JEKYLL★RONOVE 10th Anniversary Live <第2部>
JEKYLL★RONOVEの10周年を記念するライブのレポートの<第2部>。ところで<第1部>のスミレちゃんのMCの中に「Marshall Blogも10周年」という意味の発言があったが、コレは私の伝え方がマズかった。
最初のMarshall Blogは2008年4月にスタートしているので、今年で17年目を迎えているところ。
途中9か月のブランクがあったにせよ、我ながらよく続いていると思う。
もっと万人受けする一般的な内容であれば『情熱大陸』が取材に来ていたのでは?
でもその手の内容では「Marshall Blog」の意味がないから。
さて、私がスミレちゃんに言おうとしたのは、JEKYLL★RONOVEが初めてMarshall Blogに登場したのが2015年6月15日のことで、その時からちょうど10年が経った…ということなのね。
言い換えると、Marshall BlogはJEKYLL★RONOVEのかなり最初期からカバーさせてもらっているということなのです。
下がその時のようす。まだ5人編成だった頃のジキロノ。
2015年4月13日、渋谷DUO MUSIC EXCHANGEでのステージ。
音楽評論家の大野祥之さんの還暦を記念するイベントで、対バンはDESTROSE、Mary's Blood、そしてTORNADO-GRENADEだった。10年前のスミレちゃんと…
NAOTOくん。
そして10年後。
「今日のために熱いメンバーが集まってくれました!」とかつてのメンバー2人が加わり<第2部>の4人のJEKYLL★RONOVEがステージに上がった。JEKYLL(以下「スミレちゃん」)
N★OTO(以下「NAOTO」)
SEI
キャプテン★いえっち
かつての朋輩を迎えてとても楽しそうな現ジキロノの2人。
1曲目に選んだのは2019年にリリースした『A Dream within a Dream』から「Bibrical sense」。
バッキング・トラックを使って演奏する現在のジキロノのステージでも欠かさずに取り上げられる重要なナンバー。
今日はそこに再び人間のリズム隊が加わった。
それで盛り上がらないワケがない!
5年ぶりのこととはいえ、イキはピッタリ!
「続けていくぞ~!」
NAOTOくんのリフでスタートしたのは2018年の『ONENESS』から。
長い間不在だったことが全く信じられないようにごく自然にプレイをするリズム隊の2人。
コレが当たり前で、何の変りもなくズ~っと一緒に演っていたような感じがしますよ。
NAOTOくんは得意の背中弾きを披露。
伸び伸びと歌うスミレちゃん。
心からこの機会を楽しんでいることが伝わって来る。「We’re JEKYLL★RONOVE!」
「お待たせしました!
さっそくジキロノ10周年記念ライブのスペシャルメンバーをご紹介します。
まずベース、SEIちゃ~ん!」「ウォ~!」
「そしてオン・ドラムス…キャプテン★いえっち!」
「こんにちは。久しぶりです」「いまだにオレもこのステージが信じられない!」
「そうだよね。コレが叶うとは思っていなかったのでホントにすごくうれしい!
『バンドやりたいな~』というオバちゃんの夢を10年前に叶えてくれた素敵なメンバーでございます。
それからの5年間、『全部バンドのため』みたいな感じでジキロノに全身全霊を傾けてくれた2人でもあります。
5年前に2人から『引退して違う道に行く』と言われた時は、身体中の細胞が凍り付いていくのを感じたんですが、中途半端なことが出来ない人たちだとわかっていたので、『辞めないで~!』とか『趣味でもいいからもうチョット一緒に続けて~!』とか、そういうことは言えませんでしたね。
当時はコロナ禍に入る直前だったので、2人のラスト・ライブというのをあんまり大々的に出来なかったんです。
それがすごく心残りだったので、今日こうして記念すべき日を一緒に過ごしてくれて本当にありがたく思います」「今日、お花も届いていて…もう~メチャメチャうれしかった!
お客さんが誰も来なかったらどうしよう?って思っていたけど、こんなにたくさんの人たちに集まってもらえて私は本当に幸せです。ありがとうございます!」「ありがとうございます!
オレ、一昨日の晩に40度ぐらいの熱を出す夢を見ちゃって。
アセったね~、アセった!
こんな大事な日にぃ~?と思って…オチはないんだけど。
で、まだ信じられないんだよ。この2人がココにいるのが!」 「次はドラマのタイアップをして頂いたり、こんな熱いハートを持ったメンバーたちと歩んだからこそ生まれた曲をお届けしたいと思います」
『ROAD TO EDEN』というテレビ・ドラマとのタイアップ曲「Always~The answer is blowin' in the wind~」。
スミレちゃんが感情豊かに歌い込むバラード。
その歌声をジックリと味わう。当時はMarshallが「EDEN」のベース・アンプをやっていたので、ドラマのタイトルとの符合に驚いたものだった。
2017年12月、赤坂ブリッツでドラマの制作発表会が催されてMarshall Blogでレポートした。
それが…今ではEDENもブリッツもなくなっちゃった。
残ったのはジキロノとMarshallよ。
あの「柚子胡椒」と呼ばれていたバンドはどうなったろう?曲の後半でフィーチュアされるNAOTOくんの泣きのギター・ソロ。
やっぱりこういうソロは真空管アンプで演るに限るのう。今日のNAOTOくんのMarshallは「10周年記念バージョン」のフル・スタック×2セットだよ。
「どうもありがとう!
