Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。
【マー索くん(Marshall Blog の索引)】
【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
【CODE/GATEWAYの通信トラブルを解決するには】

« 1st0~GRAND FINAL Presents Enchanting Melody vol.2 | メイン

2026年2月 4日 (水)

i3K~OFF LINE LIVE vol.3

  
「池㞍家」の「i」が3人に「黒沢ダイスケ」の「K」がくっついて「i3K」。
インターネットの「オンライン」での演奏が発端となったこのチームが生演奏を披露するので「OFF-LINE LIVE」。
今日はその第3回目公演のレポート。10会場はいつも通りの吉祥寺シルバーエレファント。
アラ、タイトルから「LINE」が抜けちゃってるね。
ゼンゼン気が付かなかった。20v_2AIに作らせたという「i3K」を連呼するディスコ調やらメタル調やらのBGMが場内に流れ、やがてメンバー4人がステージに姿を現した。301曲目は「新選組シリーズ」から池尻晴之介作曲の「蛤御門」。
40黒沢ダイスケがスリリングにテーマを奏で…50池尻喜子のオルガン・ソロがウネりを上げる。60「ターミネーター」の異名をとる伊藤"ショボン"太一のドラムスがスリリングに曲を彩っていく。70ショボンちゃんのドラムスはもちろんNATAL。
i3Kのようなハードなプロッグ・ロックから聖子ちゃん、ディズニー・ミュージックからニコニコ・ミュージックまでありとあらゆるタイプの音楽のリズムをNATALを使ってクリエイトする。80今日はお気に入りのブビンガのキットだ。90朝敵長州藩を完膚なきまでに掃討せんとする京都守護職松平容保の険しい表情が目に浮かぶような(ホントか?)厳格な演奏が素晴らしい。
ガンバレ会津!100ところで「新選組」と「新撰組」…どっちが正しい?
私は「新撰組」かと思っていたんだけど、結果的にはどちらも間違いではないとされているようだ。
近藤勇も自身が書いた手紙の中で両の字を使っていたという。
しかし、公印が「選」になっていたため「新選組」とするのが一般的らしい。
私は新選組も司馬遼太郎も守備範囲ではないんだけど、井上ひさし先生が「この1冊に新選組の全てが凝縮されている」とおっしゃっていたので買ってみた…まだ読んでいないけど。
ココで井上先生が「新選組」とされているのだから私も「新選組」に路線変更した次第。0r4a0668 「こんばんはi3Kです!
今日は今日で楽しんでいきましょう!」
事務連絡を含んでまずは軽く喜子さんからごあいさつ。110v2曲目は喜子さん作の「Parallel Horizen」。
歯切れのよいバンド・アンサンブルから…120一転して静謐なピアノの調べに…Img_4631 そこに晴くんがメロディが乗せる。140vそしてまたアンサンブルに戻る。
ピアノが弾くこのパートのメロディが実にいいのだ!1506/4拍子やら5/4/拍子やら、コテコテの演奏を展開してシンセサイザーのソロ。118a0022 そして黒沢さんの必殺のギターソロが続く。170vさらに各人のピック・アップ・ソロ他の仕掛けを満載して…180v黒沢さんが奏でるテーマを経て劇的なエンディングに突入する。
なんて盛りだくさんな曲なのよッ!?008a0217 「今演りました『蛤御門』と『Parallel Horizen』は新しいCDに入っています。
今日、物販コーナーに置いてあります。ガンバって作ったアルバムです!」
この日、物販の担当をされたのはナント、喜子さんのお父さんだった。118a0060新しいCDとはこの6トラック入りのアルバム『OFF-LINE EP1』。200裏パネルにはホラ、メンバーの他にド~ンとNATALが出ているんだゼ!
もちろん収録されている曲は粒より!
210ココでMCコーナー。
このチームのMCは全員参加の4マイク・システムだからね。008a0034 「まだまだやることいっぱいあると思うんですけど今年も終わっちゃいますね。
今年もいっぱいドラム叩かせてもらってありがとうございました。
