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2025年6月20日 (金)

『ツキガキレイデスネ』Release Party東京編~4xxERRORCODE

 
さて、前回レポートしたレコ発イベントもトリの出番となり、いよいよ主役である「4xxERRORCODE」が登場する。
10_2「4xxERRORCODE(以下ときどき「4xx」)」読み方は「X」は「クロス」で「フォー・ダブルクロス・エラーコード」。
この齢になると、正直その名前を完全にアタマに刻み込むまでに少々時間を要してしまったが、慣れてしまえばナンてことはない。
ところで「X(cross)」といえば、ロンドンに「Kings Cross」というターミナル駅があって、地元の人がコレを「Kings X」と書き表していたのを見て「カッコいい!」と思ったことがあった。
日本なら「あり〼」みたいなものだ。
下がその駅舎。
何年か前に大規模なテロの犯行現場となった国鉄の駅。
東京の上野駅はこのデザインのマネをしている(ハズ)。0r4a001124xxERRORCODEは秋田出身のチームでMarshall Blogへは初めてのご登場。
今回の新譜『ツキガキレイデスネ』を販売する「Black listed records」の社長にご紹介して頂いた。
「泣く子はいねぇが~?!」じゃないけど、私も「Marshallを愛用しているいいバンドはいねぇが~?!」としょっちゅう「ナマハゲ」とも「女衒(ぜげん)」ともつかないことをやっているワケよ。
つまり、Marshallを使って自分たちの音楽を一生懸命作っている皆さんを応援したいのね。
ま、そうは言っても4xxは、訊けば日頃からMarshall Blogに出て頂いているような人たちとのお付き合いも多く、この日に初めて会う以前から大いに親近感を感じてしまった。
4xxが東京で演奏をするのは昨年の8月と10月に続いてコレが3度目のこと。
今日も600kmの道程をたどってやって来た!
 
