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2025年8月18日 (月)

【ショ盆まつり】伊藤ショボン太一~松田聖子『Sing! Sing Sing!』のNATAL

 
お盆の時期は過ぎたけど、Marshall Blogのお盆はまだ続く。
ナンとならば今週は「ショ盆まつり」と題してNATALドラマーの「伊藤ショボン太一」にスポット当てるのだ!
まずは松田聖子の日本武道館から。
聖子ちゃんはデビュー45周年を迎え、6月7日の「さいたまスーパーアリーナ」を皮切りに全国各地を回るツアーの真っ最中。
10ツアーのタイトルは『45th Anniversary Seiko Matsuda Concert Tour 2025 Sing! Sing! Sing!』。「ベニー・グッドマン」が耳にしたら喜ぶこと間違いなし!
ベニー・グッドマン楽団には「ジーン・クルーパ」という大スター・ドラマーがいた。
そして、聖子ちゃんのバンドには「伊藤ショボン太一」がいる。
NATALドラムスを引っ提げて日本武道館、大阪城ホール、マリンメッセ福岡A館を経て、Aichi Sky ExpoホールA、追加公演の武道館2Daysまで走り抜けるツアー。
今回の日本武道館は6月、7月、9月の凱旋追加公演、それぞれ2回ずつの計6回だ。
以下の写真はその7月の武道館公演のようす。
30ショボンちゃんは2023年のツアー『Parade』から聖子ちゃんのバンドに参加し、今回で3回目。
前の2回ではウォルナットのキットを使用していたが今回はブビンガのキットで臨んだ。2012"、13"、16"、22"のコンフィギュレーション。40ショボンちゃん側から見るとこんな感じ。
80スネア・ドラムもブビンガの14"x5.5"。60ペダルはもちろん、一部のハードウェアもNATAL製だ。70このNATALラインナップで聖子ちゃんの数々の名曲のリズムを叩き出すのだ!
50そして今回もアコースティックのセットで活躍している「Cafe Racer」の小口径キット。
125コンフィギュレーションは12"、14"、18"。
シェルの素材は「チューリップ・ウッド」。
90スネア・ドラムはメイプルの14"×5.5"。110もちろんコチラのキットでもペダルはNATALを使用。120この2セットのNATALで「スーパー大物歌手」の14公演をこなす。100ヨレない、ブレない、間違えない…という理由で、どうもショボンちゃんは現場では「ターミネーター」と呼ばれているらしい。
スゲな(←秋田弁)。
そんなターミネーターのお仕事を手伝うことができてNATALの創始者アラン・シャープもさぞかし喜んでいることだろう。
ところで、以前にも書いたことがあったらゴメンよ。
大分前に読んだ音楽雑誌で読んだ「スティーブ・ガッド」へのインタビュー。
その中で聞き手が「アナタの夢は何ですか?」と問うとガッドはこう答えていた。
「私の夢はビッグ・バンドでフランク・シナトラのバックを務めることです」
かのスティーブ・ガッドでもそうなんですよ。
つまり、偉大な歌手の伴奏を務めることは楽器を奏でるモノとしての至福の喜びなのです。
今、ショボンちゃんはそれをやっている。130残すところあと4公演。
がんばれショボンちゃん!南の風に乗ってNATALで突っ走れ!140<『ショ盆まつり』はつづく>
 

200(一部敬称略 2025年7月12日 日本武道館にて撮影)