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2014年2月

2014年2月28日 (金)

Buzz キネマ倶楽部!!~CRACK BANQUET登場!

ヒエ~!2月も今日で終わってしまう~!早いナ~。マーブロはまだ去年の12月をやっております。年末はいいコンサートが多かったからね。いくら時間が経ってもいいものはちゃんとレポートして残しておきたいのだ!

また言ってしまうが、何事も「初」というのはいいものだ。初々しくて、溌剌としていて…。
今日は初ワンマン・コンサートを開催したCrack Banquetの話題。
07『Buzz The World!! Tour Final ~ワンマンおいっす!全員集合!~』と題されたコンサートの会場はおなじみ東京キネマ倶楽部
初ワンマンを祝って多くの花が贈られていた。

06本番の時間と相成ってメンバーがサブ・ステージから登場!

10ヤル気満々!

20そして、演奏が始まった!

30このコンサートは昨年の6月に発売されたミニ・アルバム『BUZZ THE WORLD!!』の発売記念ツアーの千秋楽でもあった。

Cdそれだけにメンバー全員、力も入ろうというものだ!

40メンバーは…
ボーカル&ギターのカミジョウテツヤ。

50vギターはシタンダアキラ

60vサックスのユアサイクカ

70vベースにフルヤシュンスケ

80vドラムのヨシハラ"マメ"ケイタ…の5人。

90v実はこの5人…ワンマンは「初」かも知れないが、Marshall Blogは「初」ではない。

100v昨年の1月、爆風スランプのトリビュート・コンサートの前夜祭に出演し、そのレポートに登場してくれているのである。
150「えらくテンションの高いにぎやかなバンドだな…」というのがあの時の印象で、「Crack Banquet」という一風変わった名前のせいもあり気になっていた。

120CRACK BANQUETは2012年にはRED BULLが主催する『RED BULL LIVE On the ROAD』というバンド・コンテストで優勝も果たしている実力派なのだ。

130Marshallの壁を背負ったアキラさん。
こんな光景を目にすると「ヘビメタ?」と思うかもしれないが、ゼンゼン違う。
別にヘビメタでなくてもMarshallの壁はステージに最高のロック・フィーリングを醸し出す。

110アキラさんはシュレッダーではない。ブルージーでソウルフルなギターを弾く。また、今時珍しいこの白いSGもPeter "Ollie" Halsoleみたいでカッコいい!(Olllieはギッチョだけどね)
バンドの中ではドラえもん的存在なのだそうだ。「アキラくん、アキラくん、何か出して~」と言うと新曲を出してくれるのだ。
140バンドのサウンドと言えば、とにもかくにも明るくにぎやかなファンキーなロックンロールとでも言おうか、カミジョウさんを中心に、5人とお客さんが一体となって仲よく楽しんじゃおう!というスタイル。

160シュンスケさんはEDEN WT-800とD410XSTキャビを使用。

170vこれがまたスネ毛が逆立つ音のヌケようで、思いっきりバンド・サウンドを締めあげていた!なんというか耳元で鳴っているような音の存在感なのだ!

180楽しいロックンロール!

200vこのバンドは5人とも際立ったキャラを持っているところが実に楽しい。特に大きなアクセントを与えているのは、「ハイ、サックス!」

210豪快なブロウはもちろん…

220vいつもニコニコ、メッチャ明るいイクカちゃんのキャラクターが最高だ!

300v随所に現れるサックス・ソロの熱演に観客の目が釘付けになる。

230当日はウルフルズのウルフルケイスケさんや木内友軌さんもゲストで登場。

270ノリノリの演奏で大いに会場を沸かせた。


ドラムのマメさんはバンド最年少。桜井翔くんに似てるというポジション。当時はご両親もお越しになられていた。初のワンマンだからね!

190しっとりコーナーもちゃんと用意されている。カミジョウサンの弾き語り。

260v「キャンディ」という曲を熱唱。
カミジョウさん、そういえば自分で自分のこと「澤穂希」とか言ってたな。

255本編最後のクライマックスは4曲を続けてプレイ。
シュンスケさんのベースラインがいよいよ際立つ!
290vイクカちゃん猛ブロウ!
240v情感豊かなソロを決めるアキラさん!
280観客をアオった「真夜中のアジテーション」では最高の盛り上がりを見せた。
250ダイナミックかつ繊細なドラミングで最後までバンドをドライブさせたマメさん。

310v歌、MC、ダンス、澤と八面六臂のパフォーマンスでエンターティナーぶりを発揮したカミジョウさん!

315v本編全15曲。起伏に富んだ、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような騒ぎのにぎやかなパフォーマンスだった!

320アンコールはイクカちゃんが描いたイラストをあしらったTシャツを着て登場。
ウルフルズのウルフルケイスケさんや木内さんを交えての1曲と「夜明けのルースター」が演奏された。

330「やりきった」感満点の5人!
観ていてとてもすがすがしい気分になるパフォーマンスだった!
これからの展開が楽しみなバンドのひとつだ。がんばれ!

340CRACK BANQUETの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・ウェブサイト

05(一部敬称略 2013年12月14日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2014年2月27日 (木)

岡井大二 Plays NATAL~Logic of Living Legend デビュー!!

こういうのを待っていたのよ!
ナ~ンの文句もありません。問答無用で最高です。
もうコレだけでチャッチャと今日のマーブロ切り上げたいぐらい。

10「Logic of Living Legend」というグループ。
大層仰々しい名前だけど、演奏の内容はもっと仰々しい。
超腕利きが集まってプログレッシブ・ロックの名曲、そして難曲を演奏しようという企画。
すいませんね、興奮しちゃって!プログレ好きなもんで勘弁してくださいね!

だってサ、King CrimsonならまだしもBrand Xとか演るっていうんだよ!プログレ好きなら興奮しない方がおかしいでしょ?!

20_2キラ星のごとく集結したミュージシャンは…

リーダーの仙波清彦
70vギターに鬼怒無月

30vヴァイオリンに高橋香織

40vキーボードは久米大作

50vそれにベースがバカボン鈴木

60vこんなメンバーでプログレ演られてごらんなさいよ、アータ。タマらんよ。
そして、肝心のドラムは…

80_2岡井大二

90_2しかもドラムはNATAL!
大二さん、大層NATALを気に入っていただきましてネェ、うれしい限りです。

100v今回のこの企画は皆さんがイッパイやっている時に「プログレやろうよ!」という話しになって、仙波さんを中心に結成された。ま、音楽達人たちの趣味の世界?だからおもしろい!

「めずらしくリハーサルを(1回だけじゃなく)2回やった。途中で演奏が止まっちゃったらアタマからやり直すので、その時はよろしく!」なんておっしゃっていたが、そんな場面がない、まったく危なげない演奏だった。

110v鬼怒さんはずいぶん久しぶり。以前、最後のFrank Zappaのバンドのギタリスト、Mike Kenallyが来日した時以来。ちなみにMikeは私のことを「Mr. Marshall」と呼んでくれていたんよ。
あの時はホッピーさんやナスノミツルさんらと「Black Page」を演奏した。開演前、Mikeと鬼怒さんがエンディング前の11連譜が連続した超絶フレーズを楽しそうに練習していたのを思い出す。
後日鬼怒さんにこの時の譜面を分けてもらったのだが、今でも宝物として『Zappa in New York』のLPといっしょにしまってある。

120vレパートリーはというと、メンバー各自が「アレやりたい」、「コレやりたい」というノリで決定された。

130それだけに何が飛び出すかがメッチャ楽しみだった。

140しかも、ドラムが大二さんであ~る!
大二さんは実は「ゲスト」という扱い。なぜなら、こ飲み屋さんでこの企画が浮かんだ時にはドラマーがまだ決まっていなかった。それで「プログレのドラムといえば…四人囃子の岡井大二!」ということで白羽の矢が立ったのだそう。

170子供の頃から大二さんのドラミングが大好きでしてね。ナンカ、大陸的な大らかさを感じるんだよね。要するに日本人離れしてる。それが我がNATALを叩いているなんて!こういう仕事をしていて一番うれしい瞬間だよね。ミョーリ、ミョーリ。
それにしもこの音!大二さんのドラムって音が大きいのにまったくうるさくない。大二さんもドラムだけ聴いていても音楽が成立するプレイだ。
名手が叩いているからなのは百も承知だけど、我ながらNATALってホントに音がいいと思う。ものすごく音楽的な音だ。

220v順不同にはなるが、全曲ではないが演奏の内容を紹介しよう。
150鬼怒さんのリクエストで「Crazy Eight」という曲。フランスのヴァイオリニスト、Didier Lockwood(デディエ・ロックウッド)の作品。
この人は70年代にはMagmaにいた人。その後、Pierre Moerlen's Gongの『Downwind』やZaoの『Kawana』や『Live!』にも参加している。
160v『Storyboard』とかいうソロ・アルバムがあってSteve GaddやJoey DeFrancescoというメンバーに魅かれて買ってみたけどあんまりおもしろくなかったな。先のGongも『Expresso II』とか『Gazeuse』に比べるとチョット…。Zaoの2枚はとってもいい。

で、この鬼怒さんの選んだ曲、めちゃくちゃカッコいい!何でもモントルーでBilly Cobham、Jack Bruce、David Sancious、Allan Holdsworthらと演奏していて鬼怒さんのベスト・フュージョン・ナンバーとのこと。

210v久米さんはDavid Sanciousの大ファンなのだそうだ。何しろファン・クラブに入っていたとか…というかDavid Sanciousのファン・クラブなんてあるのね?
この人はBruce SpringsteenのE Street Bandでキーボードを弾いていた人。Stanley ClarkやZucchero、Peter gabrielなんかとも共演している超売れっ子キーボードプレイヤーだけど、私は接点がなかったな~。

「Prelude」という曲の他もう1曲を演奏。とてもいい曲だった。

180v客席から「おお!」と声が上がったのは、「Lark's Tongue in Aspic Part2」のイントロが聴こえた時だ。「太陽と戦慄 パート2」ね。

190この曲をカバーしているバンドは他にも観たことがあるが、このバンドは演奏は他とはゼンゼン違った。

200それは仙波さんの存在だ。もう丸っきりJamie Muir!

ちなみにこの曲の原題は「肉汁ゼリーのなかのヒバリの舌」という意味だが、これもJamie Muirのアイデアだったそうだ。

230v仙波さんが何かを鳴らすだけで場の雰囲気がガラリと変わる!
370この日のショウは2部構成だったが、構わず続けて書く。曲順も実際のものとは異なることをもう一度記しておく。

ELPも出て来た。「Hoe-down」。
「プログレのお湯に浸かりたい」ぐらいプログレがお好きな香織さん。いい人だ~!私はヴァイオリンの入ったロックが大好きだ!Caravanのヴィオラ、AnekdotenのチェロもOKね。(ちなみにこの名前、現地のスウェーデンの人が発音すると「アニクドウトゥン」のような感じで「ド」にアクセントが来る)
280v一応言っておきますが「Hoe-down」はELPのオリジナルではござらんからね。アメリカのクラシックの作曲家、アーロン・コープランドの作品。後期 にレパートリーに加えた「庶民のファンファーレ」もそう。「Hoe-down」はバレエ音楽『ロデオ』の挿入曲。あの曲をこんなにカッコいいロック曲にし てしまうのはさすが。「ファンファーレ」もあんなブギにしちゃうんだからスゴイ。
前にも書いたかな?ELPには「原曲探し」の楽しみがあって、 ヒナステラやヤナーチェク、そしてKeith Emersonのピアノ・ソロなんかを聴いていると、出るわ出るわジャズの名曲。「Scraple from the Apple」は前から知っていたけど、こないだ何かのライブ盤を聴いていたらHorace Silverの「Quicksilver」がまんま出て来たのには笑った。アレ、J.J.Johnsonの「Wee Dot」だったかな?しばらく聴いていないウチにわかんなくなっちゃった!でもどっちか演ってるのは確か。
このメンバーで「Tarcus」演ってもらいたいな。

240vゲストの大二さん、インタビュー・コーナー。「実はプログレそんなでもない」という大二さん。そうなんだよね。大二さんというと四人囃子とPink Floydのイメージで即「プログレ」というイメージがあるけど、実際に大二さんと音楽の話しをするとそうでもないことがわかる。もちろんお詳しいけどね。
King Crimsonとかは縁遠い…と告白されていた。

320で、大二さんのリクエストはというと…Brand Xの「Enthanasia Waltz」。『Unorthodox Behavior』収録の「安楽死のワルツ」だ。

310Edgar Winterの「Frankenstein」。1973年、Paulの「My Love」に蹴落とされるまでの1週間、Billboardのナンバー1に在位したインスト曲。
Marshallの50周年記念コンサート『50 YEARS OF LOUD LIVE』のオープニングに選ばれた曲だ。
295サビからすごくアメリカっぽくなっちゃうところがチト性に合わないが、ロック史に残る名リフだ。
260vん~、コレは人間が実際に演奏するのを初めて見たな。King Crimsonの「Starless」。鬼怒さんのボーカルだ。
もうこの曲が嫌いになるぐらい練習されたそうだ。完璧!

250vかつて、何かのインタビューでRobert Fripが「美しいメロディ」と自画自賛していたが、確かに名曲だわね~。

仙波さんによれば、「演歌みたいなメロディがいい。耳元で歌ってもらいたい」だそうだ!

270バカボンさんによる後半のあのベースのパートのカッコよさと言ったら!タマらんわ~。

290そして、そのバカボンさんによる「21st Century Schizoid Man」。

330若かりし頃、レコード屋にJeff Beckの『Wired』を買いに行ったが、なくて代わりにKing Crimsonの『U.S.A.』を買った。それ以来のプログレ浴だそう。

これまた完璧な演奏でした!

300vそして、アンコールは大二さんリクエストで再びBrand X。2枚目の『Moroccan Roll』から「Dico Suicide」。
ナンダカンダおっしゃって自分も超ムズカシイ曲をお選びだ!

