East Of Eden Spring Tour 2025~Seeds Of Hope~
楽しかったゴールデンウィークもアッという間に終わっちゃったね。
海外の、あるいは国内の「楽園」で過ごした方も大勢いらっしゃることでしょう。
今日は待望のファースト・アルバムを引っ提げて国内各地を回ったEast Of Edenのツアー『Seeds Of Hope』の東京公演初日のレポート。会場はZepp DiverCity。
ロビーに飾られた色とりどりのスタンド・フラワー。「楽園へようこそ!」
ステージに姿を現したEast Of Edenがオープニングに選んだ曲は「Shooting Star」。このショウの1週間前に発表したファースト・アルバム『The First Eden~Sheeds Of Eden』のオープナーだ。
闇を切り裂くレーザー光線が縦横無尽に飛び交う中2曲目に突入!
会場は早くも猛烈な興奮状態だ。
曲は『Forbidden Fruit』から「Chasing the Moon」。ショウの冒頭からド迫力の爆走をキメて見せるのは…
Ayasa湊あかね
MIZUKI
新しく加入したMINA。
そしてYuki。
もちろんYukiちゃんはMarshall。
使い慣れた「JVM410H」と「1960A」のコンビネーション。
当然Yukiちゃんは「リターン挿し」などという流行に振り回されることはない。
普通に使った方が断然太く良い音が出てくることを本場のMarshall仕込みで熟知しているからだ。そしてMarshallの上に「禁断の実」を2つ。
ステージでは早速のサオ・チーム3人のフォーメーションに大きな歓声が上がった!
もう1曲続けて『The First Eden』から「Unapologetic Freedom」。
「apologetic」は「申し訳なさそうな」という意味。
それに反意を表す接頭辞の「un」がついて「unapologetic」になると「謝罪しない」とか「遠慮しない」とかいう意味になる。
曲名は「遠慮や後悔しない自由」ぐらいの意味合いか?
まさにそんなイメージの曲調。ハードなグルーヴが心地よいドライビング・ナンバー。
Yukiちゃんは7弦ギターで臨んだ。
そう、この日はとりわけ7弦ギターの出番が多かった。
それがEOEサウンドのヒミツのひとつかな?メンバーを紹介とひと言メッセージのコーナー。
「ありがとうございます!どの会場も暖かい世界で…本当にありがとうございます」
ママとなるYukiちゃんに客席から盛んに「おめでとう!」の掛け声がかかる。
「チョット気を付けつつ…ウフフフ、気を付けつつ演りたいと思います」「メンバー、スタッフさん、事務所、ワーナーさんもそうだし、みんなに支えられてやらせて頂いております。
ありがとうございます。
ツアーということで名古屋、大阪とやって来たんですが、東京も熱いところを見せて頂きたいと思います…と言うか、私たちも熱いライブをお届けしたいと思っていますので、皆さん最後までよろしくお願いしま~す!」メンバーのトークを楽しんだ後はニュー・アルバムから「Doesn't Matter」。
チョット余計なことを書かせてもらうと…『エデンの東』と言えば、ナンと言っても次男坊の「キャル」を演じたジェームス・ディーン。
『エデンの東』と同じ1955年に公開した『理由なき反抗(Rebel without a Cause)』の中に「It doesn't matter(イダズマラ), it dioesn't matter…」とジェームス・ディーンが繰り返す印象的なシーンがあった。
フーム、意外なつながりがあるんだな…と思ったのは私ぐらいなものでしょうナァ。
いつもこんなことばかり考えています。人気曲「鈍色のラビリンス」。
Ayasaさんのソロに続いてYukiちゃんのソロが炸裂。
やっぱりチャンとMarshallのすべての真空管を通して出すギターの音は素晴らしい。
太く、コシがあって、会場の隅々までYukiちゃんが弾くギターが直に届けられるようだ。
Yukiちゃん曰く、実際どこへ行ってもギターの音をホメられるそうだ。
私も鼻タカダカです。弾き手がいいからですよ!
