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2018年4月17日 (火)

LAZY 40th Anniversary Special Live Slow and Steady supported by Rock Beats Cancer <後編>

 
ゲスト・コーナーも終了し、ショウは後半に突入。
まだまだテンションが上がりそうなステージと観客席!
何しろ曲は1998年の再結成時のヒット曲、「ULTRA HIGH」。
 
影山ヒロノブ

10v高崎晃

20v井上俊次

30v_2高崎さんの「♪ウルトラ~」も聴きどころ!

50v_2「ULTRA HIGH」が収録されたLAZYの17年ぶりのアルバム『Happy Time』から「My Rest Pose」。40v_2MCでは「LAZY昔ばなし」で盛り上がった。
デパートの屋上でよく演奏したとか…。
ベイ・シティ・ローラーズの映像の後に登場して客席からおにぎりが飛んできたこともあったとか…。
ナンてことをするんだッ!…というか、そういうモノを観に行く時、その時代はお客さんがおにぎりを持って行ってたんだね。映画館に冷やしトマトを持って行った人は知ってる。
「フィルム・コンサート」ってヤツですな…私もよく行きました。
タマ~にテレビで放映させる以外に動いている外国のロック・バンドを見るには、ホンモノの来日公演に行くか、フィルム・コンサートに行くしかなかった。
YouTubeもDVDもビデオすら珍しい時代だからね。
中学3年生の時にお金持ちの友人の家がナショナルのビデオ・デッキを買ったというので、みんなで見せてもらいに行った時代だった。
フィルムコンサートといえば…その中学時代のこと…今にして思うとアレはかなりプライベートな企画だったんだろうナァ。
客席が盛り上がっていないことに主催者が業を煮やし、「こっちはせっかくやってるんだからもっと盛り上がれよ!そんなにツマらないんだったらこの場で中止するぞ!」とお客さんに向かって怒声を浴びせかけたフィルム・コンサートがあったっけ…お客さんはお金を払って行ってたのに。
仕方ないのでお客さんは1曲終わるごとに小さなスクリーンに向かって渋々拍手してた。
私は子供ながら「何じゃ、この空間は?」と思ったわ。
    
コチラはホンモノ中のホンモノ!
割れんばかりの歓声の中から飛び出す重厚なギター・イントロ。
しっかし、いい音だな~。

60v_mmwそう、高崎さんの背後にはMarshall!

70曲は2002年の『宇宙船地球号II』から高崎さんの歌で「Make me Wonder」。

2_img_0390 『宇宙船地球号II』を制作する際には合宿レコーディングを敢行。
その時、毎晩樋口さんがお好み焼きを作ってくれたのだそうだ。

90 同アルバムから影山さんがシットリと歌い上げる「Young & Innocent」。

70vそして、超ドラマチックな泣きのギタ~!
タマりまへんな~。

80vいよいよショウも最後のセクション。
昨年の12月、すなわちこのコンサートが開催された月の初めにリリースしたニュー・シングル、『Slow and Steady』からの曲を披露した。

100_1977曲はまず「1977」。
「16歳に戻ったつもりで聴いてください」
<前編>に書いた通り、1977年は「Hey! I Love You!」でLAZYがデビューした年。
40年か~。
スゴイな~。

110v今回のシングル盤には3曲が収められているが、3人のメンバーがそれぞれ1曲ずつ作曲している。
この「1977」は高崎さんの作品。
高崎さんのメッチャ幅広い音楽性を思い知らされる1曲!

120v_2続けて「Wandering Soul」。

130_3バラードの導入部からスタートして、力強いビートを刻む壮大なこの曲は井上さんの作品。

180ギター・ソロも大爆発!

140v「1曲じゃナンだから2曲。せっかくやるなら3曲…。10曲集まればアルバムが作れるじゃん!」と、3曲が作られたとか…。

150_2その3曲の最後は影山さん作の「Happiness~二人ですごすX'mas~」。
コレまたちょっと意外な雰囲気な16ビート・チューン。

160v40年というと、翌年還暦を迎える人が白寿を迎えるという年月だからね…スゴイ歴史ですよ。
こうして1977年のデビュー曲からズラ~っとレパートリーを並べてもらうと、どうしても途中トビトビになっている部分もあるかもしれないが、日本のポップ・ミュージックの歴史そのものを見るような気になった。
考えてみると、歌謡曲全盛時代からハードロックの隆盛期を経て、現在に至っても活動しているバンドって他にないんじゃないのかしら?
LAZYは「歴史」なのだ。

190そしてアンコール。

200「♪S-A-T-U-R-D-A-Y Night!」
ドワ!おにぎりへのリベンジかしら?

210ベイ・シティ・ローラーズの「Saturday Night」をホントに演っちゃった!

215vコレには私も一緒に歌ってしまったよ。
この曲が大流行したのは私が中学2年の時かな?
硬派な私はベイ・シティ・ローラーズなんて絶対に聴いたりしなかったけど、メロディはチャンと歌える。
「きんざNOW!」のおかげかね?
でも、昔のヒット曲ってそうだったんだよね。
ヒット曲の定義は「年寄りから子供までみんなが歌える曲」だと思う。
ウチの事務所に若いミュージシャンが入れ代わり立ち代わりしょっちゅう遊びに来てくれて、色んな音楽を聴かせてあげてるんだけど、ベイ・シティ・ローラーズに感激している子がいたよ…「曲がいい!」って。

220最後のMCを挟んでおなじみのリフ!
「Burn」だ~。

230v_2LAZYとDeep Purpleは切っても切れない関係。
それこそ燃え上がる!
ベースは柴田さん。

240当然柴田さんも完全燃焼。
井上さんのキーボーズのソロではお定まりのアクション!

250そして、完璧なギター・ソロ。
それにしもいい音~。

260vやっぱり名曲は盛り上がりますな。

270vもうひとつ名曲!

280盛り上がりのクライマックスを演出したのは「感じてKnight」!

290本当にバラエティに富んだセットリストで40年分のLAZYの魅力を披露してくれた3人!

295

310v

2_img_0651コレはベテランのファンも新しいファンも大満足の「LAZYショウ」だったに違いない!
今後もあるようなのでその活動が楽しみだ!

320LAZY40周年の詳しい情報はコチラ⇒40th Anniversary Site
高崎晃の詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website
影山ヒロノブの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL SITE

330_2  

200

(一部敬称略 2017年12月27日 六本木EXシアターにて撮影)