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2018年1月20日 (土)

菅原卓郎とCODE100H~デジマートマガジンから

 
私も長いことMarshallの仕事に関わって来て、これまで色々なやシリーズが出て来るのを見てきた。
大きなシリーズともなるとなかなか全ラインナップを一辺に発売できない…というか、しないで来たのが普通だ。
JCM2000の時もそうだった。
DSLは、DSL401やDSL201等のコンボがヘッドの後に発売された。TSLの時などTSL601やTSL602がヘッドの発売から遅れること2年経ってから市場に投入されたのだった。
このヘッドを優先に発表する方式は、スタックがMarshallのシンボルということだけでなく、今にして考えてみると、「スタック王国」のアメリカの市場を考慮していたのかも知れない。
一方、フラッグ・シップ・シリーズとは別にエントリーモデルのMGシリーズなどは小さなモデルを先行して発売するのが常だった。
そして、今回のCODEシリーズも同じ。
TSLの時ほどではないにしろ、CODEもラインナップが出そろうのに時間がかかったな~。
CODE15、CODE25、そしてCODE50の登場から2年近くの時を経て、昨年の終盤にようやく発売されたのがCODE100のヘッドとコンボ。
こうして、ようやくシリーズが完結した。

20その甲斐あってか、CODEの100Wモデルが大変好調だ。
特にヘッドのCODE100Hが人気を呼んでいる。
機能的には他のCODEのモデルと大差はないが、「100W出力」という仕様なので、ライブでも活躍させることができるところが評価されているようだ。
そして、信じられないほどのコストパフォーマンス!
もうひとつ付け加えると、機能が必要以上に細かすぎず、シンプルでユーザー・フレンドリーな使い勝手がウケていると聞いた。

30そんなCODE100Hのインストラクション動画がデジマートマガジンにアップされ話題を集めている。
デモンストレーターは9nn Parabellum Bulletの管原卓郎!

40卓郎くんはズッとMarshallを愛用してくれている。
チョット時間をさかのぼってみよう。
コレは2008年頃の写真。

50この頃、Vintage Modernというシリーズが発表となり、それを試しているところ。
なつかしいな~。
10年前か…。
コレでVintage Modernの2466をスッカリ気に入ってもらって9mmのステージで愛用して頂いた。
このVintage Modernってのはいいアンプでね~。
残念ながらあまり長くない発売期間を経て製造を終了してしまった。

60v卓郎くんは大人でね~。
いつも笑顔ですごく落ち着いていて、発言も思慮深く、わたしよりズッと年下なのに人間ができていらっしゃる。
フランク・ザッパの息子、ドゥイージル・ザッパに会った時も同じ印象を受けたのをハッキリ覚えている。
もうネ、卓郎くんとおしゃべりをしようものなら、自分の軽さがフィーチュアされてしまって実に恥ずかしい!
人の話を最後までよく聞いて、瞬時にその意図を咀嚼して、完璧な計算を基に導き出した最も適切な返答を、相手にわかりやすくユックリしてくれるのだ。
でも、ずいぶん長いことお会いしてないんだよな~。
2014年のMETROCKの時に楽屋村で私を見つけて声をかけてくれたんだったっけ…。
あ、それと三軒茶屋の裏道を私が車で走っている時にスレ違ったんだことがあったんだ。
卓郎くんは運転している私にすぐに気がついて、通り過ぎて停まった私の車にワザワザ戻って来て挨拶してくれたんだよね~。

70vだから久しぶりに卓郎くんに会えるということで、カメラを持って今回の撮影にお邪魔するのをとても楽しみにしていたんだけど、どうしてもそれが叶わなかった。
撮影日の直前にウチのセガレが足に大ケガを負ってしまって、病院への送り迎えや入院の準備などで忙殺されてしまったのだ。
ま、私なんかいてもいなくても撮影には何の支障もないので、全く心配も要らないんだけどね。
却って静かでいいぐらいだ。
  
そして、いよいよその動画が完成して公開された。
案の定、卓郎くんは実によい仕事をしてくれた。
チョット内容を紹介しておくと…。
  
当然、CODEに入っているサウンドを紹介。
JTM45に始まって…

80JCM800…。
卓郎くんはJCM800で9mmのセカンド・アルバムのレコーディングに臨んだとのこと。
「(CODEには)最高の800が入ってる!」
なんてことを言ってくれた。
本心か否かはこの卓郎くんの表情を見ればわかるだろう。

90DSLのオーバードライブ・サウンド…

100ジョン・フルシアンテが好き…とJubileeはクリーン・トーンも。110同様にMarshallの最も重要なモデルのひとつである1959については、ラインのサウンドも収録。

130今回のデモンストレーションには同時発売のCODEのスピーカー・キャビネット、CODE412を使っているのだが、この1959では1960と組み合わせたサウンドも紹介してくれた。
それぞれ音像が異なるので、色々とトライして頂くのも一興だ。
120最後は卓郎くんのまとめコーナー。
操作性やCODEを使ってみたい場面、音の印象、気に入った機能、そしてCODE100Hの魅力…等について語って頂いた。
卓郎くんのトークはやっぱり説得力があるナァ…。
落ち着いているからナァ。
もし小学校の時に卓郎くんが同じクラスにいたら、間違いなくお母さんから「菅原くんを見習いなさい!」って言われてるな。
  
デジマートマガジンの動画はコチラ⇒菅原卓郎 meets CODE100H

  

9mm Parabellum Bulletの詳しい情報はコチラ⇒official site

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Marshall CODEの詳しい情報はコチラ⇒日本語版オフィシャル・ウェブサイト

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