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2022年11月

2022年11月26日 (土)

PROGのD_Drive

 
もうスッカリご無沙汰しているけど、内容が少しでも良ければイギリスに行くたびに買って帰る雑誌がある。
それは70年代のロック・アーティストを中心に据えた『CLASSIC ROCK』。
このことは以前にも何度書いてきた。102010年にはこの雑誌が主催する『HIGH VOLTAGE』というロック・フェスがロンドンで開催され、たまたまその時にロンドンに居合わせた私は、2日間にわたって「我が青春のロック」を十二分に堪能したのであった。
その時のようすはコチラでレポートした(4回シリーズ)⇒HIGH VOLTAGEの思い出 <その1>

05_2さて、そんなこんなで大好きな『CLASSIC ROCK』の姉妹誌がプログレッシブ・ロックに焦点を絞った『PROG』という雑誌。
私は中学校3年生ぐらいからプログレッシブ・ロックに夢中になり出し、結果的に人生で一番長い時間聴いたロックとなった。
どういう頻度で刊行されているのかは知らないが、イギリスに行く機会があれば、スーパーでこの『PROG』という雑誌も必ずチェックしている。
日本でも手に入るんだけど、お値段がね~。550r4a0204ちなみに「Prog」というのは「プログレッシブ・ロック」のこと。
プログレッシブ・ロックの故郷のイギリスでは間違えても「プログレ」なんて言わない。
「プロッグ・ロック」と呼んでいる。
それで、子供の頃から親しんで来たつもりの「プログレッシブ・ロック」がどうも日本で捉えている「プログレッシブ・ロック」とどうも違うようだ…ということに気が付いたのはつい先日のこと。
今年8月にD_Driveが2枚目の世界リリース・アルバム『DYNAMOTIVE』を発表した時、ヨーロッパでの受け止められ方を目にして日本が「プログレッシブ・ロック」という言葉に関して世界の感覚とズレていることを発見したワケだ。
コレは結構大きなショックだったね。
 
詳しいことはコチラに書いておいたので、キミも読んで世界に通用する「ロック博士」になろう!⇒プログレッシブ・ロックってナンだ?~D_Driveの新作『DYNAMOTIVE』が教えてくれたこと

225479_ddrive_dynamotive_615x600px さて、ココからが今日の記事の本題。
今までは前置き…「You ain't heard nothing yet!」というヤツ。
そのD_Drivenの新作はイギリス本国のみならずフランス、イタリア、ベルギー、オーストリア、あとキリル文字のどっかの国、等々のネットで思いっきり取り上げて頂いた。
そのこともココに記録しておいた⇒世界の国からD_Drive

9pr2 そして、真打登場。
ナント、その私の大好きな『PROG』誌面にD_Driveを取り上げてもらったのだ!
下が昨日発売されたその掲載号。
いきなり表紙がThe Moody Bluesですからね。
昔、『Every Good Boy Deserves Favour』だの『Seventh Sojourn』だのよく聴いたね。
たしかムーディーズは「Go Now」で最初にMarqueeのスタジオでミュージック・ビデオを作ったバンドじゃなかったけか?Progド~ン!
1ページまるごとD_Drive!
コレは「Limelight」という注目のバンドを紹介するコーナー。
「ライムライト」とは「スポットライト」と同じ。
コレは間違いなく日本人初でしょう。
マジでうれしいわ。
「歌詞がないけど歌はある」というSeijiさんの名言で始まるインタビュー記事。
さすが「PROG」。
D_Driveが言いたいことをバッチリと記述してくれている。
翻訳したのは私なんだけど、いつもの通り実に巧みな英語にブラッシュアップされているのがうれしい。
実は、この雑誌でこうして大きくフィーチュアされるのは、お膝元のMarshall Recordsも喜ぶぐらいイギリスでは価値のあることなのです。
いくら時代が変わったとはいえ、チャンとした雑誌に取り上げてもらうのは、やっぱりインターネットに登場するより格段にステイタスが高いということよ。
当たるといいナァ。
Thanks very much for your hard work Tristan!!

9ddrive_colour_blurred 「PROG」はTOWER RECORDやHMV等の大手輸入レコード店のウェブサイトでお求めになれます。
 

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200(一部敬称略)

2022年11月25日 (金)

Yuki and Li-sa-XのAWESOME LIVE!

 
YukiちゃんとLi-sa-Xちゃんがタッグを組んだギター三昧企画『AWESOME LIVE!』。
西武渋谷店さんが主催する『HELLO!SHIBUYA ~それは、まだ生まれたばかり。』というイベントの中の企画のひとつだ。
「オウサム」なんて、昔は山から下りてくる小僧ぐらいなモノだったんだけど、最近は日本人の間でもチラホラ「Awesome」なんて単語を目や耳にするようになった。
次はイギリス式の「Lovely」と「Blimey(ブライミー)」に番が回ってくればうれしいな。
今日もそんなオウサムなライブのレポート。10s_2司会者のご挨拶につづいてステージに登場した2人。20Li-sa-X30v_2Yuki。40v今回のライブの件で事前にYukiちゃんから連絡があり、「今回は会場の都合でキャビネットを持ち込まず、ラインを使うことになっているんですがどうしましょう?」という本番当日に使用するギター・アンプの相談を受けた。
Yukiちゃんといえば、トレードマークの青いバラをあしらったJVMのハーフスタックがシンボルですからね。
そのスピーカー・キャビネットが持ち込めない。0r4a0003 ハイハイハイハイハイ、待ってました!
ゼンゼン困りませんよ~!…というワケで私はこう答えた。
「ナニをおっしゃっているんですか?あなたには『愛器JVM』があるでしょう?」と。
 
下がこの日Yukiちゃんが使ったJVM410H。
普通にギターからJVMにケーブルが差し込まれていて、スピーカー・キャビネットがないだけで他は何の変わりもない。
60この話の「ウラ」はJVMの裏にある。
赤い矢印のところね。
コレはJVM自慢の「EMULATED LINE OUT(エミュレイテッド・ライン・アウト)」の端子。
ココからミキサー卓へ直接信号を送って、会場の上下(かみしも)にセットされたBOSEのスピーカーを鳴らしたというワケ。
「emulate」というのは「マネる」とか「競う」とかいう意味。
つまり「スピーカー・キャビネットを鳴らしているかのようなナマナマしい音がラインで得られますよ~」という意味。
ホンマかいな?
はい、このLINE OUTはパワーアンプ段直前の信号を取り出していて、言い換えると、それは純粋に真空管のプリアンプで作った音なので、デジタルで作った音声とは全く異なり、ラインでもやっぱり音ヌケがゼンゼン良いのです。

Jvm_2Yukiちゃんもその音質には大満足!
これからは家で録音する時にもこの機能を活用する…なんて言ってくれたけど、アータ、JVMって発表してから15年も経つんですよ!
ナンだってこんな機能をJVMに搭載したのかというと、サイレント・レコ―ディングのためがひとつ。
そして、海外ではライブの時にキャビネットをマイキングした音とラインの音をミックスすることが珍しくないということがもうひとつの理由。
発売した当時はまだSNSも普及しておらず、『Marshallロードショウ』というクリニックの中で実演込みで何度も何度も説明したんだけど、日本では全くと言っていいほど受け入れられなかったね。
皆さん全く興味がないようだった。
それが!
皮肉なことにデジタル・テクノロジーが跋扈するようになった今、こうして注目されているんだからオモシロイじゃないか。
50vさて、オウサムな2人がショウのオープニングに選んだ曲はオリアンティの「Highly Strung」。
Li-saちゃんがオリアンティのパートを…
90vそして、Yukiちゃんがスティーヴ・ヴァイのパートを受け持ってノッケからガツンとカマしてくれた!80_2「Highly Strung」というのは「ひどく緊張している」という意味。
そういえば元Genesisのギタリスト、スティーヴ・ハケットに『Highly Strung』というアルバムがあったナ。
スティーヴ・ハケットもMarshallの1987を愛用していた。
来日した時にMarshallの販促品のポーチをプレゼントしたらメチャクチャ喜んでくれてうれしかった。Hsそれと…1955年公開の『エデンの東(East of Eden)』。
ジェイムス・ディーン扮するキャルが気に入らないことがあってプリプリしながら歩いているところにオジサンが話かける。
ところがイライラしているキャルは悪態をついて歩み去ってしまう。
するとそのオジさんはそんなキャルを指してこう言う「Mmm…high strung!」。Eoe それにしても、ゼンゼン「Highly Strung」な様子はありませんナァ。
110v2人とも余裕シャクシャクの堂々たる弾きっぷりがお見事!
170v司会の方の演目紹介に続いてスイスイと次の曲に移る。
今度は2人のお気に入りのアニメソング。100まずはLi-saちゃんのチョイスで『ドラゴンボール』から「CHA-LA HEAD CHA-LA」。140v『ドラゴンボール』はYukiちゃんも大の好物だから楽しそう。
コレの邪魔をするとYukiちゃんの「逆鱗」に触れることになるゾ。120しかしLi-saちゃん、しばらくお会いしない間にすっかりレディになっちゃってビックリ!
Li-saちゃんに初めてMarshall Blogにご登場して頂いたのは『NAONのYAON 2017』のレポートの時のこと。
小学生だったのかな?130そしてYukiちゃんは「ルパン三世のテーマ」をチョイス。
「ルパン」はYukiちゃんのオハコだけあって水を得た魚のような流麗なプレイを見せてくれた。
130vしかし、Li-saちゃんはギターの腕前の成長も留まるところを知らんナァ。160我々世代は『ルパン三世』のエンディングの主題歌の歌詞で「ワルサーP-38」というドイツのピストルの名前を覚えたのです。
もう半世紀近く前の話です。150_l33曲終わったところでトーク・コーナー。
司会の方の質問にテキパキと応答する2人。
まずは2人の出会いから。
「今日はメチャクチャ楽しみにして来ました。
お客さんがいらっしゃるのとそうでないのとは全然テンションが違いますので、皆さん、お越しいただきましてどうもありがとうございます!
Li-saちゃんに初めて会ったのは上海で毎年開催されている楽器展示会の『MUSIC CHINA』の時です。
それまでにも音源でやりとりをしてたので、音の方はそれ以前から耳にしていました。
リズムもすごいし、とにかくウマい。
それがまたこの1年2年でグッと大人になって…」
Img_9649「Yukiさんはいつお会いしてもキレイで…ホントに超美しくて…それが第一印象です。
本当にオーラが全然違うんですよね。
メチャクチャ余裕で弾くし、尊敬しかないですね」200vこの日2人が着用した衣装もフィーチュアされた。
デザインを担当したのはYouTuberとして活躍するかたわら、中目黒のセレクトショップ・オーナーとして活動する「めぐさんTV」。
175vこの場の雰囲気にベスト・マッチしていた。0r4a0086 最後に司会の方から「現在のマイブーム」と「皆さんへのメッセージ」を問われて…
「心理学とか、量子力学とか、そういう本を読みあさってます。
私が参加しているD_Driveは8月に『DYNAMOTIVE』という世界リリースのセカンド・アルバムをイギリスのMarshall Recordsから発表しました。
是非D_Driveのライブにも遊びにいらして頂きたいと思います。
そして、またLisaちゃんと共演できたらうれしく思います。
そんな機会がありましたらまたお越しくださいね!
よろしくお願い致します」210v「私も今、物理とっています!
今日はお越し頂きまして本当にありがとうございます!
初めてYukiさんとライブが出来てメチャメチャ楽しいですし、今から弾く曲もメチャメチャ盛り上がると思いますので楽しみにしていてください!
今日は最後まで楽しんでお帰りくださいね。
よろしくお願いします!」
180vLi-saちゃんが「メチャメチャ盛り上がる」と紹介した次の曲は濃密なハードロックのメドレー。230_medまずはVan Halenの「Jump」。240v_j途中、バッキング・トラックがジャンプするシーンもあったが、2人は全く動じず最後まで集中力バツグンの演奏を見せてくれた。250オジー・オズボーンの「Crazy Train」。250v_ctEuropeの「♪ファイナ~ルカウンダ~ン」。
260_fcかつて「ウーパールーパー」と曲を紹介されて全くわからなかった「Trooper」。
Iron Maidenね。270v_tr2人のハモリがビシっとキマる!280v_tr♪デロデロデロデロデロデロデ、ジャジャ~ン。
私が中学2年生の時…つまり46年前に流行ったKISSの「Detroit Rock City」。
2人でツノを突き合わせております!290_drcMr.Bigは何度も観たし、武道館で写真も撮らせてもらったけど、この曲のタイトルは一生覚えられません…「Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)」。
Li-saちゃん、ポールにはナイショにしといてね!300v_dbMetallicaの「Master of Puppets」。310v_mop最後をナニで〆るのかな?と思っていたらJudasu Priestの「Painkiller」!
まさに「怒涛」という言葉がふさわしい迫力の8曲メドレーだった。
330_pk演奏の後はお待ちかねの撮影タ~イム!
まずは上手からお願いしま~す。
360続いて下手~。
350最後は正面お願いしま~す。
335短い時間ながらギターの魅力に満ち溢れた充実したショウだった。
次の機会が訪れることを楽しみにしています。340JVMのラインの素晴らしいラインアウト・サウンドもタップリと堪能することが出来ました!370Li-Sa-Xの詳しい情報はコチラ⇒Official Twitter
 
Yukiの詳しい情報は下の『Marshall Music Store Japanからのお知らせ』をご覧ください。Po

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200(一部敬称略 2022年11月5日 西武渋谷店モヴィーダ館7階特設会場にて撮影)

2022年11月22日 (火)

BLINDMAN UNITE FOR EXPANSION TOUR <後編>

 
『BLINDMAN UNITE FOR EXPANSION TOUR』東京公演の後半。
 
「インスト曲の次にこんな物を用意してきました。
『アコースティック・ライブって演んないんですか?』って結構訊かれるんだけど…演んないんです。
アコースティックで演った曲をアコースティックで演ればいいのかな?っていう感じですね」
全くその通り!
少し指慣らしをしてからひと言…。
「弾けるかな~…」
エ?10v『Expansion』収録のアコースティック・ギター・ソロ・ナンバー「Solitude」。20タイトル通り「孤独」な独奏。
「弾けるかな~」なんて言っていたけど、何ら危なげなくギターという楽器が作り出す可憐な世界を演出していた。30v「フゥ~、1カ月前ぐらいからこのことしか考えてなかった!」
ウソこけ!楽勝、楽勝!40vココでRayさんが加わる。
前作『Reach for the Sky』からボサノバ調のナンバー「Blue Moon」。50_bmRayさんがありったけの感情を込めて歌うこの曲。
初めてサビのパートを耳にした時、真っ先にケニー・ドーハムの「Blue Bossa」を思い出した。
そしたらアータ、この曲のタイトルが「Blue Moon」だっていうじゃない?
「青」でつながってた!…ビックリしたね。
ミュージシャンの皆さんは「青」といえばこういうイメージをお持ちなのか…。
ちなみにロレンツ・ハートとリチャード・ロジャースのティン・パン・アレイの黄金コンビが作った「Blue Moon」というドンズバの名スタンダード・ナンバーもあります。
こうして見ると、ブルーは美味しい曲が多いな…そういえばサバも魚ヘンに「ブルー」だ。
塩焼きに味噌煮…美味しいもんね。
60vそして、達也さんはギターを12弦に持ち替えた。
密度の濃いアコースティック・コーナーだな~。70v美しい12弦ギターのサウンドをフィーチュアして送り出したナンバーは、『Subconscious In Xperience』からの「Caged Bird」。80_nsnこれまた何ともドラマチックな曲。
こういうナンバーもRayさんに大マッチだ。
0r4a0085達也さんは12弦ギターでストラミングをしていたかと思うと…
90vエレクトリック・ギターに持ち替えての泣きのソロ。
とことんゴージャスなアコースティック・コーナーだった!0r4a0215_2 雰囲気がガラっと変わって~、「さぁ、カッ飛ばしていこうゼッ!」0r4a0173キラー・チューンのひとつ「The Touch of Gray」。0r4a0367 しかし、この曲はサビはいつ聴いてもワクワクするね。
メチャクチャいい展開だ!130そして下手から「ギタ~!」。0r4a0350ココでもギターが大爆発!
この曲のキメ・フレーズもなんと魅力的なことよ。120v松井さんのキーボードから…140_tog「Tears of God」。
この曲もナニげにメチャクチャBLINDMANを感じるナァ。150私の感覚で言うと、マイナー・コードの時に「マイナーセブンス」を弾く。
するとそのセブンスの音がよく聴こえるイメージか?
わかるかナァ~、わかんネェだろうナァ~…私のかなり勝手な印象だからして。160v『EXPANSION』に戻って「Promise of Love」。170_polスネア・ドラムのアクセントに耳が行く。180それにガッツリと絡む重低音。190vそして、2人でウットリと奏でるサビの名旋律。
このパート、実はジャズのスタンダード曲である「枯葉(Auntumn Leaves)」と同じコード進行。
ウマい!
メジャーとマイナーのII-Vが連続するコード進行にこの歌メロを乗せて、前後にハードなパートをくっつけてオシャレにつなげているところがBLINDMANの奥義。
こういうことはジャンジャンやって頂きたい。200「今日はワンマンにお付き合い頂きまして本当にありがとうございます。
やっぱり最高ですね!
BLINDMANファンの皆さんは本当にあたたかい。心から感謝しています。
どうもありがとうございます!
佳境に迫ってまいりました。
最後はもう思いっきり拳を振り上げて頂いてバシッと決めたいと思います。
皆さん、用意はいいですか?
声出しOKだからね。
みなさん、用意はいいですか?」
「ウォー‼」…今度はお客さんが「EXPANSION」!Img_9301 待ってました!は『Reach for the Sky』の「Now or Never」!210_non123、123、12とバンドが一丸となって飛び出してくるイントロ。
まずココが最高にカッコいい。230vコンパクトなギター・ソロ。
240そして、そのギター・ソロの後にこの曲のハイライトがやって来る。
それはサブドミナント・モーションを効果的に使った大サビ。
タマらん!220vこの曲、「大好き」と先日達也さんに伝えたところ、彼も大好きなんだって!
曲の魅力を倍増させたのは、この曲をアルバムでは2曲目に持って来たところ。
そして「Da Doo Ron Ron」につなげるアイデアにはウナってしまったっけナ。0r4a0182 続けて『To the Light』から「Rising Sun」。
本編の最後を締めくくるにふさわしい5人の激烈極まるパフォーマンスが繰り広げられた。270v

280v

0r4a0209   

300v 
260v少しの間を空けてアンコール。
「どうも…楽しめた?
悩んで考えて、ガンバった甲斐があった。
もうちょっとだけお付き合い願います」
0r4a0134目つぶしの照明から…310達也さんの艶っぽいギターからスタートするのは5枚目のアルバム『Pain for the Pleasure』に収録されている「River of Life」。320vアンコールの1曲目をシットリと演っておいて…330v最後の最後に爆発したのは「Living a Lie」!340_lalアルバム『EXPANSION』を中心に新旧のレパートリーをダイナミックに取り入れたまさにBLINDMANが「爆発」したステージだった。
390v
400v 

370v  360v

380v燃え尽きた~!
『EXPANSION』から丸2年。
そろそろ次の爆発がやって来ることを期待しよう!0r4a0427 「みんなありがとね!
またココで会おうね…ありがとう!」430vBLINDMANの詳しい情報はコチラ⇒BLINDMAN OFFICIAL SITE
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<懐かしの日々(Gone Are the Days>

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200 (一部敬称略 2022年11月3日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2022年11月21日 (月)

