BLIND BIRD~New Year, New Era Blind Bird Tour 2015 Final
絶好調のBLIND BIRD。
昨年サード・アルバムをリリース。その力作、『仮想粒子』を引っ提げて今年念頭からスタートしたツアーが2月上旬に終了した。
今日のレポートはその千秋楽のもようだ。
オープニングは『仮想粒子』のリード・チューン、「hi-lite」。
ノッケからのハイライト・シーンで切れ味鋭いYu-yaのギターが炸裂する。
もちろんMarshall。
長年Vintage Modern2466を愛用してきたが、最近はオリジナルのJCM800 2203にハマっている。
同じくニュー・アルバムから「初触」。
「僕のいた場所」、「再生」と続け、孤高のロック・ヴォイスを会場に響かせる直志さん。
曲を大切にしたクールな計算のもと、音列を編み上げるYu-yaくん。このバンドでのYu-yaくんのプレイには「引き算の美学」を感じる。
歌うようなラインでバンド・サウンドをキッチリと締め上げるのが河野さんのベース。
モノスゴイ存在感!
説明不要のPonnishドラミング!
アンコールでひと波乱あろうとはこの時誰が想像しただろうか?!
「Sunny Rain」、「Pride on the Street」、「Wonderful World」、「領域」、「星座」…と、『仮想粒子』収録曲で中盤をガッチリと固める。
『仮想粒子』好きの私としては実にうれしい展開!
こうした迫力のライブ・パフォーマンスももちろん素敵だが、このアルバムの曲は緻密に作り込まれたCDでも味わってもらいたいものだ。2度おいしいこと請け合い!
河野さんのベース・ソロ。
こういったコーナーは器楽演奏能力の高いバンドのコンサートの大きな楽しみのひとつだ。
本編最終コーナーの入り、「凡才」、「Blind Bird」を披露。
歌に、ギターに、おしゃべりに、とエンターテイナーぶりを存分に発揮する直志さん!
セカンド・アルバムから「桜一片」で全15曲で組み立てた本編の幕を下ろした。
アンコールでは異変が!
Pon'sなるバンドが登場してひと暴れ!
なかなかの安定感で「BAD FLOWER」をプレイ。会場が湧き上がったのは言うまでもない!
しかし、ドラマーって歌のウマい人が多いナ…そうる透、工藤哲也、丹菊正和…Carmine Appice、Roger Taylorもか…。
その他アンコールでは定番の「デタラメデモラヴ」と「Still」を演奏して、この日のエキサイティングなショウ、そしてツアーの最後を締めくくった。
BLIND BIRDの詳しい情報はコチラ⇒BLIND BIRD Official Web Site
(一部敬称略 2015年2月15日 渋谷CHRSEA HOTELにて撮影)