アッソレ!♪か~もん べいべ~ あめりか~…ってか?
アナハイムは今日もいい天気だわい。
今年もNAMMショウは大盛況。
初日、開場を待つ人たちでゴッタ返している。
な~んてウッソで~す!
事務所でコレ書いてます…。
寒いね~、東京は。
いつか書いたような気もするが、ここ数年のfacebookを見ていると「NAMMへ行って来ま~す!」とか「NAMMに来ていま~す!」という投稿がガクっと減ったような気がするんだけどどうだろう?
以前は皆さんからNAMMへ行く、もしくは行った歓喜の投稿が飛び交っていたでしょう?
なんか景気の悪さを思い知らされるような気がして少しコワイんだよね。
それとも、みんな飽きちゃったのかな?
あるいはインフルエンザで多くの人が行かれなくなっちゃったとか?
私もいつか「NAMM風邪」とかいうのに感染して、日本に帰って来てブッ倒れたことあったからナァ。
去年は「marshall.com」がスタートするということで、私も呼ばれて参加したんだよ。
それで、その時のレポートを一応読み返してみたんだけど…自分で言うのもナンだけど、Marshall Blogってスゲエな。
コレ読んでいたら、もう音楽全般やその周辺の無責任な色んな知識が飛躍的に増えるだろうにナァ…なんて思ったわ。
こんなの世界に2つとなかろうに…。
あるかナァ?…こんなヘンなブログ…と思って読んでいたのはこの去年のNAMMレポートの番外編4つ。
★つれづれNAMMままに <その1>
★つれづれNAMMままに <その2>
★つれづれNAMMままに <その3>
★つれづれNAMMままに <その4>
さて、今年のNAMMのMarshall。
去年のORIGINに引き続いて強力な新商品が発表されたわ!
月並みだけど、名付けて「STUDIO」シリーズ。
全体としてはこんな感じ。
しかし…Marshallも変わりましたナァ。
イヤ、基本はそのままに、よくぞ時代に迎合してイメージを変えて来たと思うよ。
今回のSTUDIOシリーズ、新しく出たのは2つのライン。
双方、イギリスはミルトン・キーンズ/ブレッチリ―の本社工場で生産している。
なんか、イギリス製って久しぶりのような感じがするな…ASTORIA以来かな?
ひとつはJCM800系のSTUDIO CLASSIC。
もうひとつは1959系のSTUDIO VINTAGE。
ああ、おなじみの単語が並んでいてありがたいわ。
またコレか?…ではない。
コレこそがロック・ギター・アンプのサウンドなのさ。
アナタ、世の中に1959とJCM800がなかったらどうやってロック・ギターをやるつもりなの?…というぐらいの人類になくてなならないアイテムを「Modernize」したのがSTUDIOシリーズ。
「modernize」は「現代かする」とか「最新式にする」とかいう意味の単語だけど、「時代のニーズに合わせて使いやすくした」とご理解いただければよろしいかと…。
最近、PAシステムが進化してドンドン舞台のギターアンプが小さくなってるでしょ?
それでもチャンとしたロックを知っているギタリストは、みんな1959や2203を使いたくてしょうがないんだよ。
結局みんな1959や2203が好きなのね。
それで「20Wぐらいの1959があれば大ヒットするよ!」なんて、実は先週、あるベテラン人気ギタリストとそんな話をしたばっかりだったのです。
もちろん私はこのSTUDIOシリーズのことを知っていたけどダマってた…ゴメンね。
で、今回はそのCLASSICとVINTAGEにMINI JUBILEEと呼ばれていたシリーズが戸籍を入れ替えて「STUDIO3兄弟」となった。
…ということで、しつこく写真を載せながら、ひとつずつSTUDIOシリーズの面々を紹介しましょう。
まずは2203ベースのSTUDIO CLASIC。
コンボ、ヘッド、そして専用スピーカー・キャビネットという布陣。
まずはコンボのSC20C。
いいね、まずこのツラがまえ。
出力はその名が示す通り20W。
もちろんフル・バルブ。
プリ菅はECC83が3本、パワー管はEL34が2本。
やっぱりこの名コンビだよね、Marshallは。もう「やすし」と「きよし」みたいなもんだ。
コントロール・パネルのようす。
向かって左からPRE-AMP、VOLUME、TREBLE、MIDDLE、BASS、PRESENCE…おお、2203だ!って当たり前なんだけど。
リアのようす。
ハーフ・オープンになっている。
スピーカーはオフセット。
スピーカー・アウトは16Ω、8Ω、4Ω。
FX LOOPとそのオン/オフ・スイッチ、DI OUTを搭載。
スピーカーは1×10"。
CELESTIONのG12 V-type10"というヤツ。16Ωで入力は50W。
下の写真は「70W」の表記になっているけど、コレはエクステンション・キャビネットのスピーカー。まぎらわしくてゴメンナサイね。
ツラ構えを見せたかったの。
入力はHIGHとLOWの2種類。
そう、JCM800ではINPUTという表記ではなくて「SENSITIVITY」だったよね。
ストラップ・ハンドルもゴールドのクラシック仕様。
重量は14.55kg。
今回も20Wと5Wの出力の切り替えが可能。
だからチャンとアンプを鳴らして宅録もできるんじゃいない?
コントロール・パネルのようす。
当然コンボとまったく同じ。
レイアウトが逆さになっただけ。
ハンドル・ストラップもコンボと同じ。
重量は9.4kg。
どうよ。100Wの2203ヘッドは20.5kgだよ。出力は1/5だけど、重量は半分以下。
スピーカー・アウトプットのコンフィギュレーションもコンボと同様です。
コレさ、パネルの表記に使われている文字のフォントが2203と同じでうれしいんですけど…そう思わない?
次はヘッドの相棒のスピーカー・キャビネット。
種類は2つ。
まずは1×12"のSC112。
こちらはコンボと違って、真ん中に12"スピーカーがガツンとインストールされている。
スピーカーは1×10"。
CELESTIONのG12 V-typeというヤツ。16Ωで入力は70W。
身長は75cmだよ。
重さは22.7kg。
BMIは40.36。肥満度は4。
でもキャビネット業界では標準なのさ。
こちらはクローズドバック。
Celestion V-Typeが2つロードされているので入力は140W、8Ω。
次はSTUDIO3兄弟の長兄、STUDIO VINTAGE。
く~、もうこのルックスだけでシアワセ。
Marshallのルックスってなんて魅力的なんだろう。
手前ミソながら、間違いなくこの世で一番カッコいいギター・アンプのデザインだと思う。
じゃ、またコンボから。
こういう記事を書いていると、だいたいこの辺で飽きて来る。
こんどはVINTAGEなのでSV20Cというのが型番。
回路は当然フル・バルブ。
プリ菅がECC83×3、パワー管はEL34×2。
リアはこの通り。
やはり10"スピーカーが1つオフセットでロードされている。
スピーカーはCLASSICのコンボと同じく、CelestionのV-type10"。
写真はさっきからズッと使いまわしているので12”、70Wになっているけど、実際に搭載されているスピーカー・ユニットは10"で50W、16Ω。
コントロールは向かって左から、LOUDNESS2/NORMAL、LOUDNESS1/HIGH TREBLE、TREBLE、MIDDLE、BASS、PRESENCEとなっている。
「NORMAL」なんて表記が付いているところが1959とチョイと違うね。
パワー・スイッチはちゃんとピン様式になっとる。
内側のスイッチは、1959ではSTAND BYだけど、STUDIO VINTAGEでは例のパワーリダクション・スイッチになっていて20W/5Wの出力の切り替えができる。
そうか…フレット・クロスはSalt&Pepperにしたか…CLASS5と同じヤツね。
ECがよく似合うと思うんだけどORIGINで使っちゃったからナァ。
LCのも見てみたい。
インプットは伝統の4穴。
"Lead and Bass"ということになっている。
ゴールドのロゴにパイピングにビーディング。
ホントに素晴らしいデザインだ。
コチラも1959のフォントを踏襲していてうれしいなったら、うれしいな!
重量は12.25kgだから、ヘッドのSV20Hと組み合わせても21.5kg。
それが重くてイヤだったら、もうホンモノの「いい音」はあきらめてデジタル装置でギターを楽しんでくださいな。
搭載しているスピーカーは同じなので、簡単に言えばSC212のルックス違い。
ビーディングが入っている分、こっちの方が手が込んでいるといえば、言えなくもない。
コチラもクローズド・バック。
STUDIO VINTAGEのスピーカー・キャビネットもCLASSIC同様、Celestion V-typeなのね。
12"、70W、16Ω。
だから、CLASSICとVINTAGEの組み合わせは自由ということになる。
カバリングはエレファント・グレインとレヴァントで異なるけど、ルックスで選べちゃう。
STUDIO VINTAGEのデモ動画はコチラ。
STUDIOシリーズの最後。
前述の通り、Mini Jubileeシリーズとして予てよりご好評を頂いていた20WのJubilleたちがSTUDIOシリーズの一員として生まれ変わった。
コレも従前のMini Jubileeシリーズのヘッドと同じ。
ECC83×3、EL34×2という仕様もMini Jubileeから変更なし。
Mini Jubileeの2×12"、2536とは異なり、1×12"の2512となった。
スピーカーはCLASSICやVINTAGEのスピーカー・キャビネットと同様、CelestionのV-typeを搭載。
STUDIO JUBILEEのデモ動画はコチラ。
以上がSTUDIOシリーズのラインナップ。
まだ実機が届いていないので音質は動画に頼るしかないが、モノが手元に届き次第ひとりでも多くのMarshallプレイヤーに試奏してもらってMarshall Blogでその様子をレポートしていきたいと思う。
皆さん、Marshallの新しい仲間をどうぞよろしく!
今お邪魔しているのは渋谷の「CAMPFIRE」というクラウド・ファンディング・プラットフォームを営む会社さん。
今、もうどこもかしこもこの「クラウド・ファンディング」だね~。
今日もクイズやってみようか?
質問:日本で最初にクラウド・ファウンディングをやったのはダ~レだ?
答え:坂本龍馬!
違うかな?
この聴き慣れなかった言葉、はじめはナニかと思ったけど、コレってシステムとしては「株式会社」だもんね。
見ず知らずの人がみんなで出資して、利潤を分け合うんだから。
よって元治2年、もしくは慶応元年(1865年)に龍馬が作った「亀山社中」が日本で最初のクラウド・ファウンディングということになるんじゃん?
だから今はインターネットという時代の利器を導入しているものの、大変古いシステムということが言えるのではなかろうか。
使い方と規模によってはとても合理的なシステムだと思う。
そうした時代の先端の事業に取り組む会社だけあって、事務所がオサレ!
ネズミ色の事務机とイスでサラリーマン時代を過ごした私なんかは一体どうしていいのかわからない雰囲気よ。
おもしろいのは下の写真のように、個室のそれぞれのドアにスローガンのような自己啓発の言葉が記してあるのね。
奥には「CURIOSITY」つまり「好奇心」だね。
ネコで言えば「The Rum Tum Tugger」←コレ、わかる人いますか?
その「CURIOSITY」に「問い続けろ。」と標語が振ってある。
なるほど。
コレは私のことだ。問い続けて「脱線」する。
そして、写真の中の向かって右のドアには「LOUDNESS」だよ。
残念ながら当てられた標語は「狂った医者」でも「狂った夜」でも、はたまた「鏡の中」でもない。
「声をあげろ。」となっている。
そのLOUDNESSルームにMarshallが持ち込まれた。
壁面に投影されたスライドは「田川ヒロアキアメリカレコーディングに向けて」。
…そういうことなのである。
「田川ヒロアキLAプロジェクト」は、来年開催されるオリンピック/パラリンピックの際に日本に渡航して来る人たちを迎えるための曲を、ヒロアキくんがLAに渡り現地のミュージシャンと制作するプロジェクト。
そのための資金はクラウド・ファンディングのシステムを活用するというワケ。
マスコミや一部のファンを招き、そのプロジェクトを正式に発表する記者会見のレポートが今日のMarshall Blog。
冒頭、このプロジェクトの仕掛人であり、「Sports of Heart」でおなじみの演出家、門田頼枚さんからご挨拶。
出番を待つヒロアキくん。
まさに「LOUDNESS」に入る直前。
彼自身が挨拶の中でも触れていたが、ヒロアキくんが世に出ることになったキッカケも二井原さんからの突然のラブコールだったからねェ。
この符合はおもしろい。
そして、マネージャーでありパートナーである美瑞穂さんに導かれて登場した。
2人の結婚式のようすはコチラ ↓ ↓ ↓
【田川ヒロアキ結婚スペシャル】Will You Marry Me? <披露宴:前編>
【田川ヒロアキ結婚スペシャル】Will You Marry Me? <披露宴:後編>
【田川ヒロアキ結婚スペシャル】Will You Marry Me? <ウェディング・ライブ・パーティ編>
コレからもう1年以上経ったのか…。
しかし、今にしてみると我ながらこんな記事よ~書いたと思うわ。書いていてとても楽しかったけどね。
ヒロアキくんの来歴とこのプロジェクトについての想いが語られる。
アタマのいいヒロアキくんのこと。
いつもは話す内容をすべて完璧に記憶して来るんだけど、今日は点字のカンペを用意している。
「点字は苦手」と言っていたのに…それだけ真剣に取り組んでいるということだ。
あ、カンペがない時はどうでもいい…というワケでは決してありませんからね。
ちなみに、缶ビールの上面に打たれている点字があるでしょう?
どっちから読むのかはわからないけど、コレは「おさけ」って言ってるんだって。
大分前にヒロアキくんに教えてもらった。
ヒロアキくんと知り合ってカレコレ10年になるけど、普段我々が全く思いもよらなかったことをたくさん教わってきた。
「田川くん、少ししゃべろうか…」
門田さんとの会話形式でも意気込みが語られた。
プロジェクトに関わるスタッフの紹介。
クラウド・ファンディングのエリアを担当するCAMPFIREの奥村郁耶さん。
國井さんからは、現地サイドの制作チームや起用ミュージシャンに関する現在の構想について説明があった。
やっぱり違うよね~。
ヒロアキくんでしょう?ギターでしょう?Marshallでしょう?ロスでしょう?
私だったら、「よし、まずポールとダグに連絡だな」とやっちゃうところだけど、それじゃダメなんだよね~。
もうそういうのはあまりにも前時代的なんだな。要するに古い。
いつまでたっても私はそういう「ロック」しか頭の中にない「グラミーの極北男」なのです。
だからヒロアキくんには思いっきり時代の音楽に浸かってもらって……後で色々教えてもらう。
行ってこい、LA!
そして美瑞穂さんからはこのプロジェクトへの協力者の発表があった。
美瑞穂さんは元テレビ局のアナウンサーだから話すのが上手なのだ。
しっかりMarshallも入り込ませて頂いております。
そして…お待ちかねのデモ演奏コーナー。
お供は愛用のJVM210Hと1960A。
CAMPFIREさんにMarshallが持ち込まれたのはコレが初めてのことだそうです。
ま、普通そうだわな。
ご存知の通り、ヒロアキくんの演奏場所は普通のミュージシャンよりバラエティに富んでいるため、現場にはじめてMarshallが設置される機会が多い。
だからヒロアキくんは「ギター・アンプの三浦按針」という異名を取っている。ウソこけ!
でも、先日の毎日新聞社のホールもMarshallはじめてだったもんナァ?
三浦按針(みうらあんじん)はウィリアム・アダムスという江戸時代初期に日本にやって来た初めてのイギリス人とされる人。
英語や数学の学問から造船技術の伝授まで、色々なことで徳川家に貢献したということで「旗本」にまでになった。
部屋の名前が「LOUDNESS」でもさすがにガツンとはできないので、音量的にはこぢんまりした感じで弾いてもらった。
その流れでバッキング・トラックを伴った「My Eternal Dreams」へ!
ノリノリの演奏で、あ~、スライドの光の中にまで入り込んで来た!
「よろしくお願いします!」と言っているワケではないんだけど、そんな熱意が伝わって来るというもの。
コレにて演奏は終了。
アメリカに行くのが夢だったというヒロアキくん。
演奏は終了したが、ヒロアキくんの「Eternal Dream」は始まったばかりだ。
そして、入って来た時と同様、美瑞穂さんに導かれて会場を後にした。
メッチャ真剣なヒロアキくん!
心意気がバッチリ伝わったハズだ。
プロジェクトのクラウド・ファンディングに関する詳しい情報はコチラ⇒全盲のギタリスト田川ヒロアキ 2020年に向けてロサンジェルスレコーディングへ!
ファウンディングの期間は1月21日正午から3月30日まで。
今日のこの記事には故意に書かなかったんだけど、記者会見でヒロアキくんがしゃべったことをこのサイトで詳述しているのでゼヒご覧あれ。
また、「田川ヒロアキ FretPiano」というオフィシャル・アカウントをfacebookでオープンしたのでこちらもどうぞよろしく!
オフィシャルfacebookアカウントはコチラ⇒田川ヒロアキ FretPiano
昨日、本件をイギリスのMarshallへ報告したところ、「ガンバレ!成功を祈る!」との激励のメッセージが送られて来た。
去年Marshallがヒロアキくんの動画をSNSに投稿したところ、予想をはるかに上回るレスポンスが世界中からあった。
それでMarshall社の中でも「Hiroaki Tagawa」の名前はよく知られているのだ。
だからガンバってちょーだい!
今日は久しぶりにクイズから…。
問題:「一口坂」と書いて何と読むでしょう?
答え:「いもあらいざか」と読みます。
もうなくなっちゃったど、市ヶ谷駅と靖国神社の中間ぐらいに「一口坂スタジオ」という有名なレコーディング・スタジオがあったでしょ?