BLINDMAN UNITE FOR EXPANSION TOUR <前編>

 
「BLINDMANは爆発のために団結します!」…ということになろうか?
そんなタイトルを掲げたツアー。
「unite」には名詞の用法がないので自動詞として働き、こうした「声明」のような意味になる…のではないか?
とにかく気合が入りまくってることは間違いない!
10もちろん「EXPANSION」は2020年11月にリリースされたアルバム『EXPANSION』の引用。
発表から丸2年経ってもこうしてツアーの題材にされるなんて、よっぽど納得のいく仕上がりであるに違いない。
今日はそのツアーの東京公演のレポート。Exp当日会場に並んだ充実のグッズ陣。
CDはもちろん、Tシャツやタオル…20トートバッグやマスク…ナンというか、実用的なアイテムが多いとことがいいね。30ライブは「Love Drifter」でスタート。
アルバム『EXPANSION』のオープナーだ。40Ray50v中村達也60v松井博樹70v戸田達也80v實成峻90vもちろん達也さんは今日もMarshall。100vJCM800 2203と1960A。
今日の2203は「B号機」だ。110vスカっとキマった最高のオープニング!
今日もいいライブになる予感満点!0r4a0023_2 「コブシを上げろ~!」0r4a0019_2 Rayさんが徹底的に客席をアオる2曲目は「Running Wild」。130_rwウワ~、このソロの中間部はカッコいいね~。
ギター・キッズがマネすべきプレイだよ…と言いたいところだけど、そのギター・キッズくんたちは今いずこ…。
ギター・ソロってのはこんなカッコいいモノなのにモッタイないよナァ。
140全くどうでもいいことですが…。
マリリン・モンロー好き?
私は好きです。カワイイもん。
その彼女の代表作、1959年のビリー・ワイルダー作品『お熱いのがお好き(Some Like It Hot)』は「♪ププッピドゥ」の「I Wanna Be Loved By You」ばかりが有名だけど、もうひとつ飛びっきりカッコいい曲が挿入されている。
フロリダに行く汽車の中で女性のビッグバンドをバックにモンローが歌うアップテンポのスイング・チューン。
その曲が「Running Wild」という。
やっぱりいい曲はお互いを呼び寄せるんだな。
Slih 「ありがとう!
半年ぶりのBLINDMANのワンマンライブでございます。
みなさん、ようこそ!会いたかったぜ東京‼
ワンマンですから色々と趣向を凝らしながらBLINDMANの世界をタップリと楽しんで頂きたいと思います。
用意はいいですね!ガッツリ盛り上がっていこうぜ!」150vRayさんがタイトルを絶叫したのは「Blazing Crisis」。
達也さんのブッ速いリフでスタートだ。160v_bcいつ聴いてもこの曲の展開の仕方には意表を突かれる。
170vメロディ・オリエンテッドなパートとテクニック・オリエンテッドなパートをウマい具合に組み合わせたギター・ソロは絶妙な味わいだ。0r4a0058続けて『EXPANSION』から「Angel Smile」。190_asBLINDMANのアルバムにきっと1曲は入っていそうな、いわゆる「とっつきやすい曲」。
210松井さんのオルガンが曲全体のサウンドを分厚く覆う。200vこの曲はCDで聴くと、ハイハットがヤケに目立ってオモシロイ…と思っていた。
そこで先日達也さんにこのことを尋ねたら、やっぱり金物の音をよく聞こえるようにしたかったそうだ。Img_9337 コンパクトながら実に密度の濃いソロ!
そしてエンディングのDbM7(実音)がうれしい。
220vキタキタキタキタ~!ズンズクがキタ~!
戸田さんと…230v_ipl峻くんのズンズクが聴く者のハラに容赦なくブチ当たってくる!240こういうハードな曲にはRayさんの声が特に際立つね~!
ま、BLINDMANの曲はほとんどすべてがハードだけど…つまり全部バッチリということね。250テンポは緩急揺れ動く中、自在においしいフレーズを繰り出してくる達也さんのソロ。260v野太い声に優れたギター・リフにソロ。
ブリティッシュ・スタイルのハードロックってやっぱりいいよナァ。0r4a0045「みんな、どうもありがとね。
こんなにいっぱい集まってくれてうれしいな。
さっき会場の方からもアナウンスがあったと思いますが、今日は声を出していいんです。
やっとここまで来たか…って感じですね。
BLINDMANのお客さんは節度ある方が多いと思っているので、大きな問題は起きないだろうと最初から思っているんですが…声出していいんだぞ!」
280v「半年ぶりのライブなんだけど、最近いろんな人から『中村さん、アルバムの再現ライブとか演らないんですか?』言われるんですよ…マァ、演んないんだけどね。
節目の年ってのは確かにあるワケなんだけど、こうして長いことやっていると何らかの節目が出来てしまうんだよ。
エ?そういうの演った方がいいの?演って欲しいの?…そうでもないんだろう?
セットリストはボクが考えているんだけど、毎回同じだったらツマらないと思って色々と考えてるワケですよ。
それで、今年だったら『Blazing Crisis』から10周年とか、言いようはいくらでもあるんだよね。
早いもので、さらに10年遡ると『Turning Back』がある。
そこから3曲ぐらいいってみようかな~」
27020年前に発表した4枚目のアルバムからタイトル・チューンの「Turning Back」。
0r4a0021アルバムのタイトル曲、そしてオープナーにふさわしい颯爽としたドライビング・チューン。
20年前もコレを演っていた。
それでいいのだ!0r4a0207 「♪Turning back!」300vコーラスもバッチリ!0r4a0211 達也さんのMC通り同じく『Turning Back』から「Starting to be Over」。
チョット他とは毛色の変わったファンク要素を含んだナンバー。0r4a0075 「他のバンドとは違うことを演りたい」と達也さんはおっしゃるが、この曲のコードの使い方なんかはその意志をよく表していると思う。0r4a0381 『Turning Back』完全再現の…イヤイヤだから、しないんだってば!
『Turning Back』からの3曲の最後は「Stay」。
380vこの中間部のキメはカッコいいね~。390vそしてギター・ソロへ。400vココで場面がガラリと替わり、「Stay」からそのまま峻くんのドラム・ソロへとつなげる。420vBLINLDMANの単独ライブには欠かせないこのコーナー。
几帳面に順序良くソロを組み立てて行くのが實成流。430連打に次ぐ連打でクライマックスに差し掛かると客席から大きな喝采が浴びせられた。440v_2峻くんのソロの間ステージから姿を消していたメンバーが戻って来ると、グバっと時間軸を戻して1998年のファースト・アルバム『Sensitive Pictures』のオープナー「When the Full Moon Rises」を取り上げた。0r4a0123 お召し替えをした松井さんのキーボード・ソロから…450vギター・ソロへ。
24年前?…全く古さを感じさせない。
イヤ、もう「古くならない」っていうのかな?
BLINDMANの音楽の「ブレのなさ」には恐れ入るばかりだ。460vRayさんから「しゃべり担当」と紹介されて峻くんからひと言ごあいさつ。
「今日はどうもありがとうございます!
イヤ~、お客さんの声が聞けるっていいですね…ホントに久々です。
ボクも他にもライブを演っているんですが、お客さんの発声がOKになってからは今日が初めてのライブなんです。
なんか出てきた時の「キャ~」とか「ワァ~」とかいう感覚をずいぶん体験していなかったということを、今日のみなさんの熱いご声援で思い出すことができて大変うれしく思っております。
有観客を再開したのは、今年からですかね?
コロナで年の感覚が分からなくなっちゃった!
配信なども新たな挑戦としてやりました。
結果的にそれも有観客のライブに活きてきてるかな~と思います。
コロナはまだ明けていませんが、BLINDMANのより高まったステイタスをみなさんに見せられてるんじゃないかと思っております。
今、なかなか脂に乗ってると思いますよ!」
峻くん、BLINDMANに加入して7年だそうです。
エエエエエエエエッ~!7年も経ったのッ!
絶対2、3年だと思っていた。
峻くんを知り合ったのはCrying Machineの時だったけど、それだってまだ7年経った感じがしないっつーの!
470v峻くんの「立て板に水」のごあいさつの後は、『Reach for the Sky』から「Stranger in the Night」。0r4a0010人気曲だけに戸田さんの舌も飛び出す熱演!0r4a0343曲全体を題材にして作られた、これだけで1曲成立してしまいそうな完璧なギター・ソロ。
毎曲、毎曲、カッコいいソロを考えるのはさぞかし大変なことでしょうナァ。
考えてから弾けるようにするのか、弾けるものをソロにするのか…きっとその両方なんでしょう。
0r4a0215 Rayさんが再びステージから下りて『Expansion』収録のインストゥルメンタル・ナンバー「Over There」。530_ot松井さんが奏でるたおやかなオルガン・サウンドの上を…Img_9464 達也さんのギターのボートが進み往く。540v曲はマイナーだがクライマックスに差しかかると徐々にメジャーっ気を出してくるところがナントもオモシロイ。
そして、「来るぞ、来るぞ」の必殺のピカーディ・ケイデンス。
実によく出来た曲だと思う…好きよ。550BLINDMANの詳しい情報はコチラ⇒BLINDMAN OFFICIAL SITE


<後編>につづく
 

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<I Get High>

<Strut>

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200 (一部敬称略 2022年11月3日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2022年11月18日 (金)

【I REMEMBER 令文】高円寺ShowBoat18周年記念ライブ~大谷令文

 
大谷令文さんの追悼特集の最終回は、2011年7月14日に開催された高円寺ShowBoatの18周年を記念するライブのレポート。
イベントの正式な名称は『ShowBoat18周年記念・ギターリスト プロデュースナイト』だった。
つまり、よくお店に出演する人気ギタリストたちがそれぞれ独自のライブをプロデュースするという企画。
音楽や生演奏が好きな人であれば誰しも「こういうライブがあったらオモシロイなぁ~」なんて思うモノ。
それをやっちゃおう!というまさに『Marshall GALA』みたいなイベントだった。
そのオハチが令文さんに回って来た!ということでお邪魔させて頂いた。
令文さんの企画は名づけて『これでいいのだ2011』!

Sb0714 「18周年」ってのはずいぶんハンパだな~、とこの時は思ったナァ。
昔は5年とか10年をひと区切りにしていたけど、今は皆さん「周年」と銘打って毎年記念してるもんね。
海外ではあと「25」で区切るよね。
それを知らなかったので、昔シンバルのジルジャンが「375周年」を祝った時はすごく不思議に思った。
10開演前のBGMのひとつがクリス・スクワイアの『Fish Out of Water』。
イヤ、急に思い出した!
数日前、『ライブ・アルバムの魅力~大谷令文とBEAT SOUND』という追悼記事を公開したが、そういえばこの取材の時、令文さんはこのアルバムもお持ちになっていたわ。
「ライブ・アルバムを聴く」という企画だったのに!
30cdまずステージに上がったのはNIGHT BUZZ。
30藤井重樹40v藤岡幹大50v森川肇60vそして、板倉淳。70v Trick Boxの前から幹大ちゃんにはずいぶんMarshallの仕事を手伝ってもらったことは以前にも書いた。
そんな幹大ちゃんの音楽性を知っていたのでこのチームのポップさには意表を突かれた。Img_0399今にして思うとこのチームは「藤藤」コンビだったのね?
100vポップとはいえ、当然幹大ちゃんのギターは超鋭角的だ。80それが藤重さんのド迫力な声と絡んで何とも魅力的な世界が展開する。
藤重さんはこの後に登場するSBLの金光さんらとMOONSHINEというバンドを新しく立ち上げてもうすぐお披露目をする。
Img_0396「ちょっとヒトコト言わせて!」とマイクを握ったじゅんぺーさん。
今回の追悼特集で記事を復刻したが、ココShowBoatは2009年3月に『また逢う日まで2009~板倉ジョン・ラスト・ライブ・イン・トーキョー』と題したじゅんぺーさんの壮行ライブを開催した場所。
つまり、じゅんぺーさんにとって思い出深いハコだが、この時ナニをしゃべったのかは忘れた。
90v2回ほど観たかな?…NIGHT BUZZも聴かせどころの多いチームだった。Img_0394幹大ちゃんが亡くなってからもうすぐ5年か…。
日本のロック・ギター界はスゴイ才能を次々と失い続けて来ていることを実感するナァ。Img_0405令文さん企画のイベント。
次にステージに上がったのが三宅庸介率いるYosuke Miyake's Strange,Beautiful and Loud。
この頃は「Yosuke Miyake's」と接頭辞を付けていたのね? 
まずは三宅さんがジャラ~ンと弾いたのは…ジョン・コルトレーンの「A Love Supreme」の「Acknowledgement」。
ウ~ムそうか、昔から「supreme」という形容詞に「a」が付くのはおかしいな~、と思っていたんだけど、コレ、元は「A supreme love」で、フランス語やラテン語の用法のように倒置して形容詞を名詞の後に持って来ているだけなのね?
だから「神への愛」とかいうムズカシイことではなく、スッと「最高の愛」という意味に捉えてやればいい。
だから「至上の愛」というのはけだし名訳なんですネェ。Img_0638そこからスッと「Stratify」に入る。
110三宅庸介120v山本征史130v金光健司140v三宅さんはこの時もDSL100と1960BVを使用した。Img_0461_22曲目。
記録を見ると「New Song」となっている。
150コレはナニを演奏したのであろうか…。
セカンド・アルバム『Orchestral Supreme』に収録された「Petal」ではなかったか?
160昔のMarshall Blogを読むと、三宅さんの音楽について聞いた風なことをゴタゴタと並べている私。
ケーデンスがどうの、モードがどうの…フ~ム、こんなことを考えて三宅さんの音楽に接していたのか…スゲエな私も。170そしてそのセカンドアルバムからSBLのリード・チューン「if」。190続けて「Solitary Past」。
最近はこうしてうるさくない爆音でギターをジックリと味わうライブってメッキリ少なくなったナァ。
180vこの時も「Fantasia」を演った。
この後、スッカリこの曲を取り上げなくなるのだが、その理由を三宅さんに伺ったことがある。
その時は「ずいぶん繰り返し演ったので…」というお答えでした。
そ、そんな…きっと他にもっと重要な理由がおありなのだろう。
210v三宅ミュージックをバックアップするこの2人もいい加減スゴイ。
220vこうしたフレキシブルにしてパワフルなリズム隊があるからこそ三宅さんの音楽も息吹を得るのだ!(原文ママ) 230そして、「virtue」で燃え尽きた!235v前回もお伝えした通り、三宅さんは現在活動再開に向けての準備中。
Marshallを使った今まで誰も聴いたことがないような音楽を引っ提げて我々の前に帰って来てくれることだろう。
幼稚化と高齢化が同時に進む一方の日本のロック界に、小さいながらも希望の灯がともる日が近いことをうれしく思う。240v令文さんプロデュースのイベントのトリはもちろん令文さん。
この日は「レイブン・アキ&リョウ」というチームでの出演だった。
260大谷令文
270v斎藤亮280v渡辺ナベオ320v再び板倉淳340v今回の令文さんはレスポール・カスタムでスタート。
300vその音をアンプリファイするのはもちろんMarshall。
いつもの1959に1960BX、コーラスエコーという布陣。
やっぱり令文さんや三宅さんのようにズ~っと同じ機材で自分の音楽を作り続けている人ってカッコいいよね。
楽器はミュージシャンにとってもっとも大切な相棒だからね。
そうした信頼できる相棒に巡り合えるミュージシャンはラッキーだ。290vインスト曲で固めてきた令文さんのステージの前半。310ギロ~リ…350vギロギロ…。
360vギロギロギロ。
ステージにの一番前からお客さんを睥睨する「令文ニラミ」。
令文さんのステージではおなじみの光景だったけど、この時は一体何をアタマに思い浮かべていたのであろうか。
ナンカとてもなつかしい。
もうこのニラミも永久に見ることができないのだ。
Img_0757ステージ下手では切れ味鋭いテクニックで令文さんと渡り合う亮さん。
特にニラんだりはしない。
仙台出身の亮さんはこの年の3月に発生した「東日本大震災」の被災者で、このイベントより前に伊藤広規さんが主催するチャリティ・イベントでご一緒させて頂いた。
そのチャリティ・イベントでは被災の体験を臨場感豊かに語られて、集まった人々を驚愕させていた。370v今日はその時とは打って変わって令文さんと素晴らしいギター・パフォーマンスを見せてくれた。
390「Target」、「Shimokitazawa」等のインスト曲を披露。
415「Shimokitazawa」といえば、下北沢に行くと令文さんによく出くわしたナァ。
私は取材でライブハウスに赴く時以外、下北沢にはまず行くことはないんだけど、行くと大抵令文さんに行き合った。
私が手にしているモノにMarshallのロゴを見つけると「ナニそれ、ナニそれ?」と好奇心を爆発されていた姿が忘れられない。Zzz_2 歌ではオハコの「Don't Believe a Word」をひとウナリ。380vココででも2人の灼熱のギター・ソロが炸裂した。400

410そして、チーム名通りココでジョインしたのがボーカルズの深澤AKI。
Img_0782後半はAKIさんを交えてロックのスタンダードや令文さんのオリジナル曲を演奏した。420もちろん2人のギターはフィーチュアされっぱなし。
450vナニせ令文さんのプロデュースだから!
500「Wishing Well」 かぁ…。430v令文さん、「Wishing Well」をよく演っていたナァ。480vそれからコレは覚えていなかったんだけど、Led Zeppelinの「Over the Hills and Far Away」を取り上げていたんだね。
490v好きだナァ~、この曲。
令文さんの演奏で今聴きたいわ!440v またレスポール・カスタムに持ち替えた令文さん。
今回、一連の記事を書き直していて認識を新たにしたんだけど、令文さんがこんなに頻繁にギターを持ち替えていたとは!
何となくだけど、今日はストラトキャスター、今日はレスポール、と毎回1本しか使っていなかったイメージがあったのです。
460v気合の入った魂のフレーズの連続に観客も大喜び。
音はバカでかいがちっともうるさくない!
470vアンコールではジョン・レノンの名曲「Jelous Guy」をシットリと…。
令文さんは「Jelous Guy」もよく演っていたっけ。
455アンコールも含めて全8曲。
全編を通じてとてもいいショウだった!510「翔平」がいくらホームランを打とうと、三振を取ろうと「大谷」といえばウチでは絶対的に「令文」だ。
その「大谷令文」さんを追悼するために過去の分の復刻も含めて11本の記事を掲載した。
今日の記事の後は現在のMarshall Blogで閲覧することができるので『私の令文さん』の<前&後編>をご参照頂きたい。
それで全部である。
そうした記事の中にある情報はMarshall Blogにおける「大谷令文の全記録」だ。
ご本人にも何度か記事にご登場頂いているが、記事の執筆、復刻に当たっては大谷一門会の門下生である三宅庸介さんに何度もアドバイスを頂戴した。
私がその三宅さんのライブの様子をMarshall Blogで記事にするたびに、三宅さんは昔から必ず「残して頂いてありがとうございます」というメッセージを送ってくださる。
最初は「一体ナンのコッチャ?」と思ったが、今ではエリック・ドルフィーの有名な言葉を思い出す。

When you hear music,after it's over,it's gone in the air.  You can never capture it again
つまり「音楽を聴いていて、それが終わった時、その音楽は空中へ消えてしまう。それを捕まえることは誰にもできない」ということ。
 
Marshall Blogは決してそんな大層なモノではないが、音はムリにしても写真と文章でやったことを記録することはできる。
あるライブに感動してその時のことを覚えていても、しばらくすればほとんど忘れてしまうのが人間の常だ。
一方、コンピューターの類の一番の取り柄は記録を半永久的に残しておけることだ。
三宅さんはこれらのことをよくご理解されていたのだろう。
翻ってこうして「大谷令文」という稀代のロック・ギタリストの片鱗を形に残すことができたのは我ながら価値のあることだと思う。
令文さんはMarshall Blogの中でも生き続ける。
私はそれを誇りに思う。
皆さんも令文さんに会いたくなったらいつでもMarshall Blogを訪ねて欲しい。
 
令文さん、色々とありがとうございました。
どうか安らかにお眠りください。
 
最後は令文さんが「Marshallと聞いて思い浮かべる」というジミ・ヘンドリックスでお別れしましょう。
250cd 

200(一部敬称略 2011年7月14日 高円寺SHOWBOATにて撮影)

2022年11月17日 (木)

【I REMEMBER 令文】Sound Experience vol.1

 
大谷令文さんの追悼特集。
まずはお詫びから…。
数日前に公開した令文さんの一連の追悼記事の中に「令文さんは三宅庸介さんのシリーズ企画、『Sound Experience』に何度かご出演されているが、いつもゲストとして三宅さんのStrange,Beautuful and Loudに参加される格好で、ご自分のバンドを率いて出演したことはなかった」…みたいなことを書いた。
ゴメン、あったわ。
しかも、「あった」どころじゃなかったわ。
それは2010年11月2日の三軒茶屋のGrapefruit Moonでのこと。
三宅さんと電話でこの時のことを話していて初めて知ったのだが、実は『Sound Experience』というイベントの名前は令文さんがキメてくれたというのだ。
当時、三宅さんはこのイベントの名前をどうしようかと迷っていた。
長く続けていきたいと考えていたので、適当な名前を付けることだけはどうしても避けたかったのだ。
すでに第1回目のゲストは令文さんに決まっていたので、腹案だった『Sound Experience』という名前を令文さんに提案した。
すると、「三宅!それメッチャいいやんけ!」と令文さんはとても満足気な反応を示してくださったという。
こうして「ツルの一声」…イヤ、「カラスの一声」でキマったというワケ。(ココはシャレですよ~。英語の「raven:レイヴン」」は「ワタリガラス」というカラスの一種を意味します
もちろんその時、令文さんがニヤリとしながら例の「グー・サイン」をされたことはココに書くまでもなかろう。
その第1回目に令文さんが当時取り組んでいたBLACK TIGERを率いて出演された…というのだ。
つまりバンド編成だった。
2019年7月で止まってしまってはいるが、その後31回も続けたイベント『Sound Experience』の記念すべき第1回目のレポートを今日は復刻する。
 
