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2025年1月

2025年1月17日 (金)

YETI VALHALLA~JAPAN TOUR 2024

 
カナダを拠点として世界をまたにかけた活動を展開しているYETI VALHALLA。
今はイギリスでのツアーを控えているそうだ。
一方、今日は11月の末に来日した際のライブ・レポート。
もう何度も日本には来ているが、Marshall Blogにご登場頂くのはコレが3回目。
つまり私がそのライブの現場にお邪魔したのが3回目ということになるワケだが、今回は前回とは比べ物のならないぐらいの勢いを感じた。
お客さんの数が目に見えて増えて来たし、自信と熱気に満ち溢れたロック・パフォーマンスが回を追うごとにグレード・アップしているのだ。10下は会場の屋台村で目を惹いたビスポークのオリジナル・ピックの展示。
その傍らに立っていたスタッフの方と目があってお互いに「アッ!」と驚きの声を上げてしまった。
その方は、かつて大手楽器店にお勤めになられていた藤原さん。
カレコレ30年近く前、少しの間、私には海外製のギターを担いで都内の楽器店を回っていた時代があった。
コレが売れなくてネェ…置いてくれるどころか、ハナから興味を示さず、商品に一度も目をやらない店員もいた。
そんな中、私の説明を熱心に聞いて「じゃ、少しお預かりしましょうか?」と快くお店に展示してくれたのが藤原さんだった。
あの時はうれしかったネェ。
その後、お互いに勤め先が変わったこともあり長い間お会いしていなかったが、ナンの前触れもなしに偶然再会したのがこの日だったというワケ。
20スティーブ・ルカサーの研究家でもある藤原さんは現在「F.P.C.(Fujiwara Pedalboard Community)」という会社を運営しての上のオリジナル・ピックやペダル・ボードの製作、出張ギターメンテナンス等のビジネスを展開していらっしゃる。
このF.P.C.のショップ・サイトを拝見するとそのオリジナル・ピックやストラップに混ざって商品としてけん玉が展示されている。
藤原さんは楽器関連のビジネスに関わっているだけでなく、「NKKサービスセンター」という組織を通じてけん玉の普及に努めていらっしゃるのだ。
今、けん玉って世界的に注目されているからね~。
さらに、このNKKサービスセンターのウェブサイトを開くと、ホームのページに登場するが藤原一生さんというお方。
名字から察せられるように、この方は藤原さんのおじい様。
一生さんは1975年に「日本けん玉教協会」を設立したけん玉のご権威なのだ。
ご本人にそのあたりのことを伺ってビックリ!
おじい様のご本職はけん玉ではなく、児童文学作家でいらっしゃったというのだ。 
藤原さんに初めてお会いしてからカレコレ27年の歳月が流れているが全然存じ上げなかった!
Tf児童文学…。
私は井上ひさしの文章がとても好きで、厚かましくもMarshall Blogの文章も井上先生のように書きたいと常々思っている…いいでしょ、思うのは勝手だから。
その井上先生が児童向けの小説を選出した『児童文学名作全集(ベネッセコーポレーション刊)』という文庫で全5冊のシリーズがある。
コレが実にオモシロい(第3巻だけ持っていないの)。
2匹の金魚が使いに出される与謝野晶子作の愛らしい小品から「坊ちゃん」、「小僧の神様」、「山椒大夫」等の文豪の名作を所収する傍ら、生まれてこの方一度も耳にしたことがない名前の作家の作品までバラエティに富んだ内容は大人が接しても十分に楽しむことができる。
さすが27万冊の蔵書を読破したという井上先生のチョイス…私なんぞが読むには児童向け程度がちょうどいい。
で、所収されている幸田露伴が1912年(明治45年/大正元年)に書いた「供食会社」という短編には驚いてしまった。
113年前に露伴が書いたことを今コンビニが具現化しているかのように取れなくもないのだ。
要するに昔の近未来小説?
さすが漱石、鴎外と並んで評される「明治の大文豪」だ…私は『五重塔』しか読んだことないけど。
とにかく児童文学恐るべし。Img_2805で、藤原一生さんがどんな作品を残されたのかと言うとコレがまたビックリ!
映画『南極物語』の原作となった『タロ・ジロは生きていた 南極・カラフト犬物語(銀の鈴社刊)』えお上梓されているのだ。
奇しくも3日前の1月14日は、1959年にタロとジロの生存が確認された「タロとジロの日」だった。
藤原さんの業績はそれだけではない。
「明るく 楽しく 元気よく」、「あせらず あわてず あきらめず」という誰でも知っている標語も藤原一生さんのお言葉なのだ。
もうひとつは「けん玉のひびき 平和のひびき」というお言葉。
戦時中、中国に出征されたご経験を持つ藤原さんは人類の平和を願い「日本けん玉協会」を設立されたのだ。Tjそのお孫さんが私の友人の藤原敏光さん。
この日もけん玉を腰に装着していたのを見逃しませんでしたよ!0r4a0011 さて、昨年末のYETI VALHALLAのジャパン・ツアー。
この日、他にも出演者がいたがYETI VALHALLAはトリで登場。
ヘヴィなリズム・パターンに乗ってアダムの語りでスタートでショウがスタートした。50ロニー・ジェイムス・ディオ、ジミ・ヘンドリックス、ランディ・ローズ、エディ・ヴァン・ヘイレン…ロックの偉人たちの名前を挙げて天を仰ぐアダム。
「ロック入魂」のセレモニーだ。60「♪イエ~イイェイ」
お客さんとのコール&レスポンス。
ノッケからスゴいテンション!
70「Louder!!」
コレは盛り上がるわ~!
「今からロックが始まるぞ!」という雰囲気満点。
しかし、スゲエ声だ!
そのまま1曲目の「Mountain Man」へ。
40Adam Jang220vKishi Ken100Kappy150vYosuke130_tt今回のYETI VALHALLAは以上の4人。0r4a0031 今回はMarshall BlogでおなじみCALAVERASのKenちゃんがギターで参加してくれてうれしいね。
根っからのMarshall弾きだし、ロック度がガツンとアップしたわ。
