Marshall Live vol.2 ~ D_Drive<後編>
いよいよ午後2:30になり、メイン・ステージが動き出した!
D_Driveはこれから10時間近くに及ぶ長い長いショウのオープナーだ。そのD_Driveを紹介したのはプレゼンター、ミュージック・ジャーナリストのカイリー・オルソン(Kylie Olsson)。
カイリー、スゴイんだよ。
チャンとD_Driveのプロフィールを調べて原稿を書いてきていて、それを全く見ずに威勢よく一気にD_Driveを紹介した。
銃撃戦のパート。
イギリスのお客さんにもこのスリル感がバッチリ伝わったことだろう。Seijiさん、張り切っていつもより多くドンパチしております!
持ち時間は何せ25分しかない。
その間に「Driving Rock」の魅力を全開させなきゃならないからね。
「25分は短い!」とお思いになる方もいらっしゃるかもしれないが、一部のバンドを除いてみんな25分。20分というバンドもあったんだから!
Toshiくんもいきなりスロットル全開だった。
しかし、よかったね~、名前を「Toshi」と短くして!みんなに覚えてもらえたよ。
D_Driveの最も古いレパートリー。それだけに最も思い入れのある曲。
イギリス/ヨーロッパで演奏するのはどういう気持ちだったろう?
私はチョットだけグッと来ちゃったよ。
最初と最後のピックアップ・ソロ回しがMarshall Arenaに響き渡った!
「みなさんこんにちは~!D_Driveで~す!名前だけでも覚えて帰ってくださ~い!」とやっているわけではない。
ちなみに、いまやMarshallの工場で「D_Drive」の名前を知らない人は多分いないと思うよ。
今回の渡英に備えて英語を勉強した効果大。
キチンと英語で挨拶してみせたYukiちゃん!
立派でした。
続いては「Atraction 4D」。
小柄な女性がパワフルでスキルフルなドラミングをしている!…みんなビックリしたハズだ。SeijiさんのリフがArenaを切り裂く
アルバム『Maximum Impact』からシングル・カットされただけあってヤッパリ人気のある曲。
大きな会場で聴く「Attraction 4D」…やっぱり鳴り響くサウンドもスケールがデカい!
暴れまくるToshiくん。
スラップがすごくウケるということが今回わかったね。
Seijiさんのディレイ・トリックで始まる「The Last Revenge」。
25分の持ち時間をオーバーすることなく最大限使い切ったステージマナーも立派だった。
お客さんはホント、みんなJaw-droppingになってたよ。
MarshallがそんなMarshall Liveのステージの様子を伝えるビデオを作ってくれた。
あ~、終わっちゃった。
あんなに「まだ大分先のこと」と思っていたのに…寂しいナァ。
でもロンドンでまだ2回のギクが残ってるからね。
そちらもMarshall Blogでバッチリとレポートします。
その前にまずは楽屋の外でMarshall Beerをグイっとどうぞ!
あ~、とりあえずはホッとした。
私もイッパイ頂きます。
3種類あるMarshall Beerのウチ、缶で提供しているのはこの「The Rock Star of Lager」。
要するにラガー・ビール。
私はイギリスに来ると、ビターとかIPAとかスタウトを飲むことにしていて、まずラガーとかピルスナーは飲まない。
だってそんなの日本でいくらでも飲めるでしょ?
あ、チョット脱線。
私はもうアメリカのビールはもうカラっきしダメで、Budwiserあたりはまず手を出さない。
そしたら、昨日Marshallの古い友達に教えてもらったんだけど、Budwiserというのは元々チェコのプラハなんだってね?
それでその友達の弟がプラハにいるんだけど、アメリカのBudwiserとは似ても似つかないシロモノでメチャクチャ美味しいんだって!
ビールの国のイギリス人が言うのだから間違いないだろう。
で、この「The Rock Star of Lager」、全然ラガーっぽくない。
濃厚な味で苦味が強く、むしろIPAに近い。
やっとありつけたMarshall Beer…やっぱりウマかった!
さてさて、6月16日の新横浜で発売開始になる『Maximum Impact』の国内盤の用意ができたようだよ。
この特製国内盤には帯とブックレットが付いてるの。
コレはそのブックレット。
20ページだぜ!
このアルバムの制作過程と各メンバーから集めたコメントを基にした収録曲の解説を私が描かせて頂きました。
はじめ6,000字ぐらいの予定だったんだけど、アレよアレよという間に8,300字!
でも書いていて楽しかったナ。
ほぼ1日で書いちゃった。
写真もタップリ!
デザインは「下町のひとりヒプノシス」でおなじみの梅村デザイン研究所。
CDとLP共通のブックレットなので、LPに収めると当然こんな感じ。
こっちはCD。
Marshall Records商品共通のデジパック仕様。
クドイようだけど、発売は6月16日の新横浜での10周年記念公演から!
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Website