Doogie White featuring JIEN TAKAHASHI~'Stranger In Us All' 30th Anniversary<前編>
オイオイ、マジか!
もし私がイギリス人であったならココで「Blimey!(ブライミー!)」と声高に叫んだに違いない。
今回の記事を書くに当たって気が付いてしまったのだが、1976年、私が中学校2年生の時に生まれて初めての海外ミュージシャンの来日公演で武道館に行ってからとうとう半世紀…つまり50年が経ってしまったのだ!
それは「Ritchie Blackmore's Rainbow」のコンサートだった。
「レインボー」なんて言わなかった…「リッチー・ブラックモアズ・レインボー」だった。
「Todd Rudgren's Utopia」なんてのもあったけど、あの頃はそういうバンドの呼び名がハヤっていたのかしらん?
イヤ、「Rainbow」じゃ通りが悪いので、人気者の名前を冠して親近感を増長させようとしていたのだろう。
まだ「ロック」という音楽を聴く人が「一般の人」ではなかった時代の話。
その武道館公演では長沢ヒロさんの「安全バンド」が前座で出演し、チケット代は確かS席で3,000円だった。
下はその時買ったプログラム…1,000円ぐらいしたのではなかったか?
だとするとモノスゴく高いシロモノだったな。
そのチケット代もほどなくして4,500円に値上がりしてしまった。
でも今、アリーナ・コンサートのチケット代は20,000円あたりが相場だというから、50年の間にずいぶん高くなったものだ。
その変化たるや6.7倍。
そこで調べてみると…50年の間に最も値段が上がったモノって「郵便料金」なんだって。
それが6.9倍。
となると、コンサートのチケットの値上がり具合も相当激しいということになる。
でもラーメンの方がスゴイのではなかろうか?
私が記憶している町中華の一番安いラーメンの値段は55年前の小学校2年生の時で80円。
今は800円とか1,000円でしょ?
つまり、10倍かそれ以上だもん。
アリーナのコンサートを観た帰りにラーメンを食べるなんて、もはやブロードウェイの人気ミュージカルをオーケストラ席で観て、帰りにアッパー・ウエストにある一流のダイナーで食事をするようなものか?
さて、前回に引き続いてドギー・ホワイトの来日公演のレポート。
この日の屋台村のようす。
Tシャツ類…
CD類…
岡垣さんの「Terra Rosa」や「Jill's Project」グッズまで充実した品揃え。
開場前にはミート&グリートが催され、たくさんのファンが押しかけてドゥギーとの面会を果たした。
「Marshallから来たのはダレ~?」とご指名を頂戴して私もドゥギーにグリートさせて頂いた。
と~っても感じの良い人だった。
公演は2日間に渡って開催され、私がお邪魔した2日目には前回レポートした「BERED」の他に2つのバンドがステージに上がった。
そのウチのひとつが「RE-ARISE」。
もちろんシンガーはMarhall BlogでもおなじみのDioKen。
そしてベースはDEALSの横山壮五。
BEREDは意外なキャスティングだったが(それがまたヨカッタ)、コチラは今日の主旨にもうドンズバのチーム!
居心地の良い水を得た魚のようなナチュラルでハードなパフォーマンス!
Kenちゃんの絶唱と…
濃密なバンド・パフォーマンス!
締めくくりはKenちゃんのダブル・メロイック!
鬼気迫る演奏が会場の雰囲気を大いに盛り上げた。
出番前、ドゥギーにサインをもらうKenちゃん。
1995年にドゥギーがレインボーで来日した時のコンサート・プログラムかな?
そして記念撮影!
さすがKenちゃん、Tシャツも虹仕様だった。
いよいよドゥギー・ホワイトの出番。
客電が落とされ場内に「I Never Go Out in the Rain」が流れる。
コレはドン・エイリーがドゥギーのために作った曲なのだそう。
そして、ジュディ・ガーランド のセリフ「We must be over the rainbow!」が飛び出してバンドが「Over the Rainbow」のメロディを奏でた。
まさに50年前に私が武道館で観たアレ。
そしてドゥギー登場!
