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2018年2月 8日 (木)

Marshallだより~MARSHALL.COM <前編>

  
先週と先々週のMarshall Blogは、現地から、そして帰国後のNAMMレポートを掲載させてもらった。
しかし、アレですな~。
ノートPCってモノはどうしても壊れやすいでしょう。
お店の人に訊いても、持ち歩くことと、小さい筐体による熱の問題があって、壊れないノートPCはない…って言うんだよね。
ものスゴイ高いヤツは別よ。コレは貧乏人の話だからね。
で、決して乱暴に扱っているワケではないにもかかわらず、買って1年チョットぐらいで壊れるPCが今まで実際にいくつあったことか…。
そしてその修理代の高いことよ!
近い将来壊れるのがわかっていて買い物するのも実にシャクなのだが、仕事柄どうしても可搬性のあるPCが必要なので買わざるを得ない。
それならば!と貧乏人が考えたのが、最低限必要な機能を持っている一番安いモデルを短期間で買い換えて行こう…という作戦。
もう4年も5年も使えなくてもいい、どうせすぐ壊れちゃうんだからせいぜい2年も使えればいい、そして壊れたらチャッチャと新しく次の安いPCを買えばいい…ということね。
やっぱダメだわ、コレも!
昔のワード・プロセッサーのように和文タイプの代わりに、本当に文字だけ打っている分には問題ない。
ハナからそのチープなPCでは写真を扱う仕事はするつもりはなかったんだけど、今回のNAMMの現地レポートのようなものを書く時はどうしても写真を取り扱うことになる。
そうするとどんなに写真を軽くしてもダメなんだわ。
たくさんの写真データを毎日のように扱うので、普段は汎用メーカーの製品なれど、その中の1番上か2番目のグレードのデスクトップPCをズッと使っているワケ。
それだけに安いノートPCのパフォーマンスたるや、もう「悲惨」以外のナニモノでもない。
遅いし、動きは不安定だし…。
やや作戦失敗…。
実はあの現地のNAMMのレポートも完成間近にしてデータがすべて吹っ飛んだ!っていうのが何回かあったのよ。
懲りて少しずつ書き進めては「保存」をするんだけど、何しろ動きが遅いでしょ?「待ち」の時間が苦痛で苦痛でつい「保存」作業を怠ってしまう。
そして、段々いい感じになって来て、「いよいよ完成!」なんて時にデータがすっ飛ぶようにできてる。
3時過ぎまでかかってやってたんですわ。
幸か不幸か、時差ボケでそう眠くはなかったんだけどね。
で、今日の「Marshallだより」はまずその地獄の現地レポートの補足的内容からスタートする。
   
  
MARSHALL.COM
私は「Marshall」というブランドを意識してカレコレ40年チョット、そしてMarshallに関連する仕事を始めてしてから今年から21年目に入るが、今回のNAMMはMarshallの56年の歴史の中でひとつの大きなターニング・ポイントになった…と、しみじみ思うのだ。
イメージなどと言うモノは、それこそ十人十色だとは思うが、JCM2000からMODE FOURぐらいまでのMarshallは、80年代のヘヴィ・メタル旋風の影響で、そのビジュアルといえば、黒、鋼鉄、雷、ドクロ、ライオン、蛇、皮ジャン、スタッド等々の重厚長大でモノモノしいアイテムを是とする向きが強かったことは否めないだろう。
やっぱりコレはあまりにも前時代的だよね。
ところが…。
20年の間、内部からMarshallを見て来たワケだが、誰かが「ハイ、ここでヘビメタのイメージは卒業!」なんて掛け声をかけたワケでもないのに、音楽の移り変わりに合わせて徐々にイメージが変わって来た。不思議なモノだ。
しかし、今回は違う。
NAMMレポートでも触れたように、Marshallが「イメージ・チェンジ宣言」を自ら発したのだから。
まずは、本家のオフィシャル・ウェブサイト。
もう見てくれた?
あ~あ~、すっかりオシャレでカッコよくなっちゃって…。