340vあ~、スゴカッタな~。
リハーサルの時からご一緒させていただいたのだが、またソレがスゴカッタ。ちょっと演奏が引っかかると、みんなで譜面を確認しながら「ソコ、四分の四(しぶんのし)に八分の一をひとつ付けて」とか「5/4に11/8でいいんだよね?」とかモノスゴイ会話が飛び交っていた。それでそのままスラスラ演奏しちゃうのである。変拍子ばかりがエライわけではないけど、やっぱりこうした演奏技術の高さを目の当たりにするとひとつの感動を覚える。
ホントに見応えのあるコンサートだった。それにやっぱNATALいいわ~。

350チャンス到来。Logic of Living Legendが再登場する。3月3日、場所は代官山の「晴れたら空に豆まいて」だ。
お見逃しなく!

360vMarshall Blogをご覧のギタリストの皆さん!バンドのドラマーさんに↓↓↓を教えてあげてくださ~い!

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、今ならNAMMでフィーチュアされていたStave Snareシリーズもご用意しています。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト


(一部敬称略 秋葉原CLUB GOODMANにて撮影)

2014年2月26日 (水)

王様+はち王子様+渡辺英KING全国行脚2013 <後編>

さて<後編>…

ご存知の通り、王様は「直訳ロック」の王様。つまり英語の歌詞を日本語に直訳して、日本語で歌う。
一方、渡辺さんはそれとは関係なしに原語のまま歌う。

Hoj_img_0675 「Come Together」。前回も書いたけど、イントロの「シュッ!」は「♪Shoot me」だ。ほとんどの人はジョンが「シュッ!」って言ってると思うんだけどな。
ビートルズの本国の人たちはコレを知っているのだろうか?今度Marshallに行った時、この事を実際に現地の人に訊いてみよう!

20v_2続いては王様。でBlack Sabbathの「Paranoid」。
それぞれの歌詞がどう直訳されているのかは、一部の曲のタイトルを除き、ここに書きません。知りたかったらコンサートに遊びに来るか、CDをゲットしてね!

30王様、座奏。
演奏するのはPoliceの「Every Breath You Take」。座らないとイントロのアルペジオがシンドイ。
スゲェ真剣な表情!

40v歌うは英KING。張りがあってよくヌケる声だ。

50MCも彼らのコンサートの大きな楽しみだ。
はち王子様は短気でせっかちで、怒りっぽいキャラ設定。容赦なく王様に突っ込んでくる!

05vもちろんMCだけじゃないよ。

60_2切れ味鋭いドラム・ソロ!

61vこのパートも大きな見どころだ!

62vそして王様、ここで激奏。Van Halenの「Eruprion」をちゃんと弾く!

70v腕のみせどころ!王様曰く「あ~、チョロイ、チョロイ!」

80vそのまま「あの娘にくびったけ」!

90v王様が愛用のエフェクター・ボードを披露。ボードに乗っているアイテムは3つ。歪み系と他ひとつ。もうひとつは時計だ。
時計で音を変化させているワケではないよ、もちろん。つねに上演時間をチェックしてショウの長さを調節しているのだ。あらゆるシチュエーションでプレイしている王様。クライアントのリクエストに完璧に応えるプロのなせるワザなのだ。
長い長い噺を何回やっても数秒しか変わらなかったという昭和の大名人、桂文楽を連想させる…とはホメすぎか?

100_2「迷信」。BBAの「Live in Japan」バージョン。トーキング・モジュレーターをやってるところ。もちろん口で!

110_2はち王子様から「直訳なのに何でこの曲を選んだ~?」とキツイつっこみをよそにプレイしたのは「Into the Arena」。インストだからね、翻訳しようがない!
でも、楽しそうにギターを弾いている王様の姿にギターの魅力を感じた。
140ガッチリとした演奏が気持ちイイ!

120v_2はち王子様の完璧ドラミング!

130_2ところで、今回も王様はMC中は固有名詞も含めて英単語は禁止。

174人形は英語OKという設定で腹話術まで披露してくれた。

175v前回は「ロックとドラッグ」のお題でご講話を頂戴した。アレもメチャクチャおもしろかったけど、この腹話術も抱腹絶倒!
ホントにこのコンサートはユカイだ!

176本編の締めは深紫2連発!
150_2まずは「燃えろ~」。

160Glenn Hughesのパートは英KINGが担当。スンゲェ声だ!
170vもう1曲は当然「高速道路の星」。
190_2王様、熱唱!
210王様、熱演!

180_2ロック史に残る名ギター・ソロを完璧に再演する。

200_2エンディングのようす。コレ大好き。
3人が下へフェイド・アウトする!

220そして、呼び戻し。すなわちアンコール。
英KINGのリードでCCBの曲を1曲披露。
そして小畑さんが加わる。
260_2王様の十八番、「湖上の煙」。
240_2ここでは、直訳⇒言語⇒同時2ヶ国語というゴージャスな構成で演奏してくれた。
ありがとう王様!(ちょうど今、テレビでオリンピックの総集編やってたもんだから、つい…)

230ギター・バトルもスリリング!

250_2あ~、おもしろかった。満足、満足。
ホント、皆さん、今度上演する時には絶対観に行った方がいいよ。ロック好きなら絶対オススメ。
情報は下記のいずれかでゲットしてチョーダイ!

王様の詳しい情報はコチラ⇒王様のRock'N'Roll TOWN
はち王子様(ファンキー末吉)の詳しい情報はコチラ⇒亜州鼓王Funky末吉的家頁
英KING(渡辺英樹)の詳しい情報はコチラ⇒Official Homepage
小畑秀光の詳しい情報はコチラ⇒JET秀光の爆走ロックンロール日記

終演後は再び写真コーナー。

270ここがもっとも肝心という…「物販タ~イム!」。しかし、メッチャ統制が取れてるな~。

280_2もちろん購入するとグッズに全員のサインを入れてくれる。王様が手にしているのは人気の特製エコバック。すぐに売り切れちゃうから要注意だ。

Cb_img_0742 これは小畑さんのグッズ。なんか他と雰囲気が違う!ホンモノの激鉄グッズだ!

300(一部敬称略 2013年12月18日 HEAVEN'S ROCKさいたま新都心にて撮影)

2014年2月25日 (火)

王様+はち王子様+渡辺英KING全国行脚2013 <前編>

マーブロのデザインが新しくなって最初の『ライブ・レポート』に登場するのは誰じゃろな?外タレか?

イエイエ、今日登場するのは王様。しかも、まだ去年の12月分。
でもね、コレは詳細にレポートせずにはいられないのさ!だって最高におもしろいし、ひとりでも多くの人にコンサート会場に足を運んでもらいたいから!

Marshallのハーフスタックを背にまずステージに登場したのは、「印度の林檎」。

05印度の林檎という芸人さん。嘉門達夫氏の唯一のお弟子さんという。

10ネタを曲に乗せて笑いを取るというおなじみの芸のスタイル。
マイクにぶつけて唇から出血!というトラブルをその場でネタに押し込んだ!

20vしっかりと会場の笑いを取ってツカミはOK!

印度の林檎の詳しい情報はコチラ⇒ほんとうは蜜柑がすき

昔、ミカンって冬になると段ボール箱で買ってたよね?…とか、ミカンを食べすぎて爪だか指先だかが黄色くなってる人とかいたでしょ?アレ、なんだって昔はあんなにミカン食べたんだろうね?コタツで。
考えてみりゃ、ミカンだってかわいそうだゼ。
段ボール箱で買うほど庶民に愛されていたのにキウイだの、マンゴーだのワケのわからない外来種にヤラれちゃってさ…かく言う私もこの冬1ケしかミカン食べてないわ。
ミカンのために言っとくけど、キウイもマンゴーも1ケも食べていませんから。
長野に長いこと住んでいた関係でウチは、リンゴに関しては毎年モノスゴイ数を食しております。「リンゴ好きは医者いらず」って言うらしい。

30v続いて登場したメタルトリオ。激鉄♪MAX!!。

40激鉄♪MAX!!…これは正式には「げきてつはちぶおんぷまっくすびっくりまあくふたつ」と読む。正確には「げきてつはちぶおんぷひとつまっくすびっくりまあくふたつ」のような気もするが、さして問題ではあるまい。

50vドラムはファンキー末吉。ヘア・スタイルがメッチャかっこいい!

60ベースは渡辺英樹だ。なんつーか、突然現れて、大声でまくし立て、そして大爆音で1曲演奏。

70ナニがナンだかわからない電光石火のパフォーマンスがスリリングだった!

80次の出演は…ってほぼ同じなんだけど、小畑秀光!

90今日もひとりメタル。私はコレが好きでしてね…。95共演者もバッキング・トラックも何にもないひとりぼっちのへヴィ・メタル。
Marshallがあれば何とかなる!…なんて勝手に思ってるんだけど…。

100vひとりじゃ寂しいから、その分アクションが激しい!これがまた見物なのよ。

110金沢港のマグロの冷凍倉庫に真っ赤っかに燃えたぎった練炭を持ち込んだような無理のある熱気とでも言おうか。この雰囲気がタマらない!

120v縦横無尽に宙を舞う華麗なシュレッディング!

130異常に滑舌のよい雄叫び!(ちなみに「滑舌」と言う言葉は広辞苑に掲載していない)

140v爆風スランプへのトリビュート・アルバム『We Love BakufuSlump』にも収録されている「人間はなぜ」他を激演した。

今、急に思い出したんだけど、皆さん、生コンクリートの状態ってどういう方法で評価しているか知っていますか?
「スランプ」っていう概念があるんですよ。
アイスクリームを乗っける「コーン」ってあるでしょ?あれを逆さまにしたような「スランプ・コーン」と呼ばれる鉄の容器に出来たての生コンを詰めて、そのコーンをそのままスッと垂直に持ち上げる。
すると中に入っている生コンがグニャリとつぶれて広がる。それが元の高さからどれぐらいつぶれて(「スランプ何センチ」という呼び方をする。ちなみにプロは「センチ」とは言わず、「セン」と省略する」)、どういうふうに広がったかを目で確認して良し悪しを決定するんですよ。
土木はスランプ8センとか10セン、建築は18センとか20センという生コンが使用される。元の高さから8cmつぶれる程度の柔らかさということね。
これは高さが何百メートルもある最新のインテリジェント・ビルの建設でも生コンが使われる以上、必ずこの検査が現場で行われる。プリミティブでしょ~?
イヤね、何となく「プリミティブ」ということでは真空管のアンプを連想するナァ。
結局、昔から使われているモノは「確か」ということよ。

150演奏者の熱が、これほどそのまま伝わる演奏も珍しい。

小畑秀光の詳しい情報はコチラ⇒JET秀光の爆走ロックンロール日記

160vナントいう豪華なコンサート。ここまででオープニング・アクトが3組!
そして満を持して真打の登場だ!

170まずは写真タ~イム!

180お客さん、み~んな携帯を手に激写!

190そして演奏がスタート。あ~今回も楽しみだ!

200王様

210v渡辺英KING

220vはち王子さま…しかし似てる!

230v1曲目は「♪あぶない~、あぶない~」の「Kill the King」。

240ギター・ソロもバッチリ!
もちろん王様のMarshallの愛用者だ。

2502曲目は「Detroit Rock City」。

260おかげさまでこのMarshall BlogはイギリスのMarshallの連中の他、結構海の向こうの人たちにも見てもらっているのだが、今日みたいな記事は音や主旨に関する知識がまったくない、写真だけの情報でこの3人が一体どういう風に見えているのだろうか?!

270vそして、英KINGのボーカルで「We Are an American Band」。

280今回、ものスゴイ公演数のツアーをこなしている3人。
ところが、中一週間空いてしまったという今日のステージ。「王様、段取りが危ないゾ!」…とメンバー2人から鋭い指摘が!
この先は果たしてどうなるのか?波乱含みのこの続きはまた明日!290<後編>につづく

(一部敬称略 2013年12月18日 HEAVEN'S ROCKさいたま新都心にて撮影)

2014年2月24日 (月)

#LIVEFORMUSIC~Marshallのあるライフスタイル

マーブロ開いてビックリした?

操作ミスで実は昨日ホンノ少しの間、このスタイルでアップされちゃったんだけど、見られちゃったかな…?
新しいMarshall Blog…いかがかしら?

先日、本国イギリスのMarshallのウェブサイトが大幅にイメージを一新したことをお伝えした
以前の梅村デザイン研究所のバナーが大好きだったので、ちょっと戸惑ったが、Marshall Amplificationの公式ブログとして、その新しいMarshallのイメージにのっとってリニューアルしたというワケ。
素晴らしい作品を提供して頂いた下町のヒプノシス、梅村昇史さんにはこの場をお借りして感謝の気持ちをお送りしたい。

さて、ちょっとこの動画をご覧いただきたい。

ね~?! イメージ変わったでしょう?
もう世界中のMarshall関係の露出がこの新しいイメージを取り入れている。

こちらは新しいHandwiredシリーズの仲間の1962HW、Bluesbreakerのハンドワイアード・バージョンのデモンストレーション。
こうした動画の作り方も大幅に変わった。

クリスも変わったな~。初めて彼に会ったのはもう10年以上前のこと。Marshallの工場で開催されたイギリス中の楽器店の担当者を集めた商品説明会の時にデモンストレーターとして登場した時だった。
クリスは20歳になったか、ならないかぐらいの時分で、髪はフサフサとソバージュにしていた。
『50 YEARS OF LOUD LIVE』でも重要な役回りを演じていたことは以前レポートした

ところで、私がMarshallという名前を知ったのは1974年位のことか…。Marshallがスタートしてちょうど干支がひと回りした頃だ。
そして初めて三段積み(ここは敢えて「フル・スタック」とはいわない)を実際に見たのは秋葉原の「朝日無線」だったろうか?
初めてMarshallのスタック(JMP時代の1959と1960AX)を手に入れてから34年。
そして、Marshallの仕事に携わってカレコレ16年。
さらに正式にイギリスのMarshallのスタッフになって約2年。
外から、中から、ずいぶん長いことMarshallに接して来た。

過去のMarshallの視覚的なイメージはといえば、黒、金、銀、ガイコツ、ライオン…ってとこか?
実際に展示会などでブースを設営する時は、黒を基調に銀のトラスを使用すべし…という指定がかかったこともあった。
とことんへヴィ・メタルのイメージだったのよ。

それがですよ…動画を見てビックリでしょ?
まるでパソコンやらスニーカーやらのPRイメージみたいじゃん?
ギターでコレをやるならまだわかる。現実的に海外では「生活の中に音楽&ギターありき」的路線でPRをし続けている有名アコギ・ブランドもある。

ギターならともかく、Marshallはギター・アンプでこの路線を打ち出した。
コレはね~、メッチャすごいことだと思うのですよ。

創業から50年を経過し、今ではNATAL(ナタール)とEDENも加わった。他にもヘッドホンやブックシェルフ・スピーカー等のオーディオ機器、海外では冷蔵庫の発売等、「Marshall」のスクリプト・ロゴをまとった関連製品も定着してきた。

先述した初めてMarshallの実物を目にした時は、ショウウィンドウの中にガッチリしまわれていてニオイをかぐことすらできなったMarshallが、今や生活の中に溶け込んでいるのである。
これはロックが生活の中に染み込んだということに他ならず、50年にわたってロックの発展に貢献して来たMarshallのひとつの業績ということが言えるだろう。

3brands先の動画にJim Marshallの姿はもうない。
明らかにMarshallは51年目以降の新しいステップを踏んでいるのだ。
しかし、Jimの精神はMarshallに生き続けている。
やはり、MarshallはMarshallなのだ。

これからもMarshall、そしてMarshall Blogを何卒よろしくお願いします。
ハイ、この下の「いいね!」押して!

