CLASSIC ROCK JAM 2013 -王道回帰- アメリカン・ロック・ナイト<前編>
ナンテコッタ!あんまりヒドイ!
私は過去、約10年を雪国で過ごしたが、雪でこんな目に遇ったことはついぞなかった。もちろん雪国ゆえに日頃から備えはしているものの、今回の東京はあまりにもヒドイぞ!
2度目の大雪で国道246号線に閉じ込められて、ライブハウスに到着できず出演をキャンセルせざるを得なかたバンド…かわいそうに。
20時間の間にたった2kmしか進まなかったとよ…。車から降りてコンビニに買い出しに行って、帰ってきても車がまったく元の位地から動いていなかったとか…。
そのバンドの友人曰く、「情報がなさすぎる!渋滞の状況なり、う回路の情報なりをガンガン発信すべきだ!」
これだけ情報ツールが普及しているんだから何とかなりそうなもんだと思うけどね~。最新の技術ほどイザという時に役立たないのはいつものことか?
私もいつもなら往復2時間のところへ行くのに10時間もかかってしまったワイ!
そんな話を聴いて真っ先に映画『ウッドストック』を思い出した。
会場へ押し掛ける群衆の多さにニューヨーク州内の道が閉鎖され、当該の地域が「災害地区」に指定されるというくだりだ。
以上、今日の記事の内容には関係ないが、こんなこと滅多にないだろうからこうして記録しておくことにした。
では本題…
なかなか2014年のレポートに入れない…どころかまさかの逆行だよん!
昨年11月に開催された『CLASSIC ROCK JAM』のレポートだ!
出演者が多いこういうイベントは記事をまとめるのがなかなか大変でしてね。
しかし、日本を代表する一大名イベント、レポートせずにはいられないでしょ?!
今年は「-王道回帰-というサブタイトルがつき、「アメリカン・ロック・ナイト」と「ブリティッシュ・ロック・ナイト」と2夜に分けて開催された。
また、「Child Aid Live~児童虐待防止キャンペーンライブ」としての開催でもあった。
こういうイベントはやっぱりMarshall抜きには語れませんな~。
ステージにはおなじみの「M」の字がズラリと並んだ。
いよいよ第一夜、アメリカン・ロック・ナイトがスタートした。
TOTOの「Girl Goodbye」だ!デビュー・アルバムのB面の1曲目ね。
はじめのセットはデーモン閣下をボーカルに…
原田喧太
CLASSIC ROCK JAM初登場の喧ちゃん。さすが百戦錬磨のつわものだけあって堂々たる弾きっぷり!
TOTOはデビューした時、「日本でトイレに行くと必ず見かける」とかいう理由でこのバンド名をつけたと話題になったが、アメリカに行ってトイレに入るたびにこの話しを思い出す。
じゃ、アメリカはどうか?私の調査によれば「American Standard」というブランドだ。誰かこの名前のバンドやれば?!
2 曲目はJourneyの「Don't Stop Believin'」。
今回は2曲毎にボーカルが変わるスタイル。
同じバック陣に竹内光雄を迎えて「Born to be Wild」。
若い人はSteppen Wolfなんてバンドは知らないだろうなァ。カナダのバンド。しかし、「♪いつものラーメン」で歌い出すこの曲は知ってるだろう。
これほどヒット曲とバンドの知名度の乖離が激しいバンドも少ないだろう。海外ではモノスゴイ人気だったんだから。ま、かく言う私もこのバンドのLPを買ったのは、後にも先にも子供の頃のベスト盤1枚だけだけどね。
2曲目はDoobie Brothersの「China Grove」。冒頭に掲載したセットリストに「China Groove」とあるがこれは誤り。「Grove」というのは「小さな森」とか「木立ち」とかいう意味だが、ここで歌われているのはテキサスに実在する同名の街のこと。
中華街の話しなのにサムライが出てきたりして相変わらず「東洋一本」でゴッチャにされている。
「Born to be Wild」も「China Grove」もノッテ当然のチョイス。プレイヤー陣も気合が入る!当然会場は大盛り上がり!
ここでセット・チェンジ。ボーカルにさかもとえいぞうを迎える。
ギターは白田Rudee一秀。
キーボードは石黒彰で変わらず。そしてベースにはSHUSEが登場し、KISSの「Love Gun」とVan Halenの「Ain't Talkin' 'bout Love」」が披露された。
ユカイさん、1曲目は「It's my Life」。Bon Joviだ。
いつも通りの流麗なプレイ!使用しているMarshallはJVM410HJSと1960A。ヘッドはjoe Satrianiのシグネチャー・モデルだ。
そして、2曲目は「Hotel California」。
演奏前にはユカイさんからこの曲に関する詳しい解説というか、解釈というか、説明が付け加えられた。
こちらも大きな聴きどころ。
もちろんふたりのギター・ソロでしょ!
名曲というものはやはり名演を引き出すね~。
おふたりはどうか存知上げないが、この曲、「もちろんよく知ってるんだけど、今回はじめてコピーした」という曲の代表に違いない。結果、弾ける人がやたらと多い。
普段Eaglesをまったく聴かない私ですらコピーしたもんね。
素晴らしい演奏だった!
ハーフタイムには、CRJのシンボル的存在ともいうべき東海林のり子さん、Child Aidの吉田理事長、ユカイさんが壇上に上がり「児童虐待防止」をテーマにディスカッションが展開された。
会場ロビーには募金を呼び掛ける元気な声も!
Child Aidの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site
CLASSIC ROCk JAMの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAl WEB SITE
<後編>につづく
※掲載の許可を頂戴した出演者の方々のお写真のみを用いて記事を構成しました。末筆ながらこの場をお借りしまして、ご協力をいただきましたご関係者の皆様に心から御礼申し上げます。
(一部敬称略 2013年11月22日 赤坂BLITZにて撮影)