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2023年1月16日 (月)

田川ヒロアキ~GUITAR STATION 2022 AUTUMNツアー・ファイナル<前編>

 
昨年11月に5年ぶりに新しいアルバムをリリースした田川ヒロアキ。
本当はもっと早く出したかったんだよね~。
ところがパラリンピック以降、ハチャメチャの忙しさになってしまって、アルバム作りのための時間が思うように取れず発表がノビノビになっていた。
それがようやく出来(しゅったい)!
そのリリースを記念したツアーが行われ、過日東京町田で千秋楽を迎えた。
今回と次回のMarshall Blogはそのレポート。

10v コレがそのニュー・アルバム『FACE』。
前作の『THEME PARK』に引き続き、ヒロアキくんの委嘱作品集。
今回もカーレース関連の曲からテレビ番組の挿入歌までバラエティに富んだ作品が詰め込まれた。Face パンクチュアルなヒロアキくん、定刻通りにショウはスタート。
まずはバッキングトラックを使っての独奏。
早速その『FACE』の冒頭を飾っている「Introduction」から。20「E」…。
1弦5フレットのナチュラル・ハーモニクスからスタートする「Seascape」タイプの短いながらもスケールの大きい作品。30vMarshallを自在に操って冒頭から最高に美しいギター・トーンを聴かせてくれた。40そして、ステージの様子がガラリと変わり、バンドメンバーがヒロアキくんの演奏にジョインする。50石黒彰60v寺沢功一70vそうる透。80vヒロアキくんは今日もMarshallで絶好調!90v愛用のJVM210Hと1936。100v足元のようす。
何度も書いているけど、ヒロアキくんは歪み系のペダルを一切使用しない。
あの美しく歪んだトーンは全てMarshallから出している。
コレが一番賢いやり方。
最近、エフェクト・ペダル型のプリアンプとライブハウスにあるMarshallのパワーアンプを組み合わせて使っている現場に出くわすが、あの音はチョットね~。
モッタイないよな~。
ジェフ・ベックはそんなこと絶対にしなかったゼ。
今のDSL100Hでチャンと自分の音を出していましたよ。
1102曲目はそのニュー・アルバムの曲順通りの「White Arrows」。
勇猛なロックビートに乗って展開するこの曲は、ヒロアキくんの地元である下関にある「小月(おづき)航空基地」に拠点を置く海上自衛隊の公式アクロバット飛行隊「ホワイトアローズ」のテーマソング。130v何とも不吉なフレーズが出て来る中間部のパートがカッコいい。
いかにも「今からウルトラCを演ります!」みたいな。
このホワイトアローズは自衛隊で唯一プロペラ機を使うアクロバット飛行チームで、航空自衛隊のブルーインパルスとは異なり、訓練機をそのままオリジナルの状態で曲芸飛行をするのが大きな特徴のひとつなのだそうだ。
ヒロアキくんファンで飛行機にやたらうるさい人がいるのでコレ以上は書かん。
「オリジナルの飛行機をそのまま使う」なんて、Marshallの歪みをそのまま利用するヒロアキくんに相通ずるところがあるじゃんね?
0r4a0145…と思ったら、曲の最後でヒロアキくん、ホワイトアローズ入隊!
両手を広げて下関の空に舞い上がった。
 
