Damian Hamada's Creatures~Neo Apocalypse Tour<後編>
Damian Hamada's Creatures『Neo Apocalypse Tour』千秋楽のレポートの<後編>。
陛下が舞台を離れるとともに雰囲気が変り…
シエルちゃんがその美しい声で「Tears in the Rainbow」をジックリと歌い込む。
そして一糸乱れぬギター・アンサンブルと…
情熱的なソロで曲を極限までドラマティックに演出した。
カズマくんのMarshall。
プリ・アンプが「JMP-1」、パワー・アンプが「9200」、そしてスピーカー・キャビネットは「1960BV」。
かつては真空管アンプは「ギタリストの金科玉条のアイテム」として崇め奉られていたのジャガ~、「重くてかなわん」と言われ出して久しい。そして悲しい。
そんな中、こんなに重量が嵩む豪壮なラック・システムを組むカズマくんはエライ。
「音質第一のギタリスト」の権化と言ってよかろうぞ。
やはり音のヌケと押し出し感に優れているのは言うまでもないが、今回はすごく音の「みずみずしさ」を感じた。
英語で言うと…ま、ワザワザ英語で言う必要は全くないのだが…「succulent(サキュレント)」。
コレは「多肉多汁」という意味なんだけど、まさに「おいしい音」だと思った。
KAZAMIさんが弾くピアノから…「Eternal Sinner」。
2023年の第Ⅳ大聖典『運命の支配者』からのキラー・チューン。
スキだ~、この曲も。
シエルちゃんの力のこもった歌いっぷりが勇ましい。
リリスちゃんのコーラスも大活躍。
ワルツになるパートがすこぶるカッコいい。
そしてRENOさんとカズマくんの鋭角的なソロが飛び交った!
RENOさんのMC。
改臟人間の皆さんは全員しゃべるのが達者だが、RENOさんのトークも最高にオモシロかった。
そうして会場の爆笑を誘っておいて…
「これまで各地でカズマとグルメについてのバトルをしてきましたが、今回はファイナルということで東京。
東京のグルメって色々あってなかなか難しい…ということで、東京の場合は食べ物ではなく建物!
オレは東京タワーが好き。
やっぱり、日本の象徴といったら東京タワーですよ。
フォルムがもうグッときますね。泣けちゃう…あの形で泣ける」
するとカズマくんが…
「わかります。わかりますよ…泣きたくなる気持ち。
でもやっぱり、スカイツリーじゃないですか?だって1番高いんですよ。634メートルですよ!
なんならオレ、明日行って32メートルの旗を立てて666メートルの『魔界ツリー』にして来ますよ」
行くのはいいけど、エレベーターが止まるかも知れないから気をつけろ!
こうして「タワーは長さだけじゃない」とギタリスト2人のバトルが勃発。
本当は「長さ」じゃなくて「高さ」なんだけどね。
「長さだけじゃない!」というRENOさん vs. 「長い方が良い!」というカズマくんの火花を散らす大バトル!
一歩も譲らない2人がとうとう互いに接近して言い合い出した。
「長さだけじゃない!」
「イヤ、長ければいい!」
このままではケンカになっちゃうぞ!…と心配するお客さんを前にして…
ブッチュ~!
こうして2人の大激論は平和裡に終息した。
(刺激が強すぎるので写真は故意に少々ブラしています)
タワー・バトルに続いてはギター・バトル。
こちらもお互いに一歩譲らない!
白熱のシュレッディング合戦にお客さんは大よろこび!
そのまま第Ⅴ大聖典『最後の審判』から「審判の日」へ。
疾駆するリズムに乗せてシエルちゃんが魅惑のメロディを歌い上げる。
なんかあんなシーンを見た後なので、ギター2人のアンサンブルやソロの応酬の息が完璧な理由がわかったように感じるぞ…
…と、この時思った人は決して私ひとりではあるまい。
「仲良し」っていいね。
そんな鉄壁の演奏を見せながら…
まだまだジャンジャン出て来る第Ⅵ大聖典『新世界黙示録』からの濃密にして濃厚な曲の数々!
「Omen from Pandemonium」ではRENOさんはギターを持ち替え。
中近東風なエキゾチックな曲調がベラボーにカッコいい曲。
続けて「愛と殺戮の輪舞曲」。
コチラはキメや仕掛けが満載のスリリングなメタル・チューン。
第Ⅵ大聖典『新世界黙示録』からどの曲を演っても客席の反応が信じられないぐらい敏感だ。
それだけ皆さん、大聖典を聴き込んでいらっしゃるというワケだ。
しかし、この曲カッコいいな。
シエルちゃんのアオりに続いて再び陛下が降臨した!
ココはおなじみの「Babel」。
満身の力を込めてD.H.C.スタンダードの一角と向かい合うシエルちゃん。
「熱唱」以外のナニモノでもない!
