JEKYLL★RONOVE 10th Anniversary Live <第1部>
JEKYLL★RONOVEも10周年!
おめでとうございます!
今回のMarshall Blogはその10周年と新しいCDのリリースを記念するライブのレポート。
異なる登場メンバーが登場した2つのステージを2本立てでお送りする。会場ロビーに飾られた祝い花。
この日の屋台村のようす。
記念グッズがゾロゾロ。
メンバーのサインが入った10周年記念バンダナ。Tシャツやタオル。
他にもアクセサリー類色々。
CD類色々。
CD類の目玉はナンと言ってもコレでしょう。
何しろジャケットが目玉だもん。
この日に発売となった4曲入り新しいCD『TRAP』。オープニングSEが鳴りやむと同時に「Let's get started」とセリフが場内に流れる。
そして1曲目に取り掛かったJELYLL★RONOVEのふたり。「スゴイなぁ!」…凄まじいまでの客席からの歓声に驚くJEKYLL(以下「スミレちゃん」)。
勢いよくリフをブチかますN★OTO(以下「NAOTO」)。
まずは2016年に発表した最初のフル・アルバム『E=mc2』から「Rage Again」。
高速でブッちぎる爽快なナンバー。
曲のテンションにピッタリと合わせたシュレッディングを披露するNAOTOくん!
NAOTOくんはMarshall。
10周年を記念してフル・スタック2組がステージにセットされた。NAOTOくんの愛器は「2555X Silver Jubilee」。
1987年、Marshallの創立25周年を記念して発売したモデルの復刻版。
キャビネットは「1960BV」だ。足元のようす。
赤い丸で囲った青いちっちゃいヤツはNAOTOくんの盟友であるTSPのShuちゃんのシグネチャー・バッファー。この日、「NAOTOくんのギター・サウンドに影響を受けて2555X Silver Jubileeをご購入した」というお客さんにお声がけ頂いた。
うれしかったネェ。
NAOTOくんもお客さんもどうもありがとうございます! そうなの、やっぱり真空管アンプをチャンと使って鳴らしたギターの音ってのはいいネェ。
音が太くて、コシがあって、どこまでも飛んで行く。
弾いている本人もさぞかし気持ちよかろうて。 「We are JEKYLL★RONOVE!」
1曲目が終わると同時に盛大な歓声が沸き上がった。「ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!みんな、ホントにありがとうございます!
10周年ですよ!アハハ!やっと10歳です!」「ひとつだけ言わせてください…雨降らしてスミマセン!」
「アハハハハ!そうそうそう。
今日は昼間はすごく晴れていて暖かかったでしょう?
だから奇跡だと思ったの。でもやっぱりジキロノのライブは寒い雨。
みんなゴメンね。風邪ひかないでね。それだけが心配。
本当に申し訳ありません。全部コイツのせいですから!」「皆さん、お忙しいところホントありがとうございます。
そして、共演のWHISKY DUSTさん、ありがとうございます。
サンスネさん、会場お借りすることが出来てホントうれしいです!
そして今日はですね、Marshallの牛澤さんご夫妻がいらしていて、ナントMarshall Blogも始めて10周年なんですよね?(←スミレちゃんゴメンちゃい!コレは私の説明の仕方がマズかった。レポートの<第2部>の冒頭で状況を説明します)
今日は動画の撮影でTEAM A'THRASHの皆さんがお越しくださっています。
みんな、いい顔で映ってくださいね!
お客様の皆さんにも多大なお力添えを頂き心から感謝申し上げます」「今日は前半戦と後半戦の2部制です。
前半戦は私たち2人。
15分お休みをはさんで後半戦にはこのバンドの立ち上げた時の懐かしいメンバーが応援に駆けつけてくれます。
あと前半戦は今日発売のCDのキャンペーンなんで知らない曲がいっぱいあるから。
『フ~ン』とか『ヘェ~』とかいう感じでユックリと聴いてください。
すでにCDを買ってくださってる方もたくさんいらっしゃいますが、ココぞとばかりに他にもいろいろ作って来ました。
チョットでも興味があるモノを見つけましたらゼヒご購入頂きたいと思います。
物販には超カワイ子ちゃんがいますからね!