Four URLがMARSHALL.COMに変わって、内容も一新。
コレが今のMarshallだ。

1_2ws_2 このウェブサイト…当時はよく「ホームページ」って呼んでいたよね。この言葉もほとんど聞かなくなった。
Marshallの場合だと、MODE FOURを発表するチョット前ぐらいに立ち上げたのかな?
MODE FOURの発売は2003年のことだから、恐らく2002年ぐらいに始まったのではないかと推測する。
覚えている人いる?
MODEO FOURが発売になってからはトップページに輪っかみたいなのが出てくるヤツ。
あの頃から比べたら隔世の感があるよね~。

1_2codej 立花隆が、「インターネットが世の中を変える」とかなり早い時期に予見していたけど、ホントにその通り。
インターネットで何でも調べることができるようになったとか、通販が盛んになったとかいうこともあるけど、私が言っているのは、目に見えないところでの変化なのね。
例えば音楽の配信。
そりゃ使う人には配信は便利かもしれないけど、コレによってどれだけ多くのCDの製作に関わっていた業者がダメージを受けたことか…。
レコード会社だけではなくて、CDの盤を製造する会社やその原料を収めるメーカーや商社。その材料を運ぶ運送屋。運送屋が動かなくなれば燃料屋が困る。また車両の減耗が進まなければ買い替えの機会も減って車屋も困る。
まだまだたくさんある。
CDのケースだけでもそれと同じことが言える。
ブックレットもそう。ライターさんについては言うに及ばず、印刷のための紙やインクも使わなくなる。すると同じくそこで商社行為をしてる業者や運送屋も困る。
雑誌や本も同じ。
こうして考えると世の中ってのはものすごく大きなスケールで回っていて、それぞれが深く緻密に関わっていることがわかる。
CDや本だけを取ってもこうなんだから、社会全体ではそれはそれはものすごいシステムができあがっていて、それを一撃で一網打尽でズタズタにしたのがインターネットなんだね…ということを立花先生がおっしゃっているのかどうかは知らない。
マァ、「風が吹けば桶屋が儲かる」的な話だけど、変わる世の中にはやっぱりある程度追いついていく必要があるもんね。
そんなだから、Marshallもドンドン変わっていかないと!
…と、まずその表れがこのオフィシャル・ウェブサイトというワケ。
マジで力が入ってますから。
あ、思い出しちゃった。
この「マジ」っていうことば、チョット前の若い人が言い始めた言葉だと思うでしょう。
イエイエ、コレかなり古い言葉なんですよ。
…というのは八代目の桂文楽がナニかの噺で使っていたのを聞いて驚いたのよ。
「マジでゲスよ」みたいに使ってる。
あの録音は昭和30年代じゃないかな?遅くても40年代。八代目の文楽は昭和46年に亡くなっているから。
こういう音源を聴いてマスコミの人が流行らすんだろうネェ。

1_2ntj 「MARSHALL.COM」の旗印の下、NATAL、EDENとLIFESTYLEというファミリー・ブランドが一緒になって実によろしいと思いますな。
こうなることをワタシャずっと願っていたよ。
1_2jでもね、コレからなのよ。
NAMMでのミーティングによれば、このウェブサイトは、「コレからやぞ!」…っていう意気込みがスゴかった。
そのミーティングで驚いてしまったのがMarshall Blogのナント評価の高いことよ!
もしかしたら「日本人の1億2千万人ぐらいが読んでいる」と勘違いしているのでは?という感じ。
そんなには読んでない。
Marshallの連中は自動翻訳ソフトで英語に訳して読んでるみたい。
アレって、英語を日本語にすると、どうにもキテレツな日本語が出来てきちゃうけど、その反対は結構正確みたいよ。かなり自然に理解できると言っていた。
脱線も英語で読んでるみたい。
怒られるかと思ったら、「Marshallや音楽だけでなく、ああいうことが大切なんだ」とおホメの言葉を頂戴した。
どうしよう!今度Marshallのスタッフが日本に来て「シゲ!吉原に連れて行ってくれ!」なんて言われたら…。
ま、それは冗談として、Marshall Blogは今のまま何も変えずに突っ走って欲しいということだった。
将来、Marshall Blogがこの本家のウェブサイトと深い関係を持つ日が来るかもしれない…とだけ現時点では言っておこう。わかんないよ。

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本家Marshallのウェブサイトはコチラ⇒MARSHALL.COM

