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2026年5月

2026年5月 8日 (金)

DEALS~SOUL OF ROCK vol.158

超久しぶりの『SOUL OF ROCK』。
調べてみると、前回の記事は2022年6月25日に開催された「vol.78」のことで、奇しくも会場は今回と同じ東高円寺の「Los Angels Club」だった。
スゲエ偶然!
今回もDEALSが出演するということで4年ぶりにお邪魔してきた。10vDEALSの出番はトリ。20雨宮敬義30v吉永'GOKI'訓春40v横山壮五50vshu-yaS41a0200 今回のオープニングは「Bad Temptation」。
DEALSの新しめの硬派なレパートリーでノッケからテンションの高いソロをブチかますGOKIさん。 80もちろんGOKIさんはMarshall。
「JVM210H」と「1960A」を使用。90v続けて「Candy Color Maker」。140「♪カワイイあの娘にサヨナラ」
冒頭のTAKAさんのシャウト一発で「コレぞロック!」という空気が広がる。100v脇目も振らずひたすらストレートにドライブするリズム隊の2人。110DEALS ROCKを創造する要だ。120そしてGOKIさんの「ロック・ギターかくあるべし」のソロ。0r4a0054 アクションもバッチリとキマって「ロックンロールの神様」が降りて来た!70v_2GOKIさんがスライド・バーを手にしてアーシーな雰囲気を醸し出すのは…130v「Dance with the Devil」!150全員でシャウトするコーラスは実にエキサイティング!160TAKAさんがドラゴン柄のエクスプローラー・モデルを鳴らしているのは…0r4a0184もちろんMarshall。 
GOKIさんと同じ「JVM210H」にお気に入りの2x12"キャビネット「1936」だ。180vソロにバッキングにTAKAさんの背中でもMarshallは今日も大活躍だ。170v「どうも、こんばんは。
雨の中をありがとう!
いっぱい演ろうかと思ったんだけど…ナニ気に曲も間違えるけど、曲順も間違えるからサ。
ロックン・ロールなんて適当でいいんだよ!」
…と言い切るところがカッコいい。
そうそう、この日は夜遅くまでスゴい雨だった。190MCに続いては「Rescue me」。0r4a0113 ポップ度が高めの楽しい1曲。
DEALSの曲はこの「ポップ度」と「ロック度」のサジ加減が大変に巧みだ。
その結果、ポップさを大いに感じたとしても、どの曲も間違いようのない「ロック」に仕上がっているところが素晴らしい。S41a0016 随所に登場する横山さんのコーラスがサウンドを分厚く演出する。S41a0046 魅惑のギター・アンサンブル!230それをshu-yaさんが力強くバックアップする。
60v「シン・リジー・スタイル」というかナンというか、この手のツインリード・サウンドを出すバンドもメッキリ見なくなった。
でもDEALSのライブに来ればまだそのツイン・リード・ギターの魅力を味わうことが出来るゾ。0r4a0024 そういえばここのところ「ウィッシュボーン・アッシュ」なんて名前はついぞ耳にしないナァ。
余計な話だけど、私は東京とロンドンでナゼか全てのパターンのウィッシュボーン・アッシュを見ているんだよね。
でも一番ヨカッタのは1978年、高校1年生の時に中野サンプラザで観た、後にライブ盤になったコンサート。240v「♪会いに行くよ~」
TAKAさんが自らのギターで歌い始める「サヨナラ」。0r4a0064この曲も実に耳馴染みのよい優れたロックンロール・ナンバーだ。0r4a0074 GOKIさんのソロ・パートのメロディが最高!280vDEALSはインスト・パートも実にいいんだよね~。290チョイとファンキー風味の「Wasted」。300vTAKAさんの歌声があまりにも素晴らしい!S41a0153 横山さんが入れる合いの手がまた実にクール。320短いながらもグイグイとハードに攻め入って来るGOKIさんのソロ。330他の曲とは違った魅力を持つ人気の1曲だ。350TAKAさん特有のMC。
