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2023年1月

2023年1月31日 (火)

【追悼】鮎川誠さんのこと

 
鮎川誠さんの訃報に接した。
長年にわたってMarshallをご愛用頂いたベテラン・ギタリストをまたひとり失ったショックは大きかったが、それよりも偉大なギタリストたちの度重なる物故によって、ロックが凄まじい勢いで「ロック」から遠ざかっているような気がしてコワくなってしまった。
 
私が初めて鮎川さんのギターの音に接したのは高校生の時に後追いで聴いたサンハウスだった。
20年以上前からMarshallの仕事をするようになって、幸運にも幾度となく鮎川さんとご一緒させて頂く機会に恵まれた。
最近は疎遠になっていたものの、Marshall Blogにも何度もご登場頂いたことは私の自慢のひとつである。
さて、Marshall Blogへの追悼記事を掲載するに当たっては、追悼の意を込めて故人との関りや思い出を綴ることを常としている。
ところが、そうした内容の詳しい記事を以前に掲載してしまっているので、今回どのようにするのがよいのかひと晩かなり悩んだ。
結果、同じことを何度も書いても仕方ないので、「SHEENA & THE ROKKETSの35周年記念」の時に書いた記事を加筆訂正したうえ転用し、現在閲覧することができる鮎川さん関連のMarshall Blogの記事を巻末で紹介して弔意を示すこととさせて頂いた(オリジナル記事は2014年10月23日初出の『【SHEENA & THE ROKKETS 35周年記念特別企画】鮎川さんとMarshallとわたし』)。
 
     ★     ★     ★     ★
 
街というものは変わるものだ。
よくテレビで有名人が下積み時代に過ごした街を訪れる番組があるが、あの中で「アっレ~、ココだっけな~?」と自分が住んでいた場所を思い出せないシーンに出くわす。
アレを見るたびに「そんなに思い出深い場所なのに何で忘れちゃうの?」と思ったりするのだが、アレは忘れてもいないし、本人が変わってしまったワケでもなく、街があまりにも大きく変化してしまうのでわからなくなってしまうのであろう。
  
下の写真は新宿駅を背に小竹橋に向かう通り、いわゆる西新宿の光景だ。
かつてこのあたりに「新宿ロフト」があった。
前回いつ訪れたのかがサッパリわからないぐらい久しぶりにこの辺りに来たついでに、「新宿ロフトの跡はどうなってるのかな?」と思いつき、ブラリと足を向けてみた。
ところが…。 
恥ずかしながらわからなかったのである。
どこにあったのかがハッキリとわからなかったのだ。
1970年代、あんなに足繁く通い、80年代の初頭にはしばらくの間、月1回のペースで出演者の末席を汚していたにもかかわらず明確な場所が特定できなかった。
街が大きく変わってしまったのだ。0010ついでにもうひとつ…。
こちらはさすがにしょっちゅう通りかかるので忘れようがないのだが、渋谷駅前西武百貨店A館の裏。
下の写真のビルとビルに挟まれたやや背の低い建物。ここに何があったかを知る若い人はまずいないだろう。
ここの4階に「渋谷屋根裏」があった。

今となっては大資本が運営するホール様式の巨大なライブハウスが林立してごく普通の高校生もライブ・コンサートに足を運んでいるが、ここに屋根裏があった1970年代は「ライブハウス」というと「いかがわしい」とか「危険な」イメージが世間にあって高校生が出入りすることは大変マレなことだった…と思う。
どうしても酒を出すからね。
当時はもちろん店内でタバコもスパスパだった。
 
高校1年生の頃、当時スペース・インベーダーがものすごく流行っていて、スコアを伸ばそうと私も地元の小さなゲームセンターに入り浸って研鑽を積んでいた。
そこでアルバイトをしていたお兄さんがバンドをやっていて、毎月新宿ロフトや屋根裏に出演していた。
何となく口をきくようになったある日、「別にライブハウスは危ないところではないから、ロックが好きなら観においでよ!」と誘われ、ほどなくして屋根裏に遊びに行った。
多分16歳の時だったと思う。
そのバンドは現在でも元気よく活躍している「三文役者」で、「ゲームセンターのお兄さん」はそのギタリスト、大竹亨さんだった。
「あまり遅くならないように…」ぐらいのことは言われたろうが、親もよく行かせてくれたものだと思う。
これが私のライブハウスの初体験で、結構当時の色んなバンドを拝見した。
それでももっともっと色んなグループを見ておけばよかった…と今でも臍を噛む思いをしている。
その後、パンク/ニューウェイブが台頭してきて私の興味はジャズに移り、時のロックを熱心に聴かなくなってしまったので自然とライブハウスからは足が遠のいてしまった。
今では街も音楽もライブハウスもすっかり変わってしまった…。
前置きは以上。
鮎川さんとの出会いを記すにあたってはどうしても当時のライブハウスのことを書いておきたかった。
0030v
私は高校生ながら洋楽の知識をひと通り持っていたが、こと「日本のロック」となるとからっきしダメで、色々なグループの存在をずいぶん大竹さんから教わった。
その中のひとつが「サンハウス」だった。
当時、サンハウスのレコードは完全に入手不可能で、当時三文役者のPAを担当していた方にお願いしてサンハウスの3枚のアルバムをカセット・テープに録音して頂き、初めてサンハウスのサウンドを耳にした。
「3枚のアルバム」とは『有頂天』、『仁輪加』、『ドライブ・サンハウス』のこと。
本当にテープが伸びるほど聴き狂ったね。
大好きだった。
下はその時のカセット・テープ。
「Sun House」と綴っているのは私がバカだから。
イヤ、それもあるけど、それだけ情報量が少なかったのだ。
だって、レコード・ジャケットを見たことがなかったんだから!
正しくは「Sonhouse」。
元はEdawad James "Son" House Jr.だもんね。
0r4a0397 ブルースをベースにした洋楽風の曲想に、柴山さんの図太い声で「いかにも」の歌詞がビシっと乗せられたサマはナニよりもカッコよかった。
そして、夢中になったのは鮎川さんが弾くギターだった。
そうなると当然ホンモノを見たくなるのが人情だ。
ところが、サンハウスはとっくに解散しており、レコードですら入手できないのだからホンモノを見るなんてことは夢のまた夢。
年上のロック好きの人たちから耳に入ってくる情報といえば、「何年か前に上京して鹿鳴館で素晴らしい演奏をして九州へ帰っていった」なんてまるで月光仮面かスーパーマンのような話しばかり。
0020
そして、知ったのが鮎川さんが新しく結成したバンド、「シーナ&ロケッツ」のことだった。
1979年、セカンド・アルバム『真空パック』が発表されてすぐに買いに行った。
そして、同じ時期に新宿ロフトではじめてホンモノの「鮎川誠」を目にしたのであった。
ここで冒頭のロフトに話が結びつくというワケ。
それはまだ改装前のロフトで、店内がまだレンガづくりになっていたっけ。
超満員でメチャクチャかっこよかったのを覚えている。
もちろん鮎川さんとお話することもなどできるワケがなかった。Spその後すぐにファースト・アルバムも購入。
みんな「レモン・ティ」のことを口にするけど、私は鮎川さんがお歌いになった「ビールス カプセル」と「アイラブユー」がとても好きだった。
後にそれらの曲の出自を知ったが、「でもそんなの関係ネェ!」だった。S1_2 それから時代は25年ほど下って2004年。
『Marshall Nite』というビクター主催のイベントが開催された。
渋谷のTOWER RECORDSの地下にMarshallの壁を持ち込んでコンサートを開催する…という企画だった。
それはデビューして1年足らずのFUZZY CONTROLをプロモートするのが目的で、当時同じレコード会社だった増子真二率いるDMBQ、そしてSHEENA & THE ROKKETSが出演して華やかな色どりを添えてくれた。
その時、鮎川さんはMCで「ボクはズ~っとMarshallを使ってきた。ナニモノにも代えがたい信頼のおける相棒だ」とMarshallの素晴らしさを博多弁で熱心に説いてくださった。
コレは私がお願いしたワケではなくて、鮎川さんが企画の趣旨をご理解のうえ自主的に対応してくれたのであった。
そのお気遣いがとてもうれしかった。
ところが、この時はごどうしてもタイミングが合わずご本人にご挨拶をすることができなかった。
このイベントの記録がナニも残っていない。
下は第2回目の『Marshall Nite』の告知チラシ。
第1回目は「都心にMarshallの壁現る!」というキャッチとともに「ギターマガジン」誌が大きなレポートを組んで頂いたが、どこを探してもそのスクラップが見つからなかった…残念。
9mnt 
そして、翌2005年。場所は日比谷野音。
『Lightnin' Blues Guitar Festival』というイベントが開催され、中野重夫さんや故住友俊洋さんが出演するということでお邪魔させて頂いた。
私がMarshallのTシャツを着て楽屋をウロチョロしていると、「チョットチョット!そのシャツ、写真撮らせて!」と声をかけて来た人がいた。
鮎川さんだった。
恥ずかしいので「イヤ、こんなシャツの写真を撮ったって仕方ないですよ!」とお断りしたのだが、「構わん、構わん、ジッとして」と何回もシャッターをお切りになった。
コレが初めて鮎川さんとお話をする機会となった。
もちろん、上に書いたようなそれまでの経緯をご説明したことは言うまでもない。
鮎川さんはニコニコして「そうか、そうか」と私の話を聞いてくださった。
もちろん、その時もステージには愛用のMarshall 1987がセットされていた。
 
さらに、5年もの月日が経ち、次にお会いする機会がやってきた。
場所は原宿のクロコダイル。
楽器業界の重鎮の還暦祝いのコンサートが企画され、鮎川さんとシーナさんも出演した。
その頃はもうMarshall Blogを始めていて、撮影に忙しく簡単なご挨拶しかできなかった。
これはその時に撮影したうちの一枚。
写真には入っていないが、アンプはもちろんMarshallだ。
0040v
その時から2か月後の2010年5月、『JAPAN BLUES SOUL CARNIVAL』のSHEENA & THE ROKKETSをMarshall Blogで取材させていただいた。
この頃にはお会いすれば「ヨウ!」ぐらいの感じになっていたのがうれしかった。
 
ヘッドライナーはこの時が日本初公演となったR&B/ソウルの大御所ソロモン・バークだった。
元よりその手の音楽を聴かない私は、鮎川さんたちの出番が終わったらすぐに帰ろうかと思っていたのだが、開演前に鮎川さんが「今日のソロモン・バークは見逃せんよ~。ローリング・ストーンズの師匠じゃけんね。初めて日本で演るんじゃ」と教えてくださったので、せっかくだから最後まで観ていくことにした。
これが信じられないぐらい素晴らしいパフォーマンスで感動の嵐だった。
危なく見逃すところだった!
しかも、ソロモン・バークはこの日本での初公演から5か月後に急逝してしまった。
もう2度とその歌声を生で聴くことはできない。
だから鮎川さんには二重に感謝している。
その後、ソロモン・バークは名古屋のBOTTOM LINEに出演したが、車イスの幅が楽屋の入口より広く、御大は楽屋の中に入ることができず、終始外にいた…という話を大分経ってから耳にした。

もちろんここでもMarshall。

0041

鮎川さんの1987と1960B。Sb2 鮎川さんのMarshallは魚のマークが目印。50ホラ、リアパネルにも。Rear4続いては同じ年の夏のフジ・ロック・フェスティバル。
私はとうとうサンハウスを観たのだった。
この時、ドゥイージル・ザッパも出演していて、一週間ぐらい前にロンドンで会ったばかりだったので、私の顔を見るなりドゥイージルは飛び上がって驚いていた。
「オイオイ、キミは一体どこに住んでいるんだい?!」って!
 
サンハウスの出番は遅く、朝から降ったり止んだりの雨の量が強くなるばかりだった。
帰りの新幹線の時間も気になるし…チョコっとだけ観て帰ることにした。
ところが、ナンのこたぁない。
結局、ほとんど全部観てしまった。
だって演る曲、演る曲が好きな曲ばかりなんだもん!
しかし、この後がシンドかった。
ズブ濡れになって苗場の駅から乗った新幹線がガラガラのうえに冷房がギンギンに効いていて寒くて凍死するかと思った。
でも、心の中はとうとうサンハウスを見たよろこびで暖かかったナ。
0042v
残念ながらマネージメント・オフィスの方から演奏中の撮影許可を取り付けることができなかったので、機材の写真だけ撮らせて頂いた。
もちろんMarshallにキマってる。
ライブの写真を撮ってMarshall Blogに残しておきたかったナァ。Img_0204そして、2010年の10月。
今度は「京浜ロック・フェスティバル」にお邪魔させて頂いた。
コレが川崎の駅から超満員のバスで40分というかなり過酷なロケーションだった。
考えてみるとこの時も野外。
シナロケは野外が良く似合う。

0043vもちろんこの時もMarshallだ。Photo_2さて、先のソロモン・バークとフジロックの間に私の人生の中でも指折り印象に残る出来事が起こった。
もうMarshall Blogのアチコチで書いて来たことなんだけどね。
 
福島県の郡山市立美術館が『スウィンギン・ロンドン 50's-60's ―ビートルズたちが輝いていた時代―』という企画展を開催することになり、MarshallのJTM45 OffsetやJTM45/100を展示品として貸し出すことになった。
その時代に流行した様々なグッズを展示し、ブリティッシュ・インベンションの時代を振り返ってみようという企画だ。
 
美術館の学芸員の方が事前にご挨拶にお見えになり、展示品の貸し出しに関する打ち合わせをしているウチに私の悪いクセが爆発してしまった。
今でも時折展開している自分勝手な「ロックはこうあるべき論」を熱くぶってしまったのだ。
ビックリしながらもその美術館の方は私の話に耳を傾てくださった。
10_2

打ち合わせから数日してその美術館の学芸員の方から連絡を頂戴した。
Marshall Blogを子細にご覧頂いたうえでの「折り入ってのお願い」とおっしゃる。
「困った時はお互い様」とご依頼の内容を伺ってみると、その企画展の関連事業として『60'sロック談義』と題した公開座談会を企画しており、私に出席して欲しいという。
…ザダンカイ?
題名の通り「60年代のロック」について、またロンドンについての話しをするという内容だ。
「60年代か…70年代ならまだしも、60年代はキビしいかな?」と思いつつ、対談の相手を尋ねると鮎川さんとシーナさんだっていうではないの!
だから対談ではなく鼎談だ。
51_2
上に記した通り、鮎川さんは既に何度かお会いして存じ上げていたし、Marshallのクリニックや研修を数えきれないほどやってきた私としては人前で話しをするのもキライな方ではない。
目立ちたがり屋の自分としては飛びつくべき話しなのだが、相手が相手だからナァ。
鮎川さんのロックのキャリアと言えば、ビートルズが完全にリアルタイムなワケだし、ブルースやR&Bの造詣の深さたるや尋常ではなかろう。
直接ではないにしろ、時代的に実際に「ブリティッシュ・インヴェイジョン」をご経験なすっている方だ。
一方、こちとらローリング・ストーンズすらロクに聴かない、どちらかと言えば「正統派」から遠く離れた「変態」に属するロック・ファンだ。
ジャズなら人後に落ちないが、それ以外の黒人音楽は全くと言っていいほど聴いて来なかった。
コレは何日も考えたね~。
正直かなり悩んだ…訊けばお客さんもかなりの数だというし。
鮎川さんとシーナさんの前でワザワザ自分の無知をさらけ出すのか?!
学芸員の方とは押したり引いた入りの局面があったが、「ええいママよ!Marshallのためじゃい!」と自滅覚悟でお引き受けすることにした。
52
それからは徹底的に鮎川さん研究に没頭した。
相手のことを知らないで対談するなんてエチケット違反だと考え著書を漁った。
コレがまた読めば読むほどますます自信がなくなるようなご経験を鮎川さんはされていらっしゃるでありませんんか!
「やっぱり、断ろうかな…」と再び弱気になったこともあった。0030こんなのも読んだ。
こうして鮎川さんに関する情報を仕入れているうちに、不思議とご本人と打ち解けてきたような気になってきた。
「そうか、要するに生きた時代は違うし、経験も異なるけど、我々は結局『ロックバカ』なんだな…」と…。
それからは楽だった。
途中からおふたりの胸をお借りするつもりで「何でも教わっちゃおう!」という気持ちに変わったのだ。0050もちろんシーナさんの本も楽しく読ませて頂いた。0040
コレで準備万端…と言いたいところだが、実はまだ悩みが残っていた。

20vこの座談会、ただ座って「フムフム」と鮎川さんのお話の相手をするだけでなく、司会役も仰せつかっていたのだ。
「司会」とあらばツカミが肝心。
段取りとしては冒頭でお客さんの笑いを取るのが一番手っ取り早い。30_2

当時は「なぞかけ」がブームになっていた。
「●●とかけて▲▲ととく。その心は××です」というアレだ。
コレで行こう決め、郡山にちなんだネタを仕込もうと考えた。
郡山って何が名物なんだ?何しろ一度も行ったことがない場所だ。
地名で行くか?「こおりやま、こおりやま」…「こりゃマァ」でナンカできないかな?
ん~、いいのが浮かばない。
有名な食べ物は「ママドール」というお菓子か…?
ダメだ…いいアイデアが出てこない。
こうなりゃチョイと浅草演芸ホールまで行って「ねづっち」にお願いしてくるか?

40v_2…とかなんとか言っているうちに当日が来てしまい、座談会の心配はどこへやら、「なぞとき」のネタができずに新幹線の中で七転八倒する始末!
それでも出ない!
郡山駅に着く直前に強引にヒネリ出したネタを携えてこの超立派な美術館に入り込んだのであった。

50vドワッ!開演を待ちわびる人でロビーがゴッタ返してる!
こりゃ責任重大だぞ!

60…と、いよいよ開演時間になり、総合司会の方からご紹介を頂き予定通り考えたヤツをカマしてみた。
「エ~、郡山とかけまして…台所に通じる廊下ととく、その心は…『ママドール』。しげっちです!」
コレが大ウケよ、大ウケ。
もちろん無理してウケてくれた郡山の皆さんが飛びっきり心優しい人たちだったということなんでしょうけどね。
でもね、コレ、終演後に私のところにやや年配の方がいらしゃって、「アノ~、あの『ママドール』のなぞときなんですが、会社の宴会でやってもいいでしょうか?」とおっしゃるではないの!
「どうぞ、どうぞ!」…とてもうれしかった!
そんなこと私にワザワザ断らなくたっていいのにね。
もう、郡山がいっぺんで気に入っちゃった。

T_img_0039 そして、いよいよ鮎川さんたちをお迎えした。70_2ものスゴイ歓声!
お客さんは200人は優に超えていただろうか?
決して小さくはない講堂が超満員になっていた。

80事前の打ち合わせは一切なし。
話す内容についても主催者側からの指定が一切ない。
例の鮎川さんの著書を叩き台にして、当時の話しをお聴きしつつ鼎談がが進行した。
始まってみたらとてもオモシロかった。90_2何しろ鮎川さんは「ビートルズ」の名前をお弁当を包んでいた新聞紙でお知りになったっていうんだから驚きよ。
他にもThe Kinksのレイ・デイヴィスとのことや当時の九州のロック事情など貴重なお話をたくさん伺うことができた。
シーナさん曰く「レイはとってもいい人よ~」。
私はレイとデイヴのマズウェルヒルの生家までは行ったけど、もちろん会ったことはない。
キンクス・ファンの私としてはもっとおふたりにレイの話をお伺いすればヨカッタ。
最後の方では美術館のお計らいで、Marshall Blogの「ロック名所めぐり」の写真を使った「プチ・ヴァーチャル・ロンドン・ツアー」なんてこともやらせて頂いた。
鮎川さんもシーナさんも私が撮ったそれらの写真を熱心に見入ってくださり、とこどろどころコメントや質問を頂いた。
このコーナーも大成功だったと思う。
この時だったかナァ?
「ユー・メイ・ドリーム」の話になって、鮎川さんがプロデュースを担当した細野さんを天才だと思ったっておっしゃった。
「どんなところが?」と私が訪ねると、「例えばあのカスタネットを入れたこと」と鮎川さんがおっしゃる。

Img_00322 私があまり納得していない風に見えたのか「だってあんなところにカスタネットを入れるなんてアイデアは絶対に浮かばんけん!」と説明を加えてくれた。
私はそういう風に思うことの方がよっぽど天才だと思った。
100そして、最後はお2人のパフォーマンス。
残念ながらパソコンの調子が悪く、バッキングトラックが再生できなかった。
しかし、鮎川さんはゼ~ンゼンひるんだり困ったりする素振りなど見せず、「ア・カペラで演るけん!」とひとことおっしゃって、シーナさんのタンバリンをバックに「Satisfaction」を弾き始めた。
Img_00242「ロック」がそこに出張して来て演奏しているようなすさまじいパワーで会場は大いに盛り上がった。
この時だってもちろんMarshall。
限定で発売した1987のコンボ、2187をお使いになった。
 
とにもかくにも座談会は大成功で、大きな拍手をお客さんから頂戴して私はようやく肩の荷を降ろすことができた。
もうひとつとてもうれしかったのは、その学芸員の方が「私に任せて間違いなかった」とおっしゃってくれたことだった。
イエイエ、100%お2人のおかげでした。
Img_00203終演後は閉館して貸切状態になった展示場を鮎川さんとシーナさんたちとでユックリ見学させていただいた。
先にも触れた通り、数えきれないほどの50~60年代のグッズが完全な形で展示されていて、実に興味深い。
初めて見るようなモノあり、なつかしいモノもあり…。

125vおふたりにMarshallの前でポーズをお願いする。
同行した家内がシーナさんとパンの話をすると「マコちゃん、パンが好きなんだけど、太っちゃうからあんまり食べさせられないのよ~!」なんておっしゃっていらした。
鮎川さんたちと親しくなるわ、ギャグはウケるわで、人生の中でもマレに見るエキサイティングな一日だった。160v座談会に先立ってのソロモン・バークの時の野音で鮎川さんの著書にサインを入れて頂いた。
0060
家内はシーナさんにサインをしてもらった。
0070_2
鮎川さんのトレードマークのレスポール・カスタムをジックリ拝見させて頂いたこともあった。
170v1969年製。
恐らく日本で最も有名なLes Paulの内の1本だろう。180vさぞかし何度もリフレットしているのかと思ったら案外そうでもないらしい。

190v満身創痍のボディ表。

200v_2リア・ピックアップが少し傾いてしまっている。

210v上の写真は郡山以前月に撮影したもの。
そして下は郡山市立美術館で撮影したもの。
よく見るとブリッジ・サドルが交換されているようだ。T_img_0038 リアのトーン・ポットのノブは4年経っても取り付けられていない。
このハット・ノブについているハズの数字なんか完全にのっぺらぼうになっちゃってる。

220vテールピースとスタッドも最早一体化している。
コレの方が振動の伝導率が高くてサスティンが稼げたりして…。

230ボディ・サイドもかなり塗装部分が減ってきている。

240v_2ストラップ・ピンも何回も交換されたのかもしれない。

250_2ヘッド裏。
ペグは交換していないとお聞きした。

260v_2あ~あ、ネックはもう完全に塗装がなくなっちゃってる。

270vボディ裏の塗装もかなり剥がれている。残っているのは60%ぐらいか?

280v触ってみるともうツルッツルのドモホルンリンクル状態。
塗装はハデに剥がれているにしてもズボンのベルトの傷がまったく見当たらない。

290vジャックも何度か交換されているに違いない。

300私のフォト・クレジットが入っているが、下は鮎川さんが撮影してくれた写真。
宝物の写真だ。
このギター、鳴りがいいのはもちろんだが、それよりもネックを握った瞬間「アレ?あったかい」と感じた。
愛用のMarshall 1987とともに鮎川さんの愛情を分かち合っているからなのだろう。
1969年生まれだから私より7歳も若いのよ。
この時、鮎川さんの前で何を弾いたかって?
「キング・スネーク・ブルース」と「レモンティ」。320v_2
以上、鮎川さんに関する思い出。
やはり郡山美術館の仕事は私の人生のハイライトのひとつだった。
その後も鮎川さんにはMarshall Blogにご登場頂いていた。
記事は以下の通り。
ゼヒご覧頂いて日本最高のロック・ギタリストを偲んで頂きたい。
鮎川さんにご愛用頂いたMarshallも記事内で紹介しています。
 
★【SHEENA & THE ROKKETS 35周年記念特別企画】 ROKKET RIDE TOUR
[2014年9月13日 日比谷大野外音楽堂]
鮎川さんのリクエストでステージの前っツラまでお客さんを入れた野音のライブ。
私もずいぶん野音でコンサートを観て来たが、他にこの景色を見た記憶がない。
シーナさんのお葬式の時に、鮎川さんが私の顔をご覧になるなり「あの野音でシーナが登場して来る時の写真、彼女、とても気に入っていたんよ」とおっしゃてくださった。
それを聞いて家内と2人でドバ~っと涙を流した。
 
<前編>はコチラ⇒Marshall Blog
<後編>はコチラ⇒Marshall Blog10_2

『シーナの日』 #1 ~シーナに捧げるロックンロールの夜~
[2015年4月7日 下北沢GARDEN]

シーナさんのご逝去から2か月後の4月7日に開催した追悼ライブ。
イベントの名前通り本当に「ロックンロールの夜」の様相を呈していた。
菊さんやマリさんも登場してこの上ない盛り上がりを見せたが、鮎川さん、やっぱり寂しそうに見えたな。
 
<前編>はコチラ⇒Marshall Blog
<後編>はコチラ⇒Marshall Blog

210

鮎川誠と祝うMuddy Waters生誕100年
[2015年9月12日 下北沢GARGEN]
 
上にソロモン・バークのことを書いたけど、普段ブルースをいう音楽を全く聴くことのない私はこのコンサートで多くのことを勉強させて頂いた。
この時も菊さんが出演して鮎川さんとのコンビネーションで凄まじいステージを見せてくれた。

<前編>はコチラ⇒Marshall Blog
<後編>はコチラ⇒Marshall Blog

200_2
★SHEENA & THE ROKKETS 35周年ライブ日比谷野音DVDリリース!
[2019年7月2日]
35周年を記念するコンサートのDVDが5年の月日を経てリリースされることになったニュース。
許可を得てMarshall Blogの記事に使用しなかった写真を多数掲載させて頂いた。
  
記事はコチラ⇒Marshall Blog
20以上。
 
鮎川さん、本当に色々とありがとうございました。
私はいちファンとして、そしてMarsdhallの人間として、偉大なるロックンローラーとお仕事をさせて頂いたことを誇りに思っています。
安らかにお眠りください。270v SHEENA & THE ROKKETSの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAl WEB SITE

2023年1月30日 (月)

YETI VALHALLA(イェティ・ヴァルハラ)にロックの原点を見た!