みんな知ってるでしょ?…超スーパー・ギタリストのManamiちゃんが今日は物販のお手伝いをしてくださってるの。
ゼヒ、いっぱいグッズをゲットしてくださいね!」ひと通りご挨拶も終わってスミレちゃんが気合を入れる!
「Are you ready to rock?
Are you ready to XXXX?
Are you ready to get high?」
Yes, we are go!←『サンダーバード』のカウントダウンで最近知った「準備完了!」を意味する表現。再びNAOTOくんが奏でるリフで始める2曲目は「Fight or Flight」。
ゴキゲンなミディアム・テンポのヘヴィ・ナンバーはこの日は発売となったCD『TRAP』からの1曲。
「清濁併せ呑む」とか「善悪二元論者」とか「シャーデンフロイデ」とかいう単語が歌詞に出て来るところはいかにもジキロノらしい。
ストラトキャスターに持ち替えてコンパクトなソロをたたみ込むNAOTOくん。
今日は初めてお客さんがこの曲を聴くのでできないが、そのウチすぐに「♪ウウウウ~ウウ~」と「♪ラ~ララララ ラ~ララララララ」のパートをみんなで歌うことになるハズ。
もう1曲続けてNAOTOくんのリフから『TRAP』収録の「Shall I Take to Hell」。
コレはコレはナイスなリフ!
いいねぇ、こういうギター・リフのあるロックは。
こういうのはMarshallじゃなきゃサマにならない。
そりゃそうだ、その手のロックはMarshallがあったからこそ生まれたんだから。これまたミディアム・ファストの心地よいハード・チューン。
しかし、いつ聴いてもスミレちゃんの声はカッコいいなぁ。ギター・アンプに生まれ変わったら間違いなくMarshallになるハズ。
レスポールのイメージが強いNAOTOくんだけど、ストラトキャスターのシャープな音で演るソロも実にいい。
NAOTOくんがソロに全神経を注入していると…スミレちゃんが背後に回って髪の毛をイジり出した。
意味は不明。ところで、下がその新しいCDの『TRAP』。
ジャケットを目にした瞬間『ゲゲゲの鬼太郎』に出て来る西洋の妖怪「バックベアード」が頭に浮かんだ。
このデザインのコンセプトをスミレちゃんにお尋ねしてみた。
ギザギザはケモノを獲るために仕掛ける罠…「ベアトラップ」というそうだ(日本語では「トラバサミ」というらしい)。
目玉は「神」、「宇宙人」、「AI」、「支配者」等、人それぞれに捉え方が違っていてOK。
この世は罠に満ち溢れていて、常に誰か(何か)の支配によって動か(監視)されている。
人はこの罠の中でどこまで自分を律して生きられるものなのか…それさえも監視(観察)され、楽しんでいる者もいるのかも知れない…という世界観を描きたかったのだそうだ。
また「TRAP」には「苦悩」という意味もあるのだそうだ。
チョット落ち着いた感じのジキロノによる充実の4曲が収録されている。
どれも味わい深い良い曲です。「罠」とか「trap」についてナニか書いて脱線しようと思い、ウチにある英語の慣用句辞典やことわざ辞典を全部調べたものの「trap」という項目がなかった。
となると、頭の中に浮かぶ「trap」は『サウンド・オブ・ミュージック』ぐらい。
映画の中で「エーデルワイス」を歌う堅物の「トラップ大佐」のことね。
アレは実話を基にしているので、実在したオーストラリアの軍人「ゲオルグ・フォン・トラップ」がモデルになっている。
それを演じたのが数年前に亡くなったクリストファー・プラマー。
一般の人にはあまりなじみのない俳優だとは思うけど…この人がロシアの文豪レフ・トルストイの晩年を演じた2009年の『終着駅(The Last Station)』という作品はとてもヨカッタ。
『戦争と平和』で名高い「トルストイ」といえば、大学のゼミの時に「クロイツェルソナタ」をやっと読んだぐらいで凡そ私のガラではないけれど、共演のヘレン・ミレンの演技にグっと来ましてね、近所のTSUTAYAの「閉店詰め放題セール」で25円相当で買ったDVDから莫大なオツリをもらった気になりましたわ。