アダムとのイキもピッタリでとてもいい感じ!
110そのアダムのギター・ソロ。120アダムはもちろんMarshall。
「JCM2000 DSL100」と「1960A」を使用した。145v そのMarshallが出す図太いトーンでストレートなリフを弾くアダム。S41a0209 曲はキラー・チューンのひとつ「Texas Tornado」。
この声で「♪テ~キサス・トルネード~」とシャウトされるとタマらんね。
190お立ち台に上がったKenちゃんの爆裂ソロ!170vいつもは「JCM800 2203」なんだけど、今回はアダムと同じ「JCM2000 DSL100」と「1960A」を使用。175vアダムのア・カペラのギター・ソロ。140_gsoloもの悲しいメロディを単音で奏でる。
Marshallの美しいクリーン・サウンド。
S41a0192するとYosukeさんのカウントで曲がヘヴィに動き出す。
曲は「No Faith」。
210_nfしかし、スゲエ声だナァ。
このMarshall級の太い声には男の私でもウットリしちゃうわ。
やっぱり「ロック」という音楽はこういう歌声で演って欲しいものです。
90vテンポ・アップ!230vリズム隊の2人のコンビネーションもバツグンだ。S41a0244ギター2人のアンサンブル・パートを経て…250アダムのギター・ソロ。180v「♪No faith!」
お客さんのノリも最高~!S41a0337_2 曲が終わってひとり掛け合い。
スティーヴ・マリオットのようなブルージーな歌に…
270v_vs自らのギターで応える。
コレだけはどうしても日本人にできないね。
イヤ、「日本語じゃできない」と言った方が正しいか。
強引にやっちゃうと「♪ニイちゃんもネエちゃんもハメをハズして騒ごうぜ~」と、ギャグみたいになってしまって決してサマにならない。310vアダムの「Clap Your Hands!」の発声で客席から手拍子が送り出されて…
S41a0103またコール&レスポンス。
「♪ヘイ、ヘイ、ヘイ」
「♪Brother and sisters, we are one!」
290曲はそのまま「We Are One」に。300ココでもアダムとKenちゃんのイキがピッタリと合っているところを見せてくれた。S41a0180雰囲気をガラリと変えて神妙な面持ちのアダムが「Valhalla」の説明する。
「ヴァルハラ(Valhalla)」というのは北欧神話に出て来る「戦士が戦いで死んだ後に行く宮殿」のこと。
レッド・ツェッペリンの「移民の歌」の歌詞にも「ヴァルハラ」が出て来る…ということは以前にも書いた。
320_vhtalk曲はYETI VALHALLAのテーマ・ソングとも言うべき「Party Tonight in Valhalla」。330_piv何ともクセのあるイントロから曲が意外な方向に展開して…340アダムの必殺シャウト!
初めて聴いた時、コレはホントにカッコいいと思ったね。
声のことばかり言って恐縮なんだけど、日本人ってどういしてこういう声を出せるシンガーが出て来ないんだろうナァ。
高い声を出す人はいくらでもいるワリにはこういうワイルドで本当に太い声で歌える人が数えるほどしかいない。
350v典型的なハーロック・チューンにKenちゃんもノリノリ!
360アダムのソロにも気合が入る!
370vメンバー3人がステージから退いてYosukeさんのドラム・ソロが始まった。380凄まじいパワーを伴って巧妙なスティックさばきを見せたYosukeさん。
その迫力のパフォーマンスに大きな歓声が送られた。390v続いて登場したのはKishi Ken。400Marshallとレスポールが出す轟音が気持ちいい~!
やっぱりロック・ギターは真空管アンプで弾いた音が一番ですな~。410vステージ下手に移動して徹底的に弾きまくっていると…420上手から上半身をあらわにしたアダム登場。430ココでバトルかと思うとさにあらず。
アダムがバックに回って次の曲につなげた。
440続いての曲はバラード「Purgatory」。
「purgatory」というのは「煉獄」という意味だそうです。S41a0489 Kenちゃんが情感タップリにソロをキメると…S41a0535 アダムがそれを引き継ぐように大シャウト!
ココも大きな見せ場だった。460アダムがスタッフをステージに呼び込む。S41a0439ステージに現れたのはハーレイとジュンコさん。
オリジナル・グッズの紹介だ。
ひと通り任務を遂行したと思ったら…480いきなりハーレイがひざまづいてジュンコさんに「Will you marry me?」。
エエエエエ!マジかよ!
「Will you marry me?」はプロポーズの時の正式な決まり文句。
映画ではよく見るシーンだけど、一般の人がコレをやるのをナマで初めて見た!
コレは本当のサプライズだったのだろう、ジュンコさんが本当にビックリしている。
490もちろん答えは「Yes!」。
よろこぶハーレイ。
コレ、答えが「No!」だったらどうするつもりだったんですかいな?
500ハイ、どうぞ!
多分、コレでお客さんはみんなグッズのことは忘れちゃったと思うよ。
しかしこのライブ、一体どれだけ盛りだくさんなんだ!510アダムからも祝福の言葉が贈られた。520「イヤ~~~!」
直前にロマンチックなセレモニーなどまるでなかったかのようにアダムの絶叫とともに「Queen of the Evil」をブチかます!S41a0598_3 目も覚めるようなハードなドライビング・チューン!540盛り上がりに盛り上がって本編を締めくくった。0r4a0082 アンコールはおなじみのワウ・ペダルを使ったイントロから。
アダムのオハコ「Voodoo Chile」。580_vcショウの冒頭で使ったトーキング・モジュレーターが再び登場!
610v信頼のおける3人の仲間をバックに…590v 600v 620v最後の最後までシャウトし…585vギターを弾いて、弾いて…550v弾きまくったアダムであった!625v一番最初のYETI VALHALLAの記事でMarshall Blogの「ロックの原点を見た!」と書いたが、その印象は変わらなかった。
イヤ、前回にも増してそのことを強く思った。