ヒロアキくん、ゴメン。
自衛隊が出て来たところでチョット脱線させて。
先日、航空自衛隊の某基地にお邪魔したんよ。
MarshallとNATALを使った野外でのビデオの撮影だったんだけど、午後になると空模様が怪しくなってきてしまった。
するとお付きの自衛官の方が「2時20分あたりから雨が降りますから養生の準備をします」と雨除けのためのブルーシートの用意をし出してくれた。
そして2時20分になると、本当にポツリポツリと雨粒が落ちだした。
私が驚いたかって?
イヤ、ゼンゼン。
あのね、軍隊の天気予報って絶対に当たるんだよ。
ナゼなら戦時中、天気予報は「重要軍事機密」扱いされるほど大切で正確な情報として扱われていたから。
だから戦時をしている間は天気予報がなかった。
コレもまた不便なモノだったろうね~。
私はこの辺りのことを知っていたので驚かなかった…といいたいところだけど、あまりに見事だったので驚いた!
脱線終わり。140「ありがとうございます。
『田川ヒロアキ ギター・ステーション ニューアルバム・リリース記念ツアー』と題しまして10月の終わりから東京を皮切りに全部で16ヶ所を回りまして、今日のファイナルで17か所目です。
帰ってきました~。
このコロナ禍のご時世で16か所も回れたことは本当にありがたいな~と思っております。
今日はそんなツアーの話と新曲を盛りだくさんにしてお届けします。
どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください!」
0r4a0095「去る11月1日に私の5年ぶりとなる8枚目のオリジナルアルバム『FACE』をリリースしました!
今日はこのアルバムの制作エピソードなどにも触れたいと思っております。
今演奏した2曲目の『White Arrows』は私が作った中で1番新しい曲になります。
当初アルバムに入れる予定ではなかったのですが、CDを製作する直前に出来上がったので、皆さんに新曲としてお届けしようと思い収録しました。
チョット今までとはテイストの違う感じの曲で、現在防衛省の海上自衛隊のYouTubeチャンネルで紹介されています。
ちょっとビックリしますね。
防衛省と関わるなんてことは想像できなかったですからね」
150v「前回のアルバム『Theme Park』のリリース記念コンサートを5年前にココまほろ座で開催させて頂きました。
そのアルバムの中にも下関にまつわる曲が入ってますので次にお届けしようと思います」170vその「下関にまつわる曲」とは「Victory」。
下関のボクシング・ジムのために作った曲。
最初、スラッシュメタル風で作ったところ、そのボクシングジムの会長に「田川さん、この曲コワいです」と言われて作り直したのは田川ファンならおなじみの話。
結果、若者が夢に向かって健康的な汗を流しているかのようなさわやかな曲になった。180_vicキーボーズ・ソロ。
この石黒さんの気合の入った表情!
ボクサーよりよっぽど強そうだ。190石黒さんの気合はこの日の機材のセッティングにも表れていた。
鍵盤がゾロリ。
Marshallの壁同様、人はナゼ楽器を並べたがるのか…そこにロマンが生まれるからだ!200vヒロアキくんのソロから…210vソロリソロリと石黒さんに歩み寄るソロアキくん、あ、ヒロアキくん。
チャンスを見て石黒さんに「カミソリ・アッパー」でも入れるつもりか?
ボクシングといえば…
残念ながら先頃ジェフ・ベックが急逝してMarshall Blogでも追悼記事を公開したが、ジェフの代表作のひとつといえば『Blow by Blow』。
この「blow」は「ロー・ブロウ」とか「ボディ・ブロウ」とかの「ブロウ」ね。
「Blow by blow」はボクシングから来た慣用表現で「具に(つぶさに)」という意味。
「blow by blow」…つまり「一撃ごとに」にアナウンサーがこと細かに実況中継する、というところから来ている。
Marshall Blogもそんな「blow by blow」なライブ・レポートの制作を心がけております。220ファンク・ストラミングからスタートするのは「Swing Picking~Evolution」。
ヒロアキくんには珍しいピュアなフュージョン・サウンド。230_speリズムはスイング・ビートに変わる。
ココからが「Evolution」なのかな?