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2014年2月21日 (金)

子供を極める~伊藤広規還暦を祝う会

2014年2月19日、伊藤広規さんがめでたく還暦をお迎えになった。

10vその日、盛大に広規さんの還暦を祝う宴が催された。
凛とした広規さん!
そんな広規さんを祝福しようとあふれんばかりの大勢のお客さんが会場に詰めかけた。

20v冒頭、いきなり広規さんの演奏!

25vディレイを利用したひとりベース・ソロ!圧巻!

Koki2_img_0004 司会は「Guitar☆Man」や「SCANDAL コピーバンド/ヴォーカリスト・コンテスト」でマーブロでもおなじみのNACK5の山本さん。

50v息の合ったやりとりで会場の爆笑を誘い、会がいいように盛り上がる!

60「3回目の成人式」、「子供を極める」とあいさつをした広規さん。最高にうれしそうだった。

70v背後のマーシャルはこの日のために用意された1992 SUPE BASSのフル・スタック。
Aキャビは日章旗に「60th」が映える!

80Bキャビにはユニオン・ジャック。
もちろんカバリングは真っ赤っか!これが広規さんのチャンチャンコなのだ。

赤いチャンチャンコというのは一種の魔除け。「無事に育つように」と願いを込めて生まれたての赤ちゃんに赤い産着を着せたのが元らしい。つまり、人生60年経って干支が元に戻り、「生まれた時に帰る」という意味合いがあるそうだ。
だから広規さんは「子供を極める」とあいさつされたのだ。

90続いて鏡開き。

100広規さんのトレードマークが入った佐渡の酒だ。

110オリャッ!

120メッチャうれしそう!

130vあ~、あ~…。

140そして広規さん自ら乾杯の音頭を取る。

150手にしているのは「ありがとう」と刻まれたこの「広規さん特製枡」。

160カンパ~イ!

170それにしてもうれしそう!
220_3広規さんの秘蔵写真もタップリと披露された。
写真だけでなく、貴重なビデオも上映され、「青山純さんのお別れの会」で弔辞を読む広規さんの姿は列席者の涙を誘った。
さらには1982~85年の達郎さんのコンサート内での青山さんとのデュオによる壮絶なベースソロ。
公開が禁じられているのでここで紹介できないのが残念だが、ベースを胸の位置に下げ、ほっそりした広規さんとまるで西洋人のようにハンサムな青山さんの姿に会場からは大歓声が上がった。
それにしても凄まじい演奏で、青山さんを失った日本の音楽界のダメージが想像以上に大きいことを思い知らされた。
日本のリズムは広規さんに任すしかない!

180このあたりからゲスト・コーナー。

190バンドのセッティングをしている間に登場したのはバースデイ・ケーキ。枡を手放さない広規さん。

200「♪ハッピ~バ~スデイ、こ~きさ~ん」の大合唱!

220_2赤いケーキ。
後ほど切り分けられて列席者にふるまわれた。おいしかった。

210そして、次に登場したのは広規さんと北海道を旅した若手ミュージシャンたち+1。

230アルバム『FUTURE DAYS』のレコ発コンサートの時に登場した小野健吾

240v「Guitar☆Man #003」に参加していた外園一馬

250ベースも仲間の若いミュージシャンで固める。

260vそして、ドラムは達郎さんのバンドで広規さんとタッグを組んでいる小笠原拓海

270v途中から広規さんにスイッチ。スゲェ、グルーヴ。
演奏後さんざん弾いといて「出しゃばってゴメンね~」だって!

280次のお客様は音楽王・ホッピー神山さん!八丈島から駆け付けてくれた。
(未公認だけど…)私の音楽師匠。
ホッピーさんは広規さんと青山さんのデュオによる奇盤『A*I』のプロデューサーだ。

290ホッピーさんの必殺技、映像と即興演奏のひとりコラボ!

320映像に合わせてホッピーさんの歌とピアノとノイズが有機的に、時には無機的に複雑に絡み合うというもの。

330vもちろん即興だからナニが飛びだすかはわからない。

340vこの日はヒナステラとストラビンスキーとマグマを足して「ホッピーの黒」で割ったような濃~い演奏。

350v_2見よ!完全にホッピー・ワールドに入りこんでいる!

360この場が「還暦のお祝いの会」であることをスッカリ忘れさせられるような鬼気迫る熱演だった。さすが!

370v広規さん、「おめでたい曲をありがとうございます!」だって。もうおかしくて、おかしくて!

380広規さんの足元。やっぱり赤があしらえてある。

390もうひとりのゲスト、高谷秀司さん。

400高谷さんは1985年に渡米した後、ラリー・カールトンやデューク・ジョーダンと共演したギタリスト。先ごろ亡くなられた人間国宝の尺八奏者、山本邦山さんと「大吟醸」というグループの活動をしていた。広規さんとは30年来のお付き合いだ。

410vここは広規さんも登場して…

40v即興で素敵なデュオ・パフォーマンスを聴かせてくれた。

420 さて、いよいよ佳境に入り、会を実現させたスタッフ、広規さんの広報担当の山田さんの他、今日の会場のブルース・アレイのスタッフが紹介された。

440v会場のみんなと一本締め!

450いや~、とにかく笑いと音楽に満ちた楽しい会だった。
こういう催しで、よく「こんなにたくさんの人が集まるのも(主役の)人望の厚さの賜物ですな~、ワッハッハ!」という挨拶を耳にするが、この時ほどそう感じたことはなかったナ。460コレだもん!

Koki2_img_0175 そして、そのまま2次会に突入!

480大槻啓之さん…

490_2ホッピーさん…

500岡井大二さん…

510v気の合った仲間と最高の演奏を披露してくれた。
こういう時って主役はあんまり出て来ないのが普通のような気がするけど、広規さんがジャンジャン弾いちゃう!ガンガン飲んじゃう!
そこがまた魅力的なのだ。会場のみんなはもうおおよろこび!

520v末筆になりますが、広規さん、還暦おめでとうございます。
身体に気をつけていつまでも元気に最高の音楽をクリエイトしてくださいまし!
あ、広規さん、120歳のお祝いは「大還暦」というそうです。その時にはまたお祝いの会にお邪魔します!

伊藤広規の詳しい情報はコチラ⇒伊藤広規公式ウェブサイト

530今日広規さんが終始使用していたEDENのDIボックス。広規さんがイギリスのMarshallの工場に赴いた時にMarshallからプレゼントされたものだ。

470最後にここ最近の広規さんのCDのリリース情報の記事のリンクを貼っておきますので是非ご覧ください。幸運にもこの5枚すべてにライナーノーツを書かせていただき、写真も採用いただきました。
あ~なんて幸せなワ・タ・シ!よろしくお願いします!

名盤誕生!伊藤広規ライブ・アルバム『Relaxin' at IWAKI ALIOS』

Relaxミート・ザ・リズム・セクション~A*I(青山純&伊藤広規)登場!

300ai伊藤広規、新譜『WATER COLOR』発売!

Water2アンビエント・ミュージックの愉しみ~NEBULA『On Earth』発表

Nebula2【緊急掲載!!】本日発売の伊藤広規ニュー・アルバム、そしてチャリティ・コンサート

Future2(一部敬称略 2014年2月19日 目黒Blues Alley Japanにて撮影)

2014年2月20日 (木)

CLASSIC ROCK JAM 2013 -王道回帰- ブリティッシュ・ロック・ナイト<後編>

2日間にわたって開催された2013年のCLASSIC ROCK JAMもいよいよ佳境に入る。
「ブリティッシュ・ロック・ナイト」の後半だ。
大金あ拍手で迎えられステージに登場したのは寺田恵子。

05当然会場は総立ちの興奮状態!

10_2CLASSIC ROCK JAM皆勤の恵子さん。今日はナニを演るのか?
20_3…と思ったら、Sex Pistolsの「God Save the Queen」!

110_2

このセットのメンバーは…
白田RUDEE一秀

30vK-A-Z

40v_2満園庄太郎

50v_2角田mittan美喜

60v_2石黒彰
…というラインナップ。

70v_3ものスゴイ迫力だぜィ!

80_2そして2曲はナント、「Helter Skelter」!チョ~カッコいい~!

90_3今日のRUDEEのMarshallはJVM410HJS。Joe Satrianiのシグネチャー・モデルだ。

100v_4後半のドラムはすべてmittanが受け持った。滑り出し大好調の豪快ドラミング!
120_2
「熟女なめんなよ~!」

130最後はBlack Sabbathの「Die Young」が3曲目。17歳の時にSHOW-YAに加入して最初の覚えさせられたという曲。
パンク~ビートルズ~へヴィ・メタルとイギリスのロックを俯瞰するようなレパートリーで後半を興奮のうちにスタートさせた。

25vそして小野正利。

140v_3mittanのドライブ・ドラミングに導かれしは…

190v_4Deep Purpleの「Fire Ball」!
フロント陣がデカイ!という小野さん。ウン確かに。RUDEEさんも庄太郎ちゃんもK-A-Zさんも、mittanも石黒さんも長身だもんね。

145それにしても。こんな曲が出て来るとはうれしいね!次回は『Who wo we think we are』から選曲してもらいたいな~。

150v_3余裕の庄太郎ちゃん。この曲のベースがスゴかった!

160_2小野さんのセットの2曲目は「Crying in the Rain」。Whitesnake。

170ミラー・ピックガードをウマイ具合に使っていたK-A-Zさん。

180vここも大満足の仕上がり。小野さんみたいに歌えたらどんなにいいだろかね~?!

200_3最後はデーモン閣下のセット。「♪ドンドンパッ」で登場した1曲目は「We will rock you」だった。
ここではベースが寺沢功一にスイッチ。

210_42曲目に持って来たのはなんと「21st Century Schizoid Man」。

220_4途中のパートでは閣下がいろんな笛を取り出してフリー・インプロヴィゼーションをするというパーフォーマンスが挿入された。
メンバーくんずほぐれつの大熱演。4ビートのパートのてらちんのベースがメッチャかっこよかったりして実に楽しい演奏だった。

230_4本編の最後には閣下と恵子さんで「Burn」を演奏。

240_3CRJ名物のひとつ、アンコール・セッション。
昨日は「アメリカン・ロック・ナイト」ということでKISSの「Rock and Roll All Night」を演奏したが、今日はブリティッシュ…とくれば当然「Rock and Roll」!やっぱコレでしょ!
280_2今日も次へ次へとソロが回されていく。

290ソリストを紹介する冠さんの一言がまたおもしろいんだよね~。

300ドラム合戦も当然大白熱!

270_2今回も大盛況のちに終了したCLASSIC ROCk JAM。
次回は20周年を迎えるそうで、大変楽しみにしている。
こうした「黄金時代のロック」を伝承するイベントの発展を願ってやまない。

Child Aidの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site

CLASSIC ROCk JAMの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAl WEB SITE

250_3※掲載の許可を頂戴した出演者の方々のお写真のみを用いて記事を構成しました。末筆ながらこの場をお借りしまして、ご協力をいただきましたご関係者の皆様に心から御礼申し上げます。

(一部敬称略 2013年11月23日 赤坂BLITZにて撮影)

2014年2月19日 (水)

CLASSIC ROCK JAM 2013 -王道回帰- ブリティッシュ・ロック・ナイト<前編>

2夜にわたって開催された2013年の「CLASSIC ROCK JAM」。

102日目は「ブリティッシュ・ロック・ナイト」だ!
前日の「アメリカン・ロック・ナイト」同様、基本的に2曲毎にボーカルが変わるという構成だ。

15最初のセットに登場したのは…

原田喧太

20vピート・クラッセン

30_4力石理江

40_3ボーカルは冠徹弥、ベースはSHUSE、ドラムはLEVINというラインナップ。
いきなりブリティッシュ丸出しのオジー責め!

Black Sabbathの「Paranoid」と…

50vOzzyの「Bark at the Moon」をプレイ。

60_3そして、今日もギターを降ろし、ピートさんがボーカルに回る。

70v_2ピートさんの替わりにギターでステージに上がったのはSyu。
100v_3曲は待ってましたのZeppelin。「Black Dog」!

80やっぱりいいね~、ブリティッシュは!

90_2こんなシーンが見られるのもCRJならでは!

1102曲目はIron Maidenの「The Evil That Men Do」。
ここもスカッとしたノリノリのセットだった。

120v_3ボーカル、竹内光雄のセットが続く。ドラムも宮脇JOE和史にスイッチ。

そして、喧ちゃんの後を引き継いだのは我らがSHARAさん!Vが良く似合う!

130v_3まずJudas Priest。「曲はThe Hellion~Electric Eye」。

140_2ここから前半最後までベースは石川さんが受け持つ。

150SHARAさんの弾くブリティッシュ・ロックは素晴らしい。

170v_3あの時代の香りや空気がそのままパックされているのだ。

180_32曲もJudasの「Breaking the Law」。

190v_3ここで前半最後のセットでボーカルがえいぞうさんにスイッチした。
曲はDeep Purpleで「Speed King」。

216v真ん中のキーボードとギターの掛け合いもバッチリ!

200vそのパートのギターはSyuちゃんが担当した。

210_3やっぱりパープル、ツェッペリン等のスーパー・バンドを擁するブリティッシュ・ロックは強いね。

204vSHARA vs. Syu!
前半の大きな見せ場のひとつ!

