森久保祥太郎 LIVE TOUR 2014 心・裸・晩・唱 〜PHASE4〜
超満員のZepp Diver City。
押しも押されぬ声優界の大スターだ。
シリーズで展開しているコンサート…その第4段階!ハード&ヘヴィなナンバーがギッシリと詰まった一大ロック・スペクタクル!
4月からスタートした全国ツアーがソールド・アウト続出の大好評につき、開催が決定したのが本追加公演なのだ。
祥太郎さんはMarshall。JCM2000 TSL100と1960Aのコンビネーション。
よく見るとヘッドのロゴの両脇にピックが貼ってある。
そして、祥太郎さんを劇的にバックアップするバンド・メンバーは…
健至さんのMarshallはJVM410HJS。Joe Satrianiのシグネチャー・モデル。
このモデルは海外でも大変に評価も人気も高いモデル。もちろんSatriani自身もMarshallの50周年記念コンサートの時に使用していた。
キャビネットは1960A。
7弦ギターを組み合わせて、ソロにバッキングにと縦横無尽なギター・プレイを披露した。
鍋嶋さんも7弦ギター。キャビネットは1960Aだ。
ベースは三宅博文。EDENのスピーカー・キャビネットを使用。
ロック・シーンとアニメやゲームの関わりが切り離せなくなってもうかなりの年数が経つ。最近はそれにインターネット・ミュージック(ていうのかな?)という第三の勢力が加わって、ロックの在り方の多様性が過去には想像できなかったほどに広がった。
そして、それらのどの勢力も「ロック」という音楽ジャンルの外側にあるようなイメージはいまだあるが、プロデュースされているサウンドは完全にロックだ。
40年近く「ロック」と言う音楽を傍らで見続けて来た者の目には、近い将来「ロック」という言葉もなくなってしまうのではないか?…という風に映る。
よく言えば、かつては怪しく危険なマイノリティの代表のような存在であった「ロック」という音楽が、人間が生まれてはじめて聴かされる音楽にまで普及したということになるのであろう。
その反対に「ロック」が生来持っていた「毒気」や「危険な香り」はまったく消え失せた。
勘違いしてはいけないのは、このムーブメントはアニメやゲームの流布によって現れたものではなく、パンク/ニューウェイブ以降、80年代から始まっているということだ。
それまでのロックに喝を入れるべく登場したパンク・ロックがかえって「ロック」の牙をもぎ取ってしまったところが実に皮肉だ。
さて、Marshall Blogではそのロックをロックたらしめる要素として、シンガーの声について何度も触れてきた。
要するにロックには「男性的な野太い声」が不可欠であるということだ。
そこで感動したのが祥太郎さんの声!
もちろん声優さんだからして「いい声」なのは百も承知なのだが…
ロック・フィーリングあふれる実にクールなボイスなのだ!
加えてまったく手を抜かずにキチンと歌い込む姿勢もカッコいい。
その祥太郎さんをバック・アップするバンド陣の演奏もすさまじい!
これでもか!と弾きまくるギター・チーム!
祥太郎さんの声が「ロック・ボイス」ならMarshallから繰り出されるギターのサウンドも最高の「ロック・トーン」なのだ!
リズム陣のハードでタイトな快演も完璧だった。
各地の名産品を食す「フード・ソロ」という大串さんのコーナー。東京はトンカツ。デカいヤツをガブリ!
コンサートはいよいよ佳境に!
矢継ぎ早に飛び出してくるド迫力のナンバーに観客は大熱狂!
「夢にまで見た」というZepp Diver Cityでのコンサート…大成功だった!
そして、ダブル・アンコール。
第4段階は熱狂のうちに幕を下ろした。
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