開演前のようす。
日本を代表するMarshall弾きのステージにふさわしくハーフ・スタックがズラリと並んだ。

10_2まずはBLACK TIGERからスタート。
大谷令文と…20盟友・高橋ロジャー知久と某ベーシストからなるトリオ。30令文さんは愛用のMarshallを持ち込んだ。40vヴィンテージの1959と1960BXのハーフスタックにコーラスエコー。
そしてスライダック。50v足元のようす。
今回は初代The Guv'norが入っている。60令文さんは歌と…
70vギターの両方でフル回転。
「令文ニラミ」…この表情がなつかしい!80vこの時も本当にスゴイ音だった。90v耳をつんざく凄まじい爆音なのにちっともうるさくない。
100vコレぞまさにMarshall浴。
身体の芯まで温まる。110vそして、令文さんの気合の入ったプレイに呼応するロジャーさんの日の打ちどころのないドラミング!
150vレスポールに持ち替え。125vギターは替わっても丸っきり令文さんの音。
こういう演奏に接すると、ホントにギターという楽器は指から音が出しているということを実感する。130それと顔…間違いなく顔からも音が出てる!
ギター・サウンド云々の前に飲まれてしまう。140vそして、またストラトキャスターに戻って最後まで突っ走った。160v全9曲、まさに人とギターが「一体」となった姿を目の当たりにしたような感動的なパフォーマンスだった。180v自分の持ち時間を終えてご挨拶される令文さん。
この後、30回以上にも及んで開催される長寿イベントのトップ・バッターにふさわしい出演者だった。200vそして、すぐさまホストのStrange,Beautiful and Loudがステージに上がった。210三宅庸介220vこの頃の三宅さんは自分のJCM2000 DSL100と1960BVを持ち込まれていた。
三宅さんのDSL100は1997年製のかなり早い製造ロット。
DSLを背後に従わせた三宅さんの姿もなつかしい!
230v足元のようす。
人様のペダルボードだけど、この見た目はとても思い出深い。
高円寺のShowBoatで、ある理由で仕方なく左下のヤツを取り除いた。
するとギターの音が完全に別物になったのだ。
アレは本当に見事な変わりようだった。
235征史さんもMarshall。240v今でもAmber Lumberで活躍している1992 SUPER BASSのハーフ・スタック。
このMarshallとプレシジョン・ベースが組み合わさったサウンドがこのチームの音楽に実にマッチしていた。
250vそして金光健司。
この頃はまだNATALが日本には入って来ていなかった。360 1曲目は「Fantasia」。270この曲は後年スッカリ演らなくなっちゃた。
好きなんだけどナァ。280vベースが裸になるパートが実にカッコいい!290ドラムスが奔放に動き回るイントロは2曲目は「Bloom」。
300そして独特なメロディとともに展開していくこの曲はずっと演奏され続けていた。

Img_1783 この頃はファースト・アルバムの『Lotus and Visceral Songs』しかリリースされていなかったのでそのアルバムからレパートリーになると思っていたら…Vs_2 3曲目で「if」をプレイ。310vこの曲は2014年に発表したセカンド・アルバム『Orchestral Supreme』のオープナー。
この頃から演っていたんだね~。
Os続いてファースト・アルバムのオープナーの「Stratify」。320「Kakine」でおなじみの「Solitary Past」から愛奏曲のひとつ「Virtue」を演奏して3人は出番を終えた。340

350v

Img_1766 自分のシリーズ・イベントの第1回目の出番を終えて満足気な三宅さん。
370vアンコールはSBLに令文さんが合流して1曲。
コレは「Diamond Dust」かなんかを演ったんだっけかな?
何しろ昔のMarshall Blogってセットリストを載せていなかったものだから…。
380令文さん、今度はゴールド・トップを引っ提げての登場。
後ろの三宅さんの表情にもご注目。390vこの後の回の時もそうだったが、三宅さんは令文さんと共演する時はいつも大変うれしそうだった。
何しろ三宅さんの人生をキメた人と同じ舞台に立つワケですからね。400v令文さんがニラミをきかせ始めた。
視線の向け先は客席だ。
一体誰をニラんでいたんだろう?410ニラまれた人は相当コワかったことだろう…でも、とてもいい思い出になっているハズだ。420vそこへ行くと三宅さんのニラミはこの程度だから安心だ。430v2人だけの会話。4602人で何を笑っているんだろうね。
とにかくギターで音楽を奏でることがどうしようもなく楽しいのだ。
そして、2人の間にはMarshallがある。470そんな2人の会話を、これまた2人の名手がリズムで見守る。480v

490vそしてクライマックスがやって来る。510v2人とも思いの丈を6本の弦に託して最後まで弾き切る!520v2つのバンドが出ただけのとてもシンプルな内容であったが、全編を通じてギターの魅力が溢れ切った素晴らしいショウだった。530令文さんのひと言があって、記念すべき第1回目の『Sound Experience』が終了した。550さて、コロナ以降しばらくご無沙汰だった三宅さん…いよいよ動き出すそうです!
令文さんの分までMarshallとストラトキャスターで暴れてくれることだろう。
Img_1669次回は令文さんの追悼特集の最終回です。 

200(一部敬称略 2010年11月2日 三軒茶屋GRAPEFRUITS MOONにて撮影)



2022年11月16日 (水)

【I REMEMBER 令文】『祝・生誕50周年ぬぁう』小川文明メデタイム!

 
大谷令文さんの追悼特集。
今回は2010年7月14日に開催された故・小川文明さんの50歳の誕生日を祝うライブのレポート。
当時、私は文明さんとは全く接点がなく、この時も令文さんからご誘いを受けてお邪魔させて頂いた。
10vその後、田川ヒロアキさんが参加していた和佐田達彦さんのSPICE FIVEというバンドを通じて文明さんとも親しくして頂いた。
文明さんもカメラがお好きで、ご自慢のカメラを私に渡しては「今日も撮ってくれへん?」と依頼されて来られた。
コレが単焦点レンズがついたコンパクトカメラで、ライブ撮影では使いにくいのなんのって!
それでも毎回「さすが、さすが!」と私が取った写真をご覧になってはお世辞をおっしゃってくれたっけナァ。
B_img_0641ブックオフでこんな本を見つけて読んでもみた。
よくこの本が上梓されたな~…という内容がいかにも文明さんらしく微笑ましい。Bmbs文明さんのお人柄が窺える、たくさんのゲストをお迎えするライブ。
文明さんは私より2歳年上だったのだが、この時は「50歳」という言葉自体にかなり年配の印象を受けたが、ナンのことはない。
「50歳」なんて若いじゃん!
 
ショウの前半は弾き語りを交えながらしっとりと…。Img_0418 「おおっ!」とひとりで声を上げてしまったのはボブ・ディランの「My Back Page」。Img_0423文明さんはこの曲を歌のないキース・ジャレットの『Somewhere Before』バージョンの「My Back Page」に乗せて歌ってくれたのだ。
この曲はキースのバージョンの方が断然好きだったので、まるでカツカレー状態!
美味しいモノに美味しいモノが乗っかってうれしいなったらうれしいな!というワケ。Img_0415歌だけでなく、鍵盤を叩く手にも感情がこもる!Img_0420チェロの斎藤孝太郎さんとのデュエット。Img_0432ココでもソウルフルな歌声を聴かせてくれた。
Img_0431そして、メスカリン・ドライブ、ソウル・フラワー・ユニオンの'うつみようこ'さんが登場して文明さんがタスキを渡した。Img_0433「お誕生日おめでとう」のタスキ…「今日の主役」だからね。Img_0435 その'うつみ'さんが素晴らしい声で熱唱。Img_0450 とにかく盛りだくさんなプログラム。
今度は高橋竜と大谷令文のアコースティック・ギター・デュオが登場。
Img_0502竜さんの張りのある歌声が冴えわたる。Img_0499令文さんはこんなシチュエーションにはもってこいのMARINOの名曲「おやすみ」を大熱演!Img_0489文明さんが鍵盤ハーモニカで加わる。
これがまたドナルド・フェイゲンみたいでカッコいいのよ!Img_0521今にして思うと、アコースティック・ギターをステージで弾く令文さんを見たのはこの時だけかも知れない。
残しておいてヨカッタ!
Img_0513_2ショウは後半に入り賑やかなバンド・パフォーマンスへと突入する。
Img_0531バンドのメンバーはベースに竜さん…
Img_0656ドラムスに高橋ロジャー知久という布陣。
ロジャーさんはこの時、令文さんと「BALCK TIGER」というトリオ・バンドを組んでいた。Img_0528 このイベントを企画したカントリー&ローラーのM.M.KING。
盛り上がる~!
Img_0534M.M.KINGさんのにぎやかなパフォーマンスに鋭いギター・ソロを遠慮なく放り込む令文さん。
Img_0532令文さんも楽しそう!Img_0550M.M.KINGさんから文明さんにバースデイケーキのプレゼント。
ローソクは5本。Img_0553インスト・ナンバーでの超絶プレイ。
もちろん令文さんの極上のロック・ギター・サウンドを出しているのはMarahall。Img_0566キーボーズはRobinさんが同流して2人体制に。Img_0562文明さんも力のこもったプレイで激情ぶりを発揮!
Img_0591この日、礼文さんはストラトキャスターとレスポールを行ったり来たり何度も持ち替えていた。Img_0619バックにMarshallが控えている限り、どっちのギターを使っても出て来るのは「令文サウンド」。
Img_0622またレスポール。Img_0693竜さんは愛用の1992 SUPER BASSを持参してくださった。
そのベースのサウンドがまた令文さんのギターに完璧にマッチするのだ。Img_0678令文さんと…Img_0697文明さんによるスリリングなバトルのシーンは見応え充分!Img_0684うつみさんも再度登場してゴキゲンな歌を聞かせてくれた。Img_0700そしてショウのクライマックスでは文明さんが歌に徹して会場を大いに盛り上げた。
Tシャツはザッパでも歌はソウル!
Img_0717バック陣が「完璧」以上の演奏で文明さんの歌を盛り立てる!
Img_0741もちろんオハコの「Feelin' Alright」は欠かせない。Img_0735竜さんもスーパー・ボイスをタップリ聞かせてくれた。Img_0755令文さんのソロも最後までキレッキレだったナァ~!Img_0613本編最後の熱唱!
そして…
Img_0725ダウン!
ハハハ!Hard working man!!
コレがやりたかったのね?Img_0761アンコールでは出演者全員がステージに上がり、50歳の誕生日に熱唱する文明さん大いに祝った!
このレポートにご登場頂かなかったゲストも交えての3時間の豪華なロック・ショウ。
アッという間だった!Img_0787文明さんはこの時から約4年後の2014年6月25日、満54歳の誕生日を目前に控えてこの世を去った
そして、令文さんもいなくなってしまった。

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200(一部敬称略 2010年7月14日 高円寺SHOW BOATにて撮影)

2022年11月15日 (火)

【I REMEMBER 令文】大谷令文、Marshallを語る

 
 大谷令文さんの追悼特集。
2010年1月14日に公開した令文さんとのインタビュー。
今回の再録に当たっては、もちろんご発言の内容をイジることなく現在のMarshall Blogの慣例にしたがって表記のみ訂正し、関連の情報を追加させて頂いた。
昔のMarshall Blogは1本が短かったので2本立てでお送りしたが、今回の再掲に当たっては1本に集約した。Img_0945  
マーシャルとの出会い
Marshall(以下「M」):みなさんへお尋ねしている共通の質問です。
思い出して頂くに、Marshallとの出会いはどんな風でした?
大谷令文(以下「R」):ウ~ン……(考え中)……リッチー・ブラックモアが好きだったので、ミュージック・ライフ誌のグラビアを見たり…、イヤ、『ライブ・イン・ジャパン』のジャケットかな…?
M:でもアレって外も内側もあんまりマーシャルは写っていない…。
R:輸入盤だったのかな?
M:『Made In Japan』?
R:レインボー・シアターの…。
あのジャケットの写真は「レインボー・シアター」で撮影したものだからね。
 
令文さんがおっしゃっているのはコレ。イアン・ギランが叩いているコンガはNATAL製。Mij写真はロンドンのフィンズベリー・パークにあるレインボー・シアターの現在。Img_9626_2M:それからのマーシャル歴といえば?
R:ジミー・ペイジなり、ヘンドリックスなり、やっぱり好きになったギタリストは全員Marshallだったからね。
それに『Focus at the Rainbow』かな?
M:お、またレインボー・シアター?!
R:ヤン・アッカーマンもあのときはMarshallだよね。
やっぱりMarshallってスゴイんだナァ…って思った。
M:Focusはご覧になったんですか?
R:2回目に来た時に見ました。
M:2回目って、フィリップ・キャサリンが来た時?
R:イヤ、ヤン・アッカーマンだったんだけど、もう『Mother Focus』の頃だったから音楽が…。
M:メロウ?
R:そうそうそうそう!アンプもMarshallじゃなかった。
ナンかロータリー・スピーカーとか使ってた。
だから見てもあんまり感動しなかったな…。Img_0953_2    
マーシャルのギタリスト
M:他に「Marshall」で連想する名前ってどんな名前が出てきます?
R:やっぱりLed Zeppelin。
今ではもういろんな情報が入って来て、「レコーディングの時は違うアンプを使っていた」とか知っているけど、当時のイメージとしては映画で見た三段積みにしていないMarshallだよね…すごく印象的だった。
M:あの人は積みませんね。こないだもそうだった。
R:あ、あの再結成の時?
M:そう…ドンドン積んでもらいたいんですけどね。
あと「Marshall」と聞いて無条件で出てくる名前と言えば…やっぱりリッチー?
R:イヤ、ヘンドリックス。
M:あ、そうですか?
そういえばさっきからゲイリー・ムーアの名前が全然出て来ないのが少々意外なんですけど…。
R:ゲイリー・ムーアはもっと後になってからかな。
音楽を聴き始めたころはまだそんなに出て来てなかった。
M:初めにゲイリー・ムーアの名前を意識したのは?
R:ん~、Colosseum II。
M:やっぱり。『Electric Savage』?
R:そう。
レコード屋へ行って「Colusseumの新譜」を見つけたら「II」になってたの!
んで、ギタリストの名前を見たら「ギャリー・ムーア」って…
M:そうそう、当時は「ギャリー」って表記してた。
R:どっかで聞いた名前だなって思った。
知識として、名前だけ知っていたのかもしれない。
M:令文さんはよくゲイリーの曲を演るからかなり初めの方に名前が出てくるのかと勝手に想像していたんです。
R:ん~、彼の場合、意外とアルバムごとに音色が変わっているからそんなに強烈なトーンのイメージってないんだよね。大好きだけど…。
でも、「Marshall」っていうサウンドで印象が強いのはヘンドリックスであったり、リッチーであったり…いわゆるゲイリーよりひと世代前のギタリストたちだよね。
M:なるほど。エリック・クラプトン、つまりCreamは?
R:やっぱりいい音だなって思う。
でも、ボクが聴き出した頃にはもうクラプトンはレイドバックしてた。
Creamは後になって聴いたんだけど、ライブなんかはすごい音だよね。
M:『Goodbye』とか?
R:そうそう。Img_0950 
最初のMarshallとMarshall歴
M:一番最初に入手したMarshallって覚えていますか?
R:ええ…19か20歳の時、知り合いから譲ってもらった50WのMarshallでしたね。
多分1973年か1974年製だっと思いますけど。
M:キャビネットも?
R:ウン。ひとつ。
M:それにエフェクターをつないで使ってた?
R:結局オーバードライブみたいなものを使わざるを得なかった。
初めて弾いたときは「エエっ!?こんなに歪まないの?」ってビックリした!
M:皆さんそうおっしゃいますね~。
それからのマーシャル歴と言えば…。
R:100Wに買い替えた。
やっぱり新品ではなくて「オールドで(筆者註:ギターやアンプが本格的に大量生産の時代に突入した1970年代の半ば頃から“古い楽器の方が現行品より音も質もいい”という風潮が猛烈に強まった。その当時はそういった古い楽器の呼称としては、まだ”ビンテージ”という言葉は全く使われておらず、”オールド”と呼ばれていた)、1973年製くらいのものだった。
そのまましばらく、MARINO時代もずっとそれを使っていましたね。
何台か100Wも買ったり交換したりもしたけど、全部70年代前半のモノだったな。
ここ10年位は1969年の100Wです。
M:いつも使ってるヤツですね?
R:そうそう。イヤ、もう15年位になるか…。
※上段が当該の1959。
20v M:というと、もう初めからずっとスタックになるワケですね?
R:そうですね。それしかなかったし…。
M:その昔、Marshallのコンボが日本に上陸した時、やっぱりスタックの印象が強すぎてコンボの普及はムリと思われたらしいです。
R:でもBlind Faithのジャケットにはリハーサルの時の写真が載っていて、クラプトンがコンボのMarshallを使っているんだよね。
Bluesbreakerじゃないモデル。(筆者註:現在の紙ジャケ見開きCDの内側に写っているのは1959 SUPER TREMOLOのハーフスタック
M:ブラインド・フェイスは69年でしたっけ?
第3の声(令文さんの友人、以下「3」):69年頃のコンボって1962しかなかったハズ…。Bluesbreakers時代のあの1962はジョン・メイオールの備品だったらしいですからね。
R&M:備品?!
3:だからピーター・グリーンも同じMarshallを使った。
M:じゃピーター・グリーンもMarshallだったワケ?
3:あの時はそうですよね。
R:バンドの持ち物だから…。
M:その最初のMarshallを手に入れたのは30年位前のことですか?
R:もう、そうだね~。
M:その頃はメチャクチャ高かった時代ですねよネ。
R:ウン、新品で買ったらもう大変だよね。
M:待てよ…もしかしてずっとワン・ボリュームのモデルをお使いで、マスター・ボリューム付きのモデルを使ったことないとか?
R:イヤイヤ、弾いたことはもちろんありますよ!
でも…確かに持っていたことは一度もないな。
言い換えるとMarshallもピン・スイッチのモデル以外は所持したことがないですね。Img_0943 
思い出のMarshall
M:何か思い出のMarshallってありますか?
例えば「アレ欲しかったな~」とか、持っていたけど「手放さなきゃヨカッタな~」とか。
R:イヤ、特にないかな。
いつも自分が一番気に入ってるMarshallが手元にあるからね。
その時、その時自分の持っているモノは手放したくない。
M:それは幸せですね。
R:でも最初の50Wはとても気に入ってたんだけど、お金がなくて売っちゃった…。
M:お持ちのギターを見ていてもそうだけど、元来バンバン楽器を買い替えるようなタイプではいらっしゃらないんですね?
特に新しいモノ好きでもない?
R:うん、そういうタイプではないね。
いまだに1959のプレゼンスを上げるとどう音が変わったとか、スピーカー・ケーブルで音がどうなったとか、そういう発見が多いんですよ。
だからボクには新しいモノは特に必要ない。Img_0944 
セッティングについて
M:セッティングに関して特別なこだわりってあります?あまりイジらない?
R:基本的にはいつも同じ。
M:ミドルは10にしなきゃ気が済まないとか…?
R:ハハハ!確かにミドルは10だな~。
プレゼンスも上げめ。
M:やっぱり1959が一番?
R:一番!…音といい、見た目といい、ワン・アンド・オンリーですからね。
自分のギター・スタイルも、ピッキングといい、ボリューム・コントロールといい、1959とともに成長してきたからね。
他のブランドのアンプを使うと特にピッキングが自分のモノではないような感じがする。
M:でも世の中にはアンプをジャンジャン取り替える方もいらっしゃる…。
R:ウ~ン、そういう人は不思議で不思議でしょうがないな~。
常にボリュームは10、ピッキングの力も10で弾いているのかな?
M:なるほどね!
R:1959に限らず基本的にナチュラルな歪みが出ないアンプでは右手でニュアンスを出すのが難しいと思う。
自分のスタイルがもうそうなっちゃてるからね。
 