Yeti Valhallaの詳しい情報はコチラ⇒Yeti Valhalla Official Website530_qoe 

☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
 
イギリス南西部のコーニッシュ出身のキング・クリーチャー。
本場のブリティッシュ・ハードロックを存分にお楽しみあれ!

<Desolation>

<Captives>


Marshall Recordsからのセカンド・アルバム『セット・ザ・ワールド・オン・ファイヤ』絶賛発売中!
このアルバム、すごくいいよ~!
 
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200(一部敬称略 2024年11月29日 目黒LIVE STATIONにて撮影)

2025年1月14日 (火)

MERGE FES vol.1~ヘアメタル研究会<後編>&TAKANAGER CRUE

 
『MERGE FES vol.1』レポートのつづきは…05vヘアメタル研究会のステージの中盤から。
ジャーニーをもう1曲。10_shml「Send Her my Love」という、主語が省略されているにせよ「第4文型(SVOO)」の見本のような題名。
コレを「Send my Love to Her」と第3文型に書き換えるとガラッと雰囲気が変わって事務的になっちゃうから不思議。
YOFFYさんの伸びやかな声がこの曲にピッタリだ。20_3自慢のヴァン・ヘイレン・モデル…じゃないギターでソロをキメたTOKIさん。30v_4「ジャーニーの名曲をお届けしました。
ボクたちは曲の素晴らしさを皆さんに伝えたい…そして、おウチに帰ってグーグル検索して本物もちゃんと聴いて欲しい…そういうコンセプトで演っていますので多少のコトには目をつぶってください。
『多少』じゃなかったら、もう両目をつぶって、心でボクたちの歌を感じてください!」40続いてはホワイトスネイクの1978年ぐらい(YOFFYさんによる情報)の全米No.1のヒット曲「Here I Go Again」。
調べてみると1982年のヒット曲のようです。50v_3コレはいい曲ですよね。60v_3この曲でドラムスを叩いていたのはイアン・ペイスだったのか…。
カツラがスッ飛んでいくこともなくイアン・ペイスの向こうを張るドラミングを披露するSHOWさん!70v_2ドラム・キットはNATAL。
ちなみにディープ・パープルって、ボーカルズ、ギター、キーボーズ、ベースのアンプすべてがMarshallだった時代があったんだよ。
つまりMarshall商品のデモンストレーション・バンドを務めていたのだ。80_2この曲のソロでもTOKIさんのヴァン・ヘイレン・モデルが大活躍!…だから違うって!100_3自らも「いい曲!」と認めているだけあってYOFFYさんの熱唱も印象的だった。
ところで、デヴィッド・カーヴァーデイルに会ったことってある?
ホワイトスネイクが来日してダグ・アルドリッチに挨拶をしに中野サンプラザへ行った時の話。
楽屋の廊下を歩いていると、いきなり後ろからガバっと両肩をつかまれてモミモミされたのね。
「ウワ!誰だ?!」と思って後ろを見たらデヴィッド・カヴァーデイル。
そして「Hey, brother!」と私の手を握ってくれた。
私のことなんか全く知らないのに…ですよ!
ナンダカンダ言っても私もディープ・パープルやレッド・ツェッペリンで育った世代でしょ?
「ディープ・パープル・マークIII」のシンガーにそんなことをされてごらんよ。
もううれしいやらビックリ仰天やら!
トミー・アルドリッチもそんな感じだった。
この時に撮らせてもらったステージの写真は私の大のお気に入りです。
「元ディープ・パープルのメンバー」ということで言うと、私、ニック・シンパーにも会ったことがあるのです…珍しいでしょ?90_2「オレたち、全米No.1の曲しか演らないんだ。
今『ウイングマン』っていうドラマやってるじゃん?昔アニメだったヤツの実写版。
オレたちって気持ちとしては、そのウイングマンと同じなのよ。
『ヒーローになりたい!』っていう…オレたちが憧れたロックスターになりたい!
どうやったらオレ、金髪になれるんだろう?
何度も色を落としたけど、ナゼか出てくるのは黒い黒い髪の毛だ。
そして、たどり着いたのがこういうコスプレ!
コスプレをして変身したワケです。
そういうことで、皆さん、お加減いかがですか?」110v_2ヘアメタル研究会のこの金髪のカツラにはそんな思い入れがあったのか…。
今、この「ギョエン・アリーナ」を盛り上げて、十分ヒーローになっているじゃないか!
ということで「It's My Life」。130_2またボン・ジョビ!人気あるんだネェ。
140v_2そして、またトーキング・モジュレーター。
私が中学生の時の話。
紙で作った短い筒をイヤホンにセロテープで取り付けてラジカセのイヤホン・ジャックにつなぎ、一方でギターをライン・インにつなぐ。
そして、その紙の筒を口にくわえてギターを弾いて遊んだものです。
要するに即席トーキング・モジュレーター…原理は同じだから。
あの頃ってトーキング・モジュレーターって市販していなかったんじゃないかな?
ボン・ジョビよりはるか昔のジェフ・ベックのBBAの時代の話ね。
その頃、「トーキング・モジュレーターなるモノは口の中で鳴らすギターの音の振動が脳を振動させて頭をおかしくしてしまう恐れがある」という話が広まった。
まぁ、そんなの今でいう「都市伝説」とかいうヤツなんだろうけど、みんなそれを信じてラジカセを使ったトーキング・モジュレーター遊びをパタリとやらなくなった。
コレにはそんな思い出があるのです。150v_2サングラスをハズしたTOKIさん。
ヴァン・ヘイレン・モデルを弾く気分でギターにコーラスにと気合が入る!160v_3それにつけてもボン・ジョビは盛り上がるね~。120_iml 「次の曲はシブがき隊ファンにはお馴染みの曲です。
ナイト・レンジャーの『Don’t Tell Me You Love Me』。
シブがき隊が頂いちゃったんですよね…コレ、最高裁まで争ったらシブがき隊が負けます。
そんな曲なのにシブがき隊を訴えなかったナイト・レンジャー偉い!
やっぱりアーティストは心が広くないとダメだよね。
チョット文句言われたくらいで告訴とかしちゃイケないのよ。
でも『ヘアメタル研究会はワケわからない』とか悪口をポストするのはヤメてね!刑事訴訟しちゃうぜ!」
フーム、そうなのか…知らなかった。
どれだけ似ているのか気になって早速調べてみると、イントロのことね?…なるほど、コレは同じだわ。
ま、こういうのを探すのもまた楽しみのひとつでしてね。
私は年末にスゴイのを発見しましたよ。
イタリアのオザンナというバンドが「プロッグ・ロックの名盤」との誉れ高い1973年の『Parepoli』なるアルバムで、1962年のウェス・モンゴメリーの「Full House」というワルツ曲のテーマ・メロディを100%盗んでいた。
「ジャズの曲だからロックを聴く人にはわかるまい」と思ったんだろうね。
それとは別に、フランク・ザッパは『Chunga's Revenge』という1970年のアルバムで「Tell Me You Love Me」という曲をリリースしています。
ナニかに似てるでしょ?
ジャーニーとかボン・ジョビとかはゼンゼン知らないけど、パンク/ニューウェーブ以前の洋楽とジャズ全般のことなら任せておいて!170v_2ということでシブがき隊の「ZOKKON LOVE(命)」のイントロからナイト・レンジャーの「Don't Tell Me You Love Me」。
こういう風に書くと世界歌謡大将になっちゃうか?
180_dtmylmしかし、「♪Tell me you love me」と繰り返すクダリあたりはザッパの曲に引っ掛からなくもないな。
190v_3ま、色んないきさつはあるにせよ、問答無用のドライビング・チューンであることは間違いない!
270_2パワフルなリズム隊が叩き出すグルーヴに乗って…
210_2ギター2人のソロと…
200v_2アンサンブルがエキサイティングに展開する!
230_3客席から湧き上がる大きな歓声にこたえるYOFFYさん。230_2残りあと1曲となったところでHARUKIさんから衝撃の告白!
「すごく言いヅラかったんですけど…ボクのカツラは『楽天』です!」S41a0495 「ウッソ~!オレたち『へアー・フロム・アマゾン』よ~!
楽天かぁ!オレ、楽天となると箱が傷んで安くなっているポッキーを買う時だけだからナァ」
ココでウチワやらCDやら物販のご案内。
「皆さんのご貢献によって次のヅラが変わるか…ちょっとグレード・アップして中野ブロードウェイの専門店で買っちゃうかもしれません!
そして最後の曲は『だいじょうび、ボンジョビ』。
ボク昔、泉谷しげるさんに『だいじょうび、ボンジョビ』って直接言われたんです。
それを座右の銘として生きてきました。
分かる人にはわかると思いますが本当の話なんですよ!」S41a0408オ~っと!
泉谷さんの話が出たところで脱線。
下は先日訪れた長崎の漁業市場の中にある「長崎水産食堂」という新鮮な魚を安く食べさせてくれるお店。Img_1990 この食堂の壁に飾られていた写真のウチの1枚。
こうしてさかなクンとか泉谷しげるさんもお見えになっている。
そして、下の写真の向かって一番右で片腕を上げている人。
「まさか!」とは思ったけど…アタリ!
この人は「板谷達也」さんというドラマーなのです。
アダ名は「ダニ」。
こんな不鮮明な写真でナンでそれがわかるかというと、大学の時に所属していたジャズのオーケストラで1年半、毎日のように顔を合わせて一緒に演奏していた人なのです。
だからすぐにわかった。
とてもウマくてね~、ライド・シンバル1枚、スティック1本で猛然とスイングしちゃう。
私の結婚式の披露宴でもドラムスを演奏してもらった。
いつ下の写真を撮ったのかは不明だけど、ダニは現在も泉谷の片腕としてドラムスを叩いている。
「江戸の友達を長崎で」…港の食堂の壁で知っているヤツに出くわしかなりて驚いたわ!
魚も最高でした。Img_2017 そんなワケで最後も「だいじょうび、ボンジョビ」で「You Give Love A Bad Name」。260_yglbnお!コレは鬼奴のヤツじゃん!
大いに盛り上がる客席を前に5人は出番最後の熱演を繰り広げた!265v 
210v_2  280v 290v 300v「どうもありがとうございました!」
 
ヘアメタル研究会の詳しい情報はコチラ⇒オフィシャルサイト330この日、トリを務めたのはTAKANAGER CRUE。
「ドックン、ドックン」…心臓の鼓動音をバックに会場までの道のりを撮影した手の込んだビデオを放映した後、メンバー4人がステージに姿を現した。
このチームはモトリー・クルーのコピーがレパートリー。
1曲目は「Saints of Los Angels」。10DONNI20vTK30v_5愛器はフェンダー…35そしてMarshall。
2台セットされたハーフ・スタックの奥の方の「DSL100H」と「1960A」を使用。36YOU40v_3HIMAWARI(以下「ヒマちゃん」)50v_4このバス・ドラム!
なんか向こう側にスッポリと収まったヒマちゃんの居心地がすごく良さそうだな。70_2しかし、LAは大変なことになってしまったネェ。
もうすぐNAMMショウだけど、あんな状況で開催できるのかしらん?
 