このスタジオは「ひとくちざか」って呼ばれていたけど、この「一口」は正しくは「いもあらい」と読む…なんて言うといかにも以前から知っていたようだけど、知らなかった。
今の若い人は知らないだろうけど、我々が幼い頃は「ほうそう」とか「しゅとう」とか呼ばれるワクチン接種をさせられた。
「疱瘡(ほうそう)」というのは「天然痘」のことで、昔は「イモ」と言われていた。
罹患したらまず命が助からない恐ろしい伝染病と恐れられていたが、当時の治療法といえば、神仏に願をかけて水で洗い流すのが一般的だった。
この疱瘡という死の病は、「疱瘡伸」という文字通りの疫病神がいて、それを祀った神社のそばにある坂を「芋洗坂」と呼んだ。
六本木のアマンドの裏にも「芋洗坂」ってあるでしょ。アレも同じ。
まずコレが「いもあらい」の由来。
しからば、ナゼ「一口」を「いもあらい」と読むか…。
オリジナルは京都。
諸説あるらしいが、三方を川に囲まれていた地区があって、出入り口は西側に一箇所しかなかった。それで「一口」という地名が当てられるようになった。
そして、病気が村に入り込まないように、そのひとつしかない村の出入り口に神様が祀られた。
コレはよくある話。
ところで、神社でお参りをする前に口をゆすいで手を洗うでしょう?あの水は飲んじゃダメなのよ。
あの「洗う」という行為は「祈る」という意味なんだって。
それで、病気、すなわち「イモ」の村への侵入を防ぐために「あらう=祈る」というところから「いもあらい」という読みが当てられるようになった…。
コレが「一口=いもあらい」の由来。
さて、ココからが脱線。
牛から採取した病原菌で天然痘のワクチンを開発したのはイギリスのジェンナーという人。
コレ、昔は学校で教わったよね?
だから私はこの「ジェンナー」という名前を小学生の時から知っていた。
子供を膝の上に乗せて、オジさんがその子に注射をしている挿絵があって、「我が子に天然痘ワクチンを注射するジェンナー」というキャプションが付いていたハズ。ヒデエことをするオヤジだな…と思ったものだ。
要するに逆『華岡青洲の妻』みたいなもんですな。
いわゆる「種痘」。
このジェンナーの開発した原理を利用したワクチンを我々も接種していたワケですよ。
日本にこのワクチンが入って来たのは江戸時代の話。
誰がその痘苗を持って来たかと言うと、漂流してロシアに抑留していた漁師だったっていうんだよね。
もちろん、「芋洗い」で治癒を望む江戸時代の民衆に牛が持っていた病原菌を摂取させるなんてことが受け入れられるワケない。
「モロコ」と言って、牛乳すら飲むことが異常だった時代だからね。
さて、この種痘というキテレツな医療行為がどうやって当時の日本人の生活に入り込んで行ったのか…。
その辺りの物語を吉村昭(出た!)が『花渡る海』と『雪の花』という2編に著しているので、興味のある人は読んでみるがいい。
私はメッチャおもしろかった。
その後、1980年にWHOが絶滅宣言をして、天然痘は地球上からなくなったことになっている。
疱瘡の「瘡」とは「かさ」ということね。
「瘡かきの病」なんていうと、昔は「梅毒」のこと指した。江戸時代は梅毒が当たり前の病気だった。
コレはまた別のところでやります…犬神さんのところね。
「瘡」に似た字で「瘧(ぎゃく)」というのがある。
「瘧」というのは、マラリアのこと。
マラリアを治す医者のことを江戸の昔には「瘧師(ぎゃくし)」と言った。
以前入った大戸屋のウエイトレスさんの胸に付けていた名札に「瘧師」さんとあって、こっちはビックリ仰天!
その女性は富山の方だそう…珍名好きの私としては、尋ねずにはおけなかったのだ。
一体ナンの話だ?
神田だ、神田。
ココからが今日のお話のスタートです。
Marshall Blogに幾度となく書いてきたが、私は昔の町名を改訂することは本当に悪行だと思っているのね。
たとえば「吉原」を「千束四丁目」にするとか、「東なんとか」とか「西なんとか」とか…ああいうヤツ。
で、神田というエリアは、昔からの町の名前がたくさん残っていてカッコいいのよ。
紺屋町、練塀町、多町(たちょう)、猿楽町、司町、鍛冶町…なんてね。
でも「神田」という単独の地名がないんだよね。コレがまたおもしろいじゃないか。
そのかわり、1947年に神田区と麹町区が合併した時に、旧神田区の地名すべてのアタマに「神田」とつけた。
神田紺屋町、神田練塀町ってな具合ね。
きっと江戸の中の江戸である「神田」という名前が誇りだったんだろうね。
いつか『私の秋葉原』でやったけど、江戸時代までさかのぼらなくたって、神田須田町なんてのはかつては東洋でも一、二を争う賑やかな街だったワケだからね。
一番はどこかって?
そりゃ「浅草」にキマってるじゃねーか!ヤボなことは訊くない、ベラボーめ!
そして、神田淡路町。
淡路町は、江戸時代は武家地で近くに鈴木淡路守の屋敷があったことから名づけられた「淡路坂」が名前の由来になっている。
その淡路坂の別名が「一口坂(いもあらいざか)」なんだね~。
ココで話がアタマにもどる。
この構成力がMarshall Blogの魅力よ。まるで『生きる』みたいな黒澤映画を観ているみたいでしょ?
下はその淡路町にある「Studio Bpm Kanda」というスタジオ。
このビルには地ビールのお店が入っているようだね。
ナゼかは知らないけど、この辺りってブリュワリーを擁して地ビールを飲ませるお店が多いんだよね。
スゴイよ~、今のスタジオってオシャレだよね~。
楽器屋さんに付属しているスタジオはまだしも、昔は強烈なスタジオ屋さんってのがゴロゴロしていたからね。
駅から遠くて機材は最低限、壁は落書きだらけ、なんてのはザラだった。
こっちも血気盛んな高校生だったので、アンサンブルもへったくれもなくて、とにかく爆音で楽器を鳴らしたい。
そんなだからボーカルズの歌声がシッカリ聞こえてくるスタジオなんてまずなかった。
でも、ギターを長いことやっていて、あの頃が一番楽しかったような気もするな。
1970年代後半の話。
それから40年経つとこうなる。
見てよ!このスタジオさん。
オサレなレストランと見紛うような待合室の雰囲気!
まずはワインとチーズから…みたいな?
淡路町という土地柄、学生の集客を期待されていたらしいが、会社帰りのサラリーマンがフラっと寄って楽器の練習をしていくことが多いのだそう。
それも従来型の「ギターやドラムの爆音練習」ということではなくて、ピアノやサックスの練習に利用される方が多いと聞いた。
うれしかったのはコレ。
ORIGIN50Hがレンタル機材で常備されているの。
音の評判がすごくいいのだそうだ。
そんなオシャレなスタジオにナニをしに来たのかと言うと…動画撮影の取材。
背中は昔よくお世話になったカメラマンの方。
Marshallの販促品を身に付けたIn FlamesのBjörn Gelotteの写真を撮りに、赤坂のホテルのBjörnの部屋に2人でお邪魔したこともあったっけ。
超久しぶりの再会でうれしかった。
今日はD_Driveのギター・チームが愛用するESP社のハイエンド・モデルを試奏する動画の撮影なのだ。
「ホレ、Yukiちゃん、見てみぃ。ココこんなんなっとるやんけ」
「ホンマや!ごっつぅキッレイやナァ~」
「ホレ、Seijiはん、コレかてせやがな。木ィや、木ィ」。
※実際のYukiちゃんはこんなに関西弁がキツぅあらへんで。
関西弁って一文字の単語を伸ばして発音するでしょ?
「木」は「き」でいいのに「きィ」って。
「絵」は「えェ」。
「蚊」は「かァ」。
「子」は「こォ」…みたいな。
コレは一体どうした音便変化なんだろう?「長母音化」とでもいうのかしらん?
やっぱりリズムなんだろうね。
標準語より関西弁の方がはるかに英語っぽいのだ。
お、撮影が始まった!
今時の携帯電話の内蔵ビデオカメラの性能はバツグンだからね。
もう動画撮影はコレでバッチリ!…ウソですよ~!
Yukiちゃんも同様。
結局、最終的に音を出しているのはギター・アンプだからね。いつもの安定した機材じゃないと、ギターのサウンドの違いがハッキリわからないし、良さも評価しにくい。
YukiちゃんもいつものJCM2000 TSL100と1960A。
デジマートの記事はコチラ。
「D_Drive」と「Digimart」…「D」が3つも入ったこの企画。
でもね、「D_Drive」には更にもうひとつの「D」があるの。
それは「Decade」の「D」。
「decade」というのは「10年間」という意味。
この年明けから、すでにその記念ライブを開催し始めているが、2019年はD_Driveの「10周年イヤー」なのだ!
最近ココへ来て、実力も知名度も評判もグイグイ上げて来たD_Drive。
「ギターの上にも10年」…今年は大きな飛躍を期待している。
川越へ行ってきた。
どうだろう…20年近く前に1回だけ行ったことがあるぐらいかな?
その時は昔の街並みなんてモノにまったく興味がなかったので、用を足してすぐ帰ってきちゃったけど、今回はその反対?
古い街並みを見に行くために仕事を探した…みたいな。
さて、「川越街道」なんてのをよく耳にするので、川越というのは宿場町かと思っていた。
そうではなくて、中山道の最初の宿場である「板橋」で分岐して川越に至るのが川越街道で、城下町なんですな。
ちなみに東海道の品川、中山道の板橋、日光&水戸街道の千住、甲州街道の内藤新宿(今の新宿)等、主要街道の最初の4つの宿場を「四宿(ししゅく)」と言うが、それぞれに女郎屋があって、江戸時代大変に栄えた。
その四宿の中で板橋は最もガラが悪く、博打、盗賊は当然、朝から晩までケンカが絶えなかったらしい。
ちなみに三遊亭圓生の演目に「四宿の屁」なんて話がありますな。
この辺りはまた別のところで詳しくやりましょう。
今日は川越。
「仕事の部」も含めて、盛りだくさんですごく楽しい秋の1日になった。
日曜日だったので町中の駐車場が混雑するであろうことを予想して、チョット外れの駐車場に車を入れる。
駐車場の隣が川越城本丸御殿。
川越城は室町時代にこの地方を治めていた上杉氏の家臣の太田道真と道灌の親子の指揮によって1457年に建てられた。
太田道灌といえば、「江戸城を造った人」じゃんね。
「江戸城って誰が造ったか知ってる?」
「太田道灌だろ?」
「ブ~、大工さんでした!」
って昔やらなかった?
コレ、いまだにやっている人がいるからね?
「ごはん食べた?」
「イヤ、食べてない。パンなら食べた」ってヤツ。
これ以上は書かない。
現存しているこの本丸御殿は江戸時代に再建されたものだけど、その江戸時代のオリジナルが残っているのは全国でこの川越城と高知城の2つだけなんだって。
有料でも中に入る。100円で安い。
フーム、コレが本丸御殿か…。
普通「お城」というと、姫路城とか、名古屋城みたいなバカでかい建造物を想像しがちだけど、実際にはこうした普通の建物っぽい「平城」がほとんどだったらしい。
エヘン!…ウチの祖先をさかのぼると、里見家の関係の群馬の太田の殿様だということがわかったんだけど、やっぱり城は平屋建ての「平城」だったらしい。
跡形はまったくないけど、一国一城の主だったんだぜ。
ちゃんと地名や交差点にその名を残しているんよ。
ワビサビか…質素だな。
川越は江戸近郊の要所で、ココに徳川家康、秀忠、家光が何度も泊まったらしい。
廊下も派手さがゼンゼンなくて落ち着いている。
ハイ、それでは折角ですので、同じ本丸御殿でも400年前の姿を忠実に再現して昨年から公開している名古屋城の本丸御殿を見てみましょうか?
ザっとこんな感じ?
やはり家光が泊まりに見えたという。
ナ~ニ、川越城と少し違って見えるのは気のせいだよ。
廊下だって変わらない。チョット金ピカな気がするだけだよ。
どっちに住みたいか?と言われたらアタシャ川越スタイルの方でいいわ。
古さで言ったら今の住まいと大差ない。そっちの方が落ち着くわ。
「郭町(くるわまち)」とあるけど、昔は遊郭でもあったのかな?
それとも城壁の関係か?
こんなノスタルジックなバスが走ってる。
でも、私が本当に小さい頃はこういう形のバスがまだ普通に走っていたよ、前が出っ張ってるヤツ。
川越城のお堀の跡。
江戸時代(1639年)に川越藩主となった松平信綱が大拡張工事を実施し、城の規模は約2倍となった。
その時、防御を目的に造られたのがこの中ノ門堀。
よく埋めて宅地にしなかったね~。
大戦中、ゼロ戦のエンジンを作っていた中島飛行機のパーツの製造拠点があったために猛烈な空襲を受けた熊谷とは異なり、川越はほとんど被害がなかった。
だからこうした土木的な史跡が残されたんじゃないかしら?
もし周囲が焼け野原になっていたら絶対に埋め戻されていたことでしょう。
市役所の前に立っている太田道灌の像。
メッチャなで肩。
これじゃギター提げられんぞ。
その向かいにあったのがコレ。
そば屋になってるんだけど、見事な銅板!
コレはスゴイよ。
こんな木造3階の銅板建築なんてほとんど見たことない。
この意匠がいいね~。
こういうのはコリント式支柱っていうのかな?
出来た時は赤銅色でさぞかし立派だったことだろう。
側面にも惜しみなく銅板が張り巡らされている。
元々はつり具屋さんだったんだね。
こういう路地はいいですよ。
まるでコッツウォルズのようだ。
だいぶ違うか?
「札の辻」という交差点。
「札の辻」というのは、高札が掲げられた場所のこと。
だからこの地名はどこにでもある。
高札というのは、よく時代劇でやってるでしょ?
例えば黒澤明の『隠し砦の三悪人』。
「告 次の者を生きて捕らえた者には金三枚をつかわす」みたいな…。
要するに街の掲示板ですな。
今で言えばfacebookか?
昔は、農民をはじめ一般の人は字が読めなかったので、お坊さんや侍に読んでもらった。
ウワ~、こういうモノには猛烈に郷愁をそそられるな~。
昔はこうやって、普通の住宅街の中に平気で映画館があったんだよ。
しかも「スカラ座」だもんな~。
『武蔵野』という作品がかかっていた。
国木田独歩の『武蔵野』から引いた、武蔵野に残る循環農業に関するドキュメンタリー映画らしい。
循環農業というのは葉っぱが落ちて堆肥になり、それがまた草木を育てて、育った草木が落葉してまた堆肥になる。
要するに自然の摂理に従った農法のこと。
作品のキャッチコピーは「どんなに時代が変わっても変えてはならないものがある」…全く同感だね。
私の場合は「ロック」かな?
監督が舞台挨拶に来るそうだ。
でもチョット観てみたいな。
私なんか『ボヘラ』よりよっぽど感動しちゃうかも!
ココにも映画館を発見。
こっちは廃業して取り壊すことになっているみたいだったけど。
スゲエ行列!
ナニかと思ったら、「おさつチップ」とかいうサツマイモのスナック屋さんだった。
川越市の教育委員会が「伝統的建造物」にしているよ。
こういうのはイギリスの「Grade」みたいに保存の規定などあるのだろうか?
どれも手を入れてあってオリジナルのままではないことは先刻承知。
そんなことはどうでもいいの。
こういう雰囲気が好きなのだ。
空襲がなければ、日本にはこういう町並みがたくさん残っていたハズなのだ。
ゼンゼン「♪カ~モン、ベイビー」じゃない。
西洋勢も負けていないよ。
埼玉最初の不銀行、元第八十五銀行本店。現りそな銀行川越支店。
大正7年の建造だそうだ。
ナンバー銀行についてはいつかやったね…『私のお伊勢さま』の時だ。
奮発してタマには鰻でも…と思ったけど、どこもスゴイ行列だよ!
結局、トンカツを食べたわ。
去年はガマンして数回しかお店のトンカツを食べなっかったせいもあって殺人的に美味しかった。
どこもかしこもスゴイのなんのって!
しかもこの一番人気の目抜き通りにはガンガン車が走ってるもんだから、歩道は観光客でパンパン!
日祭日は歩行者天国にできないもんかしらん…もう行かないと思うけど。
トドメはココ。
「お菓子横丁」とかいうエリア。
お菓子屋さんや駄菓子屋が並んでいるらしんだけど、これじゃ何も見れないって!
「お菓子横丁」どころか、コリャまるで年末の「アメ屋横丁」だわ!
あ、アメはお菓子か…我ながらうまくまとまったな。
寛政4年に建てられたという大沢さんの家。
1792年だからね、古いよ。
こっちは寛政元年創業の作り醤油屋、「笛木醤油」さん。
「金笛(きんぶえ)」という銘柄の醤油を作り続けている。
この醤油がいいんですよ。
ナニがいいかというと、ココの醤油は下のカタログにあるような関連商品も含めて化学調味料を全く使っていない。
ウチは「調味料(アミノ酸等)」の入った食品を出来る限り摂らないようにしているのね。
アタマおかしくなっちゃうっていうから。
イギリスやアメリカやドイツでは国家レベルで使用を禁止しているヤツね。
それでも今の世の中、そういう化学薬品を完全に排除することはできないので、家の食事だけはそうするように努めているのです。
おかげでスーパーやコンビニでの食品の買い物が大変困難になりました。
だからこういうお店を見つけるとすごくハッピーな気分になるのです。
チョット名前は出せないけど、先日仕方なくチェーン店の中華料理屋で炒め物の定食を食べた。
もうね、化学調味料の味しかしなかった。
化学調味料をキッパリ断っていると、こういうことがすぐにわかるんだけど、チョット食べ続けてしまうと味覚がマヒしてしまってすぐにわからなくなっちゃう。
コレが化学調味料の恐ろしいところ…ってことがわかった。
さて、夕方になってきたので、仕事モードに入らねば…。
でもその前に…。
この川越市立美術館に入ってみた。
するとこんなイベントをやっていた。
「Still Life」なんていうので、チョット観てみることにした。
金沢健一さんと浦裕幸さんによる「演奏会」ということなんだけど…コレが楽器らしい。
お、始まった。
1曲目は「共振域-Untitled Original 20181125」。
コレね、テーブルにヴァイブレーターが付いていて、天板に振動を与えているのね。
そこへ針金だのワイングラスだの、色んなモノを乗っける。
すると乗せられたモノが振動してノイズを出すワケ。
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジとか…。
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザとか…。
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガとか…。
それを鑑賞するワケ…ナンでじゃい!
「ミュージック・コンクレート」ってヤツ?
