那由他計画~その声、雅なる狂気<後編>
那由他計画の新作『UNIOMISTY』の発売記念ライブ『その声、雅なる狂気』のレポートの<後編>。
歌の2人がステージを離れ、4人の器楽演奏による「Intro for Harvest」が始まった。
塚田さんのキーボーズの荘厳な音色。
国分さんが出す低音と…
遼太郎くんのドラムスがよくかみ合うワルツ。
そこへ秀貴くんがドラマティックなソロを流し込む。
そして純子さんがステージに戻って「Harvest-収穫-」。
7/4拍子のリズムをバックに純子さんのコロラトゥーラ的な歌声が映える。
それに呼応するように曲調にピッタリのソロを弾く秀貴くん。
ヌケの良いギター・サウンドはMarshallから。
今回から導入した「JVM210H」と「1960A」の完璧なコンビネーション!
美香さんが加わって曲はいよいよ濃厚な展開を見せて…
大きな収穫を祝ったのであった!
「どうもありがとうございます。
次のセクションでもう終わりなんですが、ココでちょっとお知らせがございます。
ベースの国分巧くんが今日のライブで一応最後ってことになります。
本当に長い間ありがとうございました」
国分さん、サポート参加だったとは存じ上げませんでした。
2回ほどでしたがMarshall Blogへのご登場ありがとうございました!
「ボクなんかよりも曲をよく覚えてくれていたんですよ」
ココで塚田さんが今後の那由他計画の予定について説明。
その国分さんと塚田さんのデュエットで曲がスタートしたのは「Abundance -豊穣-」。
まずはソフトなムード。
塚田さんのピアノをバックに…
シットリと歌い上げる純子さんと…
美香さん。
やがて曲はガラリと表情を替えて遼太郎くんの躍動感あふれるドラミングが炸裂!
ワルツ系の変拍子で曲がグイグイと盛り上がっていく。
塚田さんのシンセサイザーが暴れまくる!
曲は着実に盛り上がっていき…
アコースティック・ギターでカット・アウトという印象的なエンディングが用意されていた。
ハードなバンド・アンサンブルでスタートするのは「Arrival -到達-」。
ヘヴィ極まりないバッキングに乗った純子さんのリード・ボーカルズに…
美香さんが重なって曲のイメージが際限なく広がっていく。
秀貴くんが弾くリフをキッカケに曲は変容を見せて…
壮絶なインストルメンタル・パートに突入!
コレは7/8拍子かな?
ドライブしまくる遼太郎くんのドラムス!
全員が一丸となった緻密な演奏にはただただ圧巻されるばかり。
間違いなく「プロッグ・ロック」という音楽の醍醐味のひとつがココにある!
そして歌のパートに戻りこの一大パノラマを集結させた。
矢継ぎ早に場内に響き渡るシーケンサーのサウンド。
その音の主であろう塚田さんに目をやると…おお、変身してる!
曲は「Superconciousness -超意識-」。
「consciousness」は綴りがややこしいゾ。
本編を締めくくるにふさわしいノリのよいドライビング・チューン!
リズム隊の2人暴れようがスゴイ!
そしてアグレッシブなシンセサイザーのソロが切り込んで来る!
特にこのメガネに意味はないそうです。
秀貴くんが弾くアルペジオをバックに…
塚田さんはフルートの音色でソロをプレイ…あ、コレがアルバムでゲストの今井研二さんに吹いてもらったというパートか!
MCでは謙遜されていたが、塚田さんのフルートもバッチリだった。
純子さんと美香さんはクライマックスにさしかかり猛然とシャウト!
盛り上がりに盛り上がって本編終了!
楽屋に下がらずにアンコールに応える。
「アンコールありがとうございます!
国分くん、いよいよ見納めですよね。
だからアンコールはベースから始まる曲にしてあげる」
そこですかさず国分さんがベースでイントロを弾き始める。
塚田さんのおもいやり選曲で「さざきおりてひかりあふれ」。
この日、この曲以外に演奏したのはすべてニューアルバムからのチョイスだった。
まさにレコ発の権化のようなショウ。
メンバー全員が強固な集中力と演奏技術で那由他計画にしかクリエイトできない世界を作り上げて見せてくれた。
これにて大熱演終了!
すごい密度の濃い演奏だった。
「どうもありがとうございました!」
最後に塚田さんがメンバーを紹介してニュー・アルバム『UNIOMISTY』の発売記念ライブの幕を下ろした。
リリースおめでとうございます!
そして国分さん、お疲れさまでした!
那由他計画の詳しい情報はコチラ⇒Official X
<おしまい>
(一部敬称略 2026年2月21日 吉祥寺シルバーエレファントにて撮影)