Marshall Mania 2
所狭しとズラリと並んだ新旧のMarshall…。右を見ても左を見てもぜ~んぶMarshall!ここは楽器屋さんではない。こんなMarshallだけ並べた楽器屋さんあるワケないもんね。
これは今からさかのぼること8年。2006年の4月に開催された『マーシャル・マニア』というイベントの一幕だ。
2006年当時はまだMarshall Blogも始まっていなかったので、今日ここに掲載している写真は本邦初公開だ。
私も写真にナンノ興味もなかった頃なので、コンパクト・カメラで無造作に撮影したものなのでクォリティも低い。でも懐かしいな~。
このイベントは、昼間の第一部が中京地区のマーシャル・マニアが自慢のMarshallを持ち寄って見せっこするというもの。
目の玉が飛びだすようなレアなものが出て来たワケではないが、オーナーの皆さんが自分のMarshallにあふれる愛情を注いでいることが十分に伝わってくる。うれしい限りだ!
Marshallを手に入れること、Marshallをステージにセットすること、Marshallを弾くこと…すべてがロックの真髄だ。ロックへの憧憬に直結するのがこの光景だ。
そして、午後には大谷令文がステージに上がり、ギター・クリニックを展開。
この内容がまたスゴかった。もう令文さん、バッキング・トラックもナニもなしに弾き放題で、Peter GreenやらRobin Trowerやらガンガン弾いて「知ってる?知らないだろうな~」なんてやってる。
その様子が滅法おもしろかった。
そして、「それじゃ、アイルランドの民謡でも一発やりますかな…」と言って呼びこまれたのが原マサシ。
ふたりで演奏したのがThin Lizzyの「Black Rose」のあの真ん中の部分。ア・カペラだよ。
これは以前にも書いたことだが、とにかく生身の人間が目の前であのパートを完全に弾くなんてことはこの時が初体験だったのでとにかくぶっ飛んだ!しかも弾き手が令文さんとマサシさんだからね。「手に汗握る」とはまさにこの時のことを指すのであろう。
そして、夜はライブ。マーシャル弾きが集まって濃い~~演奏が繰り広げられた。これ以上はひとりも入れないような満員状態。
出演は大谷令文、湯川トーベン、The Sons、Shigeo Rollover、原マサシ、コヤマタケシ等々の豪華メンバー。
まぁ~みんな弾くわ弾くわ、時間が押しに押してシゲさんたちShige Rolloverが出るころにはすっかり時間がなくなっちゃって、確か3曲ぐらいで演奏を止めちゃったように記憶している。
そんなシゲさんがまたカッコよかった!
それなのに全員が登場する最後のセッションでは、もう完全にコントロールが不能になってしまい、もう阿鼻叫喚のギター地獄!
電車がヤバイ人も出て来て会場も少し空いてしまうというまさにジミ・ヘンドリックスが出た時の月曜日の朝のウッドストック状態!
ま~、ゲップが出るほどギター聴かせてもらいました。
みんなMarshallを使っているのにサウンドが十人十色でまったく異なっていて実におもしろかったな。
ショウが終わったのは何時ぐらいだったのだろう?片づけをして(エレベーターが無かったのでベース・キャビのVBC810を運び上げるのが大仕事だった!)、牛丼食べてホテルに帰った頃には午前1時をとっくに回っていた。
とにかく素晴らしいイベントだった。
そして!
今週の土曜日、4月5日。また『マーシャル・マニア』が帰って来る!
『HeartLand 30th Anniversary HTV MARCYのロック道場 Presents Marshall Mania2 in NAGOYA』と銘打った大企画!
ハートランドさん、おめでとうございます!
今回はライブのみの開催となるが、これまた濃い~出演者が勢ぞろいでおもしろくなること必至だ。
出演はMARCY(EARTHSHAKER)、大谷令文、湯川トーベンという日本のロック界の至宝に加え、中京の重戦車DYNAGON、話題の天才女子高生ドラマー川口千里、そしてメリケンバンド with ポツダムブルーまさみ、MUTSUMI MANO。
中京地区の皆さん、出張でちょうど名古屋に言ってるロックンロール・サラリーマンの皆さん、とにかくロック好きの人、素晴らしい演奏と最高のMarshallサウンドにドップリと浸かってくだされ!
Marshall Mania 2の詳しい情報はコチラ⇒名古屋Heart Land STUDIO
(一部敬称略 イベントの写真は2006年4月15日、名古屋HeartLand Studioにて撮影)