今日はお集まり頂きありがとうございました。
改めまして…お力添え頂いたサンネスさん、WHISKY DUSTさん、そしてTEAM A'THRASHさん、そしてMarshall Blogさん、他関係者の皆さん、本当にありがとうございます!」「みんな最高!」
「あ、ズルいヤツ!
この時間が永遠に続けばいいのにナァと思ったりもしますが、またココからそれぞれの新たな道を切り拓いて行きますのでこれからもどうぞご支援をよろしくお願いします」「ラストいくぞ~!」
アッという間に最後の曲だよ。
2016年の『E=mc2』から「Guilt or Innocence」を持って来た。 ブリティッシュ・ロック風味のヘヴィなリフからリズム隊が豪快に疾駆するドライビング・ナンバー。
サウングラスをハズして気合を入れるSEIちゃん。
スミレちゃんは熱唱のしどころ!
これも現在のジキロノのステージで頻出する1曲だが、このサビのメロディの展開の仕方はいかにも「ジキロノ」。
それは必ず「スミレちゃんの声」で歌われなければならないモノなのだ。そして、「10周年の弾き収め」とばかりに思う存分シュレッドしまくったNAOTOくん。
こうしてジキロノの10周年を記念するライブの本編が締めくくられた。
まぁ、とにかくスゴイ熱気だったわ~。すぐにアンコールに取り掛かる。
「アンコール大丈夫ですか?
やっぱりこのメンバーならこの曲を演らないと終われないというヤツを演ります。
オレらが一番初めに出したミュージック・ビデオって、観てもらったらわかると思うけどメンバーが5人いるのよ。
もう1人ギターがいるのよ。
ココでスペシャル…その時のもう1人のギタリスト、ジェイク!」大きな歓声に包まれてジェイク登場!
「ジェイクは人気者なんだ?
なんかのど自慢に張り切って出て来た人みたい!
メチャ元気。さわやかでステキだよ!」ジェイクがギターの準備をしている間にメンバーから最後のメッセージ。
「こんにちは皆さん、今日はありがとうございます!
5年ぶりのことなので本当に何も弾けなくて…自分にビビったぐらい何も弾けなかったんですよ!
皆さんのお力をお借りして今は何とか弾けてますが、もう弾き方だけでなく機材の使い方も忘れていました。
5年って怖いなと思いました。
昨日リハが終わって、吉野家でメシを食ってい箸を持つ手が痙攣していましたからね。
『ヤバイ食えない!』みたいな。
5年ってこういう感じなんですが、何も変わっていない2人がいて、このステージはやっぱりかけがえのないモノなんなだと感じました。
また明日から一般人に戻りますけが、今だけはまだミュージシャンでいさせてください。
今後ともよろしくお願いします!」「SEIちゃんしゃべるのウマいヤン。
その後やからオレがしゃべれない感じがつよーなるわ。
いつも言うヤツやけど、しゃべりよりもプレイで見せます。
そんな感じでよろしくお願いします」準備が終わったジェイクからもひと言。
「明日、吉祥寺でライブをやります。
あと、来週の土曜日に自転車レースに出ます。
『しもふさクリテリウム』というライブが配信あるのよかったら見てください」「全部告知かよッ!」
「ヨシ、じゃイキますね。
今日は本当に特別な日になりました。
お忙しい中、皆さん本当にありがとうございます。
ラストいくぜ!」最後の1曲。
10年前の5人体制のJEKYLL★RONOVEから飛び出して来たのは「HELTER SKELTER」!ジキロノ最強のキラー・チューン。
ま、ウチでは「スミレちゃんのバースデイ・ソング」と呼んでいますが…。みんな楽しそう!
コレは10年前のようす。
SEIちゃんのベース・ソロを大フィーチュア。
ナニよ、ゼンゼン弾いちゃってるじゃん!?10年前のようす。
この写真の時もソロを弾いていたのかな?ギターが2人になりゃ当然ギター大会。
まずはNAOTOくんのソロから。コレは10年前のNAOTOくん。
迎え撃つジェイク。
10年前はコレ。
ね、又の間からMarshallが見えているでしょう。
この頃はジェイクがMarshallを使ってくれて、NAOTOくんはMarshallじゃなかったんだよ。
ジェイクが脱退した時は「チッ!」って思ったけど、しめしめ、後にNAOTOくんがMarshallを使ってくれるようになった。
あの時はホッとしたわ。
もしあの時NAOTOくんがMarshallにスイッチしていなければこのレポートはあり得なかった。いい気分で歯切れのよいリズムを叩き出すいえっち。
10年前はイベントに納品したNATALを叩いてくれていた。
10年前のスミレちゃん。
そして、今日も歌にアオリにMCにと大活躍なのであった!
「どうもありがとう。本当にありがとう!」
「みんなのお陰で最高に幸せです。
これからもメンバーやジキロノを応援してください!
最後に記念撮影をしたいと思います」パシャリ。
コレでこの記念すべき日の記録をMarshall Blogに半永久的に残すことができましたよ。
20周年の時には今回撮った写真を引っ張り出しますからね!
おめでとうございました!
JELYLL★RONOVEの詳しい情報はコチラ⇒JELYLL★RONOVE official site <オマケ>
Marshallのデジタル・アンプ「CODE」のNAOTOくんのデモンストレーション・ビデオ。
☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
イギリス南西部のコーニッシュ出身のキング・クリーチャー。
本場のブリティッシュ・ハードロックを存分にお楽しみあれ!
<Desolation>
<Captives>
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このアルバム、すごくいいよ~!
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