弾いてみたいMarshallImg_0959M:弾いてみたい夢のMarshallって何かありますか?
もし自由に古今東西のMarshallが選べたら…。
R:ジミヘンが『Are You Experienced?』で弾いたヤツ!
誰か持ってへんのかな~?
M:実際にジミヘンが使っていたMarshallって工場に行った時に見せてもらったことがあります。
ただのうす汚れた1959だった!
でも、アンプの上面に「JH EXP」だったかな?白いステンシルが入っていたのがカッコよかった…っていうかメチャクチャ感動しました。
※コレがその1959。Marshallの本社に行った時、「シゲ、シゲ、早くおいで!」と工場の他の場所にいた私をワザワザ呼び出して見せてくれた。Srimg0183R:さっき「メイオールのバンドの持ち物」って話があったけど、Soft Machineの持ち物だったMarshallも弾いてみたい!
アラン・ホールズワースもジョン・エサーリッジも使ったMarshallなんだよね。
筆者註:基本的にSoft Machineにはレギュラーのギタリストがいなかったので、この「バンドの持ち物」とされているMarshallはもしかしたら「マイク・ラトリッジが所有していたキーボーズ用のアンプ」ではなかったのではあるまいか?…というのは勝手な想像はいかがなものか?
M:ええっ、そうなんですか?
あの頃はみんなMarshallですよね~。
ジェフ・バーリンなんかもMarshallでしたもんね…ディ・メオラもそうだ。
R:そうだね、アル・ディ・メオラもMarshallだ!
Soft MachineのMarshallは、ホールズワースのインタビューで読んだ記憶があるんだけど、『Bundles』のころのレコーディングはそのMarshallで録ったって。
M:その後のホールワースは?…Lifetimeの頃はどうだったんだろう?
R:やっぱりMarshallだったみたいだよ。
少し新しいモデルだったらしいけど。
UKの時もMarshall。
ま、自分の持ち物ではなかったのかも知れないけど、あの頃はどこへ行ってもMarshallだったからレコーディングも全部Marshallになっちゃう。
M:ベースもですよね。
R:そう。弾いてみたいな~、Soft Machineのバンドの持ち物だった50WのMarshall!
絶対あんな音は出ないだろうな!
それと、マクラフリンもMarshallだった。
M:そう!だから『Jack Johnson』や『Live Evil』もMarshallで弾いていているのかと想像すると興奮します。
R:絶対そうだよッ!
M:「音がデカイ!」ってマイルスに怒られたとかね!
R:そうやって考えるとジャズ/フュージョン系のプレイヤーもMarshallが多かったよね。
ディ・メオラの『Elegant Gypsy』の音なんか大好き!Img_0961 
Marshallの素晴らしさ
M:ま、いまさらお訊きするのもナンですが…Marshallの素晴らしさを言葉に表すと…?
R:レスポンスが恐ろしくピッキングに忠実ということ。
左手についても弦がフレットをこする音まで表現してくれる。
M:でも、他のブランドのアンプだってそうなんじゃないですか?
R:イヤ、こんな反応はないんだよね。
なんかもっとオブラートに包まれた感じになっちゃう。
そこへいくとMarshallは一番ダイレクトな本当に「素」の音を出してくれる。
M:なるほど。
R:トーンもそうだね。
ウォームな音からエッジが効いた音まで両極端な音が1本のギターで出せる。
これがすごくいいことだと思う。
ボクはMarshallって意外に器用なアンプだと思ってるんですよ。
M:Marshallのクリーン・トーンってどう思います?
R:もう大好き!
M:Marshallといえば「歪み」というイメージが定着していますよね…。
R:違う違う!だからダメなんだよ!
M:さすが!…そう、案外「Marshallのクリーンが好き!」という人が多いんですよね。
R:ヘンドリックスだってそうでしょ?
「Little Wing」なんか最高にビューティフルだし!
M:ウリが言ってましたが、実際のヘンドリックスのMarshallの音ってメチャクチャ大きくてクリーンだったんですって。
R:そうだろうな~。ポール・コゾフなんかもそうだよね。
ソロももちろん素晴らしいけど、コードワークの音。
アレってアンプに直だもんね。
M:ピーター・バラカンさんの『ピーター・バラカンのわが青春のサウンドトラック(ミュージック・マガジン社刊))』という本を読むと、彼はデビュー前のコゾフが楽器屋で高価なギターの試奏をしているところをよくみかけたそうです。
さしてうまくはなかったらしい。
R:うまくなかったって?!
3:子供の頃の写真を見るとジャズとか習ってそうだけど…お父さんは有名な俳優ですよね?
R:デヴィッド・コゾフ。
3:その写真を見ると七三に分けてレスポールとか箱物を持ってるんですよ。
スゴイ高そうなヤツ…だから多分ジャズを習ってたんじゃないかと思った。
R:クラシック・ギターも習ってたらしい。
3:そうじゃないとあのコード・フォームはロックでは考えられない。
M:そういう話ってアメリカへ行って現地の人と話してもあまり盛り上がらないんですが、その点イギリスは何度言っても非常にワクワクさせられます。
Marshallの連中と話をしていてもすごく盛り上がるんですね。
それが実に生々しくてオモシロい!
ビートルズを見ているおジイさんなんかは当たり前ですからね~。
3:マサシ(筆者註:原マサシさんのこと。当時ロンドンで活動していたブルース・ロック・ギタリスト。ビンテージの1962を愛用。2018年10月逝去)が言ってたけど、ロンドンはせまーい世界にものすごくたくさんの人がひしめき合っててオモシロいって。
M:まさにそれです!

Img_0948  
Marshallに期待すること
M:これは令文さんには愚問かもしれませんが、今後Marshallはどんな風になって行ってもらいたいですが?
どんなことを期待しますか?…1959の製造を続けろとか?
R:ああ、もうそれに尽きるね!(一同爆笑)
リバーブが搭載されるともっとうれしいんだけどな~。Img_0952
若い人たちへのメッセージ
M:若い方々にギターを弾くよろこびについて何かメッセージを頂戴できませんでしょうか?
ギタリストにとって一番の見せどころであるはずのギター・ソロが最近はひどく疎遠になってしまいましたよね?
R:そうですよね。
結局そういう曲を必要としていないということなんでしょうね。
でも、テレビなんかで流れているバンドものの音楽にはギター・ソロが必要じゃないかも知れないけど、もっとブルース寄りの音楽があったり、もっとフュージョン寄りの音楽があったりとか、世の中には色んなジャンルの音楽が同時に存在しているのが当たり前なワケです。
だから若い人たちはもっと色々な他のジャンルの音楽を聴いて、その要素を取り入れて自分たちの音楽に活かすということが大事なんじゃないかな?
M:そうですね。大賛成です。
令文さんは本当に色々な音楽を聴いていらっしゃいますもんね。
R:ウン。僕はクラシック・ギターを聴くのも、ジャズ・ギターを聴くのも大好き。
そして、ギターという楽器はメロディもコードも両方奏でることができて…しかも、ステージで走りまわりながら弾けるのもこの楽器の良さだし。
M:こんな楽器は滅多にないですよね!
R:ないない!しかも。歌いながら弾けるし!(笑)

Img_0958 
リズムは楽しい!
M:かなり昔、ジャンゴ・ラインハルトに関する文章を読んでオモシロいな…と思ったんですが、「ギターを見たことのない人に『ホラ、コレは楽器だよ』と言ってギターを渡したらどうなるか?
「そのギターを渡された人はメロディを弾くか、はたまたリズムを刻むか?」という質問があって、その人曰く、「ジャンゴにコレをやったらきっとリズムを弾くだろう」って。
R:わかるわかる!
ソロがウマい人はリズム・ギターもたいていウマいからね。
M:こうして第一線のプロの方たちと接していていつも思うのは皆さん、本当にリズム感がスゴイということです。
指が早く動くとかの前にとにかくリズム感が素晴らしい。
R:リズムってとても楽しいものなんだよね。
みんな「得意のリズム」っていうのを必ず持っていて、それを見つけられるかどうかっていうことが大事なんです。
M:令文さんの場合は?
R:ボクだったら三連系のシャッフルっぽいのが大好きで得意かも知れない。
M:確かに!「Razor Boogie」のイメージが強い!
R:(笑)三連は大好き。
ところが若い人たちにギターを教えているとみんなシャッフル系が苦手なんだよね。
最近は「ある」という話を聞いたけど、考えてみるとここ何十年もの間、シャッフル系のヒット曲ってなかったじゃないですか?
だから若い人たちは聞いたことがほとんどなかったんじゃないかな?(♪シャッフル・リズムを刻みながら)こんなヒット曲ってないでしょ?
M:確かにそうですね。
R:ボクはどうやって発見したのかな~?
たまたま得意なリズムを見つけられたからよかった。
得意なリズムを見つけることがギターを練習を楽しくさせる秘訣かもしれない。
M:それならいつでもStatus Quoに入れますよ!
R:入りテェ~!
M:いまでも本国ではものスゴイ人気ですからね。
相変わらず白いマーシャル並べちゃって!
R:イギリス人ってシャッフル好きなんじゃない?Nazarethとか。

Img_0947 ※コレは2012年の秋にロンドンで見かけたStatus Quoのコンサートの告知ポスター。
オープニング・アクトはボニー・タイラー。
The O2というアリーナのキャパは20,000人。
Status Quoとは本国イギリスではそういうバンド。
令文さんが加入していたらオモシロかったのにナァ…。Img_8349  
練習について
M:他に何かギターを練習している方々にメッセージはありませんか?
R:初めのうちはクリーンな音で練習するのがいいと思う。
余計な歪みはない方がいい。
M:音量については?
コレもかつて何かの雑誌のインタビューで読んだのですが、ウリは「なるべく小さい音」 で、一方、エディは「なるべく大きい音」で練習すべきと意見が分かれていましたが…。
R:(大笑)それはあるよね!
ま、ウリが言っているのは家でやる地味なスケール練習とかのことで、エディが言っているのはリフとかの練習ということでしょう。
3:イヤイヤ、音の大きさのスケールが欧米とかなり違うから参考にならないと思いますよ!(一同大笑)

Img_0953 
造詣の深い人
M:今までずいぶんとたくさんのプロ・ギタリストの方とお話をさせていただきましたが、令文さんの 聴いている音楽の幅広さはその中でもトップ・クラスですね。
Formula 3とかが出てきた時にゃノケゾった!
R:ウッシーもかなり詳しいよね。ジャズではゼンゼン敵わないし。
プログレ好きですね…でも、友達から教わるのが多いんですよ。
こないだもフィンランドの変なバンドを見に行った。
M:何てバンドですか?
R:アラマーイルマン・ヴァサラット…チェロが2本入ってんの。
M:ウワ、見たかった!
M:今日は色々と楽しいお話をありがとうございました。
R:いいえ、こちらこそ!Img_0949
インタビューに臨んで頂いた令文さんはステージの上で豪放磊落なMarshallサウンドを轟かせる令文さんとは異なり、ところどころ思慮深く、ひと言ずつ言葉を選ぶようにして発言される姿がとても印象的だった。
今となってこのインタビューを読み返してみると、「アレを訊いておけばヨカッタ!」とか「あの話をするべきだった!」とか、悔しく思う部分が少なくないのが残念!
でも、もう仕方ない。
世界規模で不世出であろう稀代のMarshall弾き「大谷令文」へのインタビューはもう永久にすることができないのだ。
その点、このインタビューは残されたMarshallギタリストの諸氏にとっては価値のあるモノではなかろうか?
そしてまた、令文さんが生涯愛してやまなかったMarshallについて語ったインタビューも他に2つはないであろうことを自負している。
Marshall Blogの意義を信じつつ推敲を終えて公開した。
 

200

2022年11月14日 (月)

【I REMEMBER 令文】GENKI SESSION 2009~夏休みだヨ!全員集合~

 
大谷令文さんの追悼特集。
今回は2009年8月26日開催された『GENKI SESSION 2009~夏休みだョ!全員集合~』のレポートの復刻。Dsc_6199この日のステージのようす。
会場は恵比寿のLIQUID ROOMだった。
もちろん超満員!Dsc_6172令文さんは自前のMarshallをガッツリと持ち込んだ。
Dsc_6307_2いつもの1959と1960BX。
それに今回は1962 Bluesbreakerも組み入れていた。
コーラス・エコーにアッテネーターはいつも通り。
一番いつもと違うのはバカボンのパパかな?
そう、コレでいいのだ!Dsc_6169足元のようす。
この青いバッファアンプ、なつかしいね。
後年、令文さんのエフェクター・ボードからは消えたけど、現在は大谷一門会の伝統を守るべくノンちゃんのボードに収まっている。Dsc_6165 この時も令文さんからお誘いを受けてお邪魔させて頂いた。
私はこの時が初めての『GENKI SESSION』で、開演前に令文さんが「ウッシー、今日は長いからね。シンドくなったら遠慮なく途中で帰っていいからね…」なんておっしゃってくれた。
そんな!Dsc_6207バックバンドのメンバーは、令文さんの他に難波弘之、高橋ロジャー和久、水野雅章という、この後まで変わることのなかった不動のラインナップ。
Dsc_6190演奏曲目は「GENKI SESSIONスタンダード」とも言うべき、このライブ定番のナンバーがズラリ。
コレがいいのだ!Dsc_6223「Hallelujah I Love Her So」、「Try a Little Tenderness」、「Gimmie Some Lovin'」といったR&B系ナンバー。Dsc_6301Montroseの「I Got the Fire」といったアメリカン・ハードロックも最高!Dsc_6319Deep PurpleやLed Zeppelin等のブリティッシュ・ハードロック・ナンバーでは令文さんが奏でるMarshallサウンドの魅力が炸裂した。Dsc_6314そんな時令文さんは必ずこうして思いっきりハードにキメてくれる。Dsc_6309_2マリオット・ナンバーも欠かせない。
Humble Pieの「30 Days in the Hole」や…Dsc_6212Small Facesの「All or Nothing」。
お客さんのコーラスを指揮する令文さん。
Dsc_6323Small FacesはThe Whoと並ぶMarshallの揺籃期の重要なバンドです。
ジムやケンが作るMarshallを代わる代わる片っ端から買ってくれた。
だからSmall FacesのMarshallとThe WhoのMarshallのシリアル・ナンバーは連番になっていたらしい。
お客さんの「♪オオラナッシン~」の大コーラスに「バッチグ~!」。
Dsc_6183ストラトキャスターも使用した令文さん。Dsc_6343ノリノリの令文さんはこんなことも!Dsc_6347ジャニスの「Move Over」はショウのハイライトだった。Dsc_6238右手を高く差し上げ天を指さす令文さん。
「我に力を!」とギターの神様を仰ぎ見ているようだ。Dsc_6239ライマックスのギターソロ!Dsc_6355モニターにストラトキャスターをこすりつけて…Dsc_6363_2 本当に何かに憑りつかれたように両手の指でフィンガーボードを叩く!Dsc_6364 この写真の構図でおわかりの通り、この時私はステージ上手のソデにいた。
令文さんはこの後ソデに下がり、そこにいたシンガーと向き合い、お互いの両手で相手の肩をムンずとつかむと、2人とも涙を流してヘナヘナとヘタリ込んでしまった
その時、そのシンガーが感極まって「れいぶん~」と叫んだのを私は聞き逃がさなかった。
感動の光景だった。
そして、こんな思いで歌を歌い、ギターを弾いている人たちがいることに驚いた。
Dsc_6356〆は「アッコちゃん」だったかな?
上演時間は4時間近く、確かに長かったけど「途中で帰る」だなんてトンデモナイ!
「ロックのダム」のようなドデカイ演奏をたっぷりと楽しませて頂いた。
そして、令文さんが出すMarshallのサウンドにはやはり誰も敵わないと思った。Dsc_6205※セットリストが手元に残っていないため、演奏曲目が実際と異なっていることがあります。

200 (一部敬称略、2009年8月26日 恵比寿LIQUID ROOMにて撮影)

2022年11月12日 (土)

【I REMEMBER 令文】ライブ・アルバムの魅力~大谷令文とBEAT SOUND

 
大谷令文さんの追悼特集。
今回は雑誌の話題。
冒頭にガッツリ脱線パートを加えて2009年4月1日に公開した記事とは別物にして復刻させて頂く。

私の経験だと今から46~47年前、ロックに夢中になり出した頃、高価だったレコードを買うことができるのはとてもマレなことで、聴きたくて聴きたくて仕方がないロックを楽しむにはFMラジオに頼るしかなかった。
レンタルCD屋なんてトンデモナイ…そもそもCDなんて想像したことすらなかったから。
今でもロックを愛でている私と同じ世代の皆さんは押しなべて同じ境遇だったことでしょう。
そこで重宝するのがいわゆるFM雑誌だった。
「FMレコパル」、「FM fan」、「週刊FM」なんてのがあって、私はカセットテープのレーベルのオマケがついていた「FMレコパル」をよく買った。
巻末の番組表をチェックして、聴きたいアーティストの新譜が紹介されるとなると、印をつけておいてエアチェックに臨んだ。
「エアチェック」なんて今では死語か?
この頃の私のオーディオ装置はお小遣いを貯めてやっとのことで買った下のSONYのSTEREO ZILBA'Pだった。
1976年当時で定価が57,800円。
調べてみると、この年の大卒の初任給が94,300円だって…コレ、スゲエ高かったんだな~。Zb当時、NHK FMなんかは新譜を1枚丸ごとオンエアしてしまうこともあって大変ありがたかった。
考えようによっては、コレって今のサブスクよりタチが悪いんじゃん?
で、ZILBA'P様に二礼二拍一礼してから、対座してトッド・ラングレンの『Ra』やらRoxy Musicのライブ盤辺りを録音していた。
ラジオをそう聴かない私でも、中学生の頃はこうしてFMラジオでロックの情報を少しずつ蓄えていった。
「ハンター」を知ってからはパタリと聴かなくなったけどね。
その「FMレコパル」。
インターネットで画像を拝借したんだけど、やっぱり昔はチャンとしていたね。
1977年の刊行なのでベイ・シティ・ローラーズが絶好調の頃かな?
一方ではスリーピー・ジョン・エスティスと憂歌団を取り上げている。
今の「完全一極集中主義」とは異なり「アレもあるけど、コレもある」という環境をまだ保っていたことがわかる。
すごく鮮明に覚えているのは。「アリス・ク―パー一家の休日」みたいな記事で、アリスや奥さんが家でフザけている光景を具にレポートしていた。
アリス・クーパーがそんな風に扱われていた時代があったなんでにわかには信じられないでしょう?
雑誌にはオーディオ機器にも多くの紙幅が割かれていた。
そのページを見ては「たっけェ~!」なんて驚いたものだ。
オーディオは楽器よりゼロがひとつ多い世界だからね。Fr 今は雑誌も大変ですよネェ。
そこで、チョット調べてみた…「本屋で見かけるものの一体誰が買っているんだ?」系の雑誌。
まずは軍事専門誌「丸」。
私は買ったことがないけど、今読むとかなりオモシロいかも知れないな。
それから「Gun」。
小学校の時にモデルガンに夢中になったことはあったけど、コレも本屋でみかけても開いたことがない。
「おお!コルト・ガバメントの新型が出た!」と喜んでみたところでホンモノを手にするワケにはいかないところがツラくはないか?
MrGun  
この「ラジオ技術」ってのは元はそのタイトル通りラジオ受信機の雑誌だったが、今はオーディオ誌になっているようだ。
「初歩のラジオ」なんてのもよく見かけた。
「CQ」なんてアマチュア無線の雑誌もあったな(今もある)…インターネットが普及した現在、アマチュア無線の世界ってどうなっているんだろう?
コレは知らなかった…「月刊むし」。
最新号の特集は「カミキリ虫」…コレは無視できんな。
コレら、ウェブサイトからお借りした画像はすべて最新号ですからね。
つまり今でも多くのファンを楽しませ続けている現役の雑誌たちだ。
この記事が少しでも宣伝の足しになればうれしい。

RgMs

一方、「オーディオ」関連の雑誌。
上のFMレコパルが栄華を極めていた時代はオーディオがひとつの趣味として立派に成り立っていた時代だった。
今、その辺りがどうなっているのかというと、「Stereo Sound」をフラッグシップ雑誌に据えたその名も「株式会社ステレオサウンド」さんが牙城を守り続けていらっしゃる。
書店では「HiVi(ハイヴィ)」なんてAV機器の専門誌もよく目にされると思う。
SsHv