その傍らでシエルちゃんを見守るようにギターをプレイする陛下。
陛下のMarshall。
ヘッドは「DSL100H」。
それをカズマくんと同じ「1960BV」につないでいる。
堰を切ったように押し寄せて来るリズムに乗って奏でられる中間部のギター・アンサンブルは他では決して耳にすることができないD.H.C.独特なモノ。
まるでクラシック音楽の一節を耳にしているようだ。
シエルちゃんが「ラスト!」と叫ぶ。
そう、楽しい時間が過ぎるのは早いモノでアッという魔に本編最後の曲に来てしまったのだ。
それは荘厳にして暗黒のイメージのイントロから始まる第Ⅵ大聖典『新世界黙示録』のリード・チューン「666」。
1mmも力を抜くことがない熱血パフォーマンス!
最後まで攻めまくったギターの2人!
曲に合わせてお客さんが発するシャウトがスゴイ!
イキが合っていて最高に気持ちイイ~!
陛下を先頭に猛烈なパワーで猛進する5体の改臟人間たち!
こうして狂熱の『Neo Apocalypse Tour』千秋楽の本編が幕を下ろした。
いつものことながら見せどころ、楽しませどころ満載の豪華なロック・ショウだった!
最近、遭遇しました。
「・・66」という番号はホンの時々見かける気がするけど、「・666」はほとんど出くわさないんだよね。
下の写真は陛下によろこんで頂きたくて咄嗟にスマホを取り出して自分が運転する車の中から撮影した1枚。
本編が終わるやいなや沸き上がる「D.H.C.」コール。
その声援に応えてKAZAMIさんが1人でステージに姿を現した。
「楽しんでるかぁ?!!最高だぁ!ありがとうございます。
遂に千秋楽ということでね、Damian Hamada’s Creaturesは6ケ所回ってきました。
期待してたけど…期待以上だった!
各地で動員数が上がりました。
皆さんのおかげです。ありがとうございます!
ファイナルでまさかRENOとカズマのチューを特等席で見られるとは!
素晴らしいツインギターですね」
そして、シエルちゃんを先頭にステージに戻って来たメンバーがひとことずつご挨拶。
その中でファンにとってとてもうれしい情報も披露。
全員、お客さんへの感謝の気持ちがよく伝わる心のこもった挨拶だった。
加えてリリスちゃんの音頭で記念撮影も行われた。
「お帰りの会」を終えて、アンコールの曲に入る前にシエルちゃんが客席をアオっていると…
「誰だぁ?」…と、陛下三たびのご降臨!
「呼んだよねェ?
だってアンコールだもの。
じゃあついでにココでワタシがもう1回盛り上げていこうかな。
あんまりやったことないけど…独自のやりかたで。
盛り上がっていけるよなァ!
だって、アンコールだもの。
だって、千秋楽だもの。
だって、D.H.C.だもの!」
『Neo Apocalypse Tour』の締めくくりに選んだ1曲は「嵐が丘」。
シエルちゃんの激唱にリリスちゃんのコーラスが被さって迫力倍増!
KAZAMIさんとリリスちゃんのソロのセクション。
2人ともキレッキレのプレイで大きな歓声を浴びた。
そしてギター3人のアンサンブルから…
RENOくんと…
カズマくんの最後のバトル!
シエルちゃんとリリスちゃんのコーラスが……ウワ!こっちもかッ!
イエイエ、2人で1本のマイクで歌っているのです。
そしてメンバー紹介を含んだ壮絶なかき回しで演奏を締めくくった。
「ありがとう!
『Neo Apocalypse Tour』千秋楽への参加、大儀であったぞ。
楽しんでもらえたかな?…ヨカッタ、ヨカッタ。
我々も諸君のおかげで大変気持ちよく演奏できた。礼を申すぞ!
そういうことでココで恒例の『グー!』で労うコーナーに突入したいと思う」
初めての方に向けて陛下からグーの説明があって、まずは自分にグー。
「演奏中はお立ち台に上がることがない」と、KAZAMIさんとリリスちゃんが上下の台に上がり…
スタッフと改臟人間の皆さん、陛下自身からなる「チームD.H.C.」に下手、上手、中央の順にグーを送った。
「ケッコウ毛だらけネコ灰だらけ。それではそろそろお別れの時間だ」
陛下はピックを6枚客席に投げ入れ、改臟人間の名前を1人ずつ呼び上げてステージから送り出した。
「地球デビュー6年目に突入したD.H.C.は、これから一層強力に地球魔界化を進めていくつもりだ。
そのためには諸君の応援が、そして協力が必要だ。
これからも私たちに力を貸してもらいたい。頼んだぞ!」
「それでは、またどこかのライブ会場で会おうではないか。
本日はこれにてさらばである、である、である、メタル~!」
ああ、終わっちゃった…寂しいナ。
でも「6」年目を迎えた今年のD.H.C.の活躍ぶりが大いに楽しみだ!
Damian Hamada's Creaturesの詳しい情報は⇒Officil Website
<おしまい>
