しかし、1,500席ってスゴイよ。 中野サンプラザで2,200だからね。 一度に1,500人が同じ場所で、同じ空気を吸いながら、同じ映画を観るなんて若い人には考えられないでしょう? 映画が娯楽の王様として君臨していたかを如実に表す数字だ。 海外はもっとスゴくて、例えば下の写真のロンドンのキルバーンにあるGaumont State Cinema(ゴーモン・ステイト・シネマ)なんてのは4,000席だからね。別名「The State Theatre」。 Gaumontというのは、今もあるフランスの大手映画制作会社。
テレビの出現により映画産業が縮退を余儀なくされてからはコンサート・ホールとして利用されていた。 ジョン・ロードが「Rick Emerson」と自己紹介していることで知られる下のDeep Purpleの1974年のライブ盤『Live in London』はこのThe State Theatreで収録されたモノ。 今はフィンズベリー・パークのRainbow Theatre同様、新興宗教の施設になっている。
この映画って「ロック・バンドのあるある」を徹底的にリアルに追求しているワケなんだけど、今回久しぶりに観て、若い人には理解できない部分がたくさんあるんじゃないかと思った。 例えば、そのボリューム「11」のくだり。 今は大音量の代名詞である「Marshallの壁」を作りたがる若いギタリストはほぼいない。 「作りたがらない」というより知らないのだ。 The WhoとThe Small Facesが爆音合戦を展開したように、 そもそもロックバンドが「大音量であるべき」という哲学を若い人たちは持ち合わせていない。 だから、どうしてボリュームを「11」にまでして大きな音を出す必要性があるのかを理解できないのではないか? それからジャケット。 映画では新作『Smell the Gloves』のジャケットで大モメにモメるが、ジャケットを必要としない配信が当たり前となった昨今、なぜスパイナル・タップのメンバーとマネージャーがムキになってジャケットのデザインでモメているのかわからないだろう。 ま、時代だから仕方ない…で片づけちゃえばいいんだろうけど…。
REST IN PEACE, KEN, AND THANK YOU, SIR: THE ROCK WORLD LITERALLY WOULDN'T BE THE SAME WITHOUT YOU - Nick Bowcott (安らかにお眠りください、ケン。ありがとうございました:文字通り、アナタがいなければ今のロックの世界は別のモノになっていたことでしょう - ニック・ボウコット)
ようやく暖かくなって来ましたな~。 私が通っていた高校が採用していた英語のリーダーの教科書…一年生の一番最初の単元のタイトルが「Spring has come with Easter」だった。 それは覚えているんだけど、英語圏の人に向かって「Hey! Spring has come with Easter!」とやったことはただの一度もないな。 「Easter」とは「復活祭」のこと。 イエス・キリストの復活を祝うお祭りですな。 神の預言者であるイエスが十字架にかけられて処刑されたことはよく知られているが、その処刑後に復活、すなわち生き返っていることを知らない人は多いかもしれない。 メル・ギブソンが制作した『パッション』なんて映画の最後でも、ややオカルチックにこの復活のシーンが描かれていたよね。 その復活を祝うのが、この「イースター」というイベント。 「父の日」や「母の日」なんかもそうだけど、このイースターというお祭りは開催日が固定されていない。 どういうわけか欧米はこういう祭日が多いね。 いつやるかと言うと、キリストが復活したのが「日曜日」だったということで、「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」ということになっている。 わからんね。 満月なんて、いつも気が付いた時に満月になってるもんね。 ちなみに「春分の日」は英語で「Spring equinox day」という。(「秋分の日」は「Autumn equinox day」) Equinox(イクイノックス)…何となくカッコよくね? ハイ、ジャズが好きな人はジョン・コルトレーンを思い浮かべることでしょうな。 『Coltrane's Sound』に収録されているマイナー・ブルースが「Equinox」。
FATE GEARのニュー・アルバム『7 years ago』は4月11日の発売。 ひと足先に聴かせてもらったけど、壮大な序曲「Prelude of Earth」に始まるFATE GEARの新しい世界は「多人数制」の利点を活かし、しかも、Mina隊長を中心にしたバンドのコンシステンシーが最後まで貫かれている一大ガール・メタル・アルバムに仕上がっている。
MARSHALL RECORDS 次はMarshall RECORDSの近況。 ココもかなりパワフルにやってるな~。
★PRESS TO MECO★ この度Marshall RECORDSが新しいバンドと契約を交わした。 真ん中でニコニコしている好々爺がプロデューサーのSteve Tannett。 80年代のイギリスの音楽界で活躍した業界の有名人物だ。
ロンドンからブライトンに向けて南に下ったクロイドンとクロウリー出身のメンバーからなるトリオ。 「PRESS TO MECO」とは、宇宙飛行士がシャトルの打ち上げの時に使うNASAの用語なのだそうだ。 「MECO」は「Main Engine Cut Off」の略だって。スティーブは「ミーコ」って発音していた。 シャトルが軌道に乗ってメインのエンジンを切る時にコレを言うらしい。 チョット「♪Grand control to Major Tom」を彷彿とさせますな…我々の世代には。 メンバーのルークは「もう引き返せないけど、全て大丈夫!」という意味を込めてバンド名にしたのだそうだ。
★FOR THE RECORD★ で、Marshall RECORDSは自社のアーティストのショウケース・ツアーを開催した。 昨晩、プロデューサーのスティーブから聞いたのだが、ロンドン公演にはMarshall社長夫妻も訪れたそうで、ツアー全体を通して大盛況だったようだ。 こういうのに呼んでよ~! ライブの撮影とMarshall Blogでのレポートでいい仕事しまっせ~!
THE GUITAR SHOW コレはロンドンで開催するGUITAR SHOWとは違って、メタルの故郷、バーミンガムで開催するヤツ。 2月24と25日に開かれるんだけど、24日のイベントには、MarshallがスポンサーになってTHE DARKNESSが登場するんだって~! 観たい、見たい、I wanna see the show!(ココではワザと「wanna」って書いた。普段は絶対に書きません) こういうのに呼んでよ~! ライブの撮影とMarshall Blogでのレポートでいい仕事しまっせ~!
チョット脱線。 Paulのヒット曲に「Jet」ってあるでしょ? 歌詞の中に「♪I thought the Major was a lady suffragette」って出てくる。アノ気持ちいいところね。 この「suffragette」というのは「参政権拡張論者」のこと。だからこの「Major(曹長というのが一般的な訳語なのかしらん?)」は女性の参政権拡大を支持している人ということになる。 この曲が収録されているのはWingsの1974年のヒットアルバム『Band on the Run』。 Paulはそれより2年前に大ヒットしたDavid Bowieの『Ziggy Stardust』に収録されている「Suffagette City」を聴いてこの言葉が頭に残っていて、「Jet」の詩を書いたそうだ。だから意味はほとんどないとのこと。 私も中学生の時に「Jet」や「Suffragette City」を聴いて「サフラゲット」ってヘンな音の単語だな…って思ったんだよね。 ちなみに日本では女性の国政参加が認められたのは終戦直後の1945年のことで、今年で73年目となるようだ。
続けると… 「男女平等は達成したのでしょうか?それとも、今でももっとキャンペーンや認識が必要なのでしょうか? 我々(Marshall)は『CAN YOU CIC IT?』と手を組んで。音楽業界に在籍する女性にその辺りのことを尋ねてみた」 この「CAN YOU CIC IT?」というのはイギリスの音楽業界で働くことを希望する女性を援助する団体で、「CIC」というのは「Community Interest Company」の略のようだ。