TAKAさんのMCは少々アクロバティックで文字に起こすことがムズかしいのだが、コレもDEALSのライブの味わいのひとつだ。360v「次は激しい曲なんだからガンバっていこう!」
とそのTAKAさんのMCを横山さんがまとめてくれた。390vその横山さんのベースからスタートするのが「Flash Back」。380非の打ちどころがない鉄壁のハード・ドライビング・チューン。
DEALSのレパートリーにあってはどちらかというと珍しいブリティッシュ・スタイルの1曲だ。370そんなテイストにTAKAさんの力みを効かせたシャウトがベストマッチする!
400レスポールに持ち替えたGOKIさんのソロが大爆発。410shu-yaさんが遠慮なくパワフルにバンドをプッシュする。Vvv 続けて「Hard Working Man」。430v横山さんが上手に移動してきてサオ・チーム合体。440「♪エヴィデ~ハ~ドウォ~キメ~ン(Everyday hard workin' man)」。
もうこのメロディが完全に頭にコビりついてしまって、私は普段ナンでもない時に無意識にコレを口ずさんでしまう。
特に健康のためのウォーキングをしている時。
家内に「ナンでいつもそればっかり歌ってるの?」と不思議がられたこともあるぐらいなのです。S41a0123「ハイ、みんなで~!」
「♪エヴィデ~ハ~ドウォ~キメ~ン」
450さぁ、早くも最後の曲!
今日は「Are You Ready」をもってきた!460vメンバーもノリノリ!
何せ「親しみやすい、覚えやい、歌いやすい」の3拍子が揃ったDEALSミュージックの真骨頂なのだから!470だからコレもみんなで一緒に歌うぞ~!
「♪ア~ア~アア~ア~ユ~レディ!」
ハイッ!480「♪ア~ア~アア~ア~ユ~レディ!」
shu-yaさんも立ち上がって客席をアオる!490そして締めくくりには曲の途中で再びサングラスをかけたTAKAさんが猛シャウト!500今回も「ロックってのはこういうもんだ!」を伝道するかのような楽しいパフォーマンスで本編を締めくくった!0r4a0310 ところで…上の「Hard Working Man」のコーラスについて故意に「♪…ワ~キメン…」ではなくて「♪…ウォ~キメン…」と書いた。
DEALSの皆さんがそうやって歌っているから。
もちろん「workin'」の発音をカタカナで表記すれば「ウォーキン」ではなく「ワーキン」になる。
この辺りのことを一度TAKAさんに伝えたことがあったんだけど「いいんスよ、ウォーキンで!さーせん!」とお答えになっていた。
ココがまたDEALSらしくていいサね。
そこで思い出した。
この「Walkin'」と「Workin'」の両方をバッチリと押さえていたアーティストがいる…それはマイルス・デイヴィス。
1954年録音の『Walkin'』と1956年の『Workin'』がソレ。
双方1950年代のジャズを代表する名盤だ。12_ww本編を終えるとすぐさまアンコールの声が上がった。
まずは人気のバラード「傷と裏切り恋焦がれ」をプレイ。520TAKAさんは曲の途中でギターをハズして…530v精魂を込めて歌に専念した。550vその歌に応えるかのような情感タップリのGOKIさんのソロ。S41a0164そしてもう1曲…「Please」を演奏。
4人の熱演で158回目の『SOUL OF ROCK』は、こうしてDEALSの激演で賑やかに締めくくられた!560v 570v 0r4a0363 600v今日も問答無用で「ロックって楽しいな!」と感じさせてくれるDEALSらしいステージだった!

