片づけちゃえばいいんだろうけど…。
 
他にロックや欧米の文化の知識が豊富であれば豊富であるほど楽しめるようにできているんだよね。
例えば、ドラマーの相次ぐ死。
コレはキース・ムーンとジョン・ボーナムのパロディでしょう?
下は先に紹介したイギリス盤のDVDに入っているリーフレットと盤。
200リーフレットにはメンバー紹介が載っているんだけど、ドラマーのところは「NECROLOGY」となっている。
「necrology」というのは「死亡者名簿」のこと。
2台目のドラマー、Eric 'Stumpy Joe' Childsというのが映画の中に出て来るが、スパイナル・タップの以前のビデオでは西海岸の名セッションドラマー、ラス・カンケルが演じたらしい。
このスタンピー・ジョーは他人のゲロを喉に詰まらせて窒息死した、というシーンが出て来るが、コレはジミ・ヘンドリックスだよね。
このリーフレットの右ページにあるキャストの一覧表がMarshallのコンボ・アンプになってる。
しかも、アンプとキャビネットが上下逆さま。コントロールのノブもおかしい。
でも、キャビネットについているプラークには「VERY LOUD」と刻まれていて、フォントもホンモノっぽいところが面白い。

210また、ボーナス・ディスクのチャプターの扉はこんな風になっている。
1959のコントロール・パネル。
当然目盛りは11まで。

108_cp他にもいろいろある。
インタビューでナイジェルとデヴィッドは「スキッフルのバンドをやっていた」というくだりがあり。
スキッフルというのはロニー・ドネガンの1955年の「Rock Island Line」という曲に代表されるイギリスにおけるロックの前身の音楽。
つまりこの2人のキャリアが相当に古いということがわかる。
ロックンロール誕生の瞬間とされるビル・ヘイリーの「Rock 'round the Clock」も1955年のなので、ロニー・ドネガンも負けずに古い。
この「スキッフル」とか「ロニー・ドネガン」という名前を知っている人は日本ではそう多くないのではないか?
ところがイギリスへ行けば、オバサンでも知っている可能性がかなり高い。
どういうことかというと、彼らの「ロック」というのはスキッフルやブルースが確固たる礎になっていて、GSが起源となっている日本のロックとは成り立ちが全く違うということなんだな。
だから、今Greta Van Fleetなんてアメリカのバンドが話題になっているけど、イギリスではかつてのThe DarknessやThe Answerみたいなトラディショナルのテイストを持った若いバンドが「先祖返り的」にポコっと出て来るんだよね。
日本はコレができない。先祖に帰ることができない。ロックの下地がないから。

映画の冒頭でロブ・ライナーが「Let's boogie!」って言う。
アレ、向こうの人って言うんだよね、「boogie」って。
私のBoogie体験記はコチラをご覧アレ。
 
次、ナイジェルが自分のギターを自慢する時に、「このギターのサスティンがスゴイ」と説明しながら「ヒィ~~」とギターの音の口マネをするでしょ?
外人って本当にああやってやるんだよね。
1974Xを発売した時、仲良しのカナダのディストリビューターがしきりに同じことをしていたのを思い出した。

それからホテルで人気バンドにバッタリ出くわすシーンがある。
人気バンドのマネージャーはタップのマネージャーの名前を忘れて「リーアム…」と間違えた名前で呼びかける。

アレ、ワザとやってる。
大変失礼な話で、「リーアム」というのはイギリスに多い名前で、つまり弱小バンドのマネージャーの名前なんて覚えているワケがないということ。「佐藤さん」と呼んでおけば当たるかも知らないということ。
 
それに、シナトラの話をするリムジンの運転手が、運転席と客席の間の窓を閉めるナイジェルに向かって「Limey!(ライミ―)」と言う場面。
字幕では「クソイギリス野郎!」ぐらいになってたかな?
この「lime」というのはあの柑橘系のライム。
昔、イギリスの水兵はオレンジやらライムを大量に船に積み込んで航海した。
ナゼかというと、長い航海では新鮮な野菜を摂取することができず、壊血病で命を落とす人が多かったから。
壊血病はビタミンCの不足により罹患することがわかっていたので、柑橘系の食品とともに大航海時代を乗り切った。
そこから転じてイギリスの水兵を「Limey」と呼ぶようになり、イギリス人の蔑称として定着した…が、今はほとんど使われない言葉らしい。
イギリス人の「オーマイガー」の「Blimey(ブライミー)」と字面は似ているが関係ない。
ちなみに冬季には野菜がなくなるエスキモーの人たちは、ビタミンCを摂取するためにアザラシの内臓を生で食べる。
今はどうか知らないけど、その辺りのことを記した新田次郎の『アラスカ物語』はヤケクソに面白かった。

215v_bプログラムはこんな感じ。コレも「11」でカッコいい!
日本劇場初公開ということは史上初の日本語のプログラムとなる。
『スパイナル・タップ』のトリビアなんてのも載ってるんだけど、「プログラム」ってのは内容なんてどうだっていい。
一般的には、そもそも「あらすじ」なんてのが載っていること自体おかしい。
だって実物を観てるワケだから。
それに今ではウィキペディアなんかで、スタッフやキャスト等の細かい情報も無料でゲットできちゃうじゃん?
私も小学生の時から集めたプログラムが本棚イッパイぐらいあった。
でも引っ越しの時にオヤジが全部捨てちゃったんだよね~。
その頃にはもう音楽にドップリ浸かっていたので、さほどハラは立たなかったけど、思い出がスッ飛んじゃったな~。
ようするにプログラムは記念と証拠なんですよ。
だから私は特に海外で観たミュージカルのプログラムなんかは、どんなに高くてバカバカしくても買ってコレクションするようにしている。
ということで、このプログラムもお買い求めになることをおススメします。

2_0r4a8480 あ、最後にもうひとつ。
映画の中で、ステージに行くときに通路で迷っちゃう場面があるでしょ?
アレとは別に、ステージに行く時、普段はガヤガヤと賑わっている客席からナゼかモノ音が聞こえて来ない。
メンバーは怪訝に思うのだが、「イヤイヤ、オレたちがステージに現れればドッカーン間違いないよ!」なんて言っていて、イザステージに上がると客席には誰もいなくて、公演がキャンセルになったか、公演日を間違えてアララ…みたいなシーンがあったように記憶しているんだけど、今回観たところそういうシーンはなし。
それこそ怪訝に思ってDVDを観たけど、やっぱりなし(おかげでこの映画、2日間で3回も観るハメになったわ)。
私の思い違いなんだろうけど、どなたか私に同意してくれる古いタップ・ファンはいない?

エンドロールにはドラム・キットの提供者としてLudwigの名前が、そして協力者としてB.C. RichとZildjianのクレジットが入っているが、Marshallはなし。
今、ワタシが協力していますから!

  
私がお邪魔した回は満席。
この調子でひとりでも多くの人にこの映画を観てもらいたいものだ。
まだ細かいスケジュールは決定していないようだが、新宿武蔵野館を皮切りに全国をブギして回る予定なのでお見逃しなく!
やっぱり映画は映画館で観るもんですな。
 
映画『スパイナル・タップ』の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

240v

200_2 
(敬称略 2018年6月16日 新宿武蔵野館にて撮影)

2018年4月18日 (水)

創造と革新の週~Hiroaki Tagawa in WCIW 2018

  
もう過ぎちゃったけど、「4月15日」ってなんの日だか知ってる?
1900年にパリ万博が開幕した日?
1912年にタイタニックが沈没した日?
1929年に阪急百貨店が開店した日?
1983年に東京ディズニーランドが開園した日?
どれも4月15日に起きた出来事かも知れないけど、今日のこの記事には関係ない。
「4月15日」は今から566年前の1452年、レオナルド・ダ・ヴィンチが生まれた日なのだ。

S1_leo_2 そして、「4月21日」。
この日は国連が定めた「創造と革新の日(World Creativity and Innovation Day)」。
よって国際連合では4月15日から21日までを「創造と革新の週(World Creativity nd Innovation Week)」と定め、世界規模のキャンペーンを展開している。

Sslogo2相手は国連だし、ナンカものすごく仰々しい感じがするけど、家や職場や学校や地元のコミュニティにおいて思い浮かんだ新しいアイデアを出し合って、世界を良くしていきましょう…というキャンペーンなのね。
何のために?かというと…貧困や飢餓の撲滅、健康の増進、教育の品質向上、男女平等、安全な水と衛生の普及、新エネルギーの獲得、労働時間の短縮と経済の成長、様々なインフラの整備、格差社会の根絶、大都市一極化の防止と地方の活性化、食糧需給の適正化、地球温暖化や海洋汚染、砂漠化の抑制と森林の保護、平和と正義と順法精神の強化…等を目標に掲げている。
やっぱり固いけど、すべて我が日本でも普段から問題視していることばかり。
世界中がこういう状態に陥っていることがよく認識できるね。
ただし「水と衛星」に関しては日本はバッチリだ。
ベトナム帰りなのでよくわかる!
 
そして、「創造と革新」と来ればダマっちゃいられないのがMarshall。
1962年、独創的なギター・サウンドを「創造」し、当時の、そして未来のロックに「革新」をもたらしたギター・アンプ・ブランドなのだから。
そこでMarshallもこのキャンペーンに一枚加わった!

1_img_5980_2MarshallではWorld Creativity and Innovation Weekの間、世界のギタリスト/シュレッダーから腕自慢のビデオを募集し、コンテストを開催することにしたのだ。
お題は「あなたのベスト・リフを見せてください」。
そして、最も優秀だった応募者2名には、賞品としてCODE50がプレゼントされる。
発表は金曜日…GMT、グリニッジ世界標準時。要するにイギリス現地時間。

1_mcode50さて、ここからが2つめの本題。
Marshall Blogにしょっちゅう出てくれている田川ヒロアキ。
今回のキャンペーンでMarshallがヒロアキくんに目をつけた。
Marshallの本社では毎日Marshall Blogをチェックしてるからね…好き嫌いは別にして。

1_20r4a8077上の写真にあるようにヒロアキくんは普段のステージではJVMを使っている。
一方、家での練習やチョットした録音にはMGシリーズの一番小さいヤツ、MG2FXを長~い間愛用してくれていた。
そして、最近「CODEとどんなモンじゃろかいな?」ということを思い立ちさっそくウチの事務所で試してみることになった。
CODE25だ。
1_3code25_right_2
ご存知の通り、CODEの大きな特長はGATEWAYというアプリを使ってスマホでアンプのセッティングが出来るし、そのセッティングのデータを持ち歩くことができるということ。
ところが、目の不自由な方にとってスマホのようなタッチパネルは厄介なシロモノ。
それだけでなく、最大の問題は「読み上げソフト」といって、掲載の画面の内容を音声に変換するアプリがGATEWAYに対応できるかということだった。
残念ながらコレはNG。
ま、ヒロアキくんはそんな状況をとっくに見越していたのでへのカッパ。
そういえば「へのカッパ」ってのも最近聞かなくなったな…。
で、課題がCODEのパネルで不自由なく操作ができるかということに代わった。
何しろスマホで視覚的に操作できるのがウリの商品なワケだから、私はこのフロント・パネルでの操作に究極的に疎かった。
それでもプロ・ギタリストに失礼があってはマズイと思って、慌てて操作の方法をおさらいしたのです。
その甲斐あって、スラスラっと操作方法をヒロアキくんに説明しようと思ったらトンデモナイ!
1_2img_6078私がフロント・パネル上のノブの位置とその機能だけ説明したら、もう勝手にスイスイかつラクラクとイジり出しやがんの!
しかも1回で全部覚えちゃう。
しまいにゃアベコベにこっちが教わる始末!
長い付き合いで、こんなこと今に始まったワケじゃないんだけど、驚いたね。
この人アタマの中は一体どういう風になってるんだろう?

1_mhc それどころか、見ている前でジャンジャンとカッコいいプリセットを作っちゃう。
これにもビックリ、ドイツでバッタリ。
反対に操作法を教えてもらっちゃったりなんかして。
でも、もっと驚いたのは、ヒロアキくんのCODEの気に入りよう。
ほぼ即決で導入決定! 
で、商品が集いた翌日、頼みもしないのにCODEのデモンストレーション音源を作って送ってくれた。
本当に気に入ってくれたのが一聴瞭然な仕上がり。
音質だけでなく、CODEのバーサタイルな魅力を余すところなく伝えてくれていると思ったので、その音源をイギリスに送っておいた。
1_2img_6081すると、今度はMarshallの本社の連中がビックリ仰天!
Marshall Blogでこの姿はおなじみでも音を聴く機会はなかった。
「そうだHiroaki TagawaをWorld Creativity and Innovation Weekでフィーチュアしよう!」ということになって、動画の作成依頼が来た。
今時こんな弾き方をしている人は見かけない独創性があるし、CODEの革新性もバッチリとアッピールしてるし…ということね。
そして、尺に収まるようにヒロアキくんが動画を作り直してくれた。
その動画が今朝(日本時間)アップされたのだ!

1_thm2 動画を見るにはMarshallのfacebookのアカウントへアクセスしてくださいまし。
ココをクリック⇒Marshall Amplification Offcial facebook

 
田川ヒロアキ、シレっと世界デビュー。
朝起きたらアララ!のシンデレラ・ボーイ(「ボーイ」という年齢ではない)って感じ?
ヒロアキくんのガラスの靴はCODEだったというワケ!

1_mfb2 しかし、この「世界」の規模ってのはスゴイもんだね。
ジャンジャンとアクセス数が上がっていく。地球の裏側のギター好きがヒョンなことから「Hiroaki Tagawa」の存在を知る…。
コメントも面白い。
はじめは「ジェフ・ヒーリーじゃん?」ってな調子。
んなこと言われんのはこちとら百も二百も承知だよ。
ところが、段々風向きが変わって来て「感動した!」とか、「日本のウリ!」とか、「サトリアー二はこのギタリストをG3に入れるべき」とか好意的なモノに変化していく。
面白いな~。
でも、やっぱり考えさせられるのは、海外の芸能というのは、いかにオリジナリティを重視しているかってこと。
「誰もやらないこと」、「他にないモノ」で勝負するか?ということを痛感した思いですわ。
やっぱり人と同じことをやっていては認められないんだな。
そういう観点からもヒロアキくんは「World Creativity and Innovation Week」のMarshallからの大使としてふさわしかったのではなかろうか?
それと!
どうしてもヒロアキくんのプレイに目や耳が集まりがちだけど、忘れて頂きたくないのはCODEのヴァーサティリティとプレイアビリティね。
CODEには人様が作ったモノではなく、長い年月をかけてMarshallが自分で作り出してきた独創的なサウンドが詰まってるのだ。
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

Logo1World Creativity and Innovation Weekの詳しい情報はコチラ(英語版)⇒Official Website

2018年4月 6日 (金)

まぼろしのHANWELL!

