Marshall Live vol.1~ D_Drive<前編>
マァ、長いといえば長かった…Marshall Arenaへの道。
一体何回Marshall Blogで宣伝したのかわからないけど、こんなことをやっていたのが100万年前ぐらいのような感じがするわ。
そして、とうとうD_Driveがイギリスに渡って、Marshall Liveやロンドンのライブ・パブで演奏してアッという間に終わっちゃったよ!
正直、この一連のイベントに向けて、数か月間信じられないほど忙しかった~。
私は絶対に徹夜で仕事しないようにしているのね。一発で身体がガタガタになっちゃうから。だから11時になったらPCの電源を落として寝る準備に入る。
どうせ朝早く目が覚めちゃうんだから、朝5時からまた取り掛かればいい。
…とそんな調子で対応して来た数か月間だったけど、本当にやった甲斐がある仕事になったと思う。
それでは早速Marshall Arenaへ!
コレはミルトン・キーンズのフランチャイズ・フットボール・チーム、MK DONSの本拠地。
いわゆる「ネーミング・ライト」ってヤツだわね。
「CCレモン・ホール」みたいなヤツ。
Marshall Arenaの壁に付いていたポスター・パネル。
1日にはチャンと「Marshall Live」が載っている…って当たり前か。
その3日後はロッド・スチュアートだよ!
そして、いよいよその日がやって来た!
天気は最高。
後は仕上げをごろうじろ!ってか?
入り口のようす。
案外控えめなMarshallのディスプレイ。
2:30がメイン・ステージのスタート。
それにかなり先んじて12:00から開場した。
イギリスのギター雑誌、「Guitarist」のオマケ。
昔はこういうことをよくやっていたのを思い出した。
どっかで見たことがあるような…。オイちょっと待てよ!
東京キネマ倶楽部じゃねーか!
前日にリリースされたばかりの『Maximum Impact』。
上手にはJVM410HとDSL100と1960BXで作ったフル・スタックが2セット。
下手のMarshallはJVM410Hと1960Bのフル・スタックが2セット。
ナンだよ、こういうときは壁にしろよ。
工場まで車で3分じゃないの!
ベース・アンプはラックに入ったイードゥン(EDEN)のWTP-900が3台とD610XST。
コレがドラムスを挟んで上下にセットされた。
ドラム・キットはいくつか用意されたがD_Driveはこのキット。
コンフィギュレーションはバッチリ。
アーティスト担当のジョージが、Chiikoちゃんのいつも使っているNATALにイメージを合わせてブルー系のキットにしてくれた。
テーブルの上に用意された飲み物や食べ物。
外タレの契約書なんかだと、楽屋に用意しておかなければならないモノが実に細かく指定されていて、「板チョコが3枚。味はミルク」とか、「リンゴ4個、オレンジ3個」とか書きこまれているんだよね。
楽屋に入った時にはもうKing Creatureがいて…マァ、コワいよね。
でもたいていは「ヤアヤア」と気軽に握手の手を差し出しながら自分の名前を名乗って来る。
そういうことをほとんどしない大人しい人もいるけどね。
で、少し時間が経てばこの通り。
バッチンバッチン始まった。
Toshiくんのツーショット相手はKing Creatureのボーカルズ/ベースのデイヴ・ケラウェイ。
この通りやたらと愛想のいい人で、次の日には私や家内にまでfacebookのお友達リクエストが来てた。
しばらくして楽屋に入って来たのはBad Touch。
さっそくダニエルにお礼を伝え方々、お願いして写真を一緒に撮ってもらった。
Bad Touchのギタリスト、ダニエル・シーキングスは『Maxumum Impact』のジャケットのデザインをしてくれた人。
ロビーに設置された小さなステージでは、明日のスターを夢見る新人、もしくはアマチュアのバンドの演奏が始まり腕を競った。
このステージでの演奏の評判が良かった2チームがメイン・ステージで演奏できるとあって真剣。
みんな相当若い。
スター気取りでステージを切り回しているところがナントモほほえましい。
メイン・ステージのトップバッターであるD_Driveにお声がかかり、セッティングとサウンド・チェックが始まった。
真ん中にいるのがMarshall Recordsのピーターと私。
ペダル用の電源を確認しているところ。
ドラムスのセッティングはジョージが懇切丁寧に手伝ってくれた。
Marshallのアーティスト担当のジョールとオープニングの段取りの確認中。
はじめジョールは私に呼び出しのMCをやれって言うんだよ。
「ヤダよ!」って言ったんだけど、そしたらチャンと専門の女性が待機していてくれた。
チッ、ホントはやりたかったんよ!
やっぱりね、中の音を小さくしろって言うんだよね。
私がメンバーとモニター・マンの間に入ってモニターの調節をする。
ステージが広いもんだから、大声でモニター・マンに連絡をしなくちゃならない。
当然のことながら全部英語…こういう時はチト恥ずかしいね。
私も一生懸命働いているところをフィーチュアして…と。
「It's show time!」と言ったとか、言わなかったとか…。
とにかく無事に準備完了。
後は出番の時間が来るのを待つだけ。