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2019年9月26日 (木)

リズム&ドラム・マガジンのスティーヴ・バーニー


8月一杯で3カ月にわたる大ツアー『GUITARHYTHM VI TOUR』を終了した布袋寅泰さん。
その全公演のドラムスを担当したのがイギリスはリヴァプールからやって来たSteve Barney(スティーヴ・バーニー)。
彼がNATAL Drumsを愛用してくれていることは既にMarshall Blogでもレポートした

10そのスティーヴのインタビューが今月売りの『リズム&ドラム・マガジン』に掲載された!

20残念ながら当日は他に用事が4つあって、後から日取りが決まったこのインタビューの現場に立ち会うことができなかったのは大変残念であったが…

30こうしてタップリと見開きカラーでインタビューを掲載して頂いて感謝感激!

40もちろんインタビューの他にスティーヴ愛用のNATALのドラム・キットも詳しく紹介してくれている。
おかげさまでNATALは本国のイギリスではもう当たり前のドラム・ブランドになってるようだけど、日本はまだまだなのでこういう機会はとてもうれしゅうございます。
イギリスでは比較的知られた歴史のあるパーカッションのブランドでも、7年前に私がMarshallに入社してNATALをが日本に入れた頃、「なた~る」なんてドラム・ブランドを知っているのは一部のMarshallの関係者とウチの家内ぐらいだったからね。
「ネイタル」と読まれたり「コロコロチキチキペッパーズ」の「ナダル」と間違えられたり(コレはウソです)…完全にゼロからのスタートだったワケ。
それがおかげさまで、最近はバツグンに名前の通りがよくなって来ましたです。
すでにご愛用頂いているドラマーの皆さん、そして協力を頂いている皆様にはこの場をお借りして心から感謝申し上げます。
今日もNATALを使ってくれているMacnic Street Preachersの現場に来てるんですよ~。

50さて、スティーヴ。
3か月の日本滞在の間にコンサートにお邪魔したり、オフの日には2人で天ぷらを食べに行ったりしてとても楽しかった。
ものすごく気さくな人で、どんな話でも熱心に私のヘタな英語に耳を傾けてくれた。
ずいぶん色んな話をしたけど、ビックリしたのはコレ。
コレは六本木ね。
スティーヴはこの付近に投宿していて、下の写真のローソンがある場所にかつては日本を代表する「ピットイン」というジャズのライブハウスがあって、私もずいぶん通った…なんて話をした。
20_2そして、アラン・ホールズワースがココで演奏したライブ盤があって、下のジャケ写を見せながら、「ココが入り口だったんだよ」なんてことを教えてあげた。
しかし、六本木のピットインがなくなってからもう15年も経ったんだね。
向かいの中華料理店もなくなってた。

Ah_2後日、スティーヴに会った時、「シゲ、ちょっとコレを読んでみて!」と、携帯に入っている英語のメールを見せてくれた。
大変に筆マメの人が書いたメッセージらしく、ずいぶん長いメールでね。
そして、差出人の名前を見てブッたまげた。
そのメールの送り主は何とゲイリー・ハズバンドだったのだ!
スティーヴはゲイリーととても仲が良く、ピットイン跡の写真とともに近くに投宿していることをゲイリーに話したんだね。
上のライブ盤のドラムスはチャド・ワッカーマンだけど、ゲイリーも1994年にホールズワースのバンドでピットインに出演していて、その時の楽しかった思い出が長々と綴られていた。
 
そして、ドラム・マガジンのインタビューの前の週に事務所に遊びに来てくれた。
この時もエラく楽しかったナ。
スティーヴがいきなりゴダイゴの「Monkey Magic」を歌い出したりしてね。
マチャアキの『西遊記』はイギリスで大人気だったんだって。
子供の頃それを見るのが楽しみで仕方なかったらしい。当然「ガンダーラ」も知ってた。
それで「西遊記」のイギリスでのタイトルはただの「Monkey」だったんだって。
「猿」なんてドラマのタイトルは日本では考えられないよナァ。
 
もうひとつテンション上がったのはGenesis。
仕事柄、私もずいぶんたくさんのイギリス人と付き合っているけど、インタビューにもあるように、「Genesisがスキ」というイギリス人に会ったのはもしかしたらスティーヴが初めてかも知れない。
「Afterglow」のチェスター・トンプソンのフィル(ザッパの「More Trouble Everyday」)の話で盛り上がっちゃったりして!
私が観た1978年の『And Then There Were Three』ツアーの東京公演のプログラムを見せるとスティーヴは大興奮。
その時に撮影したのが下の写真。
納豆以外は何でも大丈夫だそうで、家内の手料理をとても美味しそうに食べてくれた。
ホント、楽しかったナ~。

60vまた日本に来れるといいね。
その時のNATALも任せておけ!

70v

200 
(一部敬称略 ※奥さん、村上さん、横尾さん、そしてステイーヴ、絶大なるご協力をありがとうございました!)