205vそして前半最後に持って来たのはUriah Heep!

215「Look at Yourself」…いわゆる「対自核」。今にして思うとスゲェ邦題だ。
そしてスゲェのはこの演奏!
「ブリティッシュ・ロック・ナイト」前半を締めくくるエキサイティングは演奏だった!

220_3ハーフタイムには昨日同様、東海林のり子さん、Child Aidの吉田理事長、デーモン閣下が壇上に上がり「児童虐待防止」をテーマにディスカッションが展開された。

Child Aidの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site

230_3CRJグッズも人気を集めていた。

CLASSIC ROCk JAMの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAl WEB SITE

240_2
<後編>につづく

※掲載の許可を頂戴した出演者の方々のお写真のみを用いて記事を構成しました。末筆ながらこの場をお借りしまして、ご協力をいただきましたご関係者の皆様に心から御礼申し上げます。

(一部敬称略 2013年11月23日 赤坂BLITZにて撮影)

2014年2月18日 (火)

CLASSIC ROCK JAM 2013 -王道回帰- アメリカン・ロック・ナイト<後編>

アメリカン・ロック・ナイトの<後編>。前半もエライ盛り上がったからね。後半も楽しみだ!

20_2後半最初のセットは冠徹弥がボーカルで…
白田Rudee一秀

30_3ピート・クラッセン

40v寺沢功一

50_2力石理江
そして、ドラムはLEVINというメンツ。

60Motley Crueの「Primal Scream」とGuns 'n' Rosesの「Paradise City」を激演した。

70そして今度はピートがボーカルにまわる。

90ギターに再びK-A-Zが入る。

110v_2Alice in Chainsの「Man in the Box」とSkid Rowの「Quicksand Jesus」…と言われてももはやわからんな。
ま、私はアメリカン・ロックをほとんど聴かない上に「Classic」を通り越して完全に「Dinosaur」ですからね。お許しあれ!そういう意味ではCRJ、とても勉強になります。

バッチリきまったRudeeさんのポーズ!

100v_2ハード・ロック・ベースの重鎮の名に恥じないてらちんの極太トーン!

120v_2ステージ上手奥でキメ細やかな仕事をこなしていた理江さん。

130v_2後半の後半に登場したのは小野正利!

140v_2そして、石原SHARA愼一郎。

150v_2Syuちゃんが戻って…

160vベースに石川俊介が入る。

170v_2このセットで演奏されたのは、まずNight Rangerの「Don't Tell me You Love me」。

180_22曲ごとに目まぐるしく代わるボーカルは何と言ってもこのイベントの花形だが、ズラリと並ぶ豪華ギタリスト人の奮迅の活躍も大きな楽しみのひとつだ。

200_2気持ちいいようにソロをビシっとキメてくれるSHARAさん!
190v_2小野さんの残り1曲は「Separate Ways」。Jouneyの大ヒット曲だ。小野さんにピッタリだ。

220_2SHARAさんの図太いMarshallサウンドがこの曲にガッチリとマッチしてる。
210_2SHARAさんは前回に引き続き2回目の出演となったが、そんな感じがゼンゼンしない。第1回目からずっとステージにいる感じがする。ようするに「ロックの風格」だ。

240v名曲に名演。このセットも最高に盛り上がった!

230_2そして、トリ。寺田恵子の登場だ!

250vこのSHARAさんから恵子さんのくだりは、私にとってホーム感満点。めっちゃホッとするわ~。

260v選曲はJanis。これもホッとするわ~。「Move Over」だ。

270Syuちゃんとのイキもピッタリ。やっぱり名曲だ~。

280締りのある低音でバンドドライブさせる石川さん。

265Janis、キマッタ~!

340「寺田恵子で~す!唯一の皆勤賞で~す!」
恵子さん、初めてこのイベントに出た時は30歳だったという。今、おいくつになったかはコチラをご覧頂くとして…。

まさにClassic Rock Jamのアイコン的な存在なのだ!

275v「椿鬼奴に似てる」と言われたので選んだという2曲目。

320Bon Joviの「You Give Love a Bad Name」。鬼奴とはゼンゼン違う!当たり前か…。
310v終盤に向けてバック陣も熱の入ったプレイを繰り広げる!

290vモクモクと弾いてるように見えるがノリノリの石川さん!

300v恵子さんの快心の笑みで「アメリカン・ロック・ナイト」の本編は終了。

330vそして、アンコールはCRJ名物のジャムセッション。

350お題はKISSの「Rock and Roll All Night」。アメリカン・ロック・ナイトだからね。

360次々とソロがパスされていく!

370これまた名物のドラム合戦。

390キーボード・チームのソロ!

2_img_0947

400vもちろんベース陣のソロも!

410日本のロック・シーンを長年支え続けて来た老練たちの完璧な演奏で名曲を楽しむよろこびはナニモノにも替えがたい。
明日は「ブリティッシュ・ロック・ナイト」。メッチャ楽しみ!

420CLASSIC ROCk JAMの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAl WEB SITE

Child Aidの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site

ブリティッシュ・ナイト<前編>につづく

※掲載の許可を頂戴した出演者の方々のお写真のみを用いて記事を構成しました。末筆ながらこの場をお借りしまして、ご協力をいただきましたご関係者の皆様に心から御礼申し上げます。


(一部敬称略 2013年11月22日 赤坂BLITZにて撮影)

2014年2月17日 (月)

CLASSIC ROCK JAM 2013 -王道回帰- アメリカン・ロック・ナイト<前編>

ナンテコッタ!あんまりヒドイ!

私は過去、約10年を雪国で過ごしたが、雪でこんな目に遇ったことはついぞなかった。もちろん雪国ゆえに日頃から備えはしているものの、今回の東京はあまりにもヒドイぞ!
2度目の大雪で国道246号線に閉じ込められて、ライブハウスに到着できず出演をキャンセルせざるを得なかたバンド…かわいそうに。
20時間の間にたった2kmしか進まなかったとよ…。車から降りてコンビニに買い出しに行って、帰ってきても車がまったく元の位地から動いていなかったとか…。
そのバンドの友人曰く、「情報がなさすぎる!渋滞の状況なり、う回路の情報なりをガンガン発信すべきだ!」
これだけ情報ツールが普及しているんだから何とかなりそうなもんだと思うけどね~。最新の技術ほどイザという時に役立たないのはいつものことか?
私もいつもなら往復2時間のところへ行くのに10時間もかかってしまったワイ!

そんな話を聴いて真っ先に映画『ウッドストック』を思い出した。
会場へ押し掛ける群衆の多さにニューヨーク州内の道が閉鎖され、当該の地域が「災害地区」に指定されるというくだりだ。

以上、今日の記事の内容には関係ないが、こんなこと滅多にないだろうからこうして記録しておくことにした。
では本題…

Crj_img_0007 なかなか2014年のレポートに入れない…どころかまさかの逆行だよん!
昨年11月に開催された『CLASSIC ROCK JAM』のレポートだ!
出演者が多いこういうイベントは記事をまとめるのがなかなか大変でしてね。
しかし、日本を代表する一大名イベント、レポートせずにはいられないでしょ?!

20今年は「-王道回帰-というサブタイトルがつき、「アメリカン・ロック・ナイト」と「ブリティッシュ・ロック・ナイト」と2夜に分けて開催された。
また、「Child Aid Live~児童虐待防止キャンペーンライブ」としての開催でもあった。

25_2こういうイベントはやっぱりMarshall抜きには語れませんな~。
ステージにはおなじみの「M」の字がズラリと並んだ。

40_2これはSHARAさんのヘッド。

50いよいよ第一夜、アメリカン・ロック・ナイトがスタートした。
TOTOの「Girl Goodbye」だ!デビュー・アルバムのB面の1曲目ね。

30_2はじめのセットはデーモン閣下をボーカルに…
原田喧太

60vK-A-Z

70v満園庄太郎

80v石黒彰、そしてドラムは宮脇"JOE"和史という布陣。

90vCLASSIC ROCK JAM初登場の喧ちゃん。さすが百戦錬磨のつわものだけあって堂々たる弾きっぷり!

TOTOはデビューした時、「日本でトイレに行くと必ず見かける」とかいう理由でこのバンド名をつけたと話題になったが、アメリカに行ってトイレに入るたびにこの話しを思い出す。
じゃ、アメリカはどうか?私の調査によれば「American Standard」というブランドだ。誰かこの名前のバンドやれば?!

110v2 曲目はJourneyの「Don't Stop Believin'」。

100v今回は2曲毎にボーカルが変わるスタイル。
同じバック陣に竹内光雄を迎えて「Born to be Wild」。

若い人はSteppen Wolfなんてバンドは知らないだろうなァ。カナダのバンド。しかし、「♪いつものラーメン」で歌い出すこの曲は知ってるだろう。
これほどヒット曲とバンドの知名度の乖離が激しいバンドも少ないだろう。海外ではモノスゴイ人気だったんだから。ま、かく言う私もこのバンドのLPを買ったのは、後にも先にも子供の頃のベスト盤1枚だけだけどね。

1202曲目はDoobie Brothersの「China Grove」。冒頭に掲載したセットリストに「China Groove」とあるがこれは誤り。「Grove」というのは「小さな森」とか「木立ち」とかいう意味だが、ここで歌われているのはテキサスに実在する同名の街のこと。
中華街の話しなのにサムライが出てきたりして相変わらず「東洋一本」でゴッチャにされている。

「Born to be Wild」も「China Grove」もノッテ当然のチョイス。プレイヤー陣も気合が入る!当然会場は大盛り上がり!

120vここでセット・チェンジ。ボーカルにさかもとえいぞうを迎える。
ギターは白田Rudee一秀。

130vSyu

140ドラムに角田mittan美喜。

2_img_0869キーボードは石黒彰で変わらず。そしてベースにはSHUSEが登場し、KISSの「Love Gun」とVan Halenの「Ain't Talkin' 'bout Love」」が披露された。

150vそして、前半のトリはこの人。
ダイアモンド☆ユカイ。

160ユカイさん、1曲目は「It's my Life」。Bon Joviだ。

170vいつも通りの流麗なプレイ!使用しているMarshallはJVM410HJSと1960A。ヘッドはjoe Satrianiのシグネチャー・モデルだ。

180mittanのドラミング冴えわたる!

210そして、2曲目は「Hotel California」。
演奏前にはユカイさんからこの曲に関する詳しい解説というか、解釈というか、説明が付け加えられた。

220心を込めたユカイさんの熱唱!

230こちらも大きな聴きどころ。
もちろんふたりのギター・ソロでしょ!

240名曲というものはやはり名演を引き出すね~。

200おふたりはどうか存知上げないが、この曲、「もちろんよく知ってるんだけど、今回はじめてコピーした」という曲の代表に違いない。結果、弾ける人がやたらと多い。
普段Eaglesをまったく聴かない私ですらコピーしたもんね。

素晴らしい演奏だった!

190vハーフタイムには、CRJのシンボル的存在ともいうべき東海林のり子さん、Child Aidの吉田理事長、ユカイさんが壇上に上がり「児童虐待防止」をテーマにディスカッションが展開された。

250会場ロビーには募金を呼び掛ける元気な声も!

Child Aidの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site

260CLASSIC ROCk JAMの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAl WEB SITE

<後編>につづく

※掲載の許可を頂戴した出演者の方々のお写真のみを用いて記事を構成しました。末筆ながらこの場をお借りしまして、ご協力をいただきましたご関係者の皆様に心から御礼申し上げます。

(一部敬称略 2013年11月22日 赤坂BLITZにて撮影)

 

2014年2月14日 (金)

至上の楽団~三宅庸介新譜情報

バレンタイン・デイか…。すっかり卒業したな…ってんで今日も硬派な話題だよ。

新宿から高田馬場に移転し、昨年末にオープンしたレコーディングスタジオの老舗BAZOOKA STUDIO

10 新宿の頃が懐かしいような気もするが、高田馬場の新店舗では練習スタジオも併設され、こちらも大人気を呼んでいる。

20その練習スタジオの7部屋中5部屋にメイプル、バーチ、アッシュのNATALのドラム・キットがセットされていることは既報の通り。

Bm_img_0019早くも「NATALのアッシュの部屋をお願いします!」なんてリクエストを携えてお見えになるお客さんもいらっしゃると聞いた。うれしい限りである。

Bm_img_0022_2もちろん、数々の名盤を制作してきた優秀なエンジニアを擁するレコーディング・スタジオの方も相変わらずの盛況だ。
今、ミキサー卓に向っているのはエンジニアの内藤輝和、テルさん。実際にレコーディングの作業中だ。

30ちょっとわかりづらいが、今ギターのオーバー・ダビング中。一番奥ですさまじいギター・プレイが展開されている。

40その姿をミキサー室でジッと見守る。

50レコーディングに取り組んでいるのは三宅庸介率いるStrange, Beautiful and Loudの3人。

60もちろん三宅さんは愛用のDSL100と1960BVを持ち込んでいる。

70v愛器のうちの1本。当然ギターはすべてストラトキャスター。

80v足元もライブと変わらないいつもと同じ仕様。ただ…

90Jimiが見守ってくれている。「I stand up to a mountain~」。有名な「Voodoo Chile」の一節だ。「♪ブドゥチャ~イ、ブドゥチャ~イ」というヤツね。
そう、レコーディング中、三宅さんはVoodoo Chileと化した。

100ベースは山本征史
征史さんはこのバンドでは1992 SUPER BASSを使用する。コレがまた、SB&Lのサウンドにおっそろしくマッチするんだ~。大好きな音色。Marshallのベース・アンプは素晴らしかった。

110v休憩中。
陣中見舞いにやって来てくれたノンちゃんとしばし談笑。

120そして金光KK健司のドラム。

130NATALのバーチ・キット。12"、16"、22"、14"x5.5"。Traditional Customから14"フロアを抜いたスタイル。

140フィニッシュはTobacco Fade。グッドモーニングアメリカのペギちゃんのキットと同じ材質と色。(ペギちゃんのキットは「Rock」という2タムのキット)
このカラーはカタログやウェブサイトで見るより実物の方がはるかに美しい。このきれいな木目が写真に写りにくいからだ。実物を見た関西の人は「ウワ~、メッチャきれいやん!」と、東京の人は「すごくきれいだな~!」とほぼ例外なく言ってくれる。

