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2018年2月20日 (火)

2月生まれ 考えあまいが演奏うまい ~ THE FEBの20周年!<中編>

 
森さんの歌で「Suzy Q」。
むかしむかし、この曲のことを完全にスージー・クアトロのことだと思ったよね。
違いますよ。
しからば「Suzy Q」あるいは「Susie Q」とは一体誰のことか…。
私は曲は知っていても、周辺ことは何も知らなんだ。
で、今回のアルバムのライナーノーツを書くにあたって色々と調べてみたんだけど、とてもおもしろかった。
知らないことを学ぶのは大変楽しい。
子供の頃からこの精神が旺盛だったら東大のひとつやふたつは軽かったかも?…イヤ、無理か?
「Suzy Q」の詳しいことについては『THE FEB』のライナーノーツを見てね!

520v_sqウネウネとダイナミックにトレモロアームを揺さぶる森さんのソロ。
いい音だにゃ~。
そして、森さんより若干深めのクランチ・サウンドで松川さんがソロをブチかます。

530しかし…今更だけど、感心するほどシンプルな音楽だナァ。
それがこんなに魅力的に響くのだから昔のロックってのはスゴイ。
エンディングのデクレッシェンドが意外。

540vココでTraffic。
ボーカルズが松川さんに替わってファースト・アルバムから『Dear Mr. Fantasy』。

550_dmfココでも森さんは大胆にトレモロ・アームを上げ下げしてボトルネックの効果を醸し出しす。

2_s41a0096 杉本さんのオルガン・ソロ。

570曲に鋭い刃物を突き立てるような広規さんのプレイがとてもスリリングだ!
560そして、松川さんが華麗にソロをキメて曲はエンディングを迎える。
  
Trafficもイギリスの名門バンドのひとつと言えよう。
『Mr. Fantasy』、『Traffic』、『Last Exit』、『John Barleycorn Must Die』、『The Low Spark of High Heeled Boys』、『Shoot Out at the Fantasy Factory』、『When the Eagle Flies』、そして『Far from Home』…全部ウチにあるんだけどサ…聴かないんだよね。
キライじゃないんだけど聴かない。
実はStevie Winwoodのソロ・アルバムもゴロゴロしてるんだけどサ、聴かないんだよね。
何でなんだろう…。
でも、このTHE FEBの演奏で聴きたくなったのよ。
こういうこともある。
コレも音楽の面白いところだ。
THE FEBの「Dear Mr. Fantasy」は本家より少しハードな演奏だった。

555THE FEB20周年記念ライブの最初のセットはココまで。
ブルースを中心とした渋~いレパートリーでジックリと聴かせてくれた。

5802番目のセットに移る。
ギター&ボーカルズに横内健亨。

590ライナーノーツに名簿が掲載されているのだが、過去2月生まれではない大二さんなども参加していることからわかるように、THE FEBは20年の間に2月生まれ以外の助っ人ミュージシャンも何人か登場している。
TAKEさんはTHE FEBの発起人のひとりで、当然ながら2月の生まれ。

600vTAKEさんはASTORIA CLASSIC。

610ベースには岡沢茂を迎える。
岡沢さんも2月生まれ。

620v最初に演奏したのは、TAKEさんの4つ切りでスタートする完全4ビート・ナンバー。
650まずはニューオリンズのシンボル的なシンガー、Lee Dorseyの「Get out of my Life」。
小野さんも2月生まれ。
655vこの曲のタイトル…「~の外へ」とか「~の中から」という意味を表す「out of」ってイヤだよね。
どうしても「out from」って言いたくなっちゃう。コレぞ日本人の英語オンチ的発想なんだろうな…イヤ、私の英語オンチ的感覚か。

630v_gomTAKEさんと松川さんのソロで転調するところがトリハダもの。
松川さんはトーン、フレーズともにハードになって来た!
ジャンジャンいっちゃってください。

650v続いてはRay Charlesのヒットで知られるミディアム・スローの「I Don't Need no Doctor」。

660「♪アドニーノ」…TAKEさんのドスの効いた歌いっぷりが何とも痛快。

700岡沢さんが入れるノリよい合いの手がまたいい感じ!
710今度はコーラスを効かせてガツンと弾きまくる松川さん。
やっぱりASTORIA CUSTOMの出す音が気持ちいいに違いない!

680v西本さんのオルガンがソロを引き継ぐ。
ココのパートの盛り上がり方が実に気持ちいい!
ウ~ン、不思議。
キーボーズはナゼか2月生まれ以外の方が多かったようだ。
今日ご出演されている西本さん&杉本さんも2月生まれではないし、かつてご出演された関雅樹のコンボでMarshall Blogによくご登場頂く石井為人さんも同様。
で、ホッピーさんが2月生まれなんだって。

690vメンバー全員の熱演に応えるかのようなTAKEさんのガッツに満ちたソロ。
ちなみにドミナントのパートはRay Charlesの原曲をリハーモナイズしての演奏。
John Mayerバージョンかな?

720v2番目のセットの最終曲。
コレがまたヨカッタ!730ドラムスは小森啓資にスイッチ。

740v_gjCD収録曲ベースで言えば、この日唯一のインスト曲にしてオリジナル曲(この日演奏した他のインスト曲は「Albatross」)。
TAKEさんの「Gang Jam」だ。

750キメの連続で作られているようなスリリングなナンバー。
どういう展開をするのか想像できない。
まるで組曲のようだ。

760リハの時に初めて聴いて一発でこの曲が気に入ってしまった!
切れ味鋭い小森さんのドラムスがまた実にピッタリとハマるんだな~。

780v西本さんはこの曲ではオルガンから離れてピアノでソロを披露。

2_s41a0348 そして全編を通じて暴れ狂うTAKEさんのギター。
ココでもドスが効きまくり!

790v文句なしの快演!

800ココで休憩。
広規さんのライブといえば南阿蘇の「キャラメル・プディング」。

801もちろんこの日も南阿蘇から送られて来て、みんなで究極のプリンの味に舌鼓を打った。
ちなみに「舌鼓」は「したづつみ」ではなく、「したつづみ」と読む。
アレ!
広規さんが持ってるヤツ!

802vそう、伊藤広規音楽生活40周年記念仕様なのだ!
広規さんの大好物である「ラーメン味」に仕上がっている…んなワケない!

803どうでもいいことですが…。
この赤いハートが付いた紙箱。
先週のバレンタインデーでの家内からのプレゼント。

Vdキヒヒヒヒ!
キャラメル・プディングの詰め合わせなのだ!お取り寄せ~!
ダメ、いくつあっても食べ足りない。
できれば南阿蘇とパイプでつないで、蛇口をひねるといつでもプリンが出てくるようにしたい…というぐらいおいしい。
 
キャラメル・プディングの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・ブログ

Pd今レポートしているTHE FEBのライブCD&DVDは2月28日の発売です。

 

伊藤広規の詳しい情報はコチラ⇒ITO KOKI official web site

820<後編>につづく
 

200_2  
(一部敬称略 2017年11月2日 LIVE CAFE STORMY MONDAY YOKOHAMAにて撮影)