そして、オリンピック/パラリンピックを2年後に控えた今年。 「スポーツオブハート」の開催が決定。 前回に引き続いて東京と大分での開催だ。 昨日、その記者発表会が催されたのでお邪魔して来た。 そう、私は記者なんです。 エヘン!田川ヒロアキ永遠の名言ってのがあるでしょ? 「Now Marshall Blog is one of the mass media.(もはやMarshall Blogはひとつのメディアである)」
ハイ、ここでドカッと脱線させて頂きます。 覚悟してください。 「ケッ、どうせまた『ウッドストック』の話だろ…」と思うでしょう? もう映画のウッドストックについては散々やったので今日はホンの少し登場させるだけ…でもないか。 映画の『ウッドストック』の最後でキャストを紹介するエンドロールのバックで使われたのがクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(以下、CSN)の「Woodstock」。 名盤の誉れ高い『Deja vu』に収録されている。 このアルバムのリリースは「1970年の3月」。 CSNは「Suite:Judy Blue Eyes」で映画の中で思いっきりフィーチュアされているが、それだけではなく、「Long Time Gone」と「Woodstock」が冒頭と最後に使われた。 要するにあの映画はCSNで始まりCSNで締めくくっているのだ。 ものすごいヒイキじゃん? ナニをどうしたって猛烈に印象に残るもんね。 「あの時代を最も象徴しているグループ」ということだったのだろうか? それとも事務所の力か? はたまたプロデューサーの公私混同か? それにもかかわらず、ナゼか両方ともサウンドトラック盤に収録されなかった。 サウンドトラック・アルバムというのはフィルムに入っている音声のトラックを音盤化したものでしょう。 だから「サウンドトラック盤」という名称なのに『Woodstock』のサントラ盤は全くイカれていた。 40年の間に何百回聴いたかわからないけどね…へへへ。 だって「I Had a Dream」とか「Drug Store Truck Driver Man」とか「Volumteers」とか映画に出て来ないいい曲も入ってるから。 結局、ウッドストックでスミマセン…もうチョットやっていい? この「I Had a Dream」ってジョン・セバスチャンの曲、Cmaj7→Amと来て、次のコードがわからなくてね~、VI7と来て「A7」かなんかかと思っていた。 でもシックリ来ない。 で、先日田川ヒロアキくんがウチに来た時に聴いてもらったら、初めて耳にした曲にもかかわらず、そしてギターにまったく触らず「ああ、ローコードのE分のA(A/E)ですね」と瞬時に答えやがんの! 私なんかコピーするだけでも大変なのにヤッパリ才能のある人はこんなこと朝飯前なワケだよね。 かわいそうに…我々アマチュアはコピー・バンドやって楽しんでいればいいんだけど、そういう才能がある人はそこから先が仕事だからね。 ゼロから何かを作り出すのが、アーティストの生業。 彼はこの「A/E」を聴いて、こう言った。 「こんなシンプルなコードをひとつ使っただけでこの『世界観』を作っちゃうんですからね…とてもマネできません」 興味のある方は聴いてみて! 元ラヴィン・スピーンフルのジョン・セバスチャンの「I Had a Dream」ね。 スタジオ版ではココに書いた意味はわからないでしょう。 『Woodstock』のサントラ盤でどうぞ。 曲の「Woodstock」に戻って…上で示唆したように作曲はジョニ・ミッチェル。 彼女の3枚目のアルバム、『Ladies of the Canyon』に収録されている。 そして、このアルバムのリリースも『Deja Vu』と同じ「1970年の3月」。 ジョニはカナダ人なんだけど、ウッドストックに出てもいなければ、行きもしなかったらしい。 でも、この曲を書いた。 「♪神の子に会った どこに行くのかと尋ねると、彼は『ヤスガーの農場に行くんだ』と答えた」…という歌詞がすごく好き。 「(マックス・)ヤスガー」というのは、ウッドストックの会場となった農場の地主だ。 映画にも出演して「アーマファーマー(I'm a farmer)」と50万人の観客の前で挨拶をする。このシーンのモノマネが高校の時に友人の間でハヤった。 でも、実際にヤスガーの農場があったのは「ウッドストック」という地籍ではなく、「べセル」という場所だったのね。 で、ですね、このそれぞれのアルバムのリリースのタイミングを見てみる。 ジョニとCSNは同着の1970年3月。 映画の公開も1970年3月。 どういうことなんだろう?全部同時期。 もしかして映画の制作サイドが、「こういう映画を作るから『Woodstock』という曲を作ってください」…と予めジョニに頼んでいたのかな? だとしたら、どうしてジョニ・ミッチェルだったんだろう? ウッドストックが開催されたのはジョニのアルバムがリリースされるたった半年前なんだけど、映画の制作チームはジョニがそういう曲を作っていたことを知っていたのかしら? また、ナンだってCSNにカバーさせたんだろう?
調べてみると、ジョニはウッドストックの1か月後にカリフォルニアのビッグサーというところで開催された「Celebration at Big Sur」というフェスティバルに出演し、どのアルバムよりも先にこの曲をそこで披露したのだそうだ。 それを映画のスタッフが見ていたのかとうかはわからない。 また副脱線させてください。 以前にも書いたけど好きな話なのでまた書いちゃう。 「風に吹かれて(Blowin' in the Wind)」をボブ・ディランより先に録音したいうフォーク界の大重鎮、ハッピー・トラウムから直接聞いた話。 ウッドストックの会場には映画に出て来るステージの他にもサブのステージがあって、元来ウッドストックの住人であるハッピーもそのサブの方のステージに出演することになっていた。 ところが結果的に出演しなかった。 イヤ、できなかったのだそうだ。 …というのはあまりの人で、家を出たのはいいけど、最終的にステージにたどり着くことができなかったのだそうだ。 ハッピーが日本に来ていた時にニューヨークのテロ事件が起こってしまって、彼はウッドストックに帰れなくなっちゃってね。 「シゲ、困った…」と連絡が入り、数日の間、彼と奥さんのジェーンの面倒をみたのは今となってはとてもいい思い出だ。
ところで、この『Ladies of the Canyon』というアルバム…いいよね~。 「Circle Game」が入っているのがうれしいんだけど、残念ながらこの曲はバフィ・セイント・メアリーのバージョンの方が断然好き。
曲はTAKEさんの歌でビートルズの「Why Don't we do it on the Road」。 「I don't Need no Doctor」もそうだけど、ナンカTAKEさんにバッチリだな、コレ。 昔はこの「Why don't we~」って意味がわからなかったね~。 「Why don't we」とか「Why don't you」とか今では当たり前に使ってるけど。 こういうのこそ学校の英語で教えたらいいのに…。 でも、イギリス人はあんまり使っていないような気がするな。
ところがドッコイ~! ファンキーさんのスマホはMarshall製なのだ。 コレ、スマホのケースにMarshallのロゴが付いている…なんてシロモノじゃないからね。 Marshallのスマートホンは「LONDON」というモデル名で、ファンキーさんは通信機器としてだけでなく、ステージでの音源再生などに活用して頂いている。 自分以外に日本でLONDONを持っている方に初めてお会いした。それがファンキーさんでうれしいわ! LONDONの詳しい情報はコチラ⇒【Marshall Blog】LONDON ARRIVES IN TOKYO