要するにジョン・ケージみたいなの。
私はフリー・ジャズまでは聴くようになったけど、こういうのはサスガにナァ。
席に座りながら少しだけ休ませて頂きました。
美術館に入ったのはコレが観たかったの。
「大正イマジュリィ」ってヤツ。
「イマジュリ」というのはフランス語で「イメージ画像」という意味だそう。
印刷の技術が発達した大正時代は。美術が一般の民衆にみ身近となり、こうした様々なデザイン文化が栄えた。
アールヌーヴォーの橋口五葉、アールデコの杉浦非水とかいうデザイナーの挿絵、ポスター、広告、本の装丁などが展示されていた。
竹久夢二なんかもそうだね。
どれもこれもシャレていてね~。
オシャレなだけじゃなくて、デザインが上品で可憐なんだな~。
展示は一切撮影禁止だし、図録は貧弱な上に高価だったので買ってこなかったが見応えは十分だった。
映画の広告なんかも飾ってあったんだけど、スゴイのがあったな…メモしてきた。
『娘十八運動狂』、『三悪人の特徴に就いて』、『ペンキ塗りたて』の3本立て。
調べてみると、『娘十八運動狂』というのは1926年(大正15年=昭和元年)のアメリカ映画で、どうも「娘十八」というシリーズになっていたようだ。
「浅草水族館」の広告なんてのもあったな。
今の「木馬亭」の隣だったらしんだけど、その水族館の2階が有名な榎本健一の「カジノ・フォーリー」の本拠地だった…この辺りのことはまた勉強しておきます。
イヤ、エノケンに関する相倉久人さんの記述を最近読んだもので…。
以上で「私の川越」は終わり。
ココからがMarshallのお仕事で春日部へ移動したのです。
「草加越谷、千住の先よ オレんち春日部 もっと先」なんて歌がありましたな。
川越からもエラく遠かった。
春日部には家内の友達が住んでいて、大学時代に一度だけ来たことがあった。
39年前か?…しんちゃんが引っ越してくるズッと前のことだ。
向かった先はこの公民館。
講堂にかなりシッカリしたPAスピーカーが備え付けられている。
リハーサルをしているのはあのHELL FREEZES OVER(以下「HFO」)。
RYOTOくんの1959と1935キャビ。
HIROTOMOくんもヘッドを2台持ち込んだ。
こっちは1959とJMP時代の2203か。
キャビネットはJCM800の1960B。
2人ともBキャビというところが泣かせるな。
8"、10"、12"のトリプル・タム。
NATALのトリプルタム・キットは日本初。
今ならまだ「日本初の〇〇のNATAL」が狙いやすいぞ!
Tomくんはコレで「日本で初めてトリプル・タムのNATALを使ったドラマー」として、NATAL史に永遠にその名前が残る。
もちろん本国イギリスにもこの情報が伝わっている。
そういうことなのよ!
「鶏口となるも牛後となるなかれ」って言ってね。
もっとも、またドラム・キットが変わりそうだけど…。
NATALの音をひとつひとつ確かめるようにして叩くTomくん。
そう、今日はNATALのドラム・キットがHFOのバンド・サウンドにマッチするかどうかをタップリと時間をかけて実験するリハーサルなのだ。
アータ、Marshallがやってるドラムスですよ!
NATALがこういうサウンドに合わないワケがない。
もちろんメンバーもそんなことは先刻わかりきっているんだけど、一応ね。
結果は超バッチリなのはこの写真を見ればわかる。
休憩時間にTAKUYAくんが弾いたフレーズには驚いたよ。
あんまり突飛すぎてすぐにわからなかったんだけど、Mike Oldfieldの「Tubluar Bells」のベースのソロ・メロディ!
着ているモノのガラだって、David BowieにQueenに新しいところでJudas Priestだもん。
この公民館の出で立ちも相まって、タイムマシンで70年代に戻ったような感覚になったよ。
以前レポートした通り、彼はらLOUDNESSに混ざって出演したRED BULLのイベントでも耳の肥えたお客さんから大絶賛された。
サビのメロディが「アレ」じゃないからね、ベテランのリスナーはよろこぶよ。
そういうトラディショナルにすぎるぐらいのハードロックあるいはヘヴィメタルなんだけど、5人がひとつの目標に向かって一丸となっているように見えるところがすごくいいんだよね。
昔のロック・バンドってのはみんなこんな感じだったハズ。
誰が何と言おうとオレたちはコレをやるんだ!…という気迫が伝わってくる。
でも決して態度が悪いワケではない
今の世の中、いくら筋金入りのロックンローラーだって先輩や周囲の人から可愛がられなきゃ損だよ。
もうロックはそういう音楽ではなくなってしまったんだから。
学校では正式なクラブ活動なんだぜ!
それと…。
RYOTOくんなんかと話をしていると、出て来る出て来る、70年代のハードロック・バンドの名前が!
やっぱり音楽を演奏するうえでで何よりもまず重要なのは、楽器を弾く技術ではなくて「インプット」だということを実感するね。
とにかく色んな音楽を聴く…ですよ。
それと、簡単に止めちゃわないこと!
「サポート」とか言って色んなバンドをやったりせずに、息の長い活動を展開して欲しいと思います、オジちゃんは。
ファースト・ミニ・アルバム『SPEED METAL ASSAULT』絶賛発売中。
生粋のMarshallサウンドにオーバーウェルムされてください。
今日は何の日かご存知か?
今からちょうど50年前の1968年12月10日、府中で「三億円事件」が発生した日だそうだ。
オジちゃんは当時小学校1年生。まだ、校舎が木造だった。
6歳の子供には世間でナニが起きたのかシカとはわからなかったが、何しろ上へ下への大騒ぎだったことはよく覚えている。
「3億円」なんて言ってもそもそも一体いくらかがわからない。
今の価値だと「20億円」にも上るらしい。
いつもこのモンタージュ写真を見ると、本当にこの写真に似ている人は長い間相当迷惑したのじゃないかと思う。
…と思ったら、この写真ってモンタージュではなくて、実在した人の写真だったんだってね。
事件を知らないであろう若い人のために簡単にあらましを書いておくと、今から50年前の今日、現金輸送車が偽装した白バイに停められ、積んでいた東芝(当時、東京芝浦電気)の従業員のボーナス約3億円が強奪された事件。
この出来事って、事件そのもので死傷者が出たワケではないし、再保険が何重にもかけられていて、事件の翌日には東芝の従業員にボーナスが支給されるなど、血なまぐさく悲劇的なシーンがないところがまたスゴかった。
以前にも書いたことを覚えているが、後に望月三起也の『ワイルド7』の「緑の墓」の中で、「私があの三億円事件の一部を担当した」と、頭脳明晰な受刑者が言うシーンがある。
子供ごころに、「うわ~、アタマのいい人なんだな~」なんて思ったりしたものだ。
『ワイルド7』とか『秘密探偵JA』とか面白かったよね~。
望月さんは2年前に亡くなったそうだ。
一方、『ワイルド7』の悲劇は少年キングの連載だったことではなかろうか?「少年画報社」だもんな~。
アレがマガジンとかサンデーだったら、もっと人気が出ていたんじゃないの?
それでもテレビ・ドラマにもなったし、人気は十分だったのかな?
そして、また話は飛んで今日発売のYOUNG GUITAR。
チョット~、ヤンギさんも50周年なのだそうですよ。
おめでとうございます!
特集は「ギターとテクニック」。
技巧派ギタリストが誌面に登場し、長い間に培われて来たロック・ギターの主要なテクニックの数々をデモンストレーションするという「教則」っぽい内容がメイン特集。
「教則」といえば、もう我々の世代はコレに尽きるよね~。
インターネットから画像を拝借したんだけど、Grecoのギターを買うと付いてきた成毛滋さんの教則本とカセット・テープ。
私が14歳の時に朝日無線で初めて買ったエレキ・ギターはGrecoの60,000円のサンバーストのストラトキャスター・モデルだった。
この教則本を読んでもサッパリだったな~、こっちは子供だったから。
「エイトビート・ピッキング」なんて言っても、何しろ「エイト・ビート」の意味がわからないんだからラチがあかない。
そんな状態だったので、あんまり一生懸命取り組んだ記憶はないけどなつかしいな~。
赤いカタログを飽きずにボロボロになるまで見ていた。
それとGibsonの茶色いタテ長の豪華なカタログね。
フラット・マンドリンまで載ってた。
私がギターを始めた頃にはロックは日本ではまだまだマイノリティだったし、ロック・ギターの教本なんてモノはそうなかった。
それに「コピーが一番の教科書」なんて言われていたので、そうしたチュートリアル・グッズを買うことは私はほとんどなかった。
そもそも、その頃は「耳コピ」なんて言葉も存在しなかった。
でもその後、ロックが盛んになり、恐らくたくさんの教則本が出ては消えて行ったことだろう。
ジャズが好きになってからは結構買ったな。
右の白いヤツの著者は渡辺香津美さん。
ジャズのスタンダードのコード進行がアナライズしてあって、アヴェイラブル・スケールと香津美さんやジャズ・ジャイアンツの模範演奏が採譜してあるだけのシンプルな内容。
音源はまったくなし。
左の青いのは高橋信博さんという方が著したヴォイシングの教則本。
コードをドンドン展開させていくテクニックとアレンジ例が載っている。
残念ながら両方とも奥付けに上梓日が入っていないので、いつ出された本かはわからないが、大学のクラブで青い方の本を使って実際に演奏した記憶があるので35年以上前のものであることは間違いない。
それから教則グッズはビデオの時代を迎えた。
私はこの仕事をしていたので詳しいよ。
話とは別に、私の宝物のビデオを1本紹介しちゃおう。
コレはジャック・ウィルキンスという本当に超絶のジャズ・ギタリストの教則ビデオ。
The Manhattan Transferの初来日の時にバンマス/ギターで来日した人。
このビデオが日本に入って来た本数はかなり少ないんじゃないかな?
私はジャックのファンで、しかもプロとして教則ビデオの仕事をしていたのにその存在を知らなかった。
どうやって入手したのかと言うと…
本人にもらったの。
下はマンハッタンのジャックの家にお邪魔した時の写真。
ジャックのBenedettoを抱えてゴキゲンな私。
このギター、スゴかったよ。
もう「鈴を鳴らすような音」とはまさにこのことで、チョット触っただけでギター全体が震えて鳴り響くような感じ?
ジャックはイヤな顔ひとつしないて「枯葉」かなんで私の相手をしてくれた。
それがもうスゴくて!
「コレはね、ビル・エヴァンスのヴォイシングなんだよ」…なんて解説をしてくれてね~。
最高にシアワセな時間を過ごしたよ。
教則ビデオはその後、DVD時代に突入したが、インターネットの普及は大きな誤算だったに違いない。
本当にインターネットというのは世の中のすべてを変えてしまったよね~。
その点、意外にも「本」はモノによっては健闘しているんじゃないかしら。
特に海外は楽譜類の充実度が日本とは比べ物にならないからね。
教則本も「How To Play Guitar」だとか、「Guitar Basics」とか、今でもその数や種類たるやスゴイものがあるんじゃないかしら?
彼らは「シート・ミュージック」という歴史があるせいか、楽譜に至ってはもうスゴイ。
「音楽出版社」っていう言葉があるでしょ?
アレを「音楽関係の書籍を作って販売している会社」なんて思っていたらそれは見当違い。
楽譜を出版する権利を持っていて、実際に楽譜を作って販売する会社のことを「音楽出版社」という。
コレは昔、蓄音機が普及する前、音楽は自分たちで演奏して聴いて楽しむしかなかった。
それで「シート・ミュージック」とか「ミュージック・ピース」とかいって、楽譜を買って来てはお父さんやお母さんがその楽譜に沿ってピアノを演奏して、みんな歌って音楽を楽しんだんだね。
今の音楽の供給体制とはまるで別の星の出来事のように遠くかけ離れているでしょう?
その時代に活躍していたのが、いわゆる「ティン・パン・アレイ」の作曲家と言う人たち。
ガーシュインとか、コール・ポーターとか、アーヴィング・バーリンとか、クラシックの作曲家を目指していた人たちがブロードウェイでのヒットを狙って腕にヨリをかけて多くの名曲が作られていたワケ。
チョット毛色は違うけど、クルト・ワイルなんかもこの口だ。
今の世の中、この時代の音楽から遠ざかり過ぎていると思うんだよね。
ポール・マッカートニーだって、レイ・デイヴィスだって、こういう音楽を相当研究していたに違いない…と私は観ている。
誰がどうやっても突き崩すことができないポピュラー音楽全体の基礎だと思う。コレをないがしろにしてはイケない。
話はディレイルしたけど、とにかく今でも海外の楽譜の層の厚さはスゴイ。
ジャズ系の楽譜なんかはもうエグイのが目白押しなんだよね。
「エ~!こんなのあんのッ?!」ってな具合で私も演りもしないワリには結構持ってる。
ザッパだけでもこんなに出てるよ。
こないだようやく「Montana」のキメをさらった。
楽しいなったら楽しいな!
それと、人気ミュージシャンのソング・ブックがまたスゴイ。
何だか知らんがウチにはSteely Danだけでこんなにある。
やれ、ピアノ・バージョンだの、ギター・バージョンだの、色んなバージョンが出てるワケ。
ギターのマイナス・ワンのCDが付いているのもある。
ご年配で楽器を嗜む方々は、こんなのを見ると「日本でも売れるんじゃないの?」なんてことをお思いになられるかも知れない。
売れないよ…まったくダメ。
こういうのを前に置いて、「楽器を弾きながら歌を歌う」という文化が日本ではないに等しいのです。
ね、いつも書いている通り、「音楽と生活の関わり」が日本と欧米ではゼンゼン違うのよ。
そして、聴かれている音楽の幅がこれまたケタ違に異なる。
日本はもうチョットでいいから、西洋の音楽に興味を持つべきだと思うんだけどナァ。
ミュージカルの楽譜だってこの通り。
ブロードウェイなんかは、ミュージカルを上演している劇場のすぐ横にショップがあって、Tシャツやらキーホルダーやらに混ざって、そのミュージカルの楽譜が大抵売られている。
…ということは、そのミュージカルを観て感動して、楽譜を買って、ウチへ帰ってピアノを弾きながら歌ってみよう…という人がいるワケよ。
下は『My Fair Lady』を除いて全部ブロードウェイで買って来たモノ。
一切使っていないんだけどね。
『My Fair Lady』はイギリスのバーミンガムの楽器屋さんから頂戴したモノ。
…とマァ、「教則」からかなりディレイルしてしまったけど、ここらで話を本題に戻すよ。
イヤ、今日の記事は本題がシンプルなものだからサ。
さて、この週末も関東にやって来たD_Drive。
私もそのうち2本のを観て来たよ~!
Marshall、NATAL、EDENの轟音で相変わらずの素晴らしいライブ・ステージを披露してくれた。
「詳しくは後日マーブロ」ってヤツ。
そして、今日!50年前に「三億円事件」があった日。
その日に出たYOUNG GUITARに我らがYukiちゃんが登場しているのです。
ポールや恭司さん、それにマティアス・エクルンドと並んで「Yuki(D_Drive)」の名前が表紙に挙がってんだよ。
Yuki先生が基本的なテクニックを解説してくれる内容。
もちろんYOUNG GUITARのお家芸、動画も用意されているよ。
この撮影にYukiちゃん、イヤ、Yuki先生が使用したアンプはもちろんMarshall。
50W、1×12"コンボのJVM205Cだ。
そう、あの谷原章介さんと「焼きキムチーズ焼売」を作った時と同じモデル。
誌面にはデモンストレーションだけでなく、Yukiちゃん、イヤ、Yuki先生の「ギター・テクニック観」に関するインタビューも掲載されている。
ゼヒ、ご購入のうえご覧あれ!
ポールのページでは背景の黒板に自筆と思われるチョークで描いた1959の絵がうれしいね。
それとマティアス、いいよね。
昔、NAMMのどこかでデモンストレーションをしていて、ズ~っとフランク・ザッパの曲を演奏していたので、こっちもズ~っとまん前にいて、弾く曲弾く曲、すべて題名を当てて差し上げた。
コレには彼も喜んでくれた。
マティアスがすごくいいな…と思うのは、自分が持てるテクニックを使って、「ギター云々」よりも「他の人とは違う『自分だけの音楽』」をクリエイトしようとしていることを感じさせてくれるところ。
姿勢としては亡くなった幹大ちゃんや三宅さんに通じるものを見出すことができると思う。
ま、「ザッパ愛好家同志」といったらおこがましいが、Freak Kitchenあたりは新しめのロックの中では最も楽しみながら聴くことができる音楽なのです。
この号、買いです。
D_Driveの今週は14日の金曜日に『D_Drive 感謝のワンマン祭り』と題した単独公演。
場所は大阪心斎橋はBig♰win Diner SHOVEL。
今年最後だそうですので平成最後のD_Driveをお見逃しなく!
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEBSITE
(一部敬称略 動画撮影時ステール写真:Takumi Nakajima)
ときどきやってる『Marshallだより』。
最近のMarshall関連のニュースをお送りします。
THE LONDON DRUM SHOW
まずは今日&明日で開催される『THE LONDON DRUM SHOW』。
詳しい内容については、写真が追って送られてくることになっているので、その時またレポートさせて頂く。
イギリスではかなりNATALが伸びてきているのでどんな感じかとても楽しみだ。
その『ザ・ロンドン・ドラム・ショウ』の目玉イベントが現地時間の今晩開催される。
それはThe Whoのキース・ムーンの追悼コンサート。
観たい!
出演は、JR Robinson、Adam Marko、Ronn Dunnett、Danny Farrant、Chris Mansbridge、Pete Cater、Jonathon Rodney、Steve White、Gabor Dornyei、Pick Withersら…と言ってもJRしか知らんが、何せ「My Generation」やら「Baba O'Riley」やら「The Seeker」やら、The Whoの名曲をズラリと演奏するらしい。
観たい!