150もちろんサウンドも素晴らしい。輪郭のハッキリした豊かなトーンとでも言おうか。
とにかく音に深みがあるところが好き。これがブリティッシュ・ロックを作って来た人達のドラムに対するひとつの総括なんだナァ。道理で好きなドラム・サウンドなワケだ。

160vそして、完成間近のYosuke Miyake's Strange, Beautiful and Loudのニュー・アルバムがコレ。いち早くジャケットを借りて来た。
タイトルは『Orchestral Supreme (TRIUMPH RECORDS XQHK-1010)』。
Zappaで「Orchestral」という言葉に、Coltraneで「Supreme」という単語に親しんでいるだけに私にはとても親しみを感じるタイトルだ。

職権濫用ですでに聴かせていただいた。
初出の曲の他に、If」や「Petal」等、SB&Lのコンサートでもおなじみの曲も収録されている。それら耳なじんだ曲もスタジオ・レコーディング・マテリアルならではの凝ったアレンジがなされており、まるで新曲を聴いているかのようだ。本当は1曲ずつここで解説したいところなのだが、今回は出し惜しみして、「素晴らしい出来である」ということだけ書き記しておく。

そして、このジャケット!
手前味噌ながら私が撮影した写真を使っていただいた。
三宅さんが自分の音楽性を重ね合わせてこの写真を選択してくれているとすれば、この上ない喜びだ。三宅さんに限らず、私はステージの上の人の「音楽」を撮影しているつもりなのだから…。だから、最近やたら見かけるお客さんばかり写っている写真は滅多に撮らない。ミュージック・ライフ誌で育ったクラシックな人間なのよ。
お客さんは雰囲気を作ることはできるが、音楽をクリエイトすることはできないと考えている。私が撮りたいのは「音楽」なのだ。ナンチャッテ。

「『My Goals Beyond』を思わせる」という感想は私だけかもしれないが。厳格なたたずまいと清潔感が素晴らしい。

Cdym3 発売は4月2日。
数か月でその使命を終え、3枚500円で中古レコード店のワゴンに乗っている資源の無駄づかいとしか思えないCDとはワケが違う。アーティストが命を削り、人生をかけて作った一生聴けるアルバムだ。
ギター・ミュージック・ファン、骨太なインスト・ロックのファンの方々には必ず聴いて頂きたい。そして、若い人たちにこそ聴いてもらいたいものだ。

Sbl_img_0976さて、その『Orchestral Supreme』発売前にいくつかコンサートが決まっている。
アルバムの予習がてら是非お出かけいただければ幸いだ。ひとりでも多くに人に観てもらいたい。
Strange, Beautiful and Loudの壮絶な音楽だけでなく、極上のMarshallとNATALのサウンドが待っている。

Sbl_img_0888 2月21日、『Sound Experience 10』。場所は三軒茶屋Grapefruit Moon。
こちらは征史さんのSTANDとのダブル・ヘッドライナー。
得意の「出演者4人で2バンド」。要するにリズム隊が同じでギターが島紀史にスイッチする。
STANDでのノンちゃんのギターも聴きものだ。

Sbl_img_09343月7日、『Sound Experience 11』。場所は同じく三宅さんのホーム、三軒茶屋Grapefruit Moon。
こちらはゲストに大谷令文さんをお迎えする。

Sbl_img_9704そして3 月10日、高円寺Show Boat。 『Show Boat Presents  三宅庸介・田川ヒロアキ  Guitar Show '2014』という企画。
「Guitar Show」か…なつかしい響きだ。詳しくはライブ・レポートの時ね。

これがチョット変わってて、田川ヒロアキBANDとのダブル・ヘッドライナー。
実は数年前にGrapefuit Moonで共演したことがあったが、それ以来の顔合わせ。
田川ヒロアキのバンドは若手リズム隊を組み込んだ当日本邦初公開のお楽しみフォーマット!Sbl_img_0981エンジニアのテルさんと記念撮影。
発売が待ち遠しい~!

三宅庸介の詳しい情報はコチラ⇒Strange, Beautiful and Loud

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2014年2月13日 (木)

フィル・ウェルズ・インタビュー~その6

マーシャルへの信頼
P:成功したのは1つの事柄だけではありませんでした。すなわち、アンプは当時誰も得られなかった

Pw_img_7798サウンドを出す事に成功しました。そして、そのシンプルでストレートな構造ゆえ、信頼性がありました。
そのアンプはアーティストたちが欲がっていたものを与えたのです。
ザ・フーがアンプを持って、ジムに「2、3台、明日までに修理して欲しいんだけど…」とショップにやって来ます。
それを「分かりました、明日までにやっておきます」と預かる。そして修理をやっておきます。こういうことがマーシャルをお客さんに所有させるチャンスを広げて行ったのです。
S:信頼性ということですか。
P:はい。

古いアンプ話しいろいろ
P:2010年でしたか…、早いものですね。我々が最初に製作した20台のアンプのうちのひとつが持ち込まれました。
本物かどうか確認したいとのことでした。そこでプラグ・インしてみたのですが、50年近く経ってもまだちゃんと動きました。もちろん、時が経つにつれていくつか部品は交換されていましたが…真空管は何度変わったか分かりません。しかし、コンデンサーやトランスなどのパーツはすべてオリジナルのままでした。問題なく動きましたよ!
持ち主も1ヵ月に1度はプレイしていたようです。
地元のクラブなどで友人とジャムっていたのですが、ある日誰かから「どこで手に入れたの?」と訊かれて、「わからないけど、すごく古いアンプでしょ!」と答えたのですが、その友人に「コレは相当価値のあるものだよ」と言われてここに持って来たそうです。
S:それはまたノンビリした話しですね。さぞ音も良かったんでしょうね。
P:はい。それでその彼はそれを売ってしまったそうです。

ディープ・パープル
S:ディープ・パープルがマーシャルのデモンストレーション・コンサートで演奏したことがあるそうです

Pw_img_7789_2が、本当ですか?
P:はい。確認したわけではありませんが、その話は聞きました。
S:ドラム・キット以外はすべてマーシャルの機材を使ったとか…。
P:はい。
S:いつ頃、どのように行なわれたんでしょう?
P:わかりません。特定しにくいです。かなり昔のことなので。
それはジムが一番知っていたと思います。残念ながらもう尋ねることも出来ませんが…。しかし、当時ディープ・パープルはまた新しく出て来たバンドという感じでした。今のように大規模な人気はありませんでしたよ。
もちろんその後どんどん大きくなっていきましたが…。ザ・フーもそうです。でもやっぱり可能性は感じさせましたね。マーシャルをたくさん使っていました。
S:アーティストに関して、あなただけが知っている面白いエピソードは他にもありますか?

アンガス・ヤング
P:そうですね、おもしろいと思った話は…この工場に移って来た時のことなんですが…。80年代初期のことです。バンドがやって来て新製品を試奏したんです。最終段階のところでの試奏でした。その頃はまだシアター(Marshallの工場内にある劇場。今ではそこで爆音が出せるようになっている)がありませんでした。
アンガスがやってきた時なんですが、彼に6セットのスタックを作ったんです。総計600Wのヘッドに4×12インチ・キャビが12台です。
工場の前の道の向かいにはB&Q(イギリスの日曜大工用品販売店。ヨーロッパ最大、世界大3位のDIYショップ)があるんですが、彼らが私に向かって文句を言うんです。「やかましい!」と言って。
そこでマネージャーが丁寧に、ボリュームをさげるようにアンガスに伝えました。爆音すぎて怒られちゃった!
S:ハハハ!アソコまで聴こえるとはすごい!

★      ★      ★      ★      ★
どっかにないかな~と思って昔の写真をヒックリ返したら何とか見つかった!
左の2階建ての白っぽい建物がMarshallの本社。
そして、Dnbigh Road(デンビー・ロード)という道路を隔てた写真右端、オレンジ色に「B」っぽい文字が見えるでしょ?これがフィルの言っている「B&Q」。
アンガスのギターは場内からココまで聴こえて、かつうるさかったというのだ。

よく、Grand Funk Railroadの演奏が後楽園ホールから池袋まで聴こえたなんていう話しを聴くけど、これは完全にガセらしい。本当にしておきたいエピソードだけどね。
でも、このアンガスの話しはマジらしい。
しかも。アンガスはコンサートではなくて、ただのMarshallの試奏だからね。試し弾きでこの爆音ではタマらん!

B_q これがシアターの内部。突き当りがステージなっている。
この空間を利用して、イギリスをツアーするMarshallのバンドのリハーサルに貸したりすることもある。
2010年のZakk Wyldeのツアーの時などは、リハーサルの最終日にMarshallの従業員をシアターに招待して演奏を披露していた。
その他、大勢が出席する会議でも使われるのだが、火の気がなくて夏でも寒い。そんな時でも半袖のTシャルのヤツいるもんね。私なんぞすっかりセーターよ。
そんな私の姿を見て、「シゲ、どうした?! 風邪でも引いたか?」とヨーロッパの人たちは心配してくれる。イエイエ、DNAが違うんですよ、寒い国から来た人達とは!
ホント、日本って「暑い国」の仲間なんだよ。
Gm_img_8322★      ★      ★      ★      ★

ゲイリー・ムーア
P:ゲイリー・ムーアがシアターを使っていた時のことも覚えています。何だったか覚えていませんが、何かを試奏していました。とにかく何かを弾いていました。曲の最後になって彼はバンドのメンバーを振り返り、「今の所は書いておかなくちゃな」と言ったんです。
あの場で曲が出来たようで、ああいう状態で曲を作るようなミュージシャンはそんなに多くはないでしょう。
彼が振り返って「書いておかなくちゃならない」と言った時、すごく良い気分でしたね。
S:確かに…。

古いアンプ話しいろいろ2
P:古い機材の話はたくさんあります。ロック・バンドだけではありません。3~4年前、…なんといったらいいんでしょうね、教会の牧師のような人だったんですが、この人は1963年にHanewell(ジムの

Pw_img_7800_2店のこと)でJTM45のPAを購入していました。それを教会に設置し、ずっと使い続けてきました。結婚式、お葬式、クワイアの練習といった用途でした。2008年ぐらいの事だったと思いますが、彼はここ2~3年で音質と音量が劣化して来たと感じていたそうです。
S:ずっと使って来たから…。
P:はい。そこで、「古いマーシャルを使っているのですが、どうしたら良いか分かりません」と、私達のところへ尋ねてきました。
「持って来て下されば修理しますよ」と伝えたところ、果たしてそのアンプを持っていらっしゃったのです。
買ってから一度も手をつけていないそうで、1963年に購入されたものですが、教会に設置されたきり2008年になってここに持ち込まれるまで誰もメンテをしていませんでした。
内部には1インチのほこりがたまり、真空管は1963年当時のままのオリジナル。
S:ハハハ!
P:はい、そこでパワー管を新しい物に交換しました。完璧に動きましたよ。
「コレ、これからどうしたらいいですか? オークションに出して売った方が良い? それとももう捨てた方がいいでしょうか?」と訊かれたので「いえ、売って下さい。ネットのオークションに出したらいかがですか?」と言いました。
そうして彼はそのJTM45を持ち帰ったのですが、1ヵ月ほどして再び連絡がありました。
S:彼はどうしたんですか?
P:結局あのアンプを売ったそうです。その売ったお金で教会には新しいPAのセットが導入でき、建物の修理基金に大枚充てたそうです。かなり高額で売れたようですよ!
S:へえー。
P:バンドということで考えれば、昔はよくバンドのメンバーがよく来ていましたが、最近はめっきりローディが持ってくるようになりましたね。ほとんどローディが持参しますね。
S:今は工場にシアターが出来たので、試奏などはそこで行なっています。でも昔、1977年に私が働き始めた頃は、彼らは直接工場内に遊びに来ていました。工場の中でアンプを弾いていましたよ。
つまり今より多分、もっとバンド・メンバーとの距離が近く感じられました。
しかし、私がいつも驚いていたのは、素晴らしいギタリストがとてもシャイだということです。ステージ上で見るように派手だと思いがちですが、1対1で向き合ってみるととてもシャイなんです。
S:一般的にドラマーとは全然違いますね?
P:P:全く違います。彼らはどこにいても目立ちたがり屋ですからね!

イアン・ギラン
P:あとは何だったか…ディープ・パープルでしょうか。リード・シンガーの名前はなんでしたっけ。
S:どの時代ですか? ロード・エヴァンス? イアン・ギラン?

Pw_img_7784P:イアン・ギラン。彼は凄い紳士です。イアン・ギランに関する話があります。
ミュージアムには2台のPAキャビネットがあるんですが、これはディープ・パープルの所有品です。今から数年前、イアンが奥さんや娘さんと一緒にここを訪れました。もちろんイアンはジムと知り合いで、ジムの所に来たんです。
S:昔の仕事仲間ですもんね。
P:はい。そして、私は奥さんと娘さんを連れてちょっとした工場見学をしていました。それが終了してエントランスに戻りました。
エントランスの二階はミュージアムです。
終わって階段を上がるとミュージアムです。そこでおしゃべりをしていると、イアンとジムがやって来ました。イアンが2台のキャビネットの前でしばらく立ち止まり、「これは…私のだ」と言いました。
「どういうことだい?」…ジムは「このキャビネットをディープ・パープルのためだけに作ったんだよ」と言いました。
S:何しろデモ・バンドですもんね!
P:あおう。特定のスペックで特徴のある見た目になっています。するとイアンは「これは盗品だ!」と言うんですよ!1970年ぐらいのモノだったか、詳しい時は覚えていませんが。
「どこで手に入れたですか?」とイアンに訊かれたので顛末を話しました。
 その6ヵ月前、ある青年が工場にやってきました。彼のおじいさんが亡くなったので、遺品を片付けに行ったら、裏庭の小屋の中にコレが置いてあったというのです。そこで返した方がいいのではと思い、ここに持って来たというのです。
私達もどうしていいかわからず、歴史も、作られた年代も、大体のことは特定出来るし、誰にあてた物なのかも大体分かります。
しかし、25年も前の物が突然現れてもね…。
S:それは驚きますよね。
P:イアンもかなり衝撃を受けた様子で、「どこで見つけたんだろう!」と知りたがっていましたが、「分かりません…」と言うしかありませんでした。
でもこうして2台は出て来たんです。失くしたり、盗まれたり…そういう事はよくあります。
たくさんのバンドが失くして、いろんな人が見つけてきます。なぜなら古い物は金銭的な価値が高いから。扱いにはちょっと注意した方がいいと思いますけどね!あとは…何が知りたいですか?

