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2016年4月15日 (金)

ROCK 'N' ROLL RESEARCH (マーシャル編) vol.2~<後編>湯川トーベン、大谷令文&ロジャー高橋 and THE KEY PROJECT

さて、今年のリサーチも後半に入る。
昨年はトリで登場したTRR。今年は3番目に現れた。
10
TRRとは(今、私が勝手にそう呼んでいるんだけど…)
湯川トーベン
30v

大谷令文
20v
高橋ロジャー和久

40v令文さんの後ろにはハーフ・スタックが2セット…。

50今日の令文さんはJCM2000 DSL100と1960Aの組み合わせだ。

60v1曲目はトーベンさんの「天月」。

70vこのトリオはロックのカタマリが楽器を弾いているようなもんだからして、音の厚みが違う。

8070年代のロックの黄金時代の空気があふれ出ている。80年代以降の匂いは皆無。
コレでいいのだ!

90v「ケツ火、ケツ火」と呼んでいるのは「ケツに火がついた」、すなわちJimi Hendrixの「Fire」。

100vMore over, rover!
Let Raven take over!
(オラオラ、そこの、どかんかい!令文がいてこましたるで!)
ガツンとキマったギター・ソロ。アソコんとこね。
さすがJimi。たった7つの単語の中で、「-er」で3回も脚韻を踏ませてる。それともChasのアイデアなのかな?

1101曲はさんで「病気シリーズ」。歌うは当然ロジャーさん。コレ、タイトル「痛風」でいいのかな?
「2 Phoo」みたいな?

C_s41a0487 十八番、スパイダースの「バンバンバン」。

120いかにも波長がピッタリ合っている立て板に水のパフォーマンスだ。

130「バンドマン・ブルース」も人気曲。

140v続いてもおなじみイントロのこの曲!

160v「組曲:難聴」!
医学をテーマにしたシリアスな正統派ロック・チューン。
180…といいたいところだけど、今日もロジャーさんの爆笑難聴経験談で盛り上がる!

190v

200vロジャーさん、体温計の測定完了を知らせる「ピッ!」がまったく聴こえないそうである。
「エ、なんてッ?」
お客さんのレスポンスもバッチリだ!

210そして爆裂ドラム・ソロ!

220vインスト・パートも抜群のドライブ感で超ゴキゲン!

150

音といい、フレーズといい、呼吸といい、空気感といい、やっぱり令文さんのギターはロックそのものだ!

230v締めくくりはトーベンさんで「しょうもない僕」。
前回もこの曲で締めくくった。
湯川トーベン、最も「ロック」を感じさせるベーシストのひとりだ。とことんカッコいい!

240vやっぱり今年も最高のロック・パフォーマンスを披露してくれたこのトリオ。
他では見ることができない「ROCK 'N' ROLL RESEARCH」の名物だ。

250

260v

270vトーベンさんのプロジェクト「天月(てんつき)」。
コレ、いいんだゼ~。
『FOLKROCKS』にも唸ってしまったが、この『天月』も最高。
トーベンさん、メッチャいい仕事をされています。
今日、偶然にもここGBで天月のライブ!しかも、共演は昨日登場したスランキーサイド!
トーベンさんのロック魂を是非!

280cdTRR、リサーチ完了!

大谷令文の詳しい情報はコチラ⇒大谷令文ホームページ

290v今回トリで登場したのはTHE KEY PROJECT。

300八重樫浩

310vエンリケ

320v工藤哲也

330v八重樫さんの愛機は…

340vJCM800 2203。今回は1960BXを組み合わせた。

350vこのトリオの特徴は何と言っても3人全員が歌うことだ。
もちろん歌がなかったとしてもバンドとして最強。
もうひとりメンバーが増えてジャズを演れば完全にThe Four Freshmenだ。
え、何もそんな例えすることないって?イヤ、最近買ったStan Kentonと共演しているライブ盤がエラク楽しかったもんでつい…。The Four Freshmenは歌も演奏も超一流のジャズ・カルテット。

3601曲目は同名の最新アルバムから「Open Your Heart」。

370さっそく工藤さんと八重樫さんのツイン・ボーカルがフィーチュアされる。
続けて八重樫さんのボーカル曲で「Shoot the Lover」。

380vゴキゲンなハード・ポップ・ナンバー。
「Shoot the Lover」…なるほど「修羅場」ね。アイデアの元は「La Bamba」だそうだ。

385v工藤さんが歌うのは「My Testament」。
しっかし魅力的なお声をしていらっしゃる。男の私が聴いてもウットリしちゃうね。

390vそして、その素晴らしいボーカルをサポートする的を得た完璧な演奏!

400八重樫さんの2203から繰り出される図太い音色は工藤さんの美声に匹敵する!

405v工藤さんがフロントに出てきてタンバリンを振りながら3人で歌う場面も!
コレもTHE KEY PROJECT ならではの光景だ。

410エンリケさんのボーカルは「まさかのTrouble」。
そういえば、この日、機材のトラブルがあったんだ。
さすがの大ベテラン、少しも慌てずに飄々と乗り切っていらした。

420vそして締めくくりは「Carried Away」。

430vファースト・アルバム「KEY YOUR ROCK UP!」からの選曲だ。

445

歌、演奏、ポップでハードなレパートリー…ワン・アンド・オンリーの音楽を展開するTHE KEY PROJECTもこのイベントになくてはならない存在だ。
THE KEY PROJECT、リサーチ完了!

440v

450v

460THE KEY PROJECTの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

465vそして、最後はお定まりのジャム・セッション。

470「今回は若いのだけで演ろう!」とステージに上がった5人。
50代が何人もいる。
そう、ホンモノのロックを知っている世代だ!だからいつまでも若い?

480今年も飛び出した「Born to be Wild」。

490今年のリサーチの結果…

500ロックは肉食、アンプはMarshall、ドラムはNATAL、ベース・アンプはEDEN…ということで…いい結果が出ました!

510コヤマさん、ありがとうございました。
来年もリサーチ楽しみしています。

520vおわり

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
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(一部敬称略 2016年1月9日 吉祥寺ROCk JOINT GBにて撮影)