同社が刊行している「管球王国」なんてのはタイトルからしてタマらんね。
「管球」というのは真空管のことね。
いまだに真空管を使ったオーディオ機器にこだわり続けていらっしゃる…って人のことは言えないか?
真空管のオーディオ・アンプと超高品質のスピーカーでアナログ・レコードを聴いたことってある?
間違いなくブッたまげるよ。
その音質たるや、Marshallとそこらのデジタルのギター・アンプぐらい違う。
最近は「アナログ盤復活ブーム」とか言って、レコードをBluetoothスピーカーで鳴らして「ああ、音があたたかい…」なんてやっている若い人がいるようだけど、おかしいでしょう、それは?
私もいつかは管球のオーディオで音楽を楽しみたいと思っていたけど…ま、いいか。Koさて、その「Stereo Sound」の別冊に「Beat Sound」という雑誌があった。
コレがとてもいい雑誌でしてね。
どういう風にいいのかと言うと、主役をオーディオと音楽の両方に据えて「いいオーディオ装置を用いて、いい音でいいロックを聴こう!」という趣旨なの。
0r4a0800 この雑誌には2006年に一度関わったことがあって、ある日、その時のことが縁になって編集部から連絡を頂戴した。
「大谷令文さんをご紹介してくださいませんか?」という依頼だった。9bs用件を伺って令文さんに伝えると、その仕事に大変ご興味を示してくださり、2009年3月某日、2人で六本木ヒルズの裏にあるStereo Sound社のスタジオにお邪魔した。Img_8846企画の内容は、ロックのライブ・アルバムを様々なスピーカーの名器で再生して、その臨場感を聴き比べるというものだった。
令文さんの相手を務めるパネラーはオーディオ評論家の細谷信二氏。
Img_8849アンプとCDプレイヤーは固定しておいて、次々にスピーカーを取り換えていき、その音質の違いを確認していく。
そして令文さんと細谷さんがその音質の違いについて語り合うという段取り。
視聴にはレコードを使用したような記憶があったんだけど、CDを使用したんだね。
この頃は今みたいに「レコード、レコード!」と騒いでいなかったからナァ。Img_8868事前に「令文さんが違いを聴いてみたいCDをご持参ください」という依頼があった。
すると、令文さんはお気に入りのライブ・アルバムのCDを10枚ぐらいご持参された。
Img_8871すべては記憶していないが、King Crimsonの『USA』とWishbone Ashの『Live Dates』が入っていたことはハッキリと覚えている。
Usリファレンスがどうあれ、こういう企画はオモシロイね。
とにかく、コワいぐらいスピーカーによって音が変わってしまうのだ。
あるスピーカーではボーカルズが一番前にいるのに、他のスピーカーから音を出すと、同じCDにもかかわらず今度はドラムのハイハットが一番手前に出て来たりしちゃう。
不思議だネェ。
ベースがもう少し欲しくなるモノもあれば、足の裏がムズ痒くなるくらい低音がリッチにしてしまうモノもある。
もちろんアンプの設定は一切イジらないでだ。Img_8866結果的に視聴したCDはほとんどが細谷さんのチョイスとなっていまった。
ところが両者のチョイスが一致したリファレンスが1枚あった。
Ld1それは令文さんが手にしているWishbone Ashの『Live Dates』。Ldこのうれしそうなお顔!
「ヘェ~、コレってこんなに音がヨカッタんだ~!」
元より「名録音」の誉れ高いライブ・アルバムの名作だけど、やはり良質なオーディオ・セットで聴くと尚更その良さが際立ったのだ。Ld2 ちなみにこのアルバムに収録されている「Warrior」、「Throw Down the Sword」、「Blowin' Free」の3曲はこのニューカッスルの「City Hall」で収録された。
Img_6844ELPの『展覧会の絵』もココでレコーディングされ、キース・エマーソンは備え付けのオルガンを使用したそうだ。
また、Roxy Musicの『Viva!』の一部もココ。
「Do the Strand」で、オリジナル・レコーディングでは「Chinese」と歌っているところをブライアン・フェリーが「Geordies!」と言い換えてお客さんが歓声をあげるのはそのため。
「Geordie(ジョーディ)」はニューカッスル出身者のアダ名。
そして、ニューカッスルはブライアン・フェリーの地元なのだ。
つまりブライアン・フェリーもジョーディなのだ。Img_6838 思い返してみると令文さんとこういう話をジックリしたことがなかったナァ。
令文さんは熱心なマーブロ読者でいらっしゃったので、私が何度も書いているこんなようなことはご存知であったろうが、こういう話題で直接おしゃべりをしておけばヨカッタ!…大後悔。Img_8867ギターの音もライブで聴いてみよう!ということで令文さんにギターを弾いて頂いた。
Img_8859使用したMarshallは当時新発売だった今の前の世代のMGシリーズからMG15FX。
初めて使うMarshallだったので、音質を確かめながら弾く令文さん。Img_8854途中から持参したiPodをMP3インプットにつないでバッキング・トラックに合わせて弾いてくださった。
曲はナンだったか忘れてしまったけど、令文さんはその音質と機能にビックリ!
この「ニンマリ」はそのニンマリ。Img_8858誌面用の写真撮影。
空模様が怪しくなって来て、カメラマンが「色が出なくなる!」と超大慌てでシャッターを切っていたのを覚えている。
そして「フ~ン、空が曇ると写真の色が出なくなるのか…」とこの時初めて知った私なのであった。Img_8842この対談は「音楽はライヴだ! Living Loving Live Sound ギタリスト大谷令文、JBLブルーバッフル・スピーカーを聴く──案内役:細谷信二」として編集され、2009年4月1日発売の『Beat Sound No.12』に掲載された。
また読みたいんだけど、どうしてもこの冊子をウチで見つけることができなかった。
よって、対談を横で見学していた記憶をたどってこの記事を書き上げた、
さほど大きな記憶違いはないと思う。
ハッキリ覚えているのは…この後令文さんと2人で食事に行った時のこと。
令文さんはこうおっしゃっていらした。
「ウッシー、あのサ……『好きなCDを持って来い』っていうから持って来たんだけどサ…結局ほとんどあのオッサンのチョイスだったよな~」
ハハハ、私も横で見ていてそう思いました~。
その細谷さんもこの対談の2年後の2011年に他界されていた。
今となってはとても貴重な企画となった。Bs_2 

200_2(一部敬称略)






2022年11月11日 (金)

【I REMEMBER 令文】また逢う日まで2009~板倉ジュン・ラスト・ライブ・イン・トーキョー

 
大谷令文さんの追悼特集。
今回の記事も昔のMarshall Blogには掲載されてはいたものの、今では見ることができなくなって一本の復刻。
 
「じゅんぺー」さんの愛称でおなじみの元MARINOのドラマー、板倉淳の「さよならライブ」のレポート。
開催は2009年3月9日、会場は高円寺SHOW BOAT。
「さよなら」といってもじゅんぺーさんが引退するワケでは全くなく、地元である大阪の箕面へお帰りになってしまうということで送別ライブというか、壮行ライブが企画されたというワケ。
じゅんぺーさんがご参加になっていたバンドのメンバーの皆さんが一堂に会してハデにじゅんぺーさんを送り出した。
まずはこの日の主役、板倉淳さんからご挨拶。
コラ~!誰だ!? マイクスタンドを高くしたのはッ?10v_2そして、この会の発起人であるMARINO時代の盟友、大谷令文さんからもひとことご挨拶。
「本日は板倉淳のためにかくもたくさんのお客様にお越し頂きまして誠にありがとうございます」
まるで保護者!20_2令文さんの後ろに見えているMarshall群。
じゅんぺーさんが携わって来た音楽がいかにMarshall寄りであるかということが一目瞭然でわかるというものだ。30令文さんの1959をはじめ、JCM900 4100が2台とJVM410H。
JVMは2007年の発売なんだけど、ずいぶん昔からあるような感じがするな~。
スピーカー・キャビネットも1960Bが2台。
この辺りにもこの日出演したギタリストたちのこだわりが見える。
40_2まずはITAKRAAZ(イタクラーズ)がステージに上がる。
ギターは三宅庸介。50v_2ベースは山本征史。60vそしてドラムスはもちろんじゅんぺーさん。
90v_2三宅さんはTerra Rosa時代のじゅんぺーさんの同僚。
この場で演奏したのは三宅さんのオリジナル曲だった。
80v実はこの時は三宅さんのことを存じ上げなかった。
前回も書いたけど、「ジャパメタ・ムーブメント」の外にいたのでTerra Rosaも知らなかったのです。
結果、三宅さんの音楽を耳にしたのもこの時が生まれて初めてのことだった。
正直、「ウワッ!ナンじゃコリャ?」と思ったね。100vま~、耳をつんざくような爆音でビックリしたネェ。
でも音楽としてはゼンゼンOK!
おっかなビックリでジックリと拝見させて頂いた。
コレが今のStrange,Beautiful and Loudにつながり、三宅さんにも仲良くして頂くキッカケとなった。
じゅんぺーさんのおかげなのだ。110続いてステージに上がったのは藤岡幹大率いるNIGHT BUZZ。
メンバーはボーカルズに藤井重樹さん、ベースが森川肇さん。120_2そしてドラムスはじゅんぺーさん。70vこの日もトリッキーなギター・プレイが冴えわたっていた。
幹大ちゃんとは『Marshallロードショウ』というクリニックを何度もやった。
2人で新潟や大阪に行ったこともあったし、ショッピング・センターの楽器店の店頭でやったこともあった。
その時はお客さんがショッピング・モールを行き交う人たちだったので、お客さんがゼロだったわ!
140「BRJ」という名義で日下部正則も出演した。
「BRJ」の「B」はBurnyの「B」。
「R」はベースの高橋竜さんの「R」。 150v「J」は当然じゅんぺーさんの「J」。220vこの時のBurnyは歌も披露する活躍ぶり!160_2もちろん、あのエモーショナルな王道ロック・ギター・プレイもタップリでBurnyの魅力を爆破させた。170v_2令文さんさんは竜さんと組んだデュオ「竜文」でアコースティック・セットを披露。
「おやすみ」を歌ったような記憶がある。180v_2杉征夫さんと市村知子さんのTHE LOWGUNSがステージに上がり、いよいよ令文さんのご登場。
190v_2令文さんはこの時もご自分のMarshallを持ち込んだ。200_2令文さんの1959とコーラス・エコー。
210令文さんのチームからジャムセッションにかけては、高橋"ロジャー"和久、出原卓、深沢アキ、関カツミ、山本征史らが合流。
じゅんぺーさんに心のこもったパフォーマンスを贈った。230v仲間の温かい気持ちに呼応するようなドラミングを披露して東京をベースにした活動の幕引きを惜しむじゅんぺーさん。Img_8067 ソロ・アルバム『RAVEN EYES II』やMARINOのレパートリーを激奏。
Img_8047この日もまさに鬼気迫るギター・プレイだった。240vセッションではじゅんぺーさんもギターで大暴れ!
V、ちっちゃ~!250vギターだけでなく歌も披露!
メチャクチャ盛り上がったナァ~。
そういえば、この日はカホンもプレイされていた。
270v最初から最後まで八面六臂の大活躍を見せてくれたじゅんぺーさん。Img_006424時間を超す長丁場を終え、最後は出演者がステージに全員勢ぞろい。
280そして、ご挨拶。
やっぱり令文さんがじゅんぺーさんの保護者みたいになってる?
それにしても、このじゅんぺーさんの人気が凄まじい!
出演者がMCでじゅんぺーさんの思い出を語る時、その内容のすべてが強力に面白かった。
じゅんぺーさんの人柄だけが成せるワザなのであろう。
だから長時間見ていてもまったく飽きなかった。
とにかく爆笑に次ぐ爆笑…そして大熱演だった!290【I REMEMBER 令文】はまだまだ続きます。 

200 (一部敬称略 2009年3月9日 高円寺SHOW BOATにて撮影)

2022年11月10日 (木)

【I REMEMBER 令文】JAPAN HEAVY METAL FANTASY 関西なぐり込みギグ 2008

 
大谷令文さんの追悼特集は続く。
今回からは前のMarshall Blogに掲載されていたが、現在では閲覧できなくなっている令文さん関連の記事を復刻する。
今回は2008年3月1日に中野サンプラザホールで開催された『JAPAN HEAVY METAL FANTASY 関西なぐり込みギグ 2008』の思い出。
以前、2回に分けて掲載した記事を1本にまとめてお送りする。
 
高校生の時、つまり1970年代の後半、「どうして日本のロックは関西方面の方が盛んなんだろう?」と思ったものだった。
今でもMarshallを通じてお付き合いさせて頂いているミュージシャンのウチ、関西以西ご出身の方の比率がすこぶる高い。
コレはなんでなのかネェ。
「ケンミンSHOW」じゃないけど、やっぱり東西の文化の違いなんだろうな。
歌詞なんかを読むと、物事に対する感じ方の違いみたいなモノが確かにあって、関西の人が持つ感覚の方がロックに適しているように思える。
関西の方がロマンチックで熱い、というかクサイというか…。
反対に東の方はクールでスマート、というかツマらないというか…。
歴史的に見ると関西の方が圧倒的にブルース臭の強いバンドが多いことも注目すべきであろう。
今は交通網が発達したり情報交換が容易になったことでロックの地域性が失われている…ということはいつも書いている通り。
ま、そんな音楽的、地域的な背景からか80年代に起こったヘヴィメタル・ブームメントでも関西勢のバンドが気炎を吐いていたんだろうね。
…と、他人事のように書いているのは、いつも言っているように1981年ぐらいから私はロックから遠ざかってしまったので、そうしたムーブメントを直に体験していないのです。
「知らないこと」は「知らない」とハッキリ言います。
 
そこで、今更ながらこのコンサートのことを調べてみると、「関西3大メタルバンド」と称されていたEARTHSHAKER、44MAGNUM、MARINOの3バンドが、1982年10月24日に新宿ロフトで『関西ヘヴィ・メタル東京なぐり込みギグ Vol.1』と銘打ったライブを開催した…とある。
今でいう「スリーマン」ってヤツか…当時はそんなみっともない英語はなかった。
英語で正しく言うのであれば「トリプル・ヘッドライナー」だ。
「なぐり込み」なんていう言葉を使ったところを見ると、この頃はまだやっぱり東西のロック・シーンの間に大きな隔たりがあったように感じるね。
それより前の1980年と81年、私も三文役者に入れてもらって反対に大阪、京都、名古屋を回ったけど、ゼンゼン「なぐり込み」ではなかったもん。
やっぱり東京以外の人から見ると「東京」ってのは特別な場所なんだろうね。
で、そのロフトへの「なぐり込み」から26年経って、中野サンプラザで再演したのがこのコンサートだった。
 
リハーサルの時のようす。
この頃はまだMarshall Blogを始める前で、写真にも興味がない時分だったので、画像のクォリティの低さはご辛抱願いたい。
令文さん、MarshallのTシャツをお召しになって、即座に爆音!
90v_1 その爆音を発しているのは上段のメインの1959と1960BX。
システムはいたってシンプル。
ま、見た目もシンプルだけど。
ギターと1959の間に歪み系エフェクターとテープエコーを通しているだけ。
アンプとスピーカー・キャビネットの間にはアッテネーターをつないでいる…と言ってもアッテネイトしているのは10段階のウチの2段階程度。
キャビネットのスピーカー・ユニットは何回か交換していたそうだ。
ちなみにこの時の令文さんのエフェクター・ケースにはオリジナルのMarshall Guv'norをはじめ、歪み系のペダルが4ケ入っていた。
20vリアはこんな感じ。
上段のメインの方のリア・パネルにはポラリティ・スイッチが付けられている。
また、インピーダンス・セレクターもオリジナルのピン式からロータリー式に改造されている。
こっちの方が安全。
下のサブで使用している1959は型番が削られていた。
元々は1970年製の1992 SUPER BASSだった。
もちろんギター用に改造してある。
30v
令文さんのリグのトレードマークのひとつだったスライダック。
今、この写真では110V付近まで上げられているが、令文さんは歪みやクリーンによって微妙な電圧の違いを使い分けていた。
コレは令文さんのようにMarshallを知り尽くした人だからできるテクニックであって、良い子も悪い子も絶対にマネしてはいけません。40 この日会場にお邪魔してすぐに気が付いたのは、ステージにMarshallが並んでいなかったこと。
『HEAVY METAL FANTASY』にしてはチョット寂しいな…と思っていたら、「おい、Marshallはどうしたんだ?!」という声が聞えて来た。
どうも手配がされていなかったようで、その声を聞いて私の方からから協力を申し出た。
その場でMarshallを保管している倉庫へ連絡し、車を仕立てて中野まで運んでもらったのだ。1959left_2大急ぎで積み上げたものの開場時間には間に合わず、お客さんが見ている前での設営作業になったが、そんな場面など滅多に見ることはできないだろうから、それをご覧になったお客さんにはかなりレアな機会となった。60_1もちろん開演前には無事セット完了。
MODE FOURキャビが並んでいるところに時代を感じるね。
80コレで『鋼鉄の幻想』のステージにふさわしいルックスとなった!70冒頭に書いたように、この時はMarshall Blogを始める約2か月前のことだったので「コンサート本番の写真を撮影する」なんてことは全く考えていなかった。
よってライブの写真はなし。
この日、トップで登場したMARIONOは全9曲を演奏し、会場を大いに沸かせた。
令文さん、この真空管のイラストが入ったTシャツがお気に入りでずいぶん長い間お召しになられていたっけナァ。10vこの年の末には5,000セット限定で各バンドのパフォーマンスをDVDとCDに収録した6枚組ボックスセットが発売された。
現在手に入るのかどうかは存じ上げないが、こうしてこのコンサートがキチンと記録されているのはとても喜ばしいことである。
ウチではこの時に頂いたセットリストの紙を添えて大切に保管している。0r4a0101

200(2008年3月1日 中野サンプラザホールにて撮影)
 

2022年11月 9日 (水)

【I REMEMBER 令文】Marshall Mania

  
大谷令文さんの追悼特集はまだまだ続く。
ウチの「大谷さん」は「翔平」ではなく、徹頭徹尾「令文」だから!
今回からは今のMarshall Blogでは見れなくなっていた記事を加筆訂正して、かつ新たに現像した写真を交えて紹介していく。
今日は私の手元に残っている一番古い令文さん関連の記録。
2006年に開催された『Marshall Mania』というイベントのレポート…と言っても、この記事は今のMarshall Blogにも復刻掲載していたことがあるので見覚えのある読者も少なくないと思う。
局面によって内容を書き換えていたのではジャーナリズムとして成り立たないことはわかっているけど、令文さんの追悼に主眼を置くとどうしてもリライトせざるを得ず、大幅に内容を書き換えて再々掲載させて頂くことにした。
つまり書下ろし!
 