バンドのメンバーは…
Jien Takahashi(以下「ジエンくん」)」
岡垣'JILL'正志
オリー・バーンスティン
美河浩太
そしてドゥギー・ホワイト。
2日目の公演は、再結成レインボーの1995年のヒット・アルバム『Strange In Us All』の発売30周年を記念して全収録曲を演奏するというプログラム。
「Stranger in us all」か…「人は誰でも自分の中に他人がいる」ぐらいの意味か?
1966年、『女の中にいる他人』というサスペンス映画があった。
まさにコレですな。
主演は小林桂樹、新珠三千代、三橋達也、それに成瀬巳喜男という日本映画界を代表する名監督の作品だけあってとてもヨカッタ。
早速アルバムのオープナー「Wolf to the Moon」を歌い上げ、大歓声を浴びて笑顔を見せるドゥギー。
この公演は元々昨年春に予定されていたが、ドゥギーが大病を患い1ケ月半も入院したため公演の延期を余儀なくされた。
今回その振替公演のステージに立つことができたドゥギーの喜びは大きなモノだったに違いない。
アルバム通りの曲順で2曲目は「Cold Hearted Woman」。
岡垣さんの分厚いオルガンのサウンドをバックに…
ジエンくんがソロをキメる。
この日のジエンくんのMarshall。
否応にもまず目に飛び込んでくるのはジエンくん自慢のMODE FOURキャビネット2台。
「MF400A」と「MF400B」だ。
それを鳴らしているのはジョー・サトリアーニのシグネチャー「JVM410HJS」。
もちろん外部のプリアンプを使ったりはしない。
背面を見ればわかるように、ジエンくんは上下両方のキャビネットを鳴らしている。
そんなギター・サウンドを背景にドゥギーの「トキオ、トキオ!」の連呼がド迫力に響く!
「This is a love song」と紹介した3曲目は「Hunting Humans」。
軽快なビートに…
キーボードが被さり…
オリーとジエンくんが弾くヘヴィなリフが登場する。
ジックリとドゥギーが歌い込んで…
フロント・ピックで弾くジエンくんのソロがいい味わいを醸し出す。
イヤ~、音ヌケがいいのなんのって!
続けて「Stand and Fight」。
ポップなロックンロール・ナンバー。
こんな曲も演っていたのね?
ゴキゲンな曲調に合わせて岡垣さんがオルガンを押したり引いたり大スイング!
曲の後半ではドゥギーとジエンくんのギターで掛け合いを展開した。
コチラも押したり引いたりで大ウケだった!
曲は続く。
不気味なシンセサイザーの音が場内を満たす。
ドゥギーが「コレは死と闇の歌」と曲を紹介した「Ariel」。
いいね~。
やっぱりこういう「Stargazer」っぽいのは「いかにも」感が強くていいですよ。
曲調に完璧にマッチしたギター・ソロを奏でるジエンくん。
しかし…さすが4x12"を2台鳴らしているだけのことがある。
音圧感が生半可ではないのだ!
昔はみんなこういう音でギターを鳴らしていたんだけどね~。
いい時代だったよ。
やっぱりステージの中の音が小さいとオモシロくないんだよ。
重々しい曲の最中に「Can you say yeah?」とコール&レスポンスを仕掛けるドゥギー!
もちろん客席から「イエ~!」とパワフルなレスポンスがあったことは言うまでもなかろう。
リズム隊の2人が最後の最後まで…
どこまでも重く、息苦しく、暗いグルーヴを演出した。
やっぱりこういうロックは必要だね。
ジエンくんが堂々と奏でるギター・リフではじまるドライビング・チューンは「Too Late for Tears」。
張りのあるドゥギーの歌声がドライブ感に拍車をかける。
ホントに健康を取り戻すことができてヨカッタ!
後半がまたスゴかった。
ギター・ソロから…
オルガン・ソロへ…。
岡垣さんが「Burn」のリフを弾くと…
2人で「The Man on the Silver Mountain」まで引っ張り出して、ジエンくんは「Burn」のソロまで弾き出す始末!
すると…「♪The sky is red」
ハハハ!ドゥギーも「Burn」を歌い出した!
あ~、あ~とうとう「Burn」になっちゃったよ!
お客さんは大喜び!
盛り上がりに盛り上がって<後編>につづく。
Jien Takahashiの詳しい情報はコチラ⇒VIOLET ETERNAL OFFICIAL WEBSITE