ゼンゼン関係のないことを書いて申し訳ない。
筆禍が及ばない程度に気をつけてはおりますが、とにかくナニか書かないと気が済まない。 さて、ステージの方はココで雰囲気を変える。
ジキロノのステージでは定番のバラード、『II FACE』から「What Does it Take to Make you Love me」。スミレちゃんの熱唱が素晴らしい。
特に繰り返し歌う「♪What does it take to make you~」のパートから「♪優しいその声で」の流れがモノスゴク耳に残るんだよね、この曲。 NAOTOくんはまたレス・ポールに戻って…
スミレちゃんの熱唱に応えるかのようなガシっとした泣きのソロを聴かせてくれた。
Marshallにレスポールだから、そりゃガシっと来ますよ。
真空管アンプが出す音の魅力ですよ。「ありがとうございます。あはは。
今日、N★OTOがガンバってるナァ~と思って…アッハハハハ!」「ゴメンね!新曲の2曲目のギター・ソロの最中に髪の毛を触るもんだから盛大に飛んじゃって!
何事にも動じないようにならないといけないね」「スミマセン!…でもそれもガンバって対応しろ!アハハハハ!
さて、次も2曲続けて新しい曲をお届けします。
ホント知らない曲ばかりでゴメンね。
次の2曲はコロナ禍から3、4年?…踏んだり蹴ったり色々ありまして、真っ暗闇の中で答えとか光とかを探してもがいてみたんですが、結局ナニも見つからないままでした。
そんな中で出来た2曲をお届けしたいと思います。
今日改めて思いましたけど、こうして皆さんにそんな曲を聴いて頂けることこそが私の光です!
聴いてください…」『TRAP』に戻って1曲目に収録されている「Meaningless being」。
ナゼか「being」の「b」が小文字表記。
スミレちゃんのやることだからきっとナニか意味があるのだろう。スミレちゃんの絶唱を味わう1曲。
ま、ジキロノ曲はどれもそうなんだけど…。
この曲でのスミレちゃんの歌いっぷりは特にスゴイのだ!ワルツのパートが挟み込まれたりして様々な表情を見せる曲自体も聴きごたえ満点!
そのまま続けてSEからCDのタイトル・チューン「TRAP」。
ウ~ム、この曲は上のスミレちゃんの解説を踏まえてジャケットを見ながら聴くべし。、
そうすると、ジャケット中に描かれている罠を目の前にした男性の気分になれるかも。もちろんNAOTOくんのソロもバッチリとフィーチュアされる。
「以上2曲、気に入ってもらえたらうれしいです。
ゴメンね、暗い曲ばっかりで…アハハハ!
前半戦はラスト2曲となりました。
(客席から「エ~!」)
うれしい!ありがとうございます。
チョット押したので10分ぐらいの休憩をはさんで後半戦を何となく始めます
さぁラスト2曲いくぞ~!」第1部を締めくくる2曲。
まずはNAOTOくんのソリッドなリフが炸裂!
この音!
気持ちいいな~。まずは『A Dream within a Dream』から「Anemone」。
ハードなギター・ソロから「♪愛してる」のパートにかけてのドラマチックな展開が何とも印象的。
前半戦の最後!
ダウン・ピッキングが冴えるスピード感溢れるリフ。 曲は『II FACE』から「Never Let me Go」。
疾走感バツグンの文句なしのストレート・チューンで…
燃え上がった!
「前半戦終わったぁ~!
みんなのお陰で終わったぁ~!
みんな早くトイレ行って、タバコ吸って、お酒、お茶してね。
後でまたね!メチャしあわせだよ!
どうもありがとう!」<第2部>につづく
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本場のブリティッシュ・ハードロックを存分にお楽しみあれ!
<Lowlife>
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(一部敬称略 2025年2月23日 厚木サンダースネイクにて撮影)