   
  
WE ARE MARSHALL
そんな新しいMarshallのブランド・イメージ動画がコレ。
鉄骨も骸骨も出て来ない。
チョットそれっぽい人も出て来るけどね。

でも、やっぱりハードロックやヘヴィメタルを通じて長い間ロックのサウンドを作り続けているブランドだけあって、ロック度は満点だと思う。
ウマく作るもんだな~。

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ORIGIN 
続いてはNAMMで発表したORIGIN。1_8c8d47c689c5401d81ed7143ec1a12b6おかげさまで私のNAMMレポートにもたくさんの好意的なご反応を頂いてうれしい限り。
そのORIGINのPR動画がコレ。

「弁当始めるんですか?」なんてコメントがひとつぐらい来るかとも思ったけど、そんなことを考えていたのはどうも私だけだったみたい。
実物を見て来た本人がそれじゃ先が思いやられるよね!
じゃ、言おう。
オール・バルブ・アンプのORIGINは、デジタル世代のプレイヤーへのMarshallからのひとつの回答だ!
キマった~。
日本での発売日が見えてきた時点で情報をアップデイトさせて頂く。

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WHAT'S IN A CENTURY?

Marshall Blogにもたくさんのガール・バンドにご登場頂いているが、皆さん、日本って質&量ともに世界一のガール・ロック・バンド、あるいは女性ロック・インストゥルメンタリストが活躍している国だって知ってる?
このことはMarshall Blogを通じてMarshall本社もすごく注目しているんだよね。
それもそのハズ…「こういうことをしていたのか!」というのが下の動画。
現在音楽業界で活躍する女性が集まって開かれた「女性にとっての音楽業界はこの100年の間にどう変わったか?」をテーマにした座談会。
先日のNAMMでMarshallのブースに遊びに来てくれたAlice Cooperのギタリスト、Nita Straussの顔も見える。

1_4e9a0c9be0c749ad9026c7177e61a828 MARSHALL.COMでこの動画に付けられているテキストを読んでみると…
「この100年の間にずいぶんと色々なことが起こりました。戦争の時もありました。平和の時もありました。新しいテクノロジーを発明し、様々な病気を根絶してきました。しかし、イギリスにおいては、女性に選挙権が与えられてからたった100年しか経っていないことをアナタはご存知ですか?
そうした女性参政権運動(suffragette movement)や女性の選挙権獲得の徹底したキャンペーンは女性の社会的な権利に大きな変化をもたらしました。
しかし今、我々はどこにいるのでしょう?」
  
チョット脱線。
Paulのヒット曲に「Jet」ってあるでしょ?
歌詞の中に「♪I thought the Major was a lady suffragette」って出てくる。アノ気持ちいいところね。
この「suffragette」というのは「参政権拡張論者」のこと。だからこの「Major(曹長というのが一般的な訳語なのかしらん?)」は女性の参政権拡大を支持している人ということになる。
この曲が収録されているのはWingsの1974年のヒットアルバム『Band on the Run』。
Paulはそれより2年前に大ヒットしたDavid Bowieの『Ziggy Stardust』に収録されている「Suffagette City」を聴いてこの言葉が頭に残っていて、「Jet」の詩を書いたそうだ。だから意味はほとんどないとのこと。
私も中学生の時に「Jet」や「Suffragette City」を聴いて「サフラゲット」ってヘンな音の単語だな…って思ったんだよね。
ちなみに日本では女性の国政参加が認められたのは終戦直後の1945年のことで、今年で73年目となるようだ。
  
続けると…
「男女平等は達成したのでしょうか?それとも、今でももっとキャンペーンや認識が必要なのでしょうか?
我々(Marshall)は『CAN YOU CIC IT?』と手を組んで。音楽業界に在籍する女性にその辺りのことを尋ねてみた」
この「CAN YOU CIC IT?」というのはイギリスの音楽業界で働くことを希望する女性を援助する団体で、「CIC」というのは「Community Interest Company」の略のようだ。
  