230v心地よいビートに乗っててらちんのジャジー・プレイが冴えわたる。240v石黒さんが時折放り込む奇抜なフレーズにドキっとしていると…Img_1952 ヒロアキくんのソロが飛び出した。
そして、テーマからトリッキーなキメを経て曲は幕を下ろす。260v「5年間アルバムという形ではありませんでしたが、シングルや配信という形で色々出していました。
その5年の間にコロナ禍になって、どういう感じのアルバムにしようかな~と考えました。
というのも、この2、3年で日常の過ごし方が変わったと思うんですよ。
リモートだとか、距離が離れてしまったりとかがあっても、結局『人とのつながり』というモノは変わらないな~と感じました。
より結束力が強くなることもあるし、そうではない場合もあったりします。
だからコロナ禍が教えてくれた部分もあるな~と…そんなことを感じて、その中で自分が音楽で何が出来るかということを考えたんですね。
その結果、日常にそっと寄り添えるような、皆さんに楽しんでもらえるようなアルバムを作りたいと思うようになって、アルバムに『FACE』というタイトルを付けてみました。
そのタイトルがキマってから、アレよアレあれよという間にアルバム作りに入ったワケです」
270v「タイトルも決まったし、次はジャケットの写真を撮影しようということで、今回はUSHUNさんという私と世代が近いカメラマンにお願いしました。
今日はそのカメラマンさんもお越し頂いているかも知れませんね。
その写真を使って梅村さんという方がデザインをしてくださいました。
梅村さんはこのツアーの初日に駆けつけてくださいました。
この方とのお付き合いも長くなりました…『アヴェ・マリア』の時からですからね。
もう10年くらいになるかな?
そして、ジャケットを開くとMarshallの牛澤さんが撮ってくださった写真もあったりします。
今日もMarshall Blogの取材で撮影してくださっていると思います。
また今日の様子もレポートして頂けると思います」
0r4a0031「そんな感じでアルバムづくりが始まって、今度は中身をどうしようか?…と。
作り溜めていた曲もあるし、タイアップした曲もいっぱいあったので、それらをリニューアルした上でちゃんとレコーディングすることにしました。
一昨年あたりはミュージシャンの方々と長時間スタジオに居ることが出来ないご時世だったので、どうしようかな~と考えた結果、久しぶりに全部1人でやってみようと考えたんですね。
どこまでひとりで出来るかやってみよう!と思って。
ドラムを叩いて、フレットレス・ベースを弾いて、ギターを弾いて、キーボードを弾いて、ヴォーカルズをやって…。
ミキシングとマスタリングまで全部自分でやりました。
マネージャーの美瑞穂には機材操作とかノイズのチェック、「あ、今エラーが出てるみたいだけどなんて読むの?」なんて機材のディスプレイを読んでもらったり大いに手伝ってもらいました。
『2人で作った』という思いのこもったアルバムです」
ヒロアキくん、さすがのマルチプレイヤーぶりで、『FACE』の制作に当たっては打ち込みを一切排したそうだ。
そもそも、音楽なんてものは人間様が創るもので機械が楽器を演奏する方が狂ってるんだから、絶対にそこのところを思い違えてはならない。
0r4a0091「実際に全部の楽器を自分ひとりで入れてみるとスゴ~く大変だったんですね。
もう2度とやらない!
専門のミュージシャンにお願いした方が全くラクだったな…と思ったり、反省点も多々ありました。
でも、当初作曲した時のイメージがアタマの中にあって、チャンと最後まで自分の中だけで作ることができた…という思いが詰め込まれた作品になりました。
結果的に皆さんに聴いて頂くにはすごくオモシロい物が出来たのではないかと思っております」
340vココからリレー形式でメンバーを紹介。
ヒロアキくんから紹介されたのはてらちん。
「皆さん…この感じ…チョット久しぶり。なんか妙な緊張感が!
最近は隣を見れば田川くんってことが多いね。
いつも呼んで頂いてありがとうございます。
とても刺激的なライブで、普段やりゃ~しないジャジーなフレーズを!
ジャパメタ出身ですから!ヘヴィメタルの人になんてことやらすの!
ジャズ魂なんてコレっぽっちもないからね。
田川くんのバンドは本当に修行の場なんですよ!
ありがとうございます。
オン・キーボーズ、石黒彰!」300v「どうもこんばんは、キーボーズの石黒です。
なんか久しぶりだね、こういう感じ。
チョット宣伝していい?…珍しくCDを出したの。