 
イギリス本国のMarshallのウェブサイトはご覧頂いたかしら?
以前は別々だったMarshall、NATAL、EDENといったMarshallのコア商品を「MARSHALL.COM」のドメインの下、ひとっ所に集結させたのね。
それだけではなくて、他のMarshallファミリー商品も同じサイトに掲載している。
実にいいことだと私は思っている。
「他のMarshallファミリー」のメンバーとは、ひとつが「Marshall RECORDS」。
そしてもうひとつは「LIFESTYLE」といカテゴリーで、スピーカーやヘッドホン、そして冷蔵庫などを指す。
今回はその中からスピーカーの話題。10ご存知の通り、Marshall HEADPHONESはその名の通り、ヘッドホンやイヤホンの他に…

15Bluetoothスピーカーを取り扱っている。
街でMarshallのヘッドホンを付けて歩いている人をチョクチョク見かけるせいもあって(ナゼか女性が多い)、私はスピーカーよりヘッドホンの方が人気が高いのかと思っていた。
ところが…Marshall HEADPHONESを輸入販売してくれているNAVYSに状況をお聞きすると、ヘッドホンの類よりスピーカーの方がどうもウケがいいらしいのだ。

16私もWOBOURN、STANMORE、STOCKWELLと大中小のスピーカーを使っているが、なるほど見た目といい、使い勝手といい、音といい、人気が集まることが容易に理解できる。
ま、大きな声じゃ言えないけどサ…他のブランドのヤツよりケタ違いにカッコいいもんね。

17ってんで、先日のNAMMでも新商品が展示されていたのは既報の通り

18もはやBluetoothの枠を超えてWi-Fiの域に突入した。

20ところで、この辺りの商品の歴史はどうなっているか?
ヘッドホン類が先に発売されていたんだよね。
2010年ぐらいに発売になったのかな?
理由は書かないけど、その頃の私は自分のMarshall人生の中で最も沈んでいた時期だったのでどうにも確かな記憶がない。
しかし、スピーカーに関しては覚えている。
2012年にロンドンのウェンブリー・アリーナで開かれたMarshallの50周年記念コンサートの頃だ。
あの時は私のMarshall人生で最もいい時のひとつだったから確かに記憶している。
下はその時のウェンブリー・アリーナのロビーの柱に掲げられていたスピーカー展示の告知パネル。
転換や休憩の時にもステージ両脇に取り付けられた巨大なスクリーンでガンガン宣伝していた。
そのスピーカーモデルは「HANEWELL(ハンウェル)」だった。1_img_8596 このスピーカーのシリーズにはそれぞれのモデルにイギリスの地名が付けられていて、第1号はMarshall発祥の地の名前が与えられた。
それがHANWELL。
ロンドン・パディントンからチョット行ったロンドンの西のはずれだ。
そのHANWELL駅からあるいて20分ぐらいかな?…Uxbridge Roadという通りに当たる。
50Marshallの歴史はジム・マーシャルがそこに開いたドラム・ショップから始まった。
今は床屋になってる。

55そして、その栄えある名前を背負ったスピーカーがこのHANWELLというワケ。
今はもう製造をしていない。
全世界に向けて10,000台限定で製造され、日本には300台が輸入された。
価格は税抜きで100,000円で、めでたく完売。
以上がHANWELLとともに始まったスピーカーの歴史。

40そして、今日紹介するスピーカーが…
ダララララララララララララララララ(NATALドラムスによるロール)…30ジャーン!
HANWELL!
ヘヘヘ…どういうことかというと、NAVYSさんがある取引先に預けてあった未使用の新品が戻って来たというのだ。
要するにスッカリ忘れていた「デッドストック」の権化!

40当時はまだBluetoothがなくてミニ・プラグだけの入力だった。
ギター・アンプ的に言えば、1959みたいなもので、余計な機能が何にもついていないので、音もいいし、Bluetoothのバージョン・アップなどにも気を遣う必要がない。

60台数はたった4台。
価格はアウトレット扱いで50,000円(税抜き)だそうです。
早いもの勝ち!
 
商品に関する詳しい情報はコチラ⇒モノとオト

1_marshall_hanwell_rgb_highres_03

  

200

2018年3月28日 (水)

【訃報】さようなら、ケン・ブラン!

 
3月25日、ケン・ブランが永眠した。
熱心なMarshallファンの皆さんには「Ken Bran」の名前はよく知られているところであろう。
今日は急遽予定を変更して、Marshallの技術面を支えた創設メンバーの1人を偲ぶ。

10ジム・マーシャル、ダッドリー・クレイヴン、そして、ケン・ブランの3人の奇跡の邂逅がなければ、ロックの歴史を強烈に彩った「Marshall」という名のギター・アンプはこの世に生まれてこなかった。
そして、我々はあの歪みでギターを弾くことができなかったのだ。

20ケンは最初、ジムの楽器店にリペア・マンとして雇われた。
その後、ジムがロックの将来性に目をつけ、世界に通用する「ロックンロールのためのギター・アンプ」を開発するアイデアをケンに持ち掛ける。
そのアイデアに同調したケンは、すぐさま当時EMIに勤めていた天才エンジニア、ダッドリー・クレイヴンの引き抜きを提案し、ジムはそれを受け、ダッドリーの採用に成功。
ここから最初のMarshallアンプの開発が始まった。
下はそのMarshall発祥の地、ロンドンの西、Uxbridgeにあるジムの最初の楽器店の跡。
今は床屋になっている。
試行錯誤の末、3人はココでまずプロトタイプを5台製作。
しかし、評価は…「Close, but no cigar」。
つまり、「当たらずとも遠からず」というヤツ。(この英語表現は、「惜しいけど、賞品の葉巻は差し上げられない」…というタモリ倶楽部の「空耳」のTシャツみたいなモノ)
30そして、もう1台、すなわち6台目のプロトタイプの製作に踏み切った。
コレがバッチリとハマって、「Marshall」というギター・アンプのサウンドが決定した。
一般的な歴史ではこのサウンドを選んだのがピート・タウンゼンドということになっている。
1962年のこと。
コレがその時に制作された最初のMarshall、JTM45。

50この写真はイギリスのMarshallの工場にある、ミュージアムで撮影したもの。

60真空管がキレイなことでわかるように、現在でも立派に稼働し、リファレンス機として利用されている。
Marshallサウンドの原点が詰め込まれているからだ。

70「ロックンロール」という時代のニーズに見事に答えたJTM45に端を発し、1965年には世界で最初の100Wのギター・アンプ、「1959」を発表。
Marshallは快進撃を続けた。

8070年代のなかば、ロンドンのある楽器店から「Marshallと同一仕様の商品を別のブランドで販売したい」というリクエストを受け、実行に移したのが下の「NARB」。
ナゼ、こんなことをしたのかは、当時のMarshallの配給態勢が背後にある。その頃、Marshallは自分で自分の商品を販売することができなかったのだ。

90さて、ブランド名をどうするか…ということになって、「BRAN(ブラン)」とするのが何といっても手っ取り早い。
しかし、マズイ。
ナゼなら同名のシリアルが流通していたから。
「BRAN」というブランド名の採用は見送られた。

Serial その代案として採用されたのが「NARB(ナーブ)」。
「BRAN」の綴りを逆さにしたモノだ。

2100 ケンの記憶によると、NARBはたった24台しか製造されなかったそうだ。

140vモデルも1種類のみ。
コントロールにはトレモロが搭載されている。110リアパネルには「MADE IN ENGLAND BY NARB ELECTRONICS」と謳ってあるが、回路はJMP時代の1959のトレモロつきと同一だった。

120「Marshallと同じ仕様で…」というリクエストだったのだから問題はない。

130コレらの写真のNARBは山口県のMarshall Museum Japanに所蔵されている、世界的に大変珍しいモノだ。

135また、ケンの伝説として、The Guv'norがある。
80年代終盤に来日した際、秋葉原のラジオ・デパートに出向き、何やら電気パーツをバッグいっぱいに買い込み帰国した、
それからしばらくして、長い間封印していた「歪み系ペダルの製造を再開する」と日本に送られて来たのが初代のThe Guv'norのプロトタイプ。
その送られて来たサンプル中身を見ると、秋葉原で買ったパーツがふんだんに使われていた…という。
このことはもう何度もMarshall Blogに書いたが、コレが最後になるかもしれないな。
この話を教えてくれた、ケンを秋葉原に連れて行った方も先日若くしてお亡くなりになってしまった。

150私はケンに一度もお目にかかったことがなく、この伝説のMarshallの創始者の一角にどうしてもお会いしたいと常々願っていた。
Marshallの古株のスタッフにケンの所在を尋ねても誰も知らず、「ジムしか知らない」という話だった。今回わかったことなのだが、ケンはMarshallをリタイアした後は、ビジネスから退き、隠居生活を送っていたらしい。
ところが、チャンス到来!
2012年に開かれた「ジムの生涯を祝う会」にケンが出席されたのだ。
この時、「シゲはケンを知ってるだろ?」と、アメリカの年配の友人が私をケンにこう紹介してくれた。
「シゲはかつて日本でMarshallのディストリビューションをしていたんだ」…そう、この時が人生初の浪人期だったのです。
「お会いできる日を長い間待っていました」と自己紹介をする私の目をジっと見て、ケンは「そうか、そうか」とニコニコしながら私の話を聞いてくれた。
本当にうれしかった。
この写真は私の宝物のひとつだ。

170ダッドリー・クレイヴンも既にこの世におらず、これで「Three Wise Men」と呼ばれるジム、ケン、ダッドリーの3人すべてが鬼籍に入ってしまった。
 
このジムやケンを中心にしたMarshall黎明期のストーリーは、「音楽を作るための独自の道具」の開発物語であり、誰も、そして何も知らない「無」の段階から作り上げたところがあまりに偉大だと思うのだ。実際には、上で紹介した最初のMarshallは他社の商品をお手本にしたモノだが、目の付け所を大きく変えて、オリジナル商品に仕立て変えたと言えるだろう。
時代が時代だけに仕方のないことではあろうが、テクノロジーの進化を吸収して世に出て来る新しい楽器は、「技術」はオリジナルかも知れないが、「音楽を作る道具」としては、どこか違う方向へ進んでいるような気がしてならないのだ。
そう、Marshallはアンプという道具を通じて「ギターのサウンド」そのものを作ったのだ。
こんな時代だからこそ、弾き手の方々には「ホンモノ」の、あるいは「オリジナル」の素晴らしさと優位性を十分に知っておいて頂きたいと感じる。
  

下の写真は50周年の時、工場に訪れたケンをキャッチしたモノ。
アメリカのニック・ボウコットからお借りした。
偉大なるエンジニアのご冥福を心からお祈り申し上げ、最後にニックの言葉をそのまま転用してケンにお別れ告げたいと思う。
ケン、どうもありがとう!
  
REST IN PEACE, KEN, AND THANK YOU, SIR: THE ROCK WORLD LITERALLY WOULDN'T BE THE SAME WITHOUT YOU - Nick Bowcott
(安らかにお眠りください、ケン。ありがとうございました:文字通り、アナタがいなければ今のロックの世界は別のモノになっていたことでしょう - ニック・ボウコット)

160 

200

(一部敬称略  ※写真提供:Mr. Nick Bowcott - Thank you very much, ADMF!、Marshall Museum Japan

2018年3月27日 (火)

Spring Has Come With Good News

  
ようやく暖かくなって来ましたな~。
私が通っていた高校が採用していた英語のリーダーの教科書…一年生の一番最初の単元のタイトルが「Spring has come with Easter」だった。
それは覚えているんだけど、英語圏の人に向かって「Hey! Spring has come with Easter!」とやったことはただの一度もないな。
「Easter」とは「復活祭」のこと。
イエス・キリストの復活を祝うお祭りですな。
神の預言者であるイエスが十字架にかけられて処刑されたことはよく知られているが、その処刑後に復活、すなわち生き返っていることを知らない人は多いかもしれない。
メル・ギブソンが制作した『パッション』なんて映画の最後でも、ややオカルチックにこの復活のシーンが描かれていたよね。
その復活を祝うのが、この「イースター」というイベント。
「父の日」や「母の日」なんかもそうだけど、このイースターというお祭りは開催日が固定されていない。
どういうわけか欧米はこういう祭日が多いね。
いつやるかと言うと、キリストが復活したのが「日曜日」だったということで、「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」ということになっている。
わからんね。
満月なんて、いつも気が付いた時に満月になってるもんね。
ちなみに「春分の日」は英語で「Spring equinox day」という。(「秋分の日」は「Autumn equinox day」)
Equinox(イクイノックス)…何となくカッコよくね?
ハイ、ジャズが好きな人はジョン・コルトレーンを思い浮かべることでしょうな。
『Coltrane's Sound』に収録されているマイナー・ブルースが「Equinox」。

Csギター関連ではラリーコリエルのジョン・スコフィールドとジョー・ベックと組んだギター・トリオ・アルバム『Tributaries』で取り上げていた。
「equinox」というのは「昼夜平分時」、すなわち「昼と夜の長さが同じ」という意味。

Lc で、今年のイースターはいつかと言うと、4月1日。
来年は4月21日なんだって。
ナニをするのかと言うと、クリスマスと同じように、家族でご馳走を食べて過ごす(らしい)。
クリスマスと違うのは、イースターならではの遊びがあること。
例の「卵」ね。
色を付けた卵を家の中に隠して見つけてみたり、スプーンに乗せた卵を持って競争したり、卵を割らないように転がしたり…実に素朴である。
でもね、まだ小さい子供がいるイギリスの家族を見ていると、こうした質素で伝統的な行事をすごく大切にしている感じがするんだよね。
言い換えると、ムヤミにお金を使うことなく、家族と一緒の時間を楽しみつつ文化の伝承に取り組んでいる…というか。
慣習でも建造物でも、とにかく先人が作り上げて来たモノを大切にしているように思える。
このイースター、まさかマネしないとは思うけど、日本人がやると卵にパソコン入れちゃったりするんだろうな~。
宗教的背景が全くないにも関わらず、何でもかんでも商売に結びつけて外国の文化のマネをすることは厳に慎んでもらいたいと思うのよ。
それより我々は、これまたもうすぐやって来る4月8日が何の日かを知っておいた方がいい。
とにかく春は縁起のいいイベントが多くていいね。…ということで、今日のマーブロは春のおめでたい話題をいくつかお送りする。
要するに宣伝ですわ。

  

★布袋寅泰とNATAL

 
去る3月24日「新体感ライブ」と銘打って、布袋さんがロンドンで60分のスタジオ・ライブを行った。

10実は布袋さんとは、大分前にアコギのお仕事でご一緒させて頂いたことがあった。
その時からしばらくして、Marshallに出張した時にヒースロー空港でお見かけしてご挨拶させて頂いた。
「ああ、あの時の!今日はどうしたんですか?」
「これからMarshallで会議なんです」
なんてお話をさせて頂いた。

20s その今回の布袋さんのライブをサポートしたのがスティーブ・バーニー(Steve Barney)というドラマー。
NATALのエンドーサーなのだ。
つまり布袋さんのコンサートでNATALサウンドが鳴り響いた!というワケ。

30コレがその時のSteveのNATALキット。

40アメリカで人気急上昇中のシリーズ、Cafe Racer。

50ペダルもNATALですな。

60SteveはEurythmicsのAnnie Lennoxの片腕ドラマー。
シンプルで深みのあるロック・ドラミングがカッコいい!

