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2015年3月 3日 (火)

ROCK 'N' ROLL RESEARCH (マーシャル編)~<後編>THE KEY PROJECT & Tohben/Raven/Roger

『ROCK'N'ROLL RESEARCH (マーシャル編)』の<後編>。

10_6すっかり温まったステージに現れたのはTHE KEY PROJECT。

20_4ベース&ボーカルのエンリケ。

30vギター&ボーカルの八重樫浩。

40v_2そして、ボーカル&ドラムの工藤哲也。

50v2005年に結成されたスーパー・トリオだ。

60_4メインのボーカルは工藤さんが担当しているが、このバンドの魅力のひとつは全員がリード・ボーカルを取るところ。

70_4思わずジックリ聴き込んでしまうエンリケさんのものすごいマイペースなボーカル。

80v_2八重樫さんはクールにキメる。

90v_2そして、縦横無尽に宙を飛び交う八重樫さんのギター!

100v_2もちろんMarshall。
向かって左のJCM800 2203と1960Bを使用。

110_4八重樫さんは1981年、十二単への加入でキャリアをスタートさせているベテラン中のベテラン。
すなわち筋金入りのMarshallistということだ。

120vウェブサイトに「百戦錬磨の50代」なんて謳っているけど、ロックを知り尽くした3人だもの…そのサウンドは極上だ!

130_5次から次へと繰り出されるバラエティ豊かなレパートリー。

140v_2ポップな歌のパートと緊張感あふれるインストのコントラストも絶妙だ。

150vあまりにも感動的な工藤さんの歌声。バラードでは涙をボロボロと流すファンも散見された。
170v_2
やっぱりいいロックにはMarshallですナァ。八重樫さんの2203サウンドも素晴らしかった!

160v今年でちょうど結成10年!百戦錬磨の猛者たちのサウンドを遠慮なく響かせてもらいたい!

190_6THE KEY PROJECTの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

200_5いよいよこの日のトリ。

湯川トーベン

210x大谷令文

220v_2ロジャー高橋

230v…というトリオ。

240_4令文さんとロジャーさんのタッグはTrio the Collagensをはじめとして珍しくないが、トーベンさんがらみは、私にとっては昨日触れた名古屋で開催した『Marshall Mania』以来だ。

250_4この3人でナニを演るのかと、令文さんの足元の曲順のメモを盗み見ると「ケツ 火」と書いてある。なんだ、そりゃと思っていたら、トーベンさんが歌うところの「Fire」。Arthur Brownじゃなくてジミヘンの方の「Fire」ね。
「ケツに火がついた」という歌。
265v
「(出番まで)6時間も待ったゾ!」と叫んだトーベンさん。そのストレスを一気に吐き出すかのようなド迫力の歌いっぷり!

260v_22曲目はスパイダーズの「なればいい」。考えようによってはコレも歌詞の内容がジミヘンの「If Six Was Nine」のような…。

266vこのトリオにピッタリのチョイスだ!

267当然令文さんは今日もMarshall。

270vJCM2000 DSL100と1960BXのコンビネーション。

275v「Mr.1959」の人だが、令文さんが奏でるコンテンポラリーなMarshallの音もまたよろしい哉。
令文さんの弾くJVMなんてホントすごいからね。

280_4またまたスパイダーズで「バンバンバン」。ただし病気バージョン、テーマは痛風。

290_5トーベンさんの「天月」。

330v

令文さんのカミソリを何枚も束ねたような鋭敏なプレイは今日も冴えまくる!「ロック・ギターの神髄」とはこのことよ!

310v「バンドマン・ブルース」。Trio the Collagensでいつもロジャーさんが歌っている曲。元々はトーベンさんの曲だ。

300_6
病気シリーズの元祖、「組曲難聴」。
「難聴になったのはMarshallのせいや~!」なんていうロジャーさんの大熱演に会場は大騒ぎ!Marshallは爆音出すのがひとつの仕事ですから!

320v病気シリーズのロジャーさん、大ウケ!
愛やら恋やら、市井の日常を歌うのがロックの魅力のひとつだとしたら、ロックのパフォーマーもリスナーも高齢化は進む中、「病気シリーズ」は十分あり得ると思うんよ。
「桜」だの「ガンバレ」だのよりよっぽどいいと思うんだけど…。

335vこのトリオ、最後の曲は「しょうもない僕」。

それにしてもすさまじきはトーベンさんのベース!スラップだのハーモニクスだのなんかどうでもいい!
ロック・ベースのすべてを見せてくれた!

360_4

トーベンさんの熱気に真っ角に対峙する令文さん。これまたロックの最もよかった時代の空気を伝えてくれる会心のプレイ!

340v爆発的なロジャーさんのドラム・ソロに大歓声が送られた!

350vイヤ~、出演したバンドすべてが素晴らしかったこのイベント。それを締めくくるにふさわしいロックの魅力にあふれるステージだった。
湯川トーベンの詳しい情報はコチラ⇒hanagogo
大谷令文の詳しい情報はコチラ⇒大谷令文ホームページ
ロジャー高橋の詳しい情報はコチラ⇒高橋ロジャー知久OffcialSite

370_5アンコールはお待ちかねの大セッション。

380_5曲は「♪いつものラーメン」でおなじみの「Born to be Wild」。

390_6

400_4コヤマさんのリードによるロック・スペクタキュラー!

405みんなメッチャ楽しそう!
420_4
コヤマさんのTシャツがまたいいね!
430_4
もう、この雰囲気は写真を見て味わってもうらしかない!

410_4

440_4

445

450_4…ということでもう一回。
リサーチの結果、ロックは楽し。その傍らにはいつもMarshall!これに尽きる!

460_3(一部敬称略 2015年1月10日 吉祥寺ROCK JOINT GBにて撮影)