田川くんとの付き合いも10年以上で、その田川くんのバンドとも10年以上。
ハッキリ言って、長いこと一緒に演っている人たちって珍しいのよ。
で、そういう10年以上演ってるメンバーでアルバムを出そうかという話になって…もともと『玉川カルテット』ってフザけた名前なんですけど。
ボク以外の3人は『横浜トリオ』でボクが住んでいるのが世田谷だからその間を採って『玉川』。
内容は大きく言えばフュージョンなんですけど。自分が演るとどうもさわやかさが足りなくてフュージョンにならないんだよね。暑苦しい感じになっちゃう。
もし興味のある方がいらっしゃったら、よろしくお願いします」
320「来年の田川くんの2月の下関での凱旋ライブを前提として今日はキーボードが4台。
今まで田川くんのライブをかなりやって来たけどこんなに並べたのは初めてだよ。
むちゃくちゃセッティングで疲れちゃうのよ。
でも、元々キーボードに囲まれてるのが好きでね…秘密基地っぽいでしょ?
でも最近はモジュラーをケーブルでつないで使っているんですよ。
『キーボードでお城』と言えば日本では難波弘之大先輩ですね。
その難波弘之先輩のバンド『SENSE OF WONDER』のドラマー…そして日本を代表する70年代のロックバンド『外道』。
そして数々のスタジオワークでおなじみの…オン・ドラムス、そうる透!」
310v透さんのご挨拶に移る前にチョット。
ご本人はお気づきになられていなようだったが、今、石黒さんは驚きべきことを口にされた…というか、私はスゴイ発見をしてしまった!
それは下の写真のヤツについて。
ギターとアンプ、あるいはシンセサイザーのモジュラーを接続するいわゆる「線」のこと。
今、石黒さんは「ケーブル」とおっしゃった。
ところが、この国のギターを嗜む皆さんはこの「線」のことを「シールド」と呼んでいる。
ギターに使う線もシンセサイザーに使う線も、信号を伝達する芯線を電磁線で被覆(シールド)している構造は同じなのにナゼか石黒さんは「シールド」という言葉をお使いにならなかった。
フーム…ココで推測できることは、こうした用途の電線をギタリストは「シールド」と呼び、キーボード・プレイヤーは「ケーブル」と呼ぶということだ。
ツマらないことだとお思いかもしれないが、私は外来語はすべて世界標準の言葉を使用するべきだと思っている。
そこへ行くと、このギター用の電線を「シールド」と呼んでいるのは恐らくは世界で日本人だけではなかろうか?
要するに日本だけで流通している方言である可能性が極めて高い。
しからば、海外の連中はどうしているのかというと、「Guitar cable(ギター・ケーブル)」と呼んでいる。
イギリスではタマに「Guitar lead(ギター・リード)」という言葉も使っている。
ナゼ日本だけ「シールド」?
実は私にも身に覚えがあるんだけど、「線」と呼ぶより「シールド」と言った方がプロっぽくて「ギターがうまい人」と思われそうな気がしてそう呼んでいるだけなのではなかろうか?
最近は「シールド」という言葉が使われている現場に出くわすと恥ずかしくなっちゃって!
でも一番恥ずかしい言葉は「ツーマン、スリーマン」だ。
コレは英語圏の人も「恥ずかしい英語」と言っていた。
連中にはバカ丸出しに聞こえるんだと思う。
Gc_2「すごいね~、田川くん!ドラムまでやってね~。
話を聞いていて感心しちゃったよ!
田川くんとの付き合いもだいぶ長くなりました。
本当に自分が鬼気迫る痛い思いをした時も一緒にいましたからね。
で、『ボクは死んじゃうんじゃないか?』って言われていたんですけど…ナント死にませんでした!
ツアー中に倒れちゃったのね。
アレからもう11年…もう12年くらいになりますね。早いね。
あのツアー中に10本叩いた適度な運動がよかったんですよ。
ボクは急性アルコール胆嚢炎っていうのを発症してしまって胆嚢が曲がってしまい、肝臓に癒着しちゃったんです。
そこから肝硬変を起こしちゃって…普通だったら死ぬんですって。
すぐに敗血症に結び付く病気だったそうです。
でも、生きてますから。大丈夫だと思います。
そんな楽しい事、痛い事、全部一緒に体験して参りました。
本当に素晴らしいギタリストです。紹介いたします。田川ヒロアキ!」330v「そういう紹介のされ方は台本になかったのでちょっとビックリしました。
ありがとうございます。
いやホント、透さんとツアーさせてもらってもう随分長くなりました。