The Whoのトリビュートものなんていかにもイギリスっぽくてうらやましいよね。
こういうところに日本のロック界と大きな違いを感じる。
ところで、1978年に亡くなったキースがもし健在だったらNATALを使っていたかもね。
だって、キース・ムーンは短期間だったらしいが、ジム・マーシャルのドラム教室に通ったというし、MarshallはThe Whoの音楽を作った重要な要素でもあり、ピート・タウンゼンドのおかげでMarshallが生まれたと言っても過言ではないのだから。
それに今Marshallで製造部門のトップを務めているバリーはキース・ムーンのイトコだからね。
バリーもこのコンサートを観に行くそうだ。
そんな関係があってかなくてか知らないが、ステージではNATALのドラム・キットがフィーチュアされるらしい。
Marshall LIVE
チョット前にMarshallがミルトン・キーンズの工場の近くにあった「MK Arena」を「Marshal Arena」という名称で再スタートさせることをレポートした。
下はMarshallの本社/工場があるミルトン・キーンズのフランチャイズ・チーム、MK Donsの会長ピート・ウィンケルマンと我が社長ジョナサン・エラリー。
Marshall Arenaのオープンに際してこんなことを語っている。
ピート:Marshall社は我々がミルトン・キーンズに来る前から(MK Donsはミルトン・キーンズとウィンブルドンのチームが合併してできたサッカー・チームで、合併を機に本拠地をウィンブルドンからミルトン・キーンズに移した)、地元の歴史の重要な位置を占めています。ジョン・エラリーさんのご厚意により、Marshall社からMK Donsシャツを寄贈して頂いたのは我々の誇りです。
そして今また「Arena MK」を引き継いで頂くことによってミルトン・キーンズとタッグを組んでくれました。Marshall社はその新生アリーナを通じて地元における音楽的財産を形成することができるでしょう。
ジョン:Marshallは音楽を愛する人たちの「ホーム」です。皆さんがプロ・ミュージシャンであろうと、カジュアルな一般のプレイヤーであろうとMarshallブランドはあなたのモノです。
「Arena MK」を「Marshall Arena」にすることは、音楽業界の中で我々の根深い関係を一層強固にすることに他なりません。
そうした中で飛び出してきたのがこの企画、「Marshall LIVE」。
「Discover Tomorrows Headliners」…「Marshallが未来のアーティストを作ります」の旗印のもと、来年の6月1日、このMarshall Arenaにおいて『Marshall LIVE』というコンサートを開催することになった。
司会はBBC Radio1の「Rock Show」の人気パーソナリティDaniel P Cater。
以下はこのイベントに関するMarshallの説明。
『Marshall LIVE』はイギリスで開催されている他のロック・フェスとは趣を異にすることでしょう。Marshall Arenaの中で10時間にわたってロックやその周辺の音楽が3,500人の人々に供されるのです。
メイン・ステージのバンドとは別に「Discovery Stage」ではMarshallがインターネットで公募して審査を通過した8つのバンドがショウケース・ライブを展開します。
そして、実際にそれらのバンドの演奏を見た来場者の間で人気投票を行い、上位2つのバンドは当夜、メイン・ステージで演奏することになります。
すでにレポートしているように、Marshall Arenaのコケラ落としがヒップホップのBlack Eyed Peasということを聞いてチョット驚いたんだよね。だってMarshall使わないんじゃん?
…と最初は思ったが、後にMarshallがやろうとしていることを理解した。
Marshallは楽器メーカーだが、ギター・アンプやドラムスを作って販売するだけでなく、こうした活動を通じて、今の世の中で「音楽そのもの」を作ることに乗り出したのだ。
コレには新しい音楽を作ろうと奮闘する若いミュージシャンの要望を聞き入れてMarshallを開発・進化させたジム・マーシャルの精神が息づいているように思う。
手前ミソながら、Marshallの情報だけではなく、音楽全般の話題を提供しているMarshall BlogがMarshall社に評価されているのはこういう精神に共通項を見出しているからなのかも知れない。
そして、こんなことを10年もやってきた自分としても、Marshall Blogの方向性に間違いがなかったと思いたい。
ちなみに彼らね、Marshall Blogに「脱線」がたくさん含まれていることを知っているんだよ。
明日のヘッドライナーは誰だ⁈
MarshallビールはMarshallグラスで!
Marshallビールのレポートには大きな反響を頂いた。
早く飲みたいよね~!
飲むとしたら何を聴きながら飲む?
やっぱりMarshallサウンドの音源がいいよね。
The Who?、Small Faces?、Cream?、Jimi Hendrix?、Jeff Beck?、Free?、Deep Purple?、Led Zeppelin?、UFO?、Gary Moore?、Thin Lizzy?…どれもいいナァ。
Marshallビールにピッタリだ。
ステレオ・タイプということなかれ。
これらこそが誰も変えることができない歴史であり、永久に聞き継がれ、語り継がれる正統なロックそのものなのだから。
そんな時には正当な態勢で飲もうではないか。
…ということで、イギリスからMarshallビール周辺グッズが送られてきた。
まずはコースター。
ところが、実はコレはコースターではない…んだって。
紙で出来てるでしょ?
こういうのは「ビア・マット」っていうそうです。
つまり、水分を吸収してくれるので、水滴リッチな冷たいビールが入ったグラスなどに使うそうだ。
そういえばイギリス人がやっている行きつけの浅草の地ビール屋「Campion」のコースターも紙だわ。
それに対してはコレ。
コレはプラスティックがコーティングされているいわゆる「コースター」。
こういうのにはマグカップなどを置くのが正式な使い方なんだって。
そして、グラス。
やっぱりココでバッチリとキメたいじゃん?
伝統のMarshallスクリプト・ロゴに「ROCK 'N' ROLL CRAFT BEER」のロゴ。
これにビールを注ぐとどうなるか…トクトクトクトクトク。
琥珀色をバックにしたMarshalロゴ。
これで容量が2/3パイント。
缶なんかじゃなくてチャンとしたグラスで飲むビールは一層おいしいよね。
ま、残念なのは中身がMarshallビールじゃないってこと。
中身も早く送って来い!
それと、こんなモノも送られてきた。
野外フェスなんかには持ってこいのビニール・カップ。
こっちはコースターを敷いた。
Marshallビールの詳しい情報はコチラ⇒【Marshall Blog】Marshallのビール
※Marshallビールの日本上陸については現在のところ未定です。
今日の話題は神戸。
英訳すると「God Door」か…。
神戸ってのはキレイな街だよね。
今から30年チョット前のこと、仕事の関係でウチは大阪の箕面にしばらく住んでいたことがあって、頻繁ではないにせよ神戸には何度か訪れた。
ウチは母と家内が生粋のハマッコで、私も幼い時から横浜にはとても慣れ親しんでいた。
そんなだから、神戸に初めて行く前までは「神戸ったって、マァ、同じ港町だし、横浜みたいなもんだろう」と家内と話をしていたのだが、行ってみてビックリ。
2人とも「横浜よりゼンゼン美しい!」と感動してしまったのだ。
ま、中華街は勝つけど。
横浜も神戸も海と山が近い地形だけど、神戸の方がよりその距離が短いため、立体的な美しさが際立っているのだ。
その後、上の子を連れて王子動物園にも行ったっけナァ。
そしてもうひとつ神戸に良い印象を持っている理由がある。
それは、当時あまり出回っていなかったレアなフランク・ザッパのレコードが比較的安価で入手できたから。
色々買ったので、どれがどれだったのかはもう思い出せないが、ひとつ確実に覚えているのは下の『20 Years of Frank Zappa』という海賊盤。
盤の色が全部グレイなんだぜ。
12枚組ということで買うのにはチョット勇気が要ったけど、東京で買うよりははるかに安かったハズだ。
今にしてみると「買っておいてヨカッタ」と思うわ…ほとんど中身を聴いたことがないけど。
要するに神戸に限らず、「いいレコードがお手頃なお値段で手に入る」のは私にとっていい土地になってしまうのだ。
ところで、外人と話をする時に決まって出て来る話題は何と言っても天気と食べ物のことだろう。
無難だからね。
それで、食べ物の話になるとかなりの確率で連中の口から出て来る言葉が「コービービ-フ」なんだよね。
彼らは見慣れない英語の表記を目にすると、まずスンナリ読める部分を自分たち流に自分たちが持っている音で読んでしまうクセがあるので、「神戸」をアルファベットで表記した「Kobe」の場合、「be」だけを取り出して「ビー」と発音してしまう。
だから「Kobe Beef」が「コービービーフ」となる(コレは私の勝手な解釈なのであまりアテにしないように)。
それと最後に「エ段」の音で終わる言葉の発音が相当苦手みたいなんだよね。
20年近く付き合っているMarshallの友人もいまだに私のことを「シギィ」と呼んでくる。
「シゲ」って言えないの。
で、みんな食べたがるんよ、コービービーフを。
でもね、ダメ。
イギリス人なんかは、結局よく火を通した肉じゃないと食べない。
だから焼肉に行っても、カラッカラになるまで焼いてから食べないと気が済まない。
それでも日本の肉はおいしいらしくて、「シギィ、コレって一体何の肉なの?」と以前驚くべき質問をされたこともあった。
ちなみにその彼はデモンストレーションの仕事でインドに行って、正体不明の肉を口にし、危うく命を落としかねないような猛烈な食中毒に襲われたがあったんだよね。
ま、この話はまた今度。
さて、本題。
その神戸のPR大使を務めているのがD_DriveのYuki。
一昨日、神戸市役所である記者会見が開かれ、Yukiちゃんが出席した。
神戸市のPRビデオの完成記者会見だったのだ。
左からビデオを監督した牧さん、神戸市広報戦略室の林さん、そしてYuki宣伝大使。
コレが今回のPRビデオの中のYukiちゃんの役どころ。
花嫁さん!
そして、Yukiちゃんのお供をするのは愛用のギターとMarshall。
Yukiちゃんはワザワザこの撮影のためにMG15FXを用意してくれた。
ロケはあの有名な「神戸北野ホテル」。
「The Metal Bride」…何回観てもおもしろい!
もう完全に「女優Yuki」じゃんね~。
誰が考えたのか「シアワセなら手をたたこう」のところがタマらん。
楽しそうで実に素晴らしいですな。
「Xperia」、「焼きキムチーズ焼売」に次いでまたまたYukiちゃんの名仕事が増えたというモノでしょう。
やっぱり結婚式でもMarshallだね~。
この優雅な出で立ち。そこに置いてあるだけで「末永くお幸せに」感が醸し出されるじゃんね。
コレからも色んな事をやってそうだな~。
Marshallもお供するのを楽しみにしていま~す!
さて、D_Driveは相変わらずのドライブぶりを展開している…と思ったら今週は特にライブがありませんな…珍しい。
今月は23日から関東出張で、それ以降また猛烈に忙しくなるようだ。
ファンが増えてるね~!
で、12月7日は高田馬場DXでYukiちゃんのバースデイ・ライブ。
まぁ、この神戸のビデオのナマ再現は免れないだろうな。
絶対観に行こッ!
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEBSITE
自分の身銭を切って人のために何かをしてあげる…なんて、イザとなるとなかなかできないもんですよ。
Marshallという会社は、伝統的にチャリティ活動にとても積極的で、「ジム・マーシャルの生涯を祝う会」に出席した時、そうしたチャリティ関係の出席者の数が、音楽関係のそれより多いことにかなり驚いた。
医療関係やスポーツ関係の団体に至るまで、さまざまな方面で「Marshall」という会社、あるいは「ジム・マーシャル」の篤志ぶりが広がっていたのだ。
コレはジム自身が裕福でない家庭に生まれ、幼少時に重い病に苛まれていた時に、施しを受けたからかも知れないし、元より西洋では「Noblesse oblige(ノブレス・オブリージュ)」という概念が発達していて、富める者が貧しい者を助けたり、地位の高い人が進んで人のイヤがる仕事をしたりする「慈愛と奉仕の精神」が息づいているからかも知れない。
ジム・マーシャル亡き今もMarshall社は様々なチャリティ活動に積極的に参加している。
さて、我らが田川ヒロアキ。
今日お邪魔しているのは日本赤十字社の本部。
しばらく前に毎日新聞社の主催する西日本の豪雨災害支援のチャリティ・コンサートの時にレポートしたように、ヒロアキくんは7月以降にライブ会場で販売した『THEME PARK』のすべての収益金をプールしてきた。
その収益金に関連企業さんからの支援金を合わせ、今回それを西日本豪雨と北海道震災への「義援金」として日本赤十字社に収めに赴いたのだ。
写真は贈呈式の様子。ご担当の高橋課長と。
ヒロアキくんは、今年の初夏から立て続けに発生した災害に対し、自分たちにも何か出来ないかと考え、西日本地域のテーマ曲も沢山収録されているアルバム『THEME PARK』から被災地へ義援金を送ることを決心。
そのことをライブ会場やウェブサイト上で発信してきたところ、ファンや周囲の方々からたくさん気持ちを寄せてもらった。
はじめは「西日本の豪雨災害への義援金」ということで活動を展開していたが、9月に入り「北海道胆振東部地震」が発生。
結果、双方の災害に対する義援金というスタイルで日赤に預かって頂くことになった。
ヒロアキくんは震災発生直後に初の札幌ライブを演ったこともあり、被災地に向けた思いも大きかったようだ。
ヒロアキくん、エライ!
ところで、「義援金」と「支援金」の違いとはナニか?
高橋課長からの説明によると、日赤の場合、「義援金」は全額を被災地に送られる。
一方、「支援金」は日赤の活動資金として活用される…のだそうだ。
このことがわかっていないと、寄付が被災地に届いていないのでは?という疑義が生じることもあるのでご注意頂きたいとのこと。
最近は東南アジアへの活動の場を広げているヒロアキくん。
今後も世界を視野に入れた活発な行動が計画されている。
Marshallがそんなヒロアキくんをサポートしています。
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano
昨日、ある書類の英訳作業に没頭しているとfacebookでメッセージが届いた。
メッセージの送り主は『Rock'n'Roll Research~Marshall編』や『Marshall Mania』というイベントを企画をして頂いたメリケン・バンドのシンガー、コヤマタケシ。
そのコヤマさんのメッセージを見て腰を抜かした。
ギタリストの原マサシが2日前に肺炎で亡くなった…というのだ。
にわかには信じることができなかった。
私がマサシさんに初めてお会いしたのは名古屋でのことだった。
伏見のライブハウス、HeartLand STUDIOで2006年の4月に上述の『Marshall Mania』の第1回目が開催された時のことだ。
「ウッシー、ちょっと…」と、大谷令文に促されて楽屋について行くと、そこにいたのがマサシさんで、「ロンドン在住の」という風に令文さんがマサシさんを紹介してくれた。
マサシさんはものすごく無口で、すぐには仲良くなれそうにない独特な雰囲気が漂っていた。ともすれば「恐い」感じ。
お会いするなり「僕は『ミスター・トーン』を目指しているんです。『演奏』よりも『音』で勝負したいんです」みたいなことを言っていた。
続けて「Marshallはトロロのブルースブレイカーが好きなんです」と付け加えた。
「トロロのブルースブレイカー」とは、2代目1962の初期に使われていた、なるほど、トロロ昆布のようなルックスを装着したしたモデルのこと。
このイベントは昼間、マニアさんたちが持ち寄った自慢のMarshallが展示され、令文さんとマサシさんのMarshallを使ってのギター・クリニックも開催された。
令文さんがFleetwood Macのフレーズを紹介したりする、まさしく「マニア」のためのゴキゲンなクリニックだった。
以前にも書いたことがあるが、一番感動したのは令文さんが「それじゃ、アイルランドの民謡でも演りましょうか?」とつぶやいて、Thin Lizzyの「Roisin Dubh(Black Rose)」の後半のインスト・パートを2人で弾いた時だった。
バッキング・トラックもナニもない完全にギター2本による演奏だったが、ホントにスゴいパフォーマンスだった。
ナニせ人間が生で弾くのを見たのはコレが初めてんだから感動もするわな。
もちろん、最後のスコット・ゴーハムが「こんなの弾けん!」とすべてゲイリー・ムーア(イギリスでは「ギィヤリー・モーア」)が弾いたという最後のパートも完璧に再現した。
ちなみにこのパートは、アルバムにクレジットされていないが、「Rakish Paddy」というアイルランドのトラディショナルだ。
もし、この曲のオリジナルの雰囲気が知りたければ、Fairport Conventionの『Liege & Lief』というアルバムで聴くことができる。
そういえば、マサシさん、Rory Garagherが大好きで、お墓参りしたって言ってたナァ。
2人の完璧な演奏もさることながら、マサシさんのサウンドは「ミスター・トーン」の名に恥じない、素晴らしいモノだった。
後に置いてあるのはフル・フェイス・バージョンの1958かな?だとすると1969年あたりの製造か?
そして、夜はMarshallにちなんだギタリストが大集合しての豪華なロック・ショウになった。
超満員だったね~。
向かって左はトーベンさん。
真ん中はマサシさん。
右は令文さんだ。
コッチは左からマサシさん、イチローちゃん、令文さん、右端は中野のシゲさんだ。
こんなメンツが集まるものだから、ソロを弾き始めたら止まるワケがなく、ものすごく時間が押したんだよね。
で、シゲさんのところは出番が最後の方で、自分の出番を大幅に削って時間の調整をしたハズ。
立派な態度だと思ったのを覚えている。
プログラムが全部終わって、持参した機材を車に積み込んでホテルに帰る頃には夜中の1時を回っていた。
夜の部でもマサシさんは抜群のパフォーマンスを披露した。
MarshallのTシャツを着てくれていたんだね~。
それから3か月後。
楽器店の方々をMarshallの工場にご招待するツアーがあって、マサシさんがロンドンのパットニー(テムズ川の南岸。ウィンブルドンの近く)にお住まいということを思い出してお誘いしてみた。
当時はLINEだのSkypeなんてモノがなかったので国際電話でのやり取りだった。
お誘いすると、すごく喜んでくれて、ヒースロー空港で落ち合うことにした。
ヒースローでの悪名高い長時間の通関を済ませてゲートの外に出ると、ギターを持ったマサシさんがすぐに目に入った。
「私がバッキング・トラックを用意するので、工場でデモ演奏をして欲しい」とお願いしてギターをご持参頂いたのだ。
空港から工場に向かう車中でそのバッキング・トラックを聴いて2曲ほど選んで頂いた。
そのバッキング・トラックとはコレ。
Wilkinsonブリッジの社長から頂いたGeoff Whitehorn(現Procol Harumのギタリスト)のマイナス・ワンのCD。
マサシさんが選んだのはチョットした変形ブルースで車の中でコードをメモしていた。
そして、工場内のシアターで演奏。
バッキング・トラックに合わせた演奏はやはり素晴らしく、文字通り鬼気迫るモノだった。
マサシさんも興が乗って来て身体をウネりながら「Rock me baby」なんかを弾いてくれた。
同行した楽器店の皆さんも「コレがさっきまでの原さんと同一人物か?!」とそのエキサイティングぶりに度肝を抜かれたようだった。
この時、工場で我々の面倒をみてくれたのが、もうMarshallを離れてしまったが、以前にもMarshall Blogに登場しているSteve Dawsonだった。
Steveは自作の歪み系ペダルを取り出して、それをマサシさんが試す場面もあった。
マサシさんはそのペダルをスッカリ気に入ってしまい、冗談でこっそりとギターケースのポケットに入れようすると、それを見つけたSteveが「チョチョチョチョ!」と慌てていたのが面白かった。
昨晩Steveに連絡して今回の不幸を知らせたところ、この時のことをよく覚えていて、大変残念がり深い追悼の意(condolence)を表してくれた。
工場見学が終わり、会食までの間ホテルで休憩していると、誰かが私の部屋のドアをノックした。
ノックの主はマサシさんだった。
ドアを遠慮がちに半分ほど開けて、「今回は本当にお世話になってしまって…。コレを受け取ってください」と私に差し出してくれたのが、マサシさんのバンド、Georgie Pieの『La Vida』という2枚組のCDだった。
旅の間、マサシさんの話を聞いていると、彼の実家が長野の善光寺の近くの神社だということを知った。
私も長野に7年半住んでいたこともあって、その周辺の「うまいソバ屋」の話なんかで(ソバだけに)盛り上がったな。
ウチの上の子と小学校が同じだったのかな?