 
私は時折、スーパーマーケットもない、携帯電話もない、インターネットもない時代に戻ったらいいのに…などということを思っている。
ITの力を借りてMarshall Blogをさんざんやっていて誠に勝手なことではあるのだが…。
だって、そういうものって局面によっては便利なモノかも知れないけど、その局面は意図的に作られたものであって、特段なくても困らないモノばかりでしょう?
昔はそうしたITの利器などがなくてもナニひとつ困らなかったのだから。
洗濯機や冷蔵庫に比べればその必要度ははるかに落ちるハズだ。
その最たるものが「キャッシュレス」というヤツ。
先週、久しぶりに入ったうどん屋での出来事。
釜揚げうどんの「並」(最近は「大」がシンドく感じるようになってきた)の桶を受け取り、天ぷらのカウンターの前に並んでいた中年の夫婦の後について支払いの順番を待っていた。
その夫婦は2人ともキャッシュレス決済をしようとしているんだけど、レジのバアさんが不慣れでなかなかスムーズに処理が進まない。
しかも、2人は別々にポイントを集めているらしく、夫婦別々に精算してやがる。
都度バアさんがアタフタするものだから時間がかかるのなんのって!
アッタマ来るよ~!
もちろん私の釜揚げうどんは湯の中でノビる一方よ。
こんなの千円札の2枚も用意しておいて、バアさんに渡して「ハイ、つり銭」で30秒もかからないで終わるじゃねーか。
この手のシステムのが普及することによって政府の役人と大企業がどれだけ甘い汁を吸うのか知らんが不便になるばっかりだ。
あの100円均一の店の自分で商品をスキャンするレジも同様。
アレが設置されて以来、いつ行ってもレジに長蛇の列ができるよになったのでスッカリ疎遠になってしまった。
セブンイレブンもそう。
人手不足かなんか知らんが、あ
あいう手合いのモノは店の側が便利になる一方、消費者には「確認ボタン」を押させてばかりでナンのメリットもありゃしない。
いかに精神的に人類の進歩が停滞しているか…なんて手塚治虫の『火の鳥』みたいなことを思わざるを得ない。
ナンの話だ?…あ、インターネット、インターネット。
そんなフラストレーションがたまる一方の世情にあって、最近facebookがとても有益な仕事をしてくれた。
それが今日の記事の主人公、Yeti Valhalla(イェティ・ヴァルハラ)。
 
バンド・リーダーのアダムから大分前にfacebookの友達のリクエストを頂戴した。
もちろん承認させてもらったが、海外の人なのでリアルな接点はなかった。
ある日、アダムがSilexの石川達也さんにチョット面持ちが似ていることに気づき(達也くん公認)、何となく気にはなっていた。
そして昨年末、彼が率いるYeti Valhallaが来日。
HELL FREEZES OVERが出演するイベントに登場するというので、Ryotoくんにお願いして会場にお邪魔させてもらった。
私を現場で見つけるなり「Hey, bro!」と、まるで百年来の知己でもあるかのように迎えてくれたアダムは、昔のロックンローラーの佇まいでうれしくなってしまった。
携帯電話もインターネットもなかった頃のホンモノのロックンローラーだ。
今日はそのその時のライブ・レポート。
10vアダムの「Are you ready?」の絶叫に続いてスタートしたYeti Valhallaのステージ。20この人がボーカルズ/ギターのAdam Jang(アダム・ジャン)。30v_2ベース/コーラスのAndy Hewett(アンディ・ヒューイット)。40v_2そしてドラムスのJeff Blackburn(ジェフ・ブラックバーン)。50v_2スタート早々、銀テープが飛び出すギミック。
Yeti Valhallaは2012年にカナダのバンクーバーで結成されたチーム。
創設者のアダムはカナダ、現在の他のメンバー2人はロサンゼルス出身という国籍混成のトリオで、
今回が4回目の来日となるそうだ。
60オープニングは「Party Tonight In Valhalla 」。
シンプル極まりないリフでブッ飛ばすストレートなナンバー。
0r4a0417スゲエんだよ!
アダムの歌!
YouTubeでチラチラと下調べをしてはいたけど、ホンモノの声のド迫力といったらない。S41a0365 ギター・ソロもバッチリ!90ブランドは「Yeti」!100「Legend」が目印のアダムのレスポール・カスタム・モデル。
ブリッジ・ピックアップ、ボリューム、トーン…すべてひとつずつしか搭載していない完全ロック仕様。
「このギターでロック以外のナニを演れっていうんだ?」って感じ。110アンプはMarshall。
JCM2000 DSL100と1960Aを使用した。
0r4a0376バンド名や曲のタイトルにも使われている「Valhalla(ヴァルハラ)」とは、アダムに尋ねたところ、「戦士が戦いで死んだあとに行く場所」というノルウェイの言い伝えだそうだ。
一方、「Yeti(イェティ)」とはカナダの山に住む雪の怪物…すなわち「雪男」のことだそう。0r4a0399 続いてはミディアム・テンポのヘヴィ・ナンバー「No Faith」。130_nfしかし、カッコいい声だな~。
凄まじいまでの「ロック」を感じるわ。
やっぱり、ロックがロックであるか否かの一番のキメ手は歌い手の「声」だ。
実はギターじゃないんだよね。
S41a0390アンディのコーラスも大活躍。
しかし…もう見た目だけで「ロック度」急上昇だよな~。
こういうケリー・キングっぽいルックスのミュージシャンって日本は少ないよね。
食べ物の違いを感じるナァ。
150vそして、曲の中盤からテンポが上がってヒート・アップ!
ジェフの見た目もかなりのド迫力!
170vそして、アダムのギター・ソロが炸裂。180やっぱり世界中どこへ行ってもこういう音楽にはMarshallサウンドは欠かせないネェ。
120_2曲はまたヘヴィなミディアム・テンポに戻って終わる。
S41a0423続けて「We Are One」。190_wao「♪We are one race  We are the human race」…と、人類の調和を歌った曲。
アダムの歌の表現力がフィーチュアされる。200vこの曲も途中からジェフのドラムスが猛然とダッシュして…S41a0355 アダムのギターが大暴れ!230「Thank you very much!」
MCの中で「Marshallほどいい音を出すモノはねぇゼ」なんて言ってくれた。
アダム、ありがとう。240_mar「Texas Tornado」はアダムの弾くリフでスタート。250_ttコレまたドッシリと腰を落ち着けたストレートなロック・チューン。260vショットひとつひとつの音が明らかに日本人と違う。
どう違うかというと、やっぱり西洋人が叩くドラムスの音なんだよね。
こういう小ぶりの会場だとその違いがよくわかる。
コレは「力」によるものではなくて、やっぱりタイム感の違いみたいなところから来るのかネェ?
やっぱり「食い物」か?S41a0458 そして、早くも最後の曲。
アンディの不吉なアナウンス…「Emergency, emergency, mountain man is free again(緊急事態発生、緊急事態発生、マウンテン・マンがよみがえりました)」
Blue Oyster Cultを思い出しますナ。S41a0481_2 一分のスキもないハードなアンサンブルの中で…290_mmアダムが絶叫する!300アンディの低音がどこまでも重く…310vジェフのドラムスがバンドの破壊力をどこまでも増強する!
330ムズカシイこと一切抜きの、シンプルなハード・ロック。
「ロックの原点」を見たような気がして感動してしまったわ。320v今の日本のロック・シーンってこういうのをほとんど忘れてしまっているのではなかろうか?
温故知新…やっぱりロックは原点に戻るべし!
そこにはMarshallが待っているぞ!S41a0408最後はバスドラムの上からジャ~ンプ!350アダム完全燃焼!
 
Yeti Valhallaは2月にはタイ、4月にはLA GUNSのオープニング・アクトを務め、そして6月にまた日本にまたやって来るそうだ。
ホネのあるロックがお好きな方はライブ会場に是非足を向けて私が書いたことを確認してチョーダイ。

Yeti Valhallaの詳しい情報はコチラ⇒Yeti Vsalhalla Official Website

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200 (一部敬称略 2022年12月16日 渋谷CYCLONEにて撮影)

2023年1月28日 (土)

OVERWHELM FREEZES HELL

 
一昨年の11月、突然の活動休止宣言をしたHELL FREEZES OVER。
『Marshall GALA2』でも飛びっきりイキの良いメタル・パフォーマンスを見せてくれて、その活動を楽しみに見守っていただけに大変ガッカリした。
それから1年とチョット、昨年の暮れに渋谷のライブハウスで開催されたイベントにHFO的なバンドがステージに上がった。
バンド名は「OVERWHELM」。10Treble "Gainer" Aidysho20vRyoto30vHirotomo40vIkumu50vNISHI-da60vリズム隊の2人はサポートでの参加ということだったが、アクションといい…
90r4a0542演奏といい、バッチリとHELL FREEZES OVERばりのパフォーマンスを見せてくれた。70演奏した曲もそれこそ「Overwhelm」他HFOのナンバーばかり。80要するにHFOが復活前夜ということだったのだ!90vこの数日後、正式に「HELL FREEZES OVER」として別のステージに上がり…100vいよいよ復活を果たした。110vこの時、私的に残念だったのは自慢のビンテージMarshallがステージが上がっておらず、2人とも今風のシステムでギターを弾いていたことだ。
ま、イベントだから仕方がないんだけどね。
また2人が奏でる1959の素晴らしいロック・ギター・サウンド音を耳にすることができるステージの時に再訪したいと思う。
ガンバれHFO!120HELL FREEZES OVERの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEBSITE130 

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200 (一部敬称略 2022年12月16日 渋谷CYCLONEにて撮影)

 
 

2023年1月27日 (金)

Legend of Rock~SEVENTH SON初登場!<後編>


SEVENTH SON…「7番目の息子」さん。
すさまじい勢いで少子化が進む日本にあっては表彰ものの子だくさんではあるまいか。
私は長男だけど、実は「6番目の子供」になじみがありましてね。
そのココロはPANTA& HALの「ステファンの6つ子」という曲。
世界初の試験官ベイビー、「ルイーズ・ブラウン」をテーマに据えた曲「ルイーズ」と両A面で1980年にシングル・リリースされた。
若い頃はほとんど日本のロックを聴くことはなかったがPANTA & HALは例外で、発売直後に買いに行った。
タイトルはフランスのエドゥアール・ステファンという人が発見したペガサス座の方角に見える5つの銀河「ステファンの五つ子銀河」が由来となっていて、曲の中に「♪ステファンの6番目の子供になって」いう歌詞が出て来る。
いい曲なのよ。
S6さて、7番目。
IRON MAIDENに『Seventh Son of a Seventh Son』というアルバムがあるのね?
「7番目の息子の7番目の息子」として生まれて来る子は、その手を特定の病気の患部に当てるだけで治癒させる能力を持っている…というヨーロッパの迷信があるそうだ。
ニコはそんなこと言ってなかったな。
フランクフルトの車の中でウンコの話はしていたけど…コレが滅法オモシロくて、Marshallの連中も大笑いしていた。
それにしても、「7男坊の7男坊」なんて現実的にはムリだよね。
間に女の子も生まれるだろうから、7人の男の子が生まれるまでに大変な子供の数になるよ。
…と思ったら、間に女の子が生まれちゃったら失格なんだって!
ヤダな、そんな野郎ばっかりの家族は。
家の中に7人も男がいてみな…夏なんかスゴいニオイになるぞ。
で、そのあたりの俗言が転じて、今では「7番目の息子」には「未来を予知する能力がある」と言われているとか。
そんな7番目の男の子には、日本のこの深刻な「少子化問題」の将来を予見してもらうといいだろう。9imさて、Marshall Blog初登場のSEVENTH SONのライブ・レポートの<後編>は「Moonlight Dusk」から。
 
「dusk」とは「夕暮れ」とか「たそがれ」とか「暗がり」いう意味。
「From dusk till dawn(夕暮れから夜明けまで)」という決まり文句もあって、有名なジャズのスタダードの「Avalon」の歌詞なんかにも出て来ますナ。
そんなタイトルの映画もあった。
で、「dusk」と同じ意味で「crepsucule(クレプスキュール)」という言葉がある。
ナンカ響きステキじゃない?…「クレプスキュール」なんて。
コレはフランス語なの。
ジャズの巨人、セロニアス・モンクに「Crepuscule with Nellie(たそがれのネリー)」というバラードがあって、私はこの曲でこの言葉の存在を知った。
「暗がり」といえば、夕食をごちそうになりに白人の家に行ったりすると、部屋の照明がものすごく暗くてイライラすることがある。
アレは、白色人種は我々黄色人種とは目の作りが異なっていて、虹彩の色が薄いため連中は暗がりでもモノがよく見えるらしい。
「夜目(やめ)がきく」っていうヤツ。
我々だって決してビタミンAが不足しているワケではないのだが、アレはツラいな。
反対に明るい場所では、目に入っている光の量が多すぎるために連中にはサングラスが不可欠となる。
ダグラス・マッカーサーもバイデンも決してカッコをつけてサングラスをかけているワケではないらしい。
そのように暗がりが得意なのか、はたまた敏感なのか、英語には「薄暗い」というような意味を表現する言葉がたくさんあって、「dark」、「dim」、「twilight」、「dusky」、「gloomy」…と枚挙にいとまがない。
「obscure(オブスキュア)」なんてもあるな。
かつてイギリスには同名のレコード・レーベルもあった。
で、この「obscure」という単語は動詞になると「覆い隠す」とか「見えなくする」という意味になる。
さらにコレに「主義」を意味する接尾辞の「-ism」を付けると「obscurantism(オブスキュランティズム)」、すなわち「蒙昧主義」という意味になり「問題を明るみにすることを妨げる態度」のことを示す。
コレは大変に危険な振る舞いです。
だから中国では意味を一歩進めてこの言葉には「愚民化政策」という訳語を充てるらしい。
自分の愚民さを棚に上げて言うのもナンだが、日本は今、その政策の最後の段階に入ってしまった感がありはしまいか?
その次に愚民を待っているのは「戦争」ですよ。
脱線終わり。
  
照明が落とされ、ステージはまさにその「Moonlight Dusk」の風情。
曲は前曲とガラリと変わってのシットリ・ナンバー。10洋楽テイストタップリのメロディをYamaさんが情感を込めて歌う。
この歌のパート、日本語ではムリでしょうね。
英語詞だからこそ実現できる作品だ。
30v当意即妙にそのメロディに絡みつく大谷さんのボリューム奏法のギター。20vこうしたドッシリと腰を落ち着けて演奏するようなナンバーにも的確に対応する鉄壁のリズム隊。
ベースのGenkiさんと…   50vドラムスの正田さん。60v比較的スローなテンポとはいえ、そこはSEVENTH SONのこと、やっぱりスケールが雄大だ!
80このあたりで「泣き」のギター・ソロが出て来て欲しいところ。
S41a0030そしたらチャンと出て来た!
真空管アンプならではの極太のギター・サウンドで歌いまくった大谷さん。70vそして、曲は小林さんのピアノでしめやかに幕を下ろす。
この曲も3分チョット。
すこぶるまとめ上手なチームだ。
40v「ありがとうございます。
来年…まだ発表できないんだけど、すっごいことを発表します。
思わせ、匂わせ…そんなことをやっているとバレちゃうんだよね!
最近SNSとかでオレとGenkiさんが匂わせちゃった!」
210v「チャンと発表出来る時が来たらよろしくお願いします!
それまで楽しみに待っていてください。
次の曲も大事な曲です」
90正田さんの強力なロック・ビート(最近は「エイト・ビート」とか「フォー・ビート」とかいう言葉をなるべく使わないようにしています)ドラムスからスタートしたのは「Core」。0r4a0256 シンプルなリフを携えたヘヴィなアンサンブル。120大谷さんのアルペジオが出て来たと思ったら…140いきなり和風なテイストに早変わり。
イタリアン・プログレみたいでいいんだよナァ~、こういうところが!
ちなみに私が一番好きなプログレッシブ・ロック・バンドはAreaです。S41a0121 3分弱の「Core」からそのまま続けて演奏したのは「Insane」。
この2曲は「組曲」のような編成になっているのかな?160_is大谷さんが弾くギター・リフが「Core」で創造した世界を狂ったように(insane)引き裂いて曲がスタートする。170vクリスタル・クリーンのアルペジオから狂犬の牙のような激しいディストーション・サウンドまで、幅広い大谷さんのギター・プレイを完璧にサポートするのはJCM800 2203と1960Aのハーフ・スタック。
やっぱり真空管アンプの出す音は素晴らしい。
ことロックという音楽に関しては、「真空管」がこの世にあるウチは真空管アンプでギターを鳴らすべきだ。
真空管アンプを使わないのは、まだ新鮮な肉や魚が手に入るのに昆虫食を食らうようなもんだぜ。
そんなの虫しか食べるモノがなくなった時に口にすればいいじゃないか!
Marshallの真空管アンプを愛用する大谷さんは新鮮な食材で作った料理のフルコースを食べていることは他ならないんですわ。
180vさて「Insane」、疾駆するリズム隊の2人の…
230バツグンのコンビネーションが…
240Yamaさんの伸びやかな声とベストマッチしていて、聴いていて実に気持ちがいい!S41a0060「♪Insane」、Yamaさん大絶唱!
190小林さんのオルガン・ソロに続いて…
220v転調した次のパートは拍子が3/4に変化してのギター・ソロ。
200v様々な展開を見せた曲を締めくくったのは、これまた壮大にしてトリッキーなキメ!0r4a0199 次で最後の曲…エエエエ~!
SEVENTH SONのステージを締めくくったのは「Scars of Storm」。250_ssギター・リフを身体前身で浴びて…260v両手を広げながらひざまずき、あたかも何かに祈りを捧げているかのようなYamaさん!270vそしてYamaさんが立ち上がると…
310キタキタキタキタ~!
290v凄まじいシンフォニック・パートに突入。300v続いて大谷さんがミュートをしながら提示する主題のフレーズのひとつは…ん、ナンだコリャ?
譜面に書くとすると…7/8+4/8+7/8+3/8+7/8+4/8+7/8+5/8拍子ぐらいになるのかな?
私は世代が違うので、リスナーとしてDream Theaterの音楽に接することは全くないのだが、昔教則ビデオの監修の仕事をしていた時にマイク・ポートノイのビデオでこういうのがあったのを覚えている。
変拍子の分子が減っていって、また元に戻っていく…みたいな。
こうして書くといかにも複雑なんだけど、聴いてみるとすごく自然。
変拍子の曲ってコレが大切なんだよね。
ちなみにこのバンドは変拍子のパートが少なかったのが意外だった。
0r4a0149
そしてまたシンフォニックなパートに。
こういうのタマらんね。280v複雑極まりない器楽パートに対してYamaさんの歌はいたってメロディアスだ。320そうしてソロあり、アンサンブルありでSEVENTH SONの魅力を存分に発揮しながら、5人が一丸となってエンディングに向かっていった。
360v

350

340v

330イヤ~、オモシロかった。
今回演奏したレパートリーのほとんが新曲というのも素晴らしい。
ブルースのように「魂一発」、「コード進行一発」という音楽もいいけれど、SEVENTH SONのような音楽はやっぱり作るのが大変でね。
何が大変かというと、メロディですよ。
いいメロディをたくさん作らなければ曲が成立しない。
ナンダカンダ言っても音楽ってメロディですからね。
「プログレッシブ・ロック」とかナントカ、音楽のジャンルはさておいて、今どこを切っても同じような音楽やピロピロ・ギターしかない日本のロック界にあって、こういうバンドが元気に活動してくれていることは本当にうれしい限りだ。
エンターテインメントというのは「アレもあるけど、コレもある」という状態を保っていかないと絶対に発展していかないのだ。
370vさて、明日になってしまったが、巣鴨の獅子王で開催される『Laugh and Grow Fat』にSEVENTH SONが登場する。
『笑う門には福来る』…おめでたいイベントだ。
ゼヒ、SEVENTH SONだけの音楽世界をお楽しみあれ!
Cco ガンバレSEVENTH SON!
 
