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2018年1月11日 (木)

明けましておめでとうございます

  
新年あけましておめでとうございます
 
ナンダ、今頃?…とお思いになる方も多くいらっしゃることでしょう。
新年早々から更新をスタートさせようとしていたんだけど、年末から色んなことが身辺に起きてしまって、どうしても記事を制作する時間が取れなかったのです。
で、今仕込みの真っ最中。
ネタがないワケでは全くないのです。
日頃からカツカツでやっているものだから、不可抗力の出来事が勃発すると毎日の更新ができなくなりますな。
もうすぐ再開します。
  
しかし、最近は「年末年始感」がエラく薄らぎましたな。
新しい年に入ってもう10日が過ぎちゃった。
関東はもう松の内が明けているけど、関西はまだ松の内の最中。
まだそういう時節なのに「お正月」という感じがまったくしない。
それでもまた、今年確実にひとつ歳を重ねるのですわ。
インターネットで個人の情報を登録する時に生年月日を入れることがあるでしょ。
アレって入力する空欄の右側に印がついていて、それをクリックするとズラ~っと西暦が出て来て、その中から自分の生年を選ぶようになってるじゃない?
アレが年々面倒になっていくのよ。
あの西暦の順番は間違いなく現在から過去にさかのぼって表示されてるのが普通。
大変なの。
2018  2017  2016  2015…1965  1964  1963  1962と自分の青年に行きつくまで56行もさかのぼんなきゃならないのよ!
本当に古い人間になって来た感じがするのですわ。
ま、古くたって良いものは変わらない…なんてことを目指したいものです。
 
ところで、新年早々、イヤな話を見つけてしまった。
インターネットでは「音楽ビジネスの新しいモデルが定着し、アメリカの音楽市場がV字回復した」と喧伝されている記事をご覧になった方も多いと思う。
「新モデル」というのはストリーミングのことで、アメリカでは音楽業界の収益の60%をストリーミングが占めるようになったという。
ダウンロードによる配信は19%、CDなどのフィジカル商品はもはや16%と「まだCDなんてものがこの世にあるのか?」と言わんばかりの風前の灯。
レコードの復活は幻だったのか?…いつもなら、「音楽はレコードやCDで聴くモノだ!配信などで1曲ずつ聴いて音楽の良さのナニがわかる!」と青筋を立てて文句をいうところだが、今日は怒りの矛先がチョイと違う。
このインターネットの記事は「数人のヒップホップのミュージシャンがストリーミングを通じてヒットを飛ばし、巨万の富を得ている。だから音楽界に希望あり」のように私には読み取れるのだが、コレはダメだって!
日本もかなりそういう一極集中の傾向が強いが、こんなことやってると本当に音楽がダメになっちゃう。
しかも、その成功のカギは音楽ではなく、ITの取り扱いの巧拙によるところが大きいように感じ取れるのだ。
「売れている音楽」がダメな音楽だとは言わない。内容はどうでも多くの人に受け入れられるモノをクリエイトするのは大変なことだ。
でも、売れているものだけが「良いモノ」ではない。
聴き手にも他にもっとおもしろいモノはないかいな?と色々な音楽を興味を持ってもらいたいんだよね。
音楽界の「勝てば官軍」は芸術性を重要視しない、ただの「売上至上主義」だからね。
コレは相当マズイ状況だと思うし、そういう状況をいまだにアメリカン・ドリームのように扱って記事を書いている人の良識を疑う。
もし書き手が本当に音楽を愛している人なら、音楽の一極集中の危険性を訴え、「もっと色んな音楽を聴くべきだ」とココは警鐘を鳴らすべきだと思うのだが…というのはインターネットの個人登録の西暦を56行もさかのぼらなければならない古い人間の考えなのか?
  
でもね、イヤな話というのはコレでもない。
上のインターネットの情報に呼応するかのように掲載されていた新聞の記事だ。
その記事によると…2017年のアメリカの音楽業界の売り上げで、ラップ等のヒップホップ組がロック組の売り上げを抜き去ったというのだ!
我が同輩はココで悲鳴を上げているハズ。
そのデータは、当のストリーミングの再生数の集計によるものなのだが、シェアを見ると;
  
ヒップホップ、R&B    24.5%
ロック            20.8%
ポップ ス         12.7%
カントリー                       7.7%
ラテン                             5.9%
その他             28.4%
  
となっている。
R&Bは「ヒップホップ」の枠に繰り込まれてラッキーだったな。
「カントリー」が強いのがいかにもアメリカ。そして、ヒスパニック系の人口の多さを示しているのであろう「ラテン」が支持されているのもおもしろい。
1940年代、最も人気の高い音楽だったジャズは「その他」の中に埋没してしまっている。
  
とうとうこういう時代が来たね。
これからアメリカに生まれてくる子は、こういう音楽の勢力図を見て育つ。
そして、世界中の「アメリカ病」に冒された企業と若者がそれに追随する。
1980年代に商業アイテムとして甘い汁を吸い続けた「ロック」という音楽が斜陽の一途をたどっていることを認めざるを得ない。
文化の伝承に失敗したとしか言いようがあるまい。
でもね、コレはストリーミングを使っている人たちの中だけのシェアだから、先のインターネットのデータを照らし合わせてみると、アメリカ国内でストリーミングを使用して音楽を購入している人の60%の人のウチの24.5%がヒップホップの愛好者ということになる。
つまり全体の14.7%がコレにあたる。大したことない?
さらに、ストリーミングを使用しているリスナーは恐らく若い人が多いであろうから、そうしたヒップホップのような音楽の人気度が高まっているように見える…と分析できなくはあるまいか?
CD等のフィジカル・プロダクツ派の16%の人たちが全員ロックのCDを買っているとすれば、ヒップホップに勝ってるということよ…そんなことあり得ないか。
ヤダな~、ヒップホップ。Marshall使わないんだもん。
ま、私は何が何でもMarshall、NATAL、EDEN、そしてMarshall Blogを通じてロックを支持しますよ!
ちなみに、仕事でその必要がある時は別だが、私はストリーミングなるものをプライベートでは一生導入しないことでしょう。
だってそんな聴き方、音楽に対して失礼だもん。
 
今年も頑固ジジイとMarshall Blogをよろしくお願い申し上げます。

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