「You know where you are?!」
シーン。
「オマエハドコニキタ~?」
客席をアオっておいて…80v_aoriブットいMarshallサウンドでTKさんがリフを弾くのは、Wild Side Tokyoで演る「Wild Side」!90_wsスミマセン!
はじめにお断りしておきますが、モトリー・クルーもゼンゼン知らないんですわ…私、世代が古いモノで。
でも、このチームの3/4のメンバーさんを存知上げていたわ。
DONNIさんに初めてお会いしたのは、7年前、この会場の向かいのライブハウスだった。
あの時歌っていた人とは完全に別人だわ!
そういえばその日、ブックオフのトイレに車のカギを流してしまって大変な目に遭ったんだっけ。100_4ストレートな低音でグイグイとバンドをプッシュするベース。
YOUさんもある撮影で一度ご一緒させてもらったことがあるの。
130v_2
ヒマちゃんのドラムスから「Looks That Kill」。
ヒマちゃんは昔から知ってる。
相変わらずのハデな叩きっぷりが見ていて気持ちいい!110_ltk「トキオ!」とかけ声を挟みながらシャウトするDONNIさん。
やっぱりあの時とはゼンゼン違うゾ!140v_3ヌケの良い音で弾く「ロック・ギター然」としたギター・ソロがカッチリとハマる。150_2たて続けにイキのいいナンバーを3曲。
もちろん客席は一発で盛り上がった!155「トキオ…タノシンデイルカ?…トキオ。
フロム・ロサンジェルス、トゥ・シンジュク・ギョエンジェルス。
タノシンデ、トキオ。
サケベ―、サケブ―、サケブトキ」
ココでメンバー紹介。160_mc最後に紹介されたヒマちゃんが叩くドラムスからそのまま…165v「All in the Name of ...」へ。170vainl胸のすくようなロックンロール・ナンバー!180_2ギター・ソロも飛ばしに飛ばして…190「Too Young to Faii in Love」をつなげた。200v_tytfl今度はミディアム・ファストのテンポでヘヴィに大騒ぎ!210v_3なるほどネェ。
モトリー・クルーが好きだという人が私の周囲にも少なくないけど…わかるわ。
230_4「タノシムカイ?トウキョウイキテル?
タノシムノカ?イキテルカ?」
コレに時折挟み込まれる怪しい英語…でも、エラそうに言うワケでは決してないけど、DONNIさんは結構英語を勉強しているでしょう?
「chaos」を「ケイオス」と発音したり、勉強していなければ出て来ないであろう単語や慣用表現を口にしていたからね。
ホントはペラペラなのか?
240v_mTKさんが弾くMarshallの威力を見せつけるようなハードなリフは「Live Wire」。
250_lwタイトル通りまさにエネルギーに満ち溢れた1曲!260vすさまじいパワーでどこまでもスッ飛んでいく向こう見ずな疾走感がタマらないね。270v_2「♪Live wire」の絶叫もバッチリとキマった~!280_2「タノシンデマスカ?トウキョウ。
英語が苦手になってきました。
もっと大事なモノが…ジャジャン!」
290v_mDNNNIさんの合図とともに背面のスクリーンに浮かび上がったのはオリジナルTシャツ。
「絶賛制作中!…欲しい人いますか?
コレを着て丸ノ内線に乗る勇気はあるか?
JR新宿からココまで歩けるか?」
ホントにモトリー・クルーが好きなのね?295そして、人事異動。
ヒマちゃんがドラムスから離れて腰を下ろした先はキーボード。
バラード「Home Sweet Home」を演奏。
上に書いた通り、ヒマちゃんのことは昔から知っているけど、鍵盤楽器を奏でるのを目にしたのはコレが初めてのこと。300_2どれぐらい前からヒマちゃんのことを知っているのかというと、最近、こんなチラシを引っ張り出して来てくれた人がいた。
MarshallとシンバルのZildjianのデモンストレーションをDustar-3にお願いして札幌や鹿児島まで行ったことがあった。
私はこのイベントの司会を務めさせてもらった。
下がその「パンツロックサマーセミナー」の札幌公演の告知チラシ。
2005年だって…この時から20年の時が過ぎただなんてとても信じられん!
この時は楽しかったナァ。
60v_4ガラリと雰囲気を変えてヒマちゃんのピアノをバックにシットリと歌い込むDONNNIさん。S41a0800 そして「♪与作~!」。ウマい!
詳しくは今回のレポートの<前編>をご覧あれ。
S41a0795 今度は白衣を着けたDONNNIさん。
コレ、グッズを演奏している間もスクリーンに映しておくってのはいいアイデアですナァ。
400_dfg曲は「Dr. Feelgood」。
だから白衣なのか…カッコいい曲だよね。
410v_2YOUさんを診察して…420_2最後の曲に取り掛かった。
出番を締めくくったのは「Kickstart my Heart」。
問答無用のドライビング・ナンバーに4人が燃え上がる!430v_ksmh 440v 450v 460v「ロックの権化」ともいえるような曲と演奏でTAKANAGER CRUEのステージも盛り上がった~!
なるほどね…モトリー・クルーの曲を初めてこんなにまとめて聴いたけど、私たちの世代で言うと『Rocks』の頃のエアロスミスって感じかな?
もし、10歳若かったら私もモトリー・クルーに夢中になっていたことでしょう。
470そしてアンコールは3バンドのメンバー入り乱れてのセッション!10_2曲はこの手のシチュエーションで出て来る確率が高いKISSの「Rock and Roll All Nite」。
なんたって無条件で盛り上がるからね。
各チームからシンガーが登場して…
40_2ギターはSUSSYさんがTKさんに合流。30ロック・ファンなら誰でも知っている曲だけあってみんな大喜び!50こうして終始熱気に包まれた第1回目の『MERGE FES』が幕を下ろした。
次回も楽しみにしています!70_3<おしまい>
 

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200 (一部敬称略 2024年11月26日 新宿Wild Side Tokyoにて撮影)

2025年1月10日 (金)