SEVENTH SONの詳しい情報はコチラ⇒SEVENTH SON Official Website

380

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200 (一部敬称略 2022年12月16日 目黒LIVE STATIONにて撮影)

2023年1月26日 (木)

Legend of Rock~SEVENTH SON初登場!<前編>

 
以前からお誘いを頂いていたのだが、どうしても毎回都合がつかずお邪魔できていなかったのがSEVENTH SONのライブ。
とうとうそのステージを拝見することができた。
それは12月中旬に開催された『LEGEND OF ROCK』という4バンドが出演したイベント。
実はこの日、またしても先約があって都合が悪かったのだが、直前になってSEVENTH SONの出演時間が大幅に変更となったため、目黒と渋谷のダブル・ヘッダーを組んでそのステージに接することに成功した。
そんなスケジュールだったため、SEVENTH SONだけしか観ることができなかったが、お邪魔してみると出演者に知り合いが多く短い時間ではあったけどとても楽しかった。10v出演順が変わってSEVENTH SONはトップでステージに上がった。
美しいギターのアルペジオでスタート。20そこにバンド・アンサンブルが加わる。
ドワ~、スケールがデカい!
ワーグナーの歌劇のようだ。
曲は「Welcome」。30ベースのGenki。50v_2ドラムスは正田泰(しょうだたい)。
60v おお~!まさに私好みの展開。
キーボーズの小林拓雄が弾くオルガンで場面がガラリと変わり…70v_2ドライブ感たっぷりの大谷保泉(やすもと)のチャンクに猛烈な勢いを得て曲が滑り出す。
※チャンク:右の手のひらでミュートをして細かく低音源を刻むこと。ハードロックでよくやつヤツね。
80vプログレッシブ・ロックで育った私はこういうサウンドが大好きなんですわ。
そしてボーカルズが加わる。90_2「♪Welcome to the new world
I'm sure you'll be there
You should be someone else」
SEVENTH SONの「声」はYama。100v_2やっぱりスケールが大きいわ~!
こうして、壮大なる「歓迎の歌」でSEVENTH SONのショウはスタートした。110大谷さんはMarshall。120vこの日も自前のJCM800 2203を持ち込んでくれた。
大谷さんも真空管サウンドの優位性の十二分に認識してくださっている方。
世の中、こういうギタリストばかりだったらギター・ソロはなくならずに済んだのかも知れんな。130v_2見よ!
コレが大谷さんの足元のようす。
昔、評論家の竹村健一が手帳を見せて「私、コレだけでやってますがな」みたいなテレビCMが盛んに流れていたが、まさにアレである。
コレだけでやってんの。
SEVENTH SONのような音楽を演っているギタリストの足元には到底見えない。
普通の感覚だとタタミ1畳ほどのペダル・ボードがあってもおかしくないイメージでしょう?
大谷さんによると、アンプが作り出すのサウンドの可能性を引き出すことに重点を置いているのだ。
140_2この日、デビューしたドラム・キットのツーバスが炸裂する「Blaze of Revenge」。
実はSEVENTH SONとの接点を作ってくれたのは正田さんなのだ。
この場をお借りして深く御礼申し上げます。
130_bor豪放に鳴り響くGenkiさんのさんの低音に乗っかってくるのは…150一度聴いたら忘れられない印象的な歌のメロディ。
Yamaさんの声はMarshallのクリーン・トーンだな。
何しろ歪まずにがよく抜ける!
やっぱり肉声でもギターでもクリーンはサウンドってのは強力だな。S41a0195この曲もスケールも生半可ではなくデカイぞ!
この音世界をストレッチするカギのひとつは小林さんのキーボーズ。
ストリングスが分厚い!
無闇にメロトロンを入れたりしないところがいい。
ロックの場合、鍵盤勝者いてもあんまり意味がないようなアレンジをするバンドをタマに見かけるが、このチームはキーボーズがフル活用されている。180 そして、ギター・ソロ。190_2耳なじみのあるフレーズをバランスよくコンパクトにまとめる。
決してダラダラ弾かないソロ。200v_23/4に拍子が変化し、アンサンブルが盛り上がったところでスポンとカットアウト。
え?…意外なエンディング。
0r4a0038 「SEVENTH SONです…よろしくお願いします!
今聴いてもらった『Blaze of Revenge』という曲はですね、すごく尊敬する師匠を持つある1人の青年がいるんですが、その師匠がいろんな讒言とかウソで吊るし上げて殺されてしまうんですね。
そして、その師匠の仇討ちをするために立ち上がる…という曲なんです。
ま、素晴らしい青年なんですけれども。
今の世の中、本当に嘘とかそうした讒言とかが多いけど、真実を見抜く目を養っていきたいな…と思っています」
220「次の曲は、男って本当に情けないという曲。
ア~、オレのせいにしないで欲しい。
側にいて欲しい。
でも、崩れる時は崩れてしまう…そんな曲を聞いてください」
S41a0211再び大谷さんのアルペジオから…240vヘヴィなアンサンブルへ。
曲は「Tell Me Why」。
230_tmwGenkiさんのベースがモノスゴイ低いとことで鳴っていて気持ちがいい!250v歌のメロディがとても魅力的。260v_2意表をついてロマンチックなアコーステック・ピアノがかぶさって来る!270v_2中間部で第2の主題とも言うべきとても耳馴染みのよいメロディがギターで提示される。280そして、曲は激しいギター・ソロで締めくくられる。
このソロが先の第2の主題と対をなしているワケだな。
第2の主題がこのソロの伏線となっていると言ってもいいのかも知れない。
290v_2雰囲気は一変して大谷さんがハード極まりないリフを奏でるのは「Unite」。300v_un泣く子も黙るハード・ドライビング・ナンバー。
Yamaさんの歌が冴えわたる!350v新しいドラム・キットを早くも自家薬籠中のモノにしたかのような正田さんの颯爽としたドラミング。360ココでもアコースティック・ピアノのサウンド。
シンセでないだけに新鮮に響く!370v_2拍子が変わって5/4。
ハードにドライブするリズムに乗ってシャープなソロを聴かせてくれる大谷さん!
やっぱり、音ヌケがよいので説得力が違うね。
真空管アンプの力の見せどころ!380_2ベースのピックアップ・ソロもスリリングだ!
S41a0183曲はYamaさんの絶唱でエンディングを迎える。S41a0039アウトロなし。
普通、ゴチャゴチャとくっ付けたくなるもんですよ。
それをYamaさんの歌い切りで終わらせちゃう。
このチームは破天荒にスケールの大きな曲を、短い尺の中にコンパクトに押し込んでしまうところがスゴイな。
この手の音楽ってアレもコレもとダラダラと長くなっちゃうもんですよ。
音楽って長くて大げさな曲より短かくてシンプルな曲を作る方がはるかにムズカシイですからね。
SEVENTH SONはこのバランスがオモシロい。
 
SEVENTH SONの詳しい情報はコチラ⇒SEVENTH SON Official Website0r4a0030<後編>につづく
 

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2023年1月24日 (火)

直訳ロッカー 王様『深紫研究会ライヴ 』<後編>

 
休憩が終わり『深紫研究会』の第2部がスタート。
「お待たせしました~!
恒例の…どっから見てもリッチー・ブラックモア!
コレは2,000円…密林で買いました。
リボンが紫色だったので、『あ、コレいいな~!」』と思って。
形状記憶合金が入っているから持ち運びもラクです。
『歌うリッチー・ブラックモア』なんて珍しいですからね」
Img_4536 王様!『ディープ・パープル研究会』だからリッチーはいいけど、お召し物が普通の黒いジャージですやん!
再度グッズの話。
リョータくんのTシャツは後ろ見頃の下の方にデザインが入っている…という話から。
「じゃ、王様が着たらそのデザインは見えないナ…Tシャツはジーンズにインしちゃうから。
寝巻とかもインしちゃうからね。今日は珍しくインしていないけど」Img_4407 「寝巻もインしちゃうんですか?」とリョータくんがビックリしていたけど、するでしょ?
私なんかもパジャマの上は全てインしますよ。
お腹がスース―しちゃうもん。
冬の寒い時は下着をパンツにイン。
そして、パジャマの上を下にイン。
二重構造の完全防備です。
リョータくんね、ひとつ教えといてやろう。
私も若い頃は夏がキライで、冬の寒さなんて全然ヘッチャラだった。
アナタの世代だと「CHA-LA-HEAD-CHA-LA」って言うのかな?
ところが…だ。
歳を取って冬になると、夏の暑さがナント恋しいことよ!
も~、寒さがツライ。
だからパジャマの上はインだ。
女性がよく言う「足首が冷える」なんて感覚を初めて知りましたよ。
あと、ラーメンが食べられなくなるからね…しょっぱくて。
Img_4141 「それじゃ『紫の肖像』へ移りましょう…『オレの彼女は東京出身』。
この曲に関してもイアン・ギラン先生に突撃インタビューしましてね…『本当にそういう女性がいたんですか?』って訊いたら『ああ、オマエの想像に任せるよ』」ってはぐらかされちゃった。
さっそくいってみよ~!」Img_4404 私は中学生の頃ハードロックをひと通り聴いた後、すぐにプログレッシブ・ロックに移っていったので、ディープ・パープルをそう熱心に聴いた方ではない。
しかし後年、またチョット聴き直してみてダントツで良かったアルバムが『紫の肖像』だった。
リッチー・ブラックモア命のCONCERTO MOONの島紀史さんがよく言うんだけど、ディープ・パープルは「Fireball」を除いた『ファイヤーボール』、「Woman from Tokyo」を除いた『紫の肖像』が一番いい。って。
ケーキは谷中の「イナムラショウゾウ」が一番おいしいんだけどね。
私は「Woman from Tokyo」も好きなので、やっぱり私のディープ・パープルのベストはやっぱり『紫の肖像』なのだ。
そうそう、このアルバムに収録されている「Mary Long」とアン・ルイスの関係ね…以前、このことを昨年亡くなった大谷令文さんに話したことがあったが、「おおホンマや!気ィつかんかった!」とすごく驚いていらしたのを思い出す。
 
ま、自分の好きなアルバムということで、私の研究成果もひとつ…。
この『紫の肖像』の原題は『Who Do We Think We Are』。
すなわち「オレたちは自分たちのことをナニ様だと思ってやがるんだ?」。
ヘンでしょこんなタイトル。
どういうことかと思って調べてみると、このアルバムのアートワークのクレジットはジョン・コレッタとロジャー・グローバーになっているけど、元々は異なるデザインだった。
イアン・ペイスの説明によれば、それは新聞に掲載されたバンドに対する評価の記事のスクラップを束ねたような意匠で、否定的な記事のいくつかは「Who do Deep Purple think they are(ディープ・パープルってのは自分たちのことをナニ様だと思っているんだ?)」だった。
それをアルバムのタイトルに引用したそうだ。
つまり、イヤミですな。
コレを王様がやると大変スンナリいく。
「Who Osama think he is(王様ってのは一体自分を「ナニ様」だと思っているんだ?)」
「王様」です。5202はい、第2部のオープナーは「オレの彼女は東京出身」。
ドラムスでスタート。
乙部さんもお召し替えをしての登場だ。Img_4734_2王様のリフが重なって…20vリョータくんの弾く「ぺ」が組みこまれる。
このアレンジって昔からヘンだと思っているんだけど、どうなんだろう?30vでも曲はカッコいい。
初期に発売されたレコードには「Tokyo」が「Tokayo」と間違えたままプリントされたそうだ。
1973年…世界の一等国のイギリスから見た日本なんてその程度のモノだったのかな~?
明治維新まで仕組んだクセに。
もっとも前作では『Made in Japan』なんてタイトルにしたぐらいだもんね。
コレは「粗悪品」という意味だもん。
ま、「ところがその内容が素晴らしい」というシャレなんだけど。40「♪オレの彼女は東京出身~」
実にわかりやすい!50vココからMKIIIコーナー。
「さぁ、激しい曲いきますよ~。
『紫の炎』いっちゃいます。
『紫の炎Tシャツ』も作りたいですネェ…でもユニコーンがやっちゃったからね。
王様の顔がドロドロに溶けてんの…はじめっから溶けてるか?」
Img_4608「ところで、今年の年賀状のデザインは衝撃的でしたね!」Img_4268_2それは2月1日にココ、シルバーエレファントで開催する『レッド・ツェッペリン研究会』の告知にも使用されている『聖なる館』を引用したもの。
後ろの方の子供の顔が乙部さんとリョータくんになってる。

Lz_2このアートワーク、ヒプノシスはベルファストの北にある「Giants Causeway(ジャイアンツ・コーズウェイ)」をデザインに採用した。
行ってみたいような気もするけど、何しろアイルランド島の北端だからね。
昔、Marshallに勤めていた女性がココへ行ったんだけど、やっぱり現地イギリスの人でも滅多に行くことはないようなことを言っていた。Sg2おなじみのあのリフを奏でる王様。60v_bnそして熱唱!70その真後ろで容赦なく暴れまくる乙部さん!Img_4619また熱唱!90乙部さん、爆発!Img_4737「♪燃えろ~」100ギター・ソロも完璧!120vキーボーズのソロはリョータくん。
130vそりゃそのまま完全コピーはムリにしても、ポイントを上手に押さえていて、ジョン・ロードがベースを弾いたらこんな感じか?みたいな?
ジョン・ロードって1度だけ見かけたけことがあるけど、白いスーツに身を包んでカッコよかったナ。140私の研究発表第2弾。
ファンの皆さんには申し訳ないけど、この曲は耳にデカいタコができてましてな。
ロックではコレ、ジャズ/フュージョンでは「Spain」、クラシックでは「カルミラ・ブラーナ」。
もう飽きた。
で、ナゼこんなに「Burn」に飽きたのか…。
そりゃ一番の理由はアチコチでやたらと演奏されるからなんだけど、大分前にそのカギがリフにあることに気づいた。
弾きすぎ。
で、実際に数えてみると、曲の中でリッチーはこの4小節のリフを22回弾いてる。
〆て88小節。
コレが時間にするとどうなるか…4小節が約6秒だから全長としては132秒。
いいですか~。
この曲の長さは6:04だから秒に引き直すと364秒。
するとリフが曲に占める割合は132/364秒となる。
ナントこの曲は、3割以上がこの4小節のリフで構成されているというワケ。
そんだけ聞かされたら、いくらカッコいい名リフでも飽きるわナァ。
第2弾の研究結果報告は以上。Bn2 「この曲は人が歌ってんのにドラムが後ろでメチャクチャ叩いているからね。
『邪魔すんな~!』みたいなね。
アンサンブルを覆す…『歌の曲じゃねぇんだ!私の曲です!』みたいなね」
でも、コレ最後のコーラスのイアン・ペイスは明らかにおかしいと思う。
遠慮しているとも思えないし…暴れるのをウッカリ忘れちゃったんでしょうね。90r4a0234 「次も忙しい曲で、『Lay Down, Stay Down』ね。
王様の訳は『横になれ、泊っていけや』。
『おうナンだ?飲み過ぎた?そうか、そんじゃ泊っていけや!』みたいにねッ」
会場大爆笑!
「リョータくんが若い」という話から…「いいナァ、まだ60年ぐらい生きるワケでしょう。
王様なんかあと10年チョットだゼ~。
いつポックリいくかわからない。
生きているウチにできるだけオモシロイことしようというねッ。
奥さんがいるのに『今夜泊っていけよ』というスケベ男の歌」Img_4546ホントは違うんですよ!
「stay down」という句動詞は「ジッとしている」という意味ですからね。
ちなみに「lay」とか「lie」の周辺は大変厄介でしてね。
「lay」は「横たえる」という他動詞で、自動詞になると「卵を産む」という意味になって、「lay-laid-laid」と不規則変化する。
一方、「横たわる」という自動詞は「lie」で、「lie-lay-lain」と不規則変化する。
おなじみの「ウソ」も「lie」だけど、コレは全然ヨソの言葉。
…と、タマにこうやってまとめてナントカ覚えようとしているけど全然覚えられない。
だから多分「lay down」は「横になる」のではなくて、「横にしておく」…つまり「放っておく」という意味だと思う。
もちろん「横になれ、泊っていけや」の方が好きなんだけどね。
だから「Lay Down, Stay Down」というのは、「厄介なことは放っておいて、ジッとしてろ」…みたいな意味なのではなかろうか?
以上、私の研究結果の第3弾。150_ldsdこの曲でも歌にギターに大活躍の王様。
そりゃ王様のライブなんだから当たり前か…。
でも王様の熱演で昔聴いた曲を見直したりするからね。
なるほど、コレもこんなにカッコいい曲だったのね。170そう思わせてくれるのもこの2人の完璧なサポートあっての話。180余計なモノが何ひとつない、実にいいアンサンブル!Img_4560心は形を求め、形は心をすすめる(仏壇の三善堂のキャッチコピー。元は仏教の説話)…こうして真剣に眺めていると、何だか王様がリッチーに見えて来たな。
Marshallと1961年のストラトキャスターのコンビネーションがいいのか、実際に音がいいのよ。
枯れてて。
それこそ王様が熱心に弾き方を研究したんだろうけどね、音色もすごく似ているように聞こえて来た!200vこの日の王様はJCM900 4100と1960Aを使用。
チャンネルは終始歪みの方。210vカバーデイルには見えないのは仕方ない。Img_4437 私、中野サンプラザの楽屋でカバーデイルに肩をモミモミされたことがあんのよ。
後ろからいきなり「ヘイ、ブラザ~!」とモミモミ!ってされて、振り返ったらそれがデヴィッド・カバーデイルでかなりビックリした。
そんな人なの、あの人。
グレン・ヒューズはNAMMとMarshallの50周年で2度ほどご一緒させて頂いた。
変わったところでは、ニック・シンパ―にも会ったことがあるの。
2012年のジム・マーシャルのお別れの会に来ていて、もちろん顔はわからなかったんだけど、Marshallの友達が教えてくれた。
ところで、Marshallの工場のミュージアムではこんなピクチャー・フレイムのキャビネットを収蔵している。
コレは実際にイアン・ギランが使っていたものらしい。
昔、Marshallはギター・アンプだけでなく、ベースやキーボード・アンプはもちろん、PA設備まで作っていた。
そして、ディープ・パープルはそれらの商品をPRするMarshallのデモ・バンドだったんだよ。Img_8009 「次は王様がワリと聴いていないアルバム…批判を承知で仕上げました。
『Stormbringer』…『嵐を持ってくる人』ね。
王様の世代ではもう…『変身忍者嵐参上!』ですからね。
昔、そういうのがいたんだよ」
あったあった。
『快傑ライオン丸』とかね。
しかし、子供ってのはナンだってあんなに変身が好きかネェ。
変身といえば、地方のライブハウスでは控室がなく、宿泊するホテルの自室で「王様装束」に着替えてその格好で街中を歩くことが時折あるのだそうだ。Img_4411「最近イヤだったのはね、そうやって王様の格好をして街を歩いていくでしょ?
すると『王様ですか?サインしてください』って色紙を持って待っているヤツがいるんだよ。
王様のカッコしているんだからわかるだろうにねッ。
そういうヤツがライブに来るんならいいんだけど、絶対に来ないんだよ。
で、そのサインをどうするかって言うと、売るつもりなんだゼ。
そういうのがいるんだよ!」
さすが王様ですナァ。
そういえば、2人で大分の日田のライブハウスに行ったことがありましたネェ。
あの時は私もステージに上がってMarshallの話をしたっけ。
お客さんが完全に出来上がっちゃってて、スゴイ騒ぎだった。
日田市役所の前にあった安いうどん屋…殺人的に美味しかったナ。Img_4608 …ということで「嵐を持ってくる人」。
王様のMCじゃないけど、確かに「このアルバムが一番!」という人に会ったことがないナァ。
でも研究会だからチャンとこのアルバムからも1曲取り上げた律儀な王様。220_sbしかし、こういうカッコいいリフで作るロックってのはいいもんだね。230v私の「ロック」という音楽の定義のひとつは、「リフとギター・ソロがあること」なんだけど、もう若い人には「ナンのコッチャ」ですわ。
そういう若い人にもこういうライブに足を運んでもらって、笑っているウチに「いつの間にかディープ・パープル・ファン」なんてことになるといいんだけどね…ならんな。Img_4735_2「次は本当に王様の自己満足。
この格好をしていて演るのか?的なねッ…つまりリッチーの曲じゃない!
私が大好きな第4期の『Come Taste the Band』!
来て、バンドを味わって…アレ、ジャケットがもうチョット違っていたらヨカッタのにネェ。
どうなんだろうね~?
ボズ・スキャッグスの世界に行ってしまったみたいな」
Img_4404「まさにアメリカ人のトミー・ボーリンという恐ろしいギタリストが加入したワケだ!
ジェフ・ベックより先にフュージョンの方に行ってた人だからね。
この格好だけどトミーボーリンに挑戦させてもらいます」Img_4541 研究会もMK IVに突入!
曲は「This Time Around」。
250_ttaただでさえグレン・ヒューズ色の濃いこのアルバムにあって、最もグレンの良いところが出た曲ではなかろうか?
とてもいい曲だと思う。
260v乙部さんのドラムスから…Img_4617ヘヴィな3連のグルーヴに。280v曲はそのままインストの「Owed to 'G'」。
コレはいいよね~。290v毎年開催されるとあるライブで故・大谷令文さんが毎回弾いていたのを思い出す。
王様がMCで説明していたけど、タイトルの「G」はグレン・ヒューズのことだとか。
コレ、「オード・トゥ・ジー」って「Ode to 'G'」かと思っていたら違うのね?
「ode」とは叙事詩とか、そんな意味なんだけど、この曲の「オウド」は「owed」だった。
「owe(オウ)」って珍しい単語で、日本語と意味が同じなんだよ。
つまり「owe」って「負う」という意味なの。
これと似たパターンに「summon(サモン)」という単語がある。
コレは日本語でも「査問する」という意味。
「can」なんかもそうだね。
 
選曲、演奏ともにバッチリの場面でした!
300ココで私の研究結果第4弾。
『Come Taste the Band』というタイトルについて。
コレはシャレなんですかね?
後にボブ・フォッシー監督、ライザ・ミネリの主演で映画にもなったけど、1966年のブロードウェイ・ミュージカル『キャバレー』のタイトル・チューンにこういう歌詞が出て来る。
 
Come taste the wine, come hear the band, come blow your horn, Start celebrating, Right this way your table's waiting(お酒を味わいに来て!バンドを聴きに来て!自慢話を聞かせて!さあお祝いをしましょう。こちらへどうぞ、テーブルがアナタを待ってますよ!)」
 
コレから『Come Taste the Band』というのが出て来たのではないか?…とズッと私は思って来たんだけど、どうなんだろう?
水商売の一種の決まり文句ということなのかも知れない。
で、この『キャバレー』にはタイトル曲意外にも有名なキラー・チューンがあって、曲名が「Maybe This Time」という。
映画でのライザ・ミネリの歌は鳥肌が出るほどカッコいい。
なんかこの曲のタイトルも「This Time Around」を連想させない?
研究結果第4弾、発表終わり。
250v_pos「さぁそれじゃ~、次の曲で最後です」
客席からエエエエエ!
すると…
「もちろんアンコールは用意しています。
次の曲が終わったら『アンコール、アンコール』と手拍子をして頂くと出て来ます。
最後にスゴイ事件が待っていますからね。
ゼヒ、アンコールよろしくお願いします」
と、森のこびとのアナウンスがあった。
Img_4546本編最後!
王様が中学1年生でギターを初めて、中学2年の時の文化祭でコレを弾いてスターになったという曲…『高速道路の星』。310_hs「♪オレ~の車にゃ誰も」
コレと「♪寒い国からやって来た」は覚えちゃったよ!

Img_4661 オハコ中のオハコ。
あまりにも完璧なパフォーマンス!Img_4576 見せ場もタップリ!
340そういえば「♪あーでもない、こーでもない」がなくなっていたな。 350リョータくんの超絶キーボード・ソロ!360v乙部さんがどこまでもドライブ!
高速道路だから。Img_4737_2「♪高速道路の星~」
ああ、タップリ楽しんだ~!
380vそして、アンコール。
385「アンコール、アンコール!」386「アンコール、アンコール!」
アンコールに応えて舞台にせり上がってきた3人。
うれしいな…まだコレをやってくれていたのね?400「ありがとう!まさかアンコールが来ると思っていなかったので何の準備もしていなかったよ!
今日は熱いお客さんが多くて…。
ありがとうございます。
それじゃ最後に恒例の研究発表。
最後はディープ・パープルで最も有名な『Smoke on the Water』。
王様も長年、毎日同じことをやっていると新鮮なアレンジで演りたくなってしまうワケでして…」

Img_4539 …とコレまでに取り組んだスペシャルアレンジの「Smoke on the Water」を披露。
まずは四畳半フォーク・バージョン。
「それでは暗すぎる」ということで、次にブラジル人気質を取り入れて「スモーク・オン・ザ・ボサノバ」を完成させた。
そして、今回は…。Img_4703「熱心なディープ・パープル・ファンはココまでの時点で石を投げたくなってしまうと思いますが、今回のは生卵を投げられても仕方ないかな?と!
それでは乙部さんお願いします!」Img_4665 乙部さんの叩くシャープなドラム・フィルかから…Img_4735こんな感じ。430配信をしていたのでココで隠しても意味がないけど、ナニをやったのかは実際に王様のライブに来て確かめてください。440気を取り直して「湖上の煙」。450_sow「♪オレたちゃモントルーに行った~」、コレも定番中の定番!490リョータくんのソロも炸裂!510ね、なんだかリッチーに見えてきたでしょ?
520 見せ場もタップリ用意して…530「♪タンスタタン タタンタ肉布団」540v「♪ジャジャン」550「どうもありがとうございました!」560あ~、オモシロかった!
2月1日の『レッド・ツェッペリン研究会』に乞うご期待!
 