★        ★        ★        ★        ★

Marshall本社のエントランス。2階部分がミュージアムになっている。

Gm_img_7851これがミュージアム。
以前はガラス張りになっていたが、今ではそれが取り払われオープンな雰囲気になった。
50周年記念コンサートの前日、Jonathan ElleryのBBCのインタビューもここで収録された。

Mb_img_7943_2そして、この赤いキャビが当該のIanが所有していたとされるキャビネット。ガッチリとコレクションに組み込まれている。

Mb_img_8009 つづく

(一部敬称略 2012年9月 英Marshall社にて撮影・収録 ※協力:ヤングギター編集部、平井毅さん&蔵重友紀さん)

2014年2月12日 (水)

『PON!』のグッドモーニングアメリカ

マーブロ読者にもす~っかりおなじみのグッドモーニングアメリカ。

10去る1月21日、彼らが日本テレビの朝のワイドショウ『PON!(平日10:25~11:30)』に出演した。
今回はドラムのペギちゃんから事前に情報が入ったので、準備万端テレビをつけて正座で拝見したのだが、実はテレビのワイドショウでグドモのメンバーに会うのはこれが初めてのことではない。
しばらく前に、テレビをつけたら偶然彼らに出くわしたことがあったのだ。ホントの偶然であの時は驚いた。彼らの地元八王子のおいしいラーメン屋さんを紹介していた。

今回の放送では、グドモの最近の飛ぶ鳥を落とすような活躍ぶりが報じられ、その4人がまたまたウマイものを紹介するという設定。
そのウマイものとは京王線代田橋駅前のたこやき屋さん「たこたけ」の「だしたこ」というメニュー。ソースのたこ焼きにだしをプラスしたという大阪と明石のコラボ・メニュー。
メンバーがにぎやかに「だしたこ」をほおばる姿がおいしそうな雰囲気を倍増させていた。

その中で、「だしたこ」の次に注目してもらいたいのはペギちゃんの胸!

20vオワッ!!なんとNATALのTシャツを着てくれてる!うれしいじゃあ~りませんか!

30飛ぶ鳥を落とす勢いというのはコレ。
メジャーからのファースト・シングル「イチ、ニッ、サンでジャンプ」が大ヒット中なのだ!(写真は通常盤)

Cd_3タワーレコード全店のチャート並びにBillboard Japanともに1位を獲得した。
1月25日からスタートしたレコ発ツアーは19公演、すべてがソールド・アウトとなっている!
40もちろんレコーディングではMarshallとNATALが大活躍した。
50vもうひとつ。
コレは昨年の『未来へのスパイラル・ツアー』の渋谷O-EASTでの千秋楽のようすを収録したDVD。
こちらもMarshallとNATALサウンドが炸裂している!

Dvd最後に、チョットこれ見てチョーダイ!
その大ヒット中の「イチ、ニッ、サンでジャンプ」のPV。とても楽しい曲を楽しくクリエイトしている姿が見ていてとても楽しい!
で、5:00すぎぐらいからは見逃しちゃいけませんゼ!
がんばれグドモ!

グッドモーニングアメリカの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEB SITE

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2014年2月10日 (月)

I Remember Gary~ゲイリー・ムーアのこと

今日のタイトル…「思い出」ったって別にGary Mooreとサシでイッパイやったワケでもなければ、親しく話したワケでもない。エラそうにすんません。

ただ、ここのところ命日(2月6日)だったり、フィギュア・スケートで「Parisienne Walkways」が使われたりで、ファンの間で盛り上がっていたようなので、マーブロも一枚噛ませていただこうという趣向だ。
まったく大した話題ではない上に既出の話しが主で恐縮だが、これをいい機会ととらえ、片鱗とはいえ、Marshallとして偉大なプレイヤーのことを記録し、後世のファンに「伝承」しておこうと思い立ったのだ。

★        ★        ★        ★        ★  

そもそもGary Mooreの名前が一般的になったのはいつの頃だろう。
私が彼の名を知ったのはこのColossum IIの『War Dance』がリリースされた時だった。1977年の作品だから日本で発売されたのは1978年になるのかな?
当時はまだ「ギャリー・ムーア」と表記されていた。しばらくすると表記が「ギャリー」じゃなくて「ゲイリー」になった。「ま、ゲイリーが正しいんだろうな…」と思った。

ところが、はるか時間が経ってマーシャルの連中と付き合うようになって知ったのは、イギリス人はGaryを「ゲイリー」ではなくて「ギャリー」、イヤ どちらかというと「ギヤリー」と発音するということだった
。Mooreは「ムーア」ではなくて「モーァ」。ほとんど「ア」は発音しない。もう少し正確にカタカナ表記をするならば、「ムォーア」と発音する。

ここで脱線。
マーブロで時々書いているけど、日本の英語教育はものすごい英米チャンポンか、アメリカ寄りなんだよね。
2、3日前にもテレビのクイズ・バラエティで、「英語でトイレのことを『toilet』とはいいません。『toilet』とは便器のことです」…とかやっていた。
アノね、イギリス人はゼンゼン言いますよ、トイレのことを「toilet」って。テレビの中での正解は「bath room」となっていた。
私も最初イギリスへ行ってトイレのありかを尋ねる時に「bath room」という言葉を使っていた。もちろんこれでバッチリ通じる。でも最近では何となくそれが恥ずかしくなってしまい、「toilet」という言葉を使うようにしている。「郷に入れば郷にしたがう」し、元々英語はイギリスの言葉だからね。
番組でも「アメリカでは…」と断りを入れてくれればいいのにね。

さて、Gary。このレコードでスッカリ好きになってしまった私はもっと他のプレイも聴きたくなってSkid Rowのレコードを探したが、当時は手に入らなかった。
その後、『Back on the Street』で狂喜。1979年にThin Lizzyに加入していとうれし。『Black Rose』はよー聴いた。
でもここで終わり。その後、ブルース系になるまでは、正直まったく聴かなかったな~。
でも好きなギタリストだった。

Cdそして2010年。21年ぶりにGaryが来日した。
これがその時のステージのもよう。会場は水道橋の(当時)JCBホール。
ベースのPete Reesという人もMarshallで、ご覧のようにVBA400とVBC810のスタックを2台使っていた。

10これがゲイリーのマーシャル(下の写真。正真正銘、市販の普通の1959SLPだ。言い換えれば楽器店で普通に手に入る1959SLPと同じ。改造も何もしていない。
ただし、電圧はイギリスと同じ230Vで使用している。

この時、ギターテクのGrahamが私に訊いてきた。「シゲ、ナゴ~ヤってところの電気の周波数は50Hzかい?それとも60Hz?」
「日本は西のエリアは60Hzなんだ。名古屋も60Hzだよ。」
するとGrahamはこう答えた。
「やっぱりね。すぐにわかった。ココ(東京)と音がゼンゼン違うんだよ!」
「どっちがいいの?」
「ここさ!50Hzじゃないとダメなんだ」
と教えてくれた。

先日blurのところでも登場したJeff Beckのギター・テクのSteveは昔、「60Hzで使用すると倍音が乏しくなる」と言っていた。
が、ゲイリーのギターテクの表現では「低域 (less bassy)が薄くなる」ということだった。

そして、キャビネットは、見た目は1960BXだが、スピーカーはVintage30 に交換されている。言い換えれば1960BXのビンテージルックス・バージョン。

20インプットはとにかく左上のトレブル・ブースト・チャンネルだけ。男だ!
セッティングは PRESENCEが2、MIDDLEが8程度、それ以外はLOUDNESS 1も含めてすべて 9あたり。
1959弾きのベテラン・ギタリストの方々ならおわかりでしょうが、普通はとてもこんなセッティングじゃ弾けないよね?

実はこの時、Garyが持ってきた1959SLPの調子が悪くなってしまい、修理をしたのだ。
修理後、JCBホールに戻しに行く前に、直っているかどうかを当然チェックした。せっかくなので実際のGaryのセッティングを自分のレス・ポールで鳴らしてみた。
ま、Garyと同じ音が出ると思うほど自惚れちゃござんせんが、死んだわ、耳。
狭い場所で弾いたせいもあったが、同じ音が出るどころか暴れまくっちゃってまったく弾けなかった!どこをどう弾いても瞬時にしてフィードバックよ!

もうコ レぐらいの音量になると、出す音と同じくらい消してる音に気を遣わねばならないという感じ。「ギターの技術はミュートにあり」を実感したのであった…。
コレね、イギリスでやるともうとても弾けないよ。電圧が高い分、高域が張りだして来てよほどのテクニックがない限りムリ。少なくとも私なんぞは恥ずかしくて弾けん!

Img_0256b 足元のようす。予想以上にリバーブが深めにかけられていた。アレ、ショートディレイもかかっていたのかな?
使用していたのは現行の1959SLPなのでセンド&リターンが搭載されているが、エフェクターはギターとアンプの間につないでいた。古式ゆかしい使い方。

30この日のセットリスト。翌日の国際フォーラムも同じだった。1時間半のステージ。

40使用していたピックは市販のティアドロップ型のエキストラ・ヘビィという厚めのものだった。
Grahamに色々と見せてもらったが、「あんなんもあった、こんなんもあっ た」と案外ピックには神経質ではないようだった。
某メーカーのものが気に入っているのだが、柔らかいつくりになってしまったので現在使用中のエキストラ・ へビィのものに換えたとか…。
市販のピックじゃしょうがないので、Grahamにお願いして2007年のツアー時のピックを頂戴した。

50右手を見てると、ロングトーンで1弦をヒットする時なんか、ピッキングはアップばっかりだった。
そして、あのビブラート。チリメンじゃなくて振幅の大きなビブラート。好きだな~。

とにかく硬くて厚いピックがお好み。
弦はメインが0.10~0.52のセット。もっとプレーンに太いゲージを使っている先入観があったけど、そうでもなかったね。反対にボトムがへヴィだった。曲によっては0.09のセットも使用していたということだ。

60そ のGary、まぁ~音デカかったな。
下の写真を見て欲しい。少しマーシャルが下手側に振ってあるのがわかるだろうか?
JCBホールではミキ サー卓が真ん中じゃなくて少々上手側にセットされていた。これはGaryのギターの音が卓を直撃しないようにという配慮なのだ。
したがって下手の前の方のお客さんはもう完全に「マーシャル浴」だった。
ギターの音が大きいとよく「ギターの音しか聴こえない!」と大ゲサなことえを言うが、この時は本当にそうだった。
職権を濫用し、数曲でGary真ん前でMarshall音を聴いてみたけど、ウソ偽りなくドラムや 他の楽器の音が全く聴こえなかった。
耳から入った爆音が頭蓋骨を揺さぶって脳味噌を共振させてしまうのか、弾いている音以外の音が聴こえて来ちゃうんだから!
とにかくデカかった!ド ラムがアテぶりに見えたもんね。こんなにデカイ音、武道館で観たテッド・ニュージェント以来か?!(今にして思うとアレも大したことなかったのかもしれない)
でも、いい音だったナァ。
また、ギターのボリュームを絞った時のクリーン~クランチがたまらなくいいんだ~。
そして、ボリュームをアップしてのロング・トーン!ホント、Marshallの素晴らしさをトコトン教えてもらったような気になった。
Img_0269そしてそれから3カ月後、ロンドンでGaryを観た。
High Voltage というロックフェスティバルでGaryはブルースではなくハードロックを演っていた。
4月の来日時、「来年またハードロックのフォーマットで来日するかもしれない」という話しが漏れ聞こえていた。
このHigh Voltageの時は、それより少し先にGaryのハードロックを見せてもらった…ぐらいにしか考えていなかった。
この時もGrahamに会って「ヤア、ヤア」ということになり、「また東京で会えるかもしれないね!」なんて話していたのだが、この時は2人ともまさかあんなことになろうとは思っていなかった。
でも、これが私が見た最後のGaryの姿だった。

2011年2月6日、Robert William Gary Moore、スペインにて客死。

70さて、ここは生前のGaryが住んでいたイギリスはBrighton。
にぎやかなショッピングストリートを抜けたところにある楽器屋。
Garyは何か気になる楽器を見つけると、必ずここへ来て試したという。外壁に飾ってあるLes PaulはGary Mooreをイメージしているのかな?
(Brightonについては『名所めぐり』で後日取り上げる)

80そしてMarshallは、偉大なるMarshallプレイヤーにGaryに敬意と追悼の意を表し、このフルスタックを制作した。

90vプラークには「In fond memory of a dear friend GARY MOORE 1952 - 2011」と記されている。
Marshallは偉大なプレイヤーを失った。とりわけ、『50 YEARS OF LOUD LIVE』に出演できなかったことは今でも悔やまれる。
ウェンブリーのステージのGaryを思う存分撮りたかった…。

100「Gary Mooreの人気は本国と日本だけだ。アメリカじゃ誰も知らない」という話しを昔よく聴いた。ちょっと調べてみて驚いた。その話しが本当のようだったからだ。

本人名義のアルバムとしては『Still Got the Blues』が83位とトップ100に入っているだけで、他はすべて100位以下か圏外。
なんでアメリカ人にはウケなかったんだろう。アメリカ人にはこのギターのカッコよさがわからなかったんだろうな~。
ヨーロッパではやはり本国イギリスとスウェーデンで人気が高かったようだ。

そんな事とは関係なく、Garyのギターの音色は永遠に我々日本人の心に生き続けるであろう。
Still Got Gary!

120v

(機材写真:2010年4月28日 水道橋JCBホールにて撮影)

2014年2月 7日 (金)

SCANDALコピーバンド/ヴォーカリスト・コンテスト vol.4

昨年末に開催された「SCANDALコピーバンド/ヴォーカリスト・コンテスト」。今回で4回目を迎えた。
前回も参加させて頂いたが、会を追うごとに盛り上がりが増大しており、「特定のグループのコピー」という風にテーマを絞ったバンド・コンテストとしては日本で最大のものであることは間違いない。

過日レポートした通り、ガール・バンドとして日本記録を樹立したSCANDALというバンドの人気がうかがえるというものだ。

今回も全国各地から過去最高となる550組がエントリーし、2回の予選を勝ち抜いた8組がここ決勝のAXに集い腕を競った。

10_2トップ・バッターは「KANIKAPILA」

20「下弦の月」を演奏。

30vセーラー服は学生のバンドコンテストの衣装の定番だね(もちろん女子だけよ!)。昔は学ランで登場するバンドもチラホラいたもんだ。そういえばみんなブレザーになっちゃって学ランをあんまり見かけなくなったような気がするな…。

40v_2「SDL」

50選曲は「会わないつもりの、元気でね」。

Sc_img_0086新潟からの参加!