DEALSの詳しい情報はコチラ⇒DEALS Official X620 

200_2(一部敬称略 2026年4月4日 東高円寺Los Angels Clubにて撮影)

2026年5月 1日 (金)

激突vol.9 Hot Melty Hard Rock~SUPERBLOOD

さて、OZMAさんが前説で「5バンド耐久」と謳った『激突vol.9』も早くも最後のバンドの登場となる。
10vその前に…4番目にステージに上がった「RAILROAD」について個人的に触れておきたいことがある。
前から書きたくてその機会を窺っていたのだが、いよいよチャンス到来。
それはリーダーでギタリストの鬼塚健次さんのこと。
カレコレ30年近いお付き合いをさせてもらっている。
氏は以前大手楽器店にお勤めで、その職場に「Marshall Land」という名称で恐らくは日本で最初にMarshall専門の展示コーナーを設置してくださった方なのだ。
そして鬼塚さんにはどうしても忘れられないことがある。
コレこそが以前から書きたいと思っていたことなのだが…アレは2008年か2009年のことだったと思う。
有名な音楽専門学校を卒業して音楽に関する業界に就職する大勢の生徒たちを前に「楽器業界の先輩がアドバイスする」というような講演会が催された時のことだ。
S41a0696その時私は楽器輸入商社でMarshallの担当をしていてそれなりの経験を積んではいたが、アドバイスなどできるような身分ではないと考え、エラそうなことを口にすることを厳に慎み「音楽に関する仕事で生計を立ていく以上、ロックやポピュラーな音楽に限らず世界の様々な音楽を徹底的にお聴きすることをおススメします」ぐらいのことを述べたように記憶している。
そうして何人かの楽器業界の方が1人ずつしゃべった後、鬼塚さんの番になり、その中で氏はこうおっしゃった。
「皆さん、マーシャル・ブログを読んでいますか?
もし読んでいなかったら必ず読んでくださいね。
あの人が書いているんですが、これから音楽の業界に進もうとしている皆さんにとって絶対にタメになります」
…と、何の前触れもなしに私を指してそうおっしゃってくださったのだ。
アタしゃビックリ仰天してしまってネェ。
うれしいやら恥ずかしいやら…イヤ、メチャクチャうれしかったナ。
鬼塚さんにはそんな恩義があるのだが、自身のご商売の関係もあって現在はMarshallのアンプをお使い頂いていない。
それゆえ残念ながらMarshall BlogでRAILROADをお取り扱いできないのだが、この日も『激突』の主旨にふさわしい魅力的なハードロックのステージを展開していたことを申し添えておく。
そして鬼塚さんにはこの場をお借りして改めてあの時のことについて御礼申し上げる次第である。13vさて、いよいよ『激突 vol.9』のトリ、SUPERBLOODの登場!20坂本英三0r4a0685 OKAHIRO40vAXL50vMAD大内60vオープニングは「Enter a New Phase」。
既存曲「Runaway Train #14」がバリバリのメタル・テイストを蓄えて戻って来た!
70初っ端から飛び出したOKAHIROちゃんのハードにしてメロディアスなソロ。80vもちろんOKAHIROちゃんはMarshall。
「JMP2203」と「1960A」。90v「2203」というと、「はっぴゃく、はっぴゃく」と1981年にスタートした「JCM800シリーズ」のイメージが固定しているが、「2203」はMarshall初のマスター・ボリューム搭載モデルとして1975年から生産されており、OKAHIROちゃんの「2203」は今ではレアな1976年製の初期型だ。100この「2203」が海を渡って日本に入って来たのは1976~1977年のことになろうか。
リア・パネルを見ると、この頃には既に日本国内総輸入販売元になっていた「日本楽器製造株式会社=現ヤマハ株式会社」の消費電力表示のステッカーが貼ってある。
最近この辺りの歴史でオモシロいことを発見したので、連載中の『マーシャル・ブログ博物館』で近くそのことを書こうと思っている。
「日本で最初にMarshallを輸入販売したのはダレか?」ということね。Img_6472Rescue me~!!!!!!!!!
英三さんの気合が入りまくった絶叫に続いて…110vOKAHIROちゃんのギターでスタートした2曲目はその絶叫通り「Rescue Me」。
Marshall Blogではこの曲のビデオ撮影の様子を以前レポートした。120vコレも既存の曲だが、AXLさんと…130vMADさんがクリエイトするストレートなロックビートに一段と磨きがかかってよみがえった!
140vマイナーのパートでのOKAHIROちゃんのソロも実にシャープ。150昔から思っていたんだけど、コレってとてもいい曲だよね。
英三さんの激烈なシャウトがあまりにも素晴らしい。0r4a0690 「楽屋でOZMAさんに『我々の前に前説はないんですか?』と訊きましたら『カンベンしてくださいよ!』って言われました。
長時間にわたる中、残ってくれたお客さん、イベントを盛り上げてくれた我々の前に出てくれたバンドの皆さん、ステキな音を作ってくれたハコの皆さん、ありがとうございます!
今夜は短い時間ですが我々の魅力を皆さんにお伝えできるようガンバっていきたいと思いますのでよろしくお願いします!」S41a0976「今日はボクが入ってから12本目のライブなんですが、昨日はワンマン・ライブだったんですよ。
18曲、すべての曲を演ったんですが、体調が良かったので3回ぐらいハイキックをしたんです。
自分としては田原俊彦ぐらい足を上げていたつもりだったんですが、お客さんにはサザエさんのエンディングにしか見えなかった…というね。
今朝は今日に備えて朝からウォーキングをしようと思ったんですが…歩けないんですよ!
なのでハイキックはできませんが最後までよろしくお願いします!