王様の詳しい情報はコチラ⇒王様のRock 'n' Roll TOWN

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☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆

今日はディープ・パープル・ネタですが、シン・リジーがお好きな方はゼヒこちらもチェック!
フィル・リノットの魂を受け継ぐGRAND SLAM。
 
<Gone Are the Days>

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200 (一部敬称略 2023年1月18日 吉祥寺シルバーエレファントにて撮影)

2023年1月23日 (月)

直訳ロッカー 王様『深紫研究会ライヴ 』<前編>~王様と私

 
久しぶりの吉祥寺。
せっかく来たので駅の近くの「ハーモニカ横丁」の中にある「みんみん」に寄った。
餃子とあさりチャーハンで知られる同店は敬愛する吉村昭先生の評価も高く、時間によっては長い行列ができることも珍しくないのだが、この時は3組ほどの先客があるだけだったのでその後ろに並ぶことにした。
しばらく待っていると、食事を終えた客が店から出て来、我々に次の順番が回って来た。
ところがその後、パタリと客の動きが止まってしまい、かなり待たされることになった。
イライラを募らせていると、ふと入り口のカウンターに座っている若いカップルが目に入った。
考えてみるに、我々が列に並ぶ前からそこで食べていたので、かなり長い時間その席を占有していたことになる。
テーブルの上を見てみると男は餃子定食、女はチャーハンと餃子だ。
酒類はなし。ただ喰うのみ。
男のゴハン茶碗を見ると、もうずいぶん時間が経っているハズなのに、中にはまだ並々と白飯が残っている。
しかもひとつの餃子を20回ぐらいに分けて食べている。
一方、女の方はというと、時折小鳥のひと口よりも少ない分量のチャーハンを箸でつまんでは、それを口に運んでいる。
そして、その都度箸をテーブルに置いてしまうのだ。
しかも、会話の合間にスマホをイジってやがる。
コ、コ、コ、コイツら…!
ココは一流フランス料理店じゃねーんだ!
餃子なんて噛まないで飲め!
も~、ハラが立って、ハラが立って!
これにはお店の人もイヤな顔をしていた。
そして、我々もついに入店に成功し、その若いカップルのとなりに席を陣取った。
ワンタンメン、あさりチャーハンと餃子、それぞれ一つずつをオーダー。
久しぶりでおいしかったのでアッという間に完食。
そして、支払いを済ませて店を出る時に再び隣のカップルに目をやると、ナント…男が最後の餃子に箸をつけ出したところだった。
「近頃の若いモノは…」などと言う気は毛頭ないが、空気は読んでもらいたいと思うよ。
イヤ、何が言いたかったのかと言うと…久しぶりに訪れてみると、あのにぎやかだった「ハーモニカ横丁」がスッカリ閑散としていたのだ。
定休日のせいだったのかも知れないが、通りによってはほとんの店がシャッターを下ろしていて、「テナント募集」という貼り紙をいくつか見かけた。
強力な「コロナの一撃」を目の当たりにしたような気分になった。
  
さて、こちらも久しぶりのシルバーエレファント。
そりゃ吉祥寺に来るほとんどの目的がシルエレなんだから久しぶりなのが当たり前だわな。
そして、もっと久しぶりなのが…王様。
10vどういう風の吹き回しか?…イヤイヤ、そんな「風」は全く吹いてなくて、前々からMarshall Blogで取材をしたいと思っていたのだ。
丁度、一緒に演奏するのが乙部さんとリョータくんということだったのでリョータくんにアレンジをお願いしてお邪魔させて頂くことにした。
出し物はディープ・パープルのワンマン。

20v
あんまり久しぶりなので、以前Marshall Blogにご登場頂いていた頃の記事を調べてみた。
最後は2013年12月18日の『王様+はち王子様+渡辺英KING全国行脚2013』と題したライブだった。
右端がファンキー末吉さん、真ん中が故渡辺英樹さん。
10年前…大変になつかしい。4502_2_3 「王様と私」はと言えば、さらにさかのぼること13年。
2000年、AVTシリーズ発売の際、ジム・マーシャルを招待して「新宿スペースゼロ」で『マーシャル祭り』というイベントを開催した。
この時が初めてだったように記憶している。
写真はその時に来日したプロコル・ハルムのギタリスト、ジェフ・ホワイトホーンと。
王様と私は「白角さん」なんて読んでいたっけ。
後ろの楽屋の芳名表がスゴイ。
「Mr. Marshall」…この時はまだジム・マーシャルがピンピンしていた。
この時から23年も経ったのか…。90その後、『Marshallロードショウ』と称したデモンストレーションを幾度となくお願いした。
人気者の王様のロードショウはどこで演っても毎回たくさんの人が集まった。
「テンポたもつ君」という相棒を連れて、Marshallがあったからこそ生み出されたロックの名曲に高度な直訳詞を乗せて、バツグンのギターテクを披露してくれた。
70懐かしいナァ。
王様の後ろはMODE FOURのフル・スタックだよ。
となると、コレは2003年かな?
王様も若いね…若王様だ。
80v
この「Marshall扇子」も懐かしい。
ジョン・ポール・ジョーンズが来日した時、昔のブリッツでコレを差し上げたらエラくよろこんでくれましてね。
その次にフランクフルトであった時、私はJPJから「扇子の彼」と呼ばれたものでした。
以上が「王様と私」。100そして今!
エルガーの「威風堂々」でまさに意気揚々とステージに姿を現した王様。
「皆さん、こんばんは~!
英語で歌うロックの名曲を日本に翻訳して歌い続けて27年!
伝説の直訳ロッカーの新春深紫研究会ライヴ…最後までよろしくお願いします!」110「配信ライブと言うことで世界中で400万人の人が観ているというねッ!
北は北極、南は南極の越冬隊の皆さんまでがご覧になってますからね~!
南極の皆さん、見てますか~」
私、王様は27年前にディープ・パープルの名曲を日本語に訳して歌って、勢いだけでデビュー!」
Img_4174「ラッキー・パンチ炸裂!
CDがナント…30万枚売れるヒットとなる!」Img_4098「オリコン・チャート第1位獲得!」Img_4106「日本レコード大賞企画賞受賞!」120v「『徹子の部屋』出演!」
130_2「コレぐらいやんなきゃダメだよ、リョータ」Img_4167 「ハイ…イヤ~、スゴイですね~」
リョータくん、全編を通じて完全にツッコミ役に徹しておりました。140v「ライブの時にどんなに速弾きしてもね、後にお客さんに残っているのは、王様の場合は『スゴイ笑ったな』ということだけなんですよ。
お客さんの感想というと『イヤ~王様、スゴいライブでしたよ!こんなに笑ったのは久しぶりですよ!』みたいな。
オレのテクじゃないのかよッ~!?みたいなねッ!
どんなに速弾きしてもお客さんの記憶に残んないんだよね~」
…と今日も楽しくなりそうだ!
Img_4171 さて、演奏のコーナー。
今日は「深紫研究会」ということで、サスガ王様…律儀にMK1のレパートリーでスタート。180曲はもちろん「シ~!」。190vこの日のサポートは…
 
ベース/キーボーズの寺沢リョータ。
エ?…キーボーズ?
そう、リョータくんがベースでジョン・ロードのパートを演奏するという離れワザを見せるのだ。200vドラムスはCARAVERAS、ZEP道楽、THE LOVEROCK VIOLENTの乙部ヒロ。
ボンゾ・エクスパートの乙部さん、今日のお題がディープ・パープルであるにもかかわらず、サウンドチェックではレッド・ツェッペリンばっかりだったとか!
あ、そういえばイアン・ギランのコンガがNATALだったことはよく知られていますが、ジョン・ヘンリー・ボーナムもNATALのパーカッションを使っていたんですよ!210v今日も冴えわたる王様のギター・テク!220v王様はMarshall。
この日はJCM900 4100と1960A。
王様は終始歪みのチャンネルを使っていた。230vコチラはショウを通じて使用した愛器。
1961年製。
ウン、枯れた音がしていた。
恐らくフル・オリジナルでしょう。
王様のステキなところは機材に必要以上にやかましくないところ。
コンデンサーがどうとか…なんてことは絶対におっしゃらない。
以前はMarshallを試奏する時なんかも、前に使った人のセッティングをイジらないでそのまま使っちゃったりしていたからね。
そんな王様の態度には先人へのリスペクトを感じるね。
240v「♪ナ~ナナナ~ナナナ~ナナ~ナ~」とリョータくんのコーラスも加わって完璧な日本語版「Hush」が仕上がった。250ディープ・パープル来日の話。
「スティーブ・モーズの後のギターは誰だっけ?」…王様は自分に声がかかると思っていた。
ところが、目立ちすぎてしまって不採用ということに…残念!
でもね、上の写真で紹介したジェフ・ホワイトホーンは、ポール・コゾフの後任でバック・ストリート・クロウラーに、テリー・スミスの後釜でIFに参加していた名ギタリストで、20年以上前、私に向かって真剣にこう言ったことがあった。
「ディープ・パープルが再結成する時ね、マジでオレに声がかかると思っていたんだよ。ところがあんなアメリカ野郎を採用しやがって!」
スティーブ・モースのことね。
私はこの時「何言ってんの?」とは全く思わず、「スゲエ、この人…『ブリティッシュ・ロック』というディープ・パープルと同じ土俵にいるんだ」とビビってしまった。
ジェフと王様の共通項があることをこのMCで再認識した。
Img_4167_2王様は林家三平のように頭をシモに振って話をしているが、聞き手は100%リョータくん。
とてもいいコンビである。
ベース、キーボーズ、ツッコミ…と、上演中にリョータくんに休むヒマは全くない。Img_4268 「次は『Speed King』…その曲が入っている『岩の中で』のTシャツをリョータが着てますけど…」
王様からこのラシュモア山のアメリカ歴代大統領の彫刻の話があった。
アメリカでは『深紫伝説』のTシャツはあまり着て歩かない方が良いという耳よりな情報も。Img_4176ココで物販の話。
2023年の王様カレンダーはこの日完売。
特設の「屋台村(王様談)」にはバラエティに富んだ王様グッズと…30リョータくんや乙部さんのグッズが並んだ。40グッズと言えば…昔頂いた赤い「王様ピック」は今でもキチンと保管している。
そして、王様のCDね。
お付き合いするようになってからは時折見本盤を頂戴したことがあったが、私はお近づきになる前から何枚か持っていたんだよね。
長野のレンタルCD屋「BIG SPOT」で買ったの。50その時同時に買ったCDがコレ。
アース・ウインド&ファイアの曲を日本語で演るバンドや、有名なギターの演奏を口ずさむ「俺様」とかいう人の企画盤。
『深紫伝説』が1995年、その翌年にはこうした王様のフォロワーが現れ、こんなアイテムが発売されていた。
王様ってスゴイんだよ。
「人がやらないことをやらないとダメ…ジェフ・ベックみたいにね。
ディープ・パープルの歌を日本語で歌ってギター弾いているのは世界中で多分王様だけだよ」とMCでおっしゃっていたけど…まさにその通り。
あ、そうだ…Marshall Blogはオリジナルの音楽をクリエイトしているバンドやアーティストにご登場頂くようにしているが、王様もそのウチのひとりだと考えている。
だって、こうして「直訳ロック」という誰もやらないことをやってのけたオリジネーターだから。60一方、リョータくんの『岩の中』シャツに対して王様は『天国への階段』のインチキTシャツ(王様談)。
コレ、タロットカードに出て来る「隠者(Hermit)」の図柄なんですってね。
私も最近知りました。Img_4180さて「速さの王様」、もちろんギターの独奏パートからスタート。260v_sk乙部さんのドラムスがガツンっと入ると…270vおなじみのリフと歌!280ギター・ソロから…290vリョータくんのキーボード(?)との掛け合い!Img_4721 そして「♪ナ~ナナナナ~」。
そうか!
このパート、中学生で初めて聴いた時、変なメロディだな~と思ったけど、コレは「Land of 1000 Dances(ダンス天国)」からのクォーテーションだったのか!
今、コレを書いていて気がついたわ。
300
1996年にイアン・ギランにインタビューした時の話。
下の写真はイアン・ギランに成り切っているところ。
森進一ではない。
王様が「Speed King」というのはどういう曲か尋ねたところ、イアン・ギランは「偉大なロックの先人へのオマージュだ」的な説明をしてくれたそうで、私も気になっていた「豆ツマめ」の意味も解説してくれた。
コレで「♪ナ~ナナナナ~」のパートもイアン・ギランの説明に符合でするではあるまいか!Img_4255 「次は滅多に演らない曲」と前置きした、同じく『岩の中』から「血吸い人」、ク~!
イヤ~、このリフ、久しぶりに聴いたわ。
でもCONCERTO MOONのノンちゃんが楽屋で弾いてるのを耳にするか。90r4a0066 曲はもちろん『In Rock』収録の「Bloodsucker」ね。Img_4331 「リョータ!」330ディストーション・ベースで暴れまくるリョータくん。Img_4279 王様もバリバリ弾いちゃう!340v後半のキメもバッチリとキマった!
カッコいいな、この曲…日本語だし。360v「コレはどんなことを歌っているんですか?」90r4a0002「イアン・ギランがなぁ………………………吸うんだろうナァ。
『お前の血液が欲しい』っていってるからネェ…オカルト的なのかも知れない。
隠された意味もありそうだけど。
さて、次は戦争反対の曲…コレも『岩の中』からで『時間の中の子供』。
このアルバムが出たのはベトナム戦争の頃だからね、戦争の犠牲になるのはいつも子供、という歌」
という社会的な話題も絡めて「Child in Time」。Img_4171_2イントロのオルガンはギターで再現。370v_cit十分に感情を込めて歌う王様。
400乙部さんの鮮やかなスネアから…390v「♪ア~ア~ア~」へ。420どんな曲でもピッタリと合わせてくるリョータくん。
 
ロックを聴き始めた頃、この曲は長いので苦手だったな。
コレがIt's a Beautiful Dayのパクリだと知った時はちょっとショックだった。
でもカッコよく仕上がったんだからいいじゃないか。
ただのコピーよりははるかに良いでしょう?
そもそもロックはそうやって発展した音楽なんだから。
でも今になってみると、ヴァイオリンが入っていて本家の方がカッコよく思えたりして…。410vそして、ギター・ソロ!430第1部のハイライト!
460v「ギタリスト・王様」の面目躍如たる堂々としたパフォーマンス!
450ご存知の通りMarshall Blogは家内がメモしている記録に基づいて記事を組み立てているんだけど、ディープ・パープルをほとんど知らない家内は後半のパートを指して「水戸黄門」と記していた。
ひと目見てどのパートかがわかる。
ちなみに、あの水戸黄門のオープニングに使われていた「あゝ、人生に涙あり」という曲を作ったのは木下忠司といって、『二十四の瞳』や初代『楢山節考』を作った日本を代表する映画監督、木下恵介の弟なんだよ。90r4a0034「『Machine Head』に行きますよ~。
コレもあんまり演奏しない曲です。
昔、ディープ・パープルが来日してオーケストラと共演した時ね、その時のゲストがロニー・ジェイムス・ディオだったの。
で、イアン・ギランと2人で『Smoke on the Water』を歌ったんですよ。
生きているロニーを見ることができてヨカッタんだけど、その時のコンサートでもこの曲を演ってた」
エ、どの曲だろう?90r4a0040乙部さんの凄まじいフィル!470v_pohカッチョいいドラム・フレーズを耳にしてスパッと「おお、この曲か!」と思い出したいところだったけど、全く記憶になかったのはA面3曲目の「Pictures of Home」。
「故郷の写真」か…。480Spotifyを見てみると、「Smoke on the Water」の1/292と、『Machine Head』に収録されている曲の中で再生回数が群を抜いて少ないが、ナンのナンの、わかりやすくて良い曲ではありませんか?500vギター・ソロもタップリだし!510v「さぁ、いよいよ次の曲で第1部最後です。で、その後はチョット休憩に入ります」
休憩の直前なので物販の紹介。
下は「グッズを買わなきゃ今日は帰れないゾ~」の表情。
もちろんココのMCも大爆笑だった。
Img_4253第1部の最後は「宇宙のトラック野郎」。520_st有名なリフに続いて王様の大熱唱!530v_co乙部さんのドラム・ソロも飛び出した!540vコレでもか!と音数大サービスの内容の濃いソロ。550白熱のドラミングは大きな拍手を浴びた。560vココまでが第1部。
あ~、よく笑った…イヤイヤ、正確に訳された歌詞と完璧なギター・テクも楽しませて頂きました。
第2部も楽しみ!580ところで…
Marshall Blogはいつもこと細かにMCを記録していますが、今回のレポートでは極端に内容を簡略しております。
コレは決して手を抜いているワケではなく、私がグズグズここで文字に起こしているよりも、王様のライブに足を向けて、王様の声で、王様の語り口で、ホンモノの楽しさを体験してもらいたい…というお誘いの気持ちからです。
アレ?
そんなことを言っていたら、こんなのがあった~!
今日は「ディープ・パープル研究会」だけど、来る2月1日にはレッド・ツェッペリンも研究しちゃうってよ~!
 
王様の詳しい情報はコチラ⇒王様のRock 'n' Roll TOWN

Lz 
 

☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
 
日本が世界に誇るインストゥルメンタル・バンド、D_Drive。

<だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)>

コチラはSONY Xperiaとのコラボレーションで制作した最新ビデオ<Wings>。

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200 (一部敬称略 2023年1月18日 吉祥寺シルバーエレファントにて撮影)

2023年1月20日 (金)

極東Pop Culture 3~Wanna another drink? <後編>

 
休憩終わり。
<前編>の最後に紹介した品川の「歴史散歩」はご覧頂けましたか?
見てない?…マァ、そうでしょうネェ。
でも、ご覧頂いた方には東海道五十三次の最初の宿場だった「品川」というエリアにご興味を寄せて頂けたのではないか…と。
そして、「『幕末太陽伝』ってのを観てみようかしらん?」とか、「今度近くまで行ったら『鈴ヶ森刑場跡』っての見てみようか?」な~んて思って頂ければ時間をかけて書いた甲斐があったというモノです。
さて、休憩を終えてSuperb Hop Bandによる『極東Pop Culture 3』の第2部が始まるよ。0r4a0146 第2部のオープナーは「Z・刻をこえて」。
ショボンちゃんのドラム・フィルが曲を導き出す。10v_tkノリの良いロック・ビート・ナンバー。
コレは「ガンダム」?
エ?「機動戦士Zガンダム」だって?…知らんがな!20_2ソリストはピアノのはまださん。
楽器の向きの関係でどうしてお顔を正面から撮影することができなかったけど、音は全部バッチリ聴かせて頂いた!
ガッチリとまとまった美しい旋律のソロはどれもステキだった。
30晴くんのベース…100v佐々木さんのギター…90v_2岩月さんのパーカッション…110v_2そして、ショボンちゃんのドラムスへとソロをつないだ。
皆さん、第2部もSuperb!120v_2ショボンちゃんが使用しているドラム・キットはNATAL。
ショボンちゃんには長いことご愛用頂いている。130_2シェルだけでなくペダルもNATAL。140NATALは1965年に創業したイギリスの老舗パーカッション・ブランド。
世界で初めてチューニングができるボンゴやコンガを開発したメーカー。
ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、Tレックス、サンタナ等のバンドに愛用され、イギリスの打楽器系ミュージシャンの間ではつとに有名だが、残念ながら海外進出をしなかったので日本でその名を知っている人は少ない…イヤ、少なかった。
そのブランドをMarshallが取得し、日本にも輸入され、こうしてショボンちゃんのような有能なドラマーさんたちに愛用されるようになり、今では日本でもNATALを知らないドラマーさんは少なくなった。
ココまで来るのは大変だった!
何しろ10年チョット前に始めた時は、日本でNATALに関係者しているのは私と家内の2人だけだったからね~。
この場をお借りしましてご支援頂いている皆様に心より感謝申し上げます。

NATALドラムの詳しい情報はコチラ⇒日本語版公式ウェブサイト
NATALパーカッションの詳しい情報はコチラ⇒日本語版公式ウェブサイト

9nat マーシャル・コマーシャルは以上!
 
続いては「ゆずれない願い」。
お、コレは知ってる!
直美さんですな。Img_2665 ソロを聴かせてくれたのはテナーサックスの阿部さん。170v_2コレもアニメだったんですか?
『魔法騎士レイアース』のオープニング曲…希土類元素?アレは「レアアース」か。
曲は知っていたけど、アニメの曲だったとは知らなんだ!
田村直美さんもこのMarshall Blogに何度かご登場頂いている。
例えばコチラ。
 ↓ ↓ ↓
【NAONのYAON 2021】vol.5~葛城ユキ、田村直美、小柳ゆき

で、この『NAONのYAON』にはトランペットのひろこちゃんも出演してます!
    ↓     ↓     ↓
【NAONのYAON 2015】 vol.6 : SHOW-YAが〆てグランド・フィナーレ!

Img_2536 セクション全員が普通にサキソフォンを持って演奏したのは「DADDY! DADDY! DO!」。
『かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』のオープニング曲。
0r4a0108 アルトの屋嘉さんのソロが炸裂!Img_2789 ロングトーンを交えて譜面台をスッ飛ばすほどの大熱演!
客席から大きな拍手が沸き上がった。
190vそれに呼応するかのような佐々木さんのソロ。
ギター、ガンバレ!200v次の2曲は知ってた!
まずは『うる星やつら』のヤツ…ゴメンなさい、「知ってる」と言ってもアニメを見ていたワケではゼンゼンないんです。
でも、いい曲だと思う。
コレは小林泉美だったっけ?
ASOCAとかフライング・ミミ・バンドなんて知っている人はもう少ないだろうナァ。Img_2685 岩月さんのパーカッションと…220v松木さんのトランペットがフィーチュアされた。230v_2私も知っていたもう1曲は…240_mld葛飾柴又の草だんご屋、「とらや」のさくらちゃんが歌った「さよならはダンスの後に」。
1965年にリリースされて150万枚売ったという大ヒット曲。「レコード大賞作曲賞」受賞。
エ?違う?
9sda 曲は『美少女戦士セーラームーン』から「ムーンライト伝説」。
ウソ…ホントは知ってるの。
ウチの子たちが幼い時に毎週見ていたので覚えちゃった。
「♪ミラクル・ロマンス」というパートを「♪ミラクルのマウス」と歌っていたっけナァ。
今は2人もいいオッサンです。
でも、今回初めて知ったんだけど、コレは「夢はマジョリカセニョリータ」という曲の焼き直しなんですってね。
そして驚いたのが、作曲者が川島だりあさんだっていうじゃん!
FEEL SO BADのボーカルズだった川島だりあさんは何年か前まではMarshall Blogにご登場頂いていました。Img_2730 この曲でフィーチュアされたのはトロンボーンの島田さん。250vそして、再びパーカッション岩月さん…ひとりで何役もこなしてますからね。
オーケストラの打楽器奏者の宿命ね?
運搬もセッティングも大変だしね~。
そこへいくとトランペットなんかは羨ましいよね~。255vだからトランペットの松木さんもマラカスを振って加勢する。260vその松木さんも本職のトランペット・ソロを披露した。Img_2447 その隣りで「盛り上げ」を担当したひろこちゃん。
さすが名手!
我が後輩!Img_2752 ココで篠宮さんのMC。
「とうとう最後の曲になってしまいました。
ここまで無事お届けできたこと、メンバー一同うれしく思っております。
3度目のライブをこうしてお聴きくださってるアナタがいて、私達がいる。
この空間、この時間、ココで終わるはずがないのにどこか儚さを覚えてしまうのはきっと遠い星を眺めるように記憶をたどってしまうからなのかもしれません。
星々をなぞるように振り返るその時、アナタに笑顔をもたらせる記憶が今日この日であったら…。
それが私達の喜びです。
賑やかな明かりが街を彩るこの季節、最後にもう1曲お届けしてお別れです。
またいずれお会いしましょう」
ポエム~!
コレを篠宮さんのカッコいい声でヤラれるからもう最高よ!Img_2630 本編最後の曲は『TIGER & BUNNY』から「オリオンをなぞる」。
コレはUNISON SQUARE GARDENなのね?
昔、Marshall Blogに出てもらったことがあったナァ。270_onこの曲でもテナーの阿部さんをフィーチュア。280v_2そしてピアノのはまださんと…290トロンボーンの島田さんがソロを披露した。Img_2686 「どうもありがとうございました!」
コレにて本編終了。310すると木原さんがマイクを握って…
「One more time!」
ハハ~ン、コレがやりたかったのね?
コレはカウント・ベイシーの「April in Paris」。
アメリカのショウビジネスにはこうしたショウのクリシェみたいのがあって、アル・ジョルソンの「You ain't heard nothing yet!(お楽しみはこれからだ!)」とか、エルヴィス・プレスリーのショウの終演直後のMCだった「Elvis has just left the building!(エルヴィスはもういませんから!)」とか…こういうのはオモシロいね。
このベイシーの「One more time, one more once」というのも至るところで使われている。Img_2384 アンコールは2曲。
まずは『ドラゴンボール』の「CHA-LA-HEAD-CHA-LA」。0r4a0108_2 コレも知ってる。
アニソン系のロック・コンサート頻出曲。330阿部さんのテナーと…330v_2幸野さんのクラリネット・ソロが飛び出した。340v_2「はい、皆さん、本日は最後までお聴きくださってありがとうございます!
このバンドなんですが、これくらいの人数になってしまうと皆さんに予定を合わせてもらうのが大変でして…。
特に若いのにすごく忙しい人もいるものですから、私がワガママを言って『何とかして予定つけてください!』って言ってお願いするようなものでして。
もうメンバーの皆さんには感謝してもしきれない感じです。
カレコレ3年やってますけれども、一旦休んでしまうと次が無いような感じがしてしまって、それがコワいので続けているようなところもあります。
ゼヒこれからも続けていきたいんですが、1回やるのも結構大変です」350v_2「皆さん、もし我々の演奏が『良かったなぁ~』と思ってくださるようでしたら、SNSとかそうしたところへご意見やご感想などをお寄せください。
それが我々にとって大きな励みになります…よろしくお願いします。
それでは、アンコールぶって予め用意してあったもうひとつの曲を最後にお聴き頂いてお別れしたいと思います。
本日は本当にありがとうございました!」Img_2745_2いいね、こういうのは。
私が普段お邪魔しているところだと「おう、オマエらまだ行けんのかァァァァ!」とかばっかりですからね。
お客さんに向かって何てクチをきくんですか!
一度でいいからお客さんが「イエ、行けませェェェェん!」とレスポンスするところを見てみたい。
さて、控えめなアナウンスからつないだアンコールの2曲目は「めざせ!ポケモンマスター」。360_mom最後の曲でソロを披露してくれたのは…
バリトンサックスの渡辺さん。380vテナーバストロンボーンの志賀さん。390vひろこちゃんは一番後ろでガンガン盛り上げてる!Img_2545 その隣りの隣、トランペットの村上さんと…400v佐々木さんもゴキゲンなソロを聴かせてくれた。410vそして最後まで最高のグルーヴをキープしていたのはショボンちゃんとNATAL!430v_bw「ありがとうございます!」
コレですべてのプログラムが終了したが、拍手が鳴りやまなかったので急遽もう1曲演奏することになった。0r4a0027ナニを演るか…。
予想外の展開の中で選んだ1曲は…今日3曲目の「ブルーウォーター」だった。0r4a0015 「もっと来いや~!」とばかりに観客をアオっての屋嘉さんのソロ!450木原さんの指揮のもと…460ド迫力のトゥッティでショウは幕を下ろした。0r4a0039 「ありがとうございました!」
 
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☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
 
今日のバンドのテーマはアニメ・ミュージック。
『ルパン三世のテーマ』を華麗に弾きこなすMarshallの女性ギタリストYuki。

このYukiちゃんが所属しているのがD_Drive。
日本のアニメやゲームが世界的に浸透している昨今、海外で活躍するバンドも珍しくなくなりましたが、D_Driveはアニメともゲームとも隔絶した自分たちが作った音楽で世界デビューしたバンドです。
今日のライブもインストゥルメンタル。
D_Driveもインストルメンタル。
「インストルメンタル」に何の違いがありましょうや?
是非、D_Driveの世界をご賞味くださいませ。
 
<だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)>

コチラはYukiちゃんがアンバサダーを務めるSONY Xperiaとのコラボレーションで制作した最新ビデオ<Wings>。

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<Begin Again>

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200 (一部敬称略 2022年12月12日 天王洲アイルKIWAにて撮影)

2023年1月19日 (木)

極東Pop Culture 3~Wanna another drink? <前編>

 
Superb Hop Band なるオーケストラの『極東Pop Culture 3』と題したコンサートにお邪魔して来た。
アニメの音楽をジャズのビッグ・バンド・サウンドでお届けする…という趣向。
私の場合、「アニメ」といえば『ひみつのアッコちゃん』や『あしたのジョー』とかの世代ですからね。
一番新しくて『ド根性ガエル』ってとこか?
『花のピュンピュン丸』と『ジャングル黒べえ』は好きだったナァ。
だから今のアニメのことはナニひとつ知りません。
でも、Marshall Blogで何度か触れて来た通り、私は大学の時にジャズのオーケストラ、つまりビッグ・バンドに所属してギターを弾いていたのでこういうライブは大歓迎なのだ。
早くもMarshall Blog2回目の登場となる天王洲アイルの「KIWA」さんからお送りします。10vサキソフォン×4
トロンボーン×2
トランペット×3
リズム隊×5
というフルのビッグ・バンドをほんの少し縮小した編成のオーケストラ。20率いるのはアレンジと指揮を担当する木原塁。
頂戴した名刺の肩書を拝見すると「作・編曲/トランペット」とある。
トランペットで「塁さん」とくれば、ご両親はルイ・アームストロングかルイ・プリマのファンでいらっしゃるに違いない…と思ってご本人にお尋ねしたところ、どうも「アームストロング」の方らしい。
イヤ、私はルイ・プリマがとても好きでしてね。
「♪ジャスタジゴロ」なんてとてもいい調子ですからね。
他にルイ・スミスなんてトランぺッターもいたけど、普通それはないだろう。
もしくは「野球ファン」ということもあり得たかな?30vさて、このコンサートにお邪魔させて頂いたのは、ショボンちゃんがドラムスを担当すると聞いたから。40vもちろんショボンちゃんはNATAL。
「NATAL」は「ナール」と「タ」に強勢を置いて発音してくださいねッ!
今回はCafe Racerシリーズの「TJ」というジャズ向けのキットに10"のタムを追加した布陣で臨んだ。
10"、12"、14"、18"というコンフィギュレーション。50スネアはメイプルの14"×5.5"。
ツイン・ペダルもNATALだ。
ショボンちゃんによると、NATALのペダルは群を抜いて踏みやすいとのこと。60定刻となり、木原さんの指揮で演奏はスタート。Img_2731 曲は「TANK!」。
コレは『カウボーイビバップ』というアニメのオープニング曲…で合ってますか?
元々ビッグ・バンド・アレンジなのね?
コレ、我々世代だと『妖怪人間ベム』ということになるな。70_tkソリストはピアノのはまだりゅうじ。70vやっぱりショボンちゃんのドラムスはいいナァ。
今回は「なるべく軽く叩いて欲しい」というリクエストを受けての演奏。Img_2507 もちろんリクエスト通りショボンちゃんは柔らかく叩いているんだけど、グイグイとドラムス音が前に出て来る。
音は大きくないんだけど、よくヌケるのね。
我ながら「いい音」だ!90vリズム隊は…ギターが佐々木正明。Img_2366 ベースが池尻晴乃介。
晴くんはその苗字でおわかりの通り、『Marshall GALA2』にSHOW-YAのsun-goさんのバンドで出演してくれた池尻喜子さんのご主人。
2人で「池尻家」というチームを組んでいらっしゃる。Img_2365 そして、パーカッションに岩月香央梨。Img_2707 さっそく木原さんからご挨拶。
「皆さん、ようこそお出でくださいました。
Superb Hop Bandでございます。
私たちはビックバンドよりも少し小さい編成でアニメとか、ゲームとか、そうしたいわゆる『サブカルチャー』の音楽をジャズ風にアレンジしたりして演奏しております。
将来的には他のジャンルの物にも挑戦したいと思っているんですけど、今のところそうした活動をメインに取り組んでおります」
100「今日の公演はだいたい1時間半くらい。
そんなに長くないステージにはなると思いますが最後まで楽しんで頂けたらうれしいです。
よろしくお願いします。
私がしゃべりますとチョット酸欠気味になってしまいますので、進行はカッコいい声の持ち主である篠宮くんにお任せしていきたいと思います」110v…と紹介されたのは観客瀬の後方に陣取って篠宮隆太。
ショウを通じて篠宮さんがすべてのMCを担当した。210v2曲目は「ペガサス幻想」。
「♪先生ヤ~」ってヤツね。
コレは知ってる。
アニソン系のバンドのライブで間違いなく取り上げられるもん。120_pgフルートからアルト・サックスに持ち替えた…0r4a0062 屋嘉一志のソロ。120vサックス・セクションは…
テナー・サックスの幸野あかね。0r4a0071 テナー・サックス、阿部力太。0r4a0068そして、バリトン・サックスが渡辺将也。0r4a0069 続いてのトランペット・ソロは…130Marshall Blogではもうおなじみの古屋ひろこ。
私が属していたオーケストラの後輩。
つまり同窓。
140vサックス・ソリもバッチリきまった!150『ふしぎの海のナディア』から「ブルーウォーター」。Img_2731_2 トランペットからフリューゲルホーンに持ち替えた松木理三郎のソロ。160_bwトランペット・セクションは村上泰平。Img_2444 そしてこの曲では手拍子を打って盛り上げたひろこちゃん…の3人。170v佐々木さんのギター・ソロに続いて…180v再び屋嘉さんのアルト。ソロ!190ココで篠宮さんのMCでメンバー紹介。
この日、幸野さんはお誕生日~!Img_2486 ショボンちゃんのドラムスからスタートしたのは…220v_gk『涼宮ハルヒの憂鬱』から「God Knows…」。
あ、ビーチボーイズかと思った!…ってゴメンね、こんなことぐらいしか書けないの。
ビーチボーイズは「God Only Knows」です。
200クラリネットに持ち替えた幸野さんのソロ。
幸野さんのパートはやたらと持ち替えが多くて、テナーサックス、フルート、クラリネット、バスクラリネットをとっかえひっかえやってた。230vひろこちゃんはバケット・ミュートを付けてのソロ。
240v続くピアノから始まるのは「帰らざる日々」は『紅の豚』から。
正しいですか?
260メンバーの出す音をひとつたりとも聞き逃さず厳しい表情でバンドを操る木原さん。
Img_2685 幸野さんはバスクラ。
バスクラリネットの音なんて普段聞くことないもんナァ。
吹く内容にようっては結構コワい音色だけど、コレって高い楽器なんだゼ~。250v_kzh幸野さん、チータ(立って)でクラリネット・ソロ。
お誕生日なんですから思いっきりやっちゃいな!Img_2496 トロンボーンのソロは島田直道。290vトロンボーン・セクションにはもうひとり、志賀健輔がテナー・バスを担当した。Img_2442劇場版『ONE PIECE』のオープニング・テーマ「ウィーアー!」。
篠宮さんのMCによると、デビッド・マシューズがこのバンドのためにペンを執ったそうだ。
Img_2662 デビッド・マシューズといえば…ちょうど私が大学のオーケストラにいた時に『Manhattan Jazz Quintetのファースト・アルバムが出てね、みんな夢中になってたよ。
特にラッパの連中はルー・ソロフにヤラれちゃってたっけナァ。
このクインテットにはギターがいないので、私は特段気にかけなかったが、ジョージ・ヤングのサックスのストラップだけは気になったことを覚えている。
このアルバムは1984年のリリースだっていうから…アレから39年も経ったのかよ!
Mjq 岩月さんのパーカッションが大活躍!310v_wa晴くんも何度かベースを持ち替えての大熱演。
さすがの技巧派…ドリムシとかけ離れた演奏もバッチリだ!320vトランペット・セクションは今度はハーマン・ミュート、トロンボーン・セクションはバケット・ミュートを取り付けてのプレイ。
いつも思うんだけど、金管の人たちのミュートの管理もなかなかに忙しいよな。
「1音だけカップ・ミュート」とかいう時もあるもんね?
270阿部さんのテナーのソロ。330vそして、お待ちかね…ショボンちゃんのソロ!340v軽~くね…。
でも、音はメッチャ熱い!
やっぱりショボンちゃんのドラムスは素晴らしい。350v「ありがとうございました!」
第1部終了。
 
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Img_2782 ココで15分の休憩が入った。
 
#歴史好きの皆さんへ!#
ひろこちゃんのイベントのレポートに会場周辺の「歴史散歩」を掲載しています。
「品川」ってのはスゴイところです。
興味のある方はゼヒご覧あれ!
THE OMATSURIES 秋の大感謝祭 <前編>~私の品川宿
THE OMATSURIES 秋の大感謝祭 <後編>~私の品川富士と鈴ヶ森

360<後編>につづく
 

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今日のバンドのテーマはアニメ・ミュージック。
『ルパン三世のテーマ』を華麗に弾きこなすMarshallの女性ギタリストYuki。

このYukiちゃんが所属しているのがD_Drive。
日本のアニメやゲームが世界的に浸透している昨今、海外で活躍するバンドも珍しくなくなりましたが、D_Driveはアニメともゲームとも隔絶した自分たちが作った音楽だけで世界デビューしたバンドです。
今日のライブもインストゥルメンタル。
D_Driveもインストルメンタル。
「インストルメンタル」に何の違いがありましょうや?
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コチラはYukiちゃんがアンバサダーを務めるSONY Xperiaとのコラボレーションで制作した最新ビデオ<Wings>。

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200 (一部敬称略 2022年12月12日 天王洲アイルKIWAにて撮影)

2023年1月17日 (火)

田川ヒロアキ~GUITAR STATION 2022 AUTUMNツアー・ファイナル<後編>

 
休憩中。
ところで、町田ってのは私の住まいから遠くてネェ。
よ~っぽど重要な用件がある時にしか来る機会がない。
だから前回の町田も「まほろ座」を訪れるためで、ちょうど1年前のヒロアキくんのツアー・ファイナルだった。05vこれがその時のツアーの告知チラシ。
ん?…ココにはツアーファイナルの情報が載っていないな。
ってんでMarshall Blogで調べてみると、まほろ座に出演したのはナント今年と同じ12月11日だった!
イヤ、だからナンだ?ってな話なんだけどね。
コレは狙ったのであろうか?
私はこの「12月11日」に馴染みがありましてね…ウチの父の誕生日だったのです。
前回はまほろ座の前に「ナントカが丘」というところで別の取材があって大幅に遅刻しちゃったんだよね、ゴメンね。
その時のレポートはコチラ。2本立て。
 ↓   ↓   ↓
田川ヒロアキ TOUR2021~東京ファイナル!

ハイ、休憩終わり。T21 第2部もヒロアキくんの独奏でスタート。
今度はバッキング・トラックを使用しない全くのア・カペラのソロ。10チョットしたインプロヴィゼーションの後にヒロアキくんが弾き出したのは「ホワイト・クリスマス」。20_29thコードを織り交ぜた少々ブルージーな「田川アレンジ」が大変カッコよかった。
もちろんギターのサウンドも申し分なし。30v_2だってヒロアキくんが弾くMarshallだもん!
この日も愛用のJVM210Hと1936で美しい音色をタップリと聴かせてくれた。40vヒロアキくんがあんまり素晴らしい「ホワイト・クリスマス」を弾いてくれたので迷惑でしょうがココで脱線させてもらいますよ。
脱線ポイントは作曲者のアーヴィング・バーリン。
もうこの人の話題がMarshall Blogに出る時に欠かさず紹介させてもらっているのが1953年のビリー・ワイルダー監督作品『第17捕虜収容所(Stalag 17)』。
まぁ、ダマされたと思って一度ご覧になってみなさい。
若い人なんかは「昔の映画ってこんなにオモシロかったのか!」と驚くこと請け合い。
超簡単に言えば、アメリカの下士官がドイツの捕虜収容所を脱走するストーリー。
12月11日生まれの父のお気入りで、私は小学生時から何度も何度も観てきた。
映画の中で、オットー・プレミンジャー(有名な映画監督)扮する収容所長が捕虜を前にして朝礼をするシーンがある。
その演説の中で彼らの本拠地であるドイツの「ベルリン」について触れると、所長がこう言う。
「キミたちの国にも似たような名前の音楽家が確かいたような気がしますな…『ホワイト・ナントカ』とかいう曲を作った…」
もちろん「ホワイト・ナントカ」とかというのは「ホワイト・クリスマス」のこと。
そして、似たような名前の作曲家とは「アーヴィング・バーリン」のことね。
「Berlin(ベルリン)」を英語読みすると「バーリン」になるワケ。
それを聞いて捕虜たちはムカっと来るワケだ。
「ホワイト・クリスマス」はアメリカ人にとってとっても大切な曲だから。
『戦場にかける橋』や死ぬほど泣ける『クリスマス・ツリー』のウィリアム・ホールデンはこの作品でアカデミー主演男優賞を獲得した。
ああ、また観たくなって来た!
優れた映画はは間違いなく人生を豊かにしてくれます。

S17 ロシア移民のアーヴィング・バーリンはジョージ・ガーシュインをして「アメリカのシューベルト」と言わせしめたティン・パン・アレイを代表する偉大な作曲家のひとり。
ところが!
ナント、この人は譜面の読み書きができなかったんだって!
「ホワイト・クリスマス」のメロディは、雪のクリスマスではなくてどこかのプール・サイドでそのメロディを思いついたらしいんだけど、「メッチャいいのが出来たやんけ!」と大変喜んで、大急ぎでお付きの人を呼び寄せて記譜させたそうだ。
そんなことやっているより譜面の読み書きぐらいサッサとマスターした方がよっぽど早いと思うんですけどね…「ヘロホイニトハ」と「トニイホロヘハ」のシステムさえ知っていれば、後は慣れで十分イケるでしょうに。
この曲はナントいってもビング・クロスビーのオリジナル・バージョンが有名。
クリスマスを特に祝わないウチですらレコードがあるわ。
そして、映画にもなった。
主演もビング・クロスビーで共演がローズマリー・クルーニー。
ローズマリー・クルーニーのニックネームは「ロージー」。
声がメチャクチャ魅力的で大好き。
さんざん、俳優のジョージ・クルーニーのお母さんとMarshall Blogに書いちゃったんだけど、「お母さん」ではなくて、どうも「オバさん」らしい。
この場をお借りして訂正してお詫び申し上げます。
Wcjpg 『ショウほど素敵な商売はない(There No Business Like Show Business)』とか『アニーよ銃をとれ(Annie Gets Your Gun)』とかアーヴィング・バーリンが音楽を担当したミュージカル映画なんて観てみるといいと思いますよ。
とっても楽しいよ!
ベティ・ハットンの『アニーよ銃をとれ』は1950年の作品(元は舞台)だけど、今でも欧米の子供たちは「Anything You Can Do」なんて挿入歌を学校で教わるんじゃないかな?今はもうやらないか?
「♪Anything you can do, I can do better, I can do anything better than you」なんて歌詞は英語の比較級の勉強にもならあね。
ハイ、脱線終わり。
ヒロアキくん、マイクを戻しま~す!Agg「はい、後半が始まりました。
メンバーは先に帰ってしまいましたので、ココからのステージは私の独り占め…そんなことはないか。
皆さん、楽しんで頂けておりますでしょうか。
毎年の〆としてこの時期にライブをやっている感じなんですが、今回は久しぶりに長いツアーをやってみました。
そこで、ツアーのこぼれ話的なことをお話したいと思います。
16か所回って来た中ではライブハウスでの演奏が最も多かったんですが、今回のツアーで特徴的だったのは小学校や中学校で講演会もやって来たことなんですね。
そこにMarshall を持って行って、子供たちに悪い音楽を披露して参りました!」
よしよし、ドンドンやってやれ!
50vヒロアキくんとギターの馴れ初めの話からツアーのエピソードへ…
「瀬戸内市の全校生徒35人しかいない小学校にお邪魔したんです。
その時の会場はものすごく大きな体育館で、そこに生徒さんが2m間隔で座るんですよ。
すごいソーシャルディスタンス!
そんな中でマスクの内側から子供達が一生懸命声を出してくれたり、応援してくれたりしました。
『カラムーチョZ』とかやった時はものすごく盛り上がりましたね。
やっぱアニメソングってすごい人気で、『鬼滅の刃』系の曲もギター・インストで演ったんですが、やっぱりすごくウケて、演奏に合わせて一生懸命手拍子をしてくれました。
加えて校長先生も教頭先生もすごくファンキーな方で、開演前にも『今から皆さんが待ちに待ったロック・コンサートだよ~!』なんてやってくれました。
また、生徒数が100人ぐらいの中学校ではこんな話もしました…私が中学生の時にすごくコワい体育の先生がいらっしゃったんですが、その先生がエレキを嗜んでいたんですね。
ある時、『お前放課後にオレのところに来い!』と言われて、てっきり怒られるのかと思って恐る恐るその先生のところに行ったんです。
すると先生が『一緒にセッションしよう』」って!
その時初めて『セッション』っていうのを経験したワケなんですが、『練習すれば必ずうまくなるからガンバれ!』と言われたことがすごく心に響きました。
そうか、『練習しなければうまくならない』じゃなくて、『練習すればうまくなる』のか…と思った時になんかすごい将来が見えたんですね。
それが私の人生観のひとつにになった感じで、その体育の先生にはすごく感謝しているんです。
…マァ、こんな話をその中学校の生徒さんにしたワケです。
で去年、実はその体育の先生とばったり会う機会があったんですよ。
そこで先生のこの話をしたんです…完全に忘れてましたね!
そんなもんですよね~」
完全にそんなもんです。
55「あと男木島(おぎしま)という香川県高松市に属している島に行ったんです。
船で行く離れ小島で人口が160人ぐらいしかいないんですね。
だから小中学校併せても生徒が10人しかいない。
その学校の野外での文化祭のスペシャル・ゲストが私だったんです。
『スペシャルゲスト、田川ヒロアキ先生~!』とか言われて、『チョット先生は止めてください!』ってなったんですが、その時は結構な人数でした。
最後に私が『ZERO』という今回のCDに収録したアップ・テンポの曲を弾いたら、屋外だったので子供たちがそれに合わせて走り回ったりして、もう運動会みたいな状態になったんです。
私はMarshallをフル・アップしてダァ~って弾きましてね。
離れ小島でもMarshallを響かせてみたり、そんな感じで生徒さんたちからもすごく喜ばれてとても良い感じのツアーをやって帰ってきました」
デカした、デカした!
でもね、先頃ジェフ・ベックが亡くなったでしょ?
それで「ギター・ヒーローの後継者がいない」と新聞にデカデカと出ていたけど、爆音も同じなんですよ。
将来バカでかい音のライブなんてなくなるかもよ。
少なくともそんなの「ロック」じゃないからね。
60「ツアーから帰って、私の故郷である山口県の人達が集まる県人会でクリスマスの『サンタ会』というパーティにも参加しました。
その時はギターを持って行かずに挨拶の場を設けて頂きました。
ビンゴ・ゲームをやったらミッフィーちゃんグッズの詰め合わせが当たって美瑞穂が喜んでおりました。
そして今日、コチラでツアーファイナルをして盛り上がっております。
そんな感じの楽しいツアーの時を過ごしました」
ヨカッタ、ヨカッタ!
チョット気になってその「男木島」という所を調べてみたらこんなところ!
世帯数109、総人口168人だって!
でもいい感じだね~。
失恋した寅さんがフラリと訪れそうな所じゃん?
「そうかい、168人かい…国の始まりが大和の国なら泥棒の始まりは…」なんてやっちゃいそうだ。Og ココでバンドのメンバーを呼び込んで各々の告知コーナー。
ヒロアキくは2月19日に今回のバンド・メンバーと共に地元下関の大ホールで凱旋コンサートを開催することを案内した。
コレは私はお邪魔できないのでMarshall Blogに残すことができません、ザンネン!
なので皆さん、直に下関まで観に行ってくださいね!
9324882905_728934558749701_13678273
「そう言えば私…数年前に寺沢さんにサインを教えてもらったことがあって…」
90「そうなんです。
田川くんが今書いてるサインは以前にボクが考えたんです。
ちゃんと田川の『田』を、四角くこう書いて、こう書いて…ってやって書きやすいように一筆書きにしたんですよ。
それが時間が経ったらだ~いぶ変化しちゃって、かなりアーティステックなサインになってきた気がするんだよね。
前衛的なデザイン」
てらちんはマンガ家だからね、この辺りもバッチリなんですよ。
80v_2「ハハハ!
こんなご時世でから人数が多い時などなかなかCDにサインをすることができません。
そこで、大量に用意したカードに予めサインを施しておいて、ライブ会場の物販でCDをお買い上げくださったお客さんにそれを配布するという手法を採っているんです。
で、そのカードが足らなくなったので、昨晩ウチの食卓で他の作業をする美瑞穂と向かい合わせになってせっせとサインをし始めたんです。
30、40枚書いたかな?…そろそろコレでもう足りるかな?と思って作業を止めたんです。
それを見た美瑞穂が『アッ、ゴメン!ペンのキャップをハズしてなかった!』ですって。
1枚も出来上がってなかった!
私の『見える疑惑』より美瑞穂の『見えない疑惑』の方が可能性が高いような…」
するとすかさずてらちんが…
「だって田川くんはステージ上でシールドをまたぐけど、その後ろから来る美瑞穂ちゃんはそのシールドにつまずくもんね」
ね!てらちんは「ケーブル」と言わずに「シールド」という言葉を使ったでしょ!?
やっぱり『ギター・シールド疑惑』と『キーボード・ケーブル疑惑』の関係は事実だったのだ!
70v_2ところで『FACE』の表4、つまり裏ジャケットには赤い文字で『FACE』と入っている。
コレはヒロアキくんが書いた文字。
アートワークを担当した梅村さんのアイデア。
とってもいい感じだね。0r4a0148 「それでは、ここで音楽旅行をしたいと思います。みなさんと電車に乗りましょう!」
トーク・コーナーの後は「Train」。
私、この曲好きしてね。100_tr♪ガタンガタン、ガタンガタン…
今日の車輛は透さん。110vこの何ともいえない優しくレイドバックした雰囲気がいいんですよ!
コレは紛れもなく「ヒロアキ・ミュージック」のひとつだと思う。120v曲調に合わせた石黒さんのソロがまた味わい深い。130「田川ステーション」ですからね、車掌のヒロアキくんも実に楽しそうにソロを弾いてくれた。135そして列車は終点にたどり着く。
「町田~、町田~」
遠いのよ、ウチから。140vこの曲を聴くとかつてヒロアキくんがメインで使用していたMarshallのコンボ「JMD:1」を思い出す。
「JMD:1」はMarshall初のデジタル・アンプで、当時まだ比較的珍しかったウェブサイト用のデモ音源を制作することになり、ヒロアキくんに短いオリジナル曲を3つ書き下ろしてもらってその演奏をお願いした。
またココが私のメンドくさいところで、「JMD」というモデルだったので、3曲のタイトルの頭文字をそれぞれ「J」、「M」、「D」とさせてもらった。
で、「D」になったのが「Denbigh Road Run Down」というミディアムのバウンス・ナンバー。
コレの曲調が「Train」と似ているもんだからいつも思いだしちゃう。
ちなみに「Denbigh Road(デンビー・ロード)」というのはMarshallの本社の前の通りの名前。
12時になるとお昼のサンドイッチを買いに社員たちが楽しげにデンビー・ロードを足早に歩いて行く(run down)様子をこの曲のイメージに重ねたワケ。
Img_7757 デモ音源の方はヒロアキくんのおかげで大変うまく行ったんだけど、私は後に少々恥ずかしい思いをすることになった…ダマってりゃわからないんだけど。
この「Denbigh Road Run Down」というのはソニー・ロリンズのインパルス盤『East Broadway Run Down』から拝借した。
で、「Run Down」とは「走り去っていく」のような意味かと勝手に思い込んでいたワケ。
ナゼかというと有名な植草甚一さんの昔のエッセイでこのアルバムを『東ブロードウェイを駆け下る』と紹介していたからなの。
ところがこの句動詞は文字通り「流れ落ちる」というような意味の他に、「徐々に動かなくなって停止する」という意味があって、間を「-」でつないで「run-down」とすると「疲れ果てる」という意味になるらしい。
反対に2つをつなげて「rundown」とすると、今度は「調査」という名詞になる。
コレを知ったのは最早JMDシリーズの生産が終了してからのことでしてね…もう放っておいた。
この場をお借りして訂正してお詫び申し上げます。
今日はよく謝る記事だ。Ebr下の写真はJMD50を使って宮古島のイベントで演奏するヒロアキくん。
「J」も「M」も「D」もとても魅力的な曲だったのできっとまたどこかで日の目を浴びる時が来ることを期待している。390「電車から降りて車が迎えに来てくれております。ドライブしましょう!」というフリから「Driving Jam」。150_dj一変してエキサイティングなファンク・チューンをブチかます!
320_2「てらちん!」の呼び声でてらちんのベース・ソロ爆発!160v「石黒彰!」の呼び声で石黒さんのキーボード・ソロ炸裂!170「そうる透!」の呼び声で透さんのドラム・ソロ破裂!190v要するに全員がバリッバリのプレイを遠慮なくお見舞いした第2部のハイライト的瞬間だったワケさ!
コレは盛り上がるにキマってら!200「古くから演っている曲を2つお送りしました。
次も古くから演ってる曲です。
最近は世界中で色々なことが起こってしまっておりますが、コチラも色んな意味を込めてこの曲を聞いて頂きたいと思います」210v_2ヒロアキくんの記念すべきファースト・アルバム『Fly Way』から名曲「平和の風」。220_2「♪風吹け 風吹け 平和を連れて来い」
最近はその風が逆の方向に吹いてしまっているのがとても残念。
このままいけば近い将来、その風が嵐になってしまう可能性が高いのが現実だ。250_2自分で考え出したフリを交え、迫真のパフォーマンスで平和を訴えるヒロアキくん。
240コレだけはドイツでやったら絶対ダメよ。
マジでダメ。
ヘタをするとPolizei(ポリツァイ=ドイツの警察)に捕まっちゃうからね。
「ドイツでドッキリ~!」になっちゃう。
ちなみに私はPoliseiにお世話になったことが一度だけあります。
その物語はコチラ
230v_2ロマンチック・フレーズ満載の石黒さんのソロから…260ヒロアキくんがギターで歌のメロディをナゾる。
そう、この歌わせ方が「ヒロアキ・ギター」の最大の特徴なのだ。270v_2場内ではミラー・ボールが輝き…280_am石黒さんの分厚いストリングス・サウンドが鳴り響く。290v_2「Ave Maria」だ。300v_2ヒロアキくんのトレード・マークのひとつとも言えるこの曲。
何度聴いても飽きることがない。
そしてこの音色ね。
Marshallの仕事をしていて「シ・ア・ワ・セ」を感じさせてくれる瞬間だ。310「人は別れと出会いを繰り返す…そういうものかなと思います」というヒロアキくんのひと言を石黒さんのピアノが引き継ぐ。321_mdd『FACE』収録の「またどこかで」。
NHKハートネットTVの『B麺談義』の最終回のエンディングに採用された曲。
この曲、「ABBB」という変わった構成になっていて、「歌謡一部形式」のような印象を受ける。
「歌謡一部形式」というのはシューマンの「トロイメライ」のように「A」のメロディだけでサビのパートを持たない曲のスタイル。
平たく言えば、ヒロアキくんの場合はAメロ1回に対し、転調を含んでサビを3回繰り返している。
この形式の曲って結構ロックでもあって、Sparksの「This Town Ain't Big Enough For The Two Of Us」なんてのは大変素晴らしいアイデアだと思う。 322ヒロアキくんもこの曲でオモシロイことをやっている。
Bの繰り返しのパートの最後に出て来る「♪またどこかで」と歌うパンチライン。
コレを2回目だけ歌わずに、ギターでそのメロディをなぞるという仕掛けを施した。
「言いたいことは自分の指が言ってくれる」とはリッチー・ブラックモアの発言だったか?

