極東Pop Culture 3~Wanna another drink? <後編>
休憩終わり。
<前編>の最後に紹介した品川の「歴史散歩」はご覧頂けましたか?
見てない?…マァ、そうでしょうネェ。
でも、ご覧頂いた方には東海道五十三次の最初の宿場だった「品川」というエリアにご興味を寄せて頂けたのではないか…と。
そして、「『幕末太陽伝』ってのを観てみようかしらん?」とか、「今度近くまで行ったら『鈴ヶ森刑場跡』っての見てみようか?」な~んて思って頂ければ時間をかけて書いた甲斐があったというモノです。
さて、休憩を終えてSuperb Hop Bandによる『極東Pop Culture 3』の第2部が始まるよ。 第2部のオープナーは「Z・刻をこえて」。
ショボンちゃんのドラム・フィルが曲を導き出す。ノリの良いロック・ビート・ナンバー。
コレは「ガンダム」?
エ?「機動戦士Zガンダム」だって?…知らんがな!ソリストはピアノのはまださん。
楽器の向きの関係でどうしてお顔を正面から撮影することができなかったけど、音は全部バッチリ聴かせて頂いた!
ガッチリとまとまった美しい旋律のソロはどれもステキだった。
晴くんのベース…佐々木さんのギター…岩月さんのパーカッション…そして、ショボンちゃんのドラムスへとソロをつないだ。
皆さん、第2部もSuperb!ショボンちゃんが使用しているドラム・キットはNATAL。
ショボンちゃんには長いことご愛用頂いている。シェルだけでなくペダルもNATAL。NATALは1965年に創業したイギリスの老舗パーカッション・ブランド。
世界で初めてチューニングができるボンゴやコンガを開発したメーカー。
ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、Tレックス、サンタナ等のバンドに愛用され、イギリスの打楽器系ミュージシャンの間ではつとに有名だが、残念ながら海外進出をしなかったので日本でその名を知っている人は少ない…イヤ、少なかった。
そのブランドをMarshallが取得し、日本にも輸入され、こうしてショボンちゃんのような有能なドラマーさんたちに愛用されるようになり、今では日本でもNATALを知らないドラマーさんは少なくなった。
ココまで来るのは大変だった!
何しろ10年チョット前に始めた時は、日本でNATALに関係者しているのは私と家内の2人だけだったからね~。
この場をお借りしましてご支援頂いている皆様に心より感謝申し上げます。
NATALドラムの詳しい情報はコチラ⇒日本語版公式ウェブサイト
NATALパーカッションの詳しい情報はコチラ⇒日本語版公式ウェブサイト
マーシャル・コマーシャルは以上!
続いては「ゆずれない願い」。
お、コレは知ってる!
直美さんですな。 ソロを聴かせてくれたのはテナーサックスの阿部さん。コレもアニメだったんですか?
『魔法騎士レイアース』のオープニング曲…希土類元素?アレは「レアアース」か。
曲は知っていたけど、アニメの曲だったとは知らなんだ!
田村直美さんもこのMarshall Blogに何度かご登場頂いている。
例えばコチラ。
↓ ↓ ↓
【NAONのYAON 2021】vol.5~葛城ユキ、田村直美、小柳ゆき
で、この『NAONのYAON』にはトランペットのひろこちゃんも出演してます!
↓ ↓ ↓
【NAONのYAON 2015】 vol.6 : SHOW-YAが〆てグランド・フィナーレ!
セクション全員が普通にサキソフォンを持って演奏したのは「DADDY! DADDY! DO!」。
『かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』のオープニング曲。
アルトの屋嘉さんのソロが炸裂! ロングトーンを交えて譜面台をスッ飛ばすほどの大熱演!
客席から大きな拍手が沸き上がった。
それに呼応するかのような佐々木さんのソロ。
ギター、ガンバレ!次の2曲は知ってた!
まずは『うる星やつら』のヤツ…ゴメンなさい、「知ってる」と言ってもアニメを見ていたワケではゼンゼンないんです。
でも、いい曲だと思う。
コレは小林泉美だったっけ?
ASOCAとかフライング・ミミ・バンドなんて知っている人はもう少ないだろうナァ。 岩月さんのパーカッションと…松木さんのトランペットがフィーチュアされた。私も知っていたもう1曲は…葛飾柴又の草だんご屋、「とらや」のさくらちゃんが歌った「さよならはダンスの後に」。
1965年にリリースされて150万枚売ったという大ヒット曲。「レコード大賞作曲賞」受賞。
エ?違う?
曲は『美少女戦士セーラームーン』から「ムーンライト伝説」。
ウソ…ホントは知ってるの。
ウチの子たちが幼い時に毎週見ていたので覚えちゃった。
「♪ミラクル・ロマンス」というパートを「♪ミラクルのマウス」と歌っていたっけナァ。
今は2人もいいオッサンです。
でも、今回初めて知ったんだけど、コレは「夢はマジョリカセニョリータ」という曲の焼き直しなんですってね。
そして驚いたのが、作曲者が川島だりあさんだっていうじゃん!
FEEL SO BADのボーカルズだった川島だりあさんは何年か前まではMarshall Blogにご登場頂いていました。 この曲でフィーチュアされたのはトロンボーンの島田さん。そして、再びパーカッション岩月さん…ひとりで何役もこなしてますからね。
オーケストラの打楽器奏者の宿命ね?