65「WISDOM」

Sc_img_0013「SAKURAグッバイ」を熱演。

Sc_img_0127小学5年生の時に結成して、今中学1年生なんだって!

70v_2「RANK」

Sc_img_0021「放課後1H」をプレイ。

Sc_img_01892年前にはお客さんで二次審査を観たんだそうだ。それが、今ファイナリストで参加だもんね。感激もひとしおだろうね。

80vステージの大熱演にお客さんもメッチャ盛り上がってる!

85「夜想曲」

Sc_img_0750高校2年生。

Sc_img_0252「EVERYBODY SAY YEAH!」を元気に演り切った!

Sc_img_0231「NoName」

90_2このチームはガッチリと組んだメドレーを披露。

Sc_img_0306エライ盛り上がってたな~。

100_2「Noizy」

Sc_img_0043京都からの参加。

120vチョイスしたのは「太陽スキャンダラス」。

110v最後は「Silpen」。

Sc_img_0057「サティスファクション」でエントリーを締めくくった。

130vこのグループにはこの日唯一の男性参加者(ドラム)を含んでいた。

140…以上の8組。
各バンともドSCANDAlへの思いがこもった気合の入った演奏を聴かせてくれた。
それにしても「女子」ですよ。
ま、これはコピーする対象がガール・バンドということもあるけど、とにかく女子パワーはスゴイ。
それにカッコいいよ!

150v_2お待ちかね!
審査結果がまとまるまでの間はSCANDALのライブ演奏!

160_2颯爽と登場した4人に「待ってました!」とばかりに大歓声が飛び交う!(実際に「待ってました!」と叫んだ人はいません。そういう感じ…ということね)

170v「下弦の月」でスタート。

175気が付いた?今日、みんなが使った上手のギターアンプはMAMIちゃんのMarshallなんよ。 愛用のDSL50と1960AX。MAMIちゃん、出場者のみんなに弾かせるなんて太っ腹だわ~。私が弾きたかったわ!

180v2曲目は「瞬間センチメンタル」。

185チョット前に自分達がトライアルで演奏した曲をホンモノが目の前で弾いてくれるなんてどんな気分だろう?!メチャクチャうれしいんだろうな~。
我々の世代だったら、本物のRitchieが、Jon Lordが、目の前で「Smoke on the Water」演ってくれるのと同じなんだからね。

200お祭り騒ぎのお客さん。でもね、お客さんたち最高に素敵だったよ。
だって、出場者たちにもホンモノのSCANDALにもまったく同じ声援をして盛り上がってくれたんだから!

255「会わないつもりの、元気でね」からはたたみ込むようにして3曲を演奏。

190v「SCANDAl BABY」
ね、MAMIちゃんのMarshall。そのまま同じの「熊」でしょ?

210ここでひとつ…私が見て来たロックやバンドの歴史などたかだか40年弱だけど、ずいぶんいろんな変化を見て来た。楽器の進化、音楽の変化、媒体の変容…

220それこそ書きだしたらキリがないのでいちいち書き出すことはしないが、「女性のパワーアップ」は日本のシーンにおける大きな変化のひとつではないだろうか?
もちろんSTAP細胞ではないが、どの分野でももはや女性なしにはナニも成立しなくなっているもんね。
昔は女性は客席にいて、ステージの上の男のバンドに嬌声を上げているだけというのがごく普通のパターンだったが、今では反対のパターンも普通になった。

ロック、あるいはそれに準じたタイプの音楽がいかに市民に浸透し、当たり前のモノになったということ示しているのだろう。
「アタシ、ハードなのはチョット…」とハード・ロックやへヴィ・メタルを敬遠する女性も多かったが、ナンノことはない、今では女性バンドの方がよっぽどハードで激しいロックを演奏してる。

230そんな若年層の「バン女」たちが音楽を楽しめるのもSCANDALの活躍のおかげに違いない。
「観て、聴いて」そして「演って楽しいSCANDAL」なのだ!

240お楽しみのSCANDAlコーナー、最後を締めくくったのは「Doll」だった。

250vSCANDALの詳しい情報はコチラ⇒SCANDAL Official website

260そして、結果発表。ドキドキする~!

270まずは、4人の寸評があって、各メンバー賞が発表され…

280商品が授与された。
MAMI賞の受賞はSDLの吉井早苗ちゃん!

290そして商品はコレ!っとMAMIちゃんが指さしているのがMarshall MG10CF。ナリは小さいけど音はいいよ~。こういうアンプで練習してればまたグングンうまくなっちゃうよ!(賞品提供:株式会社ヤマハミュージックジャパン

300これは審査員特別賞。この賞品はいつも目立つね~。

310そしてグランプリ!
受賞したのはKANIKAPILA!

320ゴ~キュ~!いいな、青春って…。
上手のギターの彼女は去年MAMI賞を獲ったんだよ。
そして、来る3月16日 SHIBUYA-AX にて開催される『バンドやろうよ!!Vol.5』のオープニングアクトとしての出演権を獲得!

330最後に記念撮影。
ん~、いい写真だ!

楽しかった。
このイベントのますますの発展を願ってやまない。

340コンテストの詳しい情報はコチラ⇒teena

350昨年のレポートはコチラ⇒SCANDALコピーバンド/ヴォーカリストコンテスト vol.3

(一部敬称略 2013年12月22日 SHIBUYA-AXにて撮影)

2014年2月 6日 (木)

ブロッキンジャパンのグドモ

「芸人とバンドの共演」というのか「お笑いと音楽の融合」というのか、そんなイベントが開催された。
お笑い勢の方はよくテレビに出演している、トレンディエンジェル(「チェケラッチョ、ハゲラッチョ」のふたり)、どぶろっく(「もしかしてだけど」のふたり、パンサー、野生爆弾等々。

一方、バンド組の方は、でんぱ組.incとグッドモーニングアメリカ。
『ブロッキンジャパン冬』…何せにぎやかなイベントだった。

10我らがグドモ、定番のたなしんのオープニング。

20v会場のお客さんはひとり残らずグドモのファンなのだろうか?…というぐらいの一丸となった盛り上がりよう!

30金廣真悟

40v渡邉幸一

50vたなしん

60ペギ

70vこのイベントは「お笑い芸人が音楽をやる」という趣向なのだろうが、「ロックとお笑いの融合」という企画はかなり昔からあった。
以前にも書いたことを繰り返して恐縮だが、こういうイベントに出くわすとどうしても思い出してしまう。
第一次漫才ブーム(1979~1980年ぐらいか?)の時に野音でドデカイコンサートが開かれた。
私はお笑いとか演芸が好きでしてね…。
出演したお笑い勢はツービート、ザ・ぼんち、ゆうとぴあ、…他は覚えてない。もっと覚えていないのはロック勢の方で、とにかくダディ竹千代と東京おとぼけキャッツ、それと三文役者がでたことしか覚えていない。あと誰が出たんだろう…。

とにかくヘッドライナーはビートたけしとおとぼけキャッツでRod Stewartの「Hot Legs」なんかを演った。
その頃、高校生の私は出演した三文役者というバンドのお手伝い(要するに「ローディ」。当時は「ボウヤ」と呼ぶことの方が多かった)をしていて、楽屋に出入りが自由だったので漫才の方々にサインをしてもらった。
みんなものすごい人気だったからね、すごくうれしかった。
たけしさんは本当に愛想がよく、色紙の他に『わ、毒ガスだ!』という著書にも快くサインをしてもらったように記憶している。当時の野音の楽屋って木造だった。
30年以上も前の話しだ。いい時代だった。

このイベントもあの時の熱気を思い出させてくれた。

80幸一ちゃんはもちろんMarshall。

90この日、MarshallとNATALがステージに上がりっぱなして、お笑いのコーナーの時にもそのふたつのロゴがデンと舞台に鎮座ましましているのは何ともステキな光景だった。
ん~、さすがMarshall!お笑いにもよく合うわ!エンターテイナーの鏡なのさ!

100今回は出演者の数もかなり多く、グドモの持ち時間も少なかったが…

110ご覧の通り、「やるべき」ことは全部きれいにキチンとやってのけたのであった!
ま~ホントよく盛り上がるわ~。

120相変わらずのド迫力のペギのプレイ。

130「最近ますますいい感じで鳴るようになった」という彼のNATAL。もはや幸一ちゃんのMarshallと並んでグドモ・サウンドに必定の楽器となってくれたようでうれしい限りだ!

140vそれにしてもグドモの人気がスゴイ!
詳しくは次回に譲るが、今、日本で最も勢いのあるバンドであることに異論を立てる者はないだろう。
がんばれグドモ!

2gmaimg_0088グッドモーニングアメリカの詳しい情報はコチラ⇒グッドモーニングアメリカOFFICIAl WEBSITE
160※NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、今ならNAMMでフィーチュアされていたStave Snareシリーズもご用意しています。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

150v(一部敬称略 2013年12月9日 渋谷TSUTAYA O-EASTにて撮影)

2014年2月 5日 (水)

生秋桜~ズンコ、ニューアルバム発売記念コンサート

ズンコ、待望のマーブロ再登場。
今回も浅草のジャズ・クラブ「ZINC」からのレポートだ。ちょうど1年ぶり。

10ズンコは「世界で一番静かなメタル・バンド」を標榜するボーカル&ギターのデュオ・チーム。
20メンバーはボーカルのずんこ。
40vギターのもだん・ぎたー…以上メンバー紹介終わり。
50vそのふたりが昨年10月にセカンド・アルバムを発表した。
それがこの『コスモス』。

「ジャズ好き」、「Marshall好き」というふたつの共通項で、もだん・ぎたーさんとは仲良くして頂いているが、「Special Thanks」の冒頭に私の名目をクレジットしていただいていることは幸甚の極み。私の宝物CDのひとつとなった。
全12曲、他に類を見ないズンコの魅力が丸ごとパッケージされている。
30cdそう、今回のコンサートはこの『コスモス』のレコ発記念なのだ。

60オープニングは『コスモス』と同じ「コスモス」。ズンコのキラー・チューン。Deep Purpleでいえば「Highway Star」だ。Zappaなら「Inca Roads」、舟木一夫なら「高校三年生」だ。
この「コスモス」という曲は私のお気に入りで、このことを以前もだんさんに伝えたことがあった。
110実は当日、私にはこのコンサートの前に抜けられない用事があって、開演時間に遅れそうになってしまった。
すると、1曲目にこの「コスモス」を持って来ていたふたりは、私にこの曲を聴かせてくれようと、ナント私が会場に到着するまで開演を遅らせてくれたのであった!

うれしいね~。この場をお借りしましておふたりのご厚情に心から御礼申し上げます。そして、お待たせしてしまったお客様の皆さん、ゴメンなさい。

80vもだんさんの愛機はJCM800 2204。2203の50Wバージョン。
それに愛器L-7をつないで、他では聴くことのできない独特なギターサウンドをクリエイトしている。
140弦は当然3弦からフラット・ワウンドのジャズ仕様。高いけどサビないんよ。
エフェクターはなし。男の「直」。しかもクリーン・トーンしか使わない。

90vそして、爆発的な右手のパワーを使って雷鳴のようなサウンドを作り上げる。
こんな写真にそんなことを書くと、いかにソニー・シャーロックやブラッド・ウルマーのようなサウンドを想像されるかもしれないが、決してそうではない。
2zk_img_0218もだんさんのギターは飽くまでもずんこちゃんの透き通った歌をバックアップする音楽装置なのだ。
そのふたつの要素が奇妙に絡み合ったサウンドがズンコだ。
1002曲目はもアルバム2曲目に収録されている「アメンボ」。コレもいい。
コロコロと変わる場面はまるで組曲を聴いているようだ。

130v3曲目は「あなたの幸せ」。これまたハード・ドライビングなチューン。

1204曲目は淡路弁で書かれた「どんならんだあか」。
この曲でピンときた。何にピンときたかは後述。
70歌詞はナニを言っているかサッパリわからないけど、この手の作品はすごくズンコっぽい。
…というのはスッカンスッカンの音列(リズム隊がないからね)と、ロックではついぞ見かけないであろうコード進行が使われているからだと思う。
たとえばこの曲のサビ…Am7→Bbdim→Bm7→Cdimとパッシング・ディミニッシュから強引に転調。Fm7へ持て行って、Dbm7-5からGb7のマイナーのII-VからB△7へとねじ伏せる。
静かなローラー・コースターとでもいおうか…想像だにしない展開がやさしく待っている。

145v「春の嵐」をシットリとやっておいて…

190v「たがいちがい」。これもズンコのスタンダードになりそうな曲。
200この曲は「♪たがいちがい」の部分のリフレインがやたら耳に残るわ~。フト気がつくと自分でも「♪たがいちがい、たがいちがい」って歌っていたりする。
実はここまで丸っきりニュー・アルバム通りの曲順で進行した。
170vこの日はお客さんのノリも最高だった。要するに酔っぱらっていたワケだけど、曲が始まると実に熱心にふたりの演奏に耳を傾け、曲が終わると大きな拍手とヤジを送っていた。

Wes Montgomeryの『Willow Weep for Me』というライブ・アルバムがある。
ソレに収録されている「The Surrey on the Fringe on top(飾りのついた四輪馬車)」という曲で、Wesがカッコいいフレーズを弾くとすかさずお客さんが「ヒューヒュー!」と合いの手を入れる…するとWesはそれに応えて同じフレーズをもう一回弾く…そんなシーンを思い出してしまった。きっとこの日のZINCのような雰囲気の中でWesも演奏したのであろう。

それに、もだんさんのキャラが大ウケ!彼が話す関西弁が東京の人にとっては異常に面白くてMCでは大爆笑の連続だった。
135 一瞬「There is no Greater Love」かと思わせるオクターブによるイントロが印象的なバラード、「バスは走る」。

Zk_img_0203続いてもズンコ式バラード「あしたから」。ポツン、ポツンとやさしく言葉を置いていくように歌うこの曲もずんこちゃんによくマッチしている。
そしてショウももう終盤だ。

180vもだん・ぎたー大爆発の「ズンコの夢」!