323vそういえば『B面談義』の収録のようすもレポートしたネェ。
   ↓    ↓    ↓
田川ヒロアキのB面をチェックしよう!

やっぱりこうして「残しておく」というのは大変重要な作業だな。
残っていなければそれまでだもんね。
ヒロアキくんの記録は2009年の分から残してあるからね。
こんなブログ、世界に2つとないよ。
いつかMarshall Blogのこの価値がわかってもらえる時が来ることを期待している。
1302「ありがとうございます。
お別れの時間が近づいては来ました。
今日こうして17か所目にして『東京ファイナル』と銘打ってライブをさせて頂たんですが、今回も本当にたくさんの方々から応援を頂きました。
そして、町田までお越し頂いた皆さん…皆さんのおかげでファイナルを大団円にすることができました。
そして、配信をご覧の皆さんも本当にありがとうございました。
更にまほろ座のスタッフの皆さん、加えて楽器回りや撮影のスタッフの方もたくさんいらっしゃいますが、こうして多くの方に支えられてコンサートできたことに心から感謝しております。
またこういう機会を作りたいと思いますので、田川ヒロアキのコンサートを見つけた時にはまた是非お越しくださるとうれしく存じます。
手前味噌で恐縮ですが、ウチのマネージャーの美瑞穂もガンバってくれました。
私が言うのもアレですが、良かったら美瑞穂にも拍手して頂けたらうれしいです」
客席から美瑞穂さんに大きな拍手が送られた。
美瑞穂さん、人気あるからね。
330「最後は疾走感あふれる感じで終わりたいと思います。
高校生達が50CCのエンジンを搭載した手作りのマシンを競わせるコンペティションがあるんですが、『それにはこういう曲だろう』と、ハードロックからヘヴィメタルみたいな感じの曲にし上げました」340本編もコレでいよいよ最後!
先日のMLB Cafeでも取り上げた「Zero」。
『Face』に収録した「全日本EV&ゼロ班カーレースin広島府中市」のテーマソングだ。370_zr透さんのドラムスがウネり…460v てらちんの低音が地を這い…390v石黒さんのキーボーズがバンドサウンドを分厚くしたところで…400v_2ヒロアキくんのソロが炸裂!
充実のレコ発&ツアーファイナルの本編となった。
410vそしてアンコール。
「ありがとうございます!
お陰様でツアーも大団円になりました!
今回のツアーは毎回セットリストを変えたんですが、この曲だけは一番最後に演る形にしていました。
『約束』という曲です。
またみなさんと元気にこうしてお会い出来たらいいな…という気持ちと明日からも皆さんが素敵な日々を送れるように…という願いを込めながら演奏したいと思います」
ヒロアキくんは「大団円」という言葉が好きだな。
この言葉を使うのはヒロアキくんと江戸川乱歩ぐらいかも知らんぞ。420『FACE』を締めくくるナンバー。
まさにヒロアキくんの願いや気持ちを音にしたようなこの曲で「田川ヒロアキの音楽世界」を締めくくった。
430v
440v_2

450v

Img_2317最後は記念撮影。490はい、皆さんMarshall Blog拡散してくださいね~!500_2「ありがとうございました!
明日からまたいい日になりますように…。
またお会いしましょう!」
480v_2コレでこのコンサートも残すことができた…と。
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano510 

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<だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)>

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200 (一部敬称略 2022年12月11日 町田まほろ座にて撮影)

2023年1月16日 (月)

田川ヒロアキ~GUITAR STATION 2022 AUTUMNツアー・ファイナル<前編>

 
昨年11月に5年ぶりに新しいアルバムをリリースした田川ヒロアキ。
本当はもっと早く出したかったんだよね~。
ところがパラリンピック以降、ハチャメチャの忙しさになってしまって、アルバム作りのための時間が思うように取れず発表がノビノビになっていた。
それがようやく出来(しゅったい)!
そのリリースを記念したツアーが行われ、過日東京町田で千秋楽を迎えた。
今回と次回のMarshall Blogはそのレポート。

10v コレがそのニュー・アルバム『FACE』。
前作の『THEME PARK』に引き続き、ヒロアキくんの委嘱作品集。
今回もカーレース関連の曲からテレビ番組の挿入歌までバラエティに富んだ作品が詰め込まれた。Face パンクチュアルなヒロアキくん、定刻通りにショウはスタート。
まずはバッキングトラックを使っての独奏。
早速その『FACE』の冒頭を飾っている「Introduction」から。20「E」…。
1弦5フレットのナチュラル・ハーモニクスからスタートする「Seascape」タイプの短いながらもスケールの大きい作品。30vMarshallを自在に操って冒頭から最高に美しいギター・トーンを聴かせてくれた。40そして、ステージの様子がガラリと変わり、バンドメンバーがヒロアキくんの演奏にジョインする。50石黒彰60v寺沢功一70vそうる透。80vヒロアキくんは今日もMarshallで絶好調!90v愛用のJVM210Hと1936。100v足元のようす。
何度も書いているけど、ヒロアキくんは歪み系のペダルを一切使用しない。
あの美しく歪んだトーンは全てMarshallから出している。
コレが一番賢いやり方。
最近、エフェクト・ペダル型のプリアンプとライブハウスにあるMarshallのパワーアンプを組み合わせて使っている現場に出くわすが、あの音はチョットね~。
モッタイないよな~。
ジェフ・ベックはそんなこと絶対にしなかったゼ。
今のDSL100Hでチャンと自分の音を出していましたよ。
1102曲目はそのニュー・アルバムの曲順通りの「White Arrows」。
勇猛なロックビートに乗って展開するこの曲は、ヒロアキくんの地元である下関にある「小月(おづき)航空基地」に拠点を置く海上自衛隊の公式アクロバット飛行隊「ホワイトアローズ」のテーマソング。130v何とも不吉なフレーズが出て来る中間部のパートがカッコいい。
いかにも「今からウルトラCを演ります!」みたいな。
このホワイトアローズは自衛隊で唯一プロペラ機を使うアクロバット飛行チームで、航空自衛隊のブルーインパルスとは異なり、訓練機をそのままオリジナルの状態で曲芸飛行をするのが大きな特徴のひとつなのだそうだ。
ヒロアキくんファンで飛行機にやたらうるさい人がいるのでコレ以上は書かん。
「オリジナルの飛行機をそのまま使う」なんて、Marshallの歪みをそのまま利用するヒロアキくんに相通ずるところがあるじゃんね?
0r4a0145…と思ったら、曲の最後でヒロアキくん、ホワイトアローズ入隊!
両手を広げて下関の空に舞い上がった。
 
ヒロアキくん、ゴメン。
自衛隊が出て来たところでチョット脱線させて。
先日、航空自衛隊の某基地にお邪魔したんよ。
MarshallとNATALを使った野外でのビデオの撮影だったんだけど、午後になると空模様が怪しくなってきてしまった。
するとお付きの自衛官の方が「2時20分あたりから雨が降りますから養生の準備をします」と雨除けのためのブルーシートの用意をし出してくれた。
そして2時20分になると、本当にポツリポツリと雨粒が落ちだした。
私が驚いたかって?
イヤ、ゼンゼン。
あのね、軍隊の天気予報って絶対に当たるんだよ。
ナゼなら戦時中、天気予報は「重要軍事機密」扱いされるほど大切で正確な情報として扱われていたから。
だから戦時をしている間は天気予報がなかった。
コレもまた不便なモノだったろうね~。
私はこの辺りのことを知っていたので驚かなかった…といいたいところだけど、あまりに見事だったので驚いた!
脱線終わり。140「ありがとうございます。
『田川ヒロアキ ギター・ステーション ニューアルバム・リリース記念ツアー』と題しまして10月の終わりから東京を皮切りに全部で16ヶ所を回りまして、今日のファイナルで17か所目です。
帰ってきました~。
このコロナ禍のご時世で16か所も回れたことは本当にありがたいな~と思っております。
今日はそんなツアーの話と新曲を盛りだくさんにしてお届けします。
どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください!」
0r4a0095「去る11月1日に私の5年ぶりとなる8枚目のオリジナルアルバム『FACE』をリリースしました!
今日はこのアルバムの制作エピソードなどにも触れたいと思っております。
今演奏した2曲目の『White Arrows』は私が作った中で1番新しい曲になります。
当初アルバムに入れる予定ではなかったのですが、CDを製作する直前に出来上がったので、皆さんに新曲としてお届けしようと思い収録しました。
チョット今までとはテイストの違う感じの曲で、現在防衛省の海上自衛隊のYouTubeチャンネルで紹介されています。
ちょっとビックリしますね。
防衛省と関わるなんてことは想像できなかったですからね」
150v「前回のアルバム『Theme Park』のリリース記念コンサートを5年前にココまほろ座で開催させて頂きました。
そのアルバムの中にも下関にまつわる曲が入ってますので次にお届けしようと思います」170vその「下関にまつわる曲」とは「Victory」。
下関のボクシング・ジムのために作った曲。
最初、スラッシュメタル風で作ったところ、そのボクシングジムの会長に「田川さん、この曲コワいです」と言われて作り直したのは田川ファンならおなじみの話。
結果、若者が夢に向かって健康的な汗を流しているかのようなさわやかな曲になった。180_vicキーボーズ・ソロ。
この石黒さんの気合の入った表情!
ボクサーよりよっぽど強そうだ。190石黒さんの気合はこの日の機材のセッティングにも表れていた。
鍵盤がゾロリ。
Marshallの壁同様、人はナゼ楽器を並べたがるのか…そこにロマンが生まれるからだ!200vヒロアキくんのソロから…210vソロリソロリと石黒さんに歩み寄るソロアキくん、あ、ヒロアキくん。
チャンスを見て石黒さんに「カミソリ・アッパー」でも入れるつもりか?
ボクシングといえば…
残念ながら先頃ジェフ・ベックが急逝してMarshall Blogでも追悼記事を公開したが、ジェフの代表作のひとつといえば『Blow by Blow』。
この「blow」は「ロー・ブロウ」とか「ボディ・ブロウ」とかの「ブロウ」ね。
「Blow by blow」はボクシングから来た慣用表現で「具に(つぶさに)」という意味。
「blow by blow」…つまり「一撃ごとに」にアナウンサーがこと細かに実況中継する、というところから来ている。
Marshall Blogもそんな「blow by blow」なライブ・レポートの制作を心がけております。220ファンク・ストラミングからスタートするのは「Swing Picking~Evolution」。
ヒロアキくんには珍しいピュアなフュージョン・サウンド。230_speリズムはスイング・ビートに変わる。
ココからが「Evolution」なのかな?
230v心地よいビートに乗っててらちんのジャジー・プレイが冴えわたる。240v石黒さんが時折放り込む奇抜なフレーズにドキっとしていると…Img_1952 ヒロアキくんのソロが飛び出した。
そして、テーマからトリッキーなキメを経て曲は幕を下ろす。260v「5年間アルバムという形ではありませんでしたが、シングルや配信という形で色々出していました。
その5年の間にコロナ禍になって、どういう感じのアルバムにしようかな~と考えました。
というのも、この2、3年で日常の過ごし方が変わったと思うんですよ。
リモートだとか、距離が離れてしまったりとかがあっても、結局『人とのつながり』というモノは変わらないな~と感じました。
より結束力が強くなることもあるし、そうではない場合もあったりします。
だからコロナ禍が教えてくれた部分もあるな~と…そんなことを感じて、その中で自分が音楽で何が出来るかということを考えたんですね。
その結果、日常にそっと寄り添えるような、皆さんに楽しんでもらえるようなアルバムを作りたいと思うようになって、アルバムに『FACE』というタイトルを付けてみました。
そのタイトルがキマってから、アレよアレあれよという間にアルバム作りに入ったワケです」
270v「タイトルも決まったし、次はジャケットの写真を撮影しようということで、今回はUSHUNさんという私と世代が近いカメラマンにお願いしました。
今日はそのカメラマンさんもお越し頂いているかも知れませんね。
その写真を使って梅村さんという方がデザインをしてくださいました。
梅村さんはこのツアーの初日に駆けつけてくださいました。
この方とのお付き合いも長くなりました…『アヴェ・マリア』の時からですからね。
もう10年くらいになるかな?
そして、ジャケットを開くとMarshallの牛澤さんが撮ってくださった写真もあったりします。
今日もMarshall Blogの取材で撮影してくださっていると思います。
また今日の様子もレポートして頂けると思います」
0r4a0031「そんな感じでアルバムづくりが始まって、今度は中身をどうしようか?…と。
作り溜めていた曲もあるし、タイアップした曲もいっぱいあったので、それらをリニューアルした上でちゃんとレコーディングすることにしました。
一昨年あたりはミュージシャンの方々と長時間スタジオに居ることが出来ないご時世だったので、どうしようかな~と考えた結果、久しぶりに全部1人でやってみようと考えたんですね。
どこまでひとりで出来るかやってみよう!と思って。
ドラムを叩いて、フレットレス・ベースを弾いて、ギターを弾いて、キーボードを弾いて、ヴォーカルズをやって…。
ミキシングとマスタリングまで全部自分でやりました。
マネージャーの美瑞穂には機材操作とかノイズのチェック、「あ、今エラーが出てるみたいだけどなんて読むの?」なんて機材のディスプレイを読んでもらったり大いに手伝ってもらいました。
『2人で作った』という思いのこもったアルバムです」
ヒロアキくん、さすがのマルチプレイヤーぶりで、『FACE』の制作に当たっては打ち込みを一切排したそうだ。
そもそも、音楽なんてものは人間様が創るもので機械が楽器を演奏する方が狂ってるんだから、絶対にそこのところを思い違えてはならない。
0r4a0091「実際に全部の楽器を自分ひとりで入れてみるとスゴ~く大変だったんですね。
もう2度とやらない!
専門のミュージシャンにお願いした方が全くラクだったな…と思ったり、反省点も多々ありました。
でも、当初作曲した時のイメージがアタマの中にあって、チャンと最後まで自分の中だけで作ることができた…という思いが詰め込まれた作品になりました。
結果的に皆さんに聴いて頂くにはすごくオモシロい物が出来たのではないかと思っております」
340vココからリレー形式でメンバーを紹介。
ヒロアキくんから紹介されたのはてらちん。
「皆さん…この感じ…チョット久しぶり。なんか妙な緊張感が!
最近は隣を見れば田川くんってことが多いね。
いつも呼んで頂いてありがとうございます。
とても刺激的なライブで、普段やりゃ~しないジャジーなフレーズを!
ジャパメタ出身ですから!ヘヴィメタルの人になんてことやらすの!
ジャズ魂なんてコレっぽっちもないからね。
田川くんのバンドは本当に修行の場なんですよ!
ありがとうございます。
オン・キーボーズ、石黒彰!」300v「どうもこんばんは、キーボーズの石黒です。
なんか久しぶりだね、こういう感じ。
チョット宣伝していい?…珍しくCDを出したの。
田川くんとの付き合いも10年以上で、その田川くんのバンドとも10年以上。
ハッキリ言って、長いこと一緒に演っている人たちって珍しいのよ。
で、そういう10年以上演ってるメンバーでアルバムを出そうかという話になって…もともと『玉川カルテット』ってフザけた名前なんですけど。
ボク以外の3人は『横浜トリオ』でボクが住んでいるのが世田谷だからその間を採って『玉川』。
内容は大きく言えばフュージョンなんですけど。自分が演るとどうもさわやかさが足りなくてフュージョンにならないんだよね。暑苦しい感じになっちゃう。
もし興味のある方がいらっしゃったら、よろしくお願いします」
320「来年の田川くんの2月の下関での凱旋ライブを前提として今日はキーボードが4台。
今まで田川くんのライブをかなりやって来たけどこんなに並べたのは初めてだよ。
むちゃくちゃセッティングで疲れちゃうのよ。
でも、元々キーボードに囲まれてるのが好きでね…秘密基地っぽいでしょ?
でも最近はモジュラーをケーブルでつないで使っているんですよ。
『キーボードでお城』と言えば日本では難波弘之大先輩ですね。
その難波弘之先輩のバンド『SENSE OF WONDER』のドラマー…そして日本を代表する70年代のロックバンド『外道』。
そして数々のスタジオワークでおなじみの…オン・ドラムス、そうる透!」
310v透さんのご挨拶に移る前にチョット。
ご本人はお気づきになられていなようだったが、今、石黒さんは驚きべきことを口にされた…というか、私はスゴイ発見をしてしまった!
それは下の写真のヤツについて。
ギターとアンプ、あるいはシンセサイザーのモジュラーを接続するいわゆる「線」のこと。
今、石黒さんは「ケーブル」とおっしゃった。
ところが、この国のギターを嗜む皆さんはこの「線」のことを「シールド」と呼んでいる。
ギターに使う線もシンセサイザーに使う線も、信号を伝達する芯線を電磁線で被覆(シールド)している構造は同じなのにナゼか石黒さんは「シールド」という言葉をお使いにならなかった。
フーム…ココで推測できることは、こうした用途の電線をギタリストは「シールド」と呼び、キーボード・プレイヤーは「ケーブル」と呼ぶということだ。
ツマらないことだとお思いかもしれないが、私は外来語はすべて世界標準の言葉を使用するべきだと思っている。
そこへ行くと、このギター用の電線を「シールド」と呼んでいるのは恐らくは世界で日本人だけではなかろうか?
要するに日本だけで流通している方言である可能性が極めて高い。
しからば、海外の連中はどうしているのかというと、「Guitar cable(ギター・ケーブル)」と呼んでいる。
イギリスではタマに「Guitar lead(ギター・リード)」という言葉も使っている。
ナゼ日本だけ「シールド」?
実は私にも身に覚えがあるんだけど、「線」と呼ぶより「シールド」と言った方がプロっぽくて「ギターがうまい人」と思われそうな気がしてそう呼んでいるだけなのではなかろうか?
最近は「シールド」という言葉が使われている現場に出くわすと恥ずかしくなっちゃって!
でも一番恥ずかしい言葉は「ツーマン、スリーマン」だ。
コレは英語圏の人も「恥ずかしい英語」と言っていた。
連中にはバカ丸出しに聞こえるんだと思う。
Gc_2「すごいね~、田川くん!ドラムまでやってね~。
話を聞いていて感心しちゃったよ!
田川くんとの付き合いもだいぶ長くなりました。
本当に自分が鬼気迫る痛い思いをした時も一緒にいましたからね。
で、『ボクは死んじゃうんじゃないか?』って言われていたんですけど…ナント死にませんでした!
ツアー中に倒れちゃったのね。
アレからもう11年…もう12年くらいになりますね。早いね。
あのツアー中に10本叩いた適度な運動がよかったんですよ。
ボクは急性アルコール胆嚢炎っていうのを発症してしまって胆嚢が曲がってしまい、肝臓に癒着しちゃったんです。
そこから肝硬変を起こしちゃって…普通だったら死ぬんですって。
すぐに敗血症に結び付く病気だったそうです。
でも、生きてますから。大丈夫だと思います。
そんな楽しい事、痛い事、全部一緒に体験して参りました。
本当に素晴らしいギタリストです。紹介いたします。田川ヒロアキ!」330v「そういう紹介のされ方は台本になかったのでちょっとビックリしました。
ありがとうございます。
いやホント、透さんとツアーさせてもらってもう随分長くなりました。
そうしたハプニングもありましたが、ステージの上での透さんのドコドコ来るようなアレはすごいな!といつも感じでいます。
『オーラ』っていうのは目に見えない…って私はそもそも見えませんけど…目には見えないオーラって本当にあるんだな~って思いますね。
本当にお腹を切らなきゃいけないって言われた人が切らなくて済むってすごい気迫だと思うんですよね。
これ新しい治療法になるんじゃないかと思いますけどね…と、こんな感じで進めて行きたいと思います」290vトーク・コーナーの後は石黒さんのキーボーズから。
『FACE』収録のバラード「ニジノート」。
MCでヒロアキくんが触れた通り、コロナ真っ只中に東京都が主催した『アートにエールを』という文化支援のサイトに採用された曲。
この企画、ヒロアキくん以外にも何人かのMarshallフレンドが応募していたけど、最後はどうなったのかしらん?
ウェブサイトに載って終わりだったのか?…というか、そういう企画だったのか。Img_2183イヤ、そんなことよりこの曲はいいですよ。
もちろん「アートにエールを」に応募した時から知っている曲だけど、私は『FACE』の中で一番好きかも知れない。
私がバラードを好むのは大変珍しいことですよ~!
「虹の音」と「虹ノート」を絡めたシャレも良いし。
ひとつ…「ニジノート」は「ニジノオト」と綴った方がもっとヨカッタかも…と私は思った。
日本語ってアルファベット言語と異なり、バツグンに視認性に富んでいるで、一文字で単語の存在感がガラリと変わってしまうんだよね。
私は日本語を本当に優秀な言葉だと思っています。360vCDでは琴のプレイを大胆に取り込んでいる大変な凝りよう。
コード進行もチョコチョコと入り組んでいてすごくステキ。
コレね、イギリスに持って行ったら「Prog Rock」って言われるかも知れないよ。
しかし、何と言ってもこの曲で一番印象深いのは「虹の七色」に引っ掛けてアイオニアン・スケールをそのまま引用していることだろう。
0r4a0045つまり「ドレミファソラシ」をそのまま突っ込んじゃった。
この手法は昔からあって、例えばジャズ界最高のトロンボニスト、J.J. ジョンソンにはスタンダードにもなった「Lament」という有名なバラードがあるし、ソニー・ロリンズの『No Problem』というアルバムに収録されている「Joyus Lake」という曲ではモロに「ドレミファソラシド」をテーマに使ったりしている。
ヒロアキくんの「ドレミファソラシド」も最高に美しい!370続いては「Spacecraft」。
ヒロアキくんにはTAGAWA時代に「Space Walker」というアクロバチックな大作があった。
「Space-」と来れば今回もギュインギュインのハードなヤツかと思うとさにあらず。380v_sc透さんの軽快なドラムスと…390てらちんが出す低音がガッツリ噛み合うポップ・チューンなのだ!400vそれもそのはず、この曲は某企業に委託されて作った社歌なのだ。
それでもソロはギュインギュインよ。
テーマ・メロディの歌わせ方はドップリとヒロアキ節。
チョットだけベンドするこの弾き方、マネをしようとしてもなかなか出来ないんだよね。
コレこそヒロアキくんの左手の奏法だからこそ出せるワザなのかも。
410「今回の『FACE』にはタイアップ曲も何曲か収録されております。
テレビ番組とかラジオ番組とかCM曲とか企業の曲とか、そういったそれぞれの『顔(face)』となるような曲を作らせてもらえてもう何年も経ちますが、とてもありがたいことだと思っています。
それで5年前に『THEME PARK』というアルバムを発表しました。
今回はそれ以降に出来た曲や新曲を収録したんですけれども、そうした『顔』となるタイアップとか『FACE』という裏テーマがあったりするワケです。
さて、次は第1部は最後の曲なんですが、ご覧頂いた方もいらっしゃると思いますが、サーキット場を貸切りにしてこの曲のミュージック・ビデオを撮影しました。
私はマツダのファン関連のイベントでのステージにも出演させて頂いておりまして、寺沢さんには岡山サーキットにもご一緒していただきましたし、透さんも筑波サーキットでご一緒頂きました」
420v石黒さん、すかさず…
「アレ…オレは?
なんでオレだけサーキットへ連れて行ってくれないの?
オレもレースクィーンに会いたい!
私も仕事柄いろんな所へ行きましたけど、サーキットは行ったことないんだよね。
結構根に持つタイプなんで今後よろしくお願いします!」
 