70 演奏のもようが配信されたが、残念ながら私はまだ聴いていない…聴いてみたい。
 
詳しい情報はコチラ⇒布袋寅泰新体感ライブ特設サイト

80s   
 

★中村パーキング
 
中村パーキングは2012年結成の愛知出身のチーム。

1_np 1月に4曲入りミニ・アルバム『Lauren e.p.』をリリースした。

Npcd そのリード・チューン「回想ライダー」のMVがコチラ。

ドラムスは久田将也。
NATALだ~!
将也くんが使っているNATALはメイプル。フィニッシュはタバコ・フェイドだ。
NATALのドラム・サウンドに乗ってガンガン前進して欲しい!

1_sy_2

中村パーキングの詳しい情報はコチラ⇒-official web site-

★INTERAGE
 
コチラはMArshallとEDEN。
INTERAGE(インテレイジ)はまっさらのバンド。
ドラムスの大野Dewey卓郎くんとは以前からの知り合いで、今回のこの新しいバンドの情報を頂戴した。

H_s__876547 コレがINTERAGEのトレイラー。
MarshallとEDENを使っているということは…正統派にして本格派にして硬派ということよ!
ドラムスがNATALじゃないところが残念だが、ま、「おいおい」お願いします。
そのデビュー・ライブが7月7日に決定した。
場所は渋谷のMilkyway。
こちらも楽しみだ!

 

200_2 
(一部敬称略 ※Steve BarneyのNATALの写真提供:George Frederick)

2018年3月13日 (火)

チョットおやすみ…

  
事前に何の断りもなしにスミマセン!
今週から来週にかけてMarshall Bogの更新をお休みさせて頂きます。
…と言うのも、実はこういうところへ来ておりまして…

0r4a5903 いわゆる「ベトナム」です。
  
旅先で「私の~」シリーズを書こうかと思ったんだけど…ダメ。
生まれて初めての東南アジアでおもしろいこと多すぎ!
つまり、良いことも悪いことも書きたいことがテンコ盛り!
それゆえ、東京へ帰ってジックリと筆を取りたいと思います。

0r4a5867 でもひとつだけ…暑い!
アツイアツイアツイアツイアツイ!
そして、信じられないほどの湿気。
そうだナァ…日本の梅雨の一番シンドイ時の9掛けぐらい?
もう汗が出て出て止まりゃしない!

0r4a5853 「私の」ファンの皆さん(そんなのいるのかっ!?)、お楽しみに!
あ、コレもちろん仕事で来てます。

0r4a5955 

200



2018年3月12日 (月)

FATE GEARのニュー・アルバム『7 years ago』

 
美しいステンド・グラス。
ステンド・グラスってのはいいよね。
宗教的な関わりを持っていなくても、見る者を何となく清廉な気持ちにしてくれる。
でも、ステンド・グラス、すなわり「Stained Glass」の「stain」ってのは単語としては「汚れ」という意味なんだよ。
「Stained」なんてバンドもいるね。
もちろん「Stained Glass」の「stained」の方は「着色された」という意味ね。

10教会は結構スキ。
ロンドンを歩いていて名も知らない古い教会に出くわした時、チョコッと覗くだけでも大変に心が落ち着くものだ。
そういえば、コレも以前書いたことがあったけど、ニューヨークの5番街にある有名なセント・パトリック教会に早朝に行った時のこと、キチっとネクタイを締めた出勤前のビジネスマンが何人も来ていて朝の礼拝をしていた。
ひとりのサラリーマンがベンチで寝ているホームレスを見つけると、無言で財布を取り出し、スッとお札をそのホームレスの上に置いて、そして、あたかも何事もなかったかのように黙って教会を出て行った。
その時、「コレが『mercy』ってヤツか…」とそのステキな光景を目の当たりにして、朝早く教会を訪れた価値があったワイ…と思ったが、フト、「果たして自分にはコレができるだろうか?」と自問自答したね。
まずしないし、できないだろうナァ。
ついでに書くと、コレもビックリしたんだけど、ホームレスがマクドナルドに入って来て、テーブルに付いてすぐさまテーブルに突っ伏して居眠りをしてしまった。
それに気づいた店員がスススとそのテーブルに近寄って来た。
私はテッキリ「出て行ってください」と追い出すのかと思った。
ところが、その店員の手にはあたたかいコーヒーが握られていて、そのテーブルに突っ伏して寝ているホームレスの頭の横にそのコーヒーをそっと置いて、ナニも言わずカウンターに中に戻って行ったのだ。
コレも結構驚いたな…映画を観ているんじゃなくて、目の前で、しかも音楽もナニもなしに無音で起こった小さなドラマだったから。
アメリカって「国」は全く狂っているけど、「人」は捨てたもんじゃないんだよね。
ま、どこも同じか…。

20立派なパイプオルガンだぜ!

30「あ~、どうせまたロンドンの教会で撮って来た写真を載せて『今日は名所めぐり』じゃないんだけどね~、なんて言うんだろ?」なんて思ってるでしょ?
45違うんよ。
敢えて場所は伏せるけど、コレ、東京の隣県の街中にある教会なの。
ビックリするよ。

40外から見ると何の変哲もない近代的なビルディングなのね。
でも、中に入って階上に上がると、4フロア分や5フロア分は優にあろうかという巨大な吹き抜け構造になっていて、そこが美しい教会になっているのよ。

1_img_0007 その祭壇にセットされたのがコレ。

50v今回ココにMarshallファミリーのギアが運び込まれたのは、FATE GEARのニュー・アルバムのリード・チューンのミュージック・ビデオを撮影するためなのだ。

240実はFATE GEARはチームの形態を大幅に変更した。
どういうことかというと、4人のコアとなるメンバーはそのままに、必要な人材を都度エキストラ的に迎える、いわゆる「プロジェクト」方式に移行した。
「Steely Dan式」と言えばわかりやすく思う人も多いかもしれない。
その「クルー」と称するメンバーとは…
 
ギターはMina隊長。60vベースはErika。

70vキーボーズはYuri。

80vそしてドラムスはHaruka。

90v教会の祭壇にセットされたのはJVM410Hのフルスタック。

100vEDENのWTP-600とD410XST。

110vさらにNATALのアッシュのツイン・バス・ドラムのキット。

120ペダルやスローンもNATALだ。
ムービーには一切映らないんだけどね。
ここまで気を遣うところがスゴイ。まるで黒澤明だ。
黒澤明は『赤ひげ』で、中を一切撮らないにも関わらず、薬箪笥の引き出しにホンモノの薬を入れて撮影したという。
リアリズムが違って来るのだそうだ。

130vコレは隊長の使用楽器。

150さすが、ギアだらけになってる!

1_20r4a3570 コチラはErikaさまの愛器。

160Yuriちゃんの楽器もこんな調子だ。

170Harukaちゃんはこんな感じ。

1_0r4a3651 さて、今回撮影するのは4月にリリースが予定されているニュー・アルバムに収録されている「7」years ago」という曲だ。
コレが曲と同名のニュー・アルバム『7 years ago』。
我々世代はロジャー・ディーンを連想せずにはいられないタッチ。

180cdこのイラストを描いたのはドラムスのHarukaちゃん。

190vファースト・アルバムのジャケットのデザインもHarukaちゃんの手によるもの。
コレが出た時、「ジャケットがいい」って書いたでしょ?
本人に尋ねたら、ホラね、Harukaちゃんは正式に美術の教育を受けているんだって。
やっぱりその道をキチンと勉強した人の作るモノは一味違うもんよ。

200cd歌詞カードの背景にはムービーを撮影した教会の写真があしらわれている。

210

220で、私はというと、上のアーティスト写真とイメージ写真の撮影を担当させて頂いた。
それがサ、また例によって時間がなくて大慌てで撮ったのよ。
ムービーの撮影が終わったところで照明をセットして、光をキメて…。
メンバーの皆さんには転換の時間を省くために近くで待機をしてもらっておいて、次から次へと超特急で撮影した。
下の写真もしかり。
隊長にとにかくジッと立ってもらっておいて、あの手この手でシャッターを切りまくった!
「30分で!」というのははじめから不可能だったのはわかっていたけど、大分早く片づけた。今までで一番大慌ての現場だった。
メンバーの皆さん、ご協力ありがとうございました。
すごくいいロケーションだったので、時間さえあればもっと色々やってみたかった!
でも、面白かった。

230cd さて、肝心のムービーの方。

240_2 今回歌声を聴かせてくれたのは…
Manamiと…

250v荊(いばら)のふたり。

260vさらにヴァイオリンのJillが加わった。
私はプログレ愛好家なのでヴァイオリンが入ったロックって好きなんだよね~。

270vJillちゃんの愛器もギアだらけ!
駒の辺りが光ってるんだぜ!

280vいきなり「♪惨劇の鼓動」という絶叫から始まるこの「7 years ago」。
はじめ聴いた時ビックリして飛び上がっちゃったよ!

290FATE GEARらしい息もつかせないスリリングなスピード・チューン。
中間のギター・ソロの落ち着いたプレイが印象的だった隊長。

300v頭を上下左右に振りきっての大熱演はHarukaちゃん。
こういう仕事はドラマーさんが圧倒的に一番大変な目に遭います。

310v「多人数制プロジェクト」という触れ込みに生まれ変わったということだが、こういうのもいいのかもね。
アルバム制作に関しては、その都度、画家が必要な色の絵の具を選ぶようにミュージシャンを選んで理想とする音楽を作る。
ソロ・アーティストというのはそういうモノだけど、グループでやったっていいじゃない。
昔はバンドというのは「運命共同体」という体をなしていたが、今はひとりのミュージシャンはいくつものバンドを掛け持ちしているのが普通だもん…もうこんな形態があってもおかしくはない。
そもそも、レコーディング技術の発達により、「CDとライブでの生の演奏がまったく別モノ」なんてのは常識になってしまったのだから、『Revolver』以降のビートルズのように、ライブでの再現性を考えずにスタジオの制作物に徹底的に凝るのもいいことだと思う。

320v爆音の向こう側から聞こえて来るヴァイオリンの音色がいいんだよね~。
ヴァイオリン1本あるのとないのとでは曲の印象がガラリと変わるから不思議だ。

340隊長の後を引き継いで華麗なソロを聴かせるYuriちゃん。

330スゴイんだよErikaさまのアクションが!
以前観たライブの時もそりゃスゴかったけど、この撮影でもスゴかった。
当然何回もテイクを重ねるワケなんだけど、毎回燃え尽きそうな激しい動きで曲のドラマ感を豊かにした。
430vManamiちゃんと荊ちゃんのコンビネーションもバッチリ!

360ところで、この多人数制、アルバムでは大山まきちゃんが筆頭シンガーとして、4曲であの激ノドを披露しているのがうれしい。
まきちゃん、カッコいいでね~。

370vそして、ナタ友でもある山口PON昌人氏もアルバムにコメントを寄せてくれている。
私はPONさんの紹介でまきちゃんを知った。
広がるね~、Marshallファミリーの輪!

380vハイ、休憩!
お仕事とはいえ大変ですよ、同じことを何回もやるってのは。
でも、同じことを同じように何回もできるのが「プロフェッショナル」なんですよ。
私には到底ムリ!

390そしてまた気を撮りなおして~「♪惨劇の鼓動」!

400そして出来上がったのがコレ!
アルバムが発表されるまでの間、このムービーで新生FATE GEARとMarshall、NATAL、EDENとのコラボレーションをお楽しみアレ!

FATE GEARのニュー・アルバム『7 years ago』は4月11日の発売。
ひと足先に聴かせてもらったけど、壮大な序曲「Prelude of Earth」に始まるFATE GEARの新しい世界は「多人数制」の利点を活かし、しかも、Mina隊長を中心にしたバンドのコンシステンシーが最後まで貫かれている一大ガール・メタル・アルバムに仕上がっている。

450 FATE GEARにはもうドンドン好きなことをやって暴れまくってもらいたい!
MarshallとNATALとEDENと一緒にね!

410v来る3月22日は初台DORRSで開催される「闘魂地獄祭り~第9獄~」に出演。

420v他にもアルバムのリリースに向けて色々なイベントが予定されているので、ウェブサイトをチェックして欲しい。

1_s41a0220 がんばれFATE GEAR!
とにかく続けてね!

440FATE GEARの詳しい情報はコチラ⇒FATE GEAR official site

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(一部敬称略 2018年1月撮影)

2018年2月24日 (土)

謎の"美女"ギタリスト Plays Marshall and Enjoyed 焼売!!

 
ライブ会場では先行発売されているものの、新しいシングル『GEKIRINー逆鱗ー/Gradation』のリリースを3月に控えているD_Drive。 
1_d4c2ad7557a7a5f47d8cec0a4be6a901先週は新横浜での単独コンサートを大成功させたばかり。
しかし、考えて見るとですよ、チョット前までは「祝!東京初ワンマン!」なんて鬼の首を取って炒めて食べちゃうぐらいの騒ぎだったのに、もう最近じゃシレっとワンマンやっちゃうからね。
それほど速いペースではないにしても、曲もジリジリと増えてきているし、バンド活動の充実感みたいなモノにみなぎっているかのように見える。
以前にも書いたけど、D_Driveの場合は、「ハイ、一丁上がり!」ってな具合に簡単に曲を作ることができないからね。
曲を増やすと言ってもそれはそれは大変なことだ。
かといって、やはり音源を作ることは音楽家の本業であり宿命だからして、絶対に作品を世に出すことを止めてはならない。
しかも、生き馬の目を抜くようなロックという人気商売の世界にいるのだからして、泳ぎに疲れたマグロやサメよろしく、ひとたび動きを止めてしまえばそれまでなのだ!
…だなんて『細腕繁盛記』みたいなことを言っているけど、前作の『Last Revenge/The Shape of Your Life』に続いて、今回のように小出しにシングルを出すのは実にいい戦術だと思う。
そういう作品が集まった時点でアルバムをコンパイルすればいいし、まったく同じ音源をアルバムに収めるのがイヤなら、チョットしたテイク違いを録っておいて、それをアルバムに押し込めばファンの楽しみを損なうこともないだろう。
このシングルからアルバム作るやり方というのは、何のことはない、60年前のレコードビジネスに逆戻りしているだけなんだよね。
実はこの方法を採用しているのは何もD_Driveだけではなくて、先日久しぶりにお茶を飲んだレコード会社の友人も「先祖返り」という言葉を使ってこのリリース方法が横行して来ていることを口にしていた。
D_Driveの場合はチョットこの方法を取り入れる理由が異なるが、結果的には、最早「アルバム」というものは「幻」の音楽アイテムになって来たようだ。
そして、「アルバム」という土俵が無くなった時点で「プログレッシブ・ロック」や「コンセプト・アルバム」という芸術は終わり。
「胡椒軍曹」が泣いてるわい。
そして、そこから10年もすれば「プログレッシブ・ロック」や「コンセプト・アルバム」という言葉もこの世から無くなる。
「物」が無くなるということは「言葉」が無くなるということだからね。
ITというとてつもないテクノロジーの進化のおかげで、レコード産業は販売形態を60年も前の姿に戻らなければならない…だなんて、ナント皮肉なことなんだろう?
しかも「progressive」なんてのは「進歩的な」とか「前進的な」という「進化」の意味を表す言葉なのにね…。
こういう事象は、知らないだけで、音楽業界だけでなく他の色々な業界で起こっているのかも知れない。
  
とにかくD_Driveにはドカドカとクォリティの高い曲を作って、ジャンジャンと世の中に送り出してもらいたい。
ガンバれ!