今日もよろしくお願いします!」220v「ナントカ今年も乗り切りました。
来年は、元気に、病気にならないように、健康第一で、健康寿命を延ばすことに集中して玄米を食べ、糠漬けを始め、米油に替え、野菜中心の生活を送りたいと思います…オレはホントにミュージシャンか?
いつまでもステージに立てるように気を付けるのは大事なことです。
マンション暮らしなのでベランダのプランターでニラとかネギとか育てたいな」
するとショボンちゃんから「ニラは最高ですよ!毎日生えますから」というコメント。
コレ、私もショボンちゃんから「ニラは放っておいてもいくらでも生えてくる」って教わったんだけど、ニラが高すぎない?
ひと束169円とか、高い時で199円とかでしょ?
とてもジャンジャン生えて来るヤツとは思えないゾ。230v「今年も色んな経験をさせて頂いて勉強致しました。楽しい1年でした!
コノ大好きなメンバーと今年を締めくくれることができてとても幸せです。
ありがとうございます!」240v「今年は曲作りでした…次の曲のことを考えちゃって」
実はココまでは以前からキメてあった進行だったのだが、この先は後で述べる突発的な出来事で演奏曲目の予定を急遽変更せざるを得なくなっていたのだ。250vその予定を変更して取り上げることになった次の曲は黒沢さんの最新のソロ・アルバム『BLACK ALBUM 5』に収録されている「Vice to the Futre」。260vショボンちゃんのドラムスが快調にロック・グルーヴを押し出すストレートなドライビング・ナンバー。270ダイナミックなベース・ソロから…280白熱のギター・ソロへ
ナニかまた大変な仕掛けが仕込まれているのかと思っていると、こっちで聴いている分には意外にもストレートに最後まで疾走しきった。
コレもまたよき哉。
290「さぁ~、ココからが勝負ですよ!次の曲、紹介しなくていいですか?」
と晴くんに水を向ける喜子さん。
ナンダ?一体ナニが始まるんだ?300v「大学生の時に作った『日野』というバラードの曲になります。
コレも新選組の幹部達が生まれた場所…っていうだけです。
他に深い意味はありません。
今のではなくて昔の「日野」をイメージ…田園的な風景を勝手に想像しながら作った曲です。
ボクのイメージの押し付けです。
弾かせていただきます」
と、ベースを持ち替えた晴くんが説明した。
310v土方歳三の生まれは日野なんだね。
下はこの日の物販で取り扱った池㞍家の新しいデモCD。
タイトルがいいね。
「戊辰」に「禁門」だもん。
「禁門」に「変」がついた「禁門の変」は「蛤御門の変」の別名。490問題は「戊辰」よ。
上にもチョット出て来た最後の会津藩主の松平容保のひ孫の「松平恒和」さんという方はジャズ・クラリネット奏者なんだけど、かつて2018年のステージでこうおっしゃっていた。
「今年は明治維新150周年に当たる年ですが、我々会津の人間は決して『維新』という言葉を使いません。
150年前の出来事を言う時、我々は『戊辰』という言葉を使います」
実際、下の写真の襟には「戊辰一五〇年」と入っている。
同感、同感!かわいそうな会津藩。「斗南藩」なんてところに押し込められちゃって…。
なんて軽口を叩いてはイケません。
この恒和さんのお兄さんは「恒孝(つねなり)」さんとおっしゃって、ナント、第18代の徳川家当主だった人なのだ。
ええい!控え、控えい!図が高い!
世が世なら「征夷大将軍」だからね。
だからこの恒和さんも「殿様オーラ」がスゴかった。
その品の良さたるや、そこらの人とは全く違う。本当に違う。
長くなった私の人生で出会った人の中で一番高貴な雰囲気が漂っていたことは間違いない。
480vさて「日野」。
晴くんがフレットレス・ベースに持ち替えて、ア・カペラの演奏でスタート。320vそこにピアノが加わる。330そしてソフトにバンドのアンサンブルがベースを包み込む。
おお~、目の前に広がる豊かな田園風景。
まさに国木田独歩…もしくは大岡昇平!340晴くんはテクニックを駆使しながらも決してそれを感じさせないナチュラルでよく歌うソロを披露した。350v「魂を込めて弾いたのですごく汗をかいています」
この曲を演奏するためだけに持参した愛器についての説明をした。
360早くも第1部最後の曲。