石黒さん、予習用の教材としてコチラをどうぞ!
★Marshall and Car Race~田川ヒロアキ in 筑波サーキット<前編>
★Marshall and Car Race~田川ヒロアキ in 筑波サーキット<後編>
★サーキットのギター狼~田川ヒロアキ in つくば <バンドの部>
★サーキットのギター狼~田川ヒロアキinつくば <ソロの部>
★サーキットのギター狼リターンズ!~筑波サーキットのTAGAWA

0r4a0184「『根に持つタイプ』?…楽屋別にしておこうかな。
でも人数が多いと楽しいですからね~…と、無理矢理話を変えたところで、そのサーキットのビデオ撮影なんですが、18台の車がガァ~ッと私のすぐ横を走って行くのは結構コワかったです。
今、石黒さんと話しててその恐怖を思い出して曲のタイトルも忘れてしまった!」440v第1部を締めくくったのは『FACE』のリード・チューン「Racing Star」。
MCでさんざっぱら話題に上がっていたヒロアキくんのカーレース・ネタ。
「マツダファン・エンデュランス(マツ耐)」の公式テーマソング。
495スリリングなキーボーズとギターの掛け合い!475イスから立ち上がってトリッキーなフレーズを繰り出す石黒さん!
「カーレースに連れて行け!」と石黒さんが弾くソロ・メロディが叫んでいるではないか!480v「連れて行くもんか!」と迎え撃つヒロアキくん!…ウソです。
460vシャープなキメがまたカッコいい!
490vてらちんのベース・ソロもタップリ!
470vそしてヒロアキくんのギター・ソロ。
コレは「第1部のハイライトだった」と言っていいでしょう。
510vまたひとつヒロアキくんのマスター・ピースが増えたね。520「それではしばしご歓談ください!」で第1部終了。530<後編>につづく
 

☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
 
コチラ、ヒロアキくんの『アヴェ・マリア』や『THEME PARK』や『Sky』のアートワークを手掛けた梅村デザイン研究所(梅デ研)の梅村昇史さん。Img_0886_2 その梅村さんが昨年制作したもうひとつのCDアートワークがこのD_Driveの『DYNAMOTIVE』。953000x3000 日本が世界に誇るインストゥルメンタル・バンド、D_Driveもよろしくお願いします!

<だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)>

コチラはSONY Xperiaとのコラボレーションで制作した最新ビデオ<Wings>。

<Thmbs Up>

<Begin Again>

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200 (一部敬称略 2022年12月11日 町田まほろ座にて撮影)

2023年1月14日 (土)

BARAKA~25th Anniversary Live <後編>

 
BARAKAの『25周年記念コンサート』レポートの<後編>は平石さんのご挨拶から。
「皆さん、今日はありがとうございます。
今回は25周年ということで、この六本木EXシアターで演ることに決めました。
平日でもあり、コロナの状況もあるのでどうなるのかな?…と思いましたが、こんなにたくさんの皆さんに応援に駆け付けて頂きまして本当に我々も嬉しく、心強く思っております。
最後まで全力で演り切りたいと思いますのでよろしくお願いします!」
10v「『25周年』ということで、そういうことにまつわる話をした方がいいのかな~…と考えながらドラムを叩いていました。
『25周年』と言っても、ボク達よりもっと長く続けていらっしゃる先輩も多いと思いますし、『1つの道のり』であると言えばそれまでなんですけれども…。
やはりナンと言ってもボクらはツアー・バンドですから、アッチコッチへ行って色んな人とのつながりがたくさん出来たってことがありがたいと思います。
今日も北海道とか、四国とか、関西とか、色んな所からお客様がお見えになられています。
そういう『BARAKAを応援してやろう』という方々に出会えたことが25年の中でのナニよりの財産だと思っています。
本当に皆さん、ありがとうございます!」
30_2「25年演ってるってことは…マァそれだけ歳を取っていますよね、コレ。
それでもまだまだ色んな物を作ったり、色んなところに行って、知らない人の前で演奏したり、そういうことをやっていきたいと思います。
皆さん一緒にこれからも歩んでください。
よろしくお願いします!」20_2続いて演奏したのはビートルズのメドレー。
BARAKAは2013年に14曲入りのビートルズのカバー・アルバム『THE BARAKA』をリリースした。
そして今回のコンサートでは8つの「Fab Fourナンバー」を披露した。40まずは「Can't Buy Me Love」。
CDでは「I Feel Fine」を組み込んだ歌入りのアレンジだった。
この「25周年」の舞台ではボーカルズを取り除き全編を通じてインストゥルメンタルのライブ・アレンジ・バージョンで臨んだ。
BARAKAはCDのアレンジに捕らわれることなく、ドンドン変化を加えて行っているそうだ。B1続いて「Love Me Do」。
まさかのフュージョン・サウンド。
CTI時代のジョージ・ベンソンをチョッとハードにしたような?
ココでも一生さんが弾くストラトキャスターの音色をMarshallが美しく演出する。B2平石さんのドラミング・パターンが印象的な「Norewgian Wood」。
向こうの方で「長い列車が走っている」ような展開部のアレンジもオモシロい。
「ノルウェイの森」と邦題されているこの曲、しばらく前にこの「wood」は「森」ではなくて「材木」だ…という解説を読んで「なるほど…」とひとりごちたことがあった。B3きっと出て来るBARAKAのレゲエは「Something」に導入された。
依知川さんがパーム・ミュートして繰り出す間を重視した「締まる低音」が気持ち良い。B4アルバムの冒頭を飾っている「Day Tripper」をドカンとかます。B5BARAKAがあの有名なリフをそのまま演るワケもなく…コレは15/8拍子になるのかな?
8分音符がひとつ足りないだけでエラく雰囲気が変わるわ。
だから音楽ってオモシロい。B6vどの曲も大胆極まりないアレンジが施されているんだけど…「Get Back」も強烈だった!B7メドレーの最後を飾るのはアルバムに収録されていない「ネタ」…イヤ、「曲」。
依知川さんが弾くメロディは「Come Together」。B8_ct一生さんのファンク・ストラミングやソロ…B9i平石さんのソロ…「The Chicken」を間に挟んで3人それぞれのプレイがフィーチュアされた。B10vこのメドレーも何度かライブで拝見しているが、確かに今回もまた違った雰囲気の仕上がりで、ステージから耳と目を一時も話すことが出来ないパフォーマンスだった。B11チョットここで脱線。
BARAKAはビートルズに続いて2016年にQueenのカバー曲集をリリースしている。
音源を頂戴して初めて聴いた時、あまりの強烈なアレンジにビックリ仰天して、それこそフザけ半分に「コレってもしかしてフザけているんですか?」と依知川さんに失礼なことを言ってしまったことを思い出す。
優しい依知川さんはそれを聞いても全く怒ったりせず、大笑いしながら「イヤイヤ、真剣にやってますよ~!」と答えてくれた。
ビートルズもQueenもそれほどにスゴイ。
こうなると新しく曲を作った方がよっぽど早いのではないか?と思ったりもして…。
で、そのQueenのカバーアルバムのタイトルが『A Night at the Open』。
もちろん本家の『A Night at the Opera(オペラ座の夜)』のモジリ。50cdで、Queenはそのタイトルをマルクス兄弟の『A Night at the Opera(オペラは踊る)』からそのまま拝借した。
コレ、もう何回も書いていてゴメンね。
でも日本人はよっぽどのQueenファン以外にこんなことを知る人がいないでしょう。
物事はナンでも知っておいた方が楽しいからご存知ない方のために何度でも書いてしまいましょう。
グルーチョ、チコ、ハーポの「マルクス三兄弟」が繰り広げるドタバタは、クレイジーやドリフ等の昔の日本のお笑いの元ネタですからね…オモシロいにキマってる。
チコがピアノ、ハーポがハープの奏者で、映画の中で見せる超絶技巧があまりにもカッコよく、音楽的にも内容の濃いコメディ・シリーズだった。
昔の人はこういう芸を観ていたのでやたらと目が肥えていたんですよ。
この映画は私もずいぶん前に観たきりなのでハッキリとは覚えていないんだけど、タイトルの『A Night at the Opera』の「オペラ」は歌劇の「オペラ」であって、確かパリの「オペラ座」って映画には出て来ないんじゃなかったっけかナァ。
つまりQueenのアルバムの邦題の「オペラ座」は意訳ということになる…ように思う。Np2Queenが続いて発表したアルバムには『華麗なるレース』という邦題が付けられていたが、原題は『A Day at the Races』という。
コレも出元はマルクス兄弟の『マルクス一番乗り』という映画。
私がレコード会社の担当者だったら何の迷いもなく『クイーン一番乗り』という邦題を授けたんだけどナァ…『華麗なるレース』よりよっぽどカッコいい。
この映画からは「All Chillun Got Rhythm(神の子はみな踊る)」というスタンダード曲が生まれている。9drところで、インターネットで「BARAKA」と「Queen」というキーワードを入力して検索すると、BARAKAのCDが一番に出て来るかと思いきやさにあらず。
「BARAKA」という会社の「クィーンオブローズ」というアロマオイルが出て来るのだ!
世の中極めて広いです。
ハイ、脱線終わり。

55s壮大なビートルズのメドレーの後は2010年のアルバム『Inner Resonance』から「Atlantic」。9ir3/4拍子で一生さんが弾くクリーン・トーンのギターから曲はスタート。60v_at3/4と4/4拍子を交えながら曲はたおやかに進んでいく。
290依知川さんが「Gb→A→G」と奏でる足鍵盤の反復フレーズがホンワカしていて気持ちい~。
しかし、最後までナニも起こらずに曲は終わる。
なるほど…大西洋(Atlantic Ocean)に沈む夕日をイメージにした情景音楽なのか。
いかにもうまい具合に表現されている。
440v音数も少なく終始クリーン・トーンで弾き通した一生さん。
このサウンドは「沈む夕日」なのか静かに打ち寄せる「波の音」なのか…
まさにMarshallの出すクリーン・トーンの美しさを見せ付けてくれたようなパフォーマンスだった。100_2その美しいサウンドを送り出した一生さんのMarshallがコレ。
詳しくは<前編>をご覧あれ。105「皆さん、こんばんは!
こんなに来てくれてありがとうございます!
『25周年』ってことはBARAKAを25年やっているワケですけれども、皆様のお陰です。
ありがとうございます。
スタッフの皆さんもありがとうございます。
1番大事なのはメンバー…ありがとうございます
『25』と言えばですね、『アタック25』ぐらいしかわかんないですよね?知ってる?
アレは15周年の時ですか?
赤坂のBLITZで演りまして、20周年の時は東京フォーラムででした。
そして25周年はココ六本木EXシアターですよ!
30年目はどこでやんの?っていうことですけど…。
(客席から『武道館!』という声が上がる)
ああ?さいたまスーパーアリーナやないかッ!」
110v「そんな感じで季節も11月ということで…10月は秋ナスとかサンマとか…ボクら食うことばっかりですわ。
カキッ!
11月の最初に広島に行って鉄板焼き屋でセッションを演ったんですけどね、その時に出た牡蠣バターが非常に美味しくてですね…『カキ食えば、鐘が鳴る鳴り』…
(客席から『法隆寺!』という声が上がる)
声が小さい!
柿カキちゃうしね。
牡蠣やから…『カキ違い』ということでですね。
オン・ベース、Shin!
オン・ドラムス、Max!」
ギャハハ!
一生さんのMCを聞くといつもネプチューンのホリケンを思い出すんだよね。
いつ何がどういう形で出て来るのか皆目見当がつかん!
120「宴は佳境です。次で最後です。
(客席から『エエエ~!』という声が上がる)
じゃ、『次の曲で最後です』って言ったら『ホウ~!』って言ってみて。
え~、次の曲で最後でございます。
(客席から『ホウ~!』という声が上がる)
ナンか『エエエ~!』言うてる人がいなかったか?
ま、それはいいですけど…時間がアレなんで。
舞台監督の方、怒ってるかも知れないですわ!」130v_2ということで、BARAKAの25周年を記念するコンサートも早くも最後のセクションに突入した。
ビートルズのメドレーに続いて今度はBARAKAのセルフ・メドレー。
まずは2008年リリースの『Shade of Evolution』の収録曲からスタート。

9soe平石さんのシャープなシンバル・レガートに…140_gb大蛇のように絡みつく依知川さんのベース。
「五輪の書」に題材を借りた、5つのパートで構成した30分に及ぶ組曲、「Five Rongs」の第1曲「The Ground Book」だ。150v「五輪の書」とは宮本武蔵が著した「地の巻」、「水の巻」、「火の巻」、「風の巻」、「カルメンマキ」の5編からなる兵法の書。
あ、失礼!最後は「空の巻」だわ。
「地の巻」だから「The Ground Book」ね。
BARAKAのライブの頻出曲。
この曲にものすごくBARAKAのエキスを感じるのは私だけであろうか?160v7.The Ground book〜Flow〜Drs solo〜It〜The Book of Void〜Butterfly
続いて曲は「Flow」に移る。
「Flow」は2007年にリリースしたアルバム『BARAKA VII』収録の組曲「Bharmad」の第2曲。
アルバムでは「b) Part II」とクレジットされているナンバー。9brk7/4拍子のリフか実にクール!170_fl一生さんのソロ。
一生さんが弾くソロ・フレーズは「マーヴェリック」だね。
従来のロック・ギター・フレーズに全くとらわれることなく、自分の中から自然に出て来るフィーリングを音にして綴っているようだ。
こういうギターを聴かせてくれる若い人が出て来てくれるとギター界も少しは安心できるんだけどナァ。

180_2目まぐるしく変わる曲調。
曲をつなげて変えていくメドレーを構成する個々の曲の中で曲調が変わってしまうので、最早どこまでがどの曲なのか皆目わからん。
まさにマイルスの『On the Corner』状態!190vBARAKAのライブには不可欠の平石さんのソロ!
MCで一生さんは「40分ぐらい演りますから!」なんておっしゃっていたが、そんなに長くは演らなかった…38分ぐらいだったかしらん?210それはオーバーにしても、ショウの終盤とはとても思えないぐらいパワフルでスキルフルなソロをタップリと聴かせてくれた。220v_2大喝采に応える平石さん!230そして『BARAKA IV』から「It」。210cdCDでは依知川さんが哲学的な歌詞を大変味のある歌で聴かせてくれるが、このコンサートではやはりインストルメンタルに徹し、ガッツリと器楽演奏の魅力を引き出してくれた。240v_itメドレーの最後は「空の巻」の「The Book of Void」。
そうか「空」というのは「sky」ではなくて「empty」の方か…。
デへへ、私、コレでも吉川英治の『宮本武蔵』は読破しているんですけどね。
全く覚えていない。
ビックリして覚えているのは、戦前の朝日新聞に連載されたこの小説、みんなコレを読みたさに購読する新聞を朝日に替えたっていうんだよね。
新聞から出た名作はたくさんあるんだけどね。
日本人も昔はそうして盛んに字を読んでいたんですよ。
何せかつての日本はイギリスと肩を並べる世界一の文学国と言われていたぐらいだから。
 
平石さんのドラム・ソロを演じている間にジャケットを脱いで気合がますます入った感じの一生さん。
ましてやこれだけの遠大なメドレーだからして、最後はドッカーンと思い切り盛り上げるのかと思いきやさにあらず。
「一生さん+Marshall」の美しいクリーンから伸びやかな泣きのソロでチャイコフスキーの『悲愴』の「第4楽章」よろしく、しめやか~にメドレーの幕を下ろした。
コレがBARAKAのやり方か~!250_bov本編を締めくくったのはキラー・チューンの「Butterfly」。
堰を切ったように迫りくる7/4拍子のリフ!
260_bfまさに3人がひとつになった完璧な演奏。
見よ!コレが25年の厚みと重みだ!S41a0435_2

 

S41a0448 

S41a0216本編を終了して大喝采に応える3人。
こうしてひとまずステージを後にした。330アンコールまでの間は「バタフライ」の話をしましょう。
ナゼ「バター(butter)」と「飛ぶ(fly)」で「蝶(butterfly)」になるのか?
こんな本が出ている。
色々な英単語の語源をわかりやすく解説したその名もズバリの『「バタフライ」が蝶になったわけ(朝日出版社刊)』という1冊。
この本によると、「バター+飛ぶ=蝶」となるかは何世紀にもわたってその理由が専門家の間で議論されてきたそうで、サミュエル・ジョンソンの説によると、「蝶が姿を見せる春になると、ミルクをかき回してバターを作る作業が始まるから」らしい。
サミュエル・ジョンソンというのはイギリスの文学者で数々の名言を残した人。
「政府は我々を幸せにすることはできないが、惨めな状態にすることはできる」…なんていいこと言うじゃん?
「結婚は多くの苦悩を生むが、独身は何の喜びも生まない。」なんてのもいいね。
でも私が一番好きなジョンソンの言葉は、一番有名な「ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。ロンドンには人生が与え得るもの全てがあるから」。
コレ、ホント。
行きたいナ~、ロンドン…私はまだ人生を楽しむことができるゾ!340「butterfly」の語源は他にもあって、イギリスで一般的な「ブリムストーン(brimstone)」という蝶は下の写真のように羽の色がバターのような色をしているから…とか、夜になるとバターを盗む魔女や妖精の姿が蝶だから、とか…コレはないな。
と、そうこうしているウチにBARAKAの3人がステージに戻ってきたよ~。Bs_2 「ありがとうございます。
アハハハハ!全然違う曲順になっちゃったね!
誰も予想してなかったんだけど、マァ、それも『BARAKA』ということでお許しください。
それでは最後に短めの曲を1曲演ります」350_2アンコールは「Palm Trees of the Maldive」。360_2『Inner Resonance』のオープナー。370にぎやかな曲調とエネルギッシュな演奏は…380vまるで今からコンサートが始まるかのようだ!390曲の中間部で一生さんがステージから客席に降りる。
BARAKAのライブの定番だ!410ステージ上から一生さんの様子を見守るリズム隊の2人。430_2客席中ほどの通路を歩いて…
440v_2ステージに戻った一生さん。
ギターを提げているとステージに上がれないので一旦ギターを降ろしてポーズ。
コレは土俵入りか?450_2そして、コマネチ!
この人がこんなシリアスな音楽を追求しているとは到底思えん!460そして再びギターを手にして猛烈なギター・ソロ!470「25周年記念コンサート」完走!
480「やりきった感」溢れる満足気な表情!S41a0453

S41a0457

S41a0511 25周年おめでとうございます!
これからもBARAKAだけの独自の音楽を追求してくださいまし!
 
BARAKAの詳しい情報はコチラ⇒BARAKA Official Web Site
 
「BARAKAの25周年」がMarshall Blogに記録され、半永久的に保管されることになりました。
こうしておけば、Marshall Blogが続く限りいつでもこの時の様子に接することができるのです。
記録しておかなければムリ。500_2 

☆☆☆マーシャル・コマーシャル☆☆☆
 

BARAKA同様、インストルメンタル・ミュージックで世界で勝負する4人組、D_Drive。

<だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)>

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<Thmbs Up>

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200 (一部敬称略 2022年11月30日 六本木EXシアターにて撮影)

2023年1月13日 (金)

BARAKA~25th Anniversary Live <前編>

 
2022年はBARAKAのデビュー25周年を記念する年だった。
「25年前」というと1997年だから…平成9年。
つまり昭和が終わって9年後にBARAKAが登場した。
ところで、最近は年嵩を増した人のことを指して「昭和の人」と表現することがあるが、計算してみると昭和34年以降に生まれている人って昭和より平成の方が過ごした時間の方が長いんだよね。
私も昭和37年生まれなので、青春の一時期をドップリ昭和の文化に浸かって過ごしているが、父と同じだけ生きることができたとしても人生で最も長い元号が「平成」になる可能性が高い。
だから、「〇〇の人」の「〇〇」に一番長い時間を過ごした元号を当てハメるとすると、現在の成人は「平成の人」ばかりなんですよ。
「明治・大正」はおろか、本当に「昭和」が遠くなったように感じる。
…と、いつもであればこうした「周年記念」の記事を書く時にはその「周年」の原点に戻って、その時に何があったのかを並べて懐かしむのがMarshall Blogの常なんだけど、実は昨年に「ファーストアルバム・リリース25周年記念」を迎えたバンドがあって、25年前を振り返る企画を6月にやっちゃってるんだよね。
だから今回はスキップ。
ちなみにそのバンドとは日本のヘヴィメタル・バンドの雄、CONCERTO MOONです。
こうしてみなさんが長期間にわたってMarshallと共に音楽活動を展開してくださっていて大変うれしく思います。
BARAKA、25周年おめでとうございます!9brkf今回と次回のMarshll Blogはその25周年を記念するコンサートのレポート。
10会場は六本木のEXシアター。20開場時にお客さんに配布されたコンサートのプログラム。30ブロードウェイやウエスト・エンドのミュージカルのように、演奏する順番に曲名を並べてそれぞれに解説や思いのたけを寄せた。
コレだけでもいかにこのコンサートにかけるBARAKAの意気込みを感じようというものだ。35会場内はどこもかしこもBARAKA一色!60物販コーナーも準備に大忙し。70ズラリと並んだCD。
これぞ25年の蓄積、四半世紀の成果!71当然、最近作の『Maverick』をフィーチュアしていた。73衣類の種類も豊富。72今回の目玉は「25周年Tシャッ」かな?75前身頃のデザインはコレ。
メッチャ足長~。
チョットした60年代の雰囲気でいいね~。
ん?待てよ…このデザインをどっかで見たことがあるな~、と思っていたら…
80コレだ!
90_2コチラは非売品。
ファンの方が焼いてくれた特製「BARAKA 25th Anniversaryクッキー」!100開演前の場内にはマイルス・デイヴィスの『In a Silent Way』が静かに流れ、やがてメンバーがステージに姿を見せて1曲目を演奏した。
25周年記念コンサートの冒頭を飾ったのは「Let Me In」。1102002年にリリースした『BARAKA IV』を締めくくったBARAKAのキラー・チューンのひとつ。210cd 高見一生S41a0104 依知川伸一130v平石正樹140v一生さんはMarshall。150ステージには1959のハーフスタックが2セット配置され、白い方が使われた。
この白いMarshallは、Marshallの創立35周年を記念して限定発売されたモノで「White Special」と呼ばれていた。160リアパネルに取り付けられたジム・マーシャルのサインのプラーク。
このモデルはキャビネットとセットで250台製造され、世界に向けて発売した(50Wモデルの1987も同時にセット販売されたので1960Aは計500台製造された)。170一生さんの足元のようす。
相変わらずにぎやかだナ~。
依知川さんの足元にも設置されている左端の足鍵盤はBARAKAのシンボル。180依知川さんはEDEN。S41a0132WT-800の堂々たるセットで臨んだ。200v場内BGMでかかっていた「In a Silent Way」から連続しているかのようなユッタリしたスタート。
220v『BARAKA IV』の初出のバージョンでは依知川さんのボーカルズを聴くことができる。
名ギタリストのリック・デリンジャーにも「Let me in」というポップチューンがあったが、BARAKAの「Let Me In」の歌詞は至極哲学的だ。
みんな入りたがるね…「嵐が丘」のキャシーみたいだ。
ナゼだかはわからない、教えて欲しい…Show me the way!
「Show me the way」といえば、ピーター・フランプトンに「I'm In You」というヒット曲があった。
こっちはもう入っちゃってる。
さらにフランク・ザッパはそのヒット曲をパロった「I Have Been in You」というお下劣な曲を演っていたっけ。
「アミニュー!」と叫ぶライブ盤でのこの曲のMCがとてもオモシロかった。
 