そうしたハプニングもありましたが、ステージの上での透さんのドコドコ来るようなアレはすごいな!といつも感じでいます。
『オーラ』っていうのは目に見えない…って私はそもそも見えませんけど…目には見えないオーラって本当にあるんだな~って思いますね。
本当にお腹を切らなきゃいけないって言われた人が切らなくて済むってすごい気迫だと思うんですよね。
これ新しい治療法になるんじゃないかと思いますけどね…と、こんな感じで進めて行きたいと思います」290vトーク・コーナーの後は石黒さんのキーボーズから。
『FACE』収録のバラード「ニジノート」。
MCでヒロアキくんが触れた通り、コロナ真っ只中に東京都が主催した『アートにエールを』という文化支援のサイトに採用された曲。
この企画、ヒロアキくん以外にも何人かのMarshallフレンドが応募していたけど、最後はどうなったのかしらん?
ウェブサイトに載って終わりだったのか?…というか、そういう企画だったのか。Img_2183イヤ、そんなことよりこの曲はいいですよ。
もちろん「アートにエールを」に応募した時から知っている曲だけど、私は『FACE』の中で一番好きかも知れない。
私がバラードを好むのは大変珍しいことですよ~!
「虹の音」と「虹ノート」を絡めたシャレも良いし。
ひとつ…「ニジノート」は「ニジノオト」と綴った方がもっとヨカッタかも…と私は思った。
日本語ってアルファベット言語と異なり、バツグンに視認性に富んでいるで、一文字で単語の存在感がガラリと変わってしまうんだよね。
私は日本語を本当に優秀な言葉だと思っています。360vCDでは琴のプレイを大胆に取り込んでいる大変な凝りよう。
コード進行もチョコチョコと入り組んでいてすごくステキ。
コレね、イギリスに持って行ったら「Prog Rock」って言われるかも知れないよ。
しかし、何と言ってもこの曲で一番印象深いのは「虹の七色」に引っ掛けてアイオニアン・スケールをそのまま引用していることだろう。
0r4a0045つまり「ドレミファソラシ」をそのまま突っ込んじゃった。
この手法は昔からあって、例えばジャズ界最高のトロンボニスト、J.J. ジョンソンにはスタンダードにもなった「Lament」という有名なバラードがあるし、ソニー・ロリンズの『No Problem』というアルバムに収録されている「Joyus Lake」という曲ではモロに「ドレミファソラシド」をテーマに使ったりしている。
ヒロアキくんの「ドレミファソラシド」も最高に美しい!370続いては「Spacecraft」。
ヒロアキくんにはTAGAWA時代に「Space Walker」というアクロバチックな大作があった。
「Space-」と来れば今回もギュインギュインのハードなヤツかと思うとさにあらず。380v_sc透さんの軽快なドラムスと…390てらちんが出す低音がガッツリ噛み合うポップ・チューンなのだ!400vそれもそのはず、この曲は某企業に委託されて作った社歌なのだ。
それでもソロはギュインギュインよ。
テーマ・メロディの歌わせ方はドップリとヒロアキ節。
チョットだけベンドするこの弾き方、マネをしようとしてもなかなか出来ないんだよね。
コレこそヒロアキくんの左手の奏法だからこそ出せるワザなのかも。
410「今回の『FACE』にはタイアップ曲も何曲か収録されております。
テレビ番組とかラジオ番組とかCM曲とか企業の曲とか、そういったそれぞれの『顔(face)』となるような曲を作らせてもらえてもう何年も経ちますが、とてもありがたいことだと思っています。
それで5年前に『THEME PARK』というアルバムを発表しました。
今回はそれ以降に出来た曲や新曲を収録したんですけれども、そうした『顔』となるタイアップとか『FACE』という裏テーマがあったりするワケです。
さて、次は第1部は最後の曲なんですが、ご覧頂いた方もいらっしゃると思いますが、サーキット場を貸切りにしてこの曲のミュージック・ビデオを撮影しました。
私はマツダのファン関連のイベントでのステージにも出演させて頂いておりまして、寺沢さんには岡山サーキットにもご一緒していただきましたし、透さんも筑波サーキットでご一緒頂きました」
420v石黒さん、すかさず…
「アレ…オレは?
なんでオレだけサーキットへ連れて行ってくれないの?
オレもレースクィーンに会いたい!
私も仕事柄いろんな所へ行きましたけど、サーキットは行ったことないんだよね。
結構根に持つタイプなんで今後よろしくお願いします!」
 