それでは早速はじめましょう。 
『Marshall Mania』が開催されたのは2006年4月16日のこと。
「昨日のことのよう」と言いたいところだが、ずいぶん昔の話だナァ。
会場は名古屋伏見の老舗ライブハウス『Heartland Studio』。
『Marshall Mania』は中京地区のMarshallファンの皆さんが自慢のMarshallを持ち寄って展示するという企画。
そして、ゲストの令文さんのギター・クリニック、さらに夜の部ではMarshallゆかりのミュージシャンが集ってのスペシャル・ライブ…というMarshallゾッキのイベントだった。
Marshall Blogが始まる2年前のことで、私は「Marshallの輸入代理店の担当者」としてVBA等、夜のスペシャル・ライブで使用する機材のサポートをする格好で参加させて頂いた。
この日、イベントが終了したのがかなり遅い時間で、お客さんが全員お帰りになった後に機材を地下の会場から人力で地上まで運び出すのがメチャクチャ大変だった。
また、よりにもよって、8x10"のベース・キャビネット「VBC810」を持って行っていたんだよね。
営業所の若者と2人で大騒ぎしながら何とか階段で運び上げた。
その後、松屋かなんかに食事に行った時は午前1時を過ぎていた。
16年前…私もまだ若かったんだネェ。
今じゃとてもそんなことできないわ。
 
さて…。
昼の開場と同時にお客さんがポツポツ集まりだした。
所狭しとズラリと並んだ新旧のMarshall。
右を見ても左を見てもぜ~んぶMarshall!
101959は当然のこと、JCM800 2203、JCM900 2100SL-Xや4100、JCM2000 TSL60、6100と様々なモデルが並んだ。
この当時はまだJVMが出る前だった。
よってフラッグシップ・モデルはまだJCM2000のTSLシリーズ。
この半年後ぐらいにVintage ModernとJVMシリーズが発表になったのです。
壁に貼ってあるジミヘンのポスターもなつかしいね。201974X、2061X等のハンドワイアード・シリーズに加えてJTM45 Offset(右端)まで並んでいた。
JTM45 Offsetは思い出のある商品でしてね~。
真相は恥ずかしくてとてもココに書くことはできないが、土壇場でアメリカに頼んで50セット分けてもらったんだよね。
コレは本当に素晴らしいアンプだった。
お金のことなら何とでもなる!…と、職権を濫用してマジで1台買おうかと思ったが、家に置くスペースがないので泣く泣く諦めた。
Marshallもコレを復刻するのが大変だったそうで、「もう二度とやらない」と以前言っていた。
買ったお客さんは「ラッキー中のラッキー」と言えよう。
30「White Special」も並んでいる。
白い1959、白い1960、そしてPower Brake PB-100まで白で揃えたラインナップはMarshallの35周年を記念するモデルだった。
40
ココは1959族がズラリ。
一番右は1994年に世界限定で200セットを生産し、発表とほぼ同時に完売した「Barney(バーニー)」とアダ名されたモデル。
紫色のカバリングをまとい、Bキャビが背高の1959のフル・スタックだ。
別名「The Hendrix Stack」。60「Barney」というのはアメリカの子供向けテレビ番組に出て来る紫色のティラノサウルスのこと。
当該のスタックはこのキャラクターと同様、紫色でサイズが大きいということから海外で「Barney」と呼ばれた。
コレは多分アメリカだけの話だと思う。
イギリスのMarshallが「バーニー」と言う時にはバーニー・マースデンだし、日本で「バーニー」と言えば日下部正則さんと相場がキマっとるからね。
 
9bd_2

目の玉が飛びだすようなウルトラ・レアなアイテムが並んだワケではないが、オーナーの皆さんが自分のMarshallに愛情を注いでいることが伝わって来るうれしい展示だ。
しかし、これはさぞかし設営/撤収が大変だったことだろう。
今更ながらに主催者に感謝を申し上げたい。
50Marshallを手に入れること、Marshallをステージにセットすること、Marshallを弾くこと…すべてが「ロック」ですからね。
その「ロック」に直結しているのがこの光景は圧巻だった。70楽屋に行くと、出番を控えた令文さんがウォーミングアップをしていた。
しばらくすると令文さんのギター・クリニックが始まるのだ。
追悼記事『私の令文さん』の中で触れた通り、この時に初めて令文さんと面と向かってお話をした。
もちろん私から声をおかけして、「〇〇の時の私です」と過去の接触事例を引き合いに出して自己紹介すると、とても気さくに対応してくれて、早速Marshallの話をしたのであった。
 
ほどなくして令文さんのギター・クリニックがスタート。
この内容がまたスゴかった。
こう言っちゃナンだが、「ギター・クリニック」とは名ばかりで、バッキング・トラックもナニもなしに令文さんがコアなロックの曲を好き放題に弾きまくるというスタイル。
グワ―ン!と弾いて「フリートウッド・マック…ピーター・グリーン…知ってる?」とやるだけ。
こんなの令文さんだからできるし、許される。
他にロビン・トロワ―の曲なんかを持ち出して「コレ知ってる?知ってんの?知らないだろうな~」なんてお客さんに向かってやってる。
そのようすが滅法オモシロかった。
80その代わりサウンドは抜群だった。
だって、この後のライブのためにご自分のMarshallを持ち込んでいたんだもん。
もちろんスライダック&コーラスエコー付きのフル装備。
ナンのことはない、令文さんが一番の「Marshall Mania」だったんだよ。Rimg0186 途中で加わったのがGEORGIE PIEの原マサシ。
当時マサシさんはロンドンのテムズ川南岸のパットニーというところにお住いで、この時がご縁となって翌年私が渡英した時にMarshallの工場にご案内した。Rimg0192_2 マサシさんもご自分のMarshallを持ち込まれていた。
フル・フェイスの1962。
その後ろに見えているのがVBC810。Rimg0185 マサシさんは「本当はトロロのブルースブレイカーが好きなんです」とおっしゃっていたナァ。
「トロロ」というのは下の写真のフレットクロスのこと。
「とろろ昆布」のトロロね。
トトロじゃないよ。Img_0905 そして、令文さんが「それじゃ、アイルランドの民謡でも一発やりますかな…」と言って2人で弾き出したのがThin Lizzyの「Black Rose」のあの真ん中のギター・アンサンブルのパート。
ココもバッキング・トラック全くなしのア・カペラ。
生身の人間が目の前であのパートを完璧に弾くのを見てビックラこいたわ!
だって、スコット・ゴーハムが「こんなもんできるかい!」と投げ出してしまったもんだから、あのパートはゲイリー・ムーアがひとりでレコーディングしたっていうんでしょ?
もう、音は十二分にスゴイいし…というか、鳴っている音がギターだけなのでそれはそれはスゴイことになった。
一生忘れることができないパフォーマンスだったな。
そして、この2人にはもう一生会うことができない。Rimg0202 この時から数年経って…。
Fairport Conventionは私のガラではないんだけど、勉強のために名盤と呼ばれているアルバムを大かた揃えて(ガマンして)聴いていたらビックリ!
『Liege & Lief』に収録されている「Medley: The Lark in the Morning」という曲に「Black Rose」のあのパートの最後の方のメロディがそのまま出て来るじゃないの!
きっとアイリッシュ・ミュージックを好んで聴く人には基本中の基本なんだろうけど、私は全く興味がなかったのでコレを見つけて結構感激した。
そして、さっそく令文さんに報告した。
令文さんもおおよそFairport Conventionは守備範囲でなかったらしく、私の報告を聴いて驚き、「ええ!聴きたい!」とおっしゃていた。
当時はYouTubeもSpotifyもなかったので、確か音源をCDに焼いてお渡ししたように記憶している。Ll そして、夜。
マーシャル弾きが集まって熱気あふれるライブ・パフォーマンスが繰り広げられた。
もう会場はこれ以上はひとりとして入れないような満員状態!90出演は令文さんの他に、トーベンさん、The Sons、Shigeo Rollover、マサシさん、メリケン・バンドのコヤマタケシさん等々の豪華メンバー。
Rimg0227コレだけのメンバーだからして当然最後は大セッション大会になるわな。
まぁ~みんな弾くわ弾くわ!
もう完全にコントロール不能になってしまい、まさしく阿鼻叫喚のギター地獄!
誰かが「Child in Time」に出て来る「♪A、C、E、Eb~」のフレーズを弾き始めたらセッション内で流行っちゃって、トーベンさんまでベースでそのフレーズを弾き出す始末。
楽しかったナァ~。
ところが、いっくら弾いても終わる気配を見せず、そのウチ終電に乗り遅れそうな人も出て来てしまい、会場のお客さんが少しずつ減り出して来た。
まさにジミ・ヘンドリックスが登場した時の月曜日の朝のウッドストック状態!
ま~、冗談抜きにゲップが出るほどギター聴かせてもらいました。Rimg0249セッション・リーダー的な存在だった令文さんも思う存分弾きまくっていた。Rimg0250しかし、人間ってナンだってこんなにギターを弾くかネェ?
答えはカンタン!…そこにMarshallがあるから。
Rimg0257とにかく素晴らしいイベントだった。170このイベントは翌年、『HeartLand 30th Anniversary HTV MARCYのロック道場 Presents Marshall Mania2 in NAGOYA』と銘打って再演され、令文さんも出演されたが私はお邪魔しなかった。Mm2

200_2(一部敬称略 イベントの写真は2006年4月15日、名古屋HeartLand Studioにて撮影)

2022年11月 8日 (火)

【I REMEMBER 令文】私の令文さん <後編>

 
令文さんが弾くギターの大きな魅力のひとつと言えば、Marshallとタッグを組んで出すその日本人離れした豪放な音色だろう。
Marshallがなければこの世に現れることがなかったであろう海外の音楽を十二分に吸収し、1959を自在に操る令文さんのようなギタリストは今後もう出て来ることはないだろう。
もし出て来たとしても、悲しいことにそんなギターのサウンドが活躍する場所がない。
三宅さんとそんな話をしていると言われることがある。
「シゲさんは令文さんのギター音の本当のスゴさを知らない」
三宅さんは高校生の時にライブハウスで令文さんの演奏を目の前で体験してギタリストになることを決心した人である。
一方、これまでも時折Marshall Blogで触れている通り、私は80年代に入ってしばらくした時点でロックから遠ざかってしまったので、いわゆる「ジャパメタのムーブメント」すら知らなかった。
当然MARINOすら存じ上げないワケで、その時分の令文さんのギター・プレイなどまったく体験していないワケだ。
フランク・マリノなら後楽園ホールで観たけどね。
そこで、今でも三宅さんからその当時の日本のロック界について色々と教わっている。
その中のひとつが令文さんの1984年のソロ・アルバム『Raven Eyes』。
スゴイよね~、その時代にロンドンに渡ってジェフ・ベック人脈のミュージシャンと組んでアルバムを作り上げたんだから。
Re今回もそんな話を三宅さんとしていたら、そのパーソネルを伝えるべく、アルバムの裏ジャケを送ってくれた。

Re1_2_2 フムフム…マックス・ミドルトン、クライブ・チャーマン、リチャード・ベイリー、マギー・ベルにスノウィー・ホワイト…なるほど、なるほど。
「Special Thanks」のクレジットに目をやると、「Manchester Sq. & Paddington Fire Brigade(マンチェスター・スクエアとパディントン・ファイア・ブリゲード)」とある。
んんん?
コレは令文さんご本人からの「スペシャル・サンクス」なのかな?
だとしたら、どうしてマンチェスター・スクエアに感謝しているんだろう?

Re2_2 コレがそのマンチェスター・スクエア。
隣りにはLittle Featの『Sailin' Shoes』のジャケットになった元の絵を展示している「ウォレス・コレクション」という国立博物館がある。
Img_0295下の写真では右がマンチェスター・スクエア。
そして、左の茶色い建物は以前EMIの本社だったビルで、ビートルズの赤盤と青盤のジャケット写真を撮影したところ。
この辺りでロックに関するポイントといえばそれぐらいのモノだろう。
どうしてスペシャル・サンクスされたのだろうか?Img_7568一方、こっちはパディントン駅。
ある熊がカバンひとつでアルゼンチンからやって来て、ココで保護されたのでその熊が「パディントン」と名付けられたという話なら知っている。
しかし、令文さんがスペシャル・サンクスでクレジットしたのは「Paddington Fire Brigade」、つまり「パディントン消防隊」だ。
一体、どうしてなのか謎が深まるばかり。
こんな時は本人に訊いてみるのが一番!…と思っても、もうそれができないんだった!
こういう時に猛烈に寂しくなるんだよね。Img_9214_2 私は『RAVEN EYES』はそうして後追いとなったが、その続編の『RAVEN EYES II』はリアルタイムで聴かせて頂いた。
このCDRは<前編>で触れた名古屋の『Marshall Mania』の時にご本人から頂いたモノだろう。
「Razor Boogie」という曲が好きだった。
令文さんは「最近はブギとかシャッフルといった『3』のリズムのロックが少なくなった」と嘆いていらっしゃったので、まさにそんな状況に対する「喝!」だったのではなかろうか?0r4a0145令文さんはプログレッシブ・ロックにも造詣が深かった。
私も大好きで、イタリアン・プログレの「Formula 3」かなんかの話で意気投合したのを覚えている。チッタ川崎のコンサートに2人で出かけたりしたな。
でも、チッタさんが招聘するイタリアン・プログレのコンサートに行ったことはなく、1回はアンディ・パウエルの方のWishbone Ashだった。
帰り道、焼肉屋に寄ってドップリとロックの話をした。
2010_8_20_hackett2人でチッタに出かけた機会がもう一度あったのだが、何のコンサートだったのかどうしても思い出せない。
Colsseumだったかナァ?
スティーヴ・ハケットだったような気がする。
令文さんとはGenesisの話もよくしたナ。
『The Lamb Lies Down on Broadway』が話の中によく登場した。
2010_9コンサートといえば、2008年のウリ・ジョン・ロートの中野サンプラザ。
この時はすごかった。
客席に令文さん、中間さん、三宅さん、ノンちゃん、ルークさん、Syuちゃん、マーティ…多分他にいらっしゃっていたのだろうが、「それ系」のギタリストがゾロリと揃った光景はまさに壮観だった。
Uliそのノンちゃんも「大谷一門会」の門下生だ。
私も「一門会に入りたい!」と三宅さんに願い出たことがあったんだけどね。
「メキシコ製以上の黒いフェンダー・ストラトキャスター」を持っていないと入れない…と、言われて諦めた。102 冒頭に書いた通り、三宅さんは高校生の時に令文さんの生のプレイを目前で体験して人生を決めてしまった人だ。
「大谷一門会」の会則を定めるぐらいの権限はあってもよかろう。
その三宅さんはMarshall Blogのインタビューでこうおっしゃっている。

三宅庸介(以下「Y」):「ストラト」っていうと、高校2年ぐらい?…そこそこギターが弾けるようになった時に見たんですよ…令文さんを京都で。
先輩が録音してきたテープなんかでそれより以前にも令文さんのギターを聴いてはいたんです。
Shige(=筆者、以下「S」):初めはテープだったんですね?いかがでした?
Y:「これは外国人だ!」って思いましたね。
こんなギターを弾く人がいることに驚きました。
「こりゃ観に行かないといけない!」って京都の「磔磔」に行ったんです。
最前列でね…もう令文さんの足が目の前にある。
当然真ん前はMarshallですよ。もうギターの音しか聴こえない!
S:ウワ~、それはスゴそうだ!
Y:はい。
それもボクが聴いてきた大好きなブリティッシュ・ロックのスゴいギタリスト達が出している音と同じだったんです。
令文さんが23~24歳の頃なのかな?
日本人でコレができる人がいるんだったら、自分も本気でやってみようかな?って思いました。
それぐらい令文さんにはインパクトを受けましたね。
ホント、あの時の令文さんを見ていなかったらギタリストにはならなかったかも知れない。
S:へェ~、MARINOの頃ですか?
Y:イエ、MARINOでのデビューの直前ですかね。00c_2一方、コチラも熱烈な令文さんの信奉者であるノンちゃんは、2008年に『From the Womb to the Tomb』というソロ・アルバムを発表した。
その中で1曲令文さんが客演した。
アルバムのリリースの際、昔のMarshall Blogでインタビューをしていて、ノンちゃんがその門下生ぶりを語っている個所を思い出したので、抜粋の上、加筆訂正してココに再掲する。Wtt2Shige(以下「S」=筆者):レコーディングでは令文さんはストラトをお使いになったんですか?
島紀史(以下「N」):はい。MARINOの時の黒いヤツ…ボクからお願いしたんです。
はじめレスポールで弾こうとされていたんですが、「師匠!ここは私が子供の頃に憧れた『ストラトキャスターの魔術師の令文さん』で弾いていただきたい!って。
すると「ほんならアレ持ってきて」と、一緒に来ていたローディに伝えて車から別のギターを持って来させてくれたんです。
もんのすごいボロボロのハードケースから例の「黒」が出てきましてね。
S:それはさぞかしうれしかったことでしょう。
令文さんはご自分のマーシャルでした?
N:ええ、メインのプレキシの1959で、ファズボックスだけを通して弾いてくれました。
S:令文さんはアイドルだった?
N:もちろん!あのアーミングに惚れましたよ。
もうレコーディングの時には単なるファンになってしまいましたね。
(中略)
S:使用ギターのリクエストはしたにしても、「こういう風に弾いてください」みたいなお願いはしたんですか?
N:一切しませんでした。
私が先に録音したんですけど、「ライブでこういうギタリスト(令文さんのこと)と一緒にやったらどうなるか…」というイメージで自由に弾いてください!という感じですね。
お願いは「ストラトキャスターの魔術師になって頂く」ということだけでした。

Wt下は2009年12月20日のCONCERTO MOONのライブの終演後に撮影した写真。
左から、令文さん、三宅さん、ノンちゃん、ジーノ・ロート、BLINDMANの中村達也さん。
みんなで観に来てくれた。
会場は新横浜の現在の「NEW SIDE BEACH」…まだ「SUNPHONIX HALL」という名前の頃だ。
2019_12_20その帰りに食事をしたのもとてもいい思い出だ。
私だけ帰る方向が別で終電に間に合ったのはいいが、どうしてもトイレに行きたくなってしまい、ギリギリまでガマンして泣く泣く途中下車し、残りの家路にはタクシーを利用せざるを得なかった。
もう少し早く店を出ればヨカッタのに…令文さんたちとの会食がよっぽど楽しかったのであろう。
(※写真提供:三宅庸介氏)
3g令文さんはロック以外にもありとあらゆる音楽をお聴きになっているようで、「マヌーシュ」に強いご興味をお持ちのようだった。
「マヌーシュ」というのはジャンゴみたいなジプシーの音楽ね。
私がジャズが好きだということから時々ジャズの話もたくさんしたな。
その中にベルギーのギタリスト、「フィリップ・キャサリン」の名前が出て来てサスガと思ったことがあった。
よっぽどのFocusファンでない限り、普通のロック・ギタリストは「フィリップ・キャサリン(Philip Catherine)」なんて知らないだろうからね。
昔は「フィリップ・カテリーン」と表記されていたベルギーのギタリストで、チャールズ・ミンガスをして「ヤング・ジャンゴ」と呼ばせしめた人。
実際、ジャンゴの相棒のステファン・グラッペリと活動を共にしていていたことがあって、良質なジャンゴ・ミュージックのアルバムを何枚か残している。
私は大学生の時にデクスター・ゴードンの『Something Different』というアルバムを聴いてからの大ファンで、レコードやCDをずいぶん買い漁っていた。
令文さんはやはりFocusの『Con Proby』というアルバムでキャサリンをご存知になったようだった。
誰も喜ばないであろうこのアルバムのことを口にしたのは、後にも先にも令文さんと三宅さんぐらいだったナァ。
令文さんは本当に音楽をよく知ってらした。
もちろん、裏話の類もお得意で、令文さんとのロック話はいつもとてもいい勉強になったし、色々なバンドをおススメを頂いた。
その中にJourneyがあった。
元より80年代のロックを全く聴いていない私は「商業ロック」の権化と思い込んでいるJourneyが大のニガテ。
そのことを令文さんに告白すると「アレ?…初めの2枚はプログレっぽくてスゴくいいから、ウッシーも絶対に気に入るよ!」と言われてすぐに買って聴いた…残念ながら全く受け付けなかった。
Journeyだけは令文さんと合わなかったナァ(Journeyに関しては三宅さんとの関係もうまく行っていない)。
9fcon_2令文さんは音楽以外のことも詳しかった。
映画に関してドップリと話をした記憶はないが、やはり『モンティ・パイソン』の話をしたナ。
ある時、ジョン・クリースの話になったことがあって、『Fawlty Towers』という1970年代にBBCで放映されていたコメディ・ドラマをススメてくださった。
もちろんそういう時の令文さんは、ニッコリとほほ笑んで少しだけ肩をすぼめ、右手の人差し指と親指で輪を作って「グー!」という仕草をされる。
私はその『Falty Towers』のことを知らなくて、予てよりMarshallの連中に「観ろ、観ろ」とススメられていた。
それを令文さんがご存知だったので、迷わずすぐにDVDのボックスセットを買った。
そして「オモシロかった」と令文さんに感想を伝えると、うれしそうにニッコリ笑って「オモシロかったでしょ?」と例の「グー・ポーズ」を取ってくれた。
下の後列真ん中のヒゲのオジさんがジョン・クリース。Ft_2 そういえば、令文さんは私が撮る写真もお気に召して頂いていたようで、コレは人づてに聞いた話だが、「ウッシーが撮るギタリストの写真はすごくいいね…でも、ギタリスト以外の写真はわからんな」とおっしゃってくださったそうである。
大きなお世話である…ウソウソ、この話を聞いてとてもうれしかった。
私がやっているのはMarshallのブログなのだから、最高のギタリストに自分が撮ったギタリストの写真をホメられるなんて、こんな栄誉はない!
私が撮った膨大な数の令文さんの写真のコレクションは私の宝物である。
しかし今、もっとオフ・ステージの姿を撮っておけばヨカッタナァ…と少しばかり後悔している。
そもそも令文さんと撮った自分の写真すらありゃしない!Img_0115 令文さんとの思い出に関しては、まだまだ忘れていることがきっとたくさんあるだろう。
子供の成長なんかが良い例なんだけど、結局、「覚えていること」って「写真やビデオになっていること」が多いんだよね。
Marshall Blogで令文さんの記録が残っているのは2006年からで、今日までたった16年程度の期間ではあったが、長く、密度の濃い不世出のギタリストのキャリアの一部を切り取って、出来る限りたくさんの記録をMarshall Blogに残すことができたのは有意義なことであると思う。
それでは<前編>に引き続き、今回も現在のMarshall Blogで閲覧できる大谷令文さんの記事を紹介していくことにする。
 

NEW AGE REVOLUTION <前編>~EROS→の巻
[2014年10月19日 横浜7th Avenue]
高橋ヨシロウさん率いるトリオ、「EROS→」のライブ・レポート。
コレは並々ならぬ緊張感と迫力に満ちたステージだった。
令文さんの「ACTION/100000VOLT」のフリがとても印象に残った。
「来るぞ、来るぞ」とサスケのような気持ちで、その瞬間を逃さないように集中したことを覚えている。
 
記事はコチラ⇒Marshall Blog

100 

BATTLE OF FORCE 2014 <後編> MARINO&MEDUSA
[2014年11月2日  目黒鹿鳴館]
立錐の余地が全くないほどの満員だった。
身動きを取るスペースが全くなかったので、ホールの中ほどの下手の壁際に脚立を置いて、そこから動くことなくすべてのステージを撮り切った。
8年前か…まだ私も若かったってか?今はもうそんなことできないかも知れない。
人生で2回目のMARINO。
この日は色々あったけど、何しろ汗まみれの凄まじいステージだった。
  
記事はコチラ⇒Marshall Blog

235

 
EROS→TEAM ACTION 【ACTION! DEBUT 30th ANNIVERSARY】<後編>
[2014年12月21日 目黒鹿鳴館]
ACTIONのデビュー30周年を記念するライブ。 
2部構成で第1部のギターは原田喧太さん、2部が令文さんだった。
そして、後半では喧ちゃんが合流。
会場は鹿鳴館だったが、特殊効果が入ってすごくオモシロかった。
「筋金入りのロックの権化」のようなモノを見た気がした。
 
記事はコチラ⇒Marshall Blog

210 
ROCK 'N' ROLL RESEARCH (マーシャル編)~<後編>THE KEY PROJECT & Tohben/Raven/Roger
[2015年1月10日 吉祥寺ROCK JOINT GB]
名古屋の「メリケンバンド」のジョーペリー小山さんの企画。
まず「ROCK 'N' ROLL RESEARCH」というタイトルがスゴかった。
出演者も強力でいかにも「マーシャル編」という名にふさわしいショウとなった。
 
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290_5 

GENKI SESSION 2015
[2015年8月22日 東京キネマ倶楽部]
前年に引き続いてのGENKI SESSION。
令文さんはご自身のMarshallフルセットを持ち込んで凄まじいプレイを披露してくれた。
曲良し、音良しの極上のロック・ショウ。

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60_2
【後日譚】 『アンプ大名鑑 [Marshall編]』のこと~あらためましてのありがとう!~
[2015年12月15日掲載]
私が監修したMarshallの本をイの一番でご購入頂いた。
も~、この仕事は苦労の連続でしてね、毎日夜中まで英文とニラメっこをした労作だったので、令文さんにお買い上げ頂いてとてもうれしかった。
その後、令文さんとこの本について話した記憶がないんだけど、令文さん読んだのかな?
 