05…で、ガンバってるメンバーのひとりがYukiちゃん。
SONY XperiaのCMが終わっちゃったのはとても寂しいんだけど、岐阜や札幌のローカルのテレビCMなどに出演してグイグイとその知名度をアップし、D_Driveのファン「D_Driver」を増殖させている。

07そんな注目を集めているYukiちゃんがTBSのバラエティ番組に登場した。
おととい。22日の夜中、1時38分から放映された『谷原章介の25時ごはん』という番組。
私なんぞはとてもこんな時間には起きてはいられないので、タイマーをセットして翌日ジックリと鑑賞しようと思っていた。
ところが、「せっかくYukiちゃんがテレビに出るんだから!」と頑張ってリアルタイムで見たよ!
BBCでは映らないようだったけど、イギリスにも連絡しておいた。
そのうちMr.BeanとYukiちゃんが共演すればいいんだけどナァ。
150vこの番組の収録内でYukiちゃんがギターを弾くということで、Marshallがお供をさせて頂いた。
そして、私はそのMarshallのお供をさせて頂いた。
つまり、終始収録を見学させて頂いたのね。
この手のテレビ番組の収録に立ち会わせて頂くのは初めてのことだったので、メッチャおもしろかった。
Yukiちゃんのおかげですわ。

10出番の時間が近づいて、まずはリハーサル。

20v車にYukiちゃんのスーツケースを積む時、バカに重いな…と思っていたらエフェクターをチャンと持って来てたの…マジメだから。
慎重に、でも神経質にすぎない程度に音作りを進める。
照明の数が多いのでチョットだけノイズが気になった場面があったけど、問題なし!

40今回Yukiちゃんが使ったのはJVMの50W、1x12"コンボのJVM215C。
せっかくのテレビなのでドカンとフルスタックの壁でも用意してあげたかったんだけど、設定が「谷原さんのお住まい」ということなので、「コンボで十分です!」というリクエストに従った。

70Yukiちゃんはご存知の通り、いつもはJCM2000 TSL100を愛用してくれていて、JVMに触れることは滅多にない。
「JVM、音、作りやすいわ~」
って言ってたよ。

50v番組の途中、キッチンに移動して料理をする谷原さんと共演するシーンがあるので、Marshallも場所を移してカメラとサウンドのチェック。
なんか、Yukiちゃん、借りて来たネコちゃんみたいに小さくなってんな~。
遠慮してんのかナァ、緊張もしてるだろうしナァ…と心配していたのは私の間違いだった。

60番組のディレクターさんと段取りの最終確認をしてもう即本番。
Yukiちゃんが本番用の衣装に着替えて来た。

85v番組のキャッチで「あのCMで話題!!謎の"美女"ギタリストが番組初出演!!」とされていたんだけど、「謎の」という部分に笑った。
だって、SeijiさんはD_Driveがデビューする前からの友達だし、D_Driveがデビューした9年前からMarshallでサポートさせてもらって来てるからね…「そうか、世間ではyukiちゃんは"謎"とされていたのか~!」って思ってサ。
だから日本中の人がみんなMarshall Blogを読んでくれればいいのよ。

80vココでもう1回番組の趣向を引いておくと…
都内某所にある「谷原邸」に集まる業界で話題の夜型人間を谷原さんの手によるオリジナルの「深夜食」でもてなすという内容。
谷原さんのレシピは訪れた夜型人間さんのイメージから考案され、最後に一緒にその料理を頂くワケね。
その料理のコーナーの前は谷原さんとYukiちゃんのトーク・コーナー。
実際の放映では時間の関係で大幅にカットされていたけど、収録の時には、XperiaのCMの話に始まって、ありとあらゆることについて谷原さんと会話をしたのね。
ご家族のこと、D_Driveのこと、ギターのこと、Marshallのこと、食べ物のこと、そしてロックのこと…
コレがすんごい面白かったのよ。
特にD_Driveの話のところでは「リーダーのSeijiさん」とYukiちゃんがしきりに言うもんだから、谷原さんも覚えちゃって、しまいにはガンガン「Seijiさん」の名前を出すようになっちゃった!
「え、それでSeijiさんは大丈夫なんですか?」とか「それでSeijiさん、ナンて言ってました?」とか、コリャ間違いなく次週のゲストはSeijiさんに決定だな…と思ったんだけど違うみたいだね?(『笑っていいとも!』じゃない!)
 
また谷原さんがステキでね~。
さわやかだし、声はいいし、物腰は柔らかいし、話題は豊富だし、背は高いし…で、私もああいう人に生まれたかったな~。
きっと前世にとてつもない善行を積まれたに違いない。
それで、とにかく音楽が大スキなのだそうだ。
とりわけヘヴィ・メタルがお好みで、Yukiちゃんとずいぶんその辺りの話をしていたし、私が着ていたヨットパーカーに付いているMarshallのロゴを見つけるなり、「カッコいいパーカーですね!どこで買えるんですか?」なんて声をかけてくださった。
 
でも何よりもスゴかったのはYukiちゃんよ。
緊張はしていたんだろうけど、「物怖じ」ナニするものぞ!
もう始終堂々としていて、ハキハキと谷原さんの問いに答える姿は「カッコいい」そして「頼もしい」としか言いようがない。
しどろもどろになったりする瞬間など全くなかった。
私、MVの撮影と頭の中がゴッチャになっていたのか、収録が始まって、どこかで「ハイOKです!では本番行きま~す」ってなるかと思っていたのね。
ところが、Yukiちゃんが登場して、谷原さんに挨拶をして、ソファに座って、谷原さんからの質問に答えて…一向にリハーサルが終わるようすがない。
あんまり不思議に思って、撮影のスタッフの方に尋ねてみた「コレ、リハですよね?もう1回はじめっから撮るんですよね?」って…。
すると「あ、コレ本番す!」っておっしゃるのよ。
…ということはYukiちゃん、予め質問の内容はわかっていたものの、何の予行演習もなく、段取りもすべて頭に入れた上で、完全にブッツケ本番で受け答えをしていたワケよ。
D_DriveのステージでのMCも実に堂々としたモノだけど、今回はマジでビックリしたな。
「そんなに飲んで大丈夫?」ってぐらい赤ワインをグイグイやってたからな~。
気分がヨカッタに違いない。

90v谷原さんからのたってのリクエストでXperiaのCMソング「Voices」をア・カペラで披露。
ココはテレビで放映された通り。
Yukiちゃんはやり直し全くなしの完全ワンテイク。

100vさすがこんな番組をお持ちなだけあって谷原さんメッチャ料理がお上手。
それで、谷原さんがYukiちゃんのイメージで作った一皿は…。
「焼きキムチーズ焼売」!
ミュージシャン向けのレシピらしく、ナンでもイタリア代表のチーズと韓国代表のキムチ、そして中国代表の焼売のセッションだって!
そして、これまた谷原さんのリクエストで、料理をする谷原さんとYukiちゃんのギターのセッションが行われた!

110Yukiちゃんがバリバリ弾く傍ら、谷原さんは包丁の音とヘドバンで対抗!
コレはおもしろかったな~。
こんなの初めて見た。
Yukiちゃんも真剣だよ!
ジム・マーシャルもMarshallアンプが料理と共演するとは思ってなかっただろうな。
  
あ、私の前でのジムと料理の話はタブーにしてね。
理由はコレです⇒ありがとうジム・マーシャル!<中編>~I Remember Jim! 2

120vこの後、試食のコーナーがあって、Yukiちゃんから谷原さんへのオリジナル曲演奏なんでことも盛り込まれてたでしょ?
もうね~、盛りだくさんで、できればカットなして皆さんにご覧に入れたいぐらいだったのよ!
まぁ、とにかくYukiちゃんのスゴさに圧倒されっぱなしの1日だったわ。

130最後に谷原さんにごあいさつ。
当然Marshall Blogをオススメ致しました。
「どうでもいいことしか書いていないんですけど…」とマーブロを紹介すると、「ナニ言ってるんですか!どうでもいいところが大切なんですよ!」と谷原さん。
「それならMarshall Blogはバッチリですよ!」と私。
ご覧になってくれたかナァ?
  
YukiちゃんとD_Driveのますますの活躍をお祈りして今日は終わり。
お疲れさまでした~。
翌日は眠かった!
年寄りの午前様は危険ですな。
140D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site
 

200 (一部敬称略 2018年2月5日 都内某所谷原氏邸にて撮影)

2018年2月18日 (日)

英太郎対ショボン、NATALゴーラウンド組 第一回戦

 
コレはおもしろいな~…ってんで、急遽記事をひとつ編んでご紹介することにした。
  
何でも東京近郊にドラマーが集まる公園があるのだそうだ。
プロアマ問わず、天気のいい日にはドラマーさんたちが自慢のキットを持ち寄ってドシャメシャやっているのだろう。
NAMMの会場のようにコレを屋内でやられた日には耳から血を流さんばかりの、阿鼻叫喚の「打楽器地獄」となるであろうが、屋外ならどんなに暴れてもタカが知れている。
楽しそうだな~。
夏は暑くてとてもできなかろうが、冬は日向ぼっこと練習の一挙両得だ。
そんな情報を送ってくれたのが12月にデビューしたサイキック・サーカスのドラマー、諸藤英太郎。
練習熱心な英太郎さんは、この公園にNATALを持ち込んで腕を磨いている。
以前にも偶然NATAL仲間の元OZ RAM INDIOのドラマー、りんくんとバッタリ出くわしたと聞いてビックリしたことがあった。
そして、今回は…

10v_2Marshall GALAにも出演してくれた売れっ子ドラマーのショボンちゃんと一緒になったというワケ。

20v_2そして、期せずしてNATAL対決が実現!
その動画がコレ。
この公園、いつもこんなことやってんのかね?
今度行ってみようかな…。


パチパチパチパチ!
やっぱいいね、NATALは。
出回っていないので目立つし…。
 
英太郎さんが使用しているキットはメイプルのシー・スパークル。
コンフィギュレーションは10"x8"、12"x10"、14"x14"、20"x18"。
英太郎さんはこの他にはバスドラムが22"のアッシュのキットも愛用している。

30_2一方、ショボンちゃんはバーチ。
12"x6"、14"x12"、16"x14"、22"x18"という組み合わせ。
浅いね。
フィニッシュはサンバースト・フェイド。

40お2人さん、ありがとうございます!
またライブに遊びに行かせてね~。

50_2ちなみに、タイトルはThe Kinksのパロディです。

Lola  

200_4

(一部敬称略 写真提供:諸藤英太郎)

2018年2月16日 (金)

八面六臂のD_Drive~ランボッギーニと深夜食

  
しかし…色んなことをやりますな~、D_Drive。
1月の下旬にはランボルギーニの神戸ショウルームの1周年を記念するパーティにSeijiさんとYukiちゃんのギター・チームがお呼ばれして演奏を披露した。
ちょうど私がNAMMに行っている間のことで、「ランボルギーニ、大成功でした~!」という報告が日本にいるSeijiさんから入り、アナハイムで一緒にいた社長のジョンをはじめとしたMarshallの仲間にこのことを伝えると大変喜んでくれた。
世界広しといえどもランボルギーニと関わっているMarshallプレイヤーはそうはいないだろうからね。
で、気になったのは「Lamborghini」の発音。
そんなもん早速確認するにキマってる。
すると、連中は「ランボッギーニ」って「ギ」にアクセントを置いて発音していたね。
だから今日のタイトルはイギリス式に「ランボッギーニ」としてみた。
だから誤謬ではござらんよ。
ところで、「牛」なんだね、ランボッギーニは。
やっぱり「牛」はいい。
群馬県の太田市に行くと「牛沢」というところがある。
やっぱ気品を感じる地名だわ。
インドへ行けば「神様の使い」だしね。
赤い「馬」もいいけど、今日は「ウッシー」で行こう!

1_催し物としては、ランボルギーニの関係者のみが出席できるパーティで一般の方は入ることができない。
会場に展示されたランボルギーニの隣に特設ステージを設置された。

20そして、ステージの上には見慣れたD_DriveのMarshallたち。
Marshallはギター・アンプ界のランボルギーニだからね。
だからこの場がとてもシックリくる。
フェラーリでもあるんだけど。
MGというダイハツ、もしくはスズキもある。

30おおカッコいい~…車が。
ウソウソ。
いつになくおすまし顔のSeijiさん。

40v 会場は超満員で、最高の盛り上がりを見せたとのこと。

50演奏したのは例のXperiaのテーマ・ソング「Voices」。
集まった人は絶対「おお~、アレじゃん!」って騒いだハズだ。

60そして、「The Last Revenge」、「The Shape of Your Life」、「Cassis Orange」、「Attraction 4 D」とおなじみのD_Driveナンバーを披露した。

70v 素晴らしい演奏に感動したランボルギーニからこの車がギャラとして贈られたが、Marshallをはじめとした機材が積めないのでSeijiさんはキッパリとお断わりした。
男だ!…ウソこけ!

80  
ハイ、次はYukiちゃん。

1_img_0677コレはおもしろい仕事だった~!
YukiちゃんがTBSの深夜番組『谷原章介の25時ごはん』にゲストでお呼ばれしたのだ。
この番組は、都内某所にある「谷原邸」に集まる業界で話題の夜型人間を谷原さんの手によるオリジナルの「深夜食」でもてなすという内容。
ダイエット中で8時以降はナニがあろうと食べ物を口にしていない今の私にはあまりにも恐ろしいお話。
谷原さんのレシピは訪れた夜型人間さんのイメージから考案されるというワケ。
Yukiちゃんのイメージとは?
谷原さん、一体ナニを作ってくれたのかな~?
もちろん谷原さんの手作り料理を頂くだけでなく、2人のトークもテンコ盛り。
谷原さん、メタルが大スキということで、Yukiちゃんとのトークもで盛り上がり!
Yukiちゃんがギターの腕前を披露するシーンもバッチリ…のハズ。
このYukiちゃんのプレイがまた面白かったんよ~。

1_img_0018
Yukiちゃんのお供をしたのはMarshall。
まさか谷原邸にフルスタックを持ち込むワケにもいかないのでコンボ。
JVM215Cが起用された。
でも、あの谷原さんの様子では3段積みの方がよろこんでくれかも知れないな。
なんなら台所に壁を作っちゃえばヨカッタ!
これがホントの「Kithen-Marshall」!(←コレがわからない人は拙著『Marshall Chronicle(シンコーミュージック刊)』あるいは『アンプ大名鑑(スペースシャワー刊)』を読んでくだされ!)