MERGE FES vol.1~世界歌謡大将&ヘアメタル研究会<前編>

 
新しい年となって早や10日になるが、Marshall Blogはまだしばらくの間、昨年末に開催されたライブのレポートが続く。
今日のレポートは11月末にMarshallとNATALでお手伝いした『MERGE FES vol.1』というイベント。
「merge」と聞いてすぐさま思いう浮かべるのは「M&A」という経済用語でしょう。
すなわち企業の合併や買収、事業の譲渡や資本の提携を意味する「Merges and Acquisitions」の略語。
ココのところ日本製鉄のUSスチール買収案件がキナ臭いことになっていますな。
買収を阻止しようと乗り出して来たアメリカ政府を提訴するだなんてとても穏当な話とは思えない。
一方、イベントの方は単純明快。
「merge」は「合併する」とか「合流する」が本来の意味なので、個性豊かなバンドが一緒のステージでゴッチャになって皆さんを楽しませますよ~!ぐらいのイメージ…だと思う。
その思惑通りとてもにぎやかなショウになった!
10v出演したバンドは3つ。
最初にステージに上がったのは「世界歌謡大将」。
Marshall Blog初登場。
エ?「字が違う」ってか?…いいの、いいの、「大将」でいいの。
失礼ながら私はこのチームをゼンゼン存じ上げなかったんだけど、即座にいい名前だと思ったよ。
「世界歌謡大賞」…昔、武道館で盛んにやっていたのは「世界歌謡祭」か?
「大将」と来れば「風大左衛門」か焼き鳥。
「大賞」と来れば「レコード大賞」だろう。
チラっと見た限りではあるけど、今回のも完全にチンプンカンプンだったナ。
アソコにノミネートされていた曲って本当にヒットしていたの?
「あ、コレね。聞いたことあるわ!」なんて曲は皆無で、演っている人も全くと言っていいほど知らない方々だった。
コレは今に始まったことではなくて、かなり前からいわゆる「流行歌」というモノがサッパリわからなくなっていて、いつか試しに調べてみことがあった。
果たして「レコード大賞受賞曲」をどこまで知っているか…。
すると完璧に歌えないにしても、ナンダカンダで1992年までの受賞曲であれば何とか知っていることが判明した。
私は子供の頃からヨソの皆さんがすき好む音楽や映画を徹底的に敬遠するアマノジャクで、子供の頃から人里離れた音楽しか聴かない「音楽仙人」みたいな生活をしてきた。
そんな私ですら1992年までの大賞受賞曲は知っていたワケ。
そんな私のようなハヤリの曲に全く興味を持たないヘソ曲がりのリスナーまで知っているような曲こそが「流行歌」だと思うワケよ。
勝手にそう思わせてもらえるのであれば…果たしてあの「賞」には一体どういう意味があるのであろうか?…と識者に尋ねてみたい気持ちにもなろうぞ。
ま、こんなことを書いたのは初めてではゼンゼンないんだけどね。
さて、Marshall Blog読者の皆さんは果たしてレコード大賞にカラんだ曲をどれだけ認識できましたか? 
…と、我ながら巧み極まりない伏線を張っておいて「世界歌謡大将」のステージにお邪魔してみよう!
 
ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラスの「Bittersweet Samba」が会場に流れる中、舞台に姿を現した4人。
「Bittersweet Samba」とは「オールナイトニッポン」のアレね。
20永野啓司S41a0159森藤晶司40v森下正大50v前田卓生60v前田さんが叩いているのはNATALのバーチ。
フィニッシュはタバコ・サンバースト。701曲目は「ファイナルカウントダウンまつり」。
ギャハハハハハ!
ヨーロッパの「Final Countdown」がサブちゃんの「まつり」になっちゃう!
セットリストをもらった時に「ナンじゃ、コリャ?」と思ったんだけど、果たしてタイトル通りということだったのか!
80「♪まつりだ まつりだ」から…0r4a0109 バリッバリのギター・ソロに!100永野さんはMarshall。
「JCM900 4100」と「1960A」のコンビネーション。110v続いては「Livin' on A ff」。
永野さんがトーキング・モジュレーターの管をくわえて奏でるのはボン・ジョビのアレ。120v_loffそれも束の間…130曲は「♪あ~いがすべ~てさぁ」になっちゃう!
だから「Livin' on A ff」。
「ff」とはハウンドドッグの「フォルテシモ」なの。
150v2曲の間を細かく、そして精密に行ったり来たりしちゃう。
コレは大変だよ…でも実にオモシロイ!
140永野さんがシャウトするボン・ジョビ(のパート)。170vそして、最後は森藤さんが弾く「フォルテシモ」のイントロで感動的に締めくくられる…というワケ。
手が込んでるわ~。
160vさらに「お気に召すままTOUGH BOY」。
まずはジャーニーの「Anyway You Want It」。
なんて知った風なことを言っているけど、コレがジャーニーの曲だということを知ったのは、去年の7月7日、下山さんが歌っているのを見た時のこと。
ゴメンなさい、ボン・ジョビもジャーニーも全く通っていないのです…「音楽仙人」として山にこもって変な音楽ばかり聴いていたから。
でも、コリャ楽しくていいわ!
180_otbストレートにカッ飛ばすドライビング・チューン。
前田さんが叩くNATALのサウンドがとても心地よい!210vギター・ソロもバッチリとカマして…220「THOUGH BOY」。
コレは根こそぎ知りませんでした。
調べてみると…アニメの『北斗の拳』に使われたTOM★CATの曲なんですね?
知らないワケだ。
しかし!永野さんの声ってカッコいいナァ~。うらやましいナァ~。
ロックを歌うための声だわ!
こういう尾藤イサオ系の声って言ったらお気を悪くされるかな?…ヌケの悪いクソ声の持ち主の私としては、もう最高に永野さんみたいな声に憧れちゃう。
ちなみ「♪サンド~」と『あしたのジョー』の主題歌を歌った尾藤イサオは元はジャグラーだったんだよ。
ウチのセガレたちの小学校&中学校の先輩。
私のオジさんが小学校の時の同級生で、尾藤さんは曲芸師の活動が忙しくてほとんど学校には来られなかったらしい。190vで、永野さんが「さかもとえいぞうさん」とやっている練馬マッチョマンの2024年の『蕩火~TOROBI』というアルバムを聴かせてもらった。
コレが大変にいい!
も~、ポップもポップ、でも実に「ロック」なのね。
「『ロック』という音楽を聴いた人たち全員が無条件で楽しくなるように演ってごらんなさい」と言われた時に出て来るようなアルバムだ。
えいぞうさんと永野さんの歌の個性の違いもオモシロく、さすがトロ火で作っただけのことはある風味豊かなひと皿だ。
200「世界歌謡大将と申します。
初めて見るって言う方いらっしゃいますか?
どうっすか?大丈夫ですか?
レストランで言うと、我々は創作料理を出すお店です。
今、お通しで3品ほど召し上がってもらいましたが気に入って頂けました?
結構手がかかっている創作料理なんですよ。
スゲエ良いダシを使って、ていねいな仕事を一所懸命させて頂いてます。
京都のマツタケとかを使って炊き込んだご飯の上にデミグラスソースをぶっかける。

