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2014年9月25日 (木)

BLIND BIRD~TOUR FINAL 初ワンマン!!!!!!!!!

あるリサーチによると、調査の対象になった人の約70%が今年に入って一枚もCDを買っていないそうだ。
そんな話しを聞くといかにも音楽産業が斜陽化しているように思えるが、さにあらず。街中や電車の中でイヤホンをしている人の数は減ったようには見受けられないし、実際、CDという形態とは離れたところで音楽が普及しているらしい。つまりダウンロード配信やらストリーミング配信というヤツだ。
ま、今に始まったことではないが、それにしてもそんなに多くの人がCDを買わなくなったとは…。
いわゆるPhysical Products離れってヤツ。

それにしてもわからん。
自分の好きな音楽でしょう。何がしかの「形」で持っておきたいって思わないのかね~。
私なんかいまだに毎月30~40枚買ってるんですけど…。
ま、私が聴いているのはマイナーなジャズか、マニアックなブリティッシュ・ロックが多いので、恐らく配信なんかされていないような気もするし。

それはさておき、とにかくCDだのLPだのなんてものは内容もさることながら、集めることが大きな愉しみなワケですよ。
聴いて、見て、棚に収める、そしてタマに引っ張り出して来て、聴いて、見て、また棚に収める…コレがうれしいんじゃん?
iPodの中に何万曲入っているか知らんけど、CDを買わず、そんな目に見えないもの集めたって面白くもなんともないじゃんね~。

最近気が付いたんだけど、もしかしたらこの統計は「男性の女性化」が少なからず関与しているのではないか?
私なんかは「断捨離」がまったくできないタイプで、「資料」と銘打って後に必要になりそうなものはとりあえず何でも保管しておく。そうでなければこのブログなんてそうした「資料」なくしては到底成り立たない。家内の忍耐の上に実現していることは十分自覚している。
でも、この何でもバカスカ捨てないで、「集めておく」というのは男性特有の習性なのではなかろうか?
よっぽどのセレブがブランド品を集めるとか、キティちゃんのマニアなんかを別にすれば、女性って何かを集める欲求が男性に比べて比較的希薄でしょう?古銭を集めているとか、弁当についている醤油の入れ物を集めているとかいったウラ若き女性はついぞ見たことがない。
コレですよ。
男性が「女性化」…あるいは「草食化」と言ってもいいかもしれない…してしまって、CDを集める男性が減ってしまったのではないか?と思ったりしているのだがいかがだろう?関係ないか?

私の場合、アホみたいにいまだに毎月バカスカと中古CDを買っているのは、むしろ「集める」ことを目的としているのではなく、見知らぬ面白そうなCDを探し出すことに悦びを見出しているからだ。
もうひとつ。私はミュージシャンではないが、そうした新しい音楽に出会うことによって刺激を得、写真を撮ることや文章を書くことに新鮮さを注入しているつもりなのね。
だから、購買の対象となるCDは、ジャズやブリティッシュ・ロックが圧倒的に多いものの、面白そうなものがあれば、クラシック音楽でも民族音楽でもサウンドトラックでも何の抵抗もなくゲットする。その多くは二度と聴かないモノも少なくない。加えて最近ではすでに持っていることを忘れ、ダブって買ってしまこともしばしば見受けられるようになってしまった…トシで。
これが私のCDライフ。

それともうひとつ。
やはり大枚はたいてアルバム一枚買ってもいい…という気骨のある作品があまりにも少ないのと同時に、強烈なシングル志向がアルバムの必要性を低くしてしまったこともあるのだろう。
コレはずいぶんと前から書いているが、このシングル志向は軽音楽の分野からひとつの芸術を失うことを意味していると思っている。
アルバムとして聴く音楽の楽しさやおもしろさが忘れられ、またCDが売れなくなるという、どうにもならない音楽デフレ・スパイラルに陥っていることは否めまい。
要は「アルバム一枚通して聴きたい!」という魅力的な作品がジャンジャン出てくれば少しはCDも売れるようになるのではなかろうか?…ということ。

そんなCD受難の時代にお金を出してでもゲットしたいというアルバムにめぐりあえることはラッキーかつハッピーなことと言えよう。
コレはそんな作品。
以前にも紹介したBLIND BIRDが7月にリリースした『仮想粒子』。
良質なロック・チューンが詰め込まれているだけでなく、MarshallとNATALの魅力的なサウンドにあふれている。

10cd今日はそのレコ発ツアーの千秋楽のようすをレポートする。
60
ボーカル/ギターの桐嶋直志。

20vギターの小松優也。

30vベースは河野充生。

40vドラムは山口PON昌人。

50v優也君は根っからのマーシャリスト。今日は特別な機会とあって、いつもよりマッシブなバックラインとなった。

70v左の上は長年愛用してきたVintageModern2466。その下が今回初登場のJCM800 2204。コンボはJVM215C。キャビネットは1960A。

80足元のようす。ワウは優也君の重要なツールだ。

90コレでBLIND BIRDの重厚なギター・パートがクリエイトされる。

100PONさん!

100v今回のドラム・キット。
ちょっとわかりにくいがNATALのスリー・バス!
派手なことがお似合いのPONさんにピッタリではないか!