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O_10 
POWER AND THE GLORY Vol.20 <前編>~MAD ROSE MIX & Moth in Lilac
[2015年9月27日 目黒鹿鳴館にて撮影]
今度は「MAD ROSE MIX」というバンド名義でのヨシロウさんとのステージ。
ヨシロウさんのデビュー35周年を記念して結成したチームで、当日の令文さんはJCM2000 DSL100をお使いになっていたが、恐らくこの時もあのスマイルで「ツマミが多い」とおっしゃっていたに違いなし。

 
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160 
ROCK 'N' ROLL RESEARCH (マーシャル編) vol.2~<後編>湯川トーベン、大谷令文&ロジャー高橋 and THE KEY PROJECT
[2016年1月9日 吉祥寺ROCk JOINT GB]
1年の間を空けて開催された「ROCK 'N' ROLL RESEARCH」第2回目。
このトリオも最高だった。
ところで、このイベントは「マーシャル編」以外のリサーチはしたのかしらん?
 
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150 
1000のMarshall Blog! <Day3>
[2016年10月25日掲載]
Marshall Blogの1000回更新を記念してたくさんの方にコメントをお願いした。
当然、令文さんにもひと言頂戴した。
最近、2000回&10周年をマークしたけどナニもしませんでしたわ。
 
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1_img_0376 
44605960(ヨシロー・ゴクロー)~人間万事塞翁が馬~ <後編>
[2016年9月28日 吉祥寺ROCk JOINT GB]
ドラマーの久嶋喜朗さんの「さよなら」ライブ。
私は久嶋さんもこのイベントのことも存じ上げなくて、令文さんから電話でお誘いを受けてカメラを持って駆けつけた。
「はじめまして」の出演者が多かったが、令文さんがご丁寧にひとりひとり紹介してくださった。
「いつもMarshall Blogを読んでます!」なんていう方もいらっしゃってうれしかったな。
ボカァはコレを言われるのが一番シアワセなんだ。
この時も最高に楽しかったナァ。 
 
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320_2 
GENKI SESSION ~Summer of Love~
[2019年8月23日  東京キネマ倶楽部]
どういうワケか3年もの間が空いてしまった。
久しぶりにMarshall Blogにご登場頂いたのは東京キネマ倶楽部での「GENKI SESSION」のレポート。
まさか、令文さんにお会いして生でギターを耳にするのが最後の機会になるなんてとても想像できなかった。
残念だけど観ておいてヨカッタと思っている。
そして、記録を残すことができたのはMarshall Blogの大きな財産となった。
 
記事はコチラ⇒Marshall Blog

602
以上、Marshall Blogに残されている令文さんの記録を紹介した。
 
Marshallをお使い頂いているギタリストは日本にもたくさんいらっしゃる。
大変ありがたいことだ。
ギター演奏の技術も進化を極め、学校の普及により若い人でも驚くほ超絶的なプレイをすることが珍しくなくなった。
皮肉なことに、一方ではロックは誕生から約70年が経過し、その間に本来のロックが持っていた魅力をドンドン失い続けて来たように思う。
「時代の移り変わり」とはいえ、私のような70年代ロックの人間にはずいぶんと遠いところへ来てしまったナァ…と感じざるを得ない。
これが「一般化」とか「普及」の宿命なのであろう。
それでも誰かが、そうした古来のロックの魅力を伝えて行って欲しいと思っていたし、Marshall Blogとしてはそのお手伝いをして来ているつもりだ。
それでは「そのロックの魅力とはナニか?」と問われれば、答えは世代によって多岐を極めるであろうが、Marshallの人間として即座に答えたいのは「1960年代の後半から1975年あたりまでに生み出されたロック」と答えたい。
言い換えるのであれば、順列組み合わせでも、新鋭機材の競争でもなく、人様のコピーでもなく、「自分たちのオリジナリティを追求していた時代のロック」である。
この時代のロックを「ギターとMarshallのコンビネーション」という手段で伝承してくれていた最後の砦のひとつが令文さんだった。
つまり礼文さんは「70年代のロックの空気」を自然に包含していたのだ。
この「空気感」というモノは、その人が過ごして来た環境や時間だけが作り得るモノなので説明や教授をすることができない。
令文さんの場合は、Marshallで作った音楽をギタリストという立場でほぼリアルタイムに浴びて来た人の「空気感」ということになろうか。
最低でも爆音。
やっぱり耳にイヤホンを突っ込んで蚊の啼くような小さい音で演奏しているようでは、この空気感を漂わすことは不可能だ。
学校でギターを習って来た若いギタリストたちも令文さんのギターの音にブッたまげていたからね。
そうした若い子たちに薫陶を与えて頂く機会がなくなってしまったことは返す返すも残念である。
 
令文さんのギターの音を生で聴くことはもう永久にできないが、令文さんの業績や意志を理解し尽くしている三宅さんや島さん、そして他のMarshallのギタリストが少しではあるが、まだいる。
そうした優れたギタリストたちに令文さんが築き上げた「日本のロック・ギター」の伝統を引き継いで頂き、後世に伝えて行ってもらいたいと切に願う次第である。
 
令文さん、お疲れさまでした。
長年にわたりMarshallをご愛顧賜り心から御礼申し上げます。
安らかにお眠りください。Img_01443 以上が私の令文さんの思い出。
令文さんの追悼特集はまだまだコレから。
次回からはこれまで見ることができなかった昔のMarshall Blogの令文さん関連の記事を復活させて時系列にお送りします。
 

200 (一部敬称略 ※本記事の制作に当たりましては三宅庸介さん、並びに島紀史さんよりご協力頂きました)



2022年11月 7日 (月)

【I REMEMBER 令文】私の令文さん <前編>

 
「レイブン・オータニというギタリストはそんなにスゴイのか?!」
昔、スティーヴ・ヴァイやジョー・サトリアーニが来日した時、周囲のスタッフにそう尋ねたという。
私はこの話をとても誇らしく思うのだ。
 
大谷令文さんが亡くなった。
 
とても大きなショックだった。
一番最近令文さんにお会いしたのは、2019年の東京キネマ倶楽部での『GENKI SESSION』の時のことで、その時の令文さんは腰を痛めていて大変ツラそうにされていらっしゃった。
それでも楽屋で2人きりで以前のようにMarshallやマニアックなロックの話をして楽しかったことが思い出される。
そして、この春のある晩、突然令文さんからお電話を頂いた。
何ごとかと思って電話に出てみると、「DSL100Hってのはいいアンプだね~!でもツマミの数が多いんだよね~」と、いつもの調子だった。
イヤ、お声はキネマ倶楽部でお会いした時より断然お元気そうで、「ウッシー、今年はGENKI SESSIONをやるからさ、またカメラを持ってMarshall Blogの取材に来てよ!」とお誘い頂いた。
Marshall Blogを始めてからというもの、令文さんは私に会うたびに「毎日読んでるよ!」と励ましてくださり、「あの『旅のヤツ』もオモシロくて大好きなんだよね」と、今は『私の〇〇』として展開しているカテゴリーを高くご評価頂いていた。
それゆえ今年の『GENKI SESSION』を心待ちにしていたのだが、やがて「中止」の情報が耳に入って来た。
それどころか、その春の電話が令文さんとの最後のコンタクトになってしまった。
 
結果、最後に令文さんにご登場頂いたMarshall Blogの記事は2019年の『GENKI SESSION』となってしまった。
しかし、それまでに何度もご登場頂いていて、過去の記事をヒックリ返してみてビックリ…出るわ、出るわ!
私の記憶以上に多数回ご登場頂いていたことを知り、今更ながら恐懼の至りである。
そこで、Marshall Blogは生前の令文さんのご厚情に対する感謝の念を込めて、『I REMEMBER 令文』と銘打ち、私個人の思い出をからめた追悼特集を組むことにした。
まずは、現在のMarshall Blogに掲載されたすべての記事に私の思い出とリンクを添えて紹介する。
加えて、現在では閲覧できなくなっている2008年から2011年までの古いMarshall Blogの記事を加筆訂正し、写真を新しくプリントした上で再掲する。
今のMarshall Blogは先日10周年を迎えたが、これだけ長い間やって来て「記録媒体」としての機能が増して来た。
となれば、Marshall Blog以外に誰がコレをできるというのだ!?
こうすることによって不世出のロック・ギタリストの偉業の片鱗を後世に伝え、Marshall Blogを通じていつでも令文さんに会えるようにしておくのだ。
コレでいいのだ!
 
尚、本特集はご遺族の意志を受けて、令文さんの訃報から十分に間を空けての掲載となるように配慮したことを申し添えておく。
また、私が無案内であったり記憶が危うい個所については、正確さを期すために「大谷一門」の門下生のひとりであるギタリストの三宅庸介氏にご協力を賜った。
この場をお借りして厚く御礼申し上げる次第である。200v さて、思い返してみるに、私が令文さんとお近づきになったのはいつことであったか…。
初めて令文さんにお会いしたのは、2001年10月の「楽器フェア」の時に開催した『マーシャル祭り2』というイベントの打ち上げの時のことだった。
ギタリストの谷川史郎さんがお連れになったのだ。
しかし、この時は下り悪く他に避けられない問題が起こってしまい、本当にご挨拶だけで会話をすることができなかった。9matsuri当時はMarshall Blogを始める前で、ライブハウスに行くことも滅多になかったので、しばらくの間は令文さんと接する機会がなく、4年後、今は無き渋谷のBOXXで開催した『Marshall Nite vol.2』というイベントで再会することになった…と言っても、この時も特に会話を交わすことはなかった。
コレは当時Fuzzy Controlをプッシュするべく、所属レコード会社のビクターエンタテインメントが企画したイベントの第2回目で、その前の回はSHEENA & THE ROKKETSをヘッドライナーに迎え、他にDMBQを渋谷のタワー・レコードの地下のホールへお招きして開催された。
したがって、この2回目のイベントもビクターエンタテインメントから令文さんにご出演の依頼をした次第。
この時はFuzzy Controlがホスト・バンドになって、入れ代わり立ち代わりギタリストが入れ替わるという段取りで、令文さんは「Don't Believe the World」を取り上げていた。
ナゼこれを覚えているのかというと、ドラムスのSATOKOちゃんが「♪ドビリブ、ドビリブ」と口マネをしていたのが印象的だったから。
9mntその約1年後、2006年の4月に名古屋の伏見で開催された『Marshall Mania』というイベントで令文さんと御一緒する機会がまためぐって来た。
この時、楽屋でひとりでウォーミング・アップをされている令文さんをお見かけし、私から話しかけた。
「マーシャル祭りの打ち上げウンヌン…」、「Marshall Nite vol.2ウンヌン…」
令文さんは「ああ、あの時の!」みたいなリアクションで、多分、この時からお近づきになることができたような気がする。
この時の内容は、今のMarshall Blogに再掲していたが、内容をリニューアルして今回の追悼特集の中で再々掲する予定にしている。
802そうした経緯があり、2008年には中野サンプラザへ機材の写真を撮りにお邪魔したことがあったし…10v_2 Marshall Blogを始めた約1年後にはインタビューでMarshallについて語って頂いたりもした。
このインタビューも今回10年以上ぶりに公開する予定にしている。Img_0950_2続きはより個人的な思い出を綴った<後編>で…。
 
それでは現在のMarshall Blogで読むことができる令文さん関連の記事にその時の思い出を書き添えて時系列に沿って紹介していくことにする。
今のMarshall Blogが始まったのは2012年10月26日で、その2か月後にはご登場頂いている。
 

Strange Beautiful & Loud~Sound Experience 6
[2012年12月19日 三軒茶屋Grapefruit Moon]
三宅庸介さんのシリーズ企画『Sound Experience』。
コロナ以降開催から遠のいているのが残念。早期の復活を期待している。
この企画は三宅さんのチーム、Strange,Beautiful and Loudに対バンをひとつお招きしてダブルヘッドライナー・ショウの形式を採り、最後にジャム・セッションをするのがスタンダードな内容だ。
令文さんの場合はバンドではなく、三宅さんのバンドに個人で共演されるケースが多かった。
この三宅さんのうれしそうな顔!
 
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450_2
 
Meet You at Crawdaddy Club~Trio the Collagens
[2013年2月11日 新宿Crawdaddy Club]
一時期、令文さんはベースの佐藤健一さんとドラムスのロジャー高橋さんとで「Black Tiger」というトリオを組んでいらした。
「エビみたいやな…」なんてステージでよくやっていらしたが、そのトリオがいつの間にか終了し、ベースが小笠原義弘さんに入れ替わった格好で始まったのが「Trio the Collagens(トリオ・ザ・コラーゲンズ)」だった。
レパートリーの守備範囲が広く、オガンちゃんの歌で「21世紀の精神異常者」なんかも演っていたな。
でも私はコピーよりカッコいい彼らのオリジナル曲の方が好きだった。
 

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400
 
Trio the Collagens in Nagoya
[2013年8月6日 名古屋ell.SIZE]
DYNAGONとコラーゲンズのダブル・ヘッドライナーということで、カメラを持って名古屋まで足を伸ばしたこともあった。
この時のレポートは全てモノクロ写真を使用した。
スモークが濃すぎてカラーでは現像することができなかったのだ。
 
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100_2

 
Trio the Collagens~これでいいのだ これがいいのだ 2013~
[2013年8月9日 高円寺SHOWBOAT]
そのコラーゲンズのツアーの千秋楽。
後半でゲストに故原マサシさんが登場し、Thin Lizzyの「Black Rose」をプレイ。
大感動してしまった。
原さんはロンドンに在住している時、一緒にMarshallの工場へ行った仲。
この時は久しぶりの再会だった。
ボーカルズの藤本朗さんもゲストで参加し、X-Rayの曲を演奏した。
 
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300 

大谷一門会~ギターバカ一代<後編>
[2013年9月14日 秋葉原Club Goodman]
大谷一門会の発表会。
島紀史さんが参加していた山本征史さんのSTAND、三宅庸介さんのStrange,Beautiful and Loudがそれぞれ演奏し、後半で家元の令文さんがステージに上がって門下生とお手合わせする充実のプログラム。
コレも忘れられないライブのひとつ。
何が忘れられないって、ショウの内容は当然のこと、家元と一緒に演奏した時の三宅さんとノンちゃんのうれしそうな顔ったらなかった!
それと、異常なまでのスモークの濃さ。ナンだってあんなにモクモクにするかネェ?
さながら悪天候時の富士山頂での撮影のようだった…富士山登ったことないけど。
 

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390

Trio the Collagens~ゆく年来る年2013
[2013年12月6日 代々木Zher the Zooにて撮影]
この時は原さんが自己のトリオを率いて出演したダブル・ヘッドライナーの形式だった。
後半、原さんがコラーゲンズに加わるシーンもあって見応え満点なショウ。
令文さん、とっても原さんを可愛がっていらっしゃる感じだったナァ。
もう2人ともいないなんてとても信じられない。
 

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320 

Sound Experience 11
[2014年3月8日 三軒茶屋Grapefruit Moon]
「Sound Experience vol.6」に続いてのゲスト出演。
やっぱりこの時も令文さんは個人でのご参加だった。
JVMをお弾きになって、「1959みたいな音も出るんやね」と、とても気に入っていらした様子だった。
三宅さん、令文さんと一緒の時はいつも本当にうれしそうだ。
自分のバンドの時は絶対にこんなにニコニコしないからね。
でも令文さんも楽しそうだ!
 