1_img_0055_2放映は今からちょうど1週間後の2月22日、深夜の1時38分~2時07分。
見てね~!
私は録画しますわ。夜に弱いもんで…。
放送後には「メイキング・オブ・25時ごはん~だから私は、深夜食」をMarshall Blogでお届けする予定。
今日はココまで。
 
番組の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

1_img_0083さて、D_Drive。
3月28日にニュージングル『GEKIRINー逆鱗ー/Gradation』のリリースも決定して今、ノリにノッているワケよ。
皆さんよりひと足先に両方聴かせてもらったけど、実にいい感じ。

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当日になってしまったけど、実は今日新横浜のNew Side beachで7時からワンマンなの。
しかも、Seijiさんのお誕生日が重なった。
新しいシングルを先行発売するって!
今から数時間後、新横浜でお会いしましょう!

380D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site

 

200_5


(一部敬称略 ※ランボッギーニの写真提供:Seijiさん ランボッギーニの写真撮影:Chiikoちゃん)

2018年2月 9日 (金)

Marshallだより~MARSHALL.COM <後編>

 
  
NATAL INTERVIEW WITh
JOSH TOUCHTON IN NAMM

チョットNAMMの話題に逆もどり。
コレはインターネットのドラム・レッスン・サイトっていうのかな?…DrumeoというところがNAMMの期間中にシリーズで配信していた様々なドラムス関連のメーカーとのインタビュー。
NATALの番が回って来て、アメリカのNATAL担当のJosh Touchtonが登場した。
下がその動画。
冒頭、インタビュアーが「NATAL」を「ネイタル」と発音したのを矯正しもせず、完全シカトで「ナタール」とブッちぎるジョシュがカッコいい!
それにしても後半のジョシュの英語の速いこと、速いこと!いくら母国の言葉とはいえ、よくも速くしゃべれるな~。
だで、要旨だけかいつまんで、意訳交じりでインタビューの内容をお送りさせてもらいますね。  

「NAMMは初めてではないよね?」とインタビュアー。
「私はNAMMは古くてもう24回目になるかな?成長する会社もあれば、悲しいけど撤退していく会社もあった。みんないい製品を世に送り出す努力をしているのを長年見てきたよ」

1_8josh3 ココでNATALの紹介に入る。
「NATALは1965年にイギリスのアラン・シャープというパーカッショニストが始めたんだ。イギリスの天候に合わせたファイバー・スキンヘッドのコンガやボンゴを作ったんだね。
それから程なくして、それをジョン・ボーナムが使ったりした。(ジョンの左手に見えるコンガはNATAL製。下に掲載したオマケの画像も見てね)…

Bonham_playing_natal_congas_2 …『Whole Lotta Love(胸いっぱいの愛を)』のパーカッションは全部NATALなんだよ」

Lz「ローリング・ストーンズもNATALを使っていたし、ディープ・パープルの『Made in Japan』のジャケットに写っているコンガもNATAL製なんだ…

Mj …その後もデュラン・デュランやケイト・ブッシュなんかもNATALを使っていた」
「へ~、知らなかった」…とインタビュアーさん。
覚えておいてね~。

1_8josh5 「そして、NATALは2010年にMarshallに買収され、ドラム・キットの製造を始めた。Marshallの創始者のジム・マーシャルはドラマーだったんだよ。
デザインはすべてオリジナルだよ。
楽器がよく鳴るように色々なアイデアが盛り込まれているんだ。
私はこれまでいくつかのドラム会社に勤めて来たし、大のビンテージ・ドラムス・オタクなんだ。グレッチ、ロジャース、スリンガーランド…そういうビンテージものが大スキでね。
ある人との個人的なツテでこうしてNATALで働くことになった。まだ、NATALとの関係は時間的にそう長いものではないけれど、マジでNATALのドラムスに魅力を感じているんだ」

1_8josh1
…とココで今回のNAMMで展示したジョシュのおススメ製品を紹介。

1_8josh6 「NATALには『Cafe Racer(カフェ・レーサー)』というシリーズがあって、アメリカではとてもよく売れているんだけど、今回新しく始めたこの『Cafe Racer 59'』というのが素晴らしいんだ。
今までのモノよりグっとビンテージのフレイバーが濃い…
1_0r4a4358…ワックス・フィニッシュ、ドライでダークなサウンド、それでいてサウンドはアグレッシブ。それに値段もお手頃なんだよ!」
上下の写真はNAMMで展示されていたCafe Racer 59'のキット。
1_0r4a4359「私はNATALをコレクターの家の片隅に飾って置くだけのようなドラム・キットにはしたくないと思っているんだ。
NATALを打ちのめして(beat up)キズだらけにして欲しい。
楽器に付いたキズは物語だからね。
キズの多いキットはよく鳴るし、驚くような話がバックグラウンドにあることが多いんだよ!」
いいこと言うわ~!

1_8josh4  
<オマケ>
インタビューの中でジョシュが言っているようにジョン・ボーナムはNATALのコンガをかなり愛用していたようだ。
音もさることながら、ツェッペリンの長時間に及ぶショウに対応できるチューナラブルの機能も気に入っていたのだろうか?

Jb1 残念ながら当時日本には入って来なかったのだろう。
よって当時のNATALを知る日本人はほとんどいない。

Bonham_playing_natal_congasjpg_2当時は海外の音楽の情報自体もゼンゼン入ってこなかったというからね。
でも、決して有名ではないけれど、皆さんのおかげで、日本におけるNATALはもはや「無名のドラム」ではなくなったと確信している。
これからやぞ!

Bonzo_1  

    
ESPの学校案内
ESPさんには公私共にお世話になっております。
「私」の方では時折写真撮影の仕事をご発注して頂いている。
Shige Blogで紹介した通り、昨年末も若き人気シンガーソングライターの井上苑子ちゃんのコンサートを撮らせて頂いたりした。
そして、「公」の方では、この私がですよ、大分以前から何度も教壇に上がらせてもらってるのです。この私が!
最近はご無沙汰ではあるのだが、Marshallやギター・アンプについての単元を預からせて頂いただけでなく、イベントについての講義なども持たせて頂いたことがある。
聴講する生徒さんは皆さん熱心でね~。
他の学校で「ロックの歴史」の授業をやった時なんか、ほぼ全員机に突っ伏して昼寝よ。で、私が「レッチリ」の名前を出した途端、その全員がガバっと起き出して私の話に耳を傾けたのには驚いた!
ESPの生徒さんはそんなことは絶対ない。
結局、私の授業を受けてくれた生徒さんも全員ではないにしろ、数年後には私と同じ音楽の現場に出て来ることになる。
ホントに時々だけど、「先生!」なんて声をかけてくれる子がいるのですよ。
「え、先生って誰?あ、オレか?」みたいな。
「あの時。先生の授業を受けていたんですよ~!」なんて言われてごらんなさい。
どれだけうれしいことか!
でもね、先生なんかではなくて、ただのMarshall屋なんですよ!
他にも楽器業界に就職を希望する大勢の生徒さんたちに向けて、楽器業界のベテランが集まって座談会をやったこともあった。
舞台で同席した楽器店の知り合いの重役が私を指して、「この人みたいに熱心にやらなきゃ!この人がやっているMarshall Blogを見なきゃダメですよ!」みたいにおっしゃってくれて、うれし恥ずかしで驚いたことがあった。
まだ、Marshall Blogやってるんです~。
さて、そんな思い出がテンコ盛りのESPさんからまたしても光栄なるお仕事を頂戴した。
来年度の学校案内に載せる入学志望生への「ひとことコメント」を寄稿させて頂いたのだ。
実は以前にも何度かお手伝いさせて頂いたことがあったんだけど、Marshallの名前の下では初めてかな?
一応我ながら、私ならではのことを書いたつもり。
1_brESPさんは4月から名称を「専門学校ESPエンターテイメント東京」に改め、新たな一歩を踏み出す。
おめでとうございます!
これからも公私ともによろしくお願いします。
 
専門学校ESPエンターテイメント東京の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

 
  
 MARSHALL RECORDS
次はMarshall RECORDSの近況。
ココもかなりパワフルにやってるな~。

Mr
★PRESS TO MECO★
この度Marshall RECORDSが新しいバンドと契約を交わした。
真ん中でニコニコしている好々爺がプロデューサーのSteve Tannett。
80年代のイギリスの音楽界で活躍した業界の有名人物だ。

1_2meco ロンドンからブライトンに向けて南に下ったクロイドンとクロウリー出身のメンバーからなるトリオ。
「PRESS TO MECO」とは、宇宙飛行士がシャトルの打ち上げの時に使うNASAの用語なのだそうだ。
「MECO」は「Main Engine Cut Off」の略だって。スティーブは「ミーコ」って発音していた。
シャトルが軌道に乗ってメインのエンジンを切る時にコレを言うらしい。
チョット「♪Grand control to Major Tom」を彷彿とさせますな…我々の世代には。
メンバーのルークは「もう引き返せないけど、全て大丈夫!」という意味を込めてバンド名にしたのだそうだ。

1_77e39dbca1b947b0a0ce67936acb6694こんな感じ。
とてもいいね。
サビのバッキングのトリルのフレーズがおもしろい。
こうして3連のリズムで演るところがいかにも海外のバンドらしい…なんて私は思っちゃう。
ハードなリズムでも現代っ子(←これは死語か?)らしく、なかなかに凝ったメロディはかなりキャッチー。
いくらメロディがポップでも、シンガーの声が男性的なのでJ-POPのようには決してならない。
ROCKだ!
そして、昨日プロデューサーとSkypeで話をしていたんだけど、彼ら演奏テクニックがスゴイらしい。好きなアーティストはFrank Zappaなんだって。コリャ気が合いそうだ!
やっぱり向こうは違うわ。今、日本の若いバンドさんで「Zappaが好き!」と言える子はまずいないだろう。
とにかく小説でも芸術でも何かを作り出す時はインプットが大切。
9割インプットして1割アウトプットするぐらいでないと人を感動させるモノは作れないって。
小説家は9割が取材だって。いい取材ができればいいモノが書けたのと同様だとか…。
ミュージシャンもとにかく色んな音楽を聴かないと、小手先のモノはできても本当におもしろいモノはまず作れないだろう。
その点、ビートルズもロクに知らない今の若いミュージシャンたちは本当に気の毒だと思う。
もっとも、私なんかは10割インプットだからナニも作ることができないんだけれど。
   
そして、デビュー・アルバム『Here's To The Gatigue』が3月にリリースされる。
それは聴きたいナァ。

PRESS TO MECOの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・ウェブサイト(英語版)

  
★REWS★
マーレコいち押しのガール・チーム。
「ハ~イ、シュイギ~!」と、チョット前にスティーブが彼女たちからのビデオ・メッセージを私に送ってくれたんだけど、やっぱりピキっとしていてカッコいいんだよね。
「早く日本に行きた~い」なんて言ってた。
皆さん、よろしく。

1_2rewsそのREWSがいよいよ『PYRO』なるアルバムを発表して昨年の12月にレコ発ツアーを実施した。
オックスフォード、ノーウィッチ、レスター、ベドフォード、シェフィールド、ヨーク、レディング、バーミンガム、カーディフ、ブリストル、そしてもちろんロンドン等を回る16公演の大ツアー。
ク~、イギリス行きて~!
ここでひとつ学んだのは、いわゆる我々が「レコ発ツアー」と呼んでいるヤツ…コレ、英語で「Album Release Tour」って言うのね。
そのままでヨカッタのか…。
それと、今日からBBCのRADIO1で彼女たちの曲がオンエアされるのだそうだ。
RADIO1といえば、「イエイ、レイディオウゥワ~ン」というジミ・ヘンドリックスの声が頭に浮かぶね。
プロデューサーが言っていたんだけど、REWSは「メタルでもない、ポップだけど、ロック」という路線を狙っているそうで、まさにそうだと思う。
なかなかこういうタイプのガール・バンドっていないといえば、いない?
日本のガール・バンドはたいていメタルかアイドルか…ってなるもんな。
やっぱりこのあたりも栄光のブリティッシュ・ロックの血脈(けちみゃく)と言えるのではなかろうか?

1_resizeあ~あ~、ピクチャー仕様のレコードまで作っちゃった!
スゴい力の入れようでしょう?

1_2lpどんな感じか『PYRO』のリード・チューン、「Your Tears」を聴いてみよう。
…フーム、サビのメロディがおもしろいな。「Picardy traid(ピカルディ・トライアド)」ってヤツをちょっとヒネッた感じ?
MarshallとNATALでジャンジャン活躍してもらいたい。

REWSの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・ウェブサイト(英語版)

  
  
★REIGNING DAYS★
「レイニング・デイズ」も4月13日にデビュー・アルバムをリリースする。

1_2rdコレがその『ECLIPSE』。
このバンドも若いサウンドながら、やっぱりゴリっとしたロック・テイストがあるところがイギリスらしいんだよね。
どこの出身なんだろう?

Rdeclipse発売済みのシングル「Gravity」を聴いてみようか?
「Out of sight」なんて歌詞が出て来てビックリするわ。Zappaのかつてのお家芸だからね。
やはり日本の若いバンドとJ-POPと決定的に違うのは「声」かな?
録音の仕上げ方もかなり違うように私には聞こえるんだけど…。
とにかくこのチームもアルバムが楽しみだ。

REIGNING DAYSの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・ウェブサイト(英語版) 

 
★KING CREATURE★
最後に従来型Marahallっぽいヤツら。
昨日の記事ではMarshallのステレオタイプについて触れたけど、この方々はその部類でしょうな。
それだけに、傍らで見ていてもマーレコが力を入れて来た感が私にはあるのね。
イヤ、私自身やっぱりこの手のトラディショナルなハードロックがシックリ来るということなのかな?
フムフム、MOTORHEADの前座をやっていたのか…。
イギリスの一番西の先っちょのコーンウォールの出身。

1_2kcそのKING CREATUREの初めてのフル・アルバム『VOLUME ONE』がMarshall RECORDSからリリースされた。
ん~、ジャケットもそれっぽい!
このレーベルから出て来る作品のジャケット・デザインは何かがは真ん中に集まる傾向があるね。
「日の丸式」っていうの?
ハハ~ン、さては彼らも日本へ来たいんだな?

