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2013年2月 7日 (木)

【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.4~Phil Campbell, Kerry King, Coley Taylor and Ripper Owens

さて、「50 YEARS OF LOUD LIVE」の4人目に登場したギタリストはMotorheadのPhil Campbell。

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この日のために製作された世界に2本しかないアニバーサリー・ギターを引っ提げての登場。数日前に工場に配達されてきたのを見たぞ!

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ここはエンディングを除きもっとも登場アーティストが膨らんだパートになった。後ろに見える若い男の子はフィルの息子さん。いいナァ~、出れて!でも、お父さんがモーターヘッドってどんなかね?就職の面接かなんかで「お父さんのご職業は?」と訊かれて「イヤ、モーターヘッドのギターなんスよ」と答える。さぁ、面接の結果はいかに?「ベースでなくてヨカッタ~」なんて言われたりして…。

でも、実際のフィルはとても愛想がよくて感じのいい人なんよ。

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ボーカルはおなじみCorey Taylor。

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選曲は意外にもThin Lizzyの「Still in Love with You」。アルバム『Night Life(1974)』に収録されたThin Lizzyの曲の中でもっともロマンチックとされるバラードだ。

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バラードでも絶唱のコリィ。本当に大活躍だ。昨日ずいぶん練習したもんね~。

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延々と続くエンディングのソロ。レコードではゲイリー・ムーアが弾いた。作曲のクレジットはフィル・リノットになっているが、もともとはゲイリーが1969年に書いたという。アルバム『Night Life』録音時(1974年)、ゲイリーはシン・リジーを離れていたが、この曲のソロのパートはゲイリーがすでにレコーディングしていた。このアルバムから加入したブライアン・ロバートソンがギターを録音し直したが、ゲイリーのソロの部分を録り直すことを断ったという。

ゲイリーに捧げるかのようなフィルの渾身のソロ!

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マーシャルの連中は「ゲイリーが生きていればこのコンサートによろこんで参加してくれたに違いない」と口をそろえて言っていた。コリィもフィル・リノットへのリスペクトを込めての熱唱だったか。

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会心のプレイに満足げなフィル・キャンベル!

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そこへ、Kerry Kingが合流。
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考えてみるとケリー・キング・モデルは何度もマーブロに登場しているが、本人が現れるのはこれが初めてかも?!

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曲はMotorheadの「Ace of Spades」!

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オリャ~!いったらんかい~!

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ま~、さっきのバラードとエライ違いだこと!

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ドラムはハウス・バンドのブライアン・ティッシー。ちなみに先のシン・リジーのドラマー、ブライアン・ダウニーもNATALを使っている。
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全員が一丸となった火の玉のような演奏!

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存在感抜群のケリー!
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撮りやすいわ~、ケリーは!

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どう撮っても絵になる!ある意味ものすごいフォトジェニックな人だ。

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続いての曲はPanteraの「Mouth for War」。

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ここからニック・ボウコットが加わる。ニックはダイムバッグ・ダレルの親友だった。昔はよくパンテラのシャツを着ていたものだ。

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ここでもケリーの存在感は何ひとつ緩むことなし!

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ステージの最前まででてきて一心不乱にソロを弾きまくる!

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コリィの出番はここで終了。初めから大フィーチュアで、期待に応える最高のステージを見せてくれた。個人的には「Ace of Spades」が一番ヨカッタな。リフレインの絶叫が最高にカッコよかった!

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替わってRipper Owensが加わる。
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曲はJudas Priestの「Hell Bent for Leather」。
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ジューダス1978年のアルバム『Killing Machine』からの選曲だ。
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リッパー在籍時の曲を演らないところがまたシブイ。
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ケリーが使用しているマーシャルはもちろん自身のシグネチャー・モデル、2203KKだ。

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ふたりのイキもピッタリだ。やはりジューダスは人気が高いね!渋谷陽一氏がFMの番組で「ジューダス・プリストのニュー・アルバムから…」と「The Ripper」を紹介して、イントロでぶっ飛んだのも今でも覚えている。

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にぎやかなセットで楽しいパートだった!

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つづく

(一部敬称略 2012年9月22日 London Wembley Arenaにて撮影)