石黒さん、予習用の教材としてコチラをどうぞ!
★Marshall and Car Race~田川ヒロアキ in 筑波サーキット<前編>
★Marshall and Car Race~田川ヒロアキ in 筑波サーキット<後編>
★サーキットのギター狼~田川ヒロアキ in つくば <バンドの部>
★サーキットのギター狼~田川ヒロアキinつくば <ソロの部>
★サーキットのギター狼リターンズ!~筑波サーキットのTAGAWA

0r4a0184「『根に持つタイプ』?…楽屋別にしておこうかな。
でも人数が多いと楽しいですからね~…と、無理矢理話を変えたところで、そのサーキットのビデオ撮影なんですが、18台の車がガァ~ッと私のすぐ横を走って行くのは結構コワかったです。
今、石黒さんと話しててその恐怖を思い出して曲のタイトルも忘れてしまった!」440v第1部を締めくくったのは『FACE』のリード・チューン「Racing Star」。
MCでさんざっぱら話題に上がっていたヒロアキくんのカーレース・ネタ。
「マツダファン・エンデュランス(マツ耐)」の公式テーマソング。
495スリリングなキーボーズとギターの掛け合い!475イスから立ち上がってトリッキーなフレーズを繰り出す石黒さん!
「カーレースに連れて行け!」と石黒さんが弾くソロ・メロディが叫んでいるではないか!480v「連れて行くもんか!」と迎え撃つヒロアキくん!…ウソです。
460vシャープなキメがまたカッコいい!
490vてらちんのベース・ソロもタップリ!
470vそしてヒロアキくんのギター・ソロ。
コレは「第1部のハイライトだった」と言っていいでしょう。
510vまたひとつヒロアキくんのマスター・ピースが増えたね。520「それではしばしご歓談ください!」で第1部終了。530<後編>につづく
 

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コチラ、ヒロアキくんの『アヴェ・マリア』や『THEME PARK』や『Sky』のアートワークを手掛けた梅村デザイン研究所(梅デ研)の梅村昇史さん。Img_0886_2 その梅村さんが昨年制作したもうひとつのCDアートワークがこのD_Driveの『DYNAMOTIVE』。953000x3000 日本が世界に誇るインストゥルメンタル・バンド、D_Driveもよろしくお願いします!

<だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)>

コチラはSONY Xperiaとのコラボレーションで制作した最新ビデオ<Wings>。

<Thmbs Up>

<Begin Again>

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200 (一部敬称略 2022年12月11日 町田まほろ座にて撮影)