1_king2曲リード・チューンがあるんだけど、ジャカましい方をご紹介。
「Lowlife」という曲。
Marshall、NATAL、EDENで気分爽快!
やっぱりこういうのがいいわ、オジさんは!
ナンカ一番それっぽくない人がギター・ソロを弾いているけど、いいね~。レス・ポールでさ。トラディショナルなフレージングがカッコいいよ。
やっぱりイギリスを感じさせてくれるワイ。

KING CREATUREの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・ウェブサイト(英語版) 
  
   
★FOR THE RECORD★
で、Marshall RECORDSは自社のアーティストのショウケース・ツアーを開催した。
昨晩、プロデューサーのスティーブから聞いたのだが、ロンドン公演にはMarshall社長夫妻も訪れたそうで、ツアー全体を通して大盛況だったようだ。
こういうのに呼んでよ~!
ライブの撮影とMarshall Blogでのレポートでいい仕事しまっせ~!

1_26904749_1627158047378010_8265935   

   

THE GUITAR SHOW
コレはロンドンで開催するGUITAR SHOWとは違って、メタルの故郷、バーミンガムで開催するヤツ。
2月24と25日に開かれるんだけど、24日のイベントには、MarshallがスポンサーになってTHE DARKNESSが登場するんだって~!
観たい、見たい、I wanna see the show!(ココではワザと「wanna」って書いた。普段は絶対に書きません)
こういうのに呼んでよ~!
ライブの撮影とMarshall Blogでのレポートでいい仕事しまっせ~!

Bgs
  

SPOTIFY
「♪スポティファイ、はじめました~」…だそうです。
いつもマーブロに書いているように私はこういうのをプライベートではやるつもりはないんだけど、チョット覗いてみたら、まぁマーシャルだこと!
我々世代がヨダレを垂らしてよろこびそうなソングリストがアップされていた。
そうそう、こういう伝統を切り離しては絶対にダメ。
伝統は、一日では絶対に作ることができないとても大切な財産だからね。
  
やっぱりコレ、やってみるかも…飽くまで仕事でだよ。

Spo

がるメタる!
過去にもいくつかMarshallが関連した、あるいはそれに類する音楽ゲームがあった。
記憶に新しいところでは、直接Marshallは関係しなかったが、D_DriveのYukiちゃんが発表会でデモンストレーターを務めたゲームなんてのもあったね。(グワッ!あれから6年も経ってる!)
そして今般…。
猛烈にグラブっているゲームのヒット・メーカー、DMM.COMからNintendo Switch向けのソフト『がるメタる!』が発売になり、ゲーム界では大きな話題となっている…って、ナント昨日発売されたばかりのホヤホヤ!

Gm …と知った風なクチをきいてはみたけど、そもそも「Nintendo Switch」っていうのはナンでしょう?
もう、ゲームと言えば「スーパーマリオブラザーズ」で止まっちゃってるから…。
そこで、ウチの下の子に訊いてみた。
「Nintendo Switchって知ってる?」
「ああ、ゲームの?兄ちゃん持ってるよ」
と来た。
ウチにあった…。
あのバカ…いい歳こいてまだゲームなんかやってやがる。今からでも遅くないから本を読めってんだ!
で、コレがNintendo Switch。セガレから借りて来た。
Nintendoさんのハードだったのね?ゲーム・ボーイの進化形ですな?

1_0r4a4806『がるメタる!』はそのNintendo Switch用のソフトで、分野としては「リズム・ゲーム」というヤーツ。
ハイ、ご同輩の皆さん、この辺りで状況がおわかり頂いたことでしょう。
  
コレがね~、スゴイんですよ。
そして、うれしんですよ。
チョット画面を見せてあげるね。

1_10_2 ドォォォォ~ン!
Marshallの壁ですよ、壁。
上下それぞれフル・スタックが3セットずつ。
もうコレだけで「ロック」になっちゃってる。

1_20 しかも!
下手はJVM410Hのスタック。

1_30 上手は2203かな?

1_40 うれしいね~、コレは!
イヤってほど見ているMarshallなのに、こういうシチュエーションで接するとまたナゼかすごくうれしいんだよね。

50 このゲームのストーリーはといえば…。
ある男子高校が突如異星人にさらわれて女子高生と身体が融合して精神が同居する状態となってしまう。
そして、その男の子(女の子?)がガールズメタルバンド「K.M.G.」(吉祥寺メタルガールズ)の一員となってメタルの力で地球を救う…という壮大すぎるストーリー。
ナニから地球を救わなくてはならないのかと言えば、地球を侵略しようと企む異星人だ。
ま、本音を言えば、地球を救う前にまず音楽業界をメタルで助けてもらいたいような気もする。
とにかくプレイヤーはドラマ―としてそのバンドのメンバーと協力してその異星人と戦うことになるワケだ!
  
…とマァ、スーパーマリオしか知らないオッサンがつべこべ言ったところでラチが開くワケがないのでココはサッサとDMMさん制作の説明動画を見てみよう。

そして、こんな動画も公開されている。

こりゃヒット間違いないなしでしょう!
Marshallが地球防衛のお役に立てて光栄至極でございます!
 
がるメタる!の詳しい情報はコチラ⇒DMM.COM公式ウェブサイト

  

以上~!
よせばいいのに、一旦やり出したらアレもコレもと、2日間、記事を作るのメッチャ苦労したわ!
文章を書くのはそう大儀ではないんだけど、も~切ったり、貼ったり、大きくしたり、小さくしたりでクタクタですわ。
それだけMarshallの動きが活発ということで…。
また来週!
 

1__2 (一部敬称略 ※協力:専門学校ESPエンタテインメント東京、DMM.COM)

2018年2月 8日 (木)

Marshallだより~MARSHALL.COM <前編>

  
先週と先々週のMarshall Blogは、現地から、そして帰国後のNAMMレポートを掲載させてもらった。
しかし、アレですな~。
ノートPCってモノはどうしても壊れやすいでしょう。
お店の人に訊いても、持ち歩くことと、小さい筐体による熱の問題があって、壊れないノートPCはない…って言うんだよね。
ものスゴイ高いヤツは別よ。コレは貧乏人の話だからね。
で、決して乱暴に扱っているワケではないにもかかわらず、買って1年チョットぐらいで壊れるPCが今まで実際にいくつあったことか…。
そしてその修理代の高いことよ!
近い将来壊れるのがわかっていて買い物するのも実にシャクなのだが、仕事柄どうしても可搬性のあるPCが必要なので買わざるを得ない。
それならば!と貧乏人が考えたのが、最低限必要な機能を持っている一番安いモデルを短期間で買い換えて行こう…という作戦。
もう4年も5年も使えなくてもいい、どうせすぐ壊れちゃうんだからせいぜい2年も使えればいい、そして壊れたらチャッチャと新しく次の安いPCを買えばいい…ということね。
やっぱダメだわ、コレも!
昔のワード・プロセッサーのように和文タイプの代わりに、本当に文字だけ打っている分には問題ない。
ハナからそのチープなPCでは写真を扱う仕事はするつもりはなかったんだけど、今回のNAMMの現地レポートのようなものを書く時はどうしても写真を取り扱うことになる。
そうするとどんなに写真を軽くしてもダメなんだわ。
たくさんの写真データを毎日のように扱うので、普段は汎用メーカーの製品なれど、その中の1番上か2番目のグレードのデスクトップPCをズッと使っているワケ。
それだけに安いノートPCのパフォーマンスたるや、もう「悲惨」以外のナニモノでもない。
遅いし、動きは不安定だし…。
やや作戦失敗…。
実はあの現地のNAMMのレポートも完成間近にしてデータがすべて吹っ飛んだ!っていうのが何回かあったのよ。
懲りて少しずつ書き進めては「保存」をするんだけど、何しろ動きが遅いでしょ?「待ち」の時間が苦痛で苦痛でつい「保存」作業を怠ってしまう。
そして、段々いい感じになって来て、「いよいよ完成!」なんて時にデータがすっ飛ぶようにできてる。
3時過ぎまでかかってやってたんですわ。
幸か不幸か、時差ボケでそう眠くはなかったんだけどね。
で、今日の「Marshallだより」はまずその地獄の現地レポートの補足的内容からスタートする。
   
  
MARSHALL.COM
私は「Marshall」というブランドを意識してカレコレ40年チョット、そしてMarshallに関連する仕事を始めてしてから今年から21年目に入るが、今回のNAMMはMarshallの56年の歴史の中でひとつの大きなターニング・ポイントになった…と、しみじみ思うのだ。
イメージなどと言うモノは、それこそ十人十色だとは思うが、JCM2000からMODE FOURぐらいまでのMarshallは、80年代のヘヴィ・メタル旋風の影響で、そのビジュアルといえば、黒、鋼鉄、雷、ドクロ、ライオン、蛇、皮ジャン、スタッド等々の重厚長大でモノモノしいアイテムを是とする向きが強かったことは否めないだろう。
やっぱりコレはあまりにも前時代的だよね。
ところが…。
20年の間、内部からMarshallを見て来たワケだが、誰かが「ハイ、ここでヘビメタのイメージは卒業!」なんて掛け声をかけたワケでもないのに、音楽の移り変わりに合わせて徐々にイメージが変わって来た。不思議なモノだ。
しかし、今回は違う。
NAMMレポートでも触れたように、Marshallが「イメージ・チェンジ宣言」を自ら発したのだから。
まずは、本家のオフィシャル・ウェブサイト。
もう見てくれた?
あ~あ~、すっかりオシャレでカッコよくなっちゃって…。

Four URLがMARSHALL.COMに変わって、内容も一新。
コレが今のMarshallだ。

1_2ws_2 このウェブサイト…当時はよく「ホームページ」って呼んでいたよね。この言葉もほとんど聞かなくなった。
Marshallの場合だと、MODE FOURを発表するチョット前ぐらいに立ち上げたのかな?
MODE FOURの発売は2003年のことだから、恐らく2002年ぐらいに始まったのではないかと推測する。
覚えている人いる?
MODEO FOURが発売になってからはトップページに輪っかみたいなのが出てくるヤツ。
あの頃から比べたら隔世の感があるよね~。

1_2codej 立花隆が、「インターネットが世の中を変える」とかなり早い時期に予見していたけど、ホントにその通り。
インターネットで何でも調べることができるようになったとか、通販が盛んになったとかいうこともあるけど、私が言っているのは、目に見えないところでの変化なのね。
例えば音楽の配信。
そりゃ使う人には配信は便利かもしれないけど、コレによってどれだけ多くのCDの製作に関わっていた業者がダメージを受けたことか…。
レコード会社だけではなくて、CDの盤を製造する会社やその原料を収めるメーカーや商社。その材料を運ぶ運送屋。運送屋が動かなくなれば燃料屋が困る。また車両の減耗が進まなければ買い替えの機会も減って車屋も困る。
まだまだたくさんある。
CDのケースだけでもそれと同じことが言える。
ブックレットもそう。ライターさんについては言うに及ばず、印刷のための紙やインクも使わなくなる。すると同じくそこで商社行為をしてる業者や運送屋も困る。
雑誌や本も同じ。
こうして考えると世の中ってのはものすごく大きなスケールで回っていて、それぞれが深く緻密に関わっていることがわかる。
CDや本だけを取ってもこうなんだから、社会全体ではそれはそれはものすごいシステムができあがっていて、それを一撃で一網打尽でズタズタにしたのがインターネットなんだね…ということを立花先生がおっしゃっているのかどうかは知らない。
マァ、「風が吹けば桶屋が儲かる」的な話だけど、変わる世の中にはやっぱりある程度追いついていく必要があるもんね。
そんなだから、Marshallもドンドン変わっていかないと!
…と、まずその表れがこのオフィシャル・ウェブサイトというワケ。
マジで力が入ってますから。
あ、思い出しちゃった。
この「マジ」っていうことば、チョット前の若い人が言い始めた言葉だと思うでしょう。
イエイエ、コレかなり古い言葉なんですよ。
…というのは八代目の桂文楽がナニかの噺で使っていたのを聞いて驚いたのよ。
「マジでゲスよ」みたいに使ってる。
あの録音は昭和30年代じゃないかな?遅くても40年代。八代目の文楽は昭和46年に亡くなっているから。
こういう音源を聴いてマスコミの人が流行らすんだろうネェ。

1_2ntj 「MARSHALL.COM」の旗印の下、NATAL、EDENとLIFESTYLEというファミリー・ブランドが一緒になって実によろしいと思いますな。
こうなることをワタシャずっと願っていたよ。
1_2jでもね、コレからなのよ。
NAMMでのミーティングによれば、このウェブサイトは、「コレからやぞ!」…っていう意気込みがスゴかった。
そのミーティングで驚いてしまったのがMarshall Blogのナント評価の高いことよ!
もしかしたら「日本人の1億2千万人ぐらいが読んでいる」と勘違いしているのでは?という感じ。
そんなには読んでない。
Marshallの連中は自動翻訳ソフトで英語に訳して読んでるみたい。
アレって、英語を日本語にすると、どうにもキテレツな日本語が出来てきちゃうけど、その反対は結構正確みたいよ。かなり自然に理解できると言っていた。
脱線も英語で読んでるみたい。
怒られるかと思ったら、「Marshallや音楽だけでなく、ああいうことが大切なんだ」とおホメの言葉を頂戴した。
どうしよう!今度Marshallのスタッフが日本に来て「シゲ!吉原に連れて行ってくれ!」なんて言われたら…。
ま、それは冗談として、Marshall Blogは今のまま何も変えずに突っ走って欲しいということだった。
将来、Marshall Blogがこの本家のウェブサイトと深い関係を持つ日が来るかもしれない…とだけ現時点では言っておこう。わかんないよ。

1__2  
本家Marshallのウェブサイトはコチラ⇒MARSHALL.COM

   
  
WE ARE MARSHALL
そんな新しいMarshallのブランド・イメージ動画がコレ。
鉄骨も骸骨も出て来ない。
チョットそれっぽい人も出て来るけどね。

でも、やっぱりハードロックやヘヴィメタルを通じて長い間ロックのサウンドを作り続けているブランドだけあって、ロック度は満点だと思う。
ウマく作るもんだな~。

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ORIGIN 
続いてはNAMMで発表したORIGIN。1_8c8d47c689c5401d81ed7143ec1a12b6おかげさまで私のNAMMレポートにもたくさんの好意的なご反応を頂いてうれしい限り。
そのORIGINのPR動画がコレ。

「弁当始めるんですか?」なんてコメントがひとつぐらい来るかとも思ったけど、そんなことを考えていたのはどうも私だけだったみたい。
実物を見て来た本人がそれじゃ先が思いやられるよね!
じゃ、言おう。
オール・バルブ・アンプのORIGINは、デジタル世代のプレイヤーへのMarshallからのひとつの回答だ!
キマった~。
日本での発売日が見えてきた時点で情報をアップデイトさせて頂く。

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WHAT'S IN A CENTURY?

