Crossfaith “APOCALYZE WORLD TOUR 2013 : JAPAN” FINAL SERIES
一昨年前の話し。
「シゲ、『クロスフェイス』って知ってる?」、
「何なの、ソレ?」
「ナ~ニ、言っちゃってんの?日本のバンドだよ!メッチャかっこいいからとにかく見た方がいいよ!」
会話の相手はMarshallのアーティスト担当の、Joel。
実はこういうことは今回が初めてではなくて、以前にもまったく同じことがあった。つまり、イギリス人に日本のバンドを教えてもらうということね。その時はElectric Eel Shockを教えてもらった。
そして、昨年CrossfaithがOZZFESTに出演するというので見に行った。
さすがにこの手の音楽は、正直、もはや私のような化石化しつつあるロック・バカにとっては、なかなか周波数を合わせにくい類のものだ。
しかし、「だいたいロックといものはだね…」とヘリクツをコネ回すことによろこびを感じている年寄りを喝破するような圧倒的なパワーに驚いた。
それにしてもこのO-EAST!満員すぎるでしょッ?!
この日はニュー・アルバム『APOCALYZE』を引っ提げて8月から展開していた「APOCALYZE WORLD TOUR 2013」の千秋楽だ。世界30カ国以上を回り、東名阪での凱旋公演でツアー締めくくったのだ。
ベースはHiroki Ikegawa。
失敬ながらスモークとレンズの曇りで撮影できなかったPanorama & ProgramのTerufumi TamanoとDrumsのTatsuya Amanoを加えた5人でCrossfaith。
日本よりも圧倒的に海外での活動が活発なワールドワイドなバンドだ。
ステージにはMarshall Wallがそびえ立つ。濃密なスモークでハッキリと写ってはいないが、このド迫力のステージの演出を背後から完璧にフォローする。
Marshallは世代を超えるのだ。
それにしてもモノスゴイ熱気!拭いても拭いてもレンズが曇る!周りを見渡すとメガネをかけている人たちがやはり全員レンズをフキフキしてる。
こんなにレンズを拭きながら撮影したのは、豪雨の中の上の子のアメフトの試合の時以来だ。
「汗と熱気で床に水たまりができてるんじゃない?!」とハコの友達と冗談で話していたんだけどホントだったかもしれない。
それほどの熱気!
もう35歳ぐらい若ければ下へ降りて行くんだけどね…。チョットこの体力ではムリだ。
でも、若い人たちのロックに対する興奮は理解している。
そして、やっぱりいいロックにはMarshallが似合うのだ!
2月8日からはイギリスの人気音楽誌KERRANGと組んでO2 Academyを中心とした全英ツアーが敢行される。
サディスティック・ミカ・バンドから40年、日本のバンドの海外での活動を素直に喜びたい。
その後日本国内を回り、6月にはDoningtonへ向かう。「Donington」とはもちろん「Download Festival」を意味する。イギリス三大ロックフェスのうちのひとつ。健闘を心からお祈りしている。
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