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2017年6月27日 (火)

ATOMIC TORNADOのA story behiNd a Decade <後編>~ATOMIC TORNADO 

  
さて、<後編>はこの日のメイン、ATOMIC TORNADOの登場だ。
場内にはCDやTシャツ等、見慣れた物販の風景…アレ?左端にこういう場所では見慣れないアイテムが…。

10_3そう野菜。
ゲストで出店されていた「奄美くらふとファーム」の作品。
島らっきょうやら色とりどりの細いニンジンやらあまり馴染みのないアイテムが並び大人気!

20ウチは「野菜セット」というのを頂いたが、目玉はコレ。
トマト・ソースに使うサン・マルツァーノ種というトマト。こんなのそこいらのスーパーで売ってないじゃん?
私ね、トマト・ソース作るの大好きなの。
家族の夕食に作るだけでなく、お昼に缶詰のトマトでトマト・ソースを作ってパスタにかけてひとりで食べてる。
さっそくこのトマトでソースを作ってみたが、おいしかった。缶詰のホール・トマトより甘味がある。

30で、ですね、このトマトもすごくおいしかったんだけど、その「野菜セット」に入っていたコレ!
化学肥料を一切使わない「さとうきび」だけで作った黒糖。
私は元より黒糖の味が好きなんだけど、アータ、コレね、殺人的においしいのよ!
チョット小ぶりに割ってあって、適度な大きさのヤツを舌の上に乗せて少し転がしてやる。
いい香りが鼻から抜ける。
黒糖は舌の上ですぐに柔らかくなって、それを舌と上アゴで優しく潰してやるんだよ。
で、そのまま舌を左右に動かしてやると、上品で優しい甘味が口の中に広がるんだな。それも控えめに…。
コレがおいしいのなんのって!
洋菓子のように舌にいつまでも残ることのない、さわやかな甘味。
問題はいくらでも食べれちゃうことなんだよな~。一旦食べだすととまらなくなっちゃう!
もちろん、すぐに食べてしまってお取り寄せしたさ。

40それともうひとつ。
コレはパッション・フルーツの皮で作ったオリジナル製法のジャム。
やっぱりバカみたいに甘いことがなくて、素材の風味がググイと引き立った上品なお味。
ウチはヨーグルトにかけて頂いたが、バカうまだった。
何でも鴨肉のソテーなんかに使ってもおいしいとのこと。

5pj2 丹精を込めてコレらを作ったのがこの方。
「奄美くらふとファーム」の土屋さん。
こういう熱心なお百姓さんがいるからこんなに美味しいものが食べられるというワケ。
聞くところによると、元は音楽関係のお仕事をされていたとか…それで今日こんなところで物販やってるのね?
一念発起して奄美に移住し、一年間ミッチリと農業の勉強をして起業された。
つまり作る側もパッションのカタマリなのだ。
  
奄美くらふとファームの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

50さて、ATOMIC TORNADO。
なつかしいな~。

60小松優也

70v_2
大舘義直

90v_2大舘寛幸

110v_2大内優
このバンドって、ココまでみんな苗字に「大」か「小」が付いてるんだよ。
しかも誰が「大」で、誰が「小」かがとてもわかりやすくなっている。

120v_2ボーカルズはエキストラで北海道から参加したDummy。
130v
優也くんは愛用のJCM800 2203を持ち込んだ。
その前はVintage Modern 2466と425Bを使っていた。「こういうのを待っていたんです!」と発売してすぐに買ってくれたんだよね。
10年前の話。

80_3
ダッチ―もMarshall。
同じく約10年前、JVMが出てすぐにJVM410Hを導入してくれた。
つまりダッチ―は日本で最も早い時期からJVMを使用したプレイヤーのひとりだった。

100v_2
10年前に沼袋のサンクチュアリでリハーサルをしていたところにお邪魔したのが最初だった。
優也くんがギターを肩にかけ、白い紙袋を手にして遅刻して現れ、「今、北海道から出てきました!」って言っていたように記憶している。

150_21曲目は「DyNAmite」。
「♪ダ~イナ~マイト!」って、イヤ~、なつかしいな~。

160vそうだそうだ、優也くんのギターがこんなだった。

170vダッチ―も昔のままじゃん!

180v勉強不足で恐縮なんだけど、このバンドは何だって「デオキシリボ核酸」に拘っていたのかしらん?
それと、最初のデビューが1992年だとか…。25周年だよ。
2001年に再結成し、2008年に活動を停止したというのだから、私がお付き合いさせて頂いたのは最晩年だったのね?
アルバム『TORNADO EYE』を2007年にリリースした時は、顔にメイクを施して、「レインボーマン」みたいにメンバーが「水の精」とか「火の精」とかに扮していたんだよね。

190_22曲目は「Reach for the Star」。
この日のステージはアルバムを発表から10周年という企画なのだそうだ。

200_2ATOMIC TORNADOは2007年にアルバムをリリースしたものの、オリジナル・メンバーであり、ボーカルズの土屋陽輔が難聴を罹患し、2008年に活動を停止。
アルバムを発表してから10年を経過した現在も再結成を望む声が絶えなかったが、肝心のシンガーが不在とあって実現が阻まれていた。

210_2そうした中、北海道のメタル・シーンで活躍するDummyを得、一回限りの特別公演として再結成と相成った。

220vステージは「DestiNAtion」、「Secret Society」、「Swallow Fly Eternity」と続き、首を長くしてこの日待っていたファンを狂喜させる。
会場はいつの間にかパンパンだ!

