【50 YEARS OF LOUD LIVE REPORT】当日リハーサル~その2
やっぱり、どんな形にせよ、こうして記録を残しておくのは大変いいことだ…と昨日のレポが思いのほか好評でございやして…。日本だけだよ、こんなのあるの!自信を持って当日リハーサルのレポート、第2回目いっちゃいます。
ミキサー卓からステージを望む。遠い~。照明の人も黄色いベストを着ている。多分、シューティングの調整でバトンに上がったりするからでしょう。
ノーウィッチのクリニックに行くため、前日に行われたMUSIC BANKでのリハーサルに参加できなかったポール・ギルバート!
新しいソロ・アルバムも好評だ!
実は昨日、川崎でポールのクリニックがあって会ってきた。
今日の記事の下書きを見せて「明日のマーブロに出るよ!」というと大層よろこんでくれた。そのクリニックのレポートはまた別に機会にね!
モニターのバランスを調整するポール。かなりシビア!
ポールのバックを務めるはベースのジャズ・ロウクリー、ドラムはマイク・ポートノイ。そしてキーボードは細君のエミ・ギルバート。本番のレポートの時には写真をアップします。
今回もポールらしい楽しい選曲だ。
アンプはJVM410Hを使用していた。
アンプが変わろうと、最近のポールのトレードマークであるシングルコイル・ピックアップとマーシャルの組み合わせサウンドはまったくいつもと同じだった。
ジムへの心温まる言葉がつづられる。
さて、ところ変わって、ここはケイタリング・ルーム。飲み物、食べ物自由自在!写真はこれまた私の仲良しのサンチャゴとジョール。
この日ここでいただいたのは、ペンネ・アラビアータ。おいしかった~。外のそこら辺のレストランで食べるよりよっぽど、マイウ~!
これを食べていたらリハを終えたポールがエミさんと入って来て、「Shige-san! Let me join you?!」。しばしの間おしゃべりを楽しんだ。
エントランスの準備も着々と進んでいく。
「1934年2月15日、このコンクリートスラブは紛れもなくダービー伯爵によって建造された」とある。スラブとは床板のこと。そうだ、スッカリ忘れていた!ポルトランド・セメントはイギリス人の発明だ。
皆さんが一般に「セメント」と呼んでいるものの正式名称は「普通ポルトランド・セメント」といいます。普通というのは、普通でないセメントもあるからで…ア、こんなこと書いてていいですか?「コンクリート・スラブ」って見て俄然燃え(萌え)出してしまいましたよ…普通でないセメントというのは銑鉄を作る際に排出される産業廃棄物、高炉スラグをポルトランド・セメントに混ぜた高炉セメント。早く固まる早強セメントなんていうものがある。他に石炭の煤を混ぜたフライアッシュ・セメント、油井掘削に使うオイル・ウェルセメントなんあてものもありましてな…。
で、その昔、リーズの煉瓦積み職人、ジョセフ・アスプジンが作ったセメントがイギリスのどこかにある(どこかは私は知らない)ポルトランド岬の色ににていることから「ポルトランド・セメント」と命名されたのですよ。セメントにはチョイとうるさいよ、アタシャ!
MP3プレイヤー用アンプ、「Hanewell」。マーシャルの商品じゃないけどね。ハンウェルというのはジムの生地の名前だ。
会場から出ている注意書き。細かいな~、どれどれ、「この公演では次のようなステージの特殊演出をすることがあります:ストロボ、花火、爆発音、スモーク、炎、レーザー、85デシベルを超える爆音。防音には…要請により、クロークやレセプションで耳栓が入手できます」。こういうこと書いておかないと万が一の時面倒なことになっちゃうワケね?
この張り紙がいたるところで目に入った。「爆音になります!!!!!…遠慮せずに耳栓を頼んでください。プロダクション・オフィスにおいてあります」 なんとマァおやさしいこと!
ハウス・バンド大忙し!
キーボードのアダム・ウェイクマン。
前出のジャズ・ロウクリー。あ、ジャズのラスト・ネームは以前「ロッホリー」とか書かれたり、「ロックリー」とも書かれたりするけど、本人は誰かに電話する時、「ジャズ・ロークリー」って自分のこと呼んでたよ。
そして、次の刺客はモーターヘッドのフィル・キャンベル。
フィルは2203を使っていた。
昨日さんざんリハやったからね~!
フィルの息子さんも登場!
リッパーも加わる。
(敬称略 2012年9月22日 ロンドン ウェンブリー・アリーナにて撮影) 20
つづく