Marshall Blogにもたくさんのガール・バンドにご登場頂いているが、皆さん、日本って質&量ともに世界一のガール・ロック・バンド、あるいは女性ロック・インストゥルメンタリストが活躍している国だって知ってる?
このことはMarshall Blogを通じてMarshall本社もすごく注目しているんだよね。
それもそのハズ…「こういうことをしていたのか!」というのが下の動画。
現在音楽業界で活躍する女性が集まって開かれた「女性にとっての音楽業界はこの100年の間にどう変わったか?」をテーマにした座談会。
先日のNAMMでMarshallのブースに遊びに来てくれたAlice Cooperのギタリスト、Nita Straussの顔も見える。

1_4e9a0c9be0c749ad9026c7177e61a828 MARSHALL.COMでこの動画に付けられているテキストを読んでみると…
「この100年の間にずいぶんと色々なことが起こりました。戦争の時もありました。平和の時もありました。新しいテクノロジーを発明し、様々な病気を根絶してきました。しかし、イギリスにおいては、女性に選挙権が与えられてからたった100年しか経っていないことをアナタはご存知ですか?
そうした女性参政権運動(suffragette movement)や女性の選挙権獲得の徹底したキャンペーンは女性の社会的な権利に大きな変化をもたらしました。
しかし今、我々はどこにいるのでしょう?」
  
チョット脱線。
Paulのヒット曲に「Jet」ってあるでしょ?
歌詞の中に「♪I thought the Major was a lady suffragette」って出てくる。アノ気持ちいいところね。
この「suffragette」というのは「参政権拡張論者」のこと。だからこの「Major(曹長というのが一般的な訳語なのかしらん?)」は女性の参政権拡大を支持している人ということになる。
この曲が収録されているのはWingsの1974年のヒットアルバム『Band on the Run』。
Paulはそれより2年前に大ヒットしたDavid Bowieの『Ziggy Stardust』に収録されている「Suffagette City」を聴いてこの言葉が頭に残っていて、「Jet」の詩を書いたそうだ。だから意味はほとんどないとのこと。
私も中学生の時に「Jet」や「Suffragette City」を聴いて「サフラゲット」ってヘンな音の単語だな…って思ったんだよね。
ちなみに日本では女性の国政参加が認められたのは終戦直後の1945年のことで、今年で73年目となるようだ。
  
続けると…
「男女平等は達成したのでしょうか?それとも、今でももっとキャンペーンや認識が必要なのでしょうか?
我々(Marshall)は『CAN YOU CIC IT?』と手を組んで。音楽業界に在籍する女性にその辺りのことを尋ねてみた」
この「CAN YOU CIC IT?」というのはイギリスの音楽業界で働くことを希望する女性を援助する団体で、「CIC」というのは「Community Interest Company」の略のようだ。
  
さらに…
「このビデオは2つのパートで構成されていて、音楽業界の様々な分野から参加した2つの女性のグループが、かかる業界において女性陣が今どういう位置にいるかを検証し、また依然として残っている問題にスポットライトを当てる。
この最初のビデオでは過去に起きたことを振り返って、この100年にナニがあったのか?ということを考察する」
…と、いうのが下のビデオ。
画面を見ればわかるように背後にはMarshallがズラリ。
というか、ハッキリ言って、こっちのグループは、工場のシアターの舞台の上でディスカッションをしている。
しゃべっている内容は各自でご確認頂くこととさせて頂くが、スゴいね、やっぱり欧米の人のこういう意識は。日本は永久にムリでしょうな。
イギリスには、この男女平等、あるいはレディ・ファーストの精神もモノスゴイ歴史があるから。
その話はまた別の機会に。

  

   
MARSHALL INSTAGRAM IN JAPAN
「facebookはもう年配の方しかやってないんです」…と、仲良しのギタリストから以前より聞き及んでいた。
「道理でシックリ来ると思っていた」のが、それを聞いた感想。
Marshall Blogの更新を告知するためにTwitterもやっているんだけど、どうもアレの面白さがわからん。
若い人はアレがいいんでしょ?
そこへ持ってきてInstagramだよ。
もうさ~、SNSに殺されちゃうよ。
困っちゃうのはそれぞれにメッセージ機能がついてるじゃない?
SNSに普通のメール、それから携帯のショートメール、それにLINEでしょ?
人それぞれ得意種目が違うんもんだから、どうしても色々なアプリを使うことになる(この「アプリ」と言う言葉がこの場合適切かどうかもわからない)。
「どこで読んだんだっけかナァ~。あの人はfacebookのMessengerだったか?
あ、ないな…そうか、ショートメールか!イヤ違う!普通のメールだ!ありゃりゃ、やっぱりTwitterのメッセージだ!」
なんてことが時々ある。
手紙とまでは言わないから、電話に戻そうよ~。グラハム・ベルが寂しがってるぞ!(ちなみにベルはスコットランドの出身だ)
そもそも「電話してもいいですか?」ってメールして来るのはおかしいだろ。
タイミングが悪かったり、出たくなければければ電話になんか出やせんよ。用があればドンドンかけて来い!
そこへ行くとメールっていうやつは24時間私生活に入り込んでくるでね。
いつでも読めるということは、いつでも追いかけられているということだ。
上に書いた通り、立花さんが予見した通り、ITは従来の生活を変えてしまったんだよ…なんてことを言っておきながら通算10年、2,200本もMarshall Blogの記事を書いてりゃセワないんだけど。
結局ITに一番お世話になってんのはテメエだったりして…。
 
で、ですね、Marshallのマーケティングの親分とNAMMでこんな話をした。
イギリスでもやっぱりfacebookは完全に年配の方向けのSNM(イギリスではSNSのことをSocial Network Mediaと言う)になっているのだそうだ。
しからば、最も若い人たちの間で訴求力が強いSNMはナニかと尋ねたところ、即座に「Instagram」という答えが返って来た。
ホ~ラ見ろ、facebook!サッカーバーグだけがそんなに儲けていいワケがない…と思ったらこのInstagramってのもfacebookの仲間なんだってね~?
それで、イギリスではTwitterはダメなんだって。どうも若者に人気がないらしい。
というので、私も「shige_marshall」というアカウント名でInstagramをやっているので是非フォローして頂きたいのであ~る。
そしてもうひとつフォローしてもらいたいアカウントがコレ。
「marshall.japan」
あるいは、「マーシャルアンプ」で検索をかけて頂きたい。
コレはナニかというと、Deep Purpleが2回目に来日した1973年からMarshallの輸入販売をしているヤマハミュージックジャパンさんのMarshallに関するInstagramのアカウントだ。
私のInstagramは自慢げに自分の撮った写真を並べてMarshall Blog更新の告知をしているだけだが、ヤマハさんの方は基本的にMarshall本家のInstagramの投稿を移植するスタイルで展開する予定とのことだ。
アータ、コレが今日からスタートですって!
目指せ一番乗り!
よろしくお願いします!

Instagram740x320 まだ書きたいことがいくつかあるんだけど今日はコレでおしまい!
他に取り組んでいた英語の仕事で疲れちゃった!
…ということで<つづく>。
 

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2018年1月20日 (土)

菅原卓郎とCODE100H~デジマートマガジンから

 
私も長いことMarshallの仕事に関わって来て、これまで色々なやシリーズが出て来るのを見てきた。
大きなシリーズともなるとなかなか全ラインナップを一辺に発売できない…というか、しないで来たのが普通だ。
JCM2000の時もそうだった。
DSLは、DSL401やDSL201等のコンボがヘッドの後に発売された。TSLの時などTSL601やTSL602がヘッドの発売から遅れること2年経ってから市場に投入されたのだった。
このヘッドを優先に発表する方式は、スタックがMarshallのシンボルということだけでなく、今にして考えてみると、「スタック王国」のアメリカの市場を考慮していたのかも知れない。
一方、フラッグ・シップ・シリーズとは別にエントリーモデルのMGシリーズなどは小さなモデルを先行して発売するのが常だった。
そして、今回のCODEシリーズも同じ。
TSLの時ほどではないにしろ、CODEもラインナップが出そろうのに時間がかかったな~。
CODE15、CODE25、そしてCODE50の登場から2年近くの時を経て、昨年の終盤にようやく発売されたのがCODE100のヘッドとコンボ。
こうして、ようやくシリーズが完結した。

20その甲斐あってか、CODEの100Wモデルが大変好調だ。
特にヘッドのCODE100Hが人気を呼んでいる。
機能的には他のCODEのモデルと大差はないが、「100W出力」という仕様なので、ライブでも活躍させることができるところが評価されているようだ。
そして、信じられないほどのコストパフォーマンス!
もうひとつ付け加えると、機能が必要以上に細かすぎず、シンプルでユーザー・フレンドリーな使い勝手がウケていると聞いた。

30そんなCODE100Hのインストラクション動画がデジマートマガジンにアップされ話題を集めている。
デモンストレーターは9nn Parabellum Bulletの管原卓郎!

40卓郎くんはズッとMarshallを愛用してくれている。
チョット時間をさかのぼってみよう。
コレは2008年頃の写真。

50この頃、Vintage Modernというシリーズが発表となり、それを試しているところ。
なつかしいな~。
10年前か…。
コレでVintage Modernの2466をスッカリ気に入ってもらって9mmのステージで愛用して頂いた。
このVintage Modernってのはいいアンプでね~。
残念ながらあまり長くない発売期間を経て製造を終了してしまった。

60v卓郎くんは大人でね~。
いつも笑顔ですごく落ち着いていて、発言も思慮深く、わたしよりズッと年下なのに人間ができていらっしゃる。
フランク・ザッパの息子、ドゥイージル・ザッパに会った時も同じ印象を受けたのをハッキリ覚えている。
もうネ、卓郎くんとおしゃべりをしようものなら、自分の軽さがフィーチュアされてしまって実に恥ずかしい!
人の話を最後までよく聞いて、瞬時にその意図を咀嚼して、完璧な計算を基に導き出した最も適切な返答を、相手にわかりやすくユックリしてくれるのだ。
でも、ずいぶん長いことお会いしてないんだよな~。
2014年のMETROCKの時に楽屋村で私を見つけて声をかけてくれたんだったっけ…。
あ、それと三軒茶屋の裏道を私が車で走っている時にスレ違ったんだことがあったんだ。
卓郎くんは運転している私にすぐに気がついて、通り過ぎて停まった私の車にワザワザ戻って来て挨拶してくれたんだよね~。

70vだから久しぶりに卓郎くんに会えるということで、カメラを持って今回の撮影にお邪魔するのをとても楽しみにしていたんだけど、どうしてもそれが叶わなかった。
撮影日の直前にウチのセガレが足に大ケガを負ってしまって、病院への送り迎えや入院の準備などで忙殺されてしまったのだ。
ま、私なんかいてもいなくても撮影には何の支障もないので、全く心配も要らないんだけどね。
却って静かでいいぐらいだ。
  
そして、いよいよその動画が完成して公開された。
案の定、卓郎くんは実によい仕事をしてくれた。
チョット内容を紹介しておくと…。
  
当然、CODEに入っているサウンドを紹介。
JTM45に始まって…

80JCM800…。
卓郎くんはJCM800で9mmのセカンド・アルバムのレコーディングに臨んだとのこと。
「(CODEには)最高の800が入ってる!」
なんてことを言ってくれた。
本心か否かはこの卓郎くんの表情を見ればわかるだろう。

90DSLのオーバードライブ・サウンド…

100ジョン・フルシアンテが好き…とJubileeはクリーン・トーンも。110同様にMarshallの最も重要なモデルのひとつである1959については、ラインのサウンドも収録。

130今回のデモンストレーションには同時発売のCODEのスピーカー・キャビネット、CODE412を使っているのだが、この1959では1960と組み合わせたサウンドも紹介してくれた。
それぞれ音像が異なるので、色々とトライして頂くのも一興だ。
120最後は卓郎くんのまとめコーナー。
操作性やCODEを使ってみたい場面、音の印象、気に入った機能、そしてCODE100Hの魅力…等について語って頂いた。
卓郎くんのトークはやっぱり説得力があるナァ…。
落ち着いているからナァ。
もし小学校の時に卓郎くんが同じクラスにいたら、間違いなくお母さんから「菅原くんを見習いなさい!」って言われてるな。
  
デジマートマガジンの動画はコチラ⇒菅原卓郎 meets CODE100H

  

9mm Parabellum Bulletの詳しい情報はコチラ⇒official site

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Marshall CODEの詳しい情報はコチラ⇒日本語版オフィシャル・ウェブサイト

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2018年1月11日 (木)

明けましておめでとうございます

  
新年あけましておめでとうございます
 
ナンダ、今頃?…とお思いになる方も多くいらっしゃることでしょう。
新年早々から更新をスタートさせようとしていたんだけど、年末から色んなことが身辺に起きてしまって、どうしても記事を制作する時間が取れなかったのです。
で、今仕込みの真っ最中。
ネタがないワケでは全くないのです。
日頃からカツカツでやっているものだから、不可抗力の出来事が勃発すると毎日の更新ができなくなりますな。
もうすぐ再開します。
  
しかし、最近は「年末年始感」がエラく薄らぎましたな。
新しい年に入ってもう10日が過ぎちゃった。
関東はもう松の内が明けているけど、関西はまだ松の内の最中。
まだそういう時節なのに「お正月」という感じがまったくしない。
それでもまた、今年確実にひとつ歳を重ねるのですわ。
インターネットで個人の情報を登録する時に生年月日を入れることがあるでしょ。
アレって入力する空欄の右側に印がついていて、それをクリックするとズラ~っと西暦が出て来て、その中から自分の生年を選ぶようになってるじゃない?
アレが年々面倒になっていくのよ。
あの西暦の順番は間違いなく現在から過去にさかのぼって表示されてるのが普通。
大変なの。
2018  2017  2016  2015…1965  1964  1963  1962と自分の青年に行きつくまで56行もさかのぼんなきゃならないのよ!
本当に古い人間になって来た感じがするのですわ。
ま、古くたって良いものは変わらない…なんてことを目指したいものです。
 
ところで、新年早々、イヤな話を見つけてしまった。
インターネットでは「音楽ビジネスの新しいモデルが定着し、アメリカの音楽市場がV字回復した」と喧伝されている記事をご覧になった方も多いと思う。
「新モデル」というのはストリーミングのことで、アメリカでは音楽業界の収益の60%をストリーミングが占めるようになったという。
ダウンロードによる配信は19%、CDなどのフィジカル商品はもはや16%と「まだCDなんてものがこの世にあるのか?」と言わんばかりの風前の灯。
レコードの復活は幻だったのか?…いつもなら、「音楽はレコードやCDで聴くモノだ!配信などで1曲ずつ聴いて音楽の良さのナニがわかる!」と青筋を立てて文句をいうところだが、今日は怒りの矛先がチョイと違う。
このインターネットの記事は「数人のヒップホップのミュージシャンがストリーミングを通じてヒットを飛ばし、巨万の富を得ている。だから音楽界に希望あり」のように私には読み取れるのだが、コレはダメだって!
日本もかなりそういう一極集中の傾向が強いが、こんなことやってると本当に音楽がダメになっちゃう。
しかも、その成功のカギは音楽ではなく、ITの取り扱いの巧拙によるところが大きいように感じ取れるのだ。
「売れている音楽」がダメな音楽だとは言わない。内容はどうでも多くの人に受け入れられるモノをクリエイトするのは大変なことだ。
でも、売れているものだけが「良いモノ」ではない。
聴き手にも他にもっとおもしろいモノはないかいな?と色々な音楽を興味を持ってもらいたいんだよね。
音楽界の「勝てば官軍」は芸術性を重要視しない、ただの「売上至上主義」だからね。
コレは相当マズイ状況だと思うし、そういう状況をいまだにアメリカン・ドリームのように扱って記事を書いている人の良識を疑う。
もし書き手が本当に音楽を愛している人なら、音楽の一極集中の危険性を訴え、「もっと色んな音楽を聴くべきだ」とココは警鐘を鳴らすべきだと思うのだが…というのはインターネットの個人登録の西暦を56行もさかのぼらなければならない古い人間の考えなのか?
  