250_2

ステージは中盤に差し掛かり、雰囲気を変える。
起承転結の「転」のコーナーで「Follow the Light」。

1img_0561 「深海」…

1img_0332 「Power Game」。
ナンダカンダで色々なライブで出くわすダッチ―弟。
優也くんはBLIND BIRDなんかでしょっちゅうMarshall Blogに出てもらっていたが、メンバーの中で優也くんの次にMarshall Blogに出てくれているのは寛幸くんなんだな。

1img_0500 スーパー・ハードなドライビング・チューン「Breaking the Law」。

1img_0305「Spiral Illusion」から大内くんのドラムソロへ。

230_2「チャリ~!」の歓声が飛び交う中パワフルでテクニカルなソロを披露した。

240vエキサイティングなドラム・ソロが終わると、どこからともなくカレーのいい香りが…と思ったDummyくんがドンブリを片手に登場。

260そして、そのままドンブリを手にして「みよしのカレー」を熱唱。
寡聞にして私は知らなかったのだが、北海道内で店舗展開している餃子とカレーのチェーン店なのだそうだ。
…ッと、チョット待った!
今、調べてわかったのだが、コレ「みよし」の「カレー」じゃくて。カレーの「みよしの」なのね?
何だよ、誰も教えてくれねーよ!
しかし、私も70年代から長いことライブ・コンサートを観て来たがカレーのドンブリ片手に歌う人は初めて見たな。
というのも、Dummyくんは熱狂的な「みよしの」のファンで大使を務めているのだそうだ。
そして、札幌市民であれば誰もが知っているこのテーマ・ソングを作ったのだそう。

270v_2さて、ココでステージは大きな展開を見せる。
1img_0313

アレ?マイクを握って絶叫しているのは物販で野菜を売っていた「奄美くらふとファーム」の土屋さんじゃないか!
シラジラしいか…。
ATOMIC TORNADOのシンガー、土屋陽輔。
曲は「地球~The Planet Earth~」。
久しぶりの陽輔さんの歌声!

1img_0570 ナント、ステージに立って歌うのは9年ぶりのことなのだそうだ。
何ら問題なし。
受粉業務の合間を縫っての凱旋だ!

300_2ココでDummyくんが合流。
「ゴメンね、『Breaking the Law』みたいなハードな曲を作ちゃって!」
「イエイエ、素晴らしい曲です!」
なんて会話があって本編最後の曲。

350_2
「One Life to Live」だ!
380
あ~、なつかしいな~。

1img_0659

このジェスチャーで思い出した。
290v
ATOMIC TORNADOは、ありがちな「美学系」のへヴィ・メタルとチョット毛色が違っているところがおもしろかった。
まさにこの曲なんかを聴いて、重苦しくない「さわやかなメタル」という印象を受けたのを覚えている。

1img_0647 そして、アンコール。

1img_0343 演奏を始める前にメンバーから今日のイベントに対するコメントが述べられた。
「この日を迎えることができて幸せです!」
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「チョット寂しいけど、こんだけ楽しめたんだからいいや!気の利いたことを言いたかったけどダメだわ!」
ダッチ―弟はこの後しばらく音楽活動を休止してしばらくの間、育休に入るのだそうだ。
また元気に帰って来てくれよ!

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「9年前にやり残したことがあるので今日やろうと思います」
今頃ナンだ、ナンだ?

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「シンミリするのもナンですが…10年前に上京して来て、物事の重みがわかる年齢になってきた。
10年前と同じメンバーでこうして演奏することで東京にいた時の区切りができた、と思っています。
みんなに『ありがとう』と言いたいです。」
優也くんは5月末をもって故郷の札幌へ帰っていったのだった。
今ごろ北の大地でどうしてるかな~。
みよしのカレーを食ってるのか。
私も北海道はまんざら縁がないワケじゃないんだぜ。
平成19年に亡くなった私と同じ姓の北海道大学の名誉教授はウチの親戚だ。

310「本当のラスト、行くぞ!」…とコールされたタイトルは「D.N.A.」!

360v

コレもなつかしい!
結構覚えているもんだな~。
もちろんATOMIC TORNADOのキラー・チューンだけに客席の熱気も最高潮に達する!

370_2陽輔さんは南に、優也くんは北に…いくら交通の便が発達したといえども、昔の仲間がキッチリと集まるということはなかなかに難しいものだ。
齢を重ねれば尚更のこと。
この5人+1が集まるのはコレが本当に最後かも知れないな。

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1img_0623 お客さんもステージの上の6人の姿をシッカリと脳裏に焼き付けたことと思う。
ちなみに大内くんが9年前にやり残したこととは、ドラムスをプレイしながらのお客さんとの掛け合いだった。

1img_0354 お疲れさまでした!
陽輔さん、次の収穫時の黒糖もよろしくです。
注文したいので作ったら教えて!

410_2(一部敬称略 2017年5月12日 川崎セルビアン・ナイトにて撮影)