そんなバンドです。イエーイ!」S41a0104 「一応、今日は45分時間を頂いていますが、多分、皆さんも30分ぐらいで飽きると思います。
さて、我々は来年、結成して10年になります。
食べログの評価は『2.8』ぐらいなんだけど、以外と長く続いてる店って感じです。
意外とマニアなお客さんが付いております。
で、10年前から『オレは、前に出て歌いてぇ。前に出て歌いてぇ』っていう人がいましてね」
230「ロックンロール! ロックンロール! ロックンロール!」
前に出て歌いたい…という方はドラマーさん。
「前田さん」っていうぐらいだから。
今日も景気よく「ロックンロール!」で大騒ぎ!
250前田さんが弾くピアノに合わせて…270v永野さんが歌ったのはモトリー・クルーの「Home Sweet Home」。280「ホーム!」と永野さんに言われてドラム小屋へ戻る前田さん。
ウマい!S41a0135 そして曲は「与作」に!
2つめのサブちゃんネタ。
モトリーの「Home Sweet Home」の「Home」は部屋が36もあるという八王子のサブちゃんの20億円の豪邸のことだったのかッ?!
0001 カァァァァァァァ!
ギャハハハ!永野さん、わざわざビブラスラップまで用意してた。
本格的な与作!
たしかにこの料理は手がかかっているわ!300不気味なSEから…320_mqtrおなじみのベースのリフはマイコーの「Thriller」。330vでも歌は「新オバケのQ太郎」!
コレは知ってる。
何しろオリジナルの「Q太郎」の方の世代だから。
曲名はそのまま「マイコーのQ太郎」。350vチョット曲名を知らないんだけど、バックはマイコーの別の曲に…でも歌はそのまま「♪あのねQ太郎はね~」。
やっぱり手がかかってる!
ちなみにマイコーのあのカッコいいダンスはほぼボブ・フォッシーの「スネーク・ダンス」のパクリなんだよ。
380続いては永野さんのファンク・ストラミングでスタート。
ドゥービーの「Long Train Runnin'」だ。
370v_db「♪あんのころは、ハッ!」
でも歌は和田アキ子の「古い日記」。
だからタイトルは「ドゥービーの日記」。
コレも素晴らしい!
S41a0224「♪without love」のコーラスは完璧!S41a0308 
410vハーモニカのソロ・パートは森藤さんが鍵盤ハーモニカで大暴れ!
390v「ありがとうございます。
イヤ~、いっぱい聴いてもらったと思うけど、まだ6曲です。
10曲くらい演ってる感じです。チョットお得な感じしません?
そんな世界歌謡大将ですけれども、残念なことに次回のライブが決まっていません。
来年は10周年だから何とかしなきゃ!とは思っているんですけど。
イベントのお通しみたいなバンドだからワンマンもできないし…」
420「皆さん、大人なんでおわかりかと思いますが、我々は音源が作れないんですよ。
いろいろ大人の事情がありまして…なのでハンドタオルを作っております。
今日のセットリストが入ってます。タイトルも覚えて頂きたいなと思っています」
と物販の告知も完了。
残りはあと3曲。430「夢想JUMP」…イントロは森藤さんが奏でるヴァン・ヘイレンのアレ。
「夢想」ってナンだ?450_jp「♪飛んで飛んで飛んで飛んで」だった!…円広志の「夢想花」ね。
曲をくっつけるだけではなくてシャレにつなげているところが何ともステキ。
しかもホントにジャンプしてるし!
460ギター・ソロはエディの完全コピーだぜ!470vそしてまたジャン~プ!
ハハハ、楽しいね~!480サンバ・ホイッスルを鳴らして手をフリフリするのは…490_ksk「北の酒場に恋してる」。
この永野さんは「北酒場」の表情そのもの。500vそして、「恋してる」はもちろんフランキー・ヴァリの「Can't Take my Eyes for You」。
コレを「君の瞳に恋してる」としたのはけだし名訳。
私は映画も新しいモノはほとんど受付けないんだけど、フランキー・ヴァリとフォー・シーズンズの半生を描いたミュージカルをクリント・イーストウッドが2014年に映画化した『ジャージー・ボーイズ(Jersey Boys)』はなかなかヨカッタな。
森藤さんがあのメロディを華麗に弾いて聴かせてくれた。
しかし、この2曲をひっつけた世界歌謡大将はエライ!
510v出番の最後を締めくくったのは「Daddy, Brother, Lover、チャンピオン」。520v_dblc「Daddy, Brother, Lover」まではMr. Big。
コレは知ってる。530vそして「チャンピオン」はアリスだ!
ギャハハハハ!540v永野さんと森藤さんがステージ上下に分かれてスピーカーの上に飛び乗った!550キーボーズとギターのバトル!560vそれが途中からディープ・パープルの「Highway Star」に!570も~、最後の最後まで手がかかっているわ~!
こういう丁寧な仕事は観ていて気持ちがいい。
私も洋の東西や古今を問わず「あのサビのメロディはこの曲に完璧にくっつくな…」なんてことをしょっちゅう考えるんだけど、それは頭の中だけの話。
それをドンズバで実際にやってくれたのがこのチーム。
こういっちゃナンだけど、こうしてバカバカしいことを全力で真剣にやってくれることほどオモシロイものはない。
もう「大賞」もののパフォーマンスです。
580さて、ココで冒頭に張った伏線に戻る。
幅広い世代に行き渡る流行歌が全くない現在、将来はこうしたネタを演じることも難しくなるでしょうな。
世界歌謡大将がやっていることは、誰もが知っている普遍性の高い曲があってこそできるワケだから。
そんな楽しみを味わえる時代に生まれ育った皆さんや私はシアワセだ。
10周年おめでとうございます!
記念ライブがあればゼヒMarshall Blogで取材させてくださいね!590続いて登場したのは「ヘアメタル研究会」。
コチラは80年代のLAメタル当たりのサウンドの研究をしているチーム。
Marshall Blogにはコレは2回目のご登場となる。
20_2YOFFY30v_3SUSSY40v_2SUSSYさんは「JCM900 4100」「1960A」を使用。50v_2TOKI60v_2一方のTOKIさんは「DSL100H」と「1960A」。70vHARUKI80vSHOW90vSHOWさんはツイン・タム仕様で臨んだ。100_2前回Marshall Blogにご登場頂いた時はロンドンの「ウェンブリー・アリーナ」からのレポートだったが、今回は「ギョエン・アリーナ」から。
いきなり世界歌謡大将のレパートリーと被ってヨーロッパの「The Final Countdown」!
コレがまたいいところよ!0r4a0234片言の日本語によるMC。
「二ホンノミナサン…エ~、シンジュク、カブキチョウ。It's a big city!Yes!」
続いて流暢な日本語によるMC。
「と言うわけでヘアメタル研究会で~す。
ボクは長野県出身…戸隠村と牟礼村というところのハーフなんですが、ヘアメタル研究会の集まりに皆さんようこそ!
今日もオレ達のヘアーは、フロム・アマゾンの輝きを放っているぜ!
みんな、ついて来てくれよ!
1バンド目はインパクトが強すぎて…オレたちはただ真っ正直にコピーを演ります!」
エエ~ッ!YOFFYさんのご両親が戸隠に牟礼だとは知らなんだ!
長野に住んでいた90年代、戸隠と飯綱には数えきれないぐらい頻繁に行ったんだわ~。
ウチの裏山だったもんで…。
子供が2人ともまだ小さかったので、春夏にはお弁当を持ってハイキング、秋は紅葉、冬は毎週スキー。
「天岩戸伝説」で全国的に有名な戸隠だけど、「うずらや」のそば、「ランプ」のチーズケーキ、そして道端のトウモロコシの即売所、戸隠には楽しい思い出しかありません。130v続いて2曲目でSUSSYさんが取り出したるはトーキング・モジュレーター。
まただ!…というのも曲がボン・ジョビが実際に曲で使っている「Livin' on a Prayer」だから。
トーキング・モジュレーター屋さんはボン・ジョビに感謝しなければいけませんね。
ジェフ・ベックの時はゼンゼンだったのにナァ。140v私、既に書いた通り、ボン・ジョビを全く知らなくてゴメンなさい…でも、コレがロンドンの地下鉄ピカデリー線の黒人のオジさんの歌だということは知っています。150TOKIさんはギターだけでなく数々の曲のコーラスでも大活躍。160v_2気合の入ったプレイでSHOWさんもNATALをバリバリと鳴らしてくれた。170ボン・ジョビも歌詞も知らないけど、あのオジさんのおかげでサビは一緒に歌いたくなっちゃうね!S41a0402 「オレたち、お笑いじゃないんだぜ。
今日初めてヘアメタル研究会を見る方いらっしゃいますか? 
ボクたちこう見えてもですね、活動歴は4、5年になりますかね?」
ココでメンバー紹介。210_3HARUKIさんは3年ぶりYOFFYさんに会って、いきなりサウンドチェックして本番だって。200vTOKIさん…この日のためにヴァン・ヘイレン・モデルのギターを買ったところそれが不良品で、代替品も間に合わずガッカリという話。
それはガッカリしますよ。0r4a0224この日、ヒマワリさんから知らないバンドのドラマーにソックリといわれたSUSSYさん。
「今度はショートのボブで来ますから!」
220v「曲が終わった瞬間にみんなが笑ってた!」
SHOWさん、ささくれだったスティックに毛がからまって演奏中に頭に載せていたカツラがスッ飛んでっちゃった!
230vコレがその問題のスティック。
これだけ抜けたら相当痛かっただろうに…あ、カツラの毛か!
ご本人はかなりアセっていらっしゃいました!(写真提供:SHOWさん)Img_2419「そしてワタクシ…本日、司会を務めますが、このヘアー・フロム・アマゾンが昨日の夜見つからなくて!
家中探したら、忘れないようにとカーテンレールに引っ掛けてかけてありました。
あまりにも日常生活に馴染んでいてわからなくなっちゃったんですね」
「ヘアメタル」を研究する会だけあってこのチームのMCはカツラがよく話題になる。
それだけカツラが重要なアイテムということなのね?240武道館に来日公演を観に行ったというジャーニーの「Don't Stop Believin'」。
しっかし、ジャーニーってのは人気があるんだネェ。
私がロックに夢中になっていた70年代中~後盤あたりだと「ジャーニーが好き」なんて人は私の周りにただの1人もいなかったもんですよ。
ニール・ショーンはよく知られていたけど、エインズリー・ダンバーなんて誰も知らなかった。
へへへ、私は知っていたけどよ…フランク・ザッパの「THE MOTHERS」のドラマーだったから。
エインズリーはミッチ・ミッチェルとジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのドラマーの座を争った人。
コイン・トスで負けちゃった。
とにかくジャーニーってのは、ロックが一般人の間に広がった「時代がスターにしたバンド」の典型と言えるのではなかろうか。
250v_dsbSUSSYさんのギター・ソロもカッコよくキマって…260ヒット曲が次々にヘアメタル研究会によって蘇っていく。
この続きは<後編>を待て!
 
