サーキットのギター狼~田川ヒロアキinつくば <ソロの部>
全国のレース・サーキットをギター1本で荒らし回る恐ろしいヤツ、「サーキットのギター狼」こと田川ヒロアキ。
バンドでの演奏を終え、そそくさと次の演奏の現場へと向かっている。
オっ~と、ホンモノの「サーキットの狼」だ!
逃げろ~!
コース上では前のレースの表彰式が執り行われている。
それにしても、このカーレースってのは段取りがまったくわからん。
富士スピードウェイの時もそうなんだけど、ナンカ知らんうちにブーブーとレースが始まって、ひたすらグルグルとコースを回る車を眺めて、気がつくと静かになって表彰式になってる。
レース中、場内にはしきりにアナウンスが流れるんだけど、エンジンのノイズでサッパリ聞き取れないし…。
コレが好きな人にはタマらんのだろうナァ。
ま、そういう私もフリー・ジャズやら民族音楽を聴いてよろこんでるんだから人のことは言えないが…。
マネージャーの美瑞穂さんに導かれて、「サーキットのギター狼」こと田川ヒロアキがコース内に入って来た!
「狼」の登場でコース内の空気が一気に張りつめた!
ここで粗相があってはならない。
セッティングは早く、そして完璧に仕上げろ!
この間もアナウンサーの方がこと細かに実況をしてくれるんだけど、「(昔の古館風に…)サァ~、コースの真ん中にはMarshallアンプがセットされましたァ~!」とガナリ立ててくれている。
メッチャうれしいんですけど!
実況の人もギターやってるのかな?
次回はココで「みなさん、アンプはMarshall!、アンプはMarshall!!」って叫んでもらおう。
少し緊張気味のヒロアキくん。
そうこれから「君が代」を弾くのだ。
前回はかなりギュイィィィィィンとやったからネェ~。今回はどうなるか…。
10人のレーサーたち。
すさまじいまでの緊張感…ウソウソ、これから命をかけて死闘を繰り広げるレーサーたちにヒロアキくんが心を込めて国家を演奏するのだ。
昔は『グラン・プリ』とか『レーサー』とか『栄光のル・マン』なんていうカー・レースの映画があったけどネェ。
ジェイムズ・ガーナ―もポール・ニューマンもスティーヴ・マックィーンもみんなカッコよかったけど、車に興味は持たなかったナァ。
どの作品かは覚えていないけど、ギアを変えるためにクラッチを踏んでいるのか、運転している時にすさまじい速さで足を動かしている場面があって、見ていて子供ながらに驚いたのを覚えている。
イヴ・モンタンが出るのはどれだったっけ…(検索中)…『グラン・プリ』か…。三船敏郎もチームのオーナー役で出てる。イメージはHONDAの創始者、本田宗一郎らしい。
この映画、エヴァ・マリー・セイントも出てたんだ。
エヴァはヒッチコックの『北北西に進路を取れ(North by Northwest)』のヒロイン。ヨカッタな~。
ああ、ヒッチコックをユックリ観たい!けど、今から「ヘンリー八世」のお勉強。TSUTAYAへ行ってきたのだ。コレも楽しみ!
今日の(マックィーンの名前が出たところで)「大脱線」は映画方面でした。
準備OK!引け、引け~!
慌しさが伝わるでしょ?
後は、「細工は流々、仕上げを御覧じろ」…てか?
ヒロアキくんを仰ぎ見る10人の志士たち。
つなぎを着てさぞかしアツイだろうに…。
たくさんのお客さんが固唾を飲んで見守っている!
緊張…。
そして、演奏スタート!
これほどまでにオープンエアな現場にもかかわらず、まったくギターの音がブレない。
さすがMarshall!
さすがギター狼!
演奏前には緊張していた風であったが、本番は万事OK。
ヴァーチュオーゾらしい風格を見せつけた。
コケのむすまでに完璧!
こうして大役を無事こなしてみせたヒロアキくんなのであった。
「君が代」ってサ、学校で歌ったりする時は、面倒くさいし、テンポがバラードだからすごく長く感じるんだけど、撮影するとなると異常に短く感じるんだゼ。
何回かこういう「国家斉唱」現場の仕事をやってるんだけど、いつか野球の開会式の時は緊張したナァ。
これと結婚式の撮影は実に神経を使う。やり直しが絶対にきかないからね。
おかげさまで今日も無事終了!ヒロアキくん、おつかれさまでした~。
そして、場面変わって本日のメイン・イベント(だと思う)!
Start to Engine!!(このセリフは富士スピードウェイでSHOW-YAの恵子さんから教わった)
チェッカー・フラッグがひるがえる!
グルグル回る。
アレレ、この辺の車、さっき展示コーナーにあったヤツジャン!本当に走るんだ!
そんな感じ。
それにしてもスゴイ迫力だよね~。
この歳にもなるとさすがにコワくて乗ってみたいとは思わないけど、このスピードでコースをかっ飛ばせはさぞかし気持ちがいいのだろう。
優勝は誰の手に?!
さて、昨日も紹介したのは最新のシングル盤『キミを乗せて』。
ヒロアキくんがカー・レース関連の現場で…すなわちコレがホントのカー・サーキット…限定販売されたもの。
MAZDAの2014年の大イベントのテーマ・ソングにもなったヒロアキくんのポップ・テイスト全開の曲が収録されている。
今回入手できなかったからといって地団駄を踏む必要はない。このシングルの収録曲たちは形を変えて近々ファンの手元にドライブしてきてくれるハズだ。現在格闘中。
さて、話題は変わって、「World Scout Jamboree Scout Mondial 2015~第23回世界スカウトジャンボリー」という4年に1度の開催される世界最大のボーイ・スカウトのイベントが、44年ぶりに日本にやってくる。
山口県での開催され、162カ国から約3万人が集まるそうだ。
ナント、その世界的なイベントにヒロアキくんが出演することになった。
もちろんMarshallと一緒にね!
下関出身のヒロアキくんがまたしても故郷に錦を飾ることになる。アッパレ!
よさこいとのコラボレーションも予定されている。
ジャンボリーの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト
「ジャンボリー」なんて聞くと条件反射的にChris Speddingを思い出すね。
さらに!
サーキットのギター狼の進撃が止まらない!
今年はこの後にもう二か所ほどサーキット荒らしを予定している。
①7月19日の「マツダファン九州ミーティング」 in 大分オートポリス
と、
②9月5日の「第26回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」 in つくばサーキット
だ。
チャンスを作ってゼヒ田川ヒロアキの荒らしっぷりをご覧頂きたい。
さて、詳細にレポートした今回の「君が代」。スッカリ本物の演奏を観たような気分になって頂いたでしょうか?
それでは最後に実際の「君が代」の動画をリンクしておこう。
え、最初からそれ見せればいいじゃないかって?
ダメよ、ダメダメ、そんなことしたら誰も記事を読まなくなっちゃうジャン!
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano
(一部敬称略 2015年5月5日 つくばサーキットにて撮影 協力:主催=B-ports)