ところでゴキゲンですねアニキ!」S41a1145「超うれしいよ!
昨日も今日もライブができてゴキゲンだよ!
毎日ライブをやったらみんな付いて来てくれるかい!」
「イエ~!」
S41a0997英三さんが加入してから約1年。
水面下で既存曲の歌詞を書き直したり、個人的にレコーディングをしたりして「スパブラ度」を自主的にアップしてきたそうだ。
そしてこの日、ついに新曲をお披露目した!320タイトルは「The Last Man Standing」。330SUPERBLOODのレパートリーらしい混じり気のないロックの魅力に満ち溢れた1曲。
しかし、やっぱり真空管のギター・アンプが出す音ってのはいいナァ。340vこの時に初めて聴いたファンも多かったろうが、大ウケだった。350OKAHIROちゃんが弾くリフから「Have a Blast」。290vこの曲も「Ride the Tide」という既存曲が元になってはいるが、お色直しを経て完全に現在のSUPERBLOODの自家薬籠中のモノになっている。300わかっちゃいるけど、楽しいね~。
聴いた途端にすぐノレる…やっぱり「ロック」という音楽はこうであって欲しいわ。0r4a0642_2 「今日初めてSUPERBLOODを観る方はいらっしゃいますか…今日のこの出会いを忘れないようにね、一緒に生きて行きましょう!
去年の4月にオファーをもらって、OKAHIROがどうしても年内にライブをやりたいというので11月に2本演った後、香港やタイでも演りました」170v「で、アマチュア・バンドみたいにココでメンバー紹介してもいいですかね?
まずはマッド~!」190v「イェェェェェェイッ!ただ今ご紹介にあずかりました坂本英三の親友、MAD大内です。
みんな最高だ!
これからもっともっと楽しむゼ~!」
英三さんとは41年のお付き合いで、その間一度もいさかいがなかったというほどの大の仲良しなのだそうだ。200v「これからはメタルだゼ~!
メタル道を…メタル道をエ~メタル道をまっしぐらに…。
とにかくズッとメタルが演りたかった時にこの人が来てくれたんだよ!
バッチリだよ!」S41a1002 ちょうど英三さんもメタルを演りたいと思っていたところにオファーしたのがAXLさん。
「英三さんをクドいてしまいました…ファンの皆さん、ゴメンなさい!
こんなSUPERBLOODでいいですかッ?
SUPERBLOODで世界を目指すぜ~!」220vアルバムの紹介の他、今後の予定を発表した。
エキサイティングな企画が目白押しだ!230楽しい時間は過ぎるのが早いものでございまして…SUPERBLOODのステージも最終セクションに突入する。
英三さんがコールした曲名は「Innocent Killer」。240ハードな中の耳馴染みの良さが際立つコレもSUPERBLOODの魅力あふれる1曲。250v勇ましい「♪ウォウォウォウォ」の合いの手がとても気持ちよい!260vワウワウ・ペダルを踏んでロックのギター・ソロのお手本のようなプレイを聴かせてくれたOKAHIROちゃん。270vMADさんのブッ放すロック・グルーヴも特Aランクだ!280v続けて「RUNNING WILD」。
OKAHIROちゃんがMarshallの出す分厚いディストーション・サウンドでリフをキメた!360vリズム隊の2人が鉄壁のコンビネーションで猛然と疾駆する。370vまさに極上のドライビング・ナンバー!380v「running wild」とは「自由奔放に振る舞う」とか「制御がきかない」という意味。
まさにソレ!
昔、『お熱いのがお好き(Some Like it Hot)』という映画でマリリン・モンローが同名の曲を歌っていたが、そっちも激烈にスウィングするドライビング・チューンだった。400vそして4人が一丸となって本編を締めくくったのは「Blazing Love Storm」。
まさに盛り上がりの頂点!410v 420v 430v 390v大きな大きな歓声を浴びて本編を締めくくった!440SUPERBLOODの屋台村はこんな様子。15そしてアンコール。
「アンコールありがとうございます。
縁があって、こうやって7曲だろうが、18曲だろうが終わりまでたどり着くことができるんだろうか?というぐらい自分を出し切るライブができるバンドに巡り合えたことをうれしく思っています。
ブッ倒れるぐらいまでやり続けて行こうと思います。
皆さんも身体に気を付けて、オレたちと一緒に令和という時代、昔話で終わるミュージシャンではなくて  常に夢を語り合えるバンドとファンとしてつながっていければと思いますのでこれからもよろしくお願い致します!」450vそして「このバンドの要、精神的な柱、そして地雷」とOKAHIROちゃんを紹介すると…。
OZMAさんがケーキを手にして登場!4603日前がOKAHIROちゃんの誕生日だったのだ。
みんなで「♪ハッピーバースディトゥユ―」を歌って…470フウ~。480うれしそうなOKAHIROちゃん。490v「ありがとうございます!
昨日だけだと思っていたのでビックリ!
この2日間のことは一生忘れません。
みんなも一生忘れないでくださいよ、ボクのこと!」S41a1101 そしてMADさんがアル・ジョルソンの名セリフ「お楽しみはこれからだ~!(You ain't heard nothin' yet!)」と叫んでアンコールに応えた。510v取り上げた曲は「You Mean So Much To Me」。520v演っている方も観ている方も最高に楽しそうなゴキゲン極まりないなステージだった。530vそう、ロックはこうあるべきなのだ!540v「ありがうございました!」
こうして『激突 vol.9』がにぎやかに幕を下ろした。
あ~、楽しかった!
  
SUPERBLOODの詳しい情報はコチラ⇒SUPERBLOOD Official Web Site
560 <おしまい>
 200(一部敬称略 2026年3月29日 上野音横丁にて撮影)