さらに…
「このビデオは2つのパートで構成されていて、音楽業界の様々な分野から参加した2つの女性のグループが、かかる業界において女性陣が今どういう位置にいるかを検証し、また依然として残っている問題にスポットライトを当てる。
この最初のビデオでは過去に起きたことを振り返って、この100年にナニがあったのか?ということを考察する」
…と、いうのが下のビデオ。
画面を見ればわかるように背後にはMarshallがズラリ。
というか、ハッキリ言って、こっちのグループは、工場のシアターの舞台の上でディスカッションをしている。
しゃべっている内容は各自でご確認頂くこととさせて頂くが、スゴいね、やっぱり欧米の人のこういう意識は。日本は永久にムリでしょうな。
イギリスには、この男女平等、あるいはレディ・ファーストの精神もモノスゴイ歴史があるから。
その話はまた別の機会に。

  

   
MARSHALL INSTAGRAM IN JAPAN
「facebookはもう年配の方しかやってないんです」…と、仲良しのギタリストから以前より聞き及んでいた。
「道理でシックリ来ると思っていた」のが、それを聞いた感想。
Marshall Blogの更新を告知するためにTwitterもやっているんだけど、どうもアレの面白さがわからん。
若い人はアレがいいんでしょ?
そこへ持ってきてInstagramだよ。
もうさ~、SNSに殺されちゃうよ。
困っちゃうのはそれぞれにメッセージ機能がついてるじゃない?
SNSに普通のメール、それから携帯のショートメール、それにLINEでしょ?
人それぞれ得意種目が違うんもんだから、どうしても色々なアプリを使うことになる(この「アプリ」と言う言葉がこの場合適切かどうかもわからない)。
「どこで読んだんだっけかナァ~。あの人はfacebookのMessengerだったか?
あ、ないな…そうか、ショートメールか!イヤ違う!普通のメールだ!ありゃりゃ、やっぱりTwitterのメッセージだ!」
なんてことが時々ある。
手紙とまでは言わないから、電話に戻そうよ~。グラハム・ベルが寂しがってるぞ!(ちなみにベルはスコットランドの出身だ)
そもそも「電話してもいいですか?」ってメールして来るのはおかしいだろ。
タイミングが悪かったり、出たくなければければ電話になんか出やせんよ。用があればドンドンかけて来い!
そこへ行くとメールっていうやつは24時間私生活に入り込んでくるでね。
いつでも読めるということは、いつでも追いかけられているということだ。
上に書いた通り、立花さんが予見した通り、ITは従来の生活を変えてしまったんだよ…なんてことを言っておきながら通算10年、2,200本もMarshall Blogの記事を書いてりゃセワないんだけど。
結局ITに一番お世話になってんのはテメエだったりして…。
 
で、ですね、Marshallのマーケティングの親分とNAMMでこんな話をした。
イギリスでもやっぱりfacebookは完全に年配の方向けのSNM(イギリスではSNSのことをSocial Network Mediaと言う)になっているのだそうだ。
しからば、最も若い人たちの間で訴求力が強いSNMはナニかと尋ねたところ、即座に「Instagram」という答えが返って来た。
ホ~ラ見ろ、facebook!サッカーバーグだけがそんなに儲けていいワケがない…と思ったらこのInstagramってのもfacebookの仲間なんだってね~?
それで、イギリスではTwitterはダメなんだって。どうも若者に人気がないらしい。
というので、私も「shige_marshall」というアカウント名でInstagramをやっているので是非フォローして頂きたいのであ~る。
そしてもうひとつフォローしてもらいたいアカウントがコレ。
「marshall.japan」
あるいは、「マーシャルアンプ」で検索をかけて頂きたい。
コレはナニかというと、Deep Purpleが2回目に来日した1973年からMarshallの輸入販売をしているヤマハミュージックジャパンさんのMarshallに関するInstagramのアカウントだ。
私のInstagramは自慢げに自分の撮った写真を並べてMarshall Blog更新の告知をしているだけだが、ヤマハさんの方は基本的にMarshall本家のInstagramの投稿を移植するスタイルで展開する予定とのことだ。
アータ、コレが今日からスタートですって!
目指せ一番乗り!
よろしくお願いします!

Instagram740x320 まだ書きたいことがいくつかあるんだけど今日はコレでおしまい!
他に取り組んでいた英語の仕事で疲れちゃった!
…ということで<つづく>。
 

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