ヘアメタル研究会の詳しい情報はコチラ⇒オフィシャルサイト270<後編>につづく
 

☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆

元気、快活、希望溢れる日々…楽しく、エネルギーに満ち満ちたイギリスのサウス・コーストからやって来たバンドがTHE BOTTOM LINE。
 
<Reasons>

<Over and Over>

<In Your Memory>

『ノー・ヴァケーション』好評発売中!
 
お求めはコチラ⇒Marshall Music Store JapanBlMarshall Music Store Japanでお買い上げのお客様にはMarshall特製スクエア・ロゴ・ステッカーを3枚プレゼント!
9img_9727 200 (一部敬称略 2024年11月26日 新宿Wild Side Tokyoにて撮影)

2025年1月 8日 (水)

STRIKE BACK~Terra Rosaの巻

 
午後1時にスタートして全部で10の人気バンドが出演する大イベント『STRIKE BACK』。10その4番目に登場したのが様式美代表の「Terra Rosa」。20まず4人がステージに姿を現す。
1曲目は名盤『Endless Basis』のオープナー「One of Sections "LAP"」。30様式美党の総統・岡垣"Jill"正志。40v三宅庸介50v宇都宮清志60v堀江睦男70vそして、そこに加わるのが…80荒木真為
90vああ、何たるホーム感。
Marshall Blogの常連さんたち…まるで自分の親戚がチッタの舞台で演奏しているかのようだ!0r4a0430 三宅さんはもちろんMarshallにストラトキャスター。100今日のMarshallは「JVM210H」と「1960BV」という布陣。110vいつものこととはいえ、「三宅庸介+Marshall+ストラトキャスター」の組み合わせからしか出て来ないサウンドとフレーズでTerra Rosaミュージックを思う存分奏でてくれた。120v「様式美で40年!よろしくお願いします!」
ゲンコツを突き出して高いテンションを放出する真為さん!130v_grtすかさず三宅さんが弾くリフで2曲目がスタート。140_fff岡垣さんのシンセサイザーが加わって…0r4a0406 『Endless Basis』の2曲目、「Friday's Free Fair」が続く。
300堀江さんと…160v宇都宮さんのビート感がスゴイ!
これぞ「様式美」のドライブだ。170v一度聴いたら忘れないであろう印象的なサビのメロディ。180岡垣さんのメロディアスなシンセサイザー・ソロ。190早くも楽器をグイングイン揺さぶってる!210三宅さんのソロが続いて曲はますますエキサイト!240すごい歓声だ~!
様式美健在~!0r4a0576 大きな歓声が飛び交う中、スッと背面のムーグに身体の向きを変えた岡垣さん。
キーボーズ独奏。
幻想的なムードにシャープなメロディが交差する。
250_kbs右手はそのままに左手をオルガンに移動させて…260スケールの大きなオルガン・サウンドによるソロ・プレイ!270vもちろん最後は右足を鍵盤に載せてグバ~!
岡垣さんのソロはやっぱりコレで〆ないと!280そして物悲し気なメロディを奏で出すと…290_mik『Endless Basis』の最終曲「もの言わぬ顔」が始まる。0r4a0555 前曲とは打って変わったミディアム・テンポでどこまでもヘヴィに曲を演出するリズム隊。
この時折3連になるパターンが何ともカッコいいね。350vジックリと激唱…と言ったら撞着になるか?
とにかく激しく丁寧に歌う真為さんの熱気がジリジリと伝わって来る。310vその歌に呼応するかのような三宅さんの独創的なソロ。330曲が持つイメージに沿ってグイグイとギターでストーリーを語りかけて来る。340v岡垣さんが全編を通じて弾くアルペジオ。
この曲のドラマ性を決定しているのはこのシンプルな音列の繰り返しなのだ。380再び三宅さんのソロ。
ク~、やっぱりいい音だわ~。
「Marshallサウンドの権化」のような人のひとりだからね、もうこの音だけで感動するわ。
390宇都宮さんのベースが縦横無尽なベース・ラインでその魅惑のギター・ソロをバックアップする。
360v曲が進むにつれて真為さんの歌が激しくなっていく。
この曲を歌う真為さんを何度も見てきたが、いつにない気合の入り方だった。400v「ありがとうございます!
40分の持ち時間でこういう10分以上の曲をぶブッ込んできますからね…コレぞ『様式美』!
4つ目のバンドにして、いきなり平均年齢が上がったと思われたかも知れませんが、先ほども言いました通り、様式美ハードロック一筋40年のTerra Rosaです!
Terra Rosaの首謀者であります岡垣先生に『様式美とはなんだ?』と言うのをチョット伺ってみましょうか!」
410v「はい、ただいま紹介にあずかりました岡垣でございます。
『様式美』と言えば『暗い』、『長い』、『面倒くさい』…この3拍子ですよ!
ありがとうございます…様式美。
ボク…64歳なんですよ。
まだイケそうな気がしますよ。
皆さん。よろしくお願いします!」420v そして、ココで岡垣さんがメンバーを紹介。
425「岡垣さんは昨日お誕生日でした…また平均年齢が上がってしまった!
『様式美』といえば『暗い、長い、面倒くさい』…皆さん、覚えましたか?
あとひとつ…機材が多い!
アッ!『4原則』になってしまいましたネェ。
それではドンドン曲行きましょうか!」
430堀江さんのドラムスが3連符のリズムを刻む。440v_eb「それではね、みなさんの声を聞かせて頂きたいと思います。
古のコール&レスポンスやっていきましょうか…いきますよ~!」
450「イエ~イ」
「ウォーウォ」
「皆さん、いい声してますね~!
それでは知ってる方も多いと思うので一緒に歌っていきたいと思います!」460v_2三宅さんのおなじみのリフ!
「Endless Basis」だ!
470vTerra Rosaのキラー・チューンのひとつを颯爽と歌う真為さん。
真為さんにとっても完全に自家薬籠中の1曲なのだ。500v宇都宮さんがピックを用いて発する低音の歯切れのよさ!0r4a0699ギターと…530vオルガンのスリリングなソロのリレー。550v絶妙なワーミー・バーのコントロールでココでもタップリとワン&オンリーのギター・ソロを展開した三宅さん。540v曲は岡垣さんのオルガンと三宅さんのギターのアンサンブル・パートがあった後、クライマックスを迎えて幕を閉じる。0r4a0509「はい。あと1曲となりました。速い曲を聞きたいか!
アノね…令和の感覚で言うとそんなに速くないかも。
マァマァ速い…イヤ、多少速い。
カモ~ン!」560v出番の最後に持って来たのは「Vision of the Lake Bottom(湖底のビジョン)」だった。0r4a0316コレ、昔でも今でも充分速いから!
630vウネる重低音!
0r4a0819怒涛のドライブ!
600v濃密なオルガン・ソロ!
0r4a0673続くハードなギター・ソロ!
610vイヤ~、コレは本当に凄まじい演奏だった!
テンポは速いし、言うことなし!640「ありがとうございました!よいお年を!」645v「皆さん、ありがとうございました!最高!うれしかった~!」650岡垣"Jill!正志の詳しい情報はコチラ⇒Masashi "Jill" Okagaki Official Website