110基本はアッシュのブラック・スウォールだ。
これがBLIND BIRDの律動感を強烈に演出する。

120直志さんのBLIND BIRDピック。

130オープニングはアルバムと同じ。「はじまりの風」。やっぱりコレから聴きたいよね。

150v続いて「Earth Below」。

160vさらに「星座」。

170vアルバムでも暴れまくっていた「星座」のドラム。ライブではもはや歯止めがきかない壮絶ドラミング!
それにしてもこの曲、いいナァ~。

180…ここまではアルバムを曲順に再現。
続いてもアルバム10曲目の「Wonderful World」。これも実にいいんだよね~。
歌詞と曲と直志さんの声が絶妙にマッチしている。

190「Sunny Rain」…ここまですべて『仮想粒子』から。
ちょっとハードなシティ・ポップスみたいな展開。ところどころ魅せるこのキャッチーさもこのバンドのいいところ。

270

セカンド・アルバムの前作、『Mescal Soul Drive』から「BAD FLOWER」。
266v
ニュー・アルバムのリード・チューン「hi-lite」。
え、もうここでもう出しちゃうの?!普通、最後の方にとっておかない?…気前がいいのもBLIND BIRD流。

220vこの曲はよく作りこまれていてすごく好き。
MarshallとNATALが大活躍のPVは見てくれたかな?
ライブ・バージョンはワイルドさも最高に増幅され、ド迫力の「hi-lite」となった。
そういえば、昔のミュージシャンってみんなhi-lite吸ってたな~。ちなみにあの青いパッケージをデザインしたのは和田誠だったって知ってた?
140

「凡才」のイントロからPONさんのドラム・ソロ。

240情け容赦なくNATALをねじ伏せるPONさん。だが、NATALも負けてはいない!
2_img_0058
愛用のアッシュ・キットから繰り出される乾いた歯切れのよいサウンドがたまらなく気持ちがいい!

280
あ~、ズッと聴いていたい!PONさん頼む!

250vまたセカンド・アルバムからバンド名を冠した曲、「BLIND BIRD」。

260
ここはライブ・コンサートならではの変形BLIND BIRD。盛りだくさんだゼ!
バラードで「領域」。
そしてビックリしたのが次の「Angel」。そうJimiの名曲。
これまた絶妙の選曲でBLIND BIRDの意外な一面を見せてくれた。

1_img_0207 客席から大声でヤジを飛ばしている人が!…誰かと見ればPONさん。休憩でBLIND BIRDを観てる。

265そのまま河野さんのベース・ソロ!
ソロ・プレイも深淵にしてまたよし。
230
これもセカンド・アルバムからだね。「帽子の影」。

2_img_0071 ここで優也君のギター・ソロ。
以前にも書いたが、優也君とは結構長い付き合いで、以前のバンドも当然よく知っている。それでも今回の『仮想粒子』のギター・プレイにはまったくマイッタ~。
「なんだ、こんなこと出来るのかよ!」などと、最早ベテランの域に達しているギタリストに向って失礼千万なのだが、とにかく素晴らしいプレイを聴かせてくれた。
200v

この日のソロでも渾身のプレイを披露。
彼も速弾きなんかはまったく朝飯前なのだが、やたらめったらピロピロしない。70年代のハード・ロック全盛期、いやロック全盛期の香りを漂わせる重厚なプレイ。
ロック・ギターのカッコよさを伝承し続けている男のひとりと考えて間違いないだろう。
今日初登場の2204もいゴキゲンなトーンを聴かせてくれた。

210

あのね、私はね、このMarshall Blogに出てくれるギタリストがみんな大好きなのよ。
みんな素晴らしい。マーブロに出てくれるから好きなワケではないよ。彼らのプレイや存在が大好きなのだ。
340v
そして、こんな素晴らしい音楽家の皆さんとお付き合いをさせてもらっていることが何よりもうれしい。
マーブロに出ているから当たり前なんだけど全員Marshallだし。
結局Marshallって自分の人生の大半を占めているんだナァ~、と改めて感謝の念を天国のJim Marshallに表したい。Jimに会いたいナ~。

お、なんだかセンチになってしまった。こんなこと今書くつもりじゃなかったのに。コレもBLIND BIRDの魔力のせいだゼ!

2_img_0040 セカンドから「再生」。
やっぱり今日もスゴかった河野さんのベース。時折耳がベースにだけ張りついてしまう!

300v

またニュー・アルバムに戻って「Pride on the Street」。ファンキーなビートがまたシックリくる。
中間部のキメのカッコいいことといったら!

290v疾駆する「初触」!
こうしたハードなドライビング・チューンでは一丸となって重戦車と化す4人!

1_img_0081 本編最後は「Still」。
本来、ショウの最後はドバ~っとブッ速い曲で締めくくってくれるのが好きなのだが、コレはいいね。
グっとくるものがある。オカズなしにシレっと入って来るリズム隊がカッコいい。
名曲だ。

310アンコール。
「もうニュー・アルバムの曲は全部演っちゃったよ!」…♪ジョコジョーンと始まったのは…
330v
本日カバー2曲目、T.Rex「20th Century Boy」。
みんな楽しそうだ。
それにしてもこの曲は人気あるな~。
みなさん!T.RexのMarc Bolanの相棒、Micky Finnが使っていたパーカッションはドップリNATALですからね~!

320ニュー・アルバムの評判も上々で、コンサートも大成功!メンバーの顔が輝いている!

350vボーカルも披露した優也君!ノリノリ!

370ノリノリすぎてギターかじっちゃった!

380最後はBLIND BIRDスタンダードの「デタラメデモラブ」。

360v
BLIND BIRDには、焦らずにジックリといい作品を世に問うてロックの殿堂に努めてもらうことを願って止まない。

385vBLIND BIRDの詳しい情報はコチラ⇒BLIND BIRD official web site

400NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
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(一部敬称略 2014年8月10日 目黒鹿鳴館にて撮影)