将来は神主になって、家を継がなければならない…ということも言っていたように記憶している。
夜になって楽器屋さんの方々と近くのパブ「The Cock」で会食と相成った。
この頃はまだジムもとても元気で、当時のパートナーやSteveも混ざってワイワイ楽しい時間を過ごした。
高校時代をニュージーランドで過ごし、英語が堪能だったマサシさんはSteveの隣に座り意気投合したようだった。
この次の日、みんなでバーミンガムの楽器店の見学に出かけた。
その後、マサシさんは「ギグがあるから」とみんなに別れを告げて先にロンドンに帰って行った。
それからというもの、令文さんやその周辺の方々からマサシさんの動向を時折耳にしていたが、丸っきりの没交渉だった。
そして、再会を果たしたのは2013年の8月、高円寺のショウボートでのことだった。
令文さん、オガンちゃん、ロジャーさんによるトリオ、Trio the Collagensにゲスト出演したのだ。
髪の毛が短くなり、雰囲気は変わったが演奏は相変わらずだった。
「Little Wing」と…
例の「Black Rose」を演奏。
その凄まじい演奏と、名古屋や工場のツアーの思い出でナミダが出てしまってね~。
こうなると案外つながるもので、次にマサシさんとご一緒させて頂いたのは同じ年の暮のことだった。この時はマサシさんが自分のトリオを率いてTrio the Collagensとのダブル・ヘッドライナーで登場した。
この時もスゴい演奏だった。
しかし、結果的にマサシさんの演奏に接したのはコレが最後になってしまった。
またこうして本当に素晴らしいトーンとフレーズでギターという楽器の魅力を伝える「音楽の権化」が姿を消してしまった。
この損失は大きい。
ひとり多くの若いギタリストたちや改造&機材マニアにマサシさんを観てもらいたかったナァ。
こうして考えてみると、マサシさんには数回しかお会いしていないことになる。
でも、とても気になる存在だった。
やはり自らを「ミスター・トーン」と呼んだあの感動的なギターサウンドがそうさせるのであろう。
ブレッチリ―のホテルで頂いたこのCDはマサシさんの形見としてズッと大切に保管しておくことにする。
偉大なる音楽家の逝去を悼み心からお悔やみ申し上げます
ガールズ・スチームメタル楽団、FATE GEARが新しいミュージック・ビデオを発表した。
「Headless Goddess」というMina隊長の過去の作品のセルフ・カバーだ。
「頭のない女神」か…隊長はBlack SabbatheのHeadless Crossにインスパイアされてこの曲を作ったというが、何かありそうだな?と思って調べてみたら…
…あった。
それはヒンドゥー教。
Marshall Blogには英語の語源のウンチクに関連してギリシア神話やローマ神話を引き合いに出すことが多いが、インド神話ってのは初めてだな。
チョット関連するサイトを見てみると、スゴイね。
やっぱりインドはスゴイ。
で、その頭のない女神というのが下のお方。
お名前を「チンナマスタ(Chinnamasta)」とおっしゃる。
コレ、自らの首をチョン斬ることで「自我の切断」を表しているのだそう。
ナニも首まで斬らなくても…死んでまうぞ!
両脇の人がブッチュ~と噴き出している血をゴクゴク飲んでる。
コレで他人を養っちゃう。
アンパンマンの頭と同じだ。
それから下の方を見て…男女がイチャイチャと絡み合っているところをグイと踏んづけてるでしょう?
コレは愛欲の超越をあらわしているのだそうです。
インドの神様ってのはダイナミックな方々が何柱もいらっしゃって実に面白い。
さて、FATE GEAR。
かつての固定のバンド形態を改め、適材を適所に都度採用する人事システムとなった。
以上のコア・メンバーに加え、今回アウトソーシングで参加したのが…
My Comlex of Academyの舞子。
「エ、なんでいるの?」とお互いに顔を合わせた瞬間に思わず吹き出してしまったYASHIRO。
この7人の体制で撮影がスタート。
ココ、エラい住宅地の中の元工場なんだけど、向かっている時、近くに「徳川記念財団」という施設を見つけて驚いちゃった。
今年は「維新150年」ではなくて「戊辰150年」ですからね。江戸っ子は「維新」なんて言わない。
EDENはヘッドがWT-600。スピーカー・キャビネットはD410XSTの「2台積み」。
(※「2台積み」という表現に違和感を覚える方はコチラをご覧ください)
スネア・ドラムは「ビーデッド/ハンマード・スチール・スネア」。サイズは14"×7"。
ペダルもNATAL。
こうして目に見えない所にも凝るのが黒澤流だ…ナンノこっちゃ?
知ってるでしょ?
『赤ひげ』で、絶対に写らないにもかかわらず、診療室の薬を入れる箪笥の引き出しの中すべてに実際に薬を入れさせて撮影したという話。
映画の舞台となった小石川診療所は8代将軍吉宗のキモ入りでスタートして市民に大変喜ばれたが、最後の方は汚職といい加減な運営で惨憺たるものだったらしい。
出た!
FATE GEAR名物のアクセサリーの数々。
今回も大活躍だ!
撮影はまずソロから…。
トップバッターはYASHIROちゃんだった。
見ての通り、かなり暗いでしょ?
あまりの激しい動きに絞りを開放にしてもシャッター速度が追いつかず、マジで写真が撮れないかと思った。
1回終わるごとに汗まみれのErikaさま。
どうせやるならコレぐらいやらないと!…というのをシカと拝見させて頂きました、ハイ。
Harukaちゃんもハードだった。
一体何回演技したんだろう?
一番大変なパートが一番数多く演らされるのだから大変だ。
Harukaちゃんは髪の毛がドバって前に下がっちゃうのでこれまた撮影がムズカシイ。
しかし、「ここぞ!」という場面では隊長がキリリと燃え上がるんだな。
お疲れさま~!
この「Headless Goddess」を収録したミニ・アルバムが1月にリリースされる予定。
お楽しみに!
着実のキャリアを積み続けるFATE GEAR。
Marshallも積み上げてがんばれ!
FATE GEARの詳しい情報はコチラ⇒FATE GEAR official site
<オマケ>
ところで、MarshallやNATALを使ったFATE GEARのビデオはコレばっかりじゃありませんからね。
コチラも是非お楽しみあれ!
アルバム『7 Years Ago』から…
『OZ -Rebellion-』から
日本のことが好きな外人は少しでも日本の文化を吸収しようとしてか、簡単な日本語を覚えようとする。
ま、我々も海外へ行くとよくそんなことをするよね。
そういうシーンによく出くわすのが、食べ物屋さんだったりする。
その目的は、食べ物の名前を現地の言葉で覚えようとするのがひとつ。
もうひとつは、自分でオーダーをしたがるんだよね。
で、男性の場合に必ず必要な表現として「Can I have a beer?」がある。
つまり「すみません、ビールください」ね。
この時肝要なのは、「beer」を「ビヤ」とは発音させずに「ビール」と言わせる。
コレが結構おもしろい。
どうなるかというと、必ず「スミマセ~ン、ビールウくらっさい!」となる。
英語を話す連中は、最後の母音をハッキリ発音する単語がないので「ビール」の「ル」をハッキリ発音しようとすると「ルウ」と長母音になってしまう。
そういえば、レッチリのチャド・スミスには音楽出版社に勤めるブラッドというお兄さんがいて、よくふたりで食事をしたり、飲みに行ったりした。
そのブラッドが勤める会社は、日本語の勉強に熱心な人が何人かいて、東京に来るとブラッドも必ずコレをやっていた。
歩み寄るウェイトレスを捕まえて、「シゲ、聞いてて、聞いてて!『スミマセ~ン、ビールウくらっさい!』」って。
それとブラッドはトンカツが大好きで、「いもや」でもやってたな。
「スミマセ~ン、トンキャチュくらっさい!」
「ウィーッス」
ってな具合。
で、この日本語の「ビール」という言葉。
元はオランダ語の「bier」で、その元は「飲む」を意味するラテン語の「bibere」なのだそうだ。
でも「ビヤホール」とか「ビヤガーデン」って言うじゃない?
この「ビヤ」は英語なのよ。
ここでも外来語が変なことになってる。
コレは明治時代にはビールを英語の「ビヤ」で呼ぶことがあったからなのだそうだ。
その名残りが「ビヤホール」とか「ビヤガーデン」という言葉なんだって。
ところで、明治元年に「商品」として初めて日本に入って来たビールはイギリス製だったそうだよ。
「日本最初のビールはイギリス」とつなげたところで…。
オイ、ちょっと待てよ!
…と、キムタク風にそうも言いたくなるのが今日の話題。
イングリッシュ・エールの大ファンの私としてはそうも言いたくなる情報なのだ。
あ、ちなみにイギリスの人たちは「ビール」のことを「ビヤ」というより「エール」って呼ぶんよ。
イヤ、そうじゃないな…それよりも、いきなりビールの種類を名指しすることが多いということか。
「ラガー」とか「ビター」とか「スタウト」とか「IPA」とか…さすが!
イギリスはビールの国なのだ。
だからこないだのNAMMの時に、入ったレストランに瓶ビールしか置いていないのを知ったウチの社長がいつもの冷静さを失い、あからさまにイヤな顔をして、「コレはないのか?コレはッ?」とハンドパンプのバーを押し下げる仕草を数回して見せたのもうなずける。
アレは実に面白かった。
イカン!前置きが必要以上に長くなってしまった。
エエイ!
ハッキリ言って、Marshallがビールを始めちゃったのよ!
ま、冷蔵庫があるんで中に入れるモノも作っちゃいました…ってなところか?
イヤ、そんなことはない。
以前にもMarshallビールがあって紹介したことがあった。
あの時はフランスのビール業者の製品だったが、今回は違う。
GenuineなMarshallのビールなのだ!
以下は公式ウェブサイトから訳者註を交えて…
THE ROCK 'N' ROLL CRAFT BEER
優れたギタリストが舞台の中央に立つことができるようにしたギター・アンプを作り出し、1962年に音楽の世界を変えたMarshall。
ロックの誕生です。
それからというもの、ミュージシャンたちは観客を楽しませるために自らの血と汗と涙を流し続けて来ました。
ソロソロその努力に感謝の意を表す時が来たのでは?
そこで生み出されたのが音楽とともに楽しむ我々のクラフト・ビールです。
ライブの最中でも、爆音の演奏中でも、はたまた仲のよい友達とお気に入りの音楽を聴いている時でも…Marshallクラフト・ビールは我々のアンプのようにラウドでどんなシーンにもマッチします。
Marshall Rock'n'Roll ビールが音楽好きの皆さんのことを念頭に置いて作られているのは、私たちのアンプと同じです。
強力な3種類を用意しました。
AMPED UP LAGER、FULL STACK IPA、そしてJIM'S TREBLEの3種類です。
すべてシグネチャー級のスグレモノです。
(訳者註:ココの原文は「signature attitude」という表現が使われているんだけど、向こうの人はサインが命でしょ?我々の実印みたいなもので、他に2つとないことを示す証なワケ。そんな大切なサインを入れるぐらい他とは違ったモノですよ!ということを言っています。
判子の文化の日本では、ホイホイと簡単にミュージシャンのシグネチャー・モデルを作っちゃうけど、向こうではトンデモナイ話なんです)
音楽と飲み、友達と飲み、責任を持って飲み、そしてラウドに飲もうじゃないか!
そして、その3種類のビールが紹介されている。
まずはラガーの「AMPED UP LAGER」。
クラシック、クリスプ、そしてクリーン。
4種類のホップがステージ・フロント、そしてステージ・センターにあなたを押し出すのを待っています。
それらと天翔けるシトラスのリフとのコンビネーションがひと口でアナタをROCKします。
完璧なバランスのラガー。ピリっとしたアメリカとドイツのホップ、シトラスのデリケートなフィニッシュで唯一無二のリズム・セクションを形成します。
これぞラガーのロック・スター!
<醸造に関するデータ>
★原材料
●内容物:水、麦芽、ホップ、イースト菌
●モルト:ラガー・モルト
●ホップ:マグナム、シトラ、イクアノット、カスケイド
●アルコール度数:4.6%
<お味>
●色:金麦色(訳者註:=Golden straw。そうか、日本の「アレ」はココから来ているのか…)
●香り:フルーティでフレッシュ。シトラス(柑橘系)・ホップの香り。
●風味:クリスプ(切れ味よし)、ドライな仕上がりでフレッシュな柑橘系。
●IBU:33 (訳者註:「IBU」は「International Bitterness Units」の略で「国際苦み単位」という、「そのビールがどれだけ苦いか」を表す数値。 ASAHIのスーパードライは16だそうだ。だからアレより倍が苦いということ。コレが苦いビールの代名詞の「IPA」になるとどれだけの数値になるか楽しみだ)
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スゴイね。ホップのことまで詳しく表記されている。
また、こういうチャートでビールの味を可視化しているとことろがあまりにもアッパレだ。それだけ消費者がビールに関する共通項を持っているということ。
ただ飲んでオシッコをしてればいい…というのとはワケが違う。
日本と比べるとビール文化においては雲泥差だね。
あの昼間っからパブでたむろしているおジイさんたちもこのあたりのことを知ったうえでチビチビやってるんだな~。
イギリスのパブに行くと、必ずエール毎にアルコール度数が表示されているのね。コレは法律でキマっているらしい。
それと同様に、「ビール」と名の付くモノの商品の成分表示はココまで明記することがキマっているのかも知れない。
それだけ彼らにとって大切な飲み物なのよ。
だから、発泡酒とか第三のビールなんてのは、連中には奇形にしか見えないと思う。
あ、ちなみに私はド平民だけど、そういう「ビールもどき」は一切止めた。
昔は「ビールより安い!」と喜んでいたけどね。自発的には絶対に飲まないようにしている。
また、彼らの食品に対する意識の高さね。オーガニックの本場のひとつであるイギリスは、アミノ酸がどうのというレベルではなくて(日本のスーパーやコンビニに置いてある食品のほぼすべてに盛大に使われているグルタミン酸ナトリウムの使用は国で厳禁している)、土から健全にしなければならないという意識を持っている。
でも、そうした完全なオーガニック食品は高価なので、結局は平民には手が届かない局面が多いみたい)
ハイ、2番目。
「FULL STACK IPA」…出た!
IPAは「Indian Pale Ale」の略ね。
お味のほうはこれ以上ラウドになりません。爆音をスタックしたフルーティなダブルIPAのパワーを感じでください。
完璧な自己主張の強さ、3種類のモルトと5種類のホップが完璧な苦みのシンフォニーを奏で、トッフィのような後味を残します。(訳者註:「トッフィ」はあの食べたら一発で虫歯になりそうな硬いキャラメルみたいなお菓子)
思い切りボリュームを上げてオバードライブさせてください。そして、リラックスしてホップの苦みがフィーシュアされたIPAの三段積みを楽しむのです。
<醸造に関するデータ>
★原材料
●内容物:水、麦芽、ホップ、イースト菌
●モルト:ペール、ヴィエナ、ライト・クリスタル
●ホップ:センティニアル、シトラ、モザイク、ギャラクシー
●アルコール度数:6.8%
<お味>
●色:金銅色
●香り:桃と柑橘系に若干のキャラメルの風味
●風味:フルーツサラダ、中庸の苦さにトッフィの風味
●IBU:52
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ん~、ECフレットのラベル!
カッコいいな~。
IBUが52か…それほど苦くないのかな?
よなよなの姉妹品の「インドの青鬼」というIPAのIBUが56だって。飲んだことがあるけど、大した苦さではなかったので、52ならマァそれほどではない…ということか?
大好きな浅草のCAMPOINという地ビール屋で飲んだIPAは強力だったナァ~。IBUが2000ぐらいあったんじゃないの?
アルコール度数も高く、最後まで飲むのは完全に「苦行」だったわ。
でもIPA好きです。
そして最後はJIM'S TREBLE。
ガヴァナー(ジム・マーシャルのニックネーム=オヤっさん)だけの一品。このトリプル・ブロンド・ビター(ビールの種類のひとつ)は、あなたの味蕾をジラすMarshallの特有のトーンで醸造する、究極の強打者の組み合わせでできています。
並外れた醸造技法が深い金色を演出します。
JIM'S TREBLEは、臆面もないほど大胆で、そしてこの上なく満足な風味を生み出す新しいホップのバリエーションを使用しています。
オーツ麦と小麦の調和…パンチの効いたシトラスとウォームなスパイスの音色をあなたに。
コレはコワがり屋さんのためのモノではありません。
コレは強く、ジム・マーシャルのような唯一無二で創造性に富んだトリプル・ブロンドなのです。
この上なく「Rock 'n' Roll」なのです!