運搬もセッティングも大変だしね~。
そこへいくとトランペットなんかは羨ましいよね~。だからトランペットの松木さんもマラカスを振って加勢する。その松木さんも本職のトランペット・ソロを披露した。 その隣りで「盛り上げ」を担当したひろこちゃん。
さすが名手!
我が後輩! ココで篠宮さんのMC。
「とうとう最後の曲になってしまいました。
ここまで無事お届けできたこと、メンバー一同うれしく思っております。
3度目のライブをこうしてお聴きくださってるアナタがいて、私達がいる。
この空間、この時間、ココで終わるはずがないのにどこか儚さを覚えてしまうのはきっと遠い星を眺めるように記憶をたどってしまうからなのかもしれません。
星々をなぞるように振り返るその時、アナタに笑顔をもたらせる記憶が今日この日であったら…。
それが私達の喜びです。
賑やかな明かりが街を彩るこの季節、最後にもう1曲お届けしてお別れです。
またいずれお会いしましょう」
ポエム~!
コレを篠宮さんのカッコいい声でヤラれるからもう最高よ! 本編最後の曲は『TIGER & BUNNY』から「オリオンをなぞる」。
コレはUNISON SQUARE GARDENなのね?
昔、Marshall Blogに出てもらったことがあったナァ。この曲でもテナーの阿部さんをフィーチュア。そしてピアノのはまださんと…トロンボーンの島田さんがソロを披露した。 「どうもありがとうございました!」
コレにて本編終了。すると木原さんがマイクを握って…
「One more time!」
ハハ~ン、コレがやりたかったのね?
コレはカウント・ベイシーの「April in Paris」。
アメリカのショウビジネスにはこうしたショウのクリシェみたいのがあって、アル・ジョルソンの「You ain't heard nothing yet!(お楽しみはこれからだ!)」とか、エルヴィス・プレスリーのショウの終演直後のMCだった「Elvis has just left the building!(エルヴィスはもういませんから!)」とか…こういうのはオモシロいね。
このベイシーの「One more time, one more once」というのも至るところで使われている。 アンコールは2曲。
まずは『ドラゴンボール』の「CHA-LA-HEAD-CHA-LA」。 コレも知ってる。
アニソン系のロック・コンサート頻出曲。阿部さんのテナーと…幸野さんのクラリネット・ソロが飛び出した。「はい、皆さん、本日は最後までお聴きくださってありがとうございます!
このバンドなんですが、これくらいの人数になってしまうと皆さんに予定を合わせてもらうのが大変でして…。
特に若いのにすごく忙しい人もいるものですから、私がワガママを言って『何とかして予定つけてください!』って言ってお願いするようなものでして。
もうメンバーの皆さんには感謝してもしきれない感じです。
カレコレ3年やってますけれども、一旦休んでしまうと次が無いような感じがしてしまって、それがコワいので続けているようなところもあります。
ゼヒこれからも続けていきたいんですが、1回やるのも結構大変です」「皆さん、もし我々の演奏が『良かったなぁ~』と思ってくださるようでしたら、SNSとかそうしたところへご意見やご感想などをお寄せください。
それが我々にとって大きな励みになります…よろしくお願いします。
それでは、アンコールぶって予め用意してあったもうひとつの曲を最後にお聴き頂いてお別れしたいと思います。
本日は本当にありがとうございました!」いいね、こういうのは。
私が普段お邪魔しているところだと「おう、オマエらまだ行けんのかァァァァ!」とかばっかりですからね。
お客さんに向かって何てクチをきくんですか!
一度でいいからお客さんが「イエ、行けませェェェェん!」とレスポンスするところを見てみたい。
さて、控えめなアナウンスからつないだアンコールの2曲目は「めざせ!ポケモンマスター」。最後の曲でソロを披露してくれたのは…
バリトンサックスの渡辺さん。テナーバストロンボーンの志賀さん。ひろこちゃんは一番後ろでガンガン盛り上げてる! その隣りの隣、トランペットの村上さんと…佐々木さんもゴキゲンなソロを聴かせてくれた。そして最後まで最高のグルーヴをキープしていたのはショボンちゃんとNATAL!「ありがとうございます!」
コレですべてのプログラムが終了したが、拍手が鳴りやまなかったので急遽もう1曲演奏することになった。ナニを演るか…。
予想外の展開の中で選んだ1曲は…今日3曲目の「ブルーウォーター」だった。 「もっと来いや~!」とばかりに観客をアオっての屋嘉さんのソロ!木原さんの指揮のもと…ド迫力のトゥッティでショウは幕を下ろした。 「ありがとうございました!」
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☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
今日のバンドのテーマはアニメ・ミュージック。
『ルパン三世のテーマ』を華麗に弾きこなすMarshallの女性ギタリストYuki。
このYukiちゃんが所属しているのがD_Drive。
日本のアニメやゲームが世界的に浸透している昨今、海外で活躍するバンドも珍しくなくなりましたが、D_Driveはアニメともゲームとも隔絶した自分たちが作った音楽で世界デビューしたバンドです。
今日のライブもインストゥルメンタル。
D_Driveもインストルメンタル。
「インストルメンタル」に何の違いがありましょうや?
是非、D_Driveの世界をご賞味くださいませ。
<だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)>
コチラはYukiちゃんがアンバサダーを務めるSONY Xperiaとのコラボレーションで制作した最新ビデオ<Wings>。
<Thmbs Up>
<Begin Again>
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