Marshall Live vol.3 ~ Bad Touch
D_Driveの出番が終わってホッとして、ひと息ついて…まだもうひとつインタビューが残っているんだけど、それまでの間はレーベル・メイトさんたちの演奏を楽しむことに。
どれも観たかったヤツ。
特に楽しみにしていたのがBad Touch。Stevie Westwood
このバンドはいいよ。
以前からCDで音楽は聴いていたんだけど、ライブの方がいい。
それは何と言ってもこのボーカルズのスティーヴィーの存在。
もうね、ナニからナニまで問答無用でカッコいい。
歌声や歌い回しはもちろん、仕草のひとつひとつがロックになっているんだな~。
マァ、こういう人は日本人では滅多にお目にかかれない。
楽屋で初めて見かけた時から「カッコいい!」と思っていたのよ。
そしたらステージではその何万倍もカッコよかった!
スティーヴィーをバックアップするバンド陣がまたいい。
上手のダニエルは『Maximum Impact』のジャケット・デザインをしてくれた人ね。
ソロ・パートが多かったロブ。
奇を衒うことのないロック・ギターの王道フレーズが勇ましい。
サウンドは「70年代ブリティッシュ・ハードロック」の文法をそのまま借用して、単語を今風にして書き上げた文章…というところか?
The DarknessにしてもThe Answerにしてもココ(あ、まだイギリスにいるもんですから)の人たちがこういう音楽を演ると自動的に「ホンモノ」になるからうらやましいよね。
でもやっぱりジャスティン・ホーキンスにしても、コーマック・ニーソンにしても、カッコいいシンガーがいないとこういう音楽は成立しませんな。
「Let hear the noise!」
ク~、カッコいい~!
勉強不足で曲を判別することはできないが、アルバムからの曲なんでしょうな…多くの人が一緒に歌っていた。
「歌う」といえば、コレコレ。
やっぱりコーラスがスゴイんだよね。
ダニエルはどちらかというとギターはバッキングの役回りだったけど、強力な「声」でスティーヴィーにハモリをつけていた。
音楽の種類を問わず、海外のロック・バンドの演る曲はコーラス・パートがあって当たり前だもんね。
そもそもみんな歌がうまい!
やっぱりロックはこうでありたいものです。
というか、こういうのが私にとっての「ロック」。
そしてやっぱりスティーヴィー。
シャッターを切りながら、新しいバンドのサウンドをこんなに楽しんだは久しぶりのことだった。
コレがMrshall RecordsからリリースされているBad Touchの『Shake a Leg』。
70年代ブリティッシュ・ハードロックがお好きな方におススメ。
でも、70年代のバンドのサウンドと比べて「あーだ、こーだ」と言うのはヤボですからね。
コレはコレ。
ノーフォーク出身の今の若者が自分たちのフィーリングで伝統的なブリティッシュ・ハードロックをコネ回しているところを楽しまなきゃ!
そして、日本の若いバンドとのあまりにも大きな違いに驚嘆する…という楽しみ方もあるにはある。
早く日本へ来るといいのにナァ。
Bad Touchの詳しい情報はコチラ⇒Official Website(英語版)
さて、次の出番はこれまた楽しみにしていたKing Creature。
…とココで日本のロックに焦点を当てたイギリスのウェブサイト『KAKKOII CLUB』のインタビュー取材となった。
よし、転換の間にインタビューを済ませてしまおう!…と思ったら、このウォーレンという担当者が存外に感じのいい人で、よしゃいいのについつい余計なことまでベラベラやってしまった!
ウォーレン、メッチャうれしそうだな~。
ホントに感じのいい人だった。
そしてKAKKOII CLUBに掲載されたインタビューがコレ。
録音したインタビュー音源を聞くのは苦痛だったろうにナァ。
辛抱強く私の通訳をうまくまとめてくれたよ。
記事はコチラ⇒KAKKOII CLUB [Blogs and Interviews]
さてさて「お次はKing Creature!、キンクリ、キンクリ!」と急いで会場に戻ったら!
ドワッ!最後のかき回し~。
残念無念~。観たかったのに~、撮りたかったのに~!
でも諦めないぞ。
明日のCamden Rocks Festivalがある!