<醸造に関するデータ>
★原材料
●内容物:水、麦芽、砂糖、オーツ麦、小麦、パクチー(やめて!)、陳皮、イースト菌
●モルト:ペール、オーツ麦、小麦
●ホップ:マグナム、シチリアン・ウルフ、ヒュール・メロン、ハラタウ・ブラン
●アルコール度数:8.6%
<お味>
●色:深みのある金色
●香り:キャンディ、スパイス風味、シトラスが見え隠れ。
●風味:モルトの甘さ、オレンジ、スパイスの隠し味。
●IBU:25
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どうして「Treble」なのか…。
我々、音楽に携わっていると「treble」と聞くと即座に「高音域」のことを連想してしまうが、「treble」は「3重の」とか「3倍の」とかいう意味。「triple」といっしょ。
で、「Triple Blonde」とというビールの名前の「triple」と、音楽の「高音域」を意味する「treble」を引っ掛けてあるんだね。
以上。
今、晩酌を止めてるんだけど、これならただひたすら飲んでみたい。
ラガーはだけ缶なんだね。
やっぱりエールってのは瓶詰めに向いていないのかな?
イギリスのビールってあまりお店でみかけないでしょ?
あってもすごく高い。イギリスでの値段を知っているこっちとしてはやっぱり躊躇しちゃう。
ドンドン入れて安くして欲しんだけど、なかなか入ってこないよね?
不思議に思って輸入ビールを扱っている店のスタッフに尋ねてみた。
どうもワインとの兼ね合いらしい。
ワインの輸出が盛んな国は、単価の高いワインを中心に、荷物の隙間にビールを突っ込んで送り出してくる。
「イギリス・ワイン」なんて聞いたことないでしょ?
あそこは寒すぎてブドウが植生しないのかな?
それでイギリスからはワインの輸出がないため、それにつられてビールも入ってこないんだとか…。
ホントかどうかは知らないよ。
でもそう聞いた。
だったらスコッチと抱き合わせで、あるいはジンでもいいわ、イングリッシュ・エールをドンドン入れて欲しんだよな~。
賞味期限の問題もあるんだろうな。
さて、この3種類のMarshallのビールを味わえる日が来るかな?
今のところ情報はありません。
Marshallの冷蔵庫で冷やしてさ、おいしいヤツを頂きましょうよ!
ナンダ、ナンダ、イギリスは~…日本のマネッコしちゃって~!
ナンチャッテ。
…というのはコレ。
東京鶯谷の東京キネマ倶楽部。
東京キネマ倶楽部はMarshallの壁が組めるということで、Marshall社公認のライブハウスになっていることは皆さんもご存知の通り。
その公認化を記念して開催されたのが2016年のMarshall GALAだった。
来年の秋に『Marshall GALA2』を開催しますからね。
皆さんどうぞよろしく!
で、この記事はナニが言いたいのかというとコレ。
Marshallが現地時間の9月29日にウェブサイトで取り扱ったニュースが…
MARSHALL AMPLIFICATION WORKING IN PARTNERSHIP WITH ARENA MK
Marshallが満を持して発表したのは、地元ミルトンキーンズにあるArena MKと提携し、ライブ・ミュージック専門のアリーナ・ホールをオープンするということ。
つまり「Marshall Arena(マーシャル・アリーナ)」だ。
規模は違えど東京キネマ倶楽部のあり方に近いか?
そのイメージ・ビデオがコレ。
下の写真の「ARENA●MK」というのがソレ。
このサインが近いうちに「Marshall Arena」となるハズ。
隣りは度々Marshall Blogでも紹介している2007年にオープンしたキャパ30,000人のMikton Keynes DONSのホーム、「STADIUM MK」。
だからMarshallの工場から歩いても10分ぐらいのロケーションだ。
スタジアムの方は、ロッド・スチュアートやリック・アストリーをサポートに据えたTake Thatの30周年を記念するコンサートが開かれることを最近発表したそうだ。
ARENA MKは2014年の開業。
コレがその内部、
デカッ!
Marshall Arenaになったアカツキには4,000席のホールとなるそうだ。
Marshall絶好調です。
近頃、デジタル系の新しい技術のギター・アンプや相変わらずのコピー商品がゴロゴロ出てきているが、Marshallはビクともしないのよ!
やっぱり「ホンモノはいつの時代も強い」ということだ。
以前、『名所めぐり』でもお伝えした通り、ミルトン・キーンズは、長い歴史を持つイギリスで、1960年代にできたとても新しい街だ。
ロンドンから電車で1時間という立地ながら、独立したエンターテインメント供給体制ができていて、ロンドンで終了したミュージカルを上演していたり、大きなコンサートが開催されることが珍しくない。
Queenの1982年のライブ・アルバム『Queen on Fire/Live at the Bowl』がいい例だろう。
ちなみにEnoに「Baby's on Fire」という曲があったが、「on fire」というのは一般的には「ノッてる~」という意味。
そんなエンターテインメントが盛んな土地にあって、Marshall Arenaはすでにミルトン・キーンズの音楽の中心になろうとしている。
来る11月3日にアメリカの人気ヒップホップ・チームBLACK EYED PEASが出演。
個人的にはMarshallの名の下で「ヒップホップ」というのが気にかかるが、ま、コレも時代か?
それ以降も魅力的なヘッドライナーのアナウンスが期待されている。
それにしてもコンサート・ホールネエ。
ン?ハハン、読めたぞ!あ、こっちの話、こっちの話…。
ところで、日本人で最初にMarshall Arenaのステージを踏むのは誰だ?!
※昨日一旦公開した『諸星和己 BIRTHDAY LIVE Volt-age 48』は諸事情により現在取り下げておりますが、準備が整い次第再掲致します。
また、付随する五十嵐sun-go☆美貴さんの記事も追って公開致しますのでどうぞお楽しみに!
9月10日発売のYOUNG GUITAR最新号はSlashが表紙。
ヨシヨシ。
『Living the Dream』なるニュー・アルバムが21日に発売となるそのSlashがガツンと濃密に特集されている。
レスポール・スタンダードだけでなく、2555 Silver Jubilee他のMarshallも紹介されているところがうれしいですな。
その巻末に『個性派USAギター・エキシビジョン』という特集が組まれている。
タイトル通りオリジナリティあふれるコンテンポラリーなギターを動画と連動して紹介するという企画。
同号前半の超王道ギター・ブランドの特集と見事に対をなす格好となっている。
そして、試奏のお供をしたのはMarshall ORIGIN。
Mashaくんはすでに実戦のステージでORIGINを使用している。
ORIGINのそのサウンド・クォリティを評価しての登板だ。
要されたのはORIGIN50CとORIGIN20C。
前回のライブで使ったのは50Cだったが、もう使い方はバッチリ。
「勝手知ったる」ところでチョイチョイとノブを回してORIGIN20Cを理想の音に仕上げた。
ギターはMashaくんも全くこの日に初めて手にするモノばかり。
最近はズッとストラトキャスターを使用しているが、さすが百戦錬磨のギタリストらしく、未知の蟻田でもたちどころにその魅力と特徴を見抜く。
そして私は大発見!
この写真を見てその私の「発見」がわかる人は年季の入ったMarshall Blogリーダーじゃない?
そう、その「発見」とはこの足!
Mashaくんもギターに集中すると足がこうやって重なっちゃうんだって!
コレはCONCERTO MOONの島紀史の足。
ノンちゃんもこうなっちゃう。
その辺りのことはコチラの記事で!⇒マーシャル・ブログを語る <後編>
グワッ!この記事を書いてからもう6年も経っちゃったよ!
次々と繰り出されるギター。
なかなかこういう仕事もムズカシイよね。
なんてことは全く関係なしに弾き出したら止まらないMashaくんなのであった。
そのあたりは動画でご確認あれ!
ORIGINはと言えば…ん~、やっぱりいい音!
<オマケ>
一昨日、名古屋は新栄のSPADE BOXというライブハウスでMashaくんと雄太くんにバッタリ!
実際は私が押し掛けたんだけど…。
Mashaくんは本城未沙子さんのサポートでステージに上がったのです。
8月10日発売の最新YOUNG GUITAR誌。
表紙の「THE 速弾き」という文字を目にして色めき立ったギター・ファンも多かったのでは?
しかし、この「速弾き」という言葉は「携帯」のように最後まで「速弾き」だったナァ。
大分前、Marshallの会議に出席した時に英語圏の連中が「shred」とか「shredding」という言葉を盛んに口にしていて、「シュレッドってな~に?」と尋ねたことがあった。
今でこそそれらの言葉が定着した感がなくもないけど、ナントいっても「速弾き」だ。いいことだ。
「速く弾く」んだから「速弾き」で十分だ。わざわざ英語に言い直す必要なんてコレっぽっちもありはしない…国内にいるウチは。
他方、日本では「チョーキング」と呼ばれている「ベンド」なんかはまだ馴染みがないギター用語のウチのひとつだろう。
「ヴァイブラート」、「ケイポゥ」と発音が異なる言葉や、「ワーミーバー」、「マシンヘッド」、「フレットボード」等々、呼び名が習慣的に異なる単語も少なくない。
「チャンク(chunk)」なんて言葉は日本では絶対に聞かないでしょ?私も知らなくてタマタマ日本に遊びに来ていたオーストラリア人に意味を教えてもらった。
しかし、この「用語のズレ問題」の代表的なモノは「シールド」だろうナァ。
「線」とか「コード」とか呼ぶより聞こえが良いということなのか、日本では「シールド」という言葉を使う人がナント多いことよ。「シールド線」を指しているので決して間違いではないんだけど、コレが世界の方言であることは間違いない。海外では通用しない…というか、ギターの話をしていてこの言葉を耳にした試しがない。
ま、私も昔はそのクチだったんだけど止めた。だってカッコ悪いんだもん。「ツーマン」、「スリーマン」ぐらいカッコ悪い。
イギリスでは「ギター・リーズ(Guitar leads)」と呼んでいる。「郷に入れば郷にしたがえ」で、現地に行けば私もそう呼んでいるが、日本ではチョット気恥ずかしいので「ギター・ケーブル」という表現を使っている。コレはイギリスでもアメリカでも普通に通じる。
付け加えるならば、イギリスの人たちは「ピック」のことを「プレクトラム(Plectrum)」と呼ぶ。弦楽器の弦を弾く「爪」のことですな。
さらに付け加えるならば、日本では若い人を中心によく「ピック」を「ピック⤵」ではなく「ピック⤴」と発音するでしょう。アレは気持ち悪いな~。「ギター⤴」もそうなんだけどね。
ま、発音は仕方ないにしても、この用語のズレっていうのはどこから生まれて来るんだろう?
こうしたアイテムは基本的には欧米から入って来るモノなのだから、初めから素直に同じ言葉を使っていればいいと思うんだけどナァ。
いつも騒いでいる映画や曲の邦題と同じ。
日本は世界に冠たる「文学国」ゆえ、我々はこうした言葉イジりや表現の創作が元々好きなのかも知れないな。
さて、速弾き。
私も若い頃は夢中になったナァ…。
「Highway Star」のソロが「人間の限界を超えた速弾き」ぐらいに扱われていた頃よ。
この速弾きも丸っきりスポーツと同じで、食べ物の質の向上や練習メソッドの発達で、目まぐるしくレベルが向上した。誌面から一節拝借すると「ギター史は"速さ"の歴史である」…けだし的確な分析であろう。
今、ロック・ギターを志す人たちは大変だよ。コレがスタート・ラインだもんね。
「速くて当たり前」…まるでピザの宅配だ。
昔は速いだけでスターになれた向きもあったが、やっぱり「速弾き」は「技術」という手法ではあっても「音楽」という最終目標ではないからね。
速弾きをマスターして自分のスタイルを確立して、そこからいかに人とは違う魅力的な音楽を作り出さなければならないのだからタマったモノではない。
それを成し遂げたギタリストこそがこの分野の音楽の将来を担っていくんだろうね。
しかしね、「速弾き」ってのは今に始まったことではなくて、昔からあったんよ。
例えばこの下のアルバム。
コレはジャズ・ギタリストのロイド・エリスという人の『The Fastest Guiar in the World』というアルバム。
ウソこけ。
買って聴いてみるとまったく大したことない。古めのジャズ・フレーズをよどみなくペラペラと弾いているだけ。
でも、このアルバムが発表された1958年当時は「アラ、速い!」ということだったんだろうね。
コレだったらタル・ファーロウやバーニー・ケッセルの方がゼンゼンすごいんだけど、こんなアルバムを作ってしまったところが何ともノンビリしていて微笑ましい。
やっぱり、人間は強くて、大きくて、速いものが好きなのか?
でも、ドラムスの「速叩き」やサックスの「速吹き」、ヴァイオリンの「速擦り」なんて聴いたことないもんナァ。
ロック系の速弾きギタリストはYOUNG GUITAR本誌の詳しいので、ココでチョットだけ「Jazz Shredder」を紹介しておくことにしよう。
1. Jack Wilkins:知人のツテでマンハッタンの家まで遊びに行かせて頂いた大好きなギタリスト。
2. Billy Rogers:一時期The Crusadersに在籍した名手。ドラック禍で早逝。まぁ、弾くわ弾くわ。渡辺香津美さんはこの人と共演されたことがあって、「とにかく弾きまくりでスゴかった」とおっしゃっていた。
3. Tony Purrone:いまだに名前の読み方がわからん。ややスペイシーにとめどもなくジャズ・フレーズをシュレッディングするスタイル。ココではリーダー・アルバムの1枚を挙げたが、ドラマーのEd Thigpenのアルバム『Mr. Tastte』でのプレイはスゴイ。
もう少し…。
私はカントリー方面は完全な門外漢だけど、アチラの方にもまさにジョウドロッピングな速弾きギタリストが掃いて捨てるほどいるでしょう?
Johnny Hilandなんてアホほどカッコいいもんね。
でも、「速弾き」がどうの、なんてことは聞かない。
ナゼでしょう?
私が考えるにジャズもカントリーも「ギター」という楽器が花形ではないからではなかろうかね?
反対に「ロックといえばギター」、「ギターをやるならロック」ってなもんで、ロックはギターがなければ始まらない。
その花形楽器を操る人たちが「オレが、オレが」と華麗なテクニックに磨きをかけ、ロック・フレーズは「速度」を求めて行ったのではなかろうか?
そして、見逃してはならない歴史的な事実は、そこにMarshallがあったってことなのよ。
Marshallがなければ実現しなかった音楽があったからこそ、「速弾き」が発展したワケ。
さっきのヤンギさんのお言葉を再度借りれば、「速弾き史は"Marshall"の歴史である」であって、このことは何人も否定できまい。
ま、つべこべ言っても、とどのつまりは「カッコよかった」ってことだわね。
…と、ずいぶん「速弾き」で紙幅を割いてしまったが、ここまでが前置き…というか脱線。
今日の話題はMarshallの現行の小型コンボ・モデル。
Marshallのコンボといえば何といっても1962 Bluesbreaker。
エリック・クラプトンが車のトランクに入るような小型のアンプを開発して欲しい…とジムにリクエストして誕生した初のMarshallのコンボ…と言われているが、コレは西ロンドンの都市伝説。
1962が「Marshall初のコンボアンプ」であることは間違いないが、クラプトンのリクエスト云々の前から存在していた。
そんな逸話も残っている名器だけに「Marshall初のコンボの物語」として、こんなBluesbreakerの本まで出てる。
さて、そのMarshallのコンボ。
時代と音楽のトレンドが大きく変わり、かつてはMarshallの三段積みが所狭しと並べられていた大きな舞台ににコンボ・アンプがチョコン…なんてコンサートも珍しくなくなった。
昔を知っている私なんかには、あの光景は商売を抜きにしてとても寂しく映る。
ま、その話は置いておいて、Marshallも56年の長き歴史において色んなコンボ・アンプを販売してきた。
意外と知られていないところでは、1959や1987のコンボだってあったんだから。
当時は「19」アタマはヘッド、「21」アタマはコンボという採番手法が採られていて、それぞれ「2159」と「2187」という型番がついていた。
7、8年ぐらい前に「2187X」の型番のもと、日本だけ50台限定で販売したが、アレを買った人はラッキーだったね。
だって1987のコンボなんて、とにかくスゲエじゃん?
ココで話はYOUNG GUITARの今月売り号に話は戻る。
雑誌の後半でMarshallの現行コンボモデルのデモンストレーションが特集されているのだ!
新発売のORIGIN、Mini Jubilee、DSL、CODE、MG…しかし、ホントに多彩になったな~。
コレらのモデルを試奏して頂いた。
弾き手はGRANRODEOのe-ZUKAさん。
いつも1959の三段積みを後ろにズラリと従えているe-ZUKAさん。
だが、この時はその正反対の小型コンボたちで大ごったくして頂いた。
しかもe-ZUKAさん、首周辺をカスタマイズした自前のMarshallユニオンジャックTシャツをお召になられてのご登場!
e-ZUKAさんがプレイしいる様子はYOUNG GUITARさんのウェブサイトで見れますからね~。
本誌⇔動画⇔Marshall Blog…何たる立体企画!
ロック・ファンも、ギター・ファンも、ロデオ・ボーイも、ロデオ・ガールも、Marshallファンも、コンボアンプ・ファンも、ゼヒ存分にお楽しみ頂きたいのであ~る!
動画はコチラ⇒マーシャル・コンボ・アンプ徹底試奏!
以下、Marshallの仕様などはYOUNG GUITAR本誌に詳しいので当記事内では触れませんことあしからず。
まずはMini Jubileeから。
Jubileeというのは1987年にMarshallの創立25周年を記念してリリースされたシリーズ。
25周年は「Silver Jubilee」…だから銀色なのね。
Mini Jubileeのラインナップは20Wのヘッドとコンボ。
コレらは25周年の時にはなかったモデルで、Marshallのスタック誕生50周年を記念して企画製作され、2015年に復刻されたSilver Jubileeに彩を添えた。
真剣な面持ちで音を出してみるe-ZUKAさん。
このモデルを弾くのは初めてのことだ。
ニンマリ。
ウン、Jubileeがe-ZUKAさん好みの音だとは前から想像していた。
動画の1:34から1:40あたりのフレーズがタマらんね。
続いてはリニューアルを施したDSLシリーズから…
e-ZUKAさんが普段GRANRODEOのステージで愛用しているMarshallはJCM2000シリーズの50Wヘッド、DSL50なのね。
お次はついに7月25日に日本でも発売となった新シリーズORIGIN。
まずは20WのORIGIN20C。
ムウゥゥゥ…1:16~1:28に注目。
今、自然発生的にこういうフレーズを繰り出すロック・ギタリストってe-ZUKAさんぐらいなんじゃないかしら?