150vテンポ・アップしてスリリングに展開する中間部は問答無用でカッコいい!行け行け~ッ!

160そして本編最後を締めくくるのはブロードウェイ・ミュージカル『Oklahoma!』の挿入歌「People Will Say We're in Love」。
ミュージカル好きの私だが、どうもコレと『回転木馬』、『ショウボート』と『南太平洋』は苦手で…映画のDVDも持ってるけど、この曲はまったく意識になかった。
でもいい曲だな~。
ロジャース&ハマースタインだから悪いワケはないんだけどね。クロスビーやシナトラが歌って過去3回もTop40にチャート・インしている。
そういえばさっき紹介したWesのところの「Surrey~」も『Oklahoma!』の挿入歌だ。

それにコレ、最近買ったSonny Stittの『With the New Yorkers』にも入ってやんの。まだまだ私も勉強が足りません。このアルバム、Hank Jonesのピアノがメッチャよくて…。

210v前回は「Shiny Stockings」を演った。ガガさまの曲も演っていたっけ!

2zk_img_0195 「演ってもいいんですか?!」と遠慮しつつ始めたアンコールは「らくだ」。
2zk_img_0267もだんさんは自分達の曲を「ケッタイ」と形容する。東京の人間にとっては「ケッタイ」という言葉自体が「ケッタイ」なのだが、正直、ズンコの曲には「ケッタイ」という言葉がマッチするような気がする。
もちろん「褒め言葉」だ。
2zk_img_0278でもね、曲はケッタイでも完成度はすごく高い。この2人の演奏にベースやドラム、ましてやストリングスやホーンなどを加えたとしたらどうだろう?魅力が半減してしまうに違いない。
Zk_img_0180そして「ケッタイ」といえばThelonious Monk。Blue Noteの『Genious of Modern Music』の「'Round Midnight」を聴いて当時の人はみんなヒックリ返って笑った…という話しを聴いたことがある。
ズンコを聴いてヒックリ返って笑う人はいないだろうが、ようするにMonkも「ケッタイ」と受け止められたのだろう。

それで、先述した「ピンときた」というのはMonkのこと。
ズンコがMonkの曲を演ったらものすごくハマるのではないだろうか?共通項は「ケッタイ」。
「Epistrophy」、「Evidence」、「Nutty」、「Well You Needn't」、「Little Rootie Tootie」、「Off Minor」、「Humph」…挙げだしたらキリがない。ナニをやってもピッタリきそうだ。Monkのソロをずんこちゃんが日本語でボーカライズしたりして。
「Four in One」なんて演ったら最高に面白そう!
…なんてことを考えてひとりでニヤニヤしている。
2zk_img_0254最後は前作のタイトル・チューン「いたって走る」で幕を閉じた。

220関西を拠点としているチームだけになかなか東京で観ることができないが、チャンスがあれば皆さん是非このケッタイな音楽を聴きに来てくだされ!
2zk_img_0174ズンコの詳しい情報はコチラ⇒ズンコのホームページ

230_2(一部敬称略 2013年12月8日 浅草Zincにて撮影)

2014年2月 4日 (火)

Crossfaith “APOCALYZE WORLD TOUR 2013 : JAPAN” FINAL SERIES

一昨年前の話し。

「シゲ、『クロスフェイス』って知ってる?」、

「何なの、ソレ?」

「ナ~ニ、言っちゃってんの?日本のバンドだよ!メッチャかっこいいからとにかく見た方がいいよ!」

会話の相手はMarshallのアーティスト担当の、Joel。
実はこういうことは今回が初めてではなくて、以前にもまったく同じことがあった。つまり、イギリス人に日本のバンドを教えてもらうということね。その時はElectric Eel Shockを教えてもらった。

そして、昨年CrossfaithがOZZFESTに出演するというので見に行った。
さすがにこの手の音楽は、正直、もはや私のような化石化しつつあるロック・バカにとっては、なかなか周波数を合わせにくい類のものだ。
しかし、「だいたいロックといものはだね…」とヘリクツをコネ回すことによろこびを感じている年寄りを喝破するような圧倒的なパワーに驚いた。

10_3それにしてもこのO-EAST!満員すぎるでしょッ?!
この日はニュー・アルバム『APOCALYZE』を引っ提げて8月から展開していた「APOCALYZE WORLD TOUR 2013」の千秋楽だ。世界30カ国以上を回り、東名阪での凱旋公演でツアー締めくくったのだ。

20_4VocalのKenta Koie

30_2GuitarはKazuki Takemura

40_2ベースはHiroki Ikegawa。
失敬ながらスモークとレンズの曇りで撮影できなかったPanorama & ProgramのTerufumi TamanoとDrumsのTatsuya Amanoを加えた5人でCrossfaith。
日本よりも圧倒的に海外での活動が活発なワールドワイドなバンドだ。

ステージにはMarshall Wallがそびえ立つ。

60v_3濃密なスモークでハッキリと写ってはいないが、このド迫力のステージの演出を背後から完璧にフォローする。
Marshallは世代を超えるのだ。

50v_2それにしてもモノスゴイ熱気!拭いても拭いてもレンズが曇る!周りを見渡すとメガネをかけている人たちがやはり全員レンズをフキフキしてる。
こんなにレンズを拭きながら撮影したのは、豪雨の中の上の子のアメフトの試合の時以来だ。
「汗と熱気で床に水たまりができてるんじゃない?!」とハコの友達と冗談で話していたんだけどホントだったかもしれない。
それほどの熱気!

70_2もう35歳ぐらい若ければ下へ降りて行くんだけどね…。チョットこの体力ではムリだ。
でも、若い人たちのロックに対する興奮は理解している。

80_2そして、やっぱりいいロックにはMarshallが似合うのだ!

2月8日からはイギリスの人気音楽誌KERRANGと組んでO2 Academyを中心とした全英ツアーが敢行される。
サディスティック・ミカ・バンドから40年、日本のバンドの海外での活動を素直に喜びたい。
その後日本国内を回り、6月にはDoningtonへ向かう。「Donington」とはもちろん「Download Festival」を意味する。イギリス三大ロックフェスのうちのひとつ。健闘を心からお祈りしている。

90_3Crossfaithの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEB SITE

100_2(一部敬称略 2013年12月8日 渋谷TSUTAYA O-EASTにて撮影)

2014年2月 3日 (月)

犬神サアカス團~『不確定性原理の悪夢』発売記念巡業

3連チャンでアメリカのレポートをお届けした後は、いきなりドッロドロ和物バンドのライブレポート。

今日は拙文。イヤ、「節分」。マーブロは一年中「拙文」か…。
東京は暖かいね。「節分」は立春の前の日のこと。「節分」の名が示す通り、季節の分かれ目を指す。つまり、「暦上では春がやって来た」ということ。
このバンドは「春など永遠に来ない、鬼も逃げ出す絶望感に満ち満ちた真っ暗な音楽」を奏で続ける最高にゴキゲンなグループだ。
犬神サアカス團の登場だ!

05今年で結成20年を迎える犬神サアカス團。

10_410月にはニューアルバム『不確実性原理の悪夢』を発表。

Cd今日のレポートはその発売記念ツアーの千秋楽のようすだ。
前回お送りした『祟神』では悲惨な農民のストーリーのナレーションがオープニングに用意されたが、今回はストレートに4人がステージに現れ、演奏を開始した。

20_5犬神凶子

30_3犬神情次2号

40_3犬神ジン

50v_3犬神明

60v_41曲目は「機能不全家族」。『不確実性原理の悪夢』の最後に収録されている直球勝負のドライビング・チューン。そして「泥」へと続く。

70_3ソリッドなリフとシャープなソロで犬神サウンドを鮮やかに彩る情次兄さん。

80v_2当然情次兄さんはMarshallだ。

85JCM800 2203と1960Aのコンビネーション。

90v足元のようす。

100_3俊敏なアクションと重厚なベース・ラインの巧妙な絡み合いが魅力のジン兄さん。

110_2ジン兄さんのEDEN。WT-800とD410XSTキャビが2発。卒塔婆は国産だ。
どこにいてもまるで耳元で鳴っているかのような音抜けのよさは驚異的ですらある。

120v_2足元のようす。

130ダイナミックにしてドラマチックな明兄さんのドラミング。ドラマーの感性を忠実に表現するNATALのキットがベストマッチする。

140v明兄さんのNATAL。
12"、16"、22"、14"x5.5"のシンプルなメイプルのキット。恐ろしくヌケがよいリッチなトーンが素晴らしい。

150_2足元のようす。ハイハットスタンドとツイン・ペダルもNATALだ。

155紅蓮のバスドラ・ヘッドにバンド・ロゴとNATALロゴが映える!

160v_3そして猛烈に舌を巻きながら世にも不幸な物語を唄いつづる凶子姐さんのカッコよさ!
でもね、超満員の会場にホロっと来ちゃうシーンもあったんだゼ。

170_2「道行き」、「浅草心中」とノリノリの曲が続く。

180v_2曲調はノリノリでも「浅草心中」あたりの世界はこのグループならではのもの。

いつもマーブロ上で「ロックの黄金時代」だの「70年代のロック」などと騒ぎ立てている通り、私は古い人間だ。しかし、テレビの「下町探訪」のような番組があると「昭和の香り」っていう表現を使うでしょ?アレが気に喰わない。どこでどういう風に「平成」と違うというのだ?
ああいう言い方をされるといい気分がしないんだな…。

「昭和」と「平成」の違い…根岸出身で随筆家の山本夏彦(1915-2002)によれば、「戦前」と「今」を比べると、テレビの有無を除けば日本人の基本的な生活形態はほとんど違わないという。
上梓されたのがチョット前の本なので、今ならパソコンの有無も「戦前」と「現在」の違いに数え上げていたかもしれない。
だから、「昭和」と「平成」の違いなど目には見えないほど微細なものであるハズなのだ。

ところが、このバンドは違う。もし、この雰囲気が「昭和」ということであれば、どうしようもないぐらい「昭和」を感じてしまうのだ。以前にも書いたが黒岩重吾の「西成シリーズ」の世界。
それが犬神サアカス團を他のバンドと相違させている点であり、魅力と受け止めし、それを楽しんでいる。

それにしても何だって最近の歌は「がんばって」と「負けないで」ばっかりになっちゃったんだろうね。世の中の競争が激化したことの表れなのかね?あんまり応援してプレッシャーかけなさんなって!却って落ち込むわ。

心理学的にはツライ時、悲しい時にハッピーなものに接すると。気持ちが明るくなるどころか、実はそれは反対で、余計ふさぎこんでしまうらしい。
ツライ時は、ツライものに接することがいいらしい…っていうので、だ~いぶ昔、イヤなことがあった時、これを思い出して実践したことがあった。
それには『マッチ工場の少女』とかいうフィンランドの映画を用いた。何かの評で「映画史上もっとも悲惨なストーリー」とかいう風に書かれていたからだ。
一体主人公がどれだけ悲惨な目に遇うか…期待に胸を膨らませて観てみた。

ところが、あまりにも映画のつくりが拙くて観ていて段々腹が立って来てしまい、とても最後までは観れなかった!…と同時に忘れたかったイヤなことはもうどこかへ失せていた。
かくしてその悲惨な映画は見事効果を発揮したのであった!

岡林信康の「山谷ブルース」だの「チューリップのアップリケ」や「手紙」なんて歌を聴いてごらん。最近テレビで見かける友川さんの作品でもいい。
「昭和」、いいかえれば70年代の音楽のすごさが実感できるよ。
そんなパワーを持っているのが犬神サアカス團だ。

音楽に関していうと明らかに「昭和」と「平成」は違うのだ。

190_2ニュー・アルバムから「冒涜と呵責」と「秘密倶楽部」。「冒涜~」は実にいい。
続けて「太陽を待っている」。

200_2ここでグッと落として「ねむり姫」、「青蛾の群」、「瓶詰めの胎児」
…しかし、スゴイ曲名だニャ~。

220_2「一つ目小僧」、「お金を払って」…ここから後半戦に入る。
210v_2曲調を尊重したソロがバシバシとキマる!やっぱりJCM800のサウンドはこうしたソリッドなハード・ロックによく似合う。

230_3「燐寸喞筒」。これで「マッチポンプ」。こうした見慣れない文字や難読漢字を曲名に使うと案外独自な世界を作り出すものだ。

240v前半が語り、後半が唄のスタイルを取る「父親憎悪」。
物語性に富んだシアトリカルなロックが日本にはなかなか見当たらない。
繰り返すが、不幸、悲惨、貧困、不遇、病気、憎悪等、をテーマに犬神サアカス團の物語は見事としかいいようがない。
「ニホンノロックハドウイウモノデスカ?」と海外の人から尋ねられた時、「犬神サアカス團」の名前を挙げるのはひとつの手だろう。

250_3本編最後のパートに突入!
270_2「思考実験」、「陰謀論」、「ドグマの呪い」を立て続けに演奏して本編をしめくくった。

260_2アンコールでは「光と影のトッカータ」と「ロンクンロール・ファイヤー」を派手にかます。

280vさらに鳴りやまないアンコールに応え「メメントモリ」と「白痴」で会場を燃え上がらせる!
それに飽き足らず、もう一度「地獄の子守唄」でアンコールに応えた。
アンコールを含めて23曲。犬神の魅力が満載の、サアカス團にしか成し得ないワン・アンド・オンリーのロック・ショウだった!

290v_2冒頭に記した通り、2014年、犬神サアカス團は結成20周年を迎える。
20周年の記念として、2006年以降の曲で構成したベスト盤のリリースとその発売記念ツアーが決定している。

300その千秋楽は7月12日のTSUTAYA O-EAST。ゲストを招いての一大イベントとなりそうだ。楽しみ!
尚、その日以降は凶子姐さんの病気治療のため犬神サアカス團は一時活動を休止する。しばらく寂しくなるが、またすぐに「暗い物語」を元気にづつってくれると信じている。

310v_2犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

330_2※NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、今なら自慢のStave Snareシリーズもご用意しています。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

320(一部敬称略 2013年12月8日 渋谷TSUTAYA O-WESTにて撮影)