POWER AND THE GLORY Vol.20 <前編>~MAD ROSE MIX & Moth in Lilac
本日よりMarshall Blog再開します!
私事ながら、喪中につき新年の賀詞は控えさせて頂きますが、本年もMarshall、NATAL、EDEN並びにMarshall Blogをお引き立て頂きますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
昨年末はギリギリになってLemmyの訃報が飛び込んで来てビックリしたね。
洋の東西を問わず、ロックの黄金時代を作り上げてきたベテランのミュージシャンが年々この世を去っていくのは実に寂しいことであるのと同時に、ロックの将来に大きな不安を投げかける。
年が改まったところで状況が変わることはまずあり得ないであろうが、それとは関係なしに今年もMarshall Blogは、Marshallファミリーの商品をからめ、独自路線でいい音楽の情報を色んな角度からお送りしたいと思っている。
目指すは、ある程度の普遍性を保ったひとつの「メディア」だ。わがままメディア!ジャンジャン脱線するぞ~!
今年もお付き合い、ご拡散のほどよろしくお願い申し上げます。
それにしても今年の正月はあったかかったね~。
ただでさえ毎年正月気分が薄れていくのに、こうあったかいともはや冬であることすら忘れちゃう。
ああ、また夏が恐ろしいな~。冬はどんだけ寒くてもいいから夏はそんなに暑くしないで欲しいのよ。
季節や時の感覚の鈍化に甘えて、今年のMarshall Blogの第一回目はチョイと以前の話題を持ってきた。
それも9月末!鹿鳴館のシリーズで開催しているイベント、『POWER AND THE GLORY』のvol.20だ。
出演バンドのひとつはMoth in Lilac。
私がロックに夢中になっていた頃にはないサウンドなので、この手の演奏に接すると正直最初はいつも戸惑ってしまう。
何でも「デス・コア」というジャンルになるらしいが、とにもかくにも猛烈なガール・パワーを感じざるを得ない。
今年も「男子=草食、女子=肉食」の図式は揺るぐことがないだろう。
ところで、この日はMoth in Lilacにとって特別なステージとなった。
サポートで参加していたベースのMAKIちゃんがこの日を最後にMoth in Lilacを離れたのだ。
したがって、この姿はもう見ることはできない。
…なんてセンチメンタルな雰囲気はまったくなし。
全編ブッちぎりの爆演!これぞMoth in Lilac。
Minちゃんはヴァイオリンも披露。この手のサウンドにヴァイオンリンなんて実にクール!
LisaちゃんのハードでシャープなギターがひるむことのないMoth in Lilacの前進を歌い上げているかのようであった。
Marshall Blog的に言うと、現在ベースは元DESTROSEのmihoちゃんがサポートで参加しているのがうれしい。
Moth in Lilacの詳しい情報はコチラ⇒Moth in Lilac OFFICIAL SITE
さて、この日のトリはゲスでト出演した高橋ヨシロウ率いるMAD ROSE MIX!
秋田エイジロウ
大谷令文
ACTION、EROS→等、バラエティに富んだ活動を展開するヨシロウさんだが、このMAD ROSE MIXは氏のデビュー35周年を記念するバンド。
いい名前だね「MAD ROSE MIX」なんて。
今回はギターが令文さんおひとりの[3 PIECE Ver.]ということだが、以前にレポートしたように、ここに原田の喧ちゃんが加わってカルテットになることもある。ヨシロウさん曰く、「フルオーケストラ・バージョン」。
ワイルドでいながら、ものすごく細かいところまで目が行き届いているかのようなヨシロウさんのカチっとしたパフォーマンスが実に気持ちいい!
シンプルかつヘヴィなリズム隊に…
本場のロックの色香漂う令文さんのギターがかぶさるとロックの化学反応が起こるのだ。
オープニングから二曲ブッ飛ばす。
MCで「ちょっとフラつきました…」なんておっしゃっていたが、あまりの音圧にフラついたのは観客の方だろう。
令文さんは今日はトレードマークの1959ではないが、もちろんMarshall。JCM2000 DSL100と1960Aだ。
それにしても太い!
令文さんのギターを太くしているのは機材や奏法だけではないんだよね、実は。
弾くフレーズそのものが太いのだ。
最前列のお客さんと握手を交わし、突然「When You Wish Upon a Star」を歌い出すヨシロウさん!
しかし、フロントの二人がデカい!ただでさえデカいのにステージに上がると尚更大きく見えてまるで外国のバンドのようだ。
当然音もデカい。でもちっともうるさくない!
時に軽快に、時にドヘヴィに変幻自在のドラミングでバンドをドライブさせる秋田さん。
もちろんヨシロウさんと令文さんのコンビネーションも鉄壁!
充実した七曲で持ち時間を走り抜けた。
高橋ヨシロウの詳しい情報はコチラ⇒100000 VOLT CLUB
さて、その令文さん。
新年早々、「Marshall」の名の付いたイベントに登場してくれるのだ!
『ROCK 'N' ROLL RESEARCH [Marshall編] vol.2』と題したイベント。
開催は今週の日曜日、1月9日。会場は吉祥寺のROCK JOINT GB。
そう、去年開催して大好評だったイベントの続編だ。
ホント、アレおもしろかったんよ!
もうね、ロックなしには生きられないよう連中がゴゾっと集まって濃い~演奏を聴かせてくれる。「ロック」が好きにはタマらん企画よ。
今回はNATALとEDENも加わってのMarshall浴。
最高の演奏でドップリとMarshallファミリー商品のサウンドに浸って頂きたい。
そして、令文さん、トーベンさん、ロジャーさんによるトリオ。
去年スゴかったでネェ~。
昨年同様、狂熱のジャム・セッションも期待できよう。
骨太のロックに飢えているあなた!
今週の日曜日は吉祥寺に集合だってばょ!
1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版:現在日本語版作ってます。)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
<後編>につづく
(一部敬称略 2015年9月27日 目黒鹿鳴館にて撮影)