指ならしに「Billie's Bounce」とか「Bright Size Life」とかバリバリ弾いてたからね。
同じくORIGINから5WのORIGIN5。
ココはギターを持ち替えてシングルコイル・サウンドを当てはめてみた。
いい感じですな~。
ムムム…「太陽から3番目の石」をグッと押しとどめた!
ORIGIN5だけはパワー管が他のモデルに搭載されている「EL34」とは異なり、弟分の「EL84」が採用されている。
よって、他のORIGINとは弾き心地もサウンドも違うイメージがあったんだけど、e-ZUKAさんが弾いている音を聴くとどうもそんなことはないね。
続いてMG。
「Gold」となってまた生まれ変わった。
昔はね、このシリーズはMarshallじゃなかったんだよ。
「Park by Marshall」というサブ・ブランド名義でラインナップされていた。
今回でどうも第6世代になったようだ。
徳川で言えば「家宜」だね。
徳川家宣の将軍在位期間は3年5か月と15将軍の中で3番目の短さだった。
即位後1年で大政奉還を実施し、徳川幕府の幕を引いた最後の将軍、慶喜。
5歳で即位した7代将軍家継(3年1か月)が第1位と2位。
しかし、家宜は猛烈に勉強熱心で、間部詮房(まなべあきふさ)や新井白石といった優れたな人材に恵まれ、「正徳の治」と呼ばれる善政を布いた、徳川将軍15人のうちでも最も優秀な部類に入る名将だった。
MGも先代のシルバーからまたゴールドに戻ってギター・アンプ界で善政を治めていってくれることだろう。
おなじみのMGトーン。
15Wのモデルは昔はG15CDRとかG15RCDとかいってたんだよな~。なつかしい。
「CD」はCDプレイヤーが接続できるということ。「R」はリバーブね。
それが4つのチャンネルと各種エフェクター等、至れり尽くせりの仕様になって早9年!
「いいものをより安く」、「お値段以上」のJim Marshallの良心のようなシリーズだ。
e-ZUKAさんの緩急自在な右手の動きが美しいんだよね~。
一見華やかに見える左手より、ギター演奏を見る分には右手の方が圧倒的に面白い。
最後はMarshall初のモデリング・アンプ、CODE。
CODEとは「暗号」のことね。
なんでそんな名前なのかはコチラをご覧くだされ。
そういえばe-ZUKAさんにもご出演頂いた2016年3月のMarshall GALAの時、日本で初めてその姿とサウンドを披露したんだけど、おかげさまでその後もよく売れています。
しかし、e-ZUKAさんが弾き続けるフレーズがナント多彩で音楽的なことよ!
いろんな音楽を聴きこんでいることが瞬時にしてわかる。
こうしたヴァーサタイルな音楽性がGRANRODEOの曲のクォリティを思いっきり押し上げているのだ。
最後にスピンオフでORIGINの50Wヘッド、ORIGIN50Hと1960Aを組み合わせて試奏して頂いた。
コンボ・アンプにはコンボ・アンプの鳴り方というものがあって、それが魅力なのだが、やっぱりスタックもいいね。
もう実際にORIGIN50CもORIGIN50Hも実際のステージで使って素晴らしい働きをすることが実証されている。
復刻シリーズやMODE FOURのような特殊なケースを除いて、このORIGINは、Marshall史上初めて100Wモデルを含まないシリーズなんだよね。
ま、音量的にはコレで十分なんだけど、時代の変化を猛烈に感じるわ。
スタック派にとっては、やっぱりこの4x12"キャビネットが繰り出すサウンドの爽快感は何モノにも替えられない。
それはこのe-ZUKAさんの表情を見ればわか~る。
e-ZUKAさん、YOUNG GUITARさん、ありがとうございました!
さぁ、まだYOUNG GUITARを買っていない人は書店へ急げ!…なんてのも古いか。
さぁ、まだYOUNG GUITARを買っていない人はポチれ!…ってか?
GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website
YOUNG GUITARのの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト
(一部敬称略)
Marshall Blogは夏休みを頂いております。
…といっても例によってユックリ休んでなんかいられないんですけどねー。
ナントならば!
世間的にはとっても古いけど、今、オッサン的にはチョット新しいことに取り組んでおりまして…ボケてるヒマはありません。
Marshall Blogはまたすぐに再開しますので、よろしくお願いします!
コレで終わっちゃうのもナンなのでひとつ「ビックリ」を。
先週、スピンオフ四人囃子の記事でレーザーディスクについて少し触れたでしょ?
私も結構ソフトを買い込んでいたんだけど、再生機器がないのでもう見ることができないかも…とやっておいて、観たいソフトとしてジョニー・グリフィンやリッチー・コールの名前を挙げた。
双方、ニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードのライブ盤。
それがですよ!
今日、島忠ホームセンターへ行ってビックリ。
入り口で廉価DVDのワゴン・セールをやっていた。
よくあるヤツね。
ワゴンの中には、ジョン・フォードあたりの超クラシックな映画がゴロゴロしていて、中に音楽モノがチラホラと紛れ込んでいた。
いつもだったら全くの素通りなんだけど、フト目をやると下のDVDが目に付いた。
マジかよ…。
もう一生観ることができないかも知れない…と書いたヤツがカップリングされてたの!
つまり、私が観たがっていたそのレーザーディスクのジョニー・グリフィンとリッチー・コールのダイジェスト映像が1枚のDVDになっていたんですよ。
しかも、1枚255円…。オイオイ。
レーザーディスクって、昔は1枚5000円ぐらいしたんじゃなかった?
ああ、「小さな巨人」、偉大なるジョニー・グリフィンも今や島忠のワゴンの中かよ…。
こうして、今年の夏休みはチンケな衝撃と共に始まったのでありました。
あ、比較的よろこんで買って来ましたけど…。
コレで終わっちゃあまりにもツマらないので、上のDVDにちなんだ話題をくっ付けてさらにツマらなくしてみよう。
それは、上でリッチー・コールのコンボに参加しているブルース・フォアマン(Bruce Forman)というギタリストについて。
ゼンゼンMarshallじゃなくてゴメン。
でも「色んなギターを聴いてみたい」とか、「ジャズ・ギターをもっと知りたい」なんて人にはもって来いだよ。
この人、「正統派」が服を着てギターを弾いているようなモノで、学生の頃は次から次へ流麗に繰り出してくるスリリングなビバップ・フレーズにノケ反ったもんです。
でね、ウェスとはまたゼンゼン違ったL-5の音がいいんだわ。もちろん正統派サウンド。
もう31のアイスクリームで言ったら「バニラ」か「オレンジ」。
フレーズ、サウンド共に、どこをどう間違えても「チョコミント」や「ロッキーロード」なんてのは出て来ない。
「ピロピロにもチョット飽きたな…」なんて人かにはかなり良い刺激になるのでは?
私もこの人のアルバムを全部聴いたワケではないんだけど、何枚か持っているウチからチョコッとおススメもアルバムを見繕ってみたよ。
1. Coast to Coast (1980)
初リーダー・アルバム。「On a Slow Boat to China」がうれしい。あのフュージョン真っ盛りのタイミングによくもこんなにコテコテのビバップ・アルバムを出したもんだよナァ。
2. River Journey (1981)
このセカンド・アルバムからリアル・タイムで聴いた。ジャズにのめり込み出した時期で、「友&愛」で借りて来て、ダビングしたカセット・テープを擦り切れるほど聴いたわ。
時代に押されて少しフュージョンがかっているけど、ナンノナンノ、ガッツあふれる正統派バップ・ギターがタップリ楽しめる。「St. Thomas」を7/8拍子で演ったりしてる。
3. There Are Times (1986)
コレは後追いで聴いた。ゲストでヴァイブのボビー・ハッチャーソンが参加しているんだっけかな?
「The Nearness of You」「Strike up the Band」「Con Alma」とか、選曲がいい。
極めつけはモンクの「Little Rootie Tootie」…大スキ。
<Spin off>
Alive! at the Village Vanguard/Richie Cole (1981)
上のDVD、あるいは件のレーザーディスクのライブ音源。
人はリッチー・コールのことを「ニセモノ」とあまりよくは言わないけど、わかりやすくて私は好きだった。ま、それもこのアルバムに参加していたブルース・フォアマンがいたからかも知れない。
ピアニストがボビー・エンリケスというフィリピンはミンダナオ島出身のオッサンで、山下さんばりに拳骨で鍵盤を叩く奏法が話題になっていた。このアルバムではかなりの好演をしていて、後に自身のアダ名を冠したデビュー・ソロ・アルバム『The Wild Man』を買って聴いてみたけど、面白くなかった。1996年に亡くなってたのか…ゴメンなさい、悪口言って。
私がコレらのレコードに夢中になっていたのは1981年のことだけど、こうして音楽を通じて当時の思い出に浸っていると、あの頃は今と違ってずいぶん平和だったナァと思うよネェ。
世の中、ゼンゼン変わっちゃった。
皆様もよい夏休みをお過ごしください。
発売前から話題になり、先月25日に国内でも発売となった新シリーズORIGIN。
「いよいよMarshallも弁当か?両方入れ物が四角いからな!」なんて言われたりもしたが(ホントは不思議なぐらい誰も言っていない)、おかげさまで発売後の評判も上々のようだ。
私のところにも全機種送られてきて試してみたけど、実際いいのよ~。見た目もいいし!
「デジタルだ!」、「真空管の代用品だ!」と騒いでいるこの時代にこんなオール・バルブの1チャンネルのギター・アンプ・シリーズを出すMarshallが私は好きだ。
イヤ、誇りを感じるね。
また、CODEの後にコレを出すところがオモシロイ。
やっぱりギター・アンプはいい音を出してナンボ。
「真空管アンプにソックリ!」だなんてやってるぐらいなら、ホンモノの真空管アンプを作ればいいじゃないか!しかも誰もが求めやすい価格でな!フォッフォッフォッ!」と天国のジムが言ったような気がするわ。
今日はそのORIGINシリーズをこの若きシュレッダー2人に試して頂いた。
SilexのMASHAくんとIOSISの真壁六郎太(別名:真壁雄太)。
もう会うなり機材の話ばっかり…。
「今度のがまかつ、いいですよ!」
「そういえばあのシマノのリールどうだった?」
みたいな。
試奏をお願いしたのは2機種。
いずれも50Wモデルだ。
ひとつはアンプ・ヘッドのORIGIN50H。
まずはMashaくんがORIGIN50Cにトライ。
Mashaくんは完全にORIGIN初体験。
ギターをプラグ・インして♪ジャランと鳴らした後のひと言を私は聞き逃さなかった。
「ン?コレはいい…」
「ウン、各ノブの効きが良い意味で落ち着いていますね。デフォルメ感が全くなく自然です。それでいてかなり思い切ったセッティングにしても最終的なまとまりがあって使いやすいですね!」
しばらく弾いて…
「もう少し派手に…と思った時にTILTつまみをグイッとあげるとシャープな音抜けが得られました。ピッキングのアタックにフォーカスしてくれるという感じですかね?ココだ!というポイントがあります。
至ってシンプルなコントロールパネルなんですけど、このTILTツマミがギタリストの個性を引き出してくれる鍵かと思います」
一方、雄太くんのは方は前からジックリ触りたかったASTORIA CUSTOMを弾き狂っている。
…となると早速セッションになるよね~。
Steve Vaiの「♪オレの話を聞け」とか演ってたよ。
雄太くんは先日の尚美ミュージックカレッジのMarshallの授業のデモンストレーションの時、自作の「Apocalypse」をORIGIN50Hを使って弾いてくれたのでヘッドはもう体験済み。
そこで今日は未体験のコンボ、ORIGIN50Cにトライ。
「やっぱりEQの効きがいいですね~。スイッチが少なくてとてもシンプルですし。こういうアンプは直感的に音が作りやすいですよね。ざっくりと音を作ってもキッチリまとまります。それと、自分が使うペダルのカラーが間違いなくモロに出ますね」
ギターやペダル、そして弾きての指の音を忠実に出すのがいいアンプの条件。
ORIGINもその例外ではない。
「サウンドとしては1959や2203を彷彿とさせるオールドスクールなサウンドですね…かと言って、古すぎるということもなく、とにかくシンプルで扱いやすい『これぞマーシャル!』といった突き抜けるサウンドが最高です!」
「あ!こんなに小さくなるんだ?」とMarshallが今回採用した「Powerstem」と呼ばれるパワー・リダクション機能にビックリ。
「これは、HIGHとLOWを切り替えた時にはEQのセッティングをする必要がありますね」
それほどリダクション効果がハッキリしているのだ。
今日はココで脱線。
「Powerstem」の「stem」というのは「~の流れを止める」とか「~に逆らって進む」みたいな意味。
スキーで「シュテム・ターン」ってあるでしょう。
ターンをする時に少しだけ足を開いて体重移動をするワザ。パラレル・ターンの前の段階ね。
あの「シュテム」っていうのがこの「stem」のこと。
ハイ、コレで英語の語彙がひとつ増えましたね。
英単語って、単語だけを覚えるのはなかなかシンドイけど、こういう付帯する情報がからむとグッと覚えやすくなるんだよね。
残念ながらこの「stem」という単語を外人が口にしているのを聞いたことは一度もないけど。
それなのにもうチョットやると、かのデューク・エリントンのブルースに「Main Stem」という曲がある。
この「stem」は、音符の玉と旗をつなぐタテの棒のこと。
さらに脱線。
ベースの巨人のチャールズ・ミンガスに、自らが崇拝するエリントンのこの曲をセロニアス・モンクの「Straight No Chaser」と同時に演奏している曲がある。違う曲を一辺に弾いちゃうの。
『Mingus』というアルバムに収録された「MDM」というのがソレで、「Monk, Duke and Mingus」の略。
コレが滅法カッコよくて学生の頃よく聴いた…それだけ。
ヘッドを4x12"キャビで弾き続けるMashaくん。
しかし、スゲエな、キャビの力って!
ORIGIN50Cは当然のことながらコンボ感タップリのサウンドで、コンボ派には相当シックリ来ると思うが、パワーを求めるなら断然スタックだね。
がまかつだのシマノだのツベコベ言ったって、やっぱりキャビだよ。
だって音を出してる部分なんだもん。
今回のORIGINシリーズはキャビの併売はなし。
スタック派の皆さんは1960AでもBでも、1936でも、MFキャビでも好きなヤツにつないでこのサウンドを楽しんでくだされ。
2人の演奏を聞いていて思ったんだけど、相性のいいペダルでラウドに鳴らすと、JCM2000 DSL100の音像に似ているような印象を受けた。
ハイ、ありがとうございました。
実はコレについて。
明日7日、KRUBERABLINKAでおなじみの四谷三丁目のSOKEH'S ROCKで2人は同じステージに立つことになっているのだ。
ヘヘヘ、そして、このライブで2人ともORIGINを弾くことになっているのですよ!
ドラムスはCrying Machine時代からの盟友、實成峻、ベースは雄太くんのOB尚美ミュージックカレッジの講師のZARYという布陣。
楽しみ~!
まだ、席が残っているのかな?
Masha&六郎太の奏でるORIGINサウンドにも注目してゼヒお出かけくだされ。
最後に2人からORIGINについてひと言。
「自分好みに染められますよ。
そういった意味では、普段ボクが使っているJCM800よりもよっぽど使いやすいです(笑)」
「アンプを初めて買う人にも、ベテランにももってこいのお手軽真空管アンプです。コスパの良さが半端じゃない!マジで値段に驚きました。
とにかく誰にでもラクに使えるオールラウンダーです!
そして、自分の個性を出しやすいアンプだと思います」
"Sleep no more! Macbeth does murther sleep"
「眠りはないぞ!マクベスは眠りを殺した」…シェイクスピアの『マクベス』の中の有名なセリフ。(「murther」は「murder」の古風用法)
こちとら、やらなきゃならない事が山積みなのに眠くて、眠くて…。チョットの間ジッとしてるとすぐ眠くなっちゃう。
"More sleep! Shige does murther work(もっと眠れ!シゲは仕事を殺した)"で、少しマクベスが羨ましかったりして…。
アレ、もしかしてウィリアムはMarshall Blog初登場かな?
私は家の近くまで行ったんだけどな…。(「【イギリス-ロック名所めぐり】vol.28~ヘンリー八世と六人の妻 <前編>」参照←この記事は我ながらよく書けてるナァ。早く続編を書かなきゃ!)
なんて書くといかにもシェイクスピアを読んでいる感じだけど、ゼ~ンゼン。
大学の英文学の授業で、先生がお世辞にも上手とは言えない発音でウットリしながら『テンペスト』かなんかを朗読していたのを思い出す。
シェイクスピアは古語なのでとても原文は読めない。
福田恒存翻訳でも、一語一語ジックリ読まないと意味がないので、当然そんなことをしていたらすぐに眠くなるのは必定。
いつか読もうと思ってこうして文庫本を買い込んではいるのだが、正直読んでいません、ハイ。
思い出してみるに、中学生の時にひとりでローレンス・オリビエの映画『ハムレット』を駒込の三百人劇場に観に行ったナァ。
調べてみると、1976年5月のことで、『ハムレット』が映画館として三百人劇場のこけら落としだったようだ。
今なら絶対に行かない。よくそんな子供がひとりで観に行ったもんだと我ながら感心するわ。
シェイクスピアって登場人物の名前がカッコいいんだよね。
オフィーリア、クローディアス、ホレイショー(「ハムレット」)、バンクォー(「マクベス」)、デスデモーナにイアーゴー(オセロー)、マキューシオ(ロミオとジュリエット」)、シャイロック(「ヴェニスの商人」)、ジュノー(「テンペスト」)等々…実際にはひとりも会ったことないけど。
まぁ、それも一番有名なのは「ハムレット」と「ロミオとジュリエット」でしょうな。
ロミオ・モンタギューとジュリエット・キャピュレット…いい名前だナァ。
モンタギューさんもキャピュレットさんも13世紀に実在した政治派閥の名前なのだそうだ。
それにしても「おお、ロミオ、ロミオ!あなたはなぜロミオなの?」だなんて、よくもこんな甘ったるいセリフを考え付いたもんだよね。
原文は「O Romeo, Romeo! Wherefore art thou Romeo? 」と言っている。
「wherefore」は「why」、「art」は「are」、「thou」は「you」ね。「Thou Swell」なんてジャズのスタンダードになった曲もあるよね。
だから直訳。
考えたのはこの人。
中身はゼンゼン異なれど、頭の見た目はとても自分と他人とは思えん。
The Kiksの「Dedicated Follower of Fashion」でおなじみのロンドンのカーナビ―・ストリートにはその名も「Shakespeare's Head」という名のパブもある。
アタマのことはほっとけ!