でもね、イヤな話というのはコレでもない。
上のインターネットの情報に呼応するかのように掲載されていた新聞の記事だ。
その記事によると…2017年のアメリカの音楽業界の売り上げで、ラップ等のヒップホップ組がロック組の売り上げを抜き去ったというのだ!
我が同輩はココで悲鳴を上げているハズ。
そのデータは、当のストリーミングの再生数の集計によるものなのだが、シェアを見ると;
  
ヒップホップ、R&B    24.5%
ロック            20.8%
ポップ ス         12.7%
カントリー                       7.7%
ラテン                             5.9%
その他             28.4%
  
となっている。
R&Bは「ヒップホップ」の枠に繰り込まれてラッキーだったな。
「カントリー」が強いのがいかにもアメリカ。そして、ヒスパニック系の人口の多さを示しているのであろう「ラテン」が支持されているのもおもしろい。
1940年代、最も人気の高い音楽だったジャズは「その他」の中に埋没してしまっている。
  
とうとうこういう時代が来たね。
これからアメリカに生まれてくる子は、こういう音楽の勢力図を見て育つ。
そして、世界中の「アメリカ病」に冒された企業と若者がそれに追随する。
1980年代に商業アイテムとして甘い汁を吸い続けた「ロック」という音楽が斜陽の一途をたどっていることを認めざるを得ない。
文化の伝承に失敗したとしか言いようがあるまい。
でもね、コレはストリーミングを使っている人たちの中だけのシェアだから、先のインターネットのデータを照らし合わせてみると、アメリカ国内でストリーミングを使用して音楽を購入している人の60%の人のウチの24.5%がヒップホップの愛好者ということになる。
つまり全体の14.7%がコレにあたる。大したことない?
さらに、ストリーミングを使用しているリスナーは恐らく若い人が多いであろうから、そうしたヒップホップのような音楽の人気度が高まっているように見える…と分析できなくはあるまいか?
CD等のフィジカル・プロダクツ派の16%の人たちが全員ロックのCDを買っているとすれば、ヒップホップに勝ってるということよ…そんなことあり得ないか。
ヤダな~、ヒップホップ。Marshall使わないんだもん。
ま、私は何が何でもMarshall、NATAL、EDEN、そしてMarshall Blogを通じてロックを支持しますよ!
ちなみに、仕事でその必要がある時は別だが、私はストリーミングなるものをプライベートでは一生導入しないことでしょう。
だってそんな聴き方、音楽に対して失礼だもん。
 
今年も頑固ジジイとMarshall Blogをよろしくお願い申し上げます。

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2017年12月31日 (日)

さよなら2017 今年のMarshall Blogをホンの少しだけ振り返る

  
チョッ~ト、ゴメンなさ~い!
Marshall Blogは世間一般の動向に合わせて年末は28日まで更新するのを常としていたんだけど、今年は31日まで更新を続けようと思っていたのね。
ところが!
facebookなんかでつながっている方々はご存知だと思うけど、普段から仕事が山積みになっているところへ持ってきて、プライベートでエライことが起こってしまい、とても記事を更新する時間がなかったのです。
ま、ひとりで書いているから仕方ない。
でも年末のご挨拶はキチっとしておかないと気が済まないので、今日、この投稿で2017年のMarshall Blogを〆させて頂きます。
  
今年投稿した記事はコレを含めて242本。
2017年の公休日は117日なので稼働日数は248日なんだと。
そこへ年始と夏の休みを加えれば、マァ毎日更新は達成したかと…この計算も年々セコくなっているような気が自分でもしておりますが…。
これらの記事を書くためにホールやライブハウス、各種イベントに赴いた回数は131回。
計算が大幅に合わないのは2本立て以上の記事が多数あるため。『NAONのYAON』なんか今年は9本立てだったでネェ。
反対に取材にお邪魔したけど、残念ながら記事にならなかったライブもいくつかあるよ。
Marshall Blogのステイタスが少しはあっての話か、どこの現場へ行っても大変丁重に扱って頂いて、どこでも楽しく充実した取材になりました。
この場をお借りしましてご関係者の方々に心から感謝を申し上げます。
    
皆さま、今年もMarshall Blogをご愛読頂き誠にありがとうございました。
来年もMarshall NATAL、EDEN、そしてMarshall Blogをよろしくお願い申し上げます。

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2017年12月 9日 (土)

2017はSHOW-YA、2018もSHOW-YA

  
「年末か~…」。
この数年この時分になると、私にはうれしい季節の風物詩が届く。
それは、翌年のSHOW-YAのカレンダー!
今回の2018年分も私が撮った写真をたくさん載せて頂いた。
こうして苦心して録った自分の写真や文章が形になるのは、いつになってもとてもうれしいものです。
今年も「ロックの女王様」たちをイッパイ撮らせて頂いた。
それにしてもスタッフの方々、選ぶの大変だろうナァ。
私の感覚では、写真ってモノは撮るより、選んだり、キチッと保管したりする方がよっぽど大変だと思っている。

20去年は30周年記念ということで、色んな企画が目白押しだったが、今年はややユッタリ・ムードだった。
チョット今年のSHOW-YAを振り返ってみると…
スタートは4月の『NAONのYAON』。
コレはSHOW-YAのファンの方々とも話をしたんだけど、昨年の最後のコンサートが六本木で終了した時、「ああ、次は4月野音か…。まだ大分先のことだナァ」…なんて寂しがっていると、アッという間に年が明けて、年度が変わって『NAONのYAON』がやって来ちゃう。
ホント、早いよ。

057月には『GET YOUR SHOW-YA 2017』と題した夏のツアーで大阪、名古屋、川崎でコンサートを開催。
「今年は鹿鳴館がないんですかね~」とザンネンがっていたファンがいらしたが、チョット待てよ…
私なんか「エ~?! 鹿鳴館で演ったのって去年だっけ?今年じゃなかったっけ?」というアリサマ!
筒井康隆の小説で時間の経過がやたらと早くなってしまう男の話があったが、私はアレになっちゃってんのかね?

440そして、9月になると2年ぶりとなる待望のオリジナル・アルバム『AURORA』を発表。
コレはヨカッタ!
私なんか聴いた瞬間「そうこなくちゃ!」と快哉の声を上げたよ!
そして、2か月後のレコ発をメッチャ楽しみにしていた。
しか~し、「さとみさんが大ケガを負ってしまった」という衝撃のバッド・ニュース!

15cdレコ発ライブの直前に開催されたミニ・ライブと握手会ではさとみさん抜きで敢行。

120鹿鳴館が今年のことだったと勘違いしている私のことだからして、2ヶ月なんてアッという間にやって来る。
初めてお邪魔した品川のインターシティ・ホール。

10寺田恵子

30v_2五十嵐☆sun-go☆美貴

40v中村美紀

50v角田mittan美喜

60v やっぱりさとさんは欠席。
残念だったけど、その穴を埋めるべく趣向を凝らした内容がとてもステキだった。
今回はコレをもってインターシティのライブ・レポートに代えさせて頂く。

80エ?チャンとやれ!って?
もうMarshall Blog飽きたでしょうに~。
…なんてことはツユほども思っていないので、いつも通りドップリやりますので乞うご期待!
  
すでに次の『NAONのYAON』も4月29日に開催されることだし、来年もSHOW-YAと決め込みましょうや!
野音まで丸4ヶ月…またアッという間だぞ、コリャ。
  

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YAオフィシャルサイト

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2017年11月28日 (火)

お待たせしました!いよいよCODE100発売!

  
Marshall歴代の名器のサウンドを詰め込んだCODEシリーズ。
クォリティの高さとお求めやすい価格で、日本だけでなく世界中で大好評を頂いております。
そんな中、「100Wモデルはまだかいな?」とか「スタックが待ち遠しいね!」というお声もを頂戴していました。
そのご期待に応えていよいよCODEの100Wシリーズが発売となります。
コレにてCODE家、ほぼ全員集合!
しかし、ココまで時間がかかったな~。
「CODEの意味とは?」なんてやっていたのがスゴイ昔のような感じがするわ。
ま、コレも「デジタル時代へのMarshallの回答のひとつ」として、それだけジックリと取り組んで来たというワケで…。
今回も驚きのコスト・パフォーマンスで迫ります。
是非、CODEの「100Wワールド」をご堪能くださいまし!

10今回発売となるのは100WのCODEのスタックとコンボ。
やっぱりMarshallとくればスタックだよね~。

20ヘッドはCODE100H。

30機能や操作方法は既発売のCODE50と同じ…なんだけど、プリセットの内容が異なっている。
あの音質とヴァーサティリティを100Wの出力で、ステージの上で活用したい!とお望みの方へのHoly Grailだ。

40リア・パネルはこんな感じ。
かなりシンプル。
CODE100系(電車みたいだな…)にしかない機能として、センド&リターンが搭載されている。
「好みのプリアンプとパワーアンプの間にお気に入りの自前のエフェクターをカマして、ヘヘヘ」…なんてことができるワケ。
スピーカー・アウトプットのミニマム・インピーダンスは8Ω。
だから1960Aをお持ちの方はMONO16Ωに結線してスピーカーを4発鳴らすこともできるし、STEREO8Ωにつないでタテ2発のスピーカーを鳴らすこともできる。
ただ、4発鳴らすときにはMONO4Ω、つまり1960のインプット・パネルを後ろから見て向かって左側には絶対に結線しないように…CODEが壊れちゃうからね。50同時発売のスピーカー・キャビネットはCODE412。
Marshall伝統の4x12"のスピーカー・コンフィギュレーション。
今回はAもBもなくて、この1種類だけ。

60コレ、アングルドになっているんだぜ。
サイズはかつてのAVT2000やMGのキャビネット同様、1960系よりひと回り小さい設計になっている。
スピーカーはCODEシリーズ用のカスタム・スピーカーを採用している。
701960Aに見慣れているとずいぶん雰囲気が違う感じがするわ。
ちょっとおサレな感じ?
このフレット・クロスが雰囲気づくりに役立っているね。
90リアはこうなってる。
入力は120Wでインピーダンスは当然8Ω。

80お次はコンボ。
CODEの100Wのコンボはそのまま「CODE100」。
12"のカスタム・スピーカーを2発搭載している。

110アンプ部の機能はCODE100Hと同じ。

120リア・パネルの様子。
コレもCODE100Hと同じ。
「ステージでギンギンにCODEを鳴らしたい」というコンボ派の方にベスト・マッチするモデル。

130以上、発売は明日、12月29日。
価格はすべてオープン・プライス。
  
あ、それと!
CODE100系には専用フットスイッチが付属しているが、パフォーマンスを存分に活かすには、やはり既発のフットコントローラーが欠かせないだろう。

135…と、CODEシリーズもほぼ完結したけど、このシリーズの魅力はハードだけではないからね。
「MY MARSHALL」なるウェブサイトのコミュニティを活用しなければCODEの楽しさを全部知ったことにはなりません。
「家に帰るまでが遠足」であるように、「MY MARSHALL」までがCODEなのです。
今、先生とっても良いことを言いましたよ~。
  
MY MARSHALLを利用するには本国Marshallの英語版ウェブサイトへの登録が必要だが、日本の輸入販売代理店のヤマハミュージックジャパンがその方法を説明しているのでご参照頂きたい。
  
詳しくはコチラ⇒CODEをフル活用するなら、MYMARSHALLへ登録!

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Marshall Blogをいつもご覧の方ならご存知の通り、普段「真空管アンプ、真空管アンプ」と騒いでるじゃない?
商売っ気の強いブランドだったら、手のひらを返したように、「CODEは真空管アンプに迫るサウンドです」ってな宣伝惹句を書くことだろう。
私は正直に言うよ。
どんなに優秀なデジタルの技術を持ってしても真空管アンプのサウンドにはどう転んでもかないません。
デジタル・デヴァイスは「こんなところか…」という「妥協」との戦いで、真空管アンプは「もっと良くなるはず」という「音」との戦いだと思ってる。
それはまるで、効果が大きいアミノ酸の開発の競争と、おいしい野菜を作るために土壌の研究から取り組んでいるサマに例えられるような気がするのだ。
でも、このCODEというシリーズは,、50年以上にわたるの歴史を俯瞰して、Marshallが苦心惨憺して開発した自分たちのオリジナル・サウンドを自分でモデリングしている「Marshallのカタマリ」のようなモデルなんですわ。
コレは真空管では実現できない。
考えてみれば、私なんかがMarshallを知った頃って「UNITナントカ」といって、今でいう1959や1987のようなビンテージのレンジしかなかった。
80年代に入りJCM800が、それから10年経ってJCM900が出て、JCM2000になって、JVMが現れた。
我々の世代はこの長い歴史をその時代の音楽と絡めてすぐ目の前で見て来たので、「Marshallがどういうもので、ナニをやって来たのか?」ということがごく自然に身体や耳に刷り込まれているけど、今の若い人はそうはいかないもんね~。
だからこそCODEを通じてMarshallの魅力を知ってもらいたいと思うのですわ。
CODEは、ホンモノがホンモノをマネしてるホンモノなんだから。
それで真空管アンプに興味を持ってもらって、将来バリバリと真空管アンプでギターを弾き倒して、「いい音」と「いい音楽」で聴衆を魅了してもらいたいと願っている。
とにかくデジタルからデジタルに買い上がることだけは避けた方がいいんじゃないかしらん?
だって人間はアナログでできているんだから!取り戻すべきはアナログですよ。
一方、本物のサウンドを良くご存知のベテラン勢の方々はCODE100をステージに上げて、曲ごとにMarshallを換えて演奏する…なんておもしろいんじゃない?
「この曲は1959で、コレは2203で演るか…」なんてね。
CODEの楽しみ方は色々なのだ!

100そんなCODEの魅力を伝えてくれるイベントが下記の要領で開催される。
KellyさんがCODE100で暴れくれるという企画。
定員がキマっているのでまだ空きがあるかどうかわからないが、是非、チェックしてくだされ!
 
期  日 :12月3日(日) 15:00開演
会  場 :イケベ楽器アンプステーション店内特設会場
定  員 :20名様

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