今回はライブ・ステージでしか聴くことができないインストルメンタルのバージョンを披露した。215v_singユッタリと流れていた曲はやがて5/4拍子のパッセージを経てガラリと様子を変え、刻々と情景を変化させていく。
コレぞ「BARAKAミュージック」!240v5/4+4/4拍子、シンプルな三連…様々なリズムに乗って一生さんのギターが縦横無尽の空間を飛び回る。
ん~、いい音だ。
そう、このコンサートは一生さんがクリエイトするMarshallの音を存分に味わうコンサートでもあったね。
広い会場のすみずみまでMarshallの音がダイレクトに行き渡ったのだ。
コレね、まずステージの中の音がラウドじゃないとこうはならないんだよね。
そして、デジタル・アンプだとまず実現不可能。
不思議なことに客席の後ろの方まで音が飛んで来ない。
ジム・マーシャルがスピーカー・キャビネットに付けた傾きのおかげもあるが、やはり真空管アンプが作り出すサウンドは替えがきかないのだ。
いずれにしても耳に詰め物をして、小さな音で演るライブは聴いていてツマんないよ。
BARAKAはロック・コンサートのお手本ですな。
250次の曲も一生さんのスペイシーなギターから。
7/4、6/4、7/4、7/4、5/4、5/4と目まぐるしく変わっていく拍子。
でも不自然な感じが全くしない。
繰り返し申し上げるが、素晴らしいギターの音だ。
どういう音かと言うと「Marshall 1959が出すギターの音」…としかいいようがない。
他のギター・アンプでは絶対にマネをすることができないMarshallの原点のサウンドだ。S41a0057 曲は2021年1月に発表したBARAKA11枚目のオリジナル・アルバムのタイトル・チューンの「Maverick」。275cd外国の人と接していて、これまで一度も「maverick」という単語が使われる現場に立ち会ったことがないな…。
この単語は「サミュエル・オーギュスツ・マーヴェリック(Samuel Augustus Maverick」という19世紀の人の名前に由来しているらしい。
人名が由来の英単語はそう多くないのではないか?
不思議に思って調べてみると、テキサスの政治家/弁護士/大地主だったサミュエルは、ジュ~とやるのが可哀想なので自分の牧場の牛に焼印を押そうとしなかった。
そこで、焼印が押されていない牛のことを「maverick」と呼ぶようになった。
そこから転じて独自に自分の方針を貫く人を指して「maverick」という言葉が使われるようになったんだと。
単語としては名詞、形容詞、動詞として使われ、意味もたくさんあるようだが、BARAKAはこの単語に「孤高」という訳を充てている。
独自の音楽を創り続けているバンドの解釈としてはまさに適切な訳語ではあるまいか?
BARAKAこそがサミュエル・オーギュスツ・マーヴェリックというワケだ。280曲はもちろんマーヴェリック!290v従来の形式に全く捕らわれず自由なスタイルで曲を展開させていく。300それでもBARAKAのレパートリーにあっては比較的シンプルな部類に入るか?
S41a0055「順番間違えた~!」という一生さんの雄叫びの後に演奏したのは「SF-1(Superior Force 1)」。
胸のすくようなストレートなドライビング・ナンバー!320v_sf12022年と2023年の『全日本スーパー・フォーミュラ選手権』のテーマ・ソングはBARAKAの「Superior Force 2」。
そして、今回のコンサートで披露したのは曲名に付された数字が示す通り、その前身となった1曲。
どこまでも猛進する依知川さんの低音が気持ちいい!330vナンカあまりにもストレートすぎて本当にBARAKAの曲なのか?と思いたくもなるが心配ご無用。
チャンとアップダウンが仕込まれていて曲をドラマチックに演出する。M3「ありがとうございます!
今日はBARAKAの25周年を記念するライブにお出かけ頂きありがとうございます!」
355v「皆さん、入り口でパンフレットを受け取って頂きましたか?
クラッシックのコンサートみたいに曲順を書いて『こんな感じの曲です』って説明してるんですけど…2曲目と3曲目が逆になっちゃいました!」
コレがさっきの一生さんの「順番間違えた~!」という叫びだったのね?
ドンマイ、ドンマイ!
360「昔の手帳を見て確認したんですが、ボクたちは25年前の10月19日に初めて一緒にスタジオに入りました。
それから25年間…本当に休むことなく何とか続けて参りました。
2000年からは20年間にわたって毎年海外ツアーを行ってきました。
アルバムを17枚出して、今日のライブが688本目です!」
370v「今日は11月30日…東京ドームではKISSがコンサートをやっております。
ボクが最初に外タレのコンサートに行ったのが中学3年の時…武道館でKISSを観たんです。
KISSはボクたちにとってもアイドルですから相手がKISSならしょうがないかな?
KISSを観に行くか、BARAKAを観に行くか…皆さんは『BARAKA』を選んでくださいました!
ありがとうございます!」380続いても『Maverick』から「Meteor」。
超絶ジャズ・ギタリストのタル・ファーロウにもチャーリー・パーカーの「Confirmation」のコード進行を引用して作られた同名の曲があった。
「meteor(メテオ)」とは主に「隕石」のこと。390_mtこの曲でも地に根を生やしたかのような依知川さんの頑強なベース・プレイが素晴らしい。
コチラも何しろ音が良い。
メチャクチャ抜けるんよ。400やがて一生さんが刻むメイン・リフが登場して曲は新たな展開を見せる。
ナンだ?コレはどうなってんだ?
23/8拍子みたいな?
S41a0095
そして主題が現れ…420vキメでワンコーラスを〆る。
このパターンがエキサイティングに繰り返されて曲が幕をおろすのかと思うと…
430依知川さんのミューテッド・ベースがチョコッと顔を出す。
ココまでが「Meteor」。
依知川さんが弾いたベースのパッセージは後から着いて来た隕石の子供かな?
470v演奏はCDに収録されている曲順通りに「Tapir's Dream」へとつながった。
今度はレゲエのリズム。
480v「tapior」とはバクのこと。
コレ、「タピア」ではなく「テイパー」と発音する。
曲名の「夢を食べるバクの夢」は一種の撞着なのかな?
530v一生さんが弾くメロディはあたかもバクが歩き回っているみたい?
540v3分半ほどのこの曲、珍しくナニも起こらずに幕を下ろす。
それが「バクの夢」。 
だいたいここまでがコンサートの前半。
0r4a0023演奏した曲数としては4曲となるが、ご存知の通りBARAKAは1曲が長いから…演奏の充実度も相まって10曲ぐらい聴かせてくれた感じ。
そしてコンサートの後半に突入していく3人。M1

S41a0222

490BARAKAの詳しい情報はコチラ⇒BARAKA Official Web Site0r4a0091依知川さんがMCでお話されていた通り、BARAKAが海外でも盛んに活動を展開しているのはご存知の通り。
そのひとつがこの『CRUISE to the EDGE』というイベント。
タイトルからしてすぐにプログレッシブ・ロック関連のイベントだということがわかる。
BARAKAは2018&2019年に続き、今年もこのイベントへの出演が決定した。
スティーヴ・ハケット(紳士ですよね~)、Marillion、PFMといった大御所並んで、アニメ関連でもなし、カワイ子ちゃんバンドでもなし、BARAKAが創り出す音楽が認められてお呼ばれするなんてとてもスゴイことだ。
ところが、依知川さんはBARAKAをプログレッシブ・ロック・バンドだと思っていらっしゃらなくて、「BARAKAという音楽」を演るバンドと考える旨のご発言をされている。
まさにその通りだとは思うが、プログレッシブ・ロックの故郷であり、本場であるイギリスに行けばナニをどうしてもBARAKAはプログレッシブ・ロック…向こうでは「プロッグ・ロック」と呼ばれているんだけど…そのジャンルにカテゴライズされることは避けられない。
でも、本場における「プロッグ・ロック」という言葉は、日本に住む一般的な日本人が考える「プログレッシブ・ロック」と意味が明らかに違うんですよ。
それにキッカケを作ってくれたのがウチのMarshall RecordsアーティストのD_Driveだった。
D_Driveがニュー・アルバムを世界リリースして、彼らの音楽がイギリスをはじめとしたヨーロッパ諸国で「100%純粋なプログレッシブ・ロック」として取り扱われていることに驚き、イギリス人の力を借りて周辺の環境を調べてみたのだ。
ちなみにこのイベントに出演するHAKENというバンド、ドラムスがNATALなんだけど往年のプロッグ・ロック好きにはドストライクなサウンドだよ。50その調査論文がコレ。
BARAKAのファンの皆さんはきっとプログレッシブ・ロックがお好きでしょうから興味のある方にはご一読をオススメする。
  ↓   ↓   ↓
プログレッシブ・ロックってナンだ?~D_Driveの新作『DYNAMOTIVE』が教えてくれたこと

おまけにイギリスのメジャー・プログレッシ・ブロック専門誌にインタビューまで載っちゃった。Prog 実は…オモシロイことに、依知川さんを紹介してくれたのがそのD_DriveのSeijiさんだったのです。
コレが言いたかった。
依知川さんに初めてお会いしたのは2015年3月のこと。
でも、それは「BARAKAのベーシストの依知川伸一」さんではなくて、「書道家の依知川風人」さんだったんだけどね。
その出会いのことはココに書いておいた。
   ↓   ↓   ↓
芸術の春・依知川風人の世界~ASAKUSA COLLECTION vol.2から

この時からカレコレ7年経つので、私もBARAKAの歴史の7/25は関与させて頂いたことになるか?
いつかBARAKAとD_Driveでヨーロッパ・ツアーでも出来たらいいナァ。90 <後編>につづく


☆☆☆マーシャル・コマーシャル☆☆☆
 

BARAKA同様、自分たちの音楽で世界で勝負しているインストゥルメンタル・バンド、D_Drive。

<だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)>

コチラはSONY Xperiaとのコラボレーションで制作した最新ビデオ<Wings>。

<Thmbs Up>

<Begin Again>

Marshall Recordsが世界に向けてリリースしたセカンドアルバム『DYNAMOTIVE』絶賛発売中!

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200 (一部敬称略 2022年11月30日 六本木EXシアターにて撮影)

2023年1月12日 (木)

【追悼】I REMEMBER JEFF

 
ココ数年はスッカリ朝に強くなって…イヤ、正確に言うとやたらと朝早くに目が覚めてしまってユックリ寝ていられないだけの話なんだけど…。
今朝も5時起きだった。
今年はいつになく忙しい正月でMarshall Blogの更新がスッカリ滞ってしまっていた。
そこで「今日こそは新しい記事を公開しよう!」とまず気合を入れ、顔を洗って5時15分には事務所のパソコンの前に座った。
昨晩ひと通り書き上げた記事の推敲をするしようとインターネットをつなげてブッタマげた。
それで完全に目が覚めた。
いきなり「ジェフ・ベックの訃報」が目に飛び込んで来たのだ。
 
…と言っても、私は昔から熱心なファンであったことはなくて、むしろそのスゴさに気づくようになったのは、来日した時にMarshallでサポートをするようになってからかも知れない。
それでも私が初めてジェフ・ベックの演奏を耳にしたのは1976年のことだからカレコレ47年も前のことになる。
初体験はBBAの『Live in Japan』だった。
あのトーキング・モジュレーターがカッコよくてね。
その時にはもうギターを始めていたので、ラジカセを使ってマネをしたことをよく覚えている。
ギターをラジカセにつないで、イヤホンで鳴らす。
紙を巻いて作った筒をそのイヤホンにセロテープで貼り付けて筒の先端を口にくわえる。
するとイヤホンの中のスピーカーを通して口の中でギターの音が鳴るという寸法だ。
要するにホンモノのトーキング・モジュレーターと仕組みは同じ。
ところが、加入力になってしまったイヤホンが猛烈に熱くなるのがチョット怖かった。
それにトーキング・モジュレーターを使いすぎると、その振動で脳波が乱れる…とかいうウワサが流れてこの遊びはそう長くは続かなかった。
そもそもギターもほとんど弾けなかったし!

Bba 1976年と言えば、ちょうど『Wired』がリリースされた年で、ロック界ではかなり大きな話題になっていた。
オコチャマだった私はあのインストゥルメンタルのアルバムのどこが良いのかサッパリわからなかった。
一方、『Blow by Blow』は後追いだった。
その中2の時、ひとつ上の学年の人が文化祭で「Scatter Brain」を弾いたんだよね。
中学校3年生ですよ!その演奏にかなりビックリしてね~。
今では「万国ビックリショウ」にエントリーできそうな速弾きキッズも珍しくなくなったけど、当時はロクな教則アイテムがなかったからね。
バツグンのうまさだった…ように見えた。
その人は全くの独学で、ライナー・ノーツに掲載している譜面をさらったようなことを言っていた。
それで『ギター殺人者の凱旋』というアルバムがあることを知ってすぐに買いに行った。
コレも私のジェフ・ベックの思い出のひとつなのだ。
ちなみにその方は最終的にジャズに走ったが、お兄さんは明治大学ビッグサウンズソサエティ・オーケストラに在籍し、慶応大学ライトミュージック・ソサエティオーケストラの神保彰さんの向こうを張った名ドラマーだった。
とにかく、この『ギター殺人者の凱旋』というアルバム名は子供ながらに「ナンじゃらほい」と思ったモノだったな。
このアルバムを持っているにも関わらず、石丸電気レコード館2階のロック売り場に行って「すいません、ジェフ・ベックの『ブロー・バイ・ブロー』をください」と店員さんに頼んで、出て来たアルバムが『ギター殺人者の凱旋』だったので赤っ恥をかいた友人もいた。
かく言う私もこの凄まじい邦題が海外の宣伝惹句の直訳だったことを知ったのはかなり後になってからのことだった。9am1 その後、ひと通りアルバムはさかのぼって聴いてはいたが、上述の通り夢中になることはなかった。
それでも『Truth』が好きだったかな?
そんな状態だったので来日してもコンサートに足を向けることはなかった。
そして、初めて生のジェフ・ベックを見、そのギターの音を耳にしたのはジェニファー・バッテンとステージをともにした2000年の来日の時のことだった。
この時はJCM2000 DSLでサポートしたように記憶している。
会場は東京フォーラムで、ショウが始まってすぐに観客全員が立ち上がったのにはハラが立った。
こっちは初めてのジェフ・ベックだからジックリ観たいワケよ。
少々ムカムカしながら仕方なく立って観たことを覚えている。
Dsl その次に来日したのが2005年。
この時も東京フォーラムか…コレはまったく記憶にないな。
でもMarshallでサポートして、ゲストとしてショウを拝見したハズだ。
そしてその翌年が富士スピードウェイで開催された『ウドー・ミュージック・フェスティバル』での来日。
コレはよく覚えている…というか、色んな意味で一生のウチでも最も印象に残るイベントのひとつとなった。
御殿場まで電車で行くのがツラかったな~。
この時もジェフはJCM2000 DSLと1960BXを使用した。
ステージのソデでそのプレイをジックリ拝見させて頂いたのもとてもいい思い出だ。
この頃はMarshall Blogをやっていなかったので記録はなし。
その後、2008年にMarshall Blogをスタートさせて機材を紹介するようになった。
そんなジェフ・ベックに関する過去の記事を紹介して追悼記事に代えさせて頂きたい。
 
Jeff BeckとDSL
2009年。
この時は単独公演とクラプトンとのダブル・ヘッドライナーで来日。
ジェフのバンドはキーボーズがデビッド・サンシャス、ベースがタル・ウィルケンフェルド、ドラムスがヴィニー・カリウタというメンバーだった。
2020年のNAMMのイベントの楽屋でタルちゃんと2人きりになってしまい、無言でいるのも心苦しいので、この時のジェフのMarshallをサポートしたことを話したところ「あ、そう」で終わり。
あ、もちろん他の会話をしたけど、とても落ち着いた方で、自分の軽さが恥ずかしかったワ。Jb_jb1_4 この来日時の前半では、持参したカスタム・メイドのMarshallを使用していた。
ところが横浜の「みなとみらいホール」で演奏中にノイズが盛大に出てしまい、途中から上の写真の通り1987Xに変更となった。
確か大急ぎで名古屋へ1987Xを送り出さなければならなくて、も~その手配が死ぬほど大変だったことを覚えている。
ちなみにそのノイズはMarshallのせいでは全くなくて、会場側の電源のケーブルの不良が原因だった。
それを映画の『欲望』よろしくジェフがアンプをバンバン叩くもんだから、あの時は客席から見ていて寿命がかなり縮まったわ。
今、そのモデルはMarshall本社の博物館に収蔵されている。0r4a0094
Jeff BeckのMarshall 2010
この記事はゴメン。
秘密が多くて写真を撮ることができなかったように記憶している。
何せペダルボードなんかはいつも目隠しされていて、本番の時以外は見えないようになっていたりするからね。
そんな!…例え全く同じ機材を使っても誰にも絶対にあんな音を出すことはできないんだから心配ないのにね。
そういえば、あのジェフのストラトのワーミー・バーがどんな感じなのか、この頃はスッカリ顔なじみになっていたギター・テクに頼んで触らせてもらったことがあった。
想像していたよりはるかに動きが硬くてビックリした。
 
Jeff BeckのMarshall 2014
この頃になるとMarshall Blog用にライブの写真も撮らせてもらうようになった。
外タレのコンサートの場合、「アタマ3曲」とか制限つきでステージの真ん前で撮らせてもらうことが多い。
この時も同様だった。
コレはどこかに書いたように記憶しているけど、ステージの前からレンズをジェフに向けるとこっちを見るでしょ?するとカメラのファインダー越しに目がバッチリと合っちゃうワケよ。
向こうには私の目は見えないハズなんだけど、それがコワくてね~。
そんな時には「許可もらってますから!」と心の中で叫びながらシャッターを切ったものでした。10v 
Jeff Beck Live in Japan 2015
この頃は今のDSL、つまりDSL100Hを使用していた。
それでも完全に音は「Jeff Beck」だったナァ。
撮った写真はもちろん先方のチェックを経てMarshall Blogへ掲載したのだが、てっきりスタッフが選ぶのかと思っていたらジェフ自身が選んでいるということを後に聞いてかなりビックリして…照れた。

90 そして、コンサートにお邪魔したのは2017年1月31日の東京フォーラムでの公演が最後だった。
いつかfacebookに投稿したが、スタッフの連中がフォーラムのトイレに驚いて「Electric toilet!」と大騒ぎしていたのが大変にオモシロかった。
ジェフは愛器を人任せにせず、自分でギターを肩にかけて会場に現れ、楽屋にいる間はズッと練習していた。
この時、リハーサルで何度もジョン・ルイスの「Django」を弾いていたっけ。
アンプは1987と1959、キャビネットはやはり1960BXを使用していた。
ライブの写真も撮らせてもらったので大量の写真が残っているのだが、どこをどう探してもMarshall Blogにライブ・レポートが見当たらなかった。
理由を思い出すことができないが、恐らく先方スタッフと没交渉になってしまい記事は書かずじまいになってしまったのだろう。
 
ま、コレは偶然だけど、ジェフの住むサーリーへ行ったこともあった。
仕事や用事があるといちいち車でロンドンへ出て来るというような話を聞いた。
Img_1101
こうしてみると2000年から2017年までずいぶんと長い間お手伝いをさせて頂いたものだ。
残念ながら顔を突き合わせてヤアヤアなどとやることはとてもできなかったが、トーキング・モジュレーターごっこで遊んでいた頃には「ジェフ・ベックのお手伝いをする」などという光栄なことは想像したこともなかった。
こうして毎回来日するたびにコロコロとバックラインが変わったし、Marshallを全く使わない来日公演もあったが、基本的にはいつでもMarshallがメインだった。
50WでBキャビ…コレがジェフのMarshallのベースだった。
下の写真はかつてのフランクフルトの展示会のMarshallブースのようす。
やはりジェフはいつでもMarshallの大切なアイコンのひとつだった。
 
ギターの奏法云々はマニアの人に任せることとして…私流に考えると、ジェフ・ベックのスゴイところは、ヒット曲を作るでもなく、歌を歌うでもなく、本当にギターだけで自分の音楽をつくり出したことだと思う。
Marshallは長い間そのジェフの音楽づくりのサポートを務めて来た。
ジェフ・ギターの音はMarshallの音であり、Marshallの音がジェフのギターの音だった。
それが突如としてこの世から消えてしまった。
大変に恐ろしいことだ。
昨年の大谷令文さんといい、今回のジェフといい、「Marshall」という「音楽を作る装置」を本当に理解しているギタリストが年を追ってドンドン少なくなっているのだから。
Marshallを愛用しているスゴいギタリストはまだまだ枚挙にいとまはないが、今日「ひとつの時代」が終わり、「ギターが作り出す音楽」のひとつが絶滅したような気がした。
Rimg0167偉大なるギタリストのご逝去を悼み謹んでお悔やみ申し上げます
 
さよならジェフ・ベック!20_2

Jeff BeckのMarshall 2010

 
ニュー・アルバム『EMOTION & COMMOTION』を発表し、ますます精力的な活動を繰り広げるジェフ・ベック。
東京の2日目の公演に行ってきた。2010 今回も友人であるジェフのギター・テクのスティーブから色々と話を聞いてきたが、秘密にしている部分もあり、すべてをレポートできないことをご了承いただきたい。
前回の来日公演はツアーの前半がカスタム・メイドのMarshall。
後半はクラプトンとの共演時も含めて1987Xと1960BXの組み合わせだった。
そして、今回ステージに上がっていたマーシャルはJCM2000 DSL100と…

Dsl_21960BXだった。

1960bx ジェフといえば昔から50Wマーシャルという印象がもっぱらだが、今回は100Wでこれまでとはセッティングが大きく異なっていた。
本番の時、1960BXにマイクが立っていないことに気がついた人も多かったと思う。
代わりにDSLのお隣さんのコンボにマイキングされていたことにも気がつきましたね?
それでは下手側座席に座っていた方々はステージの後方に1960がセットされていたことに気がつきましたか?
前回とはまったく違うバックラインに驚いたことをスティーブに告げると、ジェフはいつも前進していて、頭の中に理想のギターサウンドが鳴り響いているのだそうだ。
ギター・テクの彼はジェフの頭の中の理想のサウンドに実際のサウンドが少しでも近づくよう日夜アイデアを練っているとのこと。
ところがジェフは音のイメージを伝えるだけなので、ドンズバの音を作るのが至難の業だとか。
彼らは安定した電力の供給に並みならぬ配慮をしていた。
世界中どこで演奏しても同じサウンドが得られるように電圧と周波数を絶えず一定にする機械を採用していた。
電圧が異なると音質が変化することはよく知られているが、周波数も同じ。
50Hzと60Hzでは倍音の出方に差が出てしまい、演奏に支障をきたしてしまう。
そして、ジェフはその微妙な違いをたちどころに見破ってしまうらしい。
他にも色々とおそわったんだけど、ギター・テクから許可をもらった部分だけ記しました。
写真もなくてスミマセン。
ひとつだけ漏らすと、Marshallが昔生産していたあるラック式の機材を使っていたのには驚いた。
 
さて、肝心のライブ。みなさんいかがでしたか?
やっぱカッコいいナァ~!
「Stratus」演ってたね。
そういえばこれもスティーブから聞いたんだけど、前日はジェイムス・テイラー&キャロル・キングで来日中のリーランド・スクラーも会場に観に来ていたそうだ。
「Stratus」が収録されているビリー・コブハムの『Spectrum』のベーシストね。
また、ナーラダ・マイケル・ウォルデンがよかった。
豆絞りがすっかり似合っちゃって!
三社さんになると浅草はああいうおじちゃん達であふれかえります。
「Led Boots」も素敵だった。
そして、「How High The Moon」には驚いたわ!
それとアンコール2の「'Cause We've Ended As Lovers」!
人間なかなかここまでカッコよくできるもんじゃありませんよ。
 
ジェフもギターがよく似合う人だ。
そしてやっぱりマーシャルがよく似合う!
マーシャルをバックにテリーを引っ提げた姿はもうクールそのものだった。
 

200 (初出:2010年4月14日)

2023年1月 1日 (日)

明けましておめでとうございます

 
新年明けましておめでとうございます
 

90r4a0407_2 旧年中はMarshallにひとかたならぬご支援を賜り心から御礼申し上げます。
Marshallは昨年創立60周年という節目を迎え、今年は「Diamond Jubilee + 1」という新たな年となります。9img_7759 また、2023年はジム・マーシャルの生誕100周年にあたります。9jim そんな年にMarshallは大きな変革の年をスタートさせました。
本年もMarshall、NATAL、Marshall Blog他をお引き立てのほど何卒よろしくお願い申し上げます。

Mar_logo_2Natal_drums_logo

Marshall_records_logo_square_black

Marshall_blog_square

Mmst_square 
しかし…私も色々やってんナァ~。
今年も張り切ってMarshall Blogの取材に出かけるつもりです。
現場でお見かけになられましたら気軽にお声をかけてくださいね!
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 


200