カーナビ―・ストリートについてはコチラ⇒【イギリス-ロック名所めぐり】 vol.24~カーナビー・ストリート <前編> Dedicated Follower of Fashion
そういえば、『恋に落ちたシェイクスピア』っての脚本がシッカリ書けていてすごくおもしろかったな。
エリザべス1世を演じるジュディ・デンチが中途半端ではなくカッコいいんだよね。
マンガとヒーローだけじゃなく、ハリウッドだって本気になればまだできる。
ハイ、脱線。
ま、今回は全編脱線みたいなモノだけど…。
音楽でも「ロミオとジュリエット」は色々と盛んだよね。
チャイコフスキーにプロコフィエフ、ロックでもこの戯曲を題材にした曲がたくさんあるでしょう。
そのウチのひとつが、MR BIGのその名も「Romeo」。
ポールやビリーのMr. BIGじゃないよ。
70年代後半のイギリスのMR BIG。
1977年に本国でトップ5のヒットとなったこの「Romeo」がすごくいい曲でね。
ROLLYさんはこのバンドの音楽を「中華ロック」と形容していたけど、まさにその通り。
他のバンドにはない独特の魅力があったけど、大成はしなかった。
でも、このLPを買うと石丸電気ではMR BIGのポスターがオマケに付いて来たんだよね。
それほどの鳴り物入りだったのか?…と今になって驚くわ。いい時代だったよ。
ああいう販促物は保管しておくべきだよね。もう絶対に2度と手に入らない。
そして、そのROLLYさんがすかんち時代にやってくれたのが「恋は最後のフェアリー・テール」という曲。
そういう風に「やってくれた」のかはこの曲と「Romeo」の両方を聴いて頂くしかない。
私はね、コレでいいと思っている。
シャバシャバに薄いオリジナル曲やコピーを演るより、昔Led Zeppelinがブルースを題材にやったように、こういう手法の方がよっぽどいいモノができると思っている。
数日前も気に入っている若いバンドが1曲目にコピーを演っていてガッカリした。
理由を聴いたら「ツカミとして」ということだったけど、せっかくいい曲を持っているバンドだけに実にモッタイない。ドンドン自分たちの曲を演るべきだって!
さぁ、段々と本題に近づいて参りました!
今日の本題は「マクベス」だからね。
私的に日本風に言えば『蜘蛛巣城』。
『侍』や『用心棒』ほどではないけど、コレや『どん底』もよく観た。
レディ・マクベスの役を演じる山田五十鈴がいいんだよね~。
そういえば、「レディ・マクベス」は特に名前が出て来なくて「マクベス夫人」なんだよね。
アレ、どうしてなんだろうか?
そして、話は一気に劇団☆新感線に飛ぶ。
ウチに『メタルマクベス』という舞台のアイテムがある。
コレは2006年に劇団☆新幹線が松本、東京、大阪で公演した際のプログラムとDVDがセットになったモノ。
ヘヴィメタルが大きく関わっている題材だけに、Marshallとして協力させて頂いた際の記念の品だ。
その『メタルマクベス』が12年ぶりに装いも新たに帰って来た!
初日は今週の月曜日の7月23日。
今回もMarshallでお手伝いさせて頂いているので、その初日公演に先立ってゲネプロの様子を拝見させて頂いた。
場所は豊洲。
市場のすぐ近く。豊洲PITの並び。
IHI STAGE AROUND TOKYOという劇場。
お固い石川島播磨重工業もこんなことをお始めになったんですナァ。
IHIの前身は「石川島造船所」。
サディスティック・ミカ・バンドじゃないけど、嘉永6年、ペルリが来航した年に幕命を受けた水戸藩主の徳川斉昭が隅田川河口の佃島の一角の石川島に作った造船所だ。
だからこの辺りはIHIにとって「ゆかりの地」ということになる…のかな?
今回の『メタルマクベス』はトリプル・キャスト。
disc1からdisc3とディスクごとにキャストが変化するという趣向。
あ~、面白かった!
休憩をはさんで4時間チョットという超大作。
ネタバレを防ぐため、SNSで内容に触れることは禁じられているので詳しくは書かないが、今回もMarshallが大活躍!
バンド・メンバーの岡崎さん、高井さん、いつもありがとうございます!JVMだよ。
コチラも登場人物の名前がいい!
そして舞台他でもアチコチでMarshallがチラリチラリと登場するのはMarshall屋冥利に尽きるというモノです。
あのね、ナント言っても驚いたのはこの劇場よ。
「STAGE AROUND」というぐらいで、客席がガンガン回っちゃうのよ!
タテじゃいよ、ヨコにだよ。
「回り舞台」なんてのは一般的だけど、「回り客席」ってのは初めて。「キャプテンEO」か?…みたいな。
コレはステージの転換の手間を省くことができるということで、それだけ多彩なセットを組むことができる。
ブロードウェイのミュージカルなんかもセットの転換にはアッと驚かせるアイデアに出くわすことがあるけど、ココはもう土木的発想でダイナミックな舞台転換と仕掛けがふんだんに盛り込まれている。
屈指の人気劇団だけのホット・チケットだけにまだゲットできるかどうかわからないが、おススメ。
ちなみに…ネイティブさんの「マクベス」の発音は我々が普通に口にしている「マクベス」ではなくて「マクベス」になります。最後の「ス」は下を歯の間に挟む「th」です。
メタルマクベスの詳しい情報はコチラ⇒劇団☆新感線Official Web Site
P.S. 今日の記事のタイトルは『メタルマクベス』の中の一節。
そうそう、昔はリンスは洗面器に溜めたお湯に溶かして使っていたよね。もちろん「ヘア・コンディショナー」などというモノが現れる前の話だ!
暑い~!
さぁ、今年も始まりましたMarshall Blogの夏のクレーム。
以前レポートしたように、今年は日本が暖かくなる前の3月にベトナムへ行って来た。
そのレポートにもさんざん「暑い、暑い」と書いた。ホントに驚くべき暑さだったからね。
そんな暑さの洗礼を受けたので、「今年の日本の夏の暑さなんか屁でもねーな、コリャ」なんて思っていたワケ。
何のことはない…日本の方がベトナムより断然暑いんじゃねーの!?
ベトナムは、私が行った3月から4月にかけてが一番暑いと聞いた。6、7月になると雨季に入りラクになるんだとか…。
となると、コリャ完全に日本の方が暑そうだぞ。
それと、最近結構風が強いでしょ?
ホーチミンなんかもそうなの。暑いけど夕方近くになると風がガンガン吹き出して大分ラクになる。
本格的に日本は熱帯性の気候に変わってきている感じがしてコワいわ。
で、今日、東京の中でもとりわけ気温が高いと思われる秋葉原に行ってきた。
目的は「ポタフェス」。
「ポータブル・オーディオ・フェスティバル 2018」ね。
早いな~。
つい先日冬のポタフェスが開かれたと思ったら、もう夏のポタフェスだよ。
今回もいつもと同様、いつかD_DriveのYukiちゃんがゲームのデモ演奏をした秋葉原の展示場での開催(あのゲームって、あの後一体どうなったんだ?)。
会場は地下、1階、2階と数回前に拡張したまま。つまり人気は全く衰えていないということ…イヤ、それどころか熱気は前回より上がってた感じかな?
ウワサをすれば…Yukiちゃん?!
かと思ってビックリしたけど、コレはパナソニック。
YukiちゃんはSONYだから。「私はXperia」だから。
またあのCMやればいいのにね。今度はMarshallのお供で…。
そして1階。
タイミング的に終了数分前だったので大分落ち着いているけど、10分ぐらい前まではお客さんでゴッタ返していた。
コレはヘヴィ級のWOBURN。
私、コレ大スキ。
今ね、あることにコレを使おうかと研究中。
しかし暑い…外だからね。
でも外で展示しているのにはワケがある。
こんなヤツを使ってスピーカーを6台接続し、爆音で鳴らすからだ。
今回も行った特に丁度「♪んのーばでぃごな」が鳴り響いていたよ。
他のBluetoothスピーカーも当然ラインナップされていた。
STANMORE…
LONDONはファンキー末吉さんにご愛用頂いているんだけど、日本では販売していないのであしからず。
ファンキーさんはパリでお求めになったのかな?
熱心に音を聴き比べするお客さんや、かなり突っ込んだ質問をされるお客さんもいらっしゃって注目度の高さが窺えた。
カッコいいカタログを用意してます。
ポタフェスは明日7月15日まで開催。
ご興味のある方はゼヒ足をお運びになってみてください。
Marshall HEADPHONES製品の詳しい情報はコチラ⇒NAVYS
(2018年7月14日 ベルサール秋葉原にて撮影)
今日は黒い話を…。
音楽の関係で「黒」や「Black」と言ったらナニを思い浮かべる?
ロックなら、Black Sabbathがまず出て来るか?
ものすごい久しぶりに聴いたけど、なかなかいいもんだナァ。こんなの最初に聴いたイギリス人たちはビックリしただろうナァ。
昔、このジャケットの女性が「ホンモノの幽霊だ!」と騒いだことがあった。
今のジャケットには、写真とデザインで有名な「Marcus Keef」になっているけど、オリジナル盤には「Keith McMillan」という写真家の名前がクレジットされていたそうだ。
写真のタッチからいって、私もキーフかと思っていたけど。
この女性、サバスのコンサートの時に楽屋にフラッと現れ「モデル、女優」と自己紹介をしたそうだ。それがキッカケでジャケットの撮影に採用された。
トニー・アイオミは「eerie(イーリー)」という言葉で彼女を形容しているが、コレは「不気味」とか「ゾッとする」という意味。
もしかしたらホンモノの幽霊だったのかもね。
イカン、イカン!こんな話をするつもりではなかったのだ!
他の「black」」…Black Oak Arkansas、Black Label Society、The Black Crowes、Black Uhuru…私がチョコッと考えたただけでもこれだけのバンドがいる。
新しいのはゼンゼンわからないので、「black」という単語をバンド名に組み入れたチームはまだまだ沢山いることだろう。
曲もたくさんあるよね。
まずは「Black Night」?
「Paint it Black」、「Black Dog」「Blackbird」、「Black Magic Woman」、「Black Betty(Ram Jam)」…
「Black and White(Todd Rudgren)」、「Black Maria(Todd Rundgren)」、「Starless and Bible Black」、「Black Friday」、「Black Cat Moan」、「Black Star Oblivion」…とキリがない。
おお、ドンズバで「Black Sabbath」という曲もありますな。
さらに10ccのアルバム『The Original Soundtrack 』に「Blackmail」という曲がある。
あ、こっちのジャケット・デザインはヒプノシスね。
この「Blackmail」という曲、邦題は「ゆすり」となっていて、私は10ccのおかげで「ゆすり」の英単語を覚えた。
人の弱みにつけこんで、自分が利益を得ようとする「脅迫」とか「恐喝」のような行為を英語では「blackmail」といって、実際に英語圏の人がこの言葉を使っているのを一度だけ聞いたことがある。
しかし、「black」と「mail」でなんで「ゆすり」になるのか?
「黒い郵便」?…黒ヤギさんのお手紙かな?それじゃ白ヤギさんに食べられて終わっちゃうよ。
でも、「黒い郵便」と聞くと、少なくともいいイメージはないので大よその見当はつくか…。
さにあらず。
この「blackmail」の「mail」は「郵便」ではなくて元々は「male」という「貢ぎ物」を意味する言葉だった。
これはスコットランドの言葉で、「乱暴なことはイヤよ」と侵略を企む山賊だか海賊に渡す、いわゆる「みかじめ料」の役割を果たす貢ぎ物のことを「blackmail」といった。
それが「出すもんを出さないとコワいぞ」という意味に転じて「blackmail」が「恐喝」という意味になったらしい。
ちなみにその「みかじめ料」というか「用心棒代」のことを「protection racket(プロテクション・ラケット)」という。
一方ジャズでもけっこ出て来るよ…「Black Coffee」とか「Black Orpheus」、「Black Beauty」、「Black and Tan Fantasy」、「Black Nile」、「Black Byard」…とか。
と、「Black」は人気がありますな。
まだ「黒」で続けますよ~。
「黒」のことわざで「Two BLACKS don't make a white」というのがある。
訳せば「2つの黒から白は作り出せない」ってなとこか?
どういうことかというと、「他人の失敗や悪事を引き合いに出して、自分の正当性を主張することはできない」…という意味。
簡単に言うと…
「お前何で万引きなんかしたんだッ?」
「イヤ、アイツもやってるから」
「Two blacks don't make a white!」という感じかな?
まだある。
「black sheep」は同一のグループ内で他のメンバーとシックリいかない人のことを指す。
また「blackball to~」で「~を追放する」なんていう意味を表す。
なんかあんまりいいイメージがないな…ま、何せ「黒」だからね。
その「black」という言葉はどこから来たか…。
ある説によると「Lack of Brightness」…つまり「明るさの欠如」。
その「不足」を意味する「lack」に「明るさ」を意味する「brightness」の頭文字である「b」をひっ付けて「black」だ…っていうんだよ。
エ~?! 一聴してすぐ眉唾だとはわかるけど、面白くなくなない。
「black」の語源は古いゲルマン語で「焦げた」ということを意味する「blakaz」から来ているそうだ。焦げれば何でもまっ黒になっちゃうでしょ?
ココで面白いことを知ったのは、フランス語で「白」のことを「blanc」っていうじゃない?
似てない?コレ…「black」と。
タイプを打つ時に「スペース」のことを「ブランク」っていうけど、、コレは「空白」ということ。
で、色的に言うと白も黒も色がない状態、つまり同じく「空白」を指すことにより、「black」の語源は「blanc」…すなわち「黒」は「白」から来ているという説もあるらしい。
面白いね~、こういうのは。
さて、ナンダってこんなに「黒、黒」やってるのかというと…。
ヘヘヘ…来ちゃった。
黒いASTORIA CLASSIC。
ク~、カッコいい~!
私は、結果的に自分のアイデアが商品化する際に採用されたこともあって、そもそもASTORIAが好きでしてね。
ASTORIA CLASSICね。
このどこまでも美しいMarshallクリーン・トーンは現在世に出回っているどのギター・アンプよりも勝っていると思う。
私も40年に渡って音楽やら機材やらの傍らにいてよく分かったのは、結局、日本人はエフェクターが大スキで、ペダルで音を変作ってしまうしまうということだった。
「それならば」と、その土台となるクリーン・トーンのシッカリしたコンボを作ったら?というのが私のアイデアだった。
最近、アメリカの若手バンドでGreta Van Fleetというのがいて、シンガーの声や歌い回しがロバート・プラントに似ていることも手伝ってにわかに注目度が上がっているようだけど…やっぱりいいよね、こういうロックは。
アメリカやイギリスは「ブルース」という確かなロックのルーツを持っているので、突然変異的ではあるかも知れないが、時々こういうシッカリしたロックを演るバンドが出て来る。
そして、そういうバンドはチャンとMarshallを使っている。
そこで、見て頂きたいのがこの動画。
上手にセットしてあるギター・アンプに注目!
ね、どのモデルかはわからないけど、黒いASTORIAなの。
言っておきますが、この動画を見て黒いASTORIA CLASSICを作ったんじゃないよ。
Marshallはやっぱり「黒と金と白」だから、それに則した自分のASTORIAがズッと欲しかったの。
この「色のイメージ」ってのはモノスゴイ力を持っていてね、「黒、赤、白、ホンの少し黄色」だけでミッキー・マウスが連想されるし、「水色、白、赤、ホンの少し黄色」ならドラえもんだ。
だからあの赤と黄色を混ぜた色のギター・アンプ・ブランドはものすごいアイデンティティを確立してるんだよね。
プレキシ・ブロック・ロゴ。
栄光のスクリプト・ロゴももちろん大スキだけど、このブロック・ロゴもいいよな~。
他のASTORIA同様ロゴの色はカバリングの色に合わせてある。
それと、パイピングは金にした。
白にしようか一瞬迷ったが、金の方がゴージャスな感じがしていかにもMarshallらしいと思ったし、ビーディングに色を合わせたいという気持ちもあった。
フレットクロスはExtended Check。
これは問答無用でしょう。
部屋に置いておいて眺めるだけでもありがたい…と言いたいところだけど、結構デカいんだよ。
しかも、重い!コレは100%認めます。
でもコレはスピーカーとトランスの重さ、イコール「音の重さ」だから。
歴史はそうは簡単に覆らない。
そんなね、「軽くて便利で本当に真空管アンプより音のいいアンプ」なんて一種の撞着なのよ。撞着というのはよくMarshall Blogで持ち出すけど、「矛盾」のこと。
「静かなブーム」とか「小さな巨人」とか「優しい悪魔」とか…そんなの「Hell Freezes Over」でしょう?
つまり「あり得ない」ってこと。
※この黒いASTORIAは一般販売をしていませんことご了承ください。
<オマケ>
「ブラック」といえば…この本面白いよ。
永井義男はチョット変わった時代小説書く作家で、吉原の研究もされた方。この人の吉原に関する本を読むと、他とは異なった情報が記されていてとても興味深い。
『算学奇人伝』という作品で1997年に開高健賞を受賞。この本は和算(昔の数学)をテーマにしていて面白そう。既に買い込んであるので近々読む予定。