スケールの大きなキメのバンド・アンサンブルでスタート!380曲は「Breaking the Limit」。
ピアノがテーマを奏で…390ギターにバトンを渡す。400精緻にしてパワフルなドラムスが鳴り響く。410場面が転換して喜子さんがシンセサイザーで魅惑のテーマ・メロディを奏でる。
このパートが大きな快感なのよ。
160スキが全くない演奏はまるでCDを聴いているみたいだ!430ギターと…008a0098 シンセサイザーが丁々発止と渡り合う!008a0491 ショボンちゃん、カッコいい~!
ホントにこの人のドラムスは素晴らしい。
460v5/4のアンサンブルから再び喜子さんが魅惑のメロディを奏で…
470そのままドライブしまくって第1部を締めくくった。
私はi3Kが演奏するオリジナル曲がとても好きです。
480しばし休憩。
下はさっき喜子さんがMCで触れていたこの日の屋台村のようす。
Img_4541スタッフは喜子さんのお父上!Img_4542第2部はいつも通りドリーム・シアターの曲を演奏。
しかし、今回はインストゥルメンタル曲に集中した。
そのココロは…かつてこの場面でマイクを握っていたChoくんが参加できなくなったため、後任にJoshuaさんを迎えたのだが、残念ながらインフルエンザでステージに立てなくなってしまった。
さて、困ったのはi3K。
シンガーがいないとなるとセットリストを変更しなければならない。
かといって複雑極まりないドリーム・シアターのレパートリーで組んだ演奏予定曲目を一朝一夕に替えるのは至難の業…と、普通であればショボンとなってしまうのだが、腕自慢のi3Kのこと、本番の何時間か前にボーカルズを含まない曲で構成したセットリストに差し替えた。
それらの曲をこれから演奏しようというワケ。
ホントは大変だったらしいよ…そりゃそうだろう。500例によって私は全くドリーム・シアターの知識を持ち合わせていないので偉そうにレポートすることができません。
無責任なことは書けませんからね。
その代わりi3Kのパートに重点を置いた。
そこんところよろしくご配慮の上読み進めてくださいまし。
黒沢さんがジョン・ペトルーシのシグネチャー・モデルに持ち替えての1曲目は「Overture 1928」。510v晴くんはドリーム・シアターのTシャツに着替えての登場。520v続けて「Erotomania」。
喜子さん、楽しそうだな~、うれしそうだな~。
ホントにドリーム・シアターが好きなのね?
420vショボンちゃんもマイク・ポートノイのドラム・パートを存分に楽しんでいるようだった。540vこの「エロトマニア(erotomania)」というのは「妄想性障害」とかいう精神症の一種のことなんですってね。
私は完全に変な意味だと思っていました。
何でも、「自分が相手に愛されている」と妄想的に確信してしまう状態を指すらしい。
ま、コレって誰でもこういう経験があるんじゃないかしらん?
特に思春期の男子はコレで恥をかいたり、臍を噛む思いをしたことがあると思う。
反対に「自分が相手から嫌われている」という場合は「被害妄想」、すなわち「パラノイア(paranoia)」という。
昔、日本のフォークの神様「岡林信康」が「誰ぞこの子に愛の手を」という曲の中で、お母さんの顔も知らず哀れにもサーカスに売られた少女を「黒か白だけグレイは見えず 被害妄想のパラノイア」と歌っていたのを思い出した。
 
第2部でもMCをタップリと交えながら…118a0438 「Hell's Kitchen」と…560v 570v「The Dance of Eternity」を演奏して第3回目の『OFF-LINE LIVE』の本編を終了した。
580 590思った通り「アレで急づくりのセットリストだったの?」とにわかには信じられない完璧な演奏を見せてアンコールに突入。
曲は「A Change Of Season~Acid Rain」。600大きな大きな歓声を浴びて…610記念撮影。
「ありがとうございます。良いお年を!
また来年会いましょう」
今回もスゴイものをたくさん見せて頂きました!
 
i3Kの詳しい情報はコチラ⇒池㞍家Official Website
620 200_3(一部敬称略 2025年12月21日 吉祥寺シルバーエレファントにて撮影)