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250_6 

ROUGH & DANGEROUS! ~ TRIO the COLLAGENSのライブ・アルバム
[2014年7月10日掲載]
TRIO the COLLAGENSがライブ・アルバム『ROUGH & DANGEROUS!』を発表。
タイトルはThin Lizzyのモジリだったんですな。
私が撮った写真をジャケット・デザインにご採用頂いてとてもうれしかった。
今でも頂いたサンプル盤は大事に保管してある。
マーブロの記事は一瞬ライブ・レポートと混同しているのかと思ったら、ライブ・レポート風にアルバムの収録曲を解説する…という内容になっている。
  
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20cd 

Trio the Collagens~Live Album Release tour 『Rough&Dangerous』君に逢いたい2014
[2014年7月26日 高円寺SHOWBOAT]
そのアルバムのレコ発ツアーの千秋楽。
たまたま出張でイギリスから来ていたMarshallの連中を連れて行った。
第2部では人気のシンガーも登場して、その演奏にMarshallの連中も大満足のようだった。
開演前に高円寺の駅の近くでしこたま飲んでネェ…時差ボケもあって帰りの車の中で大爆睡してやがんの。
しかし、この時もホントに素晴らしいショウだった。
 

記事はコチラ⇒Marshall Blog

330 

GENKI SESSION~Summer of Love 2014
[2014年8月  東京キネマ倶楽部]
初めてお邪魔したのは2009年の8月、まだ恵比寿のリキッド・ルームで開催していた頃だった。
多分、令文さんからお誘いを頂戴したのだろう、5年ぶりに拝見した『GENKI SESSION』。
令文さんの気合の入った鬼気迫る演奏をタップリと堪能させて頂いた。
 

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130_2<後編>につづく

Img_0096

200(一部敬称略)

2022年11月 2日 (水)

NEAT001登場!~雑種之饗宴ーThe Hybrid Music Partyー

 
今日はMarshall Blog初登場の大阪のチーム。
10年以上やっていてもココで新しいMarshallのファミリーを紹介するのはヤッパリうれしいね。
4年ぶりに東京にやって来たところをキャッチした!10その名はNEAT001(ニート・ゼロゼロワン)。20メンバーは4人。
 
Tam30xKC40vTak50vShiki60vNEAT001は1996年に大阪で結成。
2005年に活動を休止したが、2012年に現在のラインナップで再起し現在に至っている。
ま、途中休みはあったにしろ、結成以来26年の歴史を持つベテラン・バンドだ。
0r4a0052ギターのKCちゃんはMarshall。
ズ~っとMarshallを愛用してくれている。
うれしいね~!70この日は備え付けのJCM2000 DSL100と1960Aを使用。80v実際の愛器はJCM900 2100SL-Xと1960Aとのこと。
最近、2100SL-Xのことをどっかに書いたね?…「SL-X」は「Super Lead eXtended」の略ってヤツ。
モードは2つあるが、両方とも歪み。
つまり「チャーハンをオカズに白米を食べる」とか「タンタンメンをオカズにラーメンを食べる」みたいなシステム。
まだある。
「お好み焼きをオカズに白米を食べる」…あ、コレは関西では当たり前のことか。
私はコレができないんだよね。
あと、「おでんでご飯」もムリ。
とにかく歪みバカのための魅惑の1チャンネル・ハイゲインモデルがJCM900 2100SL-X。
だから大丈夫だ…ってナニがやねん?90v家ではDSL1Hも愛用して頂いているとお聞きした。
写真は双方KCちゃんが自分で撮影した愛器たち。100そんなKCちゃんが弾くシンプルなギターでステージはスタート。105v曲は「7th」。110「オラオラオラオラオラオラオラオラ~!いったらんかい、このボケ~!」と、実際には全く言っていないんだけど、まさにそういう感じ。
ドスの利いたTamちゃん歌声は恐ろしくも凛々しくてカッコいいゾ!120vこの日はデベソが設置されていた。
早速先端まで飛び出してギター・ソロをブチかましたKCちゃん。140リズム隊は徹底的に重く…
170vそして、鋭く…実に気持ちいい!
160vところで、「NEAT001」というバンド名は一体どこから来たんだろね?
昔、たけしのモノマネをする芸人で「ニートたけし」ってのがいたっけな。
「neat」というのは「キチンとした」とか「こざっぱりした」とかいう形容詞だけど、まさかそうではあるまい。
キチンとはしているんでしょうけど、このパフォーマンスに「こざっぱり」というイメージはないぞ!…と思ってギターのKCちゃんにその由来に尋ねてみた。
サウンドが想像できてしまうようなバンド名を避けるべく、「U2のようにアルファベットと数字を組み合わせたバンド名にしよう」と考えていたところに思いついたのがレコードの番号。
そこで、持っているレコードをひっくり返して片っ端から番号をチェックした。
そして、目に止まったのがNEAT RECORDSというレーベルからリリースされているニューカッスル出身のNWOBHMのバンドRAVEN。
このバンドの『Rock Until You Drop』というデビュー・アルバムに白羽の矢が立った。
バンド名に何やらMarshallの因縁を感じるな…。
65cdこのレコードの番号が「NEAT1001 B」で、コイツにビビビと来たというワケ。
ココから数字の頭の「1」と末尾の「B」を取っ払って「NEAT 001」にしたのだそうだ。
レコード番号なんて気にしないのが普通だからナァ。
とてもオモシロいアイデアではあるまいか?
番号だけでなく、に「アスレチック・ロック」の異名を取り「体力勝負」のステージを展開するRAVENのサウンドもお気に入りだったそうだ。
レコード番号が気に入ってバンド名にしたものの、もしかしたら無意識のウチにRAVENを目指してたのかも知れない…と、今回私にバンド名の由来を説明した際に気がついたそうだ。
お、Sweetの「Hellraiser」なんて演ってら。
有名なソング・ライティング・チーム、「ミッキー・チンとマイク・チャップマン」の作品。
アメリカ人に言わせると、この「チャップマン」という苗字はメチャクチャにイギリスを感じさせるらしい。
66
2曲目は「Sasori Attack」。
いい曲名だ。
世の中には「佐曽利」さんという方がいらっしゃるからね。
アメフトの名選手だったらしい。150_sa「♪サソリ・アタック! 闇夜の一撃 忍び寄る…」
何かをギュ~っと絞り込むようなイメージで声を出すTamちゃん。
こういうタイプの歌は初めて聞いたかも?
言っても多くの人はわからないと思うし、余計なお世話だけど、何となくマイルス・デイヴィスの『Agharta』や『Pangaea』のピート・コージーのギターを思い出してしまった。180vこのバンドはKCちゃんのコーラスが重要な位置を占めている。
しかし、この衣装…現代版のジョン・エントウィッスルやね?190v「ありがとう!
そして『残党』、10周年おめでとうございます!
今日は9バンドで、スゲエパーティ。
みんな狂ったように踊り倒せよ~‼
そして2022年…このカオスな世の中を映した新曲を持って来たぜ!」
そう、冒頭の告知にあるようにこの日は「残党」というバンドの結成10周年を記念するイベントだったのだ。
それとアノね、「chaos」は「カオス」ではなくて正しくは「ケイオス」ね。
200v怪しいベースのサウンドが会場に鳴り響く。
Takさん、フレットレスなんよ。
この手の音楽を演るバンドでフレットレス・ベースが使われているのを初めて見た。210v_sm 曲は「Samurai」。
Tamちゃんのナレーションが重なる…「暗い暗い嵐の夜、ひとりの侍が歩き続ける。目指すはココ…四谷OUTBREAK。本当の自由を求めやってくる…」
210vドラムスが加わって…侍がやって来た!220v「♪さ・む・ら・い さ・む・ら・い」230そしてギター・ソロ。
このバンドはダラダラとソロを演ることを是としないようだ。
どのソロも非常にコンパクト。
その短い尺のなかで存分に暴れて自己主張するのだ!240ドラムスのShikiちゃんのMC。
ようやくおとなしいのが出て来た。
物販と11月23日に大阪の心斎橋のライブハウス「キングコブラ」出演の案内。
「『残党』、10周年おめでとうございます!
恒例の公約…今日この場にいらっしゃる方、演者さん、お客さまの別を問いません。
私たちからそのキングコブラの予約をしてくださった方には、私からドリンクを1杯ごちそうさせて頂きます!
私たちが『こだま』で帰るか、『のぞみ』で帰れるかは、皆さんにかかってますのでゼヒよろしくお願いします!」
ハハハ、ほとんど「泣き売」だな?
どっちで大阪に帰ったのかはまだ確認できていない。
250v「ハイ、ありがとうございます。残すところあと2曲です。
東京でもロング・ステージが出来るようにガンバっていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!
それでは、いこか…東京、バイバイ!」と投げキッス。
こざっぱりしとる!さすがニートや!Img_9091_2 残る2曲のウチ、まずは「Emergency System」。260_esNWOHMの影響タップリ!
阿鼻叫喚のドライビング・チューン!
270ココでもデベソの最先端でソロを奏でるKCちゃん。
この日、リハのないブッツケ本番だったそうだ。
ステージに上がってセッティングのようすを拝見したが、ペダルボードをつなぎ、Marshallから音を出して、ボリュームを上げて、ボリュームを上げて、ボリュームを上げて…「ハイ、出来上がり」の大爆音。
コレでいいのだ。
やっぱりロックのステージってのは舞台の中の音がある程度大きくないとダメなのよ。
こうして彼女のようにグバっと音を出して一発で自分の音をキメ込むことができるのはMarshallに慣れている人。
つまり、ある程度のセッティングをしておきさえすれば、後は自分の演奏技術とMarshallの組み合わせでどうにでもできることを知っている人。
その「ある程度のセッティング」がわかっているということが肝心なんだけどね。
ヌケるギター・サウンドが素晴らしかった。
そして、エクスプローラー。
久しぶりに実物を目にしたけど、カッコいいもんだナ…というか、KCちゃんに似合ってるわ。280vそのエクスプローラーを引っ提げて縦横無尽に暴れまくる!
その様子はまさに「アスレチック・ロック」。
RAVENの影響大!
290最後もKCちゃんのギターからスタート。300v_zrs出番の最後を締めくくったのは「Zunda Roll Shake」。310v想定外のシャッフル・リズム!320vハードな3連のグルーヴが小気味よい。330vシャッフルを演るバンドが最近はメッキリ減ってしまったからね~。
ところで「Zunda」ってナンだ?
「ずんだ餅」のことかしらん?34025分という大変短い持ち時間であったが、全6曲でバッチリとNEAT001の世界を提示したステージだだった。350東京は「4年ぶり」ということであったが、次に観られるのはいつか?
東京でも暴れる機会がドンドン増えるといいね。
それまでの間、関西でMarshallファミリーをよろしくです。
11月23日のキングコブラのご盛会をお祈りしています!360vNEAT001の詳しい情報はコチラ⇒NEAT001 OFFICIAL WEBSITE370v (一部敬称略 2022年10月29日 四ツ谷OUTBREAKにて撮影)

■□Marshall Music Store Japanからのお知らせ■□

 
イングランド最西端の町、コーンウォール出身のメタル・チームはKING CREATURE。

Marshall Recordsからのセカンド・アルバム『Sey the World on Fire』発売中です!Kc2お求めはMarshallのレコード店「Marshall Music Store Japan」からどうぞ!
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2022年11月 1日 (火)

simoミニ・アルバム『ROCK EXTRA』発売記念ライブ<後編>

 
simoのレコ発ライブの第1部が終了。
休憩の間もCDを買い求める人が引きも切らない。
関ちゃんはサインで大忙し。10v メンバー4人のサインをコンプリートするとこういうことになる。20cd「それでは、セカンド・ステージを始めたいと思います。
皆さま、ファースト・ステージはお楽しみ頂けましたでしょうか?
CD買ってくれた方?(客席から手が上がる)
ありがとうございます!
さっ、帰りにもう1枚買って頂いても構いませんからね!
よろこんでサインしますのでお気軽に申し付けてください。
それでは、セカンド・ステージはアルバムに入ってない曲でスタートします」30v「Share」という曲。
レコ発なのにアルバムに入っていない曲を演る…お?もう次のアルバムの構想が出来上がっていることだな?40_2為人さんのソロと…50v関ちゃんの余裕のソロでセカンド・ステージが幕を上げた。60v_2続いてみやんのア・カペラのベース・ソロ。80v_kt次に演る曲の前にはいつも無伴奏でみやんがソロを披露するのだが、今日はいつになく長い。90_2その分熱のこもったパフォーマンスでまるで誰のことを想っているかのようだ。100v_2曲はみやん作の「KOTO」。
この曲もsimoのステージには欠かせない。110為人さんのソロ。
ムムム…コレは素晴らしい!と思ったら…120_2会場から拍手が湧きがった!
拍手に応える為人さん。
コレぞライブの醍醐味!130vそして、為人さんの演奏にインスパイアされたかのような情熱的なギター・ソロが続いた。140v_2そして、ギターとベースのアンサンブル・パートを経て曲が終わる。
今日の「KOTO」はスゴかった。150「ステージの上をご覧になってお気づきかと思うんですが…実はMarshallだらけ!
Marshallの回し者か!って?
今日のsimoは銀座恒例の『Marshall祭り』…全部Marshallアンプ」
Img_8798「アンプ類だけでなくて、ドラムスもMarshallのドラム・ブランドのNATAL(ナタール)です」
180_2「キーボーズの後ろもMarshallってなかなか珍しいでしょ?」
230v_2「みやんがベースで使っているのもMarshallです」
210vかく言う関ちゃんも当然Marshall。
250メンバー3人がMarshallなのにギタリストが使わないでどうすんねん…ということは絶対ありません。
260「銀座はもう全部Marshallで…もちろんMarshallさん全面バックアップ!
今日も取材が入って後日『Marshall Blog』の方にライブのレポートが掲載されます。
ボクのFacebookでもお知らせしますのでよろしくお願いします。
アンプの裏側まで見れるブログなんてあんまないですからね」
160v_2「アルバムの話にチョットまた戻りますと…『アルバムを作ろう!と』思い立っても家で出来ることと出来ないことがありまして…。
さすがに大二さんのドラムは無理。
ちゃんとレコーディングスタジオで録らないとダメ。
ところが、レコーディング・スタジオをお借りするにはとても費用がかかるんですね。
そこで色々な方々から絶大なご協力を頂戴しました。
今日はそのウチのおひと方であるスタジオの「烏賊舌音響」方にもお越し頂いています」
170「さて、次はワリと最近作った曲です。
タイトルは『DeMoNe』。
Googleで調べたらイタリア語かなんかで『デモネ』という発音が出て来たんですよ。
つまり『悪魔』。
ボクの方は違いますからね。
90年代の長山洋子さんの『捨てられて』という曲の方の『で・も・ね』です。
タイトルのことはさておき…どんな曲を作りたかったかっていうとロックのインストなんです」
と、みやんや大二さんとべンチャーズをチラリと弾く。
「こんな曲を作りたかった。
ボクが思うにコレって日本独特のモノだと思うんですよ。
洋楽でこういうのなんか思い付きますか?…あるのかもしれないけど、日本独特のモノなのかな~と勝手に思っていて、そんな曲を作ってみたいと感じてしまったんです」Img_8799_2「DeMoNe」も最近のステージで頻出しているのでスッカリおなじみ。
ギターはレスポールに持ち替え。
テケテケ系となるとシングルコイルのギターを連想させるけど、そうはしないところがセキ・スタイル関式…テキスタイルみたいだな。
イヤ、それより関ちゃんのギターのピックアップってほとんどハムバッキングなんだな~。
今気がついたわ。
280_2「エレキ・インスト」というと圧倒的にべンチャーズだし、レコード会社の扱う洋楽で当時商売になっていたのはべンチャーズだけだったらしい。
だから「柳の下のどぜう」をもくろんで、他にもスプートニクスだの、シャドウズだの、アストロノウツだの山ほどプッシュしたけど、さすがにべンチャーズには遠く及ばなかったハズ。
シャンティーズってのもそのひとつかな?
ま、私はこのあたりは門外漢なのでナニも書けることはない…いい加減なことを書いたら大二さんに怒られちゃうからね。
ただひとつ私に言えるのは、これまでアメリカやイギリスの連中とずいぶん音楽の話をしてきたけど、「べンチャーズ」の話題になったことはただの一度もなかったナ。
話す相手の世代のせいなんだろうけど、でも年輩の人と話した時も同じだった。
ジャズの話題には出てもテケテケの話になったことは一度もない。
だから、関ちゃんが言うように「エレキ・インストを愛でる」ということに関しては「日本独特」の文化と考えていいのではないか?
反対に言えるのは、日本人のあるいは黄色人種の声がいかにロックに不向きか…ということなのよ。
290vココで脱線。
そうは言っても、ジョシュア・ブレイクストーンなんて人はジャズで『Walk Don't Run』なる「べンチャーズ集」をリリースしていたりするけどね。
でも「Lullaby of the Leaves」とか「Caravan」とか、ジャズで良く取り上げられる曲も演っているんだけどね…ズルくない?Jbところで、元々「Walk Don't Run」という曲は、ギブソンからシグネチャー・モデルも出ているほどのスゴ腕ジャズ・ギタリスト、ジョニー・スミスの作品ですからね。
「Walk Don't Run」が収録されているこの『Kaleidoscope』というのは上質のギター・ジャズ・アルバムですよ。
それと、上のブレイクストーンのアルバムでも演っている「Slaughter on 10th Avenue 」ね。
コレはナント、リチャード・ロジャースの作品なんだよね。
このことを知った時は、ホントに驚いた。
やっぱりこの世の良いポピュラー音楽曲ってティン・パン・アレイの作曲家たちが元になっているんだよな~…といたく感心したワケ。

Kds

いよいよノリがよい為人さん。
この曲でもゴキゲンなソロを聴かせてくれた。300v_2みやんのベース・ソロもフィーチャー。310v_2手拍子も入ってとても楽しく仕上がった!320vそのまま続けて「Yours」。
この曲も『ROCK EXTRA』には未収録だから、次のアルバムへの待機曲かな?
コレは書いてよいのかどうかわからないけど、関ちゃんからシェアしてもらうセットリストには曲名の後に「ver.2」とか「ver.4」とか「#3」とかの番号が付いていつことが多いのです。
それだけ毎回アレンジをイジくり回しているのだろう。
アレンジを考える方は楽しいけど、それに従う方は大変だぞ。
Img_8835 そうしてドンドン広がるsimoの世界。
次のアルバムも楽しみだ!Img_8790 …ということで本編最後の曲。
もう一度ギターを持ち替えて四人囃子の「眠い月」。350_nt前回レポートした「ところざわSORA CONCERT」の告知に「まるで絵画を観ている様なサウンド」という惹句が付けられていたが、この演奏はまさにそれ。
4人がそれぞれ好みの筆と絵の具を乗せたパレットを手にして楽器を奏でているようだ。360v

370v

380vその「ところざわSORA CONCERT」の時も最後に演奏したこの曲で関ちゃんが大エキサイトしたのだが、今回も爆発!0r4a0256 モノスゴイ気合でソロを弾き切った~!400v「ありがとうございました!」
コレにて本編終了。410vそしてメンバー後ろから登場
「ありがとうございます!
今日はメンバーが全然しゃべってないってないですね…少ししゃべった方がいいんじゃないですか?
ネェ、みやん」
420「ありがとうございます。
なんか最近こんなご時世でして、結構自分の身近な先輩のミュージシャンの方がこの世を去ってしまったりしたことが度々ありまして…。
いつも『KOTO』の前にソロをチョット演らさせてもらっているんですけど、今日は先頃お亡くなりになった、大好きだった先輩の大谷令文さんのMARINOというバンドの「Midnight Believer」という曲をふんだんに取り入れてソロを演らせて頂きました」
<前編>でああいう風に書いたのはこういうことだったのです。430v「ナンにもネタを用意してないし………麻雀やりたいですね。
宮野さん、いつもすごい美味しそうなラーメンをSNSに投稿していて、今日も食べに行ったらしいですよ。
ラーメンが900円に餃子も900円するらしい…高くない?
そこは夜も営業しているんですかね?
1度食べてみたい石井為人でした」
みやんによれば、「はしご」というお店だそうです。
チェーン店だよね?
餃子が900円って、普通の倍、値上がって王将の3.4倍!
一体どんな餃子なんだろう?440「もうすぐ70歳ですからね。
銀座といえば、お店の名前は忘れちゃったけど、近田春夫くんに教えてもらったんですけど、昔のソニービルの近くあった喫茶店っていうか、パーラーに『アイス・パラチンケン』とか『フルーツ・パラチンケン』というモノがあって、しばらくの期間銀座に来るたびに食べていました。
ご存知の方いませんか?
本当の話です…という『パラチンケン話』でした」450v「『パラチンケン』の話で今日のライブを〆るってね…そこを考えて欲しいですよね~」
チョッチョッチョ!
「パラチンケン」と聞くと確かに名前はオモシロイけど、アータ、とんでもないですよ!460v私も知らなかったので調べてみたんだけど、「パラチンケン」は古代ギリシア・ローマ世界、いわゆる「グレコローマン」を発祥とする主に東ヨーロッパのいたる所で食べられているクレープ状の菓子だそうです。
地域によってパラチンタ、パラチンケ、パラチンキと様々な名前で呼ばれていて、紀元前160年にはレシピが確立されている由緒ある食べ物なんだって。
「パラチンケン(Palatschinken)」という呼び方はドイツ式のようだ。
驚いたわ~。ゼンゼン知らなかった。
イヤイヤ、驚くのはまだ早い。
どうも大二さんが通っていらしたパラチンケン屋はまだ銀座にあるようで、ナントそのお値段が「パラチンケン・セット」というヤツで2,300円だって!
超高級菓子じゃないの~!
コレはとても行かれないてば!900円の餃子だって大変なことなのに!
つまり、「パラチンケン」はsimoの銀座のライブの最後をゴージャスに、そしてリッチに締めくくるにふさわしい話題だったのです。
コレ、絶対おいしいにキマってるよ!
Pck 今日のライブの最後は、関ちゃんが「キミのことが好き好きで仕方がない」と紹介したThe Policeの「Every Breath You Take」。
コレもsimoのオハコ。
オリジナル・アレンジでロマンチックにキメて銀座のステージの幕を下ろした。470v

480

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490Tシャツも含めたsimoの詳しい情報はコチラ⇒Seki's Web

500「どうもありがとうございました!」
 
ココのところsimoのライブは3回続けて雨だった。
次回のsimoは晴れますように…。510v 

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D_Driveが8月にリリースしたMarshall Recordsからのセカンド・アルバム『DYNAMOTIVE』が大好評です。
53000x3000コチラはリード・チューンのひとつ「だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)」。

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Marshall Music Store Japan『DYNAMOTIVE』売り場


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200(一部敬称略 2022年10月13日 銀座Lounge ZEROにて撮影)