660ああ、やっぱりMarshallが出すギターの音っていいナァ。
ちなみに、ヘッドの上についているハンドルがピョコンと持ち上がっているのは三宅さんのコダワリです。
私はというと、ペチャンと折りたたむ派です。
0r4a0305
<おしまい> 

☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
 
REIGNING DAYSはMarshall Recordsの発足とともにデビュー・アルバム『エクリプス(Eclipse)』を発表したデボンシャーのトリオ。
アルバムに収録されたシングルが大きな評判を呼び、「グラヴィティ(Gravity)」はケラング!のトップ20に食い込んだ。
2019年に惜しまれつつ解散。『Eclipse』は英気溢れるいちブリティッシュ・バンドの唯一の記録となったしまった。
 

<Empire>

<Friendly Fire>

<Inhaler>

Marshall Recordsからのアルバム『レイニング・デイズ』絶賛発売中!
 
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200 (一部敬称略 2024年11月17日 Club CITTA川崎にて撮影)

2025年1月 6日 (月)

STRIKE BACK~HADESの巻

 
明けましておめでとうございます
 
本年もMarshallやNATALの魅力を伝えてくれる「ロック」なバンドのライブ・レポートを中心にMarshall Blogを展開していきますのでお引き立てのほど何卒よろしくお願い申し上げます。
 
さて、2025年、巳年最初の記事はヘビィな音楽で構成する川崎発のDJイベント『Metal Vampire』の20周年を記念するイベント『STRIKE BACK』。
午後1時に始まり、終演が9時というヘヴィメタル/ハードロック・ファンにとっては夢のような1日!
10_2会場の壁面に投影されるこの日のトップバッターのロゴ。
HADES(ヘイディーズ)だ!。15まずは大轟音!
HADEなかき回しでステージがスタートした。20_2「We are HADES!楽しんで行こうぜ!
かかってこいよ~!Are you ready?」
1曲目は「No!!!!!!!!!!」。
70v_2Sala30v空也40v_2yuri0r4a0228 Mayo60v_2HADES旗を手にして叫ぶSalaちゃん。
「イケるのか~!」
それは心配ない…皆さん、チケット代を支払っているので全然イケます。
それよりも、いきなりの荒々しい4人のパフォーマンスがこの長尺イベントの冒頭とはとても思えん!
この凄まじさではやっぱり最後までイケないかも?!90v_2ステージにセットされたのはMarshall。
空也ちゃんは「JCM2000 DSL100」と「1960B」を使用。80v徹底的に客席をアオるSalaちゃん。
「POW~!」
ドスの効いた声で2曲目のタイトルを絶叫。
0010Mayoちゃんの岩石のようなドラミングと…110それにガップリと喰いつくyuriちゃんの低音!
ものスゴイ疾走感。
120v_2CD未収録の胸のすくようなドライビング・チューン。
こういう曲はトラディショナルなロック・フィールが濃厚でいいナァ。
私にとってのHADESの大きな魅力のひとつ。
0011空也ちゃんのギター・ソロもバッチリとキマった!
ロックはコレでいいじゃないか!130「皆さ~ん、楽しんでますか~?盛り上がってますか~!
We are HADES!
後ろのほうは、チャンと顔が見えていますか?
もっともっと声出してよ!もっと楽しんでいこうよ!
今日の『STRIKE BACK』のトップバッターは私たちHADESです。
よろしく!」
と、ココでメンバーを紹介。140vmSalaちゃんがお立ち台に腰を下ろしての3曲目はAZAZEL時代の曲「EGOIST」。150_egおなじみの、そしてこれまた切れ味鋭いドライビング・ナンバー。0012 度々出て来るキメが実にいい感じ!160そして、土石流のようなMayoちゃんのドラミングがますます激しくなると…
190v「まわれ~!」170客席はコレ状態!
すごい盛り上がりようだ!
180_2際限なく上がっていく会場のテンション!
続いてもAZAZEL時代の曲「Fall Down」。210_fdフィードバックから空也ちゃんが弾くヘヴィなリフ。S41a0076 アグレッシブなデスボイスを交え声で暴れまくるSalaちゃん!S41a0190 コレは何と言ってよいのか…とにかく音のスキ間がまったくない「荒々しさ」のカタマリとでも言っておこうか?S41a0267 「さぁみんなで走るよ~!」230_2空也ちゃんが弾いたのは「DISCLOSE」のリフ!0r4a0122爆走するリズム隊!
250少しのスキも見せない第一級のコンビネーションだ。260_2Salaちゃんの目の前に再びお客さんの大きな輪ができてみんなでグルグルと走り回った!S41a0178 最後の曲を前にして再びHADES旗を手にしたSalaちゃん。0r4a0243 出番を締めくくったのはHADESのキラー・チューン「BRING IT ON!!!」。
有り余るパワーを思う存分見せつける4人!
1015  290v 260v  310v_2会場は大盛り上がり!
イベントのオープナーとしての重責を完璧に果たしたHADESだった!0016 HADESの詳しい情報はコチラ⇒HADES OFFICIAL WEBSITE
0r4a0217<つづく>
 

☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
 
 
クールな女性バンドがお好きなアナタにピッタリのバンドはREWS!
 

<Birdsong>

<Today We're Warriors>

<Monsters>

<Heart is on Fire>


Marshall Recordsからのセカンド・アルバム『Warriors』絶賛発売中!

Rew2_2 Marshall Music Store Japanでお買い上げのお客様にはMarshall特製スクエア・ロゴ・ステッカーを3枚プレゼント!
 
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200 (一部敬称略 2024年11月17日 Club CITTA川崎にて撮影)