そしてヴァイオリンとギターのバトルへと続いた。さらに目の覚めるようなドライビング・チューン「CROSS∞ROADS」が続く。
続くMCではメンバーが手分けをしてグッズを紹介。
「私の担当はタンブラー…『シューティング・スター・タンブラー』です。
色がシルバーとネイビーとブラックの3種類。
私は当分飲めませんけど、ハイボールとかビールとかレモンサワーとか…妊婦の私が言うのもナンですがコレに入れてグビグビ飲んじゃって頂きたい…と」「こういう風にリンゴがあればフルーツを飾っておける…みたいな。
籠にフルーツを盛ったりしますからね。
そんな感じでこうやってこのタンブラーにリンゴを乗せて頂くという使い方もあります。
でも、チョット大きいのでお荷物になると思うんですよ、意外と大きいですからね。
そんなところにね!…Ayasaさん」
グッズ紹介リレーのバトンを受け取ったAyasaさんは引き続いてエコ・バッグを紹介。
そのバッグにタンブラーを入れてください…という鮮やかな営業リレーでした。ココまでとは雰囲気を変えて『The First Eden』収録のバラード「I don't say goodbye」。
あかねちゃんが情感豊かに歌い上げる。 バラードにはつきもののギター・ソロ。
Yukiちゃんはおなじみの「Blue Rose」に持ち替えてドラマチックに演じて見せた。アルバムと同じ進行で「Don't Look Back」。
Yukiちゃんはまた7弦をプレイ。
今日は一段と持ち替えが忙しい。
7弦ギターが出す低音域を活かしたメロディアスなヘヴィ・チューン。ココで場面が替わってあかねちゃんがステージを離れた。
MIZUKIちゃんのドラム・ソロに…MINAちゃんのスラップが重なり…
Yukiちゃんの奇抜なフレーズが加わる。
Ayasaさんが華麗に主題を演奏するのはインストゥルメンタル・チューンの「Yellow Card」。
一瞬のスキも見せることがないハード・ドライビング・ナンバー。
迫力のスティックさばきがタップリと詰め込まれたこの曲はMIZUKIちゃんご本人の作品。あかねちゃんがステージに戻ってセンチメンタルなヴァイオリンの音色も高らかに「Noise-Canceling」。
曲調が次から次へと変わっていく劇的な1曲。
そのひとつひとつのシーンをあかねちゃんが見事に歌い上げ…バンド・アンサンブルのパートではあかねちゃんの歌に呼応するようにAyasaさんのヴァイオリンが端正なメロディを歌い込む。
Yukiちゃんも各パートで多彩なギター・プレイを披露した。
MIZUKIちゃん作の「Yellow Card」にまつわるMCを経て、あかねちゃんのコブシを利かせた切れ味の鋭い歌い回しが印象的な「Darkside Lotus」。
この曲、和の風味の取り入れ方がとても自然。
加えてキメが大変に凝っていてエラくカッコいいわ~。ストレートなロック・ビートで「これでもか!」と切り込んで来る「Breaker」。
Yukiちゃんのチャンク(パームミュートをして8分で低音弦を刻むこと)が鮮やか!
「オマエら、イケんのか~!」とあかねちゃんの檄が飛んで「Red Line」。
途中までいい調子に演奏したもののギターにトラブルが発生して曲は中断。
ま、生演奏の場では時折あること。
さすがEOEの皆さん、堂に入っていらっしゃる。
「チャンと演奏しているということがわかっていいじゃん!」と、超「Look on the bright sight」対応。ギターの問題はすぐに解決。
せっかくだから「曲の前のアオリのところからやり直そう」ということになってYukiちゃんがそれをやることに。
何でも地元大阪ではバリバリにお客さんをアオったとか。
浪花千栄子ファンの私としてはYukiちゃんが「あんさん方、最後までイケまんのか~?正味な話、そんなんやったらイケしまへんで~!」とかやるところを見てみたかったが…まさかね。
「東京、まだまだイケるか~い!」と景気よくやってくれた。そして今度は「Red Line」を滞りなくカッチリとキメて見せた。
さぁ、「Sheeds Of Hope」の東京公演もいよいよクライマックス!
「♪Stand up」のパートがまずは何とも魅力的な「花美」。
繰り返す転調とハデなキメも最高に気持ちがいい!AyasaさんのソロからYukiちゃんのソロへとスリリングな展開!
人気曲だけあって客席から盛大な歓声が沸き上がった。
本編を締めくくったのは『The First Eden』の最後を飾っているリード・チューン「IKIZAMA」。
本編15曲。
『The First Eden』収録の10曲をすべて披露。 メンバー5人が一丸となって密度の濃い完璧な演奏を展開。
まさに観客を「楽園」に送り込んで本編を終了させた。もちろんすぐさまアンコール!
アンコールの1曲目はおなじみ「Judgement Syndrome」。
メンバー各位からひと言ずつ最後のご挨拶。
「皆さん、今日はお越し頂いて本当にありがとうございます。
私も色んなところでご迷惑をおかけしていると思うんですが、こうして温かいお客さんに支えられて今日ココに立っているんだなと改めて実感しています。
明日、日本では一応ファイナルということで、明日も盛り上げるぞ!という気持ちでガンバりたいと思います。
ちなみに、明日も来てくれる方とかいるんですか?……たくさんいらっしゃる!
ありがとうございます!
これからも我々は突っ走っていきますのでよろしくお願いします!」最後に持って来た曲は「Evolve」。
幾度となくスポットライトが当てられたAyasaさんとYukiちゃんの激しくも艶やかなバトル。
最後までタップリと魅せてくれた。演奏終了後、客席にピックを投げるYukiちゃん。
「ありがとうございました!」
Marshallのいい音もタップリと聴かせてもらったし…あ~、楽しかった。
East Of Edenの詳しい情報はコチラ⇒East Of Edenの詳しい情報はコチラ⇒Official Website
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