出番の時間が近づき緞帳が上がるのを待つ4xxの皆さん。
30ところで、「Marshall Blogの秋田」ということになると、一番馴染みがあるのはNATALドラマーの「伊藤ショボン太一」でしょうなァ。
今、彼はNATALドラムスと一緒に松田聖子ちゃんのツアーで大忙しだ。90v22 もうひとりというか、もうひとつは「D_Drive」。
2022年に由利本荘の「文化交流館カダーレ」にお招きを頂いた。
残念ながら私は行かれなかったのだが、その時に撮った写真をお借りして想像でライブ・レポートを書かせてもらった。
普段であれば、ココでガバ~っと秋田について知っていることや興味のあることを書いてしまうのがMarshall Blogの流儀なのだが、それはそのD_Driveのレポート時にやってしまったので今回はガマン。
コレがその時のレポート…
D_Drive in KADARE~『DYNAMOTIVE』リリース・ツアー in 由利本荘<前編>
D_Drive in KADARE~『DYNAMOTIVE』リリース・ツアー in 由利本荘<後編>100先日、田川ヒロアキさんが出演した山口県民会のイベントのレポートに書いたのだが、私は行ったことがない県がまだ5つあって、そのウチのひとつが秋田なのね。
今となっては、ショボンちゃんはいるし、4xxや「カダーレの小松さん」とお近づきにもなれたことだし、いつかお邪魔して塩分を大幅に控えめにしてもらった「きりたんぽ鍋」を食べてみたいと思っている。130さて、コレがこの日のライブで発売を記念した4xxERRORCODEのアルバム『ツキガキレイデスネ』。
まずタイトルが実にいい…菅原都々子みたいじゃないか!20_4琴や三味線の音色が交錯するハードなオープニングSEに包まれてステージに現れた4xxERRPRCODE。
40Yui50v_2kobb60v_2Ryo70vRuu80vSeiyaS41a0514 M@Miko100v_21曲目はもちろんアルバムからのチョイスで「カラクリHUMANITY」。
4xxERRORCODEは前身のバンドが2014年に結成され、現在の名前とラインナップになったのが2020年のこと。
110「和」のテイストを散りばめたヘヴィなドライビング・チューン。120v_msk上手ギターのRyoさんはMarshall。130v_d_dtこの日は「JCM2000 DSL100」と「1960A」を使用。140vノッケから大いに盛り上がって2曲目は「M.a.s.k.」。
200_2Seiyaさんの5弦ベースが出す超低音と…
340M@Micoさんのストレートなロック・ビートのアンサンブルが、コロコロと変化するリズムを気持ちよく演出する。
1607弦ギターを操るRuuさんのソロ。170Ruuさんも「JCM2000 DSL100」と「1960A」を使用。180vその間、Yuiちゃんはシンバルをシャンシャンと叩き鳴らす!190「こんばんは!
今日はどこの馬のホネかもわからない秋田というクソ田舎のバンドのレコ発に残って頂いてありがとうございます!
そして今日対バンして頂いた皆さんありがとうございます!
もしこれが逆に秋田で知らないバンドのレコ発に来てくれって言われても多分ウチらはOKしてないと思います。
東京の人は優しいなと思いました。
今日は最後まで優しくしてください!」
ギャハハハ!Yuiちゃんの見た目のイメージとは異なる毒のあるMCが素晴らしい!
210vそんな真正直なMCに続いては「斬撃パラサイト」。0r4a0199kobbさんのデスボイスから…230v_2Yuiちゃんのクリーンな声へとリレーするボーカルズ。
S41a0619和洋のテイストの対比がオモシロい1曲。0r4a0195 kobbさんは「Scream」というポジションを担当しているんだけど、こういう役回りのメンバーがいるとまたヨソとは異なるサウンドが出て来てオモシロイね。
0r4a0209_2「kobb」さんなんてジャズのドラマーみたいだ。
50年代後半から60年代中盤までのマイルス・デイヴィスの黄金時代を支えたドラマーのひとりは「ジミー・コッブ(Jimmy Cobb)」っていうんだよ。
それにかつては「リーJ.コッブ(Lee J. Cobb)」という悪役専門のジ~ツにいい俳優がいた。
この人は黒澤明の『羅生門』の熱狂的な支持者だった。
S41a0443スリリングな中間部のバンド・アンサンブルから…250_2リズムがスカになったりして…S41a0431 ナント盛りだくさんなことよ!S41a0322見せ場がテンコ盛り!
260vこれまたヘヴィでゴキゲンなロック・グルーヴを聴かせてくれるのはアルバム2曲目の「蜘蛛」。0r4a0247この曲デモkobbさんから…270_kmYuiちゃんにボーカルズをリレー。280サビの前のキメが実にカッコいい!
300vそしてRuuさんのソロがキマった!290v「ありがとうございます!『リリース・パーティ東京編』楽しいですね!
『リリース・パーティ』ってことは…先月Black listed recordsから音源を出したんですね。
『ツキガキレイデスネ』というタイトルです。
今日たくさん持って来てますのでゼヒお買い求めください!
アルバムはディスクユニオンのハードロック&ヘヴィメタルの国内チャートで第2位になりました!」310_mc「私はチョット満足していません!
1位になりたいので皆さん、今日はゼヒ買って帰ってくださ~い!」
この後、kobbさんが直近のライブを告知。
地元秋田を中心に活動を展開し、9月にはまた東京に戻って来るとのことだ。320vそれと4xxERRORCODEはJOYSOUNDのカラオケ配信に向けて2週間の期間を設けてクラウドファンディングを実施したが、ナント、スタートからわずか1時間45分で目標を達成してしまったのだそうだ。
着実に勢いを増しているということよ。Cf『ツキガキレイデスネ』の『リリースバーティ東京編』も残すところあと2曲。
まずは「ドレス」。
ゴリンゴリンとSeiyaさんのベースに乗って…S41a0575 Yuiちゃんが伸びやかな歌声を聴かせる。
350_2そしてRyoさんが弾く歯切れのよいリフを…
380_2M@Micoさんのドラミングがグイグイとプッシュ!330_drs時折挟み込まれるkobbさんのデス・ボイスの合いの手に…
370vRuuさんのソロ。
360vエンディングはYuiちゃんの「♪最後のキスでおわらせて~」の大フェルマータ!
4xxERRORCODEの魅力がふんだんに詰め込まれた1曲。
390v本編を締めくくったのはアルバムでも最後を飾っている「本能THEインフェルノ」。
タイトルは明智光秀からなのかな?
やや文語調の歌詞がステキ。400_hifRyoさんのディレイ・トリックが効果的にして鮮やか!410v扇子を手にして和風テイストを前面に押し出して歌うYuiちゃん。420_2kobbさんのスクリーム・ボーカルズも炸裂!430vRuuさんのギターも大活躍して…440盛り上がりに盛り上がって本編終了~!450vコレがYukiちゃんとkobbさんが紹介していたこの日の屋台村。
『ツキガキレイデスネ』の他にもバラエティに富んだグッズが並んだ。470そしてアンコール。
「ハイ、アンコール演ります。アハハハ!
ありがとうございます。
まだ『ツキガキレイデスネ』の中で演っていない「kaguya」を最後に演ります!」480客席から大きな歓声が上がる。490_kgy最後にメンバー6人が一丸となって アルバムのオープナーかつリード・チューンの「kaguya」を演奏してパーティを締めくくった。500v 510v 520v 530v  S41a0595 
540v「どうもありがとうございました!」
こうして4xxERRORCODEの3回目の東京でのライブは幕を下ろした。
メタル、和風テイスト、演奏スキル、アイドルっぽさ、今っぽさ、のそれぞれが絶妙なバランスで組み合わさったオモシロいバンドだと思った。
とにかく楽しかった!
 
4xxERRORCODEの詳しい情報はコチラ⇒Official Website550<おしまい>
 200(一部敬称略 2025年5月4日 吉祥寺CRESCENDOにて撮影)